港区議会 2022-01-24
令和4年1月24日建設常任委員会-01月24日
令和4年1月24日
建設常任委員会-01月24日令和4年1月24日
建設常任委員会
建設常任委員会記録(令和4年第1号)
日 時 令和4年1月24日(月) 午後1時30分開会
場 所 第2
委員会室
〇
出席委員(8名)
委 員 長 土 屋 準
副委員長 石 渡 ゆきこ
委 員 玉 木 まこと 榎 本 あゆみ
風 見 利 男 近 藤 まさ子
うかい 雅 彦 井 筒 宣 弘
〇
欠席委員
な し
〇
出席説明員
副区長 野 澤 靖 弘
芝地区総合支所長・
街づくり事業担当部長兼務 岩 崎 雄 一
芝地区総合支所まちづくり課長 香 月 佑 介
麻布地区総合支所長・
街づくり支援部長兼務 冨 田 慎 二
都市計画課長 野 口 孝 彦
住宅課長 富 沢 和 可
再
開発担当課長 池 端 隼 人 品川駅
周辺街づくり担当課長 吉 田 誠
土木課長 杉 谷 章 二
〇会議に付した事件
1
報告事項
(1) 品川駅
周辺地区地区計画の変更(案)について
(2) 品川駅
北周辺地区第一種市街地再
開発事業の決定(案)について
(3)
都市高速鉄道第1号線の変更(案)について
(4)
都市高速鉄道京浜急行電鉄湘南線の変更(案)について
(5)
中堅所得者向け住宅(
特定公共賃貸住宅)の転用による
障害者住宅の整備について
(6) 港区
赤坂コミュニティーぷらざ大
規模改修工事整備計画の策定について
(7) 虎ノ門駅前地区市街地再
開発組合の解散について
(8) 港区無
電柱化推進計画(素案)について
(9) 港区
道路施設維持管理計画の見直しについて
(10)港区
公園施設等維持管理計画の見直しについて
2
審議事項
(1) 請 願元第13号
東京都市計画道路幹線街路環状第4号線にかかる
港区立白金児童遊園敷地と
港区立白金台幼稚園の敷地を東京都に譲渡しないで頂きたい事を求める請願
(元.11.28付託)
(2) 請 願3第15号 港区赤坂7丁目計画に関する請願
(3.9.10付託)
(3) 発 案元第5号
街づくり行政の調査について
(元.5.29付託)
午後 1時30分 開会
○委員長(土屋準君) ただいまから、
建設常任委員会を開会いたします。
本日の
署名委員は、
近藤委員、
井筒委員にお願いいたします。
傍聴者から、撮影・録音の申出がありました。これを許可したいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(土屋準君) それでは、そのようにさせていただきます。
日程に入ります前に、本日の運営について御相談させていただきます。
報告事項(1)から(4)は、いずれも品川駅
周辺地区地区計画に関する案件ですので、一括して報告をお受けし、引き続き一括して質疑を行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(土屋準君) それでは、そのように進めさせていただきます。
──────────────────────────────────
○委員長(土屋準君) それでは、
報告事項に入ります。初めに、
報告事項(1)「品川駅
周辺地区地区計画の変更(案)について」、
報告事項(2)「品川駅
北周辺地区第一種市街地再
開発事業の決定(案)について」、
報告事項(3)「
都市高速鉄道第1号線の変更(案)について」、
報告事項(4)「
都市高速鉄道京浜急行電鉄湘南線の変更(案)について」を一括して議題といたします。理事者の説明を求めます。
○
都市計画課長(
野口孝彦君)
報告事項(1)「品川駅
周辺地区地区計画の変更(案)について」、
報告事項(2)「品川駅
北周辺地区第一種市街地再
開発事業の決定(案)について」、
報告事項(3)「
都市高速鉄道第1号線の変更(案)について」、
報告事項(4)「
都市高速鉄道京浜急行電鉄湘南線の変更(案)について」、以上の4件について御報告させていただきます。
資料の説明に入ります前に、これまでの当委員会への御報告の経緯を御説明いたします。本
地区計画の対象となる品川駅
周辺地区は、昨年12月13日開会の当委員会におきまして、
地区計画の原案について御報告させていただいております。令和3年12月8日から令和3年12月21日までの2週間、原案の縦覧を行い、令和3年12月28日までの3週間、意見書を受け付けていましたが、意見書は提出されておりません。今回の御報告につきましては、品川駅
周辺地区に関連する
都市計画として、
都市計画法第17条に基づく
都市計画案の縦覧を行うに先立ち、当委員会へ御報告させてもらうものでございます。
まず、
報告事項(1)「品川駅
周辺地区地区計画の変更(案)について」でございます。当地区の
まちづくりの概要について御説明いたします。資料№1の35ページ、
サイドブックスですと38分の36ページを御覧ください。
区域4-2の
まちづくりについてです。区域4-2は国道15号線に面し、駅と
高輪地区をつなぐ位置にありながら、奥行きが狭く敷地が細分化されております。駅前としての
にぎわい形成が乏しく、旧
耐震基準建築物を含む築年数の古い建物も多いことから、耐震性の強化や
オープンスペースの不足などが課題となっております。
このような背景から、区域1から区域4-1と一体となった
高度利用を図ることにより、
オープンスペースを確保するとともに、地域の回遊性や防災性の向上を図ります。
周辺地域と調和し、
歩行者空間に面した
にぎわいを創出する
土地利用を図り、当地区と
高輪地区とをつなぐ
まちづくりを実現してまいります。
続きまして、次の36ページを御覧ください。品川駅街区地区の
まちづくりについてです。
項番1の計画地の位置・地区の概要と併せて位置図を御覧ください。品川駅街区地区は、ターミナル駅となる品川駅を核とするエリアであり、土地の
有効利用や
にぎわいの創出、西側につながる
連絡機能の強化や、南北をつなげる
歩行者ネットワークを形成するために、
地区計画及び再
開発等促進区の一部を拡大し、
人工地盤を活用した駅広場や
歩行者通路を整備することで、
国際交流拠点・品川にふさわしい複合的な
機能集積を支える基盤を強化してまいります。右側に、今回
変更予定の
地区計画の区域と、駅改良及び
歩行者ネットワークのイメージ図を記載してございます。
続きまして、最後のページです。資料37ページを御覧ください。整備する主な
公共施設等を示してございます。左下の図では、
歩行者通路15号と環状第4号線の交差部の縦動線、それから環状第4号線と品川駅をつなぐ
歩行者ネットワークを示してございます。
本地区の
まちづくりについての
概要説明は以上でございます。
報告事項(1)「品川駅
周辺地区地区計画の変更(案)について」、御説明いたします。前回御報告した内容と変わらないために、変更の概要のみ御説明いたします。
資料№1の12ページ、
サイドブックスですと38分の13ページを御覧ください。
変更箇所を抜粋している
変更概要でございます。アンダーラインを引いた部分が
変更箇所及び
追加箇所を示しております。資料の12ページから17ページにかけて、面積、
地区計画の目標、区域の整備、開発及び保全に関する方針を記載しております。18ページから19ページの中段にかけて、再
開発等促進区の面積、
土地利用に関する基本方針、主要な
公共施設の配置及び規模を記載しております。主に
上位計画の改定及び新たな
地区整備計画の策定に伴い変更するものでございます。
資料の19ページ中段、
サイドブックスと38分の20ページでございます。新たな
地区整備計画の策定に伴い変更しております。建築物に関することとしましては、資料の20ページ、
サイドブックスですと38分の21ページの右側最下段から次のページ以降に区域4-2Aから区域4-2Cまでを追記してございます。建築物に関する制限は次ページ以降、記載のとおりですが、主なものとしましては、資料21ページ、
サイドブックスの38分の22ページの中段でございます。容積率の
最高限度につきまして、区域4-2Bが950%、区域4-2Cが890%と定めます。
次ページです。資料22ページの中段、
建築物等の高さの
最高限度につきましては、それぞれ115メートルと定めます。
報告事項(1)「品川駅
周辺地区地区計画の変更(案)について」の説明は以上でございます。
続きまして、
報告事項(2)「品川駅
北周辺地区第一種市街地再
開発事業の決定(案)について」、御説明いたします。資料№2の1ページ、
サイドブックスですと6分の2ページを御覧ください。
名称は品川駅
北周辺地区第一種市街地再
開発事業、
施行区域面積は約0.7ヘクタールです。この事業で整備する内容としまして、
公共施設の配置及び規模、建築物の整備、
建築敷地の整備についてそれぞれ定めております。
公共施設の配置及び規模は、
幹線道路として放射第19号線を一部拡幅整備いたします。また、
都市高速鉄道第1号線及び
京浜急行電鉄湘南線について、敷地と重複する区域において立体的な範囲を設定いたします。
都市高速鉄道につきましては、
報告事項(3)及び(4)にて、改めて御説明いたします。
続きまして、建築物の整備についてです。北街区と南街区の2つに分かれております。まず、北街区につきましては、
建築面積約1,400平方メートル、延面積約2万6,600平方メートル。
主要用途は宿泊、店舗、駐車場。建築物の高さにつきましては、高層部で115メートル、低層部で50メートルとなっております。続きまして、南街区です。
建築面積約3,100平方メートル、延面積約3万9,900平方メートル。
主要用途は業務、住宅、店舗、駐車場。建築物の高さについては北街区と同じでございます。
建築敷地の
整備計画としまして、広場、緑地、
歩道状空地及び
歩行者通路を整備するなどと記載してございます。
続きまして、次ページになります。
サイドブックスですと6分の3ページを御覧ください。計画図1です。第一種市街地再
開発事業の
施行区域を示してございます。
資料の4ページ、
サイドブックスの6分の5ページ、計画図3でございます。建築物の高さの限度及び壁面の位置の制限を示しております。
報告事項(2)「品川駅
北周辺地区第一種市街地再
開発事業の決定(案)について」の説明は以上でございます。
続きまして、
報告事項(3)「
都市高速鉄道第1号線の変更(案)について」、御説明いたします。資料№3の1ページ、
サイドブックスですと8分の2ページを御覧いただければと思います。
項番1、
線路部分についてです。
都市高速鉄道第1号線は、起点を大田区西馬込二丁目、終点を墨田区押上一丁目とする第1号線本線と、起点を港区高輪三丁目、終点を港区高輪二丁目とする第1号線分岐線からなる
都市高速鉄道です。今回、第1号線分岐線の一部に立体的な範囲の設定を行うものでございます。
資料№5ページ、
サイドブックスですと8分の6ページを御覧ください。計画図1です。左下の凡例のとおり、緑色で示しているのが
都市高速鉄道第1号線分岐線で、斜線で示している箇所について立体的な範囲を定めるものとしております。
続きまして、次ページです。資料の6ページを御覧ください。計画図2でございます。
縦断面図、
横断面図でございます。立体的な範囲を斜線で示しております。
報告事項(3)「
都市高速鉄道第1号線の変更(案)について」についての説明は以上となります。
続きまして、
報告事項(4)「
都市高速鉄道京浜急行電鉄湘南線の変更(案)について」、御説明いたします。資料№4の1ページを御覧ください。
