港区議会 2017-12-08
平成29年第4回定例会−12月08日-16号
平成29年第4回定例会−12月08日-16号平成29年第4回定例会
平成二十九年 港区
議会議事速記録 第十六号(第四回定例会)
平成二十九年十二月八日(金曜日)午後三時三十分開会
一
出席議員(三十四名)
一 番 玉 木 まこと 君 二 番 榎 本 あゆみ 君
三 番 山野井 つよし 君 四 番 兵 藤 ゆうこ 君
五 番 丸山 たかのり 君 六 番 池 田 たけし 君
七 番 黒崎 ゆういち 君 八 番 小 倉 りえこ 君
九 番 赤 坂 大 輔 君 十 番 榎 本 茂 君
十 一番 横 尾 俊 成 君 十 二番 清 家 あ い 君
十 三番 ちほぎ みき子 君 十 四番 やなざわ 亜紀 君
十 五番 有 働 巧 君 十 六番 鈴 木 たかや 君
十 七番 土 屋 準 君 十 八番 大 滝 実 君
十 九番 いのくま 正一 君 二 十番 杉 浦 のりお 君
二十一番 なかまえ 由紀 君 二十二番 阿 部 浩 子 君
二十三番 近 藤 まさ子 君 二十四番 ゆうき くみこ 君
二十五番 二 島 豊 司 君 二十六番 池 田 こうじ 君
二十七番 熊 田 ちづ子 君 二十八番 風 見 利 男 君
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○議長(池田こうじ君) 十二案について、
総務常任委員長から
審査報告書が提出されております。この
審査報告書はお手元に配付してあります。朗読は省略いたします。
(参 考)
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総務常任委員会審査報告書
区長報告第 六 号
専決処分について(
港区立港郷土資料館展示設営物等製造請負契約の変更)
(二九・一一・三〇付託)
本委員会に付託中の
上記区長報告は、審査の結果、了承すべきものと決定したので報告します。
平成二十九年十二月五日
総務常任委員長 林 田 和 雄
港区
議会議長 様
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総務常任委員会審査報告書
議 案 第六十七号 港区職員の
育児休業等に関する条例の一部を改正する条例
議 案 第七十三号 港区
外部監査契約に基づく監査に関する条例の一部を改正する条例
議 案 第七十四号 平成二十九年度港区
一般会計補正予算(第五号)
議 案 第七十五号 平成二十九年度港区
国民健康保険事業会計補正予算(第一号)
議 案 第七十六号
工事請負契約の承認について(
港区立麻布幼稚園園舎増築等工事)
議 案 第七十七号
工事請負契約の承認について(港区
指定有形文化財旧協働会館保存整備工事)
議 案 第七十八号
工事委託契約の承認について(南麻布四丁目
障害者支援施設等新築工事)
(以上二九・一一・三〇付託)
本委員会に付託中の
上記議案は、審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決定したので報告します。
平成二十九年十二月五日
総務常任委員長 林 田 和 雄
港区
議会議長 様
───────────────────────────
総務常任委員会審査報告書
議 案 第七十九号
製造請負契約の承認について((仮称)
港区立科学館プラネタリウム機器等)
議 案 第八 十号 物品の購入について(
図書館システム用据置型リーダライタ)
議 案 第八十一号 物品の購入について(
港区立郷土歴史館什器等)
(以上二九・一一・三〇付託)
本委員会に付託中の
上記議案は、審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決定したので報告します。
平成二十九年十二月六日
総務常任委員長 林 田 和 雄
港区
議会議長 様
───────────────────────────
総務常任委員会審査報告書
請願二十九第 十 号
同性カップルの「
パートナーシップの
公的認証」に関する請願
(二九・一一・三〇付託)
本委員会に付託中の
上記請願は、審査の結果、採択すべきものと決定したので報告します。
平成二十九年十二月六日
総務常任委員長 林 田 和 雄
港区
議会議長 様
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君)
総務常任委員長から十二案に対する
審査報告並びに委員会の
中間報告のため、発言を求められております。三十一番
林田和雄議員。
〔三十一番(
林田和雄君)登壇〕
○三十一番(
林田和雄君) ただいま議題となりました日程第二から日程第十三につきまして、
総務常任委員会を代表して、審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
最初に、
区長報告第六号「
専決処分について」でありますが、本件は、平成二十八年十二月二日に議決した「
港区立港郷土資料館展示設営物等製造請負契約」について、施設の開館時期を延期したことに伴い、本年度に予定していた
展示資料の移設を来年度に実施することとしたため、
契約金額「十三億六千八十万円」を「二百八十七万七千百二十円」減額し、「十三億五千七百九十二万二千八百八十円」に変更する
専決処分を、平成二十九年十一月八日にしたので、報告を受けたものであります。
本委員会におきましては、理事者より
補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、開館時期の延期を決定した時期及び理由について、議案とせず
専決処分とした理由について、
展示資料の移設時期の変更に伴う追加費用の有無について等であります。
質疑終了後、採決いたしましたところ、本件は
満場一致をもって報告のとおり了承すべきものと決定いたしました。
次に、議案第六十七号「港区職員の
育児休業等に関する条例の一部を改正する条例」でありますが、本案は、「
地方公務員の
育児休業等に関する法律」の一部改正を踏まえ、
非常勤職員の
育児休業期間を延長するほか、職員の
育児休業期間の再度の延長等が必要となる特別の事情について明確化するものであります。
本委員会におきましては、理事者より
提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、再任用短時間
勤務職員以外の
非常勤職員への対応について、職員の
育児休業の
取得状況について、
育児休業の再度の取得などにあたっての特別な事情における保育所の範囲について等であります。
質疑終了後、採決いたしましたところ、本案は
満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第七十三号「港区
外部監査契約に基づく監査に関する条例の一部を改正する条例」でありますが、本案は、「
地方自治法」の一部改正に伴い、条例で定めることとされた
包括外部監査契約を締結する
会計年度を定めるものであります。
本委員会におきましては、理事者より
提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、
包括外部監査の
実施頻度を二
会計年度ごとにした理由について、
包括外部監査の
実施頻度見直しに対する
監査委員からの意見について、指摘事項が改善されていないことについて等であります。
質疑終了後、採決いたしましたところ、本案は
満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第七十四号「平成二十九年度港区
一般会計補正予算(第五号)」及び議案第七十五号「平成二十九年度港区
国民健康保険事業会計補正予算(第一号)」についてであります。
まず、議案第七十四号は、
歳入歳出予算の補正及び
債務負担行為の補正で、補正額は、十億五百九十万六千円の増額であります。
その内容は、総務費で、「
コミュニティ活動の機会の充実」に要する経費を、民生費で、主に「
保育園待機児童解消の推進」に要する経費を、教育費で、「安全・安心で魅力ある
教育環境の整備」に要する経費をそれぞれ追加するものであります。
補正額の財源としては、
国庫支出金、
都支出金、繰入金及び繰越金をそれぞれ増額するものであります。
また、
債務負担行為の補正として、「
システム改修(税務)」、「
システム改修(共通基盤)」、「(仮称)
新橋学童クラブ整備」、「(仮称)
新橋保育室整備」について、期間及び限度額をそれぞれ定め、「
待機児童施設賃借」について、事項の名称及び限度額を変更するものです。
次に、議案第七十五号は、
債務負担行為の設定で、「
システム改修(国保年金)」について、期間及び限度額を定めるものです。
本委員会におきましては、
現地視察を行い、二案一括して、理事者より
提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、
入学準備金を前倒し支給する際の課題及び支給額について、税及び
国民健康保険料の支払方法の種類並びに
クレジットカード納付による利用者の
手数料負担について、税及び
