• "神宮外苑地区市街地"(/)
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  1. 港区議会 2021-09-02
    令和3年9月2日交通・環境等対策特別委員会-09月02日


    取得元: 港区議会公式サイト
    最終取得日: 2024-07-21
    令和3年9月2日交通・環境等対策特別委員会-09月02日令和3年9月2日交通・環境等対策特別委員会  交通・環境等対策特別委員会記録(令和3年第8号) 日  時  令和3年9月2日(木) 午後1時30分開会 場  所  第2委員会室出席委員(9名)  委 員 長  風 見 利 男  副委員長  黒崎 ゆういち  委  員  石 渡 ゆきこ       琴 尾 みさと        横 尾 俊 成       池 田 こうじ        七 戸 じゅん       杉本 とよひろ        井 筒 宣 弘 〇欠席委員        な し 〇出席説明員
     芝地区総合支所協働推進課長              小野口 敬 一   芝地区総合支所まちづくり課長     香 月 佑 介  麻布地区総合支所長街づくり事業担当部長兼務     冨 田 慎 二  赤坂地区総合支所協働推進課長             中 島 由美子   赤坂地区総合支所まちづくり課長    成 清 勝 博  芝浦港南地区総合支所長環境リサイクル支援部長兼務  長谷川 浩 義  芝浦港南地区総合支所協働推進課長           野々山  哲    芝浦港南地区総合支所まちづくり課長  近 江 善 仁  環境課長                       大 浦  昇 〇会議に付した事件  1 報告事項   (1) (仮称)神宮外苑地区市街地開発事業環境影響評価書案について   (2) 羽田空港アクセス線(仮称)整備事業環境影響評価書案について  2 審議事項   (1) 請 願元第6号 羽田空港増便による都心および港区の低空飛行ルート計画の撤回を含む再検討を国に求める請願                              (元.6.20付託)   (2) 請 願元第10号 羽田空港飛行経路の港区上空飛行に備えた港区航空事故災害対策計画の策定を求める請願                              (元.9.13付託)   (3) 請 願2第2号 羽田新飛行経路運用延期または再検討を求める請願                              (2.2.21付託)   (4) 請 願2第4号 羽田空港飛行ルートの見直しを国に求める請願                              (2.6.26付託)   (5) 発 案元第7号 交通及び環境整備に関する諸対策について                              (元.6.20付託)              午後 1時30分 開会 ○委員長風見利男君) ただいまから交通・環境等対策特別委員会を開会いたします。  本日の署名委員は、琴尾委員横尾委員にお願いいたします。     ────────────────────────────────── ○委員長風見利男君) それでは、報告事項に入ります。今日は2件ありますので、よろしくお願いいたします。報告事項(1)「(仮称)神宮外苑地区市街地開発事業環境影響評価書案について」、理事者の説明を求めます。 ○環境課長大浦昇君) それでは、報告事項(1)「(仮称)神宮外苑地区市街地開発事業環境影響評価書案について」御説明いたします。本日付資料、資料№1を御覧ください。  項番1です。事業者につきましては、三井不動産株式会社を含め、4事業者でございます。  続きまして、2ページを御覧ください。3、事業の概要です。計画建築物は、ラグビー場棟野球場棟事務所棟を配置する計画です。また、計画地の中央に広場を設置する計画でございます。(1)対象事業の概要、施設配置計画図を記載しておりますので、御確認いただければと思います。  続きまして、5ページを御覧ください。5ページからが評価等の結果の概要となっております。幾つか御紹介をさせていただきます。  6ページを御覧ください。(2)騒音・振動でございます。工事の施行中の工事用車両の走行に伴う道路交通の騒音及び振動でございます。工事用車両の走行に伴う道路交通騒音レベルは、最大値で昼間62から71デシベル、一部環境基準値を上回りますが、それらは現況においても上回っており、環境保全のための措置としましては、規制速度を遵守、走行ルートの限定や安全走行等により、騒音及び振動の低減に努めるという計画となっております。  続きまして、7ページを御覧ください。(3)土壌汚染です。工事の施行中ですけれども、既存施設は供用中であるため、土壌汚染の状況を確認することはできませんが、土壌汚染が確認された場合には、関係機関と調整を行った上で適切な飛散・拡散の防止措置を実施していただきます。  続きまして、8ページを御覧ください。(5)水循環でございます。工事の施行中です。計画地周辺の地下水の水位及び流況に著しい影響を及ぼすことはないという評価をされております。  続きまして、10ページを御覧ください。(8)電波障害です。地上デジタル放送衛星放送遮蔽障害が生じると予測されております。電波障害が発生した場合には、適切な電波受信障害対策を講じていただきます。  続きまして、11ページになります。(9)風環境です。計画建築物の存在により領域Cとなる地点が6地点、Dとなる地点が1地点生じると予測されますが、植栽等による防風対策を講じることにより、計画地南側青山通り沿いは領域CまたはBに、それ以外は領域Bとなり、風環境は改善されると予測されております。  続きまして、12ページを御覧ください。(11)史跡・文化財です。