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  1. 台東区議会 2012-04-25
    平成24年第1回臨時会-04月25日-付録


    取得元: 台東区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-13
    平成24年第1回臨時会-04月25日-付録平成24年第1回臨時会 議案の部 報告第1号  東京都台東区特別区税条例の一部を改正する条例の専決処分について  地方税法(昭和25年法律第226号)の一部改正に伴い、標記条例を専決処分したので、地方自治法(昭和22年法律第67号)第179条第3項の規定に基づき報告する。   平成24年4月25日                         東京都台東区長  吉 住   弘                 専 決 処 分 書  次の事項について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第179条第1項の規定により、議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであると認め専決処分する。           東京都台東区特別区税条例の一部を改正する条例 (別 紙) 理由  地方税法及び国有資産等所在市町村交付金法の一部を改正する法律(平成24年法律第17号)が、平成24年3月31日に公布され、市町村民税等についての一部改正がなされたことに伴い、所要の規定の整備を図るため、東京都台東区特別区税条例の一部を改正する必要が生じた。  本件の改正する条例については、平成24年4月1日以後の特別区民税から適用するため早急に措置する必要があり、区議会を招集する時間的余裕がないので、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分する。   平成24年4月1日                         東京都台東区長  吉 住   弘
              東京都台東区特別区税条例の一部を改正する条例  東京都台東区特別区税条例(昭和39年12月台東区条例第43号)の一部を次のように改正する。  付則第16条の見出し中「適用期間」を「適用期間等」に改め、同条中「につき東日本大震災の被災者等に係る国税関係法律の臨時特例に関する法律(平成23年法律第29号)」を「につき東日本大震災の被災者等に係る国税関係法律の臨時特例に関する法律(平成23年法律第29号。以下この条において「震災特例法」という。)」に、「附則第45条第2項」を「附則第45条第3項」に改め、同条に次の1項を加える。 2 所得割の納税義務者が前年分の所得税につき震災特例法第13条第3項若しくは第4項又は第13条の2第1項から第5項までの規定の適用を受けた場合における付則第3条の5及び第3条の5の2の規定の適用については、付則第3条の5第1項中「法附則第5条の4第6項」とあるのは「法附則第45条第4項の規定により読み替えて適用される法附則第5条の4第6項」と、付則第3条の5の2第1項中「法附則第5条の4の2第5項」とあるのは「法附則第45条第4項の規定により読み替えて適用される法附則第5条の4の2第5項」とする。    付 則 (施行期日) 第1条 この条例は、公布の日から施行する。 (特別区民税に関する経過措置) 第2条 この条例による改正後の付則第16条の規定は、平成24年度以後の年度分の個人の特別区民税について適用し、平成23年度分までの個人の特別区民税については、なお従前の例による。  ────────────────────────────────────────── 議員提出第2号議案      元台東区長・台東区名誉区民内山榮一氏の死去に伴う弔詞議決について  上記の議案を提出する。   平成24年4月25日          提出者  東京都台東区議会議員                   鈴 木   純     望 月 元 美                   東   久仁子     本 目 さ よ                   君 塚 裕 史     松 尾 伸 子                   寺 田   晃     小 髙   明                   阿 部 光 利     早 川 太 郎                   石 川 義 弘     髙 森 喜美子                   石 塚   猛     水 島 道 徳                   河 野 純之佐     小 坂 義 久                   冨 永 龍 司     秋 間   洋                   鈴 木 一 郎     和 泉 浩 司                   太 田 雅 久     青 柳 雅 之                   木 下 悦 希     小 菅 千保子                   堀 越 秀 生     橋 詰 高 志                   寺 井 康 芳     伊 藤 萬太郎                   木 村   肇     清 水 恒一郎                   田 中 伸 宏     茂 木 孝 孔   東京都台東区議会議長   青 柳 雅 之  殿 (提案理由)  元台東区長・台東区名誉区民 内山榮一氏には、4月10日逝去されました。  誠に哀悼痛惜のきわみであります。  よって、台東区議会は、同氏の功績をたたえ、議会の議決を経て弔詞を奉呈することといたしたい。 諸報告の部                                   24台総総第113号                                   平成24年4月18日 東京都台東区議会議長 青 柳 雅 之 殿                         東京都台東区長  吉 住   弘         平成24年第1回台東区議会臨時会の招集について(通知)  平成24年第1回台東区議会臨時会を本日別紙写のとおり招集したので通知します。  ───────────────────────────────────────── 台東区告示第354号  平成24年第1回台東区議会臨時会を次のとおり招集する。   平成24年4月18日                       東京都台東区長  吉 住   弘                     記 1 招 集 日  平成24年4月25日 2 招集の場所  台東区議会議事堂 3 付議すべき事件 (1)元台東区長・台東区名誉区民内山榮一氏の死去に伴う弔詞議決について (2)東京都台東区特別区税条例の一部を改正する条例の専決処分について  ─────────────────────────────────────────                                   24台総総第70号                                   平成24年4月2日 東京都台東区議会議長 青 柳 雅 之 殿                         東京都台東区長  吉 住   弘             区長説明委任者の変更について(通知)  平成24年4月1日付をもって人事異動を行ったことに伴い、地方自治法(昭和22年法律第67号)第121条の規定に基づく区議会における区長説明委任者を下記のとおり一部変更したので通知します。                     記 総務部参事  神 谷 健 次 (前 都市づくり部都市計画課長(昇任)) 区民部長  太 田 清 明 (前 土木担当部長) にぎわい担当部長  加 藤 克 典 (前 総務部参事) 福祉部参事〔社会福祉法人〕  大 髙 和 明 (前 福祉部副参事〔社会福祉法人〕(昇任)) 福祉部参事〔社会福祉法人〕  池 田 吉 輝 (前 環境清掃部長) 健康部参事  本 間 千 晴 (前 健康部健康課長(昇任)) 環境清掃部長  五所尾 武 司 (前 区民部長) 土木担当部長  上 野 俊 一 (前 福祉部参事) 会計管理室長(会計管理者)  近 藤 幸 彦 (前 福祉部参事〔社会福祉法人〕) 企画財政部副参事 兼 総務部副参事  柿 沼 浩 一 (前 企画財政部財政課財政担当係長(昇任)) 総務部人事課長 兼 総務部震災対策調整担当課長  内 田 健 一 (前 区民部区民課長) 総務部危機管理課長 事務取扱 兼 総務部震災対策調整担当課長  総務部参事 神 谷 健 次 総務部災害対策課長 兼 総務部震災対策調整担当課長  小 川 信 彦 (前 総務部総務課総務係長(昇任)) 総務部生活安全推進課長  谷 口 隆一郎 (現 警視庁生活安全部生活安全総務課調査担当(併任)) 総務部副参事  依 田 幾 雄 (前 総務部区長・広報室区長・広報担当係長(昇任)) 区民部区民課長  渡 邉 俊 二 (前 区民部交流促進課長
    区民部収納課長  柳 川 清 一 (前 都市づくり部浅草地域まちづくりビジョン担当課長区民部交流促進課長  中 島 克 己 (前 台東清掃事務所長) 文化産業観光部文化振興課長  黒 田 治 子 (前 健康部国民健康保険課長) 文化産業観光部副参事  遠 藤 成 之 (前 福祉部高齢福祉課高齢福祉担当係長(昇任)) 福祉部福祉課長  飯 島 守 人 (前 教育委員会庶務課長福祉部介護保険課長  藤 目 裕 久 (前 都市づくり部道路交通課長) 福祉部副参事  杉 光 邦 彦 (前 福祉部障害福祉課障害福祉担当係長(昇任)) 福祉部副参事  姫 野   薫 (前 教育委員会青少年・スポーツ課長) 福祉部副参事〔社会福祉法人〕 事務取扱 福祉部参事〔社会福祉法人〕  大 髙 和 明 健康部健康課長 事務取扱 健康部参事  本 間 千 晴 健康部国民健康保険課長  内 田   円 (前 福祉部副参事) 健康部保健予防課長  渡 部 裕 之 (前 健康部保健サービス課長健康部保健サービス課長  小 池 梨 花 (前 練馬区健康福祉事業本部健康部石神井保健相談所長(採用)) 台東清掃事務所長  足 立 孝 洋 (前 都市づくり部公園課長都市づくり部都市計画課長  伴   宣 久 (前 都市づくり部まちづくり推進課長都市づくり部まちづくり推進課長  菅 谷 健 治 (前 都市づくり部住宅課長都市づくり部地区整備課長  前 田 幹 生 (前 文化産業観光部副参事) 都市づくり部住宅課長  伊 東 孝 之 (前 環境清掃部環境課環境担当係長(昇任)) 都市づくり部交通対策課長  望 月   昇 (前 都市づくり部地区整備課長都市づくり部道路管理課長  吉 田 美 生 (前 区民部収納課長) 都市づくり部土木課長  春日谷 尚 之 (現 世田谷区総務部副参事(併任)) 都市づくり部公園課長  原 嶋 伸 夫 (前 福祉部介護保険課長) 都市づくり部副参事  原   健一郎  前会計管理室長 笹田 繁及び前総務部危機・災害対策課長 兼 総務部震災対策調整担当課長 中瀬 恒徳は、平成24年3月31日付をもって退職いたしました。  前健康部健康医療課長 田中 良明は、平成24年3月31日付をもって退職し、平成24年4月1日付をもって、江東区深川保健相談所長に採用されました。  前総務部生活安全推進課長 古郷 氏郎及び前都市づくり部土木課長 久保 一郎の併任は、平成24年3月31日付をもって解除いたしました。  前総務部参事 加藤 克典の総務部人事課長事務取扱、文化産業観光部長 田邉 英一のにぎわい担当部長兼務、前福祉部参事 上野 俊一の福祉部福祉課長事務取扱、前総務部人事課長事務取扱総務部参事 加藤 克典の総務部震災対策調整担当課長兼務並びに総務部施設課長  石川 洋二の総務部副参事兼務及び企画財政部副参事兼務は、平成24年3月31日付をもって解除いたしました。  ─────────────────────────────────────────                                   24台総総第121号                                   平成24年4月20日 東京都台東区議会議長 青 柳 雅 之 殿                         東京都台東区長  吉 住   弘             区長説明委任者の変更について(通知)  平成24年4月20日付をもって人事異動を行ったことに伴い、地方自治法(昭和22年法律第67号)第121条の規定に基づく区議会における区長説明委任者を下記のとおり一部変更したので通知します。                     記 総務部副参事  稲 木 有 司 (前 教育委員会学務課長福祉部障害福祉課長  堤   照 幸 (前 福祉部副参事)  ─────────────────────────────────────────                                   24台教庶第88号                                   平成24年4月2日 東京都台東区議会議長    青 柳 雅 之 殿                            東京都台東区教育委員会                              委員長  宇田川 濱江           教育委員長説明委任者の変更について(通知)  平成24年4月1日付をもって人事異動を行ったことに伴い、地方自治法(昭和22年法律第67号)第121条に基づく区議会における教育委員長説明委任者を下記のとおり一部変更したので通知します。                     記 庶務課長  佐 藤 徳 久 (前 学務課長) 学務課長  稲 木 有 司 (前 選挙管理委員会事務局長 兼 総務部副参事) 指導課長  藤 森 克 彦 (現 東京都教育庁指導部主任指導主事(併任)) 教育改革担当課長 兼 教育支援館長  針 谷 玲 子 (現 東京都教育庁指導部主任指導主事(併任)) 青少年・スポーツ課長  小 澤   隆 (前 中央図書館長) 中央図書館長  飯 塚 さち子 (前 文化産業観光部文化振興課長)  前庶務課長 飯島 守人及び前青少年・スポーツ課長 姫野 薫は、平成24年3月31日付をもって教育委員会事務従事を免ぜられました。  前指導課長 岩永 章及び前教育改革担当課長 兼 教育支援館長 浦山 裕志の併任は、平成24年3月31日付をもって解除いたしました。  ─────────────────────────────────────────                                   24台教庶第161号                                   平成24年4月20日 東京都台東区議会議長    青 柳 雅 之 殿                            東京都台東区教育委員会                              委員長  宇田川 濱江           教育委員長説明委任者の変更について(通知)  平成24年4月20日付をもって人事異動を行ったことに伴い、地方自治法(昭和22年法律第67号)第121条に基づく区議会における教育委員長説明委任者を下記のとおり一部変更したので通知します。                     記 学務課長
