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令和5年3月20日建設常任委員会-03月20日

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  1. 港区議会 2023-03-20
    令和5年3月20日建設常任委員会-03月20日


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    令和5年3月20日建設常任委員会-03月20日令和5年3月20日建設常任委員会  建設常任委員会記録(令和5年第7号) 日  時  令和5年3月20日(月) 午後1時00分開会 場  所  第2委員会室 〇出席委員(8名)  委 員 長  土 屋  準  副委員長  石 渡 ゆきこ  委  員  玉 木 まこと       榎 本 あゆみ        風 見 利 男       近 藤 まさ子        うかい 雅 彦       井 筒 宣 弘 〇欠席委員        な し 〇出席説明員  副区長                    野 澤 靖 弘
     芝地区総合支所長・街づくり事業担当部長兼務  岩 崎 雄 一  芝地区総合支所まちづくり課長         香 月 佑 介  麻布地区総合支所長街づくり支援部長兼務   冨 田 慎 二  赤坂地区総合支所まちづくり課長        成 清 勝 博  高輪地区総合支所まちづくり課長        小 林 秀 典  芝浦港南地区総合支所まちづくり課長      近 江 善 仁  都市計画課長                 野 口 孝 彦  住宅課長           富 沢 和 可  建築課長                   冨 永  純   開発指導課長         大 森 隆 広  再開発担当課長                池 端 隼 人  品川駅周辺街づくり担当課長  吉 田  誠  土木課長                   海老原  輔 〇会議に付した事件  1 報告事項   (1) 赤坂駅周辺の放置自転車対策について   (2) 環状第二号線周辺地区都市再生整備計画(第3期)について   (3) 港区特定公共賃貸住宅シティハイツ港南等規模改修工事基本計画について   (4) 建築物等の更なる耐震対策の促進について   (5) 市街地再開発事業に係る事後評価について(赤坂九丁目北地区)   (6) 高輪三丁目品川駅前地区第一種市街地再開発事業の区域公告について   (7) 三田五丁目西地区地区計画(原案)について   (8) 品川駅西口土地区画整理事業について   (9) 区立新浜公園の基本設計について  2 審議事項   (1) 請 願元第13号 東京都市計画道路幹線街路環状第4号線にかかる港区立白金児童遊園敷地港区立白金台幼稚園の敷地を東京都に譲渡しないで頂きたい事を求める請願                             (元.11.28付託)   (2) 請 願3第15号 港区赤坂7丁目計画に関する請願                             ( 3.9.10付託)   (3) 請 願4第9号 高輪築堤の情報の公開を求める請願                               (4.9.9付託)   (4) 請 願5第2号 東京海洋大学(品川キャンパス)国際混住寮整備事業、土地の有効活用事業に関する請願                              (5.2.15付託)   (5) 発 案元第5号 街づくり行政の調査について                              (元.5.29付託)              午後 1時00分 開会 ○委員長(土屋準君) ただいまから、建設常任委員会を開会いたします。  本日の署名委員は、玉木委員、うかい委員にお願いいたします。  傍聴者から、撮影・録音の申出がありました。これを許可したいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(土屋準君) それでは、そのようにさせていただきます。  初めに、本日の運営についてです。皆様にお配りしております資料№10及び資料№11につきましては、報告事項終了後、その他として説明を受けたいと思いますので、御承知おきください。  本日は、この19期の任期中、特段の事情がない限り、最後の委員会になります。当委員会におきましては、井筒委員、近藤委員のお二方がこの期での退任を表明されております。  近藤委員につきましては後ほど御挨拶をいただきたいと思いますが、お時間の関係上、井筒委員におきましては、これから御挨拶をいただきたいと思いますので、井筒委員、よろしくお願いいたします。 ○委員(井筒宣弘君) ありがとうございます。大変貴重な時間を本当にありがとうございます。  今から36年前、風見委員と私が1年生になりました。本当に36年、あっという間でしたね。昭和62年の港区の予算は610億円、人口は18万人。それから平成に入り、平成14年あたりに人口が15万人を切り、予算も849億円でした。そして、今年、人口も25万人を回復し、予算も2,160億円。すばらしい港区になっていると思います。これも理事者の皆様のおかげだと、本当にありがたく思っております。改めて衷心より御礼申し上げます。  そして、これからまだまだ港区の皆様のために働いていく区議会議員の皆様、私たちが入ったときは44名。今は34名ですが、それでも少数精鋭と言っていいのか、その辺は定かではございませんが、議員という名をつけた以上、それぞれが区民の皆様のために働くこと、本当に心から感じ、精進していると思います。  この4月で解散でございます。5月からは新しい議員、新しい委員で構成されると思いますが、これからも理事者の皆様、港区民のためによろしくお願いすることを重ねて、本当に重ねてお願いする次第です。36年間、ありがとうございました。                  (拍手) ○委員長(土屋準君) 井筒委員、長い間、本当にありがとうございました。     ────────────────────────────────── ○委員長(土屋準君) それでは、報告事項に入ります。初めに、報告事項(1)「赤坂駅周辺の放置自転車対策について」、理事者の説明を求めます。 ○赤坂地区総合支所まちづくり課長(成清勝博君) よろしくお願いいたします。それでは、報告事項(1)「赤坂駅周辺の放置自転車対策について」、御説明いたします。  本日付の資料№1を御覧ください。本件は、赤坂駅周辺の放置自転車対策として、みんちゅうSHARE-LINを活用し、株式会社TBSホールディングスが所有する土地に港区提携の民設民営自転車駐車場、以後、提携自転車駐車場と言いますけれども、の整備を行い、赤坂駅周辺に放置禁止区域を指定するというものでございます。新たに開設した提携自転車駐車場については、協定に基づき、区が巡回、不正利用者への警告札の貼付・チェーンロックを行います。  まず初めに、位置関係を御確認いただければと思いますので、2ページ中段下の地図を御覧ください。赤坂駅周辺の地図をお示ししております。地図の中央左に、少し小さくて申し訳ありませんけれども、青く着色している箇所が今回提携自転車駐車場を整備する箇所ということになります。そして、赤く着色している箇所は、放置禁止区域を指定する範囲となってございます。赤坂駅を中心に、右は赤坂通りとみすじ通りの交差点付近から、左は赤坂五丁目交番のある交差点まで、およそ約500メートル程度になりますけれども、に加えて、接続する区道と赤坂通りと平行に走る区道等の指定を予定しております。  それでは、資料の1ページにお戻りいただきまして、最初に項番1、現状と経緯でございます。現在、赤坂駅周辺には、区が自転車駐車場等を設置できる用地がなく、特例都道第413号線、いわゆる赤坂通りを中心に、ページ下の写真にあるように、約100台の放置自転車がございます。そのような中、令和3年11月10日に、みんちゅうSHARE-LINを運営するアイキューソフィア株式会社と協定を締結し、赤坂駅のほか、表参道駅、外苑前駅を重点地区として、提携自転車駐車場の設置に向けて取り組んでまいりました。また、令和4年12月13日に、TBSと「港区と株式会社TBSホールディングスとの赤坂地区の発展に関する連携協力協定」を締結し、赤坂地区の活性化や安全・安心、SDGsの推進に向けた取組を進めております。  2ページを御覧ください。項番2の自転車駐車場の設置です。区は、TBSから、締結した協定項目の一つであります地区の安全・安心の取組の一環として、TBS所有の土地を地域に貢献する活用の仕方について相談を受けました。区からは、一般利用ができる自転車駐車場であるみんちゅうSHARE-LINを御提案し、このたびTBSが提携自転車駐車場として整備するという運びでございます。  開設は令和5年3月末、収容台数は50台を予定しております。開設後は、提携自転車駐車場として、区とアイキューソフィアが締結した協定に基づきまして、繰り返しになりますけれども、巡回、不正利用者への警告札の貼付・チェーンロックを行うものでございます。  項番3、放置禁止区域の指定です。指定の予定日は、令和5年5月1日を予定しております。指定の範囲については、提携自転車駐車場の設置位置や台数、駅周辺の乗り入れ状況等を勘案しまして、地図でお示ししている赤く示した範囲を指定する予定でございます。  項番4、今後のスケジュールです。3月末までに提携自転車駐車場を設置し、4月になりましたら、広報みなとや現地への掲示、予定区域内に放置してある自転車への案内の貼付等により、放置禁止区域を指定する旨の周知を行います。その後、5月1日から放置禁止区域を指定し、放置自転車の即時撤去を開始する予定でございます。  大変雑駁ではございますけれども、説明は以上です。よろしくお願いいたします。 ○委員長(土屋準君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。 ○委員(玉木まこと君) 提携自転車駐車場ということで、非常に期待をしていて、提携してから少し実現するまで時間がかかったと思うのですけれども、そもそもこの提携の内容にも関わると思うのですが、区が巡回と警告札の貼付等をやるということで、アイキューソフィアはどういったことをやるという提携なのでしょうか。 ○赤坂地区総合支所まちづくり課長(成清勝博君) 協定を締結したアイキューソフィアにつきましては、協定で締結しました表参道駅、外苑前駅、あと、赤坂駅、ここを重点的に営業をかけていただきまして、提携の自転車駐車場を増やすという活動を今現在も行っているというところでございます。 ○委員(玉木まこと君) 分かりました。探していく方の部分で提携していて、管理については、基本的には区がメインで管理していくということでよろしいのでしょうか。 ○赤坂地区総合支所まちづくり課長(成清勝博君) 失礼いたしました。管理については、TBSがみんちゅうSHARE-LINというシステムを導入して、民設民営の自転車駐車場として開設をしますので、土地の所有者であるTBSと、あと、そのシステムを入れているアイキューソフィアというところが駐輪場の管理ということになります。  そのお手伝いとして、区が協定に基づきまして、巡回や警告札の貼付等を行うというものでございます。 ○委員(玉木まこと君) 利用方法など、それがどうなっていくのか。インターフェースというか、使うときにどのように、普通に今までの区の駐輪場と若干違うと想像するので、その辺の周知というのは当然しっかりやっていっていただきたいと思うのと、民設民営の駐輪場ということなので、ほかにもそのような意味では、民設民営の駐輪場というのはあるのかと思うのですけれども、今回、提携自転車駐車場という言葉が出てくるのですが、条例上だったり、区の何か規定している中での特別な定義があったりするのか。ほかの駐車場との違いというのはないという、駐輪場と同じという認識でいいのか、教えてください。 ○赤坂地区総合支所まちづくり課長(成清勝博君) 使い方の周知ということに関しては、現地にも看板等を設置して、QRコードを読み取っていただいて、使い方が分かるような形で周知をやっていきたいと思っています。  先ほど言葉の位置づけということですけれども、令和4年3月に策定した港区自転車交通環境整備計画、この計画の中に、民設民営の自転車駐車場ということをしっかりと位置づけております。その中で、民間事業者との協力によって民設民営で造るものについて協定等を締結して、それに基づいた放置禁止区域をかけていく取組をしていくということを計画の中で位置づけている、その中の一環でございます。 ○委員(玉木まこと君) ありがとうございます。そこがつながって、提携自転車駐車場ということで理解いたしました。  最後に、民設民営というところで、何年間ぐらいは継続してやってくださいみたいなことを区としてお願いしているのか。その辺の設置の期間のイメージなど、来年になったらやめてしまうみたいな話だと、やはり難しいかと思っているのですが、その辺というのはどのような契約なのでしょうか。 ○赤坂地区総合支所まちづくり課長(成清勝博君) TBSとは、将来的に赤坂二・六丁目開発で民設民営の自転車駐車場が整備される予定もありますので、少なくともそこまではやってほしいということで協議をしてございます。確約ではありませんけれども、おおむねその方向で考えていただいて、受けていただけていると理解をしております。  契約に関しては、やはりTBSとアイキューソフィアの契約ということになりますので、その内容までは詳細は承知しておりませんけれども、単年度単年度で更新していくような契約だと聞いてございます。 ○委員(うかい雅彦君) この報告でこのようなことを言うのはあれかもしれない。これは非常にいいことだと思うのですけれども、予算審議の中や何かでもあったかと思うのですが、赤羽橋の駐輪場の件や何かも含めて、低炭素化に向かっていく社会として、自転車についてどう捉えているのか。東京都の考え方というのが全然見えないというか、都営交通に乗りに来たのに、全然、東京都はそれに対しての対応はしない。自転車の時代になってきている低炭素を目指す中で、その中で交通ルールとして自転車ルールがきちんとできているのか。警察はあまり取締りはしていない。結構めちゃくちゃな乗り方をしている人がまだいるような状況で、少しそこら辺のところを一回整理しないと、このまま中途半端なまま続けていていいものなのか。  このようないい事例というのはそうそうあるものではないと思いますし、これからの低炭素化を目指していく中で、自転車をどのように区としても東京都としても考えていくのかということは、東京都としっかりと協議をしていただいて、これだけ邪魔者扱いをして、違法駐輪を取り締まるというのであるならば、やはりそれなりのルールというものをしっかり区民に理解してもらう必要もあるだろうし、警察の対応もしっかりしてもらわなければいけないのではないかと思うのですけれども、そろそろしっかりと本気で低炭素とうたうのであるならば、東京都と連携してきちんとやるべきときに来ているのではないかと思うのですが、いかがですか。 ○赤坂地区総合支所まちづくり課長(成清勝博君) 自転車を区としてどう捉えるのかといった非常に大きな問いかけだったのかと理解しております。区の内部の地域交通課等とも連携して、そういった施策をどのように進めていくのかということを検討してまいりたいと考えてございます。 ○委員(風見利男君) 費用関係はどのようになるのですか。土地代や駐輪場の値段など、そのようなものはどのようになるのですか。 ○赤坂地区総合支所まちづくり課長(成清勝博君) この自転車駐車場の整備に伴って、区が何らかの費用が発生するというものはございません。  開設に関しては、料金設定はTBSが決めてございますけれども、今のところ1日貸しで、すみません、200コインというのですけれども、アプリ内でコインを買っていただいて、そのコインで支払う、決済するというシステムになっていまして、200コインと聞いてございます。  月ぎめも一定台数用意する予定だということを聞いております。50台のうち25台が1日貸しで、25台が月ぎめで当初スタートしようと考えていると聞いてございまして、月ぎめに関しては3,500コインということになります。  このコインという単位が分かりづらいのですけれども、おおむね1コイン1円なのですが、購入する単価、1,000コインを買うのか、1万コインを買うかによって割引率が違ったりするので、そういった形で、例えば、1万コインで買うと、1万1,000円かかりますので、200コインですと、220円の計算になるかと思います。 ○委員(風見利男君) 今、24時間で200コインとおっしゃっていましたよね。それはどのようにカウントするのですか。それをオーバーすると、自動的に料金が増えるなどという仕組みにはなっていないのですか。それとも、当然、平置きですよね。誰もいるわけではないので、その辺はどのような管理になるのですか。 ○赤坂地区総合支所まちづくり課長(成清勝博君) あらかじめこれは予約して止めていただくというシステムになっています。アプリ上で区画番号のところを予約していただいて、止める。予約している1日の範囲を超えて止めている場合は不正駐輪ということになりますけれども、次の日もさらに予約をアプリ上で入れていただければ、当然それはその日1日は止められるというシステムでございます。 ○委員(風見利男君) 日にち単位なのですね。24時間単位ではなくて、例えば、今日であれば、今日1日という、0時から0時までという設定でなるという理解でいいわけですか。 ○赤坂地区総合支所まちづくり課長(成清勝博君) 風見委員御指摘のとおりでございます。 ○委員(風見利男君) コインというのはよく分からないのですけれども、あと、港区が巡回、不正利用の警告札を貼りつけると。あと、チェーンロックをするという。これはどこに委託するのですか。 ○赤坂地区総合支所まちづくり課長(成清勝博君) 実はみんちゅうで整備する自転車駐車場はここが初めてでございまして、今のところ職員の直営で行う予定でございます。 ○委員(風見利男君) 区の職員が直営でやるという意味ですか。 ○赤坂地区総合支所まちづくり課長(成清勝博君) はい。区の職員が巡回して、警告札の貼付をやるということでございます。 ○委員(風見利男君) 表参道などは民間ですよね。表参道の駐輪場の周辺の回収や警告札というのはどこがやっているのですか。 ○赤坂地区総合支所まちづくり課長(成清勝博君) 表参道駅周辺の放置自転車の撤去活動は、サイカパーキング株式会社というところでやってございます。 ○委員(風見利男君) 南青山一丁目はどこがやっているのですか。 ○赤坂地区総合支所まちづくり課長(成清勝博君) すみません。表参道駅前の暫定自転車駐車場の管理運営はサイカパーキングで、放置自転車の撤去活動は、芝園開発というところでやってございます。芝園開発が区内全域やっていますので、芝園開発が青山一丁目についてもやってございます。 ○委員(風見利男君) なかなか民有地を探すのが大変だと思うのです。特に青山、表参道、外苑前という。事業者が頑張って探してくれればいいのですけれども、少ない台数でも何か所でも造るなどということも含めた対応になっているのでしょうか。 ○赤坂地区総合支所まちづくり課長(成清勝博君) まさに風見委員御指摘のとおりで、みんちゅうSHARE-LINというシステムが、本当に1台2台から貸し出せる土地があれば、自転車駐車場として整備していただきたいということで導入しているものでございますので、小規模分散型ということで進めてございます。 ○委員長(土屋準君) ほかにございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(土屋準君) ほかになければ、報告事項(1)「赤坂駅周辺の放置自転車対策について」の報告は、これをもって終了いたしました。
        ────────────────────────────────── ○委員長(土屋準君) 次に、報告事項(2)「環状第二号線周辺地区都市再生整備計画(第3期)について」、理事者の説明を求めます。 ○都市計画課長(野口孝彦君) それでは、報告事項(2)「環状第二号線周辺地区都市再生整備計画(第3期)について」、御説明させていただきます。  資料№2を御覧ください。初めに、再生整備計画について簡単に御説明いたします。資料の8ページの参考資料を御覧いただければと思います。都市再生整備計画とは、都市再生特別措置法に基づき、都市の再生に必要な公共公益施設の整備等を行うべき一定の区域を対象に、市町村が作成する計画でございます。計画には、まちづくりの目標を達成するための公共事業や官民連携のまちづくりの取組を位置づけいたします。計画を策定することで、市町村の取組とともに、これをきっかけとした民間の取組を促進することが可能となります。  1ページにお戻りください。項番1、背景、目的でございます。環状二号線周辺地区では、平成25年3月に都市再生整備計画を策定し、以降、環状二号線の歩道内において道路占用許可の特例制度を活用し、オープンカフェや店舗を設置するとともに、様々なイベントが実施されるなど、にぎわいの創出を図ってまいりました。現行の都市再生整備計画は、令和5年3月に計画期間を終了しますが、地元のまちづくり組織である一般社団法人新虎通りエリアマネジメントから、継続的なにぎわい創出を実施していくため、本計画を活用した事業実施の提案がございました。区は、引き続きエリアマネジメント組織が実施するまちづくり活動を支援するため、第3期計画を策定したものでございます。  次に、項番2、経緯等でございます。先ほど御説明しましたとおり、環状二号線周辺地区では、平成25年3月に都市再生整備計画を策定し、歩道内におけるオープンカフェの設置等を行ってきています。平成30年3月には、計画期間終了に伴い第2期計画を策定し、オープンカフェの設置範囲の拡大等を行い、継続的なにぎわい創出を図ってきております。令和4年12月26日に、オープンカフェの設置等を行うエリアマネジメント組織から、第3期計画の作成の提案がございました。これを受けて、今回、令和5年3月に第3期計画を策定したものでございます。新たに本計画では、新虎通り歩道内における社会実験イベント等を実施する予定でございます。  次に、項番3、第3期計画の概要でございます。第3期計画では、エリアマネジメント組織が実施する、滞在環境向上に向けた社会実験及び休憩施設等の整備をまちなかウォーカブル推進事業として位置づけてございます。まちなかウォーカブル推進事業とは、滞在の快適性の向上を目的として区市町村や民間事業者等が実施する、道路・公園・広場等の整備や修復・利活用を重点的・一体的に支援する事業でして、当該事業を実施する民間事業者は、国から補助金の交付を受けることができます。  資料の5ページの下段でございます。関連事業として記載していますが、1段目の滞在環境向上に向けた社会実験と、2段目の休憩施設等整備がこれに該当します。具体的には、移動販売でのマルシェや親子イベントの実施、ベンチの設置などが予定されています。  その他、都市再生整備計画は2ページから7ページのとおりとなっておりますが、本日は説明を割愛させていただきます。  以上、甚だ簡単ではございますが、報告事項(2)「環状第二号線周辺地区都市再生整備計画(第3期)について」の御説明は以上でございます。 ○委員長(土屋準君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。 ○委員(近藤まさ子君) たまにここの新虎通りを歩いてみると、人がすごく少ないような感じがして、前はオープンカフェができるというので、どんなにぎわいができるのかと思ったのですけれども、そうした、新型コロナウイルス感染症の影響もあるかもしれませんが、にぎわいを創出するために、今、マルシェや親子イベントとおっしゃいましたけれども、少し閑散とした現状を踏まえて、これだったらということで提案というか、どのように人を呼び集めるという感じなのでしょうか。 ○都市計画課長(野口孝彦君) 今年度、一般社団法人新虎通りエリアマネジメントが予定しておりますのは、まず、4月27日から29日まで、道路部分を使った移動販売車を集めたマルシェを行っていくのですけれども、今、11社から12社のお店、テナントが集まる予定でおります。いろいろなものを販売しながら、このまちに来てもらう、この場所に足を運んでもらうという取組を行っていきます。  あわせて、親子で遊べる場所も、トランポリンや積み木遊びなど、そのようなものも用意して、家族連れで来ていただくような取組を今回行っていく予定だと聞いております。  このようなことを継続的に行うことで、足を運んでもらう、ここに来ることになじんでもらうということを目指しております。 ○委員(風見利男君) 社会実験イベントで、国の補助金ということなのですけれども、具体的に要項か何かで、このような事業については補助しますなどという例示や何かというのはあるのですか。 ○都市計画課長(野口孝彦君) 国の補助制度でありますまちなかウォーカブル推進事業では、補助率として事業費の2分の1を補助いたしますが、そのメニューとしましては、道路、公園などの整備、または、民間事業者によるもうワンランク上の高質的な道路空間の整備に対する補助も項目としてございますし、今回、一般社団法人新虎通りエリアマネジメントが受けようとしているまちづくり活動推進事業などのソフトなイベントに対しても、この補助対象となっている制度でございます。 ○委員(風見利男君) 2分の1ということなのですけれども、上限設定などはあるのですか。あと、それはどこが申請をして、どこが判断するという仕組みになっているのですか。 ○都市計画課長(野口孝彦君) 補助額については、国の予算の中で調整するということで、一つ一つの事業対象に対しての上限額は特に定められていないと聞いてございます。  それと、補助対象になるか否かにつきましては、都市再生整備計画に盛り込むこととともに、その内容が補助対象であるかどうか、個別に国と相談するということになります。  直接補助ですので、都市再生整備計画に位置づけられている事業については、事業主体となる民間事業者が直接国からの補助を受けて実施していくものになります。 ○委員(風見利男君) そうすると、港区は全く関係ないということですか。相談があって、このような事業を一緒にやっていくなどというのではなくて、そこの集客や、公園の整備、道路整備という話もありましたけれども、そのようなことを独自に事業者が決めて、国の窓口に提案すると。申請するという仕組みになっているわけですか。 ○都市計画課長(野口孝彦君) 今日御報告させていただいております都市再生整備計画に載せる、そこに位置づけるということが大前提になります。行政としても、まちのにぎわいのために取り組むべきいい活動であるということを位置づけしたことをもって、国で直接補助を実施していくということになります。  今回、一般社団法人新虎通りエリアマネジメントから都市再生整備計画の延長の提案があったわけですけれども、これは港区においては、まちづくりガイドラインの基本姿勢の実現の取組であることから、都市再生整備計画に位置づけをすることといたしました。結果、民間事業者が国庫補助を受けられるようになったということでございます。 ○委員(風見利男君) 都市再生整備計画だと、都市再生の本部がありますよね。そこの中の一つの部門という理解でいいのですか。 ○都市計画課長(野口孝彦君) 都市再生整備計画は、都市再生特別措置法に位置づけられた支援制度でございますけれども、都市再生協議会の中にぶら下がる組織ではございません。 ○委員長(土屋準君) ほかにございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(土屋準君) ほかになければ、報告事項(2)「環状第二号線周辺地区都市再生整備計画(第3期)について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(土屋準君) 次に、報告事項(3)「港区特定公共賃貸住宅シティハイツ港南等規模改修工事基本計画について」、理事者の説明を求めます。 ○住宅課長(富沢和可君) それでは、報告事項(3)「港区特定公共賃貸住宅シティハイツ港南等規模改修工事基本計画について」、御報告申し上げます。  資料№3、88分の1ページを御覧ください。項番1、概要です。本基本計画は、シティハイツ港南等の大規模改修工事の工事項目、期間、概算工事費等を定めるものでございます。  項番2、施設概要につきましては、記載のとおりでございます。当委員会の所掌であるシティハイツ港南のほか、特別養護老人ホーム港南の郷等の高齢者福祉施設、港南図書館等から成る複合施設となってございます。  項番3、大規模改修工事の概要でございます。88分の2ページを御覧ください。(2)の施設の機能向上に伴う改修でございますが、アのより使いやすい施設づくりとして、(エ)シティハイツ港南の駐車場余剰区画を活用し、駐輪場を44台整備いたします。  次に、イのより安全・安心な施設づくりとして、(ウ)シティハイツ港南の避難階段に手すりを設置いたします。これは、現状、片側のみ設置していた手すりにつきまして、両側に設置するというものでございます。  項番4、ZEBへの対応です。ZEBへの対応につきましては、住宅は対象外となってございます。  88分の3ページを御覧ください。高齢者の施設や図書館等の改修工事により、ERR、一次エネルギー消費削減率はおおむね30%を達成する見込みとなってございます。  項番5、工事期間及び各施設の利用制限等についてです。高齢者の施設や図書館につきましては、それぞれ改修に伴い、記載のとおりの利用制限がかかります。  88分の4ページを御覧ください。オのシティハイツ港南につきましては、他のシティハイツ同様、居ながら工事を実施し、入居者の仮移転等は行いません。お住まいの方には、チラシの配布や説明会等により、丁寧に対応してまいります。  項番6、総工費です。基本計画においては、概算工事費として約89億9,500万円を見込んでございます。  最後になりますが、項番7、今後のスケジュールでございます。令和5年7月から基本設計及び実施設計、令和8年1月に着工、令和10年11月の工事完了を予定してございます。  甚だ簡単ではございますが、御報告は以上でございます。 ○委員長(土屋準君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。 ○副委員長(石渡ゆきこ君) 少し細かい中のところになりますが、ケアハウスのところ、こちら、ケアハウスの併設しているところになると思うのですが、いろいろとケアハウスや特別養護老人ホームなど、そういった高齢者が使われる施設で、中に当然お住まいの方もいるし、そこで、かつ、利用されているという方もいると思います。  そうすると、中の方に対する、いろいろ工事の案内だけではなくて、そこに御家族の方など、そういった関係の方、外からいろいろな方も、御親族の方含めて来られると思いますので、そういった周辺の方に対しても、工事がこうですと。安心してくださいという意味も込めて、情報提供を内部的だけではなくて少し丁寧に行う必要があると思うのですけれども、そこはいかがお考えでしょうか。 ○住宅課長(富沢和可君) 御指摘のとおりかと思いますので、所管部署に丁寧に対応を行うよう、申し伝えてまいります。 ○委員(風見利男君) これ、建具の改修や鉄部の塗装などというと、ベランダなど、そのようなところも全部やるということでしょうか。 ○住宅課長(富沢和可君) 御指摘のとおり、ベランダ等、そのような露出している鉄部、そういった塗装は全部実施いたします。 ○委員(風見利男君) 今、北青山一丁目の都営住宅も、全面塗装というか、いろいろやっているわけです。特にベランダの場合、花を置いたり、いろいろな方がいるわけで、特に高齢者の場合は、シティハイツ港南はどれだけ高齢者の方がいるかどうかは、ただ、建ってから大分たつので、高齢化もある程度進んでいると思うのですけれども、ベランダの荷物を整理、中に全部入れて、塗装や何か、あるいは防水をやったりというので、大変なのです。  終わったらまた動かさなくてはいけないというので、高齢者の方も、こんなのは嫌だと言うぐらい大変な思いをされているので、そのような高齢者の方々への支援策というか、その辺、ぜひ考えていく必要があるのではないかと思うのですけれども、その辺は何らかの対応をぜひしていただけたらと思うのですが、いかがですか。 ○住宅課長(富沢和可君) すみません。先ほどベランダの鉄部の塗装をやると申し上げてしまったのですけれども、住宅に関してはやらないということですので、訂正をさせていただければと思います。  ただし、今、風見委員御指摘のあったとおり、ベランダにいろいろ荷物を置かれてしまっている方が結構いらっしゃいます。シティハイツ高輪でも同じような事象がありまして、そこについては、御理解、御協力をいただくよう、丁寧に対応してまいりたいと思います。 ○委員(風見利男君) ベランダは、雨水の、防水など何かやるのですか。塗装はやらないということなのですけれども、御協力いただくということは、ベランダに入って作業されるということですよね。 ○住宅課長(富沢和可君) シティハイツ港南につきましては、実は令和2年度に外壁改修とベランダの塗装を先行してやっているということになりますので、今回は対象ではないのですけれども、先ほど申し上げたとおり、シティハイツ高輪も、シティハイツ港南でも居住者の方、御高齢の方がかなりいらっしゃいますので、そこは丁寧に対応させていただいて、御理解、御協力いただいて、何とか工事を終えているという状況でございます。 ○委員長(土屋準君) ほかにございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(土屋準君) ほかになければ、報告事項(3)「港区特定公共賃貸住宅シティハイツ港南等規模改修工事基本計画について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(土屋準君) 次に、報告事項(4)「建築物等の更なる耐震対策の促進について」、理事者の説明を求めます。 ○建築課長(冨永純君) それでは、報告事項(4)「建築物等の更なる耐震対策の促進について」、御説明いたします。  本日付建設常任委員会資料№4を御覧ください。項番1です。区は、港区耐震改修促進計画において耐震化の目標を設定するとともに、耐震化の促進に向けて計画的に取り組んでいます。民間建築物に対しては、耐震化に係る費用に対する様々な助成制度を設けており、令和4年度には、新耐震基準の木造住宅に対する無料耐震診断、耐震改修費用の助成を開始したほか、ブロック塀の除却・設置工事に対する助成額を大幅に引き上げるなど、区として耐震対策に係る負担軽減に取り組んできたところでございますが、港区耐震改修促進計画で掲げた耐震化の目標達成は依然として厳しく、一層の働きかけや支援が必要な状況です。こうしたことから、令和5年度予算の重点施策である、区民が安全で快適に住み続けられるまちを実現する施策として、耐震化に関する区の支援を充実させ、さらなる耐震対策の促進を図ってまいります。  項番2です。令和5年度から拡充する事業及び新たな取組の概要について御説明いたします。(1)住宅に対する耐震アドバイザーの派遣として、旧耐震基準の住宅等に対し、耐震化に向けた相談などを受けることができる専門家を無料で派遣する事業を開始いたします。  (2)緊急輸送道路沿道建築物の個別訪問及び無料アドバイスの実施として、耐震性を満たしていない緊急輸送道路沿道建築物に対し、専門家による個別訪問を行います。その際、耐震化に対する質問などを受け付けた際には、個別にアドバイス等を行います。  (3)住宅に対する耐震改修工事費用の助成額・助成率について、表に記載のとおり、木造住宅、非木造住宅ごとにそれぞれ引き上げます。  (4)分譲マンションに対する耐震改修設計費用の助成額について、表に記載のとおり、引上げを行います。  次のページ、2ページを御覧ください。(5)一般緊急輸送道路沿道建築物に対する耐震改修設計費用及び耐震改修工事費用の助成額について、表に記載のとおり、それぞれ引き上げます。  (6)がけ・擁壁に対する擁壁設置工事費用の助成額・助成率について、表に記載のとおり、土砂災害警戒区域等の内外に分け、それぞれ引き上げます。  (7)エレベーター安全装置等設置費用助成の対象について、これまでマンションのほか、一定規模以上の特定建築物を助成の対象としていましたが、用途・規模の要件をなくし、マンション以外を一般建築物として助成対象とするほか、病院、高齢者施設等をマンションと同じ助成区分にします。  また、地震時管制運転装置の設置及び耐震対策に係る費用の助成額・助成率について、マンション、一般建築物ごとにそれぞれ引き上げます。  項番3です。新たな制度について、区ホームページ、広報みなと、SNS等による情報発信、パンフレットの作成及び配布のほか、関係団体への情報提供により周知いたします。  最後に、項番4です。令和5年4月1日より支援制度を開始してまいります。  説明は以上となります。よろしくお願いいたします。 ○委員長(土屋準君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。 ○委員(うかい雅彦君) 前、予算特別委員会か決算特別委員会で質問したことがあると思うのですが、分譲マンションで耐震診断をすると、全部に対して補強をしなければいけないわけではなくて、一部のところに対して補強しなければいけないということになるわけですよね。そのことでなかなか進まない現状がある。課題としては、費用をどう負担するのか。修繕積立金の中から出してもらえるのか。いわゆる補強しなければいけないその世帯が全部負担するなどということは当然受けてくれないでしょうし、そういったことが結構ネックになって進まないのではないかと思うのですけれども、もしここまで踏み込んでやってくださるのであるならば、やはりマンション全体の安全を考える上で、修繕積立金から出して、3分の2であるならば、3分の1は積立金から出すなど、補強しなければいけない世帯の負担をなるべく軽減する。そして、それなりのマンションに対する貢献をするわけでありますから、やはりそれなりのやることに対してのインセンティブというか、そういったものもないと、なかなか進まないような感じもするのですけれども、そこら辺、ぜひ、関東大震災から100年の節目の年、ここまで進めていただく中で、少し踏み込んでいただけたらありがたいと思うのですが、その辺はいかがですか。 ○建築課長(冨永純君) 分譲マンションにおきましては、補強箇所により居住者の合意が得られない場合や、もしくは現行法規制に関して、現在と同規模の建て替えが困難になるであるなど、そういった非常に解決が困難であるケースがあるということは認識をしております。  そうした中、区では、耐震アドバイザーの派遣や、建て替え・改修支援コンサルタントの派遣、さらには、建て替え・改修案等の作成費用の助成などの制度によって個別に対応しているという状況でございます。  今回、設計費につきましても助成額を引き上げておりまして、この設計の中でそうした補強位置についても検討を深められると考えております。  そうした中、補強が入る住戸と入らない住戸、ここの差、これをどのように埋めていくのか。もしくは、インセンティブをどのように与えていくのかというところにつきましては、なかなかマンション管理組合内でのお話合いになりますので、行政から積極的にそこに介入していくというのは難しい状況ではございますけれども、引き続き効果的な支援策については検討してまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。 ○委員(うかい雅彦君) 本当におっしゃるとおりだと思うのですが、ただ、なかなか踏み込みにくいかもしれないけれども、そこのところが解決しない限りは進まないことにもなってしまう。これだけのものを用意したのだけれども、応募する方がいなければ意味がないことになってしまいます。  やはり診断をしてみて、何でうちなのだという話に大体なってしまうわけです。何でうちだけそのような目に遭わなければいけないのだと。補強の仕方にもよるかもしれませんけれども、今までの日常とは違った形になってしまう場合もある。そこをやはりマンション全体の安全を考える上で必要なものだということを一緒に考えていただいて、対象のところに協力してもらうためには、マンション全体でお願いをするなど、そういった形にしていかないとなかなか進まないと思うのです。  そこら辺のところを、ここまでやるのですから、当然、応募する方が増える、より強靱なまちづくりができるように、ぜひ進めていっていただきたいと思いますので、大変かもしれませんけれども、よろしくお願いします。 ○委員(玉木まこと君) 新規事業の住宅に対する耐震アドバイザー派遣ですけれども、多分、派遣しますということなので、区が訪問などではないとは思うのですが、いい取組だと思うのですけれども、まず、対象としてどれぐらいが母数としてあって、区としてこの派遣を目標どれぐらいを想定されているのか。何件ぐらい考えているのかというのはどうなのでしょうか。もしあれば、教えてください。 ○建築課長(冨永純君) 実際に対象としている住宅としましては、戸建ての住宅ということで、その総数については、現在、正確な数字が把握できていないところでございます。  区として、旧耐震の住宅に関しては、木造住宅については、無料耐震診断等も実施しておりますし、そうしたこれまでの申請の状況を踏まえますと、来年度の予算としては、年間20件ということで想定をしております。  来年度、再来年度以降、さらに申請件数は増えてくるかと思いますので、まずは制度をしっかりと周知をしまして、より多くの方に利用してもらえるように努めてまいります。 ○委員(玉木まこと君) ありがとうございます。当然予算を組む上で件数があるだろうと思ったので、お聞きいたしました。そのとき20件というところが、母数に対してどれぐらいのもので、今回みたいに、個別訪問などではなくて、基本的には待つというか、そのような制度かと思いますので、母数を調べた上で、どこまで届いているのかというところはしっかりと見定めながら、進めていっていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○委員(近藤まさ子君) 今のところの(2)番なのですけれども、緊急輸送道路沿道建築物なのですが、アウトリーチで個別訪問をやりながらというのはすばらしいと思うのですが、大体何件ぐらいあるのかということと、それから、分譲マンションのこの間のアンケート調査で、管理組合もつくっていないところがあると思うのですけれども、そのようなところが何件ぐらいあって、例えば、専門家による建築物の個別訪問というのは、専門家はどのようなところにお願いするのか。個別訪問をする先は、例えば、管理組合などがあればいいのですけれども、ないところはどのようにアプローチしていくのかなど、そこら辺、もう少し詳しく教えてください。 ○建築課長(冨永純君) まず、緊急輸送道路沿道建築物の対象でございますけれども、特定緊急輸送道路、それから一般緊急輸送道路、合わせまして、旧耐震基準の耐震化をしていない建築物ということで、今現在、おおむね500棟ということで想定をしてございます。  訪問する先なのですけれども、基本的には建築物の所有者ということになります。まず、訪問するに当たっては、登記簿等で所有者を調べまして、その所有者に対して通知文をお出しさせていただきます。訪問をさせていただきますということで、その上で現地を訪問する形を取りたいと考えておりますけれども、もちろん全ての建物が現地に所有者がいらっしゃるわけではないということになりますので、その際は現地の管理者など、そういったところにお話をしながら、所有者につないでいっていただくということで、今後、様々なパターンがあるかと思いますので、そのパターンをしっかりと事前に想定した上で、所有者の方にこうした周知啓発活動が行き届くように、検討してまいります。 ○委員(近藤まさ子君) 専門家は。 ○建築課長(冨永純君) すみません。大変失礼いたしました。専門家につきましてですけれども、こちら、建築物の耐震化に関する技術的知見や関係者の合意形成など、こういったことを業務として豊富に実績を持っていて、さらに、来年度で実施しますので、そうした専門家が多数同時に配置できるような事業者ということで、今後選定してまいります。 ○副委員長(石渡ゆきこ君) こちら、非常に大事な事業だと思うのですけれども、これからどうやって進めていくのかというようなことでまさにやりながら、新しい、特にアドバイザー派遣というようなところで、そこをやりながら考えて、よりよいものにしていっていただく制度だと思うのです。  それで、少し私が聞かせていただきたいのは、住宅に対する耐震アドバイザー、こちらの住宅ということなのですが、旧耐震基準の住宅など、平成12年以前のものというような、基本的にはやはり震災や何かに対しての耐久性はどうかということの診断が必要なものということになるのですけれども、こちらの中に、個人所有のそういった歴史的建造物、港区で、教育委員会がこちらは所管になりますけれども、把握しているようなものも当然含まれてくると思うのですが、例えば、こういった歴史的建造物や何かの場合には、耐震診断や何かにおいても、少し通常の簡易診断ではできないのではないかなど、そういった工夫もあると思うのです。  港区は、やはりこれからこういった歴史的建造物というものを大事にしていきたいということは、私の会派の、例えば、総括というか、予算特別委員会のときに服部金太郎邸がどうなのだという質問など、いろいろ出ておりますけれども、そういった民間所有のものも含めて、やはりそのようなところもしっかり耐震診断をしていった上で残るようにしていただきたいと思うのですが、建造物のそういった種類、特に伝統的な建造物といったものに着目して、例えば、費用助成をさらに上げるなど、そういったことの検討はされたのでしょうか。どうでしょうか。まず1点目、そちらを教えてください。 ○建築課長(冨永純君) 歴史的建造物ということで、どこまで線を引いて歴史的と呼ぶのかという部分はございますけれども、耐震診断につきましては、木造2階建てまでであれば、無料耐震診断ということで実施していますし、木造以外のものにつきましては、耐震診断の助成ということで実施しております。  この条件に合うものであれば基本的には対象としてまいりますけれども、歴史的建造物だからさらに助成率を上げていくということに関しましては、基本的には今回の制度の実施の中では検討はしてございません。 ○副委員長(石渡ゆきこ君) 今回は検討されていないということは分かりました。ただ、一般的に、特に港区の場合には、50年を過ぎたものを歴史的建造物という形で捉えていて、特に歴史的建造物という形で港区が把握するのは働きかけをして、歴史的建造物の台帳のところに載せるという作業を行っていると思うので、基本的に教育委員会が一定程度のそういった建物については把握されているとは思うのです。台帳がそんなに頻繁に更新されているということではないと思いますけれども、そのような意味においては、もし今後、耐震診断や何かのところにおいて、例えば、ほかの地域や何かでは、そういった修繕や何かに関してやはり特別なところが必要だというような場合には、助成率を上げる、あとは、上限を多少ともプラスするといったようなところで、特別な観点からの検討を入れているところがあるので、ぜひ今後、そのような必要性が出てきた場合には検討いただきたいというのが1点です。  あと、もう一つ、歴史的建造物があるような邸宅や何かになると、いろいろそれに合わせて石灯篭や土塀といったような、そういった工作物系もあると思うのですけれども、今の段階で工作物はどこまで助成というか、耐震診断、補強の範囲に含まれるのでしょうか。 ○建築課長(冨永純君) まず、歴史建造物に対する助成率の件につきましては、今後、他の自治体等の状況を見て調査研究をさせていただければと思います。
     また、2点目の、建築物、建物以外の灯篭など、いわゆる工作物と呼ばれるものにつきましては、こちらについては、今回、建築物のカテゴリーから外れているということで、今、現行において助成をするような制度についてはございません。 ○副委員長(石渡ゆきこ君) 了解です。ブロック塀と並んで、石灯篭も結構何かがあったときにけが人が多いというようなところで、石灯篭や土塀といったような工作物に関しても、今後についてはぜひ調査検討が、港区内でまずどこまであるのかということもあるとは思うのですけれども、そちらについて、今後この制度を働かせながら、一方で工作物の耐震を上げていく必要性があるのかないのかというところについても、ぜひ検討いただければと思います。いかがでしょうか。 ○建築課長(冨永純君) 石灯籠等の工作物につきましては、耐震基準が建築基準法その他基準で明確になっておりませんので、この補強について助成をしていくということは非常に難しいかと考えております。他の自治体の動向を踏まえて調査研究させていただきます。 ○委員(風見利男君) 先ほど近藤委員が緊急輸送道路の計画をお聞きしていたのですけれども、大体500棟ぐらい。既に改修した、耐震補強した棟数というのは分かるのですか。 ○建築課長(冨永純君) 区の助成制度を活用して耐震補強したという物件につきましては、過去の申請の件数ということで把握はできておりますけれども、それ以外、区の制度を活用せずに補強を行ったりという物件も中にはございますので、そういった細かいところまでの把握はできておりません。 ○委員(風見利男君) 区の制度を活用したというのは、何棟ぐらいあるのですか。 ○建築課長(冨永純君) まず、一般緊急輸送道路につきましては、区で助成をこれまでした件数としまして、30件、耐震補強の工事の助成をしております。  また、特定緊急輸送道路沿道建築物につきましては、これまでに55件の助成をしてございます。 ○委員(風見利男君) そうすると、今度、かなり助成額も増やすので、アドバイザーも派遣するということで、緊急輸送道路は、特に災害が起こった場合に車両が動けなくなっては駄目なので、ここは重視して訪問するということをぜひきちんとやっていただきたいと。  もう一つ、エレベーターなのですけれども、地震時管制運転装置及び耐震対策を今回、助成額も増やすということなのですが、現在どれぐらい、エレベーターのうち何割ぐらい、このような安全装置が設定されているのかというのは分かるのでしょうか。 ○建築課長(冨永純君) 地震時管制運転装置に関しまして、港区に定期報告があったエレベーターということで申しますと、地震時管制運転装置、全報告台数8,657台のうち4,355台には設置がされていないということで、設置率については49.7%ということで把握をしております。 ○委員(風見利男君) そのうち、戸開走行保護装置だけを設置しているというのは分かるのですか。 ○建築課長(冨永純君) こちら、戸開走行保護装置だけを設置している、もしくは地震時管制運転装置の機器を設置しているというケースもございますので、こちらについて内数で把握することは非常に困難ではありますけれども、戸開走行保護装置につきましては、港区内の定期報告対象で設置率32.8%ということになっておりまして、地震時管制運転装置よりも戸開走行保護装置の方が設置率が低いという状況は把握しております。 ○委員長(土屋準君) ほかにございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(土屋準君) ほかになければ、報告事項(4)「建築物等の更なる耐震対策の促進について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(土屋準君) 次に、報告事項(5)「市街地再開発事業に係る事後評価について(赤坂九丁目北地区)」について、理事者の説明を求めます。 ○再開発担当課長(池端隼人君) それでは、報告事項(5)「市街地再開発事業に係る事後評価について(赤坂九丁目北地区)」について、御報告いたします。  区では、事業が完了した市街地再開発事業について、港区市街地再開発事業に係る事後評価制度に基づき事後評価を行い、その結果をホームページで公開しています。本日は、今年度行った赤坂九丁目北地区の評価がまとまりましたので、あらかじめ当委員会へ報告させていただくものです。  事後評価制度は、公共性の高い市街地再開発事業によって整備した公共施設等の評価を行い、その結果を広く公表するとともに、これから計画を策定する準備組合等の施行予定者の自主的な取組を促すことを目的としています。事後評価の対象は、港区が補助金を交付した事業としています。  資料3ページ以降が事後評価書ですが、本日は、概要をまとめた資料1ページ及び2ページで御説明いたします。  1ページを御覧ください。当地区の概要です。赤坂九丁目北地区は、東京ミッドタウンに隣接し、赤坂通りに面した約0.8ヘクタールの区域です。六本木、青山に近接する優れた立地環境にありながら、東京ミッドタウンと最大13メートルの高低差があり、老朽化した低層木造住宅が密集していました。市街地再開発事業によって、急傾斜地の防災性の向上や、赤坂通りと東京ミッドタウンをつなぐ新たな歩行者ネットワークを形成しました。  続いて、これまでの主な経緯です。平成25年6月に都市計画決定し、同年12月に赤坂九丁目北地区市街地再開発組合の認可、平成31年3月に再開発組合の解散が認可されました。  続いて、整備した主な公共施設です。児童遊園を再整備したほか、歩行者専用道路、歩行者専用通路などが整備されました。整備した公共施設等の完成写真を載せておりますので、併せて御覧ください。  続いて、施設建築物の概要は、ページ右上の表に記載のとおりでございます。  続いて、資料2ページを御覧ください。事後評価結果です。ページ左上の表は、評価項目ごとの指標と評価、資料3ページ以降の事後評価書の対応ページをまとめております。評価の考え方をページの右下に記載しておりますので、御参照ください。各評価については、施設等の整備の状況、アンケート調査による満足度などに、事後評価委員会での総合的な評価を加えた結果となっています。  続いて、総合評価です。各評価項目を総合的に判断し、当地区については、星2つ、優良と評価されました。当地区は、歩行者専用道路の整備や斜面地の緑地整備、児童遊園の再整備などによる防災性の向上、台地上と赤坂通りをつなぐバリアフリー動線の整備、非常用発電機や防災備蓄倉庫を整備、施設内に帰宅困難者を一時受け入れる体制を整備することなどが評価されました。  一方で、周辺景観との調和について、乃木公園や檜町公園などがシンボルとして認識されており、全体的に評価が低くなっています。また、赤坂ミッドタウンの緑地とつながる緑化空間は、緑をより身近に感じられるように、樹種の選定や配植計画について工夫の余地も見られます。  以上のように、同事業は、緑化空間の形成に工夫の余地も見られますが、従前の課題であった防災性の向上や歩行者ネットワークの形成を実現した再開発事業として評価できます。  続いて、評価結果を受けての区の対応です。ページ右上を御覧ください。1点目が、地形差を解消する歩行者ネットワークの整備と斜面の安全性についてです。推進すべき事項として、高低差の解消に当たっては、誰もが使いやすい施設デザインや案内表示に配慮した歩行者ネットワークの整備、周辺環境に配慮した安全対策の検討を推進していきます。  2点目が、緑化空間の整備についてです。改善すべき事項として、緑化の整備に当たっては、都心部における緑の在り方を十分に検討し、訪れる方々が四季折々の花や紅葉を楽しみながらくつろげる空間など、緑の量だけでなく、彩りの工夫、ユニバーサルデザインに配慮した動線計画などの質の高い緑化空間が整備されるよう、再開発組合を指導・誘導していきます。  最後に、今後の予定として、4月上旬に結果の公表を予定しています。また、令和5年度は、田町駅東口地区の評価を行う予定です。  甚だ簡単ですが、報告は以上です。 ○委員長(土屋準君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。 ○委員(玉木まこと君) 今回の事後評価というのは、いろいろと改善してほしいという意見も出て、いい意味ですごく今後の港区の市街地再開発事業にフィードバックしていただきたいと思っています。  その中で何点かあれなのですけれども、この限られた敷地の中で1本のタワーを造るという計画が、なかなか周辺の景観との調和というところで、アンケート結果では厳しい御意見もあったというところは、今後、区として誘導していく中で課題を持ってほしいということは要望させていただいて、公園と歩行者専用道路3号、ここは管理上の課題かと私は捉えているのですけれども、やはり公共の施設というか、公共に振った、より公共性の高い施設の部分について、少しやはり管理がパキッと分かれているといいますか、道路3号についても、殺風景な印象を受けたりするのかという。それが緑地の連続性などというところにもなるのかなどと思いました。  公園に関しても、舗装に水たまりができてしまう。これもだから、区が管理をしているのかどうなのか分からないのですけれども、舗装の素材はこれでよかったのかなどということも思ったりしているのですが、その辺のやり取りというのは、当然、区は一緒になって協議してきたと思うのですけれども、ワークショップを重ねたり、住民を巻き込んでいくというところのプロセスというのがもし分かれば、教えていただけたらと思います。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 児童遊園の整備に当たってのワークショップにつきましては記録に残っておりますので、ここで御報告させていただきますと、ワークショップ等は行われていなかったということになっております。というのは、もともと桑田記念児童遊園については、地域住民のよりどころという地域の資源であったということから、土地の記憶や地域の方々の記憶として残る従前の児童遊園というのを継承しながら、魅力ある空間にするように整備したという、そのような方針だったとなっております。  この児童遊園の設計に当たっては、事業者と区の担当者が協議して具体化してきたものでございますけれども、今回、こういった少し後ろ向きな御意見をいただいたということですので、できるだけ地域の声が反映されるような公共施設整備については、引き続き再開発担当から事業者を指導していきたいと考えてございます。  道路につきましても、同じくワークショップについては開かれていないと認識をしておりますけれども、こちらの舗装等につきましても、できるだけ地域の声に配慮した形になるように、御意向を聞いていきたいと考えてございます。 ○委員(玉木まこと君) ありがとうございます。開発で公園を事業者で計画をして設計をして進めて、提供する。最終的に区が管理する。そのようなものというのは幾つもあると思いますので、今回のこの事例というものを教訓に、よりよい方法というものをぜひ考えてほしいと。提供公園というのでしょうか。そのような部分の在り方について考えていただきたいと思っています。  東京ミッドタウンの檜町公園と同じ型の遊具が造られた結果、あまりそれがいい方向に転ばなかったというのは、正直、残念ではあるのですけれども、本来であれば、いい形で住民に使ってもらえる公園ができたらよかったと思いますので、よろしくお願いします。  あと、ここに書かれていますけれども、タワーマンションの中にある公共施設というものが認知されてないということが言われていますので、誘導、ブリッジ状の通路というのは、やはり少しここにお住まいの方しか通ってはいけないような、少しハイグレードな仕様に見えて、行きづらいと思いますので、エレベーター利用と公共施設の利用ということに関しては、ぜひ区民が行きやすいようなアナウンスというものに取り組んでもらえればと思いますので、こちらは要望させていただきます。よろしくお願いします。 ○委員(風見利男君) ここはもともと区有地を借地している人が圧倒的に多かったわけで、全員、この建物に入られたのでしょうか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 区有地を借地されていた方というくくり方はしておりませんけれども、従前権利者で64件いらっしゃった中で、60名の方が権利変換を受けて、建物内の床を取得されてございます。 ○委員(風見利男君) そうすると、4名の方は転出されたという理解でいいわけですか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 風見委員御指摘のとおり、4名の方が転出されております。 ○委員(風見利男君) ここは区有地だということもあって、残られた方は多いと思うのですけれども、再開発の事後評価自体は、これはこれでやるべきだと前から我々は言っていたわけで、あとはもう一つは、やはり今までいた方がどのような状況になったのかという評価が、私は一つ非常に大事だと思うのです。  確かにプライバシーのこともあるので、どのような状況で転出されたのかというところまで細かく分からないにしても、やはり全員が残らなかったという点があるわけで、その辺の評価の仕方というか、そこはぜひこれからの、いつも研究課題にという答弁しか出てこないわけですけれども、そこもしっかりやるべきだと思うのです。  ここだけではなくて、ここは比較的残った方が多いのですけれども、こうでないところもあるわけで、その辺をしっかり、再開発を進める上からも大きな課題だと思うので、その辺の評価の在り方もぜひ検討してもらいたいと思うのですが、いかがでしょうか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 権利変換の中で転出された方については、一定程度、どういった理由で転出されたかというところは区としても把握をしております。  一方で、事業完了をした後に、管理組合が出来上がった後、もともとの権利者がどのように引っ越しされたかというところまでは、個別の引っ越し事情によりますので、把握ができていないというところです。  そういった定住性についての評価につきましては、どういった方法が望ましいのか、引き続き研究させていただきます。 ○委員(風見利男君) ぜひお願いしておきたいと思うのです。  それと、自由意見の中で、いろいろな改善要望などと取れる中身が幾つもあるわけですけれども、その辺への対応というのはどのようにしていくのですか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 例えば、公共施設、児童遊園を整備する、道路を整備するということにつきましては、先ほど玉木委員の御質問にもありましたけれども、できるだけ事前に地域の方々の声を聞いて、地域の方々の生活に配慮した、あとは、憩いや遊びに配慮したような施設計画になるように、今後の事業については指導していきたいと考えてございます。  一方で、民地内の緑や歩行者通路につきましては、今回、ただ樹木を植えるだけだと質がよくない、もう少し彩りに配慮した計画がよかったという御意見もありましたので、こういった意見はきちんと真摯に受け止めまして、次の事業を計画するときには、緑をただ植えるだけではなくて、皆さんが親しんでいただけるような緑化空間になるように指導、誘導していきたいと考えてございます。 ○委員(風見利男君) 例えば、児童遊園の遊具が夏になると暑くて使えないという、木陰もないという指摘もあるわけです。その辺、これからでも対応可能なところは、対策を取るということはないのですか。そのような予定は全くないのですか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 市街地再開発事業で整備した公共施設について、現時点で再開発事業側で何か対策を取るということは考えてございませんけれども、使い勝手については、地域の方々の声を聞きながら、所管の総合支所のまちづくり課等と連携しながら、対応を検討していきたいと考えてございます。 ○委員(風見利男君) 桑田児童遊園は区の施設ですよね。ですから、やはり出された要望をどう対応していくかというのは、これからの、市街地再開発組合ではなくて、区の対応になるわけで、設計段階でもう少し工夫すればよかったということはあるのでしょうけれども、今の段階ではそこに立ち戻っても解決できないわけで、夏の暑いときに遊具が使えないという。遊具の材質もあるのですけれども、あちこちあるのですよね。ですから、ここについてはそのような要望も出ているので、子どもたちが本当に安心して遊べる、あるいは、夏場も木陰できちんと休める施設の整備というのは私は必要だと思うので、ここに出された意見はぜひ各部署ともよく相談して、対応がどうできるのかということも含めて検討するべきだと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ○赤坂地区総合支所まちづくり課長(成清勝博君) 風見委員御指摘のとおり、出された意見、区民からの御意見ということですので、できる範囲の中で、区の対応ということで考えてまいりたいと思います。 ○委員長(土屋準君) ほかにございませんでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(土屋準君) ほかになければ、報告事項(5)「市街地再開発事業に係る事後評価について(赤坂九丁目北地区)」についての報告は、これをもって終了いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(土屋準君) 次に、報告事項(6)「高輪三丁目品川駅前地区第一種市街地再開発事業の区域公告について」、理事者の説明を求めます。 ○再開発担当課長(池端隼人君) それでは、報告事項(6)「高輪三丁目品川駅前地区第一種市街地再開発事業の区域公告について」、御報告いたします。  資料№6を御覧ください。本件は、都市再開発法第15条第2項において準用する同法第7条の3第2項の規定に基づき、高輪三丁目品川駅前地区第一種市街地再開発事業の施行地区となるべき区域を公告することについて、あらかじめ当委員会に報告するものです。  まず、資料7ページを御覧ください。高輪三丁目品川駅前地区のまちづくりの概要をまとめております。まず、資料左上の位置図を御覧ください。高輪三丁目品川駅前地区は、品川駅西口地区の北東に位置する赤塗りの区域です。本地区内は、老朽建物や狭隘道路が存在し、土地の有効利用や防災機能、地域内の回遊性などに課題を抱えています。これらの課題を解決するため、本地区では、市街地再開発事業により、歩行者ネットワークやまとまりある広場の整備等を行うとともに、土地の高度利用により、品川駅前にふさわしい多様な都市機能が融合した、国際交流拠点にふさわしい複合市街地を形成します。  次に、項番2、これまでの主な経緯及び今後のスケジュールです。令和4年に品川駅西口地区地区計画、高輪三丁目品川駅前地区市街地再開発事業の都市計画変更及び決定がなされております。今後の予定といたしましては、令和5年度に再開発組合の設立認可、令和6年度には権利変換計画の認可及び工事着手、令和9年度に工事完了を予定しています。  次に、項番3、整備する主な公共施設等です。右上の配置図(案)も併せて御覧ください。主要な公共施設として、デッキレベルに広場2号及び歩行者専用通路2号を整備するとともに、地区施設として、歩行者専用道路や国道15号沿いにアクセス車路などを整備します。  次に、項番4の施設建築物の概要です。地区面積、敷地面積、建築面積、延べ面積、主要用途等については、記載のとおりです。  以上が、本地区のまちづくりの概要でございます。  続いて、資料2ページを御覧ください。公告文の案でございます。区域公告を行う目的は、市街地再開発組合の設立に必要な権利者の総数を把握するため、施行地区となるべき区域を公告し、施行地区内の宅地における未登記の借地権者に借地権の種類及び内容を区に申告してもらうことです。公告文の資料2ページから3ページのとおりです。  4ページを御覧ください。