港区議会 2021-11-08
令和3年11月8日建設常任委員会-11月08日
芝地区総合支所長・
街づくり事業担当部長兼務 岩 崎 雄 一
麻布地区総合支所長・
街づくり支援部長兼務 冨 田 慎 二
芝浦港南地区総合支所まちづくり課長 近 江 善 仁
都市計画課長 野 口 孝 彦 再
開発担当課長 池 端 隼 人
品川駅
周辺街づくり担当課長 吉 田 誠
土木課長 杉 谷 章 二
〇会議に付した事件
1
報告事項
(1) 品川駅
周辺地区(区域4-2)の
街づくりについて
(2) 品川駅
周辺地区(品川駅街区地区)における
街づくりについて
(3)
区立芝浦中央公園(D面)の一時閉鎖について
(4)
都市計画公園三田台公園の
事業区域の変更について
2
審議事項
(1) 請 願元第13号
東京都市計画道路幹線街路環状第4号線にかかる
港区立白金児童遊園敷地と
港区立白金台幼稚園の敷地を東京都に譲渡しないで頂きたい事を求める請願
(元.11.28付託)
(2) 請 願3第15号 港区赤坂7丁目計画に関する請願
(3.9.10付託)
(3) 発 案元第5号
街づくり行政の調査について
(元.5.29付託)
午後 1時30分 開会
○
委員長(土屋準君) ただいまから、
建設常任委員会を開会いたします。
本日の
署名委員は、
榎本委員、
風見委員にお願いいたします。
初めに、当
常任委員会の説明員についてです。
10月16日付の
人事異動に伴い、当
常任委員会の説明員について変更がありましたので、変更となった説明員の紹介をお願いいたします。
○副区長(
野澤靖弘君) 令和3年10月16日付で副区長を命ぜられました野澤でございます。よろしくお願いいたします。責任の重さを痛感しているところでございます。
新型コロナウイルス感染症の影響はとどまることなくまだ続いておりまして、まだ従前の生活には遠く及ばないという状況ではございますが、
まちづくりは着実に進めていかねばなりません。
これまでの行政での経験を生かしまして、誰もが住みやすく、地域に愛着と誇りを持てるまち・港区の実現と
区民福祉の増進のため、微力ではございますが、全力を尽くしてまいりますので、土屋準
委員長、
石渡ゆきこ副
委員長並びに各
建設常任委員の皆様の一層の御指導のほど、よろしくお願いいたします。
去る10月16日付をもちまして説明員の異動を行いましたので、該当する説明員のみを御紹介いたします。
街づくり支援部長で
麻布地区総合支所長を兼務しております
冨田部長でございます。
街づくり事業担当で、
芝地区総合支所長を兼務しております
岩崎部長でございます。
以上でございます。何とぞよろしくお願いいたします。
○
委員長(土屋準君) なお、説明員につきましては、皆様に資料をお配りしておりますので、御確認ください。
──────────────────────────────────
○
委員長(土屋準君) それでは、
報告事項に入ります。初めに、
報告事項(1)「品川駅
周辺地区(区域4-2)の
街づくりについて」、理事者の説明を求めます。
○再
開発担当課長(
池端隼人君) それでは、
報告事項(1)「品川駅
周辺地区(区域4-2)の
街づくりについて」、報告させていただきます。
資料№1を御覧ください。当地区の
まちづくりにつきましては、品川駅
北周辺地区市街地再
開発準備組合から、
都市計画に関する
関係機関との協議がおおむね調ったこと及び
事業予定区域内での
合意形成が図られたことの報告を受けたことから、今後の
都市計画手続を進めることに先立ち、当
委員会へ報告させていただくものでございます。
まず、項番1、計画地の位置・地区の概要でございます。
資料真ん中上の位置図を御覧ください。位置図の中で、青い一点鎖線で囲んだところが本地区、品川駅
周辺地区でございます。国道15号の東側に位置し、
JR東日本車両基地跡地を中心とする現状約18.3ヘクタールの地区です。
本地区のうち、区域1から4-1は、基盤の整備とともに、
国際競争力強化に資する
複合市街地の形成を図るため、大規模な
土地利用転換が進められています。
区域4-2は、国道15号に面し、
高輪ゲートウェイ駅と
高輪地区をつなぐ位置にありながら、奥行きが狭く敷地が細分化され、築年数の古い建物も多いことから、耐震性の強化や
オープンスペースの不足などが課題となっております。
一方、
明治初期に造られた日本初の鉄道の遺構である
高輪築堤は、
鉄道開業時のまちの歴史を知るための資源として、
国際交流拠点・品川の
まちづくりに生かすことが期待されています。
このような背景から、区域1から4-1と一体となった
高度利用を図ることにより、
オープンスペースの確保とともに、地域の回遊性や防災性を向上します。
また、区域4-1と連携する複合的な機能を配置するとともに、
周辺地域と調和し、
歩行者空間に面した
にぎわいを創出する
土地利用を図り、当地区と
高輪地区とをつなぐ
まちづくりを実現します。
なお、赤く色塗りした区域で市街地再
開発事業を予定しております。
次に、項番2、これまでの主な経緯でございます。平成26年に、品川駅・
田町駅周辺まちづくりガイドライン2014が策定されました。平成28年には、品川駅
周辺地区地区計画が
都市計画決定され、まちの骨格となる
都市基盤が定められました。平成29年に品川駅
北周辺地区まちづくりガイドラインが策定され、平成31年には、区域1から4-1について、具体的な
整備計画を定める
地区計画が変更されています。
当地区の
まちづくりとしては、平成27年に国道15
号沿道まちづくり勉強会が発足しました。平成28年に品川駅
北周辺地区国道15
号沿道まちづくり協議会、令和元年には品川駅
北周辺地区市街地再
開発準備組合が設立され、
まちづくりについて検討がされてきております。
次に、項番3、今後のスケジュールでございます。令和4年度に
都市計画変更し、令和5年度に市街地再
開発事業の認可を受けることを目指しております。順調にいきますと、令和11年度に4-2C地区、令和13年度に4-2B地区の
工事完了を予定しております。
続いて、項番4、整備する主な
公共施設でございます。
資料下部の配置図を併せて御覧ください。配置図は、図の左側が北、下側が西となっております。まず、
都市施設としましては、区域4-2C地区の西側におきまして、
幹線街路放射第19号線、国道15号線を一部拡幅します。次に、
地区施設として、移築保存する
高輪築堤を中心とした、憩いと
にぎわいを創出する広場5号を整備します。
地区東西の回遊性を高める
歩行者動線として、
歩行者通路11号と13号を
デッキレベルに、12号と14号を
地上レベルに整備します。また、
区域北側には、
歩行者動線と一体となった緑地2号を整備し、ゆとりのある
歩行者空間を創出します。
資料右下のパースを御覧ください。広場5号を国道側から見た絵となっております。中央に
高輪築堤を配置し、その周辺やデッキの上から広場が眺められる
空間づくりを検討しております。
続いて、項番5、
施設建築物等の概要です。表の下、
計画建物外観イメージを併せて御覧ください。向かって左側が北となっておりまして、手前に見えるのが国道15号です。奥に見える建物は、区域4-1で整備される建物です。
まず、広場5号の北側、区域4-2Bです。
延べ面積約2万6,600平方メートル、建物高さ約115メートル、地上25階地下2階建てとなっておりまして、主要な用途は
宿泊施設、足元には
商業施設として店舗を配置する計画です。
広場5号の南側が区域4-2Cです。
延べ面積約3万9,900平方メートル、建物高さ約115メートル、地上23階地下2階建てとなっておりまして、
