石井町議会 > 2015-09-14 >
09月14日-02号
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  1. 石井町議会 2015-09-14
    09月14日-02号


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    平成27年 9月定例会       平成27年9月石井町議会定例会会議録(第2号) 1. 招集年月日  平成27年9月14日(月曜日) 2. 招集場所   石井町役場議場 3. 開議     9月14日午前9時58分宣告 4. 応招議員      1  番     谷    雅 史      2  番     平 野  忠 義      3  番     青 木  雅 文      4  番     大 西  隆 夫      5  番     永 岡  栄 治      6  番     仁 木    孝      7  番     谷 脇  孝 子      8  番     井 上  裕 久      9  番     後 藤  忠 雄     10  番     有 持  益 生     11  番     山 根  由美子     12  番     川 端  義 明     13  番     梶 野  利 男     14  番     久 米    毅 5. 不応招議員   な    し 6. 出席議員   出席議員は応招議員と同じである。 7. 欠席議員   な    し 8. 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   町長             小  林  智  仁   参事             遠  藤  光  宏   参事             黒  川     浩   総務課長           木  下  貴  雄   財政課長           伊  延  徹  哉   税務課長           田  中  憲  博   住民課長           松  本  雅  文   福祉生活課長         阿  部  龍  裕   長寿社会課長         岡  田  匡  範   いきいき農業振興課長     田  中  達  也   建設課長           東  内     徹   すくすく子育て課長      多  田     寛   いのちを守る防災・危機対策課長桃  井     淳   清掃センター所長       内  藤  泰  典   保健センター所長       足  利  公  祥   水道課長           岩  佐  伸 一 郎   教育長職務代理者       武  知  光  子   教育次長           以  西  誠  司   社会教育課長         片  岡  秀  文   監査委員           福  本     慶 9. 職務のため会議に出席した者の職氏名   議会事務局長         中  村     淳   事務主任           堀  部  裕  之10. 会議録署名議員      3  番     青 木  雅 文      4  番     大 西  隆 夫11. 議事日程   日程第1 一般質問            午前9時58分 開議 ○議長(久米毅君) ただいまの出席議員は14名であります。定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 一般質問 ○議長(久米毅君) 日程第1、一般質問を行います。 通告が参っておりますので、順次指名いたします。8番井上裕久君。 ◆8番(井上裕久君) おはようございます。 議長の指名をいただきましたので一般質問をさせていただきますが、その前に先週発生しました関東、東北におきまして記録的な豪雨により大勢の方が被害に遭われております。河川の氾濫、堤防の決壊等によりまして、たくさんの方が亡くなられ、あるいはいまだに行方不明になられてると、そして避難生活を送られておると、非常に気の毒な状況に置かれております。 翻って考えてみますと、この町議会が始まる1日目に小林町長も言われておりましたが、この石井町、本町におきましても台風シーズンのまだ真っただ中であります。この異常気象の中で、いつ先週の悲惨な水害がこの徳島、本町においても発生するかはわからないということで、これも町政報告で言われておりましたが、飯尾川、渡内川をはじめとする河川の改修、それに関連しまして内水面の排水の改善、これこのたびの8月の選挙で住民の方の要望なり陳情が一番多かったことでございます。 それと、本年度中に作成して配布されるということも初日に言われましたが、洪水等におけるハザードマップの作成、そして各家庭に配布するということで、これは避難行動計画等も入れたハザードマップ、このたびも避難情報、それから避難勧告、避難指示と段階的にあるんですが、堤防決壊しとるのに避難指示が出なんだというような行政のミスも指摘されております。そういうことも含めて、そういうことがないように、そういうマップ、指南書、指示書をつくって、住民の方に配っていただきたいと。 それともう一つ、防災無線です。これも設置の方向で予算が国のほうから決定されたということでありますので、これも防災の無線が全町に行き渡るように早急に対策をとっていただきたいと思います。この最近の、先ほど言いましたが、異常気象というのは、何が起こるかわからないと。それに対応できるだけの防災減災対策を十分とっていただきたい。それをお願いしまして、本題の一般質問に入りたいと思います。 まず、1番目のマイナンバー制度についてお伺いします。 これについては、今月、9月3日に衆議院の本会議で改正マイナンバー法として決議されたわけですが、その時点では国民の方の多くがどんな内容かわからないという世論調査がマスコミの報道で出ておりましたが、10月から具体的な事務処理が発生するということで、国民の方にも周知せないかんということで、マスコミ側からいろんな内容、詳細について説明があります。それと、このマイナンバー制度に対する不安とか不満とかについてもいろいろ出ておりますが、一体このマイナンバー制度というのはどういう制度なのか、具体的に総務課長のほうからご説明をお願いしたいと思います。 以降の質問については、質問者席からさせていただきます。 ○議長(久米毅君) 木下総務課長。 ◎総務課長(木下貴雄君) お答えをいたします。 まず、マイナンバー制度とは、赤ちゃんからお年寄りまで住民票を有する全ての国民一人一人に割り振られる12桁の個人番号のことでございまして、利用する利点といたしまして、社会保障や税など、制度ごとに管理されている情報を共通の番号で照合できるようにし、きめ細やかな社会保障と、より公平公正な負担を実現し、住民の利便性の向上や行政の事務の効率化に資するもので、切迫する南海トラフ大地震における被災者支援対策としても活用が見込まれております。 また、皆さん不安に思われていると思いますが、情報の管理についてでございますが、今まで各機関で管理していた個人情報は引き続き当該機関で管理し、必要な情報を必要なときにだけやりとりする分散管理の仕組みを採用しております。マイナンバーをもとに特定の機関に共通のデータベースを構築することはなく、個人情報がまとめて漏れるようなことはございません。また、行政機関が情報をやりとりする際にはマイナンバーを直接用いず、暗号化した連携付番を利用することになっております。石井町においては、住民基本情報などのデータベース基幹系システム上に存在し、マイナンバー制度が導入されたとしても、インターネットに接続できる情報系端末、職員用パソコンなどで住基情報などのデータベースを操作することはなく、職員用パソコンの一部がウイルスに感染したとしても、以前の年金情報流出のように、多量のデータが即時に流出するという環境ではございません。また、情報系ネットワークの上位にファイアウオール等を適切に設置することで、安全性を確保しているところでございます。 先ほど議員さんもおっしゃりました10月以降、今後の予定でございますが、10月5日以降、個人番号、氏名、住所、生年月日、性別のみ記載された通知カードが簡易書留で各ご家庭に送付されます。この通知カードに同封されました書類に顔写真を張り、返信用封筒にて交付の申請ができます。申請いたしますと、来年1月以降、町のほうから連絡がございますので、身分証明書などを持参すれば、個人番号カードが受け取れるようになっております。なお、受け取りの窓口につきましては、住民課となっております。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 井上裕久君。 ◆8番(井上裕久君) ありがとうございました。制度の内容あるいは情報漏えい等に対応したシステムづくりということで説明いただきましたが、10月からもう始まるということで、日にちはもうそんなにありません。具体的に担当課、住民課ということですが、今どういう段階で、住民の方に今言われた通知カードなり、それからマイナンバーについての説明書類とか、それから返信用封筒をセットで送るということになっておるようですが、その具体的な手続、それがどの程度まで進んでおるか。それから、システム面でも従来の、今言われておったように、住民基本台帳等に個人番号を追加するということになっておると思いますが、それについてもどの程度進んでおるのか、そういう点について教えていただきたいのと、もう一つは、この制度ができてそのカードを持ったら、行政手続において、どういう面で住民の方にとってはメリットがあるのか。住民課の窓口等へ行って簡単に手続ができるというのであれば、具体的にどういうことが従来の窓口へ行っている手続よりも迅速に簡単にできるのか。あるいは逆に、問題点、デメリット等も今から考えられるのか。 この制度については、国のほうからおりてきた制度でございまして、こさいについてはまだ変動してるような、マスコミの報道を見てみますと変わる可能性があるというような内容になってますので、町としての対応も難しいかと思いますが、その辺窓口であります住民課長に、具体的な目先のスケジュールと、あるいは先ほど言いました行政手続でどういう面が変わってくるのか、そういう面を教えていただけたらと思います。 ○議長(久米毅君) 松本住民課長。 ◎住民課長(松本雅文君) お答えをいたします。 まず、流れということでございますが、それに入ります前に、住民の皆様方々にこの場をおかりいたしましてお願いが1つございます。 11月中旬ごろに、本町に東京の地方公共団体情報システム機構という、東京にあるんですけれども、そこの機構から簡易書留により、世帯単位で皆様のところに通知カードが送られるようになっております。郵便物は転送不可となっておりますので、住民登録しているところにしかその通知カードは送られてこない仕組みになっております。したがいまして、住民登録をしている以外のところでお住まいの方は、速やかに住所変更をしていただければと思っております。 また、DV、ストーカー行為等、児童虐待等で住所登録しているところで住んではおられない方、またひとり暮らし長期医療機関施設に入院、入所されている方に関しましては、やむを得ない事情ということでございまして、居所情報登録申請書という申請書がございますので、できましたら9月25日までに役場のほうに提出をいただけたらと思っております。9月25日を限定したわけではございませんので、随時処理をお願いいたしたいと思います。そうしていただかないと、今登録をされている住所地以外で住まれている方にはこの通知カードが届かないという仕組みになっております。よろしくお願いいたします。 それでは、一連の流れでございますが、総務課長が言われたところと少々かぶりますけれども、家のほうに簡易カードで通知カードが届きます。中身は、12桁のマイナンバーが書かれた通知カード、それからそのマイナンバーについての説明書、それから個人番号カード交付申請書と返信用の封筒、合わせて3点セットがその送られた中に入っております。来年1月から始まります個人番号カードをつくりたい方に関しましては、同封されている個人番号カード交付申請書に顔写真を張っていただいて、必要事項を記入していただきまして、返信用封筒に入れてポストに投函していただければと思っております。 来年1月以降ですけれども、役場のほうから、申請のあった方に対しましてははがきで個人番号の交付通知が送られてまいりますので、住民課の窓口に運転免許証などの本人確認ができる書類、それから通知カード、それから送らせていただいた交付通知のはがきをあわせてお持ちいただけたらと思っております。窓口では、それらをお持ちいただいた方に関して本人確認をさせていただいた上で、窓口で住民基本台帳用の暗証番号4桁を設定をしていただき、個人番号が交付される仕組みとなっております。ちなみに、個人番号カードは28年1月以降いつでもできますので、必ずしもこのタイミングでやらなきゃいけないというところではございませんので、また必要と思われるときに、来年1月以降、作成をしていただけたらと思っております。 システム面のところでございますけれども、今現在システムのほうは総務課の電算のほうでやっておりますので、具体的に、私も技術者ではございませんので、把握はできておりません。ただ、電子証明、マイナンバーカードの中に入っております電子証明でございますけれども、そもそも電子証明とは何かというところでございますが、インターネットを利用する際に、インターネットでの本人確認の手段でございます。確かに本人が送付した情報であるということを確認を相手にしてもらうものでございます。 今回のマイナンバーのカードの中には2つの電子証明がございまして、1つ目が署名用の電子証明書、もう一つが利用者証明用電子証明書という、2つの電子証明がございます。署名用の電子証明といいますのは、利用局面でいいますと、前の住基カードのe-Taxの確定申告でよく利用されたもの、それから文書を伴う電子申請書を利用される場合に使うというのがこの電子証明書の暗証番号でございまして、6桁から16桁の英数字を含めて暗証番号をおつくりいただく。利用者証明書用の電子証明に関しましては、いろんな局面で使うわけなんですけれども、本人であることの認証手段として利用されるということでございますので、6桁から16桁の暗証番号と、それとアラビア数字の4桁の暗証番号、2つをつくっていただくようになります。これもあくまでも任意でございます。マイナンバーカードをつくるのも任意でありますし、またマイナンバーカードをつくられたからといって、この電子証明をつくるつくらないも任意でございます。つくられたら、今後平成29年ぐらいからはこのマイナンバー制度も皆さんにある程度利用の実感が出てこようかと思いますので、そのときにはこの暗証番号が役に立とうかと思っております。 それから続きまして、どのような局面で使われるかというところでございますけれども、今のところは社会保障、税、災害対策の3分野の手続のみで利用するということが法律で定められておりますので、これ以外の部分に関しましては使ってはいけないというような法律がございまして、むやみに他人に教えたり見せたりはしていただかないようにお願いいたしたいと思います。なので、当面はどこの機関で利用されるかと申しますと、税務署、地方公共団体、勤務先、金融機関、それから年金、医療保険者、ハローワークなどが考えられるところでございます。逆に申しますと、どのような手続の場面でと申しますと、年金、雇用保険、医療保険の手続、それから生活保護、児童手当、その他福祉の給付、確定申告などで、このマイナンバーの記載を求められるところがあるということでございます。 メリットと申しますと、今ではないんですけれども、先ほども申しましたこのマイナンバー制度が本格始動するのが2年後の平成29年になります。2年後になりますと、まず29年1月に国の行政機関、そうして29年7月からは地方公共団体、我々の機関で情報連携、いわゆるネットワークで国と自治体全てつながってくるわけでございまして、これが一気につながってまいりますと、今までの社会保障、税、災害対策等の住民票も全くこのカード一つでできますので、住民票も不要になってくるというわけでございます。また、このカードを使いまして、例えば住民の皆さんで引っ越しされたときに、今までですと水道、電気、ガスならそれぞれの会社に行かれて手続をしなければいけないところをこのカードを使ってインターネットを介しまして、一括で住所変更で各民間会社のほうに送信ができて、それらの手間が省けるということになっております。また、29年7月ぐらいになりますと、国民健康保険もこのカードに利用されるようになりまして、またそれから税の申告時に今まで提出しておりました医療費控除の領収書、膨大であったわけなんですけれども、これも不要になってくるということで、29年が町民の皆様にとってこの制度が本格的に実感されるときだろうと思っております。それがメリットになってくるのではないかと私は思っております。 また、デメリットにつきましては、あくまでもインターネットを介するというところで、高齢者の方、障害者の方、また子供さん、いろいろインターネットに関して余りわからない方々に関しましては不都合なところもありますので、住民側の立場からいたしますと、インターネットが使えない方々には少々デメリットになってくるのではないかと私は思っております。以上が議員さんの質問になろうかと思います。以上です。 ○議長(久米毅君) 井上裕久君。 ◆8番(井上裕久君) 住民課長から詳しい詳細な説明いただきました。ありがとうございます。 住民課長も言われておりましたが、このマイナンバー制度、特に最初通知カードを送ってきて、それから来年1月以降、マイナンバーカード個人番号カードですか、それに全面的に切りかえないかんというような認識が、どうも法律が国から決められて、各市町村なり国民に対して、何かそういう認識を持たされているような気がするんですが、先ほど課長も言われておりましたように、このカードについてはあくまでも任意であるということで、1月が来たらすぐにかえないかんというものではないというようなものらしいでございます。 その証明として、最近新聞で見たんでございますが、これは全国紙の毎日新聞ですか、麻生財務大臣が、全国民にカードが行き渡るのが3年ぐらいかかるだろうと。現状の予算措置では、初年度で1,000万枚の交付にとどまり、最大でも年間4,000万枚と、これ総務省の説明ですね、そして全国民が交付を希望すると、行き届くには3年かかる計算になるということで、すぐに年が明けたらかえないかんというものではないという認識を持っておられて、徐々に必要な人はかえていただくと。 前は住基カードと、写真入りでプラスチックのカードがありましたが、これは本人確認で免許証等持たれてない方は、写真で本人確認する必要があるときは住基カードを使っておると。そのかわりに、今度は住基カード個人番号カードにかえる場合は、そのマイナンバーカードに交換して、それが本人確認の手段になってくるというような形になるらしい。それは順次交換したところで、そういう手続に変わってくると。性急にすぐに全部かえないかんということではないようでございます。また、この内容について、詳細については担当の住民課はじめ、町から住民の方によくわかるように、ケーブルテレビなり、ほかの広報で、また周知をしていただきたいと思います。このマイナンバーカードについての質問は以上で終わらさせていただきます。 続きまして、2番目の町道石井123号線及び50号線についてご質問を申し上げます。 この進捗状況等についても初日の町政報告で小林町長のほうからお話がございましたが、現在123号線の全延長500メートルのうち、西側150メートルはもう中央のラインも引いて供用されておるということで、残り210メートルを8月に発注したと。これは転落防止柵ですか、今供用しているところから東へ210メートル設置するように発注したということですが、この123号線について、まだ東のほう盛り土したままになっておるし、一体いつ開通できるんだということで、あの辺に田んぼがある方、あるいは散歩されている方、ほれからあの広い道ができたら通行するのにちょうどいいのに、なかなかできんなという声がだんだん大きくなってきているように思います。 そこで、建設課長にお伺いします。この123号線、一体いつぐらいに開通できるのか、その見込みについてお伺いをしたいと思います。 ○議長(久米毅君) 東内建設課長。 ◎建設課長(東内徹君) お答えをいたします。 工事が残っている区間については、用地が1件残っておりまして、この残り用地関係者1件についても、事業に反対されているのではなく、代替地を希望されており、これまでも数カ所提案なり交渉なりいたしましたけれども、現在のところ満足のいく結果が出ておりません。売り手買い手が双方が合意できる土地を探し、早期に石井123号線を開通させたいと考えております。 ○議長(久米毅君) 井上裕久君。 ◆8番(井上裕久君) その開通をいつぐらいを目標にあの地権者の方と話し合い、あるいは残りの整備、その目標の時期というのは考えておられるのかおられてないのか。 それと、当初は桜並木のところにある県のトイレですか、あそこの辺真っすぐ何かつなげるという話で、道路は真っすぐ走らすものじゃということを、私はちょっとブランクがあって直接そんなには聞いてないんですが、議会の放送なんか見ておりましたら、たしか前町長さんが、道は真っすぐ通るものじゃと、通らさないかんということを言われておったや記憶があるんですが、私もあそこ散歩したら、どうも何かほか一緒に散歩しよる人が、井上さん、何やこの道は真っすぐなっとらんでないかと。だんだんいがんでいっきょるということで、私も、あら、これは何か真っすぐなるような感じで聞いとったんですが、だんだん北のほうへ振ってきて、相当曲がってきよんなという感じがあるんですが、その辺もあわせて、再度ご答弁をお願いいたします。 ○議長(久米毅君) 建設課長。 ◎建設課長(東内徹君) お答えをいたします。 石井123号線については旧の農大までの路線となっておりまして、それ以降については石井50号線という形になります。今の道が北に振っているということなんですけれども、石井50号線がさきの3月の議会で石井50号線認定をいただいたんですけれども、これが国道までの路線になってまして、その関係で北へ振ってます。石井50号線のお話になるんですけれども、平成27年度社会資本整備総合交付金事業によりまして、石井50号線のうち農大跡地区間であります240メーターについて測量設計業務を現在発注し、業務履行中であります。その関係で、あの路線が北へ振っておるんですけれども、今後の123号線の完成の見通しなんですけれども、この今言いました240メートル間、これとの接続取り合い工事も含めてのお話になるんですけれども、平成29年度中には供用開始をしたいと考えております。以上です。 ○議長(久米毅君) 井上裕久君。
