石井町議会 > 2012-03-14 >
03月14日-04号
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  • 欠席議員(/)
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  1. 石井町議会 2012-03-14
    03月14日-04号


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    平成24年 3月定例会       平成24年3月石井町議会定例会会議録(第4号) 1. 招集年月日  平成24年3月14日(水曜日) 2. 招集場所   石井町役場議場 3. 開議     3月14日午前10時02分宣告 4. 応招議員      1  番     山 西  国 朗      2  番     小 林  智 仁      3  番     永 岡  栄 治      4  番     仁 木    孝      5  番     久 米  伸 一      6  番     白 川  光 夫      7  番     谷 脇  孝 子      8  番     後 藤  忠 雄      9  番     近 藤  忠 夫     10  番     山 根  由美子     11  番     川 端  義 明     12  番     山 口  性 治     13  番     藤 田  高 明     14  番     梶 野  利 男(午前10時15分出席) 5. 不応招議員   な    し 6. 出席議員   出席議員は応招議員と同じである。 7. 欠席議員   な    し 8. 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   町長             河  野  俊  明   参事             坂  東  範  昭   総務課長           中  村     聡   財政課長           田  野  芳  博   企画政策課長         黒  川     浩   税務課長           吉  浦  理  史   住民課長           以  西  誠  司   いきいき産経課長       田  中  達  也   建設課長           遠  藤  光  宏   福祉生活課長         薮  本     前   長寿社会課長         岩  佐  伸 一 郎   すくすく子育て課長      五 反 地  由 紀 子   清掃センター所長       瀬  部  泰  博   農業委員会事務局長      井  内  勢  二   水道課長           水  口     満   教育長            村  山  一  行   教育委員長          河  野  英  俊   教育次長           遠  藤  美  信   社会教育課長         中  村     淳   給食センター所長       近  久  敬  司   監査委員           福  本     慶 9. 職務のため会議に出席した者の職氏名   議会事務局長         廣  野     勝   係長             坂  本  亜  紀10. 会議録署名議員      9  番     近 藤  忠 夫     10  番     山 根  由美子11. 議事日程   日程第1 一般質問   日程第2 議案審議            午前10時02分 開議 ○議長(山口性治君) ただいまの出席議員は13名であります。定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 一般質問 ○議長(山口性治君) 日程第1、一般質問を行います。 順番に発言を許します。6番白川光夫君。 ◆6番(白川光夫君) 失礼をいたします。議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。 まず最初に、昨年12月に教育委員会のほうに、学校を訪問させていただきたいというふうなことで、学校の現場についてというふうなお話でございますが、申し込みをしておりましたところ、村山教育長、また遠藤次長のほうから日程調整をしていただきまして、2月3日に高原幼稚園、小学校、2月7日に浦庄幼稚園、小学校、そして石井中学校、2月9日に藍畑幼稚園、小学校、高川原幼稚園、小学校、そして高浦中学校と、この3日間非常に寒い日でございまして、外気温が1度、2度という中、文教厚生委員のメンバーと、また議長、副議長も参加していただきまして、学校を訪問してまいりました。