千代田区議会 2017-12-01
平成29年地域保健福祉委員会 本文 開催日: 2017-12-01
8:
◯桜井委員長 はい。
ほかに。
9:
◯寺沢副
委員長 この難病というのは、そもそも根治が難しいがために難病指定されているわけですよね。そうすると継続的に医療行為が必要になる方が大多数じゃないかというふうに思うんですけれども、それが切れるということはどういうことなんですか。もう一つ伺えば、それは単に、難病だからずっと抱えているんだけれども、続いてその切れるものを更新していくと。そういうような手続を踏めば、そんなことはなかったんですか。そこら辺をご説明いただけますか。
10:
◯大坪障害者福祉課長 難病の医療受給者証は東京都のほうで発行しているものでございます。難病、根治が難しい、または原因が不明という病というふうに定義されておりますけれども、医学の進歩も、医学がいろいろ発達していく中で、だんだんと治ってきたり軽減されるという状況もございます。また、東京都のほうでも、難病であるイコール全ての方を医療受給者証の対象にしているということではございませんで、一定の医療費がかかるような方に対して受給者証を発行している状況がございます。このたびは難病イコール治らない病であるというふうに区のほうでも認識していたことから、ちょっと有効期間の終了の確認がおろそかになっていたという状況がございました。
11:
◯寺沢副
委員長 だから──あ、ごめんなさい、聞き方が悪かったかもしれないんですけど、ですから、もう医療的な行為は必要ないよということで、有効期限が切れた後の更新はしませんというような都のほうの判断があったということなんですか。そうじゃない。
12:
◯大坪障害者福祉課長 現在は10名の方の有効期間が切れているというところまでしか確認できておりませんので、その方が更新を単純に忘れてしまって難病の状態が引き続いているのか、都のほうで、もうこの方は受給者証の対象ではないと判断されたのかが、まだ確認できていない状況でございます。
13:
◯桜井委員長 あ、そうなの。
14:
◯寺沢副
委員長 それはちょっと。(
発言する者あり)
15:
◯大坪障害者福祉課長 ですので、はい、今後、このたびのことがございましたので、直接ご訪問して事情を説明していく中で、その方の状態も改めて確認させていただきまして……
16:
◯桜井委員長 そうだね。
17:
◯大坪障害者福祉課長 はい。更新が必要な方には、そのご案内をさせていただきたいと考えております。
18:
◯桜井委員長 それを確認しないと、返してくださいという話にはならないんじゃないの。
ちょっと休憩します。
午前10時41分休憩
午前10時46分再開
19:
◯桜井委員長 委員会を再開します。
それでは、答弁からお願いします。
20:
◯大坪障害者福祉課長 難病の方は基本的には医療が必要と考えられますので、27年1月から医療証が更新されていないということは、もう難病が改善しているか、または東京都から医療費助成の対象とならないと判断されているものと考えられます。ただし、本来であれば、その難病の有効期間が切れれば、障害者福祉手当の支給を区のほうで一度一旦とめなければいけなかったところを、そこの確認がおろそかになりまして、誤って支給してしまっているところがございますので、本人にご事情を説明する際に現在の状況につきましても確認させていただきまして、その上で、もう既に難病が改善されて障害者福祉手当の受給対象ではないということがわかった方に対しては、返還のお願いをしてまいります。
21:
◯桜井委員長 まあ、区と東京都との関係の中で確認をしなければいけないことができていなくて、それで、そういうことから発生していることなんだろうけど、やはりその方には十分に、何が原因になったのかということを丁寧にお伺いをすると、ご説明もまたするということが大切なことですよね、これ。
22:
◯寺沢副
委員長 リストが来るから、リストのチェックができていなかった。
23:
◯桜井委員長 うん。そうそうそう。東京都からのリストのチェックができていなかったということでしょ。まあ、そういうことだそうです。ということでの誤支給があったということでの報告がありました。
よろしいですか、この件。
飯島委員。
24:
◯飯島委員 でも、中には、本当に返さなきゃいけないというか、対象じゃなかったと、そういう方がいらしたとして、48万円もそんな一遍に返せないよと、そういって返せない場合というのは、会計処理上どうなるんですか。
25:
◯大坪障害者福祉課長 高額で一括の返還が難しい方につきましては、分割納付などもご案内させていただきます。
26:
◯飯島委員 いや、分割も嫌だよと。
27:
◯桜井委員長 うん。だから、高額で一括ができないんですかという話ですから、それについては分割も、ご相談にも乗りますよという、そういう答弁ですね。
飯島委員。
28:
◯飯島委員 いやあ、それは役所のミスなんだから返す必要はないよと、そんなふうに開き直られたらどうなっちゃうの。
29:
◯大坪障害者福祉課長 こちらのほうのミスであることは確かですので、そこはおわびしまして、あくまで強制的に返していただくことはできませんので、丁寧に返還のお願いをしてまいります。
30:
◯桜井委員長 はい。よろしいですか。
岩田委員。
31: ◯岩田委員 実際に返した方というのはどれぐらいいらっしゃるんですか。
32:
◯大坪障害者福祉課長 これから訪問する予定でございますので、現在お返しいただいている方はまだございません。
33:
◯桜井委員長 いいですか。
よろしいですか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
34:
◯桜井委員長 はい。それでは、次の報告事項に移ります。2番目、高齢者福祉計画・第7期介護保険事業計画の素案について報告をしてください。
35: ◯纓片高齢介護課長 はい。それでは、保健福祉部資料2に基づきまして、千代田区高齢者福祉計画・第7期千代田区介護保険事業計画(素案)の概要につきましてご報告させていただきます。資料につきましては、A4の3枚のホチキスどめになりますので、そちらをごらんいただくとともに、ちょっと厚くなりますけども、素案をあわせて見ていただきますので、よろしくお願いいたします。
まず、本計画でございますけども、全体で7章の構成となっております。ただし、本日お示ししております素案につきましては、第4章までとなってございます。
素案をちょっと見ていただいて、めくって、目次をごらんください。目次の最初のところは「基本理念と目標」から始まりまして、「施策の推進」までが第4章となっておりまして、その次のページが、下のほうに5章以降が入っていますけども、この5章以下につきましては、現在、報酬改定状況を踏まえまして、特に保険のサービスの供給量ですとか保険料見込み額を算定しておりますので、第1回の定例会、来年になりますけども、その中でおおよそ見込み額をお示しすることで考えてございます。ですので、今回につきましては4章までのご説明となります。
それでは、すみません、概要の1ページの第1章、基本理念と目標についてご説明いたします。素案では2ページになります。基本理念につきましては、「「その人らしさ」が尊重され、住み慣れた地域で生き生きと暮らし続けるまち 千代田を実現する」としておりまして、これまでの基本理念を継承してございます。取り組みとしましては、神田、麹町、2地域の日常生活圏域を設定し、地域福祉の充実を図っていることと、介護保険制度にとらわれない独自の福祉サービスを展開しているということをご説明してございます。
2番目の基本目標でございます。素案の3ページになります。こちらは「地域包括ケアシステムの推進」としております。先ほどの基本理念を踏まえて、37年度までの団塊世代が後期高齢者となることを見据えまして対応することを記載してございます。
3番目が日常生活圏域の考え方について記載しておりまして、素案では4ページになります。区民の意識や歴史的、地理的背景等から、麹町、神田の2地域を設定してございます。第7期においてもこの考え方を継承してございます。
4番ですけども、高齢者あんしんセンターについての記載になっております。素案では5ページからになります。平成18年4月に麹町と神田にそれぞれ1カ所ずつあんしんセンターを設置してございまして、本区独自の事業を展開してございます。
それから、概要では2ページになります。6番としまして地域包括ケアシステムの推進の拠点として高齢者総合サポートセンターについての記載をしております。素案では9ページからになります。在宅重視の介護を重視した施策展開を目指して、平成27年11月に地域包括ケアシステムの拠点として総合サポートセンターを開設してございます。また、九段坂病院との連携等により在宅医療の支援も強化してございます。
次に2章でございます。2章については計画策定の概要を記載してございます。素案で、まず14ページになりますけども、計画の趣旨を記載してございます。
それから、概要の3ページに移りますけども、2番としまして、計画の位置づけについて記載してございます。素案の14ページで変わりませんけども、この計画ですけども、ちよだみらいプロジェクトを上位計画とします千代田区地域福祉計画の個別分野として、高齢者に関する施策を示す計画としてございます。内容としましては、高齢者福祉計画については高齢者福祉施策全般について、また介護保険事業計画につきましては必要な介護保険サービスの見込量ですとかサービスを確保するための方策、地域支援事業に関する事項を定めたものでございまして、ともに法定の計画になります。
次、3番でございますけども、計画の期間でございます。素案では15ページになります。平成30年度から32年度までの3年間としてございます。
4番が計画確定の体制でございまして、24名の委員で構成されました千代田区介護保険運営協議会で内容を検討してございます。
5番は介護保険制度改正のポイントを記載してございます。16ページからになります。素案のほうでは。地域包括ケアシステムの強化のための一連の法改正の中身のポイントを記載してございます。
次は3章になります。3章については、これまでの計画の推移を記載してございまして、素案では20ページからになります。まず1番が計画のあゆみでございまして、第1期から第6期までの国の主な動き、千代田区における基本目標、主な取り組みについての記載を
一覧にしてございます。
2番目が高齢者福祉サービスの充実と介護保険料基準額の推移として、素案では22ページになります。第1期から第7期までの介護保険料(月額)について、それから第7期の給付額、地域支援事業を示す予定でございますけども、先ほど申したとおり、これについても現在推計中でございますので、数値については未記載になってございます。また、これまでの取り組みとしましては、介護保険制度の運営と同時に一般施策での高齢者福祉サービスの充実に努めてきたことで、介護保険料の上昇抑制につながっているという記載をしてございます。
次、概要の4ページになります。ここで、3番としまして、介護保険施設等の安定的な運営とサービスの質の向上を記載してございまして、素案では24ページになります。千代田区における特徴としまして、狭い土地の中で施設をつくる関係上、介護保険法に定める介護職員の配置基準では十分なサービスの質の確保が難しいことから、そのため、基準を超えた人件費に対して独自の財政的な支援を行ってございます。
次、4番ですけども、千代田区の高齢者をとりまく状況を記載してございまして、素案では25ページになります。この中では、次の27ページには総合事業の構成を記載してございます。それから総合事業、素案の30ページでは、総合事業の内容、計画策定に伴って実施いたしましたアンケート調査の結果と、調査から見えました課題を記載してございます。