国民健康保険料の支払で新たな債務を負わないための対策について等であります。
質疑終了後、順次採決いたしましたところ、二案いずれも
満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第七十六号「
工事請負契約の承認について」でありますが、本案は、
港区立麻布幼稚園園舎増築等工事の
工事請負契約の承認を求めるものであります。
本委員会におきましては、理事者より
提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、
工事期間中の幼稚園の出入り口及び警備員の配置について、
特別簡易型総合評価方式の対象となる工事の基準及び同方式による実績について等であります。
質疑終了後、採決いたしましたところ、本案は
満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第七十七号「
工事請負契約の承認について」でありますが、本案は、港区
指定有形文化財旧協働会館保存整備工事の
工事請負契約の承認を求めるものであります。
本委員会におきましては、
現地視察を行い、理事者より
提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、土地の取得に至った経緯及び
土地価格の評価について、施設の維持にかかる経費について、
施設整備後の名称について、景観に配慮した放水銃及び管理棟の窓の設置の工夫について等であります。
質疑終了後、採決いたしましたところ、本案は
満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第七十八号「
工事委託契約の承認について」でありますが、本案は、
区立施設と
民間施設の合築である建物全体の整備を
民間施設の
運営事業者に委託するため、南麻布四丁目
障害者支援施設等新築工事の
工事委託契約の承認を求めるものであります。
本委員会におきましては、理事者より
提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、
特別養護老人ホーム内の看護師の配置人数について、
区立施設を含む建物の
整備工事等の公平性・透明性の確保について、
障害者団体からの施設に対する要望の
反映状況について等であります。
質疑終了後、採決いたしましたところ、本案は
満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第七十九号「
製造請負契約の承認について」でありますが、本案は、(仮称)
港区立科学館プラネタリウム機器等の
製造請負契約の承認を求めるものであります。
本委員会におきましては、理事者より
提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、区がこれまで結んだ
製造請負契約の実績について、
契約金額の妥当性について等であります。
質疑終了後、採決いたしましたところ、本案は
満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第八十号「物品の購入について」でありますが、本案は、
図書館システム用据置型リーダライタの買換えのため、
据置型リーダライタ五十九台を購入するものであります。
本委員会におきましては、理事者より
提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、予定価格を公表しない理由について、
物品契約における競争入札の仕組みについて、
図書館システム用据置型リーダライタの購入に至る経緯について等であります。
質疑終了後、採決いたしましたところ、本案は
満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第八十一号「物品の購入について」でありますが、本案は、
港区立郷土歴史館の開館に伴う備品の整備のため、机百三十五台、椅子二百二十九脚、棚百七十七台、その他九十点を購入するものであります。
本委員会におきましては、理事者より
提案補足説明を聴取した後、引き続き採決いたしましたところ、本案は、
満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
最後に、今定例会で新たに付託された請願についてであります。
すなわち、請願二十九第十
号同性カップルの「
パートナーシップの
公的認証」に関する請願についてであります。本請願は、
同性同士で生活する者も家族として扱う「
パートナーシップの
認証制度」などを創設し、その存在を公に認める方策をとることにより、港区を
性的マイノリティにとっても住みやすい魅力ある国際都市とすること。また、婚姻や事実婚などの関係にある
異性カップルに「家族」という単位で供与するサービスや
行政事務を具体的に精査し、
同性カップルにも適用可能なものを提示すること。さらに、港区の教育、福祉、医療、就業、その他
行政活動で
性的アイデンティティ、
性的指向による差別を許さないための諸施策を講じることを願うものであります。
本委員会におきましては、請願者より趣旨説明を聴取した後、慎重に審議を行いました。主な内容は、社会として理解が十分とは言えない状況で制度を導入した場合の弊害について、区の施策上における
性的マイノリティの方の位置づけについて、異性・
同性カップルに提供できる行政サービスの調査の詳細について等であります。
質疑終了後、態度表明を行いましたところ、自民党議員団のうかい委員より、継続審査とすべき旨の意見が述べられました。態度表明終了後、まず継続審査について諮りましたところ、賛成少数をもって継続審査とすることは否決されました。引き続き採決いたしましたところ、本請願は賛成多数をもって採択すべきものと決定いたしました。
以上にて委員長報告を終わります。何とぞ皆様のご賛同を賜りますようお願い申し上げます。
続いて議題となっております日程第十四につきまして、
総務常任委員会を代表して、委員会で審査中の案件について、
中間報告を申し上げます。
すなわち、発案二十七第九号地方行政制度と財政問題の調査についてであります。
本委員会におきましては、理事者より、港区版ふるさと納税制度の開始及び寄附金税額控除対象団体の拡大について、平成二十九年度港区事務事業評価の結果について、土地の購入について(南青山五丁目)、港区史編さん期間の変更について、港区情報化計画(平成三十年度〜平成三十二年度)(素案)について、
工事請負契約について(都市計画道路補助第七号線整備工事(電線共同溝一期))等の報告を聴取し、質疑を行うとともに、意見、要望を述べました。
また、本発案に関連して、長崎市の平和への取り組みについて、熊本市の熊本地震の概要と復興・防災計画について、二人を除く七人で行政視察を行いました。
以上が本委員会における審査の経過でありますが、本発案につきましては、今後もなお調査検討の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
以上にて
中間報告を終わります。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) これより採決に入ります。
請願二十九第十
号同性カップルの「
パートナーシップの
公的認証」に関する請願について採決いたします。採決の方法は起立をもって行います。請願二十九第十号について、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(池田こうじ君) 起立多数と認めます。よって請願二十九第十号については、委員長の報告のとおり採択することに決定いたしました。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君)
区長報告第六号ほか十案についてお諮りいたします。
○十七番(土屋準君)
区長報告第六号ほか十案については、ただいまの委員長の報告のとおり決定されるよう望みます。
○議長(池田こうじ君) ただいまの動議のとおり決定することに、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田こうじ君) ご異議なきものと認め、ただいまの動議のとおり決定いたしました。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 次に、
総務常任委員長から委員会において審査中の案件について、閉会中の継続審査の申し出があります。この継続審査申出書はお手元に配付してあります。朗読は省略いたします。
(参 考)
───────────────────────────
総務常任委員会継続審査申出書
発案二十七第 九 号 地方行政制度と財政問題の調査について
(二七・五・二七付託)
本委員会に付託中の上記案件は、今会期中に審査を結了することが困難なため、閉会中も継続して審査を要するものと決定したので、申し出ます。
平成二十九年十二月八日
総務常任委員長 林 田 和 雄
港区
議会議長 様
