• "野々山"(/)
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  1. 港区議会 2023-12-22
    令和5年12月22日総務常任委員会-12月22日


    取得元: 港区議会公式サイト
    最終取得日: 2024-07-21
    令和5年12月22日総務常任委員会-12月22日令和5年12月22日総務常任委員会  総務常任委員会記録令和5年第26号) 日  時  令和5年12月22日(金) 午後1時29分開会 場  所  第4委員会室出席委員(8名)  委 員 長  池 田 たけし  副委員長  阿 部 浩 子  委  員  森 けいじろう       ませ のりよし        小 倉 りえこ       鈴 木 たかや        榎 本  茂        なかまえ 由紀 〇欠席委員        な し 〇出席説明員  副区長                          青 木 康 平
     芝地区総合支所協働推進課長                西 本  亨  赤坂地区総合支所協働推進課長               坂 本 俊 行  高輪地区総合支所長デジタル改革担当部長兼務       白 井 隆 司  高輪地区総合支所協働推進課長               中 村 美 生  芝浦港南地区総合支所協働推進課長             中 村 ゆかり  企画経営部長                       大 澤 鉄 也  企画課長                         西 川 杉 菜  区役所改革担当課長デジタル改革担当課長兼務  多 田 伸 也  区長室長                         小 笹 美由紀  財政課長  山 越 恒 慶  施設課長                         伊 藤 太 一  情報政策課長・政策広聴担当課長兼務       菊 池 太 佑  用地・施設活用担当部長(用地・施設活用担当課長事務取扱)  大 森 隆 広  防災危機管理室長                     太 田 貴 二  防災課長                         鳥 居 誠 之  危機管理生活安全担当課長           原 谷 英 樹  総務部長                         湯 川 康 生  総務課長・伝わる日本語推進担当課長兼務          若 杉 健 次  人権・男女平等参画担当課長           藤 咲 絢 介  人事課長                         茂 木 英 雄  契約管財課長                  江 村 信 行  会計管理者会計室長事務取扱)              西 川 克 介  選挙管理委員会事務局長選挙管理委員会事務局次長事務取扱)遠 井 基 樹  監査事務局長                       山 本 隆 司  監査事務局次長                      伊 藤 忠 彦 〇会議に付した事件  1 報告事項   (1) 令和5年度港区事務事業評価の結果について   (2) 都市計画道路事業に伴う土地の購入について(南麻布一丁目)   (3) 低入札価格調査制度見直しについて   (4) 港区基本計画実施計画(素案)について  2 審議事項   (1) 発 案5第5号 地方行政制度と財政問題の調査について                              (5.5.30付託)              午後 1時29分 開会 ○委員長池田たけし君) ただいまから、総務常任委員会を開会いたします。  本日の署名委員は、小倉委員、阿部副委員長にお願いいたします。  本日、河本麻布地区総合支所協働推進課長は体調不良のため、また、野々山連携協創担当課長は公務のため、委員会を欠席する旨連絡がありましたので、御了承ください。  傍聴者から、撮影・録音の申出がありました。これを許可したいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長池田たけし君) それでは、そのようにさせていただきます。  本日は、報告事項(4)に関連して、各地区総合支所協働推進課長に出席していただいております。  日程に入ります前に、報告事項(4)「港区基本計画実施計画(素案)について」の取扱いについて御相談させていただきます。  港区基本計画実施計画(素案)の本編及び各個別計画の質疑は、前回の委員会にて終了しております。本日は、港区基本計画(素案)及び各地区版計画書(素案)に寄せられた区民意見についての報告を聴取し、質疑を行い、各地区版計画書(素案)についての質疑は、1月の委員会で行うこととしたいと思います。  そのような進め方でよろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長池田たけし君) それでは、そのように進めさせていただきます。  次に、昨日のDX推進行財政等対策特別委員会で報告された「令和5年度都区財政調整協議結果等について」及び「令和5年度都区財政調整再算定結果について」、当常任委員会に参考として資料が送付されました。皆様にお配りしておりますので、よろしくお願いいたします。  次に、陳情書についてです。陳情書議長宛てに提出され、当常任委員会に送付されました。皆様にお配りしてありますので、御参照ください。     ────────────────────────────────── ○委員長池田たけし君) それでは、報告事項に入ります。初めに、報告事項(1)「令和5年度港区事務事業評価の結果について」、理事者説明を求めます。 ○区役所改革担当課長デジタル改革担当課長兼務多田伸也君) それでは、報告事項(1)「令和5年度港区事務事業評価の結果について」、サイドブックス総務常任委員会フォルダ令和5年12月22日フォルダにあります資料№1に基づき、御説明をさせていただきます。なお、ページ番号につきましては、右下に記載の下線つきの数字を使用させていただきます。  それでは、1ページを御覧ください。区は、質の高い行政サービスの実現に向け、平成24年度から事務事業評価実施しております。今年度は特に、新型コロナウイルス感染症感染症法上の位置づけが5類へ引き下げられたことなどに重点を置いて実施いたしました。  項番1、事務事業評価の趣旨を御覧ください。事務事業評価は、必要性効果性効率性の観点から評価し、評価結果を踏まえた予算編成を行うとともに、職員自らの意識改革にも役立てます。  項番2、評価方法です。評価は3段階で実施いたしました。一次評価では、全事務事業について所管課による評価実施いたしました。評価は、継続、レベルアップスクラップの3つの区分で行っております。評価区分の定義は、表に記載のとおりでございます。二次評価では、全事務事業内容を確認するとともに、所管課スクラップまたはレベルアップ評価した事業に加え、所管課が継続と評価したものであっても、企画経営部で確認が必要と判断した事業について、ヒアリング実施いたしました。三次評価では、両副区長や外部の学識経験者で構成する港区行政評価委員会において、特に御意見をいただきたい事業については、所管課長との質疑を行った上で評価を決定いたしました。  実施経過については、2ページ中段の表に記載のとおり、5月の一次評価から11月の三次評価までの段階を踏んでまいりました。  項番3、評価結果です。表の右から2列目の三次評価の欄を御覧ください。1,568の事業評価を行い、継続1,405、レベルアップ70、スクラップ93となりました。  続いて、項番4、評価結果の取扱いです。今回の評価結果を踏まえ、令和6年度当初予算編成を進めてまいります。  項番5、今後のスケジュールです。予算編成過程の公開と合わせ、来年2月に段階的に結果を公開してまいります。  次ページ以降、4ページには二次評価以降で使用したスクラップの様式、5ページにはレベルアップの様式をおつけしております。6ページは、港区行政評価委員会の名簿をつけさせていただいています。7ページから18ページにつきましては、二次評価ヒアリング実施した168の事業についての評価結果と二次評価理由を一覧につけさせていただいております。  最後、19ページから20ページにつきましては、三次評価で質疑を行った8事業について、事業の概要と三次評価結果を記載しております。  簡単ですが、説明は以上となります。よろしくお願いいたします。 ○委員長池田たけし君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言をお願いいたします。 ○委員小倉りえこ君) 評価の結果の中で、統合というところの数が結構見られます。