埋蔵文化財の存在が確認された場合は、東京都、港区、新宿区、それぞれの教育委員会へ遅滞なく報告をして、適正に対処をしていただきます。  続きまして、16ページを御覧ください。6、環境影響評価の手続の流れでございます。(2)説明会の開催についてです。説明会が8月20日と21日に開催されております。(5)意見書提出期間は、区長意見を9月29日までに提出することとなっております。  続きまして、資料№1-2、区長意見になります。こちらの1ページを御覧ください。こちらも幾つか御説明をさせていただきます。  1、総論です。(1)、環境影響評価書を作成する場合は、内容や表現をさらに工夫して、区民が理解しやすいものとなるようにしてください。  項番の2、各論。こちらも幾つか御紹介をさせていただきます。  (1)工事計画です。ポチの6つ目、一番下でございます。工事車両について、車両の出入りする動線や時間帯等、さらなる工夫をしてください。また、工事車両、特別区道などを通行する車両については、出入りの際に、徐行を含めた交通安全の徹底を図ってくださいとしております。  2ページを御覧ください。(3)交通についてのポチの3つ目です。放置自転車の解消、二酸化炭素排出量削減に寄与するため、敷地内に自転車シェアリングサイクルポートを設置してくださいとしております。  (5)の風環境について、ポチの2つ目です。防風植栽以外にも、フェンス防風スクリーン、庇、建物形状、隅角部の切除や円形化、低層部分を設ける等、総合的に検討し、さらに工夫をしてください。  ポチの4つ目で、ビル風の陳情・苦情には丁寧に対応し、必要に応じて対策を講じてくださいとさせていただきました。  また、参考資料としまして、住民説明会の開催結果の速報も、概要版ですけれども、添付をしてございます。まだ未定稿のため、取扱注意でお願いしたいと存じます。  説明は以上です。 ○委員長風見利男君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。 ○委員(杉本とよひろ君) まず一つは、交通車両なのですけれども、今、簡単に説明があったのですが、工事車両の動線を幾つかに分けるということなのですけれども、これは環境影響評価書案の23ページを見ればいいのですかね。  それで、主立って青山の国道246号の動線と外苑東通りの箇所について、まず一つは解体の車両の出入りと、その後の工事の車両の出入りで、基本的に幾つかに分けるというのですけれども、大体その出入口はどのように分散するのか、もし分かれば、詳しく教えてもらいたいです。 ○環境課長大浦昇君) 出入りの場所につきましては、環境影響評価書案本編の33ページにございます。三角のところが、工事用車両の出入口となっております。このような形で、複数箇所に分かれて出入口が用意されているというものでございます。 ○委員(杉本とよひろ君) ここから工事車両がそれぞれ分かれて、その後の目的地に行くかと思うのですけれども、先ほど、騒音が現在でも基準値を超えていると説明がありました。今回この工事車両によって、1デシベル程度しか増えないということなのですけれども、それはどこの位置を指すのか。例えば、国道246号の辺りの測定での数値なのか、そこを教えてもらえれば。 ○環境課長大浦昇君) 超える場所は、青山通りの沿道になります。環境影響評価書案本編の217ページに、その数値が載っております。表8-2-25の(1)、これが予測結果でありまして、青山通りで71デシベルというものがございます。  具体的な場所になりますと、180ページになります。180ページのナンバー5です。こちらが青山通りの71デシベルを超える予測のところでございます。 ○委員(杉本とよひろ君) 分かりました。いずれにしても、先ほど対応策として、できるだけスピードを落としたり、アイドリングしたりということですよね。基本的には、数値で測るしかないので、その対策を取って、騒音を本当に抑制してくれているのかどうか、これは今後、工事中も測定は当然続けながら、把握はされていくわけですか。 ○環境課長大浦昇君) 測定されると聞いております。 ○委員(杉本とよひろ君) 続けて、騒音の問題なのですけれども、今回この計画では、ラグビー場野球場の場所が替わるということで、ここのイチョウ並木の隣には北青山都営住宅がありまして、そこの一部の方からも、従来の野球場から声援の音が聞こえたのだけれども、今回の整備によって、さらに騒音の問題が気になるということが、一つ懸念としてあるのです。  この野球場は当然、ドーム型ではないので、天井は吹き抜けで、対応策としては、スポーツ施設の深夜時間帯の騒音の発生に配慮するよう、施設利用者にも周知しますということが書かれていました。しかし、野球場とはいえ、いろいろなスポーツなどに使われるのですが、大概、主立って使われるのが野球だと思うので、そこで今、こういったコロナ禍の中にあって、基本的には新型コロナウイルス感染症以前とは違って、あまり声を出した声援というのはある程度規制されていると思います。けれども、声だけではなくて、いろいろな鳴り物などがあるので、対策について具体的に書いてほしいのですけれども、こういった施設利用者には、その辺はきちんと配慮してもらうようなことが書いてあると。ここが一つ気になるところかなと思うのですけれども、その辺はどのように感じているか教えてもらえますか。 ○環境課長大浦昇君) こちらでももちろん、確認はさせていただいたのですけれども、まず事業者としては、現時点においてもイベントの開催をするときは、一定時間、音を抑える対策等を実施して、イベントの特性に応じた個別対応をしているということです。今後の建て替え後についても同様に、個別の運用を行っていきたいと聞いております。できるだけ近隣の皆様には御迷惑をおかけしないように対策を取っていきたいと聞いております。 ○委員(杉本とよひろ君) 最後になりますけれども、風環境の評価でありますが、378、379、380ページと、378ページは現状の状況が領域AからDの色分けで示されていて、建築後には、対応策を取らなければ、このようになりますと。