港区議会 2022-07-26
令和4年7月26日エレベーター等安全対策・新型コロナウイルス感染症対策特別委員会-07月26日
〇出席説明員
麻布地区総合支所副総合支所長・
麻布地区総合支所管理課長兼務 櫻 庭 靖 之
地域振興課長・
ウクライナ避難民支援担当課長兼務 太 田 貴 二
観光政策担当課長 桑 原 砂 美
保健福祉支援部長・
新型コロナウイルスワクチン接種担当部長兼務 湯 川 康 生
保健福祉課長・
みなと保健所新型コロナウイルスワクチン接種担当課長兼務 野 上 宏
高齢者支援課長 鈴 木 雅 紀
介護保険課長 白 石 直 也
障害者福祉課長 小 笹 美由紀
生活福祉調整課長 大 原 裕美子
参事・
みなと保健所長兼務(
保健予防課長事務取扱) 太 田 留 奈
生活衛生課長 金 田 耕治郎
新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 土 井 重 典
健康推進課長・
地域医療連携担当課長兼務 二 宮 博 文
子ども家庭課長 白 井 隆 司 保育課長 木 下 典 子
住宅課長 富 沢 和 可
企画経営部長 大 澤 鉄 也
新型コロナウイルス感染症対策担当課長・政策広
聴担当課長兼務・
みなと保健所新型コロナウイルスワクチン接種担当課長兼務 多 田 伸 也
防災危機管理室長 西 川 克 介
危機管理・
生活安全担当課長 原 谷 英 樹
教育長室長 佐 藤 博 史
学務課長 佐々木 貴 浩
教育人事企画課長・
教育指導担当課長兼務 瀧 島 啓 司
〇会議に付した事件
1 報告事項
(1)
区内感染者数の推移及び
みなと保健所による主な取組状況について
(2)
新型コロナウイルスワクチン接種の進捗状況について
(3)
新型コロナウイルス感染症の
感染拡大防止や区民、事業者の生活を支えるた
めの区の主な取組状況について
(4) 令和3年度「港区安全の日」等の取組について
2 審議事項
(1) 発 案元第10号 安全対策及び
エレベーター事故の調査について
(元.6.20付託)
(2) 発 案2第3号
新型コロナウイルス感染症対策に関する調査について
(2.7.3付託)
午後 1時30分 開会
○委員長(
山野井つよし君) ただいまから、
エレベーター等安全対策・
新型コロナウイルス感染症対策特別委員会を開会いたします。
本日の署名委員は、やなざわ副委員長、玉木委員にお願いいたします。
なかね委員より欠席の届けが提出されておりますので、御報告いたします。
なお、本日、
中林産業振興課長は委員会を欠席する旨、連絡がありました。
また、報告事項(3)に関連して、
後藤国保年金課長に出席を要請していたところですが、所用のため委員会を欠席する旨連絡がありましたので、御了承ください。
この際、傍聴者の方にお伝えいたします。委員会の撮影・録音を希望される方は、あらかじめ申出書に御記入の上、御提出ください。なお、撮影・録音は、申出が許可された後にしていただきますようお願いいたします。
初めに、当
特別委員会の説明員についてです。6月7日付の人事異動及び7月1日付の組織改正に伴い、当
特別委員会の説明員について変更がありましたので、変更となった説明員の紹介をお願いいたします。
○
防災危機管理室長(西川克介君) 去る6月7日付及び7月1日付をもちまして、説明員の異動がありましたので、異動となりました課長級の職員を御紹介いたします。
教育委員会事務局学校教育部教育人事企画課長で
教育指導担当課長を兼務いたします、瀧島啓司です。
○参事・
みなと保健所長兼務[
保健予防課長事務取扱](
太田留奈君) 続きまして、私から、
みなと保健所の課長級の職員を御紹介いたします。
健康推進課長で
地域医療連携担当課長を兼務いたします、二宮博文です。
○
防災危機管理室長(西川克介君) 紹介は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○委員長(
山野井つよし君) よろしくお願いいたします。
なお、説明員につきましては、皆様に資料をお配りしておりますので御確認ください。
また、本日、報告事項(3)に関連して、
地域振興課長、
観光政策担当課長、
高齢者支援課長、
介護保険課長、
障害者福祉課長、
生活福祉調整課長及び教育長室長に後ほど出席していただく予定です。
次に、6月17日に開かれました委員長会の内容について御報告いたします。
まず、委員会の開会日についてです。委員会の開会日については、従来どおり、原則として、常任委員会は月・水・金曜日に、
特別委員会は火・木曜日とする。また、東京2020
大会レガシー特別委員会の開会に当たりましては、委員が他の4
特別委員会と重なるため、各委員長で調整することになりました。また、8月は、特別の事情がない限り、従来どおり、開会しないということが確認されました。
以上が委員長会の報告です。
──────────────────────────────────
○委員長(
山野井つよし君) それでは、報告事項に入ります。初めに、報告事項(1)「
区内感染者数の推移及び
みなと保健所による主な取組状況について」、理事者の説明を求めます。
○参事・
みなと保健所長兼務[
保健予防課長事務取扱](
太田留奈君) 報告事項(1)「
区内感染者数の推移及び
みなと保健所による主な取組状況について」、資料№1及び資料№1-2の一覧表を御覧ください。前回、5月24日の当委員会で報告した内容から変更した点を中心に御報告いたします。
まず、1の
区内感染者数の推移です。高止まりしながらも下がり続けていた第6波後、6月13日から増加に転じました。
行動制限緩和による人流増加と、変異株BA.5による増加と思われます。発生届の総数については、7月11日の週は連日500から600件の発生届を処理していましたが、7月18日の週には1日1,000件を超え、第6波のピーク時の1日900件を超えました。6割程度が区民の陽性者です。区民の割合が
オミクロン株になってから多いのは、子どもの感染者が多いためと思われます。
7月19日時点で発生届は1,357件、区民が600人前後と、前週に比べて約2倍に増加しました。7月25日の入院中の方は84人、宿泊療養中が170人、自宅療養中が4,573人で、軽症のため
自宅療養者が増えております。
なお、国と東京都の
オミクロン株への対応方針が新たに出され、区の対応も変更になりましたので、
サイドブックスにて情報提供しておりますが、追加で御説明いたします。7月17日から、東京都の
宿泊療養施設の入所者の対象者について変更がありました。
入所年齢上限の変更で、65歳以上も入所調整が可能となり、また、
重症化リスクの高い方やその同居者が優先的に入所できるようになりました。
国の方針で、7月22日より、接触者の待機期間について変更がありました。7日間から5日間へ短縮され、
社会機能維持者か否かにかかわらず、
抗原定性検査キットにより2日目と3日目に自費検査を行い、陰性が確認された場合には、3日目から待機を解除することが可能となります。
保育所、幼稚園、
認定こども園、小学校、
特別支援学校及び
学童クラブ等で陽性者が発生した場合については、原則として
積極的疫学調査は行いませんが、同一クラスで3日以内に5名以上陽性者が発生する場合は
積極的疫学調査を実施し、
濃厚接触者の特定を行います。
では、資料に戻ります。2ページの2(1)、PCR検査は、
無料PCR検査の会場や医療機関が増えておりますので、
みなと保健所では行っていません。
(2)
患者搬送体制の強化についてです。1月の
オミクロン株になって200人ほど搬送していたものが、4月以降は50名程度、陽性者と同様に減少しておりましたが、5月以降も高止まりであり、6月初旬から増加し、7月10日時点で129件まで増加しております。7月に入り、高齢者の感染が増えてきて、入院の搬送が増えたと思われます。
(3)の電話相談で一番件数が多いのは、
濃厚接触者の待機期間や定義についての問合せで、次に、職場や家族が陽性になったがどうしたらいいか、そして、3番目が、
自宅療養証明書についてです。以前、大変業務を圧迫していた
自宅療養証明書については、
HER-SYS画面による発行が浸透してきております。
3ページ(5)のパルスオキシメーター貸出しについては、うちさぽ東京からの貸出しもあり、区が貸出しをするのは、医療機関から発生届が上がってきたときに入院させるかどうかを判定するため、あるいはコントロールされていない基礎疾患があり、区が健康観察する場合の貸出し分で、陽性者の増加によって少し増えてきております。
(6)の
自宅療養者への医療支援です。医師会、薬剤師会が協力しており、変異株BA.5になっても軽症が多い
オミクロン株ではありますが、療養者の半分くらいが
