港区議会 2021-12-13
令和3年12月13日建設常任委員会-12月13日
令和3年12月13日
建設常任委員会-12月13日令和3年12月13日
建設常任委員会
建設常任委員会記録(令和3年第23号)
日 時 令和3年12月13日(月) 午後1時30分開会
場 所 第2委員会室
〇出席委員(8名)
委 員 長 土 屋 準
副委員長 石 渡 ゆきこ
委 員 玉 木 まこと 榎 本 あゆみ
風 見 利 男 近 藤 まさ子
うかい 雅 彦 井 筒 宣 弘
〇欠席委員
な し
〇出席説明員
副区長 野 澤 靖 弘
芝地区総合支所長・
街づくり事業担当部長兼務 岩 崎 雄 一
芝地区総合支所まちづくり課長 香 月 佑 介
麻布地区総合支所長・
街づくり支援部長兼務 冨 田 慎 二
都市計画課長 野 口 孝 彦 住宅課長 富 沢 和 可
土木管理課長 佐 藤 雅 紀 再開発担当課長 池 端 隼 人
品川駅
周辺街づくり担当課長 吉 田 誠 土木課長 杉 谷 章 二
〇会議に付した事件
1 報告事項
(1)
東京都市計画住宅市街地の開発整備の方針(原案)について
(2) 品川駅
周辺地区地区計画の変更(原案)について
(3)
港にぎわい公園づくり推進計画(素案)について
2 審議事項
(1) 請 願元第13号
東京都市計画道路幹線街路環状第4号線にかかる
港区立白金児童遊園敷地と
港区立白金台幼稚園の敷地を東京都に譲渡しないで頂きたい事を求める請願
(元.11.28付託)
(2) 請 願3第15号 港区赤坂7丁目計画に関する請願
(3.9.10付託)
(3) 発 案元第5号 街づくり行政の調査について
(元.5.29付託)
午後 1時30分 開会
○委員長(土屋準君) ただいまから、
建設常任委員会を開会いたします。
本日の署名委員は、風見委員、うかい委員にお願いいたします。
傍聴者から、撮影・録音の申出がありました。これを許可したいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(土屋準君) それでは、そのようにさせていただきます。
──────────────────────────────────
○委員長(土屋準君) それでは、報告事項に入ります。初めに、報告事項(1)「
東京都市計画住宅市街地の開発整備の方針(原案)について」、理事者の説明を求めます。
○都市計画課長(野口孝彦君) それでは、報告事項(1)「
東京都市計画住宅市街地の開発整備の方針(原案)について」、御報告させていただきます。
本案件は、東京都決定の都市計画案件でございまして、11月18日付で東京都知事から港区長宛てに都市計画法第16条に基づく都市計画原案の縦覧依頼があり、12月1日から12月15日まで縦覧を行っております。本日は、その原案につきまして御報告させていただきます。
それでは、資料№1の1ページを御覧ください。まず、住宅市街地の開発整備の方針の概要についてです。住宅市街地の開発整備の方針は、良好な住宅市街地の開発整備を図るための長期的かつ総合的なマスタープランとして、都市計画区域内の住宅市街地の開発整備の構想の明確な位置づけを行うものです。あわせて、住宅市街地に係る土地利用、
市街地開発事業及び都市施設等の計画を一体的に行うことにより、住宅市街地の開発整備に関する個々の事業を効果的に実施すること、民間の建築活動等を適切に誘導すること等を目的として、東京都が定めるものでございます。
今回、都市づくりの
グランドデザインや、都市計画区域の整備、開発及び保全の方針など、策定された上位計画の内容に合わせ、住宅市街地の目標や開発整備の方針等を修正するとともに、事業の進捗を踏まえ、重点地区を見直すため、平成27年3月策定の現行計画を改定するものでございます。
続きまして、項番2、位置づけについてです。住宅市街地の開発整備の方針は、都市計画法第7条の2第1項第2号により、都市計画として定めるもので、都市計画区域の整備、開発及び保全の方針、都市再開発の方針などと整合を図り策定するものです。
続きまして、項番3、これまでの経緯と今後のスケジュールについてです。11月18日に東京都から縦覧依頼を受け、12月1日から12月15日まで縦覧をしているところでございます。あわせて、縦覧期間中は公述の申出を行っており、公述を希望される方は、令和4年1月20日と1月24日に開催される公聴会にて公述することができます。その後、都市計画法第16条の手続の後、都市計画法第17条の手続による案の縦覧を来年6月に予定しております。その際には、また当委員会に案について御報告いたします。その後、港区
都市計画審議会へ諮問し、東京都
都市計画審議会への付議が9月、都市計画変更は10月を予定しております。
続きまして、2ページを御覧ください。港区における重点地区を一覧表にまとめております。今回の改定に伴う新規・変更箇所を赤字で示しており、削除する部分を灰色で示しております。変更箇所につきましては、字句を修正した箇所もございますが、主に事業の進捗に合わせた更新となっております。
新たに追加した地区につきましては、住生活基本法に定める重点供給地域及び特定促進地区と整合を図り、一体的かつ総合的に整備し、または開発すべき地区を選定し、10地区が追加されております。削除した地区といたしましては、事業の完了に伴い、5地区、削除してございます。
続きまして、住宅市街地の開発整備の方針(原案)の説明に入らせていただきます。それでは、資料№1-2を御覧ください。住宅市街地の開発整備の方針(原案)でございます。こちらは港区に関係する部分を抜粋したものとなりますので、御了承ください。
右下のページ番号1番を御覧ください。
サイドブックスですと、41分の4ページになります。原案の目次です。原案では、目次に記載のとおり、本方針の策定の目的や住宅市街地の開発整備の目標や方針を定めるとともに、別表に重点地区を定めております。目次に記載している各項目のページ番号は、本資料のページの真ん中のページ番号と一致しております。当委員会資料は港区の部分を抜粋しているため、別途右下に付番しておりますページ番号に沿って御説明させていただきます。なお、今回変更した箇所を中心に御説明させていただきます。
それでは、次のページ、右下のページ番号2ページを御覧ください。まず、項番1、策定の目的等についてです。ページの右側、(2)位置づけの上から4行目に記載されています上位計画について、現行の東京の
都市づくりビジョンから、未来の東京戦略や都市づくりの
グランドデザインに変更されています。
続きまして、項番2、住宅市街地の開発整備の目標についてです。まず、(1)実現すべき住宅市街地の在り方についてです。次のページになります。資料右下、ページ番号の3ページを御覧ください。左側の上から7行目です。近年では、少子高齢化の進行など住生活をめぐる状況が変化しており、自然災害に対する備え、持続可能な都市の実現に向けた環境対策、デジタル・トランスフォーメーションの進展への対応などの課題に加え、
新型コロナウイルス感染症の危機を契機として、新たな日常に対応した住宅政策が求められているとしています。
また、下から3行目ですが、居住の場としても魅力的な東京の実現のために、概成する
環状メガロポリス構造を活用した機能的かつ効率的な地域構造の実現に加え、集約型の地域構造への再編を前提とした、成長と成熟が両立した未来の東京の住生活の実現を基本的な目標に掲げるとしています。
次に、(2)住宅の建設及び更新、良好な居住環境の確保等に係る目標についてです。成長と成熟が両立した未来の東京の住生活の実現に向けて、10の目標を定め、それぞれに示す2040年代の姿の実現に向けて取り組むとしています。資料右下のページ番号3ページから5ページにかけて、10の目標が記載されております。
続きまして、右下のページ番号5ページでございます。
サイドブックスですと、41分の8ページを御覧ください。左下、左側最下段に項番3、良好な住宅市街地の整備または開発の方針がございます。まず、(1)住宅市街地における土地利用についてです。
都市計画区域マスタープランとの整合を図り、
中枢広域拠点域、
国際ビジネス交流ゾーンなどに分類し、定めています。
次に、(2)住宅市街地の整備または開発の方針についてです。上位計画の都市づくりの
グランドデザインにおける4つの地域区分及び2つのゾーンのうち、2つの地域区分及び1つのゾーンについて、それぞれの特性と将来像を踏まえた都市づくりの視点から、住宅市街地の整備または開発の方針を定めるとしています。
右下のページ番号6ページを御覧ください。
①中枢広域拠点域及び
国際ビジネス交流ゾーンについてです。港区は全域、この区域となります。
高齢者向け住宅や外国人のニーズ等を踏まえた住宅など多様な
ライフスタイルに対応した住宅の供給や、高経年マンションなどの住宅の更新などを進める。中心部では高密度の複合市街地の整備を進め、充実した
鉄道ネットワークに支えられた魅力的な居住生活を実現していく。駅まち一体のまちづくりによる高質な職住等が融合した市街地を整備するとしています。その他、主要な駅周辺における都市機能の集積、海水面より低い地域における浸水対策などを定めています。
続きまして、②新
都市生活創造域についてですが、港区には該当がないため、説明を省略させていただきます。
続きまして、資料右下のページ番号7ページ、左側下段を御覧ください。項番4、重点地区等の整備または開発の方針についてです。まず、(1)重点地域についてです。ア、地域の設定において、業務・商業などの複合機能や芸術・文化・スポーツ、イノベーションを創造する産業など多様な特色を有する地域の形成と併せて、多様な
ライフスタイルに対応した住宅を供給するなど、首都機能を担う東京圏の中心である
国際ビジネス交流ゾーンを含めた
中枢広域拠点域を重点地域として位置づけます。そのため、港区は全域が重点地域となっております。
次に、(2)重点地区についてです。地区の選定、選定基準、具体的な地区の計画を定めています。
続きまして、資料右下のページ番号9ページを御覧ください。
サイドブックスですと、41ページの12ページとなります。重点地区の整備または開発の計画の概要についてです。地区ごとに、地区の整備または開発の目標、基本的方針、都市施設の整備の方針などが定められております。各重点地区の位置や区域は、資料№1-3、附図にそれぞれ記載されております。
地区ごとの内容については、細かい字句の修正はございますが、内容に変更のあった地区のみ御説明させていただきます。また、全ての地区に共通する変更といたしまして、上から3段目の地域区分につきましては、現行のセンター・コア再生ゾーンから
中枢広域拠点域、
国際ビジネス交流ゾーンに変更されています。
それでは、地区ごとの御説明に移らせていただきます。まず、港.11、北青山三丁目地区についてです。一番下のd欄につきまして、公営住宅建替事業の状況が一部完了に変更されています。また、平成28年10月に再開発等促進区を定める地区計画が都市計画決定されたため、追加されております。
次に、港.12、六本木一丁目西地区についてです。一番下のd欄につきまして、再開発等促進区を定める地区計画が、変更から決定済に修正されております。
続きまして、次のページです。資料右下のページ番号10ページを御覧ください。港.15、愛宕地区についてです。一番上の欄における区域面積につきましては、平成27年9月の再開発等促進区を定める地区計画の変更に合わせ、7ヘクタールから8ヘクタールに変更されています。あわせて、一番下のd欄の再開発等促進区を定める地区計画が、決定済から変更に変更されています。
続きまして、港.17、環状第二号線新橋・虎ノ門地区についてです。一番上の欄における区域面積につきまして、平成27年2月の再開発等促進区を定める地区計画の変更に合わせ、9ヘクタールから14ヘクタールに変更されています。一番下のd欄につきまして、市街地再開発事業の状況が、事業中から完了に変更されています。また、再開発等促進区を定める地区計画が、決定済から変更に変更されています。
続きまして、港.20、三田小山町地区についてです。一番下のd欄につきまして、平成28年6月に新たに市街地再開発事業が都市計画決定されたため、一部完了から事業中に変更されています。同時に地区計画も変更しているため、一部決定済から変更に修正されています。
続きまして、次のページです。資料右下のページ番号11ページを御覧ください。港.27、白金一丁目東部北地区についてです。一番下のd欄につきまして、市街地再開発事業の進捗に合わせ、事業中の記載が追加されています。
続きまして、港.30、虎ノ門・麻布台地区についてです。この地区からは、新たに追加された地区となります。a欄の地区の目標では、居住・滞在機能や国際的な教育・医療・生活支援・交流機能の導入により、外国人にとっても暮らしやすい生活環境の整備を図るとしています。以下、その他の方針につきましては、記載のとおりです。
続きまして、港.31、浜松町駅西口地区についてです。a欄の地区の目標では、駅前拠点にふさわしい多様な機能を備えるとともに、居住環境の向上を図るとしています。以下、その他の方針については、記載のとおりでございます。
