千代田区議会 > 2020-03-17 >
令和2年文化財保存・活用特別委員会 本文 開催日: 2020-03-17
令和2年文化財保存・活用特別委員会 資料 開催日: 2020-03-17

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  1. 千代田区議会 2020-03-17
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    千代田区議会議事録 トップページ 詳細検索 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 令和2年文化財保存活用特別委員会 本文 2020-03-17 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 180 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯たかざわ委員長 選択 2 : ◯たかざわ委員長 選択 3 : ◯永見文化振興課長 選択 4 : ◯たかざわ委員長 選択 5 : ◯永田委員 選択 6 : ◯永見文化振興課長 選択 7 : ◯永田委員 選択 8 : ◯永見文化振興課長 選択 9 : ◯永田委員 選択 10 : ◯永見文化振興課長 選択 11 : ◯永田委員 選択 12 : ◯たかざわ委員長 選択 13 : ◯西岡委員 選択 14 : ◯永見文化振興課長 選択 15 : ◯西岡委員 選択 16 : ◯永見文化振興課長 選択 17 : ◯西岡委員 選択 18 : ◯たかざわ委員長 選択 19 : ◯永見文化振興課長 選択 20 : ◯たかざわ委員長 選択 21 : ◯木村委員 選択 22 : ◯永見文化振興課長 選択 23 : ◯木村委員 選択 24 : ◯永見文化振興課長 選択 25 : ◯木村委員 選択 26 : ◯永見文化振興課長 選択 27 : ◯木村委員 選択 28 : ◯永見文化振興課長 選択 29 : ◯木村委員 選択 30 : ◯永見文化振興課長 選択 31 : ◯木村委員 選択 32 : ◯永見文化振興課長 選択 33 : ◯木村委員 選択 34 : ◯永見文化振興課長 選択 35 : ◯小川文化スポーツ担当部長 選択 36 : ◯たかざわ委員長 選択 37 : ◯小川文化スポーツ担当部長 選択 38 : ◯木村委員 選択 39 : ◯小川文化スポーツ担当部長 選択 40 : ◯木村委員 選択 41 : ◯永見文化振興課長 選択 42 : ◯木村委員 選択 43 : ◯永見文化振興課長 選択 44 : ◯たかざわ委員長 選択 45 : ◯木村委員 選択 46 : ◯永見文化振興課長 選択 47 : ◯木村委員 選択 48 : ◯永見文化振興課長 選択 49 : ◯たかざわ委員長 選択 50 : ◯永見文化振興課長 選択 51 : ◯たかざわ委員長 選択 52 : ◯木村委員 選択 53 : ◯永見文化振興課長 選択 54 : ◯木村委員 選択 55 : ◯大串委員 選択 56 : ◯たかざわ委員長 選択 57 : ◯大串委員 選択 58 : ◯永見文化振興課長 選択 59 : ◯大串委員 選択 60 : ◯永見文化振興課長 選択 61 : ◯たかざわ委員長 選択 62 : ◯大串委員 選択 63 : ◯小川文化スポーツ担当部長 選択 64 : ◯たかざわ委員長 選択 65 : ◯小川文化スポーツ担当部長 選択 66 : ◯たかざわ委員長 選択 67 : ◯大串委員 選択 68 : ◯小川文化スポーツ担当部長 選択 69 : ◯たかざわ委員長 選択 70 : ◯飯島委員 選択 71 : ◯永見文化振興課長 選択 72 : ◯飯島委員 選択 73 : ◯たかざわ委員長 選択 74 : ◯飯島委員 選択 75 : ◯永見文化振興課長 選択 76 : ◯たかざわ委員長 選択 77 : ◯飯島委員 選択 78 : ◯永見文化振興課長 選択 79 : ◯小林やすお委員 選択 80 : ◯たかざわ委員長 選択 81 : ◯小林やすお委員 選択 82 : ◯永見文化振興課長 選択 83 : ◯たかざわ委員長 選択 84 : ◯はやお委員 選択 85 : ◯永見文化振興課長 選択 86 : ◯小川文化スポーツ担当部長 選択 87 : ◯たかざわ委員長 選択 88 : ◯たかざわ委員長 選択 89 : ◯小川文化スポーツ担当部長 選択 90 : ◯たかざわ委員長 選択 91 : ◯小枝副委員長 選択 92 : ◯たかざわ委員長 選択 93 : ◯小枝副委員長 選択 94 : ◯たかざわ委員長 選択 95 : ◯永見文化振興課長 選択 96 : ◯たかざわ委員長 選択 97 : ◯永見文化振興課長 選択 98 : ◯たかざわ委員長 選択 99 : ◯永見文化振興課長 選択 100 : ◯小枝副委員長 選択 101 : ◯永見文化振興課長 選択 102 : ◯たかざわ委員長 選択 103 : ◯村木教育担当部長 選択 104 : ◯たかざわ委員長 選択 105 : ◯小林やすお委員 選択 106 : ◯永見文化振興課長 選択 107 : ◯小林やすお委員 選択 108 : ◯永見文化振興課長 選択 109 : ◯小林やすお委員 選択 110 : ◯永見文化振興課長 選択 111 : ◯小林やすお委員 選択 112 : ◯永見文化振興課長 選択 113 : ◯小林やすお委員 選択 114 : ◯永見文化振興課長 選択 115 : ◯小林やすお委員 選択 116 : ◯永見文化振興課長 選択 117 : ◯小林やすお委員 選択 118 : ◯永見文化振興課長 選択 119 : ◯小林やすお委員 選択 120 : ◯たかざわ委員長 選択 121 : ◯永見文化振興課長 選択 122 : ◯たかざわ委員長 選択 123 : ◯小林やすお委員 選択 124 : ◯たかざわ委員長 選択 125 : ◯西岡委員 選択 126 : ◯たかざわ委員長 選択 127 : ◯西岡委員 選択 128 : ◯永見文化振興課長 選択 129 : ◯西岡委員 選択 130 : ◯たかざわ委員長 選択 131 : ◯西岡委員 選択 132 : ◯たかざわ委員長 選択 133 : ◯大串委員 選択 134 : ◯永見文化振興課長 選択 135 : ◯大串委員 選択 136 : ◯たかざわ委員長 選択 137 : ◯小川文化スポーツ担当部長 選択 138 : ◯たかざわ委員長 選択 139 : ◯大串委員 選択 140 : ◯小川文化スポーツ担当部長 選択 141 : ◯たかざわ委員長 選択 142 : ◯うがい委員 選択 143 : ◯たかざわ委員長 選択 144 : ◯永見文化振興課長 選択 145 : ◯小川文化スポーツ担当部長 選択 146 : ◯たかざわ委員長 選択 147 : ◯小川文化スポーツ担当部長 選択 148 : ◯たかざわ委員長 選択 149 : ◯うがい委員 選択 150 : ◯永見文化振興課長 選択 151 : ◯たかざわ委員長 選択 152 : ◯うがい委員 選択 153 : ◯たかざわ委員長 選択 154 : ◯小野委員 選択 155 : ◯永見文化振興課長 選択 156 : ◯小野委員 選択 157 : ◯永見文化振興課長 選択 158 : ◯小野委員 選択 159 : ◯永見文化振興課長 選択 160 : ◯たかざわ委員長 選択 161 : ◯永見文化振興課長 選択 162 : ◯小野委員 選択 163 : ◯たかざわ委員長 選択 164 : ◯林委員 選択 165 : ◯永見文化振興課長 選択 166 : ◯林委員 選択 167 : ◯永見文化振興課長 選択 168 : ◯林委員 選択 169 : ◯永見文化振興課長 選択 170 : ◯林委員 選択 171 : ◯たかざわ委員長 選択 172 : ◯たかざわ委員長 選択 173 : ◯飯島委員 選択 174 : ◯永見文化振興課長 選択 175 : ◯飯島委員 選択 176 : ◯松本環境まちづくり部長 選択 177 : ◯飯島委員 選択 178 : ◯松本環境まちづくり部長 選択 179 : ◯たかざわ委員長 選択 180 : ◯たかざわ委員長発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                 午後1時30分開会 ◯たかざわ委員長 皆さんこんにちは。ただいまから文化財保存活用特別委員会を開会いたします。座って進行させていただきます。  お手元に本日の日程及び資料をお配りしております。日程に沿って進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。                