区域南側の低層部が住宅、北側が事務所、足元には
商業施設として店舗を配置する計画です。
以上、簡単ではございますが、
報告事項(1)「品川駅
周辺地区(区域4-2)の
街づくりについて」の報告は、以上でございます。
○
委員長(土屋準君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。質問等ございましたら、順次御発言願います。
○委員(
風見利男君)
令和元年11月に市街地再
開発準備組合が設立されたとなっているわけですけれども、
権利状況を教えてもらえますか。
○再
開発担当課長(
池端隼人君)
土地所有者としては、
権利者数として12名いらっしゃいます。
借地権者としましては、4件ございます。
○委員(
風見利男君) その土地と借地で、最小の人はどれぐらいなのですか。
○再
開発担当課長(
池端隼人君)
土地所有者の中で、最小の方は、面積が6.88平方メートルです。借地権につきましては、5.34平方メートルです。
○委員(
風見利男君) それはいずれも個人ですか。
○再
開発担当課長(
池端隼人君) 個人で
区分所有をされている方になっております。
○委員(
風見利男君)
区分所有ということは、
マンションか何かだと思うのですけれども、そうすると、5.34平方メートルというのが、1人ではなくて、その周辺にたくさんいらっしゃるということですか。
○再
開発担当課長(
池端隼人君) 面積の大小はありますけれども、同じ建物というか、同じ土地の中で
区分所有されている方が複数名いらっしゃいます。
○委員(
風見利男君)
区分所有で一番大きい方は、どれぐらいなのですか。
○再
開発担当課長(
池端隼人君)
区分所有で一番大きな面積は、50.42平方メートルです。
○委員(
風見利男君) 10平米以下というのは何人ぐらいいるか、分かりますか。
○再
開発担当課長(
池端隼人君) 13件でございます。
○委員(
風見利男君) 同意率はどれぐらいですか。一応、
準備組合に入っている方の割合などというのはどれぐらいなのですか。
○再
開発担当課長(
池端隼人君) まず、同意率につきましては、土地の所有者として、先ほど申し上げました
権利者12名に対して
同意者数が11.9名、同意率が98.8%になっています。
借地権につきましては、
権利者4名に対して、同意者が4名で100%となっております。
準備組合加入率につきましては、100%となっております。
○委員(
風見利男君) その
マンションというのは何戸なのですか。戸数。
○再
開発担当課長(
池端隼人君) 大変申し訳ありません。一つの建物の中で複数の部屋を持っていらっしゃる方がおりまして、正確な数を今把握してございませんので、追って委員の皆様に御報告させていただきます。
○委員(
風見利男君) 10平米以下が13件ということだから、
土地所有との関係でいうと、両方持っている方もいらっしゃるのでしょうけれども、ただ、皆さんが賛成されているということで、それ自体は我々がどうのこうの言う中身ではないのですが、要は、ここに住宅ができるわけですけれども、その方たちはこの住宅に入るということなのですか。
○再
開発担当課長(
池端隼人君) 今、この地区にお住まいの方々につきましては、新しい住宅に全員戻っていらっしゃる意思があると聞いてございます。
○委員(
風見利男君) 先ほど10平米以下の方が13件ということで、要は、どれほど床が取れるかというのが一つは大きな課題になるわけで、
従前資産と従後の資産でどれほどになるかというのは、まだこれからなのでしょうけれども、賛同はしたけれども、実際住むとなったら、まさか10平米以下の土地として床に換算したら、そうたくさんは取れないというわけですよね。そうすると、住み続けるということ自体が非常に難しくなる。あるいはかなりのお金で床を買わないと、なかなか住めないという可能性もなきにしもあらずだと私は思うので、その辺の本当に弱小の
権利者の方々が、そこに住めるかという、そこが非常に大事なところで、JRと
UR都市機構といろいろ市街地再開発、
区画整理をやっているわけで、そこがやはりその人たちの生活、住むために保障するということがないと、なかなか住み続けるということが非常に難しくなるのではないか。最後には売って出ていかざるを得ないということも危険性としてはあるわけで、その辺はどうなのですか。
○再
開発担当課長(
池端隼人君) 本地区につきましては、市街地再
開発事業を進めていく予定でございますので、組合の中で
権利変換計画を今後定めていくことになります。従前の
権利者の皆様ときちんと従前の資産の評価について協議しながら、皆様がこの地区で末永くお住み続けいただけるように、計画を調整していくと認識をしております。
○委員(
風見利男君) ただ、やはり弱い人をどうするかという対策がないと、確かに仕組みとすれば、みんなで全体の権利を配分するとこうなるわけですけれども、約115メートルのビルを造って、大半が売るわけですよね。売るか貸すかは別にして、そこからの収益が当然出るわけで、その人たちに対する還元というのも含めて考えないと、私は、なかなか住み続けることが困難になるということがあり得るわけで、それは大きな権利を持っている人たちが、そこでどうするかということになると思うので、その辺はぜひ行政側からもしっかり指導していただきたい。そこで住みたいと思って賛成しているわけですから、それが生かされないということになったら、再開発の意味がなくなるわけです。その人たちも賛成した
意味合いもなくなってしまうわけで、その辺、ぜひ行政側としてもしっかり監視をして、指導していくということが必要だと思うのですけれども、その辺はいかがでしょうか。
○再
開発担当課長(
池端隼人君)
従前権利者の皆様がこの地区で長くお住まいいただける、あとは、この事業に対して御心配を抱かないということを含めて、丁寧に地権者対応するように、
準備組合を区からも指導していきたいと考えてございます。
○委員(
風見利男君) ぜひお願いしたいと思うのです。
あと、もう1点、広場5号に
高輪築堤の一部が保存されるということで、移設ということで、信号機がここに来るわけですよね。それ自体は、一定残すということになったので、それは運動の成果だとは思うのですけれども、信号機のあった位置というのが、品川駅に向かってずっとカーブをしているところなのです。やはりなぜそこに信号機があるかという
意味合いがあると思うのです。ところが、今回は、この
高輪築堤の一部をここに持ってくるということで、その信号機が設置された
意味合いというのが、ここに信号機だけ置けば、それで価値があるのかというと、私はそう単純なものではないと思うのです。その辺は何か、どのような形で残すなどというのを聞いているのですか。
○再
開発担当課長(
池端隼人君) 現在、この
高輪築堤、移築する部分をどのように公開するか、
歴史文化を継承していくかというのは、今後の
検討状況と聞いてございます。本日、
風見委員からいただいた御意見というところも踏まえながら、私どもとしては、保存や公開の方法について協議していきたいと考えてございます。
○委員(
風見利男君) 私は今の位置で残せということが基本なので、そこだけは少し忘れないでいただきたい。
あと、最終的に移設が決まったとしても、なぜあそこに信号機があったのか、
意味合いが分からないと、何だ、これということになりかねないわけで、今、再
開発担当課長にお答えいただいたので、その立場でぜひ協議してもらいたいと思うのですけれども、しっかりお願いしたいと思います。
○委員(
うかい雅彦君) 今、御説明の中で、この