    ◆8番(井上裕久君) 平成29年度中ということで、ぜひそれまでに開通できますようにお願いいたしたいと思います。 それと、石井町道50号線の話が建設課長のほうから先出ましたが、これは今年の3月議会で町道認定されて、この123号線の延長として設定されたということ、議会でも承認されたんだろうと思いますが、この町道50号線については、私も議案書に出とる図面を見させていただいたんですが、このコース設定なり、今後取り組んでいくのに、その地元の方とか地権者の方に今まで説明会等したことがあるのか、あるいはしてなかったら今後どういう予定でこの50号線の計画を進めていかれるつもりなのか、その辺についてお伺いしたいと思います。これは123号線も含めて課長に答弁お願いしますが、後で町長にも答弁をお願いしたいと思います。以上、お願いします。 ○議長(久米毅君) 建設課長。 ◎建設課長(東内徹君) 石井50号線のルートなんですけれども、旧農大入り口から国道までのルートについての線形はまだ未定でありまして、説明会も行っておりません。今後実施設計に入る際には、地元の声を聞かせていただく機会を設けたいと考えております。 ○議長(久米毅君) 遠藤参事。 ◎参事(遠藤光宏君) お答えをいたします。 町道石井50号線でございますが、石井123号線の東から渡内川沿いに沿って国道192号線までの計画でございまして、総延長約1,100メートルでございまして、議会の承認をいただいております。また、平成27年5月15日には事業認可もいただいておりますが、とりあえず石井123号線東側から桜並木入り口までの延長約240メートルについて優先的に進めていき、123号線との供用をできるだけ早期に完成させたいと考えております。なお、桜並木入り口から国道192号線までの約850メートルにつきましては、地元関係者の方々と意見を十分伺い、事業を進めていきたいと、このように考えております。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 町長。 ◎町長(小林智仁君) 123号線及び50号線につきましては、先ほど建設課長並びに参事がご説明したとおりでございますが、これは先日の報道にもありましたように、徳島大学の生物資源学部が農大跡地におきまして来年度から新学部が新設されますので、国の補助金等の問題もございますが、本町といたしましても、今のところ平成29年度中の全面開通、とりあえず桜並木まででございますが、それに向けて鋭意努力していきたいと、このように思っているところでございます。 ○議長(久米毅君) 井上裕久君。 ◆8番(井上裕久君) その予定でお願いします。 その後は、特に参事からも話しありました50号線ですが、このコース設定、どういう形でされたのか、専門の方が当然されとんだろうと思いますが、住民の方の一部のご意見としては、せっかくこの道を通すのだから、渡内川改修も含めて、この桜並木のところからできるだけ渡内川の河川際、管理道ですか、そこを利用して、渡内川の改修も含めてこのコース設計をされたらどうかという声もありますので、今後この50号線を進めていくに当たって、一つの参考意見として検討をしていただきたいと思います。この123、それから50号線についての質問は以上で終わりますが、どうか今できてる123が29年度と言わずにできるだけ早い全長の開通、それとこの50号線に継続できるような計画を組んでいただいて、いろいろ住民の方との話し合いもしていっていただきたいということをお願いしまして、この質問については以上で終わりたいと思います。 続きまして、3番目の線引き都市計画の見直しについてでございます。 この線引きの見直しについては、以前から先輩議員等、多々質問もされておりますし、要望もされておりますが、今回私の質問については、平成22年8月に218名の署名を添えて、線引き廃止の要望書が町に提出されておりますが、町長はこの要望書を受けて、知事との会議等において線引きの廃止について要望をされたということを聞いておりますが、事務的にはこの5年間全然進んでいないと思われます。線引きの見直しについて、石井町は従来からその権限を県知事から町長に移譲してほしいとの方針でありますが、県からは5市3町から成る東部都市計画区域の協議会において決定されなければ、石井町だけの廃止は難しいと言われてるとお聞きしております。私も、町が権限移譲を受け、線引きの廃止ができれば一番よいと思いますが、このような状況ではなかなか難しいと思われます。協議会のほかの市町の動向はどのようになっているのかお伺いをいたしたいと思います。担当課長なり町長のご答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(久米毅君) 建設課長。 ◎建設課長(東内徹君) お答えいたします。 ご存じのとおり、石井町では以前より線引き廃止について、知事の要望等において伝えております。しかしながら、都市再生特別措置法において、コンパクトシティーの形成が重点施策として国土交通省より打ち出され、線引きの廃止という点においてはコンパクトシティーと相反する形となるところから、実現が難しくなってきているところです。他市町においても、線引き廃止を目指していたところでは恐らく難航してると思いますが、具体的な話については協議中であると思われます。以上です。 ○議長(久米毅君) 井上裕久君。 ◆8番(井上裕久君) そのような中で、県においては、平成29年度に東部都市計画マスタープランを見直すべく、その作業がどんどん進められております。見直しに当たっては、関係市町の意見を述べる機会があるということで、町では平成25年度から勉強会を立ち上げているとのことですが、この勉強会についてお尋ねをいたします。このメンバーはどのようになっているのか、また今までに何回開催され、どのような意見が出ているのかお伺いいたします。よろしくお願いします。 ○議長(久米毅君) 建設課長。 ◎建設課長(東内徹君) 勉強会につきましては、平成25年度に3回、平成26年度に2回の計5回行っております。構成といたしましては、両参事、総務課長、いのちを守る防災・危機対策課長、税務課長、いきいき農業振興課長、わくわく観光情報課長、水道課長及び私となっております。土地利用の変更に関し、影響が出ると思われる課より意見を出し合うことを目的に、メンバーを選んでおります。 内容といたしましては、他県における線引きが廃止された地域での影響や現状、また石井町で線引き廃止を行った場合のメリット、デメリットが主となっております。冒頭に申し上げたところですけれども、国における政策から、線引きの廃止について困難となってきているところから、廃止のみでなく、線引きの見直しについても同時に検討し出しているところでございます。 ○議長(久米毅君) 井上裕久君。 ◆8番(井上裕久君) そこで、県のヒアリングまでにそんなに時間はないと思いますので、要望書が出てから5年間の時間は取り戻せませんが、一日も早く今言われました勉強会を終結して、本来ならばもっと幅広い町民の意見を聞いて、町としての方針を決めなければならないと思います。ただ、今から始めて県の見直しに間に合うかどうかも気にかかります。これらのことについてどのようにお考えであるのか、町長にお伺いしたいと思いますが、町長、ご答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(久米毅君) 町長。 ◎町長(小林智仁君) 線引きのことについてご質問をいただいたわけでありますが、確かに井上議員おっしゃいますように、この5年間、事務手続について勉強会を重ねてまいりました。ご指摘のとおり、平成29年度に徳島県東部都市計画マスタープランの見直しが行われるということで、そのときまであともうしばらく、実質的に1年ちょっとしかございません。しかし、そうした中で、本町といたしましても、勉強会で出た方向性、あるいは皆様方の、住民の方々の意見を聞きながら、県のほうに諦めず粘り強く要望してまいりたいと、このように考えておりますが、ただこの線引きにつきましては、石井町全体に関係してくることでございますので、事を急いで誤った方向へ向かうことというのも避ける必要があろうかと考えております。しかしながら、できる限りあらゆる方向から検討しまして、またスピードにも気を配り、今後石井町が発展する方向へ向かえたらというふうに考えておるところでございます。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 井上裕久君。 ◆8番(井上裕久君) ありがとうございます。 最初に建設課長のほうからも説明ありましたが、昨年8月に都市再生特別措置法が改正され、いわゆるコンパクトシティーづくりが推進されており、仄聞するところによりますと、市街化区域の面積拡大は難しいということですが、そこで再度、町長にお伺いします。最終的な判断というのは町長の判断になろうかと思いますが、今町長からも現在の状況なり、時間的な余裕が少ないと、29年の決定までには時間的な余裕もないということですが、まず町長の基本的な考え方、見直し、現状維持等について、町長の答弁をこの問題について最後にお伺いしたいと思います。 ○議長(久米毅君) 町長。 ◎町長(小林智仁君) 線引きの見直しについての基本的な考え方ということでご質問をいただきましたが、基本的にはこれは井上議員と同じで、石井町の権限で線引きの廃止や決定ができるのが一番よいと考えております。なぜならば、現在の線引きの決定権限はこれ徳島県知事が持っておりますが、石井町のことを一番よくわかっているのは石井町だからであるからでございます。 また、これは議員ご承知のとおり、先ほどもご質問の中でおっしゃっておられましたが、本町を含む5市3町で構成されております徳島東部都市計画区域については、広域都市計画区域として昭和46年にそのいわゆる線引きが行われて以来、見直しがされておりません。もう約半世紀近くなりますが、見直しがされない状態でございまして、そしてまた近年本町の中心部は、これ駅前、国道といったところから、現在におきましては徳島鴨島線へと移り変わっていることなどは周知の事実でございます。ですので、本町の権限でそういった徳鴨線を中心に開発ができれば、企業誘致、これもしやすくなるとともに、雇用対策や人口増など、石井町がこれからさらに発展する基盤ができるのではないかと思っておりますが、さきに建設課長が申し上げましたように、線引きの廃止というのは非常に難しい状況でございます。 そしてまた、先ほどご質問にありました市街化区域、これの面積の拡大に関しましても、この8市町で構成されている東部都市計画区域の中で市街化区域の総面積というのが定められておりまして、例えばどこかの市町が市街化区域をやめて調整区域にすると、そうした面積を減らしたときに、例えば石井町が手を挙げると、うちが市街化区域を増やしたいので石井町にくださいと言うか、もしくは石井町の現在の市街化区域、旧の石井町区域でありますが、そこを調整区域にして、徳島鴨島線のほうに市街化区域を形成すると、いわゆる逆線引きでございますが、こうした方法を設定するなどの要件が必要でございますので、非常に難しい状況であるというふうに考えております。 そしてまた、これは少し前にその市街化区域の方を対象に、一部の該当する地域でありますが、職員によるアンケート調査を行った結果、市街化区域から調整区域になることへの理解といいますか、それも非常に難しいと。といいますのは、今まで市街化区域で本当に宅地並み課税をいただいていたにもかかわらず、市街化調整区域になってしまえば資産価値がゼロといいますか、資産価値が下がるということで、非常に理解が得にくいのではなかろうかなというふうに思っておるところでございます。 しかしながら、幾ら難しいといっても、手をこまねいているだけではいつまでたっても解決する問題ではございませんし、また石井町がこれから発展していくためには何らかの方策というのも考えていかなければなりません。ですので、東部都市計画マスタープランの見直しの際の意見陳述なども含めまして、時間はありませんが諦めず、さまざまな機会を捉え、県に対し権限移譲を粘り強く要望していくとともに、新たな可能性、これにつきましても考えてまいりたいと、このように思っておるところでございます。以上であります。 ○議長(久米毅君) 井上裕久君。 ◆8番(井上裕久君) 町長より力強いご答弁いただきましたので、町長も公約に出されておりますので、ぜひ実現できますように、具体的に短時間でできるだけ進んでいくようにお願いしたいと思います。 市街化区域と市街化調整区域、この固定資産税についても公平化、これも先輩議員がいろいろ要望されておりますし、さきの6月議会でも仁木議員も質問されておりますので、省略させていただきますが、市街化区域の農地の固定資産税は、その土地の評価額と実勢価格と大きく乖離していると思いますので、私からも適正化についてご努力いただけますよう強く要望いたしまして、この質問については以上で終わらさせていただきます。 続きまして、4番目の鳥獣被害対策についてお伺いします。 最近この地方においても、イノシシ、それから猿、鹿、ほれが非常に繁殖しまして、町にも出没してくるということで、特に本町においては山際のほうで畑や、あるいは田んぼをしておって、まだ猿とか鹿の被害は余り聞かないんでございますが、特にイノシシ、これの被害が非常に多うなってきていると。特に、農家もその対策に頭を悩ませていると。自前の柵をつくって、いろいろ工夫もしているが、イノシシは体当たりしてきたり、通ってしまったら壊れてしまうということで、それとお米とか、ほれから芋とかカボチャ、種類関係なしに何でも食べるということで、イノシシも雑種化して、言うたらイノブタというんですか、食べ物を選ばんと何でも食べる。お米も田んぼへ入って、ある程度もういいお米になって刈れるころやなと思ったら、お米を口の中ですごくんですかね、すごいて食べてしまう。ほれから芋も、ああ、これは収穫時期になったなと思ったら、とられてもう皆なくなってると。それと、カボチャなんかもすぐ食べられる。もうとにかくイノシシの被害がひどいので、これも町政報告で町長からの報告にもございましたが、ケーブルテレビとか広報車とか、そういうのでいろいろ気をつけてくださいというようなことを広報してますということですが、具体的にこの防御柵、最近有名になってるというか、全国各地で設置しているのは電気牧柵機というやつですか、それが安全であるということで、経費もかからないということで設置しておるところは多いようなんですが、ただ残念なことに7月に、あれは静岡県の伊豆ですか、自分で自作でつくっておった電気防止柵に、釣りに来ておった、川へ魚をすくいに来ておった家族がその防止柵にさわって、感電死なり大けがをしたというような現状もあります。 それと、本県においても、これはイノシシでなく猿でございますが、隣の人が猿にもう何もかもとられるので、猿を捕獲してほしいということで、猟銃で捕獲することを依頼しておったら、その依頼しておった人が山の中歩いておって、勘違いされてその委託した人に撃たれて亡くなってしまったという事故もありました。そういう面も含めて、町としてはこの鳥獣被害、これに対して具体的にどのようにされているのか、あるいは防止柵なり電子柵の調査、それからそういう猟友会、猟銃による捕獲の委託と、そういうのをどういう形で具体的にやられているのか、農業振興課長にお伺いをしたいと思います。 ○議長(久米毅君) 田中いきいき農業振興課長。 ◎いきいき農業振興課長(田中達也君) お答えいたします。 今の質問の中で、4点ほど質問があったと思いますが、まず最初に侵入防止柵の設置の関係でございます。 イノシシに対する被害防除という形で、侵入防止柵の設置で、本年2月に石井町鳥獣被害防止対策協議会を設置しております。国の補助事業でございます鳥獣被害防止総合対策交付金による事業を行うこととしております。この事業につきましては、設置する資材に対する補助であり、被害の地域の3戸以上の取り組みが必要となります。なお、設置に伴う費用につきましては、取り組みされる地域とのお話し合いにより、町の補助対象とできるように理事者と現状協議中でございます。 イノシシの被害ということで、最近特に多くなっております。猟友会のほうに、調査、見回り、捕獲、石井町のほうでは依頼をしております。実績でございますが、平成24年度につきましては、イノシシにつきましては12頭、鹿が5頭、平成25年度につきましては、イノシシ12頭、鹿6頭、昨年、平成26年度、イノシシが28頭、鹿が6頭という形で、毎年増えてきそうな感じがしております。 あと先ほどありました2つ目の電気柵という形のご質問がございました。 質問がございましたように、1月19日、静岡県西伊豆で発生いたしました感電事故でございます。この感電事故につきましては、自作した電気柵に家庭用コンセント100ボルトですね、これを電圧を440ボルトまでに引き上げ使用していた結果、手に触れた2名が感電死したという事故でございます。石井町では、この事故の後、見回りをいたしました。見回りをいたしました結果、電気柵の設置は確認されておりません。ただ、念のためにCATVにおきまして取り扱い上の注意を広報させていただいております。 それと、猿につきましての誤射事故でございます。 この分につきましては、8月29日、那賀町のほうで誤射事故が発生しております。この後緊急会議が開かれ、町担当者と県との協議、また猟友会会長等が出席して、銃の基本的な取り扱い、そういう形の誤射防止対策が徹底して図られております。町においても、会長から各会員さんのほうに伝達をしていただいております。誤射事故が起こらないようにお願いしたところではございます。 最後でございますが、その誤射事故という形で、山に入られる方が結構おいでるかと思われます。時期的にそういう形で何かと間違われて撃たれるという形もございますが、狩猟の解禁の時期でございますが、11月15日より2月15日という形になっております。この分につきましては、イノシシ、鹿につきましては3月15日までと1カ月延びております。この期間中につきましては、鳥獣狩猟が解禁となっておりますので、山に入られる方についてはお気をつけていただきたいと思います。解禁前には、広報、CATVなどで注意喚起を行っておりますので、ご注意願うようによろしくお願いしたいと思います。以上です。 ○議長(久米毅君) 井上裕久君。 ◆8番(井上裕久君) ありがとうございます。 課長、最初に言われました協議会ですか、設置に関する協議会を2月に立ち上げたということですが、そこでこれは共同で3軒以上で設置した場合には町の補助を検討するということですか。現在金網の防止柵というのが、それぞれ個人ごと、1戸ごとに設置して、費用も大分かかっておろうかと思いますが、これを共同でした場合は町からの補助をすることを検討してくれているのか、2軒はだめ、3軒以上になったら対象としますよという、そういう具体的なのになっとんのか、まだそこまで決まってないのか。 それから、防御柵についても、普通の金網も含めて、それから電気柵、これは商品名なのかもわかりませんが、電気牧柵機、さっき課長が言われてるように、家庭の電源から、コンセントからつなぎますと感電死するけれど、これでいきますと何か1秒ごとにパルス信号というんですか、断続的に電気送る何なので、イノシシがびりっときたら、ぱっと逃げれると。ただ、人間がその柵を持っても感電はしない、ぴりっとくるけれど、持っとっても感電死したりするおそれはないと。ほんで、さっきも言いましたが、費用も金網の防止柵より10分の1ぐらいの経費で済むということらしいんですが、その辺の具体的な内容もその協議会で検討されておるのか、また今後されるのか。されるのかというか、共同で設置した場合はできるだけ、本当は共同でなくても1軒ごとでも町からの補助をお願いしたいんですが、その辺の計画についてどのようになっとんのかお伺いをします。 ○議長(久米毅君) 農業振興課長。 ◎いきいき農業振興課長(田中達也君) お答えいたします。 先ほどの鳥獣対策防止総合交付金事業でございますが、3戸以上の取り組みという要件につきましては、これ国費がかんできます。国の補助でございますので、個人的に補助をするという形はございませんので、3戸以上のそういう利害関係者の方々につきまして国の補助が、自分で設置される場合につきましては100%、資材につきましては出るという話は聞いております。今年につきましては、40万円分の金額分の予算を計上をさせていただいております。それで、城ノ内、下浦地域の方々の声が非常に今のところ大きいという形で、そこを中心に現在考えているところでございます。また、協議会のほうで電気柵の話もございますが、今のところ電気柵を使ってという形はございませんので、これも後ほど会長等と話しして、またやっていきたいかなとは思っております。 それで、町の補助という形でございますが、国の補助が一応資材費について100%出ると。ただ、その場合につきましては、個人で設置をしていただくと。個人で設置をせんと業者さんに頼んだりする場合については、今度業者の費用を入れた分についての2分の1ぐらいの、半分程度の補助しかないという形で、町の方針といたしまして、今のところ山際のほうを石井町は全体的に最終的にはやっていきたいという形がちょっとございます。それを個々の方々に補助して、自分の圃場だけを囲われたんではちょっとまた考え方が違うてくるかもわかりませんので、一応徳島市の境目から吉野川市、鴨島町の境目までを計画的にやっていきたいと。その中で、地権者等々、地域の方々の声を聞きながら、できるだけ早目に対応できるような形でお願いはしたいかなと思っております。 電気柵のほうについては、議員さんのおっしゃったように、経費も安くつくという話は私のほうも聞いとんですけれど、今のところそこまで今やってるところがないという形で、協議会のほうといたしましても、この間の事故があって電気柵のイメージがちょっと悪うになっとるという形ございますので、そこら辺も払拭しながら、また考えていきたいと思います。以上です。 ○議長(久米毅君) 井上裕久君。 ◆8番(井上裕久君) 先ほど課長のほうからも、最近のイノシシとか鹿の出没状況、調査結果を言うていただきましたが、今はイノシシ、それから鹿も結構おるんだなと今びっくりしたんですが、ただこの近隣の特に近くの入田あるいは一宮町においては、猿の被害が非常に多いと。ゴルフされる方はよくわかると思うんですが、もともとは北のほうのゴルフ場、北山のほうのゴルフ場のコースで非常に猿がたくさん出没しておったと。それから、初詣等に行く大麻比古神社の周辺、あの辺に猿がもういっぱいおると、駐車場のところにもおりてくるというのがあったんですが、最近はこの南のほうの山のゴルフ場、あるいはお寺等お参りに行く場合に、もう猿がようけ出てきよるでよと。私もそれ見ました。多いときには、これは50匹というんですか、50頭というんですか、それと入田の方にも最近聞いたんですが、軒先にいろんなもの、タマネギ干したり柿を干したり、そんなんしても、みんな猿に持っていかれると。実になるものだけかいなと思ったら、畑に植えてある大根や芋や、そんなんもイノシシでなく猿にみんな持っていかれて、とられてしまうということで、猿も移動しますので、石井でも大分猿を見かけたという方も時々聞きますが、また大群がいつ押し寄せてくるかもわかりませんので、そういう対策も、イノシシだけなしに猿対策、それから鹿対策も十分とっていただいて、農業に対する収穫のせっかく一生懸命汗水たらしてつくったものが、そういうものみんなとっていかれると。それと、人間に対しても危害を加えるというおそれもなきにしもあらずでございますので、その辺もあわせて十分な対策をとっていただきたいと思います。 それでは、この鳥獣被害についての質問を終わらさせていただきます。 以上で私の一般質問を終わらせていただきます。 ありがとうございました。 ○議長(久米毅君) 小休いたします。            午前11時09分 休憩            午前11時20分 再開 ○議長(久米毅君) 再開いたします。10番有持益生君。 ◆10番(有持益生君) おはようございます。 議長の指名を得ましたので、ただいまより質問をさせていただきます。 冒頭、私ごとではございますけれども、昨年徳島県の政務活動費の使用により、いろいろと今も問題が起きておりますけれども、私の勉強不足でいろいろ石井町の皆様方にご迷惑をおかけし、皆様にお世話になりました県会議員を辞職したことをまずおわびを申し上げたいと思います。どうも済いませんでした。 この6月に、徳島県の議長の祝賀会に呼ばれまして、そのときに、有持、どないしよんなと。家でじっとおったんではあかんから、今まで一生懸命してきたことを石井の町会議員さんからでも始めて、もう一遍やり直したらどうかという、前の同僚の県会議員さんからのいろいろお勧めをいただきまして、今回の町議に出馬をしたわけでございます。私は、もう政界から足を引くつもりではございましたけれども、いろいろとやり残したことがございましたので、いろいろと考えた末、今回出馬をさせていただいて、町民の皆様方のご理解を得まして町会議員にさせていただきましたことを心からお礼を申し上げます。また、一層心を引き締めて町政に取り組んでいきたいと思っておりますので、今後ともご指導をよろしくお願いしたいと思います。 まず1番目に、先ほど井上議員からもございましたように、日本国中、未曽有の大被害、もう水害、地震、何が起きても不思議ではございません。先日も関東、東北地方におきまして、宮城県また茨城県においても死者を出す非常な水害が発生しております。 徳島県の場合は、もう毎年のように水害に悩まされております。といいますのも、特に石井町の場合は、飯尾川がございます。