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  1. 港区議会 2018-11-22
    平成30年11月22日区民文教常任委員会-11月22日


    取得元: 港区議会公式サイト
    最終取得日: 2024-07-21
    平成30年11月22日区民文教常任委員会-11月22日平成30年11月22日区民文教常任委員会  区民文教常任委員会記録(平成30年第22号) 日  時  平成30年11月22日(木) 午後1時30分開会 場  所  第3委員会室出席委員(9名)  委 員 長  阿 部 浩 子  副委員長  いのくま 正一  委  員  榎 本 あゆみ       兵 藤 ゆうこ        黒崎 ゆういち       赤 坂 大 輔        鈴 木 たかや       池 田 こうじ        杉本 とよひろ 〇欠席委員   な し 〇出席説明員
     教育長                        青 木 康 平  芝地区総合支所長環境リサイクル支援部長兼務     新 井 樹 夫  芝地区総合支所区民課長                安 藤 俊 彰  芝浦港南地区総合支所長・産業・地域振興支援部長兼務  星 川 邦 昭  地域振興課長                     櫻 庭 靖 之  国際化・文化芸術担当課長  大久保 明 子  産業振興課長                     西 川 克 介  観光政策担当課長      冨 永  純  税務課長                       重 富  敦  環境課長                       茂 木 英 雄  みなとリサイクル清掃事務所長             加 茂 信 行  教育推進部長                     新 宮 弘 章  教育長室長                      中 島 博 子  教育企画担当課長      藤 原 仙 昌  生涯学習スポーツ振興課長               木 下 典 子  図書文化財課長       佐々木 貴 浩  学校教育部長                     堀   二三雄  学務課長                       山 本 隆 司  学校施設担当課長      伊 藤 太 一  教育指導課長                     松 田 芳 明 〇会議に付した事件  1 報告事項   (1) 平成30年第4回港区議会定例会提出予定案件について   (2) 住居表示(浜松町一丁目)の一部変更について   (3) 中小企業の景況について   (4) 上場株式等に係る配当所得等に関する特別区民税・都民税の課税誤りについて   (5) 清掃車両の事故の概要について   (6) 平成30年度(2018年度)港区教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価(平成29年度分)報告書について   (7) (仮称)芝浦第二小学校等施設整備に係る整備手法の変更及びみなとパーク芝浦の工事について  2 審議事項   (1) 請 願27第19号 中学校で使用する歴史・公民教科書の採択に関して教育基本法を順守して行うことを求める請願                                  (27.9.11付託)   (2) 請 願29第4号 芝浦小学校への特別支援学級設置に関する請願                                   (29.6.8付託)   (3) 発 案27第12号 区民生活事業・教育行政の調査について                                  (27.5.27付託)   (4) 発 案29第2号 港区奨学資金に関する条例の一部を改正する条例                                  (29.6.16付託)                 午後 1時30分 開会 ○委員長(阿部浩子君) ただいまから、区民文教常任委員会を開会いたします。  先日の高知市・高松市への行政視察につきましては、委員の皆様のご協力により所期の目的を達成し、無事に終了することができました。ありがとうございました。  本日の署名委員は、榎本委員、赤坂委員にお願いいたします。  本日、大久保地球温暖化対策担当課長は、所要のため委員会を欠席する旨の連絡がありましたのでご了承ください。  節電及び省エネルギーの推進についてですが、既に行政では、11月1日から暖房温度の目安を19度とするウォームビズに取り組んでいます。  議会としても、夏季同様に、節電・省エネルギー型のライフスタイルを実践する必要があるということが確認されましたので、皆さんのご理解、ご協力をお願いいたします。  本日は、報告事項(2)に関連して、芝地区総合支所安藤区民課長に出席していただいております。なお、安藤区民課長につきましては、当該報告事項終了後、退席いたしますので、あらかじめご了承ください。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(阿部浩子君) それでは、報告事項に入ります。報告事項(1)「平成30年第4回港区議会定例会提出予定案件について」、理事者の説明を求めます。 ○地域振興課長(櫻庭靖之君) それでは、報告事項(1)「平成30年第4回港区議会定例会提出予定案件について」、資料№1、1-2、1-3及び1-4によりご説明申し上げます。  初めに、資料№1、平成30年第4回港区議会定例会提出予定案件一覧をごらんください。今定例会における提出予定案件は、議案14件です。区長報告はございません。  内訳は、下段の表のとおり、条例の制定2件と条例の一部改正が8件の計10件、平成30年度補正予算が1件、損害賠償額の決定が1件、指定管理者の指定が1件、臨海部広域斎場組合規約の変更協議が1件です。  なお、去る10月10日に、特別区人事委員会から議長及び区長に対して、職員の給与等に関する勧告がございました。今回の給与に関する勧告につきましては、本日改定は実施しないということで職員団体等との協議が整いました。つきましては、今回の勧告に伴う条例の追加提出はございません。  また、特別職の報酬についても、港区特別職報酬等審議会で、今回の給与勧告の取り扱いを受けご審議いただくことになりますので、今定例会中の答申は日程的に難しいと見込まれます。  さて、今回の提出予定案件のうち、当常任委員会に付託される予定の案件については、新規条例の制定2件、条例の一部改正1件、臨海部広域斎場組合規約の変更協議1件の計4件です。  それでは、順次ご説明申し上げます。  資料№1-2、平成30年第4回港区議会定例会提出予定案件(概要)をごらんください。  初めに、1ページ、議案第99号港区立伝統文化交流館条例新規条例制定です。所管は、芝浦港南地区総合支所管理課です。本案は、前回の10月26日の当常任委員会でご報告したとおり、港区立伝統文化交流館を設置するものです。内容は、(1)として、施設の名称及び位置を定めます。