次に、港.32、三田三・四丁目地区についてです。a欄の地区の目標は、業務機能を中心に住宅機能、商業機能等の多様な機能の集積を図る。質の高い都市空間を備えた
ビジネス交流拠点・生活環境の形成を図るとしています。以下、その他の方針につきましては、記載のとおりです。
続きまして、次のページです。資料の
右下ページ番号12ページを御覧ください。港.33、西麻布三丁目北東地区についてです。a欄の地区の目標では、幹線道路沿道にふさわしい多様な都市機能が集積した土地の高度利用により、緑豊かで魅力ある複合市街地の形成を図るとしています。以下、その他の方針につきましては、記載のとおりです。
次に、港.34、赤坂七丁目北地区についてです。a欄の地区の目標では、多様な
ライフスタイルに対応した良質な住宅を中心として、業務、商業、文化、交流機能及び生活利便施設を集積するとともに、緑豊かな魅力ある複合市街地を形成するとしています。以下、その他の方針につきましては、記載のとおりです。
次に、港.35、白金一丁目西部中地区についてです。a欄の地区の目標では、定住性の高い良質な住宅の供給を行うとともに、まとまった規模の空間や緑を確保し、市街地環境及び防災機能の向上を図る。商業機能や工場機能を更新し、安全で快適な複合市街地の形成を図るとしています。以下、その他の方針につきましては、記載のとおりです。
次に、港.36、品川駅周辺地区についてです。a欄の地区の目標では、まちと一体化する
高輪ゲートウェイ駅の整備と、品川駅と
高輪ゲートウェイ駅を核とした国際交流拠点の実現に向け、風の道等に配慮しつつ、
国際競争力強化に資する高質な機能が集積する複合市街地を形成するとしております。以下、その他の方針につきましては、記載のとおりです。
続きまして、次のページ、資料右下、13ページを御覧ください。港.37、泉岳寺駅地区についてです。a欄の地区の目標では、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新により、魅力ある国際交流拠点にふさわしい複合市街地の形成を図るとしています。以下、その他の方針につきましては、記載のとおりです。
次に、港.38、高輪二丁目19番地区についてです。a欄の地区の目標では、泉岳寺駅地区第二種市街地再開発事業の施行に伴い、公営住宅の建て替えを行うとしています。こちらは、シティハイツ車町の建て替えでございます。以下、その他の方針については、記載のとおりです。
最後に、港.39、芝浦四丁目3番地区についてです。a欄の地区の目標では、品川駅
周辺地区土地区画整理事業の施行に伴い、区民向け住宅について建て替えを行うとします。こちらは、
シティハイツ高浜の建て替えをいたします。以下、その他の方針については、記載のとおりでございます。
なお、繰り返しの御説明となりますが、これらの各重点地区の位置や区域は、資料№1-3の附図に記載してございます。後ほど御確認いただけたらと思います。
甚だ簡単ではございますが、報告事項(1)「
東京都市計画住宅市街地の開発整備の方針(原案)について」の御説明は以上でございます。
○委員長(土屋準君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。
○委員(風見利男君) 今いろいろ説明があったのですけれども、資料№1の別表にあるとおり、ほとんど再開発事業ですよね。一部、住宅建て替えというのがあるけれども、このような状況で、あちらこちらに国際競争力の強化などということがいろいろ出てくるわけですけれども、これはこれだけではなくて、再開発もそうですし、特定
都市再生緊急整備地域や
都市再生緊急整備地域など、そのようなときに必ず枕言葉のようにこの文言が出てくるわけですけれども、国際競争力というのはどのようなことなのですか。あと、国際競争力を強化するということはどのようなことなのですか。
○都市計画課長(野口孝彦君) 東京都の上位計画となります都市計画区域の整備、開発、保全の方針で定めており、東京における都市機能の高度な集積、都市の
インフラストックの最大限の活用、グローバルな人・モノ・情報の交流促進など、東京が世界中から選択される都市を目指すことが求められているということで掲げている方針に基づいているものでございます。
国際的にも東京が選ばれて、経済、産業が発展されていくということと、居住環境としても成熟していくということの両方を求めているものでございます。
○委員(風見利男君) いや、国際競争力というのは何かということと、それを強化するということはどのようなことかと聞いているのです。巨大なビルを造ることが、別に国際競争力の強化になるわけなのですか。東京が選ばれるというのだけれども、何を選ばれるのですか。
○都市計画課長(野口孝彦君) 高度な機能が集積して、都市の
インフラストックが最大限活用され、さらにそれを伸ばしていく。それが、新しい価値を生み続ける活動の舞台としての東京のブランド力を高めることになる。それが結果として世界中から選択される都市になってくる。それを目指すこと、これが国際競争力ということでございます。
○委員(風見利男君) 世界から東京が何を選ばれるわけなのですか。安倍政権時代に、世界で一番企業が活動しやすい東京をつくるのだ、まちをつくるのだと。その中心が東京だと思うのですけれども、国際競争力を強化するなどというのだけれども、企業が活動しやすいということは、企業がそこに来ればもうけられるというためのまちづくりということなわけで、区民にとって、そのようなまちは本当に望まれているわけなのでしょうか。私は、区民はもっと安全・安心のまちを願っているわけで、今、港区はCO2の排出量が23区でトップなわけでしょう。それは巨大なビルをどんどん造るわけだから、当然そうなるわけで、本当にそのようなまちを区民が望んでいると港区は思っていらっしゃるのですか。国際競争力というけれども、本当に国際競争力というのは何なのですか。
○都市計画課長(野口孝彦君) まず、国際競争力についてですけれども、経済において日本の中心である東京がこれから先も発展していくために、世界の中で選ばれる都市となるべきこと、それが国際の競争の中で選ばれていくことが大事だということで、経済を活性化させる魅力だと思います。
あわせて、住環境としてどうなのかという御質問だと思いますが、当然、区民にとっても、地域の皆さんにとっても住みやすいまちであることが大前提にあります。今回の住宅市街地の開発整備の方針にも、その目標として、居住の場としての魅力を高めていくこと、これも方針として掲げております。その両立を目指していくことが、東京都なり港区なりの取組だと考えております。
○委員(風見利男君) 国際競争力が高まると、住みやすい港区になるわけなのですか。
○都市計画課長(野口孝彦君) 求められている機能としての国際競争力を高めていくこと、それから持続可能な社会をつくっていくこと、それと、居住環境の場としての魅力を高めていくこと、全て並列して成立させていくことが非常に大切と考えております。
○委員(風見利男君) だって、ここで言っているのは、中枢機能のほか、商業、観光、芸術文化の多様な都市機能が面的に広がっている
国際ビジネス交流ゾーンでは、
グローバルビジネスやインバウンドなど国際競争力の強化に向けた一層の導入を目指すというのです。ですから、区民は全然眼中にないわけです。東京が世界から選ばれたら、国民にも区民にもメリットがあるのですか。
○都市計画課長(野口孝彦君) 持続可能な社会としての発展、成長は非常に大事なことであると考えております。今回、東京都は、
都市計画区域マスタープランでも、成長と成熟が両立した未来の東京を目指すと言っております。経済的な成長は必要不可欠なものと考えます。
一方で、都心部において、国際交流拠点においても、居住環境としての魅力は非常に大事ですので、そういった面も含めて、居住の場としての魅力を高める取組を多方面に行っていくということは継続した取組になっております。
○委員(風見利男君) 先ほどの都市計画課長の説明では、
中枢広域拠点域及び
国際ビジネス交流ゾーン、これは港区は全域該当すると言いましたよね。最近の市街地再開発事業のところでは、外国人の方が来てそのまま住めるような、本当に超高級住宅をたくさん造っているわけで、区民が住めるような住宅ではないわけです。
もう一つここで書いてあるのは、
高齢者向け住宅もここに位置づけられているわけですけれども、これはどのような人が住む高齢者住宅なのですか。
○都市計画課長(野口孝彦君) 社会のニーズとしまして、外国の方が働きながら住める環境づくりが求められているということと、あらゆる方、高齢者住宅の、高齢者の居住の安定が図られることが引き続き重要だということ、これは高齢者を限定せずに、そのような器づくりが東京都の取組として大切だということで目標に掲げられております。
○委員(風見利男君) ここで言っている
高齢者向け住宅というのは、例えば、北青山三丁目団地の一部を民間に提供して、超
高層マンションと高齢者向けの住宅を造りましたけれども、大体生活費を考えると、月々100万円から200万円かかるのです。こんなところに住む高齢者といったら、本当に僅かだと思うのですけれども、ここで言っている
高齢者向け住宅というのは、そのような超
高層マンションではないのですか。だって、わざわざ外国人のニーズに合った住宅と並列に書いてあるわけで、一般の高齢者の人たちが住むような高齢者住宅ではないのでは。大体そのような住宅、東京都は造っていないしね。都営住宅の一部にシルバーケアという住宅は造るけれども、本当に高齢者住宅と言えるかといったら言えないわけで、ここで言っているのはそのような住宅ではないのでしょう。
○都市計画課長(野口孝彦君) 資料№1-2の右下のページでいきますと、4ページでございます。東京都が東京全体として住環境をつくっていくための目標として掲げております。目標3が、住宅確保に配慮を要する都民の居住の安定、これは住宅確保要配慮者ということで、今、御質問にありましたような高齢者なども入ると思います。その器づくり、社会から孤立させることなく、ふさわしい住宅で暮らせることを目標としますということになっております。
また、目標5は高齢者の居住の安定でして、バリアフリー化された住宅、安全で健康で生活できる住宅が普及されていること、地域包括ケアシステムで住み慣れた地域で安心して住み続けることができること、これらをこれから先の2040年代までに実現する。東京都全体の目標として掲げているところでございまして、結果的に、今の事例に挙げたような高額なサービスつき高齢者住宅はございますけれども、目標としては、そのような限定したものではないということで、今回、方針として打ち出しています。
○委員(風見利男君) 美辞麗句を並べるのは簡単なのだけれども、実際にはやっていないわけです。高齢者が安心して住めるかといったら、住めないではないですか。だって、民間のアパートに住もうと思ったら、もう年だから駄目だと言われるわ、都営住宅は当たらないわ、シルバーケアといっても、本当に住宅の僅か数%です。そのような実態の中で、本当に耳触りのいいことを幾ら言ったところで、私はやはり目標にもならないと。実際、着実に進めていて、2040年までにさらにもっと強化しますというのなら分かるけれども、そのように一歩一歩進めていない中で、このような言葉だけ並べておいて本当にいいのかということです。私は非常にそこは問題だと。
あと、やはり先ほども言ったように、別表の中では、大半が港区は再開発事業ばかりで、一部、土地区画整理や
シティハイツ高浜の建て替えで公営住宅を建てるということなのだけれども、そのようなところしか公営住宅は建てないわけです。普通であれば、もっともっと都民、区民が住みやすい住宅をたくさん造る必要があるわけだけれども、先ほども言った北青山三丁目の団地でいえば、既存の都営住宅に、655戸あったのに、造ったのは300戸です。それはなぜかといえば、追い出しをして、残った人が300人なので、それしか住宅を造りませんと。あとの4分の3の地域は民間に売り渡すわけです。70年の定期借地権で貸すのでしょうけれども。都営住宅の隣にできた超
高層マンションと、先ほど言った高齢者のケアつき住宅など、本当に庶民とは全く縁もゆかりもないところなわけです。今度、残りの半分の地域を青山通りと一体開発ということで、さらに民間に開発事業を委ねるわけでしょう。何で都営住宅が建っていたところを民間に売り渡して、都営住宅を造らないのかと。私は本当に不思議でしようがないです。
そのようなところに区としてきちんと意見を上げていくという。都有地は東京都が使えと。都営住宅も、大体何十倍、何百倍、50年申し込んでも当たらないという人が港区にいっぱいいるわけです。それを放置しておいて、この目標でいいのだとは私はならないと思うので、やはり東京都から意見を求められているのであれば、都民の貴重な都有地は都民のために使えと。民間の開発のために提供するなというぐらいのことを意見を上げないと。これを読むと確かに格好いいです。どこを読んでも、間違っていることは書いていないわけで。ただ、本当にそのとおり進むかというと、今まで進んでいないので、今回、整備の方針が出されたから、それで進むと思ったら大間違いなわけです。ですから、やはり庶民でも住めるような、都有地を活用しろという意見をぜひ区長意見で上げてもらいたいと思うのです。
