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  1. 千代田区議会 1990-01-01
    平成2年 建設委員会 開催日: 1990-01-01


    取得元: 千代田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    千代田区議会議事録 トップページ 詳細検索 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成2年 建設委員会 1990-01-01 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 29 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : 平成2年1月25日開催 選択 2 : 平成2年3月12日開催 選択 3 : 平成2年3月14日開催 選択 4 : 平成2年3月15日開催 選択 5 : 平成2年3月16日開催 選択 6 : 平成2年3月19日開催 選択 7 : 平成2年3月20日開催 選択 8 : 平成2年3月28日開催 選択 9 : 平成2年4月25日開催 選択 10 : 平成2年5月16日開催 選択 11 : 平成2年5月(申し送り事項) 選択 12 : 平成2年5月22日開催 選択 13 : 平成2年5月29日開催 選択 14 : 平成2年5月31日開催 選択 15 : 平成2年6月8日開催 選択 16 : 平成2年6月14日開催 選択 17 : 平成2年7月10日開催 選択 18 : 平成2年7月25日開催 選択 19 : 平成2年9月5日開催 選択 20 : 平成2年9月14日開催 選択 21 : 平成2年9月17日開催 選択 22 : 平成2年10月2日~10月5日管外行政視察 選択 23 : 平成2年11月7日開催 選択 24 : 平成2年11月19日開催 選択 25 : 平成2年11月20日開催 選択 26 : 平成2年11月21日開催 選択 27 : 平成2年11月22日開催 選択 28 : 平成2年11月27日開催 選択 29 : 平成2年11月30日開催発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 平成2年1月25日開催 1.報告事項  (1)東京河川改修促進連盟について[資料]     東京河川改修促進連盟は、都市河川の氾濫・溢水を防止するため、護岸等の改修促進を国や都に要    望していくため、昭和39年10月に11区市により結成され、現在は37区市町村が加盟している。    連盟は年1回大会を開催しており、参加者は、区市町村長、議長及び議員である。     千代田区における昨年8月1日の水害は、上流地域の都市化に伴い河川の流量が増加し、下流であ    る当区の河川水位が異状に高くなったことが、その原因の1つである。区としては、これまでにも増    して、河川改修等について関係区市町村とともに国や都に働きかけを強めていく必要があり、平成2    年度から連盟に加入したいとの報告を受け、了承した。  (2)都市計画下水道の変更について     既存の下水幹線である溜池幹線の増補管として、新たな溜池幹線が計画されているが、その規模(    延長及び管径)を拡大することになった。また、この溜池幹線に接続する半蔵濠幹線を新設すること    になった。溜池幹線は、新橋一丁目~紀尾井町の2,890m(管径4.0~6.5m)であり、そ    のうち平成3年~9年の工事として虎ノ門一丁目~紀尾井町間の1,600mを行う。また、半蔵濠    幹線は、紀尾井町~一番町の1,610m(管径3.8m)で、平成3年~7年の工事予定である。    その際、清水谷公園の一部をシールド基地として使用する。     一番町地区の水道対策については、区として都に要望してきたところであるが、この下水道整備に
       より、当地区の水害対策にかなりの効果が期待できる、との報告を受けた。 2: 平成2年3月12日開催 1.報告事項  (1)街づくりにおける区道の取扱方針(案)について[資料]     〔企画総務委員会との連合審査会〕     区道の付替や廃止を伴う再開発等の相談が各部に寄せられているが、いずれも区道の付替・廃止に    より、土地は有効利用を図ろうとするものである。都心千代田区の都市施設としての道路の重要性を    考え、一定の方針のもとに統一的な対応が必要であり、内部基準として取扱方針(案)を作成した。    この方針案では、街づくりの精神を踏まえて基本的に満たすべき条件を、1)区が優良と認める開発手    法であること。2)当該道路敷地が道路、公園、下水道、緑地、広場等、法に定める公共施設への転換    が図れること、又は、街づくり方針の具現化に寄与する場合。3)公共空間が法定以上に確保され、地    域の環境向上に寄与すること。4)従来の交通体系に支障を与えず、通り抜け道路の確保など、実質的    に一般の通行を阻害しない。5)道路法の手続きのほか、当該道路に面する地権者全員の同意、国の理    解、交通管理者の理解が得られること、の5項目とし、これらの条件を満たすものについては、庁内    関係課長(土木・企画・区民・都市整備・建築公害部)で構成する検討委員会で検討を行い、街づく    りに寄与させていくとの報告を受けた。     委員からは、これまでの区道の取り扱いは、ほとんどが等積による付替であり、また、区道がある    ことにより、一定の制約の中で開発が行われてきた。これまでの方針を変更するともとれること、検    討委員会の位置付、検討委員会での検討を開始する時期、及び現在進められている再開発等における    区道の取り扱いと検討委員会との関係について、庁内における検討、調整をしておく必要があるとの    意見が出された。  (2)サッポロビール恵比寿工場跡地再開発事業に伴う環境影響評価の変更について[資料]     サッポロビール恵比寿工場跡地再開発事業について、関係区域住民の要望により、オフィスタワー    の高さを188m(43階)から167m(40階)にするなど、事業計画が変更された。この変更    により、千代田区に対する電波障害の影響はなくなると予測されている。しかし、万一障害が発生し    た場合、事業者は誠意をもって対応するとしている、との報告を受けた。  (3)建築物等の工事に伴うアスベスト飛散防止対策について[資料]     東京都は、建築物等の工事に伴うアスベスト飛散を防止するため、使用抑制、解体工事等の事前届    出、アスベスト濃度測定などを義務付けた指導要綱を定め、平成2年4月1日から施行する。     届出対象となるのは、15平方メートル以上の吹付けアスベストを使用しているものと、延べ面積    が500平方メートルを超える建築物等で吹付けアスベストあるいはアスベスト保温材を使用してい    るものであり、工事着手10日前までの工事実施計画の届出、工事中のアスベスト濃度の測定・報告    が義務付けられた。工事実施計画及び測定結果の受理、現場指導については、都からの委任を受け区    で実施する、との報告を受けた。  (4)指定建設作業の基準改正について[資料]     騒音規制法の改正に伴い、東京都公害防止条例施行規則の勧告基準が改正された。改正の内容は、    騒音について基準値が引き上げられたが、測定位置を変更することにより、これまでより厳しい基準    となった。このほか、作業時間、作業期間が短縮され、基準を超える場合、騒音・振動防止方法の改    善勧告ができることに加え、作業時間の短縮についても勧告できるようになった、との報告を受けた。 3: 平成2年3月14日開催 1.議案の調査  (1)議案第3号 平成2年度東京都千代田区一般会計予算の当委員会所管の内容調査 4: 平成2年3月15日開催 1.議案の調査  (1)議案第3号 平成2年度東京都千代田区一般会計予算の当委員会所管の内容調査 5: 平成2年3月16日開催 1.議案の調査  (1)議案第3号 平成2年度東京都千代田区一般会計予算の当委員会所管の内容調査 6: 平成2年3月19日開催 1.議案の調査  (1)議案第3号 平成2年度東京都千代田区一般会計予算の当委員会所管の内容調査 2.請願・陳情審査 7: 平成2年3月20日開催 1.議案の調査  (1)議案第3号 平成2年度東京都千代田区一般会計予算の当委員会所管の調査報告書の確認 8: 平成2年3月28日開催 1.