そうなると、従来よりも風環境が当然悪くなるわけです。例えば80番今まで領域Cだったのが最高レベルの領域Dと。  ほかのところもそうなのですけれども、それに対して対策を講じるということで、それが380ページに記されているのですけれども、そうなると、現状と今回の建築後の対応策後を比べると、確かに61番の黄色が青になったりしているのですけれども、地域から一番聞いている声の中では、青山通り、これでいくと80番のところなのですけれども、ここは伊藤忠商事株式会社の本社が今回190メートルの建物で、現状でさえ、結構ここは風が強いと。なおかつ通学路の一部になっているということです。  今回さらに高いものが建つということで、最初はさっきお話ししたとおり、領域D、黄色よりもさらに上がったので、それを対策して、また黄色に戻ったのですけれども、とはいえ、これでも従来と変わらないと。場合によっては建物の形状も含めて、高さも含めてですけれども、風の影響というのを僕は一番心配しているのですが、その辺はどのように感じていますか。 ○環境課長大浦昇君) 風の影響は、Cが1か所あります。さらに今後も、その周りも含めてですけれども、風環境がよくなるようにしていきたいと思っておりますので、区長意見でも、この対策だけではなくて、防風植栽以外にもフェンス防風スクリーン、庇、隅角部の切除や円形化といったものを、さらに工夫していただきたいということも記載していただいております。  また、防風植栽につきましても、植えたらそれで終わりではなくて、適切な維持管理といったことにも努めていただきたいということを書かせていただいているのと、近隣住民の方からの要望が出た場合には、しっかり対応していただくとともに、ビル風の陳情・苦情には丁寧に対応して、必要に応じて対策を講じてくださいということもお伝えさせていただきます。 ○委員(石渡ゆきこ君) ただいま杉本委員から騒音についてお話がありましたので、私も、まず騒音についての要望というか、確認させていただきます。  こちらの該当地の隣には、今お話にあった住宅と、あわせて、そこの先には高齢者施設もあります。デイサービスや何かで過ごしておられる方もいらっしゃるし、あとは団地に居住する方も、様々な世帯ですけれども、昔からお住まいになっている高齢の方も多いので、こういった建築騒音、しかも長期的にわたって数年間という単位で、様々なことが出るということに対しては、一定程度、きちんとした周知をしていく必要があると思われます。  特に解体時の騒音と、建築時の騒音は種類が違ったいろいろな騒音が混じりますので、その意味では、騒音が出る期間が何時から何時までということをきちんと表示していただくのと、実際の建築工事の時間帯は書かれていますけれども、実際には荷物の搬入や何かで大きな車両が動く場合の車両音であるとか、あとは荷物、資材の積み下ろしや何かのときにも、かなり音が出るという意味においては、そういった工事車両が何時ぐらいから入られるのか、そういったことについても教えてもらいたいという要望が、建築現場の周りの方から来ることもございます。  そういった情報提供や何かも含めて、近隣の、特に公営住宅や何かに関しては、管理事務所に知らせましたというだけですと、棟がばらばらですから、管理事務所に一々行って情報を毎日見なければいけないということでは、非常に手間がかかりますので、例えば一棟一棟であるとか、より分かりやすいような形で丁寧な情報提供をしていただきたいと思っているのですが、そういった工事の期間であるとか、工事の時間帯、あとは騒音というか、稼働する機械の種類や何かについて、周辺地域にどのようなアナウンスが入るかは、事業者から説明は受けていらっしゃいますか。 ○環境課長大浦昇君) 環境課には、そこまでの情報はいただいておりません。 ○委員(石渡ゆきこ君) そうしましたら、これから始まるということなので、私が申し上げましたように、大抵は理事会にお知らせしたという形だけではなくて、もう少し細やかに、しかも先ほど言ったように高齢者施設とか、いろいろな施設が複合型で入っている地域でもありますから、それぞれの施設ごとに、あとは棟ごとにという形でのアナウンスということをぜひお願いしたいと、御指導いただきたいと思います。 ○環境課長大浦昇君) 今、石渡委員から、工事の時間帯の表示であったりとか、あと、一棟一棟きめ細かく情報提供してもらえないかといった御意見を頂戴しましたので、そちらにつきましては、環境課から開発の事業者に伝えていきたいと思います。 ○委員長風見利男君) ほかに。いいですか。  私から何点か聞きます。この環境影響評価説明会に、区の職員は参加しているのでしょうか。 ○環境課長大浦昇君) 参加してございません。 ○委員長風見利男君) なぜ参加しないのですか。区長意見を出すわけで、近隣住民の皆さんがどういう思いをしているかというのをつかむことは、非常に大事だと思うのです。環境影響評価書案、この分厚い3冊を見て、意見を上げるだけではなくて、本当に区民が実際にどういうことで困るのか、感じているのかというのを生で聞いて、それを区長意見に反映するのが、私は行政の仕事だと思うのですけれども、それはいかがですか。 ○環境課長大浦昇君) これまで環境影響評価書案が届いて、それを基に、それを読んだり、あるいは、日頃の苦情というわけではないですけれども、地域のことを見ながら、区長意見、そして、そのときには事前に業者から、地域での説明会での御意見というものをいただいておりましたので、それを基に、今まで参考に作ってきたのですけれども、今回、時間的に余裕がなかったといったこともあるのですが、こういったケースの場合につきましては検討していきたいと思います。 ○委員長風見利男君) 私は当然、区長意見を出すに当たって、特に説明会で参加する人は、影響を受ける人たちなわけで、ぜひ必ず出るようにしていただきたい。  