特に港区は、ここで言っているように、本当に拠点という位置づけであるわけで、先ほど言ったように、企業がここで一番活動してもうけやすい港区にすれば、庶民が区民が喜ぶかといったら、喜ばないわけです。今、成長と分配というけれども、成長ばかりどんどん進めて、おこぼれがいつ来るか分からないという、このような御時世なわけです。ぜひ本当に都有地は都民のために使うと。巨大な開発は抑えて、今、世界が地球温暖化で大問題になっているわけで、できることは何でもやって、1.5度以内に抑えないととんでもないことになるわけで、将来の子どもたちに地球を安全に手渡すことができるかどうかという瀬戸際にいるわけで、だから、本当に一つ一つ、何を取っても地球環境を守るという立場で物事を進めていくという。
区も、基本計画の中で、SDGsを目標に何をやるにもそれに基づいてやっていくと書いてあるわけで、そのような立場で取り組んでもらいたいし、区長意見もそのような立場で、練りに練って出してもらいたいと思うのですが、いかがでしょうか。
○都市計画課長(野口孝彦君) 例示でお話がございました、都有地を都民のために活用する、これは都営住宅にほかならないという御趣旨だったと理解しております。北青山三丁目の例で言いますと、この後、都営住宅の建て替え事業がほとんど完了して、その後は当初から目標としている業務、商業、文化、交流、居住などの都市機能が融合した複合市街地を目指すための取組になっていると思います。この地区全体で複合市街地を形成していくことは、この地域自体が必要としていることでもありますので、東京都の広い意味での有効活用という考え方だと思いますので、区としても協力していきたいと考えております。
また、地球温暖化の抑止に関して、今の段階から気温を著しく上げないように取り組まなければいけない。そのために発生CO2を削減することが最善な取組であるということについては、私どもの取組も同様でございます。港区でのCO2発生量は多くなっているのが現状ですが、それは事業床が多いからという面もございます。建物を建て替えるときに、より高効率、CO2発生量を抑えれるように、これからも街づくり支援部として取り組んでいきたいと考えております。
○委員(風見利男君) 北青山三丁目のところは、東京都が必要としているという。何のためにあそこを開発しなければいけないのですか。誰が求めているのですか。UR都市機構が自分の土地と一体的に開発しようというのが目的で、別に都民も周りに住んでいる人もそんなことは求めていないと思うのですけれども、そのような開発を誰が求めているのですか。
○都市計画課長(野口孝彦君) 東京都が方向性を定めていると理解しております。
○委員(風見利男君) だから、都民の土地は、東京都のものではないですよね。中身は、都民の共有財産を民間の開発に提供するということでしょう。違うのですか。
○都市計画課長(野口孝彦君) 事業のフレームについてはまだ確立していないと聞いております。
○委員(風見利男君) だって、一体開発をするという方針が決まっているでしょう。そのようなうそを言わないでください。具体的にどのようなビルを建てるなどということは決まっていないにしても、そこには巨大なビルを造ると。一部裏側に公園を造ると。今の公園と一体的に利用できますと言っているけれども、結局、一体的に巨大なビルを造るという、これははっきりしているわけです。
ですから、やはりそのようなことで本当にいいのかと、私は問題提起しているわけで、都民の貴重な都有地は、本当に都民が喜ぶような使い方をしていかないとまずいのではないかと。ここだけではないのです。青山で言うと、青山小学校の前にあった都営住宅の跡地も、民間のマンション事業者に定期借地権で貸して、超高級マンションが建ったわけです。その裏にあった国有地も同じように、民間に提供されました。あと、赤坂地域も公務員住宅がそのような形で民間に売り渡されて高級マンションになっているという、そのような事例が青山にはたくさんあるわけです。南青山六丁目、青南小学校の前で言えば、国家公務員の宿舎があったところが、やはり民間の高級マンションに変わってしまって、国民や都民の所有地が、本当に一部企業のもうけのために提供されているという実態があるわけで、そのような実態の上に、区として本当に都民、区民が喜ぶ施設は何なのかという点で物事を考えてもらわないと。東京都が方針を決めているから、港区もそれでいいのですということでは地方自治体の役割はなくなるわけです。東京都の下請機関ではないわけですから、やはり区民が喜ぶような土地の活用方針を区としても考えて、東京都に意見していくくらいやって当たり前だと私は思うのです。ぜひそのような点もよく考えた上で対応していただきたいと、お願いしておきたいと思います。
○委員長(土屋準君) ほかにございませんでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(土屋準君) ほかになければ、報告事項(1)「
東京都市計画住宅市街地の開発整備の方針(原案)について」の報告は、これをもって終了いたしました。
──────────────────────────────────
○委員長(土屋準君) 次に、報告事項(2)「品川駅
周辺地区地区計画の変更(原案)について」、理事者の説明を求めます。
○再開発担当課長(池端隼人君) それでは、報告事項(2)「品川駅
周辺地区地区計画の変更(原案)について」、報告させていただきます。資料№2を御覧ください。
当地区のまちづくりにつきましては、本年11月8日の当委員会において概要等を御報告させていただいております。今回の報告は、都市計画法第16条の規定に基づき、地区計画の原案の公告、縦覧等の手続を進めることから、当委員会へ報告させていただくものでございます。本来であれば、手続を開始する前に報告すべきところでございますが、年末年始に配慮した縦覧、意見書提出期間を設定しておりますことから、当委員会への報告が遅くなってしまいましたことを、この場を借りておわび申し上げます。
それでは、資料1ページ、
サイドブックスで37分の2ページを御覧ください。本地区計画は、港区港南一丁目、二丁目、芝浦四丁目、高輪二丁目、三丁目、三田三丁目各地区、約21.6ヘクタールの区域について定めるものでございます。
ここで、資料の12ページ、
サイドブックスの37分の13ページの位置図を御覧ください。一点鎖線の内側、点で網かけした部分が、地区計画全体の範囲でございます。図に向かって左側が北となっております。網かけの中ほど、点線で区切った北側を品川駅北周辺地区、南側を品川駅街区地区の2つの地区に区分しております。今回、南側の品川駅街区地区において区域を拡大するため、面積が約13.8ヘクタールから約21.6ヘクタールに変更になります。
資料1ページ、
サイドブックス37分の2ページにお戻りください。続きまして、地区計画の目標でございます。最後の2つの段落に具体的な目標が掲げられております。世界中から先進的な企業と人材が集い、多様な交流から新たなビジネス・文化が生まれるまちづくりを推進する中で、
国際競争力強化に資する高質な機能が集積する複合市街地を形成するとしております。また、高輪築堤を、国内外の来訪者が鉄道開業時のまちの歴史を知るための資源としてまちづくりに生かすことを掲げております。今回、目標に変更はございません。
続きまして、土地利用の方針です。分かりやすく利便性の高い品川駅への再編、まちと一体化する
高輪ゲートウェイ駅の整備、
国際競争力強化に資する高質な機能が集積する複合市街地を形成するとしております。こちらも変更はございません。
続きまして、公共施設等の整備の方針でございます。上から2行目に、JR品川駅の改良という言葉を追記しております。これは今回、JR品川駅のコンコースの拡幅や改札口の増設を行うことを踏まえて、追記しているものでございます。
資料2ページを御覧ください。項番2、歩行者ネットワークの整備方針の(2)に、品川駅街区地区における内容を拡充しております。中央自由通路を西側に延伸するとともに、北側、南側において、駅西側につながる連絡機能を強化する歩行者通路を整備するなど、デッキレベルにおける円滑な歩行者ネットワークを形成すること、中央自由通路と駅広場をつなぎ、南北の歩行者ネットワークを形成する歩行者通路を整備することとしております。また、歩行者通路の整備に当たっては、国道15号上空に将来整備される広場等との連携に配慮することとしております。
続いて、(3)に、デッキレベルの歩行者通路について、国道15号を介した三田・高輪地区との将来的な回遊性に配慮した計画とすることとしております。
最後に、(7)は新たに追加した項目でございます。品川駅から補助線街路第334号線・駅広場を介し、デッキレベルの南北の歩行者ネットワークを形成する歩行者通路を整備するとともに、環状第4号線、デッキレベル、地上を重層的につなぐバリアフリー機能を確保した縦動線となる歩行者通路を整備することとしております。
資料3ページを御覧ください。項番4、オープンスペースの整備の方針について、(1)を新たに追加しております。品川駅街区地区において、国際交流拠点の新たな都市景観の顔となり、品川駅北口から周辺地域につながる歩行者ネットワークの要となる交通結節空間として、デッキレベルに広場を整備することとしております。
次に、(4)に、区域4-2に整備する広場について、移築保存する高輪築堤が身近に感じられるようにすることを追記しております。
次に、(6)に、区域4-2に整備する緑地について、地上部の潤いある歩行者空間の形成に寄与する緑地とすることを追記しております。
続きまして、建築物等の整備の方針です。今回関係する部分を紹介させていただきます。項番3では、将来見直すことを想定した指定容積率について記載しております。区域4-2は、敷地面積1,500平方メートル、かつ、まちづくりガイドライン等に基づき、良好な市街地を形成する場合には700%とすることとしております。また、見直しに当たっては、商業地域に見直すことを想定した指定容積率となっております。
資料4ページ、
サイドブックス37分の5ページを御覧ください。項番12から15までを追加しております。項番12では、区域4-2で整備する宿泊施設は、新しい都市づくりのための都市開発諸制度活用方針による宿泊施設とすること、また、区域4-2Bから4-2Cに容積を適正に配慮することとしております。
項番13では、品川駅街区地区において、JR品川駅の改良によるコンコースの拡幅や改札口の増設、バリアフリー動線の拡充等と併せて、回遊性の向上や駅の混雑緩和、乗換え等の利便性向上を図るとともに、駅直結の立地を生かした国際交流拠点・品川にふさわしい複合的な都市機能の集積を図ることとしております。
項番14では、品川駅街区地区において、国際交流拠点や広域交通結節点としての位置づけ、都市基盤施設の整備水準などを勘案し、区域Aにおいて、将来見直すことを想定した指定容積率を700%とすることとしています。
項番15では、品川駅街区地区の国道15号線沿道においては、建物の更新機会を捉え、周辺地区と協調したまちづくりを進めることとしております。
資料5ページを御覧ください。再開発等促進区についてです。位置は、港区港南一丁目、二丁目、芝浦四丁目、高輪二丁目、三丁目、三田三丁目各地区の約16.7ヘクタールです。
続いて、土地利用に関する基本方針です。項番6では、区域4-2について、区域4-1と連携しながら、業務、商業、宿泊機能等の複合的な機能を配置すること、区域4-2C敷地内の地下を通る都市高速鉄道について立体的な範囲を定め、敷地の一部を複合的に利用することを定めます。
項番8では、品川駅街区地区において、京急線の品川駅地平化等の駅の再編に併せて、線路上空を活用した公共施設等の整備と一体的に複合的な都市機能の集積を図ることとしております。
続いて、主要な公共施設の配置及び規模についてです。まず、駅広場2号です。品川駅北口において、新たな都市景観の顔となる交通結節空間として、約3,800平方メートルの広場を整備します。
次に、歩行者通路15号です。環状第4号線、デッキレベル、地上の3層構造をつなぐ幅員3メートルの通路を整備します。
資料6ページを御覧ください。歩行者通路16号です。駅広場2号と歩行者通路15号をつなぐ幅員3メートルの通路を整備します。
最後に、歩行者通路17号、18号、19号です。品川駅部において、東西方向の連絡機能を強化する通路を、それぞれ幅員15メートル、20メートル及び14メートルで整備します。
続いて、地区整備計画についてです。位置は、港区港南一丁目、二丁目、芝浦四丁目、高輪二丁目、三丁目、三田三丁目各地区の約17ヘクタールです。
続いて、資料6ページから8ページ、
サイドブックスでは37分の7ページから9ページにかけて、地区施設の配置及び規模について記載しております。
まず、広場5号です。移築保存する高輪築堤を中心とした、憩いとにぎわいを創出する約1,400平方メートルの広場を整備します。
資料7ページを御覧ください。緑地2号です。区域北側に歩行者動線と一体となった約60平方メートルの緑地を整備し、ゆとりある歩行者空間を創出します。
