そうなっていくと、結局その海外の方が、保育課であったり、
教育委員会だったり、様々なところで問題が起きていて、それが解決されないから窓口に来ると思うのですけれども、その先の所管とのやり取りだったり、その所管が多言語に対してどういう対応をしていくのか、ここについては何かフォローであったりだとか、どういう対応をしていくのか、お伺いします。
○国際化・
文化芸術担当課長・
ウクライナ避難民支援担当課長兼務(星川健夫君) 利用者の方がこの
通訳コールセンターを介して問合せということが基本的なやり取りになりますが、例えば直接所管課に連絡をして、その所管課が英語をしゃべれない場合には、所管課からこの
コールセンターを経由してこちらからの三者通話ということも可能になりますので、まず、例えば英語や中国語で所管課に問合せが入ったからといって、所管課が対応できないということにならないように、そこから
コールセンターに転送して、そこからの三者通話ということも可能になります。まずは
コールセンター経由の電話だけでもなく、所管課に入った電話につきましても、しっかりと
通訳コールセンターを介して、ニーズを聞き取るような仕組みにしております。
○委員(
榎本あゆみ君) 今ここは区民向けの資料だと思いますから、区民の方がどうアクセスするかという資料になっていると思いますけれども、逆にその区の職員の方からこのシステムを使って海外の区民の方に連絡をする、そういった方法の周知というのは区内でされていくのか、どういうふうにしていくのか、そこについて教えてください。
○国際化・
文化芸術担当課長・
ウクライナ避難民支援担当課長兼務(星川健夫君) 区の職員から利用者に御連絡する場合にも、一度
コールセンターを経由して、そこから直接、利用者の方に御連絡することも可能ですので、庁内周知におきましても、各問合せがあった折り返しの電話でしたりとか、案内すべき内容というのは、このサービスをしっかり周知していきたいと思っております。
○委員(
榎本あゆみ君) 分かりました。そうしますと、今後、区民の方が海外の日本語が通じない方であっても、日本人に対してと同じ情報提供ができたりだとか、同じように不安が解消されていくものだと思いますので、積極的に区からもぜひ使っていただくような促進はしていただきたいと思います。お願いします。
○委員長(琴尾みさと君) ほかに御質問等ありますか。よろしいでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(琴尾みさと君) ほかになければ、報告事項(1)「
多言語対応三
者通話サービスの拡充について」の報告は、これをもって終了いたしました。
──────────────────────────────────
○委員長(琴尾みさと君) 次に、報告事項(2)「
芝浦小学校及び
芝浜小学校の
通学区域見直しについて」、理事者の説明を求めます。
○学務課長(鈴木健君) それでは、報告事項(2)「
芝浦小学校及び
芝浜小学校の
通学区域見直しについて」でございます。本日付資料№2を御覧ください。
芝浜小学校通学区域の児童数増加に伴いまして、両校の通学区域を見直すものでございます。
項番1、現在の通学区域を決定した経緯です。現在の通学区域は、
芝浜小学校の開校に向けまして、令和元年度に開校時点の
就学予定年齢児童の居住分布等を考慮して決定したものとなっております。当時の
通学区域設定の要点としましては、通学距離と学校規模を考慮しまして、広い道路や運河等、分かりやすい箇所で区域を分ける。また、特に人口が集中する
芝浦アイランド地域については、人口規模や住宅立地を考慮し、4棟の高層住宅のうち、北側3棟と南側1棟とで通学区域を分けることとしておりました。
項番2、現状と課題についてです。芝浦地域では、
芝浜小学校の児童数増が大きく、下の表で御覧いただきますと、1、2年生児童は5学級となっており、2年生では
芝浦小学校で126人、
芝浜小学校で144人と逆転状況も生じるなど、
芝浜小学校はこのまま児童数の増加が続いた場合、教室不足が想定されます。
項番3、現在の
通学区域決定後の主な変化等についてでございます。大きく2点ございます。1つは、
学級編制基準の改正です。法改正によりまして、それまで40人学級としていた2年生から6年生については、令和7年度までに段階的に35人学級へと移行することとなりました。これにより、編制すべき学級数が増え、追加の教室が必要となっています。
2点目が、
居住人口割合の変化です。現在の通学区域は、令和元年度の児童の居住割合を考慮し決定されておりますが、開校後は、