無駄とは言いませんけれども、似通った、類似したものが一緒になって、今度はその中でやっていきますという、本当に分かりやすくそれだけの話だと思うのですけれども、その点に関しては何の異論もないのですが、もともとあったところに統合するということは、もともと2つ存在したのか、1個あったところに新しく1個、何かの理由でつくったという話なわけですけれども、そういうものがつくられるといいますか、そういう判断がされるときは、後からこういう評価のときとかに統合すればいいという考えではなくて、何かの理由でそういうのを別枠で設けなければいけなくて、そのようになったと思いたいのですけれども、どういう経緯で似たようなものがぱらぱら出来上がる仕組みになっているのか、経緯というか、理由がこうだからですというのが分かったら、何点か例を聞きたいです。 ○区役所改革担当課長デジタル改革担当課長兼務多田伸也君) 小倉委員御指摘のとおり、新たに事業を考えるときには、様々なケースというか、幾つかのケースがあると考えてございます。既存事業がありまして、例えば対象者とか、補助内容レベルアップして事業をした方が、より効果的だという判断をしたものについては、当然レベルアップとなるのですが、場合によっては、目的とか目指しているところが、例えば部門が違っていて、複数の部署で事業を検討してそれぞれで組み立てていく中で、新規事業を発案して組み立てていたものというのが結果的にあったりしますが、それが全庁の視点で見たときには、例えば部門間で似たような対象者といいますか、サービスする相手方が一緒だったりするようなケースというのが、結果としてございます。そういったときには、統合となっていくというケースがございます。  なので、当然、新規事業を組み立てる際には、それぞれ類似事業がないかという視点で検討はしているのですが、その後、全体的に改めて確認していく中で、あとは環境などが変わってきて、当初組み立てた事業スキームから、既存事業にだんだん変遷を踏まえて変化していくというものもございますので、そういったところを毎年度確認させていただいて、レベルアップですとか統合という判断をさせていただいてございます。 ○委員小倉りえこ君) ありがとうございます。考え方は、今ので十分理解はできたのですけれども、ぜひ全庁でそういう考えの下、改めてシェアしていただきたいという気持ちもあると同時に、必要であれば、こういう評価がなければそのままにしておくというのではなくて、スパッと年度の途中でも統合して、例えばリソースもそうです。人も、がちっと変わるのであれば、多分それにこしたことはない事業とか、グループみたいなものもあると思うので、スムーズに物事が進むようにという采配も含めて、お願いしたいと思います。  あと、廃止のところの事業の1個なのですけれども、これは産業振興課のものなので、ここではないのかもしれません。例えばデザインマンホール。結構大々的に、こういうことをやりますといって発表された事業だったような記憶があるのですけれども、そういうものが1年限りということです。  もともとそれが単年度で1年、今年だけやりますという感じで企画されてやるものであるのだったらしようがないと思うのですけれども、立ち上がってすぐ廃止、なくなるとか、そういうものが存在するということが、企画の段階から先のことまで見据えられていなかったのかなということも、このことに限らず、少し思ってしまうことがあるのです。  なので、事業の立ち上げ方、決めるまでの進め方、これは本当に何回も言いますけれども、これに限ったことではないですが、そういうところはしっかり皆さん、頭の隅に留めていっていただいて、港区のためのきちんとした事業なのだというところ、先も見据えてこのように展開していくのだ、そのためにみんなが頑張るのだというのを、十分時間を取って検討した上で、事業というものはつくるなり、続けながら展開するなりというのをしていただきたいと思っています。何か答えられることがあったらお願いしたいのですが、難しかったらどうでしょう。結構ですとは言いたくないので、何かお願いします。 ○区役所改革担当課長デジタル改革担当課長兼務多田伸也君) 小倉委員御指摘のとおり、この事務事業評価では、今年度予算措置された事業については、全事業対象実施をさせていただいております。  ただ、私の説明が一部不十分だったかもしれませんが、今回廃止となっているものの中には、そういう意味では大きく2点あると考えてございます。継続的に事業を、終わりの時期を定めずに実施していた事業を、今回事務事業評価の結果で廃止という評価をしたものもありますが、もう一つ、計画事業的なもので、例えば今年度終了する予定だったものについても、当然、今年度予算措置されていますので、その状況を全部確認させていただいて、予定どおり今年度で終了するというのを確認しているものも、この廃止の中には入ってございます。  先ほどのマンホールにつきましても、今年度で計画的に終了と判断してございましたので、そういう意味では、あらかじめ終了という予定だったものを確認の上、予定どおり終了ということで評価をさせていただいた形になります。  そういった意味では、繰り返しますが、この廃止の中には2種類、あらかじめ予定していたものと、特に終期を定めていなかったものに対して、廃止という評価をしたというものが含まれているという形になります。 ○委員(なかまえ由紀君) よろしくお願いします。  この事務事業評価が始まってから、もう結構長年たつと思うのですけれども、いろいろ評価とか査定事務量が大変だったりして、そういうのを少しスリムにしたりとか、いろいろな工夫を経ていらっしゃると思うのですけれども、改善とか、変わってきた点、主立ったところがあったら教えてください。 ○区役所改革担当課長デジタル改革担当課長兼務多田伸也君) なかまえ委員御指摘のとおり、この事務事業評価につきましては、実施から10年程度たっているところがございます。毎年度事務事業評価を開始する際に、今年度はどのような形で進めていくのかというのを、毎年度見直しはさせていただいています。  そういった意味で申し上げますと、今のスキームといいますか、やり方になったのは、令和3年度からという形になります。制度的には、先ほど申し上げたとおり、年数がたってきたので、大分安定してきたと私どもも考えておりまして、進め方は今の進め方で、現時点ではいいのかなと思っていますが、過去の見直しのときには、例えば法令等で定められている事業などは対象外にしていたりとか、そういった形で全事業対象としていない時期など、そういう条件をきちんと設定した上で対象外にしているものなどがございました。  ただ、区の事業の中で、法令等で定めているというものなどもございますが、予算ベースで見たときに、法令で定められているものと、区で独自で加えているものなど、複数含まれているものなどもございましたので、現時点では全事務事業対象実施をさせていただいてございます。 ○委員(なかまえ由紀君) 事務事業評価はすごく大切ですし、私もいつも楽しみにしているのですけれども、必要だし、質もしっかりと担保しなければいけないのですが、評価のためにすごく労力を割いて、それが業務の圧迫になったら元も子もないので、評価の質は担保しつつも、やはり効率化というのを進めていっていただきたいと思うので、これからも見直しを続けていっていただきたいと思います。  それで、予算要求とか査定に関連する部分も、このシートを拝見するとあると思うのです。重なる部分があると思うのです。時期的にも、所管の一次評価が終わった後に、予算要求財政課へというのも各課でやられると思うので、重なる部分があると思うので、それがどのようにプラスで、査定する側の財政課としても、この二次評価とかが査定とかに有効につながっていくのであればいいなと思うのですが、予算要求査定という部分の事務事業評価内容が重なる部分、あと、時期が少しずれている部分とか、それがどのようにリンクしているのかというのを教えていただけますでしょうか。 ○区役所改革担当課長デジタル改革担当課長兼務多田伸也君) 事務事業評価実施に当たりましては、私ども区役所改革担当と、財政課が一緒になって進めているというところが、まず1点大きくございます。  まず、一次評価が、所管課から出されたものについては、区役所改革担当財政課がその一次評価内容を、全てお互いに確認させていただきます。二次評価ヒアリングにつきましても、区役所改革担当財政課予算査定担当者が一緒にヒアリングを進めていって、中身、事業内容ですとか、どういった視点でレベルアップしようとしているのか、逆にスクラップをしようとしているのかというのを確認して、進めているところでございます。  