次は4章になります。4章については「施策の推進」としてございます。その中の1番、施策の体系ですけども、素案の34ページになります。第1章で掲げました基本理念、目標の実現に向けた体系をここに記載してございます。
次に概要の5ページになりますけども、第4章の2番としまして、重点事項別の施策体系を記載してございます。素案では36ページになります。基本目標であります地域包括ケアシステムの推進に向けまして、この4章では、3つの視点から重点事項を定め、各施策を推進することとしております。その3つの重点事項といいますのは、1番が介護予防の推進、2番が高齢者の在宅生活を支える体制づくり、3番が介護サービス基盤の充実としてございます。
それでは、重点事項の1番の介護予防の推進についてご説明いたします。素案では37ページになります。超高齢社会を迎えまして、充実した生き生きと過ごす期間をできるだけ長くできるよう介護予防を推進することとしておりまして、この視点から施策を三つ掲げております。これ以降につきましては、各施策ごとに現状と課題と施策実現に向けた事業を記載してございます。
まず、施策1番ですけども、健康の維持・増進機会の提供としてございます。これまでは身体機能改善を目的としました機能回復訓練に偏っておりましたけども、これを今後、活動参加に視点を置いた、生活の意欲を高める働きかけを進めていくこととしてございます。
次は施策の2番で、素案では43ページになります。「虚弱高齢者への支援」としてございまして、加齢とともに状態が悪化しまして、閉じこもり等によるさらなる状態の悪化に陥るフレイルサイクルの対策を強化するとしております。その44ページ、素案では、新規事業として新たな事業の中身を形成してございます。
次、施策の3ですけども、社会参加・生涯学習活動の促進でございまして、素案では45ページになります。日常生活圏域ニーズの調査によりますと、「健康状態がよい」と回答した方の多くは趣味や生きがいがあると答えておりますので、そうした取り組みを強化して進めていきます。46ページ以降については主な事業を記載してございます。
次は重点事項2ですけども、高齢者の在宅生活を支える体制づくりということで、素案では49ページ以降になります。この項では、介護が必要な方や認知症の方の増加に対応して、住みなれた地域で在宅生活ができるための取り組みとして、施策を七つ挙げてございます。
まず一つの施策は、相談・対応支援の充実で、素案の49ページからです。医療・介護を初めとする関係機関と連携しまして、高齢者とその家族の悩み事、問題解決を支援するとしておりまして、その一つの事例として、高齢者安心生活見守り隊運動、それから高齢者あんしんセンター、相談センターについて記載をしてございます。50ページ以降については主な事業を記載してございます。
施策の2番ですけども、素案では54ページからですけども、医療と介護の連携について記載してございます。医療と介護につきましては、保険制度が異なることですとか、他職種間の相互の理解、情報共有が課題となっておりますので、こうしたことに対応できるための体制整備が必要としてございます。それから56ページについては、新規事業として在宅療養実態調査の中身を記載してございます。
次に施策の3ですけども、素案の60ページになります。「認知症ケアの充実」としております。本区におきましては、要介護認定を受けている方の約55%の方が認知症が見られますので、大変大事な施策でございまして、新オレンジプランに基づいた地域づくりを進めてございます。61ページについてはあんしんセンターについての記載と、それから64ページについては認知症カフェの活動についての記載をしてございます。
施策の4ですけども、「見守り支援の充実」としております。素案では65ページになります。町会、民生・児童委員を中心にして見守り体制を行ってきておりますけども、こうした機能がなかなか難しくなってきた現状を踏まえまして、多様な主体が連携協力する見守り体制が必要という形で記載してございます。65、66ページについては先ほどの高齢者安心生活見守り隊の運動についての記載がございます。
施策の5ですけども、69ページになります。こちらは「生活支援サービスの充実」としております。要支援・要介護になりましても、日常生活や健康維持を在宅で支えていくためのサービスが必要ということで、介護保険サービスとあわせまして高齢者福祉サービスの充実を図るという形で記載してございます。69ページには、その一例としまして、生活支援再生整備事業についての記載がございます。
次は施策の6でございます。素案の72ページですけども、「適正な介護保険運営の推進」としております。本区においては後期高齢者の人数が前期高齢者を上回っている状況がありますので、真に必要となる過不足ないサービスを提供するための事業として推進してございます。
施策7については「住まいと環境の充実」で、素案の75ページです。住み慣れた地域で住み続け、在宅生活の介護予防や自立支援を推進するため、多様な住まいと住環境の充実に努めるとしておりまして、特に、本区の実情を見ますと、親族等の同居が少ない集合住宅については、特に地域とのつながりが重要だという記載をしております。また、戸建て住宅につきましては老朽化が進んでおりますので、バリアフリー化等の住環境整備が必要という形で記載してございます。
その次は重点事項3ですけども、「介護サービス基盤の充実」としております。素案では79ページ以降になります。本区の特養の入所希望者につきましては約200名おりますので、介護保険施設の基盤整備が課題となってございます。また、サービス低下を招くことのないように既存施設の保全対策が重要でありますので、そういった形の施策を推進していく予定でございます。またあわせまして、介護職員の確保・定着が課題になっております。こうしたことから、この重点事項3では施策を三つ挙げてございます。
まず施策の1としては「施設整備の推進」で、素案の81ページになります。現在、整備が具体化しております国有地を活用しました二番町の施設整備についての記載がございます。またあわせまして、既存の高齢者福祉施策の老朽化、これが今後大きな問題になりますので、そうした大規模改修についての必要性のことを記載してございます。また、新規事業としましては、施設の保全とか改修に要する経費助成を行うという内容を記載してございます。
次、施策の2ですけども、素案の82ページになります。「在宅及び施設サービスの維持・向上」としております。介護施設の計画的な整備と、在宅で提供しているサービスの質の維持・向上に努めることが大事だという形で記載してございます。
最後が、施策3としまして「マンパワーの確保・活用」で、素案の84ページになります。安全に安心して介護サービスを受けることができるために、人材の確保・定着のための助成、環境を構築するということで、84ページ以降に新規事業を含めたところの主な事業を記載してございます。こうした新規の事業を含めた中で、介護人材の不足に対応するための取り組みをこの3年間の計画の中でやっていくという形で書いてございます。
概要の説明は以上でございまして、最後に今後の予定でございますけども、パブリックコメントを12月5日から実施する予定でございまして、期限は1月10日まで、おおむね一月間の期間を設定しております。この広報につきましては、12月5日の「広報千代田」と、それから区のホームページでご案内いたします。
説明としては以上でございます。
36:
◯桜井委員長 はい。ありがとうございました。
素案についてご報告をいただきましたが、委員の皆さんからご質疑がございましたら、いただきたいと思います。
37:
◯飯島委員 幾つか新規事業というのが入っていましたけれども、第6期の計画と比べて、どこがどのように変わったかというのは、この16ページ、17ページの「改正のポイント」という、そこら辺のことなんでしょうか。
38: ◯纓片高齢介護課長 16、17ページにつきましては、国の法改正の中身でございますので、本区の取り組みとしましては、先ほどの4章以下のところが具体的な取り組みの。
39:
◯飯島委員 どこ。
40: ◯纓片高齢介護課長 4章以下ですね。
41:
◯飯島委員 4章以下ね。
42: ◯纓片高齢介護課長 ええ。そこにいろいろ書いてございまして、多分新規で言うと、特に力を入れていますのが、介護人材の確保・定着のところですとか、あと虚弱の方に対する取り組みの新規のものとかがありますので、既存のものを含めて、新たな取り組みを加えた形で、基本目標を達成できるような取り組みをこの3年間の中でやっていきたいというふうに記載してございます。
43:
◯飯島委員 パブリックコメントを求めるということで、5日の広報に、12月5日付の広報に出されてはいますけれども、区民の方にとって一番関心があるのは、保険料がどうなるか、またサービスがどうなるかという、そこら辺だと思うんですね。保険料については、代表質問の中でも余り変わりがないようなことが言われていますけれども、1月の10日までにパブリックコメントの締め切りということで、そういうそこまでで保険料というのは何か示されるのでしょうか。それとも示されないのか。また、代表質問の中で余り変わりがないようなことを言われましたけど、そのために考えておられることについて伺いたいと思います。
44: ◯纓片高齢介護課長 まずは、そのパブリックコメントにつきましては、この計画の基本的な考え方ですとか施策の推進とか中身についてご意見を伺う予定でございまして、保険料自体については、これまでもパブリックコメントの中で意見を聞いておりませんし、今後もその中で聞く予定はございません。要するに、仕組みとして全体としてこうなったので、保険料はこうなるというご説明をする形で、最終的な報告書の中でご説明する予定でございます。
また、条例事項でございますので、第1回定例会の条例で可決した中でないと確定したものは出ませんので、そこに議会のご意見を踏まえて、その議決を踏まえたところでの決定になります。
また、考え方としましては、代表質問等で答えてはおりますけども、基本的にはこれまでの区が取り組んでおります介護保険を、上昇を抑制するための取り組みとやっておりますので、例えば保険料の段階を細分化してございますので、そうしたものは継続する予定でございますし、また、介護保険外で一般施策でいろいろやっておりますので、そういったものを継続するという方向で今おります。
また、現在の状況ですけども、保険給付が総合事業へ移行したこともあって給付からそちらに若干移行しておりますので、給付自体が前年実績よりも下がっております、6期では。そういったことを踏まえまして、今掲載しておりますけども、どうもそのサービス給付自体がそんな大きく変動する要素がないということと、あと一番大きいのが、報酬改定がまだわかりませんので、それもありますけども、今の暫定的な見込みでは、ほぼ同額程度かなというところで今考えておりまして、これについては今ちょっと算定しておりますし、最終的には介護報酬も含めたところでなりますので、確定するのは議決をもらうための条例の中でお示しすると。ただ、その前に、見込みとしましては、最終報告を示す中で、おおむねこれぐらいになるだろうという数字は今出すような予定で考えております。
45:
◯桜井委員長 はい。
ほかに。
46:
