○
委員(丸山
たかのり君)
先ほど、いろいろな質疑の中で、働き方、労務
管理をしっかりとしていくことがわかりました。
上限を設けていくこと自体は賛成ですし、今後、より一層労務の適正化、また、
業務の
効率化をお願いしたいと思います。
先ほど、RPAやAIというお話もありましたし、先日の当
常任委員会の中でも、
業務サポートセンターの
取り組みのようなお話もありました。
職員の
業務を減らしていく、
見直していくようなことに関しても、今後一層の
取り組みをお願いして、この
条例の
改正に関しては賛成いたします。
○
委員長(
林田和雄君) 続いて、共産党議員団。
○
委員(
熊田ちづ子君) 働き方改革の国の
審議の中でも、私ども共産党が主張したとおり、長時間の
勤務時間を年720時間、月100時間まで合法化して、長時間
労働にお墨つきを与えることになるわけです。月100時間超えというのは、
過労死してもおかしくない水準であって、
残業時間が月100時間に達していなくても、これまでも
過労死として労災認定された
ケースは少なくありません。いくら今回、
繁忙期や臨時的な
業務ということで一定の縛りがあると言っても、
過労死の危険を冒してまで働かせることを合法化することはあってはならないと思うのです。これまで、
残業時間を短縮していこう、
過労死をなくそうということがずっと言われ続けているのですが、なかなかそのような
実態が
改善されません。その中には、
勤務と
勤務の間をきちんとあけるという
勤務間インターバル規制を導入していくなどといったことも、これまでも充分なされていなかったと思うのです。一定の
上限期間を決めるということですけれども、月100時間を超え、年720時間まで長時間
労働を合法化させるのは、働く方にとっては非常に厳しい環境になると思います。
超過勤務の基本的な考え方は、週15時間、月45時間、年360時間を基本とするというのは資料にも出されていますけれども、この基本をきちんと守っていくために、この規制に穴をあける特例は設けるべきではないと思います。ですので、今回の「
議案第22号」については反対します。
○
委員長(
林田和雄君) 続いて、都民ファーストの会。
○
委員(榎本茂君) 季節等によっても、職種や
仕事は多様であると思っていまして、ひとくくりに時間でやってしまうのも
ケースによってはどうかなとは思うのですが、創意工夫の中で、効率のよい
仕事を進めていただくのは大いに結構なことだと思います。この
条例については賛成します。
○
委員長(
林田和雄君) 賛否が分かれましたので、「
議案第22号 港区
職員の
勤務時間、休日、
休暇等に関する
条例の一部を
改正する
条例」について、これより採決を行いたいと思います。採決の方法は挙手採決といたします。
「
議案第22号」について、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手をお願いいたします。
(賛成者挙手)
○
委員長(
林田和雄君) 挙手多数と認めます。よって、「
議案第22号 港区
職員の
勤務時間、休日、
休暇等に関する
条例の一部を
改正する
条例」は、原案のとおり可決することに決定いたしました。
それでは、
委員会を休憩にします。再開時刻は追って皆さんにご連絡いたします。
午後 1時47分 休憩
午後 4時00分 再開
○
委員長(
林田和雄君) 休憩前に引き続き、
委員会を再開いたします。
まず、意見書についてですが、2月21日に当
常任委員会で採択いたしました、「請願31第1号 選択的夫婦別姓制度について国会
審議を求める意見書を国に提出することを要望する請願」に係る意見書につきまして、ご報告いたします。
請願採択後、皆さんとご相談してまいりましたけれども、案文の調整がつかず、意見書の提出は行わないこととなりました。
────────────────────────────────────────
○
委員長(
林田和雄君) それでは、
審議事項(2)「発案27第9号
地方行政制度と財政問題の調査について」を議題といたします。
本発案について、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
林田和雄君) なければ、本発案につきましては、今期継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
林田和雄君) それでは、今期継続と決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○
委員長(
林田和雄君)
委員長報告並びに
中間報告の案文を調製いたしましたので、書記に朗読させます。
(書記朗読)
────────────────────────────────────────
ただいま議題となりました日程第 から日程第 につきまして、
総務常任委員会を代表して、審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
最初に、
区長報告第1号「専決処分について」でありますが、本件は、
平成30年11月5日、港区赤坂八丁目1番9号先の特別区道第621号線道路上に
職員が清掃車を駐車後、その場を離れたところ当該車両が動き出し、港区赤坂八丁目4番5号に所在するマンション駐車場内に駐車していた乗用車に衝突し、当該車両を損傷させた事故について、示談がまとまり、損害賠償額25万279円を、
平成31年1月22日に専決処分したので、報告を受けたものであります。
本
委員会におきましては、
理事者より
補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、清掃車の動いた距離及びギアをニュートラルに入れていた理由について、区の再発防止策の委託
