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  1. 港区議会 2024-03-27
    令和6年3月27日建設常任委員会-03月27日


    取得元: 港区議会公式サイト
    最終取得日: 2024-07-21
    令和6年3月27日建設常任委員会-03月27日令和6年3月27日建設常任委員会  建設常任委員会記録(令和6年第8号) 日  時  令和6年3月27日(水) 午後1時30分開会 場  所  第2委員会室出席委員(9名)  委 員 長  うかい 雅 彦  副委員長  石 渡 ゆきこ  委  員  三 田 あきら       兵 藤 ゆうこ        なかね  大        根 本 ゆ う        玉 木 まこと       二 島 豊 司        風 見 利 男 〇欠席委員        な し 〇出席説明員
     副区長                    野 澤 靖 弘  芝地区総合支所長街づくり事業担当部長兼務  岩 崎 雄 一  芝地区総合支所まちづくり課長         大久保 光 正  麻布地区総合支所長街づくり支援部長兼務   冨 田 慎 二  麻布地区総合支所まちづくり課長        傳法谷 大 樹  都市計画課長                 野 口 孝 彦  住宅課長     吉 田  誠  建築課長                   松 山 正 樹  土木課長     海老原  輔  開発指導課長                 増 田 裕 士  再開発担当課長  池 端 隼 人  品川駅周辺街づくり担当課長          冨 永  純   地域交通課長   佐 藤 雅 紀 〇会議に付した事件  1 報告事項   (1) 庁有車交通事故の概要について   (2) 三田五丁目西地区第一種市街地開発事業区域公告について   (3) 市街地開発事業に係る事後評価について(田町駅前東口地区)   (4) 機械式自転車駐車場の改修について  2 審議事項   (1) 発 案5第7号 街づくり行政の調査について                              (5.5.30付託)              午後 1時30分 開会 ○委員長うかい雅彦君) ただいまから、建設常任委員会を開会いたします。  本日の署名委員は、二島委員風見委員にお願いいたします。  本日、香月土木管理課長は、体調不良のため委員会を欠席する旨連絡がありましたので、御了承ください。  初めに、本日の運営についてです。  皆様にお配りしております資料№5につきましては、報告事項終了後、その他として説明を受けたいと思いますので、御承知おき願います。     ────────────────────────────────── ○委員長うかい雅彦君) それでは、報告事項に入ります。初めに、報告事項(1)「庁有車交通事故の概要について」、理事者の説明を求めます。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長傳法谷大樹君) それでは、報告事項(1)「庁有車交通事故の概要について」、説明いたします。本日付資料№1を御覧ください。  項番1、発生日時でございますが、本年2月9日金曜日、午前10時頃に事故が発生しました。  項番2、発生場所です。住所は東麻布三丁目9番先ですが、具体的には、新一の橋交差点です。  項番3と4、車両でございますが、庁有車タクシー接触事故でございます。なお、タクシーには乗客はおりませんでした。  項番5、事故の状況でございますが、資料2ページの下、拡大図を御覧ください。庁有車麻布地区総合支所から一の橋公園公衆便所に向かうため、新一の橋交差点鳥居坂方面から古川橋方面に向けまして、信号の変わり際に右折したところ、信号が変わった後、飯倉片町方面から南下・直進してきましたタクシーと接触したものでございます。  1ページにお戻りください。項番6、損害状況でございます。不幸中の幸いでございますが、双方とも負傷者はございません。車両の損傷につきましては、資料3ページ下の写真を御覧ください。タクシー右後方バンパー庁有車は左前方のバンパー等擦り傷等が生じました。  1ページにお戻りください。項番7、損害賠償額等につきましては、現在、協議・交渉中でございます。  項番8、事故再発防止等の対応です。課の運転手及び係員には、安全運転徹底指導や、事故の原因を説明し、再発防止に努めております。  大変雑駁ではございますが、説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長うかい雅彦君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次発言をお願いいたします。よろしいですか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長うかい雅彦君) ほかになければ、報告事項(1)「庁有車交通事故の概要について」の報告は、これをもって終了いたします。     ────────────────────────────────── ○委員長うかい雅彦君) 次に、報告事項(2)「三田五丁目西地区第一種市街地開発事業区域公告について」、理事者の説明を求めます。 ○再開発担当課長池端隼人君) それでは、報告事項(2)「三田五丁目西地区第一種市街地開発事業区域公告について」、御報告いたします。資料№2を御覧ください。  本件は、都市再開発法第15条第2項において準用する同法第7条の3第2項の規定に基づき、三田五丁目西地区第一種市街地開発事業施行地区となるべく区域を公告することについて、あらかじめ当委員会に報告するものです。  