• "特殊詐欺"(1/4)
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  1. 港区議会 2023-11-24
    令和5年11月24日総務常任委員会-11月24日


    取得元: 港区議会公式サイト
    最終取得日: 2024-07-21
    令和5年11月24日総務常任委員会-11月24日令和5年11月24日総務常任委員会  総務常任委員会記録(令和5年第21号) 日  時  令和5年11月24日(金) 午後1時30分開会 場  所  第4委員会室 〇出席委員(7名)  委 員 長 池 田 たけし  副委員長 阿 部 浩 子  委  員 森 けいじろう     ませ のりよし       小 倉 りえこ     鈴 木 たかや       なかまえ 由紀 〇欠席委員(1名)       榎 本  茂 〇出席説明員  副区長                            青 木 康 平
     芝地区総合支所協働推進課長                  西 本  亨  麻布地区総合支所協働推進課長                 河 本 良 江  赤坂地区総合支所協働推進課長                 坂 本 俊 行  高輪地区総合支所長デジタル改革担当部長兼務         白 井 隆 司  高輪地区総合支所協働推進課長                 中 村 美 生  芝浦港南地区総合支所協働推進課長               中 村 ゆかり  企画経営部長                         大 澤 鉄 也  企画課長                           西 川 杉 菜  区役所改革担当課長デジタル改革担当課長兼務  多 田 伸 也  連携協創担当課長                       野々山  哲   区長室長                    小 笹 美由紀  財政課長                           山 越 恒 慶  施設課長                    伊 藤 太 一  情報政策課長・政策広聴担当課長兼務              菊 池 太 佑  用地・施設活用担当部長(用地・施設活用担当課長事務取扱)    大 森 隆 広  防災危機管理室長                       太 田 貴 二  防災課長                           鳥 居 誠 之  危機管理・生活安全担当課長           原 谷 英 樹  総務部長                           湯 川 康 生  総務課長・伝わる日本語推進担当課長兼務            若 杉 健 次  人権・男女平等参画担当課長           藤 咲 絢 介  人事課長                           茂 木 英 雄  契約管財課長                  江 村 信 行  会計管理者(会計室長事務取扱)                西 川 克 介  選挙管理委員会事務局長選挙管理委員会事務局次長事務取扱)  遠 井 基 樹  監査事務局長                         山 本 隆 司  監査事務局次長                        伊 藤 忠 彦 〇会議に付した事件  1 報告事項   (1) 令和5年第4回港区議会定例会提出予定案件について   (2) 港区ホームページリニューアルについて   (3) 港区DX推進計画(素案)について   (4) 港区生活安全行動計画(素案)について   (5) 港区基本計画・実施計画(素案)について  2 審議事項   (1) 発 案5第5号 地方行政制度と財政問題の調査について                              (5.5.30付託)              午後 1時30分 開会 ○委員長(池田たけし君) ただいまから、総務常任委員会を開会いたします。  本日の署名委員は、森委員、ませ委員にお願いいたします。  本日、鈴木委員は、公務のため午後2時頃退席されますので、よろしくお願いいたします。  また、榎本委員より、欠席の届出が提出されておりますので、御報告いたします。  本日は、報告事項(5)に関連して、各地区総合支所協働推進課長に出席していただいております。  日程に入ります前に、本日の運営及び今後の各個別計画の審議について御相談させていただきます。  報告事項(3)「港区DX推進計画(素案)について」及び報告事項(4)「港区生活安全行動計画(素案)について」は、本日は、理事者から説明を受けた後、資料要求のみを行い、第4回定例会終了後に質疑を行いたいと思います。  なお、港区DX推進計画(素案)、港区生活安全行動計画(素案)につきましては、港区基本計画・実施計画(素案)と密接に関係していることから、第4回定例会終了後の港区基本計画・実施計画(素案)の質疑の際に、その内容に対応する各個別計画についても、併せて質疑することとしたいと思います。  また、報告事項(5)「港区基本計画・実施計画(素案)について」は、本日は要求資料の説明のみを受け、第4回定例会終了後に集中して質疑を行いたいと考えておりますが、いかがでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(池田たけし君) それでは、そのように進めさせていただきます。  なお、運営方については、質疑の状況を見ながら、必要に応じ、皆様と御相談させていただきたいと思います。皆様の御協力をお願いいたします。     ────────────────────────────────── ○委員長(池田たけし君) それでは、報告事項に入ります。初めに、報告事項(1)「令和5年第4回港区議会定例会提出予定案件について」、理事者の説明を求めます。 ○総務課長・伝わる日本語推進担当課長兼務(若杉健次君) それでは、報告事項(1)「令和5年第4回港区議会定例会提出予定案件について」、御説明いたします。本日付資料№1を御覧いただきたいと思います。  まず、資料右下2ページの令和5年第4回港区議会定例会提出予定案件一覧を御覧ください。提出案件は、一覧のとおり、区長報告が8件、議案が18件の合計26件です。  続きまして、3ページの参考の表を御覧ください。内訳ですが、区長報告は、工事請負契約の変更が7件、損害賠償額の決定が1件です。次に、議案ですが、条例の一部改正が4件、令和5年度補正予算が3件、工事請負契約の変更が5件、物品の購入が3件、訴えの提起が1件、特別区道路線の廃止が1件と、特別区道路線の認定が1件です。  なお、去る10月11日、特別区人事委員会から、議長及び区長に対しまして、職員の給与等に関する勧告がありました。かねてから職員団体等と交渉中でございましたが、11月22日、協議が調いましたので、給与条例等について、準備のでき次第、追加提出をさせていただきます。  また、現在、港区特別職報酬等審議会におきまして、区議会議員の報酬等及び特別職の給料等について御審議をいただいております。