港区議会 2017-09-19
平成29年9月19日保健福祉常任委員会−09月19日
赤坂地区総合支所長・
子ども家庭支援部長兼務 森 信 二
赤坂地区総合支所副
総合支所長・
赤坂地区総合支所管理課長兼務 櫻 庭 靖 之
芝浦港南地区総合支所長・
保健福祉支援部長兼務 浦 田 幹 男
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務 亀 田 賢 治
保健福祉課長 西 田 京 子
福祉施設整備担当課長 小 笹 美由紀
高齢者支援課長 山 本 睦 美
介護保険課長 大 原 裕美子
障害者福祉課長 横 尾 恵理子
生活福祉調整課長・
芝地区総合支所生活福祉担当課長兼務 伊 藤 忠 彦
国保年金課長 関 本 哲 郎
福祉施設整備担当部長 佐 藤 雅 志
みなと保健所長 阿 部 敦 子
参事(
保健予防課長事務取扱) 播 磨 あかね
生活衛生課長 村 山 正 一
健康推進課長 白 井 隆 司
子ども家庭課長 長谷川 浩 義 保育・
児童施設計画担当課長 西 川 杉 菜
児童相談所設置準備担当課長 保 志 幸 子 保育課長 山 越 恒 慶
子ども家庭支援センター所長 中 島 由美子
〇会議に付した事件
1 審議事項
(1) 議 案 第49号 港区立いきいき
プラザ条例の一部を改正する条例
(2) 議 案 第50号
港区立生活寮条例を廃止する条例
(3) 議 案 第51号
港区立公衆浴場条例の一部を改正する条例
(4) 議 案 第61号
指定管理者の指定について(港区立たかはま保育園)
(5) 議 案 第62号
指定管理者の指定について(
港区立港南子ども中高生プラザ)
(6) 議 案 第63号
指定管理者の指定について(
港区立がん在宅緩和ケア支援センター)
(以上29.9.14付託)
(7) 請 願29第2号
コンビプラザ品川保育園における継続運営に関する請願
(29.6.8付託)
(8) 請 願29第6号
国民健康保険制度の都道府県化に係る請願
(29.9.14付託)
(9) 発 案27第10号
保健福祉行政の調査について
(27.5.27付託)
午後 1時00分 開会
○委員長(ゆうきくみこ君) ただいまから、
保健福祉常任委員会を開会いたします。
本日の署名委員は、玉木委員、清原委員にお願いいたします。
本日は、審議事項(1)に関連して
芝地区総合支所の
若井管理課長、
赤坂地区総合支所の
櫻庭管理課長に、審議事項(1)、審議事項(4)及び審議事項(5)に関連して
芝浦港南地区総合支所の
亀田管理課長に出席していただいております。なお、
当該審議事項終了後、各管理課長は退席いたしますので、あらかじめご了承ください。
審議事項に入る前に、先日の委員会の件で保育・
児童施設計画担当課長より発言を求められておりますので、これをお許しいたします。
○保育・
児童施設計画担当課長(西川杉菜君) 平成29年9月8日に当
常任委員会におきまして、
待機児童解消緊急対策に伴う
私立認可保育所等の開設につきましてご報告させていただきました。その際、西麻布二丁目保育園の整備予定地につきまして風見委員からご質問いただきましたが、その場でお答えができず申しわけございませんでした。改めまして内容について説明させていただきます。
西麻布二丁目保育園につきましては、かつて
西麻布児童館の仮設があったところでございます。同じフロアに
西麻布福祉会館の仮設もございましたが、そちらを使用する予定はございません。
報告は以上でございます。
────────────────────────────────────────
○委員長(ゆうきくみこ君) それでは、審議事項に入ります。審議事項(1)「議案第49号 港区立いきいき
プラザ条例の一部を改正する条例」を議題といたします。理事者から提案理由の説明を求めます。
○
高齢者支援課長(山本睦美君) ただいま議案となりました「議案第49号 港区立いきいき
プラザ条例の一部を改正する条例」について、
提案補足説明をさせていただきます。9月15日付当
常任委員会資料No.1をごらんください。
項番1の改正内容でございます。
トレーニングルーム、学校の屋内プール及びプールを有する公の施設における個人利用に係る子どもの使用料を、最も子どもの利用が多い港区
スポーツセンターの現行100円を上限に見直すものでございます。個人利用に係る
子ども料金の設定をしている対象の施設につきましては、神明いきいきプラザ、虎ノ門いきいきプラザ、青山いきいきプラザ、港南いきいきプラザです。神明いきいきプラザと虎ノ門いきいきプラザは現行230円を100円に、港南いきいきプラザは現行290円を100円に見直しいたします。なお、青山いきいきプラザにつきましては現行70円で100円に満たないため、今回の変更はございません。
項番2の施行期日については、平成29年12月1日でございます。
続きまして、資料No.1−2をごらんください。上段に改正案、下段に現行条例を記載し、傍線を付してあります部分が今回改正する箇所を示してございます。
簡単ではございますが、議案第49号港区立いきいき
プラザ条例の一部を改正する条例の説明は以上でございます。よろしくご審議の上ご決定くださいますようお願い申し上げます。
○委員長(ゆうきくみこ君) これより質疑を行います。ご質問等ございます方は順次ご発言お願いいたします。
○委員(土屋準君) 激変緩和することについてお聞きしたいのですけれども、神明いきいきプラザと虎ノ門いきいきプラザは今回100円になっていますけれども、青山いきいきプラザは70円ということで100円に満たないため今回はこのままということなのですが、これは今後どのようになっていくのでしょうか。
○
高齢者支援課長(山本睦美君) 青山いきいきプラザの
子ども料金ですが、現行70円ということで今後3年に1回の料金改定の見直しの際には見直しをしていきます。現行70円で、もともとが前回の料金の改定の際に、青山いきいきプラザの
子ども料金を145円と算出しておりました。当時60円だった
子ども料金を
激変緩和措置ということで70円としておりますので、今後の見直しの際には激変緩和で20%ずつ料金改定をしていきまして、100円の上限でとまるという形になります。
○委員(玉木まこと君) 今70円という話がありましたけれども、ほかの施設については安くなるということで、港南いきいきプラザは290円のところが100円ということで3分の1ぐらいになるのですけれども、そうなるといきいきプラザに子どもがそれだけ増える、利用者が増えるというようなことは想定されているのかどうなのかというのをお聞かせください。
○
高齢者支援課長(山本睦美君) 現状ですけれども、子どもの利用というのはあまりない形で、今後どのぐらい増えるかというところは状況を見ながらということになりますが、例えば神明いきいきプラザですと
神明子ども中高生プラザも併設していることから、もしかしたら利用などが増えるかもしれませんが、それは状況を見ながら施設としてしっかり対応していきたいと思っております。
○委員(玉木まこと君) 港区
スポーツセンターの利用が結構多いというのが先ほどの説明にもありましたし、資料にも書かれていましたけれども、近くの施設、いきいきプラザなどでお子さんが利用できる方がいいという方も多分いらっしゃるのかなと思います。高齢者の施設なので、ほかの今まで利用されていた方への周知とか理解というのもしっかりとやっていただきたいと思いますけれども、その辺は大丈夫でしょうか。
○
高齢者支援課長(山本睦美君) 今回の料金設定の周知につきましては、広報みなと11月1日号や
ケーブルテレビなどを利用して利用者への周知をしてまいります。
○委員(玉木まこと君) 当然、いきいきプラザの中でも周知されていくと思いますので、直接ふれられるような形でよろしくお願いします。
あと、要望なのですけれども、いきいきプラザによっては敷地に駐車場などがないとか、駐輪スペースがないとか、状況がいろいろあると思います。この
スポーツ施設が、いきいきプラザ内の
トレーニングルームに関してはエリアの偏りというか、いきいきプラザでも多少ばらつきがあるのかなと思うので、少し距離があるところからいらっしゃる方に対して、バイクや自転車などの駐輪スペースも要望を聞いていただきながら、なるべく応えていただけるように検討いただければと思います。これは要望にしておきます。
○委員長(ゆうきくみこ君) ほかに質問はございませんか。
○委員(風見利男君) 今回、当
常任委員会で言うと、いきいきプラザの料金が改定される、学校関係で言うと学校の屋内プールの料金が下がるわけで、なぜこういうことになったのでしょう。
○
高齢者支援課長(山本睦美君) 今回は、自ら収入を得ることができない子どもに関する費用を保護者が負担しているということで、保護者の経済的負担の軽減ということもございますし、また子どもの利用促進を図るということ、それから子どもにわかりやすい、いわゆるワンコインで施設が利用できるということなどから、今回の改定となりました。
○委員(風見利男君) それは少し違うのではないですか。第1回定例会で港区
スポーツセンターのプール料金をこれまで高校生は大人の料金だったわけですが、それはおかしいのではないかといろいろ指摘があって、それを改正したわけです。そのときに、ほかの施設でもそういうそごがあることに気がつかなかったけれども、今回それに気がついて改正すると、こういうことではないのですか。
○
高齢者支援課長(山本睦美君) 今回の改正につきましては、保護者にとっても子どもにとっても身近で使いやすい公の施設の実現というのを目的としておりまして、わかりやすい形での100円ということ、それから子どもの利用が一番多い港区
スポーツセンターの子どもの料金とそろえるというような理由での改定になっております。
○委員(風見利男君) 平成29年度
予算特別委員会で熊田委員が、
港区立学校施設等使用条例等の一部改正で港区
スポーツセンターの高校生の使用料を
子ども料金の100円にするのに、なぜほかの施設は
子ども料金が港区
スポーツセンターより高いのかという指摘があって、それが発端で検討したのではないのですか。
○
高齢者支援課長(山本睦美君) そのようなご指摘も受けてということではございますが、料金の改定については常に適切なものになるように見直しをしている中で、今回このような改定をしたものでございます。
○委員(風見利男君) 企画課長がご指摘を受けて検討すると言っているわけで、その結果であることは間違いないわけです。なぜそこを隠すのか、私は全然わかりません。区民に喜ばれることなのだから、もっと堂々とやったらいいと思うのです。
それともう1つ、区民にせっかく喜ばれる改正ですが、施行期日が12月1日なわけです。今定例会が10月6日には終わるので、わざわざ12月1日を待つことなく、条例が決まったらすぐ適用するということが、区民にとってもいいことなわけです。いいことをやるわけですから、より早く区民に利用してもらうということからすれば、わざわざ12月1日に延ばすことはないと思うのですけれども、これはなぜ前倒しで実施できないのですか。
○
高齢者支援課長(山本睦美君) 条例可決後、各施設において新使用料に対応するため、現場の体制整備や、また広報みなとや
区ホームページ等での周知期間を踏まえた結果、こちらの公の施設については平成29年12月1日が最も早い新使用料の適用日と考えております。
○委員(風見利男君) 各施設の対応とはどういうことなのですか。
○
高齢者支援課長(山本睦美君) 自動販売機の更新等にかかる日数もございますが、やはり何よりも周知に必要な期間と考えております。
○委員(風見利男君) 10月6日に本会議で可決されれば、条例はすぐ施行できるわけですよね。直近で言うと10月11日に広報みなとの発行があるわけで、21日号もあります。その気になれば、
区ホームページはすぐにでも載せられるわけです。広報みなとは、あらかじめ場所をあけておいてもらって、そこに記事を差し込むということが可能なわけですよ。それぞれの施設には自動販売機があるのですか。自動販売機でチケットを発行して入るということになっているのですか。
○
高齢者支援課長(山本睦美君) いきいきプラザにおきましては自動販売機がございまして、そちらでチケットを発行するという形になっております。
○委員(風見利男君) ですから、1カ月足らずですから窓口の方には大変ですけれども、窓口で料金を受け取ると、そしてチケットを渡すということをすれば、十分可能なわけです。時期は12月1日施行にこだわらずに、再度検討すべきだと、1日でも早く安い料金で利用できるようにする手立てを私はやはりやるべきだと思うのですが、いかがですか。
○
高齢者支援課長(山本睦美君) 今回の料金改定につきましては、いきいきプラザのほかにも学校施設等、プール等の施設もございます。広報みなとの周知にあたりましてはそれなりのスペースをとることから、11月1日号に使用料の見直しについて掲載するということに決まっております。また、そのような周知期間をしっかりとった上でということで、今回の施行につきましては12月1日という形で進めさせていただきたいと思います。
○委員(風見利男君) 理解できませんね。あなた方は経済的負担を軽減すると言っているわけですから、やはりなるべく早く、1日でも早い方がいいわけで、なぜそこをこだわるのか。やる気になれば、もっと前倒しでできるわけだからぜひそれは再度検討してもらいたいと思うのです。
それから、青山いきいきプラザの
子ども料金が70円なので、それを順次引き上げていくという、こういう話なのですけれども、それはやはりとんでもない話で、
子ども料金をもっと下げていくという観点から、低い方に合わせるというのが本来あってしかるべきだと思うのです。3年ごとの見直しで検討してというお話なのだけれども、3年たてば施設も古くなるわけで、そこでまた値上げというのは、とんでもないことだと思うのです。そういう質問を引き出すということも私はとんでもないと思うし、ここはぜひそういうことがないように、今ここではやりとりしませんけれども、引き上げることがないようにぜひお願いしたい。もともとあそこに体育館ができたのは、青山地域は港区
スポーツセンターからとても離れていて本当に不便ということで、あそこに東京都の土地を取得して施設をつくるときに、地域の皆さんから何とか港区
スポーツセンターに行けない人たちのために
スポーツ施設をつくってほしいと、こういうことでできたのです。やはり区民運動の結果できた施設で、わざわざ港区
スポーツセンターに行かなくても、子どもたちは、バドミントンから何から、いろいろなことで大変利用しています。ですから、やはりここで料金を引き上げるということがないようにしてもらいたい。あなた方の中にはあそこができた経過を知っている課長もほとんどいないと思いますけれども、そういう歴史的な経過の中であそこに施設ができたわけですから、やはりそういう歴史もきちんと考えた上で対応してもらいたいと思いますので、よろしくお願いします。
○委員長(ゆうきくみこ君) ほかに質問ある方いらっしゃいますか。
○委員(清家あい君) このいきいきプラザそれぞれの年間の子どもの利用数がどれぐらいか教えてください。
○
高齢者支援課長(山本睦美君) 平成28年度の子どもの利用実績ですが、神明いきいきプラザが30名、虎ノ門いきいきプラザが2名、青山いきいきプラザが132名、港南いきいきプラザが14名、合計178名となっております。
○委員長(ゆうきくみこ君) ほかに質問はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(ゆうきくみこ君) なければ、質疑はこれにて終了いたします。態度表明はいかがいたしましょうか。簡易採決でいいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(ゆうきくみこ君) では、採決については簡易採決で行います。
それでは、審議事項(1)「議案第49号 港区立いきいき
プラザ条例の一部を改正する条例」について採決いたします。
「議案第49号 港区立いきいき
プラザ条例の一部を改正する条例」は原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(ゆうきくみこ君) ご異議なきものと認め、「議案第49号 港区立いきいき
プラザ条例の一部を改正する条例」は、満場一致をもって原案どおり可決することに決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長(ゆうきくみこ君) 次に、審議事項(2)「議案第50号
港区立生活寮条例を廃止する条例」を議題といたします。理事者から提案理由の説明を求めます。
○
障害者福祉課長(横尾恵理子君) ただいま議題となりました「議案第50号
港区立生活寮条例を廃止する条例」につきまして、提案の補足説明をいたします。資料No.2をごらんください。
本案は
カナルサイド高浜の建て替えに伴い廃止する
生活寮フレンドホーム高浜について規定している
港区立生活寮条例を廃止するものでございます。
項番1の生活寮の概要でございます。(1)設置及び目的ですが、知的障害者に対しまして生活の場を提供し、日常生活に必要な援護及び指導並びに就労等の継続についての相談や助言等を行うということで、自立生活を支援するために平成6年1月に設置いたしました。(2)対象者につきましては、アからウに記載の要件を満たす方でございます。(3)利用定員は6名、(4)利用期間は最長5年となっております。
項番2の
廃止施行期日ですが、平成30年3月1日です。
項番3の条例の廃止理由及び新たな
グループホームの整備でございます。東京2020オリンピック・
パラリンピック競技大会に向けまして、JR田町駅、品川駅間に計画されている
JR新駅周辺の交通処理を担う第二
東西連絡道路の整備に伴いまして、
カナルサイド高浜は現有施設の規模・機能の維持を基本として建て替えを行います。これに伴いまして
生活寮フレンドホーム高浜を廃止し、事業目的、事業内容等を同様の水準で維持いたしました
障害者総合支援法に基づく
知的障害者グループホームを新たに整備いたします。
項番4の
生活寮入居者への対応でございます。現在、
生活寮フレンドホーム高浜には3名の入居者がおりますが、この方々の今後の入居先につきましては、ご本人の状況や希望に沿った移転先への転居に向けた調整を行っているところでございます。具体的には3名のうち2名の方が10月から新規で開設いたします六本木の
グループホームへの入居を予定してございまして、あとの1名はご自宅に戻る予定でございます。
簡単ですが、説明は以上です。ご審議の上ご決定くださいますようお願いいたします。
○委員長(ゆうきくみこ君) 提案理由の説明は終わりました。これより質疑を行います。ご質問等ございます方は順次ご発言お願いいたします。
○委員(玉木まこと君) 生活寮には寮母のような方がいて、つきっきりの対応をされるということですけれども、寮母というのがどのような実態か私は見ていないのでなかなかわからないのですが、そういった仕組み、寮母による今までの生活寮の形式というのは、寮母のような人にすごく負担が大きいのかと思ったのです。今一度確認なのですが、この生活寮を廃止にして
グループホームに流れてくるということだと思うのですけれども、そういった生活寮という形式というのは、区としては必要性であったり、将来持続的に運営できるとか、その辺はどのように考えて廃止するということを決めたのか、もう一度教えてください。
