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  1. 港区議会 2021-02-17
    令和3年2月17日総務常任委員会-02月17日


    取得元: 港区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-21
    令和3年2月17日総務常任委員会-02月17日令和3年2月17日総務常任委員会  総務常任委員会記録令和3年第4号) 日  時  令和3年2月17日(水) 午後1時58分開会 場  所  第4委員会室出席委員(8名)  委 員 長  杉本 とよひろ  副委員長  清 原 和 幸  委  員  黒崎 ゆういち       兵 藤 ゆうこ        横 尾 俊 成       土 屋  準        榎 本  茂        近 藤 まさ子 〇欠席委員   な し 〇出席説明員  企画経営部長                大 澤 鉄 也
     企画課長                  大 浦  昇   オリンピック・パラリンピック推進担当課長全国連携推進担当課長兼務新型コロナウイルス感染症対策担当課長兼務  白 石 直 也  財政課長                  若 杉 健 次  総務部長                  新 宮 弘 章  総務課長・人権・男女平等参画担当課長兼務  荒 川 正 行  人事課長人材育成推進担当課長兼務                                       太 田 貴 二 〇会議に付した事件  1 審議事項   (1) 議 案 第14号 令和2年度港区一般会計補正予算(第8号)   (2) 議 案 第23号 港区職員特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例                            (以上3.2.17付託)   (3) 請 願元第4号 港区における特定遊興飲食店営業指定地域追加願いに関する請願                              (元.6.20付託)   (4) 発 案元第3号 地方行政制度と財政問題の調査について                              (元.5.29付託)              午後 1時58分 開会 ○委員長(杉本とよひろ君) ただいまから総務常任委員会を開会いたします。  本日の署名委員は、土屋委員近藤委員にお願いいたします。  日程に入ります前に、当常任委員会に付託された先議案件について御報告いたします。  議案第14号「令和2年度港区一般会計補正予算(第8号)」は、新型コロナウイルス感染症ワクチン接種の実施に係る予算措置を早急に講ずる必要があるため、また、議案第23号「港区職員特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例」は、手当を3月15日に支給する必要があることから、行政より先議の依頼がありました。そのため、本日の当常任委員会において、先議案件の審査及び委員長報告の確認後、本会議を再開し、先議することになっておりますので、御承知おきください。     ────────────────────────────────── ○委員長(杉本とよひろ君) それでは、審議事項に入ります。初めに、審議事項(1)「議案第14号 令和2年度港区一般会計補正予算(第8号)」を議題といたします。理事者から提案理由説明を求めます。 ○財政課長若杉健次君) それでは、審議事項(1)「議案第14号 令和2年度港区一般会計補正予算(第8号)」について御説明いたします。既にお配りしております港区一般会計補正予算(第8号)の予算書及びその後の予算説明書を御覧ください。  まず最初に、2ページを御覧ください。歳入歳出予算補正額は1億3,798万7,000円の増額で、補正後の歳入歳出予算の総額は1,882億4,209万9,000円となります。  続きまして、3ページを御覧ください。第1表歳入歳出予算補正です。歳入予算補正額内訳は、国庫支出金1億3,798万7,000円の増額です。  おめくりいただいて4ページを御覧ください。歳出予算補正額内訳は、衛生費1億3,798万7,000円の増額です。  続きまして、5ページを御覧ください。第2表繰越明許費補正です。新型コロナウイルスワクチン接種について、支出が令和3年度に及ぶことから、翌年度に繰り越して使用することができる経費を追加するものです。  続きまして、令和2年度港区一般会計補正予算説明書(第8号)に沿って御説明いたします。青の色紙の後につづっている説明書をお開きください。  まず、歳入説明です。6ページを御覧ください。歳入において、国庫支出金補正額は1億3,798万7,000円の増額です。項の1、国庫負担金において、新型コロナウイルスワクチン接種対策費を計上するものです。  次に、歳出説明です。10ページを御覧ください。衛生費補正額は1億3,798万7,000円の増額です。項の1、保健衛生費において、新型コロナウイルスワクチン接種を計上するものです。  