台東区議会 > 2016-03-02 >
平成28年 3月区民文教委員会-03月02日-01号

  • "個人番号カード交付関連事務"(/)
ツイート シェア
  1. 台東区議会 2016-03-02
    平成28年 3月区民文教委員会-03月02日-01号


    取得元: 台東区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-13
    平成28年 3月区民文教委員会-03月02日-01号平成28年 3月区民文教委員会 区民文教委員会会議録 1 開会年月日   平成28年3月2日(水) 2 開会場所    議会第1会議室 3 出 席 者   委員長 水 島 道 徳    副委員長 和 泉 浩 司   (9人)    委員  本 目 さ よ    委員   青 鹿 公 男           委員  望 月 元 美    委員   寺 田   晃           委員  小 髙   明    委員   河 野 純之佐           議長  太 田 雅 久 4 欠 席 者   (0人) 5 委員外議員   (0人) 6 出席理事者   区長                    服 部 征 夫           副区長                   荒 川 聡一郎
              教育長                   和 田 人 志           情報システム課長              小 川 信 彦           企画財政部副参事              稲 木 有 司           施設課長                  寺 田   茂           区民部長                  西 島 久 雄           区民課長                  野 村 武 治           くらしの相談課長              川 島 俊 二           税務課長                  秋 山 欣 也           収納課長                  柿 沼 浩 一           戸籍住民サービス課長            雨 宮 真一郎           子育て支援課長               三 瓶 共 洋           交流促進課長                段 塚 克 志           区民部副参事                宇 野   妥           福祉課長                  木 村 隆 明           教育委員会事務局次長            神 部 忠 夫           教育委員会事務局庶務課長          柴 崎 次 郎           教育委員会事務局学務課長          前 田 幹 生           教育委員会事務局児童保育課長        上 野 守 代           教育委員会事務局指導課長          屋 代 弘 一           教育委員会事務局教育改革担当課長      江 田 真 朗           教育支援館長           (教育改革担当課長 兼務)           教育委員会事務局副参事           山 田 安 宏           教育委員会事務局生涯学習推進担当部長    上 野 俊 一           教育委員会事務局生涯学習課長        飯 塚 さち子           教育委員会事務局青少年・スポーツ課長    山 本 光 洋           中央図書館長                曲 山 裕 通           福祉部参事(社会福祉事業団・事務局長)   本 間 千 晴           福祉部参事(社会福祉事業団・児童課長)                              (事務局長 事務取扱) 7 議会事務局   事務局長      中 沢 陽 一           事務局次長     渡 邉 俊 二           議事調査係長    行 田 俊 男           書  記      堀 場 奈保子           書  記      西 村 健 志 8 案件  ◎審議調査事項   案件第1 第11号議案 東京都台東区消費生活に関する条例   案件第2 第20号議案 東京都台東区教育振興基金条例の一部を改正する条例   案件第3 第22号議案 東京都台東区幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関す               る条例及び東京都台東区幼稚園教育職員の給与等に関する特別               措置に関する条例の一部を改正する条例   案件第4 第23号議案 東京都台東区幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正               する条例   案件第5 第24号議案 東京都台東区立小中学校等の学校医、学校歯科医及び学校薬剤               師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例   案件第6 第26号議案 東京都台東区立少年自然の家条例の一部を改正する条例   案件第7 第27号議案 東京都台東区自然の村施設の設置等に関する条例の一部を改正               する条例   案件第8 特定事件の継続調査について  ◎理事者報告事項 【区民部】   1.補正予算について         …………………………………資料1 区民課長   2.平成28年度予算について     …………………………………資料2 区民課長   3.中間支援組織の開設について    …………………………………資料3 区民課長   4.旧町名活用懇談会の設置について  …………………………………資料4 区民課長   5.消費者の安全確保について     ………………………資料5 くらしの相談課長   6.個人番号カード交付における申請時来庁方式の導入等について                      …………………資料6 戸籍住民サービス課長 【教育委員会】   1.補正予算について         …………………………………資料7 庶務課長   2.平成28年度予算について     …………………………………資料8 庶務課長   3.総合教育会議の開催について    …………………………………資料9 庶務課長   4.平成27年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価について                      ……………………………事前資料1 庶務課長   5.私立幼稚園の預かり保育に対する支援の充実について                      ………………………………資料10 庶務課長   6.小学校体育館エアコンの整備について                      ………………………………資料11 庶務課長   7.蔵前小学校改築基本設計について  ……………資料12 教育委員会事務局副参事   8.平成小学校及び竹町幼稚園の大規模改修について                      ……………資料13 教育委員会事務局副参事   9.特別支援教室の導入について    ………………………………資料14 学務課長   10.学習支援講座「ステップ・アップ」について                      ………………………………資料15 指導課長   11.「学びのキャンパス台東 アクションプラン」について                      …………………事前資料2 教育改革担当課長   12.スクールソーシャルワーカーの配置について                      …………………………資料16 教育支援館長   13.台東区生涯学習推進プランの改定について                      …………………………資料17 生涯学習課長   14.障害者スポーツ普及促進について ………………資料18 青少年・スポーツ課長   15.台東区スポーツ振興基本計画の策定について                      ………………資料19 青少年・スポーツ課長   16.若者育成支援の拡充について   ………………資料20 青少年・スポーツ課長           午前10時00分開会 ○委員長(水島道徳) ただいまから、区民文教委員会を開会いたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 初めに、区長から挨拶があります。 ◎服部征夫 区長 おはようございます。よろしくお願いします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 本日は、卓上マイクのスイッチを必ず押してからご発言願います。  また、理事者発言席を設けましたので、よろしくお願いいたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、傍聴についておはかりいたします。  本日提出される傍聴願については、許可いたしたいと思いますが、いかがでしょうか。
              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。  それでは、審議に入らせていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 初めに、案件第1、第11号議案、東京都台東区消費生活に関する条例を議題といたします。  本案は、理事者報告事項、区民部の5番、消費者の安全確保についてが関連いたしますので、説明と一括して報告を聴取し、審議を行いたいと思いますが、いかがでしょうか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。  それでは、第11号議案及び報告事項について、理事者の説明を求めます。  くらしの相談課長。 ◎川島俊二 くらしの相談課長 それでは、報告事項、消費者の安全確保についてとあわせて第11号議案、東京都台東区消費生活に関する条例についてご説明させていただきます。  資料5をごらんください。区ではこれまでも消費者基本法や消費者安全法などを根拠に、消費者の安全確保のため消費者教育や啓発事業を行うとともに、消費者被害に遭った場合には、被害救済に係る消費者相談を行っております。さらに、区民の皆様が安心して安全で豊かな消費生活ができるよう、消費生活に関する条例を制定いたします。なお条例の施行にあわせ、現在、9階、くらしの相談課にある消費者相談コーナーを消費生活センターに名称変更いたします。この点につきましては、消費者安全法の改正により、消費生活センターの設置、消費生活相談員の要件等を条例で規定することとなり、本区の消費者相談コーナーは消費生活センターとしての要件を有しておりますので、新たに台東区消費生活センターとして条例に定めるものでございます。  次に、本条例の概要でございます。第11号議案をごらんください。本条例は14条で構成されております。2枚おめくりください。第3条に先ほどご説明いたしました消費生活センターの名称や位置について、また、第5条にセンターの事務及び事業について、次のページをごらんください。第8条に消費生活相談員について規定しております。また、第9条に消費者への情報提供など区の責務、申しわけございません、裏面をごらんください。第12条に消費者の安全、取引における公正の確保など、事業者の責務、また、第13条に消費生活に関する知識の収集など、消費者の役割について定めております。本条例は平成28年4月1日からの施行を予定しております。  資料5にお戻りください。項番2の消費者の安全確保に向けた取り組みについてです。昨年、本委員会にご報告いたしました消費生活サポーターについてですが、現在、9名の方に登録をしていただいております。この消費生活サポーターの活動の一環として、出前講座など消費者講座の充実を進めてまいります。また、わかりやすい消費生活情報の提供とともに、相談事例集等の発行、さらに高齢者見守りネットワーク等との連携強化にも取り組んでまいります。これらの取り組みとともに、消費生活センターの機能等、区民の皆様に十分な周知を図ってまいります。  説明は以上でございます。第11号議案につきまして、よろしくご審議の上、可決賜りますようお願い申し上げます。 ○委員長 それでは、第11号議案及び報告事項について、ご審議願います。  寺田委員。 ◆寺田晃 委員 すみません。条例の改定とともに名称が変わるということなんですけれども、事業内容につきましては、報告事項の項番2の内容が充実されるということでよろしいんでしょうか。 ○委員長 くらしの相談課長。 ◎川島俊二 くらしの相談課長 そうですね、消費生活相談とともに、啓発事業が充実、重要だと思っておりますので、今回、その取り組みにさらに力を入れてという形で考えておるところでございます。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 名称が変わるときも事業の充実をさせるチャンスだとは思いますので、丁寧に周知をしていただいて区民のためになるようにしっかりやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長 小髙委員。 ◆小髙明 委員 今回の条例は、これは新しくつくるということですよね。 ○委員長 くらしの相談課長。 ◎川島俊二 くらしの相談課長 委員、ご質問のとおりでございます。新規の制定でございます。 ○委員長 小髙委員。 ◆小髙明 委員 こういった条例が必要だというのはやはりよくわかるんで、非常にいいことだと思います。きのうもマスコミでかなり特定保健用食品の商品でライオンの不当な表示の問題が取り上げられておりましたから、やはり消費者が本当に自分たちの安全な消費生活を守るという意味では、区がこういった形で関与していくということが大変いいんではないかなと思っています。  そこで、ここで消費生活相談員という方が必置義務になっていますよね。今までの消費者相談コーナーと今度の消費生活センターが全く同じ機能を持っているというふうにたしか聞いているわけですけれども、消費生活相談員の方の何か資格だとか活動というのはどういうふうになっているか、ちょっと教えていただけますか。 ○委員長 くらしの相談課長。 ◎川島俊二 くらしの相談課長 消費者安全法の改正につきましては、消費生活センターに、専門の相談員が必ず1人は設置しなくてはならないという形で来ております。ただ、台東区では今5名の方が働いておるんですけれども、全てそちらのほうに必要な資格、消費生活相談員とかコンサルティングとか3つの資格があるんですけれども、必ずどれかを持っている形で、今そういった形で勤務していただいているところでございます。 ○委員長 小髙委員。 ◆小髙明 委員 そういった方々が本当に区民の方を守るためにやっていらっしゃることは、やはり実態として高齢者の方がいろいろな商品の電話勧誘とかで非常に被害に遭われているというニュースなど聞くんですが、台東区にもやはりそういう事例というのはあるんですか。 ○委員長 くらしの相談課長。 ◎川島俊二 くらしの相談課長 全国的にも高齢者のほうが被害が大きいとか、たび重なるというんですかね、2次被害、同じような形の被害が多く報道されて、台東区もそういうような形で、同じような形で地域の方々がたび重なるという形があるということでございますので、その辺については、こちらのほうにご説明しました高齢者見守りネットワーク等の形のところへも参加させていただいて、そちらのほうから情報をもらったり、当方がそういった被害があった場合については、そちらのほうについて、そういった見守りしていただくというような形で連携をとってやっているところでございます。 ○委員長 小髙委員。 ◆小髙明 委員 最近、電力の自由化などを使ったやはり詐欺みたいなのがふえているとか聞いていますので、しっかりと区民の生活を守るために頑張っていただきたいと思います。 ○委員長 副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 1点だけ言っておきます。資料5の一番トップの3行、これとても大事なことだと思うんですけれど、自立を支援することにより、区民が安心で安全というの大変よくわかるんですけれども、最近の傾向というか、消費者自身の知識が、少し言葉を気をつけないといけないですけれど、欠落しているところもあると感じています。数年前に起こった、肉屋さんがいる前で言うのも何ですが、レバーのレバ刺しの禁止になったあの一件も、例えば我々の世代の感覚だと380円で生のレバーが食べられるというのはあり得ないと思うわけです。だけど、ああいう外食で出てくると、安全なんだろうと思って食べてしまう。生で流通させるのに300幾らで絶対できっこないと。これ生食ではないんではないのかと疑う心は消費者持っていないんですよ。それぞれが自立がだんだんできていなくなってきている部分もあるかもしれない。先ほど言った消費者詐欺でも、おれおれ詐欺の場合はパニックさせて詐欺するわけだけれど、通常に考えて、よく電話かかってきますよ、これこうやって投資すればお金もかからずこれだけもうかりますと、だったら、あんたやんなさいよと私はよく電話で言うんだけれど、そういうことからも、自立していない部分というのはあって、何か事が起こったときには電話で相談してください、それに対応しますよでは、私は遅いと思うんで、予防措置もさらに進めていけるようなセンターであってほしい。ここだけ要望しておきます。 ○委員長 これより採決いたします。  本案については、原案どおり決定することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、原案どおり決定いたしました。  なお、報告事項につきましても、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、案件第2、第20号議案、東京都台東区教育振興基金条例の一部を改正する条例を議題といたします。  本案について、理事者の説明を求めます。  庶務課長。 ◎柴崎次郎 庶務課長 それでは、第20号議案についてご説明いたします。  本案は、雨宮社会体育振興基金及び池波社会教育振興基金の額を改定するため提出いたします。  新旧対照表をごらんください。別表中の雨宮社会体育振興基金の額を現行から300万円積み増しいたします。そして、額を1,510万円といたします。また、池波社会教育振興基金の額を現行から100万円を取り崩しいたしまして、1億9,800万円といたします。この100万円につきましては、27年度予算に繰入金として計上し、中央図書館の池波正太郎記念文庫の事業に充当いたします。  説明は以上でございます。よろしく原案どおりご決定くださるようお願いいたします。 ○委員長 それでは、本案についてご審議願います。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これより採決いたします。  本案については、原案どおり決定することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、原案どおり決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、案件第3、第22号議案、東京都台東区幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例及び東京都台東区幼稚園教育職員の給与等に関する特別措置に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。  本案について、理事者の説明を求めます。  庶務課長。 ◎柴崎次郎 庶務課長 それでは、第22号議案についてご説明いたします。  本案は、地方公務員法の改正に伴い、引用条文の整理を行うため提出いたします。  新旧対照表をごらんください。地方公務員法第24条第6項は、職員の給与や勤務時間などの勤務条件は条例で定めるとしております。地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律が本年4月1日から施行されることに伴い、地方公務員法の第24条第2項が削除されますので、第3項から第6項までが一つずつ繰り上がります。これに伴いまして、本区の幼稚園教育職員に関する本2つの条例について、新旧対照表のとおり引用条文の整理をいたします。施行日は本年4月1日でございます。  説明は以上です。よろしく原案どおりご決定くださるようお願いいたします。 ○委員長 それでは、本案についてご審議願います。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これより採決いたします。  本案については、原案どおり決定することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、原案どおり決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、案件第4、第23号議案、東京都台東区幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。  本案について、理事者の説明を求めます。  庶務課長。 ◎柴崎次郎 庶務課長 それでは、第23号議案についてご説明いたします。  本案は、地方公務員法等の改正に伴い、等級別基準職務表に関し規定の整備を図る等のため提出をするものでございます。  新旧対照表をごらんください。第6条は、職員の職務は給料表に定める職務の級に分類するとしており、その分類の基準は、現行では台東区幼稚園教育職員の初任給、昇格及び昇給等に関する規則の中で幼稚園教育職員給料表別標準職務表を定めております。地方公務員法の改正によりまして、給与条例において等級別基準職務表を定めることになりましたので、第6条第3項を改正案のように変更いたします。職務表は議案のほうに記載をしてございます。  第7条でございますけれども、初任給、昇格及び昇給の基準を定めておりますが、台東区職員の分限に関する条例の改正に伴いまして、第6項として降給の効果を3号給下位とする文言を追加いたしました。  なお、台東区職員の分限に関する条例の一部を改正する条例は、あすの企画総務委員会でご審議されることとなっております。そのほかの改正につきましては、地方公務員法、台東区職員の分限に関する条例、行政不服審査法の改正に伴う文言整理に関するものでございます。施行日は本年4月1日でございます。  説明は以上でございます。よろしく原案どおりご決定くださるようお願いいたします。 ○委員長 それでは、本案についてご審議願います。  小髙委員。 ◆小髙明 委員 2点お伺いします。1つは第7条第6項、職員を降給させるという、降給を決めるということなんで、分限ですから、非常に職員の方にとってはいろいろな理由があってこういうことになるのかなと思いますけれども。この条文については、当然教職員の方の身分だとか生活にかかわることなんで、労働組合との労使交渉というのは一応妥結をしているという理解でよろしいんですか。 ○委員長 庶務課長。 ◎柴崎次郎 庶務課長 この辺につきましては、まさに本委員会、それから、先ほど申しましたように、あしたの企画総務委員会のほうでお話が出るものでございますので、それを受けてたんたんと執行していくというような、そういうふうに理解をしてございます。 ○委員長 小髙委員。 ◆小髙明 委員 何かよくわからないけれども、一応あしたの議案については労働組合との妥結をしているというふうに聞いていますので、同じかなと思って確認したかったんですが、その辺きちんと押さえていなかったということらしいけれど。  もう一つは評価の仕方なんですよね。私、職員の評価はどうやっているか一応知っているつもりですけれども、教員の方だと、やはり現場がいっぱい分かれていらっしゃるし、当然管理職の方がいらっしゃいますから、1次的な評価はそこでやられると思うんですが、その後の評価も含めてどういった形での評価の体制になっているのかちょっと教えていただけますか。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 教員の業績等の評価につきましては、まず、1次評価者ということで学校長、園長が行い、それをまた教育委員会で2次評定ということで行っております。この際には校長からのヒアリング、あと、私どもの日常の業務の観察等に基づいて実施をしているところでございます。 ○委員長 小髙委員。 ◆小髙明 委員 現場の校長さん、園長さんは当然よく知っている方を評価するんだけれども、その後、職員だと当然、次、部長が評価をするということで、これも大体それなりに知っている方が評価をすることになるんですが、今のお話だと、やはり教育委員の方が今度は評価をすると。もちろんその段階ではいろいろな資料は当然そろっていると思うんですが、非常に職員の方の身分にもかかわってくる問題なので、そういう評価の仕方というのは本当に慎重にやっていくことになると思うんですね。そういった意味では、その辺のところをきちんとやっていただくということだけ要望させていただきます。 ○委員長 これより採決いたします。  本案については、原案どおり決定することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、原案どおり決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、案件第5、第24号議案、東京都台東区立小中学校等の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。