マンションなのですけれども、私も
高輪築堤が出土されてから、その前からいろいろ御相談をいただいていて、同級生の御実家や、近くで御商売をなさっている方がお住まいなのですが、昭和40年代に建てた
マンションで、いわゆる老朽化が進んでいて、
マンション内でも耐震についてどうしようかというところの議論の中で今回の再開発の話が出て、
UR都市機構と長い間話し合ってきて、その中で今回の同意という形に至っていると思うのです。
やはり
高輪築堤が出たときに、申し訳ないけれども、真下だったわけです。この前の
建設常任委員会でも言っていますけれども、大変心配されて、耐震化についてがまたゼロに戻ってしまった場合、我々どうすればいいのか、もうこの地区に住めないのではないかという御心配も、これ、強い御意見をいただいていた話なので、恐らく遅れはなく進んでいく話になると思うのですけれども、やはり皆さんそういった思いを持って進めてこられた話でありますので、そこら辺は御理解していらっしゃると思うのですが、しっかり酌んでいただいて、進めていただくようにお願いします。これは要望です。
○
委員長(土屋準君) ほかに質問等ございませんでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(土屋準君) ほかになければ、
報告事項(1)「品川駅
周辺地区(区域4-2)の
街づくりについて」の報告は、これをもって終了いたしました。
──────────────────────────────────
○
委員長(土屋準君) 次に、
報告事項(2)「品川駅
周辺地区(品川駅街区地区)における
街づくりについて」、理事者の説明を求めます。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(吉田誠君) それでは、
報告事項(2)「品川駅
周辺地区(品川駅街区地区)における
街づくりについて」の御報告をさせていただきます。
資料№2を御覧ください。当地区の
まちづくりにつきましては、事業者から
都市計画に関する
関係機関との協議がおおむね調ったことの報告を受けたことから、先ほどの品川駅
周辺地区(区域4-2)と同様に、今後の
都市計画手続を進めることに先立ち、当
委員会へ報告させていただくものでございます。
それでは、1ページを御覧ください。まず、1の計画地の位置・地区の概要でございます。品川駅
周辺地区は、国道15号の東側に位置し、
JR東日本の
車両基地跡地を中心とする現状18.3ヘクタールの地区です。
このうち品川駅
北周辺地区では、区域1から区域4-1において、平成31年4月に
地区計画及び
都市再生特別地区の変更が
都市計画決定されており、令和6年度の
まちびらきを目指して、
公共施設及び建築物の整備が進められていく予定です。
一方、品川駅街区地区は、
JR東日本の在来線をはじめ、東海道新幹線、
京浜急行線など、複数の鉄道が乗り入れるターミナル駅となる品川駅を核とするエリアであり、令和9年の
リニア中央新幹線の開業に向けて、品川駅街区
地区土地区画整理事業、
都市計画道路環状第4号線及び放射第19号線等の
基盤整備が進められるとともに、
京浜急行電鉄品川駅の地平化に併せた駅改良や、
JR品川駅の
北側改札内での改良が予定されています。
こうした中、対象地においては、品川駅直結の立地を生かした土地の
有効利用や
にぎわいの創出、西側につながる
連絡機能の強化や南北をつなぐ
歩行者ネットワークの形成が求められています。
このため、
地区計画及び再
開発等促進区の区域を一部拡大し、これらの
基盤整備と併せ、
人工地盤を活用した駅広場や
歩行者通路を整備することで、
国際交流拠点・品川にふさわしい複合的な
機能集積を支える基盤の強化を図ります。
ただいま読み上げました内容につきましては、図を用いて
位置関係を御説明いたします。まず、文章の右隣に掲載している位置図を御覧ください。図中、黄色で着色したエリアが品川駅
北周辺地区で、
ピンク色で着色したエリアが品川駅街区地区です。今回の対象地は、赤枠で囲われた範囲であり、現在の
地区計画の区域を一部拡大することになります。
次に、
ページ右側上段の今回
変更予定の
地区計画区域の図を御覧ください。今回の対象地について、
地区計画区域を拡大した後の図になります。赤枠で囲われた対象地のうち、黄色で着色した部分は既存の区域6を拡大した部分になります。また、
ピンク色で着色した部分は、既存の駅街区地区の一部及び拡大した部分になり、今回新たな区域の名称として、区域A、区域B、区域Cを定めております。区域Aは、今後
改良工事が進められる
京浜急行電鉄品川駅の
駅舎部分を主な区域としており、区域Bは既存の
中央自由通路、区域Cは
JR東日本により改良が進められる
北側改札部と
北側駅前広場でございます。
次に、
ページ右側下段の駅改良及び
歩行者ネットワークのイメージ図を御覧ください。この図は、駅改良後の品川駅の配置と
歩行者ネットワークの状況について、立体的な関係が分かるように表現した図になります。
まず、駅改良について御説明いたします。図中、紫色の線で示した
京浜急行線につきましては、現在は2階レベルに線路がありますが、今回、図のとおり、
地上レベルに線路が移動することとなります。これに併せて、
JR品川駅の
中央自由通路が2階レベルで
京浜急行線の
線路上空にも延伸され、その両側に
京浜急行電鉄品川駅の改札が設置されます。また、
JR品川駅につきましては、図中で
北側改札内と書かれた部分について、コンコースの拡幅と併せて改札口の増設やエレベーターの増設などが行われます。
次に、
歩行者ネットワークについて御説明いたします。
中央自由通路につきましては、ただいま御説明したとおり、
京浜急行電鉄品川駅側に延伸されることとなりますが、それとともに、
京浜急行電鉄品川駅の北側に
北側通路が、南側に
南側通路が整備されます。また、
中央自由通路から北口側をつなぐ
南北連絡通路が整備されます。このように、駅の改札につながる複数の通路を整備することで、
中央自由通路の
混雑解消を図ります。
また、
JR品川駅の北側には、新たに
北口歩行者広場が整備され、そこから環状4号線方面に
歩行者ネットワークが整備されます。こちらの詳細につきましては、後ほど資料の2ページで御説明いたします。
計画地の位置・地区の概要の御説明は、以上になります。
次に、
ページ左側の下段になります。2のこれまでの主な経緯を御覧ください。ここでは、品川駅
周辺地区全体における
都市計画の経緯と各事業の認可の経緯を記載しております。本日は、
都市計画の決定、変更に関する箇所のみ、抜粋して御説明いたします。まず、平成28年に品川駅
周辺地区地区計画、品川駅
周辺土地区画整理事業、
補助線街路第332号線が
都市計画決定されております。平成30年には、放射第19号線、環状第4号線、
都市高速鉄道第1
号分岐線及び
京浜急行電鉄湘南線が
都市計画変更されております。平成31年には、品川駅
周辺地区地区計画、品川駅
北周辺地区都市再生特別地区が
都市計画変更されております。最後に、令和2年に
補助線街路第332号線の
都市計画変更及び
補助線街路第334号線の
都市計画決定がされております。
なお、ただいま説明を省略いたしましたが、
都市計画の決定や変更などを受けて、随時各事業の認可が行われてきております。
これまでの主な経緯の御説明は以上になります。
次に、裏面の2ページを御覧ください。3の整備する主な
公共施設等でございます。表で、各施設について①から⑧まで番号を振っており、それぞれページの右側の施設の配置図に振られた番号と整合しておりますので、併せて御覧ください。
