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  1. 港区議会 2019-11-22
    令和元年11月22日区民文教常任委員会-11月22日


    取得元: 港区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-21
    令和元年11月22日区民文教常任委員会-11月22日令和元年11月22日区民文教常任委員会  区民文教常任委員会記録令和元年第18号) 日  時  令和元年11月22日(金) 午後1時30分開会 場  所  第3委員会室出席委員(8名)  委 員 長  清 家 あ い  副委員長  丸山 たかのり  委  員  福 島 宏 子       杉 浦 のりお        ゆうき くみこ       池 田 こうじ        赤 坂 大 輔       阿 部 浩 子 〇欠席委員(1名)        マック 赤 坂 〇出席説明員  教育長                            青 木 康 平
     芝地区総合支所長環境リサイクル支援部長兼務         新 井 樹 夫  高輪地区総合支所総合支所長高輪地区総合支所管理課長兼務  佐 藤 博 史  芝浦港南地区総合支所長・産業・地域振興支援部長兼務      星 川 邦 昭  地域振興課長                         櫻 庭 靖 之  国際化文化芸術担当課長  大久保 明 子  産業振興課長                         西 川 克 介  観光政策担当課長      相 川 留美子  税務課長                           柴 崎 早 苗  環境課長                           茂 木 英 雄  地球温暖化対策担当課長   大久保 光 正  みなとリサイクル清掃事務所長                 重 富  敦  教育推進部長                         新 宮 弘 章  教育長室長                          村 山 正 一  教育企画担当課長      加 藤  豊  生涯学習スポーツ振興課長                   木 下 典 子  図書文化財課長       佐々木 貴 浩  学校教育部長                         堀   二三雄  学務課長                           山 本 隆 司  学校施設担当課長      伊 藤 太 一  教育指導課長                         松 田 芳 明 〇会議に付した事件  1 報告事項   (1) 浜松町二丁目地区第一種市街地再開発事業における権利変換計画への同意、組合保留床の取得及び(仮称)文化芸術ホール整備スケジュールについて   (2) 区のペットボトル集積所回収運搬業務受託事業者による物損事故について   (3) 令和元年第4回港区議会定例会提出予定案件について   (4) (仮称)高輪三丁目高齢者福祉施設等整備スケジュール変更について   (5) 港区立大平台みなと荘利用料金について   (6) 港区子ども・子育て支援事業計画(素案)について  2 審議事項   (1) 発 案元第6号 区民生活事業教育行政の調査について                                (元.5.29付託)                 午後 1時30分 開会 ○委員長清家あい君) ただいまから区民文教常任委員会を開会いたします。  先日の軽井沢町、金沢市への行政視察につきましては、委員の皆様のご協力により、所期の目的を達成し、無事に終了することができました。ありがとうございました。  本日の署名委員は、丸山副委員長阿部委員にお願いいたします。  マック委員より、欠席の届け出が提出されておりますので、ご報告いたします。  傍聴者から、撮影・録音の申し出がありました。これを許可したいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長清家あい君) それでは、そのようにさせていただきます。  節電及び省エネルギーの推進についてですが、既に行政では、11月1日から暖房温度の目安を19度とするウォームビズに取り組んでいます。  議会としても、夏季同様に、節電・省エネルギー型のライフスタイルを実践する必要があるということが確認されましたので、皆さんのご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。  本日、報告事項(4)に関連して、高輪地区総合支所佐藤管理課長に出席していただいております。  佐藤管理課長は、当該報告事項終了後、保健福祉常任委員会に出席するため、本日は、日程を変更して、報告事項(4)について先に報告を受け、その後、日程を戻しまして、報告事項(1)から順次報告を受けたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長清家あい君) それでは、そのようにさせていただきます。  なお、佐藤管理課長は、当該報告事項終了後、退席いたしますので、あらかじめご承知おきください。     ──────────────────────────────────────── ○委員長清家あい君) それでは、報告事項に入ります。日程を変更しまして、報告事項(4)「(仮称)高輪三丁目高齢者福祉施設等整備スケジュール変更について」、理事者の説明を求めます。 ○高輪地区総合支所総合支所長高輪地区総合支所管理課長兼務佐藤博史君) 報告事項(4)「(仮称)高輪三丁目高齢者福祉施設等整備スケジュール変更について」、ご説明申し上げます。  資料№4をごらんください。(仮称)高輪三丁目高齢者福祉施設等の整備につきまして、近隣住民の皆様への説明に時間を要したことから、整備スケジュールを変更し、開設の時期を令和3年4月といたします。  当施設は、2番にあります施設概要にありますとおり、認知症高齢者グループホーム及び小規模多機能型居宅介護施設にあわせまして、区民協働スペースを整備するものでございます。  本案件につきましては、本日同時開催されております保健福祉常任委員会におきまして、主に高齢者福祉施設の整備について、ご報告しております。当常任委員会におきましては、所掌となります区民協働スペースの整備について、重点的にご報告いたします。  裏面をごらんください。整備スケジュールを、建設する工事につきまして、令和2年3月から令和3年3月までに、また、開設時期につきましては、令和3年4月に変更いたします。  変更の理由といたしましては、住民説明会で寄せられましたご意見に対しての一部の設計変更や、ご理解をいただくまでに時間を要したことにございます。住民説明会でのご意見は、高齢者施設の必要性、施設車両の出入り時の安全性の確保や屋上設置空調機室外機騒音対策などでございます。区民協働スペースに関しては、利用方法の確認などのやりとりのみとなっておりまして、その整備に対しまして、ご理解いただいております。  今後のスケジュールにありますとおり、令和2年3月着工、令和3年3月竣工、4月開設に向け、安全に進めてまいります。  説明は以上です。よろしくお願いいたします。 ○委員長清家あい君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございましたら、順次発言願います。 ○委員(福島宏子君) この区民協働スペースについて、ご質問させていただきます。  これで見ると、1部屋新しく区民協働スペースが入ると思うのですが、近隣に区民協働スペースが幾つあるのか、どこなのかということと、その近隣の区民協働スペースとのかかわりで、今ある区民協働スペース利用率などを教えていただきたいと思います。 ○高輪地区総合支所総合支所長高輪地区総合支所管理課長兼務佐藤博史君) 高輪地区には、近隣と申しましても少し距離が離れますが、高輪一丁目にありますHUG高輪の中に、1つございます。もう一つは、白金台駅のすぐ横にできました、「ゆかしの杜」の6階にございます。また、高輪地区総合支所の中にも一部ございますが、今回のエリアは少々ご不便と言われていた土地で、地域からもかねてから要望されていた場所になります。そのような整備となります。  また、もう一つのご質問の利用率でございます。HUG高輪につきましては、約60%の利用率となっています。これは、平成30年度の利用状況になります。もう一つ、白金台の「ゆかしの杜」につきましては、約30%の利用率となってございます。 ○委員(福島宏子君) ありがとうございます。  