サイドブックスですと7分の2ページになります。
項番1、
線路部分についてです。
京浜急行電鉄湘南線は、港区高輪二丁目を起点とし、品川区南大井三丁目を終点とする延長約5,100メートルの
都市高速鉄道です。今回、
当該箇所の
都市高速鉄道京浜急行電鉄湘南線は、先ほどの1号線分岐線と重複して
都市高速鉄道として定めているため、それぞれの
都市計画に立体的な範囲の設定を行うものでございます。そのため、以下の図書の内容は先ほどと同じものとなります。説明は省略させていただきます。
最後に、今後のスケジュールについて御説明いたします。当委員会における報告後、2月17日から3月3日まで、案の縦覧、意見書の受付を行い、2月18日金曜日には地元の説明会を行う予定でございます。その後、3月下旬の港区
都市計画審議会、5月に東京都
都市計画審議会に付議された後、
都市計画決定する予定でございます。
甚だ簡単でございますが、
報告事項(1)「品川駅
周辺地区地区計画の変更(案)について」、
報告事項(2)「品川駅
北周辺地区第一種市街地再
開発事業の決定(案)について」、
報告事項(3)「
都市高速鉄道第1号線の変更(案)について」、
報告事項(4)「
都市高速鉄道京浜急行電鉄湘南線の変更(案)について」の説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○委員長(土屋準君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言を願います。
○委員(
風見利男君) 12月13日に
地区計画の原案が当委員会で報告されて、今回、
地区計画の変更案が出されているわけですが、事業者は誰ですか。
○再
開発担当課長(
池端隼人君) 区域4-2につきましては、第一種市街地再
開発事業の
組合施行となりますので、再
開発組合となります。
○委員(
風見利男君) 原案のときと今回の変更案の文章は、再
開発組合から提案されたものを区としても検討して、そのままの文章で出されているという理解でよろしいですか。
○再
開発担当課長(
池端隼人君)
都市計画の内容の区域4-2に関わる部分につきましては、
準備組合の方で検討してきたものになります。駅街区の方に関しましては、駅の
開発事業者である
JR東日本等で検討を進めてきたものとなっております。
○委員(
風見利男君) そこから検討された中身の文章が、そのまま今回提案されているという理解でよろしいわけですか。
○再
開発担当課長(
池端隼人君)
上位計画等に適合したものということで区の方でも判断し、事業者が提案してきた内容でそのまま記載されてございます。
○委員(
風見利男君) いろいろなことが書かれていますが、私が一番問題だと思うのは、安倍政権のときに都心部、特に港区とか千代田区とか中央区が、世界の中でも企業が一番活動しやすいまちにするのだということで、
国家戦略特区の下に進められてきたわけです。ここでももろにそのことが書かれているわけです。世界中から先進的な企業と人材が集い、
国際競争力強化に資する高質な機能が集積する
複合市街地をつくると。だから、ここの開発というのは、
周辺住民の云々とかいろいろ言いますが、結果は、企業が一番活動しやすいように開発を進めるのだとしか取れないわけです。ここでも
地区計画の目標にそう書いてあるわけだから、それはもう間違いないわけですよね。
○
都市計画課長(
野口孝彦君) 東京都におきまして、
都市計画区域の
整備開発及び保全の方針を
上位計画として定めております。品川駅、
田町駅周辺を含む都心部におきましては、
中枢広域的拠点域という位置づけになっておりますので、
国際ビジネス交流ゾーンとしての発展を
上位計画として定めているところでございます。
これに加えて品川駅につきましては、
国際業務機能とこれを支えるカンファレンス、商業、宿泊、居住など多様な機能をここに集積するという方針でございます。それを具体化した
地区計画でありますが、業務に特化したものということでなくて、
複合市街地を目指している
上位計画となってございます。
○委員(
風見利男君) いろいろ
複合市街地などと書いてありますが、世界で一番
ビジネスをしやすい環境をつくるということは、企業が事業をしやすいまちをつくると。それがこの変更案に書かれているので、
上位計画がどうのこうのということではありません。
上位計画自体がそういう計画なわけです。ですから、本当に区民にとってこういう
まちづくりがいいのかということからすると、私は少し目的が違うのではないかなと思います。
特に
品川周辺については、
高輪ゲートウェイ駅前の
開発地域で150年前の
高輪築堤が見つかって、様々な形で保存を求める声が強いわけです。特に
JR東日本が持っているとはいっても、もともとは
日本国有鉄道で、国民共有の財産なわけです。そこを一部残すからいいのだということでは、歴史に泥を塗るものになりかねないと思います。
これ、皆さん見たかどうか分かりませんけれども、1月1日の毎日新聞に「海上走る、明治の浪漫」という記事で、こういうすごい絵が出ています。150年前、こういう光景だったわけです。今回、第7橋梁のところや
信号部分を一部残すとはいっても、大半は壊してしまうわけです。そうなると、こういう光景というのは二度と見る機会がなくなってしまうわけです。本当にそんなことでいいのかと私は思うわけです。
教育委員会も頑張って一部残すことにはなりましたけれども、本当にそれでいいのかとも思うのです。
そういう点で、引き続き保存運動をどんどん広げていくと同時に、まだ手つかずの第5・第6街区があるわけで、今までの
高輪築堤の発掘の状況からいくと、そこにも遺構がある可能性が非常に高いわけです。そこはまだ
開発計画も何も出ていないわけです。そこで
開発優先ではなくて、やはり
保存優先だと。きちんと保存をして、それを全面的に公開すると。国民の財産なわけですから、それ相応の対応をするということが当然求められると思います。
歴史に残るものなわけです。事業者の
開発優先ということではなくて、これを
図書文化財課のところにだけ任せるのではなく、
まちづくり部門もそういう立場でしっかりと保存も含めて注視をしていくというか、対応していくということが必要だと思います。いかがでしょう。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(吉田誠君) 品川駅
周辺地区地区計画は、先頃変更を決定していただきました。こちらの
地区計画の目標の中に、日本初の鉄道の遺構である
高輪築堤をまちの歴史を知る資源として生かすということを書き込んで、変更を決定していただいたところでございます。
この
品川地区は、
高輪築堤が将来にわたって継承されていくように、2街区、3街区も現状保存されていきますので、こちらの動向を私どもは見守っていきたいと考えてございます。5街区、6街区につきましても、今後の
建物計画の検討に当たりまして、
高輪築堤が見つかった場合は、その取扱いについて検討されていくものと思われますので、その検討の状況を私ども注視してまいりたいと思います。
○委員(
風見利男君) この中に
高輪築堤の保存のことが出ています。それは当然なわけで、文化財だとか国民の運動の中で残すと決めたわけです。それをどこに位置づけるかということが書かれているわけです。それで150年前に造られた
高輪築堤が本当に再現できるのかといったら、やはりできないわけです。一部見れば、こういうのがあったのだなとはなりますけれども、実際の姿というのはそこだけでは分からないわけです。それにふさわしいことというのが、私はやはり必要だと思うので、あなたとやり取りしても仕方がないのですが、私どもとしては、ぜひ引き続き運動を続けていきたいと思っています。
もう一点だけ聞いておきたいのですが、
風俗営業等の規制及び業務の
適正化等に関する法律の関係はどのような取扱いになっていますでしょうか。
○再
開発担当課長(
池端隼人君) このたび区域4-2で整備されます
施設建築物の中に建築できない用途として定めているものは、マージャン店、
パチンコ店、
ゲーム機等を使って射幸心をあおるような施設、あとはいわゆる
性風俗店につきましては制限をかけてございます。
○委員(
風見利男君) そうすると、全てではないわけですね。
キャバレーだとかそういうのができる可能性がある
風俗営業等の規制及び業務の
適正化等に関する法律の規定ということでいいのでしょうか。
○再
開発担当課長(
池端隼人君) 例えば低照度のバーですとか、
小割り区画のある飲食店につきましては、建築できる
地区計画になってございます。
○委員(
風見利男君) それは一般的に言う
キャバレーだとかそういうのが含まれるという理解でいいわけですか。
○再
開発担当課長(
池端隼人君) 御指摘のとおりでございます。
○委員(
風見利男君)
風俗営業等の規制及び業務の
適正化等に関する法律の規定がそうであっても、きちっと事業者に対していわゆる一番厳しい対応をするという。
キャバレーだとかそういうのが悪いとは言いませんけれども、ああいう世界に誇れるまちをつくると事業者が言っているわけだから、やはりそれにふさわしいものにしていくという点からすると、ほとんどのところで
風俗営業等の規制及び業務の
適正化等に関する法律の一番厳しいやり方を港区で取っているわけです。そういう点での指導を、引き続き行政側としてもやっていただきたいと。それはよろしいですか。
○再
開発担当課長(
池端隼人君) まちとしての風紀といいますか、よりよいまちになるように、誘導する店舗等につきましても、引き続き事業者に申し入れていきたいと考えてございます。
○委員(
風見利男君) もう一点、
京浜急行電鉄湘南線の変更のところをもう少し詳しくお聞きしたいのですが、
都市高速鉄道第1号線の変更の方がいいのでしょうか。
京浜急行電鉄湘南線の変更の方がいいのでしょうか。資料№3の計画図1の中で、緑の部分の関係と立体的な範囲をどういうふうにイメージしたらいいのかというのを少し教えていただきたい。
○
都市計画課長(
野口孝彦君) 資料№3の5ページの緑色で囲ったところが
都市高速鉄道第1号線分岐線の区域になります。これは
都市計画の区域を上下に限定せずに、上から下までずっと
都市計画の区域と定めるものなのですが、重複して
土地利用がある場合に、高さ方向で部分を限定することができます。
資料の6ページを御覧いただきたいのですが、左下の
横断面図、
B-B断面図のところにハッチをかけておりますように、
品川方面に向かう鉄道のトンネルの左側一部分だけ、上下に
都市計画の区域を限定します。
都市施設の鉄道として定めた区域は、
TPプラス1.51メートルから
TPプラス6.45メートルの縦方向のこの部分だけ
都市計画を定めたと追加するのが今回の趣旨でございます。内容は両方とも一緒です。
○委員(
風見利男君) それはこの断面図を見ると分かるのですが、その必要性というか、なぜそうしないと駄目なのかという点を少し教えてください。
○再
開発担当課長(
池端隼人君)
都市高速鉄道第1号線分岐線に関しましても
京浜急行電鉄湘南線につきましても、もともと
京浜急行電鉄がお持ちの線路でございました。この資料の5ページのハッチングしている部分につきましては、もともと
京浜急行電鉄がお持ちの土地でした。なので、
京浜急行電鉄の土地の中に
京浜急行電鉄の線路が入っていること自体は何ら問題なかったのですが、今回、市街地再
