港区議会 2022-06-13
令和4年6月13日総務常任委員会-06月13日
令和4年6月13日
総務常任委員会-06月13日令和4年6月13日
総務常任委員会
総務常任委員会記録(令和4年第10号)
日 時 令和4年6月13日(月) 午後1時00分開会
場 所 第4委員会室
〇出席委員(8名)
委 員 長 杉本 とよひろ
副委員長 二 島 豊 司
委 員 黒崎 ゆういち 丸山 たかのり
榎 本 茂 阿 部 浩 子
七 戸 じゅん 清 原 和 幸
〇欠席委員
な し
〇出席説明員
副区長 青 木 康 平
企画経営部長 大 澤 鉄 也
企画課長・産業・
地域振興支援部ウクライナ避難民支援担当課長兼務 西 川 杉 菜 財政課長 山 越 恒 慶
施設課長 伊 藤 太 一
防災課長 鳥 居 誠 之
総務部長 新 宮 弘 章
総務課長・やさしい
日本語推進担当課長兼務 若 杉 健 次 人権・
男女平等参画担当課長 藤 咲 絢 介
契約管財課長 江 村 信 行
〇会議に付した事件
1 報告事項
(1)
工事請負契約について(
港区立麻布いきいき
プラザ等新築に伴う
電気設備工事)
(2)
工事請負契約について(
港区立麻布いきいき
プラザ等新築に伴う
機械設備工事)
2 審議事項
(1) 区長報告第8号 令和3年度港区
一般会計予算繰越明許費繰越計算書
(2) 区長報告第9号 令和3年度港区一般会計予算事故繰越し
繰越計算書
(3) 議 案 第53号 令和4年度港区
一般会計補正予算(第1号)
(4) 議 案 第54号
工事請負契約の承認について((仮称)
一の橋公園自転車駐車場整備工事)
(5) 議 案 第55号
工事請負契約の承認について(
港区立麻布運動場整備工事(人工芝化))
(6) 議 案 第56号
工事請負契約の承認について(
港区立麻布いきいき
プラザ等新築工事)
(7) 議 案 第57号
工事請負契約の変更について(港区
特定公共賃貸住宅シティハイツ高浜等新築工事)
(8) 議 案 第58号 物品の購入について(港区
立神応保育園ちゅう房機器)
(9) 議 案 第59号 物品の購入について(
港区立赤羽小学校ちゅう房機器)
(10)議 案 第60号 物品の購入について(
インクジェットプリンター)
(11)議 案 第61号 物品の購入について(
パーソナルコンピューター)
(以上4.6.9付託)
(12)請 願元第4号 港区における
特定遊興飲食店営業の
指定地域追加願いに関する請願
(元.6.20付託)
(13)請 願3第7号 全国知事会が求める「
米軍基地負担に関する提言」についての請願
(3.6.10付託)
(14)請 願4第3号 政党助成法の廃止を求める意見書提出に関する請願
(15)請 願4第4号
総合法律支援法の改正を求める意見書提出に関する請願
(以上4.6.9付託)
(16)発 案元第3号
地方行政制度と財政問題の調査について
(元.5.29付託)
午後 1時00分 開会
○委員長(杉本とよひろ君) ただいまから
総務常任委員会を開会いたします。
本日の署名委員は、二島副委員長、榎本委員にお願いいたします。
陳情書が議長宛てに提出され、当
常任委員会に送付されました。皆様にお配りしておりますので、御参照ください。
初めに、6月9日に開会されました委員長会の報告をいたします。
運営委員会で確認されている審議日程についてですが、当
常任委員会の審査日は、本日から6月15日水曜日までの3日間とされ、16日木曜日は、請願審査のため、交通・
環境等対策特別委員会が開会されます。
以上が委員長会の報告です。よろしくお願いいたします。
次に、今定例会における当
常任委員会の運営について御相談させていただきます。
当
常任委員会に付託された審査案件は、区長報告が2件、議案が9件、新規の請願が2件でございます。
本日及び2日目は、区長報告第8号から順次審査を行いたいと思います。
3日目は、新規請願の審査を行い、議案の審査が残っている場合には、引き続き当該議案の審査を行いたいと思っております。
なお、新規請願の請願者は、趣旨説明を希望しております。新規に付託された請願の写しは、皆様にお配りしておりますので御確認ください。
また、理事者から、定例会中の委員会ではありますが、議案第56
号工事請負契約の承認について(
港区立麻布いきいき
プラザ等新築工事)の審査に先立ちまして、同工事に関連した予定価格9,000万円以上1億5,000万円未満の
電気設備工事及び
機械設備工事に関する報告をさせていただきたいとの申出がありました。つきましては、議案第56号の審査の際には、日程を変更して、報告事項(1)及び報告事項(2)の報告を受けた後、議案第56号の審査を行いたいと思います。
なお、報告事項の質問等については、議案第56号の議案審査に含めて発言を願いたいと思います。
次に、一括して議題とする議案についてです。区長報告第8号及び区長報告第9号は、いずれも予算の繰越しに関する内容ですので、2件を一括して議題としたいと思います。
なお、一括議題としたものにつきましては、一括して説明を受け質疑を行い、採決は、
区長報告ごとに、それぞれ行うことにしたいと思います。
委員会の運営については、このような進め方でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、そのように進めさせていただきます。
──────────────────────────────────
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、日程を変更いたしまして、審議事項に入ります。審議事項(1)「区長報告第8号 令和3年度港区
一般会計予算繰越明許費繰越計算書」、審議事項(2)「区長報告第9号 令和3年度港区一般会計予算事故繰越し
繰越計算書」の2件を一括して議題といたします。理事者の説明を求めます。
○財政課長(山越恒慶君) ただいま議題となりました審議事項(1)「区長報告第8号 令和3年度港区
一般会計予算繰越明許費繰越計算書」及び審議事項(2)「区長報告第9号 令和3年度港区一般会計予算事故繰越し
繰越計算書」につきまして、一括して御説明させていただきます。定例会・臨時会のフォルダをお開きください。令和4年第2回定例会をお開きいただきまして、次に、議案等のフォルダをお開きください。区長報告と書かれたファイルとなります。58分の1ページ、区長報告第8号令和3年度
港一般会計予算繰越明許費繰越計算書を御覧ください。
初めに、
繰越明許費について御説明いたします。
繰越明許費は、地方自治法第213条におきまして、歳出予算の経費のうち、その性質上または予算成立後の事由に基づき、年度内にその支出が終わらない見込みのあるものについては、予算の定めるところにより、翌年度に繰り越して使用することができるとされております。今回は、第2款総務費など各款における全20事業につきまして御報告をするものでございます。
2ページを御覧ください。一番下の合計欄、左から2列目の翌
年度繰越額を御覧ください。令和4年度への繰越額の合計は、26億3,858万1,614円でございます。その内容につきましては、後ほど令和3年度港区
一般会計予算繰越明許費繰越計算書補足資料により御説明いたします。
3ページを御覧ください。区長報告第9号令和3年度港区一般会計予算事故繰越し
繰越計算書を御覧ください。初めに、事故繰越しについて御説明いたします。事故繰越しは、地方自治法第220条第3項ただし書におきまして、歳出予算の経費の金額のうち、年度内に
支出負担行為をし、避け難い事故のため年度内に支出を終わらなかったものは、これを翌年度に繰り越して使用することができるとされております。
今回、事故繰越しとなった案件は、第2款総務費における2事業でございます。まず、
庁内情報機器等管理運用です。予算を繰り越す理由ですが、
繰越計算書の右端、説明欄に記載してございますとおり、本庁舎と本庁舎以外の施設間を通信させる
ネットワーク環境整備が、
ネットワークルーターの納品の遅れにより、令和3年度内に完了しなかったことによります。本件の契約金額は738万4,300円で、令和3年度中の支出はございませんので、令和4年度への繰越額は、契約金額と同額の738万4,300円となっております。
次に、旧
飯倉小学校跡地活用施設整備でございます。予算を繰り越す理由ですが、旧
飯倉小学校跡地における鋼製塀の設置工事が、地中障害物の撤去が必要となったことにより、令和3年度内に完了しなかったことによります。
本件契約金額は2,899万175円で、令和3年度中に582万5,275円を支出しており、支出未済額は2,316万4,900円となっております。令和4年度への繰越額は、支出未済額の2,316万4,900円となっております。
翌
年度繰越額の内容の説明につきましては、後ほど令和3年度港区一般会計予算事故繰越し
繰越計算書補足資料により御説明いたします。
ファイルが替わります。
常任委員会・
特別委員会フォルダをお開きください。令和4年6月13日から15日及び17日(第2回定例会)フォルダをお開きください。初めに、資料3、令和3年度港区
一般会計予算繰越明許費繰越計算書補足資料を御覧ください。
10分の1ページを御覧ください。初めに、総務費です。総務費では、5事業につきまして令和4年度へ繰越しをしております。主な事業として、
職員住宅維持管理におきまして、2,440万2,000円を令和4年度へ繰り越しております。繰越しの理由は、世界的な半導体の供給不足の影響により、
シティハイツ桂坂等電気設備の改修工事が、令和4年度に及ぶためです。繰越額ですが、令和4年第1回定例会で議決いただいております金額である2,440万2,000円をそのまま繰り越すものでございます。財源は、財産収入となっております。
次に、3ページを御覧ください。民生費でございます。民生費は、6事業につきまして令和4年度へ繰越しをしております。主な事業として、
特別養護老人ホーム維持補修におきまして、1,186万7,000円を令和4年度へ繰り越しております。繰越しの理由は、世界的な半導体の供給不足の影響により、温冷配膳車の購入が令和4年度に及ぶためです。繰越額ですが、令和4年第1回定例会で議決いただいた金額である1,186万7,000円を繰り越すものでございます。財源は一般財源となります。
6ページを御覧ください。衛生費です。衛生費では、2事業につきまして令和4年度へ繰り越しております。主な事業として、
みなと保健所ワークスタイル改革におきまして、2,390万円を令和4年度へ繰り越しております。繰越しの理由は、執務室の改修工事が令和4年度に及ぶためです。繰越額ですが、令和4年第1回定例会で議決いただいた金額2,390万円を繰り越すものでございます。財源は一般財源です。
7ページを御覧ください。産業経済費です。産業経済費では、2事業につきまして令和4年度へ繰越しをしております。主な事業として、
区内共通商品券発行支援におきまして、1億7,944万6,269円を令和4年度に繰越ししております。繰越しの理由は、
プレミアム付区内共通商品券発行補助金について、発行から換金までの事務が令和4年度に及ぶためです。繰越額ですが、令和3年第3回定例会で議決いただいた金額3億7,650万6,000円から、令和3年度中に換金までの事務が一部完了したことで執行した1億9,705万9,731円を差し引いた額の1億7,944万6,269円を繰り越すものです。財源は繰入金及び一般財源です。
8ページを御覧ください。土木費です。土木費では、4事業につきまして令和4年度へ繰越しをしております。主な事業として、
赤坂地区歩道整備におきまして、8,087万1,000円を令和4年度へ繰り越しております。繰越しの理由は、赤坂四丁目
道路整備工事が令和4年度に及ぶためです。繰越額ですが、令和4年第1回定例会で議決いただいた8,087万1,000円を繰り越しております。財源は繰入金です。
10分の10ページを御覧ください。教育費です。教育費では、新
三田図書館開設準備につきまして、42万9,000円を令和4年度へ繰り越しております。繰越しの理由は、世界的な半導体の供給不足の影響により、作業台兼冷凍冷蔵庫の購入が令和4年度に及ぶためです。繰越額ですが、令和4年第1回定例会で議決いただいた金額42万9,000円を繰り越しております。財源は一般財源となります。
ファイルが替わります。資料№4のファイルをお開きください。
初めに、
庁内情報機器等管理運用でございます。囲みの中ほどの翌
年度繰越額の説明に記載のとおり、翌
年度繰越額738万4,300円の内訳といたしましては、委託料が629万900円、備品購入費109万3,400円で、その財源は全て一般財源でございます。
次に、旧
飯倉小学校跡地活用施設整備でございます。翌
年度繰越額2,316万4,900円の内訳としましては、委託料が281万500円、
工事請負費が2,035万4,400円で、その財源は全て一般財源となります。
甚だ簡単ですが、説明は以上です。よろしく御審議の上、御了承いただきますよう、お願いいたします。
○委員長(杉本とよひろ君) 説明は終わりました。これより質疑を行います。御質問等ございます方は、順次発言をお願いいたします。
○委員(
丸山たかのり君) 何点か補足資料の中身で少し財政課長に教えてもらいたいのですが、区長報告第9号の
庁内情報機器等管理運用に関してです。今回は
ネットワークルーターの納品の遅れによって、年度内に完了しなかったためということですが、
ネットワークルーターというのは、もしかしたら種類がいろいろあるのかもしれませんが、どこ製というのはお分かりになりますか。
○財政課長(山越恒慶君)
ネットワークルーター自体の納品ですけれども、米国からの納品という予定だったと聞いております。
○委員(
丸山たかのり君) 分かりました。こういった機器は、最近だといろいろと国際問題にもなっているようなところもありますし、国産というのも一つ重要かなと思いましたので、確認させていただきました。
区長報告第8号の補足資料に関してです。
行政情報システム標準化対応に関しては、
システム改修が令和4年度に及ぶためということですが、
標準化対応の計画期間なども決まっていたかと思います。その遅れがないかというのが少し心配です。そもそも
標準化対応のゴールがいつなのかということと、それに対しての遅れは生じないのかを教えていただけますでしょうか。
○財政課長(山越恒慶君)
行政情報システムの
標準化対応につきましては、2025年度までに移行するという目標となっております。今回、繰越しをさせていただいております内容でございますけれども、
標準化対応の内容とは別に、転入・転出手続の
ワンストップ化を前倒しで実施するという形で、国の方が昨年度、補正予算を計上しているところでございます。それに伴いまして、区の方でも補正予算を計上させていただきまして、実際の改修は令和4年度に実施するというところが明らかだったものですので、その経費を
繰越明許費として設定させていただいたものでございます。
標準化対応の動きへの影響という部分で言うと、こちらは
標準化対応よりも前に稼働する予定になっているものでございます。
○委員(
丸山たかのり君) 分かりました。詳細をありがとうございます。
最後に、今回、世界的な半導体の供給不足によって繰り越すものが何件かあるかと思います。もちろん区としても、こういった世界的な動きというのは捉えた上で、いろいろな手だても講じ、最終的にはこういった影響によって繰り越すことになってしまったということだと思います。
今後、半導体の供給不足の見込みというのを区としてどのように捉えているのかということと、それによって多少延びても問題ないような事業だったらいいと思いますが、例えば
特別養護老人ホームの保冷配膳車の購入が遅れたことによって、食事の提供に何か影響が出たりしないのか心配です。その点いかがでしょうか。
○財政課長(山越恒慶君) 世界的な半導体不足の影響でございますけれども、新年度に入りましてから、調達ができたものとやはりなかなか難しいものと、ケース・バイ・ケースという状況でございます。世界的な半導体不足の影響については、区内の事業者とも調整し、納品の可能性などの調査を行いながら、調達に向けた準備をしていく必要があると考えております。
先ほどの
特別養護老人ホームにおける温冷配膳車の影響でございますけれども、現時点で納品という形ではまだ入ってきているわけではないのですが、既存のものであるとか、施設における工夫によって対応している状況だと聞いております。
○委員長(杉本とよひろ君) ほかに御質問等ございますでしょうか。よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) なければ、質疑はこれにて終了といたします。
採決については、簡易採決でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、「区長報告第8号 令和3年度港区
一般会計予算繰越明許費繰越計算書」について、報告のとおり了承することに御異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) 御異議なきものと認め、本件は、満場一致をもって報告のとおり了承するものと決定いたしました。
続いて、「区長報告第9号」ですが、これも採決は簡易採決でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、「区長報告第9号 令和3年度港区一般会計予算事故繰越し
繰越計算書」について、報告のとおり了承することに御異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) 御異議なきものと認め、本件は、満場一致をもって報告のとおり了承すべきものと決定いたしました。
──────────────────────────────────
○委員長(杉本とよひろ君) 次に、審議事項(3)「議案第53号 令和4年度港区
一般会計補正予算(第1号)」を議題といたします。理事者から提案理由の説明を求めます。
○財政課長(山越恒慶君) ただいま議題となりました審議事項(3)「議案第53号 令和4年度港区
一般会計補正予算(第1号)」について、御説明いたします。定例会・臨時会のフォルダをお開きください。第2回定例会をお開きいただき、続いて、議案等のフォルダをお開きください。議案第53号のファイルになります。