まず、資料10ページを御覧ください。三田五丁目西地区まちづくりの概要をまとめております。資料左下位置図を御覧ください。三田五丁目西地区は、白金高輪駅の北東に位置する赤塗りの区域です。本地区では、市街地開発事業により、木造建築物の密集の解消に併せて、道路、児童遊園などの都市基盤の整備を行うとともに、建物の高度利用により、工場機能商業機能居住機能を適切に配置、業務機能を導入することで、安全で快適な緑豊かな複合市街地を形成します。  次に、項番2、これまでの主な経緯及び項番3、今後のスケジュールです。令和5年に三田五丁目西地区地区計画、三田五丁目西地区市街地開発事業都市計画が決定しました。今後の予定といたしましては、令和6年度に再開発組合設立認可、令和7年度に権利変換計画の認可及び工事着手、令和11年度に工事完了を予定しております。  次に、項番4、整備する主な公共施設等です。右上の配置図も併せて御覧ください。児童遊園地区東側に移設拡張し、それに隣接する位置に広場1号を整備するとともに、地区の中央に歩行者通路、外周に歩道状空地などを整備します。  次に、項番5の施設建築物の概要です。敷地面積建築面積延べ面積主要用途、階数、高さ等については記載のとおりです。  以上が本地区のまちづくりの概要です。  資料2ページにお戻りください。公告文の案です。区域公告を行う目的は、市街地開発組合の設立に必要な権利者の総数を把握するため、施行地区となるべき区域を公告し、施行地区内の宅地における未登記の借地権者に、借地権の種類及び内容を区に申告してもらうことです。公告文は、資料2ページから3ページのとおりです。  資料9ページを御覧ください。施行地区となるべき区域の図でございます。この区域図を縦覧いたします。  資料の説明は以上です。なお、今後の予定として、本日の報告を踏まえて、速やかに公告縦覧を行ってまいります。公告の予定日は令和6年3月28日、縦覧期間は3月28日から4月11日を予定しています。  大変雑駁ですが、説明は以上です。 ○委員長うかい雅彦君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次発言をお願いいたします。 ○委員(風見利男君) また一歩進むということで、今回の都市計画決定の時点と、その前の同意状況がどうなっているか、細かく教えてもらいたい。 ○再開発担当課長池端隼人君) まず、都市計画決定の前の時点の同意率について御説明いたします。まず、所有権者としましては、権利者数111に対し同意者数は86.34件で、同意率は77.78%となっておりました。借地権者につきましては、権利者数5に対して同意者数が5でしたので、同意率としては100%でした。総数としましては、権利者数116に対し同意者数が91.34件で、同意率78.74%でございました。  一方、都市計画決定時点、令和5年10月時点の同意率ですけれども、権利者数108に対して同意者数は86.52件、同意率としては80.11%です。借地権者につきましては、権利者数5に対して同意者数5ですので、100%で変わりございません。総数としましては、権利者数113に対して同意者数が91.52件で、同意率80.99%となっております。 ○委員(風見利男君) 同意率が上がっている要因は、所有権者の数字が変わっているということです。都市計画決定前は、総数で言うと111だったのが、108ということで、3件減っているわけです。それは、個人が減って法人が増えたと。お住まいになっている方が権利を売って、ここから引っ越されたと。そういう理解でよろしいのでしょうか。 ○再開発担当課長池端隼人君) 個人地権者の方の中で、例えば御高齢のために権利変換が難しくて、早期転出のために土地を売買されたとか、そういった理由で土地を売買された方がいらっしゃると聞いてございます。 ○委員(風見利男君) 要は、長年住み慣れた土地を売って、ここから転出をされている方が3人いらっしゃると。それを法人が買ったという仕組みになっているわけですね。 ○再開発担当課長池端隼人君) 土地再開発法上の権利者数としては、先ほど来、風見委員がおっしゃっているとおりの大体3件ぐらいですけれども、実際には、土地を案分して持っていらっしゃる方もいらっしゃいますので、実数ベースでは少し異なった数値となります。 ○委員(風見利男君) いずれにしろ、長年住み慣れた方が、どんどん土地を売って離れざるを得ない。まだ同意率は100%ではないわけで、いろいろ区にも要請が来ていると思いますけれども、長年住み慣れたところで、今のままで住みたいという方が何人もいらっしゃるわけで、このようにどんどん事業を進めていくということになると、それを放置して先に進めるということになるわけです。その辺は区としても、その人たちを放置したまま進めるというのは非常によくないわけで、そこをどうするかということが一番の課題なわけです。  特に、小さなお宅がたくさんあるわけで、その方たちは長年住み慣れているわけで、もういいのだと。まだ同意されていない方の中では、年齢的に考えて、これで引っ越して、また戻ってくるということより、今のままで住みたいと思っている方が多いわけです。だから、そこをどうするかというのは非常に大事なことで、時期が来たから進める、あるいは、8割だから事業をどんどん進めるということだけでは、物事は解決しないと思うのです。  本来、市街地再開発というのは、そこで住んでいた人たちが、新しいまちになっても、そこに戻って住めるというのが、区としても目指しているまちづくりのはずで、そこをどうするかということだと思うのです。その辺はいかがですか。 ○再開発担当課長池端隼人君) 地権者様に対する合意形成については、一義的には準備組合が行うものと認識はしておりますけれども、今般、港区としましても、このまちに引き続きお住まいになりたいとか、愛着を持っていらっしゃる方も非常に多いということを承知しておりまして、実際に地権者の方々との面談も繰り返し行っている方もいらっしゃいますので、丁寧に事業の内容ですとか、権利変換の内容を説明しまして、事業に合意していただくとともに、引き続きこのまちで生活継続していただけるように、引き続き丁寧に対応してまいります。 ○委員(風見利男君) 特にこのまちづくりについては、そこに住んでいる方が発案してということなわけですけれども、その大本には、港区がこういうまちづくりをするというガイドラインをつくって、それに基づいてずっとやっているわけです。  ですから、それだけ準備組合の責任だということでは済まないわけで、住んでいる方たちがどういう意向で準備組合に同意しないのかということも含めて、しっかり把握した上で進まないと、結局最後は組合ができて、やむなく転出せざるを得ないと。こういうことになったら本当に不幸なわけで、先ほども答弁いただいていますけれども、準備組合だけではなくて、区としてもきちんと注視をして、強引な進め方をしないという点でも、準備組合を指導していただきたいということで、いかがですか。 ○再開発担当課長池端隼人君) 引き続き丁寧に、港区としましても地権者様の御意向というのをできるだけ確認しながら、準備組合に対して、適切な合意形成に向けた丁寧な説明等を行うように指導してまいります。 ○委員長うかい雅彦君) ほかに。よろしいですか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長うかい雅彦君) ほかになければ、報告事項(2)「三田五丁目西地区第一種市街地開発事業区域公告について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長うかい雅彦君) 次に、報告事項(3)「市街地開発事業に係る事後評価について(田町駅前東口地区)」について、理事者の説明を求めます。 ○再開発担当課長池端隼人君) それでは、報告事項(3)「市街地開発事業に係る事後評価について(田町駅前東口地区)」について、御報告いたします。資料№3を御覧ください。  区は、港区市街地開発事業に係る事後評価制度に基づき、事業が完了した市街地開発事業事後評価を行い、その結果をホームページで公開しています。本日は、今年度行った田町駅前東口地区の評価結果を当委員会へ報告させていただくものです。また、来年度に行う事後評価制度運用基準見直し検討状況についても報告させていただきます。事後評価制度は、市街地開発事業によって整備した公共施設等の評価を行い、その結果を広く公表するとともに、これから計画を策定する準備組合等施行予定者の自主的な取組を促すことを目的としています。事後評価の対象は、港区が補助金を交付した事業としています。資料3ページ以降が事後評価書ですが、本日は、概要をまとめた資料1ページ及び2ページで御説明いたします。  1ページを御覧ください。当地区の概要です。田町駅前東口地区は、JR田町駅の東口の駅前広場に隣接する約0.3ヘクタールの区域です。当地区を含む田町駅東口北周辺地区では、駅周辺歩行者環境の改善や、緑や公園などの公共空間の不足の解消、公共施設の改築の必要性がありました。本事業では、新たな駅前商店街としての施設建築物と併せて、駅前広場の機能を補完する交通広場や、歩行者デッキを整備したことで、田町駅東口北地区地区計画の区域内の開発事業と連携して、魅力ある複合市街地を形成しました。  続いて、これまでの主な経緯です。平成26年10月に都市計画が決定し、平成27年9月に再開発組合の認可、令和元年5月に再開発組合の解散が認可されています。  続いて、整備した主な公共施設です。既存の駅前広場と一体となる交通広場を整備したほか、JR田町駅みなとパーク芝浦までを接続する歩行者デッキの一部を整備しています。  続いて、施設建築物の概要は、ページ中央の表の記載のとおりです。整備した施設建築物完成写真を載せておりますので、併せて御覧ください。  続いて、資料2ページを御覧ください。事後評価結果です。ページ左上の表は、評価項目ごとの指標と評価、資料3ページ以降の事後評価書対応ページをまとめております。評価の考え方をページ右下に記載しておりますので、御参照ください。各評価については、施設等の整備の状況、アンケート調査による利用者の満足度などを踏まえて、事後評価委員会での総合的な評価を加えた結果です。  続いて、総合評価です。各評価項目を総合的に判断し、当地区については星2つ、優良と評価されました。当地区は、駅前広場の機能を補完する交通広場の整備によるにぎわいある駅前空間の形成や、隣接街区と連携して歩行者デッキ歩行者通路を一体的に整備したことにより、JR田町駅からみなとパーク芝浦を結ぶ歩行者ネットワークの形成に寄与しました。また、なぎさ通りの沿道の街並みに配慮した中低層の商店街棟を整備することで、従前商店街権利者の生活、地域コミュニティーの継承を実現していることが評価されました。防災性が向上されていることが確認できた一方で、避難誘導経路や、避難や滞留・集散空間の確保といった防災の取組に関する認知度が低く、情報の周知が求められるなど、改善の余地もあります。総じて当事業は、防災性の向上や、にぎわいのある駅前空間の形成、歩行者ネットワークの形成に寄与した再開発事業として評価できます。  続いて、評価結果を受けての区の対応です。ページ右側を御覧ください。1点目が、再開発による権利者の生活と地域コミュニティー街並みの継承についてです。推進すべき事項として、今後も権利者生活再建地域コミュニティーに配慮するだけでなく、地域を訪れる方に親しまれる施設デザインの検討を再開発組合に指導・誘導していきます。  