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09月14日-03号

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  1. 石井町議会 2021-09-14
    09月14日-03号


    取得元: 石井町議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-21
    令和 3年 9月定例会         令和3年9月石井町議会定例会会議録(第3号) 1. 招集年月日  令和3年9月14日(火曜日) 2. 招集場所   石井町役場議場 3. 開議     9月14日午前10時00分宣告 4. 応招議員      1  番     武 市  奈見子      2  番     木 下  貴 雄      3  番     谷    雅 史      4  番     平 野  忠 義      5  番     大 西  隆 夫      6  番     永 岡  栄 治      7  番     仁 木    孝      8  番     谷 脇  孝 子      9  番     井 上  裕 久     10  番     後 藤  忠 雄     11  番     有 持  益 生     12  番     山 根  由美子     13  番     川 端  義 明     14  番     久 米    毅 5. 不応招議員   な    し 6. 出席議員   出席議員応招議員と同じである。 7. 欠席議員   な    し 8. 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   町長             小  林  智  仁   副町長            阿  部  龍  裕   参事             田  中  達  也   参事             黒  川     浩   参事             東  内     徹   総務課長           桃  井     淳   危機管理課長         三  河  和  彦   税務課長           内  藤  泰  典   住民課長           遠  藤  哲  雄   福祉生活課長         麻  植  智  子   建設課長           井  内  利  充   産業経済課長         太  田  勝  久   環境保全課長         臼  木  唯  文   健康増進課長         河  崎  洋  子   教育長            喜  多  利  生   学校教育課長         奈  良  貴 美 子   社会教育課長         川  端  裕  之   監査委員           田  村     浩 9. 職務のため会議に出席した者の職氏名   議会事務局長         鎌  田  克  己   事務主任           中  村     淳10. 会議録署名議員     14  番     久 米    毅      1  番     武 市  奈見子11. 議事日程   日程第1 一般質問            午前10時00分 開議 ○議長(井上裕久君) ただいまの出席議員は14名であります。定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 一般質問 ○議長(井上裕久君) 日程第1、一般質問を行います。 通告が参っておりますので、順次指名いたします。7番仁木孝君。 ◆7番(仁木孝君) おはようございます。 議長のご指名に基づきまして、2日目のトップバッターということで質問をさせていただきたいと思います。よろしくお願いをいたしたいと思います。 まず最初に、地域を創り拓く活動についてということの質問でございます。 先月の徳島新聞におきまして報道がございまして、記事に載っておりましたのが、かかし作りで元気を届けるとの見出しであります。石井小学校の近くにある広場に、コロナに負けるななどと記した看板と並んで、マスクをつけたかかし3体が置かれております。広場には、これまでも日本昔話や童話などの登場人物を表現した20体以上のかかしが展示をされてきています。石井の警察署近くの道路沿いや高川原の幼稚園にも交通安全を啓発するかかしの姿があります。 手がけたのは、石井地区の住民グループ石井ボランティアあすなろ会であります。生きがいづくりを支えるボランティア活動を目的として2004年4月に発足をしております。会員は60から80代の19人で、毎週火曜日、石井分館に集まって作業に精を出しているようでございます。 私は、神山に行く途中に道端でたくさんの人がおるのを見まして、結局よくよく見たらかかしであったと、よくできているなといった印象がございます。 笹田会長は、会員同士が協力し合えて活動ができるのがとても楽しいと、地域の人たちが喜んでくれる姿を見るとやりがいを感じるとのことであります。 地元の石井幼稚園の園児をかかしの広場に招き、紙芝居や腹話術の披露も行っているようであります。 独り暮らしの高齢者との交流や見守り活動にも取り組み、毎年12月には公民館の分館に高齢者を招きまして、会員が手作りした弁当とそば米汁を振る舞うなど、フラダンスなどのステージを楽しんでもらっているようであります。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止になった代わりに、手作りの布マスクに手紙を添えて贈ったようであります。 年に2回の戸別訪問では、会員がお年寄りの家を訪れて声をかけ、町指定のごみ袋などを手渡したとのことであります。 また、この記事がありました横にメモとして、四国4県で行った移住満足度調査では、街の住みごこちランキング2021年では、四国で最も住み心地がよい地域に2年連続で石井町が選ばれたようであります。 そこで、町長にお尋ねをいたしたいのは、町長を先頭に、地域の方々によるボランティア活動組織のたまものであるように思われますが、いかがなものか、ご所見をお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(井上裕久君) 小林町長。 ◎町長(小林智仁君) おはようございます。 仁木議員から地域を創り拓く活動についてご質問を頂戴しました。 議員のご質問にありましたように、石井町では、ボランティア活動をしていただいている団体さんがすごくたくさんいらっしゃいます。 ご質問の中でご紹介いただきましたあすなろ会の方々には、石井小学校前でかかし、そのシーンごとに様々な季節に合わせて、童話とかそういうふうなものでいろんなメッセージを発信もしてくれておりますし、また例えば子育て応援団の方、それから防災寺子屋等々、防災活動に力を入れていただいている方、そして各地区の壮年会、あるいは先日も石井小学校の児童たちが稲刈り体験をさせていただきましたが、ビオトープで活動をされている団体の方々、そして今SDGsの取組も行っておりますが、エシカル活動学童保育等フードドライブを行っていただいて、あるいは子ども食堂をしていただいているコロコロおばちゃんの会であったり、そして昨日ご質問の中にもありましたように、藤クラブの活動であったり、本当に様々な団体の方が滅私の奉仕で公のためにボランティア活動をしていただいております。 こうしたことが、今、人と人とのつながりが希薄化していく中で、希薄化をしないように、世代間を超えて人と人とのつながりを紡いでいっていただいている、それがこの石井町の恵まれたところ、そしてまた住みやすいと言っていただけるゆえんではないかというふうに、本当に日々感謝しているところでございます。 先日、大東建託さんが実施されました住みごこちランキング四国一というふうな評価を2年連続で石井町はいただくことができました。この評価の中には、行政サービスと親しみやすさの項目で1位になることができましたが、しかしながら、先ほど申し上げましたように、この評価以上のことが住民の皆様方のお力のおかげで石井町としての評価につながっているものというふうに思っております。 親しみやすさはそういう団体の方々のおかげでもありますし、行政サービスについては、これは日々改善を加えながら、住民の方々のご要望あるいはそのお気持ちをしっかりとお聞きして、全てに対してできるということではございませんけれども、しっかり日々改善を行って、住民の方が役場においでたときに気持ちよく帰っていただく、そういうふうな接遇について、これは日々朝礼でも申し上げてもおりますし、また職員自身がそのように思って行動を行っているところでございます。 まだまだ住民の皆様方あるいは議員各位からもご指摘をいただくことが多々ございますが、日々研鑽を加えていきながら、職員一同、これからも、石井町で住んでよかった、あるいは住みやすい町だなと、そういうふうに言ってもらえるようにしっかりと取り組んでまいりたいというふうに思っておるところでございます。 石井町、本当に立地条件にも恵まれておりますし、住民の皆様方、ボランティア団体の方々、そういった方々にも恵まれております。今後も皆様方のお力をいただきながら、小さくてもきらりと光る石井町の実現に向けて取り組んでまいりたい、それが本当の意味での地方創生につながっていくのではないかなと、このように感じているところでございます。以上でございます。 ○議長(井上裕久君) 仁木孝君。 ◆7番(仁木孝君) ありがとうございました。 笹田会長は、役場時代の私の先輩職員であります。退職してからこのボランティアあすなろ会を立ち上げまして、これからも活動を通じ地域を明るくして活躍をしていただきたいと考えております。今後とも地域のために元気で活躍されることを希望いたしたいと思います。 次に、災害時の行動を事前に計画ということで質問をします。 このことにつきましては、7月3日に静岡県の熱海市で起きました土砂流の災害では、逃げ遅れた多くの人が濁流にのまれ、あのとき早めに避難していれば、そう後悔しないために何ができるのだろうとのことであります。 国などは、災害時にいつどのように行動するかを事前に計画するマイ・タイムラインの活用を進めています。マイ・タイムラインは、2015年9月の関東・東北豪雨をきっかけに生まれ、自治体などが普及に力を入れてます。 徳島大学環境防災研究センターの教授は、最近いろいろな気象情報が出されるようになったが、それを活用してうまく逃げるということができていなかったとのことであります。行政などが出す情報をうまく使って安全・安心に逃げるのがタイムラインの目的と説明をしています。 タイムラインを作る際、最初に行うのがハザードマップの確認であります。マップには、洪水浸水想定区域の水深であるとか、氾濫時に木造家屋が流されるおそれのある洪水氾濫のエリアなどが示されており、自宅周辺にどのような災害リスクが潜んでいるのかが分かるとのことであります。 この教授によりますと、時間帯や季節によって避難の流れは変わり、さらに自宅の構造や周辺の浸水の深さなどにも注意をし、避難方法避難場所を考える必要があるとのことであります。 そこで、お尋ねをいたしたいのは、本町においても思いがけない災害に見舞われるか予想がつかない時代、今の状況であると思われますが、本町としての取組はどのようになっているのか、お尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(井上裕久君) 三河危機管理課長。 ◎危機管理課長三河和彦君) お答えいたします。 議員質問の中にもございましたが、住民の皆様が自らの判断で早めに避難行動を取るためには、まず災害ごとの危険を知る、次に防災行動を確認する、そして自分の行動を考える、この自分の行動を考える方法の一つがマイ・タイムラインの記入のことでありますけれども、こういった災害時の行動を事前に計画しておくことは非常に重要です。 石井町でも、住民の皆様が身近な地域の災害リスクについて具体的に理解を深め、災害ごと避難行動を確認し、実際の災害をイメージしながら、自らに適した避難行動やそのタイミングについて事前に考えていただくために、石井町総合防災ハザードマップを作成し、配布しております。 今後も、自助、共助の重要性も含め、事前の準備や適切な避難行動の啓発に努めてまいりますので、避難行動につきましてはぜひ石井町総合防災ハザードマップのほうでいま一度ご確認していただければと思います。以上でございます。 ○議長(井上裕久君) 仁木孝君。 ◆7番(仁木孝君) ありがとうございました。 次に、タイムラインには台風接近前からの準備も盛り込んでおき、台風が来るとの情報が入ったときには、防災グッズの準備やスマートフォンの充電に加え、薬の補充なども大切になると思います。 避難のコツとして、教授は、早めに周囲の人と声をかけ合って逃げることを挙げております。まずは避難所の確認や非常用持ち出し袋の準備から始めると取っかかりやすいとのことであります。行政が出す情報を積極的に活用し、大雨洪水警戒最高の時点では避難が完了しているよう避難計画を考えてほしいと呼びかけています。 そこで、お尋ねをいたしたいのは、本町においてもいろいろな対応を想定しておられると思いますが、お考えをお尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(井上裕久君) 三河危機管理課長。 ◎危機管理課長三河和彦君) お答えいたします。 