台東区議会 2013-09-27
平成25年 9月文化・観光特別委員会−09月27日-01号
平成25年 9月文化・
観光特別委員会−09月27日-01号平成25年 9月文化・
観光特別委員会
文化・
観光特別委員会会議録
1
開会年月日 平成25年9月27日(金)
2
開会場所 議会第3会議室
3 出 席 者 委員長 伊 藤 萬太郎 副委員長 寺 田 晃
(13人) 委員 東 久仁子 委員 小 明
委員 石 川 義 弘 委員 石 塚 猛
委員 君 塚 裕 史 委員 鈴 木 一 郎
委員 青 柳 雅 之 委員 寺 井 康 芳
委員 清 水 恒一郎 委員 茂 木 孝 孔
議長 和 泉 浩 司
4 欠 席 者
(0人)
5
委員外議員
(0人)
6
出席理事者 区長 吉 住 弘
副区長 生 沼 正 篤
区長・
広報室長 秋 山 欣 也
施設課長 石 川 洋 二
文化産業観光部長 田 邉 英 一
にぎわい担当部長 本 間 千 晴
にぎわい計画課長 橋 本 晃 仁
文化振興課長 黒 田 治 子
産業振興課長 河 井 卓 治
観光課長 三 田 昭
文化産業観光部副参事 遠 藤 成 之
都市づくり部長 奥 原 崇
都市計画課長 伴 宣 久
教育委員会事務局生涯
学習推進担当部長 神 部 忠 夫
教育委員会事務局生涯
学習課長 飯 塚 さち子
文化産業観光部参事(
芸術文化財団)
(
文化産業観光部長 兼務)
文化産業観光部副参事(
芸術文化財団・
経営課長)
三 瓶 共 洋
7
議会事務局 事務局長 西 島 久 雄
事務局次長 野 村 武 治
議事調査係長 行 田 俊 男
書 記 浅 見 晃
書 記 敷 村 和 也
8 案件第1 陳情25−20 「台東区
芸術文化支援制度」の支援金を増額することについ
ての陳情(新付託)
案件第2
文化政策及び観光について
◎
理事者報告事項
【
文化産業観光部】
1.上野の
山文化ゾーンフェスティバルについて
……………………………資料1
文化振興課長
2.GTS(藝大・台東・墨田)
観光アートラインの
PRイベントについて
……………………………資料2
文化振興課長
3.
朝倉彫塑館の
リニューアルオープンについて
……………………………資料3
文化振興課長
4.旧
東京音楽学校奏楽堂の保全について
……………………………資料4
文化振興課長
午前10時00分開会
○委員長(
伊藤萬太郎) ただいまから文化・
観光特別委員会を開会いたします。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 初めに、区長からご挨拶をお願いします。
◎吉住弘 区長 おはようございます。どうぞよろしくお願いいたします。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 本日は、
卓上マイクのスイッチを必ず押してからご発言願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、傍聴についておはかりいたします。
本日提出される傍聴願については、許可いたしたいと思いますが、いかがでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。
それでは、審議に入らせていただきます。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 初めに、案件第1、陳情25−20、「台東区
芸術文化支援制度」の支援金を増額することについての陳情を議題といたします。
本件は、新たに付託されたものであります。
事務局次長に陳情の主旨を報告させます。
(
野村議会事務局次長報告)
○委員長 それでは、本件についてご審議願います。
清水委員。
◆
清水恒一郎 委員 私は基本的にはこれを最初に見たときには不採択かなというふうに率直に思ったんですけれども、いろいろ検討した結果、継続でもいいのかなという気持ちにちょっとなっているんです。1点最初に聞きたいのは、この
支援制度のいわゆる目的だとか、そういう規定だとか、それを聞かせてください。
それと、この陳情している方は非常に
文化芸術に関して熱心だから書かれたとは思います。私
たち公明党も
文化芸術は国を挙げてやるべきだと、いろいろな形で日本のそういうものを、
ものづくりも含めて若者の支援、そういったことを広げていくべきだということで力を入れているんですけれども、区として200万円から300万円に増額して
若者支援、いろいろな形をとっていこうということは、これは賛成できるんですけれども、これを無限にいろいろな形でやっていくとかなりの裾野が広がってくるかな、そういうふうにも感じています。そこで、最初に言った
支援制度の目的と
支援制度のいわゆる骨子みたいな、そういうものを最初にちょっとお聞かせ願えますか。
○委員長
文化振興課長。
◎
黒田治子 文化振興課長 お答えいたします。
芸術文化支援制度につきまして、まず、制度の大きな意味といたしましては、
台東区内で行われる
芸術文化活動を支援する制度でございます。新しい表現や創造の発展につながるような企画を助成することによって、その芸術に携わる方々を支援し、そのことによって台東区の
文化振興につなげようとするものでございます。
この制度につきましては、台東区の
アートアドバイザーの8名の方、各分野で活躍されている方々にかかわっていただいておりまして、この制度の特徴といたしましては、ただ単に助成金を支出するというだけではなく、企画の実現に向けて
アドバイザーも積極的にかかわりまして、よりよい企画となるよう、また台東区にぜひ今後もその
芸術活動が根づくように
サポートをしているというところが特徴でございます。
また、こちらの
審査基準といたしましては、企画の内容として独創性ですとかこれからの発展性、また台東区という土地柄でやっていただくことにふさわしいかどうかというところ、また実現性、
アーティストとしての、いわゆる企画者の実力といいますか、これまでの実績等も勘案しながら、
アドバイザーの審査会によって決定はしているところでございます。
○委員長
清水委員。
◆
清水恒一郎 委員 課長にこういうことを聞くのは酷かもしれませんけれども、この陳情者がおっしゃっているんですけれどもね、5行目の「採択された対象の新企画は新しい表現、独創性などと言われている企画がほとんどを占めている。私には意味不明」と、こういうふうな形を言われているんですが、担当者としてはどう思いますか。
○委員長
文化振興課長。
◎
黒田治子 文化振興課長 担当といたしましては、確かにちょっと採択される企画は余り一般的ではないというか、ぱっと聞いただけでは何をやるのかもわからないような企画も結構ございますけれども、それぞれの企画は本当に一生懸命にやっているものでございますので、ちょっと確かにそういったところが陳情者の方には理解はされていないのかと思いますけれども、逆にそういった新しいものを取り入れていくように
文化振興課としても頑張っていきたいと思います。
○委員長
清水委員。
◆
清水恒一郎 委員 十人十色でみんな文化だとか芸術だとか捉え方も違うし、考え方も違います。いろいろな、やっている人もいらっしゃるし。私は音楽は疎いんであんまりよくわからないんですけれども、いずれにしてもこれは増額しろということは、先ほど言ったように、そんな裾野を広げる、また今まで8人の
アドバイザー、また
台東区内でのそういった育成という部分では、この陳情はちょっと、もう少し検討させていただいて、私は継続という形でお願いしたい、こういうふうに思います。
○委員長
寺井委員。
◆
寺井康芳 委員 そもそもこういう
芸術文化活動をしている方々、これは音楽も含めて、ほとんど自力で苦しい中でもやっている人たちが圧倒的に多いんですよね。そのような中で限られた団体、5団体とか10団体とかに例えば20万円とか30万円とかという補助金を出して、さまざまな
パフォーマンスをやるということについて、どれだけ
区民生活の中で効果があるのかなというふうに常日ごろから思っているんです。この何年かで何組かを私も見たことがあるんですが、果たしてこれがこの方々にとって補助金を出したことによってよかったのかな、悪かったのかなと思いながら、いつも考えているんです。
特に、創造性やあるいは豊かなというふうに区が、職員の人たちが審査をして判断をして、これが区民の皆さんにどれだけ広まっているのかなっていう思いはあるんですけれども、この点についてのお考えというのをちょっと聞かせてください。
○委員長
選考アドバイザーですか、
アートアドバイザー、区ではないですかね。
文化振興課長。
◎
黒田治子 文化振興課長 確かに先ほども申しましたとおり、新しいものを取り入れるというところで委員にもごらんいただいたとおり、中にはちょっと
内輪受けといいますか、そういったところになっているようなケースもございますけれども、それを少しでも広く区民の方々に知っていただこうということで、例えば広報面での
アドバイスですとか、あとは
アドバイザーさんからの
アドバイスとしては実際にその会場となる地域の方にいろいろアプローチしてみたほうがいいよという
アドバイスですとか、そういったことを地道なところを通じまして、より区民の方に見ていただけるようにというところでは頑張っているところではございます。
○委員長
寺井委員。
◆
寺井康芳 委員 そういう点では、例えばいろいろな
パフォーマンスをこの
アドバイザーの人たちが選んでもらっているんだけれども、一方で
音楽活動とかバンドとかっていう、そういう活動をみんな自力で、自分で費用を負担してやっている人たちのほうが圧倒的に多いはずですね。例えば
バンド編成などするときっていうと、ドラムだけでも新品だともう70万円から100万円なんですよ。だからそういう楽器を、アンプを、例えばギターとかベースとかキーボードとか、そういうのをそろえるだけでも何百万円単位でかかる場合があるんですね。そういう方々というのは、みんな自分が好きだからっていうことが最初になるんですけれども、自力で活動を続けているという人たちのほうが圧倒的に多いわけですよ。
その中でここへ、これ助成金を1団体に20万円、30万円出すということ自体が果たして有効な手段なのかなっていうふうな思いがある一方で、例えば後でまた質問するんですけれども、
時代まつりとかに過去3,000万円とか、いろいろな莫大な助成金を出してこれまた
イベントを行っているということもあるんで、この辺に矛盾があるのかなというふうには思っているんですが、今回は初めての陳情ですから、一応もうちょっとこの委員会でも
理事者側にも検討、勉強していただきたいなという思いがあるんで、継続でお願いいたしたいと思います。
○委員長
茂木委員。
◆
茂木孝孔 委員 ここで、これは平成20年度から24年度まではこの陳情書にも書いてありますが、今年度は何件の
応募件数で
支援対象は何件ですか。
○委員長
文化振興課長。
◎
黒田治子 文化振興課長 25年度の状況につきましては、ちょっと若干応募数が減りまして、33件応募をいただいておりまして、採択させていただいた企画が6件でございます。
○委員長
茂木委員。
◆
茂木孝孔 委員 ここのところで陳情者が応募した約10件に1件しか
支援対象にされていないっていうふうになっているんですが、やはりこういう
支援制度っていう点では応募者がどんどん出てきて、その中でこれはというふうに審査した結果、
アドバイザーがどういう判断をするかですから、10件に1件がどうかっていう問題ではないと思うんですね。
ただ、ここで言っている
芸術文化活動をしている個人、団体にも目を向け、評価し、支援することもより必要ではないか。また、地域の多くの人たちが直接参加する企画も積極的に支援の対象とすべきではないか。こんなことが書かれているわけですが、やはりこの制度を取り入れて台東区の
芸術文化をどう支援していくか、そこのところに結びつけていくことが行政とすれば大切だろうというふうに思います。だからそういう点では、この陳情の趣旨からいったらあながちこれはいけないとは言えない。本当に趣旨はそのとおりだなというふうには私は思っています。
ただ、ここでも
アドバイザー会議が行われて、そこで決めているんですよね。
アドバイザー会議というのはそうそうたる
メンバーがここには入っていますよ。だからそういう点では慎重に審査をして、一応
支援対象を決めて、今度はその
支援対象を決めたところには
アドバイザーが指導・援助をしていくわけですよ。だから、そういう点では非常に大切だなというふうには思っているところなんです。
ぜひ、そういう点で5年たつわけですよ。そしたら
アドバイザー会議の構成員の方からどんな意見が出されているのか。それをもっと生かすためにはどうすればいいか。こんな検証はきちんともうする時期だろうと、5年たっていますから。まあ、しているのかなとは思いますが、そういう点をしっかりとやはり我々議会にもわかるように報告していただきたいなというふうに思いますが、その点はいかがでしょうか。