その答申の結果によりましては、これに関連する条例につきましても、追加提出をする予定です。  それでは、当常任委員会に付託が予定されております案件につきまして、順次御説明をさせていただきます。  まず、右下資料4ページからの概要を御覧ください。4ページからが、まず、区長報告第13号から区長報告第16号まで、インフレスライド条項を適用した契約変更について、所管はいずれも総務部契約管財課です。これらの案件は、工事請負契約書約款インフレスライド条項を適用した契約変更について専決処分しましたので、御報告するものです。対象となる案件は、資料右下4ページから6ページにわたり、記載の4件でございます。いずれも専決処分をした日は、令和5年10月25日です。変更内容ですが、いずれも契約金額の増額で、金額等は記載のとおりです。  次に、区長報告第17号専決処分について。所管は総務部契約管財課です。本件は、港区立御田小学校校舎整備工事請負契約の変更について専決処分しましたので、御報告するものです。専決処分をした日は、令和5年10月30日です。変更内容ですが、契約金額について、4億2,327万7,448円を4億4,442万2,000円に、2,114万4,552円増額いたしました。変更内容は、放課GO→クラブ室を確保することとしたこと、躯体のサッシ部及び屋上防水部で漏水等が確認されたこと、床下地の補修に係る追加工事が発生したこと及び国の特例措置を踏まえた新たな労務単価の適用をしたことです。  次に、区長報告第18号専決処分について。所管は総務部契約管財課です。本件は、港区立御田小学校仮校舎整備に伴う電気設備工事請負契約の変更について専決処分しましたので、御報告するものです。専決処分した日は、令和5年10月30日です。変更内容ですが、契約金額について、1億8,986万円を1億9,930万9,000円に、944万9,000円増額しました。変更理由は、放課GO→クラブ室を確保することとしたこと及び国の特例措置を踏まえ、新たな労務単価の適用をしたことです。  次に、区長報告第19号専決処分について。所管は総務部契約管財課です。本件は、港区立御田小学校仮校舎整備に伴う機械設備工事請負契約の変更について専決処分しましたので、御報告するものです。専決処分した日は、令和5年10月30日です。変更内容ですが、契約金額について、3億2,285万円を3億3,556万6,000円に、1,271万6,000円増額しました。変更理由は、先ほどの区長報告第18号と同様です。  次に、区長報告第20号専決処分について。所管は総務部総務課です。本件は、庁有自転車の交通事故の損害賠償額の決定について専決処分しましたので、御報告するものです。専決処分をした日は、令和5年11月1日です。事故の概要です。職員が庁有自転車で赤羽橋交差点を右折している途中で、対向車線から右折しようとした相手方の自動車と衝突しました。これによる相手方の車両の損傷と損害額は記載のとおりで、責任の割合は区側80%、相手方20%です。損害賠償額は、22万9,874円です。  次に、少し飛びますが、資料右下15ページを御覧ください。議案第113号令和5年度港区一般会計補正予算(第6号)、議案第114号令和5年度港区国民健康保険事業会計補正予算(第1号)、議案第115号令和5年度港区介護保険会計補正予算(第2号)、所管は企画経営部財政課です。後ほど財政課長から御説明いたします。  次に、議案第116号から議案第119号までは、インフレスライド条項を適用する契約変更について。所管は総務部契約管財課です。これらの案件は、工事請負契約書約款インフレスライド条項を適用し、契約変更をするものです。対象となる案件は、資料右下の16ページから18ページまでにわたります記載の4件でございます。いずれも契約金額を記載のとおり増額するものです。  次に、議案第120号工事請負契約の変更について。所管は総務部契約管財課です。本案は、南麻布一丁目道路擁壁改修工事請負契約について、契約金額を変更するものです。変更内容ですが、契約金額について、1億6,170万円を1億7,680万6,300円に1,510万6,300円増額します。変更理由は、擁壁の想定以上の劣化による施工数量の増加、これに伴うコンクリートガラの処分量の増加、及び国の特例措置を踏まえた新たな労務単価の適用です。  次に、議案第121号物品の購入について。所管は総務部契約管財課です。本案は、乳幼児用体動センサー内蔵マットを購入するものです。区立保育園等における午睡中の見守り強化のために購入します。購入品目及び数量は、乳幼児用体動センサー内臓マット474枚です。契約方法は、制限を付した一般競争入札購入予定価格は5,943万9,600円、購入の相手方は株式会社日本医療器研究所です。  次に、議案第122号物品の購入について。所管は総務部契約管財課です。本案は、環境学習用スケルトンパッカー車を購入するものです。車両の老朽化及びガスタンクの充填可能期間の満了に伴い、買い換えます。購入品目及び数量は、スケルトンパッカー車1台でございます。契約方法は制限を付した一般競争入札購入予定価格は3,309万9,000円、購入の相手方は極東開発工業株式会社東京本部です。  次に、議案第123号物品の購入について。所管は総務部契約管財課です。本案は、港区スポーツセンターセキュリティーゲート等を購入するものです。老朽化したセキュリティーゲート等を買い換えます。購入品目及び数量は、セキュリティーゲート2基、券売機3台、精算機1台、窓口券売用端末2台、サーバー2台、パーソナルコンピューター1台、その他周辺機器一式です。契約方法は制限を付した一般競争入札購入予定価格は3,410万円、購入の相手方は株式会社エルコムです。  次に、議案第124号訴えの提起について。所管は総務部契約管財課です。本案は、不当利得の返還等請求に関する民事訴訟を提起するものでございます。被告は、埼玉県内の病院の開設者である個人、個人事業主でございます。厚生労働省による調査の結果、この病院での一部の期間の診療について、厚生労働省が定める施設基準を満たしていないことが分かりました。このため、区が支出した診療報酬及び高額療養費の一部について、病院開設者に対して不当利得返還請求を行いましたが、返還がされませんでした。よって、民事訴訟を提起するものです。不当利得額は195万1,882円です。  それでは、引き続き、補正予算につきまして、財政課長から御説明いたします。 ○財政課長(山越恒慶君) それでは、補正予算について御説明させていただきます。25ページを御覧ください。まず、議案第113号令和5年度港区一般会計補正予算(第6号)概要についてです。  初めに、1、歳入歳出予算補正です。25ページから26ページにかけまして、総務費、民生費、教育費及び諸支出金を増額し、土木費を減額しております。  26ページを御覧ください。歳出合計欄に補正の規模をお示ししております。全体で13億1,308万3,000円増額し、補正後の一般会計歳出合計額は、1,692億902万円となります。補正額の財源内訳は、歳出合計欄の下の囲みにありますとおり、特定財源を6億5,658万2,000円、一般財源を6億5,650万1,000円、それぞれ増額いたします。  