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  1. 港区議会 2021-05-18
    令和3年5月18日交通・環境等対策特別委員会-05月18日


    取得元: 港区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-21
    令和3年5月18日交通・環境等対策特別委員会-05月18日令和3年5月18日交通・環境等対策特別委員会  交通・環境等対策特別委員会記録(令和3年第4号) 日  時  令和3年5月18日(火) 午後1時30分開会 場  所  第2委員会室出席委員(8名)  委 員 長  風 見 利 男  副委員長  土 屋  準   委  員  琴 尾 みさと       山野井 つよし        なかまえ 由紀       池 田 こうじ        近 藤 まさ子       井 筒 宣 弘 〇欠席委員(1名)        阿 部 浩 子 〇出席説明員  芝地区総合支所協働推進課長              小野口 敬 一
     麻布地区総合支所長街づくり事業担当部長兼務     冨 田 慎 二  赤坂地区総合支所協働推進課長             中 島 由美子  赤坂地区総合支所まちづくり課長  成 清 勝 博  芝浦港南地区総合支所長環境リサイクル支援部長兼務  長谷川 浩 義  地域交通課長                     海老原  輔  環境課長                       大 浦  昇 〇会議に付した事件  1 報告事項   (1) 令和2年港区内の交通事故概要について   (2) (仮称)赤坂二・六丁目地区開発計画環境影響評価書案について  2 審議事項   (1) 請 願元第6号 羽田空港増便による都心および港区の低空飛行ルート計画の撤回を含む再検討を国に求める請願                              (元.6.20付託)   (2) 請 願元第10号 羽田空港飛行経路の港区上空飛行に備えた港区航空事故災害対策計画の策定を求める請願                              (元.9.13付託)   (3) 請 願2第2号 羽田新飛行経路の運用延期または再検討を求める請願                              (2.2.21付託)   (4) 請 願2第4号 羽田空港飛行ルートの見直しを国に求める請願                              (2.6.26付託)   (5) 発 案元第7号 交通及び環境整備に関する諸対策について                              (元.6.20付託)              午後 1時30分 開会 ○委員長(風見利男君) ただいまから、交通・環境等対策特別委員会を開会いたします。  本日の署名委員は、琴尾委員山野井委員にお願いいたします。  阿部委員より欠席の届けが提出されておりますので、御報告いたします。  次に、当特別委員会の説明員についてです。4月の組織改正及び人事異動に伴い、当特別委員会の説明員について変更がありましたので、変更となった説明員の紹介をお願いいたします。 ○芝浦港南地区総合支所長環境リサイクル支援部長兼務長谷川浩義君) 環境リサイクル支援部長の長谷川でございます。芝浦港南地区総合支所長を兼務しております。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、私から、今年度、新たに説明員になった各地区総合支所及び環境リサイクル支援部課長級職員を御紹介いたします。  初めに、各地区総合支所課長級職員です。  芝地区総合支所協働推進課小野口課長です。  まちづくり課香月課長です。  赤坂地区総合支所まちづくり課成清課長です。  高輪地区総合支所まちづくり課小林課長です。  また、本日欠席しておりますが、芝浦港南地区総合支所まちづくり課近江課長でございます。  続きまして、環境リサイクル支援部です。  環境課の大浦課長です。  みなとリサイクル清掃事務所の阿部所長です。  各地区総合支所及び環境リサイクル支援部課長級職員の紹介は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○麻布地区総合支所長街づくり事業担当部長兼務(冨田慎二君) 街づくり事業担当部長麻布地区総合支所長兼務の冨田でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、私から、街づくり支援部課長級職員を御紹介させていただきます。  土木課長の杉谷です。  街づくり支援部の課長級の職員の紹介につきましては以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○委員長(風見利男君) ありがとうございます。  本年度の説明員につきましては、お手元に資料を配付しておりますので御確認ください。  