名称は港区立伝統文化交流館。位置は港区芝浦一丁目11番15号です。(2)として、事業、休館日、開館時間等の管理運営に関する事項を定めます。(3)として、指定管理者に関する事項を定めます。施行期日は、区規則で定める日、平成32年4月1日を予定しています。ただし、(3)の指定管理者に関する事項の一部については、公布の日とします。  次に、3ページ、議案第106号港区立学校設置条例の一部を改正する条例についてです。所管は、教育委員会事務局学校教育部学務課です。本案は、平成28年6月20日の当常任委員会でご報告したとおり、赤坂中学校の改築に伴い、仮施設へ移転するため、位置を変更するものです。内容は、赤坂中学校の位置を港区赤坂九丁目2番3号から港区南青山一丁目18番12号に変更します。施行期日は、教育委員会規則で定める日、平成31年4月1日を予定しています。  次に、4ページ、議案第107号港区立みなと科学館条例新規条例制定です。所管は、教育委員会事務局学校教育部教育指導課です。本案は、前回の10月26日の当常任委員会でご報告したとおり、港区立みなと科学館を設置するものです。内容は、(1)として、施設の名称及び位置を定めます。名称は港区立みなと科学館、位置は港区虎ノ門三丁目6番9号です。(2)として、事業、休館日、開館時間等の管理運営に関する事項を定めます。(3)として、指定管理者に関する事項を定めます。施行期日は、教育委員会規則で定める日、平成32年4月1日を予定しています。ただし、(3)の指定管理者に関する事項の一部については、公布の日とします。  最後に、5ページ、議案第111号臨海部広域斎場組合規約の変更に関する協議についてです。所管は、産業・地域振興支援部地域振興課です。本案は、7月27日の当常任委員会でご報告したとおり、臨海部広域斎場の火葬炉の増設等のため、規約の一部を変更するものです。内容は、火葬炉の増設等の費用に関する規定を追加します。施行期日は、平成31年4月1日です。  次に、当常任委員会に関連する案件ではございませんが、4ページ、議案第108号平成30年度港区一般会計予算(第3号)について、資料№1-3、平成30年度港区一般会計補正予算(第3号)概要を用いてご説明いたします。  初めに、1、歳入歳出予算補正です。表の下段の歳出合計欄に今回の補正の規模を示しています。全体の補正額は4億2,268万1,000円増額となり、補正後の一般会計歳出合計額は1,411億1,443万7,000円になります。  補正の概要について、ご説明します。第4款民生費を4億2,268万1,000円増額します。補正の内容は、表右端の補正額の説明のとおりです。補正額の財源内訳は欄外にお示ししたとおり、特定財源として国庫支出金を4,309万2,000円、都支出金を2億3,327万4,000円、繰入金を5,512万2,000円、一般財源として繰越金を9,119万3,000円充当いたします。  2、債務負担行為補正については、追加が3件です。追加する内容は表のとおりです。  なお、資料№1-4につきましては、ただいま説明した補正予算の詳細を記した補足資料ですが、今回当常任委員会に関連する案件はないため、説明は省略させていただきます。  甚だ簡単ではございますが、説明は以上です。 ○委員長(阿部浩子君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。議案審議にあたらない程度でのご発言をお願いいたします。また、資料要求などございましたら、お願いいたします。 ○副委員長(いのくま正一君) 議案第106号港区立学校設置条例の一部改正条例ですが、これに関して保護者説明などもなされたと思いますので、説明会の状況がわかるよう、要望や質問などの内容と回答した内容をお願いしたいと思います。  議案第111号は火葬炉を新たに増設するわけですが、各区の利用実績、それから今度新たに増設するための費用と各区の負担率をわかるように示していただきたいと思います。 ○学務課長(山本隆司君) 議案第106号につきまして、資料調製の上、ご提出させていただきます。 ○地域振興課長(櫻庭靖之君) 議案第111号の資料につきましては、調製の上、提出させていただきます。 ○委員長(阿部浩子君) ほかにございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(阿部浩子君) この際、皆さんにご相談いたします。当常任委員会の定例会中の視察についてですが、何かご意見ございますか。 ○委員(黒崎ゆういち君) 今回の議案とは関係ないのですが、前回の当常任委員会でも報告があった埋蔵文化財の保管量が非常に多いというところで、ぜひ現状はどのようになっているかを見ることができるよう調整いただければと思います。 ○委員長(阿部浩子君) 今の状況ということですね。 ○委員(黒崎ゆういち君) はい。 ○委員長(阿部浩子君) それでは、今後の新規請願の状況とほかの常任委員会との調整もありますので、今の黒崎委員からのご提案を含め、今回の視察については、正副に一任ということでお願いします。  ほかにご質問等はございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(阿部浩子君) ほかになければ、報告事項(1)「平成30年第4回港区議会定例会提出予定案件について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(阿部浩子君) 次に、報告事項(2)「住居表示(浜松町一丁目)の一部変更について」、理事者の説明を求めます。 ○芝地区総合支所区民課長(安藤俊彰君) それでは、報告事項(2)「住居表示(浜松町一丁目)の一部変更について」、ご説明申し上げます。  資料№2をごらんください。浜松町一丁目地区第一種市街地再開発事業に伴い、このたび住居表示を整備いたします。整備地域は浜松町一丁目3番、4番、5番でございます。  次に、住居表示の整備の内容ですが、1枚おめくりください。別紙図1に街区の現状が記載されてございます。現在の浜松町一丁目3番、4番及び5番の街区でございます。右の線路はJRの線路でございます。場所は、神明いきいきプラザの北側のエリアでございます。  もう一枚おめくりいただきたいと思います。別紙図2でございます。この街区につきまして、新たに浜松町一丁目3番の街区とし、4番及び5番街区については欠番とするものでございます。  最初のページにお戻りください。実施年月日は、平成30年12月1日を予定しております。  最後に、今後の予定でございます。平成30年11月28日に告示をし、あわせて警察署や消防署等の関係機関へ通知いたします。また、広報みなと12月11日号に掲載するなどして、区民の皆様にお知らせする予定にしております。  簡単ではございますが、説明は以上になります。 ○委員長(阿部浩子君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございましたら、ご発言をお願いいたします。 ○委員(杉本とよひろ君) 関係行政機関への通知について伺います。この街区の変更に伴う欠番というのはこれまでもあって、初めてではないのですが、今回だと4番、5番が欠番になります。