最終的な査定への反映の仕方なのですが、当然、予算編成作業と同時でなるべく進めたいというのはあるのですが、事務事業評価の方が最初に結果が出ないと、予算編成方針予算査定の中に反映ができないというところがございますので、同時で進めているのですが、事務事業評価が11月の中旬で、一足早く結果が出るような形にさせていただいて、その結果をその後の査定の中にきちんと反映できるような形で、スケジュール的には調整をさせていただいています。 ○委員(なかまえ由紀君) そうすると、事務事業評価の結果が出てから予算査定に入るから、作業がダブるというわけではなくて、これを活用して査定をするから、有効に査定が行えるという、有意義に効率的に進んでいるという理解でよろしいですか。 ○区役所改革担当課長デジタル改革担当課長兼務多田伸也君) はい。なかまえ委員御指摘のとおり、事務事業評価が始まった時点から財政課が関わって、査定の中身、その後につながるような形で関わっていますので、事務事業評価がぶつっと終わって、そこから査定ではなく、事務事業評価の段階から財政課査定も、内容的には確認行為が始まっていると捉えております。そういった意味では、効果的にというか、無駄なく効率的に進めさせていただいていると考えてございます。 ○委員(なかまえ由紀君) 最後にお伺いします。各所管でいろいろ評価をして、振り返りをされるということは意味があると思うのですが、明確な利用者がいる場合に、利用者の声とかというのも客観的な評価データとして反映できたらいいなと常々思っていて、いろいろ所管でも、利用者の声とかをつかんでいるとは思うのですけれども、利用者が明確にいるものに関しては、そういったものがどこかに入らないかなと思うのですが、何か工夫できることはないでしょうか。 ○区役所改革担当課長デジタル改革担当課長兼務多田伸也君) 評価を進めるに当たりましては、4ページを御覧いただきたいのですが、ヒアリングなどをする際には、当然、基となる資料で統一的なフォーマットを作っておりまして、ここに各所管課が状況などを各事業の書類にまとめて、それをベースに、所管課と私どもが内容の確認などをさせていただきます。当然、区民などからの要望ですとか、そういったところについては、この中で記載をしていただきますし、実績などについても、例えば8番の事業実績・指標などで、利用者数の推移がどうなっているかとか、そういった数字的なものも確認します。  ただ、統一的なフォーマットとして、これを使用していますが、事業内容によっては、これだけではまだ十分な確認ができないものもございますので、そういったものは、各所管課に追加で書類を確認させていただいて、検討を進めているというところでございます。次の5ページも、こちらはレベルアップ用で作っているものなのですが、こちらもフォーマットとなりますが、基本的にはそういった区民ニーズなども含めて、各所管課ヒアリングをして確認をさせていただいているというところでございます。 ○委員(なかまえ由紀君) 事業数の推移とかも書くので、そういったところからも読み取れるという御答弁だったと思うのですけれども、より利用者の方が具体的な課題とか改善点とか、すごく当事者ならではの視点があると思うので、そういうのがぜひ盛り込めるような、何か工夫をしていただければいいなと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○副委員長阿部浩子君) 三次評価なのですけれども、三次評価というのは、総合的な観点から港区行政評価委員会での意見交換が特に必要と認められる事業ということで、8の事業になっているのです。その中で一言だけ申し上げたいところが、3のエンジョイセレクト事業です。これは、新型コロナウイルス感染症を契機に開始された事業で、確かに新型コロナウイルス感染症はもう5類に移って、その必要はない、それで廃止ということになっているというのは理解しています。  ここの委員会の中でも、低所得者子育て家計負担軽減に関わる支援について、物価高騰などにより引き続き求められることから、これまでの取組を分析した上で、丁寧に対応してくださいと。このとおりなのですが、このエンジョイセレクト事業は4億2,000万円かけてやっている事業なのですけれども、今、非課税の両親世帯まで入っていて、かなり配付数が広がっているのですが、ただ、今こうやって物価高騰で大変な中で、カタログが送られてきたら、家族と一緒に、子どもと一緒に親が見て選んでいるというのは、本当にありがたい事業だということを聞いています。  この委員の御指摘にもあるように、来年度の予算なのですけれども、それも踏まえた上でどのような事業にしていくかというのは、ぜひ検討していただきたいということは、一つ述べさせていただきます。 ○委員長池田たけし君) ほかに御質問ございますでしょうか。よろしいですか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長池田たけし君) なければ、報告事項(1)「令和5年度港区事務事業評価の結果について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長池田たけし君) 次に、報告事項(2)「都市計画道路事業に伴う土地の購入について(南麻布一丁目)」、理事者説明を求めます。 ○用地・施設活用担当部長[用地・施設活用担当課長事務取扱](大森隆広君) それでは、報告事項(2)「都市計画道路事業に伴う土地の購入について(南麻布一丁目)」につきまして、本日付の資料№2を用いて御説明いたします。  まずは、対象となる土地について御説明いたします。資料の下のページ数、3ページ案内図を御覧ください。黄色い部分が本事業区間となる二之橋から仙台坂区間で、赤い部分が今回購入する予定箇所でございます。取得予定面積は、88.19平米でございます。4ページが公図の写しでございます。  1ページにお戻りいただきまして、項番1、背景でございます。本事業区間は、震災時の広域避難場所へとつながる緊急道路障害物除去路線であることから、区内の他の路線に優先して整備を進めております。本件土地を含む当該区間、延長は約530メートル、計画幅員は15メートル、そのうち車道は7メートル、両側に4メートルの歩道が整備されます。車線は、片側各1車線となります。  次に、項番2、経緯でございます。補助7号線の本区間は、平成27年3月10日に事業認可を取得し、令和7年3月31日の事業完了を目標に事業を進めているところでございます。  次に、項番3、事業用地取得の進捗率でございます。本区間の取得予定面積は約2,220平米でございます。本件の取得を含めますと、1,411.88平米となりまして、進捗率は約64%ということでございます。
     2ページをお開きいただきまして、項番4、物件の表示、購入価格、契約の相手方でございます。購入する土地の対象地は、南麻布一丁目2番136の一部でございます。地目は宅地で、地積は88.19平米となります。購入価格は2億6,518万7,330円でございます。契約の相手方は、三井住友信託銀行株式会社支配人、高岡良典氏でございます。  項番5、購入の理由は、都市計画道路事業用地の購入のためでございます。  項番6、土地の購入費の財源でございます。港区公共用地買収基金で、令和7年度に国庫補助金及び都市計画交付金を受ける予定でございます。  5ページを御覧ください。当該事業区間事業計画図になります。青い部分は既に取得済みの土地でございます。黄色い部分がまだ取得できていない土地で、赤い部分が今回購入を予定する予定地でございます。  また、本件につきましては、本日の開催の建設常任委員会にも報告させていただいております。  最後に、今後の予定でございます。契約の相手方とは、契約の準備が整い次第、令和6年1月中に契約を結ぶ予定でございます。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長池田たけし君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言をお願いいたします。 ○委員(森けいじろう君) ありがとうございます。総額のところで確認させていただきたいと思っていまして、今回、2億6,500万円という形で書かれていることなのですけれども、財源としては、公共用地買収基金、東京都と国と区で負担されると思うのですが、その割合というのは、どういった割合で負担されることになりますでしょうか。 ○用地・施設活用担当部長[用地・施設活用担当課長事務取扱](大森隆広君) 財源の負担割合でございます。国が約55%、そして金額を申しますと約1億4,500万円、そして東京都が約11%、金額ですと約3,000万円、そして区が残り約34%、金額ですと約9,000万円ということでございます。 ○委員(森けいじろう君) ありがとうございます。ちなみにこれは、私も分からないのですが、何かの制度を使ってやるという理解で、もしそれであれば、どういった制度かというのを教えてください。 ○用地・施設活用担当部長[用地・施設活用担当課長事務取扱](大森隆広君) こちらの国庫補助金の根拠につきましては、無電柱化推進計画補助制度を使って、補助金を申請してございます。また、東京都につきましては、特別区都市計画交付金要綱を根拠に補助金を頂いているということでございます。 ○委員(森けいじろう君) 分かりました。ありがとうございます。  最後に、今の対象地のところの、結構広い範囲かと思うのですけれども、今は更地になっていないということなのですか。それとも何か建物が建っていて、これからいろいろな交渉が始まるということなのか、教えてください。 ○用地・施設活用担当部長[用地・施設活用担当課長事務取扱](大森隆広君) 対象地につきましては、賃貸住宅でございまして、この部分は都市計画道路も全部入っていますので、建物については一切建てていませんし、若干、外構の工作物として、フェンスが一部設置されております。それ以外は更地状態でございます。 ○委員長池田たけし君) ほかに御質問ございますか。よろしいですか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長池田たけし君) なければ、報告事項(2)「都市計画道路事業に伴う土地の購入について(南麻布一丁目)」についての報告は、これをもって終了いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長池田たけし君) 次に、報告事項(3)「低入札価格調査制度見直しについて」、理事者説明を求めます。 ○契約管財課長(江村信行君) 報告事項(3)「低入札価格調査制度見直しについて」、御報告いたします。本日付資料№3、低入札価格調査制度見直しについてを御覧いただけますでしょうか。  1、経緯です。低入札価格調査制度は、工事請負契約の入札において、区があらかじめ設定した価格を下回る価格による入札があった場合に、その入札価格で当該契約の内容に適合した履行が可能であるかを調査し、可能な場合に落札者として決定する制度です。区は、工事の品質確保及び不適格事業者の排除等を目的として、平成31年4月1日に本制度を試行導入いたしました。近年の人件費等の高騰を踏まえ、公共工事に従事する労働者の労働環境を改善し、工事の品質を向上させるため、事業者に一層適切な積算を促す必要がございます。以上のことから、導入後4年間の実績等を踏まえまして、制度を精査し、本格導入いたします。  2、制度の試行状況です。(1)件数です。過去4年間の件数は表のとおりです。低入札価格となった件数の割合は、令和元年度は約3.8%、令和4年度は約6.9%です。  (2)低入札価格調査の結果です。低入札価格となった10件について調査を行いましたが、履行可能であると認められたため、全ての案件で当該入札を行った者と契約を締結いたしました。  (3)工事成績評定です。2ページの表を御覧いただけますでしょうか。過去4年間の工事成績評定の平均です。低入札価格制度で契約の相手方として承認された事業者の工事成績評定の平均は、令和元年度が72.5点、令和4年度は70.7点で、工事の質は確保されています。  3、見直しの概要です。(1)対象案件の見直しです。試行制度では、特別簡易型総合評価方式を適用する工事請負契約と、予定価格1億5,000万円以上の制限付一般競争入札を対象としていましたが、見直しによりまして、特別簡易型総合評価方式を適用する工事請負契約のみを対象といたします。  (2)失格基準の設定です。新たに価格による失格基準及び工事成績による失格基準を設けます。①価格による失格基準についてです。失格基準を下回る価格で入札した事業者を失格とします。価格による失格基準を設けることで、契約の内容に適合した履行を確保するとともに、工事原価へのしわ寄せ、下請事業者における原価割れなどがないよう、積算基準に基づく適正な積算を促し、ダンピング受注を防止します。②工事成績による失格基準です。工事の質を確保し、不適格事業者を排除するため、過去の港区発注工事の工事成績評定において、発注工事の公表日の属する年度及びその前5年度内に完了した工事のうち、いずれかの工事成績評定が60点未満の場合は失格とします。  4、適用です。令和6年1月以降に発注する案件から適用いたします。  説明は以上です。よろしくお願いいたします。 ○委員長池田たけし君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言をお願いいたします。 ○委員(森けいじろう君) ありがとうございます。複雑なので、何点か順次御説明、教えていただきたいと思っていまして、今回そもそもとして、対象から制限付一般競争入札は金額に関わらず外れるということで、特別簡易型総合評価方式というのはこれからも継続していきますと理解をしているのですが、まず、その理解で正しいかというところと、その場合、特別簡易型総合評価方式を適用するときの条件といいますか、どういうときにこれが適用されるのかというところを確認させていただければと思います。 ○契約管財課長(江村信行君) 対象につきましては、今、森委員がおっしゃいましたとおり、今後は特別簡易型総合評価方式を適用するものを対象にいたします。  特別簡易型総合評価方式の対象でございますけれども、こちらは特別簡易型総合評価方式の対象工事ということで、原則として建築工事につきましては、予定価格8,000万円以上の工事、建築工事以外の工事につきましては、予定価格が4,000万円以上の工事を特別簡易型総合評価方式で行う工事としています。 ○委員(森けいじろう君) 分かりました。ありがとうございます。  ちなみに今回、評価を4年間でやった結果として10件、低入札価格の件数があったということなのですけれども、この10件というのは、2つの方式のどちらか一方、例えば、今回対象を外すということなので、制限付一般競争入札の方はなかったということなのか、それとも、ここには両方、その10件に含まれていたということなのか、詳細を教えてください。 ○契約管財課長(江村信行君) この10件でございますけれども、特別簡易型総合評価方式を適用しました工事も、制限付一般競争入札を適用しました工事も両方含まれておりました。ただ、制限付一般競争入札の工事につきましては、今回の低入札価格の問題を理由として、それが不調になるということはないということが分かりましたので、全ての案件について、次点の事業者が入ったということがございますので、これを理由として不調ということはないということが、分析の結果、分かっています。 ○委員(森けいじろう君) 分かりました。ありがとうございます。  となると、すみません、私の解釈を含めての確認ですが、この10件の中には、今回対象を外す方の制限付一般競争入札も入っていたけれども、それを外しても、今後それで入札不調といいますか、どこも工事ができるところはないという事態には陥らないという判断ということでよろしいですか。 ○契約管財課長(江村信行君) 森委員御指摘のとおりでございまして、制限付一般競争入札の工事も案件の中にはございましたけれども、今後これを外しましたとしても、それが不調になるということはないと、そのように分析しております。 ○委員(森けいじろう君) 分かりました。  最後、失格基準の設定のところでの確認なのですけれども、通常、最低制限価格というのを設定されて、もちろんそれは事業者に開示されないと思うのですけれども、それとは別に、今回、失格基準設定の①のところに書いてある、価格による失格基準を設けるということなので、最低制限価格よりさらに、それを下回るような価格を内々に設定されるということの認識で合っていますか。 ○契約管財課長(江村信行君) 価格による失格基準でございますけれども、低入札価格自体は非公表ということで、公表はしておりません。また、価格による失格基準の方は、単にその価格よりも低い価格ということではございませんで、工事の場合は様々な積算項目を積み上げる形で合計額を出してまいります。その積算項目ごとに一定の基準を設けまして、そこをクリアできない事業者については失格基準に該当したということで、失格基準の詳細につきましては非公開でございますので、申し訳ございませんが、答弁は控えさせていただきます。 ○委員(森けいじろう君) 分かりました。複雑なので、私も整理します。  いずれにしても、目的としてもあるとおりだと思うのです。人件費だけではなくて、資材価格も高騰している中で、労働環境というのを向上させていくというところと、あとは大事な品質というのを保っていくということだと思いますので、ぜひその趣旨に沿った取組をお願いいたします。 ○委員長池田たけし君) ほかに御質問ございますか。