港区議会 2020-09-02
令和2年9月2日建設常任委員会-09月02日
麻布地区総合支所まちづくり課長 大久保 光 正
赤坂地区総合支所まちづくり課長 小 林 秀 典
都市計画課長 岩 崎 雄 一
住宅課長 野 口 孝 彦
再
開発担当課長 手 島 恭一郎 品川駅
周辺街づくり担当課長 吉 田 誠
土木課長 佐 藤 雅 紀
地域交通課長 海老原 輔
街づくり事業担当部長 冨 田 慎 二
〇会議に付した事件
1
報告事項
(1) 赤坂八丁目
道路擁壁改修工事について
(2)
高輪地区総合支所等大
規模改修工事について
(3) 令和2年第3回港区
議会定例会提出予定案件について
(4)
一の橋公園の
復旧整備について
(5) 赤坂七丁目
北地区地区計画の決定(案)について
(6)
都市計画高度利用地区の変更(案)について
(7) 赤坂七丁目2番地区第一種市街地再
開発事業の決定(案)について
(8)
都市計画高度地区の変更(案)について
(9)
都市計画防火地域及び準
防火地域の変更(案)について
(10)
都市計画用途地域の変更(案)について
(11) 虎ノ門・
麻布台地区地域冷暖房施設の決定(案)について
(12) 品川駅
北周辺地区地域冷暖房施設の決定(案)について
(13)
都市計画道路事業に伴う土地の購入について(南麻布一丁目)
(14)
都市計画道路事業に伴う土地の購入について(元麻布一丁目)
(15)
都市計画公園三田台公園の
事業区域の変更について
2
審議事項
(1) 請 願元第13号
東京都市計画道路幹線街路環状第4号線にかかる
港区立白金児童遊園敷地と
港区立白金台幼稚園の敷地を東京都に譲渡しないで頂きたい事を求める請願
(元.11.28付託)
(2) 発 案元第5号
街づくり行政の調査について
(元.5.29付託)
午後 1時30分 開会
○委員長(やな
ざわ亜紀君) ただいまから
建設常任委員会を開会いたします。
本日の
署名委員は、山野井副委員長、
風見委員にお願いいたします。
この際、傍聴者の方にお伝えいたします。委員会の撮影・録音を希望される方は、あらかじめ申出書に御記入の上、御提出ください。
なお、撮影・録音は、申出が許可された後にしていただきますようお願いいたします。
次に、当委員会の説明員についてです。副区長については、出席する委員会に変更がありましたので、当委員会の説明員について、改めてお手元に資料を配付しておりますので、御確認ください。
日程に入ります前に、本日の運営について御相談させていただきます。本日の運営についてですが、
報告事項(5)から(10)については、いずれも関連する案件ですので、一括して報告をお受けし、引き続き一括して質疑を行いたいと思います。
また、
報告事項(13)及び(14)についても、関連する案件ですので、一括して報告をお受けし、引き続き一括して質疑を行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(やな
ざわ亜紀君) それでは、そのようにさせていただきます。
──────────────────────────────────
○委員長(やな
ざわ亜紀君) それでは、
報告事項に入ります。初めに、
報告事項(1)「赤坂八丁目
道路擁壁改修工事について」、理事者の説明を求めます。
○
赤坂地区総合支所まちづくり課長(
小林秀典君)
報告事項(1)「赤坂八丁目
道路擁壁改修工事について」、御報告いたします。資料№1を御覧ください。資料はA4、1枚、A3、2枚、合計3枚です。1枚目が工事の概要、2枚目が案内図、3枚目が平面図、断面図となっております。
初めに、1枚おめくりください。2ページの案内図でございます。今回の
工事箇所は、赤色で網がけしている箇所、特別区道第672号線でございます。赤坂八丁目9番先から8番先。案内図の右側に、擁壁の整備前の写真と整備後のイメージを、それぞれ擁壁の上、下を掲載しております。
それでは、1枚お戻りください。資料1ページです。初めに、項番1の背景です。本工事は、平成29年度に実施しました
道路構造物の総点検の
健全度評価により、計画的な改修が必要と判定されたことから、老朽化した
道路擁壁の安全性の向上を図るため、
改修工事を実施するものです。
続きまして、項番2の
工事概要です。
工事件名、赤坂八丁目
道路擁壁改修工事。
工事場所、赤坂八丁目9番先から8番先。
工事期間は、
契約締結日の翌日から令和3年9月30日まででございます。なお、
契約締結日につきましては、本工事の
予定価格が議会の議決に付すべき契約となっておりますので、本年第3回定例会の
工事請負契約の承認議案として議決を得た日となります。
次に、工事の内容です。資料3ページを御覧ください。改修する擁壁の
工事延長47.8メートル、擁壁高さは3メートルから5メートルです。
下にあります断面図を御覧ください。一点破線で書いてありますのが、現況の擁壁でございます。
施工手順でございますが、まず、既存の
擁壁上部をすき取りまして、削孔機械を設置し、
道路上部から鉛直に直径115ミリを削孔します。削孔箇所に
アンカーを挿入し、
アンカーは全部で214本打ち込む予定でございます。
上部の平面図を御覧ください。平面図の太枠の中、点々が平行してあります。これが上から見た
アンカーの打設の位置でございます。
断面図を御覧ください。次に、
アンカーの設置箇所の上部に、現場打ちコンクリートを打設しまして、工場製作した
プレキャストブロックの歩道を設置いたします。
最後に、区道と私道の舗装を復旧し、工事は完了となります。
1枚目にお戻りください。項番3、受注者と
契約金額でございます。本契約の相手方でございますが、
徳倉建設株式会社東京支店、
契約金額は2億1,860万3,000円でございます。
甚だ簡単でございますが、以上となります。よろしくお願いいたします。
○委員長(やな
ざわ亜紀君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございましたら、順次御発言願います。
○委員(
玉木まこと君)
道路構造物の総点検ということで、今回赤坂八丁目
道路擁壁改修工事を行うということなのですけれども、総点検をした結果、ここ以外に何か同様に崖等々で工事が必要という箇所がほかにもあるのでしょうか。
赤坂地区総合支所まちづくり課長の担当ではないかもしれませんが、分かれば教えていただければと思います。
○
赤坂地区総合支所まちづくり課長(
小林秀典君) 他地区の
総合支所の管内でございますけれども、道路の擁壁が
麻布管内では1か所ございます。また、公園の擁壁では2か所ほど、
麻布管内にあります。
○委員(
玉木まこと君) もし可能でしたら、その対象の場所について、簡単でいいので、情報提供いただければと思います。
○
赤坂地区総合支所まちづくり課長(
小林秀典君) 所管によると、
麻布管内は南麻布一丁目24番先、これは
道路擁壁でございます。
また、公園につきましては、笄公園、それから、
有栖川記念公園、1か所ずつと聞いてございます。
○委員(
玉木まこと君) ありがとうございます。
整備後のイメージ図を頂いているのですけれども、この私道の部分は白く塗装か何かをされるのかと見えるのですが、この反対側が住宅などの場合に、反射でまぶしいなどの問題が、整備後に起こり得るかと思ったもので、その辺も住民の意見を聞きながら対応していただければということでお願いいたします。
○
赤坂地区総合支所まちづくり課長(
小林秀典君) 施工中、それから、施工後につきましても、近隣の方に対しましては、適宜対応させていただきます。
○委員(
うかい雅彦君) すみません。3ページの断面図なのですけれども、歩道の部分の下のところが空洞になっていて、斜面側がステンレスのパネルだけになっているのですけれども、これで強度は大丈夫なのですか。
○
赤坂地区総合支所まちづくり課長(
小林秀典君) 上部に歩道の
プレキャストである
工場製作品を据え付けます。それで十分に、構造体としては持ちこたえられます。あくまで化粧板としてパネルを設置させていただくというものでございます。
○委員(
風見利男君) これ、工事中は道路は閉鎖ですか。
○
赤坂地区総合支所まちづくり課長(
小林秀典君) 工事の性質上、どうしても道路を約1年通行止めせざるを得ないという状況でございます。
○委員(
風見利男君) それは人の通行も含めてということですか。
○
赤坂地区総合支所まちづくり課長(
小林秀典君) 人の往来につきましては、通れるように適宜対応いたしますので、それは近隣の方に御理解を得ております。
○委員(
風見利男君) あと、ここのところはちょうど
マンションで、
マンションの前に結構大きな駐車場があると思うのですけれども、ちょうど通行が不自由になるということで、その辺の対応というのは何か考えていらっしゃるのですか。
○
赤坂地区総合支所まちづくり課長(
小林秀典君)
マンションのところに駐車場がございます。
マンションのオーナー、それから、
駐車場利用者の方にも対応をしてまいります。また、代替等の措置も含めて対応してまいります。
○委員(
風見利男君) その対応というのは、そこの駐車場を使えなくなってしまうということですか。
○
赤坂地区総合支所まちづくり課長(
小林秀典君) 工事中は、時期に応じて駐車場の利用ができなくなります。
○委員(
風見利男君) 代替のところなど何かを用意して、
工事期間中、移動できない場合は、そちらを使ってもらうということになるわけですか。
○
赤坂地区総合支所まちづくり課長(
小林秀典君) そのとおりでございます。
○委員(
風見利男君) 分かりました。
地元の説明会はどうされましたか。
○
赤坂地区総合支所まちづくり課長(
小林秀典君) 沿道の方、接している方々には、個別に説明をさせていただきました。集めて説明会を開くのは、コロナ禍だったものですから、今回は差し控えさせていただいております。沿道の方には個別に説明をさせていただきました。
○委員(
風見利男君) 沿道といっても、下の私道の方がそんなにたくさんないから、だから、
マンションですよね。分かりました。
○委員長(やな
ざわ亜紀君) ほかに御質問等ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(やな
ざわ亜紀君) ほかになければ、
報告事項(1)「赤坂八丁目
道路擁壁改修工事について」の説明は、これをもって終了いたしました。
──────────────────────────────────
○委員長(やな
ざわ亜紀君) 次に、
報告事項(2)「
高輪地区総合支所等大
規模改修工事について」、理事者の説明を求めます。
○
住宅課長(
野口孝彦君) それでは、
報告事項(2)「
高輪地区総合支所等大
規模改修工事について」、御説明させていただきます。本件は、当委員会とともに、関連する
区民文教常任委員会にも、9月4日に同様の報告を行わせていただくものでございます。早速、資料の説明をいたします。
項番1、経緯です。
高輪地区総合支所等は、平成7年に竣工し、築25年が経過しています。これまで大
規模改修工事を行ってきておりませんので、施設の維持・保全のため、このたび大
規模改修工事を行うものでございます。
項番2、施設の概要は記載のとおりですので、説明は割愛させていただきますが、当委員会の所掌の範囲としましては、6階から18階までが
区立住宅シティハイツ高輪となっておりまして、65戸ございます。
項番3、工事の概要です。
区民サービスの向上としまして、分かりやすいサイン、
区民ホールの席の改修、
防災拠点機能の強化として、
地区本部会議室の整備や
防災用発電機の増強などを行います。