それともう一つ、会場の問題なのですけれども、今回どこで開かれましたか。 ○環境課長大浦昇君) 紀尾井町カンファレンスというところで開かれたようでございます。 ○委員長風見利男君) 青山から行くのに、永田町駅で降りて、ビルの中を何回も動いて、やっとたどり着くという会場なのです。私は今回、環境影響評価説明会には、仕事の関係などで行けなかったのですけれども、その前の6月にやった都市計画説明会のときにも、やはりここでやったのです。  なぜわざわざ港区民を対象にやるのに、千代田区。当然、新宿区だとか渋谷区も対象だけれども、圧倒的に港区の区民が対象なわけです。それをなぜ、こんな不便な千代田区の紀尾井町と。都心の真ん中だから便利かといったら、そうではないわけで、神宮外苑のすぐそばにある青山中学校の体育館兼講堂は物すごく広いわけです。港区で一番広い講堂なわけで、赤坂区民センターのホールもあるし、青年館もあるし、事業主である伊藤忠商事株式会社の会議室はないのかと言ったのです。  みんな歩いて行けるところでやれば、もっと参加者が増えると。ぜひ会場の設定もしっかりしてもらいたいということを、行政側としても位置づけるということと、緊急事態宣言小池都知事が、不要不急な外出をしないでくださいと毎日テレビで宣伝しているときに、なぜ説明会を開いて、出ていかなくてはいけないのかと。特に、先ほど杉本委員も言っていたけれども、団地の人たちは高齢の方が多いわけです。青山中学校だったら、すぐ裏だから参加できるけれども、ここまでは行けません。事業者からすれば、説明会をやったというアリバイをつくればいいわけで、何人参加しようと関係ないのだろうけれども、ぜひ、きちんとみんなが参加できるようにしていただきたい。  説明会というのは、説明して納得してもらうというために説明会を開くわけで、そういう事業者の姿勢が問われるわけで、この説明会は司会者が本当にひどいのです。質問したことに対して、ただいまこういう質問でしたと。答弁は、いっぱい並んでいるから、そこから答えてもらうわけで、それで手を挙げているのに、時間が来ましたから、これで終わりますと。こういう業者なのです。  今回、私は行けなかったので、行った人に聞いたら、それは環境影響評価の質問ではありませんから、御意見として承っておきますと。こういう対応なのです。だから、会場の設定だとか、みんなが参加しやすい、当たり前の場所でやるという指導もぜひ。  環境影響評価はこれで終わりになるかも分からないけれども、これからまだ建築計画の説明等、いろいろあるので、まちづくりのところとも協力して、そういう体制になるように、ぜひ行政側としての対応をしっかりしてもらいたいと思いますけれども、いかがですか。 ○環境課長大浦昇君) 今、風見委員長から言われました、より多くの方が参加してもらえるように、行きやすいところに会場設定をするという御意見がございましたので、庁内関係部門とも共有して、事業者に伝えていきたいと思います。 ○委員長風見利男君) それともう一つ、杉本委員が言っていた野球場が、今度はぐっといちょう並木のところに近づいてくるわけです。今は団地からすごく離れているから、確かに声援は聞こえるけれども、耐えられないような声ではないわけです。  ところが、今度はいちょう並木ぎりぎりに来るわけで、先ほどの環境課長の答弁を聞いていると、大して影響はないみたいなことだけれども、これは物すごく影響が出ます。フェンスを作ったところで、それで声が遮断されるわけではないわけで、そこももっとしっかり区長意見として、防音対策をきちんとするなり、もう少しいちょう並木から離す計画にするとか、もっと配慮した対応をすべきだと私は思うのですけれども、その辺もぜひお考えを教えていただきたいです。 ○環境課長大浦昇君) 業者としては、遮音壁といったものを、そういうモデルを設定しての計算をしているということでありまして、また、今後もしっかり近隣の迷惑にならないようにということで、対応を取っていくということではあるのですけれども、今、委員の皆様からの御質問、御要望が出ましたので、そちらにつきましては業者にも、騒音対策を改めてしっかり検討するようにということを伝えさせていただきたいと思います。 ○委員長風見利男君) 今回の計画は、東京都が発表した東京2020大会後の神宮外苑地区まちづくり指針に基づいて、協定を結んだり、いろいろやっているようですけれども、この中で、高度業務商業ゾーン青山通り沿道)ということで、青山通り沿道高度利用化によって、拠点性の強化と業務・商業・交流等の機能の高度化を図り、青山通りにふさわしい気品と魅力のある複合市街地を形成と。青山通りにふさわしい気品と魅力というのが何だかよく分からないけれども、次が大事なのです。現在の沿道建築物等との高さの調和に配慮するとなっているわけです。  こちらの環境影響評価の景観の中でも、複合棟A事務所棟高層建築物云々と書いてあるのだけれども、青山通りの従来立っているものとの調和という、これが消えてしまっているわけです。伊藤忠商事株式会社が今の200メートル近いビル、その隣には185メートルのビルが建って、青山通りにこんなビルはありますか。 ○環境課長大浦昇君) 環境課では、そこまで把握はしてございません。 ○委員長風見利男君) 景観の評価。景観で、建物の高層棟のことが出ているわけです。それを評価するという、青山通りの景観を守るというのも、環境課として物すごく大事なわけでしょう。  青山通りで今、一番高いのが、元赤坂1丁目の157メートル。あとは、青山通りでいうと、エイベックスビルというのが、今はエイベックスが売ってしまいましたけれども、101メートル。あと、赤坂4丁目の赤坂ガーデンシティが105メートル。青山OM-SQUAREというのが114メートル。185メートルとか200メートルというビルはないのです。だから、青山通りの景観に、沿道にマッチした建物という評価からすると、全く合っていないわけです。  もともとあそこの容積率からいっても、こんなのは建たないのだけれども、再開発ということで、低い部分からこちらに上乗せしてやると。この指針にも合っていないし、ここで景観のことからいっても、私は非常に合っていないと思うので、その辺をしっかり指導するというのは非常に大事だと思うのです。  もう一つ、景観の形でいうと、いちょう並木から絵画館が見えるというのだけれども、今度は先ほど言った神宮球場の新しくできる野球場が、そこを邪魔するということにもなりかねないので、それもしっかり環境影響評価として、ビスタ景とか、港区で唯一のとか言っているわけで、それを本当に守るために、先ほど言った神宮球場をもう少し移す、離すということも、区長意見の中で触れるべきだと私は思うのですけれども、いかがでしょうか。