開発事業で、土地が再
開発組合の持ち物になります。ですので、将来的にずっとそこに
京浜急行電鉄が鉄道を置いておくことを担保するために、
建築敷地の一部に鉄道が利用する区域を立体的に定めるというのが今回の目的となってございます。
○委員(
風見利男君) それを定めないと、鉄道として敷地を利用できないということになってしまうのですか。
○再
開発担当課長(
池端隼人君) 一般的には、区分地上権の設定により、
建築敷地の地下を鉄道が利用することは可能です。
今回は、すでに
都市高速鉄道の
都市計画が決定している敷地で市街地再開事業が進められることから、市街地再
開発事業と
都市高速鉄道の
都市計画の整合を図り、鉄道が通る敷地を
建築敷地として利用することを
都市計画として位置付けることを目的として、
都市高速鉄道の
都市計画に立体的な範囲を定めます。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(吉田誠君) 先ほど御質問がありました駅街区の事業者について、回答が遅れましたが、御説明させていただきたいと思います。
駅街区の事業者につきましては、
JR東日本、
京浜急行電鉄、UR都市機構の3者から提案が出されておりますので、事業者はこの3者となります。
○委員長(土屋準君) ほかに御質問等ございませんでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(土屋準君) ほかになければ、
報告事項(1)「品川駅
周辺地区地区計画の変更(案)について」、
報告事項(2)「品川駅
北周辺地区第一種市街地再
開発事業の決定(案)について」、
報告事項(3)「
都市高速鉄道第1号線の変更(案)について」、
報告事項(4)「
都市高速鉄道京浜急行電鉄湘南線の変更(案)について」の報告は、これをもって終了いたしました。
──────────────────────────────────
○委員長(土屋準君) 次に、
報告事項(5)「
中堅所得者向け住宅(
特定公共賃貸住宅)の転用による
障害者住宅の整備について」、理事者の説明を求めます。
○
住宅課長(富沢和可君)
報告事項(5)「
中堅所得者向け住宅(
特定公共賃貸住宅)の転用による
障害者住宅の整備について」、御報告申し上げます。資料№5を御覧ください。
項番1、検討の経緯です。(1)背景でございます。国や東京都の住宅政策は、平成19年に住宅セーフティーネット法の制定により、高齢者、障害者等の住宅確保、要配慮者への住宅の供給を既存ストック等を活用して促進することといたしました。これを受け、平成27年に港区区民向け住宅のあり方検討委員会において、住宅確保要配慮者のうち、民間住宅の入居制限を受けやすい高齢者を対象にシティハイツ港南において、高齢型住戸を整備いたしました。また、平成30年に策定した港区住宅基本計画(第4次)において、特に配慮を要する区民のための住宅として、
中堅所得者向け住宅の転用を検討することを位置づけました。上記の方針に基づき、令和2年から港区区民向け住宅の活用検討委員会等を設置し、住宅確保要配慮者へ向けた新たな転用案の検討を進めてまいりました。
(2)検討経緯でございます。
障害者住宅のうち車椅子住宅については、建物内のバリアフリーだけでなく、避難経路の確保などきめ細かな設計が必要なため、民間では整備が困難でございます。そのため、区内では区立シティハイツ竹芝で2戸、都営住宅で20戸の計22戸整備されているのみでございます。シティハイツ竹芝の過去の車椅子住宅の応募倍率は、平成23年度13倍、令和2年度12倍と、いずれも高倍率でございました。このように高い需要があることから、今般、車椅子住宅を整備することといたします。
2ページ、
サイドブックスでは2分の2ページを御覧ください。項番2、整備の方向性です。シティハイツ竹芝の
障害者住宅のある9階と10階は、バルコニーを含む共用部から占有部への経路が、バリアフリーや避難動線に十分配慮された設計になっており、車椅子住宅への転用に適した構造です。また、改修工事に伴う費用縮減や工期短縮もでき、効率的に活用することが可能です。このことから、
障害者住宅フロアを活用して、新たに車椅子住宅を整備してまいります。
転用の戸数は、入居者の生活動線が十分に確保できる世帯用
障害者住宅7戸、及び災害対策住宅1戸の合計8戸といたします。入居者の退去により空き住戸が生じた都度、設計・改修工事を実施し、段階的に整備を行います。最終的に既存の車椅子住宅2戸と合わせて、計10戸の車椅子住宅を整備・供給してまいります。なお、車椅子住宅の整備に伴う世帯用
障害者住宅と災害対策住宅の戸数を維持するため、
特定公共賃貸住宅の空き住戸をそれぞれの用途に順次転用してまいります。
項番3、今後のスケジュールです。この後、令和4年度第1回港区議会定例会において、港区
障害者住宅条例の一部改正及び港区
特定公共賃貸住宅条例の一部改正の議案を提出いたします。
最後になりますが、車椅子住宅の整備の考え方について、1月20日木曜日、22日土曜日の2回に分けて、シティハイツ竹芝の居住者説明会を実施いたしました。御質問ですが、説明内容の確認に関することで、参加された居住者の皆様には御理解をいただけたものと認識しております。なお、欠席の居住者の皆様には資料を配付しておりますので、引き続きお問合せには真摯に丁寧に対応してまいります。
甚だ簡単ではございますが、御報告は以上でございます。
○委員長(土屋準君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。
○委員(榎本あゆみ君) 1点目、参考までに伺いたいのですが、シティハイツ竹芝での高倍率という記載がありますが、都営住宅の方でも同じように高倍率となっていると思われますが、そちらの倍率が分かれば伺います。
○
住宅課長(富沢和可君) 都営住宅でございますが、過去2年間の募集状況を確認しましたが、港区内につきましては募集がございません。満室で今稼働しているということでございます。
○委員(榎本あゆみ君) 過去2年しか分からなかったのですか。
あと、1月20日の住民説明会のことに少し触れられていましたが、今住んでらっしゃる方が退去されたら、そこを順次改修すると思いますが、該当のフロアで対象になって、そこに住んでいる方たちは、全員参加されたのでしょうか。その方たちも、皆さん御納得されたということでよろしいのでしょうか。
○
住宅課長(富沢和可君) 今回参加された方ですが、1月20日が2世帯、1月22日が3世帯となっております。その中に車椅子を御使用の方とか
障害者住宅の方もいらっしゃいました。ただ、御出席いただけない方に関しましては、個別に資料を配付・投函させていただきまして、御質問等に丁寧に対応してまいりたいと考えてございます。
○委員(玉木まこと君) 少し初歩的な質問ですが、合計10戸の車椅子対応住戸を整備するということですが、当然空き状況によるかと思いますがどれぐらいのスパンで整備を進めたいという考えがあるのか、確認させてもらってよろしいですか。
○
住宅課長(富沢和可君) 現時点、予定しているものとしまして、今現在空いている住戸になりますが、令和4年度に2戸、令和5年度に1戸、順次整備をして募集してまいります。
今後の見通しという意味では、やはり今お住まいの方がいらっしゃいますので、そこについては何とも申し上げられません。退去された都度、なるべく迅速に予算等を確保しながら対応してまいりたいと考えてございます。
○委員(玉木まこと君) 倍率が高いということなので、この状況がずっと続いてしまうとよくないと思いますので、状況を見ながら臨機応変に対応していっていただきたい。もちろん計画的にやるということは分かりますが、時間だけが過ぎないようにしっかり管理していただきたいなと、要望させていただきます。
○
住宅課長(富沢和可君) 御指摘のとおりと思いますので、適切に対応してまいります。
○委員(うかい雅彦君) 将来的な話として、普通の住宅と車椅子住宅ではどういう差があるのか。バリアフリーで段差がないとか、畳の部屋がないというようなことになると思いますが、この差をなくすように整備をして、普通の住宅でも車椅子で生活できるようなことを考えていけば、もっと柔軟に対応できると思うのです。将来的にそういう考え方を持つというのは難しいのですか。
○
住宅課長(富沢和可君) 現時点においては、シティハイツ竹芝の9階、10階のフロアは、ベランダ等もバリアフリーに完全になっておりまして、2方向避難が確保できるということになっております。今、車椅子住宅が足りないということは明らかでございますので、まずは8戸整備させていただければと考えてございます。
○委員(うかい雅彦君) これは要望ですが、これから整備するに当たって、あと改修があったときでもいいのですが、障害をお持ちの方にも対応できるように公営住宅を整備していくというのも一つの考え方として持っていいのではないかと思うのですが、そこら辺はいかがですか。
○
住宅課長(富沢和可君) 住宅セーフティーネットとして、住宅確保要配慮者に向けて住宅を整備していく、転用していくという方向性については、理念的には御指摘のとおりだと思います。
○委員(
風見利男君) この将来というのは、これ以上車椅子対応住戸は増やさないということにも取れます。今の抽せんの申込み倍率からいくと、これだけできても、必ずしもみんなが入れるかというと、そういう状況にはないと思います。
特定公共賃貸住宅の82戸を引き続きそういうふうに転用するという可能性もあるのでしょうか。
○
住宅課長(富沢和可君) シティハイツ竹芝に関して言いますと、ベランダの段差を埋めたりといったことが、なかなか物理的に難しいところがあります。まずは、車椅子住宅の整備を今回8戸プラスで整備させていただきますので、応募の動向といいますか、倍率とかニーズの把握ができるかと思いますので、まずはそういったものを見極めていきたいと考えてございます。
○委員(
風見利男君) 都営住宅では、ほとんど1階か車椅子住戸なのです。駐車場があって、駐車場から車椅子で降りて、ほとんど段差のないスロープでそのまま住宅に入れる。扉も広いし、車椅子ですからトイレも当然広く作らなくてはいけないので、既存の住宅を転用するというのはなかなか大変なことです。今回、決断としては非常によかったと思います。
今なかなか区が住宅をつくるという方向にはないわけですが、新たにつくるという方向で、1階とか車を降りたらすぐそのまま入れるという構造でないと。上の階ですとやはり災害のときの避難なども考えると、なかなか難しい判断が必要だと思います。今回の10戸が完成したときに応募状況がどうなのかというのを見ていただいて、それで新たな対策をどうするかということも検討しないといけないと思います。そういうことも含めた住宅政策の在り方というか、基本的な考え方、バリアフリーを基本で考える。これから高齢化社会なので、ほとんどの住宅を段差のないものにしていかなければいけないのだと思います。そういう点での区の基本的なスタンスというのをきちっと確立して、そこに向かって対応していくということが必要だと思います。そういう対応をぜひお願いしたいと思います。いかがですか。
○
住宅課長(富沢和可君) 住宅政策の在り方の中で、そういった観点を踏まえながら対応してまいりたいと考えてございます。