その飯尾川の排水対策がだんだんと進んでまいりまして、石井町も平成16年に大きな台風、そして23年にはフジグランがつかるというふうな非常な水害が発生しております。その上に、毎年のように水が出ております。昨年やっと加茂野の加減堰が拡張させていただきまして、大分飯尾川の水の水害が緩和されてきつつありますけれども、いまだどんな水害が起きるか、もう全国エルニーニョ現象におきまして、台風もだんだんと大型化をしております。ですから、どんな大きな災害が出るかもわかりません。 石井町においても、私も今まで飯尾川については一生懸命に勉強もし、取り組んでまいりましたけれども、この飯尾川の問題につきまして、町長の所信表明でもございましたように、平成23年の台風において中塚の桧瀬橋が流されまして、それもやっと橋も新しくかけかえをしていただきましたけれども、その取り合い道路がごみが詰まるんではないかという地権者の心配もございまして、今地元の議員さんも努力をしていただいて、やっとその道路についても見通しが立ったようでございます。それに、その上につきましても改修工事をどんどん進めなくてはいけないということでございますけれども、3年前に飯尾川の平島から関にかけて、狭いままではございますけれども、しゅんせつ工事をしていただきました。そのしゅんせつ工事においても、よっぽどの水の流れがよくなって、飯尾川の流れもよくなってきております。ですから、どんどんと今全国的にいろんな被害が出ておりますから、もうそっちのほうへ予算も回されます。ですから、石井町も飯尾川の対策というのは非常に急がなくてはいけないと思います。ですから、今後この飯尾川につきまして、建設課、町としてどのように取り組んでいかれるのか、まず質問をさせていただきたいと思います。 以下につきましては、質問席のほうから質問をさせていただきます。 ○議長(久米毅君) 建設課長。 ◎建設課長(東内徹君) まず、飯尾川の改修の状況なんですけれども、飯尾川石井町区域内の改修については、昭和41年までに飯尾川放水路約1.5キロの整備が行われました。加減堰上流の改修については、加減堰見合い断面で準備、整備を県のほうで進めてくれております。平成27年3月末時点ですけれども、石井町内の計画区間約10.6キロのうち、約9.3キロメートルが概成しております。進捗率は約88%と聞いております。 あと、先ほどの桧瀬橋なんですけれども、平成24年6月、台風4号により橋梁上部が流出した桧瀬橋ですけれども、徳島県による河川改修工事によって、平成26年10月に橋梁工事が竣工しております。取り合い道路工事についても、先ほど議員さんがおっしゃいましたように、道路の高さが上がることから、洪水時において田畑に漂流物が流入し、残渣として残ることが懸念され、現在工事が中断しております。その後、工法見直しにより、地元の要望を取り入れ、協議を重ねた結果、調整も完了し、稲刈り終了後、取り合い道路工事について着手すると聞いております。工事の中で、ボックスカルバート等が工場製品もあることから期間も要すると思うんですけれども、今年度中の竣工を見込まれとると考えております。 あと、高原麻名用水堰、箱堰の撤去に係る代替ポンプ設置なんですけれども、平成26年1月に説明会が開催されまして、地元より幾つかの問題点の指摘や要望、提案が出されております。地元と麻名用水土地改良区の合意形成がなければ着手しないとの方針もありまして、徳島県県土整備部吉野川庁舎では現在それらを検討中であると聞いております。飯尾川、あと渡内川の治水整備を図るためにも、早期に合意形成がなされる代替ポンプ案を提示していただき、事業を推進していただくよう、予算もあわせて要望していきたいと考えております。 ○議長(久米毅君) 有持益生君。 ◆10番(有持益生君) ただいま桧瀬橋につきましては、本年度中に着工していただけるというふうなありがたい答弁をいただきました。 それで、まだ質問をしておりませんでしたけれども、先に麻名用水堰の代替案のポンプ場の設置につきまして、今課長からも言われましたように、昨年1月に、もう25年度には大体90%以上決定をしておりました。しかしながら、地元でのきちっとした話し合いができていなかったということと、それと構造上地下水を吸い上げるんではないかということで、住民の方から反対のご意見が出されて、1月に検討したわけでございます。先ほど課長の答弁のとおり、県のほうも住民との麻名用水との協議がきちんとできてから話を始めるということになって、そのままもう1年を過ぎて、そのままずっと話が進んでおりません。このことについて、これいつまで話も協議もしないで、反対のときには石井町が説明会をして、この麻名用水堰のポンプ案についての話し合いがあったんですけれども、県が全部麻名用水堰をするのか、石井町もともに検討していくのか、住民と麻名用水との検討をしていくのは今後どのように進めていくのか、このことについてご答弁をいただきたいと思います。 ○議長(久米毅君) 建設課長。 ◎建設課長(東内徹君) 飯尾川の改修工事の件になりますので、事業主体は徳島県になりますけれども、現在代替ポンプ案を検討中ということを聞いておりますので、その結果がまた提示されると思いますので、その辺も石井町のことですので、町民の目線に立って一緒に、一緒にというか、検討は一緒にお聞きしたいと思っております。 ○議長(久米毅君) 有持益生君。 ◆10番(有持益生君) 県とともに話を進めていただけるということでございますけれども、先ほども冒頭申し上げましたとおり、今はもういつ大雨が降っても、これからまだますます台風のシーズンでございますし、どんな大雨が降るかもわかりません。全国的に相当の国の復興予算というのが流れていくと思います。ですから、まずは災害のあったところから予算というのはついてまいりますけれども、石井町の場合は今まで何回も飯尾川の氾濫によって災害を受けたわけでございます。ですから、できるだけ早くかからないと、いつまでもこれ悠長に構えておったら、いつ飯尾川が大氾濫するかもわかりません。特に飯尾川の場合は、吉野川の土手と鮎喰の土手でせいておりますから、はけ口は不動の水門しかございません。それに、不動だけではいけんということで、角の瀬のポンプ場をしてポンプをこしらえておりますけれども、それではなかなかこの間のように土手が崩壊した場合には、もう石井町の場合は民家の2階まで水がたまるというふうなシミュレーションもできておりますので、飯尾川の改修も含めてでございますけれども、県のほうに対して、今朝も新聞にも載っておりましたように、吉野川の土手の点検といいますか、それも県のほうへ要望をしておいていただきたいと思います。 それと、特に石井町の場合は、飯尾川の一番ネックになっとるのが、自動車学校のところでせいております。大体20メーターぐらいある川幅が、自動車学校のところだけは5メーターしかないんです。それを自動車学校との協議によって、自動車学校は北へ寄せていただいて、あの飯尾川の川幅を広げていただけるという話を進んでおりましたけれども、このことについてもあわせて石井町のほうから県のほうへ要望をお願いをしていっていただきたいと思いますので、飯尾川の改修につきまして、参事と書いておりましたけれども、町長のほうから今後の飯尾川についての取り組みについてご答弁をいただけたらと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(久米毅君) 町長。 ◎町長(小林智仁君) まず、今回のこのたびの宮城、茨城の大水害に対しましては、本当にお気の毒でありますし、またこの東日本大震災以降、本当に東北、関東地方の方々には大変つらい状況に遭われていることをまず私も心よりお見舞い申し上げるところでございます。 そしてまた、この先ほど有持議員おっしゃられましたように、宮城、茨城の今回の大水害のように、本当に想定外の被害というのが多発しております。これから災害復旧に、国が主導のもと、本当に災害復旧予算というのを多くつけていただきまして、通常の生活に戻って、早く通常の生活が営まれるようになることを祈っておるところでございますが、石井町も内水被害の解消ということで、本当にこの町の大きな課題の一つであろうというふうに思っております。そうしたこのような大災害、本当に近年、想定外の大災害が起こっておるわけでございますが、国に対しまして、災害が起こる前の予防的予算をつけていただけないか、また県に対しても、そのような覚悟でこれから強く要望をしていきたいというふうに思っております。 そしてまた、この飯尾川改修につきましては、先ほど有持議員おっしゃられましたように、当時の有持県議会議員並びに佐藤県議、それから桑内県議と歴代の県議の方々、そしてまた歴代町長、また地元の方々のご協力のおかげをもちまして、先ほど建設課長が答弁させていただきましたように、石井町における飯尾川の改修は約9割、88%ほどできておることに対しまして、歴代の先陣方に本当に心から厚く御礼を申し上げますとともに、またその意思を引き継ぎまして、一日でも早く飯尾川改修が100%になるように、また私も努力を重ねてまいりたいと、このように思っておりますので、また議員各位におかれましてもご協力をいただきますよう、改めてこの場をおかりいたしましてお願いを申し上げるところでございます。 また、先ほど議員のご質問の中にございました吉野川という、本当に石井町もこの日本三大暴れ川という吉野川を抱えております。その吉野川につきましては、これは昨日、日曜日の新聞でございますが、石井町におきましては危険堤防ではないということでありますが、また県のほうにも再度点検をしていただくよう、これに対しても要望をしていきたいと、このように考えておるところでございます。 また、高原であります麻名用水堰の件に関しましても、これは私も当時の説明会に参加させていただきましたが、表流水だけではなく、伏流水をもいわゆる地下水をくみ上げる危険性が高いのではないかという地元の方々のご意見を賜っているところでございます。そしてその後、県の関係者の方が持ち帰りまして、また次案といいますか、そういうおそれのないような案をご提示していただけるというふうにお聞きしておりますので、また県のほうからそういった提案があったときには、地元の方々のご協力もいただきまして、石井町としても一日でも早い飯尾川改修に努めてまいりたいと。そして、また並びに渡内川、神宮入江川と、石井町は本当に非常に多く内水を抱えておりますので、そういった対策にも今後さらに力を入れていきたいと、このように考えておるところでございます。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 有持益生君。 ◆10番(有持益生君) ただいま町長から心強いご答弁をいただいたわけでございますけれども、石井町の場合は飯尾川がメインでございますけれども、今町長が言われたとおり、渡内川の改修、また神宮入江川の改修、立石谷川の改修と、非常に今まで水害に悩まされてきたことでございますので、町長には今後の河川対策につきまして、県と国との交渉を頻繁にしていただきまして、できるだけ早期の解決に向けて、よろしくお願いしたいと思います。飯尾川改修につきましては、これで置きたいと思います。 次に、町道123号線のことについて、先ほど井上議員から質問がございましたけれども、私は違った視点で質問をさせていただきたいと思います。 123号線は、町道駅前線から農大までの間、今約3分の1、半分ぐらいできとるんですか。それで、あと残っとるのが、農地が交渉が1カ所と、あと農大の中とのことでございます。そのことについてなんですけれども、用地は代替地が必要であるから、これについてはできるだけ早く解決を私からもお願いをして、できるだけ早期の着工に努力をしていただきたいと思います。 それとあわせてなんですけれども、先日も県の農林技術センターの所長ともお話をしまして、当初は農業大学校跡地を石井町に売却をしてくれという話を進めておりましたけれども、いろいろありまして、県のほうは県がもう売却をしないで徳大のほうへお貸しするというふうに決定をしたわけでございます。それで、徳大に使っていただくわけなんですけれども、それだけでは今14町歩ある農業大学校跡地は広過ぎるということもありまして、できたら県のほうも、現在農業技術センターに農大を併設しておりますけれども、農大生の実験場とか試験場の実験場、農地、それから果樹園もございますので、それに使いたい。それには、道路が今ちょっと不便でございます。 それで、農業技術センターから農大までの直線道路を町道で今しておりますけれども、町道で、県のほうからの要望でございますけれども、農業試験場のあの真ん中ぐらいに石井町の町道があります。それを利用して旧の神山線まで、今ちょうどその町道の通っとるところの西側が麻野先生の家のあるすぐ北側ですけれども、今家も何も建っておりません。それで、あそこは非常に開発が進んでおりますので、今どんどんと家が建っております。ですから、もし神山線まで道路が西から東へ直線距離で約1.5キロぐらいありますけれども、その町道ができれば石井町の石井の開発に非常に貢献するんではないかと。それと、農大と、それと徳大との連絡道路としても、非常に県のほうもありがたいなというお話でございますので、農大の用地の交渉につきましても試験場の用地の交渉につきましても、県のほうも協力するのは非常にしやすいんではないかと思います。ですから、これはまだ全然町のほうもそういう計画もないことも私も承知しておりますけれども、今後そういうふうな、町道123号線は農大から旧の神山線までできるんであれば、せめて計画だけでも早急にしていただけたらと思うんですけれども、このことについてご答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(久米毅君) 建設課長。 ◎建設課長(東内徹君) お答えいたします。 石井123号線起点から西側への延長の道路ということになろうかと思うんですけれども、石井123号線起点から西側へ、あと主要地方道石井神山線までの延長線150メーター、これを石井環状線、石井城ノ内区間として基本構想があります。今議員さんがおっしゃったのは、とりあえず先行して旧の石神線までというお話とは思うんですけれども、この路線の事業の着手時期については、ほかの路線の進捗状況などを考慮しながら検討したいと考えておりますけれども、あと予算もありますけれども、農大跡地の土地利用もあわせて考えていきたいと思っております。 ○議長(久米毅君) 有持益生君。 ◆10番(有持益生君) ただいま課長から南環状線ということで計画はしておるということのご答弁でございますけれども、実質的に都市計画道路というのは渡内川の北側に従来は計画されておりました。しかしながら、もう家がどんどん建って、とても県の都市計画道についてはもう実現が不可能になっております。ですから、今だったら渡内川の南だったら家も1軒もないし、スムーズに話が進むんではないかということもございまして、この道路が県のほうも農大までの123号線については55%の補助をしておりますけれども、もっと県のほうの協力、例えば農大の土地を通るところはできるだけ協力はしていただけないかとか、西のほうへ試験場の中、町道が通っておりますけれども、それを町道に対して拡幅するのに県のほうが協力してくれないかとか、そういう話を早急に進めて、やはり計画というのはできるだけ早く進めたらと思うんですけれども、このことについて町長、ご答弁いただけますか。 ○議長(久米毅君) 町長。 ◎町長(小林智仁君) ご答弁申し上げます。 まず、町道50号線、今の旧農大に続く123号線から先に進むところでございますが、これにつきましては、用地買収先であります今徳島県と、ハウスなどが建っておりますので、それらの補償物件の取り扱いなどについて協議を重ねておるところでございます。 そして、議員おっしゃいます123号線を起点から西に農業技術センターのほうに向かう、そして前山公園のところの石井神山線、石神線までつなぐ道でありますが、これは先ほど建設課長がご答弁申し上げましたように、石井環状線、石井城ノ内区間としての基本構想というのが近年ございます。それにつきまして、実は以前遠藤参事が建設課長だった時分に農業技術センターの方と打ち合わせをしたことがございまして、そのとき農業技術センターがお持ちになっておりますハウスがたくさんかかるということで、少し話が頓挫している状況でございます。しかしながら、先ほど有持議員からお聞きするお話によりますと、農業技術センターのほうがぜひとも道をつくりたいとおっしゃっているふうに受け取りましたので、また今後早急に、担当課長、遠藤参事等を含めまして、農業技術センターのほうに伺いたいと、このように考えておるところでございます。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 有持益生君。 ◆10番(有持益生君) 先ほども申し上げましたように、農業技術センターの所長と直接お話をいたしまして、できたら試験場から旧農大までの道を石井町のほうで早急に検討していただけないかというお話がございましたので、できるだけ早く県との協議をしていただきまして、できるだけ用地についても県のほうから協力をしていただけるようにお話を進めていっていただきたいと思います。そのことをお願いを申し上げまして、次に移らせていただきます。 次に、火葬場の建設につきまして質問をさせていただきます。 火葬場につきましては、小林町長も公約にも上げておられるように、石井町には火葬場がないから、できるだけ早く建設をしたいということでございますけれども、私も神山の町長、そして上板の町長ともいろいろ昔からの友達でございまして、お話しすることにおいて、これからは広域化を図る。今ごみ問題で佐那河内が非常に問題化になっておりますけれども、これも広域で佐那河内にごみの処分場をするということで、広域で話が進んでおりますけれども、火葬場につきましても、石井町だけで建設するというのではリスクが大き過ぎるということで、今後火葬場の建設について今現在どのように進捗しておるのか、どういうふうに進められておるのか、まずご答弁をいただきたいと思います。 ○議長(久米毅君) 阿部福祉生活課長。 ◎福祉生活課長(阿部龍裕君) どのように火葬場に取り組んでいるのかというご質問でございました。 まず、方針といたしましては、第4次石井町総合発展計画基本計画に、火葬場建設については、今後の火葬需要に対し、安定した対応ができるよう、早期に広域的対応を含めた施設整備を図りますというふうに掲げられております。これにのっとりまして、取り組んでおります。取り組みでございますが、前回の議会冒頭でしたか、小林町長の所信の中で、現在残念ながら白紙の状態であるというふうなご報告があったと思います。現時点でも、用地に関して白紙ということをご報告せざるを得ません。申しわけございません。 広域の話がございましたので、広域の取り組みについて、これは担当レベルの話ですが、近隣の町村で火葬場をお持ちの自治体さんの担当さんとの話では、どちらの町村も、石井町も同じでございますが、火葬事業の増大ということに大変危機感をお持ちのようです。その今処理している担当エリアの火葬需要に対応していくので精いっぱいかなというふうなお考えをお持ちのようです。そういう印象を持っております。それから、火葬場をお持ちでない近隣の町村のご担当の方々との話の中で出てくるのは、まだ具体的な位置とか施設概要、それから財政負担の予測なども前提条件が全く白紙の状態での話、担当レベルでの話としては、多少の温度差はあるものの、いずれも興味をお持ちになる、先ほど申された危機感ということだろうと思うんですが、をお持ちになってるというのは感じられます。ただし、まだ具体的な内容というのは僕らも聞いてはございませんし、石井町からも提示できておりませんので、その具体的な話になりますと、まだこれから慎重なすり合わせが必要かなというふうには感じております。以上です。 ○議長(久米毅君) 有持益生君。 ◆10番(有持益生君) 担当課では今いろいろ検討をしておりますけれども、まだ具体的な話は全然進んでないというご答弁でございます。 確かに火葬場の問題というのは非常に難しい。これ藍畑の火葬場が焼却してからもう何年たちますかね。石井町の場合、私も前に町会議員をしておったときに、不動との契約で、不動へ行ったら6万5,000円のところを石井町が6万円を補助して5,000円で火葬していただけるということでございました。そのときに、私は上浦ですから、昔から鴨島のほうの火葬場へ行く人が非常に多かったわけで、鴨島の火葬場へ行くのには、近いということもあったんですけれども、昔から地域が吉野川市の現在の火葬場のところであったんですけれども、そこを利用すると。そこで、鴨島町へ行けば8万円の火葬料。それについて、8万円については一切の補助がございませんので、個人負担が8万円。それでは、町税を払っとる町民として非常に不公平なんではないかということで、前々町長に質問したことがございます。そのとき、町長いわく、鴨島行っきょる人は勝手に行っきょるんですから、石井町は不動と契約をしておるので、不動に行く人には補助をしますけれども、鴨島町へ行く人には補助はできませんという答弁でございました。確かに石井町が不動と契約をしとるんですから、そう言われれば当然であれば当然でございますけれども、同じ町民税を払って、最終火葬をしていただくのに8万円要るのと5,000円要るのでは非常に不公平ではないかということも、私もそれはずっと頭に残っておりました。ですから、できるだけ早く石井町の火葬場というのはこしらえていただきたいという町民の皆さんの要望はだんだんと大きくなっておりますし、小林町長もそれはひしひしと感じられておることと思います。 そこで、不動と今契約をしておりますけれども、今後不動とのPFIといいますか管理委託をするとか、そういうことも含めて、どうしても火葬場が進まない場合、石井町としてもいつまでもこれ放っておくわけにはまいらないと思いますので、何らかの方法というのを考えておられると思います。そこで、例えば神山とか、最初は佐那河内も一緒にというふうな話もあったんですけれども、佐那河内は現在、小松島のほうに新築の火葬場が計画されております。そこにもう話があって、佐那河内は小松島のほうと火葬場に一緒にさせていただくというふうなこの間村長のお話もございましたし、ですから今残っとんのは神山と上板と石井町でございます。そこで、今後できるだけ早く協議もしていただいて、それでまた現在委託をしておる不動の民間の火葬場ではございますけれども、その火葬場との協議も含めてしていただいて、できるだけ早くこの火葬場の問題についてお話を進めていっていただきたいと思うんですけれども、このことについて参事にちょっと質問の内容を先に申し上げてございましたので、そのことについてご答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(久米毅君) 町長。 ◎町長(小林智仁君) 参事ということでありましたが、これ各他市町村との首長との話し合いになるところもあると思いますので、私のほうから答弁をさせていただきます。 まず、この火葬場の建設につきましては、先ほど議員おっしゃいましたように、平成8年に藍畑にありました町営の火葬場が焼失して以来、約20年間石井町に火葬場というのがございません。しかしながら、住民の皆様方の関心も高く、そしてまた歴代町長が常に公約に掲げてきた事業でございますし、私自身も公約に掲げておる事業でございます。 しかしながら、先ほどこれは課長のほうから答弁申し上げましたように、私が就任させていただいた時点におきましては、適地、規模等も含めまして、全く白地の状態でございます。といいますのも、この火葬場事業といいますのは、総論賛成、また各論反対という非常に難しい事業でございまして、どうしても慎重にならざるを得ない事業であるからでございますが、近年急速に加速する高齢時代の伸展に伴いまして、需要の増加が予想されるとともに、住民の皆様方の家族を最期は石井でという強いご要望にお応えするためにも、現在担当課長とともに、議員おっしゃいました民間活力の活用、いわゆるPFI方式や、あるいは他市町村との広域的整備も含め、積極的に検討しているところでございます。しかし、この事業の成否というのは、議員各位をはじめ住民の皆様方の力強い後押しがなければ成功し得ない事業でありますので、今後ともなお一層のご協力をいただきますよう改めてお願いを申し上げるところでございます。以上であります。 ○議長(久米毅君) 小休いたします。            