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平成28年 予算特別委員会−03月11日-01号

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  1. 台東区議会 2016-03-11
    平成28年 予算特別委員会−03月11日-01号


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    平成28年 予算特別委員会−03月11日-01号平成28年 予算特別委員会 予算特別委員会会議録 (教育費〜特別会計) 1 開会年月日   平成28年3月11日(金) 2 開会場所    議会第1会議室 3 出 席 者   委員長 石 川 義 弘    副委員長 君 塚 裕 史   (17人)   委員  小 島 智 史    委員   本 目 さ よ           委員  鈴 木   昇    委員   望 月 元 美           委員  水 島 道 徳    委員   松 尾 伸 子           委員  冨 永 龍 司    委員   石 塚   猛           委員  和 泉 浩 司    委員   河 野 純之佐           委員  青 柳 雅 之    委員   小 坂 義 久           委員  阿 部 光 利    委員   秋 間   洋           議長  太 田 雅 久 4 欠 席 者   (0人)
    5 委員外議員   (0人) 6 出席理事者   区長                    服 部 征 夫           副区長                   荒 川 聡一郎           教育長                   和 田 人 志           企画財政部長                佐 藤 徳 久           企画課長                  酒 井 ま り           経営改革担当課長              杉 光 邦 彦           財政課長                  原 嶋 伸 夫           総務部長                  矢 下   薫           総務部参事                 内 田 健 一           人事課長                  岡 田 和 平           広報課長                  村 田 和 正           経理課長                  三 田   昭           収納課長                  柿 沼 浩 一           福祉部長                  田 邉 英 一           福祉課長                  木 村 隆 明           高齢福祉課長                箱 ア 正 夫           介護保険課長                秋 山 眞 理           自立支援担当課長              姫 野   薫           健康部長(台東保健所長)          清 古 愛 弓           健康課長                  吹 澤 孝 行           国民健康保険課長              吉 本 由 紀           保健予防課長                植 原 昭 治           保健サービス課長              中 山 由 紀           会計管理室長                齊 藤   充           会計課長                  朝 倉 義 人           教育委員会事務局次長            神 部 忠 夫           教育委員会事務局庶務課長          柴 崎 次 郎           教育委員会事務局学務課長          前 田 幹 生           教育委員会事務局児童保育課長        上 野 守 代           教育委員会事務局指導課長          屋 代 弘 一           教育委員会事務局教育改革担当課長      江 田 真 朗           教育支援館長           (教育改革担当課長 兼務)           教育委員会事務局副参事           山 田 安 宏           教育委員会事務局生涯学習推進担当部長    上 野 俊 一           教育委員会事務局生涯学習課長        飯 塚 さち子           教育委員会事務局青少年・スポーツ課長    山 本 光 洋           中央図書館長                曲 山 裕 通           監査事務局長                松 原 秀 樹           福祉部参事(社会福祉事業団・事務局長)   本 間 千 晴           福祉部副参事(社会福祉事業団・総務課長)  吉 田 美 生           福祉部参事(社会福祉事業団・児童課長)                              (事務局長 事務取扱) 7 議会事務局   事務局長      中 沢 陽 一           事務局次長     渡 邉 俊 二           議事調査係長    行 田 俊 男           議会担当係長    櫻 井 敬 子           書  記      敷 村 和 也           書  記      堀 場 奈保子           書  記      西 村 健 志           午前 9時59分開会 ○委員長(石川義弘) ただいまから、予算特別委員会を開会いたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 初めに、区長から挨拶があります。 ◎服部征夫 区長 おはようございます。よろしくお願いします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、傍聴についておはかりいたします。  本日提出される傍聴願については許可いたしたいと思いますが、いかがでしょうか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。  それでは、審議に入らせていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第8款、教育費については、各項ごとに審議いたします。  第1項、教育総務費について、ご審議願います。  本目委員。 ◆本目さよ 委員 資料請求しました組み体操と2分の1成人式について、こちらでやってもよろしいですか。 ○委員長 どうぞ。 ◆本目さよ 委員 それでは、その2つについて伺います。  まず、組み体操について。組み体操については国でも文部科学大臣が事故防止に向けたガイドラインを示す方針を明らかにしたり、千葉の流山市とか野田市、柏市では組み体操をやらないことに決めたそうです。北区でもつい最近、タワーやピラミッドをやらないという基準を決めたという話なんですけれども、台東区ではこれぐらいやっているという今回資料をいただきましたけれども、それなりの学校がやっていて、それなりの高さでやっているなというのが率直な感想です。  このあたりについて、組み体操における課題は現在何かというと、危険性に対する安全策というのが明確になっていない、そしてけがの件数が多い。けがの件数も今回出していただきましたが、この2つが課題となっていまして、例えば何か通常の大人の労働ということでは2メートル以上の高さのところでは安全策を講じなくてはいけないです。柵とかつけなくてはいけないですよ。というのが定められている、法律で求められているのにもかかわらず、小学校の15校でやっている3段タワーでも、一番上の子供の足元結構な高さになる。そこから落ちたときにどうするんだろうみたいなところは、非常にちょっと心配だなというのがあります。  東京都でガイドライン今年度中につくるというふうに言われているんですけれども、何か現状の流れの様子を見ていると、市区町村の判断を重視したいということで明確な方針は今のところはちょっと出ていないかなと、きのうかおととい調べた時点ではそうなっているんですけれども、台東区では今後どういった方向にどうしていくのかというのを教えてください。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 お答えいたします。  まず、組み体操の実施に当たりましては、指導課といたしましても危険性に対する安全策を講じていくことが何よりも重要であると考えております。来年度につきましては、各学校で取り組むわざの内容や補助につく教員の配置等、具体的な計画について指導課で把握し、練習の視察等を通し学校への安全確保の指導を徹底してまいります。  また、4月に実施する台東区教育研究会体育部会、これは区内の体育を研究している教員により組織されている部会でありますが、この部会に指導主事等を派遣し、組み体操のけがが発生しやすいわざ等について具体的に指導上の留意事項等を示し、安全な指導の徹底を図ってまいります。現在のところ、取り組むわざの判断につきましては、児童・生徒の体力の状況や指導体制、安全確保を十分に考慮した上で各学校の判断のもと、とり行うというふうに考えております。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 私としても全面的に禁止しろとは言いません。ただ、危険なことは国会のほうでも審議されていて、けがの危険がある、下手すると頭とか首とか打ってしまうと体にもかなりその後に障害が残るということも可能性としてはあると思います。義務教育でそこまで可能性がちょっと高そうなものをやるべきなのかというところが、個人のスキルだけではなくてみんなで土台になってとか、そういったところなので。1人が崩れたらみんなが崩れるみたいなところで、そこがすごく心配なので、ぜひガイドライン、台東区でもつくるべきだというふうに思っています。  チアリーダーとかだと、おりたりとか飛びおりたりとか、そういうわざとかありますけれども、必ず基本的には1人の人を2人で受けとめるというのが基本だそうなんですね。だけど今、体育祭とか運動会とか見ていても、先生の数、多分1人につき2人はさすがにいないと思うんです。子供が小さいからというのはあるかもしれないんですけれども。そのあたりも含めて、ではどこまでやったら安全なのか。結局最終的には教育委員会の責任になってしまうということもあり得ますので、そこ子供たちの安全も含めてちゃんと考えていっていただきたいと要望します。  あともう一つ、2分の1成人式についてですが、実施校と内容について報告いただいています。19校中17校が実施しているということで、結構はやっているんだなという印象を受けますけれども、内容を見ると家族にかかわる、そして恐らく児童の生い立ちにかかわる内容が多く行われているようなんですけれども、離婚とか再婚、また養子というか養親ですね。あとは、台東区にはそんなに多分多くないと思うんですけれども、施設などの子供だったり里親家庭に対する配慮はどのようにしているのか教えてください。また、発表するときには保護者も参加する形なのかというのもあわせて教えてください。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 指導課といたしましては、まず2分の1成人式に限らず、学校生活において児童、保護者等の人権、個人情報等の取り扱いについては十分に配慮するよう、各学校へ指導を行っております。日ごろより教職員は、校内で児童や保護者に関する校内での情報交換を行っております。2分の1成人式につきましても、毎年の慣例として行うのではなく、その年その年の児童や家庭の状況に応じて適切なものとなるよう配慮を行っております。具体例といたしましては、例えば家庭状況を配慮し、個別で保護者に手紙を書くのではなく、学年全体で合唱で感謝の意を示すであるとか。また、お子さんの状況によって幼少期の写真や両親について取り上げる内容とはせず、小学校での生活を振り返る内容を設定するなど、その年のご家庭、お子さんの状況に応じた設定を行うようにしております。  また、発表につきましては、学校が学校公開日等に実施し、保護者が参観もしくはともに活動するといった形態で多くの場合行われております。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 今、家族に関する状況に対して配慮している。多分いろいろなところで配慮していただいているんだと思うんですけれども。ただ、例えば小学校入学前に親が離婚して再婚して、もう家族ですというふうに入学されてきたご家庭とかは、そのご家庭が再婚家庭であるかどうかというのは、小学校多分把握していないですよね。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 当然、就学前の状況の家庭状況を全て確実に把握ができているわけではございません。ただ、実施に当たりましては、まず会の内容等を事前に保護者の方にも周知し、またその内容で賛同が得られるか、事前のご意見等も伺いながら理解を得ながら進めている状況でございます。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 なかなかそれ、もう家族として一緒になって暮らしているから、再婚家庭でもそんなわざわざそれを、昔のことは伝えたくないという人ももちろんいるでしょうし、だけど、こういうことがあったら、小さいころの写真が例えばなかったりとか、あとは一方の親が子供の小さいころの話は知らなかったり、当たり前ですよね。そういったこともあると思うんです。これ専門家によると、子供が持っているプライバシー権の侵害でもあると言われていて、家族に関する情報というのはすごくセンシティブな情報で、それを誰まで出して誰まで出さないかというのは本人が持っている権利だというふうにも言われています。何か親御さんも参加するということで親の職業がばればれになってしまったりとか、母親を亡くした児童が小さいころのことを父親に聞いてもわかんなかったりして悲しい思いをすることがある。台東区であるとは聞いていないですけれども、一般的にそういうことがあるというふうに聞いているところであります。  台東区ではきちんと気をつけていただいているということですけれども、ただ、もし、今虐待の通報件数とか虐待、要保護児童自体がふえている中で、家庭でまだ見つけられていない、だけれど虐待されている児童がいた場合、親に感謝をするというのは、親にアンケートをとっても多分親は大丈夫だよと答えるけれど、子供の立場としては虐待されている親に対して感謝をしないといけないのかというのがあると思うんですね。人生つらいことがたくさんあるとはいえ、あえて義務教育でそれをやるべきなのかというのはすごく疑問に思います。  2分の1成人式が悪いと言っているのではなくて、その中身について、家族に触れなくてもできるようになったことも、先ほども言っていたように小学校になってからの流れとか、周りの人への感謝とか、将来の夢などでできると思うんですけれども、そのあたりは教育委員会としてはちょっと改めてどう考えるか教えてください。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 まず最初に虐待の件でございますが、当然虐待を受けている親へ感謝というのがどうかということもありますが、まずそれ以前に虐待自体が発生しているということが問題でありますので、虐待につきましては引き続き徹底した把握、防止に努めてまいりたいと考えております。  それとあわせて、2分の1成人式は子供たちがこれまでの自分自身の成長を感じ、周りの保護者や友達、先生、地域の方々に感謝をする気持ちを育てるとともに、今後新たな意を持って進んでいこうという決意も新たにするということが大きな目的となっておりますので、当然委員ご指摘のとおり、子供が傷つく2分の1成人式ではこの目標を達成することはできませんので、そこのところにつきましては先ほど申し上げたとおり十分な配慮を行ってまいりたいと考えております。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 最大限のそこは配慮をしていただいて、台東区でそれによって傷つく子供が一人もいないように教育委員会としては徹底していただきたいと思います。以上です。 ○委員長 いいですか。
     鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 309ページ、特別支援教育支援員の配置です。幼稚園、小学校、中学校等に特別支援員が配置をされておりますが、この支援員の配置の基準というのはどのように決めているのでしょうか。 ○委員長 教育支援館長。 ◎江田真朗 教育支援館長 お答えさせていただきます。まず、幼稚園、こども園・短時間及び小・中学校の通常の学級に関しては、まず就学相談委員会特別支援学級適の要支援児1名に対して支援員を1名配置する。また、別に就園相談の対象児及び学校園長から要請のあった児童・生徒については、教育支援館にいる統括指導主事が観察を行った上で支援員の配置対象の児童・生徒か否かをまず観察する。そして判断するということがあります。  また、小・中学校の特別支援学級、固定級ですけれども、これについては、小学校については特別支援学級1学級に対し支援員1名、中学校に対しては特別支援学級2学級に対して支援員1名という形で基準を設けております。  また、保育園、こども園の長時間は、台東区の保育審査会というものがあります。その審査結果に基づいて支援員を配置する。よくこれはドクターも入っているんですけれども、1対1で処遇ですとか、あるいは子供3人に対して支援員1人という、そのような処遇の場合も出てまいります。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 資料7の中で細かな詳細の数字、幼稚園、小学校の学年ごと、年ごとのいただいておりますけれども、やはり支援員の配置の働く人たちの処遇とかいうのはどういう処遇になっているんでしょうか。採用の条件とか今働く人の労働条件とかはどうなっていますか。 ○委員長 教育支援館長。 ◎江田真朗 教育支援館長 お答えさせていただきます。まず、幼稚園、小学校、中学校に配置する支援員は、週4日以内、そして月17日以内、1日は6時間、そして今年度は日給という形で6,000円です。また、保育園のほうは、またあと石浜橋場こども園の長時間については、日にちは同じで週4日以内、月17日以内、そして時間が1日7時間、日給で7,000円という形で働いていただいております。  要綱によりますと、支援員は特別支援教育に理解があり、心身ともに健康で意欲的な方という形で、子育てをされている方とか、あるいは教員、保育士を目指している方を歓迎しますという形で呼びかけているところでございます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 時給計算すれば1時間1,000円という時給でございます。資格、無資格だから時給1,000円なのか、その辺はまた少し詰めていきたいと思います。  あわせて、研修の体制というのはどのように行われているのでしょうか。 ○委員長 教育支援館長。 ◎江田真朗 教育支援館長 お答えをさせていただきます。研修のほうですけれども、平成27年度は校種別です。幼稚園、保育園、こども園の支援員さん、それと小学校、中学校に配置している支援員さんということで、それぞれ年に2回やらせていただいております。また、そのどちらかは悉皆でというか、必ず1回は受けるようにという形で資質能力の向上に努めているところでございます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 小学校などでは、ADHDとか落ちつかない子供、児童の対策で支援員が欠かせないクラスが本当にあるし、支援員さん自体も勤務の前の時間帯でボランティアでオーケストラにかかわっているというのも伺っています。本当にこれは重要な人材というふうに私は思っております。  この配置基準表の中で小数点、0.5とか0.75とか3.75とか小数点が出ているんですけれども、全体としては、充実させていくべきではないかと思いますけれども、その点はいかがでしょうか。 ○委員長 教育支援館長。 ◎江田真朗 教育支援館長 子供とか、あと学校によっては、小数点配置というふうになっているところが現状でございます。これは1対1でべったり週に4日間ついているという、そういうような向いているお子さんもいれば、あるいはちょっと離れた状態、あるいは支援員がいなくても学級担任や学年の先生方で組織で取り組んでいただく、そういうようなことがいいお子さんもいるので、週に2回ですと0.5だったり、週に3回つくということであれば0.75とか、そのような形で算出しているところでございます。 ◆鈴木昇 委員 今後の充実についてはどうですか。 ○委員長 教育支援館長。 ◎江田真朗 教育支援館長 充実についても、ぜひ学校園からのニーズはとても高くありますので、適している支援員がやはりついたのがいいだろうというお子さんについては充実させてまいりたいと考えております。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 先日も発言はいたしましたけれども、区立幼稚園での7カ国12人、外国人が通う幼稚園もあります。保護者同士のコミュニケーションとかも当然ですけれども、先生と保護者、先生と園とをつなぐパイプ役として教育・保育の現場に人的にも言葉の支援というところでの支援員というのも必要ではないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○委員長 教育支援館長。 ◎江田真朗 教育支援館長 今、委員ご指摘の部分ですけれども、特別支援教育の支援員とは別に、これはやはり教育支援館のほうで配置している日本語指導の講師派遣委託事業というものがございます。これについては、幼稚園、保育園、こども園のほうに保護者の対象にした通訳です。通訳のことで対象として派遣をしているものでございますので、そのような事業も活用していただきながら、やはりコミュニケーションがきちんととれるような形をまた進めてまいりたいと考えております。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 今回は私もちょっと資料要求で、学力、体力に関する教育の目標をちょっと掲げたんですが、なかなか学力のほうの関係にはあるんですけれども、体力の項目がちょっとないんで、309ページの学力向上のための調査研究のところでやっていいですか。 ○委員長 はい、いいです。 ◆河野純之佐 委員 今回、資料要求させていただいて、見させていただきました。学力調査とともに体力、運動能力の調査の結果が出ているんですが、この調査結果を見ると、東京都の運動レベルと、あと区の運動のレベルがグラフにあらわれております。そんな中で、徐々にはやはり東京都のレベルに追いついているもの、上回っているものが出てはあるんですが、全国の運動レベル、そういうものを調べると、東京都のレベルは全国のレベルの中ではかなり下位のレベルなんです。ということは、台東区の子供たちの運動能力とか体力の能力というのはかなりというか、低いレベルにあるのかなというふうにちょっとこのグラフを見て感じるんですけれども、その辺のことについての状況はいかがでしょうか。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 お答え申し上げます。  体力の現状につきましては、平成23年度から27年度にかけて行われてきた東京都統一体力テストの結果によりますと、先ほど委員がご指摘いただきました、毎年小・中学校の体力は向上している状況でございます。しかし、現時点で全国の平均と比較をすると、全国の平均を超えている種目もございますが、多くの種目についてはまだ全国の平均に至っていないというような状況も見られるところでございます。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 中には全国レベルにもなっているということで、それには恐らく今までの現場でのいろいろな取り組みの成果が出たのではないかなというふうに思うんですが、今後、台東区の児童・生徒の体力の目標値というんですか、そういうものについては今回の資料要求の中でも非常に体力の部分については大ざっぱな表現でしか出ていないんですが、何か目標値みたいなものというのは設定する意向はあるんでしょうか。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 これまで都からも特に目標値というのは以前は示されてはいなかったところですが、ことしの1月に東京都が、いわゆる全国の上位層の県の平均を目標値として設定をいたしました。ちなみにその目標値と比較をいたしますと、小学校5年生男子の総合点、東京都は54.3点が平均となっておりまして、台東区は55.5点ということで、都の平均を1.2点上回っております。しかし、先ほど申し上げた都が設定した全国の成績をもとにした平均値、これと比べると、この目標値が57点となっておりまして、1.5点下がっている状況です。また同様に、中学校2年生の総合点、平均は47.5に対して、台東区は47.7と0.2点上回っておりますが、こちらも都の目標値と比べると52点となっておりまして、4.3点下回っているという結果になっております。  今後は台東区は都のいわゆる平均値等については十分に超えている状況でございますので、次の都から示された目標値、これを新たな目標として取り組みの充実を図ってまいりたいと考えております。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 区の目標値は、全国のレベルに合わせるようなことを先ほど言っていませんでしたか。あくまでも都の平均値なんですか。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 言葉が足りず申しわけありませんでした。都教育委員会から示された目標値というのは、全国の成績の上位県の平均をもとに設定をしている目標値となっております。ですので、先ほど申し上げた都の目標値というのは都の平均値とは異なっておりますので、ご了承ください。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 わかりました。やはり教育というのは知育、徳育、体育、そこの部分がやはりバランスよく育っていかなくてはいけないと私は思っているんです。