初めに、4ページを御覧ください。予算の総則となっております。
歳入歳出予算の補正額は34億4,861万8,000円の増額で、補正後の
歳入歳出予算の総額は1,627億4,861万8,000円となります。
債務負担行為の補正につきましては、後ほど説明いたします。
5ページを御覧ください。第1表、
歳入歳出予算補正です。まず、歳入予算の補正額の内訳です。第13
款国庫支出金は21億9,614万8,000円の増額です。項の1、国庫負担金を1億1,831万円、項の2、国庫補助金を20億7,783万8,000円、それぞれ増額しております。第14款都支出金は5億2,550万1,000円の増額です。項の2、都補助金を同額の増としております。第18款繰越金は5億4,888万7,000円の増額です。項の1、繰越金も同様です。第19款諸収入は1億7,808万2,000円の増額です。項の7、雑入を同額の増としております。以上により、
歳入予算補正額の合計は、34億4,861万8,000円の増額です。
6ページを御覧ください。歳出予算の補正額の内訳です。第2款総務費は1億2,252万3,000円の増額です。項の1、
総務管理費を同額の増としております。第4款民生費は22億8,064万8,000円の増額です。項の1、
社会福祉費を3億243万5,000円、項の2、児童福祉費を8億5,885万3,000円、項の3、生活保護費を11億1,936万円、それぞれ増額しております。第5款衛生費は8億2,363万5,000円の増額です。項の1、保健衛生費を同額の増としております。第6
款産業経済費は5,509万6,000円の増額です。項の1、商工費を同額の増としております。第7款土木費は1億4,806万9,000円の増額です。項の1、土木管理費を1,188万円、項の2、
道路橋りょう費を1億3,618万9,000円、それぞれ増額しております。第8款教育費は1,864万7,000円の増額です。項の1、教育総務費を同額の増としております。以上により、
歳出予算補正額の合計は、34億4,861万8,000円の増額です。
7ページを御覧ください。第2表、
債務負担行為補正です。
債務負担行為の追加が4件、変更が1件でございます。
初めに、追加についてです。白金台いきいきプラザ等大規模改修(基本設計及び実施設計)について、期間を令和5年度、限度額を4,844万5,000円として、海岸三丁目都有地賃借について、期間を令和4年度から令和51年度、限度額を2億1,379万1,000円として、
台場保育園仮設園舎等賃借について、期間を令和5年度から令和6年度、限度額を6,029万1,000円として、
シティハイツ高浜等整備(工事監理)について、期間を令和4年度から令和7年度、限度額を6,206万円として、新たに追加いたします。
次に、
債務負担行為の変更についてです。
台場コミュニティーぷらざ等改修について、限度額を11億1,480万2,000円から12億1,791万8,000円に変更いたします。
続きまして、令和4年度港区
一般会計補正予算(第1号)説明書に沿って説明いたします。初めに、12ページ及び13ページを御覧ください。
歳入歳出予算事項別明細書の総括となっております。
15ページからは歳入の説明でございます。16ページを御覧ください。国庫支出金の増額は、項の1、国庫負担金における
感染症対策費等の増によるものです。都支出金の増額は、項の2、都補助金における
高齢社会対策費等の増によるものです。都支出金に続いて、繰越金を増額しております。
18ページを御覧ください。諸収入の増額は、項の7、雑入における
都有地地所賃貸料収入等の増によるものです。
21ページからは歳出の説明です。22ページを御覧ください。総務費の増額は、項の1、
総務管理費における
麻布地区総合支所維持管理等の増によるものです。
24ページを御覧ください。民生費の増額は、項の1、
社会福祉費における
公衆浴場助成等の増によるものです。
30ページを御覧ください。衛生費の増額は、項の1、保健衛生費における新型コロナウイルスワクチン接種等の増によるものです。
32ページを御覧ください。産業経済費の増額は、項の1、商工費における融資事業等の増によるものです。
34ページを御覧ください。土木費の増額は、項の1、土木管理費における(仮称)飯倉公園自転車駐車場整備等の増によるものです。
38ページを御覧ください。教育費の増額は、項の1、教育総務費における学校給食安定供給緊急対策事業の増によるものです。
40ページを御覧ください。
債務負担行為支出額予定調書となっております。内容は記載のとおりでございます。
甚だ簡単ですが、説明は以上です。よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願いいたします。
○委員長(杉本とよひろ君) 提案理由の説明は終わりました。これより質疑を行います。御質問等ございます方は、順次発言をお願いいたします。
○委員(阿部浩子君) まず初めに、民生費の子育て世帯生活支援特別給付金です。ひとり親世帯分の8,080万円のところですが、人数と世帯数を教えてください。
○財政課長(山越恒慶君) 世帯数について、まだデータが手元にないので、人数について御説明させていただきます。本年4月の児童扶養手当の受給者数の推計ということで、こちらは実績値ということになろうかと思いますが、1,354人となっております。そして、収入減少の家計急変世帯等が262人ということで、合わせて1,616人の予算を計上させていただいているところでございます。
○委員(阿部浩子君) ひとり親世帯以外の分の対象者児童数をお願いします。
○財政課長(山越恒慶君) 子育て世帯の生活支援特別給付金のひとり親世帯以外分につきましては、令和4年度の住民税非課税世帯になる方について3,594人、家計急変世帯については106人ということで、全体で3,700人と見込んで計上させていただいているところでございます。
○委員(阿部浩子君) すみません。併せてお聞きすればよかったのですが、住民税非課税世帯等臨時特別給付金の世帯数も教えていただけますか。
○財政課長(山越恒慶君) こちらにつきましては、令和4年度の住民税均等割非課税世帯ということで計上させていただいておりますが、1世帯当たり10万円の給付ということで、9,750世帯として計上しているところでございます。
○委員(阿部浩子君) 分かりました。
続いて、高齢者補聴器購入助成事業ですが、現在申請されて助成した方はどれぐらいいらっしゃるのでしょうか。
○財政課長(山越恒慶君) 補聴器の助成は、6月6日時点ですが、相談件数が392件ありまして、そのうち実際に申請に結びついた方が146件という状況でございます。
○委員(阿部浩子君) 相談件数よりもまだ申請が少ないのですが、今回のこの補正で何人分を用意しているのでしょうか。
○財政課長(山越恒慶君) 助成件数の積算ですが、年間通じて756件という見込みを立てております。そのうち当初予算で220件計上しておりますので、その差引き500件余というところが、今回の補正予算の計上の数値ということになります。
○委員(阿部浩子君) ありがとうございます。
次に、ヤングケアラー実態調査事業です。この調査はいつ頃開始しますか。補正予算が議決されてからということなのですが。
○財政課長(山越恒慶君) 補正予算の議決をいただいた後ということになりますので、その後、契約等を進めていく形になります。実際の調査期間ですけれども、9月中旬から10月中旬を予定しております。
○委員(阿部浩子君) 実態調査をされてから必要な支援につなげるということですが、調査後にいろいろ支援が固まってくるかと思いますが、来年度の当初予算で考えていらっしゃるのですか。それとも補正予算を組んでやられるということでしょうか。
○財政課長(山越恒慶君) 令和5年度の当初予算を目指していくというのが基本的な考え方になろうかと思います。ただし、当初予算の編成に間に合わないというようなケースも中には出てくるかもしれませんので、そうしたケースについては、補正予算での対応ということもあろうかと思います。まずは令和5年度当初予算へ可能な限り反映していくという形で調査を進めていきたいというところでございます。
○委員(阿部浩子君) 令和5年度当初予算に計上される予定だということですが、港区の中にやはりヤングケアラー、私などが見ていてそうではないかなと思う方が結構いますので、きめ細かい実態調査をして、一日も早く支援につなげてほしいということはお願いしておきます。
引き続き、エンジョイ・セレクト事業ですが、ひとり親世帯と両親世帯のそれぞれの対象者数、そして、4月からまた開始していますが、昨年度と今年度で変わったところなどを教えてください。
○財政課長(山越恒慶君) エンジョイ・セレクト事業でございますけれども、現在2,500円のセットをひとり親世帯の方、それから両親世帯の方について、お子さんの人数に応じてセット数を決めているという状況でございます。実績というところで申し上げさせていただきますと、令和3年度の実績としては、月平均がおおよそ3,215件という状況になっております。
○委員(阿部浩子君) 世帯で結構です。ひとり親と両親世帯を別々にということです。
○財政課長(山越恒慶君) 少し確認して、お答えさせていただければと思います。今、手元に数字がございません。
○委員(阿部浩子君) 調べていただいている間に違う質問をさせていただきます。
土木費の高輪築堤モニュメント展示のことです。補正予算で1億3,600万円余出ています。そこで何点か確認させていただきたいのですが、今回、補正予算で出てきたということは、当初予算当時、まだ高輪築堤の移設というか、JRから譲り受けるということは決まっていなかったと思います。JRから具体的にお話をされて、これが決定したのはいつ頃なのかというのを伺わせてください。
○財政課長(山越恒慶君) JRに石の譲渡の可能性について探ってきたところでございますが、内諾いただいたのは4月末と聞いております。
○委員(阿部浩子君) 4月末ということですが、これは、港区からJRに働きかけたのでしょうか。それともJRから譲渡したいというお話があったのかどうかということを教えてください。
○財政課長(山越恒慶君) 港区からJRにお願いさせていただいているというものでございます。
○委員(阿部浩子君) この高輪築堤モニュメントの展示については1億3,600万円余ですが、具体的に内訳はどのようなものなのでしょうか。
○財政課長(山越恒慶君) こちらにつきましては全て
工事請負費という形で、石の移設に要する、モニュメントの制作に要する経費ということになります。内容としましては、新橋駅のSL広場の前に幅25メートル、奥行き2メートル、高さ1メートル程度の石を、なるべく当時の状況を意識したつくりで、モニュメントとして制作する経費となっております。
○委員(阿部浩子君) 分かりました。
産業経済費の補正の、鉄道開業150年×鉄道発祥の地港区の2,900万円の中身についてお聞きしたいのですが、具体的にどのようなものになっているのでしょうか。
○財政課長(山越恒慶君) こちらの内容につきましては、アドトレインと言われる、山手線による広告が2,009万7,000円。文具等になりますが、ノベルティー文具等の啓発品に要する経費が567万円。鉄道関連情報冊子の印刷が340万円となっております。
○委員(阿部浩子君) 山手線のアドトレインですか。これは初めてのような気がするのですが、過去にもこういったことはされていたのでしょうか。
○財政課長(山越恒慶君) こちらで把握している限りでは、初めての取組ということでございます。
○委員(阿部浩子君) 私も初めてかなと思ったのですが、このアドトレインというのはどのようなものなのか。また、この費用2,000万円をかけて行うことによって、どのような効果が見込めるのかというのを伺わせてください。
○財政課長(山越恒慶君) 今回のこの事業の狙いでございますが、鉄道開業150周年を契機として港区の魅力を発信していくということで、区が実施する事業となっております。山手線のアドトレインでございますけれども、山手線につきましては、高輪築堤とゆかりのある新橋駅、それから高輪ゲートウェイ駅、品川駅などがあるというところで、山手線のアドトレインという広告で実施するものになります。電車1両編成全体の中の広告を全て借り上げるという形で、15日間その電車が走っていくということです。その内容については、当然ながら、区の方でどういうものを周知していくかを決定するという形になっているものでございます。
山手線は、1日の利用者数は約220万人強というデータがあります。そして、アドトレインの認知度というもの、広告到達率という言い方をしますが、山手線のアドトレインの広告率というのは、例えば電車の中づりを出したものとか、ドアの上のモニターに表示するものと比べて、はるかに広告到達率が高いというところで、今回この金額を計上させていただいているところでございます。
その効果ですが、この期間に、アドトレインによって港区の様々な情報発信について知る人数は、恐らく2,100万人程度で、これは延べ人数にはなりますけれども、そのような数字として見込んでいるところでございます。
○委員(阿部浩子君) 2,100万人の方が15日間毎日見ることによって、ああ、港区に行ってみよう、鉄道発祥の地で150年たつのかと、様々観光に向けての効果があるのかなと思います。そこで確認させていただきたいのですが、鉄道関連情報冊子340万円余、記念品の製作560万円余ですが、それぞれどのぐらい作るのかということをお聞かせください。
○財政課長(山越恒慶君) 記念品と言いましたが、ノベルティーにつきましては、文具3種類、1万1,000セットの3種類を予定しているところです。区の様々な事業を通じて、特にお子さんがいらっしゃる、来場されることが多いであろう事業などでも啓発していきたいと考えているところでございます。
また、鉄道関連情報冊子につきましては、まち歩きツアー等で活用するということを主眼として、ホテル等に配布していく予定となっております。部数でございますが、すみません。手元に資料がすぐ出てこないので、後ほどお答えさせていただきたいと思います。
○委員(阿部浩子君) ありがとうございます。いろいろとこういったイベントをしていただき、また、鉄道開業150年ということもあって、港区は本当に新橋駅というか、停車場も文化財か何かになって、いろいろな方がいらっしゃるということで、なおかつこの高輪築堤がSL広場に設置されることで、多くの方が港区に来るのではないかなと思っています。
そこで、このイベントですが、実際にこの記念品を配布するイベントは、いつをお考えなのでしょうか。10月14日で150年ということですが、この辺りなのかどうか。どのようなことを考えていらっしゃるのかということをお聞きできればと思います。
○財政課長(山越恒慶君) 10月14、15日については、JR東日本の方でも地元の町会や商店会等とも連携して何かイベントがあると聞いております。そうした機会にブースなどを設けさせていただいて、配布していきたいと考えているところでございます。
それ以外にも、例えばものづくり・商業観光フェアなど産業振興課の事業の中でも、啓発品についてはなるべく広く、10月前後を目指していくことになると思いますが、様々な機会を通じて配布させていただきたいというところでございます。
○委員(阿部浩子君) 鉄道発祥の地港区として、全国各地域との全国連携を進めていくということを聞いています。それはどのようなものかというのを伺わせてください。
○財政課長(山越恒慶君) 全国との連携の内容につきましては、今、手元に資料がないので、改めて御報告させていただきたいと思います。
先ほど観光情報冊子の部数ということで、手元に資料がということでお話ししたのですが、こちらについては9,000部を予定しております。
○委員(阿部浩子君) 全国連携のことを今調べていただくので、少しお聞きして、保留とさせてください。
○委員(榎本茂君) 今の鉄道開業150周年、鉄道発祥の地という取組について、阿部委員に引き続いて少し教えていただきたいのですが、JRは、150周年でそもそもいろいろなことを10月14日に向けてやってらっしゃるということなのですか。
○財政課長(山越恒慶君) JRの方では、150周年ということでPRの動画を例えば流したり、ホームページにお知らせをしたりすることは既にやっていると聞いております。10月14、15日について、地元の商店会と一緒に、あるいは地元と何かをやるという相談はしているという話は聞いておりますけれども、具体的なところについては、申し訳ございません。こちらの方では今、把握はできておりません。
○委員(榎本茂君) 少し聞きたかったのは、地元のという意味で、民間企業ですから、全国のJRが、150周年を祝おうという予算を組んでいく。そこにうちが相乗りするというのではないのでしょうか。JRの企画の規模、予算規模みたいなものがもし分かったら教えてほしいのですが。
○財政課長(山越恒慶君) 大変申し訳ございません。JRの150周年の予算の規模は把握しておりません。
○委員(榎本茂君) 基本的にJRというのは民間企業だから、JRが150周年を祝うよと言ったところに、相乗効果を高めるために、港区としてもこういうふうに乗ろうというのだったら、その費用対効果というものを割り出して、JRが50億円使う、100億円使うというところに、では、うちも2億円使ってさらに加速して、発祥の地としてもっと目立とうよというのでしたら、僕はすごくいいなと思うのです。港区が独自でやってというと、そもそも論として、自分たちの企業の150周年を祝うというところの本体が全く見えない中で、港区だけ単独で行ってしまっても、この手の150周年を、本家本元、民間のJRが祝ってもいないのに、うちらが何か独りよがりでやっているように見えてしまうのです。
JRの広告、150周年という極めて節目で、それを企業が何やっているのか分からないのだけれども、うちらはうちらで2億円使ってやるのですよというのは、少し違うのではないかなと思うのです。JRはあくまでも民間企業ですから、150周年を、会社として式典もやる、祝う、こういう広告宣伝もやっていく。その中において、相乗効果を高めるために、JR側から、港区、どうですか、相乗りしませんか、これだけ広告費が安く、デジタルサイネージも定価の半額で御提供しますけれども、相乗りしませんかという、相乗効果を高め合うような企画ではないということですか。