〔「はい」と呼ぶ者あり〕 2: ◯たかざわ委員長 はい。それでは、日程1、報告事項に入ります。地域振興部、令和2年度文化財保護事業運営について、理事者からの説明を求めます。 3: ◯永見文化振興課長 地域振興部資料1に基づいてご説明を申し上げます。令和2年度文化財保護事業運営についてでございます。  1番、令和2年度予算額でございます。文化財保護事業運営、こちらは(1)から(3)は全て拡充となっております。金額はこちらに書かれているとおりでございますが、(1)の企画展・特別展。これは、令和元年度に比べて、令和2年度は1.8倍の金額となっております。  また(2)文化財調査・研究、こちらの金額は令和元年度に比べ、令和2年度は4.4倍となっております。  (3)文化財保護一般でございますが、こちらのほうは令和元年度に比べて令和2年度は約1.7倍の金額となっております。  また、最後の文化財サインの更新でございますが、こちらは29年度から31年度までの3カ年のオリ・パラ推進プロジェクトになりまして、令和元年度で終了となっておりますので、こちらのほうはそのまま計上されないということで、合計で令和2年度の予算は1億3,438万ということで、前年度に比べて1.8倍の金額を計上させていただいております。  では、次に2番、主な拡充内容でございます。(1)企画展・特別展、こちらのほうは特別展として「(仮称)浮世絵で見る江戸文化」として指定管理者との共催事業で、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催に合わせた文化交流事業でございます。区の持つ豊かな文化資源を展示し、区の魅力を国内外にアピールをいたします。神田の代表的な商家・三谷家伝来の浮世絵(区の指定文化財)となっておりますが、こちらのほうを展示させていただく予定でおります。ICTを活用した多言語対応でご案内をしたいと思っております。  次に、講座等の実施ということで、浮世絵の体験教室や展示解説、日比谷カレッジということで、通常の企画展よりも回数等をふやして拡充をしてまいります。  次に、2)常設展の展示室でございますが、こちらのほうはプロジェクション・マッピング、令和元年度にも新しく今工事をしているところでございますが、令和2年度も地図のほうをコンテンツをふやして拡充をしてまいります。  続いて(2)文化財調査・研究でございます。こちらのほう1)でございますが、文化財保護審議会のほうでも、この指定文化財の修理については現状をごらんいただいて、教育委員会から諮問をして、その修理の内容について文化財保護審議会から答申を受けて、令和2年度にこちらの三谷家の菖蒲人形五人立の螺鈿棒の修理や、あと三谷家の画帖の修理、そのほか、指定文化財等の修理を予定しております。こちらのほうは1,500万の予定でございます。  次に、2)常磐橋修理工事関係でございますが、こちらのほうは3月で工事が終了されましたらば、令和2年度は仮設展示のほうの施設を工事させていただきます。これは整備が終わって秋以降の予定でございます。仮展示ということで、コンテナを用意して、この修理工事で出てきた遺物とか遺跡の橋の構造のご案内等をしていく予定でおります。  それから、こちらのほうの修理工事の報告書の作成等もその費用も計上しております。  それから、常磐橋のほうは保存活用計画や整備計画もこれから策定していかなければならないので、そちらのほうの委員会の委託料等も計上されております。常磐橋関連では、仮設展示の工事や委員会や修理報告書で合計5,280万ぐらいを計上しておりまして、この(2)の文化財調査・研究の約61%の金額となっております。  次に、3)文化財の総合調査の準備ということで、こちらは総合調査に将来調査をすることに向けてどういうことができるかということを研究する費用として計上しております。  それから、4)江戸城外堀保存管理計画改定に向けた課題検証ということで、こちらも金額計上しております。  次に、(3)文化財保護一般でございますが、こちらのほうは指定文化財台帳の整備ということもありまして、収蔵整理システムの導入と、あとデータベース化ということを予定しております。
     次に、中性紙箱の購入ということですが、こちらのほうは大きな指定文化財等をしまうための特注の中性紙箱の購入ということで予算を計上しております。  3)施設改善コンサル委託業務ということで、こちらのほうは今年度も博物館の専門の事業者のほうにも見ていただいたんですが、よりコンサルをしていただくということでこちらのほうの予算を計上しております。  それから、文化財の標柱説明板の更新・多言語化ということで、オリ・パラ推進プロジェクト3カ年が終わりましたので、今度は随時更新というか修理もしていくということで、こちらのほうも予算化をしております。  こちらのほうが(2)文化財調査・研究ということで、合計8,549万2,000円の計上となっております。  最後に、3番でございますが、組織体制。こちらのほうは令和2年度から文化財担当課長の新設、あと事務職及び学芸員を増員する予定でおります。  以上、令和元年度は今まで現状把握や課題整理、あと区議会の特別委員会の皆様や文化財保護審議会の皆様と課題整理と、あと現状を見ていただいたりしてまいりましたが、令和2年度は附帯決議でご指摘いただいた文化財台帳の整備や修理・保存のための予算、あと収蔵庫の整備に向けた予算、文化財総合調査の実施に向けた事前の予算ということで、保存管理と、あとオリ・パラに向けた特別展の予算が主な拡充内容となっております。  ご説明は以上でございます。 4: ◯たかざわ委員長 はい。説明をいただきました。委員の皆様から質疑、質問をお受けしたいと思います。いかがですか。 5: ◯永田委員 常磐橋関連について質問します。常磐橋が今後完成していった後の活用だったりとか、あるいはできたときの完成イベントとか、そういったことについて計画がありましたら説明してください。 6: ◯永見文化振興課長 常磐橋の工事が完成した暁には、修理工事の過程で出てきた、もとの木の橋であったときの土台の松ぐいであったりとか、あと修理工事で使うことができなかった石ですとか、そういうものを展示してこの地域の歴史というものを皆様にご紹介するような仮展示を行う予定であります。それで、長年9年間工事をして、あそこを閉鎖してございましたので、仮の開放のときには、少し何か修理工事の過程も紹介するようなイベントを少しできたらなということを道路公園課のほうとも今相談をしているところでございます。 7: ◯永田委員 これは9年間かけて完成したのでより効率的な活用をお願いしたいところなのと、あと常磐橋には渋沢栄一像があって、4年後の令和6年には新1万円札になるということが注目されていると思いますが、渋沢栄一像の区の扱いって、どういうふうになっているんでしょうか。 8: ◯永見文化振興課長 震災復興のときに、あの辺のパーゴラとか渋沢栄一像とかもできたかと思うんですが、今、国指定史跡常盤橋門跡のところで保存活用計画を策定中でございます。その中であそこの史跡についての本質的価値というところを今定義をしているところなんですが、今、委員会の中で話し合われているのは、渋沢栄一像については、また本質的価値に準じるような価値ということで、歴史の時代も違うので、そのような形で準じる価値として位置づけましょうということで、今、議論をされているところでございます。 9: ◯永田委員 直接的には渋沢栄一像と常磐橋は違うというのもわかるのですけども、これだけ注目されているので、渋沢栄一を活用したイベント、常磐橋ともあわせてやるのも一つかなと思いますが、そのような検討は進めていく予定は、考えはありますでしょうか。 10: ◯永見文化振興課長 イベントの中では地域の歴史を皆様にご紹介できたらなと思っているところでございますが、まだ具体的にはどういう内容でというところは詰めてございませんので、今後検討させていただきたいと思います。 11: ◯永田委員 はい。いいです。 12: ◯たかざわ委員長 はい。ほかにございますか。 13: ◯西岡委員 2の(2)のところなんですが、1)指定文化財の修理委託とありますけれども、これは恐らく技術的に難しいものを修理委託をするとは思うんですけれども、例えば簡易的な修繕であれば修復師育成の専門学校等もありますので、そちらと連携して生で修繕する様子ですとか、実体験、学びの場を提供するということはいかがでしょうか。  それともう1点なんですが、(3)の文化財保護一般というところで、この収蔵整理システムの導入のデータベース化をするに当たってどのくらいの期間がかかるかというめどと、あと金額がどのくらいだったか、あと、3)の施設改善コンサル業務委託、これも、事実確認としてどのくらいの金額になるのか教えてください。 