各幼稚園、小学校、中学校につきまして、約1時間程度でございましたが、学校の施設並びに授業を見せていただきまして、やはり直接現場に訪れないとわからないようなこともたくさんございました。例えば、石井小学校ではやはり児童数が多いので、全校生徒がグラウンドや体育館で運動並びに遊びができない。一度にやはり3学年ほどしか外で運動もできないと、こういうふうな状況もございましたし、例えば各幼稚園、砂場にネットを張って犬や猫が入らないように、また屋根がついておる、こういうふうな設備もちゃんとしておりました。 そんな中、文部科学省ホームページ等を見ますと、最近の教育、新学習指導要領に伴いまして、いろいろと変わってきております。そして、文科省のホームページを見ますと、新学習指導要領、生きる力というふうなことで、「生きる力をはぐくむために、子供たちの未来のために」というふうなタイトルで、新しい学習指導要領子供たちの現状を踏まえ、生きる力をはぐくむという理念のもと、知識や技能の習得とともに、思考力、判断力、表現力などの育成を重視しています。これからの教育はゆとりでも詰め込みでもありません。次代を担う子供たちがこれからの社会において必要となる生きる力を身につけてほしい、そのような思いで新しい学習指導要領を定めました。生きる力をはぐくむためには、学校だけでなく、ご家庭や地域などの社会全体で子供たちの教育に取り組むことが大切です。「子供たちの未来のために新学習指導要領スタート」と、こういうふうな文面も載っております。 そして、今小学校では、例えば6年間に278時間授業数がふえております。教科書もページ数が4割ふえております。そして、今年度、昨年の4月からは小学校で英語が35時間されてる。また、中学校では、この4月からは武道やダンスが10時間という形で取り入れられてる。また、英語におきましては週「3時間」から「4時間」に1時間ふえていると、もうこういうふうないろいろな事柄が変わってきております。また、幼稚園におきましては4月から給食がスタートする。そんな中、学校の現場を見せていただいていろいろと感じたことがございました。それについて、まずお尋ねをいたします。 まず、学校要覧というのが、各幼稚園、小学校、中学校にございます。それぞれと方針、目標も違うようでございます。そんな中、学校運営ではなく学校経営というふうな形にすべてなっとります。 そこで、学校運営でなく学校経営というのはどういうことなのかを、村山教育長にお尋ねをしたいと思います。 ○議長(山口性治君) 教育長。 ◎教育長(村山一行君) ただいまの質問にお答えする前に、先般2月に文教厚生委員の皆さん方で学校訪問をしていただきました。少し寒かったんですけれども、学校を見ていただいたこと、本当にありがとうございました。 今の白川議員さんが冒頭にお話ししたように、これからの教育っていうのは生きる力の育成っていうのが非常に大切になってきます。今の教育の中で、学校要覧、そして学校経営っていうことなんですけれども、ここに持ってきてあるのは各小学校の学校要覧であります。学校要覧っていうのは、学校教育施行規則で、学校長は学校の教育計画である学校要覧を作成しなければならないとなっています。学校ごとに、このように学校要覧の様式とかあるいは方法が違っていますけれども、中身は石井町の教育目標に準じてこういうふうに各校長がつくって、そして保護者とか地域に教育をされている、そういうなのが実態でございます。 ちなみに、白川議員さんが最初にお話しした生きる力っていうことなんですけれども、子供たち、石井町の教育で、生きる力を育成するために、各学校は教育目標の中に、生きる力は豊かな心、健やかな体、確かな学力、基本的にはこういうふうな目標に沿って計画をする、そして授業を実施すると、そういうふうなことで学校要覧を作成しています。 ただいまの質問の学校要覧の中に、学校経営学校運営とそれぞれ違っているのはどういうことかっということで、ちなみにこの小学校は学校運営、そういうふうにして教育の目標を述べています。この小学校は学校経営として目標を述べています。校長が学校を紹介したり、学校教育を述べる場合は学校経営、そういうふうにしてそれぞれの校長が述べています。 学校教育法の施行規則第66条では、小学校は当該小学校の教育活動、その他の学校運営等々というふうなことで述べられておりますので、学校要覧についても学校運営、そういうふうにするのが望ましいのでないかなと、そういうふうに思われますので、これから各学校についてはそのようなことで指示をしていきたいと、そういうふうに思っています。どうぞよろしくお願いします。 ○議長(山口性治君) 白川光夫君。 ◆6番(白川光夫君) 続きまして、電子黒板電子教科書についてお尋ねをいたします。 石井小学校にお邪魔いたしましたときには、電子黒板を使って授業がされておりました。その電子黒板というのは今のところ石井小学校だけのようでございますが、ほかの学校にも導入されるというふうに聞いております。