次に、歩行者通路11号から14号です。地区東西の回遊性を高める歩行者動線として、歩行者通路11号と13号をデッキレベルに、それぞれ幅員5メートルと6メートル、歩行者通路12号と14号を、地上レベルに幅員3メートルで整備します。
資料8ページを御覧ください。歩行者通路20号です。品川駅北口の広場と環状第4号線を結ぶ通路を幅員3メートルで整備します。
次に、歩行者通路21号です。品川駅構内で歩行者通路17号と18号を結ぶ南北の動線として、幅員4メートルの通路を整備します。
最後に、歩道状空地7号と8号です。地区内の南北方向の回遊性を高める歩行者動線として、国道15号沿道に幅員3メートルの空地を整備します。
続いて、建築物等に関する事項です。資料8ページ、
サイドブックスでは37分の9ページについては、品川駅北周辺地区として既に決定している地区でございます。
続いて、資料9ページから10ページにかけまして、区域4-2と品川駅街区地区について新たに定めております。区域4-2は、さらに3地区に分けております。区域4-2Aについては、既存の建物の変更はありませんので、区域の面積のみを定めております。
まず、建築物等の用途の制限です。先ほど御説明した建築物等の整備の方針と同様に、将来用途地域を商業地域に見直すことを想定し、商業地域で建築できない用途を制限します。また、良好な環境を形成する観点から、風俗営業の用に供するものについて制限を定めます。
続いて、建築物の容積率の最高限度です。区域4-2Bを950%、区域4-2Cを890%としています。それぞれ一定の規模を宿泊施設や住宅の用途に供する必要があります。
続いて、建築物の容積率の最低限度です。各地区とも600%とします。
続いて、建築物の建蔽率の最高限度です。各地区とも80%とします。
資料10ページを御覧ください。建築物の敷地面積の最低限度です。各地区とも1,500平方メートルとします。
続いて、建築物の建築面積の最低限度です。各地区とも500平方メートルとします。
続いて、壁面位置の制限です。歩行者の回遊性及び利便性を高めるために設ける歩行者デッキ、歩行者の快適性や安全性を高めるために設ける屋根などを除き、壁面線を越えて建築することはできません。
続いて、壁面後退区域における工作物の設置の制限です。花壇、植栽やにぎわいの創出に資するオープンカフェ等のテーブルなどを除き、歩行者の通行の妨げとなるような工作物は設置できません。
続いて、建築物等の高さの最高限度です。各地区とも115メートルとします。
続いて、建築物等の形態または色彩その他の意匠の制限についてです。建築物等の色彩は、周辺環境と調和したものにする、屋外広告物は、良好な都市景観の形成に寄与することを定めております。
続いて、区域4-3から区域6については、具体的な建築計画がないため、区域の面積のみ定めております。今回は、区域6の面積が約0.9ヘクタールから約1.3ヘクタールに拡大しております。
また、品川駅街区地区も、具体的な建築計画がないため、区域AとBにつきまして、面積のみ定めております。
資料11ページを御覧ください。立体道路に関する事項ですが、今回は変更はありません。
資料12ページを御覧ください。位置図です。一点鎖線の内側、点で網かけした部分が地区計画全体の位置でございます。網かけの中ほど、点線で区切った、北側が品川駅北周辺地区、南側が品川駅街区地区となっております。
資料13ページを御覧ください。計画図1です。地区計画と各地区の境界を示しております。
資料14ページを御覧ください。計画図2-1です。先ほど御説明しました品川駅北周辺地区に定める主要な公共施設と地区施設の配置を示しております。
資料15ページを御覧ください。計画図2-2です。こちらは、主に品川駅街区地区に定める主要な公共施設と地区施設の配置を示しております。
資料16ページを御覧ください。計画図3です。建築物の壁面の位置の制限を示しております。今回新たに5号壁面を区域4-1と4-2の間、6号壁面を国道15号沿い、7号壁面を区域4-2Aと4-2Bの間に定めます。
資料17ページを御覧ください。計画図4-1です。次のページ、計画図4-2と併せて、道路と建築敷地の重複利用区域について定めておりますが、今回は変更はございません。
資料19ページを御覧ください。参考図1です。品川駅街区地区について記載を拡充しております。品川駅の東西南北の歩行者ネットワーク、北口への結節空間としての広場、環状第4号線との結節空間における縦動線など、今回、都市計画に位置づける基盤に加え、地区計画区域外の国道15号を介して、品川駅西口地区側へ歩行者ネットワークがつながっていく構想などを示しております。
資料20ページを御覧ください。参考図2です。先ほど御説明しました主要な公共施設と地区施設のうち、北周辺地区において定める部分についての補足でございます。ページ上段左側が地上レベル、右側がデッキレベルの平面図でございます。下段の断面図は、区域1から区域4-2の南北方向の断面を描いております。図の左側が北、右側が南となります。
資料21ページを御覧ください。参考図3です。地区施設の立体的な範囲を示しておりますが、今回は変更ありません。
資料22ページから33ページ、
サイドブックスの37分の23ページから34ページは、新旧対照表となっております。表の左側が現在の地区計画の内容で、右側が今回の原案の内容となっております。変更する部分に下線を引いております。詳しい説明は省略させていただきます。
大変簡単ではございますが、地区計画の内容の説明は以上でございます。
最後に、資料にはございませんが、都市計画手続のスケジュールについて御説明させていただきます。本日説明いたしました原案については、今月1日に都市計画法第16条に基づく説明会を開催しております。その後、今月8日に公告がされており、現在、今月21日までの期間において縦覧が行われております。また、今月28日までの期間において、意見書を提出することができます。これらの手続の後、都市計画法第17条に基づく手続を令和4年2月に予定しております。
甚だ簡単ではございますが、報告事項(2)「品川駅
周辺地区地区計画の変更(原案)について」の説明は以上でございます。
○委員長(土屋準君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。
○委員(うかい雅彦君) 高輪築堤のことが大分出てきたので、伺いたいのですけれども、今、教育委員会が保存についていろいろ検討されていると思うのですが、この中でもうたっているまちづくりの中で、大変重要な要素、地域のにぎわいを創出するためには非常に大事なものになっていくと思います。ただ、今、教育委員会が保存という形でJRと協議している中で、それをどう活用して、どう生かしていくかという議論がされているのかということ、それを教育委員会がどこまで関与できるのかというところが、気になっています。
高輪築堤をいかに生かしていくという話になってくると、まちづくりの話になってくると思うのですけれども、ただ移設、または一部現地保存という形で、例えば、近くに高輪大木戸がありますけれども、あれも江戸時代の大変歴史的なものであるけれども、あれを見に日に一体何人の人が行くのかという。ただ残しておいたとしても、それで人が来るのかどうか。せっかく広場のメインの場所に高輪築堤の一部を設置するのであるならば、それなりのものとして生かしてもらえるような、そういった議論が見えてこないというのが非常に不安であります。
せっかくJRがあそこまでお金をかけてやっている話でありますから、ぜひとも人気の集まる高輪の名所になるように残していただきたいのですけれども、そこら辺は、まちづくりの部署としても御支援をいただかないといけないのではないかと思うのですが、いかがですか。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(吉田誠君) 高輪築堤の保存につきましては、JRが今後、学識経験者に意見を伺いながら検討を進めると聞いてございます。
また、まちづくりの中で、最新技術を取り入れて、まちにどう残していくかといった視点でも検討すると聞いてございます。
私どもとしても、次の世代に継承されていくということは非常に大事だと思っておりますので、事業者から相談があった際には、適切に対応し、また、きちんと残るように、きちんと継承されていくように働きかけもしてまいりたいと思います。
○委員(うかい雅彦君) 学識経験者の方々も、あくまでも残すという、この視点が強い話で、それをいかに人に見ていただくなど、そういった視点というのはそれほど私は強くないように感じるのですけれども、その辺、ぜひJRと話をしていただいて、進めていただきたいと思います。
それから、国道15号線はデッキでという話が出ていたと思うのですけれども、泉岳寺地域は高輪町会などを含めて、安全に国道15号線を渡れるように、そういった要望書が区長宛てに出されていると思うのです。私立の高輪学園からも、生徒が安全に渡る状況をつくっていただきたいというお話があると思うのですけれども、JR側の開発がどんどん進む中で、今、既に泉岳寺駅前の交差点も、通常の信号のシステムから変わっているわけです。新たにそちらができれば、より近隣住民の方が安全に渡れるように、やはりデッキというのは大変重要だと思います。ぜひ地域の声に耳を傾け進めていただきたいと思いますが、そこはいかがでしょうか。
○再開発担当課長(池端隼人君) 本日の資料の最後から、資料のページ番号でいいますと34ページ、
サイドブックスでいうと37分の35ページを御覧ください。資料の中央の下段部分に配置図というのを記載してございまして、品川駅北周辺地区の区域4-2で整備する公共施設等について、配置を示しております。この中で、赤い矢印で示している歩行者通路11号と13号につきましては、
高輪ゲートウェイ駅からつながるデッキの歩行者空間としてございます。
こちらにつきましては、将来、国道15号を渡った西側、泉岳寺方面に、地域のつながる歩行者デッキの受けとなる部分というところまで整備をしてございます。今後の泉岳寺周辺の再開発等の進捗に合わせて、こちらのデッキの整備については、地域の方々で話し合われていると聞いてございますので、国道15号線の安全な歩行者横断という意味でも、十分配慮した計画となっておると考えてございます。
○委員(風見利男君) 今日報告された原案というのは、当然、事業者からの提案もあって作成されたという理解でいいのですか。
○再開発担当課長(池端隼人君) 風見委員御指摘のとおり、再開発事業等を計画している事業者や、駅の改良を進めている事業者から提案がありまして、計画を進めているというものでございます。
○委員(風見利男君) 事業者が考えたから変更されたところというのはあるのですか。
○再開発担当課長(池端隼人君) 特に事業者提案の内容と違っているところはないものと認識しております。
○委員(風見利男君) ずっと事前の打合せをしてきて、事業者が提案した中身そのものということですね。
UR都市機構が書いた文章で、高輪築堤のことが書かれているのですけれども、現在はこのような状況で、一部保存、一部公開という、この程度なわけですが、このような書き方をすることには非常に不満です。前から言っているとおり、やはり完全保存、完全公開というのが望ましいと思うのです。高輪築堤ができた歴史から見ても、本当に価値あるものなわけで、ここで外国から来た方など、いろいろな方々が自由に見られるように公開しますみたいなことが書かれているのだけれども、本当にその程度でいいのかということです。
私はそこが問われていると思うわけで、国民共有の財産ですから、あと、世界的にもここしかないものを一部だけ保存して公開するということで事が足りるのかということです。先人が造り上げてきた貴重な遺構が図らずも出てきたわけで、それを一部残すからいいのだという程度で本当に許されるのかということです。
そこを私はしっかり、教育委員会でつくった検討委員会やJRも検討した結果、そのような方向で進んでいるわけですけれども、出てきた石をどうするかということも決まってないわけで、一部は佐賀県に移転するという話も新聞報道によると出ているわけで、それほどやはり大きな問題なわけです。
ですから、もっと私は保存の範囲を広げる。この間の本会議でも玉木委員も言っていましたけれども、第5、第6街区についてはこれからなわけで、ある意味、全面公開、全面保存ということができ得る状況なわけです。
そのようなことも含めて、ぜひJRに働きかけしていただいて、教育委員会は当然やっているわけですけれども、さらにまちづくり部門も、本当にいいまちづくりを目指すのであれば、ここも国際競争力と書かれていますけれども、世界からいろいろな人が集まって、文化も芸術もやると、それを本当に生かす上で、やはり歴史、150年前のものが現存として生きているわけですから、それを一部残すからあとは破壊していいのだということに私はならないと思うのです。そのようなところも含めた対応を教育委員会とまちづくりでも協力していただいて、事業者にも事あるごとに働きかける必要があるのではないかと思うのです。その辺はいかがですか。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(吉田誠君) 高輪築堤の件につきましては、港区教育委員会、また、私ども港区の街づくり支援部、密に連携を図りながら対応してきているところでございます。
