台東区議会 2018-06-15
平成30年 6月交通対策・地区整備特別委員会-06月15日-01号
平成30年 6月
交通対策・
地区整備特別委員会-06月15日-01号平成30年 6月
交通対策・
地区整備特別委員会
交通対策・
地区整備特別委員会会議録
1
開会年月日 平成30年6月15日(金)
2
開会場所 議会第3会議室
3 出 席 者 委員長 鈴 木 純 副委員長 伊 藤 延 子
(13人) 委員 中 澤 史 夫 委 員 青 鹿 公 男
委員 石 川 義 弘 委 員 水 島 道 徳
委員 寺 田 晃 委 員 冨 永 龍 司
委員 太 田 雅 久 委 員 君 塚 裕 史
委員 木 下 悦 希 委 員 田 中 伸 宏
議長 河 野 純之佐
4 欠 席 者
(0人)
5
委員外議員
(0人)
◎
石川洋二 交通対策課長 こちらについては、まだポートとして認めてはおりませんので、
シェアサイクルのポートとしては利用できないというふうに考えております。
○委員長
田中委員。
◆
田中伸宏 委員 今後のことを考えて、いわゆるやるべきだと思うんですよね、要するにね。そうすると、そのようなことになったときに、用意するというか、その変わったときにできるようにすぐ対応できるような、やはりつくり方というかな、そういったことが考えられるんだけれど、その辺は全然考えていないのですか。
○委員長
交通対策課長。
◎
石川洋二 交通対策課長 まず、
放置対策として通学、通勤用の自転車、こちらについてはほぼ満車になる状態ですので、まずはそちらを優先させていただきたいと考えております。
その上で、余力があれば今、委員ご指摘のとおり、
シェアサイクル等のポートとして考えていくというのもあるのかなと思っております。
○委員長
田中委員。
◆
田中伸宏 委員 ちょっとご承知だと思うんですけれども、
放置対策なんですよ、
シェアサイクルでも何でもね。
それで、放置というのは個人の所有だから放置が起こるんですよ。個人が乗る時間というのは1日30分ぐらいしか乗らないんですよ。あとは全部置かれるんですよ。だから、自転車の駐輪場の中で自転車というのは
シェアサイクル、シェアして、みんなが使い合うのが一番放置が減るものだというふうに理解しているんです。それから、利便性もふえるし、健康にもいいし、いろいろなもの、それはぜひ、前からずっと言っているんだから、もうそろそろ本当にね、あなたは一生懸命真剣に考えてくれているようだけれど、なかなかやはりそれが進まないというのは非常に残念に思うんだけれど、ぜひ積極的にやってください。お願いします。
○委員長 伊藤副委員長。
◆
伊藤延子 副委員長 一応、安心のために確認したいと思うんですが、この
谷中墓地を、これはお借りするという形になるのかと思うんですけれども、あそこは樹木などもありますので、それらについては伐採とかがあるのかどうか。どういう形であそこを整備して使わせていただくのか、確認したいと思います。
○委員長
交通対策課長。
◎
石川洋二 交通対策課長 こちらの整備につきましては、樹木のすき間を縫って、そちらをある程度整地させていただいて、
ラック等は置かないで平置きという形の中で整備させていただきたいというふうに考えております。
○委員長 伊藤副委員長。
◆
伊藤延子 副委員長 わかりました。本当にあそこの環境とか、とてもいいものですから、それらを壊さないようにというんですかね、あと、墓地の中をいわゆる通ることになりますので、その整備などで墓地に傷がつかないようにとか、そういうところもきちんと、傷つける人はいないと思う、お願いしたいと思います。
○委員長
冨永委員。
◆
冨永龍司 委員 これは、一応3年間の暫定使用ということだと思うんですけれど、その後の方向性というのは出ているんでしょうか。
○委員長
交通対策課長。
◎
石川洋二 交通対策課長 その後につきましては、そのときの自転車の状況を踏まえて、今、
田中委員の
シェアサイクルの話もございましたので、全体的に区としては自転車の所有率を下げていきたいというふうに今、取り組んでおりますので、その3年後の実態を見据えながら適地を探していきたいというふうに考えております。
○委員長
冨永委員。
◆
冨永龍司 委員 すると、適地は、そこでやるか、ほかでやるかを含めて検討するということなんですか。
○委員長
交通対策課長。
◎
石川洋二 交通対策課長 今現状としましては、東京都さんと3年ということですので、その部分が延長できるんであれば、その辺のお願いはしていきつつ、ほかの地域も含めて探していくと。
ただ、やはり先ほど言ったとおり、共有化が進むことによって台数が減ってくれば、そこを借りないでできる、それが一番健全な状態につながっていきますので、そういったところも視野に、取り組んでいきたいというふうに考えております。
○委員長 よろしいでしょうか。
地区整備課長。
◎越智浩史
地区整備課長 先ほど副委員長より樹木についてご発言がありました。東京都と交渉、経過、積んでまいりましたのは私ですのでご答弁させていただきますと、今後、設計をした上で、現在ある樹木の取り扱いについては東京都とこの後、話し合いもする中で、対応が必要な場面が出てくれば、それに応じて対処する、対応するということで進めてまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○委員長 ありがとうございます。
これより採決いたします。
本案については、原案どおり決定することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、原案どおり決定いたしました。
なお、
報告事項についても、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、案件第2、
交通対策及び
地区整備についてを議題といたします。
本件について、理事者から報告がありますので、ご聴取願います。
はじめに、東上野四・五丁目
地区地区計画(素案)について、
まちづくり推進課長、報告願います。
◎
浦里健太郎 まちづくり推進課長 それでは、
報告事項、
都市づくり部の1、東上野四・五丁目地区の
地区計画(素案)について、ご報告いたします。資料1をごらんください。
まず、
策定理由でございますが、
ガイドラインを策定した後、
関係権利者と協議を重ねてきた結果、
まちづくりに対する関心の高まりがあること、また本年3月、旧
下谷小学校に隣接する民有地を取得させていただいたことが理由でございます。
それでは、資料の説明に入らせていただきます。
項番1、これまでの経緯は記載のとおりでございます。
次に、項番2、素案の概要でございます。(1)目的は、記載のとおりでございます。(2)
地区計画策定範囲は、図にお示ししたとおり、赤一点鎖線内、
整備計画は黒点線内でございます。
恐れ入りますが、別紙1の
素案概要をごらんください。
ページ左側の①目標及び方針です。目標は
まちづくりガイドラインでお示ししている
まちづくり方針を掲載し、適正な
土地利用の誘導とともに、
公共公益施設の更新や大規模敷地の
機能更新に合わせた段階的な
まちづくりを進めてまいります。
次に、
土地利用方針です。恐れ入りますが、別紙2の上段、
土地利用方針もあわせてごらんください。
区役所周辺のA地区全体では、
公共公益施設の更新、再編に合わせ、区民が集い、交流する機能の強化を図るとともに、避難、救援、
帰宅困難者支援等の機能を図ることとしております。また、
区役所西側道路などでは、
歩道状空地の整備や沿道の建築物の
壁面後退等により、
歩行空間の拡充及び快適化を図ることとしております。
ブルー部分のA-1の
エントランス街区では、上野と浅草をつなぐ
浅草通りの玄関口としての立地特性や、土地の
有効利用、
高度利用とともに地区の
エントランスにふさわしい
歩行空間、そして
にぎわいと交流の育まれる開発の誘導、
防災機能の整備を図る方針でございます。次に、ピンク色に塗りましたA-2の部分ですが、旧
下谷小学校跡地を活用し、地区内の
現況公共公益施設の再編と
機能拡充を図る方針でございます。
次に、
オレンジ色に塗りましたA-3部分の
昭和通り、
浅草通り沿道では、
にぎわいの
連続性確保や安全安心な
歩行空間の確保を図る方針でございます。次に、
黄色部分のB地区につきましては、住宅と商業、
業務機能の共存などを図る方針です。
次に、
地区施設の
整備方針では、道路と広場の整備について記載してございます。
次に、建築物の
整備方針では、1に建築物の用途の制限、2に
壁面位置の制限及び
壁面後退区域における工作物の
設置制限、3に建築物の形態や色彩等の制限を記載してございます。
恐れ入りますが、
右ページの