14: ◯永見文化振興課長 まず1点目の指定文化財の簡易的な修理について、修復師の方の人材育成というようなことを今お話しいただいたところなんですが、この指定文化財の修理につきましては、文化財保護審議会の先生方へ現状を見ていただいて、それでどういう方に修理をしていただくのが適当かというようなところもご相談させていただきながら進めているところでございます。  それから、2点目の(3)の1)、収蔵整理システムの導入ということで、こちらのデータベース化についてめどはいつごろかというようなお話でございましたが、こちらはまず指定文化財のデータ入力というところを来年度上半期で行いたいと思います。最初にシステムの導入、インストールというか、システムを構築して、その後、データを順次入れていく作業を進めます。それで上半期に指定文化財の公開を目指していきたいと思います。そのほか、たくさんある収蔵品のデータ入力というところは複数年かけてやっていく予定でございます。それから金額でございますが、こちらのほうは70万というか、クラウドシステムを使うところで、ソフトの経費とかインストール経費とか、あとランニングコストですね、そちらもあわせまして年間70万円程度で済む予定でございます。こちらのシステムは多くの博物館とか自治体とかでもう既に使われているシステムでございます。  それから、最後のコンサルの金額、参考までにということで、こちらのほうは県立博物館等を手がけている事業者に見積もりをとりまして、一応予算は220万で計上してございます。  以上でございます。 15: ◯西岡委員 ありがとうございます。220万、今のお話は年間ということでよろしいですか。また具体的に──年間で220万ということですか。ちなみに学芸員さんや学芸員補さんがいる中で、どういう仕事を具体的にしていくんでしょうか。要は、学芸員って、博物館、美術館の照明ですとか湿度とか、そういう管理と、あとレイアウトも全て学んでの学芸員だと思うんですけれども、どういうニュアンスでこの方たちを雇うのか教えてください。 16: ◯永見文化振興課長 委託でお願いするんでございますが、この展示の環境とか収蔵環境とかを見ていただきまして、どういう改善ができるかとかというところを専門の建築のこととかもわかるような専門の事業者にコンサルをしていただく予定でこちらを計上させていただきました。 17: ◯西岡委員 わかりました。いいです。 18: ◯たかざわ委員長 よろしいですか。要するに、あの建物自体どのような設備がきちっとできるかというようなことを調べてもらう、そういうことでよろしいですよね。 19: ◯永見文化振興課長 はい。 20: ◯たかざわ委員長 ほかにございますか。 21: ◯木村委員 この最後の組織体制ですけれども、事務職と学芸員の増員予定ということです。たしか懇談の中でも、こういったところの学芸員が足りないだとか、あるいはこういう分野にも学芸員がいればいいだとかという、いろんなご要望が出された気がします。で、具体的にどういったところに学芸員さんの補強があるのか、予定しているのかというところをちょっと教えていただければと思います。 22: ◯永見文化振興課長 学芸員の中でも、埋蔵文化の学芸員を募集してございます。 23: ◯木村委員 何人ぐらい。(発言する者あり)すみませんね。 24: ◯永見文化振興課長 若干名ということで募集はしてございますが、1名ないし2名…… 25: ◯木村委員 本当に若干です。(「若干」と呼ぶ者あり)(発言する者あり) 26: ◯永見文化振興課長 以上でございます。 27: ◯木村委員 非常勤の方ですか、それとも正規として採用されるんですか。 28: ◯永見文化振興課長 まずは会計年度…… 29: ◯木村委員 か。1年か。 30: ◯永見文化振興課長 募集でやっております。ただ、人事課とも来年度に向けても正規職員もふやしていこうということで、相談は継続してさせていただいているところでございます。 31: ◯木村委員 じゃあ、ひとつ頑張っていただいて。  それで、(発言する者あり)今回、令和2年度予算額のほうも随分拡充されたと。当委員会をつくった成果の一つのあらわれかとは思うんだけれども、ただ、これはどうなんでしょう、基礎的な事業、基礎的なところで拡充されたのか、それともオリンピック・パラリンピックや先ほどの常磐橋のこういう特別な枠組みがあって予算がふえているのか。その辺詳細はともかくとして、ちょっと大枠だけご説明いただければと思います。基礎のベースでふえているというんだったらいいんですけどね。 32: ◯永見文化振興課長 まず、企画展・特別展の項目でございますが、こちらは前年に比べて1.8倍ということで、オリンピック・パラリンピックの開催時期にあわせた特別展示ということで、内容の拡充であったり、講座の回数も、通常は一つの展示会ですと1回か2回というようなところを3回程度にしたりとかというところで、あと展示解説の回数もふやしたりというところで、あとお子様方に浮世絵の体験、掘って刷ってもらうとか、そういうような体験も予定しておりまして、展示会の内容自体拡充してございます。こちらは30年度の夢二の展示のときは1,400万の予算だったんですが、そこよりも若干1,900万ということでふえているんですが、その1,900万のうち400万は常設展示のプロジェクション・マッピングのほうの充実ということなので、そうですね、オリ・パラに向けた拡充というところは…… 33: ◯木村委員 やっていかないの。 34: ◯永見文化振興課長 この企画展・特別展のところが大きなところだと思います。  それから、(2)の文化財調査・研究でございますが、こちらのほうは前年に比べて4.4倍ということで、主に常磐橋の修理工事の関係で5,280万、修理工事と委員会と報告書作成で5,280万ということで、(2)の61%と先ほどご説明申し上げましたが、そちらがちょっと今回の(2)については大きくなってございますが、そのほか指定文化財の修理ということで、計画的に順番に指定文化財修理をしていきましょうということで、修理の費用については1,500万ということで計上させていただいております。  それから、総合調査に向けた準備ということで110万、で、江戸城外堀保存管理計画の改定に向けた課題検証ということで、こちらのほうは500万を計上させていただいております。これは将来的にもまた順次更新されていく金額だと思っております。それから、文化財の保護一般でございますが、こちらのほうは、順次また来年は改善に向けたコンサルということでございますが、それがまた再来年については具体的などういう改善というところで金額が計上されていくようなことになるかと思います。 35: ◯小川文化スポーツ担当部長 補足をさせてください。 36: ◯たかざわ委員長 担当部長。 37: ◯小川文化スポーツ担当部長 ただいまの課長の答弁に若干に補足をさせていただきます。  木村委員ご指摘のとおり、来年度の予算、オリンピック・パラリンピックに対する予算であったり、あるいは常磐橋の対応ということで、日常業務の拡充という部分と、今申し上げたような部分と、確かに大別できるかと思います。  ご質問にございました日常的な業務の拡充部分ということで申し上げれば、ただいま課長が説明した、この資料で言いますと、2の(2)の3)4)、あるいは(3)の1)2)3)あたりがその経常業務の拡充に当たる部分かと。また、さらにそれを少し細かく見ますと、この(2)の3)4)に関しては…… 38: ◯木村委員 これ、ちょっと注目。 39: ◯小川文化スポーツ担当部長 3)4)に関しましては、これはあくまでも最終的な調査、あるいは最終的な実行に至る過程の準備に対しての金額になってきます。またこの(3)の3)に関しましても、最終的には最適な保存・管理の施設の計画を立てるわけですけれども、当然、改修経費等はまだその先になってきますが、それのどういう改修をするかの調査に当たる準備のための金額ということでございますので、来年度に関しましては、先ほど申し上げた金額にとどまっておりますけれども、将来的には準備の内容次第で、またさらにその次の予算組みにかかってくる、さらに大きな金額にかかってくる可能性もあるというような予算化というふうに考えてございます。 40: ◯木村委員 最後に、ちょっと一つだけ。よくわかりました。  それで、審議会の先生たちとの懇談のときに、ちょっと印象的なことがちょっと幾つかあって、その一つ、例えば埋蔵文化財、これが千代田区で最後の埋蔵文化財に、これだけ開発がやられていくと、そういうことになるんじゃないか。それがわからないまま掘り出してそのままになってしまうんじゃないかみたいなお話があって、確かにその辺の調査も含めているのか、そんなことしないのかな、(2)の3)の文化財総合調査準備というのは、その辺も問題意識があるのかなというちょっと気がしたもので、ちょっと確認したかったんですね。  