なお、丸印のついている各地区総合支所の説明員につきましては、今までどおり案件に応じて出席していただきたいと思います。そのような扱いでよろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(風見利男君) それでは、そのようにさせていただきます。  次に、当委員会の担当書記を紹介します。議事係の竹之内卓海さんです。  それでは、案件のない説明員は御退席いただいて結構です。ありがとうございました。  次に、省エネルギー型のライフスタイルの取組についてです。議会としても、環境に配慮した取組を、本年も例年同様行うことが確認されましたので、皆様の御理解と御協力のほど、よろしくお願いいたします。  本日は、報告事項(1)に関連して、芝地区総合支所小野口協働推進課長報告事項(2)に関連して、赤坂地区総合支所中島協働推進課長成清まちづくり課長に出席していただいております。あらかじめ御承知おきください。     ────────────────────────────────── ○委員長(風見利男君) それでは、報告事項に入ります。報告事項(1)「令和2年港区内の交通事故概要について」、理事者の説明を求めます。 ○地域交通課長海老原輔君) それでは、報告事項(1)「令和2年港区内の交通事故概要について」の御報告をさせていただきます。  初めに、資料の確認をさせていただきます。資料№1、令和2年港区内の交通事故概要と、資料№1-2、令和2年港区内の交通事故概要と傾向、以上2点にて説明をさせていただきます。  それでは、資料№1-2の1枚目を御覧ください。こちらは、交通事故データの内容を分かりやすく簡潔にお伝えできるよう考えまして、令和2年の事故の傾向と特徴をピックアップしたものになります。こちらを使って御説明させていただきます。これらのデータにつきましては、警視庁交通部で集計しているものでございます。  左上を御覧ください。まず、交通事故発生状況です。項目の横の括弧につきましては、資料№1のページ数を記載しております。これは交通事業概要とリンクしているものなので、併せて御覧いただければと思います。  左上の表を御覧ください。令和2年1年間の事故件数、全国、東京都、港区のデータです。令和2年は、令和元年と比較しますと、新型コロナウイルス感染症の影響や新型コロナウイルス感染症対策に伴う緊急事態宣言での外出自粛などの影響から、全国、東京都、港区とも事故件数が大きく減少している状況です。しかし、死傷者数につきましては、東京都が22名、港区は1名増えた結果となりました。  港区内の3件の死亡事故概要について御説明いたします。下に記載しています枠内を御覧ください。1件目です。令和2年2月4日の朝、虎ノ門の交差点で発生しました。学校への登校中、小学生が横断歩道を渡っている際、左折してきました乗用車にひかれた事故でございます。原因は、運転手が周りの工事現場に気を取られた脇見運転と、歩行者への安全確認漏れ、不注意によるものです。  2件目につきましては、令和2年2月16日の未明に、虎ノ門トンネル内で発生しております。バイクがトンネル内を走行中、運転を誤り、側壁へ衝突による単独事故です。  3件目は、令和2年10月19日午前11時頃、信号機のある交差点で発生しました。青信号で歩行者が横断歩道を渡っている際、右折してきましたトラックにひかれた事故でございます。原因は、運転手の歩行者への安全確認漏れ、不注意によるものです。  次に、(2)交通種別死傷者数です。令和2年の1年間の死傷者数は1,030件でした。そのうち、自転車は259件、25%、歩行者は189件、18%で、全体の4割を歩行者と自転車が占めている状況です。  次に、(3)交通事故件数及び死傷者数経年表です。過去10年のデータを掲載しています。10年前の平成23年と比較いたしまして、この10年間で50%、半減していることが分かります。  次に、月別事故件数及び死傷者数についてです。右のページを御覧ください。上半分の棒グラフを御覧ください。上段のグラフは令和2年のデータ、下段は令和元年を並べて表示しましたので、見比べながら御覧いただきたいと思います。4月、5月は緊急事態宣言により外出自粛もあり、事故件数は大幅に減っております。解除後は徐々に事故件数も増え、12月の事故件数は例年と変わらない件数まで増えている状況でございます。  次に、(6)時間帯別交通事故発生状況です。こちらも、上段のグラフは令和2年のデータ、下段は令和元年を並べて表示しましたので、見比べながら御覧いただきたいと思います。新型コロナウイルス感染症対策に伴う時差出勤やリモートワークなどにより、例年、8時台から12時台の事故件数が多かったのですけれども、令和2年は10時台から14時台が増えており、また、飲食店への時短要請により、夜の22時台以降の事故件数は減少しております。  2枚目を御覧ください。左上、(8)住所地別事故件数及び死傷者数です。