それがどういうふうな段取りになっていくのか、また美馬市では、今度は全中学校に電子教科書というふうな形で、これは皆さん方も、徳島新聞の2月21日の新聞に載っておりましたので、美馬市が2012年度から市内全7中学校にデジタル教科書を導入すると。7校の普通教室31室には、既に電子黒板機能つきデジタルテレビが配備されており、教師は画面に映し出される教科書を使って授業を行うようになると。非常に便利でわかりやすく、子供たちも理解が早まるのではないか。そんな中、やはりこういった電子機器を使っての授業というのは今後ますますふえていくかと思います。そういった意味で、石井町が、そういう黒板だとか教科書についてどういうふうな形で取り入れていくのかをまずお尋ねするのんと、石井小学校では電子黒板を使ってニュージーランドの学校との交流がされていると。ただ、それには、英語等でのコーディネーターが必要なので、そうしょっちゅうはできないというふうなことでございましたが、今後ほかの小学校、中学校でも取り入れまして、そういった交流の場をつくれるのであれば、教育委員会としても、また町を挙げて推進するべきではないかと思いますので、その辺についてお尋ねをいたします。 ○議長(山口性治君) 教育長。 ◎教育長(村山一行君) お答えいたします。 電子黒板電子教科書についてのご質問でございますけれども、電子黒板石井小学校に1台整備されていますけれども、これは保護者から寄贈によるもの、そういうふうに聞いております。 今回の議会の当初予算に電子黒板の8台分の494万6,400円を計上しておりますので、またご審議のほどよろしくお願いします。 電子黒板というのは外国語、特に外国語で、文部科学省から提供されるDVDの有効活用が可能になる、そして子供たちの英語力の向上につながると、そういうふうに考えています。ちなみに、こういうふうにして、英語であったりあるいは国語であったり、DVDの文部省版が各委員会を通して学校にございますけれども、これからはこういうふうなDVDを使った授業が可能であると、そういうふうに考えております。 それからまた、今後は、先ほど議員さんおっしゃったようにデジタル教材の整備も必要になってくるのではないかなと考えております。デジタル教材っていうのは、国語とか社会とか算数とか理科とかそれぞれの教材でデジタル教科書ができて、そして電子黒板と連携して授業ができると、そういう授業をすることによって、子供たちの理解力も深まると、そういうふうな状況でございます。 そういった電子黒板が今回予算を通って学校に配付されれば、しっかりした教員研修を夏休みに計画をしております。それは、専門家を招いての研修の予定でございます。 それから次に、石井小学校では電子黒板を使ってニュージーランドと交流している、そういうふうな同じでしたけれども、石井小学校では電子黒板を使ってニュージーランドの小学生と交流をしています。ニュージーランドっというのは日本と時差がないと、そういうふうに聞いておりますので、大体学校の同じような時間帯に向こうと交流はできると、そういうふうなことであります。 中身は、電子黒板がメーンでなく、スカイプと英語を使った交流をしていますということなんですが、スカイプっというのは大型テレビとコンピューター、そしてテレビカメラで行うと、そういうふうな交流でございます。特に、コーディネーターとして北野さんというお方のお世話で、平成22年度は6年生が5回、平成23年度は3回交流をしたと、そういうふうに聞いております。 今後は、こういった外国の小学校と電子黒板等々を使って交流することによって、子供たちの英語力はもちろんですけれども、国際理解が進んでいくのでないかなあと、そういうふうに期待しております。よろしくお願いします。 ○議長(山口性治君) 白川光夫君。 ◆6番(白川光夫君) デジタル化につきましては積極的に取り組んでいただいているようでございますので、石井町の子供たちが他の市町村に負けることないように、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 続きまして、学校の耐震とエアコン設備について、これは幼稚園も含めてお尋ねしたいと思います。 エアコンにつきましては、あと浦庄小学校藍畑小学校というふうなことで、昨日も梶野議員さんのほうから質問があってお答えしていただいておりますので、あとは幼稚園はどういうふうになるのか、エアコンについてということでございます。 それと、藍畑小学校浦庄小学校の体育館が非常に老朽化しております。 また、高原幼稚園とか高川原幼稚園の通路の屋根のパイプが非常にはがれています。ちょっとこれ白黒で見にくいんですが、こんな状態でなっております。町長もちょっと見ていただいたらわかるんですが、こういった、ちょうど石井役場も教育委員会に行くところのパイプがこんなような状態ですが、どうも小っさい幼稚園児がこの下で走り回っていると思うと、何とかならんのかなという、思いました。 