○委員長
文化振興課長。
◎
黒田治子 文化振興課長 この制度も今年度は6年目、5年の実績がございまして6年目という形になっております。確かに
アドバイザーの方々にもこの
支援制度をどうしていくべきかというなのが、これだけ実績を重ねて、確かに再度
制度そのものの考え方もいろいろ検討しなければいけない時期にはなってきているのかなという思いがございますので、今後は今年度の
アドバイザー会議におきまして、そのあたりも検討するようにしていきたいと考えております。
○委員長
茂木委員。
◆
茂木孝孔 委員 その辺はきちんと総括できるように、中間的な。それで今後に生かしていくという点でこちらからも、区からも
アドバイザー委員の人たちに、構成員の人たちにも投げかけて、きちんとしていっていただきたい。
ただ、これは一般的なものと、やはりどうそこを区別していくかっていうのも大切だと思いますよ。谷中ではもう近々芸工展というのが開かれますよ。
谷中地域全体が芸術のまちにしようっていうんで相当な人が参加してやっていますね。ああいうのも一つの
芸術文化の一つですよ。ただ、だからといってそういうのが対象になるかといったらそうはならないと思いますよ。だからそういう点できちんとした総括を、まずは
中間総括をして、今後に生かしていっていただければなというふうに思っています。
だからこれは結論的には、趣旨的にはこれは当然かなというふうに思います。
東京藝術大学がある台東区ですから、
芸術文化のそういう面では大いにこれを伸ばしていかなくてはだめだということで考えていますので。ただ、皆さんはもうちょっと深く審議もしていこうということで継続っていうのならば継続で結構です。
○委員長
青柳委員。
◆
青柳雅之 委員 今、
茂木委員からもありましたが、この制度をいろいろ審議するに当たって、一番ポイントになるのが
アートアドバイザーの制度だと思うんですよ。今、
茂木委員からもありましたが、いわゆる
アートアドバイザーの皆さんに台東区としてどんなことを求めているのかというところだと思うんですよ。その活動の一環としてこの
芸術文化支援制度っていうのが創設されて、主にここの
アドバイスですとか
サポートを中心になってやっていただいていますが、本来は
アートアドバイザーの方っていうのはもう少し大所高所の部分から、当然、上野の山の
アートゾーンですか。あるいはもともと浅草にある歌舞伎ですとか伝統的な芸能を中心としたそういった文化的なものも含めたものをどうしていくのかっていうところのいろいろな
アドバイスをいただくっていう趣旨だったと思うんですが、その辺の今の効果といいますか、具体的な何か成果といいますか、そういったものっていうのはあるんですか。今の実態も含めてちょっと
アートアドバイザーのご説明をいただきたいんですけれども。
○委員長
文化振興課長。
◎
黒田治子 文化振興課長 アートアドバイザーの制度は、今、
青柳委員のほうからもお話がありましたように、この
支援制度のための
アドバイザーではなくて、先に
アートアドバイザーがいらっしゃって、それで
支援制度にかかわっていただいているというところでございます。
アートアドバイザーの会議の中では、今現状といたしましては、どうしてもこの
支援制度がかなりボリュームを占めている現状はございます。ただ、台東区のほかの文化的な事業に関してもいろいろなご意見を皆様持っておられますので、そういったところも含めて今後
アートアドバイザー会議では、そういったところも議題に取り上げてやっていきたいというふうに考えております。
○委員長
青柳委員。
◆
青柳雅之 委員 非常にアートっていう言葉一つとっても、非常に多岐にわたると思うんですよ。ですから、何を諮問していく、あるいはどこの部分の
アドバイスを受けていくのかっていうことは、もう少し広く捉えていっていただきたいなというふうに思うんです。
例えば台東区が発行している
広報たいとう一つにしても、あるいは
ホームページ一つにしても、例えばアートの視点を持った皆さんからの
アドバイスをいただいたりとか、そういったことに広げていくことによって、区役所全体が何か非常に見識を持った方々の一本筋の通ったアートっていう一つのフィルターといいますか、視点が入ったさまざまな
行政運営ができてくるのではないかというふうに思いますので、今まで以上にこの
アートアドバイザーの皆さんにさまざまな部分に
アドバイスをいただくジャンルをぜひ広げていっていただきたいということをまず要望させていただきます。
そしてこの
芸術文化支援制度の部分に入るんですが、これはスケジュール的に募集の期間ですとか、あるいは審議の期間、そして実際の活動の期間、その辺はどうなっていましたか。
○委員長
文化振興課長。
◎
黒田治子 文化振興課長 こちらの制度なんですけれども、年に1度の応募でございまして、
募集期間が今年度で申し上げますと、4月3日から5月9日まで。それに先立ちましてといいますか、
募集期間中に説明会を1度開催しております。一次審査が5月27日、そこで残りました二次審査という形で、ことしは8件二次審査に進んだんですけれども、二次審査ではその8件の企画者にプレゼンテーションをしていただきまして、そこで最終的な審査を行うというところでございますが、それが6月17日に二次審査を実施いたしまして、その後、内部的な手続もございまして、6月末に
支援対象企画が決定という形になっております。7月以降の企画につきまして、支援をさせていただくという形になっております。
○委員長
青柳委員。
◆
青柳雅之 委員 そこで、例えばこの10
月あたりに非常に集中にして実際の
支援制度を活用した団体がいろいろありますよね。いまいち広がりがないといいますか、周知の部分も足らないという話も出ているんですが、これだから、例えばこの委員会に、今回なんかはちょうどいい機会で、この10月5日にかっぱ橋でありますよとか、
下谷小学校で10月10日ですか、ありますよとか、そういう
案内自体も我々にさえないわけではないですか。
(「来ているよ」と呼ぶ者あり)
◆
青柳雅之 委員 机の上には来ていますけれども、この委員会で正式に案内をして、そうすると我々も今度おかち
まちパンダ広場で20分間の
パフォーマンスやるとか、ああいうのだって、それならみんなで見に行こうって話になるわけではないですか。その上でやはりそれぞれの団体の皆さんの活動もしっかり見ていったりとか、あるいは委員会の
メンバーの皆さんがそういった部分を一つの
判断材料にすることもできるので、本来でしたら机の上に個々の案内を配るのではなくて、今年度こういう団体が決まりましたよということをしっかり委員会などでご報告いただいて、当然終わった後の何かも、あって当然だと思うんですよ。ですから、そういう
活動一つとってもいまいち熱が入っている部分が感じられないかなというふうに思ってしまうので、その点も今後ぜひ工夫をしていただきたいと思います。
当然この陳情の趣旨はよくわかりますし、あるいは
応募件数が非常に多い中で絞っていく作業になると思うんですが、実際この中身で例えば今回、陳情者の方がおっしゃっているような、普通というか、地域の団体で支援を頂戴よというような部分と、あるいはこの趣旨みたいなものを非常に理解されていて、新しい表現ですとか新しい企画、創造性などがきちんと整っているものと、その辺の制度の中身の周知みたいなのはどうなんですか、応募された中で。いわゆる、もうペーパーで見た瞬間にこれはちょっと無理だなっていうようなものが多いのか、あるいは本当に悩ましい中でこんな新しい企画もある、あんな楽しい企画もあるっていう中でいわゆる取捨選択されているような状況なのか。その中身、いかがですか。
○委員長
文化振興課長。
◎
黒田治子 文化振興課長 まず、
先ほど説明会も行っていますというお話をさせていただきましたけれども、説明会の中でこういった企画を採択させていただきたいんですよということで、昨年度採択した団体の方にも来ていただいて、説明会に来ていただいた方にはいろいろ説明させていただいているところがございます。応募していただいた方々がその趣旨を理解しているかどうかというところなんですけれども。
ただ、応募は、実は書類だけではなくて、担当のほうが1件1件
ヒアリングで内容を聞いております。企画の内容につきましては、なかなか詰まっているものとちょっと何をやるのかがなかなか
ヒアリングをしてもわかりづらいものがありまして、わかりづらいものは、やはり選考の中でも残りづらいといった状況がございます。割りとこういうことをやりますよというのが明確なもののほうが、やはり審査としては通りやすいというところはございます。中には確かに、どちらかといえば
アーティストの方の支援というよりは地域の活動といったものも中にあるのは事実でございます。
○委員長
青柳委員。
◆
青柳雅之 委員 では、最後になりますが。この
支援制度の毎年の件数、あるいは総額が出ていますけれども、所管課ですとか、あるいは
アドバイザーの皆さんの思いとしては、これを
支援対象あるいは総額自体をもう少し拡充していきたいなという思いがあるのか。あるいはせいぜい今の範囲の中でやっていくのが精いっぱいだと。いわゆる
アドバイスですとか
サポートも入ってきますから、これが10件とかになってしまうとちょっと抱え切れないなというようなところがあるのか。そのあたりはいかがですか。
○委員長
文化振興課長。
◎
黒田治子 文化振興課長 当然こちらにかかわっていただいている
アドバイザーの方々皆さん本当に熱心に取り組んでいただいておりまして、当然、将来的にこの制度を発展する方向でということでよくお話も
アドバイザー会議の中でもいただいているところでございます。ただ、一方で先ほどもこの
支援制度、企画についてそれぞれの
アドバイザーがかかわっているというところもお話をさせていただきましたけれども、やはり1件1件の企画を丁寧に育てたいといいますか、そういった思いもございますので、今回もちょっと件数が6件ということで多目ではあったんですけれども、どういうふうな、どこまでかかわっていくのかみたいな話も実は審査会の中では出まして、そのあたりは、ただやたらと金額と件数だけをふやしていけばいいというようなことではないんだと考えております。
○委員長
青柳委員。
◆
青柳雅之 委員 わかりました。私も積極的に現場に行ってみているほうだと思うんですが、必ずといっていいほどその
アドバイザーの皆さんが必ずいらっしゃって、非常に心配そうな目だったり、あるいは熱心な形でかかわっている姿を見ていますので、そういったところの状況はよくわかっています。
その上で今回ちょうどなんですが、先ほどもちょっと言いましたが、たまたまこの委員会が終わった来週、再来週あたりに今年度の制度のものが集中して開かれますので、そういったところにも今回ぜひしっかり見させていただいて、この陳情については判断したいと思いますので、今回に関しては継続で取り扱いをお願いします。
○委員長 ほかに。
鈴木委員。
◆鈴木一郎 委員 基本的には継続でということなんですが、これちょっとこの委員会でどのぐらい詰められるかっていうのは、私は自信ないのは、基本的に台東区の今までの
芸術文化支援活動がどの程度の効果が上がっているかっていうのを、私はこの2年ぐらいしか見てないんですけれども、基本的にいろいろな方向があり過ぎてしまって、私たちが判断できないような状況になっているのではないかなと思うんですが、その辺はどういうふうに、その方向性ですか、お考えになっているか。
○委員長
文化振興課長。
◎
黒田治子 文化振興課長 ちょっと鈴木委員に対する、質問に真っすぐなお答えになっているかどうかはちょっと自信がないのですけれども、ただ、当然文化の担い手、行政が担い手ではなくて、あくまでも担っていただいているのは芸術家であったりとかまた地域の方であったりとか、いろいろな形で主体があって、そこに対して行政がどのような形で支援できるかというところなんだと思います。
なので、当然こういった
支援制度という形での支援の形もございますけれども、そうではなくて例えば広報面でのお手伝いですとか、あとはいろいろな相談に乗ったりですとか、そういったところも含めて、いろいろと行政ができることという立場で文化を発展させるというところで貢献していくように今までもやっているつもりですし、これからもそのように考えているところでございます。
○委員長 鈴木一郎委員。
◆鈴木一郎 委員 これちょっと誤解を受けるといけないんですけれども、区長は多分、大衆性の方向でいろいろやっているのではないかなと思うんです。それで、一つ思うのは、要するに芸術家というのは、あまりお金は要らないんですよ。ぶっちゃけて言うと、先ほど
寺井委員もおっしゃっていたんですけれども、何だろう、台東区に認定された
アーティストというほうが私は大事なような気がするんですけれどもね。そうすると、そんなに予算もかからなくてもっと広く、本当に小さい子どものころから芸術家になれ親しめるような土壌がつくれるのではないかなと。
