企画課長 大 浦 昇 オリンピック・
パラリンピック推進担当課長・
全国連携推進担当課長兼務・
新型コロナウイルス感染症対策担当課長兼務 白 石 直 也
財政課長 若 杉 健 次
総務部長 新 宮 弘 章
総務課長・人権・
男女平等参画担当課長兼務 荒 川 正 行
人事課長・
人材育成推進担当課長兼務 太 田 貴 二
〇会議に付した事件
1
審議事項
(1) 議 案 第14号
令和2年度港区
一般会計補正予算(第8号)
(2) 議 案 第23号 港区
職員の
特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例
(以上3.2.17付託)
(3) 請 願元第4号 港区における
特定遊興飲食店営業の
指定地域追加願いに関する請願
(元.6.20付託)
(4) 発 案元第3号
地方行政制度と財政問題の調査について
(元.5.29付託)
午後 1時58分 開会
○
委員長(杉本とよひろ君) ただいまから
総務常任委員会を開会いたします。
本日の
署名委員は、
土屋委員、
近藤委員にお願いいたします。
日程に入ります前に、当
常任委員会に付託された
先議案件について御報告いたします。
議案第14号「
令和2年度港区
一般会計補正予算(第8号)」は、
新型コロナウイルス感染症の
ワクチン接種の実施に係る
予算措置を早急に講ずる必要があるため、また、議案第23号「港区
職員の
特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例」は、手当を3月15日に支給する必要があることから、行政より先議の依頼がありました。そのため、本日の当
常任委員会において、
先議案件の審査及び
委員長報告の確認後、本会議を再開し、先議することになっておりますので、御承知おきください。
──────────────────────────────────
○
委員長(杉本とよひろ君) それでは、
審議事項に入ります。初めに、
審議事項(1)「議案第14号
令和2年度港区
一般会計補正予算(第8号)」を議題といたします。
理事者から
提案理由の
説明を求めます。
○
財政課長(
若杉健次君) それでは、
審議事項(1)「議案第14号
令和2年度港区
一般会計補正予算(第8号)」について御
説明いたします。既にお配りしております港区
一般会計補正予算(第8号)の
予算書及びその後の
予算説明書を御覧ください。
まず最初に、2ページを御覧ください。
歳入歳出予算の
補正額は1億3,
798万7,000円の
増額で、
補正後の
歳入歳出予算の総額は1,882億4,209万9,000円となります。
続きまして、3ページを御覧ください。第1
表歳入歳出予算補正です。
歳入予算の
補正額の
内訳は、
国庫支出金1億3,
798万7,000円の
増額です。
おめくりいただいて4ページを御覧ください。
歳出予算の
補正額の
内訳は、
衛生費1億3,
798万7,000円の
増額です。
続きまして、5ページを御覧ください。第2表
繰越明許費補正です。
新型コロナウイルスワクチン接種について、支出が
令和3年度に及ぶことから、翌年度に繰り越して使用することができる経費を追加するものです。
続きまして、
令和2年度港区
一般会計補正予算説明書(第8号)に沿って御
説明いたします。青の色紙の後につづっている
説明書をお開きください。
まず、
歳入の
説明です。6ページを御覧ください。
歳入において、
国庫支出金の
補正額は1億3,
798万7,000円の
増額です。項の1、
国庫負担金において、
新型コロナウイルスワクチン接種対策費を計上するものです。
次に、
歳出の
説明です。10ページを御覧ください。
衛生費の
補正額は1億3,
798万7,000円の
増額です。項の1、
保健衛生費において、
新型コロナウイルスワクチン接種を計上するものです。
以上が
一般会計補正予算(第8号)の
内容の
説明です。
続きまして、
補正予算に関連して
補足説明資料を調製しましたので、併せて御
説明いたします。本日付当
常任委員会資料№1を御覧ください。
資料№1については、今回の
補正予算(第8号)について、
新型コロナウイルスワクチン接種についての概要と、今回の
補正予算に係る
対象者等について記載したものです。あわせまして、
接種の
対象となる方及びその経費の
内訳を記載、調製いたしました。御参照いただきますようお願いいたします。
簡単ですが、
補正予算についての
説明は以上です。よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願いいたします。
○
委員長(杉本とよひろ君)
提案理由の
説明は終わりました。これより質疑を行います。御
質問等ございます方は、順次発言をお願いいたします。
○
委員(
黒崎ゆういち君) これから非常に注目される
ワクチン接種がいよいよ港区でも始まると。今日、朝見ましたら、
医療従事者の方に対して初めて
接種が行われたという状況の中で、我々議員にも非常に
問合せが多い案件になっています。一方で、この
補正予算第8号の
予算説明書とか
補足資料だけでは、詳細が全く分からない話になっています。私が聞いているところによると、