◯飯島委員 5日付の広報の中でも素案について主な内容とかを書いてありますけども、ただ、それだけを見ると、今までと変わりないというか、6期と変わりないじゃないかというようなことなんですね。やはり皆さんからパブリックコメントを求めたい場合には、こういう点が重点になっているんだと。7期においてはね。そこら辺の変わったところのことを記載したほうが、じゃあ、素案を見てみようかなという気がすると思うんですね。パブリックコメント、ほかのものもそうなんですけれども、一応求めるというか、そんな感じで、皆さんに、たくさんの方に意見を寄せてもらおうというよりも、何かアリバイづくりみたいな、そんなようなパブリックコメントの求め方というのが往々にしてあると思うんですけれども、やはり皆さんが、じゃあ見てみようかなというような、そういう気持ちを起こしてもらうためには、こういうことに今度は重点を置いているんですよというような、そこら辺のところをきちっと示したほうがよかったのではないかなというふうに思っているんですね。もう、5日付の広報には出ちゃっているものですから、これはどうしようもないんですけれども、今後パブリックコメントを求めるときには、そこら辺のところに気をつけていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
47: ◯纓片高齢介護課長 飯島委員おっしゃることはごもっともでございまして、実は今回の計画をつくる中でいろいろ工夫したところがありまして、なるべく読んでもらおうという意味で、読みやすい中身にしようという、一応努力したつもりでございまして、例えばコラムですとか、ポイントとかといって、重点事項とか何か関心のあるところについては少しわかりやすい記載にするとか、あと施策の、4章についても、重点事項を三つに絞って、予防のところですとか在宅生活の場合とか、施設に入った場合という、そのカテゴリー的に一応大きく分けて、その中で施策を示していますので、ある意味、介護予防に関心がある方については、ここを読んでみれば大体わかるし、あと在宅の中での療養サービスについては、ここに七つの施策が挙がっていますけども、これを見てもらうと大まかなことがわかるとか、そういう段階別の一応中身に整理していますので、一定程度ざっと見ていくと、興味があるところについてはわかりやすくしているつもりでいますけども、まだまだ不十分というのは理解していますので、最新版までには、もう少しこれについては、パブコメの意見も踏まえた中で若干整理しようと思っていますので、飯島委員のおっしゃるとおりの、ちょっとそういう意味では、まだまだ工夫が足りないということかもしれませんけども、それについては、読みやすいような中身について少し工夫していきたいと思っております。
48:
◯飯島委員 いや、そうじゃなくて、こちらの素案を見れば確かに工夫されているというのはわかるんですよ。ただ、この素案は区民の皆さんのお手元にもう既にわたっているわけじゃないわけですよね。これを見に来ようという、手にとって見ようという意欲、それを持っていただくためのこの募集の段階での広報の仕方、こういう点を今度変えたんですよと、ぜひ素案を見てくださいというような、そういう意識を持っていただきたいということなんです。
49: ◯纓片高齢介護課長 広報の仕方という形だと思いますので、そこは、ちょっともう今、紙面はできていますので。一つ工夫していますのが、これまでのパブリックコメントの期間よりも結構多目に見たつもりでおりまして、12月5日から1月10日なので、正味、年末年始を除いても10日、一月ぐらいはとっていますので、そういう意味ではじっくり見てもらうという姿勢を示しているつもりでおりますので、もうその辺はちょっとご理解していただこうと思いますけども、紙面についてはスペースの関係がありますので、なかなか十分なことはできませんけども、広報、ホームページもありますので、そこに合わせて、少しわかりやすいというか、なるべく読んでもらおうというような、喚起をしてもらうような広報をしようと思っております。
50:
◯桜井委員長 はい。認識はされているそうでございます。
ほかに。
51:
◯寺沢副
委員長 総体的に区がご努力をされているという状況、それからバランスと、弱いところをしっかり取り組もうという姿勢を示していらっしゃるというところは、総体的には評価できるかなというふうに思っております。
それで、個々のことにつきましては、結局制度としてこれは国の制度で、しかももう3年ごとの見直しのたびにかなり複雑に変えられてきていますよね。そうすると、本当に専門性のある人しか、全体像それから細かなところはつかみ切れないんじゃないかなという気がして仕方がないんですね。で、この第7期の改正のポイントというのが、ここで16ページに示されていますけれども、前回の委員会の中でも議論が出ました。生活援助に対して多過ぎるんじゃないかという意見と、それから、その審議している、何か社会保障審議会の検討の中で、多過ぎるんじゃないかという意見と、それから、いやいや、それで在宅生活が成り立っているんじゃないかという意見がさまざま拮抗して出ていますよね。それで、方針として、このシルバー新報によりますと、「突出して多過ぎの基準を平均値より2標準偏差上回る場合と提案」と、これだけ読んでもなかなか理解しづらいんですけれども、1日に何回そのサービスを受ければその方が在宅でやっていけるのかというところが、今後問われていくと思うんですね。そうすると、たくさん確かに回数をふやせば、それだけ経費はかかっていく。総合的に考えると、介護報酬も今回はマイナス改定に、0.幾つでしたかね、なるんじゃないかというような案が示されていますよね。そうしたときに、やはりこの国が持っているこの介護保険制度自体は、少しずつ少しずつ高齢者にとって厳しいものになっていくかなと、区のご努力とは別になっていくのかなというところが非常に懸念されるところですよ。
区としては、そこら辺についての、独自サービスをしてずっとカバーしてきましたよと、本当にそういうふうにしてきめ細かに対応してきているんですけれど、第7期についてはどのところをどんなふうに独自事業なりカバーをしようとされているのか。この16ページを読んだだけでは、なかなかちょっとこれ、これは国のほうの改正のポイントというふうになっているので、それで、どこら辺が区としてのサービスを低下させない、それから介護保険料も抑えていくよというところで、そこら辺についてのお考えというか肝というか、いかがでしょうか。
52: ◯纓片高齢介護課長 まず、冒頭のその回数で制限という話がありましたけども、それは一律で回数で見るというのはおかしな話だと思っていまして、これはその個々の中身とケアプラン等をちゃんとチェックする形で、妥当なものだということをやるべきだと思っております。その中では、素案で72ページにありますけども、適正な介護保険運営の推進という中で、その中で、ケアプランの点検とかと、実はありまして。
53:
◯飯島委員 ありますね。はい。
54: ◯纓片高齢介護課長 私ども、それからケアマネジャーさん、きちんと、それについては、疑問のあるものは確認してみたり訂正してもらったりしておりますので、そういった中身で、要するに過度なものとか不要なものとかがもしあるのであれば、それは見直してもらうということはしておりますし、それは今後も続けていきます。ですから、個人差によってサービスの中身は、量も違いますので、一律その回数で判断するというのは多分難しいし無理がありますので、それはこの適正な介護保険の運営の中で引き続きやっていこうと思っております。
また、区の努力という意味で言いますと、先ほどちょっと冒頭でお話ししましたけども、保険料に関しては、刻みを、低所得者の方には軽減するものも多いし、多い方には若干負担いただきますけど、その中で保険料を下げておりますし、また22、23ページに書いてありますけども、23ページでは区独自で行っているサービスの充実という中身の一例が出ていまして、寝具乾燥ですとか紙おむつというものも、これは区のほう、一般施策でやっていますので、こういったものは区独自で支援しておりますので、こういったものを基本的に継続の中で、保険料の負担を上げないでサービスを充実するという、区の姿勢としてはそこは変えないという形でおりますので、そういう中で、先ほど説明したとおり給付自体が下がっておりますので、保険料についてはおおむね同額ということでおさまるのかなという、今、感じで見ております。
そういう意味では、これまでやってきたことも継続しますし、あと介護人材とかを含めて、新規事業でもいろいろこれから支援をしますので、そういったものもさらにやっていくということで、厳しい、介護の人たちのサービスを低下にしないような、施設のサービスを低下しないような形でのさまざまな支援策を講ずる予定でございます。
55:
◯寺沢副
委員長 ご努力をいただけるということですよね。
それで、同じやっぱり16ページのところで、これもあれなんですけど、一番下、2割負担者のうちに所得の高い人たちに対しては3割と、これは具体的に金額で言うとどこがラインでしたっけ。何か結構きついなという印象を持ったんですよね。
56: ◯纓片高齢介護課長 ちょっとすみません。ちょっと今手元に具体的に持っていませんけども、うちの実態で言いますと、今2割負担の方の9割ぐらいが3割に移行するという形で……
57:
◯寺沢副
委員長 千代田区の方はね。
58: ◯纓片高齢介護課長 ええ。要するに結構現役世帯並みという方が多いということなので、その方には一定程度負担をいただくということですけども。ただ、これ、限度額がもちろんありますので、3割そのものが全部負担という意味じゃなくて、限度額までということになりますので、それの上限は一応あるという仕組みになってございます。
59:
◯寺沢副
委員長 限度額。
60: ◯纓片高齢介護課長 はい。
61:
◯寺沢副
委員長 ちょっとよくわからない。割と、この2割に上げたときも結構そのラインがきついなというふうに思ったんですけど、それからまた3割を設定して、で、9割。要するに介護保険の利用者はふえていくわけだから、どこかで負担をしなきゃいけない。で、公費の割合をふやすのか、それとも保険の割合をふやすのかというところで、現役並みの所得ということであれば、いたし方がないのかなという思いと、それからやはり医療費もそうですけれども、3割負担、高齢者でも3割負担。私たちなんかそうですよね。3割負担もいるわけで、それが納得できる感覚のものであればいいんですけれども、えっ、これだけで3割負担になっちゃうのというふうなボーダーといいますか、そこら辺のところが少し国のやり方が厳しいんじゃないかなという、これは思いなんですけど、区としてはここら辺はどんなふうに捉えているんですか。仕方がないみたいになっているんですか。どうですか。
62: ◯纓片高齢介護課長 2割負担で制度が維持できるのであれば、もちろんそれにこしたことはないんですけども、全体の仕組みとしては、制度の話なので、そういう意味で言うと国としては、そういう判断をしたのも一つの理由はあるのかなと思っております。ただ、それに対して区としては、先ほども言いましたけども、全体の負担の中で、サービスの利用に対しての負担が上がるかもしれませんけども、保険料については区の努力で下げられる余地はありますので、そこは努力していますので、そういう意味で言うと、例外なくほかの区とかは、実際わかりませんけども、多分上がるところも多いと思いますけれども、本区では基本的には同程度というふうに考えていますので、そういう意味で努力は続けていこうというふうに考えていますので、トータルとしての負担としては、一定程度、区としても努力はしているつもりでございます。
63:
◯寺沢副
委員長 それで、23ページに一般施策で行っているサービスがありますよね。ここで見ると、やっぱり在宅支援ホームヘルプサービスが一番多いわけですね。そうすると、次の段階でも、先ほどのご答弁から推測しても、ここのところがやっぱりかなり多くなっていくのかなという気がするんですけれども、次に向けてはどこら辺が区の独自施策としてふえていくというふうな認識をお持ちですか。