多分、東京都がやっているヘブン
アーティストがあるではないですか。あれ多分だめなんだけれども――言ってはいけないか。だって上野公園で、お金がもらえる唯一の都営というけれども、あれおかしいでしょう。私が言いたいのは、そこに陥らないように台東区は独自の
アーティストを育成する、ぜひそういう方向でいってもらいたいなと。私はヘブン
アーティストみたいな芸術家の
支援制度は全く反対。だから私の意向だけなんですけれども、それできょうは。
○委員長 継続ですね。はい、わかりました。
それでは、これより採決いたします。
本件につきましては、継続の意見が多数でありますので、継続することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議がありませんので、そのように決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、案件第2、
文化政策及び観光についてを議題といたします。
本件について、理事者から報告がありますので、ご聴取願います。
初めに、上野の
山文化ゾーンフェスティバルについて、
文化振興課長、ご報告願います。
◎
黒田治子 文化振興課長 上野の
山文化ゾーンフェスティバルについてご説明申し上げます。資料の1をごらんください。
まず、項番1の趣旨についてでございます。上野の山には日本を代表する博物館や美術館などが数多くございます。それらの文化施設が集まる上野の山を上野の山文化ゾーンとして一体的に捉えた言い方で、我が国を代表する文化の集積地として広くPRしていこうということで、上野の
山文化ゾーンフェスティバルを毎年秋に実施し、美術の展覧会やコンサート、講演会などを実施しているところでございます。
次に、項番2の今年度の
イベントの内容でございます。既に皆様にお配りしておりますこちらのベージュ色のパンフレットをお開きいただければと存じます。
ことしは、左上の1番から始まりまして、東京国立博物館の各事業を初めといたしまして、休館中の除く21の団体、施設で子どもから高齢の方々までお楽しみいただけるごらんのような特別展、コンサート、各種
イベントを行います。
また次に、パンフレットの裏面をごらんいただければと存じます。上野の
山文化ゾーンフェスティバルの開始に伴って誕生した講演会シリーズでございます。この秋に開催される展覧会に関する講演やふだんは一般公開をしていない学術施設などでの講演で12の講演を各界の著名な専門家、総勢19名の講師により行います。
もとの資料にお戻りいただきまして、項番3のPR方法でございます。こちらにつきましては、パンフレットを8万部、ポスターを400枚作成いたしまして、記載のとおり配布するほか、広報たいとうの8月20日号で特集を組むなど、さまざまな方法により事業を周知し、上野の山の
芸術文化を広くアピールしております。
上野の
山文化ゾーンフェスティバルについてのご説明は以上でございます。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたらどうぞ。
茂木委員。
◆
茂木孝孔 委員 このパンフレットの配布は台東区だけでのPRですか。それともJRとか京成電鉄とか地下鉄だとか、そういうのは東京都だとか、そういうのも一緒にこの上野の山文化ゾーンに加入しているというか、一緒にやっているところはどういう宣伝をしているんですか。
○委員長
文化振興課長。
◎
黒田治子 文化振興課長 鉄道の関係の加盟いただいているところにも、まずポスターやこちらのパンフレット等の配布ということで、かなりの枚数のご協力をいただいているところでございます。また、それぞれの、JRさんでしたらJRさんでつくっているパンフレットのところに上野の
山文化ゾーンフェスティバルということで載せていただいたりといったところでのご協力もいただいているところでございます。
○委員長
茂木委員。
◆
茂木孝孔 委員 それはJRだけですか。
○委員長
文化振興課長。
◎
黒田治子 文化振興課長 メトロでは駅のところで画面に、何かモニターがありまして、そこに上野の
山文化ゾーンフェスティバルの情報を載せていただくということで。
○委員長
茂木委員。
◆
茂木孝孔 委員 だから、ここで上野の山文化ゾーン連絡協議会がみんなそれぞれ、それぞれの立場からみんなこれは宣伝、PR方法を考えてやっているわけでしょう。台東区だけがではパンフレット8万部とポスター400枚だということだけれども、それぞれのところでみんなやっているわけでしょう。どうなんですか。
○委員長
文化振興課長。
◎
黒田治子 文化振興課長 そのとおりでございます。
○委員長
茂木委員。
◆
茂木孝孔 委員 それで、これは会議などでは――定例的に文化施設いろいろあるわけだけれども、そういうところでは、会議は必ず開かれているんでしょう、この協議会。
○委員長
文化振興課長。
◎
黒田治子 文化振興課長 上野の山文化ゾーンの連絡協議会でございますけれども、こちら連絡協議会としては年に2回開かせていただいております。また、そのほかに細かい部分を話し合うということで担当者会議というのも別に開かせていただいているところでございます。
○委員長
茂木委員。
◆
茂木孝孔 委員 上野の
山文化ゾーンフェスティバルとは関係ないんだけれども、直接は。この文化ゾーン、実態はやはり世界でも3本の指に入る上野の山の
芸術文化施設ですよね。世界の中で3本に入るんですよ。だから、そういう中で年2回やっている中に台東区も入っているわけですね。かつてそれぞれの施設や、あの上野駅周辺の整備、こういうことで2,000億円のプロジェクトを組んだ、こういうのがあったと思うんですが、これは連絡協議会などでそういう議論はされているんでしょうか。
その後、いろいろなところで上野動物園が改修されたり、それから美術館が改修されたり、それから東京国立博物館の中の平成館がつくられたり、いろいろな施設がみんなその2,000億円のプロジェクトの中の予算を使ってやってきているんだけれども、こういうのは今は消えてしまっているんですか。今、上野の公園の整備で第2期工事が始まろうとしていますよね。そういうのがみんな横の連絡などでは、この連絡協議会ではそういうのは議論されているんでしょうか。全くされていないんですか。ただフェスティバルだけのものですか。
○委員長
文化産業観光部長。
◎田邉英一
文化産業観光部長 2,000億円という額の話はちょっと手元に資料がありませんから、定かではありませんけれども、恐らく
茂木委員がおっしゃったのは、上野の山文化ゾーンの連絡協議会が成立する以前の話で、当時平山先生が
東京藝術大学の学長で、例えば建設省であるとか国土庁とかの4省が集まってやったときの話だと思います。
◆
茂木孝孔 委員 そうそう。それは生きているのか。
◎田邉英一
文化産業観光部長 それ以降、それはそれで効果が多大にあったわけですけれども、それ以降、この上野の山文化ゾーンの連絡協議会ができまして、ハード系の話というのは景気の動向とかいろいろな状況の中でだんだん少なくはなってきてはおりますが、現状は新たにいろいろな状況がまた今もありますので、オリンピックが招致されることが決まっただとか、いろいろなことが今、状況がまた変わっておりますので、文化ゾーンの会合の中でもいろいろなことをまた取り組んでいったほうがいいのではないのかというお話は、現状は進み始めているということです。
○委員長
茂木委員。
◆
茂木孝孔 委員 この委員会が適当なのかどうかというのは、今のはやはり考えるべきだと思っていますよ。かつては上野中央通り地下駐車場もその整備の中の1つなんです。全部で2,000億円という全体の。それは都市整備のほうであの当時はやっていたんですよね、国土庁が入ってやってきたわけですから。これは今度、上野の山文化ゾーン連絡協議会になって、そういうのが今後どういうふうに、ただフェスティバルだけではなくて、議論をしているのか。また、していこうとしているのか。そんなところは議会にも報告をしていただきたいなというふうに思っていますので、委員長、よろしくお願いします。
○委員長 いいですね、
文化振興課長、答えてください。報告してください。
◎
黒田治子 文化振興課長 はい。
○委員長 では、そのようにするそうですから。
青柳委員。
◆
青柳雅之 委員 またことしもこの季節になってまいりまして、非常に充実した内容が提案されているなということには非常に喜んでいるんですけれども、ただ、将来に向けてこの上野の山文化ゾーン、これをどうしていくのかという議論をしっかりこれからも進めていっていただきたいなというふうに思っています。
具体的にはもう7年後、東京オリンピックという具体的な一つの目標も出ましたし、それに向けて当然、東京の中で上野の山というのはもう大きな売りになっていくことは間違いないわけですね。今、
茂木委員からも世界で3本の指に入るという話もありましたし、先日はこの上野の山ご出身の方が文化勲章を受章されたということがございまして、またその祝賀会、パーティーの中でも上野の山のルーブル構想というのをしっかりと進めていくんだというお話が出たりとか、あるいは将来的にはこのエリアを一つの特区にして、もっと大きな何か形をつくっていくんだというような非常に夢のある話も出てきました。
したがいまして、内容は非常に毎回毎回充実しているんですが、何となくマンネリ化しているなというのも決して否めない話でありますし、何といっても区役所の中に事務局があって、いろいろな連絡調整をやっている中で、やはりもう一歩、二歩進んだ文化ゾーンの未来みたいなものを描いていく仕組みといいますか、きっかけといいますか、が必要なのではないかなというふうに思っているんですが、その点についてはいかがでしょうか。
○委員長
文化振興課長。
◎
黒田治子 文化振興課長 上野の山文化ゾーンの連絡協議会の中でも、上野の山文化ゾーンの持つポテンシャルをもっと世界にもっと強く発信していくべきだというふうな議論もございまして、そのあたり当然事務局としても自覚して、ちょっとどういった形でというのはこれからの議論になるかとは思いますけれども、世界に向けて強く発信していけるように努めてまいりたいと考えております。
○委員長
青柳委員。
◆
青柳雅之 委員 非常に前向きな答弁をいただきました。ということは、これ毎回文化ゾーンフェスティバルの報告だけではなくて、いわゆる上野の山の文化ゾーンをこれからどうやって世界に発信していくかみたいなものもこの委員会の中できちんと議論していく、あるいはその報告を受けていきたいというふうに思いますので、その点についても今後ぜひとも報告案件の中に上げていっていただきたいと思います。
また、それと同時に、非常に上野公園の中がきれいになったんですが、やはりいろいろ道路上に荷物がずうっと置かれていて、警察からの張り紙がべたべた張られているというような状況が一向に改善をされていない。あるいは掃除の方も非常に丁寧にやられている部分があるんですが、曜日によっては汚れた状態がそのままになっていたりとか、いわゆる細かい部分といいますか、文化ゾーンとしてお客様をいっぱい受け入れるだけのソフトの整備といいますか、そういったことも今後もう少し力を入れていかなければいけないのかなというふうに思っていますので、そういったところにも今後注目していただきたいということを要望して、終わります。
○委員長 ほかに。
茂木委員。
◆
茂木孝孔 委員 オリンピックを理由に莫大な金をかけてというのは、私は反対なんですね。金をかけるのではなくて、今、世界で3つの指に入るこの文化施設のゾーンをソフト面で大いにやはりアピールしていかないといかんだろうというふうに思っていますので、その点は私の言ったことはそういうのが前提ですから、それは頭に入れてください。
○委員長 訂正だね。
小委員。
◆小明 委員 この趣旨の中に共同
イベントという表現があるわけですよね。それぞれ個々の施設は日本の一流の施設ですから、それぞれがいろいろな狙いを持ってこういう企画をしているんだと思うんですが、いわゆるこの協議会の中で上野の山という地理的な一つのまとまりはまとまりとしてあるんだけれども、そういうそれぞれの施設の企画なりいわゆる文化としてどのような文化を、例えば統一的スローガンとして何か考えて売り込んでいこうみたいな、そういう議論というのはあるんでしょうか。
○委員長
文化振興課長。
◎
黒田治子 文化振興課長 それぞれの分野がそれぞれ本当に多様性があるというところが逆にこの上野の山の魅力でございますので、なかなか、例えば大人向けだったり子ども向けの施設だったりとか、家族向けの施設だったりとか、そういったところもございますので、なかなかちょっと統一したスローガンということで、今までは特にはやってきていないところでございます。
○委員長 小委員。