いろいろと子供たちの今、社会環境というか、生活環境も、なかなか運動する機会とか場所とか、そういうものがだんだん少なくなっていく中で、やはり今後も体力の向上については重要ではないかなというふうに思っております。  そんな中で、今回も小学校というか、教育費の中で、体力向上とか、そういうものに関する項目が全くないんです。学力とかそういうものについてはそれぞれいろいろと項目があるんですけれども、教育の中ではそういう部分がないのが非常にちょっと残念なので、ぜひまた今後も目指しというか、そういうものが出せるように進めていっていただきたいというふうに言っておきます。 ○委員長 小島委員。 ◆小島智史 委員 河野委員の関連で質問させていただきます。  資料4を今見まして、体力の部分に着目をしたいんですけれども、これは本来であればどれも大切なことで、どれも丸がつくべきことだと思うんですけれども、重点的にやっているかやっていないかという違いだと思います。そうはいっても、投力とか走力の部分がかなり少ないというふうに見受けられますけれども、私の問題意識も最近やはり児童・生徒見ていると、投げ方とか走り方というのがちょっと違う子たちが多くなってきていまして、それは私は個性ではないと思っておりまして、それはやはり正しい投げ方、走り方というのをやはり小・中学校のときに指導をしていくというのが、しっかりとそれが大事だと私は思っていまして、区の先ほど河野委員から体力に関する項目がということで発言がありましたけれども、私も学力と同時に体力、あるいは心の部分というのが、道徳とかそういった部分は大事だと思っていますので、そこはぜひ意識をしてやっていただければと思います。要望でけっこうです。 ○委員長 水島委員。 ◆水島道徳 委員 今、体力が本当にまだまだ台東区では低いほうだという話で、そういうことはもう本当に子供たちの体力向上はしっかりやっていかなくてはいけないなというふうに思います。  その中で、逆にそういう運動能力が高い子もやはり中にはいると思うんですけれども、柏葉中学校などでは陸上関係は非常に強くやっていたりとか、そういうアスリートになるような、目指せるようなお子さんもたくさんいるのかなというふうに思います。また、東京都でやっているジュニアアスリートの関係でも、区内の中学生の子が体力測定の中で自分が想像もしていなかった競技、カヌーとかそういうところで実力を発揮してジュニア国体などでもいい成績をおさめたりとか、そういう方向性というのもあるということも私は認識をしているところです。  そういう面では、子供たちの体力づくりは平均的に伸ばすやり方と、やはりそういう将来性のある子たちも育てていかなければいけないと思うんですけれども、そこについてはどういうお考えでしょうか。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 現在、学校では、それぞれ例えば小学校においては、体育朝会や休み時間を使った持久走、マラソン大会などを設定したり、中学校では授業の開始前の5分の部分をランニングであるとかそういった運動を必ず取り入れて授業を進めるというような取り組みを進めていただいております。ひとえに今回、都と比べて台東区の成績が大変上がってきているというのは、学校における各校の取り組みの努力の成果であると思います。  そのような取り組みを通して、まず全体の子供たちに共通にしっかりと体力を高めていく取り組みを進めるとともに、先ほど委員ご指摘いただきましたいわゆる運動能力にも個人差がございますので、今ある中学校では、体育の授業で習熟度別の形で運動が得意な子と若干苦手な子と、その能力に応じた指導等も進めておりますので、今後こういった取り組みも進めながら、子供たち一人一人の体力に応じた指導の充実を図ってまいりたいと考えております。 ○委員長 水島委員。 ◆水島道徳 委員 やはり今度、東京オリンピックもあるわけですし、年齢的に考えれば、中学生の子供が将来のオリンピック選手になれる可能性もないとは言い切れないと私は思うわけでございます。そういう意味では、今、中学校連合陸上競技大会など、国立競技場で私も中学生時代は全生徒バスに乗って応援に、私は参加できませんでしたけれども応援のほうを一生懸命やらせていただいたほうですけれども、そういうことでスポーツの機運を、まさにオリンピックに向けて高めていかなければいけないというふうに私は思います。  今は国立競技場が使えないことによって、これ2年連続で夢の島ですか、のほうでやっているんですけれども、それについて、今、現状について、どういう形でやられているかお聞かせください。 ○委員長 学務課長。 ◎前田幹生 学務課長 お答え申し上げます。  委員ご指摘のとおり、現在は江東区の夢の島の陸上競技場を使わせていただいておりまして、28年度につきましても引き続きこの夢の島で実施する予定となってございます。 ○委員長 水島委員。 ◆水島道徳 委員 オリンピックの年を目前に控えて、この中学校連合陸上競技大会のほうもことしが70回という記念すべき、60回も50回も何にもやらなかったということなんですけれども、70回は、オリンピックが近いものですし、今、先ほどの運動能力を上げていくという意味でも、やはりそういう子供たちが発表できる場という部分では、やはりここが一番メーンになるんだと思うんです。そういうところで自分の友達や先輩や、そういう人たちが活躍をして成績を上げる、それを私は応援するほうでしたけれど、その応援するということも含めて、やはりスポーツに対する意識の向上、オリンピックに対する感覚、意識の向上というものは上がっていくと思いますので、この70周年記念、何かやったほうがいいんではないかと思うんですけれども、その点についてどうでしょうか。 ○委員長 学務課長。 ◎前田幹生 学務課長 委員ご指摘のとおり、50回、60回大会では特に記念大会としての実施はしておりませんでしたが、中学校連合陸上競技大会につきましては、中学校の体育の先生を中心に構成する体育行事委員会で運営方法等を検討しておりますので、委員のご意見につきましては委員会のほうにお伝えをいたしまして、学校側とよく相談をしてまいりたいと考えております。 ○委員長 水島委員。 ◆水島道徳 委員 すみません、中学校費のほうだったんですけれど、ちょっとスポーツ関連で流れで話して申しわけございません。ぜひとも進めていただきたいと要望しておきます。 ○委員長 よろしいですか。  阿部委員。 ◆阿部光利 委員 307ページです。16番、研究協力校。これは27年と28年比較してみますと、27年度には理数フロンティア、安全教育推進、この2つが入っていて、これが28年度では抜けておりまして、逆に28年度で伝統・文化発信能力・態度育成校というのが入っているんですが、27年度にありました理数フロンティア、安全教育推進、これは一定の成果が出てやめたのかどうなのか、そしてその成果の内容もお教えいただきたいのと――まずそこからいきますか、すみません。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 お答え申し上げます。  まず、理数フロンティア校の事業につきましては都が所管しておる事業でございまして、平成25年度の新規事業となっております。こちらは2年間継続して実施し、その後、都がこの事業について終了しております。あと、安全教育推進校につきましては、こちらは現在も募集は行っておりますが、こちらについては学校からの応募の希望が出ていなかったということで終了となっております。  なお、成果につきましては、理数フロンティア校はいわゆる理科の効果的な教材や指導方法の開発に取り組む研究を行っておりまして、こちらにつきましては平成小学校、上野中学校が指定を受けていただきました。サイエンスサポーターと言われる授業の補助員も配置され、観察、実験等の充実で成果を上げていると伺っております。また、安全教育推進校につきましては、平成26年度、金竜小学校がこの指定を受けておりまして、いわゆる災害安全であるとか生活安全、交通安全につきまして研究を深め、それを研究発表し、区内、都内の多くの学校に普及啓発をしているという成果を上げてございます。以上でございます。 ○委員長 阿部委員。 ◆阿部光利 委員 ありがとうございます。なるほどね。それで今度、伝統・文化発信能力・態度育成校、どういう研究をするのかということで非常に興味が湧くのですが、具体的にはどういう研究をするのか教えてください。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 日本の伝統文化のよさを理解し、さまざまな国や地域の方に日本のよさを発信できる児童・生徒を育てることを目標としております。また、互いの文化を尊重し、交流を深めることができるというようなところも目標としております。指定期間は2年間となっておりまして、年間50万円、都からの予算がついております。  具体的な取り組みといたしましては、例えばある学校では、茶道や華道の家元、また伝統工芸職人など地域のさまざまな人材を生かしながら、その内容に子供たちが触れ、理解を深めるというような取り組みを行う予定でございます。また、ある学校では、短歌や書道の指導、東京藝術大学との連携を通した実践を通し、日本の伝統文化に触れる機会を設けていくというような計画もしてございます。 ○委員長 阿部委員。 ◆阿部光利 委員 今のご説明を聞くと、これ本区だなという感じがするんですけれど、これ本区以外にもどこかでやっているところはあるんですか。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 現在募集中で、都では都内の公立の小・中学校で190校の募集を行うと伺っております。他地区の決定状況については、まだ情報等も公開されておりませんので他の地区の状況はちょっと不明ですが、本区におきましては小学校が当初3校応募し、その後、都からぜひ追加で応募をしてほしいというような要請がございまして、その後の追加の応募等にも応えている状況でございます。 ○委員長 阿部委員。 ◆阿部光利 委員 追加というのは、それどのくらいあったんですか。今これ3校となっていますけれど、3校だけではないよね。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 3校が予定です。当初3校募集し、追加の応募で中学校が新たに2校追加の応募をしております。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 今の研究協力校、あるいはその後の人権教育もそうですけれど、現場の教諭がどういう状況にあるのかということが非常に大事であります。それで、私、この間、さまざまな形で取り上げられているのが正規教員と非正規の教員、人事権は台東区にはないですけれども、この割合が非常に大きく非正規の方に比率が上がってしまっていると。台東区内の小・中学校では、この数年間ぐらいの傾向でいいんですが、どんな比率に今あるのかと。あと、できれば、これは数値的に出るかどうかわからないんだけれども、いわゆる常勤講師と、非正規の中でも常勤講師と、あと非常勤というか、教科だけで短期的にやる、そういう方の傾向みたいなのがわかれば教えていただきたいと。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 教員につきましては、いわゆる学級数、児童・生徒数に応じて学級数等の定数が決められておりますので、年によって大きくその割合が変わるというのはない状況でございます。ちなみに数についてですが、今年度は正規教員は478名、これに対して非常勤の講師は71名となっております。昨年度が正規469名、非常勤講師が74名、25年度につきましては正規教員470名、非常勤講師77名ということで、特に大きな変化は見られない状況でございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 全国的に言われているような傾向が台東区ではないということは少し安心するところであります。先ほど私、本当に不認識で本目委員に教えていただいた形のこの2分の1成人式ですか、これも学校独自の取り組みですから、それは自主的によく議論していただいてやっていただければこれはいいとは思うんですが、教員の今、忙しさと子供に触れ合う時間の足りなさというのが、これが大きな一番の今の学校のさまざまな問題、いじめを初めとした問題になっておりますので、そういう点ではやはり教員定数そのものも、これが35人学級、30人学級という少人数学級をさらに強めていくという問題。  あと、やはり私、昨年の第2回定例会でも申し上げましたけれども、やはり教育環境というのが、先ほど私は家庭教育否定していませんよ。だけれども、先ほどプライバシーの問題で、非常に踏み込めば子供の心傷つけるという問題あります。先ほどのピラミッドの問題も、私、フェイスブックの友達でちっちゃい子がいるんだけれど、実はピラミッドの一番下に、体格がいいんでいつもなる。ところが、つらいんだけれども、嫌だと言ったらみんなから何と言われるかということで、それ嫌だって言えないという、そういう気持ちもあると。  だから、そういう点では、私もピラミッドを別に否定はしませんけれども、よく――先ほどの2分の1成人式の問題もそうですけれども、本当にいろいろな人がいて、いろいろな家庭環境があってということを、教員が本当にもう少し少人数学級でクラスでなっていけば、先ほどのあと正規がきちんと保障されて、非正規に頼らなくてもいいような環境をつくっていくということが大事だということを、これは質問ではありませんけれども申し上げておきたいと思います。 ○委員長 水島委員。 ◆水島道徳 委員 あともう一つ、オリンピック・パラリンピックの教育推進校、また教育推進についてちょっとお伺いします。  オリンピックがことしはもうブラジルでオリンピックが開催するということで、さまざまな教育指導、これからいろいろとやっていくのかなと思うんですけれども、今これオリンピック推進校、これ全校はカバーできているんですか。
    ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 お答えします。  まず、307ページに掲載されておりますオリンピック・パラリンピック教育の推進指定校4校、これは毎年指定期間が2年間ということで、2校ずつ指定を受けております。こちらにつきましては多くの学校が経験できるよう、経験をしていない学校に特に勧めてまいりたいと考えております。ちなみに来年度は大正小学校と御徒町台東中学校がこの指定を受けております。  あと、これとあわせて、今年度までは東京都のオリンピック・パラリンピック教育指定校、これがございましたが、都の方針で次年度からは都内の全ての小・中学校、園がこの指定を受けると伺っておりますので、そういう意味では全校が経験をしていくというような形になっております。 ○委員長 水島委員。 ◆水島道徳 委員 早くそういう全校体制というものは本当に必要なんだなと思います。  それで、私も区民文教委員会にいながらちょっと知らなかったことがあって、文部科学省オリンピック・パラリンピック教育に関する有識者会議、昨年の3月26日にうちの台東区教育委員会は参加しているようなんですけれども、その点についてちょっとお伺いをしたいんですが、オリンピック・パラリンピックの推進していくために課題と思われることは何かということで、ここではオリンピック・パラリンピック教育は何のためにするのか、教員にとってイメージがばらばらである。2番目が、推進は学校任せとなり、取り組み内容がばらつきが生じる。活動が総花的にあれもこれもとなり目的を失う。活動あって狙いなしの事業になる。5番目が授業づくりの段階で教材研究、地域との連携など準備することが多過ぎてなかなか取り組みづらいみたいな、そういうことを会議の場所で発表されたのかなと思うんですけれども。そういう課題を、まさにそういう大変今の内容というのは非常にあってはならない内容で、やはりそういう一つ一つの方向性を決めていく部分で、文部科学省のほうにこういう資料を提出してやられたというのは私はすばらしいなというふうにまず評価しておきます。  ただ、これが本当になってはいけないというわけで、それを実践するためにいろいろとオリンピック・パラリンピック教育プランという部分で出しているわけですから、それをまず確実に進めていっていただきたいなというところです。  そういう意味では、今年度そういうプランの進行する中でいろいろとありますけれども、私ちょっと一つだけ要望しておきたいなと思うのは、この活用できる学習活動の一例という部分で、一校一国運動、これはきっとどこの自治体でもやるんでしょうけれども、やはりことしはオリンピックウイークなんで、そういう意味では一番各校子供たちに対して、自分の学校でどういう国を応援していこうかとか、そういうことを決めやすい年だと思うんですね。この夏にはきっとテレビで放映されて、オリンピックの話題で持ちきりになると思いますんで、その点についての考え方について、どうお考えでしょうか。  ちょっとその前に、これの現状について、それを先に。           (「前段の部分」と呼ぶ者あり) ◆水島道徳 委員 前段の分の。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 文部科学省のほうへの資料提供という件でよろしいでしょうか。 ◆水島道徳 委員 はい。 ◎屋代弘一 指導課長 こちらにつきましては、27年3月に本区が全都に先駆けてオリンピック・パラリンピック教育プランを作成いたしましたので、その状況についてご報告をしております。  なお、今年度につきましても、校長会と連携し、本区のオリンピック・パラリンピック教育プランでは5つの作業部会を設定しておりますが、この作業部会を各校の代表の先生方、そして学校長、指導課の指導主事で構成をいたしまして、1年間をかけてどの学校でも取り組める実践プログラムの開発に取り組んでまいりました。こちらの成果につきましては、先日、2月にミレニアムホールで発表させていただきまして、その会にご出席いただきました他地区の先生方からも好評を得ております。  あと、2点目のご質問につきましては、各国への関心を高めるという上では、委員ご指摘のとおり、今回オリンピック等について子供たちがそれをじかに目にすることができ、さまざまな国の人たちへの関心を高める絶好の機会と考えておりますので、この一校一国運動につきましても、子供たちが主体的に取り組める内容にしていきたいと考えております。 ○委員長 水島委員。 ◆水島道徳 委員 本当にそういうふうに先進的に頑張っているわけですから、子供たちにしっかり反映できるように、また地域の人とも連携するという話もありますんで、地域との連携も含めて頑張っていただきたいと要望しておきます。 ○委員長 和泉委員。 ◆和泉浩司 委員 どこにあるのかずっと見ているんですけれど、見つからないんで教えていただきたいんですけれども、学校、PTA離れてもう10何年ですから今の現状がちょっとわからないんですけれど、現役に近い委員の方もいらっしゃいますからあれですけれど、年に3回、PTA対象で講演会とか勉強会みたいなものというのがたしかあったんですけれど、今でもあるんですか。           (発言する者あり) ◆和泉浩司 委員 そうそう、家庭教育学級だそうです。           (発言する者あり) ◆和泉浩司 委員 社会教育費ですか。わかった。  社会教育費だと現役に近いPTA会長経験者の委員から教えていただいたんで、それはそれでいいんですけれど、そこでやりますけれども、項またいでまでやるつもりはないんですけれど、今結構問題になっている指定暴力団の抗争。何でそれを家庭教育のことを言ったかというと、私の現役のときにもちょうど抗争事件がありまして、浅草警察の防犯に来てもらって、浅草警察署管内の暴力団事務所がどれだけあるかという話を聞いたとき、200カ所ぐらいあると。子供らに、中学校ですから通学路というのは基本的にはなかったんですけれど、そこに近づかないということをやらせたんです。なるべくね。  今、だんだんだんだん過熱してきているようですから、やはり地域特性と言うと自虐的になってしまうんですけれど、その辺というのは警察とも連携はとれているんですかね。子供たちの安心安全で、ガラスカチコミやりましたとかトラック突っ込まれましたとか、ではといって、ここのところの報道だと、それがあってからみんな通学路変更とかいう事態になっているんですけれど、やはり台東区でもある程度予見をしたりとかして、その辺の連絡はとって、情報とかは教育委員会は持っているんですか。 ○委員長 学務課長。 ◎前田幹生 学務課長 お答え申し上げます。  通学路の近辺でというところでお答えいたしますが、現時点でそういった情報を正確には把握はしてございません。 ○委員長 和泉委員。 ◆和泉浩司 委員 これでやりとりしても把握していないんだからしようがないんですけれど、やはりその辺も、時事問題ではないですけれども、これだけテレビで連日騒がれていたり、ああ、それは神戸のほうの話だとかいう話ではないです。今、北海道まで全部飛び火しているんだから。やはりそこは少しちゃんと情報をとるぐらいの気持ちは持っていていただきたいな。それで各学校、校園長会通じてでも何でもいいですけれど、集積しているような小学校もあるではないですか。だから、そういうところには注意喚起をされることを要望しておきます。 ○委員長 副委員長。 ◆君塚裕史 副委員長 309ページ、学力向上のための調査研究、それと308ページの学力向上施策。ここでちょっと委員長にお願いしたいんですけれど、これちょっと小学校と中学校費のところにも学力向上のが出てきたんですけれど、関連してよろしいですか。 ○委員長 はい。 ◆君塚裕史 副委員長 このまず学力向上のための調査研究というのは今までずっとやっていると思うんですけれど、これを反映して学力向上施策が出ていると思うんですけれど、その考え方でよろしいですか。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 そのとおりでございます。 ○委員長 副委員長。 ◆君塚裕史 副委員長 当然これもう何年もやっているんで、ここに出てきているものが結局313ページの小学校の学力向上施策と、それから322ページの中学校の学力向上施策のほうに出ているんですけれど、こちらのほうの学力向上施策を見ますと、英語とかそういうものについては細かく時間が書いてあって、何時とか書いてあるんですけれど、読書活動の推進ということについて、読書活動推進はどれくらいしてどうだということを、もうちょっと具体的に細かく、これだけ出ているんだったら出してもらいたいんですけれど、その辺は、何でこっちは細かく出てこないのかちょっと教えてもらいたいんですけれど。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 読書活動につきましては、これも各学校で重点的に取り組んでいる事項でございますので、今ご指摘いただいたことについては、今後いわゆる数等についても精査をしてお示しできるようにしていきたいと考えております。 ○委員長 副委員長。 ◆君塚裕史 副委員長 確かに英語も大事ですし、中学生になれば英語は当然必然的に入ってくるんですけれど、やはり基本的には日本語が非常に大事なところで、読み書きのやはりその辺のところの力をつけるということは非常に大切なことだと思いますんで、ぜひよろしくお願いします。以上です。 ○委員長 和泉委員。 ◆和泉浩司 委員 すみません、再度出てきまして。ちょっとお伺いをしますが、事前に聞いとけよという話かもしれませんが、この予算特別委員会、教育費、頭からですから、かつての予算特別委員会、決算特別委員会から比べれば傍聴しやすい、比較的ね。教育が何時に始まるかということではないんでわかりやすいとは思うんですけれども、現場の責任者である、前は何人もお越しいただいていたんですが、別室だったり、校園長会の先生方というのはきょうは何人ぐらいお見えですか。 ○委員長 庶務課長。 ◎柴崎次郎 庶務課長 本日は小学校のほうは校長会の開催があるんですけれども、小学校のほうはお二人の校長先生、それから中学校のほうもお二人の校長先生においでいただいております。 ○委員長 和泉委員。 ◆和泉浩司 委員 ありがたいです。本当にようこそお越しいただいてありがとうございましたというのも変ですけれども、あと区民文教委員会の審議内容とか、今、全部ネットでは見れますけれども、決まったことだけではなくて、さまざまな意見とかが出ていますよね。どういうふうに学校側に伝わるんだろうな。議会と現場と、卒業式や入学式や入園式とか修了式とか、さまざまな機会でそれぞれの地域の議員は会って、先生方ともお話をする機会があったり、いろいろな陳情受けたりしているわけですけれども、全体的な議員の考え方とか平場のところは、教育委員会としてどのように現場に伝えているのかなというのが、たまに意思の疎通がとれていないなというときがあったりするんですけれども、教育委員会の事務方ではある意味トップの次長はどうやってその辺は考えているのか、次長のご意見を、これは庶務課とか学務課とか指導課とかではなくて、次長という立場で全体的に物考えて、どう議会の意見を現場に反映させていただいているのかお聞かせいただきたいんですが。 ○委員長 教育委員会事務局次長。 ◎神部忠夫 教育委員会事務局次長 お答えいたします。  議会で議論されたこと、いただいた意見等については、校園長方に役員会ですとかそういった公式の場はもちろんですけれども、非公式な場、毎月会う機会がございますので、そういった場を通じて皆様方のご意見をお伝えしているところでございます。 ○委員長 和泉委員。 ◆和泉浩司 委員 どうも神部さんにも大変お世話になりましたが、それは非常に現場の意見でごく一部の議員と地域の議員とばかり接していると、やはり議会の全体が校園長の先生方には見えにくいところはあるんです。それで指導課から、また学務課からとかいう、庶務課からとか、だからその辺というのが、次長がコントロールしていっていただきたいなと常々思っていて、大分お世話にもなりましたし、教育にかける思いというのを最後にお聞かせいただけたら幸せですが。 ○委員長 教育委員会事務局次長。 ◎神部忠夫 教育委員会事務局次長 ありがとうございます。学校現場の大変さを日々感じているところでございます。きょう校長先生が傍聴に来ているからではございませんけれども。  台東区としての学校教育の強みというのは、保護者の方、地域の方の応援が多分他区に比べて非常に強い応援をいただいていると思います。我々教育委員会といたしましては、そういった応援団の方が心配になってグラウンドにおりてこないように、安心して応援していられるように、教育委員会としては学校を支え、保護者、地域の方を支えていくことが目的だと思っております。  また、家庭教育、学校教育、社会教育と横のつながり、縦のつながりも大事だと思っていますので、教育は全ての基本でございますので、これからどこに行きましてもそういった視点で取り組んでいきたいと思っていますので、今後ともよろしくお願いいたします。 ○委員長 和泉委員。 ◆和泉浩司 委員 どうもありがとうございました。ご苦労さまでした。 ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第2項、小学校費について、ご審議願います。  望月委員。 ◆望月元美 委員 313ページの13番、学力向上施策の中の(1)小学校英語活動の推進についてお伺いいたします。先ほど副委員長のほうからもちろん英語のほうもということもございましたが、やはり今、オリンピックを控える中で、結構こういう英語のほうは力を入れてということもありますので、この内容をお聞きしたいと思います。  実際に外国人指導助手の先生による指導はどのようにされているのか、現状を教えていただけますでしょうか。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 お答え申し上げます。  まず、ALTというのは、外国人の英語指導員を通称ALTという呼び方をしております。ALTの配置につきましては、小学校の5・6年生、高学年には年間35時間、あと中学年に25時間、あと低学年に17時間の配当を行っております。実際には担任とALTが2人でチームティーチングの形で子供たちの指導に当たります。内容としましては、この外国語活動、小学校においてはコミュニケーションの素地を養うということを目標としていますので、いわゆる中学校の英語の文法の指導であるとか、そういった指導形態とは異なっております。ゲームであるとか、あと、チャンツという言い方をしますが、これは一定のテンポや旋律に乗せて英語の単語や文を表現するというような活動です。こういった楽しみながら取り組める内容を進め、また、外国人観光客にガイドをするというような準備などを行ったりという活動を行っております。 ○委員長 望月委員。 ◆望月元美 委員 そういう意味ではとても充実していると思いますが、ただ、学校個人の先生にもよって、例えば授業の理解度ですとか楽しさがちょっと違ってくることもあるというのがちょっと聞いておるんですけれども、その点についてはいかがでしょうか。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 実際には、大変教育活動に協力的に取り組んでくれているALTも多く報告を受けております。また、学校長からALTの取り組み状況等について私どもも聞き取りを行い、課題がある等というような場合には委託業者にその旨お伝えするようにしております。 ○委員長 望月委員。 ◆望月元美 委員 2018年から特に小学校の5・6年生につきましては英語が教育化されるということもありますので、やはり今後英語教育については大変重要な課題だと思っておりますので、総括質問でさせていただきます。 ○委員長 小島委員。 ◆小島智史 委員 学校教育分野というのは、私は離れて20年ぐらいたちますし、学校に自由に視察に行けるわけでもないので、子供もいない今が一番浦島太郎状態になっているなという感じはしております。ですから、基本的には自分の経験、過去との比較ですね。それとあと、資料などを通した全国との比較ということによらざるを得ないのかなというふうに思っているんですけれども、私は台東区の小・中学校で教育を受けてきて、今、大人になって振り返ると本当にすばらしい教育を受けてきたというふうに思っていまして、本当に感謝をしております。台東区で行われていることは、全国的に見るとこれは当たり前でないこともたくさんあるというふうに知りました。本当に台東区の関係者の努力によって成り立っているんだなということを、そういうことをいろいろ資料を通して勉強を今しております。  そのことを申し上げた上でちょっと2点言及したいと思っております。311ページの2の(8)小学校普通教室フローリング整備のところで、どうしてもちょっと1点、要望というか、言及をしておきたいと思いますが、私の理解では台東区の小学校というのは教室一つ一つが区切られていなくてオープンスペースがあって、そこにはカーペットが敷かれていて、座ったり寝っころがったりふざけ合ったりして、そうしたコミュニケーションがとれる温かみのあるものが台東区の小学校の特徴で、よさなんだということでずっと思っておりました。少なくとも東泉小学校、私の通っていたものはそうだったんですけれども、掃除機だとカーペットもけば立っていてホチキスが取れないので、みんなではいつくばってホチキスの芯を取っていくという、そうした思い出深いものがあるんですけれども。  こういったフローリング整備ということで、清掃のしやすさとか衛生面で現場レベルとかPTAから要望があったということで、それは理解をしております。衛生面というのは非常に今大事なことだと思いますので理解をしているんですけれども、学校施設というのは、はやり廃りがあるというふうに聞いておりますし、今回の企画総務委員会のほうでもありましたとおり、施設保全計画でも若干書いてあったように記憶しているんですけれども、技術の進歩によって施設の整備方針というのは変わってくるんだと思います。ですから、こういった、この計画は3年目の最終年度ということで今さらという件もあるんですけれども、ぜひ今後、将来に向けてやはりカーペットとか木のぬくもりとか、そういった温かみのあるものというのが私、結構大事だなというふうに思っているので、その点は将来に向けての検討課題にぜひのせていただければと思っております。  それから、もう1点ですが、これは質問をいたします。312ページの8番の(5)小学校演劇鑑賞教室、行政計画にもなっている点ですが、これが能と狂言を浅草公会堂で鑑賞するということですが、演劇教室の教育目標というか、目的を教えていただけますでしょうか。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 ご説明申し上げます。本物の演劇等に触れ、日本の伝統文化のすばらしさを感じるとともに、そういった文学、また演劇等についての子供たちの関心を高めていくということを目的としております。 ○委員長 小島委員。 ◆小島智史 委員 すごくすばらしいことだと思います。小学生の能と狂言を見た後の何か感想文的なものは、後でアンケートなり感想文なり、そういったものは行っているんでしょうか。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 演劇鑑賞教室に限りませんが、このような日常で経験できないような学習活動に取り組んだ際には、その振り返りということで先ほどおっしゃっていた作文等に表現する活動も取り組んでおります。 ○委員長 小島委員。 ◆小島智史 委員 能と狂言ということで、大人の私が見てもかなり難しいというか、ものだと思いましたので、ちょっとその確認をさせていただきました。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 311ページの小学校施設保全のところでお聞きします。  これはちょっと小学校、中学校ともまたがってしまうところもあるんですが、和式トイレと洋式トイレの割合、教えてください。 ○委員長 庶務課長。 ◎柴崎次郎 庶務課長 小学校、中学校等のトイレの洋式と和式の比率でございますけれども、小学校におきましては、ただいま35%が洋式化になっております。それから、中学校におきましては、48%洋式化になってございます。幼稚園におきましては、67%洋式ということになってございます。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 小学校の、まず35%ということで今伺いましたが、来年度の予算で洋式トイレに改善をされる割合と校数を教えてください。 ○委員長 庶務課長。 ◎柴崎次郎 庶務課長 来年度予算におきまして、小学校では忍岡小学校と千束小学校のトイレ改修工事を行いまして、トイレの洋式化を図ります。これまで大規模改修時にトイレの洋式化を図りまして、柏葉中学校や今回もう少しで竣工いたしますが忍岡中学校のトイレがそれぞれ80%ということになりますので、小学校についてもトイレの改修で80%台を目指したいというふうに考えてございます。 ○委員長 小坂委員。
    ◆小坂義久 委員 80%ということで今、具体的な目標も課長のほうからおっしゃっていただいたんですが、確かに本当に和式トイレというのはやはりストレスたまると思うんです。今の子供たちは家庭でもほとんど洋式トイレだし、どこへ行っても洋式トイレ、逆に言うとウォシュレットついていないのという感じだと思うので、本当にやはりこういうところは子供たちもストレスたまることだと思いますので、しっかりこうした施設保全は行っていただきたいということと、あとこれ最後ですが、中学校の今回施設保全がなされていないというのは何か原因があるんですか。 ○委員長 庶務課長。 ◎柴崎次郎 庶務課長 施設保全の事業でございますけれども、学校施設の設備等におきまして著しく劣化、損傷している箇所を計画的に工事をするという内容でございますので、その年度によりまして工事の件数や内容が違ってまいります。小坂委員ご指摘のように、今回中学校のほうの施設保全の事業には予算がございませんけれども、その点については老朽化の程度とかそういったものを勘案させていただいて、中学校のほうは予算計上を見送ったというところでございます。 ○委員長 松尾委員。 ◆松尾伸子 委員 317ページの1番、一般衛生安全管理のところでいいかどうかちょっとあれですが、先ほども教育総務費で本目委員のほうからも組み体操のことありましたけれども、この学校の中で小学校、中学校にも通ずるものですが、そういう体育の時間ですとか、また学校内で児童・生徒がスポーツ事故等、起こり得る可能性があるということで、先日、保健福祉委員会のほうでも陳情が出ておりました軽度外傷性脳損傷、これ以前も意見書を国のほうに出しているところでありますけれども、やはりそういうスポーツ事故や転倒だったり高いところから落ちたりとか頭部を強く打つことによって、その後、病院のほうで診断がなかなかつかない、特に異常がないで、画像診断にもなかなか出てこない小さな脳の損傷が原因でその後、後で軽度外傷性脳損傷を発症して長い間苦しんでいらっしゃる方がいるということで、本当にそういう可能性があるということをやはり考えていかなければいけないんではないかというふうに思っていまして。  やはり、学校の教職員ですとか児童・生徒の皆さん、また父兄の皆さんにそういう病気があるということを広く知っていただくことが大変重要ではないかというふうに思っておりまして、そういうものを知る機会、またそういうパンフレットですとか、保健所等とも連携をしていただいて、そういうことを周知徹底を図っていったほうがいいんではないかというふうに考えておりますので、これは質問ではないんですけれども、要望をさせていただきたいと思います。           (委員長退席、副委員長着席) ○副委員長(君塚裕史) 要望でよろしいですか。 ◆松尾伸子 委員 以上です。 ○副委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 311ページ、パソコン整備、これ313ページの小学校ICT教育の推進と、また中学校のほうとも連携してしまいますけれども、今現在、小学校、中学校、パソコン教室ございますけれども、今は週1回に何時間ぐらい子供は利用しているのですか。毎日使っているのかとか、週1回なのかとか、学校別にあれば教えてください。 ○副委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 お答えいたします。  学校では通常、月曜日の1時間目は何年何組というような形で、パソコン室のまず割り当ての配当を行っております。ただ、毎週必ずその時間にパソコンを使う活動を行うということではございませんので、そこについては学年ごとにまちまちであるというような状況でございます。 ○副委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 今、パソコン教室が時間割りをつくって学年ごとでまちまちだというのを伺いましたけれども、パソコン教室での子供の習熟度とかスキルとかの目標とかいうのはあるんでしょうか。 ○副委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 まず、小学校におきましては、主に1年生から3年生についてはマウスを使った操作が中心で、お絵描きソフトであるとか、もしくはクイズであるとか、学習ソフトの活用ということを行っております。4年生でローマ字について学習をしますので、おおむね4年生から上の学年についてはいわゆるキーボードを使って入力を行い、カードをつくったり、またワード等を用いて学習の記録等をまとめたりというようなことを行っております。中学校につきましては技術の時間で、こちらは教科としてパソコンについての学習を進めております。 ○副委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 ということは、学校でしかパソコンがないご家庭もあると、家庭の中にはパソコンがないうちもあります。そうすると、日常的に自宅でパソコンを使う子と家庭にないから使わない子という、差が出てしまうということはないんでしょうか。           (副委員長退席、委員長着席) ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 当然子供一人一人で習熟度には違いがありますので、学校での一斉指導の中では必ずどの子も技術等について習熟ができるように指導を進めているところでございます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 ということは、小学校の中で習熟度が違うということはまた中学校でのスタートラインも違ってしまうというふうに私は思ったんですけれども、その点はいかがなんでしょうか。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 中学校におきましては、先ほど申し上げた技術の中で授業でその指導を進めてまいりますので、当然習熟度についても対応して指導計画を作成し、指導を進めるようになっております。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 あわせて今後の方向性なんですけれども、パソコンだけではなくてICT教育全般というところになってしまうのですが、将来的には荒川区のように1人1台タブレットという方向でお考えなんでしょうか。 ○委員長 教育改革担当課長。 ◎江田真朗 教育改革担当課長 お答えをさせていただきます。委員がいろいろご指摘の部分もあると思いますけれども、国では2020年までに全ての児童・生徒にタブレット端末を配備するという目標設定がされているところです。これ総務省のフューチャースクール推進事業等で述べられているところですけれども、本区におきましても、将来的にはこのような環境整備を進めてまいりたいと考えておりますが、ただ、やはりそれは段階的に、あるいはいろいろな検証をきちんと行った上でやっていかないといけないものだと考えております。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 パソコンとかタブレットというのはあくまでもそれが目的ではなくて、パソコンとかタブレットのツールというものがこれ大原則だと思っています。パソコンありき授業でない、教師と児童・生徒のフェース・ツー・フェースというのが一番大切だと思いますので、その効果を活用のために知恵は、これ出してほしいと思います。 ○委員長 冨永委員。 ◆冨永龍司 委員 ICTで関連します。これ小・中学校合わせてですけれども、ICTでことし算数と数学のデジタル教科書が配備されました。これは多くの委員からいろいろ意見が出て、私もたびたび意見を言わせていただいて整備されたということですが、実際、私、ちょっとこの間質問させていただいたときは、やはり教科書改訂にあわせて本当はやってほしい。というのは、今後これ、ほかの教科書をどうしていくのかという方針もまだ定かではないこともあります。  確かに1個1個念入りにやっていったときに、教科書改訂の前年に新しいデジタル教科書が配備されても1年しか使えないんです。教科書改訂に伴ってまた新しいデジタル教科書に変えなくてはいけないとなると、これ費用対効果ということになるのかちょっと難しいんですけれども、その辺はちょっとなかなか、逆に1年しか使えないものを多額の費用で入れていくというのは非常に認めづらい。委員会で別に言っているつもりもないんですけれど、本当によっぽどの理由がなければその年何で入れるのか、翌年かわるものを入れるというのはなかなか認めづらいということもあります。  だから、今、タブレットもそうなんですけれども、これちょっと私、総括質問はしたいんで、やはりちょっと計画的に今後進めていただきたいという思いもありますので、これは総括質問でやります。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 今話があったように、ICTの教育、小学校、中学校については理科、社会のデジタル教科書を導入して、それで新年度については今度算数、数学のデジタル教科書を入れるということですね。実際、自治体によってはもうタブレットを配布したりとか、自治体によってさまざまな動きがあるんですが、台東区のほうで今現状、理科、社会のデジタル教科書をICT教育の中に取り入れて、それの教育的な効果とか、そういうものの検証とか、そういうものは今どういうふうにやっているのか、その辺のことをお伺いしたいんですけれど。 ○委員長 教育改革担当課長。 ◎江田真朗 教育改革担当課長 お答えいたします。  今委員ご指摘のとおり、各学校では今まで社会、理科のデジタル教科書、そして新たに来年度、平成28年度からは算数、数学のデジタル教科書を導入する運びとなっております。  それで、各学校で校内研究とかでデジタル教材を使った、あるいは電子黒板等を使った授業を我々も先進事例を示しながら進めていて、多くの先生、もうほぼ、我々の狙いとしては100%の先生がそのようなデジタル教材を使った効果をいろいろな授業場面で発揮してもらいたいという、そのような形で進めております。  また、本区ではスーパーティーチャーという、そういう事業がございます。スーパーティーチャー3年目になりますけれども、その中でも3年間ICTをテーマにした授業改善をする先生方がいて、それでその事例を各学校に持ち帰りながら進めていただく、それで広く、そしていつでもどこでも簡便にデジタル教科書やICT教材が使えるような授業改善を進めていただけるように進めているところでございます。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 今、教える側の先生側の意見というか、非常にいい評価が出ているんですが、最終的にはやはり授業なり学習を受ける子供たちの評価なり効果、そういうものがやはり検証されないと、やはりこれは機器だけではなくて学校の全体の環境整備とか、そういうものはやはり莫大なお金がかかってくるわけで、まずは子供たちへの教育的な効果というものがもうちょっと客観的な形で出していただきたいなというふうに思うんですけれども、その辺のものを出す今後の方向性というのはあるんですか、動きなり。 ○委員長 教育改革担当課長。 ◎江田真朗 教育改革担当課長 児童・生徒の視点でというご質問だと思います。児童・生徒一人一人にタブレット端末を導入して授業を行っているという区も幾つかあるというような形で聞いております。そのような自治体の取り組みを我々も多く情報収集して研究をしているところでございますけれども、その児童・生徒一人一人のタブレット端末を使った授業というのは成果もかなりやはりあるということは承知しているんですが、まだ若干使いながら課題も出てきているということも伺っております。  本区におきましては、そのような前駆的な取り組みを踏まえながら、タブレット端末をどのように導入していくか、あるいは、いきなりは導入できないと思いますけれども、モデル校を設定してやっていくのがどうかというところも含めまして、教育委員会だけでなく、区長部局の関係する課とも連携しながら進めてまいりたいと考えております。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 私、ぜひ、やはり最終的には子供のためになる環境づくりというのがやはり必要だと思うんです。それに対しては、やはり財政的な問題もいろいろとあると思います。ICTというのは、やはりどんどんどんどん日進月歩というんですか、どんどん変わって、先ほども言ったようにデジタル教科書出すタイミングが遅いんではないかとか、それやはり効果的な形になっていかなくてはいけないなというふうに思いますので、先ほど言ったように国は2020年までに1人1台ずつのタブレットをという大きい目標を設けているんですけれども、そこに向けて、トータルのやはり計画というものを早急にやはりつくることが私は必要ではないかなというふうに思っておりますので、それについてはいかがでしょうか。 ○委員長 教育改革担当課長。 ◎江田真朗 教育改革担当課長 確かに環境整備の計画づくりというところも大切な視点だと認識はしております。また、それとともに、計画づくりとともに、やはり先ほど触れましたけれども、モデル校を設定するような形で、その成果と課題を同時で行っていく、そういう形で2020年度までの国が策定している目標について台東区ではどうしていくんだということを、先ほども申し上げましたけれども、我々の担当だけではできませんので、教育委員会の課とか区長部局とも連携して進めてまいりたいと考えております。 ○委員長 和泉委員。 ◆和泉浩司 委員 釈迦に説法で申しわけないと思っていますし、教育論というのはそれぞれさまざまにあるから、一回昔調べたら、項目別でいうと議員の一般質問の半分ぐらいが教育問題だったりした時期もあって、これはいろいろなご意見があって、あした結論が出ないから比較的言いやすいというところもあるかなと、そんな思いで、私もそんな一人として申し上げさせていただくと、ICTという全体ですけれど、パソコンとかというのは、昔、私達が教わった計算尺とか、今の人は知らないでしょうね。この委員の中でも首が横に振られるぐらいに、こうやって合わせて計算をする道具があったわけです。  それで、そろばんです。要はパソコンというのはツールでしょと。先ほど、だから鈴木委員もそうだなと思ったけれど、それを使ってどうするかという話がないんです。  もう10年ぐらい前になりますけれども、尾道市、陰山先生でしたか、百ます計算の、あそこへ視察にお邪魔をさせていただいて、徹底的な朝の反復練習、百ます計算を文字で書いてがんがんやらせる、漢字も書き取りがんがんやらせる。これによって学力が向上するんですよというお話聞いてなるほどなと思ったのは、今、私パソコンで何でも文書つくってしまうと、漢字書けないんです。私だけかもしれませんけれど。簡単に変換できてしまうから、読めるんだけれど書けなくなってきているんです。それは皆さん方でも手書きで書いてと言われたとき、さあっと全部普通のパソコンで打ち出すような文書ができるかといったら、結構難しくなっていると思うんです。  だから、子供の教育というのはそういうところもあるんではないのかな、アナログでもいいんではないのかな。パソコンに至上主義で全部偏るのではないということも、パソコンは一つのツールであるという思いを持ちながら大変慎重な答弁だったんでちょっと安心しましたが、先ほどの続きで言うと、日本橋の中学校にパソコンを使った授業をやはりこれも10年ぐらい前に視察行ったんです。当時としてはパソコンのキーボード入力とか、そういうところからさらに行って、ネットサーフィンして一つの新聞みたいなものまでつくらせた。だから、これを使ってどういうことができるかということを日本橋の中学校は教えていたんです。  だから、それ見て大変参考になったけれど、入力ができるできないという基本的な問題だけではなくて、教育におけるパソコンというのはどういうものなんだろうかというのを立ちどまりながら検証しながら進めていっていただきたい。経費についたり予算についたりは、教育のことですからどんなにお金がかかってもやるべきだと思う。経費的な理由で排除する理屈はない。だけど、パソコンが教育、子供たちにおける影響というのはどういうふうに出てくるかというのを慎重にやっていただきたいと意見だけ言っておきます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 312ページ、5番の黒門小学校大規模改修ですけれども、これも実は黒門小学校のところにひっかけているだけで全体にかかわってしまうんですけれども、学校改修の工事、今、計画的に行われております。建てかえもございます。その設計の段階で特にこういうことは気をつけていますというのがあったら教えてください。 ○委員長 教育委員会事務局副参事。 ◎山田安宏 教育委員会事務局副参事 お答えします。大規模改修の観点からご説明させていただきますけれども、大規模改修を行う場合に当たりましては、まずその施設、学校ごとに異なりますけれども、施設の状況ですね。こちらを確認して、至急対応すべき部分はどこなのか。また、実際学校現場のほうで必要としているものは何なのかといったところをあらかじめ確認をした上で、それを極力設計の中に反映していきたい、そのように考えてやってございます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 資料5を出していただきまして、幼・保・小・中学校での感染症による学級閉鎖・学年閉鎖の数というのをお願いしました。この資料5のところから見えてくるのは、やはり毎年どこかの学校でインフルエンザで学級閉鎖になっておりますけれども、学校改修、大規模も含めた改修のところで、健康管理という面から見た学校改修というのはどのようなところで注意されているのがありますか。 ○委員長 教育委員会事務局副参事。 ◎山田安宏 教育委員会事務局副参事 特に健康管理面というのみ限定というのはちょっと難しいところはございますけれども、やはり先ほど申し上げました例えば基幹系の設備が老朽化した、そういったような状況になりますと、やはりいろいろ衛生面ですとかそういった健康面に影響出るという場合もございますので、そのあたりの部分で必要なもの、これについては児童の健康、安全確保のためということで特に重点的に対応していきたいというふうに考えてございます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 そうですね。基幹系のところでいえば、上下水道がだめになればやはり衛生面はとても劣悪になってしまうんでそれは当然だと思うんですけれども、やはり今、インフルエンザなどでいうと、加湿というのがやはり重要な一つだよというふうに言われています。