以上が一般会計補正予算(第8号)の内容説明です。  続きまして、補正予算に関連して補足説明資料を調製しましたので、併せて御説明いたします。本日付当常任委員会資料№1を御覧ください。資料№1については、今回の補正予算(第8号)について、新型コロナウイルスワクチン接種についての概要と、今回の補正予算に係る対象者等について記載したものです。あわせまして、接種対象となる方及びその経費の内訳を記載、調製いたしました。御参照いただきますようお願いいたします。  簡単ですが、補正予算についての説明は以上です。よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願いいたします。 ○委員長(杉本とよひろ君) 提案理由説明は終わりました。これより質疑を行います。御質問等ございます方は、順次発言をお願いいたします。 ○委員黒崎ゆういち君) これから非常に注目されるワクチン接種がいよいよ港区でも始まると。今日、朝見ましたら、医療従事者の方に対して初めて接種が行われたという状況の中で、我々議員にも非常に問合せが多い案件になっています。一方で、この補正予算第8号の予算説明書とか補足資料だけでは、詳細が全く分からない話になっています。私が聞いているところによると、プロポーザル方式による民間事業者提案で、区民へのワクチン接種及び今回の高齢者へのワクチン接種事業が始まるという理解です。どういったプロセスを経てこの接種体制が決まったのか、そして、どうこれから進んでいくのか、また、医療従事者と65歳以上の高齢者の方のみが今回取り上げられていますけれども、一般区民に対してはどういうプロセスで進めていくのか。一連の流れについて御質問したいと思うのですが、いかがでしょうか。 ○財政課長若杉健次君) 今、黒崎委員から御質問いただきました1点目ですが、委託事業者選定過程になるかと思います。こちら今回のワクチン接種体制を確保することに当たりまして、事業者からのヒアリングを数社から行っております。それにより事業者を選定しています。実際にどういう業務を委託するかですけれども、ワクチン接種対象者となる区民皆さんについては、接種を受けるための接種券が送付される予定です。こちらの封入・封緘の業務委託ですとか、お問合せをいただく専用のコールセンターを、恐らく3月になるかと思いますが設置する予定です。また、接種券を紛失する方もいらっしゃるかと思いますので、再発行の受付ですとか、そういった業務を一括して委託するものです。  また、2点目の御質問で、今回の対象者の範囲に入っていない方、かなり大多数の区民の方を占めるかと思いますが、その方々には、今後国から詳細なスケジュールは示されると考えていますけれども、想定としては4月以降の接種となってくると考えております。その方々への接種費用については、今定例会に提出します令和3年度の一般会計の当初予算に計上しております。ちなみに、額については、約14億6,000万円となっていますので、また当初予算等で御参照をいただければと思います。 ○委員黒崎ゆういち君) では、今回は7,800人と4万5,000人、この方々は区民の方という前提で1億3,700万円。残りの区民の方は令和3年度4月以降に、先ほど約14億6,000万円の業務を民間に委託して接種がスタートするという理解でいいのですね。 ○財政課長若杉健次君) 黒崎委員おっしゃるとおりでして、今回については、医療従事者、医療に従事されている区民の方、また、65歳以上の高齢者区民の方を対象としております。こちらについて約7,800人と4万5,000人という内容になっております。その後の接種対象の方は、先ほど御説明申し上げた当初予算の中でということで、引き続き対応していくという内容です。 ○委員黒崎ゆういち君) オペレーションに関しては、今、高齢者も含めてもろもろワクチン接種について詰めてきていると思うのですけれども。今見込んでいる、全区民接種完了するための今後のスケジュール等が分かれば、教えてください。 ○財政課長若杉健次君) 恐れ入ります。詳細なスケジュールについては、日々、報道等で報じられているとおりですけれども、日夜かなり動きがございます。現状、見えておりますのは、先ほど黒崎委員おっしゃった医療従事者の方の先行分ということで、本日にも接種開始と報じられております。こちらは都道府県が調整しますので、そういった中で動いていると思います。その後、高齢者の方の、今回の補正予算対象になっておりますけれども、ワクチン接種を行って、その後、今聞いている範囲の情報ですと、それ以外の一般の方のワクチン接種となる予定と聞いております。また、国の方で言っていますのは、ワクチン接種の完了は令和4年2月をめどにという情報が入ってきておりますので、スケジュールは流動的ですけれども、現状、得ている最新情報は以上です。 ○委員黒崎ゆういち君) ありがとうございます。これからまさに始まっていくと思うのですけれども、国や東京都ではなくて、港区が主体となって区民皆さんに対して接種を実施していく方向性は、多分これは変わりようがないので、あとはどう進めていくかだと思います。区と事業者業務の範囲で、何か決めているような線引きがあれば、教えていただきたいのですが。 ○財政課長若杉健次君) ワクチン接種体制については、先ほど申し上げた委託については、コールセンターで予約をしていただくだとか、あとは実際に接種券を発送するというような、かなり事務的な内容補助的内容を中心にしております。もちろん、そのコントロールは区の職員が担うという形になります。あわせまして、重要なところで、実際のワクチン接種、それから予診と言いますけれども、実際に接種会場で聞き取り等を行う方については、医療関係者の方のお力をお借りすることになるかと思います。こちらについては、ワクチン供給量スケジュール、これが今後国から示された段階で調整していくことになりますけれども、区民皆さんが確実に円滑にワクチン接種を受けられるようにということで、できるだけ最新情報を入手して体制を整えていければと考えております。 ○委員黒崎ゆういち君) 事務的なことをメインに委託をするということだと思います。前々から話をしているとおり、今回のこの新型コロナウイルス感染症対策において、区役所内のデジタル化を進めていくという大きな方針があろうかと思うのですが、6歳以上の全区民がこのワクチン接種を受ける中で、データベース的な整備もこの事業の中に含まれていると思います。今後いわゆる区役所デジタル化を推進する基礎となるような事例になってくると思うのですが、そこら辺の方向性と今のシステムとの連携性、そして、これからどう継続して進めていくかという連続性について、お伺いします。 ○財政課長若杉健次君) まず、対象者となる方について、既存のいわゆる行政情報システム改修作業は既に行っておりまして、こちらの準備は既に進んでおります。一方で、デジタル化ICT化という点では、黒崎委員おっしゃった、例えば、手続のオンライン化等を進めることが非常に重要だと考えております。現状、想定しておりますのは、オンラインで予約ができるサイトを開設することを想定していまして、パソコンやスマートフォンといったデバイスから簡便に利用できるようにし、オンライン化を進めていく足がかりとしていきたいと考えております。 ○委員黒崎ゆういち君) では、その接種券という業務イコールオンライン対応も全てできるという了解でよろしいのでしょうか。 ○財政課長若杉健次君) 接種券については郵送の対応になりますけれども、オンラインでも接種の予約が可能となる想定をしております。 ○委員黒崎ゆういち君) ありがとうございます。1年前から話しているようなデジタル化が今回ぜひ実現できるような、汎用性があるような体制構築を含めて、今回限りではないプラットフォームになるようにお願いしたいと思います。  組織的な話なのですが、今この話は、補正予算ということで財政課長にお答えいただいているのですが、本来であれば、新しくできた新型コロナウイルスワクチン接種担当が主な所管課になるとは思います。一方で、白石課長がいる新型コロナウイルス感染症対策担当という部署もあって、みなと保健所もありますが、今回のワクチン接種において、それぞれのラインが連携をしながらうまく効率的に全区民に対して素早く接種できるような旗振り役になってもらいたいのですが、そこら辺の組織間の連携役割分担はどういう位置づけになっているのでしょうか。 ○財政課長若杉健次君) 組織については、まず、御紹介いただいた新型コロナウイルスワクチン接種担当部長級課長級職員で構成していますけれども、本年1月18日に設置しております。また、関連の情報については、御紹介いただいた新型コロナウイルス感染症対策担当ですとか、財政課企画課、また、区民の皆様への周知が非常に大事になってきますので、そういった意味では、区長室みなと保健所も含めて、絶えず情報共有を行って、最新情報を入手してお知らせしていくことを現状も進めておりますが、今後も続けてまいります。 ○委員黒崎ゆういち君) まだコールセンターも開設されていない中で、問合せ等があるかと思いますが、今後コールセンターも開設されていく中で、区民の方々がどういった不安を持っているか。当然、我々も話を聞くわけですけれども、ぜひそこら辺の情報の共有と対応の進め方については、多分、総務常任委員会ではないですよね、保健福祉常任委員会になるかと思うのですが、区議会への小まめな報告も併せて進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○財政課長若杉健次君) 黒崎委員御指摘のとおり、コールセンターについては現在設置準備中で、今後設置することになっております。いただきました御意見のとおり、区民皆さんから、不安の声やお問合せが寄せられることは想定していますので、かなりきちんとしたコールセンターを設置した上で、関係部門とも迅速に情報を共有しまして、皆様にお知らせできるように進めてまいりたいと考えております。 ○委員黒崎ゆういち君) お願いします。  最後に、区役所ホームページAIチャットボットがあると思うのですけれども、皆さんそのチャットに今回の新型コロナウイルスの件もそうですし、ワクチン接種の件も、問合せ内容を入れても、明確な回答が得られないという話も聞くのですが、そこら辺も対応できる整備体制にしていただきたいと思います。いかがでしょうか。 ○財政課長若杉健次君) 昨年開設しました、黒崎委員御紹介の港区ホームページのトップのところに置いていますAIチャットボットは、新型コロナウイルス感染症に特化した専門のもので、今後も引き続き継続する予定にしています。お問合せ内容をどんどんと学んでいき、繰り返しAIに学習させていくことは重要だと思っておりますので、いただいた御意見を所管によく伝えるとともに、各課連携して、区民皆さんのできるだけ幅広なお問合せに的確にお答えできるように進めてまいります。ありがとうございます。 ○委員黒崎ゆういち君) 少し意図が伝わらなかったのですが、コールセンターで受けた内容がきちんとFAQみたいな格好でホームページに掲載されれば問題ないですし、なおかつ同じような質問がチャットに来たときにも同様の回答が出るような、そういう基盤整備をお願いしたいということなので、補足してお話ししましたが、御理解よろしくお願いします。 ○委員(土屋準君) このワクチン接種なのですけれども、当初1バイアル当たり6回分と言われていたが、それがどうも5回分しか接種できないのではないかと報道で聞きました。そういうことになると、スケジュールが大分変わってくるという影響もあると思うのですが、その辺はいかがでしょうか。 ○財政課長若杉健次君) 土屋委員御指摘のとおり、ファイザー社ワクチンですけれども、今の情報ですと、1バイアル当たり6回分と聞いております。ただ一方で、報道等最新のものを目にしますと、5回分ということも実際に目にしていますので、繰り返しで恐縮ですが、とにかく最新で正確な情報を国、東京都等から入手して、それを反映できるように努めてまいります。 ○委員(土屋準君) はい、分かりました。  あともう一つ、ワクチン接種の方法について、集団接種が効率的かと思いますけれども、練馬区などでは、診療所接種できるようにするという話も聞きます。接種の方法の工夫というか、その辺はいかがでしょうか。 ○財政課長若杉健次君) ワクチン接種の方法ですけれども、現状集団接種と言われる、予約いただいた上で会場に接種券をお持ちいただいて、そちらで予診、接種を行うことを想定しております。これはワクチンの管理ということで、手探りですけれども、ある程度まとまった量をきちんと一定期間のうちに接種を行うことが重要だと、国から示されている関係で、今は集団接種を基本とすることを、ホームページ等でもお知らせしております。一方で、診療機関での接種については、各診療機関には小規模なところもあるという課題もあります。こちらについては今後の状況を見て、港区の実情に適しているかどうかも含めて、手探りですけれども、今後の検討課題と考えております。 ○委員兵藤ゆうこ君) 資料を調製いただきまして、本当にありがとうございます。補正予算額が書いてあるのですけれども、医療従事者3,552万2,000円、65歳以上1億246万5,000円ということですが、これは大まかな金額かと思います。これの内訳というか、ワクチンそのもの費用会場費接種券送付金額など、細かい内訳があるかと思うのですけれども、それが分かれば教えていただきたいのですが。 ○財政課長若杉健次君) 今回の補正予算で御提出している内容補正予算額内訳は、ワクチン接種そのものにかかる費用です。実際に接種にかかるお1人当たり金額は国から示されています。恐れ入りますが内訳は記載していないのですけれども、1人当たり税抜き2,070円、これが税込みになったものが補正予算となっていますけれども、そういった内容で考えています。体制整備等については、先ほどのシステム改修を含め、より迅速に実施するため、予備費等での対応をして体制を整えていきますので、今回はワクチン接種そのものについての補正予算として御提出しております。 ○委員兵藤ゆうこ君) ありがとうございます。  すみません。あともう一つなのですけれども、単純な流れというか、65歳以上の高齢者は3月中旬に御自宅に接種券が送られてきて、その65歳以上の高齢者が既往症があったり、病気に関して不安があるような場合は、かかりつけのお医者さんに相談した上で、少し時期を見て受けるという感じの流れでよろしいのでしょうか。 ○財政課長若杉健次君) 現状、想定している接種券送付スケジュール兵藤委員御指摘のとおりで、恐らくですが、3月中頃に65歳以上の高齢者の方へ接種券を発送できるのではないかと見込んでいます。一方で、基礎疾患のある方などについては、御指摘のとおり、現状、国からはかかりつけ医に御相談いただくと示されています。実際の案内の送付などの段階になりましたら、お知らせの中でしっかりその辺りを御理解いただけるように注記したいと思っております。 ○委員横尾俊成君) 今の兵藤委員の質疑の中で、今回の補正予算内訳は、ワクチン接種費用そのものだと。あと予備費の方で、受付の業務接種券の送付、あるいはコールセンターなど、そこら辺を対応するという御説明だったのですが、その概要というか、どれぐらいの費用がかかるかは、まだ何も想定されていない状況なのか。あと、この契約の仕方がよく分からなかったのですが、プロポーザル方式でやられたのか、あるいはヒアリングをして何社から提案が出たうちから随意契約をしたのか。契約は既に交わされているのか伺いたいのですが。 ○財政課長若杉健次君) まず、横尾委員御質問の1点目です。