プロポーザル方式による
民間事業者の
提案で、
区民への
ワクチン接種及び今回の
高齢者への
ワクチン接種の
事業が始まるという理解です。どういった
プロセスを経てこの
接種体制が決まったのか、そして、どうこれから進んでいくのか、また、
医療従事者と65歳以上の
高齢者の方のみが今回取り上げられていますけれども、
一般区民に対してはどういう
プロセスで進めていくのか。一連の流れについて御質問したいと思うのですが、いかがでしょうか。
○
財政課長(
若杉健次君) 今、
黒崎委員から御質問いただきました1点目ですが、
委託事業者の
選定過程になるかと思います。こちら今回の
ワクチン接種体制を確保することに
当たりまして、
事業者からの
ヒアリングを数社から行っております。それにより
事業者を選定しています。実際にどういう
業務を委託するかですけれども、
ワクチン接種の
対象者となる
区民の
皆さんについては、
接種を受けるための
接種券が送付される予定です。こちらの封入・封緘の
業務委託ですとか、お
問合せをいただく専用の
コールセンターを、恐らく3月になるかと思いますが設置する予定です。また、
接種券を紛失する方もいらっしゃるかと思いますので、再発行の受付ですとか、そういった
業務を一括して委託するものです。
また、2点目の御質問で、今回の
対象者の範囲に入っていない方、かなり大多数の
区民の方を占めるかと思いますが、その方々には、今後国から詳細な
スケジュールは示されると考えていますけれども、想定としては4月以降の
接種となってくると考えております。その方々への
接種費用については、今
定例会に提出します
令和3年度の
一般会計の当初
予算に計上しております。ちなみに、額については、約14億6,000万円となっていますので、また当初
予算等で御参照をいただければと思います。
○
委員(
黒崎ゆういち君) では、今回は7,800人と4万5,000人、この方々は
区民の方という前提で1億3,700万円。残りの
区民の方は
令和3年度4月以降に、先ほど約14億6,000万円の
業務を民間に委託して
接種がスタートするという理解でいいのですね。
○
財政課長(
若杉健次君)
黒崎委員おっしゃるとおりでして、今回については、
医療従事者、医療に従事されている
区民の方、また、65歳以上の
高齢者の
区民の方を
対象としております。こちらについて約7,800人と4万5,000人という
内容になっております。その後の
接種の
対象の方は、先ほど御
説明申し上げた当初
予算の中でということで、引き続き
対応していくという
内容です。
○
委員(
黒崎ゆういち君) オペレーションに関しては、今、
高齢者も含めて
もろもろワクチン接種について詰めてきていると思うのですけれども。今見込んでいる、全
区民が
接種完了するための今後の
スケジュール等が分かれば、教えてください。
○
財政課長(
若杉健次君) 恐れ入ります。詳細な
スケジュールについては、日々、
報道等で報じられているとおりですけれども、日夜かなり動きがございます。
現状、見えておりますのは、先ほど
黒崎委員おっしゃった
医療従事者の方の
先行分ということで、本日にも
接種開始と報じられております。こちらは都道府県が調整しますので、そういった中で動いていると思います。その後、
高齢者の方の、今回の
補正予算の
対象になっておりますけれども、
ワクチン接種を行って、その後、今聞いている範囲の
情報ですと、それ以外の一般の方の
ワクチン接種となる予定と聞いております。また、国の方で言っていますのは、
ワクチン接種の完了は
令和4年2月をめどにという
情報が入ってきておりますので、
スケジュールは流動的ですけれども、
現状、得ている
最新の
情報は以上です。
○
委員(
黒崎ゆういち君) ありがとうございます。これからまさに始まっていくと思うのですけれども、国や東京都ではなくて、港区が主体となって
区民の
皆さんに対して
接種を実施していく
方向性は、多分これは変わりようがないので、
あとはどう進めていくかだと思います。区と
事業者の
業務の範囲で、何か決めているような線引きがあれば、教えていただきたいのですが。
○
財政課長(
若杉健次君)
ワクチン接種の
体制については、先ほど申し上げた委託については、
コールセンターで予約をしていただくだとか、
あとは実際に
接種券を発送するというような、かなり事務的な
内容、
補助的内容を中心にしております。もちろん、そのコントロールは区の
職員が担うという形になります。あわせまして、重要なところで、実際の
ワクチン接種、それから予診と言いますけれども、実際に
接種会場で聞き取り等を行う方については、
医療関係者の方のお力をお借りすることになるかと思います。こちらについては、
ワクチン供給量や
スケジュール、これが今後国から示された段階で調整していくことになりますけれども、
区民の
皆さんが確実に円滑に
ワクチン接種を受けられるようにということで、できるだけ
最新の
情報を入手して
体制を整えていければと考えております。
○
委員(
黒崎ゆういち君) 事務的なことをメインに委託をするということだと思います。前々から話をしているとおり、今回のこの
新型コロナウイルス感染症対策において、