27ページを御覧ください。2、債務負担行為補正は追加が7件となります。  28ページを御覧ください。続きまして、議案第114号令和5年度港区国民健康保険事業会計補正予算(第1号)概要です。  1、歳入歳出予算補正では、第3款国民健康保険事業費納付金を増額し、補正後の歳出合計額は244億3,012万9,000円になります。補正額の財源は、国民健康保険料を減額し、繰入金を増額するものです。  29ページを御覧ください。続きまして、議案第115号令和5年度港区介護保険会計補正予算(第2号)概要です。  1、歳入歳出予算補正では、第4款基金積立金を減額し、第5款諸支出金を増額するもので、補正後の歳出合計額に変更はなく、188億757万9,000円となります。  引き続き、補正予算の内容につきまして、補正予算補足資料により御説明いたします。次の30ページを御覧ください。  議案第113号令和5年度港区一般会計補正予算(第6号)の補正額の説明となります。初めに、ア、区民が安心して子どもを産み育て、子どもが健やかに過ごせるまちを実現する取組は、15事業で、合計4億8,882万8,000円の増額となります。  民生費は、30ページから32ページにかけまして、通話音声テキスト化モニタリングシステム導入など、12の事業を増額し、芝地区区立保育園(2園)管理運営など、2事業を減額します。  32ページを御覧ください。教育費では、特別支援学校等給食費負担軽減を増額いたします。  次に、イ、区民の暮らしや区内産業を守る取組は、5事業で、合計5億6,595万円の増額となります。  民生費につきまして、32ページから33ページにかけて、高齢者等紙おむつ給付など、5事業を増額いたします。  33ページを御覧ください。ウ、環境にやさしく、清潔で快適なまちを実現する取組は、3事業で、合計9,318万5,000円の減額となります。  土木費において、芝地区公園整備など、2事業を減額し、赤坂地区歩道整備を増額いたします。  次に、エ、その他の事業は、4事業で、合計3億5,149万円の増額となります。  33ページから34ページにかけまして、総務費は派遣職員等管理を増額し、民生費は国庫支出金等過年度分償還金を増額し、教育費は教育施設整備基金積立金を増額し、諸支出金は国民健康保険事業会計繰出金を増額しております。  34ページから35ページにかけまして、(2)債務負担行為補正の説明となります。みなと芸術センター整備において、債務負担行為を設定するなど、7件の債務負担行為を追加いたします。  35ページを御覧ください。次に、議案第114号令和5年度港区国民健康保険事業会計補正予算(第1号)の補正額の説明です。国民健康保険事業費納付金では、一般被保険者後期高齢者支援金等分納付金を増額するとともに、財源の更正を行います。  最後に、議案第115号令和5年度港区介護保険会計補正予算(第2号)の補正額の説明です。基金積立金において、介護保険給付準備基金積立金を減額し、諸支出金では、国庫支出金等過年度分償還金など、2事業を増額します。  今回の補正予算3案についての説明は以上です。 ○総務課長・伝わる日本語推進担当課長兼務(若杉健次君) 提出予定案件の御説明は以上です。よろしくお願いいたします。 ○委員長(池田たけし君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。議案審議に当たらない程度での御発言をお願いいたします。また、資料要求等ございましたら、御発言をお願いいたします。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(池田たけし君) 御質問等ございませんね。  この際、皆さんに御相談いたします。当常任委員会の定例会中の視察についてですが、何か御意見はございますでしょうか。              (「一任」と呼ぶ者あり) ○委員長(池田たけし君) それでは、今後の新規請願の状況と、他の常任委員会との調整もありますので、正副に一任ということでよろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり)
    ○委員長(池田たけし君) なければ、報告事項(1)「令和5年第4回港区議会定例会提出予定案件について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(池田たけし君) 次に、報告事項(2)「港区ホームページリニューアルについて」、理事者の説明を求めます。 ○区長室長(小笹美由紀君) それでは、報告事項(2)「港区ホームページリニューアルについて」、本日付当常任委員会資料№2により説明させていただきます。  項番1を御覧ください。経緯でございます。現在の区ホームページは、平成23年度に大幅なリニューアルを行って以降、構造は変更せず、適宜機能を充実させる改修をしながら運用してまいりました。今回、区ホームページを構造から全面的に見直し、利用者のニーズに合ったホームページとなるよう、リニューアルいたします。  項番2、リニューアルの方向性でございます。現在のホームページは、令和4年度に実施したアンケート調査で、情報の探しにくさや分かりにくさが課題であること、オンライン申請の利用希望が高いことを確認しております。今年度は、リニューアルの方向性を、利用者が探している情報にスムーズにたどり着き、迷わずに目的を達成できる利便性の高いホームページを目指すこととして、この実現に向けた準備を進めてまいりました。具体的には、RFI、情報提供依頼書により事業者から技術や製品に関する情報提供を受け、CMS、コンテンツ管理システムの機能を確認した上で、現行の区ホームページの課題を抽出し、具体的な改善点について要件整理を行いました。このたび仕様が整いましたので、プロポーザル方式により事業者を選定し、リニューアルに向けた作業を行ってまいります。  項番3、リニューアルの概要は、別紙でお示ししておりますので、2ページを御覧ください。アンケートで寄せられた区民意見、現行ホームページの機能を確認して抽出した課題と改善策をまとめております。区民の皆さんからの主な意見として、情報量が多く、欲しい情報にたどり着くのに時間がかかるなどの声が寄せられております。課題につきましては、記載の6項目に分類し、利用者目線での改善策を整理しましたので、御確認ください。  表示しております写真は、トップページのデザインのイメージとしてお示ししましたが、改善策の①のとおり、情報過多とならないように、情報を選択し、配置を整理して、シンプルで分かりやすいページとしてまいります。  最下部に現行のホームページに備わっている機能を掲載しております。これらの機能につきましては引き続き導入し、新たに検索機能向上のための機能、レコメンド機能、これは関連性の高いページを自動抽出し一覧する一覧表示、それからリマインド、お使いの方の閲覧履歴の表示の機能など、導入につきまして、事業者の提案を基に検討し、より利便性の高い機能を備えたいと考えております。  資料1ページにお戻りください。項番4、運用開始日につきましては、令和7年4月1日を予定してございますが、よりよいホームページの少しでも早い運用開始を目指してまいります。