◆小明 委員 確かにそういう面もありますので、それがどうこうということはないんですが、やはり単に地理的にまとまっているからというだけではなくて、本当に皆さんが一致してそれぞれの専門分野での日本の文化を発展させていこうと、そういう立場から言ったときに、何かもう本当に大きな統一的な、スローガンというとちょっと言葉としては正確かどうかわかんないけれども、そういう何かの狙いみたいなところで、ことしはうちはこういうことをやりたい、うちはこういうことをやりたいということをまとめていったときに、何かそういうものに収れんできないのかと、そういう思いがあるということです。
それともう一つ、先日、私立幼稚園の保護者の方との懇談会がありまして、参加された方いらっしゃいますけれども、そこでうちのグループで出た要望として、保護者の方が子ども連れで気軽に参加できるという、そういう施設がたくさん欲しいと。特に上野の山はいっぱいいろいろな施設があるんだけれども、その辺でそれぞれいろいろな事情があっていろいろな制約もあると。それはそれでわかるんだけれども、その方が一つ強調したのは、やはり子ども料金というのは大体無料なんですよね。ただ、子どもを連れていくと大人は金を取られるということで、その辺で多少、区民が、こういう施設がいっぱいある台東区に住んでいる区民が文化に親しむ機会をよりふやしていくためにも、やはりその辺の何か区民だったら何か割引があるのではないかとか、そういう期待感というのがすごく強く感じたんですね。
だから、その辺でそういう、台東区の施設だと4つ回ると割引になるとか、そういうのがあるのはありますけれども、やはりそういうほかの、都や国やそれから民間のいろいろな施設がみんなまとまっているわけですから、そういう台東区民優遇策ではないけれども、そういったものをどこかで考えられないのかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○委員長
文化振興課長。
◎
黒田治子 文化振興課長 すみません。やはり、それぞれの施設でございますので、なかなか統一的に台東区民の方限定というところは、やはり全国から集まってきていただいておりますので、恒常的にはかなり難しいところがあるかと存じます。
ただ、例えば昨年、東京国立博物館では、ちょっと日にちとかは忘れたんですけれども、1日台東区民の方、常設展を無料で見られますよというような催しもしていただいておりまして、そのあたりは逆に台東区のほうもホームページに載せさせていただいたりとかいうことで、区民の方に来ていただくように取り組みをさせていただいたんですけれども、そのように個別にというところで、今後も協力のお願いをしていきたいかなというふうに考えております。
○委員長 小委員。
◆小明 委員 確かに上野の山という一つの地理的な条件でまとまっているところですから、それが本当に区民に有効に利用できると。それからやはり一つの文化的な発信として先ほど最初に述べましたような何か一つの目的というか、統一的なそういう動きというか、そういったもののほうに少し気持ちを持っていっていただけるような運営も少しお願いしたいと要望しておきます。
○委員長 要望ですね。
石塚委員。
◆石塚猛 委員 今のちょっと関連でやらせていただきますけれども、この上野の山文化ゾーンで世界的にも実力のある文化的な、あるいは世界が注目するような場所であることは間違いないんですが、そういう意味で台東区の4つの中のあれでも下町とかあるいは下町風俗資料館とか書道博物館。私が言いたいのは、書道博物館、聞くところによると、やはり中村不折というのは世界に伍せるすばらしいものだということを聞いていて、私もそのすばらしさはまだ認識ができないんですけれども、そこには立派な職員というか、いらっしゃって、非常に中村不折のことやあるいは書道に関して、あるいはそういう芸術に対してきちんと説明のできる日本で指折りの人がいるということも聞いているんですね。ですから、そういう意味でこの上野の
山文化ゾーンフェスティバルの中で堂々と、この台東区が抱える施設の中でもっと自信を持ってさらにアピールして、世界にもっともっとPRできる存在ではないかなと、そういうふうに私は認識しているんですが、いかがですか。
○委員長
文化産業観光部副参事。
◎三瓶共洋
文化産業観光部副参事 各館に財団固有の学芸員を配置してございます。ただいま委員の、上がった学芸員は女性初めての博士ということで、かなり全国的にも名が通った優秀な職員でございます。実はそういった学芸員の各施設でのそういったアピールといいますか、発表の場と申しますか、そういったことについては今回の報告案件、
朝倉彫塑館の
リニューアルオープンの中で若干触れてはいるんですけれども、この期間中、文化ゾーンの期間中とかぶるわけなんですが、書道博物館と
朝倉彫塑館と東京国立博物館の3館の連携事業を開催しようと思っています。
その中で東京国立博物館の会場をお借りして書道博物館の学芸員や
朝倉彫塑館の学芸員が、そういったみずから所蔵するそういった所蔵品、朝倉であったり書道であったりだとか。そういった中国書画に関する講演をやらせていただこうというふうに思っていますので、そういった機会を通じて学芸員のモチベーションという部分でも生かしていきたいなというふうに考えてございます。
○委員長 石塚委員。
◆石塚猛 委員 ありがとうございます。やはりそういうふうに我々も強く認識をし、担当の人も自信を持ってこれからも強力に進めていただきたいと思います。
それとなお、下町風俗資料館というのがこういうフェスティバルで、何か台東区のそういうものを陳列するだけではなくて、何かあそこでも、あるいは台東区の民芸として残っているものをアピールするとか、何かの機会を捉え発掘すべきではないかなと思っているんです。具体的にどうなんだと言われると、まだありません。皆さんの知恵を出していただきたいということで、質問を終わります。
○委員長
寺井委員。
◆
寺井康芳 委員 予算的な部分でお伺いしたいんですが。各館が上野の
山文化ゾーンフェスティバル全体でやるんですが、各施設が独自に予算を組み上げて出していくんですか。台東区の予算というのは、このパンフレット8万部、ポスター400枚、このぐらいのことなんですか。
○委員長
文化振興課長。
◎
黒田治子 文化振興課長 そのとおりでございます。
○委員長
寺井委員。
◆
寺井康芳 委員 この入場者数なんですけれども、例えばもう上野の
山文化ゾーンフェスティバルをやらなくても、我々が考えている上野の山の文化ゾーン自体はもうとにかく平日であろうが休日であろうが、すごい入場者数だと思うんですよ、動物園も含めて。ただ、台東区立の
朝倉彫塑館とか下町風俗資料館とか書道博物館というのは、平常時とこの文化ゾーンフェスティバル開催時と入場者数というのは違うんですか。台東区立の各施設には、たくさん来ていただけるんですか。その辺はいかがですか。
というのは、この上野恩賜公園の中の各博物館や都立の美術館とか、そういうところはもういつでも入場者数あるんですよ。この台東区立の各施設、
芸術文化のハイレベルなところへどのぐらい来ていただいているのか、私はそれが知りたい。平日と文化ゾーンフェスティバル開催時とはかなり違うのかどうか。その辺が、私は上野の山はどうでもいいと言っては申しわけないけれども、それよりはそのほうが私はPRが大事だろうなと思うんですが、いかがですか。
○委員長 文化産業観光副参事。
◎三瓶共洋
文化産業観光部副参事 大ざっぱな傾向でございますが、各施設、天候で左右されるということは、これはどこも共通していまして、やはり雨だとか……
(「そんなのはどうでもいいんだよ」と呼ぶ者あり)
◎三瓶共洋
文化産業観光部副参事 全体的になんですけれども、やはり春というのが上野の山、桜ということがあるので、その周辺の下町風俗資料館だとかというのはかなり客足が伸びると。夏場でちょっと落ち込むんですが、秋のほうでも施設全体的に見ますと増加傾向になるのかな。冬に向かってはまたちょっとだんだん下がっていくのかな。大まかな傾向としてはそんな感じです。
○委員長
寺井委員。
◆
寺井康芳 委員 今、資料がないだろうから、例えば上野の
山文化ゾーンフェスティバル開催時も含めて、この1年間の台東区立の、年間の各、
朝倉彫塑館でも下町風俗資料館でも全部調べて教えてください。国立や都立のは結構ですから。それは後で教えてください。
それと都議会が、あるいは東京都が、台東区が上野の
山文化ゾーンフェスティバルを開催するに当たって、都議会への周知とか都側の全体的に東京都内、あるいは外に対してのPRとかっていうのはやってくれているんですか。
◎
黒田治子 文化振興課長 まず、加盟していただいております東京都の関係の施設、動物園ですとか、あと東京都美術館のほうでは独自にそれぞれやっていただいておりますが、東京都議会というところではちょっとすみません、把握はしていないところでございます。申しわけございません。
○委員長
寺井委員。
◆
寺井康芳 委員 その辺が甘いんですよ。例えばこれ、東京都の所管が面積の大半でしょう。
(「全部です」と呼ぶ者あり)
◆
寺井康芳 委員 全部か。それを、一台東区でもちろんやるんですけれども、せっかくこれだけの大
イベントをやるのに東京都や都議会の協力を得ないでどうするんですか。役所というのは、みんな外へのお願いとか協力をしてもらうお願いとかは、この台東区に限らずみんな下手なんですよ。だから、その辺は例えば東京都にも国にもメディアにもという協力をお願いしていかないと、何ぼ力を入れて張り切って今、議会の中ではこうやって説明をしてくれているんだけれども、それではないとこれだけの、先ほどから皆さんおっしゃっているルーブルに勝つんだよ、世界一になるんだよと言っている意味がないんで。それをやはり行政執行している担当、所管がやはりそのぐらいのことをやっていってくれないと、一生懸命努力をしてくれているのはよくわかっているの。だけれども、その方法をいろいろ考えてやっていっていただきたいなということを要望しておきます。
○委員長
清水委員。
◆
清水恒一郎 委員 いろいろ出たんです。小委員も安くして入場者、またいろいろな形でふやせないかだとか、また財政面のこと。私は台東区に住んでいる台東区民の方、やはりこれは宝だと思うんですね。我々が地方に行くと、台東区いいですね、何がいいのって、いろいろなことがあります。いろいろ浅草にもある。特にあの上野のここでいえば上野の山文化ゾーンに21施設あるわけですから、これが今回3カ月かけていろいろな講演会、また企画展、コンサートをやろうと。お金をかけて見に来る、これは当然ですよね、地方から来れば。そういう宝のある台東区の区民の方がなかなかいろいろな諸事情で行けない。高い、経済的なこともあるかもしれません。また、仕事だとか、今の社会の変化だとか。そういった中では、もっともっと台東区の区民の方、子どもを含めて全部そうですけれども、そういう方が台東区の施設を本当によく知っていく。また、ありがたいなという、そういうふうに思えるような、そういうPRも私は必要なのかなと思うんですよね。
私の町会の周りに聞くと、行きたいけれども時間がないとか、いろいろな事情はありますよ。あるということは知っているけれども、あんまり行かない。何だかここで議会できょうこういう委員会の中では、こんなにすごいんだな、やっているんだな、ぜひ見ていただきたいなと思うんですけれども、その辺がなかなか区民の方は意識はあるんでしょうけれども、台東区民としては余り利用されてないというふうな感覚を受けるんですが、その辺の、行く人はしょっちゅう行っているんでしょうけれどもね。全体的なそういう文化の、また芸術の底上げを図るための、いわゆる行政としての今後の方向性みたいな、課長はどのような形でもっともっと、今も深めているんだろうけれども、台東区民の方に親しんでもらうような方向性をとっていくのか、その辺の考え方をお聞かせいただきたい。
○委員長
文化振興課長。
◎
黒田治子 文化振興課長 当然外に対して広くというところも重要ですけれども、これだけ近くにこれだけの施設があるという恵まれた環境をぜひ区民の方にわかっていただきたいということで、当然パンフレットも区内の施設に置かせていただいておりますし、また、ちょっと文化ゾーンの時期とは違うんですけれども、お子様向けのパンフレットも文化ゾーンとして作成をいたしまして、こちらは小学校を通じてお配りもしているところでございます。
あと広報につきましては、先ほどとかぶりますけれども、広報たいとうやあと区のホームページや区のツイッター等も使いまして、できるだけ区民の方にもぜひぜひ知っていただきたいということで広報活動に力を入れているところでございますが、引き続き区民の方にお越しいただけるように地道に広報を頑張っていきたいというふうに考えております。
○委員長
清水委員。
◆