○
障害者福祉課長(横尾恵理子君) 生活寮につきましては平成6年から開設いたしました。玉木委員ご指摘のように寮母という、いわゆる世話人がおりまして、母親のような形でいろいろな身辺の生活にかかわるサポートですとか、金銭管理などのサポート等ということで、基本的には自立を促すのですけれども、その手助けをするという支援を今までしてきたところでございます。
ただ、昨今、障害者福祉につきましてはさまざまな法律等が改正されてきました。地域でそういった方々を見守り、そして支援していくということで、
障害者総合支援法もできましたので、まずはそれに基づいたその制度の中で、同じように身辺のいろいろなサポート、それからその方々が自立できるように日常のさまざまなケア、そういったものも含めて
グループホームで行っていく。これは全国的な動きでもあるのですけれども、その制度にきちんとのっとった形で行うということで、今回整理をさせていただいたところでございます。制度にのっとるということで、制度上でその方個人個人の支援の計画も練っていくのですけれども、そういった計画を練っていくという制度の中にもきちんと組み込まれた形でその方お一人お一人の状況により合った形でサポートしていけるようになるというところもございます。
○委員(玉木まこと君) 丁寧にありがとうございます。わかりました。
もう1点なのですけれども、第二
東西連絡道路ができた後に、新たに
グループホームを同じ場所、
カナルサイド高浜のあった場所につくるということだと思うのですけれども、これまで入居されていた3名は戻ってくる希望があるのかということと、仮に戻ってきたいと言った場合には優先的にというか、そういった配慮がされるのか、その辺はどうでしょうか。
○
障害者福祉課長(横尾恵理子君) 現在入居されている3名の方につきましては、今度10月に新しく開設する六本木の
グループホームにそのうちの2人の方の入居が決定しておりまして、10月入居に向けて準備を進めているところでございます。ですので、今後もそちらの
グループホームを活用していくことになるのかと想定しています。あと1人の方はもともと自立度が高い方で、自宅と
生活寮フレンドホーム高浜を行き来していた状況もありまして、ご自宅に戻ると聞いております。ただ、この方々のその後のケアはしっかりと各地区総合支所のケースワーカーを窓口としまして、さまざまな環境の変化や状況の変化のご相談に丁寧に乗っていきたいと考えております。
○委員(玉木まこと君) 確認なのですけれども、元の高浜のところにまた新しくつくるのだと思うのですけれども、そちらに戻りたいとか、そういった希望は2名の方はないということですか。六本木の
グループホームにずっと住みたいということで、新たにできる芝浦の方が地理勘、土地勘などあると思うのですが、住みなれた地域といった思いがあるのかと質問したのですけれども、2人が戻りたいと思っているかどうかだけ確認させてください。
○
障害者福祉課長(横尾恵理子君) 失礼いたしました。こちらの
カナルサイド高浜が建て替えをしても完成は平成35年ぐらいになってしまうかと今想定しておりますので、その間の行き場というところもあると思います。まずは六本木の
グループホームに入りたいということで、入った後はその六本木の
グループホームでどのように生活されていくか、そこでなじんでいくのかどうか、そのあたりの状況だと思いますが、今のところ特にその後
カナルサイド高浜にまた戻りたいというようなお話は伺っていないところです。
○委員(風見利男君) 3名の方の行き場所については、この資料が配られたときにはまだ決まっていなかったわけで、その後六本木の
グループホームに2名の方が入られるということでよかったと思っています。ただ、
生活寮フレンドホーム高浜と六本木の
グループホームだと費用負担がかなり違うと聞いているのですけれども、その辺を少し教えてください。
○
障害者福祉課長(横尾恵理子君) 2名の方が六本木の
グループホームに移りますが、今2名の方の
生活寮フレンドホーム高浜の家賃は2万円となってございます。ただし、収入に応じて若干の減額等がございます。あとは光熱水費が3,000円ということで、合わせて最大で2万3,000円の負担を毎月していただいているという状況でございます。
10月に開設する六本木の
グループホームは、家賃が3万5,000円となってございます。ただし国や区から所得に応じて最大で2万4,000円の助成を行わせていただきます。そのほかに光熱水費が8,000円、共益費が5,000円ということで、最大で4万8,000円の負担になりますけれども、この2名の方についてはおそらく国の助成の対象になってくるのではないかと想定していますので、自己負担は、多くても3万8,000円ぐらいではないかと思います。そうすると、今の
生活寮フレンドホーム高浜と六本木の
グループホームですと差額は大体1万5,000円から1万8,000円ぐらいになってくるかと想定してございます。
○委員(風見利男君) 家賃が3万5,000円で国から最大2万4,000円の助成があるというお話ですけれども、それでも光熱水費や共益費が今までよりもかかるわけですよね。この2人の方の就労についてですが、これ以外に食費だとか、その他いろいろかかるわけですけれども、十分に自立した生活ができるような収入を得てらっしゃるのでしょうか。
○
障害者福祉課長(横尾恵理子君) 現在、この2人の方はそれぞれ平日は就労されておりまして、1人は飲食店で、もう1人は簡単な事務です。パソコンの入力等の事務を行っているということで、定期的な形できちんと収入を得て仕事をされているというところでございます。
○委員(風見利男君) この共益費は
グループホームだけで1人5,000円と、そういう理解なのですか。この内訳を教えていただけるとありがたいのですが。
○
障害者福祉課長(横尾恵理子君) こちらの共益費につきましては
グループホームのみの共益費で5,000円、定額ということになっています。
○委員(風見利男君) その5,000円の内訳はわからないですか。
○
障害者福祉課長(横尾恵理子君) すみません。細かい内訳は手元に持ってございませんけれども、
グループホームで共同生活をされるにあたって必要な経費を算出させていただいております。共同でかかってくる日用品等について定額で5,000円を徴収させていただいて……。
○委員(風見利男君) どういう費用ですか。
○
障害者福祉課長(横尾恵理子君) 日用品等ですね。個別にかかるものではなくて、共用でかかってくるようなものについて5,000円という定額で集めさせていただく予定です。
○委員(風見利男君) 具体的にこういうものというのは、何か1つでも例に挙げてもらえますか。
○
障害者福祉課長(横尾恵理子君) 共有部分で、洗面所やトイレがあると思います。そういった部分をある程度清掃するような洗剤とか、清掃にかかるような費用というようなものもかかってくるかと思います。
○委員(風見利男君) 施設の清掃費用とかそういうものは関係ないですよね。それは当然家賃の中に組み込まれているわけで、今の洗面所の石けんであるとかそういうものをこの共益費から購入すると、そういうことなのですか。
○
障害者福祉課長(横尾恵理子君) 風見委員のおっしゃるとおりでございます。
○委員(風見利男君) 実際、運営してみて、ここまでかかりますか。月々5,000円ですものね。実際、かからないということになれば、これは見直しも当然視野に入れて対応できるという理解でいいのでしょうか。
○
障害者福祉課長(横尾恵理子君) 現在、港区内にあるほかの
グループホームでも大体共益費は同じくらいの金額か、もしくはこれよりも少し高い金額で設定しているところでございますが、今後の利用状況というのはしっかり見させていただきたいと思います。必要に応じて変えていく必要があるということであれば、検討もしていきたいと思っております。
○委員(風見利男君) 不勉強で申しわけないのですけれども、この
グループホームに、施設は別として運営費の助成というのは区としてあるのですか。
○
障害者福祉課長(横尾恵理子君) 六本木の
グループホームについては最終的に民間で運営する
グループホームになりますので、運営についての助成もございます。
○委員(風見利男君) 申しわけない。後で結構なので、どういうことで運営費助成が出せるのか、その根拠と金額を教えてもらえますか。
○
障害者福祉課長(横尾恵理子君) 今、手元に持っていないので、後ほどご説明させていただきます。
○委員長(ゆうきくみこ君) ほかに質問ありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(ゆうきくみこ君) ほかになければ、質疑はこれにて終了いたします。
採決について、態度表明はいかがしますか。簡易採決でいいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(ゆうきくみこ君) それでは、審議事項(2)「議案第50号
港区立生活寮条例を廃止する条例」は原案のとおり可決することにご異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(ゆうきくみこ君) ご異議なきものと認め、「議案第50号
港区立生活寮条例を廃止する条例」は、満場一致をもって原案どおり可決することに決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長(ゆうきくみこ君) 次に、審議事項(3)「議案第51号
港区立公衆浴場条例の一部を改正する条例」を議題といたします。理事者から提案理由の説明を求めます。
○
保健福祉課長(西田京子君) ただいま議題となりました「議案第51号
港区立公衆浴場条例の一部を改正する条例」について、提案の補足説明をさせていただきます。9月15日付当
常任委員会資料No.3をごらんください。
項番1の改正理由でございます。港区立公衆浴場ふれあいの湯は利用者が激増していることから、混雑緩和策として本年4月から特に利用者の多い日曜日及び国民の祝日に関する法律に定める休日の利用開始時間を試行的に午後3時から午後2時に1時間早めております。その結果、混雑緩和に一定の効果を上げているため、利用時間を一部変更いたします。
項番2の改正内容でございます。日曜日及び国民の祝日に関する法律に定める休日の利用時間を午後2時から午後11時までとします。
項番3の施行期日は平成29年12月1日です。
続きまして、9月15日付当
常任委員会資料No.3−2、
港区立公衆浴場条例新旧対照表をごらんください。上段に改正案、下段に現行規定を記載し、傍線を引いてある部分が今回改正する箇所を示しております。最後に、9月8日開会の当
常任委員会で資料要求のありました港区立公衆浴場ふれあいの湯利用実績といたしまして、9月15日付当
常任委員会資料No.3−3、港区立公衆浴場ふれあいの湯利用実績一覧をお付けしております。まず、1の年間利用実績です。平成26年度から平成28年度までの3年間の利用実績を一覧表で記載しております。次に、2の平成29年度日曜日及び休日の午後2時から午後3時の利用実績として、4月分から8月分までのものを記載しております。
甚だ簡単ではございますが、議案第51号
港区立公衆浴場条例の一部を改正する条例の説明は以上でございます。よろしくご審議の上ご決定くださいますようお願い申し上げます。
○委員長(ゆうきくみこ君) 提案理由の説明は終わりました。これより質疑を行います。ご質問等ございます方は順次ご発言をお願いいたします。
○委員(玉木まこと君) この間視察させていただいて、いろいろと勉強させていただきました。そもそもこのふれあいの湯の
指定管理者は、個人の方がやられていて、住まわれてやっているというのを初めて知ったのですけれども、今回利用時間を拡大することによって、お客さんが増えるだろうし、多少は収入が増えるのかなと思うのですが、営業時間が変わることによる
指定管理者との契約が変わるとか、そういったことというのは何かあるのか教えてください。
○
保健福祉課長(西田京子君) 今回、利用時間を1時間早めることによる
指定管理者との間の取り決めでございますけれども、
指定管理者とは基本協定を結んでおりますので、その中で利用時間改正によりまして
指定管理者の従事者、こちらの
指定管理者は港区浴場組合になりますけれども、常勤職員2名と非常勤職員2名という者で勤務をローテーションで組んでおります。このうち勤務時間が変わります者を、非常勤職員の1名が任い、勤務時間が1時間増える形になりますので、そちらは
指定管理者とも事前に十分に意見交換をし、調整の上、実施をするものでございます。
○委員(玉木まこと君) 港区浴場組合が受け皿としてやっていただいているということなのですね。非常勤職員の部分で対応されるということで、わかりました。
もう1点が、施設を拝見させていただいて、機械室などもすごく小さな建物にコンパクトにまとまっていました。その場でも口頭で質問したのですが、発災時とか震災などの災害時における
指定管理者との取り決めはまだというお話があったと思うのですけれども、その辺の状況と、今後何か考えていることがあれば教えてください。
○
保健福祉課長(西田京子君)
指定管理者とは、例えば災害時とか緊急時におけます緊急連絡対応につきましては、きちんと連絡体制をとっているところでございます。防災関係につきましては、まだ防災協定というものはございませんけれども、今後検討していこうということでの口頭レベルではございますけれども、所管課としてはお話をさせていただいているところです。
○委員(玉木まこと君) 川も近いのでどういった状況になってくるかわからないのですけれども、津波とかそういう護岸とかのこともきっといろいろとあるのかと思います。災害時に、あそこでお風呂に入れるような形にできたら一番いいのかなと思いますし、設備の面でも地下に機械室があったりもするので、そういったこともいろいろ課題になる部分があると思いますけれども、検討していただいて、防災協定などに結びつけていただければと思います。これは要望でお願いいたします。
○委員(風見利男君) いただいた資料の港区立公衆浴場ふれあいの湯利用実績一覧で、平成27年度から平成28年度でかなり利用者が増えているのですけれども、これは万才湯がなくなった影響ということでよろしいのでしょうか。
○
保健福祉課長(西田京子君) 平成27年度から平成28年度にかけて利用者が増えていることについてのお尋ねですけれども、今、風見委員がおっしゃられましたように、近隣の民間浴場が廃業となりました。その影響によりまして利用者が増えている部分もございます。
○委員(風見利男君) 今回、そういうこともあって利用時間を延長するということで、これも大変区民には喜ばれる。この間の利用実績を見ても5カ月間で455人増えているわけで、これは歓迎されていることだと思うのです。ご主人と奥さんと、最近は息子さんがお手伝いしているような、視察したときの話ではそうでした。体制上難しいのかもわかりませんが、今回の時間延長は日曜日だけですよね。これを土曜日にするとか、平日もとかという検討はされたのでしょうか。
○
保健福祉課長(西田京子君) 拡大する曜日の検討につきましては、
指定管理者とも協議いたしました。その結果、過去の利用実績も踏まえながら、日曜日と休日のオープン直後の利用者が多いということがありましたので、まずそこのところを緩和していこうということで、今回の1時間早めるという日程を日曜日と休日というように定めました。これにつきましては、
指定管理者と十分意見交換をしております。
○委員(風見利男君) これは実際やってみて、また利用者の状況を見て検討されるのだと思うのですけれども、後でほかの人材確保のことも触れますけれども、ぜひ拡大の方向で検討を、よく状況を見ていただいて対応してもらいたいというふうに思うのです。
先日の当委員会でも出ていましたけれども、玉菊湯が廃業されるということで、地域の皆さんは大変困っているわけです。白金地域の方から、廃業するというお店に張り紙がされた写真と、いきいきプラザのお風呂の時間を少しでも延長できないのかという話が来ました。私は、やはり全体的な港区の公衆浴場のあり方というのを、今もう一度考え直す必要があるのではないかと思うのです。このまま放置しておくと、本当に公衆浴場としての役割がどんどん地域からなくなってしまうわけで、第2のふれあいの湯についても、私は区として検討する時期に来ているのではないかと思うのです。今回玉菊湯がなくなってしまうと、港区全体ではふれあいの湯を入れて公衆浴場は4軒になってしまうわけです。それぞれ個々のお風呂屋さんで年間どれぐらい利用者がいるかというのはなかなかつかまれていないということなのですけれども、港区全体でどれだけの方が公衆浴場を利用されているのか、その数字があったら教えていただきたい。
○
保健福祉課長(西田京子君) 港区全体での公衆浴場の利用者数ですけれども、こちらにつきましては平成28年度の東京都公衆浴場基礎資料による数字になりまして、年間の推計値として、約42万人という数字が出されているところです。
○委員(風見利男君) 東京都公衆浴場基礎資料の数字で42万人ですか。これが今度、公衆浴場が4軒になってしまった場合に、5軒で計算しても1軒あたり8万人以上の方々が利用されているわけで、貴重な区民の衛生を守る立場で頑張ってもらっていたわけです。これで1軒なくなってしまうと、さらに大変な状況になるわけです。公衆浴場ふれあいの湯をつくった経過は、あそこに地域のお風呂屋さんがどんどんなくなってしまい、このままでは公衆衛生が守れないということで建設に踏み切ったわけです。私は今の状況を見たときに、またそのような時期が来ているのではないかと思うのですけれども、その時期を浴場組合ともよく話し合っていただいて、第2のふれあいの湯の建設の検討に入るべきだと思うのですが、いかがでしょうか。
○
保健福祉課長(西田京子君) 新たな公衆浴場の設置についてというご質問かと思いますけれども、こちらにつきましては東京都公衆浴場業生活衛生同業組合港支部とも連携をして、今後の検討課題ということで取り組みを進めてまいりたいと考えております。
○委員(風見利男君) よく聞こえなかったのですが。
○
保健福祉課長(西田京子君) 失礼しました。再答弁させてください。
新たな公衆浴場の設置についてのお尋ねですけれども、東京都公衆浴場業生活衛生同業組合港支部とも連携いたしまして、今後の検討課題とさせていただきたいと思います。
○委員(風見利男君) その場合に、後継者問題で、誰がやるかということが非常に大事な問題になってくるわけですので、周りに、全国に呼びかけて、都心の港区でぜひ浴場確保のために力を貸してもらいたいという大々的な取り組みを区が自らやっていくことが、私はやはり必要だと思うのです。これは当然、浴場組合と一緒に相談の上やってもらうようになると思うのですけれども、ぜひそういう形での取り組みを進めてもらいたいと思うのです。
これとは全く仕事内容が違うのですけれども、秋田県で地域に親しまれていたパン屋がなくなるということで、何とかその味を残してもらいたいと、地域住民の皆さんのご要望を市が受けて、全国にそういうパンの味をぜひ継承できる人がいませんかと呼びかけて、その店が復活するという先進的な事例があります。パン屋と公衆浴場とは全く違いますけれども、そういう形でまちおこしにも果たす役割というのは、先進的にやっているところもあるわけですから、港区が都心であればこそ、公衆浴場がどんどん減っていくということになるわけで、ぜひそれは検討していただきたいと、重ねてお願いしておきたいと思うのです。