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) お諮りいたします。本件は申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田こうじ君) ご異議なきものと認め、本件は申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 日程第十六から第十八までは、いずれも
保健福祉常任委員会に係る案件でありますので、一括して議題といたします。
〔
河本事務局次長朗読〕
議 案 第七十一号
港区立認定こども園条例及び港区保育の実施に関する条例の一部を改正する条例
保健福祉常任委員会からの
中間報告について
保健福祉常任委員会の継続審査申出について
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 一案について、保健福祉常任委員長から
審査報告書が提出されております。この
審査報告書はお手元に配付してあります。朗読は省略いたします。
(参 考)
───────────────────────────
保健福祉常任委員会審査報告書
議 案 第七十一号
港区立認定こども園条例及び港区保育の実施に関する条例の一部を改正する条例
(二九・一一・三〇付託)
本委員会に付託中の
上記議案は、審査の結果、原案どおり可決すべきものと決定したので報告します。
平成二十九年十二月五日
保健福祉常任委員長 ゆうき くみこ
港区
議会議長 様
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 保健福祉常任委員長から一案に対する
審査報告並びに委員会の
中間報告のため、発言を求められております。二十四番ゆうきくみこ議員。
〔二十四番(ゆうきくみこ君)登壇〕
○二十四番(ゆうきくみこ君) ただいま議題となりました日程第十六につきまして、
保健福祉常任委員会を代表して、審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
すなわち、議案第七十一号「
港区立認定こども園条例及び港区保育の実施に関する条例の一部を改正する条例」でありますが、本案は、保育料を改めるものであります。
本委員会におきましては、理事者より
提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、保育料の改定が区の歳入に与える影響及びその財源の有効活用について、保育料の格差及び公平な受益者負担について、保育料を引き上げるという考えに至った経緯について等であります。
質疑終了後、態度表明を行いましたところ、共産党議員団の風見委員より、反対する旨の意見が述べられました。引き続き採決いたしましたところ、本案は賛成多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
以上にて委員長報告を終わります。何とぞ皆様のご賛同を賜りますようお願い申し上げます。
続いて議題となっております日程第十七につきまして、
保健福祉常任委員会を代表して、委員会で審査中の案件について、
中間報告を申し上げます。
最初に、今定例会で新たに付託された請願についてであります。
すなわち、請願二十九第十一号保育所職員に対しての処遇改善を求める請願についてであります。本請願は、保育所職員の処遇改善及び人材確保のため、国や東京都の施策に加えた区独自の賃金加算などの処遇改善策をさらに充実すること。また、一歳児クラスの保育士の配置基準を五対一から四対一へ引き上げることを願うものであります。
本委員会におきましては、請願者より趣旨説明を聴取した後、慎重に審議を行いました。主な内容は、区独自に行っている保育士処遇改善施策及び他区での改善策について、国の公定価格における処遇改善に関する制度の周知について、区立・私立保育園保育士の給与格差について等であります。
質疑終了後、態度表明を行いましたところ、共産党議員団の風見委員より、採択すべき旨の意見、また自民党議員団の清原委員及び街づくりミナトの玉木委員より、不採択とすべき旨の意見が述べられましたが、本請願につきましては、今後もなお引き続き慎重審議の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
次に、継続審査中の請願についてであります。
すなわち、請願二十九第二号コンビプラザ品川保育園における継続運営に関する請願についてであります。
本委員会におきましては、慎重に審議を行いました。主な内容は、コンビプラザ品川保育園の現在の状況についてであります。本請願につきましては、今後もなお引き続き慎重審議の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
最後に、発案二十七第十号保健福祉行政の調査についてであります。
本委員会におきましては、理事者より、港区基本計画・実施計画(平成三十年度〜平成三十二年度)(素案)について、港区地域保健福祉計画(平成三十年度〜平成三十二年度)(素案)について、港区立精神障害者地域活動支援センター改築整備計画について、港区高齢者保健福祉計画(第七期港区介護保険事業計画)(平成三十年度〜平成三十二年度)(素案)について、港区障害者計画・第五期港区障害福祉計画(第一期港区障害児福祉計画)(平成三十年度〜平成三十二年度)(素案)について、子どもの未来を応援する地域交流会の開催について、国民健康保険制度改革について、港区学童クラブの開設及び定員変更について、平成三十年度保育定員について、(仮称)港区子ども家庭総合支援センター整備計画について、港区保育園入園基準(保育利用調整基準)の一部改正について等の報告を聴取し、質疑を行うとともに、意見、要望を述べました。
また、本発案に係る重点調査項目に基づき、中津市の福祉・保健・医療の連携について、子育て支援等について、別府市の子どもの施設及び障害者施設の運営等について、民泊の取り組みについて、行政視察を行いました。
以上が本委員会における審査の経過でありますが、本発案につきましては、今後もなお調査検討の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
以上にて
中間報告を終わります。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) これより採決に入ります。
議案第七十一号
港区立認定こども園条例及び港区保育の実施に関する条例の一部を改正する条例について採決いたします。採決の方法は起立をもって行います。本案について、原案どおり可決することに賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(池田こうじ君) 起立多数と認めます。よって本案は、原案どおり可決することに決定いたしました。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 次に、保健福祉常任委員長から委員会において審査中の案件について、閉会中の継続審査の申し出があります。この継続審査申出書はお手元に配付してあります。朗読は省略いたします。
(参 考)
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保健福祉常任委員会継続審査申出書
請願二十九第 二 号 コンビプラザ品川保育園における継続運営に関する請願
(二九・六・八付託)
請願二十九第十 一号 保育所職員に対しての処遇改善を求める請願
(二九・一一・三〇付託)
本委員会に付託中の上記案件は、今会期中に審査を結了することが困難なため、閉会中も継続して審査を要するものと決定したので、申し出ます。
平成二十九年十二月六日
保健福祉常任委員長 ゆうき くみこ
港区
議会議長 様
───────────────────────────
保健福祉常任委員会継続審査申出書
発案二十七第 十 号 保健福祉行政の調査について
(二七・五・二七付託)
本委員会に付託中の上記案件は、今会期中に審査を結了することが困難なため、閉会中も継続して審査を要するものと決定したので、申し出ます。
平成二十九年十二月八日
保健福祉常任委員長 ゆうき くみこ
港区
議会議長 様
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) お諮りいたします。本件は申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田こうじ君) ご異議なきものと認め、本件は申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 日程第十九から第二十四までは、いずれも
建設常任委員会に係る案件でありますので、一括して議題といたします。
〔
河本事務局次長朗読〕
議 案 第六十九号 港区
地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
議 案 第七 十号 港区
景観条例の一部を改正する条例
議 案 第八十二号
指定管理者の指定について(
港区立白金台駅
自転車駐車場)