清水恒一郎 委員 では、要望だけしておきます。課長の答弁、そのとおりだよね。続けてもらって、周知徹底していただいて来られるようにしていただきたい。ただ、先ほど小委員が言った要するに入館券の問題、国と東京都と区があるから、共通の入館券の問題だとか、例えば将来考えるとか、いろいろな部分で経済的にも若干区民が得する、得するというと変な言い方ですけれども、行きやすい方法をいろいろな角度から、発信はどんどんやっています。受信もしているんだけれども、その受信した人が、区民が、ぜひ行きたい。こういうメリットがあるとかね、こういうことがあるから行きたいというような、そういうこともちょっと考えてください。これだけ要望しておきます。
○委員長 ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 それでは、ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、GTS(藝大・台東・墨田)
観光アートラインの
PRイベントについて、
文化振興課長、報告をお願いします。
◎
黒田治子 文化振興課長 GTS(藝大・台東・墨田)
観光アートラインの
PRイベントについて、ご説明を申し上げます。資料2をごらんください。
平成21年度から昨年度までの3年間、
東京藝術大学・台東区・墨田区の3者で実施いたしましたGTS観光アートプロジェクトでございますが、その取り組みにより完成をいたしましたアート作品、12作品を結ぶ
観光アートラインをPRするための
イベントをこの秋実施するものでございます。
まず、項番1のアートラインを巡るフォトラリーでございます。これは藝大・台東区・墨田区の共催事業でGTS
観光アートラインの作品をめぐるフォトラリーを実施するものでございます。実施期間につきましては、(3)にございますとおり、10月22日から約1カ月間。具体的な実施方法といたしましては、(4)にもございますが、期間中にアート作品を参加者にめぐっていただき、写真におさめていただきます。4作品以上回った方が(5)にございます景品交換所で写真を提示していただきますと、GTSの取り組みの中でつくりましたオリジナルの手拭いを参加賞として差し上げるというものでございます。また、全12作品を回った方には手拭いに加え、両区の循環バスの1日乗車券も差し上げるというところでございます。広報につきましては、(6)にございますように、両区で共同して広く参加を呼びかけてまいります。
裏面に参りまして、項番2、GTSパネル展でございます。浅草文化観光センターの7階でフォトラリー開催中の11月6日から24日まで、GTSに関するパネル展を実施してまいります。
項番3、GTSワークショップ「モザイクでクリスマスリースを作ろう!」でございます。こちらは台東区・藝大の共催で行うものでございまして、台東区の小学生を対象としたアートワークショップを開催するものでございます。
内容につきましては、(3)のとおり、12月14日、15日の2日間、GTS作品の一つであります招き猫の形をいたしました、そらちゃんの近くにございます隅田公園のリバーサイドギャラリーを会場といたしまして、天然石を使いましたモザイクの技法によりクリスマスリースを作製するものでございます。小学4年生から6年生を対象に定員30名、事前申し込み制で行う予定でございます。
説明は以上でございます。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたらどうぞ。
青柳委員。
◆
青柳雅之 委員 GTSでつくった作品をこういった形で活用する、あるいは注目を集め、周知をしていくといういい取り組みだと思いますので、ぜひ積極的にやっていただきたいと思います。
そこで質問なんですが、藝大との一つの関係の中で、一番最初は何でしたか、アートリンクでしたか。から始まり……
(「UTM」と呼ぶ者あり)
◆
青柳雅之 委員 UTMから始まり、そして最後にGTS、非常に思いが強かった池田美術学部長が勇退をされまして、そのときのいろいろな言葉の中でもぜひこの一つの流れをつくってきた関係を閉ざさないで、絶やすことなく続けていってもらいたいという言葉がありまして、それで後任の美術学部長さんや何かにもきちんと伝えてあるからねというふうなお話もいただいていたんですね。ことしはこういった形で1年お休みということになってくると、もうぜひ来年度には新たな藝大との何かの取り組みをきちんと上げていくような準備が進んでいるのかどうか、そこだけが心配なんですが、いかがでしょうか。
○委員長
文化振興課長。
◎
黒田治子 文化振興課長 藝大との連携事業につきましては、藝大側と今、協議を進めているところでございます。ちょっと詳細はまだ、ちょっと内容はまだ詰まっているところではございませんけれども、そのような形で協議を進めているところでございます。
○委員長
青柳委員。
◆
青柳雅之 委員 連携の仕方というのは、いろいろな形があると思います。特に今、各小学校ですとか中学校関係、あるいは先ほど出た
アートアドバイザーですとか、いろいろなものがあると思うんですが、やはりこういった目玉になって本当に学生さんですとか教授の皆さんを巻き込んで、あるいは区のほうも非常に多くの方々を巻き込んで、藝大と台東区がしっかりと連携を組んでこれだけのことをやっているんだぞという、やはり目玉になるものを絶対に絶やしていってはいけないと思います。
これはつまる、つまらないというのはあると思うんですが、ぜひ台東区のほうが主体となりまして、2年あけるというのはやはりよくないと思うんですよ。1年休んで、わかると思うんですが、ぜひ来年度には、特にこの時期にはきちんとした形のものが開催できるように努力いただきたいと思うんですが、部長、いかがですか。
○委員長 決意を。
文化振興課長。
◎
黒田治子 文化振興課長 藝大とは今年度に入りまして今後の連携のやり方といいますか、事業について本当に継続してずっと話し合いは続けているところでございます。当然、藝大側のいろいろな事情もあるかとは思いますけれども、ぜひ何らかの形で連携事業という形でできるように努力してまいりたいと考えております。
○委員長
青柳委員。
◆
青柳雅之 委員 行政のいろいろな予算の組み立てのあれからいくと、そろそろこの時期には煮詰まっていないと来年できないということになってしまうので、そこはもう田邉文化産業部長もいらっしゃいますし、もう生沼副区長もやる気満々だと思いますから、そういった区の本当に中枢の幹部の皆さんがぜひ先頭に立って、もう来年度の上がってくる予算書にはきちんと明記されているような形にしていただきたいということだけ、大きな期待を込めて要望しておきますので、お願いします。
○委員長
寺井委員。
◆
寺井康芳 委員 もうほぼ終わってしまうことだから言ってもしようがないかなと思うんだけれども、各スカイツリーの開業記念でいろいろな作品を公園の中につくっていただいたのは、私は芸術性のレベルは高くないんで、うちのほうの地元の皆さん、隅田公園によく行かれるんですけれども、あれは何だいって言われることが圧倒的なんですよ。だから藝大との連携をとるというのは、もうこれは本当に台東区にとって重要なことです。だけれども、さまざまなことを藝大と連携してやっていくときに、一般庶民にわかりやすい作品であろうが、何か協力してアートをやることであろうが、そうでないとせっかく高い予算をかけてさまざまな
イベントや作品をつくってもらっても、庶民が理解できないままで、あれは何だいって言われるようなものでは、私は意味がないと思うのね。
(「それが芸術だよ」と呼ぶ者あり)
◆
寺井康芳 委員 だから芸術性が高いものを、作品をつくってもらっても、それを理解してもらえるようなことをやっていかないと、何のためにやっているのかというのが庶民にとってはわからない。今の私以外の議会の議員の皆さんは芸術性が高い方ばっかりだから、多分理解をしながらやっていると思うんだけれども、私はやはり庶民にもわかってもらえるようなことを。それで藝大と連携しているんですよ。レベルが高いというのが独自性で芸術性の高さでやっていくのか、それとも台東区は行政として予算をかけて、やはり区民の皆さんにも喜んでもらえるような行政として藝大と連携をしていくのか。
この辺が、課題は難しいと私は思うんですけれども、やはり、我々みたいなレベルの低いのが見てわからないようなものでは、何のためにやるのかというふうな思いがあるんですけれども、その辺はいかがですか。
○委員長
文化振興課長。
◎
黒田治子 文化振興課長 なかなか――
寺井委員もおっしゃるとおり、難しいところといいますか、わかりやすさと芸術性というところで。ただ、当然区のスタンスといたしましては、公費を使って事業を行っていくわけですから、何らかの形で区民の方であったり地域の方であったり、区のためになるような、そういった形、ちょっと直接的にわかりやすいかどうかというところはございますけれども、そういったところのスタンスは変えてはいけないんだというふうに思っております。
あとまた、確かに今現在わかりづらい作品も多々あるかと思いますけれども、そういったところも含めまして今回の
PRイベントなどを使いまして、わかっていただく努力も続けていきたいと思っております。
○委員長
寺井委員。
◆
寺井康芳 委員 おととしかな、パリのポンピドゥー国立現代美術館で見たんですが、ピカソでもああいう画質になる前に本当に風景とか、そういうのを一般の絵のような具体的な絵を描いてからああなっていっているんですね。だから例えば藝大にいろいろな作品をつくってもらうんでも、最初は庶民がわかりやすいようなことをつくってもらいながら、庶民の、一般区民の皆さんのレベルを役所として上げていって、そこからというふうな方法もとれるのではないかなというふうに思いながら、要望して終わります。
○委員長 小委員。
◆小明 委員 私もあんまり文化水準が高くないんで、その辺の議論は避けていきたいと思います。
2年前ですかね。私、議員になってやはり文化・
観光特別委員会の委員をやっていましたので、あそこの作品群がどういう狙いでどういうふうになっているのかよくわからないと、説明文みたいなのをきちんとやってほしいという要望をしたんですが、その後、昨日、久しぶりに回ってみると、きちんと金属製のプレートがついていて、作品の狙いとか、そういったものも書かれておりました。それなりに作品を理解するのに役立ったところです。
ただ、率直に言ってちょっとわかりづらいですよね。プレートを読めばこれがそういう作品だとわかるんだけれども、もし今回みたいに町の方というか、観光客の方にずっと回ってもらって写真を撮ってもらうということになると、もちろんパンフレットとかそういう案内図みたいなものを出すんでしょうけれども、ここがその現地ですよと、これがその作品ですよということをもう少しアピールできるような何か、何ていうんでしょうね、立て看板というとあれですけれども、何かしらそういう取り組みをしているということがわかるようなものというか、そういうものというのは、何か計画をされているんでしょうか。
○委員長
文化振興課長。
◎
黒田治子 文化振興課長 特に立て看板とかはちょっと検討はしてないんですけれども、周知するためのパンフレットに地図をしっかり載せまして、この位置にありますよということがわかるような形で周知はする予定でございます。
○委員長 小委員。
◆小明 委員 私もきのう回ったときに初めてグリーンプラネットの中に首を突っ込んで見ている方がいらっしゃいました。カメラで写真を撮って。私も撮ってきましたけれどもね。残念ながら、残念ながらという言い方は失礼ですけれども、中国人の方でしたね、言葉を聞いているとね。それで何カ所がずっと回って花川戸まで行ってまいりましたけれども、非常に残念だったのは、さまざまな座り方のできる2階建てのベンチというんでLOOKという作品が両サイドにありましたけれども。あそこは座っているというか、寝ている方がいらっしゃって、2階の部分には段ボールで囲ってきちんと居住空間を、という状況だったんですね。これはきのうの夕方の話ですけれどもね。
ですから、日常的な管理というか、そういう催し物をやるんであれば当然事前のチェックもして、そういう先ほど言った立て看板的なものを立てて、ここがその作品群ですよというアピールをすることも含めて、やはり日常的な管理というのをどのようにやられているのかなということが。これから10年間管理するというのが約束ですから、そういった意味ではその辺の台東区的な問題点というのはそれなりに理解はするつもりですけれども、やはりこれからやるぞという気合いの入っているときに、ちょっとそんな状況を見せられてしまうとおいおいっていう感じになるんで、その辺の管理の仕方というんですか、今後の方向をちょっと教えて下さい。
○委員長
文化振興課長。
◎
黒田治子 文化振興課長 LOOKという作品につきましては、以前にも寝ていらっしゃる方がいたというような状況もございまして、公園課と相談しながら対策はこれまでも進めてきたところでございます。当然