芝浜小学校区域の居住割合が徐々に増加しており、今後、入学が予定されるゼロ歳児から5歳児についても同様に増加傾向となっております。
項番4、今後の児童数・学級数の予測です。港区人口推計によると、区全体で小学校に入学する児童の数は、今後、数年間減少した後、再び増加に転じるとされています。そのため、通学区域を変更しない場合、現在の入学前児童の居住割合を考慮すると、
芝浜小学校の学級数は30学級を超え、一方で
芝浦小学校は30学級に達しない見込みとなっております。
項番5、通学区域の見直し内容です。地域の児童を両校で受け入れていくため、普通教室数に比較的余裕のある
芝浦小学校の通学区域を拡大し、
芝浜小学校通学区域を縮小する見直しをします。具体的には、通学区域や居住割合等を考慮し、現在、通学区域が分割されている
芝浦アイランド地域について、全て
芝浦小学校の通学区域とし、令和7年度入学者から適用いたします。
項番6、
通学区域見直しに伴う経過措置についてです。まず、
芝浜小学校への入学を希望する方への対応です。3点ございます。まず、
見直し区域に居住し、見直し以前から兄・姉が
芝浜小学校に在籍している児童は、
芝浜小学校への入学を希望する場合、受け入れることといたします。また、
見直し区域に居住する、兄・姉優先以外の児童についても、
見直し初年度となる令和7年度入学者は
芝浜小学校への入学を希望する場合、受け入れることとします。さらに、
見直し区域に居住するそれら以外の児童についても、令和8年度、令和9年度入学者は、
芝浜小学校を希望する場合、抽せん順位を優先して扱います。
次に、
芝小学校入学希望への対応です。
見直し区域に居住する児童は、芝小学校が隣接校でなくなるため、
学校選択希望制による選択可能校から外れることとはなりますが、見直し後の3年間までは、芝小学校も選択希望可能といたします。
項番7、今後の
スケジュールです。本日の報告の後、保護者等への周知を丁寧に進めまして、10月上旬から
学校選択希望等、新
年度入学手続を行ってまいります。
雑駁ですが、説明は以上です。よろしくお願いいたします。
○委員長(琴尾みさと君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言をお願いいたします。
○委員(
榎本あゆみ君) 通学区域を見直すということですけれども、まず、今の学区域のまま、このままいったとすると、
芝浜小学校の方が増えていって、
芝浦小学校の方が余裕があるということですけれども、具体的にこの先推計を出していると思いますから、学級数がどれぐらいになっていくのか、児童数がどれぐらいになっていくのか、それぞれ今後、今の学区域のままだとどう推移していくのかについて伺います。
○学務課長(鈴木健君) 現在、令和13年度までの見通しでございますが、令和5年度については、
芝浦小学校の児童数が922名、学級数27名、
芝浜小学校が520名、学級数17学級に対しまして、令和13年度の時点ではこのままの通学区域でいた場合には、
芝浦小学校で862名の28学級、
芝浜小学校で918名の30学級と見込んでございます。
○委員(
榎本あゆみ君) 分かりました。それで、2ページの3のところに、どうしてこういうふうに決定したかといったところで、令和元年度の3歳から5歳のこの児童の居住割合で、56.1%や43.9%だったからこうしたとなっていますが、結果、今、変わってきているわけです。それはもうマンションが建ったりだとか、開発によっていろいろ変化があるのだと思いますけれども、結局、その推計をしたときと現状がこれだけ乖離してきているわけですから、そうするとこの人口推計も含めて、これ、あまり、大本のこの数字が意味を成さないのではないか。結局それでやっても混乱が起きるわけですから、何かこれを基に通学区域を決めていくこと自体が、少し見直さなければいけないのかなと思いますけれども、区としてここはどう考えていくのか。
それで、やはり、大本が間違ってくると、結局常にどこも同じことが起きて、どこにあっても、本当はうちの子は芝小学校だったはずなのにここになってしまったとか、本当は白金の丘小学校だったのにここになってしまったとか、どこでも同じことが起きてくると思うのですけれども、この大本とこのデータ、これをどういうふうに、いつも議題になりますが、どう考えているのか、今後どうしていくのか、
教育委員会の見解はいかがですか。
○学務課長(鈴木健君) まず、当時の推計の正しさという御指摘でございますが、当初、開校時での予測に対しまして、その後の状況変化としまして、先ほども申し上げましたが、