もう1つ、先ほどの白金地域の方のご意見なのですけれども、いきいきプラザのお風呂の利用時間は、区の資料で見ると、施設によってばらばらなのですよね。それは当然その施設の成り立ちの関係で、お風呂の利用時間がいろいろ違っているのでしょうけれども、やはりこれを利用者の立場から考えると、当面の策として拡大するという、このことは利便性を拡大する上で1つの方策だというように思うのですけれども、その辺はいかがでしょうか。
○
高齢者支援課長(山本睦美君) 各いきいきプラザの入浴時間につきましては、それぞれの施設の利用状況などを勘案して定めているところですが、今後利用者が増えるような状況があったときには、またそれぞれの施設で検討していきたいと考えております。
○委員(風見利男君) その白金地域の方もおっしゃっていたのですけれども、何せいきいきプラザのお風呂は一度に入れるのが3人ぐらいなわけです。時間制限があるのでやむなくあきらめてしまうという人が実際にいるわけです。ですから、利用者が増えたら考えましょうということではなくて、利用枠を拡大することで利用者が増えるというように考えていかないと、私はまずいのではないかと思うのです。区のいきいきプラザの資料を見ると、本当にいろいろなのですよ。同じ芝地区でも神明いきいきプラザは12時から16時30分、虎ノ門いきいきプラザは10時30分から16時30分、三田いきいきプラザは12時から16時と、そのほかも本当にばらばらなのです。ですから、これは当然
指定管理者との協議の対象になると思うのですけれども、私は拡大できる余地はあると思うのです。お風呂が狭くて、みんな一緒に入れないから、順番に交代で入らざるを得ないということですから、時間の拡大をすればそれだけ利用者が増えるということになります。全部統一にしろとは言いませんけれども、それぞれの施設の特徴を生かして1時間でも前倒ししたり、うしろに延ばしたりすれば少なくとも拡大できるわけです。それによって利用者、高齢者の皆さんが大変喜ぶわけですから、ぜひそういう形で検討していただきたい。当然これは浴場組合との関係もあって、公衆浴場がすぐそばにあるところを野放図に拡大するということにはならないのでしょうけれども、浴場組合ともよく相談した上で、ここのいきいきプラザについては利用時間を拡大しますよということをしていただきたい。今どんどん公衆浴場が減っているだけに、私は区民にとってはいい方向だと思うのですけれども、そういう立場でぜひご検討いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○
高齢者支援課長(山本睦美君) 今年度の途中ですが、三田いきいきプラザでもやはり利用者が増えたということで、入浴時間を延長したという事例もございます。また、やはり利用者が多くなってからというだけではなく、風見委員がおっしゃったように利用していらっしゃる方の意見なども踏まえながら、それぞれの施設ごとに検討していきたいと考えております。
○委員長(ゆうきくみこ君) ほかに質問等ございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(ゆうきくみこ君) なければ、質疑はこれにて終了いたします。
採決は、簡易採決でよろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(ゆうきくみこ君) それでは、審議事項(3)「議案第51号
港区立公衆浴場条例の一部を改正する条例」は原案のとおり可決することにご異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(ゆうきくみこ君) ご異議なきものと認め、「議案第51号
港区立公衆浴場条例の一部を改正する条例」は、満場一致をもって原案どおり可決することに決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長(ゆうきくみこ君) 次に、審議事項(4)「議案第61号
指定管理者の指定について(港区立たかはま保育園)」を議題といたします。理事者から提案理由の説明を求めます。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) ただいま議題となりました「議案第61号
指定管理者の指定について(港区立たかはま保育園)」につきまして提案の補足説明をさせていただきます。
本案は、平成30年3月31日をもって指定期間が終了となる、港区立たかはま保育園の
指定管理者を指定する必要があるため、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき提出するものでございます。資料としてNo.4、No.4−2がございます。まず、資料No.4をごらんください。
初めに、項番1の施設名称等でございます。施設名称は港区立たかはま保育園、所在地は東京都港区港南四丁目3番7号です。
項番2の事業者選定の経過です。港区立たかはま保育園
指定管理者候補者選考委員会を設置いたしまして、優良な候補者を1事業者選考した後、港区
指定管理者選定委員会での審議を経まして、
指定管理者候補者として選定いたしました。なお、応募は1事業者のみでございましたので、この事業者が港区立たかはま保育園を管理運営するにあたっての適格性を有しているかどうかにつきまして審議をしてございます。
まず、(1)選考委員会委員の名簿でございます。5名のうち学識経験者が3名、区職員が2名となってございます。なお、職員の異動に伴い第1回と第2・第3回目とで1名委員の変更がございます。次に(2)選考委員会の開催状況でございます。3回の選考委員会を経て
指定管理者候補者を決定いたしました。おめくりいただきまして、(3)のとおり、選考委員会で選考された事業者につきまして、7月31日の港区
指定管理者選定委員会での審議を経まして、
指定管理者候補者が選定されてございます。
項番3の表にございますとおり、選定された事業者の名称は株式会社日本保育サービス、代表者は荻田和宏氏、所在地は愛知県名古屋市東区葵三丁目15番31号でございます。
次に、項番4の指定期間でございます。平成30年4月1日から平成40年3月31日までの10年間でございます。
次に、項番5の選定の理由でございます。評価されたポイントを(1)から(4)まで大きく4つ記載してございます。
まず(1)として、保育園の運営実績が豊富であり、法人として園運営にあたっての方針や理念が確立されており、保育指導計画をはじめとした提案内容についても実現性・信頼性があるという点でございます。(2)として、正規常勤職員の割合が高く、安定的な保育を実施するための事業者としての姿勢が評価できること、また保育士採用の戦略の1つとして、法人独自に保育士養成講座や奨学金制度を設けていることが評価できるという点でございます。(3)として、近隣保育園への園庭開放や連携保育園との交流保育など、地域の保育園と積極的に連携を図り、地域に根差した保育園を目指す姿勢が評価できること、また高層マンション世帯が多いことを踏まえまして、保育活動において戸外活動を充実させるなど、地域の特性・課題がよく捉えられているという点でございます。(4)として、区の保育に対する考え方をきちんと理解した上で提案されていることや、大規模園を運営する上での課題も捉えられており、保育活動に細やかな配慮が見られるなどの点でございます。
以上が選定の理由でございます。
項番6の今後の予定でございます。本案のとおりご決定いただいた場合については、保育園部分の運営において
指定管理者である事業者に変更はございません。本年10月以降に新たな基本協定締結に向けての協議を開始いたしまして、基本協定、年度協定を締結し、平成30年4月1日から同一の
指定管理者による管理運営が引き続き行われる予定でございます。
次に、関係資料一覧のインデックス1、選考委員会報告書をごらんください。今までの説明と重複する部分は割愛させていただきます。5ページのIVの選考結果についてをごらんください。まず、1の第一次審査の(1)財務状況分析等についてでございます。第一次審査の冒頭に、公認会計士の方から財務状況調査分析等報告書に基づきまして、説明がございました。安定的な経営基盤を有しているかどうかの財務状況評価は、可または不可で、資金計画がしっかりしているかどうかの資金計画評価につきましては、AからEまでの5段階評価でございます。財務状況評価は可、資金計画評価につきましてはB、「やや優れている」という結果になってございます。選考委員ごとに基準表による採点を行いまして、それらの点数を合計した結果、1,000点満点中747点、得点率74.7%でございました。(3)選考経過です。各委員が提案内容の評価について意見交換を行ってございます。各委員の意見は記載のとおりでございます。その結果、応募事業者を第一次審査通過者といたしました。
次に、6ページをごらんください。2の第二次審査(1)プレゼンテーション及びヒアリングでございます。事業者から15分間のプレゼンテーションを受けた後、計画書類やプレゼンテーションの内容につきまして15分間の質疑応答を行い、選考基準による審査をいたしました。プレゼンテーションでは施設運営に関する基本的考え方や事業内容につきまして、特徴的な部分や強調したい事項について説明を受けてございます。(2)の採点結果でございます。5名の選考委員の点数を合計いたしました。第二次審査点数が500点満点中385点となり、総合点数は、1,500点満点中1,132点でございました。第二次審査で出された選考委員の主な意見は、(3)の選考経過の表のとおりでございます。
次に、7ページをごらんください。Vの最終選考結果についてでございます。第一次、第二次審査の結果を踏まえまして、選考委員会の総意として株式会社日本保育サービスを港区立たかはま保育園
指定管理者候補者として選考いたしました。
選考委員会報告書の説明は以上でございます。
続きまして、インデックス2、
指定管理者候補者選考基準・採点表でございます。第一次及び第二次審査で用いた審査表をそのままつけてございます。
インデックス3でございますが、こちらは選考委員会審査結果ということで、委員ごとの評価点を記載した採点集計表でございます。
次に、インデックス4でございます。こちらは選考委員会の会議録でございます。第1回から第3回選考委員会の議事録の議事要旨となってございます。
次に、インデックス5でございますが、
指定管理者候補者選定調書(公募用)でございます。こちらは港区
指定管理者選定委員会の資料として作成したものでございます。主な事業提案や収支計画、初めに述べました選考のポイントを記載してございます。
次に、インデックス6は、法人等の概要でございます。団体の名称、所在地、事業経歴等、申請のときに添付されたものをつけてございます。
次に、インデックス7は、港区立たかはま保育園
指定管理者公募要項でございます。公募にあたっての施設の概要、
指定管理者の業務、応募の手続きなどを記載したものでございます。
最後に、インデックス8が
指定管理者候補者の事業提案書でございます。
指定管理者候補事業者から提出された書類のうち、管理運営、事業運営などに係る事業者の考え方につきまして、提出書類の写しを添付いたしました。
次に、資料No.4−2、A4判横の資料でございます。前回の当
常任委員会で資料要求を受けて調製したものでございます。港区立たかはま保育園と
港区立港南子ども中高生プラザの運営経費の考え方を簡易な表の形に整理したものでございます。
左の表の下が港区立たかはま保育園でございますが、左と右を比べていただきますと、白抜きの部分が増えてございます。一番下の港区立たかはま保育園のところでございますが、左から右に向かって全て白抜きということに変わってございます。たかはま保育園内でも実施していた維持管理業務をたかはま保育園運営につけたという形でございます。見積りを聴取し、実数が出てございますが、種類によっては従前のとおり太平ビルサービス株式会社に委託した方が安いケースも想定されてございます。いずれの場合も内容のチェックは私どもで行いますので、全体経費に大きな違いはないと認識してございます。
なお、右下の黒塗りの部分でございますが、こちらは新規に増加する部分でございます。建物が5年経過しておりますので、補修・営繕の増加分、また、これまでたかはま保育園では日常清掃を職員が行っておりましたけれども、新たに日常清掃を委託する増加分もございます。また、5年に一度行う空調室内機・室外機の洗浄等も平成30年度に見積もってございます。こういったことから見積金額が黒塗りの部分で上がってございます。
以上が資料No.4−2の説明でございます。
以上、議案第61号
指定管理者の指定について(港区立たかはま保育園)についての説明とさせていただきます。よろしくご審議の上ご決定くださいますようお願い申し上げます。
○委員長(ゆうきくみこ君) 理事者からの提案理由の説明は終わりました。これより質疑を行います。ご質問等ございます方は順次ご発言をお願いいたします。
○委員(玉木まこと君) 追加資料の準備ありがとうございました。
指定管理者が分かれたことによる経費の差ということだったのですけれども、区では大きな差はないと認識されているということで、金額的にもそこまで大きな開きはないのかなというふうに私も思いました。
例えば本社業務の管理部分というのは、その他経費で多分計上していると思うのですけれども、その辺については
指定管理者が分かれることで何か大きな差はないということで大丈夫なのでしょうか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 先ほどご説明の中でそれほど大きな違いはないというふうに申し上げてございますが、玉木委員のおっしゃるとおり部分的には、例えばこういった見積り徴取をするようなこと、事務的な経費もございます。したがいまして、職員配置の中では、例えばシルバー人材センターで1名委託をかけるといったことがないと若干保育士の負担が増えてまいりますので、そういった点では、本部ということではなくて現場で若干負担になる部分の増加分は見込まれると考えてございます。
○委員(玉木まこと君) 同じ建物で別々の
指定管理者、指定期間の関係でということになったと思うのですけれども、どういった方法が金額的にも無駄がなくていい管理体制になるかというのは今後の課題なのかと思うので、ぜひその辺も見極めていただいて今後に生かしてもらえればと思います。
次に、今回1者しか応募がなかったということで、以前私は建設
常任委員会にいて、やはり1者しか応募がないという
指定管理者の案件をたくさん経験しました。やはり民間事業者の力をとり入れるのだということで、
指定管理者の公募を行うのが一番の目的だと思うのですけれども、1者しか応募がない場合に、もちろんこの資料の中にも適格性を確認するというようなことが書かれてありましたけれども、広いアイデアとかそういったものを募るという意味では、複数の提案があるのが一番望ましいのかと思っています。ただ、前回の
指定管理者がどうしても経験もありますし、それぞれの地域の特性も把握されるということ、また逆の考え方で言うと、その地域の方々、利用者にとっては、
指定管理者がころころ変わってしまうというのもまた問題であるという、すごく難しいところがあると思うのです。ただ、1者しか応募がないといった場合には、やはりいろいろな新しい視点などというのがとり入れづらくなってきますし、今後さらにそういう状況になってくると思うのです。例えば、これは私の単純なアイデアなのですけれども、1者しか応募がなかった場合に、同業者の方などにもう1回チェックしてもらうとか、何か違う提案ができないかなど、相見積りではないですけれども、提案事業といった部分について、もう少しいろいろな知見を探るというようなことも必要ではないでしょうか。
指定管理者制度そもそものあり方というのも、多分どんどん更新していくことが必要になってくるのかなというのをすごく感じるのですが、その辺は区として何か課題認識されているのか、今後の見通しと言いますか、何かあれば教えてほしいと思います。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 今、玉木委員のおっしゃったとおり、応募が1者ということですとなかなか競争原理も働かないということもございます。当然、何のために公募を行うのかということになりますと、やはり本質となる制度の中の話でございますが、時代の変化に応じた手法、新しい法人の考え方、そういったものを聴取いたしまして、常によりよりものをとり入れていくということができれば一番いいわけでございます。そういった意味で、玉木委員のご指摘の点も1つの案かとは思ってございます。当然、私ども1総合支所だけでできるということでもございませんので、今後こういったことが続くようであれば、他地区の管理課長並びに所管の課と情報共有するなどして、対策についても検討課題の1つとしてまいります。
○委員(玉木まこと君) 海外の建築のコンペだと、参加する人にコンペ参加分の経費というのを支払ってエントリーしてもらうというのが常識になっています。無料でこの膨大な資料を用意してエントリーするというのは、やはり企業にとっては負担だと思うのです。さらに10年間の契約で、次の10年後というのはもうこの事業者はベテランになるわけです。そうすると新規の事業者が入るというモチベーションにもつながらないと思うので、ぜひ次回の10年後の
指定管理者の選定のときには、何らか少し工夫をした方がいいのかなというのは要望としてつけ加えさせていただきます。
それから、選考委員会の議事録などを少し拝見させていただいたところ、提案されている賃金できちんと人が集まるのだろうかという指摘が選考委員の中からあって、それに対する回答というか、事業者の答えというのがなかったようでしたが、その辺の事業者が提案している賃金で人が集まるのかという指摘に対しては、区としては問題ないというふうに考えているのか、どのように考えているのか教えてください。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 資料No.4のインデックス5に、収支計画を添付してございます。全体で3億円弱の指定管理料の中で、職員人件費が占める割合は64%ぐらいとなっております。この額そのものは決して低いものではありません。それから、私ども事務局で確認してございますが、職員に対する給与の金額そのものを見ても、今まで私どもで持っております施設の
指定管理者に比べて低いというわけではございませんので、そのような心配は特段ないと考えてございます。
○委員(玉木まこと君) わかりました。株式会社日本保育サービスは、放課GOなどの
指定管理者もされているかと思うのですけれども、区内で何件かほか施設の
指定管理者も行っているということで、ここは港南地域ですけれども、区内の他の地域の状況などもグループとしては知見を持っているのかと思ったのですが、そういったほかの
指定管理者の、区内のところでの状況などを横のつながりで共有するとか、そういったことは何か考えているのか考えていないのかというのはどうなのでしょうか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 同じ