64: ◯纓片高齢介護課長 既存の表についてはその人数によっても変わってくるものもありますけども、ただ、在宅ホームヘルプサービスについては、かつて第三者評価によって、一定の適正な運用を図る必要があるという指摘を受けておりまして、そういう意味では私どもも努力して、必要があるサービスについて必要に供給するという形のものをやっておりますので、そういう意味では、やっぱりケアマネさんとか、その状態に応じたもののサービス提供を行っておりますので、かつて言われたような中身じゃなくて、今は比較的適正にこれについては運営しておりますので、だから、対象者がふえない限りはそんなにふえることもないと思いますし、おおむね横ばい程度かなというふうに。ふえたとしても人数がふえたことによる影響が出る程度かなと考えてございます。
65:
◯桜井委員長 ほかに。
66: ◯大坂委員 重点施策のところの、81ページに、設備の計画なんですけれども、今回この計画の中で、老朽化が今後課題になっていくということが先ほどもおっしゃられていまして、恐らく年数がたっていくことによって、改修もしなければいけないし大規模修繕もあるだろうということなんですけれども、今後、大規模修繕とかそういったことが計画されていく中で、サービスが継続、ちゃんとできていくのか。例えば一定期間サービスが停止しなければいけないだったりだとか、入居されている方がどこかに移らなきゃいけないだとか、そういったことについては区としてどういうふうに想定をしているのか、現在どういう状況なのか、教えていただければと思います。
67: ◯纓片高齢介護課長 今、大坂委員がおっしゃるのは、多分入所施設の話だと思いますけども、生活の場なので、当然そこに住めない場合についてはどこか移転をして住むという話になります。それは、実は一番町を含めて今後そういった大規模修繕というものも必要な時期に来ますので、そういったものも検討を始めるところでございます。来年度、そういう仕組みについて検討を始めるところで、例えば、いろいろな方法がありますけども、他区の例で言うと、施設の中でスペースをつくって入居者を移動して改修という方法もありますし、また別に施設を、入所する場所を探してそこで、とありますし、その両方の考え方はあります。一つの方向としては、二番町もできますので、トータルとしていろんな方法がありますので、来年度、まず、その基本的な考え方を整理する形で検討を進めて、入所者がちゃんと生活できる形で、大規模改修にも耐えられるような仕組みを今考えているところでございます。
68: ◯大坂委員 サービスを受けている方にとって支障のないように、先手先手で検討していただくということが大事なのかなと思います。
あと施設の整備について、今回この二番町について記載されていますけれども、ちよだみらいプロジェクトには幾つか、過去に、これから整備をしなければいけないものは何施設かあるよという計画が立ててあったかと思います。神保町の高齢者施設をつくるという計画も、なかなかうまく進んでいないという状況になっていると思うんですけれども、そこのことについて記載が今ここにはありませんけれども、どういった認識でいらっしゃるのかということをちょっと確認をさせてください。
69: ◯纓片高齢介護課長 みらいプロジェクトの計画も、大分この二番町を含めると実態はちょっと変わってきておりまして、特養については二番町がもしできますと、かなりの割合でもう、もちろん充足しておりませんけども、かなりそこについては進捗します。ただ、それ以外について、グループホームについてはまだまだ足りませんし、老健については明文7y6y7一つありますけども、そこについてなかなか医療機関との連携がないと難しいということがありますので、そこはちょっと今進捗しておりません。
また、神保町についても、エリアについて、いろいろ物件とか土地とか事業者を一応探してはいるんですけども、なかなか厳しいという。一定のスペースがないとできないというところがありますので、なかなかその状況に合うものがないし、また事業者についてもなかなかちょっとそういう意味では、今、応募がないというか情報がありませんので、引き続き検討はしていますけども、そこについて、ちょっと今については手詰まりというか、進行はないという形で。
今後ですけども、みらいプロジェクトも大分時期が来ていますので、どこかで1回福祉施設についても、この二番町ができることの契機で、一定のその施設計画というものを検討する必要があるかなと思っております。
70:
◯桜井委員長 はい。よろしいですか。
ほかに。
71: ◯大串委員 区としての介護保険の計画としてはこれでいいと思うんですけれども、生活圏域も設定する、それからやっていくときに、もっと実践的に、わかりやすい、高齢者の方もそうですし、そのご家族の方も読みやすい、まあこれは読みやすくしましたよとなっているけれども、私、生活圏域をつくってという考えがあるので、それは生活圏域の中でサービスがどうなっているのかというのを、ボランティアもあるでしょうし、いろんな学びの場もあるでしょうし、そういうものを、自分の生活している身近なところには何があるんだろうというのをわかりやすく、実践的なそういう手引きというのかな、そういったものもあわせてつくるようにしたらいいんじゃないかと思うんですけど、どうでしょうか。
72: ◯纓片高齢介護課長 計画としては、なかなかちょっとこれ以上踏み込めない部分もありますけども、実際そうやる中では、区民の方にわかりやすいマップですとか事業所の場所ですとか、サービスの提供とかというものを、例えば日常圏域ごとにつくるとか、そういったものも必要かと思いますし、どんなものがいいかというのは日常の中でちょっと考えていきますので、今、大串委員のご提案あった中身で、少しわかりやすいようなものをつくっていこうと思っております。
73: ◯大串委員 社会福祉協議会がつくっているは・あ・とプランもありますよね。は・あ・とプランも区で1本の計画になっちゃっているんだけれども、できれば麹町と神田と分けて、それぞれのものをもうちょっとそれ、つくって、今言ったようなものとリンクできるような形で、一緒にやったらいいんじゃないかなというふうに思うので、その辺もよろしくお願いしたいと思います。
74:
◯桜井委員長 はい。
ほかにありますか。今の一応聞いておこうか。
75: ◯村木福祉総務課長 今、社会福祉協議会のは・あ・とプランのお話が出ましたので、私のほうから答弁させていただきます。
は・あ・とプラン、これから計画のほう、また策定に向かって協議等進められていきますので、その中でただいまの大串委員の意見も伝えていき、反映されるような形でできるだけ努めていきたいと思います。
76:
◯桜井委員長 はい。
ほかに。
77:
◯飯島委員 地域でということが強調されていますけれども、例えば三崎町では集える場所というのができていますよね。で、いろんなところで高齢者の方が集える。そこで定期的にいろんなことをやったりという、そういう場があるところが幾つかあるわけですよね。今回、富士見のほうでは、月に1回、冨士見出張所の2階を使って、高齢者が集える、そういう場をつくっていきますという案内が来たんですね。で、社協さんがかかわっているというのも中にはあると思うんですけども、それとは違った形で、やはり介護保険の中でも地域でということを言っている以上、そういう場というのがハードとして必要だと思うんですよ。例えばその富士見で12月から始まるという案内が私のところにも来たんですけれども、それは承知されていないですか。そういう高齢者の方が集える場というのはね。(
発言する者あり)
78:
◯桜井委員長 続けてください。
79:
◯飯島委員 何か承知されていないみたいなんですけれども。
80:
◯桜井委員長 ちょっと休憩します。
午前11時35分休憩
午前11時35分再開
81:
◯桜井委員長 再開します。
ごめんなさい。質問を続けてください。
82:
◯飯島委員 私がちょっと提案をしたいのは、一般質問の中でも旧福祉会館を暫定活用できないかという提案をしたんですけども、そういうものとしても旧富士見福祉会館の中をちょっと改装して、一定の場所があれば、そこに行けば誰かが来ているよというような感じで使えるんじゃないかなというふうに思っているんですね。出張所の2階じゃ、どなたかが使っていることもあるわけだし、そういう場というのを、集える場所というのが、やっぱり地域を重点に置くのであれば必要なんじゃないかなというふうに思うんですね。そういった意味で、富士見はそういうところがないわけですよ、現在。だから、ぜひ担当のほうからも、富士見の福祉会館の暫定利用として、そういう高齢者が集えるような、そういう場所として何とか使えないものかということを提案していただきたいなというのが今回言っている趣旨です。
83:
◯桜井委員長 はい、わかりました。
84:
◯飯島委員 その中身をご存じないんじゃ、ちょっとしょうがないけれど。
85:
◯桜井委員長 うん。今、飯島委員が言われたそういった集まりというのは承知していないの。
ちょっと、ちょっと休憩します。
午前11時37分休憩
午前11時42分再開
86:
◯桜井委員長 委員会を再開します。
それでは、答弁からお願いします。福祉部長。
87: ◯歌川保健福祉部長 飯島委員のご指摘、できるだけ身近なところに、ちょっと立ち寄れる、そこで会話ができるような場所があったほうがいい。それは私どもも同じような認識を持ってございます。場所の確保と同時に、その場所でお世話をするというんじゃないんですけども、きちんと人がいる必要もありますので、運営の仕方については、いろいろ、基本、工夫をしているところで、富士見に関していうと、先ほどご質問にあったような取り組みを富士見の区民館を使って、ふれあいサロンという形で開設したいと思っています。
一方で、富士見の福祉会館を有効に使えばというのを私どもも思っているんですけども、何せ8年間使わない状態ですので、ちょっと使うにしても、かなりの手を入れなければいけないということもございます。そういう一つの案としては視野に入れつつ、具体にどこまでできるかについては、いましばらく検討のお時間をいただきたいと思います。
88:
◯桜井委員長 はい。よろしいですか。
89:
◯寺沢副
委員長 一つ、いい。
90:
◯桜井委員長 はい。では、寺沢委員。
91:
◯寺沢副
委員長 すみません。施策の第4章の推進のところで、住まいの問題ですね。高齢者の住まいの問題のところで、去年あたりかな、サービス付き高齢者住宅についても検討をしていきますというのが浮上してきましたよね。ページで言うと77ページかな。75ページから始まっているんですけれども。
それで、先ほどの施設建設のところですよね──から来ても、やはり土地がないとなかなか充足するわけにもいかないというのがあって、将来的に区としては、高齢者向け住宅、今296戸ですか、東松下ができて、そんな、300戸弱ぐらいができているわけですよね。あと、どのくらいの不足というふうに見越していて、例えばこのサ高住は、かなり国交省とかほかからもこう、補助がいただけるから、それはそれでというのはあるにしても、これ、民間頼みになるわけですか。区がどうこうするという、誘致するとかそういう話じゃないんですよね。
だから、そのサ高住の問題と、将来的にどのくらいの不足ということを考えて、多岐にわたって展開しようと、多様に住宅整備を考えているのか。それはどんなふうにお考えなんですか。