区役所内の
デジタル化を進めていくという大きな方針があろうかと思うのですが、6歳以上の全
区民がこの
ワクチン接種を受ける中で、データベース的な整備もこの
事業の中に含まれていると思います。今後いわゆる
区役所の
デジタル化を推進する基礎となるような事例になってくると思うのですが、そこら辺の
方向性と今の
システムとの
連携性、そして、これからどう継続して進めていくかという
連続性について、お伺いします。
○
財政課長(
若杉健次君) まず、
対象者となる方について、既存のいわゆる
行政情報システムの
改修作業は既に行っておりまして、こちらの準備は既に進んでおります。一方で、
デジタル化、
ICT化という点では、
黒崎委員おっしゃった、例えば、手続の
オンライン化等を進めることが非常に重要だと考えております。
現状、想定しておりますのは、
オンラインで予約ができるサイトを開設することを想定していまして、パソコンや
スマートフォンといったデバイスから簡便に利用できるようにし、
オンライン化を進めていく足がかりとしていきたいと考えております。
○
委員(
黒崎ゆういち君) では、その
接種券という
業務イコールオンライン対応も全てできるという了解でよろしいのでしょうか。
○
財政課長(
若杉健次君)
接種券については郵送の
対応になりますけれども、
オンラインでも
接種の予約が可能となる想定をしております。
○
委員(
黒崎ゆういち君) ありがとうございます。1年前から話しているような
デジタル化が今回ぜひ実現できるような、
汎用性があるような
体制構築を含めて、今回限りではないプラットフォームになるようにお願いしたいと思います。
組織的な話なのですが、今この話は、
補正予算ということで
財政課長にお答えいただいているのですが、本来であれば、新しくできた
新型コロナウイルスワクチン接種担当が主な
所管課になるとは思います。一方で、
白石課長がいる
新型コロナウイルス感染症対策担当という部署もあって、
みなと保健所もありますが、今回の
ワクチン接種において、それぞれのラインが
連携をしながらうまく効率的に全
区民に対して素早く
接種できるような
旗振り役になってもらいたいのですが、そこら辺の組織間の
連携や
役割分担はどういう位置づけになっているのでしょうか。
○
財政課長(
若杉健次君) 組織については、まず、御紹介いただいた
新型コロナウイルスワクチン接種担当の
部長級、
課長級職員で構成していますけれども、本年1月18日に設置しております。また、関連の
情報については、御紹介いただいた
新型コロナウイルス感染症対策担当ですとか、
財政課や
企画課、また、
区民の皆様への周知が非常に大事になってきますので、そういった意味では、
区長室や
みなと保健所も含めて、絶えず
情報共有を行って、
最新の
情報を入手してお知らせしていくことを
現状も進めておりますが、今後も続けてまいります。
○
委員(
黒崎ゆういち君) まだ
コールセンターも開設されていない中で、
問合せ等があるかと思いますが、今後
コールセンターも開設されていく中で、
区民の方々がどういった不安を持っているか。当然、我々も話を聞くわけですけれども、ぜひそこら辺の
情報の共有と
対応の進め方については、多分、
総務常任委員会ではないですよね、
保健福祉常任委員会になるかと思うのですが、
区議会への小まめな報告も併せて進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○
財政課長(
若杉健次君)
黒崎委員御指摘のとおり、
コールセンターについては現在
設置準備中で、今後設置することになっております。いただきました御意見のとおり、
区民の
皆さんから、不安の声やお
問合せが寄せられることは想定していますので、かなりきちんとした
コールセンターを設置した上で、
関係部門とも迅速に
情報を共有しまして、皆様にお知らせできるように進めてまいりたいと考えております。
○
委員(
黒崎ゆういち君) お願いします。
最後に、
区役所の
ホームページに
AIチャットボットがあると思うのですけれども、
皆さんその
チャットに今回の
新型コロナウイルスの件もそうですし、
ワクチン接種の件も、
問合せの
内容を入れても、明確な回答が得られないという話も聞くのですが、そこら辺も
対応できる
整備体制にしていただきたいと思います。いかがでしょうか。
○
財政課長(
若杉健次君) 昨年開設しました、
黒崎委員御紹介の港区
ホームページのトップのところに置いています
AIチャットボットは、
新型コロナウイルス感染症に特化した専門のもので、今後も引き続き継続する予定にしています。お
問合せの
内容をどんどんと学んでいき、繰り返しAIに学習させていくことは重要だと思っておりますので、いただいた御意見を所管によく伝えるとともに、各課
連携して、
区民の
皆さんのできるだけ幅広なお
問合せに的確にお答えできるように進めてまいります。ありがとうございます。
○
委員(
黒崎ゆういち君) 少し意図が伝わらなかったのですが、
コールセンターで受けた
内容がきちんとFAQみたいな格好で
ホームページに掲載されれば問題ないですし、なおかつ同じような質問が