午後0時01分 休憩            午後0時58分 再開 ○議長(久米毅君) 再開いたします。有持益生君。 ◆10番(有持益生君) 先ほど町長よりご答弁をいただきましたように、火葬場につきましては、町を挙げて取り組んでいただけるという心強いご答弁いただいたわけでございます。町民といたしましても、不動へ行けば、前々は6万5,000円のうち6万円を補助しておった。しかしながら、吉野川市は8万円であったのをもう補助なしでやってると。現在は6万5,000円のうち4万5,000円を町が補助して2万円になられとると。鴨島の火葬場については現在2万円上がって10万円ということでございますので、町民としても非常に不公平が生じておりますので、できるだけ早くこの火葬場につきましても町を挙げて検討していただけますようにお願いを申し上げまして、火葬場については置きたいと思います。 次に、企業誘致のことでございますけれども、平成23年9月に森永工場が撤退をいたしまして、今現在空き地というか空き家になっておる状態がずっと続いております。そこで、前々からも森永乳業さんのほうへ何らかの形で企業誘致に協力していただけるか、また売却をしていただけるかというふうなことも石井町からもいろいろと再度お願いをしておりますけれども、せっかくああいう広い土地をいつまでも遊ばせておくのは非常にもったいないということで、地元の住民の方からも、あれはどなんぞならんのかなというふうなご意見もたくさんいただいております。そこで、先日町長さんが東京のほうへ行かれたということで、森永乳業さんのほうへ訪問をしていただいたということもちょっとお聞きいたしましたので、現在森永乳業さんとしてあの石井の工場跡地をどのように考えておられるのか、まずご答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(久米毅君) 黒川参事。 ◎参事(黒川浩君) お答えを申し上げさせていただきます。 森永乳業株式会社におかれましては、撤退後これまでについても連携を図らせていただいておるところでございます。この跡地につきましては、この跡地の利用方針、これをお伺いさせていただきたく、今年7月28日に森永乳業株式会社本社を町長が訪問をされております。その際に、私も随行をさせていただいております。森永乳業本社によりましては、取締役、常務執行役、酪農部長より利用方針をお伺いしたところ、現在については利用方針は未定ということでございます。ただし、利用方法が定まれば、事前に徳島県、また石井町には連絡をさせていただきたいということをお言葉をいただいておるところでございます。私どもといたしましては、引き続き森永乳業株式会社とのつながりを大切にし、情報収集に努めてまいりたいと思っております。 ○議長(久米毅君) 有持益生君。 ◆10番(有持益生君) ただいま参事より答弁していただいたように、森永乳業に東京に行ったときに工場長はじめ役員の方とお話をしていただいたということで、森永のほうはいまだ石井工場の跡地については検討がまだなされていないということでございます。そこで、石井町としては、固定資産税等は森永さんからいただいておるのはもう重々承知しておるんですけれども、石井町もこれから若い人たち、また住民の雇用を図っていくには、企業誘致をこれからもどんどんと図っていかなくては石井町の発展はないと思いますので、この森永乳業の土地の利用につきましても、今後コンタクトをとって、できるだけ有効利用ができるように町を挙げて検討をしていただきたいと思っております。 それと、今現在徳鴨線につきましても、石井のほうも農産市とか、いろいろと利用も道路縁進んでおりますけれども、吉野川市のほう境から西につきましては、ケーズデンキをはじめ、いろんな企業が今進出をしております。今現在ビッグも建設中でございます。どんどんと牛島のほうが今開発が進んでおりますので、石井のほうも指をくわえておらないで、どんどんと企業とか商業地の誘致を積極的に図っていっていただきたいと思うんですけれども、このことについて、将来企業誘致、石井町どのように取り組んでいかれるのかご答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(久米毅君) 黒川参事。 ◎参事(黒川浩君) お答えを申し上げさせていただきます。 企業誘致への取り組みの方針でございますが、なかなか企業を1つ誘致していくということについては非常に難しい面がございます。こういった面を推進していくためには、日ごろから企業との信頼関係、そういったものを築いていき、そして誘致に結びつけていかなければならないところと感じているところでございます。また、企業誘致に関しましては、徳島県とも連携を図り、できるだけ情報を活用し、そして情報を収集し、企業誘致に結びつけたいと考えておるところでございます。 また、昨今人口増ということで、地方創生ということが議論をされているところでございます。この地方創生につきましても、第1回の会合を石井町においても開催をしております。その中におきましても、企業の誘致、働く場所の確保が重要という点については、委員の皆様方からも意見からいただいているところでございます。そういった今のところ地方創生の議論の中でも、今後においてもまだ会合を重ねていくところでございます。そういった議論も通じ、またあらゆる機関との連携を十分に図りつつ、企業誘致にはできる限り全力で努めてまいりたいと思っております。以上です。 ○議長(久米毅君) 有持益生君。 ◆10番(有持益生君) ただいま参事より、企業誘致についてはこれからもますます取り組んでいかれるというご答弁でございます。私の個人的なことでお知り合いの方からいろいろお聞きすることがございますけれども、ガスとかの大手メーカーの岩谷さんが水素工場の建設を徳島県においてやりたいということも聞いておりますし、いろんな企業についても、海沿いのほうであれば津波が来るから、できたら高台のほうへ移転をしたいとかというふうな企業の移転とか、できたら津波の心配のないところへ工場誘致をしたいというふうなことも聞いておりますので、県ともいろいろ相談していただきまして、今後企業誘致につきまして、先ほど井上議員からも線引きの問題もあるんですけれども、これから石井町の発展のためには企業誘致というのは避けて通れないと思いますので、今後とも県とか、いろんな情勢を見ていただきまして、企業誘致について取り組んでいっていただきたいと思います。これにつきましては置きたいと思います。 最後に、教育の問題につきまして質問をさせていただきたいと思います。 先日教育委員会の点検評価ということで、平成26年度の報告書をいただいたんですけれども、学力調査、26年度では非常に石井町の場合は全国平均よりすぐれているというか、かなり高いんではないかと思います。そこで、石井町のこの学力調査について、石井町は以前は発表するじゃのしないじゃのということで、いろいろと問題があったんですけれども、今の教育委員会としてこの学力調査についてどのように取り扱っていかれるのか、まずご答弁をいただいてから、質問に入りたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(久米毅君) 教育長職務代理者。 ◎教育長職務代理者(武知光子君) お答えをいたします。 教育現場ではさまざまな教育課題が山積していますが、今議員様からご質問のありました全国学力テストの結果報告並びに生徒指導上の課題についてお答えをしたいと思います。 なお、本年度は、平均正答率や学校別の成績は過度の競争をもたらし、学校の序列化につながる懸念があるため、文章表現での公表ということがさきの総合教育会議において決定いたしております。 調査対象は、小学校6年生、中学3年生です。公表の主な内容は、調査結果、学習状況の概要、石井町教育委員会の考察と対応、各校の考察と今後の取り組みについてです。小学校の結果は、国語A、主に知識、国語B、主に活用、同様に算数A、算数B、理科の3教科が全て県平均並みでした。中学校では、国語A、数学Aは県平均並みで、国語B、数学B、理科は県平均を少し下回っておりました。 次に、学習状況調査の概要についてですが、小学校では、自分の意見や考えを発表することを苦手とし、学習に対する積極性に乏しい傾向があらわれています。このような傾向は、授業面においても、話し合う学習活動が全国県平均より下回る結果となっています。中学校においても同じような傾向が見られ、その上に読書時間や図書室に行く割合が全国県平均より低いという結果が出ています。 このような結果を踏まえ、教育委員会としては、学校図書のさらなる充実、ICT教育の推進、英語教育、特別支援教育など、教育環境の整備充実に取り組みたいと考えております。また、各学校には具体的な授業改善を打ち出すよう指示をしているところであります。10月上旬には保護者の皆様へ文書を配布し、各学校のホームページでも公表いたします。 次に、生徒指導上の課題ですが、いじめ、体罰、不登校、一部児童・生徒の問題行動などに学校だけでは十分に対応できず、教職員が問題を抱え、苦悩している実情がございます。そうした状況に対応するため、阿波っ子スクールサポートチームによるケース会議や石井町いじめ・体罰等対策会議の開催、スクールプロフェッサーの派遣など、これまで以上に関係機関との連携強化に努めています。また、対応が難しい事案に応じるため、相談窓口を教育委員会内に設置することも今後検討し、子供たちの学校生活が楽しく、学校が安心・安全な居場所になるよう全力を尽くしてまいりたいと考えているところでございます。以上です。 ○議長(久米毅君) 有持益生君。 ◆10番(有持益生君) 教育長の職務代理から非常に詳しくご答弁いただいたわけでございますけれども、学力の結果というのは発表してええ場合もあるし、いろんな問題がある場合もありますので、これについては国のほうも非常に考慮して取り組んでいられるということはもうよくわかっておりますし、よければよいということですけれども、少しでも悪ければ、またそれが問題になって、いろんなまた問題にも波及していきますので、それは教育委員会のほうとしてきちっとした対応していただいとることについてありがたく思います。 今先生のほうからもご答弁でもございましたように、非常にいじめ問題というのはもう昔からずっとあるんですけれども、非常に今全国的にいじめを苦にして自殺をなさる方が、1件あれば何か連鎖現象みたいな形で次々と出てくるということも、そういう今年は状況があります。そこで、先ほどご答弁でもいただいたように、非常に先生だけでも難しいし、家庭だけでも難しい。そのことについて、スクールサポートセンターとか、そういう警察とか教育委員会とか、そんな関係のそういうスペシャリストの方々も交えて検討していただいておるということでございますけれども、やっぱり家庭と学校というのが子供を一番見守る時間が長いわけです。ですから、学校と家庭との連携というのは一番大事だと思いますけれども、今後、先ほどもご答弁いただいたように、いろんな形でご協議もし、対策もとられておるということでございますけれども、なお一層先生の研修とか家庭との懇談とか、これからどんどんと図っていかないと、難しい時代が参っとると思うんです。我々、私もPTAのほうをしておりましたけれども、今のPTAと、また昔のPTAとは大分傾向が変わってきております。そこで、先ほどご答弁をいただいたんですけれども、なお一層今後重要な対策といいますか、石井町としてこういうふうに取り組んでまいりたいということがございましたらご答弁をいただきたいと思います。 ○議長(久米毅君) 教育長職務代理者。 ◎教育長職務代理者(武知光子君) まず、現場の教職員にではございますが、幼稚園児、小学校児童、中学校生徒、町内約2,500名の大切な命を預かっているということを日々肝に銘じて子供たちにかかわってほしいということを各学校へ回って、学校長を中心にその旨をしっかりと伝えていきたいと思っております。また、先ほどお話にもございましたが、保護者の方や地域住民の方々と認識を共有するよう努めてまいりたいと思っております。そのまず手始めが、いじめ・体罰等対策会議をこの9月末に実施する予定でございます。以上です。 ○議長(久米毅君) 有持益生君。 ◆10番(有持益生君) 石井町としては、子供の教育について取り組んでいかれるというのはもう十分わかりましたし、それからいじめ対策についても取り組んでいかれることもよくわかりました。しかしながら、これも全国的にも非常に難しい問題でございます。大変なお仕事だとは思いますけれども、学校と、それと家庭と、そして社会とが連携を組んでいただきまして、今後とも石井町の子供たちが明るく素直な子供に育ちますように、先生、教育委員会をはじめ学校側の取り組み、また家庭の取り組みについてお願いを申し上げまして、このことにつきましては質問を置きたいと思います。ありがとうございました。 これをもちまして私の一般質問を終わらせていただきます。いろいろと申し上げましたけれども、石井町の今後発展のために、町長はじめ職員の皆様方のますますのご健闘をお祈りいたしまして、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(久米毅君) 2番平野忠義君。 ◆2番(平野忠義君) 議長のお許しを得ましたので、一般質問をさせていただきます。 その前にちょっと先立ちまして、先日の関東、東日本に起こりました台風による水害により被災された皆様方に心よりお見舞いを申し上げまして、一刻も早い復興を祈念するものでございます。 それから、私ごとではございますが、今回せんだっての石井町議選によりまして、高原より出させていただきまして、地元はもとより町民の幅広いご支持をいただいたことにつきまして、またこの席をおかりいたしまして深く感謝をいたしまして、質問を始めさせていただきたいと思います。 それでは、質問に入らさせていただきますが、1年生議員ということで非常に勉強不足の感が、先輩議員の皆様、それから町幹部の皆様方、感じるところがあるとはございますが、1年生議員というところで寛大な目で見ていただいたら非常にうれしく思います。よろしくお願いをいたします。 それでは、質問でございますが、私、石井西こども園(仮称)についてご質問をさせていただきます。 私は、この年度末、5月ぐらいまで、西高原、高原の自治会長の任務を仰せつかっておりまして、しばらくさせていただきました。そして、そのエリア内にできるのが今度の新しいこども園ということで、地元の立場、自治会の立場から、いろいろ住民の方々の意見であるとかちょっと聞きたいことであるとかも聞いておりますので、そのことについてちょっとお伺いしたいと思います。まずは、建物、それから駐車場、そういうふうな建築施設ですね、施設の概要からちょっとお伺いしたいなと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。 あとの質問は質問者席からさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(久米毅君) 多田すくすく子育て課長。 ◎すくすく子育て課長(多田寛君) ご質問にお答えいたします。 まず、高原地区でございますけれども、小学校、幼稚園に隣接する場所でありまして、就学前の子供たちが継続して小学校に入学できるという意味におきましても、周辺の環境においても最適であると判断させていただいております。認定こども園の現在の用地でございますけれども、地権者をはじめ地域の皆様方には境界確定等、足元が悪い中、立会いただいたんですけれども、ご協力をいただきました。改めてお礼申し上げたいと思います。 建設用地につきましては、現在造成工事に着手しておりまして、造成工事は9月末に竣工する予定となっております。高原小学校西側、体育館、プールの西側になりますけれども、おおよそ3,000平米の敷地に、建築面積が大体1,000平米で、延べ床面積が1,700平米ぐらいになるのではないかと想定しております。鉄骨2階建てという計画になっております。幼稚園、保育所を一体化した幼・保連携の園舎を建築する計画となっております。 なお、計画におきましては、平成29年4月開園を目指しております。施設の開園に伴いまして、在園する児童につきましては、新しい施設に入っていただくというような見込みになっております。以上です。 ○議長(久米毅君) 平野忠義君。 ◆2番(平野忠義君) 課長、どうもありがとうございました。 それと、私がもう少し深く聞きたいのは、あのできます土地の周りといいますか裏の道、南北じゃなく東西の道、それからそれに接続するバイパスからの道、県道からの道というのは、非常に細く、通行量も少なく、地元の住民といたしましては、子供たちを散歩さす、朝夕の犬の散歩をさす、それから病気をなされた方のリハビリについて、夏場であれば朝夕涼しいときに散歩をしてリハビリするというふうな意味合いの、現状でですね、現状で意味合いの道でもございます。そこで、このこども園につきまして、どの道からこのこども園に進入するのか。それでまた、駐車場は十分とっておられるのか。町長の所信でお聞きしました規模を少し小さくしてということで、16、70人規模だったのを120人でしたかに減すということです。それでも120人規模ということは、朝大体の人が車で送ってこられます。そしたら、3分の1であるとか半分であるとかという車が短時間に殺到するのではないかなと。こういう場合の対策、駐車場、車の対向、そんなものを含め、進入道は規制するのか、そういうふうなところを含めて、もう少し詳しくお聞きしたいのですが、よろしくお願いいたします。 ○議長(久米毅君) すくすく子育て課長。 ◎すくすく子育て課長(多田寛君) ただいまのご質問ですけれども、大きく分けて、進入道路、交通の件ですね、それと駐車場の問題という2点があったかと思います。 先般地元自治会のほうに私と町長とともに出席させていただきまして、地域の皆様からご意見をいただいております。また、道路交通環境、また周辺整備の関係についても、ご心配をしていただいているところを認識しているところでございます。 幼稚園と保育所が一体となるということで、保育園児が増えることになります。送迎時など、交通量が増えることが、議員さんのおっしゃるとおり、想定されます。先ほど議員さんのほうからおっしゃられてました施設西側、ちょうどバイパスから小学校正門のほうに抜ける町道高原6号線になります。その道と南側にあります細い道、町道高原104号線になるんですけれども、そちらの道路がメインの送迎の道路になるのではないかと想定しているところでございます。県道、町道を広げるというのはなかなか難しいところはございますけれども、周辺の通行については施設の用地を一部活用いたしまして、できるだけ車が対向するような措置をとれたらなと考えております。また、歩行者や車が安全に通行できることを第一に、できるだけ広いスペースを確保できるようにしていきたいと考えておるところでございます。また、道路面のカラー舗装ですね、現在藍畑小学校のほうでこの夏に実施しておりますけれども、カラー舗装などを検討いたしまして、ドライバーに対しても注意喚起をするということも必要ではないかと考えているところでございます。 地域の皆様にまずご迷惑がかからない、また安全が確保できる、またお年寄りも利用する貴重な大切な生活道路とともに、通勤に使う道路としても活用している部分でございますので、安全がより一層確保できるように、建設課、また石井署等々と協議を重ねながら計画していきたいと考えているところでございます。 2点目ですけれども、駐車場についてということでございますが、まだ計画の案ということでございますけれども、小学校プール、現在高原小学校の先生方が使われている駐車場、それと高原幼稚園が今度幼・保連携施設のほうに移るということで、そこが駐車場に活用できるものと考えているところでございます。両方の用地を活用いたしますと、大体55台分ぐらいのスペースが確保できるものと想定しているところでございます。送迎のときの駐車場については、園舎東側、園庭ですね、新しい施設の園庭に駐車スペースを確保いたしまして、送迎時間帯の保護者の方の送り迎えはそこで対応できるのではないかと考えているところでございます。 また、イベント時などにおきましては、幼・保連携施設、また小学校、協力しながら使用していけるのではないかと考えているところでございます。 また、開園後につきましては、通勤時間帯、送迎時どう混んでいくのかと、そこら辺はまず検証しなければいけないと思っております。また、必要がありましたら、周辺で駐車場が確保できるところがございましたら、そこを確保していくことも検討していく課題ではないかと考えております。 ○議長(久米毅君) 平野忠義君。 ◆2番(平野忠義君) ありがとうございました。何分非常に混雑が予想される、そしてまた夕方、朝もそうなんですが、小学生の登下校時、これとも同じになる可能性も多々ございますので、そこら辺も今から準備はもとより、開園してからもその実態を見ながら、十分な対処をしていただきたいと、このようにお願いをしておきます。 それから、町長が所信で申しておりました、先ほども言いましたが、人数的な削減といいますか、ちょっと規模を小さくしたというふうなこと、それから前町政下で計画しておりましたこども園、所信を聞いておりますと、昔の案とは少し違うのかと思っておりますので、その前案と原案の違いについてもう少しわかりやすく経費の面でもご説明をいただけたらありがたいのですが、よろしいでしょうか。お願いいたします。 ○議長(久米毅君) すくすく子育て課長。 ◎すくすく子育て課長(多田寛君) お答えをいたします。 前案と原案ということでございますけれども、町長の町政概要報告にもございましたけれども、当初計画案におきましては、認定こども園を3園、高原、石井、藍畑地区に新設、これは私立も含むということでございます。幼稚園3園、浦庄、高川原、藍畑についてはそのまま継続して、計6園はそのまま新築または改築において施設整備するというような計画でございました。しかし、存続する計画であった幼稚園3園、昭和40年内に全て建築されたものでございまして、40年以上経過しているということで、遠くない時期には建てかえなければならないという実情もございます。また、少子化が進む中、大規模な集約施設は財政的にも厳しいという結論に至りまして、幼・保連携施設を計画的に、今後各小学校区5カ所に整備することを基本として、見直しを行うということでございます。 全体の計画を見直すことによりまして、小学校区ごと、就学前施設を地域の実情に見合った規模として整備するということで、このたび高原地区についても縮小するという計画でございます。現在高原地区におきましては、受け入れ児童数160から120と、40名ほど減となりますけれども、それによりまして建築面積が当然減ってまいります。大体300平米前後の建築面積が抑制されると考えてはおるんですけれども、その中で建築経費も大分削減できると考えているところでございます。先ほども申し上げましたように、29年4月と、以前の説明においては28年4月を目指しますということで、1年間延ばさせていただいたんですけれども、それが無駄にならないように今後取り組みまして、新しい施設を整備していきたいと考えているところでございます。 ○議長(久米毅君) 平野忠義君。 ◆2番(平野忠義君) ありがとうございます。経費面でもう少し、どれほどどうなるのかというのをお聞きしたかったのですが、また後で一緒に答えていただいても結構でございます。要は、9施設が6施設であったのが、9施設が5施設になるというふうな把握でよろしいですね。わかりました。 それで、これからはこども園の中のことについても少しお伺いしていきたいなと、このように思います。 これが1つ高原のこども園ということで、町長がおっしゃっておられました5億円ほど経費がかかるということをお聞きしました。これをまた順次5つの旧町村していくとなりますと、かなりな経費がかかります。石井町としては、かなり大きな事業でないかなと思います。 そこで、高原が一番にこういうふうなことができるというのは、地元の人間として非常にありがたく、うれしいことではありますが、これをもし少し蹴つまずいたり、こういうことはないんですが、失敗したりとか、そういうふうな悪い評判が立ったりとかというふうなことが絶対に起こされない、絶対に失敗されないプロジェクトではないかなと、こういうふうに私は思うのであります。