さきの答弁と少し重なりますけれども、避難対策の強化を検討する中で、今後も行政として防災対策の充実に努力を続けていきますが、地球温暖化に伴う気象状況の激化や職員数が限られていることなどもあり、突発的に発生する激甚な災害への行政主導のハード対策ソフト対策には限界があると思っております。 防災・減災対策を今後も維持向上していくためには、共通理解の下、住民主体避難行動が重要であると考えております。自らの命は自らが守る、この意識を、災害時には自らの判断で適切に避難行動が取れるよう、行政におきましては、地域の災害リスクと取るべき避難行動等の周知に加え、災害発生のおそれの高まりに応じ、住民主体避難行動を支援する防災情報の提供に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(井上裕久君) 仁木孝君。 ◆7番(仁木孝君) 担当課としても、事前準備をして取り組まれているようであります。心配するようなことはないと考えますが、今の時代、本当に予測もしないことが起きるようになっております。 自然災害は防ぐことができない、自分たちの命は自分で守ると。危ないときは、行政の指示を待たずに避難をしてほしいということを要請をしておきたいと思います。 次に、子供の感染拡大、学校の対策ということで質問をいたします。 世界各国でコロナウイルスに感染する子供が急増しています。感染力の強い変異株デルタ株の蔓延に伴い重症化がもえ、死者の3割を占めた国もあるそうであります。軽症でも後遺症が長引くケースがあり、専門家は、12歳以上のワクチン接種率を高めるよう訴えております。 学校の新学期を控える日本でも増加をしており、集団感染を防ぐための対策強化が急務だとのことであります。 沖縄県の新規感染者のうち、未成年者が占める割合は25%に迫り、これまででも最も高いようであります。全国の高校野球大会におきましても、選手の集団感染が発生し、試合参加を辞退する出場校が出ました。 そこで、お尋ねをいたしたいのは、本町においても特に集団感染、一番に気をつけていかなければならないと考えますが、どういった対策を取っていかれるのかをお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(井上裕久君) 奈良学校教育課長。 ◎学校教育課長奈良貴美子君) お答えいたします。 現在、新たな変異株デルタ株の感染者が増加し、ほぼ置き換わったと考えられています。 基本的な感染予防対策は、変異株であっても、3密の回避や特にリスクの高い5つの場面の回避、マスクの適切な着用、手洗いなどが有効とされています。 集団感染の予防には、基本的な感染予防対策はもちろんのこと、外からウイルスを学校内に持ち込まないようにすることが極めて重要と考えています。 そのためには、発熱や倦怠感、喉の違和感などの風邪症状があり、ふだんと体調が異なる場合には、児童・生徒等、教職員ともに自宅での休養を徹底し、早めにかかりつけ医を受診することが大切となります。 2学期を迎え、9月1日付で保護者の方には再度、感染予防の徹底について周知文書を配布したところです。 また、石井町では、児童・生徒やご家族の方がPCR検査を受けるようになった場合は、保護者の方のご理解、ご協力により、学校に連絡いただくようにしており、早期に対応ができるようにしています。 今後も学校にウイルスを持ち込まない、クラスター発生防止を基本に、感染予防対策を徹底していきたいと考えています。以上です。 ○議長(井上裕久君) 仁木孝君。
    ◆7番(仁木孝君) 世界保健機関WHOの専門家は、7月の末の記者会見で、子供が特にデルタ株に感染しやすいわけではないといったことを指摘をしております。全体の感染者がもえた結果、ワクチンの未接種の子供に広がったと説明をしているところであります。 12歳未満へのワクチン接種の迅速な承認を求めていますが、免疫機能が発達途上で、接種への反応が予測できないとして、慎重論があるようです。 それよりも、統計局の調査では、小学校での陽性率が上がらなかったのは、頻繁に検査を行ったことであり、感染しても無症状の児童を早期に発見する対策がよかったとのことのようであります。こういったことを参考にしていただきたいと要望をしておきたいと思います。 次に、子供の肥満についてということでお尋ねをいたします。 肥満につきましては、あまり軽く見てはいけないといったようなことであります。糖尿病であるとか高血圧をはじめ様々な病気の原因となり、将来的に脳卒中や心筋梗塞のリスクを高めるようであります。 生まれたときはふっくらしているほうがかわいらしいなといったようなことでございます。 徳島県内の子供に肥満が多い現状はゆゆしきことであり、2020年度の学校保健統計調査によると、男女とも幼稚園から高校までの全年齢、5歳から17歳で肥満傾向児の割合が全国平均を上回ったとのことであります。 コロナ禍で学校が休校となり、運動する機会が減るなど、昨年度は子供の生活が乱れやすい状況だったが、本県は以前から肥満傾向児の割合が高いのが実情であります。運動不足に加え、背景に食事やおやつなどの過剰摂取、偏食といった食の乱れがあることが考えられます。 県教育委員会は、放置するのではなく、原因を特定し、予防啓発を強める必要があります。 調査では、12歳男子の肥満傾向は18.5%で、全国平均を5.84%上回り、全国ワーストだったようであります。8歳男子と12歳女子はワースト2位となっています。幼くして家庭での生活習慣の影響を受けているようであります。 そこで、お尋ねをいたしたいのは、本町におきましてもコロナ禍で何らかの影響があるように考えますが、担当課として今後どのような対策を取っていかれるのがよいのかをお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(井上裕久君) 奈良学校教育課長。 ◎学校教育課長奈良貴美子君) お答えいたします。 各小学校では、生活習慣改善プロジェクトに取り組んでおり、今年4月からはその中に肥満指導を取り入れています。 実施内容については、各校によって違いますが、例えば県から配布されたチェックカードを利用し、軽度から中度の肥満児童に対し個別指導を行ったり、保護者に希望を聞き、一緒に取組を考えていこうとしている学校等があります。 また、名西郡で統一したものとして、生活習慣リズムチェックを年2回実施し、朝御飯を食べているか、メディアの利用時間、就寝、起床時間など、生活習慣に応じた個別指導を実施しています。 肥満予防には、適度な運動やバランスの取れた食事、十分な睡眠時間の確保など、規則正しい生活習慣の確立が必要で、それは家庭抜きでは不可能と考えます。今後、家庭と連携した取組を増やしていく必要があると思っています。以上です。 ○議長(井上裕久君) 仁木孝君。 ◆7番(仁木孝君) 次に、子供の肥満は、成人後にも移行する傾向が強いということでございます。肥満につながる生活習慣が定着をしてしまうと、元に戻すのは難しくなるといったようなことであります。早期に規則正しい生活習慣を身につけることが大事であり、予防や見直しも早い段階からが望ましいということであります。 食事や運動指導によって肥満が改善することは少なくないということでございます。無論、予防が大切だとのことであります。 学校に今、肥満がもたらすリスクや栄養、体力づくりの大切さを教えたり、運動好きの子供を増やしたりする授業や取組が求められるとのことであります。 そこで、お尋ねをいたしたいのは、本町におきましての子供たちへの今後の指導についてどのようにしていくのかをお尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(井上裕久君) 奈良学校教育課長。 ◎学校教育課長奈良貴美子君) お答えいたします。 子供の肥満は、大人になってからの生活習慣病に移行する可能性が大きく、小さいときからの生活習慣改善が大切と言われています。 各校では、毎年体力テストを分析し、体力向上に向けた取組を目標を立てて実施しています。体育主任の先生を中心に、児童が生涯にわたって運動に取り組めるよう、運動を楽しいものとして捉えられるよう工夫し、運動習慣を育てています。 今後もこの取組を継続し、運動、食事、睡眠の規則正しい生活習慣の確立に向けて取り組んでいきたいと考えています。以上です。 ○議長(井上裕久君) 仁木孝君。 ◆7番(仁木孝君) ありがとうございました。 学校の授業だけでなく、適当な運動や適量でバランスのよい食事、十分な睡眠時間確保など、規則正しい生活習慣の確立につきましては、家庭抜きでは不可能であり、親が健康への意識を持って子供の手本となるよう、親へも指導しなければいけないと要望をしておきたいと思います。 次に、最後になりましたが、農業用ため池の管理についてということで質問をさせていただきます。 近年のため池の被災事例、豪雨では、平成30年7月豪雨では、西日本を中心に大雨となり、8月20日時点で32か所のため池が決壊しており、京都府で2か所、大阪で1か所、岡山県で4か所、広島県で23か所、愛媛県で1か所、福岡県で1か所の決壊を確認をしております。 ため池の決壊により流れ出た水が下流の小学校へ流れ込んで、校舎1階部分が浸水する。広島県では、池上流で発生した土砂崩れにより、ため池が決壊し、尊い人命が失われる事案が発生をしております。 地震事例では、東日本大震災では福島県におきまして3つの池が決壊し、そのうち1つの池については、大量の水が下流の集落を襲い、死者・行方不明8名、家屋全壊が22戸等の被害が発生をしております。 本町におきましても、ため池、5か所と思っとったんですが、1か所は公園になって、今4か所あると思います。 私の地元にも東王子のため池があります。今から20年ぐらい前に老朽ため池整備事業で改修をしていただいておりますが、当時はまだほとんどの方たちが水稲を作付をしておりました。現在では高齢のため、作付面積も半分ぐらいになっております。少なくなっておるところです。 そのため、水はいつもは満杯であります。台風時や集中豪雨のときなどは、余水吐けいっぱいに水が流れており、下流では水路の幅が狭いのであふれているのが現状であります。もう少し、これは水位を下げても、かんがい用水には何ら影響はないと思います。 そこで、余水吐けを少し下げていただけないかと考えていますが、いかがでしょうか、お尋ねをいたしたいと思います。 また、決壊するようなことはないとは思いますが、そうした場合の対応をどうするのか、お尋ねを併せていたしたいと思います。 ○議長(井上裕久君) 井内建設課長。 ◎建設課長(井内利充君) お答えいたします。 農業用ため池の管理につきましては、議員のおっしゃっておりました事例を受け、国や県も動いております。 防災重点農業用ため池に係る防災工事等の推進に関する特別措置法に基づき、防災重点農業用ため池の劣化状況を評価する震災対策農業水利施設整備事業を徳島県東部農林水産局が事業実施主体となり、令和3年8月から令和4年3月までの予定で実施されているところであります。 さらに、今後、豪雨耐性評価も実施されると聞いております。 町といたしましては、評価に基づく速やかな対応を要望してまいりたいと考えております。 また、町内4つの農業用ため池の管理につきましては、それぞれ養水組合に管理をしていただいておりまして、平成30年8月に県より発行されました、ため池管理点検ガイドブックを管理者に配布しているところであります。 ガイドブックによりますと、大雨が予想される場合の対応として、あらかじめ事前放流しておくことで大雨の雨水等をためる洪水調整の効果や、ため池の決壊を防止する減災の効果が期待できると示されておりまして、各養水組合におかれましては、引き続き適切なご対応をお願いいたしたいと思います。 議員ご質問の余水吐けを少し下げられないかとのご要望につきましては、県の評価に基づく対応と併せて、事前放流等でのご対応をお願いできればと考えております。 また、決壊時の対応につきましては、令和元年度にため池ハザードマップを作成し、各養水組合、浸水想定区域を含む自治会、自主防災会等に配布しております。また、町のホームページでも公表しており、ハザードマップをご参考に避難していただければと考えております。 豪雨による決壊時の対応としては、地震時とは違い、危険と感じられる際には前もって安全な場所へ避難していただくことが重要であると考えております。以上でございます。 ○議長(井上裕久君) 仁木孝君。 ◆7番(仁木孝君) よろしくお願いをいたしたいと思います。 次に、ため池の南側につきましては、町道に面しております。雑木がたくさん生えていて、町道にはみ出していますので、木を切っていただきたいと考えております。 今年に入りまして、枝を払ってくれたのがありました。しかし、枝だけでは、何遍も切っていただかなければならないといったようなことになりますので。それと、特に景観も悪い。できれば池のほうに、池を少々狭めても、擁壁か石積みでして、道路幅を確保して整備していただけないかと考えておりますが、どうでしょうか、ご答弁のほうをお願いをいたします。 ○議長(井上裕久君) 井内建設課長。 ◎建設課長(井内利充君) お答えいたします。 議員ご質問の整備等につきましては、国、県の評価のほうも進んでまいりますので、またその後となろうかと思います。現状では整備の予定は考えておりません。 町道の通行に支障を来すような事案につきましては、適切に対応してまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(井上裕久君) 仁木孝君。 ◆7番(仁木孝君) 維持管理につきましては、よろしくお願いをいたしたいと思います。 それと、このため池の下に4軒ほど住宅がございます。ため池が決壊するということはなかなかないかと思いますが、もし決壊したときには大変な被害が出るというように考えております。