予備費対応ですけれども、これは国から、とにかく早い段階で区市町村接種体制を整えるようにという通知が出されております。かなり矢継ぎ早に出ていまして、予備費対応としては、約7,000万円で、先ほどのコールセンターの設置や接種券の封入・封緘ですとか、システム改修、こういった対応をとにかく迅速に進めております。今回については、接種そのものが今後始まりますので、補正予算として御提出としております。また、事業者の選定に当たりましては、御紹介いただいたヒアリングを行って、その上で随意契約を行って事業者を選定しております。 ○委員横尾俊成君) そこの部分が若干不透明な気がして、迅速にということは分かるのですが、その7,000万円という額はどこから出てきた金額で、結局、随意契約をしたときにはどういうプロセスで、ヒアリングをして何社かあったうちの1つを選んだのかどうか、普通だったらプロポーザルをしたり、入札をしたりというプロセスがあると思うのです。今回の7,000万円というのは、恐らく医療従事者とか65歳以上の高齢者接種のみに7,000万円かかっていて、今後一般区民に広げるときにさらに費用が発生する場合、同じ業者にまた発注するのか。そこら辺の分け方を教えてください。 ○財政課長若杉健次君) 実際にヒアリングを行った会社数ですけれども、最初は20社から提案がありました。そのうち区の仕様を満たすものということで、5社にヒアリングを行い、その上で事業者を選定したという経緯になっております。来年度以降についても、継続して同じ業務を安定的に円滑に行っていく必要があると考えていますし、国からの通知でも、今回緊急の必要により随意契約を締結することができるという通知が発出されていまして、それに基づいて迅速、円滑かつ安定的に実施するため、現状では来年度令和3年度についても同一事業者随意契約を想定しております。 ○委員横尾俊成君) 分かりました。そうすると、20社から提案を受けて、5社に絞ってヒアリングし、そして1社に決定したということだったのですけれども、7,000万円が妥当かどうかはどういうふうな検討をされたのか、5社から1社を誰がどういうプロセスで選んだのか、5社の何を比較して1社がよかったのか。そこの部分を教えてください。 ○財政課長若杉健次君) 実際に5社を比較検討していく中で、例えば、コールセンター対応などにおいて、より専門性の高い対応ができること。それから、接種券の印刷や封入・封緘、迅速な発送が可能であること。また、金額についても、区で積算した内容妥当性を検証したということで、非常に短期間の作業でしたけれども、何より迅速に体制を整えるということで、このようなプロセスを採用しております。 ○委員横尾俊成君) 分かりました。こういう迅速な対応が必要だということで、国からも随意契約ができるという通知がある中で、そうは言っても一方で国のいろいろな事業で大手代理店が受注して、そこが大きな手数料を取っていたことが問題になりました。そういうことが起きないようにある程度プロセスを透明化し、どういうふうに選定したのか、明確に説明できるようにしておくことは必要かと思いますので、そのプロセスを改めて検証することは今後も必要かと思っております。  あともう一点だけ、ワクチン接種に関して、これはもちろん、区民皆さん基本的には接種していくことで自分を守る、周りの方を守るということだと思うのですが、一方で接種したくない、接種を拒否する人たちに対しては、どのような対応をとるのか、区としての方針をお聞かせいただきたいのですが。 ○財政課長若杉健次君) 横尾委員御紹介のとおり、今回のワクチン接種については、御本人の同意が前提となっています。一方で自治体としては、接種の勧奨をしていくことが定められております。お受けになる方の努力義務はありますけれども、認可されましたので、何より安全性や効果性など、今後どんどん国からも情報が出てくると想定しております。そういったものを、あらゆる媒体を使いまして御説明をした上で、より安心して受けていただくように、周知に努めていければと思います。 ○委員横尾俊成君) 分かりました。基本的な方針が出ている中で勧奨していくということなのですが、そうは言っても、どうしても受けたくない方ももちろんいらっしゃると思いますので、そういう方への差別が起きない対策等々も必要かと思います。そこも併せてお願いいたします。  そうしたことも含めて、先ほどスケジュールの話題もありましたが、もちろん今、国も含めてまだ方針が定まっていないのですけれども、区民の方々は、いつ接種が始まるのだとか、いつ自分たちが接種できるのかということを心配しています。また、ワクチンを心情的に打ちたくないという方も、もちろん、いらっしゃることなど、いろいろなことも含めて、区の方針や、今のところの区のスケジュールを、変わることは前提にしてですが、ある程度公表していく必要があると思うのですけれども、その点に関してはいかがでしょうか。 ○財政課長若杉健次君) 区民の方にお知らせするやり方として、今、一番注力しているのは、区のホームページです。トップページの新着情報のところにもリンクを貼っています。日々状況が変わっていますので、その中で、接種の目的や開始の時期、スケジュールはもとより、今回優先的に接種される対象者の方がどのようになるかも含めてほとんど毎日更新しています。