手洗いうがいとマスク、加湿、食事と休養などと言われますけれども、そういう意味では、やはり健康面というところでいったらば、インフルエンザ等のそういう空気感染系の予防というのでいったら加湿器というのをつけるべきではないかなというふうに思っているんですけれども、その点いかがでしょうか。 ○委員長 教育委員会事務局副参事。 ◎山田安宏 教育委員会事務局副参事 加湿というお話でございましたけれども、なかなかやはり学校施設、一つ一つの部屋がそれなりに面積が大きいといったところもございますので、一概にそういった設備を用意することがいいかとなると、ちょっと難しい部分も正直ございます。ただ、空調設備のほうは直してまいりますので、この中で換気ですとか、それから空気の流れですとか、そういったものにつきましては改善されてまいると思いますし、またあと、ちょっと空気と離れてしまいますが、水回りのほうもトイレを中心に衛生面、かなり環境改善がされることになると思いますので、そういったところの部分と、あと実際に施設ではなくソフトのほうでの対応ということで感染症対策はとっていければと思ってございます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 あと2点、313ページ、322ページ、これも小・中学校とまたいでしまうんですけれども、スクールカウンセラーでございます。資料8をいただきました。このスクールカウンセラーについてお伺いいたします。雇用とか契約の形態や資格を教えてください。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 お答え申し上げます。  まず、雇用契約形態につきましては、選考については書類選考を行い、その後、面接での選考を経て決定をしております。小学校に年間72日、中学校に36日の配置、1時間3,000円ということで、その時給に応じて給与等は支払いがされておる状況でございます。 ◆鈴木昇 委員 資格は。 ◎屋代弘一 指導課長 失礼いたしました。資格は、臨床心理に関して高度に専門的な知識、経験を有する者となっております。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 臨床心理士とかの資格を持っているということなんでしょうか。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 臨床心理士の資格を持つ方とあわせて、児童相談所、医療関係勤務の方なども含んでおります。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 このいただいた資料8、26年度と27年度と相談件数だけ単純比較しますと大幅に減っていますけれども、なぜこのような差になっているのかというのはありますか。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 スクールカウンセラーには、学年の全児童面接や積極的な活用を学校にもお願いをしているところですが、そのような中でちょっとこの増減については、明確な原因というのはこちらでも把握できておりません。しかし、面接を、カウンセリングを行っていない時間については、通常の子供たちの学級の様子等を十分に把握していただくようにお願いをしているところでございます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 事例で言ったらば、本当に学校の授業についていけなくてカウンセリング受けて教育支援館に行って、落ちつきを取り戻してまたクラスに戻った子などは、今はバイトしながらひとりで生活をしているなどという、そういうような子も聞いております。その子に話を聞くと、やはり学校の先生ではちょっと話しづらくて、スクールカウンセラーと話をしていることがとてもよかったというふうに聞いております。やはり今いろいろな子供がいます。国籍も含めてですけれども、多様な子供がいる今、学校なんですが、カウンセラーの学校に来る日にち、時間をふやす努力をしていくべきと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 来所日数につきましては、今後も関係課と協議の上、検討していきたいと思います。また、今決められた日数について、十分に子供たちの心の対応にしっかり対応し切れるよう指導してまいりたいと思っております。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 本当にカウンセラーは支援員も含めて、教職員や保護者や子供たち全体から信頼されて活動されている方はたくさんやはりいらっしゃいますので、時間、日数も含めてお願いしたいと思います。  もう1点で終わります。これも、すみません、小・中学校と共通になってしまうんですけれど、317ページ、326ページの小児生活習慣病予防健診でございます。この健康診断の対象、4年生と中学1年生なんですけれども、健診の概要というのかな、内容と結果、傾向などを教えてください。 ○委員長 学務課長。 ◎前田幹生 学務課長 お答え申し上げます。  小学校4年生と中学校1年生を対象に、平成20年度から実施しております。健診内容は、生活状況調査、身長、体重、胸囲、血圧、採血によりまして区内医療機関で受診する形をとっております。受診率は徐々に伸びている状況でございまして、27年度の実施結果では、小・中学校合わせて小学校4年生、中学校1年生の対象児童・生徒数に対して28.6%、前年度比で1.7ポイント増ということで、この児童・生徒が受診しております。  健診結果の総合判定では、要医療、要経過観察、要指導、管理不要、正常の5段階で行っておりまして、27年度は受診した小学校4年生の44.8%、中学校1年生の37.8%が要指導以上ということになってございます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 この数年間の傾向とかいうのは捉えていますか。 ○委員長 学務課長。
    ◎前田幹生 学務課長 健診の結果につきましては、受診者も異なりますし、単純な比較はなかなか難しいのかなというふうには考えておりますが、単純な結果としては、27年度は要医療、要経過観察の割合が前年度よりはふえたという事実はございます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 個別にいえばきっと要医療、要経過観察、要指導というふうになった児童、子供たちの経過というのは追跡していると思うんですけれども、その中での一人の子での傾向とかいうのはあるんでしょうか。 ○委員長 学務課長。 ◎前田幹生 学務課長 要医療、要経過観察の判定となった場合につきましては、翌年度とさらにその翌年度にこの健診を受診していただくようにしておりまして、そうした状況から、27年度受診した児童・生徒の結果につきましては、小学生では44.4%、中学生では69.2%が健診の結果が前年度よりも改善をしております。また、本年度の中学校1年生の場合は、小学校4年生時に受診した結果と比較すると、受診した生徒の状況はおおむね改善傾向にあったというところでございます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 いただいた資料6の学校で行う定期健康診断疾病異常検査とあわせて関連で伺いますけれども、栄養不良とか肥満傾向というのが小学校の健診で明らかになったときには、予防健診というものを強く勧めたりするのでしょうか。 ○委員長 学務課長。 ◎前田幹生 学務課長 委員ご指摘のとおり、定期の健康診断の結果を受けまして、例えば肥満傾向にある児童・生徒に対しましては、日常的に養護教諭ですとか栄養職員が相談あるいは指導を行っているという体制をとってございます。その際に、この健診を受診するよう勧奨する場合もございます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 やはり子供の健康を引き続き見守るという体制では、養護の先生、栄養士さん、教職員、大切になっていると思います。  もう一つ、栄養不良と肥満傾向という、この家庭の状況というのは調査はされているのでしょうか。 ○委員長 学務課長。 ◎前田幹生 学務課長 調査という形ではないんですけれども、小児生活習慣病予防健診を受ける際に自己チェックシートを提出していただいておりますが、その項目の中で家族の糖尿病、あるいは肥満傾向、高血圧の有無を聞くという設問は設けてございます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 もう一つ、これは意見として皆さんに申し上げておきますけれども、この資料6の中での目が悪い子供というのはやはりふえてきているのかなというのが少し気になるところでございます。ICTの活用もとても大事だし、本当に先ほど和泉委員もツールでの活用というのは重要なんですけれども、やはり視力というところは手元を見続けることでいったらば何か支障が出てくるんではないかなとちょっと心配だなと思うことだけはちょっとお伝えをさせていただきます。以上です。 ○委員長 青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 2点とも関連になってしまうんですが、まず1点目が、先ほどの312ページの黒門小学校大規模改修、これは委員会での審議を十分踏まえた上で発言させていただきますが、まず、台東区としては今、国立西洋美術館を世界遺産に登録しようということでやっています。さらには、旧奏楽堂は取り壊しの危機があったのをああやって移設をしたと。いわゆる近代建築の普遍的な価値をしっかりと認めた。その上で今回の黒門小学校も、あの復興小学校校舎の価値をしっかりと認めていただいた上で、あのよさを残していこうということがベースになってこの黒門小学校の改修が進められているということに本当に喜んでいます。  その上で、台東区に残された復興小学校は6校あります。その中でも、黒門小学校と東浅草小学校は現役で使っています。そういった意味で、何か今の言ったとおり、近代建築物のこういった教育委員会の姿勢をぜひほかの部署の方でも同じような考えに立っていただいて、取り壊し前提で何か考えるようなことはすぐにでも改めていただきたいなということを要望するとともに、今回ちょっと私申し上げておくのは、黒門の復興小学校のいろいろな特徴の中に、例えば校舎とか窓ガラスだけではなくて、あそこに棚がちょっと残っていたりするんですが、あれも建築当時のものではないかというふうに推測されるような形のものがあったりとか、あとは理科室だったと思うんですが、あれも非常に特徴的で、理科室の手洗いとかああいうところの形状もまさに当時の非常に、教育をベースにして建築デザインされたものがそのまま残っているということがあるものですから。ちょっと私、素人目ではなかなかわからなかったんですが、専門家の皆さんからするとそういった非常に、奇跡的に残っているというふうに言われて表現されていましたが、そういうものがございますので、そういった部分もぜひ大事にこれからしていただきたいなということで、これは要望にさせていただきます。  続きまして、これも関連になってしまうんですが、先ほど小坂委員のほうから学校のトイレの洋式化の話がありました。これ実は私の仲間で、隣の県である市で100%の洋式化を熱心にやっている方がおりまして、私も彼の考え方に賛同して、そういったグループに入っているんですが、ただ、100%の洋式化に対して、逆に100%を洋式化する必要はないだろうという議論も出ているんです。なぜそういう話になるかというと、学校の環境をそこまで100%整えてしまっていいのかという中で、今、日本の中でもほぼ洋式が進んでいますが、中には和式のものが残っているだろうと。子供たちの環境をそこまで洋式化してしまったら、そういうトイレしかなかったときにできなくなってしまうではないかとかいう話とか、あとは和式トイレというのはしゃがんで用を足すんで、体力の向上に結びついているから、だから和式のトイレはなくしてはいけないんだという議論が実はあるんです。反対している人たちの中では。  ただ、今ご答弁を伺うと、台東区としては行く行くは100%の洋式化を目指していくというような方向性と受け取っていいのか、もしくは、先ほど改修がある程度終わったところでも80%というような話がありましたから、ある意味和洋混在でいくのかというところの点について、方向性ありましたらお示しください。 ○委員長 庶務課長。 ◎柴崎次郎 庶務課長 教育委員会といたしましては、100%洋式化するという考えは持ってございません。ただいま青柳委員ご指摘のように、日本の伝統文化というところもありますし、あと、実際子供たちの中には洋式の便器ですと、人が触れたところに触れるというのをちょっと嫌うということもございますので、教育委員会といたしましては、先ほど小坂委員のご答弁で申し上げたように、80%程度を基準に考えていきたいというふうに思ってございます。 ○委員長 青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 いろいろな考え方があった上での80%という微妙な数値なんだと思いますが、そういった議論もあるということで、私はできればなるべく100%に近い形で進めていくのがいいのかなというふうに思っていますので、そのこともあわせてお伝えしておきます。 ○委員長 冨永委員。 ◆冨永龍司 委員 316ページの給食生ごみ処理について伺います。中学校とあわせてになってしまいますけれども、ちょっと数字のほうは事前に聞いたんで、もう1回聞くと時間がかかるので、もし間違っていたら教えてください。  平成26年度の生ごみが全体で小・中学校合わせて125トンあって、125トンのうちの残菜、要は残した分が約50トンで、調理的に出た生ごみが75トン、給食残したのが約4割ぐらいですか、生ごみのうちのということになっていて、さらにちょっと小学生が1人当たり1食に残した割合、平均ですから人数で割ったところが17グラムで、中学生が1人1食に残したのが58グラムということを伺っております。本当に1人17グラムですとスプーン1杯分ぐらいなのかなという話になってくるんです。中学校のほうがちょっとその3倍ぐらいあるんですけれども。  ただ、そういった中、今、子供たちに、なかなか全部食べなくてはいけないという教育は、私らのころと違ってできないということは重々よくわかっていますけれども、本当に1人の1杯、わずかな部分が積もると、残菜だけで約50トンという数字になっていく。やはりこの辺はしっかり子供たちに、どう伝えていくのかわかりませんけれども、やはり残してもいい、ただ、残すとこうなるんだよということもうまく教育として伝えていく食育の観点からは必要だと思っているんですけれども、いかがでしょうか。 ○委員長 学務課長。 ◎前田幹生 学務課長 お答え申し上げます。  今、冨永委員からご指摘のありました数値につきましては、平成27年度の推計値でございます。それで、ご質問についてでございますが、特に低学年では、担任だけではなくて教職員が2人体制で指導に当たったりですとか、限られた給食の時間の中で少しでも多く食べられるような盛りつけですとか、そういったところの工夫をさせていただいております。またそれから、東京産のものですとか学校菜園で収穫した食材を取り入れたり、食育の授業を行うことで食への興味関心を持たせる、食べる意欲へつなげる、あとそれから配膳のしやすさ、食べやすさ等を考慮した献立の工夫などに取り組んでいるところでございます。  今後も、台東区の場合は全ての学校に栄養士を配置しておりまして、この栄養士を中心にして学校の日々の状況に応じてきめ細かく対応することで残菜を減らす取り組みを進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 ○委員長 冨永委員。 ◆冨永龍司 委員 私も何度か一緒に地域ふれあい給食で子供たちと食べたことがありまして、そのときによく子供に1品だけ完食しようよという約束をすると、子供が一生懸命1皿だけきれいにしてくれて見せてくれて、すごいねと言うとすごく笑顔で喜んでくれるというのは見ています。そういったことが食育なのかなと思っておりますし、それで今度、生ごみのこちらですけれども、処理機設置が年々1校ずつ、今、減っている形になっていて、これは回収処理のほうに移行していくのはわかっていて、これが機械のメンテナンスとか整備のときに切りかえるというスタンスをとっているんですけれども、残りあと15校といっても15年かかってやるわけではないでしょうから、機械のほうなんで、やはりこういったこともどこかで計画的に整備をしていかなくてはいけないのかなと思っておりますので、そこはしっかりと計画的にやっていただきたいというのは要望で終わらせます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 314ページですが、ちょっと通告していないんですが、平成小学校大規模改修があります。この平成小学校、竹町幼稚園の大規模改修、今年度実施設計で29年度から31年度の大規模改修工事ということになるんですが、学校や地域にはどういうふうに、こういう問題というのはこれからも、黒門小学校もそうでしたけれども、どういうふうに説明をしているのか。現段階で例えば平成小学校や竹町幼稚園の場合はどんな説明されているのか、これについてお伺いしたい。 ○委員長 教育委員会事務局副参事。 ◎山田安宏 教育委員会事務局副参事 大規模改修の計画につきましては、特に今の平成小学校、竹町幼稚園につきましては、既に学校長、それから幼稚園の園長ですね。こちらのほうにお話をさせていただいております。  また、地域の皆様につきましても、年度がかわるところになりますけれども、地区の町会連合会ですとか、そういったところに赴きましてご説明をさせていただくとともに、あと新入学の保護者の方も含めて、学校のほうと連携して、保護者会などでもお時間をいただきながら説明していく予定でございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 今回の予算でこだわっているのは、どういうふうに地域に説明するかという問題であります。そういう点で、実施設計に、そういう説明で出た、一番利用し現場の状況を知っている方たちのですね。先ほど副参事は状況把握を一番最初に正確にやることだとおっしゃったわけで、そういう点ではその人たちの声を本当に丁寧に聞いていただいて進めていただきたいということだけ申し上げます。 ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第3項、中学校費について、ご審議願います。  小坂委員。 ◆小坂義久 委員 先ほど小学校費でやればよかったんですが、すっかり忘れていました。323ページの学校における校務事務の改善でお伺いしたいと思います。  今、教育委員会と各学校間でいろいろ協議しながら、また、努力して改善をされているという現状はお聞きしておりますが、現状はどうでしょうか。 ○委員長 教育改革担当課長。 ◎江田真朗 教育改革担当課長 お答えをいたします。小学校、中学校それぞれの校務事務の改善ということですけれども、この事業の狙いは、校務の効率化を図ることでその削減で生まれた時間を教職員が児童・生徒に対する教育活動に充てるというようなところが大きな狙いで、あと、ほかにも児童・生徒に関するさまざま情報の一元管理を行って、教職員間の情報の共有化、効率化を図ること、あわせて情報セキュリティーの強化を目指すと、そのような狙いでこの事業を進めているところでございます。  主にまずは校務事務の支援システムということで、スクールオフィスという名前のソフトを入れて、それで、ソフトを活用しながら通知表や指導要録、抄本、あとあるいは調査書等ありますけれども、あと毎日の学校日誌、保健日誌等をこのスクールオフィスを使って作成することによって事務の時間が削減できるというものです。  またあと、学校へのサポートということで主に3点あるんですけれども、今言ったスクールオフィスの使い方がやはりちょっとわからない場合とかは、ヘルプデスク、コールセンターを設けております。ヘルプデスクに電話すればすぐに解決になる。また、駆けつけサポートということで、実際に学校のほうに駆けつけて修繕を行う。あと、これは教育支援館のほうですけれども、ICTのコンサルティングサービスということで、特に学校のホームページについてご質問いただきながら、ホームページをまた充実させるような、そのような取り組みを含めて校務事務の改善ということで行っているところでございます。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 いろいろ本当に努力されているということは今の答弁聞いてうかがい知ったことですが、こういう形でかなりやはりシステム関係で改善を図っているなというふうに今感じました。  その結果、本当にしっかりと改善できて、それだけ児童・生徒に向き合える時間がふえているというのであれば、これは本当にそれで結構だと思うんですが、やはり聞いたところ、なかなかそうはいっても各学校間によってばらつきあるんですけれど、やはり帰宅が11時、12時回ってしまうとか、そういったことも実際聞いているんです。そういう意味でいうと、今、課長のほうからいろいろな答弁あったんですが、なかなか改善はされていないのかなというふうに私は感じています。そういう意味に含めて、これはまた、後で総括質問でしっかりやらせてもらいますんで、よろしくお願いします。 ○委員長 小島委員。 ◆小島智史 委員 323ページの21、区民文教委員会で審議が行われたということを踏まえてお聞きしたいと思います。  まず、内容は理解をしているんですが、この講座を行う理由について、ちょっともう一度……           (「21」と呼ぶ者あり) ◆小島智史 委員 21です。323ページの21を、理由をもう一度ご答弁いただけますでしょうか。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 お答え申し上げます。  現在、台東区では先ほど出ました学力調査等も実施を行っておりまして、その傾向から、やはり基礎的な学習を定着させていくことが一つの課題となっております。このたびステップアップにつきましては、いわゆるご家庭の状況等で余り学習塾等を活用する機会がないお子さんなども含めて、自己の学力を向上させることに意欲を持ち、基礎学力や学習習慣の定着が必要である中学生に対して、民間の学習塾の講師を活用し、その学習の機会を提供していくというものでございます。 ○委員長 小島委員。 ◆小島智史 委員 ありがとうございます。大変大事な講座だと思っております。ただ、学校で意欲がなかったり能力を発揮できなかったりするお子さんというのは、やはり塾の外部講師によってもなかなかその点は難しい面もありまして……           (発言する者あり) ◆小島智史 委員 はい、それは私も思っているんですけれども。先ほど水島委員からの運動の面でもありましたけれども、優秀な児童・生徒ですね。あるいは意欲のある生徒、どうやってはかるのかというのも問題もありますけれども、そういった子供たちに対して、子供たちが経済的な理由で何か一歩踏み出すときに区として応援できるような仕組みというのはほかにありますか。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 現在学校でも、授業におきましては習熟度別の学習であるとか、また、本区の大きな特徴である学力向上推進ティーチャーなどを活用した放課後の補充学習、定期考査前の重点学習などにも取り組んでおります。こういったものも充実を図ることで、どの学力層のお子さんに対しても確実に学力を身につけていく機会を提供していきたいと考えております。 ○委員長 小島委員、完全にかぶっていますんで。 ◆小島智史 委員 申しわけございません。 ○委員長 冨永委員。 ◆冨永龍司 委員 学習支援講座について、私もかねてよりやはりこうした支援は必要だと思っておりました。そんな中、教育長と雑談の中で教育長もこのようなお考えがあるということを伺ったことがあり、こういったことが一つ実現していって一歩踏み出したんだなということで、この講座に対しては大変よかったなと思っております。  ですから、今、答弁の中、基礎的学力ということがありました。やはりちょっと、いつも学力調査を台東区でしていただいておりまして、その中のいつも委員会には平均点、全国と比べたものは出てきています。ですけれど、ちょっと調査のいろいろな内容を見せていただいたときに、やはり著しく得点の取れない子たちがやはりいて、それはやはり小学校の段階でも少しふえていて、やはりその辺の基礎学力がないと中学校で幾らやってもわからないということもありますんで、この辺含めて総括質問のほうで質問させていただきます。 ○委員長 いいですね。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 昼食時となりましたので、ここで休憩いたします。  午後は1時より再開いたしますので、よろしくお願いします。           午後 0時00分休憩           午後 0時59分再開 ○委員長 ただいまから、予算特別委員会を再開いたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 ここで委員並びに理事者各位に申し上げます。  本日で東日本大震災が発生してから5年が経過いたしました。本日の審議が震災の発生した午後2時46分まで及びましたら、震災で犠牲になられた方々に哀悼の意を込めて黙祷をささげたいと思いますので、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。  それでは、石塚委員。 ◆石塚猛 委員 321ページの台東区の中学校体育大会ではないんだけれど、前にも言ったんだけれど、柔道が中学校の体育の正課ですよね。先ほど皆さんが心配していたように、今まで授業をやって、1人の先生が見ていて、あるいは専門とかつけないという方針でずっとやってきて、今までけがとかそういうのはありませんでしたか。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 現在のところ、重要なけが等は発生がないと報告を受けております。 ○委員長 石塚委員。 ◆石塚猛 委員 それは非常にいいと思いますね。というのは、最初何もしていない人は、基礎体力をつけるという、受け身とか、あるいは体を鍛えるという運動だけのほうがいい。あれ乱取りになると経験者とあれが非常に差ができて、クラブ活動やなどでずっと1年生、2年生、3年生と毎日やっていると、例えば鎖骨など折れば折るほど強くなるという、そういうことなんです。鎖骨が出てしまって大変だなというときも、接骨というのは骨接ぎ屋というぐらいだ、柔道を極めた人、柔道をやった人がほとんど接骨屋行くんです。そのぐらい自分の体とか人の体をさわるとか痛めつけるのは平気になってくるんだね。  中学校で、私が心配したのは、前もそうでしたけれども、ちょっとしたことが、悪ふざけが、先ほどどなたかも心配していたようにどえらい事故につながる、脳に行ってしまったりあり得るんで、そういうことで質問しましたけれども、何もないということは大変慎重にやっているということだと、結構だと思います。  それから、あんまり皆さん触れられたくないと思うんですけれど、その前にちょっと322ページの13番のふれあい学習で、地域の人材、ゲストティーチャー、これは非常にいいことだなと私は思っているんです。中学になって税の問題とかいろいろな問題、我々も何回も今まで質問したりしましたけれども、本来の授業にかなり響いてくるぐらいいろいろなことが入ってきていると思うんですけれども、そんな中で1年に1回か2回、1時間か2時間か3時間ぐらいゲストティーチャーと、そういう今までの、何人かでいいんですが、ゲストティーチャーのちょっと主だった人、二、三人、上げてくれませんか。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 ゲストティーチャーの方の氏名については、申しわけございません、ここに資料はございませんが、取り組んでいただいている内容等についてご紹介申し上げます。  小学校におきましては、昔遊びや俳句、華道、また革製品づくりや歌唱指導、戦争に関するお話を聞く、交通安全ボランティアの方にご指導いただくなどの活動を行っております。また、中学校におきましては、さまざまな職業について学ぶということと、また人権の講話を伺ったり租税教室を展開したり、また薬物乱用防止教室であるとかエイズの理解と予防、またパラリンピアンの方をお招きして交流などを行っているところでございます。 ◆石塚猛 委員 完璧です。というのは、それは学校の先生方も趣味でやっておられる方随分いると思うんですけれども、趣味の域を超えて専門的に、あるいはそれを職業としている人たちのちょっとしたさわりを教わるだけでも子供の持っているよさの啓発につながるとどなたかが言っていましたね。だから、そういう機会を与える、あるいは何かそのものをきわめた人、そこまで行かなくても常識的に知識を得た、あるいは会得している人の話をちょっと聞くだけで、多感な中学生ですから、男性でも女性でもそれは非常に大事だと。今、指導課長さんがほとんど全部の職業を言ってくれたと思うんですけれども、非常にいいと思いますね。これからも進めていただきたいと思います。  もう一つちょっと、16番のいじめ電話相談カード作成等ということで、カード代ですからこのぐらいの金額なんでしょうけれども、ちょっと言いたくないかもわからないけれど、台東区小学校、中学校、中学校だけでもいいです。いじめは表に出てきて、我々にも報告があったかないかわかりませんけれども、今ありますか。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 いじめにつきましては、年間3回調査を実施しております。今年度につきましては、12月、2学期末現在で認知件数は小学校が13件、中学校が3件となっております。これらにつきましては、いずれも2学期末の時点で解消しております。 ○委員長 石塚委員。