○財政課長(山越恒慶君) こちらの内容につきましては、鉄道開業150周年を契機として、港区としてまちの魅力を発信していくということを主眼としているものでございます。鉄道開業150周年というスポットのところを捉えて言うのであれば、JRあるいは地元の商店会などと連携してというところは、当然ながらそれは考慮しながら進めていく必要があると思いますが、この事業におきましては、もちろん高輪築堤というところも鉄道には絡む話ではありますけれども、区としての魅力をこの機会に発信すべきという中での事業として計上させていただいているものです。
御協力ができるところは協力していくように努めてまいりたいと思いますが、事業としては、港区のまちの魅力を発信していく経費として捉えておりますので、そのような形で進めていきたいというものでございます。
○委員(榎本茂君) 分かるのですよ。区の魅力を発信していくということは、当然区の予算を使うわけだから、これはもう至極当たり前の話であって、それを聞いているのではないのです。150周年ということでやるのであれば、向こうが何をやっているのかも知らないでは駄目でしょうということを言っているのです。企業としてJRが何をおやりになっていて、そことの連携というのは絶対に欠かせない部分ではないのですか。そこはもう150周年だということを聞いたから、うちらは独自にやるのですよというのは、それは駄目だと僕は思います。JRというのは大きな会社ですから、やはり企業であって150周年ということで、それなりのことはおやりになると僕は思います。それを踏まえて、我々港区が補完する形で相乗りして、相乗効果を狙うのだということではないのですかということを聞いているのです。
いや、向こうが何をやっているか知りませんよと。それは駄目ですよ。それは、そもそも全然駄目だと思います。億単位の金を使うのだから、やはりJRがやっていることを分かって、そこにいかに相乗効果を出すかという金銭感覚、お金の使い方の意識を持たないと駄目だと思います。向こうは向こうですよ、うちはうちですからと。それは絶対違うと思います。向こうの予算規模、企画というものをきちんと把握した上で、こういうものは組み立てないと。150周年と聞いたから、では、我々は独自にやるのですよと。それは違わないですか。
○財政課長(山越恒慶君) 少し説明が不足してしまって申し訳ございません。本年3月に、JR、それから地元の新橋を中心とした町場等も含めて、鉄道開業150周年ということで、意見交換などをしているということでございます。ですので、内容について全く把握していないということはもちろんありません。10月14日、15日について、イベントがあるというところは聞いております。
そうした中で、港区におきましても、14日、15日に合わせてももちろんブースを出した上で、PRしていきたいと考えております。それ以外に、高輪築堤の石の移設であるとか、山手線のアドトレイン等も含めて、この機会に港区のPRをしていこうというものでございます。
○委員(榎本茂君) 例えば高輪築堤を移しますよというのは、広告宣伝費を使うわけではないですか。車両のジャックとか、この広告宣伝費というのは定価ですか。
○財政課長(山越恒慶君) 山手線のアドトレインの経費でございますが、割引価格ということなので、定価ではない状況でございます。
○委員(榎本茂君) よく民間でもタイアップ事業というのが、昔からあるのです。お互いの持っている資源を出し合って、相乗効果を高めていこうねというのがタイアップと。これなどもまさしく本来はタイアップであるべきだと僕などは思うのです。
やはり中づり広告費。これ、いや、50%は向こうで持つのですよ。うちも少しコンテンツ代は出すのですよ。コンテンツ代は出すけれども掲載料は無料だぐらいが、僕はタイアップの基本的な感覚なのではないかなと思うのです。だって、150周年をお祝いするといって、うちらはコンテンツを作りますよ、人も集めますよ。だけど、中づり広告代は、もちろん我々、収入にはしません。我々の持ち出しでいいですよ。ただでいいですよ。その代わりコンテンツは、港区、作ってください。一緒にお祝いしていきましょうと。それがタイアップだと思うのですが、基本的にはタイアップではないということですね。
○財政課長(山越恒慶君) 産業経済費の150周年に関する項の部分でございますけれども、先ほどアドトレインにつきましては、一定の割引を得た上で実施させていただくということで申し上げております。それ以外にも御協力いただけるところが幾つかあると聞いております。例えば駅におけるポスターについては、無料で掲出していただけるという形で、内容については話しているところでございます。
ですので、150周年の部分で言えばタイアップしているところも、そこは可能な限り協力いただくという形で対応しているところでございます。
○委員(榎本茂君) 御答弁いただいた中でやはり少し違和感を感じるのが、協力をしていただいたという言葉です。JRから協力していただく。違う、うちが協力しているのですよ。このスタンスが違うのだと思います。僕の一番の違和感はそこだと思います。
我々は協力してあげる。お金を出してあげる。区民の税金でお金を出してあげる。その代わり、相乗効果でにぎわいが生まれて商店街も潤うし、港区の誇りある鉄道発祥の地ということを世の中に広めていく。我々は税金で、向こうは民間企業だから、民間企業だけでおやりになるのではなく、基礎自治体としても応援してさしあげますよというスタンスが本来あるべきだと僕は思います。
JRにも協力していただいていると。我々が主体で、向こうに協力していただいているという、そこら辺に僕はすごく違和感があると思うのです。そのスタンスが、お金の使い方にも如実に表れているように僕は思う。僕がもしやるとしたら、まずスタンスとして、向こう主体でお金を引き出そうとすると思います。ここまで全部持ち出しというのは、すごく違和感があります。
高輪築堤というのは高輪にあったものですから、それを新橋に持ってきてしまったら、新橋築堤になってしまうのかなと。そこら辺も、高輪の人にしてみたら、少し複雑な気持ちなのではないかなと。なぜ新橋に持ってくるのよと。高輪の人は、高輪できちんと人を集めてよと思わないのかなと思います。新橋駅前にいきなり石垣があって、これ、高輪にあったのですと言ってもね。付け焼き刃的な部分をすごく感じてしまうのです、スタンスにしても。それで使うお金というのは結構なボリュームのあるお金です。やはりもう少し慎重にやるべきではないのかなと。もっと交渉に時間をかけて、向こうの説得をして引きずり出すべきだったのではないのかなと思います。
もう一つもったいないなと思うのは、SLなのですが、ピーッと汽笛が鳴りますね。あれは電子音なのですか。御存じでしたら教えてほしいのですけれども。
○財政課長(山越恒慶君) 電子音ではないと記憶しておりますが、正確に確認はできていないので、後ほどお答えさせていただければと思います。
○委員(榎本茂君) SLというのは、やはり港区の極めて重要なランドマークではないですか。やはりああいうものを、ただの動かないものでなくて、もっとリアリティーを持ったものに。実際に釜で火をたかないまでも蒸気を出したりとか。もともとあるものを、レガシーではないですけれども、もう少し残していく工夫があってもいいのではないかなと。どれを見ても、石垣以外、後に残るものがないし、もう少し戦略的にやっていただきたいなというのがあります。今のは意見です。
あと、
シティハイツ高浜等整備ですが、これの予算というのは、金額とパーセントでどのぐらい上がったのか。もう一回詳しく教えてもらってよろしいですか。
○財政課長(山越恒慶君) シティハイツ高浜の今回の補正予算の内容でございますが、歳入歳出の補正予算ではなくて、
債務負担行為の金額ということになります。ですので、令和4年度についての支払額はゼロという予定になっております。将来的に6,000万円余かかるという形になります。
それが現行の金額と比較してどうなのかというところでの御質問かと思いますが、
債務負担行為の補正額の内容につきましては、手元の資料を確認して、すぐにお答えさせていただきます。
○委員(阿部浩子君) 少し今、確認したいのですが、榎本委員とのやり取りの中に、高輪築堤をなぜ新橋に持ってくるのだというお話がありましたが、私の認識だと、高輪築堤の開発が終わったときに、あそこに保存するということだと思っているのですが、それは間違っていますか。
○財政課長(山越恒慶君) 高輪築堤の石を譲渡していただく形として、それを新橋に移設することになっております。高輪ゲートウェイの中での対応は、それはそれとしてあるのですが、今回、新橋の方は、高輪築堤の石を使ってモニュメントとして展示するということで予定しているものになります。
○委員(阿部浩子君) では、高輪ゲートウェイのところには、それなりにJRが史跡を残すということですよね。鉄道開業150年に当たって、先ほども言いましたが、史跡である旧新橋停車場跡の汐留、そして今回新橋SL広場のSLと。また、そこに高輪築堤のモニュメント。また、高輪ゲートウェイのところには将来的に遺跡が残るということで、それぞれ今、点になっていますが、鉄道開業150年を港区がプロモーションする上で、それが線になっていくのかなと私自身は思っています。
だから、今回、観光で港区に多くの方々がいらして、あっちを見て、こっちを見てとルートで回っていただけたら。港区の商店街を含めて中小企業も、また個人のお店も、本当に新型コロナウイルス感染症で大変でしたので、これからそういった観光に多くの方々が来てくれればいいなと思っています。
先ほどの全国連携についても答えが出ていたら教えてください。
○財政課長(山越恒慶君) 幾つかお答えをしなければならないものがあったと思いますので、数字が出てきているものから答えさせていただきたいと思います。
初めに、エンジョイ・セレクト事業のひとり親世帯の方、それから両親世帯の方の対象世帯でございます。児童扶養手当受給のひとり親世帯の方は、対象世帯としては900世帯という予定になっております。両親世帯につきましては3,600世帯という形で対象世帯を予定しているところでございます。実際には、そのうちの申請率というところで、若干数字は変わってまいります。
それから、全国連携についてでございます。全国連携の情報誌の特別版発行などをしたり、あるいは全国連携マルシェに芝浦への出展などを予定しております。そうした機会で全国連携を進めていく予定でございます。
○委員(阿部浩子君) 今、全国連携の話をされましたが、鉄道開業150年である港区と鉄道に関係する自治体が今回連携されるということで、区民の方にとっても、よりよい事業になってほしいなと思っています。今回の鉄道開業150年に当たって、図書文化財課でも、当初予算で796万5,000円が計上されています。やはりそことも一緒になって連携して、港区で明治に、150年前に鉄道が走ったということを大いに宣伝していただきたいなと思います。
補正予算についてもう一点だけお聞きしたいのですが、学校給食の件です。学校給食安定供給緊急対策事業として、今回1,864万7,000円が計上されています。お米を買って、各学校に配るということです。今までタマネギは1個大体30円ぐらいだったのです。今、昨日も見たらやはり200円近くするのです。それぐらいすごく今、全てにおいて物価が上がっていますが、学校給食費は上げない。それはもう当然のことで、それは引き続きやってほしいのですが、そうなると、今までタマネギがハンバーグに入っていたのに、今回使えない状況になっているのです。
今回はお米を出してくださるということですが、今後も物価高の推移を見ていただき、本当に子どもたちにとって、おいしく食べられる、安全に食べられる学校給食にしていただきたい。タマネギが高くて使えない。だから代用品というのもあるかも分かりませんが、やはり給食として本当においしいもの、栄養価のあるものを出し続けられるように。今回の補正はお米をやってくださるということですが、断続的に物価の値上がりというのを見ていっていただいて、支援していただきたいと思っています。どうお考えでしょうか。
○財政課長(山越恒慶君) 今回の学校給食安定供給対策事業につきましては、物価高というところで、おおむね給食の食材が5%程度上がった場合について対応ができるようにということで、区でお米の購入を増やしていくことにより、学校給食費の値上げを抑えていくものでございます。
当然ながら、現在、様々な物価高は続いている状況でございます。状況につきましては、引き続きしっかりと見ていき、対応についても、その状況を踏まえて判断していく必要があると考えているところでございます。
○委員(阿部浩子君) お願いいたします。以前、港区全体で有機野菜を買って、学校給食に出していたということがありました。だから、やはり野菜が高いから、そういうやり方もあるのかなと思っています。今後、子どもたちにバランスの取れた、安全安心な給食を食べさせていただきたいとお願いします。
それと、先ほどのエンジョイ・セレクト事業の件だけ、今2度目になっているので、今年度変わった点について後で教えてください。
○財政課長(山越恒慶君) かしこまりました。
榎本委員から、先ほど新橋のSLの蒸気の話とシティハイツ高浜の関係でお話しいただいているかと思いますので、それについて、少し先にお答えさせていただければと思います。
新橋のSLでございますが、蒸気での汽笛ということで、空気の圧をかけて音を出しているということでございます。
シティハイツ高浜の今回の件でございますが、第2回定例会においての議案ということになります。工事費につきましては14億円ということになっていますが、今回補正予算で組ませていただいているのは工事監理の部分だけになりますので、その金額で6,000万円ということになっております。工事監理の金額につきましては、当初の契約から比較して、2,000万円ほどの増額となるものでございます。
○委員(
丸山たかのり君) 私から、何点か質問と要望をさせていただきたいと思います。
最初に、新型コロナウイルスワクチンの4回目接種に関する経費が追加されているかと思います。やはり少し4回目接種のスピードが遅いのかなと個人的には感じております。その促進という意味で3点、これは質問ではなくて要望させていただきたいと思います。
1つは、今回の4回目接種は全員が対象ではないということで、そういう意味で対象が非常に分かりにくいということがあります。今もいろいろとSNS等では発信していただいていますが、やはり対象の方々へのさらなる接種の促進の勧奨を行っていただきたいということ。4回目というのは重症化予防がメインです。そこのリスクの高い方々、今、手帳を持っている方々には送っていただいていますが、それ以外の方々が手挙げでやっていただいているようなところがありますので、そういったところをなるべく港区からプッシュしてやっていただけるようなことを考えていただきたいということが1点目です。
2点目としては、対象には今なっていないわけですけれども、医療従事者や介護従事者の方から、4回目を打ってもらいたいという声を大変強くいただいています。これは全国知事会からも国の方に上げているところだと思います。対象者を港区で勝手に決められないということは当然の前提なのですが、国がまた方針を転換するということも当然あり得ると思いますので、方針転換がなされた場合には、速やかに接種の準備を進めていただいて、なるべく早く打てる体制をお願いしたいということが2点目です。
3点目ですが、今、ワクチンの種類ですが、モデルナとファイザーしか接種に使用していません。ノババックス製のワクチンを希望されている方が、あまり多くはないのですが、やはり一定数いらっしゃいます。ぜひ今後ノババックス製のワクチンに関しても、接種の検討をぜひよろしくお願いします。
この3点を要望しますので、所管とまた相談していただきまして、検討をよろしくお願いいたします。
今度は質問に行きたいのですが、今回、区が独自に実施する事業として、公衆浴場助成をしていただいているかと思います。これは原油の価格の高騰が直結するような産業ですから、この補助に関しては本当にすばらしい支援だと思います。質問としては少しまとめてお聞きしたいのですが、今回のこの補正額というのが、公衆浴場の数に応じて、均等で割るものになるのかということと、少し順序が逆になってしまいましたが、今回の補正をするに当たっての経緯というのが分かれば、教えてもらいたいということ。今回の補正の額というのは、どのぐらいの支援になるのかというのが少し分かりづらいので、算定の根拠というのを教えていただけますでしょうか。
○財政課長(山越恒慶君) 公衆浴場助成につきましては、経費としましては、1か月当たりの助成額117万9,500円を区内の公衆浴場が3施設ございますけれども、1か月117万9,500円の助成をしていくということを見込んで経費を計上させていただいているものでございます。
実際の経費の算定ですが、令和3年1月、2月、3月の状況を踏まえて、電気であると35%、ガスの場合は80%ぐらいの増加率になっているという状況があり、そうしたところを捉えて、今回助成させていただくものでございます。当然ながら、実績に応じた助成という形になるので、各公衆浴場の光熱水費、特に電気代とガス代の実績に応じて金額を算定する仕組みになっております。ガスは80%、電気は35%までを上限として助成していくものになります。ですので、経費としては、もう積み上げていくという形になるものでございます。
背景でございます。所管から、やはり今申し上げたように今年の2月あたりの上がり方が大変多いという状況の中で、経営状況が、かなり厳しいというお話をいただいている中で、今回、公衆浴場の公益性等を踏まえて、助成させていただくということで判断させていただいたものでございます。
○委員(
丸山たかのり君) 詳細をありがとうございます。大変分かりやすかったです。しばらくまたこういったことも続くと思いますので、そういったお声が現場から上がってきたら、補正予算の方もまた検討していただきたいと思います。ほかの産業というか、特に運輸に関わるバスの事業者とかからも、結構そういった値上げに関しての御要望等もいただいているところです。他事業に関しても、またそういったお声があったら、ぜひ区としての支援も検討いただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