イベントをせっかく行うのにそのような状況では来ていただいた方にも楽しんでいただけないということがございますので、そのあたり気をつけてまいりたいと考えております。
○委員長 小委員。
◆小明 委員 適切な管理をお願いします。事業としては私も今回写したものではなくて、もう1回回って手拭いをもらいたいと思いますので、よろしく。
○委員長 鈴木一郎委員。
◆鈴木一郎 委員 これ浅草文化観光センターでは写真展だけなんですか。写真を撮って発表するとおっしゃいましたよね。
○委員長
文化振興課長。
◎
黒田治子 文化振興課長 写真展ということではなくて、今回の作品を紹介するというところが主でございます。当然期間中でございますので、フォトラリーについてこういうのをやりますよとか、あとは景品とさせていただいております手拭いをちょっと目立つ形で展示させていただいたりというところで考えております。
○委員長 鈴木一郎委員。
◆鈴木一郎 委員 これ根本的な視点が、例えばGTSの芸術性ということで、写真を撮ったりとかするではないですか。撮った人が――これ要望なんですけれども、写真よりも、すごく最近絵を描く人が多いんですよ。特に団塊の世代の人っていうか。これ……
○委員長 作品の絵を描く。
◆鈴木一郎 委員 ええ、そう。台東区でも一つ写真を通した絵というか、芸術の解釈の仕方とか、そういうのもやったほうがいいのではないかなというふうに思っているんですけれどもね。これ絵を描くとなると、これ交通対策課とかいろいろな問題が起きて、邪魔になったりとかするんだけれども、写真を撮った後の絵の発表だったら結構問題ないのではないかなと思う。
○委員長 彫刻に対して。
◆鈴木一郎 委員 そう。芸術の解釈というのは、これ一般の人がどのぐらい解釈するか、結構絵を通すとまた活性化するような気がするんで、ぜひそういう意味で……。
○委員長 オブジェそのものが芸術だから。
(「絵も入れて」と呼ぶ者あり)
○委員長 いや、そうではなくて、絵に描いて、それをあれしろというのか。時間がかかってしようがない。
文化振興課長、お答えをどうぞ。
◎
黒田治子 文化振興課長 すみません。今回フォトラリーとさせていただいたのは、例えば観光客の方に来ていただいても、今皆さん携帯電話ですとかスマートフォンをお持ちなので、手軽に参加していただきたいというところで、今回フォトラリーという形をとらせていただきました。鈴木委員のご提案に関しましてはちょっと研究をさせていただきたいと思います。
○委員長 鈴木委員。
◆鈴木一郎 委員 多分もうめちゃくちゃ今、多いんですよ、絵の人口が。下手な人でも。ぜひ台東区もそういう文化の育成のためにもそういう画家を育成するとか。
あともう一つ聞きたいんですけれども、墨田区の所管課は観光課でいいんですか。
○委員長
文化振興課長。
◎
黒田治子 文化振興課長 墨田区の所管の課は、前の観光アートプロジェクトのときから観光課という形で行っております。
○委員長
清水委員。
◆
清水恒一郎 委員 簡単ですが、この
PRイベントで2番のGTSパネル展と3番のワークショップ、モザイクでクリスマスリースをつくろう、これはいいんですね。1番の
観光アートラインを巡るフォトラリー、先ほど
寺井委員がおっしゃいましたけれども、この10月22日から11月24日の間、先ほど三瓶
文化産業観光部副参事が答弁しましたけれども、書道博物館に行ったときはあれだけの説明を聞いてすっと行ったら、我々も行きました。ずっと説明してくれて30分、40分、なるほど深いな、そうかそうかということで感動して帰ったわけですね。
この期間、張りつけはできませんけれども、ちょっとメーンの例えば1日か2日ぐらいは、先ほどおっしゃった芸術のレベル云々は別にして、この作品を作製した藝大の方が、この期間は、パンフレットには紹介を書くんでしょうけれども、これはこういう思いで表現した作品ですよとか、あるかもしれない、読むかもしれない。だけれども、実際に作製した人がそこで説明をしていただければ、それは張りつけはできませんよ。だから1カ月間あったら1日か2日ぐらい、また1時間か2時間ぐらいのスパンをとって、こちらのほうで打診して、この期間の中に1回でも2回でもこのアートをつくった人の思いを披瀝させていただきますと。ぜひ、いつも行くんだろうけれども。
○委員長 要望ですか。
◆
清水恒一郎 委員 要望ではなくて、そういうことを考えているのか。どうですか。
○委員長 研究ですか、検討ですか。
文化振興課長。
◎
黒田治子 文化振興課長 今の企画の中には入っておりませんので、ちょっと検討は……
◆
清水恒一郎 委員 入っていないから聞いているんだよ。
◎
黒田治子 文化振興課長 藝大と相談をさせていただきたいと思います。
○委員長 研究ね。
◆
清水恒一郎 委員 研究か。
◎
黒田治子 文化振興課長 相談をします。
◆
清水恒一郎 委員 相談ね。やってください。わかりました。
○委員長 検討よりもっと前。
◆
清水恒一郎 委員 検討の前ね。
○委員長 君塚委員。
◆君塚裕史 委員 皆さんからいろいろな意見が出ているんですけれども、1つ聞きたいんですが、この
PRイベントというのは今回だけで終わるのか、それとも何回か続けていくのか。その辺のところをちょっとまず初めに聞かせてください。
○委員長
文化振興課長。
◎
黒田治子 文化振興課長 今回初めての取り組みということで、ただ、墨田区といろいろ話し合っている中では、今回の実施状況も見ながら、ぜひ効果が上がれば来年度以降も実施できればという方向では話し合いは進めております。
○委員長 君塚委員。
◆君塚裕史 委員 墨田区との連携もいいんですけれども、とりあえずこういうふうに墨田区側と台東区側と両方でやる
イベントはそれは構わないんですが、台東区のほうに一応藝大があるわけですから、藝大との連携は台東区だけ独自で考えていってもいいのではないかなというのを一つ思います。
それから、先ほど各委員から出ているように、作品のわかりづらさというのは、今も
清水委員が言ったように、例えばPRの仕方の中で、各先生、作品を携わった学生さんも含めて、こういう思いでつくりましたというような講演会だとか、そういうものをすれば、またそれもPRにつながっていくのかなと。PRの仕方、これは要するに両自治体に与えられた仕事だと私は思っています。なぜかというのは、藝大は作品をつくって終わりですから。藝大のほうはPRするという話はないですから、作品の思いは。先ほど
寺井委員が言ったように、つくったものは何だかわからない。これだったら困ってしまうわけですよ。その宣伝をするために自治体があるわけですから。
で、何をつくらせるかというのは、本来であれば本区側からこういうものをつくってくださいと提案するのが本当は一番いい話なんですけれども、その辺がわからないところであるんであれば、お任せしたのなら、どういう意図でつくったんだっていう話を、やはりそういう話しをしてもらったほうがいいと思うんですよね。最後のGTSのときも先生が言っていましたが、被災地でつくった鉄板工場が流れたというような、そういう話もあるわけですよ、現実の中で。そういう話もしてくれば、この作品は最後の被災地でつくった鉄板だよっていう話からすれば、一つの興味が入っていくという話もあるんで。
そんな中のPRの仕方というのはいろいろあると思うんで、例えば今度オープンカフェができます。そうすると水辺アートラインができてくるんであれば、今度藝大の音楽のほうの先生たちに頼んでコンサートをしてもらって回っていくとか、そういうような提案ができると思うんで、その辺はぜひそういう形のもののいろいろな形のものを出していただいてPR、これから先に向かってのPRをどんどん出していっていただきたいなというふうに思います。
というのは、一部に聞いているのは、東京都がもうこの作品を買いたいと言ってきているという話も私は聞いていますので、ですから、我々からしたら何で買うのかなというところもあるかもしれませんけれども、その辺のところがやはりわからないところもあるんで、現実問題それが本当かどうか知りませんが、そういう話も出ているような話もあるんで、やはりそういうところというのは、先ほどのピカソの話ではないですけれども、どこでどういうふうにというのは、価値観というのは、人によって違いますから、やはりそのものについてのPRを出すのが、これはここの自治体の仕事だと思うし、それをやはり墨田区がやっているとかやってないとかではなくて、台東区独自で出していっていただきたいというのを強く要望しておきます。
○委員長 要望でいいですか。答弁を聞きますか。
◆君塚裕史 委員 とりあえず今先ほど、答えは先ほどこれから
イベントについてはまだ聞きますんで、いいです。
○委員長 ということだそうです。お願いします。
それでは、ただいまの報告については、ご了承いただきたいと思います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、
朝倉彫塑館の
リニューアルオープンについて、
文化振興課長、報告お願いします。
◎
黒田治子 文化振興課長 朝倉彫塑館の
リニューアルオープンについてご説明申し上げます。
前回の本委員会で口頭でご報告をいたしましたが、改めまして今回、資料3に沿いましてご説明をさせていただきます。
まず、項番1、落成式及び内覧会でございますが、まず、落成式につきましては、10月28日の月曜日、午前10時から
朝倉彫塑館の前庭にて実施いたします。また、内覧会につきましては、同じく28日の午後1時30分から4時30分にかけまして、一般公開に先立ちまして関係者をお招きし、実施する予定でございます。
項番2、一般公開でございますが、こちらにつきましては、その翌日、10月29日の火曜日、9時30分から開始をいたします。
項番3、
リニューアルオープン記念事業、こちらは
芸術文化財団の実施事業という形で行わせていただきますが、まず、(1)の記念シンポジウムでは今回の保存修復工事をテーマとし、基調講演、パネルディスカッション等を行い、建物の魅力を伝えてまいります。11月15日金曜日、午後1時30分から彫塑館の朝陽の間で実施の予定でございます。
次に、(2)特別展示、こちらは常設の朝倉文夫作品とあわせまして、朝倉文夫氏がみずから収集した「たからもの」を3期に分けて展示するものでございます。当初の第T期は「朝倉文夫交流の書画」と題しまして、東京国立博物館、書道博物館との連携事業として実施をいたします。そのほか、(3)の書籍2点の出版や新規グッズの発売、(4)の学芸員によるギャラリートーク、館内ガイドツアーなども予定しているところでございます。
項番4、周知方法についてでございます。チラシやポスターの掲出、区の広報、マスコミへのプレスリリースなどにより周知を行っております。4年間以上の休館でございましたので、この
リニューアルオープンを機会に区の内外に広くPRに努めてまいる所存でございます。
説明は以上でございます。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたらどうぞ。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 それでは、ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、旧
東京音楽学校奏楽堂の保全について、
文化振興課長、報告願います。
◎
黒田治子 文化振興課長 旧
東京音楽学校奏楽堂の保全についてご説明申し上げます。資料の4をごらんください。
前回の本委員会におきまして、旧
東京音楽学校奏楽堂の耐震診断等の調査結果ということで、耐震性能が十分でないため耐震補強が必要であり、また機械等設備についても老朽化が進んでおり、更新が必要であるという旨、ご報告を申し上げたところでございます。
その後、その調査結果に基づきまして、国等との関係機関と協議をしているところでございます。今回はその協議の中でまとまってまいりました今後の改修を進める大まかなスケジュール案という形になるかと思いますが、これをご報告するものでございます。
まず、項番1、建築設備の改修計画についてでございます。@保存活用計画につきましては、後ほど内容をご説明いたしますが、改修に当たって文化財としての保存管理、活用の方針を定めるもので、今年度より着手し、来年度にかけて策定してまいります。
A工事基本計画、B工事設計では、工事についての設計内容を詰めてまいります。Aの工事基本計画は、保存活用計画と並行する形で平成26年度中に、それに引き続きまして工事設計は27年に実施をいたしまして、その後、本体工事の発注、契約を経て、Cの本体工事を平成27年度中に着手してまいりたいというスケジュールでございます。本体工事の内容といたしましては、主に耐震補強に当たります保存修理工事、また防災設備等整備工事、またそれ以外の給排水、空調設備などの設備改修工事でございます。また、Dのその他の工事は本体の工事の後に行うもので、
パイプオルガンの修理等が含まれます。