2点目が、周辺街区と連携した歩行者ネットワーク及び都市防災基盤の整備についてです。推進すべき事項として、今後も訪れる方が利用しやすい歩行者ネットワークの確保を推進するため、快適性に配慮した歩行者通路の設計の検討を再開発組合に指導・誘導してまいります。  3点目が、オープンスペース及び緑化空間の整備についてです。改善すべき事項として、緑化の整備に当たっては、都心部における緑の在り方を十分に検討し、訪れる方々が緑を身近に感じられる魅力ある緑化空間となるよう再開発組合を指導・誘導していきます。  今後の予定としまして、4月上旬に評価結果の公表を予定しております。  29ページを御覧ください。来年度の運用基準見直しに向けた現在の検討状況について御報告いたします。  平成29年度から、計7地区の事後評価を実施してきました。近年の社会情勢等の変化に伴い、市街地開発事業では、脱炭素、デジタルトランスフォーメーション、エリアマネジメントなどの新たな取組が進んでいます。このため、これらの取組を適切に評価できるよう、事後評価制度運用基準のうち、評価項目及び評価方法を見直すものです。  令和4年度の第4回港区市街地開発事業事後評価委員会において、現在の事後評価基準について意見交換を行い、今年度は基準の見直しに向けて意見交換を行ってまいりました。また、課題の抽出も行ってまいりました。  意見交換の中で、項番3に示すとおり、複数プロジェクトの集積についても評価できるとよい、低炭素化について基準見直しを行っていくことは必然だと考えるなどの御意見をいただいております。  今後の予定としまして、来年度に運用基準見直し、令和7年度から運用を予定しております。  大変雑駁ですが、説明は以上です。 ○委員長うかい雅彦君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次発言をお願いいたします。 ○委員(玉木まこと君) 今回の田町駅前東口地区というのがかなり特殊な事業の経緯なのかなと思っています。なので、港区の市街地開発事業と一つに言っても、なかなか一律な評価が難しいのかなというのを、今回拝見して思いました。  そういった点で、まず1点確認したいところは、住宅の整備というところの星なのですけれども、地権者が少ないというところで、27ページで居住性快適性事業継続性というのがあるのですが、星が3つとなっているのですけれども、こういうところというのが、地権者が住んでいるというところで、100%住んでいるような状況だと思うのですが、それが数字として100%で、星3つという感じなのかなと思うのですけれども、以前も私は取り上げたと思うのですが、規模感みたいなところというのが、星で単純に同じ重みで評価されるのかなというところを、今回そういう部分で思ったのですが、今回の見直しともまた関わってきますけれども、再開発事業の規模とか地権者数の人数とかというところで、こういった星の重みというところが、何となく正しく評価されるのかなというところを感じているのですが、その辺りは、どう区は捉えていますでしょうか。 ○再開発担当課長池端隼人君) 今、玉木委員御指摘の居住性快適性事業継続性の評価につきましては、整備した住宅がどれぐらい満室になっているかとか、つくった商業区画がどれぐらい適切に運用されているかという評価項目だけではなくて、建物自体が適切に管理運営されているかというところ評価基準として加えてございます。その中で、建物の規模ですとか、お住まいになっている方の数で、星の数が変わるという制度にはなってございません。  玉木委員御指摘の内容としましては、権利者が少ないと、自動的に星が高まってしまうのではないかという御指摘かと理解しました。ですので、来年度、事後評価を見直す際には、建物規模に影響されないような事後評価評価項目ですとか評価方法について、どのように運用していくか、工夫していきたいと考えてございます。 ○委員(玉木まこと君) ありがとうございます。私の見方というのは、そうではないよということかなと思ったので、その点は安心をしたのですけれども、例えば今回、見直しでも取り上げられている、また、このプロジェクトでもそうですが、複数のプロジェクトの集積という観点で言うと、今回の田町駅というのも、まさに裏のⅡ-2街区とか、そういったところとのデッキのつながりであったり、容積の関係であったりというところで、一体で本当は評価されるべきというところだと思うのですけれども、アンケート調査だけではそういったところまで、アンケートをもらった人が踏み込んでというか、理解して評価するというところまでは、多分なかなかいかないだろうというところで、アンケート調査の難しさというところも、今回、防災の取組についても周知の課題がという記述があったとおり、なかなか評価しづらいのだなというところを思っています。  ここの薄皮の一枚だけのプロジェクトだけ見てしまうと、本来の街区一体的な評価というところが、少し見えづらい部分が出てくるのかなと思いますので、その点は事後評価の中で、制度の見直しの中でしっかりと検討していただきたいと思いますし、再開発事業の、私としては規模感というところで、できること、できないことというのは制限が出てくるのかなと思うので、そういったところをしっかり、今後のマスタープランであったり、港区のまちづくりのフィードバックに生かしていくという意味でも、どういった規模だったら、どういうことができるかというのは、絶対限られてあると思いますので、その辺りはしっかりこの事後評価によって、規模に応じた評価というものを見いだしながら、どういった市街地開発事業を区が進めていくのがいいのかというところを、私は考えていくきっかけにしていただきたいと思うのです。