また、第5、第6街区につきましては、今後、築堤が出る可能性もございますけれども、築堤の取扱いにつきましては、今後の検討と聞いてございます。適切な対応がされるように、事業者に働きかけてまいりたいと思います。
○副委員長(石渡ゆきこ君) 高輪築堤の話が出ましたので、私からも質問を1点させてください。今、風見委員からの御意見からもあったとおり、歴史的に貴重な遺産です。一方、うかい委員がおっしゃったように、保存するのであれば、それがどう活用されるのかということも重要です。実は現地保存される信号機だけではなくて、外された石を大隈重信侯の生誕の地である佐賀県で保存していただくというような話になっているということも伺っております。
ちょうど昨日、たまたま佐賀県の県議会議員とお話をする機会があって、没後99年か、来年100年なのか。佐賀県では、大隈重信のゆかりに関連したもの、あとは高輪築堤から頂いた貴重なものということに大変重みを感じて、いろいろなイベントなどを計画していただいていると聞いています。
ですから、先ほどうかい委員から、教育委員会だけではなくて、品川駅周辺のまちづくりと連携させというお話も出ましたが、例えば、全国連携などの視点からも、佐賀県でどのように扱われて、どのようなイベントがあるのか、また、それと港区も何か連携できないかという形で、ぜひこのすばらしい遺構についての発信を港区でもやっていただきたい。
それに伴って、ここに情報が集まるというようなところ、今現在は教育委員会でされているのでしょうけれども、どこかここですというのを対外的に明らかにしていただいた方が、そこを中心に情報というのは集まりやすいように思います。例えば、まちづくりの話だったらここというように、多分いろいろなところで入ってくる情報があると思うのですが、集積するところがどこでやっているのか、我々からも見えにくい部分がありますので、ぜひそのように活用していただきたいと思うのですが、その辺りはいかがでしょうか。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(吉田誠君) 今の石渡副委員長の御意見、港区教育委員会の図書文化財課、また、関係部の担当部署に意見をお伝えして、適切に対応が取られるように、私からもお伝えしていきたいと思います。
○委員長(土屋準君) ほかにございませんでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(土屋準君) なければ、報告事項(2)「品川駅
周辺地区地区計画の変更(原案)について」の報告は、これをもって終了いたしました。
──────────────────────────────────
○委員長(土屋準君) 次に、報告事項(3)「
港にぎわい公園づくり推進計画(素案)について」、理事者の説明を求めます。
○土木課長(杉谷章二君) それでは、報告事項(3)「
港にぎわい公園づくり推進計画(素案)について」、御説明をさせていただきたいと思います。
資料№3を御覧いただきたいと思います。
サイドブックスでは、通しで160ページの資料となります。160分の1ページから2ページは、
港にぎわい公園づくり推進計画の背景や要点、160分の3ページから4ページは、資料№3-2の計画の概要版、160分の5ページ以降が資料№3-3、計画の本編でございます。
資料№3、160分の1ページを御覧いただきたいと思います。項番1、計画策定の背景と課題でございます。区は、平成18年に区民との協働を基本として、これまでにない魅力ある公園づくりを進めるため、港にぎわい公園づくり基本方針を策定しております。前回の改定から5年が経過する中で、法改正による新たな制度の創設やSDGs、脱炭素に向けた取組の広がり、
新型コロナウイルス感染症を背景とした公園利用など、公園を取り巻く環境が大きく変化しました。この間、区では、現行方針の取組を着実に実行するとともに、上位計画を策定してきております。
これらの背景を踏まえ、区を取り巻く状況により即した取組を進めていくため、名称を改め、
港にぎわい公園づくり推進計画を策定するものでございます。
次に、項番2、本計画のポイントでございます。まず、(1)策定の方向性でございます。策定の方向性としましては、資料記載のとおり、アからオまでの5つの項目を挙げてございます。項目イの区民、事業者等の役割拡大を踏まえた施策・取組の再構築では、指定管理者をはじめ、エリアマネジメント団体や地域団体など、公園に関わる担い手が多様化してくることを踏まえ、これらの担い手の役割を整理し、施策と取組を再構築することとしております。
項目ウの社会的要請、利用者ニーズを踏まえた公園等の機能更新では、区が目指すゼロカーボンシティの実現や持続可能な都市の構築の観点、さらには、障害の有無にかかわらず誰もが遊べる遊び場などに対する需要の高まりを踏まえ、公園等の機能の充実を図ることとしております。
また、項目オの適切な進行管理と5地区が連携する推進体制の構築では、公園に関わる多様な主体が参画できる仕組みづくりと、5地区が連携した推進体制を構築することとしております。
2ページとなりますが、(2)理念と目標でございます。まず、アの公園でございます。理念については、現行方針を継承いたしております。目標については、公園等の量の確保、身近な場所への一定規模の公園等の充足、利用者満足度の向上の3項目について、それぞれ令和8年度までの目標水準である目標値を設定いたしております。
次に、イの公衆トイレでございますが、こちらも理念を継承し、目標については、安全性や使いやすさなどに対する利用者満足度の向上について目標水準を設定しております。
なお、公園の目標水準につきましては、資料№3-3の22ページ、
サイドブックスでは32ページを御覧いただきたいと思います。上の表に、目標と目標に対する目標水準を示してございます。
また、公衆トイレの目標水準につきましては、資料67ページ、
サイドブックスでいけば77ページを御覧いただきたいと思います。真ん中の表になります。
これらの目標を実現するための施策、取組については、資料27ページ、
サイドブックス37ページを御覧いただきたいと思います。まず、公園についてですが、理念の実現に向け3つの基本方針を挙げ、現行方針策定以降、管理運営、利用する主体が多様化していることから、主な担い手を明示しております。
次のページ、
サイドブックス38ページを御覧いただきたいと思います。3つの基本方針に沿い、ハード、ソフトの両面から23の施策を示しております。
そして、次ページ、
サイドブックス39ページ以降には、施策ごとの具体的な取組として、53の取組を示してございます。
続きまして、公衆トイレでございますが、資料68ページ、
サイドブックス78ページを御覧いただきたいと思います。公衆トイレについても、3つの基本方針を挙げるとともに、次ページ、
サイドブックス79ページに、方針に沿った施策を示し、次ページ以降に具体的な取組内容を示させていただいております。
資料№3の2ページ、
サイドブックス2ページにお戻りいただきたいと思います。(3)地区別方針になります。地区別方針では、にぎわいある公園づくりの実現性を高めていくため、公園等の維持管理を担う各地区総合支所ごとに、多様な地域の特性、公園及び公衆トイレの現状を踏まえ、具体的な取組を示させていただいております。
次に、(4)取組の推進に向けてです。事業の進捗管理と次年度への反映を行うとともに、進捗状況と社会経済情勢の変化に合わせ、5年ごとに策定を検討してまいります。
項番3、検討経過についてでございますけれども、記載のとおりでございます。
項番4、今後のスケジュールについてですが、本委員会に御報告後、本年12月21日から来年1月20日までパブリックコメントを実施し、その後、いただいた意見を踏まえた上で、来年3月に策定する予定といたしております。
甚だ簡単でございますが、報告事項(3)「
港にぎわい公園づくり推進計画(素案)について」の説明は以上でございます。
○委員長(土屋準君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。
○委員(榎本あゆみ君) 計画本編の資料編に、公園等の現状、アンケート結果が載っているのですけれども、アンケート調査の結果はどのような形で反映されているのか、教えていただけますか。
○土木課長(杉谷章二君) 例えば、区立公園ですと、遊具等を増やしてほしいというお声がございます。
サイドブックスの137ページにあります、あるとよい施設というアンケートでは、一番上になりますけれども、遊具の充実を望む方が多いという結果でした。ここは時代の背景もございまして、遊ぶ機会や充実させてほしいということです。
それに対しまして、
サイドブックスの45ページ、本編の35ページになりますけれども、施策1-2-1、遊び空間の創出、①に遊び場の確保という取組がございます。3番目にも書いてございますけれども、遊び場の整備計画について、周辺公園等の遊具の配置状況や小学校・保育園を含めた地域の声を踏まえて遊具の整備等を進めるということで、施策に書かせていただいています。
いろいろな御意見をいただいておりますので、反映をできるところはさせていただいておるところでございます。
○委員(榎本あゆみ君) ちょうど私も聞きたかった点の1つがそれですけれども、もう一つが、本編126ページ、公園等で気づいたこと・不満についてです。特に不満がないという回答が非常に多いということですけれども、ここで指摘すべきは、その他も多いというところだと思うのです。その他の内容を把握しているのでしょうか。それで、不満があるけれども、ここに分類されないものが2番目に来ているということで、ここはどう捉えているのか。仮説を立てているのかと思いますけれども、どういったものであると区は考えているのか、伺います。
○土木課長(杉谷章二君) アンケートは項目で選んでいただくのと、その他自由意見というところがございます。その中で、不満といいますか、階段が急で怖い、遊具が欲しい、花壇が欲しいなど、いろいろな御要望がその他の御意見ということで記載されておるところでございます。事情といいますか、ここに関するものとしては、犬の飼い主のマナーが悪い、喫煙マナーを守ってほしい、ドッグランを改善してほしいなど、そのような御要望がございます。それに関しては、今後も維持管理に関して、関係部署と情報共有しながら対応していきたいと考えています。
○委員(榎本あゆみ君) このその他の内容を把握して、それを指定管理者であったり、そういったところに細かにフィードバックしていかないと、結局、何も改善されないと私は考えますので、そこはきちんと細かにやっていただきたいと思っています。
本編の39ページ、インクルーシブ公園ですけれども、港区ではこれに当てはまる公園というのはなかなかないけれども、最近スロープを造ったりなどされていると思いますが、これは新しくインクルーシブ公園というものを区が整備をするということなのですか。それとも、今ある公園を改修して、インクルーシブ公園に当てはまるようなものに変えていくという計画なのでしょうか。
○土木課長(杉谷章二君) 障害者の方々のニーズも高まってきております。東京都では、砧公園など、みんなが遊べる公園、遊び場ということで、インクルーシブの要素を持ったユニバーサルデザインの遊具を配置して、公園づくりをしている状況もございます。
港区としましても、当委員会にも御報告させていただきましたけれども、今回、横川省三記念公園を全面改修するということで、インクルーシブな要素を取り入れた形で設計をしています。
その後、皆さんから、ぜひそのような遊具、障害者の方が使えるような遊具の整備というお声もございます。区としましても、障害者の方も使えるようなユニバーサルデザインの遊具を、今後、児童遊園、公園の改修がございますので、取り入れられるところには入れていきたいと考えているところでございます。
○委員(榎本あゆみ君) 分かりました。危険な遊具は大分減ってきているとは思いますけれども、障害児ももちろん、誰もが遊べるような遊具、みんなが安心して使える遊具というのをぜひ選定して、積極的に入れていただきたいと思います。
本編の47ページ、ほかにも出てきますけれども、物販・飲食のサービスの提供が新規であります。私が当委員会の委員になった後に、指定管理者のからの提案で、こういった物販をやりたい、飲食はこのようなトラックなどをやりたいという提案があって、それがなかなか実現していないと私は記憶しています。そういったことができるようになるという、それを認めていくという方向性なのですか。
○土木課長(杉谷章二君) これまで指定管理者から、にぎわい創出のための自主事業ということで、物品の販売やケータリングの活用等の提案を受けているところでございました。区としましても、どうしても公園に関しましては、収益事業については基本禁止ということがございまして、どのような形で指定管理者の自主事業を実施するか、これまで検討をしてきたところでございます。
ある程度、にぎわいを出していくための物品の販売などを実施できるようにしていこうということで、取決めをつくっているところでございます。今後、指定管理者の自主事業、物販等ができるようにしていくために、