②地区整備計画をごらんください。位置、面積は記載のとおりでございます。
地区施設の配置及び規模につきましては、後ほど別紙2でご説明させていただきます。
次に、地区の区分です。名称、面積は記載のとおりでございます。
次に、建築物に関する事項の建築物の用途の制限です。全域で
性風俗関連特殊営業の用に供する建築物や倉庫業を営む倉庫、ガソリンスタンドを制限いたします。また、A-1地区とA-2地区の1階部分、A-3地区の
昭和通り、
浅草通りに面する1階部分では住宅などの用に供する建築物の用途を制限いたします。
次に、壁面の位置の制限は後ほど別紙2でご説明いたします。
次に、
壁面後退区域における工作物の
設置制限は、記載のとおりでございます。
次に、
建築物等の形態または色彩その他の意匠の制限は記載のとおりでございます。
恐れ入りますが、別紙2の
地区施設壁面の位置の制限をごらんください。まず、
区画道路は
再編整備を行う
公共公益施設への
アプローチ道路として、
歩車分離による安全で快適な
道路空間を確保するため、
A地区施設として定めるものでございます。
青色部分、区1といたしました旧
下谷小学校西側道路は6メートルから10メートルに拡幅、
紫色部分、区2は8メートルから10メートルに拡幅する計画でございます。次に、
黄色部分、区3は、拡幅する
区画道路1号と2号から
浅草通りまで連続した
道路ネットワーク形成のため
区画道路に定めるものでございます。
次に、
壁面位置ですが、
公共公益施設にアプローチする道路の歩道の機能を補完し、安全・快適な
歩行空間、
にぎわいのある
交流空間を確保するため制限を定めるものでございます。
次に、壁面線ですが、緑点線の1
号壁面線は
区画道路1号及び2
号道路境界から2メートル、
黄緑色点線の2
号壁面線は
道路境界から4メートルと定めるものでございます。
恐れ入りますが、資料にお戻りください。項番2の3につきましては、先ほどご説明したとおりでございます。
次に、項番3、今後のスケジュール(予定)です。7月に素案を地元にご説明し、区議会や地元のご意見を踏まえて9月に原案を作成、年度末の
都市計画決定を目指してまいります。
ご説明が長く恐縮です。説明は以上です。よろしくお願いいたします。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたらどうぞ。
木下委員。
◆木下悦希 委員 この委員会に報告される前に、
都市計画審議会か何かで
学術経験者とか、
皆さんいろいろ意見があったと思うんですけれど、その辺の意見をちょっと聞かせていただけますか。
○委員長
まちづくり推進課長。
◎
浦里健太郎 まちづくり推進課長 区長の
附属機関ということで、調査、審議していただくためご報告させていただいたところでございます。委員からあったご意見といたしましては、旧
下谷小学校は解体するのかと。あと、
土地利用方針で「跡地を活用し」とあるが、学校の解体ありきの計画ではないかと。あとは拡幅によって学校の外壁に当たるんではないかと。あとは
関係機関と協議していくということだが、学校の解体ありきで協議しているんではないかといったことがございました。以上です。
○委員長
木下委員。
◆木下悦希 委員 大体、その意見を言っているのは誰だよなとわかるような気がするんだけれど、
学術経験者あたりとすれば、おおむねこの考え方についてはよしという考え方でいいんですか、報告しているということは。
○委員長
まちづくり推進課長。
◎
浦里健太郎 まちづくり推進課長 委員の皆様は、今回ご報告して、また区議会にもご報告、また地元の地権者への説明というのがあるんだろうから、そういった意見を捉えてまた原案をつくってきてくださいといったことがございました。また、審議会の会長からは、学校の建物のコンクリートの状態がどのようなものなのかとか、そういった具体的なことをやはり教えてほしいということで、原案に向けて
事務局側はそういったことを検討して、また改めてご説明するということになっております。
◆木下悦希 委員 わかりました。
○委員長
太田委員。
◆
太田雅久 委員 この
地区計画というのは以前も1回トライをしたことがあったんですが、頓挫してしまったということがありましてね、課長のご努力で再開発のお話などもあったので、非常に流れ的にはよかったんですが、大変ご努力されて、ここまで来られたということに、まず感謝を申し上げたいというふうに思います。
せっかくこれだけの計画、素案ですけれど、できて、最終的なしっかりとしたものになったときに、ここだけ台東区の丸の内と言われている場所ですから、官庁もいろいろあると思うんでね、要するに警察や消防、いろいろ
公共施設もあるわけで、この情報というのはやはり皆さんで共有してもらわなければいけないと思うんですが、その辺の対応としてはどうでしょうか。考えていますか。
○委員長
まちづくり推進課長。
◎
浦里健太郎 まちづくり推進課長 ご質問は、区役所の庁舎の件ということではなくて。
◆
太田雅久 委員 いや、違う。あのね、いいです。警察も消防も、それぞれいろいろな計画を持っていることもあるし、このエリアとして同じような情報を共有してもらいたいという希望がある。だからこの情報をしっかり流してもらいたいと思うんですけれど、どうでしょうか。
○委員長
まちづくり推進課長。
◎
浦里健太郎 まちづくり推進課長 大変失礼いたしました。この
地区計画の素案につきましては、地元の方や地権者の方はもちろん、あとは東上野の
地区町会連合会の皆様、また
関係機関、警視庁や
東京メトロといった方ともこういったことを
素案段階で、こういった議論で、こういった素案が今、できているといったことを周知して、また協議をさらに前に進めていきたいと考えております。
○委員長
太田委員。
◆
太田雅久 委員 協議会、審議会、そういったものをこれからやっていくでしょうけれど、そういう席にやはり
公共機関の人たちなり、地権者はもちろんそうですけれどね、大きいところもしっかり参加できるようなこういう環境をつくって、みんなで一緒にまとめていっていただきたいというふうに要望しておきます。要望で結構です。
○委員長
石川委員。
◆
石川義弘 委員 お聞きしたいんですが、実はちょっと気になっているところは、
地区計画の目標の5というところが気になっています。商業・業務・住宅が調和した、住民に住み続けられるまちを形成するということになっています。それでありながら、実はこの東上野四丁目地区内の中の建築物の用途の制限の4というところに、ここを大分厳しく、1階の部分を住宅、共同住宅、寄宿舎等には使ってはいけないというふうに書いてあるんですが、これを逆読みさせていただくと、高層住宅はいいというふうにとれるんですが、逆に言うと、上の部分を共同住宅にすることは構わないというふうにとれてしまうんですが、この辺はどうなんですかね。
○委員長
まちづくり推進課長。
◎
浦里健太郎 まちづくり推進課長 1階部分の住宅の制限につきましては、こちら商業、
にぎわいを持たせるといったところで、そのような持たせ方をしております。また、こちらに住民が住み続けられるまちを形成するという方針がございまして、こちらを開発などに向けてやっていく際に、そういうもともと住んでいる方が住んでいられるようなこともしっかりと考えていかなければいけないのかなというふうに思っておりまして、これから具体のその計画を考える際に、そういった住宅等についてもどのぐらい担保しなければいけないのかということは検討してまいりたいと思います。
○委員長
石川委員。
◆
石川義弘 委員 このA地区と、A-1地区とA-2地区には現在、住んでいる人はそんなにいるようには思えないんですよ。それからA-3地区に関しても、まあそうなのかなと。もちろんわかりますが、通常であると、高層住宅を建てるとディベロッパーが一番安心なのは住宅地区なんです、住宅なんですよね。実はどういう頼み方をするのかわからないですが、こういう高層の住宅に人が入ってくると、いろいろやはり人口がまたふえていくのに拍車がかかると思うんで、この辺に関しては、高層の部分に住宅を入れていくとか、入れないとかいうのは、言うチャンスというのはあるんですか。
○委員長
まちづくり推進課長。
◎
浦里健太郎 まちづくり推進課長 そういう指導をするというか、そういうチャンスということですが、今、現時点でこういった素案をつくっておりまして、
地区計画の中でもこういった土地の利用方針というものを記載している中で、開発業者といいましょうか、そういった方にこういったことを実現してほしいということを申し上げていくのかなというふうに考えておりまして、この例えばA-1地区というそのブルーに塗られた部分については、
エントランスにふさわしい