裏面を御覧ください。環境配慮としては、
自然エネルギーや
LED照明、
協定木材等の活用を行います。機能回復・更新としまして、
防水改修、それから、衛生設備の更新などを行います。
なお、
区立住宅に関連する工事としましては、屋上防水、外壁補修と、各住戸の
バルコニー防水、共用する外廊下の防水などを行い、住戸内の工事はございません。
項番4、工事における配慮についてです。建物全体が居ながら工事になるため、安全・安心の確保を徹底するとともに、
利用者動線の配慮、その他の影響についても十分配慮して工事を行ってまいります。
項番6、今後のスケジュールです。
当該工事につきましては、令和2年第3回港区
議会定例会に
工事契約議案として提出される予定です。その後本年10月より
工事着手、令和5年2月の
工事竣工を目指してございます。
甚だ雑駁ではございますが、説明は以上です。
○委員長(やな
ざわ亜紀君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。
○委員(
玉木まこと君) 住宅部分が当委員会の所掌ということだと思うのですけれども、大
規模改修に当たって、住まいの方など、
管理組合みたいになるのでしたか。そのようなところからの意見集約などというのは、どのような形で行っていたのでしょうか。
○
住宅課長(
野口孝彦君)
分譲マンションではございませんので、
管理組合はございません。高輪につきましては自治会も成立しておりませんので、今回の工事に当たっては、説明会を実施し、居住者への配慮した工事について丁寧な説明をさせていただいて、その中で御意見、御要望等があって、工夫できるところならば、工夫してまいりたいと考えております。
○委員(
玉木まこと君) 説明会はこれから行うということと捉えたのですけれども、何か勝手が悪い部分など、日頃のお住まいの中で意見が何かしら出るでしょうし、全く意見がゼロということはないと思うのです。そのような改修に反映できそうな意見などは把握をされているのかどうか教えてください。
○
住宅課長(
野口孝彦君) 今回は、建物全体の大
規模改修工事でして、あくまで建物の長寿命化のための取組です。そのため防水が住宅に対しての主な取組です。これは居住者の御要望、御意見というよりは、経年劣化でここから先を見据えて、
予防的措置として工事を行うもの、それが中心になっております。
日頃の住宅の御利用に当たっては、個別に不具合のご相談は来ていまして、それについては適宜対応しております。
○委員(
風見利男君)
バルコニーも
防水工事をするのですか。
○
住宅課長(
野口孝彦君)
バルコニーも
防水工事の対象でございまして、それぞれの
バルコニーに対して約3か月間の
工事期間が必要になります。このことにつきましては、ゴンドラ型の足場にしまして、作業する日中に上がってきて外側から作業員が入って防水措置を施して、夜はまたゴンドラを下ろすということで、夜間の利用や日中の明るさの確保に配慮する施工方法を選択しています。
○委員(
風見利男君) 普通、
バルコニーというのは物を置いてはいけないのだけれども、長く住んでいる方はいろいろ置いていると思うのです。その辺の撤去などというのも、今まで要請で、この
期間工事をするので物は置かないでくださいなどという注意は徹底しているわけですよね。
○
住宅課長(
野口孝彦君) 日頃は、
バルコニーは共有部で避難経路であるということを入居時に御説明しているだけにとどまっておりますので、今回の工事の説明会において、改めてそこに物が放置されていたら撤去をお願いするということを行い、現場に入るようにいたします。
○委員長(やな
ざわ亜紀君) ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(やな
ざわ亜紀君) ほかになければ、
報告事項(2)「
高輪地区総合支所等大
規模改修工事について」の報告は、これをもって終了いたしました。
──────────────────────────────────
○委員長(やな
ざわ亜紀君) 次に、
報告事項(3)「令和2年第3回港区
議会定例会提出予定案件について」、理事者の説明を求めます。
○
都市計画課長(
岩崎雄一君) それでは、
報告事項(3)「令和2年第3回港区
議会定例会提出予定案件について」、御説明させていただきます。
資料№3、令和2年第3回港区
議会定例会提出予定案件一覧を御覧ください。
提出案件は、お手元配付の資料、令和2年第3回港区
議会定例会提出予定案件一覧のとおりでございまして、
区長報告が4件、議案が16件の計20件でございます。
裏面の表を御覧ください。その内訳ですが、
区長報告は
工事請負契約の変更が4件です。
次に、議案ですが、条例の一部改正が2件、令和2年度
補正予算が4件、令和元年度の決算が4件、
工事請負契約の承認が2件、
指定管理者の指定が2件、特別区道路線の廃止が1件、特別区道路線の認定が1件でございます。
それでは、当委員会に付託の予定されております案件について、御説明させていただきます。資料№3-2、令和2年第3回港区
議会定例会提出予定案件の概要の6ページを御覧いただきたいと思います。
初めに、議案第90号特別区道路線の廃止についてです。所管は
土木管理課でございます。本件は、芝浦一丁目地区の
開発事業の施行に伴いまして、特別区道路線を廃止するものでございます。内容、(1)特別区道第1,094号線を廃止いたします。起点、終点につきましては、記載のとおりでございます。(2)特別区道第1,113号線を廃止いたします。こちらにつきましても、起点、終点は記載のとおりでございます。
最後に、議案第91号特別区道路線の認定についてです。所管は
土木管理課でございます。本案は、芝浦一丁目の
開発事業の施行に伴い、特別区道路線を認定するものでございます。内容です。(1)特別区道第1,197号線を認定いたします。起点、終点につきましては、資料に記載のとおりでございます。(2)特別区道第1,198号線を認定いたします。起点、終点につきましては、資料に記載のとおりでございます。
当委員会に付託が予定されております議案は、以上2件でございます。
さらに、当委員会に関係する案件につきまして、御説明させていただきます。資料の4ページを御覧いただきたいと思います。まず、議案第86
号工事請負契約の承認についてです。赤坂八丁目
道路擁壁の改修になります。所管は
契約管財課です。本案につきましては、
先ほど報告事項(1)「赤坂八丁目
道路擁壁改修工事について」で御報告させていただきましたので、説明は省略させていただきます。
ページを1枚おめくりいただきまして、5ページを御覧いただきたいと思います。次に、議案第87
号工事請負契約の承認です。港区
高輪地区総合支所等大
規模改修工事になります。所管は
契約管財課でございます。本案につきましても、
先ほど報告事項(2)で御報告させていただきましたので、説明は省略させていただきたいと思います。
資料の4ページにお戻りください。最後に、議案第78号令和2年度港区
一般会計補正予算(第5号)についてです。所管は財政課になります。資料№3-3、令和2年度港区
一般会計補正予算(第5号)の概要の1ページを御覧いただきたいと思います。項番1、
歳入歳出予算補正についてです。資料の3ページを御覧ください。第7款土木費につきましては、補正前の額が187億8,493万8,000円、補正額が4,857万6,000円の増額、計が188億3,351万4,000円となっており、補正額の財源内訳及び説明につきましては、記載のとおりでございます。
また、土木費に係る補正額の説明などの詳細につきましては、資料№3-4、
補正予算補足資料を御覧いただきたいと思います。土木費につきましては、
新型コロナウイルス感染症に関する
増額補正費用といたしまして、3ページに
公園遊具消毒につきまして記載してございますので、併せて御覧いただきたいと思います。
以上、甚だ簡単でございますが、
報告事項(3)「令和2年第3回港区
議会定例会提出予定案件について」の御説明でございます。よろしくお願いいたします。
○委員長(やな
ざわ亜紀君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。議案審議に当たらない程度での御発言をお願いします。また、
資料要求等ございましたら、お願いいたします。
○委員(
玉木まこと君) 道路の廃止、認定のところなのですけれども、立体的な
デッキレベルでの部分があったような気がするのですけれども、そのような立面的な状況というのが分かる資料があれば、頂けたらありがたいです。平面図だけではなくて、上下の関係が分かるようなものを用意していただけたらありがたいと思うのですけれども、いかがでしょうか。
○
都市計画課長(
岩崎雄一君) 資料、調製の上、提出させていただきます。
○委員長(やな
ざわ亜紀君) ほかにございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(やな
ざわ亜紀君) この際、皆様に御相談いたします。当
常任委員会の定例会中の視察についてですが、何か御意見ございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(やな
ざわ亜紀君) それでは、今後の新規請願の状況と、ほかの
常任委員会との調整もありますので、正副に一任ということでよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(やな
ざわ亜紀君) それでは、ほかになければ、
報告事項(3)「令和2年第3回港区
議会定例会提出予定案件について」の報告は、これをもって終了いたしました。
──────────────────────────────────
○委員長(やな
ざわ亜紀君) 次に、
報告事項(4)「
一の橋公園の
復旧整備について」、理事者の説明を求めます。
○
麻布地区総合支所まちづくり課長(
大久保光正君) それでは、
報告事項(4)「
一の橋公園の
復旧整備について」、御説明いたします。本
日付資料№4を御覧ください。本件は、平成20年度から一時休止しております
一の橋公園について、来年度から
復旧整備を行うため、その前に計画の概要等についてあらかじめ当委員会に御報告するものでございます。
最初に、項番1、施設の概要でございます。(1)所在地は、港区東麻布三丁目9番1号でございます。案内図の中央、
一の橋交差点の南西の部分でございます。(2)
開設年月日は、昭和28年4月1日でございます。
次に、項番2、これまでの経緯でございます。
一の橋公園は、東京都が水害対策の一環として整備する
地下調節池を含む
古川整備事業により、公園内を
作業ヤードとして利用するため、平成20年度から一時休止しております。
古川整備事業は、度重なる入札不調により工事が大幅に遅れておりましたが、現在は順調に進捗しており、東京都が
公園基盤造成工事まで行い、令和2年度末に竣工する予定でございます。
区は、東京都の
古川整備事業に時期を合わせまして、平成24年度に公園周辺の町会や幼稚園・小学校・中学校のPTA代表者、保育園父母代表者、公募区民で構成するワークショップを実施いたしまして、地域の意向や特性を反映した
一の橋公園の
復旧整備をすることといたしました。
次に、項番3、公園内整備概要でございます。ワークショップ等において、植栽、水施設、遊具等の設置、立地環境の改善対策等について御意見を頂きまして、
復旧整備の計画に反映してまいりました。
主なものについて御説明をさせていただきます。3ページ、