現在、上限期間を12か月として、この運用開始日を予定してございます。  項番5の今後のスケジュールの予定でございます。年内、12月下旬に業務委託選考委員会で募集要項を確定いたしまして、年明けから公募を開始したいと考えており、その後、記載のとおりの手続を進めてまいります。  簡単ですが、説明は以上です。よろしくお願いいたします。 ○委員長(池田たけし君) 説明が終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言をお願いいたします。 ○委員(小倉りえこ君) スケジュールの件で、できるだけ早くというところはおっしゃられたのですけれども、やはり今から公募の準備をして、来年度の4月から1年間をかけてというところでありますが、我々は民間と比較してしまいがちなのですが、計画等、事情がいろいろある中で、1年間準備がかかるというのは、どう考えても遅いという印象は拭い切れない。ですので、募集する段階から、実際選ばれた後、何があって、何をどのように整理すべきかやっていく中で、スピードというものは一番考えていかなければいけないのかと思います。もちろん見やすいホームページにしていくために、行政文書のような、通常の民間の会社のホームページであるものとは類いが違うというものは十分理解はしているのですけれども、やはり利用される方に対して正しい情報をというところも大きな柱の1個ではあると思うので、ぜひ中身だけではなく、早さ、公開できるタイミングというのも一緒に改善をしながら考えていただきたいと思います。やはり1年は少し遅いと思います。  もう一つなのですけれども、資料の2ページ、オンライン申請が区民の皆さんから希望が高いという中で、コロナ禍で、私たちはこのようなものが広がってきたから、物すごく便利というところを改めて実感をしているのですけれども、現在、港区のホームページから電子申請が可能な手続、様々増えてきております。令和4年度実施分のところのPDFのファイルもありますけれども、数百、一個一個のファイルと種類があれなので、件数だけはすごく多くは見えるのですが、様々な部門と課でできる限りのところがシフトされていっているというのはよく見えるのですけれども、電子申請サービス自体のところで、マイナポータルは物が違うので、少し別枠として置いておきますが、LoGoフォームというのですか。ごめんなさい。私、あまりこの手のものは利用したことがなかったので、これがあるのを実はこの委員会の資料を見て初めて知ったのですが、それとあと、東京都のもともと使っていた東京電子自治体共同運営サービスというもの、2種類、大きいものが今港区ではあると思っています。  これ、直接のホームページリニューアルに関する質問とはかけ離れるかもしれないのですが、ホームページリニューアルとともに、リンクを当然貼っていく。区民にお知らせをしていく。どの申請タイプというところを港区としては推していくのか、統一していくのかというところも少しお聞かせいただきたいのですけれども、質問が少しずれてしまうかもしれませんが、ホームページのリンクから区民に提供するという意味ではセットになっていると思いますので、教えていただければと思います。お願いします。 ○区長室長(小笹美由紀君) まず、1点目の構築の期間でございます。おっしゃるとおり、なるべくスピード感を持ってというところで、今回公募するに当たりまして、複数の事業者に聞き取りをした結果、12か月というところが多かったため、12か月を上限として、なるべく多くの事業者に手を挙げてもらいたいと考えております。小倉委員おっしゃるとおり、期間というのは短縮できると考えておりますので、その辺りはしっかりと協議をした上で、なるべく早い時期によいホームページをアップできるように取り組んでまいります。よろしくお願いいたします。 ○区役所改革担当課長デジタル改革担当課長兼務(多田伸也君) 今、御質問いただきました2点目のオンライン申請の件についてお答えさせていただきたいと思います。小倉委員御指摘のとおり、現在、港区では、LoGoフォームや東京電子自治体共同運営サービス、そのほかもLINEによる申請など、幾つかの申請のツール、窓口というのは設けております。  どこか一つに集約ということは考えておらず、基本、LoGoフォームに集約するのかと思うのですが、若い世代の方ですと、ホームページ経由のLoGoフォームが使い慣れないというか、使いにくいというお声もありまして、若い世代の方が利用される、例えば、子育て関係など、そういったところはLINEの方が、利用者の方を考えると使いやすいと。それぞれ申請の種別や利用される方によって使いやすいツールというのが変わってくるので、そこに少し重点を置いて、申請を受け付けている所管課と一緒に、デジタル改革部門で、こういった申請だったら使われる方目線で一番いいのか、それぞれ選定をして、選んでいくという形になります。  あと、あわせて、今、幾つかの申請の受付の手法を申し上げさせていただいたのですが、区の申請を受け付ける際、個人の確認をするときに、ある意味、厳格に個人を確認しなければいけないものもあれば、比較的それほど厳格でないものもありますので、今言ったとおり、使われる方の使いやすいツールをなるべくあてがうと同時に、申請の用途によって、例えば、厳格な個人認証が必要なものであれば、LoGoフォームなど、そういったところで、使われる方と受け付ける際の条件みたいなところ、その2つを組み合わせて最適なものを選んでいるという形になってございます。 ○委員(小倉りえこ君) ありがとうございます。ホームページスケジュールの方は理解しました。よろしくお願いいたします。  電子申請は、どこまで何を厳密にするかというところをはっきりと、また基準をつくって分けたりしてしまうと、それこそ窓口に行くのと変わらないぐらいのものを求められるということになり得るので、委任状など、電子は委任状が要るかどうかはあれだとしても、代理で誰かが手続をするなどというところが、これから普通にオンラインで行われていくわけですから、何がいいのかというところは、当然、使われるもの、申請されるものと、するときに必要とされるものによって、セキュリティーのレベル含めて全部違ってくると思うのです。  ただ、手軽だからこれの方がいいなどというところで、利用者を増やすために、煩雑さ、そのようなものを抜かして簡単な方に、ただ、例えば少しセキュリティーが心配だというものに向かうなど、バランスというものをやはり見ていかなければいけないと思うのです。  デジタル改革部門の方などで、専門のプロの方はいっぱいいらっしゃると思うのですけれども、他の自治体がこうやっているからと、そのようなところだけで連携するというよりは、区民のことと、バックにある個人情報を含めてそういったものを考えて、ベストと思われるところで決めていっていただきたいと思うのですけれども、電子申請はどこか一つに統一されるものかと私は思っていたので、そうではないという答えを初めて聞いたというところで、今後どうなのかは、改めて時間を取って考えていきたいとは思うのですけれども、全体のDX推進の中で、区の申請がある程度プラットフォーム化されて、全部そこで集約されて、何もそれもというところを自民党議員団としてはこれまで求めてきたようなところもありますので、近づいているのか、そうではないのか。