     本案について、理事者の説明を求めます。  学務課長。 ◎前田幹生 学務課長 それでは、第24号議案、東京都台東区立小中学校等の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例についてご説明をさせていただきます。  本案は、補償基礎額及び介護補償の額を改定するため提出するものでございます。  恐れ入りますが、新旧対照表をごらんください。今回の条例改正につきましては、引用している東京都の条例改正に伴いまして2点改正を図るものでございます。改正の1点目は第12条でございます。第12条は、介護補償及びその補償限度額について定めておりますが、この額につきましては、都条例においても国の政令に準拠して定めております。本条例におきましても都条例の改正を受け、これに準じて増額改定をしてまいります。  恐れ入りますが、新旧対照表の一番最後のページをごらんください。改正の2点目は補償額を算定する基礎となる補償基礎額表の改正でございます。補償基礎額表につきましても、こちらも都の改正に倣いまして補償基礎額の増額改定をするものでございます。  新旧対照表の1枚目の裏面をごらんください。附則でございます。この条例は公布の日から施行いたしまして、附則第2項から第4項におきまして、条例改正に伴う適用日等についての経過措置を規定しております。  なお、本区におきましては、平成14年度の東京都からの事務移管以降、本条例の適用を受けたケースはございません。  簡単ですが、第24号議案についての説明は以上でございます。よろしくご審議の上、原案どおり可決賜りますようお願い申し上げます。 ○委員長 それでは、本案についてご審議願います。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これより採決いたします。  本案については、原案どおり決定することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、原案どおり決定をいたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、案件第6、第26号議案、東京都台東区立少年自然の家条例の一部を改正する条例及び案件第7、第27号議案、東京都台東区自然の村施設の設置等に関する条例の一部を改正する条例の2議案は関連する案件でありますので、一括して議題といたします。  それでは、第26号議案及び第27号議案について、理事者の説明を求めます。  学務課長。 ◎前田幹生 学務課長 それでは、第26号議案、東京都台東区立少年自然の家条例の一部を改正する条例及び第27号議案、東京都台東区自然の村施設の設置等に関する条例の一部を改正する条例についてご説明いたします。  本案は、いずれも学校教育法の一部改正に伴い、規定の整備を図るものでございます。  議案のご説明の前に、学校教育法の改正についてご説明いたします。  同法の改正につきましては、学校教育制度の多様化及び弾力化を推進するため、小学校から中学校までの義務教育を一貫して行う義務教育学校を同法1条に規定し、本年4月より施行されるものでございます。  それでは、まず、第26号議案についてご説明いたします。  恐れ入りますが、第26号議案の新旧対照表をごらんください。本条例では、第3条の区内の少年という文言とその定義、また、別表2、中学生という利用区分とその定義を定めておりますが、今回の法改正に伴いまして、その定義をこれまでの規定から学校教育法第18条に規定する学齢児童または学齢生徒などの記載のとおり改めるものでございます。  附則でございます。本条例は、本年4月1日より施行するものでございます。  簡単ですが、第26号議案についての説明は以上でございます。  次に、第27号議案についてご説明いたします。  第27号議案の新旧対照表をごらんください。ただいま第26号議案においてご説明したとおり、本条例中の別表2、中学生の使用区分及び定義規定がございますが、これを新旧対照表の記載のとおり改めるものでございます。  簡単ですが、第27号議案についての説明は以上でございます。よろしくご審議の上、いずれも原案どおりご決定いただきますようお願い申し上げます。 ○委員長 それでは、第26号議案及び第27号議案についてご審議願います。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これより採決いたします。  第26号議案及び第27号議案について、一括して採決いたします。  本案については、いずれも原案どおり決定することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本案については、いずれも原案どおり決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、案件第8、特定事件の継続調査についてを議題といたします。  おはかりいたします。  本委員会の特定事件については、議長に閉会中の継続調査の申し出をいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本委員会の特定事件の継続調査については、そのように決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、本委員会の行政視察の報告書について申し上げます。  昨年11月に実施いたしました富山県黒部市、石川県金沢市及び富山県射水市への行政視察について、このたび正副委員長にて報告書(案)を作成し、お手元に配付させていただきました。  この案文について、ご意見がありましたら正副委員長までお知らせください。調整後、議長に報告いたします。その後、議長が全ての委員会報告書を取りまとめ、台東区議会委員会行政視察報告書として全議員及び理事者に配付いたしますので、よろしくお願いいたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 以上で案件の審議を終了いたしましたので、事務局次長に委員会報告書を朗読させます。  なお、年月日、委員長名、議長名の朗読については省略いたします。           (渡邉議会事務局次長朗読) ○委員長 審議調査事項を終了しましたので、この後、報告事項のない部の理事者の方はご退席いただいて結構です。また、理事者報告事項のある部については、報告事項が終了した時点でご退席ください。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、理事者から報告がありますので、ご聴取願います。  なお、同じ所管からの報告については、一括して聴取いたします。  また、補正予算及び平成28年度予算については、報告を聴取するのみで質疑は行いませんので、よろしくお願いいたします。  初めに、区民部の補正予算について及び平成28年度予算について、区民課長、報告願います。 ◎野村武治 区民課長 それでは、まず初めに、区民部の第4回補正予算につきましてご説明申し上げます。  資料1をごらんください。歳入の内訳です。歳入予算を10億1,189万1,000円増額いたしまして、補正後の区民部総額を231億4,605万6,000円といたします。表は部内各課の内訳です。  2ページをごらんください。まず、税務課です。納税義務者数及び個人所得の増により、特別区民税現年課税分を4億8,128万3,000円及びたばこの年間消費量の増により、特別区たばこ税現年課税分を4億9,939万1,000円増額いたします。  次に、戸籍住民サービス課です。社会保障・税番号制度通知カード・個人番号カード関連事務費の国庫補助金を3,121万7,000円増額いたします。通知カード・個人番号カードの作成に伴う経費は全額国庫補助金として歳入いたします。昨年12月、個人番号カードの追加発行のための経費を含む国の補正予算が成立したため、その支出増に対応する補助金を歳入するものです。  3ページをごらんください。歳出の内訳です。歳出予算を1,221万7,000円増額いたしまして、補正後の区民部総額を53億3,302万円といたします。表は部内各課の内訳です。  下の表が区民課の補正内容です。指定保養施設の運営で500万円を減額いたします。これは強羅アサヒホテルが平成27年9月より休館になったことに伴うものでございます。  4ページをごらんください。戸籍住民サービス課の補正内容です。社会保障・税番号制度対応で3,121万7,000円を増額いたします。これは先ほど歳入の社会保障・税番号制度通知カード・個人番号カード関連事務費でご説明いたしました増額分を個人番号カードの作成等を委託している地方公共団体情報システム機構に支払うものです。次に、コンビニ交付の導入で3,600万円減額いたします。これはシステム構築経費について、必要な機能等を細かく詰め、経費の縮減を図ったものでございます。  次に、子育て支援課です。認定児童数及び助成件数が見込み数を上回ったことにより、子ども医療費助成の支給額2,200万円を増額いたします。  以上で区民部の平成27年度第4回補正予算についての説明を終わらせていただきます。  続きまして、平成28年度予算につきまして、ご報告いたします。  資料2をごらんください。歳入の内訳でございます。歳入予算は235億7,845万2,000円で、対前年度比15億1,266万6,000円の増額、率にいたしまして6.9%の増です。表は部内各課の内訳でございます。  次に、主な要因についてご説明いたします。2ページの区民課をごらんください。歳入予算額は2億5,874万9,000円で、対前年度比624万円の増額、率にいたしまして2.5%の増です。これは台東区民会館の実績見込みによる総務使用料の減及び区民館の区外利用開始による総務使用料の増、基礎年金事務費交付金の増との相殺によるものが主な要因でございます。  次に、3ページのくらしの相談課をごらんください。予算額は1,311万円で、対前年度比21万3,000円の増額、率にいたしまして1.7%の増です。これは、消費者行政活性化事業費について、消費生活サポーター養成事業を28年度は当初予算に計上したことによる補助金の増でございます。  次に、4ページの税務課をごらんください。予算額は208億5,805万4,000円で、対前年度比12億5,005万4,000円の増額、率にいたしまして6.4%の増です。これは、科目1段目の特別区民税が納税義務者数及び個人所得の増による7億3,525万7,000円の増、2段目の軽自動車税が税制改正による1,359万9,000円の増、3段目の特別区たばこ税がたばこ年間消費量の増により4億8,331万3,000円の増が主な要因です。  次に、6ページの戸籍住民サービス課をごらんください。予算額1億5,118万1,000円で、対前年度比2,693万2,000円の増額、率にいたしまして21.7%の増です。これは通知カード、個人番号カード交付関連事務委託に対する補助金の収入による増が主な要因です。  次に、7ページの子育て・若者支援課をごらんください。予算額は22億7,892万4,000円で、対前年度比2億1,183万8,000円の増額、率にいたしまして10.2%の増です。これは、子育て支援の充実による国庫補助金、子ども・子育て支援交付金及び都補助金、子ども・子育て支援交付金の増が主な要因です。  次に、8ページの子ども家庭支援センターをごらんください。予算額は1,790万2,000円でございます。一時保育の利用料収入等を計上しております。  以上が歳入予算についての報告でございます。  続きまして、区民部の歳出予算でございます。9ページをごらんください。区民部の歳出予算額は52億3,427万円で、対前年度比2億5,417万3,000円の増額、率にいたしまして5.1%の増です。表は部内各課の内訳です。  それでは、各課の歳出予算につきましてご説明いたします。  10ページの区民課をごらんください。予算額7億4,380万5,000円で、対前年度比6,524万6,000円の増額、率にいたしまして9.6%の増です。これは、科目1段目の一般管理費のNPO等との協働促進で、中間支援組織開設による増、下段に記載の公会堂費で、舞台照明設備等の改修工事に伴う増などが主な要因でございます。  次に、11ページのくらしの相談課をごらんください。予算額3,987万9,000円で、対前年度比12万2,000円の減額、率にいたしまして0.3%の減です。これは、隔年実施している計量器調査が28年度は該当年度ではないことによる減が主な要因でございます。  次に、12ページの税務課をごらんください。予算額1億6,447万9,000円で、対前年度比928万3,000円の増額、率にいたしまして6%の増でございます。これは、収納事務における還付金等の実績見込みの増によるものが主な要因でございます。  次に、13ページの収納課をごらんください。予算額3,159万1,000円で、対前年度比713万5,000円の減額、率にいたしまして18.4%の減でございます。これは、非常勤職員数の減員によるものが主な要因でございます。  次に、14ページの戸籍住民サービス課をごらんください。予算額2億1,616万4,000円で、対前年度比4,644万1,000円の増額、率にいたしまして27.4%の増でございます。これは、個人番号カード交付等に要する経費や戸籍証明等の出力業務委託及び住民票の写し、印鑑登録証明書のコンビニ交付サービスの通年稼働による増と住民基本台帳カード交付終了などによる減の相殺によるものが主な要因でございます。  次に、15ページの子育て・若者支援課をごらんください。予算額38億6,606万円で、対前年度比3,183万2,000円の減額、率にいたしまして0.8%の減です。青少年・スポーツ課からの事務移管による青少年育成費の増や子供の数の増加に伴う児童手当等の増と子ども家庭支援センターの新設に伴う事務移管による減の相殺によるものが主な要因でございます。  次に、16ページの子ども家庭支援センターをごらんください。予算額1億7,229万2,000円です。子育て支援課からの事務移管分を計上しております。  以上で平成28年度の区民部の予算につきましてのご説明を終わらせていただきます。 ○委員長 ただいまの報告については、聴取のみとさせていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、中間支援組織の開設について及び旧町名活用懇談会の設置について、区民課長、報告願います。 ◎野村武治 区民課長 それでは、中間支援組織の開設につきまして、ご報告申し上げます。  中間支援組織につきましては、昨年の第2回定例会におきまして、社会福祉協議会に事業委託し、ことしの4月に開設することなどをご報告し、その後、開設に向けた準備を進めてまいりました。本日は、開設日などにつきまして、ご報告させていただくものでございます。  それでは、資料3をごらんください。項番1、中間支援組織の名称です。現在、社会福祉協議会の一つの組織でございます台東ボランティアセンターは、区内の福祉分野等の活動団体とネットワークを持っておりますので、その分野に関しては連携して運営することが効果的なことから、組織の名称を台東ボランティア・地域活動サポートセンターといたします。なお、運営が軌道に乗った段階で、愛称等をつけることを考えてございます。  項番2、開設日は4月1日を予定しております。なお、昨年の10月以降、事業計画の検討やサイトの構築など内部的準備を進めておりましたが、現在はNPO団体等を訪問し、中間支援組織の役割等について説明に回っている状況でございます。  項番3、場所は社会福祉協議会内の1階に設けます。  項番4、運営方法ですが、社会福祉協議会に事業委託します。  項番5、業務内容ですが、協働に関するコーディネートや情報発信、活動の場の提供など、記載の7つの業務を主に担ってまいります。  項番6、施設概要ですが、1階の執務室内に相談窓口、また、別の部屋を情報交換コーナーとし、各団体の資料の展示や打ち合わせスペースといたします。  項番7、運営日ですが、平日及び毎月第3土曜日に行います。  項番8、予算額ですが、28年度予算に職員の人件費や事務費など、1,572万2,000円を計上させていただいております。  資料のご説明は以上ですが、今後とも準備を進め、区民課も中間支援組織と一緒になって、より一層協働の推進に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。  次に、旧町名活用懇談会の設置につきまして、ご報告申し上げます。
     資料4をごらんください。項番1、目的でございます。旧町名の活用につきましては、平成17年3月に民間の学識経験者等で構成する旧町名活用調査会でまとめられた報告書を参考に現在活用を進めているところでございます。しかしながら、その後、10年経過したことや人口増などの要因もあり、改めて旧町名の活用につきまして、幅広い視点から意見交換を行うため、旧町名活用懇談会を設置したものでございます。  項番2、懇談会のメンバーは記載のとおりです。  項番3、去る2月5日に第1回の懇談会を開催いたしました。主な意見としましては、みずから住むまちの名前の由来や歴史を知ることは、地域に関心を持てるきっかけになるとの基本的な意見や住居表示板に旧町名が記載されるとよいなどの意見がございました。なお、今後の進め方として、まずは旧町名に詳しい方々を順次懇談会にお招きしてご意見を伺い、その後、議論を深めていくという予定でございます。  項番4、予算額ですが、28年度予算に委員報酬や報告書の印刷経費100万円を計上させていただいております。  項番5、今後の予定ですが、月2回程度開催し、報告書を9月の第3回定例会区民文教委員会へご報告する予定でございます。  簡単ですが、ご報告は以上です。 ○委員長 初めに、中間支援組織の開設について、ご質問がありましたらどうぞ。  本目委員。 ◆本目さよ 委員 この中間支援組織の開設自体は本当に重要なものだと思っているので、反対するものでは全くないです。それはまず一言申し上げておきますが、もともとこの中間支援組織というのは、行政だけでは多様化する区民ニーズに応え切れなくなっていることもあって、NPOとかまちとか区民の方々とか、あとは社会的起業による社会的課題の解決をサポートしたりとか、あとはそれを育てたりつなげたりとかする。オープンデータとかともきっと関係をしてくるようなすごく重要なものだと思っているんですけれども、それは認識は合っていますでしょうか。 ○委員長 区民課長。 ◎野村武治 区民課長 委員のおっしゃるとおりでございます。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 それでは、この名称はどうにかなりませんか。           (「愛称つける」と呼ぶ者あり) ◆本目さよ 委員 でも、何か愛称つけるというふうに報告内容で言っていただけましたけれども、ボランティアという言葉も無償みたいなイメージがどうしても日本だとつきまとうものですし、地域活動という言葉もイメージ的には町会とか地元の活動的な感じなんですね。ネットで検索したりしても、お祭りとかそういうことが出てきたりしてしまうようなイメージなんです。町会とかもちろんそういった活動もすごく重要なのはわかっているんですが、今回の組織の立ち上げは明らかにそちら方向ではなくて、新しい方向、社会的な課題を解決する人たちを応援したい、つなぎたいみたいな、そういった方向に向くべきだと私は思っているので、名前はすごく大事だと思うんですね。これを見たときに、このままの名前だと了承できないくらいの勢いでいたんですけれども、愛称つけるというふうに報告内容にあったので、今私のほうで申し上げたこと踏まえて、その辺も考えた上で愛称はつけてもらえますかね。 ○委員長 区民課長。 ◎野村武治 区民課長 この名称につきましては、地域でさまざまな活動をしている団体がご承知のとおりいっぱいございます。全体の方々をサポートするという意味で、わかりやすく表現をさせていただくということでございます。愛称につきましては、名称がちょっと長い部分ございますので、その辺を各団体、NPO等さんの意見を聞きましてつけていきたいと考えてございます。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 地域活動という活動がわかりやすいとはあんまり私は思えないんですけれども、とりあえず意見を聞いてつけていただけるということでしたら、その愛称に期待して了承します。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 やはりこの中間支援組織ができたということは、協働事業をこれから進める意味では本当にいいことだなというふうに思います。それで、今回報告があるように、社会福祉協議会に委託するというふうに書いてあるんですが、ここに来られる、ここの場所を利用される方というのは、福祉の分野だけではなくて、まちづくり、環境、教育とか多岐にわたると思うんですよね。そういう人たちがこれからの活動とか今の活動に関して相談とかされると思うんです。そういういろいろな分野の人たちの相談についての対応というのはどのように今考えられているのかな。 ○委員長 区民課長。 ◎野村武治 区民課長 まず、昨年の10月から新たに2人職員を雇用いたしまして準備に当たっているんですが、まず、今年度中は2人につきましてはいろいろな研修に行っていただいているという部分がございます。今後、専門的な相談も当然出てくると思いますので、その場合には月に1回か2回程度、例えば弁護士さんですとか公認会計士さんとの税務相談ですとか、専門的な相談には対応していくと考えてございます。一般的な相談は職員のほうで受けまして、専門的な相談は専門家を月一、二回、時間を区切って受けるという体制で当面は考えてございます。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 スタートのときが非常にいろいろと模索する部分あると思うんですけれども、例えば本当に限りない広い分野の方がいろいろな活動をされていると思うので、初めのうち、ある程度福祉とか教育とか環境とか、そういう何か分野を絞り込んで、その中でまずスタートをするなど、そういうようなやり方というのは考えられるんではないかなと私は思うんですが、そういうのはご意見というか、方向性はどうでしょうか。 ○委員長 区民課長。 ◎野村武治 区民課長 分野をまず絞るということはなかなか難しいかなというふうに考えてございますので、当面の間は、まず、幅広くご相談を受けまして、区の関係課ともいろいろ一緒にその辺は相談をしていきたいと考えてございます。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 今、答弁があったように、ここの中間支援組織のところで対応はできないというか、アドバイスなどを必要とする場合は、区のほうの組織というんですか、区のほうの職員の人たちとの連携をしながら進めるという話が今出たんですが、それは例えばどういうようなやり方で連携を図るんですかね。 ○委員長 区民課長。 ◎野村武治 区民課長 まず、中間支援組織のほうは各団体と区との橋渡し、あと、団体間の橋渡しが主に担っていることかと思います。区民課のほうは、まず、中間支援組織と区役所内部との橋渡し役なのかなというふうに思っていますので、区民課のほうでもジョイントとしてその辺は担っていきたいと考えてございます。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 わかりました。こういう場所ができたということは、やはり今後の活動に期待できるものだと思います。ですから、ここの運営については、ぜひ効果的な運営をしていっていただければありがたいと思います。期待しておりますんで、よろしくお願いします。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 まず、前回のご報告のときに、新たに採用していただいた2人のコーディネーターの方が継続してやられるかどうかは今後の対応となっておりますというご答弁をたしかいただいたと思うんですけれども、もちろん継続して4月以降もやっていただく方でよろしいんですか。もう一つは、どのような方が採用されたか教えていただきたいんですけれども。 ○委員長 区民課長。 ◎野村武治 区民課長 まず、2人採用を去年の10月にしました。1人は新たな方でございます。1人は内部で異動で中間支援組織のほうにという2人でございます。その2人が4月以降も担っていくと考えてございます。新たに採用した人につきましては、資格が社会福祉協議会の場合は基本的には社会福祉士の資格を持っている方を採用しているというところでございます。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 NPOさんとやりとりの経験があったりする方ですね。もちろん4月以降も継続してということでよろしいんでしょうか。 ○委員長 区民課長。 ◎野村武治 区民課長 新規に採用したお二人のうちの1人、中間支援組織に配属された方は、NPOに前はいらっしゃった方でございます。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 重要な役割を担っていただく方ですので、経験がある方を採用していただいたんで、安心して見守っていきたいなとは思うんですが、あと、前回のときにもお話ししたんですけれども、こちらの協働という観点で、区民の方はまだまだ何をする分野の事業なのかということがアンケートでもなかなか理解はされてなくて、利用する希望もたしか少なかったと思うんですね。ですので、ホームページは立ち上げたということで期待はしているんですけれども、4月以降、広報たいとうにもしっかりわかりやすく載せていただいて、区民の要望に応えていただきたいと思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。 ○委員長 区民課長。 ◎野村武治 区民課長 サイトの構築につきましては終わりまして、4月から立ち上げます。広報につきましては、4月20日号を現在写真つきで予定してございます。