チャットに来たときにも同様の回答が出るような、そういう
基盤整備をお願いしたいということなので、補足してお話ししましたが、御理解よろしくお願いします。
○
委員(土屋準君) この
ワクチン接種なのですけれども、当初1
バイアル当たり6回分と言われていたが、それがどうも5回分しか
接種できないのではないかと報道で聞きました。そういうことになると、
スケジュールが大分変わってくるという影響もあると思うのですが、その辺はいかがでしょうか。
○
財政課長(
若杉健次君)
土屋委員御指摘のとおり、
ファイザー社ワクチンですけれども、今の
情報ですと、1
バイアル当たり6回分と聞いております。ただ一方で、
報道等で
最新のものを目にしますと、5回分ということも実際に目にしていますので、繰り返しで恐縮ですが、とにかく
最新で正確な
情報を国、東京都等から入手して、それを反映できるように努めてまいります。
○
委員(土屋準君) はい、分かりました。
あともう一つ、
ワクチン接種の方法について、
集団接種が効率的かと思いますけれども、練馬区などでは、
診療所で
接種できるようにするという話も聞きます。
接種の方法の工夫というか、その辺はいかがでしょうか。
○
財政課長(
若杉健次君)
ワクチン接種の方法ですけれども、
現状は
集団接種と言われる、予約いただいた上で会場に
接種券をお持ちいただいて、そちらで予診、
接種を行うことを想定しております。これは
ワクチンの管理ということで、
手探りですけれども、ある程度まとまった量をきちんと
一定期間のうちに
接種を行うことが重要だと、国から示されている関係で、今は
集団接種を基本とすることを、
ホームページ等でもお知らせしております。一方で、
診療機関での
接種については、各
診療機関には小規模なところもあるという課題もあります。こちらについては今後の状況を見て、港区の実情に適しているかどうかも含めて、
手探りですけれども、今後の
検討課題と考えております。
○
委員(
兵藤ゆうこ君) 資料を調製いただきまして、本当にありがとうございます。
補正予算額が書いてあるのですけれども、
医療従事者3,552万2,000円、65歳以上1億246万5,000円ということですが、これは大まかな
金額かと思います。これの
内訳というか、
ワクチンそのものの
費用や
会場費、
接種券の
送付金額など、細かい
内訳があるかと思うのですけれども、それが分かれば教えていただきたいのですが。
○
財政課長(
若杉健次君) 今回の
補正予算で御提出している
内容の
補正予算額の
内訳は、
ワクチン接種そのものにかかる
費用です。実際に
接種にかかるお1人
当たりの
金額は国から示されています。恐れ入りますが
内訳は記載していないのですけれども、1人
当たり税抜き2,070円、これが税込みになったものが
補正予算となっていますけれども、そういった
内容で考えています。
体制の
整備等については、先ほどの
システム改修を含め、より迅速に実施するため、
予備費等での
対応をして
体制を整えていきますので、今回は
ワクチン接種そのものについての
補正予算として御提出しております。
○
委員(
兵藤ゆうこ君) ありがとうございます。
すみません。
あともう一つなのですけれども、単純な流れというか、65歳以上の
高齢者は3月中旬に御自宅に
接種券が送られてきて、その65歳以上の
高齢者が既往症があったり、病気に関して不安があるような場合は、
かかりつけのお医者さんに相談した上で、少し時期を見て受けるという感じの流れでよろしいのでしょうか。
○
財政課長(
若杉健次君)
現状、想定している
接種券の
送付スケジュールは
兵藤委員御指摘のとおりで、恐らくですが、3月中頃に65歳以上の
高齢者の方へ
接種券を発送できるのではないかと見込んでいます。一方で、
基礎疾患のある方などについては、御指摘のとおり、
現状、国からは
かかりつけ医に御相談いただくと示されています。実際の案内の送付などの段階になりましたら、お知らせの中でしっかりその辺りを御理解いただけるように注記したいと思っております。
○
委員(
横尾俊成君) 今の
兵藤委員の質疑の中で、今回の
補正予算の
内訳は、
ワクチンの
接種費用そのものだと。
あと、
予備費の方で、受付の
業務や
接種券の送付、あるいは
コールセンターなど、そこら辺を
対応するという御
説明だったのですが、その概要というか、どれぐらいの
費用がかかるかは、まだ何も想定されていない状況なのか。
あと、この
契約の仕方がよく分からなかったのですが、
プロポーザル方式でやられたのか、あるいは
ヒアリングをして何社から
提案が出たうちから
随意契約をしたのか。
契約は既に交わされているのか伺いたいのですが。
○
財政課長(
若杉健次君) まず、
横尾委員御質問の1点目です。
予備費の
対応ですけれども、これは国から、とにかく早い段階で
区市町村の
接種体制を整えるようにという通知が出されております。かなり矢継ぎ早に出ていまして、
予備費の
対応としては、約7,000万円で、先ほどの
コールセンターの設置や
接種券の封入・封緘ですとか、
システム改修、こういった
対応をとにかく迅速に進めております。今回については、
接種そのものが今後始まりますので、