次の質問です。今回、国の施策を受けて実施するということではあるのですが、子育て世帯に対して、低所得のひとり親世帯に1人当たり5万円とか、また、住民税非課税世帯に対して、1世帯当たり10万給付という形になるかと思います。ただ、港区の場合は、本当に厳格にというか、国の基準どおりに支給するという形をこれまでも取ってきてはいますが、現場の感覚からすると、やはりここに当てはまらない人たちのところで非常に苦しい方々が大変多いと考えております。そういったところの方々からは、国の助成に関しての区としての上乗せを非常に強く要望されているところです。港区として、国のこういった困窮世帯への支援や主に給付関係について、区として独自に上乗せするということに関して、今どのような方針なのか。分かれば教えていただけますでしょうか。
○財政課長(山越恒慶君) 現在の方針といたしましては、国の施策に関するものは、時期を遅れることなく、直ちに支給ができるようにということをまずは目指していくという考え方に立っているものでございます。区の中では、例えば商品券発行支援事業の充実であったり、エンジョイ・セレクト事業は今回期間を延長させていただきますけれども、様々な施策を取っていく中で判断していく形になろうかと思います。国の施策につきましては、国で決めている内容を時期を遅れることなく直ちに支給して、お手元に届けるというところは、まずはしっかりやっていくことを考えているところでございます。
○委員(
丸山たかのり君) 分かりました。今回、本当に港区として、国の方針、こういった施策が発表になって、補正が成立してすぐにスケジュールを出していただいてということはすごくすばらしい、迅速な対応だったなと思っております。そういった意味で、先ほど財政課長が答弁されたように、今年は迅速に、まずは速やかにやっていくということを重視しているというのは本当にそのとおりだと思っております。
ただ一方で、繰り返しになってしまいますが、上乗せを求める声が大変強うございます。給付だけが全てではもちろんないのですが、我が会派としても、独自のマイナポイントの上乗せといったやり方もあるのではないかという計算もさせていただいているところですけれども、区における貧困世帯の考え方というのを、ぜひ改めてまた検討していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
最後に、先ほど来出ている鉄道開業150周年の高輪築堤のモニュメント展示に関して質問したいのですが、先ほど規模感の説明がありましたが、私、まだイメージがきちんとできていないので、少しそこを教えていただきたいです。これは現在、新橋のSL広場にあるSLの土台が、この高輪築堤の築堤になるということでよろしいのでしょうか。
○財政課長(山越恒慶君) 現在の新橋のSLの土台がれんがというところは変わりません。その前の部分に、今回築堤の石を使って、遠目から見たときに築堤の上にSLが載っているという状態で展示をしていくということを目指しているものでございます。SLが今ある状況そこをいじるというのは、なかなか難しいというところもございますので、そのような形のモニュメント展示を予定しております。
○委員(
丸山たかのり君) 分かりました。やはりせっかく線路を造るので、上にSLが載っていないと少しもったいないなと思ったものですから、改めて質問した次第ですけれども、そういうふうに遠目で見たときに載っているような形に見えるということで、そういった当時の風景が目に浮かぶというか、そういうものになっていくというのは、イメージとして分かりました。ありがとうございます。
ただ、私も1点、少しいつも残念に思っているのですが、展示がせっかくされているのですが、一般の方は基本的には触れられないというか、SL自体に触ることができません。いつも触れるという状態でなくてもいいのかもしれませんけれども、築堤も含めて体験できるような形で開放していただけると、よりスポットとして非常に面白いものになっていくのかなと思ったりもします。可能、不可能はあるかと思いますけれども、ぜひそういうことも検討していただきたいと思います。これは要望ですので、答弁は特に結構です。
○副委員長(二島豊司君) 今の鉄道の話ですが、補正予算の審議なので、当然のことながら一つ一つの事業が幾らかというところで御説明を中心にいただいていますが、もともと区長の記者発表の資料を見ると、鉄道開業150周年の企画があって、全国連携を中心に企画課の方でいろいろなことをやりますよ。佐賀県との取組をやりましょうとかそういったものがあって、高輪築堤の現地保存しない部分の石を、そのままお蔵入りするのであればお譲りいただいて、移してというようなことを、例えばJRとか地元の商店会と地域と連携してというようなことを書かれています。これはどこが司令塔というか。企画部門だと思うのですが、どなたが全体の取りまとめの中心にいらっしゃるのですか。
○
企画経営部長(大澤鉄也君) 今回、様々な部門にまたがっていますので、企画経営部の全国連携推進担当のところで基本的には取りまとめをしていきたいと思っております。御理解いただきたいということで言えば、先ほどの榎本委員のお話は、気に留めていかなければいけないと思います。実際JRとの協議の場は既にできておりますので、そこは活用していきたいということと、JRは民間ゆえに諸事情があるようで、確かに今の時点で何が決まっているかという確認はこの後していきたいとは思っております。
ただ、我々は決してJRをお祝いするという事業ではございません。これはあくまでも鉄道開業という社会的なインフラが、港区が発祥の地だと。区民にとっても誇らしいことです。この1か月間テレビ番組を見ていると、かなり周知されてきていて、国民全体の関心も高い。そういった中で、港区を売り出すいい機会だと捉えています。
したがいまして、先ほどの広告なども、鉄道開業おめでとうございますというのはあるとしても、当然港区のPRをそこでは書くことになると思います。港区への集客に向けてのPRを書くことになると思いますし、場合によってはそこで港区の誇るべき施策を、流山市が「母になるなら、流山市。」というPRをしていたかと思いますけれども、例えば港区の子育て事情はすごくいいのですよとか。そういったこともお金をかけてやりますので、実施していきたいと思っております。
いずれにしてもJR側がやることがあれば、当然そこは引き込んでいきたいと思いますので、そこは気に留めていきたいと思います。ぜひ御理解いただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
○副委員長(二島豊司君) よく分かりました。
実は、昨日6月12日が、JR品川駅の仮開業150年というメモリアルデーでした。旧御田小学校の前身の開蒙社という寺子屋みたいな組織が150年前にできたということを、JRの品川駅が見つけてきてくれて御田小学校に持ち込んで、昨日まで、気をつけて歩きましょうとかデジタルサイネージのついた柱に小学校4年生の絵を貼ってくれました。昨日は記念列車みたいなのが出て、横須賀市から来たその電車を迎え入れるときに、ホームで太鼓をたたかせてもらいました。その後、みどりの窓口の前で2度ほどたたかせてもらったり、品川女子学院の方がダンスを披露したり、いろいろな企画もJR側でやっているのです。
そういう例もきちんと集めていただいて、もちろん学校にはきちんと情報が来て、保護者に流れてきていましたけれども、そういったところも長い目で見ればこの150周年の一環ということなので、そこも情報収集を広くしていただきたいと思いました。
もう一つ、さっきの学校給食安定供給緊急対策事業の費用なのですが、これは全額都費ですけれども、お米限定というのは、東京都の意向というのがあるのですか。
○財政課長(山越恒慶君) 給食の食材については、基本的には保護者の負担という形になっております。今はお米の給食というのが週3回ですが、そのうちの1.5回については、既に区の方で公費という形で負担しているところでございます。今回そこの部分、給食のうち、お米だけは全て区の方で購入するということによって、保護者から集めている給食費については、ほかの食材に回せる、あるいは物価の高騰にも対応できるということで実施していくものになります。
○副委員長(二島豊司君) 質問は財源が、東京都の補助金と同額になるのですか。これ、一般会計でなくて。東京都側の意向が。
○財政課長(山越恒慶君) 失礼いたしました。学校給食の食材の購入についての財源でございますけれども、今回、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を充当させていただくという形で、こちらは、予算の科目上は東京都の支出金という形になるものですから、こういう形で計上させていただいております。新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用させていただいているものでございます。
○副委員長(二島豊司君) 新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金で各自治体に、都議会ともやり取りしたりとか、これは多分全国的な動きだと思うので、そこも分かりやすくお示しいただけると、ひょっとしたらそれを聞くと、この臨時交付金、まだ使えるのではないかと思ってしまうのです。これ、今回の補正予算で、国から来ている、東京都を経由して給食費の補助に充てられているということが分かりました。ありがとうございました。
○財政課長(山越恒慶君) 申し訳ございません。1点だけ、答弁の訂正をさせていただきたいと思います。先ほどの榎本委員の新橋のSLの関係ですが、私が蒸気で音を鳴らしているという御説明をしましたが、蒸気ではなくて空気の圧力によって、汽笛を鳴らしているというものでございます。大変失礼いたしました。
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、ほかによろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、ほかになければ質疑はこれにて終了いたします。
採決については、いかがいたしましょうか。
(「態度表明でお願いします」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、態度表明が必要ということでございますので、各会派、順次態度表明をお願いしたいと思います。まず、自民党議員団。
○委員(黒崎ゆういち君) ただいま審議がありました補正予算につきまして、今、もろもろ各委員から発言がありましたとおり、やはり補正予算の内容の説明というところにもう少し時間を割いていただきたいと思います。そして、今回の件、1億4,000万円そして3,000万円と土木費、経済産業費を使って10月の鉄道開業150周年のお祝いに向けて補正予算を組まれているわけですが、今、皆さんからお話があったとおり、より高い経済効果を生み出すための施策としていただきたいと、強くこれは要望いたします。
そして、今回鉄道開業150周年ということでありますけれども、港区にはほかにも発祥の地と呼ばれている場所があります。例えばプロ野球発祥の地とか、ボウリング発祥の地とか。今インターネットで調べただけでも港区発祥の地が37か所もありました。これが公なのか私的なのかにかかわらず、今回の機会を契機に、港区の魅力をより発信できる事業につなげていくという観点で言うと、鉄道以外のそういったものが多分、高輪築堤と同じく埋まっているかもしれませんので、ぜひそこら辺も含めまして、補正予算につきましては、自民党議員団として賛成いたします。
○委員長(杉本とよひろ君) 次に、みなと政策会議。
○委員(阿部浩子君) 今回の補正予算の件ですが、コロナ禍で景気回復の兆しがまだまだ見えない中で、様々な支援が盛り込まれております。先ほど高輪築堤のモニュメント1億3,600万円余のお話をさせていただきましたが、今回、鉄道開業150周年に合わせて設置されますが、今後もこの歴史を後世につなげてほしいと思っています。
今回の補正予算には、赤羽橋駅前の放置自転車解消に対しての飯倉公園の駐輪場を整備するための調査設計も含まれています。
この補正予算に関しては、私たちみなと政策会議としては賛成いたします。
○委員長(杉本とよひろ君) 次に、公明党議員団。
○委員(
丸山たかのり君) 先ほど質疑の中で様々要望させていただきましたことをぜひ前向きに検討していただきまして、それを条件に、この補正予算に関しては賛成いたします。
○委員長(杉本とよひろ君) 次に、日本維新の会。
○委員(榎本茂君) 先ほどもありましたけれども、もう少し丁寧な説明が欲しいなと思うことが幾つかあります。補正予算ですから、時間も限られている中でではありますが、中身がかなり荒っぽいなと。時間がなかったのは分かるのですが、かける金額に対して、中の精査が荒っぽいのではないのかと。
先ほども少し指摘がありましたけれども、特にJRの側の鉄道開業150周年の企画をもっと精査した上で、我々の対応というものを決めていくべきではないのかと。遺跡という点におきましては、先ほども港区発祥の地というのがありましたが、港区の遺跡では、僕が以前から言っています、1853年、ペリー来航の翌年、日本防衛のために造った台場。あの台場は大正15年ですか。絶対的保存の方針ということで、今、崩壊の危機に瀕してしまう。もう本当に明日崩れてもおかしくないようなものです。
これを調査してほしいということを再三にわたって今までも申し上げてきましたが、いまだに上陸調査が行われていない。片方では、地中に埋まっていた高輪のものに多くのお金をかけて、移築してやると言っている一方で、僕的には、江戸時代の最後の幕末のペリー来航に備えた台場というものは、日本の歴史上大きなターニングポイントであったと思うし、あれが今、本当にそばに行って見たらよく分かるのですよ。角の隅石なんて、もう本当にあした滑り落ちておかしくない。巨大な石が、高いところから落ちれば割れてしまうのは、もう火を見るよりも明らか。まして、城壁の壁は膨らんで、木が大きくなって内圧が高まって、明日にも崩落の状態にある。この中において、なぜここで鉄道ばかりに慌ててかなり荒っぽい予算を組むのかなというのは、非常に不満を持っております。
多くの賛成すべき点もあるので、非常につらいところではあるのですが、一括で賛否を言わなければいけないので、これについては継続とさせてください。
○委員長(杉本とよひろ君) 態度表明は終わりました。
継続を求める意見が出ましたので、まず継続についてお諮りしたいと思います。採決の方法は挙手採決といたします。
「議案第53号」について、今期継続とすることに賛成する方は挙手をお願いいたします。
(賛成者挙手)
○委員長(杉本とよひろ君) 挙手少数と認めます。よって、継続は否決されました。
引き続き、原案について採決いたします。採決の方法は挙手採決といたします。
「議案第53号」について、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手をお願いいたします。
(賛成者挙手)
○委員長(杉本とよひろ君) 挙手多数と認めます。よって、「議案第53号」は原案のとおり可決することに決定いたしました。
──────────────────────────────────
○委員長(杉本とよひろ君) 次に、審議事項(4)「議案第54号
工事請負契約の承認について((仮称)
一の橋公園自転車駐車場整備工事)」を議題といたします。理事者から提案理由の説明を求めます。
○
契約管財課長(江村信行君) ただいま議題となりました審議事項(4)「議案第54号
工事請負契約の承認について((仮称)
一の橋公園自転車駐車場整備工事)」につきまして、提案の補足説明をいたします。本議案は、(仮称)
一の橋公園自転車駐車場整備工事の
工事請負契約につきまして、御承認をお願いするものでございます。サイドブックスの定例会・臨時会のフォルダから、令和4年第2回定例会のフォルダをお開きいただき、議案等のフォルダをお開きいただけますでしょうか。ファイルの名称が区長報告第8号で始まるファイルをお開きください。58分の34ページ、議案第54
号工事請負契約の承認についてを御覧ください。
1、工事の名称は、(仮称)
一の橋公園自転車駐車場整備工事です。
2、工事の規模は記載のとおりです。
4、契約金額は5億5,462万円です。
6、工期は、契約締結の日の翌日から令和5年3月24日までです。
次のページを御覧いただけますでしょうか。7、契約の相手方は、港区高輪三丁目19番23号、徳倉建設株式会社東京支店です。
サイドブックスの最初に戻っていただきまして、
常任委員会・特別委員会のフォルダをお開きください。続いて、
総務常任委員会のフォルダをお開きください。続いて、令和4年6月13日から15日で始まるファイルのフォルダをお開きください。本日付の資料№5をお開きいただけますでしょうか。2ページの入札(見積)経過調書を御覧ください。本件は、令和4年5月12日、制限を付した一般競争入札により落札決定したものでございます。1者から入札の申込みがあり、1者を落札者としております。
3ページを御覧いただけますでしょうか。左側は、港区立一の橋公園平面図です。整備する自転車駐車場及び管理室は、平面図の上の部分に斜線でお示ししております。右側は、自転車駐車場の断面のイメージ図でございます。
もう一度サイドブックスの定例会・臨時会のフォルダをお開きいただきまして、続いて、令和4年第2回定例会のフォルダをお開きください。続いて、議案等のフォルダをお開きください。次に、ファイルの名称が区長報告第8号で始まるファイルをお開きください。58分の36ページ、参考資料を御覧いただきたいと思います。
工事場所は、港区東麻布三丁目9番1号、港区立一の橋公園です。
資料右側の工事概要を御覧ください。本工事では、機械式自転車駐車場2基、管理室を1棟設置いたします。自転車駐車場の1基当たりの駐車台数は200台です。平面積及び高さは記載のとおりでございます。管理室は、平面積9.38平方メートル、高さ2.86メートルでございます。資料右側の配置図を御覧ください。自転車駐車場及び管理室は、都道環状三号線に面した場所に設置いたします。
次のページを御覧ください。左側には自転車駐車場平面図、右側には断面図を記載しております。自転車は、自転車の出入口からエレベーターで運搬され、空いている自転車収納台に配置されます。自転車には登録時にICタグをつけます。出庫の際には、利用者がICカードを操作盤にかざしますと、指定された自転車が出入口から出庫されます。