今の時点では少し判断がつきませんが、またいろいろなことが決まって、方向性を考えていく上で御連絡いただければと思います。よろしくお願いします。 ○委員(ませのりよし君) 今の小倉委員にも重なるところがあるのですが、今回、私もまじまじとホームページを見て、やはり利用者が欲しい情報にたどり着けないというのを本当に痛感しておりまして、利用者の区民の皆さんが一番痛感しているのだと思うのですけれども、今回、欲しい情報にたどり着くのに時間がかかるというところの解決策として、何か具体的な、このようなことをしたらいいのではないかということがあるのか、お聞かせいただけますか。 ○区長室長(小笹美由紀君) 今回、課題の抽出をする中で、区のホームページは、ページ数がまず非常に膨大だったということを確認しております。実は3万ページございまして、多くても1万5,000ページと言われているところ、倍になっているというような状況です。まず、ページの縮減について、最新の情報を提供することを考えていったときに、古い情報をどこまで載せるかというところもしっかりと確認をしていかなければいけないと考えております。  また、検索につきましては、検索窓の位置も現在は低いところにありますので、検索窓を上げるといった、そのようなところから、先ほども御説明いたしました、レコメンド機能やリマインド機能といった検索機能について、何が一番適しているか、使いやすいかというところをしっかり確認した上で、提案等をしっかり受けた上で決定をして進めてまいります。 ○委員(ませのりよし君) 分かりました。  あと、先ほどの電子申請のページなども、申請の業務が数千ある中で、今600ぐらい、電子申請ができているということなのですが、私もPDFファイルを見たのですけれども、文字を追っていくと、これが電子申請できるのだ、でも、これはどこに行けばその電子申請に行き当たるのだろうというのが全くリンクができないので、例えば、文字列をクリックするとそこに飛ぶなど、そういったどこかで見つけたらそこから横のつながりができるような仕組み、あと、ここにも書いてある、視覚的に、やはり電子申請は文字しか書いていないのです。子育てだったら、そのような子育てっぽいイラストだとか、それをクリックすると、そちらのページに行って、さらにイラストで分かれるなど、そのようなことがやはりユーザー目線で、検索ももちろん大事なのですけれども、そちらから追うという場合もあると思うので、こういったホームページというのは、書面と違って、一回つくり始めると、後戻りが非常にしにくいと思うのですが、委員会としても、途中途中で設計段階や、このようにやっていこうなど、大枠の設計ができた段階で、我々もチェック、確認できるという方法は可能なのでしょうか。 ○区長室長(小笹美由紀君) 今回の募集要項案を作成していく際に、公募の前にいただいた御意見は、反映できるようにしていきたいと考えております。  また、途中の段階で情報提供が可能であれば、そちらも検討させていただければと思います。よろしくお願いいたします。 ○委員(ませのりよし君) ぜひ、もうここまでやってしまったので直せませんというのは伺いたくないので、なるべく我々などのいろいろな意見を聞いて、いい方向にリニューアルできればと思いますので、よろしくお願いします。 ○委員(なかまえ由紀君) このRFIやCMSというのは非常に難しくて、どのように理解したらいいのかと、RFIとCMSを検索しつつ、必死にここを読み解いていたのですけれども、私は何となく今年度、これからプロポーザルをするので、区の方でいろいろな課題を抽出して、それに対してプロポーザルで事業者からいろいろな提案をいただいて、どこの事業者の提案がいいなどということで、これから想像していく感じなのかと思ったのですが、これを見ると、既に事業者からいろいろな情報提供をRFIという形で受けて、さらにCMSの観点から、区のホームページの課題抽出、具体的な改善点も既に整理をして、そもそも事業者に任せたい、これをお願いしたいというリニューアルに関する仕様が整っているので、恐らくこのプロポーザルというのは、既に区の方で、このようなところを変えたいという方向性がしっかりしていて、それを技術的に請け負える、値段の観点など、そういったことでのプロポーザルだと思うので、私の理解が正しければ、今年度の課題抽出と要件整理、ここの部分が非常に今後のホームページリニューアルする部分で大きく定まる部分というか、大切なところだと思うので、もちろん区の方もいろいろ日々感じていらっしゃるし、利用者の声とかもあるのですけれども、ここの部分で専門家の視点などは入っているのかどうなのかということを確認させてください。 ○区長室長(小笹美由紀君) 本年度も、課題の抽出と具体的な改善点、要件整理につきましては、コンサルタント事業者に委託いたしまして、コンサルタント事業者とともに私どもで整理をしてまいりました。  行政の広報に関して日本で唯一になる、日本広報協会に依頼をした上で、様々な情報提供依頼書、ここから提供を受けまして、私どものコンテンツの管理、中身、機能の確認をしていただいた上で、資料2ページにお示ししております概要を整理しております。  専門家の目が入って、そこを基に仕様書を作成しておりますので、しっかりと専門家の目で確認をしてもらっている状況になっております。 ○委員(なかまえ由紀君) 分かりました。ありがとうございます。  さらに使いやすくなるということで、非常に楽しみにしていますので、ませ委員がおっしゃったように、これが最終的に公開される前に、雰囲気とかを少しお知らせいただければありがたいと思っております。よろしくお願いいたします。 ○委員(ませのりよし君) 先ほど言い忘れてしまったのですけれども、もう一つ、ホームページのポータルとは別に、スマートフォンアプリなども6個ぐらい、つるしのアプリも入れると、8つぐらいですか。今、動いていると思うのですけれども、やはりそういった便利なツールがあるということも、うまくホームページからそちらに誘導できるような広報がどうなっているのか。先ほどおっしゃっていた、子育てなどはLINEでやり始めているということで、今まではそれができていなかった。LINEでやり始めているのだと思うのですけれども、利用率というのはどのぐらいだったのでしょうか。分かれば、教えてください。 ○区長室長(小笹美由紀君) 大変申し訳ございません。利用率の方が今確認できませんので、後ほど情報提供させてください。よろしくお願いいたします。 ○委員(ませのりよし君) すみません。よろしくお願いします。  やはり、そうやって今まで、ペーパーが例えば6割でLINEが4割、それがどんどん増えて、8割ぐらいがLINEでというのが望ましいかと思うのですけれども、皆さんが使ってもらわないと意味がないので、せっかくいいシステムをつくるので、それをどのように広報するか、どのように人目につくか、利用者に分かってもらえるかというのも、もう一つのポイントで一生懸命工夫が必要なのかと思いますので、そちらも併せてお願いします。数字は後でお願いします。 ○委員長(池田たけし君) ほかにございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(池田たけし君) なければ、報告事項(2)「港区ホームページリニューアルについて」の報告は、これをもって終了いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(池田たけし君) 次に、報告事項(3)「港区DX推進計画(素案)について」、理事者の説明を求めます。 ○情報政策課長・政策広聴担当課長兼務(菊池太佑君) それでは、報告事項(3)「港区DX推進計画(素案)について」、本日付当委員会資料№3及び資料№3-2を用いまして、御説明をさせていただきます。  資料№3の港区DX推進計画の概要を御覧ください。本件は、令和5年度が計画の中間年度に当たるため、デジタルをめぐる社会情勢等を踏まえ、計画の見直しを行い、改定版として策定した港区DX推進計画(素案)について、報告をさせていただくものでございます。  初めに、資料左上、第1章、計画策定に当たってです。資料№3-2の計画素案本編では、6ページからになります。(1)の計画改定の目的ですが、ここのポイントは計画の名称を変えた点でございます。本計画の策定以降、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を契機に、生活様式や働き方に大きな変化が生じ、社会全体としてDXが求められております。区としても、これまでの情報化の取組にとどまらず、あらゆる分野でDXを推進し、区民の生活をより豊かにしていくため、計画の名称を現行の港区情報化推進計画から港区DX推進計画に変更します。  (2)の計画の位置づけとしては、港区基本計画を上位計画とした個別計画であるとともに、官民データ活用推進基本法に規定する市町村官民データ活用推進計画としても位置づけます。  (3)の計画の期間は、令和3年度から8年度までの6か年で、今回は令和6年度から8年度までの3か年について改定いたします。  (4)港区版DXについてです。DXについては、定義が画一的でないため、人によってイメージも様々ございます。そこで、区が進めていくDXの定義づけを行いました。定義としては、デジタル技術を活用して、区民サービスを目覚ましく向上させ、誰もが利便性を実感できることとしております。  この港区版DXを推進していくに当たっての目指す姿として、(5)港区DX推進基本理念を新たに策定いたしました。全庁一丸となってDXを推進するため、区における共通の考え方の軸となる基本理念を定めております。  続いて、資料右上、第2章の計画改定の背景についてです。生成AIやノーコード、ローコードツールなど、自治体を取り巻くデジタル環境は目まぐるしく変化しております。国においてもデジタル庁を設置し、国を挙げてDXを推進するなど、行政のデジタル化に向けた動きが加速しております。港区においても、デジタル改革担当部門を設置し、区民サービスの向上や業務効率化に向けたDXの取組を進めているところです。こうしたデジタル技術の活用をさらに進め、区民サービスのさらなる向上を図っていくため、DXを推進していく必要がございます。  第3章がDXの取組です。資料№3-2の計画の本編を御覧ください。ここからは、本編を使って説明をさせていただきます。こちらの36ページを御覧ください。計画の取組の体系としては、4つの指針、8つの施策、57の取組で構成しており、これらの取組を進めることで、港区DX推進基本理念の実現を目指してまいります。現行計画では39の取組のところ、今回の改定で57の取組に拡大をしてございます。  37ページから39ページまでが、指針ごとの施策、取組の全体像を示しているところでございます。  40ページを御覧ください。以降、指針ごとのポイントについて、説明をさせていただきます。まず、指針1、区民サービス向上の取組の推進では、これまで行政手続のオンライン化やキャッシュレス化等に取り組んでまいりましたが、今後は、ただオンライン化するだけでなく、先ほど委員からも御指摘がございましたように、誰もが分かりやすく利用しやすいサービスへと進化させ、質の高い行政サービスを提供してまいります。また、あらゆる分野でDXを推進し、区民サービスの質の向上を図ってまいります。  42ページを御覧ください。指針1の区民サービスの向上のための取組を推進すると、どんな世界が待っているのかをイメージしていただけるように、取組例を交えたページを今回新たに入れるようにしました。このようなページは、それぞれの指針ごとに設けております。  そして、次の44ページ以降から、それぞれの取組について記載をしてございます。  68ページを御覧ください。指針2、情報発信と協働推進に向けた取組の推進では、デジタルディバイドにも配慮しつつ、多様化する情報取得ニーズを踏まえ、SNSやデジタルサイネージなど、伝えたい相手に適した媒体を組み合わせ、効果的かつ効率的に区政情報を発信します。  また、官民連携や全国連携による協働を推進し、行政だけでは解決困難な課題の解決を図るなど、多様な主体とのネットワークを生かした参画と協働の取組を進めてまいります。  92ページを御覧ください。指針3が、効率的な区政運営のための取組の推進です。区役所内部の取組になります。今後は、より多くの行政情報を分析し、分野横断的に活用することで、政策立案や区民サービスの向上につなげます。  また、業務自動化ツールRPAの活用の拡大や、生成AIの活用、ノーコード、ローコードツールを新たに導入するなど、庁内業務のDXを推進し、効率的な区政運営に努めます。  104ページを御覧ください。指針の4、信頼されるデジタル活用に向けた取組の推進です。DXを安心して進めていくためのセキュリティーの取組でございます。各部門にDX推進リーダーを育成・配置するなど、人的基盤のさらなる強化や、高度化・巧妙化するサイバー攻撃等に備えて、常時アクセス制御等をするゼロトラストセキュリティー対策を導入するなど、強靱なセキュリティー基盤を整備し、区民から信頼される区政運営に努めます。  114ページを御覧ください。第4章、計画の推進に向けてです。こちらのページの下の体制図のように、港区CIOである副区長をトップとしたDXの牽引部門と、DX推進リーダーを中心とした所管課の位置づけを体系化し、DXの取組を推進する体制を整備しました。  また、港区情報安全対策指針やシステムアセスメント制度等の適切な運用によって、情報セキュリティーを確保し、DXを推進してまいります。  最後に、資料にはございませんが、本日以降のスケジュールでございます。12月1日から1月4日まで区民意見を募集いたします。また、説明会を実施しまして、いただいた意見を踏まえ、今年度中に計画を決定する予定でございます。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長(池田たけし君) 説明が終わりました。それでは、資料要求がございましたら、順次御発言をお願いいたします。 ○委員(森けいじろう君) 何点か資料を頂きたいと思っているのですけれども、取組の14と17について、学校と保育のところでの推進に関して、タイムテーブルで、例えば学校ごとに、横軸が時間で、縦軸で学校と、あと、どういった取組をやっていくかというのが一覧でぱっと見られるようなものが頂ければありがたいと思います。