議 案 第八十四号 特別区道路線の認定について(赤坂九丁目)
建設常任委員会からの
中間報告について
建設常任委員会の継続審査申出について
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 四案について、建設常任委員長から
審査報告書が提出されております。この
審査報告書はお手元に配付してあります。朗読は省略いたします。
(参 考)
───────────────────────────
建設常任委員会審査報告書
議 案 第六十九号 港区
地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
議 案 第七 十号 港区
景観条例の一部を改正する条例
議 案 第八十二号
指定管理者の指定について(
港区立白金台駅
自転車駐車場)
議 案 第八十四号 特別区道路線の認定について(赤坂九丁目)
(以上二九・一一・三〇付託)
本委員会に付託中の
上記議案は、審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決定したので報告します。
平成二十九年十二月五日
建設常任委員長 大 滝 実
港区
議会議長 様
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 建設常任委員長から四案に対する
審査報告並びに委員会の
中間報告のため、発言を求められております。十八番大滝実議員。
〔十八番(大滝 実君)登壇〕
○十八番(大滝実君) ただいま議題となりました日程第十九から日程第二十二につきまして、
建設常任委員会を代表して、審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
最初に、議案第六十九号「港区
地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例」でありますが、本案は、都市計画決定された三田三・四丁目地区
地区計画及び虎ノ門・麻布台地区
地区計画の区域内における建築物の制限を定めるものであります。
本委員会におきましては、理事者より
提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。
主な内容は、三田三・四丁目地区と虎ノ門・麻布台地区の建築物の用途制限において風営法の適用条項が異なる理由について、違反建築物への罰則規定について、都市計画決定された
地区計画を条例化することの効果について等であります。
質疑終了後、採決いたしましたところ、本案は
満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第七十号「港区
景観条例の一部を改正する条例」でありますが、本案は、屋外広告物について、事前協議の対象とするものであります。
本委員会におきましては、理事者より
提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。
主な内容は、事業者が助言・指導に従わない場合の対応について、屋外広告物を事前協議の対象とすることの周知・啓発方法について、既存並びに条例の施行直前に設置された屋外広告物への指導方法について等であります。
質疑終了後、採決いたしましたところ、本案は
満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第八十二号「
指定管理者の指定について」でありますが、本案は、
港区立白金台駅
自転車駐車場の
指定管理者を指定するものであります。
本委員会におきましては、
現地視察を行い、理事者より
提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。
主な内容は、施設利用者と
自転車駐車場利用者に対する駐輪場への誘導方法について、バイク置場を設置しないこととした経緯及び今後設置する可能性について、第三者評価で指摘された収支状況の改善方法について等であります。
質疑終了後、採決いたしましたところ、本案は
満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第八十四号「特別区道路線の認定について」でありますが、本案は、赤坂九丁目北地区第一種市街地再開発事業の施行に伴い、特別区道第千百八十二号線を認定するものであります。
本委員会におきましては、
現地視察を行い、理事者より
提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。
主な内容は、バリアフリー用エレベーターの管理・運営方法について、当該地周辺の駐輪対策について、ビル風に対する歩行者の安全対策について等であります。
質疑終了後、採決いたしましたところ、本案は
満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
以上にて委員長報告を終わります。何とぞ皆様のご賛同を賜りますようお願い申し上げます。
続いて議題となっております日程第二十三につきまして、
建設常任委員会を代表して、委員会で審査中の案件について、
中間報告を申し上げます。
最初に、継続審査中の二請願についてであります。
すなわち、請願二十八第九号JR「品川新駅(仮称)」の駅名を「芝浦」とすることを要望する請願、請願二十九第一号ライドシェア・白タク合法化反対の意見書採択を求める請願についてでありますが、二請願いずれも、今後もなお引き続き慎重審議の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
最後に、発案二十七第十一号街づくり行政の調査についてであります。
本委員会におきましては、理事者より、港区芝浦港南地区橋りょう等ライトアップの実施について、港区基本計画・実施計画(平成三十年度〜平成三十二年度)(素案)について、芝浦一丁目地区
地区計画の決定(案)について、港区特定公共賃貸住宅及び港区立住宅の傾斜家賃上昇の凍結の延長について、新橋田村町地区市街地再開発組合の設立認可申請について、品川駅西口地区の街づくりについて、都市計画道路補助第七号線整備について等の報告を聴取し、質疑を行うとともに、意見、要望を述べました。
また、本発案に係る重点調査項目に基づき、金沢市の金沢方式無電柱化の推進の取り組みについて、神戸市の神戸市バリアフリー道路整備マニュアルについて、名古屋市の名古屋駅周辺まちづくり構想について等、行政視察を行いました。
以上が本委員会における審査の経過でありますが、本発案につきましては、今後もなお調査検討の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
以上にて
中間報告を終わります。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) これより討論に入ります。
熊田議員から発言の申し出がありますので、これをお許しいたします。二十七番熊田ちづ子議員。
〔二十七番(熊田ちづ子君)登壇〕
○二十七番(熊田ちづ子君) ただいま議題となりました議案第八十二号
指定管理者の指定について(
港区立白金台駅
自転車駐車場)について、反対の立場から討論いたします。
区内で
指定管理者制度が導入された公の施設は、ことし四月で、公の施設二百七十八施設中二百三施設と七割を超えています。私たちは、公の施設については、区が責任を持って直接運営し、必要な部分については委託すべきと考えています。
指定管理者制度では、区の職員が現場から離れ、区民の願いを実感できない区の職員が増えることにより、区の職員にノウハウがなくなり、
指定管理者の言いなりとなり、区民サービスや安全・安心の低下を招きかねないからです。最悪の場合、事故等により
指定管理者が管理できない事態となれば、施設運営に大きな支障が出ます。
また、多くの自治体で
指定管理者の導入を図っていますが、
指定管理者制度では、一定の金額で事業を請け負い、その中で利益を出そうとすると非正規労働者の雇用などで人件費を圧縮することになり、ワーキングプアを生み出すことになります。非正規労働者の雇用の拡大が賃金全体の低下を招き、家計消費を押し下げ消費不況を招いています。
こうしたことから、
指定管理者制度そのものに反対をしており、その立場から、議案第八十二号
指定管理者の指定について(
港区立白金台駅
自転車駐車場)については反対いたします。
○議長(池田こうじ君) 以上にて討論を終わります。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) これより採決に入ります。
議案第八十二号
港区立白金台駅
自転車駐車場の
指定管理者の指定について採決いたします。採決の方法は起立をもって行います。本案について、原案どおり可決することに賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(池田こうじ君) 起立多数と認めます。よって本案は、原案どおり可決することに決定いたしました。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 議案第六十九号ほか二案についてお諮りいたします。