会議室ということで設置されるとのことですけれども、まだこれからかもしれないのですが、収容可能な人数や設備の部分は、今後決まるのでしょうか。例えば、プロジェクターコピー機、プリンターは区民協働スペースに入るのかどうかをお願いします。 ○高輪地区総合支所総合支所長高輪地区総合支所管理課長兼務佐藤博史君) 大体80平米となりますので、HUG高輪が大体88平米で40人ということから考えますと、同規模の施設と考えております。  また、施設につきましては、会議用プロジェクター、スクリーン、マイクスタンド、マイクやスピーカー類などは、倉庫の中に格納することも考えておりますので、ご指摘のとおり、これからの整備になってまいりますけれども、そのような会議に利用されるものとして、整備していきたいと思います。 ○委員(福島宏子君) 使用しやすいように整備をしていただきたいと思います。  もう一つ、区民協働スペースということで、区が管理をするようになると思うのですけれども、掃除や備品の管理ということになるのでしょうか、そのようなことは、どこかに委託となるのでしょうか。それとも、総合支所がやるのでしょうか。 ○高輪地区総合支所総合支所長高輪地区総合支所管理課長兼務佐藤博史君) 原則的に総合支所の管理となりますが、実際にその場所では、2階、3階に、高齢者の施設が入ります。そうした委託事業者による委託による管理が、現実的なものとなろうかと思います。 ○委員(福島宏子君) そうすると、区役所の方は誰もそこにはいらっしゃらないで、借りるときは、区役所に言って、そこにはいらっしゃらないということですか。 ○高輪地区総合支所総合支所長高輪地区総合支所管理課長兼務佐藤博史君) 区の職員が常駐することはないです。 ○委員(福島宏子君) わかりました。  高輪地区総合支所管理課長との事前のお話の中で伺ったところで幾つか質問をしたいのですけれども、(仮称)高輪三丁目高齢者福祉施設の建物のところの町会は白金猿町町会ということでお聞きしました。町会と一緒に何か取り組むことや協力体制、特に災害時などはどのように協力をしていくのか、区として何かお考えがあれば教えてください。 ○高輪地区総合支所総合支所長高輪地区総合支所管理課長兼務佐藤博史君) 当施設は白金猿町町会のエリアにございますが、高輪南町会西町自治会高輪親睦会など、近隣の町会からも、こちらの地域への区民協働スペースの熱い要望がございますので、同様に、地域の課題を地域で解決する場の1つとして、積極的に活用してもらいたいと考えております。  また、坂道に緑を増やすような活動といったものも、区とともに行っておりますので、そのような事業を行う際の場としても、打ち合わせの場も含めて進めていきたい、そのような拠点として使っていただきたいと思っております。  また、災害時につきましても、区の事業を行う施設となりますので、どのような備蓄といいますか、災害用に必要なものが、そこで格納できるかも含めて、災害時にも頼りとなる施設となるよう、(仮称)高輪三丁目高齢者福祉施設運営事業者とともに、地域の災害のために、よって立つところとなっていくよう、そのような意識で運営していきたいと協議をしているところでございます。 ○委員長清家あい君) ほかにご質問等はございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長清家あい君) ほかになければ、報告事項(4)「(仮称)高輪三丁目高齢者福祉施設等整備スケジュール変更について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長清家あい君) 次に、日程を戻しまして、報告事項(1)「浜松町二丁目地区第一種市街地再開発事業における権利変換計画への同意、組合保留床の取得及び(仮称)文化芸術ホール整備スケジュールについて」、理事者の説明を求めます。 ○国際化文化芸術担当課長大久保明子君) 本日付当委員会資料№1、「浜松町二丁目地区第一種市街地再開発事業における権利変換計画への同意、組合保留床の取得及び(仮称)文化芸術ホール整備スケジュールについて」をごらんください。  初めに、今回の報告ですが、この後、報告される令和元年第4回港区議会定例会提出予定案件についての港区一般会計補正予算(第5号)の中にございます、債務負担行為、(仮称)文化芸術ホール整備保留床取得にかかわりますため、先にご報告させていただくものです。  区は、平成26年度に浜松町二丁目第二用地とその周辺の再開発事業である浜松町二丁目地区第一種市街地再開発事業において、(仮称)文化芸術ホールを整備することを決定いたしました。平成30年度には、浜松町二丁目地区市街地開発組合が発足し、区は組合員として参加しています。このたび、組合より、都市開発法第72条等に基づく権利変換計画が示されました。区は、これに同意するとともに、(仮称)文化芸術ホールの床のうち、権利変換により取得できる部分が約4割であるため、残りの約6割を令和8年の建物竣工時に、組合から取得いたします。また、土壌汚染対策工事埋蔵文化財の本調査が必要となったため、(仮称)文化芸術ホール整備スケジュールを変更いたします。  項番1、浜松町二丁目第二用地の権利変換計画への同意をごらんください。(仮称)文化芸術ホール整備内容です。再開発事業で整備される施設建築物、再開発ビル全体の概要につきましては、表に記載のとおりです。  別紙1、A3の資料をごらんください。左下に全体位置図がございますが、(仮称)文化芸術ホールの整備を予定しているのは、点線で囲まれた部分のうちのC部分でございます。その右隣の図におきまして、赤字で記載してある旧遊び場と旧区有通路を合わせた土地が、権利変換計画の対象となる現在の区有地です。さらに、その右側に、今回建設する建物の断面図が2つございます。右側の西側から見た断面図をごらんください。中央に高層部、その左に中層部、また右側、高層部、右下にある地下も含めて、低層部といたしまして、この3つの棟が一体の建物となります。(仮称)文化芸術ホールは、ピンク色に塗った部分となります。ホールは、中層部の大部分と高層部の4階及び5階の一部を専有することになります。  3階から6階までの平面図は、同資料の上段部をごらんください。上半分が中層部、下半分が高層部です。まず、3階ですが、浜松町駅からデッキでつながりまして、(仮称)文化芸術ホールの入り口となります。3階には、100席程度の小ホールを整備する予定です。4階は、事務室のほか、高層部には、文化芸術の創造を支援する場としまして、大中小の練習場を整備する予定です。5階は、約600席程度の大ホールを整備します。楽屋、リハーサル室を同じフロアにすることで、演者にとって使いやすいつくりとなっております。6階は、大ホールの2階部分となります。  資料1の2ページにお戻り願います。(仮称)文化芸術ホール専有面積ですが、7,104.44平方メートル、整備費は125億8,520万円です。この整備費には、(仮称)文化芸術ホールの躯体、設備、客席、舞台機構等及び敷地の共有持ち分を含みます。  なお、資機材の市況価格の変動等により、この金額は増減する可能性がございます。  また、どんちょう、舞台備品楽器備品楽屋備品等につきましては、別途購入をする予定です。  (2)権利変換計画による権利床取得保留床についてです。権利変換の対象となるものは、先ほど別紙1でご説明をしました旧遊び場と旧区有通路で構成されております。この従前資産評価額の合計は、表の右下に記載しております47億4,440万円です。この金額で取得できる(仮称)文化芸術ホール権利床は(仮称)文化芸術ホール全体の39.34%の持ち分となり、床面積に換算いたしますと、2,794.99平方メートルに相当します。この権利床の39.34%を引いた残りの60.66%の持ち分が保留床となりまして、床面積に換算しますと、4,309.45平方メートルに相当いたします。この保留床につきましては、建物竣工時に組合から購入・取得することにより、権利床と合わせまして、(仮称)文化芸術ホールの100%が区の所有となるものでございます。  また、別紙2をごらんください。こちらの資料は、ただいまご説明しました権利変換及び保留床について、図でお示ししたものです。図の左側にお示しした区の従前資産47億4,440万円が、右側の権利床の39.34%、すなわち2,794.99平方メートル相当に権利変換をされ、不足分となる60.66%、すなわち4,309.45平方メートル相当につきましては、保留床として、組合から取得するというスキームになっています。  資料1の3ページ、項番2の覚書の締結にお戻りください。(仮称)文化芸術ホールの床のうち、組合から購入する保留床につきましては、建物竣工時の令和8年度に取得します。区は、将来的な区への譲渡を担保するため、組合との間で覚書を締結します。