従来の番号がなくなることから、行政から通知をした場合、例えば郵便物や宅配業者の関係もありますが、地図帳の場合は、民間の出版社等が行政からその都度情報を仕入れながら一定の時期が来たら訂正するのでしょうか。その辺の仕組みがどのようになっているのか、わかれば教えてください。 ○芝地区総合支所区民課長(安藤俊彰君) 今回行政機関にご連絡いたします。行政機関には変更前、変更後の内容をお伝えする形になっております。また、関係機関としましては、区から地図会社などにも今回の情報は提供させていただくことになっております。 ○委員長(阿部浩子君) ほかにご質問等はございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(阿部浩子君) ほかになければ、報告事項(2)「住居表示(浜松町一丁目)の一部変更について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(阿部浩子君) 次に、報告事項(3)「中小企業の景況について」、理事者の説明を求めます。 ○産業振興課長(西川克介君) それでは、報告事項(3)「中小企業の景況について」、ご報告申し上げます。  中小企業の景況調査につきましては民間の調査機関に調査を委託し、年4回、四半期ごとに当常任委員会にご報告した後、ホームページ等に記載しておるものでございます。
     それでは、本日付常任委員会資料№3をごらんください。港区中小企業の景況、平成30年度第2四半期、平成30年7月から9月ということでございます。  表紙をおめくりいただきまして、1ページをごらんください。調査の概要となっております。本調査は、平成30年9月に実施しております。無作為に抽出しました9業種、1,950社に調査票を送付、または電話による取材を経まして、889社から回答を得たものでございます。回答率は45.6%となっております。参考までに前回の第1四半期は、44.7%、872社から回答をいただいています。  2ページ、3ページをごらんいただきますと、これが調査票となっております。  続いて、4ページをごらんください。業況のDIと見通しDIについて、ご説明申し上げます。グラフを見ていただきますと、グラフの右側から2列目のところに平成30年7月から9月期ということで、今回調査した期間が記載されております。その左側に4月から6月期がありまして、これと比較しながら見ていただきたいと思います。  折れ線グラフの中央に黒い太い線が記載されておりますが、こちらが全業種の全体傾向を示したものとなっております。グラフの下には数値の表が掲載されておりますので、合わせてごらんいただければと思います。全体の傾向としましては、今期はマイナス5.5ポイントとなっておりまして、前期と比べまして4.5ポイントの減少ということで、やはり2月、8月の時期につきましてはやや業況が悪化しているというところでございます。  数値表の右端、対前期の増減比をごらんください。今回の特徴としては、建設業が13.0ポイント増えており、情報通信業が7.1ポイント増えているということで、大幅に改善しているというところが挙げられます。  続きまして、調査時点以降これから3カ月の見通しDIでございます。グラフの一番右端、10月から12月期(予測)と書いてあるところをごらんください。こちらをごらんいただきますと、数値表では下の右から2列目の数値になります。全体の業況としては6.3ポイントとなっておりまして、今期に比べて11.8ポイント増ということで、大幅に改善する見込みとなっております。業種別に見ますと、飲食店、宿泊業が極端に改善が見込まれているということになっております。  11ページをごらんください。経営上の問題点でございます。左上の表をごらんいただきますと、全体が載っております。売り上げの停滞・減少が47.5%で1位。利幅の縮小、人件費の増加と続いておりまして、5位までの項目は、前期の調査から変動がございませんでした。  12ページをごらんください。重点経営施策でございます。全体では左上を見ていただきますと、販路を広げるがやはり45.1%で1位。続いて、人材を確保する、それから人材育成を強化するが続いておりまして、割合的には、前回と比べて販路を広げるがやや減少しておりますが、傾向としてはやはり変わらずといったところとなっております。  13ページをごらんください。13ページ、14ページには、業種別の主な自由意見を記載しております。ごらんいただきますとわかりますように、今回の景況が下がっている原因の一つでもありますが、やはり中東情勢などで原油高となり、ガソリンが高いというようなことや、将来に対することでは消費税の増税に関すること。一番上の建設業のところにも書かれておりますが、やはり人材育成、雇用がなかなか進まないということや、製造業の2段目に書かれている熟練工の高齢化に伴い、廃業が続き、厳しいというようなお声を記載させていただいているといったところでございます。  15ページ以降は調査の元データの集計表となりますので、ご参考にしていただければと思います。  今後もこれらの調査結果をもとに商工相談、あるいは企業巡回相談などを通じまして、細かい状況分析を進め、施策の検討に活用してまいります。  景況につきましての説明は以上でございます。 ○委員長(阿部浩子君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問がございましたら、ご発言をお願いいたします。 ○副委員長(いのくま正一君) 13ページは主な自由意見となっていますが、ピックアップしているのはわかりますが、全体の分量というのはいかがですか。この1ページ分で言うと、どのくらいの意見があるのでしょうか。 ○産業振興課長(西川克介君) このペーパーで14ページ分ほどあります。今、件数を左に書いていないので何件ということは言えませんが、かなりの量が書かれているものでございます。 ○副委員長(いのくま正一君) それを全部印刷して配れというと少し大変なので、どこかで閲覧させてもらえませんでしょうか。 ○産業振興課長(西川克介君) 印刷したものを見ていただくというような形でごらんいただければと思います。 ○委員長(阿部浩子君) ほかにご質問等はございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(阿部浩子君) ほかになければ、報告事項(3)「中小企業の景況について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(阿部浩子君) 次に、報告事項(4)「上場株式等に係る配当所得等に関する特別区民税・都民税の課税誤りについて」、理事者の説明を求めます。 ○税務課長(重富敦君) このたび、長年にわたりまして、上場株式等に係る配当所得等に関する特別区民税・都民税の算定に誤りがあることが判明いたしました。まずは、このことにつきまして、深くおわび申し上げます。  それでは、報告事項(4)「上場株式等に係る配当所得等に関する特別区民税・都民税の課税誤りについて」、ご説明いたします。資料№4をごらんください。  