かかりつけ等の医療機関の健康観察となっております。
○委員長(
山野井つよし君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。
○委員(福島宏子君) 今、感染が拡大して、また身近なものになってきているので、その辺りで、区民の皆さんがまずは不安にならずに、陽性になったり、
濃厚接触者になっても落ち着いて対応できるように、港区としてどうしていくのがいいのかという、そういった観点で質問をさせていただければと思います。
まず、発熱した場合、症状が出た場合です。東京都
発熱相談センターに連絡するということなのでしょうけれども、そこになかなかつながらないなどという場合は、
みなと保健所に連絡をしてくる方というのは結構いらっしゃるのでしょうか。
○参事・
みなと保健所長兼務[
保健予防課長事務取扱](
太田留奈君) コールセンターにそのようなお問合せはたくさん届いております。
○委員(福島宏子君) 発熱した御本人が一番不安だと思うのですけれども、電話がつながったら、次は検査を受けるという段階になると思うのですが、電話がつながってから検査が受けられるまでというのは、今現状でいうと、どのくらい時間としてはかかるのでしょうか。
○参事・
みなと保健所長兼務[
保健予防課長事務取扱](
太田留奈君) 一律には申せませんが、医療機関によっては翌日には検査できるし、今の状況では二、三日かかるような状況もございます。
○委員(福島宏子君) 二、三日かかる状況もまれにはあるということですけれども、その二、三日の間は、熱がある方、家族も含めて、どうしたらいいのですか。
○参事・
みなと保健所長兼務[
保健予防課長事務取扱](
太田留奈君) この時期ですので、喉が痛い、熱が高いというような、
新型コロナウイルス感染症を十分疑わせるような症状がある場合は、熱がある方については、御家庭内でなるべく接しないように隔離をするということをしていただきたい。これはインフルエンザなど、ほかの感染症も全てそうですので、同じような対応をしていただきたいと思います。
○委員(福島宏子君) 熱がある、症状があるから電話をしたわけですよね。だけれども、その後の折り返しの電話といいますか、検査をどこで受けるかなど、勝手にその方が病院などに行くのはもちろん駄目なのは皆さん分かっていることだと思うので、そのときにどうしたらいいかという。家の中で隔離して、ただ次の連絡を待つということほど不安なことはないと思うのです。そこのところは、二、三日は何の連絡がなくても、待っているしかないのでしょうか。それは、
濃厚接触者になっている家族も含めて、周りの家族の方の対応も含めてお聞きしたいのですけれども。
○参事・
みなと保健所長兼務[
保健予防課長事務取扱](
太田留奈君) 検査の予約というか、医療機関に御連絡、診療・
検査医療機関については
ホームページにも記載されておりますので、その中でお近くの医療機関でなるべく早くやってくださるところを探すしかないのですが、予約を取られて、待っている間は、先ほど申し上げたように、御家庭内でなるべく隔離をしながら待っていただくということで、ただ、症状が非常に悪化して、呼吸が苦しいなどがある場合は、もちろん救急車を呼んでいただいて、救急外来で検査をするということになると思います。
○委員(福島宏子君) 家族、
濃厚接触者はどうしたらいいのですか。
○参事・
みなと保健所長兼務[
保健予防課長事務取扱](
太田留奈君) 御本人の診断がつかないと、
濃厚接触者かどうかということは分からないのですが、職場に出るのは控えてということは、職場に御相談されれば、そのような場合は控えてくださいと返事が返ってくるものですから、職場には出ないで、御家族の方の診断がつくまで少し待っていただきたいと思います。
○委員(福島宏子君)
みなと保健所や区役所などで働いていたり、そうやって考えられる状況にあればいいと思うのですけれども、なかなか実際に家族に発熱した方がいたり、その家族にリスクの高い基礎疾患をお持ちの方がいたりとなると、おたおたしてしまうというのが現状なのではないかと思います。
フローチャートのような、発熱した場合、こうしてください、そこで陽性だった場合、このような経過をたどってしてください、あとは、
濃厚接触者、御家族はどのような順番で対応してくださいというような、今後も高止まりといいますか、増えている状況がありますので、ぜひその
フローチャートを
ホームページで発信するなど、広報みなとでも毎回取り上げてはいただいているのですけれども、そのような形で、次どうしたらいいか、その期間、何をしていればいいのかという、そこら辺が分かるようなものをぜひ作成していただいて、区民の皆さんが不安にならないように対応していただくことを強く要望したいのですけれども、そういった流れに関してはいかがでしょうか。
○参事・
みなと保健所長兼務[
保健予防課長事務取扱](
太田留奈君) フローチャートは作成しております。カラーでなくて申し訳ありませんが、
ホームページに記載しております。
○
健康推進課長・
地域医療連携担当課長兼務(二宮博文君) 今、
保健予防課長が言ったとおり、
フローチャートは、以前から
ホームページでも、更新を重ねながら、相談から診察、検査、陽性になったときの対応という形で掲載してあります。現在はやはり
自宅療養者の方が非常に割合として多いですので、自宅療養になった場合に、例えば、東京都のサービス、うちさぽ東京であったり、SMSを用いた疫学調査なども行っておりますので、情報を逐次更新をしながら掲載をしております。より見やすく、タイムリーに更新できるように今後も努めてまいりたいと思います。
もう1点、医療の状況ですが、かなり感染者数が増えてきており、医療に関する相談も
みなと保健所に来ております。一方、非常に港区は
医療アクセスが恵まれているという土地柄であり、医師会のクリニックであったり、
入院医療機関で、現在、外来が混み合っている状況ですが、例えば、一部のクリニックでは、かかりつけの先生のところに行って受診をするだけではなく、電話で対応していただけている先生もいらっしゃったりするので、お待たせする現状は見受けられますが、地域の医療機関においても、何とかこの感染者増に対応しようということで、
みなと保健所とも一緒に情報を共有しながら、対応に努めているところでございます。
○委員(福島宏子君)
フローチャートを日々更新されて、
ホームページに掲載ということだったのですが、
ホームページだけですか。区の掲示板だったり、
ホームページが見られない方のためのというものは、
みなと保健所に行けば何かしら用意はされているのでしょうか。
○
健康推進課長・
地域医療連携担当課長兼務(二宮博文君)
ホームページはもちろんですけれども、これまで広報みなとにも、不定期ではあるのですが、少し大きめに掲載をさせていただいたり、相談等の電話番号につきましては、見やすいところにいつも配置していただけるように、広報とも調整をさせていただいているところでございます。引き続き、区民の方がどこに相談をしたらいいのかというのを分かりやすく伝えられるように、区の中でも連携しながら対応してまいります。
○委員(福島宏子君) 分かりました。
みなと保健所の方々、また、一般の区民の皆さんも、これまで長く
新型コロナウイルス感染症というものと対面というか、一緒に来ているわけですけれども、やはりまだまだ実際にかかってみたり、本当に家族がなってみたりすると、そのような
フローチャートが
ホームページに出ている、いつぞやの広報みなとに出ていたというぐらいは分かっていても、その流れというので混乱される方、特にお一人暮らしの方などは大変な思いをされると思いますので、何かあれば多分皆さん、港区民であれば、
みなと保健所が一番の頼りということになるとは思うので、ぜひその辺りは対応をよろしくお願いします。
先ほども
保健予防課長が、
濃厚接触者の隔離期間を7日から5日になど、そのようなこともお話はされていたのですけれども、
濃厚接触者になった場合の検査の受け方など、その後の会社などにも報告義務があると思うので、そういったときには、例えば、家族で陽性者が判明した、すぐに
濃厚接触者の方は検査を申し出れば受けられる体制があるのでしょうか。
○参事・
みなと保健所長兼務[
保健予防課長事務取扱](
太田留奈君) ホームページに自費検査、つまり、検査をしたいという方は、おそらく、待機期間を短くするために検査を受けたいということだと思うのですが、
濃厚接触者が行う自費検査について、それを行ってくれる医療機関の一覧が
ホームページに記載されておりますので、そちらを御覧になって、その医療機関で、
濃厚接触者が医療機関に行くことは不要不急の外出には含まれておりませんので、受診されて、そちらで自費検査を受けられるということが可能であります。