請願・陳情審査  (1)採択となった請願・陳情     陳情第 1-12号 飯田橋地域の防災対策の再検討に関する陳情               (賛成 全員)     陳情第 1-19号 神保町地区の水害防止対策に関する陳情               (賛成 全員)     陳情第 1-22号 首都高速道路神田橋インター周辺拡巾工事に関する陳情               (賛成 全員)  (2)継続審査となった請願・陳情(詳細については継続審査となった請願・陳情一覧参照)   ┌─────────┬────────────────────────────┬─────┐   │ 受 理 番 号 │    件                   名   │受理年月日│   ├─────────┼────────────────────────────┼─────┤   │陳情第62-31号│「佐久間公園及び周辺道路の美化と歩行者の安全を確保する」│62.6.18│   │         │陳情                          │     │   ├─────────┼────────────────────────────┼─────┤   │陳情第63-27号│東京の過密を緩和するため現行建築基準法の抜本的法改正につ│63.11.16│   │         │いての陳情                       │     │   ├─────────┼────────────────────────────┼─────┤   │陳情第 1- 9号│道路交通信号機及び道路標識設置方法の再検討に関する陳情 │1.3.17│   └─────────┴────────────────────────────┴─────┘ 2.報告事項  (1)春の交通安全運動について[資料]     平成2年の春の交通安全運動は“心にゆとり さわやかマナー”をメインスローガンとし、つぎの    事項を運動の重点として、4月6日から15日までの10日間実施する。    ○運動の重点 1)若年運転者による無謀運転の追放、特に二輪車の交通事故防止           2)子どもと高齢者の歩行中、自転車乗用中の交通事故防止           3)夜間の重大交通事故防止           4)交通渋滞の防止、特に迷惑駐車の追放           5)正しい方法によるシートベルト、ヘルメット着用の徹底     なお、平成元年中の区内の交通事故は、1,257件、死亡者7名、重傷者19名、軽傷者1,4    23名となっている、との報告を受けた。
     (2)サッポロビール恵比寿工場跡地再開発事業に係る環境影響評価の見解書について[資料]     サッポロビール恵比寿工場跡地再開発事業について、事業者の見解書が3月5日都知事に提出され、    3月28日から4月16日までの20日間、公害対策課において縦覧している。見解書では、当初予    測された当区の電波障害について、オフィスタワーの高さを下げるなどの事業計画の変更により、千    代田区への影響はなくなると考えるが、万一本事業が原因で障害が発生した場合は誠意をもって対応    することとしている。     この見解書に対する区民等への説明会は、4月12日麹町小学校、4月13日科学技術館で開催さ    れる。また、見解書に対する区長意見は、説明会の状況を踏まえて、4月26日までに都知事に提出    する予定である、との報告を受けた。 3.閉会中の特定事件継続調査事項を決定 4.請願・陳情継続理由  陳情第62-31号 「佐久間公園及び周辺道路の美化と歩行者の安全を確保する」陳情  清掃及び看板については実施している。歩行者の安全対策は、陳情者及び万世橋警察署と協議して、規制 標識を設置し路側帯に白線を引いており、今後もその成果を見守る必要があるとして継続審査となった。  陳情第63-27号 東京の過密を緩和するため現行建築基準法の抜本的法改正についての陳情  建築基準法に関する道路幅員による容積率の規制、日影を確保するための斜線制限等は、都市の街並みを 良好に維持する等、一定の目的を持っているが、陳情の趣旨によると容積率の制限はかえって東京の過密に 拍車をかけていると述べ、その撤廃を求めている。  国・都に同文のものが提出されており、状況を注視していくこととして、継続審査となった。  陳情第 1- 9号 道路交通信号機及び道路標識設置方法の再検討に関する陳情  街路樹剪定について十分注意をして実施している。信号機及び道路標識は警察の所管であり、趣旨につい ては既に要望済みであるが、範囲も広いため、今後の動向を見守る必要があるとして、継続審査となった。 9: 平成2年4月25日開催 1.報告事項  (1)総理大臣官邸整備に伴う千代田区道の取り扱いについて[資料]     総理府は、昭和62年5月の閣議了解に基づき、総理大臣官邸の整備計画を進めているが、新たな    官邸の建設敷地として永田町二丁目1番地先の区道157号線の道路敷を取得する必要がある。この    ため、公共事業の施行に伴う公共補償基準要綱(昭和42年閣議決定)に基づき、代替道路を総理府    で建設し、千代田区に引き継ぎたい旨の照会があった。区としては、ほぼ等積ということでの付替で    あり、幅員や線形も改良され、歩行者の安全も確保されることなどから、基本的に了解したいこと、    また、今後の事業の進捗状況を逐次報告すること、さらに法手続きについては、工事の完了の時点で    行う予定であるとの報告を受け、了承した。  (2)サッポロビール恵比寿工場跡地再開発事業に係る環境影響評価の見解書に対する区長意見について    [資料]     建物の高さを下げるなどの事業計画の変更により、当区への電波障害の影響がなくなると予測され    ているが、「万一障害が発生した場合には、関係住民の要望をくみ、誠意をもってすみやかに対応し    てほしい」という内容の区長意見を提出したいとの報告を受け、了承した。  (3)都市高速鉄道第12号線環状部建設事業に係る環境影響評価の関係地域について[資料]     都営地下鉄12号線環状部(延長28.8km、26駅)の建設事業について環境影響評価書案が、    4月12日事業者から都知事に提出された。これを受け、都知事から区長に対し、環境影響評価の当    区の関係地域を飯田橋三・四丁目としたいとの照会があり、区としては了解したいとの報告を受け、    了承した。 2.申し送り事項について 10: 平成2年5月16日開催 1.報告事項  (1)東京河川改修促進連盟の第28回総会及び促進大会について[資料]     東京河川改修促進連盟への千代田区の加盟について、4月27日に開催された連盟理事会で承認さ    れたところであり、5月29日に日本青年館で開催される連盟の総会及び促進大会には、議会側と行    政側を合わせて35名の枠内で出席を予定しているとの報告を受けた。  (2)東京都道路整備事業推進大会について[資料]     道路、橋梁等の都市基盤の整備を推進していくため、都内の全区市町村が参加して「東京都道路整    備事業推進大会」を、7月10日、日比谷公会堂で開催すべく準備が進められており、千代田区とし    ても、当区の街づくりに相応しい都市基盤整備の促進を図るため、議会の支援を受け、これに参加し    ていきたいとの報告を受けた。  (3)案内標示板等整備実施計画報告書について[資料]     わかりやすい街を実現するため、平成元年度において案内標示板等整備方針を策定した。この方針    に基づき具体的整備を進めるための実施計画を策定した。この実施計画に基づいて、総合案内標示板    17基、地域案内標示板107基を順次設置していくが、平成2年度は、総合案内標示板9基を設置    する予定との報告を受けた。  (4)平成2年度環境週間行事について[資料]     6月5日から6月11日までの環境週間中に、公害相談窓口の開設、公害測定機器展示、建設現場    の立入検査、神保町交差点公害測定調査等を実施し、公害防止のPRを図っていくとの報告を受けた。  (5)千代田区手数料規則の一部改正について[資料]     建築関係手数料のうち、区で定めるものについて、地方公共団体手数料令の一部を改正する政令が    1月6日に公布・施行されたことに伴い、区手数料規則の一部を改正し、6月1日から施行する。改    正の内容は、検査済証の交付を受ける前における建築物等の仮使用承認申請手数料9万円を9万5千    円に、仮設建築物建築許可手数料6万5千円を8万円に、また、いわゆる総合設計制度に係る建築基    準法上の例外許可申請に関する手数料他7件を各々10万円から12万円に引き上げるものであると    の報告を受け、了承した。  (6)すずらん通りのコミュニティ道路について     すずらん通りのコミュニティ道路の工事が完成し、このほど完了検査も終了した。整備経費は1億    3,400万円であるが、地元負担、商工振興助成、企業者の先行工事を含めた整備費の総額は6億    566万円であるとの報告を受けた。  (7)都市高速鉄道第12号線環状部建設事業に係る環境影響評価について     当事業に係る環境影響評価書案の公示が6月18日に行われるとの連絡が都よりあった。評価書案    の縦覧は、6月19日から7月18日までの予定。また、関係地域住民等に対する事業者の説明会は、    6月22日に新宿区立津久戸小学校で予定され、区長意見等の提出期限は8月2日であるとの報告を    受けた。 2.申し送り事項について(確認)