平成17年度から平成30年度までの特別区民税・都民税につきまして、特定配当等に係る所得及び特定株式等譲渡所得の取り扱いに係る法律の解釈を相違しまして、税額の算定を誤ったため、税額等の変更を行います。対象となる90人に方にはおわびを申し上げるとともに、税額等の変更に伴います納付依頼・還付等の手続を進めてまいります。  まず、原因及び経過についてです。資料中央の図をごらんいただきながら、お聞きいただければと思います。住民税における上場株式等に係る配当所得等につきましては、平成15年に地方税法の関係規定が創設されまして、納税通知書の送達前であれば、納税者が任意に申告不要、総合課税申告分離課税の3パターンからいずれかの課税方式を選択でき、所得税と異なる課税方式を選択することも可能となっております。この3パターンの課税方式は、税率や控除の適用、損益通算、繰越控除の取り扱いにそれぞれ違いがございます。  この課税方式の決定に当たりまして、所得税と同じ課税方式を選択する場合には、所得税の確定申告書を、所得税と異なる課税方式を選択する場合には、所得税の確定申告書とは別に住民税の申告書を別途提出する必要があり、いずれの申告もない場合は申告不要を選択したものとみなします。納税通知書送達前に行われるこのような手続によりまして、上場株式等に係る配当所得等課税方式が確定するものです。  このような申告の取り扱い、流れにつきましては、資料裏面の図をごらんいただければと思います。住民税につきましては、納税通知書の送達をもって配当所得等課税方式が3つのパターンのいずれかに確定しまして、その後は変更することができない。これが本来の正しい取り扱いとなります。  しかしながら、区では、申告不要で課税方式を確定した方が、納税通知書の送達後に上場株式等に係る配当所得等が記載された確定申告書を提出した際に、納税通知書送達前と同様に、所得税と同じ課税方式を選択したものとして取り扱ってしまいまして、配当所得等を住民税の税額算定に参入して、課税をし続けてまいりました。  このことは、本年9月28日に、ほかの区が、同様の内容による税額の算定の誤りを公表しまして、確認をしたところ、港区でも誤った処理をしてきたことが判明したものです。  それでは、項番2、課税誤りの影響について、ご説明いたします。地方税法の規定によりまして、税額の増額変更につきましては過去3年分、減額変更に関しましては過去5年分が対象となることから、平成26年度から平成30年度までの特別区民税、都民税の納税通知書の送達後に上場株式等に係る配当所得等に関しまして、確定申告を提出した方が影響の対象範囲となります。  対象者は合計90人で、その内訳は、増額変更、追徴課税となる方が14人、総額にしまして235万6,117円。減額変更、還付となる方が51人、総額86万7,100円となります。また、税額に変更はございませんが、国民健康保険などの算定基礎となる合計所得金額の減額変更となる方が11人、また譲渡損失の翌年の繰り越しができなくなる方が14人となってございます。  項番3、対象者への対応についてです。今月11月30日に90人の方全員に対しまして、今回の経緯を記したおわび文を送付しますとともに、税額が増額変更となる方には、税額変更決定通知書及び納付書を、税額が減額変更となる方には、税額変更決定通知書及び還付手続に関するお知らせをお送りいたします。  また、今回の税額変更に伴いまして、区のほかの事業において影響が生じ、変更通知書等を発送する方につきましては、税務課の方で取りまとめを行いまして、可能な限り一括して送付する予定としてございます。  調査の結果、現段階になりますが、影響としましては、国民健康保険料が増額となる方が一人、減額となる方が4人、後期高齢者医療保険料が減額となる方が一人、保育園の保育料が減額となる方が一人、また心身障害者福祉手当を追加支給する必要がある方が一人判明してございます。税額変更と合わせまして、丁寧に対応してまいります。  最後に、再発防止策です。今回の事案を厳粛に受けとめまして、深く反省いたしますとともに、再発防止策につきましては、税制改正に伴う法令等の解釈や処理方針の作成に当たりまして、関係機関への確認を確実に行った上で事務処理を行うことを徹底し、課を挙げまして区民の皆様から信頼されるよう、適切な事務処理に努めてまいります。何とぞよろしくお願い申し上げます。  以上です。 ○委員長(阿部浩子君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問がございましたら、ご発言をお願いいたします。 ○委員(榎本あゆみ君) 今、最後の説明で国民健康保険料や保育料などが増額、減額になる方がいるということでしたが、これはどのような対応になるのでしょうか。税額変更の考え方と同じように、過去にさかのぼって計算して、何らかの還付を行うということがあるものなのか、伺います。 ○税務課長(重富敦君) 税額につきましては、先ほどご説明したとおり増額に関しては3年、減額に関しては5年という遡及期間になります。  今回対象になります、国民健康保険料につきましては、更正期間が2年さかのぼるということになりますので、2年分の保険料について、一人の方には増額、4人の方には減額という対応をとらせていただきます。  保育料につきましては、税額の変更に係る年度にさかのぼって支給するというか適用させるという規定が条例施行規則にございますので、それにのっとりまして、一人の方について保育料についてお返しするという手続になります。  心身障害者福祉手当につきましても、特段何年以上、何年までというような規定はございませんが、総所得金額の減少によって、本来受けられたであろう手当を支給するということになってございます。 ○委員長(阿部浩子君) ほかにご質問等はございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(阿部浩子君) ほかになければ、報告事項(4)「上場株式等に係る配当所得等に関する特別区民税・都民税の課税誤りについて」の報告は、これをもって終了いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(阿部浩子君) 次に、報告事項(5)「清掃車両の事故の概要について」、理事者の説明を求めます。 ○みなとリサイクル清掃事務所長(加茂信行君) 報告事項(5)「清掃車両の事故の概要について」、資料№5に基づきまして、ご報告させていただきます。  発生日時は平成30年11月5日月曜日、午前10時47分ごろでございます。発生場所は港区赤坂八丁目4番5号、AMPHIONというマンションの敷地内の駐車場でございます。  事故車両は、みなとリサイクル清掃事務所の清掃車両、軽小型貨物車でございます。  相手方車両は、オリックス自動車株式会社が所有するカーシェアリング用の小型乗用車でございます。  事故の状況です。みなとリサイクル清掃事務所では、この時期、集積所のパトロールやごみの収集を行いながら、年末年始のごみの収集や資源回収について、年末最後の収集日と年始初めの収集日をお知らせするチラシを区内のマンションの管理人や清掃員の方へ届けております。そのため、今回の事故当日におきましても、配布先のマンションの近くの区道上に収集職員2名が乗車した区の清掃車をとめております。