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令和5年9月6日建設常任委員会-09月06日
令和5年9月6日総務常任委員会-09月06日

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  1. 港区議会 2023-09-06
    令和5年9月6日建設常任委員会-09月06日


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    令和5年9月6日建設常任委員会-09月06日令和5年9月6日建設常任委員会  建設常任委員会記録(令和5年第15号) 日  時  令和5年9月6日(水) 午後1時30分開会 場  所  第2委員会室 〇出席委員(9名)  委 員 長  うかい 雅 彦  副委員長  石 渡 ゆきこ  委  員  三 田 あきら     兵 藤 ゆうこ        なかね  大      根 本 ゆ う        玉 木 まこと     二 島 豊 司        風 見 利 男 〇欠席委員        な し 〇出席説明員
     副区長                    野 澤 靖 弘  芝地区総合支所長街づくり事業担当部長兼務  岩 崎 雄 一  芝地区総合支所まちづくり課長         大久保 光 正  麻布地区総合支所長街づくり支援部長兼務   冨 田 慎 二  麻布地区総合支所まちづくり課長        傳法谷 大 樹  高輪地区総合支所まちづくり課長        小 林 秀 典  芝浦港南地区総合支所まちづくり課長      近 江 善 仁  都市計画課長                 野 口 孝 彦  住宅課長           吉 田  誠  建築課長                   松 山 正 樹  土木課長           海老原  輔  土木管理課長                 香 月 佑 介  開発指導課長         増 田 裕 士  再開発担当課長                池 端 隼 人  品川駅周辺街づくり担当課長  冨 永  純  地域交通課長                 佐 藤 雅 紀 〇会議に付した事件  1 報告事項   (1) 橋りょう塗替塗装工事(将監橋及び霞橋)について   (2) 五之橋架設工事について   (3) 麻布十番一・二丁目道路整備工事(Ⅱ期)の請負契約の変更について   (4) 橋りょう改修工事(楽水橋及び港栄橋)について   (5) 港区特定公共賃貸住宅シティハイツ桂坂等外壁等改修工事について   (6) 令和5年第3回港区議会定例会提出予定案件について   (7) 有楽町・銀座・新橋周辺地区地区計画の変更(案)について   (8) 東京港第9次改訂港湾計画(中間報告)について   (9) 六本木五丁目西地区地区計画の決定(原案)について   (10)品川駅周辺地区地区計画の変更(原案)について   (11)田町駅西口駅前地区地区計画の決定(原案)について  2 審議事項   (1) 発 案5第7号 街づくり行政の調査について                              (5.5.30付託)              午後 1時30分 開会 ○委員長(うかい雅彦君) ただいまから、建設常任委員会を開会いたします。  本日の署名委員は、二島委員、風見委員にお願いいたします。  この際、傍聴者の方にお伝えいたします。委員会の撮影・録音を希望される方は、あらかじめ申出書に御記入の上、御提出ください。なお、撮影・録音は、申出が許可された後にしていただきますようお願いします。     ────────────────────────────────── ○委員長(うかい雅彦君) それでは、報告事項に入ります。初めに、報告事項(1)「橋りょう塗替塗装工事(将監橋及び霞橋)について」、理事者の説明を求めます。 ○芝地区総合支所まちづくり課長(大久保光正君) それでは、報告事項(1)「橋りょう塗替塗装工事(将監橋及び霞橋)について」、説明をさせていただきます。本日付資料№1を御覧ください。本件2橋につきましては、同内容の工事でございますので、芝地区総合支所まちづくり課で一括で説明をさせていただきます。  最初に、項番1の背景・目的でございます。ポリ塩化ビフェニル(PCB)につきましては、法に基づく処理が義務づけられており、その処理期間は令和8年度内と定められております。本工事は、将監橋及び霞橋において、PCB含有塗膜を除去しまして、塗り替え塗装を行うものでございます。  次に、項番2の工場の概要でございます。(1)将監橋につきましては、④工期が契約締結日の翌日から令和7年3月14日まで、⑤内容の塗装面積が1,896平方メートル、その他は御覧のとおりでございます。(2)霞橋につきましては、工期が契約締結日の翌日から令和6年12月16日まで、塗装面積が845平方メートル、その他は御覧のとおりでございます。  次に、2ページ、将監橋の案内図につきましては、御確認いただければと存じます。  次に、3ページを御覧ください。将監橋の図面でございます。左上が橋を横から見た側面図、左下が橋を下から見た平面図、右上が橋の中央を切った断面図でございます。ハッチの部分が施工範囲となります。  次に、4ページを御覧ください。将監橋の現地写真にて、工事箇所を表記しております。赤の表記、橋の下の部分が工事箇所となります。  次に、5ページ、霞橋の案内図につきましては、御確認いただければと存じます。  次に、6ページを御覧ください。霞橋の図面でございます。ハッチの部分が施工範囲となります。  最後に、7ページを御覧ください。霞橋の現地写真でございます。赤の表記、橋の下の部分が工事箇所となります。  資料の説明は以上でございます。なお、表記はございませんが、本件につきましては、令和5年第3回港区議会定例会において、契約の承認を求める議案として御審議いただく予定でございます。  大変雑駁ではございますが、説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次発言をお願いいたします。 ○委員(兵藤ゆうこ君) こちら議案が通ったことを前提にして、通った後、近隣の住民の方と近隣の町会など、そういった方々への説明というものは行うのでしょうか。それで、行うとしたらいつぐらいに行うのかということを教えていただけますか。 ○芝地区総合支所まちづくり課長(大久保光正君) 周辺の方々に対しまして、工事の案内、そういったものをお配りするとともに、町会等を含めまして、丁寧に説明をしてまいるということでございます。時期につきましては、契約後になりますので、早くて10月の中旬ぐらいになろうかと存じます。 ○委員(根本ゆう君) PCBの除去のところで、囲いをかけてというような感じで、通常の塗り替えより非常に厳重にというような感じで行われると思うのですけれども、陸上側の交通なのか、運河側なのか、そういったところの、何というのですか、影響のようなところはどのような形なのでしょうか。 ○芝地区総合支所まちづくり課長(大久保光正君) まず、作業台、構台を造るためにクレーンを使いますので、そういったときには、橋の上、一部規制をかけまして作業するということになろうかと思いますので、こちらにつきましては少なからず影響が出ると。ただ、通行止めにするということは現時点では考えておりますので、通れる範囲での影響ということだと考えております。実際に塗膜の除去作業に入ってまいりますと、そちらの下の部分になりますので、通行には影響はないということでございます。 ○委員(玉木まこと君) 霞橋なのですけれども、それぞれ直近でまた改修など、そのような予定はないので、このタイミングでやるということなのか、また改修のタイミングが、改修の予定があるのかということと、塗り替えの塗装の色というものは同じものにするのか教えてください。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 霞橋につきましては芝浦港南地区総合支所が管轄してございますけれども、色につきましては、従来と同等の色ということを考えてございます。  それから、改修の計画でございますけれども、霞橋につきましては、地元の御要望等もございまして、架け替えということを考えておりますので、次に大規模改修前に架け替えの準備に入っていこうかという計画でございます。 ○芝地区総合支所まちづくり課長(大久保光正君) 将監橋の色につきましては、同等の色ということでございます。架け替えの予定というものは特にございませんので、このまま進めるということでございます。 ○委員(風見利男君) これ、令和4年度にPCB含有塗膜調査というもので、PCBが含まれているということで、除去して塗り替えをするということなのですけれども、今回の橋も含めて何橋、そのPCBが含有している塗料が発見されたのでしょうか。 ○芝地区総合支所まちづくり課長(大久保光正君) 芝地区で1橋、将監橋です。それから、麻布地区で1橋、小山橋、芝浦港南地区で、竹芝橋、浦島橋、霞橋、芝浦橋ということで、全体で6橋ということでございます。 ○委員(風見利男君) これでいうと、令和8年度内に撤去しなければいけないというようになっているので、その計画はもうできているのですか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 令和8年度内にPCBについては除去しなければいけないということでございますので、残る年数も限られていることから、PCBが検出された橋につきましては、ファシリティマネジメントに定めまして、計画的に除去していく予定でございます。 ○委員(風見利男君) それはもう撤去する計画で準備しているという理解でいいですか。 ○芝地区総合支所まちづくり課長(大久保光正君) 法に基づいて、令和8年度内に全て撤去する予定でございます。 ○委員(風見利男君) これ、剥がしたものは、やはり法律的に処分の仕方などは決まっているのですか。それも少し教えてください。 ○芝地区総合支所まちづくり課長(大久保光正君) 法律で保存方法、それから処分の方法、それから処理業者等も細かく決まっているということでございます。 ○委員(風見利男君) それは埋立てや、何かで囲って永久保存や焼却など、何か決まっている、それは分からないですか。 ○芝地区総合支所まちづくり課長(大久保光正君) 処分場にて焼却処分ということでございます。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 先ほど根本委員からの御質問で、船の往来についても1回少し確認、御質問があったかと思いますが、答弁漏れが生じまして、誠に申し訳ございませんでした。  霞橋につきましては、吊り防護というものを橋の下に設置しまして工事を進めますが、そのときに船が従来どおりには通行ができなくなりますので、吊り防護を運河の半分ずつ設置することで工事はされまして、片側通行のような形にはなりますけれども、船の往来については確保しながら作業を進めてまいる予定でございます。 ○委員長(うかい雅彦君) よろしいですか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) ほかになければ、報告事項(1)「橋りょう塗替塗装工事(将監橋及び霞橋)について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(うかい雅彦君) 次に、報告事項(2)「五之橋架設工事について」、理事者の説明を求めます。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) それでは、報告事項(2)「五之橋架設工事について」、説明いたします。本日付資料№2を御覧ください。  最初に、位置でございます。3ページの案内図を御覧ください。古川に架かる橋で、南麻布と白金地区を結ぶものでございます。  1ページにお戻りください。項番1、経緯でございます。五之橋は昭和10年に架けられたもので、車両が相互通行の橋ですが、幅員が6.6メートルと狭く、歩道のない橋梁でございました。区といたしまして、老朽化への対応及び歩行空間の確保を目的に、令和3年度架け替えに着手しまして、令和4年3月に旧橋を撤去いたしました。その後、東京都により下水道の移設工事が行われ、現在は東京都が護岸整備を実施しております。このたび、護岸工事の完了に合わせまして、新たな橋の工事を実施するものでございます。  次に、項番2、工事の概要でございます。工種の違いもあり、下部工と上部工、それぞれ工事契約いたします。(1)が下部工、(2)が上部工ですが、工事件名、工事場所は記載のとおりです。工期は、(1)下部工は契約締結後令和6年8月22日まで、(2)上部工は下部工の完了後に橋を架けるため、さらに半年先の令和7年2月13日までを予定しております。  工事内容といたしましては、資料4ページを御覧ください。左下に、川を上流側から下流側を見た側面図を記載してございます。青色部分が下部工の橋台2基でございます。地盤調査の結果を基にいたしまして、左岸側のA1橋台はくい長10メートル、くいの本数は12本、右側の、右岸側のA2橋台はくい長7メートル、くいの本数は8本を予定してございます。上部工は図面の赤色の部分でございます。鋼単純鋼床版鈑桁橋という形式のスチール橋で、桁長が23.6メートル、右側に断面図を記載してございますが、幅員は旧橋の6.6メートルを拡幅しまして、11メートルに広げます。この重量69トンの橋の工場製作と架設工事でございます。なお、橋の高欄や道路の舗装につきましては別途工事としており、この図の赤と青の部分が今回の対象の工事でございます。  お戻りいただきまして、2ページを御覧ください。項番3、スケジュールでございます。上から3段目に記載してございます東京都の護岸工事の完了後、下部工を進めながら並行して上部工の工場製作を行い、令和6年度の夏頃に架設工事に入ります。その上で、本工事は令和7年2月に完了する予定です。その後、別途橋面の道路整備を行った上で、橋の上部を活用しまして、古川調節池や橋梁整備のヤードとして活用しました仮設構台撤去等の必要がございます。それが完了した後に、令和7年度末までに道路の高欄や舗装工事など、最終の仕上げを行いまして完成となります。したがいまして、それまでの間は、車両につきましては通行止めとなってしまいます。ただし、歩行者につきましては、御不便の解消を図るため、令和7年度の早期の段階で御通行いただけるよう、工夫して進めてまいります。  最後に、項番4、完成イメージ図でございます。御確認ください。  なお、本工事につきましては、第3回定例会における工事契約の承認議案でございます。  以上、大変雑駁ではございますが、説明は以上でございます。よろしくお願いします。 ○委員長(うかい雅彦君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問のある方は、順次発言をお願いいたします。 ○委員(玉木まこと君) 五之橋の架け替え、地元の方も大変長い期間迂回等をされているというところかと思います。港区の景観計画の中では、古川沿いの橋などというところは、運河とは違って景観の特別な指定というところはまだないとは思ってはいるのですけれども、水辺というところもありますし、古川沿いというところは、景観計画が全くないわけではないというところもあります。ですから、橋梁のこの設計、デザインについてですけれども、今回非常にシンプルなものとして架け替えるという計画ですが、そのほかの四之橋などというところを見ていくと、手すりに照明が入っていたり、隣接する白金公園橋ですか、こちらについてもそういった仕様がされていたり、橋の親柱が石でできていたりなど、非常に凝ったものもあります。五之橋というところも、商店街というか、店舗が並ぶところでもありますし、にぎわいというところも考えていく中で、今のこのイメージパース、設計でいいのかというところは、景観アドバイザー等にも意見を伺いながら、今の段階から設計変更できる部分や工夫できる余地があるならば、ぜひ考えていただきたいと思います。具体的には、手すりの製品の選定、柵の色、歩道部分における照明の設置、そういったところをぜひ考えていっていただければなと思いますので、これは要望ということでよろしくお願いします。  もう1点、この今回の架け替えのなぜしていくかというところが、地下調節池というところだと思うのですけれども、これは建設、土木、まちづくりの部分と若干違うかもしれないのですが、今古川の水位の上昇というものが、港区もホームページでリアルタイムでやっているのですけれども、地下調節池にどのタイミングになったら水が流れていくのかという情報というものが、正しく区民に対して発信されていない状況だと思います。この五之橋というところはちょうど調節池の口の部分に隣接しますので、防災課、また東京都とも協議しながら、もう少しその地下調節池に対しての情報提供というものができないか、工夫の余地がないのかというところを考えていただきたいなということで、これも部署が違うかもしれないので、担当部署と協議していただいて、検討課題としていただければと思いますので、要望させていただきます。