○委員(福島宏子君)
ホームページに出ているということで、そちらに自分で連絡をして、そこで予約なりを取って、そちらでPCR検査を受けることになるということですね。分かりました。
あと、宿泊療養のところで、65歳以上も宿泊療養の対象になるようになったということをおっしゃっていたのですけれども、これまでは65歳以上の方はホテル療養はできなかったのが、できるようになった理由というのは何なのですか。
○参事・
みなと保健所長兼務[
保健予防課長事務取扱](
太田留奈君) 港区も、5月11日から東京都に高齢者も宿泊療養をさせてほしいということを申し入れておりますし、高齢者の方が不安なために、医療機関に入院したいという御希望が非常に多くて、このように医療機関に過大な負担をかけるわけにいかない時期ですので、東京都も宿泊療養を高齢者についても開放したということだと思います。
○委員(福島宏子君) 入院したいという希望が多いというのはすごく分かるのですけれども、そのような方が入院までは必要ないといいますか、そういった判断をされた方はホテルに入れるようにということで、そのような意味では、そこが緩和されたといいますか、規制がなくなったことで、港区内でもそういった入院を希望されていた方がホテルで安心して過ごせるという、いい方向に変わってきているといった認識でしょうか。
○参事・
みなと保健所長兼務[
保健予防課長事務取扱](
太田留奈君) そのとおりです。
○委員(福島宏子君) 入院自体がなかなかできなくなっているのかと、一方でそのようにも感じるのですけれども、基礎疾患があって、例えば、陽性の方で、心臓に
ペースメーカーが入っている方も入院ができないといった現状ですか。
○参事・
みなと保健所長兼務[
保健予防課長事務取扱](
太田留奈君) 基礎疾患がどれほど重症かということよりも、
新型コロナウイルス感染症の症状が重症かどうかで入院するかどうかになります。一番分かりやすいのが、酸素飽和度が下がっていれば入院できるという基準は確かにございます。
ペースメーカーを入れているということイコール、軽症の
新型コロナウイルス感染症でも入院できるというわけではございません。
○委員(福島宏子君)
ペースメーカーを入れているということは、身体状況が悪いわけで、そういった方が入院できないという状況は、本当に医療崩壊になっているのかと思ってしまったので、今、確認したのですけれども、希望者は全員入院をとは言いませんが、命を守る立場で、入院ができるような体制をぜひ取っていただきたいとすごく強く感じるのですけれども、その辺りは
みなと保健所の対応としてはいかがでしょうか。
○参事・
みなと保健所長兼務[
保健予防課長事務取扱](
太田留奈君) 非常に御希望が強い場合には、
みなと保健所から入院調整の方にお入れすることはあるのですが、病床の状況によっては入院できるとは限らないというのが、
ペースメーカーを入れていて
新型コロナウイルス感染症の症状については軽症であるという方が必ず入院できるような方ではないと。ただ、御希望が強い場合は、
みなと保健所としては入院調整を東京都に上げることは行っております。
○委員(福島宏子君) 分かりました。今後もよろしくお願いします。
2ページの項番2(1)なのですけれども、今、無料のPCR検査などが増えているので、これは今のところ港区としてはやっていないといったお話だったと思うのですが、今、感染が急拡大している
オミクロン株の新系統の変異株BA.5、これは基本再生産数という、うつしてしまう数だと思うのですけれども、それが18.6ということで、かなり感染力が強いわけですよね。夏休みに入って、今のところ行動制限もされていないので、こういった状況で感染者が増えるのは当たり前のことだと思います。
港区は観光地も多いですし、そのような点からも、観光地などでPCR検査が受けられるようにということをするべきなのではないかと思うのですけれども、その辺りはいかがでしょうか。
○参事・
みなと保健所長兼務[
保健予防課長事務取扱](
太田留奈君) 港区内におきましても、東京都が設置している
無料PCR検査センターが複数ございますので、そのような施設を御利用いただければ、観光客の方も無料のPCR検査を行うことはできるとは思います。
○委員(福島宏子君) ぜひ港区内で安心して観光していただくためにも、区独自で何ができるかという立場で考えていただければありがたいのではないかと思っています。
海外からの観光客なのか、飛行機に乗って旅行される方の入り口として羽田空港がありますけれども、そこでも今は何の検疫もされていないということで、空港からのアクセスに使われているモノレールなどがある浜松町駅も港区にあるわけですから、そういった駅などの場所でもPCR検査ができるようにする、あとは、例えば、今、
保健予防課長が言いましたけれども、ここに検査所がありますという案内をすぐ分かるようなところに、特に浜松町駅周辺など、観光地などには掲げていただくといったことが必要だと思うのですが、ぜひ検査会場の案内などというのは積極的につけていただきたいのですが、その辺はいかがでしょうか。
○
新型コロナウイルス感染症対策担当課長・政策広
聴担当課長兼務・
みなと保健所新型コロナウイルスワクチン接種担当課長兼務(多田伸也君) 今、福島委員から御指摘ありましたのは東京都のPCR検査会場なのですが、まず、7月22日現在で、区内に81か所、無料の検査会場があります。これは東京都の制度を活用して、医療機関や薬局などが実施をしている形になります。
この制度につきましては、港区の
ホームページでも、東京都の制度を御案内させていただき、東京都の
ホームページにアクセスできるような形で、港区の
ホームページ経由で実施場所などもすぐ調べられるような形で、リンクを掲載させていただいています。
また、区も、この事業につきましては積極的に御協力をさせていただき、例えば、福島委員御指摘のとおり、駅前などでやりたいという要望が、東京都を通じて私どもに時々依頼というか、要望が上がってきています。
これまでの実績として申し上げますと、例えば、品川駅など、そういったところでも、駅前を東京都にお貸しして、テントを張って、一定期間、無料のPCR検査会場みたいな形で実施などをしていますので、今後も引き続き東京都とこういった事業については連携して進めていきたいと考えております。
○委員(福島宏子君) 軽症だから大丈夫と思う方もいらっしゃるかもしれないのですけれども、亡くなられている方も毎日いますし、インフルエンザなどよりはもっと重症化するということも言われて、新聞などでも報道されていますし、やはりこれ以上広げないなど、できる限りの措置というのは、港区としても、東京都も考えてはいると思うのですけれども、国がなかなかPCR検査会場なども動かない中では、自治体なり行政が積極的に行っていくということをする以外に区民の命は守れないと思いますので、そういった意味でも、港区としてもきちんと港区内のそういった観光地や、観光客、旅行客などの方から広がらないように、しっかりとPCR検査ができるようにしていただきたいと思います。会場は今、81か所あるとおっしゃっていましたけれども、我が家の近くのPCR検査会場も、今まで私、何度も行って、一人も一緒にかぶったことがないぐらい、すっとできたところが、先日行ったら、外まで長蛇の列でした。やはりそのようになってきているので、これだけあるからそれで足りているということにはならないと思いますので、駅や観光地などへの検査会場、検査ができる場の設置というのは今後も強く求めていきたいと思っています。
○委員(小倉りえこ君) これは価値観の違い以外の何物でもないのですけれども、私、一貫して、今こそやみくもな検査はやめるべきだと考えている方で、検査をして安心するというのが本当にいいかどうかというところは、今まで以上の陽性者数が出て、変異株も結構大変な方に傾いている中で、方向転換というのはするべきだとは思うのです。ただ、これは自治体独自でできることではないので、その中でも港区で考えられることというのは幾つかあると思うのです。
東京都の無料検査、81か所と今おっしゃいましたか。今、先ほど福島委員の質疑の中でも、発熱がありました、発熱外来、やっているところが今本当に限られてきています。行きます、行ったとしても、検査キットがない、そのような状況ですよね。それで検査ができないではないかと騒がれて、どうのこうのとするよりは、そのような症状のないところの検査キットを、むしろ医療機関に回してほしいというお願いというのは、自治体から区内で実施しているセンター的なところにお願いできないものなのでしょうか。ここをまず1点伺わせてください。
○参事・
みなと保健所長兼務[
保健予防課長事務取扱](