それと、そういった設備の管理についてどういうふうにされているのか。 それと、耐震についてでございますが、例えば浦庄小学校の耐震が今年度から始まるということでございますが、その費用が2億1,000万円、体育館のほうの耐震のほうが5,000万円。体育館だけで言いますと、それに付随する上の電気とか、全部雨漏りがしたりしておりますので、やりかえるのに7,000万円もかかると。7,000万円もかかるんだったらもうさらにしたらどうかと思うんですが、その辺のところも含めましてお尋ねをいたします。 ○議長(山口性治君) 教育次長。 ◎教育次長(遠藤美信君) お答えいたします。 まず、耐震のことで述べます。 平成20年度に高川原小学校の北校舎、平成22年度には石井小学校の校舎及び体育館、今年度には高浦中学校の耐震化を終えました。平成24年度には、平成23年度、3次補正予算の国庫補助金を活用し、耐震が確保されていない残りの浦庄、藍畑小学校及び石井中学校武道館、この浦庄、藍畑には、やっぱりおっしゃるように体育館の耐震工事も含めております。そして、石井町内の学校施設の耐震化率はこの今年度で100%になる見込みであります。そして、きのうも梶野議員に述べましたけど、今年度、それによってエアコンがつくところもあります。ほんで、ついていないところにつきまして、石井、高原、高川原小学校については、今年度から準備に取りかかって来年度の予算、国庫補助が活用できるように取り組んでいきたいと思っております。 次に、幼稚園の園舎の件ですが、安全の確認について、今年度予算見積もりを徴し、平成24年度中に安全を調査し、安全の確認できない建物については耐震工事を検討していきたいと考えております。 次に、エアコンですが、現在、リズム室で預かり保育をしている園もあります。そして、今年度に高原幼、藍畑幼を、エアコンの予算を計上いたしております。 次、最後ですが、今おっしゃるように、結局、ことし──ことしっちゅうか、体育館の建てかえとか、それを検討したらどうですかということなんですが、学校教育についても現状で使用しもって工事をするんですが、また新しくつくるとなると敷地とか仮設とか、それは前山公園の体育館も併用したりできると思いますが、今のところは耐震工事を体育館についてはするという計画をしております。 そして、高川原幼稚園のほうのはがれ等の鉄の渡り廊下のところなんですが、軽微な修繕は営繕修繕で対応できたらと思っております。以上でございます。 ○議長(山口性治君) 白川光夫君。 ◆6番(白川光夫君) 石井幼稚園の砂場のテントなんかもまだ破れがあったりしてますので、またそういったものも対応していただけたらなと思います。 先ほど言いましたように、耐震に今非常に多額の金額がかかる。普通、民間で考えますと7,000万円。例えば、高浦中学校が最初4億円かかるといった体育館が2億円ちょっとでできてる。それを半分のもんですれば、7,000万円かけるんであれば、もうその倍出せば新しくできる。先のことを考えるとそちらのほうがとは思うんですが、いろいろと、行政のほうで補助金の問題だとかいろいろあるということでございますが、そういったことも踏まえて石井町民の方が、そういうふうな事実があるということも知っていただきたいなと思ってちょっと発言をさせていただきました。 次にですが、いじめについてというふうなことでございますが、ある幼稚園では休みのあった次の日、月曜日等に幼稚園児が、ちょっと体にあざがある子がいてたりとか、もうこれはちょっと児童虐待のおそれがあるんではないかなというふうな、そういうふうなお話もございました。また、不登校について、石井中学校では今14名というふうなことを聞いております。一時と比べますと減ってきているのかもわかりませんが、やはり児童虐待だとか、また俗に言うモンスターペアレント、ちょっと無理難題をおっしゃる親御さんがいてたり、そういった非常に複雑な難しい世の中でございますので、学校に対しても、先生方も非常にご苦労されているというふうに感じました。そういったところについて、どういうふうに教育委員会として対処していくのかをお尋ねするのと、例えば高原小学校の6年生、もう卒業でございますが、1学年に39名ということで、一クラス39名、あと一人いれば2つにできたのになあみたいな形の話なんですが、もう一人ぐらい何とかその融通をきかせてできないのか。いろいろ、文科省等からの指導があるんでしょうが、何かこう1人いれば、もう二クラスになるのとは全然違うと思いますので、そういったことも今後出てくれば、1人、2人ぐらいであれば2つに分けれるとか、そういったふうな融通をきかすことができないのかなあと思いました。それについて、どういうふうになっているのか、ちょっとお尋ねいたします。 