街づくり推進部長 山 田 憲 司
都市計画課長 新 村 和 彦 副参事(
電線地中化整備等調整担当・
計画担当兼務) 佐 野 和 典
開発指導課長 斎 藤 哲 雄 再
開発担当課長 下 總 忠 俊
都市施設管理課長 勝 山 景 之
建築課長 中 山 衛
土木事業課長 波多野 隆
土木維持課長 榎 本 和 雄
環境保全部長 井 伊 俊 夫
環境課長 山 下 充
清掃リサイクル課長 石 橋 潔
みなと
清掃事務所長 滝 川 豊 美
〇会議に付した事件
1 審議事項
(1)発 案15第11号
街づくり行政の調査について
(15.5.28付託)
午後 3時15分 開会
○委員長(杉原としお君) ただいまから、
建設常任委員会を開会いたします。
本日の署名委員をご指名いたします。七戸副委員長、なかまえ委員にお願いいたします。
岸田委員は、欠席する旨の連絡がありましたので、ご報告いたします。
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○委員長(杉原としお君) 「発案15第11号
街づくり行政の調査について」を議題とします。
本発案に関しまして、何かございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉原としお君) なければ、
今期継続としたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉原としお君) ご異議なきものと認め、本発案は
今期継続とすることに決定いたしました。
────────────────────────────────────
○委員長(杉原としお君)
委員長報告並びに中間報告の案文を調製しましたので、書記に朗読していただきます。
(職員朗読)
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ただいま議題となりました日程第 から日程第 につきまして、
建設常任委員会を代表して、審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
最初に、「議案第8号 港区
地球温暖化等対策基金条例について」でありますが、本案は、
地球温暖化等対策基金を設置するため、新たに条例を制定するものであります。
本委員会におきましては、理事者より
提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、
地球温暖化対策の推進に関する法律の目的について、区が基金を設置する理由及び他自治体の
地球温暖化、
ヒートアイランド現象に関する基金の
設置状況等の
取り組み内容について、
京都議定書目標達成計画と第2次港区
環境率先実行計画との整合性について、
温室効果ガス排出の抑制に向けての今後の区の取り組みとその進捗状況を区民へ公表することの重要性について等であります。
質疑終了後、
共産党議員団の
星野委員より、
温室効果ガスの約4割が事業者から排出されている現状を考慮すれば、区は事業者に対して
温室効果ガスの排出の抑制等に寄与するための措置を講ずるとともに、事業者の責務を強化するよう国へ要望すべきである旨の意見が述べられました。引き続き採決いたしましたところ、本案は
満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、「議案第9号 港区
街づくり推進事務手数料条例の一部を改正する条例について」でありますが、本案は、「
所得税法等の一部を改正する法律」の施行による「
租税特別措置法」の一部改正に伴い、規定を整備するものであります。
本委員会におきましては、理事者より
提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、
租税特別措置法の改正内容について、
優良宅地造成等の認定権者について等であります。
質疑終了後、採決いたしましたところ、本案は
満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、「議案第10号 港区
道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例について」でありますが、本案は、
道路占用料の額を改定するものであります。
本委員会におきましては、理事者より
提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、
道路占用料の改定経過について、通常の
改定サイクルを1年前倒しして区独自で
道路占用料を改定する理由について、道路と公園の占用料の積算方法の相違点について、
道路占用料の改定に伴う区の
歳入増加額及び占用料を減免する基準への影響について、
電線類地中化に対する占用料の取り扱いについて等であります。質疑の中で、
共産党議員団の
星野委員より、今回の改定に当たっては、
激変緩和措置を講じているが、
道路占用者は道路を利用することにより利益等を受けていることから、区は早期に、より適正な
道路占用料となるよう、要望が述べられました。引き続き採決いたしましたところ、本案は