一の橋公園計画平面図と併せて御覧いただきたいと存じます。(1)植栽につきましては、日が当たる場所にシンボルツリーと植栽を設置してまいります。平面図では中央あたりになりますけれども、センペルセコイアを配置してまいります。また、公園全体に植栽帯を配置してまいります。
(2)の水施設につきましては、湧水は引き続き有効活用し、水に親しめる噴水と壁泉を設置してまいります。平面図では中央より少し下の橋の側面から放水をするとともに、中央のやや左側になりますけれども、水幕壁泉及び噴水を設置してまいります。
(3)防災の関係につきましては、防災機能の強化といたしまして、マンホールトイレ及びかまどベンチを設置してまいります。平面図では右下の部分になりますけれども、古川沿いに設置してまいるということでございます。
(4)自転車の関係につきましては、400台規模の地下機械式自転車駐車場を整備してまいります。平面図では中央上部、公園入り口部分になりますけれども、200台の自転車駐車場を2基整備してまいります。
(5)その他といたしまして、古川により東西に分断されております公園を一体にするために、広幅員の橋梁を整備してまいります。なお、整備につきましては、東京都が施工いたします。平面図では中央のやや下になりますけれども、古川に幅員14メートルの橋梁を配置してまいります。
参考といたしまして、2ページに従前の
一の橋公園の平面図及び写真を添付しておりますので、御確認いただければと存じます。
最後に、項番4、今後のスケジュールでございます。資料にはございませんが、本日当委員会報告後、おおむね10月上旬をめどに、計画について区民の皆様に情報提供してまいります。令和3年度から令和4年度にかけまして、公園の
復旧整備工事を進めてまいります。また、並行して、令和4年度に自転車駐車場の整備工事を進めてまいります。令和5年度から、公園の供用再開及び自転車駐車場の開設となります。
大変雑駁ではございますが、説明は以上でございます。
○委員長(やな
ざわ亜紀君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。
○委員(
玉木まこと君) 東京都の橋の工事の予定というのは、いつ頃なのでしょうか。
○
麻布地区総合支所まちづくり課長(
大久保光正君) 年度末には確実に完了すると聞いております。
○委員(
玉木まこと君) 一応、もう桁が乗っかっている状態なのでしょうか。
○
麻布地区総合支所まちづくり課長(
大久保光正君) 今、桁がついている状態で、これから橋を架けるという状況と聞いております。
○委員(
玉木まこと君) あわせて、消防団の倉庫も敷地内にあると思うのですけれども、その状況というのは同時に更新などがされるのか、そのあたりというのはどのような状況なのでしょうか。
○
麻布地区総合支所まちづくり課長(
大久保光正君) 防災関係の倉庫につきましては、防災課に確認したところ、特に現時点で手をつけないと伺っております。
○委員(
玉木まこと君) 分かりました。高架下というところで、どうしても暗いので、ほかの取得をした公園広場等で、ホームレスの方が長くいてしまうということがあると思います。照明であったり、公園の素材であったり、ベンチの工夫、そういったものをいろいろする中で、多くの方がいたいと思える公園づくり、そのようなことは十分検討していただきたいと思います。
あと、シンボルツリーについて最後に聞きたいのですけれども、首都高速道路の高さとの関係で、シンボルツリーはどれぐらいの高さを想定していて、首都高速道路との調整など、道路の交通での安全上の支障など、そこまでは高くならないのか、剪定して調整していくのか、どのように考えているのか教えてください。
○
麻布地区総合支所まちづくり課長(
大久保光正君) こちらのセンペルセコイアにつきましては、世界的に見ますと、非常に大木になると調べております。条件によっては、100メートルぐらいまで高くなるという話もあるのですけれども、日本においてはそこまで大きくならないともお聞きしております。
首都高速道路とは当然協議をしておりまして、高くなる場合には、しっかりと剪定をして、交通に影響がないようにということで、調整しているところでございます。
○委員(
風見利男君) 整備費用というのは東京都は出さないのですか。
○
麻布地区総合支所まちづくり課長(
大久保光正君) 公園の整備につきましては、区の負担ということでございます。
○委員(
風見利男君) 区の負担。全部ですか。
○
麻布地区総合支所まちづくり課長(
大久保光正君) 全部でございます。
○委員(
風見利男君) この間、東京都がずっと使っていたわけで、その代償は何もないわけですよね。
○
麻布地区総合支所まちづくり課長(
大久保光正君) こちらにつきましては、調節地を含めた古川の整備事業について、古川があふれないようにということで、区としましても切に願っていた事業でございますので、東京都との協力体制の下で進めてきたということでございます。
一方で、
復旧整備工事が遅れたことなどを含めまして、先ほど申し上げたとおり、広幅員の橋梁を東京都で整備していただくということです。こちらにつきましても、なかなか河川の方は許可が下りないところを、大分交渉しまして、御納得いただいてつけていただくことになったということです。そういったところは非常に譲歩していただいて、橋梁の整備をしていただいているということでございます。
○委員(
風見利男君) あと、湧水を引き続き有効活用するとなっているのですけれども、これはどこで湧いているのですか。
○
麻布地区総合支所まちづくり課長(
大久保光正君) 東京電力の、青麻洞道というところが通っておりまして、そこからかなりの水量が湧いてくるということで、それを活用させていただくということでございます。
○委員(
風見利男君) 水質は大丈夫なのですか。
○
麻布地区総合支所まちづくり課長(
大久保光正君) 水質につきましては、非常に良好な水質と伺っております。飲料水には適さないのですけれども、水質としては、下水などそのようなレベルの話ではなくて、非常に良好な水質であると伺っております。
○委員(
風見利男君) 噴水みたいにすると、夏場、子どもが遊んだりするので、当然、水質検査などを適宜やると思うのですが、その辺は大丈夫なのですか。
○
麻布地区総合支所まちづくり課長(
大久保光正君) こちらにつきましては、地下に貯水タンクを設けまして、そちらで塩素処理を行ってまいります。年間で4回ほど水質検査をしまして、適正に管理してまいるということでございます。
○委員(
風見利男君) あと、この新たにできる公園に、トイレのすぐ隣にスモーキングエリア、喫煙所で、ここならどうぞお吸いくださいという、公然とたばこが吸える場所ですよね。高橋是清翁記念公園を見てきたのですけれども、あそこは誰でもトイレと管理棟と喫煙の部屋で、外に煙が漏れないという、港区で初めての施設ができたわけです。少なくとも公園であれば、誰が遊ぶか分からないけれども、特に子どもたちが遊ぶことが圧倒的に多いわけです。子どもたちにとって受動喫煙が一番いけないことなわけで、この対策を考えないとまずいのではないかと思うのです。これを頂いたときに、これは問題なのではないのかと思っていたのですけれども、その辺の検討はされたのですか。
○
麻布地区総合支所まちづくり課長(
大久保光正君) こちらにつきましては、密閉式という形でできないかということも検討してまいったところでございます。しかしながら、こちら
一の橋公園には、既に防災の倉庫や、これからできます自転車の管理棟など、そういったものを足しますと、港区公園条例の建築面積の規定で、公園全体の面積の2%という制限がございますので、そちらに抵触してしまうということです。残念ながら、密閉式建築物になるような形での喫煙スペースというのは難しいということで結論づけております。
密閉式ではないところではございますけれども、最大限の配慮としまして、パーテーションを高くするなど、子どもを含め利用者がトイレなどに行く場合に、なるべく煙を吸わないような配置にするということで、今後、対策をしっかりと進めてまいるということでございます。
○委員(
風見利男君) これ以上建物が建てられないということであれば、私は造らない方がいいのではないかと思うのだけれども、もしこのように造るのであれば、今、本当に周りを通る人に煙による害を与えないための方策をきちんと考えないといけないと思うのです。上を少し曲げたり、いろいろなことを今やっているけれども、あまり効果がないし、たくさん人がいると、大門駅の喫煙所を見て分かるとおり、囲いから出てくる煙を通行人が吸っているわけです。ですから、やはりその辺をきちんと工夫するように、ぜひ強くお願いしておきたいと思います。
あと、この図面には黄土色、薄い緑色、濃い緑色などいろいろあるのですけれども、これらの材質はどのようなものなのですか。
○
麻布地区総合支所まちづくり課長(
大久保光正君) 図面を御覧いただきまして、濃い緑色は植栽を示してございます。水色は水の部分、黄緑色の部分も植栽とお考えいただければということです。
特別な表記となっていないですけれども、古川の右下の部分に大きな遊具があります。こちらの部分につきましては、コウライシバを想定し、しつらえていくということでございます。
○委員(
風見利男君) このピンク色のところは何ですか。
○
麻布地区総合支所まちづくり課長(
大久保光正君) 失礼いたしました。ピンク色の部分につきましては、透水性の平板ブロックということで考えております。
○委員(
風見利男君) ブロックというのは、石なのですか。子どもたちが転んだりして、けがの心配はないのかどうか。結構、敷地が広いではないですか。透水性は非常にいいことなので、それはそれで進めてもらいたいのですけれども、小さい子が転んで、擦りむくなどという危険性はないのですか。
○
麻布地区総合支所まちづくり課長(
大久保光正君) コウライシバや土など、そういったものと比べますと、転んだ場合には擦りむいてしまう可能性もあるということでございますが、比較的平らで段差のない公園になりますので、転ばないとは言えませんけれども、比較的平らなところですので、転ぶことも少ないのかと考えております。
○委員(
風見利男君) 区の公園でどこかで使っているところはあるのですか。
○
麻布地区総合支所まちづくり課長(
大久保光正君) 区立の芝公園ほか、港区の公園では事例もあるということでございます。
○委員(
風見利男君) 芝公園、事務所の前のところですか。
芝公園は広くて芝生もたくさんあるところだから、多少周りはそのようなものがあってもいいのでしょうけれども、ここはある意味、全面という感じだから、けががないような方策も考えていただきたいと思うのです。
あと、マンホールトイレが幾つかあるのですけれども、ここもすぐ下水管との直結管が通っている場所なのですか。
○
麻布地区総合支所まちづくり課長(
大久保光正君) こちらにつきましては、比較的古い公園ですので、現時点では直結管が通っていないということでございます。直結管ができないかという協議は今進めておりますので、ぜひとも直結管ができるように配慮していければということでございます。
○委員(
風見利男君) よく分からないのですけれども、マンホールトイレを造るということは、マンホールに直結していると我々は考えるわけですけれども、そのような方向で、東京都下水道局との協議を進めているということなのですか。
○
麻布地区総合支所まちづくり課長(
大久保光正君) 御指摘のとおりでございます。古い公園ですので、ここの下に下水管が通っていないということなので、ここにマンホールトイレを造るという場合は、ここまで管を持ってこなければならないということです。その管を持ってくることが可能かどうか協議をしているということでございます。