なお、このスケジュールは現時点での状況に基づいて計画をしたものでございます。今後、策定をしてまいります保存活用計画、また工事基本計画の中で工事の内容が固まってまいりますので、その中でスケジュールがまた変更する可能性も十分に含まれておりますので、ご了承願います。
項番2、保存活用計画の策定についてでございます。保存活用計画とは、裏面に枠囲みで細かい説明をつけさせていただきましたけれども、文化財の保存管理、環境保全、防災等を定める総合的な計画でございます。今回の改修に当たりまして、計画という形で方針を定めた上で、その内容を設計に反映していくというところでございます。設計に当たりましては、工事改修に関する検討委員会を設置し、検討を進めてまいりたいと考えております。
計画策定は今年度から着手し、来年度にかけて策定する予定でございます。なお、これにかかる経費を今定例会の補正予算で計上させていただいております。平成25年度の予算としては221万5,000円を計上させていただいておりますので、よろしくお願いいたします。
奏楽堂の保全に係る進捗につきまして、今後も本委員会にて報告を逐次してまいりたいと存じます。
説明は以上でございます。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたらどうぞ。
茂木委員。
◆
茂木孝孔 委員 この5年間、長い間ずうっと使えなくなるわけですから、その間のいろいろな定例的にやってきた、定期的にやってきた……
(「演奏会」と呼ぶ者あり)
◆
茂木孝孔 委員 うん。そういうものについては、どういうふうに考えているんですか。
○委員長 文化産業観光副参事。
◎三瓶共洋
文化産業観光部副参事 耐震性に問題があるということで、この4月から休館してございます。中には、前回の委員会でもご報告したとおり、継続性が極めて高いという2事業については、今年度2事業だけ継続してはいるんですけれども、今回ご報告があったように、昨年の25年度事業計画を立てる際に、正確にこの期間がどれほどのものなのかというところは、ちょっと見通しがまだ正直立っていない部分もありまして、今回こういった報告の中でやはり5年、6年というのは、事業を5年後にまたあそこで再開しますと言ったときに、どれだけまたリピーターが来るかだとか、演奏者、そういった団体の方たちがお集まりいただけるかという不安のところもありますので、さらに来年度に向けましては、やはり事業の継続性、極めて高いだろうと。やっていかないと5年後はちょっと危ないだろうというようなものは整理して、前向きに考えていきたいというふうに考えてございます。
○委員長
茂木委員。
◆
茂木孝孔 委員 そうすると、他の会場を区としても、また事業団としてもきちんと、例えば……
(「ミレニアムホールでやってる話をまず言わないと」と呼ぶ者あり)
◆
茂木孝孔 委員 その2カ所を、答弁の中で出して。
○委員長
文化産業観光部副参事。
◎三瓶共洋
文化産業観光部副参事 失礼いたしました。2事業につきましては、歌曲コンクールと木曜コンサートの2事業でございます。そちら生涯学習センターのミレニアムホールで実施してございます。
○委員長 場所を言わないと。
茂木委員。
◆
茂木孝孔 委員 私のところにもちょっと意見として出されたのは、NHK交響楽団がやっているブランデンブルク協奏曲、これは相当人気を博していつも満杯になってしまう、売り切れてしまうわけです。これがやはりこれでもう5年もなったら終わってしまうんですね。
ことしか、最後の演奏会のときに20回やったと。だからこれはもう奏楽堂も改修で、これで終わりみたいな挨拶があったようなんです。しかし、非常に評判いいものなんですよ。これどこかでその間でも使えないのかと。藝大の奏楽堂を借りるとか、それからあとは上野学園だとか、浅草公会堂だとか。そういうのが、実際そういうふうにやってやらないと、ちょっとこれで終わってしまいますよ、5年も全然できなくなってしまうということになれば。また始めっていったって、今言われたように、大変な状況になる。そうすると、
芸術文化財団でやはりこれは非常に好評だとか、これはいつも券が完売できるとか、そういうのをきちんとわかっているわけですから、それは。NHK交響楽団のほうで、もうこれでやりたくないというんだったら別ですよ。だけれども、こういうものはきちんと継続することが私は必要だと思うんです。そういう検討はしていかないのか。検討した上で、もう今言った2つか3つだけしか考えてないというのか。
○委員長
文化産業観光部副参事。
◎三瓶共洋
文化産業観光部副参事 先ほど答弁させていただきましたとおり、5年後にまたあの場所で再開しますと言ったときに、このNHK交響楽団の
メンバーのコンサート大体演奏者が20人とか25人だとか、いろいろな楽器の奏者が集まるということで、その手配というか、それはこれまで従来ずっとやってきましたので、ある程度システマチックに動いていた部分があるんですけれども、これを1回中断してまた5年後にやるっていうとき、果たしてうまくいくかどうかというところが懸念されております。
ですので、先ほど申し上げたとおり、やはりこれ、平成26年度に当たっては
芸術文化財団としてもやっていきたいという事業を今、洗い出ししているわけなんですけれども、その俎上には乗せております。
芸術文化財団事務局としては財団理事会のご決定をいただいて、評議員会に承認いただいた上で実施していきたいというふうに考えているところでございます。
○委員長
茂木委員。
◆
茂木孝孔 委員 そういうことで検討を十分やっていただいて、使用料問題なども出てくるんですよ、えらい違いが。そうすると、やはりそれで、また、はたと困るという団体もあるわけですよ。だからそういう面でよく積極的にちょっと対応をしていっていただきたいと強く要望しておきます。
○委員長 その他ございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 それでは、ただいまの報告については、ご了承願います。
理事者からの報告は以上であります。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 案件第2、
文化政策及び観光について、その他ご発言がありましたらどうぞ。
石川委員。
◆石川義弘 委員 第2回定例会の中で委員長とかとお約束をしていると思うんですが、7、8月の調査を行って、なお、9月の総会でその結果を……
(「観光連盟って言わないと」と呼ぶ者あり)
◆石川義弘 委員 浅草観光連盟の問題で7、8月の調査を行うと。なお、9月の総会でその結果を報告するということになっておりますので、先日、きょうあたり総会が行われていると思うんですが、事前に常任理事会が行われたと思いますので、今までの報告をお願いしたいと思います。
それから、
観光課長が出ていると思うんで、どのような立場で出ていたのかも教えていただけばありがたいです。
○委員長
観光課長。
◎三田昭
観光課長 今、石川委員のほうからお話がありましたように、観光連盟の総会は本日11時から開催されております。その総会の中で調査の結果についてはご報告するということで、今週の24日、火曜日に事前に常任理事会がありまして、観光連盟の会長からそういう発言がございました。24日の常任理事会につきましてはそういう状況ですので、調査結果については一切報告がなかった状況でございます。
それから私の立場でございますけれども、一応、常任理事という形に名簿上なっているということ。ただし、観光連盟からはオブザーバーとして参加ということで、オブザーバーとして参加させていただいています。
○委員長 石川委員。
◆石川義弘 委員 簡単でいいんで、常任理事会の状態をもう少し詳しく教えてください。
○委員長
観光課長。
◎三田昭
観光課長 常任理事会、24日に開催されました常任理事会でございますけれども、24年度の事業報告、決算報告、監査報告及び25年度の事業計画、収支予算、それから会長、監事の選任、それと会則の会計年度がかわるということで、4月から3月末というようなものを7月1日から6月30日に変わるということで、そういう議案を27日、きょうの総会に上げるために常任理事会でそこでの協議がありました。
それと、その他の部分では、先ほど来お話が出ました監査結果報告についての件が総会で報告されるですとか、それからあと会則の改定につきましても、現在、司法書士に改定案をつくらせておりまして、10月ごろに改正案を提示して、その後、1カ月後に審議をする会を設けるということで、最終的に会員の同意を得て年内に改定したいというようなお話がありました。それと役員選出につきましても、きょうの総会で会長、監事の選任が終わった後に会則にのっとりまして役員が選出されるというようなことを聞いております。それから会員名簿につきましても、会則改定後に役員を変更するということで、会則改定後に作成されるというようなことが議事の中で協議がありまして、お話を聞いてきたところでございます。
○委員長 石川委員、どうぞ。
◆石川義弘 委員 これはその理事会の前に相談されていたんですが、1つは役員、3月31日に実は切れていたと。わからなかったんですが、実は任期切れになったまま半年が過ぎていたと。もちろん任期切れになるのはあることなので、それはあるでしょう。例えば自然災害、地震が起こった何だかんだということで、これはあると思いますが、現実問題として今の状態でなぜ半年間任期が切れていたのか教えてください。わからないか。
(「それはわかんないよ」と呼ぶ者あり)
◆石川義弘 委員 はい、わかりました、わかりました。
○委員長 石川委員、それ内部の問題ですからね。
◆石川義弘 委員 では、そのことに関しては内部ですので、謝罪も何もなかったらしいですから、お話としては聞いておきます。
それから常任理事会に出席をしていただいた中で、実はちょっと気になるお話をいただいています。簿外費に関しては前任者のことなのでこれを関知しないという発言をなされたようだと言われているんですが、これは本当ですか。
○委員長
観光課長。
◎三田昭
観光課長 簿外費というちょっと位置づけというか、意味合いはちょっとわかりかねます。
○委員長 石川委員。
◆石川義弘 委員 すみません、余剰金と言ったんですが、最近実はこれ非常に難しくなりまして、監査法人が入ったために弁護士さんとの話が大分膨らんできています。お互いに弁護士同士の話も出てきていまして、これは既に簿外費だという話になってきている。簿外費とは私実はあんまりよく知らなかったんですが、実はきょうインターネットで調べてきましたら、簿外費を見ると、裏金のつくり方とここに書いてあるんですよ。
それで、1つ、これは確かめておいてほしいんですが、簿外費というものが会計経理上どういう立場にあるのか、よく調べておいていただきたいと思います。こういうところにどうもいってしまいそうな雰囲気があります。ぜひこの辺は調べとかなければしようがないのかなと。今まで実は私も使っていなければいいかなということで、つかんでいました。これは当然の話として使われてなければどうにか埋め戻せばいいかなと。ところが、弁護士が入って会計士が入ってくると実はそういう話にならなくなってきてしまったのかなというふうに思っています。
これもちょっと長引いたのが一つのせいなのかなと。実はよくよく考えてみると、去年の春からやっていますので、表に出て始まったのが今回の決算特別委員会から始まりまして、丸々1年やっています。その中で幾つかの約束がなされたんですが、何もほとんど解決していないと。簿外費の行方もわからずに解決していない。商品券をもらったのもそのままで解決していない。現実問題、執行部は途中で実は任期切れしていたのもわからない。これだと正直に言うとガバナンス関係もわからない。透明性も確保されていない。その中で実はまたおいおいの話が出てきまして、オリンピックが来たらまた予算をくれるよと、こういう話まで出てきている。こうなってくると何が本当かよくわからない。
すみません。これ確認しておきたいんですが、6月の段階で6月の総会を見て予算は執行するという話になっていますが、今の状態では私は到底執行できるような状態ではないと思いますので、この辺、返答いただけるとありがたいんですが。
○委員長 返答できますか。常任理事の立場ですから。
観光課長。
◎三田昭
観光課長 今、石川委員のお話ですと、予算執行自体をどのようにしたらということでよろしいんでしょうか。
◆石川義弘 委員 はい。
○委員長 どうぞ、
観光課長。
◎三田昭
観光課長 今年度、25年度の予算執行につきましては、浅草観光連盟もほかの観光連盟も同じでございますけれども、4月から要綱を制定しまして、要綱に基づいて全て事業助成という形にするということで、区長答弁でも要綱に基づいて事業終了後に精査をして助成金を確定して支出をしていくということでお話をしていると思います。ですので、今年度の事業につきまして、要綱に基づいた申請が上がってくれば、その事業の目的に沿った形で精査をした上で助成金の支出をするということで今現在進めております。