太田留奈君) 医療機関で検査ができないと元も子もないのですが、まずは無料のPCR検査センターやキットの配布などを東京都が積極的に進めている理由の一つが、そこで陽性になった方だけが医療機関を受診してくださいという、2段構えで医療機関への負担を軽減したいという思いがあると聞いております。ただ、そこで医療機関で検査ができないというと、そこで困ってしまうので、医療機関への検査キットの配布については、東京都が所管しておりますので、そちらについては足りないという声が
みなと保健所に届けられた場合は、東京都に申入れしていきたいと思います。
○委員(小倉りえこ君)
みなと保健所に届けられた場合ということで、それが本当に届けられるかどうかというのは、そんな余裕があるかどうかというところも当然あるとは思うのですけれども、以前の委員会のときにもたしかお伺いさせていただいたのですが、無料のPCR検査を行える方の対象が、基本、無症状の方というところは変わりはないと思うのです。その中でどれだけ症状があって、無症状のようなていで行っている方がいるか。多分、いらっしゃると思うのです。そこでPCR検査をやって陽性が出たとして、その後、医療機関に行ってくださいという流れになって、そこでもう一回検査をするわけではないですか。以前、これ、質問したときに
保健予防課長にたしかお答えいただいたのが、それはあくまで医師の判断で、無料のPCR検査でやった結果をよしとして陽性とするみたいな流れもあるので、それは医師の判断だから、
みなと保健所からは何とも言えないというようなお答えだったと思うのです。それがいいかどうかは別です。恐らく二度手間になるかならないかというところもあると思うので、そのようなところに行かれた方が、何でまた検査をしなければいけないのだというトラブルもあると聞いていますし、何がベストなのかというところは、個人によって多分違うわけです。
みなと保健所がいくらこうしてください、このような
フローチャートがありますのでこれに従ってくれと言っても、自分は心配なのだと。だから検査をしてくれと言われたら、それで多分終わりだと思うのです。
ですので、東京都に少なくとも港区から、一意見として、この委員会で私の意見を採用してくれるかどうかは別として、検査キットの配布をできるだけ今、この混雑した時期に医療機関に配布してもらえるのであれば、そちらの方がいいですし、抗原検査を国などが今自宅でできるようにとなっていますけれども、あくまで抗原検査ではないですか。いろいろ違うので、そこをどうするかというところの御判断、中の検討というところはしていただきたいと思います。
検査自体の目的というところも、出かけるから、興味本位など、1人何回もというところが、本当に、えっと思いますけれども、あとは家族で陽性者が出た、身近な方で陽性になったというところで、自分は陽性なのか陰性なのかはっきり白黒つけたいというところをしたい人、あとは、先ほどおっしゃったように、療養期間の短縮のためにPCR検査をしたいという、その3つのパターンがあると思うのです。これが医療機関で本当にきちんとした検査をやってくれるところと、東京都というか、これは今ビジネスです。様々なところが自分のところの店を閉めて、人を呼び込みして検査をしているという。検査するごとに、そこに1人当たり1万円、1万5,000円ぐらい入ってくるわけです。そこの営利な目的というのと、本当に人の命がかかっているというところのバランスを取らなければいけない中で、港区は検査センターも多いし、検査数も多いし、陽性者数も多い。区外の人の発生届も多いところで、何か少しアクションというのですか、東京都にしても、検査センターのところにしても、お願いするということは必要だと思うのです。それを全く意見もできないという感触ではないのですよね。何かお伝えすることはできますか。
○
健康推進課長・
地域医療連携担当課長兼務(二宮博文君) 小倉委員御指摘のとおり、今、無料検査所も含めて、医療機関、クリニック、様々なところで検査ができる状況にはあります。一方で、それぞれの検査所の持つ意味合い、無料検査所では、無症状の方、少し心配な方が対象になりますし、医療機関になると、何らかの症状のある方が基本的に行っていただくところです。
ただ、一般の方にしてみたら、どこで検査しても、その意味合いをきちんと理解して行っている方とそうでない方もいらっしゃると思うので、それぞれの検査所の意味について、これは港区もそうですが、東京都にもしっかり周知してもらうというところは必要かと思います。その点につきましては、東京都にも、こういった意見があったことは伝えてまいります。
あと、やはり無料検査所とクリニックというのは、検査キットの卸のルートというのは全く異なっておりますので、流通経路が違っているところを一緒にするというのはなかなか難しい問題をはらんでいるかと思うのですけれども、必要な人を必要な医療につなげるというところが、
新型コロナウイルス感染症対策は必要なことですので、この点につきましても、必要なところは東京都に現状を伝えてまいます。
○参事・
みなと保健所長兼務[
保健予防課長事務取扱](
太田留奈君) 先ほどの私の説明のところで、無症状の方が無料検査所で検査をして陽性になった方が、医療機関でまた検査をするという発言だったのですが、無症状で検査をして陽性になった方が医療機関に行って、検査キットで陽性になっている画像を見せて、陽性になりましたとお話しされれば、そこでもう一度検査をするということはせずに、無症状、陽性という発生届が出ることになっております。もう一度、検査キットで陽性になった方の結果を持っていって、その結果を見て、病院で再度検査をして発生届を出す必要はないということにはなっております。
○委員(小倉りえこ君) それは存じ上げています。それを見て、それで陽性だったから、それでとされる医師もいれば、そうではなくて、もう一回やりましょうという方もいるという話も前回聞いていたので、それはいいのですけれども、先ほど二宮課長のおっしゃっていた、東京都を含めてアナウンスしていくことが重要だというところの続きでもあるのですけれども、今、発熱外来含めてパンク気味で、混雑しているというところは事実であって、コールセンター含めても、何パターンかの当然発熱された方、症状のある方が連絡して集中するというところで、医療機関としても、重症度というのを判別するのに物すごく必死ですよね。例えば、大人の方で高齢だ、大人の方で37度5分熱が出ましたというところで、今のこの御時世、発熱することに心配になるわけではないですか。慌てて電話をして、片やその一方で、40度を超えて、熱性けいれんを起こしているお子さんをお持ちの親御さんも必死になって電話をするわけです。それが双方心配だというところはあるにしろ、第三者的に見ると、どちらかをやはり優先しなければいけないという。医療機関の中でトリアージが行われるように、我々側としても、何がどうで、優先されるべきか、我慢しなければいけないというと、少し言葉が変なのですけれども、優先されるべきパターンというのか、ケースというのが、これまで3年間積み重ねてきて、さらに今、小児というところが増えてきていて、どうにかしてあげたいという気持ちはみんな感じていると思うのです。
ですので、アナウンスする、情報が行ったとしても、今、重症か否か、基礎疾患があって、既往歴とあれで重症化するリスクが高いか否かというところは、今、この時点では分からないわけです。酸素飽和度、サチュレーションが高くて、例えば、40度出ても、医師にしてみればそれは軽症ですよね。熱が少し低かったとしても、サチュレーションが低かったら、それは中等症以上になります。それは実際、発熱、体温だけで今比べがちというか、自分で自ら、こちら側で判断しがちになっているところが、まだ知識としても、もう一回私たちも考えなくてはいけないし、それを知らせるすべというのがあっていいと思うのです。
ですので、そこのもう一歩踏み込んだ、トリアージとまではいきませんけれども、重症、中等度、軽症というところは、改めてそれこそ区民の皆さんにお知らせするべきだと思うのですけれども、皆さんが思っているものと、実際の医療現場で扱うワードというのは全然違いますから、その辺り、前も多分、何年か前に私言ったと思うのですけれども、どのように港区から一般の方に向けて情報提供というのはできますか。
○参事・
みなと保健所長兼務[
保健予防課長事務取扱](
太田留奈君) やはりタイムリーに出せるとしたら、
ホームページで重症度についての考え方を、今、一番重症化するかどうかというのを単純に分かるのはワクチンを接種しているかしていないかですので、先ほどのお話でいくと、40度熱があっても、ワクチン接種を3回、2回以上やっている方は落ち着いて療養されてくださいという情報を
ホームページで出していくことは考えたいと思います。
○委員(小倉りえこ君) 分かりました。