○委員長(土屋準君) ほかに御質問等ございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(土屋準君) ほかになければ、
報告事項(5)「
中堅所得者向け住宅(
特定公共賃貸住宅)の転用による
障害者住宅の整備について」の報告は、これをもって終了いたしました。
──────────────────────────────────
○委員長(土屋準君) 次に、
報告事項(6)「港区
赤坂コミュニティーぷらざ大
規模改修工事整備計画の策定について」、理事者の説明を求めます。
○
住宅課長(富沢和可君)
報告事項(6)「港区
赤坂コミュニティーぷらざ大
規模改修工事整備計画の策定について」、御報告申し上げます。本日付資料№6を御覧ください。
資料№6-2、
整備計画。
サイドブックスでは26分の5ページになります。図面等ございますので、そちらにつきましては後ほど御確認ください。資料№6を御覧ください。
項番1、概要でございます。竣工後25年以上経過した
赤坂コミュニティーぷらざについて、劣化設備の更新や施設の機能向上等を図るため、長期保全計画、
公共施設マネジメント計画等を踏まえて、大
規模改修工事整備計画を策定いたしました。
項番2、施設概要は記載のとおりでございます。なお、当委員会の所掌の範囲では、10階から16階までが区立住宅シティハイツ赤坂で、56戸の住宅を管理してございます。
項番3、経緯等を御覧ください。大規模改修に当たり、令和元年度には検討部会の設置や利用者等アンケートの実施、令和2年度には施設事業者等へのヒアリングを実施し、課題を抽出しております。
2ページ、
サイドブックスでは26分の2ページをお開きください。建物全体として大規模改修工事における主な課題は、経年劣化による不具合をはじめ、記載のとおりとなってございます。
項番4、大規模改修の概要です。前述の課題を踏まえ、将来にわたり地域の拠点として、誰もが安全・安心に利用でき、地球環境にも貢献できる施設を目指します。(1)劣化改修については、建築、電気、機械について、それぞれ記載にある工事を実施してまいります。なお、シティハイツ赤坂は、給排水設備、照明のLED化、バルコニーや外廊下の防水工事等の共用部の工事であり、占有部である住戸内につきましては実施いたしません。
(2)機能向上については、1階から6階の赤坂地区総合支所及び施設を対象として、ア、区民サービスの向上、イ、安全安心の施設づくり、ウ、誰もが利用しやすい施設づくり。3ページ、
サイドブックスでは26分の3ページでございます。エ、防災拠点としての機能強化、オ、環境配慮・省エネルギー、カ、執務環境の向上に分類し、改修工事を実施いたします。
項番5、工事の概要を御覧ください。工事に当たっては、施設利用者や居住者の安全の確保、振動・騒音等への配慮、安全かつ円滑な工程管理を実施いたします。工事期間は、令和6年度から令和8年度までの3か年です。工事方法は、シティハイツ赤坂については共用部のみの工事となりますので、平日の居ながら工事で実施いたします。その他の施設につきましては記載のとおりでございます。
4ページ、
サイドブックスでは26分4ページ、項番6、総工費を御覧ください。建物全体の総工費は約45億円です。
最後に、項番7、今後のスケジュール(予定)を御覧ください。令和4年度に基本設計、5年度に実施設計、6年度に工事着手、8年度に工事完了を予定してございます。
甚だ簡単ではございますが、御報告は以上でございます。
○委員長(土屋準君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。
○委員(玉木まこと君) ゼロカーボンシティ実現についてですが、今回、目指した設計に取り組むということで、これは住宅だけではなく、全庁的な課題になってくると思います。その辺の横のつながり、体制としては、何か共有していくのか。せっかく検討するのであれば、そのノウハウや検討結果というものは、しっかり横でつないでほしいと思いますが、環境課やほかとの部署と共有について、少し教えてください。
○
住宅課長(富沢和可君) 区においては、2050年までに区内の温室効果ガスの排出量実質ゼロ、ゼロカーボンシティを目指すことを表明しております。港区環境基本計画においても、区有施設の整備・改修の機会を捉え、ZEB化を進めるとしております。こちらは、環境課が旗を振りつつ、施設課、各施設の所管と連携しながらやってまいります。
赤坂コミュニティーぷらざの改修でのZEB化を目指した取組につきましてはまさに初めての取組になりますので、関係する所管と連携しながら進めてまいりたいと考えてございます。
○委員(玉木まこと君) 結果どうなるか分かりませんが、ぜひそういう検討の結果というものは、まとまった段階で提供していただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。
○
住宅課長(富沢和可君) 承知いたしました。よろしくお願いいたします。
○委員(うかい雅彦君) 少し無理難題みたいなことを言って恐縮なのですが、1階から3階に向けて外に階段があります。多分ホールを使った方が下りてくるときに使われるのではないかと思いますが、あそこに上りのエスカレーターがあったらどれだけ眺めがいいというか、少し名物的なものになるのではないかと、自分は勝手に思っています。そんな話は、平成7年のときや今回も議論に上がったりはしていないのですか。
○
住宅課長(富沢和可君) エスカレーターの設置については、議論はしていないという状況でございます。
○委員(
風見利男君) 大規模改修の概要というのは全体のことなので、住宅部分はどういうことをやるのですか。
○
住宅課長(富沢和可君) 資料№6-2をご覧ください。
赤坂コミュニティーぷらざの大規模改修工事の
整備計画18ページ。
サイドブックスで言いますと26分の25ページを御覧ください。こちらにあるとおり、給排水設備の更新や照明器具のZEB化です。その他、住宅バルコニーと外廊下の防水等の床改修、一部さびが発生しているなど経年劣下しているものを補修していく内容になっています。
○委員(
風見利男君) 住宅について言えば、共用の廊下の整備とLED化と、あとはそれぞれの住宅であれば、ベランダ部分を塗装したり防水加工したりという程度なのですか。
○
住宅課長(富沢和可君) 今申し上げたとおりの内容と、あと少し共用部で違う部分で申しますと駐輪場です。7階も同じような形で床面の防水を施すということを予定してございます。
○委員(近藤まさ子君) 14ページにある区民ホールですが、ホール椅子座席幅改修とあります。たしか
赤坂コミュニティーぷらざのこのホールは、港区内の各地区総合支所にあるホールの中で一番座席数が多くて、音響がいいと聞いています。改修に当たって、座席数の変化ですとか音響の変化ですとか、何かありますか。
○
住宅課長(富沢和可君) 座席数につきましては、あくまでも現段階の基本設計に入る前の案でございますが、400席から316席に減ります。一方、座席幅については、450ミリから530ミリに拡張したり、ファミリーシート等を設けるという形を考えてございます。座席数は少し減ってしまうのですが、その分、快適性や利便性を上げていくといった計画になってございます。
○委員(近藤まさ子君) 障がい者車椅子席や、音響について特に力を入れるものがあれば教えてください。
○
住宅課長(富沢和可君) 車椅子用の座席につきましては、今、現状、ホール4角も車椅子用スペースになっておりまして、改修後も機能を維持させていただきたいと考えてございます。
音響については具体的なことはなかなかあれなのですが、このタイミングで音響につきましても更新させていただきます。
○委員長(土屋準君) ほかに質問等ございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(土屋準君) ほかになければ、
報告事項(6)「港区
赤坂コミュニティーぷらざ大
規模改修工事整備計画の策定について」の報告は、これをもって終了いたしました。
──────────────────────────────────
○委員長(土屋準君) 次に、
報告事項(7)「虎ノ門駅前地区市街地再
開発組合の解散について」、理事者の説明を求めます。
○再
開発担当課長(
池端隼人君)
報告事項(7)「虎ノ門駅前地区市街地再
開発組合の解散について」、報告させていただきます。資料№7を御覧ください。
資料の1ページ、
サイドブックス4分の2ページを御覧ください。組合の解散認可書の写しでございます。令和3年12月15日付で解散が認可されております。
資料3ページを御覧ください。当地区の
まちづくりについて、簡単に御説明いたします。資料左下、位置図において赤で着色した部分が事業区域で、銀座線虎ノ門駅の南側に位置しております。虎ノ門駅では、利用者の増加に対応したプラットフォームや、駅出入口の拡充が求められておりました。また、細分化した小規模街区が多く、地区内の建物も老朽化が進行していました。これらを背景として、当地区では、虎ノ門駅の機能拡充や駅前の防災拠点機能の強化、安全・安心でゆとりある
歩行者ネットワークの確保など、虎ノ門エリア全体の安全性・利便性を向上するための
まちづくりを進めてまいりました。
項番2、これまでの主な経緯でございます。平成28年4月に組合の設立が認可され、平成30年1月に本体工事着工、令和2年6月に竣工し、令和3年12月に組合の解散が認可されました。
整備した主な
公共施設については、項番3のとおりとなってございます。資料右下の完成写真の上段右側が、約800平方メートルの地上駅前広場1号、下段が約600平方メートルの地下駅前広場1号です。
最後に、
施設建築物の概要については、項番4のとおりでございます。完成写真上段左側が
施設建築物の外観となってございます。
大変雑駁ではございますが、
報告事項(7)「虎ノ門駅前地区市街地再
開発組合の解散について」の説明は以上です。
○委員長(土屋準君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。
○委員(
風見利男君) この
準備組合段階の権利者が、組合設立時にどうなったのかというのは分かりますか。
○再
開発担当課長(
池端隼人君) 組合設立認可時点での権利者数につきましては、土地所有者として4件、借地権者として1件でございます。
準備組合の時点と組合設立時点では違いはございません。
○委員(
風見利男君) 借家の人たちの状況は分かりますか。
○再
開発担当課長(
池端隼人君) 組合設立時点で17件の借家の方がいらっしゃったと把握をしてございます。
○委員(
風見利男君) その先は分からないのですよね。
○再
開発担当課長(
池端隼人君) 建物の竣工に伴って、現地に残られた借家人は3件だと聞いてございます。
○委員長(土屋準君) ほかに質問等ございませんでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(土屋準君) ほかになければ、
報告事項(7)「虎ノ門駅前地区市街地再
開発組合の解散について」の御報告は、これをもって終了いたしました。
──────────────────────────────────
○委員長(土屋準君) 次に、
報告事項(8)「港区無
電柱化推進計画(素案)について」、理事者の説明を求めます。
○
土木課長(杉谷章二君)
報告事項(8)「港区無
電柱化推進計画(素案)について」、御説明させていただきます。資料№8を御覧いただきたいと思います。