大変心配をしているところでございます。 それと、このため池なんですけれども、釣りによく皆来ておるんですけれど、釣りに来た人が、誰か分かりませんが、池の中へペットボトルの飲んだかすとか缶とかを捨てる人がようけおります。たくさん浮いております。 私も、一遍取って、建設課のほうで処分してもろたんですけれども、たくさんございますので、それと沈んでおります。 耕作をしている人も皆高齢化をしていますので、町のほうで一遍、池の水を抜いてでも清掃をしていただけないかと要望をいたしたいと思います。 今まで何件かの質問をいたしました。この質問に対しまして、町長のご意見を拝聴いたしまして、私の今回の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(井上裕久君) 小林町長。 ◎町長(小林智仁君) ため池の決壊の話、ご質問が最後ございましたので、関連しまして、ちょうど今、台風シーズンでございますので、そのことについて少しご答弁というか、させていただけたらと思います。 この放送が流れるのがちょうど金曜日ぐらいだと思いますが、今、台風14号が停滞をしております。今後、進路をちょっと右寄りに変えて、日本列島に近づいてくるようになっておりますし、被害はどの程度か分かりませんが、議員ご質問の中にありましたように、本当にどのようなことが起こるのか分からないのが現在の災害、台風等々になっております。 昨年、コロナ禍の中において台風が来たらどうしようかなというふうに思っておりまして、いろいろ準備等もしておりましたが、昨年は結果として、四国、徳島、石井町にそういうふうな大きな台風が来るというふうなことはございませんでした。昨年はたしか台風10号だったと思いますが、非常に強い勢力を持った台風ということで、九州の地方の方というのはかなり避難をされて、結果として日本列島には来ずに大陸のほうに行きましたので、何もなかったんですけれども、そのときにテレビに出ていた方が、せっかく避難したけれど何もなかったというふうなことをしゃべっていたのをすごく印象深く思っております。 避難をされるというのは、事前に危険を察知して避難をする。結果として何もなかったというのは非常に喜ばしいことであって、何かあったら大変ですので、そういうふうな避難をまずされるというふうなこと、これは議員各位を通じてでも町民の皆様方にお伝え願いたいと思いますし、また町民の皆様方も、地震と違って、台風というのはある程度予測することができますし、数日後の天気予報それから累積雨量についてもデータで見ることができます。また、i-チャンネルを通じて、住民の方々に、これくらい、今、河川の水が増水してますよ、あるいは、今年からは避難勧告ではなくなって避難指示に統一をされましたが、避難指示を出したときには住民の方々に危険が迫っているということで、まず自身で判断をして避難行動を取っていただきたい。今の避難行動というのは、決して避難所に行くことだけが避難行動ではなくて、水がつかるところであれば、2階がある方は2階に避難をする、垂直避難をする。山際の方は、土砂が崩れてくることがあると思って、土砂の崩れない避難所に移動していただく。そういうふうなことが非常に重要ではないかと思ってます。 防災・減災対策というのは、ハード面については行政が責任を持ってやらなければならないことだと思いますが、ソフト面については住民の方々と本当に協力をしてやっていかなければならない。行政の避難指示だけを頼りに、行政が避難指示を出さなかったから被災したじゃないかと、これはちょっと違うんじゃないかなと。やっぱり自分の命は自分で守っていただくことが非常に大事だと思ってます。 ため池につきましても、今、出水期ですので、ため池にも水がたくさんたまっております。そうした中、長雨が続くと、管理していただいてる養水組合の方から事前放流をしていただくようにお願いをしておりますが、しかしいつため池も決壊するかも分かりません。そうしたときに、前々年度だったと思いますが、ため池ハザードマップを各対象エリアの方にはお配りをさせていただいておりますので、ぜひこうした台風が近づいてきているときとかにいま一度見ていただいて、自分はこれくらい危険性があるんだな、そういうふうなことを住民の方々がご自身で知っていただいた上で、それぞれの対策を取っていただきたいと、このように思っているところでございます。 災害時死者ゼロあるいは逃げ遅れゼロというのは、行政の力だけでやっていくことはできません。また、議員各位の各地元で地元の皆様方にお声がけをしていただいたり、あるいは住民の皆様方お一人お一人が自身の行動について、家族とマイ・タイムラインについて話し合っていただいたり、そうしたことの積み重ねで死者ゼロにつながっていくと、また逃げ遅れゼロにつながっていくと思いますので、また議員各位のお力添えと住民の皆様方のご協力をよろしくお願いを申し上げまして、答弁に代えさせていただきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(井上裕久君) 小休します。            午前10時46分 休憩            午前11時09分 再開 ○議長(井上裕久君) 再開いたします。11番有持益生君。 ◆11番(有持益生君) 議長のご指名をいただきましたので、一般質問を通告に従いましてただいまから始めさせていただきます。 まず最初に、農業問題でございますけれども、今年は特にコロナが2年目ということで、非常に農業問題も厳しくなっておりますけれども、徳島におきましても8月の上旬から中旬にかけて15日間も雨が続いたわけでございます。それで、阿南とか小松島のほうは特に雨が多かって、増水したりして、今年の作柄は非常に悪かったということでございます。 そして、私の知り合いの米屋の話ですけれども、阿南のほうでは、増水であくたが流れてきたり水につかったりして、ほとんどの米が2等、3等、それも15日雨が降って、いつもであれば1日頃から刈っておるのが15日も刈り遅れということで、米が非常に悪かったそうです。 それに輪をかけて、コロナで飲食業が全く動いておりませんので、特に徳島県のほうは関西地方のほうへ出荷が多いわけですけれども、関西のほうが飲食業が全く動いていないということで、非常に米が売れないということで、最初から言われておりましたけれども、1,000円余って値が下がるんではないかと最初から言っておりました。 現実に、徳島県の農業協同組合の出荷価格ですけれども、農協によって多少の価格の差はございますけれども、今年は1等の米で5,300円、これはコシヒカリでございますけれども、2等で5,100円、3等で4,600円、規格外、等外になりますと3,900円ということで、4,000円を切ったわけでございます。阿南か小松島の米はほとんどが3等、4等ということで、4,000円台、3,000円台のお米、ただでさえ厳しい上に、今年は南のほうの米農家は大変だったそうです。 徳島県の奨励品種であります、あきさかりにつきましては、1等で4,650円、2等で4,450円、3等で3,900円、規格外になりますと3,250円という価格でございます。これは農協の出荷価格でございますので、これに検査手数料等もかかってまいります。 そうしますと、1等というのは今年はほとんど皆無でございますし、石井町の米もほとんど、台風も今年なかったから、米自体はきれいく立って、よくできているように思われましたけれども、8月のちょうど長雨のときに、実が熟さなくてはいけないときに雨ばっかしで日照不足に至りまして、米の作柄も見た目よりは非常に悪いといいますのは、くず米が非常に多かったということでございます。 それで、コシヒカリで2等で5,100円で取れたとして、1反の収量が大体平均の15ということでございますので、1反当たり7万6,500円しか収益がありません。規格外になりますと5万8,000円、本当に厳しい状況でございます。 これに営農といいますか、農機具屋さんとか、大規模の農家が田植とか刈取りをしておりますけれども、今年も聞きますと、春の耕うん、代かき、そして田植に約3万円、そして刈取り、乾燥、もみすりに5万円、約8万円の、言うたら作業代をいただいとるそうでございます。売上げがとても7万円や5万円の状況で人に頼んで営農してもらいますと、それ自体で赤字になります。その上に、苗代として1箱約800円で、20箱買ったとすると1万6,000円、大きい赤字です。 ですから、来年は米を作って合わんなと。預かってお米を作ってる人も、これではもうけにならん、赤字までして米を作っては成り立たないというのが今の農業の状況でございます。 ですから、どんどんと荒廃地が今増えておりますけれども、来年はもっと増えるんではないかと危惧しております。 そこで、転作、加工米、飼料米等の事業を国の事業として石井町でも取り組まれておりますけれども、現在の今年の状況につきまして、まず産経課長よりご答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(井上裕久君) 太田産業経済課長兼農業委員会事務局長。 ◎産業経済課長(太田勝久君) お答えいたします。 経営所得安定対策、いわゆる転作事業の状況でありますが、令和3年度の転作実施面積は、冬作等は今後確認しますので、まだ確定はしてはおりませんが、480ヘクタールを見込んでおります。令和2年度の転作実施面積は491ヘクタールでありましたので、11ヘクタールの減となっております。 申請の受付をしておりましても、今年は農業をしないから転作申請しないというお声を聞くたびに、本町の農業従事者も減っているんだなと実感しているところでございます。 経営所得安定対策についてでありますが、先ほど飼料用米、加工用米とか話もあったところですが、加工用米は戦略作物ではないんですが、戦略作物であります飼料用米、備蓄米、ホールクロップサイレージ用稲、飼料作物を推奨しているところで、この中で飼料用米についてお話ししますと、令和3年度の見込みは28ヘクタールで、令和2年度の実績が12ヘクタールでしたので、2倍以上の実績となる見込みであります。 議員もおっしゃられたように、日本の農業の一番大きな問題は、農業就業人口の減少であり、本町におきましても同様であります。耕作放棄地についても、全国的に増加しているのが現状であります。また、食用米の需要が減少していて、米価も安くなる傾向にあります。 議員からも米の現状についてお話があったところですけれど、今年の米の作柄につきましては、本県の作況指数は99と平年並みでありましたが、新型コロナウイルス感染症の影響等により、中食、外食向けを中心に、業務用の需要減少が深刻な状況となっております。 このように、主食用米の価格の見通しがつかない状況の中、所得確保のためには、飼料用米などの新規需要米等への取組が有効であります。新規需要米等への取組とは、経営所得安定対策への取組であります。 そのメリットを申しますと、まず経営の安定化があります。生産量に影響される主食用米の価格とは異なりまして、新規需要米等は、確実で手厚い経営所得安定対策の助成を受けられるため、安定した経営が見通せます。 次に、労力の分散です。主食用米と熟期の異なる新規需要米等を組み合わせることで、作業時期を分散させることができます。 そして、需要に応じた生産、販売です。年々減少する主食用米の需要に加えて、新型コロナウイルスの影響もある中、飼料用米などの新規需要米等には一定の需要があるところでございます。 こうしたことからも、町としましても、農業者の皆様へは経営所得安定対策におきまして新規需要米を勧めているところでございます。 生産者の皆様へは、経営安定が図られるよう、関係機関と連携の下、国の施策を最大限に活用するための支援や情報提供を行うとともに、引き続き経営所得安定対策の円滑な推進や担い手への農地集積の推進等に取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(井上裕久君) 有持益生君。 ◆11番(有持益生君) 大変詳しく説明をしていただきました。ありがとうございました。 確かに、転作、加工米、飼料米の事業を拡充して、特に飼料米等については面積が増えてきておるということでございます。反当たり大体3万円か4万円ぐらいの上乗せになるんではないかと思いますけれども。これも農業を持続するためにはもっと町も力を入れていただいて、できるだけ、お米を作らない耕作放棄地にならないように、町としても努力のほうをお願いしておきたいと思います。 私も、加工米、酒米を頼まれて作っとるんですけれども、一昨年度は何ともなかったんですけれども、本年度は量を半分にしてくれんか、というのも、お酒も現状、飲食業が駄目でございますので、日本酒もかなり打撃を受けておる。ですから、お米は減していただけないかという業者さんの要望もありまして、そういうこともあると思います。 一番は、飼料米を推進して、できるだけ多くと言うんですけれども、現実に飼料米がどれだけの需要があるのか、現実に徳島県の畜産業というのはかなりの衰退があります。これに対してどれぐらいの需要が見込まれるのか、分かればご答弁のほうをお願いしたいと思います。 ○議長(井上裕久君) 太田産業経済課長。 ◎産業経済課長(太田勝久君) お答えいたします。 ただいま資料とかは持ってないので、飼料用作物の需要の量とかは、すいません、今は把握してない状況であります。 ○議長(井上裕久君) 有持益生君。 ◆11番(有持益生君) 飼料米を推奨するんであれば、もっと調べていただいて、適切な対応を取っていただきたいと思います。 