指定管理者が運営しています保育園ということで申しますと、芝地区の神明保育園はこちらの株式会社日本保育サービスが運営してございます。毎月定例で保育園長会というものを行っております。これは直営の園長もおりますし、
指定管理者の園長も入っていらっしゃいます。そういった中で、保育そのものに対する課題であったり、あるいは区で抱えている現状であったり、例えば
待機児童解消緊急対策のお話等も話題になっておりますので、同様の情報は、横のつながりもですが全体でもということで共有してございます。
○委員(玉木まこと君) 最後の質問なのですけれども、指定期間が10年間ということで見積りというか事業計画を立てるのもかなりいろいろと大変なのかと思っていたのですが、人件費の高騰などへの賃金の対応は
指定管理者の方で行うというふうに確か書かれていたかと思うのです。その辺は結構読めない部分がすごくあるのかと思ったのですけれども、区としては、事業者が出してきたものに、無理な計画ではないかとか、もし万が一何かあった場合、大きな変化があった場合には、協議などのフォロー、バックアップというのはどのように考えているのか教えてください。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) まず、どの段階でもプロポーザルのときにはそうなのですけれども、例えば人件費というのは必ずかかる経費というふうに考えてございますので、ここを詰めるようなことはしないでいただきたいというお話は私どもからしてございます。まずかかる経費はしっかりかかるという前提で積み上げていただくということが1つございます。
それと、人件費について、毎年保育士の年齢も上がっていく中で、経年で給料が上がっていかないということはあり得ないと思っておりますので、万が一、10年間の計画の中でそれが全く横並びということになりますと、これは玉木委員がおっしゃるとおりおかしいということになりますので、その辺はしっかりチェックさせていただきます。通常はベースアップ分が、今の時代でございますので1%ないし2%程度の積み上げをしてきてございます。
また、今回こちらの事業者につきましては、現行の保育士が比較的若い年齢層で、何歳というのは申し上げづらいですが、ごらんいただくと若い保育士が多いというふうに私どもでは考えてございます。ある程度バランスをとった職員配置ということで検討いただいておりますので、そういった関係でも一定程度、少なくなるようなことはない形で積み上げられてきていると思ってございます。
また、特殊な事情で大きく金額が揺れ動くようなことがございましたら、そのときは私どもだけではなく、区として何らかのお話をするのではないかと考えております。
○委員(清家あい君) 保育園なのでころころと事業者が変わると現場が不安定になります。事業者に何か問題があって変えようとしてもすごい反対運動が起きるぐらいなのですから。特に指定期間を10年に変えたこともあるし、安定的な運営ができるということでとてもいいと思うのです。お聞きしたいのは、この事業者がたかはま保育園の
指定管理者になるのは、2回目ですか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 株式会社日本保育サービスは、
指定管理者としては平成24年の暮れからでございますが、その前にたかはま保育室、緊急暫定保育室を平成22年から運営しております。そういった意味では、トータルの年数は7年少々ということになってございます。
○委員(清家あい君) では、平成22年に緊急暫定保育室が始まって、平成24年の
指定管理者のときに1回受けて、今回が2回目ということで、このように同じ事業者が続いていくときには、どのようなことを審査するのでしょうか。きちんと運営してこられたかというところだと思うのですけれども、第三者評価は3年に1回受けているのですか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 直近では平成28年度に実施してございます。
○委員(清家あい君) その内容がどうだったかということを聞きたいです。あと、このような
指定管理者の指定についての議案審査のときの資料には、継続というか同じ事業者が続けて運営する場合は、その第三者評価の結果をつけていただきたいといつも言っているような気がするのですけれども、それを出していただきたいです。まず、内容がどのような感じなのか伺いたいのですけれども。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 平成28年度に実施した第三者評価の結果でございますが、回答数が79、57.2%でございました。総合的な満足度ということで申し上げますと、「大変満足」と「満足」が合わせて87.3%ということでございます。特に高かった項目といたしましては「食事」、「自然や社会とのかかわり」、「安全対策」、「行事日程」、「信頼関係」、「整理整頓」、「接遇」、「病気・けがへの対応」、「気持ちの尊重」、「プライバシー保護」などでございます。
それから、「はい」か「いいえ」で言いますと「いいえ」が若干多かった項目というのが、「保育時間変更への柔軟な対応」となっておりまして、これは例えば延長保育の中で急なときの電話対応であったりなどいうことも含まれたり、あるいはやはり事後であっても勤務の証明をいただくわけですが、そういったものが面倒であったりというのがあると思いますので、そういったものは意見としていただいてございます。
○委員(清家あい君) わかりました。それと小規模保育施設の港南あおぞら保育園の連携園になっていると思うのですけれども、その連携していくことを目指していく方針などと書いてあるのですけれども、これはもう既に今港南あおぞら保育園を運営しているので、園庭をどれぐらいの頻度で貸しているとか、どういう感じでバックアップしているとか、スタートしていることがあったら教えてください。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 具体的な数字は今持ち合わせておりませんで、申しわけございません。少し確認をさせていただきますが、実際は港南あおぞら保育園の体制の問題で、なかなか園庭まで遊びに来られないというように聞いております。もちろん毎年話し合いはしておりますし、お話、連絡など、そういったことはイベントの際にもさせていただいておりますけれども、なかなか日常的に園庭まで来るようなことにはなりづらいという話を聞いております。
○委員(清家あい君) 港南あおぞら保育園の体制の問題で園庭に来られないというのはよくわからないのですけれども、散歩に連れて行く人員が足りないとか、そういうことですか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 憶測になってしまいますので、きちんと確認をした上でお答えさせていただければと思います。
○委員(清家あい君) 株式会社日本保育サービスには、英語や体操などのプログラムがあるのが特徴だと思うのですけれども、これは外部から人が来て実施するのでしたか。そこだけ教えていただきたいのですけれども。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 英語プログラムでございますが、講師代として計上がございますので、外部から講師を呼んで行っているという内容でございます。細かく言いますと週1回、1歳児で15分間、2・3歳児で20分間、4歳児で25分間、5歳児で30分間ということで、講師代を払っております。
○委員(清家あい君) 英語だけではなくて体操とかリトミックとかいろいろあると思うのですけれども、これも全部外部からの講師ですか。保育士の先生がやるわけではないですよね。はい、わかりました。
第三者評価の資料はないですか。
○委員長(ゆうきくみこ君) 第三者評価の資料は、準備できますか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 第三者評価の資料につきましては、後ほど提出させていただきます。
○委員(風見利男君) 初歩的な質問で悪いのですが、資料No.4のインデックス7の公募要項の中に申請手続きで提出書類というのが様式1からずらずらっとあるわけですけれども、これは、選考委員会の委員にはこの資料が全部提出されるということでよろしいですか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 風見委員のおっしゃるとおりでございます。
○委員(風見利男君) 当
常任委員会の資料には、事業者の提案ということでこれらの資料が出されていないのですけれども、それはなぜなのですか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) こちらの選考委員会は非公開ということで決めてございます。また、港区情報公開条例第五条第一項第二号及び第三号に係るものということでございますけれども、まず内容として審議内容、事業者の提出書類でございますが、法人その他の団体に関する情報または事業を営む個人の当該事業に関する情報であって、公開することにより当該法人または当該個人に明らかに不利益を与えると認められるものに該当する可能性のあるものでございます。具体的には、こと細かな個人情報であったり、事業者の特殊なアイデアが入った提案であったり、財務状況の分析等、このようなものは今回の当
常任委員会資料としてはお出ししてございません。
○委員(風見利男君) 例えば、インデックス7の18ページにある管理運営体制についての(1)のところに、様式24の内容として、資格、経験年数、賃金体系区分を加えて作成とあります。(2)に給与・報酬・賃金等に関する規程、これの様式は自由で結構ですよと。それから(2)再委託を予定している業務、受託経費についての受託経費見積書等々、今言ったものは港区情報公開条例に当てはまらないものもあると思うのですけれども、なぜこれらは資料として出せないのですか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 例えば様式25であったり、既に風見委員ご承知のとおり、園長及び副園長の経歴等に関するものは……
○委員(風見利男君) いや、様式25なんて言っていないですよ。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) それから、物によって再委託を予定している業務であったり……
○委員(風見利男君) いや、様式25なんて言っていない。様式24ですよ。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 様式25ではございませんで、様式34の再委託を予定している業務ということで、再委託の委託先の事業者名がわかるものや、予定価格が記載されたものは広く開示されることにより事業の執行に影響が出るというものについては抜いてございます。
○委員(風見利男君) 管理運営体制についての資格、経験年数、賃金体系区分を加えて作成というのは秘密なのですか。資格や経験年数は非常に大事なことではないですか。再委託を予定している業務、例えば清掃業務とかエレベーターの点検というのも出ていないのですよ。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 申しわけございません。言い間違えまして、様式24そのものはお出ししておりますけれども、その中の細かい添付書類は少し抜けております。この様式24につきましては、例えば賃金体系区分については個人名が入っているものもございましたので、抜いている部分がございます。ごらんいただくことは差し支えないものでございますけれども、当
常任委員会の資料としてはお出ししていないというものでございます。
○委員(風見利男君) 資格や経験年数は非常に大事なことでしょう。それと、業務の再委託をする場合、区がいいですよと認めるわけではないのですか。こういう業務を再委託したいですと言って、区が認めたものについて再委託ができるという規定でしょう。ですから、エレベーターの点検とか清掃業務とか、いろいろなことを再委託したいのだけれどもと提案があって、選考委員会に資料として出されるわけでしょう。あと、受託経費見積書なども選考委員会には出されるわけでしょう。なぜ当
常任委員会には出さないのかと聞いているわけです。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) まさに今、風見委員がおっしゃったとおり、選考委員会の中ではそういった点も議論はされます。また、平成30年度からの提案でございますので、今の段階での例えば再委託の予定先が記載してあったり、金額が書いてあったりするものが公開されるというのは、区として望ましくないというふうに考えてございます。そのようにご理解いただければと思います。
○委員(風見利男君) いや、再委託先を教えろと言っているのではないのです。それではもう既に、提案書の中に再委託をする業務が、事業者名まで全部書いてあるわけなのですか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 事業者名が書いてあるものもございますし、金額も書いてございます。そういったものがございますので出していないということでございます。
○委員(風見利男君) では、いわゆる委託する中身というのは出せるわけですね。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 項目はお出しできます。
○委員(風見利男君) すぐに出してください。それから、保育士の資格、経験年数と、この間の退職状況というのも、ぜひ今この委員会中に出してもらいたい。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 今、風見委員から要求がありました再委託予定の業務についての資料は明日でよろしいでしょうか。それとも今、口頭でしたらお話しできるものがございますが、よろしいですか。
○委員(風見利男君) ほかにもあるから資料で出してください。急いで。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) はい。わかりました。
○委員(風見利男君) それからもう1つ、公募要項の関係で、これは
芝浦港南地区総合支所管理課長に資料を出してほしいと前もって言ったのだけれども出てこないので、それもあわせて急いでお願いしたいのです。それは5年前の公募要項で、そこには「職員体制が児童福祉法最低基準を遵守し、事業を実施するための必要な知識、技能及び経験等を有する職員を配置し、施設の管理運営に支障がないように配慮してください。また、公の施設としての心構えを認識し、従事職員教育、接遇教育等を徹底し、利用者及び区民への接遇等が常に良好となるように努めて下さい。」と書いてあり、これは5年前の公募要項の中の職員体制なのです。ところが、今回の公募要項の中では大変細かくいろいろ規定してあり、事務局の原案というのがあるはずなので、それをぜひ出してほしいというふうにお願いしたのですけれども、きょうまで私の手元に届かないので一部だけ紹介しておきます。インデックス7の4ページ(4)の職員体制、アの児童福祉法最低基準、ここは一緒なのですけれども、イの園長は専任で1名配置し、これまでに児童福祉施設(児童厚生施設・養護施設・認可保育園)及びこれらに類する施設に施設長として1年以上勤務したことがある者を配置してください。ウの副園長は専任で2名配置してください。副園長は園長の補佐として園の運営や保育指導(園児等の事故対応等を含む)、保育者の育成等を中心に担うものとします。ここからが問題なのですけれども、副園長はクラス担任として3年以上の経験がある者、またはこれまでに児童福祉施設(児童厚生施設・養護施設・認可保育園)及びこれらに類する施設に施設長として1年以上勤務したことがある者を配置してください、というのが本来の事務局案だと思うのですけれども、これは間違いないですか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 当初段階での公募要項は、風見委員のおっしゃるとおりでございます。
○委員(風見利男君) では、それもあわせて出してください。なぜこのようなことを聞くかと言うと、選考委員会の論議の中で、ある委員が、「副園長という職種を設けることはいいことだと思っています。副園長候補者の条件として施設長として1年以上勤務という文言が公募要項にありますが、条件が厳しいように思います。クラス担任として3年以上の経験がある者またはと並ぶ要件なのですから、人材確保や質の面から見ても、主任としてでもよろしいかと思いますがどうでしょうか。」と発言し、主任として1年以上勤務というふうに公募要項が変わったようですけれども、公募要項はそのように簡単なものではないと思うのです。区が原案をつくって提案した理由があるわけでしょうから、それをきちんと説明した上で、区が提案した公募要項でお願いできませんかということをなぜ事務局からなされなかったのですか。そのようにいいかげんにこの公募要項をつくったのですか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 経過については今、風見委員からご紹介いただいたとおりでございます。変更前と変更後というところで副園長候補者の条件としてやや厳しいというような議論がございました。当然、外部委員の方、保育等に詳しい先生方でございます。ここでの議論というものは、わざわざ副園長候補者の条件としてここまででなくても十分業務に耐え得るというように理解したので、そこは変えてはいかがという提案でございます。昨年同じように公募をしているところは風見委員がおっしゃるとおりの形でやっておりました。今回については、なかなか人材をそろえるということの大変さも加味した上で、ここではそうでなくても十分やっていけるということでご意見をいただいてございます。最終的に、第3回選考委員会の中でもそのあたりにつきましては議論いただきまして、例えばインデックス4の選考委員会会議録の9ページでございますが、副園長候補者についても自身の役割について承知し、やるべきことを認識できているようでしたので、その点も評価していますというような意見もございます。
そういったところで、もちろん風見委員のおっしゃるとおり、実際に運営にあたってみてというところもあるかと思いますが、この候補者選考の段階、それからプロポーザルの段階では、そこまででなくても十分業務の遂行ができるということで、クラスの運営の経験もございますので、それで十分だというようなご意見をいただきました。そういったことで、私どもは保育の専門家ではございませんので、専門家の先生方のご意見を尊重いたしまして、そうして変えさせていただいたという経過でございます。