○十七番(土屋準君) 議案第六十九号ほか二案については、ただいまの委員長の報告のとおり決定されるよう望みます。
○議長(池田こうじ君) ただいまの動議のとおり決定することに、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田こうじ君) ご異議なきものと認め、ただいまの動議のとおり決定いたしました。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 次に、建設常任委員長から委員会において審査中の案件について、閉会中の継続審査の申し出があります。この継続審査申出書はお手元に配付してあります。朗読は省略いたします。
(参 考)
───────────────────────────
建設常任委員会継続審査申出書
請願二十八第 九 号 JR「品川新駅(仮称)」の駅名を「芝浦」とすることを要望する請願
(二八・一一・二五付託)
請願二十九第 一 号 ライドシェア・白タク合法化反対の意見書採択を求める請願
(二九・二・一七付託)
本委員会に付託中の上記案件は、今会期中に審査を結了することが困難なため、閉会中も継続して審査を要するものと決定したので、申し出ます。
平成二十九年十二月五日
建設常任委員長 大 滝 実
港区
議会議長 様
───────────────────────────
建設常任委員会継続審査申出書
発案二十七第十 一号 街づくり行政の調査について
(二七・五・二七付託)
本委員会に付託中の上記案件は、今会期中に審査を結了することが困難なため、閉会中も継続して審査を要するものと決定したので、申し出ます。
平成二十九年十二月八日
建設常任委員長 大 滝 実
港区
議会議長 様
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) お諮りいたします。本件は申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田こうじ君) ご異議なきものと認め、本件は申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 日程第二十五から第二十九までは、いずれも
区民文教常任委員会に係る案件でありますので、一括して議題といたします。
〔
河本事務局次長朗読〕
議 案 第六十八号 港区特別区税条例の一部を改正する条例
議 案 第七十二号
港区立幼稚園の保育料に関する条例の一部を改正する条例
議 案 第八十三号
指定管理者の指定について(
港区立郷土歴史館)
区民文教常任委員会からの
中間報告について
区民文教常任委員会の継続審査申出について
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 三案について、区民文教常任委員長から
審査報告書が提出されております。この
審査報告書はお手元に配付してあります。朗読は省略いたします。
(参 考)
───────────────────────────
区民文教常任委員会審査報告書
議 案 第六十八号 港区特別区税条例の一部を改正する条例
議 案 第七十二号
港区立幼稚園の保育料に関する条例の一部を改正する条例
議 案 第八十三号
指定管理者の指定について(
港区立郷土歴史館)
(以上二九・一一・三〇付託)
本委員会に付託中の
上記議案は、審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決定したので報告します。
平成二十九年十二月五日
区民文教常任委員長 阿 部 浩 子
港区
議会議長 様
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 区民文教常任委員長から三案に対する
審査報告並びに委員会の
中間報告のため、発言を求められております。二十二番阿部浩子議員。
〔二十二番(阿部浩子君)登壇〕
○二十二番(阿部浩子君) ただいま議題となりました日程第二十五から日程第二十七につきまして、
区民文教常任委員会を代表して、審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
最初に、議案第六十八号「港区特別区税条例の一部を改正する条例」でありますが、本案は、区民税の寄附金税額控除の対象となる団体を拡大するものであります。
本委員会におきましては、理事者より
提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、区の歳入への影響について、対象団体に法令違反等があった場合の対応について、対象団体の適用範囲に関する検討について等であります。
質疑終了後、採決いたしましたところ、本案は
満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第七十二号「
港区立幼稚園の保育料に関する条例の一部を改正する条例」でありますが、本案は、保育料を改めるものであります。
本委員会におきましては、理事者より
提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、国及び東京都の動向を踏まえた保育料見直しについて、保育園保育料より階層区分が少ない理由について、他区の幼稚園保育料の状況について、幼稚園保育料を据え置くことの検討について等であります。
質疑終了後、態度表明を行いましたところ、共産党議員団のいのくま委員より、継続審査とすべき旨の意見が述べられました。態度表明終了後、まず継続審査について諮りましたところ、賛成少数をもって継続審査とすることは否決されました。引き続き採決いたしましたところ、本案は賛成多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第八十三号「
指定管理者の指定について」でありますが、本案は、
港区立郷土歴史館の
指定管理者を指定するものであります。
本委員会におきましては、理事者より
提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、選考委員会における採点結果の妥当性及び委員からの指摘事項への対応について、開館時間延長の可能性について、
指定管理者と学芸員が連携した施設運営について等であります。
質疑終了後、態度表明を行いましたところ、共産党議員団のいのくま委員より、反対する旨の意見が述べられました。引き続き採決いたしましたところ、本案は賛成多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
以上にて委員長報告を終わります。何とぞ皆様のご賛同を賜りますようお願い申し上げます。
続いて議題となっております日程第二十八につきまして、
区民文教常任委員会を代表して、委員会で審査中の案件について、
中間報告を申し上げます。
最初に、継続審査中の二請願についてであります。
すなわち、請願二十七第十九号中学校で使用する歴史・公民教科書の採択に関して教育基本法を順守して行うことを求める請願、請願二十九第四号芝浦小学校への特別支援学級設置に関する請願についてでありますが、二請願いずれも、今後もなお引き続き慎重審議の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
次に、発案二十七第十二号区民生活事業・教育行政の調査についてであります。
本委員会におきましては、理事者より、港区基本計画・実施計画(平成三十年度〜平成三十二年度)(素案)について、港区国際化推進プラン(平成三十年度〜平成三十二年度)(素案)について、第三次港区産業振興プラン(平成三十年度〜平成三十二年度)(素案)について、第三次港区観光振興ビジョン(平成三十年度〜平成三十五年度)(素案)について、特別区民税等のクレジット納付(モバイルレジクレジット)について、収集作業中の自動車事故の概要について、平成二十九年度(二〇一七年度)港区
教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価(平成二十八年度分)報告書について、平成三十年度
港区立幼稚園の定員等について、新入学学用品・通学用品費の小学校入学前支給について、港区青少年委員の委嘱について、平成二十九年度港区指定文化財の指定について等の報告を聴取し、質疑を行うとともに、意見、要望を述べました。
また、本発案に係る重点調査項目に基づき、京都市の地域との連携・協働による学校運営について、学校歴史資料の収集・保管・展示に関する施設の運営について、島根県の歴史文化資料の収集・保管・展示に関する施設の運営について、一人を除く八人で行政視察を行いました。
以上が本委員会における審査の経過でありますが、本発案につきましては、今後もなお調査検討の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
最後に、発案二十九第二号港区奨学資金に関する条例の一部を改正する条例についてでありますが、本発案につきましては、今後もなお慎重審議の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