92: ◯村木住宅福祉担当課長 ただいま寺沢委員のほうからご質問がありました、高齢者の住宅の件ですが、まずサービス付き高齢者住宅に関しましては、今回、ちょっと概要をこの委員会でも報告させていただきましたが、高齢者の住まいのあり方ということで、今、検討を進めていまして、その中で、サービス付き高齢者向け住宅につきましても、多様な住まいの一つということで、今後検討を進めていくということで、今、ちょっといろいろとどういった導入の仕方が可能なのか、あるいは都心である千代田区においても、そういったものが可能なのかということをちょっとさまざま検討させていただいているところでございます。これについては、また改めてご報告させていただきたいと思います。
それから、全体としてどの程度の高齢者住宅の需要があるのかという、そういったことでございますが、今回のこの計画を策定するに当たりまして行われました、高齢者の生活圏のニーズ調査の結果によりますと……
93:
◯寺沢副
委員長 29年2月に実施した。うん。
94: ◯村木住宅福祉担当課長 そうですね。区内では、比較的賃貸の住宅に住んでいる方は非常に少ない、賃貸の住宅に住んでいる高齢者の方は比較的少ないという結果も出ております。
その中で、住みかえということを希望される方がどの程度いるかということですが、これは、実際に今のところがなかなか住めないという方であっても、それは本当に住宅がというよりも、例えばごみ出しが不便だとか近所に見守ってくれる人がいないとか、そういった理由で住めないという方も、それが解決してしまえば、結局そこに住めるんだという方も結構いるようです。
95:
◯寺沢副
委員長 ああ。
96: ◯村木住宅福祉担当課長 というのは、何が困っているかということでいくと、割とそういった身の回りのことができなくて困ってしまうという方が結構いて、それが引っ越したいという要望に変わっているという、そういったところが見てとれたと私は認識してございます。そういった意味では、どうやって見守っていくかということを考える中で、住宅の問題というのは考える必要があるというふうに認識してございます。
その中で、数値的に何戸をというのをちょっと今ここで目標値を出すというのは非常に難しいなというふうに考えていますが、いろんな住宅の
選択肢をふやしていく中で、そういった高齢者の方の困り事がどんどん減っていくような、そういった状況がどのくらい見てとれるかということをむしろ今後の目標というか、方向性の中では見ていきたいなというふうには考えているところでございます。
97:
◯桜井委員長 はい。まとめてください。
98:
◯寺沢副
委員長 はい。なかなか実態がつかみづらいと。住宅と言っても別の要素が、ハードでなくてソフト的なものの解消によって、それはうまくおさまるんじゃないかというふうなご答弁だと思うんですけれどもね。でも、一定程度、やはりちゃんとした数をつかまないで、あれもやってみたらどうだ、これもやってみたらどうだというのは、ちょっと区の姿勢としていかがかなという思いがありますので、もう少し精査して、そうやって今つかまれた状況の方が、大体何戸ぐらいあって、そうじゃなくて、本当に切実な需要がどのくらいあるのかというところをつかんで、目標として計画ですかね、立てていただかないと、非常に行き当たりばったりで、検討したけどだめでしたみたいな結果になるというのは、区民に、高齢者にとって不幸なことですから、そこら辺精査して、やっぱり一定の数をつかんでいただきたいと思うんですけど、どうですか。
99: ◯村木住宅福祉担当課長 ただいまご指摘がありましたが、ご指摘のとおり、実態把握ということは非常に重要だと考えますので、そういった実態把握に努めながら、今後の整備についても進めていきたいというふうには考えてございます。
100:
◯寺沢副
委員長 うん。やってください。
101:
◯桜井委員長 はい。よろしいですか。まだありますか。
飯島委員。
102:
◯飯島委員 2点あるんですけれども、まとめて言っちゃいますね。
103:
◯桜井委員長 はい。お願いします。
104:
◯飯島委員 はい。先ほどの利用料の3割負担と出ましたね。その中で9割の方がかなり所得が高いと。そうすると、2割負担の中から9割が移ってしまう。で、そのボーダーの方が、前回2割になるときというのは激変緩和措置って導入されましたよね。今度もそれを入れるのか入れないのかというか、激変緩和措置の問題。
それからもう一つ、まとめて言っちゃいますね。
105:
◯桜井委員長 どうぞ。
106:
◯飯島委員 はい。素案文の82ページの新規の事業の中で、改善された場合、奨励金等を支給するというふうにありますけれども、これが、事業者によっては、何ていうんでしょう、改善されたとみなしてしまうみたいな、そういうことが起こる心配はないのかということが懸念されるんですね。
無理やり介護保険から卒業という言葉がよく使われますけれども、今、サービスを受けているから、いろんなことが改善してきていると。だから、もうこれは改善だということになってしまって、サービスをやめちゃうとまた元に戻っちゃうという事例がある。
そういう場合に、やっぱり奨励金ということが、事業者にとってみれば、非常に、まあご褒美みたいなものであって、それでもって利用者の方が不利益になるようなことが発生しないように考えていただきたいと思いますけども、そこの手だてというのは、何かされているんでしょうか。
107: ◯纓片高齢介護課長 まず、最初の3割負担になったときの軽減の話ですけども、2割のときに、段階的に軽減して、今、負担していただいていますけども、前、ちょっとお伺いしていますけども、サービス利用自体は全然変わっておりませんで、基本的にはそのまま利用していただいているという現状もありますし、また、個別的に、どうしてもそれは困るというのをちょっと個別で聞いておりませんので、現時点では、現役並み世帯の方については3割負担というのはお願いするという形で今考えてございます。
108:
◯飯島委員 なしということね。できない。
109: ◯纓片高齢介護課長 それから、先ほどの82ページの話ですけども、これはあくまでもサービス利用者のサービス改善ということですので、それの、サービスの必要分を確保するということとあわせて要介護度というものを考えますので、必ずしも介護度ありきという形では、もともとうちは検討としてやりませんので、そういう意味で、仕組みを今、検討しようという形で、今、計画でございます。
ですので、それについてはきちんと制度設計をしながら、サービス低下につながらないように、あとは、多分心配されているのは無理やり自立という話に持ってくるんじゃなくてという形だと思いますので、そういうように、きちんと利用者のサービス提供につながって、改善につながっていく、そういった結果として介護度改善につながるという形であれば、支援をするという仕組みを構築しようと考えてございます。
110:
◯桜井委員長 はい。よろしいですか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
111:
◯桜井委員長 はい。じゃあ、次、行きます。
(3)番、高齢者総合サポートセンター
業務実績評価書について報告してください。
112: ◯小玉在宅支援課長 はい。それでは、高齢者総合サポートセンター
業務実績評価書につきまして、保健福祉部資料3に基づきまして説明をさせていただきます。
本日お配りしております資料でございますが、この資料3、A3のものと、あとお手元に、平成28年度高齢者総合サポートセンター
業務実績評価書というつづりをお配りしておりますが、この
業務実績評価書、28ページまで及びますので、そちらの概要をA3判のほうにまとめております。こちらのほうを主にごらんいただきながら説明させていただきたいと思います。
で、この平成29年度高齢者総合サポートセンター評価委員会からの評価報告についてでございますが、今回、高齢者総合サポートセンターの評価委員会の
委員長から区長に、この
業務実績評価書により評価報告がありましたので、当委員会の委員の皆様にもお知らせするものでございます。
この高齢者総合サポートセンターの評価委員会でございますが、千代田区高齢者総合サポートセンター条例第4条の規定に基づき設置されております。
委員構成でございますけれども、学識経験者、区民代表、民生・児童委員、それから歯科医師会、薬剤師会、医療ソーシャルワーカーなどの医療関係者、それからケアマネ、訪問看護ステーションなどの介護保険の事業関係者などで、17名の皆様から構成されているものでございます。
平成29年度、今年度の評価委員会でございますが、6月の26日から7月の27日の間にかけて、3回実施されております。
評価対象となったのが、こちらの1、評価委員会開催概要にございますように、第1回目が九段坂病院、在宅ケア拠点を担う九段坂病院と、第2回目は、相談拠点を担う区の在宅支援課及び相談センターの2運営法人。それと3回目が、高齢者活動拠点、人材育成・研修拠点、多世代交流拠点を担う指定管理者ということで、千代田区の社会福祉協議会がそれぞれ評価を受けております。
評価を行った内容なんですけれども、主に2種類ございまして、一つは、平成28年度を1年間通して行った各拠点の事業の実績評価と、2点目が、平成27年度に各拠点の事業実績に対して、平成28年度、前年度の評価委員会から指摘事項が出されましたので、それに対する各拠点からの改善報告でございました。それを表に示したのが、この2番の評価の流れという、この表になってございます。
で、各拠点、各委員の皆さんからの評価の総評を、右側半分なんですけども、4の平成28年度実績に対する評価総評というところでまとめてございます。
主なものとして、5点挙げさせていただいております。
まず1点なんですけれども、ちょっとそれぞれ読ませていただいて、それを補足でちょっと説明をさせていただこうと思っています。
1点目は、昨年度の評価と比較して、まだ各運営者からの自己評価説明であるとか、実績報告資料が詳細となって、一定の指標として機能したということを評価いただいています。しかしながら、未だ協定書であるとか事業提案書の内容を履行できない事項、それから実績を確認する資料が不足しているというご意見をいただきました。
で、この内容を履行できていない事項であるとか確認する資料が不足しているという、この内容を具体的にどんなことであったかというお話をさせていただきますと、まず内容を履行できていない事項につきましては、在宅ケア拠点、すなわち九段坂病院でございますけれども、3点ほどございまして、総合診療科が未配置であること。それから通所リハビリテーションの利用者送迎がまだされていないこと。それと3点目が、訪問看護が実施されていないことということが挙げられております。(
発言する者あり)
高齢者の活動拠点につきましては、健康状況アンケートを来場された方にするというのがあったんですけど、それをまだしていないということと、あとは、元気高齢者の皆さんでグループ活動をされている、それを社協が、高齢者活動拠点がパイプ役となって、地域貢献活動につなげていくという事業が未実施だという意見をいただいています。
次の実績を確認する資料が不足しているというのはどんなことかと申しますと、まず在宅ケア拠点の九段坂病院といたしましては、訪問リハビリテーションの1日当たりの利用者の資料が欲しいであるとか、あとはケアマネジャーとの連携の記録が欲しいとか、あとは地域連携型認知症疾患医療センター、これ、三井記念病院さんですけれども、その連携の記録など具体的な資料が欲しいというご意見があり、なおかつ相談拠点である区については、評価の件数、評価の際、件数のみで何件できたから高い評価だとかそういうのではなくて、どんな相談支援をして、その支援結果はどうだったのかというのを具体的にもっと示してほしいとか、あとは九段坂病院だけでなくて、区内外の医療機関との連携状況を示す資料もあるとよいなど、そういった意見もいただいているところでございます。