    11: 平成2年5月(申し送り事項)       建設委員会申し送り事項   1 営団地下鉄7号線について     都市高速鉄道7号線は、品川区目黒駅付近から北区岩淵町に至る延長約21kmの区間である。今回    の計画区間は、駒込・溜池間の約9kmで、平成7年度開業を予定している。千代田区内の施工は、飯    田橋から外濠沿いを通過して溜池に至る約4.4kmの区間で、飯田橋・市ヶ谷・四ツ谷・永田町・及    び溜池の5駅を設置する計画となっている。現在、これらの駅舎建設に関係する工事が行われており、    今後とも、その推移を見守っていく必要がある。   2 案内標示板の整備について     わかりやすい街を実現していくため、案内標示板等の整備基本方針に基づき、地域全体を案内する    総合案内標示板、主要地点での地域案内標示板、個別的標示の定点案内標示板を順次整備していくも    ので、平成2年度は、総合案内標示板9基を設置する。案内標示板の整備にあたっては、わかりやす    い街とともに、統一感のある景観が形成されるよう、その推移を見守っていく必要がある。   3 道路・橋梁の修景について     道路の修景については、道路修景事業方針に基づき、カラー舗装やコミュニティ道路の整備、修景    事業助成等を行っている。これまでに、日比谷地区のコミュニティ道路整備、すずらん通りのコミュ    ニティ道路整備、及び神田中央通り修景事業助成が完了しており、現在、外神田一丁目、有楽町二丁    目、皇居周辺道路景観整備事業の一環としての代官町通りの整備、及び麹町大通りの修景事業助成が、    進行・計画中である。また、新たにJR高架下の区道を整備していくための調査を、平成2年度に実    施する。さらに、橋も景観形成に大きく寄与するものであり、橋梁の修景を図るため、平成2年度に    おいてその調査を実施することになっている。     これら道路・橋梁の修景事業については、安全対策や地元の以降を踏まえ、地域振興の核となるよ    うな整備が進められるよう、その推移を見守っていく必要がある。   4 公園の改良整備について     区内の公園は、開園後、半世紀を経たものも多く、貴重な公共空間として広範な利用者に対応して    いくため、改良整備をすすめる必要がある。このため、公園整備方針を策定し積極的に改良整備を推    進しており、平成2年度は、佐久間公園の改良整備を実施する予定である。公園の改良整備にあたっ    ては、緑の保全とともに広場機能の確保も図りながら、地域の拠点としての整備がされるよう、その    推移を見守っていく必要がある。   5 公衆・公園便所の改良整備について     公衆・公園便所の改良工事は、快適なまちづくりをすすめるうえで重要な事業の一つとして、積極    的に改築が行われている。今後の建て替え整備にあたっては、障害者対策や景観などに配慮し、千代    田区にふさわしいよりグレードの高いものとする必要があり、今後の取り組みやその推移を見守って    いく必要がある。   6 水害対策について     平成元年8月1日未明の集中豪雨では、1時間雨量50ミリを超える強い雨のため、日本橋川沿い    の地域で浸水被害が発生した。水害発生後、区は、都の協力も得て、西神田仮排水機所の改良工事や    日本橋川右岸の未改修護岸の応急工事等の対策を実施してきている。また、東京都に対し、仮排水機    所の増設、下水の整備、下水排水方式の変更、護岸の改修等、水害防止対策の充実を要請しており、    これを受け、都において基礎調査・工事方法の検討などが進められている。区議会としても、これら    都における対策が促進されるよう、都知事に対し「水害防止対策に関する意見書」を提出したところ    である。     水害防止対策については、区民の生命・財産を守る立場から、区の取り組み、都の対策及び上流区    における対策も含めて、その推移を見守っていく必要がある。   7 窓ガラス等ビル落下物調査について     昭和55年度から昭和63年度までに避難道路沿い及び容積率400%以上の区域について調査を    した。平成元年度・2年度にわたって昭和55年度に調査した地域のうち防災上重要な区域の再調査    を実施している。元年度は100棟を対象に調査を行い、2年度は159棟の調査を予定している。    落下の恐れのある建築物については、所有者等に改修が速やかに行われる指導しているが、様々な理    由で改修が進まない面もあり、今後とも、改修の重要性・必要性を周知し、改修が一層進展するよう    努めていくとのことである。今後とも、非常時における避難路の安全が確保されるよう見守っていく    必要がある。   8 サッポロビール恵比寿工場跡地再開発事業に伴う環境影響評価について     サッポロビール恵比寿工場跡地再開発事業に伴う千代田区への影響としては、当初、電波障害が予    測されていたが、建物の高さを下げるなどの事業計画の変更により、当区への影響はなくなったと予    測されている。しかし、万一障害が発生した場合には、事業者は誠意をもって対応するようにとの区    長意見を提出しており、今後の推移を見守っていく必要がある。 12: 平成2年5月22日開催 1.正副委員長の互選    委員長  村 瀬 正 治   副委員長  水 野 浦治郎    委 員  山 名   勇    委 員  橋 口   太    委 員  菅 沢   林    委 員  鈴 木 きくじ    委 員  西 角 清 忠    委 員  野 口 つた子 13: 平成2年5月29日開催 1.報告事項  (1)東京河川改修促進連盟について[資料]     本日、日本青年館で開催される東京河川改修促進連盟の第28回総会及び促進大会の日程について    報告を受けた。 14: 平成2年5月31日開催 1.申し送り事項の確認について 2.報告事項  (1)東京都道路整備事業推進大会について[資料]     東京の広域化する交通混雑や安全で快適な街づくりに資するため、道路、橋梁等のインフラ整備を    図ることを目的として東京都道路整備事業推進大会を開催するものである。大会の主催団体は、都内    の全区市町村、大会参加者は、区市町村の長、議員、後援団体の会員等で、第1回大会を7月10日    に日比谷公会堂で開催するとの報告を受けた。 15: 平成2年6月8日開催 1.請願・陳情審査 2.報告事項  (1)下水道整備に伴う事前調査について[資料]     平成2年3月30日付で都市計画決定された都市計画下水道幹線工事に係る事前調査である。調査    内容は、溜池幹線及び半蔵濠幹線工事に伴うもので、両工事ともシールド工法により施工するが、基    地となるたて杭を設置するため、清水谷公園の正面入口付近に2箇所のボーリングを行い、地質調査    を実施するものである。なお、調査は、6月11日から7月31日まで行うとの報告を受けた。 16: 平成2年6月14日開催
    1.請願・陳情審査  (1)継続となった請願・陳情(詳細については、継続となった請願・陳情一覧参照)   ┌─────────┬────────────────────────────┬─────┐   │ 受 理 番 号 │    件                   名   │受理年月日│   ├─────────┼────────────────────────────┼─────┤   │陳情第62-31号│「佐久間公園及び周辺道路の美化と歩行者の安全を確保する」│62.6.18│   │         │陳情                          │     │   ├─────────┼────────────────────────────┼─────┤   │陳情第63-27号│東京の過密を緩和するため現行建築基準法の抜本的法改正につ│63.11.16│   │         │いての陳情                       │     │   ├─────────┼────────────────────────────┼─────┤   │陳情第 1- 9号│道路交通信号機及び道路標識設置方法の再検討に関する陳情 │1.3.17│   └─────────┴────────────────────────────┴─────┘ 2.報告事項  (1)内幸町地区の開発整備にかかわる区道の取り扱いについて[資料]     当該地区は、総合的な街づくりを行う観点から都市計画法の地区計画を定め、進めるものであり、    区域内の区道を取り込んだ一体的計画となり、在来道路の廃止が必要となる。廃止に伴う道路機能は、    新たな街区周辺の整備、公共広場の整備及び駐車場の充実等により確保され、また、歩行者の安全性    や周辺地域の環境向上も図れるものである。     なお、今後の予定は、地区計画等の都市計画決定をまって法に定める所定の手続きを進め、準備が    整い次第、区道廃止についての議案を議会に提出したいとの報告を受けた。  (2)都市計画法及び建築基準法の一部を改正する法律案について[資料]     今国会に提案された都市計画法の改正については、都市計画に関しての新制度の創設等であり、建    築基準法の改正については、都市計画法の改正に伴い関係規定の整備を図るものである。今回の改正    案で本区に関わりの深いものとして、都市計画法の改正では、住商併存地域における住宅供給の促進    を図るため、用途別容積型地区計画制度を新たに創設するもので、その内容は、住居地域、商業地域    等内で住宅供給を促進するため、地区計画に敷地面積の最低限度、壁面の位置の制限等が定められた    地区については、住宅に係る容積率を、ベースの用途地域の容積率の1.5倍以内まで割り増しする    ことができることとするものである。これを受けたかたちで、建築基準法の改正が行われることとな    り、地区計画の区域内における建築物の延べ面積の敷地面積に対する割合の特例が条例によって定め    られるとの報告を受けた。 