• "土留め"(/)
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  1. 港区議会 2022-09-15
    令和4年9月15日建設常任委員会-09月15日


    取得元: 港区議会公式サイト
    最終取得日: 2024-07-21
    令和4年9月15日建設常任委員会-09月15日令和4年9月15日建設常任委員会  建設常任委員会記録(令和4年第16号) 日  時  令和4年9月15日(木) 午後1時00分開会 場  所  第5委員会室出席委員(8名)  委 員 長  土 屋  準  副委員長  石 渡 ゆきこ  委  員  玉 木 まこと       榎 本 あゆみ        風 見 利 男       近 藤 まさ子        うかい 雅 彦       井 筒 宣 弘 〇欠席委員        な し 〇出席説明員  副区長                    野 澤 靖 弘
     芝地区総合支所長街づくり事業担当部長兼務  岩 崎 雄 一  麻布地区総合支所長街づくり支援部長兼務   冨 田 慎 二  都市計画課長                 野 口 孝 彦  開発指導課長  大 森 隆 広  品川周辺街づくり担当課長          吉 田  誠   土木課長    海老原  輔 〇会議に付した事件  1 審議事項   (1) 請 願元第13号 東京都市計画道路幹線街路環状第4号線にかかる港区立白金児童遊園敷地港区立白金台幼稚園の敷地を東京都に譲渡しないで頂きたい事を求める請願                             (元.11.28付託)   (2) 請 願3第15号 港区赤坂7丁目計画に関する請願                              (3.9.10付託)   (3) 請 願4第9号 高輪築堤情報の公開を求める請願                               (4.9.9付託)   (4) 発 案元第5号 街づくり行政調査について                              (元.5.29付託)              午後 1時00分 開会 ○委員長(土屋準君) ただいまから、建設常任委員会を開会いたします。  本日の署名委員は、石渡副委員長風見委員にお願いいたします。  傍聴者から、撮影・録音の申出がありました。これを許可したいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(土屋準君) それでは、そのようにさせていただきます。  日程に入ります前に、本日の運営について御相談させていただきます。  9月13日火曜日の委員会でお伝えしたとおり、新規で付託されました審議事項(3)の請願につきまして、請願者から趣旨説明の申出がありました。そこで、本日は、まず審議事項(3)の趣旨説明をお受けしてから、日程を変更して、審議事項(3)の請願審査を行いたいと思います。  このような進め方でよろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(土屋準君) それでは、そのようにさせていただきます。  なお、審議事項(3)の請願につきまして、請願者より追加資料の提出がありました。皆様にお配りしましたので、御確認ください。     ────────────────────────────────── ○委員長(土屋準君) それでは、初めに、審議事項(3)「請願4第9号 高輪築堤情報の公開を求める請願」の趣旨説明を受けたいと思います。  請願者の方がお見えになっております。どうぞ前にお越しください。  それでは、請願文を書記に朗読してもらいます。    (書記朗読)     ────────────────────────────────── ○委員長(土屋準君) 朗読は終わりました。それでは、請願者の方、請願趣旨説明を簡潔にお願いいたします。 ○請願者菊池久君) 私は菊池と申します。請願させていただいた事務局を担当しております。よろしくお願いいたします。  今日、このような時間を取っていただきまして、本当にありがとうございます。よろしくお願いします。  それで、私たちが請願した理由は後ほど説明させていただきますけれども、基本的には、私は高輪に住んでいまして、高輪ゲートウェイ駅ができました。そして、高輪という問題について非常に町会の皆さん、この請願にも賛同いただきまして、多くの町会長にも賛同いただきました。非常に関心があるわけですが、第Ⅰ期工事、事業は既に港区教育委員会からも出されていますように、非常に鮮明に残っています。非常に貴重なことになると思います。  問題は、現物があったらどれほどよかったのかと思っています。私は近くにいて、毎日毎日工事が進められているのを見ていて、心が傷みます。胸が痛むのです。  そこで、まだ残っているとされている第Ⅱ期工事品川駅周辺の第6街区についてはぜひ、一般の区民はともかく全国的にも、それを目で見ていただくような機会を取っていただければありがたいと。そのことによってやはり、非常にこの歴史的価値のある高輪築堤を永久に保存できるということに、力になるのではないかと思いますので、今日、高輪築堤が今、どうなっているのかということをぜひ知りたいと。それから今後どうするのかということをぜひ聞きたいということで、ぜひ区議会皆さんにも御協力いただきながら、何とかJRに対して交渉していただきたいと思います。  ただ、残念なことに、歴史的産物であるけれども、私的財産に対して公的機関の一定の限界があるということはよく分かっています。しかし、これは法定なことについて今後、議論していただかなければいけない問題ではありますが、ぜひ、所在地である港区の議会及び港区としても、ぜひ私どもの請願について十分審議いただいて、よろしくお願いしたいということで、取りあえず私の方からよろしくお願いいたします。ありがとうございます。 ○請願者東海林次男君) 高輪築堤全面保存を求める会の東海林と申します。よろしくお願いします。  私、6年ほど、港区立高松中学校社会科の教員としてお世話になりました。その御礼を兼ねて、今日、請願趣旨をお伝えしたいと思います。  学生時代は、山形県内発掘調査に明け暮れていたものです。その関係で、上京した後はいろいろな遺跡の見学に行ったり、港区ですと、1992年頃から始まった汐留遺跡、そちらの見学会にもずっと伺いまして、生徒を含めて、調査団の方にお願いして説明会をしていただいたということもあります。  ところが、この汐留遺跡ですけれども、皆さん御覧になっているとおり、高層ビルの中に復元された新橋駅があって、150メータープラットフォームの30メーターだけのプラットフォームが復元されているというので、発祥当時の旧新橋停車場の面影というのは残念ながら雰囲気は味わえない状態です。  だから、そこから高輪築堤が続いているわけですけれども、その高輪築堤皆さん御存じで、地元で御覧になっていると思います。先ほど紹介あった、教育委員会が出されたこの概説、こちらのような遺構は、実は東京新聞がすっぱ抜いて報道したという経過があります。  内部の高輪築堤調査保存等検討委員会議事録を見ますと、東京新聞が発表しているのに何でJR東日本は公表しないのかというのが、議事録にきちんと出ています。要するに抑えていた事実があるのです。そういう経過で、これが届出、その後の調査で分かった団体の報告書です。ただし、これは解体調査が進んだ状況は、これからの報告書に委ねられるということで、ある時期までのことしか出されていません。  それで、私自身は一個人で、工事現場に入れない。それから、現地見学を何度か申し込みましたけれども、最後の港区の、今年2月22日の際には何とか見学できました。ただし、JRは2回、港区は3回、合計5回、現地見学をやっていますけれども、これが明らかになった状態での現地見学なのです。工事中である、コロナ禍であるということで、人数を非常に制限しまして実施されました。  でも、解体工事が始まってというのは、前後しますけれども、JR東日本は今年4月12日に、いろいろな学会から要望が出ました。先ほど読み上げていただいた中身にもあったのですけれども、全国から学術団体が、全部保存してほしいと要望書が出されたのです。区のこちらの概要にも、56ページに団体名が記されています。さらに、私たちがつくった、各会派の方には挨拶回りの際にお渡ししますけれども、こういうものの後半部に具体的に、どういう価値があって保存してほしいのかというのが出されました。  それにもかかわらず、所有者であるJR東日本は、4月12日に、この橋が出ました第7橋梁の部分と、公園予定地の約40メートル、合計120メートルは保存します。信号機、木製の十字架のようなものが2つ出ているのですけれども、新しいのと古いのが出ました。そこは移築保存する。ただし、直線から品川駅に向かう途中のカーブのところにあったのです。そこにあってこそ意味があるのに、それだけ取り外して移築保存、要するにそういう景観がないまま移築保存ということなのです。  