学級編制基準の改正であるとか、あとは人口状態が当初より増えていたという2点が大きな要因として、今回の見直しに至っている次第でございます。
制度改正は致し方ないところでございますが、もう1点の推計の認識については、こちら港区の人口推計を基に、それに加えまして、大規模開発等の状況、それと、各校別での実際の就学率等を踏まえて、児童・生徒数の推計を行っております。したがいまして、現時点ではその大本である企画課の人口推計をベースにするということに変わりはございませんけれども、今後、より精緻に、今回は町丁目別レベルでの判断が必要となってございますので、そういった細やかな状況を注視しながら、児童数の推計を
教育委員会としても行っていきたいと考えてございます。
○委員(
榎本あゆみ君) その情勢の変化だとか、もちろん致し方ないところもあると思いますけれども、やはり一般的には、開校してたった一、二年ですよね。それで、もう通学区域の変更をしなければいけない事態になっているというのは、あまりに見通しが甘いというか、情勢のリサーチ不足過ぎるというか、これだけ混乱が起きているわけですから、なかなか難しいかもしれないですけれども、やはりそこの考え方はどうにかしていかなければいけないなと思います。
もう一つ、やはり大本としては、なぜこういうことが起きているかというと、
芝浦小学校がなぜか選ばれていないということの裏返しだと思っています。
芝浦小学校の魅力がないわけではないと思います。でも、なぜだか
芝浜小学校が選ばれているというのが現状です。ここの現状をどう捉えているのか。
芝浦小学校がより地域の人に、子どもたちに選ばれる学校にしていかないと、これ、ただ強制的に通学区域を変えたところで誰もハッピーにはならないので、
芝浦小学校の魅力を上げていく、ここについて
教育委員会での具体的な施策を持っていれば、持っていないと困りますけれども、そこについてお伺いします。
○学務課長(鈴木健君)
芝浦小学校特定の御指摘はございましたけれども、総じて、区立小・中学校、幼稚園もともに、区立学校の魅力は高めていく必要があり、それは常に続く課題であると考えてございます。具体的には、例えば、教育課程での教育指導内容について工夫を凝らしていくであるとか、
教育委員会事務局内で適切に連携を取りながら、魅力向上の取組を進めていきたいと考えてございます。
○委員(
榎本あゆみ君) 結局、それだとやはり根本解決にならないですよね。今おっしゃったことは、もちろん大枠として、それはもう当たり前のことです。区立の学校の魅力を高める指導力をとか、当たり前のことで、それで今のこの結果が生まれているわけです。この芝浦の地域の子どもが選ぶという面もあるかもしれないけれども、保護者たちが、なぜこんなに
芝浜小学校に行きたいと思っているのか、何で
芝浦小学校がこんなに選ばれないのか、ここをきちんと分析して、
芝浦小学校にぜひ行きたいと、この地域に住んでいる保護者が思わなければ、いつまでたってもこれ陳情もやまないです。
今回、6(1)イのとおり1年間だけは
芝浜小学校に行きたい方をよしとしたわけですけれども、来年行く、今の年長の子たちはこれで、よかったと多分、陳情は止まります。でも、その次の年のその親からまたきっと、今のままだと陳情が来ます。
だから、やはり根本として、
芝浦小学校にぜひ行きたい、
芝浜小学校もよかったけれども、
芝浦小学校の通学区域でもよかったなと納得する、もう少し具体的な何かがないと、今のままでは、これは解決策にはならないと思いますが、何かもう少し
芝浦小学校に特化した、今持っている分析であったりだとか、こういったところをもう少し高めていくだとか、何かないと心もとないのですけれども、何かありますか。
○
教育指導担当課長(清水浩和君)
芝浦小学校につきましては、まず、芝浦の地域に根差した総合的な学習の時間での教育活動として、芝浦運河のことであったりとか、あと芝浦太鼓のことであったりとか、様々な教育活動を行っているところでございます。さらに、異学年の中での交流活動を含めて、その学校の中で学んでよかったと子どもたちが思える、また、保護者の方も思えるような教育活動につきましては、校長先生と相談していきながら特色を新たにしっかりと打ち出していきたいと考えております。
○委員(
榎本あゆみ君) 本当に、もう今年度何をやるか、それぐらいのスピード感でないとならないです。やはり、今5歳児の子たちはみんな冷や冷やしています。1年前の子たちは
芝浜小学校を希望したら
芝浜小学校に行けたのだから、我々も陳情を出せば行けるよとなります。