補正予算として御提出としております。また、
事業者の選定に
当たりましては、御紹介いただいた
ヒアリングを行って、その上で
随意契約を行って
事業者を選定しております。
○
委員(
横尾俊成君) そこの部分が若干不透明な気がして、迅速にということは分かるのですが、その7,000万円という額はどこから出てきた
金額で、結局、
随意契約をしたときにはどういう
プロセスで、
ヒアリングをして何社かあったうちの1つを選んだのかどうか、普通だったら
プロポーザルをしたり、入札をしたりという
プロセスがあると思うのです。今回の7,000万円というのは、恐らく
医療従事者とか65歳以上の
高齢者の
接種のみに7,000万円かかっていて、今後
一般区民に広げるときにさらに
費用が発生する場合、同じ業者にまた発注するのか。そこら辺の分け方を教えてください。
○
財政課長(
若杉健次君) 実際に
ヒアリングを行った
会社数ですけれども、最初は20社から
提案がありました。そのうち区の仕様を満たすものということで、5社に
ヒアリングを行い、その上で
事業者を選定したという経緯になっております。来年度以降についても、継続して同じ
業務を安定的に円滑に行っていく必要があると考えていますし、国からの通知でも、今回緊急の必要により
随意契約を締結することができるという通知が発出されていまして、それに基づいて迅速、円滑かつ安定的に実施するため、
現状では来年度
令和3年度についても同一
事業者に
随意契約を想定しております。
○
委員(
横尾俊成君) 分かりました。そうすると、20社から
提案を受けて、5社に絞って
ヒアリングし、そして1社に決定したということだったのですけれども、7,000万円が妥当かどうかはどういうふうな検討をされたのか、5社から1社を誰がどういう
プロセスで選んだのか、5社の何を比較して1社がよかったのか。そこの部分を教えてください。
○
財政課長(
若杉健次君) 実際に5社を比較検討していく中で、例えば、
コールセンターの
対応などにおいて、より
専門性の高い
対応ができること。それから、
接種券の印刷や封入・封緘、迅速な発送が可能であること。また、
金額についても、区で積算した
内容で
妥当性を検証したということで、非常に短期間の作業でしたけれども、何より迅速に
体制を整えるということで、このような
プロセスを採用しております。
○
委員(
横尾俊成君) 分かりました。こういう迅速な
対応が必要だということで、国からも
随意契約ができるという通知がある中で、そうは言っても一方で国のいろいろな
事業で大手代理店が受注して、そこが大きな手数料を取っていたことが問題になりました。そういうことが起きないようにある程度
プロセスを透明化し、どういうふうに選定したのか、明確に
説明できるようにしておくことは必要かと思いますので、その
プロセスを改めて検証することは今後も必要かと思っております。
あともう一点だけ、
ワクチン接種に関して、これはもちろん、
区民の
皆さん基本的には
接種していくことで自分を守る、周りの方を守るということだと思うのですが、一方で
接種したくない、
接種を拒否する人たちに対しては、どのような
対応をとるのか、区としての方針をお聞かせいただきたいのですが。
○
財政課長(
若杉健次君)
横尾委員御紹介のとおり、今回の
ワクチン接種については、御本人の同意が前提となっています。一方で自治体としては、
接種の勧奨をしていくことが定められております。お受けになる方の努力義務はありますけれども、認可されましたので、何より安全性や効果性など、今後どんどん国からも
情報が出てくると想定しております。そういったものを、あらゆる媒体を使いまして御
説明をした上で、より安心して受けていただくように、周知に努めていければと思います。
○
委員(
横尾俊成君) 分かりました。基本的な方針が出ている中で勧奨していくということなのですが、そうは言っても、どうしても受けたくない方ももちろんいらっしゃると思いますので、そういう方への差別が起きない対策等々も必要かと思います。そこも併せてお願いいたします。
そうしたことも含めて、先ほど
スケジュールの話題もありましたが、もちろん今、国も含めてまだ方針が定まっていないのですけれども、
区民の方々は、いつ
接種が始まるのだとか、いつ自分たちが
接種できるのかということを心配しています。また、
ワクチンを心情的に打ちたくないという方も、もちろん、いらっしゃることなど、いろいろなことも含めて、区の方針や、今のところの区の
スケジュールを、変わることは前提にしてですが、ある程度公表していく必要があると思うのですけれども、その点に関してはいかがでしょうか。
○
財政課長(
若杉健次君)
区民の方にお知らせするやり方として、今、一番注力しているのは、区の
ホームページです。トップページの新着
情報のところにもリンクを貼っています。日々状況が変わっていますので、その中で、
接種の目的や開始の時期、
スケジュールはもとより、今回優先的に
接種される
対象者の方がどのようになるかも含めてほとんど毎日更新しています。特に新しいものですと、国も厚生労働省に
コールセンターを設置しましたので、それについても
情報を入手しましたので、すぐにアップしました。ただ、