○委員(
風見利男君) もしそれが駄目となったら、マンホールトイレの意味をなさなくなってしまうわけで、その辺についてもう少し慎重にやってもらいたいのです。あと、水で流すということも含めて考えた方がいいと思うので、いっぱいある湧水の活用などいろいろなことも考えているのだと思うのですけれども、その辺もぜひ視野に入れた形で進めてもらいたいと思うのです。よろしいですか。
○
麻布地区総合支所まちづくり課長(
大久保光正君) リニューアルされる公園ですので、可能な限り、そういったところの工夫もぜひとも検討して、可能な限り最良の公園を造ってまいりたいと考えます。
○委員長(やな
ざわ亜紀君) ほかに御質問等ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(やな
ざわ亜紀君) ほかになければ、
報告事項(4)「
一の橋公園の
復旧整備について」の報告は、これをもって終了いたしました。
──────────────────────────────────
○委員長(やな
ざわ亜紀君) 次に、
報告事項(5)「赤坂七丁目
北地区地区計画の決定(案)について」、
報告事項(6)「
都市計画高度利用地区の変更(案)について」、
報告事項(7)「赤坂七丁目2番地区第一種市街地再
開発事業の決定(案)について」、
報告事項(8)「
都市計画高度地区の変更(案)について」、
報告事項(9)「
都市計画防火地域及び準
防火地域の変更(案)について」、
報告事項(10)「
都市計画用途地域の変更(案)について」、一括して理事者の説明を求めます。
○
都市計画課長(
岩崎雄一君) それでは、赤坂七丁目北地区に関連する案件として、
報告事項(5)「赤坂七丁目
北地区地区計画の決定(案)について」、
報告事項(6)「
都市計画高度利用地区の変更(案)について」、
報告事項(7)「赤坂七丁目2番地区第一種市街地再
開発事業の決定(案)について」、
報告事項(8)「
都市計画高度地区の変更(案)について」、
報告事項(9)「
都市計画防火地域及び準
防火地域の変更(案)について」、
報告事項(10)「
都市計画用途地域の変更(案)について」、以上6件について一括して御説明させていただきます。
資料の御説明に入る前に、これまでの委員会への御報告の経緯を御説明させていただきたいと思います。本日、計画の対象となる赤坂七丁目北地区につきましては、7月22日開催の当委員会において、地区計画の原案について御報告させていただきました。その後、令和2年7月28日から令和2年8月11日までの2週間、原案の縦覧を行い、令和2年8月17日までの3週間、原案に対する意見書を受け付けましたが、意見書は提出されませんでした。
今回の御報告につきましては、赤坂七丁目北地区に関連する都市計画について、都市計画法第17条に基づく都市計画案の縦覧に先立ちまして、本日、当委員会に御報告するものでございます。
続いて、当地区のまちづくりについて御説明させていただきます。資料№5の10ページを御覧いただきたいと思います。1、計画地の位置・地区の概要についてでございます。あわせて、ページ中央部の位置図も御覧いただきたいと思います。本地区は、幹線道路である青山通りや薬研坂通りに面し、地下鉄青山一丁目駅、赤坂見附駅、赤坂駅の近傍に位置する交通利便性の高い地域でございます。一方で、計画地内は都市基盤が脆弱で、老朽
マンションも複数存在し、防災性の向上が課題であるとともに、起伏のある地形であることから、バリアフリー動線の確保が求められております。
このような背景を踏まえまして、本地区においては、老朽
マンション等の建築物の更新に合わせ、都市基盤の強化を図り、防災機能の強化や、安全で快適な歩行者ネットワークを形成いたします。また、高橋是清翁記念公園の連続性に配慮した緑地空間を整備し、地区周辺とつながる緑のネットワークを形成します。
さらに、住宅を中心として、業務・商業、文化・交流機能、生活利便性施設の集積とともに、薬研坂通り沿いの景観形成やにぎわいを創出する広場空間の整備により、緑豊かな魅力ある複合市街地の形成をしてまいります。
それでは、資料の1ページを御覧いただきたいと思います。赤坂七丁目
北地区地区計画の決定(案)について御説明いたします。こちらは、港区が決定する都市計画でございます。名称は、赤坂七丁目
北地区地区計画、位置は赤坂七丁目地内、面積は1.3ヘクタールございます。
続いて、地区計画の目標と、区域の整備・開発及び保全に関する方針として土地利用の方針、1枚おめくりいただきまして、2ページに地区施設の整備の方針、建築物等の整備の方針、その他当該地区の整備、開発及び保全に関する方針が示されております。
次に、3ページからの地区整備計画を御覧いただきたいと思います。まず、地区施設の配置及び規模が示されております。道路として、区画道路1号から4号を拡幅整備いたします。また、広場として、広場1号と2号を整備、新設いたします。続きまして、その他の公共空地として、緑地、歩行者通路1号から4号と、歩道状空地1号と2号を新設整備いたします。
1枚おめくりいただきまして、4ページの建築物に関する事項を御覧いただきたいと思います。地区をA地区とB地区に分けまして、建築物の用途制限、壁面位置の制限、壁面後退区域における工作物の新設の制限、建築物の高さの制限と建築物等の形態及び色彩その他の意匠の制限を定めております。
5ページを御覧いただきたいと思います。計画図1でございます。地区計画の区域及び地区整備計画の区域、地区の区分を示しております。
1枚おめくりいただきまして、6ページを御覧いただきたいと思います。計画図2でございます。施設の配置を示しております。
7ページを御覧ください。計画図3でございます。建築物の高さの最高限度と壁面の位置の制限を示しております。
1枚おめくりいただきまして、8ページを御覧いただきたいと思います。参考図の方針附図でございます。地区周辺の歩行者ネットワークを示しております。
9ページを御覧いただきたいと思います。都市計画の案の理由書でございます。下から6行目に記載のとおり、市街地再
開発事業により土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るとともに、安全で快適な歩行者ネットワークや地区周辺とつながる緑のネットワークを形成し、緑豊かな魅力ある複合市街地を形成するため、面積約1.3ヘクタールの区域について地区計画を決定するものであるといたしております。
地区計画の決定(案)についての御説明は、以上でございます。
続いて、資料の№6の1ページを御覧ください。東京
都市計画高度利用地区の変更(案)について御説明いたします。
地区名は、赤坂七丁目2番地区となります。面積は約1.2ヘクタールでございます。建築物の容積率の最高限度は10分の70、700%、最低限度を10分の20の200%に定めます。建築物の建蔽率の最高限度を10分の4、40%といたします。建築物の建築面積の最低限度を200平方メートルに定めます。また、壁面の位置の制限として、道路境界から3メートルの位置に定めます。
4ページを御覧いただきたいと思います。計画図1です。今回追加する高度利用地区の区域を示しております。
1枚おめくりいただきまして、5ページを御覧いただきたいと思います。計画図2でございます。壁面の位置の制限を示しております。
最後に、6ページを御覧いただきたいと思います。都市計画の案の理由書でございます。下から5行目に記載のとおり、赤坂七丁目
北地区地区計画及び赤坂七丁目2番地区第一種市街地再
開発事業の決定に伴い、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るため、面積約1.2ヘクタールについて高度利用地区を変更するものであるといたしてございます。
高度利用地区の変更(案)についての御説明は、以上でございます。
続いて、資料№7の1ページを御覧いただきたいと思います。東京都市計画赤坂七丁目2番地区第一種市街地再
開発事業の決定(案)について御説明いたします。こちらも港区が決定する都市計画でございます。名称は、赤坂七丁目2番地区第一種市街地再
開発事業、施行区域面積は約1.2ヘクタールでございます。
この事業で整備する内容として、公共施設の配置及び規模、建築物の整備及び建築敷地の整備をそれぞれ定めております。まず、道路でございますが、区画道路1号から4号を拡幅整備いたします。また、地区西側に580平方メートルの緑地を整備いたします。
続いて、建築物の整備についてです。建築面積は約5,220平方メートル。延べ面積は9万2,000平方メートル。主要用途は住宅、事務所、店舗。高さの限度は、高層部が160メートル、中層部が30メートルとなっております。
次に、建築敷地の整備についてです。建築敷地の面積は、約8,710平方メートル。また、整備計画として、都市機能の更新を図るため、施設整備等について3つ定めております。1つ目は広場、歩行者通路、歩道状空地を整備する。2つ目は、区画道路の道路境界線から壁面を後退させる。3つ目は、建築物の外壁またはこれに代わる柱の面は、計画図に示す壁面線を越えて建築してはならないとしております。
1枚おめくりいただきまして、2ページを御覧いただきたいと思います。計画図1です。施行区域を示しております。
3ページを御覧いただきたいと思います。計画図2でございます。公共施設の配置を示しております。
4ページを御覧いただきたいと思います。計画図3でございます。建築物の高さの限度及び壁面の位置の制限を示しております。
1枚おめくりいただきまして、5ページを御覧いただきたいと思います。都市計画の案の理由書です。下から6行目に記載のとおり、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るとともに、安全で快適な歩行者ネットワークや地区周辺とつながる緑のネットワークを形成し、緑豊かな魅力ある複合市街地を形成するため、面積約1.2ヘクタールの区域について第一種市街地再
開発事業を決定するものであるといたしております。
赤坂七丁目2番地区第一種市街地再
開発事業の決定(案)についての御説明は、以上でございます。
続いて、資料№8の1ページを御覧いただきたいと思います。東京
都市計画高度地区の変更(案)について御説明いたします。こちらも港区が決定する都市計画となります。こちらは、地区計画及び第一種市街地再
開発事業の決定に伴い、都市計画上の整合を図るために変更するものでございます。
1ページと2ページに制限の内容が書かれておりますが、面積欄に上下に数字が入っているところが今回変更する部分となりまして、括弧内の数字が現在の面積となっております。
7ページの計画図を御覧いただきたいと思います。右下に凡例がございます。これまで一点鎖線で囲まれました範囲は第3種高度地区が指定されておりましたが、指定なしに変更いたします。
1枚おめくりいただきまして、8ページを御覧ください。都市計画の案の理由でございます。下から4行目に記載のとおり、赤坂七丁目
北地区地区計画及び赤坂七丁目2番地区第一種市街地再
開発事業の決定に伴い、市街地環境と土地利用上の観点から検討した結果、面積約1.2ヘクタールについて高度地区を変更するものであるといたしてございます。
都市計画高度地区の変更(案)についての説明は、以上でございます。
続いて、資料№9の1ページを御覧いただきたいと思います。
都市計画防火地域及び準
防火地域の変更(案)について、御説明いたします。こちらも港区が決定するものでございます。こちらにつきましても、地区計画及び第一種市街地再