施行地区となるべく区域の名称でございます。港区高輪三丁目301番1から、5ページを御覧いただきまして、港区高輪三丁目417番52までの地番及び道路部分の部番地を示しております。  続きまして、6ページを御覧ください。施行地区となるべき区域の図でございます。この区域図を縦覧いたします。  資料の説明は以上です。  資料にはございませんが、今後の予定として、本日の報告を踏まえまして、速やかに公告、縦覧を行ってまいります。公告の予定日は令和5年3月22日、縦覧期間は3月22日から4月4日を予定しております。  大変雑駁ですが、説明は以上です。 ○委員長(土屋準君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。 ○委員(うかい雅彦君) こちらは国道15号線の拡幅も入っておりますし、なおかつ、高輪地区でも、マンションの橋といったらいいのですかね。有名な建築家の方が造られたマンションが旧耐震のまま残っている、そういった品川駅前でありますけれども、そういった重要な要素を含んだまちづくりだと思っております。  現時点で同意の状況というのは分かりますか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 同意の状況としましては、土地所有者につきましては、権利者数19件に対しまして同意されている方が16件、同意率としては84.2%です。借地権につきましては、5つの権利者に対して4.9、同意されておりまして、98.5%になっております。全体としましては、87.2%の同意率となってございます。 ○委員(うかい雅彦君) 隣はA地区になるのですかね。A地区の高輪グースですか、ほぼ解体が終わって、建物がなくなってしまったのですけれども、また、駅側の秀和のビルも壊されて、新たなまちづくりという感じが非常に出てきているのですけれども、実は白金高輪駅から品川駅に延伸するという話になったときに、途中の町会で新しく駅を造ってくれないかなどという要望を少しいただいたのですけれども、それは全然難しい話であったのですが、それ自体、話をしていく中で、やはりこのまちづくりで、いかに二本榎から品川駅に対して安全に通行ができるかということが、まだ少し皆さん分かっていないみたいで、そんな鉄道やバスを使わなくても、歩いて緑の中をゆったりと駅に行けるという。いずれそのようなことがもう少し皆さんが分かってくれると、またこの開発についてもそれなりの支持が得られるのではないかと思うので、何か機会がありましたら、そういったことも、二本榎という言い方はあれなのですが、高輪地区の方々にぜひお伝えしていただけたらと思います。よろしくお願いします。 ○委員(風見利男君) 今、うかい委員から同意率の話があったのですけれども、個人の同意率が半分なのですよね。全体的には84.2%なのですけれども、土地所有者の個人でいうと、5割なわけですよね。その辺、なぜそうなっているのか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 個人の土地所有者としては、4件いらっしゃるうち2件が、今、同意されております。  未同意の2件につきましては、1人の方は、土地の大部分が環状第4号線の区域の中に含まれておりまして、再開発事業の区域内の土地が非常に少ないということで、再開発事業に対して参画する意思がないということから、そもそも同意しないとおっしゃっている方が1人です。  もう1件の方につきましては、生活再建のめどが立たないことの不安、事業継続の判断がつかないということで、まだ御同意いただけていないと聞いてございます。 ○委員(風見利男君) たくさん土地を持っている方は、それなりに生活再建の見通しができるわけですけれども、やはり小さな土地だと、本当に再開発でどれだけ床が確保できるのかということの不安というのは非常に、ここだけではなくて、どこでもあるわけです。ですから、その辺を大事にしないと、全体の割合が8割を超えているからいいですということだけでは、私はまずいと思うのです。環状第2号線で大半の土地を取られてしまう方というのは、そこを売らざるを得なくなってしまっているわけですよね。  ですから、そのような方も含めて、できたら、床の一部を買い取ることも可能なのかどうかというのも、事業者の中で、当然、準備組合の中で検討もされていると思うので、その辺もしっかりと見通しとして、このような方策もあるのですなどということを示さないと、私は、環状第4号線で土地を取られてしまったから、売るしかないということだけで本当にいいのかどうかということも考えていかなければいけないと思うのです。ですから、その辺も含めて、将来設計が本当に保てるような、考えられるような方策というのか、そこも私は、準備組合が組合設立に向かっていく中での大きな課題だと思うのです。  ですから、その辺は区としても準備組合に対してそのような、権利変換までは細かい数字は出せないのでしょうけれども、一定やはり数字がなければ、事業費も計画も出ないわけで、当然、一定の計算はされた上で計画を立てていると思うので、その辺、全部公表するとはならないのでしょうけれども、出せるところは積極的に知らせて、その上で判断する材料を与えるという。これは事業者として私は当然だと思うのです。その辺はいかがでしょうか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 狭い敷地の権利者の対応というのは、この地区だけではなくて、港区の再開発事業全てに共通する問題だと考えておりますので、そういった方々が、単に転出するということではなくて、将来的に権利変換で新しい建物の床を取得するにはどうしたらいいのかというところについても、モデル権利変換計画などを示しながら、個別具体的に協議するように、これからも準備組合及び組合を指導してまいります。 ○委員長(土屋準君) ほかにございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(土屋準君) ほかになければ、報告事項(6)「高輪三丁目品川駅前地区第一種市街地再開発事業の区域公告について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(土屋準君) 次に、報告事項(7)「三田五丁目西地区地区計画(原案)について」、理事者の説明を求めます。 ○再開発担当課長(池端隼人君) それでは、報告事項(7)「三田五丁目西地区地区計画(原案)について」、御報告させていただきます。  資料№7を御覧ください。当地区のまちづくりにつきましては、本年2月6日の当委員会において、概要等を報告させていただきました。本日は、都市計画法第16条の規定に基づく地区計画原案の縦覧等の手続に先立ち、あらかじめ当員会へ報告させていただくものです。
     資料2ページを御覧ください。地区の名称は、三田五丁目西地区地区計画です。位置は、三田五丁目、白金一丁目及び高輪一丁目地内です。面積は約1.3ヘクタールです。  地区計画の目標を御覧ください。2段落目に、当地区の課題として、地区内部には細街路に面して老朽化した木造建築物が密集しているとともに、工場機能や居住機能が混在しており、市街地環境や防災性の向上が課題となっている旨を記載しております。  また、最終段落に、当地区計画の目標として、敷地の整序・集約化による木造建築物の密集の解消に併せて、都市基盤の整備を行い、防災性の向上や安全で快適な歩行者ネットワークの形成を図ること、建物の高度利用により、商業、工場及び居住機能を適切に配置するとともに、緑豊かなオープンスペースを整備し、市街地環境の向上を図ることなどを記載しております。  次に、資料3ページを御覧ください。区域の整備、開発及び保全に関する方針です。まず、地区施設の整備の方針です。第1項に、地区周辺の交通や開発交通の円滑な処理を図るため、区画道路を拡幅整備することを定めます。  第3項では、児童遊園、広場の整備方針として、地域住民のための遊びや憩い、交流機能を担うとともに、災害時にも活用できる場所として、既存の児童遊園を移設、拡張し、再整備することを定めます。  建築物等の整備の方針です。複合市街地にふさわしい土地の高度利用を図るとともに、周辺市街地の環境に配慮するため、建築物等の高さの最高限度及び敷地面積の最低限度を定めるとともに、安全で快適な歩行者空間を確保し、回遊性の向上を図るため、壁面の位置の制限及び壁面後退区域における工作物の設置の制限などを定めます。  その他、当該地区の整備、開発及び保全に関する方針として、道路の電線類を地中化し、防災対応力の向上を図ることなどを定めます。  資料4ページを御覧ください。地区整備計画です。地区施設として、区画道路1号及び2号を拡幅するとともに、区画道路3号の一部を拡幅します。また、約960平方メートルの児童遊園を位置づけます。  続いて、建築物等の用途の制限です。風俗営業の用に供するものについて制限を定めます。また、カラオケボックスや勝ち馬投票券販売所などを制限します。  5ページを御覧ください。建築物等の高さの最高限度は、計画図3のとおり定めます。  資料8ページの計画図3を御覧ください。幹線道路に面する地区の西側は、高度利用する範囲として、高さ160メートル、地区の東側は、周辺市街地との調和に配慮し、高さ40メートルと定めます。  資料の6ページから8ページは、計画図となってございます。  資料9ページは、当地区のまちづくりの概要を示した参考資料です。本年2月6日の当委員会において御説明した資料とおおむね同様の内容となってございます。  最後に、資料にはございませんが、今後のスケジュールについて御説明します。本日御説明いたしました原案については、3月30日から4月12日まで、2週間の縦覧を予定しております。また、3月30日から4月20日までの期間に意見書を提出することができます。都市計画法第16条に基づく説明会につきましては、3月30日に開催する予定です。これらの手続の後、都市計画法第17条に基づく手続を6月に予定しております。  甚だ簡単ですが、説明は以上です。 ○委員長(土屋準君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。 ○委員(うかい雅彦君) 前に報告を受けたときに、細街路で木造住宅が密集している地区であり、安全を考える上での大切な再開発ではないかと申し上げたのですけれども、参考資料の9ページですか、右上の図で、バスベイ、これは今、多分もう少し魚籃坂の交差点寄りにバス停があると思うのですが、あれを古川橋寄りに移して、広げて設置するということでよろしいのでしょうか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) バスベイについては、うかい委員御指摘のとおりでして、現在は魚籃坂下交差点に近い位置にございます。今あるバス停の前の歩道につきましては、歩道の幅員が狭いということもあって、歩行者の通過交通を円滑にするために、今回、三田五丁目西地区につきましては、歩道が拡幅されますので、拡幅した部分でバスベイを整備して、歩行者の方が円滑に通行していただけるように計画していきたいと考えてございます。 ○委員(うかい雅彦君) それから、都道から入って数メートル左側に公園があるのですけれども、通称だるま公園という。そういった名前というのは、正式な名称は区であると思うのですけれども、親しまれてきた名前なので、ぜひ残していただきたいと思うのですが、新たに児童遊園を設置すると思うのですけれども、そういったところ、正式名称は区であるのでしょうけれども、やはり地域に根差した名前として何か残していただきたいのですが、いかがでしょうか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 児童遊園につきましては、区の正式な名称としましては、三田松坂児童遊園です。これにつきましては、今後、再整備の方向性をワークショップ等で検討していくことになります。地域の町会の方々なども、通称だるま公園と。本当にそちらのお名前の方が通用しているのかと私も認識をしていますので、通称名というものにつきましても、引き続き地域の方々とお話合いをしながら検討していきたいと考えてございます。 ○委員(うかい雅彦君) よくお分かりだと思うのですけれども、そのような名前がつくのはなぜかということだと思うのです。新しい児童遊園にも、なぜ名前がついた、そういったものがあるからついたのだと思うのですけれども、そういったものを残すような形で、当然、地域の方々の意見があると思うのですが、ぜひよろしくお願いします。 ○委員(玉木まこと君) 前回、一番最初に出してもらって、いろいろと公共性の高い、今、うかい委員おっしゃっていたバス停の話であったり、都道や歩道に面した、歩道が広場のような空地になるというところで、また、地区内の真ん中に歩行者通路も整備されるということなのですけれども、現状の頂いている資料だけでは、その通路がどういったものなのかというのが、やはりイメージができない。まちからどのように再開発の人たちが動きが入るのか、動線も分からないというところがありますので、要望になりますけれども、今後、再開発案件など、公共性の高い事業が多いものについては、資料というものをもう少し詳細が分かるものを添付していただきたいと思いますので、御検討いただけたらと思いますが、いかがでしょうか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 前回、2月6日に御報告させていただいたときには、今後の都市計画手続等もまだ未定の状況でございましたので、当委員会にお示しできる資料につきましては、最低限といいますか、準備組合と協議した上で公表できる資料として、港区の中で作成しているものでございます。  今後、都市計画手続を進めるに当たっては、当委員会だけではなくて、地域の方々に対してまちづくりの内容を広く御理解いただく必要があるかと思いますので、できるだけ分かりやすい資料の作り込みや公表の仕方については、引き続き検討してまいります。 ○委員(玉木まこと君) ぜひよろしくお願いいたします。  先ほどの赤坂九丁目北地区の再開発事業の整備後の話があったと思うのですけれども、こちらについても、これから本当に白金高輪地域というのがまちづくりの動きが活発な状況だと思いますので、区民の皆さん、周辺の皆さんの関心が高いと思いますので、公園も新たにできるというところで、先ほどワークショップという話がありましたけれども、ぜひ児童遊園の在り方も含めて、周辺を巻き込んでやっていただきたいと思いますし、緑地の整備だったり、建物の形状など、工夫できるところは、区民の意見を聞き取っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。要望です。 ○副委員長(石渡ゆきこ君) 前回、2月6日に引き続きのこちらの都市計画の中での手続になるとは思うのですけれども、また引き続いて、前回も質問させていただきましたが、手続的なもの、特に今後、これから第16条、第17条の手続が進んでいくとなってくると、ある意味、それが進んでしまうと後戻りができないといいますか、計画決定がされてしまうと、要するに、個別の所有権者としての十分なこれまでできたことができなくなる。その代わり新しい道というか、新しい地区の未来が開けるという意味では、今の現状というのはとても重要な時期だと思うのです。  それで、いかに分かりやすく今後の手続を発信していくのかというのと併せて、もう一つ、今、行われている手続というものができる限りしっかりと法律にのっとって、もしくは港区の運用ルールにのっとって、正確にされているということに対する手続に対する信頼性というのは、とても大事なタイミングだと思っているのですが、また同意の件について確認をさせていただきたいです。  2月6日付の委員会で、所有権者数113件という報告を受けております。ちなみに、所有権者のベースだと思うのですが、113件は何による件数なのかをまず教えてください。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 都市再開発法では、区分所有の建物につきましては、1権利者となっていくことになりますので、1人で土地をお持ちの方は、当然1件とカウントされますし、複数で持たれている方については、2人で持たれていたとしても、権利としては1となってまいります。 ○副委員長(石渡ゆきこ君) というと、1筆で1つの権利と考えればいいのでしょうか。そうすると、例えば、土地の形状によっては2筆にまたがってというようなことで、1人の所有権者がお持ちというような形になっている場合には、2とカウントすればいいのでしょうか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 例えば、お一人の方が1筆ではなくて2筆、3筆持たれていたとしても、都市再開発法上は権利者は1になります。 ○副委員長(石渡ゆきこ君) そうすると、113件というこちらの確認の仕方なのですけれども、現状の不動産登記の手続、要するに、登記簿上で確認をしている数字だと理解させていただきます。  