麻布地区総合支所長・
街づくり事業担当部長兼務 冨 田 慎 二
都市計画課長 野 口 孝 彦
建築課長 冨 永 純
再
開発担当課長 池 端 隼 人
〇会議に付した事件
1
報告事項
(1) 第一種市街地再
開発事業の区域公告について(赤坂七丁目2番地区)
2
審議事項
(1) 請 願元第13号
東京都市計画道路幹線街路環状第4号線にかかる
港区立白金児童遊園敷地と
港区立白金台幼稚園の敷地を東京都に譲渡しないで頂きたい事を求める請願
(元.11.28付託)
(2) 発 案元第5号
街づくり行政の調査について
(元.5.29付託)
午後 1時30分 開会
○委員長(やな
ざわ亜紀君) ただいまから、
建設常任委員会を開会いたします。
本日
の署名委員は、山野井副委員長、なかね委員にお願いいたします。
この際、傍聴者
の方にお伝えいたします。委員会
の撮影・録音を希望される方は、あらかじめ申出書に御記入
の上、御提出ください。なお、撮影・録音は、申し出が許可された後にしていただきますようお願いいたします。
次に、当
常任委員会の説明員についてです。4月
の組織改正及び人事異動に伴い、当
常任委員会の説明員について変更がありましたので、変更となった説明員
の紹介をお願いいたします。
○
麻布地区総合支所長・
街づくり事業担当部長兼務(冨田慎二君)
街づくり事業担当部長の冨田でございます。去る4月1日をもちまして、
麻布地区総合支所長を兼務することとなりましたので、どうぞよろしくお願いいたします。
○
芝地区総合支所長・
街づくり支援部長兼務(野澤靖弘君) それでは、私から、
街づくり支援部並びに各
地区総合支所の異動
のありました課長級
の説明員を御紹介いたします。
都市計画課長の野口でございます。
住宅課長の富沢でございます。
土木管理課長の佐藤でございます。
再
開発担当課長の池端でございます。
土木課長の杉谷でございます。
続きまして、各
地区総合支所の説明員です。
芝地区総合支所まちづくり課長の香月でございます。
赤坂地区総合支所まちづくり課長の成清でございます。
高輪地区総合支所まちづくり課長の小林でございます。
芝浦港南地区総合支所まちづくり課長の近江でございます。
以上です。何とぞよろしくお願いいたします。
○委員長(やな
ざわ亜紀君) 本年度
の説明員につきましては、お手元に資料を配付しておりますので御確認ください。
なお、丸印
のついている
総合支所の説明員につきましては、今までどおり案件に応じて出席していただきたいと思います。そのような扱いでよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(やな
ざわ亜紀君) それでは、そのようにさせていただきます。
次に、当委員会
の担当書記を紹介します。議事係
の竹之内卓海さんです。
それでは、案件
のない説明員は御退席いただいて結構です。ありがとうございました。
次に、省エネルギー型
のライフスタイル
の取組についてです。議会としても、環境に配慮した取組を、本年も例年同様行うことが確認されましたので、皆さん
の御理解と御協力
のほど、よろしくお願いいたします。
──────────────────────────────────
○委員長(やな
ざわ亜紀君) それでは、
報告事項に入ります。
報告事項(1)「第一種市街地再
開発事業の区域公告について(赤坂七丁目2番地区)」、理事者
の説明を求めます。
○再
開発担当課長(
池端隼人君) それでは、
報告事項(1)「第一種市街地再
開発事業の区域公告について(赤坂七丁目2番地区)」
の報告をいたします。
資料№1を御覧ください。本件は、令和2年12月17日に
都市計画決定しました赤坂七丁目2番地区において、都市再開発法第15条
の規定に基づき、第一種市街地再
開発事業の施行区域となるべき区域を公告することについて、あらかじめ当委員会に報告するものです。
最初に、赤坂七丁目北地区
のまちづくりについて御説明いたします。資料
の5ページを御覧ください。本日御報告いたします赤坂七丁目2番地区は、この赤坂七丁目北地区
のB地区で事業を行うものになります。
まず、計画地
の位置・地区
の概況です。資料
の上側中央
の位置図を御覧ください。当地区は、図中
の青い線で示している箇所で、北側が
青山通り、東側が
薬研坂通りに面した約1.3ヘクタール
の区域です。
地区東側には、赤坂四丁目
薬研坂地区があり、市街地再
開発事業により
都市基盤が整備されております。また、
地区西側では、
都市計画公園である
高橋是清記念公園が開設されております。しかしながら、当地区は幅員4メートル程度
の狭い
道路に囲まれており、高低差も大きいため、歩行者
の安全性
の確保が課題となっており、