保留床の価格は、(仮称)文化芸術ホール整備費125億8,520万円から、権利変換により取得する47億4,440万円を引いた残りの額78億4,080万円となります。  次に、項番3、整備スケジュールの変更です。浜松町二丁目地区市街地開発事業施工地区内におきまして、土壌汚染及び埋蔵文化財の存在が判明したことにより、これらの影響を踏まえた再開発事業全体のスケジュールが見直されました。その結果、(仮称)文化芸術ホール整備スケジュールにつきましては、表に記載のとおり変更となります。竣工は令和8年10月、開館は令和9年4月を予定しております。  なお、再開発事業全体の進捗状況等によりまして、このスケジュールは変更となる可能性がございます。  最後に、項番4、今後のスケジュールです。令和元年12月下旬から、組合において都市再開発法に基づく権利変換計画の縦覧を行い、令和2年2月、権利変換計画認可申請を東京都に行います。その後、令和2年4月ごろには、権利変換計画認可公告が行われる見込みです。  簡単ではございますが、説明は以上です。よろしくお願いいたします。 ○委員長清家あい君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございましたら、順次ご発言願います。 ○委員(池田こうじ君) 場所的にも非常にアクセスのいいところでございますし、将来的に港区の文化芸術の拠点になるものだと思います。  権利床の39.34%という持ち分については、当初計画等で予測していたパーセントがあるのかどうかわかりませんけれども、それと比べてどうなのか、従前の計画との比較については、どのような見解になるのか教えてください。 ○国際化文化芸術担当課長大久保明子君) ただいまの約39%の持ち分につきまして、もともと権利床について区として計画していたものはございません。 ○委員(池田こうじ君) 6割分を取得ということで、今回この金額が示されているわけですけれども、そもそも、もともと田町駅東口で計画をしていて、それを取りやめたという経緯があります。また、そちらでの(仮称)文化芸術ホールを待ち望んでいる人も多かったと思います。
     その整備費について、従前の田町駅東口整備費平米単価も含めて比較をすると、どうなのか。取りやめたことによって、どのぐらいの負担が上がっているのかどうかも含めて、その比較については、一度、確認したいと思うのですけれども、もしそのような比較のデータがありましたら、教えてください。 ○国際化文化芸術担当課長大久保明子君) 田町駅東口北地区に、当初、(仮称)文化芸術ホールを整備する予定でございました。その当時は、建物費だけで、約138億7,000万円という見込みでした。ただ、当時と比較しますと、仕様がかなり変わっておりまして、当時は音楽と演劇のそれぞれ600席のホールを2つ整備する予定でございました。また、専有面積としましても、田町駅東口北地区においては、専有面積約1万1,000平米で予定をしていたものでございます。  ですので、単純な比較は難しいのですけれども、今ご指摘のありました平米単価というものを、建物費を専有面積で割るという形で単純に計算いたしますと、今回の浜松町の方が、平米単価としては高くなります。しかし、田町駅東口北地区整備費を算出したのは平成21年度であり、その当時から建設費は上昇しておりまして、平均で約15%上昇していると聞いてございます。ですので、この時点修正を加味いたしますと、現在の浜松町二丁目地区の(仮称)文化芸術ホールの方が、平米単価としては安いという計算になります。 ○委員(池田こうじ君) いろいろな積算の仕方もあるかと思いますが、いずれにしろ、時期をずらすことによって、多分上がったことは間違いないと思いますが、今この時期に整備をするにあたって、適切な金額ということがわかりました。いずれにいたしましても、従前の経緯を踏まえて、しっかりと予算についても、計画を構築していただきたいと思います。  でき上がるのはまだ随分先の話なのですけれども、ソフト面での話は、この間、当常任委員会行政視察に行きまして、やはり区民主体文化芸術ホールのあり方について、今後いろいろな協議の中で、我々議会もそうですが、ぜひ模索して、研究していただきたいと思っています。 ○国際化文化芸術担当課長大久保明子君) 区民主体の(仮称)文化芸術ホールのあり方ということにつきましては、まさにこれから管理運営の方法を含めて、区民の皆様の意見を伺いながら進めてまいりたいと思います。区民の皆様方に愛される、誇りに思われるような(仮称)文化芸術ホールとなるように、検討を進めてまいります。よろしくお願いいたします。 ○委員(福島宏子君) 整備スケジュールのところで何点か質問をさせていただきたいのですけれども、土壌汚染がありまして、それに対する対策が以前の当常任委員会でも報告されていたのですが、この土壌汚染は、もう取り除かれたというか、そこはこれからやるということになるのでしょうか。 ○国際化文化芸術担当課長大久保明子君) 土壌汚染につきましては、これから既存建物の解体とあわせて、土壌汚染対策工事を行っていく予定でございます。 ○委員(福島宏子君) 変更後の整備スケジュールのところでは、着工、解体から新築までの間が1年間あるということは、そのことが理由ということですか。 ○国際化文化芸術担当課長大久保明子君) ただいま福島委員ご指摘のとおり、この1年間をかけて、解体工事土壌汚染を並行してやっていく予定でございます。 ○委員(福島宏子君) わかりました。  1点、この建物のことで質問をしたいのですけれども、A3の別紙のところで、住宅部分が一緒に入っている建物のということなのですが、これだけ大きな世帯が入る住宅が一緒にあるというところで、近隣の小学校や幼稚園に対する影響も出てくると思います。これは要望として聞いていただければいいのですが、そこら辺も、港区として、ここに住む方のための施策というところで、あわせて考えていただきたいと要望しておきたいと思います。お願いします。 ○国際化文化芸術担当課長大久保明子君) 組合からは、住宅部分につきましては、どちらかというと、子育て世帯以外の世帯が多く入るような話を聞いているところではございますが、ただいま福島委員ご指摘のとおり、近隣の小学校の需要等につきましては、教育委員会とも情報共有をしながら進めてまいりたいと思います。 ○委員長清家あい君) ほかにご質問等ございますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長清家あい君) ほかになければ、報告事項(1)「浜松町二丁目地区第一種市街地再開発事業における権利変換計画への同意、組合保留床の取得及び(仮称)文化芸術ホール整備スケジュールについて」の報告は、これをもって終了いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長清家あい君) 次に、報告事項(2)「区のペットボトル集積所回収運搬業務受託事業者による物損事故について」、理事者の報告を求めます。 ○みなとリサイクル清掃事務所長(重富敦君) それでは、報告事項(2)「区のペットボトル集積所回収運搬業務受託事業者による物損事故について」、ご説明いたします。  資料№2をごらんください。本件については、ペットボトル集積所回収運搬業務受託事業者と従業員及び区を被告とする民事訴訟の審理が行われてきましたが、11月8日に和解が成立しましたので、当常任委員会において、事故の概要と事故後の経過についてご報告をするものです。  まず、本件、損害賠償請求事件の発端となった事故の概要について説明をさせていただきます。  項番の1をごらんください。区は、ペットボトル集積所回収運搬業務を東京都環境衛生事業協同組合港区支部に委託して実施しておりますが、その受託者の組合員である三東運輸株式会社の従業員が、平成29年4月17日の朝、南麻布五丁目2番5号のマンションで回収作業を行った際に、自動車の運転を誤り、マンション地下駐車場出入口に設置されたシャッターを破損したものです。  項番2の事故後の経過をごらんください。事故の発生後、三東運輸株式会社が、マンション管理組合と、損害賠償額について協議いたしましたが、双方が主張する金額の隔たりが大きく、三東運輸株式会社が申し立てた調停も不調に終わりました。これを受けまして、平成30年6月8日に、マンション管理組合から、三東運輸株式会社とその従業員、そして区を被告とする損害賠償請求事件が提起をされました。請求の趣旨は、シャッターの復旧に要した損害額等として、1,174万410円余の支払いを求めるというものになっております。訴状では、区の国家賠償法に基づく損害賠償責任が問われましたが、区は、相被告である事業者、三東運輸株式会社が実施するペットボトルの収集・運搬行為は、公権力の行使に当たる公務員の職務行為ではなく、区に国家賠償法上の責任はない旨を主張してまいりました。