港区議会 2018-12-07
平成30年第4回定例会−12月07日-17号
平成30年第4回定例会−12月07日-17号平成30年第4回定例会
平成三十年 港区
議会議事速記録 第十七号(第四回定例会)
平成三十年十二月七日(金曜日)午後三時開会
一 出席議員(三十三名)
一 番 玉 木 まこと 君 二 番 榎 本 あゆみ 君
三 番 山野井 つよし 君 四 番 兵 藤 ゆうこ 君
五 番 丸山 たかのり 君 六 番 池 田 たけし 君
七 番 黒崎 ゆういち 君 八 番 小 倉 りえこ 君
九 番 赤 坂 大 輔 君 十 番 榎 本 茂 君
十 一番 横 尾 俊 成 君 十 二番 清 家 あ い 君
十 四番 やなざわ 亜紀 君 十 五番 有 働 巧 君
十 六番 鈴 木 たかや 君 十 七番 土 屋 準 君
十 八番 大 滝 実 君 十 九番 いのくま 正一 君
二 十番 杉 浦 のりお 君 二十一番 なかまえ 由紀 君
二十二番 阿 部 浩 子 君 二十三番 近 藤 まさ子 君
二十四番 ゆうき くみこ 君 二十五番 二 島 豊 司 君
二十六番 池 田 こうじ 君 二十七番 熊 田 ちづ子 君
二十八番 風 見 利 男 君 二十九番 七 戸 じゅん 君
議 案 第九十八号
公益的法人等への港区職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例
議 案 第百 八号 平成三十年度港区
一般会計補正予算(第三号)
議 案 第百 九号
損害賠償額の決定について
総務常任委員会からの中間報告について
総務常任委員会の継続審査申出について
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 三案について、
総務常任委員長から
審査報告書が提出されております。この
審査報告書はお手元に配付してあります。朗読は省略いたします。
(参 考)
───────────────────────────
総務常任委員会審査報告書
議 案 第九十八号
公益的法人等への港区職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例
議 案 第百 八号 平成三十年度港区
一般会計補正予算(第三号)
議 案 第百 九号
損害賠償額の決定について
(以上三〇・一一・三〇付託)
本委員会に付託中の上記議案は、審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決定したので報告します。
平成三十年十二月四日
総務常任委員長 林 田 和 雄
港区議会議長 様
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君)
総務常任委員長から三案に対する審査報告並びに委員会の中間報告のため、発言を求められております。三十一番
林田和雄議員。
〔三十一番(林田和雄君)登壇〕
○三十一番(林田和雄君) ただいま議題となりました日程第三から日程第五につきまして、
総務常任委員会を代表して、審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
最初に、議案第九十八号「
公益的法人等への港区職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例」でありますが、本案は、特定非
営利活動法人みなと障がい
者福祉事業団の運営体制の強化を図るため、職員を派遣することができる
公益的法人等に同事業団を追加するものであります。
本委員会におきましては、理事者より
提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、みなと障がい
者福祉事業団の各事業で現在就労している障害者の人数及び障害の程度について、みなと障がい
者福祉事業団の経営悪化の原因に対する区の認識及び既存事業の見直しについて、区職員の
派遣予定期間を五年間とした理由及び五年経過後の
派遣期間延長の可能性について等であります。質疑終了後、採決いたしましたところ、本案は満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第百八号「平成三十年度港区
一般会計補正予算(第三号)」についてでありますが、本案は、
歳入歳出予算の補正及び
債務負担行為の補正で、補正額は、四億二千二百六十八万一千円であります。
その内容は、民生費で、主に「
保育園待機児童解消の推進」に要する経費を追加するものです。
補正額の財源としては、国庫支出金、都支出金、繰入金及び繰越金をそれぞれ増額するものであります。
また、
債務負担行為の補正として、「
特別養護老人ホームサン・サン赤坂改修(空調設備)」、「
保育所入所AIマッチングシステム開発」、「泉岳寺駅地区(補助第三百三十二号線等)道路整備」について、期間及び限度額をそれぞれ定めるものです。
本委員会におきましては、現地視察を行い、理事者より
提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、新規開設する
私立認可保育園三園の事業者の区内外における
保育施設運営実績について、
保育所入所AIマッチングシステムの実証実験の具体的な内容及び
システム本格稼働後の個人情報の
取り扱い方法について、泉岳寺駅地区(補助第三百三十二号線等)道路整備における
債務負担行為限度額の内訳及び算定の根拠について等であります。質疑終了後、採決いたしましたところ、本案は満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第百九号「
損害賠償額の決定について」でありますが、本案は、平成三十年十月一日、南青山二丁目区有地内の
仮設フェンスが台風の影響により倒壊し、隣接する敷地内の建物の
空調用排水管を破損させた事故について、相手方と協議がまとまり、百二十五万八千二百円の
損害賠償額の決定を求めるものであります。
本委員会におきましては、現地視察を行い、理事者より
提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、台風による被害発生の予見可能性について、
損害賠償額の算定に係る見積書の徴取先が
区外事業者である理由について、空き地となっている区有地や現在使用されていない区有施設の日常的な管理方法及び災害等に対応する管理のあり方について等であります。質疑終了後、採決いたしましたところ、本案は満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
以上にて
委員長報告を終わります。何とぞ皆様のご賛同を賜りますようお願い申し上げます。
続いて議題となっております日程第六につきまして、
総務常任委員会を代表して、委員会で審査中の案件について、中間報告を申し上げます。
最初に、継続審査中の二請願についてであります。
すなわち、請願三十第三
号犯罪被害者等支援条例制定に関する請願、請願三十第九号東海第二原発の
運転期間延長を行わない事を求める意見書に関する請願についてでありますが、二請願いずれも、今後もなお引き続き慎重審議の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
最後に、発案二十七第九
号地方行政制度と財政問題の調査についてであります。
本委員会におきましては、理事者より、旧神応小学校の本格活用及び旧三光小学校の暫定活用並びに
埋蔵文化財保管場所について(素案)、
次期基本計画策定に向けた
みなとタウンフォーラムの設置について、平成三十年度港区
事務事業評価の結果について、
株式会社ジェイコム港新宿の合併について等の報告を聴取し、質疑を行うとともに、意見、要望を述べました。
また、本発案に関連して、
性的マイノリティに関する学習会を開会し、
性的マイノリティ概論等について理解を深めました。
さらに、本発案に関連して、明石市の
犯罪被害者等支援に関する取り組みについて、松山市の消防団の
活動支援施策及び豪雨災害時の取り組みについて、一人を除く八人で行政視察を行いました。
以上が本委員会における審査の経過でありますが、本発案につきましては、今後もなお調査検討の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
以上にて中間報告を終わります。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 議案第九十八号ほか二案についてお諮りいたします。
○十七番(土屋準君) 議案第九十八号ほか二案については、ただいまの委員長の報告のとおり決定されるよう望みます。