それでは、①から順番に御説明いたします。①の駅広場2号でございます。図中では、中央付近のオレンジ色の斜線で示した箇所になり、図の左下に駅広場2号のイメージパースを掲載しております。パースの右端に見えるのが、
JR品川駅に新たに整備される北口改札であり、改札を出た部分に広さ約3,800平米の歩行者広場が整備されます。
次に、②の
歩行者通路15号でございます。図中では、環状第4号線をぐるっと囲むように青い矢印で示した箇所になり、
ページ左側の下段に
歩行者通路15号のイメージパースを掲載しております。こちらのパースにありますとおり、環状第4号線の交差部においては、高さのレベルが3層に分かれており、最も高いレベルにあるのが環状第4号線、その下にあるのが
デッキレベル、最後に
地上レベルとなっております。これらのレベルを相互に階段やエレベーターで接続する役割を担うのが、
歩行者通路15号でございます。
右上の図に戻っていただき、③の
歩行者通路16号でございます。図中では、①の駅広場2号と②の
歩行者通路15号をつなぐ青い矢印で示した箇所で、駅広場2号から環状第4号線方面につながる通路を整備するものでございます。
次に、④から⑥の
歩行者通路17号、18号、19号でございますが、これらは図中では国道15号から上に伸びている3本のオレンジ色の矢印で示しており、左から順番に、
歩行者通路17号、
歩行者通路18号、
歩行者通路19号になります。このうち、中央の
歩行者通路18号は、
JR品川駅の既存の自由通路を含めて一体の施設として位置づけます。これに対し、
歩行者通路17号と19号は、
中央自由通路の
混雑解消を図るため、北側と南側に新たに整備するものでございます。
次に、⑦の
歩行者通路20号でございます。図中では、
補助線街路第334号線(北口駅前広場)と書かれた部分から、環状第4号線方面をつなぐ青い矢印で示した箇所になります。
最後に、⑧の
歩行者通路21号でございます。図中では、①の駅広場2号と
中央自由通路をつなぐオレンジ色の少し細めの矢印で示しており、図の右下に
歩行者通路21号のイメージパースを掲載しております。品川駅の改札外において、南北方向の
歩行者動線を整備するものでございます。
整備する主な
公共施設等の御説明は、以上になります。
最後に、
ページ右側下段を御覧ください。4の今後のスケジュールでございます。ここでは、品川駅
周辺地区に関する今後のスケジュールを掲載してございます。本日は、
都市計画変更手続を進める対象地内に関する事項を抜粋して御説明いたします。下線を引いた部分を御覧ください。令和4年度に、今回対象地である品川駅街区地区等の
都市計画変更を行います。その後、令和4年度以降に、品川駅街区地区における建物計画等を含めた
都市計画変更を予定してございます。令和9年度には、
補助線街路第334号線が供用開始されます。また、
JR品川駅改良、
京浜急行電鉄品川駅地平化が完了いたします。最後に、令和9年度以降に、今回整備する
公共施設等が順次供用開始されます。今後のスケジュールの御説明は以上になります。
簡単ではございますが、
報告事項(2)「品川駅
周辺地区(品川駅街区地区)における
街づくりについて」の御報告は、以上でございます。
○
委員長(土屋準君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言を願います。
○委員(
うかい雅彦君) 関連しての話になってしまうかもしれないのですけれども、1ページの右下の図で、いわゆる
南側通路なのです。これが国道15号線をまたいでの通路になっているのですけれども、その先がグレーで、減少するような雰囲気が出ているのですが、私、前も質問させてもらったのですけれども、南口を造ることによって、駅からインターシティへ、人の流れというのがこちらにつくれるので、東西自由通路、今現在ある通路も相当渋滞が緩和されるはずなのですけれども、多分、十分区も知っているので、このような図になっていると思うのですが、できる限りこれは早くやった方がいいのではないかと私は思うのですけれども、どうですか。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(吉田誠君) 南側自由通路の港南側でございますけれども、自由通路の混雑緩和、品川駅利用者の利便性向上に向けて、重要な施設と考えてございます。構想されている港南側につきましては、東京都を中心として今後検討が進められると聞いており、早期に整備されるよう働きかけてまいります。
○委員(
風見利男君) 駅改良及び
歩行者ネットワークのイメージ図ということで、国道上空デッキというのがあって、ここに品川駅西口エリアのところで、3本の矢印が点々とつながれているわけですけれども、これはどのような意味なのですか。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(吉田誠君) こちらの矢印、
歩行者ネットワークにつきましては、東京都が作成いたしましたガイドライン、こちらに将来の構想として示された絵でございます。
歩行者ネットワークを西側に延伸していくというものでございまして、その構想の線をこちらに記載しているというものでございます。
○委員(
風見利男君) わざわざ3本線があるということは、それぞれこちら側に何らかの計画があるということなのですか。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(吉田誠君) この3本は、西側に放射状に
歩行者動線を延ばしていくという構想でございます。今後、こちらで開発計画等があったときには、この動線は担保されるように働きかけていく性格のものと考えております。
○委員(
風見利男君) 私のところにZAITENという雑誌が送られてきて、そこに京浜急行電鉄が西口の再開発を進めていて、品川駅高輪三丁目地区
まちづくり環境協議会というのがあるようですけれども、そのようなものは御存じなのですか。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(吉田誠君) 西口地区で、地権者の委員の集まりで話合いをしているといった状況は把握してございます。
○委員(
風見利男君) そこと京浜急行電鉄とのいろいろトラブルがあるというような記事なので、月刊誌なので、その真意はよく分からないのですけれども、京浜急行電鉄の再開発の計画というのは、区に相談か何か来ているのですか。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(吉田誠君) 西口地区の地権者としましては、
まちづくりに向けた相談というものは受けているということでございます。
○委員(
風見利男君) 聞こえなかったのだけれども。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(吉田誠君) 高輪三丁目品川駅西口エリアの地権者の皆さんから、相談というものは受けております。
○委員(
風見利男君) 京浜急行電鉄からは何らの相談もないということなのですか。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(吉田誠君) 京浜急行電鉄としても、この地に敷地、権利をお持ちですので、地権者としての相談というものは受けてございます。
○委員(
風見利男君) 相談は来ているのですね。相談に来ているのは品川駅