そして、今現在、台風が発生して、14号が朝鮮のほうへ最初向いておったんですけれども、ここ2、3日、東のほうが危ないということで、先ほど町長の答弁にもありましたように、台風が本州のほうへ向かっております。 現在、農業も、特に石井町は今ブロッコリーに力を入れている現状でございまして、かなりの面積、ブロッコリーの苗の定植が進みつつあります。ブロッコリーを定植しておる、せっかくしても、今回は台風の移動が非常に遅いということで、本州に近づいてきますと偏西風が吹いておりますので、早く通り過ぎるかも分かりませんけれども、今の現状では、いつまで雨が降るのか、十分に分かっておりません。 そこで、今ちょうど8割以上の稲作の刈取りが終わって、町のほうでも稲わらをすき込むか、どなんぞ処理をしてくださいということで、テロップでも早くから流しておりますけれども、これだけ雨が降ってまいりますと、今やっとお米を刈って済んで、すぐ畑をひくというても、面積が多いところだったらなかなかひけない、そのわらが恐らく流れるであろうと思います。畑をひきなさいというても、雨が降ったんではなかなかひけないのが現状でございます。 そこで、一番は、先ほども言いましたけれども、高齢化、そして農業の非常に厳しい状況が続いておりますので、就農者が減るのは、これは覚悟の上でございます。といいますのも、若い人を育成してということで石井町も頑張っておりますけれども、今の現況で若い人に農業をしてくださいというてもなかなか厳しいんではないかという状況でございます。 そこで、いつもながらの質問でございますけれども、石井町の農業を守っていくためには、石井町としてどのような対策を取らなくてはいけないのか、産経課長のほうにご所見、対策がございましたらお願いをしたいと思います。 ○議長(井上裕久君) 東内参事。 ◎参事(東内徹君) お答えをいたします。 石井町、全国的にですけれども、後継者問題というところが大きな問題となっております。 農業後継者不足問題対策の一つといたしまして、農林水産省の事業で、新規就農者の育成を目的とする農業次世代人材投資事業がございます。 準備型と経営開始型があり、準備型は、徳島県が実施主体で、次世代を担う農業者となることを志向する49歳以下の方に対し、就農準備段階や経営開始時の経営確立を支援するもので、就農に向けて必要な技術等を習得するために研修を受ける対象者に、研修期間1年当たり150万円、最長2年間の資金を交付するものです。 経営開始型は、町が事業自体で、次世代を担う農業者になることを目指し、独立、自営就農する認定新規就農者で要件を満たす方に対し、経営開始1年目から3年目は150万円、経営開始4年目以降120万円、最長5年間の資金を交付するものです。 なお、来年度、令和4年度農林水産予算概算要求を確認してみますと、新規就農者育成総合対策としましては、融資による支援が新設されるようでございます。 また、石井町では、昨年度、耕作放棄地の解消や取組を含めて、人・農地プランを公表いたしました。令和元年度に石井町内に農地を所有している方を対象としたアンケート調査を実施し、令和2年度はそのアンケート結果を基に、農業者の年齢階層別の就農状況や後継者の確保の状況が把握できる地図を作成し、その地図を基に、農業委員の協力も得ながら、中心経営体への農地の集約化に関する将来方針を作成いたしました。 地域の高齢化や後継者不足、耕作放棄地の増加などを踏まえ、5年後、10年後に誰がどのように農地を使って農業を進めていくのかを地域の問題として捉え、担い手の確保などについてプランをつくり、実践していくことが地域の人と農地の問題の解決につながるのではないかと考えております。 また、そのほか、農地中間管理機構による、分散した農地を集積、集約化し、担い手ごとにまとまった規模の農地を利用できるようにすることで、耕作放棄地の解消の加速化が図られるのではないかと考えております。 また、名西郡農協では、近年の農業生産者の高齢化や担い手の減少による労働力不足、さらには耕作放棄地の増加等の状況に鑑み、今後の労働力確保による農産物の生産拡大、維持、また耕作放棄地の発生防止と解消につながることを見据え、労働力を補完するシステム構築に向けてアンケート調査を行っていると伺っております。以上でございます。 ○議長(井上裕久君) 有持益生君。 ◆11番(有持益生君) 大変詳しく説明をしていただきまして、ありがとうございました。 確かに、新規就農者育成事業、国もこれもやがて10年が来るんですけれども、石井町でも多くの方が利用していただいてやってまいりましたけれども、親がしよって後継者の人が後を継いでした場合には、まあまあうまくいくか、厳しいけれども続いておりますけれども、新規に就農した場合には、5年間補助金をもらっていた時期にはどうにかこうにか経営は成り立ちますけれども、5年以降につきますと、先ほども言いましたように、米を作っても野菜を作っても収入が上がらない状況でございます。そのときに、近代化資金とかいろいろ借りまして、農業機械を買って大きな借金をしております。それを抱えて、もうけにならない農業でどないしてその借金を払っていくかということで思案をして、多くの方が、5年でリタイアした人がたくさんおいでます。これも全国的にもかなりの人数の方がリタイアをしております。 といいますのは、先ほども申し上げましたように、非常に農業の厳しい状況がずっと続いておりますので、これは今、参事からも報告を受けましたけれども、農協、役場等がかなり力を入れてやっていただかないと、日本の農業は守れない状況になっておるんではないかと思います。 ですから、守れる場合は、耕作放棄地がどんどんどんどんと増えていくのは、これもしょうがございません。石井町を車で走っていますと、非常に耕作放棄地が増えて、そして増えとるのは、太陽光発電のパネルが並んだ畑がどんどんどんどんと増えております。 石井地区においては、農地から線引きで市街化調整区域で、それから外れたところについては、石井町、四国で一番住みよい町ということで、家もどんどんと建っておりますけれども。これから石井町の町の繁栄のためには、農業もどなんぞ守っていかないけないというのも一番でございますけれども、石井町の発展としては、若い人、多くの人が、人口が減るのではなしに、増えていくのが石井町の将来を見据えて頑張っていく道ではないかと思います。 そこで、町長に、質問は書いてございませんでしたけれども、農業のことをはじめ石井町の将来についてどのように考えておられるのか、ご所見をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(井上裕久君) 小林町長。 ◎町長(小林智仁君) 農業のことでご質問を頂戴いたしました。 基本的には、参事が答弁したように、地道に人・農地プランそれからアンケート結果等々を元にして農地のマッチングをしていく、この農地は誰が担い手となっていただけるのか、そういうふうな地道な取組が一番大事だろうというふうに思っております。 また加えて、今分散されている農地を中間管理機構等を通じてまとめることによって農業の効率化を目指していくというのも大事だとは思いますが、一番根本的に大事なのは、これは日本全体の産業構造の変化が必要ではないかなというふうに思ってます。 農業につきましては、人が生活していく上でなくてはならない存在そして産業であるにもかかわらず、それによって生計を立てることができないという、この矛盾したところが非常におかしいところではないかというふうに思っておりまして、それについて、町として、あるいは農協さんと連携して、どのようにやっていけるのか、こういうふうなこともしっかり考えていかなければならないと思いますし、また連携をしていかなければならないというふうに感じております。 今年は、議員のご質問にもありましたように、長雨の影響で、お米についても等級が下がって値段が下がっているというふうなことも聞き及んでおります。 以前、平成の米騒動と言われた、あれは1993年ぐらいだったと思いますが、梅雨が明けない年、冷夏と日照不足によって、対前年比75%ぐらいまでお米の収穫が下がった、そういうふうなときがあって、そのときはタイ米とかたくさん輸入をされた後に備蓄米の制度ができて、年間100万トン程度を基本として備蓄をしていく、こういうふうな方針が政府から押し出されて久しいわけでありますが。 先ほど産経課長もご答弁申し上げましたように、飼料用米それから備蓄米等々、戦略作物についても、しっかりと町として、これだけのメリットがあるというふうなことも地元の農業をなされている方々にしっかりとお伝えをしていくことも必要ではないかと思っております。 耕作放棄地それから農業の衰退というのは、後継者不足が一番の原因ではないかと思っておりますので、しっかり後継者の育成もできるように、人・農地プランを基本として、また農協さんとも話をしていきながら取り組んでまいりたいと、このように考えているところでございます。以上でございます。 ○議長(井上裕久君) 有持益生君。 ◆11番(有持益生君) ありがとうございました。 確かに、この問題は長年ずっと厳しい問題でございますけれども、石井町も昔から農業の町でございますので、できることであれば農業を守っていただいて、石井町の主要産業として今後も取り組んでいただきますようにお願いを申し上げまして、この問題につきましては置かさせていただきます。 次に、死後の手続についてということでございますけれども。 先日、吉野川市の、徳新に、死後の手続を一本化するという、そしてお悔やみコーナーを開設するというふうな記事が載っておりました。 今までにも、石井町におきましても、平野議員や武市議員がこのことについて質問をしてまいりましたけれども、私も一昨年前に母を亡くしまして、そのときに手続するのもかなりあっち行きこっち行きということで面倒かったなと思っております。 そして、ましてやこの頃は核家族ということで、一緒に住んでおらない、亡くなっても手続するのも県外で住まいの方とか、いろんな条件がございまして、なかなか厳しいのではないかと思います。 そこで、石井町の現況について、今どのように死後の手続を行っておられるのか、課長よりご答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(井上裕久君) 遠藤住民課長。 ◎住民課長(遠藤哲雄君) お答えいたします。 これまでも平野議員、武市議員からもご質問いただき、死亡後の手続については、ケース・バイ・ケースのきめ細かい対応改善に取り組んでいるところではございます。 9月5日の徳島新聞に掲載されておりましたように、吉野川市と石井町とは、状況も規模も違う部分もございます。 市町村にもよりますが、石井町については、死亡後の手続で関係の多い住民課、税務課、長寿社会課、福祉生活課につきましては、1階のまとまった比較的近いスペースにございます。手続においでたご遺族の方にご移動のご負担をおかけしないよう、可能な限り各課の職員が参るように心がけて対応しているような状況でございます。以上でございます。 ○議長(井上裕久君) 有持益生君。 ◆11番(有持益生君) ありがとうございました。 石井町につきましては、1階に皆関係した課があるということで、一日もかかりませんけれども、スムーズに行われておるということでございます。 1つの場所においてできるんであれば、住民課の前で全部するのはかなり難しいので、どっか隅で死後の手続を全部行えるようなコーナーを石井町でこしらえたら、なおかつスムーズにいくのではないかと思います。 それと、亡くなったときに、国民健康保険証とか年金手帳とかいろんなものを用意するように、死亡届を出したときに通知をしていただくわけでございますけれども、それももう少し簡単に手続ができるようになれば、特に県外でおられる家族の方なんかであれば、帰ってきて、亡くなられた方の遺品を整理しても、なかなか年金手帳はどこにあるか分からないというなことも多々あるようでございます。 そこで、手帳とかカードについて、どうしても回収しなくてはいけないものであれば仕方ないんですけれども、もう少し簡素化できることがないのか、再度、課長にご答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(井上裕久君) 遠藤住民課長。 ◎住民課長(遠藤哲雄君) お答えいたします。 例えば年金手帳や今おっしゃった保険証やマイナンバーの通知カード等につきましては、なくても対応が可能なものについては、そういったものにつきましては、ないということで実際対応はさせてもらっております。 ただ、事務の都合上、あればそれだけ処理が早いといった場合もございますので、準備をしていただきたい書類の一つとはなっております。 死亡後の手続につきましては、対象者それぞれによって内容が異なりますので、聞き取りをしながら丁寧な対応を心がけて、その都度、その方、また来られた方が例えば相続人であるかどうか、そういったことも関係してきますので、きめ細かな対応を心がけております。以上でございます。 ○議長(井上裕久君) 有持益生君。 ◆11番(有持益生君) ありがとうございました。 なくしたり見つからないという場合もあるということで、それについては対応していただいておるということでございますので、よく分かりました。 悲しみに暮れとる上に、いろんなことで頭を悩ますというのも、本人は別として、遺族の方も、大変悲しみに暮れとる中、そういうことで頭が回らんということもありますので、できるだけ適切な対応を取っていただいて、今後ともそういう手続をスムーズにしていただけますようにお願いを申し上げまして、この問題につきましては置きたいと思います。 最後に、町政についてお伺いするつもりでおりましたけれども、先ほども言いましたように、台風14号がどうもこちらのほうへ向かってきております。 