    環境課長大浦昇君) まず、200メートルのビルといったところなのですけれども、再開発の方に確認をしてみたのですが、建築物の高さについては、この地区は、変更して、地区計画に高さの最高限度を定める予定と聞いてございます。また、景観につきましても、景観の協議、指導を繰り返し行っていると聞いておりますので、風見委員長の今のお話につきましては、私から各部門には伝えていきたいと思います。 ○委員長風見利男君) もともと神宮外苑というのは、明治天皇が亡くなって、あそこで葬儀をやって、その記念に何か残さなくてはいけないのではないかということから始まって、全国から青年団が派遣されて、お金も寄附してもらって造ったわけでしょう。それを当時、時価の半額だとかと言われているようですけれども、明治神宮に売って、それ以降、明治神宮が管理しているわけです。  だから、本当に国民共有の財産なのです。それをあんな形で、スポーツのメッカといって神宮外苑のホームページに載っているのだけれども、それを今度、全部壊してしまうわけです。軟式野球場から、室内野球場から、バッティングセンター、テニスコート、フットサル場、全部なくなってしまうわけです。  この説明書きを見ると、広場でいろいろなイベントができますみたいなことを言っているけれども、野球もテニスもできません。テニスは今あるテニス場を移すだけで、一般の人が使っているテニスコートは残らないのです。だから私は、歴史上からいっても、こういう一企業の開発で、国民の共有の財産が破壊されるというのはまずいと思うのです。  伊藤忠商事株式会社の前の風の話も先ほど出ましたけれども、今でもすごいのです。あそこはT路地になっているので、墓地に抜ける道のところの風はすごくて、もともと青山小学校の子どもたちの通学路は、伊藤忠商事株式会社の前を通って、歩道橋を渡って学校に行っていたのです。ところが、風があまりにもひどいので、その通学路をやめて、手前のいちょう並木を出たところで南青山側に渡って、それで学校に行くように、今は変わってしまっているのです。それもひどいのです。  伊藤忠商事株式会社で働いている人たちが、みんなお昼御飯を食べに行くときに、全員感じているのだと思うのです。私は説明会で言ったのです。大して影響がないと。風環境については、環境影響評価書でやりますから、そのときに説明しますと言うのだけれども、今回の説明の中でも、大して影響がありませんと言っているのです。そんなことでやられたら、本当にあそこは通れなくなります。今度は200メートルで、185メートルのビルができたら、その間を風が抜けたら、もっとひどい風害が発生するわけです。  ですから、区長意見を、私はもっとしっかりと実態を見て書いてもらいたいと思うのです。風洞実験でやったから大丈夫ですということで済まされたら、困るわけです。ぜひそういう立場で、子どもたちの安全、あそこを通る人たちの安全を守るためにも、ぜひそういう風環境をしっかりと守るという立場の区長意見を、しっかり明記していただきたい。いかがでしょうか。 ○環境課長大浦昇君) 風見委員長が今おっしゃられたことにつきましては、まず業者には、こういった御意見があったということは伝えていきたいと思います。  また、区長意見につきましては、表現を少し工夫したいと思います。さらなる風対策の軽減を、また一層工夫していくということを、強めにしっかり書いていきたいと思います。 ○委員長風見利男君) 最後にしますけれども、あそこは風致地区の網をかぶって、文教地区の網もかぶっているわけです。だから本来、建物は建てられないのです。都市計画だったら例外ですということがあるから建てられるわけだけれども、本来であれば建てられないものを、あそこに建ててしまうのです。そういう計画だということも、ぜひ担当部署としては頭にしっかり入れておいていただきたいと。風致地区条例と文教地区という網をかぶっているので、そこもよく調べていただいて対応していただきたいと、お願いをしておきたいと思います。  ほかによろしいですか。委員長一人でしゃべっても、あれなので。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長風見利男君) ほかになければ、報告事項(1)「(仮称)神宮外苑地区市街地開発事業環境影響評価書案について」の報告は、これをもって終了いたします。     ────────────────────────────────── ○委員長風見利男君) 次に、報告事項(2)「羽田空港アクセス線(仮称)整備事業環境影響評価書案について」を議題といたします。理事者の説明を求めます。 ○環境課長大浦昇君) それでは、報告事項(2)「羽田空港アクセス線(仮称)整備事業環境影響評価書案について」を御説明いたします。本日付資料№2を御覧ください。  項番1、事業者につきましては、東日本旅客鉄道株式会社となります。  続きまして、2ページを御覧ください。項番3、対象事業の概要です。羽田空港アクセス線は、田町駅付近から羽田空港内の新駅に至る延長約12.4キロメートルの路線であり、田町駅付近から東京貨物ターミナル付近までは休止中の東海道貨物線の改良、東京貨物ターミナル付近から羽田空港新駅(仮称)までは新線を整備する計画となっております。  