満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、「議案第11号
港区立児童遊園条例の一部を改正する条例について」でありますが、本案は、
白金台どんぐり児童遊園を新たに設置するものであります。
本委員会におきましては、現地視察を行い、理事者より
提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、暫定開放するに当たっての安全・安心の観点等を含む児童遊園の整備の考え方について、設置を予定している
水洗式マンホールトイレへの水の供給方法について、隣接する
特別養護老人ホームから公園への出入口の設置の可否について等であります。
質疑終了後、採決いたしましたところ、本案は
満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、「議案第12号 港区
地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例について」でありますが、本案は、「建築物の安全性及び市街地の防災機能の確保等を図るための
建築基準法等の一部を改正する法律」の施行に伴う「
建築基準法施行令」の一部改正並びに六本木一丁目
西地区地区計画及び環状第2号線新橋・
虎ノ門地区地区計画の
都市計画決定の変更に伴い、規定を整備するものであります。
本委員会におきましては、理事者より
提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、本条例にある
建築基準法第86条の9第1項各号に掲げる事業の内容について、既存不
適格建築物の修繕・
模様替え等に関する制限を緩和する趣旨について、現時点での六本木一丁目
西地区地区計画の
都市計画変更に係る
周辺住民と
準備組合との
話し合いの状況について、六本木一丁目西地区内の御組坂に計画されている
地下自動車通路の問題点について等であります
質疑終了後、
態度表明を行いましたところ、
共産党議員団の
星野委員より、本条例はゼネコンが主導している超高層建築に対する区民の意見・要望が反映されていない
地区計画を促す内容を含むものであることから、反対である旨の意見が述べられました。引き続き採決いたしましたところ、本案は賛成多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、「議案第13号 港区
中高層建築物等の建築に係る紛争の予防と調整に関する条例の一部を改正する条例について」でありますが、本案は、本条例の適用対象に
特定工作物の築造を追加するものであります。
本委員会におきましては、理事者より
提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、
単身者向け共同住宅等に対する本条例における取り扱いについて、標識の設置期間を確認申請の30日前とした理由について、
建築物等の工事完了後の建築主と
近隣関係住民との
話し合いの確保策について等であります。
質疑終了後、採決いたしましたところ、本案は
満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、「議案第14号 港区
中高層階住居専用地区建築条例の一部を改正する条例」及び「議案第15号 港区
特別工業地区建築条例の一部を改正する条例」についてでありますが、2案はいずれも、「建築物の安全性及び市街地の防災機能の確保等を図るための
建築基準法等の一部を改正する法律」の施行に伴う「
建築基準法施行令」の一部改正に伴い、規定を整備するものであります。
本委員会におきましては、2案一括して議題とし、理事者より
提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、本条例改正に関連する
建築基準法が改正された趣旨及び理由について、建築物の敷地が
特別工業地区の内外にわたる場合の措置について等であります。
質疑終了後、順次採決いたしましたところ、いずれも
満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、廃棄物の処理及び清掃に関連する3議案についてであります。
まず、「議案第16号 港区廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部を改正する条例について」でありますが、本案は、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律等の一部を改正する法律」の施行による「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」の一部改正及び東京二十三区
清掃協議会の
管理執行事務の一部廃止に伴い、規定を整備するものであります。
次に、「議案第17号 港区
浄化槽清掃業の許可及び
浄化槽保守点検業者の登録に関する条例の一部を改正する条例について」でありますが、本案は、
浄化槽保守点検業者の登録制度を廃止するものであります。
最後に、「議案第44号 東京二十三区
清掃協議会規約の変更に関する協議について」でありますが、本案は、東京二十三区