それと、石井中学校と名西高校との連携、隣同士でありながら行き来がない。今後、人数も減っていくわけですので、高校との連携というふうなものも考えているというふうなお話がございましたので、どういうふうな形で、中学校と高校との連携を図っていくおつもりなのかをお尋ねをいたします。 ○議長(山口性治君) 教育長。 ◎教育長(村山一行君) お答えいたします。 まず、不登校についてなんですけれども、国では、30日以上連続して学校を休む子供の数を把握しようとしています。石井町では、連続して7日以上休んでいる児童・生徒は石井町の教育委員会に報告をするようになっております。これは、先月の2月29日にある学校から、長期欠席している者についての報告であります。7日以上休んでいる生徒に学校としてどのような支援をしたか、担任はどのように子供のいわゆる指導したか、家庭訪問をどういうふうにしたか、そしてまた管理職はどのような対応したか、そういうことを1名ずつ報告すると、こういう報告書を各学校から出てくるようになっております。 先ほど、石井中学校の14名っていうふうなお話がありましたけれども、これは先般、文教厚生委員さんが学校訪問のときに、校長が連続7日以上休んでいる生徒の数をお話しして事情を説明した、そういうふうなことで、不登校の生徒がたくさんこれだけいると、そういうふうなことではございません。それで、教育委員会としては、定期的なこのような学校の訪問、いわゆる報告を受けて学校に指示をしたり、あるいはまた指導をして具体的な指導、助言をしております。 それから、高原小学校に訪問されたときに、高原小学校の6年生のクラスが39名で教室がぎゅうぎゅう詰めで非常にかわいそうだなと、そういうふうに思われたと思われます。現在は、県内の小学校では、23年度、1年生から3年生は36名以上二クラスであります。それから、4年生から6年生については41名以上でないと二クラスにはならない、これは石井町だけでなくて県内全体がそのようになっております。本年度については、41名以上になると、小学校5年生、6年生が二クラスになってたんですけれども、小学校4年生から二クラスになると、県の方針でそのように引き下げられました。ちなみに、高川原小学校はそういうことで「一クラス」になることなく「二クラス」のままに、来年度の4年生がなることになっています。そのようにして、各教室に子供たちがたくさんいる教育環境はあると思いますけれども、特に最近の温暖化等を考えると、やはり児童・生徒が学習しやすい環境づくりが求められております。今議会の当初予算に、浦庄、藍畑に空調設備を整える予算を計上しておりますし、今後については、ただいま次長がお話ししたように、順次整備を計画しておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 それから、石井中学校と名西高校の連携ということですけれども、これは私が教育委員長をしているときに議員さんの質問で、連携をするべきでないでしょうかというふうな発言をしたことがあります。それで、ご承知のように、石井町役場と石井中学校、そして名西高校が本当に隣接した敷地内にある、こういった学校の教育環境といいますか、立地条件というのはほかの市町村にはありません。そして、こういうふうな近くに学校の教育施設があるっということですので、そういうところといわゆる連携をして地域の教育力を高める必要があるのではないかなと考えております。 それで、私が12月26日に教育長に就任して、すぐに名西高校、石井中学校高浦中学校も含めて連携のあり方を現在検討しています。具体的には、名西高校の先生が中学校へ来て出前授業をするであるとか、あるいは名西高校の音楽、美術、書道、英語等々での授業連携をするであるとか、あるいはまた中学校と高校の学校祭にお互いに交流して音楽の発表するとか、あるいはそれ以外の発表してお互いの学校のよさを知るとか、そういうことを計画しています。 そしてまた、グラウンドが隣接してるっという関係で、運動部活動についてもさらに連携ができるのではないかなあと、そういうふうな計画を、現在校長等々で話しておりますが、この春休み中に担当の教員同士でもう少し具体的に計画をするつもりであります。やはり、隣接した高校、中学校がお互いの魅力を感じ合う教育が地域の教育力の向上につながるのでないかなあと考えておりますので、今後しっかりと取り組んでいきたいと思っております。よろしくお願いします。 ○議長(山口性治君) 白川光夫君。