次のページを御覧いただけますでしょうか。管理人室の平面図及び立面図でございます。大きさは記載のとおりでございます。
説明は以上でございます。よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。
○委員長(杉本とよひろ君) 提案理由の説明は終わりました。これより質疑を行います。御質問等ございます方は、順次発言をお願いいたします。
○委員(阿部浩子君) この自転車駐車場なのですが、今回の麻布十番の駐輪場においては、電動の大きい自転車も利用できると聞いていますが、どのようなものなのでしょうか。
○
契約管財課長(江村信行君) 今回の麻布十番の一の橋公園の駐車場につけましたものにつきましては、チャイルドシートがついた自転車、電動アシスト自転車など、ほぼ全ての自転車に対応しているということでございます。
○委員(阿部浩子君) 2基を今回設置されるということですが、自転車をそこに持っていけばいいのですね。出てくるまでの方が時間がかかるのですかね。預けるのとピックアップするのに、何分何秒ぐらいかかるのかというのを教えてください。
○
契約管財課長(江村信行君) 預ける場合も出てくる場合も、おおむね15秒ぐらいということでございます。
○委員(阿部浩子君) 15秒ですか。分かりました。
○委員(榎本茂君) すみません。分かったらでよろしいのですが、これは何かトラブルがあった場合には、当然ですけれども、200台全部が使えないわけですね。これの故障率というのですか。これはタイプもいろいろあると思いますが、あちこちで運用していると、使い方が悪くてとか、内部で何か起こってしまってみたいなトラブルは、どのくらいあるものなのですか。
○
契約管財課長(江村信行君) トラブルということでございますが、実は、このシステムの形の駐車場は、導入当初は、利用者の使用方法の誤りによる機械の停止ということがあったということでございますが、現在はかなり減少しているということで、機械自体のトラブルによる停止というのは、これまで港区では発生していないということになっています。もし何かございました場合には、センサーが異常を感知いたしますと、遠隔システムが働いておりまして、新橋のサポートセンターから職員が急行するという形になります。
○委員(榎本茂君) 機械トラブルはほとんどない。利用者の利用方法のマニュアルどおりにいかないとか、何かくっつけているものが落ちてしまったみたいなトラブルというのは、年間どのぐらいあるのか把握したデータはありますか。
○
契約管財課長(江村信行君) 個別の件数まで把握いたしておりませんが、基本的に預ける際に、横の管理室の中に管理人がおりますので、その管理人が即時の対応はできるという体制でございます。
○委員(
丸山たかのり君) 今回、2基で400台対応できるということですが、やはり管理室が開いている時間しか使えないというか、基本的にはこれは定期利用をイメージしているということなのでしょうか。
○
契約管財課長(江村信行君) こちらの場所につきましては、定期利用と一時利用と両方をイメージしております。
○委員(
丸山たかのり君) 分かりました。そうしますと、管理室は24時間対応していただけるということなのでしょうか。
○
契約管財課長(江村信行君) 今、確認いたしておりますけれども、管理室につきましては24時間ではなく、深夜の営業時間帯は、そこに人はおりませんという状態でございます。実際、入出庫できる時間といいますのが、条例上、午前4時半から翌日の午前1時半までということになります。
○委員(
丸山たかのり君) 分かりました。
最後に、今回1者入札という形になっているわけですが、やはりこれはこの工事の特殊性ということの認識でしょうか。
○
契約管財課長(江村信行君) こちらの工事は、かなり特殊なものを取り付けるという工事でございまして、その関係で、今回は特別簡易型総合評価方式を使わずに、制限付一般競争入札でより広い形で求める形になりましたが、やはり1者であったということでございます。過去、同じものをつけましたときの契約につきましても、多くても2者、3者程度というのが実情でございます。
○委員長(杉本とよひろ君) ほかに御質問はよろしいでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) ほかになければ、質疑はこれをもって終了いたします。
採決については、いかがいたしましょうか。
(「簡易採決」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、簡易採決ということですので、「議案第54号
工事請負契約の承認について((仮称)
一の橋公園自転車駐車場整備工事)」について採決いたします。
「議案第54号」は、原案のとおり可決することに御異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) 御異議なきものと認め、「議案第54号
工事請負契約の承認について((仮称)
一の橋公園自転車駐車場整備工事)」は、満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。
──────────────────────────────────
○委員長(杉本とよひろ君) 次に、審議事項(5)「議案第55号
工事請負契約の承認について(
港区立麻布運動場整備工事(人工芝化))」を議題といたします。理事者から提案理由の説明を求めます。
○
契約管財課長(江村信行君) ただいま議題となりました審議事項(5)「議案第55号
工事請負契約の承認について(
港区立麻布運動場整備工事(人工芝化))」につきまして、提案の補足説明をいたします。本議案は、
港区立麻布運動場整備工事(人工芝化)の
工事請負契約につきまして、御承認をお願いするものでございます。サイドブックスの定例会・臨時会のフォルダをお開きいただきまして、令和4年第2回定例会のフォルダをお開きください。続いて、議案等のフォルダをお開きください。次に、ファイルの名称が区長報告第8号で始まるファイルをお開きください。58分の39ページ、議案第55
号工事請負契約の承認についてを御覧ください。
1、工事の名称は、
港区立麻布運動場整備工事(人工芝化)です。
2、工事の規模は記載のとおりです。
4、契約金額は1億5,823万1,920円です。
6、工期は、契約締結の日の翌日から令和5年3月24日までです。
7、契約の相手方は、港区新橋一丁目6番5号、日本道路株式会社でございます。
サイドブックスの
常任委員会・特別委員会のフォルダから、
総務常任委員会のフォルダをお開きください。続いて、令和4年6月13日から15日のフォルダをお開きください。資料№6をお開きいただきたいと思います。
2ページの入札(見積)経過調書を御覧ください。本件は、令和4年5月12日、制限を付した一般競争入札にて落札決定したものでございます。3者から入札の申込みがあり、1者を落札者としております。
サイドブックスの定例会・臨時会のフォルダをお開きください。続いて、令和4年第2回定例会のフォルダをお開きください。続いて、議案等のフォルダをお開ききください。次に、ファイルの名称が区長報告第8号で始まるファイルをお開きください。58分の41ページの参考資料を御覧ください。
工事場所は、港区南麻布五丁目6番33号です。工事面積及び工事概要は、記載のとおりでございます。右側は案内図です。
次のページを御覧ください。中央の図は、麻布運動場の平面図でございます。人工芝舗装、土系舗装、排水施設、配管移設について、施工範囲を示しております。下の図は、平面図の下方部分のA―A′の断面図を記載したものでございます。中央のホームベースの位置の左側は7.19メートル、右側は6.71メートル、ホームベースを中心とする円は直径7.92メートルとなっております。
再度サイドブックスの
常任委員会・特別委員会のフォルダをお開きいただきまして、
総務常任委員会のフォルダをお開きください。続いて、令和4年6月13日から15日のフォルダをお開きください。資料№6をお開きいただきたいと思います。3ページを御覧いただけますでしょうか。
1、工事概要です。(1)工事面積内訳は記載のとおりでございます。(2)工事内容です。①人工芝舗装は、外野及び内野に人工芝を使用して舗装する工事でございます。②土系舗装は、ベース及びピッチャーマウンドの周りに人工土を使用して舗装する工事です。③浸透施設は、雨水を地中へ浸透させるための管路等を設置する工事です。④排水施設は、浸透施設で処理できなかった雨水を排水するために、側溝等を野球場外周に設置する工事でございます。⑤野球場施設は、ベース、ピッチャープレート、ファールポール等を設置する工事です。⑥配管移設は、野球場外に埋設されている手洗い場用の給水管及び照明施設用の電線を野球場内へ移設する工事です。
2、人工芝舗装及び土系舗装の詳細でございます。上の図は人工芝舗装、下の図は土系舗装の断面図です。人工芝舗装は、砕石を150ミリ敷き、その上にアスファルトを40ミリ、その上に砂・ゴムチップを充填し、人工芝を敷きます。人工芝の芝丈は55ミリです。土系舗装は、スライディングをするベース部分に人工芝で舗装した場合、剥がれる場合があることから、人工土による舗装をするもので、砕石150ミリの上に人工土を80ミリの厚さで敷きます。
5ページを御覧いただけますでしょうか。3、浸透施設及び排水施設の詳細図です。浸透施設で浸透し切れない場合に水が排水施設に流れ、野球場外へ排水されます。浸透施設及び排水施設の断面図は、記載のとおりでございます。
説明は以上です。よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。
○委員長(杉本とよひろ君) 提案理由の説明は終わりました。これより質疑を行います。御質問等ございます方は、順次発言をお願いいたします。
○委員(黒崎ゆういち君) 港区の小学校を含めて、こういうスポーツ施設が人工芝になって、全天候型になるということは大変ありがたいことだと思います。
一方、人工芝はかなり日進月歩の世界です。様々な環境問題、対策、物質が含まれる案件でもあります。そういった中で、今回、仕様が決まっている中での制限付一般競争入札だと思いますが、どこのモデルというか、どの人工芝を基に今回のこの入札の仕様書が組まれたのか、分かれば教えてください。
○
契約管財課長(江村信行君) 今回の人工芝でございますが、いろいろと調査しました中で、結果としましてモデルといたしましたのが、住ゴム製のハイブリッドターフという製品でございます。
○委員(黒崎ゆういち君) 商品の説明ではなくて、港区のどこの施設を基にして、この入札仕様書が組まれたのかという質問です。
○
契約管財課長(江村信行君) 大変申し訳ございませんでした。ほかの施設でございますが、麻布運動場、青山運動場、芝浦中央公園運動場、埠頭少年野球場など、これらの施設を参考にいたしたものでございます。
○委員(黒崎ゆういち君) 先ほど冒頭に申し上げたとおり、やはり過去の事例が日進月歩の世界で進んでいく中で、しっかりメーカーのそれぞれ独自性なり特色がある施設をヒアリングしていただいた上で、新たなすばらしい運動場を造っていただくという視点で、ぜひ整理をしていただきたいと思っております。そこについて何か努力されたり、今回の件でも対応されたことがあれば、教えていただければ。
○
契約管財課長(江村信行君) 黒崎委員おっしゃいましたとおり、この技術的な部分ではもう日進月歩でございます。例えば東京ドームなどでは、プロスポーツ選手の方が使用するような極めていいものも入っているという、そういう情報収集も行っているということは聞いております。今回、こちらの契約の仕様を定めた上で、この製品を入れることにはなっておりますが、引き続き所管課に御意見もお伝えしまして、より幅広い形で人工芝の品質を高めるような研究を行うよう、そこは所管の方にも伝えてまいります。
○委員(黒崎ゆういち君) ぜひお願いします。というのは、人工芝は、使用頻度によって大分劣化に差が出てきます。例えば1日100人で使っているグラウンドと20人で週に2回使っているグラウンドでは、それは耐用年数も違ってきます。芝の摩耗なり劣化が激しいのが、人数が多くて使用頻度が多いものです。一方で、使わな過ぎると、中の人工芝を充填するゴムチップが硬くなったり、紫外線による劣化が生まれてきます。
そういった意味でも、港区の中には様々な人工芝グラウンドが今ありますので、過去5年、10年とメンテも含めてやっていただいている中で、どの製品が港区の都心の環境において優れているのか。そして、小学校グラウンドなどは、大分充填剤、ゴムチップなどが流れてしまって薄くなっているところもあります。そういったものの中で、港区の子どもたちが使う場所、もしくは大人が使うところの目的に応じた施設の中で、何が最適かというところはぜひ情報収集していただいて、予算が高ければ当然高い、いいものになります。ただ、予算ありきの中でやっていくわけですので、よりいいものを選定していただくようにお願いいたします。いかがでしょうか。
○
契約管財課長(江村信行君) ただいまの黒崎委員の御指摘につきまして、まさしく技術的な面でも日進月歩ということで、どんどん進むものでございます。また、港区という都心の環境で、大人から子どもまで様々な世代の人間が楽しむような人工芝として、何が一番ふさわしいのかというところ。幅広くいろいろなメーカーの人工芝の情報収集をしまして、今後さらに研究していくように所管の方にも伝えます。対応させていただきたいと思います。
○委員(榎本茂君) 僕は今回の第2回定例会の一般質問で、下水の排水のことを少しお願いしました。実際、港区の下水処理場から、10区の汚水と雨水が浄化されないで、1週間に1回以上のペースで、月にして東京ドーム1杯分以上どーんと流してしまっている。川崎市が海のマイクロプラスチックの調査を委託でやったときに、海の中のマイクロプラスチックの中で最も多かったのが緑色の1ミリメートルぐらいの断片だったということです。結論づけてはいないのですが、人工芝ではないかということが川崎市の方のレポートに書かれていたのです。これも以前、一般質問でやったことがあると思います。
こういう新設をするとき、排水口などにぜひ業者にトラップなどを依頼して、実際に人工芝が排水溝にマイクロプラスチック化して流れているのかどうかというようなことも、きちんと仕様の中にチェックするようなことを織り込んでいただけるとうれしいなと思います。これは、新設するときに実際やっている自治体もないと思うので、ぜひ港区などは率先してこういうデータを取って、業者に。日進月歩だということを今、黒崎委員から伺いましたが、その日進月歩の中にこういう排水の環境なども織り込んでいけるように、我々なりの環境に対する配慮みたいなものも今後、織り込んでいっていただきたいなと思います。御意見を伺わせてください。
○
契約管財課長(江村信行君) ただいまの排水の中にどういう形で混入されうるのかを一応今のこの製品につきましてメーカーに確認したところでは、基本的には流れ出すことはないと。相当な大雨が降って流れ出した場合でも、側溝と排水施設が交差するところにますがございまして、そのますの底部に基本的にたまるという構造になっているという報告は受けております。
引き続き、構造が実際そういう形で、拾えるのかどうかということをよく確認するということと、今後も人工芝の契約というのは出てまいりますので、人工芝化する際には、そういう点にも留意する形で仕様条件などを検討するように、そこは検討していきたいと思います。
○委員(
丸山たかのり君) 今回、人工芝に変えていただけるということ。近隣の方からは、これまでも砂ぼこりの件でのクレームが結構多かったように伺っております。そういう意味では、近隣の方にとってみたら、人工芝になるということはすごくいいことですし、先ほど黒崎委員のお話もありましたけれども、人工芝の物によっては、本当にスポーツする環境としては大変よくなるということなので、その点はすごく期待しております。
質問は、土の場合だとかなり手入れが大変そうだったのですが、人工芝によって多分保守管理のコストもかなり安くなるのかなと思うのです。メンテナンスの費用はどのように変化するのでしょうか。
○
契約管財課長(江村信行君) メンテナンスの関係でございますが、従来ですと、年64回です。原則として週1回、利用頻度が多い月については週2回程度、年間で64回程度行っていたということでございます。それが、人工芝化することで年48回程度に改善されるということでございます。実施の回数が減った分、若干費用としても減ってくる面があるということでございます。
○委員長(杉本とよひろ君) ほかに質問はよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) ほかに質問がなければ、質疑はこれにて終了いたします。
採決については、いかがいたしましょうか。
(「簡易採決」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) 簡易採決でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、「議案第55号
工事請負契約の承認について(
港区立麻布運動場整備工事(人工芝化))」について採決いたします。
「議案第55号」は、原案のとおり可決することに御異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) 御異議なきものと認め、「議案第55号
工事請負契約の承認について(
港区立麻布運動場整備工事(人工芝化))」は、満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。
それでは、少し質疑も続いておりますので、ここで一回休憩を入れたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、休憩いたします。再開は3時25分といたします。
午後 2時57分 休憩
午後 3時25分 再開
○委員長(杉本とよひろ君) 休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。
財政課長から発言を求められておりますので、これをお許しいたします。