ところで、登記簿上の権利が実態の権利と合わないということも間々、実務の上ではありまして、一番よくあるのが相続の場合なのですけれども、このような形で土地の権利者として載っている方が亡くなられているという方の場合、それで相続が発生しているけれども、要するに法定手続が済んでいないという場合も、当然、港区のような地域、あと、ほかの地域でも、権利者数が多いところでは考えられます。その場合には、港区としてはどのようにカウントをしているのでしょうか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 例えば、権利者がお亡くなりになっていて、法定相続人は発生しているけれども、本当にその方々が存在するかどうか分からないという事象も間々あるかと認識をしております。そういった場合につきましては、できるだけ準備組合を通して、権利者、現在の相続人などというのを探しながら、実態に合わせて、そこに権利をお持ちである方から同意をいただくとしてございます。 ○副委員長(石渡ゆきこ君) ありがとうございます。  もう少し確認の仕方についてさせてください。といいますのは、私の元に、同意率に関してどのような手続で行っているのかと、まさに当該地区の方から御質問が来ていますので、特に相続で実態に合わせてという形でされていますけれども、そこのところを、先ほど言ったように、共有であっても1筆、お一人の権利者とカウントされるという場合には、例えば、相続人が複数という形であった場合には、代表相続人という形で、代表相続人に名のりを上げた分かった人でやるのか、それとも共有というような状態だと。法的には、分割が済んでいないと、多分共有状態になってしまうのではないかと思うのですけれども、連絡が取れる方に片っ端から連絡を取るような形で準備組合で確認をしていただくのか。準備組合の段階でどのような確認がされていて、それは区の確認の仕方と同じなのか違うのかについても教えていただきたいです。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 今、都市計画手続を進める段階ですと、準備組合で権利者等を探しまして、法定相続人が複数いるという状況が想定されるのであれば、まずは連絡が取れた方、同意された方からはきちんと同意書をいただきながら、見つからない方については、その分はカウントしないということになります。  今後、再開発組合が設立するときには、きちんと公告等を行いまして、権利者を把握していくということになります。 ○副委員長(石渡ゆきこ君) ありがとうございます。現在の手続の中では、基本的に準備組合がそこのところの連絡は取って、連絡を取れた方の申告ベースで、同意というか御意見について把握していくという形で、今のお話を聞かせていただきました。  申告ベースと申し上げましたけれども、これ、今後、土地の権利変換や何かの手続が進んだ段階、そういった権利変換や何かの手続になると、これは申告ベースでは手続できないでしょうから、何かしらの形で相続や実態ときちんとそれが法的な手続が一致する形で手続が進むとは思うのですけれども、現状の今の同意ということに関しては、相続が起きてしまっている場合には、準備組合を通して連絡が取れた方がベースになっていると。その件数が113件という理解でよろしいですね。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 石渡副委員長御指摘のとおりでございます。 ○副委員長(石渡ゆきこ君) ありがとうございます。  それで、私の手元には同意の書面があるのですけれども、都市計画の手続に関する同意書ということで、同意しますということが書かれていて、そこの下に住所と氏名を書く形になっていると思うのです。多分、私、ほかのところで見たことがある一般的な同意書だとは思うのですけれども、これは何か同意書の書き方というのはフォーマットが決まっていたり、港区でこのように推奨したりということはあるのでしょうか。  というのは、同意しますというところで書いていて、今の段階では例えば同意だけではなくて、分からない、あとは、はっきりと今の現状では賛成できないなど、いろいろな意見がまだ分かれている段階だと思うのですけれども、同意しますという一択で同意するかしないかを取っているだけではなくて、もう少し分からないといったような選択肢というのも考えられるのではないかと思うのですが、この手続というのは、この書面の書き方というのは、港区の場合や、ほかの手続でも一般的なものと理解していいのですか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 都市計画手続前の同意取得につきましては、法定要件ではございませんので、特段法令で定まったフォーマットというものもございません。港区で推奨しているフォーマットというのもありませんので、各準備組合が独自で作成しているものでございます。 ○副委員長(石渡ゆきこ君) ありがとうございます。そうすると、こちらは三田五丁目西地区の準備組合が、今の段階でそれぞれ確認するために、シンプルに書いてあるとは思いますけれども、回したものだと理解しました。  それで、この同意の確認の方法なのですが、先日の区の頂いた資料の中ですと、同意されている方が113件のうち86.22、同意率が76.3%という数字をいただいていると思います。  その確認の方法について、具体的にどのように港区で行われているかについて、やはり手続としてはっきりと分かりやすく皆さんにどのような手続が進んでいるのかというのを理解していただくために、港区で行われている手続について、もう一度御説明いただきたいと思います。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 同意率の確認につきましては、区の職員が準備組合の事務所にお伺いをして、登記簿に記載されている内容、住所や氏名、権利の状況などと、各権利者が準備組合に御提出された同意書というのを突き合わせて、同意の状況というのを確認してございます。 ○副委員長(石渡ゆきこ君) そうすると、この同意は、先ほど言ったように、準備組合が用意して、連絡がついた人、連絡がついたところで把握したものと、港区で登記簿などそのような情報をお持ちなのでしょうから、それを突き合わせていくということで、さらにその後に意思確認や何かを港区で独自に連絡するなど、そのようなことまでは、現在は、要するに、この手続の段階ではしていないということでよろしいですよね。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 区として、各権利者個別に同意の状況を確認するということはしてございません。 ○副委員長(石渡ゆきこ君) ちょうど今、この同意の関係についてかなり丁寧に手続について説明していただきました。港区としても現状でき得る限りの正確なところということで、区の職員を実際派遣して、書類を見ていただいているという状況が分かったのですが、この話をするのは、実はほかの地域のところでは、同意率に関して、結構、調査の方法や何かで動くといったようなことが、昨年、週刊誌や何かの報道で問題提起がされております。  具体的に言いますと、秋葉原のケースなのです。千代田区のケースでは、同意率という形で一回議会に上がってきた、その報告書が地権者合意の割合について、最初は区が31件のうち26という、同意率でいうと大体83.何%という高い同意率にあると思うのですけれども、その後に住民から、そんな多いはずがないと。当該地区に住んでいらっしゃる住民の方から陳情が上がってきて、それで、議会も入る形で、これはかなり異例だと思うのですけれども、議員立会いの下で再集計をして、意思確認を行ったというケースがありました。それで、意思確認を行ったところ、最終的には54.1%に下がってしまったというケースもあるのです。  これは、どちらがどうというわけではないのですけれども、やはりそのようなことがしかも報道ベースで出ておりますので、それで、この話については、実は港区の再開発や何かをいろいろ考える方々の中でも結構有名なお話という形で、ホームページや何かでこちらの情報が載っていたりします。  そのようなことにおいて、実は港区の同意率の把握の仕方と千代田区の同意率の把握の仕方、千代田区の議員に聞くと、やはり細かいところでそれぞれ違いがあるようなので、現状として港区としてどこまでしっかりと同意率の確実なカウントというものを精査しているのかということについては、私ども議会としてもしっかりと把握させていただきたいということで、その意味で、手続的な内容について今改めて説明させていただきました。  その意味では、今の内容ですと、どうしても準備組合が出してくる書類ベースということにはなるのですけれども、港区としても、それがより正確なものである、真意に基づく同意ということを担保するために、同意率の確認や何かで工夫されていることなどはありますか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 単に同意書というのを、同意書と登記簿を突き合わせて、整っているからいいというだけではなくて、例えば、この同意書を書かれたときの権利者は何かおっしゃっていましたかというようなことをヒアリングしながら、本人が御自身の意思で同意されたということを確認するようには、区として努めております。 ○委員長(土屋準君) よろしいですか。  それでは、休憩を取りたいと思うのですが、休憩前に言っておきたいことなどはありますか。 (「まだ報告事項(9)もありますし。聞くことはあります」と呼ぶ者あり) ○委員長(土屋準君) 聞くことはあるけれども、休憩前ではなくて大丈夫ですかね。  それでは、ここで休憩にしたいと思います。再開時間は3時20分といたします。              午後 2時58分 休憩              午後 3時20分 再開 ○委員長(土屋準君) 休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。  報告事項(7)の質疑を続けます。質問のある方は、どうぞお願いいたします。 ○委員(風見利男君) 先ほど権利者数の話が出たので、少しそれに関連して、この地域にはマンションは幾つあるのですか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 区分所有の建物として、3棟ございます。 ○委員(風見利男君) その3棟のそれぞれの戸数というのは分かりますか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) まず、それぞれの権利者数ということでいきますと、1つ目のマンションにつきましては、所有者として42件いらっしゃいます。もう1軒が20件です。最後が9件と聞いてございます。 ○委員(風見利男君) 全体では71人の権利者がいるのだけれども、権利者数としては3となるわけですよね。  先ほど同意率については、事務局に行って同意書を確認しているというお話でしたけれども、マンションの場合はどうしているのですか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 普通の土地の所有者と同じで、準備組合で集めてきた同意書につきまして、私どもが準備組合の事務局に訪問して、同意書を確認しております。 ○委員(風見利男君) その場合、同意率はどのようにしているのですか。例えば、Aでいうと、42の権利者がいて、半数を超えたら、賛成の方に1が増えると。そのような基準というのは何かあるのですか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 例えば、42件の区分所有の方の建物につきましては、今同意されている方が38いらっしゃいますので、その中で同意率を計算すると、94.48%という比率になります。1件とカウントするときにつきましても、その同意の比率を考慮して、小数点で同意率を計算してございます。 ○委員(風見利男君) 分かりました。いずれにしても、1棟のマンションに42人がいて、1というカウントが本当にいいのかどうなのかというのは、これは法律でそうなっているからということでいいのかというのも、これからの課題だと思うので、それは指摘しておきたいと思うのです。  前回も聞いたと思うのですけれども、この原案、前回はその前の案ですけれども、これは住友不動産が事務局として作成して、区に原案として扱ってもらいたいと。このような相談で来たという理解でいいわけですか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 事業の内容を提案してきているのは、準備組合でございます。準備組合の事務局、事業協力者として参加をしているのが、住友不動産でございます。 ○委員(風見利男君) 事務局の住友不動産が、このような案でお願いしたいと来たという理解でいいわけですよね。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 区としましては、準備組合から提案を受けているものでございます。準備組合の中で、権利者と事業協力者の中で計画の内容を協議されてきたものと認識をしてございます。 ○委員(風見利男君) それで、原案として発表するに当たって、準備組合内での手続というのはどのような形で進むのでしょうか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 原案というものではなくて、都市計画の素案というものを準備組合の中で検討して、その内容を準備組合の総会にかけて、合意を得られた後に、準備組合から区に提案を受けているものでございます。 ○委員(風見利男君) いつどこで総会が開かれたのか。参加の状況などというのが分かったら、教えていただきたい。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 今、手元に資料がございませんので、確認して、御報告させていただきたいと考えてございます。 ○委員(風見利男君) 多分、準備組合のニュースか何かにも載っているのではないかと思うので、それをぜひお願いしておきたい。  前回もお聞きしましたけれども、ここは小さな地権者が非常に多いわけで、一番小さい権利者の方、土地所有者でどれぐらいなのでしょうか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 個人の土地所有者の方で一番小さい面積は、21.71平方メートルです。 ○委員(風見利男君) 22平米弱ということで、いわゆる15坪強で50平米以下のお宅は何軒ぐらいあるのでしょうか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 軒数まで詳細に把握してございませんけれども、地区の内側というのでしょうか、私道や通路に面したところの大半が、30平米から50平米ぐらいの小さな宅地だと認識をしてございます。 ○委員(風見利男君) 大半がそのような状況だというわけです。  先ほど最初の方が21.72平米ということで、今、同意率も、個人の方で28%の方が準備組合にも入っていないわけです。同意されていないわけで、その人たちが、本当にそのような弱小権利者の方が、この再開発の結果、そこに住める保障というのはあるのでしょうか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 未同意の方につきましても、権利の状況等に応じながら、適切にモデル変換計画等を示しながら、御同意をいただけるように、引き続き準備組合を指導していきたいと考えてございますし、小さな権利をお持ちの方々がどのように生活再建をしていくか、この場所で住み続けられるかにつきましても、丁寧に説明し、対応するように、準備組合を指導していきたいと考えてございます。 ○委員(風見利男君) モデル権変の話が出ましたけれども、一定、準備組合の中では、そのような数字が公表されて、説明されているのですか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) モデル権利変換について公表されているかといいますと、公表されていないと認識しておりますけれども、各権利者と個別協議の中では、具体的な数字等を御説明しながら協議されている権利者がいるというのは聞いてございます。 ○委員(風見利男君) 最初の方だと、どのような形で床が取れるという、大体の計算になっているのでしょうか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 現時点では、区は承知をしてございません。 ○委員(風見利男君) ここは非常に細街路で、道路にも面していないような形態のお宅もあるようで、そのようなところは権利変換の数字も当然、現在の評価が低いわけで、新たな床面積がたくさん取れるかというと、そのようなところは取れないわけです。広い通りに面していれば別ですけれども。ですから、本当にその人たちが安心して住めるかどうかという。特にやはり密集地が多いという。木造住宅があるから、安全面からいって開発するのだというけれども、では、その人たちが本当に安全・安心のまちづくりで住めるのかということです。その保障がない限り、このままでいけば、全体的には76.36%ですけれども、土地所有者で、個人でいうと72.44%なのです。それで、なおかつ、先ほど説明していただいたとおり、30平米から50平米という土地しかないわけで、そこは本当に新しい床を確保するに当たって大変な思いをするのは確かなわけで、そこを本当にしっかりやっていく。特に住友不動産が入っているわけですから、そこの不動産の責任としても、やる以上はみんなが同意をして、安心して住めるようなまちづくりというのが当然だと思うのです。  そこを抜きに、危険だから、何かあったら大変だということで進めるだけでは、私はまずいと思うのです。いざ火災が起こったらというのだけれども、戦火にも免れたわけで、そこを、周りから危険だから危険だからということでやるというのは正しくないので、本当に今住んでいる人が安心して将来設計もできるというまちづくりでなければまずいと思うので、そこをしっかり、準備組合が進めていきたいというのであれば、まだ同意していない人たちがどのような形になれば同意してもらえるのかということがなければ、反対している人というか、そのような人たちはそれなりの自分たちの意義を持ってやっているわけで、反対しているのか、まだ準備組合に参加する意思がないのか分かりませんけれども、やはり自分の将来を考えた上で判断しているわけで、その人たちの将来を勝手に、3分の1だから、3分の2だから、80%を超えたからいいのですということだけで進めるというのは私は正しくないと思うので、そこは本当に説明するのであれば、しっかり説明をして、合意と納得と、それがないまま強引に進めるというのはまずいと思うので、そこは準備組合にしっかり指導を引き続きしてもらいたいと。いかがですか。