    ◆石塚猛 委員 非常に伺って安心をする数字です。私はもっと多いと思いましたよね。安心という言葉はちょっと当たらないな、件数があるから。だけど、テレビで朝から晩まで、今いじめのことですよね。あんなことがあったら区役所も教育委員会も学校も、その周りの人も耐えられないと思うんです。だから、いじめの問題についてはあんまり触れられたくないかもわかりませんけれども、これからも十分注意をして、我々も含めてしていかなくてはいけないのかなと思いますね。  いつも教育長が言っているように、いじめという言葉は使わないけれども、いろいろな挨拶など聞いていてもそれらが感じ取れます。これからもいじめ、死亡事件が起きたらもう最悪になってまいりますんで、それらを絶対に起こさないように、お互いさま注意をしてまいりたいと、このように思っております。以上です。 ○委員長 和泉委員。 ◆和泉浩司 委員 いじめに関連しているわけではないんですけれど、担任教諭のいじめみたいな悲しい事件がありました、広島で。小学校の場合はほぼほぼ進路相談などはありませんが、中学校の場合は大変多感な時期に自分らで私立へ行くのか公立へ行くのか専門へ行くのか、高校を選んで夢を抱いて進路相談をする。その中で誤記による、1年のときに万引きをしたという誤記によることが問題になって進学ができない。冷静に考えればすぐわかることだし、親がしっかり、親に相談してやればわかるんですけれど、子供のうちはあった事象が全てになってしまう。そんなことからこういう悲しいことが起こったんだろうと思います。  伺いますが、台東区内でこういった記録の誤記、または入力ミスなどの報告がここのところありましたか。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 記録の誤記等の報告はございません。 ○委員長 和泉委員。 ◆和泉浩司 委員 ヒューマンエラーでは済まない大きな問題ですから、その辺は十分考えてやっていただきたいんですけれども、こういう事件が起きて、対岸の火事ではなくて、区内の学校長なりなんなり、学校側に注意喚起の指導なりなんなりされたことはありますか。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 今回の件につきましては、学校の情報管理の甘さが生徒の命を失わせる結果につながってしまったという大変痛ましい大きな問題であると受けとめております。また、進路指導、情報管理につきましては、これは細心の注意を払い、丁寧に行っていく必要がございます。今回の広島の件を重く受けとめ、3月14日には連合校園長会が実施されますので、その際にはこの件について各学校でもしっかりと受けとめて対応の強化を図るよう指導を行ってまいりたいと考えております。 ○委員長 和泉委員。 ◆和泉浩司 委員 ぜひしっかりやっていただきたいと思います。  進路ということですが、本区の中学校の進学率はどのぐらいになりますか。中学校から上に、高校への進学率はどのぐらいになりますか。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 申しわけございません。今手元に資料がございませんので、若干確認の時間をいただきたいと思います。 ○委員長 和泉委員。 ◆和泉浩司 委員 いいです。そこをそれ程突き詰めて何%で99.9幾つ%ですかとか、そういうところで突っ込むつもりはございませんが、こうやってつないでいるうちに優秀な係の方が持ってこられたので答弁お願いしたいと思います。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 都立高校への進学率が約55%、また私立への進学が約44%、残り約1%の方が就職もしくは専門学校等への進学となっております。 ○委員長 和泉委員。 ◆和泉浩司 委員 これ伺って答弁難しいと言われたんですから、これで答弁いただこうとは思いません。義務教育、中学校までですから、当然昔でいえば中学を卒業して就職して社会人として歩み出せるというのが義務教育の修了課程、9年間だと思います。今、高校へのディストリビューターみたいにただ通り抜けるだけ、進学先を決めるだけにややもすると陥りやすい。だから社会人教育も、先生も生徒もお忙しいとは思いますが、最低限の社会人としてのルールをぜひ、短い時間でも結構ですから指導をしていただけるように、その中学生がまちへ出たときに、立派な大人とは言いません、社会人として適応できる最低限のことはぜひ教えていただきたいと思います。公職選挙法も改正されて、中学校卒業して二、三年で選挙権も生まれて、大人となって少年法も変わっていくかもしれませんので、中学校が単なる進学のための機関にならないように、これもあわせて校長先生方にお伝えをいただければと思っています。  それともう1点ですが、平和教育、平和に関してはいろいろ申し上げていますし、広島、長崎、大事なのは十分わかっています。きのう、議会でもというお話があったんですが、ちょうど間がずれたんで12時にそれぞれ各会派で黙祷したと思いますが、学校では行われるんですか。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 通常の授業時間内につきましては、授業の進行のため行っていない状況でございます。ただ、授業等の時間ではなく、放課後、教職員のみで対応ができる場合には必ず行うようにしております。 ○委員長 和泉委員。 ◆和泉浩司 委員 ぜひ、これも要望でいいんですけれど、教職員だけではなくて、休み時間でもいいです、休み時間に入ったところで3月10日の意味を、長い時間お話をしなくても結構です。言問橋のたもとに私も、会派が違うんだけれどと、あれは全員ですよと秋間委員に怒られるかもしれないんですけれど、行って手を合わせたりすることもあります。ぜひ、広島、長崎の悲惨なことはもちろん悲惨ですけれども、この地元でもそういうことがあったんだということを子供のうちに伝えて、全校で、短い時間でも結構ですから、亡くなった方に思いをはせるような黙祷を子供たちにもしてもらいたい。それをぜひ考えてください。よろしくお願いします。 ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第4項、校外施設費について、ご審議願います。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第5項、幼稚園費について、ご審議願います。  和泉委員。 ◆和泉浩司 委員 お待たせしました。庶務課担当で一番最後のページです。私立幼稚園助成等ということですが、これで人数見させていただくと、私立幼稚園対象園児732人、公立の園児が734人、ほぼ半分半分ということになって、それぞれがそれぞれの就学前教育に大変ご尽力をいただいているということはよく理解しております。今、教育委員会としての私立幼稚園の意義、また公立幼稚園の意義について、ご意見があったらお聞かせいただきたいと思います。 ○委員長 庶務課長。 ◎柴崎次郎 庶務課長 私立幼稚園さんの意義でございますけれども、区内7つの私立幼稚園がございまして、それぞれが独自の建学の精神に基づいた独自の教育をされていただいております。区内の中にこのような多様な教育資源があるということは台東区教育委員会としても非常に貴重なことであると思っておりますし、私立幼稚園の振興についても教育委員会として支援をさせていただいているところでございます。  また、区立幼稚園につきましては、公教育の一環ということでございますので、10園ございますけれども、どこの園でも就学前のきちんとした小学校に上がる前の教育がきちんとできるような形で教育委員会としては努めているところでございます。 ○委員長 和泉委員。 ◆和泉浩司 委員 課長は地域の先輩でもあります。課長がお出になった学校と私や水島委員が卒業した学校が統合されて、今は桜橋中学校が両方とも母校ということです。地域の誇りでございますんで。そういった中で大分親しくさせていただいて、青少年・スポーツ課長のときも少年野球場グラウンド整備、また今も私立幼稚園に対しても大変熱心に取り組まれて、私立幼稚園の園長会の先生方もみんな感謝しているところでありますが、基本的にここのところは教育畑でがっときましたから、教育に対する思いを一言お聞かせいただければと思います。 ○委員長 庶務課長。 ◎柴崎次郎 庶務課長 私ごとで恐縮でございますが、和泉委員おっしゃいましたように、私も台東区で生まれ育ちました。その私が台東区の教育行政に携わらせていただいて、こんなにうれしいことはございません。私自身がそうでありましたように、台東区の子供たちが国際文化観光都市台東区の学校で勉強した、またこれから勉強するということを誇りに思ってもらえるような教育行政をこれから台東区教育委員会としてもさらに充実をさせていければというふうに思ってございます。 ○委員長 和泉委員。 ◆和泉浩司 委員 どうもありがとうございました。来月早々、3番サードでぜひご活躍をいただきたいと思いますんで、ここもあわせてお願いをして終わります。 ○委員長 いいですか。  以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第6項、児童保育費について、ご審議願います。  本目委員。 ◆本目さよ 委員 ちょっと長いんですけれど、すみません。まずはどこに当てはまるかちょっとわからないんですが、先日、保育園の卒園式に参加してきた議員がたくさんいるんではないかと思います。そのときに、黄色い傘が園児に卒園のお祝いとしてプレゼントされていました。ただ、これ思い起こすとまだ区立の幼稚園のほうはこれからですけれども、傘ではなかったと思うんです。何か幼稚園とかこども園、保育園などの所属する園によって卒園のプレゼントみたいなのが異なっているんでしょうか。 ○委員長 庶務課長。 ◎柴崎次郎 庶務課長 先般、区立保育園の修了お祝い会がございまして、本目委員おっしゃいましたように、例年、卒園時に黄色い傘をプレゼントしているところでございます。区立幼稚園のほうはPTAの方のご配慮で卒園時に各園何がしかのものを贈呈していただいているという、そういう状況でございます。 ○委員長 学務課長。 ◎前田幹生 学務課長 こども園についてお答え申し上げます。  区立こども園、3園ございますが、石浜橋場こども園につきましては鉢植えのお花、たいとうこども園につきましては漢字辞典、ことぶきこども園については…… ◆本目さよ 委員 いいですよ。 ◎前田幹生 学務課長 申しわけありません。そのようなものを差し上げているところでございます。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 多分今の話を聞くと、財源も違うのかなというところの、恐らく私立でもまた違うところだとは思うんです。ただ、私立はとりあえず置いておいたとしても、区立の就学前の施設で何かどこから出ているのかみたいな、もうそろそろ、ちいさな芽で就学前教育の共通プログラムも設定している台東区ですし、児童保育課も福祉ではなくて教育委員会にある台東区なので、そういったすごい小さいことなんですけれども、何か統一していくという方向も考えてもいいのかなと思うので、ぜひ検討しておいていただければと思います。  次は、児童保育費、多分全体とまではいかないですけれども、固有のところというよりは複数にまたがる、認可保育所だったり認証保育所、あとは共同型家庭的保育、小規模保育それぞれにまたがるものなんですけれども、3歳の壁についてお伺いします。区でかかわっている保育園、認可保育所、こども園の長時間、認証保育所なども含んだ保育園の2歳の定員と3歳の定員、それぞれの人数を教えてください。 ○委員長 児童保育課長。 ◎上野守代 児童保育課長 お答えをいたします。来月、4月1日の定員予定数でございます。2歳が614人、3歳が505人でございます。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 今伺った人数だと、差が109名あるかと思います。2歳で614名いて、それがそのまま上がれないというような状態だと思うんですけれども、これ26年度の決算特別委員会の総括質問でも私やらせていただきましたけれども、そのときには教育長からニーズ調査に基づいて計画量は策定していくよということで答弁をもらっていたかと思います。そのニーズ調査の保育の量の見込みの調査だと、3歳児以降は教育のニーズもあるよということで、計算上は3歳児以降の22%が教育希望という見込みにされていたんです。確かに109名というのもざっと計算する21%ぐらいということなので、十分だということも考えられるのかなとも思うんですけれども、ただ、申し込みの状況、保育園に申し込みをする状況を見ると、108名の定員に対して220名申請があって、112名が希望の園に入れていない。この中には転園希望があるので、なかなか全員が全員入れていないわけではないと思うんですけれども、これは3歳児の定員はこれで十分ですか。 ○委員長 児童保育課長。 ◎上野守代 児童保育課長 お答えいたします。  3歳児からは集団保育の場所として新たに幼稚園やこども園の短時間保育の選択ができることから、一部の保護者に教育ニーズが生じているのは事実でございます。ただ一方で、今回の保育の入園の申し込み状況を見てみますと、両親ともにフルタイムの勤務をし、祖父母等に保育を頼めない状況にある、そういった方が多くご申請いただいております。こうした方々は3歳児以降も11時間に近い保育を希望されているのかなというふうに考えているところでございます。こうした方々のために、3歳児以降についてもその受け入れ先となる施設が必要だというふうに考えてございます。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 ですよね。私も同感です。まだまだちょっと2歳と3歳の間に20%ぐらい教育希望があると算定はしていましたけれども、その算定上とはちょっと違う方向に今実情は来てしまっているのかなという気がしています。  3歳の待機児童を解消するためには結構難しいというふうに思っていて、現在の保育の仕組み自体をちょっと再構築していくのも考えなくてはいけないのかなというふうに思っています。これ私の口から言うのはちょっと非常に勇気が要るのですが、ゼロ歳から2歳までと3歳児以降分けて考えて、既存の公立認可園は基本的には3歳児以降の園、ゼロ歳から2歳までは基本的に小規模保育所や認証保育所で保育をするという形にするとか、そういった思い切った改革をしていかないと、なかなか認可のフルサイズの園をつくるというのは、台東区、今、公募でも集まらない状況で土地もない中ですごく難しいかと思います。日経新聞にも台東区出てしまいました、追いついていないというか、予定の園がオープンできなかった区として。すごい残念なんですけれども、ただ、それは別に台東区が悪いというよりは、本当に場所がないとかそういったところのほうがすごく大きいと思っているので。  さらに、先ほどの話で連携園をしっかり定めることで3歳児以降の行き場がなくなることを防ぐとともに、先ほどの小規模園であれば事業者の提案も幾つかやはりあるので、あと不動産も比較的見つけやすいことから、まだふやしていけると思うんです。現在の保育システムの再構築も含めて待機児童解消のために検討するべきだと思うんですけれど。あとついでに言うと、3歳に移行するときのならし保育はその場合にはないようにしていただきたいとは思うんですけれども、そのあたりはどういうふうに、区立の年齢定員、3歳の定員の見直しとかも含めて検討、研究していくべきだと思うんですけれども、どうでしょうか。それらも含めてどのように解消していくつもりか教えてください。 ○委員長 児童保育課長。 ◎上野守代 児童保育課長 委員のご指摘のとおり、小規模保育事業所につきましては、32年4月の入園までに、卒園児の受け皿として幼稚園、保育園、こども園のいずれかを在園児がそのまま入園できるような体制を組まなければいけないということになってございます。これについては、教育委員会でも現在その対応策を検討しているところでございます。  考えられる対策といたしましては、新たに3歳児以降の保育所を整備すること、また既存施設の定員を変更することなども考えられますが、まだ具体化には至っておりません。こういったことも検討の中には含めて考えていきたいと思っております。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 小規模保育が正式に始まってもう2年目になっているので、そろそろその次の、その子供たちがどこに行くのかというところも、親御さんたちすごく不安がたくさんだと思います。3歳の壁があるということも保護者の方々もわかっているので、できるなら小規模ではなくてフルサイズの認可に入りたいとか、そういった希望があるということも保護者の方々からは聞いています。ぜひ連携園も含めての見直しも含めてやっていただいて、せっかく復帰したのにまた3歳になるときに仕事やめなくてはいけないとか、そういうリスクがないように動いていただきたいと、これは強く要望します。  そして、あともう一つ、336ページの一時保育についてお伺いをします。一時保育の中では、非定期提携利用と言われる就労などに使っていると思われる方がいると思うんですけれども、その人数の3年間ぐらいの推移を教えていただきたいと思います。あと、月初めに抽せん会をしていると思うんですけれども、その参加者数、つまり使いたいよというふうに手を挙げている人たちの人数の推移も教えてください。さらに、時期による、月別による申込数の増減などもあわせて教えてください。ちょっと多いんですけれどもお願いします。 ○委員長 児童保育課長。 ◎上野守代 児童保育課長 まず、1点目の就労等でお使いになっている一時保育の部分についてご説明します。一時保育は4つの事由に分けてございますが、主に週に二、三日程度、あるいは月に一、二週ぐらい働かれる方、こういった方がご利用する非定型保育の種類で数字を申し上げます。24年度が475名、25年度が557名、26年度が754名でございます。  また、月初めに行っております予約のための抽せん会でございます。抽せん会につきましては、申しわけございません、26年度までは統計をとってございませんので、27年度から主な増減の月を申し上げますと、一番低い月は5月のゴールデンウイークがありますので、これが31人の参加、特に多いのは7月、8月、12月、今回特に多かったのは2月1日に行いました3月分の利用が最も多く、90名の方がご参加になっております。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 何か今、月を聞くと、夏休みとか冬休みとか春休みっぽい印象をさっと受けたんですけれども、幼稚園の人たちもそこで申し込んでいるということですか。 ○委員長 児童保育課長。 ◎上野守代 児童保育課長 一時保育につきましては、夏休みとか春休みの期間につきましては幼稚園の在園児の方からのお申し込みもお受けしている関係で、その利用月についてはお申し込みが多くなっているものと思います。  特に3月の利用分につきましては、90名中21人の幼稚園の方のお申し込みがございました。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 人数が3年間ふえてきているということと、幼稚園の方も申し込める長期休みの期間が多いということ、ちょっとこれらのことから何らかの対策は必要なのかなというふうに思うので、今まで聞いた児童保育系の全ての内容含めて、保育の量については総括質問で伺わせていただきます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 待機児童関係で、共通するので伺います。  資料11を出していただきました。昨年4月1日で待機児童となっていた170名、これは認可保育所、あるいは地域型保育事業、これを希望しながら入れなかった児童の数ですけれども、この170名の児童がその後どうなったかという資料であります。これについて、何か感じることはありますか。 ○委員長 児童保育課長。 ◎上野守代 児童保育課長 今回、資料で4月1日に待機児童となられた方の追跡調査の結果をお出しさせていただきました。今回のこの数字を受けまして、待機児童につきましては27年度に2回の補正予算を組んでいただきまして、認可保育所の増設も行ってまいりましたが、やはり半分の方がなお入園できないという状況があるということを重く受けとめております。  また、特にゼロ歳児の方、1歳児の方の待機については解消ができていないというところで、今回4月の入園にもこの数字がつながっていくのかなというふうに考えているところでございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 保育園に入れなかったというツイートが国会で大きな波紋を広げ、こういうふうな状況になっています。実相に迫るということが大事なんです。私も自分の子供は保育園ということなかったものですから、実相に迫りたいということで今回の資料を出していただいて、私は想像以上に、やはりリアルだなというふうに感じています。  まず、170人のうち24人の方、14%の方はこれは入れてよかったなということになります。あと逆に、区外への転出というのが4人、こういう数字が出ました。あと、その中間で申請取り下げ、有効期限切れという7人と54人、61人、この方たちの状態が今どうなのかなというのが非常に心配なところでありまして、この中で区外の転居者がいるというふうには考えられますか。 ○委員長 児童保育課長。 ◎上野守代 児童保育課長 今回追跡調査いたしましたものについてでございますが、申請取り下げと有効期限切れにつきましてはその後の調査を行っておりませんので、結果として台東区から転出されたかどうかまでは把握してございません。 ○委員長 秋間委員。