職員への適用について、事故発生から示談成立まで時間を要した理由及び一般的に要する
期間について等であります。質疑終了後、採決いたしましたところ、本件は満場一致をもって報告のとおり了承すべきものと決定いたしました。
次に、
議案第7号「
平成30
年度港区一般会計補正予算(第4号)」、
議案第8号「
平成30
年度港区国民健康保険事業会計補正予算(第1号)」及び
議案第9号「
平成30
年度港区後期高齢者医療会計補正予算(第1号)」についてであります。
まず、
議案第7号は、歳入歳出予算の補正、繰越明許費の補正及び債務負担行為の補正で、補正額は、17億3,563万2,000円の増額であります。
その内容は、議会費で、「
職員人件費」に要する経費を減額し、総務費で、「地震などの
自然災害の防災対策の充実」に要する経費を追加し、主に「便利な区民生活を実現する情報基盤の整備」に要する経費を減額するほか、財源更正を行い、環境清掃費で、主に「多様な主体と連携した環境保全・美化活動の推進」に要する経費を減額し、民生費で、主に「保育園待機児童解消の推進」に要する経費を減額するほか、財源更正を行い、衛生費で、主に「がん対策の強化推進」に要する経費を減額し、産業経済費で、主に「経営基盤強化に向けた総合的な支援」に要する経費を減額し、土木費で、主に「市街地再開発事業等諸制度の活用と支援」に要する経費を減額するほか、財源更正を行い、教育費で、「安全・安心で魅力ある教育環境の整備」に要する経費を追加し、主に「図書館サービスの推進」に要する経費を減額し、諸支出金で、主に「安心できる地域保健・地域医療体制の推進」に要する経費を減額するほか、財源更正を行うものであります。
補正額の財源としては、特別区税、配当割交付金、地方消費税交付金、都支出金、財産収入、寄附金及び繰越金をそれぞれ増額し、国庫支出金、繰入金及び諸収入をそれぞれ減額するものであります。
また、繰越明許費の補正として、「赤坂地区電線類地中化整備」及び「運河の魅力向上事業」について、翌
年度に繰り越して使用することができる経費を定めるものであります。
さらに、債務負担行為の補正として、「中之町幼稚園仮園舎賃借」について、
期間及び限度額を定め、「待機児童解消施設賃借(白金台)」について、限度額を変更するとともに、「(仮称)南青山二丁目公共
施設整備」、「待機児童解消施設賃借(南麻布三丁目)」及び「北青山二丁目道路整備」をそれぞれ廃止するものであります。
次に、
議案第8号は、補正額3億7,554万2,000円の増額で、その内容は、諸支出金を追加するほか、財源更正を行うもので、補正額の財源としては、繰越金を増額し、都支出金及び繰入金をそれぞれ減額するものであります。
次に、
議案第9号は、補正額1,849万5,000円の減額で、その内容は、広域連合負担金を減額するほか、財源更正を行うもので、補正額の財源としては、後期高齢者医療保険料及び繰越金をそれぞれ増額し、繰入金を減額するものであります。
本
委員会におきましては、3案一括して、
理事者より提案
補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、特別区たばこ税が減額補正となった理由及び来
年度以降の税収見込みについて、土木費における「赤坂地区快適な公衆トイレの整備」の契約不調の理由及び予定していた改修工事の内容について、定住促進基金の今
年度の主な使途について等であります。質疑終了後、順次採決いたしましたところ、3案いずれも満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、「港区立精神障害者地域活動支援センター等新築」に伴う工事請負契約の承認を求める2
議案についてであります。
まず、
議案第14号は、センター等新築工事の工事請負契約の承認を求めるものであります。
次に、
議案第15号は、機械設備工事の工事請負契約の承認を求めるものであります。
本
委員会におきましては、現地視察を行い、2案一括して、
理事者より提案
補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、特別簡易型総合評価方式を採用しなかった理由について、解体工事の際の安全対策及びアスベスト使用の有無について、建て替えに関する周辺住民の意見について等であります。質疑終了後、順次採決いたしましたところ、2案いずれも満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、「港区立赤坂中学校等整備」に伴う工事請負契約の承認を求める2
議案についてであります。
まず、
議案第16号は、学校等整備工事の工事請負契約の承認を求めるものであります。
次に、
議案第17号は、空気調和設備工事の工事請負契約の承認を求めるものであります。
本
委員会におきましては、現地視察を行い、2案一括して、
理事者より提案
補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、将来的な児童数増加による教室数不足への対応について、
議案第16号において入札の参加を辞退した2者の辞退理由及び建設共同企業体が辞退した場合の手続について、電気設備工事及び給排水衛生ガス設備工事の入札不調による工期への影響について等であります。質疑終了後、順次採決いたしましたところ、2案いずれも満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、
議案第22号「港区
職員の
勤務時間、休日、
休暇等に関する
条例の一部を
改正する
条例」でありますが、本案は、「働き方改革を推進するための
関係法律の整備に関する法律」の施行による「
労働基準法」の一部
改正及び
国家公務員の
超過勤務時間に係る
人事院規則の一部
改正を踏まえ、
職員の
超過勤務時間の