にぎわいと交流が育まれるような開発というふうに記載してございますので、こういったことを捉えて、こういうものを実現してほしいという誘導の仕方になるのかなというふうに考えております。
○委員長
石川委員。
◆
石川義弘 委員 規制をかけながらやらせるという方法もあるんですが、ある意味、甘い汁を吸わせながらやってもらうという方法もあるんだと思うんですよ。実は住宅にしていくか、商業施設にしていくかというのは、正直言うと、もともと根本的なところが違うと思っています。
ホテルなどはそれなりに今の話でいいんですが、本当にやはり住宅施設になってしまうと、共同住宅のような大きいものが上に入ってしまうと、果たしてこれがどうなのかなというふうに実は考えています。都市計画マスタープランがここの位置をどのように決定しているのか、今のところ私はわからないんですが。ただ、現実とすると、この都市計画マスタープランとこの計画自体が、できれば同じ方向を向いていてほしいというふうに思いますので、ぜひこの辺をどのようにコントロールしていくのか。これは実は台東区内全体に言えることだと思うんですよ。どうやってコントロールしていくのかというのを都市計画マスタープランも含めて、よく考えていただけるといいなというふうに思いますが、これは要望として言っておきます。
○委員長 中澤委員。
◆中澤史夫 委員 資料を見させていただいて気になった点が一つだけあるんですけれども、建築物の用途の制限の中で、ガソリンスタンド、これは多分、水素ステーションとか、電気自動車のEVステーションは含まれるんでしょうか。
○委員長
まちづくり推進課長。
◎
浦里健太郎 まちづくり推進課長 水素ステーションにつきましては、
地区計画のこのガソリンスタンドには該当しませんが、消防法とか、建築基準法などに考慮する必要はございますので、届け出があった際には、そういったことを考慮して指導してまいりたいと思います。
また、電気自動車のEVステーションでございますが、これは対象外、
地区計画では、このガソリンスタンドには含まれておりません。
○委員長 中澤委員。
◆中澤史夫 委員 低炭素社会を目指すということで、水素ステーションがこれからまた少し動きがあるかなと思うので、玄関口ですので、そういうことも考えられるかなと思ってお聞きしました。
あとの電気自動車に関しては、区役所の地下にもう既に1台、2台あるので、これも気になったのでお聞きしました。以上です。
○委員長 よろしいですか。
ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、
谷中地区地区計画(素案)について、
地区整備課長、報告願います。
◎越智浩史
地区整備課長 それでは、
谷中地区地区計画(素案)について、ご報告いたします。資料は2でございます。
項番1、
地区計画(素案)策定の背景についてでございます。谷中地区
まちづくり方針の実現に向けた
地区計画の検討に当たりまして、本年1月に権利者を対象にアンケート調査を実施いたしました。このアンケート調査の結果及びアンケート調査結果報告会で皆様からいただいたご意見を踏まえまして、
地区計画素案として取りまとめ、本日ご報告するものでございます。
項番2、
地区計画(素案)について、(2)
地区計画(素案)のポイントでございます。谷中らしい景観の維持と防災性向上のため、建物の高さ制限と
壁面位置の指定、敷地面積の最低限度を設けます。それによりまして、建てかえ時に道路斜線及び容積率の緩和をいたします。具体的なポイントといたしまして、まず、建物の高さに関することでございます。ア、用途地域が住居系の地域は12メートル、近隣商業地域は20メートルといたします。
A3サイズの別紙をごらんください。今ご説明申し上げましたアにつきましては、別紙の左下のボックスでお示ししております。以降、別紙と照らしてごらんいただければと存じます。別紙の真ん中の地図のピンクと紺の近隣商業地域では高さが20メートルまで、黄色、水色、緑の住居系の地域は12メートルまでの高さに制限しております。
資料2に戻っていただきまして、次に、壁面の位置の制限に関することでございます。イでございます。用途地域が住居系の地域で、道路幅員が4メートル未満の道路のうち、いわゆる2項道路の沿道でございますが、
壁面位置の制限を
道路境界から0.3メートルといたします。目的として、ゆとり空間の確保でございます。別紙では、一番左上のボックスになります。対象となる地域は地図の黄色で塗られたエリアでございます。
資料2のウでございます。道路Aというのは朝倉彫塑館の前の通りでございます。道路Aの沿道は、
壁面位置の制限を道路中心から3メートルといたします。目的といたしまして、歩行の安全、消防空間の確保でございます。別紙では一番右上のボックスでお示ししております。
続きまして、資料のエでございます。エ以降は1月のアンケート調査から内容を変更したものでございます。まず、道路B-1の沿道、これは別紙の地図でいいますと、濃い青の点線の沿道でございます。こちらの沿道につきましては、
壁面位置の制限を
道路境界から0.3メートルといたします。目的は歩行の安全確保でございます。こちらB-1につきましては、別紙の左側の下から2番目のボックスでお示ししております。また、こちらにつきましては、アンケートの際には
壁面位置の指定をするということの賛否を伺いまして、多くの方からご賛同をいただいたものでございますが、具体的な距離を0.3メートルという数字でお示しするのは今回の素案がはじめてということでございます。これによりまして、道路B-1につきましては、両側に1.5メートル程度の
歩行空間が確保できるというものでございます。
資料2にお戻りいただきまして、オでございます。建物の高さ10メートル以上の部分の
壁面位置を前面幅員に応じて制限いたします。目的は、上空の広がりを確保するということでございます。別紙では、真ん中の一番下のオの囲みでお示ししております。こちらにつきましては、オの図を拡大したものがもう1枚の資料、A4サイズの参考資料でご用意させていただいておりますので、そちらをごらんください。
参考資料の左側の図は、前面の道路4メートルに加えまして、セットバックが0.3メートルずつの4.6メートルの幅員に対しまして、青い実線で12メートルの高さの建物を示しております。アンケートの際には、青い線の今、右肩にある緑色の点線のライン、こちらまで道路に面して12メートルの高さまで四角い建物を建てられるとしておりましたが、10メートルを超える部分につきましては、壁面の位置を3.4メートル奥に下げた位置に変更いたしております。アンケートや地元説明会で頂戴したご意見をもとにしまして、空の見え方を確保することで景観に配慮した町並みとすることを意図してございます。
また、右側の図は前面幅員が6メートルとなる朝倉彫塑館の前の通りでございます。こちらも同様に、10メートル以上につきましては2メートル壁面を奥に下げることといたしております。
A3の別紙の資料にお戻りいただきまして、真ん中の下段、オのボックスに、一番下に緑色の点で、緑のエリア、
壁面位置の距離の制限に応じて定めるとしてございます。地図上の緑のエリアの道路B-2につきましては、別紙の右側の上から2つ目のボックスをごらんいただきますと、
壁面位置の指定はいたしますけれども、距離を定めておりません。
歩行空間としてどれぐらいの幅員が必要なのかという観点で、今後もご意見を頂戴しながら検討してまいりたいと考えておりますが、この
壁面位置の距離が決まりましたら前面幅員が定まりますので、緑色のエリアの高さ10メートル以上の部分の
壁面位置をどれぐらい奥に下げるかと、具体的な数字も決まってくるというものでございます。
資料の2にお戻りをいただきまして、カでございます。道路B-1、道路Cの沿道は、高さ10メートル以上の部分の
壁面位置の制限を
道路境界から2メートルといたします。目的は上空の広がりを確保するということでございます。
別紙では、左側の上から2つ目と3つ目のボックスにお示ししてございます。上から2つ目のボックス、こちらはアンケートの際には道路C、三崎坂の通りにおきまして、建物の高さ12メートル以上の部分の
壁面位置の制限を
道路境界から2メートルとしておりましたが、現状の都市計画道路内の建物の高さの制限が10メートルでございますので、今回10メートル以上の部分の
壁面位置の制限と変更をいたしております。また、道路Cから通りとしての一体性が求められます道路B-1、濃い青い点線の道でございますけれども、こちらについても道路Cと同様の制限を設けることといたしております。