そういうことを決定して、残りは記録保存ということなのです。記録保存というのは、御存じだと思いますけれども、調査した後は壊しまして、詳細は、これをきちんと報告書にまとめますという、そういうやり方なのです。汐留遺跡の場合は、一部保存駅舎中心だけで、報告書は横積みすると1メートルぐらいになります。残念ながらその報告書を御覧になられた方は本当に限られた方です。現地に残っていれば、鉄道発祥のあれもよく分かる。  高輪築堤の場合も、先ほど7割は壊されたとありますけれども、私の計算違いで8割です。第Ⅰ期の工事の中で8割が壊されました。その間、私は、入れない中でどうしても記録に取りたいということで、昨日パソコンに取り込んだ写真の日付を見ていましたら、去年4月から12月まで47回、それから今年1月から4月25日まで59回、合計106回現地に出向きました。  駅の3階のデッキから、それから、脇にトンネルの迂回路があります、そこをベースにして、ほかのところは3メートルの工事塀だからのぞけない。それで、デッキから望遠で写真を撮ったり、迂回路は2メートルの工事幕がありまして、そこは脚立を持っていけば何とか撮れるという状態。または、幕のつなぎ目から写真を撮るという。  そういう中で、本当に、解体工事中でなければ分からないことがたくさんあるのです。具体的に申せば、くいがたくさんありますけれども、築堤の中にあるくいは、真ん中に立っているくいと支えのくいがあるのですが、さらに、胴木という木があります。その上に石垣を積んでいくのですけれども、その胴木のくいのところを留めるのは、望遠で見ると、鉄さびがついているのです。何だろうということで研究家に問い合わせたら、これはイギリス製ボルトですよと。だからイギリスから輸入したボルトでもって留めているということとか、あとは品川台場の技術を使ったり、石垣の積み方が海側と山側ではまるっきり違います。胴木の下にくいを打ち込んでいる。そのくいの先が、昨日削ったような生々しい状態なのです。ところが、そういうものがあっという間に重機でもって引き抜かれていって、もうどんどん工事に入っていくという、そういうのを見ています。だから、そういう世界遺産級のものが2割に及ばない範囲だけが保存されるという、非常に残念な状態です。  それで、時間が限られていますので、では5・6街区はどうなのかといいますと、これはお手元のタブレットの資料にあると思いますけれども、一つは、高輪築堤調査保存等検討委員会の今年1月17日の議事録開催記録のところに、委員長が、港区からの報告にあるとおり、保存状態は良好だと港区の調査された報告を見ています。さらに、私の方でも、住民に許可を得まして写真を撮っているのがそのもう一つの方です。だから、こういう形で、環状第4号線の橋脚の部分で断ち切っていますけれども、そこから明確な跡が見つかっているのと、山側に築堤の遺構が明らかに出ています。  だから、そういう点で、失われたものが、あと5・6街区には残っていますので、それを踏まえて、JR東日本はどういう計画を立てているのか、港区の方で分かれば教えていただきたいし、分からなければ、はっきり分かるようにJR東日本の方にぜひ要請して、明らかにしていただきたいということがお願いです。  だから、そういう点で、少し時間が限られて不十分な説明ですけれども、この後よろしく御審議のほどお願いいたします。 ○委員長(土屋準君) ありがとうございました。  それでは、請願者の方に御質問等ございましたら、順次御発言をお願いいたします。 ○委員榎本あゆみ君) 趣旨説明ありがとうございます。1点確認なのですけれども、いただきました請願請願趣旨のところに2点明記されていますが、この請願趣旨といたしましては、現時点で港区が持っている情報を開示してほしい。そしてもう一点は、区がもし持っていないのであれば、JRにも働きかけて、現状と今後の計画の公開をしてほしいと、この2点が趣旨であると。  でも、今いろいろ御説明をいただきましたけれども、御説明の中では、比較的この請願理由の方に書かれております、高輪築堤保存に関してたくさん御説明いただきましたけれども、今回の請願については、そこについては請願趣旨ではないという理解でよろしいのでしょうか。それとも、そこも趣旨の一つと含めたこの請願なのか、少しそこだけ整理させていただきたいなと思っております。お願いいたします。 ○請願者東海林次男君) 第Ⅰ期の計画の1から4までの状況を説明したのは、5・6街区の状況が良好な保存状態だというのは分かるのですけれども、そのところが品川駅の総合計画で、一番絡んでいるのはJR東日本だと思いますので、その築堤が残っているのがどういうふうに配慮されて計画されているかというのを知りたいというのが一番の請願趣旨なのです。  ただし、何で知りたいかというのは前段で、本当に8割壊されてしまったものですから、次はそれを踏まえて、イコモスからもアラートが出ている状態で強行したわけですから、あとは、文化庁も今回、高輪築堤が壊されたのはショックだったので、パブリックコメントを求めているのです。それは高輪築堤が守れなかったということです。  それから、少し御質問から外れますけれども、港区の文化財係が出している文化財の地図です。その中に、今回工事の途中に、2020年のときに見つかりましたので、地図にも落として、番号208番高輪築堤跡ということで文化財包蔵地であるという、先ほど読み上げていただいたとおり、明確にこれにきちんと載っています。だから、それを当然踏まえてJR計画されるのではないかと思うのですけれども、全然情報が得られないものですから、ぜひ港区で分かっているのだったら、築堤はどうなるのか、分からなければ、JRにぜひ分かるように訴えていただきたいということで、前段の説明非常に長かったのですけれども、これがどうなるかというのが一番の関心事です。よろしいでしょうか。 ○委員榎本あゆみ君) ありがとうございます。 ○委員長(土屋準君) よろしいですか。ほかにございませんでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(土屋準君) ほかにないようですので、それでは、審議事項(3)「請願4第9号 高輪築堤情報の公開を求める請願」の趣旨説明はこれで終了いたします。  請願者の方は傍聴席へお移りください。ありがとうございました。     ────────────────────────────────── ○委員長(土屋準君) それでは、審議事項に入ります。初めに、日程を変更いたしまして、審議事項(3)「請願4第9号 高輪築堤情報の公開を求める請願」を議題といたします。御質問等ある方は順次御発言をお願いいたします。 ○委員近藤まさ子君) 請願趣旨が2点ありますので、この2点についてお伺いします。1点目は現在、この第5・第6街区について港区で持っている情報があるのかということと、2点目に、例えば港区で最初にこの第5・第6街区の計画が公表されるのは、品川北周辺地区市街地開発準備組合から、都市計画に関する関係機関との協議が整い、事業予定区域内での合意形成が図られてから、この建設常任委員会報告があるのではないかと思います。また、その後、都市計画法第16条の規定に基づいて、地区計画の原案の公告、縦覧等の手続を進める前に、地区計画の変更として示されるものではないかと思います。こうした手順でこの建設常任委員会には報告があると思うのですけれども、それより前に公表されるように区から働きかけることはできるのかどうか、1点目が現在の情報があるのかどうか。2点目に、この建設常任委員会に御報告の前に公表するように働きかけることはできるのか。この2点についてお聞きします。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) まず、1点目の御質問にお答えいたします。JR東日本からは、5・6街区の建物計画の協議を受けてございませんので、私どもとしても把握していないのが現状でございます。今後検討が進められる中で相談があるものと認識してございます。  次に、2点目について御説明いたします。昨年度、築堤保存に向けた都市計画変更手続がございました。そちらを例に挙げて御説明いたします。  昨年度につきましては、高輪築堤調査保存等検討委員会で方針が取りまとめられております。その後、JR東日本が社としてプレスを公表してございます。その後に地元の説明会を行いまして、その後、都市計画の手続に入ったというのが、昨年の事例として御紹介させていただきました。  都市計画手続に際しましては、当委員会に際しましても御報告させていただくことになろうかと思います。また、JR東日本に対しましては、情報の提供について働きかけていきたいと思っております。 ○委員近藤まさ子君) 少し最後の方が聞き取れなかったのですけれども、地区計画の変更というのはこの建設常任委員会報告がありますよ、その前に、JR東日本に対しては何か、区から働きかけを行うということはあるのですか。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) 昨年も、JRとしまして、社としてプレスしたといった経緯がございましたので、同様にそのようなことも考えていただくようなことを伝えてまいりたいと思います。 ○委員近藤まさ子君) そうすると、この港区で報告がある前に、JRとしてきちんと、どういう考えでやっていくかということについて公表するように、港区から働きかけると認識してよろしいですか。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) 通常の都市計画手続のほかに、昨年度もJR東日本による説明会、またプレス発表がされておりますので、同じように、こういった形で情報が提供されるように、私どもからも要望していきたいと思います。 ○委員榎本あゆみ君) 今の御指摘の中で、特にこの5・6街区について区はまだ特にJRから提供を受けていないし把握していないという答弁でした。  今後、JRが何らかの計画を示されると思います。今、プレスというお話もありましたけれども、そうではなくJRからきちんと港区に対して情報提供があった際に、区としては、当委員会もそうですし、それよりも区民の方に対して、どういうスピード感を持って、どのようにJRから受けたその情報を全て開示していくのか、そこら辺の姿勢であったりとか、スピード感とか内容、そこについての姿勢について伺います。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) 高輪築堤取扱いにつきまして、一般の方が情報を得る手段としまして、JR東日本高輪築堤調査保存等検討委員会の資料をホームページで公開してございます。こちらを御覧いただくことになろうかと思います。  しかしながら、現在も1月までの資料の公開にとどまってございます。資料の公開につきましては、委員からも速やかに行うようにと指摘がございますので、その指摘を受けて、JR東日本の対応を私どもも注視してまいりたいと思います。 ○委員榎本あゆみ君) 今のお話は、JRが公表することについてだと思います。今回の趣旨の中にもあるように、JRが直接プレスするものは誰もが広く見え、開示されるので、特に問題ないと思うのですけれども、今一番危惧されているのは、何かJRから区にだけ特別に、ただ早い段階で情報が開示されているのではないかとか、実はこういう計画がされているのではないかとか、区民には知らされていないけれども、区だけが知り得る、そういった情報があるのではないかと、そういったことを一番御心配されているのかなと考えています。  もしもそういったものが、区に情報として入ってきたときに、それを区として、区民の方に、もちろん公表できる、できない、これはJR計画ですからいろいろあるとは思いますけれども、区として別にそういうことを、区が隠したいとか、区が何かを区民の方にどうこうしたいと、そういう気持ちがあるのか、ないのか、JRから渡された情報は区として区民に誠心誠意、公表していくのか、そういった姿勢を伺いたいのですけれども、いかがでしょうか。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) まず、私どもから情報を公開するタイミングといたしましては、都市計画手続で決められた任意の手続の中で公開されていくものでございます。  また、高輪築堤調査保存等検討委員会高輪築堤取扱いが前段で議論し、方針が示されると考えてございますので、まちづくりの協議が本格化するのはその後ではないかと想定してございます。 ○委員榎本あゆみ君) 何か、あまり的を射た感じではなかった気がしますけれども。  この間、視察に我々も行かせていただきましたが、そのときに5・6街区の工事、あとは環状4号線の工事が始まっていました。その現地のときにも、高輪築堤にかからないように、橋梁部分を造り始めているというお話もありましたけれども、現状始まっている工事の部分と、その高輪築堤、そこら辺の影響がどういうふうになっているのか、区が分かる範囲で御説明をお願いします。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) 環状第4号線の橋脚の、御覧いただきましたP10橋脚かと思われます。あちらの橋脚につきましては、事業主体である東京都の方から、極力掘削の範囲を狭くするという配慮が示されたということ、また、公共事業としての非常に重要なインフラであるといったことから、記録保存調査といった結論が、高輪築堤調査保存等検討委員会で出てございます。その後、基礎工事が進んでおりまして、今、基礎の下部の方が進捗している状況でございます。  あと、私、直接調査を所管してございませんけれども、聞いている話としましては、海側の石垣には当たらず、ただ、盛土の木材などが若干出てきたと聞いてございます。 ○委員榎本あゆみ君) 石垣には当たっていない件は、現地のときにも説明を伺いましたが、高輪築堤の石垣の部分には当たっていないけれども、上の出てきている木の部分とか、そういったところは少し影響しているということも伺いました。そこの部分については記録保存して、造っていると理解しています。そこの理解は合っていますでしょうか。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) 榎本委員の御指摘のとおりでございます。 ○委員榎本あゆみ君) 分かりました。例えば今の部分にしても、第Ⅰ期工事のところに関しましても、きちんとやはり有識者の方であったりとか学芸員の方であったり、そういう方たちがきちんと現地調査研究して、当時のことをいろいろとひもといているのかなと思います。少し教育委員会に関わってしまうかもしれませんが、港区として高輪築堤であったり、今回の環状第4号線のところで出てきてしまったものについての調査や研究、記録、そういったものは万全な体制でされていると考えてよろしいでしょうか。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) 高輪築堤調査、その他業務につきましては、図書文化財課が所管してございますけれども、今、榎本委員おっしゃったとおり、区が主体の調査もあると聞いてございますが、精力的に調査業務の関連業務を進めていると私は認識しております。 ○委員(玉木まこと君) 今回、請願の主な趣旨計画というところではあると思うのですけれども、計画が今、未定だよというのは高輪築堤調査保存等検討委員会の中でも言われておりますし、区からもそう伺っています。なので、明らかにできるものが今の時点では、計画に関してはないのかなとは思うのです。ただ、計画ができてからJRプレスしますと、それはそのとおりだとは思うのですが、やはりその前段階での話であったりというのは、例えば、高輪築堤調査保存等検討委員会、先ほど品川周辺街づくり担当課長からも、1月しか今公開されてないと。実際は今13回ですけれども、二十数回、もう進んできているということですから、その空白の半年以上というところで何が議論されているのかというのはやはり分からない。その中で何か決定していることがあるのかなとか、そういうことはやはり、国民の皆さんは心配されたり関心事だと思いますので、委員から指摘があるという話でしたけれども、そこは区としても、今回こういった請願が出されたことも受けて、やはり区としてのスタンスとして議事録の早い公開を区も求めるべきだと思いますし、お願いしたいなと思います。  その上で、情報公開という話なのですけれども、その計画をする段階でも、高輪築堤調査保存等検討委員会の10回の資料ですか、文部科学省の方がこの5・6街区に関しては非常に関心が高いので、1から4街区はなかなか残すことが限定的だったといったことを踏まえて、5・6街区については現地保存を前提とした開発を求めたいという姿勢が、文部科学省の方から出されていると思うのですけれども、その点については認識されているのか確認させてください。