続きまして、3ページを御覧ください。(2)平面図と縦断図につきましては、別紙のとおりでございます。また後ほど御確認いただければと思います。  続きまして、4ページを御覧ください。項番5、評価等の結果の概要でございます。幾つか御紹介をさせていただきます。  (1)騒音・振動です。工事の施行中です。建設作業騒音・振動の予測結果は、都民の健康と安全を確保する環境に関する条例に基づく基準を満足するというものでございます。  また、その下、黒丸の2つ目です。工事の完了後、鉄道騒音の予測結果と、鉄道振動の予測結果につきましては、在来鉄道の新設又は大規模改良に際しての騒音対策の指針についてなどに基づく基準を満足いたします。  続きまして、5ページを御覧ください。(3)地盤です。こちらは、地盤の変形はほとんど発生しないと予測されております。  続きまして、7ページを御覧ください。(5)景観です。工事の完了後です。新たな鉄道施設が加わるため、眺望の変化が認められるものの、周辺の建築物等の高さを大きく上回るものではなく、周辺状況と一体となった景観になりますというものでございます。  続きまして、9ページを御覧ください。項番6、環境影響評価の手続でございます。過去の説明会につきましては、計6回開催をされております。そして、(5)、意見書の提出期間につきましては、9月16日までに区長意見を提出することになっております。  続きまして、資料№2-2を御覧ください。区長意見でございます。こちらも幾つか御紹介をさせていただきます。  項番1、総論です。(1)環境影響評価書を作成する際には、区民が理解しやすいものとなるようにしてくださいということを記載しています。(2)住民や関係者等からの意見・要望については、真摯に対応してほしいということを記載いたしました。  項番2、各論につきましても、幾つか御紹介をさせていただきます。(1)工事計画についてです。工事車両の出入口が想定されている田町駅付近№1から3について、交通安全の徹底を図ってくださいということを記載いたしました。(3)その他です。事業区間の起点付近には本芝公園があることから、同公園への影響について、区と事前に詳細な協議を実施してくださいと記載させていただきました。  こちらも参考資料にて住民説明会の開催結果の速報を概要版で添付してございます。取扱注意でお願いしたいと存じます。  説明につきましては以上です。 ○委員長風見利男君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問のある方は、順次御発言願います。 ○副委員長(黒崎ゆういち君) 本件は、港区内では田町から港南エリアが直接的な影響を受けることになると思います。今回、説明会が8月末に行われて、皆さん参加されて、いろいろな疑問を持たれました。  一つは、モノレールが今後どうなっていくかという話を私のところにもいただいております。もう一つが、従来の鉄道の路線をうまく活用して、今回新たにアクセス線が整備されるということですので、一般道に対する工事の影響だとか、直接的な地元への影響はないと思われていますが、以上の2点、分かっている範囲で教えてもらえればと思います。 ○環境課長大浦昇君) モノレールにつきましては、完成が随分後になると聞いてはいるのですけれども、恐らくその状況によると思いますが、東京モノレールの運行計画につきましては未定で、具体的な本数はまだ決まっていないと聞いてございます。 ○副委員長(黒崎ゆういち君) いや、違います。工事による地元への影響は、直接的なものもあるかどうかです。 ○環境課長大浦昇君) 少々お待ちくださいませ。 ○副委員長(黒崎ゆういち君) 街づくり事業担当部長が御存じでしたら教えてください。 ○麻布地区総合支所長街づくり事業担当部長兼務(冨田慎二君) 私どもが聞いているお話だと、港区の港南から田町にかけては、従来の大汐線の区間を使うということでございますので、新たに大幅な高架の線路を造るとかいうものではないのですが、具体的にどのような工事を行うかというところまでは、まだ情報が入ってございませんので、入り次第、また情報提供させていただければと思います。 ○副委員長(黒崎ゆういち君) 先ほどのモノレールの件は、多分いろいろな協議の中で方向性が見いだされるものだと思います。環境課では把握できないかもしれないのですが、交通という部分において、区民の生活の足になっている天王洲駅は港南の方々は利用されている方が多いので、情報提供、情報開示をお願いします。  今、2つ目、街づくり事業担当部長の答弁いただいた内容につきましても、今後大きな問題になってくると思いますので、できる限り、情報が入りましたら、本委員会で報告いただければと思います。 ○委員(杉本とよひろ君) 1点だけ教えていただきたいのですけれども、今回、改良区間と建設区間とあるのですけれども、港区に関する部分については改良区間、建設区間に関しては、ほぼ品川区になるので、取りあえず港区に関わる環境アセスの観点から見ると、3ページの環境調査項目の中で、改良区間に関する調査項目というのは、全部項目に入りますということで認識していいですか。  もっと簡単に言えば、改良区間と建設区間と、調査項目は同じなのかということなのですけれども。 ○環境課長大浦昇君) 本編113ページ以降が建設作業騒音の予測結果となっております。例えば113ページでいいますと、トンネル工事の開削工法。このときに、右側の方にこういう予測結果が出ているというものでございます。  そして、次のページでいいますと、例えばシールド工法だったり、あとは地平、擁壁工事といったところの予測結果がこちらに載っているというものでございまして、港区内に対応するもので見られるかなと思っております。 ○委員(杉本とよひろ君) これを見て追っていけばいいのですが、そこまで僕も詳しく見ていないのだけれども、さっき言ったように3ページに、工事の施行中には、こういったことが調査項目でありますと。  