項番1、計画改定の背景でございます。区は、平成7年6月、電線共同溝の整備等に関する特別措置法の施行を受け、電線類の地中化を計画的に進めるため、港区電線類地中化に関する基本方針を平成8年4月に策定、平成26年3月に現行計画であります港区電線類地中化整備基本方針を改定してございます。
一方、平成28年12月には無電柱化の推進に関する法律が施行され、さらには区の進捗状況を踏まえ、無電柱化をより一層推進するために、現行の基本方針を法の規定により港区無
電柱化推進計画として改定するものでございます。
項番2、本計画のポイントでございます。
(2)計画の期間は10年間でございます。
(3)目指す将来像と計画の目標でございます。まず、アの目指す将来像でございます。区は災害時の避難や緊急車両の通行空間の確保、歩行者の安全で快適な移動と魅力ある町並みの形成のため無電柱化を推進してきていることから、前方針の3つの将来像を継承してございます。イの計画の目標でございます。計画期間の令和13年度までに事業に着手、継続整備または完了する延長を合計18キロとし、事業が完了する延長を9キロとしております。
(4)整備方針と次ページの(5)の整備方針を実現する具体的な施策でございます。こちらは、資料№8-2のA3、
サイドブックスでは60分の3ページ、概要版の中段を御覧いただきたいと思います。整備方針につきましては、資料に記述したとおり4つの整備方針を示し、整備方針を実現する具体的な施策につきましては、その右隣に示しました(1)から(8)までの施策により整備を進めてまいります。
ここで無電柱化の状況でございますが、資料№8-3、本編になります。こちらの8ページ、
サイドブックスでは16ページを御覧いただきたいと思います。区道の無電柱化率でございますが、現在25%。下の表で国道、都道を入れますと40%となってございます。
資料№8の2ページ、
サイドブックスの2ページにお戻りいただきたいと思います。(6)優先整備地域及び優先整備路線の選定についてです。ア、優先整備地域の選定要件でございます。優先整備地域につきましては、目指す将来像に基づく選定の視点から、評価項目の該当数が多い地域を優先整備地域としてございます。イの優先整備路線でございます。優先整備路線につきましては、優先整備地域内において幅員2.5メートル以上の歩道があり、電線共同溝方式での整備が可能な路線や公共用地の活用もしくは面的整備により整備が可能な路線などについて、優先整備路線として選定いたしております。また、優先整備地域以外であっても、該当する評価項目の多い路線につきましては、優先整備路線としております。
本編31ページ、
サイドブックスで39ページを御覧いただきたいと思います。選定の考え方として、次ページになりますが評価項目です。
2ページ先を御覧いただきたいと思います。本編34ページの図が優先整備地域と路線になってございます。現在事業に着手等しているところを緑、オレンジ色で着色しておりますエリアを面的に整備を進める予定としております。
資料の2ページ、
サイドブックスの60分の2ページを御覧いただきたいと思います。(7)無電柱化の推進に向けた取組といたしまして、外部機関の活用と
開発事業者等への指導を行ってまいります。
項番4、今後のスケジュール、予定でございます。2月1日より3月2日までパブリックコメントを実施し、3月改定を予定してございます。
甚だ雑駁でございますが、
報告事項(8)「港区無
電柱化推進計画(素案)について」の御説明は以上になります。よろしくお願いいたします。
○委員長(土屋準君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。
○委員(榎本あゆみ君) 今までの計画の中で、着工していない、未着工の道路が結構あると思います。それと、先ほど34ページのところで今後やっていきますという計画を照らし合わせると、今までの計画でできなかったところも今回着手するように色がついている気がします。
まず、計画で整備するとしていたのに、現段階になってもまだ着手できていない理由は何なのか。そして、それを次の計画でも載せるのであれば、それが解決されるという試算があるから載せているはずだと思うのです。そこの解決策についても、それぞれ伺います。
○
土木課長(杉谷章二君) 現在の進捗状況を示す図といたしましては、本編の9ページ、
サイドブックスでは17ページに前方針の進捗状況の図がございます。例えば
高輪地区の一番下に緑色で横に線を引いてございます。ちょうど高輪警察署に上っていく桂坂のところでございます。こちらは着手していない路線になりますけれども、こちらは緊急輸送道路に位置づけられておりまして、整備を進めていく予定です。こちらにつきましては、歩道が非常に狭くて、地上機器等の設置場所がないというところもございます。
そして、本編の34ページ、
サイドブックスでは42ページになりますが、こちらの方にも改めて線を引かせていただいております。こちらの方はなかなか地上機器を置けないという状況でございますが、植樹等の中に地上機器を置く。あとはソフト地中化、電柱の上に変圧器を置くという手法を使って、整備を進めていきたいという考え方を持ってございます。
あとの路線につきましては、未着手部分、周辺の開発等の動向も踏まえて、今後の開発の動向と併せて整備を進めていくということで計上しているところでございます。
○委員(榎本あゆみ君) 今の話でいくと、今までの計画の中で着手できなかったもので、今回着手するという計画にしているものについては、必ず着手できるということでよろしいのですよね。計画を立てるだけではそれは計画にはなりません。達成できないものを計画にすることは、区民にとっていいことではないと思います。そういったことがあると捉えてよろしいのですね。全てがソフト地中化や新たな技術によって、再開発のめどなどもあって、きちんとできるという認識でよろしいですか。
○
土木課長(杉谷章二君) 今回改めて優先整備路線に挙げてございます。いろいろな手法を使って、例えば近くの公共用地等の活用とか、そういうところを現地も確認しながら優先整備路線として挙げております。必ず整備していくということで計画させていただいているところでございます。
○委員(うかい雅彦君) 今、
土木課長がおっしゃったので質問します。桂坂なのですが、植樹帯があるとおっしゃいました。あれは低い木なのでしょうね。木を植えているわけです。その大きさで考えてみれば、早い話が変圧器を置けてしまうのです。そうすると整合性が取れなくなってしまいます。確かに狭いのです。あの植木は、歩いていると邪魔な部分もあるのですが、もしそれが過去何年もあるならば、そこに変圧器を置けば地中化できてしまう緊急輸送道路であるということになると思います。そこら辺の整合性が取れていない話になってしまうので、しっかりとそこは整理をしていただかないと、地元の人間としても少し困ってしまうので、よろしくお願いします。
○
土木課長(杉谷章二君) 桂坂も相当距離がございます。植樹帯がありまして、そこに置ける場所もあります。ただ、植樹帯がなくて狭い歩道の部分がございます。地上機器を置いて、電力等を送る範囲というものがある程度制約がございますので、どうしても変圧器が必要なところについてはソフト地中化を併せて整備をしていかなければいけないかということで、今後さらに詳細に設計等も詰めていきたいと考えてございます。
○委員(うかい雅彦君) 詳しく言うと、片側には植樹帯があるのですが、片側にはないのです。高輪警察署側にはありません。高輪警察署側の方がどちらかというと狭い話で、電柱を地中化すると両側しなければいけないわけでしょう。道路で言うと、片側だけ地中化されるわけではないわけです。そこら辺のところを言っていただければよかった。植樹帯と出てしまったので、それがあるのだったら、やはり変圧器を置いても全然問題がないではないかという議論になってしまいます。そこを少し答弁でいただきたかったのですが、そういうことですよね。
○
土木課長(杉谷章二君) 置ける場所もありますし、基本的には両側に管路整備をしていかなければいけません。片側には置けないというところは、片側にある程度寄せて集中させてとか、課題もありますが、その辺少し現地で工夫しながら整備を進めていきたいとは考えております。
○委員(玉木まこと君) 優先整備路線等の選定の流れの話について質問がありました。前方針に載せているけれども、確認の上、整備ができる、できないという振り分けをする。33ページの選定の流れのフローを見ているのですが、前方針に載せたものは、そういう選定をしていると。新たに項目を見て、できるか、できないか、どういった方法が可能かということで、計画に載せるか、優先整備路線に載せるかどうかを決めましたということです。
優先順位は高いけれども現実的に整備ができないというところ、このフローの中で整備路線として載らなかったところがあれば、また少し別の機会で結構ですので、選定の経緯など教えていただけたらと思いますが、いかがでしょうか。
○
土木課長(杉谷章二君) 現行方針に挙げております優先整備路線で、2か所ほど今回見送らせていただいているところがございます。1か所につきましては、本編の9ページを御覧いただきたいと思います。
浜松町一丁目のところで、十字になっている路線がございます。上の方に青で着色、縦が赤という形で、その左側に緑で着色している部分がございます。こちらにつきましては、埋設物の関係で地中化が困難であろうというところで、今回は見送らせていただいております。
地図の左側で南青山七丁目でございます。縦に赤線が引いてございますけれども、こちらは
都市計画道路の補助5号線になってございます。計画の幅につきましては計画幅が取れているということで、こちらも地中化を検討しておったところでございますが、こちらには街路樹がございます。イチョウが大分成長しております。歩道が3.5メートルありますが、車道が結構余裕のある幅員になってございます。電線共同溝が街路樹に与える影響のことも考えなければならないというところと歩道の拡幅も含めて、いま一度検討していかなければならないかと。
都市計画道路は渋谷区までつながっておりまして、今後渋谷区とも調整をしていきたいと考えております。
やめるわけではございませんが、今回の計画から一旦落とさせていただいているというところで、場所的には2か所落としている路線がございます。
○委員(玉木まこと君) ありがとうございます。
今のが前方針のうち、落ちたものだと思いますが、資料編48ページ、
サイドブックス56ページで、重ね合わせ図があります。災害と誰もが安全で快適、町並み、効率的に整備可能な路線という4つの図面があります。そこが選定の肝というか、それを重ね合わせて優先を決めていくということだと思います。前方針についても同じような形かと思いますが、実際に前方針だと、この4つの図面を重ねた中で優先のエリアを選定されていると思います。
もし同じようなプロセスで検討されていくのであれば、前方針の4つを重ねた上で、視覚的にこのエリアはこうだというところを伝えた方が分かりやすいのかなと思いましたが、そういう考えがあるのか、確認させてください。
○
土木課長(杉谷章二君) 玉木委員の御指摘のとおり、最終的には全部重ね合わせた図面をつける予定にしておりました。今回プラスしている部分もございまして、重ね合わせますと非常に見づらい地図になっております。今回添付するのを控えさせていただいたというところでございます。