    品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) 玉木委員が御指摘の第10回の発言でございますけれども、ホームページでJRが公開しているとおり、そういうような発言と認識してございます。 ○委員(玉木まこと君) 区も文化庁の話と同じで、昨年5月に区が出した要望書の中でも、現地保存を考慮した開発計画の策定を区は要望しているので、基本的には文化庁と同じスタンスと認識しています。やはりその開発の計画の相談があったらという話はあると思うのですが、まちづくりの部門においては、やはりそういった区のスタンスであったり国である文化庁のスタンスも踏まえた指導であったり、相談を受けると臨んでいくべきと思うのですけれども、そういう姿勢で臨んでいくということでよろしいのか、確認させてください。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) まちづくり部門といたしましては、高輪築堤調査保存等検討委員会が出された方針、これを尊重する立場にあるのではないかと思っております。また、教育委員会も同様の立場に立っているのではないかと考えます。 ○委員(玉木まこと君) 分かりました。本当にこの検討会しか、多分検討する場所がないというか、そこでの決定ということかなと思っているので、この計画を明らかにしてほしいとか計画情報をという話ですと、ここでしかないと思うのです。この高輪築堤調査保存等検討委員会でいろいろな議論をされて、その中で計画が多分最初に相談を受ける場所だと思うので、ここには区も参加されているので、その最初での相談の時点は、区は多分当然その場にいるだろうと。ただそれをすぐに、では翌朝公開できるかというとそうではないというのはもちろん分かっているのですけれども、なので、この高輪築堤調査保存等検討委員会での区の姿勢が、やはり重要になってくるなと思いますし、その中で公開をいち早く区民にしていただく。  例えば、区の中でもまちづくり部門では扱っていないという話でしたけれども、品川駅周辺のまちづくりの中の動向においては、インフラも、今まさに昨日現場を見させていただきましたが、環状線のインフラ工事があると思うのですが、それはまたJRの開発とは少し違うと。ただ、実際、JRが受託されて工事されているということで、やはり相互に絡んでいるものだと思います。では、インフラ整備まで港区の教育委員会が関わるかといったらそうではないと思うので、統合的にこのまちづくりを考えたときには、やはりまちづくり部門がしっかりとこの高輪築堤の問題も含めた上で、情報を発信していくというのはあるべき姿かなと私は思うのですけれども、その点についてどのように考えているのでしょうか。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) 高輪築堤調査保存等検討委員会には私も出てございます。その中で、その議論を聞きながら注視してまいりたいと思いますし、また、インフラ整備などで相談があった場合には、適切に対応していきたいと思います。また、情報公開につきましては、私どもは高輪築堤調査保存等検討委員会に出てございますけれども、守秘義務を負って出てございます。やはりホームページを御覧いただくのが手段としては一番よろしいかと思います。ただ、ここの公開も、速やかな公開を私どもからもJR東日本に働きかけてまいりたいと思います。 ○委員(玉木まこと君) インフラという話をさせていただいたのは、この間も見させていただいたときに、主にはP10、10番目の橋脚の部分を見させてもらいましたけれども、その先の品川駅の方でも北側のデッキの拡張があって、線路と絡んでいるのであれですが、当然デッキを支える柱がばんばん打たれているので、恐らくその柱の何本かは築堤にかかっているものもきっとあるのだと思うのです。これは私の図面上だけで見ている話なので、正確ではないですけれども、そうではないかなと言っているだけなのですが、そういうこともやはりインフラ整備に関わってくると思いますし、この地区全体の話と築堤との絡みだと思うのです。今の話は別に守秘義務の範囲ではないと思うので、ただ、そういった関係性であったりというのを区は分かりやすく伝えていくというのは、あっていい話だと私は思います。それができるのはやはりまちづくり部門だと思いますので、ぜひそういった意味での視点での情報発信をお願いできたらなと思います。  今回の趣旨は、計画に関する情報公開ということですので、私自身は5・6街区の現地保存を前提とした計画をぜひ進めていただきたいし、高輪築堤調査保存等検討委員会の中でも、委員長の発言、また文化庁の発言も踏まえれば、やはりその5・6街区を生かしたまちづくりを1から4街区以上のものを求めているというのが今の大きな意見だと思いますので、ぜひそこはまちづくり部門としても、開発を指導する部分があると思いますので、そういうスタンスに立って、引き続きお願いしたいということを最後に要望させていただきます。よろしくお願いします。 ○委員(風見利男君) この間の現地を見たら、環状第4号線の橋脚ができているという。びっくりしたのですけれども、これは公に、何を通じて橋脚を造ることが公表されているのですか。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) 環状第4号線の先日御覧いただいた箇所につきましては、高輪築堤調査保存等検討委員会で議論されておりまして、こちらについては通常の5・6街区の開発計画とは切離して、記録保存調査といった整理がこの高輪築堤調査保存等検討委員会でされていると認識しております。 ○委員(風見利男君) 私は公に何を通じて公表されたのかと言っているわけで、高輪築堤調査保存等検討委員会で検討されていますと公で公表されているのですか。先ほど玉木委員が言ったように、何か月も先でないと出てこないという、こんなので公に公表されていると言えるのですか。  なぜ、そういう大事なことを、橋脚を造るという、第5・第6街区ですよ、皆さん注目して、何があるか分からないと。そこを掘って橋脚を造るという重大問題です。なぜもっと大々的に公表しないのですか。何でこそこそ隠れてやるわけですか。回りを囲っているから、みんなから見えないから、何をやってもいいと、こういうことなのですか。環状第4号線は東京都がやる事業でしょう。何で都民に知らせる、全国民に知らせるということをしないのですか。おかしいと思いませんか。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) 環状第4号線の事業自体は、東京都が事業認可を取って、ホームページ等で公開され、その計画どおりに進んでいるということだと認識しております。その中で築堤に当たっている箇所については、高輪築堤調査保存等検討委員会に諮り、そこで出た結論について、JRのホームページを通じて一般の方々に御覧いただいているという状況と認識しております。 ○委員(風見利男君) 環状第4号線が順調に進んでいる、あなたは何言っているのですか。環状第4号線の周りの人たちは、全然道路がないところに道路を造られるという大問題になっているではないですか。そういう住民の意向を無視して、できるところはどんどんやってしまうと、それが今回の橋脚のやり方ではないですか。そんなのとんでもないことです。あなた方は本当にそれでいいと思っているのですか。線路から海側はもうできているから、ここまでは造ってしまって、あとは住民が、どんどん切り崩して造れば何とかなると、そんなふうに思っているわけですか。  今回の橋脚問題は、ただ単に、第5・第6街区に脚を造るだけではなくて、白金台から高輪まで、品川駅のところまで道路を造る、その沿線の人達に対して、これは重大な挑戦です。橋脚を造りましたとみんなに知らせていますか。環状第4号線の住民の人たちに知らせていないでしょう。そういうやり方は、そういう姑息なやり方はやめるべきです。  先ほど請願者の方が、JRは隠したくてしようがないわけだと。第Ⅰ期工事の中に鉄道遺構があるのをJRが発見して、港区に連絡したのはいつですか。それでJRが記者会見で発表したのはいつですか。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) まず、JR東日本が、開発事業予定地内で築堤が見つかったという発見届を令和2年8月7日に提出してございます。その後、JR東日本がホームページで公開したのが、同年12月2日でございます。 ○委員(風見利男君) 9月、10月、11月、12月と、4か月間もずーっと遺構が見つかったのを発表しなかったのです。なぜ発表したのか。たまたま京浜東北線に乗っていた東京新聞の記者が、車窓から何かあるなと。土が盛られているので古墳かなと思って見ていたそうです。次の日も、そこから車窓から見たら、やはり何かあるなということで、記者というのは勘がすごいですよね。その記者がぴんときて、JRや港区教育委員会などに問い合わせたら、実は150年前の鉄道の遺構が見つかったのだと。その発掘をしているのだということが分かったわけです。  東京新聞が、11月22日に大々的に、ほぼ1面を使って発表しました。これで本当に都民がびっくりしたわけです。こんなものが見つかったのだと。それまで、JRも港区教育委員会もあなた方も、そういうのが見つかったということを誰にも知らせていないのです。  JRは何で急にプレス発表したかというと、先ほどの請願者も言っていましたけれども、民間の人たちにこの事実が知れ渡って、後からJRが発表したら大変なことになりますよと委員から言われて、慌てて記者会見をやって発表したのです。ですから、JRは隠したくてしようがないわけです。初めから全面復活され、皆さんに知られたら開発なんかとてもできないと。こういう心配があるから、隠し通したら隠し通そうと、こういうふうにやっていたわけです。だから、港区もそういうお先棒を担ぐようなことは絶対やっては駄目なのです。  聞きますけれども、高輪築堤に関する重要性や価値は、この『概説高輪築堤』の中にはじめにと、もう一つ、高輪築堤跡の価値というので、ここに細かく書いてあるので読み上げませんけれども、これが港区の立場なのです。問題は、港区として高輪築堤に関する情報、隠すべきことは何もないと。港区が知り得た情報は全て、区民、都民、国民に知ってもらうと。何も隠す必要ないと思いますが、いかがですか。