学校と保育と両方、取組の14と17、ページ数だと、57ページと60ページです。 ○情報政策課長・政策広聴担当課長兼務(菊池太佑君) 資料の方、調製しまして、お示しさせていただきます。 ○委員(森けいじろう君) もう一つ、かなりいろいろな計画をされていて、ぜひDXを進めていただきたいと思っているのですけれども、今、人材確保が非常に難しいというのがどの業界でも言われていることで、特にデジタル業界などは取り合いになっていると思うのです。今、105ページで内部で育てるというのがあったと思うのですけれども、内部だけで育てていくのでは、多分間に合わないと思うのです。そこに対して、人材の確保というのをどうやってやっていくかという。外部からまた採用というところを含めて考えていることがあれば、その辺の計画について資料を頂けますでしょうか。 ○情報政策課長・政策広聴担当課長兼務(菊池太佑君) こちらにつきましても、資料の方、調製いたします。 ○委員長(池田たけし君) ほかにございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(池田たけし君) それでは、報告事項(3)「港区DX推進計画(素案)について」は、冒頭お諮りいたしましたように、第4回定例会終了後に質疑を行うことといたします。     ────────────────────────────────── ○委員長(池田たけし君) 次に、報告事項(4)「港区生活安全行動計画(素案)について」、理事者の説明を求めます。 ○危機管理・生活安全担当課長(原谷英樹君) 報告事項(4)「港区生活安全行動計画(素案)について」、資料№4が概要版、資料№4-2が本編となっておりますが、本日は主に概要版の資料№4により説明させていただきます。よろしくお願いします。  資料№4を御覧ください。まず、左上、第1章、総論についてです。港区生活安全行動計画は、安全で安心できる港区の実現を目指して、防犯や防火などの生活安全事業に関する区の目標、課題、施策を体系的に明示し、具体的な事業計画を示すものです。区では、平成18年に初めて本計画を策定し、3年間を計画期間として、これまで5回の改定を行い、取組を推進してまいりました。今回の素案の計画期間は、令和6年度から令和8年度までとなります。本計画の策定に当たり、区民参画組織である港区生活安全行動計画策定会議を3回、庁内検討組織である港区生活安全施策推進検討会を2回開催し、様々な意見をいただきながら検討してまいりました。  第2章、港区の生活安全に関する現状についてです。まず、犯罪・火災発生状況についてですが、港区内の刑法犯認知件数は、平成15年の1万189件をピークに、令和4年には2,620件まで減少しました。令和4年は、新型コロナウイルス感染症に係る行動制限が解除されたこともあり、前年よりも増加に転じましたが、新型コロナウイルス感染症蔓延前の令和元年の3,474件から大きく減少しております。  本編の9ページ、犯罪情勢の分析に詳細は記載していますが、港区は昼間人口が全国的に見ても非常に多く、かつ、複数の大きな繁華街を有しているのですが、刑法犯認知件数は23区内でも11番目と、全体の真ん中程度の件数を保っており、その件数もピーク時の3分の1以下にまで減少しています。このことからも、区で実施してきた生活安全のための取組は一定の効果が出ているものと言えます。  区内の火災発生件数については、年間200件前後で推移しております。電気コードや電気機器などに関する、いわゆる電気火災が5割を占めており、コンセントなどが焦げたといった、いわゆるぼや火災が多いという状況でございます。  次に、生活安全区民意識、本年6月に実施した港区生活安全に関するアンケートの調査結果についてです。(1)住まいの地区の治安について、3年前と比較して、半数以上の方が変わっていないと回答されている中で、悪くなっていると回答している方が5%分増加しました。  また、(2)犯罪被害への不安感については、不安に感じると回答した人の合計が62.3%と大きく増加し、繁華街での犯罪被害の不安感についても増加しました。  (4)今後の防犯対策と安全・安心まちづくりについて、犯罪を減らすための課題としては、地域の連帯感が希薄化しているという回答が一番多くなっています。  今回のアンケートの結果には、令和2年と比べると人出が増えたことや、全国的に強盗事案が多発し、アンケート実施時期に銀座の強盗が赤坂のマンションに逃げ込んだ事案や、警視庁が新橋の中国人を集中取締りした事案が大きく報道されたことも影響していると考えられます。  このアンケート結果から、区内の実際の犯罪情勢以上に区民の不安感が強まり、体感治安が悪化している状況がうかがえ、今回の行動計画を改定する上で、いかに体感治安を向上させていくかということが大きなテーマとなります。  なお、不安に感じると回答した方が、被害に遭いそうだと感じる犯罪行為については、特殊詐欺が最も多く、次が、子ども・女性への声かけとなっております。  次に、資料の右上、第3章、港区生活安全行動計画の策定についてです。基本的な考え方について、主な項目を説明します。丸の2つ目、生活安全に関する課題と社会変化への対応についてです。生活安全に係る主な課題としては、子どもや女性への声かけ事案が多数発生していること、高齢者を狙った特殊詐欺の被害が後を絶たないこと、まちのにぎわいが戻る中で、繁華街の治安を守る取組が必要なことが挙げられます。また、火災の原因となるたばこのポイ捨てや、不法投棄対策等も継続して取り組むことも必要です。  防火対策として、電気火災の火災予防の情報の周知啓発も必要となります。ポツの2つ目、体感治安の向上に向けた取組の推進についてです。犯罪発生状況から見ると、現在の取組の効果は出ているのですが、区民にはその取組や効果が十分に伝わっておりません。体感治安を向上させるという視点を加えて、情報発信方法等を工夫し、各施策を柔軟に改善し、より効果的なものとしていくことが必要です。  次に、基本方針と施策を効果的に推進するための手法についてです。(1)4つの基本方針についてです。アンケート結果や港区生活安全行動計画策定委員からの意見、要望を踏まえ、現在の計画を引き継いだ4つの基本方針を設定しました。  基本方針1、子どもや女性の安全・安心を確保する。みんなと安全安心メールでは、令和4年には、子どもや女性に対する声かけや接触、付きまといを計31件配信しています。  また、次世代の子どもたちが安全に過ごせるような社会を形成していくことが必要であることから、地域住民も一体となり、子どもや女性の安全・安心の確保に取り組みます。  基本方針2、高齢者、障害者の安全・安心を確保する。高齢者等を対象とした特殊詐欺は、手口が常に巧妙化しています。被害防止の情報を必要とする一方で、適切な情報が取得できない場合もあることから、地域に密着した事業者など、地域との関わりを通じて情報を提供し、安心して住み続けられる環境をつくります。  基本方針3、繁華街の安全・安心を確保する。