開発事業の決定に伴い、都市計画上の整合を図るため変更するものでございます。
1ページに種類、面積が書かれておりますが、括弧内の数字が現在の面積、その上の数字が変更後の面積となっております。今回、
防火地域を1.2ヘクタール増加させ、準
防火地域を1.2ヘクタール減少させる変更となってございます。
1枚おめくりいただきまして、3ページの計画図を御覧いただきたいと思います。右下に凡例がございます。一点鎖線で囲まれた変更区域を準
防火地域から
防火地域へ変更いたします。
1枚おめくりいただきまして、4ページを御覧いただきたいと思います。都市計画の案の理由書でございます。下から5行目に記載のとおり、赤坂七丁目
北地区地区計画の決定及び赤坂七丁目2番地区第一種市街地再
開発事業の決定に伴い、都市防災上の観点から検討した結果、面積約1.2ヘクタールの区域について、準
防火地域を
防火地域に変更するものであるといたしてございます。
都市計画防火地域及び準
防火地域の変更(案)についての御説明は、以上でございます。
続いて、資料№10の1ページを御覧いただきたいと思います。東京
都市計画用途地域の変更(案)について御説明いたします。こちらは、東京都が決定する都市計画となります。
1ページは、変更後の港区全体の用途地域の面積等を示しております。
1枚おめくりいただきまして、2ページを御覧いただきたいと思います。こちらは新旧対照表でございます。表の左側の第二種中高層住居専用地域及び第二種住居地域の新旧対象面積表の欄の括弧つき数値が変更箇所となります。
続いて、3ページを御覧ください。こちらは変更概要でございます。今回、港区赤坂七丁目地区の約1.0ヘクタールを第二種中高層住居専用地域から第二種住居地域に変更し、容積率を300%から400%に変更いたします。また、第二種住居地域0.2ヘクタールの容積率を300%から400%に変更いたします。
1枚おめくりいただきまして、4ページを御覧いただきたいと思います。こちらは計画図でございます。右下に凡例がございますが、横線で囲まれた①の部分と、縦線で囲まれました②の部分が今回の変更の箇所となります。
続いて、5ページを御覧ください。こちらは都市計画の案の理由書でございます。下から5行目に記載のとおり、赤坂七丁目
北地区地区計画及び赤坂七丁目2番地区第一種市街地再
開発事業の決定に伴い、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るため、土地利用上の観点から検討した結果、面積約1.2ヘクタールの区域について、用途地域を変更するものであるといたしております。
用途地域の変更(案)の御説明については、以上でございます。
今後の予定でございますが、当委員会における報告後、9月23日水曜日に地元説明会を開催し、9月23日水曜日から10月7日水曜日まで案の縦覧、意見書の受付を行います。その後、10月中旬の港区都市計画審議会に諮問し、12月中旬に都市計画決定する予定でございます。
甚だ雑駁でございますが、説明は以上でございます。
○委員長(やな
ざわ亜紀君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。
○委員(
風見利男君) 今までも何度も聞いているのですけれども、老朽化した
マンションが点在しているということで、
マンションごとの戸数と権利者数を教えていただけますでしょうか。
○再
開発担当課長(手島恭一郎君) 地区内には、
マンションが3棟ございます。1つ目が、赤坂中央
マンション、戸数が44戸で、複数の部屋を持っている者がおりますので、所有者数としては36名になります。
それから、もう一つが、赤坂ナショナルコート、部屋数としては68戸になります。こちらも複数の部屋を持っている者がおりますので、権利者数、所有者としては65人になります。
それから、赤坂三生
マンション、こちらが56戸、権利者数としては53人となります。
○委員(
風見利男君) 再開発について同意を得ている人はどれぐらいいらっしゃるのですか。
○再
開発担当課長(手島恭一郎君) 赤坂中央
マンションが33名、赤坂ナショナルコートが61.5名、赤坂三生
マンションが52名となってございます。
○委員(
風見利男君) 全体の同意率というのは、どんな状況なのでしょうか。
○再
開発担当課長(手島恭一郎君) 全体の権利者等同意率でございますけれども、所有権者で87.84%、それから、借地権者で94.5%、合計で88.48%となってございます。
○委員(
風見利男君)
マンションも含めて、前にも言いましたけれども、小権利者の権利がどう守られるかということが一番大事なわけで、その点は引き続き準備組合の方にきちんと、小権利者が長年住み慣れたところから離れるということがないような支援をやることが非常に大事だということです。この間、コロナ禍となってからの社会全体の在り方が変わるということで、いわゆるテレワークですね。在宅での仕事が増えるということや、あるいは大企業が淡路島に本社を移転するなどということがニュースになるぐらい、いわゆるオフィス事業が今までどおりなかなか進まないという可能性もあるわけです。そうすると、事業全体に与える影響というのは非常に大きくなるので、それだけ参加組合員、企業がどれだけその分カバーをするかということが求められているわけです。その辺もぜひ事業者としては責任を持って、小権利者の権利が守られないということがないように強く求めていただきたいと思うのと、ここは幾つの住戸が予定されているのですか。
○再
開発担当課長(手島恭一郎君) 約700戸です。
○委員(
風見利男君) 人口など、子どもの可能性などという計算はされているのでしょうか。なぜかというと、港区立赤坂小学校では、今、子どもがいっぱいで、部屋が足りないという状況なのです。この学区域だと、今、赤坂には港区立赤坂小学校1つしかないのですよね。そうなるとかなりの負担になるので、当然、教育委員会ともその辺の話合いはされていると思うのですけれども、それの予測というのはやっていらっしゃるのでしょうか。
○再
開発担当課長(手島恭一郎君) 保育園もそうですし、教育施設もお子さんにとっては重要な施設なので、事前に各所管部署と協議をして、ここまで来ているものと理解をしております。
港区立赤坂小学校は、今、小中一貫教育校として、中学校が改築されているわけですけれども、そういったことも踏まえてきちんと対応可能という回答をもらったと準備組合から聞いてございます。
準備組合から聞いたデータでは、就学児童では、小学生を約50人程度と想定して協議をしていると聞いてございます。
○委員(
風見利男君) 教育委員会と協議しているということですね。
あそこは確かに今度、小中一貫教育校ということで、道路に渡り廊下を造って、行き来ができるのですけれども、中学校の方に余分な教室を造るという想定もあるということですか。
○再
開発担当課長(手島恭一郎君) その辺の詳細については私どもは把握はしておりません。準備組合が教育委員会と協議しておりますので。教育委員会としてはきちんと受入れは可能だという判断の下、協議が成立しているものと理解してございます。
○委員(
風見利男君) 港区立赤坂中学校の改築で余分な教室を造るという認識は全く私はないのですけれども、あと、今、このような御時世で、少人数学級ということで、辞めてしまったけれども安倍元首相も国会で答弁をしたり、文部科学大臣も少人数学級が必要だと言っているので、教育委員会にも聞きますけれども、本当にこの50人がもし学校に行くようなことになれば、大丈夫なのかどうかというのを教育委員会に資料を出すように言っておいてください。
赤坂のこの地区は、民間の保育園がどんどんできているので、保育園はそれほど心配ないのかもしれませんけれども、やはり一番の問題は学校ですよね。その辺はぜひよろしくお願いしたいと思います。
○委員長(やな
ざわ亜紀君) ほかに御質問等ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(やな
ざわ亜紀君) ほかになければ、
報告事項(5)「赤坂七丁目
北地区地区計画の決定(案)について」、
報告事項(6)「
都市計画高度利用地区の変更(案)について」、
報告事項(7)「赤坂七丁目2番地区第一種市街地再
開発事業の決定(案)について」、
報告事項(8)「
都市計画高度地区の変更(案)について」、
報告事項(9)「
都市計画防火地域及び準
防火地域の変更(案)について」、
報告事項(10)「
都市計画用途地域の変更(案)について」の報告は、これをもって終了いたしました。
──────────────────────────────────
○委員長(やな
ざわ亜紀君) 次に、
報告事項(11)「虎ノ門・
麻布台地区地域冷暖房施設の決定(案)について」、理事者の説明を求めます。
○
都市計画課長(
岩崎雄一君) それでは、
報告事項(11)「虎ノ門・
麻布台地区地域冷暖房施設の決定(案)について」、御説明をさせていただきます。
今回の御報告につきましては、虎ノ門・
麻布台地区地域冷暖房施設について、都市計画法第17条に基づく都市計画案の縦覧を行うのに先立ちまして、当委員会に御報告するものでございます。
資料№11の4ページの参考資料を御覧いただきたいと思います。まず、1の概要でございます。虎ノ門・麻布台地区は、特定都市再生緊急整備地域「東京都心・臨海地域」内に位置しております。また、港区のまちづくりマスタープランでは、六本木・虎ノ門地域における
開発事業の機会を捉え、自立分散型エネルギーシステム導入による、地域全体のエネルギー効率と防災性の向上を図ることが示されております。
これらの方針を踏まえまして、本地区内では、平成29年9月に虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再
開発事業が都市計画決定され、国際性豊かな魅力ある複合市街地の形成が図られようとしてございます。
このようなことから、施設建築物の整備に合わせ、需要に対応したプラント及び導管の新設を行い、地域への効率的で安定したエネルギー供給と環境への負荷の低減を図るため、都市計画決定をするものでございます。
次に、2の都市計画に定める施設を御覧いただきたいと思います。まず、ページ中央の図で概略を御説明いたします。こちらは、虎ノ門・
麻布台地区地域冷暖房施設の模式図となってございます。今回新設する虎ノ門・麻布台プラントを網かけの赤色、導管を赤色の実線で示してございます。また、参考として、供給区域を青色の点線で記載しておりまして、今回、熱供給される建築物は青色で示しております。
図の下、(1)の表が導管となりまして、記載のとおり、虎ノ門・麻布台1号線から4号線を新設いたします。
また、(2)は熱発生施設となりまして、虎ノ門・麻布台プラントを新設いたします。
続いて、3、新規エネルギー供給対象施設概要でございます。虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再
開発事業で整備される建築物に供給されます。1つ目は、図の中央にあるA街区の建築物で、用途が事務所、住宅、店舗等。延床面積が46万1,000平方メートルでございます。この建物に虎ノ門・麻布台プラントを設置いたします。2つ目は、図の左側にあるB-1街区の建築物で、用途が事務所、住宅、店舗等。延床面積が約18万7,000平方メートルとなります。3つ目が、B-1街区の右側にあるB-2街区の建築物で、用途が住宅、店舗、ホテル等。延床面積が約16万7,000平方メートルとなります。4つ目は、図の右上にあるC-1街区の建築物で、用途が店舗、駐車場等。延床面積が約1万1,000平方メートルでございます。5つ目は、C-1街区の下にあるC-2街区の建築物で、用途が事務所、住宅、店舗。延床面積は約3万2,000平方メートルとなります。6つ目は、C-2街区の下にあるC-3街区の建築物で、用途が店舗、駐車場。延床面積は約1,800平方メートルとなります。いずれも、エネルギー供給開始は2023年3月を予定いたしております。