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) 港区教育委員会のホームページを見ますと、この『概説高輪築堤』が発行されたこと、また、調査の途中段階での調査状況の資料、また、港区教育委員会から発出した要望書など、様々な情報が載ってございます。私としては隠しているということではないと感じております。 ○委員(風見利男君) だから、隠すべきことは何もないと、積極的に情報公開しますよと、こういう立場でいいわけですね。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) 資料の公開についてのお尋ねですか。 ○委員(風見利男君) 資料と言ってない。情報です。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) 失礼いたしました。情報の公開についてのお尋ねでございますけれども、開発計画の具体の内容につきましては、開発事業者、今回はJR東日本ですので、適切なタイミングでの公開や、周辺の方々への御説明を行うよう指導してまいります。また、私どもの行政資料につきましては、情報公開条例の規定などにのっとって、適切な範囲で対応していきたいと思います。 ○委員(風見利男君) 高輪築堤に関する情報を、港区が知り得た段階で区民に公開すると。これも困るわけですか。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) 文化財としての情報であれば、所管であります図書文化財課の判断になってくるのかと思います。私どもの街づくり支援部、まちづくり情報といたしましては、先ほど来申し上げるとおり、JRのホームページの公開、また定められた規定の中での対応になろうかと考えております。 ○委員(風見利男君) 請願者は、まちづくりだとか教育委員会の文化とか関係ないのです。だって、私もこの請願がまさか建設常任委員会にかかると思っていなかったから。文面を読んだら、当然、区民文教常任委員会にかかるなと思っていたら、どこでどう間違ったのか分からないけれども、この建設常任委員会にかかったと。  あなたたちはまちづくりまちづくりと言うけれども、あそこ全体を知りたいという情報を、自分たちはまちづくりですからまちづくり部分は知らせますよ、あとは教育委員会の管轄ですから教育委員会の判断ですよと。そんなことを区民は聞いてないのです。港区に聞いているのだから。その全庁を挙げて調べて分かったことは公表すると。これが当たり前ではないですか。違いますか。私が言っていることは合っていませんか。間違っていますか。そういう問題なのです。だから、知り得た情報は公開すると。JRがやっている高輪築堤調査保存等検討委員会の会議録と資料、確かに公開しています。ただ、SNSだとかそういうのに疎い人もいるわけです、私もそうだけれども。見られないのだから。そうしたらどうするのですか。どこに聞きに行けばいいですか。窓口はあるのですか。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) 高輪築堤に関しましては、文化財としての所管は図書文化財課、また、まちづくりに関しましては私どもの部署が所管しております。ただ、適宜情報交換をしてございます。そういった中で、お問い合わせいただければ、文化財として、またまちづくりとして説明できる範囲で対応させていただきたいと思います。 ○委員(風見利男君) では、高輪築堤についての御相談は、お知りになりたいこと、御相談がある方は、ここに連絡してくださいと、そういう専門窓口をつくってくれるわけですね。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) 図書文化財課に関しましては、文化財係が現在も所管してございます。まちづくりに関しましては、品川駅周辺街づくり担当が所管しており、現在の所管で対応させていただきます。 ○委員(風見利男君) それを区民は知っていますか。何を見れば、品川駅周辺のこと、あるいは高輪築堤に関する文化財のことを、ここにお問い合わせくださいというお知らせなどはしているのですか。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) 図書文化財文化財係は、このような文化財を所管してございますので、文化財ということでお問い合わせいただければ、必然的に文化財係につながると思います。また、品川駅周辺のまちづくりということでお問い合わせいただければ、私どもにつながると認識しております。 ○委員(風見利男君) だって、高輪築堤のことで図書文化財課に聞いてくださいと、そんな案内はどこにも出ていないでしょう。品川駅前の開発については品川駅周辺街づくり担当に連絡してくださいと。そんな案内どこでやっているのですか。案内しているのですか。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) 区から発信している情報といたしまして、図書文化財課の方が所管しております文化財のホームページですとか、あと区ホームページ、こちらでも高輪築堤という案内と所管部署の記載がございます。また、高輪築堤ということでお問い合わせいただければ、つながると考えてございます。また、これまでも、図書文化財課で説明会を複数やっております。その旨、複数回広報みなとに掲載してございますので、そういったものを御覧いただいて、お電話いただくこともあると思います。 ○委員(風見利男君) だから、高輪築堤の問題は、ただ単に文化財の問題だけではないのです。だから、私、専用の窓口をつくったらどうかと言っているわけです。それはこれ以上言いませんけれども。  それで、環状第4号線の橋脚を造るために試掘されているのです。いつ試掘されて、どういうものが出てきて、それをどこで公開しているのですか。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) 環状第4号線のP10橋脚の調査についてでございますけれども、調査の着手日ですが、令和3年9月27日となってございます。大変申し訳ありませんが、終了日は手元の資料では確認できないところです。申し訳ございません。  また、その中で、先ほど申し上げましたが、土留め材が出てきたと聞いております。その土留め材につきましても特に公開はしていないと聞いております。 ○委員(風見利男君) だから、それも秘密裏に進めているわけです。何でそういう情報を知らせないのですか。JRから口止めされているわけですか。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) 今、私が御説明差し上げた内容につきましては、JRのホームページの資料にもこういった情報が載ってございます。決して隠しているということは認識してございません。また、しかしながら、この次の、今公開されている資料に、まだ公開できていないものがありますので、そういったものを速やかに公開していくことが大切だと思いますので、そこはJR東日本に改めて働きかけてまいりたいと思います。 ○委員(風見利男君) 試掘するに当たって、どことどこがどういう協議をされたのですか。協議の記録はあるのですか。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) 高輪築堤調査保存等検討委員会の中で議論されてございます。事業主体の東京都がこの委員会にお諮りし、そこで出た意見などもJRのホームページに議事録として掲載されております。 ○委員(風見利男君) だから、それは何か月もたった後に出るわけでしょう。これ、第7回の開催記録の中に、きちんとこういう、水路だとかこういうものが見つかりましたよと公表されているわけです。しかし、先ほど玉木委員が言ったように、すぐは出てこないわけです。何か月もたった後に出ると。それと、SNSとか使えない人は見ようがないのです。それはJRに行って、こういうのが出たようですけれども教えてくださいとJRに頼むわけですか。高輪築堤調査保存等検討委員会は港区がつくった委員会ですよね。そこに出た資料はJRを通じないと見られないと。それと、パソコンもない、スマートフォンもない。スマートフォンでこの資料を何十ページも見るのは大変なことです。そういう人はどうしたらいいのですか。  それとスピード感をどうつくるかということ。それ、どうするのですか。もう知り得たときは先に進んでしまって、取り返しがつかないということが第1街区の苦い教訓でしょう。あれは150年前に先人が苦労して、本来陸上に通せばいいものを、いろいろ反対する連中がいたから、苦労して海に埋め立てて造ったわけではないですか。世界的にも二度と日の目を見ない。国民の目から見られないという結果になっているわけです。説明会をやったけれども、本当に僅かな人しか見ていないと。  