ホームページだけでなくても、今、港区、ツイッターを含めてSNSで結構活発に、区長室と
新型コロナウイルスワクチン接種担当などいろいろやっていますので、そのようなところも連携をして、むしろ各課、ツイッターのアカウントがあるので、関係ないところでも構わないですから、強化月間ではないですけれども、そのように活用して使っていただければいいかと思います。とにかく知識が足りないということが一番不安につながるので、自分がこうしたい、ああしたい、こうするべきだというよりは、区や国などからもこうしてくれ、ああしてくれと言われても、自分の体調と気持ちと含めてずれがあるのです。それは高熱が出たら心細いではないですか。ワクチンを打っているか、打っていないかというところにつながるのであれば、次で
新型コロナウイルスワクチン接種担当課長がお話しすると思いますけれども、この小児のワクチンも始まりますし、大きいところに少し全体的に情報をまとめて発信するという機会を継続的に設けていただいて、ただ
ホームページに載っていますなど、それだけだと、見に行く人は少ない。本当に知ってほしいのであれば、そこを集中的にやっていただきたいと思います。
長くなってしまうとあれなので、もう1個だけなのですけれども、
濃厚接触者の特定をやめるという話は、千葉県に続いて東京都がやってきた中で、先ほど
保健予防課長がおっしゃったように、港区でも原則、やらない方向でいくとなりました。これまで区内の施設で陽性者なりが出たときに、保育園や学校、高齢者施設など、プレスリリースを出されて、結構な頻度で
濃厚接触者はいませんでしたというような文言があって、それを見ると安心するのですけれども、これで
みなと保健所の負担というものが物すごく減るだろうとは思っている中で、例外として、同一クラスなどで5名以上のクラスターのようなケースの場合は、特定作業というのは実施していきますということだったのですが、これまでこの3年間ぐらいで結構なクラスターのようなものが港区も出てきていましたけれども、今からこれは例外で、このケースだけは接触者認定していきますというのは、これまでどのぐらい件数があったのでしょうか。分かったら教えていただければと思います。同一クラスで5名以上出て、今後、クラスター対象として、
濃厚接触者認定していきますというケースがこれまでどのぐらいあったか。
○参事・
みなと保健所長兼務[
保健予防課長事務取扱](
太田留奈君) オミクロン株とそれ以前は、全く子どもの感染性が違いますので、
オミクロン株以前は、本当に5件未満ぐらいのクラスターしか、保育園も学校も、それぐらいのクラスターしか生じていないと思います。ただ、
オミクロン株になってからは、それでも5名以上というのはそんなになくて、8割がお一人だけ陽性になって終わりなのです。やはりそんなに
オミクロン株でも人にうつすわけでもなくて、
新型コロナウイルス感染症の最初からいうと、8割の方は人にうつしませんと言われてきていることが確かに真実なのだということが分かったのですけれども、保育園でも単発で終わるのが8割。5名以上になったのは、
オミクロン株になってからでも、数件はなかったと思います。
○委員(小倉りえこ君) 分かりました。あるかないかだけ知れただけでもいいと思っています。今までのケース、そんなに頻度がなかったケースというのは、本当にまれぐらいだったと思うのですけれども、それが頻発するかどうかというところは誰にも分からないですし、ない方がいいに決まっていますし、ですので、万が一そのようなクラスターが出てしまったときには、また皆さん、人員を投入して、そのような認定作業というのですか、それをしていく方向だというところは改めて分かったので、大丈夫です。ありがとうございます。
○委員長(
山野井つよし君) ほかに御質問等ございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(
山野井つよし君) ほかになければ、報告事項(1)「
区内感染者数の推移及び
みなと保健所による主な取組状況について」の報告は、これをもって終了いたしました。
──────────────────────────────────
○委員長(
山野井つよし君) 次に、報告事項(2)「
新型コロナウイルスワクチン接種の進捗状況について」、理事者の説明を求めます。
○
新型コロナウイルスワクチン接種担当課長(土井重典君) それでは、本日付資料№2を用いまして、報告事項(2)「
新型コロナウイルスワクチン接種の進捗状況について」を御報告させていただきます。
まず、項番1、接種の進捗状況についてです。記載されている数字は7月11日現在と、少し古いものですので、昨日時点のものを口頭で補足させていただきます。まず、一般(12歳以上)の1回目の接種率87.4%、2回目が86.3%、3回目が64.8%となっております。
続いて、小児(5歳~11歳)です。1回目の接種率が20.6%、2回目が19.1%となっています。
続いて、4回目接種ですけれども、60歳以上については33.4%、18から59歳については、分母となる数字が分からないので、数字は出せないのですけれども、952名が打っているという状況になっております。
それから、明日から再度始めます小児の集団接種ですけれども、今日現在の予約の状況を少し補足させていただきます。まず、明日ですけれども、25名の予約が入っています。続いての翌7月29日については同じく25名、7月30日土曜日になりますけれども、18名、続いて、8月3日以降が1桁台の予約の状況となっております。港区の予約を取る方は、割と前日の夕方以降に取る方も多いですので、今後、もう少し数字は増えてくるかと思っております。
続いて、ノババックスワクチンの接種の状況です。ここも数字を補足させていただきます。1回目が95人、2回目が49人、3回目の接種が207名ということで、6月24日から始めて1か月余りでそのぐらいの人数が打っているという状況になっております。
続いて、項番2、予約なし・誰でも接種の状況についてです。御覧の数字のような状況になっておりますけれども、区民で見てみますと、ファイザーとモデルナを打つ方が割と拮抗しているという印象を持っております。
続いて、2ページ、項番3の高齢者施設入所者の接種状況になります。ここも口頭で数字を補わせていただきます。昨日までの数字になります。接種人数としては、392名打っておりまして、率にして24.2%となっております。3回目接種から5か月ということで、7月の下旬以降、加速度的に接種が進んでいくと見込んでおります。
続いて、項番4、巡回接種の状況については、少し口頭で補いますと、3回目接種が今年度になってから108名、4回目が昨日までで29名打っているというところで、高齢者施設と同様、今後進んでくるものと考えております。
項番5の個別接種のワクチンの配布状況になりますけれども、記載以降、7月下旬で7,066人分、8月上旬は今希望を募っているところで、数字は確定しておりませんけれども、7,000名以上予約が入っているという状況になっております。今後、3週間ぐらい先までのところで4回目接種がピークを迎えてきますので、個別と集団接種両方で接種を進めていきたいと考えております。
項番6、予約サポート窓口の対応状況についてです。記載のような数字になっておりますけれども、予約サポートというところの主たる目的である予約よりも、ワクチンパスポート関連の質問であったり、転入されてきた方の接種券の申請方法を聞かれるようなケースが多いという状況になっています。
最後になります。7番、安心ダイヤルの状況についてです。御覧のような数字ですけれども、ここ数日、
新型コロナウイルス感染症に感染した後どれくらいでワクチンが接種できるのかという、主な相談事例の最後のところのような質問、あとは、
濃厚接触者になったけれども集団接種会場に行ってもいいかなど、そういった質問がここ数日多く入ってきているという状況になっております。
簡単ですけれども、説明は以上になります。
○委員長(
山野井つよし君) 説明は終わりました。これより順次質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。
○委員(福島宏子君) 2ページの5番の個別接種のところなのですけれども、個別接種も大分定着してきて、区民の皆さんもかなり個別接種を利用されている方が増えてきたと思うのです。クリニックなどに何人分配布しているということですけれども、何人分の中身というのは、個人のクリニックは以前からファイザーが多いと伺っているのですが、これもそれは変わらずファイザーが多いということでよろしいのでしょうか。
○
新型コロナウイルスワクチン接種担当課長(土井重典君) そのとおりでございまして、何人分という数字のほとんど、9割以上と言っていいと思いますけれども、がファイザーで、残りがモデルナという形になっています。