よろしくお願いします。 ○委員(風見利男君) 先ほどの説明で、歩行者は先にという、それですが、歩道のところの舗装を先にやって、舗装した上で車道の方にという、そのようなことなのか、それとも歩道は幅員も狭いので、同時にやっても先に完成するという、そのようなことなのでしょうか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) ただいまの御質問につきまして説明いたします。  橋の上につきましては、一旦橋を置いた後に、その上流側にある架設構台の撤去のためのヤードとして使います。ですから、歩行者につきましては、歩道を整備する上流側ではなくて、下流側の方に必要な幅員を取りまして、仮設のバリケードも使いながら、安全な歩行ができるように対応してまいりますので、一旦暫定で歩行者を通すというような想定で考えてございます。 ○委員(風見利男君) 東京都が工事に使った台は残っていますよね。それは、今は使えないのですか。歩道用に、歩行者用には使えないのですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 現在、東京都が設置した構台につきましては、今の時点では歩行者の迂回路として活用してございます。ただ、今後の工事に当たり、工場で作った桁を持ってきて、置いて、動かす段階では、この構台の上をヤードで使いますので、その間はまた一旦、隣の橋の方に迂回してもらいますが、現時点では、あそこの構台部分は使える状況として使ってもらっています。 ○委員(風見利男君) そうすると、今は使えて、一旦それは使えなくなって、そうすると、この橋ができるまではほかのところを通行してもらうという、そのようなスケジュールになるのですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 具体には、その上部工を整備している最中に限っては、今通っていただいている仮設通路は使えなくなります。ただし、上部工を架設した後につきましては、施工ヤードを使う必要もないものですから、その後につきましては、歩行者の方が通れるように、早期に使えるようにしていきたいと思っております。 ○委員(風見利男君) やはり、その辺、近隣の人に使えるスケジュールというものをよく説明する必要があると思うのです。今使えている橋台の上というところで、突然使えなくなるわけで、ではそれがいつまで使えなくなって、いつから再開できるのかということも含めて、やはり丁寧に説明して、理解してもらうということが大事だと思うので、そこはぜひお願いしたいと思いますけれども、いかがですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 風見委員御指摘のとおり、工事契約後、可能な限り早い段階で住民の方に説明するような、今準備を考えているところでございます。具体的には11月上旬頃を目途に、近隣の方々に御案内して、工事の内容、スケジュール、あと歩行者、車の通路、そこの説明をできるように進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長(うかい雅彦君) ほかにございますか。よろしいですか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) ほかになければ、報告事項(2)「五之橋架設工事について」の報告は、これをもって終了いたします。     ──────────────────────────────────
    ○委員長(うかい雅彦君) 次に、報告事項(3)「麻布十番一・二丁目道路整備工事(Ⅱ期)の請負契約の変更について」、理事者の説明を求めます。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) それでは、報告事項(3)「麻布十番一・二丁目道路整備工事(Ⅱ期)の請負契約の変更について」、説明いたします。本日付資料№3を御覧ください。本件は、現在進めております麻布十番一・二丁目道路整備工事(Ⅱ期)、以下「本工事」といいますが、こちらについて、工事の実施に伴う施工数量の変更について報告するものございます。  項番1の整備概要でございますが、これまでの委員会でも説明してきた案件ですので、説明を割愛しまして、変更内容を中心に御説明いたします。  項番2、経緯でございます。本工事につきましては、令和4年5月に着工し、本年11月に完了する予定で進めております。現在はアスファルト舗装工事は完了し、最終仕上げである舗装への模様つけ及び塗装作業を行っている状況でございます。  変更概要は資料3ページを御覧ください。上の図の左上、赤色で着色した部分ですが、こちらにつきましては、塗装の経年劣化が著しい枝道の車道舗装工事を今回追加してございます。左下、最終的な舗装前の現時点になりますが、下から2段目の写真がその内容になってございます。一方、上の図面で青で塗っている部分につきましては、沿道の民間建築における工事業者の乗り入れ部分であり、来年度に予定されています建築工事の完了時に合わせまして、民間側において、歩道の復旧整備を行ってもらうため、本工事からは減じております。左写真の左下の写真でございます。最後に、図面のピンクの丸で囲っている部分につきましては、植樹ますの設置工事についてでございますが、当初は全ての箇所につきまして、もともとあった受枠の再利用を予定してございました。しかし、右下写真にあるとおり、金具の欠損等により再利用できない部分がありましたので、それを新規で受枠を設置することに変更してございます。  1ページにお戻りください。項番3が、今御説明しました変更の内容の数量でございます。車道舗装は若干の増、歩道舗装は若干の減、植樹ますにつきましては、37か所再利用を予定してございましたが、8か所が再利用で、新規受枠を29か所という変更になってございます。  なお、本件につきましては、第3回定例会にて区長の専決処分事項として報告する内容でございます。  大変雑駁ではございますが、説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次発言をお願いいたします。よろしいですか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) では、御質問がないようでございますので、ほかになければ、報告事項(3)「麻布十番一・二丁目道路整備工事(Ⅱ期)の請負契約の変更について」の報告は、これをもって終了いたします。     ────────────────────────────────── ○委員長(うかい雅彦君) 次に、報告事項(4)「橋りょう改修工事(楽水橋及び港栄橋)について」、理事者の説明を求めます。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) それでは、資料№4番になります。報告事項(4)「橋りょう改修工事(楽水橋及び港栄橋)について」、御説明申し上げます。  最初に、項番1番、背景・目的です。楽水橋は、車道橋が昭和44年に、歩道橋が昭和52年に高浜運河上に架けられた橋梁で、平成16年に当時の東京水産大学から港区に移管されております。車道橋と歩道橋の延長はそれぞれ76.6メートル、車道橋の幅員が4.5メートル、歩道橋の幅員が2.3メートルです。港栄橋は昭和35年に芝浦運河上に架けられた橋梁です。橋梁の延長は54.1メートル、幅員は18.7メートル、本工事は、令和2年度に橋梁健全度調査の結果に基づき、経年劣化による損傷箇所の補修を行うものです。  項番2、工事の概要です。初めに項番(1)楽水橋についてです。④番、工期は本年8月8日から来年3月15日までです。項番(2)の④番、こちらの工期は本年8月9日から来年1月31日までです。  1枚おめくりいただきまして、第2ページ、案内図を御覧ください。図のやや中央下に楽水橋の位置を示しております。その下には現況の写真をお示ししております。  1枚おめくりいただきまして、第3ページを御覧ください。橋梁の側面図等が記載してございます。左上が側面図、その下が平面図、右側に断面図を記してございます。また、図面の中、ところどころに引き出し線で示しているのが、工事の内容でございます。  1ページおめくりいただきまして、第4ページ、工事概要等を御覧ください。上段に工事概要を記しております。下段には主な工事内容を示しております。(1)番が塗り替え塗装、(2)番が断面修復及び表面被覆、(3)番が伸縮装置の取替えになります。  1ページおめくりいただきまして、第5ページ、案内図を御覧ください。図のやや中央上に、港栄橋の位置をお示ししております。その下には、現在の港栄橋の写真をお示ししております。断面修復工や高欄塗替塗装工といった記載が、補修内容に当たります。  1ページおめくりいただきまして、第6ページを御覧ください。失礼いたしました。橋梁の側面図等に、補修箇所と補修内容を記してございます。  1ページおめくりいただきまして、第7ページ、工事概要等を御覧ください。(1)番が高欄塗り替え塗装です。(2)番が断面修復及びひび割れ充填です。(3)番が横断防止柵の設置でございます。こちらにつきましては、既設の横断防止柵を撤去し、新たに照明のついた横断防止柵を設置するものでございます。  以上、雑駁ではございますが、楽水橋及び港栄橋の改修工事の御説明でございました。何とぞよろしくお願い申し上げます。 ○委員長(うかい雅彦君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次発言をお願いいたします。 ○委員(玉木まこと君) 改修ということなのですけれども、楽水橋ではなくて港栄橋の方なのですが、照明を設置していただけるということで、橋梁のライトアップであったり、橋自体の景観というところで、照明が入るということについては非常にありがたいなと思っています。さらに言えば、欲を言えばですけれども、先ほどの五之橋もそうなのですが、ぜひよりよい環境にしていただきたいということで、この製品の選定であったりとか、景観アドバイザーに意見をいただくとか、あわせて、ここの橋については橋梁のライトアップも計画しているということで、持分というか、役割が違うという話は伺ったのですけれども、トータルでどういった環境にしていくことがいいのかということをぜひ区には考えていただいて、いい環境、いい橋の整備に向けて取り組んでいただきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします。要望でした。 ○委員(兵藤ゆうこ君) 先ほどの質問と同じなのですけれども、これも決まった場合に、説明会の時期など、やはり10月中旬ぐらいということでよろしかったでしょうか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 今度は芝浦地区と港南地区、それぞれに施工現場がございますので、極力直近の町会・自治会等連合会の場で説明を申し上げていきたいと思っております。楽水橋につきましては、今夜行われます自治会にお邪魔をして説明をするのが1つ目、さらに来週行われます港南の連合会にお邪魔して、また説明を差し上げるのがもう一つでございます。また、港栄橋につきましては芝浦地区ということで、今月の中旬過ぎぐらいにございます芝浦海岸町会商店会連絡協議会の方にお邪魔いたしまして、御説明を申し上げる予定でございます。また、近隣の方につきましては、施工時期が迫ってまいりましたら、確定してまいりましたら、チラシ等配布して、丁寧な御説明を申し上げようと思っております。 ○委員(風見利男君) 1つは通行への障害がないのかどうなのかということと、ここに書かれている、令和2年度に実施した橋梁健全度調査の結果に基づいて損傷箇所を補修するという、このような予定ですけれども、この結果、補修の必要な橋というものは何橋で、その改修計画というものはあるのでしょうか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 令和2年度に行われました橋梁健全度調査を受けまして、今回の施工に至っているわけでございますけれども、これらのほかに、この先は竹芝橋、それから芝浦橋の大規模改修は、PCBの除去を予定しております。 ○委員(風見利男君) それだけなのですか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 失礼いたしました。竹芝橋、それから御楯橋、東芝浦橋、新芝橋、百代橋を大規模修繕を予定してございます。  以上でございます。失礼いたしました。 ○委員(風見利男君) 私は大規模だけではなくて、この健全度調査の結果、経年劣化で損傷箇所の補修をしなければいけないという橋が幾つあるのかと聞いたので、大規模だけではなくて、今回と同じような補修をやる橋もあるのですか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 失礼いたしました。個々には、細かな補修というものは発生してまいります。例えば先々月の報告で御指摘いただきました、高欄の高さが不足していた点ですとか、ほかに大規模修繕ではございませんけれども、ところどころ塗装が剥げているですとか、あとは舗装面が傷んでいるとか、細々した補修というものは日常的に発生してございますので、そういったところは橋梁健全の調査に加えまして、日常点検の中でも不具合が見いだされたところについては順次補修をさせていただくということでございます。 ○委員(風見利男君) 少し頂いた資料で見ると、この補修工事の予定をしているところはやる予定なのですよね。そうするとかなりの数が、今、日常的な点検と関係なく、健全度調査によってやるべきところというものがかなりあるのではないかと思うのですけれども、そうではないのですか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 橋梁における8年間の行動計画ということで、ホームページの方には掲示をさせてございますけれども、その中で、先ほど申し上げました橋について、橋梁について修繕をしていくということを計画してございます。そのほかに汐彩橋や鹿島橋なども調査の対象にはなりましたけれども、評価としては健全ということで、補修は行わず、次の定期点検のときにその後の経過について、経年劣化の状況など、そういったところの確認をしていくという作業になります。 ○委員(風見利男君) そうすると、この頂いた資料の補修工事というものは、今回のような補修の工事ではない、小さな工事も入っているという意味なのですか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 大規模改修を行いまして、途中交通等に影響を与えながら工事をさせていただくということですので、大規模改修、大規模修繕に当たらない場所についても、改修できるものについては、この機会を捉えて補修をしていくという考えでございます。 ○委員(風見利男君) これ、頂いた資料だと23橋、その大規模な、PCBのものも含めて一緒にやるところもありますけれども、21橋あるのではないかと思うのですが、そうではないのですか。 ○土木課長(海老原輔君) 風見委員御指摘のとおり、橋梁におけます8年間行動計画の中に記載していますとおり、令和5年度から令和8年度までの補修工事等、またPCB除去工事等、それぞれ橋梁は風見委員御指摘の数の橋梁でございます。 ○委員(風見利男君) これはやる予定なのですよね。  あと、通行への障害はないのですね。今回は。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 今回の大規模改修におきまして、まず楽水橋でございますが、楽水橋につきましては、車道橋と歩道橋の2つの橋で構成されておりまして、歩道橋を改修するときには車道橋の一部分を通行していただくことで、歩行者、自転車の通行については確保していこうということでございます。また、楽水橋の車道橋の一部分、伸縮装置というものを取り替えるときには、道路を横断的に工事しますので、そのときには一時的に車両の通行止めが発生いたしますが、極力通行止め、通行の支障がないように努めてまいりたいと考えております。  また、港栄橋につきましては、1つの橋の両側に、車道の両側に歩道がついておりますので、歩道を交互に補修をすることで、どちらかの方に、工事をしていない側に横断していただく必要はございますけれども、歩行者、自転車の通行は確保しながら工事を進めてまいりたいと考えております。 ○委員長(うかい雅彦君) よろしいですか。ほかにございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) ほかになければ、報告事項(4)「橋りょう改修工事(楽水橋及び港栄橋)について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(うかい雅彦君) 次に、報告事項(5)「港区特定公共賃貸住宅シティハイツ桂坂等外壁等改修工事について」、理事者の説明を求めます。 ○住宅課長(吉田誠君) それでは、報告事項(5)「港区特定公共賃貸住宅シティハイツ桂坂等外壁等改修工事について」、御説明させていただきます。