そこで、ここで私が言いたいのは、用意周到な準備をしてこそ、初めてそういうふうな成功、1つの事業に対して、初めての事業に対しての成功があるのではないかなと、このように思うのですが、今までかなりな人数をこの会にかけてきたと思いますが、現場の意見であるとか教職員の意見、それから行政側の意見、議員さんの意見、そういうふうなことを全部踏まえて、一堂に会するような準備室といいますか、そういうふうなものを立ち上げたらどうかなと私は思うのですが、そういう面から準備室の開設、準備室というのは私が言っているだけのことなんですが、そういうふうな部署をつくる意思があるのかどうか、もうできていたら済いません、こういうふうなことで動いておりますということをご報告いただけたらと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(久米毅君) すくすく子育て課長。 ◎すくすく子育て課長(多田寛君) お答えをいたします。 まず、先ほど経費の件ですけれども、前案の場合は、建築経費、直接建築経費が6億5,000万円程度の経費がかかる見込みでございました。それを大体5億円程度に減額したいということでございます。直接経費以外にもいろいろ設計料とか経費がかかっておりますので、1億5,000万円から2億円程度、経費削減できるのではないかということで、取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 続きまして、準備室ということでございます。ご質問の趣旨につきましては、施設運用についての幼稚園、保育所のそれぞれ職員が運用等について話し合う組織ができないかということかと思います。 以前にも施設整備につきましては、平成23年より幼稚園、保育所、教育委員会等で構成します石井町認定こども園準備検討委員会というところがございまして、そちらのほうで施設等は検討してまいりました。また、その中で運用について話もしてはいたんですけれども、ご指摘のとおり、新しい施設でございます。施設も大切ですけれども、どのように運用していくのか、現場がどう対応していくのかと、非常に大切なことと認識しているところでございます。幼・保連携施設を成功させるために非常に重要で大切であると、もちろん認識しているところでございます。現在当課を中心といたしまして、教育委員会、保育所、幼稚園、職員によります施設運営委員会を設置したところでございます。まだ、来月あたりから会を開くという段階でございますけれども、教育委員会、すくすく子育て課を中心といたしまして、新しい保育連携施設を円滑に運用できるように、それぞれ経験を生かしながら知恵を出し合って、子供たちを安心して預けていただけるよう、保育環境を整えていきたいと考えているところでございます。以上です。 ○議長(久米毅君) 平野忠義君。 ◆2番(平野忠義君) ありがとうございました。経費の面につきましては、かなり経費削減になるということをお聞きいたしまして、安心いたしました。それから、準備室の開設も、もう既に話が進んでおるというふうなことでございますので、今まででありますと何か話し合いが密に行われていないんじゃないかなというふうなことが多々見受けられましたが、これからはそれを今お話が課長からありましたので、十分に期待をしながら、見守っていきたいなと思っております。よろしくお願いをいたします。 それとあと、その準備室開設の件に少し関係があるのですが、所轄といいますか、今までであれば、幼稚園、保育所、すくすく子育て課と教育委員会というふうに分かれておったのが1つの建物に入るということで、非常にここも難しい問題ではないのかなと思っております。今まで分かれて保育しておりました幼稚園と保育所が1つの建物に入って、一つ屋根の下で半日以上の生活をするということで、いろんな問題があるのではないのかなと思います。そこで、責任の所在といいますか、いろんな問題も起こってくると思いますので、その責任の所在というものも、誰か責任をとる者、それから命令系統にしましても、トップに座る者という者が1人要るのではないかなと、このように私は思っておるのですが、そこら辺責任者の問題について、もし計画があるのであれば、誰かご答弁をよろしくお願いをいたします。 ○議長(久米毅君) すくすく子育て課長。
    ◎すくすく子育て課長(多田寛君) お答えをいたします。 幼稚園、保育所が、それぞれ国におきましては、文部科学省、また厚生労働省が所管となっております。本町におきましても、それぞれ幼稚園は教育委員会、保育所は町長部局でありますすくすく子育て課が所管課というふうになっております。幼稚園は5地区それぞれ5人の園長さん、保育所については4園を2人の園長さんで受け持っているのが現状でございます。 今度の施設ですけれども、幼稚園、保育所が一体となるということで、それぞれ園長、保育所長が存在するということにはなるかと思います。ただ、その責任者ということになりますと、園長であるのか施設長であるのかということですけれども、私どもの課としてはそこまで立ち入れない、現在当課では検討できていないというのが現状でございます。 ○議長(久米毅君) 平野忠義君。 ◆2番(平野忠義君) ありがとうございます。 今現状では答えられないということでございますが、やはりこの問題は避けて通ることができない、1つの施設長なり何なり、責任者というのは必ず必要でないかなと思うのですが、そこら辺町長はどのようにお考えでしょうか、よろしくお願いをいたします。 ○議長(久米毅君) 町長。 ◎町長(小林智仁君) 新しく整備される幼・保連携施設の明確な責任者ということでございますが、議員ご指摘のように、同じ建物内に保育所と幼稚園とが共存するわけでございますので、そういった統一した明確な責任者が必要であるということは十分認識をしておるところでございます。また、これは先ほどの課長の答弁と少しかぶるところもございますが、いわゆる所管の関係で、今現在におきましては検討中であるということをつけ加えさせていただくとともに、例えば高原と浦庄の保育所の所長が今現在1人かけ持ちで行っております。ということで、必ずしも1保育所に1人の所長がいるわけではございません。また、幼稚園長におきましても、以前は小学校長が兼ねていたということも現実にありまして、これも必ずしも独立の園長のみではないというふうに思っております。そういった所管の関係や、また法令等、これ幼・保連携施設が1つの建物内に存在するというのは恐らく本当にこの石井町式といいますか、石井町が初めてではなかろうかと思っておりますので、いろいろな関係法令等をこれから調査研究して、できましたら1つの施設に明確な1人の責任者を置けるよう、これから施設運営委員会の中で検討を重ねてまいりたいと、このように考えておるところでございます。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 平野忠義君。 ◆2番(平野忠義君) ありがとうございました。私、最初にも申しましたとおり、この事業というものが決してこれ高原1園で終わらないように、これからまだあと4つしていかなければならないプロジェクトでございます。それをまず成功さすためにも、ちゃんとした組織を持って、ちゃんとした運営をまず最初に高原でやっていくのがベストではないかなと、このように思います。今町長が申されましたように、これから委員会で検討していただいて、そのように前向きに取り組んでいただくということで、承知しておきます。よろしくお願いを申し上げます。 あと次、同じく幼・保の中のことなんですが、教諭の方、保母さんの方で、非常に女性の方が多くて、保育所なんかはとても若い先生方が、保母さんがたくさんおいでるということで、これも同じ建物に入るということでいろんな問題はあるかと思いますが、そこでちょっとお尋ねしたいのですが、幼稚園、保育所の中の職員の人事の交流という面で、そういうふうなのは行う計画があるのか、またそれはするという計画がもう既に計画をしておるのか、まだ話し合いができてないのか、そこら辺もお聞きしたいと思います。これは、人事はやっぱり総務課長になるんですか。総務課長、よろしくお願いいたします。 ○議長(久米毅君) 総務課長。 ◎総務課長(木下貴雄君) 幼・保の職員の人事交流について説明させていただきます。 今後石井町において幼・保連携施設が整備されるに当たって、幼・保職員がお互いに協力できる体制づくりのためにも、交流は必要だと考えております。また、9月4日には幼・保の園長、所長が話し合う場があり、幼・保それぞれの問題点や現状を話し合ったと聞いております。今後は石井町幼・保連携施設運営等検討委員会も設立されますので、これらの機会を通じて人事交流を図ってまいりたいと考えております。 また、人事異動につきましては、幾つかの問題点もあろうかと思いますが、理事者と協議しながら今後検討してまいりたいと、こういうふうに考えております。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 平野忠義君。 ◆2番(平野忠義君) ありがとうございます。幼稚園、保育所の教諭の方、保母さんの方というのは、女性の方が多うございます。若い方も多うございますので、これから産休であるとか、そういうふうな問題も多々出てこようかと思います。そこで、人事交流をしておいて、いろんな問題に対処できるというふうな、何がどうなっても教育の面では対処できるというふうなものも、いろいろ内部では問題もあるかとは思いますが、そういうふうな対処をしておけば、後何とかなるのではないかなと素人なりに私考えております。ですので、あとその人事交流に関しましては、保育所の先生方は非常に若い方が多いような印象が私ちょっとしておるので、管理職とか、そういうふうな育成の面につきましても、いろいろ交流をしておいたら後々いいんではないかなと、私また思いつきでこういうことを申しておりますが、行政のプロの皆様方にはそういうことはなかなか難しいとおっしゃられるかもわかりませんが、そういうことも少し頭の中に置いていただいて、次の問題についてちょっと質問させていただきます。 あと、これは地元のお母さん方に問題を提起されたのでございますが、今度石井西こども園ができるということで、今中島にある高原保育所、それから高原幼稚園、浦庄保育所と、その3つに今通っている方がテリトリーに入るのでないかなとは思うのですが、その新しくできたときのエリア的な入所条件というものはあるのでしょうか。あればお教え願いたいなと思っております。柔軟に対応していくというんであれば、それで結構でございますので、そこら辺を教えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(久米毅君) すくすく子育て課長。 ◎すくすく子育て課長(多田寛君) お答えをいたします。 新しい施設でございますけれども、基本的には高原幼稚園、高原保育所に在園していらっしゃる児童については、新しい幼・保連携施設のほうにお移りいただくということになると思います。在園児につきましては、保育の継続性という観点もございます。また、ならし保育などを実施しながら、保育の環境の変化について影響しないよう配慮して、新しい施設に入っていただくということになります。 また、ほかの保育所に通所する高原地区の保育の児童についてというご質問かとは思いますけれども、幼稚園につきましては地域というものがございますので、基本的に高原地区の新しい施設のほうに入っていくことになるかとは思いますけれども、保育所部分については広域で入所するということで、必ず入れますとなかなかお約束することはできないんですけれども、空き状況によりまして、配慮できるところはしていきたいと思っておるところでございます。 ○議長(久米毅君) 平野忠義君。 ◆2番(平野忠義君) ありがとうございました。 続きまして、同じくこども園の問題ですが、こども園というものができましたら、中に保育所をする場合に給食室を設けなければならないというふうな規定があるとお聞きしております。この給食室ができるということは、非常に経費もかかって、建物自体の経費を底上げしているものだなとは素人なりに思うのですが、この給食について、どの範囲でその給食を提供するのか。また、私素人で余りわからないのですが、この給食室を利用して何か、例えば高原の小学校に一緒にこれを供給するとか、メニューとか、そういうふうな問題もあるとは思いますが、どういうふうな供給の仕方を考えておられるのか、またそういうふうにしなければならないのか、教えていただけたらと思います。よろしくお願いをいたします。 ○議長(久米毅君) すくすく子育て課長。 ◎すくすく子育て課長(多田寛君) 給食のことについてお答えをいたします。 議員さんご指摘のとおり、0歳から3歳までの保育園児につきましては、厚生労働省の児童福祉法及び児童福祉施設の設備及び運営に関する基準第11条のほうで、入所している者に食事を提供するときは、当該児童福祉施設内で調理する方法により行わなければならないと定められているところでございます。新しい施設につきましても、同法に基づきまして、調理施設を備える、自園調理を行うという施設を計画しているところでございます。 今申し上げましたように0歳から3歳までということで、じゃあ4、5歳につきましてはどうするのかということでございますけれども、4、5歳の幼稚園児につきましては、従来と同じように、給食センターからの搬入により給食を提供するという方向で検討しているところでございます。これまだまだ今後教育委員会等々と協議をしていかなきゃいけないんですけれども、そういう方法でやっていければなと思っているところでございます。 ○議長(久米毅君) 平野忠義君。 ◆2番(平野忠義君) ありがとうございます。 それと、もう一つ聞きたかったのが、素人考えなんですが、これから5つ、そういうふうな施設ができるということで、今の給食センターが非常に老朽化しております。それで、本当に素人考えで、間違ってたらご指摘いただきたいのですが、その5つできるこども園の給食室を使って、小学校とかに給食をサービスするということは法律的にといいますか、施設的に、規模的に、いろんな理由があると思いますが、無理なのか、それとも可能なのかということを少し教えていただけたらと思います。よろしくお願いします。 ○議長(久米毅君) すくすく子育て課長。 ◎すくすく子育て課長(多田寛君) ただいまの小学校のほうにもそこの給食施設を使って配膳できないかということでございますけれども、実は一度検討してくださいということで考えたことはございます。ただ、そこの幼・保連携施設のほうで給食をつくりましても、小学校に運搬するのには、雨も降ります、風も吹きますということで、いずれかの方法で運ばなければいけない。そうなりますと、車に入れて、どこかで給食配膳スペースに運んで、そこから搬入するということになります。そうなりますと、各地区5地区に同じような設備、車を配置し、人を配置し、配膳を考えるということになってまいります。また、そうなりますと、主の人数が小さいのに、小学校はもちろん6年生まで児童がおりますので、そちらのキャパのほうが広くなるということで、なかなかそういうスペースをとるのは難しいと考えておりますし、その5カ所を整備するよりも、1カ所に集約したほうが経費的にも削減できるのではないかと考えているところでございます。詳しくはちょっと具体的なところは検討しておりませんけれども、一度うちのほうでどうかなということで検討した結果、そういう考えに至っております。 ○議長(久米毅君) 平野忠義君。 ◆2番(平野忠義君) ありがとうございました。中学校もございますし、将来的にはまた給食センターを新しく建てかえるというふうなことになるのかなと感じました。以上でこども園についての質問は閉じます。 続きまして、通告書にあります最終処分場について少しお聞きしたいと思います。 最初の所信で町長から少しお話があってお聞きしたのですが、私そのことが詳しく調べてもおりませんので余りよくわからないところが多々ございます。そこで、再稼働に至った経緯というものを簡単でよろしいですので、参事のほうからちょっと説明していただけたらなと思います。よろしくお願いします。 ○議長(久米毅君) 遠藤参事。 ◎参事(遠藤光宏君) お答えいたします。 最終処分場につきましては、平成22年3月末をもって埋め立てを休止したわけでありますが、平成26年3月に損害賠償請求事件訴訟が結審したため、再開後の運営方法や運営費用などの町としての今後の方針を庁内で協議し、平成26年10月に、平成28年4月1日に埋め立てを再開する旨の協議が調いました。その後、県との協議を重ね、平成27年2月に一般廃棄物処理施設軽微変更等届け書を県のほうに提出いたしました。 前町長のもとでの当時の協議結果といたしまして、3点ほどございました。まず1点、平成28年4月1日に埋め立てを再開する。2点目でございますが、直営で再開する。3点目でございますが、最終処分場内の管理道を塞いでいるのり面の復旧費用を平成27年度予算書に計上し、再開まで工事を施工するなどでございました。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 平野忠義君。 ◆2番(平野忠義君) ありがとうございます。 この再稼働計画というものが、果たしていつ、最初計画したときは多分かなり前だったので、清掃センター所長とか町長とかは余り話の中に入ってなかったのかなと思い、参事にお伺いしたのですが、そのときは今の外へ仕事を出すというやり方が非常にどの面から考えても経費的に考えてもすぐれておったのでないかなという認識で、そういうふうな計画をされたと思います。それで、せんだっての町長のお話でありますが、1,000万円から余っての削減になるというふうなことをお聞きしました。 そこで、参事にもう一つお伺いしたいのですが、その経費削減になると、今の考えが再稼働するほうが経費削減になると思ったということは多分考えがどこかの影響で変わったと思うんですが、それはいつどのようにして変わったのか、ちょっとお聞きしたいのですが、よろしくお願いします。 ○議長(久米毅君) 遠藤参事。 ◎参事(遠藤光宏君) ちょっと小休。 ○議長(久米毅君) 小休します。            午後2時03分 休憩            午後2時05分 再開 ○議長(久米毅君) 再開いたします。遠藤参事。 ◎参事(遠藤光宏君) お答えいたします。 先ほども申しましたように、平成26年10月以降に一般廃棄物処理施設軽微変更届を提出する旨の協議を重ねてまいりました。それで、平成27年2月にその協議書を提出しました。そのことによりまして、従来は明和クリーンのほうに2,000万円程度で請け負っていただいています残渣を直営でした場合1,000万円ほど安くなるということでございます。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 平野忠義君。 ◆2番(平野忠義君) ありがとうございます。2月の届け出以降に経費が1,000万円ぐらい削減できるということに気がついたということでよろしいですか。            (参事遠藤光宏君「10月から2月の間に」と呼ぶ) 10月から2月の間に。            (参事遠藤光宏君「2月に軽微変更届を提出しました。その間に協議しました」と呼ぶ) 協議の間に安くなるということがわかり、変更に至ったということでよろしいですか。わかりました。ありがとうございました。 それからあと、非常にこれ難しい問題であろうかと思うのですが、小林町政にかわりまして、いろんな町民からの目線も厳しいものが町長に対してもあるかと思いますが、こういうふうな事案がございますと、小林町長がこれをまたもとへ戻すとか経費削減と言いながら、さあ、中身はどうかなというふうな疑いの目を持たれると私は内心思っておるのですが、そこら辺の前町政下での変更が今の町政に対する影響も少なからずあると思います。そこで、一番に我々議員と行政が一体となって町民の皆様方にこの問題を説明をする説明責任というものが生まれてこようかと思います。そこで、地元を含め、全町民に対しての個々の説明をどういうふうにして行っていくのか、またこういうふうにしたら望ましいというものがございましたらお聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いをいたします。 ○議長(久米毅君) 清掃センター所長。 ◎清掃センター所長(内藤泰典君) お答えさせていただきます。 現町政下での地元及び住民へのご説明、対応ということのご質問と受け取らせていただきました。 まず、今月4日に地元の自治会長に事情を説明し、翌週8日に最終処分場周辺にお住まいの方々に文書、石井町からのお知らせを戸別配布しております。また、翌9日には、山上地区にお住まいの方々宅を参事以下職員が戸別訪問し、ご理解、ご協力をお願いに参ったところでございます。今後の予定といたしましては、近日中に町長が山上地区に赴き、お願いに参る予定でございます。 ○議長(久米毅君) 町長。 ◎町長(小林智仁君) この最終処分場の再稼働の件につきましては2年ほど、平成26年ぐらいから計画をしておるというふうに、引き継ぎも受けております。この最終処分場の再稼働に至りましては、休止している正当な理由がなくなったためと、そしてまた直営により再開することによりまして、1,000万円程度の経費が削減になるということもございますが、一番大きな問題は国費の返還を避けるためであろうかというふうに思っております。この件につきましては、所信でも申し上げましたように、国費で多大な補助金、地方交付税算定分を含めますと十何億円のお金をいただいておりますので、国費を有効に使うため、地元の住民の皆様方をはじめとする住民の皆様方にご理解を賜りたいと、このように思っておるところでございます。 先ほど清掃センター所長のほうからご説明申し上げましたように、この近いうち地元の特に足元の山上地区の住民の皆様方に対しまして、役場職員、参事はじめ所長とともに出向いて、説明に上がらせていただきたいと、またご理解を賜りに参りたいというふうに考えております。 そして、議員ご指摘のほかの石井町の住民の皆様方に対する広報につきましては、これから広報紙あるいはケーブルテレビ等を通じまして、住民の皆様方に広く周知を図るとともに、そういった方法を通じましてご理解を賜っていきたいと、このように考えておるところでございます。また、この住民の皆様方に対するご理解、ご協力におきましては、私ども行政のほうも真摯に対応してまいりたいと、このように考えておりますけれども、地元選出の議員の皆様方のお力もまたお借りしながら、住民の皆様方のご理解を再度賜ってまいりたいと、このように考えておりますので、ご協力のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(久米毅君) 平野忠義君。 ◆2番(平野忠義君) ありがとうございました。町長はじめ町幹部の皆様には町民に対する説明責任というものがありますが、非常にご苦労なことではないかなと思っております。我々議員もそれに協力して、地元町民の皆様をはじめ、全町民の皆様の疑念を晴らせますように、協力を私どももしていきたいなと、このように思っております。 最後になりましたが、この最終処分場で生ごみの処理をしておったというふうにちょっと聞いておりますが、最後の質問、お答えだけで結構でございます。今なおその生ごみの処理はしておるのかおらないのか、それだけお聞きして、私の質問を閉じさせていただきたいと思います。よろしくお願いをいたします。 ○議長(久米毅君) 清掃センター所長。 ◎清掃センター所長(内藤泰典君) 生ごみの処理、コンポストの処理を最終処分場で今現在行っておるのかというご質問だと思いますが、今現在はコンポスト、全て最終処分場から引き上げておりまして、最終処分場には一台もございません。このコンポストにつきましては、広く町民に広報いたしまして、生ごみ処理減量化にご協力いただける町民の方々に無料配布いたしまして、使っていっていただくようご理解を求めるところでございます。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 小休いたします。            午後2時14分 休憩            午後2時30分 再開 ○議長(久米毅君) 再開いたします。