○議長(池田こうじ君) ただいまの動議のとおり決定することに、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田こうじ君) ご異議なきものと認め、ただいまの動議のとおり決定いたしました。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 次に、
総務常任委員長から委員会において審査中の案件について、閉会中の継続審査の申し出があります。この継続審査申出書はお手元に配付してあります。朗読は省略いたします。
(参 考)
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総務常任委員会継続審査申出書
請願三十第 三 号
犯罪被害者等支援条例制定に関する請願
(三〇・六・一四付託)
請願三十第 九 号 東海第二原発の
運転期間延長を行わない事を求める意見書に関する請願
(三〇・九・一二付託)
本委員会に付託中の上記案件は、今会期中に審査を結了することが困難なため、閉会中も継続して審査を要するものと決定したので、申し出ます。
平成三十年十二月四日
総務常任委員長 林 田 和 雄
港区議会議長 様
───────────────────────────
総務常任委員会継続審査申出書
発案二十七第 九 号
地方行政制度と財政問題の調査について
(二七・五・二七付託)
本委員会に付託中の上記案件は、今会期中に審査を結了することが困難なため、閉会中も継続して審査を要するものと決定したので、申し出ます。
平成三十年十二月七日
総務常任委員長 林 田 和 雄
港区議会議長 様
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) お諮りいたします。本件は申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田こうじ君) ご異議なきものと認め、本件は申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 日程第八から第十七までは、いずれも
保健福祉常任委員会に係る案件でありますので、一括して議題といたします。
〔
河本事務局次長朗読〕
議 案 第 百 号
港区立保育園条例の一部を改正する条例
議 案 第百 一号
港区立児童館条例の一部を改正する条例
議 案 第百 二号
港区立子ども中高生プラザ条例の一部を改正する条例
議 案 第百 三号 港区
学童クラブ条例の一部を改正する条例
議 案 第百 四号
港区立精神障害者地域活動支援センター条例の一部を改正する条例
議 案 第百 五号 港区
児童育成手当条例等の一部を改正する条例
議 案 第百 十号
指定管理者の指定について(
港区立元麻布保育園)
発案三十第 四 号 港区
国民健康保険条例の一部を改正する条例
保健福祉常任委員会からの中間報告について
保健福祉常任委員会の継続審査申出について
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 八案について、
保健福祉常任委員長から
審査報告書が提出されております。この
審査報告書はお手元に配付してあります。朗読は省略いたします。
(参 考)
───────────────────────────
保健福祉常任委員会審査報告書
議 案 第 百 号
港区立保育園条例の一部を改正する条例
議 案 第百 一号
港区立児童館条例の一部を改正する条例
議 案 第百 二号
港区立子ども中高生プラザ条例の一部を改正する条例
議 案 第百 三号 港区
学童クラブ条例の一部を改正する条例
(以上三〇・一一・三〇付託)
本委員会に付託中の上記議案は、審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決定したので報告します。
平成三十年十二月三日
保健福祉常任委員長 ゆうき くみこ
港区議会議長 様
───────────────────────────
保健福祉常任委員会審査報告書
議 案 第百 四号
港区立精神障害者地域活動支援センター条例の一部を改正する条例
議 案 第百 五号 港区
児童育成手当条例等の一部を改正する条例
(以上三〇・一一・三〇付託)
本委員会に付託中の上記議案は、審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決定したので報告します。
平成三十年十二月四日
保健福祉常任委員長 ゆうき くみこ
港区議会議長 様
───────────────────────────
保健福祉常任委員会審査報告書
議 案 第百 十号
指定管理者の指定について(
港区立元麻布保育園)
(三〇・一一・三〇付託)
本委員会に付託中の上記議案は、審査の結果、原案どおり可決すべきものと決定したので報告します。
平成三十年十二月五日
保健福祉常任委員長 ゆうき くみこ
港区議会議長 様
───────────────────────────
保健福祉常任委員会審査報告書
発案三十第 四 号 港区
国民健康保険条例の一部を改正する条例
(三〇・一〇・五付託)
本委員会に付託中の上記発案は、審査の結果、否決すべきものと決定したので報告します。
平成三十年十一月十二日
保健福祉常任委員長 ゆうき くみこ
港区議会議長 様
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君)
保健福祉常任委員長から八案に対する審査報告並びに委員会の中間報告のため、発言を求められております。二十四番ゆうきくみこ議員。
〔二十四番(ゆうきくみこ君)登壇〕
○二十四番(ゆうきくみこ君) ただいま議題となりました日程第八から日程第十五につきまして、
保健福祉常任委員会を代表して、審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
最初に、議案第百号「
港区立保育園条例の一部を改正する条例」でありますが、本案は、都営北青山三丁目団地の建て替えに合わせて、青山保育園を整備することに伴い、位置を変更するものであります。
本委員会におきましては、現地視察を行い、理事者より
提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、移転後の保育定員の積算根拠及び職員配置における国基準との比較について、保育士の勤務体系や超過勤務などの処遇改善について、高層階からの落下物防止対策について等であります。質疑終了後、採決いたしましたところ、本案は、満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、赤坂子ども中高生プラザの分館の設置に関する三議案についてであります。
まず、議案第百一号「
港区立児童館条例の一部を改正する条例」でありますが、本案は、赤坂子ども中高生プラザの分館の新設に伴い、青山児童館を廃止するものであります。
次に、議案第百二号「
港区立子ども中高生プラザ条例の一部を改正する条例」でありますが、本案は、都営北青山三丁目団地の建て替えに合わせて、赤坂子ども中高生プラザの分館を新たに設置するものであります。
次に、議案第百三号「港区
学童クラブ条例の一部を改正する条例」でありますが、本案は、青山児童館の廃止及び赤坂子ども中高生プラザの分館の新設に伴い、学童クラブ事業の実施場所を変更するものであります。
本委員会におきましては、現地視察を行い、三案一括して、理事者より
提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、屋外運動場の規模及び設置場所並びに安全性について、
指定管理者制度の導入に伴う現場の意見について、学童クラブの運営時間について、地域になじむわかりやすい愛称をつけることについて、現在の青山児童館の利用者数及び赤坂子ども中高生プラザ分館の想定利用者数について等であります。質疑終了後、順次採決いたしましたところ、三案いずれも満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第百四号「
港区立精神障害者地域活動支援センター条例の一部を改正する条例」でありますが、本案は、精神障害者地域活動支援センターの改築に伴い、仮施設へ移転するため、位置を変更するものであります。
本委員会におきましては、理事者より
提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、第三条第一項から第四項に定める事業の内容について、工房ラピールの活動状況及び仮施設への移転に伴う影響と利用者への説明について、浴室の利用状況について等であります。質疑終了後、採決いたしましたところ、本案は、満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第百五号「港区