それでは、1ページにお戻りください。都市計画決定の案の内容について御説明いたします。
1の地域冷暖房施設の名称は、虎ノ門・
麻布台地区地域冷暖房施設でございます。
次に、2の導管でございます。名称と位置を定めます。1つ目が、虎ノ門・麻布台1号線、位置は起・終点とも麻布台一丁目でございます。2つ目が、虎ノ門・麻布台2号線、位置は起・終点とも麻布台一丁目でございます。3つ目が、虎ノ門・麻布台3号線、位置は起点が麻布台一丁目、終点が虎ノ門五丁目でございます。4つ目が、虎ノ門・麻布台4号線、位置は起・終点とも虎ノ門五丁目でございます。
次に、3の熱発生所施設、いわゆるプラントになります。名称と位置を定めます。まず、名称でございます。虎ノ門・麻布台プラント。位置は麻布台一丁目で、備考に記載のとおり、施設面積は約3,000平方メートルとなります。
次に、参考の供給区域を御覧いただきたいと思います。名称は虎ノ門・麻布台地域冷暖房区域、面積は約7.2ヘクタールとなります。
次に、2ページを御覧いただきたいと思います。計画図でございます。導管とプラントの位置、それから、参考として供給施設と供給区域の位置を記載してございます。
次に、3ページを御覧ください。都市計画の案の理由書でございます。下から3行目の記述のとおり、施設建築物の整備に合わせて、需要に対応したプラント及び導管の新設を行い、地域への効率的かつ安定したエネルギーの供給と環境への負荷の低減を図るため、都市計画を決定するものであるといたしてございます。
以上が、都市計画案の説明となります。
次に、今後の予定でございます。当委員会への報告後、9月16日水曜日から9月30日水曜日まで、案の縦覧と意見書の受付を行います。その後、10月中旬の都市計画審議会に付議し、11月に都市計画決定をする予定でございます。
甚だ雑駁でございますが、
報告事項(11)「虎ノ門・
麻布台地区地域冷暖房施設の決定(案)について」の御説明は、以上でございます。
○委員長(やな
ざわ亜紀君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。
○委員(
うかい雅彦君) 何か理由があるのか聞きたいのですけれども、1号線はB-1街区に向かっていて、2号線はB-2街区に向かっているように感じるのですけれども、4ページも2ページの図も、途中で切れてしまって建物に届いていないような。A街区やC-1街区、C-2街区は届いている。これは何か意味があるのですか。
○
都市計画課長(
岩崎雄一君) 導管の都市計画決定をするものでございますけれども、これはその建物、施設のところまでを都市計画決定するということであります。その先は建物、施設ということになりますので、これは届いていないように見えますけれども、実を言うと、この先が建物、施設ということになりますので、都市計画上ではこの図のとおりということになってございます。
○再
開発担当課長(手島恭一郎君) もう少し丁寧に説明しますと、地上に出ている建物の下には地下の部分がそれよりも大きい形で埋まっているので、絵の描き方としては、建物の形として地上部分が描かれています。導管は地下を通っていきますので、地下構造物のところに入ったところまでが、導管の位置という形で表示がされているということになるかと思います。
○委員(
うかい雅彦君) それが分かるように、薄い線でもいいので、描いておいてもらうと分かりやすいと思いました。分かりました。
○委員(
風見利男君) そうすると、C-3街区はC-2街区と地下でつながっているということですか。C-1街区、C-2街区、C-3街区というのは地下でつながっているという意味なのですか。C-3街区には導管が行っていないということは、地下でつながっている以外にないわけですよね。
○
都市計画課長(
岩崎雄一君) 赤色の線の導管は確かにこの図だとつながっていないのですけれども、建築された方の管がこの間につながっているということですので、供給施設の管ではないのですけれども、実際には管がつながっているということになってございます。
○委員(
風見利男君) C-2街区の中からC-3街区に線があるという。導管ではないけれども、このビルの冷暖房をやるための管が入っている。そのような理解なのですか。
○
都市計画課長(
岩崎雄一君)
風見委員のおっしゃるとおりでございます。
○委員(
風見利男君) そうすると、あちこちに環境負荷の低減というのがあるのですけれども、何と比べて環境負荷の低減なのか、数値で示せますか。
○
都市計画課長(
岩崎雄一君) 例えば、二酸化炭素の年間排出量でございますけれども、地域冷暖房施設の方式を使った場合、こちらの排出は年間で1万929トンと見込まれてございます。これは個別の方式でやった場合、1万2,010トンということになりますので、CO2の発生量につきましては、年間で1,081トン、率にしますと約9%削減ができるということになってございます。ですので、これらの観点から、省エネの方に動いているということでございます。
○委員(
風見利男君) 例えば、A棟、B棟、C棟それぞれの建物で計算をして、差引きするとこうなるという、そのような計算なのですよね。
○
都市計画課長(
岩崎雄一君)
風見委員のおっしゃるとおりでございます。
○委員(
風見利男君) 参考のために、後で結構なので、それぞれの建物の排出量はこうで、このプラントでやるとこうだというものの比較表を作っていただいていいですか。
○
都市計画課長(
岩崎雄一君) 資料を調製の上、提出させていただきたいと思います。
○委員長(やな
ざわ亜紀君) ほかに御質問はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(やな
ざわ亜紀君) ほかになければ、
報告事項(11)「虎ノ門・
麻布台地区地域冷暖房施設の決定(案)について」の報告は、これをもって終了いたしました。
──────────────────────────────────
○委員長(やな
ざわ亜紀君) 次に、
報告事項(12)「品川駅
北周辺地区地域冷暖房施設の決定(案)について」、理事者の説明を求めます。
○
都市計画課長(
岩崎雄一君) それでは、
報告事項(12)「品川駅
北周辺地区地域冷暖房施設の決定(案)について」、御説明をさせていただきます。
今回の御報告につきましては、品川駅
北周辺地区地域冷暖房施設について、都市計画法第17条に基づく都市計画案の縦覧を行うのに先立ちまして、当委員会に御報告するものでございます。
資料№12の5ページの参考資料を御覧いただきたいと思います。まず、1の概要でございます。品川駅北周辺地区は、特定都市再生緊急整備地域の「品川駅・田町駅周辺地域」に位置し、地域整備方針において、東京と国内外を結ぶサウスゲートにふさわしい交通結節点の形成を整備目標とし、都市開発の事業を通じて災害等に対応できる都市防災機能を強化すること、建築物の高断熱化・省エネルギー化等による地域温暖化対策を誘導することが掲げられております。
また、港区まちづくりマスタープランでは、品川駅及び高輪ゲートウェイ駅周辺における
開発事業の機会を捉え、自立分散型エネルギーシステムの導入など、地域全体のエネルギー効率と防災性の向上を図ることが示されております。
本地域では、平成31年4月に品川
駅周辺地区地区計画等が都市計画変更され、街区再編による道路、公園等の公共施設の整備や国際交流拠点の新たな顔となる広場の整備により、国際性豊かな魅力ある複合市街地の形成が図られようとしてございます。
このようなことから、施設建築物の整備に合わせまして、需要に対応したプラント及び導管の新設を行い、地域への効率的かつ安定したエネルギー供給と環境への負荷の低減を図るため、都市計画を決定するものでございます。
次に、2の都市計画に定める施設でございます。まず、ページ下の図で概略を説明いたします。こちらは、品川駅
北周辺地区地域冷暖房施設の模式図でございます。今回新設するプラントは網かけの赤い色、導管は赤色の実線で表示してございます。また、参考として、供給区域を青色の点線で記載しておりまして、今回熱供給される建物は薄い青色で表示されてございます。
都市計画図書には、導管と熱発生施設の位置を定めることとなっております。図上の(1)の表が導管となりまして、品川駅北周辺1号線から6号線を新設いたします。
右上の(2)の表が熱発生所施設となりまして、各街区に供給する熱を製造する品川駅北周辺地区プラントに加え、搬送時の熱ロスを考慮し、4街区に整備するホテルに供給する熱を製造する第1サテライトプラントや、バイオマス施設に供給する熱を製造する第2サテライトプラントを新設いたします。
続いて、3の新規エネルギー供給対象施設概要でございます。品川駅北周辺地区の1街区から4街区及び泉岳寺駅地区に整備される建築物並びに泉岳寺駅に供給されます。1つ目は、1街区の建築物で、用途が住宅、教育施設、駐車場等。延床面積は約14万3,270平方メートルでございます。2つ目は、2街区の建築物で、用途が文化施設、駐車場等。延床面積は約2万9,000平方メートルとなります。3つ目は、3街区の建築物で、用途が業務、商業、熱源機械室、駐車場等。延床面積は約21万383平方メートルとなります。この建築物に品川駅北周辺地区プラントを設置いたします。4つ目は、4街区の建築物で、用途が業務、商業、ホテル、コンベンション施設、駐車場等。延床面積は約45万4,000平方メートルとなります。1街区から4街区については、エネルギー供給開始時期は2024年度の末を予定しているところでございます。5つ目は、泉岳寺駅地区第二種市街地再
開発事業の建築物で、用途が業務、商業、住宅、駐車場等。延床面積は約11万1,200平方メートルとなります。6つ目は、泉岳寺駅で、延床面積は約1万8,000平方メートルとなります。泉岳寺駅地区及び泉岳寺駅につきましては、事業の進捗に合わせ供給を行いますが、エネルギー供給開始時期は現在調整中となってございます。
それでは、資料の1ページにお戻りください。都市計画決定の案の内容について御説明いたします。1の地域冷暖房の施設の名称は、品川駅
北周辺地区地域冷暖房施設でございます。
続いて、2の導管でございます。名称と位置を定めます。1つ目は、品川駅北周辺1号線、位置は起点が高輪二丁目、終点が三田三丁目でございます。2つ目が、品川駅北周辺2号線、位置は起点・終点とも三田三丁目でございます。3つ目が、品川駅北周辺3号線、位置は起点・終点とも高輪二丁目でございます。4つ目が、品川駅北周辺4号線、位置は起点・終点とも高輪二丁目でございます。5つ目は、品川駅北周辺5号線、位置は起点・終点とも高輪二丁目でございます。6つ目が、品川駅北周辺6号線、位置は起点・終点とも高輪二丁目でございます。
次に、3の熱発生施設、いわゆるプラントでございますが、名称と位置を定めます。1つ目は、品川駅北周辺地区プラント、位置は高輪二丁目です。備考ですが、施設面積は約8,000平方メートルといたしてございます。2つ目が、品川駅北周辺地区第1サテライトプラント、位置は高輪二丁目です。施設面積は約500平方メートルでございます。3つ目が、品川駅北周辺地区第2サテライトプラント、位置は高輪二丁目です。施設面積は100平方メートルとなってございます。