○財政課長(山越恒慶君) 貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。
先ほど、「議案第53号 令和4年度港区
一般会計補正予算(第1号)」の審議の中で、阿部委員よりエンジョイ・セレクト事業について、昨年度と今年度の変更点についてというところで、答弁の方が御用意できました。
変更点の内容でございますが、産地直送品が、令和3年度については1セットまでの利用だったものが、令和4年度から2セットという形で充実をさせていただいていると。こちらが、エンジョイ・セレクト事業における変更点でございます。よろしくお願いいたします。
──────────────────────────────────
○委員長(杉本とよひろ君) それでは次に、議案第56号に関連して、日程を戻しまして、報告事項に入ります。報告事項(1)「
工事請負契約について(
港区立麻布いきいき
プラザ等新築に伴う
電気設備工事)」、報告事項(2)「
工事請負契約について(
港区立麻布いきいき
プラザ等新築に伴う
機械設備工事)」、2件一括して理事者の説明を求めます。
○
契約管財課長(江村信行君) 日程につきまして御配慮いただき、ありがとうございます。
工事請負契約につきまして、2件御報告いたします。この2件は、この後、御審議いただく予定となっております「議案第56号
工事請負契約の承認について(
港区立麻布いきいき
プラザ等新築工事)」に関連する予定価格9,000万円以上1億5,000万円未満の
工事請負契約であるため、御報告するものでございます。
総務常任委員会のフォルダから、令和4年6月13日から15日のフォルダをお開きいただきまして、資料№1を御覧いただけますでしょうか。
1、工事件名は、
港区立麻布いきいき
プラザ等新築に伴う
電気設備工事です。
2、履行場所及び3、工事概要は記載のとおりです。
4、工期は、契約締結日の翌日から令和6年2月28日までで、5、契約の方法は制限を付した一般競争によります。
6、入札経過です。2ページ、入札(見積)経過調書を御覧いただけますでしょうか。本件は、令和4年5月12日、制限を付した一般競争入札及び特別簡易型総合評価方式により落札、決定したものです。4者から入札申込みがあり、1者を落札者としております。
3ページを御覧いただけますでしょうか。港区
工事請負契約における特別簡易型総合評価方式についてです。この方式は、価格に加え、技術等の要素を含めて総合的に評価し、最も評価の高い者を落札者とするものでございます。
1、評価点についてです。価格評価と技術評価を各25点満点、合計50点満点で評価します。価格評価点は、記載の計算式で算出します。入札価格が調査基準価格に近い場合は満点に近い点数となり、予定価格に近い場合は0点に近い点数となります。技術等評価点は、工事成績等、資料に記載の4項目の合計点になります。
2の評価結果を御覧ください。応札事業者の価格評価点、技術等評価点、合計点は記載のとおりでございます。
1ページにお戻りください。7、契約年月日は議案第56号の承認の日で、8、契約金額は1億2,463万円です。
9、契約の相手方は、区内事業者の不二工業株式会社でございます。
資料№1の説明は以上でございます。
続きまして、
総務常任委員会の本日付資料№2をお開きいただけますでしょうか。
1、工事件名は、
港区立麻布いきいき
プラザ等新築に伴う
機械設備工事です。
2、履行場所及び3、工事概要は記載のとおりです。
4、工期は、契約締結日の翌日から令和6年2月28日までで、5、契約の方法は制限を付した一般競争入札です。
6、入札経過です。2ページ、入札(見積)経過調書を御覧ください。本件は、令和4年5月12日、制限を付した一般競争入札及び特別簡易型総合評価方式により落札決定したものです。2者から入札申込みがあり、1者を落札者としております。
3ページを御覧いただけますでしょうか。港区
工事請負契約における特別簡易型総合評価方式についてです。
1、評価点については、先ほどの資料№1で御説明したとおりでございます。
2の評価結果を御覧ください。応札事業者の価格評価点、技術等評価点、合計点は記載のとおりでございます。
1ページにお戻りください。7、契約年月日は、議案第56号の承認の日で、8、契約金額は1億4,300万円です。
9、契約の相手方は、区内事業者の富士設備工業株式会社です。
報告事項2件につきまして、説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長(杉本とよひろ君) 説明は終わりました。委員会の冒頭でお諮りしたとおり、質疑につきましては、この後、議案第56号を議題にした際に議案審査に含めて行いますので、報告事項(1)「
工事請負契約について(
港区立麻布いきいき
プラザ等新築に伴う
電気設備工事)」、報告事項(2)「
工事請負契約について(
港区立麻布いきいき
プラザ等新築に伴う
機械設備工事)」の報告は、これをもって終了いたします。
──────────────────────────────────
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、審議事項に入ります。次に、審議事項(6)「議案第56号
工事請負契約の承認について(
港区立麻布いきいき
プラザ等新築工事)」を議題といたします。理事者から提案理由の説明を求めます。
○
契約管財課長(江村信行君) ただいま議題となりました審議事項(6)「議案第56号
工事請負契約の承認について(
港区立麻布いきいき
プラザ等新築工事)」につきまして、提案の補足説明をいたします。本議案は、
港区立麻布いきいき
プラザ等新築工事の
工事請負契約につきまして、御承認をお願いするものでございます。画面の真ん中をクリックいたしまして、現れました上部メニューの一番右のクイックスイッチボタンを押していただきまして、次に、ファイルの名称が区長報告第8号で始まるファイルをお開きいただけますでしょうか。58分の43ページ、議案第56
号工事請負契約の承認についてを御覧ください。
1、工事の名称は、
港区立麻布いきいき
プラザ等新築工事です。
2、工事の規模は記載のとおりでございます。
4、契約金額は7億1,005万円で、6、工期は、契約締結の日の翌日から令和6年2月28日までです。
7、契約の相手方は、港区東麻布一丁目23番6号、株式会社田中建設港営業所です。
次に、
総務常任委員会資料の№7をお開きいただけますでしょうか。2ページの入札(見積)経過調書を御覧ください。本件は、令和4年5月12日、制限を付した一般競争入札及び特別簡易型総合評価方式により、落札決定したものでございます。4者から入札の申込みがあり、1者を落札者としております。
3ページを御覧いただけますでしょうか。港区
工事請負契約における特別簡易型総合評価方式についてでございます。
2、評価結果を御覧ください。応札事業者の価格評価点、技術等評価点、合計点は記載のとおりでございます。
引き続き、工事概要につきまして、施設課長から御説明いたします。
○施設課長(伊藤太一君) それでは、工事概要につきまして御説明いたします。引き続き4ページを御覧ください。
本施設は、平成17年から仮施設で運営しています
港区立麻布いきいきプラザと、昭和41年に竣工し、建物の老朽化が進行しているみなとリサイクル清掃事務所作業連絡所を、当該敷地にて合築により整備いたします。
工事場所は、元麻布三丁目249番3号で、特別区道第859号線に面する場所となっております。前面道路は一方通行で、一番狭い部分の幅員は4.18メートルとなっております。敷地東側と西側にはお寺、北側には水路を挟み南山小学校が隣接しております。
ページ左側の配置兼外構図でございます。本施設では、敷地右側スペースを、現在と同様、麻布地区、赤坂地区から収集した資源ごみを積み替える作業場として使用いたします。また、断面図にありますように、ピンク色の範囲をいきいきプラザ、青色の範囲を作業連絡所として、機能的に計画しております。また、作業連絡所に面した部分をピロティーとして、作業のほか、車の転回にも使用できる計画としております。
5ページを御覧ください。建物外観でございます。周辺環境と調和する茶系やベージュ、白を基調としまして、地域景観に調和し、親しみの持てる色彩計画としております。左下の図は、2階敬老室のイメージとして、畳で過ごす落ち着きある空間としております。右下の図は、3階集会室のイメージで、より開放的な空間として整備いたします。
サイドブックスの最初に戻っていただきまして、定例会・臨時会のフォルダをお開きください。続いて、議案等のフォルダをお開きください。次に、ファイル名称が区長報告第8号からで始まるファイルをお開きください。58分の44ページ、麻布いきいき
プラザ等新築工事参考資料を御覧ください。
施設概要でございます。敷地面積は731.09平方メートル、建築面積は422.81平米、延面積は1,231.51平米でございます。構造は鉄筋コンクリート造、地上4階建ての建物となります。案内図、配置図は御覧のとおりとなっております。
続いて、参考資料右下に記載の2ページを御覧ください。1階平面図でございます。こちら、建物正面左側にいきいきプラザのエントランスを、そして右側奥に作業連絡所のエントランスを配置しまして、事務所を1階部分のみに計画しております。また、いきいきプラザとは動線を分けまして、安全にアプローチできる計画としております。
続きまして、2階平面図でございます。いきいきプラザの各部屋の利用窓口となる事務室は、階段やエレベーターを降りてすぐの場所に配置し、南側の敬老室や談話スペースは、ガラスパーティションにより明るい空間とし、閉鎖的にならないように工夫しております。北側には浴室を設け、1室の面積は、4人が同時に入れる広さとしております。
続きまして、参考資料右下3ページを御覧ください。3階平面図です。主に集会室や調理室が配置されております。集会室間は可動間仕切りで仕切られており、使用用途に応じて、部屋の広さが調整可能となっております。各部屋と廊下との間仕切りにつきましては、2階と同様、ガラスパーティションにより仕切られており、外部からの採光を廊下に伝える明るく開放的なしつらえとしております。
4階平面図です。主に健康トレーニング室を南側に、伴うシャワー室や更衣室も配置しております。
屋上階平面図です。こちらには機械設備のほか、非常用発電設備や太陽光パネルといった設備を配置します。
参考資料右下4ページを御覧ください。立面図となります。南立面図にて御確認いただけますように、上階に行くに従ってセットバックをしてございます。これは、日影規制による形態制限によるものでございます。
参考資料右下5ページを御覧ください。こちらは断面図でございます。建物高さにつきましては、最高高さは13.2メートルとしてございまして、既存建物より1.8メートルほど高くなっております。1階のエントランス周りにはれんがタイルを使用しまして、バルコニー上部や壁面に緑化を配置する計画としております。また、設備機器が置かれている箇所につきましては目隠しルーバーを設け、周囲からの景観に配慮してございます。
最後に、施工に関してでございます。御覧のとおり計画地の前面道路は幅が狭いため、工事車両の搬出入に関する調整、さらには近隣や歩行者への安全の確保が重要と考えてございます。安全対策を十分に講じてまいりたいと考えてございます。
説明は以上でございます。
○
契約管財課長(江村信行君)
港区立麻布いきいき
プラザ等新築工事についての説明は以上でございます。よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。
○委員長(杉本とよひろ君) 委員会室中央に展示してあるのは、今、御説明のあった模型でよろしいわけですよね。
○施設課長(伊藤太一君) 手前に置いてあるのは少し縮尺が小さいもので、見た目も小さくなっておりますけれども、今回の案件の建物の模型でございます。
○委員長(杉本とよひろ君) 分かりました。
提案理由の説明は終わりました。これより質疑を行います。御質問等ございます方は、順次発言をお願いいたします。
○委員(黒崎ゆういち君) 昔からここに清掃事務所の出先機関があったということの中で、今回の設計の中でみなとリサイクル清掃事務所の仮設置場ですか。麻布・青山地区において集荷をして、何日かに一遍、大きいトラックが取りに来て、港南の方に運ぶというような機能を担っていると思います。そこら辺の歴史的経緯みたいなものが分かれば、教えていただきたいです。
○施設課長(伊藤太一君) 現在の建物でございますこの作業連絡所は、昭和41年に建設され、平成12年4月に清掃事業が区に移管されました。ごみ・し尿収集運搬施設として20年間の用途の指定を条件とされまして、東京都から無償譲渡を受けている施設でございます。現在、区の内陸部の麻布地区、赤坂地区の資源ごみ回収の中継施設として、また、指導・相談業務の活動拠点として、さらには地域の資源ごみの回収拠点としての機能を担ってございます。
○委員(黒崎ゆういち君) そういう背景の中で、多分この施設の建て替え計画、必然的にというか自然な流れで、ここの建物の中に施設を造るということになったと思います。ただ、一方で、ここのエリアは高級住宅地でもあったり、新たな建物を造るときに、わざわざ交通網が、車と運搬するすべもかなり整ってきている中で、この施設を残すという判断に至った、もしくは検討した経緯等があれば、お伺いさせていただきたいです。
○施設課長(伊藤太一君) 現施設は、東京都から移管された建物として、かなり長くこちらの方で使われています。東京都で西清掃事務所ということで長く使われていた施設でございますけれども、この地点から西方の方をカバーするべく、施設をこれまで使用してきたところでございます。
今回いきいきプラザとの合築になりましたが、合築について御近隣の方々に説明した時点においては、港区としては拠点施設というところを重要視しまして、この場所を欠かすことなく継続的に使用したいということで、御近隣の方には御協力いただいてきたという経緯がございます。
今回、合築ということになってございますが、ほかの場所で何か検討したかということでいいますと、ここでの拠点性が高いというところがありましたので、合築ということを当初から考えてきた経緯がございます。
○委員(黒崎ゆういち君) 分かりました。今の段階で、なぜこれが残っているのだというふうな話にはもう当然ならないのは分かってはいますが、いきいきプラザの日影傾斜の中でうまく居室が取れない立地であるという状況の中で、果たしてスペース的に十分だったのかということも、多分所管の方はそれぞれ思いがあるとは思います。
何が言いたいかというと、前から申し上げているとおり、区に必要な施設、エリアに必要な施設を、適材適所する機会が建て替えの機会であってもらいたいなと思っていますので、そこに合った施設ありきという考えではなくて、ぜひ全体最適を見たときに、本当に必要かという検証も含めた上でやっていただくことが区民にとって望ましいかなと思っております。
ここら辺は施設課長の役割ではないとは思うのですが、前々から全体最適という観点は、総合力という観点で質問等してきておりますので、どこかの部署でこのような視点を持って計画を遂行していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○施設課長(伊藤太一君) 黒崎委員のおっしゃったことにつきましては、企画課、所管課にお伝えしてまいります。
○委員(阿部浩子君) 少し今やり取りを聞いていて、西清掃事務所は昭和41年からあったものです。あそこは、なぜ今あそこに残っているかといったら、昭和41年から西清掃事務所としてあって、しかもあそこは、赤坂とか青山とかにそれぞれ回収しに行っているわけです。ふれあい班もあそこから出ているわけです。
結局、あそこに拠点がないと、港南まで行ってそこから出発で、さらにお昼一回あそこに資源を積んだりしないと、港南から出るのと麻布から出るのが時間がかかるということであそこを残しているわけです。やはりそういうのもよくよく歴史を考えていただき、私もいろいろ説明会に出ていましたけれども、そういう声もあったのですが、でも本当に皆さん理解していただいて、ここに必要だということで納得された建物です。一応そういうふうな認識を、みなとリサイクル清掃事務所もそうですけれども、施設課の方でも共有していただきたいと思います。
○委員長(杉本とよひろ君) 施設課長、もう少し大きな声で発言してください。
○施設課長(伊藤太一君) 失礼いたしました。そのような中継地としての重要性というところは、区はもちろん、我々の方も施設を造る立場として、十分理解した上でこの工事に取り組んでまいりたいと考えております。
○委員(黒崎ゆういち君) 歴史的な背景を今、聞いた中での判断だということが分かりました。あまり私もそこら辺、不勉強だったもので申し訳ありません。言いたいことは先ほど申し上げたとおりです。ぜひそういうプロセスを経て進めてもらいたいと思います。
○委員(榎本茂君) すみません。防災機能をさっきから見せていただいています。これは屋上に非常用発電設備があって、平常時のエレベーターは屋上の電気を使ってということですよね。
○施設課長(伊藤太一君) 屋上に今回、非常用発電装置それからオイルタンクを設置しております。72時間対応ということでございますが、災害時には諸室に電力供給する仕組みとなってございます。
○委員(榎本茂君) 72時間対応、ありがとうございます。
防災備蓄倉庫が1階と3階に分かれているのですが、この辺の用途はどんな感じで分けてらっしゃるか、少し教えてください。
○施設課長(伊藤太一君) 1階の方は、作業スペースの平場と作業スペースの横にはマンホールトイレも4基備えておりまして、一体的に使用することができる内容となっております。
それから、3階でございますけれども、こちらには集会室と調理室がございます。ここも避難スペースで活用しますので、総合的な対応が3階でできることから、こちらに設置しております。
○委員(榎本茂君) ありがとうございます。
震災時、職員が登庁できなかったときでも地域の方が運用できるような、ぜひ柔軟なマニュアル、計画を立てて、震災時にきちんと運用できるように、ソフト面を充実させていっていただきたいと思います。これは御答弁は結構です。
○委員(