7番谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 議長のお許しをいただきましたので、ただいまより私の一般質問をさせていただきます。 今回の選挙戦のときに、町民の方から言われたことが3つございます。水道料金、火葬場建設、保育所問題です。このことは後からお尋ねいたしたいと思います。 今回の選挙で、本当に誹謗中傷、名誉毀損がありました。疑問を抱いている町民の方がたくさんいらっしゃいますので、ここではっきりと申し上げたいと思います。また、場合によっては警察に相談していくことも考えたほうがいいのではないかという人もございます。 まず1つは、私に対しての選挙妨害であります。町長選で河野さんが負けたら、谷脇さんは一番早く小林さんのほうへ寝返ったと言って、ずっと言うて回った人がいるそうです。何人もまたそれがいたそうです。多分お金をもらってしているのかもわかりませんが。石井地区だけかと思っていたのですが、選挙が終わって後で、高原地区の人、浦庄地区の人からも言われました。私は、小林町長のほうへ入れてくれと寝返ったことは決してございません。自分の立ち位置はしっかりと自分が承知いたしております。 何のためにそんなことを言うのか、そのときはわかりませんでしたけれども、後で自分の推す候補者が少しでも有利になれるように、また私のイメージダウンを狙ったということがわかりました。また、そのうちの一人は、町のある程度の役職にあった家族のすることかと、ただただもうあきれるばかりです。人をたたき落として、また何の罰も受けぬ、そんなはずは決してございません。また、いずれその人には天罰が下ると思っております。また、そうした中で私を信じ、投票してくださった方には、今改めてここで深く感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました。 またもう一つは、町長選からのことですが、我々の関係者に1,000万円、1人200万円という大金を受け取ったと、またそのことを言って回っている候補者もいたそうです。直接聞いた人も何人もいます。また、私を理解してくださった人は、谷脇さんはそんなお金を受け取るはずがないと言って、そのときその候補者の人から直接そんなことはないとはっきりと否定をしてくださいましたが、中にはその言葉を信じている人がいるのかどうか、私の家にも200万円受け取ったんえって問い合わせもございました。自分のことは自分が一番よく理解しています。わかっています。私は議員にならせていただいて5年近くになりますが、町民の人から何か仕事を頼まれると、またそのお礼と言って菓子折り等持ってこられる町民の方が何人もいらっしゃいました。しかし、私は自分が議員になったときの信念として、菓子折り一つ、町民の方から受け取ったことはございません。理由をしっかりと説明をして、全部持って帰ってもらいました。そんな私が、何で200万円という大金を受け取りますか。また、それを持ってこられたこともございません。私も、私の弟が数年前の定年になるまで、現職の警察官でございました。弟の名を汚すようなことは、姉として絶対いたしません。 警察に訴えたほうがいいのと違うかと、また徹底的に調べてもらったほうがいいのと違うでと何人もの人から言われました。また、人によってニュアンスは違いますが、小林町長もこれに関係しているとかいないとか聞きました。町長、何か町長のほうに耳に入っていますか。また、この問題を今町長はどのように思われていますか、お尋ねいたします。よろしくお願いいたします。 次の問題から質問者席で質問させていただきます。 ○議長(久米毅君) 町長。 ◎町長(小林智仁君) ただいまの質問につきまして私が答弁する立場にあるかどうかというのはわかりませんが、通常選挙と申せば、さまざまな誹謗中傷、あるいは全く根拠のないデマやうわさ話等が流れるというのは、今までも例に見るところでございます。また、往々にしてそういったうわさ話等を流すのは、議員おっしゃいましたように、敵と申しますか、あるいは対戦相手を陥れるためのものでありまして、それを信じる信じないは住民の皆様方のご判断になるとは思いますが、今まで私が経験した限りにおきましては、そういったうわさや誹謗中傷が事実だったことは、ほぼゼロに近いように思っております。また、このたびの町議選挙におきましても、先ほど議員がおっしゃられましたようなことも含めまして、さまざまなデマやうわさ話等が飛び交いましたが、それが真実であるかないかはこの選挙戦を戦われました議員各位、そしてこのたび当選されております議員各位をご支持された皆様方が一番よくご存じだろうと、このように思っておるところでございます。ですので、事実無根のことに対しましては、あくまでも正々堂々と構えていればよいのではないかと私は思っておるところでございます。 といいますのも、そういった事実無根のデマや誹謗中傷、根拠のないうわさ話等は、このたびの議員選挙に限らず、さきに行われました町長選挙、あるいは私が就任させていただいてからも、たびたび耳にすることがございます。恐らくおっしゃっておられる方は同一の方だとは思いますが、私が就任してから、例えば職員さんが行っている役場の掃除をやめたとか、あるいは掃除の業者さんの人数が1人から2人に増えたとか、あるいはお名前を出して申しわけございませんが、井上町議が経営する会社が役場の掃除に入っているとか、そういった本当にくだらないといいますか、取るに足らないデマを流している方がいらっしゃいます。 しかしながら、その一つ一つのうわさ話を一々否定するのもくだらないことでありますので、相手にせず放っているわけでございますが、お名前が上がっている議員さんや職員さんの名誉のため、あえて申し上げさせていただきますと、役場の掃除は、毎朝8時前後、職員さんが自発的に就業時間前に早く出社いたしまして、各担当課内やフロアについて掃除をしてくれております。また、毎週月曜日、本日も行ったところでありますが、管理職はじめ役場職員が駐車場など、役場近辺の掃除を行っておるところでございます。また、トイレ掃除につきましても、私も含め当番を決めまして、これも就業時間に行っているということを申し上げさせていただきたいというふうに思っております。ですので、一度いつでもいいですので、8時前後の役場がまだ開く前に役場のほうに来ていただけましたら、私が言っていることのほうが真実なんだなとわかっていただけると思いますので、また8時前後にお寄りいただくことがあれば見ていただきたいと、このように思っております。 また、役場を掃除してくれております業者の方が1人から2人に増えたと、あるいは井上町議さんの会社が役場の掃除を行っているといううわさ話につきましても申し上げさせていただきますと、旧庁舎のときというのは確かに業者の方1人で掃除を行ってくれております。しかしながら、役場が新庁舎に移りまして面積が約1.5倍と広くなったことに伴い、今年4月から2人の女の方が掃除をしてくれております。そして、その契約人と申しますのは私ではなく、このように本年4月10日にとっておる伺いでございますが、この伺いのとおり、河野前町長の決裁によりまして、有限会社サカエ美装工業さんと383万6,160円で1年間の清掃業務委託契約を前町長であります河野町長の名で契約をしておりまして、現在もその契約どおり、サカエ美装さんに履行をしていただいておるところでございます。ですので、私が就任してから清掃業者の方が増えたのでもなく、また他の業者さんが入っているわけでもなく、この契約どおり、従前の契約のまま行っているということでございます。 こうして事実関係を申し上げていきますと、本当に根拠のないデマや事実無根のうわさ話ばかりだというのはわかっていただけるとともに、議員さんおっしゃいましたように、各議員さんにおかれましてもいろいろなうわさ話あるいは誹謗中傷がされたこともあるかもわかりませんが、そういったこともまた単なるうわさやデマではなかろうかというふうに思っておりますが、こうしたことを一々1つずつ払拭していくのも本当にくだらないことでありますし、またそんなことに時間を費やすのであれば、もっともっとこの石井町がよくなるためにどうしたらよいのかということを考える時間に費やしていきたいと、このように思っておるところでございます。ですので、これは谷脇議員さんに限らず、私も含め、議員各位におかれましても、今後もそういった事実無根の誹謗中傷あるいは根拠のないデマやうわさ話といったものが飛び交うこともあるかもわかりませんが、そのようなことには負けずに、今後も引き続き石井町発展のため、先ほど議員冒頭でおっしゃいました寝返る寝返らない、あるいは与野党立場という、そのようなことを抜きにして、本当に一丸となって町のため、これから石井町のさらなる発展のため、ともにご尽力していただきますようお願い申し上げるところでございます。以上であります。 ○議長(久米毅君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) まず最初に、水道料金のことでございますが、県下一高いと言われる水道料金、我々の生活に欠くことができない水道料金の値上げ。値上げするにしても、もっと町民に説明して、一度に一遍に上げずに2度ぐらいに分けて値上げしてくれたらと、今回の選挙戦で町民の方から言われました。また、町民に理解を得ることも大切だと、また値上げしなければいけないということは町民としても理解はしているけれども、説明不足だとも言われました。もう一度、値上げに至った経緯を詳しく、わかりやすく教えていただきたいと思います。水道課長、よろしくお願いいたします。 ○議長(久米毅君) 水道課長。 ◎水道課長(岩佐伸一郎君) それでは、ご説明させていただきます。 まず、石井町の水道事業につきましては、昭和44年に全町を給水対象とする上水道創設基本計画を立案して、昭和60年を目標に、給水人口2万5,000人、給水量1万立方メートル、総事業費は6億1,900万円をかけ、自己水源を持たず、本町内にある徳島市水道事業の第十浄水場より浄水を購入する方式により、昭和46年12月に給水管布設工事を着手し、昭和48年3月に完成。昭和48年4月26日より正式に全町内に給水を開始しております。 本年で42年を経過することとなり、平成26年度末の給水人口は2万4,010人、給水戸数9,340戸、石井町行政区域内の水道普及率は91%の実績となっております。 また、平成2年3月31日、徳島県知事の事業変更認可を得て、石井町上水道第3期拡張事業を平成2年度より実施し、有効容量7,500立方メートルの石井配水池を築造し、非常時に対応できる貯水配水量の確保を図るとともに、低水圧地域の解消及び未普及地区の配水管の整備を行い、総事業費33億7,677万7,000円で平成9年度に竣工しております。 その後、平成11年4月には企業債の償還金、支払い利息、分水料金の改定経費、事業費用及びその他の諸経費を賄うため、料金改定を実施しております。なお、平成11年4月の水道料金改定時の改定率は23.1%であり、口径13ミリの基本料金の上昇額は消費税抜きで300円となっております。 以後、経費の節減に努めながら経営していましたが、収益では水道料金が予測ほど伸びなかったこと、費用では毎年の企業債元利償還金が約2億4,500万円から2億3,000万円、修繕費が増加してること、また分水料金におきましては、平成17年4月、平成22年10月及び平成26年4月に改定されており、これらが現在の経営を圧迫している要因となっております。 また、本議会の開会日におきましての平成26年度石井町水道事業会計利益の処分及び決算の認定についての提案理由において説明させていただきましたように、平成25年度から平成26年度への繰越利益剰余金が4,408万5,871円ありましたものが、平成26年度から平成27年度への繰越利益剰余金が300万4,058円と大幅に減少しております。財政需要が非常に厳しい状態であることがわかっていただけると思います。 こういった状況下において、平成27年度以降の決算の予測をしてみますと、企業債の元利償還金約2億3,000万円が平成30年度まで続き、布設後40年を過ぎた配水管の老朽化による補修改良費用の増加、布設がえや南海地震対策及び分水料金の改定も視野に入れていく必要があり、現状の料金収入では経営が成り立たない状況となっております。 石井町水道事業を経営にするに当たっては、水道法、公営企業法に基づき、独立採算制を堅持し、公共の福祉にも考慮しなければならないことは当然のことでありますが、したがって町民水道加入者及び使用者の皆さんのご理解をいただき、水道料金の改定による増収によって、企業債の元利償還金、施設の維持補修と営業費用及びその他の諸経費を賄っていかなければならないものでございます。よって、水道料金の改定をお願いするため、本年6月2日の議員全員協議会で説明させていただき、本年6月議会に石井町水道事業給水条例の一部を改正する条例を提案いたしましたところ、原案どおり可決されたところでございます。 なお、今回の改定は必要最小限の経費を見込んだ改定としており、今後も経費の節減に努めながら経営してまいります。加入者、使用者の皆様のご理解、ご協力をお願いいたします。 ○議長(久米毅君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) ちょっと課長、1つ質問するの忘れてたんですが、普通平均の家庭、普通夫婦、子供2人の家庭で、1カ月金額にしてどれぐらい上がるんですかって尋ねられるんですけれど、15.6%値上げって言われてもちょっと漠然として、金額1世帯で平均して月5、600円ぐらいと違うかなとも、私ちょっとはっきりわからんのですけれど、大体そんなものでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(久米毅君) 水道課長。 ◎水道課長(岩佐伸一郎君) 一般家庭で一応水道水を使ってるのは、口径13ミリか20ミリということになります。使用水量を加入戸数で割った平均なんですが、13ミリが平均使用水量が月に約17立方メートル、20ミリが約24立方メートルで、13ミリの使用のご家庭で、今回の改正では、17立方メートル使用した場合に425円の増加となります。口径20ミリの水道を使っているご家庭によりましたら、24立方メートル使用したとして600円の増加ということになります。 ○議長(久米毅君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 課長、どうもありがとうございました。 次に、2点目聞かれたことですが、先ほども前任者が火葬場建設について質問されておりました。町長の公約に掲げていますが、その後何か変わったことはございますか。今現在、先ほどの答弁では進んでいないというようなことでございますが、まず担当者の方の意見をお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(久米毅君) 福祉生活課長。 ◎福祉生活課長(阿部龍裕君) 進捗状況ということでご質問頂戴しました。 先ほど申し上げましたように、外の方に、住民の方に対して、どこか具体的な場所を指定して、この場所でやりますというふうなことは一回も申し上げたことがございませんので、外からご覧になっていると何も進んでいないように恐らく見えるんではないかというふうに考えます。今後地道に一つ一つ取り組みながら、建設に向けて努力したいと考えております。 ○議長(久米毅君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 町長、先ほどもちょっとお答えしておられましたが、それと同じ答えでしょうか。恐縮ですけれど、もう一度よろしくお願いいたします。 ○議長(久米毅君) 町長。 ◎町長(小林智仁君) 火葬場についてのご質問でございますが、これにつきましては、さきに有持議員さんのご質問にご答弁申し上げたとおり、私が就任した時点では今現在全く白紙の状態でございますが、これから積極的かつ本格的に取りかかってまいりたいと、このような決意であります。しかしながら、これもさきに申し上げさせていただきましたとおり、この事業の成否を決めるのは熱意であるというふうに思っております。非常に難しい事業でございますが、鋭意取り組んでまいりますので、議員各位をはじめ住民の皆様方の力強い後押しを改めてお願いするところでございます。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 次に、保育所の問題ということでお願いいたしておりますが、先ほど平野議員のほうから詳しく質問されておりました。ただ、私のように主婦の立場で中高年になりますと、町長の所信表明で、3カ所を5カ所にすると、そのほうがベターだというように話しておられましたが、子供の数が少なくなっている現在、普通に考えると3カ所を5カ所にしたら、土地とか建物、また先生の数、全てが多く要ると私やの年代の人に言われるんですけれど、普通に考えたら谷脇さん、3でいけるものを5にするということは金額的にも多くなるというのと違うでということを言われます。また、今現在子育てしている人には3カ所より5カ所、各地区に保育所があるということは便利かもわかりませんけれども、先では必ず町の負の遺産になって残っていくのと違いますかと言われます。私も、そのことに関しては実はこうこうでこうで、5つにしたほうがメリットがあるんですよということを自分の力不足で十分町民の方に説明はできません。進める前に、町民の方と膝を交えて、何度も説明して納得をしていただくほうが、私は子供の数が減っていく現在、そのほうが先だと思っていますし、また若い人に積極的に石井町に来ていただいて、子供の数を増やす施策を考えるほうが先だと思いますが、いかがでしょうか。まずは、担当課長のすくすく子育て課長、お願いいたします。今の現状を教えてください。 ○議長(久米毅君) すくすく子育て課長。 ◎すくすく子育て課長(多田寛君) 谷脇議員のご質問にお答えをいたします。 認定こども園、幼・保連携施設なんですけれども、前回の計画で3園ということでございます。でありますけれども、幼稚園3カ所も同時に残すということでございましたので、計6園という整備が必要ということでございます。それを各地区5カ所という計画に見直すということでございまして、施設数も減ということになっております。これ私立も含む計画でございましたけれども、今後も私立をどうするのかということも課題にはなってこようかとは思っております。また、保護者のアンケート、以前実施したアンケートの中にも、全体の58%の方が各小学校区に残してほしいというご意見が一番多かったということもございますので、保護者ニーズとも合致いたしまして、保護者や子供たちにも利便性が上がるものと考えているところでございます。 また、建設経費につきましては、地域の実情に応じた施設規模としてまいりたい、また町財政に及ぼす影響を最小限にしたいということで、限られた財源を有効に活用したいと思っているところでございます。 中・長期的、今すぐ5園を同時に建てかえるというものでもございません。中・長期的に人口推移、だんだん子育て世帯の人口も減ってまいりますので、そこら辺も踏まえながら、また今現在私立の保育園も運営しております。その私立保育園の動向も、今後どうされるのかということも聞きながら、中・長期的な計画を立てていきたいと考えているところでございます。以上です。 ○議長(久米毅君) 町長。 ◎町長(小林智仁君) ただいま課長が申し上げたとおりでございますが、少し詳しく申し上げますと、谷脇議員さんの質問は、なぜこども園が3園から5園になったのかというご質問でございますが、これにつきましては誤解を与えておりますが、所信でも申し上げましたとおり、従前の案より数を増やしたのではなく、今ある9施設、今幼稚園、保育所の施設というのが9つございますが、それを実質的に集約するために5カ所にするものであります。といいますのも、これはさきに課長が申し上げましたが、従前の案、認定こども園を3カ所、それからあと残る幼稚園の3カ所を合わせますと、石井町内に6つの幼・保施設ができるという従前の案でございました。それプラス、今現在耐震が済んでおります浦庄保育所並びに高川原保育所、合わせますと8つの幼稚園、保育所施設ができるということでございます。これはこども園を3園新設した上に、残す幼稚園3園、これは老朽化が著しい藍畑、浦庄、高川原の各幼稚園は3園、これも近い将来新設というか改築しなければならず、合計6園の建物にかかる建築経費プラス土地取得経費等もかかってきますので、これは現在の少子化が進行している中におきまして、議員おっしゃいますように、非常に合理性に欠けるということから、このたび各小学校区ごとに各地区の規模に応じた幼・保連携施設を整備するほうが整備コストの削減にもつながり、また保護者の方々の利便性も高まるとともに、地域を挙げて一体的に就学前、就学後の教育を行うことが子供の健やかな心身の発達にとって有意義であるとの考えから、基本的に5つに減らすというふうにしたところでございます。 また、これも誤解を与えているというか、少しわかりにくいところでございますが、この石井町内におきまして認定のこども園というのを新設するというのは現実的ではございません。といいますのも、これも所信で申し上げましたとおり、本町におきましては他の市町村にない独自の幼稚園サービスを行っておりますが、これを認定こども園といたしますと、実質的にそのサービスが低下してしまうことにつながるからでございます。これはどういうことかと申しますと、例えば今現在におきまして、幼稚園では朝7時から夜7時までの間は原則として親御さんの就労形態や所得に関係なくといいますか、マックス1万2,000円でお子様をお預かりしております。しかしながら、これを認定こども園といたしますと、幼稚園部分、これは認定こども園においては短時間部分を略して短時部と申しますが、その短時部に入所できるお子さんは原則として保育に欠けない子ということで、つまり親御さんが働いていないご家庭になるということでございます。そしてまた、短時部ということでありますから、基本的にお預かりできる時間が短くなると、お昼過ぎぐらいまでになるというふうになってしまいます。 また逆に、親御さんが働いているご家庭になりますと、これは保育に欠ける子という認定区分になりまして、今現在幼稚園に通っている子供を基本的に法律に照らし合わせて考えれば、基本的に保育所部分、すなわち認定こども園で言いますと長時間部分を略して長時部と申しますが、原則としてその長時部に入所していただくというふうになります。では、その長時部に入所していただきますとどういうことになるのかと申しますと、原則としてその長時部におきましては保育所部分でありますので、料金は親御さんの所得に応じた今の保育所のようにお支払いいただくというふうになるということでございます。こうなってしまいますと、今現在さまざまな事情を考慮して幼稚園に通わされている各ご家庭があろうかと思いますが、実質的に保育料の部分におきまして値上がりする世帯が増えるだろうと考えておるほか、お子様を預かれる時間が少なくなるなどのサービスの低下を招くことにつながると考えております。 また、これは高原のこども園ができたときに、その高原の認定こども園にだけ適用するというのは公平公正に保育行政を行うといった観点からもすることができず、やるとなったら公立の保育所、幼稚園、全てに適用するといったようにしなければならないというふうに思っております。そうしますと、今現在幼稚園に通わされている各ご家庭で、親御さんが働いているご家庭に関しましては、原則として保育所に通っていただくというふうになり、大変な混乱をきわめるのではなかろうかと思っておるところでございまして、そういった事情を総合的に判断いたしまして、今のサービスを低下させず、また老朽化した施設への対応、維持経費の削減や地域で一体的に保育教育を提供できる環境を整えるため、認定こども園とはせず、幼・保連携施設として、基本的に各地区1カ所ずつの整備を目指し、今の9つある幼・保施設を5つに減らすために、集約するためにこの現行案にしたというところでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(久米毅君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) よくわかりました。