以上にて
中間報告を終わります。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) これより採決に入ります。
まず、議案第七十二号
港区立幼稚園の保育料に関する条例の一部を改正する条例について採決いたします。採決の方法は起立をもって行います。本案について、原案どおり可決することに賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(池田こうじ君) 起立多数と認めます。よって本案は、原案どおり可決することに決定いたしました。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 次に、議案第八十三号
港区立郷土歴史館の
指定管理者の指定について採決いたします。採決の方法は起立をもって行います。本案について、原案どおり可決することに賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(池田こうじ君) 起立多数と認めます。よって本案は、原案どおり可決することに決定いたしました。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 議案第六十八号についてお諮りいたします。
○十七番(土屋準君) 議案第六十八号については、ただいまの委員長の報告のとおり決定されるよう望みます。
○議長(池田こうじ君) ただいまの動議のとおり決定することに、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田こうじ君) ご異議なきものと認め、ただいまの動議のとおり決定いたしました。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 次に、区民文教常任委員長から委員会において審査中の案件について、閉会中の継続審査の申し出があります。この継続審査申出書はお手元に配付してあります。朗読は省略いたします。
(参 考)
───────────────────────────
区民文教常任委員会継続審査申出書
請願二十七第十 九号 中学校で使用する歴史・公民教科書の採択に関して教育基本法を順守して行うことを求め
る請願
(二七・九・一一付託)
請願二十九第 四 号 芝浦小学校への特別支援学級設置に関する請願
(二九・六・八付託)
発案二十九第 二 号 港区奨学資金に関する条例の一部を改正する条例
(二九・六・一六付託)
本委員会に付託中の上記案件は、今会期中に審査を結了することが困難なため、閉会中も継続して審査を要するものと決定したので、申し出ます。
平成二十九年十二月五日
区民文教常任委員長 阿 部 浩 子
港区
議会議長 様
───────────────────────────
区民文教常任委員会継続審査申出書
発案二十七第十 二号 区民生活事業・教育行政の調査について
(二七・五・二七付託)
本委員会に付託中の上記案件は、今会期中に審査を結了することが困難なため、閉会中も継続して審査を要するものと決定したので、申し出ます。
平成二十九年十二月八日
区民文教常任委員長 阿 部 浩 子
港区
議会議長 様
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) お諮りいたします。本件は申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田こうじ君) ご異議なきものと認め、本件は申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 日程第三十、第三十一は、ともに交通・
環境等対策特別委員会に係る案件でありますので、一括して議題といたします。
〔
河本事務局次長朗読〕
交通・
環境等対策特別委員会からの
中間報告について
交通・
環境等対策特別委員会の継続審査申出について
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 交通・環境等対策特別委員長から委員会の
中間報告のため、発言を求められております。三十番杉本とよひろ議員。
〔三十番(杉本とよひろ君)登壇〕
○三十番(杉本とよひろ君) ただいま議題となりました日程第三十につきまして、交通・
環境等対策特別委員会を代表して、委員会で審査中の案件について、
中間報告を申し上げます。
最初に、継続審査中の請願についてであります。
すなわち、請願二十八第三号羽田空港増便による都心および港区の低空飛行ルート設定中止に関する請願についてであります。
本請願につきましては、慎重に審議を行いました。
主な内容は、区が提出した羽田空港の機能強化に係る要望書に対する国土交通省の対応についてであります。
本請願につきましては、今後もなお引き続き慎重審議の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
最後に、発案二十七第十四号交通及び環境整備に関する諸対策についてであります。
本委員会におきましては、理事者より、(仮称)虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業環境影響評価書案について、(仮称)芝浦一丁目建替計画環境影響評価書案についての報告を聴取し、質疑を行うとともに、意見、要望を述べました。
以上が本委員会における審査の経過でありますが、本発案につきましては、今後もなお調査検討の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
以上にて
中間報告を終わります。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 交通・環境等対策特別委員長から委員会において審査中の案件について、閉会中の継続審査の申し出があります。この継続審査申出書はお手元に配付してあります。朗読は省略いたします。
(参 考)
───────────────────────────
交通・
環境等対策特別委員会継続審査申出書
請願二十八第 三 号 羽田空港増便による都心および港区の低空飛行ルート設定中止に関する請願
(二八・七・一五付託)
発案二十七第十 四号 交通及び環境整備に関する諸対策について
(二七・六・二六付託)
本委員会に付託中の上記案件は、今会期中に審査を結了することが困難なため、閉会中も継続して審査を要するものと決定したので、申し出ます。
平成二十九年十二月八日
交通・環境等対策特別委員長 杉本 とよひろ
港区
議会議長 様
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) お諮りいたします。本件は申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田こうじ君) ご異議なきものと認め、本件は申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 日程第三十二、第三十三は、ともに
行財政等対策特別委員会に係る案件でありますので、一括して議題といたします。
〔
河本事務局次長朗読〕
行財政等対策特別委員会からの
中間報告について
行財政等対策特別委員会の継続審査申出について
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 行財政等対策特別委員長から委員会の
中間報告のため、発言を求められております。二十一番なかまえ由紀議員。
〔二十一番(なかまえ由紀君)登壇〕
○二十一番(なかまえ由紀君) ただいま議題となりました日程第三十二につきまして、
行財政等対策特別委員会を代表して、委員会で審査中の案件について、
中間報告を申し上げます。
すなわち、発案二十七第十五号真の分権型社会の実現に向けた行財政問題の調査についてであります。
本発案につきましては、今後もなお調査検討の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
以上にて
中間報告を終わります。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 行財政等対策特別委員長から委員会において審査中の案件について、閉会中の継続審査の申し出があります。この継続審査申出書はお手元に配付してあります。朗読は省略いたします。
(参 考)
───────────────────────────
行財政等対策特別委員会継続審査申出書
発案二十七第十 五号 真の分権型社会の実現に向けた行財政問題の調査について
(二七・六・二六付託)
本委員会に付託中の上記案件は、今会期中に審査を結了することが困難なため、閉会中も継続して審査を要するものと決定したので、申し出ます。
平成二十九年十二月八日
行財政等対策特別委員長 なかまえ 由紀
港区
議会議長 様