     見直しのいろいろな項目の観点では、緑とかとありましたけれども、規模感というところもぜひ検討に入れていただきたいということは、これまでも伝えているので、お願いしたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○再開発担当課長池端隼人君) まず、アンケート調査につきましては、今後も工夫を重ねていく必要があると認識をしておりまして、今回も、再開発事業だけで整備したデッキの空間だけを写真で見せただけでは、一体的な整備を行っているというのは伝わりにくいということは、区としても認識をしておりまして、玉木委員御指摘のとおりかと思いますので、あまり文字量ですとか情報量が多くなくて、回答率が高められる範囲の中で、より回答しやすいアンケート調査票を工夫していきたいと考えております。  2点目としまして、再開発事業規模感によって、事後評価の内容というのが変わってしまうというのは、区としてもよくないと考えております。これまでどちらかというと、事業の内容、住宅整備をメインとするのか、商業機能をメインとするのかというところが主眼に置かれたような形で、事後評価を行ってきておりますけれども、今後についてはできるだけ規模感を捉えながら、有利、不利が発生しないような事後評価制度をつくっていけるように検討してまいります。 ○委員(玉木まこと君) ありがとうございます。  あと、アンケートも課題として認識されているということだったので、ぜひ、どういったものがいいのかというのを考えていただきたいです。回答率というところも高いのかどうかとも思ったりするので、地区外の人に意見を聴けるというのは、事業者にとっても非常にプラスになるという意見が出ていましたので、地区外の人がアンケートを受け取ったときに、前向きに答えようという意識になるのか、事業者のアンケートという形で受け取るのか、区のアンケートとして受け取るのかとか、そういう入り口だけでも大分受け止めが違うのかなと思ったりもするので、そういったところから細かく、いろいろ工夫されているというのは拝見しましたけれども、やっていただけたらと思います。  今回、また特殊な規模に戻ってしまって申し訳ないですけれども、地区内というところの人数は回答が本当に少ないと思うので、それが同じ棒グラフで、回答10人ぐらいと二百何十人とかが並列で並んでいても、何となくそれも、本当にそれが正しい評価でいいのかなというのも少し思ったりしたので、絶対的な回答数みたいなところも、きちんと最低ラインみたいなものを置きながらやっていただければと思いますので、アンケート調査については、有意義なものになるように改善をお願いしたいということで、要望させていただきます。お願いします。 ○委員(風見利男君) ここはかなり小さなお店がたくさんあって、権利者だけではなくて、借家人の小さなお店もたくさんあったと思うのですけれども、その辺がどうなったか分かりますか。 ○再開発担当課長池端隼人君) こちらの地区の中で、従前につきましては、借家権をお持ちの方が13件いらっしゃいました。今回の再開発事業後に、権利変換を受けて引き続きこの中にいらっしゃる方は6件と聞いてございます。 ○委員(風見利男君) それ以外の方は権利を売って、いなくなってしまったということでいいのでしょうか。 ○再開発担当課長池端隼人君) 権利変換の中で転出をされてございます。 ○委員(風見利男君) それともう一つ、事後評価委員会で論議をされて、こういう結果の報告になっているのだと思うのですけれども、事後評価委員会というのは、この田町の件では何回ぐらい開かれているのですか。開催の日にちと時間とかが分かれば教えてください。 ○再開発担当課長池端隼人君) 今年度、事後評価委員会は計4回実施してございます。第1回目は昨年の6月6日、第2回目が7月10日、第3回目が11月15日、第4回目が本年1月29日でございます。 ○委員(風見利男君) 当然、完成した後の現地見学というのもやっているわけですよね。 ○再開発担当課長池端隼人君) 第2回の7月10日のときに現地見学を行っております。 ○委員(風見利男君) それと、今度は事後評価の報告書のときに、できれば、委員会の開催日でどういうことをやったのかというのは資料として最後のほうにつけたほうが、私は親切だと思うので、それはぜひ工夫をしていただきたいのが1点。  もう一つは、今後、事後評価運用基準見直しということで、いろいろ列挙されているのですけれども、私はいつも再開発のときに言っているのですが、従前にお住まいになった方がどうなったのかという、ここが一番大事だと思うのです。再開発をやるところは、昔から住んでいる方が圧倒的に多いわけで、その人たちがどうなったかというところをきちんと評価の中に入れていくということ。いつも答弁の中で、個人のプライバシーのこともあったり、いろいろ難しいとかということはあるのですけれども、そこはきちんとつかんでいくことが、港区にとっても非常に大事なことだと思いますし、この評価の中で、出来上がった後はきれいなので、従来と比べたら評価が上がるのは当たり前なわけで、再開発の場合はそれだけではないと思うのです。その辺をどう考えているのか教えていただきたい。 ○再開発担当課長池端隼人君) まず、委員会の開催日ですとか、開催回数ですとか、そういった基礎資料となるものについては、ホームページ等でも公開しているところでございますけれども、この評価書の中でも適切に表現できる方法を工夫してまいります。  2点目の従前、従後の生活者、お住まいになっている方をどう評価するかというところについては、これまでも当委員会で御意見いただいておりますし、区議会でも御質問いただいているところと理解をしております。