児童育成手当条例等の一部を改正する条例」でありますが、本案は、「所得税法」の一部改正に伴い、規定を整備するものであります。
本委員会におきましては、理事者より
提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、所得税法の一部改正に伴う児童育成手当等への影響ついて、同一生計配偶者の所得基準について、システム改修の必要性について等であります。質疑終了後、採決いたしましたところ、本案は、満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第百十号「
指定管理者の指定について」でありますが、本案は、
港区立元麻布保育園の
指定管理者を指定するものであります。
本委員会におきましては、理事者より
提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、保育園のICT化の取り組みについて、区が直接運営できない理由について、選定事業者の障害者の法定雇用率について、職員体制の基準について、人件費の推移及び本部経費の内訳について、港区立児童発達支援センターとの連携について等であります。質疑終了後、態度表明を行いましたところ、共産党議員団の風見委員より、反対する旨の意見が述べられました。引き続き採決いたしましたところ、本案は賛成多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
最後に、発案三十第四号「港区
国民健康保険条例の一部を改正する条例」についてでありますが、本発案は、先の第三回定例会最終日において本委員会に審査を付託されたもので、国民健康保険加入世帯のうち、多子世帯の国民健康保険料の均等割額について、第二子以降を零円とすることにより、子育て世代を支援するものであります。
本委員会におきましては、提案者を代表し、大滝議員、いのくま議員、熊田議員に委員外議員として出席を求め、質疑を行いました。主な内容は、保険料を免除する際の財源を一般財源から繰り入れている自治体及び所得制限の有無並びに区で実施した場合の区財政への影響について、現行制度における減免措置について、特別区長会が国や東京都に要望している子どもに係る均等割保険料の軽減に対する状況について等であります。質疑終了後、態度表明を行いましたところ、共産党議員団の風見委員より、可決すべき旨の意見、また、みなと政策会議の清家委員より、継続審査とすべき旨の意見が述べられました。態度表明終了後、まず継続審査について諮りましたところ、賛成少数をもって継続審査とすることは否決されました。引き続き採決いたしましたところ、本案は、賛成少数をもって否決すべきものと決定いたしました。
以上にて
委員長報告を終わります。何とぞ皆様のご賛同を賜りますようお願い申し上げます。
続いて議題となっております日程第十六につきまして、
保健福祉常任委員会を代表して、委員会で審査中の案件について、中間報告を申し上げます。
最初に、継続審査中の二請願についてであります。
すなわち、請願二十九第二号コンビプラザ品川保育園における継続運営に関する請願、請願二十九第十一号保育所職員に対しての処遇改善を求める請願についてでありますが、二請願いずれも、今後もなお引き続き慎重審議の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
次に、請願三十第四号別居・離婚後の親子の断絶を防止する法整備を求める請願についてであります。
本請願につきましては、慎重に審議を行いました。主な内容は、区の支援体制の状況について、請願を採択することによる区への影響についてであります。質疑終了後、態度表明を行いましたところ、共産党議員団の風見委員及び街づくりミナトの玉木委員より、採択すべき旨の意見が述べられましたが、本請願につきましては、今後もなお引き続き慎重審議の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
次に、請願三十第五号別居・離婚後の親子の断絶を防止する公的支援を求める請願についてであります。
本請願につきましては、慎重に審議を行いました。主な内容は、離婚後の子どもの養育義務について、別居の定義についてであります。質疑終了後、態度表明を行いましたところ、みなと政策会議の清家委員及び共産党議員団の風見委員より、採択すべき旨の意見が述べられましたが、本請願につきましては、今後もなお引き続き慎重審議の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
最後に、発案二十七第十号保健福祉行政の調査についてであります。
本委員会におきましては、理事者より、港区成年後見制度利用促進基本計画(素案)について、南麻布四丁目での福祉施設整備における地中障害物対応及び区立施設設備等の変更について、みなと障がい
者福祉事業団の運営体制の強化について、重複・頻回受診者等(港区国民健康保険被保険者)への健康相談の実施について、「旅館業及び住宅宿泊事業の適正な運営を確保するための港区と区内警察署との協力連携に関する協定書」の締結について、成人の風しん対策事業の拡充について、港区自殺対策推進計画(改定版)(素案)について、旧神応小学校の本格活用及び旧三光小学校の暫定活用並びに
埋蔵文化財保管場所について(素案)、空きクラスを活用した一歳児定員拡大事業について等の報告を聴取し、質疑を行うとともに、意見、要望を述べました。
また、本発案に係る重点調査項目に基づき、明石市の離婚後のこども養育支援について、福岡市の児童相談所機能について、一人を除く七人で行政視察を行いました。
以上が本委員会における審査の経過でありますが、本発案につきましては、今後もなお調査検討の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
以上にて中間報告を終わります。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) これより採決に入ります。
まず、議案第百十号
港区立元麻布保育園の
指定管理者の指定について採決いたします。採決の方法は起立をもって行います。本案について、原案どおり可決することに賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(池田こうじ君) 起立多数と認めます。よって本案は、原案どおり可決することに決定いたしました。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 次に、発案三十第四号港区
国民健康保険条例の一部を改正する条例について採決いたします。採決の方法は起立をもって行います。本案について、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(池田こうじ君) 起立多数と認めます。よって本案は、委員長の報告のとおり否決することに決定いたしました。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 議案第百号ほか五案についてお諮りいたします。
○十七番(土屋準君) 議案第百号ほか五案については、ただいまの委員長の報告のとおり決定されるよう望みます。
○議長(池田こうじ君) ただいまの動議のとおり決定することに、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田こうじ君) ご異議なきものと認め、ただいまの動議のとおり決定いたしました。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 次に、
保健福祉常任委員長から委員会において審査中の案件について、閉会中の継続審査の申し出があります。この継続審査申出書はお手元に配付してあります。朗読は省略いたします。
(参 考)
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保健福祉常任委員会継続審査申出書
請願二十九第 二 号 コンビプラザ品川保育園における継続運営に関する請願
(二九・六・八付託)
請願二十九第十 一号 保育所職員に対しての処遇改善を求める請願
(二九・一一・三〇付託)
請願三 十第 四 号 別居・離婚後の親子の断絶を防止する法整備を求める請願
請願三 十第 五 号 別居・離婚後の親子の断絶を防止する公的支援を求める請願
(以上三〇・六・一四付託)
本委員会に付託中の上記案件は、今会期中に審査を結了することが困難なため、閉会中も継続して審査を要するものと決定したので、申し出ます。
平成三十年十二月五日
保健福祉常任委員長 ゆうき くみこ
港区議会議長 様
───────────────────────────
保健福祉常任委員会継続審査申出書
発案二十七第 十 号 保健福祉行政の調査について
(二七・五・二七付託)