清掃協議会の担任事務を変更するため、23区の協議により、東京二十三区
清掃協議会規約の一部を変更するものであります。
本委員会におきましては、3案一括して議題とし、理事者より
提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、
一般廃棄物収集運搬業等の許可の取消要件を追加することに対する事業者の意見について、区長の指定する処理施設への搬入のみを業とする場合の
許可手数料及び
許可更新手数料を無料とする理由について、東京二十三区
清掃協議会の担任事務の一部が区に移管されることに伴う経費負担の考え方について、
浄化槽保守点検業者の登録制度の目的について等であります。
質疑終了後、順次採決いたしましたところ、いずれも
満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、
区民向け住宅に関連する3議案についてであります。
まず、「議案第19号 港区
特定公共賃貸住宅条例の一部を改正する条例について」でありますが、本案は、「
民間事業者の能力を活用した市街地の整備を推進するための
都市再生特別措置法等の一部を改正する法律」の施行による「
土地区画整理法」の一部改正に伴い、規定を整備するものであります。
次に、「議案第20号
港区営住宅条例の一部を改正する条例について」でありますが、本案は、「
公営住宅法施行令の一部を改正する政令」の施行及び「
民間事業者の能力を活用した市街地の整備を推進するための
都市再生特別措置法等の一部を改正する法律」の施行による「
土地区画整理法」の一部改正に伴い、規定を整備するものであります。
次に、「議案第21号
港区立住宅条例の一部を改正する条例について」でありますが、本案は、「
民間事業者の能力を活用した市街地の整備を推進するための
都市再生特別措置法等の一部を改正する法律」の施行による「
土地区画整理法」の一部改正に伴い、規定を整備するものであります。
本委員会におきましては、3案一括して議題とし、理事者より
提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。主な内容は、区営住宅の
単身入居等を可能とする年齢を50歳から60歳へ引き上げることに伴う影響について、
区営住宅条例で規定されている公募の例外の事由の具体的な内容について、
区営住宅入居者の
資格要件緩和の可否について等であります。質疑の中で、
共産党議員団の
星野委員より、低
所得者世帯向け住宅の需要を満たすよう
区民向け住宅の供給戸数の拡大を図るべき旨の意見が述べられました。引き続き順次採決いたしましたところ、いずれも
満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、平成17年第4回定例会の最終日において、本委員会に付託継続された請願についてであります。
すなわち、六本木一丁目南地区再
開発事業に関連する3請願についてであります。
まず、「請願17第32号 六本木一丁目西地区(南地区)再
開発事業に関し
周辺住民との対話継続を求める請願」についてであります。本請願は、六本木一丁目西地区(南地区)再
開発事業に関して、
周辺住民との合意形成のための対話を継続するよう再
開発準備組合を指導されることを願うものであります。
次に、「請願17第33号 六本木1丁目西(南)地区再
開発事業およびこれにかかる同
地区地区計画の変更案に関し、再開発を円滑に進めるためにも、行政、住民間で充分
話し合い、合意形成を図れるように、ご指導、ご助言等を賜わることを求める請願」についてであります。本請願は、六本木一丁目南地区及び同
地区地区計画の変更について、周辺との調和の取れた住みやすい環境を維持した再開発を円滑に進めるため、
関係当事者間での十分な検討と真摯な
話し合いにより合意形成できるよう指導等されることを願うものであります。
最後に、「請願17第34号 『六本木一丁目南地区第一種市街地再
開発事業』の
都市計画(案)についての変更の請願」についてであります。本請願は、「六本木一丁目南地区第一種市街地再
開発事業」の
都市計画(案)の一部を変更・修正されるよう検討することを願うものであります。
本委員会におきましては、
請願代表者より
趣旨説明を聴取した後、3請願一括して議題とし、慎重に審議を行いました。すなわち、当地区におけるこれまでの再
開発事業の経過について、六本木一丁目西A5街区市街地再
開発準備組合による説明会の内容について、再
開発事業を計画するに当たっての関係住民からの意見聴取のあり方について、
街づくりに関する住民への
情報提供等を含めた住民参加に対する区の今後の取り組みについて等であります。
質疑終了後、まず、請願17第32号の
態度表明を行いましたところ、
共産党議員団の
星野委員より、当地区の再
開発事業については、納得できる
周辺住民との
話し合いがされておらず、また、十分な意思疎通と相互理解のために、区は
準備組合を指導されたいとの
都市計画審議会における付帯意見の意義を考慮すれば、議会としても請願の趣旨を酌み取るべきであることから、採択すべき旨の意見が述べられました。一方、
自民党議員団の
井筒委員より、区は、今後、当地区の再