よろしいですか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長池田たけし君) なければ、報告事項(3)「低入札価格調査制度見直しについて」の報告は、これをもって終了いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長池田たけし君) 次に、報告事項(4)「港区基本計画実施計画(素案)について」、理事者説明を求めます。 ○企画課長(西川杉菜君) それでは、報告事項(4)「港区基本計画実施計画(素案)について」に寄せられた意見につきまして、本日付当常任委員会資料№4を用いまして御説明いたします。なお、本資料は全分野に関係するため、全ての常任委員会において共通資料として報告をさせていただいております。  1ページを御覧ください。項番1、区民意見募集についてです。11月11日から12月11日まで募集を行い、インターネットや持参などにより、合わせて29人の方から御意見をいただきました。1人の方から複数の意見をいただいたものもございましたので、意見の件数は74件となっております。また、意見募集と併せて、素案の概要を説明する動画を区ホームページで公開したところ、視聴回数は626回でございました。  次に、項番2、区民説明会での参加者の意見についてです。11月に港区基本計画実施計画地区版計画書の素案に関する説明会を計11回開催し、106人の方に御参加いただきました。基本計画の素案に対して81件の御意見をいただきました。参加数の地区別の内訳は、芝地区が23人、麻布地区が14人、赤坂地区が8人、高輪地区が44人、芝浦港南地区が17人となっております。  次に、項番3、みなとタウンフォーラム説明会での意見についてです。11月から12月にかけまして、みなとタウンフォーラムの参加者に対して、9つのグループごとに説明会を開催し、61件の御意見をいただきました。区民意見募集、区民説明会、みなとタウンフォーラム説明会でいただいた意見の合計数は、216件となっております。  続いて、2ページを御覧ください。区民から寄せられた意見の概要を一覧でお示ししております。2ページから5ページまでが区民意見の募集での意見、6ページから9ページまでが区民説明会での意見、10ページから12ページまでがみなとタウンフォーラム説明会での意見となっております。意見の提出方法や説明会の開催地区などの詳細は、表の右側の区分の列でお示ししております。  寄せられた主な意見を御紹介させていただきますと、区民意見募集では、幅広い年代の子どもが遊べる場所の確保や、区立幼稚園の教育環境の充実など、子育て・教育に関する御意見、区民説明会では、開発を契機とした町会・自治会への加入促進や、自転車の交通安全の啓発など、まちづくりに関する御意見、みなとタウンフォーラムの説明会では、各グループの分野に対する御意見のほか、企業との連携の推進や事業の情報発信など、区政運営に関する御意見などが寄せられました。  いただきました御意見につきましては、今後内容を精査し、計画への反映を検討するとともに、区政運営に生かしてまいります。なお、いただきました意見に対する対応結果につきましては、港区基本計画実施計画改定を決定した際に、区ホームページで公表してまいります。  港区基本計画実施計画(素案)に寄せられた意見についての説明は、以上となります。 ○高輪地区総合支所協働推進課長(中村美生君) 資料№4-2、地区版計画書(素案)に寄せられました区民意見につきまして御説明させていただきます。資料№4-2を御覧ください。こちらの資料は、各地区総合支所の地区版計画書(素案)に対し、区民の皆様からいただいた御意見につきまして取りまとめたものでございます。  項番1、区民意見募集(パブリックコメント)についてです。区民意見募集(パブリックコメント)については、港区基本計画実施計画(素案)と一緒に、11月11日から12月11日にかけて意見募集を行い、インターネット、郵送、ファクスなどにより、5地区合計で14名の方から27件の御意見をいただきました。件数につきましても、お一人で複数の御意見をお寄せいただいたものもありますので、分割して集計した後の数字となっております。また、募集に合わせて、区ホームページ地区版計画書(素案)の概要を説明した動画を公開いたしました。その動画の視聴回数は273回となっております。  続いて、項番2、区民説明会での参加者意見についてです。区民説明会は、先ほど企画課長からも御説明がありましたが、11月、港区基本計画実施計画(素案)と合同で、地区版計画書(素案)の説明会を実施いたしました。5地区合計で11回開催し、106名の方に御参加いただき、地区版計画書(素案)に対して50件の御意見をいただきました。各地区の会場の参加者につきましては、先ほど企画課長から説明がありましたので、割愛させていただきます。  続いて、項番3、区民参画組織メンバー向けの説明会での意見についてです。区民参画組織メンバー向けの説明会は、11月に各地区総合支所において、いただいた提言の反映状況を中心に、地区版計画書(素案)をメンバーに対し説明し、5地区合計で56件の御意見をいただきました。現行計画を策定した3年前と比較しますと、5地区合計で区民意見募集は9件、区民説明会での御意見は36件、区民参画組織メンバーからの御意見では9件、前回よりも多く御意見が寄せられる結果となりました。  資料2ページを御覧ください。2ページ以降は、芝地区から順に、総合支所ごとにいただいた御意見の一覧になってございます。表の右側にある区分は、区民意見募集、区民説明会など、どの手段でどのようなときに御意見をいただいたかの記載をしております。インターネット、持参、郵送、ファクスの記載があるところは、区民意見募集でいただいた御意見、区民説明会は各地区で実施した区民説明会でいただいた御意見、区民参画組織は各地区総合支所で実施した区民参画組織への説明でいただいた御意見で分類してまとめております。  意見の内容としましては、各地区総合支所で実施する地域事業に関する御意見を多くいただきました。そのほか、再開発で地域が変わっていくことに関しての御意見や、各地区特性に応じた御意見、マナー、ルール、防災に関する御意見もいただきました。  なお、こちらの御意見につきましては、それぞれに対する区の考え方等を併せまして、後日、港区基本計画実施計画(素案)に寄せられた御意見と時期をそろえて、区のホームページで公開してまいります。  簡単ではございますが、地区版計画書(素案)に寄せられた区民意見についての説明は以上でございます。 ○委員長池田たけし君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言をお願いいたします。 ○委員(ませのりよし君) 何点か質問させていただきます。  まず、資料№4のパブリックコメントのところで、インターネットで21名の方が回答いただいているということですが、これは具体的には、どういった方法で入手しているのでしょうか、教えてください。 ○企画課長(西川杉菜君) 区のホームページ上に、御意見を募集ということでリンクを貼りまして、そちらから入っていただいて御意見を頂戴しております。 ○委員(ませのりよし君) 昨今、区でもLINEを使って結構広報をしていると思うのですが、特に若者だとか、LINEをよく使っている方は、LINEを通してこういったコメントをできるような仕組み、QRコードが、例えば区の掲示板に置いてあるとか、そういったものも活用すると、もう少し多くの意見が取り入れられるのではないかと思うのですが、その辺はどのようにお考えですか。 ○企画課長(西川杉菜君) 今回、LINEにつきましては、周知の際は活用いたしました。また、区のホームページはもちろんですけれども、旧ツイッターであるX、デジタルサイネージ、区設掲示板、町会・自治会のチラシ等、様々な方法を使って周知をしているのですが、LINEで意見を募集するところまでは、まだ実施できておりませんので、次回以降の検討課題とさせていただきたいと思います。 ○委員(ませのりよし君) ぜひ意見が届きやすいような方法でお考えいただきたいと思います。  あと、説明会なのですが、各地区、芝地区で23人、麻布地区14人と書いてございます。これは、妥当な数字というのは何人ぐらい各地区に集まればよいのか、赤坂地区は意外と少ないなと思うのですけれども、大体各地区で何%の方が集まるぐらいの想定で、例えば場所もお借りになっているとか、この辺はどのようにお考えでしょうか。 ○企画課長(西川杉菜君) 何人来てもらうという目標値みたいなものは定めてございません。ただ、たくさんの方に来ていただきたいですし、特に予約等も取ってございませんので、四、五十人来られるような体制で、会場を確保しているところでございます。  地区ごとにばらばらな状況というのは、人口の関係もあると思うのですけれども、高輪地区が多い傾向は前回もそうでございましたので、なぜかというところまで分析はできないのですけれども、そういう状況でございます。 ○委員(ませのりよし君) ちなみに、芝浦港南地区、台場地区は個別にやっていただいていますか。 ○企画課長(西川杉菜君) 台場地区で開催しましたが、参加者数は1名でございました。 ○委員(ませのりよし君) 来てと言われたことは確かにありました。すみません。  続いて、少し細かなところですが、御意見の内容のところで、資料№4の項番40、三田通りに自転車専用道路を整備してほしいというところですが、自転車専用通行帯が整備されたけれども、車が駐車されることも多く、自転車は危険である。これはここに限ったことではなく、港区で自転車専用通行帯は結構広く整備されているのですが、結局、駐車できる場所ないというところで、こういったところの意見はすごく重要だと思っております。こういった対応、今後どうやって解決するのかお聞かせください。 ○企画課長(西川杉菜君) 今いただきました質問に限らず、今回いただきました意見は、どのように解決していくか、基本計画にどのように反映していくかを全庁で検討している最中でございます。いただきました意見を真摯に受け止めて対応していきたいと考えております。 ○委員(ませのりよし君) いずれパブリックコメントの回答として、時期的には、区の考え方というのはいつぐらいに公開されるのでしょうか。 ○企画課長(西川杉菜君) パブリックコメント等への回答については、一件一件に対しまして、区の対応を比較できるような形にしたものを、2月末を目途にホームページで公開していく予定としてございます。 ○委員(ませのりよし君) 分かりました。このコメントの中にもあったのですけれども、パブリックコメントの回答がホームページで探しにくい、QRコードで引っ張ってこないと見つけられないということもあるので、なるべく分かりやすいような掲示というか、掲載に努めていただきたいと思います。 ○委員小倉りえこ君) 私はこの基本計画説明会には、機会があれば必ず行くタイプでございまして、また今年も来たと、多分思っていらっしゃる職員も何人かいらっしゃると思うのです。その行く理由というのが、一区民として意見を届けに行きたいという方も、実は議員の中にいらっしゃるのだけれども、私は、そこにわざわざ足を運んで行かれた方が、どういうことを区に伝えに、思いを質問したりとか、行くのかというのを直接知りたくて、足を運ぶというのが自分の役割としてのメインなのです。  そこで、今回資料の中で、インターネットなりファクスなり持参なりという様々な手法を用いて区に意見を届ける中で、実際の区民説明会でこういう御意見がありましたというのを、参加者の人数はばらばらですけれども、きちんと質問の意図というものを、少なからず私が参加したところは、私もメモしておりますので、ほぼそごはないぐらいにきちんと出ているなと、そういう目で私は資料を見させていただいています。  ただ、確かにこの文言だけでは、実は発言された方の質問の意図が伝わっていないと思われることが多々あります。そこは恐らく、その場にいたたくさんの職員の皆さん、四、五十人体制を取られても全然大丈夫だというぐらい、皆さん待ち構えていらっしゃるのに、片手で数える人数しかいないとなると、少しがっかりしてしまうところもありますけれども、みんなからどういう質問があったかメモして、恐らく録音でも聞いていると思いますが、ここはこういう意図ではないなというのを第三者として思うところが、実は幾つかありまして、一つ二つ、皆さんにはお伝えしたいと思うのです。別に私は回し者でも何でもないです。  麻布地区の区民説明会のところで、子育てルートというところについての質問があって、6ページの21番、子育て送迎ルートについて、どのようなという質問にはなっているのですけれども、これを質問された方は、最初の質問はここに書いていないのですが、道にペンキを塗るのになぜ何千万円もかかるのですかという質問から、実は入っているのです。話のやり取りの中で、こういうところに落ち着いてはいるのだけれども、要は、区がやろうとしていることが、計画も含めて住民に伝わりにくいというところが、多分そもそもだと思うのです。  だから、伝え方が、区の意図しているところが伝わっていない、伝えられない資料として出来上がってしまって、それに対して理解ができぬまま、これ、何だろうというので質問になるという、あまり上手ではない取っかかりというのを私はそのとき見たような気がしました。  それ以外にももう1個あるのが、その下、マンションの住民に対しても防災訓練などが届くようにしてほしいという御指摘があったのですが、そちらの方も、何十年も港区のマンションに住んでいるのだけれども、要は町会の存在すら知らないと。防災訓練をやっているようなのだけれども、最初、どこからお知らせを入手するのか分からないというような御意見だったのです。  そうすると、区側の立ち位置としては、掲示板があるから、そこに貼っているので見てくださいという話に、多分なると思う。ただ、質問された方は多分、区からの情報をプッシュ型でできれば欲しいという御意見だったと思うのです。そのときの質問で答えが、町会からマンションにお知らせが行くようにしますとか、要は、全てにおいて少しずつずれている。分かりますか。  質問する方は、町会からのお知らせが欲しいのではないのです。行政が町会の情報をきちんと知っていて、関係が今までなかった方を、加盟促進だとか、仲間に入ってもらいたい、防災意識を高めてもらいたいとかという意識が、どう回っても自分のところに来ないといいますか。  恐らく、そういう意識が高い人にしてみれば、自分から情報を取りに行こうとしないのがよくないのではないかと思う方も、当然いらっしゃる。だけれども、一般の方は、受け身といえば受け身です。一部の意識の高い人以外は、行政がそういうものを自分に届く手段を何らかで用いてお知らせしてくるものだというところが、頭の片隅に絶対あるはずなのだけれども、そこを前提として、行政の方もある意味考えた上で、お知らせの方法とか、御意見募集とか、施策を展開するとかというところを考えなければいけないのではないかというのを、第三者として、そのときすごく思った次第なのです。  なので、区のやろうとしていることは、例えば、すごくいいことがいっぱいある。では、それをどのように伝えるか、理解をしてもらえるかというところが、今、足りないところが多過ぎて、それの伝え方、それはアナログの意味でもデジタルの意味でも、手段の意味でも、文字面でも何でもいいです。意図が伝えにくいというところが今もある。  今後どうやって改善をしていくのかというところが、気にはなるところなのですけれども、すごく難しい質問と答弁になるかもしれませんが、要は、どうやって今までの質問というものを解釈して、アウトプットして巻き込んでいくかというところを、ただ答えます、基本計画に載っけますだけでは、多分もう通用しないのです。そこをどう工夫していくか、何かアイデアがあるのでしたら教えていただきたい。 ○企画課長(西川杉菜君) 今、小倉委員から御指摘いただきました6ページの21番については、確かに記載が分かりづらいということで、あの場で意見として頂戴しました区民の方に対しましては、あの後個別に対応しまして、状況を御説明しております。  同じく22番も、対応いたしました。  小倉委員のおっしゃるところは、区側がうまく情報発信できていない、きちんと伝えられていない、受け止め方も含めて、不十分な部分があるという御指摘だと思いますけれども、パブリックコメントの今回の公表用に、文章を短くしてしまっていますが、原文もメモとして残ってございますので、そちらの御意思をきちんと読み解いて、できる限り素案に反映していきたいと思っております。  特別なことというところは、今、具体的なものは出ないのですけれども、全ての御意見に対して丁寧に対応してまいります。 ○委員小倉りえこ君) ありがとうございます。決して、文字にされていないからどうのこうのという意地悪な意図を持った指摘、質問ではないということは前提に、そもそもコメントを出さない方、行ったことのない方の方が、港区民の中のマジョリティーです。この存在すら知らない人が山盛りいる中で、それこそさっき、ませ委員のあれでしたけれども、どのぐらい人数がいたらいいのだろうかと、疑問も私たちに出てくるのは当然のこと。いっぱいいたらいたでいいのかといったら、恐らくそうでもないのです。少なかったら少ないでいいし、ゼロだったら文句がないから、意見がないからよしとするという評価のものでもない。  ただ、本当に何かをお伝えしたいとか、心の底からこうしてほしいというお話は、我々議員に来るルートもありつつも、区に直接というのは、いろいろな方法であるわけなのですけれども、できる限り、なぜこういう質問を、こういう疑問を持たれているか、改善を求められているかというところは、背後にいろいろな理由があるはずなので、これをやっていくと一つ一つ過ぎて、切りがなくなってしまうのは分かってはいるのですが、願わくは、なぜそういうお願いをされているかという背景も丁寧に聞き取りながら、全部対応しなければいけない理由はないですから、そういうところも配慮しつつ、港区のためだとか、そういうところを考えながら、施策の展開、方向性というのを広げていただければと思っておりますので、よろしくお願いします。