ホームページだけにとどまらず、それ以外のメディアでもどんどん発信していきたいと考えておりまして、想定していますのは、広報みなと、それから町会・自治会への
情報提供、また、医療機関の
皆さんへの
情報提供のほか、SNS等のソーシャルメディアもありますので、どれがより適切かを今後しっかりと見極めた上で、できるだけ迅速に
情報の更新ができるように、しっかりと関係部署とも
連携しながら、毎日取り組んでいきたいと思います。
○
委員(近藤まさ子君) すみません。65歳以上の
高齢者についてなのですけれども、
高齢者施設に入所されている方々も一人一人
コールセンターに電話して予約するという感じなのでしょうか。
○
財政課長(
若杉健次君)
コールセンターについては、御自身で電話の上、予約していただくのですけれども、施設入所の方などについては、地域の
医療関係者の方に巡回していただくことも、現在調整中ですけれども、行っていきたいと考えております。検討中ですけれども、そういった手法について、より幅広く取り組んでいけるようにということで考えております。
○
委員(近藤まさ子君) そうすると、
接種券は
高齢者施設の入所者にもめいめいに送ることになりますか。住民登録は入所施設にあるような場合で。
○
財政課長(
若杉健次君)
接種券については、施設の方に送ることで、入所されている個々人にはお届けし、施設で集約していただいて、巡回
接種していく方式を想定しています。今後まだ動きがあると思いますので、より適切な方法で安心して受診していただけるように工夫してまいります。
○
委員(近藤まさ子君) それから、アプリで予約するというお話があったのですけれども、マイナンバーカードを手続するときにアプリで予約できていましたけれども、あのようなイメージでしょうか。
○
財政課長(
若杉健次君) 今回想定しているアプリでは、
接種の日時の予約ができるものを考えております。具体的には、
接種券をお送りするときに
接種券番号を振ります。
接種券番号と、
あとはパスワード、
現状、想定しているのは生年月日になりますけれども、これを予約にお使いいただくということで、あまり幅広に個人
情報を取得しないようにして、簡便に手続できるものを開発していきたいと考えております。
○
委員(近藤まさ子君) すみません。質問の仕方が悪かったのですが、マイナンバーカードを使うということではなくて、マイナンバーカードを各地区総合支所で手続するときにアプリで予約をしたのですが、あのような空いている枠を選んで予約するという、ああいったアプリですかという意味です。
○
財政課長(
若杉健次君) 失礼しました。
近藤委員御紹介のものはマイナンバーカードの交付予約
システムかと思います。日時と枠と言いますか、そういったものを御予約いただく機能は同じですので、より使いやすいような形で、マイナンバーカードの予約
システムを参考にしながら開発していきたいと思います。
○副
委員長(清原和幸君)
接種前の健診についてなのですけれども、先ほど御質問の中で、
かかりつけ医の予診を受けてから
接種に行くとありました。既往症、持病のある方は不安を抱えていらっしゃると思いますので、お薬手帳や健診表、特に65歳以上の方ですから、分かりやすい案内の書面を作成していただいて、こういう書類を忘れたとかいうことがないように努めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○
財政課長(
若杉健次君) 清原副
委員長の御意見のとおり、
基礎疾患のある方等、御不安を持たれる方いらっしゃると思います。先ほど私から事前に
かかりつけ医に御相談した上でと申し上げましたけれども、今
最新のものですと、国から予診表のフォームが示されています。
ホームページで公開されているのですけれども、そこにかなり細かく、病気にかかっているかですとか、最近の体調ですとかの項目があります。恐らく
接種前に予診ということで、医療機関の方がここをチェックされた上で
接種に臨むことになりますので、その辺りは御不安をより取り除くような形で進められる
体制を整備していきます。
○
委員(
黒崎ゆういち君) すみません。聞き忘れてしまって。今回の
補正予算の
金額で、2,070円に掛ける人数というのは
区民だという前提なのですけれども、港区は昼間人口が多いのですが、在勤者の方が今後職場の近くで受けられるのかという可能性は、今のところは全くないのでしょうか。
○
財政課長(
若杉健次君) 会社等での
ワクチン接種は、今検討されているという
情報が報道ベースでは、私どもも入手しております。ただ、まだ決まっているわけではないということと、
ワクチン接種については、国から東京都経由で区に分配されるということで、
ワクチンの供給量についても、港区の昼間人口を考えると、ここは課題があると想定しています。
現状、国から示されているのは、原則として住民票のある
区市町村で
接種を受けるということですので、今はこれを基本にして、
補正予算の編成についてもこの考え方に沿っています。今後何か動きがあるようでしたら、それが港区の実情に適しているかどうかも含めて検討していければと思います。いずれにせよ、日々状況が動いていますので、
最新の状況を入手しまして、できるだけ