港区の特徴でもあります、昼間人口が多いことから、港区外の住所の方の事故件数が多い状況ですが、先ほども御説明いたしましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、新しい生活様式への変化から、リモートワークなどによって、港区外の住所の方の事故件数は3割も減少しております。しかしながら、港区在住の方の事故件数は例年と変わらない状況に対しまして、区といたしましては懸念すべき状況であることから、引き続き交通安全への広報や啓発活動など、区民向け対策を講じてまいります。  次に、(9)年代別事故件数及び死傷者数です。子どもと高齢者を抽出し、記載しております。子どもは中学生以下を、高齢者は65歳以上を示しております。高齢者は、令和2年下半期に20件も事故件数が増えております。事故の内容としましては、横断歩道での信号無視や安全不確認など、不注意による事故が報告されております。  次に、(12-2)歩行者事故及び死傷者年代別内訳です。左下の棒グラフを御覧ください。上段のグラフは令和2年のデータ、下段は令和元年を並べて表示しました。こちらも見比べながら御覧いただきたいと思います。全体的に、20代から50代にかけての事故件数が多く、全体の7割近くを占めていることが分かります。一方で、65歳以上の事故件数が増えていることも分かります。  右側に移ります。次に、(13-2)自転車事故及び死傷者年代別内訳です。こちらも、上段のグラフは令和2年のデータ、下段は令和元年を並べて表示しました。こちらも見比べながら御覧いただきたいと思います。新しい生活様式により、自転車利用者は増えていることを感じているところです。しかし、事故件数につきましては、20代から50代が全体の8割を占めており、就労世代に多く見受けられます。一方、令和元年と比較すると、相対的には事故件数は減っている状況です。  最後に、(15)タクシー関与人身事故の推移です。タクシーの事故件数ですが、これも、新型コロナウイルス感染症の影響により利用者が激減したことから、令和元年の半分近く減った状況です。  このように、令和2年の事故状況の変化は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、大きく影響が出た1年だったことが分かります。区では昨年10月に、所轄警察署と協力して、自転車利用者が増えたこともあり、自転車と自転車シェアリング利用者に対し、街頭での交通安全キャンペーン啓発活動を実施いたしました。また、広報みなとやツイッター、区のホームページを通じて、子どもや高齢者向けに、交通安全への意識向上を図るため、情報発信もしてまいりました。引き続き、警視庁及び国、東京都、関係機関と連携し、交通安全に努めてまいります。  以上、甚だ簡単でございますが、(1)「令和2年港区内の交通事故概要について」の説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○委員長(風見利男君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。 ○委員(山野井つよし君) 先ほどの地域交通課長からの御報告にもありましたけれども、高齢者の事故が大変増えているということで、特に新型コロナウイルス感染症の影響で、全体的に歩行者の事故や死傷者数は減少傾向にある中、65歳以上の高齢者に限っては逆に増えてしまっている状況にあります。先ほど交通事故の原因に関して、歩行者の方の信号無視や安全不確認が多いという御報告もありましたけれども、こうした特に高齢者の方の交通安全について、何らかの対策が必要かと感じるところですけれども、何かその辺について区としてお考えがあればお聞かせください。 ○地域交通課長海老原輔君) これまで、子ども向けには交通安全教室を実施してまいりました。特段、大人向け高齢者向けというものをできているわけではございませんが、こういった実態を踏まえまして、今年度は所管の部署と協力しまして、高齢者施設等へのDVDの貸出しといったもので、所管とも交通安全に関する啓発活動を行っていきたいと考えております。 ○委員(山野井つよし君) 高齢者施設等という話もございましたけれども、町会などとも連携しながらいろいろ対策を取っていただければと思います。 ○委員(近藤まさ子君) 以前、いきいきプラザなどで、靴に貼る反射板みたいなものをお配りしていたときがあったと思うのですけれども、ぜひ積極的にまたやっていただければと思うのですけれども、そのようなことはどうなのですか。やっていますか。 ○地域交通課長海老原輔君) 交通安全対策グッズのようなものについて、改めてどのようなものがあるかを見まして、高齢者、子ども、また区民の方々に使ってもらえるようなものを考えていきたいと思います。 ○委員(近藤まさ子君) 以前はイベントか何かでグッズをお配りしていたと思うのですけれども、コロナ禍でなかなか、イベントもなくなってきて、常時、いきいきプラザなどに置いていただくなど、何かまた工夫してやっていただければと思います。よろしくお願いします。 ○委員長(風見利男君) ほかに。  1つだけ。先ほど高齢者の話が出たのですけれども、事故件数の134人というのはみんな歩行者ですか。 ○地域交通課長海老原輔君) 風見委員長から質問のありました、134件の高齢者の事故ですけれども、こちらはまず6ページを御覧いただきたいと思います。こちらに(9)年代別事故件数とございまして、高齢者の数を足しますと、134件になります。上半期と下半期なので、足しますと248件になり、下半期分が134件という形になりまして、9ページの歩行者だけの事故を見ますと、歩行者の高齢者の事故件数のところを見ていただきたいと思いますが、そのうちの歩行者での事故というのが35件という数字になっております。 ○委員長(風見利男君) そうすると、圧倒的に歩行者以外の事故ということですか。 ○地域交通課長海老原輔君) なので、自動車での事故、また自転車での事故といった類いになるかと思います。 ○委員長(風見利男君) 恐ろしい。100件だものね。 ○地域交通課長海老原輔君) 要は事故されただけでなく、事故を起こした件数も入っているということです。 ○委員長(風見利男君) 気をつけなくてはいけない。  ほかに。よろしいですか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(風見利男君) それでは、報告事項(1)「令和2年港区内の交通事故概要について」の報告は、以上をもって終了いたします。     ────────────────────────────────── ○委員長(風見利男君) 次に、報告事項(2)「(仮称)赤坂二・六丁目地区開発計画環境影響評価書案について」、理事者の説明を求めます。 ○環境課長(大浦昇君) それでは、報告事項(2)「(仮称)赤坂二・六丁目地区開発計画環境影響評価書案について」の御報告をいたします。資料№2と№2-2、№2-3において御説明させていただきます。  まず初めに、本日付資料、資料№2を御覧ください。(仮称)赤坂二・六丁目地区開発計画環境影響評価書案についてでございます。  まず、項番1です。事業者、三菱地所株式会社株式会社TBSホールディングスの事業でございます。  項番2、計画地の位置は、赤坂二丁目と六丁目に位置して、赤坂駅に近接しております。
     2ページを御覧ください。項番3、事業の概要です。本事業は、国際新赤坂ビル館並びに西館の建て替え事業でございまして、東館の高さが約240メートル、西館が約120メートルを配置する計画でございます。東館の低層部には商業施設など、高層部には業務施設を導入する予定で、西館の低層部には劇場、高層部にはホテルを導入する予定という計画でございます。  3ページを御覧ください。項番4、環境調査項目ですけれども、こちらの計画地は、東京都環境影響評価条例第40条に規定する、良好な環境を確保しつつ都市機能の高度化を推進する地域内にあるということ、また高層建築物の新築を実施する特定の地域における事業というものであることから、以下、表の6項目が環境影響調査項目となっております。  4ページを御覧ください。評価等の結果の概要でございます。非常に内容が多くなっておりますので、絞って御説明をさせていただきます。(1)大気汚染でございます。工事の完了後ですけれども、関連車両の走行、あるいは駐車場の供用に伴う二酸化窒素浮遊粒子状物質の大気中における濃度でございますけれども、こちらはいずれも環境基準以下というものでございます。なお、駐車場内にアイドリングストップの看板などを設置するなど、アイドリングストップの周知を図る計画となっております。  続きまして、その下の工事の施工中でございます。建設機械の稼働に伴う二酸化窒素などですけれども、こちらにつきましては、二酸化窒素が0.064ppmであり、環境基準0.06ppmを若干ですが上回ることとなっております。なお、実際の工事の施工に当たっては、可能な限り最新の排出ガス対策型建設機械を採用するように努めるとともに、建設機械の集中稼働を避けるよう努める、そういった計画となっております。  6ページを御覧ください。(2)騒音・振動でございます。工事の施工中です。建設機械の稼働に伴う建設作業騒音・振動は、騒音レベル振動レベルとも規制基準及び環境基準を下回るものでございます。工事車両の走行に伴う工事道路交通騒音・振動ですけれども、道路交通騒音レベルは昼間で65デシベルから67デシベル、夜間で60デシベルから64デシベルというわけで、現状において既に環境基準を上回っている地点以外では、環境基準を下回るというものでございます。このようなことからも、適切な車両運行管理により工事用車両の集中化を避けるように努めていくというもの、また、工事用車両の過積載の防止を指導することにより影響の低減に努めるといった計画となっております。  続きまして、7ページ、(3)日影を御覧ください。工事の完了後です。計画建築物により、日影規制対象区域には2時間以上の日影が生じないと予測されておりまして、東京都環境影響評価条例に定める日影規制2.5時間を満足しております。  (4)電波障害です。工事の完了後になります。地上デジタル放送反射障害は生じないものの、遮蔽障害は計画地から南西方向に生じると予測されております。