資料の2にお戻りいただきまして、キでございます。道路A、朝倉彫塑館の前の通りでは4.5メートル以上、また幅員4メートル未満の道路で壁面の位置の制限をする沿道では2.5メートル以上の高さに設ける軒やひさし等は、
壁面位置の制限から例外といたします。こちらの目的は町並み景観でございます。アンケートや説明会でいただいたご意見を踏まえまして、寺町としての谷中の通りを構成する重要な要素であります軒やひさしをセットバックしていただいた部分の上空に設けることは例外として可といたしたいと思います。
別紙では、右上のボックスの道路Aにつきましては、災害時に緊急車両が通行できるように地面から4.5メートル以上という設定にしてございます。また、それ以外の地区につきましては、左の一番上のボックス及び右の上から2つ目のボックスのとおり、地面から2.5メートル以上という設定にしてございます。
資料2にお戻りいただきまして、最後、その他といたしまして、ク、商店街におけるルールを設けないといたしております。理由といたしましては、アンケート調査の結果、特に商店街に対するルールを設ける必要はないとご回答された方のほうが多数を占めたためでございます。なお、事前に商店街の理事長さん、皆様にはご了解いただいているところでございます。そのほかの
地区計画のルールにつきましては、A3サイズの別紙の右下の2つのボックスでお示ししておりますので、ご参照ください。
最後に、資料2の裏面をごらんください。項番の3、今後のスケジュール(予定)でございます。7月以降、地元にて素案説明会を開催いたしまして、ご意見等を踏まえ、平成30年度中を目途に本
地区計画の
都市計画決定を目指してまいりたいと考えております。
長くなりましたが、報告は以上でございます。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたらどうぞ。
木下委員。
◆木下悦希 委員 これは、上位法に対してどのように守っていくかというところで
地区計画決定していると思うんですけれど、タイムラグはどうなっているんですか。例えばこの
地区計画のほうが、要するにいついつまでにまとまらないと上位法でぼんぼん先にやられてしまうという心配があるんで、その辺のタイムラグを教えてください。
○委員長
地区整備課長。
◎越智浩史
地区整備課長 今回、
地区計画を検討するに当たりまして1つ対応しなければいけないものとして、都市計画道路の廃止、見直しというのがございます。都市計画道路は廃止されますと、今まで沿道が高さ10メートルという規制がありましたものがなくなってしまうということになりますので、今、
木下委員からご指摘いただいたタイムラグをなくすために都市計画道路の廃止と合わせてこの
地区計画の決定を行うことでタイムラグをなくして、高さに対する規制をすき間なく設けるということで整理しているところでございます。
○委員長
木下委員。
◆木下悦希 委員 整理するのはいいんだけれど、起こらないように調整できると自信を持っているのか。
○委員長
地区整備課長。
◎越智浩史
地区整備課長 タイムラグが起こらないように、東京都の所管の部局としっかり調整しながら進めているところでございます。
○委員長
田中委員。
◆
田中伸宏 委員 ここまで来たということは、もう大変な努力があったと思います。これも大変ありがたいなと思っていますし、ただ、谷中の地域というのは道路幅が狭いんで、いわゆる災害時とかなんだというと非常に困ると予想されるところがあって、このようにやっていったんだろうと思うし、そのために谷中の何となく景観も感じさせるものが出てきたわけでね、これをやっていくと、今度は今はここまではいいんですけれども、一番大事なのは目の中に入ってきたものは、谷中はいいなというふうに感じがあるわけですよね。それを守っていかなくてはいけないと。それにはやはり景観に対しての考え方、だから家をやがて建て直すわけで、寿命になるわけですから、建て直したときにどのような、例えば極端な話が、こんなことはできないけれど、わらぶきにするとかね、瓦を使わなくてはいけないとか、いろいろな一つの景観に対してのルールというのを、やはりしていくといいのかなと感じるんですよ。
それから、あるいはまたその中で共同化をしたほうがいい場所とか、いろいろな地べたの中でそれぞれお持ちのあれがあるわけですから、そういうところはそのようにしたほうがいいかなとかいう、要するに逆に提案していったほうがいいような感じのものはあると思うんだよね。その辺をやはりきちんと、大変だろうけれども、ぜひひとつそういうことをお考えになって、景観について、建物を建てるときの景観、同じ統一性があればいいんだけれど、多分このままだと個々に、個々に、どんどん違う感じのものが建ってしまって、ばらばらな、全体的に見たらなるような気がするんで、そういうことのないように、ちょっと工夫していただけたらなと思うので、その点についていかがですか。
○委員長
地区整備課長。
◎越智浩史
地区整備課長 今回、
地区計画を策定するに当たりまして、目標はまず防災性の向上というのが一つあります。もちろん谷中地区の景観の維持というのも大きな目標と。その2つを大きな目標に掲げて
地区計画の策定を進めております。
地区計画の中では、景観ということに資するものとして、先ほどもご答弁申し上げたところですが、高さの制限というのも一つございます。
ただ、個々の建てかえに際してどういう景観、ルールをつくっていくかということにつきましては、今回の
地区計画はルールとしては谷中を守っていくための最低限のルールということでございますので、個々の建物のルールにつきましては、今後引き続き地元の皆様からのお声も現在もございますので、そういったものをしっかり受けとめながら、地域と一緒になって考えてまいりたいというふうに思います。
○委員長
田中委員。
◆
田中伸宏 委員 そうね、ここのところのずらすとか何とかいうのは、空が見えるようにしようと思って、そういった工夫をしているわけですよね。せっかくそのようなことをやって、だけど一番大きな影響力というのは、空ももちろんあるかもわかんないけれど、やはり建物の景観なんですよ、そこの地域の中で感じさせるものは。だから、それは大いに皆さんと話し合って、どのような材料を使っていこうとかと、それは手法としていろいろあるわけですよね。こういうものをつくって協力してくれたらこれだけ補助金をやるとかと、いろいろ方法があるしね、そういったことをやはりきちんと検討していかなければ、本当のいいものはできないんではないかなと思っております。ぜひひとつ、大変だろうけれど、努力してやっていただきたいと、このように思います。以上です。
○委員長 ほかにないですか。
ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、台東区
タウンサイクル事業実証実験について、
交通対策課長、報告願います。
◎
石川洋二 交通対策課長 それでは、資料4をごらんください。
項番1、経過です。台東区
タウンサイクル事業実証実験協力事業者募集要項に基づき事業者を募集したところ、要項で定める期限までに応募があった事業者を審査した結果、1社決定いたしました。なお、要項では3社に満たない場合は6月29日まで追加選定できるとしていることから、募集は継続しております。
項番2、決定した民間事業者です。事業者名は、OpenStreet株式会社、住所は記載のとおりです。決定日は3月26日、協定締結日は4月27日、実験開始日は5月11日です。
項番3、区有施設駐輪ポートの場所です。記載の6カ所となります。
項番4、今後の予定です。第4回定例会の本委員会に中間報告を予定しております。
説明は以上でございます。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたらどうぞ。
田中委員。
◆
田中伸宏 委員 これはOpenStreetと書いてある会社にこのポートの貸し出しをするということなんだけれど、そういうことでしょう。
○委員長
交通対策課長。
◎
石川洋二 交通対策課長 そのとおりでございます。
○委員長
田中委員。
◆
田中伸宏 委員 例えばそのほかの会社がやるとすると、どうなるの。そのほかの会社が例えばレンタサイクルをするとか、
シェアサイクルをやるなんていうような傾向が出てきたときにはどうなんですか。
○委員長
交通対策課長。
◎
石川洋二 交通対策課長 先ほど説明したとおり、まだ募集期間中でございますので、その中で募集していただいて、うちの基準に合うものについては協定を結んだ上で使っていただくというふうな流れになります。
○委員長
田中委員。
◆
田中伸宏 委員 そうすると、ちょっとね、これは何で1社とかを選ぶ必要があるのかなと不思議に思うんですよね。ということはね、自転車のシェアというのは非常に私はいいと思って。