    ◆6番(白川光夫君) 続きまして、共通評価項目による学校自己評価についてということでございます。実は、学校訪問のときに、こういう共通評価項目による学校自己評価ということで、石井町教育委員会がつくられているものをいただきました。この中には、例えば幼稚園、教育課程や指導の状況ということで、園や児童の実態を踏まえた教育課程や指導計画が作成されているかとか、教育課程や指導計画について、教職員間で共通理解ができているかだとか、もういろんな項目についての自己評価、評定等がされております。そんな中で、例えばこれは幼稚園でございますが、園児の状況として、ある幼稚園では園児同士の活動の中で遊びのルールについての望ましい話し合いができずに自分の思いを主張する園児がいてトラブルになったりする場合があるだとか、あいさつについては自己評価の重点課題として取り組んできたと。教師から笑顔であいさつを繰り返す中で、あいさつができるように指導してきた。朝のあいさつは友達同士もできるようになったが、その他のあいさつはできていない幼児も多いだとか、もう本当に事細かなところでの評価といいますか、チェックがされております。例えば、小学校の授業中の教室の雰囲気や児童・生徒の授業態度などは適切かというふうなところで、例えばある中学校では基礎学力が不足しているため無気力な生徒もいる。また、学習内容は自分のものにするための質問や詳しい説明の要求などは少ないだとかといった、本当に事細かなチェックをされている、もうこういうふうなもので評価をして、教育委員会と学校というのがつながっているのかなあというふうに感じました。 また、ただその中で、安全点検、通学路の安全点検を含むや、教職員、児童・生徒の安全、対応能力の向上を図るための取り組みが適切に行われているかというふうなところで、これは学校の例えば自転車通学等についてですが、私昨年12月の議会にも、自転車の免許証というふうなものを学校で発行して、それに対応できた子、合格した子だけが自転車通学ができるようにし、そういった通学での事故を減らす意識を高めるというふうな取り組みをしたらどうかというふうなお話をさせていただきました。その中で、高浦中学校に訪問いたしましたら、ちゃんと教室に「自転車のルール」というふうなことで、こういうふうなものが張っておりました。これは、一つの教室だけでなく、何カ所もこういうふうなものが張っておりました。そんな中で、例えばヘルメット着用義務違反というふうなことで、自転車置き場、家からヘルメットをかぶるとか、校門、家を出るまでにあごひもをきちんと締める。そして、事故につながる危険運転、2人乗りとか傘差し運転、信号無視、並列運転、無灯火、こういうことはだめと。そして、違反が見つかったら徒歩通学、2週間という非常に厳しいもんでした。高浦中学校では、こういうふうなものが教室にございました。ただ、石井中学校では、私がよう見つけなかったのかもわかりませんが、見ることはありませんでした。いつも両2つの中学校を比べるんですが、どうもやはり石井中学校の子供はヘルメットを前のかごに入れて走ってる子をよく見かけます。学校でも校長先生をはじめ諸先生も当然ご指導はされてるんですが、どうもやはりかぶってない子をたくさん見かける。このケーブルテレビをごらんの石井町民の方もどうか、子供がヘルメットをかぶらずに自転車に乗ってる場合は注意をしてあげてほしい。本当に事故があって、あのときヘルメットをかぶっていさえすれば、何ていう言葉は出ないように、ひとつご協力をお願いしたいと思います。 そして、この学校評価について、本当によくできてると思うんですが、これが、教育委員会と学校でのもうどれぐらいのこの役割といいますか、されているのか。 それと、この項目については毎年変わっているのかどうか、そういったことについてお尋ねをいたします。 ○議長(山口性治君) 教育長。 ◎教育長(村山一行君) お答えいたします。 共通評価項目による学校の自己評価ということですけれども、平成19年6月に学校教育法、そしてまた学校教育施行規則の中で、自己評価、学校関係者評価の実施についての規定が設けられました。そしてまた、平成22年度には、学校評価ガイドライン、今、私が持ってきてるんですが、これが文部省から出ている学校評価のガイドラインです。そういった、文部省が出している学校評価のガイドラインに従って、基本的には各学校に自己評価計画表っていうのはおろしております。そして、そういうふうな評価の内容に従って、今現在、この3月中に各学校から、学校自己評価、点検ということで、各学校からの自己評価、そしてまた教員個人からの評価もこのようにして提出をされています。こういうふうな提出をすることによって、教育委員会が点検することによって、教員のいわゆる学校での指導のあり方等々についての評価をしております。 そして、そういうふうな評価を、学校長については教育長が評価をして県の教育委員会に報告すると、そういうふうなシステムになっております。 ここに評価表がありますように、学校現場では1人の先生がこれだけの詳細について自己評価をするわけですから、評価のための評価になっているような嫌いが見受けられます。もう少しシンプルに学校の評価、そしてまた学校の先生方の個人の評価ができないだろうかと、そういうふうなことで、今現在検討をしているところでございます。