それから、ごめんなさい、もう一件ついでに。常設展示室で、日本女子大の先生がいらっしゃいました。で、あの先生が、常設展示で、社会科学じゃなくて自然科学、どういう、いわゆる地質というか地層というか、そこに千代田がどういう歴史的な経過を踏まえて今の千代田ができたのか、自然科学的な見方で。そういうものもきちんと展示できるようにするのが望ましいんじゃないかなというようなお話があったと思うんですよ。ただ、狭いのでどこまでできるのかというのはあると思うんだけれども、そういったものの検討というのも、来年度の予算でできるかどうかはともかくとして、どうなんでしょう、今後の中でその辺の調査・研究の対象になるのかな、ちょっとその辺だけ教えてもらえますか。 41: ◯永見文化振興課長 日比谷の常設展示室は1室から5室までございまして、第1室のほうでは、そういう、今、木村委員おっしゃいました自然の部分、地層の部分ですね、日比谷入り江があったころの地層を展示してあったりとか…… 42: ◯木村委員 最初にありましたよね。 43: ◯永見文化振興課長 あと、海の模型があったりということで、1室から5室まで時代を順次新しい時代にというところで常設展示をしております。それで、今まで区内の遺跡から出てきた土器とかお皿とか、そういうものも展示をしてございます。あと木皮であったりとかというところで。  あと、第5室については最後の部分で、シーズンによって、ちょっと展示の内容を変えたりということで、小学校の資料であったりとか、あと前年度にご寄贈いただいた資料を展示したりとかということで少し変えたりとかということで。今年度については、常設展示室の第5室のプロジェクション・マッピングを新しく導入したりというようなことで、常設展示も、1日、日比谷の図書館に来館者の約5%、毎日300人ぐらいは常設展示室ごらんいただいて、年間で5万弱のご来館の方が常設展示だけでもございます。そういう中で、展示をして自然科学的なところでも地層の部分でご紹介しているところではあるんですけども、研究ということであれば、いろいろ区内でも遺跡の発見ということは年間20件弱ございますので、そういったときに本格調査であったり試掘調査であったりということで、その現場現場でやはり調査をしたりということは常時やっております。例えばそれが指定文化財になったりとかとあれば、調査・研究報告書を出したりとか展示会をやったりということで、広く皆様にご紹介をするような機会を設けております。 44: ◯たかざわ委員長 よろしいですか。 45: ◯木村委員 最初のほうのこと。(「総合調査のこと」「総合調査ですね」と呼ぶ者あり) 46: ◯永見文化振興課長 ごめんなさい。失礼しました。  文化財総合調査にそういう調査・研究の費用が入っているかというご質問のところでございますが…… 47: ◯木村委員 埋蔵文化財の。(発言する者あり)うん。 48: ◯永見文化振興課長 この文化財総合調査につきましては、区内、将来的に地域の計画をつくっていくに当たって、地域の文化財はどういうものがあるかということの実態調査をする前に、どういう形でそれができるかということなので、具体的な埋蔵文化の調査・研究費ということで計上されているものではございません。 49: ◯たかざわ委員長 え、そうじゃなくて。 50: ◯永見文化振興課長 普通の…… 51: ◯たかざわ委員長 先生がおっしゃっていた、開発が盛んにされているんで、埋蔵文化財がこれからは出てこないんじゃないかというような危惧がされていたということで、その辺は意識していますかということでしょう。 52: ◯木村委員 そうですよ。 53: ◯永見文化振興課長 もう出てこなくなるのではないかという現状ではなくて、実際は先ほど申し上げましたように、試掘調査なり本格調査というところでは年間20件弱はございます。周知の埋蔵文化包蔵地という、民間の開発のときには必ず事前に照会がございます。そちらのほうは年間1,800件ぐらいの問い合わせがありまして、周知の埋蔵文化包蔵地に該当していたり、その隣接地であったり、あと当区に該当しない地域であったりということなんですけども、年間で言えば1,800件程度の照会がございます。 54: ◯木村委員 心配しなくて大丈夫ということなんですよね。 55: ◯大串委員 関連して、同じ質問。 56: ◯たかざわ委員長 大串委員。(発言する者あり) 57: ◯大串委員 文化財総合調査準備ですけれども、この項目、随分昔から、私、必要性を主張してまいりましたけれども、項目として予算のところにあってもなかなか進まなかったこれまでは。古くは国会図書館から来られた柳さんが課長のときに、初めてこの文化財総合調査研究という項目で、たしか50万だったかな、入ったことを覚えているんですけど、それから今日に至るまで一向に進まなかった。今回もまた項目はこれ、入るわけですけれども、110万とおっしゃっていましたけれども、今回は本当に、本気になってやるということでいいんですか。もうちょっと、だから地域のものを把握したいんだというお話がありましたけど、もうちょっと説明してくれますか。 58: ◯永見文化振興課長 今後、地域の文化財の地域計画というものを、文化財保護法の改正がございまして、つくっていかなければなりません。で、その前段階で地域にはどういう資源があるんだ、どういう文化財があるんだということを実態を調査して把握しなければならないので、その実態調査を行っていかなければなりません。  そういった関係で、なかなか、神社仏閣であれば外にあったりということで、目に見える、わかりやすい文化財であったりしますが、個人のものであったりとか地域の皆様が代々伝えてお持ちになっているものとかというのはなかなか顕在化してこない部分もございますので、その辺どうやって把握していったらいいかと、そういうようなところもこのコンサルのところと相談をさせていただいて、将来的な文化財総合調査につなげていきたいと考えております。 59: ◯大串委員 地域の計画をつくらなくちゃいけないからやるんだというお話なんですけれども、この調査・研究、本当に地域のものを把握して実態を調査しようとなると5年から10年かかりますよということなんですけれども、それと、計画はじゃあいつつくるのかと、僕はわからないんですけど、その点はどうなんでしょうか。 60: ◯永見文化振興課長 今まだ地域の総合計画をいつまでにつくらなければならないという期限的なところはございません。文化財保護法が平成30年の6月に改正されて、文化庁が指針をつくったところでございますが、東京都のほうの大綱は令和2年度に作成着手に入るそうです。そうですね、調査も複数年かかって、あと、この地域計画をつくるのも、文化庁のモデルケースですと1年のパターンと3年かかるパターンと、ということで、やはり複数年かけて計画をしていくというところなので、今の段階では何年までに地域計画をつくりますということは申し上げられない段階でございます。 61: ◯たかざわ委員長 区としては何年ぐらいの計画でというのはないんですかね。 62: ◯大串委員 しっかりやってもらえればいいんだけどさ。 63: ◯小川文化スポーツ担当部長 ちょっと補足をさせてください。 64: ◯たかざわ委員長 担当部長。 65: ◯小川文化スポーツ担当部長 今回の令和2年度の予算で計上する総合調査のための準備のための経費ということになりまして、その調査の目的というのが、当然その地域に埋もれた文化財の資源の顕在化、それとその後の利活用、そうしたところまで考えるのが今回の計画だという認識でございます。その調査をする範囲であったり、その中身によって、その後の調査、この調査が来年度、令和2年度でどういう調査をするかという検討が済んだ場合に、令和3年、4年、それ以降の年をかけてさまざまな調査をしていくことになろうかと思います。それはあくまでもこの令和2年度に実施いたします、どういう計画を立てるか、それにかかってくるということでございますので、当初、我々2年ないし3年といったようなことも内部では考えていたのですけれども、来年度をかけまして検討する中身によって若干年数がずれてくるのではないかということを想定してございます。  いずれにしましても、単年度で終わるような事業ではなくて、少なくとも方針が決まった後、複数年度をかけて調査を実施していくことになろうかということで、現在は考えてございます。 66: ◯たかざわ委員長 大串委員。 67: ◯大串委員 では、準備とは書いてありますけれども、方針を定めるということで理解していいですか。要するに令和2年度に総合調査に向けての方針をしっかり固めると。その方針に沿って来年以降、令和3年度以降きちんと調査するということですか。 