そうすると、そのシェアというのは今、いろいろなところの会社がやっているから一番心配していることは、エーユーがやったり、アパマンがやったり、いろいろなことをやっていてね、そのようなセブン-イレブンがやったりすると、セブン-イレブンの関係とかなんとかいうのは今、こういうカードか何かでやって、そうすると普通は自分の契約している会社しか使えないんですよね。そうすると、今度はやはり放置自転車が多くなるんだ。いつでもどこでも使えるような状態をつくらないと、放置自転車というのは絶対減っていかないと、このように思うんですよ、理屈からいうと。そうすると、このように1社で決めてしまったりなんかして、みんな誰でも使えばいいというような感じのものをつくろうとしていかないと、気持ちでやっていかないとだめではないかなと思うんですけれど、その点どうですか。
○委員長
交通対策課長。
◎
石川洋二 交通対策課長 今の
シェアサイクルの事業については、2つのタイプがございます。今、委員ご指摘の1社完結型というものと、今OpenStreetについてはプラットフォーム型という形の中で、要は通信系についてはOpenStreetで持っているんですけれども、その実際に運営している事業者については、今、委員のご発言の中にあったアパマン、セブン-イレブン、その他、今38社がこの下にぶら下がっていて、その事業者が共有できるというふうになっております。
○委員長
田中委員。
◆
田中伸宏 委員 わかった、要するに、それらをまとめてここの会社がやっているから、それは多様なニーズに応えられるということだね、そういう考え方でいいんだよね。
○委員長
交通対策課長。
◎
石川洋二 交通対策課長 はい、そのとおりでございます。
ただ、やはりまだ今、先ほど言った1社完結型というところにもできれば参加していただいて、そういったところも含めて、もう少し広い意味で駐輪場をシェア化したいというところで、まだ募集を継続しているといったところでございます。
○委員長
田中委員。
◆
田中伸宏 委員 ちょっと台東区が1社でするでしょう、例えば、ここのところを決めて、それはいいよね。中央区とか、隣の文京区とかといろいろあるよね。そうすると、その会社が両方違ってしまうと、文京区から来る人たちとか何とか、台東区から出る人とかと、いろいろな、道路の中に区界なんてないんだから、全部同じなんだから、日本全部、行けるところ。それが基本中にあるわけだから、その辺でいろいろな悩ましい問題が出てきたり、いろいろなことが将来に考えられることは指摘しておきます。
ですから、今、中央区でも何でも、いろいろな会社がそのようにやったりなどしているということは、
シェアサイクルのあり方の中では、必ずしもいいことではないと。一番大事なことは、いつでも誰でも、どこでも使えるような環境をつくっていくということが物すごく大事なことなので、
シェアサイクルはその商売、仕事のために民間会社がやっているわけですからね。だから、そうではないんだということをやはりきちんと心の中で踏まえて運営、運用に当たってもらいたいと。今その手順としたら、そうやらざるを得ないのかもわからないけれど、急激にいけないから、それは私はもう20年も30年も前から言い続けていますからね、ぜひひとつ、だんだんあなたもよく精神がわかってきたから、最近、非常に。まあ、頑張ってやってください。
○委員長
木下委員。
◆木下悦希 委員 ちょっと協定のことで聞きたいんですけれど、この業者との協定ということは、区有施設を貸し出すという部分での協定なんですか。それとも
シェアサイクルの実証実験をやる間に事故とか、いろいろな問題がありますよね。そういうところの協定は別にしているんですか。ここの協定はどこまで行っているんですか。
○委員長
交通対策課長。
◎
石川洋二 交通対策課長 こちらにつきましては、あくまでもポートの貸し出しの協定でございます。事業の中での事故については事業者の責任というふうに考えてございます。
○委員長
木下委員。
◆木下悦希 委員 ということは、場所を貸しますよという協定を結んでいるだけで、要するにこの
シェアサイクルで起こった事故等は会社がやりますよと、なぜそれを聞いたかというと、区有施設を貸し出して
シェアサイクルしますよというと、住民の方は区がやっていると思いますよね。すると当然、賠償責任とか、そういうのは区に要請されてくる場合がありますよね。その辺の整理というのはついているんですか。
○委員長
交通対策課長。
◎
石川洋二 交通対策課長 あくまでも事業の中身については事業者の負担のエリアの範囲というふうに考えて、先ほどもご答弁申し上げたとおり、ポートの部分について区が参画していると。ただ、条件としまして、やはりただ貸すんではなくて、タウンサイクル事業というもので、やはり
放置対策に努めていきたいということもありますので、そういったものに対しての協力をしていただくというのが協定の内容になっております。
○委員長
木下委員。
◆木下悦希 委員 それで、もう少し具体的に先のことを聞かせてください。実証実験のときと、区が要するに
シェアサイクル事業として打ち出したときというのは、区の責任範囲というのは違うんですか、それとも全然違わないんですか。
○委員長
交通対策課長。
◎
石川洋二 交通対策課長 基本的には同じものだと考えております。あくまでも事業者の責任において、区は場所を貸しているというだけのスキームで進むと考えております。
○委員長
木下委員。
◆木下悦希 委員 ということは、区の事業として訴えられる可能性はないということですか。
○委員長
交通対策課長。
◎
石川洋二 交通対策課長 事業としての内容であれば、ないと考えております。
○委員長
田中委員。
◆
田中伸宏 委員 ちょっと関連して、それさ、事業者は保険に入っているんでしょう。入っているか、入っていないかというのは確認しているのですか。
○委員長
交通対策課長。
◎
石川洋二 交通対策課長 こちらの事業者につきましては、賠償責任としては3億円まで入っております。
○委員長
田中委員。
◆
田中伸宏 委員 入っているわけでしょう。そうすると、今、木下議員が心配したのは、区の責任がいろいろな中で来たときにどうするんだと、その対応がきちんとしていないとだめだというと、そこの部分で事業者が対応し切れるという考えだよね。
○委員長
交通対策課長。
◎
石川洋二 交通対策課長 今の裁判で、今の現段階で上限とすると1億円までは来ておりますけれども、今後、どういう状況があるかということはわかりませんので、今の協定を結んでいるところについては3億円まで入っているので、そこの中ではカバーできるだろうというふうに考えております。
○委員長
木下委員。
◆木下悦希 委員 私が今言ったのは、金額のどうのこうのとか、そういうものではなくて、要するに業者と区の責任の範囲の問題がどこまで明確になっているかということだけを確認したかったんで、ちょっと勘違いですね。
それと、特に区の場合は、今までの裁判例でいうと、訴えられるのは区長とか、その担当部長とか、そういうところなんで、そういうことも視野に入れて、やはり区民の中では、めぐりんもそうなんだけれど、区が運営している、区がやっているというイメージがあって、その辺の仕切りがはっきり区民の間ではわからないから、そこを明確にしておいたほうがいいなと思ってお伺いしたんです。
○委員長 寺田委員。
◆寺田晃 委員 実証実験をやっていただいておりまして、いよいよ始まって、評価はさせていただいているんですけれども、ただ、始まったばかりでいたし方ないとは思うんですが、ポートの場所が今、この報告ですと6カ所ということで、今後の方向性みたいなものがもしわかれば、ちょっと教えていただきたいんですけれど。
○委員長
交通対策課長。
◎
石川洋二 交通対策課長 今、公共としてお貸ししているのは6カ所というふうに考えて、民間でどんどん拡張しておりますので、そちらを含めると、今19カ所になったかと思っております。
今後、そういった意味ではまだまだ足りておりませんので、民間と区が協働してふやしていきたいというふうに今、考えております。
○委員長 寺田委員。
◆寺田晃 委員 基本的には民間にやっていただいていることではあるんですけれども、区としても放置自転車対策も含めて、もっと宣伝したほうがいいんではないかなというふうに、これは要望しておきますので、よろしくお願いいたします。以上です。
○委員長 青鹿委員。
◆青鹿公男 委員 今、寺田委員からお話があったやつで、区
ホームページで見ると、やはり「台東区
シェアサイクル」で検索すると、台東区が今やっている既存の
シェアサイクルだけが出てくるんで、実は今この19カ所、今やっているところが出てこないところがありますので、先ほど台東区との責任の所在の件もあるんですが、ここについては台東区の