周辺街づくり担当課長のところなのですか。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(吉田誠君) 京浜急行電鉄としましては、駅前に大きな敷地をお持ちですので、そちらについてということでございます。
○委員(
風見利男君) 国道上部デッキというのは、文字どおり、国道15号線の上をべたっとやるわけなのですか。この矢印3本から来られるというだけではなくて、全面的に国道の上に蓋をするような感じでのデッキということなのですか。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(吉田誠君) おおむねこのイメージ図に示した範囲でございますけれども、東京国道事務所が、こちらについて上空にデッキを架けるという事業計画を公表している、その範囲をこちらに記載をしているものでございます。
○委員(
風見利男君) そうすると、このデッキは、今回の再開発の区域とは別に、国が設置をするということなのですか。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(吉田誠君) そうでございます。国道上空デッキについては、国道の部分の上空にデッキを張るというものですので、今回の範囲外になります。
○委員(
風見利男君) 国土交通省が発表している中身、もう一回教えてもらっていいですか。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(吉田誠君) 事業計画の名称ですけれども、未来の品川駅前空間(西口)計画という名前の事業計画でございます。東京国道事務所が、国土交通省が公表しているものでございます。
○委員(
風見利男君) すみません。後でその資料を頂けますか。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(吉田誠君) 御用意して、お持ちしたいと思います。
○委員(
風見利男君) 当然、国が計画しているからには、事業費も国が全部出すということになるわけですか。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(吉田誠君) 事業費等の詳細は、お聞きしていない、把握していない状況でございます。
○委員(
風見利男君) 分からないという意味ですか。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(吉田誠君) はい。事業の詳細につきましては、国土交通省から私ども、説明を受けてございませんので、詳細について把握していない状況でございます。
○委員(
風見利男君) でも、普通、再開発で、そこへの人の出入りや何かをやる場合に、事業者が負担して、出来上がったときに管理は国に移るのかも分かりませんけれども、それが普通だと思うのだけれども、区でも、再
開発事業のときに公園を造って、管理が区になるということがあり得るわけで、今回そのようなものは全く分からないわけですね。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(吉田誠君) 大変失礼しました。先ほどの発言を一部訂正させていただきたいと思います。先ほどの公表した資料の内容に記載がございまして、こちらの上空デッキの北半分、南半分、こちらで、北側については、官民連携で整備と記載されております。南側については、民間で整備と記載されております。このように事業計画に記載されております。誠に申し訳ありませんでした。
○委員(
風見利男君) そうすると、大半、民間が設置をして、管理がどうなるか分かりませんけれども、そのような意味ですよね。国が全部造るということではないということですよね。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(吉田誠君) 民間の活力を活用するということです。大変申し訳ありませんでした。
○委員(
風見利男君) では、あとは資料をお願いします。
○委員(
うかい雅彦君) 今の件なのですけれども、国道、道路拡張が入っているのでしょう。それは関係ないのですか。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(吉田誠君) 国道15号線も、西側に拡張いたします。拡張した上で上空にデッキを架けるというのが、一連の国土交通省の計画でございます。
○
委員長(土屋準君) ほかに質問はございませんでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(土屋準君) ほかになければ、
報告事項(2)「品川駅
周辺地区(品川駅街区地区)における
街づくりについて」の報告は、これをもって終了いたしました。
──────────────────────────────────
○
委員長(土屋準君) 次に、
報告事項(3)「
区立芝浦中央公園(D面)の一時閉鎖について」、理事者の説明を求めます。
○
土木課長(杉谷章二君)
報告事項(3)「
区立芝浦中央公園(D面)の一時閉鎖について」、御報告をさせていただきます。
資料№3を御覧いただきたいと思います。合計4ページの資料となります。1ページから2ページは、芝浦水再生センターの上部利用の経緯やD面閉鎖理由などについて、3ページは芝浦中央公園概要で、AからD面が公園でございます。4ページは、芝浦水再生センター中央系水処理施設再構築事業についてでございます。
それでは、1ページを御覧いただきたいと思います。まず、本件でございますが、東京都下水道局による芝浦水再生センター中央系水処理施設での再構築事業に伴い、工事期間中の10年間につきましては、公園利用者の安全確保を踏まえ、
区立芝浦中央公園のD面を半分ずつ閉鎖しながら工事が進められることとなりますので、御報告をさせていただくものでございます。
項番1、芝浦水再生センターの上部利用の経緯でございますが、昭和53年に、既設の下水道施設の上部空間に
人工地盤を張り覆蓋化することで活用できるようにし、地域に不足するレクリエーションの場を確保するために、下水道局と緑化・公苑化に関する協定を締結しております。昭和55年4月には、協定に基づき整備されたA面とB面を
区立芝浦中央公園として開設し、その後、昭和63年4月にC面の区域を、平成27年4月にD面の区域を拡大し、現在、4万2,786.41平方メートルを区民に開放しております。D面につきましては、当初、下水道局としては、再構築工事を行った上で、
人工地盤の覆蓋工事及び公園整備を行う予定でございましたが、再構築工事に先行して覆蓋工事及び公園整備が行われ、公園が早期開放されてきております。
3ページ、別紙1を御覧いただきたいと思います。
区立芝浦中央公園は、
高輪ゲートウェイ駅の東側に位置しており、A面では、日本庭園や、小さなお子さんが遊べる児童遊具コーナー、B面ではバラ園、ドッグラン、C面ではテニスコート、D面では、隣接するシーズンテラスの民間緑地と一体で整備され、水と緑があふれる大規模な広場空間となっております。芝浦水再生センターの上部を利用することで、広大な面積が活用でき、A面からD面まで様々な
にぎわいを創出しております。
1ページにお戻りください。項番2、D面の閉鎖の理由でございます。施設の更新と処理水質の向上のため、再構築事業を進めていく中で、既存の老朽化した施設等の現場状況を確認し、施工方法について詳細に検討を行った結果、今後、工事に伴い覆蓋の耐震性の確保が困難となることから、半分ずつ閉鎖しながら工事を進めることとしております。