ですので、本年度の事後評価委員会の中では、区議会議員の皆様もしくは建設常任委員会の委員の皆様からいただいた御意見についても、事後評価委員会の委員の中に展開をしまして、来年度の事後評価を見直す際にどういった方法で進めていくか、意見交換の材料としてございますので、引き続き、どういった評価方法ができるのか、工夫をして検討してまいります。 ○委員長うかい雅彦君) ほかにございますか。よろしいですか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長うかい雅彦君) ほかになければ、報告事項(3)「市街地開発事業に係る事後評価について(田町駅前東口地区)」についての報告は、これをもって終了いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長うかい雅彦君) 次に、報告事項(4)「機械式自転車駐車場の改修について」、理事者の説明を求めます。 ○地域交通課長(佐藤雅紀君) 報告事項(4)「機械式自転車駐車場の改修について」、御説明させていただきます。本日付当委員会資料№4を御覧ください。  項番の1、機械式自転車駐車場の現状です。現在、区内で開設中の機械式自転車駐車場は表に記載の5施設ですが、平成29年8月に開設した六本木駅自転車駐車場と、それ以前に開設した3施設については、整備当時にチャイルドシート付大型自転車が普及しておらず、設計上、収容可能な車両としていなかったことから、これらの車両が利用できない状況となっております。近年利用者が多くなっていますチャイルドシート付大型自転車や、幅広タイヤの自転車を収容可能とすることで、子育て世帯の自転車利用などの支援や、機械式自転車駐車場の利用率向上のために、機械式自転車駐車場の改修を今回行います。  続いて、項番の2、改修方針についてです。(1)改修方法です。4ページのイメージ図を御覧いただきたいと思います。1基当たり204台分がらせん状に配置されている自転車収容パレットのうちの96台分を、大型自転車等を収容可能なパレットに取り替えます。その際、残りの108台分のパレットはそのまま存置し、システムにて、その108台分の利用を停止いたします。  2ページを御覧ください。改修中は、改修しない側の機械にて運用を続けますので、改修による利用停止はございません。  (2)改修基数ですが、各施設の利用台数を確保した上で、大型自転車等の需要を満たせるよう、改修基数を定めました。需要想定は、区立の自走式自転車駐車場における実態調査を基に、現状の利用台数の30%としております。  なお、三河台公園自転車駐車場については、1基204台で現状の利用数が134台あり、改修した場合、需要数が満たせなくなることや、改修中の代替施設が確保できないことから、今回の改修対象からは除外し、大型自転車等利用者につきましては、改修予定の六本木駅自転車駐車場の利用を御案内いたします。  項番の3、概算事業費についてです。表の3施設、4基合計で1億3,200万円となります。  項番の4、今後のスケジュールです。本年9月から来年3月まで、こうなん星の公園及び六本木駅自転車駐車場改修、令和8年度には桜田公園自転車駐車場を改修予定としております。なお、桜田公園自転車駐車場につきましては、整備当初、国庫補助金を充当している関係で、令和7年度までは改修ができないためとなってございます。  以上、甚だ簡単ではございますが、報告事項(4)「機械式自転車駐車場の改修について」の説明は以上でございます。 ○委員長うかい雅彦君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次発言をお願いいたします。 ○委員(なかね大君) こうなん星の公園自転車駐車場と六本木駅自転車駐車場で一時利用が開始されるかと思うのですけれども、今回の工事がされるに当たっての影響みたいなものがあるのかということと、もう一度、一時利用がいつから開始されるのか、そのスケジュール感を教えてください。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長傳法谷大樹君) 一時利用につきましては、3月21日付の広報紙で掲載してございまして、本年4月1日から運用開始になってございます。  一時利用の開始と今回の改修につきましては、特段、悪影響はありませんので、利用者が困らないように、事前に周知も図りながら進めてまいります。 ○委員(玉木まこと君) すみません。パレットの話を私が聞き取れていなかったのですけれども、新しいパレットに取り替えるというイメージでいたのですが、残置するとかという話があったので、間引いて、大型用に取り替えて、いじらないものは置いておくという説明でよかったでしょうか。すみません。再度お願いします。 ○地域交通課長(佐藤雅紀君) 先ほどの4ページのイメージ図を御覧いただきたいのですが、立体図を見ていただきますと、円筒式の中にらせん状に204台分のパレットがございます。このうちの約96台分、2台に1台ぐらい、大型のものに替えます。その際、隣り合っているパレットにつきましては、そのまま存置いたします。そうしないと、らせん状に配置されていますので、上下の干渉あるいは隣との干渉ということで、1台ずつ飛ばすような形で改修をしていくということでございまして、108台分のパレットについてはそのまま存置いたします。 ○委員(玉木まこと君) 分かりました。パレットはやはり取り替えるけれども、その両側は存置ということですね。了解いたしました。それでシステム改修をして、それの対応をするということで理解いたしました。  