ホームページにも、例えばですけれどバナーを張ってやるとか、そのような形で台東区でやっていますよというのは告知されたほうがいいという、これはすみません、あくまで要望なんですが。
○委員長
交通対策課長。
◎
石川洋二 交通対策課長 大変申しわけありません。今現在、作成しておりまして、近日中にアップしますので、その中に、今、委員ご指摘のとおり、協定事業者の
ホームページに飛べるように今、考えているところでございます。
○委員長 青鹿委員。
◆青鹿公男 委員 ありがとうございます。
あと2つちょっとお伺いしたいのは、多分
ホームページ等を見ると19カ所あるんですけれど、今のところ南部にちょっと偏っているようなところがありまして、北部とかの何かその場所が、これは基本的には相手の会社さんがやる話だとは思うんですけれども、その北部もやるような何か施策みたいなのは、相手の会社さんなのか、台東区がやっているわけではないんですけれど、何かありますでしょうか。
○委員長
交通対策課長。
◎
石川洋二 交通対策課長 区もやはり北部の地域にポートを多く持つことによって、放置自転車対策につながっていくというふうに考えております。民間事業所にも北部を重点的に当たってくれというふうな話もしていますし、うちの
公共施設で貸し出しできるスペースがあるところについては、私からお願いしているといったところもあります。
また、民間事業者でなかなか手ごわいといったところについては、私も一緒に民間のスーパーさんとかのところに行ってお願いしているといったところでございます。
○委員長 青鹿委員。
◆青鹿公男 委員 ぜひこのタウンサイクルは、この後出てくる、例えばめぐりんとかの合間を縫って継続ができるとか、いろいろなものに使えると思いますので、ぜひ進めてもらいたいというところと、あと今、お話のあった19カ所でもうスタートしていて、これからもどんどん進んでいくところだと思うんですけれども、実験というか、この実証期間としてはどれぐらいまでを考えているんでしょうか。
○委員長
交通対策課長。
◎
石川洋二 交通対策課長 前回のご報告で、今年度中の実証実験で、来年度にはこれを継続するのか、しないのかというのを明確にしていきたいというふうに考えております。
○委員長 青鹿委員。
◆青鹿公男 委員 先ほどの19カ所、よくこちらの、特に南部では今、この
シェアサイクルをよく見かけて、区民の皆さんの足にもなっていますんで、ぜひ継続性を持ってやっていただきたいというふうに思っております。これは要望で、以上です。
○委員長 いいですか。
伊藤副委員長。
◆
伊藤延子 副委員長 以前に石川課長から先ほどの19カ所、民間のところがあると言いましたけれども、各ご家庭というんですか、非常に小さいところでも、うちに3台置けますよとか、そういうことで、その民間の活力というか、そういうことを使うときに、これらの応募ですかね、例えば区から広報的にというか、そういうところがあったらぜひ教えてくださいとか、そういうことも含めて行われているんですか。それともご自分の足でここがあいてそうだから伺って、協力を求めているという形なんでしょうか。
○委員長
交通対策課長。
◎
石川洋二 交通対策課長 シェアサイクルそのものの事業については、やはり民間ベースだと考えておりますので、積極的にやることはやぶさかではないんですが、どこまでやるべきかというところでは、今のところ個々に区だけで行ってご説明するということは、今はしていないと。ただ、民間からこういうところにぜひポートをつくりたいといった要望があれば、そこは一緒に行ってご説明して、区と一緒にやっている、このような対策につながるんで、ご協力をお願いしたいといった旨は伝えているといったところでございます。
○委員長 伊藤副委員長。
◆
伊藤延子 副委員長 今、駐車場がありますけれども、やはり駐車場と連携すると非常に使い勝手もいいのかなというふうに考えておりますので、ぜひともそういうことも含めて、民間の方にお勧めいただけたらと思います。以上です。
○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、
観光バス駐車場確保について、
交通対策課長、報告願います。
◎
石川洋二 交通対策課長 それでは、資料5をごらんください。
項番1、経過です。台東区観光バス基本計画における駐車場確保に当たり、昨年、浅草地域における都市施設整備基本調査において駐車場整備に関する調査検討を行いました。
項番2、観光バス駐車場整備に向けた事業予測についてです。平成29年に実施した観光バス来訪台数や駐車時間帯分布の調査から、平成29年度における観光バス駐車場駐車利用台数の最小値、平均値、最大値を算出しております。また、今後の台東区における観光客数の増加率を国が示している推計値や台東区の観光マーケティング調査結果等から平成37年度までに16%伸びると予測し、平成37年度の駐車台数を算出しております。現在の予約システムが効果を発揮しており、分散化が図られていることから、最大値ではなく平均値の59台程度の確保が必要と予測しております。
項番3、検討結果及び今後の対応についてです。別紙をごらんください。表中ほど、公園への影響をごらんください。はじめに、桜の保全、その他植栽への影響です。記載のとおり、少年野球場側では130本から280本、また陸上競技場側では60本から80本の樹木に影響します。また、少年野球場の整備においては梅園が消失する懸念もございます。
次に、園路動線についてです。表下、施設整備による歩行者、自転車への影響検討をごらんください。歩道と園路を観光バスが横断する際の影響を検討しております。通過処理時間の結果です。歩道園路を歩行者、自転車や観光バスが通過に必要な時間が単位時間を上回るため、事故等の懸念があり、施設を整備する場合は園路や歩道の立体化、または迂回の検討が必要となります。続いて、スポーツ施設への影響です。少年野球場で施設整備を行う場合、少年野球場利用者のアクセスや、周囲からの観覧に影響が出ます。陸上競技場で施設整備を行う場合は、地階がほぼ駐車場となり、施設の充実が図れないことや、観覧席が十分に確保できないことなどの影響があります。
資料にお戻りください。ただいま説明したとおり、隅田公園における観光バス駐車場の整備についてはさまざまな課題があります。しかし、今後も観光バスの来訪台数はふえていくことから、引き続き必要な台数確保に向け、他の地域も含めて再検討を行ってまいります。
資料の説明は以上でございます。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたらどうぞ。
水島委員。
◆水島道徳 委員 私が一般質問したスーパー堤防に絡めて、この駐車場整備というものも考えられるんではないかという提案もさせていただいたものでもあると思いますので、これは
田中委員も委員会で2階建てにしたほうがいいんではないかという発想もされていましたけれども、今回この資料の内容を見ると、余りいい感触ではないなと。
桜が撤去される、梅園がなくなってしまう、交通量検査をすると、人の歩行を妨げて事故もふえるんではないかという、非常にマイナスなイメージしか捉えられないんですけれども、実際、隅田川の護岸の整備という部分では、今、浅草病院やほかの新しく建てるところはスーパー堤防化をして、将来、何十年かかるか、これを全体的に見れば非常に長いスパンの中でスーパー堤防をつくっていこうという東京都の方針にのっとって進めているわけですけれども、そういう面では、隅田公園というものも長年、長い時間をかけて、今度、陸上競技場のことも上がってきておりますけれども、スーパー堤防と一体化した公園をやはり目指していく方向性というのは大事なのかなと思います。
そうしないと、100年たっても隅田公園だけがスーパー堤防になっていないという事態になってしまえば、役所の責任は非常に重いと思いますし、長期的に考えていく上では、やはりそういうことを進めていく一つの基本的な今回、はじめてそういう調査をしたということで、そういう意味では非常に評価をしますけれども、今後もこれに対してはさらに検討を深めてやっていただきたいと思いますが、その点についてどのように考えていますか。
○委員長
交通対策課長。
◎
石川洋二 交通対策課長 ただいまご説明したとおり、公園内での整備については多くの課題があるといったところでございます。ただ、一方で、やはり観光バスの台数については今後もふえるだろうと。これは喫緊の課題になってきますので、公園内の整備については今後も引き続き検討しつつ、他の地域も含めて、その今、観光バスの対策に取り組んでいきたいというふうなご報告でございます。