資料№5、1ページを御覧ください。  項番1、経緯です。シティハイツ桂坂等は、平成13年の竣工から22年間経過したことから、港区公共施設マネジメント計画に基づき、外壁等の改修工事を行います。  項番2、施設の概要は記載のとおりです。なお、当委員会の所掌であるシティハイツ桂坂ですが、職員住宅及びトミンハイム桂坂との併設施設となっております。  項番3、工事の概要です。(1)の外壁改修工事につきましては、外壁面の劣化箇所を補修した上で、外壁全体の塗装を行うとともに、シーリングの打ち替えを実施します。また、建物外周の足場の設置に伴い、エントランスのひさしを一時撤去し、新設いたします。(2)の防水改修工事につきましては、屋上、バルコニー及び屋内駐車場上部の広場を対象としており、防水改修に伴い、屋上へのヘリサインの新設及び(3)の広場のインターロッキングブロック、客土、植栽の改修工事を実施します。(4)の鉄部塗装改修工事につきましては、鋼製建具、外部階段等及び自転車ラック等の鉄部塗装改修工事を実施します。  2ページを御覧ください。最後になりますが、項番4、今後のスケジュールです。令和5年第3回港区議会定例会にて、本工事の請負契約議案を御審議いただきまして、令和5年12月に着工、令和7年3月に工事完了を予定しております。  甚だ簡単ではございますが、説明は以上でございます。 ○委員長(うかい雅彦君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次発言をお願いいたします。 ○委員(なかね大君) まず、項番3の(3)の、イですか、ヘリサインを新設されるというところなのですけれども、これはどういったことを目的にヘリサインを新設されるのか、伺えますでしょうか。 ○住宅課長(吉田誠君) 屋上のヘリサインでございますけれども、ヘリコプターが上空から容易に施設を識別できるよう、港区地域防災計画震災編におきまして、屋上等の改修を計画する施設については、原則としてサインを整備することとしてございます。今回は屋上の防水工事を行いますので、併せて建物名称の表示をするというものでございます。 ○委員(なかね大君) これは防災計画の中でそのようなことがうたわれているということで、要は何か避難物資を送ったりなど、そのようなことを想定されているということですか。 ○住宅課長(吉田誠君) 港区地域防災計画におきましては、離発着場というものは別途に5か所規定してございますので、今回のサインはそのようなことを目的としたものではなくて、建物の位置がここだということが分かりやすく上空から認識できるように、目安として表示をするという目的でございます。 ○委員(なかね大君) ありがとうございます。  もう一つ、広場のところのインターロッキングブロックの改修が予定されているということで、これは全面改修される予定でしょうか。 ○住宅課長(吉田誠君) 広場の舗装の改修につきましては、地下に駐車場の躯体が入っている部分が対象でございます。一部敷地の外側というのでしょうか、こちらにつきましては、駐車場の躯体が入ってございませんので、その部分は今回の対象外、インターロッキングブロックの貼り替えにつきましては対象外でございます。 ○委員(なかね大君) ここは場所によって、町会の防災倉庫を置かせていただいていて、もしその部分が改修の箇所に当たるということであれば、防災倉庫を何か移動しなければいけないのではないかということが生じるかと思いますので、この辺の何か、もし具体的に分かれば教えてもらいたいと思います。 ○住宅課長(吉田誠君) 町会が使用している倉庫につきましては、今回の舗装の範囲から外れてございますので、特に移設などの必要はない状況でございます。 ○委員(なかね大君) また、この計画、町会の方が御存じになると、多分そういった心配もされるかなと思いますので、ぜひ町会の方への説明なども丁寧にしていただければと思います。  あとあわせて、ここの広場を使わせていただいて、お祭り行事などもされておりますので、その改修工事の期間中、そういったイベントができなくなるなど、そういった心配も持たれるかと思いますので、この辺も含めて、しっかり町会の方への御説明なども丁寧に行っていただきたいと思いますけれども、そういった説明会というものは、説明されるような予定があるかどうかも含めて教えてください。 ○住宅課長(吉田誠君) 地元町会につきましては、丁寧な対応が必要かと考えてございます。また、広場につきまして、工事期間中は現場事務所や資材置場、または自転車の仮置場など、どうしても使用せざるを得ない状況で、何も影響なく行事ができるかというと、それは難しい状況でございますけれども、施工業者に対して配慮を求めるなど、私どもとしても調整してまいりたいと思います。 ○委員(風見利男君) 再来年の3月まで、かなり期間があるわけですけれども、居住者への影響はどうなのか、その説明会はいつ予定されていますか。 ○住宅課長(吉田誠君) 説明会を開催する予定ですが、日程の方は現在調整中ですけれども、着工前に開催する方向で、今日程等調整をしております。  また、影響につきましては、今回足場を組んで塗装いたしますので、バルコニーの出入り等、不便は生じるかと思いますが、建物棟ごとに工区分けをして、極力長期間に不便が生じないような工程計画というもので、できるだけ配慮していきたいと考えております。 ○委員(玉木まこと君) すみません。外壁の塗装工事に関してですけれども、もう先ほどの橋と同じような感じなのですが、同じように塗り直すのでしょうか。同じ色、同じパターンで塗り直すのかどうか教えてください。 ○住宅課長(吉田誠君) 現在の建物は白とピンクの2トーンになってございますけれども、外見の変更ということで、景観協議を経まして、色は白1色になる予定です。また、ひさしについてはポイントの色ということで、紺色にすると、そのような計画でございます。 ○委員(玉木まこと君) 分かりました。  植栽の改修工事というものが含まれているのですけれども、これは広場の方なのか、国道側の部分なのか、結構大きく植栽の配置などまで変わるのか、その辺りどうでしょうか。 ○住宅課長(吉田誠君) 植栽の工事につきましては、今回の工事の影響範囲の復旧という形でございます。広場に植わっていて、もう施工時で一時撤去する樹木の復旧、または植栽の上に足場が来る等ございますので、そこも復旧すると、そういった内容の植栽工事でございます。 ○委員(玉木まこと君) 分かりました。高輪ゲートウェイシティでしたか、いろいろと変わっていく中で、バスの利用など、状況も今後変わっていくことも想定しながら、バス停もどうなっていくのか分かりませんけれども、せっかく国道沿いに少しスペースがあると思いますので、あの辺の植栽の配置なども今後の課題だとは思いますが、見直ししていく中で、どうたまり空間のようなところを再整備していくとか、そのようなことも考えていっていただけたらと思いますので、よろしくお願いします。 ○委員長(うかい雅彦君) 要望でいいですか。 ○委員(玉木まこと君) 要望で。 ○委員長(うかい雅彦君) ほかに。よろしいですか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) ほかになければ、報告事項(5)「港区特定公共賃貸住宅シティハイツ桂坂等外壁等改修工事について」の報告は、これをもって終了いたします。     ────────────────────────────────── ○委員長(うかい雅彦君) 次に、報告事項(6)「令和5年第3回港区議会定例会提出予定案件について」、理事者の説明を求めます。 ○都市計画課長(野口孝彦君) それでは、報告事項(6)「令和5年第3回港区議会定例会提出予定案件について」、御説明させていただきます。  初めに、委員の皆様及び区民の皆様に、これまで以上に議案等の内容を分かりやすくお伝えするために、今定例会から、資料に記載する内容を見直しております。具体的な改善点ですが、資料の見やすさの観点から、1議案につき1ページで構成するとともに、各議案の概要として記載する情報を見直しております。例えば、法改正に伴う条例の改正の議案については、法改正の背景を記載いたしてございます。また、各議案の必要に応じて、写真や位置図等を掲載するなどの工夫をしてございます。  それでは、サイドブックスの2ページ、令和5年第3回港区議会定例会提出予定案件一覧を御覧ください。提出案件は、記載のとおり、区長報告が2件、議案が43件の合計45件です。内訳につきましては、3ページ下段に記載がございますので、御確認いただけたらと思います。  それでは、当委員会に付託が予定されております案件につきまして、御説明させていただきます。サイドブックスの21ページを御覧ください。  議案第86号指定管理者の指定についてです。所管は芝浦港南地区総合支所まちづくり課です。本案は、芝浦港南地区総合支所管内の区立自転車等駐車場等の指定管理者を指定するものです。対象施設は記載のとおりです。指定管理者はNCDグループ、指定の期間は令和6年4月1日から令和11年3月31日まででございます。  次に、議案第87号指定管理者の指定についてです。所管は高輪地区総合支所まちづくり課です。本案は、高輪地区総合支所管内の区立自転車駐車場等の指定管理者を指定するものです。対象施設及び指定期間等は記載のとおりです。指定管理者はNCDグループです。  次に、議案第88号指定管理者の指定についてです。所管は芝地区総合支所まちづくり課です。本案は、芝地区総合支所管内の区立自転車等駐車場等の指定管理者を指定するものです。対象施設及び指定の期間等は記載のとおりです。指定管理者はNCDグループです。  次に、議案第89号指定管理者の指定についてです。所管は麻布地区総合支所まちづくり課です。本案は、麻布地区総合支所管内の区立自転車等駐車場等の指定管理者を指定するものです。対象施設及び指定の期間等は記載のとおりです。指定管理者はNCDグループです。  次に、議案第90号指定管理者の指定についてでございます。所管は地域交通課です。本案は、公共駐車場の指定管理者を指定するものです。対象施設は記載のとおりでございます。指定管理者は、タイムズ24株式会社、タイムズサービス株式会社、日本管財株式会社グループです。指定の期間は令和6年4月1日から令和11年3月31日までです。  当委員会に付託が予定されております議案は、以上の5件でございます。  次に、当委員会に関係する案件につきまして、御説明いたします。サイドブックスの4ページにお戻りください。  区長報告第11号専決処分について(麻布十番一・二丁目道路整備工事(Ⅱ期)請負契約の変更)です。所管は契約管財課です。本件につきましては、請負契約の変更の概要につきまして、先ほどの報告事項(3)で御報告させていただきましたので、契約変更の内容について御説明させていただきます。専決処分の日、契約変更の日は、令和5年8月18日です。変更内容は、契約額を2億9,258万5,700円から3億651万7,200円に、1,393万1,500円増額いたします。  サイドブックスの15ページを御覧ください。議案第80号工事請負契約の承認について(将監橋塗替塗装工事)です。所管は契約管財課です。本件につきましても、工事の概要につきましては、先ほどの報告事項(1)で御報告させていただいておりますので、契約の内容について御説明します。契約金額は2億5,080万円、工期は契約締結の日の翌日から令和7年3月14日まででございます。契約の相手方は大同塗装工業株式会社です。  次に、議案第81号工事請負契約の承認について(五之橋橋架設工事(下部工))でございます。所管は同様、契約管財課でございます。本件につきましても、先ほどの報告事項(2)で御報告させていただいておりますので、契約の変更内容について御説明します。契約金額は2億9,453万6,000円、工期は契約締結の日の翌日から令和6年8月22日までです。契約の相手方は、徳倉建設株式会社東京支店です。  次に、議案第82号工事請負契約の承認について(五之橋架設工事(上部工))です。所管は契約管財課です。本件につきましても、先ほどの報告事項(2)で御報告させていただきましたので、契約の内容について御説明します。契約金額は2億1,197万円、工期は契約締結の日の翌日から令和7年2月13日までです。契約の相手方は、矢田工業株式会社東京支店です。  次に、議案第83号工事請負契約の承認について(霞橋塗替塗装工事)です。こちらも同様、所管は契約管財課です。本案につきましても、先ほど報告事項(1)で御報告させていただいておりますので、契約の内容について御説明します。契約金額は1億7,259万7,040円、工期は契約締結の日の翌日から令和6年12月16日までです。契約の相手方は、東海塗装株式会社です。
     次に、議案第84号工事請負契約の承認について(港区特定公共賃貸住宅シティハイツ桂坂等外壁等改修工事)についてです。所管は契約管財課です。本案につきましても、先ほどの報告事項(5)で御報告させていただいたので、契約の内容について御説明します。契約金額は4億2,215万2,500円、工期は契約締結の日の翌日から令和7年3月17日までです。契約の相手方は、徳倉建設株式会社東京支店です。  次に、議案第74号令和5年度港区一般会計補正予算(第5号)について御説明します。所管は財政課です。土木費の歳入歳出補正予算につきましては、サイドブックスの45ページを御覧ください。第7款土木費は、補正前の額が207億2,376万7,000円、補正額が6,120万7,000円の増額、合計で207億8,497万4,000円となっており、補正額の財源内訳及び説明につきましては、記載のとおりでございます。  次に、土木費に係る補正額を補足説明資料で御説明いたします。サイドブックスの52ページを御覧ください。ウの環境にやさしく、清潔で快適なまちを実現する取組について、土木費は3事業を計上しています。主な事業としましては、清潔で魅力的なまちづくりの推進事業を2,024万円増額します。誰もが安全で快適に利用できるトイレを提供するため、公衆便所及び公園便所の整備計画を策定するものでございます。  次のページを御覧ください。次に、(3)債務負担行為補正の説明です。土木費の関連は、追加で1件です。事業としましては、港区特定公共賃貸住宅シティハイツ高浜等整備工事において、インフレスライド条項を適用し、工事費を増額するため、債務負担行為を設定します。  以上、甚だ簡単ではございますが、報告事項(6)「令和5年第3回港区議会定例会提出予定案件について」の説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。議案審議に当たらない程度で御発言をお願いいたします。また、資料要求等ございましたらお願いいたします。 ○委員(玉木まこと君) 指定管理の議案第86号から第89号まで、自転車駐車場等だと思うのですけれども、以前も何回か言っていると思うのですが、各地区でばらばらな指定というところで、グループ化というものはどうなのかということを言ったことがあると思うのですけれども、もしそのような検討を区内、区の中でそういった検討があったかどうかということで、もしあるのだったら、そのようなものが少し分かるような資料を調製していただければなと思います。それぞれ、全ての議案の指定管理者の指定で、基本的には同じところが指定管理になるという提案なので、前回の提案書の資料も頂けたらなと思います。その資料を、できればPDFで、スキャンデータではなくて文字が認識できるとありがたいのですけれども、前回の提案書を用意していただけたらと思います。よろしくお願いします。 ○委員長(うかい雅彦君) よろしいですか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 関連する資料を調製させていただいて、御提出申し上げたいと思います。 ○委員長(うかい雅彦君) ほかにございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) この際、皆さんに御相談いたします。当委員会の定例会中の視察について、何か御意見はございますか。 (「正副にお任せします」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) それでは、今後の新規請願の状況と、他の常任委員会との調整もありますので、正副に一任ということでよろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) では、そうさせていただきます。  それでは、ほかになければ、報告事項(6)「令和5年第3回港区議会定例会提出予定案件について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(うかい雅彦君) 次に、報告事項(7)「有楽町・銀座・新橋周辺地区地区計画の変更(案)について」、理事者の説明を求めます。 ○都市計画課長(野口孝彦君) それでは、報告事項(7)「有楽町・銀座・新橋周辺地区地区計画の変更(案)について」、御報告させていただきます。  本地区は、都市高速道路8号線の廃止に伴い、地区計画を決定するものでございます。令和4年12月21日に、当委員会において、都市高速道路の変更については御報告させていただいております。