○委員(風見利男君) 先ほど、私は5年前の公募要項の職員体制のことを紹介しました。わずか4行分なのです。5年間運営するのにこれではだめだということで、今回はアからカまでに分けて、施設長あるいは副園長についてはこういうことが必要ですよ、こういう人についてもらいたいですよという提案を、区はされたわけですよね。そうではないのですか。選考委員には保育の専門家もいるからと言って、そのように簡単に中身を変えてもいいようなものを区が提案したということですか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 決してそのようなことではございません。前回、5年前のときは、当初お話が出ましたグループ化ということで、かなり簡潔な形で4行に集約したというものでございました。しかしながら、保育園に関しては本来特定の、こういったざっくりしたものではなくて、もともと施設長は経験者でというようなこともございます。実態に合わせる形で整理してきたという経過もございますので、今、風見委員からご紹介いただいた職員体制のア、イ、ウ、エ、オ、カとございますが、私どももここをないがしろにするというものではございません。たまたま副園長の経験歴というところの問題についてだけ意見がございましたので、そこを修正したというものでございます。
○委員(風見利男君) では、区が提案したこの規定は、実態に合っていない提案だったという意味なのですか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 今の段階で言いますか、なかなか職員体制を組むのが厳しいという中で、ここまで厳しくする必要はない項目であったという意味でございます。
○委員(風見利男君) 誰が厳しいと言うのですか。あなた方がこれでは厳しいと決めたわけですか。これでは人が集まらないよという立場でこのような公募要項を決めたということですか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 職員体制についてはこの規定で前回、前々回と
指定管理者候補者選考委員会で行ってきていたというものでございます。そういった意味で、引き続きその規定で行くということで行うわけですが、その内容や文言などをこと細かに精査することが足りなかった部分もあろうかと思います。しかしながら、実際の運営がきちんとできるということがメインであれば、外部委員の方のおっしゃることも十分理解ができるところでございましたので、今回はそのようにさせていただいてございます。
○委員(風見利男君) この会議録というのは全反訳しているのですよね。これは要点筆記なのですか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 反訳は事業者に委託に出しているという意味では、全文反訳はございます。しかしながら、先ほど申し上げましたけれども選考委員会が非公開であるということ、審議内容に特定の法人、その他団体に関する情報があるということがございますので、私どもの方では、会議録は議事録要旨ということでつくっているものが全てでございます。
○委員(風見利男君) 全文のものがあるわけね。テープを入れて起こしているということですよね。反訳しているということは。そういう理解でいいわけですよね。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 例えば、事務局の方からのなかなか意味のわかりづらいような発言のものもございます。したがって、正式なものということでつくっているものはございません。ただ、音声として入っているものはございますが、その中で正式なものとしてまとめたという意味では、議事録要旨というものだけでございます。
○委員(風見利男君) それでは、森友学園などと一緒だよ。議事録を出すときに、個人名は黒塗りするのです。プライバシーに関することは、黒塗りして出すのです。普通、会議録も全文を出すのです。会議が非公開だから出せませんというのは、少し違うと思うのです。都合のいいところだけ会議録にしていると思われたらまずいではないですか。区議会に隠す中身はないでしょう。次からは会議録の全文を出してください。プライバシーに関することがあればそこは黒塗りにしても結構ですから。そういうことをやらなければ、本当にどういう論議がされたのかわからないです。先ほど玉木委員も言っていましたけれども、聞いてみたい中身がプレゼンテーションの中では全然聞かれていないのか、会議録で確認したくても、議事録要旨しかだされていないから全くわからない。そういうものがほかにも幾つもあるのです。何でこんな文章になってしまうのか。ですから、私はやはり会議録を全部出した上で、区議会での論議に付する、これは当然だというふうに思うのですが、いかがですか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 説明が繰り返しになりますけれども、港区情報公開条例第五条第一項第二号及び第一項第三号ロということで、いたずらに個人の情報を得たり、あるいは法人その他の団体に関する情報で不利益があるようなものにつきましては出さないということで、これまでもA委員、B委員というような形で議事録要旨を出させていただいているところでございます。今の風見委員から意見があったということはきちんと私どもで受け止めさせていただきまして、しかるべき所管にも伝えてまいります。
○委員長(ゆうきくみこ君) プライバシーなど関係するところが黒塗りになれば出すことはできるのですか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 申しわけございません。もう1点ございます。当然、港区情報公開条例第五条第一項第三号ロということでございますが、審議、検討、協議に関する情報で、公開することにより率直な意見の交換もしくは意思決定の中立性が不当に損なわれるおそれ、不当に区民等に混乱を生じさせるおそれがあるもの、そういったものにつきましては、こちらに該当するというように考えてございますので、選考過程の全ての反訳のものをこの場に出すということは、今のところ考えてございません。
○委員(風見利男君) いや、考えていないのではなくて、それが港区情報公開条例に本当に抵触するのかどうか、ここを黒塗りしたら抵触しないのかどうかというのをきちんと検討しているのですか。その上で答えてください。そういうふうに庁内で決定した上で、実際は会議録全文があるけれども、そこからいいところだけ選びましょうというつくり方をしているわけでしょう。だから、全文を出してはいけないということを港区情報公開条例の委員会にかけて、ここは出していいですよ、ここは出してはいけないですよという検討をした上で出しているということですね。そうなったら、要点筆記なんてありはしないのだから。もっとこと細かく出てくるわけでしょう。そこを企画課や情報政策課とどこまで出せるのかよく相談してくださいよ。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 企画課と情報政策課に伝えてまいります。
○委員(風見利男君) 休憩時間にやってね。そうでないと審議できないから。そんないいかげんな会議録だということが今の質疑の中でわかったわけで、もっとこと細かにやられているということであれば、そこまで論議の中身を見ないと、本当に公平・公正に選考されているのかということに疑問が出ますので、ぜひそれは早急に調整してもらいたい。ゆうき委員長、休憩をお願いします。
○委員長(ゆうきくみこ君) わかりました。そろそろいい時間ですので。
その前に、私から1つ質問なのですけれども、玉木委員とのやりとりの中で、
指定管理者の職員の雇用とか賃金の個別チェックについて少し触れられたのですが、適切な賃金体系とか雇用体系というのは、どのようにチェックしているのですか。例えば、今回は
指定管理者の更新のときだったので、そういうときに事業者から聞く情報なのか、それともきちんとそれが実際なされているかというのをチェックされているのか教えてください。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 指定管理を受けている事業者の方と頻繁に調整はするのですが、四半期ごとに区が先方に出向いて賃金台帳を確認してございます。したがって、言っているだけということではないことも、その台帳で確認しているつもりでございます。
○委員長(ゆうきくみこ君) わかりました。
ほかに質問ありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(ゆうきくみこ君) それでは、資料関係を調製していただきたいのと、会議録の関係もありますので、ここで休憩にしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員(清家あい君) それでは、先ほどお願いした第三者評価のものもこの休憩のときに。
○委員長(ゆうきくみこ君) どうでしょう。もらえますか。
○委員(清家あい君) それであれば、港南子ども中高生プラザも同じものをお願いしたいのですけれども。
○委員長(ゆうきくみこ君) 港南子ども中高生プラザの方も希望されていらっしゃるのですが、どうでしょう。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 第三者評価の資料は、若干時間がかかる可能性があるのですけれども。
○委員(清家あい君) では、また後日でお願いします。
○委員長(ゆうきくみこ君) 後日でいいそうですが、準備できますか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 1日いただければ。
○委員長(ゆうきくみこ君) 皆さん、それは後日で大丈夫ですか。
風見委員、大丈夫ですか。
○委員(風見利男君) はい。でも、そんなに時間かからないと思うけれども。
○委員長(ゆうきくみこ君) では、休憩といたしますが、資料調製の時間もあるので、どのぐらいあればいいですか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) ゆうき委員長、すみません。調整先が今、
常任委員会に出席していまして、すぐに調整ができませんので。
○委員長(ゆうきくみこ君) そうですね。それも含めて、再開時間は追って皆さんに連絡します。
それでは、休憩とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
午後 2時47分 休憩
午後 4時25分 再開
○委員長(ゆうきくみこ君) 休憩前に引き続き、
保健福祉常任委員会を再開いたします。
先ほど風見委員から要求があった資料を、早急に手配していただきましてありがとうございます。これについて発言をお願いします。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 貴重なお時間をいただきまして申しわけございません。改めまして、お手元にお配りさせていただきました資料につきまして説明させていただきますが、まず、お詫びいたします。申しわけございません。きちんとつくったつもりでございますが、資料の4枚目、様式22でございます。こちらは、次の議案の分でございまして、こちらに港南子ども中高生プラザの資料を一部入れてしまってございます。ご容赦いただきたいと思います。
それでは、追加資料の説明をさせていただきます。
おめくりいただきますと、港区立たかはま保育園
指定管理者公募要項と書いてございます。こちらは、先ほど風見委員にご指摘いただきました公募要項の副園長の資格等につきまして修正する前のもの、区が最初に提案したものでございます。それから、様式22は先ほど申し上げた港南中高生プラザの分でございます。さらにめくっていただきますと、3)資格・経験年数・賃金体系区分でございます。こちらが港区立たかはま保育園の園長以下番号で記載しておりますけれども、保育士の資格、経験年数等でございます。
次に、4)港区立たかはま保育園の平成28年度退職者数でございます。平成28年度の退職者数は4名でございました。年度途中に2名、それから年度末ぎりぎりに2名ございました。いずれも自己都合退職でございます。参考までに平成28年度までの正規職員数、これは保育士の数でございますが、園長と保育士29名でございました。
それから、5)管理運営体制についてでございます。様式34として、再委託を予定している業務でございます。委託内容ということで、管内清掃業務以下、記載してございます。黒く塗っているところは委託予定の金額や、委託予定先の選定理由でございます。
次に、要求がございました第三者評価の結果報告書でございます。港区立たかはま保育園の第三者評価は、平成28年度に実施しました。こちらは既に区のホームページにアップしてございますけれども、正式に印を押したものがございますので、写しを明日配らせていただければと思ってございます。これは後ほどご審議いただきます港南子ども中高生プラザについても同様でございます。よろしくお願いいたします。
最後に、るるご指摘いただきました会議録の公開についてでございます。これは所管が企画課で、平成17年5月に付属機関等の会議録の作成要領が決めており、それに基づいて私ども
芝浦港南地区総合支所の方で議事録要旨を作成いたしました。そういった観点で、いただいた指摘につきましては支援部に内容、今回の資料を含めてきちんと伝えてまいります。
以上、よろしくお願いいたします。
○委員長(ゆうきくみこ君) よろしいでしょうか。ご質問はございませんか。
○保育課長(山越恒慶君) 貴重なお時間をいただきまして大変申しわけございません。先ほど、清家委員から港南あおぞら保育園との連携についてということでご質問がありましたので、ご説明をさせていただきたいと思います。港南あおぞら保育園が港区立たかはま保育園の園庭を借りるという実績については、現在のところございません。ただし、港南あおぞら保育園につきましては近隣に公園がございまして、港南三丁目遊び場、あるいは港南緑水公園、場合によっては和楽公園なども散歩、園外活動として利用しているという状況でございます。
8月に両施設長同士で打ち合わせをし、今後の交流保育について打ち合わせがなされたということで、交流保育につきましては今後進んでいくものと考えてございます。
○委員長(ゆうきくみこ君) ありがとうございます。何か質問等ありますか。
○委員(風見利男君) 会議録の件は早急に担当部署ともよく相談していただいて対応していただきたい。やはり、選考委員会での論議の中身というのは非常に大事なわけで、ぜひそこはお願いしておきたい。
それと、職員の退職というのは、毎年区の方に報告はあるのですか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 年度末ということではなくて、私どもが施設に行ったときに職員状況を確認しておりまして、退職の報告はその都度受けてございます。
○委員(風見利男君) 平成26年度に労働環境モニタリングをやりましたよね。そのときには、平成25年度で正規職員が6名、契約職員が4名で10名となっています。先ほどいただいた資料の中でも若いというか経験年数の少ない人が非常に多くて、そういう点では区立保育園とは大分違うという気がします。
私どもは区が直営でやるべきだということを再三言っているわけで、なぜわざわざ民間事業者に指定管理をやらせなければいけないのか、なぜ区が直接運営できないのか、その理由というのは何なのでしょうか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) こうでなければ絶対いけないということではないというふうに理解してございますが、港区で指定管理の方針というものを定めてございます。その中で、一時的に増加する部分の対応であったりというものもございます。それから、保育そのもの、いろいろな民間事業者のよい点をとり入れていくということもございますので、その都度その都度、その時代に合わせたよりよい保育ということができるということを求めて、指定管理制度で行っていると理解してございます。
○委員(風見利男君) 今の話を聞いていると、現在の区立保育園には不合理があるというようにとれる話なのですけれども、現在の区立保育園で何か不合理な点はあるのですか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 申しわけございません。もしそのように受け取られるような言い回しでございましたらおわび申し上げます。そのようなことはございません。
○委員(風見利男君) だから、区が直接運営するということは十分できるわけですよね。
○委員長(ゆうきくみこ君) いかがでしょうか。
○委員(風見利男君) 答えないのでは困るのですけれども。今、政府の方針では、民間事業者にできることは民間事業者にということで、行政の仕事さえも民間事業者に委ねると。いわゆる行政の、区民の生命と財産を守るといった本来の区の仕事も、民間事業者にもうけの対象として提供するという方針のもとにやられているわけです。今一番大事なのは官製ワーキングプアと言われるように、行政自体が働く人たちの賃金を抑えるようなことをやっているのが、
指定管理者制度とかこういうことなのですよ。政府は盛んに景気が回復している、回復していると言うけれども、実際はGDPの6割を占めている国民の消費が伸びないわけで、国民には景気が回復しているなどという実感は全くないわけです。その上で、区がさらにこのような安上がりの労働者をつくるということに、本当にそういうことをしていいのかどうかということなのです。そこが問われているのですよ。
前回の当委員会のときにも言いましたけれども、私立認可保育園ができるという報告事項のときに、北区では今年度4つの区立保育園をつくって80人の保育士を雇っているのです。そういう取り組みをなぜ港区でもできないのかと、これが不思議でしようがないのです。それは区全体で
指定管理者制度を導入だと言うのだけれども、保育部門を担うところがそういう立場で上に何も言えない、そのようなことでいいのかということなのです。そこをどこかからでも改善していかないと、やはりしわ寄せは労働者にいくし、給料が安ければ先ほど言ったように5人、10人とやめていくわけです。そうすると一番被害をこうむるのは預けられている子どもであるわけで、そこに保育行政としてきちんと責任を持つ、そこをつかんで離さないというようにしていかないと、もうどんどん区の仕事がなくなってしまうではないですか。そのようなことで本当にいいのかということです。そこのところを本当にしっかりと考え直していかないと、もう区の仕事というのは、区役所の中に部課長と担当者がいればいいということになってしまうのです。ですから、そのようなことがないような対策をきちんとしていくべきだと、私どもはもう毎回も言っていますけれども、ぜひ保育行政に携わるところでしっかりとそういう立場に立ってもらいたいということは強くお願いをしていきたいと思うのです。
それと、公募要項の中に月間モニタリング報告書というのを事業者に求めていますけれども、この月間モニタリングというのはどこの部署がチェックをして問題があったら指摘をするという仕組みになっているのでしょうか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 公募要項の25ページにモニタリングを実施とございます。今のご質問は、月次モニタリングということでございますが、私ども
芝浦港南地区総合支所の方にということでございます。内容的には例えば提案している事業がきちんとなされているかということとともに、報告を私どもの方で聴取しております。
○委員長(ゆうきくみこ君) よろしいですか。