68: ◯小川文化スポーツ担当部長 令和2年度の文化財総合調査の調査手法と、計画を作成することになりますので、それは当然その後の実際の調査に向けての準備でございますから、令和2年度以降の調査を確実に進めていく前提で我々も取り組んでまいりたいと考えてございます。 69: ◯たかざわ委員長 よろしいですか。  飯島委員。 70: ◯飯島委員 この施設の改善コンサル、委託するということですけども、この対象となる施設というのはどの範囲なのか伺いたいと思います。 71: ◯永見文化振興課長 対象となる範囲でございますが、今、一応計画しておりますのは日比谷図書文化館の収蔵庫とあと展示室のほうを見ていただく予定でおります。 72: ◯飯島委員 そうすると、地下の都税事務所だった、どこだったかしら…… 73: ◯たかざわ委員長 神田橋。 74: ◯飯島委員 借りているところがありましたね。ああいうところの倉庫というか、あれはもうそのまんまという状態でということなんですか。 75: ◯永見文化振興課長 内神田の収蔵庫はそのままの予定でございます。 76: ◯たかざわ委員長 飯島委員。 77: ◯飯島委員 それでいいのかなと、ちょっと疑問ですが。今、対象となる日比谷のほうということですが、これはスケジュール的には令和2年度だけ、そこでコンサルを終えて、その後3年からは改修に取りかかっていくという、そういうスケジュール感ですか。 78: ◯永見文化振興課長 日比谷図書文化館は図書館との事業も共存しているところでございまして、あとどういう改修ができるかというところもこのコンサルに見ていただいて、令和2年度できるだけ早い時期に上半期に見ていただいて、令和3年の予算に計上できるような形で今考えているところでございます。その中でまた具体的にどういうところだったら工事ができるかとか、または何か壁を足すとか、そういうようなことをまたいろいろコンサルしていただけたらということで予定しております。 79: ◯小林やすお委員 関連で、ちょっと。 80: ◯たかざわ委員長 小林(や)委員。
    81: ◯小林やすお委員 以前、軽井沢少年自然の家を活用するというような話もあったんですけど、それはこの、今の施設改善の計画の中には入っていないんでしょうか。 82: ◯永見文化振興課長 子ども施設課とは、軽井沢の施設については何か活用できるかどうかということをちょっと検討したいということは連携をとっているところではございますが、この予算には特に軽井沢の施設の改修ということは計上されておりません。 83: ◯たかざわ委員長 よろしいですか。(「それどころじゃない」と呼ぶ者あり)  はやお委員。 84: ◯はやお委員 大した話じゃないんですけど、全体的に先ほどの文化財の総合調整準備が、そういう計画も立てていきますよと。あと、江戸城の外堀保存管理計画改定に向けた課題検証ということで、たしかこれは存置期間が2028年で七、八年ぐらいになると。それと、非常に単年度、複数年度の計画は出ているんだろうなんだけど、全体のコーディネートのイメージがわからないんですよね。というのは何かというと、人も育てなくちゃいけない。文化財保護もしていかなくちゃいけない。そしてまた今後法令が変わることによって体制をつくって各地域の保存計画もつくっていかなくちゃいけないと。こういう諸課題がかなりたくさんある中で、総合的にどうやって進めていくの、本当に人、物、金足りているのというところがわからないんですけど、この辺はどうやって整理するのかなと。保存計画の存置期間がもうとにかくあって、本区だけじゃないと。新宿と港区の江戸城の外堀なんていうのは計画があるという中で、全体が見えないんだけどね。その辺はどういうふうに整理されていくのか、整理されてなければどうやって整理しようとしているのかお答えいただきたい。 85: ◯永見文化振興課長 全体のコーディネートのイメージということで、総合的にどうやって進めていくのかということでございますが、例えば4)に挙げさせていただいている江戸城外堀保存管理計画につきましては、この計画策定から今までに向けた課題の検証ということをまず行っていきたいと考えております。例えば、令和元年度は新宿と港にこの存置期間があるということで、中期計画ではこの計画を改定していかなければならないというようなところをお互いに確認をしているところでございまして、今後の改定に向けた作業も準備を進めていきましょうというようなところは確認をとっているところでございます。あと、総合的にどうやって進めていくのかというのは…… 86: ◯小川文化スポーツ担当部長 ちょっと休憩をとっていただいて。 87: ◯たかざわ委員長 ちょっと休憩します。                 午後2時11分休憩                 午後2時16分再開 88: ◯たかざわ委員長 では、委員会を再開いたします。  答弁から参ります。 89: ◯小川文化スポーツ担当部長 これからの常磐橋や江戸城外堀跡を含めた計画の策定に関しまして申し上げれば、現状で、常磐橋のほうについては委員会を立ち上げて、さまざまに検討を進めているところでございます。一方で、2028年の存置期間を見据えて、外堀の江戸城外堀跡の計画に関しても改定が迫っているという状況でございます。  まずは常磐橋のほうとパラレルに取り組みを進めていき、その中で関係区との協議であったり、あるいは文化庁との事前の協議であったり、そうしたことを進めていくということでございますが、具体的に今の時点でどのような形で進めていくかということが詳細に決まっているわけではございません。  ただ、もう近々にただいま申し上げたような事前のさまざまな対応を、もう、していく時期だという認識でございますので、新年度にかけては、ただいま申し上げたような対応を進めていきつつ、人の面であったり、組織体制であったり、そうしたことにつきましても引き続き検討していきたいと考えてございます。 90: ◯たかざわ委員長 よろしいですか。  小枝副委員長。 91: ◯小枝副委員長 すみません、1点だけ。  大きな仕切り直しというか、スタートのところに立っていくと思うんですけれども、私が伺いたいのは、どう千代田区の文化財、皇居の周りにあって、豊かなこの地域で、そのあり方について区民等と活発に議論する場があるのかというところが非常に気になっております。で、教育委員会ならば、例えば青少年委員とか、福祉部だったら民生委員とか、そういった形で区民とともに動く団体があるわけですけれども、どうしても日比谷ということで、まちの、何というか、庶民が住まうところから離れたところに行ってしまったこともあって、そういう意味では、文化財保護調査員ですかね、専門のほうが文化財保護審議会、で、住民代表のほうが文化財保護調査員ということで、そこの予算上はどういう位置づけになっていて、もう少しともに歩んでいくような何かがあったほうがいいんじゃないかというふうに思いますので、その点について答えていただきたいのと。  それと、もう一点、子どもの教育というところでは、どういうふうな、予算上、位置づけになっているのかというあたりですね。  あ、また1点目のところにあわせて、今いろいろまちの案内人ということで、神保町、古書店街でも皇居の中でもいろんなボランティアの方も動いているというところで、その辺も一緒に動いていけるような拠点に日比谷がなっていったらいいんではないかというふうに思うんですけど、お考えだけでもとりあえず示していただければと思います。 92: ◯たかざわ委員長 どうですか、調査員について。 93: ◯小枝副委員長 拡充。(各地域でね」と呼ぶ者あり)拡充。 94: ◯たかざわ委員長 文化振興課長。 95: ◯永見文化振興課長 まず、まちの方の活躍の場ということで、文化財保護調査員、これは文化財保護条例ができたころから、ずっとご活躍、区民の方、毎年毎年ご活躍いただいている部分ですが、予算の位置づけといたしましては、文化財保護一般のほうに報償費として計上されております。 96: ◯たかざわ委員長 えっ、何費として。 97: ◯永見文化振興課長 報酬で。 98: ◯たかざわ委員長 報酬。(「報酬、文化財保護」と呼ぶ者あり) 99: ◯永見文化振興課長 はい。で、月額、交通費程度ということで、月額お一人8,000円ということで計上させていただいております。で、10名分ということで、それが12月分ということで、金額的には96万円の、予算上はそういう位置づけでございます。  やはり広くこの地域の文化資源ということを区民の皆様とともに守っていくというところで、文化財保護調査員の方々は各地域を分担してそれぞれ毎月毎月レポートを出していただいたりとかというようなことで、今年度の成果で言えば、今「まちあるきマップ」というか、文化財を紹介するようなマップを、今、作成中でございます。