4ページ、別紙2を御覧ください。左側の2、工事概要と、その下の3、工程表を併せて御覧いただきたいと思います。工事場所の写真で示しております破線の赤枠と青枠で囲っている範囲が、D面となります。令和4年度から赤枠範囲内の覆蓋の下で、既存の水処理施設を壊しながら、反応槽の躯体を構築するための工事が始まります。
その下の工事の流れ、イメージ図を御覧ください。緑色が覆蓋で、その上が公園となっております。覆蓋を支える支持柱を補強後、掘削工事を進めていきますが、掘削により支持柱が露出し、支持力の不足と覆蓋の耐震性が低下することになります。そのため、公園利用者の安全確保を踏まえ、赤枠範囲内の公園部分を、反応槽の躯体を構築する期間である令和4年度から令和8年度までの5年間閉鎖し施工、そして開放。青枠の範囲内については、第二沈殿池の躯体を構築する期間である令和9年度から令和13年度までの5年間閉鎖して施工し、開放してまいります。
次に、右上の4、施工時の
歩行者動線と工事用車両動線についてでございますが、公園利用者の動線は確保されるとともに、公園内の工事車両につきましては、閉鎖のための仮囲いの設置、撤去時のみで、利用者がいない夜間が基本となっております。
2ページにお戻りいただきたいと思います。(3)閉鎖範囲の管理でございますが、管理は下水道局が行い、現状復旧後、開放いたします。
項番3、今後のスケジュール予定でございますが、本
委員会後、下水道局が地元説明に入ってまいります。D面の全面開放は、令和14年度からとなります。
甚だ簡単でございますが、
報告事項(3)「
区立芝浦中央公園(D面)の一時閉鎖について」の御報告は、以上でございます。
○
委員長(土屋準君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。
○委員(榎本あゆみ君) 芝浦中央公園、私も大変によく使い、子どもと一緒に遊びに行きますけれども、仕方のない工事だと思いますが、2点お聞きするうち、まず1点目が、D面を半分ずつということなのですけれども、工事しているところはどのような設備で囲われる感じになるのですか。無機質なものが並ぶのか、高さはどれぐらいなのかなど、子どもたちはいろいろなことをして遊ぶので、ボールが向こうに行ってしまうなど、そんな高さにはならないのかと思いますけれども、設備について教えてください。
○
土木課長(杉谷章二君) まず、仮囲いでございますけれども、高さは約3メートルの高さになります。そして、表面の仕上げでございますけれども、現在、シーズンテラスとの間に設置されておりますが、現状を見ますと、白一色のパネルの仕様になってございます。
○委員(榎本あゆみ君) ここ、大きくないけれども、小さなボールで遊んだり、そのような子も非常に多い。冬になると、たこを揚げたり、空を使うような遊び、空中を使う遊びが結構多いと思うですけれども、高さが3メートルとなると、高いと思うのですが、子どもたちからしたらかなり大きいので、もしもそれを越えて向こうにボールが行ってしまったり、そのようなときというのは、その方たちは都度、水再生センターに問合せをするのですか。それとも、残念ながら、5年間はそのままという感じになるのでしょうか。
○
土木課長(杉谷章二君) 現在、D面の周りは一段高くなって、
人工地盤の上部にあるわけですけれども、D面のフェンスというものはそんなに高くございません。確かにボールが外へ出る危険性もございますけれども、万が一、外に、下水処理施設の方に落ちましたら、連絡先が分かるように、公園の中に掲示板が設置されていると聞いてございます。
○委員(榎本あゆみ君) 今のは、D面のところに行ったときに、そうやって毎回やってくださるということですか。工事中の方に入ってしまったら。
○
土木課長(杉谷章二君) D面の仮囲いをしているところに書いた後に工事を始めると聞いてございます。
○委員(榎本あゆみ君) では、入ってしまったら、その都度取ってくれると認識してよろしいのでしょうか。
○
土木課長(杉谷章二君) 下水道局もそのような考えで、連絡先を表示されていると思いますので、その辺は、もう一回、下水道局に確認をしてまいりたいと思います。
○委員(榎本あゆみ君) 分かりました。お願いします。
もう一つが、車の往来がかなり多くなるでしょうとここに書かれているのですけれども、車が行ける道は一本道だと思うので、ここをかなり通るだろうというのは分かるのですが、ここは子どもたちもペットを連れている方々もたくさん歩くところで、今も管理事務所のトラックが通るだけでも、結構大変なことになっていますけれども、これが昼もずっとやるとなると、かなりの危険、リスクも高まるのかと思いますが、ここら辺というのはどのような仕切りになっているのですか。
○
土木課長(杉谷章二君) 現在、品川の線路側の方でも工事を行っております。また、今回、さらに下水道局の工事で工事車両が多くなるということで、その辺の安全対策については、しっかりと対策を取っていただくよう、下水道局には要請してまいりたいと考えてございます。
○委員(榎本あゆみ君) その工事のときに、ここの公園の管理事務所、指定管理者ですよね。公園の指定管理者の管理事務所の人たちは、例えば、トラックの誘導であったり、そういった工事のことに何か携わるのですか。それとも、そこには一切タッチしない感じですか。
○
土木課長(杉谷章二君) 区の指定管理者につきましては、この
人工地盤、覆蓋の上の公園の管理を任せておるところでございます。基本的には、昼間に関しては、公園には工事車両は入ってきませんので、指定管理者の誘導はございません。
○委員(榎本あゆみ君) ここの別紙2のところにある、昼夜間作業を予定していますと書いてありますけれども、昼間というか、5時までですけれども、人が出入りしている時間帯にこの公園内に車両が入らないということなのですか。
○
土木課長(杉谷章二君) 施設の再構築工事につきまして、公園は
人工地盤の上にありますので、下水道局の工事はこの
人工地盤の下で進められますので、公園部分での残土を積んだ車両の出入りというのはございません。
○委員(
うかい雅彦君) 関連になってしまうかもしれませんが、別紙2の右下の図で、掘削土の仮置き予定地、2か所、印をつけているのですけれども、この場所は水再生処理場を造っているのだと記憶しているのですが、今、工事はやっているのですか。
○
土木課長(杉谷章二君) 浜路橋を渡った海側のところでございますけれども、ここは下水道局の用地でございまして、現在、ポンプ場の建設工事が進められていると聞いてございます。
○委員(
うかい雅彦君) 多分、工事するところというのは相当古い設備なわけですよね。これが更新されるということによって、大分、水処理の能力というのは相当上がるということでよろしいわけですよね。何十年前の機械でしょうから。
○
土木課長(杉谷章二君) 4ページの別紙2でございますけれども、この資料の左上に目的が書いてございますが、老朽化施設の更新及び処理水質の向上のために再構築事業を進めているということで、現在、新たな設備として、東京湾の赤潮発生の要因となっておりますリン、窒素、それらも高度処理で除去する設備を再構築の中で整備していくと聞いております。
○委員(
うかい雅彦君) 処理能力が低くて、大雨のときに貯水量をオーバーしてしまうのも改善されていくということでいいのですよね。
○
土木課長(杉谷章二君) 大雨が降ったときに、処理能力を超したものにつきましては、塩素接触させて放流しているという現状もございます。今回、こちらのD面の左側、シーズンテラスというビルが建っておりますけれども、そこの工事に併せて、その下に7万6,000立米の雨天時の貯留施設も造られていると聞いてございます。
また、先ほど浜路橋の海側ですけれども、そちらにも雨天時の貯留施設が造られると聞いており、大雨があったときに、なるべく外に出さないような設備を整備していると聞いてございます。