1枚おめくりいただきまして、2ページを御覧いただきたいと思います。参考として、供給区域です。名称は、高輪ゲートウェイ駅地域冷暖房区域、面積は約10.4ヘクタールでございます。
3ページを御覧いただきたいと思います。計画図でございます。導管とプラントの位置、それから、参考として供給施設と供給区域の位置を記載してございます。
4ページを御覧ください。都市計画案の理由書でございます。下から3行目を御覧いただきたいと思います。施設建築物の整備に合わせ、需要に対応したプラント及び導管の新設を行い、地域への効率的かつ安定したエネルギー供給と環境への負荷の低減を図るため、都市計画を決定するものであるといたしてございます。
以上が都市計画の内容でございます。
今後の予定でございますが、9月16日水曜日から9月30日水曜日まで案の縦覧と意見書の受付を行います。その後、10月中旬の港区都市計画審議会に付議し、11月に都市計画決定を行う予定です。
甚だ雑駁でございますが、
報告事項(12)「品川駅
北周辺地区地域冷暖房施設の決定(案)について」の御説明は、以上でございます。
○委員長(やな
ざわ亜紀君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。
○委員(
うかい雅彦君) 先ほどの虎ノ門・麻布台地区より大分分かりやすい図であります。伺いたいのですが、ちょうど5ページの下の図で、放射第19号線、放19の上に33Mと書いてある地区なのですけれども、たしか株式会社ドウシシャのビルがある辺りかと思います。UR都市機構が集合の建物を建てることとなっていると思うのです。そこが、今回、この新駅周辺の再開発に関連していると私は受け取っているのですけれども、東京都の第二種市街地再
開発事業の施設建築物が熱供給から外れているというのは、理由があるのでしょうか。どうせなら一緒にやってしまった方がいいのではないかと素人は考えてしまうのですけれども。
○
都市計画課長(
岩崎雄一君) こちらの方でございますけれども、具体的な計画が入っていないということでございます。今後、こちらの方にも供給はしていく予定ということは聞いてございますけれども、まだ具体的になっていないということで、今回はこちらの方では示していないところでございます。
○委員(
風見利男君) プラントというのは、容積率に入るのですか。
○
都市計画課長(
岩崎雄一君) 容積率の最低限度につきましては、先ほど御説明した都市再生特別地区に定められておりまして、容積率の最高限度の算定については、地域冷暖房施設のところは容積率の算定の基礎から除くという記載がございます。その部分につきまして、3街区の7,320平米、4街区の3,450平米を上限として、容積率の算定の方は削除されているということでございます。
○委員(
風見利男君) 不算入ということですね。
○
都市計画課長(
岩崎雄一君) はい。
○委員(
風見利男君) 第2サテライトプラントがプラントの方に、これは導管ではなくてプラントそのものが行っているのですけれども、これはどのような意味なのですか。
○
都市計画課長(
岩崎雄一君) これは3街区のところから中央配水管というものが流れているのですけれども、その熱源を利用するということになってございます。その熱源を利用するということでございますので、熱発生施設ということでこちらにつきましても、都市計画決定するということでございます。
○委員(
風見利男君) よく分からないのですけれども、もう1回分かりやすく説明してくれますか。ということは、ここは第2サテライトプラントと書いてあるところは、プラントと違って、そこで燃料を燃やして冷暖房に使うというのとは違うのですか。
○
都市計画課長(
岩崎雄一君) バイオマスのガスの発生をするための熱源を取る施設ということでございますので、都市計画決定するということでございます。
○委員(
風見利男君) もう1回、ガスが何ですか。
○
都市計画課長(
岩崎雄一君) この管でございますけれども、こちら、3街区の方から排水を4街区の方に流しているということでございますので、プラントということで考えているということでございます。
○委員(
風見利男君) 3街区の方の熱を4街区の方に熱を持ってきて、このサテライトプラントで、夏は冷房、冬は暖房に切り替える、そのようなシステムなのですか。
○
都市計画課長(
岩崎雄一君) この細長い赤色の斜線部につきましては、
風見委員のおっしゃるとおりです。熱の排水が3街区の方から4街区の方に流れてきて、熱が供給されているという形ですので、熱発生施設ということにしてございます。
第2サテライトプラントでございますけれども、こちらの方につきましては、一般のプラントとは少し違いまして、バイオマスの熱を発生するための施設ということになってございます。バイオマスのガスを発生させるための熱の供給施設ということになってございますので、一般的な冷暖房などというものではないということでございます。
○委員(
風見利男君) それは、第1サテライトプラントも同じですか。
○
都市計画課長(
岩崎雄一君) 第1サテライトプラントにつきましては、これは熱の供給ということになってございます。
○委員(
風見利男君) 第2サテライトプラントの仕組みが分かるような何かあったら、後で結構ですので、教えていただきたいのと、先ほどの虎ノ門・麻布台地区と同じように、それぞれの建物ごとにやった場合と、プラントでやった場合との比較も作っていただけたらと思います。
○
都市計画課長(
岩崎雄一君) 資料、調製の上で提出させていただきたいと思います。
○委員長(やな
ざわ亜紀君) ほかに御質問等ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(やな
ざわ亜紀君) ほかになければ、
報告事項(12)「品川駅
北周辺地区地域冷暖房施設の決定(案)について」の報告は、これをもって終了いたしました。
──────────────────────────────────
○委員長(やな
ざわ亜紀君) 次に、
報告事項(13)「
都市計画道路事業に伴う土地の購入について(南麻布一丁目)」、
報告事項(14)「
都市計画道路事業に伴う土地の購入について(元麻布一丁目)」、一括して理事者の説明を求めます。
○
土木課長(佐藤雅紀君) それでは、
報告事項(13)「
都市計画道路事業に伴う土地の購入について(南麻布一丁目)」、
報告事項(14)「
都市計画道路事業に伴う土地の購入ついて(元麻布一丁目)」について、御報告をさせていただきます。
まず、本日付当委員会資料№13を御覧いただきたいと思います。4枚の資料をとじたもので、1ページが事業の概要、経緯などを記載しています。2ページについては、物件の概要、購入理由及び財源について記載しています。3ページ、案内図、4ページ、公図の写し、5ページが事業の計画図となってございます。
それでは、1ページを御覧いただきたいと思います。項番1、事業の概要です。都市計画道路補助線街路第7号線は、三田二丁目から渋谷区東二丁目までの延長約3,610メートルの補助線街路です。震災時の広域避難場所を結ぶ緊急道路障害物除去対象路線でありまして、他の路線に優先して整備を進めております。
本事業は、現在3つの区間において事業認可を受けておりまして、本件土地は、補助第7号線のうち二之橋から仙台坂までの区間を整備するもので、区間延長が約530メートル、計画幅員は15メートル、車道が7メートル、両側に4メートルの歩道が整備されることとなります。
続きまして、項番2、本事業の経緯です。補助第7号線は、昭和21年に都市計画決定されました。本区間につきましては、平成27年3月10日に事業認可を取得後、用地取得を進めてきておりまして、令和7年3月31日の事業完了を目標に事業を進めております。
続きまして、項番3、用地取得の進捗率です。本区間の取得予定面積は、約2,220平方メートルです。現在まで取得した面積は355.97平方メートルです。本件土地を取得いたしますと、388.20平方メートルで、進捗率は約17%となります。
1ページおめくりいただきまして、2ページを御覧いただきたいと思います。項番4、物件の表示、購入価格、契約の相手方です。購入する土地の所在は、港区南麻布一丁目36番6の一部になります。3ページの案内図も同時に御覧いただきたいと思います。赤く着色した箇所が、今回購入予定の箇所となります。
2ページの項番4にお戻りください。地目は宅地、地積は32.23平方メートルとなります。購入価格は9,959万700円で、1平方メートル当たりの単価は309万円です。契約の相手方は、個人の方になります。
続きまして、項番5の購入理由ですが、
都市計画道路事業用地購入のためです。
項番6の財源になります。一般財源となります。令和2年度の国庫補助金及び都市計画交付金の交付申請を予定してございます。
続きまして、1枚おめくりいただきまして、4ページを御覧いただきたいと思います。公図の写しになります。赤く着色している箇所が、今回購入予定の土地となります。
さらに1枚おめくりいただきまして、5ページを御覧いただきたいと思います。事業の計画図です。黄色で着色している部分が未買収地、青色で着色した部分はこれまで取得済みの土地を示しております。赤く着色した部分が、今回購入予定の土地です。
最後に、今後の予定となります。本件につきましては、当委員会の御報告と同時に、本日開催されております総務
常任委員会にも本件を御報告させていただいております。契約の相手方とは、両委員会の御報告後、契約の準備が整い次第、10月中に契約をしたいと考えてございます。
南麻布一丁目は以上でございます。
続きまして、資料№14を御覧いただきたいと思います。項番1、事業の概要、2の経緯につきましては、先ほど御説明の南麻布一丁目と同様ですので、御説明を割愛させていただきます。
項番3、事業用地取得の進捗率になります。この土地を取得後の進捗率につきましては、約20%となります。
1枚おめくりいただきまして、2ページを御覧いただきたいと思います。項番4になります。あわせて、3ページの案内図も御覧いただきたいと思います。購入する土地の所在は、港区元麻布一丁目112番16になります。案内図の赤色の部分でございます。地目は宅地です。地積は51.47平方メートルとなります。購入価格は1億2,766万6,200円で、1平方メートル当たりの単価は248万400円になります。契約の相手方は、森ビル株式会社、代表取締役社長、辻慎吾様です。
項番5の購入理由は、先ほどと同様、
都市計画道路事業用地購入のためです。
項番6、財源になります。港区公共用地買収基金を活用いたします。なお、令和3年度に国庫補助金及び都市計画交付金の交付申請を予定しております。
1枚おめくりいただきまして、4ページを御覧いただきたいと思います。公図の写しでございます。先ほどと同様、赤く着色した部分が購入予定の土地となります。
さらにおめくりいただきまして、5ページを御覧いただきたいと思います。こちら、事業計画図の赤のハッチが、今回の部分となります。
最後に、今後の予定となります。先ほどと同様、本日の両委員会報告後、契約の準備が整い次第、今月中に契約をしたいと考えております。
甚だ簡単ではございますが、
都市計画道路事業に伴う土地の購入について、南麻布一丁目並びに元麻布一丁目の御報告は以上でございます。よろしくお願いします。
○委員長(やな
ざわ亜紀君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。
○委員(
うかい雅彦君) 元麻布一丁目と南麻布一丁目で財源が違いますが、これはなぜでしょうか。また、国庫補助金等と都市計画交付金が何割ぐらい出るのかについて教えてください。