開発事業について、
周辺住民により丁寧な説明をすべきであるが、本請願の趣旨には賛同できないことから、
公明党議員団の
山越委員より、
都市計画審議会の付帯意見に沿った
話し合いは継続すべきであるが、請願内容が当
地区地区計画の「
建築物等に関する事項」の変更にかかわるものであることから、それぞれ不採択とすべき旨の意見が述べられました。また、
民主クラブの七戸委員より、
周辺住民との対話を継続することを期待して、仲間へ勇気の会のなかまえ委員より、今後、区が真摯に
話し合いが行われるよう協力していくことを期待して、それぞれ
継続審査とすべき旨の意見が述べられました。
態度表明終了後、まず、
継続審査について諮りましたところ、
賛成少数をもって
継続審査とすることは否決されました。引き続き採決いたしましたところ、本請願は
賛成少数をもって不採択とすべきものと決定いたしました。
次に、請願17第33号の
態度表明を行いましたところ、
共産党議員団の
星野委員より、本請願は
話し合いの継続に向けての積極的な提案が含まれており、
地区計画については変更することも可能であることから、採択すべき旨の意見が述べられました。一方、
自民党議員団の
井筒委員及び
公明党議員団の
山越委員より、請願の趣旨にこたえるのは難しいことから、それぞれ不採択とすべき旨の意見が述べられました。また、
民主クラブの七戸委員及び仲間へ勇気の会のなかまえ委員より、
話し合いを継続し、見届けていくべきであることから、それぞれ
継続審査とすべき旨の意見が述べられました。
態度表明終了後、まず、
継続審査について諮りましたところ、
賛成少数をもって
継続審査とすることは否決されました。引き続き採決いたしましたところ、本請願は
賛成少数をもって不採択とすべきものと決定いたしました。
最後に、請願17第34号の
態度表明を行いましたところ、
共産党議員団の
星野委員より、当地区の再
開発事業そのものの是非も含め、
話し合いの中で
計画変更も視野に入れていくべきであることから、採択すべき旨の意見が述べられました。一方、
自民党議員団の
井筒委員、
公明党議員団の
山越委員及び仲間へ勇気の会のなかまえ委員より、当地区の市街地再
開発事業の
計画変更については、賛同できないことから、それぞれ不採択とすべき旨の意見が述べられました。また、
民主クラブの七戸委員より
継続審査とすべき旨の意見が述べられました。
態度表明終了後、まず、
継続審査について諮りましたところ、
賛成少数をもって
継続審査とすることは否決されました。引き続き採決いたしましたところ、本請願は
賛成少数をもって不採択とすべきものと決定いたしました。
次に、今定例会で新たに付託された請願についてであります。
まず、「請願18第4号
港南地域に『ちぃばす』の運行を求める請願」についてであります。本請願は、買い物や通院及び図書館・支所・
区民センター等を利用するに当たり、線路によって隔たれている
港南地域の足として、品川駅西口から東口、
港南地域、田町駅へと経由する「ちぃばす」が運行されることを願うものであります。
本委員会におきましては、
請願代表者より
趣旨説明を聴取した後、慎重に審議を行いました。すなわち、
港南地域の活発な
開発事業に伴う人口増に対応した緻密な交通手段の充実の必要性に対する区の考え方について、「ちぃばす」の運行に関する世論調査及び
フォローアップ調査の回答内容について、地域特性に応じた
コミュニティバスの今後のあり方について、「ちぃばす」の運行を拡充するに当たっての区の姿勢について等であります。質疑の中で、
共産党議員団の
星野委員より、今後の「ちぃばす」運行事業については、
路線拡大等も含め、区民の声を十分に聴取することにより、早期に
利便性向上策を検討されるよう、要望が述べられました。引き続き採決いたしましたところ、本請願は
満場一致をもって採択すべきものと決定いたしました。
最後に、「請願18第6号 『(仮称)
ディアナガーデン広尾』のゴミ回収に関する請願」についてであります。本請願は、
地域住民との
話し合いがつかないまま、本年3月に引き渡しを行おうとしている南麻布五丁目の「(仮称)
ディアナガーデン広尾」のごみ収集、集積、回収の方法等に関して、
地域住民の生活、通学路の確保、
環境保全等に配慮するよう建築・事業主を指導・指示することを願うものであります。
本委員会におきましては、現地視察を行い、
請願代表者より
趣旨説明を聴取した後、慎重に審議を行いました。すなわち、本件建物が建築確認された経緯について、
廃棄物保管場所等の場所・構造・設備の選定等に関する事前協議のあり方について、ごみの集積及び
回収方法等に対する区の事業者への責任ある対応の必要性について、ごみの集積・保管場所の選定に係る事業者と
周辺住民との
話し合いの重要性について等であります。
質疑終了後、採決いたしましたところ、本請願は
満場一致をもって採択すべきものと決定いたしました。
以上にて
委員長報告を終わります。何とぞ皆様のご賛同を賜りますようお願い申し上げます。
続いて議題となっております日程第 につきまして、
建設常任委員会を代表して委員会で審査中の案件について、中間報告を申し上げます。