○委員(風見利男君) よくわからないです。もう1回説明してくれますか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 申しわけございません。毎月の月次モニタリングとして、チェックシート等を活用いたしまして施設の運営状況の把握を行ってございます。内容的には提案されている事業がきちんと実施されているかどうか、職員体制が確保されているかどうかということをチェックさせていただいてございます。私ども
芝浦港南地区総合支所の方で把握してございます。
○委員(風見利男君) 資料によると区のホームページで公表しているということですけれども、施設ごとに公表しているのですか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) こちらはまとめたものを年1回ということで公表させていただいてございます。
○委員(風見利男君) そうすると、先ほど
芝浦港南地区総合支所管理課長がおっしゃっていたような運営上の問題などというものをまとめて公表しているので、それぞれの保育内容がどうだとかこうだという細かいところまでは出ていないということですね。月次モニタリングを1年分まとめて公表ということで、月々のものは出ないわけですか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 風見委員のおっしゃるとおりでございます。年に1回ということでございますので、例えば運営状況として事業運営の中身や、また管理運営ということで職員体制、労働条件、そういったものについて記載をして公表しているものでございます。
○委員(風見利男君) それは、
芝浦港南地区総合支所の担当職員がチェックをして、問題点があれば指摘をするという仕組みになっているわけですね。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) そのとおりでございます。
○委員(風見利男君) あと、この選考委員の方というのはどういう形でお願いしているのですか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 外部委員3名の先生でございますが、資料No.4に記載がございますけれども、委員長の阿部先生は児童学及び幼児教育学ご専門で、全般的に幼児の自主性と主体性を育むことについてすぐれた見識を持っていらっしゃるということで選考させていただいてございます。村上先生につきましては発達心理学を専門とされておりまして、日本保育学会、日本発達心理学会、こども環境学会等に所属されるなど、保育についてすぐれた見識を持っていらっしゃるということでございます。もう1人の請川先生につきましては、幼児教育学、発達心理学を専門とされておりまして、社会的・文化的側面から見た幼児の発達についてすぐれた見識を持たれているということで、今回お願いをしたということでございます。
○委員(風見利男君) 先生方を選ぶにあたっては、
芝浦港南地区総合支所の中で相談して決め、お願いをするという仕組みになっているのですか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) そのとおりでございます。私どもの方で職員が直接先生のところにお邪魔してお願いしたということでございます。
○委員(風見利男君) 今回、委員長になった阿部先生については、5年前も選考委員になっていますし、ほかの施設の選考委員にもなっています。どなたかつながりがあったのですか。初めから、いわゆる保育に関して大変造詣が深いということで、いろいろなところからお調べになってお願いをしたと、そういうことなのですか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 今、風見委員がおっしゃったとおり、以前もお願いしているという経過もございます。それと、やはり広く児童・幼児のことについて専門性を持たれているということでお願いをしたわけですが、実績から言っても、意見はきちんとおっしゃっていただけるということで選ばせていただいたということでございます。
○委員(風見利男君) 今回の応募は、先ほどもありましたけれども1者なのですね。1者のみの場合の対応方針というのは区としてあるのでしょうか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 1者である場合にこのようにしなければならないということは特段ございませんので、今回冒頭に申し上げましたけれども、1者ということで比較できた方がいいには決まっておりますが、事業を運営していくにあたっての適格性についてご審議いただきました。特段、取り決めはございません。
○委員(風見利男君)
指定管理者制度の運用指針というのは港区でつくっていますよね。その中で、適切な競争によりサービスの質の向上と安定的なサービスの実現を図るというのが、この
指定管理者制度を導入する目的なわけで、1者では競争にならないのです。もちろん、これはお金だけの問題ではなくて、やはり経費が安ければいいというものではないわけです。そこには着目しないで、実際にサービスの中身がどうかとなると、2者なり3者なりを比べた上で
指定管理者を決めるというのが本来だと思うのです。企画課長にそのことを少し伺ったときに、やはり1者だったら60点以上であったら受けざるを得ないというお話をしていました。ですが、本当にそれでいいのかということだと思うのです。民間のノウハウを利用するなどということで
指定管理者制度を導入している以上は、やはりそれなりの競争とサービスの中身のチェックというのは非常に大事であるわけで、今回提案したところの中身がどうかということではなくて、それを比較するものがないのだから、もう少しきちんと、本当にいいのかということを検証するような仕組みをぜひつくってほしい。そのことは、企画課長の方にも言っておきましたけれども、ぜひ
芝浦港南地区総合支所管理課長からもそういう話が出たということは伝えてほしいとお願いしておきたいと思うのです。
それから、港区立たかはま保育園について言うと、平成26年度に労働環境モニタリングを行っていますね。いろいろな指摘事項があるわけですけれども、これは当然、
芝浦港南地区総合支所管理課長もお読みになっていると思うのですけれども、これらの指摘事項について、その後きちんと改善されているかどうかというチェックはしているのですか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 平成26年度の実施というものでございますけれども、こちらで指摘されている内容につきましては、私の方でもチェックをさせていただきまして、改善できていることの確認はできております。
○委員(風見利男君) ただここで、本来であれば記載されるべき名前が賃金台帳に載っていないとか、本当に基礎的な問題だと思うのです。本当はあってはならないようなことの指摘があるわけで、ぜひそこは厳しくチェックしていただいて、月々のシートがあるので、きちんと目を光らせていただきたい。やはり、適正な運営がされているかどうか、あるいはそこで働く人たちの労働環境がしっかり守られているかということは、行政側でチェックしなくてはいけないわけで、そこはしっかりお願いをしておきたいと思うのです。
もう1点、先ほど出していただいた資料の公募要項の職員体制のところ、副園長の経験年数の条件ですが、これは、どういう経験者が適格かということを行政側がいろいろ吟味し責任を持って提案したのだと私は思うのです。ですから、そこは保育の専門家からの意見だということだけで、簡単に事務局の方でわかりましたと引きさがるのでは、せっかく公募要項の案をつくった立場がなくなってしまうのではないかと思うのです。やはり、そこでなぜそのように区として公募要項の中で提案しているのかということをきちんと説明し、それでも、決める権限があるのは選考委員の先生方ですから、事務局が押し通せない立場にはいるとしても、提案している以上そこはしっかり責任を持って説明してもらいたい。このようなことは、これからも当然起こり得ることだと思うので、選考委員の先生方から提案があった場合も、行政としてなぜこういう提案をしたのかということはきちんと説明した上で論議してもらうということが必要だと私は思うのですけれども、その辺はいかがでしょうか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 風見委員がおっしゃったような、選考委員の先生方がおっしゃったから変えたということではございませんけれども、なお一層、提案している中身につきましては選考委員の先生方に理解をしていただけるように努力してまいります。
○委員長(ゆうきくみこ君) ほかに質問のある方、いらっしゃいますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(ゆうきくみこ君) ほかになければ、質疑はこれにて終了いたします。
それでは、採決についてはどうしましょうか。
(「態度表明」と呼ぶ者あり)
○委員長(ゆうきくみこ君) 態度表明が必要ということですので、各会派順次お願いいたします。では、自民党議員団、お願いします。
○委員(清原和幸君) 議案第61号
指定管理者の指定についてですが、配付された資料の中で決定の経過、また選定の理由が示されております。選定理由の中で、事業者の提案内容について実現性・信頼性がある、また法人独自に保育士養成講座や奨学金制度を設けているのも評価できる、また地域の特性や課題をよく捉えている、そして保育活動にきめ細やかな配慮が見受けられるということです。この選定事業者がさらなる保育の充実に向け取り組まれることを期待しております。議案第61号に賛成いたします。
○委員長(ゆうきくみこ君) 次、みなと政策会議、お願いします。
○委員(清家あい君) 保育園の
指定管理者は、ころころ変わったりされても困るものですし、今運営していらっしゃる株式会社日本保育サービスは、今回の公募の選考過程の議論を見ても、提案書を見ても問題はないと思います。第三者評価については、先ほど
区ホームページで見させていただきました。保護者からの声などを一つ一つきちんと受け止めて、それの改善がされていくことが大事だと思います。全体としては問題ないと思いますので、議案第61号に賛成させていただきます。
○委員長(ゆうきくみこ君) 公明党議員団、お願いします。
○副委員長(近藤まさ子君) 議案第61号
指定管理者の指定については賛成いたします。理由は、法人としての運営が安定している、保育の多様性にも対応しているという点なのですけれども、例えば大規模園としての課題にも対応していると思います。乳児の愛着関係はとても大事なことなのですけれども、それに対してかなり対策が講じられていると思います。また、大規模園では保護者とのコミュニケーションも大変とりにくい、とる時間もない中、いろいろな趣向を凝らして取り組んでいるということが評価できます。また、視察を通じて園児がとても伸びやかに過ごしていたということと、集団に入れない1人のお子さんに対してもきちんと向き合って対応していたことなども、保育士の資質向上にも力を入れているというのがうかがえました。
以上のことから、議案第61号
指定管理者の指定については賛成いたします。
○委員長(ゆうきくみこ君) 次、共産党議員団、お願いします。
○委員(風見利男君) 子どもの成長にとって保育というのは非常に大事であるわけで、それは区が責任を持って運営する保育園で、区の職員が直接保育を行う、私はこれがやはり行政の果たすべき、少なくとも最低の役割だと思うのです。確かに事業者はいろいろな提案をしていますけれども、結局経験年数の短い保育士や、給料も東京都の支援などいろいろな形で少しは改善されていますけれども、実態はまだまだ区の職員と比べると低いわけです。民間に管理を委ねるということは、行政自体が、いわゆる官製ワーキングプア、安い給料で働かざるを得ない労働者をつくり出すということで、これは本当に行政のやるべき姿勢と逆行するわけです。ですから、子どもたちの成長に責任を負う行政の立場からして、
指定管理者制度ではなく区が直接保育に責任を持つ区立認可保育園でやっていくことが今求められていると思うのです。
北区の話をしました。今どこでも
指定管理者制度ということでどんどん民間に委ねているところが増えているのに、北区では区立認可保育園をつくって、職員を新たに雇用して行うという先進的なところもあるわけです。財政的に豊かな港区がそこに踏み出していくということが非常に大事だと思うので、この議案第61号には反対いたします。
○委員長(ゆうきくみこ君) 街づくりミナト、お願いします。
○委員(玉木まこと君) 議案第61号
指定管理者の指定については賛成いたします。理由としては、先ほど来、質問させていただきましたけれども、人口増に伴う対応、また持続可能な視点ということで、行政運営をしっかり行っていかなければいけないということに対して、私も課題認識をしています。そういった意味では、こうした急な需要増に対応するためにも、
指定管理者のノウハウを活用しながら、いろいろなサービスを柔軟な形で行政が行っていくということは必要不可欠なのかなというふうに思います。
その一方で、質問でもしましたけれども、1者しか選考対象がないということでは、やはり競争原理が働かないという課題はあると思います。
指定管理者制度については、まだまだこれからで、さまざまな議論を経ていい制度にしていかなければいけないと思いますので、引き続き行政の方々には
指定管理者の方とうまく連携をとりながらよりよいものにしていただきたいと思います。
○委員長(ゆうきくみこ君) 態度表明は終わりました。審議事項(4)「議案第61号
指定管理者の指定について(港区立たかはま保育園)」についての採決をいたします。採決の方法は挙手採決といたします。
「議案第61号」について、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手をお願いいたします。
(賛成者挙手)
○委員長(ゆうきくみこ君) 挙手多数と認めます。よって、「議案第61号」は、原案のとおり可決することに決定いたしました。
ここでお諮りします。委員会の運営上、あらかじめ時間を延長したいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(ゆうきくみこ君) それでは、時間は延長されました。
障害者福祉課長より発言を求められておりますので、これをお許しいたします。
○
障害者福祉課長(横尾恵理子君) 恐れ入ります。貴重なお時間をいただきまして申しわけございません。
先ほどの議案第50号
港区立生活寮条例を廃止する条例の審議の中で、風見委員から、
グループホームの運営費補助の根拠と金額についてのご質問をいただきました。この件についてご説明をさせていただきます。
まず、知的障害者の
グループホームの運営費補助でございますが、これにつきましては港区
知的障害者グループホーム運営費等補助金交付要綱に基づきまして補助を行っております。目的としまして、民間の知的障害者の
グループホームの区内における整備を増進するということによって、知的障害者が住み慣れた地域社会での自立を促していく、それを助けていくために行うものでございます。
金額といたしましては大きく3種類がございます。まず1つは、施設の借り上げ等経費でございます。具体的には、まず
グループホームの家賃、こちらは利用者の居室及び世話人のお部屋の分の半額、あとは共有スペースの1室分の全額補助、こういった形で補助をするというものがございます。それから2つ目として契約の更新料です。借り上げの契約の更新料を、2カ月分を限度に全額補助するといったものがございます。ただし、六本木の
グループホームにつきましては、区が実際に施設を整備して民間事業者が運営するという、いわゆる区の方が事業者に場所を貸しているということがございますので、この家賃の補助を行わずとも十分賄えるように、貸付料を具体的に減額するという形で補助をしているというところがございます。3つ目は、空き室になった場合の補助でございます。3カ月以内の賃料を補助するといった借り上げ等の経費がございます。
2点目は、社会活動訓練費、いわゆる余暇活動をするときに月額5万円を限度として補助してございます。
3点目は、防災・防犯関係の設備の経費でございまして、これは年額12万円ということで補助しております。
以上が運営費補助の根拠と金額についてでございます。
さらに、申しわけございませんが、先ほどの答弁の中で1点訂正させていただきたい点がございます。共益費についてでございますが、先ほどの私の答弁の中で、石けんや洗剤等の費用と申し上げてしまったのですが、それらの費用ではなく、具体的には、廊下の電球でしたり、電気料でしたり、エレベーターの保守点検といったものの費用という形であてがっているものでございます。大変申しわけございませんでした。
貴重なお時間をいただきましてありがとうございました。よろしくお願いいたします。
○委員長(ゆうきくみこ君) ありがとうございます。
────────────────────────────────────────
○委員長(ゆうきくみこ君) 次に、審議事項(5)「議案第62号……」。
(「明日やらない、もう」と呼ぶ者あり)
○委員長(ゆうきくみこ君) きょう委員会を休憩して資料を調製した分、委員会が長くなる前提で多分そのようにされたのだと思いますので、これはこのまま一気にやります。よろしくお願いします。
審議事項(5)「議案第62号
指定管理者の指定について(
港区立港南子ども中高生プラザ)」を議題といたします。
(「どこまでやる」と呼ぶ者あり)
○委員長(ゆうきくみこ君) 全部やってしまおうかなと思いまして。
(「明日があるのだから明日やればいいではないですか」と呼ぶ者あり)
○委員長(ゆうきくみこ君) きょうやってもいいですか。せっかく
指定管理者の指定が続いているので……。
(「明日時間があるのだから明日やればいいではないですか」と呼ぶ者あり)
○委員長(ゆうきくみこ君) このまま続けていいですか。
(「いいです」と呼ぶ者あり)
○委員長(ゆうきくみこ君) では、このままやらせていただきます。
審議事項(5)「議案第62号
指定管理者の指定について(
港区立港南子ども中高生プラザ)」を議題といたします。理事者から提案理由の説明を求めます。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) ただいま議題となりました「議案第62号
指定管理者の指定について(
港区立港南子ども中高生プラザ)」につきまして説明させていただきます。
本案は平成30年3月31日をもって指定期間が終了となる
港区立港南子ども中高生プラザの
指定管理者を指定する必要があるため、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき提出するものでございます。資料No.5をごらんください。
まず、項番1の施設名称等でございます。施設名称は
港区立港南子ども中高生プラザ、所在地は東京都港区港南四丁目3番7号でございます。
項番2の事業者選定の経過でございます。
港区立港南子ども中高生プラザ指定管理者候補者選考委員会を設置いたしまして、優良な事業者を選考した後、港区
指定管理者選定委員会での審議を経て決定いたしてございます。なお、応募事業者は1事業者のみでございました。事業者が港南子ども中高生プラザを管理運営するにあたっての適格性を有しているかどうかについて審議をしたものでございます。