また、衛星放送の遮蔽障害は、計画地から北東方向及び北北東方向に生じると予想されております。このようなことから、テレビ電波障害に係る住民からの問合せに対する相談窓口を設置していくという計画でございます。  続きまして、8ページを御覧ください。(5)風環境でございます。工事の完了後です。建設前における計画地周辺の風環境はおおむね領域A及び領域Bでございます。建設後、対策する前は一部において領域Cが新たに生じますけれども、暴風対策を実施することにより、対策後は、新たに領域Cとなった地点は全てBになると予測されております。  続きまして、(5)景観でございます。工事の完了後は、計画地内は、高層建築物計画地周辺は現況と同じでございます。このため、主要な景観の構成要素は大きく変化しないと予測されています。  続きまして、最後のページ、10ページになります。10ページの項番6、環境影響評価の手続の流れでございます。一番下の丸を御覧いただきまして、意見書提出期限、5月24日までに、区長の意見を東京都に提出いたします。  続きまして、資料№2-2を御覧ください。こちらが、環境影響評価書案に対する区長意見でございます。1番目の総論です。(1)は、調査の方法、評価の基準などについて、内容及び表現をさらに工夫し、区民が理解しやすいものとなるようにしてくださいという旨の意見を提出します。そして、(2)計画地周辺の住民及び関係者等からの意見・要望等については、真摯に対応してくださいという意見です。  項番2、各論、(1)工事計画についてです。ポチの2つ目です。解体する上で、建物にアスベストが使用されている場合は、十分な事前調査を行ってください。また、飛散防止対策を講じるとともに、適切な廃棄物処理を行ってください、ということ。そして、ポチの3つ目です。工事車両の通過が想定される特別区道は、道路が狭隘であるということから、通行する車両については、徐行を含めた交通安全の徹底を図ってくださいというお願いです。  (2)防災対策です。事業所、ホテルなど複合施設であるほか、大規模超高層という点を踏まえて、勤務者、来訪者等のために、一時滞留場所や備蓄物資の確保といったものを、震災対策に配慮した計画としてくださいという内容でございます。  次のページを御覧ください。(3)交通についてです。ポチの2つ目です。竣工の関係車両の通行については、道路がやはり特別区道で狭隘であることから、自動車利用者に対する交通安全の徹底を図る取組を実施してください。そして、ポチの3つ目、敷地内に自転車シェアリングサイクルポートを設置してください、というお願いです。  (4)風環境です。それは、敷地内を通行する方の安全が確保されるとともに、敷地内の広場・緑地の利用者が快適に過ごし憩えるように、十分な風対策を着実に行って、ビル風の低減に努めてください。そして、ポチの2つ目が、ビル風軽減策の検討に当たっては、植栽以外にもフェンスや暴風スクリーン、ひさし、建物形状などを、総合的に検討してください。そして、3つ目、防風植栽については、適切な植栽の維持管理を行ってください。そして、4つ目は、工事期間中の風の測定などについて近隣住民の方から要望が出た場合は、丁寧に対応し、必要に応じた対策を講じてくださいというものです。  (5)資源、エネルギー、地球環境です。ポチの3つ目を御覧ください。みなとモデル二酸化炭素固定認証制度に基づき、港区と協定を締結した自治体から産出される木材の使用に努めてくださいというものでございます。  区長意見は以上でございます。今後は、本日の委員会でいただいた御意見を踏まえて区長意見をまとめて、東京都に提出いたします。  そして、最後でございます。資料№2-3を御覧ください。環境影響評価書案の縦覧期間中に住民説明会が行われました。それの一覧でございます。開催した時期は4月の終わり、25日と26日で、それぞれ、25日には12名、26日には19名、参加されております。  次のページ以降は、当日の主なやり取りとなっております。後ほど御確認いただければと存じます。  長くなりましたが、説明は以上です。 ○委員長(風見利男君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。 ○委員(なかまえ由紀君) 区長からの意見ということで、防災対策のところに、ホテル、劇場等がある複合施設なので、一時滞留場所や備蓄物資、震災対策に配慮した計画としてくださいとあるので、計画がないのかと思ったのですけれども、住民説明会での意見の5ページで、備蓄等の対応を教えてほしいというところに、備蓄や、1,100平米の一時滞在施設を整備する計画とあるので、そういった一時滞留場所等の計画はあるけれども、さらにしっかりとやってほしいという区長の意見なのでしょうか。  それから、区長意見の3番の交通のところで、放置自転車の解消で、シェアリングポートを設置とあるのですが、今現在はサイクルポート設置の計画はないということでしょうか。 ○環境課長(大浦昇君) まず最初、1点目の、一時滞在施設を整備する計画とあるのですが、これは事業全体の計画の中にそういったものを位置づけていくということのイメージ的に捉えていただければと思います。  それと、サイクルポートでございますけれども、今現在、サイクルポートはございます。1か所にありまして、台数が14台ございます。今後それについて、数も含めてどうするかというのは、今後詳細に検討していくとは聞いております。 ○委員(なかまえ由紀君) それから、サイクルポートは設置予定だというお答えでしたけれども、ここは駅や劇場などもあるので、来街者用の駐輪場を整備していただけたらよいなと思います。例えば六本木ヒルズなどは、来街者や駅を利用するような方も利用できる自転車の駐輪場があって、そのようなものもあればいいなと思いますし、あと昨今だと、やはり密閉型の喫煙場所なども要望していただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。 ○環境課長(大浦昇君) まず、駐輪場につきましては、現在、230台程度、整備が予定されていると聞いております。また、地域の人が使えるかどうかについては、まだ現時点では未定ということのようでございます。  あと、喫煙場所につきましてなのですけれども、現在検討中と聞いております。住宅課でも現在、喫煙所も含めて、生活利用の施設でどのようなものができるかというのを協議中と聞いております。 ○委員(琴尾みさと君) 資料№2-3の3ページの電波障害のところなのですけれども、「ベルギー大使館付近に住んでおり」という点で、「スマホ電波障害について対応はどのように考えているか」と御質問されている方がいらっしゃるのですけれども、スマートフォンに電波障害などが現時点で本当に起こる可能性もあるのかというのと、あと、ここに「不具合があった場合においては、原因究明の上、本開発によるものとされれば適切な対策を講じる。具体的な対応策については事象に応じて適切な対応を検討する」とあるのですけれども、具体的にどのように対応されていくのか、分かれば教えてください。 ○環境課長(大浦昇君) まず、スマートフォンの電波障害の可能性はあるのかといったところなのですけれども、そのようなことが起きれば開発事業者で調べるとは聞いてはいるのですけれども、例えばテレビの電波障害といったものがもしあった場合ですけれども、それについては、ケーブルテレビなどを御案内していくとは聞いております。 ○委員(琴尾みさと君) 携帯、スマートフォンの電波障害だけれども、ケーブルテレビですか。 ○環境課長(大浦昇君) 失礼しました。スマートフォンに関しては、総務省に確認してみたのですけれども、もし通信障害といったものがあったら、利用者が契約している、例えばNTTドコモやauなど、そういったところに連絡をしていただいて、まず現状の確認をして、そしてなおかつどのような対応が可能なのかというのを、それぞれ調査、相談をするとは聞いております。 ○委員長(風見利男君) ほかに。  私から何点か聞きたいのですけれども、大気汚染の中で、一番下に、工事の施行中に、大気における二酸化窒素及び浮遊粒子状物質の濃度が基準を上回りますと書いてあるのだけれども、ぎりぎり上回っていていいわけなのですか。 ○環境課長(大浦昇君) 環境基準を本来上回ってはいけないとは思うのですけれども、それになるべく配慮していくということです。 ○委員長(風見利男君) だって、シミュレーションをやってオーバーしてしまうわけでしょう。そうしたら、オーバーしないように工夫するというのが普通なのだけれども、それを堂々と「上回っています」と言って、「それでいいです」というのは、どう考えてもおかしいと思うのだけれども、それでも済まされてしまうのですか。 ○環境課長(大浦昇君) これは環境基準ということで、あくまで目標値ではあるので、それをなるべく超えないように指導していくといった流れになります。 ○委員長(風見利男君) なるのでしょう。 ○環境課長(大浦昇君) はい。 ○委員長(風見利男君) ところが、堂々と「上回ります」と、報告書になっているわけではないですか。だから、対策をして、これを上回らないようにしますというのが計画だと思うのだけれども、いかがですか。 ○環境課長(大浦昇君) そうですね。今回、数値を算出するに当たって、予測に反映した措置ということで、排出ガス第2次基準値に適合した建設機材を使用するなどということもまたありますし、あとそれ以外に、2)予測に反映しなかった措置というのがあります。例えば、ポチの2つ目で言うと、「建設機械の定期的な点検・整備を行うことにより、排出ガスを抑制するとともに、故障や異常の早期発見に努めます」といったところを、ここに関しては数字が、予測に反映しなかったという。この数値、大気の濃度における反映の根拠にはなっていないので、こういったところにしっかり取り組むことによって、さらに数値が落ちる可能性はあると思いますけれども、さらに予測した数値よりも下回るようにお願いはしていきます。 ○委員長(風見利男君) ぜひ、区長意見でもその辺をきちんとしておかないと、もう報告自体が「オーバーしています」と言って、それに「はい、分かりました」と言うこと自体がおかしいわけです。