特に新しいものですと、国も厚生労働省にコールセンターを設置しましたので、それについても情報を入手しましたので、すぐにアップしました。ただ、ホームページだけにとどまらず、それ以外のメディアでもどんどん発信していきたいと考えておりまして、想定していますのは、広報みなと、それから町会・自治会への情報提供、また、医療機関の皆さんへの情報提供のほか、SNS等のソーシャルメディアもありますので、どれがより適切かを今後しっかりと見極めた上で、できるだけ迅速に情報の更新ができるように、しっかりと関係部署とも連携しながら、毎日取り組んでいきたいと思います。 ○委員(近藤まさ子君) すみません。65歳以上の高齢者についてなのですけれども、高齢者施設に入所されている方々も一人一人コールセンターに電話して予約するという感じなのでしょうか。 ○財政課長若杉健次君) コールセンターについては、御自身で電話の上、予約していただくのですけれども、施設入所の方などについては、地域の医療関係者の方に巡回していただくことも、現在調整中ですけれども、行っていきたいと考えております。検討中ですけれども、そういった手法について、より幅広く取り組んでいけるようにということで考えております。 ○委員(近藤まさ子君) そうすると、接種券高齢者施設の入所者にもめいめいに送ることになりますか。住民登録は入所施設にあるような場合で。 ○財政課長若杉健次君) 接種券については、施設の方に送ることで、入所されている個々人にはお届けし、施設で集約していただいて、巡回接種していく方式を想定しています。今後まだ動きがあると思いますので、より適切な方法で安心して受診していただけるように工夫してまいります。 ○委員(近藤まさ子君) それから、アプリで予約するというお話があったのですけれども、マイナンバーカードを手続するときにアプリで予約できていましたけれども、あのようなイメージでしょうか。 ○財政課長若杉健次君) 今回想定しているアプリでは、接種の日時の予約ができるものを考えております。具体的には、接種券をお送りするときに接種券番号を振ります。接種券番号と、あとはパスワード、現状、想定しているのは生年月日になりますけれども、これを予約にお使いいただくということで、あまり幅広に個人情報を取得しないようにして、簡便に手続できるものを開発していきたいと考えております。 ○委員(近藤まさ子君) すみません。質問の仕方が悪かったのですが、マイナンバーカードを使うということではなくて、マイナンバーカードを各地区総合支所で手続するときにアプリで予約をしたのですが、あのような空いている枠を選んで予約するという、ああいったアプリですかという意味です。 ○財政課長若杉健次君) 失礼しました。近藤委員御紹介のものはマイナンバーカードの交付予約システムかと思います。日時と枠と言いますか、そういったものを御予約いただく機能は同じですので、より使いやすいような形で、マイナンバーカードの予約システムを参考にしながら開発していきたいと思います。 ○副委員長(清原和幸君) 接種前の健診についてなのですけれども、先ほど御質問の中で、かかりつけ医の予診を受けてから接種に行くとありました。既往症、持病のある方は不安を抱えていらっしゃると思いますので、お薬手帳や健診表、特に65歳以上の方ですから、分かりやすい案内の書面を作成していただいて、こういう書類を忘れたとかいうことがないように努めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○財政課長若杉健次君) 清原副委員長の御意見のとおり、基礎疾患のある方等、御不安を持たれる方いらっしゃると思います。先ほど私から事前にかかりつけ医に御相談した上でと申し上げましたけれども、今最新のものですと、国から予診表のフォームが示されています。ホームページで公開されているのですけれども、そこにかなり細かく、病気にかかっているかですとか、最近の体調ですとかの項目があります。恐らく接種前に予診ということで、医療機関の方がここをチェックされた上で接種に臨むことになりますので、その辺りは御不安をより取り除くような形で進められる体制を整備していきます。 ○委員黒崎ゆういち君) すみません。聞き忘れてしまって。今回の補正予算金額で、2,070円に掛ける人数というのは区民だという前提なのですけれども、港区は昼間人口が多いのですが、在勤者の方が今後職場の近くで受けられるのかという可能性は、今のところは全くないのでしょうか。 ○財政課長若杉健次君) 会社等でのワクチン接種は、今検討されているという情報が報道ベースでは、私どもも入手しております。ただ、まだ決まっているわけではないということと、ワクチン接種については、国から東京都経由で区に分配されるということで、ワクチンの供給量についても、港区の昼間人口を考えると、ここは課題があると想定しています。現状、国から示されているのは、原則として住民票のある区市町村接種を受けるということですので、今はこれを基本にして、補正予算の編成についてもこの考え方に沿っています。今後何か動きがあるようでしたら、それが港区の実情に適しているかどうかも含めて検討していければと思います。