今回、第5・第6街区に延長線上のものがあるのではないかと、これは高輪築堤調査保存等検討委員会の中でも先生方が言っているわけで、玉木委員が触れていましたけれども、港区教育委員会も、文化庁の役人も、高輪築堤調査保存等検討委員会の先生方も、第4街区までは残念ながら残せなかったけれども、本当は残したかったと言っていますけれども、残せなかったと。だから、第5・第6街区については、そういうことがないような計画を望むと。これはみんな一致しているのです。これは国民も一致しているわけです。  だから、そのためには、情報開示が物すごく大事なのです。高輪築堤調査保存等検討委員会で論議されたら、すぐさま膨大な資料が高輪築堤調査保存等検討委員会にはつきますから、その資料がすぐさま国民の目に触れるようにすると、これが大事なのです。ですから今回、請願者皆さんが言っている、港区が持っている、分かった情報は提供してくださいねというのは、そういうことだと私は思うのです。二度と第1街区のように、本当に僅かの保存にとどめると。  今度は、第5・第6街区はもう最後の機会ですから。だから世界に誇れる、日本とイギリスが共同して造った鉄道遺構が残せるかどうかと、ここにかかっているわけです。そのためには情報公開を抜きにはなし得ないわけで、ぜひ、高輪築堤調査保存等検討委員会が開かれたらすぐさま、会議録まで全て出せとは言いません。会議録は何か次の会議で前の会議の会議録を確認するという、そういうシステムになっているようです。それはともかく、委員会に出された膨大な資料は、すぐさま公開しても何ら不思議がないわけで、そこは一日も早く、区民の皆さんが知り得る、都民の皆さんが知り得ると、こういうふうにするのが、行政のあるべき姿だと私は思うのですが、いかがですか。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) 高輪築堤調査保存等検討委員会の資料や議事録の公開につきましては、委員からも速やかな公開という意見が出てございます。これにつきましては、私どもからも速やかに公開されていくように、改めて要望してまいりたいと思います。 ○委員(風見利男君) 私は会議録までとは言ってないのです。会議録まで入れると遅れるのです。例えば、8回目の会議が開かれたのです。まず冒頭に、第7回目の会議録を確認すると。これでよろしいでしょうかと。はい、了解ですと。そこから8回目の委員会が始まるわけです。それでずーっとやって、9回目の会議のときに8回目の会議の会議録を確認して、先に進むというシステムなのです。  それがいいかどうかを言っているのではなくて、そこには膨大な資料が添付されるわけで、議事録は時間がかかるからさておいて、少なくとも資料だけは委員会が終わればすぐ公開できるのではないかと言っているわけで、これはもう当たり前だと思うのですけれども、いかがですか。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) 高輪築堤調査保存等検討委員会の資料の速やかな公開は要望してまいりますけれども、ただ、JR東日本から聞いておりますのが、委員会で出た資料のケアレスミスですとか、あとは個人情報など、こういったもので資料をそのまま公開できないということで、少しお時間がかかっていると聞いてございます。しかしながら、速やかな公開に関しましては、改めて私どもからも要望してまいりたいと思います。 ○委員(風見利男君) そうすると、例えば、第7回の委員会に膨大な資料が出ていますけれども、これは委員会に出された資料と公開されている資料と違うということですか。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) 資料については、基本的に同様と聞いております。ただ、誤植など、そういった修正を一部していると聞いております。 ○委員(風見利男君) だって、誤植があったら資料のていをなさないではないですか。当然、委員の先生方には、実はこの資料に間違いがありましたとお知らせをして、訂正するわけでしょう。ではなく、勝手にJRが、出した資料に間違いがあったので、公表するときはその部分を訂正して発表すると。そんなシステムなのですか。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) そのような際は、各委員に資料について確認を取った上で公開していると聞いております。 ○委員(風見利男君) 間違いがあった場合ですね。ですから、間違いがなければすぐさま公開できるわけで、もし間違いがあったって次の委員会まで待つ必要がないわけで、委員に確認すれば済むわけで、委員は何百人もいるわけではないですから、オブザーバー入れたって20人足らずなわけで、先生方は7人でしたか8人でしたか、そこで確認できるわけですから、それをきちんとやると。それで、この委員会の資料を公開するというのは、まちづくり部門と教育委員会と両方、一緒にやるということですか。区長名でやるのですか。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) 高輪築堤調査保存等検討委員会は、JR東日本が設置し、事務局となってございます。したがいまして、JR東日本がその資料についても公開している状況でございます。ですので、JR東日本の公開に対して要望していくということでございます。 ○委員(風見利男君) 高輪築堤調査保存等検討委員会は、JR東日本がつくった組織なのですか。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) JR東日本が設置した委員会でございます。 ○委員(風見利男君) 港区教育委員会はどういう関わりなのですか。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) 高輪築堤調査保存等検討委員会は、JR東日本が設置し、事務局でございます。港区教育委員会事務局につきましてはオブザーバーになっております。 ○委員(風見利男君) オブザーバーであっても、開発いわゆる埋蔵文化財調査については、港区教育委員会あるいは東京都教育委員会が責任を持って対応するという流れでいいわけですか。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) 高輪築堤調査につきましては、港区教育委員会が実施主体となって調査しております。 ○委員(風見利男君) ですから、高輪築堤調査保存等検討委員会JRの設置であっても、名前のとおり調査保存等ですから、ここが大事なわけで、やはりそこで知り得た情報を、先ほど品川周辺街づくり担当課長は守秘義務があると言いましたけれども、公表されるということは、そこで資料は公表される、会議録も公表される。その時点で公になるわけで、先ほど言った資料を一日も早く、会議が終わったらすぐさま国民の目に触れるとすることは、誰が要請するのですか。区長と教育長の連名で要請するのですか。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) 要請につきましては、私の方から速やかにしたいと思います。港区教育委員会につきましては、本日のいただいた御意見を所管の課長にまずは伝えたいと思います。 ○委員(風見利男君) だから、区の責任でやる以上は、教育委員会も非常に関わりが強いわけで、一部門ではなくて一緒にやってください。本来、区長と教育長と連名で要請してもらえばいいわけですけれども、そこまで行かないのであれば、部長名なりで、あるいは教育委員会の次長名で出すとかという手もあるわけで、まちづくり部門だけでなくて、両方が統一してやるのがやはり筋だと私は思うのですが、それはいかがですか。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) 図書文化財課と連携を図りながら要請していきたいと思いますが、まずは私の方から速やかにお伝えしていきたいと思います。また、図書文化財課長に本日の議論を伝えまして、両方できちんと整合を図られた要請の仕方を取ってまいりたいと思います。 ○委員(風見利男君) 取りあえず品川周辺街づくり担当課長が、品川まちづくりの関係でJRともつながりが深いわけで、そこでまず要請してもらうと。その後、今日の議論も踏まえて、教育委員会の図書文化財課長と相談して、どうするかということもやっていただけると、そういう理解でいいわけですね。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) 両課長できちんと会話をした上で、整合が取れた要請をしてまいりたいと思います。 ○委員(風見利男君) ぜひよろしくお願いします。  それと、先ほども言いましたけれども、パソコンやタブレット端末を持っていない方がいるわけで、そういう人たちの情報提供も非常に大事だと私は思うのですけれども、その対策は何か検討できますか。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) 今の風見委員の御指摘につきましても、JR東日本にまずは何か対応取れるのかといったことを伝えて、問合せてまいりたいと思います。 ○委員(風見利男君) JR高輪築堤調査保存等検討委員会の会議録と資料を公開しますよね。