次の丸でございます。各運営者が事業を実施する事業の一部で、区民及び他機関への周知が不足しているというところでございます。
この事業の一部というのがどんなことかというのをちょっとお話ししますと、やっぱり在宅ケア拠点である九段坂病院は、区民用病床が5床あるということでありますが、その周知不足であるということであるとか、あとは診療科目の広報が不十分で、受け入れられる疾患に対する説明が不足しているとか、あるいは訪問リハビリの実績が少ないのではないかとか、あとはケアマネさんへ九段坂病院の情報周知が不足しているとか、そのような意見がございました。
あと、相談拠点である事業者、まあ相談センターについては、せっかく退院支援のシステムや連携の状況をやっているんだから、区内外の病院や区民にもっと広報すべきではないかというような意見が寄せられております。
さらに、区に対しては、相談センター自体の周知がさらに必要なのではないかという意見もいただいておるところでございます。
三つ目の丸でございます。各運営者が実施する事業の一部で、区民及び他機関への周知が不足しているという点につきましては、これにつきましては、ここでは唯一評価をいただいているようなところでございまして、
委員長であるとか委員の皆様から一定の評価をいただいたというところでございます。
四つ目の丸です。抽出した課題をどのように取り扱うのかを示すことが重要であると。改善策を実行して、その効果とか区民がどのように満足しているか評価するシステムを構築する必要があるというご意見をいただきました。
これにつきましては、もうちょっとわかりやすくお話をしますと、要するに評価をやりっ放しではだめだろうと。で、この評価結果をどういうふうに次に生かしていくかというのが重要であると。
そんなわけで、今後については、各運営者が改善策を実行して、その結果、実際にどんな結果が起きて、区民の皆さんがどんなふうに満足しているかという、そういったことを評価するシステムの構築に取り組む必要があるのではないかというような意見をいただいています。
これにつきましては、今、評価
委員長とちょっと協議を進めておりまして、今後どのように評価手順を変えていくかというのを検討させていただいているところでございます。
最後の大きな丸でございます。前年度より引き続き未実施となっている事項があると。だけども、その事業の必要性、効果って、本当にその未実施のままでいいのか。それをそのまま協定とか事業提案書に残しておくべきなのか。そういったところから協定書の見直しも再検討すべきではないかという意見がありました。
これにつきましては、主な、具体的な意見としては二つございまして、まず一つは、訪問診療でございます。訪問診療を行うための体制整備。これは、やはり九段坂病院なんですけれども、この訪問診療を行うための体制整備は、果たして本当にニーズがあるのかというのを含めて実態を把握すべきであると。
それからもう一つは、訪問看護ステーションにつきまして、訪問ステーションというのは、九段坂病院が本当に担うべき役割なのか否かというのを検討するために、区内の訪問看護のニーズについて、調査が必要なのではないかという意見をいただきました。
で、この2点につきましては、今後、当在宅支援課におきまして、この調査を進めて、本当にニーズがどうなのかということを調査を進めていこうというふうに計画をしているところでございます。
その他、評価書につきましては、別添のとおりでございますので、ぜひごらんいただければというふうに考えております。
説明は以上でございます。
113:
◯桜井委員長 はい。いろいろと課題になっているような事項も、大切な事項も出てきていますよね。はい。この事項についてご質疑ありましたらいただきます。
114:
◯寺沢副
委員長 いいですか。九段坂に対する期待があった分、九段坂がきちんとやっていないことに対する不信感というのかね、不安とか疑問とかそういうものがあったかと思うんですね。
それで、要するに鶏が先か卵が先かじゃないんですけれども、通所リハなんかは、送迎がないから行かないのか、需要がないから送迎の車を出さないのか、そこら辺すごく、やっぱりきちっと見定める必要があると思うんですよね。
それと、こういう意見を九段坂は受けとめて、例えば区民利用の療養病床5床について、今、どんな周知の仕方を区民向けにやっているのか、何か残念ながら全然伝わってきていないんですよね。これ、いつの時点でしたかね。もう大分前にこういうのを出しているわけですから、これね、PRすることについては、そんな時間がかかる問題でもないし、どうも対応が、九段坂は遅過ぎるんじゃないかという気がしてしょうがないんですね。
それと、もう一つ言わせていただくと、訪問診療の体制・整備、それから訪問看護のニーズがあるのか必要なのかと、何か大分一番最初のところから後退してきているような、役割としてね、懸念を持つんですけれど、いかがですか。
115: ◯小玉在宅支援課長 はい。ただいまの寺沢委員おっしゃったように、九段坂病院というのは非常に期待が大きかったかなと。その分、やはりちょっと、今現状できていない部分につきましては、やはり多少委員さんの中にも、それとあと区民の皆さんの中にも不信感はあるのかなというのを実際に感じているところでございます。
先ほど通所リハについては、送迎がないとか、送迎がないからなのか需要がないからなのかというお話がございましたが、委員会の中のお話をお知らせしますと、ケアマネさんからは、やはりこういうサービスがないということであると、中のプランに立てる、つくることができないというような話がありました。
ただ、協定の中には送迎サービスを行うというふうになっておりますので、今、九段坂のほうで、具体的に実際に送迎をするサービスについて検討し、現状、今できることとして、送迎サービスはちょっと、病院としては、なかなか今ちょっとすぐにはということなんですけども、来られる方に対して、タクシーを使った方については、領収証分をお支払いするというような対応をしていると、するようになったというふうに聞いております。
あとは、5床ですね、区民の5床、区民専用の5床についての……
116:
◯寺沢副
委員長 療養病床ね。
117: ◯小玉在宅支援課長 はい。病床について、確かにホームページ等でのPRが、周知が不足しているというのはあります。
私もホームページを見ましたけれども、そういった広報は一切なされていないというところがありますので、それにつきましても、当日、委員の皆様からもっとPRすべきだというのを指摘されているようなところでございますので、区としては、引き続き呼びかけていくといいますか、働きかけていく必要があるというふうに思っています。
九段坂病院さんとの協議ですけれども、実は、ちょっとおくればせながらなんですけれども、先月から定期的に行おうということで、九段坂病院さんとあと母体のKKRさんと協議をしまして、1カ月ごとあるいは2カ月ごと、まあ2カ月ごとぐらいにやっていきましょうというような話になりまして、それで、今月も行う予定です。
それを呼びかけて、この
業務実績評価書につきまして、その内容をお伝えするとともに、当委員会でこういったお話がありましたというのをお伝えして、早期に改善に取り組むように伝えようというふうに考えております。
それと、あとは、訪問診療とかあとは実際に訪問看護ステーション、ニーズがあるのかどうかということにつきましては、これは何ていいますか、まあちょっと、今後調査というのに基づきましてやっていこうとは思っているんですけども、これが出た意見というのは、当日の委員さんからそういった、実際にこの協定とか事業提案書がマッチしているのかというのをもう一度ちょっと見直してほしいというような、そういった意味でのお話でございましたので、その点、ご理解いただければというふうに思います。
118:
◯寺沢副
委員長 まず、その尻尾の訪問看護のニーズですよね。確実に高齢者はふえているわけですし、介護が必要ならば医療も必要という人も、だから増加しているわけですよ。ニーズがあるのかないのかと言っているような段階ではないと思いますよ。つくりやすい仕組みを、利用しやすい仕組みをつくっていくと。これが区として求める姿勢ではないんでしょうか。それが1点ね。
それから、協定書を最初に結んで、ちょっと中身で、協定書の中身もちょっと甘かったとか足りなかったというところが、多分散見されると思うんですけれども、少なくとも協定を結んで、それが、まあ当初の評価委員会は、発足して間もなかったんで、まあ仕方がないかな、向こうも引っ越して体制整備を取得までは仕方がないかなという思いもあったかもしれませんけれども、いつまでたっても何かこう、ねえ、進捗状況が見えないというのは、これはやはりもう九段坂の問題であり、KKRの問題だと思いますよね。
だから、区は、ちゃんともっと強力に、私たちは区民代表で、そういう思いを抱いて言っているわけですから、少なくとも、何ていうのかな、鳴り物入りでスタートしたわけですから、そこの医療の部分がきちっと、区民に対して、信頼感を持てるようなやり方をとっていますというふうに胸を張って言えるように、きちっと要求というか不備なところについては、せっかくそれで協議を設けたというんで、しっかりと主張して約束したものをとれるように頑張ってくださいよ。どうですか。
119: ◯歌川保健福祉部長 寺沢委員からの副
委員長からのご指摘、私どもも十分受けとめております。
一つ目のニーズの問題ですけれども、私ども、ニーズがあるかないかを調べるというよりは、具体的にどのような、例えば訪問看護にしても、在宅医療の中でもいろいろな医療があるわけで、どこにどういう状態の方がいて、どういうニーズがあるのかと、もう10年ぐらい前に一度やったんですけども、それを改めてやった上で、また、この訪問看護をスタートするに当たって、今回、当初から入れなかった理由の一つが、既存の訪問看護ステーションのほうからのいろいろな、さまざまな懸念もございましたので、具体的なニーズを……
120:
◯寺沢副
委員長 仕事の取り合い。
121: ◯歌川保健福祉部長 具体的なニーズを調べたいということでございますので、ニーズがあるかないかを調べるという、こう、今さらの話ではないでしょうという意味ではなくて、具体的なニーズを調べたいということで、そこはご了承いただきたい。
それからもう一つ、九段坂病院に対しての協定書の考え方も含めた、中身も含めてですけども、私ども、ことしに入ってから、このまま放っておくわけにはいかないということで、KKRのほうにも申し入れをして、先ほど課長が答弁したとおり、定期的に打ち合わせをするということになってございます。で、当然やっていただかなきゃいけないところをやらなかったときのペナルティーというか、そういうものも協定にないことも含めて……
122:
◯寺沢副
委員長 そう。ないですね。
123: ◯歌川保健福祉部長 協定書については見直しもしたいと思っているということは、既に伝えてございますので、病院の経営の問題もいろいろあるでしょうけれども、区として当然主張すべきことはしっかりと主張し、交渉を続けていくということでございます。
節目節目で、またご報告をさせていただきたいと思ってございますので、ご了承いただきたいと思います。
124:
◯桜井委員長 はい。よろしいですか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
125:
◯桜井委員長 はい。では、次、行きます。
地域振興部の(1)番、共同住宅等実態調査について報告してください。
126: ◯小川コミュニティ総務課長 共同住宅等実態調査でございますが、先の第3回定例会の予算・決算特別委員会地域保健福祉分科会での決算審査の際に、平成28年度事業のマンション等利用実態調査──予算事業名とちょっとこの報告書の名前と違っておりますが、その事業についてご質問がありまして、本委員会にも調査結果の報告をするものでございます。