区民の
皆さんに早くお知らせいただいて、円滑に安心して
接種が受けていただけるようにということで、全力で取り組んでいきたいと考えております。
○
委員長(杉本とよひろ君) ほかによろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(杉本とよひろ君) ほかになければ、質疑はこれにて終了いたします。
それでは、採決に移りたいと思いますけれども、採決については、簡易採決でよろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
委員長(杉本とよひろ君) それでは、「議案第14号
令和2年度港区
一般会計補正予算(第8号)」は、原案のとおり可決することに御異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(杉本とよひろ君) 御異議なきものと認め、「議案第14号
令和2年度港区
一般会計補正予算(第8号)」は、満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。
──────────────────────────────────
○
委員長(杉本とよひろ君) 次に、
審議事項(2)「議案第23号 港区
職員の
特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。
理事者から
提案理由の
説明を求めます。
○
人事課長・
人材育成推進担当課長兼務(太田貴二君) ただいま議題となりました、
審議事項(2)「議案第23号 港区
職員の
特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例」につきまして、
提案の補足
説明をいたします。本案は、
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、
職員に支給している
特殊勤務手当の特例について規定を整備するものです。それでは、本日付
資料№2を御覧ください。
項番1、背景です。区は、
職員の
特殊勤務手当における防疫等の
業務手当の特例として、
新型コロナウイルス感染症を指定感染症と定める等の政令第1条に規定する
新型コロナウイルス感染症を条例の中で引用しまして、この資料の真ん中ぐらいにある表のとおりの
業務を行った
みなと保健所の
職員に対して、防疫等
業務手当を支給しているところです。
令和3年2月3日に法改正がありまして、これに伴いまして、引用している政令が2月13日に廃止しております。よって、条例を改正する必要があります。
内容ですけれども、項番2にあります。先ほど申しましたとおり、条例では政令を引用しております。それが、法改正に伴い、感染症法に明確に
新型コロナウイルス感染症が定義されましたので、それに伴いまして、改正案としてその定義を、病原体がベータコロナウイルス属のコロナウイルスである感染症に改めるものです。
項番3、施行日です。公布の日ということで、政令が廃止されました
令和3年2月13日に遡及して適用しまして、
職員に引き続きこの
特殊勤務手当、防疫等
業務手当の特例を支給できるようにするものです。
甚だ簡単ですが、
説明は以上です。よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願いします。
○
委員長(杉本とよひろ君)
提案理由の
説明は終わりました。これより質疑を行います。御
質問等ございます方は、順次発言をお願いいたします。
○
委員(土屋準君) 政令の廃止に伴って引用元を変更するということなのですけれども、政令が廃止になるということは、今後は、直接この法律に基づくということになるのでしょうか。
○
人事課長・
人材育成推進担当課長兼務(太田貴二君)
土屋委員おっしゃるとおりでして、感染症法の中に、先ほど
新型コロナウイルス感染症が定義づけされたと申しました。この改正案の記述ですけれども、細かく言いますと、感染症法の施行規則の中での文言をそのまま引用しています。これは現時点での政令の引用と同時に、国家公務員に対する人事院規則が規定されています。それに倣って区の条例もこういった改正案にしたものです。
○
委員(土屋準君) そうすると、現行では何々の政令に規定する感染症となっていますけれども、そこが変わると単純に、新しい引用元に規定する感染症と、そこだけ変わるようなイメージがあるのですけれども、ところが、病原体がベータコロナウイルス属の云々と細かくなってしまうのは、何か理由があるのでしょうか。
○
人事課長・
人材育成推進担当課長兼務(太田貴二君) あくまでこの防疫等
業務手当の特例というのは、限られた
業務、この
新型コロナウイルス感染症に係る
業務に従事した場合に限り支給するもので、法にきちんと明記したものに限って手当を支給するという観点から、正確性を期すために、こういった中身の条例改正をしているものです。
○
委員(近藤まさ子君)
みなと保健所職員に対してと書いてあるのですけれども、この間かなり、
みなと保健所に他部署の
職員も応援に入ったりしていると思うのですけれども、そうした方には防疫等
業務手当の支給はないのでしょうか。
○