なお、収集職員は、自動車運転職ではございませんが、業務上必要なため登録運転者として運転に従事しております。  停車後、まず助手席の職員が車をおり、近くのマンションにチラシを届けに行っておりまして、続いてドライブレコーダーの映像ですと約25秒後に、運転していた職員が停車位置のすぐ横のマンションにチラシを届けるため車を離れております。その後、ドライブレコーダーの映像では約10秒後に、清掃車が無人のまま動き出し、右前方の駐車場に駐車していた相手方車両に追突した物損事故を起こしております。相手方車両に乗車している人はいらっしゃいませんでした。  事故原因は、エンジンをかけたまま、サイドブレーキを引かずに、ギアをニュートラルに入れた状態で車を離れたためでございます。事故を起こした職員は、サイドブレーキを引いたか、またギアをパーキングに入れなかったかの記憶が定かではございませんが、清掃事務所の駐車場で実車を使ってエンジンをかけたまま、サイドブレーキの引きぐあいやギアの位置を変えるなどいたしまして実際に試しましたところ、サイドブレーキを引かず、ギアがニュートラルの状態のときに車が動き出したことから、事故当時そのような状況にあったものと結論づけております。  また、清掃車は道路上の左端に停車しておりましたが、その道路は、意識して見ないとなかなかわからない程度ではございましたが、右端に向かってやや勾配がついておりました。その上、ドライブレコーダーの映像から、道路左端に停車する際、ハンドルを少し右に切っていることが確認でき、前輪のタイヤが右斜めを向いていた状態であったものと推測しております。  2ページの下段の拡大図をごらんください。そのような道路の勾配やタイヤの向きにより、停車位置から車両が右に曲がり、追突したものと考えてございます。  1ページにお戻りいただきまして、6、損害状況です。相手方車両は車体前面を損傷しております。区の車両は、フロント部分に約3センチの傷がつきました。わかりづらく大変恐縮ですが、3ページに写真を載せてございます。  続いて、1ページの7、損害賠償等につきましては、現在保険会社を通じまして示談交渉中でございます。事故の再発防止策等の対応でございます。事故当日、運転していた職員及び同乗していた職員に駐車時の手順を厳重に指導するとともに、翌日始業時のミーティングで、職員全体に再発防止の徹底を図っております。  そのほか、記載しておりませんが、車のキーにスパイラルコードを取りつけます。このスパイラルコードといいますのは、らせん状で伸縮性のあるプラスチック製のひもでございます。それを職員が着用している作業服のベルト通しとつないだ状態で運転することとしております。これにより、車をおりるときには、エンジンを切ってキーを抜かないと、運転者が車の外へ出られないようにしております。  また、事故を起こした車両はオートマチック車であるため、ギアをパーキングに入れない限りキーが抜けない構造になっておりますので、今回のようにニュートラルのままで車を離れるということも防止しております。  また、軽小型貨物車の車内には、駐車時の手順をラベルで表示いたしまして、運転者と同乗者の2人で確認することといたしました。  さらに、運転日報には、その日正しい確認作業を行ったかをチェックする欄を設けまして、日々、技能長へ報告することとしております。  今回の事故につきましては、車を運転する上での基本操作を怠ったということで、仮に通行人の方がいらっしゃった場合には、さらに重大な事故につながったものと考えてございます。大変申しわけございませんでした。  説明は以上になります。 ○委員長(阿部浩子君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問がございましたら、ご発言をお願いいたします。 ○委員(兵藤ゆうこ君) 運転する前にどのようなチェックをしたかというのがあれば、教えてください。 ○みなとリサイクル清掃事務所長(加茂信行君) まず、出庫前には必ずアルコールの検査をしております。チェックしているということはもちろんですが、また、出庫前には一日安全運転、安全作業ということを声かけしながら作業に入っていくということを毎日実施してございます。この日につきましても、通常どおりそのような対応をとっていたところでございます。 ○委員(鈴木たかや君) 車のキーにスパイラルコードを取りつけるとのことで、車と一体になって安全をこれから確保するということですが、いざというときこのコードがとれないとパニック状態になり、例えば事故を起こしたときに逃げられなくなる可能性もあります。ついていることで安全を確保する。でも、事故を起こしたときは、すぐ逃げられるように、こちらも外れるようにしておかないと、逆に今度運転手の人が危なくなるということが1点です。  2人で回られているというのは、当然1人が乗っていて、駐車違反など皆さんに迷惑がかからないように、配達の人と同じような位置づけだと思います。問題になるのは、2人が車を離れてしまったということだと思います。なので、そこの仕事内容をもう一度、改めてどのような手順でやっていくのだというところのチェックも、合わせてお願いします。答弁は結構です。 ○委員(杉本とよひろ君) 今の鈴木委員の話と関連しますが、今回2人が車から離れましたが、恐らくベテランの運転手というか、ある程度キャリアがある人だと思います。私も昔マニュアル車を運転していましたが、ニュートラルでサイドブレーキなしで運転席を離れるということは、少し考えにくいです。その辺の原因を追及したのでしょうか。運転手はどのように説明しているのかをもう少し教えてください。 ○みなとリサイクル清掃事務所長(加茂信行君) 私どもといたしましても、ニュートラルに入れっ放しであったということを確認した際に、普通オートマチック車の場合、そのような操作はしないというのが通常かなと思っておりまして、本人に確認しました。本人としては、通常駐車時にはパーキングに入れているということは申していますが、よくよく聞いていますと、信号待ちのときにニュートラルに入れることがあったようです。ですから、そのような習慣がついていたのではないかとは考えております。  私どもには運転の技能長がおりますので、基本でございますが、そのような基本操作を実車を使って再度教育し、また、きょう一回教育したものは、フォローということで、間違いなくできているよねということを、本日、実車などを使いながらチェックする予定にしております。 ○委員(杉本とよひろ君) それはお願いしたいのですが、私が聞いているのは、運転手は必ず乗っていなければいけないのだけれども、おりたということは、このチラシを配るのに、1人だと大変だし時間もかかるから、自分も手伝おうと。何らかの形でおりているわけだと思うのです。そこをどのように説明しているのでしょうか。  ニュートラルの状態で運転席を離れるということは、恐らくこれが初めてではない。確かに信号待ちのとき、運転手は乗っていてハンドルを握っているからいいけれども、車を離れるということが恐らく習慣になっている。たまたま今までそのような事故がなかっただけではないか。