○委員(
風見利男君) 今のに関連してなのですけれども、今回の老朽化した施設だけでは、量が増えないのですよね。だから、大雨が降ったときに、貯水施設を造らない限りは駄目ということですよね。それで、今、
土木課長が説明あった今回のところの下に新たに設置するのと、今のポンプ場のところに、大雨が降ったときの一時ためておく場所を造るという意味ですよね。
○
土木課長(杉谷章二君) 先ほど答弁させていただいたように、資料4ページ、別紙2になりますけれども、右下の図で、浜路橋の海側でございますが、先ほどうかい委員に答弁させていただきましたが、こちらにポンプ場と併せて、雨天時の貯留施設が構築されると聞いてございます。
また、資料のD面の左側に品川シーズンテラスがございますけれども、この下にも、先ほど申し上げました7万6,000立米の貯留施設が造られているということで、一時的に貯留する能力を上げるために、今、再構築事業が進められていると聞いております。
また、処理の現在の能力としましては、1日83万立米ということでございますけれども、計画では、1日85万立米に上げていくと聞いてございます。
○委員(
風見利男君) よく聞こえなかったのだけれども、シーズンテラスの広場の下にどれぐらいの貯留槽ができるわけですか。
○
土木課長(杉谷章二君) 現在、シーズンテラスの下につきましては、すみません、私、勘違いしていまして、7万6,000立米の貯留施設が設けられていると聞いてございます。
○委員(
風見利男君) 新たに幾つできるのですか。
○
土木課長(杉谷章二君) 先ほど答弁させていただきましたけれども、浜路橋の海側に、今、下水のポンプ場が建設中でございますけれども、その下にも約6万立米ぐらいの雨天時の貯留施設ができると聞いてございます。
○委員(
風見利男君) 今、7万6,000立米の貯水施設があって、今度加えて6万立米の施設ができる。1時間何ミリぐらいに対応できるのですか。どれぐらいの雨だったら大丈夫ですか。
○
土木課長(杉谷章二君) 時間雨量どのぐらいということですが、今、手元に資料がございません。これまでこのような施設が整備されていなかったため、処理能力をオーバーした分が、放流されていたという状況でございますけれども、今現在、このような貯留施設がどんどんできているということで、少しずつではございますけれども、改善はされてきているのかと思ってございます。
○委員(
風見利男君) だから、ここだけに集中して処理しようといってもやはり無理で、巨大な開発のところには、地下にそのような貯留槽を造ってもらうなど、あちこちで造らないと、ここに集中してしまったら、結局、処理できなくて流れてしまうということになるので、全体的な雨量の抑制、温暖化の影響でいつどれぐらいの雨が降るか予想がつかないわけですけれども、そのような対策も練っていかないと、これは下水道局任せだけではなかなか解決しないので、全ての自治体がそのような点で、一時雨水抑制装置の設置などいろいろありますけれども、その程度ではとても足りないわけです。今の雨の降り方など、そのようなところからして、そこも少し見直していくというのですかね。それもぜひ対応してもらいたいと。お願いしておきたいと思います。
○
委員長(土屋準君) ほかに質問等ございませんでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(土屋準君) ほかになければ、
報告事項(3)「
区立芝浦中央公園(D面)の一時閉鎖について」の報告は、これをもって終了いたしました。
──────────────────────────────────
○
委員長(土屋準君) 次に、
報告事項(4)「
都市計画公園三田台公園の
事業区域の変更について」、理事者の説明を求めます。
○
土木課長(杉谷章二君) それでは、
報告事項(4)「
都市計画公園三田台公園の
事業区域の変更について」、御報告をさせていただきます。
資料№4を御覧いただきたいと思います。5ページの資料となってございます。まず、
都市計画公園三田台公園の場所でございますが、3ページ、別紙1の案内図を御覧いただきたいと思います。案内図の緑色で示している場所となります。
都市計画道路
補助線街路第14号線沿いに位置しており、区立亀塚公園から宅地を挟んだ区立三田台公園までの範囲となります。
4ページ、別紙2の三田台公園事業平面図を御覧いただきたいと思います。事業平面図の太い深緑色の線で外側をぐるりと囲っている範囲が、
都市計画決定されております
都市計画公園三田台公園の区域となります。平面図右側の水色の線で囲った部分が区立亀塚公園、左側の水色の線で囲った部分が、区立三田台公園として皆さんに利用していただいているところでございます。
1ページを御覧いただきたいと思います。項番1の経緯でございます。
都市計画公園三田台公園は、昭和32年12月21日に
都市計画決定し、平成15年11月には、防災活動拠点機能を有する公園として機能強化を図るため、区立亀塚公園南側にある斜面地を公園区域に追加し、面積を約2.1ヘクタールに
都市計画変更を行って事業を進めておるところでございます。平成16年度には、区立三田台公園南側の土地を取得し、現在、広場として整備開放してございます。
4ページの平面図を御覧いただきたいと思います。平成23年1月には、平面図の左側の赤色の線で囲っている土地のうち、①、②の428平方メートルの事業認可を取得。さらに、平成26年10月には③と④の約439平方メートルを、令和2年11月には⑤と⑥の約267平方メートルの事業認可を追加取得し、順次土地を購入し、整備を行っております。なお、①から⑥までの事業認可の経緯につきましては、1ページの下段の表に記載のとおりでございます。
そして、このたび令和3年5月に、
都市計画公園内の地権者の方との用地取得に向けての調整が整ったことから、令和3年度中に、4ページ平面図の赤で網かけしております⑦、⑧の約322平方メートルの部分を事業認可区域として拡張し、事業を進めることといたしました。
2ページを御覧いただきたいと思います。項番2の事業認可の変更内容でございます。(1)認可区域面積でございますが、現在認可を取得しているのは、先ほど御説明いたしました①から⑥の合計1,134.95平方メートルで、変更後は、今回購入予定地の⑦、⑧の面積322.66平方メートルを追加した1,457.61平方メートルとなります。
4ページ平面図を御覧いただきたいと思います。なお、⑦、⑧につきましては、道路沿いの
都市計画公園区域外の土地126.06平方メートルになりますけれども、これにつきましても併せて用地取得を行ってまいります。用地取得につきましては、別途、改めて
建設常任委員会へ御報告する予定でございます。
2ページに戻っていただきまして、(2)事業認可期間につきましては、変更前の完了予定、令和6年3月31日の整備までを変更いたしまして、令和7年3月31日まで延伸いたします。
5ページ、別紙3の区域拡張部の整備イメージ図を御覧いただきたいと思います。上段の左側が、区域拡張前、現状でございます。右側が、区域拡張後の整備イメージ図となっております。下段は、整備イメージの拡大図でございます。
最後に、2ページを御覧いただきたいと思います。項番3、今後の予定でございます。今月中に事業変更認可の手続に入り、約2か月後の年明け1月には変更認可の取得を、認可取得後は地権者の方と用地取得交渉をさせていただき、用地取得終了後には、地域の皆様の御意見をいただきながら、公園の整備を進めていきたいと考えております。公園の整備時期は、令和6年度を予定してございます。