30%というところをどういう基準で想定するかというのもお聞きしたので、現在の平置きの実態から、30%ぐらいが大型の自転車の需要ということで、区で調査をされたということなのですが、この想定よりあふれてしまうと、またそれはそれで大変だとは思うのですけれども、しっかりその辺を見極めながらやってほしいなと。  桜田公園自転車駐車場が令和8年度ということにならざるを得ないということなのですけれども、万が一、こうなん星の公園自転車駐車場と六本木駅自転車駐車場を改修した中で、利用の反響というものを踏まえて、多少調整が必要なことがあるかないかというところも、併せて考えていく余地があるならば考えていただければと思いますので、それは要望でお願いします。 ○委員(根本ゆう君) 今回の機械式自転車駐車場の改修が、少しずつ区民ニーズに沿った形に近づいていくのかなというところで、とてもいいことだと思っております。  一の橋公園自転車駐車場は今回は対象から外れるということなのですが、ただし、大型自転車も駐車したいと来るけれども、お断りしていると一定聞いています。今回は対象から外れますけれども、もともとは大型自転車を止めることを目的にということなので、一の橋公園公園自転車駐車場を利用される方はまだまだニーズが解消されていないのかなと思うのですけれども、一の橋公園を見ると、古川に沿ったフェンスのところに物置場所みたいなところとかもあったりして、一部場所があるのかなと思うので、そこを例えば大型自転車の、機械に入れないところの一時的に置くところで対策を立てるとか、そういったやり方もあるのかなと、一の橋公園に対する対応の仕方というところは検討いただきたいと思っているのですが、いかがでしょうか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長傳法谷大樹君) 一の橋公園に設置しました駐輪場におきましては、供用以降100台ぐらい、機械式に入らない自転車が存在してございます。根本委員御指摘の古川沿いにある奥の場所につきましては、利用者の観点からいきますと、多少不便な場所かと認識してございまして、現在は既に撤去しました麻布通りであったり、環状3号線上の都道の上に、そのような大型の車両を置けないかという協議もしているところでございます。  ただ、それもあくまで暫定でございますので、暫定期間の中で、きちんと機械式に収まるような車両の普及の啓発などを進めながら、止めたくても止められない自転車がないような努力はしていきたいと思ってございます。 ○委員(根本ゆう君) ありがとうございます。私の御提案した場所とかは、例えばの話ですので、そういったところを課題に上げていただいて、研究いただいているということなので、ぜひよろしくお願いいたします。 ○委員(風見利男君) これで大型車が止まれるということで、利用者にとっては非常にいいことだと思うのです。  私は前から、定期利用がどこの駐輪場も使えるようにするということを提案しているのですけれども、桜田公園自転車駐車場が令和8年度には完成するということになると、そこの時点まで検討して、その前でもいいのですけれども、どこでも使えるような定期利用の方が、個人利用、一般利用はいいわけで、定期利用の方がどうなるかということが一番大事なので、その辺の検討というのは始めているのでしょうか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長傳法谷大樹君) これまでは、駐輪場ごとに収容できる車両が違いましたので、共同利用するためには大幅な設備の改修が必要でございました。今回の改修をもちまして、こうなん星の公園自転車駐車場と六本木駅自転車駐車場と桜田公園自転車駐車場につきましては、一定同じ車両が入るような設備にはなるところでございます。  つきましては、相互利用の需要の動向であったり、あと、その他の方法としましては、シェアリングポートの導入などによって、このような自転車の利便性を増すような取組はしていきたいと思ってございます。 ○委員(風見利男君) 私が聞いているのは、区の駐車場に定期利用されている方々が、そこだけではなく、例えば一の橋公園自転車駐車場に登録している人が新橋に行くときに、桜田公園自転車駐車場に止めたいという場合に、そこも利用できるように、区内どこでも便利に使えるようにというシステムにしたらどうかというのを前から言っているわけで、そのことが検討されているのかどうか、検討されているのであれば、いつ頃をめどにという、そこを聞きたかったのです。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長傳法谷大樹君) 具体的な検討はこれからでございますが、今回の改修を機に、相互利用の需要があるか、ないかを含めて検討してまいります。 ○委員(風見利男君) 需要は絶対出るのです。私はシステム上、そんな難しいことではないのではないかと思うのですけれども、時期もきちんと目指していただいて、ここまで検討するとかというのがないと駄目だと思うので、そこはぜひ早急に検討していただいて、少なくとも桜田公園自転車駐車場ができる前に、こうなん星の公園自転車駐車場、六本木駅自転車駐車場、一の橋公園自転車駐車場と、ここは共通に使える可能性が出るわけで、その段階から検討しておかないと、私は進まないと思うので、ぜひそこは早急に検討を進めるように、強くお願いしておきたいというものです。 ○委員(玉木まこと君) すみません。今の風見委員に関連してなのですけれども、相互利用という話があって、私は一時利用の相互利用をぜひ進めたほうがいいかなと思っているのですけれども、ICのタグを自転車につけて、それが毎回、全部のところでやらなければいけないという話を聞いていたので、それが一発でできるのだったら一番いいのかなと思っていたので、要望ということで、一時利用の相互利用についても併せて検討をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○委員長うかい雅彦君) ほかにございますか。