事情聴取ではないけれども、その辺の原因をしっかりと聞かないと、このような事故はまた起きると思いますので、お願いしたいと思います。 ○みなとリサイクル清掃事務所長(加茂信行君) まず、運転手まで車をおりた理由でございます。当日チラシ配りを1日70カ所ぐらい予定してございました。半分ぐらい配り終えたところでございまして、助手席の職員がおりた後に、駐車した場所の横のマンションも配る場所だということに運転手が気がつきまして、1人の状態で、すぐ横だからということで配りに行こうと判断したようでございます。そのような中で車を離れてしまったということでございます。  また、ニュートラルに入れた状態についてですが、これにつきましては、先ほど私が信号待ちのときの状況のことを少し説明させていただきましたが、ふだんから一緒に作業している職員などにも聞きながら、そのような状態で危険なことはなかったとつかんでいるところではございますが、いずれにしても恐らく習慣でやっていたのだろうということは十分推測できます。ここはしっかり改めるように指導していきたいと考えております。 ○委員(黒崎ゆういち君) 清掃車両はみなとリサイクル清掃事務所の管轄だというお話があったと思いますが、庁有車全体に対して、今のような事故の再発防止策の共有をお願いしたいと思います。答弁は結構です。 ○委員長(阿部浩子君) 各委員からも出ましたが、再発防止の徹底を当常任委員会としてもお願いしたいと思います。  ほかにご質問等はございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(阿部浩子君) ほかになければ、報告事項(5)「清掃車両の事故の概要について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(阿部浩子君) 次に、報告事項(6)「平成30年度(2018年度)港区教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価(平成29年度分)報告書について」、理事者の説明を求めます。 ○教育長室長(中島博子君) それでは、報告事項(6)「平成30年度(2018年度)港区教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価(平成29年度分)報告書について」、ご説明させていただきます。  資料は資料№6の概要版と資料№6-2の本編でございます。資料№6の概要版にてご説明させていただきます。  まず、点検評価の実施目的です。左上にございます。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条に基づき、教育委員会が行う事務事業の執行状況について、毎年、効率性や成果をもとに点検評価を行うとともに、執行状況の課題や今後の方向性を示して、信頼される教育行政を推進していくことを目的としてございます。  実施方法でございます。右側でございます。港区学校教育推進計画、港区生涯学習推進計画、港区スポーツ推進計画、港区立図書館サービス推進計画、港区子ども読書活動推進計画の5つの個別計画に掲げます基本目標のもとに体系化された施策に基づき、実施する事業を抽出し、評価委員の意見を踏まえて、教育委員会で決定いたします。決定いたしました事業については、担当課により自己評価を行い、評価委員に提示いたします。これに基づき、評価委員と教育委員会事務局によるヒアリングを経て、評価委員から事業に対する課題や改善に向けた提案等さまざまなご意見をいただきます。さらに評価委員と教育委員との意見交換を行った上で、教育委員会としての総合評価と今後の方向性を示しております。  今年度の評価委員の方については、本編の41ページに記載させていただいております。学校教育や生涯学習など幅広い分野に見識をお持ちの学識経験者の方3名にお願いし、評価会議を3回開催いたしまして、事業の選定に関するご意見や教育委員との意見交換を行っていただいております。  選定した事業と内容についてでございます。本編では4ページに、選定した事業を体系図として記載しております。  概要版にお戻りいただきまして、概要版でご説明させていただきます。一番上、点検評価の対象事業の下に1とございます。こちらは教育委員会事務局として、担当課の評価でございます。2番目は、評価委員の意見を踏まえた上での評価と、主な意見を記載してございます。下の段の3番目につきましては、教育委員会としての総合評価と今後の取り組みの方向性でございます。  本日は、各事業の選定理由と事業に対するご意見等の中から、一部ご紹介させていただきたいと思います。  まず、1番目のスポーツを楽しむ心の育成です。区立幼稚園、小・中学校においては、東京2020大会の開催に向けたオリンピック・パラリンピック教育を実践して4年目となり、これまでの取り組みを検証するとともに、さらに教育内容を充実させることから選定してございます。子どもたちの多様性やさまざまな価値観、ボランティアマインドを育むことに有効に機能しているとのご評価をいただき、子どもの成長への視点に加え、教職員自身も異文化理解の重要性や教育上の意義を認識し、理解を深める機会にできると、なお一層よいのではないかというご意見をいただいております。  2番目のグローバル化への対応でございます。平成29年度から、南山小学校で国際学級、平成30年度からは麻布小学校、六本木中学校で日本語学級を拡充しております。これまでの笄小学校の状況を検証し、今後の取り組みに生かすため選定してございます。本事業は、今後さらに重要となる教育課題であり、国際学級児童と日本人児童が、本事業の交流を通じて相互に理解を深めているかという視点から成果を検証し、よりよい実践の蓄積がされていくことが必要であるとのご意見をいただきました。今後、指導の質、指導力の向上を図ってまいります。  3番目は、学校支援地域本部事業です。選定理由は、平成29年度から出前授業による支援のほか、学校の実情に即した支援を行うことを目的に、学校支援地域コーディネーターを配置し、取り組みを進めていることが理由でございます。港区として独自の視点からの事業の工夫や地域との協働という観点から、教育活動の充実に資するだけではなく、学校と地域が共に教育のあり方を模索していく方策や対話の場を充実させていくことが求められていることから、評価は拡充といたしました。  4番目は、ポート・スポーツ・サポーターズクラブ事業の実施です。東京2020大会実施後も、支えるスポーツの活性化を目指し、ボランティアリーダーを育成し、レガシーとして継承できる仕組みを構築する取り組みを進めていることから選定してございます。ラグビーワールドカップ2019日本大会や東京2020大会を目前に、あらゆる世代がボランティア活動を通じて地域社会に貢献する機会をつくり出している点、また、リーダー層が育成され、事業の継続性や蓄積が見られる点に評価をいただきました。今後は、若い世代によるボランティアへの参加の拡大を目的に、大学生等の参加も視野に入れ、受講対象者の年齢を18歳以上として、事業を推進してまいります。  5番目は、図書館の多様なサービスの向上です。図書館利用者が微減傾向にあることから、図書館の利便性の向上を図り、多くの方に利用していただけるよう、サービスを充実する必要があるため、選定してございます。