○委員(福島宏子君) ありがとうございます。では、ファイザーがいいという方は、個別接種だと多くはファイザーだということで、情報提供できると思いました。
あと、私も全然勉強不足なのですけれども、ノババックスワクチンに関して、ざっくり知識をいただければと思うのですけれども。
○
新型コロナウイルスワクチン接種担当課長(土井重典君) ノババックスについては、モデルナ、それからファイザーと違って、モデルナとファイザーというものはメッセンジャーRNAという種類のワクチンになるのですけれども、ノババックスについては組換えたんぱくワクチンといって、ワクチンの中に含まれる添加物として、メッセンジャーRNAについてはポリエチレングリコールというものが、これまで日本で使われてきたワクチンの中では使われていなかった物質として入っておりまして、これに対してアレルギーを持っている方が、特に女性の方に多いと聞いておりますけれども、一定数いて、それを避けるようなことでメッセンジャーRNAを打てなかった方も一定数いると思われるのですが、ノババックス製についてはそれが含まれておりませんので、そういったアレルギーがある方についても打てるというような、割と入っている物質が異なるような種類のワクチンとなっています。
○委員(福島宏子君) そうなると、1ページの項番1にノババックスワクチンの接種状況というところがあるのですけれども、1回目も2回目も新しい数が、今ここに書かれているよりも増えているということを感じたのですが、ワクチンを打つということに不安があったり心配があった方が、新しいノババックスワクチンで、アレルギーが自らあると分かる方がどれほどいるか分からないのですけれども、このワクチンを選んで、1回目からこれを打つという選択で1回目、2回目、3回目で、1回目でいろいろな反応があったりして待っていたような人が、1回目ファイザーなどを既に打っていて、2回目や3回目はノババックスを打つということで、ここに表れている数字はそのような方という認識でよろしいのでしょうか。
○
新型コロナウイルスワクチン接種担当課長(土井重典君) 1回目と2回目という方は、恐らくこれまで日本で打てたワクチンを避けていたような方が入ってきているという率は高いかと思っています。しかしながら、3回目接種については、これはノババックス以外のものを打っている方になりますので、どちらかというと、メッセンジャーRNAを打ってひどい熱が出た、ひどい腕の痛みが出たなどという方が、3回目を控えていたところ、ノババックスの出現によって打とうと意識を変えて打ったと、中身としては見ています。
○委員(福島宏子君) 分かりました。
最後なのですけれども、新たな取組で、ここには出されていないのですが、新たに医療従事者と高齢者施設等の従事者にもワクチン接種という情報があったと思います。皆さん御存じだと思うのですけれども、このワクチンの中身もお聞きしたいのと、あと、これ、予約なし、接種券なしで接種ができますということが、チラシというか、いただいている情報にはあったのですが、前回受けたところからの期間のそういった見極めなど、そのようなものは全部自己申告で、何でもオーケーという、そういったところになりはしないかという。そこら辺でせめて接種済証みたいなものを提示してもらうなど、何かあった方がいいのではないかと思ったのですけれども、それだけお願いします。
○
新型コロナウイルスワクチン接種担当課長(土井重典君) まず、ワクチンの種類というところですけれども、集団接種会場で打つ場合においては、どちらかを選んでいただくという形でよろしいかと思っています。あとは、医療従事者ということで、区内の大きな病院で働いていて、そこで打つということも区内の病院、やるのですけれども、そこに配分するワクチンについては、モデルナで調整をしているという状況になっています。
あとは、予約なし、接種券なしでの接種についてという部分ですけれども、基本的にはVRSというシステムを区で検索することができるので、接種間隔についてはそこで把握することができますので、あとは運転免許証等をお持ちになって本人確認ができれば、接種間隔というのは適切に5か月というところは見ていけるかと思いますので、その部分については、特段、不安はないという状況になっています。
○委員長(
山野井つよし君) ほかに御質問等ございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(
山野井つよし君) ほかになければ、報告事項(2)「
新型コロナウイルスワクチン接種の進捗状況について」の報告は、これをもって終了いたしました。
──────────────────────────────────
○委員長(
山野井つよし君) 次に、報告事項(3)「
新型コロナウイルス感染症の
感染拡大防止や区民、事業者の生活を支えるための区の主な取組状況について」、理事者の説明を求めます。
○
新型コロナウイルス感染症対策担当課長・政策広
聴担当課長兼務・
みなと保健所新型コロナウイルスワクチン接種担当課長兼務(多田伸也君) それでは、本日付の当委員会資料№3、
新型コロナウイルス感染症の
感染拡大防止や区民、事業者の生活を支えるための区の主な取組状況についてを御覧願います。本件は、前回、5月24日に開会された当委員会以降の主な取組の進捗状況について御報告するものです。全体として、21の事業を取り上げております。
また、資料№3-2といたしまして、前回と今回の実績等に関する比較一覧表を添付しておりますので、併せて御確認願います。なお、比較一覧表には、今回から令和4年度の当初見込み数を参考数値として記載しておりますので、併せて御確認願います。
それでは、項番1を御覧願います。
感染拡大防止のための主な取組についてです。こちらには、前回から継続している6つの取組について、7月11日現在の実績を記載しております。今年度の実績がまだ出ていないものについては、実績の欄を設けておりません。これ以降も同様の取扱いとなっております。
続いて、2ページを御覧願います。項番2、区民、事業者の生活を支えるための主な取組についてです。こちらには14の取組を記載しております。内訳といたしまして、前回からの継続が13、新規が1つとなります。
新規の取組について御紹介させていただきます。4ページを御覧願います。(13)低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金です。コロナ禍における原油価格・物価高騰等総合緊急対策において、低所得の子育て世帯に対する生活の支援として、児童1人当たり5万円の特別給付金を支給しております。7月11日現在、ひとり親世帯分として836世帯に5,785万円の支給をしております。
最後に、項番3、幼稚園・小中学校における主な取組についてです。こちらは、前回から継続している1つの取組を掲載しております。
説明は以上となります。よろしくお願いいたします。
○委員長(
山野井つよし君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。
○委員(福島宏子君) 4ページの一番上の(9)住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金なのですが、ここには申請受理件数と交付決定件数が書かれているのですけれども、御案内といいますか、住民税非課税世帯プラス、生活保護の世帯も入ると思うのですが、そこに案内を送っていると思うのですけれども、送った数というのは教えていただけますか。
○
生活福祉調整課長(大原裕美子君) 確認書というものを送付しておりますが、令和3年度の対象世帯に対しまして、3万383世帯に送っております。令和4年度に関しましては、7,973世帯に送付しております。
○委員(福島宏子君) そうすると、きちんと計算ができませんけれども、申請を受理した数でも1万世帯以上はまだ申請をされていない方もいるという認識でよろしいのでしょうか。
○
生活福祉調整課長(大原裕美子君) 特に令和4年度に関しましては、まだ申請が上がってきていない状況でございますので、これがだんだん期限までには追いついてくるものと思われます。
○委員(福島宏子君) 今、期限とおっしゃったのですけれども、この申請の期限というのはいつになるのでしょうか。
○
生活福祉調整課長(大原裕美子君) 確認書の送付から3か月となっておりますので、7月下旬に送付した場合には、10月末となります。
○委員(福島宏子君) 分かりました。まだの方がこれだけいらっしゃるということで、そういった方たちへの御連絡というのもしていただいているということでよろしいのですか。
○