本委員会に付託中の上記案件は、今会期中に審査を結了することが困難なため、閉会中も継続して審査を要するものと決定したので、申し出ます。
平成三十年十二月七日
保健福祉常任委員長 ゆうき くみこ
港区議会議長 様
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) お諮りいたします。本件は申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田こうじ君) ご異議なきものと認め、本件は申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 日程第十八、第十九は、ともに
建設常任委員会に係る案件でありますので、一括して議題といたします。
〔
河本事務局次長朗読〕
建設常任委員会からの中間報告について
建設常任委員会の継続審査申出について
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 建設常任委員長から委員会の中間報告のため、発言を求められております。十八番大滝実議員。
〔十八番(大滝 実君)登壇〕
○十八番(大滝実君) ただいま議題となりました日程第十八につきまして、
建設常任委員会を代表して、委員会で審査中の案件について、中間報告を申し上げます。
最初に、平成三十年第三回定例会の最終日において、本委員会に付託継続された請願三十第十一号東京都市計画道路幹線街路環状第四号線にかかる港区立白金児童遊園と港区立白金台幼稚園の敷地を東京都に譲渡しないで頂きたい事を求める請願についてであります。本請願は、東京都市計画道路幹線街路環状第四号線の計画に係る港区立白金児童遊園と港区立白金台幼稚園の敷地を東京都に譲渡しないことを求めるものであります。
本委員会におきましては、請願者より趣旨説明を聴取した後、慎重に審議を行いました。主な内容は、道路用地となった場合の児童遊園の代替地について、東京都との協議の今後の方向性について、環状第二号線及び第四号線の都市計画決定の時期について等であります。本請願につきましては、今後もなお引き続き慎重審議の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
次に、今定例会で新たに付託された請願についてであります。
すなわち、請願三十第十二号港区芝地区にドッグランの設置を求める請願についてであります。本請願は、芝公園近辺にドッグランを新設することを願うものであります。
本委員会におきましては、現地視察を行い、慎重に審査を行いました。主な内容は、区立南桜公園及び区立芝公園におけるこれまでの検討状況及びその結果について、東京都と港区のドッグラン設置条件の違いについて、期間を定めた一時的なドッグランの設置について等であります。本請願につきましては、今後もなお引き続き慎重審議の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
次に、継続審査中の請願についてであります。
すなわち、請願二十九第一号ライドシェア・白タク合法化反対の意見書採択を求める請願についてでありますが、本請願につきましては、今後もなお引き続き慎重審議の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
最後に、発案二十七第十一号街づくり行政の調査についてであります。
まず、本委員会におきましては、理事者より、港区低炭素まちづくり計画(改定素案)について、港区住宅基本計画(第四次)(素案)について、西麻布三丁目北東地区の街づくりについて、品川駅周辺地区地区計画の変更(原案)について、駐車場地域ルール(素案)について等の報告を聴取し、質疑を行うとともに、意見、要望を述べました。
また、本発案に係る重点調査項目に基づき、小樽市の小樽運河及び運河のライトアップについて、行政視察を行いました。
さらに、本発案に関連して、JR「高輪ゲートウェイ駅」予定地及び芝浦港南地区・天王洲地区の運河の視察を行いました。
以上が本委員会における審査の経過でありますが、本発案につきましては、今後もなお調査検討の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
なお、請願二十八第九号JR「品川新駅(仮称)」の駅名を「芝浦」とすることを要望する請願につきましては、去る十二月五日に、請願者から議長宛てに「
請願書取下願」が提出されたため、本委員会におきましては審査を中止いたしました。
以上にて中間報告を終わります。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 建設常任委員長から委員会において審査中の案件について、閉会中の継続審査の申し出があります。この継続審査申出書はお手元に配付してあります。朗読は省略いたします。
(参 考)
───────────────────────────
建設常任委員会継続審査申出書
請願二十九第 一 号 ライドシェア・白タク合法化反対の意見書採択を求める請願
(二九・二・一七付託)
請願三 十第十 一号 東京都市計画道路幹線街路環状第四号線にかかる港区立白金児童遊園と港区立白金台幼稚園の敷地を東京都に譲渡しないで頂きたい事を求める請願
(三〇・一〇・五付託)
請願三 十第十 二号 港区芝地区にドッグランの設置を求める請願
(三〇・一一・三〇付託)
本委員会に付託中の上記案件は、今会期中に審査を結了することが困難なため、閉会中も継続して審査を要するものと決定したので、申し出ます。
平成三十年十二月五日
建設常任委員長 大 滝 実
港区議会議長 様
───────────────────────────
建設常任委員会継続審査申出書
発案二十七第十 一号 街づくり行政の調査について
(二七・五・二七付託)
本委員会に付託中の上記案件は、今会期中に審査を結了することが困難なため、閉会中も継続して審査を要するものと決定したので、申し出ます。
平成三十年十二月七日
建設常任委員長 大 滝 実
港区議会議長 様
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) お諮りいたします。本件は申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田こうじ君) ご異議なきものと認め、本件は申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 日程第二十から第二十五までは、いずれも
区民文教常任委員会に係る案件でありますので、一括して議題といたします。
〔
河本事務局次長朗読〕
議 案 第九十九号
港区立伝統文化交流館条例
議 案 第百 六号
港区立学校設置条例の一部を改正する条例
議 案 第百 七号
港区立みなと科学館条例
議 案 第百十一号
臨海部広域斎場組合規約の変更に関する協議について
区民文教常任委員会からの中間報告について
区民文教常任委員会の継続審査申出について
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 四案について、区民文教常任委員長から
審査報告書が提出されております。この
審査報告書はお手元に配付してあります。朗読は省略いたします。
(参 考)
───────────────────────────
区民文教常任委員会審査報告書
議 案 第九十九号
港区立伝統文化交流館条例
議 案 第百 六号
港区立学校設置条例の一部を改正する条例
議 案 第百 七号
港区立みなと科学館条例
議 案 第百十一号
臨海部広域斎場組合規約の変更に関する協議について
(以上三〇・一一・三〇付託)
本委員会に付託中の上記議案は、審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決定したので報告します。
平成三十年十二月四日
区民文教常任委員長 阿 部 浩 子
港区議会議長 様
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 区民文教常任委員長から四案に対する審査報告並びに委員会の中間報告のため、発言を求められております。二十二番阿部浩子議員。
〔二十二番(阿部浩子君)登壇〕
○二十二番(阿部浩子君) ただいま議題となりました日程第二十から日程第二十三につきまして、
区民文教常任委員会を代表して、審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
最初に、議案第九十九号
港区立伝統文化交流館条例でありますが、本案は、港区立伝統文化交流館を設置するものであります。
本委員会におきましては、現地視察を行い、理事者より