先ほど仁木議員の質問にもありましたように、そして町長からも詳しく対処についてお聞きいたしましたので、このことについては、町を挙げて、また大変なことになる可能性もありますので、大変ではございますけれども、対処をよろしくお願いを申し上げまして、今回の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(井上裕久君) 小休します。            午前11時47分 休憩            午後 1時29分 再開 ○議長(井上裕久君) 再開いたします。5番大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 議長の指名をいただきましたので、一般質問をさせていただきます。 まず第一に、火葬場についてお願いします。 今まで副町長が広域での火葬場建設に取り組んでこられているのはよく知っておりますが、この間、9日の徳島新聞を見て、少しびっくりしたところがございます。まず第一に、どのような経緯なのか分かりませんが、突然の新聞発表です。また、松茂町、藍住町、北島町、上板町、神山町が消極的で、板野町だけが積極的であるとのことが載っておりましたが、これも私自身、ちょっと意外な気もいたします。 副町長といたしましては、今回のこの件をどのように捉えていますでしょうか。 ○議長(井上裕久君) 阿部副町長。 ◎副町長(阿部龍裕君) 広域の火葬場整備に関してご質問を頂戴しました。 新聞の記事に関するコメントは差し控えたいと思いますので、今入ってる情報をお伝えしたいと思います。 ご指摘がありましたように、名西郡と板野郡の6町にお声がけをして広域の話をしませんかというお話を問いかけております。 6月議会以降、今までに2町からお返事を頂戴しました。松茂町と上板町、松茂と上板から不参加、参加しませんという報告をいただきました。両町とも、現状の火葬の運用、処理の仕方で当面やっていけるというふうなことのようでございました。 悩ましい投げかけをしました。真摯に検討いただき、お返事いただけたものというに考えております。尊重し、受け止めたいというふうに考えております。 なお、あとの4町からは、まだ連絡は私どもにはございません。板野で選挙等々もあるようですので、真摯にお考えいただいとんではないかなというふうに考えております。お返事を待ちたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(井上裕久君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 今、副町長おっしゃったみたいに、2町は不参加と、あとはまだこれからの結果待ちということですが。 徳島西葬祭場ですか、今後、私なりに思うんですが、この間の新聞によりますと、石井町、北島町、藍住町、板野町、神山町が利用しているようです。これからますます高齢化により利用が多くなるのは当たり前ですし、また徳島市立葬祭場や吉野川市葬祭場も、それぞれ大きい市ですので、これから将来に向かって自然と利用が多くなると思います。そういうことを考えますと、必然的に西葬祭場への利用が高まるのでないかと、私自身は考えております。 また、地震などの自然災害が近年大いに懸念される中でもありますし、利用頻度などを考えますと、将来的に、また西葬祭場もかなり心配される面が考えられると思いますが、その点について、もし、副町長、何かご意見がありましたらお願いします。 ○議長(井上裕久君) 阿部副町長。 ◎副町長(阿部龍裕君) 確かに、我々が新火葬場を整備しようというふうなところ、なぜ火葬場を造らないかんのかというところは、かなり前から何度も何度もご答弁させていただいておりますが、1つは、議員ご指摘のように、死亡者数がこれから2040年ぐらいに向かっては増加するだろうということ、これは今までずっとそういう危惧がありますねというところは申し上げてきました。おっしゃるとおりだと思います。 それから、もう一点は、石井町の総合発展計画等のアンケートによりますと、火葬場の部分は、一番ですけれども、一番満足度が低い部分であるということ、このことは無視できないところなんだろうというに受け止めてます。したがいまして、新火葬場の整備というのは必要なことなんだろうなというふうな受け止め方をさせてもいただいております。 ただし、とはいえ、火葬場の建設を望む方の声もありますが、あの新聞の後で町長のところに投書もいただいたようなところもございます。その投書にもありましたが、その投書によりますと、つつましい火葬場でいいから整備をしたいと。すなわち、私も同感でして、最初から、火葬場を新しく造るということは、その分、財政的な圧迫、これは建設費、運営費ともに、今の財源のシェア、配分からはまた変わって、新しいところに財源を持っていかなければならない施設でございますので、その新しい財源を多く使わなくても大丈夫なように、すなわち、可能な限り、適切なという言い方がいいんでしょうか、最小化した経費で新しい火葬場を運営するというのは、これは火葬場を造ろうよとおっしゃってる方も、それを前提で恐らく火葬場を造ろうというふうにおっしゃってることだと思いますし、火葬場は今要らんのちゃうかという方も、それが気になって火葬場は要らんのちがうかというふうにおっしゃってるんだというふうに理解はしております。 その上で、先ほど申し上げましたように、この需要の増加予測、それから住民満足度の向上を考えますと、火葬場は必要なんでないかなという受け止め方を現在はしておりますし、そこに向いて頑張っていきたいというに考えております。 それから、1つだけ、スケールメリットの点をご指摘いただいてました、新聞の記事で。スケールメリットに関しましても、確かに7町で造ることをもくろんでお声がけはしましたが、その中から今2町が不参加だということになりました。確かに、スケールメリットの最大値はなくなりました。 ただ、単独でするよりは、まだ幾つかの町村で共に造って運営していくほうが、スケールメリットは単独であるよりは確保できるというふうにまだ考えておりますので、それも財政的な負担軽減というところも含めて、そこに期待をしていきたいというに考えております。今後ともご協力よろしくお願いしたいと思います。以上です。 ○議長(井上裕久君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 今、副町長おっしゃったみたいに、前向きに町としても取り組んでいただけるということです。 今、副町長もおっしゃったみたいに、町としては長年にわたり町民の皆さんの要望が一番多い火葬場建設です。いろいろ問題点、広域にしても難題はいろいろあると思いますが、前向きな捉え方をすれば、何らかのよい方向性は広域で可能ではないかと、単独でするよりか何町かで取り組むという方向は可能ではないかと思いますので、まだ今後、副町長も大変だろうと思いますが、少しずつ前向きな取組、前向きに話合いをさせていただいて、また結果等を報告していただけたらと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。 次、続きまして、ごみの収集についてお尋ねします。 ごみの収集は、業者の皆さんが日々高い意識を持って頑張ってやっておりますが、最近、石井地区では特に宅地造成が進み、アパートや団地、また戸建ての住宅も目立ちます。住みやすい石井町ということで、町にとって多くの転入者は歓迎するところだと思います。家を建てて来られる皆さんは、ほとんどが町外からの皆さんと思います。そしてまた、石井に慣れるまで何かとご苦労もあるとは思います。その一つにごみの収集があるようです。 転入されたとき、住民課などでごみの分別等は案内があるとお聞きしますが、ごみ置場については案内などはしていないようです。新しい住民の皆さんの中には、ごみ出しを十分にご理解されず戸惑っている方もおいでのようです。 石井地区に限らず、造成地が増える現状に対しまして、今までどおりのごみ収集では十分な住民サービスに欠ける点もこれから出てくるように思います。 そういった点につきまして何か対策等はされておりますか、また今後検討されるところはありますでしょうか。 ○議長(井上裕久君) 臼木環境保全課長。 ◎環境保全課長(臼木唯文君) お答えいたします。 ごみの収集方式に関しましては、全てのご家庭で戸別収集できれば便利かもしれませんが、時間的、費用的に効率が悪く、現実的ではないため、石井町では、戸別収集とごみ集積場所での集合収集、いわゆるステーション方式の2つの収集方式を採用しています。 転入などで新しく住居を構えて生活を始める世帯に関しましては、お住まいの場所によって道路の幅や収集時間帯における交通量、近隣のごみ出し場所の状況等を考慮し、最寄りのごみ集積場所を案内するか、家の前に出していただいて戸別収集するかのどちらかで対応しております。 転入に関してですが、住民課窓口で転入手続をされる際には、転入される方へというチラシをお渡しして周知しておりますが、ごみ出し場所等、ごみに関してご不明な点がございます場合は個別に問合せをいただいております。以上でございます。 ○議長(井上裕久君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 分からない点は個別に問合せしていただくというような答弁だと思いますが、それも一理あると思いますが、できるならばほういう点を先にこっちのほうから、町のほうから、ここはこうですよとか、より分かりやすいような案内というんですか、やり方というんも検討していただけたら、そんなに手間はかからないと思いますので、今までどおりの収集の順番とか、いろいろもちろんあるとは思いますが、これからこんだけ、特に石井地区は造成地が多くなっております。なかなかほれでは十分に対応できないと思います。そこのところ、多少なりとも住民サイドに立っていただいて、また検討していただけたらと思いますので、ぜひよろしくお願いします。 続きまして、前山公園、OKいしいパークの管理についてお尋ねいたします。 まず一番に、前山公園ですが、何年も心配しながら維持をしてきました照明灯ですが、町としては、今年度、照明機能が欠けている3基の照明灯を整備する予定とおっしゃっておりましたが、今度、年度内ではどのような手順で行われるのか、またどの程度の費用なのかをお尋ねします。 ○議長(井上裕久君) 井内建設課長。 ◎建設課長(井内利充君) お答えいたします。 町長からの町政概要報告にもございましたが、都市公園長寿命化対策事業、前山公園グラウンド照明更新工事、第1期工事ということで、工事のほうに着手いたしております。 工期のほうは、令和3年9月3日から令和4年2月28日でございます。照明6塔のうち、状態の悪い3塔についてLED照明に更新する工事であります。残り3塔についても、令和4年度に更新予定であります。 今年度の契約金額のほうは、4,592万5,000円となっております。以上でございます。 ○議長(井上裕久君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 町民の皆さん待望の照明器具の整備ということで、利用している皆さんは非常に喜んでいることだと思います。 それから、もう一つお尋ねをいたしますが、これは照明だけですかね。そこはほかの部分とかほかのところはいらわないのか、また整備中におけるグラウンド等の利用は別に制限があるのかないのか、その点についてお尋ねします。 ○議長(井上裕久君) 井内建設課長。 ◎建設課長(井内利充君) お答えいたします。 今回の工事につきましては、照明の部分の工事ということで行うことになっております。 利用者の皆様には、工期中、ご不便をおかけする期間が発生しますことをおわび申し上げます。詳細が決まりましたら事前に広報をさせていただいて、グラウンドのほうが使用できない期間というのが分かり次第、早めに広報させていただく予定となっております。以上でございます。 ○議長(井上裕久君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 工期のことにつきましても、いろいろしっかりと整備していかないけないので、日にち等もかかると思いますが、できるだけ利用する皆さんに迷惑がかからないような手順、日取りを取っていただけたらと思います。 また、今、課長おっしゃったみたいに、来年度にかけまして残りの3基も新しく整備していただけるということで、本当にすばらしい照明設備が整うと思います。お聞きしたところ、LEDですので、今までの大方倍ぐらいの明るさになるようです。そうすると、かなり、軟式野球以上の使用もできるとお聞きしますので、楽しみにしております。 続きまして、体育館施設の維持管理についてお尋ねします。 前山体育館も老朽化が著しく、特に最近、電気、水道関係に問題が発生しているようです。例えば、水道の蛇口が折れて水が止まらなくなったり、分電盤の故障で真っ暗になったりの問題が起きているようです。 水道の元栓は、テニスコートのまだ下のほうに元栓があるようで、そこを一遍止めると、公園全体の水が止まるようです。また、分電盤もすぐに修理できなければ、体育館等の夜間の使用などに影響が出、利用者の皆さんにはご迷惑をおかけすることとなると思います。 町としても、前山体育館、かなり老朽化が進んでおりますので、日頃よりそういう点については気をつけていると思いますが、どのような対策をされていますでしょうか。 ○議長(井上裕久君) 井内建設課長。 ◎建設課長(井内利充君) お答えいたします。 議員ご指摘のとおり、老朽化している部分もございます。万が一、施設の利用で支障をきたすような案件がございましたら、ご報告いただければと思います。