以上です。 ○委員長 小髙委員。 ◆小髙明 委員 中間支援組織、私もあんまりよく理解できないということを何回も言ってきたんですけれども、今も私の認識は合っているかというような質問が出たり、区民の中に十分理解できていないんではないかというそういう指摘があったりということで、やはりすごくなじみがまだ薄い組織だと思うんですよ。もちろんまだできていないということもあるから仕方ないとは思うんだけれども、ただ、中間支援組織という名前よりは、多少名称でサポートセンターと言ったほうがまだわかりいいかなと思って、これでも不満だった方いらっしゃるわけだから、それはそれとしていいんだけれども、これまで台東区は町会の方も含めてかなり協働というのは努力されてきたと思うんですよね。  そういった点では、こういう組織が必要だということは区民との間で行政と多少距離がというのかな、出てきたというか、いろいろな課題が出てきていますから、単純に区が全部対応できるということではないというのが理由だということなんだけれども。そういった点では、私どもは代表質問でもさせていただきましたけれども、区民の声をしっかり聞くということが一番大切だということで考えたときに、やはりもっと職員の方が地域に入るとかいろいろな形で区民の方のニーズだとか要望を受けとめていくということが一番前提だと思うんですね。  もちろん、それで全部できるとは言わないけれども、やはりそういった点ではこういった組織ができるということは、何かそこでの距離感がちょっと定着してしまうような、そういう印象があるんだけれど、区のほうのそういう理解というのはどういうふうにその辺を理解したらよろしいんでしょうか。 ○委員長 区民課長。 ◎野村武治 区民課長 中間支援組織の定義でございますけれども、中間支援組織とは、やはり各団体と区の間に立って、中立的な立場で事業を結びつけるという役割が中間支援組織の定義でございます。 ○委員長 小髙委員。 ◆小髙明 委員 そういう理由はさんざん聞いているわけですよ。ただ、やはりそういった点で事業と行政、区民を結びつけるというんであれば、別に途中になくても一遍で結んでしまえばいいわけだから、その辺の距離感がどうなっているのかなというところをちょっと心配しているんですよ、私のほうではね。その辺の理解がやはりそういうのがないと事業が進まないとか、専門性がどうとか中立がどうとかと議論があるけれどね、その辺がちょっとよくわかんない。 ○委員長 区民課長。 ◎野村武治 区民課長 区の区政運営をする場合は、区民の皆様の意見を聞くというのは、これは基本でございます。これまでも台東区はそういう方針で行ってきました。今後もその方針は変わりません。中間支援組織につきましては、例えばさまざまな団体が活動しております。今後も例えば団体をつくりたいというような要望を持っている区民の方いらっしゃいます。そういう人たちの声を特化してジョイントしていくと、支援をしていくという部分でございますので、基本は区政運営は区民の声を聞くのが基本でございます。それが距離感があるということはございません。以上です。 ○委員長 小髙委員。 ◆小髙明 委員 ちょっと認識の違いもあるかもしれないけれども、努力してやっていただいた上で、また評価させていただきます。 ○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、旧町名活用懇談会の設置について、ご質問がありましたらどうぞ。 ○委員長 副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 今、課長から行政の基本は区民の声を聞くと、至極当然、当たり前のことをお話をされたんですが、これはご質問ではございません、危険ですので。意見として申し上げておきたいんですが、3行目から、このような歴史と伝統ある旧町名の活用について幅広い視点から意見交換を行うため、懇談会を設置するとあります。懇談会のメンバーの皆さんは、さまざまな審議会にお出ましをいただいて、花の心まで考えていただく方もたくさんいらっしゃるという方で大変すばらしいとは思いますが、幅広い意見を聞くということは、一例挙げますと、我々の一世代前の方々が暴動が起こったまちを、その名称をやめようと言って、その名称を使わなくなったんですよ、うちの近所でね。それで、でも、今の若い人たちにとっては、山と谷と書いてあるあのまちが誇りを持って青年会のはんてんに3本の矢、サンフレッチェをデザインするぐらいに山谷という地名を誇り持っていたりするわけですね。  だから、そこにジェネレーションギャップがあるんですよ、やはり。昔あのまちはとか昔こうだからと。だから、この年齢層を見ると、私より年下の方が一人もいらっしゃらない。もっと若い幅広い意見を聞くならば、若い方は若い方なりにそれぞれ昔こう呼ばれていたよねというお話で、このまちとか、では、サンキタ、サンキタというのは何なの、それは芝崎3丁目北とか。そういう旧、昔の町会名もそうだし、そういうのに誇りを持ってきている若者が大分ふえているんです。ここの懇談会に入れてくれとは言いません。ただ、そういうところからも意見を吸い上げる仕組みを考えていただきたい。そこだけ要望しておきます。 ○委員長 小髙委員。 ◆小髙明 委員 町名の活用懇談会ということで、ちょっと教育とは違うのかとは思うんだけれど、やはり今も出たように、若い人に本当にまちのプライドとか誇りを引き継いでいくということで、昔の町名だとかそういうのを、歴史だとかそういうのを語ること非常に大切だと思うんですよ。そういった点からいくと、メンバーの顔ぶれ見ると観光連盟の会長さんが4人入っていて、町会の代表の方がお二人と、それから、文化財保護審議会の方がお二人と、あと、浦井先生と、こういうメンバーでね。これだと率直に言って活用の方向というのが何となく観光のほうへぐっと傾いているようなそういう印象を受けるわけですよ。もちろん、それが一つの方向だということは理解はできるんだけれども、やはりこの間、言われているのは、まちの人が自分のまちに誇りを持って、それが土台になって観光も成り立っているということを考えると、本当に活用懇談会というだけにとどまらないんですよ。本当に若い人にまちの誇りをどう引き継いでいくのかという点を考えたら、もうちょっとメンバーの選び方があったんではないかなというのが私なりの意見としてあるわけですね。  そういった点では、その辺のところを本当に考えたときに、私なども象潟とか馬道とかそういう場所で育ちましたから、今そういう名前というのは町会には残っているけれども、地番としては残っていないわけで、そういった点でも、その辺、考えたときに、この懇談会で役割果たせるのかなというのがちょっと心配になっているというのが一つなんですね。どちらにしても、これから補充するとかということにもいかないんでしょうから、そういった意味では活用の方向性というかね、その辺がしっかりと出るように。ここでは観光の視点とかそういうのが議論では触れられていますから、それはそういう方向は理解はできるんだけれども、本当にもっとそれをまちの中、先ほど若いジェネレーションという表現もありましたけれど、そういったところに伝えていくような方向性を少し考えていただきたいなという点だけ要望しておきます。 ○委員長 副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 言っておきますけれど、違いますからね、微妙に。同じようなことを言っていますけれど、違うんです。この委員の皆さんは私は賛成ですからね。ただ、意見を聞く方法を考えてくださいということだけ申し上げているんで、一緒ではございませんから、そこのところだけは押さえておきます。 ○委員長 ほかはよろしいですか。           (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、個人番号カード交付における申請時来庁方式の導入等について、戸籍住民サービス課長、報告願います。 ◎雨宮真一郎 戸籍住民サービス課長 それでは、個人番号カード交付における申請時来庁方式の導入等についてご説明いたします。  資料6をごらんください。現在、個人番号カードの交付につきましては、カード交付希望者本人が申し込みをし、作成された個人番号カードを区役所窓口において本人確認を行った上で交付する交付時来庁方式を実施しておりますが、個人番号カード交付の利便性をさらに高めるために、現方式とあわせて申請時来庁方式を導入いたします。申請時来庁方式は、カード交付希望者本人が区役所のほか区民事務所及び分室で申請をします。その際、本人確認を行います。その後、作成された個人番号カードを区より申請者本人に限り受け取ることができる本人限定受取郵便で送付します。  申請時来庁方式と交付時来庁方式の違いは、(1)の表のとおりでございます。申請時来庁方式の利点は、(2)に記載のとおり、身近な区民事務所や分室で申請をすることができ、窓口で申請書の書き方などご案内をすることができることでございます。また、区役所の開庁時間以外の受け取りも可能となります。この方式は平成28年6月1日からの開始を予定しております。(4)の予算額83万3,000円は、個人番号カード等を送付する郵送料を計上させていただいております。  恐れ入りますが、裏面をごらんくださいませ。項番2、通知カードの送付状況でございます。資料には2月22日現在の状況を記載してございますけれども、2月29日現在の状況は、送付通数11万7,688通、配達完了数11万80通、配達完了率93.5%でございます。不在等により区役所に戻ってきた通知カードについて、ご本人にお受け取りいただけるよう、(3)に記載のようなさまざまな取り組みをしておりますが、2月29日現在、7,608通を区で保管しております。このうち、宛所なしのものが3,200通以上ございます。今後も引き続き通知カードの送付に取り組んでまいります。  次に、項番3、個人番号カードの交付についてでございます。個人番号カードの交付は1月25日から開始をしております。資料には2月22日現在の状況を記載してございますが、2月29日現在の申請数は1万7,046件、個人番号カード交付通知書送付通数は1,596通、個人番号カード交付枚数は477枚でございます。区では個人番号カードを作成する地方公共団体情報システム機構から個人番号カードが届き、交付準備が整った後、順次個人番号カード交付通知書を申請者本人宛てにお送りし、現在鋭意取り組んでいるところでございます。  なお、前回の本委員会でご報告いたしましたコンビニエンスストアにおける証明書の自動交付サービスにつきましては、予定どおり昨日、3月1日より開始をいたしておりますことをご報告させていただきます。  私からの説明は以上でございます。 ○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたらどうぞ。  寺田委員。 ◆寺田晃 委員 前回、本目委員からも要望がありまして、私たちの会派も要望させていただきましたけれども、問い合わせについては無料でという対応を現在やっていただいているんですが、現状の問い合わせ状況とかいかがでしょうか。 ○委員長 戸籍住民サービス課長。 ◎雨宮真一郎 戸籍住民サービス課長 区のコールセンターですけれども、昨年の9月から開設をいたしまして、2月末までで大体5,500件ぐらいの問い合わせがあります。一番多かったのは12月で、大体36%ぐらい、2,000件ぐらいが12月でございます。それから、1月、2月と月を経るごとに少なくはなってきているんですけれども、これはどうしてかといいますと、通知カードの返戻対応、あと、個人番号カードの申請書の書き方のお問い合わせが一段落してきたからではないかなというふうに思っております。1月20日からコールセンターを無料化させていただいたんですけれども、その無料化の効果とそういった要素が相殺されてそういう結果になっているのかなというふうに思っております。以上です。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 参考までに住基カードの発行は何枚ぐらいだったんですかね、今まで。 ○委員長 戸籍住民サービス課長。 ◎雨宮真一郎 戸籍住民サービス課長 平成15年度から住基カードは交付を開始しまして、昨年の12月で交付を終了しましたけれども、2万枚強です。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 戸籍住民サービス課さんが町なかでミニ説明会というんですかね、今までどのような感じでやっていらっしゃるんでしょうか。 ○委員長 戸籍住民サービス課長。 ◎雨宮真一郎 戸籍住民サービス課長 区の出前講座といいますか、最初は昨年の9月ぐらいから区町連とか各地区町連とか地区町連の女性部ですとか、あと、障害者団体ですとか、さまざまなところにお邪魔をしまして、ご説明をさせていただいております。その中で、マイナンバーの概要ですとか、どんなものなのか、あと、通知カードと個人番号カードの違いは何か、あと、個人番号カードの申請の仕方、あと、問い合わせ先ですね、どこなのかというようなことにつきまして、詳細にご説明をさせていただいております。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 先ほどご報告があったとおり、3月1日からコンビニでも発行ができるということだったり、また、今後予防接種の履歴の確認とか、また、高額療養費の手続も簡素化になったり、また、確定申告のほうも簡素化できるということで、大変便利になるということが期待されているんですけれども、発行のほうも住基カードと並ぶぐらいになってきているんですが、今、私が地域のほうを回っておりますと、一体このマイナンバーがどんなものなのか様子を見ている方がちょっと大半がいらっしゃるんではないかなという、それなんで問い合わせのほうも少し落ちついてきたのかなというふうには感じているんですけれども、そうは申しましても、区民の方が便利になることですから、今後も出前講座も含めて積極的にやっていただきたいと思いますんで、要望して終わります。 ○委員長 小髙委員。 ◆小髙明 委員 区民の利便性向上という理由でこういうふうに新しい方式を導入するわけですけれども、私たちはマイナンバー制度そのものに反対をしている立場なんだけれども、すごく何が何でも普及させたいというそういう強いメッセージを感じますね。それは別として、今回の普及状況で数字がここに1万5,000件という数字が出ていますけれども、住基カードの普及というのが全国的には5%で終わって、台東区は大体10%ぐらいだったというふうに認識していますけれども、この数字というのは実態としてはどうなんですか。いわゆる想定された順調にいっているとか、そういう評価というのはどういうふうになるんでしょう。 ○委員長 戸籍住民サービス課長。 ◎雨宮真一郎 戸籍住民サービス課長 近隣の区の申請状況を見ましても大体同程度の申請数ということでございますので、無料ということもありますので、こういう数字になったのかなというふうには思っております。
    ○委員長 小髙委員。 ◆小髙明 委員 まだ実際上、始まってそんなに月日がたっていないんで、もう少し様子を見ないと国民の理解の度合いとか意見とか十分に反映されないのかなと思いますけれども、先ほども触れたとおり、私どもとしてはこの制度に対して非常に疑問を持っているわけですから、引き続き今後も状況を見ながら対応させていただきたい。 ○委員長 副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 少しお伺いをさせていただきますが、証明書等というのは1日何通ぐらい台東区全体で戸籍とかという集計とかは出ていますか。 ○委員長 戸籍住民サービス課長。 ◎雨宮真一郎 戸籍住民サービス課長 集計はありますけれど、すみません、今ちょっと手元にはございません。 ○委員長 副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 まさかの質問だったですね、どうもすみません。というのは、3月1日からスタートしたといっても、区民の皆さんが毎日毎日戸籍が欲しいわけでもないし、毎日毎日住民票が欲しいわけでもない。利便性が上がったといっても、まだまだこれから先のことばっかりだから、利便性をもって通知カードを受け取りたいという人はまずほぼほぼいないと思います。困ることというのが、議会でもマイナンバーを事務局に報告しなければいけないという話があって、そういうことが出てくると、やはり人間というのは自分のマイナンバーは何番だろうという気になるんですよね。だから、利便性、利便性と利便性があるからといって、それを声高に言っても、まだ利便性が何にもない。3月1日からコンビニでとれますよといっても、この1日、2日で何人が戸籍必要だったの、住民票必要だったの。今までどおり区民事務所行けばいいではないのとか、そういう人たちまだいっぱいいると思うんで、これから先まだ伸びてくると思うんですが、伺いたいのは、ご努力しているのはよくわかるんですよ、この書類も7,790通で出ているけれど、先ほどの口頭でのご報告は7,600通台になっているということは、日々刻々と通知がされているんだなというご努力は本当に感謝をするという話でもないんですけれど、よく頑張っておられるなと思っているんですが。  もう1個気になる数字が、3,000幾つが不達になるというか、宛所不詳になってしまうという話ですが、基本的に法律上主たる生活の拠点に現住所置くというのは当然の話なんですが、そうではない方も現実、私も知っている方でいらっしゃるんですけれど、それはそれで別の問題なんですが、これどこまででこの不達で、その3,000通は宛所も不詳だしというか、諦めなければいけないところというのは絶対出てくると思うんですよ。最後の1通までご通知できるなんてことはあり得ないと思うんですけれど、そういうどこで考えようとかどういうふうにというのは国のほうからも指導とかというのないんですか。ここまであんたたち努力したんだったらいいよと、何度も何度も届けて、通信費かけて届けて、それを最後まで不達だけれども今度は届くかなといって、やり続けなくてはいけないのか、ご連絡し続けなければいけないのか、国からの指針というのは出ているんですか。 ○委員長 戸籍住民サービス課長。 ◎雨宮真一郎 戸籍住民サービス課長 国からの通知ですと、少なくとも平成28年3月までは保管してくれと。ただし、できる限り当面の間、保管してもらいたいという通知は来ています。28年までは絶対に保管しろと。それ以上、それから先についても、当面は保管してくださいという通知が来ています。 ○委員長 副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 そんないいかげんなんですか、国というのは。当面という言い方で、期日も切らず、28年3月まで、今月いっぱいは絶対だけれど、それ以降もできたら保管しておいてねと、もし来たらねという話しか来ていないんですか。これはやはり国に対して、現政権に対してやはりびしっと文句言わなくてはいけないと思いますんで、しっかり私どもも下部組織としても言っていかなくてはいけないなと思いますね。  だから、その辺がそういう課長会とかそういうのがあるのかどうかわかんないですけれど、連絡会みたいなのがあったときに、一定の方向は出してもらうような意見は言っていったほうがいいですよ。何でも国の事務委託みたいなもので、これやれ、あれやれといって、お金は負担するからとかいっても、最後まで全部してくれるわけではないんだから、ここまでしかできませんよとか、これいつまでやるんですかとか、そういうのはどんどん申し上げていったほうがいいという意見だけ言っておきます。 ○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、教育委員会の補正予算について、平成28年度予算について及び総合教育会議の開催について、庶務課長、報告願います。 ◎柴崎次郎 庶務課長 それでは、まず、教育委員会の補正予算の概要についてご説明いたします。  資料7をごらんください。1ページは歳入です。補正額は4,974万9,000円の減額です。  2ページをごらんください。各課の内訳です。庶務課は国庫支出金及び都支出金におきまして、私立幼稚園保育料補助に関する補助金の減額です。  学務課は都支出金で、認定こども園の誘致に対する補助金の減額です。  児童保育課は都支出金で、1番の子供家庭支援包括補助事業費は2,980万9,000円の増額、4番の保育士等キャリアアップ事業費は処遇改善に要する費用5,939万4,000円を計上いたしました。2番、3番は合わせて1億2,490万2,000円の減額ですので、都支出金全体で3,569万9,000円の減額となっております。諸収入の社会保険料についても300万円減額です。  中央図書館につきましては、諸収入は25万円の減額でございます。  次に、3ページをごらんください。歳出でございます。補正額は3億111万6,000円の減額です。  次の4ページから5ページは各課ごとの内訳です。まず、庶務課です。忍岡中学校大規模改修を初め、全部で12件、いずれも契約差金や実績減による執行残でございます。  学務課は認定こども園の誘致を初め、全部で4件、いずれも契約差金や実績減による執行残でございます。  次に、5ページ、児童保育課では、認可保育所の誘致に関しまして、開設時期の変更による執行残、保育所運営の実績による執行残、保育士等キャリア育成及び保育サービス推進の2件について必要な費用を合わせて9,764万4,000円計上いたしました。  生涯学習課は、センターの管理運営で管理委託に関する契約差金による執行残、青少年・スポーツ課は、雨宮社会体育振興基金の積み増しによる増額補正でございます。  中央図書館は管理運営で、公共施設建設基金繰入金の補正分計上による財源構成としての減額です。  説明は以上でございます。  続きまして、教育委員会の平成28年度予算概要についてご説明いたします。  資料8をごらんください。1ページは歳入でございます。歳入予算総額26億9,267万円で、前年度当初予算と比べて金額で6億1,844万9,000円の増となっております。  次の2ページから9ページまでは各課ごとの内訳です。前年度の当初予算と比較した主な増減といたしましては、3ページの学務課では私立認定こども園開設に伴う施設型給付費の国・都の負担金の増がございます。4ページの児童保育課では、私立保育所新規開設に伴う保育委託費の増、私立保育所等の誘致に伴う国・都補助金の増などがございます。  11ページをごらんください。歳出予算でございます。人件費を除きまして、総額133億6,477万5,000円、前年度当初予算に比べまして11億3,165万4,000円の増となっております。  次の12ページから最後の29ページまでは各課ごとの内訳となっております。主な増減を簡略にご説明させていただきます。  まず、12ページから14ページは庶務課です。増といたしましては、小学校体育館エアコン整備や蔵前小学校の改築並びに黒門小学校、平成小学校、上野中学校の大規模改修による工事費等の増があります。減としては忍岡中学校大規模改修終了による工事費の減、小学校教科書改訂対応終了に伴う減などがございます。  次に、15ページから17ページは学務課です。増としては、小学校の特別支援学級運営の増、通学路の防犯カメラ設置による増、こども園施設型給付の増、認定こども園誘致による増などでございます。減といたしましては、忍岡中学校大規模改修終了に伴う備品整備終了による減でございます。  次の18ページ、19ページは児童保育課です。増といたしましては、認可保育所新規開設に伴う保育委託費などの増、保育士の処遇改善に要する費用の増、玉姫保育園や池之端児童館の大規模改修に伴う増などでございます。減といたしましては、柳北保育室の閉園に伴う減、児童館管理運営の実績減などでございます。  次の20ページから22ページは指導課でございます。増といたしましては、オリンピック・パラリンピック教育の推進や学習支援講座による増などがございます。減としては、魅力ある教育活動の見直しによる減がございます。  次の23ページは教育支援館でございます。増としては、日本語指導講師派遣の見込み数の増や特別支援教育支援員の報酬単価の増などによる増がございます。減といたしましては、学校経営・研修支援の実績減でございます。  24ページから25ページは生涯学習課でございます。増といたしましては、組織改正による青少年・スポーツ課からの組み替えとしてジュニアオーケストラ、上野の森ジュニア合唱団などによる増、文化財復元補助の増、生涯学習プラン改定の増などでございます。減といたしましては、根岸社会教育館の耐震改修終了による減がございます。  26ページから28ページにつきましてはスポーツ振興課でございます。増といたしましては、柳北スポーツプラザの冷温水発生器取りかえによる増、スポーツ振興基本計画策定よる増がございます。減といたしましては、組織改正による他課への組み替えによる減がございます。  最後となりますが、29ページ、中央図書館でございます。増としては、子どもの読書活動推進、減といたしましては、図書館情報システム構築の終了、根岸図書館耐震改修工事の終了などでございます。  教育委員会の平成28年度の予算概要についての説明は以上でございます。よろしくお願いをいたします。  次に、総合教育会議の開催についてご説明をいたします。  資料9をごらんください。さる1月26日に第3回目の総合教育会議が開催されました。今回は教育委員会の重要な取り組みについて区長にご説明するため、教育委員会から会議の開催を区長にお願いをしたものでございます。  議題は項番4にあります2項目でございます。  項番5に議事の内容を記してございますけれども、それぞれの議題につきまして、事務局から事業説明をした後に意見交換が行われました。アクションプランの策定につきましては、教育委員会からは教育大綱と関連づけられ、その趣旨を十分取り込んだ具体的な計画になっており、新しく対応するべき事柄も網羅されている。文化的資源が豊富な台東区の特性を生かし、学びのキャンパスプランニングを積極的に推進してほしい。