     田 中   充 (前 福祉部障害福祉課長)  なお、前学務課長 稲木 有司は、平成24年4月19日付をもって教育委員会事務従事を免ぜられました。  ─────────────────────────────────────────                                   24台選第6号                                   平成24年4月2日 東京都台東区議会議長    青 柳 雅 之 殿                            東京都台東区選挙管理委員会                              委員長 石山 和幸         選挙管理委員会委員長説明委任者の変更について(通知)  地方自治法(昭和22年法律第67号)第121条の規定に基づき、下記の者を区議会における選挙管理委員会委員長の説明委任者に命じたので、通知いたします。                     記    選挙管理委員会事務局長  依田 幾雄  ─────────────────────────────────────────                                   23台監第57号                                   平成24年3月28日 東京都台東区議会議長    青 柳 雅 之 殿                               台東区監査委員                                   丸 山 幸 秀                                   元 田 秀 治                                   髙 森 喜美子         平成23年度2月分例月出納検査の結果について(報告)  地方自治法第235条の2の規定による標記検査の結果は、下記のとおりです。                     記 1.検査の対象   平成24年2月末日現在における一般会計、特別会計及び基金(用品調達基金、郵便料金基金、公共料金支払基金及び国民健康保険高額療養費資金貸付基金)ならびに歳入歳出外に属する現金の出納状況 2.検査年月日   平成24年3月28日(水) 3.検査の結果  (1)収支の計数について     「歳入計算表」及び「歳出計算表」のとおり相違ありません。  (2)現金出納状況及び現金保管状況     「現金受払表」及び「現金保管状況表」のとおり相違ありません。 【平成23年度】                                                         平成24年2月29日現在                 歳  入  計  算  表                                                              単位:円(収入率は百分率%) ┌────┬────────┬────────┬───────┬────────┬──────┬──────┬────────┬────────┐ │会計  │一般会計    │国民健康保険  │後期高齢者  │介護保険会計  │老人保健  │病院施設会計│用地会計    │合計      │ │    │        │事業会計    │医療会計   │        │施設会計  │      │        │        │ ├────┼────────┼────────┼───────┼────────┼──────┼──────┼────────┼────────┤ │予算現額│ 92,152,838,400│ 21,647,000,000│ 3,821,000,000│ 12,270,236,000│ 51,235,000│ 473,162,000│  4,000,003,000│ 134,415,474,400│ ├────┼────────┼────────┼───────┼────────┼──────┼──────┼────────┼────────┤ │調定済額│ 80,917,244,927│ 23,626,911,413│ 3,698,408,473│ 11,698,141,669│ 45,123,000│ 456,483,800│        0│ 120,442,313,282│ ├─┬──┼────────┼────────┼───────┼────────┼──────┼──────┼────────┼────────┤ │収│本月│  5,324,428,795│  2,144,946,535│  187,850,710│   601,219,232│    3,000│ 170,821,450│        0│  8,429,269,722│ │入├──┼────────┼────────┼───────┼────────┼──────┼──────┼────────┼────────┤ │済│累計│ 71,199,144,239│ 18,654,502,258│ 3,375,609,224│ 10,106,789,392│ 45,123,000│ 458,828,020│        0│ 103,839,996,133│ │額│  │        │        │       │        │      │      │        │        │ ├─┴──┼────────┼────────┼───────┼────────┼──────┼──────┼────────┼────────┤ │不納  │     150,200│        0│       0│        0│      0│      0│        0│     150,200│ │欠損額 │        │        │       │        │      │      │        │        │ ├────┼────────┼────────┼───────┼────────┼──────┼──────┼────────┼────────┤ │還付  │        0│        0│       0│        0│      0│      0│        0│        0│ │未済額 │        │        │       │        │      │      │        │        │ ├────┼────────┼────────┼───────┼────────┼──────┼──────┼────────┼────────┤ │収入  │  9,717,950,488│  4,972,409,155│  322,799,249│  1,591,352,277│      0│ △2,344,220│        0│ 16,602,166,949│ │未済額 │        │        │       │        │      │      │        │        │ ├────┼────────┼────────┼───────┼────────┼──────┼──────┼────────┼────────┤ │対予算 │△20,953,694,161│ △2,992,497,742│ △445,390,776│ △2,163,446,608│ △6,112,000│△14,333,980│ △4,000,003,000│△30,575,478,267│ │増(△)減│        │        │       │        │      │      │        │        │ ├─┬──┼────────┼────────┼───────┼────────┼──────┼──────┼────────┼────────┤ │収│予算│      77.3│      86.2│     88.3│      82.4│    88.1│    97.0│       0.0│      77.3│ │入│対比│        │        │       │        │      │      │        │        │ │率├──┼────────┼────────┼───────┼────────┼──────┼──────┼────────┼────────┤ │ │調定│      88.0│      79.0│     91.3│      86.4│    100.0│    100.5│        -│      86.2│ │ │対比│        │        │       │        │      │      │        │        │ └─┴──┴────────┴────────┴───────┴────────┴──────┴──────┴────────┴────────┘                 歳  出  計  算  表                                                              単位:円(執行率は百分率%) ┌────┬────────┬────────┬───────┬────────┬──────┬──────┬────────┬────────┐ │会計  │一般会計    │国民健康保険  │後期高齢者  │介護保険会計  │老人保健  │病院施設会計│用地会計    │合計      │ │    │        │事業会計    │医療会計   │        │施設会計  │      │        │        │ ├────┼────────┼────────┼───────┼────────┼──────┼──────┼────────┼────────┤ │予算現額│ 92,152,838,400│ 21,647,000,000│ 3,821,000,000│ 12,270,236,000│ 51,235,000│ 473,162,000│  4,000,003,000│ 134,415,474,400│ ├─┬──┼────────┼────────┼───────┼────────┼──────┼──────┼────────┼────────┤ │支│本月│  6,346,822,687│  1,797,518,651│  327,853,812│   996,412,847│      0│ 120,055,000│        0│  9,588,662,997│ │出├──┼────────┼────────┼───────┼────────┼──────┼──────┼────────┼────────┤ │額│累計│ 73,877,674,879│ 18,030,152,184│ 3,032,777,321│ 10,004,210,048│ 23,380,705│ 337,113,911│        0│ 105,305,309,048│ ├─┴──┼────────┼────────┼───────┼────────┼──────┼──────┼────────┼────────┤ │予算残額│ 18,275,163,521│  3,616,847,816│  788,222,679│  2,266,025,952│ 27,854,295│ 136,048,089│  4,000,003,000│ 29,110,165,352│ ├────┼────────┼────────┼───────┼────────┼──────┼──────┼────────┼────────┤ │執行率 │      80.2│      83.3│     79.4│      81.5│    45.6│    71.2│       0.0│      78.3│ └────┴────────┴────────┴───────┴────────┴──────┴──────┴────────┴────────┘                 現  金  受  払  票                                                                       単位:円 ┌───┬────────┬────────┬───────┬────────┬───────┬──────┬────────┬────────┐ │区分 │一般会計    │国民健康保険  │後期高齢者  │介護保険会計  │老人保健   │病院施設会計│用地会計    │雑部金     │ │   │        │事業会計    │医療会計   │        │施設会計   │      │        │        │ ├───┼────────┼────────┼───────┼────────┼───────┼──────┼────────┼────────┤ │前月 │   341,842,252│   276,712,190│  482,790,005│   497,682,959│  21,739,295│ 70,947,659│        0│   783,750,750│ │繰越高│        │        │       │        │       │      │        │        │ ├───┼────────┼────────┼───────┼────────┼───────┼──────┼────────┼────────┤
    │受入高│   699,750,000│        0│       0│        0│       0│      0│        0│  △700,000,000│ │   │  5,324,428,795│  2,144,946,535│  187,850,710│   601,219,232│     3,000│ 170,821,450│        0│  2,863,488,523│ ├───┼────────┼────────┼───────┼────────┼───────┼──────┼────────┼────────┤ │支払高│  6,346,822,687│  1,797,518,651│  327,853,812│   996,412,847│       0│ 120,055,000│        0│  1,780,697,060│ ├───┼────────┼────────┼───────┼────────┼───────┼──────┼────────┼────────┤ │残高 │   19,198,360│   624,140,074│  342,786,903│   102,489,344│  21,742,295│ 121,714,109│        0│  1,166,542,213│ ├───┼────────┼────────┼───────┼────────┼───────┼──────┴────────┴────────┘ │区分 │用品調達基金  │郵便料金基金  │公共料金   │国民健康保険  │合計     │ │   │        │        │支払基金   │高額療養費資  │       │ │   │        │        │       │金貸付基金   │       │ ├───┼────────┼────────┼───────┼────────┼───────┤ │前月 │   13,004,736│    8,182,068│  82,019,680│   10,685,183│ 2,589,356,777│ │繰越高│        │        │       │        │       │ ├───┼────────┼────────┼───────┼────────┼───────┤ │受入高│        0│        0│       0│        0│   △250,000│ │   │    5,591,300│    6,098,232│  109,576,762│     175,000│11,414,199,539│ ├───┼────────┼────────┼───────┼────────┼───────┤ │支払高│    2,368,006│   10,196,872│  122,019,680│     61,000│11,504,005,615│ ├───┼────────┼────────┼───────┼────────┼───────┤ │残高 │   16,228,030│    4,083,428│  69,576,762│   10,799,183│ 2,499,300,701│ └───┴────────┴────────┴───────┴────────┴───────┘                 現 金 保 管 状 況 表                                       単位:円 ┌────┬────────┬────────┬───────┬────────┐ │預金内訳│当座預金    │普通預金    │大口定期預金 │定期預金    │ │    ├────────┼────────┼───────┼────────┤ │    │     300,701│  2,498,000,000│       0│    1,000,000│ │    ├────────┼────────┼───────┼────────┤ │    │譲渡性預金   │通知預金    │その他    │合計      │ │    ├────────┼────────┼───────┼────────┤ │    │        0│        0│       0│  2,499,300,701│ └────┴────────┴────────┴───────┴────────┘ 23台監第58号                                   平成24年3月28日 東京都台東区議会議長    青 柳 雅 之 殿                               台東区監査委員                                   丸 山 幸 秀                                   元 田 秀 治                                   髙 森 喜美子         平成23年度財政援助団体等監査の結果について(報告)  地方自治法第199条第5項及び第7項の規定に基づき、標記監査を実施しましたので、この結果を同法第199条第9項の規定により、別紙のとおり報告いたします。  なお、本件監査については、河原啓介前監査委員が、平成23年10月31日まで関与しました。                                      (別 紙) 1 監査期間   平成23年10月21日(金)~12月22日(木) 2 監査対象   監査対象は、「東京都台東区監査事務実施要領」に定める財政援助団体等監査対象選定基準に基づき、出資団体4団体、補助金等交付団体28団体を選定した。   監査実施団体名及び主管課名は、別表1のとおりである。 3 監査の範囲   原則として、平成22年度における出資団体及び補助金等交付団体の財政的援助に係る出納その他の事務の執行について実施した。 4 監査の観点   年度計画の基本方針に基づき、財政援助に係る事務がその目的に沿って適正かつ効率的に行われているかどうか、また、主管課の団体に対する指導・監督が適切に行われているかどうかを主眼として監査を実施した。 5 留意事項   出資団体については、会計経理面に特に留意した。また、補助金等交付団体については、補助金等の交付手続き、時期の適正性及び資金が補助目的に沿って効率的かつ確実に執行されているかに留意して監査を行った。 6 監査の方法   監査実施の全団体について、主管課から提出された補助金交付申請書、交付決定に関する原議及び出資団体・補助金等交付団体の実績報告書、調査票等に基づき、書面審査を行うとともに主管課職員に説明を求めた。   