反映していない部分があるのだったら、反映させた結果はどうなのだというのが、普通だったら出てくるわけで、それをやっていなくてこのような結果が出ているわけだから、そこはきちんと指摘した方がいいと思うのです。  あともう1点、工事中の騒音で、最大82デシベルで、規制基準が85デシベルだから基準を下回っていますというのだけれども、建築機材の場合は最大82デシベルというのは、何を根拠に出した数字なのですか。82デシベルというと、地下鉄の中の音ぐらいなので、普通はすごくうるさい音なのです。それが、82デシベルまでいいですよというのは、特殊建築用の車両を使う場合の基準なのだろうけれども、何を基にこんな高い基準になってしまっているのですか。 ○環境課長(大浦昇君) 本編の120ページから、工事施工中の流れ、予測の手順が書かれているかと思います。この中で、121ページに、建設機械の種類、稼働台数、騒音レベルということが載っております。  計算式はこの流れに沿っているのですけれども、126ページの上の表でございます。表7-2-20と書いてある表がございます。こちらに「解体工事」と書いてありまして、建設機械であったり、規格、騒音レベル、その一番右側に予測結果82デシベルという記載がございます。いろいろなパラメーターというか、そういったものがあって、こういった数字が出ているということになります。 ○委員長(風見利男君) それは分かっているのだけれども、何で82デシベルなどという高い数値で環境基準を下回っているとなるのかというのが知りたいので、これはまたよく調べておいてください。 ○環境課長(大浦昇君) かしこまりました。 ○委員長(風見利男君) 環境基準があるというのは分かっているのです。それで、85デシベル以内だということは分かっているのだけれども、一般的に言うと低い音ではないではないですか。本来であればもっと低い方がいいわけだけれども、今の建設資材の出す音だと最低限そこまで許されるのかなどという基準が当然あると思うので、その辺が分かったら後で教えていただきたい。 ○環境課長(大浦昇君) かしこまりました。大変失礼いたしました。 ○委員長(風見利男君) あと、ここは赤坂通りも狭いし、裏道も非常に狭いのです。だから、解体があって建設工事で、かなりの車両の出入りがあるわけで、近隣に与える影響というのは非常に大きいと思うので、その辺の配慮も、どの道を通るかということによっても大分違うと思うので、その辺の工夫をきちんとやっていただきたい。特に赤坂通りは、時間帯によってはかなり混むのです。やはり工夫して、なるべく渋滞を招かないような交通の車両の通行経路などというものを、ぜひきちんと考えるように。区長意見の中でも少し触れていますけれども、そこにもっとしっかり触れる必要があるのではないかと思うのです。  あと、説明会の中でも、かなり風に関して質問があり、転倒してしまってけがをした人もいるというぐらい、現在の高層ビルでも風が強いわけです。さらに今度、1.7倍ぐらいの高いビルができるわけで、ますます風の影響が出てくると思うのです。事業者の説明だと、風洞実験をやっているので大丈夫ですと言っているのだけれども、実際、風洞実験をやったからそれで済むかというと、なかなか済まないのです。だから、三田小山町のバス通りなども、あるいはミッドタウンの前や、あと南青山一丁目の都営住宅の脇に高層ビルが建ったのですけれども、ここの風はすごいのです。それで、環境課長にいろいろ調べてもらったら、それぞれの地域は一応、植栽をして軽減されるとなっているのだけれども、実際に感じる風の強さというのは、植栽ができて、CがBになったからいいのですとなかなかならないので、その辺の対策をきちんとしないといけないと思うのですけれども、その辺はどうなのでしょう。 ○環境課長(大浦昇君) 今、風見委員長から御指摘がありました、まず交通について、区長意見では、道路が狭隘で、交通安全の徹底を図ってくださいという内容しか記載しておりませんので、集中しないようにといった視点からも、区長意見には追加していきたいと思います。  それと、あと風環境ですけれども、開発事業者も、工事期間中の風の測定も、供用後についても植栽といった対応ができないかということは検討していくということは聞いてはいるのですけれども、改めて風環境について、しっかり準備の段階から取り組んでいくように伝えてはまいります。 ○委員長(風見利男君) 住民側からも、風対策で植栽するのはいいけれども、きちんとした成木というのですか、風の影響を少しでも軽減できるような植栽の仕方も検討していただきたい。小さな木を植えて、大きくなったら風の影響が少し軽くなりますというやり方ではなくて、住民から意見が出ているので、そのようなことも含めて区長の意見としてもぜひ出してもらいたい。あと説明会の中で、私も知らなかったのですけれども、赤坂通りまちづくりの会が、赤坂通りのデザインについて、我がまちルール10箇条というものを定めているらしくて、そこに見合ったようなまちづくりに寄与するような計画にしてほしいという要望も出ているようです。