    ◆秋間洋 委員 そこまで、今はもう児童保育課だって大変ですからできないと思うんです。ただ、この4年ぐらいの区内の転入出の状況、その中でもゼロ歳から4歳の数をちょっと私、調べたんです。これは人口ビジョン・総合戦略の中でも一部触れられているところですけれども、全体とすると転入超過です。24年度が3,424人転入が多い。25年度が転入転出差し引いて3,512人、26年度が2,857人、27年度が2,109人と、若干勢いは減ってきていますけれども、転入が超過していると。逆に、ゼロ歳から4歳、この転入出の内訳を見ますと、24年度、これは逆に転出超過で50人。全部転出超過です。25年度が127人、26年度が233人、27年度が1月末段階までしかまだ出ていませんので、これで234人。ですから、間違いなくこれは、この後、2月、3月とふえる時期になっていますから、そういう点では300人は間違いなく超える状況にあるわけです。  ですから、そういう点では、委員会ではとか、あるいはうちの会派の一般質問に対してはなかなかそれについての数字というのは類推することはできないということで、これでももちろん類推はできませんけれども、明らかにゼロ歳から4歳の層の転出超過の幅、量がふえているというのは目に見えているわけです。  ですから、そういう点では、これとでは保育の関係がどうかというのもまたありますから、そう単純ではないということはわかりつつも、やはりここは、先ほど有効期限切れとか申請取り下げの中にいるかどうかわからないということですが、しかしこれから人口ビジョン・総合戦略、やはり人口をきちんと維持して活力ある台東区をということを掲げている以上、これはやはりきちんと調べていく必要があるし、保育がそこで原因になっているとしたら、これはやはりそういう意味からも手を打たなければならないということを指摘しておきます。  それと、私、1歳の壁がなぜここまで高いのかという、ゼロ歳ももちろんそうなんですけれども、ここについてはどういうふうに認識をされているんでしょうか。 ○委員長 児童保育課長。 ◎上野守代 児童保育課長 さまざまな原因は考えられると思いますが、今、私のほうで考えているものにつきましては、1歳半前後まで育児休業を取得される方がある程度いらっしゃいまして、この方が4月の入園時期に合わせて申請行動をなさっているのかなというふうに考えてございます。  また、ここ数年で1歳児の申請者数、ゼロ歳児と1歳児については本当に大きく伸びております。これの理由といたしましては、やはり一つには人口の増があろうかと思います。また、申請されている方の書類等から考えますと、フルタイムの母親がふえているのかなということがございます。また、祖父母などの育児援助は受けられないという申し立てをされている方も非常に多いということを考えますと、やはり共働きの家庭がふえてきているのかなというふうに考えているところでございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 やはり29年度末までに待機児をゼロにするためにゼロ・1の問題というのはあるんですが、しかし、やはり1歳の壁の原因というのが、今課長がおっしゃったように育休明け、できるだけゼロ歳の段階で保育所には預けたくない、手元にというのは次世代ニーズ調査でもはっきり出ている傾向ですから、これは当然、母親としての感情、母性としてだと思うんです。  あと、パートナーのほうもなかなか育休がとれないという状況の中で、当然のことであると思うんです。これについては、私はやはり今のワークライフバランス、企業の本当に責任は重大だなと。やはり2歳から3歳ぐらいまで、その次の復職できること、そういうことが当たり前のそういう企業、雇用環境というのをつくるの、日本社会の一番大きな課題で、それが待機児童問題だって大きくなると。ここは一番大きな問題だというふうに思っています。  ただ、同時に、今、もう共通しているのは場所がない、あと、保育士がいないという2つの壁ですよね。この2つの壁を突破しないと、幾ら企業の環境が、ワークライフバランスに優しくなったというのを待っていても、これはもう無理な話で、そういう点では区の政策というのは本当に何ていうんですか、実効あるものにしていく必要があるというふうに思っています。  それで、私、先ほど本目委員が、今、小規模保育でフォローしている部分の層と、その上の認可園を分けるというのありましたけれど、私はそれには反対です。というのは、これは保育士がきちんと系統的に育つかどうかという問題にかかわるからなんです。それは70万人の、今、保育士が、保育士の職をやめてから保育士にならないという状況、この最大の問題というのはいろいろ理由があるんですけれども、きつい割にはなかなか給料が恵まれないとかいうのがよく言われています。  そういう点では、やはり公的な保育、認可保育、これが私立も含めてですけれども、しっかり据わるということがこれは保育士を育成していく上で欠かせないということなんです。その点でちょっとお伺いしたいんだけれども、区の常勤保育士、これ、今まで何千人という方たちが携わってきたと思うんですが、この方たちの育児休暇の取得の状況、これ、平均期間、あとあわせて復職率、これについてお伺いしたいと。民間との比較ができるかどうかも含めて。 ○委員長 人事課長。 ◎岡田和平 人事課長 育児休業の制度は、お子さんが3歳になるまで取得することができるものとなっておりますので、平成24年度に育児休業を新たに取得した職員でお答えをさせていただきます。取得者は7名、平均日数は472日、全員が復職をしております。なお、民間の常勤の保育士の状況については、把握はできておりません。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 472日というのは、間違いなく1年以上子供を手元で育てていられる環境、それでも私、何人かの区の職員の方に聞きますと、区の職員、それだけの権利はあっても、率直に言うとやはり1歳の壁があって、ゼロ歳児で申請せざるを得なかったという方の話も聞いています。それは、その方が住んでいる地域の固有の課題がありますので、ですから、なかなか大変な保育士の環境ですけれども、やはり公務員であれば100%復職できるんです。それだけの条件というものを備えて、ですから、60歳の定年になるまで本当にベテランの保育士さんと中堅どころ、若い人たちがバランスよく育っていくことができるわけです。ところが、決算特別委員会で出た資料のように、残念ながら株式会社で働いている保育士さん、20代前半ぐらいの平均、20歳前後が中心のところでいうと、やはり一度職をやめてしまうと二度と戻れないという、この辺の問題というのがやはりあると思うんで、私は、ぜひ、今は60歳で定年されて、もう引退してしまった区のOBの保育士さんに、これはやはり教育長や区長がぜひ声かけていただいて、台東区の子供たちのためにもうあと三、四年一肌脱いでくれという、こういう訴えをやっていただきたいと。そして、そうすれば場所についてはいろいろ工夫あるけれども、今、一番深刻なのは、私は保育士の不足だと思うんで、そういう点では、これは全くお願いですけれども、そのぐらいの覚悟で場所、そして保育士の確保をお願いしたいというふうに思います。 ○委員長 松尾委員。 ◆松尾伸子 委員 334ページの13番の保育所等保育士等人材確保のところで、その中で保育従事職員宿舎借り上げ支援というのが40戸ということで予算がありますけれども、これは昨年の11月からスタートしているということで、物件に関して事業者さんが負担することに対しての助成というふうに伺っていますが、物件確保に関してもご苦労されているのではないかというふうに思っているんですが、昨年からの状況をお聞かせいただけますでしょうか。 ○委員長 児童保育課長。 ◎上野守代 児童保育課長 お答えいたします。  こちらの事業は補正予算で対応させていただいたもので、昨年11月からスタートしたものでございます。当初は3戸からスタートさせていただきましたが、現在までの利用の実績でいきますと、26人の方が既にこれをご利用になって現場で働いていらっしゃいます。また、4月採用者の中でも、この事業を活用して採用が獲得できたという報告を受けております。そのため、予算では、今度は40戸にふやして予算計上させていただいたものでございます。  住宅の状況でございますが、住宅の状況につきましては、各事業者がそれぞれお住まいのところの借り上げを変更されるなどで対応されているということで、比較的保育園の場所から近いところで確保されているというふうに聞いております。 ○委員長 松尾委員。 ◆松尾伸子 委員 これ、すごくやはり人材確保の観点で大変にいいことであるというふうに思います。保育士さん、安心して働いていただけるということに関しましても、大変にいい取り組みではないかというふうに思います。  1つ提案ですが、例えばマンションの空き部屋とか空き家対策につながっていくと思うんですが、そういう区内の空き状況などを情報提供、事業者さんのほうに情報提供をされるということも進めていかれると、両方にとっていいんではないかというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○委員長 児童保育課長。 ◎上野守代 児童保育課長 委員のご提案のように、住居を確保できずに困っている事業者があれば、ぜひそういった情報交換というんでしょうか、情報提供はさせていただきたいというふうに考えてございます。 ○委員長 松尾委員。 ◆松尾伸子 委員 もう一つすみません、338ページの放課後子供教室モデルということで、今回、石浜小学校まで広がるということで、これ、やはり公明党としましても、何年も前から本当に推進をしているところでございまして、委員会のほうでも方針をつくることを、また、しっかり早めてほしいという意見も言わせていただいているようですけれども、1億総活躍社会を目指していくためには、本当にお子さんを預けていく保育所にしても放課後の子供の預かりという部分でも、やはり一刻も早く進めていただきたいということが思いでございます。進むスピードが一つ一つクリアしていく中でご苦労されているのは本当に重々承知でございますが、何とか頑張っていただきたいというふうに思っております。その中で、全校を目指してやっていただきたい。  これ、こどもクラブが本当に待機者が出てきている学校もあるんです。なので、その辺の学校に関しては、少し遠いところまで通わなくてはいけないというような状況もございます。本当にこの問題を解消するためにも、放課後子供教室、何としても進めていただきたいということをさらに要望させていただきます。以上でございます。 ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第7項、こども園費について、ご審議願います。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上をもって、本項について審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第8項、社会教育費について、ご審議願います。  小坂委員。 ◆小坂義久 委員 2点。まず、347ページの図書館費ですが、雑誌スポンサー制度、これの27年度の現状と、それらを受けて28年度どう出されようとするのか教えてください。 ○委員長 中央図書館長。 ◎曲山裕通 中央図書館長 お答えいたします。  27年度は1社から5誌のほうのスポンサーをいただいてございます。ちょっと今、もう少々頑張っていかなければいけないというふうに考えているところでございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 このスポンサー制度なんですけれど、23区では台東区が初めて行ったということで、各種新聞等にも取り上げられたことですが、やはりスポンサー制度、各地方とかでも行っていて、やはり現状がそこなんだよね。スポンサーがふえない。どうやってこれを制度としてもっともっと盛り上げていくかということが、やはりどこの自治体も苦慮しているというふうに伺ってはいます。本当、そういう意味で、このスポンサー制度をどう周知して、やはりスポンサーをふやしていくか、いろいろと工夫をしてまず頑張っていただきたいということで、これは1つ要望して。  それで、知の拠点ということで図書館の館長として、いろいろな図書館が今までの様式にこだわらない、さまざまなそういった図書館が今ふえている現状にあると思うんですけれど、そういった図書館等に対して、館長もしくは職員の皆さんが実際に現場に足を運んで、実際、自分の目で見て、それらの図書館のいいところ、悪いところを、どうみずからの図書館、中央図書館等に生かしていけるかどうかというような、そういう活動、そういう展開というのは予定があるんですか。 ○委員長 中央図書館長。 ◎曲山裕通 中央図書館長 職員のほう、さまざまな機会を通じて研修行っております。それから、第2ブロックのほうに属しておりますので、そういった機会で、ほかの区の図書館のほうに出かけるというような機会もございます。これによらず、あるいは仕事以外のところでも例えば図書館を見たときの情報交換というようなことをしていく、あるいは図書館のほうでもそういう図書館そのものの取り組み状況のような、書籍の購入というのもございますので、現場を見る、あるいは情報を収集する、そういったことを通じて、中央図書館あるいは台東区立図書館の中で生かしていけるものについてはできるだけ取り込んでいきたいというふうに考えております。よろしくお願いします。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 頑張ってください。  次、351ページの生涯学習センターです。今からもうかれこれ数年前ですかね、生涯学習センターの駐輪場の端っこで、中学生、いや、高校生かな、ダンスを踊っていました。最初は何か私も何やっているんだろうなという感じで見ていたんですけれど、それが、もうダンスを継続して行っている生徒を見るにつけ、非常にほほ笑ましく思った、そういった印象があるんですけれど、いつの間にかいなくなってしまったんですが、そういった意味において、この生涯学習センターですね。ここが私、中高生の居場所として非常に適しているのではないかなとまず自分なりに思っております。  そういう意味におきまして、今、生涯学習センター、さまざまな部屋がありますよね、さまざまな部屋が。ちょっと事前にリサーチしたところ、大変、スタジオは好評だということで聞いているんですけれど、利用率が、ここでいろいろ会議室等の利用率がどうのこうのと聞くつもりは全くございません。さまざまな部屋がございます。そうしたところで、例えば407研修室というのはダンスが使用できるというような、そういったことも伺っているんですけれど、今現在、生涯学習センターの中高生の利用率というのはどういうような感じになっていますか。 ○委員長 生涯学習課長。 ◎飯塚さち子 生涯学習課長 お答えいたします。会議室等につきましては、団体のご利用ということで、中学生が直接ご利用いただけるということは難しいところがございます。ただ、今、4階の男女平等推進プラザの、誰でもサークル的にやっていいよとかいうようなところは、中高生が勉強をしたり、それから、図書館の2階のフロアにも中高生向きの図書を置いておりますが、そこにも少し座れるようになっておりまして、中には自分の読んだものでお勧めのものがあったらカードを出してというようなところにも反応がありますので、そういったご利用もあるかと思います。また、学習室のほうでも、中高生のご利用もございます。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 当然、中高生もいろいろな予定があるからね。部活動やったり、それはいろいろな活動ありますよ。かといって、ここにいればみんなといろいろな交流できるとか、自分たちが、例えば中高生時代、特に中学生時代かな、田舎だったんですけれど、そういう意味で学校の近くにそういった駄菓子屋さんがあって、その駄菓子屋さんのところの何ていうのかな、結構広い広場があって、そこでいろいろだべったりしてね、先生がたまに見にきたりして、そういうこともあった。何か非常に何ていうかな、そういう居場所というか、別にそれを都会の台東区にこうだと望みはしないんだけれど、ただ、そういうものが拠点としてしっかり生涯学習センターというのに位置づける必要性が、私はあるのではないかと思って意見だけ言わせていただきます。以上です。 ○委員長 望月委員。 ◆望月元美 委員 344ページ6番、家庭教育の振興の中の家庭教育支援者養成講座についてお伺いいたします。  こちらのほうは、平成26年度からこの事業始まったと思うんですが、昨年の27年度の養成講座の内容ですとか、受講者数を教えてください。 ○委員長 生涯学習課長。 ◎飯塚さち子 生涯学習課長 27年度、ことしでよろしいでしょうか。 ◆望月元美 委員 はい。 ◎飯塚さち子 生涯学習課長 お答えさせていただきます。ことしの支援者養成講座、子育て世代を応援しようプロジェクトというふうに題しまして、丁寧に活動を生み出すということを狙いとしておりますので、定員10名でお申し込み10名ということで、現在進めているところでございます。 ○委員長 望月委員。 ◆望月元美 委員 私もこの内容を見させていただいて、やはりこれ、要するに支援者を育てるという講座、ただ、ちょっとこの講座を受けていただいた方たちが、例えばもう今後、実際の子育てに、支援活動につなげていくという、また、それを形にするというのはなかなか難しいと思うんですが、その辺についてはどうでしょうか。 ○委員長 生涯学習課長。 ◎飯塚さち子 生涯学習課長 今進めているところですけれども、大変そこが難しいところです。ただ、担当の職員、社会教育の専門職ですけれども、学習者の方に寄り添うような形で、例えばニュースペーパーを発行して、こういう意図でありますとか紹介、自分が読みましたけれど、これ、おもしろいですよというようなことですとか、何かここに投稿してくれませんかということで、人数少ないんですけれども、つながりをつけるような、また、活動に結びつけるようなということで、できる工夫をさせていただいて、今、進めているところでございます。 ○委員長 望月委員。 ◆望月元美 委員 今、いろいろな事情を抱えている家庭がかなり増加しておりまして、やはりそういう意味では子育て環境どんどん厳しくなっていると思います。そういう中での、こういう家庭のあり方というのは大変重要な問題だと思いますので、これについては総括質問でさせていただきます。 ○委員長 阿部委員。 ◆阿部光利 委員 確かに非常に重要な施策だと思います。しかし、なかなか家庭のことでございますんで、中に入っていけないというもどかしさもあるわけですし、我々も団体で月1回なんですけれども、子育てセミナーというのをやっているんです。それは会場に来ていただいて、そこで直接悩みを聞きながら改善策などを見出していくというやり方をしているんですけれども、この場合、卒業なさった方々というか受講を終了した方々という言い方がいいのかな、この方々が実際どういう支援をして、こういう改善がありましたよという場合は、例えば報告をしたいとかいうシステムにはなっているんですかね。 ○委員長 生涯学習課長。 ◎飯塚さち子 生涯学習課長 この支援者養成の事業、27年度で5年目を迎えます。およそ3年を目途にいたしまして、1つの活動を生み出そうとかいう進めの中でやっております。一番最初の3年の方たちは、終了してから、子育てプチカフェという子育て中の方々が集まれるような場所をつくりまして、月2回の活動を続けているところです。そういった活動を生み出させていただいて、場を開いているというのが1つの成果かと思いますけれども。  先ほどの支援者養成講座の今年度の参加者の中に、子育てプチカフェの、自分は参加者だったけれども、何か自分でもできないかと思って、このたびの支援者養成講座に応募をしましたというふうなこともありますので、そういった意味では、次の世代といいますか、広げていって、1つの成果というふうなことも、区民の方が参加をして、自分たちで活動を生み出して、そこからまた新しい方につなげていく1つの成果というふうにも、私どもは考えているところです。 ○委員長 阿部委員。 ◆阿部光利 委員 いいですね。それね。そういう場があると、来ていただいてコミュニケーションをとっていただいて、情報交換というものもできるわけですし、非常にいいことだと思いますね。うちの団体にも熱心な方がいらっしゃいまして、自称おせっかいおばさんと言っているんですけれども、公園に行ってぽつんと親子で遊んでいる方、お母さんと子供が遊んでいたりなどすると、声をかけて、それで、何か聞き出しながら悩みあるんだったら来てねという形でリクルートをしているんです。リクルートという言い方はおかしいか。受講をしていただきたいというようなことをやっているんです。  昔であれば多世代というか、今、核家族になっていますけれども、いろいろな年代があって、それで、家の中で相談できたというようなことがあるんだけれども、今、これだけ多様化してきて、それで、核家族化してきていて、本当に孤立しているお母さん方も多い。そういう中において、行政ができることにも限界があろうかと思いますけれども、家庭教育支援員というか支援者の方が、どこまでできるかというのは、本当にこれから未知数なんですけれども、その環境を整えるということでは非常に重要だと思うんです。ですから、ぜひこれを進めていっていただきたいと、そういうことでございます。以上です。 ○委員長 青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 3点ほどあるんですが、まず1点目が345ページの17番、文化財保護です。私は文化財保護というと、何か近代建築にいくんではないかと思うんですが、きょうは違うんです。安心してくださいね。きょうは、天然記念物についてちょっと伺いたいと思っています。  天然記念物というと、いわゆる世界遺産の文化遺産に対して自然遺産ということで、いわゆる自然のものですか、生き物とか植物なんです。台東区は、実は国の特別天然記念物が数多く生息していることでも知られているんです、これは。実は、これは上野動物園が中心ですが、タンチョウですとかカモシカ、コウノトリ、オオサンショウウオです。あと、最近ではライチョウをこの間まで動物園でやっていたんですが、残念ながらひなが亡くなってしまったということで、これは残念なことでした。  その一方で、いわゆる天然記念物を解除されてしまったというのが台東区の中に2つ存在していまして、1つが御行の松です。これも長いこと天然記念物でいたんですが、御行の松が枯れてしまったということで指定解除。もう一つが、浅草寺の中にあります浅草寺の大イチョウです。あれは、いわゆる今現在あって生い茂っているんですが、戦災で焦げてしまったということで、天然記念物を解除されてしまったという流れになっています。  私は、この浅草寺の大イチョウ等を何とか区のほうでも、文化的あるいは歴史的な価値を認めて、そういったところにステップアップしていきたいなということで今回質問させていただくんですが、いわゆる今、国の特別天然記念物についてお話ししましたが、都指定の、いわゆる天然記念のものでいくと、旧蓬莱園のイチョウ、今、忍岡高校の中にあるんですが、あそこのイチョウと、谷中の玉林寺のシイというんですか、シイの木、この2点が東京都指定の植物としてなっています。  では、台東区の文化財保護のほうはどうなっているかというかと、いわゆる文化財保護の項目には、国同様で規定があるんですが、今のところ保護樹木とかはあるんですが、区の指定のそういった植物、あるいは樹木、あるいは生き物等の指定を今のところしていないということなので、今、台東区花いっぱいにしようとか、樹木のほうも植えかえていこうとか、あるいは谷中の一本杉なども有名ですけれども、台東区内には、例えば見返り柳とか首尾の松とか、そういった江戸時代から植物の、1本の植物で非常に絵になるし、ストーリーにもなっているようなものがいっぱいありますので、そういったことにもちょっと注目をしていったらどうかというふうに思っています。  その上で、天然記念物として長くいながら、戦災を契機に解除されてしまったものについては、何とか復活をしたらどうかということで、まず、第一歩として、台東区として、いわゆる文化財保護的な位置づけをしたらどうかというふうに思っているんですが、その点についていかがでしょうか。何か全部言ってしまったんで、答えにくいかもしれないですけれど。 ○委員長 生涯学習課長 ◎飯塚さち子 生涯学習課長 詳しくご説明いただきありがとうございます。天然記念物ももちろん区の文化財の指定登載の対象でございますので、審議会の先生方にご議論いただきまして、必要なものは登載指定をしていくというふうになると思います。 ○委員長 青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 今、幾つか申し上げました。もちろん見返り柳も今、何代目かな、4代目か5代目、あるいは首尾の松もいろいろ浮世絵等、物語等出てきますが、あれも何代目かになっています。先ほど申し上げた御行の松も、今、3代目ということですので、そういった部分について、ぜひスポットを当てていただいて、文化財保護、どちらかというと建物ですとか、あるいは書物ですとか、仏像、彫像関係が台東区多いんですが、本当に歴史があり、ストーリーがあり、あるいはその樹木自体が樹齢が長いというようなこともありますので、その点にぜひ今後注目していただいて、文化財保護審議会の中でいち早く位置づけをしていただく。そして、さらには浅草寺に関しては、そういった経緯で天然記念物の指定が解除されているという歴史がありますので、東京都や国のほうにも再度働きかけるというような動きをしていきたいと思っていますので、ぜひちょっと総括質問でやって、区長にもご答弁いただきたいぐらいの話ですが、そういったこともお願いしたいと思います。 ○委員長 和泉委員。 ◆和泉浩司 委員 何か違和感あって、前にも聞いたかもしれないんですけれど、文化振興、文化費のイメージがあるんです。片っぽには奏楽堂の補修も入っているし、これ、伝法院の庭になると生涯学習課になるのか。この辺のすみ分けというのは、何か理屈ありましたか。 ○委員長 生涯学習課長。 ◎飯塚さち子 生涯学習課長 例えば伝法院ですとか、それが文化財の指定の、文化財行政の一員として台東区が入っております。奏楽堂につきましては、所有者としての台東区の位置づけでございます。ですので、奏楽堂につきましても、手続の段階では生涯学習課の担当と一緒にやっておりますが、その所有者としての管理というのは、文化振興課のほうで所管をしている、文化施設はそちらでございますので、という仕切りになっております。 ○委員長 和泉委員。 ◆和泉浩司 委員 ずっと課長にいろいろご答弁いただいて、今までも優しく言われて、結局、控室に戻るときつく断られたんだなとか、にこにこにこにこしながらそうやってご答弁いただいて、本当にありがとうございます。ご挨拶は後ほどさせていただきます。 ○委員長 青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 続きまして、353ページの8番、ラジオ体操会について伺わせていただきたいと思います。これは、お隣にいらっしゃる河野委員がかつてラジオ体操……           (発言する者あり) ◆青柳雅之 委員 これ社会体育費ですか。 ○委員長 社会体育費です。 ◆青柳雅之 委員 ごめんなさい、間違えました。すみませんでした。