生活福祉調整課長(大原裕美子君) 勧奨通知というものを、期限前の月の初めにお送りしておりまして、今まで4月15日に66件、5月10日に6,432件、6月10日に2,567件、合計で勧奨通知を9,065件発送しております。
○委員(福島宏子君) 分かりました。
あと、最後なのですけれども、申請受理と交付決定の件数の違いというのは、まだ審査中ということをいつも言われるのですが、今回も2,100件ぐらいの数が違いがあるのですけれども、これも全部まだ審査中ということでしょうか。
○
生活福祉調整課長(大原裕美子君) そうですね。締めのときとタイムラグがございますので、おおむね受付をしまして、審査をしまして、振込までに3週間ほどかかっております。7月の段階で約2,000件発送しておりますので、順調に送付できていると解釈しております。
○委員(福島宏子君) では、申請すれば、ほぼ皆さん受け取られているといったことでよろしいのでしょうか。
○
生活福祉調整課長(大原裕美子君) 確認書には簡易なチェックと、口座が変わる場合には口座を書いていただくなどはございますけれども、対象の方にはお送りしていますので、送り返していただければ、ほぼ振り込みされると思われます。
ただ、若干の滞留分というのはないことはございませんで、例えば、チェックが抜けていたり、そういった方に対しましては電話で問合せをしたり、郵便で問合せをしたりして、なるべく支給の方向で進めております。
○委員(福島宏子君) 分かりました。多くの方、ほとんどの方は申請をしっかりと間違いなくできれば、交付が受けられているということで理解しました。ありがとうございます。
○委員(小倉りえこ君) これまで区民や事業者への支援として、区で考えて、いろいろやっていただいて、この委員会でも、前回より何がどれだけ増えたか減ったかというところの御報告を、細かいところまでしていただいているのは非常にありがたいところなのです。
前回の委員会だったか、その前だったか、ごめんなさい、忘れてしまったのですけれども、各課の事業が、年度で終わりましたと。3月で終わった事業も幾つかあるわけですよね。それを抜いて、今、継続して行っていることをこの委員会で報告していただいているのですけれども、項目を見ていくと、港区独自でやっていただいているものというのは幾つかあるのですが、国や東京都がやっていることをそのまま自治体に下りてくるような事業が今とても多くて、その理由、前回おっしゃっていたのが、各課で今年度もしくは来年度含めてやっていくことは、課の中で独自に考えていることだから、決定していないので、このようなところでは報告はできないというようなことをたしか聞いたような気がするのです。
項目だけ見ていると、今までとそんなに変わりがないので、これが本当に必要な人に対しての支援というところの継続という意味合いでは物すごくいいとは思いますし、当たり前のことだと思うのですけれども、コロナ禍も3年目になります。事情というのが日々変わっていく中で、生活も様子も環境も変わっていく中で、各課で考えることだから今ここでおっしゃるのは難しいかもしれないですけれども、担当課長として、このようなところが最近の流れで変わってきているから支援が足りないという感覚はお持ちですか。何かあったら、1つ2つ教えていただきたいと思って、質問させていただいています。
○
新型コロナウイルス感染症対策担当課長・政策広
聴担当課長兼務・
みなと保健所新型コロナウイルスワクチン接種担当課長兼務(多田伸也君) 私、政策広聴担当課長を兼務させていただいていまして、やはり区の政策全体に対して、区民の方から、直接広聴というのを通じて御意見をいただくというものもあります。今、小倉委員御指摘のとおり、区が実施している事業について、ありがたいというお言葉をいただくものもあれば、例えば、対象者の条件を、このような厳しいものについてはもっとこうした方がいいのではないかという提案というのは、幾つか日々いただいているものがあります。それは当然、私も認識していますし、各所管課でも、中身は各所管課に行きますので、共有させていただいて、事業の見直しのときにやっています。
一番多かったのは、事業というより、保育園の
濃厚接触者の取扱いなどは、御意見が非常に多かったと思っています。ただ、先ほどの
みなと保健所からの答弁でもあったとおり、去年はデルタ株が中心で、今年になって
オミクロン株になってきて、国もその都度方針、方向性を変えてきていましたので、今回、ちょうど先週金曜日、適用の仕方も変わっているので、そういったところ、やはりお勤めの方が子どもを安心して預けられる環境というのが、御意見として一番多かったのかと思っています。
ただ、保育園がこれから
濃厚接触者の特定をしなくて、原則開園、通える状況になったとしても、まだ保護者の方が陽性になったりというケースもありますので、そういった家庭内の状況で何か支援というのは考えていかなくてはいけないのかと、個人的な思いとしては今感じています。
○委員(小倉りえこ君) ありがとうございます。我々が町場などで拾う声、いただく声というのと、区に入る声というのがイコールなのかどうかというところの確証が取れない不安というのはずっと昔から抱えていて、ひょっとしたら自分がいただく声というのは特殊なのだろうか、世間一般で求められていることではないのだろうかなど、そのような不安を実は抱えたことがあったのです。
区の広聴において、リアルタイムな御意見は、こちらでは確認が取りようがないですし、一定、時期がたったら、区の
ホームページなどで公開はされますけれども、そこにこのような
新型コロナウイルス感染症に関しての、少し特殊ではないですか。そのようなものもまとめて入るのかどうかというのも気になるし、知った時期は、そのときは既に何か月も後の話だろうから、タイムリーにはないし、そこのタイムラグがないように何か施策をもし考えられるのであれば、すぐに広げて展開していただいて、何かしらの御意見があったら、過去の取組を見て、その改善で対応できるのであればとやっていけるのが、港区に多分求めらていることの気がします。せっかく委員会なのだけれども、内容について分からない。結構、事後の報告のみで、このような検討、お互いに意見をなかなか出しにくいというところが少しだけ残念だと思ってはいました。
ただ、広聴からの意見が全てとは言いませんけれども、何かありましたら、このような委員会の場を利用いただいてでも、積極的に報告なり、意思決定といいますか、意気込みをぜひ区の方でもこちらにお伝えいただきたいし、せっかくなので、区民の皆さんがハッピーになる方向で、どこの区も、港区がやることをまねして、追随していけるようなすばらしい施策というのは今後も継続して必要だと思いますので、ぜひヒアリング、意見聴取というのは引き続き継続して行っていただければと思います。
○
新型コロナウイルス感染症対策担当課長・政策広
聴担当課長兼務・
みなと保健所新型コロナウイルスワクチン接種担当課長兼務(多田伸也君) すみません。私の方でまず申し上げたのは、全庁の大きい話としてお答えさせていただいたのですが、当然、各所管課でも、関係団体や利用者の皆様からのお声なども受けて対応というのをしていると思います。
今年度、まだやってはいないのですけれども、昨年度など、実際にやった動きとしては、私ども、
新型コロナウイルス感染症対策担当と各部がどのような取組をやっているか、考えているかというヒアリングなどもさせていただいて、去年は取組をまとめて、最終的なところで決まったものを適宜御報告とさせていただいていたのですが、今年度、ただいま御意見をいただきましたので、どういった形でできるかは、今後検討させていただきたいと思います。
○委員長(
山野井つよし君) ほかに御質問等ございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(
山野井つよし君) ほかになければ、報告事項(3)「
新型コロナウイルス感染症の
感染拡大防止や区民、事業者の生活を支えるための区の主な取組状況について」の報告は、これをもって終了いたしました。
──────────────────────────────────
○委員長(
山野井つよし君) 次に、報告事項(4)「令和3年度「港区安全の日」等の取組について」、理事者の説明を求めます。
○危機管理・
生活安全担当課長(原谷英樹君) それでは、報告事項(4)「令和3年度「港区安全の日」等の取組について」を御報告いたします。資料№4を御覧ください。
まず、項番1、6.3安全な社会づくりを目指してについてでございます。シティハイツ竹芝
エレベーター事故後、御遺族並びにその支援者から成る赤とんぼの会が、事故の風化防止等を目的として、毎年、事故の発生した6月3日に行ってきた集会です。平成29年の民事訴訟の和解後、平成30年度からは赤とんぼの会と港区の共催事業として実施しております。令和3年度については、令和2年度に引き続き、