安全確保、教育格差、18歳選挙権、保育需要などについても教育委員会としてどのように取り組むかを示しており、必要に応じて柔軟に修正を加えながら区民需要に応えていきたいなどの意見がありました。服部区長からは、教育大綱に基づいてさまざまな角度から検討されたことに感謝をしたい。教育格差や保育所などの課題についても、一つ一つ着実にこのプランに基づいて実施をしていくということであり、教育委員会と一緒にプランの実施に向けてしっかりと取り組みたいというご意見がございました。  情操教育としての花育については、服部区長から、花をめでればいいということではなく、花を植え育てることによって子供たちに花の心を育ててもらおうという思いである。これから台東区全体で花の心プロジェクトとして展開するけれども、花は教育そのものだという私の気持ちがあるので、ぜひ教育委員会のほうでも取り上げていただきたいというご意見がございました。教育委員会からは、日本文化は花鳥風月で一番最初に花が来るので、季節折々の花をめでながら人間の命も自然の中の一部というような謙虚な気持ちを持ちながら子供たちが育っていくというのはとても重要なことだと思う。子供たちが学校で育てた花を家に持って帰り、それからまた地域の方々と共有していくというような広がりが出てくるといいと思う。また、地域の方が学校に花を持ってくるというコミュニケーションもできるといいと思う。人々が花を愛し、生活に生かしているというのは台東区の大きな特徴でもあり、学校教育の中でも花に関する教育、花に親しめる環境をつくっていくことをこれから重要視していきたいなどの意見がございました。  これらのご意見は今後の教育委員会の事業に生かしてまいります。説明は以上でございます。 ○委員長 それでは、総合教育会議の開催について、ご質問がありましたらどうぞ。 ○委員長 小髙委員。 ◆小髙明 委員 今回の総合教育会議は教育委員会から要請したというふうにおっしゃったんで、ちょっと私、区長のほうから呼びかけがあって開いたのかなと思っていたんで、ちょっと違ったんですけれど、ここは前の総合教育会議だと総務課のほうで司会をしたり議事録をまとめたりされていると思うんですけれども、今回、庶務課のほうからこういう報告あったんですが、その辺の仕切りというのはどういうふうになるんですか。 ○委員長 庶務課長。 ◎柴崎次郎 庶務課長 先般の総合教育会議のところでもご説明申し上げたんですけれども、会議の招集、運営、進行については総務課のほうが担当いたします。ただ、事務局といたしまして総務課、教育委員会事務局、それから、企画課も入っておりますので、必要に応じて事務局の司会進行は臨機応変にやっているというところでございます。 ○委員長 小髙委員。 ◆小髙明 委員 今回、こういった形で教育委員さんの発言とか区長さんの発言が紹介されているというのは非常に参考になるんで大変いいと思うんですけれども、やはり私どもとしては、これはアクションプランのほうで言おうと思っていたんだけれど、いろいろな教育のそういう方針に関して、やはりトップに教育大綱が据えられていますよね。この議論の中で、やはり教育大綱との関連が非常に議論されてよかったとか、そういったことが述べられているわけで、そういった点では私どもは今度の総合教育会議そのものの位置づけが安倍首相の進める教育委員会制度の改革の中で非常に政治的なそういうものが持ち込まれる危険があるという指摘をしてきたわけですよ。  そういった点で、先ほど一番最初に言ったとおり、これもだから区長さんが招集して例えば花育をやるとか、そういうふうに言ったのかなというふうにちょっと考えたんだけれども、その辺はどうも違うみたいなんで、ちょっと私のあれも考えを変えなくてはいけないのかなと思うんだけれど、やはり今そういう政治との関係でいくとマスコミなどでも非常に萎縮が始まっているとか自粛が始まっているという議論が非常に広がっていますけれども、やはり教育の分野でそういう形での政治の浸透というのかな、何ていうのかな、そういうものが非常に危惧されるような状況というのが私どもは持っています。  そういった点では、今回のこの総合教育会議での議論がちょっと私の思っていたのと展開が違ったんで、これ以上言いませんけれども、どちらにしてもその辺のところは我々としてはしっかり見守りながら、教育がやはり政治的なものに動かされないようにしっかりとした足場を持ってやっていただきたいと、それだけ申し上げておきます。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 ご報告をいただいたので、感想を述べさせていただきます。今回の2つの議題、アクションプランと花育ですね、本当に大切な議題に対してしっかりと話し合っていただいたということで評価はしているんですけれども、一つだけ花育のところの最後ですね、5ページのところで、子供たちだけではなくて、親御さんや地域が花の心プロジェクトを受けとめ、まち全体でやってくれるということを期待しており、全区的な取り組みになるよう教育委員会としてもこれから頑張っていくということで報告いただいているんですけれども。  区長の思いで花の心プロジェクトということでやっていただいているんですけれども、オリンピック・パラリンピックを迎えるに当たって、花でおもてなしをやっていくということで、非常に私としても期待と感謝をしているんですが、結局お花を4年後のオリンピックのときにお花でお迎えするということは、やはり、お花を咲かせながら咲かせ続けながら4年後を迎えるということは、しっかり手を入れていかないと本当におもてなしが完成しないんではないかなということで、教育という観点で子供たちを中心に粘り強く根気を持ってオリンピック・パラリンピックを花でお迎えできたときに、本当の達成感が子供を中心に区民全体で感じながら迎えられるんではないかなということで、大変に期待をさせていただいております。  私もおもてなしをする一人として一緒に参加していきたいなという気持ちもいっぱいなんですけれども、教育委員会の方もしっかり支えていただけるということなので、大変期待をしておりますので、感謝しております。以上でございます。 ○委員長 副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 まさにこの内容について話すと、どこかが言っている政治介入になりますんで、それはあえていたしません。ただ、一言だけ申し上げたいのは、こんなすばらしい報告というのは、私はついぞ見たことがない。本当は教育委員会でも傍聴行けばいいんでしょうけれども、なかなかそういう機会もないし、さまざまな会議の中でこのように要約をまとめて委員さんたちが真摯に意見交換をしていただいていることは前から信じておりますし、そう思ってはおりますが、このような形での報告事項というのは、私はついぞお目にかかったことがないなと、そんな感想を持ちました。大変よくおまとめいただいて、このように報告いただいたことに心から感謝だけ申し上げます。 ○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、平成27年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価について、私立幼稚園の預かり保育に対する支援の充実について及び小学校体育館エアコンの整備について、庶務課長、報告願います。 ◎柴崎次郎 庶務課長 それでは、まず、平成27年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価についてご説明をいたします。  事前資料1をごらんください。教育委員会では毎年度事務の点検評価を行っております。平成26年度事業を対象とした平成27年度の報告書を作成いたしましたので、ご報告させていただくものでございます。  項番1の根拠法令でございます。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条によりまして、教育委員会は毎年、所管事務について点検評価を行い、報告書を作成して議会に報告し、公表しなければならないとされております。点検評価に当たっては、学識経験者の知見活用を図るものとされております。  項番2の目的は、教育行政のより効果的、効率的な推進でございます。  項番3の今回の対象事務でございますけれども、学びのキャンパス台東アクションプランに関する施策の中から、教員、保育士の資質・能力の向上と教員が子供に向き合う環境づくりの推進、それから、自律的な学校園経営の実現の2つを取り上げています。また、台東区生涯学習推進プランに関する施策の中から、伝統・文化を継承・発展させる、それから、健康的な生活の実現と生涯スポーツを実践するの2つを取り上げております。  項番4の点検及び評価の方法でございます。資料記載の7項目について評価・点検を行った上、学識経験者のご意見を求めました。  項番5の点検及び評価の結果(抜粋)でございます。教員・保育士の資質・能力の向上と教員が子供に向き合う環境づくりの推進につきましては、研修体制の改善を重ね、実践的な内容構成となっており、おおむね順調に推移していることから、総合評価をAとしております。学識経験者のご意見といたしましては、スーパーティーチャーの育成に関して、コースを多様化、拡大し、国語や数学の学力アップを図る授業力アップコース、アクティブラーニング実践コースなど、学びの本質や次代の教育課題を深く追求するスーパーティーチャーを育成したいとの意見がございました。  自立的な学校園経営の実現については、研修事業等で一定の成果を上げ、おおむね順調に推移していることから、総合評価をAとしています。学識経験者のご意見としては、台東区は都内随一の学びのキャンパスが備わっている。各学校園がこの地域財産を積極的に活用し、子供たちの地域愛はもとより、将来に向けた学びの欲求、探求心を育むことを期待したいというご意見がございました。  伝統・文化を継承・発展させるにつきましては、事業実績は一定の規模を維持し、事業全体は順調に推移していることから、総合評価をAとしています。学識経験者のご意見としては、台東区歴史・文化テキストの作成に関し、目に見える配慮として認定証や参加賞、表彰状などが事業の活性化に役立っている。検定日に受験できない子供たちのために学校の授業中に受験できるようにした実績も評価したいとのご意見がございました。  健康的な生活の実現と生涯スポーツを実践するにつきましては、事業実績は一定の規模を維持しており、事業全体としては順調であることから、総合評価をAとしています。学識経験者のご意見としては、スポーツひろばに関して、スポーツ推進委員協議会がニュースポーツや軽運動などの教室を運営しており、事業内容に創意工夫が感じられる。初心者向けのスポーツ教室も利用者数が着実に増加している。この利用者が台東区のスポーツの指導員や子供たちのリーダーとして活躍することを期待したいとのご意見がございました。  項番6の報告書は、お手元別紙のとおりでございます。この報告書は本委員会終了後、区ホームページにアップをいたします。また、平成28年度以降の事業に生かせるものについては、速やかに反映をさせてまいります。  これに関しての説明は以上でございます。  次に、私立幼稚園の預かり保育に対する支援の充実についてご説明いたします。  資料10をごらんください。項番1の概要でございます。現在、区内の私立幼稚園7園のうち、4園が教育時間終了後や夏休みなどに預かり保育を実施しています。実施内容に応じまして、区からも1園について年額30万円から50万円の補助金をお出ししているところでございます。最近では、教育時間開始前の預かり保育に対するご要望も高まっているところでございます。これを実施していただける区内私立幼稚園に対して補助金を増額し、私立幼稚園支援の充実と幼児教育の振興を図ってまいります。  項番2の補助対象は資料のとおりでございます。  項番3の充実内容でございますが、教育時間開始前の預かり保育を1日1時間以上、週4日以上実施する場合に、1園につき補助金を年額10万円増額いたします。  項番4の実施日、項番5の予算額案は資料のとおりでございます。  次に、小学校体育館エアコン整備についてご説明いたします。  資料11をごらんください。項番1の目的でございます。現在、小学校体育館にエアコンが整備されているのは19校のうち6校でございます。最近の気候ですけれども、夏休み前後の時期でも高温多湿になることが多く、子供たちの体育活動時の熱中症対策は重要となっております。そのため、児童の体調管理の観点から、未整備の小学校に計画的に整備いたします。  項番2の整備計画でございます。未整備校13校につきまして、大規模改修や放課後対策事業の実施などを踏まえ、平成28年度から31年度の4カ年で資料のような予定で整備いたします。  項番3の予算額案は資料のとおりでございます。  説明は以上です。よろしくお願いいたします。           (委員長退席、副委員長着席) ○副委員長(和泉浩司) 初めに、平成27年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価について、ご質問がありましたらどうぞ。  青鹿委員。 ◆青鹿公男 委員 すみません。3点手短にご質問させていただきます。一応こちらの資料を十分見させていただきました。見ると年度の関係でしようがないんですが、やはり27年度の報告で対象となっている報告が26年度になっていますので、去年どうだったかというのがちょっと言えないというのが残念なんですが、その上で2つご質問をさせていただきます。  まず、1個目でございますが、この細かいの入ってよろしいですか。 ○副委員長 どうぞ。 ◆青鹿公男 委員 23ページのところでございますが、リバーサイドスポーツセンターの利用のところが、25年度と26年度でスポーツ推進していく中でございますが、約1,044人ほど減っているということで、この辺のところの何で減ったかという理由は捉えていらっしゃいますでしょうか。 ○副委員長 夏の気候変動だと思いますけれど、どなたが答弁されますか。  青少年・スポーツ課長。 ◎山本光洋 青少年・スポーツ課長 お答えさせていただきます。今、副委員長がおっしゃられたとおりで、プールに関しまして、26年度は非常に天候が悪い日が多くございました。そのため、プールが大きく減ったというものも一つでございます。また、天候が悪かった点もありまして、屋外のものに関しましては、大きく利用者人数が減ったという状況がございます。以上です。
    ○副委員長 青鹿委員。 ◆青鹿公男 委員 了解いたしました。  あと、もう一つそれに伴ってこれはご要望でとめさせていただくんですが、リバーサイドスポーツセンターのトレーニングルームにつきましても、今後機器の入れかえ等出てくると思いますので、区民の皆さんのこういう機器を入れたいという要望を参考にしながら、入れかえをしていっていただきたいというふうに思っております。 ○副委員長 要望でいいですね。 ◆青鹿公男 委員 はい。あと、もう一つは、27ページになりますが、初心者教室のところですけれども、小学校が7校入っております。この7校ですけれども、この7校についてはどのような形で決められているんでしょうか。 ○副委員長 青少年・スポーツ課長。 ◎山本光洋 青少年・スポーツ課長 こちらの初心者教室に関しましては、その前のところにございますスポーツひろばの実施校、全校で実施しているスポーツひろばの実施校で初心者教室も実施しているというものでございます。 ○副委員長 青鹿委員。 ◆青鹿公男 委員 了解いたしました。  ただ、今、出ているところにつきましては、結構コミュニティーとかいろいろなところでのご利用が高い学校になっていますので、もしよろしければそういう制限なく、いろいろなところで分担をしていっていただければというふうに考えております。  すみません。もう1個だけ。 ○副委員長 はい、どうぞ。 ◆青鹿公男 委員 あともう一つ、子供の歴史・文化検定のところですが、こちらはぜひ進めていっていただきたいということで、各学校も取り入れているところでございますが、区内小学校19校中12校というお話になっていまして、7校がやらなかった理由がどうしても知りたいというところなんですけれども。 ○副委員長 生涯学習課長。 ◎飯塚さち子 生涯学習課長 学校の授業の中で進めていただきますので、学校の年間のスケジュール等もあると思います。そして、アンケートをとりまして、ご希望いただいたところから今年度は実施させていただいたということで、また進める方向でご協力をお願いしているところでございます。 ○副委員長 指導課長、補足ないですか。学校の授業でやらないところは何でやらないんですかという質問もあると思います。  指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 今、課長からご説明あったとおり、実態としてはやはり学校での年間の計画等がございますが、この点については、できる限り多くの子供たちが受験する機会も広げていきたいと考えておりますので、また、校長会等にもこちらから改めて提案をしていきたいと考えております。 ○副委員長 青鹿委員。 ◆青鹿公男 委員 ここについてはいろいろスケジュール等あると思うんですが、これは私見も入りますが、ぜひ進めていっていただきたい。何でかというと、子供たちがやはり自分の地域を見直すとか、浅草がどうなっているというのをすごいこの辺、試験受ける子供たちは勉強していましたので、ぜひこの辺は進めていっていただきたいというふうに思っております。 ○副委員長 要望でよろしいですね。 ◆青鹿公男 委員 はい、要望で。 ○副委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 5ページですね。評価の中で教員・保育士の資質・能力の向上と教員が子供に向き合う環境づくりの推進ということで、1番目に上げていただいていることは評価したいんですけれども、課題の中で子供に向き合う環境づくりの一つとして、教職員用校務パソコンのさらなる効果的な活用に加えということでうたってあるんですが、6ページの執行状況を見ますと、2番目の事務事業の効率性やコストに改善の余地、コストにはかかわることではないかもしれないんですが、評価として順調であるという評価になっておりまして、現状はもっと厳しいんではないかなというふうに地域の小学校とか回らせていただきますと、昔と違いまして、保護者の方とお会いするのも夜の時間帯になってしまいますし、先生方のハードワークというんですかね、校長先生の立場の先生というのは、昔の先生を経験されてきて校長先生、確かに現場を見ながら校長をやっていらっしゃるんですけれども、担任となって先生をやるということは本当に大変な状況の中やっていらっしゃるんだなということを議員として見させていただいております。  特に台東区は土日が行事が多くて、保護者の方と、また、子供たちと接していこうと思うと、本当に休みもなく働いていらっしゃって、いろいろやりくりしながら毎日を本当に必死にやっていらっしゃるんですね。果たして教育としてそれでいいのかなというふうに感じておりまして、お子様一人一人をしっかり見ていただくには、余裕がない世界で先生をやっていらっしゃるということは、本当にいいのかなというふうに感じております。  そんな中で、このような評価を見させていただきますと、本当に課題として思っていらっしゃるのかなと。先生一人一人が踏ん張ればいいやと、そういう世界ではなくて、もっともっと周りの人がしっかりと先生方の奮闘振りを見ていただいて、評価をして進めていっていただきたいなという、この報告を見させていただいて、本当にちょっと残念だなというふうに感じさせていただいたんですが、その点につきましていかがでしょう。 ○副委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 我々指導課といたしましても、今、学校が大変忙しい多忙な状況であるということは認識しているつもりでおります。そういう観点からも、これは特に管理職に対して学校の校務、また、教育課程の内容等で精選できるところについては精選を行い、よりよいものにしていくということを日常的に働きかけておりますので、その点については、またさらに継続してまいりたいと思っております。 ○副委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 それを先生方をサポートする副校長も本当にフルにさまざまなことを兼任しながらフォローしていただいております。子供たちのためになるようにしっかり見ていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○副委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 スーパーティーチャーの育成のところでちょっと聞きたいんですが、これは、8ページですが、やはりスーパーティーチャーというのは、私本当にすばらしい事業だというふうに思っているんですね。そんな中、25年度、26年度の受講数が減っているというのが非常に気になるんです。当然、課題のところにはいろいろと問題点等々あります。また、今後の対策についても書いてはあるんですが、ICTは人数が確保されているんですが、体力と体育指導のコースと理科指導推進コース、これやはりこれだけ先生が集まらないというのは、原因というのはここに書いてある課題以外には何かないんでしょうかね。           (副委員長退席、委員長着席) ○委員長 教育改革担当課長。 ◎江田真朗 教育改革担当課長 今の河野委員からのご質問にお答えします。ICTについては教育課題なので教科、領域余り関係ないというところあるんですけれども、体育と、あと、理科については、どうしても特に中学校などですと、教科担任制で限られた人数ということで、あと、この人数がやはり減っているというところは、教科担任制で教科が縛られているというところが原因にあると思いますので、ぜひまた講座の設け方についても今後も検討していっておるところでございます。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 ぜひ受講していただけるように工夫していただきたいとともに、東京都教育委員会との連携をしっかりとっていただいて、東京都教育委員会のほうからのやる気のあるというんですかね、意欲のある先生をぜひ引っ張ってきていただきたいなということを要望いたします。 ○委員長 よろしいですね。  ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、私立幼稚園の預かり保育に対する支援の充実について、ご質問がありましたらどうぞ。  本目委員。 ◆本目さよ 委員 多様なサービスの拡大という意味では非常にすばらしいと思うんですけれども、この金額少なくないですか。 ○委員長 庶務課長。 ◎柴崎次郎 庶務課長 私どももこの金額、十分な額とは思っていないところでございますが、これまでの教育時間終了後の4時間の預かり保育、それから、夏休みなどの長期休業中の時間数に対する補助額との比較の中で決めさせていただいたというところでございます。ただ、現在、区内の私立幼稚園さんは新制度のほうにはご加入されておりませんので、東京都の私学助成を受けながら運営をされております。これをやることによりまして、東京都の私学助成のほうからも人数にもよりますけれども、20万円以上の補助も出るというところでございます。ただ、この額というのは、やはり私のほうも教育委員会としても私立幼稚園の支援について十分な額というふうには思っておりませんので、今後いろいろと考えていきたいというふうに思っているところでございます。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 十分ではないということだった、認識はしていただいているんだったら全然いいんですけれども、さすがに何か、もちろん保護者からも預かり料とかいただくことだと思うので、赤字になることはきっとないんだろうなとは思いたいですけれども、それでも何か頑張って保護者向けに、また、子供向けに多様なサービスを拡大していこうという園に対して、今後本当に多様になっていくはずなので、保護者の方々のニーズも多様になっていくはずなので、それに対応する意味でも、区としてもぜひ今後も積極的にやっていただきたいと思います。 ○委員長 要望ですね。  ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、小学校体育館エアコン整備について、ご質問がありましたらどうぞ。  小髙委員。 ◆小髙明 委員 エアコンの整備が進められると非常にいいことだと思っています。ただ、一つだけ言わせていただきたいんですけれども、今、放課後対策事業などをやっているというところでの配慮ということでこういう各学校の順番が決まったんだということになっているんですが、根岸小学校などを考えると、やはり学童保育がなくて、そこの子供さんたちは台東のほうに行っているというような状況で、ある意味では別に損をしているという表現はちょっと合わないかもしれないけれども、そういう努力をされているというところが、さらにエアコン設置になると、またそれがないからという理由でおくれてくるというのは、ちょっと何となく理解しがたいというところが一つあるんで、その辺のやはり進め方については、もう少し配慮が必要なんではないかなと思うんですね。  やはり、体育館そのものは避難所だとかいろいろな形で位置づけられているところがあるはずですから、そういった点でエアコンなどはそういうことも加味して、もうちょっと前倒しをしてでも早目に設置をしていくというか、それが必要なんではないかなと思うんです。実際問題として、そういったこれから始まるところで今から前倒しをしてもなかなか答えは出ないと思うんですが、その辺はやはりどういう考え方でいくんですか。 ○委員長 庶務課長。 ◎柴崎次郎 庶務課長 小学校体育館のエアコン整備につきましては、小髙委員もよくご存じだと思うんですが、これまで大規模改修時の整備を基本としてやるということでご説明をしてまいりました。