また、本地区のまちづくりにつきましても、本年6月16日の当委員会において、都市計画法第16条の規定に基づく地区計画の変更(原案)と計画の概要について御報告させていただいているところでございます。本日は、地区計画の変更につきまして、都市計画法第17条の規定に基づく縦覧の手続に先立ち、あらかじめ当委員会に報告させていただくものでございます。  まず、本地区の概要についてです。今回の変更概要を御説明いたします。資料の26ページを御覧ください。26ページの方、右側の下段に項番4でございます。今回、都市高速道路8号線の廃止に伴い、地区計画を変更し、KK線のあるA地区に地区整備計画を策定し、KK線の部分を主要な公共施設、広場に位置づけるものでございます。今回定める主要な公共施設の種類は広場、面積は約3万平米となります。  続きまして、地区計画の計画図書について御説明します。資料の2ページから7ページが計画書となっており、また、8ページから17ページが新旧対照表となってございます。変更箇所、8ページを御覧ください。新旧対照表となってございまして、変更箇所について下線を引いてございます。まず、地区計画の区域の変更に伴い、地区の面積が変更となっております。銀座地区におきまして、接する区道の中央、中心まで地区計画の区域を広げているため、面積が変更しております。  続きまして、資料の14ページを御覧ください。主要な公共施設につきまして、先ほど御説明させていただきましたとおり、KK線上部を広場、約3万平方メートルと定めます。  続きまして、15ページを御覧ください。15ページの下段でございます。建築物等の用途の制限について、A地区においては、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律第2条第1項各号の風俗営業及び第5項の性風俗関連特殊営業を制限します。  また、次のページになりますが、建築物の1階の部分につきまして、商業施設等以外の用途に供する建築物を制限するものです。  最後に、今後のスケジュールです。資料はございませんが、御説明します。本日の変更内容につきまして、9月19日に都市計画法第17条に基づく説明会を実施し、9月20日から10月4日まで2週間の縦覧を予定しております。なお、同期間におきましては、意見書を提出することができるものでございます。その後、10月12日開催の港区都市計画審議会にお諮りした上で、東京都都市計画審議会を経て決定する予定でございます。  以上、甚だ簡単ではございますが、説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次発言をお願いいたします。 ○委員(風見利男君) これ、事業主体がどこで、あと総事業費が幾らで、その事業費はどこから出るのかということを分かったら教えてください。 ○品川駅周辺街づくり担当課長(冨永純君) こちらの事業主体につきましては、現在、この都市高速道路を所有しておりますKK社、東京高速道路株式会社になります。こちらの整備費のスキームでございますけれども、これまで同様、このKK線の下の部分に入っているテナント、ここからのテナント収入を維持管理費に充てるというスキームの下、整備費につきましても、基本的には東京高速道路株式会社が負担するということになります。なお、沿道で開発に関わる計画が起こった場合につきましては、この上空部分の整備を開発の中で一体的に行うということも併せて示されております。全体の整備費については、すみません、今お調べしますので、少々お待ちいただければと思います。  現在、約140億円ということで公表されてございます。 ○委員(風見利男君) これ、何度か議会で報告されて、そのたびにお聞きしているのですけれども、配られた参考資料の中で、いわゆる地区整備計画の区域と、中央区で市街地再開発事業で再開発されるという、このような計画がこの沿道であるわけです。私はやはり、これを広場空地として利用されること自体は悪くはないのですけれども、そこを種地に再開発されるという可能性が大変強いのではないかという話を何度かしたことがあるのですが、やはりそのような動きというものはあるのでしょうか。 ○品川駅周辺街づくり担当課長(冨永純君) 現在、区の方で把握しているものとしましては、有楽町駅周辺地区という地区が、JR有楽町駅の旧都庁庁舎跡地、さらに隣接する東京交通会館を含めた土地において、再開発準備組合が設立されたという情報を得ております。この有楽町駅周辺地区につきましては、今後、東京高速道路株式会社の、このKK線も含めた再開発が検討されると聞いております。 ○委員(風見利男君) 少し私が心配したとおり、どんどん再開発に進んでいくという危険性があるわけで、情報が分かり次第、どんどん教えてもらいたいと思います。それはよろしいですか。 ○品川駅周辺街づくり担当課長(冨永純君) 今後、区としても情報収集に努めまして、適宜情報を提供させていただきます。 ○委員長(うかい雅彦君) よろしいですか。ほかに御質問ございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) よろしいですか。ほかになければ、報告事項(7)「有楽町・銀座・新橋周辺地区地区計画の変更(案)について」の報告は、これをもって終了いたします。     ────────────────────────────────── ○委員長(うかい雅彦君) 次に、報告事項(8)「東京港第9次改訂港湾計画(中間報告)について」、理事者の説明を求めます。 ○土木課長(海老原輔君) それでは、報告事項(8)「東京港第9次改訂港湾計画(中間報告)について」、御報告させていただきます。それでは、1ページを御覧ください。  項番1、東京港港湾計画の概要です。東京港港湾計画は、港湾法に基づき、港湾管理者であります東京都港湾局が、東京港におけます、おおむね10年先の取扱貨物量、港湾施設の規模、配置等を定める計画でございます。現在は、平成26年に策定いたしました第8次改訂港湾計画であり、今回この計画を改訂するものでございます。  項番2、計画の改訂内容でございます。2ページの資料№8-2、東京港第9次改訂港湾計画(中間報告)概要版を御覧ください。東京都港湾局では、2040年代の将来像を示した、東京港第9次改訂港湾計画に向けた長期構想を令和4年1月に策定しており、この長期構想を指針として、港湾計画を改訂いたします。  次に、3ページを御覧ください。港湾計画の方針を記載しております。こちらに基本理念と、4つの分野ごとの方針を定めてございます。本港湾計画におきます港区に関する内容といたしまして、御説明させていただきます。  5ページ、6ページを御覧ください。こちらに港南五丁目の品川コンテナや、品川内貿ユニットロードの機能拡張や、再編整備を行います。  また、7ページを御覧ください。観光・水辺のまちづくりの船着場の拡充といたしまして、ウォーターズ竹芝の開発で設置されました小型桟橋を今回新たに計画に位置づけます。  57ページ、資料№8-4、東京港第9次改訂港湾計画(中間報告)に対する港区の質疑・要望についてを御覧ください。本港湾計画に対しまして、港区からの意見及び要望につきまして、東京都港湾局が聴取する場といたしまして、港湾問題都区連絡協議会を令和5年7月24日に開催いたしました。そのときいただいた御意見は、質疑3件、要望が1件、内容は記載のとおりでございます。  1ページにお戻りください。項番5、今後のスケジュール(予定)でございます。当委員会報告後、令和5年9月に第101回東京都港湾審議会に、意見と諮問、答申を行いまして、同年12月に、東京港第9次改訂港湾計画の公示という形になります。  以上、甚だ簡単でございますが、報告事項(8)「東京港第9次改訂港湾計画(中間報告)について」の説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○委員長(うかい雅彦君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次発言をお願いいたします。 ○委員(玉木まこと君) 港区で竹芝など、大きな客船が接続するというところもあると思うのですけれども、港湾という部分では、運河沿いであったり、ほぼほぼ芝浦など住宅地と隣接するようなところで、この港湾局が管理しているところというものもたくさんあるというところは港区の大きな特徴であり、そこをどうしていくかというところは非常に大事なことかなと思うので、ぜひそういった視点に立って、この計画では、今拝見した中ではそこの細かなところまでは記載がされていないとは思うのですが、運河沿いの緑地やその辺の話ということで、昨年ですか、Park-PFIのような形の新たな制度として、みなと緑地PPP制度というものが法整備されたということを見たので、その辺の動きなどをどう東京都が酌み取ってやっていくのかというところは、ぜひ港区から発信をしていっていただきたいなと思うのです。この計画自体にはそこまで踏み込んでは書いていないとは思うのですけれども、緑地の話や民間と連携した船着場というところ、この辺りもぜひもっと進めていってほしいなと思いますので、港区の実情に沿った要望というものを引き続き東京都に上げていっていただきたいと思うのですが、その点いかがでしょうか。 ○土木課長(海老原輔君) 玉木委員御指摘の内容につきましては、令和4年に東京湾沿岸海岸保全基本計画というものを策定しておりまして、その中で、運河沿い緑地、また、内部護岸等の整備方針等を掲げております。そういった中で、区の方といたしましても、地域の要望、また区民の要望等に応えた形で、東京都港湾局の方には申し伝えていきたいと思います。よろしくお願いします。 ○委員(玉木まこと君) ありがとうございます。また後でその辺の資料など頂けたらと思いますので、よろしくお願いします。ありがとうございます。 ○委員(風見利男君) 具体的に港区に関係するところで、どこがどのように変わるのかと、もう少し詳しく説明していただけますか。 ○土木課長(海老原輔君) それでは、概要版の、資料ページでいきますと5ページを御覧ください。こちらに物流、世界とつながるリーディングポートという形でございます。まず、右の図の左上に品川コンテナ、こちら港南五丁目になりますけれども、港南五丁目の南側になります。こちらの品川コンテナ埠頭の機能の拡充、また、岸壁の拡張及び増深等の整備計画がございます。  続きまして、6ページを御覧ください。次は、同じく港南五丁目、この北側になります。品川内貿ユニットロードの、こちらの既存の埠頭の再編整備でございます。  最後に、概要の7ページを御覧ください。左下にございます観光・水辺のまちづくり、こちらに船着場の拡充といたしまして、先般整備されました竹芝の小型桟橋の方を今回の計画に追加するという、この3つのものでございます。 ○委員長(うかい雅彦君) よろしいですか。ほかに御質問等ございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) よろしいですか。ほかになければ、報告事項(8)「東京港第9次改訂港湾計画(中間報告)について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(うかい雅彦君) 次に、報告事項(9)「六本木五丁目西地区地区計画の決定(原案)について」、理事者の説明を求めます。 ○再開発担当課長(池端隼人君) それでは、報告事項(9)「六本木五丁目西地区地区計画の決定(原案)について」、御報告いたします。資料№9を御覧ください。本計画は、東京圏国家戦略特別区域会議において、区域計画に定める都市計画法の特例を活用する特定事業に位置づけられるものであり、区域会議の下に設置された都市再生分科会において、都市計画案の策定等の手続を進めているものでございます。本日は、地区計画(原案)の内容について、当委員会に報告させていただくものでございます。  それでは、資料2ページを御覧ください。最初に計画地の位置・地区の概要についてです。2ページの左下の位置図を御覧ください。図中、青線で囲った範囲が地区計画の区域、緑の網かけ部分が市街地再開発事業の区域です。当地区は、外苑東通りや環状3号線に面し、地下鉄六本木駅に近い、交通利便性の高い地区ですが、地区内には細街路や行き止まり道路が存在し、緊急輸送道路沿いに旧耐震基準の建物が残っており、地区の一部が土砂災害特別警戒区域に指定されているなど、防災面の課題を抱えています。また、外苑東通りの混雑や、東洋英和女学院前の車両交通量が多いなど、自動車交通の課題を抱えています。さらに地下鉄駅の混雑や、公共交通機関の乗換経路が複雑なことなどから、交通利便性の改善が求められています。これらの課題を解決し、上位計画を反映した六本木駅周辺の国際交流拠点の形成に向けて、本地区では、駅まち広場や交通結節広場、道路ネットワークなどの都市基盤を整備し、合理的で健全な土地利用と多様な都市機能の導入により、魅力的な複合市街地を形成します。  次に、項番2、まちづくりの目標と取組内容です。項番3の整備イメージ図も併せて御覧ください。整備イメージ図に示す断面図は、左側が六本木交差点方面、右側が環状3号線方面です。1つ目の取組は、新たな拠点を支える都市基盤の整備について、図中の青線の囲みで示しています。地下鉄六本木駅と接続する駅まち広場や交通結節広場の整備、地区内の東西南北方向の歩行者ネットワークの整備などに取り組みます。2つ目の取組は、国際競争力強化に資する都市機能の導入についてです。図中のオレンジ色の囲みで示しています。施設建築物内に六本木の特性を生かした文化・交流・宿泊機能や国際水準の居住機能を整備します。3つ目の取組は、環境や防災対応力強化の取組です。図中の緑色線の囲みで示しています。地表面と人工地盤が一体となった緑化空間として、「都心の森」を創出するとともに、帰宅困難者向けの一時滞在施設の整備や、地域冷暖房の導入などに取り組みます。  項番2に示すまちづくりの取組内容の詳細は、資料の5ページから12ページに記載をしておりますが、お時間の都合上、詳細な説明は割愛いたします。  次に、項番4、これまでの主な経緯です。平成18年10月に、地権者によりまちづくり協議会が設立され、その後、平成20年3月に準備組合が組織され、事業化に向けた具体的な検討が進められてきました。  次に、項番5、今後のスケジュールです。今年度中の都市計画決定、令和6年度の組合設立認可、令和7年度の工事着手を経て、令和12年度の竣工を目指しております。  資料3ページを御覧ください。施設建築物の概要をお示ししています。A街区は用途に応じて3つに区分し、A-1街区は、事務所、ホテル、店舗等を主要用途とする高層建築物、A-2街区及びA-3街区は、低層建築物として、寺院、教会を整備する計画です。B街区は住宅を主要用途とする高層建築物であり、C街区は、東洋英和女学院の学校を整備する計画です。E街区は低層住宅を整備する予定です。建物の高さや敷地面積などの諸元は、表に示すとおりでございます。  資料4ページを御覧ください。再開発事業で整備する主要な公共施設や地区施設をお示ししています。地区内に高低差があることから、主な施設の配置図は、資料の左に示すとおり、地下2階から地上1階の3層に分けて表示しています。主要な公共施設として、右上の表のとおり、外苑東通りの拡幅部分を拡幅道路として位置づけるとともに、既存の芋洗坂を地区幹線道路として再整備します。また、駅まち広場や交通結節広場を主要な公共施設として位置づけています。地区施設につきましては右下の表に示すとおりで、東洋英和女学院前の区道を区画道路2号として一部拡幅整備するとともに、地区内の広場や緑地、歩行者通路などを整備します。  資料13ページを御覧ください。本ページ以降が地区計画の原案の内容です。地区計画の名称は六本木五丁目西地区地区計画、位置は六本木五丁目、六本木六丁目及び麻布十番一丁目各地内です。面積は約10.3ヘクタールです。  資料14ページの公共施設等の整備の方針、15ページの建築物等の整備の方針、16ページ下段から資料18ページに記載する主要な公共施設及び地区施設の整備内容については、先ほど御説明したまちづくりの概要を都市計画図書にまとめた内容のため、お時間の都合上、詳細な説明は割愛いたします。  資料18ページを御覧ください。各地区の建築物の用途規制について御説明いたします。A地区、B-1地区及びB-2地区では、商業地域内に建築してはならない建築物や、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律第2条第1項第1号、第3号、第4号及び第5号に規定する風俗営業並びに同条第5項の性風俗関連特殊営業を規制します。  資料19ページを御覧ください。C地区及びD地区では、第二種住居地域内に建築してはならない建築物や、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律に定める全ての風俗営業を規制します。E地区では、A地区と同様の建築物を規制し、F地区では風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律第2条第1項第1号、第3号、第4号及び第5号に規定する風俗営業並びに同条第5項の性風俗関連特殊営業を規制します。  