○委員長 水島委員。
◆水島道徳 委員 この桜の木の話を聞くと、やはり桜の名所である隅田公園がそのようになくなってしまうという何か悪いイメージになりますけれども、実はこれ、
田中委員も言っていますけれど、上をかさ上げして平らにすることによって、桜の木をさらにもっと植えられるようなこともできるんではないかと思うんですけれども、やはりそういうこともさらにさらに検討して、隅田公園をかさ上げして、バス駐車場やそういうスーパー堤防化をすることによって安心な堤防整備をするとともに、隅田公園の再整備という大きな視点に立ってさらに進めて研究、検討をしていっていただきたいと私からは要望しておきます。
○委員長
田中委員。
◆
田中伸宏 委員 こういう書き方をすると非常にだめなほうがイメージとして強くなるんだけれどね、あそこは桜の木、樹木を取ってというのは、取るんではない、なくなってしまうんではないんですよね。樹木がいわゆる花にかわるわけですよね、きちんと。花いっぱいではないけれど。そのような変わり方をするということなので、別に樹木をつくるところがやらなくてはならないという必要性を感じれば、それだけかさ上げして、土の量をふやして樹木もふやすことはできるわけ。ただし、木を切ったりなんかする手間というか、それは大変な費用がかかるのかなと思うけれど、でも一応その中でやってもらう。
それから、要するに観光バスが出入りすると歩道が塞がれて、歩行者に対して非常に通れなくなるということだけれど、そんなにあそこね、歩行者がいるわけ、あの秋葉原のヨドバシカメラを見ているとわかるんだけれど、あそこは人通りがたくさんありますよ。そして、ヨドバシカメラの駐車場へ入っていくわけですよ、整理員がいて。あのほうがよっぽど大変でね、余りちょっと考え過ぎではないかなというような懸念があるんだけれど、余りそこのところ。
それで、園路の中で、園に上へ上がってつくってもいいわけだから、公園自体も通れるわけだから、そんなに大して余り考えなくていいんではないかなと思うんだけれど、それはいかがですか、あなたは。通行量がどうのこうのというのは。
○委員長
交通対策課長。
◎
石川洋二 交通対策課長 交通対策課としては、やはり交通安全という視点が一番重要だと。やはり安全安心な環境をつくった上で観光バスの駐車場はつくるべきだというふうに思っています。ですから、先ほど申し上げた、水島委員のご答弁でもさせていただいたとおり、そういうものも含めて、先ほど樹木の話も含めて、検討するにはちょっと時間がかかってしまう。
ただ一方で、観光バスの対策はやはり喫緊の課題だといったところで、先ほどの繰り返しの答弁で大変恐縮ではございますけれども、ここについては引き続き検討しつつ、他の地域も含めて進めていくというところでございます。
○委員長
田中委員。
◆
田中伸宏 委員 交通安全対策課長だからね、もちろん交通の安全というのは大事なことだし、それは軽々にするべきものではないと。だけどやはり、余りね、地震が怖くて家が建てられないと、そういう理屈になってしまうからさ、余りバランスよく考えないと、やはりきちんと正確にそのものを考えていかなくてはということを、車の事故が怖いから車に乗らないという理屈になってしまうからさ、余りそんなに過剰にならないようにひとつ、ぜひ進めていっていただきたいと、このように思いますので、よろしくお願いします。
○委員長 寺田委員。
◆寺田晃 委員 すみません、私も一言だけ要望させていただきます。
交通安全対策ということもございまして、慎重に検討を進めていただいているとは思うんですけれども、このようにしっかりとした調査をしていただいて、本当に評価しているんですけれども、そうは申しましても、台東区内にやはり駐車違反の観光バス、予約システムで浅草の地域は大分改善されましたけれども、台東区内、課長もご存じだとは思うんですけれども、やはりそれらの駐車違反の観光バスも自転車通行帯とかも含めまして、やはり危険といえば危険ですので、この隅田公園についてはほかの地域も含めてで結構なんですけれども、持ち上がった課題についてはしっかり一つ一つ検討していただいて、前向きに進めていただきたいなというふうに感じております。
現在、北部の
まちづくりで、特に旧東京北部小包集中局跡地、既存の建物を解体してオープンスペースができるんですけれども、そこが観光バスの駐車場になってしまったら、やはり寂しいなということもありますし、ですので、隅田公園中心に検討を進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。
○委員長
木下委員。
◆木下悦希 委員 観光バスの駐車場全体でも聞いていいですか。だめ。これ、隅田公園だけ。ああ、過去のね。
ちょっと聞きたいんですけれど、南千住の今は踏切になっているところの左側に都バスの大きい車庫がありますよね。あれ、都バスは昼間に出ていってしまうんだから、あそこを使える交渉は東京都としたことあるんですか。
○委員長
交通対策課長。
◎
石川洋二 交通対策課長 南千住の部分については、特にはないんですが、田原町のところの回転場があるんですけれど、ああいったところについては、一度お話を伺ったんですけれども、やはり日常的に使うから難しいというご回答をいただいています。
○委員長
木下委員。
◆木下悦希 委員 たしかこの委員会でもそうなんだけれど、バスの駐車場確保ということで、台東区だけでは土地が狭いから、近隣の墨田区とか、いろいろなところと話し合いをして、もしそういう適地があったらというような話があったんで、実は聞いたわけです。
わざわざ足立区まで持っていけというんではなくて、白鬚橋を渡ったすぐのところにあるんだから、なぜ今までそこを交渉していないのかなというのはちょっとわからなかったんだけれど、していないんですね。では、ちょっと交渉してみてください。いいですよ、答弁は、してきてください。
○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、台東区
循環バス「めぐりん」の
運行見直しに向けた取り組みについて、
交通対策課長、報告願います。
◎
石川洋二 交通対策課長 それでは、資料6をごらんください。
項番1、これまでの経緯についてです。昨年12月より実証実験として東西めぐりんの上野駅周辺の迂回運行を実施しております。また、第1回区議会定例会本委員会において、
運行見直しの基本的な考え方を報告しております。
項番2、実証実験を踏まえた東西めぐりんの
運行見直しです。(1)実験状況です。前年同月に比べ、利用者が減少しているものの、慢性的なダイヤ乱れが解消され、定時運行が図られております。(2)見直し内容です。さきの説明を踏まえ、平成30年9月より東西めぐりん上野駅迂回運行を正式運行とします。
項番3、新たな実証実験の実施です。別紙をごらんください。はじめに、北めぐりんです。吉原大門から台東病院への路線を新たに開設し、台東病院を起点に浅草回りと根岸回りに分割します。浅草回りは15分間隔、1周30分で、根岸回りは20分間隔、1周40分での運行を予定しております。運行台数は5台から4台に減便いたします。
次に、南めぐりんです。生涯学習センター北から台東病院へ延伸し、その後、入谷地区センターへ戻り、15分間隔、1週60分での運行を予定しております。運行台数は3台から4台へ増便いたします。
次に、東西めぐりんです。お彼岸期間の土休日のみ、千駄木駅から不忍通りを南下し、言問通りを経由し、池之端四丁目から既設路線に戻る路線に変更します。
項番4、今後の予定です。7月より周知を開始し、それぞれの時期より実験を開始いたします。
本件について、説明は以上でございます。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたらどうぞ。
寺田委員。
◆寺田晃 委員 めぐりんにつきまして、平成28年度にアンケートをやっていらっしゃると思うんですけれども、そのアンケートの結果も踏まえられて今回の実証実験とは思うんですけれども、どういったところが反映されていますか。
○委員長
交通対策課長。
◎
石川洋二 交通対策課長 そちらにつきましては、第1回定例会の中で課題としてご説明した各ルートについての、例えば北めぐりんについては1周75分が長いとか、そういった意見があったとか、そういったものを踏まえて、今回改定を行っているといったところでございます。
○委員長 寺田委員。
◆寺田晃 委員 たしか目的地まで時間がかかるとか、いろいろあったと思うんですけれども、それらを踏まえてだとは思うんですけれども、評価したいと思います。
もう一つ、バス停の案内図についてはいかがですか。
○委員長
交通対策課長。
◎