それがやはり今般、目的のところにも書いてありましたような児童の体調管理ということについて、服部区長も非常によく考えていただきまして、大規模改修の年次でいけばもっと年数がかかるところを、この4年間で集中的に計画的に整備をするということで出てまいりましたところですので、教育委員会といたしましては非常な大きな前進だというふうに考えているところでございます。 ○委員長 小髙委員。 ◆小髙明 委員 今年度の最終補正で50億円ぐらいまた積み増しをするというようなのも聞いていますから、財源的にはやはり十分あるんで、区長の英断でそういうふうに言ったんであれば、もう1年前倒しをして全部30年ぐらいで終わらせてしまうとかね、そういうようなことにはいかないのかね。 ○委員長 要望ですね。  ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、蔵前小学校改築基本設計について及び平成小学校及び竹町幼稚園の大規模改修について、教育委員会事務局副参事、報告願います。 ◎山田安宏 教育委員会事務局副参事 それでは、蔵前小学校改築基本設計についてご説明をいたします。  資料12をごらんください。昨年から作業のほうを進めさせていただいてまいりました蔵前小学校改築の基本設計につきまして、おおむねまとまりましたので、ご報告させていただきます。  初めに、項番1、建設計画の概要でございます。建設予定建物は鉄筋コンクリート造の地上4階、一部5階建てになります。地下はございません。建築面積は約2,600平方メートル、延べ床面積は約9,000平方メートル、建物の高さにつきましては最高部で約22メートルでございます。既存校舎と比較いたしますと、表にございますとおり、延べ床面積では既存のほうが約5,300平方メートルに対しまして、約9,000平方メートルとなりますので、おおよそ1.7倍の大きさになります。  次に、項番2の計画のコンセプトでございます。こちらにつきましては、設計に当たり蔵前小学校改築基本構想、基本計画において定めました改築の基本方針等を踏まえまして、心身を育む、歴史ある地域の核となる小学校という形で今回の建築計画のコンセプトといたしましてまとめてまいりました。  続きまして、項番3、施設計画でございます。お手数ですが、A3の資料をお開きいただきたいと思います。3ページをごらんください。こちらの(1)配置計画でございますが、限られた敷地を有効に活用するために、校舎を敷地の北側のほうに配置いたしまして、南側を屋外活動に活用する計画といたしております。隣の(2)の地下ピット計画でございますが、環境に配慮した雨水利用のための注水用貯水槽及び消防用貯水槽を校舎の地下に配置してまいります。  次の4ページをごらんください。(3)の平面計画でございますが、こちらにつきましては、昨年12月の本委員会にご報告いたしました計画案と同様でございます。  資料を1枚おめくりいただきまして、5ページをごらんください。(4)立面計画でございます。新しい校舎は四角いビル形状の建物になります。その東西南北4方向からのイメージをお示ししたものでございます。図の左下の北側、こちらが校舎の正面になります。新校舎の外観につきましては、おおむねこのようなものになりますが、現在、学校や保護者、それから、地域の皆様のご意見等を伺いながら、新しい蔵前小学校にふさわしいデザインの検討を進めておるところでございます。最終的な外観につきましては、またまとまり次第、本委員会のほうにご報告させていただきます。  続きまして、次の6ページ、(5)の断面計画でございます。こちらは2つ図面がございますが、上のA-A断面図につきましては、建物を東西方向で切ったところ、それから、下のB-B断面図につきましては、南北の方向で切ったものでございます。それぞれ室内の天井高3メートルを確保いたしまして、ゆとりある空間の実現を図った計画といたしております。  資料を1枚おめくりいただきまして、7ページをごらんください。こちら(6)ゾーニング計画でございます。こちらの右奥、オレンジ色のところがエレベーターになってございます。それから、手前の赤色に色をつけさせていただいているところが児童が主に利用することを想定した階段、それから、緑色のところが給食用の配膳用エレベーターでございます。1階から屋上校庭までの各階へのアクセス、それから、動線のイメージをこの図のほうでお示しいたしてございます。  続きまして、8ページをごらんください。(7)普通教室、オープンスペース計画でございます。こちらは教室の横にオープンスペースを配置いたしまして、クラスター型の配置をする中で、資料の写真にございますようなさまざまな教育活動に活用してまいる計画でございます。  続きまして、お手数ですが資料をおめくりいただきまして、9ページをごらんください。(8)地域開放・防災拠点計画でございます。この平面図のオレンジ色に網かけをさせていただいている部分が地域開放を予定しているエリアでございます。1階のコミュニティー会議室があるエリアから体育館、それから、屋上校庭まで、児童のエリアとの区分を明確にし、管理のしやすい計画といたしております。また、緑色の点線で囲まれた部分につきましては、災害時の利用を想定しているエリアでございます。避難所としての機能、それから、医療救護所としての利用を踏まえた計画でございます。  続きまして、10ページをごらんください。(9)として環境エコスクール計画でございます。こちらにつきましては、改築基本構想基本計画におきまして、環境に配慮した施設とすること、また、省エネルギー対策の実施等を定めてございますが、新しい校舎の設計に当たりまして、資料の右下にございます主な環境エコスクール方針といたしまして、3点にまとめ、検討を行ってまいりました。太陽光発電、それから、雨水利用、また、空調への地中熱利用など、さまざまな手法を取り入れながらエコスクール化を図ってまいる計画でございます。  お手数ですが、資料をまた1枚おめくりいただきまして、11ページをごらんください。こちらは構造計画の概要になってございます。この中の2番の基本方針にございますとおり、大地震に対しましても耐震性能に余裕のある構造にしてまいります。  最後に12ページ、事業スケジュールでございます。設計につきましては、今後、実施設計の作業を進めてまいりまして、本年11月に完了する予定でございます。それから、工事のほうは現校舎の工事に先立ちまして、仮校舎となります旧柳北小学校の改修工事を本年5月から8月に実施いたします。工事に伴いまして、柳北スポーツプラザの校庭の部分につきまして、6月から8月まで利用の休止をさせていただく予定でございます。改修工事終了後、8月の後半に蔵前小学校が仮校舎のほうに移転いたします。現校舎の解体工事につきましては、学校移転後の本年9月から平成29年5月まで、その後、引き続き改修工事に着手いたしまして、平成30年12月ごろの竣工を目指してまいります。  長くなりましたが、蔵前小学校改築基本設計についてのご説明は以上でございます。  続きまして、平成小学校及び竹町幼稚園の大規模改修につきまして、ご説明いたします。  資料13をごらんください。まず、項番1、工事概要でございますが、平成小学校及び竹町幼稚園の校園舎につきましては、昭和57年の改築から33年が経ておりまして、この建物につきまして、建物の内外装の改修、電気・空調・給排水等の基幹設備の更新を図りまして、児童にとって安全、快適に生活できる、学習できる教育環境の整備をしてまいるものでございます。  項番2の施設の現況につきましては、資料のとおりでございます。  項番3、予算額案でございますが、平成28年度当初予算のほうに大規模改修の実施設計の委託料として2,200万円強の予算を計上させていただいております。  それから、項番4、今後の予定でございますが、平成28年度に実施設計をやらせていただきまして、その後、平成29年度から31年度にかけて大規模改修の工事を実施してまいります。  ご報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長 初めに、蔵前小学校改築基本設計について、ご質問がありましたらどうぞ。  寺田委員。 ◆寺田晃 委員 ご報告の中で地中熱を使われる想定をしていただいているんですが、こちらの地中熱を使われている自治体があるのかどうかということと、あと、予算規模というんですかね、何年で、ペイできるとかそういった計算もされて、試算とかその辺いかがでしょうか。 ○委員長 施設課長。 ◎寺田茂 施設課長 まず、地中熱の利用につきまして区のほうで一応調べたところ、23区内で過去3年間の小・中学校の導入実績調べまして、4校の実績があることがわかっております。千代田区、港区、北区で中学校、品川区で小学校ということで、一応施設課としてもそのうち2校については現地のほうに確認に調査に行っているところでございます。  あと、地中熱の予算でございますが、まだ基本設計の段階で地中熱のシステムは幾つかタイプがございます。それによってちょっとコストのほうは変わるんですけれども、今我々が試算しているものでは、これに補助金の制度がございまして、それを導入しますと、うまく回った場合に15年程度で投資は回収できるというような試算はしてございます。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 公明党でもこちらに地中熱につきましては国の助成をして進めていくようにということで、要望もさせていただいている地中熱なんですけれども、たしか協会さんのほうで半分ぐらい助成をしていただけるということで、周辺の自治体でも4校ということなんですけれども、そうは申しましても、初めて本区としても導入するものなので、さまざまなことを対応しながら慎重に進めていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 いよいよ蔵前小学校の基本設計ができたということで、きょう報告があったんですけれども、まず、限られた狭い土地というんですか、その中で、放課後児童対策室とか新しい教育環境の変化の機能なども取り入れた形でここまで進んだことに関して評価をしたいなというふうに思っております。  そんな中で、前から私話しているんですが、やはり今回は蔵前小学校の改築ということなので、この改築のときに、今まで蔵前小学校が歩んできたというか、教育目標とか蔵前小学校が目指してきた教育環境とか、蔵前小学校らしい教育、そういうものがやはりこの施設の中でどう整備されるかということが必要ではないかなというふうに思っておるんですけれども、その辺のことについての対応はいかがでしょうか。 ○委員長 教育委員会事務局副参事。 ◎山田安宏 教育委員会事務局副参事 河野委員のご指摘のところにつきましては、実際、今回の基本設計の作業を進めるに当たりまして、基本構想、基本計画策定いたしました。そのときにも学校の教育目標、それから、特色ある教育活動、こういったことについては今後も引き続き継承しながら、その実現に向けて活用できる施設にしていきたいということで考えてまいりましたので、そのあたりのところは取り込んで設計はしてきているところというふうに考えてございます。実際、例えば魅力ある教育活動のところで、音楽活動などもかなり力を入れておりますので、音楽室を体育館と隣接するような形であえて平面上は配置をしてみたりですとか、そういったところでの利便性を図るような考え方ですとか、そういったもの入れてまいっております。あと、食育ですとか、そういったところにつきましても、取り組みはかなりきちんとやっているところではありますので、実現しやすいようにというところで、給食室、家庭科室といったものを近くに配置するですとか、そういった平面上の工夫というのは一定程度はしてきているというふうに考えています。あとは学校のほうで活用していただけるように我々としても実施設計の中でも細かいところを使い勝手等を含めて考えていきたいと思っております。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 そういう配慮をされた設計をしてくれたということで評価はしたいなというふうに思っています。  そんな中で、今ちょっと報告がなかったんですけれど、ICT教育、今後、この教育環境の整備の中には必要ではないかなと思うんですが、例えばソフトも含めてICT環境が校舎の中でどこでも受けられるような環境づくりなんていうこともできればなと私思うんですが、そういうようなことについては今後検討されるんでしょうか。 ○委員長 教育委員会事務局副参事。
    ◎山田安宏 教育委員会事務局副参事 ICTにつきまして、すみません、説明が確かになくて申しわけなかったんですが、基本的に今後の多様な学習教育活動の中では、ICTは必須のものというふうに考えておりますし、現在でも校内での無線LANの環境ですとか、そういったものについての構築については取り組んでおりますので、新しい施設につきましても、今後詳細はこの後の実施設計の中で決めていくことになるんですけれども、考え方としては持ちながら、実際に展開できる基本的な必要な設備などは入れていく方向で考えてございます。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 ぜひ今度実施設計までの間で積極的に取り組んでいただきたいというふうに言っておきます。  あともう1点は、1階のいわゆるプールと、あと、プレイロットのところです。前も言ったように、1年生、2年生、それと、あと、やはり特別支援の子供たちがおりますので、子供たちがいかに休み時間どこで過ごすかとなると、なかなかやはり屋上まで行くのは大変だと思いますので、どうしても1階のスペースを有効活用する。それと、あと、やはり災害時のときの例えば地域の人たちがここに避難をするというような場合もここの1階の部分を使うと思うんですよね。そうやって考えた場合、精華公園のほうに向いている校舎のいわゆる開放口というんですか、開放口も含めて、ここの1階の部分の工夫というのはやはり必要ではないかなと私思うんですが、この平面図だけではちょっとわからないんですけれども、その辺のことはいかがでしょうか。 ○委員長 教育委員会事務局副参事。 ◎山田安宏 教育委員会事務局副参事 こちらの1階の南側敷地につきましては、屋外活動で活用できるようにということで基本的に考えてございますが、今、委員ご指摘ありましたように、実際に避難の場合ですとか、そういったときの動線というところもございまして、現在の敷地の校舎のところにつきましても、南側にも門が1カ所設けてあるかと思いますが、今回、新しくなったものにつきましても動線等を考えて位置も含めて設けて、そのあたりのところのアクセスなどはしやすいように、なおかつ、とはいいながらも、防犯上の問題等もございますので、その辺もあわせて対応できるような形で設計を考えていきたいというふうに考えてございます。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 では、設計のほうについては、ぜひこれからも積極的に取り組んでいただきたいということと、施設のほうではないんですけれども、いわゆる仮校舎に向けての子供たちの通学の安全性ということなんですけれども、ぐるーりめぐりんと、あと、南めぐりんを使って登下校やろうという今方向性が出ています。それで、PTAの人たちがぐるーりめぐりんが運行してから恐らく2月だと思うんですが、調査をされたと。その中で、どうしてもやはりバスが来て子供たちが乗ろうとする時間帯の調査をしてみたら、もう既に満員だったと。もしかしたら乗れないバスも、その時間帯もあったというような実態を調査されているんですが、その辺のことについての教育委員会の今認識と対応についてちょっと聞きたいんですが。 ○委員長 教育委員会事務局副参事。 ◎山田安宏 教育委員会事務局副参事 今、委員のお話にありましたPTAのほうで調査をしていただいたというところにつきましては、我々も把握しておりますし、現在、教育委員会といたしましても、実際の乗車状況の調査のほうをやらせていただいております。私もけさも、ぐるーりめぐりんも乗ってまいりました。朝につきましては、確かに安定的にいけるかなというところは、まだ、調査日数少ないですが、ある程度見えているところ。ただ、やはり帰りのほうは天候の状況ですとか、いろいろやはり乗客の状況というのが一定しないところはございますので、そのあたりにつきましては、今後調査結果等、あと、利用の仕方の具体的な決めなどを詰めていく中で対応していきたいというふうに考えてございます。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 ぐるーりめぐりんが運行して、相乗効果でそれぞれが東西めぐりんにしても南めぐりんにしても北めぐりんにしても、やはり乗降客がふえていると思うんですね。ですから、今後もその辺のことについてはよく注意されて、安全な通学ができるようにこれからも進めていっていただきたいというふうに要望だけしておきます。 ○委員長 小髙委員。 ◆小髙明 委員 雨水利用とか緑化とか地中熱とか、非常によく環境に配慮して考えられているなというので、すばらしいなと思いました。  そこで一つだけ要望しておきたいんですが、外観のデザイン、今検討しているということだけれども、やはり例えば根岸小学校だと御行の松がついていたりとか、浅草小学校はとんがっているとか、いろいろ特徴がありますよね。今回の検討の中では蔵のイメージというお話を聞いているんですけれども、私も富士小学校のときは赤れんがの古い建物で、あれも印象というのはすごく今でも残っているんだけれどね。やはりそういうふうに子供の心に残って、なおかつ地域が誇りにできるようなそういう学校をつくるという点では、その辺のデザインというのは非常に大事だと思うんで、腕の見せどころというか、そういった点でぜひしっかりと考えていただきたいということは要望しておきます。 ○委員長 副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 先ほどの河野委員の続きみたいな感じなんですけれど、前にも言ったかもしれなくて、そのときのことは私忘れてしまうんで、だめならだめでおしかりいただきたいんですけれど、精華通りのほうというのはどうしようもないんですかね。要は校庭の南側ね、あそこの道路、通行量調査とかもやってもらったかもしれないし、いろいろあるんですけれど、あそこがね、捨て切れないんですよ、私、頭の中が。これだけ土地が狭い学校で、あの通り1本、たまに寝ている人がいるぐらいで、私も蔵前でおもちゃ屋の仕事していて、あそこの道めったに通らないんですよ、もっとこっちのイリサワさんの道から行って、こっち表で回ってくるとか、そうやって使えば、あそこのところがそんなに、地域の皆さんはご不便でしょうからね、なくならないほうがいいんでしょうし、こんなこと勝手に言ったら、河野委員に怒られるかもしれませんけれど、あそこがなくなって精華公園と本当にくっついてくれたら非常に浅草小学校とかね、東浅草小学校とかああいった形で校庭もちょっと広く利用できる。ふだんは公園だけれど、何かイベントがあったときはそっちにも行けるというそういうイメージがあったらいいなと思うんだけれど、詮ないことなんでしょうから、質問にはしません。その希望は持ち続けています。  さらに言えば、一葉記念館の前の道は、あれ多分区道廃止していないんですよね。道路のままですから、一葉記念公園と一葉記念館で通行どめにしているんです、あそこ、常に。24時間永久にうま出して通行どめにしている。せめてそのぐらい、昼間のときだけ通行どめにできる方法ないのかなと思うんですよ。そこの何とかタワーのときとかね、駅前広場整備のときは区道つけかえぽんぽんぽんぽんやるんですから、教育環境整備のためだったら教育に造詣深い区長ですから、区道の1本や2本と言っていただけるかもしれないんで、ぜひその辺はまだ基本設計で現実運用までは当面かかるわけですから、その努力はし続けていただきたいんですよ。教育長もしっかりと区道を管理している区長部局に教育委員会としても、ぜひ何が何でもあそこの道路が欲しいんだと。昼間のせめて学校やっている時間帯、8時から夕方の4時まででいいからあそこを通行どめにできないのかと。休み時間のたびにあの辺まで広がって行ければいいではないですか。だから、せめて、朝の早い時間、夜の遅い時間はともかく、学校がやっているときぐらいは学校に占有させていただきたいというのを区長部局にぜひ教育長が教育委員会を代表して申し入れをしていただきたいなと要望しておきます。  あと、それから、この前の代表質問で秋間議員がされている質問が大変気になって、それだったらゆゆしきことだと思って伺っていたんですよ。みんな蔵前の保護者の方々は大変心配してほとんどの方々が反対しているみたいなご質問であったと私は聞いております。今、要旨と答弁しかありませんが、その部分の細かいところまでわかりませんが、それに対する教育長の答弁が、丁寧な説明に努めてまいりましたと、全く質問と答弁と組み合わないんですけれども、説明会に参加されている方は、その保護者の皆さん方のご意見というのはどういった形で、そんなに皆さんが反対だ反対だ、何が何でも反対だというご意見だったんですか。 ○委員長 教育委員会事務局副参事。 ◎山田安宏 教育委員会事務局副参事 実際に12月の保護者説明会のときに特にめぐりんの話などはさせていただいたんですけれども、そのときにご質問としては、やはり何ていうんですかね、全員ではないのかというところの部分というのはお一人、お二人ぐらいのところは確かにありました。ただ、これにつきましては、やはり全てを対象にということがもちろんできればいいのだけれども、ただ、そういう中でも、やはりなかなかそこまでやることが難しい中で、実際に、より必要とされるお子さんから可能な限りご利用いただけるような形でやっていきたいということで、まだ具体的な運用方法というところまでこれからというところございますので、そこのところはこれから考えますというところの条件つきではありましたけれども、ご説明さしあげたということで、正直そのぐらいのところというふうには考えてございます。 ○委員長 副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 その程度という言い方失礼ですけれど、やはり1人でも反対だったら、それは問題なんですけれど、全員反対だと言われると、本当かなと。それだったら、ほとんどの人が反対だ反対だと、これはゆゆしき問題だ、区長が何聞いているんだみたいな、まちの意見を聞くのかと、そこまで言われるほどではないんだなという私は感想を持ちました。PTAの方々からきょうもこの乗降調査まで細かくびっちりされている資料、行きも帰りもいただいたり、さまざまなご意見を伺うと、何かその辺の認識が秋間議員と私が違うのかなと思いました。  ただ、1点ね、これはぜひ気をつけていただきたいのが、10数年前になります。ちょいちょい出す話ですが、適適の統廃合校のPTA会長だった私は、何を言われても頭きたんですよ。それを進めに来た副参事の洋服がスーツでないということまでも気に入らなかった。なんでジャケットで来るんだと。ちゃんと人に人の学校を潰すと言いに来るんだったら、スーツで礼を持って尽くすのが当然ではないか、きょうは帰さないぞぐらいまで、そんな気持ちになりましたよ。だから、皆さんは丁寧に説明しているつもりであっても、保護者の皆さんは非常に敏感です。だから、言葉の端々が強かったりなどしたら、教育委員会というのは冷たいねと、そういう感想は絶対持ちますから、十分にこれから注意してやっていただいて、現役の保護者の皆さん、そして、地域の皆さんの意見をきっちり聞いて進めていってください。以上です。 ○委員長 小髙委員。 ◆小髙明 委員 直接議題にないことでさ、反論もできないような状況でね、先ほどのような言い方を固有名詞出して言うのはちょっとおかしいと思うよ。それはちょっと問題だね。 ○委員長 副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 だから、何か問題なんだか、公の場で本会議の場で……。 ◆小髙明 委員 認識の違いでしょ。 ◆和泉浩司 副委員長 手を挙げて言いなさいよ。議会ルールは守ってよ。本会議の場で蔵前小学校の人たちはほとんど反対みたいな言い方をみんな受けたでしょう。受けませんでしたか。全員とは言っていない。ほとんどの蔵前小学校の保護者の方々が大変ゆゆしく思っているというのを本会議という場で意見で話したんですよ。それだったら、それをもとに議論するのが当然でしょう、これ蔵前小学校の改築なんだから、議題にないことって何ですか。 ○委員長 小髙委員。 ◆小髙明 委員 だからそれはさ、和泉副委員長の心象でしょう、全員が反対したかのように受け取ったというのはさ。秋間議員はそういう言い方はしていないはずですよ。もちろん反対の人がいて、それだけ問題になって、なおかつその問題が先ほど河野委員が言われたように、PTAはまだ心配してしっかり調査もしていると、そういう問題を言っているんであって、それをこういう場でさ、直接そういう議論するんだったら議論するなりするけれどさ。 ○委員長 副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 しましょう。だから、ここは議論の場だから議論しましょう。ここは理事者に質問する場ではないんだ。委員は委員の中で議論をし合えばいい。私は少なくてもそう受けました。だけど、それは本会議で公の場でちゃんと公に区長が何も聞いていない、教育委員会はやっていないという意見をしっかりと言われました。議事録起こしても結構です。そういう心象を持ったまま、反論ができないといったら、それでは、本会議場で私が手挙げてそういうの私が違う保護者から聞いているんですけれど、そんなの違うでしょうと本会議場で言えないでしょう。だから今言っているんじゃないですか。それが今は、今度は反論ができないというのおかしいでしょう。だったら反論してくださいよ、今。 ○委員長 いいですか、これは本会議場での秋間議員の代表質問に対しての文案をもとにそういう心配が本当にあるのかという部分で副委員長が質問をしたというふうに私は理解をしているんで、別に個人攻撃をしているというふうには私は判断はしておりませんので、ここでもし小髙委員がそれに対して反論があれば、正しい意見を言っていただければ結構ですので。  