やはり、それではどちらにとってもいい結果は生まれないので、今いろいろおっしゃられましたけれども、それはもう今既にやっていることで、もう既にその結果が出ているわけですから、やはり、新たな取組だったり強化なり、何か変化していかないとならないと思います。私も芝浦の保護者の方たちから聞かれることがありますが、やはり
芝浦小学校より
芝浜小学校かなと、みんなあるわけです。でも、これは何か、ただのイメージであったり、実際とは違ったりすることは結構あるわけではないですか。そこをきちんと情報提供することもそうだし、やはり、もちろん芝浦運河もいいし、芝浦太鼓もいいし、異文化もいいかもしれないけれども、みんなどこもやっていますから、もう少し何かこう、今の芝浦の保護者がイメージを払拭できるような何かがないと、私自身もやはり納得できないし、芝浦の保護者も同じ、本当にいたちごっこになると思うので、もう少しここについては具体的に、本当にスピード感を持って、今年度こういうことをやったというのが言えるような取組をぜひしていただきたいと思いますが、いかがですか。
○学務課長(鈴木健君)
芝浜小学校の魅力、
芝浦小学校の魅力、それぞれあろうかと思います。それで、今、
教育指導担当課長の方からも御答弁させていただきましたが、
教育委員会、
学校教育部としまして、横のつながり、連携を取って、速やかに底上げの取組を全校に対して行っていきたいと考えてございます。
○委員長(琴尾みさと君) いかがでしょうか。ほかに御質問等ございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(琴尾みさと君) では、ほかになければ、報告事項(2)「
芝浦小学校及び
芝浜小学校の
通学区域見直しについて」の報告は、これをもって終了いたしました。
──────────────────────────────────
○委員長(琴尾みさと君) 次に、報告事項(3)「令和6年度学級編制等について」、理事者の説明を求めます。
○学務課長(鈴木健君) それでは、報告事項(3)「令和6年度学級編制等について」、本日付資料№3により御報告させていただきます。1ページは全体の概要となっております。2ページ以降から御説明させていただきます。
項番1は、幼稚園・小学校・中学校の学級数及び在籍者数について、学級の種別ごとに前年度比較を示しております。特徴的なところとしましては、一番上の表、通常学級、幼稚園では1学級増で、在籍者63名減となっております。また、小学校では16学級増で、在籍者数171名増となっております。また、中学校では1学級の減で、在籍者数5名の減となっております。その下、特別支援学級についてですが、固定学級では小・中学校合わせて9名の増、一番下の表、日本語学級については15名の増となっております。以上が全体の状況でございます。
続きまして、3ページを御覧ください。区立幼稚園の学級数及び園児数でございます。本年度は、抽せんとなる園はありませんでした。学級数に変動があった幼稚園は、芝浦幼稚園3、4、5歳児、白金台幼稚園の5歳児、麻布幼稚園3歳児、中之町幼稚園3・5歳児で、トータルでは、右下の欄にありますとおり、1学級増で在籍園児数63名減という状況となっております。
続きまして、4ページが区立小学校の学級数及び児童数です。なお、関係法及び文部科学省の通達により、令和6年度は1年生から5年生で35人、6年生で40人の学級編制となってございます。表の左側、丸印がついている6校、
芝浜小学校、高輪台小学校、白金小学校、白金の丘学園白金の丘小学校、本村小学校、東町小学校については抽せん対象となっております。なお、全体の児童数が最も多い学校は、昨年度同様、港南小学校で1,233名、最も少ない学校は青山小学校で156名となっております。
続きまして、5ページが、区立中学校の学級数及び生徒数となります。令和6年度は、御成門学園御成門中学校が抽せん校となりました。
続きまして、6ページを御覧ください。区立小学校と区立中学校の日本語学級、学級数及び児童・生徒数の内訳となっております。六本木中学校で増加の傾向があります。
続きまして、7ページを御覧ください。特別支援学級です。上段の小学校学級数では、昨年の比較で1学級減、下段の中学校では、1学級増となっております。
最後に、8ページを御覧ください。区立小・中学校の特別支援教室利用児童・生徒数です。小学校では全体として394名、中学校では79名と、例年それぞれ400名程度、80名程度を受け入れているということで、大きな差異は生じていない状況となってございます。
雑駁ですが、御報告は以上でございます。
○委員長(琴尾みさと君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言をお願いいたします。