早急に対応をさせていただいているところでございます。 事務室の社会教育課の職員また維持管理の建設課の職員とも連絡を密に取り、引き続き安全で安心な公園管理に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(井上裕久君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 蛇口が取れる、ほれも何か水道の水を出そうと思ってひねったらぽろっとというような、老朽化しておりますので、予定外といいますか、突然にほういう状況になると思いますので、今、課長おっしゃったみたいに、そうなるのは仕方ないとしても、この後の処置を迅速に、できるだけ利用者に迷惑がかからないような体制づくり、マニュアルづくりをしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 続きまして、OKいしいパークについてお尋ねします。 公園の芝についてですが、今年はどういうわけか分かりませんが、芝の状態が例年に比べてかなり悪いと利用者の皆さんからお聞きします。今年は猛暑や長雨がありますが、芝枯れも目立ち、芝も雑草もかなり大きく成長し、ほういう時期もあったようで、グラウンドゴルフのボールなどが隠れて沈んでしまい、沈んでしにくいと、困りましたとの話も聞きます。 使用料を払っているところもあれば、町民の皆さんが子供連れなどで遊びにも多く来ているところです。そういった多くの町民の皆さんが利用しているグラウンドです。 来年度は、管理されている方も大変ご苦労が多いとは思いますが、ぜひ町民の皆さんのために例年どおりの状態になるように頑張っていただけたらとお願いします。この点についてどのような取組をされますでしょうか。 ○議長(井上裕久君) 井内建設課長。 ◎建設課長(井内利充君) お答えいたします。 議員ご指摘のとおり、OKいしいパークの芝生の状態については、私のほうも把握していたところでございます。現場の担当者と十分に打合せをしながら作業をしていたんですけれども、天候不順により例年より刈り込みの時期が遅れてしまったというふうな報告を受けております。 今後は可能な限り早めの対応と計画的な作業を適正に努めてまいりたいと考えております。ご利用していただく方が楽しめる公園に心がけていきたいと思います。以上でございます。 ○議長(井上裕久君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) なかなか、作業される方も、暑い日、寒い日、大変だろうと思いますが、町民の皆さんのためです。できるだけいい状態を保つように努力をお願いしたいと思います。 続きまして、OKいしいパークの藤棚についてお尋ねします。 私は、前から400メートルの藤棚の復活を願ってきておりますが、今年は去年よりも藤棚らしくなって、花も多く咲いていたように思います。また、藤の種類も、2、3、あるようにも見受けました。担当者や委託先の業者の皆さんの努力が着実に実ってきている結果ではないでしょうか。 課長も藤の管理に積極的に取り組まれているようで、公園で何回か藤の写真を撮っているのに出会いましたが、今年は昨年とどのように藤棚は変わってきていますか、またどのような管理をされてきましたでしょうか、お願いします。 ○議長(井上裕久君) 井内建設課長。 ◎建設課長(井内利充君) お答えいたします。 OKいしいパークの藤の状態については、議員のほうからもご提案をいただきながら、少しずつではありますが、成果が上がってきているのではないかと感じているところでございます。 今年度も委託業者とも管理方法について連絡を密に取り、来園された皆様に見に来て喜んでいただけるような藤にしてまいりたいと考えております。 直近の話で申しますと、今長く伸びている藤の剪定のほうを今週、来週あたり、9月末ぐらいまでには作業に入るというふうな報告も受けております。 引き続き維持管理に努めてまいります、よろしくお願いいたします。以上でございます。 ○議長(井上裕久君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 今、課長おっしゃったみたいに、徐々に徐々によくなってきている。しかしながら、まだ本物の藤棚になるまでにはもう少し時間がかかると思われます。今、課長おっしゃったみたいに、多くの人が見に来て楽しみ、喜び、感動してもらえる藤棚でなければ、中途半端で税金の無駄遣いとも言えます。 最初のうちはほとんど日陰ばっかりだった藤棚、これを5年、6年と年数をかけて今の藤棚になっております。しかし、先ほども言いましたが、ここまでよくなってきています藤棚を中途半端にしては税金の無駄遣いです。400メートルの藤棚、維持管理には費用も手間もかかりますが、本物の藤棚になれば、石井町を代表する地域おこし、まちおこしの中心となることは間違いのないところと考えます。 今後も本物の藤棚を目指して維持管理を引き続き努力していただきたいと思いますが、その点につきましてはどのように考えておりますでしょうか。 ○議長(井上裕久君) 井内建設課長。 ◎建設課長(井内利充君) お答えいたします。 今年度も委託業者のほうと必要な作業、必要でない作業、必要な作業は当然のことながら回数を増やすであるとか、必要でない作業は作業の回数を減らすであるとか、費用のことも考慮しながら準備を進めてまいりました。 皆さんに見に来て喜んでいただけるような藤を目指して、今後とも委託業者とも協力しながら作業のほうを進めてまいりたいと思います。議員におかれましても、ご提案のほうをまたよろしくお願いいたします。失礼いたします。 ○議長(井上裕久君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 今、課長おっしゃるように、ぜひまた引き続き努力をしていただきたいと思います。 また、今いろんなところで、各地区での多くの地域おこし、まちおこしということが載っております。その点につきまして、地域に暮らす人々が自者の発意と行動により、地域資源、自然、景観、地理、歴史、文化、産業、人を生かしながら地域社会の課題を解決し、よりよい暮らしを実現していく取組を地域おこしというようです。 藤の復活は、将来の石井町にとって、地域資源を生かした他にない地域おこしの中心となり得る資源であり、石井町は、地域資源、特に地理、歴史、文化、産業、人などに恵まれていると思います。多くの人々が石井町に来てもらえれば、自然、景観、地理、歴史、文化、産業、人との横のつながりが今まで以上に幅広く広がり、相乗効果により、より一層の石井町の発展、地域おこしに寄与するものと確信をいたします。 このような地域おこしについて、藤の花復活も含めまして、町長はどのようなお考えでしょうか。 ○議長(井上裕久君) 小林町長。 ◎町長(小林智仁君) 地域おこしのことについてご質問を頂戴をいたしました。 午前中にも仁木議員のご質問でもお答えをさせていただきましたが、石井町には、様々な熱い思いを持ってそれぞれの立場で活動していただいているたくさんの団体さんがございます。藤につきましても、そうした熱い志を持ってその立場で活動していただける団体の方が立ち上がったり、あるいは行政としても、そういう方々がいらっしゃったらまたご相談に乗りながら藤の花をどのようにしていくのか、そういったことをお互いに話し合いながら進めていくというのは、非常にいいことではないかなというふうに思っております。 ただ、各種ボランティア団体の皆様方、それぞれ主体性を持って活動をされておりますし、また行政に届かないところをやっていただいているということに対して、町としても敬意を表しているところでもございますし、これからも活躍の場を広げていただきたいと、このように感じているところでございます。 また、交流人口の増加ということに対して、横のつながりで町全体が盛り上がっていくだろうというふうなお話につきましては、これは私もそのように思うところでございまして、今まだコロナ禍で、なかなか交流人口を増やしていく、あるいは観光客を増やしていくということは、これは少しはばかられるところではございますが、現在、藤の花も、今年度、強剪定を行って、藤の花も大分隙間ができて、下に垂れるような、そういうふうに業者さんがやっていただいております。この藤の花がすごく見応えのあるような時期になるのを見越していきつつ、観光というのは1つの町だけで完結するものでございませんので、今、東部圏域、イーストとくしま観光推進機構、徳島県内の東部15市町村が一緒に入ってやっている、いわゆるDMOという組織がございますが、そのDMOにも、石井町にはこのようなすばらしい場所があるよ、これをぜひ観光の場所に入れてくれないか、そういうふうなことをDMOの総会等々でも伝えていけたらというふうに思ってるところでございます。以上でございます。 ○議長(井上裕久君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 今、町長おっしゃっていただきましたように、トップがほういう意識を持って取り組むということは、より一層の地域おこし、まちおこしに前向きに進むことになることだろうと思います。1年、2年、3年先の見通しての取組、また応援並びに町のほうで引っ張っていただけたらと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。 続きまして、学校長寿命化計画についてお尋ねします。 昨日ですか、谷議員からも質問がありましたが、学校施設長寿命化計画は、これはあくまで基本的なスケジュールであり、流動的と考えてもよろしいでしょうか。 ○議長(井上裕久君) 小休します。            午後2時02分 休憩            午後2時02分 再開 ○議長(井上裕久君) 再開いたします。黒川参事兼教育次長。 ◎参事(黒川浩君) お答えいたします。 石井町学校施設長寿命化計画については、現時点においてはこの計画をもって進めてまいりたいと考えておるところでございますが、この計画につきましては、本町の財政状況や社会情勢、教育環境の変化等に対応が必要となった場合は、計画期間にかかわらず適宜見直しを行うものとしております。 また、本計画については、学校施設を維持していくことを前提としており、町全体の財政計画の中で年次及び個別の事業費を精査していくとともに、事業の進捗状況や老朽化の状況、少子化等の社会状況を踏まえた上で、本計画は10年ごとに見直しを図ってまいりたいと考えております。 ○議長(井上裕久君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) これは何十年も先の取組といいますかスケジュールですので、細かい点は抜きにいたしまして、大まかな点をお聞きします。 これは従来型と長寿命化計画と2通りあり、今後、石井町は、長寿命化計画で進めるとのことですが、従来型ですと40年、50年で建て替え、長寿命化計画ですと80年で建て替えと、基本的にそういうふうになっているようです。 長寿命化計画ですと、石井小学校校舎1で考えますと、石井小学校校舎1は築50年です。その50年、従来型ですともう最近に建て替えをしなければいけないということですが、長寿命化計画ですと今後20年に、今、長寿命化改修、改築の約6割くらいの金額をつぎ込んで長寿命化改修を行い、20年後にはまた大規模改修を行い、40年後に新しく改築を行うと。石井小が1ですと今築50年、ほれに長寿命化計画40年を加えますと、築90年をもたすというような取組と考えてよろしいでしょうか。 ○議長(井上裕久君) 黒川参事。 ◎参事(黒川浩君) お答えいたします。 この計画につきましては、計画上、大規模改修の周期を築30年、それと60年、それから長寿命化改修の時期を50年とし、目標の使用年数を80年としたものでございまして、石井町の小学校につきまして、石井小学校に関しましては、議員のご質問のとおり、今後のスケジュールでは今後10年以内に長寿命化改修を行うとした予定のものでございます。以上です。 ○議長(井上裕久君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) では、その計画に沿って従来型で建て替えするのと長寿命化計画で改修、建て替え等を行うのと、費用面では総合的にはどのような違いが出てくるのか、分かれば教えてください。 ○議長(井上裕久君) 黒川参事。 ◎参事(黒川浩君) お答えいたします。 これから建物を整備する場合でございましたら、従来方式と定期的な改修方式を比較することは容易にできることとは思いますが、本町の所有する学校施設の多くは築後40年を経過していることを踏まえますと、定期的な改修を行う長寿命化型を選択することのほうが今後の維持、更新コストを低減させることができると考えております。 また、本計画にて改修、改築の時期を分散することにより、将来において改築、建て替えする建物が集中し財政を圧迫することがないようにすることにもつながるものと考えております。以上です。