まず、(1)選考委員会委員の名簿でございます。5名の委員のうち学識経験者が3名、区職員が2名となってございます。(2)選考委員会の開催状況でございます。3回の選考委員会を経まして
指定管理者候補者を決定してございます。おめくりいただいて、7月31日の港区
指定管理者選定委員会での審議を経て、(3)のとおり、選考委員会で選考された事業者が
指定管理者候補者として選定されてございます。
事業者の名称ですが、本所賀川記念館・太平ビルサービス共同事業体、代表者は服部榮氏、所在地は、東京都墨田区東駒形四丁目6番2号でございます。
次に、項番4の指定期間でございます。平成30年4月1日から平成35年3月31日までの5年間でございます。
次に、項番5の選定の理由でございます。(1)から(5)まで5点ございます。1点目が堅実で実現性の高い提案内容ということでございます。看護師を配置しているところも安全・安心の観点から評価されているところでございます。2点目は、自治体や学校、企業も含め地域団体と連携し、地域の拠点として活動を行う内容である点が優れているということでございます。3点目が倫理綱領を作成している点、それからアンケート等の意見公表、小・中高生のボランティア活動をとり入れている点が評価されてございます。4点目は、クライミング交流大会や国際キャンプなど、新規事業に対する意欲を感じたということでございます。全体として安心してお任せできる事業者であるという判断をしてございます。5点目が現場を全体的に把握し、円滑に運営できる事業者であるというふうに判断できるということでございます。利用者の声を聞いた上で、きめ細かくできる限りのことをやっていきたいという姿勢が評価されてございます。
以上が選定の理由でございます。
項番6の今後の予定でございます。本案のとおりご決定いただいた場合については、本年10月以降に新たな基本協定締結に向けての協議を開始いたしまして、基本協定、年度協定を締結いたします。現在と同一の
指定管理者ですので、平成30年4月1日からも引き続き円滑な管理運営が行われるものと考えてございます。
次に、関係資料一覧でございます。インデックス1は選考委員会報告書でございます。今までの説明と重複する部分は割愛させていただきます。おめくりいただいて4ページをごらんください。下の部分、IV選考結果についてでございます。第一次審査、(1)財務状況分析等についてでございます。第一次審査の冒頭に、公認会計士からの財務状況調査分析等報告書に基づき説明がございました。安定的な経営基盤を有しているかどうかの財務状況評価は、可または不可で、資金計画がしっかりしているかどうかの資金計画評価はAからEまでの5段階評価でございます。財務状況評価につきましては可、資金計画評価につきましてはB、「やや優れている」という結果になってございます。選考委員ごとに基準表による採点を行いまして、それらの点数を合計した結果、1,000点満点中730点、得点率73%でございました。次に(3)選考経過でございます。各委員が提案内容の評価について意見交換を行いました。各委員の意見は記載のとおりでございます。その結果、応募事業者、1者でございますが第一次審査通過といたしました。
次に、6ページをごらんください。2の第二次審査でございます。(1)プレゼンテーション及びヒアリングでございます。事業者から15分のプレゼンテーションを受けた後、15分間の質疑応答を行いまして、選考基準による審査をしてございます。プレゼンテーションでは施設運営に関する基本的考え方や事業内容につきまして、特徴的な部分や強調したい事項について説明を受けてございます。(2)の採点結果でございます。5名の選考委員の点数を合計いたしました。第二次審査点数が500点満点中370点となりまして、合計の総合点数は1,500点満点中1,100点でございました。第二次審査で出された選考委員の主な意見でございますが、(3)の選考経過の表のとおりでございます。ご確認いただければと思います。
次に、7ページをごらんください。Vの最終選考結果についてでございます。第一次、第二次審査の結果を踏まえまして、選考委員会の総意として本所賀川記念館・太平ビルサービス共同事業体を
港区立港南子ども中高生プラザ指定管理者候補者として選考いたしました。
選考委員会報告書の説明は以上でございます。
続きまして、インデックス2、
指定管理者候補者選考基準・採点表でございます。第一次審査、第二次審査で用いた審査表をつけてございます。
インデックス3でございますが、こちらは選考委員会審査結果ということで、委員ごとの評価点を記載した採点集計表でございます。
次に、インデックス4でございます。こちらは選考委員会の会議録でございます。第1回から第3回選考委員会の議事録の議事要旨となってございます。
次に、インデックス5、
指定管理者候補者選定調書(公募用)でございます。こちらは港区
指定管理者選定委員会の資料として作成したものでございます。主な事業提案や収支計画、初めに述べた選考のポイントを記載してございます。
次に、インデックス6、法人等の概要でございます。団体の名称、所在地、事業経歴等、申請のときに添付されたものをつけてございます。
次に、インデックス7、
港区立港南子ども中高生プラザ指定管理者公募要項でございます。公募にあたっての施設の概要、
指定管理者の業務、応募の手続きなどを記載したものでございます。
最後に、インデックス8が
指定管理者候補者の事業提案書でございます。
指定管理者候補事業者から提出された書類のうち、管理運営、事業運営などに係る事業者の考え方について、提出書類の写しを添付してございます。
以上、議案第62号
指定管理者の指定について(
港区立港南子ども中高生プラザ)についての説明とさせていただきます。よろしくご審議の上ご決定くださいますようお願い申し上げます。
○委員長(ゆうきくみこ君) 提案理由の説明は終わりました。これより質疑を行います。ご質問等ございます方は順次ご発言をお願いいたします。
○委員(玉木まこと君) 会議録でしたか財務状況分析でしたか何かのところで空調設備の更新などの経費がかかるということだったのですけれども、それは、インデックス5の資料でいうと、平成30年度の施設管理経費の部分という理解でいいかどうか確認させてください。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) ご指摘のものは今、玉木委員がおっしゃったとおり、インデックス5の裏面に収支計画というものがございます。その中で、施設管理経費といたしまして平成30年度と平成31年度をごらんいただきますと、平成30年度に大きい数字が入ってございます。こちらになります。
○委員(玉木まこと君) このような空調設備の更新が必要というのは、事前に事業者には公募の段階で説明というか情報提供をしているということでよろしいのですか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) こちらは事業者からの提案でございます。たまたま現在も管理運営を行ってございます。施設ができて5年ということで提案がございました。
○委員(玉木まこと君) わかりました。事業者からの提案ということは、もしほかの事業者がエントリーしようとした場合には、自分たちで調べて、施設ができて5年たっているから更新経費が必要だということを提案する可能性があるのかどうかということになるのかなと思うのです。そのような感じで更新というのは、区で提案というか、事前にこのような情報を出した方がいいのかなと思いました。これは必要性があるから区も認めていると思うので、新規の事業者が手を挙げた場合に、少し情報に不利が、情報に差があるかと思うのですけれども、その辺はどのように考えているのでしょうか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) たまたま今回は事業者からの提案ということでございます。これが5年経過しているから6年目に絶対必要かという話もございますので、もちろん提案した事業者がこの部分で有利・不利ということはございませんので、そこにつきましては、もし交代となれば引き継ぎを行うということとともに、こちらでも確認・精査いたしまして、必ずしも平成30年度でなくても平成31年度でもいいのかということについても、きちんと説明をしたいと考えております。
○委員(玉木まこと君) 提案書の中で連携や連携先の話などがあり、企業や町会などもいろいろあったのですけれども、港南緑水公園ではプレーパークなどを行っていると思うのですが、そことの連携などは今あるのか、ないのか。どうでしょうか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 直接的な連携ということではないかもしれませんけれども、地域の紹介等の団体との連絡会に当然こちらの子ども中高生プラザも出席しております。それから公園管理などに区の職員も入っておりますので、そのときにプレーパークをいつ行うということも、情報としては全て入ってございます。
○委員(玉木まこと君) 多分、プレーパークの方はみなと外遊びの会が中心になって行っているのかなと思うのですけれども、区の方で押しつけて、港南子ども中高生プラザが手伝うというのはおかしいと思うので、もしかしたらみなと外遊びの会の方々が港南子ども中高生プラザの備品であったり、もしくは人的なソースであったり、何か連携できることがあるのかなと少し思いました。いろいろと外に出る活動もされているように拝見したので、少しそういった意見交換などもされたらいいのかなということで、ご検討いただければと思います。今のは要望です。
先日、視察したときに、利用人数が多いのでやはり大変なのかもしれないのですけれども、結構ソファがぼろぼろでした。その辺は今回の更新の中で新しくしていくのでしょうか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) ごらんいただきましたが、傷んでいるところもあったと思います。次年度の更新予定の中には入れておりますけれども、引き続き精査する部分はございますので、あまりみっともなくないように、どの事業者でも管理運営できる形に整備していきたいと考えてございます。
○委員(玉木まこと君) 建物はすごく立派な環境のものだと思うので、そのような備品でうまく無駄のないように、ぜいたくにとは言いませんけれども、いい環境にしていただければと思います。
最後の質問なのですけれども、クライミングの大会をやりたいというお話があったと思います。提案の資料を見ますとオリンピックという言葉があって、そういったことを踏まえて企画したいというお話でした。もちろん地域限定になるのかもしれないのですけれども、区もオリンピックの担当部署を設けてやっていると思うので、港南子ども中高生プラザの単独のイベントで終わらずに、区としても気運醸成の取り組みの一環として企画経営部門とうまく連携し、そういう実績を区としてしっかりと吸い上げてというか、拾い上げて、横の連携で行うといいのかなと思います。企画課との連携については、どうでしょうか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) ごらんいただいたクライミングの壁ですけれども、あるところからは学校にも欲しいというご意見をいただいておりますが、区内の子ども中高生プラザでクライミングの壁があるのは港南子ども中高生プラザだけでございますので、一応、交流大会の企画も全区的なことにできないかというようなお話をいただいております。そういった中で、企画経営部に東京2020大会の担当部署がございますので、気運醸成の一環としてそういったものと共同で何かできたりということも考えられますので、情報提供だけではなく、主体的に働きかけをしてまいります。
○委員(山野井つよし君) 今回の
指定管理者は、区内の他地域の子ども中高生プラザの
指定管理者をやられているということはありますか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 高輪子ども中高生プラザの
指定管理者をやられております。
○委員(山野井つよし君) 高輪以外の子ども中高生プラザはまた別の
指定管理者ということかと思うのですけれども、
指定管理者間で情報共有ですとか話し合いをするとか、そういった横のつながりができるような場があるといいかなと感じておりますが、そのような協議や情報交換をするような場所というのは、
指定管理者間であるのでしょうか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 毎月、学童クラブや児童館も含めてですが、館長会というものを行っておりますので、その中で情報交換ができていると考えてございます。
また、芝浦港南地区に関して言いますと、隔月ですが地区運営会議を行っております。港南子ども中高生プラザだけではなく港区
スポーツセンターや図書館等も含めた施設のいろいろな部署と情報交換をしておりますので、そういった中で東京2020大会の気運醸成等につきましても情報交換しているところでございます。
○委員(山野井つよし君) 先ほど玉木委員からもお話が出ていましたけれども、私も視察に行って、椅子がぼろぼろであったり、子どもたちがいっぱい触ったからか壁の表示が消えていたりというのが気になりました。それだけ利用者が多いのだろうなと感じましたし、事業者の方も、非常に利用者が多くて大変なのですよとおっしゃっていました。
児童館等利用状況を事業概要で拝見すると、やはり今回視察をさせていただいた港南子ども中高生プラザ、高輪子ども中高生プラザは大変利用者が多いという一方で、
神明子ども中高生プラザや赤坂子ども中高生プラザは利用者が少ないといった実情もあるようです。子どもたちが選ぶわけですから、どうしても家の近くの子ども中高生プラザにということにはなってしまうと思うのですけれども、
神明子ども中高生プラザも赤坂子ども中高生プラザも、運営していくにはそれなりの事業費もかかるわけですので、大人の勝手な意見かもしれませんが、多少子どもたちに分散して利用してもらった方が子どもたちにとってもより快適に過ごせるのかなというふうに思ったりもします。子どもたちに、例えば
神明子ども中高生プラザはこのような特色があります、赤坂子ども中高生プラザではこういった特徴があります、港南子ども中高生プラザであればクライミングができますといったことをまとまって案内するような仕組みはありますか。
○
子ども家庭課長(長谷川浩義君) 児童館も含めまして、子ども中高生プラザ、先ほど
芝浦港南地区総合支所管理課長からもご案内申し上げましたけれども、全体で毎月集まって情報交換をしておりまして、その中で複数の施設が共同での事業を行ったり、例えば2つの施設間で合同事業を行ったら、今回はこちらの施設で次のときはもう片方の施設でというように、子どもたちに対して複数の施設を利用する場の提供をしております。情報提供を図っている中で、できればいろいろな施設を使っていただきたいというような取り組みは行っております。
ただ、一方で通常は学校が終わってから放課後の居場所としての利用ということがございますので、通学路なり自宅から近い場所でご利用いただくというケースがどうしても多くなろうかと考えております。
○委員(清家あい君) 資料No.4−2で、全体経費が平成29年度予算と平成30年度予算で比較すると6,000万円ぐらい多くなっていて、その分は新規業務の経費増などと書いてあるのですけれども、その新規業務というのは、この港南子ども中高生プラザの新規事業の経費でいいのですか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 部分的にたかはま保育園の分もございます。たかはま保育園はこれまでやっていなかった日常清掃というものを年間をとおして行うということで、1,200万円程度計上してございます。
○委員(清家あい君) 何に対しての経費ですか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 日常清掃でございます。
○委員(清家あい君) 清掃をやるのですか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) これまで保育士が行っている部分もございましたので、そこをきちんと日常清掃も委託するということで計上してございます。それ以外はたかはま保育園と港南子ども中高生プラザの共同の経費でございまして、施設の維持管理とか、先ほどお話が出ました空調機等の点検をしたりする5年に1回のものがありますので、そういった経費を積み上げたほとんどが、こちらの港南子ども中高生プラザ側のものでございます。
○委員(清家あい君) では、クライミングや国際キャンプなどの新規事業にかかるお金ではなくて、メンテナンスが増えるということですか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 人件費ということでそちらの方も計上はしてございます。平成30年度の事業費につきまして、今のクライミングと国際交流キャンプという新規事業の提案がございますので、そこにつきまして非常勤職員2名増ということの提案が出てございます。
○委員(清家あい君) わかりました。国際キャンプですけれども、提案各館10人の各館というのは何ですか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 申しわけございません。私が見落としておりまして、各回というふうに読んでおりましたので、確認させていただきたいと思います。
○委員(清家あい君) わかりました。あと、子どもの一時預かり事業はもう既にやっていますよね。これは新規事業ですか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 子どもの一時預かり事業は新規提案ということになるのですけれども、これまで区で行っている施策もございますので、単純に出てきたからといって認める内容かどうかということはございますが、今回新しく出てきた提案でございます。
○委員(清家あい君) これはどこで行うのですか。一時預かりをする場所はあるのですか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 人数の制約は出ますが、館内にキッズスペースというところがございますので、そこを使ってという提案でございます。
○委員(風見利男君) 平成26年度の労働環境モニタリング報告書は、本所賀川記念館と太平ビルサービス株式会社と別々に行っているようなのですが、そのときの職員の数と今回提案されている様式14にある本所賀川記念館・太平ビルサービス共同事業体の職員体制との関係を教えてください。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 様式14をごらんいただきますと、左側から施設長、児童施設指導員、学童クラブ指導員、子育てひろば指導員、事務職・看護師、ここまでは港南子ども中高生プラザの側でございます。それ以降の施設管理員、清掃員というところが太平ビルサービス株式会社ということになってございます。