提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、交流の間の利用区分における一般利用の定義について、港区の特徴を踏まえたオープニングイベント等を企画することについて等であります。質疑終了後、採決いたしましたところ、本案は満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第百六号
港区立学校設置条例の一部を改正する条例でありますが、本案は、赤坂中学校の改築に伴い、仮施設へ移転するため、位置を変更するものであります。
本委員会におきましては、現地視察を行い、理事者より
提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、仮設校舎におけるプライバシー保護について、仮設校舎及び仮設体育館内のエアコン設置予定について、通学路における安全対策について、仮施設移転に伴うプール授業の場所について等であります。質疑終了後、採決いたしましたところ、本案は満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第百七号
港区立みなと科学館条例でありますが、本案は、港区立みなと科学館を設置するものであります。
本委員会におきましては、理事者より
提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、プラネタリウムにおける未就学児の使用料の取り扱いについて、プラネタリウムにおける番組制作方法について、小・中学校の全生徒がプラネタリウムを利用できる環境づくりについて、気象庁との複合施設という特長のPR及び活用方法について等であります。質疑終了後、採決いたしましたところ、本案は満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第百十一号
臨海部広域斎場組合規約の変更に関する協議についてでありますが、本案は、臨海部広域斎場の火葬炉の増設等のため、組合を組織している五区の協議により、
臨海部広域斎場組合規約の一部を変更するものであります。
本委員会におきましては、理事者より
提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、負担割合を変更する際の協議において苦労した点についてであります。質疑終了後、採決いたしましたところ、本案は満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
以上にて
委員長報告を終わります。何とぞ皆様のご賛同を賜りますようお願い申し上げます。
続いて議題となっております日程第二十四につきまして、
区民文教常任委員会を代表して、委員会で審査中の案件について、中間報告を申し上げます。
最初に、継続審査中の二請願についてであります。
すなわち、請願二十七第十九号中学校で使用する歴史・公民教科書の採択に関して教育基本法を順守して行うことを求める請願、請願二十九第四号芝浦小学校への特別支援学級設置に関する請願についてでありますが、二請願いずれも、今後もなお引き続き慎重審議の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
次に、発案二十七第十二号区民生活事業・教育行政の調査についてであります。
本委員会におきましては、理事者より、住居表示(浜松町一丁目)の一部変更について、(仮称)港区立伝統文化交流館(旧協働会館)の管理運営について、中小企業の景況について、上場株式等に係る配当所得等に関する特別区民税・都民税の課税誤りについて、雑紙のリサイクル推進について、港区教職員の働き方改革実施計画(素案)について、旧神応小学校の本格活用及び旧三光小学校の暫定活用並びに
埋蔵文化財保管場所について(素案)、平成三十年度港区指定文化財の指定について、平成三十一年度港区立幼稚園園児募集について、(仮称)芝浦第二小学校等施設整備に係る整備手法の変更及びみなとパーク芝浦の工事について、平成三十一年度区立学校使用教科書の採択について等の報告を聴取し、質疑を行うとともに、意見、要望を述べました。
また、本発案に関連して、高知市の図書館及び科学館の運営方法、取り組みについて、高松市の奨学金制度及び商店街支援施策について、高松丸亀町商店街振興組合の「住みやすくて快適な街」への取り組み、運営方法等について一人を除く八人で行政視察を行いました。
以上が本委員会における審査の経過でありますが、本発案につきましては、今後もなお調査検討の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
最後に、発案二十九第二号港区奨学資金に関する条例の一部を改正する条例についてでありますが、本発案につきましては、今後もなお慎重審議の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
以上にて中間報告を終わります。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 議案第九十九号ほか三案についてお諮りいたします。
○十七番(土屋準君) 議案第九十九号ほか三案については、ただいまの委員長の報告のとおり決定されるよう望みます。
○議長(池田こうじ君) ただいまの動議のとおり決定することに、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田こうじ君) ご異議なきものと認め、ただいまの動議のとおり決定いたしました。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 次に、区民文教常任委員長から委員会において審査中の案件について、閉会中の継続審査の申し出があります。この継続審査申出書はお手元に配付してあります。朗読は省略いたします。
(参 考)
───────────────────────────
区民文教常任委員会継続審査申出書
請願二十七第十 九号 中学校で使用する歴史・公民教科書の採択に関して教育基本法を順守して行うことを求める請願
(二七・九・一一付託)
請願二十九第 四 号 芝浦小学校への特別支援学級設置に関する請願
(二九・六・八付託)
発案二十九第 二 号 港区奨学資金に関する条例の一部を改正する条例
(二九・六・一六付託)
本委員会に付託中の上記案件は、今会期中に審査を結了することが困難なため、閉会中も継続して審査を要するものと決定したので、申し出ます。
平成三十年十二月四日
区民文教常任委員長 阿 部 浩 子
港区議会議長 様
───────────────────────────
区民文教常任委員会継続審査申出書
発案二十七第十 二号 区民生活事業・教育行政の調査について
(二七・五・二七付託)
本委員会に付託中の上記案件は、今会期中に審査を結了することが困難なため、閉会中も継続して審査を要するものと決定したので、申し出ます。
平成三十年十二月七日
区民文教常任委員長 阿 部 浩 子
港区議会議長 様
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) お諮りいたします。本件は申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田こうじ君) ご異議なきものと認め、本件は申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 日程第二十六、第二十七は、ともに交通・
環境等対策特別委員会に係る案件でありますので、一括して議題といたします。
〔
河本事務局次長朗読〕
交通・
環境等対策特別委員会からの中間報告について
交通・
環境等対策特別委員会の継続審査申出について
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 交通・環境等対策特別委員長から委員会の中間報告のため、発言を求められております。三十番杉本とよひろ議員。
〔三十番(杉本とよひろ君)登壇〕
○三十番(杉本とよひろ君) ただいま議題となりました日程第二十六につきまして、交通・
環境等対策特別委員会を代表して、委員会で審査中の案件について、中間報告を申し上げます。
最初に、今定例会で新たに付託された請願についてであります。
すなわち、請願三十第十三号低空で進入する羽田空港離着陸計画に関して、港区議会として国交省に質問し、その回答を住民に届けていただくことに関する請願についてであります。本請願は、低空で内陸を飛行する羽田空港離発着計画における都心低空飛行の回避案、離着陸回数の算定根拠、午前中の離着陸計画、環境への悪影響の評価、デモ飛行の実施、米軍ヘリコプターとの接触事故防止策について、港区議会として国土交通省に質問し、回答文書を住民に開示されることを願うものであります。