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) お諮りいたします。本件は申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田こうじ君) ご異議なきものと認め、本件は申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 日程第三十四、第三十五は、ともに
東京オリンピック・
パラリンピック対策特別委員会に係る案件でありますので、一括して議題といたします。
〔
河本事務局次長朗読〕
東京オリンピック・
パラリンピック対策特別委員会からの
中間報告について
東京オリンピック・
パラリンピック対策特別委員会の継続審査申出について
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君)
東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員長から委員会の
中間報告のため、発言を求められております。十六番鈴木たかや議員。
〔十六番(鈴木たかや君)登壇〕
○十六番(鈴木たかや君) ただいま議題となりました日程第三十四につきまして、
東京オリンピック・
パラリンピック対策特別委員会を代表して、委員会で審査中の案件について、
中間報告を申し上げます。
すなわち、発案二十七第十六号
東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催に向けた諸対策についてであります。
本委員会におきましては、理事者より、東京二〇二〇パラリンピック競技大会の気運醸成に向けたイベントの実施について、(仮称)区民マラソン大会の平成三十年十二月の実施及び実行委員会の設置についての報告を聴取し、質疑を行うとともに、意見、要望を述べました。
以上が本委員会における審査の経過でありますが、本発案につきましては、今後もなお調査検討の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
以上にて
中間報告を終わります。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君)
東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員長から委員会において審査中の案件について、閉会中の継続審査の申し出があります。この継続審査申出書はお手元に配付してあります。朗読は省略いたします。
(参 考)
───────────────────────────
東京オリンピック・
パラリンピック対策特別委員会継続審査申出書
発案二十七第十 六号
東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催に向けた諸対策について
(二七・六・二六付託)
本委員会に付託中の上記案件は、今会期中に審査を結了することが困難なため、閉会中も継続して審査を要するものと決定したので、申し出ます。
平成二十九年十二月八日
東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員長 鈴 木 たかや
港区
議会議長 様
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) お諮りいたします。本件は申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田こうじ君) ご異議なきものと認め、本件は申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 日程第三十六、第三十七は、ともに
エレベーター等対策特別委員会に係る案件でありますので、一括して議題といたします。
〔
河本事務局次長朗読〕
エレベーター等対策特別委員会からの
中間報告について
エレベーター等対策特別委員会の継続審査申出について
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) エレベーター等対策特別委員長から委員会の
中間報告のため、発言を求められております。二十番杉浦のりお議員。
〔二十番(杉浦のりお君)登壇〕
○二十番(杉浦のりお君) ただいま議題となりました日程第三十六につきまして、
エレベーター等対策特別委員会を代表して、委員会で審査中の案件について、
中間報告を申し上げます。
すなわち、発案二十七第十七号エレベーター事故等の調査についてであります。
本発案につきましては、今後もなお調査検討の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。
以上にて
中間報告を終わります。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) エレベーター等対策特別委員長から委員会において審査中の案件について、閉会中の継続審査の申し出があります。この継続審査申出書はお手元に配付してあります。朗読は省略いたします。
(参 考)
───────────────────────────
エレベーター等対策特別委員会継続審査申出書
発案二十七第十 七号 エレベーター事故等の調査について
(二七・六・二六付託)
本委員会に付託中の上記案件は、今会期中に審査を結了することが困難なため、閉会中も継続して審査を要するものと決定したので、申し出ます。
平成二十九年十二月八日
エレベーター等対策特別委員長 杉 浦 のりお
港区
議会議長 様
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) お諮りいたします。本件は申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田こうじ君) ご異議なきものと認め、本件は申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 日程第三十八を議題といたします。
〔
河本事務局次長朗読〕
発案二十九第 八 号 東京都
受動喫煙防止に関する条例に係る意見書
(参 考)
───────────────────────────
発案二十九第八号
東京都
受動喫煙防止に関する条例に係る意見書
上記の案を提出する。
平成二十九年十二月八日
提出兼賛成者 議員 玉 木 まこと 議員 榎 本 あゆみ
同 山野井 つよし 同 兵 藤 ゆうこ
同 丸山 たかのり 同 池 田 たけし
同 黒崎 ゆういち 同 小 倉 りえこ
同 赤 坂 大 輔 同 榎 本 茂
同 横 尾 俊 成 同 清 家 あ い
同 ちほぎ みき子 同 やなざわ 亜紀
議員 有 働 巧 議員 鈴 木 たかや
同 土 屋 準 同 大 滝 実
同 いのくま 正一 同 杉 浦 のりお
同 なかまえ 由紀 同 阿 部 浩 子
同 近 藤 まさ子 同 ゆうき くみこ
同 二 島 豊 司 同 池 田 こうじ
同 熊 田 ちづ子 同 風 見 利 男
同 七 戸 淳 同 杉本 とよひろ
同 林 田 和 雄 同 清 原 和 幸
同 うかい 雅 彦 同 井 筒 宣 弘
港区
議会議長 様
(理由)口頭をもって説明する。
東京都
受動喫煙防止に関する条例に係る意見書
東京都は、「東京都
受動喫煙防止条例(案)」をラグビーワールドカップ開催までに施行するとしています。
平成二十九年九月に公表された「東京都
受動喫煙防止条例(仮称)の基本的な考え方」では、都民の健康増進の観点はもとより、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会のホストシティの責務として、
受動喫煙防止対策を一層推進していくことを目的に、対象となる施設の規制範囲や罰則の適用等が示されました。
受動喫煙防止対策は、様々な分野の経済活動や区民の暮らしに広く影響を及ぼすとともに、関係事業者の理解と協力のもとで実効性が担保され、効果的な対策となるものです。
よって、港区議会は東京都に対し、
受動喫煙防止条例(案)については、理解と共感を得られる条例となるよう、各区と十分協議するよう、強く求めるものです。
以上、
地方自治法第九十九条の規定に基づき意見書を提出いたします。
年 月 日
議長名
東京都知事 あて
───────────────────────────
○議長(池田こうじ君) 本案について、提案理由説明のため、提案者を代表して、二十五番二島豊司議員から発言を求められております。二十五番二島豊司議員。
〔二十五番(二島豊司君)登壇〕
○二十五番(二島豊司君) ただいま議題となりました発案につきまして、提案者を代表して、案文を朗読し、提案理由の説明にかえさせていただきます。
東京都
受動喫煙防止に関する条例に係る意見書
東京都は、「東京都
受動喫煙防止条例(案)」をラグビーワールドカップ開催までに施行するとしています。
平成二十九年九月に公表された「東京都
受動喫煙防止条例(仮称)の基本的な考え方」では、都民の健康増進の観点はもとより、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会のホストシティの責務として、