サイドブックスの70ページに施策3-2-1、利活用促進に向けた規制緩和の検討という取組を記載しています。こちらに占用許可の条件緩和等もうたわせていただいております。にぎわいを創出する事業ということで、指定管理者の事業等も確実にできるようにしていきたいと考えております。
○委員(榎本あゆみ君) 分かりました。いろいろな方が使いやすい、遊ぶだけではなく、みんなが集えるような、そのような場所にぜひしていただきたいと思っています。
私のところに来る御意見の中で最も多いのは、住民ではない方、分からないですが、在勤の方であったり、会社員の方のマナーというか、そういったものに対する御意見が非常に多くなっています。例えばたばこの吸い方というのは非常に多いですし、ごみのポイ捨てであったり、子どもが遊んでいるところに、サラリーマンの方たちが来たり、私も、子どもの遊具を使って、平日の昼間に会社員の方たちがそこでくつろぐというか、子どもが遊べない状況など、そういった状況を実際に見たりします。
こういったことは非常に難しいとは思うのですけれども、マナー向上というのも、大人に向かってあれですけれども、本当に使いたい人が使える、そのような空間であるということを、区としてどうやって啓発していくのかというのは非常に大切だと思います。何か策があったり、素案の中にそのようなものがもし出てきていれば、教えていただけますか。
○土木課長(杉谷章二君) 本編の45ページになりますけれども、
サイドブックスでは55ページになります。②の2つ目、禁煙、ごみの持ち帰り等の利用マナーを啓発する案内板を設置しまして、他者の迷惑となるような行為を控えるよう呼びかけるだけではなく、ベンチでくつろげる、やわらかいボールで遊べるなど、公園でできることを逆に案内表示をしていくという、少し逆転の発想といいますか、このようなものも取り入れてやっていきたいと考えているところでございます。
いろいろマナーの啓発も今でもやっているところでございますけれども、これからも工夫しながらやっていきたいと考えております。
○委員(榎本あゆみ君) 中には、公園の指定管理者の方がいても態度が変わらなかったり結構するので、指定管理者の方たちが、遊具の点検などをしていただくことももちろん大事なのですけれども、そうではなくて、少しマナーなど、そういったサービス面についても、ぜひ本当に使いたい方の味方になるような、そのような存在にぜひなってほしいと思います。
最後、答弁は特にいいのですけれども、最初に申したアンケートの件ですが、アンケートというのは、それに基づいて事業が策定されるべきものであると思いますので、アンケートは非常に大切だと思います。本編の123ページを見ましても、平成25年と令和元年で取っている指標が違ったりするのです。子どもの付添いがあったりなくなったり、小・中学生が小学生だったり、中高生だったり、このように指標が変わってしまうと、結局、何のためのアンケートなのか、自己満足で取っているだけにしか見えなくなってしまうので、アンケートをやるからには、きちんと同じ指標であったり、ここにアンケートの方法も書いてありますけれども、もう少し利用する方の声がきちんと反映されるようなアンケートの取り方、それの生かし方というのはぜひ工夫をしていただきたいと思います。
○委員(玉木まこと君) まず、今回の改定に当たって、支援業務委託事業者のプロポーザルを行っていると思うのですけれども、にぎわい公園づくり推進計画は3回目の改定になると思うのですが、例年プロポーザルを行っているのかどうか、教えてください。
○土木課長(杉谷章二君) 平成18年に最初の策定をしていますが、それから平成28年に改定、そして、今回ということでございます。3回とも、プロポーザルでやらせていただいております。
○委員(玉木まこと君) 分かりました。今回3回目の改定である事業者は、平成18年の策定に携わられた事業者で、前回の改定の事業者は、応募はしたけれども、今回選ばれてないません。プロポーザルをやる意義というのは、事業者の提案をいろいろと見るというところだと思います。議事録も拝見させていただいたのですけれども、今回、この改定に当たって、決まった事業者、また、選ばれなかった事業者も提案されていると思うのですけれども、複数の提案があった中で、何か区として収穫といいますか、得たものがあるのかどうかについて、もし意見があれば教えてほしいです。
○土木課長(杉谷章二君) 平成18年に策定した際の事業者が今回の作業をやっていただいていますが、社会情勢の変化、区の取組の変化などをしっかり見た上で提案をしていただいています。着実に効果が上がるという提案が期待されるということで、今回、この事業者を選定したというところでございます。
○委員(玉木まこと君) ほかの選ばれなかった事業者の提案書というのは、そこも権利ということで公表されていないと思うのですけれども、区の担当の方々は皆さんそれを拝見したうえで比較して検討されたと思いますので、ぜひそれは今後の公園にぎわいづくりに生かしていただきたいと思います。提案された事業者の提案がそのまま全てが今回の改定に反映されているわけではないと思いますけれども、ぜひ引き続きプロボーザルのいいところを伸ばしていっていただきたいというのはお願いしたいと思います。
その中で、
新型コロナウイルス感染症ということも仕様書の中にもあったと思うのですが、今回、アンケート調査が2019年なので、コロナ禍ではないというところで、コロナ禍で公園に対するニーズというのは非常に高まったと思います。ですので、昨年度から今年度にかけて、いろいろ公園に対する御意見、御要望なども増えたりしているのかと単純に想像するのですけれども、ぜひコロナ禍における公園に対する意見というものはすごく貴重なものがあると思いますので、多分、にぎわい公園づくりに多少反映されていると思うのですけれども、アンケート結果という点だけでは踏まえられていないと思うので、どこかでぜひ総括していただきたいと思いますけれども、そのようなものに対する区のお考えはいかがでしょうか。
○土木課長(杉谷章二君) 玉木委員御指摘のとおり、アンケートは、コロナ禍の前ということで、アンケート項目には具体的なものがないところがございました。その点に関しましては、この2年間の
新型コロナウイルス感染症の社会に与える影響等も踏まえて、各施設等の対応を入れさせていただいているところでございます。
トイレにつきましても、自動水洗、ハンドソープのディスペンサーを非接触の形のものに取り替えるなど、そのようなことで
新型コロナウイルス感染症対策をまず進めてまいりたいと考えてございます。
○委員(玉木まこと君) ありがとうございます。既に港区の公園では、ハンドソープなどの対策をいろいろとやっていただいているので、引き続きお願いしたいと思います。
また、利用者の声というところで、2020年、2021年のコロナ禍の総括というものは、別として、区として意見を集約するなり、まとめるなりしていただきたいということは要望させていただきます。
28ページの公園に関する施策の体系という一覧があると思うのですけれども、この中で、前回改定から終了したもの、またその入れ替わり等があれば教えていただけますでしょうか。
○土木課長(杉谷章二君) 前回の施策がある程度終了した、完結した施策について、一番大きいのは、指定管理者の全面的な導入ということと考えてございます。また、新規につきましては、このページ以降に各施策を書かせていただいておりますけれども、その各施策の右肩に継続、充実、新規という記載をさせていただいているところでございます。
例えば、本編の52ページ、
サイドブックスでは62ページになりますけれども、こちらに樹木の適切な維持管理ということで、2つ目に老木等の計画的な更新がございます。これは新規ということで上げさせていただいておるところでございます。以降、見ていただければ、新規と表示をしてございます。
○委員(玉木まこと君) 分かりました。了解です。
5年前の改定のときも、私、
建設常任委員会だったので、いろいろと質問していたのですけれども、その中で公園の分布であったり、歩いて行ける公園の距離という話の中で、ページでいうと本編の24、25ページです。公園も大小様々なので、その辺りの公園の許容というか、キャパシティというか、そのようなものも考慮したい、あとは人口密度も考慮して、分析ももう少し精度が上げられないだろうかという話をして、当時の土木課長の答弁では、検討もしたけれども、複雑になってしまうため、少し改善して今の状況があるということなのですけれども、今回改定に当たって、その辺り、工夫されたことや話があったのかどうか、教えていただけますか。
○土木課長(杉谷章二君) 本編の82ページを御覧いただきたいと思います。
サイドブックスでは92ページです。ここに区内の全体の地図がございます。公園等配置計画図ということで示してございますけれども、少し見づらいですけれども、ちょうど白金一丁目あたりに、凡例でいきますと、左下に子どもの遊び場ニーズの高いエリアということで、水色の斜線で示させていただいているエリアがあると思います。
それともう一つ、右下の港南三、四丁目あたりですか、ここにも円でいずれも斜線で示しているエリアがございます。こちらのエリアについては、子どもの遊び場ニーズの高いエリアということで、保育園等の園児が外に出て各公園で遊んでいただいておりますけれども、重複して使われている状況があるエリアとして区としても認識をしており、できるだけ遊べる環境を整えていきたいと考えています。
○委員(玉木まこと君) ありがとうございます。今、配置計画の話があったので、1点質問なのですけれども、この配置計画も前回のものと比べると、拠点となる公園の位置づけが変更になっているところもあるとは思うのですが、それは例えば5地区の指定管理者になったから、高橋是清翁記念公園が拠点になっているなどということだと思うのですけれども、その辺り、前回からの改定に伴って、施策にも当然連動して何か行っているという認識でいいのでしょうか。
○土木課長(杉谷章二君) 今回、拠点公園を9つのエリアに分けて設置をしているところですが、アンケート等、あと、利用実態調査、この辺を含めて、一応設定をまずはさせていただいたというところが一つございます。
○委員(玉木まこと君) 分かりました。
民間の公開空地や緑地なども活用していきましょうという話は、区としてもこれまでどおりだと思うのですけれども、そうした中で、公園も新設しなくてはいけないということや、公園の面積を増やしていかないといけないということもそこに絡んでくるのかと思うのですけれども、まずは区の公園を増やしていくという方針というのは、やはり民間に協力してもらう、プラス、都市計画公園などの拡充というか、広げていくということでしょうか。それ以外に何か新たな、例えば、今回のプロポーザルの中でも、一体公園という話も事業者がしているところもあったのですけれども、そのような公園の新設に対して区が今後考えていくもの、もしくは今回の計画の中に盛り込んだものというのがあるのかどうか、教えてください。
○土木課長(杉谷章二君) 先ほど玉木委員からお話のありました、本編の24ページに不足地域ということで示させていただいています。このようなピンクでふわっとしたエリアでございますけれども、公園の確保が必要な地域ということで、区としても、開発の動向などがございましたら、公園の整備を要請をしていきます。
例えば、開発等で整備を進めていただいているところにつきましては、札の辻、ちょうど図の真ん中より下になりますけれども、JR田町駅と書いてございます。この左のところがちょうど札の辻でございますけれども、このように開発で公園等の整備を進めていくというのが一つでございます。
できるだけこのような空白地域につきまして、国の土地、都の土地など、活用ができるのであれば、区としても区立公園として購入した上で設置するという考え方も一つございます。
その辺の記載については、地区別の方に不足地域の対応ということで記載をさせていただいているところでございます。
○委員(玉木まこと君) 分かりました。札の辻の例も今あったのですけれども、民間が造ると提供公園という形になると思うのですが、これまでも提供公園の案件は報告を受けているのですが、やはり区の整備と設計にかかる予算が違うと思うので、公園のスペックの面で違いが出ていると思います。今回、あまり公園のハードに関しての具体的な指針というのはここには書かれていませんけれども、公園のソフト面とハード面での整備というところが、やはり改定というのは基本的には大事な内容になってくると思います。ただ、提供公園のようにとはさすがに言い切れない部分はあるとは思うのですけれども、区立公園であっても、プロポーザルによる事業者の選定であったり、様々な工夫によって、もちろん適材適所だと思いますので、全部という話ではないと思うのですけれども、ハード面での公園の整備についても今後ぜひ検討していっていただきたいと思います。
また、車両防護柵などの製品のレベルにおいても、各地区によって製品選定の基準であったり、曖昧な部分を感じるので、ぜひそこは横でつながりを持って、環境に配慮なのか、景観に配慮なのか、そういったところも各地区で連携していっていただきたいと思います。