最後に、資料に記載はございませんが、今後のスケジュールを御説明いたします。9月21日から10月4日まで2週間、地区計画原案の縦覧を予定しております。また、9月21日から10月11日までの期間に意見書を提出することができます。都市計画法第16条に基づく説明会は、9月20日に開催する予定です。これらの手続の後、都市計画法第17条に基づく手続を12月に予定しております。  以上、大変雑駁ですが、報告事項(9)「六本木五丁目西地区地区計画の決定(原案)について」の説明は以上です。 ○委員長(うかい雅彦君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次発言をお願いいたします。 ○委員(二島豊司君) 建築物の用途の制限が風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律関係でかかっていると思うのですけれども、現在この地域内、地区内で、この当該用途の事業を行っている事業者、個人も含めてでしょうが、おありでしょうか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 現在、地区内で営業されている方で、この規制に該当する業種の事業主はいらっしゃるというように聞いてございます。 ○委員(二島豊司君) 当然のことながら、再開発事業というか、生活再建を基本とするでしょうけれども、都市計画上事業は営めないということになると思うのですが、その辺りについての同意というものは得られているでしょうか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 複数の事業者がいらっしゃるというようには聞いておりまして、一部、まだこの都市計画の内容や、再開発事業について御同意いただけていない方はいらっしゃるというように聞いてございます。 ○委員(二島豊司君) 丁寧に説明をして、その組合等々に対する指導を行っていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○再開発担当課長(池端隼人君) やむなく地区内で営業継続できない方につきましても、丁寧に御説明、都市計画の内容や事業の内容を説明した上で、移転補償や営業補償についても、きちんと丁寧な対応をするように、準備組合及び組合の方を指導してまいります。 ○委員(玉木まこと君) 何度か話はしていますが、六本木駅との接続というものは非常に重要なインフラになってくるだろうなと思っています。一方で、南側の麻布十番は本当に交差点のところで接していて、厳密には接していないというところだとは思うのですけれども、少しそちらの方は住宅を配置しているというところもあるとは思うのですが、やはりこのような大規模な再開発事業でなければ、こういった地下空間の接続などというものはなかなか進められないのかなと思っているので、そこについては、やはりできなかったのかなという思いがあります。いかがでしょうといっても、できなかったということだとは思うのですが、区として、そこをしっかり課題意識を持ってやっていただきたい、今後もやっていただきたいということは強く要望させていただきます。  まだまだこの全容が、私自身も何回か見させていただいても、やはり見ていくたびに、どう接続していたり、歩道がつながったり、立体感などというものは、すごく理解するのに時間がかかっています。その中で、麻布十番通り、大通りからの六本木の方に行ったときに、新たな交差点で地下通路につながるような、この地区内の地下につながるような通路とつながる計画があると思うのですけれども、資料でいうと、6ページの下の方に、イメージパースが6枚ほど並んでいるうちの、5番ですか、5番などがそれなのだと思うのですが、ここというのが、けやき坂と環状第3号線の交差点というものも、六本木ヒルズのけやき坂に上る人が結構こう、駐車の「ちぃばす」もあったりもしますし、滞留が起きているなというように日頃感じているのですけれども、その先にさらに新たな麻布十番通りとの交差点というものができていくときに、交通処理上、右折する人がまた出てきたりするのかなとか、その辺りが気になったのですけれども、この辺、もし補足で教えていただけたらなと思います。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 麻布十番通りと環状3号線との交差点については既存の交差点がありまして、そこでもう既に信号処理がされているものでございます。今回地区内車路等に入っていく車両の動線など検証した上で、警視庁とも、交通管理者とも協議をしておりますけれども、発生集中交通量を踏まえた上でも、周辺の交差点の混雑が発生するですとか、右折、左折の滞留が起きるというような検証結果にはなってございません。 ○委員(玉木まこと君) 地区内車路に新一の橋から向かってきたときに、鳥居坂の方から向かってきたときに、地区内車路には右折で入れるような形で処理するのでしょうか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 御指摘のとおり、環状3号線を一の橋から坂を上ってきて、右折で入れる計画になってございます。 ○委員(玉木まこと君) 私が言うまでもなく、右折の場合、当然信号で右折の信号を青にするのか、何か処理がなってくると思うので、その列は絶対延びるわけで、そうすると1レーンがその分潰れて、その先のけやき坂を上るところが詰まっているとなると、結構レーン真ん中、1本なのか2本なのか、しか空かないような状況になると思うので、信号処理をして問題ないというシミュレーションは出ているとは思うのですけれども、この辺は丁寧な情報発信をしていただいて、懸念の払拭というところは指導していただきたいなと思います。よろしくお願いします。 ○副委員長(石渡ゆきこ君) こちら六本木五丁目西地区、いろいろな、学校もありますし、あとは中小の複合ビルからマンションまで、いろいろな地権者がいらっしゃると思うのですけれども、一部やはり地権者の中に、先ほども事業者で同意が得られないというようなこともありましたが、それ以外にも、地権者の方々で同意が得られていないという、そのような情報を区が把握する情報としてどれぐらいあって、またそれがどのような御事情で、今同意に至っていないなのか、そもそもこの開発自体がということなのか、それとも、あとはこのような条件でとか、こういう事情があってと。単になかなか話が進まないといっても、そこはいろいろ具体的に分けられるところがあると思います。今現在、区で把握している状況について教えていただければと思います。 ○再開発担当課長(池端隼人君) まず、地区内の権利者は、都市再開発法ベースでいきますと、84件の方がいらっしゃいます。総数で。そのうち同意をいただいている方が66.85件です。ですから、差引きしますと、御同意いただけていない方は17.15件いらっしゃるという計算になります。  未同意の理由といたしましては、従前資産評価額ですとか、モデル権利変換計画等にまだ御納得いただけていない方ですとか、従前の生活条件の継続を希望されて共同化に御理解をいただけていない方、あとは事業協力者と不和があるというような理由だと認識をしております。 ○副委員長(石渡ゆきこ君) 権利変換とか、そのような条件的なものというのは、今後すり合わせや、あと事業が進んでいきませんと具体化されないようなものもあると思うので、そこについては引き続き組合や、間に当然区も入っていただいた上での、積極的な話合いというか、調整をお願いしたいものだと思います。幾つか分けて言ってくださった中に、事業協力者との不和という、少し聞き慣れない言葉が出てきましたので、これは何か、どのような事情であるのかを教えていただければと思います。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 今回事業協力者として森ビル株式会社が入っておりますけれども、その森ビル株式会社と地権者の方々で少し御意見のそごですとか、認識の共有がうまくできませんで、なかなか綿密なお話合いができていないという権利者がいらっしゃいます。 ○副委員長(石渡ゆきこ君) 森ビル株式会社というようになりましたが、森ビル株式会社、事業者として名前を挙げている。もともと森ビル株式会社が中心となっている事業だとは思いますけれども、森ビル株式会社だけですか。森ビル株式会社だけではないですよね、こちらの事業者。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 事業協力者としては2社ありまして、先ほど申し上げました森ビル株式会社と住友不動産株式会社になってございます。 ○副委員長(石渡ゆきこ君) 森ビル株式会社は取りあえず、もう本当に港区の中でいろいろ開発をしていただいているというところの、そのような意味では港区のことをよく知る事業者でもありますし、住友不動産株式会社も最近、三田の再開発など、いろいろなところで名前が出てくる事業者だと思います。ただ、やはりそのような事業者との、あとそもそもの地権者というか、本来であればこの再開発の主体となるべき、そこの地域の方々との間に不和があるということは、これは結構、いろいろな事情があるのでしょうけれども、複数人いらっしゃるという方だと、当事者同士で解決が難しいこともあるのかなと思います。やはりこのような場合には、区がどの程度まで、当然プライベートなことやあまりに入り込めないところがある一方で、やはり調整役として区の存在というものがこのような場面ではとても重視されますし、期待も高まるというようなところだと思います。報告が上がってくるというだけではなくて、調整機能の方を、港区としてもぜひ積極的に双方に働きかけて、時には仲介役となって、場面を設定するという意味で、なかなかお互い同士話合いが進まないような場面にはそのようなことも必要だと思うのですが、区としては、御自身の役割をどのように捉えていらっしゃるでしょうか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 市街地再開発事業につきましては、原則としまして、地区内の権利者の皆様の発意に基づいて進んでいく事業でございます。権利者間の調整についても、準備組合を介しまして、地権者同士で解決していただくということが一番だというように認識をしておりますが、このように不和が起きているですとか、適切なお話合いができていないというところにつきましては、区が中立公正な立場で間に入りまして、お互いの意見交換を行うような場を設定するなど、丁寧に対応していきたいと考えてございます。 ○委員(玉木まこと君) すみません、1点だけ。7ページのところで、外周の歩行者空間の整備というところで、左上の方に図があるのですけれども、麻布地区総合支所のところ、紫色の横に延びた通り、区画道路2号でしたか、国際文化会館は今回入られていないというところで、鳥居坂から六本木の方までの道というものは、間が、国際文化会館のところが紫色の矢印が抜けてしまっているわけですが、ここは幅員も変わらずということでよかったのでしたか。教えてください。
    ○再開発担当課長(池端隼人君) 今、玉木委員御指摘いただきました資料7ページの左上の平面図において、紫色に示す区画道路2号線の部分については、一部拡幅整備をしていくことになっています。必要に応じて歩道等も拡幅していく計画でございますけれども、国際文化会館自体が国の指定文化財に指定されておりまして、この道路沿いの擁壁についても文化財指定がされているということがありまして、今回の道路整備においても、ここの部分を改修できないということになっております。ですから、この国際文化会館前の部分については、既存の歩道幅員が現状どおり維持される計画になっております。 ○委員(玉木まこと君) 分かりました。その中でも、この鳥居坂の非常に高低差あるところを南住宅棟の脇ですか、そこに歩行者通路的なものを整備して、さらにエレベーターも整備するということで、バリアフリーということだとは思うのですけれども、分かりました。文化財指定のところというところで、なかなか難しいとは思うのですけれども、つながらないことにはボトルネックのようなところになりかねないと思いますので、周辺開発に合わせてどのようなことができるのか、考えていっていただきたいなと思いますし、鳥居坂から麻布地区総合支所方面というものは、やはり歩行者のアクセスもありますし、東洋英和女学院の学生も利用されると思いますので、この南住宅棟の通路というものがどのようなしつらえになっていくかというところで、一般の方がどう利用しやすいかというところも大変重要になってくるかなと思いますので、その辺は設計が進む段階で情報提供いただければと思います。よろしくお願いいたします。 ○委員(風見利男君) ここは比較的大きな土地を持っている方が多いようなところですけれども、いわゆる土地所有者や権利者というものは何人いらっしゃるのですか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 土地所有の権利者としましては、59件でございます。 ○委員(風見利男君) ここにはマンションが、鳥居坂の下に2棟ありますけれども、ここは皆、区分所有ですよね。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 今、風見委員御指摘の地区の南側のマンションだけではなくて、地区の中には5棟のマンションがございます。これ全て区分所有のマンションとなってございます。 ○委員(風見利男君) それぞれ何戸ずつあるか分かりますか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) それぞれ申し上げますと、1つ目のマンションにつきましては39戸、2つ目が62戸、3つ目35戸、4つ目も同じく35戸、最後、5つ目として61戸で、総数が232戸になります。 ○委員(風見利男君) ここのマンションの所有者の権利が一番、ある意味大変だと思うのです。今232戸、全体であるということで、床でいうと、マンションの敷地面積の何戸分の1ということになるわけで、この人たちの生活再建というものが一番大変だと思うのです。それ以外の小さな権利者もいるわけで、そこも大変だとは思うのですけれども、その辺の状況というか、準備組合との話合い、ここは全員同意されているわけですか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 区分所有のマンションの方全てが御同意いただけているというわけではございませんで、1つ目のマンションにつきましては、同意率が83%でございます。続いて、2つ目は90.3%、3つ目が86.6%、4つ目が91.7%、最後5つ目、78.9%の状況でございます。 ○委員(風見利男君) それで実際、いわゆる権利変換になったときに、仮でもうある程度やっているのでしょうけれども、大体どれぐらいの床に変わりそうだという、シミュレーションではどのようになっていますか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) それぞれ区分所有の方々がお持ちになっている床面積や部屋の大きさというものは様々ですので、一概に何平米というところは、区の方にも御報告を受けておりませんで、それらの方がどういった形、モデル権利変換計画の中でどのような床取得をされるかというところについても、まだ区の方には御報告いただいておりません。 ○委員(風見利男君) でも、ある一定、平均的な数字で多分やると思うのです。最終的には一軒一軒の権利に応じて、当然権利変換をやるわけでしょうけれども、ある一定、モデル変換でやらないと、話合いがなかなか進まないのではないかと思うのですが、その辺で一定、先ほどの説明だとかなりの同意をされているわけで、やはりある一定の話合いが進んでいるのだと思うのです。実際どれぐらいの、新しいところでこれぐらいの床に変わるのですよなどという話にはなっているのだと思うのですけれども、その辺はあまり情報はないのですか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) このマンションの方だけでなくて、権利者の皆様にモデル権利変換計画の内容もお見せをして、その上で御同意を得るように、準備組合としては動いているというように認識をしておりますが、各権利者の方に示しているモデル権利変換計画の内容を、今、区が把握していないという状況でございます。 ○委員(風見利男君) あと、土地所有者で、先ほど59件というお話でしたよね。それで何人の方が同意した、いわゆる準備組合に加入されているのか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) まず、権利者の同意状況として、先ほど59件の土地所有者のうち、47.01件が御同意いただいております。ですから、土地所有者だけの同意率としましては、79.7%になります。もう1点、準備組合の加入率につきましては、土地所有者と借地権者を分けてカウントしておりませんで、というのは、同じ土地に借地権がついているなどということで、2つの権利をお持ちの方々をダブルカウントすることを準備組合の加入率では計算しておりませんので、準備組合の加入率ということでいいますと、権利者としては63件のうち加入されているのが52件で、加入率は82.5%になります。 ○委員(風見利男君) 問題はパーセンテージではないわけで、いわゆる同意できないところに一番の問題があるわけです。ですから、マンションの区分所有者もそうですけれども、小さな土地を持っている方たちが本当にそこで住み続けられるかどうかということが一番大事なわけで、結局組合を設立したときに、ここでは生活再建できないので引っ越さざるを得ないという、このようなことがないような取組がやはり必要なわけです。そこは区としても、やはり準備組合にしっかりと、特に森ビル株式会社や住友不動産株式会社が入っているわけで、それ相応の対応をしていくという、鳥居坂の下のところは低層なマンションができるわけで、そこの、いわゆる管理費や修繕積立金が、全体の中での位置づけということではなくて、そこの管理費をどう安くするかということでは、大きな建物の中の駐車場の売上げの一部を活用するなど、いろいろな形での軽減策というものはあるわけで、そこを本当に工夫をして、やはりいわゆる権利の少ない人への補償をどうしていくか、ここが非常に問われると思うのです。そこをぜひ準備組合の方にもしっかりと、区としても指導していくという、監視の目をしていくという、これが求められているわけで、その辺ぜひお願いしたいと思いますが、いかがでしょう。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 再開発事業におきましては、従前お住まいだった方、もしくは営業を営まれてきた方々が、新しく再開発事業で出来上がった建物の中で引き続き生活していただく、営業継続していただくということが大前提だと考えてございます。ですから、事業後の生活、営業について御不安が発生しないように、できるだけ丁寧な説明をしまして、適切な補償ですとか、将来の管理費ですとか、修繕積立金の考え方等についても、できるだけ早く権利者様の方に御説明をして、御不安を解消する取組を積極的に行っていくように、準備組合を指導してまいります。 ○委員(風見利男君) あと、事前説明のときに少し私伺ったのですけれども、赤坂溜池の方から来た車が、アマンド六本木店のところの先の一方通行を入らないで、六本木の交差点を左折して、右折をして麻布十番に入っていくという、そのような交差点の何か改修を検討されているようですが、そこをやると、やはり六本木通りの、いわゆる外苑東通りの渋滞を招くことにもなりかねないと思うのですけれども、その辺の工夫というものはどのようになるのでしょうか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 資料の8ページの左側の平面図を見ていただければ分かるかと思いますが、もともと六本木交差点から、既存の六本木ヒルズに抜けていく芋洗坂という坂がございました。それが緑の線とオレンジ色の線の一部で表記をしております。今回、再開発事業に伴いまして、芋洗坂をオレンジ色の線の方に付け替える計画になっております。この大きな目的としましては、麻布地区総合支所や東洋英和女学院がある前の、区画道路2号で示しているところの通過交通量を減らしていくですとか、六本木交差点の交通環境を改善していくために、新しく交差点を新設して交通処理をしていくという計画になってございます。この計画については、事前に交通管理者と協議をしまして、発生集中交通量や車両動線などを考慮しながら、適切な道路計画であろうというように協議が整っているところでございます。  一方、風見委員から御指摘のありました、溜池方面から六本木通りを南下してきまして、外苑東通り側に入っていくという新しい交通ルートが出来上がりますので、そういったところで交通渋滞等が起きないかどうか、検証結果では起きないという結果になっておりますけれども、事業完了後も適切に交通の状況を観察しまして、交通管理者と協議の上、必要な措置を検討してまいります。 ○委員(風見利男君) 麻布地区総合支所の前の通りはたしか狭くて、「ちぃばす」が右折するのに皆、大変なのですけれども。ここはやはり右折しやすいようにするということは当然なわけで、ここを改善すると、外苑東通りからここに、鳥居坂に入る道というものが、ある程度緩和されるのではないかと私は思うのです。それを手前で止めて芋洗坂の方に入っていくということになると、かなり六本木の交差点からも距離が近いですから、やはりそこでの、ある一定の渋滞ということが起こり得るわけで、本当によく、数字だけではなかなか分からない結果があると思うのです。ですから、そこはしっかり、交差点をつくったことでそれが新たに渋滞を招くようなことがないように、ぜひお願いしておきたいと思います。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 御指摘受け止めまして、今後、交通計画についても、具体的に検証していく段階におきましては、引き続き適切な交通処理ができるような指導をしてまいります。 ○委員長(うかい雅彦君) ほかにございますか。よろしいですか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) ほかになければ、報告事項(9)「六本木五丁目西地区地区計画の決定(原案)について」の報告は、これをもって終了いたします。  ここで休憩をしたいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) 15時35分再開といたしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。              午後 3時17分 休憩              午後 3時35分 再開 ○委員長(うかい雅彦君) 休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。  次に、報告事項(10)「品川駅周辺地区地区計画の変更(原案)について」、理事者の説明を求めます。 ○品川駅周辺街づくり担当課長(冨永純君) それでは、報告事項(10)「品川駅周辺地区地区計画の変更(原案)について」、報告をさせていただきます。本日付資料№10を御覧ください。本計画は東京圏国家戦略特別区域会議において、区域計画に定める都市計画法の特例を活用する特定事業に位置づけられるものであり、区域会議の下に設置された都市再生分科会において、都市計画案の策定等の手続を進めているものです。本日は、地区計画(原案)の内容について、当委員会に報告させていただきます。  次のページ、2ページを御覧ください。本地区のまちづくりの概要です。初めに、1、計画地の位置・地区の概要です。右上の位置図にお示しのとおり、本地区は品川駅及び高輪ゲートウェイ駅を核としたエリアであり、品川駅街区地区及び品川駅北周辺地区の2つの地区で構成されています。今回、駅街区地区において、都市基盤と建築物等の一体的な整備を行うことで、駅とまちをつなぐ歩行者ネットワークや交通結節機能の強化、国際交流拠点にふさわしい都市機能の導入を進めます。一方、北周辺地区においては、現在、令和6年度以降の順次開業を目指した施設計画の具体化及び施設整備が進められております。  次に、2、品川駅街区地区のまちづくりの目標と取組内容です。右側の断面イメージも併せて御覧ください。取組の方針1は、駅とまちをつなぐ一体的な都市基盤整備として、多様な交通モードを結ぶ立体的な歩行者動線の整備や、東西南北方向の歩行者ネットワークを強化します。方針2は、国際交流拠点にふさわしい都市機能の導入として、中間階・中層階における交流・協働・発信空間の整備のほか、情報発信施設等を整備します。方針3は、防災機能強化と先導的な環境都市づくりとして、帰宅困難者支援機能等の確保や、環境負荷低減に取り組みます。  次に、3、品川駅北周辺地区のまちづくりの一部変更内容です。環状4号線の一部区域を地区計画に含め、重複利用区域を定めるほか、新駅東側連絡通路や、街区間を接続するデッキ部分など、関連する地区施設等について、施設計画の具体化に合わせて地区計画の内容を一部変更します。  次に、4、これまでの主な経緯です。本計画は、平成28年に都市計画決定を行って以降、数回にわたり都市計画の変更を行っています。  次に、5、今後のスケジュールです。記載のとおりですが、駅街区地区は、令和12年度から令和18年度にかけて、順次竣工の予定となっています。  次のページ、3ページを御覧ください。駅街区地区の建物計画の概要です。本地区は、北街区と南街区の2つの街区に分かれており、北街区は1棟の建物、南街区は南-aと南-bの2棟の建物で構成され、建物の規模等は記載のとおりです。また、資料右側はイメージパースとなっており、各視点からの建物外観イメージを示しています。  続きまして、4ページを御覧ください。整備を行う公共施設の一覧です。右上の図を御覧ください。北周辺地区の3街区にある高輪築堤の第7橋梁部の現地保存箇所周辺を、今回広場8号に位置づけます。次に、駅街区地区で整備する公共施設ですが、数も多く、また、現在改札のあるデッキレベルや建物の中層階で整備するため、次のページで立体的な位置関係も含めて説明いたします。  次のページ、5ページを御覧ください。初めに、図中の茶色で記載しているものが、地上2階のデッキレベルで整備される公共施設です。地区中央の左上から右下に貫通している茶色の太い線、歩行者通路18号は、品川駅の中央自由通路です。この中央自由通路と交差する通路や並行する通路などを複数整備することで、歩行者の混雑緩和や回遊性の向上を図ります。次に、緑色で記載しているものが、地上6階・7階レベルで整備される公共施設です。建物の屋上部分に複数の広場を整備するとともに、広場同士をつなぐ歩行者通路を併せて整備します。また、地上2階レベルの公共施設と6階・7階レベルの公共施設をつなぐ動線として、水色で記載している立体回遊空間1号から3号を整備します。  まちづくりの概要についての説明は以上になります。  続きまして、地区計画の原案について御説明いたします。資料12ページを御覧ください。このページ以降が地区計画の計画書になります。今回は品川駅周辺地区地区計画の変更となりますので、本日は主な変更箇所を御説明いたします。  ページを飛びまして、26ページを御覧ください。計画書の変更概要です。表の左側が変更前、右側が変更後で、下線を引いた箇所が、変更または追加箇所を示しています。  ページが飛びまして、33ページを御覧ください。主要な公共施設及び地区施設の変更概要です。先ほど御説明しました駅街区地区の各公共施設の追加や、北周辺地区の地区施設の変更などについて反映しております。  次に、35ページを御覧ください。表の2段目が建築物等に関する事項で、下から2段目に、区域1から区域4-1の壁面後退区域における工作物の設置の制限について、制限から除外するものを追加します。  次のページ、36ページを御覧ください。表の下段に、北周辺地区の区域7として環状第4号線の区域を追加するほか、駅街区地区の区域を拡大します。  次のページ、37ページを御覧ください。駅街区地区の建築物等の制限を新たに定めます。建築物等の用途の制限においては、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律第2条第1項第4号、第5号に規定する風俗営業及び第5項に規定する性風俗関連特殊営業を制限します。  次に、ページが飛びまして、41ページを御覧ください。このページ以降は、地区計画の位置図及び計画図になります。50ページは、新駅東側連絡通路の建築等可能区域、51ページは、環状第4号線の建築等可能区域を反映しています。  最後に、資料に記載はございませんが、今後のスケジュールについて御説明します。本日説明しました原案については、9月21日から10月4日まで、2週間の縦覧を予定しております。また、9月21日から10月11日までの期間、意見書を提出することができます。都市計画法第16条に基づく説明会は、9月21日に開催する予定です。これらの手続の後、都市計画案に関わる手続を12月に予定しています。  甚だ簡単ではございますが、報告事項(10)「品川駅周辺地区地区計画の変更(原案)について」の御説明は以上です。よろしくお願いいたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次発言をお願いいたします。 ○委員(玉木まこと君) すごい恥ずかしい質問ですけれども、このような計画がボンと来て、こういう計画があったのだということを知って、北品川駅の高輪の方、改札というか、高輪駅の西口の方が、何か全体像が見えてきたなと思いながら、まだ国道が見えていないので、どうなっていくのかなと思っているのですけれども、そもそも京浜急行電鉄のこのような計画というものが、もちろん自前のところの土地でやるものなので、どのような建物になるかということは当然持ち主が考えることだと思うのですが、区としてどのような段階で,立体的なこのようなつながりとか、歩行者の広場の設定とか、そのようなものを区はどこの段階で認識していたのかなということが非常に気になりました。私自身は全く、すみません、不勉強のせいなのか分からないのですけれども、想像していなかったので、このようなものが当初の段階から想定されているのであれば、例えば自由通路だったりとか、デッキとの接続とか、先ほどの地下鉄の話とか、北口との関係とか、もっと想像することがたくさんあったなということを非常に感じるのですが、区が初めにこのような計画を情報提供を受けたというのはいつなのか教えてください。 ○品川駅周辺街づくり担当課長(冨永純君) 本地区に関しましては、以前より品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドラインというものが東京都から示されておりまして、ここに示されているガイドラインに基づいて、それぞれの事業者が事業計画を立案すると。都市計画のこうした諸制度を使う段階におきましては、事前に区や東京都、行政側に相談をしながら、都市計画の案件として組み立てていくということになるかと思います。具体的に何年ぐらい前から、この京浜急行電鉄の計画が相談に来たかということに関しましては、現段階で、すみません、今過去の経緯を持ち合わせておりませんけれども、全体の計画、例えば玉木委員御指摘のとおり、地下鉄であるとか、国道のデッキであるとか、JRの自由通路であるとか、こうした部分との計画の整合につきましては、そうした上位計画、ガイドライン、さらには、その時点で公表、公開されている開発計画等の内容に応じまして、調整を図っているという状況でございます。 ○委員(玉木まこと君) ガイドラインという話があったので、そこまですみません、私もどのようなガイドラインがされているかということはすぐ出てこないのですけれども、少なくとも京浜急行電鉄の上にこのような広場ができたりなどということがそこの段階で盛り込まれていたのかななどということは少し気になっている、私もまた、今回を受けて調べていきたいとは思いますが、やはりこのトータル、全体の中の計画というもの、全体像というものが段階的に分かっていくというところで、どのようにこれを捉えたらいいのか、もちろんその計画が進まなければ、正しい情報が発信できないということなのかもしれないのですけれども、明らかに京浜急行電鉄の上にこのような広場ができたり、通路が新しくできて、そうすると品川の方から、北品川の方から回る方のアプローチとか、そのようなものも大きく変わっていく話で、そういうことを理解しないまま、今まで私自身がこの建設常任委員会の審議や報告を受けていたというところに対して、すごく何か片手落ちといいますか、正しいことが言えていたのかなということは自分自身も反省があります。ですから、できるだけ早い段階での情報提供ということは本当に、これまでもずっとお願いしてまいりましたけれども、ぜひお願いしたいなと思いますが、その点いかがでしょうか。 ○品川駅周辺街づくり担当課長(冨永純君) これまでも、我々行政側としましては、こうした事業が公開できる段階に来ましたときに、迅速に委員会の方に情報提供させていただいていたところではございますけれども、今後も、例えば上位計画、ガイドライン等であるとか、そういったことにつきましても、迅速に情報提供が行えるように留意してまいります。よろしくお願いいたします。 ○委員(玉木まこと君) ありがとうございます。それで、最終的にこの地域でいうと、あとはデッキの部分というものは非常に気になっていて、イメージパースはずっと出ていますけれども、それも分かった段階で情報提供いただけたらと思いますので、よろしくお願いします。  今回のこの駅街区地区に関して言えば、やはり縦動線というところがようやくイメージできるようになってきた、地下と地上と、さらにその上というところで出てきました。さらに外周部、どのようにして駅にアプローチするかということも、何となく見えてきたというところがありますので、この辺の、一番住民であったり、近隣だったり、駅利用者にとって気になる部分、生活者だったり、歩行者の目線に立ったときに、どのようにこの施設なり、駅が利用できるのかというところをしっかりと区民に分かりやすく、どのようなアプローチがあって、どのように行けば駅に行けるよというところが分かるような情報発信というものを丁寧にやっていただきたいなと思いますけれども、その点についていかがでしょうか。 ○品川駅周辺街づくり担当課長(冨永純君) こうした大規模なプロジェクト、また、複数の事業主体が実際にそれぞれ動いているプロジェクト、この地域につきましては、玉木委員御指摘のとおり、情報提供は非常に重要だと考えております。我々もこれまで、事業主体に対しては的確な情報提供を求めてきたわけでございますけれども、引き続き地域の方々、駅利用者、そうした方々に情報がしっかりと伝わるような、そうした情報提供を事業主体に求めてまいります。 ○委員(玉木まこと君) ありがとうございます。よろしくお願いします。  それで、高輪三丁目まちづくり協議会というものが高輪区民ホールでやった学習会というのですか、それに私、参加させていただいたのですけれども、その際に、高輪ゲートウェイ駅の、北周辺というのですか、その地域の模型なども事業者が持ち寄って、最後展示をされていて、初めて立体的な形で、この周辺の開発というものも目の当たりにしたというところで、我々、建設常任委員会では、今までこういった資料で、紙ベースでイメージパースのみで、ずっと審議というか、議論をしてきたと思います。ここはうかい委員長にもお願いしたいなと思うのですけれども、ぜひそのような立体的に、この地域、非常に大きな開発になると思うので、京浜急行電鉄も出てきましたし、業者と協力していただいて、模型なりを我々建設常任委員も見られるような機会というものをぜひ考えていただきたいなということは私自身の要望なのですが、行政とうかい委員長はじめ各委員の意見を聞いていただいて、調整できる範囲でお願いできたらありがたいなと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ○委員長(うかい雅彦君) 模型はあるのですか。 ○品川駅周辺街づくり担当課長(冨永純君) こちら品川駅全体の模型等につきましては、事業者の方がその模型を作成しているということで認識しております。そうした模型につきましては、実際に見学なり、委員の皆様に見ていただくことができるかどうか、これは事業者の方に確認を取らなければというところはございますけれども、御要望につきましては事業者の方に伝えまして、そうした機会が設けられるようであれば、我々の方からも働きかけてまいりたいと思っております。 ○委員長(うかい雅彦君) 確認してください。お願いします。 ○委員(風見利男君) 今回、一部変更ということで、この2ページの3の(1)、(2)ということでいいわけですよね。 ○品川駅周辺街づくり担当課長(冨永純君) 地区計画の一部変更ということで、駅街区以外の部分に関しましては、2ページの3にございます(1)と(2)の内容で、こちらの内容につきましては、資料の10ページ、それから11ページに詳細な内容を記載させていただいております。 ○委員(風見利男君) このもともとの変更の原案というものはどこから、事業者からの提案ということでいいわけですか。 ○品川駅周辺街づくり担当課長(冨永純君) 今回の地区計画の変更の内容につきましては、事業者からの提案に基づくものでございます。 ○委員(風見利男君) この環状第4号線のところ、少し詳しく教えてほしいのですけれども、先ほど計画図の中でも、何か環状第4号線の範囲とか何とかという説明、私が聞き漏らしたのか分かりませんが、それと併せて教えていただきたい。 ○品川駅周辺街づくり担当課長(冨永純君) そうしましたら、資料10ページを御覧いただけますでしょうか。  資料10ページが、今回の地区計画の変更のうち、環状第4号線の整備に伴う、関係する部分でございます。こちらの資料の右上、地区計画の区域の拡大という部分でございますけれども、赤い点線で囲った部分、この部分が環状第4号線の一部になってございます。ちょうど高輪側から港南側に、線路の上空を通過する部分でございますけれども、このうち水色で着色した部分につきましては、JR東海の敷地、そして建物の一部が存在する箇所ということで、この部分を道路が交差する場合については、道路法の規制がこの敷地、建物にはかかってくることになります。こうした法律上の不具合を解消するために、この部分、区域拡大部分を地区計画に含めるとともに、水色の部分を重複利用区域、建築等可能区域ということで位置づけることによって、この道路下部を建築敷地として活用可能になるというような制度になっております。こうしたことから、今回区域拡大をしたというものでございます。 ○委員(風見利男君) 先ほど、計画図の中で環状第4号線の話というものがなかったですか。橋脚の関係で。 ○品川駅周辺街づくり担当課長(冨永純君) 先ほど計画図の方でお話しさせていただきましたのは、この同じ資料10ページの右下部分にあります、重複利用区域と建築物の建築または建設の限界という部分を計画図の中で御説明したものでございます。 ○委員(風見利男君) それで、環状第4号線の橋脚が造られて、これは赤の点線の中に橋脚があるという意味でいいのですか。 ○品川駅周辺街づくり担当課長(冨永純君) はい。この点線の中に橋脚が一部含まれております。 ○委員(風見利男君) その橋脚を造るときに、試掘をした段階で、ここに鉄道遺構が残っているということが高輪築堤調査・保存等検討委員会の中でも話になり、この5街区、6街区をきちんと残すかどうか、これが焦点になると思うのです。事業者からの計画を待っていると、新たな計画が出て、結局鉄道遺構がまた壊されてしまう、このような危険があるわけで、ここは教育委員会とも連携になると思うのですけれども、やはり情報を的確につかんでいく、これが非常に大事だと思うのです。その辺はいかがですか。 ○品川駅周辺街づくり担当課長(冨永純君) この部分に関しましては、周知の埋蔵文化財の包蔵地ということで指定をされております。この部分で工事を行う際には、事前に届出をした上で、教育委員会の指示を仰ぐというようなことが法律上決められておるところでございます。  一方で、本地域に関しては、高輪築堤調査・保存等検討委員会というものが立ち上げられておりまして、この区域で工事を行う際には、その前段でしっかりと調査を行った上で、この築堤の位置をある程度特定した上で、事前に調査を行いながら、最終的に委員会の中で保存の方法など、そういったものを事業者に助言していくというような形の仕組みが整っております。こうしたことから、区としましても、そうした委員会、さらには教育委員会と連携を図りながら、まちづくりの指導を行ってまいります。 ○委員(風見利男君) たまたま我々建設常任委員会で、ちょうど橋脚のところを行ったときに囲まれていて橋脚を造られているということが初めて分かったわけで、いろいろ聞いたら、やはり一部鉄道遺構が破壊されて、そこに橋梁が造られているという事実があるわけで、本当により注視をしていかないと、貴重な100年前の遺構がまた一部保存ということになりかねないので、その辺はよく、本当に今、品川駅周辺街づくり担当課長おっしゃったように、教育委員会ともよく連携していただいて、対応してもらいたいと、これはお願いしておきたいと思います。 ○委員長(うかい雅彦君) 要望でよろしいですか。 ○委員(風見利男君) いいです。 ○委員長(うかい雅彦君) ほかに何かございますか。よろしいですか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) では、ほかになければ、報告事項(10)「品川駅周辺地区地区計画の変更(原案)について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(うかい雅彦君) 次に、報告事項(11)「田町駅西口駅前地区地区計画の決定(原案)について」、理事者の説明を求めます。 ○品川駅周辺街づくり担当課長(冨永純君) それでは、報告事項(11)「田町駅西口駅前地区地区計画の決定(原案)について」、報告をさせていただきます。本日付建設常任委員会資料№11を御覧ください。本計画は、東京圏国家戦略特別区域会議において、区域計画に定める都市計画法の特例を活用する特定事業に位置づけられているものであり、区域会議の下に設置された都市再生分科会において、都市計画案の策定等の手続を進めているものです。本日は、地区計画(原案)の内容について、当委員会に報告させていただきます。  次のページ、2ページを御覧ください。本地区のまちづくりの概要です。初めに、1、計画地の位置・地区の概要を御覧ください。右上の位置図にお示しのとおり、本地区は国道15号に面し、JR田町駅と都営地下鉄三田駅の駅前に位置しています。図の中、既に竣工間近の田町タワーを含めた青の一点鎖線の範囲が地区計画の区域、赤の一点鎖線の範囲が都市再生特別地区の区域で、今回の計画地となります。本地区は、歩行空間及び滞留空間の不足や、バリアフリー動線を含む歩行者動線の分かりづらさ、変則的な交差点に起因する交通混雑などの課題を抱えています。また、災害発生時の駅周辺の滞留スペースの確保や、帰宅困難者の受入場所の確保も課題となっています。こうしたことから、にぎわいある駅前のオープンスペースの整備や、交差点及び交通広場の再編、安全で快適かつバリアフリーに対応した歩行者ネットワークの形成、防災対応力の向上など、駅を中心とした交通結節点の形成を図るとともに、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新により、にぎわいある複合市街地を形成いたします。  次に、2、街づくりの目標と取組内容です。右側の3、整備イメージも併せて御覧ください。本地区では、駅まち一体の都市基盤整備として、交通広場の拡充整備や、食い違いになっている変則的な国道15号の交差点の改良、公共的駐輪場の整備などにより、交通結節機能の強化を図ります。また、東西自由通路の西口側の拡幅、デッキレベルの駅前広場の拡充、JR田町駅から都営地下鉄三田駅のバリアフリー動線の確保など、歩行環境の向上に取り組みます。次に、国際交流拠点にふさわしい多様な都市機能の導入として、スタートアップを支援する施設の整備やオープンコミュニティの形成、子どもが学び、体験できる機会の創出に取り組みます。次に、防災対応力の強化と先進的な環境都市づくりとして、一時滞在施設や一時退避場所、防災備蓄倉庫の整備などによる駅前の防災拠点づくり、自立・分散型エネルギーシステムの構築や、先進的な環境技術の導入による環境負荷低減に取り組みます。  次に、4、今後のスケジュールです。本計画は、令和7年度に業務棟の工事に着手し、令和10年度に供用を開始、その後、令和15年度に低層棟の工事に着手、同年度中に全体竣工の予定です。  次のページ、3ページを御覧ください。建物計画の概要です。本計画の建物の規模等は記載のとおりです。また、資料左下はイメージパースで、建物外観イメージを示しています。資料下段の、整備する主な公共施設等の一覧及び配置図を御覧ください。現在の田町駅西口の交通広場と一体となった交通広場を地区内道路として拡充整備し、バスやタクシー、一般車両等の乗降場所として集約します。あわせて、現在食い違い状態となっている国道15号の変則的な交差点を改良します。次に、田町駅西口の現在のデッキを駅前広場として拡充整備するとともに、そこから周辺地域につながるデッキレベル及び地上レベルの歩行者動線を歩行者通路として、隣接する田町タワーとも連携して整備します。また、JR田町駅から都営地下鉄三田駅の地下コンコースにつながるバリアフリー動線を歩行者通路として整備するほか、国道15号に沿って歩道状空地を整備します。  まちづくりの概要についての説明は以上です。  続きまして、地区計画の原案について御説明します。資料10ページを御覧ください。このページ以降が地区計画の計画書になります。地区計画の名称は、田町駅西口駅前地区地区計画、位置は港区芝五丁目地内、面積は約1.9ヘクタールです。  地区計画の目標及び次のページ、11ページに記載の各方針につきましては、先ほど御説明したまちづくりの概要に関する事項になりますので、説明は省略いたします。  12ページを御覧ください。地区計画の配置及び規模を記載していますが、先ほどの説明と重複するため、こちらの説明も省略いたします。  次のページ、13ページを御覧ください。建築物等に関する事項として、建築物等の用途や壁面の位置などの制限を記載しています。建築物等の用途の制限においては、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律第2条第1項各号に規定する風俗営業及び第5項に規定する性風俗関連特殊営業を制限します。  次のページ、14ページを御覧ください。このページ以降が地区計画の計画図になります。15ページは地区施設の配置を示しており、18ページは建築物の壁面の位置の制限、19ページは、参考図として地区施設の整備位置を示した断面図を記載しています。  最後に、資料に記載はございませんが、今後のスケジュールについて御説明いたします。本日説明しました原案については、9月21日から10月4日まで、2週間の縦覧を予定しています。また、9月21日から10月11日までの期間、意見書を提出することができます。都市計画法第16条に基づく説明会は、9月22日に開催する予定です。これらの手続の後、都市計画案に係る手続を12月に予定しています。
     甚だ簡単ではございますが、報告事項(11)「田町駅西口駅前地区地区計画の決定(原案)について」の御説明は以上です。よろしくお願いいたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。質問等ある方は、順次発言をお願いいたします。 ○委員(二島豊司君) 最初のページのまちづくりの目標の中の、駅まち一体の都市基盤整備の2番に、JR田町駅構内の東西自由通路の拡幅という文言があるのですけれども、この区域図はJR田町駅、区域図の線で見るとJR田町駅が入っていないのですが、これはどのようなことなのでしょうか。 ○品川駅周辺街づくり担当課長(冨永純君) そうしましたら、資料の5ページを御覧いただければと思います。資料5ページの左側の左上の図になります。JR田町駅の西口側部分につきまして、現状12メートルほどの空間、通路幅で、この西口のデッキに出る部分でございましたけれども、こちら駅施設を一部移転しまして、この部分を約21メートルに拡幅してまいります。こちらにつきましては、二島委員御指摘のとおり、今回の地区計画の区域、また都市再生特別地区の区域には含まれてございませんけれども、周辺の交通ネットワークの拡充、もしくは歩行環境の改善というところから、この事業の中で整備をするものでございます。 ○委員(二島豊司君) そうすると、これはJRの駅の北側の改札が、東口のエリアの開発の中で、自由通路が向こう側に、東口側に延びる、そして改札が北側に数メートルセットバックというか、ずれる、そこでできた、今はもうやっていないですけれども、みどりの窓口のあった場所辺りを壊してというか、それをこの計画の中でその部分、今使われていないみどりの窓口部分を通路の一部として、この計画の中で整備をしていくというイメージなのでしょうか。 ○品川駅周辺街づくり担当課長(冨永純君) 今、二島委員に御説明いただいたとおりの内容でございまして、現在、田町駅の東口におきましては、自由通路の拡幅整備ということで、今回のこの資料の中にも約10メートルということで記載がございますけれども、整備を行うと。これに伴いまして、浜松町駅側の改札についてもセットバックをして、自由通路と一体となってこの改札空間を整備していくということでございます。そのラインに合わせまして、今回の開発の中で、西口につきましても駅施設を移転して、自由通路として一連の空間が確保できるように整備するものでございます。 ○委員(玉木まこと君) まず、今回初めてこの田町駅西口駅前地区ということで説明を受けるわけですけれども、地域や近隣に対しての説明会というものは何かされているのでしょうか。 ○品川駅周辺街づくり担当課長(冨永純君) 今回の都市計画の提案に際しまして、事業者が近隣の皆様を対象に説明会を行っております。日時につきましては、今年の6月30日、そして7月1日に、それぞれ説明会を実施しております。 ○委員(玉木まこと君) そちらの方で地元から何か意見があったかどうか、区としてどう認識しているのか教えてください。 ○品川駅周辺街づくり担当課長(冨永純君) この説明会の主な御意見として、区の方が報告を受けておりますのは、本芝側の地域からJRの駅をつなぐ歩行者動線、これをしっかり確保してほしいということと、工事中についても、併せて安全な歩行者動線が確保できるようにしてほしいということの御要望を受けております。それから、スーパーマーケット等の生活利便施設の御要望であったり、また、地域住民にとって利益のある開発となっているのかどうか、木を1本でも多く植えてほしいという御要望、さらにはJR駅の出口の新設、ホームの拡張など、そういった御意見をいただいております。区としましても、これらの内容につきまして、事業者から報告を受けた後、これらの内容について、できる限り今後の設計の深度化の中で反映、考えて検討していくようにということで、事業者の方に指示をしているところでございます。 ○委員(玉木まこと君) 分かりました。