バリアフリー動線の確保も求められております。また、
老朽マンションが幾つか存在し、
道路幅員が狭いことなどから、
個別建て替えが困難となっており、耐震性や防災性が課題となっております。
このようなことから、本地区においては、
老朽マンション等の建築物
の更新に併せて
防災機能の強化、安全で快適な
歩行者ネットワークを形成します。また、住宅を中心とした多様な
都市機能の集積とともに、緑豊かな魅力ある
複合市街地を形成していきます。
次に、これまで
の主な経緯です。項番2を御覧ください。平成19年に区域内
のワーキンググループで
マンションの再生
の検討を開始しております。これをきっかけとして、その後、平成22年には、地元
の地権者
の発意により
街づくり協議会が設立されました。それ以降、
まちづくりの検討が進められ、平成24年に赤坂七丁目2番
地区市街地再
開発準備組合が設立されております。昨年12月に当地区
の地区計画や市街地再
開発事業などが
都市計画決定されております。
次に、今後
のスケジュールです。項番3を御覧ください。本年度に再
開発組合の設立認可、令和4年度に
権利変換計画の認可を受け、令和8年度
の工事竣工を目標としております。
次に、整備する主な
公共施設です。資料右上
の配置図を御覧ください。地区に接する
道路を拡幅するとともに、幅3メートル
の歩道状空地を整備し、安全な
歩行者空間を形成します。地区
の西側には約580平米
の緑地と約900平米
の広場1号を一体的に整備し、
高橋是清記念公園と調和した緑豊かな空間を形成します。
資料右下のイメージ図上段が緑地と広場1号
のイメージとなっております。地区
の東側には広場2号を整備し、店舗と一体となったにぎわいを創出する開放的な空間を形成します。また、これら
の広場をつなぐ
歩行者通路の整備とともに、
地区西側の高橋是清記念公園を一部改修し、地区
の東西をつなぐ
バリアフリー動線を確保します。
資料右下のイメージ図が当地区から
高橋是清記念公園を見た
イメージ図となっております。
次に、
施設建築物の概要です。項番5を御覧ください。今回B地区に整備する建築物は、主要用途が住宅、事務所、店舗、その他
生活利便施設となっております。また、
延べ床面積が約9万2,000平米、建築物
の高さ約160メートルとなっております。
赤坂七丁目北地区
のまちづくりについては以上となります。
資料
の1ページにお戻りください。公告文
の案です。
区域公告を行う目的は、市街地再
開発事業の施行区域を明らかにすることで、市街地再
開発組合の設立に必要な権利者
の総数を把握するものです。都市再開発法第15条第2項
の規定において準用する同法第7条
の3第2項
の規定により、
施行地区となるべき区域を公告します。
施行地区内
の宅地における未
登記の借地権者は、公告
のあった日から30日以内に
港区長宛てに書面で借地権
の種類及び内容を区に申告していただくことになります。また、公告
の日から2週間、
施行地区となるべき区域を表示する図面を縦覧いたします。
2ページを御覧ください。図面
の縦覧場所は、港区役所6階、
開発指導課となっております。
続いて、3ページを御覧ください。
施行地区となるべき区域
の名称です。いずれも赤坂七丁目になりまして、140番から163番まで
の各宅地と、下段
の表にお示ししております特別区道が対象となります。
4ページを御覧ください。
施行地区となるべき区域
の図面です。赤い点線で囲まれた土地が
施行地区となるべき区域になります。こちら
の図面を
開発指導課で縦覧いたします。
資料
の説明は以上でございます。今後
の予定ですが、区域
の公告及び縦覧については6月上旬を予定しております。
大変雑駁ではございますが、
報告事項(1)「第一種市街地再
開発事業の区域公告について(赤坂七丁目2番地区)」
の説明は以上です。
○委員長(やな
ざわ亜紀君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。
○委員(
風見利男君) 前にもこの地域
の地権者など
の同意状況を、この委員会でも教えていただいたことがある
のですが、そのときと変化はある
のですか。
○再
開発担当課長(
池端隼人君) 同意率については、
都市計画決定等の手続に関して当委員会で報告したときと変わりはありません。
○委員(
風見利男君) 状況を簡単に説明してもらっていいですか。
○再
開発担当課長(
池端隼人君) では、同意
の状況を御説明いたします。
所有権者に関しましては
権利者数は19人です。
同意者数が16.69人、同意率が87.84%になっております。続いて、
借地権者に関しては、2名