確かに、これを詳しく見ていけば、全部改良区間も建設区間も同じであれば、それはそれでいいのだけれども、建設になると、さらに加わったり、改良工事とは違った部分が減ったり、その辺が同じであればいいのだけれども、もし違うのであれば、こういった資料をせっかく作っていただいたので、その方が分かりやすいかなと思ったので、単純な質問で恐縮なのですけれども、分かりました。後でじっくり見てみますけれども、何かお答えできれば。 ○環境課長大浦昇君) 見る場合、この地図と別頁の表を対比しながら見る形になってしまいますので、私の方でも御説明に上がらせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○委員長風見利男君) ほかに。  私から何点か聞きたいのですけれども、港区以外のところは比較的、地下化にされるので、そう影響はないのでしょうけれども、地下を掘ることによっての影響はあるのでしょうが、これができることによって、騒音だとか振動だとか、いろいろな点で心配がたくさん区民から寄せられているわけです。この説明会の意見を簡単にまとめてもらったものだけでも、騒音に対する心配が非常に多いわけです。  今回、港区民でこの沿線に住んでいる方は、どれぐらいいるのですか。 ○環境課長大浦昇君) この線路と接するところも含めて、町丁目全体の人数の加算をしてみたのですけれども、芝4、5丁目、三田3丁目、芝浦、港南ということで、合算させていただきました。今年8月1日現在、約5万人弱の方が居住されています。 ○委員長風見利男君) それで、環境課長に急遽、住民説明会の開催結果というのをまとめていただいたのですけれども、参加者が6回で268人参加しているのです。それだけ非常に関心が高いということだと思うのですけれども、出された意見を見ても、この線だけではなくて、ほかの新幹線だとか、モノレールだとか、いろいろな場所によって騒音が重なるということが心配されているわけです。  今回の環境影響評価で騒音を測定したのは、新しくできる羽田空港のアクセス線だけという、単独で評価して、こういう騒音ですから大丈夫ですという評価なのです。ビルの場合は最近、複合ということで、近隣のビルも含めて環境影響評価をやるというのが主流になっているわけですけれども、今回はなぜ在来線、今ある線との複合の騒音が発生するという測定方式を取らなかったのか。 ○環境課長大浦昇君) 確認をしてみたのですけれども、この計画については、アクセス線単独の新線の整備であるということで、実測方法などにつきましては、他の騒音との合成は実施しておらず、東京都あるいは国とも相談しながら進めてきたということを確認しました。 ○委員長風見利男君) でも、実際、それができたときに、単独で走るわけではなくて、住んでいる人は全部の影響を受けるわけです。実際の運行時間についてですが、朝6時から23時まで走るのですか。 ○環境課長大浦昇君) 今、確認します。申し訳ございません。 ○委員長風見利男君) 出された資料には、何時から何時までと時間を書いていないのです。 ○環境課長大浦昇君) 朝6時台から23時台と考えていると聞いております。 ○委員長風見利男君) 資料№2の中に、編成車両数が15両編成で、1時間当たり8本、1日144本通るとなっていて、朝6時から23時というのはないわけです。朝6時から23時ということになると、住民の人たちは、例えば自分の住んでいるところからすると、新幹線の回送車両の騒音、アクセス線の騒音・振動が加わったら、本当にひどい状況になってしまうと。なぜこういうところも地下化しないのかということ、この説明会の中で地下化のことは書いていませんけれども、そういう意見を言った方もいらっしゃる。マンションの資産価値が下がってしまうと。  もう1人の方は、上空は羽田空港の新飛行経路の騒音で、地上からは今度、従来の騒音に加えて、アクセス線の騒音が加わったら、本当にひどい状況になると。港南4丁目の住宅では、新幹線の引込線、モノレール、首都高速1号線、そして海岸通りと、さらに、今度の羽田空港のアクセス線ということで、こんなことで本当にいいのかという怒りの声が出ているわけです。  ところが、事業者側の回答は、騒音については評価書案に予測をしており、これらの区間では73デシベルから77デシベルという予測結果となっており、環境確保条例の80デシベルという基準に対して満足しているという評価をしていると。だから問題ありませんということなのです。では、複合的な騒音を調べたときにどうなるかというのを、やるとは言っていないのです。ただ、騒音に対する御心配は重々承知しましたと。さらに騒音が低減できる方法については検討すると言っているのだけれども、現状プラス、自分のところの騒音が加わるのだという評価の仕方をするとは言っていないのです。  新しく路線を造るから、それだけ評価すればいいという問題で済まされたのだったら、何のための環境影響評価なのかということになるわけで、そこは環境課としても、住んでいる方たちの気持ちに対して、そのことに全く触れないで、さらっとした区長意見でいいのかということだと思うのです。ぜひそこは十分検討していただいて、説明会の資料もよく読んでいただいて、さらに事業者側に、これは急遽作ったものなので、全てが載っているのではないと思うのですけれども、ぜひそういう点も含めて、私は区長意見を検討すべきだと思うのですけれども、その辺はいかがですか。 ○環境課長大浦昇君) まず、事業者につきましては、東京都、国とも調整の結果、こういう調査方法を取ってきているということから、こういう結果が出ているかと思いますけれども、区長意見につきましては、風見委員長のそういった御意見、また住民説明会の御意見といったこともありましたので、さらなる騒音対策といいますか、そういったものの検討を進めるように、趣旨をしっかり含めていきたいと思います。 ○委員長風見利男君) それともう一つ、これは何のために新しく線を造るのですか。 ○環境課長大浦昇君) 環境影響評価書の概要を少し紹介させていただきますと、羽田空港は首都圏空港の一つであって、国においても訪日外国人の目標達成、首都圏の国際競争力の強化、地方創生等の観点から、その機能強化が不可欠とされていると。そこで、会社の経営ビジョン、変革2027、シームレスな移動の実現を掲げ、東京圏鉄道ネットワークを最大限活用し、多方面から羽田空港へのダイレクトアクセスを実現する羽田空港アクセス線構想を推進していくということが書かれております。 ○委員長風見利男君) そうすると、今のモノレールと京浜急行電鉄、あとリムジンバスとか、いろいろあるのでしょうけれども、それだけでは足りないということから、新たな路線を造らないと対応できないと。こういう発想なのですか。 ○環境課長大浦昇君) 具体的にそれでは不足するという表現は、こちらには記載はないのですけれども、シームレスな移動の実現を掲げるとか、そういったことは書かれているようでございます。 ○委員長風見利男君) 国際競争力と言えば何でもいいかというと、そうはいかないわけで、先ほど言った騒音が近隣住民に多大な影響を与えるということをはじめ、今、新型コロナウイルス感染症だから、こういう状況で海外からも人があまり来ないわけで、ただ、これは7年後でしょう。どうなるか分かりませんけれども、海外から人が来るようになると、今、6時から23時と言っているけれども、もっとこれが伸びる、あるいは時間当たりの本数を増やすということも、なきにしもあらずなわけです。その辺の心配というのはないわけですか。 ○環境課長大浦昇君) こちらで聞いているのは、6時から23時ということで、その先につきましては、増やすとか減らすとかということは聞いておりません。 ○委員長風見利男君) 今はまだそこまでいかないのだろうけれども、いずれにしても、そこに住んでいる人たちが、新しいこれができることによって、本当に住みづらいまちになったら困るわけで、そこは区長意見の中でもしっかり検討いただくということなので、ぜひお願いしておきたいと思います。  ほかによろしいですか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長風見利男君) 報告事項(2)「羽田空港アクセス線(仮称)整備事業環境影響評価書案について」は、これをもって質疑を終了いたします。     ────────────────────────────────── ○委員長風見利男君) それでは、審議事項に入ります。初めに、審議事項(1)「請願元第6号 羽田空港増便による都心および港区の低空飛行ルート計画の撤回を含む再検討を国に求める請願」を議題といたします。  本請願について、何かございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長風見利男君) なければ、本請願につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長風見利男君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長風見利男君) 次に、審議事項(2)「請願元第10号 羽田空港飛行経路の港区上空飛行に備えた港区航空事故災害対策計画の策定を求める請願」を議題といたします。  本請願について、何かございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長風見利男君) なければ、本請願につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長風見利男君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長風見利男君) 次に、審議事項(3)「請願2第2号 羽田新飛行経路運用延期または再検討を求める請願」を議題といたします。  本請願について、何かございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長風見利男君) なければ、本請願につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長風見利男君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長風見利男君) 次に、審議事項(4)「請願2第4号 羽田空港飛行ルートの見直しを国に求める請願」を議題といたします。  本請願について、何かございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長風見利男君) なければ、本請願につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり)
    委員長風見利男君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長風見利男君) 次に、審議事項(5)「発案元第7号 交通及び環境整備に関する諸対策について」を議題といたします。  本発案について、何かございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長風見利男君) なければ、本発案につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長風見利男君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長風見利男君) そのほかに、何かございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長風見利男君) ほかになければ、本日の委員会を閉会いたします。              午後 2時39分 閉会...