10回にわたる弁論準備手続が行われる中で、和解の方向性が模索され、本年10月11日の第11回弁論準備手続において、裁判所から、被告事業者、三東運輸株式会社とその従業員に1,000万円の支払い義務があることを認める等の内容の和解条項案が提示をされました。区としては、審理を通じて、区の主張が認められ、区に対する請求の放棄や債権債務の不存在が確認されたことから、事件の早期解決を図るため、和解案に同意をしたものです。マンション管理組合と三東運輸株式会社も和解案に同意をし、11月8日の第12回弁論準備手続において、和解が成立いたしました。  最後に、今後の予定です。令和元年第4回港区議会定例会において、和解を行った専決処分について、区長報告を行います。  説明は以上です。よろしくお願いします。 ○委員長清家あい君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございましたら、順次ご発言願います。 ○委員(福島宏子君) 何点かお願いします。  三東運輸株式会社は、港区内の事業所なのでしょうか。東京都環境衛生事業協同組合港区支部というところでは、ペットボトル集積所回収運搬業務というところで、三東運輸株式会社以外にも、組合員というか、そのような事業所があるのかをお願いします。 ○みなとリサイクル清掃事務所長(重富敦君) 三東運輸株式会社の所在としては、港区外の事業所になります。  東京都環境衛生事業協同組合港区支部は14社で構成されております。  また、ペットボトルの回収業務に関しては、その14社のうち4社が5台の車を回して、回収業務を請け負っております。 ○委員(福島宏子君) 4社の中の1社がこの三東運輸株式会社だったというところであると思います。事故というか、このようなことは起きてはならないことですが、今後のことを考えますと、そのような集積場所などといったところも、なるべくこのようなシャッターの上げ下げによる事故が起きないような手だてがとれないのかと思うのです。  今回のマンションは、シャッターの中に集積所があったということでしょうか。 ○みなとリサイクル清掃事務所長(重富敦君) 今、福島委員がおっしゃったとおり、シャッターの中に回収の場所がありました。 ○委員(福島宏子君) そうなると、そのようなマンションがほかにも幾つかあるとなると、今後、また事故が起きないように、ごみの集積所なども含めて、検討というか、港区としての手だて、援助みたいなところはできるのでしょうか。 ○みなとリサイクル清掃事務所長(重富敦君) 制度としては、1,000平米超の建物の場合については、事前に集積所の場所等の事前協議をいただきまして、安全で、出し入れがしやすいような場所について設置を協議して、固めていくといった手続がございます。  また、既存のマンションについても、管理組合サイドあるいは事業者サイドから、なかなか収集がしづらいなど、安全面の問題があるなどといった問題提起があれば、丁寧に対応してまいりたいと考えております。 ○副委員長(丸山たかのり君) 港区の清掃車などにはドライブレコーダーがしっかりついているかと思うのですけれども、今回の事故車については、ドライブレコーダーなどはあったのですか。 ○みなとリサイクル清掃事務所長(重富敦君) ドライブレコーダーはついております。 ○副委員長(丸山たかのり君) 今回、経緯的には過失によるものだとは思うのですけれども、ただ、事実関係的には、いわば当て逃げしているような感じになってしまっていると思うのです。そのような心証の悪さもあって長引いた部分もあるのかとは思ったりするのですけれども、今後、今回のような事故があって、そのまま去ってしまうといったような事故は絶対に防いでいかないといけないと思うのですけれども、再発防止はどのように考えていらっしゃいますか。 ○みなとリサイクル清掃事務所長(重富敦君) 本件事故の直後に、区の契約の相手方であります東京都環境衛生事業協同組合港区支部の方に報告を求めまして、おわびとともに、再発防止策の徹底についての文書を受領しております。  その中で、会員に対しましては、特に指導を徹底する項目としては、速やかな事故報告の徹底だったり、報告しやすい会社体制の構築であったり、あるいは、事故発生時の対応についての各社のマニュアルの確認、受託者の責任・責務についての改めての確認といったことが記されております。支部会員に対しては、そのような文書で、既に注意喚起をしているところでございます。 ○委員長清家あい君) ほかにご質問等ございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長清家あい君) ほかになければ、報告事項(2)「区のペットボトル集積所回収運搬業務受託事業者による物損事故について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長清家あい君) 次に、報告事項(3)「令和元年第4回港区議会定例会提出予定案件について」、理事者の説明を求めます。 ○地域振興課長(櫻庭靖之君) それでは、報告事項(3)「令和元年第4回港区議会定例会提出予定案件について」、お手元の資料№3、資料№3-2、資料№3-3及び資料№3-4によりご説明申し上げます。  初めに、資料№3、令和元年第4回港区議会定例会提出予定案件一覧をごらんください。  今定例会における提出予定案件は、区長報告1件、議案8件の計9件です。  下段の表をごらんください。内訳ですが、区長報告は和解が1件、議案は条例の一部改正が3件、令和元年度補正予算が2件、その他として、物品の購入が1件、町の区域の変更が1件、特別区道路線の認定が1件です。  なお、追加案件として、去る10月21日、特別区人事委員会から、議長及び区長に対して、職員の給与等に関する勧告があり、かねてから職員団体等と交渉中でございましたが、本日、協議が調いましたので、給与条例等につきまして、準備ができ次第、追加提出させていただきます。  また、現在、港区特別職報酬等審議会において、特別職等の報酬についてご審議いただいておりますが、その答申の結果次第では、これに関連する条例につきましても、追加提出する予定です。  その他の追加案件といたしまして、南麻布四丁目障害者支援施設につきまして、まもなく工事が完了となりますので、工事の金額が確定いたしましたら、工事委託契約の変更につきましても、追加提出する予定です。  また、区が訴訟を提起しておりますシティハイツ竹芝のエレベーター事故の和解につきまして、これまでの協議の関係から、議案が本会議で上程される日に追加提出する予定です。  さらに、11月19日、国から成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴い、印鑑登録証明事務処理要領を一部改正する旨の通知がございました。この改正に伴い、港区印鑑条例の成年被後見人の規定につきましても、改正する必要がございますので、追加提出する予定です。  それでは、順次ご説明いたしますので、資料№3-2、令和元年第4回港区議会定例会提出予定案件(概要)をごらんください。  初めに、当常任委員会に付託される予定の案件についてご説明申し上げます。予定される案件は1件です。  4ページをごらんください。議案第116号町の区域の変更について(三田三丁目、高輪二丁目、高輪三丁目、芝浦四丁目、港南一丁目、港南二丁目)です。本案は、品川駅北周辺地区土地区画整理事業及び泉岳寺駅地区第二種市街地再開発事業の施行に伴い、町の区域を変更するものです。区域を変更する町は表のとおりでございますが、6ページ及び7ページに区域の変更前と変更後を参考資料として調整しておりますので、ご参照いただければと思います。  次に、当常任委員会に付託される予定の案件ではございませんが、関連する案件をご説明いたします。  1ページにお戻りください。初めに、区長報告第15号専決処分についてです。本案は、本日の当常任委員会でご報告したとおり、損害賠償請求訴訟事件の和解について専決処分いたしましたので、ご報告するものです。専決処分の日は、令和元年11月8日です。概要として、(1)事件の要旨は、平成29年4月17日、区のペットボトル集積所回収運搬業務を受託している東京都環境衛生事業協同組合港区支部の組合員である三東運輸株式会社所有の事業用中型貨物自動車が、港区南麻布五丁目2番5号のマンションの地下駐車場出入り口に設置されたシャッターを破損した事故により発生した損害について、本件マンションの管理組合と事業者及び区は、交渉を重ねてまいりましたが、解決に至らなかったため、管理組合は、事業者、事業者の従業員及び区に対し損害賠償を求めて、平成30年6月8日、東京地方裁判所に訴訟を提起しました。