いずれにせよ、日々状況が動いていますので、最新の状況を入手しまして、できるだけ区民皆さんに早くお知らせいただいて、円滑に安心して接種が受けていただけるようにということで、全力で取り組んでいきたいと考えております。 ○委員長(杉本とよひろ君) ほかによろしいですか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) ほかになければ、質疑はこれにて終了いたします。  それでは、採決に移りたいと思いますけれども、採決については、簡易採決でよろしいですか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) それでは、「議案第14号 令和2年度港区一般会計補正予算(第8号)」は、原案のとおり可決することに御異議ございませんでしょうか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) 御異議なきものと認め、「議案第14号 令和2年度港区一般会計補正予算(第8号)」は、満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。
        ────────────────────────────────── ○委員長(杉本とよひろ君) 次に、審議事項(2)「議案第23号 港区職員特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。理事者から提案理由説明を求めます。 ○人事課長人材育成推進担当課長兼務(太田貴二君) ただいま議題となりました、審議事項(2)「議案第23号 港区職員特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例」につきまして、提案の補足説明をいたします。本案は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、職員に支給している特殊勤務手当の特例について規定を整備するものです。それでは、本日付資料№2を御覧ください。  項番1、背景です。区は、職員特殊勤務手当における防疫等の業務手当の特例として、新型コロナウイルス感染症を指定感染症と定める等の政令第1条に規定する新型コロナウイルス感染症を条例の中で引用しまして、この資料の真ん中ぐらいにある表のとおりの業務を行ったみなと保健所職員に対して、防疫等業務手当を支給しているところです。令和3年2月3日に法改正がありまして、これに伴いまして、引用している政令が2月13日に廃止しております。よって、条例を改正する必要があります。  内容ですけれども、項番2にあります。先ほど申しましたとおり、条例では政令を引用しております。それが、法改正に伴い、感染症法に明確に新型コロナウイルス感染症が定義されましたので、それに伴いまして、改正案としてその定義を、病原体がベータコロナウイルス属のコロナウイルスである感染症に改めるものです。  項番3、施行日です。公布の日ということで、政令が廃止されました令和3年2月13日に遡及して適用しまして、職員に引き続きこの特殊勤務手当、防疫等業務手当の特例を支給できるようにするものです。  甚だ簡単ですが、説明は以上です。よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願いします。 ○委員長(杉本とよひろ君) 提案理由説明は終わりました。これより質疑を行います。御質問等ございます方は、順次発言をお願いいたします。 ○委員(土屋準君) 政令の廃止に伴って引用元を変更するということなのですけれども、政令が廃止になるということは、今後は、直接この法律に基づくということになるのでしょうか。 ○人事課長人材育成推進担当課長兼務(太田貴二君) 土屋委員おっしゃるとおりでして、感染症法の中に、先ほど新型コロナウイルス感染症が定義づけされたと申しました。この改正案の記述ですけれども、細かく言いますと、感染症法の施行規則の中での文言をそのまま引用しています。これは現時点での政令の引用と同時に、国家公務員に対する人事院規則が規定されています。それに倣って区の条例もこういった改正案にしたものです。 ○委員(土屋準君) そうすると、現行では何々の政令に規定する感染症となっていますけれども、そこが変わると単純に、新しい引用元に規定する感染症と、そこだけ変わるようなイメージがあるのですけれども、ところが、病原体がベータコロナウイルス属の云々と細かくなってしまうのは、何か理由があるのでしょうか。 ○人事課長人材育成推進担当課長兼務(太田貴二君) あくまでこの防疫等業務手当の特例というのは、限られた業務、この新型コロナウイルス感染症に係る業務に従事した場合に限り支給するもので、法にきちんと明記したものに限って手当を支給するという観点から、正確性を期すために、こういった中身の条例改正をしているものです。 ○委員(近藤まさ子君) みなと保健所職員に対してと書いてあるのですけれども、この間かなり、みなと保健所に他部署の職員も応援に入ったりしていると思うのですけれども、そうした方には防疫等業務手当の支給はないのでしょうか。 ○人事課長人材育成推進担当課長兼務(太田貴二君) 近藤委員御心配なさっていることはなくて、兼務職員としてみなと保健所に従事した職員もこの手当の対象になっております。 ○委員(近藤まさ子君) そうすると、応援で入った兼務職員みなと保健所職員であるということで、この手当が出されるという解釈ですか。 ○人事課長人材育成推進担当課長兼務(太田貴二君) 近藤委員おっしゃるとおりです。 ○委員長(杉本とよひろ君) ほかに御質問ございますか。よろしいですか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) ほかになければ、質疑はこれにて終了いたします。  採決に移りたいと思いますけれども、採決については、簡易採決でよろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) それでは、「議案第23号 港区職員特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例」について採決いたします。  「議案第23号」は、原案のとおり可決することに御異議ございませんでしょうか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) 御異議なきものと認め、「議案第23号 港区職員特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例」は、満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。  それでは、委員会を休憩いたします。再開時間につきましては、後ほど御連絡いたしますので、お願いいたします。              午後 2時48分 休憩              午後 4時08分 再開 ○委員長(杉本とよひろ君) 休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。  本日審査できなかった請願1件、発案1件につきましては、本日継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(杉本とよひろ君) 委員長報告の案文を調製しましたので、書記に朗読していただきます。     (職員朗読)     ──────────────────────────────────  ただいま議題となりました日程第 及び日程第 につきまして、総務常任委員会を代表して、審査の経過と結果について御報告申し上げます。  最初に、議案第14号「令和2年度港区一般会計補正予算(第8号)」についてでありますが、本案は、歳入歳出予算補正、繰越明許費の補正で、歳入歳出予算補正額は1億3,798万7,000円の増額であります。補正額の財源としては、国庫支出金増額するものです。その内容は、衛生費で、新型コロナウイルスワクチン接種を計上し、繰越明許費として翌年度に繰り越して使用することができる経費を追加するものです。  本委員会におきましては、理事者より提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、ワクチン接種体制整備の決定プロセスについて、ワクチン接種の方法について、高齢者接種に当たっての不安解消策について等であります。  質疑終了後、採決いたしましたところ、本案は満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第23号「港区職員特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例」でありますが、本案は、条例で引用している新型コロナウイルス感染症を指定感染症として定める等の政令の廃止に伴い、防疫等業務手当の特例に係る新型コロナウイルス感染症の定義を改めるものです。  本委員会におきましては、理事者より提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、新型コロナウイルス感染症の定義について、兼務職員への手当支給の有無についてであります。  質疑終了後、採決いたしましたところ、本案は満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  以上にて委員長報告を終わります。何とぞ皆様の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。     ────────────────────────────────── ○委員長(杉本とよひろ君) よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) それでは、案文は了承されました。     ────────────────────────────────── ○委員長(杉本とよひろ君) そのほか、何かございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) それでは、本日の委員会を閉会いたします。              午後 4時10分 閉会...