○委員(玉木まこと君) 分かりました。実際見ていないのでどうなのか分かりませんが、前回のだと、色のグラデーション、濃淡をつけて非常に分かりやすかったので確認しました。
これは少し要望で、民間の活用という話です。開発等で無電柱化するという話も盛り込まれていると思います。計画としてはそぐわないかもしれませんが、港区の電線類地中化の事例の一つとして、民間の協力によって整備ができているというところもあると思います。この計画とは違うかもしれませんが、その辺は、港区の一つの特徴でもあると思います。無電柱化を推進する意味でも、何かの機会にそういう事例もあるというところは、区としても発信してもいいと私は思うので、検討していただければなということで、要望させていただきます。
○委員(
風見利男君) 優先整備路線ですが
都市計画道路とかぶっているところは、
都市計画道路との同時施工により整備を進めるとなっています。34ページの図だと、1108というのは、多分骨董通りだと思います。確かにあそこに
都市計画道路の線が引かれていますが、全く見通しはないわけです。それで、優先整備路線といっても、なかなか優先整備路線に当てはまらないのではないかと思うのです。あそこは本当に歩道も狭いし、優先的にやるべき優先整備路線となっています。これはこれで合っていると思いますが、見通しがないではないかと思うのですが、その辺はどういう状況なのですか。
○
土木課長(杉谷章二君) 優先整備路線として挙げてございますが、まず骨董通り、あと地図の一番下の方の補助14号も
都市計画道路でございます。こちらにつきましては、
都市計画道路の第4次事業化計画で優先整備路線になってございます。そちらにつきましては、おおむね10年以内に着手等するという目標が立ててございますので、こちらの無電柱化計画もその目標に合わせて計上させていただいているという流れになります。
○委員(
風見利男君) あまりよく分かりませんが。
東麻布のいーすと通りで、地上器を置かない仕組みで街路灯の上に変圧器を置くタイプの計画が、どこまで進んでいるのですか。ああいう形で、商店街とか狭いところでも電線の地中化ができる可能性に一歩踏み出したわけです。その辺の進捗状況と今後の計画というのは、どういうふうになるのでしょうか。
○
土木課長(杉谷章二君) 現在、東麻布のいーすと通りにつきましては、設計を終えまして、整備前の企業埋設管の支障移設工事を行っているところでございます。
今回本編の21ページにソフト地中化方式ということで載せさせていただいております。こちらの今回計画しております路線の中にも、ソフト地中化方式を活用して整備していく予定にしている路線もございます。
34ページの地図を御覧いただきたいと思います。今考えているところでは、いーすと通り。ちょうど地図の真ん中辺りに942と番号が書いてございます。その左に縦の青で記しております847。こちらもソフト地中化方式で地中化を進めていこうと考えてございます。六本木の交差点から六本木通りに並行して1131という路線もございます。こちらも非常に歩道が狭い等々ございますので、こちらもソフト地中化方式を活用しての計画を進めていきたいと考えてございます。
○委員(
風見利男君) 1131というのは、六本木通りから1本入った道ですか。
○
土木課長(杉谷章二君) こちらは、前ありました麻布警察署の裏の通りになります。
○委員(
風見利男君) そうすると、区の駐輪場があるところですよね。あと区の住宅ができた、そこの通りということですかね。
○
土木課長(杉谷章二君) 今、風見委員御指摘のとおり、区立の駐輪場があるところの路線になります。
○委員(
風見利男君) だから、ああいう狭いところでもそういう形でどんどん進めていくということでいいわけですね。
○
土木課長(杉谷章二君) こちらのソフト地中化方式でございますけれども、地上機器を置けないところでの地中化の方式ということでございますが、ただ、課題が1つございます。こちらは柱の上に変圧器を置く形になりますので、変圧器が小さいものしか置けないというところがございます。それに伴いまして柱の本数が増える場合がございます。ですので、地上機器を置けるところと併用しながらやっていきたいと考えてございます。デメリットもありますが、モデル地域等として路線の整備を進めていきたいと考えてございます。
○委員(
風見利男君) そうすると、電柱の上にやるタイプと地上に置くタイプを、できれば併用でやるということもあり得るということでよろしいですか。
○
土木課長(杉谷章二君) そういう方式も考えていかなければいけないと、ソフト地中化方式で、電柱でなくて、街路灯へ転用した上に設置していきたいと考えてございます。地上機器の中で種類にもよるのですが、多回路開閉器というものにつきましては、地上に置かなければいけないという制約もございますので、ソフト地中化を併用した形で整備ができればと現在考えてございます。
○委員長(土屋準君) ほかに質問等ございませんでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(土屋準君) よろしいですか。ほかになければ、
報告事項(8)「港区無
電柱化推進計画(素案)について」の報告は、これをもって終了いたしました。
ここで休憩を取りたいと思います。再開は3時20分でお願いいたします。
午後 3時02分 休憩
午後 3時20分 再開
○委員長(土屋準君) 休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
報告事項(9)「港区
道路施設維持管理計画の見直しについて」、理事者の説明を求めます。
○
土木課長(杉谷章二君)
報告事項(9)「港区
道路施設維持管理計画の見直しについて」御報告させていただきます。資料№9の1ページ、
サイドブックスの1ページを御覧ください。
項番1、背景でございます。港区
公共施設マネジメント計画の個別実行計画として、平成30年7月に橋梁を除く港区
道路施設維持管理計画を策定し、当委員会にも御報告させていただいております。また、橋梁につきましては、平成28年2月に定めました橋りょうの予防保全型管理についてをマネジメント計画の個別実行計画として位置づけてございます。道路施設の安全で効率的な管理を行うため定期的な点検を行っており、これに基づき本計画の中で示しております将来コストの試算や各年度の補修等の実施時期を示す行動計画の部分について見直しを行うことが必要となったことから、今年度これらの計画の見直しを行うこととしました。
項番2、見直しの方向性でございます。今回、道路施設であるこの2つの計画を統合すること。そして、先ほどの5年ごとの法令に基づく点検結果により、行動計画を見直すことでございます。
項番3、道路施設の管理手法と対象施設でございます。下の表に道路施設の施設ごとの管理手法の考え方を示してございます。管理手法には、施設の長寿命化を目的として、劣化や損傷を未然に防止するため、計画的な補修、更新を行う予防保全型管理と、損傷や異常箇所について、随時補修や更新を実施する事後保全型管理がございます。
次ページを御覧いただきたいと思います。項番4、
道路施設維持管理計画の見直しの内容でございます。(1)管理基準の見直しについてでございます。資料№9-2の本編になりますが、28ページ、
サイドブックス36ページを御覧いただきたいと思います。予防保全型管理における車道舗装の補修を行う判断基準の管理水準につきましては、下の(2)管理水準に、これまでのひび割れ率30%に加えまして、国の基準を準用し、わだち掘れ30ミリを追加してございます。
資料№9の2ページ、
サイドブックスの2ページにお戻りいただきたいと思います。(2)AIによる道路点検システムの導入でございます。車に専用のドライブレコーダーを取り付けまして、舗装のひび割れ等の状況を把握することができるシステムを来年度から導入する予定でございます。
(3)長期計画の見直しと(4)行動計画の更新についてでございます。本編51ページ、
サイドブックス59ページを御覧いただきたいと思います。橋梁を除く道路施設についての将来経費の試算による今後57年間に必要な経費は、年間平均約11.6億円となっております。
2ページおめくりいただき、本編53ページ、
サイドブックス61ページを御覧いただきたいと思います。舗装、擁壁、トンネルについて、点検結果と劣化予測を踏まえた令和8年までの補修等のスケジュールとなってございます。
1ページおめくりいただきまして、本編54ページ、
サイドブックス62ページを御覧いただきたいと思います。橋梁の将来経費でございます。年間平均約1.1億円となってございます。
2ページおめくりいただきたいと思います。本編56ページ、
サイドブックス64ページを御覧いただきたいと思います。橋梁について行動計画を見直してございます。
資料№9の2ページ、
サイドブックスの2ページに戻っていただきまして、項番5、今後のスケジュールでございます。2月に
道路施設維持管理計画見直しを公表する予定としてございます。
甚だ簡単でございますが、
報告事項(9)「港区
道路施設維持管理計画の見直しについて」の説明は以上となります。よろしくお願いいたします。
○委員長(土屋準君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。
○委員(榎本あゆみ君) 1点、新しい取組について伺いたいのですが、車体にドライブレコーダーをつけて、AIを用いて補修が必要なところを見ていくということですが、そこだけもう少し詳しく御説明いただいてもよろしいですか。
○
土木課長(杉谷章二君) これまで道路の維持管理につきましては、職員によります目視の点検等を巡回等でやってございます。現在、AIの技術を活用した維持管理ということで、ドライブレコーダーで路面の状況等をデータ化して、路面にクラックが入ると線が入ります。それを拾って、データ処理して、ひび割れの状況等をデータ化するというシステムを現在開発中です。今後それを区としても職員の維持管理にプラスして、さらなる安全管理を徹底してまいりたいと考えての導入でございます。
○委員(榎本あゆみ君) そのシステムは国がつくっているシステムを使うのですか。
○
芝地区総合支所まちづくり課長(香月佑介君) 本道路損傷検出システムにつきましては、東京大学や民間企業がコンソーシアムというものをつくりまして、共同してシステム開発しているものになります。国がつくっているものではございません。
○委員(榎本あゆみ君) 分かりました。そのシステムが未完成ということなのですね。完成したら、それを港区も使用させていただくという流れですか。
○
芝地区総合支所まちづくり課長(香月佑介君) 道路損傷検出システムにつきましては、今現在、運用されているものではございますが、維持管理にどの程度活用できるかというところにつきましては、現在コンソーシアムの方で検討していると聞いております。来年度からは、このシステムを導入していって、どの程度日常の道路の維持管理に活用できるものかというところも、導入しながら区としても検証を進めていきたいと考えております。
○委員(榎本あゆみ君) 分かりました。では、来年度から検証していき、どれほど使えるかということですよね。