その後、審理が行われてまいりましたが、今般、同裁判所から和解勧告がなされたので、和解により本件事件の解決を図ることとしたものです。(2)の和解事項は、アとして、事業者及び従業員は、管理組合に対し、本件事故による損害賠償債務として、連帯して1,000万円の支払い義務があることを認める。イ、管理組合は、事業者等に対するその余の請求及び区に対する請求をいずれも放棄する。ウ、管理組合、事業者等及び区は、管理組合と事業者等及び区との間には、本件事故に関し、本和解条項に定めるもののほかに何ら債権債務がないことを相互に確認する。エ、訴訟費用は、各自の負担とするとするものです。  次に、4ページをごらんください。議案第113号令和元年度港区一般会計補正予算(第5号)についてです。こちらは資料№3-3、令和元年度港区一般会計補正予算(第5号)概要でご説明いたします。  初めに、1の歳入歳出予算補正です。表の一番下の歳出合計の欄に今回の補正の規模をお示ししております。全体の補正額は10億8,031万円の増額となり、補正後の一般会計歳出合計額は1,467億3,717万1,000円となります。  引き続き、補正の概要についてご説明いたします。初めに、第4款民生費を2億7,032万円増額いたします。次に、第5款衛生費を3,659万円増額します。次に、第7款土木費を7億7,340万円増額いたします。補正額の財源内訳は、下段の囲みのとおり、特定財源として、国庫支出金を4,503万5,000円、都支出金を9,010万6,000円、繰入金を7億7,340万円それぞれ増額するとともに、分担金及び負担金を4,201万5,000円、諸収入を1,449万6,000円それぞれ減額いたします。また、一般財源として、繰越金を2億2,828万円増額いたします。  続いて、裏面をごらんください。一番上の2の債務負担行為補正ですが、追加は3件です。  続きまして、当常任委員会に関連する補正予算の内容につきまして、資料№3-4、補正予算補足資料でご説明いたします。  裏面をごらんください。(2)の債務負担行為補正の説明です。  初めに、(仮称)文化芸術ホール整備(保留床取得)についてです。本件は、本日の当常任委員会でご報告したとおり、(仮称)文化芸術ホールの整備に必要な床を令和8年度に再開発組合から取得するための覚書を締結するため、債務負担行為を設定するものです。期間は令和元年度から令和8年度まで、限度額は78億4,080万円です。  次に、旧神応小学校改修(基本設計)です。本件は、前回の10月28日の当常任委員会でご報告した旧神応小学校本格活用に係る基本設計業務が令和2年度に及ぶため、債務負担行為を設定するものです。期間は令和2年度、限度額は2,675万5,000円です。  以上、甚だ簡単ではございますが、令和元年第4回港区議会定例会提出予定案件についてのご説明とさせていただきます。 ○委員長清家あい君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。議案審議にあたらない程度でのご発言をお願いします。また、資料要求等ございましたら、どうぞ。大丈夫ですか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長清家あい君) なければ、この際、皆さんにご相談いたします。当常任委員会の定例会中の視察についてですが、何かご意見ございますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長清家あい君) それでは、今後の新規の請願の状況と、他の常任委員会との調整もありますので、正副一任ということでよろしいですか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長清家あい君) ほかになければ、報告事項(3)「令和元年第4回港区議会定例会提出予定案件について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長清家あい君) 次に、報告事項(5)「港区立大平台みなと荘利用料金について」、理事者の説明を求めます。 ○地域振興課長(櫻庭靖之君) それでは、報告事項(5)「港区立大平台みなと荘利用料金について」、本日付資料№5によりご説明させていただきます。  令和2年4月1日からの大平台みなと荘の利用料金の上限額については、さきの第3回港区議会定例会において議決され、改定いたしました。大平台みなと荘は、利用料金制を採用していることから、区の承認のもと、指定管理者が利用料金の上限額の範囲内で、新たな利用料金を定めることとなっております。このたび、指定管理者から新たに設定する利用料金を条例で改正した利用料金の上限額と同額とする旨の申請があり、次のとおり承認することといたしました。  項番1の利用料金については、表の改正案のとおり、土曜日など、利用ニーズの高い休前日等と、それ以外の日との料金に新たな区分を設けます。  なお、利用ニーズの高い休前日等については、表の下の米印のとおり、土曜日、国民の祝日に関する法律に定める休日の前日、いわゆる休前日と年末年始です。  なお、年末年始に12月31日の記載がないのは、休日である1月1日の前日に当たるためです。  4月1日から適用する新たな利用料金については、表のとおり、大人は従前どおり、1室の利用人数に応じて3段階の価格設定を行うこととし、休前日等については、1人利用は1万4,500円、2、3人利用は1万2,000円、4、5人利用は1万円、休前日等以外の利用については、1人利用は1万1,500円、2、3人利用は9,000円、4、5人利用は7,000円とします。また、子どもの利用料金については、これまでどおり、2、3人利用の利用料金の半額とし、休前日等は6,000円、それ以外は4,500円といたします。  なお、日帰り利用である休憩料金については、今回は改定いたしません。  項番3の周知方法については、12月1日の広報みなと及び区ホームページに掲載するとともに、区民保養施設予約システム、大平台みなと荘及び各地区総合支所など、区有施設でポスターやチラシ等で周知いたします。  甚だ簡単ではございますが、港区立大平台みなと荘利用料金についての説明は以上です。 ○委員長清家あい君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございましたら、順次ご発言願います。 ○委員(福島宏子君) これから周知ということで、周知が大切だと思うのです。ここにいろいろ方法が書いてあって、大いに皆さんに知っていただいて、利用していただきたいと思います。料金に関しては、これでいいと思うのですが、来年の1月から2月にかけて、工事のために使えなくなる期間があったり、現在でいうと、箱根登山鉄道が使えないという状況があると思うのですけれども、そのようなことを区民に何らかの形で伝える方法は、今後あるのでしょうか。 ○地域振興課長(櫻庭靖之君) こちらにつきましては、区ホームページ等で周知します。そのほか、指定管理者でもホームページをつくっておりますので、そちらでもご案内します。利用の際には、利用者に対してその旨は伝えて、交通手段を使って来荘できるよう、きめ細かくご案内していきたいと思います。 ○委員(福島宏子君) ホームページということで、高齢の方でホームページをごらんになるという方はまだまだ少ないので、できたら、ポスターなど、何らかのチラシみたいなもので配れるものがあるといいかと思いますので、ぜひご検討をお願いいたします。  その上でなのですけれども、現在、箱根登山鉄道が運休状態で、これが開通するまでの間だけでも、これによって、まず影響がないのかどうかということと、その間だけでも送迎バスは無理なのかどうかというあたりを聞きたいのですが、お願いします。 ○地域振興課長(櫻庭靖之君) 台風による影響ということで、箱根登山鉄道がとまっておりますので、10月の半ばぐらいから、影響がかなり出ております。件数的にいきますと、昨年の同期比、1月で大体400人ぐらい減ってございます。  先ほど福島委員の方でおっしゃいました代替の手段ということなのですが、現状では、大体15分間隔ぐらいで、いわゆる路線バスが出ております。これは臨時のバスも含めてでございますので、当面は、そのような意味では、不足する状態ではないのかと思います。いずれにいたしましても、そちらの現状については、今後も注意深く状況を注視していきたいと考えてございます。 ○副委員長(丸山たかのり君) 先ほど福島委員から箱根登山鉄道の影響ということがあったかと思うのですけれども、風評のような影響もあるのかと思います。