    委員(鈴木たかや君) ここのどこかに書いてあった、町会の連携を区でもっと進めてもらいたいという文字がどこかにあったのと、小倉委員の話を聞いて思ったのは、町会をやっていると、勝手にやっているので、お餅つきをやったり、いろいろなことをこの時期やっています。勝手にやっているのです。  それを、例えば区役所の人たちが、どこの町会がいつ、もちろん申請していたり、協働推進課は知っていたりもするでしょうけれども、全部を把握していることは恐らくないし、逆に言うと、そこの町会の人の意見というのは、よそが何をやっているか、実は知りたいのだけれども、そういう情報は持っていなくて、自分のところで申請したことには助成金が使える、使えないとか、こんなのがありますけれども、いかがですかというチラシはいつも頂いているので、分かっているのだけれども、隣の町会で実はこういうことをやったとかという情報は、自分の町会は持っていない。  例えば今、すごく町会が厳しくなってきて、お祭りをやるにもおみこしが上がらなくて、おみこしが上がらないから、みんなで隣の町会も協力してやろうではないかという話は、神社が違うと日にちが違うからできるのだけれども、同じ氏子の中の隣の町会と一緒におみこしを出さなければ上がらないのではないかというぐらい、町は疲弊している中で、隣の町会は、実は助成金を使っておみこしのお化粧直しをしているということがあって、そんなことができるのかというような、町を元気にするこういう助成金があってという話が後から聞こえてきたときに、隣の町会はいいな、でもそれは、今はもうないのだという話だったりすることが結構ある。  なので、できたら、例えばここの町会は、助成金を使ってこんなことをやりましたという発信は、区で多分できると思うので、そういう情報がもらえたら、それを使ったら、こことここが一緒に連携してこういうことができるのではないか。  普通にいったら人も集まらないし、お金もないし、やめてしまおうかと、どんどんなくなっていく世の中の中で、うちは一月前にやっているけれども、おたくは来月やっているよねというお餅つきは、一緒にやったらどうだろうとか、そうしたら隣の町会と一緒になってやったら、町会の人は減っていても、倍になれば少し違うのではないかとか、いろいろな可能性も出てきたりするのだと思うのです。  そういった連携とかというのを、区が間に入ってくれたことによって、区は僕らのことは何もしてくれないけれども、例えば地域清掃しましょうとかという案内は来るというのを続けていたら、もう衰退しかないので、できたら見方を変えて、そういう発信を考えてもらえたらありがたいなというのは、今、小倉委員の質問を聞いていて思いました。  僕の質問は、これも以前、小倉委員が言っていたことだと思うのです。さっきの事務事業評価の話を聞いていてもそうなのですが、今の地区版計画書の方に、芝浦港南地区の人の意見として、「ご近所イノベータ」という事業を芝地区でやっていて、いいなということが書いてある。これを芝浦港南地区でも検討してくれないかということが書いてあるのです。  僕も、あの事業はすごくいいから広がったらいいなと思っていて、芝地区でもう20回弱ぐらいやっていて、歴史がある事業というのが、どこにも広がっていかないというのは不思議な世界だなと思ったときに、さっき事務事業評価のときに、統合の話を小倉委員がしていたではないですか。事務事業評価をしているのだから、いろいろな事業をこうやって評価していく中で、この地区のこういうことはずっと続いていて、歴史もできているというのを、なぜここだけでやっているのだろうということを、さっきのところに行ってしまって申し訳ないのだけれども、事務事業評価の中ではそういう目線でも見てもらいたいし、もちろん5つの総合支所があって、港区のいいところは、それぞれの地区に根差した活動をしていて、地域のカラーが出ているのだと言われれば、それまでなのだけれども、それさえも乗り越えて、一緒にやったらいいのではないかということは、多分あると思うのです。  そういうことを評価する事務事業評価であったら、さらによくなるような気もするし、そういう視点で見てもらいたいなと思ったときに、またこれはうちの自民党がよく言っているのですけれども、総合支所長が兼務であるということが、本当にこれでいいのかなということとかも、もちろん、これからの世の中で、総合支所の在り方そのものが、インターネットで受け付け、デジタルで何でもできるような世の中になったときに、近所で書類、紙がもらえますという今までのよさは、だんだん必要がなくなっていってしまうではないですか。  例えば、コンビニエンスストアに行ったら住民票が取れるのだから、住民票を取りに総合支所に行く必要はないという世の中が近くなってきたのだったら、逆に生き残りをかけて、総合支所が本来やるべきことというのは、多分、平成18年とは全然変わってきていると思うので、一回見直しをしてもらいたいなと思います。  そのときに、普通に考えたら、兼務はすごく大変です。保健福祉支援部長があそこの総合支所長でとかとやっていたら、今日はどちらにいるのですかという話にもなるわけではないですか。もう一回、人事の在り方というか組織の在り方も全般的に見直してもらいたいなと、思ったりもするので、ぜひこういう評価をするいいタイミングというか、こんなタイミングでなかったら、こんなことを思わないので、整理を全体で入れてもらいたいなというのは本当に心から思います。  誰に質問したらいいだろう。いいやと言うと、また怒られてしまう。どなたか答弁を。 ○高輪地区総合支所協働推進課長(中村美生君) まず、町会の連携のことをおっしゃられたと思うのですけれども、各地区総合支所協働推進課で年に2回程度、町会長を集めた連絡会というのをやっております。その際に、町会長が集まって、区のお知らせを聞いたりとか、そのときに総合支所で話題になっていることとかをお話するような機会があると思います。  他総合支所の状況は分からないのですが、高輪地区については、やはり鈴木委員がおっしゃったように、隣の町会長と話すときがないというお話をいただいたり、隣のところでどんなことをやっているかというのを実は知らなかったり、そういった状況を知って、高輪地区では昨年度から、連絡会のときに区のお知らせは極力控えて、地区ごとだったり、一回はいろいろな町会の方とグルーピングをして、そこで自由にお話してもらって、少し発表をしてもらったりとか、あと、地区同士で近い近隣の町会同士でグループを組んで話をしてもらって、発表してもらったりというのを試みています。  そのときに、町会の話ではなかったのですが、やはりおみこしの話で、うちの神社は今回どうだとか、こちらの神社はどうだという話をしていたので、そういった形で、なかなか町会長同士も、隣ですら会う機会がなくて、何かがないと会わないという状況のお話を聞いたので、高輪地区は、毎回そういった時間を設けるということでやらせていただいております。  また高輪地区の話ばかりになってしまうのですけれども、高輪地区はデジタルサイネージを区有施設に置いていまして、そこに町会のお祭りですとかイベントで、町会だけではなく商店街だったり、老人会だったり、そういったものについても、こういう活動をやっていますとか、今回こういうことをやります、皆さん来ませんかなどの情報を載せられますという案内を毎月送って、知らせをもらったら、職員が取材に行って、記事を作って載せるということをやっております。  各地区総合支所でもいろいろ状況はあると思うのですけれども、そういった集まるときを捉えて、町会同士でも話し合えるようなところはつくっていけたらと思っております。連絡会のときも、今年2月にまたやるのですが、そのときには、今年度この地区で、2つのとか複数の町会が集まって、こういうお祭りがありましたということは、御紹介はしていこうかなと思っております。 ○委員(鈴木たかや君) ありがとうございます。これで、僕がいる芝地区はこうですとかと言うと、課長の立場がなくなってしまうといけないので言いませんけれども、今、そもそも高輪地区の協働推進課はこうですというのを横で聞いていて、それが問題だと思うのです。高輪地区がそういうことをやっているというのを5支所が共有していて、うちもやろうではないかとか、うちも何遍に一遍はやろうではないかというのをやってもらいたいというのが質問の趣旨なので、前から言っているのですけれども、横の連携といいますか、5支所は誰が横をつなぐのか。