なお、出資団体である財団法人台東区産業振興事業団、公益財団法人台東区芸術文化財団、社会福祉法人台東区社会福祉事業団及び補助金等交付団体である社会福祉法人台東区社会福祉協議会、公益社団法人台東区シルバー人材センター、社会福祉法人台東つばさ福祉会の6団体については、監査委員が、団体職員の出席を求め、あらかじめ提出を求めた監査資料に基づき、質疑応答を行うとともに、必要に応じ施設の管理運営状況を実地監査した。また、監査委員による監査とともに、事務局職員が関係資料や現地の調査等の予備監査を行い、基本的事実関係を確認した。  (1)実地監査、予備監査日程  ┌─────────────┬───────┬────────────┐  │監査対象団体       │実地監査日  │予備監査日       │  ├─────────────┼───────┼────────────┤  │公益社団法人       │11月16日(水)│11月16日(水)     │  │台東区シルバー人材センター│       │            │  ├─────────────┤       │            │  │社会福祉法人       │       │            │  │台東つばさ福祉会     │       │            │  ├─────────────┼───────┼────────────┤  │社会福祉法人       │12月8日(木)│12月8日(木)     │  │台東区社会福祉協議会   │       │            │  ├─────────────┤       │            │  │財団法人         │       │            │  │台東区産業振興事業団   │       │            │  ├─────────────┼───────┼────────────┤  │公益財団法人       │12月16日(金)│12月15日(木)     │  │台東区芸術文化財団    │       │12月16日(金)     │  ├─────────────┼───────┼────────────┤  │社会福祉法人       │12月22日(木)│12月5日(月)      │  │台東区社会福祉事業団   │       │ 老人福祉センター   │  │             │       │12月7日(水)      │  │             │       │ 特別養護老人ホーム谷中│  │             │       │12月9日(金)      │  │             │       │特別養護老人ホーム三ノ輪│  │             │       │12月13日(火)      │  │             │       │特別養護老人ホーム浅草 │  │             │       │12月21日(水)・22日(木) │  │             │       │ 事業団本部、児童館等 │  └─────────────┴───────┴────────────┘    なお、11月7日(月)には認可保育所ゆらりん竹町保育園(ライフサポート株式会社)、認証保育所ぽけっとランド入谷(学校法人三幸学園)、マミーズハンド三ノ輪(株式会社日本医療事務センター)、学童保育施設台東入谷こどもクラブ(株式会社日本保育サービス)の4施設を視察した。  (2)監査における主な確認書類    ア 書面監査     (ア)補助金交付決定に関する書類     (イ)補助金交付要綱     (ウ)実績報告書等     (エ)財政援助団体等に関する調査票    イ 実地監査
        (ア)関係諸規程       (運営規程、経理規程、個人情報保護の基準等に関する規程等)     (イ)職員服務関係書類       (出勤簿、休暇簿、超過勤務命令簿、旅行命令簿等)     (ウ)施設・備品管理関係書類       (施設保守点検報告書、備品台帳等)     (エ)経理関係書類       (総勘定元帳、伝票、契約書、領収書、現金出納帳、預金残高証明書等)     (オ)収入関係書類       (区委託金等に関する書類、利用料収入に関する書類等) 7 監査の結果   「〔別紙〕各団体の監査結果」のとおりである。 8 監査委員による主な質問事項  ┌─────────────┬──────────────────────┐  │団体名          │主な質問事項                │  ├─────────────┼──────────────────────┤  │公益社団法人       │・公益社団法人への移行完了までの経過について│  │台東区シルバー人材センター│・会員の就業状況、仕事の割り振りについて  │  │             │・仕事の受注状況、民間事業者からの受注開拓に│  │             │ ついて                  │  ├─────────────┼──────────────────────┤  │社会福祉法人       │・授産から生活介護への事業移行について   │  │台東つばさ福祉会     │・障害児放課後対策事業について       │  │             │・障害者総合福祉法の施行予定と需要増加への対│  │             │ 応について                │  ├─────────────┼──────────────────────┤  │社会福祉法人       │・新規会員増加の取り組みについて      │  │台東区社会福祉協議会   │・積立基金の運用について          │  │             │・東日本大震災以降のボランティアの取り組みに│  │             │ ついて                  │  │             │・生活福祉資金貸付、応急援護資金貸付について│  ├─────────────┼──────────────────────┤  │財団法人         │・公益法人化への進捗状況及びそのメリットにつ│  │台東区産業振興事業団   │ いて                   │  │             │・会員数の推移、会員企業の実態について   │  │             │・事業者支援施設「浅草ものづくり工房」につい│  │             │ て                    │  └─────────────┴──────────────────────┘  ┌─────────────┬──────────────────────┐  │公益財団法人       │・公益法人の寄付・協賛金、執行・監査体制につ│  │台東区芸術文化財団    │ いて                   │  │             │・図録、ミュージアムグッズの有用性、販売促進│  │             │ について                 │  │             │・基本財産の運用状況及びその管理・運用基準に│  │             │ ついて                  │  │             │・入館者数増加の取り組み、公演内容の選択につ│  │             │ いて                   │  ├─────────────┼──────────────────────┤  │社会福祉法人       │・職員の確保、処遇並びに退職引当金について │  │台東区社会福祉事業団   │・介護報酬の増収の取り組みとニーズへの対応に│  │             │ ついて                  │  │             │・特養経営の将来見込みと継続性、適正規模につ│  │             │ いて                   │  │             │・ショートステイの申込、利用方法について  │  │             │・区と事業団の職務権限の分配と移譲について │  └─────────────┴──────────────────────┘ 9 まとめ   実地監査を行った6団体は、区政を補完し、いずれも区民サービスの充実に向け、社会経済環境の変化に対応しつつ、効率的な事業運営に努めていることが認められた。   また、今回監査対象とした各団体に対する補助金の内容を精査したところ、事業計画及び交付目的のとおり適正かつ効率的に事業執行されていることを確認した。   所管部課においては、公益性を視点に、補助事業の有効性を常に検証しつつ、なお一層の適切な指導・監督を望むものである。   区の財政状況は依然として厳しいものがあり、区民の信頼に応え、区民の生活の利便性向上に資する補助事業であるよう、今後も補助金交付の目的、手続き、時期の適正性の厳格な判断が求められる。   なお、実地監査を行なった団体並びに補助金交付の所管部課は、公益法人会計、社会福祉法人会計の会計基準、特性を理解し、適正な経理処理に取り組むよう強く要望する。 (別表1)                監査実施団体名及び主管課  【出資団体】(4団体)   ┌──────────────────────┬─────────┬───┐   │団体名                   │主管課      │ページ│   ├──────────────────────┼─────────┼───┤   │台東区土地開発公社             │経理課      │ 5 │   ├──────────────────────┼─────────┼───┤   │財団法人 台東区産業振興事業団       │にぎわい計画課  │ 5 │   ├──────────────────────┼─────────┼───┤   │公益財団法人 台東区芸術文化財団      │にぎわい計画課  │ 6 │   │                      │(文化振興課)  │   │   ├──────────────────────┼─────────┼───┤   │社会福祉法人 台東区社会福祉事業団     │福祉課      │ 8 │   │                      │(高齢福祉課)  │   │   └──────────────────────┴─────────┴───┘  【補助金等交付団体】(28団体)   ┌──────────────────────┬─────────┬───┐   │団体名                   │主管課      │ページ│   ├──────────────────────┼─────────┼───┤   │谷中地区町会連合会             │         │ 12 │   ├──────────────────────┤区民課      ├───┤   │浅草橋地区町会連合会            │         │ 12 │   └──────────────────────┴─────────┴───┘   ┌──────────────────────┬─────────┬───┐   │ときめきたいとうフェスタ推進委員会     │交流促進課    │ 13 │   ├──────────────────────┼─────────┼───┤   │台東ファッションフェア実行委員会      │産業振興課    │ 13 │   ├──────────────────────┼─────────┼───┤   │したまちコメディ映画祭in台東実行委員会   │         │ 14 │   ├──────────────────────┤         ├───┤   │上野観光連盟                │         │ 14 │   ├──────────────────────┤         ├───┤   │東京時代まつり実行委員会          │         │ 15 │   ├──────────────────────┤観光課      ├───┤   │隅田川花火大会実行委員会          │         │ 15 │   ├──────────────────────┤         ├───┤
      │したまち演劇祭実行委員会          │         │ 16 │   ├──────────────────────┤         ├───┤   │浅草観光連盟                │         │ 16 │   ├──────────────────────┼─────────┼───┤   │社会福祉法人 台東区社会福祉協議会     │福祉課      │ 17 │   ├──────────────────────┼─────────┼───┤   │公益社団法人 台東区シルバー人材センター  │         │ 19 │   ├──────────────────────┤         ├───┤   │株式会社 ふれやか             │高齢福祉課    │ 20 │   ├──────────────────────┤         ├───┤   │株式会社 愛誠会              │         │ 20 │   ├──────────────────────┼─────────┼───┤   │社会福祉法人 台東つばさ福祉会       │         │ 21 │   ├──────────────────────┤         ├───┤   │特定非営利活動法人 ほおずきの会      │障害福祉課    │ 23 │   ├──────────────────────┤         ├───┤   │特定非営利活動法人 りんご村        │         │ 24 │   ├──────────────────────┼─────────┼───┤   │財団法人 ライフ・エクステンション研究所  │健康課      │ 25 │   ├──────────────────────┼─────────┼───┤   │特定非営利活動法人耕房           │         │ 25 │   ├──────────────────────┤保健サービス課  ├───┤   │特定非営利活動法人 台東メンタルコミュニティ│         │ 26 │   ├──────────────────────┼─────────┼───┤   │ライフサポート株式会社           │         │ 26 │   ├──────────────────────┤         ├───┤   │学校法人 三幸学園             │         │ 27 │   ├──────────────────────┤         ├───┤   │株式会社 日本保育サービス         │         │ 28 │   ├──────────────────────┤児童保育課    ├───┤   │株式会社 ポピンズ             │         │ 29 │   ├──────────────────────┤         ├───┤   │株式会社 スターズ             │         │ 29 │   ├──────────────────────┤   ┌─────┼───┤   │株式会社 日本医療事務センター       │   │高齢福祉課│ 30 │   ├──────────────────────┼───┴─────┼───┤   │台東区青少年育成谷中地区委員会       │         │ 31 │   ├──────────────────────┤青少年・スポーツ課├───┤   │台東区青少年育成浅草橋地区委員会      │         │ 32 │   └──────────────────────┴─────────┴───┘                         主管課欄カッコ内は関係課                              〔別紙〕 各団体の監査結果 (出資団体)               団体名 台東区土地開発公社 第1 監査対象の概要  1 事業の概要    台東区土地開発公社は、昭和62年10月に設立された法人である。    公社は、「公有地の拡大の推進に関する法律」に基づいて、地域の秩序ある整備を図るために必要な公有地となるべき土地等の取得及び造成その他の管理等を行うことを目的として、土地の取得等の事業を行っている。    なお、平成22年度の収支決算状況は、次表のとおりである。    ┌───────┬───────┬──────┐    │収 入 額  │支 出 額  │  収支差額│    ├───────┼───────┼──────┤    │  148,496円 │   120,315円│  28,181円│    └───────┴───────┴──────┘  2 台東区との関係  (1)出資     区は、昭和62年10月、公社設立に伴い、基本財産1,000万円、運用財産100万円の計1,100万円を出資している。 第2 監査の結果    会計事務処理は、おおむね良好に行われているものと認められ、特に指摘・指示する事項はない。            