実際には、大平台みなと荘自体の運営には今回の台風の影響は差しさわりがないのですけれども、実際に私も地域の方から、大平台みなと荘は今やっていないのではないかみたいな話があって、そのときのホームページを見てみたら、特段、何もホームページ上は変わりがなかったので、やっているのだなと思ったのです。逆に言うと、何も影響が出ていないということがわからないので、その辺をもう少しはっきりした方がいいのかと思いました。  風評が長引いていけば、せっかく4月の料金改定をしても客足が戻らないみたいな話がないようにしないといけないと思うのですが、その辺、客足の戻りに対する対策みたいなものは何か考えていらっしゃいますか。 ○地域振興課長(櫻庭靖之君) 現状では箱根登山鉄道の復旧の見込みは出ておりません。広報紙はいわゆる大平台みなと荘の抽せん申し込みの関係でお知らせしておりますので、タイミングとしては、そのようなところで周知を図るということと、利用料金が今回、12月1日で改定されるということになりますので、そちらで、利用促進という形で取り組んでいきたいと思います。先ほど福島委員からもご質問がありましたチラシ等も施設に置くなどして、利用喚起をしていきたいと考えております。 ○副委員長(丸山たかのり君) 元気にやっていますというか、しっかりやっていますというところを早めのタイミングで手を打っていただいて、箱根登山鉄道の影響はやむを得ないとしても、そのような風評の影響などを最小限にとどめてもらうように、ぜひ対策をよろしくお願いいたします。答弁は結構です。 ○地域振興課長(櫻庭靖之君) すみません。委員の皆さんもご承知のとおり、区から直行バスも出ておりますので、そちらを利用していただくという、いい機会にもなりますので、そちらもあわせて周知してまいりたいと考えております。
    委員長清家あい君) ほかにご質問等ございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長清家あい君) ほかになければ、報告事項(5)「港区立大平台みなと荘利用料金について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長清家あい君) 次に、報告事項(6)「港区子ども・子育て支援事業計画(素案)について」、理事者の説明を求めます。 ○教育企画担当課長(加藤豊君) それでは、報告事項(6)「港区子ども・子育て支援事業計画(素案)について」、A3判片袖折りの資料№6、概要及び冊子形式となっております資料№6-2、素案を用いまして、ご説明いたします。  子ども・子育て支援事業計画は、子ども・子育て支援法において、区市町村が策定を義務づけられている計画でございます。現行計画は、平成27年度の子ども・子育て支援新制度の開始とともに、法定の計画期間である5年間の計画として策定いたしました。本件は、今年度で現行計画の計画期間が終了することに伴い、次期子ども・子育て支援事業計画(素案)をまとめたので、ご報告するものでございます。  掲載内容には、保育園や児童相談所の設置など、子ども家庭支援部が所管するものをはじめとする保健福祉にかかわる部分が多くございますので、本日、保健福祉常任委員会でもご報告を差し上げております。本常任委員会では、主に教育委員会が所管する事業等についてご報告いたします。  初めに、資料№6、A3の概要をご用意ください。  項番1として、計画の全体像を図示しております。本計画における基本理念、将来像は、前計画を引き継ぎます。  計画の構成ですが、前計画では9つの基本方針に基づき、事業を実施してまいりました。今回の計画策定にあたっては、一番右下に記載いたしました(10)子どもの未来を応援する施策の充実を基本方針に加えることとしております。これは、本年6月に子どもの貧困対策の推進に関する法律が改正され、子どもの貧困に関する市町村計画の策定が努力義務化されており、区では、それ以前から、子どもの未来応援施策の方向性を定めて、全庁的に施策の推進に取り組んでいることから、子ども・子育て支援事業計画に基本方針として取り込み、港区としての市町村計画とするものです。  なお、計画の見直しにあたっては、資料中央に記載の6点のポイントに沿って、見直しを行っております。  次ページをごらん願います。項番3、計画の期間でございますが、令和2年度から令和6年度までの5年間です。前計画の評価としましては、こちら概要には5点の取り組みを挙げてございます。  次に、項番5、教育・保育の提供区域です。港区においては、幼稚園、保育園等において、居住地区を超えた施設の利用の実態があるということから、前計画に引き続き、港区全域を1つの区域といたします。  項番6、量の見込みと確保策、次ページ、項番7、教育・保育の一体的提供については、後ほど素案をごらんいただきながらご説明いたしますので、今は割愛いたします。  概要に基づく説明は以上でございます。  続きまして、冊子となっております資料№6-2、港区子ども・子育て支援事業計画(素案)をご用意ください。教育委員会が所管する事業等について、主な部分をご説明いたします。  まず、28ページ、29ページをお開きください。幼児教育の量の見込みと確保策を掲載しております。  初めに、量の見込みの算出方法でございますが、こちらは、推計人口に需要率を掛けて算出しております。ただし、需要等率の減少傾向を考慮しまして、過去3年間の減少幅、平均1.1%を、令和2年度から令和4年度までの3年間について、逓減して算出をしております。  次に、確保の方策でございます。この部分については、令和元年度時点の区立及び私立幼稚園、区立認定こども園の1号認定部分、特別支援学校幼稚部の分、1号認定で就園する部分の定員を確保数として掲載しております。見込みと確保数の数値を、28ページ下部の表に落とし込んでおります。過不足としましては、計画期間中を通してプラスの数値となっております。つまり、必要な数は確保されているという状態になっております。このように、区全体としては定員枠が確保されているという状況にございますが、芝浦幼稚園や南山幼稚園のように、一部待機している幼児が多い地域もあることから、そのような地域に重点を置いて、土地の確保も含めた区立幼稚園の定員増について検討すること、区内の私立幼稚園に対して、定員拡大と、より多くの港区在住の幼児の受け入れについて要請することを、確保の方策に記載しています。  計画事業としましては、29ページに3事業を掲載しております。  次に、41ページをお開きください。一時預かり事業、幼稚園の預かり保育の量の見込みと確保策でございます。  初めに、量の見込みでございます。平成30年度の利用実績から算出しておりますが、区立幼稚園については、最も利用の多かった月の利用者数を年間に換算して算出してございます。先ほど幼児教育の箇所でご説明差し上げましたように、近年、幼稚園の需要率が逓減しており、預かり保育は、その園に在園している幼児のみが利用できるものであることから、令和3年度以降の量の見込みに各年度の変動率を乗じております。  次に、確保の方策でございます。現状、区立幼稚園12園全園で子育てサポート保育を実施済みであり、私立幼稚園では、現在のところ、新たに預かり保育を実施する予定がないことから、現在の定員を確保するとしております。過不足としては、計画期間中を通してプラスの数字となっており、必要な数が確保されている状態となっております。  計画事業としては、①預かり保育の充実として、区立幼稚園全園での預かり保育の実施と保育内容の充実を掲載してございます。  次に、46ページをお開きください。実費徴収に係る補足給付を行う事業についてです。  具体的には、今年度10月から、幼児教育・保育の無償化に際して、私立幼稚園における給食費のうち副食費の部分について、低所得世帯及び第3子の場合に対して、月額4,500円を上限とする給付事業を開始しております。この事業は、子ども・子育て支援法における実費徴収に係る補足給付を行う事業に位置づけられておりまして、これを実施する場合には、子ども・子育て支援事業計画に従って実施することとされていることから、新規に掲載するものです。  対象者は私立幼稚園在園児に限られますが、私立幼稚園に就園する子どもの人数が、ここ数年、おおむね一定であることや、そのうちの低所得世帯及び第3子の人数について、大きな変動がないと見込むことから、令和元年度における対象者数を、今後5年間の量の見込みとしております。確保先としては、給付に必要な予算を確保していくということになります。  次に、47ページ、基本方針3、教育・保育の一体的提供及び推進体制の確保でございます。  (1)教育・保育の一体的提供の部分で、いわゆる認定こども園に関する区としての取り組み方を、計画事業として掲載しております。