図書館に対するニーズが多様化しており、各図書館の特性を生かしつつ、区全体としてトータル的な視点で図書館サービスの向上を図ること。また、改善した施設においては、使用状況や来館者アンケートの分析によりモニタリングを継続して行い、必要に応じた適切な対応や他施設の改善に生かす資料として蓄積してほしいとのご意見をいただいてございます。  最後に、6番目のみなと子ども読書まつりの充実です。幼少期から本に触れる機会を創出し、読書の習慣を育むための効果的な事業を充実させていくことが必要なことから選定しております。今後、区内の各館で行うことを期待しており、各館がそれぞれの特性やアイデアを生かすことも大切であるとのご意見をいただき、教育委員会では、地域等との連携をさらに強化するとともに、魅力ある事業の改善と充実を図る観点から、評価は改善としております。効果的・効率的な実施のためには、地域の学校や大学との連携が重要であること。また、子育て世代や父親に対してどのように継続的なアプローチを考え、活動の継続性を高めるような仕組み・環境を整えていくかがポイントとなるとのご意見もいただいております。  主な意見は以上となります。
     なお、この点検評価結果につきましては、本常任委員会での報告以降、区のホームページへの掲載のほか、図書館での報告書閲覧など、広く公表していく予定でございます。  説明は以上でございます。 ○委員長(阿部浩子君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問がございましたら、ご発言をお願いいたします。 ○副委員長(いのくま正一君) 事業③についてお伺いします。教育委員会事務局の評価が継続、評価委員の評価及び主な意見、総合評価で拡充することが必要だということで、総合評価が拡充という結果になったわけですが、なぜこのように評価が分かれているか。どのような違いがあったのか。見方が違ったのか。よくわかりませんが、わかりやすく説明していただければと思います。 ○生涯学習スポーツ振興課長(木下典子君) 事業③の学校支援地域本部事業ですが、教育委員会としては継続という形にしましたが、総合評価、評価委員の方は拡充という結論になりました。  継続という意味合いについてですが、現在、学校支援地域本部事業は、随時拡大しているというところではありますが、まずは実施する学校を増やしていくという意味で継続ということでした。評価委員の方のご意見としては、今は地域が学校を支えるということでやってはいますが、実施する学校を増やすということとともに、あり方そのものについて、これからは協働という考えも必要だと。あり方そのものをもっと考えを広めてやってくださいということで、評価委員の方たちは、数を増やすというだけではなく、理念などをもう少し拡大して考えていってほしいという意味合いで、拡充という評価に至りました。 ○委員長(阿部浩子君) ほかにご質問等はございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(阿部浩子君) ほかになければ、報告事項(6)「平成30年度(2018年度)港区教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価(平成29年度分)報告書について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(阿部浩子君) 次に、報告事項(7)「(仮称)芝浦第二小学校等施設整備に係る整備手法の変更及びみなとパーク芝浦の工事について」、理事者の説明を求めます。 ○学校施設担当課長(伊藤太一君) それでは、報告事項(7)「(仮称)芝浦第二小学校等施設整備に係る整備手法の変更及びみなとパーク芝浦の工事について」、資料№7を使いまして、ご説明いたします。  (仮称)芝浦第二小学校等施設整備の整備手法につきましては、みなとパーク芝浦との関連性から、基本計画段階で別棟新築としていたところですが、その後の東京都との再協議によりまして、一棟増築が認められたことから、整備手法を変更するものでございます。また、一棟増築となることで、みなとパーク芝浦内の既存遡及工事については、小学校の整備時期に合わせて実施するという内容でございます。  それでは、項番1、経緯及び整備手法の変更でございます。区は、(仮称)芝浦第二小学校等施設整備の基本計画段階において決定しておりました別棟新築による整備手法では、みなとパーク芝浦の壁面改修工事などにおける運用面への影響が大きいことから、一棟増築の整備手法に向けたみなとパーク芝浦との一体性について、東京都と協議を重ねてまいりました。  別紙1、みなとパーク芝浦の改修範囲についてをごらんください。こちらは、整備手法の変更前と変更後のそれぞれに必要とされた改修内容と、その工事費について比較したものでございます。ここでの別棟新築とは、小学校建物とみなとパーク芝浦を別々の建物、別々の敷地とみなし、敷地を分けて整備する手法でございます。この手法では、延焼ラインが発生しまして、防火上の措置が必要となります。一方、右ほどの一棟増築とは、小学校建物とみなとパーク芝浦を1つの建物とみなして、敷地を分割せずに整備する手法でございます。  この別棟新築か一棟増築かによっては、みなとパーク芝浦の改修内容及び運営面に大きな違いを生じます。左の欄の変更前の別棟新築では、まず緑色の欄、Aの既存遡及による改修①、その下のBの電気設備・設備機器等の改修、そしてCの既存遡及による改修②を予定してございました。  2ページをごらんください。Aの工事についてです。みなとパーク芝浦の開口部などの防火設備の改修、外装材などの撤去、電気設備等の改修を予定してございました。  3ページをごらんください。こちらは、Cの改修、みなとパーク芝浦への既存遡及工事です。こちら、平成26年4月の建築基準法施行令改正に伴う耐震化工事として、ピンク色の範囲の特定天井の改修を行います。4ページに参りまして、赤で囲われたエレベーター、そして黄色で囲われたエスカレーターの改修箇所を示してございます。こちらは、一棟新築の場合も変更はありません。  別紙1の1ページにお戻りください。表の右側の欄をごらんください。手法の変更となりました一棟増築につきましては、みなとパーク芝浦と一棟扱いとなるため延焼ラインは発生せず、工事は不要となりました。  続いて、B′の工事です。こちらはみなとパーク芝浦と一棟扱いとなるための機能を補完する必要から、防火設備においては学校全館にスプリンクラー等の防火設備を設置する改修を行います。また、みなとパーク芝浦とつながる上空通路の外観デザインの変更をしてまいります。  5ページをごらんください。こちらはみなとパーク芝浦とつながる上空通路の外観図です。一棟増築と扱う上で、みなとパーク芝浦との外壁面の統一性や2層にわたる上空通路の外観部分の工夫を行ってございます。  本編資料の1ページの中段にお戻りください。このようなみなとパーク芝浦との一体性を補完することについて、東京都と協議を重ねる中で、一棟増築の整備手法が認められることとなりました。