本委員会におきましては、請願者より趣旨説明を聴取した後、慎重に審議を行いました。主な内容は、本請願の質問項目のうち、区で状況を把握している項目について、請願の質問項目を区から国土交通省へ文書で送付し、文書で回答するよう要請することについて、騒音モニタリングポストの設置予定について、「みなとの空を守る会」が実施した航路下住民アンケート結果を区から国土交通省に送付することについて等であります。質疑終了後、態度表明を行いましたところ、本請願につきましては、今後もなお引き続き慎重審議の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
次に、継続審査中の三請願についてであります。
まず、請願二十八第三号羽田空港増便による都心および港区の低空飛行ルート設定中止に関する請願についてでありますが、本請願につきましては、今後もなお引き続き慎重審議の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
次に、請願三十第二号羽田空港増便による都心および港区の低空飛行ルート計画の撤回を含む再検討を国に求める請願についてであります。
本請願につきましては、慎重に審議を行いました。主な内容は、教室型説明会の開催を国土交通省に求めることについて、国土交通省が開催した白金地区の町会向け説明会における参加者の羽田空港機能強化に対する理解について、引き続き説明会の開催を国土交通省に求めることについてであります。本請願につきましては、今後もなお引き続き慎重審議の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
次に、請願三十第七号羽田空港の機能強化に伴う、港区上空を飛行する計画の見直しを求める請願についてでありますが、本請願につきましては、今後もなお引き続き慎重審議の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
最後に、発案二十七第十四号交通及び環境整備に関する諸対策についてであります。
本委員会におきましては、理事者より、港区コミュニティバスの運行状況について、台場シャトルバスの運行改善についての報告を聴取し、質疑を行うとともに、意見、要望を述べました。
また、本発案に関連して、羽田空港機能強化に係る学習会を開会し、羽田空港機能強化について理解を深めました。
以上が本委員会における審査の経過でありますが、本発案につきましては、今後もなお調査検討の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
以上にて中間報告を終わります。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 交通・環境等対策特別委員長から委員会において審査中の案件について、閉会中の継続審査の申し出があります。この継続審査申出書はお手元に配付してあります。朗読は省略いたします。
(参 考)
───────────────────────────
交通・
環境等対策特別委員会継続審査申出書
請願二十八第 三 号 羽田空港増便による都心および港区の低空飛行ルート設定中止に関する請願
(二八・七・一五付託)
請願三 十第 二 号 羽田空港増便による都心および港区の低空飛行ルート計画の撤回を含む再検討を国に求める請願
(三〇・二・一六付託)
請願三 十第 七 号 羽田空港の機能強化に伴う、港区上空を飛行する計画の見直しを求める請願
(三〇・六・一四付託)
請願三 十第十 三号 低空で進入する羽田空港離着陸計画に関して、港区議会として国交省に質問し、その回答を住民に届けていただくことに関する請願
(三〇・一一・三〇付託)
本委員会に付託中の上記案件は、今会期中に審査を結了することが困難なため、閉会中も継続して審査を要するものと決定したので、申し出ます。
平成三十年十二月六日
交通・環境等対策特別委員長 杉本 とよひろ
港区議会議長 様
───────────────────────────
交通・
環境等対策特別委員会継続審査申出書
発案二十七第十 四号 交通及び環境整備に関する諸対策について
(二七・六・二六付託)
本委員会に付託中の上記案件は、今会期中に審査を結了することが困難なため、閉会中も継続して審査を要するものと決定したので、申し出ます。
平成三十年十二月七日
交通・環境等対策特別委員長 杉本 とよひろ
港区議会議長 様
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) お諮りいたします。本件は申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田こうじ君) ご異議なきものと認め、本件は申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 日程第二十八、第二十九は、ともに
行財政等対策特別委員会に係る案件でありますので、一括して議題といたします。
〔
河本事務局次長朗読〕
行財政等対策特別委員会からの中間報告について
行財政等対策特別委員会の継続審査申出について
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 行財政等対策特別委員長から委員会の中間報告のため、発言を求められております。二十一番なかまえ由紀議員。
〔二十一番(なかまえ由紀君)登壇〕
○二十一番(なかまえ由紀君) ただいま議題となりました日程第二十八につきまして、
行財政等対策特別委員会を代表して、委員会で審査中の案件について、中間報告を申し上げます。
すなわち、発案二十七第十五号真の分権型社会の実現に向けた行財政問題の調査についてであります。
本発案につきましては、今後もなお調査検討の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
以上にて中間報告を終わります。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 行財政等対策特別委員長から委員会において審査中の案件について、閉会中の継続審査の申し出があります。この継続審査申出書はお手元に配付してあります。朗読は省略いたします。
(参 考)
───────────────────────────
行財政等対策特別委員会継続審査申出書
発案二十七第十 五号 真の分権型社会の実現に向けた行財政問題の調査について
(二七・六・二六付託)
本委員会に付託中の上記案件は、今会期中に審査を結了することが困難なため、閉会中も継続して審査を要するものと決定したので、申し出ます。
平成三十年十二月七日
行財政等対策特別委員長 なかまえ 由紀
港区議会議長 様
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) お諮りいたします。本件は申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田こうじ君) ご異議なきものと認め、本件は申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 日程第三十、第三十一は、ともに
東京オリンピック・
パラリンピック対策特別委員会に係る案件でありますので、一括して議題といたします。
〔
河本事務局次長朗読〕
東京オリンピック・
パラリンピック対策特別委員会からの中間報告について
東京オリンピック・
パラリンピック対策特別委員会の継続審査申出について
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君)
東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員長から委員会の中間報告のため、発言を求められております。十六番鈴木たかや議員。
〔十六番(鈴木たかや君)登壇〕
○十六番(鈴木たかや君) ただいま議題となりました日程第三十につきまして、
東京オリンピック・
パラリンピック対策特別委員会を代表して、委員会で審査中の案件について、中間報告を申し上げます。
すなわち、発案二十七第十六号
東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催に向けた諸対策についてであります。
本委員会におきましては、理事者より、「お台場プラージュ」の開催報告について、区有施設における東京二〇二〇大会カウントダウンボードの設置について、MINATOシティハーフマラソン二〇一八の全体概要について、第三十二回オリンピック競技大会(二〇二〇/東京)におけるイギリスオリンピック委員会との契約書の締結についての報告を聴取し、質疑を行うとともに、意見、要望を述べました。