団体名 財団法人 台東区産業振興事業団 第1 監査対象の概要  1 事業の概要    台東区産業振興事業団は、昭和58年10月に設立された。平成11年4月に台東区勤労者サービスセンターと統合した財団法人である。    法人は、台東区における産業の経営基盤を整備し、中小企業の育成を図るとともに、中小企業勤労者及び事業主並びにこれに準じる区民を対象とした勤労者福祉事業を総合的かつ効果的に展開し、中小企業勤労者福祉を向上させ、区内中小企業の振興と地域社会の発展に寄与することを目的として、次の事業を行っている。   (1)中小企業の育成及び中小企業勤労者福祉に係る各種研修会、講習会等の事業   (2)中小企業の育成及び中小企業勤労者福祉に係る調査研究、情報提供並びに普及の事業   (3)中小企業勤労者のための勤労者福祉事業   (4)区及び他団体が行う中小企業の育成事業並びに中小企業勤労者福祉推進事業への協力・交流事業   (5)台東区立産業研修センターの管理運営等に関する事業    なお、平成22年度の法人の収支決算状況は、次表のとおりである。    ┌───────┬───────┬──────┐    │収入額    │支出額    │収支差額  │    ├───────┼───────┼──────┤    │182,844,116円 │170,517,981円 │12,326,225円│    └───────┴───────┴──────┘  2 台東区との関係  (1)出資     区は、平成11年4月、財団法人統合に伴い、基本財産5億円を出資している。  (2)指定管理者     区は、「東京都台東区立産業研修センター条例(平成15年台東区条例第1号)」に基づき、産業研修センターの指定管理者に、平成20年4月から3年間にわたり法人を指定した。さらに、平成23年4月には継続して5年間の再指定を行った。  (3)補助事業     区は、「東京都台東区一般財団法人に対する助成等に関する条例(平成3年台東区条例第18号)」に基づき、法人の事業運営、施設の管理等に要する経費として52,612,717円の補助金を交付している。     平成22年度の法人の収入総額(182,844,116円)に占める区補助金(52,612,717円)の割合は28.8%である。 第2 監査の結果    法人の事業は、補助目的に沿って執行されている。    また、会計事務処理についても、おおむね良好に行われているものと認められ、特に指摘・指示する事項はない。    主管課においても、適切に指導・監督が行われている。            団体名 公益財団法人 台東区芸術文化財団 第1 監査対象の概要  1 事業の概要    台東区芸術文化財団は、昭和58年設立の財団法人台東区文化・スポーツ振興財団と、昭和61年設立の財団法人台東区芸術・歴史協会が合併し、平成11年4月財団法人台東区芸術文化財団を発足させたが、公益法人制度改革関連3法の改正に伴い、平成23年4月財団法人を解散、新法人を設立登記し、公益財団法人へ移行した。    法人は、芸術文化・スポーツの一層の向上に資する各種の事業を行い、区民の自主的な活動を促進し、豊かな区民生活の向上と地域の発展に寄与することを目的として、次の事業を行っている。  (1)芸術文化に関する事業  (2)区民文化に関する事業  (3)スポーツ文化に関する事業  (4)芸術・文化・スポーツ施設の管理運営  (5)芸術・文化・スポーツ活動の調査等に関する事業    なお、平成22年度の法人の収支決算状況は、次表のとおりである。
       ┌───────┬───────┬──────┐    │収入額    │支出額    │収支差額  │    ├───────┼───────┼──────┤    │866,264,468円 │768,528,147円 │97,736,321円│    └───────┴───────┴──────┘    収支差額には、補助金清算後の区への補助金返納額36,029,132円が含まれている。  2 台東区との関係  (1)出資     区は、平成11年4月設立の旧財団法人に基本財産5億円を出資し、平成23年4月公益財団法人への移行後もこれを継続している。  (2)指定管理者     区は、次表のとおり、各施設の指定管理者に法人を指定している。     平成17年4月から5年間にわたり各施設の指定管理者として法人を指定した。     さらに、平成22年4月には継続して5年間の再指定を行った。     また、平成23年4月の公益財団法人への移行後も指定管理者たる地位を継承しこれを継続している。     なお、朝倉彫塑館は、建築物の保存修復工事のため、平成21年4月から25年3月(予定)まで休館している。   ┌────────┬───────┬───────────────────┐   │施設名     │委託金額   │根拠法令               │   ├────────┼───────┼───────────────────┤   │台東リバーサイド│ 191,438,853円│東京都台東区体育施設条例       │   │スポーツセンター│       │(昭和50年台東区条例第12号)     │   ├────────┼───────┼───────────────────┤   │朝倉彫塑館   │ 13,235,899円│東京都台東区立朝倉彫塑館条例     │   │        │       │(昭和61年台東区条例第41号)     │   ├────────┼───────┼───────────────────┤   │下町風俗資料館 │ 16,806,045円│東京都台東区立下町風俗資料館条例   │   │        │       │(昭和55年台東区条例第3号)     │   ├────────┼───────┼───────────────────┤   │一葉記念館   │ 13,112,717円│東京都台東区立一葉記念館条例     │   │        │       │(昭和36年台東区条例第1号)     │   ├────────┼───────┼───────────────────┤   │旧東京音楽学校 │ 14,682,562円│東京都台東区立旧東京音楽学校奏楽堂条例│   │奏楽堂     │       │(昭和62年台東区条例第2号)     │   ├────────┼───────┼───────────────────┤   │書道博物館   │ 41,048,569円│東京都台東区立書道博物館条例     │   │        │       │(平成11年台東区条例第35号)     │   └────────┴───────┴───────────────────┘  (3)委託事業     区は、国のふるさと雇用再生特別交付金を活用して造成された東京都の基金から補助金を交付され、ふるさと再生雇用特別事業を新設し、書道博物館における甲骨文字等収蔵品管理、一葉記念館における収蔵品データ更新等収蔵品管理を法人に委託し、これに要する経費10,812,166円を支出している。  (4)補助事業     区は、「東京都台東区一般財団法人に対する助成等に関する条例(平成3年台東区条例第18号)」に基づき、法人の運営等に要する経費として351,509,868円の補助金を交付している。     平成22年度の法人の収入総額(866,264,468円)に占める区補助金(351,509,868円)の割合は40.6%である。 第2 監査の結果    法人の事業は、補助目的に沿って執行されている。    そのほかの会計事務処理については、おおむね良好に行われているものと認められ、特に指摘・指示する事項はない。しかしながら、軽微ではあるが、服務、経理、金券等出納保管、施設使用申請の関係諸書類において、表示誤り、表示もれや、事務手続の遅延等の事例が見受けられたので、口頭にて注意した。今後の適正な事務執行に留意されたい。    また、施設管理では、施設・設備に、軽微ではあるが経年劣化が見られ、計画的に保全に取り組むなど適切な施設管理に努められたい。    なお、主管課においては、適切に指導・監督が行われている。           団体名 社会福祉法人 台東区社会福祉事業団 第1 監査対象の概要  1 事業の概要    台東区社会福祉事業団は、昭和61年10月に設立された社会福祉法人である。    法人は、多様な福祉サービスがその利用者の意向を尊重して総合的に提供されるよう創意工夫することにより、利用者が、個人の尊厳を保持しつつ、心身ともに健やかに育成され、又はその有する能力に応じ自立した日常生活を地域社会において営むことができるよう支援することを目的として、次の事業を行っている。  (1)第一種社会福祉事業    ア 区立特別養護老人ホーム「浅草」「谷中」「三ノ輪」の管理運営  (2)第二種社会福祉事業    ア 区立児童館「千束」「玉姫」「台東」「池之端」「松が谷」「今戸」「寿」の管理運営(こどもクラブを含む。)    イ 区立高齢者在宅サービスセンター「あさくさ」「うえの」「やなか」「みのわ」及びデイホーム「いけのはた」「たなか」の管理運営    ウ 区立老人福祉センター及び老人福祉館「入谷」「橋場」「三筋」の管理運営  (3)その他     区立地域包括支援センター「あさくさ」「やなか」「みのわ」の管理運営     なお、平成22年度の収支決算状況は、次表のとおりである。 【社会福祉事業会計】  ┌─────────────────┬────────┬────────┬───────┐  │区分               │収入額     │支出額     │収支差額   │  ├─────────────────┼────────┼────────┼───────┤  │本部               │  232,129,786円│  229,795,372円│  2,334,414円│  │(ヘルパー研修等を含む。)    │        │        │       │  ├─────────────────┼────────┼────────┼───────┤  │千束児童館            │  92,190,068円│  92,190,068円│      0円│  ├─────────────────┼────────┼────────┼───────┤  │玉姫児童館            │  56,102,269円│  56,102,269円│      0円│  ├─────────────────┼────────┼────────┼───────┤  │台東児童館            │  54,654,251円│  54,654,251円│      0円│  ├─────────────────┼────────┼────────┼───────┤  │池之端児童館           │  76,080,015円│  76,080,015円│      0円│  ├─────────────────┼────────┼────────┼───────┤  │松が谷児童館           │  90,309,087円│  90,309,087円│      0円│  ├─────────────────┼────────┼────────┼───────┤  │今戸児童館            │  57,588,687円│  57,588,687円│      0円│  ├─────────────────┼────────┼────────┼───────┤  │寿児童館             │  64,442,501円│  64,442,501円│      0円│  ├─────────────────┼────────┼────────┼───────┤  │特別養護老人ホーム 浅草     │  406,621,151円│  406,411,428円│   209,723円│  │(短期入所生活介護を含む。)   │        │        │       │  ├─────────────────┼────────┼────────┼───────┤  │特別養護老人ホーム 谷中     │  307,591,225円│  282,252,026円│ 25,339,199円│  │(短期入所生活介護を含む。)   │        │        │       │  ├─────────────────┼────────┼────────┼───────┤  │特別養護老人ホーム 三ノ輪    │  345,146,029円│  322,315,482円│ 22,830,547円│  │(短期入所生活介護を含む。)   │        │        │       │  ├─────────────────┼────────┼────────┼───────┤  │あさくさ高齢者在宅サービスセンター│  162,081,221円│  146,416,328円│ 15,664,893円│  │(認知症、訪問介護支援を含む。) │        │        │       │  └─────────────────┴────────┴────────┴───────┘  ┌─────────────────┬────────┬────────┬───────┐  │うえの高齢者在宅         │  76,657,012円│  68,746,655円│  7,910,357円│  │サービスセンター         │        │        │       │  ├─────────────────┼────────┼────────┼───────┤  │やなか高齢者在宅         │  103,346,010円│  93,485,443円│  9,860,567円│  │サービスセンター         │        │        │       
     ├─────────────────┼────────┼────────┼───────┤  │みのわ高齢者在宅サービスセンター │  229,900,093円│  198,659,170円│ 31,240,923円│  │(認知症、訪問介護支援を含む。) │        │        │       │  ├─────────────────┼────────┼────────┼───────┤  │いけのはたデイホーム       │  29,223,667円│  24,651,945円│  4,571,722円│  ├─────────────────┼────────┼────────┼───────┤  │たなかデイホーム         │  27,412,159円│  23,055,386円│  4,356,773円│  ├─────────────────┼────────┼────────┼───────┤  │あさくさ地域包括支援センター   │  41,014,661円│  40,804,992円│   209,669円│  ├─────────────────┼────────┼────────┼───────┤  │やなか地域包括支援センター    │  23,860,057円│  23,473,359円│   386,698円│  ├─────────────────┼────────┼────────┼───────┤  │みのわ地域包括支援センター    │  42,260,354円│  41,415,091円│   845,263円│  ├─────────────────┼────────┼────────┼───────┤  │あさくさケアマネジメントセンター │  14,332,169円│  13,515,632円│   816,537円│  ├─────────────────┼────────┼────────┼───────┤  │やなかケアマネジメントセンター  │   9,316,023円│   7,511,281円│  1,804,742円│  ├─────────────────┼────────┼────────┼───────┤  │みのわケアマネジメントセンター  │  28,545,614円│  24,558,120円│  3,987,494円│  ├─────────────────┼────────┼────────┼───────┤  │老人福祉センター         │  52,768,580円│  51,428,989円│  1,339,591円│  ├─────────────────┼────────┼────────┼───────┤  │入谷老人福祉館          │  18,909,169円│  18,492,736円│   416,433円│  ├─────────────────┼────────┼────────┼───────┤  │橋場老人福祉館          │  16,172,000円│  15,267,056円│   904,944円│  ├─────────────────┼────────┼────────┼───────┤  │三筋老人福祉館          │  20,982,000円│  19,208,402円│  1,773,598円│  ├─────────────────┼────────┼────────┼───────┤  │合計               │ 2,679,635,858円│ 2,542,831,771円│ 136,804,087円│  └─────────────────┴────────┴────────┴───────┘  2 台東区との関係  (1)出資     区は、昭和61年10月、社会福祉法人設立に伴い、基本財産500万円を出資している。  (2)指定管理者     区は、次表のとおり各施設の指定管理者に法人を指定している。     なお、指定期間は、老人福祉センター、各老人福祉館及びうえの高齢者在宅サービスセンターは、平成20年4月から3年間、その他の施設は平成22年4月から5年間である。   ┌─────────────┬──────┬─────────────────┐   │施設名          │委託等金額 │根拠法令             │   ├─────────────┼──────┼─────────────────┤   │特別養護老人ホーム 浅草 │45,422,200円│                 │   ├─────────────┼──────┤東京都台東区立特別養護老人ホーム条│   │特別養護老人ホーム 谷中 │58,215,269円│例                │   ├─────────────┼──────┤(平成12年台東区条例第13号)   │   │特別養護老人ホーム 三ノ輪│53,945,814円│                 │   ├─────────────┼──────┼─────────────────┤   │千束児童館        │34,318,317円│                 │   ├─────────────┼──────┤                 │   │玉姫児童館        │31,254,219円│                 │   ├─────────────┼──────┤                 │   │台東児童館        │29,794,042円│                 │   ├─────────────┼──────┤東京都台東区立児童館条例     │   │池之端児童館       │33,551,534円│(昭和44年台東区条例第3号)   │   ├─────────────┼──────┤                 │   │松が谷児童館       │39,391,367円│                 │   ├─────────────┼──────┤                 │   │今戸児童館        │38,709,249円│                 │   ├─────────────┼──────┤                 │   │寿児童館         │36,790,997円│                 │   └─────────────┴──────┴─────────────────┘   ┌─────────────┬──────┬─────────────────┐   │あさくさ高齢者在宅    │ 3,045,350円│                 │   │サービスセンター     │      │                 │   ├─────────────┼──────┤                 │   │うえの高齢者在宅     │ 8,000,000円│                 │   │サービスセンター     │      │                 │   ├─────────────┼──────┤                 │   │やなか高齢者在宅     │11,488,562円│東京都台東区立高齢者在宅サービスセ│   │サービスセンター     │      │ンター条例            │   ├─────────────┼──────┤(平成12年台東区条例第14号)   │   │みのわ高齢者在宅     │16,506,810円│                 │   │サービスセンター     │      │                 │   ├─────────────┼──────┤                 │   │いけのはたデイホーム   │     0円│                 │   ├─────────────┼──────┤                 │   │たなかデイホーム     │     0円│                 │   ├─────────────┼──────┼─────────────────┤   │老人福祉センター     │46,282,000円│                 │   ├─────────────┼──────┤                 │   │入谷老人福祉館      │16,909,169円│東京都台東区立老人福祉施設の設置等│   ├─────────────┼──────┤に関する条例           │   │橋場老人福祉館      │16,172,000円│(昭和53年台東区条例第30号)   │   ├─────────────┼──────┤                 │   │三筋老人福祉館      │20,982,000円│                 │   └─────────────┴──────┴─────────────────┘  (3)補助事業     区は、法人の運営等に要する経費として、「社会福祉法人に対する助成の手続きに関する条例(昭和51年台東区条例第21号)」に基づき、189,160,129円の補助金を交付している。     平成22年度の法人の収入総額(2,679,635,858円)に占める区補助金(189,160,129円)の割合は7.1%である。 第2 監査の結果    法人の事業は、補助目的に沿って執行されている。    また、会計事務処理についても、おおむね良好に行われているものと認められ、特に指摘・指示する事項はない。    主管課においても、適切に指導・監督が行われている。 (補助金等交付団体)               団体名 谷中地区町会連合会 第1 監査対象の概要  1 事業の概要    谷中地区町会連合会は、各町会相互の連絡を密にするとともに、協調・親睦を図り、自治の発展に努め、地域福祉増進に寄与することを目的として、谷中地区における地域福祉増進の事業を行っている。  2 台東区との関係  (1)補助事業     区は、地域福祉増進のため、「台東区町会等運営補助金交付要綱」に基づき、団体の運営等に要する経費として836,400円の補助金を交付している。
        平成22年度の団体の収入総額(4,953,075円)に占める区補助金(836,400円)の割合は16.9%である。 第2 監査の結果    団体への補助金は、補助目的に沿って執行され、特に指摘・指示する事項はない。               団体名 浅草橋地区町会連合会 第1 監査対象の概要  1 事業の概要    浅草橋地区町会連合会は、各町会相互の連絡を密にするとともに、協調・親睦を図り、自治の発展に努め、地域福祉増進に寄与することを目的として、浅草橋地区における地域福祉増進の事業を行っている。  2 台東区との関係  (1)補助事業     区は、地域福祉増進のため、「台東区町会等運営補助金交付要綱」に基づき、団体の運営等に要する経費として814,300円の補助金を交付している。     平成22年度の団体の収入総額(3,840,421円)に占める区補助金(814,300円)の割合は21.2%である。 第2 監査の結果    団体への補助金は、補助目的に沿って執行され、特に指摘・指示する事項はない。           団体名 ときめき たいとうフェスタ推進委員会 第1 監査対象の概要  1 事業の概要    ときめき たいとうフェスタ推進委員会は、平成10年4月に設立された団体である。    団体は、台東区民及び他都市等の住民との交流を深め、まちのにぎわいを創造しながら人々が楽しく住める街「にぎわい いきいき したまち台東」の実現、また、豊かな伝統文化を守り育て、さまざまな地域資源・魅力をさらに高め、区の情報を発信するとともに、台東区を広くアピールすることを目的として、住民との交流を深め、まちのにぎわいを創造する事業、区の情報を発信しながら台東区を広くアピールする事業等を行っている。  2 台東区との関係  (1)補助事業     区は、台東区の魅力を高め、もって地域交流・産業交流の振興を図るため、「ときめき たいとうフェスタ推進委員会補助金交付要綱」に基づき、事業運営等に要する経費として74,973,691円の補助金を交付している。     平成22年度の団体の収入総額(75,195,292円)に占める区補助金(74,973,691円)の割合は99.7%である。 第2 監査の結果    団体への補助金は、補助目的に沿って執行され、特に指摘・指示する事項はない。            団体名 台東ファッションフェア実行委員会 第1 監査対象の概要  1 事業の概要    台東ファッションフェア実行委員会は、昭和53年6月に設立された団体である。    団体は、区内地場産業の重要な担い手であるファッション雑貨関連産業の業界団体が協力体制を強化し、地場産業の活性化を図ることを目的に「台東ファッションザッカフェア」を実施している。  2 台東区との関係  (1)補助事業     区は、地場産業の活性化を図ることを目的として、「台東ファッションフェア実行委員会設置要綱」を設け、事業運営等に要する経費として、23,000,000円の補助金を交付している。     平成22年度の団体の収入総額(28,636,604円)に占める区補助金(23,000,000円)の割合は80.3%である。 第2 監査の結果    団体への補助金は、補助目的に沿って執行され、特に指摘・指示する事項はない。         団体名 「したまちコメディ映画祭in台東」実行委員会 第1 監査対象の概要  1 事業の概要    「したまちコメディ映画祭in台東」実行委員会は、平成20年1月に設立された団体である。    団体は、Tokyoダウンタウンアートサポート(T.DAS)関連事業として、地域と協働で下町の活気あふれる映画祭を開催し、世界を明るくし元気づけるような「にぎわい」を創出するとともに、台東区の魅力を世界に強くアピールすることを目的として、「したまちコメディ映画祭in台東」を実施している。  2 台東区との関係  (1)補助事業     区は、にぎわいの創出を図り、台東区の魅力を広くアピールすることを目的に、「したまちコメディ映画祭in台東」事業費補助金交付要綱に基づき、事業運営に要する経費として58,063,238円の補助金を交付している。     平成22年度の団体の収入総額(75,502,222円)に占める区補助金(58,063,238円)の割合は76.9%である。 第2 監査の結果    団体への補助金は、補助目的に沿って執行され、特に指摘・指示する事項はない。                 団体名 上野観光連盟 第1 監査対象の概要  1 事業の概要    上野観光連盟は、昭和24年9月に設立された団体である。    団体は、観光上野を実現するため、その振興を図り、区の繁栄を期すると共に、国際親善に寄与することを目的として、上野大観光祭、江戸趣味納涼大会等の事業を行っている。  2 台東区との関係  (1)補助事業     区は、地域経済の活性化および観光振興の発展を目的として、団体の事業運営等に要する経費として5,950,000円の補助金を交付している。     また、「蓮見茶屋」事業運営経費として12,000,000円、「うえの夏まつりパレード」事業運営経費として12,000,000円、「上野不忍華舞台」事業運営費として7,000,000円、「イルミネーション設置」事業運営経費として4,500,000円の補助金を交付している。     平成22年度の団体の収入総額(103,051,116円)に占める区補助金(41,450,000円)の割合は40.2%である。 第2 監査の結果    団体への補助金は、補助目的に沿って執行され、特に指摘・指示する事項はない。              団体名 東京時代まつり実行委員会 第1 監査対象の概要  1 事業の概要    東京時代まつり実行委員会は、東京の歴史と文化の原点は浅草であるとの事実を鮮明にすることにより、多くの人から愛される活力ある街づくりを推進し、区全体の活性化を図ることを目的として、東京時代まつりを実施している。    東京時代まつりは平成元年に始まり、平成22年には第22回目を実施している。  2 台東区との関係  (1)補助事業     区は、多くの観光客を招聘し浅草地域の活性化に貢献するとともに、観光事業の振興を図るため、事業運営等に要する経費として30,000,000円の補助金を交付している。     平成22年度の団体の収入総額(46,464,834円)に占める区補助金(30,000,000円)の割合は64.6%である。 第2 監査の結果    団体への補助金は、補助目的に沿って執行され、特に指摘・指示する事項はない。              団体名 隅田川花火大会実行委員会 第1 監査対象の概要  1 事業の概要    隅田川花火大会実行委員会は、江戸の伝統を受け継いだ両国川開き花火大会を継承し、隅田川の夏の風物詩として広く都区民に親しまれている行事である隅田川花火大会を実施している。    隅田川花火大会は昭和53年に始まり、平成22年には第33回目を実施している。  2 台東区との関係  (1)補助事業     区は、観光事業の振興を図るため、事業運営等に要する経費として27,000,000円の補助金を交付している。     平成22年度の団体の収入総額(158,922,365円)に占める区補助金(27,000,000円)の割合は17.0%である。 第2 監査の結果   団体への補助金は、補助目的に沿って執行され、特に指摘・指示する事項はない。              団体名 したまち演劇祭実行委員会 第1 監査対象の概要  1 事業の概要    したまち演劇祭実行委員会は、平成22年2月に設立された団体である。    大衆芸能・文化の発祥の地である特徴を生かし、その魅力を国内外に発信するとともに、区内全域のにぎわいを創出するため、したまち演劇祭を実施している。  2 台東区との関係  (1)補助事業     区は、にぎわいの創出を図り、台東区の魅力を広くアピールすることを目的に、「したまち演劇祭」事業費補助金交付要綱に基づき、事業運営に要する経費として14,653,571円の補助金を交付している。     平成22年度の団体の収入総額(18,951,875円)に占める区補助金(14,653,571円)の割合は77.3%である。 第2 監査の結果    団体への補助金は、補助目的に沿って執行され、特に指摘・指示する事項はない。
                    団体名 浅草観光連盟 第1 監査対象の概要  1 事業の概要    浅草観光連盟は、昭和22年7月に設立された団体である。    団体は、浅草の観光文化並びに交通の諸事業の指導育成を図り、以って浅草の振興を促進し国際的観光地として発展させることを目的として、隅田公園「桜まつり」、浅草春(秋)の観光祭等の事業を行っている。  2 台東区との関係  (1)補助事業     区は、地域経済の活性化と観光振興の発展のため、団体の事業運営等に要する経費として5,950,000円、「イルミネーション設置」事業運営経費として4,400,000円の補助金を交付している。     平成22年度の団体の収入総額(84,624,217円)に占める区補助金(10,350,000円)の割合は12.2%である。 第2 監査の結果    団体への補助金は、補助目的に沿って執行され、特に指摘・指示する事項はない。           団体名 社会福祉法人 台東区社会福祉協議会 第1 監査対象の概要  1 事業の概要    台東区社会福祉協議会は、昭和38年4月に設立された社会福祉法人である。    法人は、区における社会福祉事業の能率的運営と組織的活動を展開し、地域福祉の増進を図ることを目的として、次の事業を行っている。   (1)法人運営事業   (2)地域福祉事業   (3)在宅福祉サービス事業(はつらつサービス事業)   (4)ボランティア活動推進事業   (5)権利擁護センター事業   (6)ファミリー・サポート・センター事業   (7)応急援護資金貸付事業   (8)歳末たすけあい運動事業    なお、平成22年度の収支決算状況は、次表のとおりである。 