○委員(
榎本あゆみ君) まず、区立幼稚園ですけれども、本村幼稚園がもともといなかったところ、4月入園の方がいたという結果かなと思いますけれども、この区立幼稚園の魅力向上というのも昨年度からいろいろ議論があり、今年からネイティブティーチャーであったりだとか、宅配弁当だったりとか、いろいろ取組があるかと思いますが、再度、この4月から、さらにどういったところを強化しているのか。あと例えば宅配弁当については、実際どれぐらいの利用者があるのか、その実績についてもお伺いします。
○学務課長(鈴木健君) 魅力向上策については、何点かございます。
1つは、弁当配送事業でございます。こちら、以前御報告させていただきましたけれども、全園における弁当配送業務を区が一括して年間契約して、今月の下旬からですが、全て、区のほうで配送するという仕組みでございます。また、夏季等休業中一時預かりということで、夏季休業期間あるいは冬季休業期間に、それぞれ園児を預かるという取組でございます。こちら昨年度は1園で試行実施だったのですが、今年度からは全5地区にお台場地区を合わせて6か所に拡大して実施をするところでございます。
また、魅力を文字どおり発信するということで、幼稚園の園長からの提案事業のPR動画を作成して、それを発信していくという取組がございます。具体的には、幼稚園それぞれの地理的環境、教育内容の魅力等を映像化して、内容によってはその環境のよさをアピールするためにドローンなども活用しながら、立地の魅力、運営の魅力を発信するというものでございます。
また、ネイティブティーチャーの配置については、全園で、今年度から取り組むこととしてございます。
○委員(
榎本あゆみ君) お弁当の実績は事前にいただいているのであれですけれども、結構ばらつきがあるものの、やはりニーズが結構あったのかなと感じています。また、今月下旬から、新たなところで契約ということなので、また来月以降もどんな実績か教えていただきたいなと思っています。
長期の一時預かりについて、今年6園でやるということですけれども、残りの園でやれない、やらない何か理由であったり、例えば先生の確保であったりだとか、何かやれない障壁があるのであれば、どういった理由でできないのかお伺いします。
○学務課長(鈴木健君) 昨年度は1園で試行実施だったところもございますので、まずは全地区で拡大実施して、様子を見ようということでございます。試行実施の段階では、申込みに対して応募が全て上回るという、大好評をいただいてございますけれども、それが全地区で展開した場合、どういう推移をするのか、きちんと実施状況を検証しながら、その後の展開を考えていきたいと考えてございます。
○委員(
榎本あゆみ君) 分かりました。では、今年度は取りあえず5地区全部でやってみて、その実績を見て、来年度また、拡大するかということですね。
今度、区立小学校のほうですけれども、やはり抽せん、先ほどもありました
芝浜小学校も含めて抽せんが幾つもあるかと思います。何人応募したかということは
ホームページにありますが、そのうち結局、何人がそこの抽せんで入れたのか。そこが
ホームページには載っていないので、それぞれ何人の抽せんがあって、結果、何人がそこに入れたのか、結果、入れなかった元の学区域の方もいると思いますので、その具体的な数値についてお伺いします。
○学務課長(鈴木健君) それでは、少し細かいのですが、小学校の抽せん状況について、まず御説明させていただきます。抽せん対象校となった6校につきまして、まず
芝浜小学校は、受入れ可能数が、140名に対して通学区域内希望者数が190名でございます。高輪台小学校は、140名の可能数に対して149名の希望者があり、最終的に抽せんで繰り上がらなかったのが4名となっております。続きまして、白金小学校でございますが、140名の受入れ可能数に対して、通学区域内の希望者数が121名で、抽せんの結果、繰り上がらなかったのが16名となってございます。また、白金の丘学園につきましては、可能数が140名に対して、区域内希望者数が156名、繰り上がらなかったのが23名となっております。また、本村小学校受入れ可能数については70名、区域内入学希望者数が81名、繰り上がらなかったのが2名、東町小学校については70名に対して、希望者数が68名、繰り上がらなかったのが16名となっております。
続いて、中学校ですが、御成門学園御成門中学校が、可能数105名に対して、区域内希望者数66名、繰り上がらなかった方が15名となってございます。
○委員(