以上が本委員会における審査の経過でありますが、本発案につきましては、今後もなお調査検討の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
以上にて中間報告を終わります。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君)
東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員長から委員会において審査中の案件について、閉会中の継続審査の申し出があります。この継続審査申出書はお手元に配付してあります。朗読は省略いたします。
(参 考)
───────────────────────────
東京オリンピック・
パラリンピック対策特別委員会継続審査申出書
発案二十七第十 六号
東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催に向けた諸対策について
(二七・六・二六付託)
本委員会に付託中の上記案件は、今会期中に審査を結了することが困難なため、閉会中も継続して審査を要するものと決定したので、申し出ます。
平成三十年十二月七日
東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員長 鈴 木 たかや
港区議会議長 様
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) お諮りいたします。本件は申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田こうじ君) ご異議なきものと認め、本件は申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 日程第三十二、第三十三は、ともに
エレベーター等対策特別委員会に係る案件でありますので、一括して議題といたします。
〔
河本事務局次長朗読〕
エレベーター等対策特別委員会からの中間報告について
エレベーター等対策特別委員会の継続審査申出について
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) エレベーター等対策特別委員長から委員会の中間報告のため、発言を求められております。二十番杉浦のりお議員。
〔二十番(杉浦のりお君)登壇〕
○二十番(杉浦のりお君) ただいま議題となりました日程第三十二につきまして、
エレベーター等対策特別委員会を代表して、委員会で審査中の案件について、中間報告を申し上げます。
すなわち、発案二十七第十七号エレベーター事故等の調査についてであります。
本発案につきましては、今後もなお調査検討の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
以上にて中間報告を終わります。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) エレベーター等対策特別委員長から委員会において審査中の案件について、閉会中の継続審査の申し出があります。この継続審査申出書はお手元に配付してあります。朗読は省略いたします。
(参 考)
───────────────────────────
エレベーター等対策特別委員会継続審査申出書
発案二十七第十 七号 エレベーター事故等の調査について
(二七・六・二六付託)
本委員会に付託中の上記案件は、今会期中に審査を結了することが困難なため、閉会中も継続して審査を要するものと決定したので、申し出ます。
平成三十年十二月七日
エレベーター等対策特別委員長 杉 浦 のりお
港区議会議長 様
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) お諮りいたします。本件は申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田こうじ君) ご異議なきものと認め、本件は申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 日程第三十四を議題といたします。
〔
河本事務局次長朗読〕
発案三十第 六 号 認知症施策の推進を求める意見書
(参 考)
───────────────────────────
発案三十第六号
認知症施策の推進を求める意見書
上記の案を提出する。
平成三十年十二月七日
提出兼賛成者 議員 玉 木 まこと 議員 榎 本 あゆみ
同 山野井 つよし 同 兵 藤 ゆうこ
同 丸山 たかのり 同 池 田 たけし
同 黒崎 ゆういち 同 小 倉 りえこ
同 赤 坂 大 輔 同 榎 本 茂
同 横 尾 俊 成 同 清 家 あ い
同 やなざわ 亜紀 同 有 働 巧
同 鈴 木 たかや 同 土 屋 準
同 大 滝 実 同 いのくま 正一
同 杉 浦 のりお 同 なかまえ 由紀
同 阿 部 浩 子 同 近 藤 まさ子
同 ゆうき くみこ 同 二 島 豊 司
同 池 田 こうじ 同 熊 田 ちづ子
同 風 見 利 男 同 七 戸 じゅん
同 杉本 とよひろ 同 林 田 和 雄
同 清 原 和 幸 同 うかい 雅 彦
同 井 筒 宣 弘
港区議会議長 様
(理由)口頭をもって説明する。
認知症施策の推進を求める意見書
世界に類例を見ないスピードで高齢化が進む我が国において、認知症の人は年々増え続けています。
二〇一五年に推計で約五百二十五万人であったものが、二〇二五年には推計で七百万人を突破すると見込まれています。
認知症は、今や誰でも発症する可能性があり、誰もが介護者となり得るため、認知症施策の推進は極めて重要です。
また、認知症施策の推進にあたっては、認知症と診断されても、尊厳をもって生きることができる社会の実現を目指し、当事者の意思を大切にし、家族等も寄り添っていく姿勢で臨むことが重要であるとともに、「若年性認知症」など、これまで十分に取り組まれてこなかった課題にも踏み込んで行く必要があります。
さらに、認知症施策に関する課題は、今や医療・介護だけでなく、地域づくりから生活支援、教育に至るまで多岐にわたっています。
よって、港区議会は政府に対し、認知症施策のさらなる充実、加速化を目指し、基本法の制定も視野に入れた、下記の事項に取り組むことを強く求めるものです。
記
一 国や自治体をはじめ企業や地域が力を合わせ、認知症の人やその家族を支える社会を構築するため、認知症の早期発見・診断、初期の相談と家族への支援から、終末期のケア・看取りまで、切れ目なく支援を行う認知症施策を総合的かつ計画的に推進する基本法を制定すること。
二 認知症診断直後は、相談できる人がいないといった人が多く存在しており、診断直後の空白期間が生じている。この空白期間については、本人が必要とする支援や情報につながることができるよう、「認知症地域支援体制づくりガイド」や認知症サポーターの活用による支援体制の構築を図ること。
三 若年性認知症の支援については、若年性認知症支援コーディネーターの効果的・効率的な活動を推進するため、コーディネーターに対する研修など支援体制を整備するとともに、本人の状態に応じた就労継続や社会参加ができる環境の整備を進めること。
四 認知症の全国規模の疫学調査と疾患登録に基づくビッグデータの活用を通し、有効な予防法や行動・心理症状に対する適切な対応など認知症施策の推進に取り組むこと。また、次世代認知症治療薬の開発・早期実用化や最先端の技術を活用した早期診断法の研究開発を進めるとともに、認知症の人の心身の特性に応じたリハビリや介護方法に関する研究を進めること。
以上、地方自治法第九十九条の規定に基づき意見書を提出いたします。
年 月 日
議長名
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
厚生労働大臣 あて
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 本案について、提案理由説明のため、提案者を代表して、二十五番二島豊司議員から発言を求められております。二十五番二島豊司議員。
〔二十五番(二島豊司君)登壇〕
○二十五番(二島豊司君) ただいま議題となりました発案につきまして、提案者を代表して、案文を朗読し、提案理由の説明にかえさせていただきます。
認知症施策の推進を求める意見書
世界に類例を見ないスピードで高齢化が進む我が国において、認知症の人は年々増え続けています。
二〇一五年に推計で約五百二十五万人であったものが、二〇二五年には推計で七百万人を突破すると見込まれています。
認知症は、今や誰でも発症する可能性があり、誰もが介護者となり得るため、認知症施策の推進は極めて重要です。
また、認知症施策の推進にあたっては、認知症と診断されても、尊厳をもって生きることができる社会の実現を目指し、当事者の意思を大切にし、家族等も寄り添っていく姿勢で臨むことが重要であるとともに、「若年性認知症」など、これまで十分に取り組まれてこなかった課題にも踏み込んで行く必要があります。