ある程度は町民の方に説明がちょっとできるんでないかなと思いました、今のお話を聞かせていただいて。 次に、映画の件についてお尋ねいたします。 我々中高年の楽しみの一つに映画鑑賞がありますが、毎回議会でお願いしないと、中央公民館という設備が整っている立派な会場が石井町にはあります。にもかかわらず、前にも、映画の日というのを決めたら、映画ファンにとって何月何日、何日までは設定しなくても、6月だったら6月の、1年のうちに1回でも2回でもしたら、映画ファンにとっては楽しみに待てるという人がおられます。また、町民の人から何人も、あれはもう大分なるのに、次はいつでということをよく尋ねられます。私はどうせ主婦で暇なと言うたら、暇でない人もたくさんおられますので、語弊がありますけれども、谷脇さん、あれどないなっとん、もう映画ってあれからえっとになるのにと言われます。前回、何の映画をいつ上映されましたか。まずは、社会教育課長、お願いいたします。 ○議長(久米毅君) 社会教育課長。 ◎社会教育課長(片岡秀文君) ご質問の件について回答いたします。 前回は、平成26年11月16日、アオギリにたくしてという映画を上映いたしました。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 年間に役場のほうから、役場というか社協のほうから、年間この映画を見るにつけて金額が30万円とか40万円とか、その年によって金額は多少違うということも聞きましたけれども、女性部とか、その切符を売る人の立場に立てば、それぞれ500円とか1,000円とか入場券をとるということは、映画を開いてくれるのはそれはそれでうれしいけれども、切符を売らないかん立場になると、大変複雑なということもよく聞きます。決して高い映画をぜひ無料で見たいというような、そういうような欲な考えはありません。ただ、あそこの徳島ホールとか北島創生ホールまで行くのは、ちょっと年を重ねていきますとなかなかそれも不便なので、ある程度安い料金で、中央公民館という立派な施設が町内にあるんだから、そういうことを決めてもろうて、町民の中高年の楽しみの一つにしていただけたらということでございます。 また、このことにつけて何か映画を決める役員がいるそうですが、その選考は一体誰が決めているのですかということを聞かれます。ちょっと私も誰が役員になってるかということわからないんですけれど、その人にぜひお願いしたいのは、町民の目線に立って、今町民が何を求め、どうしてほしいかということを常々考えて、前向きに取り組んでくださる人にそういうような役員になってほしいと思いますし、そうしてもらいたいと思っております。課長、いかがでしょうか。 ○議長(久米毅君) 社会教育課長。 ◎社会教育課長(片岡秀文君) 石井町の映画上映に関しましては、石井町よい映画を見る実行委員会委員が選考し、映画を上映しております。委員は、名簿を申しますと、会長は石井町社会福祉協議会の副会長、あと委員は文化協会会長、あと石井町の文教厚生委員長、商工会会長等のメンバー34名で選考するようになっております。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 私も石井町藤クラブ、旧老人クラブの会員の一人でございますが、議長もそうでしょうと思いますけれども、もう結局そういうような組織を生かして、決して高い封切りした後の映画を見たいと思っとる人もいないと思いますし、その都度集金せないかんというんは、集金する人の立場になって、切符を売らないかん、集まった何十枚を自分がさばかないかんという、そのさばくほうの立場になりますと、ほれはなかなか大変だということはよく理解しております。年間どれだけの費用がその映画のほうへ回せるかどうかわかりませんけれども、せっかく中央公民館という立派な施設があるので、我々中高年が1年に1回でも2回でもその映画の日ということを決めていただくと、楽しみに待っている人も増えると思いますし、肉体的に遠くへ行けない人のためにも、町の費用が30万円か40万円かわかりませんけれど、決して私は無駄ではないと思っております。町長、そういうようなことに関して何か次の、いつ今度、課長にも引き続きお尋ねしようと思うとんですけれど、次上映することが決まっていますか、いつですかということを尋ねられます。もうどうでしょうか。町長にお尋ねする前に、引き続き次の上映とか、その内容が決まっていたら、社会教育課長、教えてください。後で町長、よろしくお願いいたします。 ○議長(久米毅君) 社会教育課長。 ◎社会教育課長(片岡秀文君) 次の上映の予定でございますけれども、平成27年度では当初予算で映画上映の予算が計上されておりませんので、現時点では映画を上映する予定はございません。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 今ちょっと聞いたんですけれど、そのような予算計上ができてないというのは、担当課が言わんからできないんでしょうか、それとも前町長の判断で、もうこれは要らんわって言うてとめられたんでしょうか。私も町民の人に聞かれたときに答弁のしようがございますので、課から申請せんから町長が見過ごしたというか、予算がとれなかったんでしょうか、それとも課が言うたけれど、前町長がそれを認めなかったんでしょうか、どちらでしょうか、お願いいたします。 ○議長(久米毅君) 町長。 ◎町長(小林智仁君) 先ほど課長が申し上げましたように、この石井町よい映画を見る会につきましては、今年度当初予算ではついておりません。この谷脇議員の通告を見た後、課長のほうにお聞きをしたところでございますが、今年度の当初予算については私は関与をしておりませんが、課長にお聞きをいたしましたら、課としては上げていたと。ただ、よい映画を見る会が、これは平成24年度から大体町補助金が50万円から40万円程度、4、50万円程度ついておりますが、平成24年度から26年度にかけて3年間行っておりました。当初24年度におきましては約2,500名程度の参加者があったのに対しまして、昨年度におきましては550名と、4分の1程度にまで急激に減少しております。そういった事情を考慮いたしまして、前任者であります河野前町長がこの当初予算からは削ったというふうにお聞きをしておるところでございます。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 我々同世代の人に、見に行く人が数が少なくなったから、前町長の河野さんがこれはカットしたと、そのように説明したいと思っておりますが、映画を見たいという人もこれいることはいるんですし、またそれ料金によって、北島の創生ホール行っても1,000円で見れるのに、石井町でおって同じ町内でおって1,000円という同じ料金やったら行けんわというようなことも、この前のときの映画によっては言われました。封切りしたすぐというのは高いということは承知いたしておりますが、決して高いお金を払って見たいというような人ばかりではないと思うんです。結局、今度藤クラブの会合のときに、そういうような我々仲間に働きかけようと思うんですけれど、映画を見たいという人はおるけれども、全体的に数字が上がらんと。そうすると、町も決まった経費の費用の中から分担していくのに、映画のそういうことは削られたと。ほやけん、見たかったらみんながお互いに声をかけ合うて、積極的に映画を鑑賞するようにというようなことを働きかけております。また、その節は小林町長、よろしくお願いいたします。 次に、いきいき健康フェスティバルイン石井についてお尋ねいたします。 今年は7月12日の日曜日に中央公民館で開催されましたが、昨年より来場者が少なかったように思いました。何か原因があったんでしょうか。また、昨年に比べ、取り組んでいることに大きな違いがありましたらお尋ねいたします。保健センター所長、よろしくお願いいたします。 ○議長(久米毅君) 保健センター所長。 ◎保健センター所長(足利公祥君) お答えをいたします。 議員おっしゃるように、昨年は名西郡医師会の町民健康講座と同日開催いたしましたが、今年度は7月12日日曜日に町単独で中央公民館で開催し、参加人数は300人でした。内容につきましては、藤ホールにおきまして、徳島大学教授の西岡先生によりますCOPD、慢性閉塞性肺疾患の特別講演、徳島県立国府支援学校和太鼓部の演奏、そして石井町がん対策保健推進員の皆さんによりますがんに関するマル・バツクイズを行いました。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 去年とそう大して変わりはないということでございます。私もがん対策保健推進員をさせてもらってる一人でございますが、いつも言っていることなんですが、石井町は県下で唯一がん検診は無料でございます。対象になっている人には必ず受診されますように、早期発見、早期治療が医療費の抑制につながります。対象の人は必ず受けていただけますようにお願いしたいと思います。 また次に、先日の徳島新聞に、三好市が子宮頸がんワクチンの副作用が出た患者に対し、独自で支援しているとありました。石井町では何人の人がワクチン接種をされましたでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(久米毅君) 保健センター所長。 ◎保健センター所長(足利公祥君) お答えをいたします。 石井町では、平成22年10月から平成25年3月まで、子宮頸がん等ワクチン接種促進事業、これは県の補助事業でしたが、接種費用助成を実施いたしました。平成25年4月に予防接種法で定められました定期接種となりましたが、接種後に全身の痛みなどを訴える報告が相次ぎ、国は平成25年6月から積極的な接種勧奨の一部差しとめが決定され、現在に至っております。石井町では、平成22年から平成25年度までの接種率は48.5%であり、延べ2,284人の接種を行いました。また、平成26年度は2人の接種、平成27年度は現在まで接種者はございません。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 今聞きますと、2,284名の人がワクチンの接種をされたとありますが、それによって、先日も新聞に載っていたように、副作用が出ている人は何人かいますか。また、石井町としてどんな医療補助を行っておられますでしょうか。引き続き、所長、お願いいたします。 ○議長(久米毅君) 保健センター所長。 ◎保健センター所長(足利公祥君) お答えをいたします。 町内で副作用があるかとのご質問ですが、子宮頸がん予防ワクチンについて、これまで医療機関や保護者からの重篤な副反応報告はありません。現在定期接種に位置づけられ、万一副反応により医療機関での治療が必要になったり生活に支障が出るような障害を残すなどの健康被害が生じた場合には、申請後、国の審査を経て、法に基づく補償を受けることができます。また、厚生労働省は健康被害を訴えている人たちの救済に本格的に乗り出す方針を固めており、平成25年4月に定期接種となる前に接種を受けた人にも定期接種と同水準の救済を行う方向で、今年度中に有識者検討会を開き、具体的な論議を始める予定であることから、今後の動向を静観していただきたいと思います。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 石井町で今現在副作用が出ている人がないということを聞きまして、安心いたしました。今後こういうことがあっては困るんですけれど、そのときは手厚い看護をしていただけますように要望いたしておきます。 次に、おもちゃ病院についてお尋ねいたします。 子供の物を大切にする心、また思い出に残る大切なおもちゃをいつまでも使えるようにするというおもちゃ病院の開院は、徐々に広まってきていると思います。毎月第2水曜日に防災センターで開院されていますが、私の家のほうにも、社会福祉協議会での場所を移すわけにはいかないかという問い合わせがございます。10時から3時、時間的に無理な人もいると思いますし、また社協のほうでは5時15分まで開いているので、そのほうが助かると言われます。場所を変える考えはありませんか。社会教育課長、お願いいたします。 ○議長(久米毅君) 社会教育課長
    社会教育課長(片岡秀文君) ご質問の件について回答いたします。 おもちゃ病院は、来院される方とおもちゃドクター8名が駐車するための駐車場が確保されており、また新しく建設された石井町防災交流センターの有効活用を目的として現在の場所で開院しております。しかしその一方で、複数の職員が常駐し、多くの町民が利用されるいしいドームに隣接する石井町社会福祉協議会で開院してほしいという意見もこちらで聞いております。おもちゃ病院の運営等に関しましては、石井町社会教育課と、あと石井町社会福祉協議会のほうで共同して承っておりますので、今後住民の方の利便性を考えて協議していきたいと考えております。以上です。 ○議長(久米毅君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 先日おもちゃドクターの院長の高木さんが石井地区の私の家から比較的近いところで住んでおられますので、ちょっと電話もさせていただきました。そう深く受けとめずに、誰か社会福祉協議会のほうで担当というんでしょうか、人を決めてもらって、その上おもちゃをストックする場所があったら本当に助かるということをおもちゃドクターの高木さんがおっしゃっておられました。そういう旨を伺ってまいりました。どうでしょうか。時間的にもそうだし、便利のことを考えますと、時間は3時まででも防災センターは駐車場が広いと。ほやけれど、社協のほうは5時15分までは開いているけれども、今おっしゃったように、比較的駐車場が短い。このことについて社協のほうと社会教育課のほうで話をして決めてもらうということでございますが、おもちゃドクターの人の意見としたら、社会福祉協議会のほうへ、藍住のほうも何度か課長と一緒に見学させていただきましたが、藍住町も社会福祉協議会のほうでやっておられます。ほやけん、そういうことをいろんなことの便利を考えると社協のほうがいいんと違うかということは、おもちゃドクターの高木院長のお話でございました。できるだけそういうような方向で取り組んでいただきたいんですが、町長、このことに関して全体的な責任者である町長はいかがでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(久米毅君) 町長。 ◎町長(小林智仁君) 石井おもちゃ病院は、本年度より毎月1回、第2水曜日に開院してくれておりまして、今まで6回開院いたしましたところ、52名の方が来院されたというふうに聞いております。先ほど課長の答弁にもありましたように、今の地域防災交流センターで開院するに至った理由といたしましては、駐車場の問題、あるいは新しく建った防災交流センターの活用といった面で、そこで開院するというふうに決まったというふうな答弁を課長のほうもされておりましたが、このおもちゃ病院はボランティアでやっていただいている事業でございまして、そういった高木院長さんはじめドクターの方々が社会福祉協議会のほうでやりたいというご意見があるのであれば、社協の2階が使っていないかどうかまた調べまして、使っていないようでありましたら、それは意に沿えるようにやっていきたいと、このように考えておるところでございます。 また、駐車場につきましても、6回で52名と、大体1回8名ぐらいでございますので、駐車場も十分対応できると考えておりますので、そのようにこれから早急に前向きに検討したいと思っております。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 最後に、町政全般ということで、先日最終処分場のことについて、町長の所信表明のことが新聞に載りましたので、多くの町民の人から電話をいただきました。まだまだ説明不足で、町長はじめ担当職員が努力して、理解が得られるようにしてほしいと、私のところへ電話をかかってきた人は、さっきも担当者からちょっと聞きましたけれども、郵便でほの文書を放り込まれてる家の人からだったんです。ただ、ポストへ放り込んどるだけであって、ほんなんでもう説明が済んだと思うでというようなことも言われました。 この最終処分場のことについては、以前にいろんな問題があったので、そういうことで町民自体が神経がぴりぴりして、ずっと今日もこういうことについて何人かの前任者が質問されていって、私も聞かせていただきましたが、町長をはじめ職員の人が鋭意努力してわかってもらえるように、膝を交えての話もするということを聞きました。そうせんと、何か知らんけれど浦庄地区の人から電話かかってきて、ポストへ放り込んで、ほんなんで説明が済んだと思うでというようなことも聞かされました。ほなけん、以前のことがあるので、特にいろんな面で誤解をしている点が多いんでなかろうかと思っておりますので、先ほどもお答えを聞きましたので、もう何度も聞きません。先ほど答えられたように、町長はじめ担当職員の方、きめ細かく、町民の人が納得いくように、どうか努力していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ここで、前町長の河野さんが、自分にも厳しく、また他人にも本当に厳しくし、石井町を県下で3番目の財政豊かな町にしてくださいましたことは、町民の多くの人が認めるところであると思っております。この財政豊かになった町政を今以上によくするために、我々議員ももちろんでございますが、町長はじめ町職員が一丸となって、住み続けたくなる石井町になるよう、皆さん、我々含めて努力し、協力していかなければならないと思っております。 これで本日の私の一般質問は終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(久米毅君) 小休いたします。            午後3時29分 休憩            午後3時44分 再開 ○議長(久米毅君) 再開いたします。6番仁木孝君。 ◆6番(仁木孝君) それでは、議長のご指名によりまして、ただいまから私の一般質問をさせていただきたいと思います。 その前に、先般茨城県のほうで常総市のほうでの集中豪雨によります甚大な被害に対しまして、心よりお見舞いを申し上げたいと思います。 また、私ごとではございますけれども、先般の町議選におきまして、上位で当選させていただきました。私を支持していただきました方々に対しまして、厚く御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。 それでは、順次通告に従いまして質問をしていきますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。 まず、最初の質問でございますけれども、火葬場の建設に向けての取り組みについてということでの通告でございました。これは今までにいろいろな議員さんのほうからご質問もして、るる説明を受けて、わかったわけでございますけれども、私なりに質問をさせていただきたいと思いますのは、やはり町民の方からの強い要望がございましたので、よろしくお願いをいたしたいと思います。 町長のこれネットでの公約の中に、火葬場の建設を早期に進めますと。しかし、町単独で行うには莫大な固定費がかかります。近隣の自治体と共同して、広域で進めていきたいとのことでございます。そして、近隣自治体の首長とは、今までの政治活動で非常に深いつながりを持っていますとのことであります。火葬場の建設につきましては、歴代町長の公約でもあったようでありますが、なかなかできずに、いまだに建設予定地すら決まっていないのが現状であります。今年4月の町長選では、大変若い町長、町民が選んだわけでございます。それは、多くの町民の方たちが大変期待をしていると思われますので、どうか早い時期に着手できるよう要望をしておきたいと思います。 また、火葬場の建設であるとか墓地を新設する場合には、県知事の経営許可が必要になってきます。また、その必要条件として、周囲の住宅で住まわれている人たちの同意がなければ、建設することができません。これらのことにつきましては、今回の町議選のときの町民からのたくさんの方たちからの要望がございましたので、質問をさせてもらいました。 そこで、担当課としてこの火葬場の建設に向けての取り組みについてどのようなお考えで進められているのかをお尋ねをいたしたいところでございますが、先般先ほどの議員さんの質問の中にもありましたが、担当課長の答弁では、今は白紙の状態であるとのことであります。それであるならば、今後はどのような方針を持って計画をされていかれるのかをまず福祉生活課長にお尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(久米毅君) 福祉生活課長。 ◎福祉生活課長(阿部龍裕君) 改めまして、今日3回目と思いますが、火葬場の質問をいただきました。改めまして、住民の方々の皆様の要望が強いということを受けとめさせていただきたいと考えております。 火葬場の建設は、同じ答えになって恐縮ですが、建設は今後の火葬需要の増大への安定した対応、それから今申し上げてましたように、住民満足度の向上などの点からも、ぜひとも必要な施設だというふうに、改めて受けとめさせていただきたいと考えております。ただ、このことは、この必要なことは多くの方々と共有できる考え方ではないかというふうに考えますが、各論ではなかなか難しい部分も想定されるというふうに考えております。できるだけ多くの方にご納得いただき、建設ができるよう、一つ一つ地道に取り組んでまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(久米毅君) 仁木孝君。 ◆6番(仁木孝君) ありがとうございました。 現在は不動の徳島行道と契約をして火葬をしているわけでございますが、これいつまでも続けて使用していくには、建物自体が老朽化もしていますし、いつ使用中止になるか心配をしているところでございます。 そこで、有事の際のことを考えたとき、例えば地震により煙突が倒れるとか火葬炉が使えなくなるとかの対応、お隣の吉野川市とか徳島市との受け入れ、そういったものはどのように対応されているのか、お考えになられているのかをお尋ねをいたします。そこで、これ参事にお尋ねをいたしますが、もとあった火葬場の近くで町独自で設置するのと広域で他の市町村と組まれて進めていくのとでは、どちらのほうが建設する上では効率がよいと考えておるのかをあわせてお尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(久米毅君) 福祉生活課長。 ◎福祉生活課長(阿部龍裕君) 私のほうからは、前段のご質問でありました徳島西火葬場休止の際の対応ということの部分でお答えさせていただきます。 実は、平成25年3月に、徳島西火葬場が火災によりまして一時営業を停止したことがございました。2年半ほど前だと思います。この際、徳島市葬祭場、それから吉野川斎場、これに加えまして阿北火葬場へ火災発生当日、火災発生直後に緊急の申し入れを受け入れの要請を行っております。幸い快く受け入れていただきまして、休業中に結果として4件の火葬を受け入れていただいたという経験がございます。ただし、これは9日間という休業期間で、幸いと申しますか、火葬件数も少なく、事なきを得たのではないかというには考えております。いずれの火葬場も同じことと考えますが、そのような万一の場合が起こったときには、お互いに近隣の火葬場受け入れを要請し、住民生活に支障を来さないように、我々も努めてまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(久米毅君) 黒川参事。 ◎参事(黒川浩君) お答えを申し上げさせていただきます。私からは、効率性ということでお答えをさせていただきます。 一般的に申し上げまして、財政面での効率という観点でありますと、他の市町村との共同設置ということのほうがよいと考えておるところでございます。ただし、例えて申しますと、一部事務組合の設立、また運営、また設置場所以外の市町村からの受け入れに対する感情的なもの、そういったものは課題として考えていかなければならないものと考えております。 ○議長(久米毅君) 仁木孝君。 ◆6番(仁木孝君) 歴代の町長の公約でもありました。