○
土木課長(佐藤雅紀君) まず、財源の違いについてですが、元麻布一丁目の方が、公共用地の買収基金を活用しております。こちらは、今回のこの買収予定地内に、コインパーキングを経営している事業者がおり、こちらとの交渉のめどが予算要望時につかなかったものですから、当初予算には計上できなかったことによります。
一方で、南麻布一丁目につきましては、地権者の方と昨年度の段階から交渉がまとまりかけていたということで、予算要望時に目途がついたことから一般財源を使うということにしてございます。
それと、2点目の国庫補助金、都市計画交付金の割合でございますけれども、国庫補助金につきましては、土地総額の約55%を予定しております。都市計画交付金は、おおむね11%です。残りがその他ということになります。34%ぐらいと考えてございます。
○委員(
うかい雅彦君) その他というのは、区ということですか。
○
土木課長(佐藤雅紀君) 区の一般財源でございます。
○委員(
うかい雅彦君) ありがとうございます。
○委員(
風見利男君) 国庫補助金と都市計画交付金と一般財源の投入は分かったのですけれども、移転補償もあるのですか。
○
土木課長(佐藤雅紀君) 南麻布一丁目につきましては、建物の1階が、現在営業しておりませんが、店舗がございました。こちらが、都市計画道路の予定地の中に入ってございますので、こちらを壊していただいて、建物を再建するようになりますので、移転補償がございます。
一方、元麻布一丁目につきましては、現在、コインパーキングを営業しているのですけれども、建物等はありませんので、基本的な補償というのはございません。
○委員(
風見利男君) 補償はなしですか。森ビル株式会社の方はなしということですね。
○
土木課長(佐藤雅紀君) 建物は何もないですが、多少、入り口の部分の改修などがございますので、若干ですけれども、補償を行います。
○委員(
風見利男君) たしかその辺、全部駐車場になっていて、多分、今回買うところは自動販売機が置いてあるところなのですかね。入り口の整備というのは、どの辺のことなのですか。
○
土木課長(佐藤雅紀君) 自動販売機の場所ではなく、現在、カーシェアリングの駐車場になっています。仙台坂に面しているわけですけれども、駐車場が少し高くなっており、擁壁とまではいかないですけれども、少し高低差があるようなところを、道路から出入りする形になっていまして、すぐ両側にネットフェンスのようなものがあります。そういった場所になります。
○委員(
風見利男君) それを撤去するのと、整地をして駐車場として利用できるような費用は区で負担するというということですか。
○
土木課長(佐藤雅紀君) 入り口自体は、今も道路と高低差はなく整地をせずそのままで大丈夫なのですけれども、出入口の脇のフェンスの部分が都市計画道路の区域に若干入ってきますので、それは撤去していただくことになります。
○委員長(やな
ざわ亜紀君) ほかに御質問等ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(やな
ざわ亜紀君) ほかになければ、
報告事項(13)「
都市計画道路事業に伴う土地の購入について(南麻布一丁目)」、
報告事項(14)「
都市計画道路事業に伴う土地の購入について(元麻布一丁目)」の報告は、これをもって終了いたしました。
──────────────────────────────────
○委員長(やな
ざわ亜紀君) 次に、
報告事項(15)「
都市計画公園三田台公園の
事業区域の変更について」、理事者の説明を求めます。
○
土木課長(佐藤雅紀君) それでは、
報告事項(15)「
都市計画公園三田台公園の
事業区域の変更について」、御報告させていただきます。
本日付当委員会資料№15を御覧いただきたいと思います。A4が3枚とA3が1枚の資料になってございまして、1ページが経緯、2ページが事業認可の変更内容、3ページが案内図、4ページが事業平面図で、5ページが整備イメージ図となってございます。
まず、
都市計画公園三田台公園の場所でございます。3ページの案内図を御覧いただきたいと思います。案内図の緑色で示している場所でございまして、都市計画道路補助線街路第14号線沿いに位置しておりまして、区立亀塚公園から区立三田台公園までの範囲となります。
1ページを御覧いただきたいと思います。あわせまして、4ページの三田台公園事業の平面図も御覧いただければと思います。まず、4ページの事業平面図の緑色の線で囲っている範囲、一番外側の線になりますが、この範囲が都市計画決定されている
都市計画公園三田台公園の区域となります。平面図右側の青色の線で囲った部分が区立亀塚公園、左側の青色の線で囲った部分が区立三田台公園となってございます。
それでは、1ページ、項番1の経緯でございます。
都市計画公園三田台公園は、昭和32年12月21日に都市計画決定し、平成15年11月には、防災活動拠点機能を有する公園として機能強化を図るため、区立亀塚公園南側の斜面地を追加し、面積を約2.1ヘクタールに都市計画変更を行って事業を進めております。
平成16年度には、区立三田台公園南側の土地を取得し、現在、広場として整備開放してございます。平成23年1月には、平面図の赤色の線で囲っている土地のうち、①と②の428平方メートルの事業認可を取得、さらに平成26年10月には、③、④の約439平方メートルを追加取得し、順次整備を行ってまいりました。①から④までの事業認可の経緯につきましては、1ページの下段の表に記載のとおりでございます。
①から④の現事業認可の整備に伴い、
事業区域の見直し検討を行いました結果、課題となっていた道路から広場への見通しの悪さを解消するため、平面図の赤色の一点鎖線で囲っている部分がある広場西側の隣接地に当たる⑤と⑥の部分を事業認可区域として拡張し、事業を進めることといたしました。
2ページを御覧いただきたいと思います。項番2の事業認可の変更内容でございます。(1)認可の区域面積ですが、4ページの平面図で赤色の線で囲まれた①から④の合計の867.73平方メートルを、変更後は、赤色の一点鎖線で囲まれた⑤、⑥の面積267.22平方メートルを追加した1134.95平方メートルとなります。
(2)事業認可の期間につきましては、変更前の完了予定、令和3年3月31日を令和6年3月31日まで延伸いたします。
5ページの区域拡張部の整備イメージ図を御覧いただきたいと思います。上段部の左側が区域拡張前、右側が区域拡張後の整備イメージ図となっております。下段部には、区域拡張部分の拡大図を示しております。この拡張する部分の整備に当たりましては、地域の皆さんの御意見をお聞きしながら、遊びの空間を確保していきたいと考えてございます。
最後に、項番3、今後の予定になります。今月、地域の皆様に御説明をしていくと同時に、事業変更認可の手続を進めてまいりたいと思っております。約2か月後の令和2年11月には、変更認可の取得を予定してございます。認可取得後は、地権者の方々に対し用地取得交渉を開始し、用地取得終了後には地域の皆様の御意見を頂きながら、公園の整備を進めていきたいと考えております。公園の整備時期は、令和5年度を予定してございます。
甚だ簡単ではございますが、
報告事項(15)「
都市計画公園三田台公園の
事業区域の変更について」の御説明は以上です。よろしくお願いいたします。
○委員長(やな
ざわ亜紀君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。
○委員(
うかい雅彦君) 関連した話になってしまうのですけれども、既に取得している①、②、③、④の公園が、不調で延びていたようですが、いつ頃できそうなのでしょうか。
○
土木課長(佐藤雅紀君) 現在、高輪地区
総合支所で公園工事中でございまして、現在の予定では、9月末頃までに工事が終わると考えてございます。その後、手直しなどがありまして、10月の中旬には開放したいと聞いております。
○委員(
風見利男君) ⑤、⑥の買収の見通しと、それ以外の白いところも順次進めていく予定だと思うのですけれども、その辺の見通しなどが分かったら教えてください。
○
土木課長(佐藤雅紀君) 今回の⑤と⑥に関しましては、事業認可告示の後、実際の交渉に入っていくことになります。お話は差し上げてはいるものの、現在も住んでいらっしゃる方もいるというのもございまして、いつというのはなかなかお話はできないのですけれども、丁寧な説明をして、お譲りいただけたらと思ってございます。
残りの白い部分につきましても、こちらも順次、区域を拡張していきたいと思っておりますけれども、やはり皆さん住んでいらっしゃいますので、区域の拡張につきましても、地元の御意見をお聞きしながら、現在のこの区域を拡張していきたいとは思っていますが、まだお譲りいただくなどの域には達してございません。
○委員長(やな
ざわ亜紀君) ほかに御質問等ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(やな
ざわ亜紀君) ほかになければ、
報告事項(15)「
都市計画公園三田台公園の
事業区域の変更について」の報告は、これをもって終了いたしました。
──────────────────────────────────
○委員長(やな
ざわ亜紀君) それでは、
審議事項に入ります。初めに、
審議事項(1)「請願元第13号
東京都市計画道路幹線街路環状第4号線にかかる
港区立白金児童遊園敷地と
港区立白金台幼稚園の敷地を東京都に譲渡しないで頂きたい事を求める請願」を議題といたします。
本請願について、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(やな
ざわ亜紀君) なければ、本請願につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(やな
ざわ亜紀君) それでは、本日継続と決定いたしました。
──────────────────────────────────
○委員長(やな
ざわ亜紀君) 次に、
審議事項(2)「発案元第5号
街づくり行政の調査について」を議題といたします。
本発案に関わる令和2年重点調査項目について、先日の委員会で正副委員長(案)をお示しし、各会派に持ち帰って御検討いただいたところ、2番の「定住人口確保対策について」の表現に関して御意見がありました。検討した結果、「定住人口確保の諸対策について」とし、改めて正副委員長(案)を席上に配付させていただきました。いかがでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(やな
ざわ亜紀君) それでは、正副委員長(案)でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(やな
ざわ亜紀君) それでは、そのように決定させていただきます。
本発案について、ほかに何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(やな
ざわ亜紀君) なければ、本発案につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(やな
ざわ亜紀君) それでは、本日継続と決定いたしました。
──────────────────────────────────
○委員長(やな
ざわ亜紀君) そのほかに、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(やな
ざわ亜紀君) なければ、本日の委員会を閉会いたします。
午後 3時24分 閉会...