3.閉会中の特定事件継続調査事項を決定 4.請願・陳情継続理由  請願第62-31号 「佐久間公園及び周辺道路の美化と歩行者の安全を確保する」陳情  清掃及び看板については実施している。歩行者の安全対策は、陳情者及び万世橋警察署と協議して、規制 標識を設置し路側帯に白線を引いており、今後もその成果を見守る必要があるとして、継続審査となった。  陳情第63-27号 東京の過密を緩和するため現行建築基準法の抜本的法改正についての陳情  建築基準法に関する道路幅員による容積率の規制、日影を確保するための斜線制限等は、都市の街並みを 良好に維持する等、一定の目的を持っているが、陳情の趣旨によると容積率の制限はかえって東京の過密に 拍車をかけていると述べ、その撤廃を求めている。  国・都に同文のものが提出されており、状況を注視していくこととして、継続審査となった。  陳情第 1- 9号 道路交通信号機及び道路標識設置方法の再検討に関する陳情  街路樹剪定については十分注意をして実施している。信号機及び道路標識は警察の所管であり、趣旨につ いては既に要望済みであるが、範囲も広いため今後の動向を見守る必要があるとして、継続審査となった。 17: 平成2年7月10日開催 1.報告事項  (1)東京都道路整備事業推進大会について[資料]     本日、日比谷公会堂で開催される第1回東京都道路整備事業推進大会の日程について報告を受けた。  (2)都市高速鉄道第12号線環状部建設事業に係る環境影響評価書案について[資料]     都市高速鉄道第12号線環状部建設事業に係る環境影響評価書案に対して、第1点として、説明会    等で寄せられた地域住民等からの意見・要望については十分検討のうえ、工事騒音・振動対策に活か    していくこと。第2点として、計画事業が進行する過程で、工事騒音・振動等について新たな要望が    寄せられた際には、誠意をもって対処すること。なお、関係地域に接する地区についても、環境保全    に配慮する等事業にあたっては最善を尽くしてほしい旨を区長意見として提出したいとの報告を受け    た。  (3)平成2年度環境週間行事の実施結果について[資料]     6月5日から6月11日まで実施された環境週間中、区立和泉橋南西児童遊園で公害相談窓口の開    設及び公害測定機器の展示を行い、また、建設現場の立入調査を麹町地区で9件、神田地区で8件実    施したほか、下水悪臭防止PR、神保町交差点での公害調査を実施し、その結果について報告を受け    た。 18: 平成2年7月25日開催 1.報告事項  (1)区道の付替えについて    東北新幹線工事に伴う整備事業及び区道の整備事業による区道第626号、第627号及び第740    号の付替えについては、用地収用及び仮舗装は概ね完了している。また、6月20日付で地元対策委    員会から区道の付替えについての要望書を区長あてに提出された経緯がある。こうした状況にあって、    区道の付替えについては、道路法の規定に基づき、区域変更の手続きにより付替えを行っていきたい。    との報告をうけた。  (2)秋葉原駅南口の道路工事について    本道路工事は、歩車道併せて全面的に改修するものであるが、このうち歩道については、地元の要望    を受けカラー舗装とし、車道部は、掘削道路復旧工事として施行するものである。     工事内容は次のとおりである    1) 工事箇所  外神田一丁目15番地先から神田佐久間町一丁目37番地先まで    2) 工事概要             施行延長      施行面積            カラー舗装部分    740.0m  1,758.0m2            掘削道路復旧部分   370.0m  5,595.0m2     歩道のカラー舗装化については、道路修景方針に基づき行うもので、秋葉原駅南通り整備協議会と    話し合いながら進めている。カラー舗装に係る経費は、基礎部分を区が負担し、修景方針に基づくグ    レードアップ分の3分の1は地元負担、3分の2を区が負担することとなっている。     なお、今後の予定としては、9月定例会に契約議案として提案し、承認を得られれば直ちに着工    したいとの報告を受けた。 19: 平成2年9月5日開催 1.報告事項
     (1)秋の千代田区交通安全運動について[資料]     秋の交通安全運動の実施期間は、9月21日(金)から9月30日(土)までの10日間で、運動    の重点項目とスローガンは次のとおりである。    1)重点項目  1.若年運転者による無謀運転の追放、特に二輪車の交通事故防止           2 夜間の重大交通事故防止           3.交通渋滞の防止、特に迷惑駐車の追放           4.シートベルト・ヘルメットの正しい着用の徹底          ┌──────────┬──────────────────────┐    2)スローガン│メーンスローガン  │    心にゆとり  さわやかマナー    │          ├──┬───────┼──────────────────────┤          │  │ 運転者向け │○ 安全は 出せるスピード 出さない勇気  │          │サ │       │○ ゆとりこそ 無事故につながる 道しるべ │          │ブ ├───────┼──────────────────────┤          │ス │ 歩行者向け │○ 危ないと 言うより親が まず手本    │          │ロ │       │○ よく見たね 車こないね 渡れるね    │          │ー ├───────┼──────────────────────┤          │ガ │ 二輪車向け │○ 飛ばしたい 抜きたい心に ブレーキを  │          │ン │       │○ スピードと スリルに散らすな この命  │          │  ├───────┼──────────────────────┤          │  │       │○ 自転車は 急ぐな並ぶな 飛び出すな   │          │  │ 自転車向け │○ 止まるはず 油断過言は 命とり     │          │  │       │○ 自転車も 止まる習慣 見る習慣     │          ├──┴───────┼──────────────────────┤          │渋滞防止のスローガン│○ 渋滞は みんなが迷惑 みんなで防止   │          └──────────┴──────────────────────┘    ○ 交通事故の発生状況      昭和55年から平成元年までの10年間で、区内の事故発生件数は789件から1,257件と     約6割増、死傷者数は1,000人から1,490人と約5割増となっている。事故の発生場所は、     交差点及びその付近が約4分の3を占めている。今年の上半期(1月~6月)の事故発生件数は5     06件、死傷者数は623人で、昨年同期と比較してそれぞれ約16%、約20%の減少となって     いるとの報告を受けた。  (2)道路通称名について[資料]     道路通称名については、60件が既に決定されているが、今回1件が追加決定され61件となった。    新たに決定された通称名は「神田平成通り」で、神田鍛冶町三丁目2番地先から岩本町二丁目16番    地先に至る延長約600m、幅員約22mの区道である。また、既に道路通称名を決定している「大    門通り」については、地元からの要望により、岩本町三丁目10番地先まで約80m、幅員約11m    について一部追加し、延長することとしたとの報告を受けた。  (3)平成元年度窓ガラス等の落下物実態調査結果について[資料]     平成元年度窓ガラス等の落下物実態調査は、防災上重要な道路(靖国通り、本郷通り、中央通りの    一部)の道路境界から直角に50m以内で、3階以上の建物100棟について行った。その結果、「    落下の恐れの大のもの」は6棟、「落下の恐れの有るもの」は9棟であった。昭和55年からの調査    件数の累計は6,664棟で、「落下の恐れ」を指摘された建物は1,523棟、このうち918棟    (60.4%)が改修済となっているとの報告を受けた。  (4)サッポロビール恵比寿工場跡地再開発事業に係る環境影響評価について[資料]     サッポロビール恵比寿工場跡地再開発事業に係る環境影響評価手続は、評価書の概要の公示を経て、    8月28日から9月11日までの間、公害対策課等で同書の縦覧を行っている。当該再開発事業に係    る環境影響評価については、建物の高さを188mから167mに低くするなどの事業計画の変更に    より、電波障害(反射障害)の影響はなくなると予測される。また、電波障害の措置として「工事の    施行中及び工事の完了後、計画建物による影響が明らかになった場合は、共同受信施設等の設置の対    策を実施する。また、既に共同受信施設が設置されている地区において障害が発生した場合は、同施    設の共同アンテナに対策を実施する」となっており、先に提出した区長意見を踏まえたものになって    いるとの報告を受けた。  (5)平成元年度大気汚染常時測定結果について[資料]     平成元年度に区が実施した大気汚染物質〔二酸化硫黄(SO2)、二酸化窒素(NO2)、一酸化    窒素(NO),浮遊粒子状物質(AP)、一酸化炭素(CO2)、光化学オキシダント(OX)〕の    測定結果は、昨年に比べ横ばい若しくは若干の減少となっている。環境基準に適合しているのは、二    酸化硫黄と一酸化炭素であるとの報告を受けた。また、東京都の測定結果の概要についても報告を受    けた。 20: 平成2年9月14日開催 1.請願・陳情審査  (1)新たに付託された請願・陳情   ┌─────────┬────────────────────────────┬─────┐   │ 受 理 番 号 │    件                   名   │受理年月日│   ├─────────┼────────────────────────────┼─────┤   │陳情第 2-11号│地方建設局・工事事務所の機構拡充と適正増員を求める陳情 │2.9.12│   └─────────┴────────────────────────────┴─────┘ 2.報告事項  (1)佐久間公園の改良整備について     佐久間公園の改良整備は、昨年策定した公園整備方針に基づき、計画事業として行うものであり、    整備に当たっては次の視点から行う。第1に、解放感のある公園とするため公園周囲の塀を撤去する。    第2に、公園周囲の道路幅員が不規則になっているため幅員を改修し、公園と一体的な形で公園周囲    に歩行空間を確保する。第3に、過度となった公園内の樹木を整理し、四季折々の花や実をつける樹    種を植栽することとし、公園内の公衆便所の建替えも同時に行い、身体障害者、男子、女子用をそれ    ぞれ設置する。     なお、今後の予定としては、現在設計中であり、10月末を目途に工事契約できるよう事務を進め    ていきたいとの報告を受けた。 21: 平成2年9月17日開催 1.請願・陳情審査  (1)継続審査となった請願・陳情(詳細については継続となった請願・陳情一覧表参照)   ┌─────────┬────────────────────────────┬─────┐   │ 受 理 番 号 │    件                   名   │受理年月日│   ├─────────┼────────────────────────────┼─────┤   │陳情第62-31号│「佐久間公園及び周辺道路の美化と歩行者の安全を確保する」│62.6.18│   │         │陳情                          │     │   ├─────────┼────────────────────────────┼─────┤   │陳情第63-27号│東京の過密を緩和するため現行建築基準法の抜本的法改正につ│63.11.16│   │         │いての陳情                       │     │   ├─────────┼────────────────────────────┼─────┤   │陳情第 1- 9号│道路交通信号機及び道路標識設置方法の再検討に関する陳情 │1.3.17│   ├─────────┼────────────────────────────┼─────┤
      │陳情第 2-11号│地方建設局・工事事務所の機構拡充と適正増員を求める陳情 │2.9.12│   └─────────┴────────────────────────────┴─────┘ 2.閉会中の特定事件継続調査事項を決定 3.請願・陳情継続理由  陳情第62-31号 「佐久間公園及び周辺道路の美化と歩行者の安全を確保する」陳情  清掃及び看板については実施している。歩行者の安全対策は、陳情者及び万世橋警察署と協議して、規制 標識を設置し路側帯に白線を引いている。また、佐久間公園の改良整備が予定され、公園と一体的な形で公 園周囲に歩行空間を確保することとなっており、今後もその成果を見守る必要があるとして、継続審査とな った。  陳情第63-27号 東京の過密を緩和するため現行建築基準法の抜本的法改正についての陳情  建築基準法に関する道路幅員による容積率の規制、斜線制限等は、都市の街並みを良好に維持する等、一 定の目的をもっているが、陳情の趣旨によると容積率の制限はかえって東京の過密に拍車をかけていると述 べ、その撤廃を求めている。国・都に同文のものが提出されており、状況を注視していくこととして、継続 審査となった。  陳情第 1- 9号 道路交通信号機及び道路標識設置方法の再検討に関する陳情  街路樹剪定については十分注意をして実施している。信号機及び道路標識は警察の所管であり、趣旨につ いては既に要望済みであるが、範囲も広いため今後の動向を見守る必要があるとして、継続審査となった。  請願第 2-11号 地方建設局・工事事務所の機構拡充と適正増員を求める陳情  関東地方建設局は建設省の出先機関で、所掌事務は道路、河川等の国の直轄事業や管理、監督事務等であ り、一都八県の地域を管轄している。また、東京国道工事事務所の所掌事務は、国道の維持管理である。  国道、河川等に関する事業は、区民生活に影響があるが、今後とも動向を注視し、引き続き調査すること として、継続審査となった。 22: 平成2年10月2日~10月5日管外行政視察 1.網走市  (1)概 要  人口 44,285人   面積 471.77km2          2年度当初予算総額 36,247,070千円  職員定数 486人     網走市は、西南東辺に連立する1,000~1,500m級の山脈に囲まれ、また、北東方向はオ    ホーツク海に面している。このため、寒冷な北海道の中でも積雪量は少なく、海流の影響もあって寒    気は内陸部よりやわらいでいる。雨量は少なく国内でも最寡雨地帯となっている。沿岸地帯は毎年1    月中旬頃より流氷が到来し、最盛期には沿岸を埋めつくしてしまう。     昭和22年に市制を施行し、交通基盤の拡充、都市施設の整備等により北海道総合開発における中    核都市として発展を遂げ、現在に至っている。  (2)調査事項    1) 市街地整備(ショッピングモール推進事業 -オホーツクプロムナード-)     ○ 事業の必要性       網走市の商業は、斜網地域を商圏に基幹産業(農林水産業)と密接な関係をもちながら都市機      能を高めつつ地域経済の発展に大きく寄与してきた。その中心的な役割を果たしてきたのが中央      商店街であるが、近年観光客の入込数の増加に反し、基幹産業の不振、消費動向の変化。また、      近隣の北見市に相次いで大型百貨店、大型量販店が進出して以来、従来同商店街の商圏であった      近隣町村を含め、消費購買力の流出は年を追って増加の一途をたどっていた。       このような状況下にあって、潜在消費の顕在化及び北見市への消費購買の流出阻止を目標にか      かげ、都市計画等との整合性を図り、市民及び近隣住民に支持される魅力ある商店街づくりを行      うため、既に設立されていた「網走中央商店街振興組合」をショッピングモール推進事業の事業      主体として、昭和61年から取り組んだものである。     ○ 事業の内容       網走市の街路整備事業と合わせ、歩行者と車輛通行の快適な共存状態を図るため、歩道には花      壇、ベンチ、灰皿、屑入れ等のファニチェア類を設置し、車道は一方通行のセミモール化とする。      また、中心部にシンボルとなる時計塔、街区にはモニュメントを配置して中心商店街の位置づけ      を明確にする。更に、既に設置されているアーケードを撤去し、ルーフドレインの採用(雨、雪      どけ水の屋根からの落水防止)、トップサイドライトの採用(自然光をアーケード内に取り入れ、      明るさを増す)など新しい機能と斬新な形状と色調をもったアーケードに建替える。       総事業費  327,000千円        資金内訳  高度化資金  246,000千円(融資対象事業費の80%借入)              自己資金    41,500千円(既存積立金)              補助金     40,000千円(網走市)       なお、関連する街路整備事業については、網走市が事業主体となり、道路延長970m、事業      費509,000千円で整備を行い、現在も継続中である。    2) オホーツクアカデミア構想      オホーツクの自然と魅力を生かして、その自然の中で心を和ませ、体を鍛え、学び、そして交流     するための複合空間で、今後訪れる本格的な国際化、高齢化、脱工業化社会を担うにふさわしい人     材の養成を目的として構想を策定したものである。      構想を策定するまでの経緯は、網走市の大型プロジェクトである研究学園都市構想と北海道開発     庁が地域の開発を目的としてまとめた北見網走中核都市圏開発整備基本計画を基礎にして、昭和5     5年から3年間調査研究し、昭和57年に策定した。      オホーツクアカデミアの導入施設として、次の施設計画を策定している。              