2年間の任期の中で成果物として、今でき上がってきているところでございます。  日比谷が区の位置から離れたところで、なかなか区民の方に足をお運びいただくようなところも、風ぐるまも通っていないしというようなこともよく出てくるところでございますが…… 100: ◯小枝副委員長 ちよくるでも行けないし。 101: ◯永見文化振興課長 例えば夢二の展示のときであれば、区民のご招待券ということで無料券をつくったり、あと町会の方に事前の展示解説を行ったりということで、夢二のときは1,600人の区民の方がその券を使ってご来場いただきましたが、今度のオリ・パラの特別展の浮世絵でもより多くの方に見ていただくように、同じようにそういう展示解説であったりとか、子ども向けの浮世絵教室であったりとか、そういうところでできるだけ区民の方に地域の文化財というのを実際に触れていただけるような機会というものを多くつくっていきたいと思っております。  それから、地域の歴史を知る講座というのを、毎年、出張所単位で年間3回程度、プラス文化財ウィークの講座ということで、ことしは4回講座をやらせていただきましたが、非常に30人程度のご参加を毎回いただいたりというところで、そういうところでも地域の方と文化財について語り合うような機会というのをふやしてまいりたいと思っております。 102: ◯たかざわ委員長 子どもの教育予算については、その中に入っているということですかね。(「その中に入っているんですよね」と呼ぶ者あり) 103: ◯村木教育担当部長 教育におきましても、地域の文化、文化財について学ぶことは非常に重要なことだと考えております。それはもちろん通常の社会科の授業とか地域を学ぶというそういった中で当然のことながら文化財についてもきちんと学んでいくようにやっておりますが、今回の予算の中で特別に文化財について学ぶ予算ということで計上しているものではございませんので、ご理解いただきたいと思います。 104: ◯たかざわ委員長 いいですか。  ほかにございますか。 105: ◯小林やすお委員 今の答弁の中で浮世絵教室はお子様用というような話があったんですけど、具体的にはどういう。ああ、浮世絵。そう、浮世絵体験教室。 106: ◯永見文化振興課長 実際に彫刻刀みたいなものを使って掘って、それを刷ってみて…… 107: ◯小林やすお委員 版木で…… 108: ◯永見文化振興課長 ええ、版木で…… 109: ◯小林やすお委員 ああ、そう。 110: ◯永見文化振興課長 ということを、今も夏に子ども体験教室としてちょうちんをつくってみたりとか、(「ちょうちん」と呼ぶ者あり)ことし、令和元年度と平成30年度はょうちんづくりであったりとかというようなことで、あと以前にはそば打ち体験であったりとか、(「そば打ち体験」と呼ぶ者あり)いろいろ文化に触れるようなお子様、で、今度の浮世絵展ではそういう浮世絵を体験してみようというようなことを少し今企画、準備しているところでございます。 111: ◯小林やすお委員 そうすると、1回の教室で何回かやるわけですね。版木で掘るんだと、1日ではちょっと、何回かやらないとできないんじゃないかな、刷り上げるまで。 112: ◯永見文化振興課長 今、予定しているのは、計画しておりますのは、1回の講座で……(「終わっちゃう」「できるの」と呼ぶ者あり) 113: ◯小林やすお委員 完成。 114: ◯永見文化振興課長 30人程度で、今、考えてございます。 115: ◯小林やすお委員 完成する。(「小さいのを」と呼ぶ者あり) 116: ◯永見文化振興課長 だから、何回かに分けて、何日かに分けてということではなくて、1回でというところを、簡単なもので…… 117: ◯小林やすお委員 ああ、そう。 118: ◯永見文化振興課長 ああいう、何回も刷るとかって、そういう本格的な浮世絵ではなくて、体験ということです。 119: ◯小林やすお委員 消しゴムを掘るような感じかな。(発言する者あり)はい。わかりました。(「消しゴム……」と呼ぶ者あり) 120: ◯たかざわ委員長 それは夏休みに計画しているということですか。 121: ◯永見文化振興課長 この浮世絵展でございますが、オリンピック・パラリンピックの開催時期ということで、一応7月18日から9月20日までの63日間を予定させていただいております。その中で、一応夏休みの8月1日を今のところ予定してございます。(発言する者あり) 122: ◯たかざわ委員長 よろしいですか。 123: ◯小林やすお委員 はい。 124: ◯たかざわ委員長 はい。  西岡委員。(発言する多数者あり) 125: ◯西岡委員 委員長、西岡です。 126: ◯たかざわ委員長 西岡委員。(発言する者多数あり) 127: ◯西岡委員 ありがとうございます。  先ほどお話にありました史跡等を年間20件発掘できているということで、その発掘された際の区民へのお知らせというのは、区としては今どのような手段をとっているのかということをお聞きしたいのと、やはり区民も史跡等が出たときに知る権利があると思うので、その現状を教えていただきたいということ。  あと、プロジェクション・マッピングもせっかくなさるのであれば、その際にPRして、ホームページですとか広報紙に載せるべきだと思いますし、今の浮世絵の教室もありましたけれども、そういうのも人が来てこそだと思いますので、ぜひ周知、手段を教えていただきたいと思います。 128: ◯永見文化振興課長 区内の埋蔵文化発掘調査等が行われたりしますと報告書を作成して、で、それをまた文化財ニュースや文化財の紀要というようなものの中でもご紹介をさせていただいているところです。  それから、例えば、昨年度の夏、徳川家のミニ企画展示ということで、有楽町から出てきた出土品等を展示会等でご紹介したりとかというようなことで、皆様にご紹介をさせていただいているところです。  それから、周知の手段ということでございますが、お子様向けの講座であったりとかした場合は、校園長会等でチラシを配付させていただいたりということでご案内をしております。  それから、毎年、3年生や4年生で地域の学習ということで日比谷図書文化館のほうにもご来場いただいたりして、具体的に学芸員が歴史を紹介したりというようなイベントもございますが、そういう展示会等お子様向けのものがあったりした場合は、直接学校のほうでチラシを配付していただくようなご協力をいただいているところでございます。  で、こう、人がたくさん、今回、1月からやっていた齋藤家の資料なんですが、3月8日で展示が終わりましたが、おかげさまで1万人を超える方にご来場いただくことができました。なので、どの展示も多くの方にご来場いただけるような形で、ホームページであったりとか、町会向けにご案内をしたりとかというところで、できるだけ多くの方にご来場いただけるような形で、周知も努力してまいりたいと思っております。 129: ◯西岡委員 よろしくお願いします。ありがとうございます。 130: ◯たかざわ委員長 よろしいですか。 131: ◯西岡委員 はい。 132: ◯たかざわ委員長 大串委員。 133: ◯大串委員 はやお委員からは総合的な推進という話があり、小枝副委員長のほうからは千代田区の文化行政のあり方という話がありましたけれども、最初の説明に審議会からの答申という話があったんですけれども、令和2年度に新たに諮問するという内容はどういうものなんでしょうか。 134: ◯永見文化振興課長 令和2年度に文化財保護審議会へ諮問する事項といたしましては、区の指定文化財の候補のものを諮問いたします。それから、あと指定文化財の修理に上がっているようなものも諮問をさせていただく予定でおります。1年間かけて調査・研究を行いまして、これこれが指定するにふさわしいというようなことも来年度のまた年度末に答申いただいて、指定文化財が決まっていくというようなことであったりとか、あと修理について具体的にこういうものを修理していくというようなことが決まっていくような、そういうような状況でございます。 135: ◯大串委員 個々の文化財の指定とか修理について諮問しますということなんですけれども、懇談会をやったときに、それぞれ先生方は、忙しいけれども諮問されればやりますよというお話もありました。そこで千代田区の文化財行政としてはどうあるべきなのかということを、やっぱり先生方に一度諮問してみたらどうでしょうか。そこでいただいた答申というのが、いつも、だから私たちが振り返るべき原点となるようなものになるんじゃないかと思うので、確かに先生方個々のそういったのをやりながらですから大変だとは思うんですけど、諮問されればやりますよというのをちょっと私も記憶しているんで、どうでしょうか。 136: ◯たかざわ委員長 いかがですか。休憩しますか。  担当部長。 