    ○委員長 阿部委員。 ◆阿部光利 委員 私は、345ページ19番、台東区歴史・文化検定、これは昨年度と比べると、予算的には少しふえてきていますね。これ、実績でどのぐらいの方が検定を受けているのか、その辺を教えていただけますか。 ○委員長 生涯学習課長。 ◎飯塚さち子 生涯学習課長 今年度、受検をしました小・中学生は1,598名でございます。 ○委員長 阿部委員。 ◆阿部光利 委員 私、前にはそんなにいなかったような記憶があるんですけれども、その比率みたいなもの。あと、何か、ふえたんだと思います、多分ね。ふえた要因みたいなもの、あったら教えてください。 ○委員長 生涯学習課長。 ◎飯塚さち子 生涯学習課長 26年度までは、私どものほうで集中して検定の受検の機会をつくらせていただきましたが、学校のほうから、学校でもできるよ、そのほうが子供たちも出やすいんではないかというような校長先生方のご協力をいただきまして、27年度につきましては、小・中学校、もう既にスケジュールが決まっておりましたので、できないところもございましたが、学校のほうで直接受検の機会をつくってくださるということがありまして、このように26年度は146名であったものが、27年度1,598名というふうにふえたところでございます。 ○委員長 阿部委員。 ◆阿部光利 委員 ごめんなさい、前はどのぐらいだったんでしたか。 ○委員長 生涯学習課長。 ◎飯塚さち子 生涯学習課長 前年の26年度は146名でございました。 ○委員長 阿部委員。 ◆阿部光利 委員 よかったです。この中で、いろいろ検定を受けるわけですから、歴史とか文化とか、そういうものを学んで、そして検定に臨んでいる。これは本当に私はいいなと思っておりますけれども、最後にごめんなさい。100点満点の博士というんでしたか、あれは誰か出ました。 ○委員長 生涯学習課長。 ◎飯塚さち子 生涯学習課長 まだ、子供たちの中からは100点満点、50問出ますけれども、とった人はいません。ただ、ことし98点という中学生はいましたけれども、あと一歩ということでございました。 ○委員長 阿部委員。 ◆阿部光利 委員 最後にします。24番にありますオリンピック・パラリンピック生涯学習講座がありますでしょう。こことは何か関連づけてというのは何かないんですかね。 ○委員長 生涯学習課長。 ◎飯塚さち子 生涯学習課長 ありがとうございます。オリンピック・パラリンピック生涯学習講座の中の1つの柱として、台東区の人が台東区の歴史や文化に親しもう、そして、外からお見えの方にもお話しできるようにというふうな位置づけで、歴史と文化の再発見ということで8回連続の講座を行いましたが、それにはテキストとして、この台東区歴史文化テキストを使わせていただきます。これは、子供たちの読み物ばかりではなくて、大人の読み物としても十分耐えるものですし、また、子供が学校で学ぶばかりではなくて、地域の中、ご家族の中にそういった方がふえると、子供たちの学ぶ環境もできるのかなというふうな考えのもとに、そのようにさせていただいております。 ○委員長 阿部委員。 ◆阿部光利 委員 これは結構おもしろいんです。見ているとね。これ、改訂版というのは出ないんですかね、そろそろ考えてもいいかなと。 ○委員長 生涯学習課長。 ◎飯塚さち子 生涯学習課長 一応、つくるときは1万部をつくらせていただきまして、それで、学校への配布ということを行っております。もうじき、また、改訂の時期を迎えますので、また、更新をさせていただきたいというふうに考えております。 ◆阿部光利 委員 お願いします。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 347ページ、図書館管理運営です。決算特別委員会でも質問させていただきましたけれども、入館数の減、本の貸出量の減を指摘させていただきました。その後、どのようにアップさせる手だてを考えたのか、もし、手だてをしたのか、ありましたらお知らせください。 ○委員長 中央図書館長。 ◎曲山裕通 中央図書館長 お答えいたします。  図書館の利用者あるいは利用者数については、決算特別委員会のほうでもご報告させていただいたところでございますが、ことし、27年度につきましては、谷中分室の開館等もございまして、利用者数、それから貸出者数ともに若干の増加を見ているところでございます。とはいいましても、こちらのほうの利用者等の増ということで、どのような取り組みをということもありましたけれども、1つには企画展等、あるいは書籍の中でコーナーを設けて、本の紹介等をすることでさまざまな本に関心を持っていただいて、そういった中から貸し出し、あるいは利用者の増というふうにつなげていきたいというふうに考えているところでございます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 図書館での本というのはとても重要なことで、本の蔵書数もふえていますし、学校のほうも蔵書数がふえているとは報告を受けました。その本の選定をしたりする図書館の司書さんが12年ぶりに給料が上がったというふうに労働組合からお話しあって、7.2%ベースアップということで、これは教育委員会、物すごい決断をしていただいたなというふうに、よい決断をしてくれたなというふうに思っています。  図書館の司書は、今、図書行政の中でとても重要な役割をしていると私は認識しています。ただ、身分は非正規職員、非常勤職員ということでございます。図書館の窓口業務は外部委託をしていまして、司書さんたちは非常勤等をして自治体、区の正規から役割を切りかえておりました。また、ほかの自治体では、図書館運営自体を民間に投げてしまう。それで、受けた民間企業が古書を買ったり、新古書を予算で購入して問題指摘をされたら、そのままお蔵入りなどという報道もございました。今、図書館の中で、いろいろなところで手だてをとって利用率、貸出数をアップさせようというのも含めて検討しているというふうにお伺いをしましたけれども、今現在あり方検討会というのはあるのでしょうか。 ○委員長 中央図書館長。 ◎曲山裕通 中央図書館長 庁内組織として、今、検討を進めているところでございます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 メンバーは誰で、何を目的に検討をされているのでしょうか。 ○委員長 中央図書館長。 ◎曲山裕通 中央図書館長 お答えします。メンバーのほうは、生涯学習推進担当部長を委員長とします検討委員会を設けて、その他、関係所管のところ、企画課ですとか人事課といったところを交えた形の委員会を設けております。事務局を図書館が務めているというところでございます。  その下部組織として、先ほど申し上げました所管のほうの担当係長をメンバーとします作業部会を設置して、今、こちらのほうでも検討を行っているというところでございます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 目的はどんな目的なんでしょうか。 ○委員長 中央図書館長。 ◎曲山裕通 中央図書館長 お答えします。失礼しました。図書館におけるサービスに関すること、あるいは運営に関することというのも検討の目的としております。これに当たりましては、図書館のほうの利用状況等現状の分析、それから、ほかの自治体の図書館の取り組み等を参考にしながらやっているところでございます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 図書館のあり方検討会、大体、過去の役所の中でのあり方検討会が始まったというと、あんまりいい話が最後に落ちてこないのが印象としてあるんです。これは本当に図書館というのは区民が一番身近に使える、それこそゼロ歳からご高齢の方までいろいろなものに触れられる本があると大いに思っていますので、ぜひ、いい方向で検討していただきたいことを要望としてお伝えしておきます。以上です。 ○委員長 小島委員。 ◆小島智史 委員 私も図書館についてお伺いします。347ページの1の(2)図書館情報システムについて、まずはそこから入ります。  自宅などから図書館のホームページに入って資料を検索することがあると思います。台東区の場合は、トップページから簡易検索、クイック検索をすることができません。トップページの左上にある、小さくあります詳細検索画面に1度入ってから検索をすることになります。また、何年から何年という出版年での検索ができないようになっています。  それから、今度、図書館内で、検索システムで所蔵の文献を調べることも当然あると思いますが、これも全てを検索した後、昇順、降順という並べかえをして、当該文献を探すことになると。とにかく台東区の場合は一手間余計にかかるんです。今までいろいろな図書館を見てきた中で、このようなことは余り、それほど多くない現象だと私は思っています。システム的なものというのは、パッケージで購入をしているようですが、これは今後の契約更新の際に、ぜひとも改善を要望したいんですが、その点はいかがでしょうか。 ○委員長 中央図書館長。 ◎曲山裕通 中央図書館長 ご指摘をいただきました、まず2点でございますが、インターネット上から書籍の検索ができます。その際に、台東区のほうの画面は詳細検索というものを使っていただいて、幾つかメニューがあるんですけれども、それぞれ情報、もちろん全部入れなくても大丈夫です。知っている情報だけ入れていただきますと、該当する資料が幾つというふうにヒットするという形になっております。  それから、検索年についても、その中で選べるようになっているんですが、今、小島委員のほうからご指摘があった中に含まれるかと思いますが、特定の年に限った形で、何年から何年という形ではなくて何年という形の検索になっております。ですから、そこの検索に当たっては、ほかの情報と入れていただいて出すという形になりますが、絞り込みの中で大量に情報がヒットしますと、その中で自分の該当するところを探すのに、少しお手間をかけてしまうのかなということは想像できるところでございますが、先ほど小島委員から、これもいただきましたように、パッケージのほう、ことしの年末年始臨時の休館をいただきまして、機器の交換をさせていただきました。このときにシステムのほうは、これまでの従来のものを使っておりますが、次回、更新の際には、今いただいたようなご意見なども踏まえながら検討していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長 小島委員。 ◆小島智史 委員 資料検索の点では、ブラウジングとハンティングという検索の仕方の違いがあります。特定の情報を狙い打ちしてその情報をとるのか、それがハンティングで、いろいろな周辺情報も含めて、ネットサーフィンなどもそうなんですけれども、それがブラウジングだと言われていまして、その問題は私が一般質問のときに発言をした開架システムが大事だということにつながりますので、また、これは別の機会にやりたいと思います。  今度、また、ちょっと話を続けたいんですが、図書館内の検索システムなんですけれども、これまでフリーズしてしまうという現象が起きてきました。窓口業務を委託している職員さんでは、これを復旧させる権限がないのかちょっとわかりませんけれども、いつも私が目にする状況というのは、奥にいる担当の職員さんを呼んできて、その方が再起動という作業を行うんです。私、何度もその場面に遭遇してしまっているんです。私だけでもそうなんですから、全体のトータルでそういった状況を考えたら、それがどのぐらいの頻度で起こっているかというのは、私すごく心配でした。  私が聞いた話では、返却処理がたくさんたまってしまったときなど、図書館の業務上のパソコン処理が多くなると起きてしまうということなんですけれども、私にはそういった現象が起こること自体がちょっと理解がしがたい状況なんです。本当なら、いつから起きているのかとか、数とかいうのを聞きたいところなんですけれども、ちょっと年末年始、図書館、今回多目の休館日をとったようなんですが、その機会を利用して、当然、こうした現象に対して何らかの対応がなされたとは思うんですけれども、抜本的な改善に至ったのか、それとも応急処置的な改善なのか、その場合、予算の中でどのぐらいそういった抜本的解決に向けた対応策が担保されているのか、先ほどのシステムの更新という、パッケージ購入というのもありますけれども、そういったところを踏まえてちょっとご答弁をいただきたいと思うんですが、お願いいたします。 ○委員長 中央図書館長。 ◎曲山裕通 中央図書館長 まず初めに、ご利用に当たりまして、ご不便をおかけしましたことをおわび申し上げたいと思います。申しわけありませんでした。  幾つか、原因としてはちょっとこちらのほうでも調べまして、今、返却処理がたくさん出たときにフリーズをするというようなことが、話があったということもありましたけれども、一時的にメモリー不足のときにちょっとフリーズをするような現象があったということは、私のほうでも確認ができております。  これにつきましては、これも小島委員のほうからいただきましたけれども、年末年始に機器の交換をさせていただきました。これまでのものがリースが終わって、60カ月のリース契約が終わって更新ということだったわけですけれども、やはりそれだけ機器を使った中で、正直摩耗してきていた部分もあったかなと思いますんで、今回、機器の入れかえ、それから、ソフトのほうについてもバージョンアップを図ったことで、先ほどご指摘をいただいたようなことについては、改善をされているというふうに考えてございます。  また、これも参考にということでございますが、例えば、これまでですとハードディスクを使っていた部分などでも、前回に比べて技術的な進歩があったりしまして、今、SSD、ソリッドステートドライブといいまして、簡単に言うとハードディスクからSDカードみたいな、ああいう直接読み取りでない形のメモリーを使うとか、そういう形で機械の摩耗のほうもある程度防ぐような形の新しい機器を入れるということができましたので、改善が図られているものと思いますので、ご利用のほうよろしくお願いいたします。 ○委員長 小島委員。 ◆小島智史 委員 ありがとうございます。フリーズ現象が今後起きなくなったということなので、評価は正直、それが当たり前のことなので評価はしていませんが、図書館について、私の理想を求める部分と問題点を解決する部分と分けたほうが、ほかの委員の先生方あるいは教育行政のトップである教育長、副区長、区長を初め、そういった区民の皆様にも伝わるのではないかというアドバイスをいただきましたので、こういったわかりやすい検索システムの話から入らせていただきました。  正直、私がとんでもない理想を求めて無理難題を要求しているかのように、ちょっと私の発言の仕方も悪かった点もあるんですけれども、決算特別委員会とか一般質問の発言を通して、そのように思われているのはちょっと残念なんですけれども、私、本当に台東区の図書館よく利用しております。台東区図書館利用者32年目でありまして、ほかの東京の図書館も23区内であれば、私、取り次ぎシステムとか、もう時間がないときは自転車で出かけていって本当によく利用するんです。一般質問でも触れましたけれども、国内外問わず、旅先行けば必ず図書館に寄るようにしています。そういったいろいろな図書館を見て、問題意識を持って、その目線でもって見ると、台東区の図書館はちょっと申しわけないんですけれども、本当に問題意識、私、危機感を感じています。一般質問で、過去の会議録を当たって、図書館に関してこれまでどのような議論が行われてきたのかというのを例示をしてあげていったんです。その方の、そのものを、発言をした先生方の顔をしっかり見ながら、私はちょっとそのときは意識をしてスピーチをしたつもりなんですけれども、それは、これまで台東区の図書館をつくり上げてきた先生方、そして、行政への敬意も私持っているんです。その気持ちの上に、さらに私の問題意識がありますので、ぜひ、それは理解をしていただきたいと思います。  中央図書館長、人権・男女共同参画課にいたときに、基本条例の策定の際に、もう本当に力の、多くの役割を果たされたと聞いているので、ぜひ図書館に関しても、いろいろこれからも発言していくので、信頼をしているので、ぜひどうか図書館の問題についてもお力をおかしいただければと思っております。  すみません、さらにちょっともう1回やらせていただきたいんですけれども、台東区の図書館で、カレントアウェアネスサービス、これは利用者の求める最新情報の定期的提供ということで、簡単に言えば図書館側から利用者に読んでほしい本、利用者が求めていると思われる本などを例えば入り口の近くの目立つ棚に置くなどをして、意識を喚起するという情報サービスの一つなんですけれども、これ、能動的サービスと言われています。また、パスファインダー、横文字で恐縮なんですけれども、あるテーマに関する資料や情報を探すための手順を簡単にまとめたものなんです。○○の調べ方というのを利用者から聞かれそうなこと、多く聞かれること、さらには図書館側から利用者に意識してほしいことなどをあらかじめつくっていく、これも情報サービスの能動的なサービスなんです。それを台東区の図書館は行ったことはありますでしょうか。教えてください。 ○委員長 中央図書館長。 ◎曲山裕通 中央図書館長 お答えします。まず、カレントアウェアネスサービスですが、当然、特集を組んで書棚のほうで関連する書籍を展示といいますか、掲示しまして、利用者の方の関心を持っていただくというような取り組みについては、これまでもやってきておりますし、今回もやっているところです。例えばですが、今回でいうと3.11にちなみまして、災害関係の本をまとめたコーナーというのを今つくって展示をしているところでございます。定期的な企画の入れかえのほうもやっておりますので、ぜひ、お寄りの際にはごらんいただければと思います。  それから、パスファインダーでございます。繰り返しになりますが、パスファインダーといいますのは、先ほどいただきましたように、あるテーマですとか事柄について調べたいときに、それに役に立つような資料とかツールについて紹介するような、情報検索ガイドというふうに言えるかと思います。今、台東区の図書館のほうでは、一般向けのほう、それからあと子供向けのもの、それぞれつくってございます。少しずつではございますが、この数をふやしていきたいと思いますし、また、定期的にこういったものの改訂版をつくることでアップデートを図っていきたいと思っております。 ○委員長 小島委員。 ◆小島智史 委員 ありがとうございます。やっている、やっていないということで、レベルはさまざまなんだと思いますが、その点はまた別の機会で取り上げたいと思っているんですけれども、やっていただいているということが、今後の私の議論展開について大事だと思っております。社会教育分野は戦前の思想善導はいけないという反省のもとで、戦後制度がつくられてきたという経緯がございます。この能動的なサービスである、先ほど私が申し上げた2つのサービスというのは、こういった問題は全く生じないと、その点は共通認識ができたと思いますので、これは次回につなげたいと思います。  最後、1点お聞きしたいと思います。ホームページにしっかりと載せていただけるようになりました資料収集方針、あるいは資料選定基準についてお伺いしたいと思っているんですけれども、一般質問でも、こういったことも含めて質問をしたんですけれども、ちょっといまいちよくわからなかったので、再質問させていただければと思うんですが、行政課題に対応した資料という基準です。現在、そういった基準に、方針なり基準に明記はされていないんですけれども、何か別の基準の中で、そういったことを含めて解釈をされているのか、それとも全く目を向けていないのか、そういったことを教えてください。 ○委員長 中央図書館長。 ◎曲山裕通 中央図書館長 図書館の資料収集方針の中で、こういった資料を集めましょうという中で、1つ行政資料について定めたところがございます。こちらについては、1番には国や地方公共団体の刊行物です。白書等も含まれますが、それから、台東区が刊行しているもの、台東区の行政資料についても収集をしているところでございます。  あと、こういった行政関係の書籍については、一般の書籍収集の中で、こちらのほうで資料購入等を行っているところでございます。 ○委員長 小島委員。 ◆小島智史 委員 今のお話を聞くと、私が一般質問のときにお話をした行政課題に対応した資料というのは、恐らく目を向けていただいていないんだと思います。こうした基準がないとどうなるかということについて、また、その他の点も含めまして、次のちょっと質問の機会につなげたいと思っておりますので、きょうはちょっと以上にしておきたいと思います。ありがとうございました。 ○委員長 和泉委員。 ◆和泉浩司 委員 346ページ、各種団体事業助成、これ、事業助成というよりは団体助成だと思うんですけれども、もう全部言ってしまいますね。21万2,000円とか17万円とか8万5,000円とか、これ、一見ばらついているような感じですが、85%で割返すときれいな数字になってきますよね。25万円の助成金、20万円の助成金、もともと10万円だったボーイスカウト、これはたしか財政状況が大変厳しくなったときに、一律15%カットをした時期にこの数字になったと思います。小学校PTAとか幼稚園PTAとかは別としてね。これは、今のあれは何年前でしたかね。そして、今だったらこれを戻すなり、また、新たに一律で10万円とか20万円とかつかみ金みたいな補助金ではなくて、活動状況によって、しっかりともっとこれをお支えしたいとか、そういったことで1回これを見直すべき時期に来ているのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○委員長 経営改革担当課長。 ◎杉光邦彦 経営改革担当課長 一律でカットした時期について申し上げます。  平成11年に財政健全推進計画ということで、一律そのような形で15%補助金のほうを圧縮させていただいた経緯がございます。  また、補助金の見直しにつきましては、平成24年度に見直し、基本的な方針を策定いたしまして、そこでまた補助金の公共性ですとかあり方についても見直しをして、今回指針を策定して整理をさせていただいたところでございます。  また、補助金の見直しのタイミングについては、いろいろ社会情勢とかいろいろと変更してまいりますので、そのときに状況を踏まえて検討してまいりたいと思います。 ○委員長 和泉委員。 ◆和泉浩司 委員 全体を考えてくれている企画のほうでお答えをいただきましたが、社会教育の専門家として、臨時職員として、この台東区、そして、今は生涯学習担当として、今、この全権を担っておられる生涯学習課長のこういったものに対する、出すほうではなくて、受けてしっかりやってもらうという現場の思いというのはいかがですか。 ○委員長 生涯学習課長。 ◎飯塚さち子 生涯学習課長 今、委員おっしゃったように、それぞれの団体がご苦労をしつつ、それぞれの文化の振興のためにご活躍をしてくださっています。台東区が文化と観光というふうに言えるのも、こういったそれぞれの団体の方たちがご自分たちの力を発揮してやってきてくださった、そのたまものだというふうに思います。補助金は、その一部のご支援しかできませんけれども、思いとしては、ご期待に応えていきたいという思いでございます。 ○委員長 和泉委員。 ◆和泉浩司 委員 補助金団体助成については、基本的には私は余り好ましく思っていません。台東区の方針と一緒で事業費助成、この連盟が何をしたい、何をするにはこのぐらいサポートしていただければ、この事業ができるのに、継続できるのに、発表会ができるのに、そういったスカウトフェスティバルができるのに、そういったものの声をしっかり聞いてやっていただきたいんですが。この委員の中にも少年リーダー研修会のお弟子さんもいるようですし、社会教育に対する、最後に思いを聞いて、私も勉強させていただきたいと思いますんで、一言お願いします。 ○委員長 生涯学習課長。 ◎飯塚さち子 生涯学習課長 今、地域の団体の皆さんもそれぞれやる事業について支援をさせていただいているところがありますけれども、社会教育は学校と家庭の教育以外の教育が社会教育ということで、生まれてからお墓に入るまで、その中で人々が学びながらよりよく生きていく、それに支援をできるのが私どもかなというふうに考えております。自分自身も地域の方と、それからともに、先ほど講座の運営に当たって職員が学習者と寄り添うようにともに学びながら事業を進めているというところがありましたけれども、そういったようなところで成長させていただいたというふうに思います。  28年度は計画の改定等を控えておりますけれども、台東区が学習を中心といたしまして、教育は有効な行政の手法でもありますので、全庁的に開かれておりますけれども、そういった全庁と協力をしながら、区民の方の学習の支援を続けていっていければいいなというふうに考えております。ありがとうございます。 ○委員長 和泉委員。 ◆和泉浩司 委員 どうもありがとうございました。ご苦労さまでした。 ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第9項、社会体育費について、ご審議願います。  青柳委員。