○委員(玉木まこと君) 私もAIの話に大変期待をしているところであります。国土交通省が昨年、都市空間の3DでPLATEAUというのを立ち上げていると思いますが、それに先立って国土交通省の社会実験か何かで、道路空間の3Dをする実験などというのもやっていたと思います。このAIを活用した道路損傷検出システムも、データ化して地図上に落としていくということで、そういう蓄積や見える化も進んでいくと思います。
今後、大きな話として、国であったりデジタルという方向の中だと、道路空間や都市空間の3D化というところを活用していくという動きは、大きな流れとしてあると思います。これは今、産官学ですかね。その連携ということだとう思ので、ぜひ港区もしっかりその動きを注視して追いかけていっていただきたいなと思います。今、
芝地区総合支所まちづくり課長の答弁にもあったとおりだと思います。港区としても、何か研究成果ではないですけれども、発信していくような気持ちで取り組んでいっていただきたいなと思います。よろしくお願いしたいと思います。これは要望です。
1点質問は、28ページに管理基準というので、わだち掘れ量を追加されたという説明でした。今まではひび割れで見ていたのをわだちを追加するということで、これに伴って何か試算といったところも変化するものなのかどうか。基本的なところで恐縮なのですが、その辺りを教えていただけますでしょうか。
○
土木課長(杉谷章二君) 今回、わだち掘れを追加させていただいております。前回につきましては、データ的にわだち掘れが非常に少なかったということで、維持補修の判断からはわだち掘れを外していました。
本編の7ページ、路面の状況でございます。今回の点検で、わだち掘れ30ミリ以上の延長は0.14%から0.03%と少なくなっておりますけれども、これは非常にわだち掘れが浅い数字でございました。実際のところ、深いわだち掘れ30ミリ以上が最近出てきておりますので、それも判定の基準にするということで、今回挙げさせていただいたところでございます。
○委員(
風見利男君) ひび割れやわだち掘れというのは、日常点検では目視による点検ということですが、これは誰がやっているのですか。土木の人たちですか。
○
土木課長(杉谷章二君) 日常の点検につきましては、区の職員で日常の巡回パトロール、そして歩いて点検するという月1回の定期的な点検を行っているところでございます。
○委員(
風見利男君) もう少し区民に協力を求めて、スマートフォンで送ってもらうとか、そういうことはできないのですか。工事車両が多いところは、わだちの跡というのが結構できるわけです。区民に協力を求めて、スマートフォンで写真を撮って、行政に送っていただいたらよいのでは。職員がいくら頑張ってたところで、この港区中の道路を点検するというのも並大抵なことではないわけです。そういう方法などを考えないのですか。
○
芝地区総合支所まちづくり課長(香月佑介君) 風見委員御指摘の点につきましては、現在、電話ですとか広聴システムのほかに、道路通報システムというものを導入しております。区民の方からアプリを通して気軽に写真を撮っていただいて、道路の損傷箇所を区の方に御報告いただけるようなシステムを現在、試行導入している段階でございます。今後このシステムを一層皆さんに知っていただく取組を続けながら、皆様から気軽に投稿いただけるような状況を整えていきたいと考えてございます。
○委員(
風見利男君) やはり日常、区民は自転車で走ったり買物で動いたりというので、結構道路を使っているわけです。それで気づくというのは非常に多いと思います。そういう点では、何か気がついたらいつでもお知らせくださいみたいなものがあれば、気軽に連絡してくれるのだと思います。今そういうシステムを進めているということなので、早く実現するといいなと思うので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
○委員(うかい雅彦君) 要望です。区民にとって、公道も私道も多分区別がないので、そういう通報があったとき、恐らく私道も含まれます。そういうときはきちんと対応していただくようにしていただかないと、多分、区民は納得できないと思いますので、その点はよろしくお願いします。
○委員(近藤まさ子君) 確認です。29ページの路面下空洞調査についてです。これは5年に1回でしたか。この頻度は変わりがないのですか。
○
土木課長(杉谷章二君) 29ページに書いてございますが、真ん中の表になります。頻度としまして、5年に1回させていただいておるところでございます。
○委員長(土屋準君) ほかにございませんでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(土屋準君) ほかになければ、
報告事項(9)「港区
道路施設維持管理計画の見直しについて」の報告は、これをもって終了いたしました。
──────────────────────────────────
○委員長(土屋準君) 次に、
報告事項(10)「港区
公園施設等維持管理計画の見直しについて」、理事者の説明を求めます。
○
土木課長(杉谷章二君)
報告事項(10)「港区
公園施設等維持管理計画の見直しについて」を報告させていただきます。資料№10の1ページを御覧いただきたいと思います。
項番1、背景でございます。本計画は、こちらも港区
公共施設マネジメント計画の個別実行計画として、平成30年に策定してございます。毎年実施しております遊具点検結果において劣化が進行している施設があるなど、当初の点検時からは変化が見受けられているところでございます。今回、国の指針に基づきまして、全ての施設を対象に実施いたしました調査・点検結果を踏まえ、行動計画を見直してございます。
項番2、見直しの方向性でございます。道路施設と同じく、維持管理計画に示しております将来経費及び補修等の工事の実施計画となります行動計画の見直しを行ってございます。
項番3、公園施設等の管理手法と対象施設でございます。下の表に施設別管理手法の考え方を示してございます。公園等にある1万8,177施設を対象に、予防保全型管理と事後保全型管理に分類。事後保全型管理のうち、安全に特に留意すべき施設につきましては、予測保全型管理を導入してございます。
次にページをおめくりいただきたいと思います。項番4、維持管理計画の見直しの内容でございます。(1)今後57年間の長期計画の見直しについてでございます。資料№10-2の本編42ページ、
サイドブックスでは48ページを御覧いただきたいと思います。上にあります図表が、施設の補修・再
整備計画等を見直し、財政負担の平準化を踏まえ策定いたしました長期計画となります。今後57年間に必要な将来経費は、年間平均約3.6億円となってございます。
資料№10の2ページ、
サイドブックス2ページにお戻りいただきたいと思います。項番4の(2)今後5年間の行動計画の見直しでございます。下の表に健全度に応じた安全対策を示してございます。この中で補修・更新が必要な施設が補修等の行動計画の対象となります。今年度実施しました調査結果に基づき、本文のアからウの231施設を対象に行動計画を見直してございます。
本編の43ページ、
サイドブックスの49ページを御覧いただきたいと思います。補修等の実施計画となります令和8年までの行動計画でございます。
資料№10の2ページ、
サイドブックスの2ページに戻っていただきたいと思います。項番5、今後のスケジュールでございます。2月に本計画の見直しを公表する予定にしてございます。
甚だ簡単でございますが、
報告事項(10)「港区
公園施設等維持管理計画の見直しについて」の説明は以上になります。よろしくお願いいたします。
○委員長(土屋準君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。
○委員(うかい雅彦君) 昨年の暮れに西町つなぐ児童遊園というのが完成して、西町自治会という町会が、独自に開園式を行いました。割と町会が関わらせていただいた児童遊園であるということから、町会の会員の方の中から、地域に愛される児童遊園として自分たちも参加したいという御意見が聞かれました。そこで、例えば指定管理者の方と町会の児童遊園をお手伝いしたいという方々の意見交換の場だとか、地域の方の声を吸い上げるような場面をつくっていただけたらありがたいのですが、そういったことは可能なのでしょうか。
○
土木課長(杉谷章二君) 今のうかい委員の御指摘でございますが、地元の皆さんが、いろいろ維持管理等も含めて公園の面倒を見ていきたいという声は、ほかの地区でもございます。指定管理者もそういう声を拾って維持管理をするということは、一つの役割となっております。
今のうかい委員のお話を指定管理者と
高輪地区総合支所にも伝えまして、方法としましてはアドプト活動とかいろいろな方法がございますので、地域の声をいただきながら維持管理ができればとは考えてございます。
○委員(榎本あゆみ君) 3章の行動計画のところで、代表的な2つの公園について具体的に伺いたいのです。
1つが赤坂檜町公園です。ここはミッドタウンが管理されているかと思いますが、例えば2022年から3か年にわたって補修・更新となっていますが、ここはどういうことをするのだろうということと、もう一つは、次ページの港南三丁目遊び場です。8か年の計画の中で、5か年にわたって補修・更新となっていて、一番補修・更新が多い公園になっています。ここは、どうして5か年にもわたってやることがあるのだろうかと。少し具体的な内容が見えなかったので、この2つを教えていただいてもよろしいですか。
○
土木課長(杉谷章二君) まず、檜町公園でございます。民間に日常の清掃等の維持管理はしていただいております。遊具等につきましては、点検も区でやってございますが、補修につきましても区でやるという役割分担になってございます。令和4年から3年連続の補修・更新でございますが、檜町公園には大きなパーゴラがございまして、それを更新しなければなりません。これが単年度では少し厳しいので、令和4年、5年と2か年に分けるということでございます。令和6年は、ブランコの補修を行う予定です。少し内容が違いますし、損傷の度合いによっていつ補修をかけるかというところで計画しておりますので、こういうふうに並んでいるという状況でございます。
もう一つ、一番多い港南三丁目遊び場でございます。これにつきましては、令和元年に複合遊具を更新させていただいています。令和2年は、園灯を取り替えた工事です。令和4年は、砂場を更新する予定にしてございます。令和6年でございますが、園灯が複数個ありますが、これを行います。令和7年には、スプリング遊具の取替を行うという形で補修計画を立てております。毎年大規模な補修工事を行うというものではございません。健全度、点検の結果、いつ補修の手を入れたらいいかということも考慮しながらやっていくところでございますので、並んでいる状況に見えるということでございます。
○委員(榎本あゆみ君) 分かりました。ぱっと見ると、公園によっては、補修・更新が8か年のうちたった1年間しかないところもあれば、ここみたいに5か年並んでいたりすると、どういうことかなと思ったので伺いました。
この中で、現状の公園についての検討結果が出ていると思いますが、たしかハザードのレベル3になっている公園が10個ぐらいあったと思いました。これは、具体的にどういったことが発生しているのですか。そして、それに対して対策をされるのだと思います。17ページです。遊具のハザードのレベル3が10個あります。その下の遊戯施設の安全領域で、不足遊具が半数以上です。608か所のうち319か所と、半数以上が不足遊具となっています。ここを説明いただいてもよろしいですか。