137: ◯小川文化スポーツ担当部長 我々としてもこれからの文化財行政をどのように進めていくのか。とりわけ文化財保護審議会の皆さんに課された任務として、保存・活用に関する重要事項を調査するということがございます。あるいはその後の保存活用に関しての考え方を示して教育委員会に答申をするというのが役割でございます。我々としても、次年度の中でまだまだ整理し切れるとは思いませんけれども、今持っている文化財の保存とか活用の方針、または収集ですよね、現在の、この収集しているもののいろいろ振り分け、分類といったものも出てくるかと思いますけれども、それらを通じてどういう形でこれから文化財をきちんと整理をして保存また利活用を図っていくのかといったことが課題かと思ってございますので、その折々の段階において、保護審の先生の皆様にもご意見を伺って、で、中身によってきちんと方向性を確認をした上で答申をしていただくようなこともあろうかと思います。具体的に今の時点でどういう形ということはなかなか申し上げられませんけれども、そういう重要な方向性に関しての意見を伺って、ある程度区としての考え方をまとめていくということも重要かと思ってございますので、文化財保護審議会の先生の皆様にいろいろ相談しながら進めてまいりたいと考えてございます。 138: ◯たかざわ委員長 大串委員。 139: ◯大串委員 まあ、相談しながらやりますよということなんですけど、先生方としてはしっかりした、何というのかな、位置づけというか立場を与えられたほうがいいという、何かそういうあれがあったような気がするんだけれども、そういった意味では、諮問するということが先生方にとって、しっかりと、そういう責任ある、そういった、何というんだろう、そういう答申に向けての検討というのがなされるんじゃないかなと思うんで、ちょっと検討してもらいたい。 140: ◯小川文化スポーツ担当部長 文化財保護審議会の所掌事項がございますけれども、その範囲で諮問をしていくということは十分に我々としても考えていかなければならないと思ってございますので、その状況に応じて判断をさせていただき諮問をさせていただければと考えてございます。 141: ◯たかざわ委員長 よろしいですか。  うがい委員。 142: ◯うがい委員 利活用の一つの指標として、先ほどの一例をあくまでも質問の事例として聞くんですけれども、齋藤家の展示で1万人来ました。その1万人というのは、例えばもともとの目標値があっての1万人というふうな数字であれば、その目標値を聞きたいなというのと。つまり、数値的な評価をどうやって捉えているのかなというのを知りたいということと。あと1万人というのは区外、区内で分布がどうなっているのかとかというのも非常にちょっと興味があるので、その二つをお聞きしたいのですが。 143: ◯たかざわ委員長 把握されていますか、区内、区外は。  担当課長。 144: ◯永見文化振興課長 その1万人の分布でございますが、今回の齋藤家の特別展示のほうは無料の展示でございましたので、特に区民か区民でないかというところは把握してございません。ただ、通常、いろいろな特別展示をやって、入場券とか入場料をいただくような展示につきましては、その中で区民が何人ご来場いただいたかというようなところは把握してございまして、事務事業概要の中でもご紹介をさせていただいているところです。  で、目標値につきましては、特に、具体的に何千人とか…… 145: ◯小川文化スポーツ担当部長 いやいや。ちょっといいですか。 146: ◯たかざわ委員長 はい。文化スポーツ担当部長。 147: ◯小川文化スポーツ担当部長 すみません。ちょっと、じゃあ補足をさせていただきます。  先ほどの区内、区外に関しては、入り口でセンサーがあって、入った人数は確認できるけれども、人数の確認にとどまるということで、先ほど課長が答弁したとおりでございます。そして、目標に関しましては、これはあくまでも現場の学芸員が立てた目標ということで伺っておりますけれども、当初やはり1万人を目標にしていたということでございますので、それは達成できたという評価でございます。 148: ◯たかざわ委員長 よろしいですか。(発言する者あり)いや、ちょっと待って。  うがい委員。 149: ◯うがい委員 質問の意図を改めて申し上げると、まずはありがとうございます、回答。利活用の方向性、持っているものの──持っているって、そういう文化財がある千代田区の責務なのかもしれませんけれども、恐らく区民のサービスという以外のいろんなところから来る人たちもいらっしゃって、利活用のあり方として、区民向けなのか、それともそれを楽しむ周りの人たちも、あるいはもしかしたら全国の人たちもなのか、で、その注目度を通じて、その注目度をかりた上での区民満足みたいなものなのか。みたいなものが利活用のあり方の一つの指標になってくるのかなというふうに思ったんで、そういう数値みたいなものというのは、よいとか悪いとかではなく、数値が何か次への検証にすごくなるんじゃないかなと思ってお聞きしたんですが。お金がかかるかからないとか、センサーの問題とかあるかもしれませんが、そういったことを取り入れていくというふうなことは今後──もう既に考えて、事務事業概要に書かれているぐらいですから、だと思いますけども、そういう部分で評価をしていくといいんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。 150: ◯永見文化振興課長 ここ数年の特別展や企画展、少し具体的にご紹介させていただこうと思いますが、平成29年、松江市と共催でやった、「江戸城、松江城」。こちらのほうは1万3,000人のご来場をいただきました。夢二展に関しましては、それは東京ステーションギャラリーでということで、3万4,963人と、で、そのうち区民の方は1,688名ということでした。(「ふーん、少ない」と呼ぶ者あり)  それから、指定管理者と共催でやりました、日比谷図書文化館で開催しました「江戸から東京へ」というこちらのほうは、6,163人。それから、昨年夏に行いました「日本橋川と大名屋敷」ということで、一橋徳川家の旗本屋敷の展示でございますが、こちらのほうはミニ企画展ということで3,885名。今回の「齋藤家江戸の人びと、本をたしなむ」は1万人ということで。  それで、それぞれ会期が、61日だったり、31日だったり、57日だったりとか、あとミニ企画展は39日であったり、今回の齋藤家は59日ということで、今度の浮世絵展は63日ということで、ここ数年では一番長い期間ということで、推定、こちらのほうは浮世絵展ということで、オリンピック・パラリンピックの開催時期にあわせてということで、来街者の外国人の方にも日本文化に親しんでいただきたいということで多言語も取り組む予定でございますが、今回1万人ということであったので、2万人ぐらい、倍ぐらいを目標にしたいということで、学芸員の中でも計画を立てて、(発言する者あり)準備を進めているところなんですが。  利活用で区の豊かな文化資源というところを多くの方に触れていただきたいというところで、展示解説ですね、学芸員が直接作品を解説するような、少人数で10人規模で会場内でご案内したりとかというような機会も多く設けて、より親しんでいただくような企画で取り組んでまいりたいと思っているところでございます。
    151: ◯たかざわ委員長 よろしいですか。 152: ◯うがい委員 はい。(発言する者あり) 153: ◯たかざわ委員長 小野委員。 154: ◯小野委員 これから文化財の担当課長が新設されるということで、今のやりとりしている内容も全て引き継がれると思います。組織の新体制の課題は何でしょうか。 155: ◯永見文化振興課長 組織の新体制の課題ということでございますが、今年度も指定文化財台帳の整備が十分でないというようなことがまず挙げられたりとか、あと収蔵品の環境であったりとか、今回、予算計上をさせていただいた項目を一つ一つ真摯に課題解決をしていくような形で進めてまいりたいと思っているところでございます。  あと、人の部分では、たくさんの課題ということで、将来的にも計画をつくっていったりというようなことでございますので、こちらのほうの人的な専門職員の確保というところも人事課とも相談をして拡充を少しでもできればなと思っているところでございます。 156: ◯小野委員 まさに人の課題というところで今挙げてくださいましたけれども、全ての計画を遂行する上で本当に人が足りていないと難しいと思います。この人の課題については多分前々から相談されていると思うんですけれども、何か具体策だとかいうものは出てきている状態でしょうか。 157: ◯永見文化振興課長 何か人のことで具体策をというところでございますが、こちらについては、会計年度職員を募集しているところでございます。