丸山たかのり君) こちらの建物の省エネの基準を少しお伺いしたいのですが。今回、太陽光の発電設備とかもついているかと思いますが、こちらの建物の脱炭素の取組とか省エネ基準というのは、どのようになっていますでしょうか。
○施設課長(伊藤太一君) 屋上には太陽光パネルで1.2キロワットということで、微量ながらも電力供給し、併せまして、施設内はLED照明、施設全体としては、いわゆるZEB Readyを満たすべく計画してございます。
○委員(
丸山たかのり君) 分かりました。ZEB Readyを満たしているということが分かりましたので、ぜひ進めていただきたいと思います。
今年3月に品川でNearly ZEBの認証を取った施設が、都内初みたいな報道がなされていたかと思います。港区としても、基本的には今後の区有施設に関しては、ZEBを目指していくという方向でよろしかったでしょうか。
○施設課長(伊藤太一君) 新築にあっては、こうしたZEB Readyを満たすべく、そこを基本に考えておりますが、これにつきましては、現在環境課の方で検討していると聞いてございます。
○委員(
丸山たかのり君) ぜひよろしくお願いいたします。
最後に、イメージの写真を見ると、北と西側は、近隣との隣接の関係もあるのでしょうけれども、窓は設けない感じになるのでしょうか。
○施設課長(伊藤太一君) 西側はお寺になっております。そこに面してはエレベーターやトイレなど、コアの部分が配置されています。したがいまして、西側にはそれほど窓は設置していないという計画になってございます。
○委員(阿部浩子君) 議案の審議には当たらないのですが、少し関連でお聞きしておきたいことがあります。これから麻布いきいきプラザの工事に入っていくのですが、麻布いきいきプラザが入ったときに、今、仮設の麻布いきいきプラザがあって、そのすぐそばに旧麻布保育園と昔の福祉会館が残っています。今のところ分かる範囲で結構なのですか、どのような活用を考えているのか、お聞きしたいと思います。
○施設課長(伊藤太一君) 今、阿部委員からありました旧麻布保育園の用地は、今年度、地盤改良体を造るべく、来月から1月まで工事をする予定になっております。一方で、本施設につきましては解体工事も予定されております。連絡所は8月から11月ということで、工事時期が重なりますので、そこはうまく連携を持ちまして調整したいと思います。
今の旧麻布保育園の土地の地盤改良体が設置できれば、その後に旧施設の解体に着手する予定になっております。予定としましては、来年明け1月から翌年度の6月までとなってございます。
○委員(阿部浩子君) 何を言いたいかというと、最初、麻布いきいきプラザが仮設であったときに、本来の福祉会館のところに戻るはずでしたが、あそこに建物が建てられないからということで、今、仮設ではない本設の麻布いきいきプラザを清掃事務所と合築して造るわけです。その分、あそこは合築という形になって、麻布いきいきプラザと清掃事務所と一緒になってできるわけですが、ここの残っている地域については、区民の方、地域の方が本当に納得できる施設を造ってほしい。区民の、地域の方々が本当に希望している施設を造ってほしいということを一言、この場で要望させていただきます。
○委員長(杉本とよひろ君) ほかに御質問よろしいでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) ほかになければ、質疑はこれにて終了いたします。
採決は、いかがいたしましょうか。
(「簡易採決」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) 簡易採決でよろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、簡易採決ということでございますので、「議案第56号
工事請負契約の承認について(
港区立麻布いきいき
プラザ等新築工事)」について採決いたします。
「議案第56号」は、原案のとおり可決することに御異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) 御異議なきものと認め、「議案第56号
工事請負契約の承認について(
港区立麻布いきいき
プラザ等新築工事)」は、満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。
──────────────────────────────────
○委員長(杉本とよひろ君) 次に、審議事項(7)「議案第57号
工事請負契約の変更について(港区
特定公共賃貸住宅シティハイツ高浜等新築工事)」を議題といたします。理事者から提案理由の説明を求めます。
○
契約管財課長(江村信行君) ただいま議題となりました審議事項(7)「議案第57号
工事請負契約の変更について(港区
特定公共賃貸住宅シティハイツ高浜等新築工事)」につきまして、提案の補足説明をいたします。本議案は、港区
特定公共賃貸住宅シティハイツ高浜等新築工事の
工事請負契約の変更につきまして、御承認をお願いするものでございます。画面の真ん中でクリックしていただきまして、現れた上部メニューの右のクイックスイッチボタンから、ファイルの名称が区長報告第8号で始まるファイルをお開きいただけますでしょうか。58分の50ページ、議案第57
号工事請負契約の変更についてを御覧いただけますでしょうか。
1、契約金額は、変更前が36億4,430万円だったものを、13億5,230万7,000円増額し、49億9,660万7,000円に変更いたします。
2、工期は、変更前は契約締結の日の翌日から令和5年12月11日までだったものを、契約締結の日の翌日から令和7年10月31日までに変更いたします。
次に、
総務常任委員会の資料№8をお開きいただけますでしょうか。
1、件名及び2、契約の相手方は記載のとおりでございます。
3、変更内容です。(1)契約金額及び(2)工期について記載のとおり変更いたします。
4、変更理由です。線路近接工事に係る安全対策のための夜間工事の追加及び工法の変更でございます。
2ページを御覧いただけますでしょうか。増額金額の内訳は記載のとおりでございます。なお、増額分につきましては、港区と特別区人事・厚生事務組合との応分の負担となり、さらに土地区画整理事業による公共補償額を差し引いたものが、それぞれの実質的な負担額となります。今後、公共補償額につきましては、土地区画整理事業の施行者であるUR都市機構と協議を行った上で確定することとなりますが、現在のところ、増額分に対する区の実質的な負担額は5億円を下回る見込みでございます。
引き続き工事概要につきまして、施設課長から御説明いたします。
○施設課長(伊藤太一君) それでは、引き続き3ページを御覧ください。
工事名称、工事場所、敷地面積、建築面積は記載のとおりでございます。変更内容としましては、線路近接工事の安全対策として、夜間工事の追加及び工法の変更としてございます。
案内図、配置図を御覧ください。建設予定地周辺は、前面道路に現在整備中の第二東西連絡道路、西側に東海道新幹線の営業線、東側に東海道新幹線の回送線が位置しております。
4ページを御覧ください。項番1、変更内容でございます。本件、港区
特定公共賃貸住宅シティハイツ高浜等新築工事は、品川駅
北周辺地区土地区画整理事業による仮換地指定を受けた敷地において、区と特別区人事・厚生事務組合による建て替え事業を進めております。
建設予定地は、東海道新幹線の線路に近接していることから、建設工事公衆災害防止対策要綱に基づき、工事契約後の令和2年4月から工事受注者を交えまして、新幹線橋脚近接部での作業内容や大型の移動重機によります現場内の動きといった施工計画の詳細につきまして、協議してまいりました。しかしながら、協議の過程において、一部の大型重機類への安全対策等の課題につきまして、技術的な解決に至ることができなかったため、長期にわたる夜間工事がこの時点で発生することとなりました。
一方で、近隣への振動・騒音の影響が懸念されたため、設計変更も見据え、夜間工事期間の縮減へと技術検討を行いまして、検討の結果、項番2の杭工事の施工では、下記のとおり大型重機を使用するアースドリル工法から小型重機を用いるリバース工法へと変更することで、線路軌道への重機の転倒警戒範囲を小さくすることが可能となりました。その結果、営業線側に近い、青で示します4か所につきましては夜間工事が残るものの、ほかの箇所では全て昼間施工となり、夜間工事期間を縮減することとなりました。
項番3の上部躯体工事の施工でございます。地上部の工事では、固定型のタワークレーンを使用いたしますが、新幹線軌道への保安上の観点から、青で示します一定の範囲につきましては夜間工事となります。こちらも同様、夜間工事期間の縮減と、落下物等の対策から、5階以上の躯体につきましては、工場で製作するプレキャストコンクリート造による施工方法へと変更いたします。
こうした変更とともに、設計変更にて、その他詳細の見直しを行っております。協議途中に約17.5か月としていた夜間工事期間を10か月縮減しまして、約7.5か月間とすることができましたが、こうした協議や設計変更の手続に時間を要したことから、工期を令和5年12月11日から令和7年10月31日に変更いたします。
区議会の工事承認を得られた際には、その後に工事着手となりますが、まずは夜間工事を実施することにつきまして、御近隣の皆様に丁寧に説明してまいります。また、工事の際には、近隣への配慮または新幹線軌道への安全の確保に十分努めてまいります。
よろしくお願いいたします。説明は以上です。
○
契約管財課長(江村信行君) 港区
特定公共賃貸住宅シティハイツ高浜等新築工事の
工事請負契約の変更についての説明は以上でございます。よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。
○委員長(杉本とよひろ君) 提案理由の説明は終わりました。これより質疑を行います。御質問等ございます方は、順次発言をお願いいたします。
○委員(榎本茂君) まず、今回の増額ですが、これは予見できなかったのですか。増額の割合は、パーセントにして40%近いです。国土交通省からの要綱が令和元年に出ていますが、これは予見が全くできなかったのかどうか。少しその点を教えていただけますか。
○施設課長(伊藤太一君) 本プロジェクトにつきましては、基本計画は平成28年のことでございました。その後、基本設計、実施設計、工事という段階には運んでまいります。基本計画から既にJR東海とは協議を行っておりましたが、まだその時点ではしっかりした図面ができていないため、建設に係る注意事項または今回のタワー型の建物を建てる際の配慮ということが協議にはございました。
JR東海からは、この近接工事に関する協議者というところは、やはり施工者を交えて進めないと使用する重機も分かりません。また、どうやって動くかというようなことも分かりませんでしたので、そこは工事の受注者が決まってから協議しましょうということでございました。
タワークレーンは少し扱いが違いまして、固定されているタワークレーンについては、そこは線路に面したところの配慮があればという話で、移動式クレーンにつきましては、今申したとおり、どのような大きさなのか、そこの安全性の担保も必要だということで、今回は工事段階以降に、この点は協議する内容となってございました。
○委員(榎本茂君) その辺は理解しました。ただ、現実に36億円ぐらいでできる予定が50億円まで膨らんでしまったということで、40%です。1億円でマンションを買おうとしたら1億4,000万円になってしまって、納期が2年延びてしまいましたというような、ざっくりしたらそういう話ではないですか。
当然ですけれども、もう増えてしまってもいってしまおうと言う前に、撤退も含めて、例えば住居の部分については、民間の借り上げでいけるのではないかとか。ここまで上がると、多角的な実態も含めた検討というのはするべきではないかなと思いますが、その辺はどんな感じで御検討されたのでしょうか。
○施設課長(伊藤太一君) 今回の増額の費用が13億5,000万円と非常に高いというところは認識しております。簡便な方法で転倒対策ができないかという検討も、併せてしておりました。今回、小さな重機に、ここではリバース工法ということになりますが、一足飛びにそこに行ったわけではございません。その中でももちろんアースドリル工法というところを主軸にしながら、例えば、倒れることのないようにワイヤーで固定して、倒れないようにするということも検討しておりましたが、そこの面では技術的な検証が取れなかったということになります。
一方で公共補償というところもありましたので、当初契約における公共補償分というところも頭に入れながら、できる限り低い工事費になるように検討しておりました。今回は、先ほど
契約管財課長からもありましたが、公共補償も入れまして、区の実質の負担額は5億円以下でいけるであろうという見込みをつけながら、検討させていただきました。
○委員(榎本茂君) 僕が質問したのは、撤退も含めて、もしくは代替も含めて、つまり必要な施設はあると思うのですが、居住について、以前のカナルサイド高浜の人たちは、原則、同家賃でまた戻られるのでしょう。違うのですか。
○施設課長(伊藤太一君) 家賃につきましては従前の家賃ではなくて、今後、建設費も含めまして、改めて検討するということを聞いてございます。
○委員(榎本茂君) 以前の家賃が、3DKで8万5,900円から一番高いので11万6,000円でした。要は8万5,000円で3DKに住んでいて、いきなり高くなって戻ってこられないと思うのです。戻ってこないのだったら、ここにやはり10万円前後の家賃で、今回これだけ高騰して、うちの持ち出しが5億円という予想なのかもしれませんが、そこまでして住居を造らなくても、民間の借り上げなどという方法もやはり検討しながら。高層階でなければ、低層階だったら、これ、国土交通省の要綱でそこまで言われないのではないのかなとか思ったりもして、分散建築でもう少し違うところに住居はやるとか。全体のニーズ、需要も見ながらやっていく。
やはり10万円以下の家賃のところを造るには、あまりにも少し桁違いに高くなってしまったのではないのかなと思うのですが、その辺というのは御検討されたのでしょうか。
やはり区民感情として、一般区民で3DK。今回造るのが60平米の3DKですよね。60平米の3DKに10万円前後というのは、やはり区民感情からしたら物すごく安過ぎると思うのです。そこが40%値上がりしました。でも、うちの持ち出しはそこまで40%ではないから、もういってしまいましょうと言って、僕たちがオーケーと、簡単にあっさり言えないと思うのです。
ここで満場一致で「はい、オーケー、シャンシャン」と言うには、撤退も含めて検討したけれども最終的にここにいったと、もっといっぱい検討したという選択肢を並べていただかないと、僕的にはやはり乱暴なような気がします。検討された選択肢について、造る工法以外に検討されたのだったら教えてください。
○施設課長(伊藤太一君) まず、土地区画整理事業の仕組みとしましては、従前機能につきましては、減耗分という、財産価値が目減りした分を引きまして、残ったものは公共補償としますよという内容です。ただし、今回は公共補償の対象ではございません、例えば認可保育園ですとか、または小規模多機能ですとか。実質の負担が伴うことになります。
区民住宅の家賃の設定はどうかということになりますと、今回4割増加になりましたけれども、それをそのままオンするということではなくて、改めてそこの家賃については検討すると聞いております。参考値としましては、近隣にございますシティハイツ港南。専有面積は同規模という中での家賃でございますが、使用料は10万4,500円から15万9,500円ということで、設定している金額ですので、そういうところを見ながら家賃を設定されるのではないかと考えてございます。
○委員(榎本茂君) 駅から歩いて10分以内ではないですか。これで60平米で、今おっしゃられた一番高いのでも15万円というわけです。60平米で15万円というのは、めちゃくちゃ安いです。というか、あり得ない金額です。
本当に保育園とか必要なら分かるのですが、40%上がったというのは、それぞれに対してもやはりかかってくる割合ではないですか。僕が聞いているのは、ここを造ることを安くする検討をしたというのは聞いたのですが、つまりやめてしまって撤退して低層階にしてしまって、機能をほかのところと分散する。駅から10分でなくても、30分でもいいよ、安い方がいいよという人だっているかもしれません。選択肢をもっと検討されたのか。造ることありきでなくて、ほかに分散する、低層階にするというようなことは検討されたのですかということを伺っているのです。
○施設課長(伊藤太一君) 庁内ではもちろん情報提供しながら、ここでの機能をどうするかと検討というか情報共有してまいりました。区民向け住宅は、ほかのものもやはり地域に必要な施設ということで、合築を変わらずしていこうと調整してきたところでございます。今回は、そういう検討の下で、同規模のものをここへ進めたいということでございます。
○委員(榎本茂君) 分かりました。もう少し柔軟にやってしまった方がいいと思います。やはり港南なんてまだすごくいっぱいあることですし、ここで造ると決めてしまったら、もうそこを安くすることだけではなくて、代替地も含めてもっと検討してほしかったなとは、本当に強く思います。
もちろんここを安くしたり、もっとJRと交渉したりという御苦労はあったことも理解はするのですが、民間の感覚からすると、低家賃の住居の建設の部分がやはり大きいわけです。60平米10万円前後という低家賃のものを駅から10分圏内に造るときに、40%建設コストが上がってしまいました。持ち出し5億円だけで済みそうです。あとは補助金で賄えますといっても、多くの区民、平均的な区民からすると、やはり違和感は感じると思うのです。
そういうときに、いや、撤退も含めて全部検討した中で、最終的にこれですというのではなく、撤退とかそういうのは考えないで、ここを造ることありきですと言われてしまうと、やはりもっと検討してほしかったなと強く思います。これは意見で結構です。
○委員長(杉本とよひろ君) ほかに御質問等ございますでしょうか。よろしいでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) なければ、質疑はこれにて終了いたします。
採決については、いかがいたしましょうか。