前計画の段階では、待機児童解消のため、認可保育園の整備に優先的に取り組んできたことから、区立芝浦アイランドこども園以外の認定こども園の設置をしてまいりませんでしたが、保護者がより多様な教育・保育施設の中から就園先を選択できるように、新たな認定こども園を設置する場合における整備・運営手法等について検討することとしています。  55ページをごらんください。基本方針6、特別な支援が必要な家庭や子どもへの施策の充実の部分でございますが、59ページに(5)障害児施策の充実という事業になってございますけれども、その計画事業として、次ページ、60ページの一番上の③幼稚園における特別支援教育の充実、特別支援アドバイザーの訪問、指導・助言等、区立幼稚園における介助員の配置や障害児を受け入れる私立幼稚園に対する経費の補助について掲載してございます。ページの下部の⑧では、特別支援教育の推進として、区立小学校に在籍する医療的ケアを必要とする児童に対する看護師(臨時職員)の配置や支援策の検討のほか、特別支援学級における児童一人ひとりに応じた多様な教育の充実等を計画事業として掲載しています。  続いて、70ページをお開きください。基本方針10、子どもの未来を応援する施策の充実でございます。この方針のもとでは、市町村計画に基づく取り組みとして、(1)教育・学習の支援では①生活困窮世帯への学習支援、71ページの(2)生活環境の安定の支援では①高校生不登校への支援と③相談体制の整備として、学びの未来応援ケース会議の開催やスクールソーシャルワーカーの派遣等を掲載しております。  ①の高校生不登校への支援ですけれども、これまで教育委員会では、義務教育である小・中学生に対しては、保護者も含めてしっかりと支援してまいりましたが、高校生の保護者に対する支援は少なかったのが現状です。不登校やその状態に陥りそうな高校生の保護者を対象として、高校生の不登校について、その現状や家庭での接し方等についての理解促進を図るとともに、支援に関する情報を提供する機会を設けていくことを企画しておりますので、その内容を掲載しております。  また、(3)経済的安定の支援では、②教育にかかる経済的支援の充実として、就学援助をはじめとする支援について記載しています。  計画において、教育委員会が所管する事業等について、主なところをご確認いただきました。  最後に、スケジュールでございますが、区民文教常任委員会保健福祉常任委員会でのご報告後、12月にパブリックコメントを実施し、来年3月の計画策定を目指してまいります。  説明は以上です。よろしくお願いいたします。 ○委員長清家あい君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございましたら、順次ご発言願います。 ○委員(福島宏子君) まず、最初の港区子ども・子育て支援事業計画(素案)の概要です。基本理念のところなのですけれども、前計画を引き継いで、本計画も変わらずということだったのですが、最初の説明で、この右側の本計画の一番右下の「子どもの未来を応援する施策の充実」が新規で盛り込まれているというところです。子どもの貧困対策の推進に関する法律に基づく計画というところも踏まえますと、子どもの最善の利益の実現というところに加えて、子どもの権利を守るという部分です。やはり、子どもの権利をしっかりと周りが守っていくということを盛り込んでいく必要がないだろうかと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ○教育企画担当課長(加藤豊君) 福島委員からご指摘のございました、子どもの貧困の対策を推進していくという理念のもとで、基本方針(10)を入れたというところでございます。この基本理念のところにつきましても、今後、パブリックコメント等、また、委員の方からのご意見等、教育委員会からの意見等も受け、ここから検討ももう少し進めていく必要があるかと考えてございます。子ども家庭支援部が取りまとめをしてございますので、教育委員会からもしっかりと伝えてまいりたいと思います。 ○委員(福島宏子君) また、これから変わっていくということで、ぜひ意見として入れていただければと思います。  資料№6-2、港区子ども・子育て支援事業計画(素案)の15ページです。先ほどは教育企画担当課長からの説明にはなかったところですけれども、幼稚園にもかかわることで、(3)の子ども・子育て支援の質の向上で、安全確保の文章があるのですが、この中で、区立、私立、両方です。幼稚園や保育園の散歩ルートの一斉点検を行うなど、散歩中の安全確保を推進してきましたという文章になっていると思うのですが、これだと、これで一定、安全確保の施策をして終わりましたというか、しましたと聞こえるのです。これは、今、一斉点検が終わった後に、これから次にどうしていくかというところで、計画につなげていく必要があると思うのです。そのようなこれからの計画、今後どうするかということを盛り込んでいただきたいのですけれども、どうでしょうか。 ○教育企画担当課長(加藤豊君) 15ページの部分につきましては、前計画の取り組みの成果という形で書かせていただいてございます。確かに、安全確保というところについては重要なところだと思ってございますので、この計画に限らず、来年度、港区幼児教育振興アクションプログラム等も改定いたします。その中にも、安全確保のところについてはもともと記載がございますけれども、しっかり取り込みをしていきたいと考えます。こちらの計画の中に取り込んでいくのかどうかというところについても、検討してまいりたいと考えます。 ○委員(福島宏子君) そのようにしていただきたいのです。  昨日の日本経済新聞でも、厚生労働省が、スクールゾーンと同様に、キッズゾーンの設置を全国の自治体で検討するよう促したということが掲載されておりますので、やはり港区としても、せっかく子ども・子育てに対してこのようなものがあるので、いち早く計画の中に盛り込んで、全国に先駆けていってほしいということで、要望として聞いておいていただきたいと思います。  もう一つ、先ほど教育企画担当課長から説明がありました28ページ、29ページのところです。29ページの計画事業の②のところで、「幼児数の変化や施設の老朽化に対応し」という文章なのですけれども、老朽化とあるのですが、具体的に老朽化しているというか、そのような施設というのは、実際は今のところ、具体的にあるのでしょうか。 ○学校施設担当課長(伊藤太一君) 公立の幼稚園につきましては、古いもので、三光幼稚園や赤羽幼稚園などが築40年台というところがありますが、そのようなところが今後も増えるだろうということでございます。 ○委員(福島宏子君) わかりました。三光幼稚園、赤羽幼稚園。赤羽幼稚園は、もう新しくなると思うのですけれども、そのようなところ、改築のときに、受け入れの人数を増やしたりというところで進めていくという理解で大丈夫ですか。 ○学校施設担当課長(伊藤太一君) 福島委員ご指摘の今の赤羽幼稚園は、まさしくこれから新しい園舎をつくっていくという中で、園児の受け入れ人数を増やしていくということでございます。  ほかも、できる限り今の既存の園舎の中で工夫ができるかということでございますが、なかなか難しい現状もございますので、今後、検討してまいりたいと思います。 ○委員(福島宏子君) ぜひとも検討をお願いいたします。  最後に、59ページの障害児の施策の充実のところでご質問をさせていただきたいのですけれども、今、区立の小学校に通っていて、そこで特別支援の教育を受けていらっしゃって、その小学校の後ですが、放課後デイサービスみたいなところで障害を持っているお子さんでも受け入れてくださるところ、民間でも、そのような障害のあるお子さんを受け入れるという施設があると思うのです。学校から施設に行く、そしてまたおうちに帰るまでの送迎の部分で、車椅子だと普通のタクシーに乗ることも困難ということで、困っていらっしゃるというお声を聞いたのです。民間の放課後デイサービスのような障害児を受け入れているところですと、それだけではなかなか、財政的にも援助がないと、そのような送迎までできないというところもあると思うのです。送迎の部分で、区としても、ぜひ何かしら支援の方策を考えていただけないかということなのですけれども、いかがでしょうか。 ○学務課長(山本隆司君) 小学校であれば、スクールカーという形で出させていただいております。ただ、日々の小学校終了後という形になりますと、放課後デイサービスであったり、そのような施設については、教育委員会の範疇から外れてしまいますので、今、福島委員ご指摘の内容については、主管課に、支援について何がしか考えてもらえないかというお話があったということをお伝えさせていただきます。 ○委員(福島宏子君) よろしくお願いします。ありがとうございました。 ○副委員長(丸山たかのり君) 60ページです。