小髙委員。 ◆小髙明 委員 全員が反対だとか、そういう議論をしているわけではないんですよ。ただ、区民の中に、保護者の中にそういう強い意見があって、やはりそういうものは非常に心配だということを取り上げて言ったわけでしょう。それ以外にもいろいろな事例を挙げて、区民の声を聞いていないところありますよということを秋間議員はしっかり言ったわけですよ。それは私たちの認識だから、それはそれとして十分言わせていただいて、区長もそれに答弁したり教育長も答弁したりしていますよ。そのことに対して、この場でそういう固有名詞まで上げてあなたがそういうことを言うことがちょっとね、違うんではないんですかということを私は言っている。それやるならやるでもう1回、議題として設定してください。最初からやってくださいよ。河野委員みたいな言い方は私は理解しますよ。PTAの方が心配なので調査しているとか。 ○委員長 ただ、いいですか、公式に代表質問でそういうふうに心配があると質問したのは事実ですから、その質問した人の名前を出すのは、それは別に私は構わないと思うんで、それは逆に河野委員の質問というのは、一般的な話として話をしているだけの話であって、今回は代表質問で出た話の中で危惧される話をされた質問を確認したという話だと私は思っております。  小髙委員。 ◆小髙明 委員 要するに私が、では、受けた印象、質問からね、言わせていただくと、質問というか、和泉副委員長の発言をやらせていただくと、秋間議員は小さな意見を何か大きく見せて、全員が反対しているかの言い方をしたというような、そういうように印象を私は受けます。そういう言い方はやはりちょっとまずいでしょう。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 今の私の先日の代表質問のことについても含めて言うと、あのときは、要は説明を丁寧にしてくださいと、これからも。それについて、教育委員会のほうもしっかり説明会では話をしたし、今後もやっていくというような答弁で受けたと思います。それについてきょう和泉副委員長のほうが、その趣旨を本当にもう1回この委員会の中で確認したというふうに私は思っているので、そしたら先ほど答弁のほうもこれからも副委員長から地域の人たち、そして、PTAの人たちにも積極的に意見を聞いて対応してくださいというような意見に対して、それについて行っていきますというような答弁をいただいたんで、ここで正式に私はこれからもこの学校の問題については教育委員会が真摯に対応するというような確認がここでできたというふうに思っております。 ○委員長 副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 小髙委員がどうとられようと結構ですよ。ただ、欠席裁判をするつもりもなければ何でもないし、会議という公の場で私らは発言に責任を持っていかなければだめだと思っていますから、今、私の意見に対して、小髙委員がそう感じた。私は本会議場の秋間議員の話にそう感じた。それは見解の相違ですよ。でも、それを戦わせるのが議会であって、それをお互いに裏でごちゃごちゃ言うよりよっぽどましではないですか。だから見解は違うでしょう。だからそこはしようがないと思っているし、私の言ったことを納得してくださいも言わない。だけど、教育委員会に正しい情報を教えてくださいと確認をしただけです。終わり。 ○委員長 小髙委員。 ◆小髙明 委員 では、最後にしますけれどね、先ほどのようなやり方というのは私は非常に不当だと思っています。それは見解の違いかもしれないけれど。だからそれなりに関連質問的にいろいろな形で議論を議員同士でもやるということでいいんであれば、私も今後、質問の仕方も含めて考えさせていただきます。以上です。 ○委員長 別に関連質問のね、変な話、この定例会、この区民文教委員会が終われば、4月からまたさまざま動くわけですから、委員会の中で話をしていくというのは関連づけてお話をしていただくのは構わないと思います。突拍子もなく離れていることは、それは私の判断でとめることはありますけれども。今回、やはり蔵前小学校の改築に伴うそういうPTAの流れの話とか途中経過も含めて、やはりいろいろな流れが変わってきている時期だと私も思いますので、特に来年4月から新しい子供たちも入ってくるわけですから、やはりそういう話をちゃんとまとめて正確に正しくここで話し合っていかなければ学校側のほうやPTAのほうにも伝えることはできないのかなというふうに思いますので、それにつきましてはしっかり議論していただければ私は結構だと思いますので、よろしくお願いします。  ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、平成小学校及び竹町幼稚園の大規模改修について、ご質問がありましたらどうぞ。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 昼食時となりましたので、ここで休憩いたしたいと思います。午後は1時半から再開いたしますので、よろしくお願いいたします。           午後 0時31分休憩           午後 1時31分再開 ○委員長 ただいまから、区民文教委員会を再開いたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、特別支援教室の導入について、学務課長、報告願います。 ◎前田幹生 学務課長 それでは、特別支援教室の導入についてご報告いたします。  資料14をごらんください。特別支援教室の導入に当たりましては、昨年4月に東京都より導入ガイドラインが示された後、教育委員会内にプロジェクトチームを設置して導入に向けた検討を進めていることにつきましては本委員会にもご報告をしているところでございます。  資料、項番1、事業概要でございます。既にご案内のとおり、現在、発達障害等特別な指導を要する児童につきましては、情緒障害等通級指導学級において指導を行っているところでございますが、都の特別支援教育推進計画第三次実施計画に基づきまして、この通級指導にかわり平成29年度から区立小学校全校に特別支援教室を導入し、これまでの児童が通級学級に通う形から、指導する教員が各校を巡回して指導する形となります。事業概要の1つ目の三角の印のところでございますが、特別支援教室についてでございます。区立小学校全校に導入いたしますが、これらを巡回する教員のホーム校となる拠点校と巡回先となる巡回校に分けましてグルーピングを行います。  恐れ入りますが、資料裏面の図をごらんください。拠点校、巡回校の区分に当たりましては、既存の情緒障害等通級指導学級の設置校の状況、教員数、1拠点校当たりの巡回校数、対象となる予測児童数、地理的要件等を勘案いたしまして、既存の情緒障害等通級指導学級設置校、大正小学校、平成小学校、石浜小学校の3小学校に加えまして、谷中小学校を拠点校といたしました。拠点校と巡回校の組み合わせは図のとおりでございます。  資料表面にお戻りください。事業概要の2つ目の三角でございます。平成28年度の実施内容でございます。平成29年度からの導入に向けまして、28年度では特別支援教室として使用する教室等の環境整備及び備品等の整備を行います。また、実際に巡回して指導する方法の具体的検討と教員への研修の実施、保護者、区民等への周知を行ってまいります。  資料、項番2、予算額案でございますが、ただいま申し上げました導入準備に要する経費として1,295万8,000円の歳出予算を計上させていただいております。  資料裏面をごらんください。項番3、今後のスケジュールでございますが、今後、29年度の導入に向け、さらに準備を進めてまいりたいと考えております。  なお、情緒障害等通級指導学級以外の通級学級、黒門小学校きこえとことばの教室、御徒町台東中学校の情緒障害等通級指導学級、柏葉中学校の難聴学級につきましては、これまでどおりの通級の形で指導を行ってまいります。  長くなりましたが、報告は以上でございます。 ○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたらどうぞ。 ◆寺田晃 委員 このように全校に教室を設けていただくということは大変喜ばしいことだとは思うんですけれども、確認させていただきたいことが教員研修の実施で、対象はどのように考えていらっしゃるでしょうか。 ○委員長 学務課長。 ◎前田幹生 学務課長 具体的な研修の内容と、それから、対象につきましては、これから検討をして詰めてまいりたいとは思っておりますが、まず、教室の導入そのものについての周知は全教員に対して行ってまいりたいというふうに思っております。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 4月から障害者差別解消法もありまして、合理的配慮を十分にしていただきたいと思いまして、なるべく多くの教員の方に研修を受けていただきながら、学校で環境を整えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、学習支援講座「ステップ・アップ」について、指導課長、報告願います。 ◎屋代弘一 指導課長 資料15をごらんください。区立中学校生徒を対象に実施いたします学習支援講座についてご報告申し上げます。  項番1、目的でございます。台東区立中学校生徒のうち、基礎学力及び学習習慣の定着が必要かつ自己の学力向上を図ろうとする意欲を持つ生徒に対し、民間の教育事業者を活用した補充学習の機会を提供することにより学力向上を図ることを目的とするものでございます。  項番2、事業実施に至る背景でございます。台東区の教育において、学力向上は喫緊の課題でございます。この課題を解消するために各学校ではさまざまな学力向上の取り組みを精力的に行っておりますが、総合学力調査の結果の分析からも家庭での学習習慣等が学力の差に結びつく傾向も見受けられます。本事業は、塾等の民間教育事業者を活用し、学習機会を提供するものでございます。  項番3、事業の概要でございます。対象者は基礎学力及び学習習慣の定着を必要とする生徒のうち、学習意欲があり、民間教育事業者の活用を希望する者といたします。講座につきましては、名称をステップ・アップといたしました。内容は第1・第2学年につきましては、基礎学力及び学習習慣の定着を目的とし、第3学年につきましては、都立高等学校進学に向けた学力向上を目的とした講座といたします。教科は各学年とも数学及び英語の2教科とし、各学年50名、合計150名程度が受講できる規模と考えております。なお、各学年とも数学及び英語の2教科を実施いたします。実施場所は区内の区立中学校を予定しております。  項番4、今後の予定でございます。実施時期は第1学年が7月から月2回、第2・第3学年は5月から月2回、全学年とも原則として第2、第4土曜日を予定しております。予算額案は116万円でございます。  報告は以上でございます。 ○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたらどうぞ。  本目委員。 ◆本目さよ 委員 アクションプランにはここに書いていないようなことも書いてあるんですけれども、学習支援こういった事業はやるべきだと私は思いますし、ぜひ頑張っていただきたいんですが、対象者、これでいいんでしょうか。基礎学力及び学習習慣の定着を必要とする生徒のうち学習意欲があるという話なので、すごく簡単に意訳すると、伸び悩んでいる生徒ということですよね。基礎的なところがまだできていない生徒だと思うんですが、足立区とかだと似たような事業をやっているんですが、どちらかといえば学力上位層をもう少し外部人材の、つまり塾のスキルを活用して引き上げるという形をとっているんですが、これで対象者はいいんでしょうか。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 先ほどご報告申し上げた本区の学力状況調査の結果を分析いたしますと、二極化の傾向が見られ、いわゆる基礎学力の定着を図る必要な生徒たちに対して、十分な学力の保証をしていくことが必要であると考え、このような設定にさせていただいております。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 対象者は、では、これだという、固定ということなのだとしたら、では、もう一方でやり方がこれでいいのかというのは、すごく疑問なんですね。集団ということだと思います、25人掛ける2クラス展開ということで。これに1クラス当たり1人の先生なのかなと推測するんですが、1クラス当たり1人の先生なのかということと、1回の授業の時間と、あと、想定している単価も教えていただきたいんですが。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 今回、各学年50名ずつの募集をかけておりますが、50名を1クラスとした展開では、なかなか指導の効果も上がらないのではないかというところから、これを1つの学年を25名の2グループという展開にし、各グループに1名ずつ担当の指導者をつけるという形になっております。1、2年生につきましては、1単位時間を50分、3年生については受験対策ということも含めて、1単位時間90分という設定になっております。また、その単価につきましては、1、2年生の1単位50分については3,500円、3年生の1単位90分に対しては4,000円という設定になっております。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 ありがとうございます。それ、安くないですかね。足立区では、視察行かせていただいたんですが、お話聞かせていただいたんですが、優秀な講師の方をお願いしているというふうに聞いていまして、1時間当たり、私の計算上だと6,250円なんですね。優秀な方をお願いしますと区のほうも言って、そういう人を派遣してもらっているということで、比較すると、6,000円ちょいと、50分なので何ですけれども3,500円、でも、90分で4,000円なので、大分違うなという、下手したら3年生のほうは半額以下ですよね。予算特別委員会でやったほうがよければそちらにしますけれども、足立区のようにできる子にスキルを教えてさらに伸ばすのは集団学習で、私いいと思うんです、授業についていけるので。だけど、学習意欲はあるけれども、やる気はあるんだけれど、基礎学力がない子供というのは、集団学習についていけなくてつまずいているんではないかと思うんですよ。つまずいている子供というのは、つまずいている場所も、学習の仕方なのかとか、家庭学習のやり方なのか、それとも予習復習のやり方なのかとか、どこでつまずいてしまったのか、九九でつまずいてしまったのか、もっと先で、マイナスでつまずいたのかとか、いろいろなところでつまずいているはずなので、これ、個別に対応しなければ伸びないんではないですか、どうなんですか。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 当然、今、委員ご指摘のとおり、個別の対応の充実を図っていくというところの視点も大変重要であると考えています。  ただ一方、いわゆる学習習慣を身につける上で、通常であれば遊んでいられる土曜日に自主的にこういった講座に参加し、これを約1年間継続していくということで、学習習慣の向上というところにも大きな期待が持てるものと感じております。あとあわせて、現在、この講座を担当していただく予定の事業者につきましては、区内中学校7校のうち、これは学校独自の裁量の予算で行っておりますが、2校について、この事業者で補習学習を実施しております。  その内容についての評価につきましては、1つの中学校におきましては、平成18年度より、もう約10年間継続をしている。また、効果測定ということで、生徒を対象にアンケートを実施しておりますが、これも生徒さんたちは4段階の中で平均3.7というような、大変高い評価を得ております。この事業者は、いわゆるアルバイトは使わず、その事業者の専任の講師が、この講座を担当していただけるということで、当然、個別の指導の対応等の充実も図る必要がありますが、一定の成果を期待できるものと考えております。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 ちょっとやめておこうかと思ったんですが、今の情報があったので、今、既存でやっている補習学習というのは、どういう生徒を対象にどういった形でやっているのか教えてください。
    ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 現在、中学校で行っているところにつきましては、1校は夏季休業中の最初の4日間を、学力アップ教室と銘打ち、英語、国語、数学について、特に国語、数学は教員が指導し、英語の部分について、この事業者が担当をしているという状況です。  あと、もう一校につきましては、水曜日に発展・補充教室というような形で実施し、これについては、発展の子と補充の子と分けて、日常的に水曜日を活用して実施しているというような状況でございます。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 ごめんなさい、最初のほう、対象者を教えていただきたいんですが。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 最初のほうにつきましては、自主的な申し込みにより、学習意欲の高い生徒を対象に行っていると伺っております。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 学力のレベルについては。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 特に学力のレベルといったようなところでの線引きは行われず、自主的な参加の申し込みによるというふうに伺っております。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 お話聞いていると、学習意欲がある子が多分参加しているんだなというふうに思うんですが、ここで、今回の事業の要件には、基礎学力の定着を必要とする、学習習慣の定着を必要とするというふうにあるということは、今までとはまた違うんですよね。今までやっている、そもそも今までやっている業者に、そのままプロポーザルではなくてやるのかというのが、ちょっと気になったんですけれども、それはそれとして、そもそもそのやり方で、これでいいんだろうかというのはすごく疑問です。25人の1クラスで、幾ら中学生とはいえ、1人の塾の先生が教えてどうにか1年間やっていったからといって、学習習慣がつくのか、そもそも学習意欲があれば学習しているんではないかという、これは私の個人的な見解かもしれないんですけれど、でも、やっているけれどできないという子が対象なのかなというふうに思っていまして。  そうだとしたら、もういろいろなところに矛盾点があり過ぎて、本当にここで、この形態でやるのですかというのはすごく疑問です。まだ計画時点なので、当然これから、報告はありましたけれど、実効性が高いものに適宜変更していくというのは、どの事業でもあることだと思うので、恐らくそれ、やっていただけると期待して指摘はしておきます。 ○委員長 望月委員。 ◆望月元美 委員 今、本目委員のほうからも、このやり方についてはお話が出ましたけれども、昨年の第3回定例会で、この学習支援講座といいますか、子供たちの学力格差の解消には、やはり他の自治体が行っている無料の学習支援教室というのが有効であるということは、私自身は一般質問させていただきまして、こういう形で、早速このような形で開講されることは評価しております。  今のお話のように、なかなかやはり基礎学力、そして、学力向上の視点から考えると、このやり方でいいのかというのは、今、指摘もございましたけれども、まずは、特に中学3年生の受験に向けてふだんの生活の中での基礎学力が、なかなか身につかないお子さんたちがやはり実際にいるというのは現実でありますし、そういうところで、特に1年生、2年生、3年生を通して、人数的には多いんでしょうけれども、こういう形で始めて1年間やっていただくのはよいことだと思っております。  先ほど言っていた専任講師、講師に関しましても、私自身が、中学校で先ほど課長がお話ししましたように、その講師が教えている学校の補習授業についても内容は聞いておりまして、やはり子供たちは講師に対してはすごく信頼があって、保護者のほうからも、この補習授業については大変評価があるということは聞いております。  そんな中で、ちょっと私のほうからお聞きしたいのは、各学年50人という募集なんですけれども、やはり区立の中学校7校ございます。そうしますと、大体1校に対して7名程度の募集をかけるのか、でも、やはり学校によっては在籍人数が違いますので、その辺の募集についてはどのようにお考えなんでしょうか。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 委員ご指摘のとおり、確かに学校によって生徒数も違うというところもありますので、そのあたりも十分に考慮しながら決定していきたいと考えております。 ○委員長 望月委員。 ◆望月元美 委員 広く周知、生徒、保護者宛てに周知が始まりますけれども、その周知方法についても、なかなか意図としているところが見えない部分がありますので、その辺の検討をしていただきたいということと、これが個人授業のほうがもちろんベストではありますと思いますけれども、こういう形で、例えば150人、個々の子供たちがしっかりと学力向上にアップできるように、やはりその辺は十分これから検討していただいて、始めていただきたいと要望しておきます。 ○委員長 青鹿委員。 ◆青鹿公男 委員 この中学1年生から3年生の学習支援講座、大変いい内容だというふうに私は思っております。  ただ、先ほど本目委員のほうからもございましたが、つまずくのは、実は小学校のうちにつまずいている生徒もやはり多くて、できましたら小学校の高学年についても、こういうのをやっていっていただければというご要望だけさせていただきます。 ○委員長 和泉副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 アクションプラン見ていて、結局、議論がかみ合わないのは、アクションプランの1行目が欠落しているからでしょう、報告事項にも、文章にも。家庭の経済的事情により十分な学習機会がないと、だから、意欲があっても塾に行けない。だから、公でもそういうのを見ましょうというところが、報告もないし、委員の質問もそこはどうかなというオブラートにくるんでしゃべっているから、何だかこれどういう事業なんだかわかんなくなってしまうわけですよ。このアクションプランにあるとおりでいいんですね。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 経済の状況だけではございませんが、家庭の状況、さまざまでございますので、そういった事情から、こういった学習塾等を活用する機会に恵まれない家庭に対しても、それは保証していきたいというような、そういったご家庭についても積極的にこういう対象としていきたいと考えております。 ○委員長 和泉副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 それは、「も」と言われると余計ちょっとわかんなくなってしまうんだけれど、議会ですから、こういうところは包み隠していろいろなことをやると何言っているかわかんなくなってしまうんですよ。だから、要は家庭の事情というのはアクションプランで一番前に出てきているんだから、基本的にそこ行くんですと。ここに特化して行くんですという形であるべきだと思うし、それでは、塾いっぱい行っている子で、もっと自分は頑張りたいからと希望すれば入れるんですか。受けさせてもらえるんですか。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 やはり、そういった機会については、恵まれているご家庭よりは、そういう機会に恵まれていない家庭のほうを優先的にというふうには考えております。 ○委員長 和泉副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 これでだんだんかみ合ってくるんですよ。だとすれば、これ、学校でやるのというのはどうかと思うんですよ。昔、私らのときに給食費の袋をもらって帰らない子がいたり、あれは何でだろうと。今、そういう配慮から、振り込みや何かになっていると思いますけれど、就学援助の問題とか、そういう話で、あの子んち大変なんだよねというのがわかんないようにしてきているでしょう。だったら、合羽橋の上の教室を使うとか、それぞれが行っているような学校を使ってそれやったら、あの子は家庭的な、経済的に恵まれてなくて、台東区で補習をさせてもらっているんだといういじめにも、下手すればつながりかねないかなという危惧があるんですよ。だから、ずっと全部、最初から最後までオブラートにくるんでできるんならいいけれど、結局わかるわけだから、後々。そういった場合に、これ、学校それぞれの、学校といっても全校でやるわけではないでしょうから、当然、集めるでしょうから、土曜日に何々中学校へ行っている子というのはそういう子なんだねという話になりませんか。 ○委員長 指導課長。 ◎屋代弘一 指導課長 私どももこれにつきましては、参加する生徒への影響というのを一番に考えて進めていきたいと思っております。ですので、あくまでもそういった偏見というような目で見られないような募集のかけ方であるとか、周知の仕方であるとか、そういうところに十分配慮をしながら進めていきたいと考えております。 ○委員長 副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 やることはいいと思っています。ただ、だから、その辺の配慮は十分に気をつけていただかないと、せっかくいいことをやっても、逆の結果が出てきてしまいますよ。だから、生涯学習センターの6階とか、そういうところ、6階は何だかわかんないでふっと上がれるでしょう、あそこは。