その段階で、一般の方がそれをプリントアウトして、ほかの方に見せるということは何ら問題ないわけですね。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) ホームページの資料を出力し、そちらをお見せするといった対応につきまして、JR東日本でそういうような対応をできるかといったことをまず確認してまいりたいと思います。 ○委員(風見利男君) JR東日本にプリントアウトしてやってくれと今言ったのではないのです。私が言っているのは、例えば、私がたまたまパソコンで見た記録を打ち出して、それを欲しい方がいたら渡しても問題ないねと、こういうふうに聞いているわけです。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) JR東日本が一般に公開しているものですので、特に差し障りないのではないかと思います。 ○委員(風見利男君) ですから、SNSに弱い方などについて区に相談があって、何か先日、第20回の高輪築堤調査保存等検討委員会が開かれたようですけれども、その資料を頂けますかと来たときには対応できるのですか。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) 個別の対応につきましては、事務局でありますJR東日本が一義的に対応するものと考えてございます。個別対応ができるかにつきまして、まずJR東日本に問い合わせてまいりたいと思います。 ○委員(風見利男君) 港区に相談が来た場合のことを言っているので、それはJRに言ってくださいと、それはないのではないですか。それは、相談が来たらぜひ対応してもらいたいと思うのです。  それと、先ほどのまちづくりとの関係で、都市計画決定の手続にならないと、なかなか情報を公開できないという。建設常任委員会にも報告があるのは、都市計画決定の段階になってしまうのです。そうなると、事は重大な局面になるわけで、その前の段階でいかに情報公開できるかと。これは図書文化財課との関係も当然出てくるわけで、開発を進めるとなれば試掘をやったり様々な形で、当然文化財包蔵地なのでそれはやるのでしょうけれども、その辺の動きも機敏に、区としても注意していただいて、やはり情報提供できるところは積極的に情報提供していくという、この姿勢が非常に大事だと私は思うのです。  とりわけ、先ほど来いろいろな方が言っていますけれども、せめて第5・第6街区は守りたいと、もう全ての方が願っているわけで、ここに応える道は、やはりJRの動きを機敏にみんなに知らせるという、このことだと思うのです。  そういう点で、なかなか、一つは難しい問題ではありますけれども、そこをどうすれば、動きが出た段階で区民に情報提供できるかを、ぜひ検討・研究していただきたい。いかがでしょうか。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) 高輪築堤調査保存等検討委員会の資料と議事録は、前段の検討過程に当たると思いますので、こちらの公開を極力速やかにして、お示ししていくのがやはりいいのではと思いますので、JR東日本に対して働きかけてまいりたいと思います。 ○委員(風見利男君) 速やかというのは非常に、いいようで悪いようで、どれぐらいの期間を速やかと言うのでしょうか。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) そういった期間も含めて、JR東日本に確認してまいりたいと思います。しかし、聞いておりますのは、ある程度議論のタイミングを見て、複数回分をまとめて公開するような手順をこれまで踏んでいると。現在のところはそのような形を取っていると聞いてございます。 ○委員(風見利男君) そこで大事なのは資料なのです。資料に基づいて議論が進むわけで、その資料が早く出れば出るほど、その議論の中身が分かるわけです。ですから、会議録イコール、全て、附属資料も含めて全てのものということではなくて、先ほど言っているように、資料についてはいち早く出すようにすると、それも要請してもらえますか。 ○品川周辺街づくり担当課長吉田誠君) 要請してまいりたいと思います。 ○委員(風見利男君) これで終わりますけれども、今回の第Ⅰ工期の中で、150年前に先人が造った鉄道遺構が出てきたわけで、これ歴史的な巡り合わせで150年という、こういうときに出てきたわけで、ただ残念ながら、先ほど請願者の方も言っていましたけれども、31の団体からぜひ残してほしいという、完全保存してほしいという要請があったわけですけれども、これ以外に区長、港区からもやっているわけで、ところが、JR東日本はそれを聞く耳持たずに、一部の保存にとどめたわけです。  ですからやはり、今度は本当に、第5・第6街区が残るかどうかという、これはもう世界も注目しているわけで、そこにやはり本当に築堤が現れて、そこが復元されて、新たな観光名所になれば、日本国内だけではなくて世界からも注目、称賛されるぐらいの価値があると私は思います。  世界にないわけで、ここにしかないわけですから、それが二度と破壊されることがないようにと思っています。ぜひそれは行政側も同じ立場だと思うので、ぜひ、100年先、200年先を見据えたまちづくりの一つに、第5・6街区が生かされると。やはりそういう仕組みを今つくっていくときではないかと思うのです。  地球温暖化が叫ばれていて、巨大なビルを造れば造るほど港区のCO2の排出量が増えるわけで、もう23区1番という汚名を返上して、本当に空気のきれいな港区を、そして外国から来た人も、150年前の先人がこんな立派なものを造ったのだと誇れるような、まちになるように、私も期待していますし、そのためには引き続き頑張っていきたいと思って終わります。 ○委員長(土屋準君) ほかに質問等ございませんでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(土屋準君) なければ、質疑はこれにて終了いたします。  態度表明はいかがいたしましょうか。              (「必要」と呼ぶ者あり) ○委員長(土屋準君) それでは、態度表明が必要ということですので、各会派、順次お願いいたします。まず、自民党議員団。
    委員(うかい雅彦君) 発言していないので少し発言させていただきますと、高輪ゲートウェイ駅ができるに当たって、あの駅を造るに当たって、まず100億円、JRはかけているわけであります。そして、その駅に合わせて、京浜東北線や山手線を移設、海側にずらしたことによって築堤が出てきたわけでありますけれども、それについても100億円かけている。その移設した後、そこに築堤があるのではないかということで、その発掘、試掘するためにも100億円、我々の目に触れるためにもJRがもう300億円、そこに費やしているということで、この巨額な金額を一民間企業が、幾ら元国鉄であっても、今、3万人の個人株主を抱える民間企業でありますが、そこがそれだけのことをしたというのは、やはりそれは当然のこと、先人に対してのリスペクトがあったからJR東日本が行ったことではないかと思います。  先ほど出ていた旧新橋停車場。あそこについては、残念ながら周りのテナントも撤退してしまうぐらい人が訪れていない状況で、第2回定例会の補正予算で高輪築堤の石をSL広場に設置する、その流れというのはやはり、SL広場、あれだけ人が集まるところに築堤の石を設置して、旧新橋停車場、それから高輪築堤、それを皆さんに知っていただき、観光名所として、これから港区の大事な場所になってくる、そういう思いの中で区も取り組んでいると考えています。  なかなか、全て残せるのだったら残せる、それは私らも思いは一緒ですけれども、でも実際としてやはり、一民間企業がどこまでできるかというところについては、やはりJRのここの姿勢を見守りたいと思います。  そして、ここに7名の町会長、副会長のお名前があるのですけれども、高輪ゲートウェイエリアマネジメントということで地域と活動をJRが始めているのですが、そこでイベントの際に、ぜひうちの神社のおみこしをそのイベントに設置してほしいとJRに要望した町会長のお名前があったので、少しその方に話を聞きに行きました。その方がおっしゃるにはもう、3か所残してくれたことはよくやってくれたのではないかと私は思っていると、そうおっしゃっていました。情報は開示してほしいというのは、それは我々もそういう思いだから署名をさせてもらいましたよということでありました。  これからどうなっていくか、特にその第5・第6街区は、品川駅北口のまちづくりにも関わってくる、そういった非常に重要な場所であるので、これからどういう議論がなされて計画がされていくのか、我々も見守っていきたい、そういう思いでございます。  そういったところから、この請願については、継続審査とさせていただきたいと思います。 ○委員長(土屋準君) 次に、みなと政策会議、お願いします。 ○委員榎本あゆみ君) これまでの質疑の中で、5・6街区に関する計画を現時点で港区は、JR東日本から提供されておらず、計画について把握していないため、現在は情報提供できる立場にないこと、あと、高輪築堤調査保存等検討委員会情報を公表する、今後していくこと、都市計画手続にのっとった順序、手法で情報提供されること、あとは港区としても高輪築堤に関して調査・研究をきちんとされてきたことなどが確認をされました。  しかし、区としては、区民の方が不安に感じることがないよう、情報提供について、まず3点要望させていただきます。  1点目は、現在、高輪築堤調査保存等検討委員会議事録は、今年の1月17日に開催された第13回までしか公開されていません。高輪築堤調査保存等検討委員会に対し、速やかに議事録委員会資料を公開するよう働きかけることを要望いたします。  2点目です。港区はこれまでも、高輪築堤現地見学会を開催しており、できるだけ多くの方に現地を見ていただける機会を設けています。5・6街区につきましても、JR東日本に働きかけ、現地見学会を複数回開催し、多くの方に現地を見ていただける機会を設けていただくよう要望いたします。  3点目です。区民の方から、品川駅周辺のまちづくりに関して御質問があった際には、区は必要があれば、他部署とも連携しながら、できる限り誠実に情報提供していただくよう要望いたします。  また、JR東日本への指導として、1点要望いたします。港区文化芸術振興条例第9条にありますように、港区は伝統的な文化及び文化財保存及び継承並びに地域の文化の発展を図ると、このように条例に定められております。港区として、きちんとJR東日本に対し行政指導をしていくことを要望いたします。  本請願趣旨とされております情報公開、JRへ再開発の現状と計画の公開について働きかけをしていただきたいという趣旨は私どもも賛成をしておりますが、今後JR東日本から5・6街区の計画が出されるときまできちんと検討していく必要があると考えるため、みなと政策会議は継続とさせていただきます。 ○委員長(土屋準君) 次に、公明党議員団、お願いいたします。 ○委員近藤まさ子君) 高輪築堤の第5・6街区の保存については、港区においても、昨年5月に教育委員会から、高輪築堤跡現地保存を考慮した開発計画を策定するよう、JR東日本要望書を出しています。また、このたびの議会においても、区長は、区民の貴重な財産であり、JR東日本教育委員会、文化庁、関係機関と連携して保存に取り組むとの表明がありました。また、先ほどの質疑の中でも、この建設常任委員会報告する前に、JR東日本にはいち早く公表するよう、区としても働きかけていくとの答弁をいただきました。  請願趣旨の2番目にある、JR東日本に働きかけ、公開を求めることは行っていくとのことでしたが、1番目にある、現時点で港区が持っている全ての情報を開示されたい、この内容につきましては、今回の審議では高輪築堤調査保存等検討委員会の資料の提供をいち早く、どの程度早く、どのくらいの量をできるかということについては、これから要望していくということでしたので、私たちも港区のこの貴重な遺構の保存についてはどのようになっていくのか、しっかりと注視していきたいと思います。  したがいまして、公明党議員団としては継続でお願いしたいと思います。 ○委員長(土屋準君) 次に、共産党議員団、お願いします。 ○委員(風見利男君) 質疑の中で明らかになったように、区民、都民、国民が知りたい情報はいち早く公開すると。これが当然だということが論議の中で明らかになったわけで、今JR東日本が、5街区・6街区の計画は今のところないですけれども、いずれ近いうちに何らかの形で公表されるだろうと。そういうことを考えれば、その段階でいち早く区民に情報提供すると。これが行政側として当然の役割なわけです。  先ほど自民党議員団から、多額のお金をかけて開発をしているという話がありましたけれども、コロナ禍でも、JR東日本は1兆5,000億円もの余剰金をためているわけです。ですから本当に、国民共有の財産の場所を都民、国民、世界の人たちにきちんと復元をして提供すると。これは至極当然で、それが本当に品川まちづくりに大きく役に立つものだと私は思っています。  この区民の方々から出された請願については、諸手を挙げて賛成したいと思います。 ○委員長(土屋準君) 次に、街づくりミナト、お願いします。 ○委員(玉木まこと君) 街づくりミナトの態度表明をいたします。品川駅周辺地区、ここ、今回の請願趣旨は、JR東日本による開発において港区が持っている情報の開示、そしてJR東日本への計画の公開を求めるという2点だと思います。  趣旨の背景にある第5・第6街区の高輪築堤については、JR東日本だけでなく、インフラ整備という質疑をさせていただきましたけれども、東京都、また地区全体で言えば国道も絡む、JRも絡む、京浜急行電鉄も絡む、区も絡む、様々な事業だと私は捉えています。それを総合的に把握し、区としてどういう将来像を描くかは、やはりまちづくり部門が引っ張っていっていただきたいなと思っています。  今回の請願を契機に、ぜひその請願趣旨に沿って、この5・6街区、将来様々なインフラが交錯していく事業ですので、これをしっかり整理して、また高輪築堤調査の状況であったり、それは公開がまだまだ、高輪築堤調査保存等検討委員会では十分に公開できていないところがあると思います。  なので、今の時点でも様々な工事が進んでいる状況もありますので、現時点で公開できる部分についてもしっかりとまちづくり部門で区民に対して説明していっていただきたいということを、この請願趣旨から、そのように私は思っています。  そして、開発については、品川周辺街づくり担当課長の答弁からも、やはり高輪築堤調査保存等検討委員会で前段階の相談が恐らくあるだろうと。そういったタイミングになっていくと思いますので、しっかりとそこについてはしかるタイミングで情報を公開していっていただきたいなと、それはJRが先にプレス出すかどうか分かりませんけれども、高輪築堤調査保存等検討委員会がまず大事だと思いますので、そこにしっかりと関わっていっていただきたいと思います。  今回の請願趣旨については、今の港区の持っている情報であったり、様々な今の議論を踏まえても、公開できるものもたくさんあると私は思いますので、ぜひこの請願趣旨に沿って、港区、取り組んでいただきたいと思います。  ですので、請願4第9号については採択いたします。 ○委員長(土屋準君) 態度表明は終わりました。  継続との意見が出ておりますので、まず継続についてお諮りいたします。採決の方法は挙手採決といたします。  「請願4第9号」について、今期継続とすることに賛成の方は挙手をお願いいたします。                (賛成者挙手) ○委員長(土屋準君) 挙手多数と認めます。よって、「請願4第9号 高輪築堤情報の公開を求める請願」は今期継続とすることに決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(土屋準君) 次に、日程を戻しまして、審議事項(1)「請願元第13号 東京都市計画道路幹線街路環状第4号線にかかる港区立白金児童遊園敷地港区立白金台幼稚園の敷地を東京都に譲渡しないで頂きたい事を求める請願」を議題といたします。  本請願について、何かございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(土屋準君) なければ、本請願につきましては、今期継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(土屋準君) それでは、今期継続と決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(土屋準君) 次に、審議事項(2)「請願3第15号 港区赤坂7丁目計画に関する請願」を議題といたします。  本請願について、何かございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(土屋準君) なければ、本請願につきましては、今期継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(土屋準君) それでは、今期継続と決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(土屋準君) 次に、審議事項(4)「発案元第5号 街づくり行政調査について」を議題といたします。  本発案について、何かございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(土屋準君) なければ、本発案につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(土屋準君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(土屋準君) そのほかに、何かございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(土屋準君) なければ、本日の委員会を閉会いたします。              午後 3時00分 閉会...