    ○議長(井上裕久君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 長寿命化計画のほうは、集中的に費用がかからなくともいいと、大ざっぱに言いますとほういう取り方だろうと思います。 それはそれとしまして、次、建物の評価結果についてお尋ねします。 各小学校は、築40年から50年、健全度は30点から50点の施設が多く、前期、今後10年間で長寿命化計画がスケジュールに入っておりますが、谷議員も指摘をされていたことですが、健全度が10点、18点、築50年の3か所の幼稚園が前期のスケジュールには入っておりません。3幼稚園ともC、Dばかりで、今後優先的に取り組むとうたってはおりますが、中期、20年から30年先のスケジュールとなっているようです。これはどのような理由か、お答えください。 ○議長(井上裕久君) 黒川参事。 ◎参事(黒川浩君) お答えいたします。 木造建築物である幼稚園の園舎3園につきましては、築後46年から55年を経過しており、劣化度の評価、評点も低く、今後、長寿命化改修ではなく、改築、建て替え等の検討が必要であることが、今後10年間の整備スケジュールに記載していない要因の一つと考えております。 本計画につきましては、事業の進捗状況、老朽化の状況、少子化等の社会状況を踏まえた上で、10年間ごとに見直しを図ります。また、本町の財政状況や社会情勢、教育環境の変化等に対応が必要となった場合については、計画期間にかかわらず適宜見直しを行ってまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(井上裕久君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 今、参事おっしゃったみたいなことのようですが、しかしながらかなり、健全度というんですか、10点、18点もほとんどゼロに近いような状態ですので、3幼稚園、一緒にするというのは財政上、難しいかも分かりませんが、前期のスケジュールの中に多少なりとも入れるか、中期の最初のほうに入れて取り組んでいくとか、そういうこともできるのでないかとは私なりに考えております。できるんであれば、徐々にしていただきたいと思います。 また、評価結果について、幼稚園と同じく老朽化が進んでいる保育所がこの中には入っておりませんが、それはどういった理由でしょうか。 ○議長(井上裕久君) 黒川参事。 ◎参事(黒川浩君) お答えいたします。 保育所施設についてでございます。 令和3年3月に策定をされました石井町公共施設個別施設計画においてその位置づけについて定めておることから、学校施設の長寿命化計画には定めていないということでございます。以上です。 ○議長(井上裕久君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 保育所も今入っていないようですが、また何らかの対策というんですか、対応は必要ではないかと思います。 また次に、石井町学校施設長寿命化計画は国からの要請とありますが、このことによって町といたしましてはどのようなメリットがあるのでしょうか。 ○議長(井上裕久君) 黒川参事。 ◎参事(黒川浩君) お答えいたします。 一番のメリットとしましては、子供たちの安心・安全を確保する、これが一番のメリットではないかと私は考えております。 また、その他メリットとしますと、この計画を策定することにより、それを要件としまして、長寿命化改良事業、大規模改造事業、これらの国庫補助事業の対象となる、補助を受けることができる、それがまた一つのメリットかと思っております。以上です。 ○議長(井上裕久君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 本町にとっては、今後、学校施設の改造、改築だけでも相当な財政負担が考えられますが、町長としては、将来の石井町のために、大変難しいことだと思いますが、どのようなかじ取りといいますか、どのような考えをお持ちでしょうか。 ○議長(井上裕久君) 小林町長。 ◎町長(小林智仁君) 議員おっしゃるとおり、ものすごい額のお金が必要となってきます。 町内、小学校だけでも5校、それから幼稚園でも5園、現在保育所は3園ございますし、先ほどの学校施設長寿命化計画の中に保育所が入っていないのは、保育所は児童福祉施設でございまして、個別施設のほうでやっておりますので、学校施設のほうには入ってないということでございますが、子供の学びの保障をするだけでも非常に大きな額が必要となってまいります。 これも今議会で何度かご答弁させていただきましたが、昭和の高度経済成長時代に非常に多くの公共施設、石井町は建築をされておりますし、それが石井町の発展につながってきていると思いますが、それらが全て建て替えあるいは長寿命化の対象になってきているところでございます。 議員ご承知のように、本町の財源の多くは、交付税等の依存財源に頼っておりまして、自主財源とかは非常に少ない状況でございます。 先ほど参事兼次長がご答弁申し上げましたように、長寿命化計画を立てることによって、メリットの一つとして国の国庫補助事業に乗ることができる、そういうふうなメリットというのもございますし、有利な起債、起債充当率の高いものであったり、それから交付税の算入率の高いものであったり、賢く国、県のお金も使わせていただかなければならないというふうに思っております。 例えば、今議会でも出ました公民館のエレベーター等々、必要なものだけれどもちょっと時間をおかせていただきたいもの、それからIs値の低いもの等については、これは早期に対応していかなければならないもの、そういったことで、事業に優先順位をつけながら、一度に財政負担が過度に集中しないようにしていくのも必要ではないかと思っておりますし、また、とはいえ、それを長引かせることによって子供たちの安全あるいは快適な環境が確保できないのも問題ではなかろうかというふうに思っております。 したがいまして、これは起債にすると世代間で借金を分けていく、返していくというふうな形になりますが、そういったことも必要になってくるのではないかと思っておりますし、また最初の開会日冒頭で申し上げさせていただきましたが、移住・定住というものも含めて、現在遊休資産である町有地、これらを売却していくことによって、そして財源も確保していく、そういった地道な努力も必要ではないかと思っております。もちろん行財政改革にもしっかり取り組んでいかなければなりませんが、小さなことを積み重ねつつ、そしてやるときには大胆な行動も必要になってくるのではないかと、このように考えているところでございます。 また、いろいろと、学校施設の長寿命化、どこから始めていくのか、あるいは全体としてどのような枠組みをつくっていくのか、こういったものにつきましては、またいざ実施する段階、あるいはこれからさらに踏み込んだ計画をつくる段階において、議員各位のいろいろなご所見それからお知恵をいただく場面があろうかと思いますが、そのときにぜひお力を、そしてまた議論をしていただけたらというふうに思っておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げまして、答弁に代えさせていただきたいと思います。 ○議長(井上裕久君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 今、町長おっしゃるように、これから先、将来のことを考えますと本当に大変だろうと思います。なかなか、私などは多分40年先はおらないと思いますが、これから少なくとも将来を見越して、今のうちに将来、40年先を見越しての取組というんですか、特に財政面は大変だろうと思います。町長の手腕を発揮していただいて頑張っていただけたらと思います。 最後に、学校施設以外のことをお尋ねします。 特に、し尿処理場ですが、使用期限はどうなっていますか、またその使用期限後はどのような計画がありますでしょうか。 ○議長(井上裕久君) 臼木環境保全課長。 ◎環境保全課長(臼木唯文君) お答えいたします。 石井町のし尿処理施設でありますクリーンセンターの耐用年数についてご質問をいただきました。 し尿処理施設の耐用年数はおおむね20年から40年とされておりますが、石井町クリーンセンターは、平成10年4月に稼働を開始し、現在23年が経過しております。その間、毎年定期的に維持補修工事を実施することにより処理能力を維持しており、今のところ大きなトラブルもなく、順調に安定したし尿処理ができております。 施設の現状を考えますと、今後20年程度は現施設での処理が可能であると考えられますので、施設の更新について直ちに検討する必要性は少ないと考えております。以上でございます。 ○議長(井上裕久君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 今、課長、まだ20年ぐらい余裕があるということですが、これも火葬場等のほういう施設ですので、20年あってもまた新しくどっかに造らなければならないのでないかと思いますが、最近、5年、10年ぐらいはあっという間と私は考えております。ですから、今すぐにどうのこうのはないとは思いますが、そういう意識は持って考えていただいたらいいのではないかと思いますので、そこの点お願いしたいと思います。 また次、体育施設の利用についてお尋ねします。 今、コロナ禍で分かったことなんですが、町の施設を使用するときは、使用者全員の住所、氏名をそこに終わったら提出をすることになっております。それで分かったことなんですが、その中には、代表者のみが町内の人で、あとは全員町外の、そういったグループもあるようです。 これは、石井町民が1人代表者になって、あとは町外の人が全部、町内の使用料金の使用料ですると、使うと。また、定期的に使用しているため、町内の利用者からの不満の声も上がっております。 また他には、その申込みは約1か月前になっていますが、町外のグループは、それよりも早く申込みをして、1か月先に何日も、土曜日、日曜日、特に、これを押さえて、半ばホームグラウンド的に使用していることもあったようです。そのほかにも何かとあると思いますが、いずれにしても町内の利用者にとってはかなりの不利益になります。 このような現状に対しまして、町民の皆さんが不利益を被らないようにしっかりとしたマニュアルづくりをお願いしたいと思いますが、その点についてどのような対策を考えていますでしょうか。 ○議長(井上裕久君) 川端社会教育課長。 ◎社会教育課長(川端裕之君) お答えいたします。 前山公園有料公園施設は、石井町立公園の設置及び管理に関する条例別表第4におきまして、町外の者が利用する場合における使用料の額は2倍に相当する額となっており、町外利用者に比べ町内利用者を優遇する措置が取られているところであります。 しかしながら、現実問題として、利用するときは団体や複数名で利用することが一般的であることから、町外の者が具体的にどういった場合を指すのかが分かりづらいというご意見があると認識しているところでございます。 そのことから、他の自治体の規則や運用等の情報収集を行っております。 より石井町に合った運用取扱いを町内外の区別を分かりやすくして定め、広報、周知を徹底し対応したいと考えております。以上です。 ○議長(井上裕久君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 今おっしゃったように、他も参考していただいて、町内の人を優先で利用できるような、ほういうマニュアルを徹底して作っていただけたらと思います。町民の皆さんが町の施設を気軽に利用され、生涯スポーツを通じて健康寿命を延ばしていただき、元気な石井町になるように、そういう施設でなければならないと考えております。これからもそういう点を踏まえまして、町民のためのしっかりとしたサポートをより一層お願いしたいと思います。 最後に、次ですが、住民サービスについてお尋ねします。 これは、石井町の職員の皆さんがサービスが悪いということではなく、逆に頑張っておられるということで質問をさせていただきます。 町長もさきの答弁でおっしゃりましたが、住民サービスにもいろいろあると思います。特に今回は来庁者に対するサービスについてお尋ねします。 町民の皆さんが来庁されるのは、年にそう何回も、普通、一般ですとないと思います。企業とか業者、そういった方は、仕事の都合上、何回もおいでると思いますが、ほとんどは初めて来られる方が多いのではないかと考えられます。そして、来られても、何課でどのような手続をすればいいのか、またどのような相談をすればいいのか、迷うようなところが多いのではないかと思います。 そういった町民の皆さんに対しまして、職員の皆さんはそれぞれがプロで、一から十まで知って仕事をされております。職員の皆さんが何でもなく簡単なことでも、来庁される皆さんにとってはスムーズになかなかできないことも多いのではないかと考えます。 そこで、思うんですが、事務的ではなく、来られた皆さんにゆっくりと手順を追って説明されると、来られた人も安心して落ち着くことにより手続も簡単に終わるようにも思います。職員の皆さんにとっては毎日毎日同じことの繰り返しとなりますが、手間をかけることが住民サービスの第一歩となるように思います。 もちろん、先ほど言いましたが、本町の職員の皆さんは、常日頃、意識を持って仕事をされております。そこで、来庁者が多分一番多い住民課、最近、住民課ではいろんなサービスに取り組んでいるようにお聞きします。その点、どのような点を改善され、どのように取り組んでいるのか、また今後何か取り組むことがあるようでしたらお答えください。 ○議長(井上裕久君) 遠藤住民課長。 ◎住民課長(遠藤哲雄君) お答えいたします。 住民サービスの一環として、住民課では、委任状の様式について住民の皆様により理解しやすいように改定をしております。委任状の様式については、住民の方から実際に分かりづらい部分があると、例えば記載例についても分かりづらい部分があるといったようなお声もありましたので、他市町村の様式も参考にしながら、また住民課以外の役場の職員のほうに実際これを見てどういうふうに思うか、分かるかとか、そういったこととか、また住民からの意見も取り入れて、その中での改定をまた進めさせていただいています。 