学校現場の先生方に集まっていただいて、評価についての検討を今後していきたいと、そういうふうに思っております。 それから、自転車通学についてなんですけれども、実はことしに入って2月と思いますけれども、石井、高浦中学校については、自転車通学の再点検、そして指導の徹底を校長に指示しました。ていいますのも、ヘルメットについて石井町が補助金を出しております。ヘルメットについて各中学校に指導するときに、各中学校では自転車の安全運転にさらに注意をして運転をしていただくような指導をしてくださいと、そういうふうに指示しております。高浦中学校石井中学校では、朝8時ぐらいにはもう教員が毎朝校門に出て指導している、そういう状況が見受けられます。 今後、さらに自転車通学の指導徹底については学校のほうに指示してまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(山口性治君) 白川光夫君。 ◆6番(白川光夫君) ヘルメットにつきましては、先生が見てる前ではかぶってて、見えなくなったら前のかごに入れるっていう子が見受けられますので、本当にそういうことがないように、ひとつよろしくお願いをしたいと思います。 次にでございますが、グローバル人材育成に伴う英語教育について。これに関しましては、質問のごと、同じことなんですが、言わせていただいております。 そして、ALTの役割と活用の方法と実績について。 また、英語検定受験料への補助、また夏期の短期留学制度等の実施についてをお尋ねします。 今、日本は本当に経済自身も大変な時期でございますし、これからの本当にグローバル人材といいますか、今、日本は人口が減っている。世界は人口がふえてる。昨年の10月には、世界では70億人を突破した。そのうちのアジア、約6割ですか、42億人、その市場へ日本の企業も向かわざるを得ない。また、電力、昨年の原発の関係もあるんでしょう。電力の供給が危ぶまれますと、どうしてもほかの国へ走ってしまう。また、電気料金にしましても、日本の電気料金と比べましてアメリカは約その半分ですね。韓国は日本の3分の1、そういった中で、企業はやはり安いほうへ走る。そして、今日本の平均の給与が31万円ぐらいだそうですが30万円としますと、昨年洪水で大変だったタイが3万円ぐらい、今中国は4万円ぐらいだそうですが、昨年健全化されてきてますミャンマーなんかはそのタイの10分の1。日本で30万円を払って1人しか雇えない企業がミャンマーに行きますと100人雇える。だれが考えてもそちらに、製造業だとか単純作業に関しては行ってしまう。日本国内では、当然ロボット等の機械を使って人員を減らす。そんな中、本当に国境というんがなくなって、本当言葉が、もう何回も言いますように、やはりユニクロや楽天が社内共通語を英語にするような時代に来ております。そういった、今の子供は本当にもう英語ぐらいはしゃべれて当たり前みたいな、そうでないと仕事ができないし就職もできない、そういうふうなことが背景にございますので、どうか英語をもっともっと取り組んでいただきたい。そのためには、英検への受験料を補助するとかといったことは、非常に喚起する上でも大切なことではないかと思いますので。 また、今年度の、来期の予算にもこの英検への授業料補助とかという予算はついておりません。どうか、そういったこともどうなっているのか、またどうするおつもりなのか、そういうところを、教育長と町長にお尋ねをいたします。 ○議長(山口性治君) 教育長。 ◎教育長(村山一行君) 英語教育についてお答えしたいと思います。 ALTの活用方法と実績についてですけれども、平成23年度については、ALTを1名、特に石井中学校に月、火、水、高浦中学校に金曜日、幼稚園、小学校に木曜日配置して英語教育に努めました。 それから、英語指導員を2名雇用して、これはふるさと緊急雇用で雇用した2名についてですけれども、小学校の巡回指導を実施いたしました。24年の来年については、ALTを中学校で1名、ことしと同じように雇用する予定であります。 そしてまた、英語指導員については、この雇用については、また国の予算で当初予算に石井町子ども外国語活動支援事業として441万円補助金として計上しておりますので、よろしくお願いします。これについても、特に小学校を中心にして巡回指導を計画をしています。 それから、英語検定の受検料、受検者の受検料についてですけれども、昨年度、英語検定受検者は石井中学校で130名、高浦中学校で15名、受検料は両校合わせて30万4,100円と、そのようになっております。 この検定料についてですけれども、補助はということですけれども、このことについては、現在中学校では英語検定以外に漢字検定、歴史検定、それから数学検定等があり、そしてまた運動部活動等では、大会参加料個人負担をしている状況もございます。