(「態度表明でお願いします」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、態度表明が必要ということでありますので、各会派、順次お願いいたします。
(「休憩」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) ここで休憩動議が入りましたけれども、少し休憩でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) では、休憩を少し入れます。
午後 4時16分 休憩
午後 4時41分 再開
○委員長(杉本とよひろ君) 休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
あらかじめお諮りいたしますけれども、委員会の運営上、あらかじめ時間を若干延長したいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、時間は延長されました。
それでは、態度表明でございますので、自民党議員団からお願いいたします。
○委員(黒崎ゆういち君) 「議案第57号
工事請負契約の変更について(港区
特定公共賃貸住宅シティハイツ高浜等新築工事)」について、態度表明いたします。
2月9日に保健福祉
常任委員会、そして建設
常任委員会で、本工事の変更に関する詳細の説明が行われております。その中で、既に2月にシティハイツ高浜仮移転居住者等説明会が行われること。また、今月から夜間工事に関する近隣説明会が行われることも了承されております。かつ、このシティハイツ高浜に残っている、表明をされている15世帯の方々に対しても、今回、工事期間が延びる旨、説明され、皆さん御了承されて、シティハイツ高浜に戻りたいという御意思が確認されているということですので、自民党議員団としては賛成します。
ただし、もろもろ各
常任委員会等で説明した内容について、それぞれの細かい説明と、先ほどの件もそうですが、理事者の方々に対しては、丁寧な議会への説明対応をしていただきたいということを付け加えさせていただきます。
○委員長(杉本とよひろ君) 次に、みなと政策会議。
○委員(阿部浩子君) みなと政策会議としては賛成です。理由は、線路近接工事に関わる安全対策のための夜間工事の追加及び工法の変更とあり、工事も令和2年7月4日から始まっている状態です。この金額が13億円上がるというのは、非常に驚いたことは驚きました。でも、途中でやめるわけにはいかないので、このまま継続して、安全管理をしっかりしていただきたいなと思います。
○委員長(杉本とよひろ君) 次に、公明党議員団。
○委員(
丸山たかのり君) 先ほど黒崎委員のお話にもありましたけれども、本年の2月9日の建設
常任委員会等で、シティハイツ高浜の工事の変更に関しては詳しく経緯が説明されております。本当に区として、また事業者としても、非常に何度も協議を重ねた上でこのような結果になったということは十分承知しております。
その上で、工事の金額がどうしても高くなってしまうということに関しては、やはりいろいろ検討していただいた上でのことですので、この件の増額に関しては、やむを得ないかと考えております。
結論としては、議案第57号に関しては賛成なのですが、1点要望したいのは、今回の増額分に関しては、これはあくまで工事の変更に伴うものですから、この変更分を戻ってこられる住民の方々の家賃とか、今後、戻ってこられる障害者団体の賃料とかに上乗せされないことを強く望みまして、本案は賛成いたします。
○委員長(杉本とよひろ君) 次に、日本維新の会。
○委員(榎本茂君) 40%、13億円の値上がり、そして2年の延長。これを、戻ってくる方々、今まで60平米近いところに8万5,000円から11万円で住んでいらした方々に転嫁するということは、そもそも論としてあり得ないと思います。まず造ることありきではなくて、あらゆる方策をもっと柔軟にやはり検討していただきたいと思います。日本維新の会としては、引き続き継続、御検討いただきたいという立場です。
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、態度表明は終わりました。
継続との意見が出ておりますので、まず継続についてお諮りしたいと思います。採決の方法は挙手採決といたします。
「議案第57号」について、今期継続とすることに賛成する方は挙手をお願いいたします。
(賛成者挙手)
○委員長(杉本とよひろ君) 挙手少数と認めます。よって、継続は否決されました。
引き続き、原案について採決を行います。採決の方法は挙手採決といたします。
「議案第57号」について、提案のとおり可決することに賛成の方は挙手をお願いいたします。
(賛成者挙手)
○委員長(杉本とよひろ君) 挙手多数と認めます。よって、「議案第57号」は原案のとおり可決することに決定いたしました。
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○委員長(杉本とよひろ君) 次に、審議事項(8)「議案第58号 物品の購入について(港区
立神応保育園ちゅう房機器)」を議題といたします。理事者から提案理由の説明を求めます。
○
契約管財課長(江村信行君) ただいま議題となりました審議事項(8)「議案第58号 物品の購入について(港区
立神応保育園ちゅう房機器)」につきまして、提案の補足説明をいたします。本議案は、港区立神応保育園の開設に伴う厨房機器の購入について、御承認をお願いするものでございます。
総務常任委員会の資料№9、港区
立神応保育園ちゅう房機器の購入についてのファイルをお開きいただけますでしょうか。
1、購入の目的は、港区立神応保育園の開設に伴う厨房機器の整備です。
2及び3につきましては、後ほど御説明いたします。
4、納入場所は港区立神応保育園です。
5、納期は令和5年3月31日です。
2ページ、入札(見積)経過調書を御覧いただけますでしょうか。入札の方法は制限を付した一般競争入札で、8者から入札の申込みがあり、1者を落札者としております。購入の相手方は、ジャンボ株式会社港営業所でございます。落札価格は2,585万円です。
3ページ、購入物品一覧を御覧いただけますでしょうか。記載のとおり、シンク、ガスコンロ、炊飯器などの機器71点を購入いたします。
4ページを御覧いただけますでしょうか。納入物品例の画像でございます。
説明は以上でございます。よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。
○委員長(杉本とよひろ君) 提案理由の説明は終わりました。これより質疑を行います。御質問等ございます方は、順次発言をお願いいたします。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) なしでよろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) なければ、質疑はこれにて終了いたします。
採決でございますけれども、簡易採決でよろしいでしょうか。
(「簡易採決で」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、「議案第58号 物品の購入について(港区
立神応保育園ちゅう房機器)」について採決いたします。
「議案第58号」は、原案のとおり可決することに御異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) 御異議なきものと認め、「議案第58号 物品の購入について(港区
立神応保育園ちゅう房機器)」は、満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。
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○委員長(杉本とよひろ君) 次に、審議事項(9)「議案第59号 物品の購入について(
港区立赤羽小学校ちゅう房機器)」を議題といたします。理事者から提案理由の説明を求めます。
○
契約管財課長(江村信行君) ただいま議題となりました審議事項(9)「議案第59号 物品の購入について(
港区立赤羽小学校ちゅう房機器)」につきまして、提案の補足説明をいたします。本議案は、港区立赤羽小学校の移転に伴う厨房機器の購入について、御承認をお願いするものでございます。
総務常任委員会資料№10、
港区立赤羽小学校ちゅう房機器の購入についてのファイルをお開きいただけますでしょうか。
1、購入の目的は、港区立赤羽小学校の移転に伴う厨房機器の整備です。
2及び3につきましては、後ほど御説明いたします。
4、納入場所は、港区立赤羽小学校です。
5、納期は、令和5年1月31日です。
2ページ、入札(見積)経過調書を御覧いただけますでしょうか。入札の方法は制限を付した一般競争入札で、8者から入札の申込みがあり、1者を落札者としております。購入の相手方は、株式会社フジマック東京事業部でございます。落札価格は8,580万円です。
3ページ、購入物品一覧を御覧いただけますでしょうか。記載のとおり、シンク、IHクッキングヒーター、立体炊飯器などの機器145点を購入いたします。
説明は以上でございます。よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。
○委員長(杉本とよひろ君) 提案理由の説明は終わりました。これより質疑を行います。御質問等ございます方は、順次発言をお願いいたします。なしでよろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) なければ、質疑はこれにて終了いたします。
採決は簡易採決でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、「議案第59号 物品の購入について(
港区立赤羽小学校ちゅう房機器)」について採決いたします。
「議案第59号」は、原案のとおり可決することに御異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) 御異議なきものと認め、「議案第59号 物品の購入について(
港区立赤羽小学校ちゅう房機器)」は、満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。
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○委員長(杉本とよひろ君) 次に、審議事項(10)「議案第60号 物品の購入について(
インクジェットプリンター)」を議題といたします。理事者から提案理由の説明を求めます。
○
契約管財課長(江村信行君) ただいま議題となりました審議事項(10)「議案第60号 物品の購入について(
インクジェットプリンター)」につきまして、提案の補足説明をいたします。本議案は、
インクジェットプリンターの購入について、御承認をお願いするものでございます。
総務常任委員会の資料№11、
インクジェットプリンターの購入についてのファイルをお開きいただけますでしょうか。
1、購入の目的は、区立小学校における業務効率化のための
インクジェットプリンターの整備でございます。
2及び3につきましては、後ほど御説明いたします。
4、納入場所は、記載の区立小学校4校でございます。
5、納期は、令和4年8月31日です。
2ページ、入札(見積)経過調書を御覧ください。入札の方法は制限を付した一般競争入札で、7者から入札の申込みがあり、1者を落札者としております。購入の相手方は、株式会社ニシダでございます。落札価格は、2,087万8,000円です。
3ページ、購入物品を御覧ください。
1、購入物品の品名、メーカー名、型番は記載のとおりでございます。
2、数量は、4台でございます。
3、仕様です。(1)特徴的な機能に、印刷のスピードが高速であること。効率的にインクを使用する機能を有して、経費を節減できること。油性顔料インクを使用して、速乾性、耐水性に優れていることの3点がございます。
(2)寸法は、記載のとおりでございます。参考に画像を掲載しております。
説明は以上でございます。よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。
○委員長(杉本とよひろ君) 提案理由の説明は終わりました。これより質疑を行います。御質問等ございます方は、順次発言をお願いいたします。
○副委員長(二島豊司君) かなりハイスペックの機器ですが、印刷の経費を削減することができるということがメリットに入っています。例えばコピーで言うとカウンター料金みたいなものですとか、メンテナンスコスト等についても、今までよりも削減されると考えてよろしいのですか。
○
契約管財課長(江村信行君) コピー機の料金と比較いたしますと、区役所に設置しておりますコピー機ですと、カラーで1枚大体20円程度しているという状況がございます。こちらの機種の場合、フルカラーで1枚を印刷した場合、1.44円ということになっております。モノクロの場合、0.5円ということになります。
保守でございますが、こちらは6か月間は当初無料の保守がついております。その後につきましては、こちらの理想科学工業株式会社に委託することになりますけれども、その保守経費につきましても、極力抑えられるように、そこは交渉の上、調整してまいります。
○副委員長(二島豊司君) いい機械を入れていただいて、先生方にとってはメリットだと思いますが、経費負担が学校に直接的にかかっていかないように御配慮いただければと思いますので、よろしくお願いします。
○委員長(杉本とよひろ君) ほかに御質問等ございますでしょうか。よろしいでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) なければ、質疑はこれにて終了いたします。
採決については、簡易採決でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、「議案第60号 物品の購入について(
インクジェットプリンター)」について採決いたします。
「議案第60号」は、原案のとおり可決することに御異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) 御異議なきものと認め、「議案第60号 物品の購入について(
インクジェットプリンター)」は、満場一致をもって原案どおり可決することに決定いたしました。
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○委員長(杉本とよひろ君) 次に、審議事項(11)「議案第61号 物品の購入について(
パーソナルコンピューター)」を議題といたします。理事者から提案理由の説明を求めます。
○
契約管財課長(江村信行君) ただいま議題となりました審議事項(11)「議案第61号 物品の購入について(
パーソナルコンピューター)」につきまして、提案の補足説明をいたします。本議案は、港区立幼稚園、区立小学校、区立中学校等で使用する
パーソナルコンピューターの購入について、御承認をお願いするものでございます。
総務常任委員会の資料№12、
パーソナルコンピューターの購入についてのファイルをお開きいただけますでしょうか。
1、購入の目的は、区立幼稚園、区立小学校、区立中学校等における情報システム端末機器の更新でございます。
2から4は、後ほど御説明いたします。
5、納期は、令和4年8月31日です。
2ページ、入札(見積)経過調書を御覧いただけますでしょうか。入札の方法は制限を付した一般競争入札で、8者から入札の申込みがあり、1者を落札者としております。購入の相手方は、株式会社ニシダでございます。購入予定価格は、7,529万7,200円です。
3ページ、納入場所一覧を御覧いただけますでしょうか。幼稚園、小学校、中学校、その他について記載の台数が納入され、合計545台でございます。
説明は以上です。よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。
○委員長(杉本とよひろ君) 提案理由の説明は終わりました。これより質疑を行います。御質問等ございます方は、順次発言をお願いいたします。なしでよろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) なければ、質疑はこれにて終了いたします。
採決は、簡易採決でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、「議案第61号 物品の購入について(
パーソナルコンピューター)」について採決いたします。
「議案第61号」は、原案のとおり可決することに御異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) 御異議なしと認め、「議案第61号 物品の購入について(
パーソナルコンピューター)」は、満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。
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○委員長(杉本とよひろ君) 議案等の審査が終了いたしましたので、明日6月14日は調査日にしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、明日6月14日は調査日といたします。委員の皆様は、所在、連絡先が容易に確認できるようお願いいたします。
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○委員長(杉本とよひろ君) それでは、本日の審査はこれまでとし、本日審査できなかった請願4件、発案1件につきましては、本日継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、本日継続と決定いたしました。
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○委員長(杉本とよひろ君) そのほか、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) なければ、本日の委員会を閉会いたします。
午後 4時58分 閉会...