いろいろ支援学級も昔からあるし、そういう先生方もいっぱいいらっしゃるし、そういうスペースもあるし、あのセンターだったらば会議室もあるし、301研修室なら301研修室使ってもいいし、何も既存の学校を使ってやる必要はないんではないのかな。下手すれば人権問題にまでなってしまうから、そこは十分配慮してやっていただきたいということだけ言っておきます。 ○委員長 よろしいですか。  ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、学びのキャンバス台東アクションプランについて、教育改革担当課長、報告願います。 ◎江田真朗 教育改革担当課長 それでは、学びのキャンパス台東アクションプランについてご報告申し上げます。  昨年の12月の本委員会において、学びのキャンパス台東アクションプランの中間報告をさせていただきました。そのときには、区民文教委員会委員の皆様から、さまざまなご意見、ご指導をいただき、改めて感謝申し上げます。  今回は、それらのご意見を踏まえて、学びのキャンパス台東アクションプランをご報告させていただくものです。  さて、アクションプランは台東区学校教育ビジョンに掲げる取り組みの具体化を図るための行動計画に当たるものでございます。本日は、事前に配付させていただいた資料に基づきまして、ご説明いたします。  事前資料2をごらんください。  項番1、パブリックコメントの実施概要についてでございます。アクションプラン中間のまとめについてのパブリックコメントを(1)に記載のとおり、昨年12月から本年1月にかけて実施いたしました。  項番2、パブリックコメントの実施結果についてでございます。資料に記載されていますとおり、4名の方から、計20件のご意見をいただきました。意見提出方法の内訳といたしましては、記載のとおりでございます。また、そのパブリックコメントの意見の詳細と、意見に対する区の考え方につきましては、別紙1に整理させていただきました。  項番3、中間のまとめからの変更点をあわせてごらんください。これらの意見のうち、本アクションプランで対応しているものをご紹介いたします。別紙1の番号2及び3、スマートフォンルールへのご意見に対しては、その趣旨を生かし、SNS等の利用に関連した仕組みづくりと、子供と保護者がともに考えることができるような取り組み内容にし、記述を訂正しております。なお、別紙1の内容につきましては、アクションプランとあわせまして、区ホームページで公表を予定しております。  次に、項番3の(2)その他の変更点です。別紙2の冊子とあわせてごらんください。冊子5ページをごらんください。2、新規取り組みの中で、選挙権年齢の引き下げ、SNSの普及などに伴う子供の学習機会の拡充等の言葉を入れさせていただきました。新規取り組みの事業としては、冊子21ページ、1-(3)-⑤花の心プロジェクト、冊子27ページ、2-(1)-③学習支援講座ステップ・アップ、この事業は、今、指導課長よりご報告させていただいたものです。冊子67ページ、8-(2)-③主権者教育の推進、この事業は、選挙権年齢が引き下げられたことを受け、児童生徒に対して参政権や政治に関する教育を推進するものです。冊子85ページ、10-(2)-⑥学習支援、この事業は、学習支援員を派遣する事業です。同じく85ページ、10-(2)-⑦スクールソーシャルワーカーの配置、この事業は、スクールソーシャルワーカーにより、子供を取り巻く問題の解決を図るものです。詳細につきましては、この次の報告事項で報告させていただきます。すみません、お戻りください、冊子20ページになります。1-(3)-②ノーテレビデーの呼びかけでは、テレビだけではなく、家庭用ゲーム機や携帯用ゲーム機も含めて呼びかけを行うことにさせていただきました。冊子97ページ、12-(1)-⑥私立の教育・保育施設振興では、事業の位置づけを10-(3)セーフティーネットの仕組みづくりから、12-(1)教育・保育環境の充実に位置づけを変更しました。  次に、項番3、(3)追加点です。冊子の表紙をおめくりいただきますと、台東区教育大綱があります。さらに、策定に当たってという記載がございます。ここにアクションプランの基本的な考え方を掲げており、本アクションプランは台東区学校教育ビジョンの基本理念、方向性を具現化するための行動計画でございます。さらに、おめくりいただきますと目次がございます。その目次により、アクションプランの構成につきまして、簡単にご説明させていただきます。  まず、第1部では、アクションプランの位置づけや期間を掲載してございます。計画期間につきましては、平成28年度から30年度までの3カ年としております。  第2部は、アクションプランの取り組みを掲載してございます。取り組み事業につきましては、台東区教育大綱との関連を図り、計画期間内の目標を掲げ、事業を推進していくために計画しております。また、この取り組みの体系は、学校教育ビジョンに基づいております。計画の事業数についてですが、事業数は全体で229事業となり、内訳といたしましては、継続事業が214事業、新規事業が15事業となっております。  最後に第3部では、アクションプランの推進体制を掲載しております。また、資料として第三者評価のご意見も掲載させていただいております。ここで、第三者評価における委員の方からの意見を、一部ではございますが、ご紹介させていただきます。  花の心プロジェクトに関連して、思いやりの心を育む活動は、台東区らしい教育ですばらしい。この実践を各地域のイベントや日常生活に溶け込ませたい。また、伝統・文化に関する教育の推進では、多様な文化施設が集積する上野の山について、その教育的な資産としての価値を再認識し、台東区歴史文化検定とも連動させ、体験的な活動を充実させたいなど、第三者評価の皆様からのご意見につきましては、122ページから125ページに掲載させていただきました。  簡単では、ございますが、以上がアクションプランの構成となります。  恐れ入りますが、事前資料2と表記されておりますA4判1枚の資料にお戻りください。  最後に、項番4、今後の予定でございます。本件につきましては、本委員会でのご報告を終えた後、今月末までにアクションプランを発行したいと考えております。また、広報たいとうや区ホームページに掲載するほか、区政情報コーナーや図書館、関係機関への配布などにより周知を図ってまいります。  長くなりましたが、学びのキャンパス台東アクションプランについてのご報告は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたらどうぞ。  望月委員。 ◆望月元美 委員 前回の中間のまとめから、こういう形で、このアクションプラン、特に30年度までの計画目標が入ったのを見させていただきまして、2点ほどお伺いいたします。  まず、31ページのICT教育環境を活かした教育の推進というところなんですが、このICT教育機器の活用度のところの表を見させていただくと、現況35%となっておりまして、実際、かなり現実は低いなというのをすごく実感しております。そんな中で、平成28年度50%というふうに掲げているんですが、今もう35%の現実的な問題で、50%、15%アップというのはなかなか厳しいと思うんですが、その辺についてはどのようにお考えでしょうか。 ○委員長 教育改革担当課長。 ◎江田真朗 教育改革担当課長 この現況、35%ということですけれども、これは数字的にはほぼ毎日、ICTの機器を使って授業をしているというような割合となっております。もうちょっと膨らませて、週に二、三回使っているとなると、ほぼ3分の2ぐらいの教員がということですけれども、ただ、実際、今、委員ご指摘のとおり、まだICT機器を活用できていないという教員も20%ぐらいいるというのが現状ですので、それはもう教育委員会として課題として捉えておりますので、また、そういう教員を対象にした研修会を重点的に行うなど、取り組みは図ってまいりたいと考えております。 ○委員長 望月委員。 ◆望月元美 委員 既にスーパーティーチャーのICTのほうの募集なども見ていますと、すごく積極的に、各学校から、そういうICTのリーダーになる先生たちが出ているのは十分承知しております。ただ、先生の中には、ICT機器への関心度や活用の仕方になかなか差が出ているんではないかと思いますので、やはりその辺はしっかりと推し進めていただきたいと要望しておきます。  それともう1点なんですけれども、52ページの中学生海外短期留学派遣のところの、この指標についてなんですが、実際、この事業を考えますと、これ、中学2年生の17名が選ばれてデンマークに行くという事業だと思いますが、本来、その事業そのものの指標を考えるんであれば、この表はもう、例えば参加の生徒の人数が17名からどんどんふえいくような数値目標であればわかるんですけれども、これを見ますと、デンマークに行った後に行われる報告発表会の目標人数が記載されているんですけれども、大変ちょっとこの辺は違和感を覚えるんですが、その点についてはいかがでしょうか。 ○委員長 教育改革担当課長。 ◎江田真朗 教育改革担当課長 海外短期留学派遣の計画目標ということですけれども、この派遣された生徒たちは、自分たちの資質、能力の向上とかいう狙いはもちろんあります。それと同時に、やはり台東区の代表の生徒として海外派遣をしたということで、区内にそれを広めるという狙いももう一方であります。今現在、小学校にも呼びかけながら、9月にこのような発表会をやっておりまして、その発表会のやはり参加人数というところで、この事業については数値目標を掲げさせていただいたので、もしちょっとわかりづらいようでは、記述をまた少し工夫するなりという形で考えますが、この目標は区内に広めるという、そのようなところで、今、設定をさせていただいたところでございます。 ○委員長 望月委員。 ◆望月元美 委員 一応、何年か前にも、特に報告会につきましては、確かに人数が少ないので小学生にも呼びかけをということも、私も提案させていただいて、各小学校にお手紙が行って、興味のある子供たちが、やはりこの事業に対して興味を示して、区立中学校でもこういうふうに海外の派遣ができるんだというところのアピールに大変つながるということは、お話をさせていただきました。  ただ、そういう形でこの辺の整合性がないので、前回のアクションプランの56ページにありますように、せめて、この目標をこういう形に、報告会の参加人数にするんであれば、やはり前回のときのような記載をするべきだと思いますので、その辺も検討していただきたいと思います。以上です。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 今回、発言しなくて済むのが一番よかったんですけれども、まず最初に、全部で200以上の事業から成り立っているということなんですが、これは全ての事業に予算がついているという認識でいいんですか。それで、もしそうではないとしたら、これに掲載するかしないかの基準というのは、ごめんなさい、そもそも論なんですけれど教えてください。 ○委員長 教育改革担当課長。 ◎江田真朗 教育改革担当課長 予算がついているかどうかという、まず1点目のご質問ですけれども、それぞれの事業に、すみません、冊子の14ページに各事業の見方があるんですけれども、いろいろと吹き出しが幾つかありますが、一番右上の吹き出しのところに取り組みに予算を伴うものについて、予算事業名を表示していますと。予算を伴わない取り組みについてはマイナスというんですか、マイナスということで、幾つかこの中で一つ一つの事業を見ていくと、マイナスの部分もあるということでございます。  予算が伴わないものについて、これについては、やはり学校の教育活動の中で進めていくものもありますので、そのような形で全部で214事業ということで表記をさせていただいているところでございます。           (発言する者あり) ◎江田真朗 教育改革担当課長  すみません、失礼いたしました。予算のほうの裏づけですけれども、これ、新しい新年度予算も含めてということで、それを踏まえた形の28年度からの……。 ○委員長 載っける、載っけないという基準ですよ。今回のこれに載っけるか、載っけないかという。  教育改革担当課長。 ◎江田真朗 教育改革担当課長 これは学校教育ビジョンの理念とか方向性を具現化させて図る事業となっておりますので、そのような形でこの事業が全て出ているということでなっております。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 特に予算がついていないものに関して、載せるか載せないかの基準が、やはりちょっとよくわからないんですけれど、例えば16ページのいじめ問題等情報提供システムの運用とか、これは何かすごいシステムがあるんだろうかとちょっと思ったら、とりあえずポスターを掲示して、いじめの早期発見に努めますみたいな、情報提供します、「まなびタイムズ大輪」によって啓発しますというのだったりとか、あとはその右のページ、17ページの男女共同参画の推進で、指導をします、実施しますというだけで、この辺というのは効果測定はどうやったらわかるんでしょうか。まだ、16ページのほうのポスター掲示は、ポスター張った、張らないというのがわかるんですが、右側の男女共同参画の推進は、やっている、やらないというのは、これ、どうやったら達成できた、達成できないとわかるんですかね。 ○委員長 教育改革担当課長。 ◎江田真朗 教育改革担当課長 この計画目標、今、ご指摘いただいた事業の計画目標、実施となっておりますので、その実施がどの程度実施ができたかということは、この担当課ですね、所管課のほうと連携をとって進めていくようなことになっております。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 こういうふうに入れるとしたら、何かしらの形でわかるような計画をしていただきたいな。例えばデートDVの教育をするとか、それ、わかりやすいですよね。学校ごとにちゃんとやったかどうか、中学何年生とかでやった、やらないというのがわかったりするので、そういったことを、ぜひ、回数が書いてあるやつとか実施校数が書いてあるやつは全然いいんですけれども、そういったこともぜひ、何かこれだけだと、ただ単に言っているだけにしか見えないんですよ。実際、何やったかわからないし、こういうことをやっていますというのは、多分報告していただけるんでしょうけれども。でも、多分具体的にあるかといったら、恐らく性教育やりましたとか、1年間に1時間やっていますとか、それぐらいしかないんではないかと思っていて。  では、具体的な内容はどうなんだろうかとか、その辺につながっていくと思うので、ぜひそこは具体的にやっていっていただきたいというのが1つ。あともう一つ85ページの学習支援、生活困窮者の自立支援のほうですね、というところが、子供の問題に対する仕組みづくりという枠に入っていて、88ページの学習支援講座、先ほどのステップアップがセーフティーネットの仕組みづくりに入っている理由が、何かここ何で分かれているのかがよくわからないんですけれど、この分類の仕方、これはなぜか教えてください。 ○委員長 教育改革担当課長。 ◎江田真朗 教育改革担当課長 まず初めに、85ページの学習支援、生活困窮者自立支援の新規事業ですけれども、これについては、事業の内容が、支援の内容ということですけれども、家庭訪問や所内面談などを通して、生活困窮家庭の学習環境、生活実態を把握して、必要な助言や学習指導を行うということで、どちらかというと教育相談的な機能が主になるのかなというところで、ここの10-(2)というところに位置づけさせていただいたところです。  また、もう一方の88ページの学習支援講座ステップ・アップですけれども、これ、先ほどいろいろとご意見いただいていたところですけれども、家庭の経済的な事情により十分な学習機会がないというような、そのような事業内容ですので、この10-(3)セーフティーネットの仕組みづくりということで分けさせていただきました。また、もちろんステップ・アップについては、施策の方向の2番の基礎学力の充実の項目にもまず掲載させていただいて、ここの10-(3)では再掲という形で掲載をさせていただいたところでございます。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 私の認識では、もちろん基礎学力のというところはありますけれど、同じように子供の貧困対策の一環かなと思って、それが2つの事業で新規であるというのは、本当にすばらしいと。それ自体はすばらしいと思うんですけれども、なぜここで分かれているのかというのが、分類のやり方がやはりちょっとわからない。学習支援のほうについては、一番最初の84ページの上のほうには、いじめや暴力、児童虐待の問題などに対して、子供を守ることを最優先に専門機関の支援や教育相談体制の充実を図り、組織的な対応の仕組みづくりを進めますと書いてあるんですけれど、何かいじめや暴力、児童虐待の問題なんでしょうか。子供の問題なんでしょうかというところは、ここ、ちょっと疑問を呈しておきます。  あと、前回もこれ指摘したかと思うんですが、指標の妥当性について伺います。指標、前回とほとんど変わっていませんよね。ただ、変わっているものがあって、71ページの特別支援教室の設置、これ、でも、71ページの特別支援教室の設置というのは指標ではないと思うんですよ。ただの事業をやっていきますというだけで、全ての子供たちが安心して学べる教育環境づくりを推進されたかどうかの指標がこれというのは、ちょっと違うんではないかなと。あと、102ページの指標、学校質問紙の、保護者や地域の人の学校支援ボランティア活動は、学校の教育水準の向上に効果がありましたかというのに対して、とても当てはまると答えた学校ということですけれども、これ、でも、もともとの目標というか方向性は、保護者、地域の期待に応える学校園づくりなので、方向性が逆ですよね。指標になり得ないと思うんですけれども、これらは何か到底違うでしょうというふうに思うんですけれど、この辺はどのように考えていますか。ごめんなさい、これ、指標に関してとか、あと、どれぐらいの結果ができたのか、3年間どういうふうに実行できたのかというのは、前回委員長にもお願いをして、資料を提供していただきましたけれども、今回、正式な資料では、多分委員会の資料ではないので、そこも含めて教えてください。 ○委員長 教育改革担当課長。
    ◎江田真朗 教育改革担当課長 施策の方向、1から16までありまして、それぞれの16項目について指標を定めさせていただいているところです。  今、ご指摘の、例えば施策の方向9の特別支援教室の設置あるいは施策の方向13の保護者・地域の期待に応える学校園づくりの推進ということで、これの指標の妥当性についてご意見をいただきました。25年度から27年度までの3年間でも、その指標についてやはり妥当性の高いもの、より適正なものを、また研究して、この3年間の中では変更した場合もありますので、そういうようなところもまた今後、この4月からスタートして研究して、どの指標が妥当性、適切性が高いのかというところも研究しながら、また、検討してまいりたいと考えております。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 机の前でやったことをここで言うのは、基本的にはルール違反だと思っていますけれど、でも、その資料をいただいて、これ違いますよねと言って、結局変わっていないという状態だったら、全部委員会でやらなくてはいけないと思うんですよ。例えば102ページのほうでも、台東区民の意識調査とか広報課のほうでやっていたりするので、では、一問潜り込ませられないのかとか、いろいろな手法が多分あると思っていて、その辺はぜひ、今後の3年間でやっていっていただきたいと思います。ほかの調査も探したのかというのが、ちょっと気になるところですけれども、ぜひ途中でも探していっていただきたいと思います。  もう、これで最後にしますけれども、資料としては、今回出ていないですけれども、それぞれの進捗状況、過去3年間の進捗状況を拝見させていただきました。指標については、達成している、達成していない、多分いろいろあると思うんですけれども、特に達成していない、それぞれの施策の方向性のほう、それに対する対策、多分達成できていないということは、今までのやり方ではだめだということなので、それに対して、では、どういうふうに新規事業とか充実事業とかを組み立てていったのかというのを、具体例挙げて教えてください。 ○委員長 教育改革担当課長。 ◎江田真朗 教育改革担当課長 ただいまのご質問にお答えさせていただきます。  例えば施策の方向2の指標では、学力調査、区の平均値と全国の平均値の差をとったものですけれども、それはやはり幾つかちょっと課題があるということで認識しております。そのような中で、新しいアクションプランでは、先ほどありました学習支援講座ステップ・アップを新規事業として立ち上げ、また、継続ですけれども、各学校で取り組んでいる授業改善推進プランの活用や、学力向上推進ティーチャー、あるいは大学生が先生、ICT教育機器を活用した教育の推進などを通して、やはり学力をアップしていくというようなところで狙っているところでございます。  あともう一つ例でしたら、やはり施策の方向3、この指標は体力や運動能力の調査を通して、指標をということですけれども、これも事業的に、オリンピック・パラリンピック教育を重点的に進めていく。あるいは各校で行っている体力、運動能力、あるいは運動習慣等の調査を実施して、それをまた日ごろの教育活動に生かしてもらう。運動に親しむ態度の育成、幼児の体力向上支援なども、この事業で位置づけたところでございます。  あともう1点、すみません、あと、施策の方向10では、不登校児童・生徒の出現率ということで数値を指標として出させていただいております。これも改善を目指してということで、スクールカウンセラーの派遣、あるいはスクールソーシャルワーカーの配置、教育相談、適応指導教室の充実、学習支援講座ステップ・アップ、あとSNSの普及に伴ういじめや不登校への対策等も、このような形で位置づけたところでございます。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 一応、具体的な事例を持ち出していただいて、全てできなかったところを改善しているのかといったら、ちょっとよくわからないですけれど、でも、幾つかはそういうふうにやっていっていただけているということなので、今回は了承ということにしますけれども、ちょっとこれはぜひ走りながらでもいいので、もしちゃんとアクションプランとして計画つくるんだとしたら、きっちり回して、過去の3年間でこうだったから、これに対してこれが足りないからこれをやるんだというのは、民間の事業だったら当然のことですよね。特に教育分野というのはそういうのになじまないのかもしれないんですけれど、でも、そうだとしたら、では、計画は要らないわけで、なので、その辺ぜひしっかりと取り組んでいっていただきたいと要望して。 ○委員長 しっかり要望を取り入れて進めていただきたいと思います。  ほかには。  小髙委員。 ◆小髙明 委員 昨年の暮れに検証シートをいただきまして、先ほど本目委員も言われていましたけれども、大変わかりやすくて進捗状況が理解はできました。そういうものも含めて、今度出されていると思うんですが、今回の学びのキャンパス台東アクションプランは、最大のポイントというのは、けさほども議論しましたけれど、教育総合会議で教育委員の皆さんもずっと、何人もの方が発言されていますけれども、教育大綱との関連が非常に重視をされて、とりわけこの表紙の後ろページには、もう教育大綱そのものが掲載されています。そういった点で、その後で教育大綱の5項目にどういうふうに、それぞれの項目が該当しているのかと、そういう分類もされているんですが、その辺の分類を含めて全体の構成で、この教育大綱というのはどんな意味を持っているんですかね。 ○委員長 教育改革担当課長。 ◎江田真朗 教育改革担当課長 まず、4ページのところをちょっと見ていただいて、4ページの真ん中のところに図示をさせていただいて、今回の学びのキャンパス台東アクションプランが網かけというか、なっております。その上位には、もちろん台東区学校教育ビジョンがありまして、生涯学習関係の推進指針とも連携しながらということですけれども、昨年5月に策定していただきました台東区教育大綱が、その上位に来るということで、やはり教育大綱を中心に、このアクションプランの事業も展開していくというような形で、所管課と、担当としては捉えております。 ○委員長 小髙委員。 ◆小髙明 委員 そうすると、教育大綱の5項目に沿って、各事業が分類されるのが普通なのかなと思うんだけれども、そうではなくて、ここでは学校教育ビジョンが上位だから、そこの具体化ということでやはり学校教育ビジョンでの4つの大きな項目と、16の項目に沿って、ずっとやられていると。そうすると、体裁だけ見てしまうと、前回のやつと今回のやつと教育大綱がページの裏にぱっと書いてあって、分かれていますよというだけで、あとは全体の構成はほとんど前回と同じなんですよね。そうなると、やはり教育大綱の精神というのがどういうふうに生きてきているのかなとか、背景にあるのかなというのは、ちょっとよくわからないというのが、私の率直な実感なんです。  それと、そういう中でいきますと、学校教育ビジョンというのが、中心的な位置づけを持って、その項目に沿っていろいろやられているということで、やはりその辺のところの総括的なところが、よく読み取れなかったということで、その辺ちょっと教えていただきたい。 ○委員長 教育改革担当課長。 ◎江田真朗 教育改革担当課長 教育大綱は、先ほど図示の中でもありましたように、この学校教育ビジョンの上位に来ておりますので、やはり教育大綱に基づきながら、この事業を進めていく、教育大綱の5項目について分類もさせていただいたところですけれども、この理念を実現するためのアクションプラン、行動計画というふうに捉えていただければと思います。 ○委員長 小髙委員。 ◆小髙明 委員 何か、それを言うとまた戻ってしまいますから、そこはやめておきますね。