榎本あゆみ君) 分かりました。学校全部を合計すると結構な人数の方が行きたかったところには行けなかったということになるかと思います。でも、やはり先ほどの
芝浦小学校、
芝浜小学校と同様で、希望のところに行けなかったとしても、こっちの学校でも行ってよかったなと思えるような、やはりそういう魅力がないと、この親御さんとしては、本当はあそこに行かせたかったのに、そこではなかったからこういう経験をさせられなかったとか、そういう方はやはりどうしても出てきてしまうので、区立である以上、もうどこに行っても、本当に親も子どもも満足できるような、そういった学校づくりをしてほしいなと思っています。
先ほどの
芝浦小学校、
芝浜小学校の報告のときにもありましたけれども、年少人口が減ってまた、増えていくということですが、今この、全体で今回はやはり増えていますね。先ほど、令和13年度までの
芝浦小学校、
芝浜小学校の推計について説明がありましたが、その頃には、全体としてどれぐらいの推計になっているのか。それで、今のこの小学校、通学区域とかをそれこそ変更しなくても、そのまま学級数が吸収できるぐらいの余裕があれば、余裕がないところも多分あると思うのですけれども、令和13年度のときの計画はどうなっているのか、大丈夫なのか、お伺いします。
○学務課長(鈴木健君) 今、手元に細かいデータ等はない中で御説明させていただきますが、基本的に冒頭申し上げました、企画課が作成しております人口推計を基に、大規模開発等の状況、児童数の就学率等を踏まえ、現時点では、児童・生徒を確実に受け入れることができると推計をしてございます。
○委員(
榎本あゆみ君) 分かりました。では、このままいけばどこの小学校も、これ以上、例えば特別教室を普通教室に変えたりとか、それこそ
芝浦小学校のように2次校舎、2つ目の校舎を校庭を潰してつくるとか、そういったことは特にしなくても、少なくとも令和13年度まではもうこのまま受入れが可能だという計画を
教育委員会はしているという答弁で大丈夫なのですね。
○
学校施設担当課長(井谷啓人君) 先ほど学務課長から御説明ありましたとおり、
教育委員会では10年先まで見据えた普通教室数の確保に取り組んでおります。令和13年度までの話がありましたが、児童数のピークについては、令和9年度がピークと考えてございます。令和9年度に必要となる普通教室の確保を目指して、毎年、特別教室を普通教室に改修する等の計画を行っておりまして、来年度の改修工事までで、おおむねその規模を確保できる見込みと考えております。
○委員(清家あい君) 先ほど榎本委員からもありましたけれども、前回、本村幼稚園の存続に関することで陳情書が出ていると思いますし、これは結局どうなり、どういう対応をされるのかについて確認させていただきたいです。今の条件だけ、応募人数次第、学級編制の有無を決める条件の撤回または猶予期間の延長を求めるということなのですが、これについてどのように考えていらっしゃるのか。
それから、複式学級の編制について、中央区で実績があるということで、港区としてもそれを申請とか、とにかく東京都の委員会のルールとしてできるという例があるのだから、それについて交渉ではないですけれども、そこをどういうふうにできるかという話を進めていただきたいし、これをまずそもそも3歳児から入れていかなければ、もう4歳児からでこのまま続けていくというのは本当に無理なことだと思うので、そこをまずどういうふうに対応されるつもりなのかという点についてお伺いします。
○学務課長(鈴木健君) 前回、陳情書を頂いた中でも触れさせていただきましたけれども、まず、それまでの間、本村幼稚園のPTAの方とは意見交換をさせていただきまして、新年度に入りましても、今後、本村幼稚園のPTAの方を中心に話合いの場を設けていくということで、お約束してございます。
陳情の中身でありました、ルールを一時見直して、休園開始の期間を延長することであるとか、複式学級の導入であるとか、これらについて、この場ではすぐにできますということは現時点では申し上げられませんが、例えば、陳情の中でいただいております、周知方法の工夫ですとか、できるものについては積極的に、我々のスタンスもお話しし、御意見、御提案をいただきながら、また、複式学級のような対応について、一定の判断、考慮が必要なものについては、私どものスタンスを丁寧に説明させていただいて、意見を交わしながら、今後進めていきたいと考えているところでございます。具体的な内容につきましては、お話合いが進む中で、必要に応じて情報提供をさせていきたいと思います。
○委員(清家あい君) ごめんなさい。複式学級編制の適用については、考えていないというスタンスを説明するという意味ですか。