決算の分科会の際、主要施策の成果によりご説明したところですが、本調査は、マンション施策を行っている公益財団法人まちみらい千代田が実施し、調査内容が住宅課、生活衛生課、コミュニティ総務課にまたがっているため、まちみらい千代田の所管であるコミュニティ総務課で事業補助を行ったものでございます。
資料としては、報告書(概要版)と3種類の報告書がございますが、地域振興部資料1の平成28年度千代田区共同住宅等実態調査書(概要版)によりご報告いたします。
開いていただいて目次ですが、本調査に三つの調査が含まれておりまして、I、マンション等利用実態調査。これは、主に住宅課が担当、一部コミュニティ総務課が関係しております。2番目が共同住宅実態更新調査。こちらは、Iの調査の基礎データとして住宅課が担当しております。このIとIIの調査は、一部はコミュニティ施策、主には住宅施策検討の基礎データとして活用するものでございます。
III、来訪者等実態調査は、生活衛生課が担当しており、民泊サービスのあり方検討会で活用するものです。
I、IIについては私から説明し、3については生活衛生課長からご説明いたします。
I、マンション等利用実態調査でございます。
1ページのマンション等利用実態調査、調査概要の1、調査目的と調査対象ですが、1)の高経年マンション管理状況等調査は、「建物・設備の老朽化」と「区分所有者・居住者の高齢化」という“二つの老い”が同時に進行し、特に管理不全に陥りやすいと考えられる高経年マンションの管理状況や改修・建替えの検討状況等を把握するため、区内の昭和56年(1981年)以前に建築された分譲マンション管理組合、賃貸マンションオーナーを対象に行ったもので、回収率は、下の2の調査方法・回収率の記載のように、管理組合は137棟中40棟で29.2%、賃貸マンションオーナーは49棟中2棟で4.1%となっております。
上の表にお戻りいただいて、2-1)超高層マンション管理状況等調査は、超高層マンションは、様々なメリットがある一方、維持管理のコストの高さや技術的な難しさ等の課題、災害時にエレベーターやライフラインが停止することで、居住継続が困難になる恐れがあるなど、災害に対する脆弱性を踏まえ、その管理や災害対策等の状況を把握するため、区内の概ね高さ60メートル以上、20階以上の分譲マンション管理組合(12棟)を対象に実施し、下から2行目に記載のとおり、6棟、50%の回収率でございました。
その次の2-2)超高層マンション居住者アンケート調査は、価値観や経済状況等が異なる多数の区分所有者の間での合意形成の困難性や、マンション内のコミュニティ形成の難しさという課題を踏まえ、居住者の管理に対する意識や、コミュニティに関する考え方等を把握するため実施し、最後の行のとおり、回収者は、居住者1,326戸中364戸、27.5%となっております。
2ページの調査結果から見る考察で、1)ですが、アンケート回収率が、超高層マンション管理組合で6棟、50%、高経年マンション管理組合・超高層マンション居住者は3割未満、高経年賃貸マンションは49棟中2棟のみとの回収ということで、回収率の低さが行政からのアプローチの困難性を示しているというところでございます。
2)でございますが、高経年マンションの大規模修繕の実施率は8割と高いものの、耐震診断を「実施していない」あるいは「わからない」が半数あり、修繕積立金を徴収していない、徴収の有無が不明の管理組合は合わせて3割程度あります。
3)ですが、建替えの検討を行った高経年マンションは約4割で、建替えの課題の1位は「必要な資金がない」(76%)、2位は「合意形成が難しい」(58%)となっております。
4)ですが、次のページです。4)ですが、高経年マンションの管理運営不安では、1位が「区分所有者の高齢化」(56%)。区分所有者・居住者の老いへの危機感が示されております。
また、高経年賃貸マンションのオーナーの回答は2件ですが、いずれも70歳代ということで、「オーナーの老い」というのも懸念されるところです。
5)ですが、「20%以上の住戸が賃貸化されている」との回答が、高経年マンションで3分の2、高層マンションでも半分の3棟となっております。
分譲マンションの全国の平均賃貸戸数割合は13.7%で、完成年次の古いものほど高くなる傾向がございますけども、本区のマンションの賃貸化はそれより進んでいるということが言えます。
6)ですが、管理組合総会への出席率が半数以下との回答が、高経年で約20%、超高層では100%。超高層マンション居住者の回答でも、「ほとんど出席しない」「まったく出席しない」が6割を超えており、関心が低いところが伺えます。
7)ですが、地震が発生した場合の防災面の不安は、超高層マンションでは、1位が67%の同率で、「エレベーターの停止、停電」、3位が「トイレ」(50%)ということになっております。新耐震のため、「マンションの耐震性」「家具の転倒・落下」は低くなっております。
次のページに行っていただきまして、8)から11)は、超高層マンション居住者のコミュニティに対する回答でございます。各項目の説明に入る前に、居住者の現状ということで、本章のほうの黄色い冊子の2の49ページをごらんください。
超高層マンションの世帯主の年齢でございますが、50代が24.7%で最も多く、次いで40代が23.5%、60代が15.5%、30代が14.1%、70代が11.4%、80代以上が9.1%で、比較的高目の年齢構成となっております。
次に2の50ページの千代田区での居住年数でございますが、「5年未満」が41%で最も多く、「5年~10年未満」18.5%、合わせた短期居住者は6割となり、区民世論調査での5割に比べ、多くなっております。
一方、「30年以上」8.8%と、「生まれてからずっと」4.7%、合わせた長期居住者も13.5%いますけれども、世論調査の26.5%に比べると少なくなっているとの状況です。
千代田区での定住意向ですが、永住するつもりが47.2%で最も多く、世論調査の32.6%を大きく上回っており、当分は住むつもり39.8%を合わせた定住意向も87%で、世論調査の84.4%より若干高くなっております。
概要版のほうにお戻りいただいて、4ページ、概要版の4ページをごらんください。
8)マンション内のコミュニティ活動に「参加したことがある」と「何回か参加したことがある」の合計は50%を超え、「参加したことがないが、関心はある」が約25%、2人に1人が活動参加経験があり、4人に1人が今後参加する可能性があると考えられます。
超高層マンション管理組合の60%、3棟が、コミュニティ活動があるとしておりまして、具体的には、防災訓練のほか納涼会、クリスマス会、文化祭が行われており、マンション内サークルがあるところもございます。
一方、「町会」が行う地域交流活動等は、「よく参加している」と「何回か参加したことがある」の合計が約36%で、マンション内の活動より低いものの、「参加したことはないが、関心はある」が約34%となっており、3人に1人は今後町会の活動に参加する可能性があると考えられます。
9)ですが、マンション内や町会の地域活動に参加しない理由としては、「忙しくて時間的な余裕がない」がそれぞれ54%、49%と最も多く、関心があっても参加できない状況が伺えます。
また、「町会」については、「活動に関する情報がない」が26%と2番目に多く、情報不足も参加しない要因となっています。
「活動をやっている時間帯に仕事等がある」がマンション内の活動で33%、「町会」で24%あることから、会社員でも参加できる時間帯にするというようなことも、参加促進には期待できると考えられます。
10)マンション内や「町会」の活動内容として、特に重要であると思うものは、「掲示板等による情報共有」がそれぞれ70%、50%と最も高く、「インターネット、SNS等による情報提供」(それぞれ19%、18%)を大幅に上回っております。
掲示板等のアナログ的手法が情報伝達手段として依然として有効なことと、マンション・町会の情報がインターネット・SNS上に少ないということも考えられます。
情報共有以外には、「防災訓練などの災害対策」、「夏祭りや親睦会のイベント」、「高齢者等の見守り生活・支援」、「清掃・資源回収」が上位に入っており、重要と考える活動は、マンション、町会とも共通することが伺えます。
11)番ですが、超高層マンションの居住者の町会加入につきましては、「マンション一括で町会に加入している」が41%と最も多く、「個人又は世帯として加入している」の24%を上回っております。
一括で町会加入しているマンションにおいては、マンション管理組合等が町会費を代行徴収しているケースが多く、居住者と町会の接する機会がほとんどないため、実際の町会活動に参加していることは少ないと考えられ、約13%の「加入していない」、約22%の「加入しているかどうか分からない」を合わせると、マンション居住者の4人に3人が、地域と町会の関わりの薄い生活を送っているとも考えられますけれども、一方で、8)にあるように、「町会が行う地域交流活動等はよく参加している」が8.8%、「何回か参加したことがある」が26.9%で、合計では36%、「参加したことはないが、関心がある」は34%ということで、合計7割が参加または関心があるということにもなるということで、そこのところが実態というところでございます。
II番、6ページに行っていただきまして、共同住宅実態更新調査です。
1の調査目的でございますが、平成26年度にまちみらい千代田が実施した「千代田区共同住宅実態調査」の調査時以降の基本的事項の実態を更新調査し、現状の把握と今後の住宅施策を検討する上での基礎資料とするもので、区内全域を対象としております。
調査方法は、記載のとおり、机上調査と現地調査でございます。
3番の調査結果でございます。次のページでございますが、出張所別件数ですが、出張所の順序が間違っており、申しわけございません。ちょっと本書のほうも間違っておりまして、そのまま概要となっております。
分譲マンションの総計455件のうち、出張所別では、麹町出張所地域が178件と最も多く、新規の分譲マンションが最も多かったのは、和泉橋出張所地域の8件ということでございました。
8ページの分譲マンションの避難所別件数で、これもすみません、避難所の順序が異なっておりますけれども、麹町小学校が79件と最も多く、4件ふえており、次いで九段中等教育学校が54件ということになっております。
次の来訪客等実態調査につきましては、生活衛生課長のほうからご報告いたします。
127: ◯上村生活衛生課長 それでは、資料の9ページをごらんください。千代田区来訪客等実態調査の概要でございます。
1番、調査目的と調査対象ということで、来訪客の動向調査、2)番目といたしまして、来訪客の意向調査、3)番目といたしまして、来訪客の将来予測調査ということで、調査を行ってございます。
1枚ページをおめくりいただきまして、10ページをごらんください。10ページの3番に調査結果が出てございます。
1)といたしまして、来訪客の動向調査ということで、まず、国外からの来訪者、千代田区における来訪する外国人でございますが、25年からかなり急激に外国人の方がふえているという状況でございます。
次のページ、11ページになります。それで、国外の国別の外国人の割合でございますが、こちらのグラフにもございますように、中国、韓国、台湾で約半数を占めているという状況でございます。
次に、国内の居住者の来訪者、国内旅行者の来訪者の数でございます。
目的でございますが、「観光旅行」としては、約半数、48%は観光目的でございますが、40%は「出張」ということで、この辺は千代田区の特色が出ているのかなと思います。期間も短期が多く、「1泊」が67%、「2泊」が21%ということでございます。