その中で特に歩行者、この駅前地区というところで、隣の、既に竣工しているところとの地区ということで整備を進めていくという方針であるわけですので、当然その地区一体としての歩行者ネットワークというところをしっかりつくっていただきたいと思っているわけですけれども、3ページの右下の配置図に、歩行者のデッキレベルでの通行というものがありますが、今、地元の方から要望あった本芝の方からのJRへのアクセスということは、確かに線路側に多少くねくねとする形ではありますけれども、竣工後に整備される予定だということではあるのですが、今、JRの駅の改札の新設という意見もありました。やはり田町駅、今直近で見ても、浜松町駅と同じ、若干少ないぐらいですけれども、乗降客数、利用者数があるというところで、そうした中で改札がこの中央1か所に集中しているというところで、拡幅をすれば確かに緩和はされるのでしょうが、真ん中に集まって、それが各地域、芝浦、そして三田側に分散していくという構図になっているので、どうしてもこの広場、駅前の広場というものも当然混雑をしていく。そうなったときに抜本的な解決というのは、やはり地元の方が望んでいるように、新たな北側、浜松町側の駅の改札の新設、そういったことが当然要望が出るのは当たり前だなと思います。そして、この地区という中で整備をしていくのであれば、田町タワーと今回の説明があった森永のところのタワーの間ぐらいに、ちょうどホーム、駅のホームがそこの先端が来る、そういったところだと思います。例えばそこと田町タワーの地上のデッキをつなぐなど、そういったことができなかったのか、もしくは、そういったことを指導していくことはできないのかということは、区としてどのように捉えていますでしょうか。 ○品川駅周辺街づくり担当課長(冨永純君) 今、玉木委員御指摘のとおり、今回こうした計画の中で、JRの駅の改札が今とは違う場所に新設されるということについては、駅利用者にとっても、地域の方々にとっても、この駅の利便性がさらに増すということで認識をしているところでございます。一方で、駅の構造、それから線路、ホームの状況等を見ますと、必ずしもこの部分に改札を設けるということがなかなか難しいという状況もございます。こうしたところを総合的に勘案しまして、今回の開発の中では、西口の通路部分を拡幅するとともに、地上レベル、デッキレベルでの広場を拡充整備することで、歩行者のネットワークを構築してきたと、そうした提案になっていると理解してございます。今後も引き続き、田町駅につきましては、より利用者の利便性の向上、または混雑緩和に資するような形の駅となるように、周辺開発の動向を見ながら、区としてもしっかりと考えていきたいと思っております。 ○委員(玉木まこと君) ありがとうございます。今、新たな改札をつくることというものが難しいというように品川駅周辺街づくり担当課長からお話があったので、その辺は何が課題かというところ、把握しているようでしたら、ここでやり取りしてもあれなので、まとめて資料などで提供いただけたらと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○品川駅周辺街づくり担当課長(冨永純君) ホームの延伸、もしくはそこからの改札の確保というところにつきまして、事業者側でどこまでの検討、比較検討した上で今回の提案に至ったかというところについては、事業者の方に確認した上で、困難な理由につきましては、後ほど区の方から御説明をさせていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 ○委員(玉木まこと君) ありがとうございます。  あと、低層棟というものがあるのですけれども、こちら店舗等ということなのですが、この業務棟と低層棟はぽつんと切り離されてあって、先ほどのアクセスというところを考えたら、本芝側からこの低層棟の辺をちょうど通って、直接田町駅にアプローチできた方が迂回しなくて済むといいますか、スムーズかなと思うのですけれども、この辺はどういった経緯があるのか御存じでしょうか。もし御存じでしたら教えてほしいです。 ○品川駅周辺街づくり担当課長(冨永純君) 今回低層棟ということで計画されている場所につきましては、現在JR東日本の信号設備の入っている建物が存在します。こちらにつきましては、その中の信号設備を移設した上で解体に着手するということから、今回の業務棟とは、実際には建築のスケジュール感が異なる内容になっております。こうしたことから、一体的な整備については困難な状況ではございますが、一方でこの低層棟と業務棟の間には通路を設けることによって、本芝側からの歩行者動線としては、決して遠回りのない形での地上レベルの通路が構築されると考えております。 ○委員(玉木まこと君) 分かりました。デッキレベル、地上レベルでは問題ない。私は少しデッキレベルの話でイメージしていたので、地上レベルだともう少しスムーズにつながるということなのですか、その辺また、後日でもいいので教えてもらえたらなと思います。  工事期間中の話も地元から出ているというところで、非常にこのロータリーを再整備していただくというところで、公共性はあると私は認識していますけれども、その分、工事期間中のどういった工程をしていくかということは、非常に利用者に影響が大きいと思うのですが、実際、今、森永のところを、建物の中を通ってデッキに上がっていくような形で駅を利用されているという実態があると思います。そういったところも含めて、工事期間中の先ほどの安全対策、また通路の確保というところは、早急に事業者に示していただいた上で、多分いろいろな工事のフェーズが出てくると思いますので、そのような段階でどういったアナウンスをしていくかというところをまとめていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○品川駅周辺街づくり担当課長(冨永純君) まさに今、玉木委員御指摘のとおり、本計画地につきましては、この敷地部分、今の現在の建物の敷地部分を歩行者の方が通行する形で駅へのアクセスが形成されているという状況がございます。こうしたことから、工事期間中、現在の建物の敷地を全て仮囲いで囲ってしまうと、この駅西口の歩行者空間というものは相当制約を受けるということは認識しておりまして、ここにつきましては、事業者、それから我々の方も、共通の認識を持っているところでございます。こうしたことから、地元の方々の御意見も踏まえまして、工事期間中、そうした歩行者空間に支障のないような、例えば仮設の通路であるとか、代替のものをしっかりと確保するような施工計画を立ててほしいということを、現段階で我々の方からは指導しているところです。事業者も現在検討しているところではございますけれども、正確な部分に関しましては、やはり施工業者と契約した上で、施工計画とともにその部分を検討していく必要があるということから、全体的な、そうした計画を示すのはもう少し先になると考えておりますけれども、いずれにしましても、この建物の解体をする際には、地域の方々に解体前の説明を行うということが、区の要綱で義務づけられておりますので、その際には、工事期間中の歩行者動線をどのように取っていくのか、安全対策をどうするのかというところについては、しっかりと説明ができるように区の方からは指導してまいります。 ○委員(玉木まこと君) ありがとうございます。  もう1点、今回この変形していた三田との交差点ですが、こちらを解消するというところで、あそこの部分、ロータリーの整備も含めて、その交差点の解消というか、改良、そして交差点を渡った反対側の歩道拡幅も含めてやっていただけるというところと認識しています。その部分、非常に公共性があるなとは思っているのですが、まずこの交差点については、ただでさえ今田町駅というものが、1本しかないエスカレーターということもありますけれども、ラッシュのときは20メートルぐらいですか、並んでしまうような状況は私も見たりしているので、仮にこれが3本エスカレーターが新設されたとき、3本になったとしても、分散していく中で、どうこれがしっかりとすみ分けができるかというところは、しっかりと注視をしていかなければいけないなと思っています。特に交差点に近いところの、上り下りするエスカレーターというところは、下りる人も信号が赤だったらそこで止まってしまうでしょうし、上る人も詰まってしまったら交差点の方に残ってしまうというところがあると思いますので、その辺何かこう、できた後にここはどのようにしたいとか、何かそのようになるということは本末転倒だと思いますし、うまく処理をすべきだと思いますけれども、この辺の混雑の状況の想定というのですか、その辺をどう捉えていますでしょうか。 ○品川駅周辺街づくり担当課長(冨永純君) 今回駅前の交通広場の整備、またデッキレベルの広場の整備に際しまして、この整形化した交差点の西側、東側、それぞれに近い位置にエスカレーター、上下のエスカレーターが整備されます。こちらにつきましては、もちろんこの交差点の歩道部分、それから敷地内での利用者の滞留というものも検証した上で、エスカレーターの位置を設定しております。例えば、こちらの交差点の歩行者の信号が赤になっている時間、さらにはエスカレーターの処理能力、こうしたものをしっかりと加味しながら検証し、この広場空間で十分に滞留が可能だという検証をしているところでございます。完成後につきましても、事故がないような形で運営されるように、しっかりと注視していきたいと考えております。 ○委員(玉木まこと君) よろしくお願いします。それで、デッキレベルと今話があって、デッキレベルの方も当然、今までもデッキレベル、田町センタービルピアタの方も三田側にデッキがあって、森永の方もデッキがつながっていたわけですが、三田側に行くというところでいうと、田町センタービルピアタ側にしか国道をまたぐデッキはないというところで、この交差点の解消に合わせて、このデッキというものも当然南北に2本並行するということは考えられてもよかったのかなと思うのと、地元の方から、かなり初期の計画では、交差点、田町センタービルピアタ側だけではなくて、北側にもデッキの国道をまたぐ橋といいますか、そういったものが計画であったという話を伺ったのですけれども、そういったところというのは、区は何か把握されていることはありますでしょうか。 ○品川駅周辺街づくり担当課長(冨永純君) こちらの現在の建物につきましては、昭和49年に竣工しておりまして、その当時に国道15号を横断するデッキが整備される計画があったということは、区の方ももちろん認識をしているところでございます。当時の状況としましては、デッキ整備に必要な国道15号北側の歩道橋の下り口の用地の確保の問題であるとか、それから、そうした場合の駅利用者が周辺に向かうまでの動線の位置であるとか、そういったことに関しまして、関係する方々と協議をしてきたものの、実現には至らなかったということを聞いてございます。今回につきましても、この計画が検討される間、この国道15号の横断デッキにつきましては、事業者の方も検討を進めてきておりましたけれども、もちろん用地の部分も1つの理由でございますし、それ以外にも、仮に用地が確保できた場合に、ではここでしっかりと安全な縦動線が整備できるかというところを検討した結果として、なかなか国道15号を横断する歩行者の利便性、安全性に資するような整備が困難であるということから、今回デッキ整備については断念したという経緯がございます。 ○委員(玉木まこと君) 分かりました。そういった声がありましたので、今、様々検討してきたというところ、協議もしてきたというところをお聞きしたので、その辺りは地元の方、関心が高いと伺っているので、事業者の方にそういった経緯をまとめて情報提供できるようなことを指導していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○委員(風見利男君) 私は特に工事中の動線の確保ということが一番の課題だと思うので、そこは玉木委員とのやり取りで明らかになったので、そこはぜひしっかりやっていただきたいということと、品川駅周辺地区のときも説明の中で、今回のものは国家戦略特区の中の特例という話があったと思うのですけれども、その特例で認められる条件などというものは何かあるのですか。 ○都市計画課長(野口孝彦君) 計画の内容自体は、通常の都市計画の内容に照らし合わせて、適切なプロジェクトがあるかどうかを総合的に判断するものであり、国家戦略特区だから特別な何らかの割増しがあるなどということではございません。手続上、国家戦略特区を得ることで、国家戦略区域会議が決定することで都市計画の決定がなされたものとみなされるということで、手続の意味での迅速化を図れるということになります。 ○委員(風見利男君) ただ、特例と言っているから、何かあるのでしょう。何もなくて特例ということはあり得ないので。いいです。特例が認められる条件などがあれば、それがこのような場合は国家戦略特区の中の会議の中で、このような場合は特例扱いになって、それによって容積が割増しになるとか何とかと、何かがなければわざわざ特例ということはないと思うので、その辺を少し知りたいのです。 ○品川駅周辺街づくり担当課長(冨永純君) 前段で私の方が御説明させていただきました、国家戦略特別区域の中での特例としましては、先ほど都市計画課長が説明させていただいたとおり、都市再生特別地区を国家戦略都市計画建築物等整備事業ということで定めることによって、都市計画手続のワンストップ化が図られるということがこの特例の主な内容となっております。この国家戦略特別区域に指定されることをもって、容積率等の割増しが果たされるというものではございません。 ○委員(風見利男君) ただ、特例というからには、何かなければ特例とならないでしょう。だから、このような場合は特例扱いになるなどと、何もなければ特例とはならないと思うのです。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 特例と申し上げているのは、都市計画手続、本来であれば、港区の都市計画審議会、東京都の都市計画審議会、それぞれ踏まえて都市計画を定めていくというところでございますけれども、国家戦略特区を使ったプロジェクトにつきましては、そういったものはきちんとやりつつも、ワンストップ化、先ほど品川駅周辺街づくり担当課長が申し上げましたとおり、都市計画手続をワンストップ化していって、都市計画手続の期間を短縮していこうという部分でございます。どういった地区がこの国家戦略特区に位置づけられるかという明確な基準というものは、定められているとは考えてございませんけれども、例えば駅周辺の拠点開発や早急に進めなければいけないようなプロジェクト、そういった場合について、国家戦略特区を用いた、特例を用いた都市計画手続を進めていると認識をしてございます。 ○委員(風見利男君) 悪いのですけれども、この田町駅を例に、いわゆる国家戦略特区であっても、普通の順番、いや、特例扱いではない場合と何がどう違うのかということは、何かメモで作れますか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 通常の都市計画手続と国家戦略特区を使った手続のフローというものを作成しまして、風見委員に御提供差し上げるようにいたします。 ○委員長(うかい雅彦君) よろしいですか。ほかにございますか。よろしいですか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) ほかになければ、報告事項(11)「田町駅西口駅前地区地区計画の決定(原案)について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(うかい雅彦君) それでは、審議事項に入ります。審議事項(1)「発案5第7号 街づくり行政の調査について」を議題といたします。  当常任委員会の行政視察について、各視察先と日程調整をいたしましたので、資料をお配りさせていただきました。資料のとおり、10月19日に長崎市を、20日に岩国市をということで調整いたしました。  現在、準備を進めておりますが、各委員御出席ということでよろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員(風見利男君) 今日の勉強会を参考に少し勉強させていただいて、やはり港区の規模と今回の視察先の規模が違うので、それでいいのかどうかということもあるので、少し時間を下さい。 ○委員長(うかい雅彦君) はい。では、風見委員は御返事をお待ちいたします。  行政視察について、ほかに何かございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) よろしいですか。それでは、引き続き準備を進めさせていただきます。  ほかに、本発案に関連して、何かございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) ほかになければ、本案につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(うかい雅彦君) そのほか、何かございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) なければ、本日の委員会を閉会いたします。              午後 4時33分 閉会...