また、番号札等、住民課の玄関を入ってきたときに分かりづらいといったようなお声もありましたので、そういったところも、少しの変化かもしれませんが、よりよく見やすくするようなことも対応させていただいております。 先ほどもありましたけれども、転入者にお渡しする資料につきましても、6月議会においてご提言いただいた、いしいアプリを含む石井町の広報媒体を紹介するチラシにつきましても、総務課との連携の下、配布も始めさせていただいております。 今後も窓口対応の向上に努め、住民の皆様に喜んでいただけますように、また初めての方も多く来庁されてるということを意識して対応していきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(井上裕久君) 大西隆夫君。 ◆5番(大西隆夫君) 他の課におきましても、今、住民課の課長おっしゃったみたいに、いろんな取組というんですか、住民のためのサービスをされていると思います。 私は、石井町の職員の皆さんが、全員が日々、町民の皆さんのために意識を持って職務に当たっておられると思います。今後もぜひ町民の皆さんのために引き続き頑張っていただいとお願いいたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(井上裕久君) 小休します。            午後2時30分 休憩            午後2時59分 再開 ○議長(井上裕久君) 再開いたします。6番永岡栄治君。 ◆6番(永岡栄治君) 議長の指名によりまして、ただいまより一般質問をさせていただきます永岡栄治です。どうぞよろしくお願いいたします。 質問に先立ちまして、先日、私も、町内のかかりつけ医において新型コロナウイルスワクチン接種が2回分終わりました。2回目には少し熱が出る等の副作用もあったのですが、石井町健康増進課をはじめ名西郡医師会の皆様のご協力により、石井町ではかかりつけ医を中心として速やかにワクチン接種が進められていることにこの場を借りまして深く感謝申し上げます。引き続き円滑なワクチン接種の推進をよろしくお願いいたします。 それでは、通告に従って質問をさせていただきます。 学習指導要領の改訂に伴いまして、令和2年度から小学校で英語授業が必修となっております。また、令和4年度、来年度からは高等学校においても新課程による英語授業が始まるということで、現在の中学校3年以下の子供たちはこの新課程の教育を受けることになります。 これは、従来の読む、聞くに加えて、書くことであり、また話す力が重要視されてくるということで、コミュニケーションに加えて論理表現の授業が始まるということです。 話す力というのが2通りの表現、領域に分かれておりまして、やり取り、いわゆる会話ですね、会話と発表という2つの領域、従来4技能といってたところを5領域ということで、話す力については特に力を入れてるということが分かります。 加えて、大学入試につきましては、昨年度末は共通テスト、民間試験導入についていろいろとどたばた劇がありましたけれど、今後の大学入試においてもスピーキング力、話す力が問われてくるようになるのは必然の流れだろうと思います。 本町では、10年近く外国語指導助手を町独自の負担で、当初は2人、そして現在も1人増やして、3人により、幼稚園から中学校まで切れ目ない一貫した英語教育を行っているものと思います。それで、成果も出ているとは思いますが、なかなか町民の方々にそれが目に見えにくいところもあるのではないかと考えております。 そこで、私からの提案なのですが、現在は徳島県スピーチコンテストというのも行っておりまして、それの名西郡の代表を決めるコンテスト等もしてるとは思いますが、本町の英語教育の集大成として英語弁論大会というものを、もう少し参加者を募った形で開催してはどうかと思っております。自分の体験やそれに基づいた意見を英語で表現することによって、生徒たちは一回りも二回りも大きく成長するのではないかと期待しております。 現在、プログラミング教育、GIGAスクール構想、さらには今なお続く新型コロナウイルスへの対応など、学校現場は多忙を極めていることと推察いたしますが、ただ、新型コロナウイルスの影響で様々な行事が中止、縮小される中で、これからを担う子供たちのために何か大きな経験をさせてあげることも我々大人の務めではないかと考えますが、教育長のお考えをお伺いします。 ○議長(井上裕久君) 喜多教育長。 ◎教育長(喜多利生君) お答えいたします。 英語の弁論大会の開催についてということでのご質問ということですが、今、議員おっしゃったように、中学校におきましては、これまでも名西郡英語弁論大会を実施してまいりました。郡内の3中学校で参加希望者を募り、夏休み中に英語教員あるいはALTの指導を受けながら原稿作成やスピーチの練習をし、9月に弁論大会に参加しているというような状況がございます。 昨年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となりましたけれども、本年度につきましては感染防止対策を講じて9月2日に実施をいたしました。この際には、参加者と審査員というような少人数での開催となっておりますけれども、弁論大会に参加をした生徒が文化祭で発表したり、また弁論大会の様子を学級のほうで放映をしたりというように、全生徒がスピーチを聞くことができる、そういう工夫をしております。 また、小学校につきましては、学習指導要領の改訂によりまして、5年生、6年生が昨年度から外国語が教科化されました。外国語科の目標は、概要を申し上げますと、外国語による聞くこと、読むこと、話すこと、書くことの言語活動を通して、コミュニケーションを図る基礎となる資質、能力を育成することと示されております。小学校の外国語学習に求められているのは、身近で簡単な事柄について聞いたり話したりすること、それから英語を使って簡単なやり取りをすること、また絵を見てその場面を英語で話したりすることなどが挙げられます。つまり、ショートスピーチを使って英語に親しんでいく、そういうことだとか、ショートスピーチで自分の考えとか気持ちを伝え合う、そういうことができる基礎的な力を養っていくというふうに理解しております。 小学校においては、学習指導要領に基づいたこのような学習を積み重ねていくことによって、コミュニケーションの楽しさを感じ、また英語への興味、関心を高め、中学校での英語学習への意欲につなげていくということが小学校から中学校へのつなぎとして非常に大切なことだと考えております。以上です。 ○議長(井上裕久君) 永岡栄治君。 ◆6番(永岡栄治君) 教育長、詳しくありがとうございます。 スピーチコンテスト、昨年は中止であったのが今年は無事開催されたということですが、希望者を募って夏休みに原稿を練り上げて臨むということですが、参考までに、学校代表は1名だと思うんですが、何人ぐらいの希望があったのか、分かりましたら教えていただけますか。 ○議長(井上裕久君) 喜多教育長。 ◎教育長(喜多利生君) 希望者の数までは把握はできておりませんけれども、代表者については各校2名ということで発表をされたというふうに確認をしております。 ○議長(井上裕久君) 永岡栄治君。 ◆6番(永岡栄治君) ありがとうございます。 学校の校内でもスピーチの模様が放映されたということですが、もし可能でありましたら、ケーブルテレビさんのご協力もいただきながら、町内の方々にも見ていただくと、またその生徒にも非常に励みになるのではないかと思っております。自分で原稿を作って、最初はいろいろ稚拙ながらも、英語教員そしてALTのチェックを受けながら、そして練習して発表に臨むということがすごく大きな経験になるかと思います。ですので、事前の校内代表を選ぶ、その予選会というのは、そういうのも学校で大々的にやっていけばまた盛り上がるのではないかと思います。 といいますのも、英語教育がすごく大きくかじを切っておりまして、私も進学塾に勤めてて、それに実は塾もあまりまだ対応できていないと、従来型の指導をしてるなという、個人的には思ってるんですが、それにいち早く対応していただいて、これからは従来の読む、聞くだけではなくて、発信する、スピーキング力というのがますます重要になってくるのではないかと思いますので、その流れをいち早く捉えて対応していただけたらいいかなと思っております。 特に本町は10年近く英語教育に力を入れてきた実績がありますので、教育長にはさらにそのあたりご尽力をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 続きましては、町長が町政概要報告の冒頭で報告と陳謝がありましたので、公用車の踏切事故についてお伺いいたします。 この事故について、これは誰しも起こしたいと思ってしてるわけではないので、あまり私も殊更言うつもりもありませんが、ただ新聞報道を見て少し疑問に感じたのが、会計年度任用職員、いわゆる臨時職員の方が1人で公用車に乗っていたという記述でありました。当該職員の方はどのような職務で向かっているところだったのでしょうか、総務課長にお伺いします。 ○議長(井上裕久君) 桃井総務課長。 ◎総務課長(桃井淳君) お答えをさせていただきます。 まずは、事故によりまして、JR四国のご関係者様、またご利用者様をはじめまして多くの方々にご迷惑おかけしましたことについて、深くおわびを申し上げます。大変申し訳ございませんでした。 事故を起こしました公用車、ご質問のとおり、1名の会計年度任用職員が乗車し事故に至ったものでございますが、事故に至る経緯といたしましては、町民の方から本庁にご相談をいただいた件がございまして、詳細をお伺いするためにその方のご自宅を訪問する途中で事故が起きたものでございます。その職員の業務の内容でございますが、相談内容と直結いたしますので、相談者の方のプライバシー保護もございますので、この場での公表は差し控えさせていただけたらと考えておりますので、ご了承よろしくお願いをいたします。以上でございます。 ○議長(井上裕久君) 永岡栄治君。 ◆6番(永岡栄治君) ありがとうございます。 業務の性格上、明らかにすると特定につながってしまうということを理解いたします。 徳島市で同様の職務に当たっておられる方が資格のある方で、やはり会計年度任用職員で、徳島市のほうは5人おられると。全員が1人で公用車に乗り職務に当たっているとのことでした。あと1人採用したい、募集してるがなかなか集まらないということもお伺いしました。 今回の事故のケースをお話ししましたところ、徳島市のほうでも、できれば1人ではなく複数で公用車に乗って職務に当たるのが望ましいが、それはなかなか課題としてあるということもおっしゃっておられました。 1人で公用車に乗って職務に当たるということも本町ではよくあることかもしれませんが、これによって事故の危険性が増すだけではなく、職務に当たっている際に何らかのトラブルになったり、言った言わないの水かけ論になってしまうこともあるのではないかと懸念いたします。 今回の事故を契機として、特に臨時の職員の方が1人で職務に当たることについて、また見直し等を検討してみてはどうかと提案いたします。 本町も、道路が少し住宅街に入りますと非常に狭いところがたくさんあります。また、今回のような、一歩間違えば重大事故につながるようなケースもあります。人手が限られた中ではありますが、要らざるトラブルと災難を招かないためにも、公務で特に対人交渉をするようなときには、できる限り複数人で行動するようにしてはどうかと考えますが、町長の考えはいかがでしょうか。 ○議長(井上裕久君) 桃井総務課長。 ◎総務課長(桃井淳君) お答えをいたします。 公用車の乗車人数、業務によってということでございます。 確かに、運転者のほかに助手席に1人おれば、注意もよく行き届いて、事故の防止にはより効果は上がるものとは考えてるところでございます。 過去から本町でも、先ほど水かけ論的になるような業務とか、そういった業務につきましては、原則複数で公用車に乗車するということは過去から心がけておるところではございますが、そういったリスクが少ないものにつきましては、限られた人数で業務を回さなければならないということで、1人で外へ車に乗って出ていくことはふだんからあるものでございます。 今後におきましても、特定の業務、先ほど言いました、これまでも複数で乗って公用車を運転してきたものについては、引き続きこれを徹底するということに加えまして、1人でやっていた業務につきましても、可能な範囲で同行できるような職員がおる場合については同行するようなことも今後においては検討してまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(井上裕久君) 永岡栄治君。 ◆6番(永岡栄治君) ありがとうございます。総務課長の答弁でもう十分答えていただきました。 一足飛びに、全て1人で乗ることをやめるということはなかなか難しいと思いますが、今回のことを契機として、できるだけ考えられ得るリスクを減らすような取組をお願いしたいと思います。 今回の私の一般質問はこれで終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(井上裕久君) 9月17日の日程は議案審議となっておりますが、日程の一部を変更し、9月17日、議案審議の前に一般質問といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井上裕久君) 異議なしと認めます。したがって、日程を変更し、9月17日、議案審議の前に一般質問とすることに決定いたしました。 本日はこれで散会いたします。            午後3時19分 散会...