オホーツクアカデミア施設計画  ┌──────┬────────────┬────────────┬────────────┐  │ ゾーン  │   整 備 済    │  中 期 計 画   │  後 期 計 画   │  │      │  (平成元年まで)  │  (平成9年まで)  │  (平成19年まで)  │  ├──────┼────────────┼────────────┼────────────┤  │      │●博物館「網走監獄」  │ ●広域公園(約107 ha)│            │  │      │(刊行資料館、舎房、庁舎│  〔平成2年着工〕  │            │  │      │ 、教悔 堂他)    │            │            │  │文化ゾーン │●(仮称)北方民族博物館│- 〔平成2年開館〕  │            │  │      │ (RC造、2,700 m2) │            │            │  │      │●天都山展望台     │            │            │  │      │ (RC造、1,418 m2) │            │            │  │      │●オホーツク流氷館   │- オホーツク流氷館増築│            │  │      │ (RC造、2,700 m2) │            │            │  │      │●市民の森(2.26 ha ) │ ●少年の森(10ha)  │ ●少年自然の家    │  │      │●桜公園(3.38 ha )  │            │            │  │      │●ホテル        │ ●研修センター    │            │  ├──────┼────────────┼────────────┼────────────┤  │      │●レークビュースキー場 │-・拡張(ゲレンデ、リフ│            │
     │自然・レクリ│ (28.7ha)      │  ト等)       │            │  │エーション │●探鳥遊歩道(4.4 km) │-・遊歩道、休憩舎整備 │            │  │保養ゾーン │●キャンプ場 2施設  │-・施設整備      │-●ランドレク施設整備 │  │      │●網走湖漕艇競技場   │-・レストハウス兼艇庫新│            │  │      │ 〔平成元年はまなす国体│  設         │            │  │      │  会場〕       │   2,000mコース新設 │            │  │      │●ホテル、旅館、保養所、│-・拡張整備      │-●リゾートホテル誘致 │  │      │ 民宿等        │ ●アクアレク施設(マリーナ、ボート、ヨット)- │  │      │            │ ●文化人の村     │-・文化人の村     │  │      │            │ ●広域公園(再掲)  │            │  ├──────┼────────────┼────────────┼────────────┤  │      │●東京農業大学生物産業学│            │            │  │教育ゾーン │ 部          │            │            │  │      │ (20ha、定員800 名) │            │            │  │      │ 〔平成元年開学〕   │            │            │  │      │●生物資源開発研究所  │-●施設拡張      │            │  │      │            │            │ ●大学セミナーハウス │  ├──────┼────────────┼────────────┴────────────┤  │スポーツトレ│●網走トレーニングフィー│ ●ナショナルトレーニングセンターの建設     │  │ーニングゾー│ ルド(面積35ha)   │                         │  │ン     │ ラグビー場、多目的広場│- テニスコート、ソフトボール他         │  └──────┴────────────┴─────────────────────────┘ 2.帯広市  (1)概 要  人口 166,815人  面積 618.94km2          2年度当初予算総額 79,827,888千円  職員定数 1,705人     帯広市は、北海道の東部、十勝平野のほぼ中央部に位置する内陸中枢拠点都市である。この十勝平    野は、北海道三大河川の一つである十勝川の扇状地を主体とした東西約70km、南北約120kmに及    び、我が国屈指の大規模畑作・酪農地帯を形成している。気候は寒暖の差が激しいが、日照時間は国    内で最大、降水量は最少に属している。     昭和8年に北海道で7番目の市となり、昭和57年開基100年、市制50年を経て、21世紀に    向けてのまちづくりを総合計画に基づいて進めている。  (2)調査事項  公園整備について(帯広の森及び緑ケ丘公園・グリーンパーク)    1) 帯広の森      帯広の森は、市街地と農用地の間を幅約500~1,000m、長さ約11kmの巨大なグリーン     ベルトでおおい、十勝川及び札内川の河川緑地と結んで、帯広市市街を包む構想である。この構想     は、第2期帯広市総合計画にグリーンプランとして盛り込まれたものであり、都市の無秩序なスプ     ロールを防ぎ計画的なまちづくりを進め、公害緩和・都市災害の防止・気象環境の緩和等よりよい     都市環境づくりを行うとともに、大規模な運動施設等を建設することにより市民の余暇活動の場を     提供しようとするものである。このため、帯広の森全体を8区域に区分し、それぞれ「森林区」「     記念植林区」「運動施設区」等とし、機能を分担している。      この計画は、昭和49年に事業認可を得て、昭和50年から事業着手したもので、現在、面積4     02.5haが計画決定され、昭和60年度末で221.1haの用地買収が終了している。一方、昭     和50年以来毎年帯広の森市民植樹祭が実施され市民の参加による森の造成が進み、今年までに約     47,000人の市民の手による60.1haの植樹を含め127.25haが造成されている。また、     運動施設区における施設整備については、昭和57年に陸上競技場、昭和60年にスピードスケー     ト場及び体育館が完成し、市民に利用されている。また、昭和62年には帯広の森アイスアリーナ     ・第二アイスアリーナが完成し、更に、本年1月に宿泊研修センターが完成し、合宿等に利用され     ている。今後は、現在建設中の野球場と併せ幅広い市民のスポーツ活動の場として利用される施設     造りを目指している。                    ┌────┬────┬─────────────────┐                    │ 区域名│ 面積 │     主な施設の概要     │                    ├────┼────┼─────────────────┤                    │1.森林区│ 26.4 ha│園路、駐車場、便所、水飲場、消火栓│                    │    │    │給排水施設、電話、標識、芝生広場、│                    │    │    │純林、混交林           │                    ├────┼────┼─────────────────┤                    │2.苗圃区│ 25.1 ha│園路、便所、苗圃、照明、給排水施設│                    │    │    │温室、倉庫、緑化技術センター、消火│                    │    │    │栓、電話、標識、芝生広場、純林、混│                    │    │    │交林               │                    ├────┼────┼─────────────────┤                    │3.記念植│ 57.7 ha│園路、休憩舎、給排水施設、便所、水│                    │ 林区 │    │飲場、芝生広場、消火栓、電話、標識│                    │    │    │各記念植林区、純林、混交林    │                    ├────┼────┼─────────────────┤                    │4.