甚だ簡単ではございますが、
報告事項(4)「
都市計画公園三田台公園の
事業区域の変更について」の説明は、以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○
委員長(土屋準君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。
○委員(
うかい雅彦君) 杉谷課長は
高輪地区総合支所
まちづくり課長をやられていたので、よく御存じだと思うのですけれども、⑧の住宅になっているところなのですが、ここは今、家の前面、道路面に塀が建っているのです。亀塚公園、三田台公園というのは、古い江戸時代のような感じをにおわすような塀があるのですけれども、これ、道路計画も入っているところなので、何でその塀が残っているかというと、過去の話を町会の方から聞くと、土ぼこりが上がって、道路を越えて反対側の方に飛んでこないようにということで、塀を残してほしいという町会からの要望があって、この塀を残しているそうなのです。
今度、⑧の地区のところを土にされるのかなどはこれからだと思うのですけれども、実は⑧のところの塀が、公園と全く同じ塀なのです。上だけを少し塗り替えているだけで、土台は同じなのです。もしかしたら同じようなことを町会から言われる可能性もありますし、土ではないから、道路の向こう側に土ぼこりが上がることはないのですという説明ができるかと思うのですが、そこは情報として知っておいていただいて、計画を立てていただくといいのではないかと思うのですけれども、いかがでしょうか。
○
土木課長(杉谷章二君) ⑧のところにつきましては、確かに昔、道路際に塀がございまして、その土台を使って、その上に新しい塀が今建っているという状況かと思ってございます。これから⑧のところの建物の調査等を行っていく中で、最終的には更地にして引渡しをしていただくことになりますけれども、ほこりが舞わないような形で整備等もしなければいけないのかと思ってございます。
今のお話の出ました塀の基礎の部分については、活用するかしないか、できるかどうかも含めて、地元の方といろいろ話をしながら、⑧番の整備に向けて話合いをしていきたいと思ってございます。
○委員(
うかい雅彦君) この町会に石屋さんがいらっしゃって、石について詳しいのですけれども、その土台、公園も含めて、御影石が入っているらしいのです。非常にいい石だということはおっしゃっていたので、これも一つ情報としてお伝えしておきますので、よろしくお願いします。
○委員(近藤まさ子君) ⑦と⑧の赤く線で囲った上の部分が、126.06平米ということでしょうか。
○
土木課長(杉谷章二君) ここの赤く着色している部分が、
都市計画公園の範囲の中の面積を表しておりまして、ここが約322平方メートルでございます。現道の道路と隙間ができるような形になりますので、ここの隙間の部分が合わせて約126平米となる部分ということでございます。
○委員(近藤まさ子君) 緑で囲ってある部分が
都市計画公園区域で、その上の方で三田台公園も緑の区域から越えている部分が整備済みになっています。亀塚公園も緑の公園の区域の上が整備済みになっていますけれども、これ、公園の区域が緑の線の中だけという意味ではなくて、その上も含めて整備するということなのですか。126.06平米、今回出ているこの土地というのは、
都市計画公園として整備するという意味ですか。
○
土木課長(杉谷章二君) こちらの深緑の太い線でございますけれども、これは
都市計画道路と
都市計画公園の境界の線でございますので、今回、
都市計画公園として用地を事業認可を拡大するのは、赤く着色した部分でございます。土地を購入させていただいた後は、今の三田台公園、右側の亀塚公園と同じように、現在の道路の際まで区立公園として併せて整備をする予定にしてございます。
○委員(近藤まさ子君) そうすると、この緑の枠で囲ったところが
都市計画公園区域だけれども、少しはみ出して公園として整備していくというか、全体的にそのような計画であるということですか。
○
土木課長(杉谷章二君) 最終的には、こちらの前面道路は
都市計画道路になってございますので、
都市計画道路の事業が進む段階になれば、この線まで道路として使っていく部分になりますので、そのときにはどのような形で、際の部分を整備するかは、今後検討はしていかなければいけないかと思ってございます。
○委員(近藤まさ子君) 322平方メートルと126平方メートルで分けていますけれども、これは延長線でずっと
都市計画公園区域をはみ出した部分も、全体を取得するまで港区が持っているというか、その土地を。
○
土木課長(杉谷章二君) そのとおりでございます。区で用地買収させていただいて、当面は公園で開放して、先々、この
都市計画道路の事業が進むときには、それなりに道路も確保していかなければいけませんので、そのときには再整備をして、道路の状態にする必要も出てくると思ってございます。
○
委員長(土屋準君) ほかに質問等ございませんでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(土屋準君) ほかになければ、
報告事項(4)「
都市計画公園三田台公園の
事業区域の変更について」の報告は、これをもって終了いたしました。
──────────────────────────────────
○
委員長(土屋準君) それでは、
審議事項に入ります。初めに、
審議事項(1)「請願元第13号
東京都市計画道路幹線街路環状第4号線にかかる
港区立白金児童遊園敷地と
港区立白金台幼稚園の敷地を東京都に譲渡しないで頂きたい事を求める請願」を議題といたします。
本請願について、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(土屋準君) なければ、本請願につきましては、本日継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
委員長(土屋準君) それでは、本日継続と決定いたしました。
──────────────────────────────────
○
委員長(土屋準君) 次に、
審議事項(2)「請願3第15号 港区赤坂7丁目計画に関する請願」を議題といたします。
本請願について、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(土屋準君) なければ、本請願につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
委員長(土屋準君) それでは、本日継続と決定いたしました。
──────────────────────────────────
○
委員長(土屋準君) 次に、
審議事項(3)「発案元第5号
街づくり行政の調査について」を議題といたします。
本発案について、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(土屋準君) なければ、本発案につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
委員長(土屋準君) それでは、本日継続と決定いたしました。
──────────────────────────────────
○
委員長(土屋準君) そのほかに、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(土屋準君) なければ、本日の
委員会を閉会いたします。
午後 2時54分 閉会...