最初に、今定例会で新たに付託された請願についてであります。
すなわち、「請願18第5号 (仮称)『
高輪台プロジェクト』建設に関する請願」についてであります。本請願は、高輪三丁目の(仮称)「
高輪台プロジェクト」が、地域環境の保全及び
地域コミュニティの保持等について、多くの不安があるため、プライバシーや生活環境及び風害等に対する対策を講ずるとともに、
近隣住民との
話し合いによる工事協定を締結するなど誠意ある対処がなされるよう事業者を指導することを願うものであります。
本委員会におきましては、現地視察を行い、
請願代表者より
趣旨説明を聴取した後、慎重に審議を行いました。すなわち、大規模開発に伴う事業者の
近隣住民への説明に関する区の指導のあり方について、
本件建築計画に伴い影響を受ける高輪台駅
エレベーター設置時期等に関する協議状況について、
本件建築計画が近隣等の住環境に及ぼす影響に対する区の
取り組み内容について、区が絶対高さ制限を導入する可能性及び予定について等であります。引き続き
態度表明を行いましたところ、
共産党議員団の
星野委員より採択との態度が表明されましたが、今後もなお引き続き慎重審議の必要がありますので、閉会中の
継続審査を申し出ることに決定いたしました。
次に、
継続審査中の13請願についてであります。
すなわち、「請願15第14号
地元中小建設産業従事者の経営と
生活危機打開のための緊急対策を求める請願」、「請願15第15号 強行する森ビルの『虎ノ門・六本木』・『虎ノ門・麻布台』再開発について、住民の合意が取れるまで、
都市計画決定下さないように港区議会・各派各議員に依頼する請願」、「請願15第16号 仙石山(虎ノ門5丁目地区の一部=虎ノ門・
六本木地区及び虎ノ門・
麻布台地区両市街地再開発区域に含まれる)の『虎ノ門・
六本木地区及び虎ノ門・
麻布台地区両市街地再
開発準備組合』による再開発の申請を取り消し、白紙に戻して頂くことに関する請願」、「請願15第17号 『虎ノ門・
六本木地区市街地再
開発準備組合及び虎ノ門・
麻布台地区市街地再
開発準備組合』の長年にわたる
街づくりへの取り組みに理解をいただき、当地区の
街づくりの早期実現に向けて協力を求める請願」、「請願15第29号 六本木七丁目
区域出雲大社前の通りに則して、
六本木通りへの横断歩道及び
信号機設置に関する請願」、「請願15第31号 旧
鞆絵小校庭にある『
みなとみどりっ子クラブ』の
ビオトープ・田畑を、
ビオトープ公園に拡充する請願」、「請願16第16号 港区白金台1丁目住民の住環境および
白金小学校の
教育環境維持のため、
仮称コンフォート白金台の
計画見直し及び誠意的に対話をするよう指導していただくことを求める請願」、「請願16第29号
虎ノ門法曹ビル建設計画にあたって事業主・施工業者に住民と誠意をもって
話し合いをもつよう求める請願」、「請願16第30号 強行する森ビル(株)の虎ノ門・
六本木地区市街地再開発に反対する請願」、「請願17第18号 『六本木・
虎ノ門地区・
地区計画』の
都市計画変更案について反対の請願」、「請願17第19号 『六本木・
虎ノ門地区地区計画』の
都市計画変更の手続きを中止し原案を白紙に戻す請願」、「請願17第20号 『六本木・
虎ノ門地区地区計画』の
都市計画の変更の原案についての反対の請願」、「請願17第21号 『六本木・
虎ノ門地区地区計画』の
都市計画変更の早期決定に協力を要請する請願」についてでありますが、13請願いずれも、今後もなお引き続き慎重審議の必要がありますので閉会中の
継続審査を申し出ることに決定いたしました。
最後に、「発案15第11号
街づくり行政の調査について」であります。
本委員会におきましては、理事者より、港区後期基本計画・実施計画(素案)について、港にぎわい公園事業計画(素案)中間のまとめについて、開発計画について(芝四丁目)、六本木一丁目南地区第一種市街地再
開発事業の区域公告について、耐震強度偽装問題に対する対応について、
都市計画公園港南公園整備工事について、区有施設アスベスト調査報告について等の報告を聴取し、質疑を行うとともに、意見、要望を述べました。また、本発案に係る重点調査項目に基づき、金沢市のまちづくり条例について及び富山市の景観まちづくり条例について、行政視察いたしました。
以上が本委員会における審査の経過でありますが、本発案につきましては、今後もなお調査検討の必要がありますので、閉会中の
継続審査を申し出ることに決定いたしました。
以上にて中間報告を終わります。
○委員長(杉原としお君) ご苦労さまでございました。よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉原としお君) 案文は了承されました。
次回の日程ですが、3月24日金曜日に開会したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
なお、開会通知につきましては、既にお渡ししたと思います。よろしくお願いいたします。
その他、何かございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉原としお君) それでは、委員会を閉会します。
午後 3時39分 閉会...