受動喫煙防止対策を一層推進していくことを目的に、対象となる施設の規制範囲や罰則の適用等が示されました。
受動喫煙防止対策は、様々な分野の経済活動や区民の暮らしに広く影響を及ぼすとともに、関係事業者の理解と協力のもとで実効性が担保され、効果的な対策となるものです。
よって、港区議会は東京都に対し、
受動喫煙防止条例(案)については、理解と共感を得られる条例となるよう、各区と十分協議するよう、強く求めるものです。
以上、
地方自治法第九十九条の規定に基づき意見書を提出いたします。
以上でありますが、皆様におかれましては、本発案に満場のご賛同を賜りますようお願い申し上げます。
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○議長(池田こうじ君) 本案につき、お諮りいたします。
○十七番(土屋準君) 本案は、原案どおり決定されるよう望みます。
○議長(池田こうじ君) ただいまの動議のとおり決定することに、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田こうじ君) ご異議なきものと認め、ただいまの動議のとおり決定いたしました。
以上にて日程を全部終了いたしました。
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○議長(池田こうじ君) 特段の事情がない限り、今定例会をもって本年最後の議会となります。
私より一言ご挨拶を申し上げます。
本年も、七戸淳副議長をはじめ区議会議員各位、そして武井区長をはじめ理事者の皆様、行政の皆様には、港区議会の円滑な運営に際しまして、特段のご理解とご協力をいただきましたことを心より御礼申し上げます。
本年は、アメリカ第一主義を唱えるトランプ大統領が一月に就任し、国内においては七月、都民ファーストの会が東京都議会議員選挙で躍進、十月の国政選挙においては希望の党が埋没するなど、政治の世界において、国民の判断が大きな潮流を生み出すことが顕著でありました。
また、北朝鮮のたび重なるミサイル発射などの不穏な動きにつきましては、世界中が警戒をし、喫緊の課題として、国際的議論がなされているところであります。
我が港区の区民生活においても、不安というより影響が生じ始め、十一月にはJアラート情報伝達訓練が実施されたところであります。
北朝鮮の脅威だけではなく、本年も世界中でテロ行為が頻繁に発生いたしました。
本年を振り返りましても、平和な世界というものが、どれほど貴重で、厳粛なものか、計り知れないものでありました。
本年十一月、私は
総務常任委員会の行政視察で長崎市を訪れました。
港区平和青年団は、全国自治体最長の二十五年という長きにわたり、長崎市の青少年ピースフォーラムに参加をしております。長崎市が行う平和推進事業についての調査が行政視察の目的でありました。
長崎原爆資料館において、目を背けたくなるような写真や映像が今でも胸に刻まれております。熱線で焼けただれた子どもたち、丸太のようにごろごろと転がっている黒焦げの亡骸、既に息絶えた幼い妹を、歯を食いしばり背負っている少年、一瞬にして焦土となった長崎のまちの光景などであります。とても人間のなせる仕業とは思えませんでした。
長崎原爆資料館の外には、若者が行き交い、公園には子どもたちの笑い声が響き、まちにはたくさんの人を乗せた路面電車が行き交い、緑豊かな木々の葉が揺らいでいました。そこには活気ある平和そのもののまち、長崎がありました。不気味に焼き焦げた黒い原野の記憶と、そののどかなまちの光景の間に、どれほどの市民の地域愛と平和に対する願いがあったのか、私には計り知れません。
その圧倒的な市民のまちへの思いの前では、政治・行政の存在は誠に小さなものであります。しかしながら同時に、政治・行政の存在ほどまちの未来に重く責任を負っている存在はありません。
港区もまた同じであります。二十五万区民、百万昼間人口の港区に対する思いの前では、我々区議会・行政の存在は余りにも小さく、余りにも重い責任を負っております。
本年も、我々議員は、多くの多様な事案について議論を重ね、区政の進展に寄与してまいりました。区議会議員が区民の代表である以上、区議会で少数意見であろうとも、それは区民の少数意見ではありません。誠に議会活動というものは厳粛なものであります。
本年も、皆様一人ひとりのお力を賜りましたことに、心より御礼を申し上げます。
本年、港区は区政七十周年を迎えました。
来年にかけて、港区は、港区基本計画を策定し、人口増への対応、新しいまちづくり、安全・安心への取り組みなど、喫緊の課題を着実に解決し、地域共生社会への歩みを始めることとなります。
我々、港区議会十八期も、その任期を一年四カ月余り残すところとなりました。
来年も、港区の平和、そして区民の幸せのもと、港区議会議員全員が結束し、支援を必要とする人には優しく手を差し伸べる温かさを礎とし、力強く、一世紀の港区を見据えた区政を推進してまいりたいと思います。
そして、港区議会でのルールとマナー、先輩たちが築いてきた良き慣習を尊び、国際都市港区にふさわしい品位ある港区議会を、皆様とともに築いてまいりたいと思います。
結びにあたりまして、慌ただしい師走の折、区議会・行政の皆様におかれましては、健康に十分留意されまして、希望に満ちた平成三十年を迎えられますことを、そして港区民の皆様におかれましては、平和で穏やかな一年でありますよう祈念申し上げ、私のご挨拶とさせていただきます。
次に、区長から挨拶のため発言を求められておりますので、これをお許しいたします。
〔区長(武井雅昭君)登壇〕
○区長(武井雅昭君) ただいま、議長のご挨拶にもありましたとおり、本年もあとわずかとなり、特別の事情がない限り、本定例会をもって本年最後の議会となります。
この機会に一言ご挨拶を申し上げます。
今年一年、議会の皆様には、港区政の運営に格別のご理解とご協力をいただきましたことに心から感謝し、厚く御礼を申し上げます。
本年三月十五日、港区は区政七十周年を迎えました。この日を迎えるにあたり、区を挙げて実施した多彩な事業を通じて、区民や企業、団体、また全国の自治体など様々な主体との連携の結びつきをさらに広げ、強めることができました。
三月十五日の当日には、議会の皆様のご協力をいただき、議場で六組のカップルが、多くの人の祝福の中で結婚式を挙げられました。まさに区民とともに祝う七十周年にふさわしい催しとなりました。
いよいよ二年半後には東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されます。
オリンピック開幕千日前となる十月二十八日、また、パラリンピック開幕の千日前となる十一月二十九日には、それぞれ芝公園と新橋SL広場で記念イベントを行いました。
いずれのイベントも、七十周年で培った地域の方々や地元企業との連携を生かし、東京二〇二〇大会に向けて、全区が一体となった気運醸成に大変効果的な取組となりました。
区の人口は、二十五万人を超え、十年後には、三十万人に達する見込みです。
現在、区は、港区基本計画(後期三年)の改定作業を進めておりますが、子どもを含め、あらゆる世代の人口の増加を見据え、子育て支援、障害者支援、高齢者支援、働き盛り世代の支援など、これまで区が進めてきた施策をより一層加速・充実させ、港区ならではの地域共生社会の実現を目指してまいります。
平成十八年六月三日、港区特定公共賃貸住宅シティハイツ竹芝において、エレベーターの戸が開いたままの状態でかごが上昇し、当時高校二年生であった市川大輔さんが亡くなる痛ましい事故が発生しました。
ご遺族から東京地方裁判所に提起された訴訟につきまして、裁判所から提示された和解案を港区として受諾することとし、十一月六日開会の臨時会において和解案を全会一致で議決をしていただきました。改めて、区議会の皆様に御礼を申し上げます。
私は、事故発生以来、港区シティハイツ竹芝事故調査委員会を設置し、また、区有施設の安全総点検を行い、エレベーター事故の原因究明と再発防止に取り組んでまいりました。このエレベーター事故を決して風化させることなく、区民の皆様の生命を守るため、全職員に人命の大切さと安全を最優先とする意識を徹底させ、二度とこうした事故が起きることがないよう、引き続き、安全・安心の確保に全力で取り組んでまいります。区民の暮らしや地域の姿が日々変化をし、区民ニーズも多様化している中、お陰をもちまして、今年一年、池田こうじ議長、七戸淳副議長はじめ区議会議員の皆様のご支援とご協力をいただき、区政の各分野にわたり、それぞれ着実に成果を収め、区民福祉の向上と地域社会の発展に寄与することができました。ここに、深く感謝を申し上げます。
師走に入り寒さが増しております。年末に向けて、ご多忙の日々が続くことと存じますが、健康に十分ご留意され、希望に満ちた輝かしい新年を迎えられますよう、心からご祈念申し上げ、私のご挨拶といたします。ありがとうございました。
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○議長(池田こうじ君) 平成二十九年第四回港区議会定例会は、これをもって閉会いたします。
午後四時三十九分閉会...