    ○再開発担当課長(池端隼人君) この地区につきましては、今の権利者が大体80%ぐらいの方々が引き続きこの地区で生活されたいとお話しされていると聞いてございますので、権利の小さい方々に対しても、きちんと従前の権利が守られるように、引き続き生活できるように、丁寧に協議、相談に乗るように、準備組合を指導していきたいと考えてございます。 ○委員(風見利男君) 住宅棟の管理費などを、やはり駐車場から確保するなど、いろいろな形で、やはり権利の低い人の対応をしていくということも、やり方次第で十分できるわけで、その辺の工夫もしっかりした上でみんなに説明するというのがないと、従来の形で、あなたたちの現在の土地の評価はこうですと。ですから、この床しか取れませんということだけでは私はまずいと思うので、その辺も十分合意できる、あるいは納得のいくような説明の上で進めるようにしていただきたいと思うのです。  あと、いずれ組合が設立されて、再開発事業が進むということになったときに、圧倒的に高齢者が多いわけです。いずれにしても一旦、仮の住まいのところに移転をして、完成後には戻ってくるという流れに一般的にはなるわけで、高齢者が長年住み慣れたところから新しい、仮設であっても、仮住居であっても、今までと違ったところに住むわけで、その辺の配慮というのは非常に大事なわけで、なるべく近くの住まいがないのかどうかということも含めて、高齢者の皆さんが安心して移転できる先が確保できるかどうかという、これも私は課題だと思うのです。長年、港区にはそのようなところはありませんといって、ほかの区に行くような事態になったら困るわけで、その辺は住友不動産も含めて、準備組合で何らかの手だてを検討されているのでしょうか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 具体的な仮移転の補償の内容や仮移転先の協議につきましては今後になりますけれども、地区の中で高齢者の方が多いというのは区としても十分認識をしておりますので、そういった方々が安心して生活できる仮住居の確保など、そういったところは、引き続き準備組合をきちんと指導し、事業協力者の中にも不動産業を営んでいる業者がいますので、そういった方々でできるだけ仮住居のあっせんができないかというところは、引き続き私たちから準備組合を指導してまいります。 ○委員(風見利男君) 原案の縦覧、あるいは意見募集をするわけで、その段階で本当に十分中身が分かるような説明と対応をするように、準備組合をしっかり指導してもらいたいと。それもよろしいですか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 第16条の手続につきましては、行政が進める手続でございますけれども、そういった説明会に出た意見や意見書の内容等につきましては、できるだけ丁寧に対応するように、準備組合を指導してまいります。 ○委員長(土屋準君) ほかにございませんでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(土屋準君) ほかになければ、報告事項(7)「三田五丁目西地区地区計画(原案)について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(土屋準君) 次に、報告事項(8)「品川駅西口土地区画整理事業について」、理事者の説明を求めます。 ○品川駅周辺街づくり担当課長(吉田誠君) 報告事項(8)「品川駅西口土地区画整理事業について」の報告をさせていただきます。  資料№8を御覧ください。このたびの報告は、品川駅西口土地区画整理事業について、今後、事業の施行に向けた手続が進められるため、事前に当委員会に報告するものでございます。  最初に、2ページを御覧ください。ページ左側の位置図で赤色の斜線で示した範囲が、土地区画整理事業の区域でございます。地区東側を放射第19号線、北側を環状第4号線、西側及び南側を補助第14号線に囲まれた地区でございます。  ページ左下の2、これまでの経緯を御覧ください。直近の経緯としまして、令和4年11月に、土地区画整理事業の都市計画決定をしております。  ページ右側の4、公共施設の配置を御覧ください。今回、事業の区域内において、都市計画道路の一部のほか、区画道路や街区公園を整備いたします。  ページ右下の5、今後のスケジュールを御覧ください。今後、施行規程(案)及び事業計画(案)の縦覧を経て、認可が行われる予定でございます。  次に、3ページを御覧ください。今回の土地区画整理事業の流れをまとめたものでございます。上から2段目、施行者である独立行政法人都市再生機構により、国土交通省に対し、施行規程・事業計画の認可申請手続が進められると聞いており、4月11日から縦覧が開始される予定となっております。その後、意見書の提出・処理を経まして、認可が行われる予定でございます。また、その後の流れとしましては、仮換地指定、工事、換地計画の作成、認可を経まして、換地処分公告が行われることとなります。  最後に、4ページを御覧ください。本資料は、昨年、品川駅西口地区の都市計画手続を進めるに当たり、当委員会に報告した資料の抜粋を参考として添付したものでございます。  甚だ簡単でございますが、報告事項(8)「品川駅西口土地区画整理事業について」の説明は、以上でございます。 ○委員長(土屋準君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(土屋準君) なければ、報告事項(8)「品川駅西口土地区画整理事業について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(土屋準君) 次に、報告事項(9)「区立新浜公園の基本設計について」、理事者の説明を求めます。 ○土木課長(海老原輔君) それでは、報告事項(9)「区立新浜公園の基本設計について」、御報告させていただきます。  まず初めに、資料の確認をさせていただきます。資料№9、1ページから5ページになります。  それでは、1ページを御覧ください。本件は、芝浦一丁目計画に伴い整備されます公園について、地元町会や保育園を対象に意見交換会を開催し、区民要望等を踏まえた基本設計を策定いたしましたので、当委員会に報告いたします。  項番1、公園の概要です。5ページを御覧ください。左側下段にあります当該地区の位置図を示しております。場所は、JR浜松町駅より南側に位置します赤枠にて表記しているところでございます。  次に、記載の右側にございます配置計画図を御覧ください。当該地区の右側の上に公園と記載してあるところが、今回の対象となる公園となります。  3ページにお戻りください。施設配置図になります。北側に古川、東側に芝浦運河に面して位置し、公園の面積は約1,670平米、公園整備後の日常の管理につきましては、事業者にて費用負担を行い、管理いたします。財産は区の財産となります。  1ページにお戻りいただきまして、項番2、基本設計についてです。  引き続き、3ページの施設配置図を御覧ください。今回の設計につきましては、公園の誘致距離250メートルの範囲に含まれる4つの地元町会や2つの保育園を対象に意見交換会を行い、区民要望等を反映した設計となっております。  寄せられた意見といたしましては、乳幼児や小さいお子様が遊べる遊具や走り回れる広場が欲しい、また、四季を感じられる植栽、桜を植えてほしい、また、足が洗える水施設やトイレ、水飲み場を設置してほしいなどの意見がございました。  そのような意見を踏まえ、図の左上に示していますとおり、休憩ゾーン、遊具ゾーン等のゾーニングを行い、設計いたしました。  図の下段の遊具の絵を御覧ください。今回、遊具につきまして、誰もが安全に安心して子どもたちが一緒に遊べるよう、年齢層に応じたユニバーサルデザイン遊具を設置いたします。左側上から滑り台で、青い球と白い樹脂でできました、ゆらぎという遊具で、これらは乳幼児向けの遊具でございます。また、回転遊具のスピスナーとブランコのスイングは、動力で音と光を発する遊具となっております。最後、右側の白いのが、芝生広場にシンボル遊具を設置する予定でございます。  4ページを御覧ください。完成イメージパースになります。当公園と歩道状空地、また、事業地内の公開空地等を一体的に使えるような空間として整備される予定でございます。  2ページにお戻りください。項番3、今後のスケジュール予定です。本年、令和6年7月に工事着手いたしまして、同年12月に完成する予定でございます。  以上、甚だ簡単でございますが、報告事項(9)「区立新浜公園の基本設計について」の説明は、以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○委員長(土屋準君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございます方は、順次御発言願います。 ○委員(うかい雅彦君) 別紙1の上と右が運河になるわけです。別紙2で見ると、柵がなくて、運河に向かって傾斜気味になっているのか。例えば、子どもたちが遊んで安全なのかどうかというところで、柵を設けるのか、どのようなイメージなのか、教えていただけたらありがたいです。 ○土木課長(海老原輔君) ただいまうかい委員に御指摘のありました、ちょうど公園の区域の外側の灰色の部分、こちらにつきましては、防潮堤の区域になりまして、現在、未開放区域でございます。こちら、東京都港湾局の管理敷地となっておりまして、現在、東京都港湾局と協議を行っていまして、将来開放ができないかというところで、今、調整を行っているところでございます。 ○委員(うかい雅彦君) ということは、別紙2で赤い点線のあるようなところあたりには、人が行かないように柵を設けるということでいいのですか。 ○土木課長(海老原輔君) 現行のイメージパース上では、まだ協議は調っていませんので、人が出入りしないようフェンスを設ける予定でございますが、将来、東京都港湾局と交渉が調いましたら、フェンスを撤去いたしまして、こちらの防潮堤内にも人が入れて、海や川を見られるような形で整備を検討しているところでございます。 ○委員(榎本あゆみ君) 今回入れていただく遊具は、なかなか区立の公園では見かけないような遊具だと思いますけれども、これは高価な遊具なのでしょうか。区立ではなかなか見かけない理由というか、新規の遊具なのか。区では買えないような単価のものなのか。これはどのような遊具なのでしょうか。 ○土木課長(海老原輔君) 榎本委員の御指摘のとおり、本遊具につきましては、標準的なものではなく、ユニバーサルデザイン、また、インクルーシブ的な機能をモチーフに選定した遊具でございますので、標準的なブランコや回転遊具、そういった滑り台等よりは、若干高いものでございます。 ○委員(榎本あゆみ君) 分かりました。動力で光を発する遊具というのは非常にいいと思いました。  芝生が敷かれると思うのですけれども、これ、どこかに書いてありましたか。人工芝と書かれていたと思うのですけれども、区立の公園ですと、天然芝が多くて、天然芝はそれはそれでいいのですが、今の時期の陳情で多いのは、芝生が土になってしまっていて、どうにかしてほしいと。どうしても芝生は養生しないと、なかなかきれいな芝にならないという、管理が非常に大変だという中、この人工芝、なかなかいいのではないかと思うのですけれども、今回使われる人工芝は、硬い、柔らかい、いろいろあると思いますが、どのようなものになるのでしょうか。 ○土木課長(海老原輔君) 榎本委員御指摘のとおり、天然芝につきましては、維持管理上、やはり養生期間等を設けて、広場で遊べない期間等が発生するものでございます。  そういったところを工夫しながら、いろいろと検討した結果、今回の広場状のところにつきましては、約500平米の広場機能として設けておりまして、今回使用します人工芝については、人工芝の下にクッション層というゴム層を設けて、さらに人工芝と芝の間にゴムチップを入れて、さらに衝撃度を和らげるような形で、子どもが転んでも、直接地面にぶつかるということではなく、そういったゴムチップ、また、ゴムのクッション層によって衝撃を和らげるといった機能も含めたもの、そういった人工芝にしているものでございます。 ○委員(榎本あゆみ君) 分かりました。今の御説明を聞いても、非常にいいのではないかと思いますけれども、これを区の公園に横展開することは可能なのか。また、費用のこともあると思いますけれども、このようなものは天然芝に比べて高いのか。だけれども、例えば、維持管理を、毎回養生していくことを考えれば、もしかしたらコストパフォーマンスがいいのか。その辺もどうなのでしょうか。横展開できそうなのか、伺います。 ○土木課長(海老原輔君) 今回の人工芝につきましても、通常、区で使っているような人工芝よりも若干高めでございます。通常、区で使っているのは、標準的なもので9,000円から1万9,000円程度のもの、もちろん仕様等、芝の長さ等も若干違うものがあるのですけれども、今回のは、平米当たり約2万4,000円ということで、クッション層をさらに厚く設けまして、芝生を長めにして、その間にゴムチップを入れたというところの、そういった衝撃度を和らげる芝生にしているものでございます。  今後、区の公園等、また、そういったグラウンド等の仕様については、引き続きこういった安全性等を考慮しながら、比較検討していく中で、こういったものが使われていくと考えています。 ○委員(近藤まさ子君) この人工芝、クッション性があるというのはいいのですけれども、結構、人工芝は熱を持つというので、暑さ対策というのはどうなのですか。スプリンクラーではなくて、結構、港区の児童遊園などは、暑さ対策でミストシャワーみたいなものがあったりしますけれども、これはどうなのですか。暑さ対策、暑さについてはどうなのでしょうか。 ○土木課長(海老原輔君) 今回の人工芝につきましては、日光の照り返しという形で、要は、暑さを集めないような工夫がされているものと聞いています。 ○委員(近藤まさ子君) そういったインターロッキングブロックがここに入るみたいなのですけれども、この茶色部分がインターロッキングブロックになるのですか。 ○土木課長(海老原輔君) 別紙位置図、3ページのこちらを御覧ください。広場から左側、こちらに茶色く、肌色っぽくある部分がインターロッキングブロックになります。 ○委員(近藤まさ子君) 結構、インターロッキングブロックのそばに木があると、木の根が張り出して、ブロックがガタガタしたりするのですけれども、これは低木なのですか。そこら辺は心配ないのでしょうか。 ○土木課長(海老原輔君) 近藤委員御指摘のとおり、根上がり等、そういったものに対する対策等を含めて、植栽等は計画していきたいと思います。 ○委員(玉木まこと君) 民設というところで、グレードの話も出ていますけれども、管理というところも、これはこちらの管理会社で管理されるということなのですが、ステージなどというのがあるので、何かしらにぎわいなどで活用していくという考えがあるのかどうか、教えてください。 ○土木課長(海老原輔君) 玉木委員御指摘の真ん中にありますステージという部分ですけれども、これはイベント等に事業者等が活用する、また、子どもたちの休憩する、座ってお弁当を広げるなど、そういったいろいろな多機能にわたって使えるような加工と考えていますので、あくまでもステージだけの機能として使うようなものとしては考えていません。 ○委員(玉木まこと君) 何か管理会社でイベントをやろうとした場合ももちろん使えるのかと思うので、積極的にこの地域の新しいスポットになったらいいのかと思うので、その辺のソフトの部分もしっかりと、総合支所などと連携してやっていただけたらと思います。  これ、今、絵は平面図とイメージパースなのですけれども、多分、照明などもすごくきれいになってくるのかと期待したいと思いますので、照明というところも、区立の公園、先ほどの榎本委員の話もそうですけれども、公園の照明の在り方など、あとはベンチ、ここもやはり長手の、恐らく境のないベンチが整備されるのかと思いますので、区立の公園の維持管理の問題から、ベンチがどうしても真ん中に、手すりをつけなければいけないという状況を見ているので、ぜひこれは区として、区が整備する公園でも、こういった人が滞在しやすい環境というのは何かというのを考えて、管理も含めて今後検討していっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○委員(風見利男君) ここは手洗いや水飲み場、トイレが全くないようなのですけれども、どのようになるのですか。 ○土木課長(海老原輔君) 3ページの施設配置図を御覧いただきたいと思います。ちょうど広場の南側、下側、歩道状空地の破線の外側に、こちらにまず水飲み場、足洗い場という形で、公園区域外に設置をします。こちらにつきましては、公園内に排水施設等が設けられないということもありまして、事業地側にこういった水施設を設ける予定でございます。  また、一方で、トイレにつきましても、今回、事業地側に建ちますビルの中のトイレを運用させていただくよう、今、調整を行っているところでございます。 ○委員(風見利男君) そうすると、水飲み場や手洗い場というのは、公園施設ではないわけですね。  あと、ビルの中というのは、さっと入れるのですか。24時間使えるわけですか。 ○土木課長(海老原輔君) 風見委員御指摘の水施設については、事業地内の施設になりますので、公園施設ではございません。  一方で、トイレにつきましては、トイレの位置等も含めて現在調整中でございまして、セキュリティーの関係上もございますので、なるべく長い時間トイレが開放できるように、今後も調整してまいります。 ○委員(風見利男君) そうすると、ビルの中ということですか。ビルの中のトイレを使うと。別紙1だと、ビルというのはどの辺まで来るのですか。 ○土木課長(海老原輔君) 4ページの完成イメージパースを見ていただきたいと思います。こちらの赤の点線が公園区域内で、そちらから外側に向かって歩道状空地、さらに外側が公開空地という形で、ベンチとテーブルが記載してあるかと思います。これの外側がビルの建物の位置になりますので、公開空地に一番近い側にトイレを設置していただくような形で、現在調整をしているところでございます。 ○委員(風見利男君) これ、イメージパースだと、水道はどの辺なのですか。 ○土木課長(海老原輔君) パースでいいますと、ちょうど公開空地のテーブルが5つ、今、見えるかと思います。右側から2番目のちょうど歩道状空地側に、この絵では記載はありませんけれども、ちょうどその延長上にあります。と思っていただければと思います。 ○委員(風見利男君) 5個、テーブルがあるでしょう。その左側に……。 ○土木課長(海老原輔君) 右から2番目の。公園に向かって。絵には描いていないです。 ○委員(風見利男君) せっかくだから、描いてくれればいいのに。それはだから、実際にできたときに見ないと分からない。  それと、もう一つ、先ほどの芝生なのですけれども、私は子どもたちが本当に遊ぶのだったら、天然芝ですよ。今の芝というのは、昔と違って、冬芝と夏芝と混合で植えたり、今度、北海道に北海道日本ハムファイターズが新しい球場を造りましたけれども、ここの天然芝はすごいのですって。値段は知りませんけれども、冬枯れもしないし、従来の芝生と違って、養生も大変な状況ではなく管理できるらしいのです。ですから、私は、今の技術の発達状況を見て、やると。いろいろクッションや何か、熱が来たら反射するなどというけれども、実際、そう簡単なものではないのです。  今、麻布グラウンド、何とか人工芝を敷きましたけれども、こんなごろごろした石を何百個と下に埋めて、その上に土を埋めて、その上にゴムチップを敷いて、天然芝を敷くのです。だから、幾らやったところで、クッション性からいくと、本当に子どもたちの膝にいいかというと、よくないのです。  今度、ワールドベースボールクラシックでアメリカに行きましたけれども、向こうは球場は圧倒的に天然芝なわけで、だから、日本に来て、日系の一番バッターが物すごいファインプレーをやっているでしょう。あれも、アメリカの球場でやっているからあのようなことができるので、やはり日本の人工芝であのようなことをやったら、大けがをしてしまうのです。だから、本当にやはり私は子どもたちの将来のことを考えたら、公園の在り方で、どのような天然芝があるのかというのをもっと研究してもらってやっていく。  いずれこれ、古くなったら張り替えるわけですよね。処分をどうするか。プラスチックの廃棄は大変なわけでしょう。どのような芝か分かりませんけれども、使っているうちに上の芝がどんどん枯れるというか、遊んでいるうちに剥がれて、海に流れ込むわけです。海洋汚染の大本になるわけです。  だから、そのようなことを考えていると、本当にいいのかということを真剣に考えないと、私はまずいと思うので、ぜひきちんと研究もしてもらってやるべきだと思うのです。  本当に今の天然芝は、昔と違って、養生で大変だからということだけで考えるべきではないと思うので、それをぜひ研究してもらいたいと。いかがですか。 ○土木課長(海老原輔君) 風見委員の御指摘のとおり、天然芝の維持管理等につきましては、いろいろとあります。今回、日本ハム球場の芝生につきましても、寒冷地対応ということでの天然芝ということで、ただ、実際、この球場内の芝生の管理上の施設を見ますと、芝生の土側、そこには人工の地熱等を使って温度の調整をしたり、また、日光の妨げ等も出てきます。日照時間が短いという部分もありますので、人工の照明灯によって、芝生へのそういった日光を当てているというところ、また、球場は開閉式ということもありまして、そういった管理等が優れているとも聞いてございます。  ただ、一方で、屋上にあります広島のマツダスタジアムなどにつきましては、逆に屋根がないところでのそういった管理もできているというところも聞いてございます。  プロ野球の試合で使われる時間の部分と、365日使う部分でまた違うと思いますけれども、引き続き我々もこういった天然芝につきましては、いろいろな技術等、また、品種改良等出てくるかと思いますので、引き続き情報収集、調査研究等を行ってまいります。よろしくお願いします。 ○委員長(土屋準君) ほかにございませんでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(土屋準君) ほかになければ、報告事項(9)「区立新浜公園の基本設計について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(土屋準君) それでは、審議事項に入ります。審議事項(1)「請願元第13号 東京都市計画道路幹線街路環状第4号線にかかる港区立白金児童遊園敷地港区立白金台幼稚園の敷地を東京都に譲渡しないで頂きたい事を求める請願」を議題といたします。  本請願について、何かございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(土屋準君) なければ、本請願につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(土屋準君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(土屋準君) 次に、審議事項(2)「請願3第15号 港区赤坂7丁目計画に関する請願」を議題といたします。  本請願について、何かございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり)
    ○委員長(土屋準君) なければ、本請願につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(土屋準君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(土屋準君) 次に、審議事項(3)「請願4第9号 高輪築堤の情報の公開を求める請願」を議題といたします。  本請願について、何かございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(土屋準君) なければ、本請願につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(土屋準君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(土屋準君) 次に、審議事項(4)「請願5第2号 東京海洋大学(品川キャンパス)国際混住寮整備事業、土地の有効活用事業に関する請願」を議題といたします。  本請願について、何かございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(土屋準君) なければ、本請願につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(土屋準君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(土屋準君) 次に、審議事項(5)「発案元第5号 街づくり行政の調査について」を議題といたします。  本発案について、何かございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(土屋準君) なければ、本発案につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(土屋準君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(土屋準君) 次に、富沢住宅課長から発言を求められておりますので、これをお許しいたします。 ○住宅課長(富沢和可君) それでは、その他、報告事項(10)、港区マンション管理適正化推進計画(素案)に寄せられた区民意見に対する区の考え方について、御報告申し上げます。  資料№10、8分の1ページを御覧ください。項番1、区民意見募集の実施概要です。(1)意見募集期間と件数でございます。令和4年12月9日から令和5年1月10日まで意見募集を実施し、10人の方から16件の御意見を頂戴いたしました。  次に、項番2、意見・要望等の対応状況でございます。対応状況ですが、表の1番の、意見を反映し、計画素案を修正したものが3件ございました。8分の3ページの№3、8分の4ページの№7、8分の6ページの№12でございます。区民意見及び区の考え方は、それぞれ記載のとおりでございます。  8分の1ページにお戻りください。なお、項番2、4番の意見の内容が対応できないものと整理したものはございません。  以上の対応を踏まえまして、令和5年3月10日付で港区マンション管理適正化推進計画を策定いたしました。  甚だ簡単ではございますが、御報告は以上でございます。 ○委員長(土屋準君) 何かございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり)     ────────────────────────────────── ○委員長(土屋準君) それでは、次に、海老原土木課長から発言を求められていますので、これをお許しいたします。 ○土木課長(海老原輔君) その他となります。港区自転車通行空間整備計画(素案)に寄せられた区民意見に対する区の考え方について、御説明させていただきます。  本日付資料№11を御覧ください。1ページです。項番1、区民意見募集の実施概要です。(1)募集期間は、令和4年12月28日から令和5年1月26日までの約1か月間実施いたしました。寄せられました御意見の人数は1名で、件数は1件でございます。  2ページを御覧ください。寄せられました1件の内容でございます。意見の趣旨は、自転車の通行空間を塞ぐ路上駐車について取締りを望む声でございました。当委員会でも御指摘のあった内容でございます。  この御意見に対しまして、区の考え方といたしましては、駐車対策については交通管理者の協力が必要なことから、記載の文書をより分かりやすく追記、記載し直したものでございます。  今後も、本計画に基づきまして、安全で安心のできる自転車通行空間の早期実現に向け整備を推進してまいります。  以上、甚だ簡単でございますが、説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○委員長(土屋準君) 何かございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり)     ────────────────────────────────── ○委員長(土屋準君) そのほか、何かございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(土屋準君) それでは、特段の事情がない限り、今期最後の委員会となりますので、私から一言御挨拶をさせていただきます。  皆様、2年間、本当にありがとうございました。この委員会の所管分野というのは、まちづくり行政ですけれども、まちづくりに限らず、例えば、バリアフリーという観点でしたら福祉の分野、あるいは環境の分野といった、ほかの分野にもいろいろ関わりの多い分野ではないかと思っております。  また、港区は、立地上もありますけれども、東京都の中でも非常に特異な区だと思っておりますので、他の区には見られない、そうしたものがあるのではないかと思っております。そうした点で、この港区のまちづくり行政に関われたことは本当に貴重な経験だったと思っております。  私も初めての委員長ということで、不慣れなことが多くて、皆様に御迷惑をおかけすることが多かったと思いますけれども、委員の皆様、また、行政の理事者の皆様、そして、谷口さんをはじめといたしまして事務局の皆様、本当にありがとうございました。これからも港区のまちづくりのためにも尽力していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。本当にありがとうございました。  それでは、最後に、今期で御引退される近藤委員から御挨拶をいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○委員(近藤まさ子君) 皆様、4期16年、大変お世話になりました。理事者の皆様、区議会議員の皆様、そして、事務局の皆様、本当にありがとうございました。最後の最後に視察に行けて楽しかった。楽しいと言ってはいけない。とても有意義な視察でした。課長にもいらしていただいて、本当に有意義でした。  私も建設に関しては、本当に障がい者の立場からバリアフリーのまちづくりについて様々意見を述べさせていただきました。特に建物のバリアフリーや歩道のバリアフリー、それからまた、一番がトイレでした。トイレのことについては、本当に体幹機能が不自由で、寝たきりの方がおむつ替えの場所がないということで、ユニバーサルシートを港区で一番最初に取り入れていただいたのが、スポーツセンターの建物でした。  それから、本当に新しい建物、伝統文化交流館など様々、プラネタリウムがあるところ、何ていいましたか。あそこにもユニバーサルシートがあって、障がいのある方が、港区の中の本当に有名ないろいろなところに安心してトイレがあって行けるという喜びの声をたくさんいただきました。  また、トイレに関しては、性的少数者の方がこれからどのようになっていくのか、どういったトイレが入りやすいのかということも、すごく今、自分で思っているところです。  トイレと、あと、エレベーターに、防災の観点から備蓄の三角の、コーナーにありましたけれども、狭いエレベーターにあれが入ったので、車椅子が入らなくなったというお声もいただいたり、そうしたら、あのようなものではなくて、もっといいシステムはないかと思って考えたり、いろいろまちのお声をこれからも皆さんたくさん聞きながら、より安心・安全で住みやすい港区になったらいいと思っています。  4期16年、大変お世話になりまして、ありがとうございました。                  (拍手) ○委員長(土屋準君) 近藤委員、本当に長い間、ありがとうございました。  それでは、ほかになければ、本日の委員会を閉会いたします。              午後 4時12分 閉会...