【社会福祉事業会計】 ┌────────────────┬───────┬───────┬───────┐ │区分              │収入額    │支出額    │収支差額   │ ├────────────────┼───────┼───────┼───────┤ │法人運営事業          │ 81,455,113円│ 82,721,170円│ △1,266,057円│ ├────────────────┼───────┼───────┼───────┤ │地域福祉事業          │ 19,528,839円│ 19,528,839円│      0円│ ├────────────────┼───────┼───────┼───────┤ │在宅福祉サービス事業      │ 85,969,785円│ 77,424,119円│  8,545,666円│ ├────────────────┼───────┼───────┼───────┤ │ボランティア活動推進事業    │ 18,220,523円│ 19,667,698円│ △1,447,175円│ ├────────────────┼───────┼───────┼───────┤ │権利擁護センター事業      │ 34,691,055円│ 35,775,713円│ △1,084,658円│ ├────────────────┼───────┼───────┼───────┤ │社会福祉事業会計 合計     │ 239,865,315円│ 235,117,539円│  4,747,776円│ └────────────────┴───────┴───────┴───────┘ 【特別会計】 ┌────────────────┬───────┬───────┬───────┐ │区分              │収入額    │支出額    │収支差額   │ ├────────────────┼───────┼───────┼───────┤ │ファミリー・サポート・センター事業│ 16,174,000円│ 16,174,000円│      0円│ ├────────────────┼───────┼───────┼───────┤ │応急援護資金貸付事業      │      0円│   155,000円│  △155,000円│ ├────────────────┼───────┼───────┼───────┤ │歳末たすけあい運動事業     │  8,183,737円│  8,197,881円│  △14,144円│ ├────────────────┼───────┼───────┼───────┤ │特別会計 合計         │ 24,357,737円│ 24,526,881円│  △169,144円│ └────────────────┴───────┴───────┴───────┘ 【総合計】 ┌────────────────┬───────┬───────┬───────┐ │区分              │収入額    │支出額    │収支差額   │ ├────────────────┼───────┼───────┼───────┤ │総 合 計           │ 264,223,052円│ 259,644,420円│  4,578,632円│ └────────────────┴───────┴───────┴───────┘ ※社会福祉事業会計の経理区分中ボランティア活動推進事業及び権利擁護センター事業、特別会計の経理区分中応急援護資金貸付事業における支出超過は、前期繰越金を充当し、歳末たすけあい運動事業の支出超過は社会福祉事業会計から会計間で繰入充当している。  2 台東区との関係  (1)補助事業     区は、「社会福祉法人に対する助成の手続きに関する条例(昭和51年台東区条例第21号)」に基づき、協議会の健全な発展と社会福祉事業の育成強化を図るため、協議会における事務費及び各事業費に対し、次表のとおり補助金を交付している。     ┌────────────┬───────┐     │対象事業        │金額     │     ├────────────┼───────┤     │事務費(人件費)    │ 104,454,722円│     ├────────────┼───────┤     │はつらつサービス事業  │ 44,115,000円│     ├────────────┼───────┤     │権利擁護センター事業  │    1,507円│     ├────────────┼───────┤     │成年後見制度推進事業  │  1,000,294円│     ├────────────┼───────┤     │ボランティア活動推進事業│  1,834,000円│     └────────────┴───────┘     平成22年度の法人の収入総額(264,223,052円)に占める区補助金(151,405,523円)の割合は57.3%である。 第2 監査の結果    法人の事業は、補助目的に沿って執行されている。    また、会計事務処理についても、おおむね良好に行われているものと認められ、特に指摘・指示する事項はない。しかしながら、軽微ではあるが服務、給与、経理関係等の諸書類に記入もれ・押印もれ等により口頭にて注意した事例があり、今後の適正な事務執行に留意されたい。    なお、主管課においては、適切に指導・監督が行われている。          団体名 公益社団法人 台東区シルバー人材センター 第1 監査対象の概要  1 事業の概要    台東区シルバー人材センターは、昭和52年1月に「台東区高齢者事業団」として設立され、昭和55年に法人となった。平成2年7月に「社団法人台東区シルバー人材センター」となり、平成23年4月には公益社団法人へ移行した。    法人は、働く意欲を持つ健康な高齢者のために、就業の機会を確保し、生活感の充実及び福祉の増進を図るとともに、活力ある地域社会づくりに寄与することを目的として、高齢者に対する就業機会の開拓及び提供、高齢者の就業に関する情報の収集・提供・相談等の事業を行っている。    なお、平成22年度の収支決算状況は、次表のとおりである。  ┌──────┬───────┬───────┬──────┐  │区分    │収入額    │支出額    │収支差額  │  ├──────┼───────┼───────┼──────┤  │一般会計  │ 326,886,064円│ 324,202,281円│ 2,683,783円│  └──────┴───────┴───────┴──────┘  2 台東区との関係  (1)補助事業     区は、法人の運営等に要する経費として、「社団法人 台東区シルバー人材センター運営補助金交付要綱」に基づき、63,491,097円の補助金を交付している。     平成22年度の法人の収入総額(326,886,064円)に占める区補助金(63,491,097円)の割合は19.4%である。 第2 監査の結果  法人の事業は、補助目的に沿って執行されている。
     また、会計事務処理についても、おおむね良好に行われているものと認められ、特に指摘・指示する事項はない。  主管課においても、適切に指導・監督が行われている。               団体名 株式会社 ふれやか 第1 監査対象の概要  1 事業の概要    ふれやかは、平成9年10月に設立された株式会社である。    会社は、「住み慣れた地域社会で家族と共に生活を送ることができる」よう自立を支援することを基本理念に、介護保険事業を中心として在宅介護から施設介護サービスにいたる多種ケアサービスを複合的に提供しており、障害者自立支援事業、市区町村からの委託による自立者支援事業等も合わせて提供している。    平成19年5月区内に「グループホームふれやか浅草」を開設し、運営している。  2 台東区との関係  (1)補助事業     区は、安心かつ安全な介護基盤の整備を促進することを目的に、東京都介護基盤緊急整備等特別対策事業補助金交付要綱に基づく「介護基盤緊急整備等特別対策事業補助金交付要綱」並びに「認知症高齢者グループホーム防火対策緊急整備支援事業補助金交付要綱」により、「グループホームふれやか浅草」のスプリンクラー整備を支援するため、補助金6,894,000円を交付している。     スプリンクラー整備にかかる工事費(7,239,000円)に占める区補助金(6,894,000円)の割合は95.2%である。 第2 監査の結果    会社への補助金は、補助目的に沿って執行され、特に指摘・指示する事項はない。                団体名 株式会社 愛誠会 第1 監査対象の概要  1 事業の概要    愛誠会は、昭和62年8月に設立された株式会社である。    会社は、介護保険法による居宅介護支援事業及び居宅サービス事業、老人福祉法に基づく有料老人ホームの経営、その他に、給食事業及び配食サービス事業などを行うとしており、平成23年10月現在、介護付有料老人ホーム1施設、デイサービス3事業所、グループホーム8施設を運営している。    台東区内では、平成23年2月に、認知症対応型共同生活介護事業グループホーム「はなまるホーム浅草」を開設し、運営している。  2 台東区との関係  (1)補助事業     区は、介護施設等の開設時から安定した質の高いサービスを提供する体制整備の支援、また、介護施設及び地域介護拠点の整備を促進することを目的に「施設開設準備経費助成特別対策事業等補助金交付要綱」を整備し、これに基づき「認知症高齢者グループホームはなまるホーム浅草」に、10,800,000円を開設準備経費の一部として補助している。     平成22年度の団体の収入総額(1,021,608,756円)に占める区補助金(10,800,000円)の割合は1.1%である。 第2 監査の結果    会社への補助金は、補助目的に沿って執行され、特に指摘・指示する事項はない。            団体名 社会福祉法人 台東つばさ福祉会 第1 監査対象の概要  1 事業の概要    台東つばさ福祉会は、平成6年4月に設立された社会福祉法人である。    法人は、福祉サービスを必要とする人々が心身ともに健やかに育成され、社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に参加する機会を与えられるとともに、その環境、年齢及び心身の状況に応じ、地域において必要なサービスを総合的に提供されるように援助することを目的として、次の事業を行っている。   (1)第二種社会福祉事業     ア 障害者支援通所施設(つばさ福祉工房)の管理運営     イ ケアホーム・グループホームの管理運営       (元浅寮、松葉寮、いずみ寮、千草寮、みすじ寮、浅草橋寮、たいとう寮)     ウ 福祉ホーム(フロム千束)の管理運営       ※平成22年7月から23年3月まで、改修工事のため事業休止(入居事業のみ、たいとう寮で継続)   (2)公益事業     ア 障害者就労支援事業(就労支援室)     イ 障害児放課後対策事業(つばさ放課後クラブ)    なお、平成22年度の収支決算状況は、次表のとおりである。 【社会福祉法人会計】  ┌──────────┬───────┬───────┬────┐  │区分        │収入額    │支出額    │収支差額│  ├──────────┼───────┼───────┼────┤  │本部会計      │ 18,193,730円│ 18,193,730円│   0円│  ├──────────┼───────┼───────┼────┤  │フロム千束会計   │ 11,295,000円│ 11,295,000円│   0円│  ├──────────┼───────┼───────┼────┤  │元浅寮会計     │ 14,925,061円│ 14,925,061円│   0円│  ├──────────┼───────┼───────┼────┤  │松葉寮会計     │ 20,156,974円│ 20,156,974円│   0円│  ├──────────┼───────┼───────┼────┤  │いずみ寮会計    │ 19,895,761円│ 19,895,761円│   0円│  ├──────────┼───────┼───────┼────┤  │千草寮会計     │ 17,685,087円│ 17,685,087円│   0円│  ├──────────┼───────┼───────┼────┤  │みすじ寮会計    │ 17,297,177円│ 17,297,177円│   0円│  ├──────────┼───────┼───────┼────┤  │浅草橋寮会計    │ 17,681,537円│ 17,681,537円│   0円│  ├──────────┼───────┼───────┼────┤  │たいとう寮会計   │ 48,985,401円│ 48,985,401円│   0円│  ├──────────┼───────┼───────┼────┤  │短期入所事業会計  │ 16,290,958円│ 16,290,958円│   0円│  ├──────────┼───────┼───────┼────┤  │つばさ福祉工房会計 │ 116,585,446円│ 116,585,446円│   0円│  ├──────────┼───────┼───────┼────┤  │授産事業会計    │  2,998,336円│  2,998,336円│   0円│  ├──────────┼───────┼───────┼────┤  │社会福祉法人会計合計│ 321,990,468円│ 321,990,468円│   0円│  └──────────┴───────┴───────┴────┘ 【公益事業会計】  ┌──────────┬───────┬───────┬────┐  │区分        │収入額    │支出額    │収支差額│  ├──────────┼───────┼───────┼────┤  │就労支援事業会計  │ 32,006,210円│ 32,006,210円│   0円│  ├──────────┼───────┼───────┼────┤  │放課後対策事業会計 │ 38,790,303円│ 38,790,303円│   0円│  ├──────────┼───────┼───────┼────┤  │公益事業会計合計  │ 70,796,513円│ 70,796,513円│   0円│  └──────────┴───────┴───────┴────┘ 【法人合計】  ┌──────────┬───────┬───────┬────┐  │区分        │収入額    │支出額    │収支差額│  ├──────────┼───────┼───────┼────┤  │総合計       │ 392,786,981円│ 392,786,981円│   0円│  └──────────┴───────┴───────┴────┘  2 台東区との関係  (1)出資等     区は、平成6年4月、社会福祉法人設立に伴い、基本財産相当額1億円を補助している。  (2)指定管理者     区は、「東京都台東区身体障害者生活ホーム条例(平成6年台東区条例第2号)」に基づき、同法人を「フロム千束」の指定管理者として平成22年4月から5年間指定し、管理運営経費として委託料10,843,000円を支出している。    (平成22年度は改修工事のため、4月分から6月分まで)  (3)補助事業     区は、法人及び各施設の運営等に要する経費として、「社会福祉法人に対する助成の手続きに関する条例(昭和51年台東区条例第21号)」に基づき、次表のとおり補助金を交付している。    ┌───────┬──────┐    │施設等名   │金額    │
       ├───────┼──────┤    │法人本部   │16,322,694円│    ├───────┼──────┤    │つばさ福祉工房│50,586,212円│    ├───────┼──────┤    │松葉寮    │ 7,656,188円│    ├───────┼──────┤    │元浅寮    │ 2,375,248円│    ├───────┼──────┤    │いずみ寮   │ 4,575,611円│    ├───────┼──────┤    │千草寮    │ 5,661,372円│    ├───────┼──────┤    │たいとう寮  │30,860,339円│    ├───────┼──────┤    │みすじ寮   │ 4,304,858円│    ├───────┼──────┤    │浅草橋寮   │ 5,689,597円│    └───────┴──────┘     平成22年度の法人の収入総額(392,786,981円)に占める区補助金(128,032,119円)の割合は32.6%である。  (4)委託事業     区は、障害者就労支援事業及び障害児放課後対策事業を法人に委託し、これに要する経費32,006,210円及び38,531,461円を支出している。 第2 監査の結果    法人の事業は、補助目的に沿って執行されている。    また、会計事務処理についても、おおむね良好に行われているものと認められ、特に指摘・指示する事項はない。しかしながら、事務処理上軽微ではあるが、服務、経理関係の諸書類に記載誤り・押印もれ・添付書類の不備等で口頭にて注意した事例があり、今後の適正な事務執行について留意されたい。    主管課においても、適切に指導・監督が行われている。            団体名 特定非営利活動法人 ほおずきの会 第1 監査対象の概要  1 事業の概要    ほおずきの会は、昭和53年4月に設立され、平成14年5月に特定非営利活動法人となった。    法人は、主に心身障害児(者)に対し相互扶助の精神をもって、心身障害児(者)の生活能力の向上および地域生活における自立生活支援に関する事業を行い、社会生活の利益の増進に寄与することを目的として、心身障害児(者)の通所訓練事業、宿泊訓練事業等を行っている。  2 台東区との関係  (1)補助事業     区は、集団生活の機会の少ない在宅の心身障害児に対し通所の方法により指導を行う通所訓練や、心身障害児(者)の地域社会における自立と社会参加を促進するための施設運営等、団体が実施する各種事業に対し、次の補助金を交付している。   ┌────────────────┬──────┬──────────────┐   │対象事業            │金額    │根拠法令等         │   ├────────────────┼──────┼──────────────┤   │ほおずきの家通所訓練事業    │12,687,650円│東京都台東区心身障害児(者)│   │                │      │通所訓練事業実施要綱    │   ├────────────────┼──────┼──────────────┤   │ほおずきの家宿泊訓練事業    │ 4,743,112円│              │   ├────────────────┼──────┤              │   │ぐるーぷポテト運営       │ 7,997,462円│台東区心身障害者(児)   │   ├────────────────┼──────┤              │   │グループホーム「クローバー」運営│ 2,447,388円│施設等運営補助要綱     │   ├────────────────┼──────┤              │   │グループホーム「リーフ」運営  │ 3,455,712円│              │   └────────────────┴──────┴──────────────┘     平成22年度の団体の収入総額(70,744,034円)に占める区補助金(31,331,324円)の割合は44.3%である。 第2 監査の結果    法人への補助金は、補助目的に沿って執行され、特に指摘・指示する事項はない。             団体名 特定非営利活動法人 りんご村 第1 監査対象の概要  1 事業の概要    りんご村は、昭和62年7月に設立され、平成14年4月に特定非営利活動法人となった。    法人は、障害者とそれにかかる地域住民に対して、地域での交流・連帯の促進を図り、障害者とその家族が住み慣れた地域で生活できるよう支援し、地域生活の実現に関する事業を行い、地域福祉の増進に寄与することを目的として、宿泊訓練事業や学習会活動、地域生活援助等の事業を行っている。  2 台東区との関係  (1)補助事業     区は、心身障害者(児)の地域社会における自立と社会参加を促進するため、「台東区心身障害者(児)施設等運営補助要綱」に基づき、「生活ホームりんご村」の運営等に要する経費として7,382,016円の補助金を交付している。     また、「台東区重度身体障害者グループホーム事業補助要綱」に基づき、「グループホーム アポロ」の運営等に要する経費として14,733,000円の補助金を交付している。     平成22年度の法人の収入総額(33,139,740円)に占める区補助金(22,115,016円)の割合は66.7%である。 第2 監査の結果    法人への補助金は、補助目的に沿って執行され、特に指摘・指示する事項はない。      団体名 財団法人ライフ・エクステンション研究所付属 永寿総合病院 第1 監査対象の概要  1 事業の概要    ライフ・エクステンション研究所は、昭和42年2月に設立された財団法人である。    法人は、現代科学に立脚し、活動年齢の延長を図ることを目的として、各種疾病の予防、診断、治療等について調査及び臨床研究を実施するとともに、永寿総合病院の運営を行っている。  2 台東区との関係  (1)補助事業     区は、永寿総合病院の医療機能のうち、産科の分娩体制の維持・充実、小児科の専用入院病床確保について支援することにより、区民が身近な地域で適切な医療が受けられるように、「台東区中核病院産科・小児科充実支援補助金交付要綱」に基づき、法人の病院運営費の一部として、100,000,000円の補助金を交付している。     平成22年度における法人の収入総額(9,847,960,597円)に占める区補助金(100,000,000円)の割合は、1.0%である。 第2 監査の結果    法人への補助金は、補助目的に沿って執行され、特に指摘・指示する事項はない。             団体名 特定非営利活動法人 耕  房 第1 監査対象の概要  1 事業の概要    耕房“光”は昭和63年4月、耕房“輝”は平成7年4月に設立された精神障害者共同作業所である。耕房は、平成18年9月に特定非営利活動法人となった。    法人は、病院等における治療の結果、回復途上にある在宅の精神障害者を対象に、障害者の社会復帰の促進を図ることを目的として、通所の方法により、生活指導・作業訓練等の社会適応訓練を行っている。  2 台東区との関係  (1)補助事業     区は、地域社会における在宅精神障害者の社会適応訓練の場を確保し、社会復帰の促進を図るため、耕房“光”に対し「台東区精神障害者通所サービス事業補助金交付要綱」に基づき、法人の事業運営等に要する経費として5,632,880円の補助金を交付している。また耕房“輝”に対し「台東区精神障害者共同作業所通所訓練事業運営費等補助金交付要綱」に基づき、法人の事業運営等に要する経費として19,377,220円の補助金を交付している。     平成22年度における法人の収入総額(55,641,975円)に占める区補助金(25,010,100円)の割合は、44.9%である。 第2 監査の結果    法人への補助金は、補助目的に沿って執行され、特に指摘・指示する事項はない。         団体名 特定非営利活動法人 台東メンタルコミュニティ 第1 監査対象の概要  1 事業の概要    台東メンタルコミュニティは、平成12年4月に設立された特定非営利活動法人である。    法人は、一定程度の自活能力があり数人での生活を営むことができる精神障害者を対象に、生活の場を提供し日常生活における必要な指導を行うことにより、地域社会における自立の促進を図ることを目的として、グループホーム(チェリーハウス、第2チェリーハウス)や精神障害者地域生活支援センター(あさがお)の運営等の事業を行っている。 2 台東区との関係  (1)補助事業     区は、精神障害者の地域社会における生活の場を確保し、その自立と社会参加を促進するため、「台東区精神障害者グループホーム等運営費補助金交付要綱」に基づきグループホームの運営経費として、10,117,152円の補助金を交付している。     平成22年度における法人の収入総額(38,465,968円)に占める区補助金(10,117,152円)の割合は、26.3%である。 第2 監査の結果
       法人への補助金は、補助目的に沿って執行され、特に指摘・指示する事項はない。              団体名 ライフサポート株式会社 第1 監査対象の概要  1 事業の概要    ライフサポートは、平成7年2月に設立された株式会社である。    会社は、保育事業と介護事業を通して、明るく豊かな福祉社会の実現を目指すことを目的として、認可保育所(ゆらりん竹町保育園)及び認証保育所(ゆらりん上野保育園・ゆらりん曳舟保育園)や老人ホームの運営、訪問介護等の事業を行っている。  2 台東区との関係  (1)補助事業     区は、区民の子育て支援と児童福祉の増進等を図るため、「台東区認証保育所事業実施要綱」及び「台東区認証保育所運営費等補助要綱」に基づき、ゆらりん上野保育園の運営等に要する経費として、35,384,550円の補助金を、ゆらりん曳舟保育園の運営等に要する経費として、391,560円の補助金を交付している。     また、「台東区私立認可保育所開設整備費補助要綱」に基づき、ゆらりん竹町保育園の改修費等及び賃借料に要する経費として、84,170,000円の補助金を交付している。     平成22年度における保育所の収入総額(368,417,824円)に占める区補助金(119,946,110円)の割合は、32.6%である。 第2 監査の結果    会社への補助金は、補助目的に沿って執行され、特に指摘・指示する事項はない。               団体名 学校法人 三幸学園 第1 監査対象の概要  1 事業の概要    三幸学園は、昭和60年3月に設立された学校法人である。    法人は、乳幼児期の健全な身体及び心の発達のため、主体性を育む保育を実施することを目的として、認証保育所(ぽけっとランドおかちまち・ぽけっとランド雷門・ぽけっとランド入谷・ぽけっとランド本郷)の運営等の事業を行っている。  2 台東区との関係  (1)補助事業     区は、区民の子育て支援と児童福祉の増進等を図るため、「台東区認証保育所事業実施要綱」及び「台東区認証保育所運営費等補助要綱」に基づき、ぽけっとランドおかちまちの運営等に要する経費として、46,706,860円の補助金を、ぽけっとランド雷門の運営等に要する経費として、29,341,630円の補助金を、ぽけっとランド入谷の運営等に要する経費として、33,086,230円の補助金を、ぽけっとランド本郷の運営等に要する経費として2,742,230円の補助金を交付している。     平成22年度における各施設の収入総額(278,292,555円)に占める区補助金の割合(111,876,950円)は、40.2%である。 第2 監査の結果    法人への補助金は、補助目的に沿って執行され、特に指摘・指示する事項はない。             団体名 株式会社 日本保育サービス 第1 監査対象の概要  1 事業の概要    日本保育サービスは、平成16年10月に設立された株式会社である。会社は、育児と仕事の両立を図る保護者をサポートするため、延長保育や一時預かりなど多様なサービスを提供することを目的として、認証保育所(キッズプラザアスク浅草橋園)や学童クラブ(台東入谷こどもクラブ)の運営等の事業を行っている。  2 台東区との関係  (1)補助事業     区は、区民の子育て支援と児童福祉の増進等を図るため、「台東区認証保育所事業実施要綱」及び「台東区認証保育所運営費等補助要綱」に基づき、キッズプラザアスク浅草橋園の運営等に要する経費として28,221,630円の補助金を、「台東区福祉サービス第三者評価等受審費用助成金交付要綱」に基づき、第三者評価受審費用助成として200,000円の補助金を交付している。     また、就労等により児童の世話が困難な保護者の負担軽減等を図るため、「台東区民設民営型学童クラブ運営補助交付要綱」に基づき、台東入谷こどもクラブの運営等に要する経費として13,484,400円の補助金を交付している。     平成22年度における区内の両施設の収入総額(72,948,448円)に占める区補助金の割合(41,906,030円)は、57.4%である。 第2 監査の結果    補助金の支出にあたり、次のような事例があったので、今後の事務処理について留意されたい。   1 指示事項     台東入谷こどもクラブの事業運営に要する経費のうち賠償責任保険料は、台東区民設民営型学童クラブ運営補助交付要綱において、補助対象経費に定められており、補助限度額は年額39,375円となっている。     しかしながら、補助金交付申請書は、誤って39,375円を12ヶ月分申請していたため、433,125円が過払いとなっていたもの。               団体名 株式会社 ポピンズ 第1 監査対象の概要  1 事業の概要    ポピンズは、昭和62年3月に設立された株式会社である。    会社は、保護者の教育方針を尊重しながら、児童を良好な環境で保育し、その健全育成及び社会福祉に寄与することを目的として、認証保育所(ポピンズナーサリー駒形・ポピンズナーサリー早稲田・ポピンズナーサリー京橋)の運営等の事業を行っている。  2 台東区との関係  (1)補助事業     区は、区民の子育て支援と児童福祉の増進等を図るため、「台東区認証保育所事業実施要綱」及び「台東区認証保育所運営費等補助要綱」に基づき、ポピンズナーサリー駒形の運営等に要する経費として、25,989,770円の補助金を、ポピンズナーサリー早稲田の運営等に要する経費として、420,840円の補助金を、ポピンズナーサリー京橋の運営等に要する経費として、361,720円の補助金を交付している。     平成22年度における各保育所の収入総額(272,787,172円)に占める区補助金の割合(26,772,330円)は、9.8%である。 第2 監査の結果    会社への補助金は、補助目的に沿って執行され、特に指摘・指示する事項はない。               団体名 株式会社 スターズ 第1 監査対象の概要  1 事業の概要    スターズは、平成22年9月に設立された株式会社である。    会社は、将来を担う子どもたちの健全な育成のための担い手となり、保育者が子ども一人ひとりを大切に生きる力、自発性を培える保育を行い、地域に愛される園となることを目的として、認証保育所(スターキッズ谷中保育園)の運営事業を行っている。  2 台東区との関係  (1)補助事業     区は、区民の子育て支援と児童福祉の増進等を図るため、「台東区認証保育所事業実施要綱」及び「台東区認証保育所運営費等補助要綱」に基づき、スターキッズ谷中保育園の開設準備に要する経費として、7,961,362円の補助金を、学校110番設置に要する経費として、299,250円の補助金を交付している。     平成22年度におけるスターキッズ谷中保育園の収入総額(8,260,612円)に占める区補助金の割合(8,260,612円)は、100%である。 第2 監査の結果    会社への補助金は、補助目的に沿って執行され、特に指摘・指示する事項はない。            団体名 株式会社 日本医療事務センター 第1 監査対象の概要  1 事業の概要    日本医療事務センターは、昭和43年10月に設立された株式会社である。    会社は、医療・福祉関連事業を通じて良質で均一なサービスを提供し、地域社会の医療と福祉の向上を図ることを目的として、認証保育所(マミーズハンド浅草・マミーズハンド三ノ輪)の運営等の事業を行っている。    平成24年2月には、居住系ケアサービスであるグループホーム「きらめいと台東」を開設している。  2 台東区との関係  (1)補助事業     区は、区民の子育て支援と児童福祉の増進等を図るため、「台東区認証保育所事業実施要綱」及び「台東区認証保育所運営費等補助要綱」に基づき、マミーズハンド浅草の運営等に要する経費として、39,082,540円の補助金を、マミーズハンド三ノ輪の運営等に要する経費として26,692,930円の補助金を交付している。     平成22年度における両保育所の収入総額(141,594,784円)に占める区補助金(65,775,470円)の割合は、46.5%である。     また、区は、安心かつ安全な介護基盤の整備を促進することを目的に「介護基盤緊急整備等特別対策事業補助金交付要綱」により、認知症高齢者グループホーム等介護施設整備費を補助、また、認知症高齢者が家庭的な環境のなかで、安定して生活するための認知症高齢者グループホームの整備を促進するため「認知症高齢者グループホーム緊急整備支援事業補助金交付要綱」により、「グループホームきらめいと台東」に、それぞれ18,000,000円と21,000,000円を補助し、平成22年度の補助総額は(39,000,000円)である。     補助率は、工事費又は工事請負費の2.6%に相当する額を限度としており、本件は2ヵ年度に渡る工事のため、進捗率(平成22年度30%、平成23年度70%)により、年度を分けて補助金を交付するため、平成22年度は39,000,000円を交付し、平成23年度は91,000,000円を交付する。 第2 監査の結果    会社への補助金は、補助目的に沿って執行され、特に指摘・指示する事項はない。            団体名 台東区青少年育成谷中地区委員会 第1 監査対象の概要  1 事業の概要    谷中地区委員会は、昭和30年4月に設立された団体である。    団体は、台東区青少年問題協議会の施策及び関係機関・団体等の行う青少年健全育成活動に対し、積極的に援助・協力するとともに、地域の実情に応じた施策を実施し、これを推進することを目的として、谷中地区における青少年健全育成活動の事業を行っている。  2 台東区との関係  (1)補助事業     区は、青少年健全育成活動を促進するため、「台東区青少年育成地区委員会事業補助金交付要綱」に基づき、団体の事業運営等に要する経費として836,400円の補助金を交付している。     平成22年度の団体の収入総額(4,953,075円)に占める区補助金(836,400円)の割合は16.9%である。 第2 監査の結果    団体への補助金は、補助目的に沿って執行され、特に指摘・指示する事項はない。            団体名 台東区青少年育成浅草橋地区委員会 第1 監査対象の概要  1 事業の概要    浅草橋地区委員会は、昭和26年11月に設立された団体である。    団体は、台東区青少年問題協議会の施策及び関係機関・団体等の行う青少年健全育成活動に対し、積極的に援助・協力するとともに、地域の実情に応じた施策を実施し、これを推進することを目的として、浅草橋地区における青少年健全育成活動の事業を行っている。  2 台東区との関係  (1)補助事業