先ほど福島委員も触れられたところですけれども、私は先月の子ども・子育て会議を傍聴させていただいて、その際、幼稚園における特別支援教育の部分が入っていないというたたき台に対してのご意見があって、それで今回、③と⑧の部分が加えられたということに関してはよかったと思っております。  その上で、その際の子ども・子育て会議のときにも現場の方々からお声が出ていたのですけれども、特別な配慮を要する幼児の子たちへの対応がすごく大変で、そのようなことに対する補助なり、加配なりを何とかしてほしいといった、かなり悲痛にも似た声も出ていたかと思うのです。実際に今、特別な配慮を要する幼児は現場では増えているというお声があったかと思いますけれども、具体的に、何かそのような増えている根拠になるものはありますでしょうか。 ○学務課長(山本隆司君) 基本的には、介助員を配置しております。介助員につきましては、例えば、平成29年度、延べ人数ですけれども128名、平成30年度で170名、令和元年度は11月22日現在ですけれども、162名という形になってございます。少しずつ、介助員配置対象の園児数も増えているという状況はございます。 ○副委員長(丸山たかのり君) わかりました。  そのような介助員を配置していくという形で対応していくということは今後も続けていくということなのだとは思うのです。また、子ども・子育て会議の場では、私立幼稚園の方から、実際に私立幼稚園では、特別な配慮を要する幼児に対しては、それは謙遜の意味も込めてだと思うのですが、余り貢献できていないみたいなお声も出ていました。  今これを見ると、実際には経費の補助を区が行っていて、受け入れした場合には、そのような援助があるということが書かれているのですけれども、経費の補助は具体的にどのような中身なのかということと、今までの実績を。もしわかれば、実際に具体的に私立幼稚園が受け入れてくださっている障害の中身というのですか、身体だったり、発達だったり、いろいろあると思うのですけれども、もしそこまでわかれば教えていただきたい。 ○教育長室長(村山正一君) 私立幼稚園への障害児のお子さんを受け入れた場合の補助を、港区私立幼稚園連合会を通しまして、今、その該当園に行っているところです。単位といたしましては、お子さんを1人以上受け入れた場合には、1園当たり40万8,000円の補助を行っているところです。実績につきましては、昨年度は3園、今年度は1園ということで、あくまで私立幼稚園からの申請に基づいての実績でございます。  なお、受け入れていただいている障害の程度につきましては、こちらでは把握しておりません。申しわけありません。 ○副委員長(丸山たかのり君) わかりました。  3園が受け入れてくださっているということで、比較的受け入れてくださっているとは思いますけれども、私立の場合は、どうしても経営の部分もあったりするから、なかなか積極的な受け入れは、よほど何か私立幼稚園の考え方などがなければ、難しいのかと思います。  この辺の補助に関して、区立ではより介助員の実績が増えているということであれば、私立にもそのような受け入れに対して窓口を広げてもらえるような援助のやり方に関しても、今後、ぜひ一層考えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○教育長室長(村山正一君) 丸山副委員長ご指摘の子ども・子育て会議でも、幼稚園長からそのような発言がございましたので、今後、受け入れにあたっては、人員、設備を含めて、どのような対応が必要なのかを相談をさせていただきたいと思っております。 ○副委員長(丸山たかのり君) ぜひよろしくお願いいたします。  最後に、71ページのところで、今回、新規で、高校生の不登校への支援ということが挙げられていると思います。具体的な中身は、新規ということで、恐らくこれからなのだと思うのですけれども、やはり、不登校やひきこもりに対しての支援策として、アウトリーチが非常に有効だと言われております。具体的な中身はまだこれからと言いつつも、この事業のイメージとして、そのようなアウトリーチみたいなことも考えていらっしゃるのでしょうか。 ○教育企画担当課長(加藤豊君) 丸山副委員長ご指摘のように、アウトリーチできめ細やかにやっていけると一番いいかとは思っているのですが、来年度については、まず試行といいますか、スタート段階でございます。保護者の方に、特に不登校になってしまった高校生の方への家庭での接し方をどのようにしていったらいいのか、実際に不登校の経験をしたことのある方から何かお話を聞いたりということで理解促進を図っていただくことと、いろいろな支援体制を、今、民間のフリースクール等も含めてありますので、そのようなところの情報に広く接していただけるような機会を設けたいということです。基本的には、まず何かイベントといいますか、そのようなものを開催するというような形からスタートしたいと思っています。来年度実施することで、いろいろなニーズ等も出てくるかと思いますので、再来年度以降のブラッシュアップにつなげていきたいと考えています。 ○委員(池田こうじ君) 子どもの育ちというものは、教育委員会、子ども家庭支援部にかかわらず、そのような縦割りという範疇を超えて、子どもはすくすく育っていくわけであります。この港区子ども・子育て支援事業計画も、教育委員会と子ども家庭支援部と深くかかわりながら、そのような趣旨で進めていただきたいと思います。  75ページの推進体制で、この計画をどう進めるかと、これは教育委員会が書いたのではないかもしれないのですけれども、この2行だけで、全庁的に取り組んでいますということは、本当に推進する気があるのかという気がするし、やはり、ばらばらでやればいいのではないかというニュアンスにも受け取られると思います。もう少しこの計画を本当に推進するのだという意思が感じられるように書き込んでもいいのではないかと思うのですけれども、どうでしょう。 ○教育企画担当課長(加藤豊君) 池田委員のご指摘のとおりで、文章量的に少し足らないのかと。実際、教育委員会、子ども家庭支援部や福祉関係など、もちろん緊密に連携をとりながら進めておりますし、これからもそのようにやっていくべきだと考えてございます。そのようなところはきちんとこのような文章に落とし込む必要があると思いますので、しっかり連携して、修文を考えたいと考えております。よろしくお願いいたします。 ○委員(池田こうじ君) よろしくお願いします。  進捗管理の庁内の港区子育て支援推進会議は今も行われていると思うのですが、実態、どのぐらいの頻度で行われているのかということはわかりますか。 ○教育企画担当課長(加藤豊君) 港区子育て支援推進会議でございますが、副区長を会長といたしまして、子ども家庭支援部長、教育推進部長を副会長といたしまして、所管、関係する部長級で構成された会議という形でやってございます。今年度に入りましても、今、正確な数が出ませんけれども、たしか10回程度は開催されているかと思います。もちろんこの計画もそうですけれども、幼稚園の定員のこと、保育園の定員のこと、そのような保育園の施設のことなど、そのようなところについて、そこの場で審議しております。 ○委員(池田こうじ君) わかりました。いずれにいたしましても、国の法令に基づいている計画とはいえ、港区がこのような計画を推進していくのだというものが感じられるような推進体制についてもよく検討して、この計画に反映していただきたいと思います。 ○委員長清家あい君) 答弁はよろしいですか。 ○委員(池田こうじ君) はい。 ○委員長清家あい君) ほかにご質問等ございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長清家あい君) ほかになければ、報告事項(6)「港区子ども・子育て支援事業計画(素案)について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長清家あい君) それでは、審議事項に入ります。審議事項(1)「発案元第6号 区民生活事業教育行政の調査について」を議題といたします。  本発案について、何かございますでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長清家あい君) なければ、本発案につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長清家あい君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長清家あい君) その他、何かございますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長清家あい君) なければ、本日の委員会を閉会いたします。                 午後 2時54分 閉会...