それと、国内の居住者の千代田区に宿泊した来訪時期でございますが、6月、7月が少ない傾向でございます。
続きまして、1枚おめくりいただきまして、12ページでございます。千代田区の宿泊施設を選んだ理由について聞いております。
一番多いのが、やはり「交通機関からのアクセスの良さ」、続きまして「目的地までのアクセスの良さ」と。
実際に宿泊後に満足した要素と不満要素を聞いておりますが、やはり同じく、満足した要素としては「交通機関からのアクセスの良さ」、「目的地までのアクセスの良さ」というものがございます。
不満要素といたしましては、「浴場・温泉の有無」という、温泉は1カ所しかございませんけれど、そういったところもございます。
3)でございます。来訪客の将来の予測調査ということで、上のグラフが外国人の推計、下が国内旅行客の推計でございます。今後も31年にかけ、来訪客は増加の傾向にあるということがわかります。
続きまして、13ページでございます。こちらのほうは、東京都への来訪した国内旅行客と外国人旅行客のグラフになってございます。
国内旅行客が、都内ですけれど、98%と非常に多いと。外国人旅行客は、かなりふえているということでございますが、割合からすれば2%ということでございます。
その下のグラフ、棒グラフは、オリンピック、33年、今後オリンピックが開催されますが、その前後で旅行客がふえるかどうかの調査でございますが、今後も、オリンピック後も旅行客は増加する傾向が続くということでございます。
ご報告は以上でございます。
128:
◯桜井委員長 はい。大変興味深い数字が出てきましたですね。はい。
この件についてご質疑ございますか。よろしいですか。いいですか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
129:
◯桜井委員長 はい。大変興味深い数字が出てきて、これからもいろんな質疑のときにこれを活用されることもあると思いますし、またそのときに聞かれることもあろうかと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。
それでは、報告事項は全て終了いたしました。
2番のその他に入ります。執行機関からございますか、その他。なし。はい。
委員の皆さんからございますか。
130:
◯飯島委員 淡路町の施設のことについてお伺いしたいんですけども、運営の事業者の公募が11月24日に締め切られましたよね。どのぐらいの件数の応募があったんでしょうか。おわかりになる方いらっしゃいますか。
131: ◯田中地域保健担当部長 ちょっと今、定かな数字を記憶していないんですが、6件前後だったかと思います。
132:
◯飯島委員 あの施設については、健康増進とか介護予防推進ということもうたわれていますよね。
それで、ちょっとうわさを聞いたんですけども、水中ウオーキングが本当に区民の方の一定の年齢以上の方が自由にできる時間帯というのが、曜日によって違うんですけど、今まであったんですね。それがなくなってしまうらしいというようなうわさがちょっと耳に入ったんですけれども、あの位置づけというのは、事業者が変わっても、変わりなく業務要求水準の中には入っていたんでしょうか。
133: ◯歌川保健福祉部長 担当の課長がいないんで、私どものほうからも介護予防の関係で、いろいろ業務要求水準をつくるときに、介護保険、介護の立場からもいろいろお話をしたので、私からお答えさせていただきます。
プールについては──何だっけ、歩行用のプールについては、業務要求水準では必須要件としてございません。
134:
◯飯島委員 ああ。
135: ◯歌川保健福祉部長 あそこは、あくまで地元の要望で、まず銭湯ということで始まっておりますので、銭湯は必須要件ですけれども、その他の部分については、先ほど委員の質問の中にもございましたとおり、介護予防なり健康増進なりというところに資する事業をやっていただきたいということで、プールを必須にはしてございませんで、どういう形でするのか、また、今、募集要項をつくる段階では、もう少し効率的な使い方ができないかということもございましたので、銭湯は必須であるけれども、あとのほかの部分についてはいろいろな提案をしていただきたいということで要項をつくり、募集をしたところでございます。
136:
◯飯島委員 これから事業者を選定ということで審査が始まると思うんですけれども、膝の痛い方が水中ウオーキングをやることによって非常にいい結果になったと、そういう事例も聞いているんですね。そういった意味では、介護予防に資するということで十分評価されていいんじゃないかなというふうに思うんです。
その点で、事業者を選ぶときには、そこも考慮していただくということで、ぜひお考えいただきたいんですが、いかがでしょうか。
137: ◯歌川保健福祉部長 選定委員会に対して、今のようなご意見があるということは、もちろん伝えていいのかどうか、ちょっとそういう意見があったという参考は言いますけども、選定委員会の委員の方たちのご判断ということで、先ほど申しましたとおり、トータルとして──まあ、膝の痛い方には確かに水中ウオークは大事だと、効果があるということはあるでしょうけども、ほかにもいろいろ、先ほど高齢介護課長のほうからあった今回の計画の中でも、フレイル予防というようなこともございますので、どの点を重視するかについては、募集要項と見比べると同時に、大きな考え方として、区民全体を見たときに、トータルで健康増進なり介護予防なりどこに重点を置くか、また、施設、区民の貴重な財産でございますので、これをどこに重点を置いて使うかというのは、選定委員会の中の話になりますので、そこは、ご意見があったことは、私どもの執行機関としては受けとめますけども、選定委員会の選定の中でそれを言うというのは、なかなか難しいかと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。
138:
◯飯島委員 いや。はい。
139:
◯桜井委員長 それはしょうがないんじゃないの。
140:
◯飯島委員 ちょっと。いや、あの存在が、周知という点では、不十分だったんじゃないのかなというふうにかねがね思ってはいたんですね。
141:
◯桜井委員長 周知というのは、どういう、何を。
142:
◯飯島委員 そういうのがありますよということを区民の皆さんにお伝えをするということですね。
143:
◯桜井委員長 事業者が今度変わるということに対して。
144:
◯飯島委員 じゃない。違う違う違う。
145:
◯桜井委員長 銭湯がありますよということ。
146:
◯飯島委員 その上に、水中ウオーキングができる場所がありますよという周知。ええ。それが、非常に体重が重くても、あんまり負担にならずに膝なんかの改善になるんですね。
そこら辺のことが、非常に効果があるにもかかわらず、必須項目に挙げられなかったということが非常に残念だなというふうに私は思っているんですね。必須項目に挙げなかったという理由は、何かあったんでしょうか。
147:
◯桜井委員長 それは。保健福祉部長。
148: ◯歌川保健福祉部長 今回、淡路町の施設の事業者を公募するということを考えた中で、もちろん経年の経過に伴って全体が老朽化しているということ。それから、いま一度銭湯を用意するということで始まった施設ではあるけれども、余り効率的な使われ方をしていないということ。そして、当時、平成16年前後だったと思いますけども、そのころよりもいわゆる高齢化が進む中で、全体の健康増進、中高年からの健康増進や高齢者の介護予防ということが非常にクローズアップされているような、社会情勢が変わっているので、このままの今の現状のまま、私どもが考える以上のものができる、今のままよりもより効果的なものができるであろう。そのために民間の事業者を公募するに当たって、自由な発想で提案を受けるべきだということなので、必須である銭湯以外は残さないと。そうでないと、提案の範囲が狭まってしまうということで、運動浴プールについては、必須事業といたしませんでした。
149:
◯桜井委員長 はい。
150:
◯飯島委員 ええっ。(
発言する者あり)
151:
◯桜井委員長 この件じゃなくて。この件。
寺沢委員。
152:
◯寺沢副
委員長 あんまり、何ていうのかな、こういう席で言っていいのか悪いのかもちょっとわからないんですけれども、今の部長のご答弁にもありましたように、高齢者がだんだん体の状況がよくない。でも、今の既存の風呂を活用しているという中で、つえの扱いというのが、何かつえを持って中に入ってきてはだめだみたいに制止された。つえがないと中まで行きにくいと、そういう今の現事業者が、非常に対応が、それを含めてよろしくないみたいなことを、それが、何ていいますかね、大勢から私も聞いたわけじゃないんで、こういう席でどうかなと思うんですけれども、そういうようなところもあって、新しく事業者をね、寄り添った、要するに銭湯を使うご高齢の、要するに地域の方ですよ。まあ、半分か何かわかりませんけれども、地域のOLさんやなんかもひと風呂浴びて帰ろうという、そういう方たちもふえていて、その場所とりといいますか、なかなか狭い中で、そういうような問題もあったり、それから、そうやってつえの制限みたいなところもあったりして。
何を重視するかって、やっぱり地域で住んでいるご高齢の方が、それによって健康状態がよくなるとかそういったところをやっぱり重視して、ソフトの意味でも、それは事業者の対応の部分になるかと思うんですけれども、本当に、できる限りの対応と親切心というんでしょうかね、そういったところ、表に、協定に出てこないようなところも非常に大事かなと思うんですね、熱意というのか対応のよさというのか。
だから、そこら辺の事業者に対する評価みたいなものは、何かあるのかないのか、ちょっとわからないんですけど、どうなんでしょうかね。
153:
◯桜井委員長 まあ、銭湯で、つえをついて銭湯に入るというのは、あんまり聞いたことがないね。
154:
◯寺沢副
委員長 中まで持ち込むというんじゃなくて、一定の着がえのところまで。
155:
◯桜井委員長 うん。まあ、バリアフリー化が、安全に湯船に入ることのために、バリアフリー化がきちっと、当然必要だという、当たり前の話だよね、これね。
そこら辺のところの業者さんに対しての認識とかそういうことは、当然求めなければいけない話だと思うけど、むしろそこの問題だと思うんだよね。そこら辺は、執行機関としても、当然その業者に対して求めていくところだと思うけど、どうなんですか。
156: ◯田中地域保健担当部長 はい。今、
委員長おっしゃられたとおりだと考えております。基本的にやはり区民の方を当然優先に入っていただかなければいけない施設でございますので……
157:
◯寺沢副
委員長 そうですね。
158: ◯田中地域保健担当部長 バリアフリー化も含め、区民に寄り添った施設になるようにということを視点を十分に持って選定をしていきたいと思っております。
159:
◯桜井委員長 そうだね。安全に楽しんでいただけるような、そういう施設をつくってください。
よろしいですか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
160:
◯桜井委員長 はい。それでは、その他、終了します。
お疲れさまでございました。本日予定をしておりました事項につきましては全て終了いたしましたので、これをもちまして
地域保健福祉委員会を閉じます。お疲れさまでした。
午後0時41分閉会
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