さらに、認知症施策に関する課題は、今や医療・介護だけでなく、地域づくりから生活支援、教育に至るまで多岐にわたっています。
よって、港区議会は政府に対し、認知症施策のさらなる充実、加速化を目指し、基本法の制定も視野に入れた、下記の事項に取り組むことを強く求めるものです。
記
一 国や自治体をはじめ企業や地域が力を合わせ、認知症の人やその家族を支える社会を構築するため、認知症の早期発見・診断、初期の相談と家族への支援から、終末期のケア・看取りまで、切れ目なく支援を行う認知症施策を総合的かつ計画的に推進する基本法を制定すること。
二 認知症診断直後は、相談できる人がいないといった人が多く存在しており、診断直後の空白期間が生じている。この空白期間については、本人が必要とする支援や情報につながることができるよう、「認知症地域支援体制づくりガイド」や認知症サポーターの活用による支援体制の構築を図ること。
三 若年性認知症の支援については、若年性認知症支援コーディネーターの効果的・効率的な活動を推進するため、コーディネーターに対する研修など支援体制を整備するとともに、本人の状態に応じた就労継続や社会参加ができる環境の整備を進めること。
四 認知症の全国規模の疫学調査と疾患登録に基づくビッグデータの活用を通し、有効な予防法や行動・心理症状に対する適切な対応など認知症施策の推進に取り組むこと。また、次世代認知症治療薬の開発・早期実用化や最先端の技術を活用した早期診断法の研究開発を進めるとともに、認知症の人の心身の特性に応じたリハビリや介護方法に関する研究を進めること。
以上、地方自治法第九十九条の規定に基づき意見書を提出いたします。
以上でありますが、皆様におかれましては、本発案に満場のご賛同を賜りますようお願い申し上げます。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 本案につき、お諮りいたします。
○十七番(土屋準君) 本案は、原案どおり決定されるよう望みます。
○議長(池田こうじ君) ただいまの動議のとおり決定することに、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田こうじ君) ご異議なきものと認め、ただいまの動議のとおり決定いたしました。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 特段の事情がない限り、今定例会が本年最後の議会となります。
一言ご挨拶を申し上げます。
本年も大事なく円滑な議会運営をすることができました。七戸副議長はじめ議員各位、武井区長はじめ理事者の皆様、職員の皆様、そして区議会事務局の皆様に、心より感謝を申し上げます。
本年も、歴史を物語るゆかしの杜の完成、そして念願であった郷土愛を育む港区立郷土歴史館の開設、また、区民協働とシティプロモーションの集大成とも言うべきMINATOシティハーフマラソン二〇一八の実施など、特筆すべき事業も進めてまいりましたが、その礎には、区民生活を支える地道な区民サービスを担う一人ひとりの職員の皆様のご尽力があるものと、心より感謝を申し上げます。
本年、港区の人口は、二十五万七千人を超える人口増加を果たしたものの、後期高齢者が前期高齢者を上回るという転換点を迎えました。また、ひとり暮らしの高齢者は八千人近くおり、百歳以上の高齢者は百十六人を数えております。歳を重ねるほどに幸せと尊厳にあふれなくては真の長寿社会とは言えません。実現には多くの政策課題がございます。
また本年、厳粛に受けとめましたのは、(仮称)子ども家庭総合支援センターの事案であります。人口増加に伴い多様化する子育てのあらゆる課題に対応し、子どもたちの未来をつなぐ最後の砦であるにもかかわらず、我々は、政策立案のプロセスやその推進のあり方において、幾つかの教訓を得ることとなりました。保育園、障害者グループホームの事案についても然りであります。
施策実現の停滞は未来へ進む区政の停滞と同じ意味を持ちます。港区議会は、区民の幸せのもと結束いたしまして、行政との役割分担を明確にし、区民協働を礎とする政策立案、計画、実施、管理等、あらゆるプロセスにおいて区議会としての存在意義を発揮し、再構築する時が来ているのではないかと感じます。
来年、新たな元号が施行されるのと同時に、我々区議会十八期の任期も終わることとなります。区民から負託された任期の一日一日を厳粛にかみしめ、来年も皆様と結束し、区議会の活性化を図っていきたいと思っております。
結びにあたりまして、区議会・行政の皆様におかれましては、希望に満ちた一年と新しい時代を迎えられますよう、そしてこの港区が心豊かな都心であり、区民の皆様全てが一日一日を幸せと感じられる穏やかな一年でありますことを祈念申し上げまして、私からの年末の挨拶とさせていただきます。
次に、区長から挨拶のため、発言を求められておりますので、これをお許しいたします。
〔区長(武井雅昭君)登壇〕
○区長(武井雅昭君) ただいま、議長のご挨拶にもありましたとおり、本年もあとわずかとなり、特別の事情がない限り、本定例会をもって本年最後の議会となります。
この機会に一言ご挨拶を申し上げます。
今年一年、議会の皆様には、港区政の運営に格別のご理解とご協力をいただきましたことに心から感謝し、厚く御礼を申し上げます。
今月二日、MINATOシティハーフマラソン二〇一八を初めて開催いたしました。全国各地、海外から集まった五千人のランナーが、二十一・〇九七五キロメートルの港区の街並みを駆け抜けました。仮装など楽しみながら一・五キロメートルを走るファンランも同時開催し、五百人が参加しました。
コース沿道の区民、事業者の皆さん、二百者を超える協賛企業の皆さん、港区版ふるさと納税制度で大会を応援していただいた皆さん、そして、千百名を超えるボランティアの皆さんなど、多くの方に大会を支えていただきました。来年度以降も日本や世界に誇れるシティマラソンとして継承してまいります。
七月にパリ市との連携のもと開催した「お台場プラージュ」でも六日間で六千人以上の方に都心のしゃれた海水浴場の雰囲気を楽しんでいただきました。
また、十二月四日、五日と相次いで、JR山手線新駅、東京メトロ日比谷線新駅の名称が発表され、港区は注目を集めています。
ラグビーワールドカップ二〇一九、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会に向け、スポーツや文化の振興、そして地域のバリアフリー化に努め、ことし定めましたシティプロモーションシンボルマークを活用し、港区の魅力を世界に発信してまいります。
各方面にわたります区民の皆さんのご努力のおかけで、ほぼ全ての世代で人口が増え、港区は活気あふれるまちとして成長を続けています。区民の生活の質を高め、支えるための新しい施設も誕生いたしました。
本年四月、がん在宅緩和ケア支援センター「ういケアみなと」を開設いたしました。九月には、地域包括ケアシステムの東部在宅療養相談窓口をみなとパーク芝浦内に開設し、区内全域を対象とした相談体制を確立いたしました。
また、区民の皆さんの港区への誇り、また愛着を深めてもらえる、港区立郷土歴史館も十一月に開設いたしました。南麻布四丁目には障害者入所施設や児童発達支援センター、そして特別養護老人ホームが入る複合施設の整備も進めております。
区は、区民の安全・安心の最優先を基本姿勢として、平成十八年に起きた区民向け住宅で高校生の命が失われたエレベーター事故を教訓とするため、六月三日を「港区安全の日」と定めました。今後とも、子どもから高齢者まで誰もが心豊かに安全で安心して日々の生活を送ることができるよう、何よりも区民の皆さんの立場に立って、必要とされる施設整備や行政サービスの充実に着実に取り組んでまいります。
区民の暮らしや地域の姿が日々変化をし、区民ニーズも多様化している中、おかげさまをもちまして、ことし一年、池田こうじ議長、七戸じゅん副議長をはじめ、区議会議員の皆様のご支援とご協力をいただき、区政の各分野にわたり着実に成果をおさめ、区民福祉の向上と地域社会の発展に寄与することができました。ここに深く感謝を申し上げます。
さて、だんだん気温も下がって本格的な冬を迎えようとしております。年末に向けて、ご多忙の日々が続くことと存じますが、健康に十分ご留意され、希望に満ちた輝かしい新年を迎えられますよう、心からご祈念申し上げまして、私のご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
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○議長(池田こうじ君) 平成三十年第四回港区議会定例会は、これをもって閉会いたします。
午後四時三分閉会...