○学務課長(鈴木健君) 複式学級につきましては、以前の委員会の中で御説明させていただきましたが、東京都ないし文部科学省のほうに確認したところ、過疎地域であるとか、閉園前の経過的な措置ということで実施されているということであり、推奨しないという見解を受けておりました。ですので、あえてそこで、その推奨しないことを選択するのかという考え方であるということは述べさせていただいたところでございますけれども、実際に中央区においては複式学級を実施したということで、正確に言うと複式学級で募集をして、結局は、3歳児は手は挙がらなかったと伺っているのですけれども、そういった状況も含めまして、より緻密に考え方を整理していく必要があると今の段階では考えております。したがいまして、現時点で複式学級をやる、やらないということを明確に、現時点では申し上げ難いところでございます。
○委員(清家あい君) 分かりました。すると、夏期・冬期の一時預かりについてですけれども、いろいろな園の保護者からもそうですが、園長先生たちからも、ほかの区ではそこを保育のほうの事業者にお願いしてやるとか、そういう形を取ったりしている区があると思います。
それで、港区でも区のアンケート調査の結果で、やはり幼稚園を希望しても入れない理由というのは、就労状況と合わないということで、そもそも今のゼロ歳児から5歳児の8割以上が共働きになっているということで、この今の幼稚園の預かり時間では全然、希望しても入れない。
なので、そのPR動画を園から発信して、入りたいなと思っても、その預かる時間が全然合っていなかったら、結局は、魅力をPRされて入りたいと思っても入れない現実があるので、そこの点について、全地区で今回、1つの地区で1か所ずつということですが、この4月の入園も見て物すごい減っているわけで、そこはやはり、考え直した方がいいと思うのですが、現在でもその保育園のほうの夏休み一時預かりを使っている
幼稚園児は結構いると思うのですが、その数を教えていただきたいです。あと、今年は1つのエリアにつき1園ということですが、この4月の入園状況を見て、今までの検証結果を考えても、まずそこをきちんとやらないと難しいと思うのですけれども、その点についてどういうふうに考えていらっしゃるかお伺いします。
○学務課長(鈴木健君) 一時預かり事業につきまして、今年度、全地区へ拡大した経緯としましては、今、清家委員のほうからもお話がありました、保護者からのニーズを踏まえているものでございます。実際に、全園の保護者対象でアンケートを、試行実施後にさせていただきましたけれども、圧倒的多数の方から利用を希望する声があったということを踏まえての全地区展開でございました。
一方、幼稚園教育ということになりますと、長期休業期間については、ふだん園児ができない体験であるとか地域の人々との交流を体験する貴重な機会となるという教育的な意義もあるという考え方もございまして、実施時間、期間については、引き続き研究をしていく必要があろうかと考えてございます。
なお、一時預かりの実績の人数でございますけれども、保育園の一時預かりの数は、令和5年度が区立で30名、私立で63名となってございます。
○委員長(琴尾みさと君) ほかに御質問等ございますか。よろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(琴尾みさと君) ほかになければ、報告事項(3)「令和6年度学級編制等について」の理事者の報告は、これをもって終了いたしました。
──────────────────────────────────
○委員長(琴尾みさと君) それでは、審議事項に入ります。審議事項(1)「発案5第8号
区民生活事業・教育行政の調査について」を議題といたします。
本発案について、何かございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(琴尾みさと君) ほかになければ、本発案につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(琴尾みさと君) それでは、本日継続と決定いたしました。
──────────────────────────────────
○委員長(琴尾みさと君) そのほか、何かございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(琴尾みさと君) ほかになければ、これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
午後 2時42分 閉会...