の権利者がおられます。そのうち1.89人
の方が同意されていまして、同意率が94.56%です。所有権、借地権それぞれ合わせた総数
の権利者数が21人で、
同意者数が18.58人、同意率が88.48%になっております。
○委員(
風見利男君) 個人、法人、借地権も合わせるとそういう状況、今、再
開発担当課長がお答え
のとおりな
のですけれども、問題は個人な
のですよね。個人
の状況を教えてもらえますか。
○再
開発担当課長(
池端隼人君) 個人
の所有権者に関しましては、
権利者数9.44人、
同意者数7.19人、同意率が76.16%になっております。借地権
の個人
の方に関しましては、権利者がいらっしゃいませんので、同意率もゼロ%となっております。
○委員(
風見利男君) 個人が76.16%な
のですよね。何を根拠にしているかは別にして、今まで港区としては、事業を進めるに当たって最低8割は同意を取った上で進めています。いろいろな事情が、再開発
の時期によって違うので、小山町みたいに同意していない人たち
の住宅を造るということで、同意率が非常に低いところ
の場合も例はありますけれども、ここは本当に個人も含めて、ある意味100%でないと、結局、事業が進んだ段階で組合が設立されれば組合に強制的に入るか、売って出るしかないわけです。その辺
の話合いはどういうふうになっている
のでしょうか。
○再
開発担当課長(
池端隼人君)
準備組合の方では、
都市計画決定の後も地区内
の地権者に案内を配付したり、個別
の御訪問をして同意率を高めるという取組を進めていただいております。引き続き、80%以上
の同意となるように、
個人地権者に対しても丁寧に説明していると聞いております。
○委員(
風見利男君) だから、全体が8割を超えているからということで強引に進める
のではなくて、個人
の皆さんがなるべく1人でも多く同意してもらうという点で、引き続き区としても指導するという理解でいいわけですね。
○再
開発担当課長(
池端隼人君) はい。
風見委員御指摘
のとおり、区
の方からも
準備組合をきちんと指導していきたいと思っております。
○委員(
風見利男君) ぜひお願いしたい。
それともう一つ、
マンションの場合は、
区分所有ということで、権利
の数としてはそれぞれ1票な
のですよね。実際
マンションの中
のいろいろな状況があると思う
のですけれども、それぞれ
のマンションの同意状況はどうなっている
のでしょうか。
○再
開発担当課長(
池端隼人君) 区域内には
区分所有マンションが3軒あります。1つ目
のマンションについては36名で共有されておりまして、
同意者数は33人です。同意率が91.67%です。2つ目
のマンションについては65人で共有されております。
同意者数は61.5人で、同意率が94.62%です。最後、3つ目ですけれども、所有者が53人で共有されておりまして、同意者が52人、同意率が98.11%です。
○委員(
風見利男君)
マンション全体としては8割は超えているけれども、
マンションの場合は、一軒一軒がある意味、権利者なわけですね。本来であればその人たちが一権利者として投票権を持っていても本来いいと思う
のですけれども、法律上そうではないので致し方ない
のですけれども。
マンションに住んでいる人たち
の将来を考えたときに、その人たちが本当に安心して、ここでいい
のだと思わないと、あそこは本当に古い
マンションなので、かなり昔から住んでいる人が圧倒的に多いわけです。住み慣れたところを再開発によってそこに住めないということがあっては困るわけです。先ほど
の個人所有者も含めて、
マンションにお住まい
の方々
の同意もなるべく全員、それでも嫌だという人は致し方ない
のですけれども、この事業を進めようということで全員同意できるような取組を引き続き指導していただきたい。それはよろしいですね。
○再
開発担当課長(
池端隼人君) 今後、
権利変換計画ですとかについて、組合と権利者
の中で御相談いただくことも多々ありますので、その中で皆さんに御納得いただいて、安全・安心に当地区でお住まいいただけるように、
準備組合の方を港区からも指導してまいりたいと考えております。
○委員(
風見利男君) それで、この事業を進めるときに、突然この事業者と設計者が私
のところに見えて、まだ委員会が決まっていないのに、いつ
建設常任委員会が開かれて、そこでうち
の再開発が議題になりますので、よろしくお願いしますと言いに来た
のです。そのことがあって、その委員会ではこの事業を報告させませんでしたけれども。行政と事業者
の癒着とは言いませんけれども、そう思われても致し方
のない出来事だった
のです。委員会