○
土木課長(杉谷章二君) まず、ハザードのレベル3でございます。10施設挙がっておるということで、これにつきましては対応済みということです。ハザードの内容でございますが、基礎部分、ブランコの脚があってその周りをコンクリートで固めてありますが、土が減ってその角が出たりしているようなところがハザードでレベル3に挙がっております。基礎部分が露出しているので、土が減らないようにゴムチップを周りにしくなど、対応策としてはそういうことをやってございます。
もう一点、安全領域でございますか。遊具の周りで子どもたちが遊ぶということを想定して、一定の範囲を安全領域として指定してございます。どうしても遊具が近ければそれで重なるというところで、不足しているという判定にはなってございます。安全領域というのは、昔からあった考え方ではありません。最近の安全点検の中で、遊具設置等整備するに当たって、これを加味しましょうということで挙がってきております。近過ぎて危険なところについては、今までも改修はしてございます。改修に合わせて、今後は安全領域も確保しながら進めていきたいと考えてございます。
デメリットとしましては、今の遊具の数が減ってくるという可能性も出てきますので、少しずつでございますが、改善していきたいと考えてございます。
○委員(榎本あゆみ君) 遊具の数が減るのではないかというお話もありましたが、遊具の種類をそもそも変えればそういったことにはならないと思います。
ちなみに、319か所全てが対応済みというわけではないのですよね。大変危険な箇所が対応済みだと、今、口頭でありましたが、それは319か所に含まれているのですか。それともそれはもう対応されて入っておらず、319か所なのですか。
○
土木課長(杉谷章二君) このうち特に行動計画に改修していかなければいけないというところにつきましては、その遊具が177か所ございます。177施設のうちの85か所が今回の行動計画の中で改善を予定しているというところで、今計画してございます。
○委員(榎本あゆみ君) 結構多いなという印象です。もちろん新しくできた指標ということで、設置したときには気にしなかったものが、時代によっていろいろ変わってきていると思いますので、何か起きる前に迅速に対応していただきたいと思います。
○委員(
風見利男君) 私も、この319か所というのはびっくりしました。安全領域不足遊具なのですから、そのままではいけないわけですよね。そのうち177か所が対象で、そのうち85か所が5年間の行動計画の中で直すということですが、319か所全体を直すという計画にはならないのですか。
○
土木課長(杉谷章二君) この安全領域でございますが、確かにこの遊具から半径幾らという数字がございます。遊具の種類よって、大きく空けているのかなというところもございます。今回このうちの177か所を対象として、優先順位等も決めまして、まず85か所を5か年で改善しようというところにしてございます。少しずつでございますが、安全領域の確保を今後進めてまいりたいと考えてございますが、なかなか一気には改善ができないという状況がございます。
○委員(
風見利男君) 安全領域というから、遊具自体ではなくて、遊具を使うことで周りの安全、そういう見方をするのですか。
○
土木課長(杉谷章二君) 今、風見委員の御指摘のとおり、例えばブランコがございます。例えば半径10メートルの円を描いて、そこにブランコの周りで子どもたちが集中して遊ぶエリアを半径10メートルとかいうふうに指定してございます。隣の遊具も円を描きますと重なっているというところで、円の端と端が重なっているような状況が、データ結果、点検結果として表れている、出てきている部分がございます。
現状を見ますと、遊具同士が近過ぎて、実態としても子どもたちが接触する可能性があるところについては優先順位も高く、まずは改善していこうと今計画しているところでございます。
○委員(
風見利男君) 安全領域不足遊具が5割を超えていると。それだけ聞くと非常に危険だと感じますが、319か所のうち177か所が、ある意味危険度が高いということで、そのうち85か所を取りあえず改修しないといけないという計画ですよね。だから、安全領域不足遊具というのをA、B、Cなどレベルで。素人の我々からすると、危険度1、危険度2、危険度3、危険度4などと分かると理解しやすいのですが、5割以上が危険だとなると、何で遊具があるのかということになりかねません。その辺、もう少し工夫して分かりやすくしてもらうといいですね。
○
土木課長(杉谷章二君) 確かに円を描いての重なりというところで、不足という判定が出ております。あとは使用状況等も含めて改修計画をしているところでございます。引き続き現場等をしっかり確認しながら、もう少し我々は、補修、維持管理する立場として、その辺の指標的なものを内部で検討していきたいと思います。
○委員(
風見利男君) 遊具を使っての事故というのはよく新聞にも出ますが、遊具の位置によって、ぶつかってけがしたというのは、あまりニュースにならないではないですか。その辺があるのだと、もう少し公園の表記もこれから手をつけて直さなければいけないというところについては、使い方の注意などというのも、安全が保たれるように改善されればいいのですが、それまでの間は、何らかの注意喚起というか、利用する人たちにこういう使い方をすると危ないですよみたいなものがあればよい。あまり危険だというのもよくないのでしょうけれども、使い方の工夫で安全が保たれるのであれば、そういうことの表記なども考えてもらったらいいのではないかなと。
もう、すぐさま手をつけなければいけないようなところについては、そういう注意喚起なども、ぜひ検討していただいたらいいのではないかなと思います。そこはお願いしておきたいと思います。
○委員(玉木まこと君) 安全領域の話の関係でもあるのですが、遊具が減ってしまうのは少しどうかなという思いもありますが、ロープの遊具などの管理が大変だとというところで、更新のときに違うものに替わってしまうという事例がありました。安全領域の話に関わると思いますが、更新、補修、遊具を替えるという際には、子どもたちや利用者の声をしっかりと聞いていただくということは、これまでされていると思いますが、お願いしたいと思います。よろしくお願いします。
さっき檜町公園の話もありましたが、対象となっているところで、占用物件などの公園管理者以外が設置または管理している施設は本計画の対象外というのがあります。5ページです。これは、ちなみにどういった公園なのでしょうか。
○
土木課長(杉谷章二君) 例を挙げますとさくら坂公園でございますが、こちらにつきましては、結構利用者が多いところでございますが、ロボットタワーが有名で、非常に人気がある公園でございます。そのロボットタワー等につきましては、あそこを整備するとき、特殊な遊具でもあるということで、開発者の方で維持管理をするという取決めになってございます。今回、区の方での点検と補修については事業者の方に任せているというところがございます。
○委員(玉木まこと君) 今ロボットタワーの事例がありましたが、そのほかにも幾つかあると。ざっくり10か所ぐらいなのか、もっと多いのか。どれぐらいあるものでしょうか。
○
土木課長(杉谷章二君) すみません。遊具に関してのカウントはできていなくて、申し訳ございません。ほかに芝給水所の上に遊具があるところがございます。ああいうものも
教育委員会で維持管理をやっているという場所もございます。
○委員(うかい雅彦君) 今の話の中で、例えばさっきブランコ半径10メートル以内で別の遊具と重なるところというような御答弁があったと思います。10メートルというのは少し。例えばブランコから跳んでしまう子がいて、それが違う遊具と、遊んでいる子とぶつかるなどということになる。そういった危険のことをおっしゃっているのではないかと思いますが、そこで言うと、そもそもブランコの乗り方のルールを決めて、こういう乗り方をしなさいよということをすることによって、その遊具は守られて残せる。遊具の使い方などのルールをきちんと決めて、子どもたちにこういうことをやっては駄目だよということを示してあげるというのも、お金をかけて何かやる前に区としてできるのではないかなという気もしますが、そこら辺はいかがですか。
○
土木課長(杉谷章二君) 今、うかい委員御指摘のブランコでどこまで跳べるかとか、そういう形で遊ぶお子さんもいるかと思います。安全領域の考え方としまして、子どもたちが遊ぶ遊具の周りで動くといいますか、走ったりするエリアを安全領域というふうな決め方をしてございます。どうしても範囲が大きく設定されているというところが現状であるとは認識しているところでございます。
確かに、今うかい委員がおっしゃったように、危険な遊び方について、やはり子どもたちへの注意喚起も必要かなと思ってございますので、その方法についても今後しっかり検討はしていきたいと思ってございます。
○委員長(土屋準君) ほかにございませんでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(土屋準君) ほかになければ、
報告事項(10)「港区
公園施設等維持管理計画の見直しについて」の報告は、これをもって終了いたしました。
──────────────────────────────────
○委員長(土屋準君)
審議事項に入ります。初めに、
審議事項(1)「請願元第13号
東京都市計画道路幹線街路環状第4号線にかかる
港区立白金児童遊園敷地と
港区立白金台幼稚園の敷地を東京都に譲渡しないで頂きたい事を求める請願」を議題といたします。
本請願について、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(土屋準君) なければ、本請願につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(土屋準君) それでは、本日継続と決定いたしました。
──────────────────────────────────
○委員長(土屋準君) 次に、
審議事項(2)「請願3第15号 港区赤坂7丁目計画に関する請願」を議題といたします。
本請願について、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(土屋準君) なければ、本請願につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(土屋準君) それでは、本日継続と決定いたしました。
──────────────────────────────────
○委員長(土屋準君) 次に、
審議事項(3)「発案元第5号
街づくり行政の調査について」を議題といたします。
本発案につきまして、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(土屋準君) なければ、本発案につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(土屋準君) それでは、本日継続と決定いたしました。
──────────────────────────────────
○委員長(土屋準君) そのほかに、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(土屋準君) なければ、本日の委員会を閉会いたします。
午後 4時05分 閉会...