    ◆青柳雅之 委員 先ほどの続きからお話をさせていただきたいと思います。項違いでしたのでお願いします。  353ページの8番、ラジオ体操会です。ラジオ体操会、年々盛んになっています。というのは、やはり夏期の小学生の地区大会、あの出席率というか出席人数が非常に多いということが最近のラジオ体操の傾向だと思っています。これは、先ほどさわりで申し上げましたが、かつて河野委員が、学校にカードを配ったらどうかという提案がありまして、ラジオ体操の会場で配っていたカードを、学校の夏休み始まる前に全ての児童・生徒さんに配るようになったと。そのことによって、半ばちょっと宿題に近いような形でラジオ体操に行きましょうよという動きが始まったということが、大きな契機だったというふうにも聞いています。  そんな中で、最近気になっているのは、夏期のラジオ体操会が、実は町会の皆さん、地区地区の皆さんが頑張っていただいているんですが、長いところでも大体2週間ちょっと、それが終わってしまうと、何かラジオ体操が終わったかのような印象を受けてしまって、実は学校側とか体操会側は、夏休みの早寝早起きの習慣をつけていただきたいということですので、できれば最低でも夏休み期間中、どこかのラジオ体操会場に通っていただくということを願っているんです。  さらには、先日、こんな冊子がありまして、これは実は通年の判こが押せるようになっているんです、1年間通じて。ですので、中には今でも私、入谷公園行っていますが、通年で来ているお子さんたちもいらっしゃるんです、小学生も。ですので、私が申し上げたいのは、夏休みの初期はああいう形で地区大会や、あるいは町会単位でやっている。まずは、それを夏休み期間、約40日間頑張れるような形に何とかつないでいく。通年の会場いっぱいありますから、地区の会場から通年の会場につないでいく。さらには、夏休み等が終わっても、引き続き生活習慣として早起きの習慣、ラジオ体操の習慣を子供たちに何とか伝えていきたいという思いでいるんですが、その点についていかがでしょうか。 ○委員長 青少年・スポーツ課長。 ◎山本光洋 青少年・スポーツ課長 お答えをさせていただきます。今、委員からお話あったとおり、夏期のラジオ体操に関しましては、学校に配らせていただいている関係もあって、多くの子供たちに来ていただいているところでございます。また、その時期が1週間から10日程度で終わる地域が多いというのも事実でございます。年中無休会場については、ラジオ体操会を中心に、各会場、年中無休でやっていただいているんですけれども、そちらのほうにつなげるような形でご紹介もしていきますし、また、ラジオ体操連盟さんとも、どういった形でつなげていくかということに関しましては、ご相談をしていきたいと思います。 ○委員長 青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 了解です。通年の会場のアナウンスもなかなかないですし、あそこに行ってもいいんだよということも知らない子供たちもいらっしゃるので、そういったつなぎをぜひ工夫をしていただければと思います。  もう1点が、清島温水プールです。これが、たしか平成2年12月に条例ができているんで、あの時期にオープンしたんだと思っています。私、最初、オープニングのときに、あそこで監視員のアルバイトをしていたんで、たしか二十六、七年ですかね、たつのかなと思っています。丁寧に使われているんで、施設はいまだに非常にきれいですし、細かく見るといろいろ痛んでいるところがあるんですが、そういった管理も含めて、温水プールあるいは社会教育館です。あの建物、あるいは上野小学校との合築でもありますが、そういった施設の維持管理、メンテナンス等で、今後の課題みたいものはありますでしょうか。 ○委員長 青少年・スポーツ課長 ◎山本光洋 青少年・スポーツ課長 お答えをさせていただきます。清島温水プール利用していただいているんですけれども、大分プール自体の老朽化が進んでいる部分もございます。具体的には、床が昇降して、深さが変えられるような形になっているんですけれども、そのシステムに関しましては、大分経年しているということで、今後、メンテナンスが必要な状況というふうになっているところでございます。 ○委員長 青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 そうですか。それは非常に残念です。あそこは、私も当時、監視員やっているときに、反面ずつ動かせるんですよね。間に柵を置いたりとかして、片方では幼児を対応して、片方で大人が泳いでいるとかというのはできたんで、あそこの1つのプールの売りでもあったんで、そういったところも何とか、大分金銭的にはもしかするとかかるのかもしれませんが、そういった点も含めて、これからもきれいに使えるように予算措置のほうもお願いしたいと思います。 ○委員長 2時46分となりましたので、黙祷をささげたいと思います。  皆様、ご起立をお願いします。           (総員起立) ○委員長 黙祷。  黙祷を終わります。どうもありがとうございました。  それでは、続けて、青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 最後に言います。申し上げておきます。あそこの社会教育センターも含めて、指定管理の皆さん、あるいは地域のコミュニティーの皆さんも含めて、非常に活気のある施設になっていますので、引き続き、社会教育あるいは水泳ですか、ウオーキングの方もいっぱいいらっしゃっていますけれども、そういった形で区民の健康と文化の核となるような、そんな活動の中心となっていただきたいなということを要望しておきます。申し上げておきます。以上です。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 353ページのスポーツ振興基本計画策定とリバーサイドスポーツセンター、354ページについてお聞きしたいと思います。  昨年の決算特別委員会で2020年に向け改定をということで、要望していただき、早速28年度予算計上をしていただいたことについて、評価をしたいと思います。  それで、このスポーツ振興基本計画です。この計画の中に重点施策の3でスポーツのできる施設の充実に努めますというふうにあり、ここのスポーツ施設の有効活用ということで、リバーサイドスポーツセンター陸上競技場の照明設備の設置について触れられています。既存スポーツ施設の開場日の見直しや、利用時間の拡大などに対応できるよう検討しというふうに、このスポーツ施設の有効活用で、このようにうたっていますが、今、この現状とかどのような形で今後考えていかれる予定でしょうか。 ○委員長 青少年・スポーツ課長。 ◎山本光洋 青少年・スポーツ課長 お答えをさせていただきます。現在、リバーサイドスポーツセンターの陸上競技場でございますけれども、競技場のスタンドがございます建屋のほうが大分老朽化しているところでございます。現在、大規模改修の時期も迎えておりまして、区といたしましては、どのような形で改修、改善していくかというところを検討している段階でございます。  また、その時点で、あわせまして利用の拡大も図ってまいりたいと考えてございますので、照明器具の設置や利用できる種目の拡大などもあわせて検討していきたいというふうに考えているところでございます。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 確かに行政計画にも、このリバーサイドスポーツセンターの老朽化に対応するため、修繕を実施するとともに、大規模改修等に向けて、今後の方針を検討しますというふうにあるとおり、今、課長がある程度前向きに答えていただいたので、大変評価をいたしますけれど、東京都のオリンピック・パラリンピック準備局で、いわゆる補助事業ということで、ハードの部分でスポーツ振興、スポーツ環境を拡大する工事に関して補助金を予定していると。たしか28年度の予算案でいうと、1施設当たり限度額1億円、合計20億円の補助額を予定しているということなんで、この辺のこともよく考えながら、検討されながら、区民が本当にスポーツ施設の、あそこが1つ、2020年に向けて、今もそうなんですけれど、やはりスポーツ施設の本当に拠点ですのでしっかり検討していただいて、区民の誰もが本当にいつでも利用できるような、そういう環境整備を図っていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。 ○委員長 和泉委員。 ◆和泉浩司 委員 リバーサイドスポーツセンターですから、関連させていただきますが、リバーサイドスポーツセンターだからというのも変ですが、あそこ1,000万円かけて漏水対策しようが何しようが、当時の所長で、今、上野の地下に潜っている方が、幾らかけても雨漏りすると。もう1,000万円かけて工事したって雨漏りする。もうこれは根本的にやんなくてはだめだという話ししていたんで、ちょっとやそっとの工事だったらやんないほうがいい。  それと、あそこの利用率の低さね。それで、あそこはDタイプの陸上競技場ですよね。基本的に言えば、中学校が連合陸上競技大会で使わないんです。小学校の連合運動会でしか使えないという。400メータートラックではなくて200メータートラックだから、あそこ正規ではない、正規の記録にならないという、そういう話も出てきているので、そこのところ慎重に考えてやっていただきたい。柏葉中学校で陸上が強い、熱心な先生があそこに照明灯と言ったときに、そんな話も出てきたようには伺っていますけれども、近隣住民からしてみれば野球場とテニスコートで明るさでいっぱいなんです。もう許してくれという、あの辺の住民の方もいらっしゃいます。だから、その辺は住民の意識もちゃんと聞いて、もうDタイプではなくて、本当の400メータートラックで、あそこで東京パラリンピック・オリンピックのときにあそこがアップする会場に使ってもらえるとかならばともかく、Dタイプの陸上競技場だということを頭の中に入れていただきたいなと。地元の中学校が使わないんだから、そこの部分も考えた整備を、バランスとれた整備をやっていただきたい。 ○委員長 いいですね。  以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第8款、教育費について審議を終了いたしましたので、本款について仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本款については仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 ここで休憩いたしたいと思います。  3時5分に再開いたしますので、よろしくお願いいたします。           午後 2時52分休憩           午後 3時05分再開 ○委員長 ただいまから、予算特別委員会を再開いたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第9款、諸支出金について、ご審議願います。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上をもって、本款についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 本款について仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本款については仮決定いたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第10款、予備費について、ご審議願います。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上をもって、本款についての審議を終了させていただきます。  本款について仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本款については仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 以上で歳出全部の審議を終了いたしましたので、歳出について、仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、歳出については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 これから、特別会計の審議に入りますが、審議方法については、各特別会計ごとに歳入歳出を一括して審議、仮決定することで既にご了承いただいておりますので、よろしくお願いいたします。  平成28年度東京都台東区国民健康保険事業会計予算について、ご審議願います。  秋間委員。 ◆秋間洋 委員 私たちも加入者であります国民健康保険なので、これは本当にじっくりやりたいと思います。  10年を過ぎて、毎年のように値上げがありますと、非常に無感覚にならないように、私はきちんとチェックをしていく必要があるなと思っております。今までは、それでも中間層の負担軽減あるいは均等割の2割軽減措置などで、平均保険料は値上げになったとしても、一部は値下げになった層というのがずっとありました。しかし、今回の保険料の改定ではどうなのかということですが、これについては、少しでも値下げになる層があるのかどうか、ここについてお伺いしたい。 ○委員長 国民健康保険課長。 ◎吉本由紀 国民健康保険課長 お答えいたします。  値下げになる層という部分ではございませんが、2割軽減、5割軽減の軽減判定所得の見直しが、また、実施されますので、それに伴いまして対象者の拡大、拡充が行われます。トータルしまして約150世帯の方が新たな軽減対象の世帯になると見込まれておりますので、その世帯につきましては、負担軽減が図られると考えております。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 4万加入世帯のうちの150世帯が多いか少ないかというのは、もうはっきりわかるわけでありまして、そして、今回とりわけ2億8,000万円あれば保険料の値上げはしなくても済んだという答弁がありました。なおかつ、この3年間は特別な期間だと私は思っております。ことし、あと来年、その次の年というのは、都道府県財政運営の都道府県化に進むまでのこの3年間、まだ、不明瞭なところがありますけれども、国は保険財政基盤安定繰入金ですね、これについて保険者支援分、保険料軽減分というものを設定して、ある程度の財政措置をとったわけで、これがそれぞれの自治体でどういうふうに使われるかと。ここだと23区統一でありますので、では、23区でどういうふうにこれが使われるのかというのが非常に大事な3年になるわけです。  国は、この1,700億円を計上するときに、被保険者1人当たり5,000円の保険料の値下げだと言ったわけです。ところが、実際には値上げになっている、この現実があるわけです。では、台東区の国民健康保険はどうかというと、35ページにある保険給付費、医療費ですけれども、これは1億6,000万円下がります。しかし、一方で保険料は1億5,000万円上がると。これは、そもそもが大体おかしいというふうに思うのが筋だと思うんだけれども、これについてはいかがお考えなんですか。 ○委員長 国民健康保険課長。 ◎吉本由紀 国民健康保険課長 まず、今、1億6,000万円と話があったかと思うんですが、それ、歳入の負担、歳出だと65ページの保険給付費のほうになるかと思います。 ◆秋間洋 委員 すみません。 ◎吉本由紀 国民健康保険課長 比較としましては、全体で7,100万円ほど確かに下がっておりまして、それにつきましては、被保険者数、加入者が減ってきておりますので、総トータルでいいますと医療に係る総額というのは減ってきております。ただ、前期高齢者の加入割合が高くなっておりまして、1人当たりの医療費がふえているということがありますので、保険料に換算しますと、1人当たりの保険料値上げというふうになっております。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 国民健康保険は、国民皆保険制度のセーフティーネット、最後のラインです。ここから払えない等で抜けると、これは率直に言うと国民皆保険制度から外れた国民ということになって、ここをどうやって地方自治体が救うのかというのは、本当にまさに生活保護に次ぐ大事な部分でありますから、そういう点では、今の赤字、黒字論が、今もう日常茶飯のようにやられているけれども、今、課長の答弁は、事実上、国民健康保険も介護保険と同じように給付と負担が連動する仕組みみたいなことで、一人頭、これは当然みんな年とっていくわけで、前期高齢者になる人がふえれば、これはどうしたって、これは1人当たりの医療費は上がりますよね。これをみんなで支えるというのが、これが皆保険制度、社会保障の原点ですので、そういう点では私は問題があると。とりわけ繰越金と繰入金のこの問題は、補正予算でも指摘しましたけれども、もちろん同じではないですけれども、大体近くなってきているんです。  つまり、繰入金というのは、いわゆる法定外繰り入れです。今回でいえば48ページにあります。48ページの5です。その他一般会計繰入金19億8,000万円、これは前年度が23億3,000万円でしたから、大体3億4,000万円ぐらいです。減っているわけです。ということは、私たちが国民皆保険制度を支えるために、台東区から、いわゆるこれが赤字分という認識だけれども、しかし、その部分を、これをきちんと入れることが社会保障の原点でありますけれども、これを減らしているわけでありますから、そういう点では、ここのところを、もちろん23区統一ですから、台東区だけでできないのは前提としても、やはりここについては、この3年間、国、これだって税金です。私たちが払っている。それから、保険料、保険者支援分とか、こういう形で、あるいは保険料軽減分という形で来た財源を、これ、なぜ保険料の値下げに使わないのかということは、やはり私は問題だと指摘せざるを得ないと。  私は、最後、意見だけにしておきますけれども、ちょっと試算をしてみましたら、台東区のゼロ歳から18歳までの国民健康保険加入者数というのが大体五千数百人です。この今の均等割の金額、今度幾らになる。4万四千幾らになるのかな。その後、大体2億数千万円、2億五、六千万円で子供の均等割を軽減することができるんです。ということは、子供1人産めば、今、国民健康保険が5万円弱払わなくてはいけない状況というのは、これは負担にならなくなる。これが、大体保険者支援分の3分の2でできるわけですから、少なくとも多子世帯、子育て支援あるいは子供の貧困対策にはなっていくわけで、ここはやはりそういうふうに使うべきではないか。  あと、全体に値上げを抑えるのには、先ほど申し上げたように2億8,000万円ですから、これはちょっと両方はできないけれども、そういう規模なんだということを申し上げて、これについてはまた言うけれども、これについては了承できないということを申し上げておきたい。 ○委員長 国民健康保険事業会計予算については、これをもって審議を終了し、仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、国民健康保険事業会計予算については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 平成28年度東京都台東区後期高齢者医療会計予算について、ご審議願います。  秋間委員。 ◆秋間洋 委員 これは、保険料の改定ですけれども、やはりこれも均等割が上がりました。ただ、一方で軽減の拡充も行われたのでありまして、そういう点では、平均保険料が、これは値下げになったということで、私も率直に言うと悩んだんです。これは、今回は反対できないかなというふうに思ったんです。  ただ、低所得者のところを見ると、これはやはり問題だなと思っています。低所得者の負担が、今回の改定で減ったというふうに言えるのかどうか、ここについて見解をお伺いしたい。 ○委員長 国民健康保険課長。 ◎吉本由紀 国民健康保険課長 今回の来期の保険料につきましては、均等割額と所得割率ともに微増でございます。ただ、平均1人当たり保険料にすると、マイナス1,404円というふうになっておりまして、これは所得の伸び、減少の見込みで計算をされたものでございます。低所得者の負担につきましては、試算で単身世帯の年金収入の方、168万円以下の方につきましては、保険料据え置きとなっておりますので、負担がふえるものではございません。また、国民健康保険と同じように、軽減判定所得の見直しが行われますので、2割軽減、5割軽減の該当者もふえる見込みとなっておりますので、負担軽減が若干図られるというふうに考えております。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 今回は財政安定化基金の拠出等の措置、あるいは今後の見込み等で十分な財源が見られるので保険料の値下げができるようになったわけです。だったら、やはり踏み込んで、本来だったら低所得者の軽減とか、こういうようなものをさらに踏み込むべきだったと思います。ここで、今、課長がおっしゃったのが、保健福祉委員会に出た、この資料だと思うんです。186万円、単身です。この比較を見れば、確かにプラス・マイナス・ゼロであります。しかし、この下のほうにある2人世帯の、例えば192万5,000円という層があって、これは400円、わずか400円と言われるかもしれないけれど、これは値上げです。  私、この層というのがどうなのかというのを、たまたま、この年末に生活相談に乗った方の世帯が、2人合わせて大体191万円の、80歳と76歳のご夫婦の年金収入の方だったので、ちょっとだけ言わせてもらえば、ご主人が80歳で月に割り直すと9万3,500円の年金収入。奥さんが76歳で月に割り直すと6万6,480円、大体16万円の年金収入がある方です。これはそうすると191万円ですから、190万円ですから、大体この層に合っているわけです。その方の払っている医療保険料、後期高齢者医療保険料と介護保険料が2人合わせて月に1万2,600円、医療費、この方ご主人がちょっと認知症も入ってきておりまして、お医者さんに行く、あと介護を利用をしていると。医療費が大体平均1万円、介護利用料が2万4,000円、これで3万4,000円です。ですから、保険料と医療費、介護利用料合わせると、これが4万6,600円、16万円の29.1%に当たるんです。  つまり、この介護と医療に充てているお金、つまり3割近いお金がこの層になっているんです。この方たちに400円の保険料の値上げというのは、やはりこれは本当に残酷だと私は思います。そういう点では、この後期高齢者医療保険の問題も平均保険料は値下げになったとはいえ、賛成することはできないということを申し上げておきます。 ○委員長 後期高齢者医療会計予算については、これをもって審議を終了し、仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり)
    ○委員長 ご異議ありませんので、後期高齢者医療会計予算については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 平成28年度東京都台東区介護保険会計予算について、ご審議願います。  秋間委員。 ◆秋間洋 委員 大体が民生費のところで言わせていただきましたので、2つだけにさせていただきます。  1つは、年金収入で280万円以上の方が、昨年の4月から介護利用料が2割負担になりました。これについて、区民の声あるいは影響等についてつかんでいるでしょうか。 ○委員長 介護保険課長。 ◎秋山眞理 介護保険課長 平成28年2月3日時点で、要介護、要支援認定を持っていらっしゃる方、1万501人に対して、負担割合証を発行しております。そのうち、1,662人の方が2割負担の対象となっております。約16%です。この割合は、国で示している数字と同じでございます。  区民の声といたしましては、1割、2割が載った負担割合証を送付した平成27年7月当初、負担割合証とはどういったものかとか、負担割合証が届かない、なくしてしまったという問い合わせが最も多く、中には、なぜ2割になったのかといった問い合わせもありましたが、同封いたしました制度の説明や負担割合の判定の流れなどを示したチラシに沿って、負担割合の判定の流れを説明することでご理解をいただいております。  区民への影響といたしましては、区民の方から、どうして利用者負担が倍になってしまったのかという問い合わせを、そういうニュアンスの厳しい問い合わせは余り受けておりませんで、ご理解いただいているものと考えております。  なお、1カ月に利用しましたサービスの利用者負担が、上限額を超えた場合に、高額介護サービスとして、区から区民へお金をお戻ししておりまして、2割負担になった方でも単純に2倍になっているわけではございません。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 これは、あるデイサービスをやっているところですけれども、やはり2割給付になって、3割の方が若干利用を縮めたという話、前も紹介しましたけれども、こういうことが出ているわけで、そういう点では、さらに声をつかんでいただきたいというふうに思います。  最後ですが、224ページの施設サービス給付です。これは、本人の預金が1,000万円以上、そして、ご夫婦で2,000万円以上の預金がある方への、こういう方たちが特別養護老人ホームに入っていたり、ショートステイを使ったり、こういう施設を利用されたときの、いわゆる補足給付のお金ですけれども、これが大幅に抑制されました。これは、どのくらいの人に影響があったのかということと、本予算額への影響というのを見込んだのかどうか、これについてお伺いしたい。 ○委員長 介護保険課長。 ◎秋山眞理 介護保険課長 平成28年2月3日現在、低所得の方が介護保険の施設に入所した場合に、食費や居住費を軽減する補足給付の申請者1,288名のうち、預貯金等の合計が基準額を超える理由により非該当となった方は20名、全体の1.5%でした。  施設サービス給付の28年度予算につきましては、預貯金等の要件追加による影響はございません。補足給付については、239ページの特定入所者介護サービス費、また、240ページの特定入所者介護予防サービス費に影響がございますが、要件追加の給付実績をもとに予算を積算してございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 わかりました。わかりましたというのは、納得したということではなくて、むしろ今、介護保険が本当に分かれ道に来ておりまして、今度の新総合事業で一般財源が入る、これが8,800万円ぐらいになりますけれども、これは先ほどの国民健康保険とは逆で、介護保険制度の底に穴があいたと。当初、国が想定していた、これは本当に厚生労働省の局長が声高に言われたところで、とにかく給付と負担を一緒にするんだと、一般財源は絶対入れないんだと言っていた制度に穴があいたわけであります。  ところが、それにもかかわらず、今度は財務省あたりは要介護1、2まで、これをやろうという方向で、地方自治体にとってはこれは介護保険どうなるかという、今、本当に分かれ道に来て、そういう点では今回の介護保険会計を、新総合事業も含めて私たちは認めるわけにはいかないということで、これに対しても反対をさせていただきます。 ○委員長 介護保険会計予算については、これをもって審議を終了し、仮決定いたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、介護保険会計予算については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 平成28年度東京都台東区老人保健施設会計予算について、ご審議願います。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 老人保健施設会計予算については、これをもって審議を終了し、仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、老人保健施設会計予算については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 平成28年度東京都台東区病院施設会計予算について、ご審議願います。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 病院施設会計予算については、これをもって審議を終了し、仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、病院施設会計予算については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、資料に基づく質疑を行いますが、ここでは、各款あるいは各会計にまたがる質問のみとさせていただきますので、ご協力をお願いいたします。  それでは、各資料についてのご質問がありしましたらどうぞ。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上で、資料に基づく質疑を終了いたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 本日の予定は以上であります。  次に、次回の委員会の日程について申し上げます。  次回の委員会は、23日水曜日午前10時から総括質問を行います。  なお、CATV議会放送の撮影のため、委員会室にカメラが入りますので、お含みおき願います。  発言通告の締め切りは、16日水曜日、午前10時となっておりますので、よろしくお願いいたします。  発言通告書の作成に当たっては、発言通告の大きな項目ごとに答弁を求めるようになることをお含みおきください。  質問の順序は、発言通告書の提出順となります。  また、会派ごとの持ち時間は、既にお配りした資料のとおりです。持ち時間には答弁時間は含まれません。  なお、念のために申し上げますが、質問に当たっては、総括質問の性格をご理解の上、単なる質疑や各会計の審議における質問の繰り返しにならないよう、ご協力のほどお願い申し上げます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 これをもちまして、予算特別委員会を閉会いたします。           午後 3時25分閉会...