上限等について区
規則で定めることとするものであります。
本
委員会におきましては、
理事者より提案
補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、「臨時的な特別な
事情」に含まれる
業務や「
繁忙期」の規定内容及び
上限を月100時間
未満・年720時間とした根拠並びに区
職員の過去の実績と
超過勤務の
管理の
あり方について、
人口増による
業務量増加を考慮した
職員配置を行うことについて、再任用
期間を終了した
職員の力を活用することについて等であります。質疑終了後、態度表明を行いましたところ、共産党議員団の
熊田委員より、反対する旨の意見が述べられました。引き続き採決いたしましたところ、本案は賛成多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
最後に、今定例会で新たに付託された請願についてであります。
すなわち、請願31第1号選択的夫婦別姓制度について国会
審議を求める意見書を国に提出することを要望する請願についてであります。本請願は、選択的夫婦別姓制度について国会
審議を求める意見書を国に提出することを願うものであります。
本
委員会におきましては、請願者より趣旨
説明を聴取した後、慎重に
審議を行いました。主な内容は、区における選択的夫婦別姓制度に関する調査結果について、マイナンバーカードへの旧姓併記が可能となることに関する区の対応について、日本人と外国人の婚姻では別姓となることの根拠及び日本人同士が婚姻して離婚した場合の姓の取り扱いについて等であります。質疑終了後、態度表明を行いましたところ、自民党議員団の二島
委員及び都民ファーストの会の
榎本委員より、継続審査とすべき旨の意見が述べられました。態度表明終了後、まず継続審査について諮りましたところ、可否同数のため、
委員長裁決により継続審査とすることは否決されました。引き続き採決いたしましたところ、可否同数のため、
委員長裁決により採択すべきものと決定いたしました。なお、意見書の提出は行わないことといたしました。
以上にて
委員長報告を終わります。何とぞ皆様のご賛同を賜りますようお願い申し上げます。
続いて議題となっております日程第 につきまして、
総務常任委員会を代表して、
委員会で審査中の案件について、
中間報告を申し上げます。
最初に、継続審査中の2請願についてであります。
まず、請願30第3号犯罪被害者等支援
条例制定に関する請願についてであります。
本
委員会におきましては、慎重に
審議を行いました。主な内容は、区における犯罪被害者支援の
現状の
取り組みについてであります。質疑終了後、態度表明を行いましたところ、みなと政策
会議のなかまえ
委員、共産党議員団の
熊田委員及び都民ファーストの会の
榎本委員より、採択すべき旨の意見が述べられましたが、本請願につきましては、今後もなお引き続き慎重
審議の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定しました。
次に、請願30第9号東海第二原発の運転
期間延長を行わない事を求める意見書に関する請願についてであります。
本
委員会におきましては、慎重に
審議を行いました。引き続き態度表明を行いましたところ、みなと政策
会議の山野井
委員及び共産党議員団の
熊田委員より、採択すべき旨の意見が述べられましたが、本請願につきましては、今後もなお引き続き慎重
審議の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
最後に、発案27第9号
地方行政制度と財政問題の調査についてであります。
本
委員会におきましては、
理事者より、港区ワークスタイル改革(執務環境)実行
方針について、区有施設における公衆無線LAN環境の整備
方針について、泉岳寺駅地区第二種市街地再開発事業にかかる財産の取扱いについて、自転車の事故の概要について、280MHz帯防災ラジオの配付再開と追加購入について、ラグビーワールドカップ2019及び東京2020大会に向けた「客引き防止プロジェクト」等安全・安心への取組の強化について、区民栄誉賞の創設について、事業者による自動販売機に併設する公衆無線LAN設置について、
平成31
年度組織
改正について、入札・契約制度の
改正について、選挙に関する区民意識調査について等の報告を聴取し、質疑を行うとともに、意見、要望を述べました。
以上が本
委員会における審査の経過でありますが、本発案につきましては、今後もなお調査検討の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
以上にて
中間報告を終わります。
────────────────────────────────────────
○
委員長(
林田和雄君) いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
(「結構です」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
林田和雄君) 案文は了承されました。
────────────────────────────────────────
○
委員長(
林田和雄君) 次回の
委員会でございますが、既にお知らせしておりますとおり、3月27日水曜日、午後1時30分からを予定しておりますので、よろしくお願いいたします。
────────────────────────────────────────
○
委員長(
林田和雄君) そのほか、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
林田和雄君) なければ、本日の
委員会を閉会いたします。
午後 4時12分 閉会...