○委員長 石川委員。
◆石川義弘 委員 すみませんが、ここにいろいろ台東区のあるんですが、信頼できないものに関しては執行を停止するようなことも書いてありますし、当然のことながら怪しいものには返せというふうに書いてあります、これ。
私がもう一つ非常に心配しているのは、今言った余剰金にしても簿外費にしてもいいんですが、これは間違いなく補助金の一部という形で通帳に残っています。これ実はここの補助金の要綱を見ると、条文の第15条の2に、補助金を他の用途に使用したときと書いてあるんですが、これほかの用途に使用してはいけないと書いてあるんですね。これ実は補助金の中に、通帳の中には江戸開府400年祭のものとかいろいろなものが入っていますが、これをもし
時代まつりに使うようなことがあると流用になってしまう可能性があると思うんですが。これ答えられないと思うんですが、そういう危険性があるというものを……
○委員長 もしというね。
◆石川義弘 委員 もし動かしたときには流用になってしまう、答えられますか、これ。
○委員長 答えられますか。
観光課長。
◎三田昭
観光課長 今まで6月13日の文化・
観光特別委員会でもご報告しておりますけれども、今、石川委員のほうからお話が出ました今回のことしの
時代まつりのほうの事業費に充てるというもの自体は、浅草奥山風景の定期預金とそれから以前の大浅草観光祭の、そこの残高、何らかの残高という形になってございます。
それぞれの事業につきましても、全て助成金に関する部分に関しては決算報告がされていまして、きちんと適正な支出をされておりますので、そこに残っている部分というのは、今回の調査に関しても平成20年度以降ということでその処理がされている部分がございます。それ以前の部分というようなところでございますけれども、基本的には助成金の外の部分というようなことで捉えているのかなと思っているところでございます。
○委員長 石川委員。
◆石川義弘 委員 今はっきり出ました。適正なことが行われていますという話を言われましたので、適正なことが行われているということは、簿外費があってもこれは適正だというふうなことでよろしいんですか。
○委員長
観光課長。
◎三田昭
観光課長 先ほどちょっとお話ししましたように、ちょっと簿外費という位置づけ自体を私も認識しておりませんので、ちょっとお答えはできません。
○委員長 石川委員。
◆石川義弘 委員 これでやめますが、この辺は会計の法律上の問題ですので、これは法律上で調べさせてもらいますので、やめます。
○委員長
茂木委員。
◆
茂木孝孔 委員 石川委員と同じに今回、理事者から報告があるのかと、報告事項に、というふうに私は思っていました。なぜかと言いますと、委員長が前回の委員会で、第三者機関の監査法人に対する審査の進捗状況を私のほうに報告があるそうですので、また会則等もつくり直して、
出席理事者の合意を得て、改善しようという意気込みも受けて、また厳しいチェックをここの委員会ではやっていただきたいと思っていますということを、委員長は前回の委員会の最後に言って締めたんですね。ですから、当然その後、何かしらの動きはあったはずなんですね。今回、報告の項目にはないんですよね。ですから、あえてここで委員長、質問をさせていただきたいと思います。
ここで第三者機関の監査法人、これが対する審査の進捗状況、これはどうなっているように聞いておりますか。
○委員長
観光課長。
◎三田昭
観光課長 先ほどちょっとお答えしましたように、監査結果につきましては、きょう11時から開かれている総会で報告されるということで、それ以前には私どものほうにはお話は聞いておりません。
○委員長 事前に委員にもそういう報告がありまして、11時からのきょうの総会でその報告がなされると。その後の問題だと思います。
茂木委員、どうぞ。
◆
茂木孝孔 委員 総会でそういうのが出されるというのは、これは最終的にはそうでしょう。総会できちんとやるんでしょう。ただ、常任理事会とかそういうのを経なければ総会を開けないではないですか、この会則だって。だから当然そういうのは話があってしかるべきですよ。今回はオブザーバーということで区のほうは言っていますが、実際はこの名簿には常任理事で台東区
観光課長、これ常任理事ですよ。そうすると、常任理事会やそういったところでその監査の報告がされていないという現実、おかしいでしょう、おかしいと思うよね。それがされてないといって、はい、ここで、ああ、そうですかで終わりにならないんだよ、こういうのは。
なぜかと言ったらこれだけ問題になっているんですよ。それで台東区の公金が支出されているその中でもっと透明性を明らかにしよう、監査も入れます、では、入れてください。監査もぜひやってください。その報告はここの委員会にしてください。で、します。それは総会がきょう開かれます。そしたらその前の常任理事会で当然、その資料は出されてしかるべき。その常任理事に課長も入っている。こういうことになれば、ここで報告できるではないですか。ありませんで済むんですか。
それと同時に、この観光連盟の役員名簿、これは改善するんでしょう。もうその案は出ているんでしょう。ここのところに、この前のしかありませんよ、私などは。そしたら区がこの常任理事にまたなっているんですか。みんなそれぞれのところに、これは相談役から参与からこういうのをみんな議員とそれからさらには区長から議長からみんなそういう人が全部名前を連ねて、本人には知らない間にこうやって名簿に出ているというのは正しくないですよ、実際。正しいなんて言う人は多分いないでしょう。そうなってきたら、こういう名簿自体も変えなくてはだめでしょう。
そういうのは迷惑かかっているんでしょう、こんな問題が議会の中に明らかになりつつあって。それを打ち消すのではなくて、それをいい契機にして正していくというのが区の役割ではないですか。そう思わないか。
○委員長
茂木委員、先ほど詳細に報告がありましたので、今、司法書士さんが会則の改正案、たたき台を今つくっているということで、役員も新役員を選出するような会則をつくっておりますので、それが恐らく次の会でいろいろ検討されて、そういう段階に入っているからという報告がありましたので、今の質問内容は全部答えておりますよ。
◆
茂木孝孔 委員 答えてないよ。
○委員長
茂木委員。
◆
茂木孝孔 委員 いや、やはりその答えだって、それは皆さんが全部納得している答えですか。私は、そんな答えでは納得していないと思うよ。だからやはりそういうのは本当に誰もが、ああ、そのとおりか、ああ、こうなっているか、こういうことをきちんとわかるように透明性を明らかにするというのがこの委員会でずうっとやってきたことではないですか、1年も。それで、やりましょうということになって、区のほうも努力してそれで要綱もきちんとつくり直したりいろいろやって、何とか区と観光連盟との間の問題はきちんと整理していこうという努力をしてきたはずだよ、実際は。
だけれども、現実的には全く日程もおくれにおくれて、総会でこういう問題、名簿の問題、会則の問題、みんな本当は総会で決めなくてはでしょう。総会で決めるためには常任理事会を開いてきちんと決めなかったら、総会でまた決まらずに終わるでしょうよ。だから、そういうのをきちんとするべきだし……
○委員長 課長、きょうの総会で監査法人の調査結果報告があるでしょう。それがあって、その次の段階ではどうするんですか、その後。
観光課長。
◎三田昭
観光課長 先ほども少し触れたんですけれども、いずれにしても監査結果自体はきょうの11時の総会に出ますので、観光連盟のほうのこの間の常任理事会のほうでも、きょう当然出ましたら、当然、今その場ですぐ審議とか協議はできないということが、常任理事会でも出ていました。それで当然、会長のほうもそれを受けまして、きょう調査結果を報告しますけれども、後日きちんと審議する場を設けるということでおっしゃっていますので、そういう結果ですとか審議する場を受けて、また本委員会のほうに、先ほどお話ししましたように、報告するべき必要事項が出れば、その辺はまたご報告したいと思っています。
○委員長 報告が出なければしないのかな。
◆
茂木孝孔 委員 では、いいよ。今ので大体わかったから、終わりにするから。
○委員長
茂木委員。
◆
茂木孝孔 委員 やはりそういうことでおくれてきたんですよ、ずっと。また今度おくれるんですよ。だってきょうやる総会に監査報告がきょう出されるなんていうのはおかしいでしょう、どう見たって。総会の前に渡されて、それでそれを審議するんでしょうよ、総会で。そしたら当然、常任理事には入っているでしょうよ。その常任理事に課長はなっているわけだから、そしたらもらっているでしょうよ。もらってないというのは、いかにずさんかということをあらわしているではないですか。
そういうのをきちんとしていかないと、まあ、いいやいいやでこれが進んでいったら、結局またまたおくれてって、時間がたてば、うやむやにできるというふうに思われてしまうんだよ。せっかく区のほうで幾らやろうとしたって。私は石川委員とは立場が違うから、その団体の内部のいろいろな問題についてとやかく言いたくないし、言うあれでもない。だけれども――だけれども、区がこれだけのお金をずっと出してきた団体ですよ。信頼関係をきちんとしなければならない団体ですよ。そこのところの問題がこれだけ明らかに具体的にはなっていないんだけれども、不明な点が明らかになっているんです。そうなってくると、やはりこれでいいのかというんで、これは誰だって考えると思うよ。区だって考えたから、いろいろ手を打ちながらやってきたんでしょう。
ただ、これでまたきょうこの委員会で出せられない。そうするとまたいつになんですか。そしたらそれはわかりません、向こうの都合だから。そうすると、どんどん後送りになってしまうんですよ。これでは、まずいというふうに多分役所も思っていると思うんだよ。やはり、そのまずいという気持ちをきちんとあらわしていかないとだめですよ。実際、やるまで待っていましょうでは、ということですよ。
○委員長
寺井委員。
◆
寺井康芳 委員 今ほら
茂木委員が推察で常任理事として理事会のとき、あるいはその後に監査結果報告をもらっているだろうという、今、
茂木委員の推察ですよ。もらっているんですか、もらってないんですか教えてください。
○委員長
観光課長。
◎三田昭
観光課長 もらってございません。
○委員長
寺井委員。
◆
寺井康芳 委員 そしたらきょうは常任理事なのに常任理事会に傍聴者としてという条件をつけられること自体が、どういう話なんだという思いで、今いるんです。
上野観光連盟やほかの観光連盟などでは区長も副区長も、あるいは各課長、あるいは議員たちも参与だの相談役だの顧問だのというのにはなっていないということを聞いたんで、浅草区時代に区役所の中にその観光連盟ができたのでという話があるけれども、それを考え直すことも検討もしたことがなくて今まできているんだろうなという思いなんですが。
きょう出て、監査報告がされるんでしたら、私は今定例会中にもう1回、委員長にお願いしてこの報告の委員会を開いていただきたいと思いますが、委員長や各委員の皆さん、いかがでしょうか。
○委員長 どうですか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◆
寺井康芳 委員 委員長、はかってください。
○委員長 それでは、調査結果報告がきょう恐らく出されていると思いますので、その結果、報告をしていただけますか。
◆
茂木孝孔 委員 あと会則と役員名簿も。
○委員長 それはまだできていないでしょう。
◆
茂木孝孔 委員 だから、できたときには。
○委員長 できたときに。
◆
茂木孝孔 委員 うん。
○委員長 調査結果報告がきょうなされていると思いますので、そのことに対しての委員会を開催することに賛成の方はちょっと挙手をお願いします。
(賛成者挙手)
○委員長 わかりました。それでは、
観光課長、すみません。次の報告事項に報告するようにひとつ準備をお願いします。
よろしいですね。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長 おはかりいたします。案件第2、
文化政策及び観光については重要な案件でありますので、引き続き調査をすることに決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 以上で案件の審議を終了いたしましたので、
事務局次長に委員会報告書を朗読させます。なお、年月日、委員長名、議長名及び陳情者の住所、氏名の朗読については省略いたします。
(野村議会
事務局次長朗読)
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 以上で文化・
観光特別委員会を閉会いたします。
午後 0時05分閉会...