この整備手法の変更においては、防火設備を追加することとなりましたが、一元的な災害対応や情報管理等が可能となることから、高層階における学校施設の安全性がさらに高められ、児童等の安全・安心な学校生活を確保することが可能となります。  続きまして、項番2、みなとパーク芝浦に係る既存遡及工事です。別紙2とあわせてごらんください。整備手法が一棟増築となったことで、小学校の竣工時期までに特定天井、エスカレーター及びエレベーターの既存遡及工事を行うことが必須となります。この既存遡及工事につきまして、みなとパーク芝浦の利用者にできるだけ影響のないよう、関係課において調整を図ってまいります。  裏面の項番3、みなとパーク芝浦の改修内容と概算費用でございます。このような工事に係る概算費用では、(1)別棟新築の場合の約13.5億円から、(2)一棟増築の場合の約7.4億円となりまして、差し引き約6.1億円の減額となりました。  続きまして、項番4、今後のスケジュールでございます。平成31年6月の第2回港区議会定例会で工事契約案件をお諮りしまして、7月に(仮称)芝浦第二小学校の工事に着手し、平成34年1月に竣工、同年4月に開校予定となります。また、既存遡及工事は来年度の11月以降に行う予定でございます。  説明は以上です。よろしくお願いいたします。 ○委員長(阿部浩子君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございましたら、ご発言をお願いいたします。 ○委員(黒崎ゆういち君) この別棟新築の場合と一棟増築の場合、約6億円のコストが削減できるというご説明だった思いますが、これは当初から想定されていた、一棟増築になる前提でコストを見込んで、東京都との折衝の中で勝ち取ったものなのでしょうか。それとも何らかの理由でこの手法が出てきたのでしょうか。どのような経緯だったのでしょうか。 ○学校施設担当課長(伊藤太一君) こちらの基本計画の策定段階前から、ここで言います一棟増築案、表で言いますと右側の案も東京都に示しつつ、認めてもらえるよう協議しておったということでございます。東京都からは、1敷地1建物という法的な原則から、やはりみなとパーク芝浦との関連性がやや薄いということで、その策定時期においては、左側の別棟新築だということで決定されていたものでございます。 ○委員(鈴木たかや君) 先ほどの説明で、別棟新築から一棟増築になった方が安全性が確保されるというのがあったと思います。それは例えば、避難経路として渡り廊下を整備することによるものですか。 ○学校施設担当課長(伊藤太一君) 一棟増築になりますと、みなとパーク芝浦の防災センターと連動することが可能となりました。これは、別棟新築ですと小学校のみのシステムを構築するという前提になりますが、一棟増築の場合は、みなとパーク芝浦の一部分の施設であるがために、みなとパーク芝浦での防災上のシステムが連動すると。例えば火災が仮に起こった場合の情報を、みなとパーク芝浦の防災センターで感知し、システムの上で設備を制御できるということであったり、例えば不審者が小学校に入った場合、それを感知することも防災センターでは可能だということで、やはり一棟増築になったということが、非常に小学校としての安全性を高めたということにつながったということでございます。 ○委員(鈴木たかや君) もう一点だけ教えて下さい。専門的なのかもしれませんが、耐震化については、くっつけるというようなイメージだと、弱くなるようなイメージもありますが、いかがでしょうか。 ○学校施設担当課長(伊藤太一君) みなとパーク芝浦自身は免震構造で、揺れを減衰させるということになっています。小学校の方もそれと連動することが必要ということで、小学校の方も免震装置で整備される予定でございます。 ○委員(鈴木たかや君) わかりました。ありがとうございます。 ○委員長(阿部浩子君) ほかにご質問等はございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(阿部浩子君) ほかになければ、報告事項(7)「(仮称)芝浦第二小学校等施設整備に係る整備手法の変更及びみなとパーク芝浦の工事について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(阿部浩子君) それでは、審議事項に入ります。審議事項(1)「請願27第19号 中学校で使用する歴史・公民教科書の採択に関して教育基本法を順守して行うことを求める請願」を議題といたします。  本請願について、何かございますでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(阿部浩子君) なければ、本請願につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(阿部浩子君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(阿部浩子君) 次に、審議事項(2)「請願29第4号 芝浦小学校への特別支援学級設置に関する請願」を議題といたします。  本請願について、何かございますでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(阿部浩子君) なければ、本請願につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(阿部浩子君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(阿部浩子君) 次に、審議事項(3)「発案27第12号 区民生活事業・教育行政の調査について」を議題といたします。  本発案について、何かございますでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(阿部浩子君) なければ、本発案につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいですか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(阿部浩子君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(阿部浩子君) 次に、審議事項(4)「発案29第2号 港区奨学資金に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。  本発案について、何かございますでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(阿部浩子君) なければ、本発案につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(阿部浩子君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(阿部浩子君) その他、何かございますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(阿部浩子君) なければ、本日の委員会を閉会いたします。                 午後 2時36分 閉会...