○委員(風見利男君) 港南子ども中高生プラザの本所賀川記念館の方は、平成26年度は職員48名、平成25年度末で総数48名でした。正規社員が28名、うち契約社員が18名で、業務委託・請負契約が2名ということです。太平ビルサービス株式会社の方は、総数が7名で正規職員が1名、契約社員が6名という内訳になっています。今回のを見ると、施設管理員、清掃員は太平ビルサービス株式会社からとおっしゃっていましたけれども、当時正規職員が1名だったものが4名に増えているという理解なのですか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 平成30年度の提案というものがございますが、まず現状の平成29年度ですけれども、太平ビルサービス株式会社の清掃員につきましては、正規職員で清掃員が1名、施設管理員が3名でございます。そのほかに非正規ということで非常勤の清掃員が3名、施設管理員が1名ということで、これに加えて臨時のアルバイトというものが清掃員で4名でございます。これを合計しますと平成26年度よりは人数が少し増えているということになってございます。
○委員(風見利男君) では、平成29年度の方が、平成30年度の提案より人数が多いということになるのですか。清掃とおっしゃいましたか。アルバイトというのはどこに。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 申しわけございません。アルバイトの4名は、港南子ども中高生プラザの方の4名でございませんでした。清掃の方ではございませんでした。申しわけございません。
○委員(風見利男君) そうすると、当初のときと比べると非正規の契約職員が減って、正規職員が増えているという理解なのですか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 風見委員のおっしゃるとおりでございます。
○委員(風見利男君) その経験年数などはわかるのでしょうか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 申しわけございません。今すぐに出せる持ち合わせがございません。後ほどでよろしければお持ちしたいと思います。
○委員(風見利男君) 非常に若い人が多かったので、経験年数が非常に気になったわけですけれども、今回わからないのではしようがないですね。
これはたかはま保育園と一緒で、なぜ区が運営できないのかというところが1つのネックなのです。従来、児童館などずっと区で運営してきたわけで、ノウハウはあるわけですよね。これを
指定管理者制度で民間事業者に移していくと、実際に現場でかかわらないわけで、報告書とかいろいろなものを見て仕事の中身はわかるのでしょうけれども、実際に区自体の職員のノウハウがなくなっていくということで、私はやはりこういうやり方は非常に問題だと思うのです。先ほどと同じですが、この報告書などは、選考委員会には全て出されているのでしょうけれども、当
常任委員会には出されていないという問題があるのです。
芝浦港南地区総合支所管理課長のところはもう5年先とか10年先ですが、ほかのところで
指定管理者の指定という議案がまた出てくると思うので、そのときは出せる範囲の資料はきちんと出すようにお願いしておきたいと思います。
芝浦港南地区総合支所管理課長に答えてもらうのもあれだけれども、よろしいでしょうか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 風見委員からの今のご意見につきましては、私の方から所管の部署にきちんと伝えてまいります。
○委員(風見利男君) 先ほどのたかはま保育園のときにも言いましたけれども、この会議録の中身で、資料のインデックス4の6ページで、「先ほど本部管理費や給与面等の話もございました」となっているのだけれども、その前を見てみると、本部管理費や給与の論議された形跡が全くないわけです。この辺は財務の公認会計士からいろいろ説明があって、その中でのやりとりということで理解するしかないと思うのですが、会議録に全く出ていないわけです。これはどういうことなのでしょうか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 風見委員ご指摘のとおり、公認会計士の先生からのお話があって、それを受けての記載でございます。
○委員(風見利男君) ただ、これを見る限り、本部管理費や給与面の話もございましたのでと出ているので、当然そういう話はされているということですよね。中身まで出せないということでしたけれども、やはりそういうのがこの会議録にも反映できるような形にしてもらわないと、先ほど言ったようにわからないと思うので、その辺もぜひ工夫していただきたい。会議録全体のあり方がこれからのテーマになると思うので、それはそれで担当部署とも話していただくのと合わせて、少なくともこの中で論議されている中身がある意味分かるような、突然出てきて、この中身は何なのだと聞かれることがないような、議事要旨であってもやり方を改善するということはできると思うのです。その辺はよろしいですよね。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) るるご指摘いただきました、こういった項目については、きちんとした論議をされているかどうかという記載もあってしかるべきという点も何点かございましたので、そういったことを含めまして所管の部署にきちんと伝えてまいります。
○委員(風見利男君) ぜひお願いしたいというふうに思います。
それと、労働環境モニタリングの中で、たかはま保育園の方では細かく紹介しませんでしたけれども、港南子ども中高生プラザの方は指摘が非常に多いのです。幾つか紹介させてもらうと、正規職員には退職金に関する事項を明示し、時間外労働の有無、退職に関する事項を労働条件通知書に記載する必要がありますとか、契約社員には更新の判断基準、退職に関する事項を労働条件通知書に記載する必要があります、また短時間労働者に該当する場合は昇給の有無、退職金の有無、賞与の有無も労働条件通知書に記載する必要がありますとか、賃金計算期間、正規職員の労働日数と労働時間数を賃金台帳に記載する必要があります、厚生年金保険の保険料を誤って控除しているケースがあったので、訂正が必要ですとか、本当に先ほど以上に初歩的な対応のまずさというのがあるわけで、やはりこういう状態、当然改善はされていると思うのですけれども、次の労働環境モニタリングをやったときに同じような指摘が出ないような指導というのは大変重要なわけで、その辺はどのようになっていますか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) この労働環境モニタリングの結果につきましては、私どもの方で逐次確認させていただきまして、最終的に全て改善されたことは確認してございます。今回の事業にあたりまして、9月1日にも確認をしてきちんと直されていることは確認しております。このあたりにつきましては、先ほどの審議の中で月次モニタリングという話もございましたけれども、毎回職員が回りますので、そのときにご指摘の点、漏れがないようにということできちんと指導してまいります。
○委員(風見利男君) 先ほども言いましたけれども、月次モニタリングもあるわけで、その中でのチェックも少し厳しくしていただいて、本当に改善されたのかどうかということをきちんと見ていかないと、労働者にしわ寄せが行くわけで、そこはきちんとしていただきたいというふうに思うのです。これも応募が1者なのですよね。ですから、先ほど言いましたけれども、本当にそれでいいのかということも1つの課題としてきちんと考えていただきたいと思います。
それと、たかはま保育園の方では触れませんでしたけれども、いわゆる本部経費というものがあります。これはどういう経費なのでしょうか。その他経費という中身が、多分本部経費にあたると思うのですけれども、その中身はどういうものなのでしょうか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) その他経費の内訳でございます。代表団体と申しますのは本所賀川記念館でございますが、こちらにつきましては本部がございますので、法人事務費ということで全経費の5.5%というものを計算している金額が出ております。それから、構成団体というのは太平ビルサービス株式会社になりますが、こちらについては法人事務費というものの考え方が、これは各社ばらばらということになりますけれども人件費と維持管理経費の18.8%という計算で上げたものがございます。一定の本部にかかる給料も含めた経費、そういったものが計上されているところでございます。
○委員(風見利男君) それは、区で上限は設定していないのですよね。向こうが言ってきたのを精査して、これが合っているかどうかというチェックしかできないのですよね。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 風見委員のおっしゃるとおりですが、もちろん金額を確認して計算も確認した上で、重複しているところがないかということをチェックいたします。その上で、他の支出と比べて異常値があるようなことがあれば確認をさせていただいて、適正かどうかということについて協議いたします。そういった考え方でございます。
○委員(風見利男君) あと会議録の中で、先ほど玉木委員も言っていましたけれども、給与面でほかと比べても遜色ないというようなことを選考委員の間で言われているのですけれども、一般企業と比較してというように言っているわけで、どのような一般企業と比較してこういう話し合いになったのでしょうか。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 詳細まできちんとということではございませんが、学系の先生方がさまざま見聞きし、あるいは施設等をいろいろなところで確認されている中で、通常こういった類似の施設を運営する職員給与を比較されてのお話でございますので、特に私どもと比較してということではございません。
○委員(風見利男君) では、それに対する資料が出ているということではないのですね。それは公認会計士の人の説明を受けて、選考委員の先生がそのように判断をしたということだけですね。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 当
常任委員会に提出している資料としてはそれだけでございますが、私どもの方で個別に積みあげ、例えば何人に対して給与が幾らというざっくりとしたものは聴取してあり、案としてはございます。
○委員(風見利男君) いずれにしても、これはたかはま保育園と一緒で官製ワーキングプアを生み出すことになるので、ぜひそういうことがないように。最近の
指定管理者の提案というのは、毎年人件費が上がるようになっているけれども、当初はずっと横ばいで、本当に年間で給料が上がらなくてもいいのかということを区議会の中でもかなりいろいろ論議しました。今回、どの提案も給料が上がっているので、これはこれで評価すべき中身だというふうに思うので、それがきちんと労働者のところに配られるかどうかということが問題であるわけです。ですから、担当者は大変ですけれども、賃金シートなどをきちんとチェックしていただいて、働く人たちが不利益な扱いを受けないような取り組みをぜひしていただきたいというふうに思います。
○副委員長(近藤まさ子君) 資料No.5の2ページ、選定の理由のところなのですが、看護師を配置しているところが評価できるということなのですけれども、ほかの中高生プラザは看護師を配置していないのかということと、実際に看護師の活用の事例、どのような場面で看護師を配置していてとてもよかったということがありましたら教えてください。
○
子ども家庭課長(長谷川浩義君) 他の子ども中高生プラザでは、看護師の配置はございません。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 今、
子ども家庭課長が答弁いたしましたけれども、活用方法としましては、例えば夏の事業で港南花火大会というものがございますが、ああいった場合に同席いたしまして、その場で体調が悪くなった人がいるかどうかの確認をしたり、外に出るイベント等でも同行いただいたりしておりますし、何せ学童クラブも400人定員ということでございますので、いろいろけがの可能性もあるということでございます。そういった点で、港南子ども中高生プラザでは提案で看護師を配置していただいているということでございます。
○副委員長(近藤まさ子君) 小・中・高校生のボランティア活動をとり入れている点というところで、その具体的な事例を教えてください。
○
芝浦港南地区総合支所副
総合支所長・
芝浦港南地区総合支所管理課長兼務(亀田賢治君) 資料No.5のインデックス8、16ページをごらんください。地域拠点としての計画性の中に、21)児童のボランティア活動・地域ボランティアの関わり方についての考え方と具体的な取組というものを記載させていただいております。
まず、(1)小学生のボランティア活動ということでは、実行委員会を設けて、その中で事業の委嘱等もしてございます。それから、小学生が乳幼児のために絵本を読む絵本読み聞かせ隊というものを組織して行っているところでございます。(2)中高生ボランティア活動ですと、プラリバまつり、ちょうど先日の土曜日に終わりましたけれども、港南花火大会等の大型行事ボランティアの参加を促して主体性を養う場として行っております。当然、開始宣言のときにも中・高生のボランティアが前で話をしてございます。それから、山梨県のあさひ福祉作業所でのワーキングキャンプを継続して社会に貢献する心を養いますと書いてございますが、こういったことを通してボランティアの精神を養う一環として事業運営してございます。
○委員長(ゆうきくみこ君) ほかに質問はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(ゆうきくみこ君) ほかになければ、質疑はこれにて終了いたします。
採決の方法はいかがいたしましょうか。
(「態度表明」と呼ぶ者あり)
○委員長(ゆうきくみこ君) 態度表明ということですので、各会派順次お願いいたします。まず、自民党議員団、お願いいたします。
○委員(清原和幸君) 委員会で配付された資料の中で、選考委員の氏名、名簿、開催状況などが報告をされております。選定の理由として、看護師を配置する、地域の拠点として活動を行う、新規事業に対する意欲、そして利用者の声を反映する姿勢が評価できるということが報告されております。子どもたちがより伸び伸びと活動できる施設となることを期待しております。議案第62号は賛成いたします。
○委員長(ゆうきくみこ君) 次に、みなと政策会議、お願いいたします。
○委員(山野井つよし君) 今回の
指定管理者の選考理由にも書かれておりますけれども、先ほど清原委員も話されていましたが、看護師を配置されているという点ですとか、新規事業に対しても大変意欲的に取り組んでいらっしゃるというような点も大変高く評価できるのではないかと思います。したがいまして、議案第62号
指定管理者の指定については、みなと政策会議として賛成させていただきたいと思います。
○委員長(ゆうきくみこ君) 次は、公明党議員団、お願いいたします。
○副委員長(近藤まさ子君) 議案第62号
指定管理者の指定については賛成いたします。理由は、安心・安全で児童が伸び伸びと活躍できるような提案、また事業をしているという点と、財務的にも問題がないという点と、何より港南地域の地域特性を生かした事業を行っている点で、すごく評価できると思います。これからも期待しておりますので、よろしくお願いいたします。賛成します。
○委員長(ゆうきくみこ君) 次は、共産党議員団、お願いいたします。
○委員(風見利男君) これはたかはま保育園も同じですけれども、子どもたちの成長にとって大事な施設の運営については、民間事業者に任せることなく区が責任を持って対応するということが基本に据わるべきだと思うのです。結局、
指定管理者になり民間事業者に施設を提供するということは、官製ワーキングプアをつくり、今の景気後退をさらに悪化させることにもなるわけで、景気対策上も全く逆行するものだというふうに思うのです。さまざまな提案がされていますが、それは仕事をとろうと思えば当然なわけです。ただ労働環境モニタリングの中でも曖昧な運営というのが指摘されています。当然民間事業者がやっている以上はそういうことが起こるわけで、先ほど言いましたけれども、そこについてはきちんと改善を図るように強くお願いしておきたいと思うのです。やはり
指定管理者制度ではなくて、区が直接責任を持って運営するという立場から、これについては反対いたします。
○委員長(ゆうきくみこ君) 次は、街づくりミナト、お願いいたします。
○委員(玉木まこと君) 議案第62号
指定管理者の指定については賛成いたします。子ども中高生プラザというのは、本当に子どもたちの放課後の居場所ということで、未来応援施策でもいろいろな取り組みをたくさんされていると思います。これからどんどんやはり課題が複雑化していく中で、子ども中高生プラザへの要望であったり、直面する課題であったりというのはたくさんになってくるのかなというのを、何となく肌感覚で予想しています。子ども中高生プラザへ私もよく行きますが、若いスタッフの方が多くて、すごくこういった活動に意欲のある青少年が多いなという印象を持っています。そういう人たちが将来に向けてしっかりと自分の人生を描くことができるような、このような施設の
指定管理者のあり方というのが大事ですし、さまざま議論の中でもありましたけれども、賃金が上がっていって、きちんと昇給などといったことを描きながら、スタッフの方々が生きがいを持ってこの港南子ども中高生プラザを運営していただけるようになることが一番大事なのかなと思っています。そういった面も含めて、指定管理制度については、先ほどと同じになりますけれども、少しずつ改善しながらいいものにしていっていただきたいと思います。議案第62号は賛成します。
○委員長(ゆうきくみこ君) 態度表明は終わりました。審議事項(5)「議案第62号
指定管理者の指定について(
港区立港南子ども中高生プラザ)」についての採決をいたします。採決の方法は挙手採決といたします。
「議案第62号」について、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手をお願いいたします。
(賛成者挙手)
○委員長(ゆうきくみこ君) 挙手多数と認めます。よって、「議案第62号」は、原案のとおり可決することに決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長(ゆうきくみこ君) 本日はここまでで、審査できなかった議案1件、請願2件、発案1件につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(ゆうきくみこ君) それでは、本日継続と決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長(ゆうきくみこ君) そのほかに何かございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(ゆうきくみこ君) ほかになければ、本日の委員会を閉会いたします。長時間ご協力ありがとうございました。明日もよろしくお願いします。
午後 5時50分 閉会...