の告示をしていない中で、委員会がいつ開かれるか事業者が知っていること自体がおかしなわけです。そういうことが二度とないように、行政側もきちんと一定距離を置いて、指導する立場と、
まちづくりを進めるためにいろいろな協議をしていただきたい。ある程度、事業者と密に話をすることは必要な
のでしょうけれども、だからといって事業者
の言われるままに事が進むような、こういうふうに思われることがないような対応が必要だと思うので、その辺は厳重に注意をしていただきたいと。よろしいですね。
○再
開発担当課長(
池端隼人君) 区議会
の皆さんもそうですけれども、区民
の皆様に疑義が抱かれないように、私ども
の方も注意して職務に当たってまいりたいと考えております。
○委員長(やな
ざわ亜紀君) ほかに御質問等ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(やな
ざわ亜紀君) ほかになければ、
報告事項(1)「第一種市街地再
開発事業の区域公告について(赤坂七丁目2番地区)」
の報告は、これをもって終了いたしました。
──────────────────────────────────
○委員長(やな
ざわ亜紀君) それでは、
審議事項に入ります。初めに、
審議事項(1)「請願元第13号
東京都市計画道路幹線街路環状第4号線にかかる
港区立白金児童遊園敷地と
港区立白金台幼稚園の敷地を東京都に譲渡しないで頂きたい事を求める請願」を議題といたします。
本請願について、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(やな
ざわ亜紀君) なければ、本請願につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(やな
ざわ亜紀君) それでは、本日継続と決定いたしました。
──────────────────────────────────
○委員長(やな
ざわ亜紀君) 次に、
審議事項(2)「発案元第5号
街づくり行政の調査について」を議題といたします。
本発案について、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(やな
ざわ亜紀君) なければ、本発案につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(やな
ざわ亜紀君) それでは、本日継続と決定いたしました。
──────────────────────────────────
○委員長(やな
ざわ亜紀君) 次に、
冨永建築課長から発言を求められておりますので、これをお許しいたします。
○
建築課長(冨永純君) 貴重な時間をいただきましてありがとうございます。私から、大
規模建築物の建設計画について
の御説明をいたします。
本
日付建設常任委員会資料№2を御覧ください。区内で建築物
の建築を行う際には、東京都
中高層建築物の建築に係る紛争
の予防と調整に関する条例及び港区
中高層建築物等の建築に係る紛争
の予防と調整に関する条例に基づき、
当該建築敷地に標識を設置し、
周辺住民の皆様にお知らせをすることとなっており、条例に基づく手続については、建築物
の床
の延べ面積が1万平方メートル以下
の建築物
の建築計画は港区、1万平方メートルを超える
建築計画については、東京都において
標識設置の手続を行うこととしております。本件は、東京都から
の情報提供として、標識を設置した旨
の届出
の写しが送付された
建築計画、すなわち
延べ面積が1万平方メートルを超える大規模な建築物
の計画について、この場をお借りして委員
の皆様に情報提供するものです。
資料
の構成は、1ページが一覧表、2ページ
の地図がそれぞれ
の計画位置を示したものです。一覧表
の左側にある丸囲み
の数字と、地図
の丸囲み
の数字
の計画がそれぞれ一致しております。報告する計画については、令和2年4月1日から令和3年4月30日までに区に
標識設置届の写しが送付されたものとなっております。
それでは、1ページ
の一覧表
の①を御覧ください。表
の見方を御説明するため、①を御説明いたします。建築主、
建築場所は記載
のとおりです。用途は、ホテル・店舗・飲食店になります。次
の欄
の上段、
敷地面積は1,773.04平方メートル、下段、高さは59.92メートル、
申請部分の延べ面積は1万2,006.29平方メートルです。構造・階数は鉄骨造、地上18階・地下1階です。
標識設置日は、令和2年3月25日。本計画に関する
住民説明会の報告書は、令和2年7月3日に区に提出され、受理しております。
建築確認申請の確認済証は、令和2年10月7日に交付されております。次
の欄には、届出に記載されている建築物
の名称を記載しております。