前回の計画から少し状況が変わっていると思うのは、ドッグランなのですが、アンケートでも要望は減っていて、この計画の中でも、ドッグランについては、紙面上も少し小さくなってきているのかと思うのですが、区として、今後の展開というものを確認させてもらえますでしょうか。
○土木課長(杉谷章二君) ドッグランの設置でございますけれども、本編37ページ、
サイドブックスでは47ページにあります。こちらの下になりますけれども、ドッグランの設置ということで記載させていただいております。現在、芝浦中央公園、緑水公園にドッグランを設置しております。海側にしかドッグランがないということで、内陸側にもドッグランの設置ということで、東京都の都立公園での可能性、あとは有栖川宮記念公園でも設置してほしいというお話がございましたので、地元の方と話をする中で、設置が不可能な状況になってございますけれども、今、こちらに記載をさせていただいているとおり、ドッグランは1,000平米という基準もございます。規模を縮小した形でドッグランの設置ができないかということも含めて、検討をしていきたいと考えております。規模を縮小することで、芝浦港南以外の地域でドッグランの設置等の可能性も検討をしていきたいと考えております。
○委員(玉木まこと君) ぜひ内側に設置していただきたいというニーズはあると思いますので、基準の見直しをしていただいて、実現できるのかどうか、その辺の検討を進めていただいて、継続していただきたいと思いますので、お願いいたします。
遊びの話について、先ほど榎本委員からもあったのですけれども、遊具に関しても、インクルーシブ遊具という話もあったのですが、過去にネットの遊具というものが、管理上の問題で撤去されて、ほかの遊具に替わるということがありました。それは区民の利用者、子どもの利用者の視点に立った変更なのかということは少し私は疑問に思ったところがありまして、ぜひ遊びの遊具の選定については、利用者の声であったり、子どもの生の声というのも反映してもらって、もちろん維持管理という安全・安心も大事だと思うのですけれども、その辺はバランスを取ってやっていただきたいと思うのですが、特色ある遊具という点でどのように考えているのでしょうか。
○土木課長(杉谷章二君) 本編56ページになります。
サイドブックスでは66ページになります。こちらに施策3-1-1、公園整備段階からの協働の推進という取組を記載しています。まず、公園等の整備時におきましては、区民参加のワークショップを開催して、皆さんの意見を計画、設計に反映をさせていくということは基本となってございます。
そして、その下に、子どもの利用が主体となることが予想される公園等につきましては、設計や整備への子どもの視点を反映させるために、ワークショップへの子どもの参加、遊びを教えるプレーリーダーの意見等も反映をさせて、公園等の整備を進めていきたいと考えております。
○委員(玉木まこと君) 分かりました。意見を聞いていただくということで、改修のときもぜひしっかりと子どもの声も踏まえて、人気だった遊具が突然なくなるということは、子どもにとってすごく大きなショックだと思いますので、その辺、お願いしたいと思います。
公園の活用についてです。今までも公園の利活用について質問してきて、今回改定していただいて、新規事業も増やしていただいたと思っています。
占用許可の条件緩和ということもうたっていただいているのですけれども、その中でエリアマネジメントという話があると思います。ぜひ地域の実情に応じてやっていただきたいというのがお願いなのですけれども、町会活動を補完するようなNPOなど、そのようなところもあると思います。協定などそのような形でやるのか分かりませんけれども、事業のスキームは分かりませんが、実情に応じた占用許可の条件緩和というものをやっていただきたいと思いますけれども、区のお考えはいかがでしょうか。
○土木課長(杉谷章二君) 本編でいきますと60ページ、
サイドブックスでいきますと70ページになります。施策3-2-1、利活用促進に向けた規制緩和の検討を上げさせていただいております。こちらの具体的な取組ということで、②占用許可の条件緩和ということで、エリアマネジメント団体による活用などを促進していくために、許可の対象拡大など検討を進めていきたいと考えてございます。
いろいろまちづくりが進む中で、地元の方の声の中に、平日は人がたくさんいるけれども、土日など、非常に人が少なくて寂しいという町会等の声もございます。まちづくりの中で、エリアマネジメントであれば、地域のにぎわい、活性化の役割を持つ団体等も今出てきております。そのような団体もこれからは増えてくると考えてございますので、その方たちが地元貢献という観点で事業を進めることについて、できるだけ条件緩和、まちづくりも含めて検討をしていきたいと思ってございます。
○委員(玉木まこと君) ありがとうございます。ぜひよろしくお願いします。
最後に、トイレに関連してなのですけれども、洋式化を順次進めていただいていて、あとは物理的に改修ができないようなトイレもあるということは伺っています。それに加えて、女性の利用率が低いということもあるので、今回、専門家に意見を聞くということが新規として上げられているので、そこにぜひ実際に女性の当事者を巻き込んだ視点、区民であったり在勤者でも女性の声などを拾い上げるようなことも継続的にやっていくのが大事だと思います。その中で適正配置も併せて進めていっていただきたいと思います。
あと、デザイントイレについてもいろいろ検討していく中で、区の実情に合わせた形で今回の計画に上げていただいていると思いますので、こちらについても引き続きお願いしたいと思います。
○委員(近藤まさ子君) 2点だけお聞きしたいのですけれども、Park-PFIとごみ箱のことについてなのですが、都市公園法等の改正によってPark-PFIが打ち出されていて、民間事業者が収益事業を公園の中でやっていいということだと思うのですけれども、これは港区が誘導していくのか、それとも、民間からの申出を待っているのか、どこで検討していくのか、誰がどこに言っていくのかという。指定管理者がやっていくのか、少しそこら辺の仕組みを教えていただければと思います。
○土木課長(杉谷章二君) Park-PFIの制度でございますけれども、これは事業者が公園等でお店を出して収益を上げる中で、公園の維持管理等を行っていく制度でございます。これは指定管理者とは別と考えてございます。指定管理者につきましては、自主事業の中でにぎわいを出すということを業務としてやっていただいております。今後、新たにPark-PFIを導入するということになれば、そこは指定管理者とは切り離すような形で導入をしていかなければいけないのかというところも考えてございます。今後、このようなものも含めて、公園の環境を考えていくということで、挙げさせていただいているところでございます。
○委員(近藤まさ子君) 収益が上がったものが、一部、公園の管理の充実に回していくということが書いてあったので、指定管理者がやることなのかと思って質問しました。今後検討ということですので、仕組みについても検討ということで分かりました。
最近、ごみ箱がある公園とない公園があるのは何でですかという質問が区民の方からあって、2013年に有栖川宮記念公園で、リサイクル法に伴って、ごみを持ち帰るということで、有栖川宮記念公園のごみ箱は撤去しましたというような記事がありました。ごみ箱が置いてあると、そこにごみが集中してしまうということもあると思います。今後、港区において、公園の中のごみ箱の設置の考え方というのは、どういったものになりますでしょうか。
○土木課長(杉谷章二君) 基本的にごみ箱につきましては、児童遊園、公園等、今後は新設はしないと考えてございます。ごみの持ち帰りを基本と考えてございます。
以前も公園等へごみの持込みがありました。そして、カラスが散らかし、非常に大きな問題になっていた時期がございます。そのような状況があれば、すぐ撤去してきましたが、現在まだごみ箱が残っているところはございます。使用できないような状況になった段階で、随時撤去すると、今考えておるところでございます。
今、情報が入っているところは、三田台公園のごみ箱の撤去を進めていきたいと伺っているところでございます。
○委員(近藤まさ子君) やはり区民の方は、ごみ箱に火をつけられてしまうから、何か危険なものがそこに紛れ込んでいたら危ないなど、どうしてごみ箱がないのかということについて、はっきりと知っていらっしゃらない方が多いかと思うのです。もちろんごみ箱を撤去するときは、地域の町会の方々など、皆さんに納得の上で撤去していくとお聞きしましたけれども、広く区民に港区のごみ箱の設置や撤去の考え方を少しお知らせしていただいた方がいいかと。ごみ箱を置いてくださいという要望があったものですから、そのようなことも思いました。
○委員(風見利男君) 簡単に終わります。1つは、指定管理者制度の問題です。これも今まで指定管理者の議案があるたびにいろいろ問題点を指摘してきたのですが、やはり公園の関係でいうと、業界が狭いということもあって、再委託が非常に不透明なわけです。それと、もう一つは、本部経費の不透明さ、ここがやはり一番の問題なのです。我々も指定管理者制度については、もともと駄目とは言っていますけれども、実際そのような不透明さというのはもっと改善しなければいけないので、そこにしっかりメスを入れていただきたいと。これはお願いしておきたいと思います。
西麻布二丁目児童遊園の件なのですけれども、昨日、児童遊園の隣の方につかまって、さんざん文句を言われたのですけれども、区で管理しているときは、車で4人ぐらいで来て、公園の整備をしたり、植栽の管理をしたり、そのときに隣近所を回って、公園利用でお困りのことはないですか、風が吹いたときに砂が舞ってこないですかなど、意見を聞いてきてくれたというのです。ところが、指定管理者になったら、たまには来るけれども、植栽の手入れをしないなど、本当に駄目になってしまっているという。近隣の意見なども全く聞かないでやっていると。こんなのはひどいではないかと、何で下請なんかに出すのだと怒っていました。
ですから、ぜひそこはきちんと、植栽のこともあるし、砂場の砂もきちんと拡散させないようにしたり、使う人の立場に立って管理するように徹底してもらいたいです。あと、せっかく行くのであれば、やはり近隣の意見を聞いて、使い勝手ではなくて、マナーなど、昼間、サラリーマンが来て御飯を食べたりいろいろするわけですよね。あと、保育園の園児がいろいろ散歩に来るわけで、やはり近隣の方々の意見というのは非常に大事なので、ぜひそこはしっかり意見を聞いてもらいたい。指定管理者にもぜひしっかりと対応するように。そこだけではないと思うのです。同じことが各地でもあると思うので、本当にぜひしっかり対応してもらいたいと。それはいかがでしょうか。
○土木課長(杉谷章二君) 本編の58ページ、
サイドブックスで68ページを御覧いただきたいと思います。施策の3-1-2、区民等の意見の収集と反映に上げさせていただいております。こちらの②になりますけれども、指定管理者と協力とは書いているとおり、公園等の現状に対する地域住民の皆さん、利用者の意見等をしっかり聞いて、管理運営をやっていきたいと記載をさせていただいております。
先ほどの風見委員の御指摘につきましては、監督しております麻布地区総合支所に情報提供しまして、再度、その辺の対応をしっかりやってもらうように伝えたいと思います。
○委員(風見利男君) 何ページに書いてあるなどはどうでもいいのです。きちんと管理をしてもらえばいいわけで、そこはぜひお願いしたいと。
あと、7ページに、よりよい公衆トイレを実現すると書かれているわけですけれども、これはどのようなイメージをされているのですか。やはり公衆トイレは3Kと言われていて、アンケートの中でもいろいろな意見があるわけで、よりよい公衆トイレを実現するとなると、他区で、例えば、豊島区や渋谷区などでは、本当に誰でも使いやすいというか、使いたくなるトイレを造っているわけです。そのようなイメージで区としても考えているということでいいのでしょうか。
○土木課長(杉谷章二君) よりよい公衆トイレの実現ということでございますけれども、今、アンケート結果等の中でも、女性の方の利用が非常に少ないという状況もございます。その点も一つありますけれども、衛生面等も含めまして、改善をまずしていかなければいけないと考えてございます。既存のトイレ改修、建て替えに至らないトイレにつきましても、維持管理の徹底をまずしていきたいと思っております。
また、デザインに関して、渋谷区でもいろいろトイレの改修をされておるところでございますけれども、皆さんに愛されるような、しっかり使っていただけるような公衆トイレの建て替え整備を今後進めていきたいと考えてございます。
○委員(風見利男君) 表題がおもてなし公衆トイレですから、やはりおもてなしにふさわしいトイレにしていかなければならないと思うのです。確かに清掃をきちんとやったり、それはそれで大事なことなのですけれども、狭かったり、使い勝手が悪いと、あってもなかなか使わないということにもなりかねないわけで、ですから、計画的な改修と、一定の広いスペースがあるところについては、本当にみんなが使いたくなるトイレというのか、そのようなものを目指しても私はいいと思うのです。ぜひそのような点で努力をしていただきたいと思うのです。