よろしいですか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長うかい雅彦君) ほかになければ、報告事項(4)「機械式自転車駐車場の改修について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長うかい雅彦君) それでは、審議事項に入ります。審議事項(1)「発案5第7号 街づくり行政の調査について」を議題といたします。  本発案につきまして、何かございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長うかい雅彦君) なければ、本発案につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長うかい雅彦君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長うかい雅彦君) 次に、野口都市計画課長から発言を求められておりますので、これをお許しいたします。 ○都市計画課長(野口孝彦君) お時間をいただき、ありがとうございます。  それでは、資料№5、「港区エリアマネジメントガイドライン(素案)」に寄せられた区民意見に対する区の考え方について、御説明させていただきます。  本件は、令和5年12月25日開会の当委員会で素案の説明をさせていただいたものになります。令和6年1月5日から2月5日までの1か月間、意見の募集を行いましたところ、5名の方から7件の意見をいただいております。  意見の反映状況につきましては、1ページの項番2の記載のとおり、1、意見を反映し、計画素案を修正したものが2件、2、計画素案の記載の中で趣旨を反映しているものが4件、3、計画素案では記述していないが、既存事業等で対応しているものが1件となっております。  計画素案の修正をしたものについて御説明いたします。資料の2ページを御覧ください。  意見の1番になります。認定制度の対象となる公共的空間について、公開空地だけでなく、有効空地についても同じ扱いを求める意見でございます。区としましては、再開発等促進区を定める地区計画で設けられる有効空地が、公開空地と同様のものであるため、当然対象とすべきものであり、誤解を避けるためにも、御指摘のとおり表記を修正することといたしました。  次に、意見の3番でございます。道路、公園等、公共施設を活用することができる団体の要件について、「代表者が法人格を有する組織であること」と記載しておりましたが、御指摘により、代表者が法人であることを求めるものとして誤解を招く表現であることが判明しました。そのため、公開空地等の要件と同様に、団体の要件を「法人格を有する組織であること」に修正し、代表者について問うような表記を改めました。  修正したものは以上でございます。  その他の御意見としましては、2、3年目の事業計画を簡素化できないか、事前審査より事後評価のほうが大事ではないか、手続の合理化を引き続き検討してほしいなどの意見がございました。今後の運営の中で、いただいた御意見については参考にさせていただきたいと考えております。  甚だ簡単ではございますが、「港区エリアマネジメントガイドライン(素案)」に寄せられた区民意見に対する区の考え方については、以上でございます。 ○委員長うかい雅彦君) 何かございますか。 ○委員(風見利男君) 公開空地と有効空地は違うのですか。 ○都市計画課長(野口孝彦君) 都市計画を定めるときに、公開空地などの表現をしますが、再開発等促進区を定める地区計画の中で、容積率の割増しの対象となる一般的に公開された空地は、それを算出する際の考え方としては、有効空地という名前の下で面積を換算し、それが容積の評価の対象になるということで、別の言葉を使うことがございます。そのために、公開空地の一種ではありますけれども、今回は「公開空地・有効空地等」と並べて表記することが、誤解を招かないと判断いたしました。 ○委員(風見利男君) 今まで私は、総合設計制度で割増しをして、周りにつくるのが公開空地という認識でいたわけですけれども、そういう場合でも、有効空地ということがあり得るということになるのですか。分かりやすく教えてください。 ○都市計画課長(野口孝彦君) 民間の開発事業の中でつくる一般公共の用に供する広場が、制度によって表現が違っています。総合設計ですと公開空地や歩道状空地、広場状空地という表現を使います。再開発等促進区を定める場合には、公開空地や有効空地という表現を使います。それから、高度利用地区の場合は広場という表現を使います。制度によって表現が違いますが、つくる目的や意味、役割は同様のものでございます。 ○委員長うかい雅彦君) そのほか、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり)     ────────────────────────────────── ○委員長うかい雅彦君) そのほか、何かございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長うかい雅彦君) 最後に、本日は今年度最後の委員会となります。御退職者の方はいらっしゃらないようですけれども、異動になられる方も含めまして、理事者の皆様には1年間、お世話になりました。この場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございました。  ほかになければ、本日の委員会を閉会いたします。              午後 2時22分 閉会...