新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況を踏まえ、御遺族主催の献花式のみの開催といたしました。
また、参考となりますが、令和4年度につきましては、表の欄外に米印で示しましたように、6月3日頃は感染状況が減少傾向にあり、また、ワクチン接種も進んでいたため、3年ぶりに講演会も含めて開催いたしました。講演会には、講師としてノンフィクション作家の柳田邦男氏をお招きして実施いたしました。参加いただいた方は、献花式、講演会合わせて約310名となります。
次に、項番2、新任職員研修です。本研修は、シティハイツ竹芝
エレベーター事故の御遺族の市川正子様を講師にお迎えし、新任職員に対して事故当時の状況や御遺族としての思いを語っていただく内容で、平成30年度に開始され、令和3年度で4回目の実施となりました。危機管理・生活安全担当からは、事故を教訓とした区の取組について説明し、安全・安心の取組の重要性を周知徹底いたしました。
令和3年度は赤坂区民センターホールで実施し、令和3年度の新任職員92名が受講いたしました。受講した職員に対して実施したアンケートでは、御遺族の思いを直接聞き、施設管理を行う者としての責任の重さを感じたという意見が多く見られました。
次に、項番3、パネル展「6.3 あの日を忘れない ~シティハイツ竹芝
エレベーター事故を教訓とした安全への取組~」です。このパネル展は、事故の風化防止や区の安全対策について広く区民に周知するために、令和元年度から本庁舎等で開催しております。令和3年度につきましては、区役所本庁舎で8月16日から19日まで、みなとパーク芝浦で11月1日から5日まで開催いたしました。なお、本年は、5月23日から6月2日まで本庁舎で開催し、11月にみなとパーク芝浦で開催することを予定しております。
次に、項番4、みなとセーフティLab.についてです。みなとセーフティLab.は、令和元年度から実施している区民向けセミナー「身近な施設の安全について考えるセミナー」を、より区民の方に親しんでいただけるように、みなとセーフティLab.と改称したものです。令和3年度については、
新型コロナウイルス感染症の
感染拡大防止に配慮し、令和4年2月1日にリモートにより開催いたしました。講師及び講習内容につきましては、西田佳史東京工業大学工学院教授に、家庭内の安全について講演をいただきました。また、MS&ADインターリスク総研株式会社の上席コンサルタント、下平庸晴氏に、職場内の安全について講演をしていただきました。講演会の参加者は、32名でございました。本年も11月頃実施予定で、現在調整中となります。
最後に、項番5、エレベーターの安全に関する国への要望書の提出についてです。区及び区議会は、平成19年3月に、国土交通大臣に対してエレベーターの安全に関する要望書を提出しています。その後の技術的な改善や法改正等を踏まえるとともに、シティハイツ竹芝事故調査委員会最終報告書の公表を契機として、区のエレベーターの安全対策に係る姿勢が今後も不変であることを示すため、エレベーターの安全に関する国への要望書を、区長、区議会議長、御遺族の連名により、令和4年3月22日、国土交通省住宅局長に対して手交いたしました。
甚だ簡単ではございますが、報告事項(4)「令和3年度「港区安全の日」等の取組について」の御報告は以上となります。
○委員長(
山野井つよし君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。
○委員(福島宏子君) 項番5のエレベーターの安全に関する国への要望書なのですけれども、これは要望書に対して国からの回答というか、そういったリアクションというのはいただけているのですか。
○危機管理・
生活安全担当課長(原谷英樹君) 要望書に対する国の対応につきましては、戸開走行保護装置の設置助成につきましては、病院、高齢者施設等の特定建築物に関して、助成金額算定対象の上限額が、令和4年4月1日から各助成対象工事費の合計で611万円から950万円に引き上げたという説明を受けました。
そのほかの要望事項については、明確な動きはございませんが、要望書の手交時には、国土交通省住宅局長から、今後も区や御遺族と連携していくので、よろしくお願いしたいとの話がございました。
○委員(福島宏子君) その場のやり取りではありますけれども、何かしらのリアクションはあったということですね。分かりました。
それで、今の中にも、戸開走行保護装置の設置の促進というのは遺族の方も望まれているところだと思いますし、港区でも力を入れて取り組まれているところなのだと思うのですけれども、区内で保護装置がまだついていない設置対象になっているエレベーターの数と、昨年度、今年度で新たに戸開走行保護装置が設置された数という、その進み具合を知りたいので、教えていただけますでしょうか。
○危機管理・
生活安全担当課長(原谷英樹君) 港区内で戸開走行保護装置を設置しなければいけないエレベーターの対象数につきましては、これは令和2年度末時点の数しかないのですけれども、エレベーターの数、6,360台と聞いております。
戸開走行保護装置の設置助成件数になりますが、令和3年度については63件、令和4年度につきましては、昨日現在までで19件、助成が申請されていると聞いております。
○委員(福島宏子君) まだ6,360台、対象のエレベーターがあるということで、まだまだこの取組は今後も続けていかなければならないことなのだということを認識しました。
やはり、そこに住まわれている、そのエレベーターを随時利用されている方でも、この戸開走行保護装置というもの自体の存在などもまだまだ知らない方も多いのではないかと思いますので、やはりそういった対象になっているエレベーターはもちろん、港区内にも知らせる取組、そういった取組をこれからも強めていただきたいと思うのですけれども、特に何か今後、そういった取組、決まっていることや考えていることなどがあれば、教えていただきたいのですけれども。
○危機管理・
生活安全担当課長(原谷英樹君) 今後も、危機管理・生活安全担当の方では、港区の
ホームページや広報みなと、また、今回の港区安全の日のキャンペーンのときに使用いたしました港区安全の日のパンフレット、こういったものを使いまして、またいろいろな機会を捉えて、周知、啓発を図っていきたいと考えております。
○委員(福島宏子君)
ホームページなどももちろんそうですけれども、区民の中に打って出ていくような、また新しい取組などもぜひ期待しておりますので、よろしくお願いします。
○委員長(
山野井つよし君) ほかに御質問等ございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(
山野井つよし君) ほかになければ、報告事項(4)「令和3年度「港区安全の日」等の取組について」の報告は、これをもって終了いたしました。
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○委員長(
山野井つよし君) それでは、審議事項に入ります。初めに、審議事項(1)「発案元第10号 安全対策及び
エレベーター事故の調査について」を議題といたします。
本発案について、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(
山野井つよし君) なければ、本発案につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(
山野井つよし君) それでは、本日継続と決定いたしました。
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○委員長(
山野井つよし君) 次に、審議事項(2)「発案2第3号
新型コロナウイルス感染症対策に関する調査について」を議題といたします。
本発案について、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(
山野井つよし君) なければ、本発案につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(
山野井つよし君) それでは、本日継続と決定いたしました。
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○委員長(
山野井つよし君) そのほか、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(
山野井つよし君) なければ、本日の委員会を閉会いたします。
午後 3時03分 閉会...