それともう一つ、35ページに、ボール遊びなどいろいろ自由に遊べる公園となっているのですけれども、なかなかボール遊びも含めて自由に遊べる公園というのは非常に少ないわけです。その点は遊びの空間のリニューアルというので、継続事業にはなっているわけですけれども、ボール遊びもできるような広場の整備などというのは、どのようなイメージで考えていらっしゃるのでしょうか。
○土木課長(杉谷章二君) 確かに、ボール遊びができる広場というのが非常に少ないという実状がございます。ボール遊びがある程度のスペースを取ってできるところについては、野球のチームの皆さんが使っていただいているという現状もございます。投球場等も整備をしてきているところですが、拡大ができていないところもございます。できるだけそのようなスペースをまず確保するということで、整備をさせていただいております。
あとはもう一つ、柔軟な運用ということも挙げさせていただいております。投球場でも占拠状態になっているところもございますので、できるだけ多くの皆さんが利用できるように、維持管理等も含めてやっていきたいと考えてございます。
○委員(風見利男君) ここで言っているのは、公園の一角にネットを張ってキャッチボールができるような、そのようなイメージなのですか。私は、公園全体でボール遊びができるというイメージに取るのですけれども、そのようなものとは違うのですか。
○土木課長(杉谷章二君) 本編の37ページを御覧いただきたいと思います。
サイドブックスでは47ページになります施策1-2-3の②に、高架下の有効活用による特色ある公園整備というところがございます。高架下では雨に濡れないというところもございますので、このようなところについては、利用の条件にもよりますけれども、軽スポーツができる遊びの空間として再整備していきたいと考えてございます。
○委員(風見利男君) これは特殊な場所ですけれども、一般の公園ではキャッチボールやサッカーのパス回しなど、そのようなものができるような公園を造るというイメージではないのですか。
○土木課長(杉谷章二君) これまで遊具等を設置しない広場をメインとした整備等も、地元の要望を踏まえて整備してきております。その広場で自由にボール遊びもできると我々は考えてございます。できるだけ広場を整備して、いろいろな遊びができるように、ボール遊びもやっていただければと考えておるところでございます。
○委員(風見利男君) もう1点、前に青山北町アパートの中の遊び場が、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の駐車場のために使えなくなってしまったということで、基本的には東京都に返すというお話がありました。せっかくの遊び場が、開発とはいっても、まだいつになるか分からないわけで、当分、子どもたちが利用する気になれば利用しやすい、あそこは金網も張ってありますから、ボールが飛び出すなどということもないわけで、ぜひ東京都に再度使えないのかということを聞いていただくようにお願いしておいたのですけれども、何か進展はあるのですか。
○土木課長(杉谷章二君) 今年の決算特別委員会で風見委員からお話がございました、北青山三丁目の都営住宅の中の、今年の3月で閉鎖した緑地でございますけれども、それにつきまして、近隣からも再度利用という要望もございまして、東京都に申入れをしまして、一応、開発の支障にならない間ということで、開放する方向で今準備を進めているところでございます。年明け、1月中、遅くても2月上旬には再度開放をしていきたいと今考えてございます。
○委員(風見利男君) 2月の上旬ですか。
○土木課長(杉谷章二君) 1月中には開放できればと。遅くても、2月に入っても上旬を予定しており、今、一日でも早くということで、東京都と手続を進めています。
○委員(風見利男君) ありがとうございます。
あと最後に、公開空地の扱いなのですけれども、意外と公開空地の活用で、住民とのトラブルがあるのです。一時閉鎖をしていて入れないようになっていたところもありましたけれども、公開空地というのは、ある意味、設計段階から、一般に公開するのだということから、総合設計制度に基づいて公開するわけで、例えば、そこで集会をやる、集まって缶ビールを飲むなど、そのようなことではなく、普通に犬の散歩をさせたり、みんなで談話をするぐらいの程度というのは、私は自由にできるのが公開空地だと思うのですけれども、その点の位置づけというのはどのようになっているのですか。
○土木課長(杉谷章二君) オープンスペース、公開空地等でございますけれども、通行を制限することは基本的にできないと聞いてございます。ただ、管理につきましては、最初の頃は犬の散歩も自由にできましたが、やはりマナーの悪い状況があった場合、管理組合の規定で、犬の散歩禁止、喫煙も禁止という、禁止事項を設定することについての制限はないと聞いてございます。なるべくまちづくりで提供されるオープンスペースについては、ある程度自由に使えるようにはしたいと思ってございますけれども、どうしても管理組合のお考えもあるので、制限は区としてはできないような状況でございます。
○委員(風見利男君) 総合設計制度で容積率をアップして、その一部をいわゆる公開空地として提供するという、それがもともとの公開空地の位置づけですよね。ですから、確かに犬の散歩をして、犬のふんをそのまま放置していくなど、それは管理組合としても、なかなかいいですなどと言いづらいところもあるのでしょうけれども、それはそれで注意書きをするなど、いろいろな対策の方法もあるので、そこはもう少し柔軟にやる必要があると思うのです。その辺は、公開空地を設定する場合のときに、自由に使えるという、もともとの趣旨も徹底していかないと、いろいろ後々問題が出てくると思うので、その辺も併せて少しお考えをお聞かせいただきたい。
○都市計画課長(野口孝彦君) 総合設計制度に基づく公開空地は、まさに今、風見委員の御指摘のとおり、公開空地を設けることが建築物の設計上の評価、容積率の評価になっています。ですので、これが地域に公開されるものとなるように、それは事業者なり建築主に改めて確認するように取り組んでいきたいと思いますので、所管にその旨、このような意見があったことを伝えてまいりたいと考えております。
○副委員長(石渡ゆきこ君) 1件だけ、防犯のことについて関心がありますので、確認をさせてください。
素案の53ページになります。防犯対策の推進というところで書いていただいているのですが、公園等の防犯対策、公衆トイレも、安全・安心ということが守られることが大切だと思います。公園の維持管理の中においては、防犯につながるスキル、ノウハウは非常に重要だと思っています。こちらのみんなとパトロールの巡回の中での立ち寄りと書いてあるのですけれども、みんなとパトロールの巡回経路、あらかじめ決められているもの以外に、例えば、こういった指定管理者や、あとは、区からそういった情報などを提供して、こちらの公園を特に見回りを強化してくださいなど、あと、こちらの地域の立ち寄りを増やしてくださいという、そういった情報提供、相互のやり取りは今どのように進んでいるのでしょうか。
○
芝地区総合支所まちづくり課長(香月佑介君) 地域の方からの声につきましては、我々に入ってきた声を反映させて、青色防犯パトロールに夜間の見回り等をお願いしておりまして、そういったフレキシブルな対応というのを青色防犯パトロールに現在お願いしておるところでございます。
○副委員長(石渡ゆきこ君) 当然、地域の方々の声が非常に重要です。気になるところ、人間の第六感というものがあって、それが意外とばかにならないことがあります。もう1点、指定管理者から、日々細かいところまで書かれている日報が提出されていると思うのです。私も今回、指定管理者の事業者選定がありましたので、過去の日報を見せていただきましたが、かなり詳しく、例えば、このようなところが壊れている、落書き、あとは、お台場の公園で警察を呼ぶような事故・事件の事柄など、日々かなり細かい情報が蓄積されているのですが、それがどの程度集約されていて、今言った青色防犯パトロールなど、そういった横のつながりで、区から情報提供されて防犯に対応されているのかというところが気になりました。
要するに、完全に警察を呼ぶような大きな事件という形になれば、それは当然、共有されるものでしょうけれども、日報の中で、小さいけれども、類型的に、もしくは面的に見てみると、例えば、不審な、普通であれば破損する場所ではないところが不審に破損されている、あと、物が単に落ちていた、普通であれば散らかしというところだけれども、ここのところでは特定に落ちているなど、そういった事件、事故につながりそうなものというのも、実は公園やトイレは現れる箇所だと思っております。先ほど申し上げたような日報など、そういった細かな情報の中でも、違和感の強い、犯罪になりかねないことは重視すべき、そういった情報についてはどのように集約されてつなげているのか。こちらの点についても、区の現状の対応をお聞かせください。
○
芝地区総合支所まちづくり課長(香月佑介君) 石渡副委員長御指摘の小さな不審な事項というところにつきましても、日々、指定管理者と情報共有をしておるところでございます。今後ともより一層、指定管理者との密な連携をしつつ、そういった小さな事故が大きな事故につながらないようにというところで、早め早めの対応ができるよう、今後とも指定管理者と協力して、安全な公園管理に努めてまいりたいと思っております。
○副委員長(石渡ゆきこ君) それはぜひ尽くしていただきたいと思います。
それにつけても、今の現状は、多分、紙ベースで日報が上がってきていますよね。膨大な量で、そちらについて、実は防犯カメラも日報も、取らせればいいのではないのです。それをどうチェックして、どう集約して、どうしていくのかという、そこのところが実は一番、管理やチェックが難しいところなので、例えば、それを類型的にもう少しデータ化しやすくして、集積しやすくする、情報をシェア、分析しやすくするなど、ぜひそこは区が中心となって、電子化も含めて対応をお願いいたします。これは要望で、答弁は結構です。
○委員長(土屋準君) ほかにございませんでしょうか。
○委員(うかい雅彦君) 今、4時なのです。休憩という話があったのだけれども、強行に進められました。普通、この時間まで通しでやることはありません。しっかりと正副委員長で協議していただいて、きちんと休憩を挟むような形で進行するようにしてください。いいですか。お願いします。
○委員長(土屋準君) ほかに質問等ございませんでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(土屋準君) ほかになければ、報告事項(3)「
港にぎわい公園づくり推進計画(素案)について」の報告は、これをもって終了いたしました。
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○委員長(土屋準君) それでは、審議事項に入ります。初めに、審議事項(1)「請願元第13号
東京都市計画道路幹線街路環状第4号線にかかる
港区立白金児童遊園敷地と
港区立白金台幼稚園の敷地を東京都に譲渡しないで頂きたい事を求める請願」を議題といたします。
本請願について、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(土屋準君) なければ、本請願につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(土屋準君) それでは、本日継続と決定いたしました。
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○委員長(土屋準君) 次に、審議事項(2)「請願3第15号 港区赤坂7丁目計画に関する請願」を議題といたします。
本請願について、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(土屋準君) なければ、本請願につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(土屋準君) それでは、本日継続と決定いたしました。
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○委員長(土屋準君) 次に、審議事項(3)「発案元第5号 街づくり行政の調査について」を議題といたします。
本発案について、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(土屋準君) なければ、本発案につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(土屋準君) それでは、本日継続と決定いたしました。
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○委員長(土屋準君) そのほかに、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(土屋準君) なければ、本日の委員会を閉会いたします。
午後 4時02分 閉会...