人事課長・
人材育成推進担当課長兼務(太田貴二君)
近藤委員御心配なさっていることはなくて、兼務
職員として
みなと保健所に従事した
職員もこの手当の
対象になっております。
○
委員(近藤まさ子君) そうすると、応援で入った兼務
職員も
みなと保健所職員であるということで、この手当が出されるという解釈ですか。
○
人事課長・
人材育成推進担当課長兼務(太田貴二君)
近藤委員おっしゃるとおりです。
○
委員長(杉本とよひろ君) ほかに御質問ございますか。よろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(杉本とよひろ君) ほかになければ、質疑はこれにて終了いたします。
採決に移りたいと思いますけれども、採決については、簡易採決でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
委員長(杉本とよひろ君) それでは、「議案第23号 港区
職員の
特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例」について採決いたします。
「議案第23号」は、原案のとおり可決することに御異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(杉本とよひろ君) 御異議なきものと認め、「議案第23号 港区
職員の
特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例」は、満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。
それでは、
委員会を休憩いたします。再開時間につきましては、後ほど御連絡いたしますので、お願いいたします。
午後 2時48分 休憩
午後 4時08分 再開
○
委員長(杉本とよひろ君) 休憩前に引き続き、
委員会を再開いたします。
本日審査できなかった請願1件、発案1件につきましては、本日継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
委員長(杉本とよひろ君) それでは、本日継続と決定いたしました。
──────────────────────────────────
○
委員長(杉本とよひろ君)
委員長報告の案文を調製しましたので、書記に朗読していただきます。
(
職員朗読)
──────────────────────────────────
ただいま議題となりました日程第 及び日程第 につきまして、
総務常任委員会を代表して、審査の経過と結果について御報告申し上げます。
最初に、議案第14号「
令和2年度港区
一般会計補正予算(第8号)」についてでありますが、本案は、
歳入歳出予算の
補正、繰越明許費の
補正で、
歳入歳出予算の
補正額は1億3,
798万7,000円の
増額であります。
補正額の財源としては、
国庫支出金を
増額するものです。その
内容は、
衛生費で、
新型コロナウイルスワクチン接種を計上し、繰越明許費として翌年度に繰り越して使用することができる経費を追加するものです。
本
委員会におきましては、
理事者より
提案補足
説明を聴取した後、質疑を行いました。主な
内容は、
ワクチン接種の
体制整備の決定
プロセスについて、
ワクチン接種の方法について、
高齢者の
接種に当たっての不安解消策について等であります。
質疑終了後、採決いたしましたところ、本案は満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第23号「港区
職員の
特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例」でありますが、本案は、条例で引用している
新型コロナウイルス感染症を指定感染症として定める等の政令の廃止に伴い、防疫等
業務手当の特例に係る
新型コロナウイルス感染症の定義を改めるものです。
本
委員会におきましては、
理事者より
提案補足
説明を聴取した後、質疑を行いました。主な
内容は、
新型コロナウイルス感染症の定義について、兼務
職員への手当支給の有無についてであります。
質疑終了後、採決いたしましたところ、本案は満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
以上にて
委員長報告を終わります。何とぞ皆様の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。
──────────────────────────────────
○
委員長(杉本とよひろ君) よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
委員長(杉本とよひろ君) それでは、案文は了承されました。
──────────────────────────────────
○
委員長(杉本とよひろ君) そのほか、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(杉本とよひろ君) それでは、本日の
委員会を閉会いたします。
午後 4時10分 閉会...