この火葬場建設については、いろいろと計画地につきまして考えて、努力してこられたと思われます。しかし、この建設予定地についても決まってはいません。町独自に設置するか、広域で進めていかれるのか、そこには地域住民の人たちの納得した説明をして、同意を求めていく必要があると思いますし、用地の選定に当たっては大変心配をしているわけでございます。近いうちに避けては通れない問題になってきているようにも思われます。 そこで、町長として、この火葬場建設に向けての近隣自治体の首長との話し合いを早期に広域で進めますとの公約でありますので、近隣自治体と何市町村とお話をされていたのか、どの程度まで進んでおるのか、町長も就任して間がありませんが、お尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(久米毅君) 町長。 ◎町長(小林智仁君) まず、火葬場の建設に向けての取り組みにつきましては、さきにご質問がありました議員さんへのご答弁とあわせて、先ほど担当課長並びに参事がご答弁申し上げたとおりでございますが、建設場所、規模ともについては、現時点で全く白紙の状態でございますが、本日もたくさんのご質問をいただいたことも含めまして、住民の皆様方が関心が非常に高い事業であるということを再認識したところでございます。ですので、これから積極的かつ真剣に取り組んでまいる決意であるということを再度申し上げさせていただきたいと思います。 また、ただいまの議員ご質問の近隣自治体との首長との話し合いについてということでございますが、ただいま申し上げましたように、現時点におきましてその施設規模や建設場所が決まっていない中での状態の話でありますので、本当に雑談程度の話でありますが、市町村長会をはじめ、さまざまな会合でお会いするときにしておるだけの状態でございますが、今後ある程度検討を重ねていく中におきまして、必要な時期に差しかかりましたら、本格的に話し合ってまいりたいと、このように考えておるところでございます。 なお、近隣自治体の首長とは良好な関係を築いておりますが、この火葬場事業はたびたび申し上げておりますように、大変難しい事業でございまして、議員各位をはじめとする住民の皆様方の力強い後押しとご協力をこの場をおかりいたしまして、改めて心からお願いするところでございます。以上であります。 ○議長(久米毅君) 仁木孝君。 ◆6番(仁木孝君) 歴代の町長の公約でもずっとありました。町長が小林町長になりまして、非常に若い町長になっております。どうか町民の方が期待をしておると思いますので、任期中にこの火葬場の建設に向けて取り組んでいただきまして、そして石井町か、もしくは広域でやるにしても、建設に向けて早く完成をしていただきたい、このように考えておりますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。 次に、2番目の本町においてもコミュニティーバスを導入してはどうかという質問でございます。 他の県におきましては、かなり普及をしているようであります。市町村自身が路線、便数、停留所の位置など、地域住民の移動手段を確保するために、地方自治体などが実施するバスであります。コミュニティーバスは、市街地で公共交通サービスを提供するもののほか、市街地内の主要施設や観光拠点等を巡回する路線など、さまざまな種類のものがございます。また、高齢者や身体障害者等が公共施設、医療機関に行きやすくするなど、地域住民の交通の利便性向上を目的として地方公共団体が何らかの形で運行に関与している乗り合いバスを一般にコミュニティーバスと呼んでいるそうであります。狭窄路線であったり利用者が少ない場合は、小型バスが使用されることが多いそうであります。基本的な要素を計画し、地域によっては高齢者の交通手段としてはどうかと思います。例えば、曽我団地及びその周辺に住まわれている高齢者の交通手段として要望がございましたので、導入されてはいかがなものかと考えますが、担当課長として、また参事にこの取り組みについてはどのようなお考えを持たれているのかをお尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(久米毅君) 長寿社会課長。 ◎長寿社会課長(岡田匡範君) 高齢者の担当部門としてお答えさせていただきます。 これまでにも議会の中で何度か質問があり、検討しておりました。長寿社会課、高齢者の部門として、昨年度、石井町高齢者保健福祉計画、介護保険事業計画においてニーズアンケートという形で、高齢者の公共交通機関についてと外出するについてという形でアンケートをとらさせていただきました。その中で、みずから運転して自動車で移動をするという方が48.1%、誰かに乗せてもらっているという方が30.2%、自転車が31.2%、徒歩30.2%、その次に、ぐっと下がりますけれども、タクシーで7.3%、バスで6.7%、これ重複回答していい問いですので合わせて100%になるものではございませんけれども、利用というものが基本的に車に頼っている、石井町はそういうふうな地域性だと思われます。 そこで、町が行っていく一番の課題というものが費用対効果の面であるかと思います。そこで、コミュニティーバス、デマンドバスとか、高齢者だけではなく、議員さんが言われておりましたように、全ての町民の方、観光者の利用等の公共交通機関となりますので、町全体として見通して検討を行わなくてはならないという形になろうと思いますので、今すぐに導入というのは難しいということで、これまでにも回答させていただいたかと思っております。 それで、曽我団地の話が出ました。私も、担当者として曽我団地の自治会の方にもお話し、お伺いさせてもらったりもしました。そういう民間で利用できるバスが撤退していくと、利用者減退による撤退という状況という形になっておりますので、そこを公共という形で町が何らかの補助ができないかというところは検討はしておるところではございますけれども、そこにというのは難しい。現在高齢者の方への支援という部分で言いましたら、高齢弱者の方の要介護の方につきましては介護タクシー、買い物難民の方につきましては移動スーパーを行っていただくというお手伝いをさせていただいております。以上のような形が高齢者部門での回答となります。お願いいたします。 ○議長(久米毅君) 黒川参事。 ◎参事(黒川浩君) お答えを申し上げさせていただきます。 いわゆるコミュニティーバスの導入ということでございますが、まず導入につきましては、地元のタクシーの業者の皆様、そういった方への影響、それからまた運行に必要な費用の面、そういったものを考慮いたしますと、現状では難しいという結論に至っておるところでございます。ただし、現況におきましては、非常に高齢化率が高くなっており、高齢者の方が増加しております。交通手段の確保ということにつきましては、大きな行政課題ということでは認識をしているところでございます。現状、病院の通院の支援につきましては、要介護の方につきましては介護タクシーの利用ができるようになっておったかと思います。また、買い物支援におきましては、民間の通信販売、また宅配、移動販売など、新たなサービスの提供の動きが報道でもなされているところでございます。こういったところの動向をあわせながら、行政として今後の取り組みに対しての必要性については継続して研究をしてまいりたいと考えているところでございます。 また、なお長寿社会課長からも回答がございました。バス路線の廃止についてでございますが、できる限り現状の維持ができるように、バス会社のほうには努めて要望もしていきたいとは考えているところではございますが、バス事業者を取り巻く環境につきましても、少子・高齢化社会、またモータリゼーション化と、そういったことを背景に、公共交通機関の利用者は減少しつつございます。また、バス事業者を取り巻く経営環境も非常に厳しい状況にあるということを説明を受けているところでございますが、町としてもできる限り、交通手段の確保という面でも、バス事業者に対しても要望を継続はしてまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(久米毅君) 仁木孝君。 ◆6番(仁木孝君) わかりました。このことにつきましては、先ほど課長より、つい最近までは徳島バスが運行していたのがなくなり、町内どこの地域でも高齢者の老人だけの世帯が増えてきております。買い物に行けないし、また病院にも行けない。昔と違って核家族が進んで、交通手段がありませんので、たとえこれ赤字になっても、住民サービスとして導入されてはいかがなものかと思いまして、提案をさせていただきました。町長としてこれについてのご所見をお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(久米毅君) 町長。 ◎町長(小林智仁君) 確かに仁木議員がおっしゃるように、これから急速に加速する高齢時代に向けて、高齢者の方々の移動手段の確保、すなわち交通弱者の方々に対する対応についても自治体が考えていかなければならない課題の一つであろうということは認識をしておるところでございます。しかし一方では、先ほど担当課長が申し上げましたように、成功事例が少なく、費用対効果の面で非常に難しいというのが現状でございます。また、参事が申し上げましたように、民の営業を圧迫してはいけないという思いや、できるだけ既存の公共交通機関、これを利用していただかなくてはならないと、また効果的、効率的な運営を目指すという観点からは、コミュニティーバスの導入というのは、今現在におきまして非常に難しいのではなかろうかなと考えておるところでございます。 しかしながら、さきに申し上げましたように、高齢者の方々の移動手段の確保につきましても、これから自治体が考えていかなければならない課題でありますので、民の営業も圧迫せず、また既存の公共交通機関を利用してもらえる手段、また効果的、効率的な運営ということで、例えば最寄りのバス停、あるいは最寄りのJRの駅までのタクシー代など、一定の条件を付した上で補助を行うといったようなことができないかというようなことも含めまして、これから検討してまいりたいと、このように考えておるところでございます。以上であります。 ○議長(久米毅君) 仁木孝君。 ◆6番(仁木孝君) ありがとうございました。これにつきましては、曽我団地周辺の方からの強い要望がございましたので、今回質問をさせていただきました。なるべく町当局におきまして、そういった方向で進んでいただきたいと、このように考えております。 続きまして、3番目の通告であります幹線道路の整備と未買収用地の進みぐあいについて質問をさせていただきます。 本町にとって町道の幹線道路の整備につきましては、どうしても町にとって必要な幹線道路でありますとのことで、町のほうからの申請により、県を通じて国が事業採択をしている事業であります。国土交通省から国費をいただいての工事になります。当初の計画ではBバイC、つまり費用対効果により、国交省から事業採択を受け、町が執行する町の直轄事業で、国から補助金をもらっての土地の収用事業でもあります。この未買収用地につきましても、用地交渉にも担当課だけなく、提案理由の中にも町長も交渉に行かれるそうであります。この町道高原33号線につきましては、平成18年度から着手し、まだかなりの用地関係者の同意をもらっていく必要があるように思われます。当初は5年程度で完成予定でありましたが、いまだに買収が進んでいないようでもあります。これでは国費の返還も視野にはめての交渉をしなくてはいけませんが、担当課としては国費の返還をしなくても打ち切り完了ができるのかどうか、しばらくの間休止してでも再開できるのかをお尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(久米毅君) 建設課長。 ◎建設課長(東内徹君) お答えいたします。 高原33号線については、石井環状道路の路線で、石井町の幹線道路として位置づけをしております。打ち切り完了や休止は、現在考えておりません。今後も粘り強い交渉を重ね、ご理解をいただき、全線開通を目指してまいりたいと考えております。 ○議長(久米毅君) 仁木孝君。 ◆6番(仁木孝君) そこで、前の町長も何回かこの未買収用地の交渉にも行かれたようですが、いろいろな買収の条件もあるようです。用地の買収金額につきましても、当初と今とではかなり開きがあるようですし、国の補助金をいただいての収用事業でありますので、時点修正をしていかなければ契約もできませんし、用地買収者への説得は大変難しいように思われます。町長も就任してまだわずかにしかなりませんが、どうか粘り強く交渉をしていただかなければと考えますが、どうでしょうか。町長としてのご所見をお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(久米毅君) 町長。 ◎町長(小林智仁君) 33号線の用地交渉ということでありますが、就任後、これまでの用地交渉日誌に目を通させていただきました。そうする中で、地権者の方それぞれに思いがあること、また問題点等を得ることができたと思っております。そして、近々地権者の方々と直接お目にかかってお話を聞かせていただく機会を得たいと考えておるところでございます。地権者の方それぞれにいろいろな思いやお考えもあろうかと思いますが、この件につきましては、さきの6月議会でもご答弁申し上げましたように、交渉というよりかは誠の一字、つまりご理解をいただけるよう、誠心誠意取り組んでまいる所存でございます。以上であります。 ○議長(久米毅君) 仁木孝君。 ◆6番(仁木孝君) この用地の問題につきましては、私も現職時代に何度か用地交渉に参りましたが、大変交渉は粘り強く行かなくてはならないし、用地買収につきましても条件等がございます。そういったことで、できるだけの範囲での許す限りの範囲での条件であれば飲み込んでいただきたい、このようにも考えております。よろしくお願いをいたしたいと思います。 次に、4番目の飯尾川、渡内川の洪水対策についてということで質問させていただきます。 このことにつきましては、歴代の町長が飯尾川改修促進期成同盟会の会長に就任しております。年に何回か国交省と地元選出国会議員の方に対して要望活動を続けております。小林町長におかれましても、同様に陳情に行かれていると思われます。 一昨年に飯尾川の加茂野加減堰の右岸側の撤去ができました。そのことによって、支線であります渡内川の流速が早くなってきたように思われます。しかし、左岸側がまだ撤去できていませんので、引き続きこれの撤去の要望をしていただきたいと考えます。 それと、渡内川の三光橋から下流において、矢板工法で護岸工事をしてある部分について、現地を見ていただいたらよくわかるのですが、矢板が腐食をしており、流水を阻害している箇所があります。これは早い時期に県土整備局吉野川庁舎に連絡をとっていただいて、改修していただきたいとのこれも地元の方よりの要望でございますので、どうでしょうか、お伺いをいたします。 ○議長(久米毅君) 建設課長。 ◎建設課長(東内徹君) お答えをいたします。 飯尾川加茂野加減堰左岸側の撤去についてでありますが、一昨年に右岸側を撤去いたしまして、現在その効果と下流域に対する影響について検証中であると徳島県のほうから聞いております。なお、徳島県には飯尾川改修事業の予算確保及び事業の推進について、引き続き要望していきたいと考えております。 また、矢板の腐食による流水の阻害でありますけれども、徳鴨バイパスにかかる新渡内川橋のすぐ上流の箇所については、山西県議のご尽力もあり、稲刈り終了後、工事に着手すると伺っております。その他の箇所については、早急に県土整備部吉野川庁舎担当者と現地を確認したいと考えます。以上です。 ○議長(久米毅君) 仁木孝君。 ◆6番(仁木孝君) よろしく吉野川庁舎のほうへ要望していただくことをお願いをいたしたいと思います。 この渡内川につきましては、堰上げて田んぼのかんがい水として利水に使用しております。最近これは河川に不法投棄するのか上流から流れてくるのかはわからないのですが、缶とか瓶、それからボトル等が浮いており、洪水のときにはそれが田んぼのほうへ流れ込み、コンバインでの刈り取りのときなど危なくて、私たち石井地区の農家の人たちは大変困っているのが現状であります。そこで、期成同盟会の会長でもあります町長から県土整備部吉野川庁舎のほうへこれを取りのけていただきたいと考えますが、どうでしょうか。町長のご所見をお伺いをいたします。 ○議長(久米毅君) 町長。 ◎町長(小林智仁君) まず、国交省や県関係に関する要望でございますが、就任以来ほぼ毎月のように、国交省幹部をはじめ、知事、国会議員等に道路や河川整備についての協議や要望活動を行っております。そして、関係各位のご協力によりまして、所信でも申し上げましたように、徐々にその成果が出ておるところでございます。 議員ご指摘の渡内川に投棄されております缶、瓶、ボトル類につきましても、農家の人たちの窮状を伝え、早急に県に対して要望してまいりたいと、このように考えております。以上でございます。 ○議長(久米毅君) 仁木孝君。 ◆6番(仁木孝君) よろしくお願いをいたしたいと思います。特に私の近くの方なんですけれども、渡内川の川縁の持っておられる土地の所有者から、今回の刈り取りのときにも、ボトルとか、そういったものがコンバインにひっかかって脱穀するといったようなことで、大変困っておりましたので、今回質問させていただきましたので、よろしく県当局のほうへ協議、要望してくれますことをお願いをいたしたいと思います。 次に、都市計画の線引きの見直しについてということでご質問をさせていただきます。 これにつきましても、前の井上議員さんのほうからの質問がございましたので、ちょっと視点を変えまして質問をさせていただきたいと思います。 徳島県のお隣の香川県のほうにおきましては、平成16年度に線引きの見直しを実施をしております。本町の都市計画という線引き制度につきましては、都市計画法が制定された昭和46年当時、大都市圏のスプロール問題に対処すべく創設された制度でありました。近年全国的に人口増加が鎮静化し、急速に都市が拡大する時代から、安定、成熟した時代を迎えていること、また地方分権の波を受けまして、平成12年5月に都市計画法が大幅に改正をされました。線引き制度は、全国一律の基準による運用から都道府県知事の選択制へと移行をしています。つまり、知事が決めたら、この線引きの見直しというものはできると、国の許可は要らないといったようなことでございます。そして、お隣の香川中央都市計画は、区域は高松市を中心として、瀬戸内海の沿岸に位置する丸亀市であるとか坂出市、牟礼町、宇多津町の3市2町が一体の都市圏として指定されたものであります。その際、唯一線引き制度が適用された都市計画区域であります。新たな土地利用コントロール方策の導入については、検討委員会報告を踏まえ、用途白地地域における容積率、建蔽率の見直しや用途制限地域の指定、開発許可制度の見直し、風致地区の新たな指定など、新たな土地利用コントロール方策の導入と同時に、線引きを廃止をしております。香川県の都市計画の抜本的な見直しは、平成16年5月17日に施行されたところでありますが、線引き廃止という全国的にも少ない試みであることから、新制度導入における土地利用や人口等の動向を継続的に把握しながら、新たな土地利用コントロール方策の適正な運用が図られるよう検証していく必要があります。 本町におきましても、町長の公約で、線引きを見直しをし、税の公平化を進めていくとのことであります。東部都市計画区域での8市町でのこの線引きの見直しについてはどのような方式で進めていかれるのか、まず建設課長にお尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(久米毅君) 建設課長。 ◎建設課長(東内徹君) お答えいたします。 ご承知のとおり、県のマスタープラン見直しは、平成29年度策定に向けて作業が進んでいるところです。その中で、東部都市計画区域の線引き見直しがあるわけですけれども、現在協議検討中であります。 進捗状況ですけれども、都市計画運用指針に基づき、県で線引きの見直しについて、あらゆる検討、調査が行われているところです。石井町としましても、職員での勉強会を開催し、線引きを廃止を行った際のメリットやデメリット、また他県において行われた線引き廃止についての勉強をしてまいりましたが、都市政策特別措置法においてコンパクトシティーの形成が国の方針として出されました。線引きの廃止とは相反する方針となる以上、廃止については困難な状況になったと言わざるを得ません。しかしながら、現状の線引きの形を変えることは不可能ではないと思われますので、今後の石井町の発展のためにどうすればよいかを今後検討していきたいと考えています。また、線引きの廃止についても、困難ではありますが、並行して可能性を探ってまいりたいと考えております。 ○議長(久米毅君) 仁木孝君。 ◆6番(仁木孝君) それで、町長の公約の中に、町の発展のために線引き、都市計画の見直しをしますと。時代の経過とともに、石井町の中心部は移り変わっています。税の公平化、石井町のさらなる発展のために、線引きの見直しの権限を石井町に持ってきますとのことでありました。この公約についてご所見を再度お伺いをいたしたいと思います。そして、お隣の香川県が線引きの見直しをしていますが、香川県方式でいかれるのかどうかもあわせてお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(久米毅君) 町長。 ◎町長(小林智仁君) 線引き見直しの公約についてでございますが、これは井上議員のご質問でもご答弁申し上げましたように、これは変わらず石井町の権限で線引きの廃止や決定ができるのが一番よいと考えておるところでございます。また、その理由につきましては、さきにもご答弁申し上げましたように、詳しくは申し上げませんが、本町の中心部、人の流れが徳鴨線へと移り変わっていることなどが上げられるわけでございます。しかしながら、これもさきにご答弁しておりますが、その線引きの廃止や見直しは非常に難しいのが現状でございます。 また、香川県方式と申しますか、石井町は8市町で構成されている東部都市計画区域、広域で取り組んでおりますので、その中で考えていかなければならないと思いますが、この8市町の中でも、それぞれの市町におきまして温度差があるというのも現状でございます。しかし、かといって、いろいろなさまざまな事情はありますが、これを手つかずにいつまでも手をこまねいているだけではいつまでたっても解決する問題ではございませんし、また石井町がこれから発展していくためには何らかの方策を考えていかなければならないというふうには強く思っているところでございます。ですので、東部都市計画マスタープランの見直しの際の意見陳述なども含めまして、時間はありませんが諦めず、粘り強くさまざまな機会を捉え、県に対し権限移譲を粘り強く要望していくとともに、また新たな可能性についても探っていきたいと、このように考えておるところでございます。 また、特に仁木議員におかれましては、元本町の建設課長でございまして、この道のプロでございますので、何か本当にいいアドバイス、解決方法等があれば、また一緒になってご指導いただきたいと、このように考えておるところでございますので、どうぞよろしくお願いを申し上げるところでございます。以上であります。 ○議長(久米毅君) 仁木孝君。 ◆6番(仁木孝君) 今回一般質問で、火葬場に向けての取り組みについてから始まり、本町においてのコミュニティーバスの導入、それから幹線道路の整備と未買収用地の進みぐあい、飯尾川、渡内川の洪水対策について、また都市計画に線引きの見直しについてを質問をさせていただきました。 最後に、浦庄の上浦にある一般廃棄物の処分場、つまりごみ処理場を再稼働するについて大きく新聞報道があったわけでございますが、一時休止していたのを平成28年4月より再開するに当たっては、町長から地元の理解を得られるよう努力を尽くしたいとのことでありましたので、まだ時間もございますので、慎重に進めていかれるよう要望をしておきたいと思います。以上で私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(久米毅君) 本日はこれにて散会いたします。            午後4時28分 散会...