あとは臨時職員ということで、簡単に言えばアルバイトの方にもご協力いただいて収蔵品の整理を進めていたりとかというようなところもございます。具体的なところで言いますと、今の現段階では会計年度職員の募集ということを継続してやっているところでございます。 158: ◯小野委員 最後です。  はい、わかりました。ありがとうございます。ということは、こちらの学芸員増員プラス、バイトの方も募集をされるという解釈でよろしいですか。 159: ◯永見文化振興課長 こちらの臨時職員の方も収蔵品の整理等でも今現在もずっと継続的に力をかしてくださっているところなんですが、そちらも報酬のほうも予算計上いたしまして、展示会であったりとかというときにも力をかしていただいたりとか、そういうところでマンパワーの強化というところもいろんなさまざまな形で取り組んでいるところでございます。 160: ◯たかざわ委員長 人事課ともやりとりはあるんですよね。 161: ◯永見文化振興課長 はい。 162: ◯小野委員 ありがとうございます。 163: ◯たかざわ委員長 いいですか。  では、林委員。 164: ◯林委員 行きつ戻りつで申しわけないんですが、常磐橋の件です。先ほど盛りだくさんの予算なんですが、常磐橋も外堀と同じように保存管理計画というのが予算に以前計上されていたかと思うんですけれども、これ、具体的な進捗状況と中身でどんなものになるのかというのをできれば当委員会に報告していただければと思うんですよね。冊子ができちゃっているの、もう。 165: ◯永見文化振興課長 いえ。 166: ◯林委員 まだですよね。外堀保存計画のようなああいう立派な冊子になるのか、どんなものか進捗状況ですね。今どのレベルまで行っているとか。結局、計画をつくっても、本当に区役所の図書スペースの一角にあるだけですと、せっかく巨額な予算をかけた常磐橋というのがもったいないことになりますので、保存管理計画をぜひお示ししていただきたいんですが、どこなんでしたっけ、所管って。そちらですか。 167: ◯永見文化振興課長 常磐橋の委員会の進捗状況をということでございますが、常磐橋の整備に関しましては三つの委員会が、現在、組織されております。一つ目が修理工事に関する方針等を決めていく修理工事専門委員会でございますが、こちらのほうは、現在、平成30年度までに13回開催されております。昨年度の13回の委員会では、修理工事の状況報告とか、あと解体部材の活用方法ということで、今回の仮施設展示等もこの13回の会議のときにご審議いただいているようなところでございます。  あと、保存管理ですね。二つ目の国指定史跡常盤橋門跡保存活用策定委員会でございますが、こちらは企画総務委員会や当時の常任委員会でもご報告させていただき、この委員会が組織されましたということをご報告させていただいているところなんですが、30年の9月に組織されて、それから保存活用計画策定委員会のほうは平成30年度は2回、令和元年度は2回開催されまして、現在、史跡の本質的価値や計画の範囲、あと活用計画の目次の構成とか、あと本質的価値から導き出される整備の方向性などが今検討されているところで、今冊子になっていくわけなんですが、そちらの目次構成とか中身とか、原稿を今策定して、先生方と吟味をしているところです。今後は大体素案ができ上がりましたらば委員会にもご報告させていただいて、パブリックコメント等をさせていただいて、令和2年度には保存活用計画は大体形が完成していくのではないかと予定しております。  それから、三つ目の委員会で国指定史跡常盤橋門跡整備計画策定委員会ですが、こちらのほうは平成30年度に2回開催されまして、整備の計画の指針とか構成とか整備計画の範囲などが検討されてきました。しかし、この整備計画策定委員会の途中に首都高の地下化とか、あと区道のほうの震災復興橋の常盤橋のほうのかけかえの話が出てきたりということで、少しこの整備計画につきましては、史跡の範囲だけではなくて、あの辺の周辺もということで、首都高の地下化というところの大きな問題もございますので、少し策定委員会の組織体制を拡大して、また令和2年度に改めて進めていくように今検討をしているところでございます。  進捗状況としては以上でございます。 168: ◯林委員 素案ができた段階で、ちょっとパブリックコメントの時期をまずお示ししていただきたいんですね、どれぐらいか。で、その前に素案をちょっと委員会のほうに、この特別委員会に出していただきたいんですよ。というのが、何でかというと、これまで、9回でしたっけ、契約変更とか、要はずっと金額を補正予算だ何だって、常磐橋の修理・修復のときは巨額な税金を投入しているんですけど、何となく、重要なんだろうなという位置づけでやっていた。本当に重要かどうかというのをちょっと確認をさせていただいて、やっぱり大切だったんだと。お金がこれだけかかったのは必然性があったんだというのを確認したいものですから、ですからパブリックコメントの時期、で、素案ができる時期、で、今もろもろご説明していただいたんですけど、簡単な、3部門あるんだったら3部門のこれまでの経緯と今後どれぐらいなのか、令和2年度中にと言ったんですけど、第3四半期なのか第4四半期なのか、パブリックコメントも含めて、どれぐらいのスケジューリングで考えておられるのかというのを、常磐橋のほうで、次回の委員会以降で構いませんので、出していただければと思うんですが、よろしいですかね。 169: ◯永見文化振興課長 常磐橋保存管理活用計画のほうでございますが、(「整理して出せばいいんだよ」と呼ぶ者あり)失礼いたしました。はい。整理してお出しさせていただきたいと思います。 170: ◯林委員 はい。 171: ◯たかざわ委員長 はい。よろしいですね。                〔「はい」と呼ぶ者あり〕 172: ◯たかざわ委員長 はい。以上で報告事項を終了します。  次に、日程2、その他について、委員の皆様方、何かございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)  飯島委員。(「軽井沢を見に行くとか」と呼ぶ者あり) 173: ◯飯島委員 えっ。違うわよ。(「視察ですか」と呼ぶ者あり)(発言する者多数あり)  御茶ノ水駅の聖橋の工事からレールが出てきたという、ちょっと話題を呼びましたけども、あれは文化財ということではないですけれども、文化資源として、これを扱う所管というのはどこになるんでしょうか。 174: ◯永見文化振興課長 お茶の水橋のレールでございますが、あれはさきの大戦の前の戦前のものということで、非常に地域の交通の歴史を語る貴重な資料ということで、所管はどこかというご質問ですが、道路公園課と文化財のほうで連携して、橋の修理の中では、あの地域で少し展示の看板等でその辺をご紹介したりとか、あとレールの一部も文化振興課のほうで一部切り取ったものを保管させていただくような、そのような話を今進めているところでございます。 175: ◯飯島委員 そうすると、具体的にはどんな形でとか、そこら辺のところまではまだ煮詰まってないということですか。新しい課でやるということになるのか。 176: ◯松本環境まちづくり部長 まだ具体的なことは決まっておりませんが、ちょっと現状、やはり御茶ノ水の駅前ですので、なかなか現場付近にはそれを展示するような十分なスペースというのはちょっと確保できないだろうということで、またこれからも、まだ橋の工事は途中でございますので、これからも出てくるんであろうと思われておりますので、また新たに出る部分も含めて、とりあえずは、きちんと、まず、後々展示ができるような形でうまく、工事でうまく切り分けてとっておいて、そして展示方法については文化振興課のほうと今後も検討していこうと、そのようなことで考えてございます。 177: ◯飯島委員 マニアにとっては、非常にやっぱり貴重なというか、そういうことなので、ぜひ、大事にしていっていただきたいと思います。 178: ◯松本環境まちづくり部長 はい。 179: ◯たかざわ委員長 よろしいですか。  ほかにございますか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 180: ◯たかざわ委員長 理事者のほうから何かございますでしょうか。(「特にございません」と呼ぶ者あり)よろしいですか。はい。  それでは、本日は、この程度をもって、委員会を閉会といたします。お疲れさまでございました。                 午後2時53分閉会 発言が指定されていません。 Copyright © Chiyoda City, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...