飲酒時のけんかなど、繁華街に関連する犯罪被害が増加傾向にあり、アンケート結果でも、繁華街での犯罪被害を不安に感じる人が増加しています。客引き行為やたばこのポイ捨てなどの迷惑行為を減らし、道路上に設置された看板、テーブルなどの撤去指導、環境美化の取組を推進し、地域住民はもちろん、来街者も安心して訪れることができる魅力のあるまちづくりに向けて取り組みます。  基本方針4、全ての区民・地域に向けた安全・安心を確保する。社会情勢や地域の変化を注視し、防犯対策事業の推進や、犯罪や火災に強い清潔できれいなまちづくりに力を入れ、意識啓発や環境整備まで、日常生活を安心して過ごせるための取組を実施します。  (2)施策を効果的に推進するための3つの手法と2つの視点についてです。3つの手法は、これまでの計画でも採用してきた防犯、防火対策を効果的に推進するための基本的な方法及び考え方です。  ネットワークづくり。区に関わる全ての人や団体、事業者等が協働して地域の目となり、パトロールなどに取り組み、また、誰でも気軽に参加できるよう、多くの方の参加を促すことで、地域の防犯や防火の輪を広げていきます。
     ひとづくり。防犯や防火についての情報や学ぶ機会を効果的に提供し、犯罪や火災に強い地域コミュニティーをつくります。  まちづくり。防犯カメラ設置補助や、ごみの不法投棄などの迷惑行為対策など、公共空間の環境改善を図り、犯罪や火災が起きにくい環境づくりを推進します。  そして、本計画では、区民の体感治安の向上を図るため、新たに2つの視点、「分かりやすく」、「利用(参加)しやすく」を加えました。安心につながる施策や情報の発信方法を工夫・改善し、より多くの人に周知し、また、防犯効果の高い事業をより多くの人が利用してもらえるよう改善し、効果的に推進させます。具体的には、みんなと安全安心メールなどで、犯罪発生情報の発信だけでなく、青色防犯パトロール車両によるパトロール強化実施などの安心につながる情報を発信することや、自動通話録音機貸与事業など、区民の安全確保に直結する事業について、庁内関係部署や利用者の意見を聞くなどして、周知方法等を改善し、より多くの区民が利用できるよう取り組みます。  次に、概要資料の2ページです。計画により達成を目指す成果の指標は、現在の計画の指標を継続し、安全で安心できる港区の実現に向け、取組を推進します。  第4章、具体的な取組については、先ほど説明した4つの基本方針に基づき、重複も含めまして、合計72の項目で取組を推進してまいります。  基本方針1では、通学路の安全・安心の確保、ながら見守り連携事業、区民防犯研修会など21項目の取組を推進します。  基本方針2では、特殊詐欺や点検を装った強盗等の被害防止対策やみんなと安全安心メールなど、13項目の取組を推進します。  基本方針3では、客引き防止プロジェクトや、新橋、六本木、赤坂地区の安全・安心まちづくりの推進など、12項目の取組を推進します。  基本方針4では、街頭防犯カメラ整備補助事業、住宅への防犯対策助成、インターネットによるトラブル・犯罪被害防止等への取組、民有地の不法投棄対策、火災予防のための意識啓発など、26項目の取組を推進します。  最後に、今後の予定ですが、12月1日から1月4日までの約1か月間パブリックコメントを実施し、区民説明会や説明動画の配信を行い、寄せられた意見を反映した後、令和6年2月下旬に生活安全行動計画を決定する予定でございます。  説明は以上となります。よろしくお願いします。 ○委員長(池田たけし君) 説明は終わりました。それでは、資料要求がございましたら、順次御発言をお願いいたします。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(池田たけし君) それでは、報告事項(4)「港区生活安全行動計画(素案)について」は、冒頭お諮りいたしましたように、第4回定例会終了後に質疑を行うことといたします。     ────────────────────────────────── ○委員長(池田たけし君) 次に、報告事項(5)「港区基本計画・実施計画(素案)について」ですが、冒頭で皆様にお諮りいたしましたように、本日は、前回の要求資料の説明のみを行いたいと思います。それでは、理事者より要求資料の説明を願います。 ○防災課長(鳥居誠之君) それでは、前回資料要求をいただきました、古川地下調節池について、本日付当常任会資料№5により御説明します。  項番1、内容になります。古川地下調節池は、平成21年度から29年度にかけて東京都が整備したものになります。都内初の河川下を活用して整備した地下トンネルであり、白金五丁目の養老橋の下流にある取水施設から取水し、河川下の3.3キロメートルのトンネル部分に水を貯留します。  項番2、施設概要になりますが、地下トンネルは直径が7.5メートルのトンネルで、13万5,000立方メートルの水をためておくことができるようになっております。  2ページを御覧ください。右側の断面図にありますように、川が増水すると、地下に向かって、縦にある筒状の部分を通過し、地下30メートルから40メートルのところにあるトンネル部分に水がたまってまいります。このページの一番下に川の図面を掲載しております。赤で示しておりますのが、地下トンネルがある部分になります。排水の施設は、一之橋にございます。取水施設は養老橋の下流にありますが、トンネル自体は恵比寿橋の辺りから一之橋にかけて整備をされております。  1ページに戻っていただき、項番3になります。近年、線状降水帯が発生し、流域の一部に局地的に強い雨が降るようなことも懸念されるなど、河川への降雨の流入状況は様々なものが想定をされるため、処理可能な時間については、東京都では一概には言えないとのことでしたが、川の流域に一様に雨が降るような場合については、1時間当たり50ミリの降雨への対応ができるとのことでございます。  簡単ですが、説明は以上になります。よろしくお願い申し上げます。 ○委員長(池田たけし君) 要求資料の説明は終わりました。  それでは、報告事項(5)「港区基本計画・実施計画(素案)について」も、冒頭お諮りいたしましたように、第4回定例会終了後に質疑を行うこととします。     ────────────────────────────────── ○委員長(池田たけし君) それでは、審議事項に入ります。審議事項(1)「発案5第5号 地方行政制度と財政問題の調査について」を議題といたします。  本発案につきまして、何かございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(池田たけし君) なければ、本発案につきましては、本日継続いたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(池田たけし君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(池田たけし君) そのほか、何かございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(池田たけし君) なければ、本日の委員会を閉会いたします。              午後 2時33分 閉会...