石川洋二 交通対策課長 今回、実証実験とはいえ、北めぐりんについては大きく変わりますので、そちらの部分については表示を変えます。そのような形で、あと番号も変わりますので、そちらも全面的に変えていくという予定になっております。
○委員長 寺田委員。
◆寺田晃 委員 あと、きょうのご答弁でなくてもいいんですけれども、今後、実証実験を行うに当たりまして、乗りかえ場所ポイントがもし必要であれば、もうちょっとふやしたほうがいいのかなとは感じるところもあるんですけれども、それも踏まえて要望させていただきます。
また、これに合わせてその地図も早目につくっていただければと思います。よろしくお願いいたします。以上です。
○委員長
木下委員。
◆木下悦希 委員 これは北めぐりんが2つに分かれるということですよね。そうすると、三ノ輪経由のほうが何か寂しいなという感じがしてきまして、実はこの2つに分かれた三ノ輪経由のほうが、これは区役所でも結ばない限りは、何か乗車率がすごくおっこちるような感じが私はしているんですけれど、というぼやきを言いながら、こういう変更するということは、また将来的な変更も視野にあり得るということで考えてよろしいんですか。
○委員長
交通対策課長。
◎
石川洋二 交通対策課長 今回については北めぐりんと南めぐりんの一部といったところでの変更を考えています。今後なんですけれども、今年度中にまた新たなところの部分についても今、検討を進めているところで、ただ、今、委員ご指摘の北めぐりんの根岸ルートについては今後の課題とさせていただきたいなというふうに思っています。
○委員長
木下委員。
◆木下悦希 委員 実は、この北めぐりんが一番始まったときに、交通不便地域の解消という大義名分がありまして、それで三ノ輪駅と結ぼうとか、そのようなことでいろいろ論議されたわけですよね。
これでいくと、台東病院のところで乗りかえれば三ノ輪駅に行くというと、基本的には北めぐりんの基本だった交通不便地域の解消というのは浅草地域との結びつきとか、入谷地域との結びつきのほうに変更していったということは、今度は三ノ輪地区の北めぐりんの大義名分をどういうところにつけていくかというと、ちょっと苦しいなというふうに私も思っているんで、一応、今、課長からも答弁あったように、将来的な形として乗降客の状況とか、地域の皆さんの話も聞きながら検討していく必要があるんではないかということだけ申し上げておきます。
それと、名前が変わるの、これ。A北めぐりん、B北めぐりんなの。
○委員長
交通対策課長。
◎
石川洋二 交通対策課長 北めぐりんにつきましては、やはり皆さんにも周知されている、愛着のある名前だと考えておりますので、ちょっと長くはなってしまうんですが、今、北めぐりん根岸ルート、北めぐりん浅草ルートという形で進めたいというふうに考えております。
○委員長
田中委員。
◆
田中伸宏 委員 いつか私は提案したけれどね、名前を考えたほうがいいよ。北めぐりんは一葉コース、それから東西めぐりんは幸田露伴の五重塔。それから南めぐりんは鬼平犯科帳、鬼平コースとかとやったほうがいいんだよ、北めぐりんはこうだと。そのようにやったら文学的に乗るのはふえてくるんだよ、対外的に。何で工夫しないのか。これだって今度はね、こういうルートを決めるのは、本当は区民に公募すればいいんですよ。公募して、そこから選べばいいんだ、条件出して。そういうのが一番いいプランができるんだよ、文句も言われなくて。それだけ一応言っておきます。
○委員長 伊藤副委員長。
◆
伊藤延子 副委員長 今回、北めぐりんの変更というのは、北部の地域にとってはアクセスが非常によくなるのかなと。要するに台東病院が一番近いはずなのに、一番遠かったんですよね。だから、そういう意味ではこの案は非常にいいなと期待したいというんですか、喜んでいるところです。
それで、先ほども言われたその三ノ輪に向けてのところでは、乗り継ぎの案内とかをここですればいいですとかいうのが、そういうことも含めた案内、実際ないとね、あると皆さんもいいのかなと。
(「・・・・なんだから、こういう議論というのは」と呼ぶ者あり)
◆
伊藤延子 副委員長 はい。それで、もう一つ、全体のところを見まして、他区というか、立ち位置か、谷中に関しては、B-ぐるというんでしたか、文京区との兼ね合いとかもあるかと思うんですけれども、バス停留所などの位置なども考えていただいて、両方が乗りやすい、本来でしたら南千住だったり、文京区だったりというところは乗り入れができたらいいなと言いつつ、やはりいろいろ課題があってできていませんけれども、バス停留所などの配置を近づけることでも随分利便性が高くなるのかなというふうに考えております。
あと、谷中地域、いろいろ皆さん希望が多いようで、ぜひとも大名時計のところとかですかね、あとは朝倉彫塑館とか、こういうところが入るような形でお願いできればと思って、大名時計のところは割合確かにあの地域にいると不便というんですか、あそこを歩いてみますと、どこかまで出ないと乗り物に乗れないというところも確かにあるんですね。ですから、これからの課題でしょうけれども、ぜひともご検討いただきたいと思います。
○委員長
太田委員。
◆
太田雅久 委員 それぞれご要望が出ているんで、最後に一つだけ。
今、蔵前小学校でいろいろ、めぐりんを使った登下校が行われていますけれど、今のところやむを得ないと思うんですが、それが見事建って、通学解消ができた暁には、柳橋も少し課題として、長いことご要望いただいていることもありますので、ちょっと今後の課題として頭に入れておいていただければと思いますが、どうでしょうか。
○委員長
交通対策課長。
◎
石川洋二 交通対策課長 今回の実験で南めぐりんを台東病院に入れさせていただいて、1台ふやすといったご報告を、先ほどさせていただきました。今回の実験の目的の一つが、1周、4台を60分で回すといった中で、余力がどのぐらいあるのかというものを見据えながら、柳橋についてどのような形で入れられるのかというのも今、検討して進めているところでございますので、いましばらくお待ちいただければと思います。
◆
太田雅久 委員 ありがとうございます。以上です。
○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
理事者からの報告は以上であります。
――
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○委員長 次に、本委員会の行政視察について申し上げます。
第18期議会運営に関する申し合わせ事項により、特別委員会の宿泊を伴う視察については4年間で2回とするとされております。4特別委員会の委員長で協議を行った結果、本委員会は今年度に行政視察を実施することとなりました。つきましては、本件について議長に実施の申し入れをいたしたいと思いますが、いかがでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 それでは、そのように決定させていただきます。
視察日程については、諸般の行事等を勘案し、お手元の資料のとおり決定させていただきたいと思います。
次に、視察都市及び視察テーマについては、お手元の資料のとおり、正副委員長案を作成いたしましたが、いかがでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 それでは、そのように決定させていただきます。
なお、お尋ねしたい事項と視察日程の詳細については、決まり次第、ご連絡いたしますので、よろしくお願いいたします。
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○委員長 案件第2、
交通対策及び
地区整備について、その他、ご発言がありましたらどうぞ。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 おはかりいたします。案件第2、
交通対策及び
地区整備については、重要な案件でありますので、引き続き調査をすることに決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。
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○委員長 以上で案件の審議を終了いたしましたので、
事務局次長に委員会報告書を朗読させます。
なお、年月日、委員長名及び議長名の朗読については、省略いたします。
(伊東
議会事務局次長朗読)
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○委員長 これをもちまして、
交通対策・
地区整備特別委員会を閉会いたします。
午前11時26分閉会...