そうしたら、区長だと言われてしまうのかもしれないのですけれども、最終的に、共有を横でしてもらいたいというのが一つ。  あと、町会の話もまさにそういう場があったらいいなと思うのですが、実は芝地区で言うと、うちの周りの三田警察署を中心にした警察の交通安全協会の集まりとか、いろいろあるではないですか。何となく近所の仲はよかったりして、割と周りの4つは、ここは仲がよくて、こちらの5つは仲がよくてとか、神社だったり警察だったりのくくりで、それぞれ仲よしがあって、そこの共有は、実はできていたりするのですけれども、それ以外のところで、例えば区でこういうことをしてもらったというのが、もちろん、言ってほしくないというところもあるかもしれませんが、こういうことをしたら皆さん喜んでくれたというのがあると、うちもそれを使いたいなというのが、具体的に隣がやっていたことで教えてもらえると、分かりやすくていいなと。  手続が煩雑で、申込みが面倒くさくて、紙でもらうと、字を読むのが嫌な人は、僕などはそうなのですけれども、どんどん飛ばしていってしまいたくなる。それが隣の町のおじさんの話だったら、それはいいねとか、こんなことができるよという話ができると、もっと広がっていくような気がしますので、ぜひそういう場をもう一回、下からの目線でというか、そういう意見を逆に協働推進課長が聞いてもらえたらいいのかなと。こういう意見だったらいつでも言いたいので、ぜひそういうヒアリングをしてもらえるとありがたいと申し上げて、質問を終わります。 ○委員(榎本茂君) お疲れさまです。  区民の意見というのは非常に貴重なものもありますし、その意見に対して、そうだねと多くの人が賛同されれば、それによって政策が動くこともあるわけです。できるだけ多くの人が参加して意見を出し合える環境が必要だというのは、一致したところだとは思うのですけれども、パブリックコメント、区民説明会、みなとタウンフォーラム、区民参画組織の意見など、どれを見てもせいぜい2桁で、総数が、人口に対して比べたら、非常に少ないとは思うのです。  でも、正直言って、人口の例えば1割が意見を出したら、区は対応するのが大変なことになってしまうだろうなとは思うところです。正直なところ、今の状態が妥当だと、大体こんなものが処理上も妥当だと思っていらっしゃるのかどうかです。妥当な意見の分母に対する分子は、正直なところ、どの辺を目指していらっしゃるのか教えてください。 ○企画課長(西川杉菜君) いただいた意見の中でということでしょうか。 ○委員(榎本茂君) いや、全体。 ○企画課長(西川杉菜君) 全体の中でということですね。  これぐらいもらえばというところは、特に設定をしておらず、いただきました意見をきちんと精査して、反映すべきものはする、できないものはきちんとできない理由をお示しするということで、対応していくということになると思います。 ○委員(榎本茂君) そうですね。やるもの、やらないものがあって、そこでの意見。でも、人口に対しては非常に小さいと思うのです。  参加者の年齢とか性別とか職業というのが資料になかったので、僕は結構偏っているのではないかなと。働く世代の人たちは仕事があったりして、なかなか行けなかったり、そういう人たちの意見というのは結局、埋もれていってしまうのかなとも思ったりして、参加率の悪い年代とか職業、性別に対して、参加していただけるような、バランスを取っていただく工夫をしてほしいと思うのですけれども、これについての意見を教えてください。 ○企画課長(西川杉菜君) 確かに、働いている方に平日に参加いただくというのは、なかなか難しいと思いますので、今回説明会も、前回もそうですけれども、土日・祝日も実施してございます。また、平日であっても、夜間7時からということで、仕事終わりに説明会に来ていただけるよう工夫している次第でございます。  また、意見をいただくに当たりまして、ぶ厚い計画書を読むというのはなかなか大変だということもありますので、動画を配信いたしまして、そちらで、20分程度になりますが、御覧になっていただいて御意見をいただくことにもしております。そういった手法も使って、様々な方からいただきたいということで今回取り組んでおります。 ○委員(榎本茂君) 本当はできるだけ広く集めていただきたいと思うのですけれども、ただ、この意見をずっと見ていて、お一人お一人思いがあって、書かれているのですが、さっきもテーマ別に、こんな意見がありましたということをおっしゃられていて、やはりグルーピングできる意見があるわけです。人の意見を聴くことによって気づきがあってという、一つのテーマで議論していくことによって深まる意見というのがあると思うのです。お一人だけの知識だけではなくて。  だから僕は、テーマを挙げて、それについての意見を集めるというところと、多くのそのほかの意見というので、議論をすることで活発化するというのは、こういう意見募集のときに、このテーマについてというのが、ほかの人が発言したことを見ながら活発化していくようなアンケートのやり方、議論を集めていくことというのも、今、インターネットの多様な使い方の中で、そういうものを模索していってほしいなと。人の意見を聴いてヒントを得て、議論を重ねる中で形成されていく意見というのも、ぜひ検討していただきたいと思うのですけれども、御意見を伺います。 ○企画課長(西川杉菜君) 様々な意見を頂戴して、その中で必要なものを取り入れていくということは当然でございますし、私どもとしても必要なことと考えてございます。  計画の説明会ということですと、うなぎ登りに参加者の方が増えることがないのが現状でございます。今後、例えばオンラインなどを使って、そういった議論といいますか、双方向のやり取りができる場を個別に設けられないかといったことは、今後の研究課題とさせていただきたいと思います。 ○委員(榎本茂君) 今の時代は、インターネット上で議論を深めていくということが、例えば時間を限って午後7時からとかではなくて、次の日でも、通勤時間でも、みんながそれを読んで、僕はこういう意見だということを積み重ねることによって意見形成していくというのは、本当に今の時代に合ったやり方だと思うので、研究というか、強く研究して具現化していただけると、よりニュートラルな意見が集まっていく場が形成されるのではないかと思います。ぜひとも御検討をよろしくお願いします。 ○委員長池田たけし君) ほかに御質問はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長池田たけし君) なければ、冒頭お諮りしたとおり、報告事項(4)「港区基本計画実施計画(素案)について」は、次回以降も引き続き報告を受けることとします。     ────────────────────────────────── ○委員長池田たけし君) それでは、審議事項に入ります。審議事項(1)「発案5第5号 地方行政制度と財政問題の調査について」を議題といたします。  本発案につきまして、何かございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長池田たけし君) なければ、本発案につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長池田たけし君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長池田たけし君) 次回の委員会ですが、既にお知らせしておりますとおり、1月17日水曜日、午後1時30分からを予定しておりますので、よろしくお願いいたします。     ────────────────────────────────── ○委員長池田たけし君) そのほかに。どうぞ。 ○委員(榎本茂君) 今日、多くの意見をいただいたのですけれども、区の事業において区民の意見を広く聴いて、それで事業修正を行うことは大切なことです。  地区版計画書で、芝浦港南地区の意見を見ていると、約半数が水辺に関することだったのです。水辺といっても、いろいろな意見があります。非常に区民の関心の高いことが分かりました。  芝浦港南地区総合支所の事業として、区民の実行委員会で行っている水辺フェスタというイベントがあるのですけれども、1,000人以上の方が集まるイベントで、ここでもアンケートを行って、今年、多くの区民から意見が寄せられたということで、私も拝見させていただきました。区が行う事業に対する、これも区民の一つの意見なので、ぜひとも次回の委員会の参考資料として調製をしていただきたいと思うので、よろしくお願いします。 ○委員長池田たけし君) 資料要求ですか。 ○委員(榎本茂君) はい。 ○委員長池田たけし君) では、正副で預からせていただきます。  ほかになければ、本日の委員会を閉会いたします。              午後 2時49分 閉会...