一応、数値目標その他いろいろ出されておりまして、そういった点では、非常にプランそのものはいろいろな形での取り組みをするということがはっきりしているんですが、先ほどもちょっと細かい意見も出ていたんで、私も1つ、2つ言っておきたいと思うんですが、例えば99ページの学校通学路の安全の確保というのがありますよね。これ見ると、小学校点検実施というのが目標なんだけれども、現況で2校実施と書いてあって、その後は点検実施、点検実施というだけで全然書いていないんで、それで言ってしまうと、変な話が毎年全校実施していますよというんだったら、それはそれで構わないんだけれども、こういう書き方だとちょっとわからないなというのが1つと。  もう一つは、114ページにスポーツひろばというのがあるんですね。このスポーツひろばを見ると、現況が9,000人で、30年度までの目標が1万人で全部同じ数字なんですよ。これ、24年度の前回のやつを見ると、目標は現況はそのときも9,000人だったんですよ。目標が1万500人だったんですよ、前回の目標ね。3年たって、やはり9,000人で変わっていないというのが結果なんですよね。その結果の9,000人が、今度は目標が3年前より500下がって1万人と、こういう数字が出ているんですよ。ですから、そういった意味で、この辺をどう理解するのかというのはちょっと私もわからないんだけれども、実際問題、スポーツひろばを活用する人がもう限界で、飽和状態でこれ以上なかなかふえないとか、そういうのがあるのかなとは思うんだけれども、やはりその辺の目標の立て方とか、書き方については、もうちょっと改善というか読んだほうが理解できるような形にしていただきたいと思うんですが、その辺はどういう形で検討していただけるんでしょうか。 ○委員長 教育改革担当課長。 ◎江田真朗 教育改革担当課長 スポーツひろばの例と、通学路の安全点検という2例出していただきました。それで、特にスポーツひろばを見たら、実際の数値がちょっと下方修正しているというようなところも幾つかあるんですけれども、これはやはりいろいろな課題はあるんですけれども、より実態に近づけた目標設定をさせていただいたという、そのような捉えですし、あとそういうような形で、ちょっと読み方でわかりづらいというものについては、また今後の課題として捉えて進めていきたいと考えております。 ○委員長 小髙委員。 ◆小髙明 委員 では、最後にします。けさほどの教育大綱の議論の中でも、パブリックコメントが少なくプランが区民に浸透していないと感じられると、こういう教育委員さんのご意見が書かれているわけですよ。これは、やはりパブリックコメント自体が、このプランだけではなくて、ほかのを見ても大体そうなんですね。  私、この間、パブリックコメントにちょっと関心があって、いろいろなのを見ているんですけれど、数が少ないというのはやる時期の問題だとか、そういうのがあって、やはり3年とか5年とか、結構な年度でやるやつについては、できたら年度始めに担当のほうでプランを、これから今年度はつくらなくてはいけないと思ったらば、一番最初に区民が2年間、3年間、4年間の実績を踏まえて、どういう意見を持っているかというのを聞いてね、1回。1回聞いて、さらに暮れの忙しい時期だとは思うけれども、もう1回案がまとまった時点で聞くぐらいの、そういう丁寧なやり方というのは無理なんですかね。 ○委員長 教育改革担当課長。 ◎江田真朗 教育改革担当課長 今回のパブリックコメントも、確かに年末から年始にかけてということでしたけれども、このやり方を他の区長部局とも相談しながら進めさせていただいたというところで、よりよい区民の方々の意見を聞くやり方を、また、そういうことも含めながら検討をしていきたいということで、よろしくお願いいたします。 ○委員長 青鹿委員。 ◆青鹿公男 委員 手短に。今、いただいているアクションプランの中で、よく表示されている単語で、実施、維持、充実、推進、整備、継続というのがあるんですが、この辺、区民の皆さんからすると、やはり違いがわかりづらい。多分、課単位に出されているからだと思うんですけれど、これ、意味合いこっちではないかというのもありますんで、この辺のちょっと見直しを次回はやっていただきたいというのと、あともう一つは、本目委員も言われていましたが、行政なんで難しいと思うんですが、やはり数値化ができるもの、目標ができるものについてはある程度数値を落としていっていただいて、それに基づいてやっていくと。何でかというと、推進に対する次の年の評価で、推進の、推進したかどうかで、推進していないとか、推進しているとかという評価しかできないと思いますんで、その辺はできたらやっていっていただければという、これは要望で。 ○委員長 さまざま皆さんから意見も出ましたけれども、この出す時期も含めて、やはりせっかくのプランを我々もばたばたしながら審議をするんではなくて、余裕を持って行いたいという部分もありますので、それを含めて要望をさせていただきます。  ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、スクールソーシャルワーカーの配置について、教育支援館長、報告願います。 ◎江田真朗 教育支援館長 それでは、スクールソーシャルワーカーの配置について、ご説明申し上げます。  資料16をごらんください。  項番1、事業内容でございます。本事業は、平成28年度の新規事業でございます。社会福祉士の資格を有するスクールソーシャルワーカーを教育支援館に配置するものでございます。  項番2、目的でございます。今回の取り組みは、これまで心の問題に着目した教育相談に加えて、教育と社会福祉に関する専門的な知識や技能を持つ人材を採用、活用することにより、いじめ、不登校、虐待や貧困など、子供を取り巻く諸問題、子供が置かれた環境に着目し、問題の解決を図り、教育相談機能を充実させていくものでございます。  項番3、スクールソーシャルワーカーの業務内容でございます。資料にありますように、(1)から(4)の4点を上げさせていただきました。まず、(1)は現在の状況の把握でございます。幼児・児童・生徒の状況やふだんの生活環境などを学校園から聞き取り、必要に応じて関係機関への紹介を行います。(2)は、そのような状況から、保護者や教員等へ対応方法のアドバイス行うなどの支援を行い、相談に応じます。また、各種サービスなどの情報提供を行います。(3)は、支援策を作成した上で、学校園などに対し、具体的な支援体制の提案を行い、構築を図ってまいります。(4)は、学校園と関係機関との連携を活性化し、支援の効果を上げていくために、コーディネーターとしての役割を担います。スクールソーシャルワーカーの業務は、一概に、この(1)から(4)までが段階的に実施されるというものではございません。並行して行われる場合もあるかと存じます。このような業務が基本的な内容となり、問題の解決を図っていくということになります。  項番4、事業展開でございます。スクールソーシャルワーカーは、基本的に教育支援館を拠点として活動いたします。学校や園からの要請に基づき業務を進めてまいります。また、業務については、学校園からの要請があって活動を開始するというものではなく、指導課や教育支援館に届く子供の状況の報告なども踏まえて、スクールソーシャルワーカーが学校園に定期的な巡回訪問も行ってまいります。資料には、事業展開のイメージ図を示させていただきました。連携や調整を図っていく関係機関として想定されますのは、児童虐待の対応を行っている児童相談所、医療機関や松が谷福祉会館などの療育機関、保健所、場合によっては警察や少年センターとのやりとりが出てくる可能性があります。また、連携協力等が想定される事業所管課として、教育委員会各課のほかに、図の右側にありますように、子ども家庭支援センター等との事業がございます。  項番5、予算額案については、資料に記載のとおりでございます。  項番6、事業開始は平成28年4月1日からとなります。  説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたらどうぞ。  望月委員。 ◆望月元美 委員 今回、このようにスクールソーシャルワーカーが区立の学校に配置されるというのは大変よかったのではないかと思っています。  やはり今、本当に学校現場では、学校の先生方がそれぞれ事情を抱えた子供たちが多数いますし、その個別対応に大変追われている状況を私は見てとっております。そういう中で、こういう形で配置されることは大変いいことなんですけれども、1つちょっと確認したいんですが、やはり台東区内の、ここにあります小・中、幼稚園等は、合わせて36校園、かなりあると思うんですけれども、それをお一人で担当するにはいささか大変ではないかと思うんですが、その辺についてはいかがでしょうか。 ○委員長 教育支援館長。 ◎江田真朗 教育支援館長 ただいまのご質問にお答えさせていただきます。  最初は1人でということで、かなりケースはあると思いますけれども、他区の状況を聞くと、やはりスクールソーシャルワーカーが配置されて1年目は、少なくて20から30ケースを1年間で対応した、多いと40から50ケースというようなことを伺っております。スクールソーシャルワーカー1人に任せるのではなく、今までどおり指導課の指導主事に届く情報や、あと、あるいは教育支援館に届く情報も精査しながら、組織的な対応を図って、有効的な活用を進めてまいります。 ○委員長 望月委員。 ◆望月元美 委員 そういうふうな形で、お一人でやっていただくということになると、このスクールソーシャルワーカーさんは社会福祉士の資格をお持ちという形なんですけれども、やはり台東区の子供たちを見ていただくにも当たって、選定基準といいますか、やはりキャリアがある、例えばいろいろな経験をしている方、ほかにも精神保健福祉士の資格を持っている方とか、そういう意味では、そういうことの経験豊富な方が、やはりよかろうとは思うんですけれども、その辺についてはいかがでしょうか。 ○委員長 教育支援館長。 ◎江田真朗 教育支援館長 委員おっしゃるとおり、いろいろな資格があって、いろいろな経験があったほうがいいと本当に考えております。また、この予算が議会で認められましたら、もうその4月1日に配置できるような準備はしているところですけれども、そのような人物を配置できるように、教育支援館として努めてまいります。 ○委員長 望月委員。 ◆望月元美 委員 やはり、本当にスクールソーシャルワーカーさんというのは、文部科学省の調査でも、小・中・高の約74%が必要性を感じているというような結果も出ておりますし、本当にさまざまな子供たちを取り巻く環境変わってきておりますので、こういう方の有効な活用をお願いしたいと要望しておきます。 ○委員長 要望で。  青鹿委員。 ◆青鹿公男 委員 今、望月委員のほうからお話があったんで、いろいろ多様化しているということで、専門性もましてきているということだと思うんですけれども、一応、ちょっと私もあれなんですけれど、教育支援館では、このスクールソーシャルワーカーの業務内容の(1)から(4)というのは、今、やっているんではないかなと思うんですけれど。やっているんだけれど、さらに技術が必要で、今回、スクールソーシャルワーカーを雇うのか、何か法律が変わったのか、それはどちらなんでしょうと思いまして。 ○委員長 教育支援館長。 ◎江田真朗 教育支援館長 今、教育支援館のほうでは、教育相談の部署があって、臨床心理士がそれぞれ児童・生徒あるいは保護者の相談に当たっています。また、各学校では、スクールカウンセラーが配置されています。こちらも同じように臨床心理士ということで、臨床心理士は子供の心の問題に着目するんですけれども、スクールソーシャルワーカーは、子供の家庭環境を含めた環境に着目をして、それで、どのような解決が、関係機関とつないでいったらいいかというような、そのような立場の人間ですので、また、似たようなことは本当に学校でも教育支援館でもやっていますけれども、また、専門的なスクールソーシャルワーカーが配置されることによって、さらに問題解決にスピーティーさが増すのではないかと期待しております。 ○委員長 よろしいですか。           (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、台東区生涯学習推進プランの改定について、生涯学習課長、報告願います。 ◎飯塚さち子 生涯学習課長 それでは、台東区生涯学習推進プランの改定について、ご説明いたします。  資料17でございます。  生涯学習の振興につきましては、平成22年度に台東区生涯学習推進指針を改定し、翌年、指針の具現化を図るため、平成24年度から28年度までの5カ年を計画期間とする、台東区生涯学習推進プランを策定しました。計画の策定時、長期総合計画の計画期間を踏まえ、各施策を実施する計画事業は、計画の最終年であります28年度までの方向性を示し、事業量については、平成24年度から26年度までの事業量を示すにとどめました。  そして、新たな長期総合計画、行政計画が策定され、その調和を図るとともに計画の中間年までの実績をもとに、計画事業量の見直しを行い、新規事業を加えるとともに、平成27年度、28年度の事業量を計画し、現行のプランを推進しているところでございます。  28年度をもちまして、現行の推進プランの計画期間が終了となりますところから改定し、新たに平成29年度から5カ年の計画を策定してまいります。  次に、項番2、計画の位置づけについてでございます。まず、法的な位置づけについてでございます。台東区生涯学習推進プランは、生涯学習推進指針並びに学校教育ビジョン、アクションプランをあわせて教育基本法に基づき策定する、台東区の教育振興のための施策に関する基本的な計画として位置づくものでございます。  そして、台東区教育大綱、生涯学習推進指針のもと、長期総合計画、行政計画と調和を図るとともに、新たに策定するスポーツ振興のための個別計画を初め、生涯学習に関連する区の個別計画と連携、整合を図れた計画として策定してまいります。  予算額案、策定のスケジュールにつきましては、表記のとおりでございます。  ご説明は以上でございます。 ○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたらどうぞ。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、障害者スポーツ普及促進について、台東区スポーツ振興基本計画の策定について、及び若者育成支援の拡充について、青少年・スポーツ課長、報告願います。 ◎山本光洋 青少年・スポーツ課長 それでは、まず最初に、障害者スポーツ普及促進についてご説明させていただきます。  資料18でございます。  本事業は、障害者スポーツの普及と理解を促進するために、パラリンピック競技の体験会や障害者向けのスポーツ教室等を開催するものでございます。  事業の内容でございます。項番2でございます。(1)障害者スポーツ体験会でございます。この体験会は、27年度も実施してまいりましたが、来年度新規事業として障害者スポーツ普及促進が実施されるに伴いまして、さらに拡充して実施するものでございます。内容といたしましては、ブラインドサッカー、シッティングバレーボール、車椅子バスケットボールの3種目の体験会を実施する予定でございます。(2)の障害者スポーツ人材育成でございます。こちらは、スポーツをする障害者の資質向上を図るとともに、障害者スポーツを指導する人材を育成するというものでございます。具体的に28年度予定しておりますのは、サッカーにつきまして、聴覚障害の方でも指導者講習会に参加できるように、手話通訳者を派遣いたしまして、障害者が指導者となり指導者資格を取れるような環境を整備してまいります。また、後ほどご説明させていただきます、障害者水泳教室の指導者を養成する講習会を実施することで、障害者に対し、スポーツを指導する人材を育成してまいります。(3)の障害者水泳教室でございます。こちらは、障害のある方にスポーツに親しむ機会を提供する、障害のある方で一番身近に接しやすいスポーツとしては、水泳が上げられております。こちらの水泳の教室を障害者向けに実施するものでございます。内容といたしましては、障害の部位や程度により、個別の事情が異なりますので、マンツーマンでの指導を実施することを予定しております。回数といたしましては、3回ワンセットの教室を4クール実施する予定でございます。予算とスケジュールにつきましては、記載のとおりでございます。  続きまして、台東区スポーツ振興基本計画の策定について、ご説明させていただきます。  資料19でございます。  項番1の策定の趣旨でございます。区では、平成21年に生涯スポーツ社会の実現に向けまして、台東区スポーツ振興基本計画を策定いたしました。計画期間は、平成30年までの10年間でございますが、策定から7年が経過し、2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催決定や、長期総合計画の改定など、スポーツを取り巻く環境が大きく変化したため、新たに計画を策定するものでございます。新たな計画では、障害者スポーツの普及促進など、新たな基本目標も設定し、本区におけるスポーツ推進の新たな指針として策定してまいりたいと考えてございます。  予算とスケジュールにつきましては、記載のとおりでございます。  次に、若者育成支援の拡充についてご説明させていただきます。  資料20でございます。  今年度新規事業としまして、ひきこもりの現状に関する理解を深めるための講演会及び個別相談会を実施させていただきました。平成28年度はこれに加え、電話や面談による相談事業や、家族の交流の場を設けることにより、ひきこもりに悩むご本人や家族に対する支援を進めてまいりたいと考えてございます。  今年度の実施した状況をご報告させていただきます。項番3でございます。第1回の講演会及び個別相談会を昨年11月28日に実施させていただきました。講演会の参加人数は、民生児童委員の方や保護司の方を含め30名来ていただきました。また、個別相談会には4名の方にご参加いただきました。今月、来週でございますけれども、3月8日の日に第2回の講演会及び個別相談会を実施する予定でございます。  28年度の拡充する内容につきましては、(1)の電話相談と(2)面談による相談の2相談事業も実施する予定でございます。電話相談につきましては、家から出られないご本人や面談による相談はハードルが高いと感じる方をまず想定し、電話相談を実施させていただきます。次に、面談でございますけれども、こちらは相談者の方が都合の合う日時に予約をしていただき、区役所の会議室等の場所で相談させていただくものでございます。(3)の家族間での情報交換の場につきましては、ひきこもりに悩む家族の方が集まり、それぞれの悩みや体験を語り合うことで、不安の解消を図るとともに、専門のコーディネーターの方から望ましい接し方やサポートの仕方についての情報提供を行うものでございます。また、今年度実施しております個別相談会、講演会につきましても、来年度も実施してまいる予定でございます。  予算、スケジュールにつきましては、記載のとおりでございます。  長くなりましたが、以上でございます。
    ○委員長 初めに、障害者スポーツ普及促進についてご質問がありましたらどうぞ。  青鹿委員。 ◆青鹿公男 委員 ぜひ、この辺のブラインドサッカー、シッティングバレー、車椅子バスケットボール、この辺はどんどん普及していっていただければというふうに思っておりますが、障害者の皆さんに継続的にトレーニング、体を動かすことができるようにということで、例えば北区にある障害者総合スポーツセンターなどに行きますと、実は車椅子ローラーがあったりとか、こういうような機器があったりしますので、ぜひ、こういうものの機器の導入等も検討していただきたいというのと、あともう一つは、先ほど出ました障害者総合スポーツセンター、大変いい施設なんですが、かなり大きいやつで施設もでかくなります。ですので、こういうのも周りの区と連動して、周りの区と一緒になって東京都に申請をしていっていただきながら、建設できるように準備を進めていただければという要望でございます。 ○委員長 要望ですね。 ◆青鹿公男 委員 はい。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 まず、体験会なんですけれども、一般の方の参加は可能なんでしょうか。 ○委員長 青少年・スポーツ課長。 ◎山本光洋 青少年・スポーツ課長 こちらの体験会に関しましては、障害をお持ちの方はもとより、健常者の方もブラインドサッカーでしたら目隠しをするなど、シッティングバレーでしたら床に座っていただくなどの形で、障害者の方と同じように参加していただくものでございます。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 区全体としましても、オリンピック・パラリンピックのボランティアの底上げとかしていただきたいと思いますし、また、健康推進委員の方にもご案内というか、招待みたいな形で見ていただくのもいいのかなというふうに感じておりますので、拡大していけるようにやっていただきたいと思いますんで、よろしくお願いいたします。 ○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、台東区スポーツ振興基本計画の策定について、ご質問がありましたらどうぞ。  河野委員。 ◆河野純之佐 委員 これ、先ほどアクションプランのときに、いろいろと各委員から意見が出ました。今回、今度、このスポーツ振興基本計画、また、計画物をつくるわけなんで、先ほどと同じような形になりますけれども、前回のこの基本計画を見ても、目標のところについての、ちょっとやはり設定の仕方がもう1回よく工夫してやるべきところも多々あります。全て数値化をしてほしいということは、これは無理なところもありますけれども、計画をして、それに対して、みんな向かって、その目標に向かって行動を起こすわけですから、なるべくやはり、計画の数値、目標、その辺については十分配慮して進めていっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○委員長 青少年・スポーツ課長。 ◎山本光洋 青少年・スポーツ課長 計画の目標につきましては、区民の方から見てわかりやすい計画になるべくしていきたいというふうに考えてございます。また、数値につきましても、できるものは進めていきたいというふうに考えているところでございます。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 ぜひ期待していますので、頑張ってやってください。 ○委員長 ただいまのご報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、若者育成支援の拡充について、ご質問がありましたらどうぞ。  寺田委員。 ◆寺田晃 委員 11月28日に講演会やっていただきまして、個別相談会も4件ほどということだったんですけれども、講演会としては、担当課長が感じる上で成功されたという感じで、状況的にはよかったんでしょうか。 ○委員長 青少年・スポーツ課長。 ◎山本光洋 青少年・スポーツ課長 講演会来ていただいた方、30名というのは、多いかというと、講演会としては物すごく多いという数ではないかと思います。ただ、今回初めてやらせていただいたということで、来ていただいた方からはおおむね好評だったという反応もいただいていますので、その辺については成功したのかなと思います。また、今回、来週実施する事業ですとか、来年以降につきましては、周知の仕方も工夫して、より多くの方に来ていただけるように努力してまいりたいと考えてございます。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 私も、個別相談が4件ということは、本当に成功したんだなというふうに感じておりますし、これから始める面談による相談窓口の開設も、相談しやすい環境づくりをつくっていただいて、しっかり進めていただきたいなとは思うんですが、この拡充する事業内容の3番目の、情報交換の場の設定ということなんですが、こちらにつきましては、参考になるような実例みたいなのは、近隣の自治体とかあるんでしょうか。 ○委員長 青少年・スポーツ課長。 ◎山本光洋 青少年・スポーツ課長 本区のひきこもり、若者育成支援事業に関しましては、文京区さんの事業を参考にさせていただいております。家族の方の交流の場につきましても、文京区でも実施しておりまして、非常に好評だということで台東区でもぜひということで、来年やらせていただく予定でございます。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 充実した事業になるように、よろしくお願いいたします。 ○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。  理事者からの報告は以上であります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 以上で、本日予定されたものは全て終了いたしました。  その他、ご発言がありましたらどうぞ。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 それでは、私から申し上げます。  昨日、保健福祉委員会において、結核発生に伴う対応について報告がありましたが、本件に伴う教育委員会の対応について、報告を聴取いたしたいと思います。なお、ここでは報告を聴取するのみで、質疑は行いませんのでよろしくお願いいたします。  それでは、結核発生に伴う教育委員会の対応について、指導課長、報告願います。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――             (省 略) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 これをもちまして、区民文教委員会を閉会いたします。           午後 2時56分閉会...