        区は、青少年健全育成活動を促進するため、「台東区青少年育成地区委員会事業補助金交付要綱」に基づき、団体の事業運営等に要する経費として814,300円の補助金を交付している。     平成22年度の団体の収入総額(3,840,421円)に占める区補助金(814,300円)の割合は21.2%である。 第2 監査の結果    団体への補助金は、補助目的に沿って執行され、特に指摘・指示する事項はない。  ─────────────────────────────────────────                                   23台監第59号                                   平成24年3月28日 台東区議会議長    青 柳 雅 之 殿                              台東区監査委員                                 丸 山 幸 秀                                 元 田 秀 治                                 髙 森 喜美子      平成23年度定期監査(事業所その二、学校等)の結果について(報告)  地方自治法第199条第1項、第2項及び第4項の規定に基づき財務における事務の執行状況等の標記監査を実施しましたので、この結果を同法第199条第9項の規定により別紙のとおり報告します。  なお、本件監査については、河原啓介前監査委員が、平成23年10月31日まで関与しました。                                      (別 紙) 1 監査期間   平成23年10月3日(月)~平成24年2月2日(木) 2 監査対象 (1)事業所    南部区民事務所、台東地区センター、東上野地区センター、上野地区センター、浅草橋地区センター、台東区民会館、谷中コミュニティセンター、台東子ども家庭支援センター、日本堤子ども家庭支援センター、松が谷福祉会館、玉姫保育園、谷中保育園、千束保育園、待乳保育園、根岸図書館、石浜図書館 (2)小学校、中学校、幼稚園、認定こども園    上野小学校、根岸小学校、忍岡小学校、金曽木小学校、大正小学校、台東育英小学校、富士小学校、千束小学校、金竜小学校、柏葉中学校、上野中学校、浅草中学校、根岸幼稚園、清島幼稚園、台東幼稚園、大正幼稚園、育英幼稚園、千束幼稚園、金竜幼稚園、富士幼稚園、石浜橋場こども園 3 監査の範囲   主として平成23年度にかかる財務における事務の執行状況及び施設の管理運営が、法令等に基づいて適正かつ効率的に行われているかどうかを主眼として実施した。   また、事業所その二監査においては、平成23年度行政監査による備品の管理・活用状況についても調査した。 4 監査の方法   監査委員は、関係部課長、事業所長、学校長、園長から、事務事業の運営状況及び予算の執行状況等の説明を聴取し質疑応答を行い、監査を実施した。   また、事務局職員は監査委員の命を受け、監査対象事業所・学校等から関係書類及び帳簿等の提出を求め、調査及び事情聴取等の予備監査を行い、その結果を監査委員に報告した。  予備監査における主な確認資料  (1)職員服務関係書類(出勤簿、休暇簿、超過勤務等命令簿、給与簿、各種届出書等)  (2)旅費執行関係書類(旅行命令簿兼旅費請求内訳書、出張復命書等)  (3)経理関係書類(契約締結請求書、請書、各種整理簿、金券受払簿等)  (4)収入関係書類(施設使用許可・使用料減額免除申請書、収納金関係書類等)  (5)施設・備品管理関係書類(施設保守点検報告書、供用備品現在高一覧表等)  (6)給食関係書類〔※保育園・認定こども園のみ〕(賄材料納品書、仕入帳等) 5 監査の結果   あらかじめ提出された関係書類等を基に、事務事業の執行状況等について監査したところ、次のような是正を要する事例や改善を要する事例があったので、今後の適正な事務処理等に留意されたい。 (1)口頭注意事項  ① 事業所に勤務する職員の出勤記録の整理については、東京都台東区職員出勤記録及び出勤簿整理規程により定められている。各事業所の出勤簿を通査したところ、時限前出張、研修、週休日の振替表示等において、表示誤りが散見された。    また、保育園職員の休暇の取得について、東京都台東区立保育所処務規程により園長の専決事案となっているが、児童保育課長の専決としている事例が見受けられた。    各規程に基づいた事務処理を行うよう留意されたい。  ② 学校等教職員の服務関係書類を通査したところ、年次有給休暇等の取得について、休暇・職免等処理簿における休暇申請の記載が漏れていたため、出勤簿上の表示と相違する事例が一部の学校等において見受けられた。    休暇・職免等処理簿は休暇取得の状況を記録し、出勤簿を整理する基本的な書類であるため、適正かつ遺漏のない事務処理に留意されたい。  ③ 学校等の郵券及びごみ処理券等金券類について、受払簿の記載誤り、記録漏れのある事例や過剰在庫と思われる事例、郵券の誤貼付の事例が、一部の学校等において見受けられた。    受払簿等により、月締め等の際に残数を正しく把握するとともに、使用数を踏まえた計画的な購入、適切かつ慎重に執行及び管理するよう留意されたい。  ④ 学校等の修繕工事等契約にかかる仕様書中「自動車の自動車検査証、粒子状物質減少装置装着証明書等の提示又は写を提出すること」と規定する事例が見受けられた。    東京都の「都民の健康と安全を確保する環境に関する条例」では、同条例に規定するディーゼル車規制に適合する自動車の使用を求めるもので、「業務の履行にあたって自動車を使用し、又は使用させる場合は、都道府県条例に規定するディーゼル車規制に適合する自動車とする」よう本文を定め、後段に、区から求められた場合には、自動車検査証等を速やかに提示又は提出を求めると規定されたい。  ⑤ 事業所の施設・設備関係報告書を通査したところ、経年劣化等のため、改善及び修繕を要する記載のあるものが見受けられた。    利用者の安全を守るため、常に状況を観察し掌握するとともに、計画的修繕を図るよう関係部課と更なる検討を進め、対応されたい。  ⑥ 学校等において、避難通路に物品等が置いてあり避難上支障となる事例、排水ますに泥や落葉が堆積し排水の支障となっている事例、理科実験室の薬品類保管庫の鍵を一時かけ忘れている事例が、一部見受けられた。    消防設備点検の際など定期的に避難通路を点検し、定期清掃時排水施設等の清掃に努め、薬品類等は施錠等厳重に管理するなど、適切な施設の維持管理に努められたい。  ⑦ その他、口頭にて注意した主なもの   ・出勤簿の表示誤り、表示もれ   ・休暇・職免等処理簿の記入誤り、記入もれ   ・支払遅延の恐れがあるもの   ・物品買入時の契約締結請求書等の単位の誤記、型番等の記入もれ 6 監査委員の質問事項  (1)事 業 所 ┌──────────────┬───────┬────────────────────┐ │監査対象事務所       │監査実施日  │委員の主な質問事項           │ ├──────────────┼───────┼────────────────────┤ │南部区民事務所       │10月31日(月)│・震災時の区民事務所・地区センターの対応│ ├──────────────┤       │ について               │ │台東地区センター      │       │・施設使用料の減免対象について     │ ├──────────────┤       │・調理室、和室の利用率向上への取組みにつ│ │東上野地区センター     │       │ いて                 │ ├──────────────┤       │・トレーニング室におけるトレーナーの役割│ │上野地区センター      │       │ について               │ ├──────────────┤       │・町会女性部の活動について       │ │浅草橋地区センター     │       │                    │ ├──────────────┼───────┼────────────────────┤ │台東区民会館        │10月26日(水)│・駐車場の利用向上への取組みについて  │ │              │       │・会議室の利用率について        │ │              │       │・施設の予約方法について        │ ├──────────────┤       ├────────────────────┤ │谷中コミュニティセンター  │       │・コミュニティ委員会による運営について │ │              │       │・上野桜木会館について         │ │              │       │・調理室の利用状況について       │ ├──────────────┼───────┼────────────────────┤ │台東子ども家庭支援センター │10月21日(金)│・児童虐待への取組みについて      │ ├──────────────┤       │・子育て総合相談について        │ │日本堤子ども家庭支援センター│       │・光熱水費削減への取組みについて    │ ├──────────────┼───────┼────────────────────┤ │松が谷福祉会館       │10月21日(金)│・利用者数の増減と職員体制について   │ │              │       │・施設の改修について          │ │              │       │・就労支援について           │ │              │       │・こども療育室の運営について      │ └──────────────┴───────┴────────────────────┘ ┌──────────────┬───────┬────────────────────┐ │玉姫保育園         │11月14日(月)│                    │ ├──────────────┤       │・節電への取組みについて        │ │谷中保育園         │       │・震災及び緊急時の対応について     │ ├──────────────┤       │・園舎の利用で注意していることについて │ │千束保育園         │       │・専門的知識のある講師の活用について  │ ├──────────────┤       │・発達障害のある子どもへの対応について │ │待乳保育園         │       │                    │
    ├──────────────┼───────┼────────────────────┤ │根岸図書館         │10月25日(火)│・カウンターの業務委託について     │ ├──────────────┤       │・図書の選定と司書の配置について    │ │石浜図書館         │       │・未返却本の督促について        │ │              │       │・学校・保育園等との連携について    │ └──────────────┴───────┴────────────────────┘  (2)小学校、中学校、幼稚園、認定こども園 ┌────────────┬───────┬────────────────────┐ │監査対象校・園     │監査実施日  │委員の主な質問事項           │ ├────────────┼───────┼────────────────────┤ │上野小学校       │1月26日(木)│・町会ほか地域団体との協力について   │ ├────────────┼───────┤・校長の教職員への指導について     │ │根岸小学校       │1月16日(月)│・防災備蓄品の保管状況について     │ ├────────────┼───────┤・光熱水費の増減理由について      │ │忍岡小学校       │1月19日(木)│・令達予算の執行率、執行状況について  │ ├────────────┼───────┤・学習の定着が十分でない児童への対応につ│ │金曽木小学校      │1月16日(月)│ いて                 │ │            │       │・「大学生が先生」と「土曜スクール」の成│ ├────────────┼───────┤ 果について              │ │大正小学校       │1月31日(火)│・スクールカウンセラーの役割の拡大につい│ ├────────────┼───────┤ て                  │ │台東育英小学校     │2月2日(木)│・発達障害、心の問題等課題を抱える児童の│ ├────────────┼───────┤ 対応について             │ │富士小学校       │1月30日(月)│・体力向上について           │ │            │       │・読書活動推進と司書配置について    │ ├────────────┼───────┤・ICT機器活用について        │ │千束小学校       │1月30日(月)│・給食の残量管理、食育について     │ ├────────────┼───────┤・伝統文化尊重への取組みについて    │ │金竜小学校       │1月26日(木)│                    │ ├────────────┼───────┼────────────────────┤ │柏葉中学校       │1月23日(月)│・学区内、学区外の生徒数比率について  │ ├────────────┼───────┤・学校選択制と経営方針について     │ │上野中学校       │1月19日(木)│・教員全般の資質、生徒に対する指導力につ│ ├────────────┼───────┤ いて                 │ │浅草中学校       │2月2日(木)│・学力向上の取組みについて       │ ├────────────┼───────┼────────────────────┤ │根岸幼稚園       │1月16日(月)│・不審者への対応、防災訓練について   │ ├────────────┼───────┤・ホームページの更新頻度について    │ │清島幼稚園       │1月26日(木)│・幼児教育共通カリキュラム実施について │ ├────────────┼───────┤・教育目標について           │ │台東幼稚園       │1月12日(木)│・図書環境の充実、絵本の読み聞かせについ│ ├────────────┼───────┤ て                  │ │大正幼稚園       │1月31日(火)│・体力向上について           │ │            │       │・自然との触れ合いについて       │ ├────────────┼───────┤・弁当と食育指導について        │ │育英幼稚園       │2月2日(木)│・特別支援等配慮の必要な子どもの対応につ│ ├────────────┼───────┤ いて                 │ │千束幼稚園       │1月30日(月)│・園長の教職員への指導について     │ ├────────────┼───────┤                    │ │金竜幼稚園       │1月26日(木)│                    │ │            │       │                    │ ├────────────┼───────┤                    │ │富士幼稚園       │1月30日(月)│                    │ │            │       │                    │ └────────────┴───────┴────────────────────┘ ┌────────────┬───────┬────────────────────┐ │石浜橋場こども園    │1月31日(火)│・保育士と幼稚園教諭の役割分担等について│ │            │       │・図書館等他施設との合同防災訓練について│ └────────────┴───────┴────────────────────┘ 7 まとめ (1)事業所    各事業所においては、利用者の安全確保や環境整備等に配慮したうえで、その設置目的に応じて、様々な区民の利用に応じている。    昨年3月に発生した東日本大震災の際には、最も身近な窓口として迅速に対応し、区民や児童の安全確保に取り組んだことは評価に値する。    しかしながら、区民施設等の利用においては、「利用者にとって、より使いやすい施設」を目指し、利用率向上のために、一層の創意工夫に努めることを要望する。    今後も、多様化する区民ニーズや環境の変化に適切かつ迅速に対応し、区民福祉の向上のため、事業内容の見直しや事務改善の取り組みを推進されたい。 (2)小学校、中学校、幼稚園、認定こども園    小学校、中学校では、教育目標、経営方針に基づき、子どもの心身の健全な発達、学力の向上に努め、伝統文化や情操教育等特色ある学校づくりに取り組み、幼稚園、こども園では、幼児を保育し、幼児の健やかな成長、心身の発達の助長に努め、新たに、幼児教育共通カリキュラムの実践にも取り組んでいる。加えて、ICTの活用、図書館司書の配置、食育推進等に努め、教育環境の一層の充実を図っている。    しかしながら、指導上配慮を要する子どもも多く見受けられ、特別支援教育、不登校、学習の定着が十分でない児童・生徒への対応等課題も複雑化している。    施設管理においては、光熱水費等の節減に積極的に取り組む等成果が見られる中、建物、設備の経年劣化も見受けられることから計画的な保全に取り組む必要がある。    また、事務事業は、概ね適切に執行されているものと認められるが、さらに、費用対効果を意識しつつ、効率的な事務事業の執行に努められたい。    なお、東日本大震災を踏まえ、学校は、避難所、備蓄倉庫ほか、災害時救援等諸活動の拠点として期待されていることから、災害対応の施設管理はもとより、普段の学校教育活動を通じて、地域との連携強化を一層図るよう強く望むものである。...