一応、事業者側も取り入れるかどうか検討しますとなっているのだけれども、それだけだと、責任を持って本当にやるのかということが問われるので、ここは区長意見で、どのような形で入れられるかは別にして、そのようなまちづくりを進めている人たちの意向が少しでも反映されるような計画にしていくというのは、これからあそこにビルを建てて、そこでホテルを経営したり、いろいろな事業を進める上で、やはり地域の実情に合ったような、まちづくりに寄与するような取組があってしかるべきだと私は思います。事業者の責任としてもそのようなことが必要だと思うので、その点もぜひ区長意見の中で、直接このまちづくりに即してとはなかなか言えないのでしょうけれども、工夫をして、住民の意見が少しでも生きるような計画にしていけるという形での意見をぜひ検討していただけたらと思うので、いかがでしょう。 ○環境課長(大浦昇君) 区長意見の中でも、現在、「計画地周辺の住民及び関係者等からの街づくりを含めた意見・要望等については、真摯に対応してください」ということを記載させていただいておりますので、今後、赤坂地区総合支所とも連携して、業者に協力いただけるようにしっかり伝えていきたいと思います。 ○委員長(風見利男君) ほかによろしいですか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(風見利男君) それでは、報告事項(2)「(仮称)赤坂二・六丁目地区開発計画環境影響評価書案について」は、これをもって質疑を終了いたします。     ────────────────────────────────── ○委員長(風見利男君) それでは、審議事項に入ります。審議事項(1)「請願元第6号 羽田空港増便による都心および港区の低空飛行ルート計画の撤回を含む再検討を国に求める請願」を議題といたします。  本請願について、何かございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(風見利男君) なければ、本請願については、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(風見利男君) では、本日継続と決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(風見利男君) 次に審議事項(2)「請願元第10号 羽田空港飛行経路の港区上空飛行に備えた港区航空事故災害対策計画の策定を求める請願」を議題といたします。  本請願については、何かございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(風見利男君) なければ、本請願については、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(風見利男君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(風見利男君) 審議事項(3)「請願2第2号 羽田新飛行経路の運用延期または再検討を求める請願」を議題といたします。  本請願について、何かございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(風見利男君) なければ、本請願につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(風見利男君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(風見利男君) 審議事項(4)「請願2第4号 羽田空港飛行ルートの見直しを国に求める請願」を議題といたします。  本請願について、何かございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(風見利男君) なければ、本請願につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(風見利男君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(風見利男君) 審議事項(5)「発案元第7号 交通及び環境整備に関する諸対策について」を議題といたします。  本発案について、何かございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(風見利男君) なければ、本発案につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(風見利男君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(風見利男君) そのほかに、何かございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(風見利男君) ほかになければ、本日の委員会を閉会いたします。              午後 2時21分 閉会...