運動施│ 80.3 ha│園路、便所、休憩舎、駐車場、陸上競│                    │ 設区 │    │技場、野球場、テニスコート、サッカ│                    │    │    │ー(ラグビー)場、スピード・スケー│                    │    │    │ト・リンク、アイス・アリーナー、洋│                    │    │    │弓場、和弓場、照明、給排水施設、消│                    │    │    │火栓、芝生広場、池、電話、標識、純│                    │    │    │林、混交林            │                    ├────┼────┼─────────────────┤                    │5.森林区│ 42.0 ha│園路、休憩舎、展望塔、水飲場、便所│                    │    │    │給排水施設、消火栓、芝生広場、電話│                    │    │    │標識、純林、混交林、帯広の森文化セ│                    │    │    │ンター、彫刻群          │                    ├────┼────┼─────────────────┤                    │6.森林区│ 69.6 ha│園路、駐車場、便所、休憩舎、水飲場│                    │    │    │給排水施設、消火栓、芝生広場、標識│                    │    │    │電話、池、フィールドアスレチック、│                    │    │    │純林、混交林           │                    ├────┼────┼─────────────────┤                    │7.森林区│ 58.0 ha│園路、駐車場、便所、標識、休憩舎、│                    │    │    │水飲場、給排水施設、消火栓、電話、│                    │    │    │芝生広場、純林、混交林      │                    ├────┼────┼─────────────────┤                    │8.森林区│ 43.4 ha│園路、駐車場、便所、休憩舎、水飲場│                    │    │    │給排水施設、果樹園、消火栓、電話、│                    │    │    │標識、芝生広場、純林、混交林、レス│                    │    │    │トハウス             │                    ├────┼────┼─────────────────┤                    │合  計│402.5 ha│                 │                    └────┴────┴─────────────────┘    1) 緑ケ丘公園・グリーンパーク     ○ 緑ケ丘公園
          現在42.5haが開設され、動物園、スポーツ・レクリエーション施設、社会教育施設等が整      備され、市民の多目的な活動の場として利用されている。公園内のスポーツ施設については、造      成中の帯広の森運動施設区に逐次移転する予定となっている。昭和60年には野外ステージとし      て「おびひろグリーンステージ」が完成し、また、昭和59年度からスポーツ施設移転後の土地      利用計画の検討作業に着手し、平成2年度には、北海道立近代美術館が公園内に建設される予定      となっている。     ○ グリーンパーク       グリーンパークは、刑務所跡地開発事業の一環として整備され、面積は約8haで、全面芝生に      覆われた広大な平坦地で、市民の多彩な活動の場を提供している。パーク内に設置された400      mベンチは、市が用意した材料のナラ材を、市民自らが金槌を持ち寄り、1週間かかりで製作作      業に携わり完成したものである。このベンチは、昭和58年版ギネスブックに世界一長いベンチ      として掲載されるなど帯広16万市民の憩いの場を提供するとともに、市民の話題ともなってい      る。このほかグリーンパークには、省エネルギー型太陽電池時計が設置されている。 3.釧路市  (1)概 要  人口 207,127人  面積 221.29km2          2年度当初予算総額 128,043,000千円  職員定数 2,892人     釧路市は、北海道東部に位置し、市街地の南は太平洋に面し、東部は釧路段丘となり、海跡湖の春    採湖が横たわっている。また、市の中心部を旧釧路川、釧路川、阿寒川の三河川が北から南へ貫流し、    背後には日本最大の自然の宝庫釧路湿原が控え、北縁には阿寒連峰がそびえている。     大正11年に市制施行し、水産、石炭、紙パルプの三大基幹産業を中心に発展してきた。釧路市で    は、産業・都市基盤整備と併行して、まちの潤いを高める施策の推進に努めてきたが、官民一体とな    った数々の取り組みが認められ、昭和61年度に「潤いのあるまちづくり優良地方団体」として自治    大臣表彰を受賞した。  (2)調査事項  景観に配慮した街づくり    1) 出世坂      昭和57年に事業費86,950千円(市単独)とかけ完成し、幣舞橋とともに釧路のシンボル     ゾーンを構成する坂で、御影の敷石、木製手すり、欧風の照明灯を配置した。市制60周年を機に     景観、街並みを配慮して改修を行ったものである。    2) 幣舞橋      事業主体 国  事業期間 昭和49年度~51年度      事業費  2,344,000千円      昭和51年11月に完成した5代目幣舞橋は、橋の両側を芸術の香り高いブロンズ像(春・夏・     秋・冬)をシンボライズした4体の乙女の像を配し、街路灯もロンドンを思わせるエキゾチックな     雰囲気を漂わせ、ハマナスを図案化した高欄など、釧路のシンボルとして、市民や訪れる観光客に     親しまれている。      なお、四季の像は、幣舞橋彫像設置市民の会を中心とした募金活動による寄付金約5,000万     円で設置されたものである。 23: 平成2年11月7日開催 1.報告事項  (1)第7回千代田区駅前放置自転車クリーンキャンペーン実施計画について[資料]     第7回放置自転車クリーンキャンペーンを10月25日から10月31日までの1週間実施した。    期間中はPRちらしの配布等の広報活動のほか、区内11駅において国、都、区、警察、町会及び関    係駅が参加し、合計567台の放置自転車等の撤去を行った、との報告を受けた。  (2)お茶の水分水路工事の進捗状況について[資料]     本工事は、東京都の治水事業として神田川の水害を軽減させるために進めているもので、水道橋か    ら昌平橋まで延長1,300mの分水路を道路下に造るものである。工事は、上流開削区間(延長2    00m)、トンネル区間(延長750m)、下流開削区間(延長350m)の3区間に分け施工し、    すでに上流開削区間は完了した。トンネル区間についは、シールド工法により施工するもので、現在    掘進用のシールド機を製作中であり、平成4年1月から掘進工事を開始する。また、千代田区内とな    る下流開削区間は平成4年から工事を開始し、平成6年を完成目途としているが、平成2年度に工事    用機械設置工事が始まる、との報告を受けた。  (3)都市高速鉄道第12号線環状部建設事業に係る環境影響評価の見解書について[資料]     都市高速鉄道第12号線環状部建設事業についての見解書が10月2日東京都知事に提出され、1    0月31日から11月19日までの20日間公害対策課等において縦覧に供されている。区長の意見    と事業者の見解は次のとおりである。    ┌─────────────────┬─────────────────────────┐    │     意     見     │       見         解       │    ├─────────────────┼─────────────────────────┤    │(1) 説明会等で寄せられた地域住民等│(1) 、(2) 説明会等で寄せられた意見・展望については│    │ からの意見・要望については十分検│工事の騒音・振動対策に十分活かします。      │    │ 討のうえ、工事騒音・振動対策に活│ また、要望等については、窓口で速やかに対応いたし│    │ かしていくこと。        │ます。                      │    │(2) 計画事業が進行する過程で、工事│ 関係地域に接する地区についても、同様に環境保全に│    │ 騒音・振動等について新たな要望が│十分配慮いたします。               │    │ 寄せられた際には、誠意をもって対│                         │    │ 処すること。          │                         │    │  なお、関係地域に接する地区につ│                         │    │ いても環境保全に配慮する等事業に│                         │    │ あたっては最善を尽くされたい。 │                         │    └─────────────────┴─────────────────────────┘     なお、見解書に対する区長意見は、説明会の状況を踏まえて11月29日までに東京都知事に提出    する予定である、との報告を受けた。  (4)季節大気汚染防止対策について[資料]     冬季においては、大気の状態により二酸化窒素が拡散できにくい状態となるため、東京都と環境庁    の共催による大気汚染防止対策キャンペーンが実施される。これは、昭和63年度から実施されてい    るもので、実施期間は11月から来年1月までで、期間中は工場・事業所に対する指導、都民へのP    R活動が行われる。また、新らたに今年度から東京都自動車量対策検討委員会の中間報告に基づき、    11月から来年1月までの期間中毎週水曜日に交通量の抑制対策が実施される。     区としては、暖房設定温度の適正化、業務・自家用自動車の使用自粛について、広報紙を通じて区    内事業所、区民への協力を呼びかけていきたい、との報告を受けた。 24: 平成2年11月19日開催 1.議案審査  (1)議案第33号 東京都千代田区公衆便所設置及び管理条例の一部を改正する条例            (可決─────賛成全員)  (2)議案第35号 特別区道の路線の認定及び廃止について            (可決─────賛成全員) 2.報告事項  (1)都市高速鉄道第12号線環状部建設事業に係る環境影響評価の見解書に対する区長意見について
        [資料]     当該見解書に対して「事業の実施にあたっては、見解書で示された事項を遵守し、環境保全に万全    を期されるとともに、関係住民の要望をくみ、誠意をもって対応してほしい」という内容の区長意見    を提出したい、との報告を受け了承した。 25: 平成2年11月20日開催 1.議案の調査  (1)議案第29号 平成元年度東京都千代田区各会計歳入歳出決算の当委員会所管分の内容調査 26: 平成2年11月21日開催 1.議案の調査  (1)議案第29号 平成元年度東京都千代田区各会計歳入歳出決算の当委員会所管分の内容調査 27: 平成2年11月22日開催 1.議案の調査  (1)議案第29号 平成元年度東京都千代田区各会計歳入歳出決算の当委員会所管分の内容調査 28: 平成2年11月27日開催 1.議案の調査  (1)議案第29号 平成元年度東京都千代田区各会計歳入歳出決算の当委員会所管分の調査報告書の確            認 29: 平成2年11月30日開催 1.請願・陳情審査  (1)継続審査となった請願・陳情(詳細については、継続審査となった請願・陳情一覧表参照)   ┌─────────┬────────────────────────────┬─────┐   │ 受 理 番 号 │    件                   名   │受理年月日│   ├─────────┼────────────────────────────┼─────┤   │陳情第62-31号│「佐久間公園及び周辺道路の美化と歩行者の安全を確保する」│62.6.18│   │         │陳情                          │     │   ├─────────┼────────────────────────────┼─────┤   │陳情第63-27号│東京の過密を緩和するため現行建築基準法の抜本的法改正につ│63.11.16│   │         │いての陳情                       │     │   ├─────────┼────────────────────────────┼─────┤   │陳情第 1- 9号│道路交通信号機及び道路標識設置方法の再検討に関する陳情 │1.3.17│   ├─────────┼────────────────────────────┼─────┤   │陳情第 2-11号│地方建設局・工事事務所の機構拡充と適正増員を求める陳情 │2.9.12│   └─────────┴────────────────────────────┴─────┘ 2.報告事項  (1)水害防止対策の進捗状況について[資料]     平成元年8月1日に発生した水害を教訓にその防止対策に向け、区議会から水防対策に関する意見    書が東京都知事に提出された。一方区も溢水した日本橋川護岸の応急かさ上げ工事を実施し、また、    西神田仮排水機所に付属する入口の改良工事も既に完了した。本格工事となる護岸改修は、工法の比    較検討が終了し、東京都において実施設計の段階にある。     また、下流地域での降雨災害の抜本的対策となる雨水の強制的排水方式化については、この度具体    的な成案が得られた。内容は、大規模な下水管を道路下に敷設し、新設するポンプ場に接続して河川    に排水するものであり、大規模下水管自体が貯留機能をもつものである。貯留量は、8月1日に冠水    したエリヤを含め、低地部185haに50mm/hの降雨があった場合の総量である92,600m3を    上まわる110,000m3の容量となる。計画位置及び規模は次のとおりである。      ┌────┬───────────────┬──────────────┐      │    │    位     置    │    区    域    │      │名 称 ├───────┬───────┼───────┬──────┤      │    │ 起   点 │ 終   点 │管径又は幅員 │ 延  長 │      ├────┼───────┼───────┼───────┼──────┤      │    │       │千代田区三崎町│       │      │      │日本橋 │千代田区内神田│二丁目地内、 │12.5m~ 8.0m│約 2,520m │      │川幹線 │二丁目地内  │千代田区九段北│       │      │      │    │       │一丁目地内  │       │      │      ├────┼───────┼───────┼───────┼──────┤      │一ツ橋 │千代田区一ツ橋│千代田区一ツ橋│       │      │      │ポンプ場│一丁目    │一丁目    │   2.2m  │ 約 10m │      │放流渠 │       │       │       │      │      └────┴───────┴───────┴───────┴──────┘      ┌─────────┬───────────────┬─────────┐      │  名   称  │    位     置    │  敷地面積   │      ├─────────┼───────────────┼─────────┤      │ 一ツ橋ポンプ場 │ 千代田区一ツ橋一丁目地内  │  約 1,500m2  │      └─────────┴───────────────┴─────────┘     なお、当該下水施設は、平成3年2月に東京都の都市計画決定の後必要な調査、設計を行い、地域    住民との協議を経て、平成3年度後半からの事業化を目指している、との報告を受けた。 3.閉会中の特定事件継続調査事項を決定 4.請願・陳情継続理由  陳情第62-31号 「佐久間公園及び周辺道路の美化と歩行者の安全を確保する」陳情  清掃及び看板については実施している。歩行者の安全対策は、陳情者及び万世橋警察署と協議して、規制 標識を設置し路側帯に白線を引いている。また、佐久間公園の改修工事が施行中で、公園と一体的な形で公 園周囲に歩行空間を確保することとなっており、今後もその成果を見守る必要があるとして、継続審査とな った。  陳情第63-27号 東京の過密を緩和するため現行建築基準法の抜本的法改正についての陳情  建築基準法に関する道路幅員による容積率の規制、斜線制限等は、都市の街並みを良好に維持する等、一 定の目的を持っているが、陳情の趣旨によると容積率の制限はかえって東京の過密に拍車をかけていると述 べ、その撤廃を求めている。国・都に同文のものが提出されており、状況を注視していくこととして、継続 審査となった。  陳情第 1- 9号 道路交通信号機及び道路標識設置方法の再検討に関する陳情  街路樹剪定については十分注意をして実施している。信号機及び道路標識は警察の所管であり、趣旨につ いては既に要望済みであるが、範囲も広いため今後の動向を見守る必要があるとして、継続審査となった。  請願第 2-11号 地方建設局・工事事務所の機構拡充と適正増員を求める陳情  関東地方建設局は建設省の出先機関で、所掌事務は道路、河川等の国の直轄事業や管理、監督事務等であ り、一都八県の地域を管轄している。また、東京国道工事事務所の所掌事務は、国道の維持管理である。  国道、河川等に関する事業は、区民生活に影響があるが、今後とも動向を注視し、引き続き調査すること
    として、継続審査となった。 発言が指定されていません。 Copyright © Chiyoda City, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...