英語検定料の補助については、他の状況等を比較検討しなければならない、現在そのように考えておりますので今後検討していきたい、そういうふうに思っております。よろしくお願いします。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) ちょっと白川議員さん、英語検定の補助の前に、少しだけ今感ずるとこがありますので、答弁をさせていただきます。 まず1番のいろいろな電子黒板とかそういうことでございますが、今非常にこういう情報機器が、新しいものが出てきております。例えばタブレットとか電子辞書、それからアイホーンなんかですね。電子黒板というのは、私は導入を進めるほうなんです。ところが、テレビなんかで見ますと、本当に使いこなしてる学校とよう使いこなしてない。電子黒板入りましたよ、いいですねえ、ちょっとインターネットで外国で話するだけ。あとは飾っておく。そういう使い方だったらこれは必要ありませんですね。もう少し、これは教育のほうで使いこなす指導者の育成っていうのが大事だろうと思っております。 通路の屋根の柱の塗装のはがれですが、あるいは屋根の、石井中学校もアクリルが飛んでますね。根本的に、ああいうもんをつけること自体が間違いないんですね。あの柱を見ますと、塗装は亜鉛メッキですね。亜鉛メッキの上へ塗装するというのは、基本的には塗装がはがれやすい。これは、余り融合性がないんですね。亜鉛メッキする場合は、亜鉛メッキをそのままで柱立てるわけです。ああいうものを使うんだったら本当だったらアルミとか、鉄材の外側にアルミを補給している、そういうもんを使うべきなんですが、私も現場確認しましたが、ちょっとあれではぱらぱら落ちてきそうなので早急に補修をいたしますが、補修するけどまた落ちてくるかもわからんということですね。 耐震補強を何しに何億円もかけてするのかっていうことなんですが、新築のほうがいんじゃないですか、確かにそういうご意見です。しかし、国の耐震補強のあるいは耐震改修の元っていうのがありまして、このぐらいの規模だったら新築はだめですよ、改修をしなさい、それに対して補助金を出しますと。じゃあ、ほな古い何十年もたった分を回収したから、ほな補強したから、それが何年延びるんですかというたらこれはまた問題ですね。しかし、国のそういう制度でございますので、耐震改修をする分については改修する、改修ではだめっということについては新築をする、そういうことでございます。 もう少しで終わりますが、一番私たちが心配するのは、学校でいじめがあって学校の先生方が、大っきな事件に発展した場合に捜査したけどいじめはなかったっというようなことを、もうたびたびテレビで聞かされてます。これは教育長ともよくお話をしておりますが、そういう傾向が見られたら、きちっとしたやっぱり職員として跡を追ったり、そのおうちへ訪問をしたり、聞くだけでなしにきちっとした観察が必要でなかろうかと思っております。 英語教育ですが、もう白川議員さん何回取り上げたでしょうね。こういう言葉を、多分白川議員さんはご存じだろうと思いますが、イマジョン教育というのがありますね。これは、特に静岡県沼津市の加藤学園というのが、日本語の教育機関の中で大いに注目を集めている私立の学校です。どういうことかっていいますと、一般教科を外国語で学ぶことです。これは国際調査によりますと、2カ国語のみを話す人口が1カ国語以上を話す人口を上回っている。世界じゅうで、第2言語で教育受けた子供たちの数が、母国語だけで教育を受けた子供たちの数を上回っている。世界のあらゆる地域で、第2言語や他言語を使うことが日常茶飯事となっている。その中で、イマージョン、バイリンガルっていうの、プログラムっていうのがありますが、これは、よい指導者の中でよい児童や生徒が育つということですね。特に、今、幼稚園、保育所の民営化の話が進んでおりますが、例えばこの加藤学園っていうのは、小林議員さんね、保育時間の50%を英語の環境の中で過ごす。基本的には、午前中が英語の場合、午後は日本語と、そういうことで、生活に必要な英語は急速に吸収をされる。民営化のよさっていうのはこういうとこにもあるわけです。これは、教育委員会とのお話を進めていく中で、たびたび白川議員さんが取り上げられております英語の必要性、第2言語の必要性っていうのもこの国際社会の中で重要視されております。英検の補助をつける、つけんとかそういう問題は本当にその学校が、あるいは教育委員会の方針、学校長の方針の中で、石井中学校は英語を伸ばすんだ、そのためにこれだけ、2級検定を取らせます、そういう方針を出していただいた場合には、石井町としては補助は出します。これは、教育長あるいは教育委員会の問題であります。どこまで議員さんの質問に対して真剣にそういうことを教育委員会が考えて、学校が考えていくかっということなんです。これは、ぜひ村山教育長及び河野教育委員長にお願いをしますが、これだけやっぱり国際社会に通用する児童たちの教育が叫ばれてる中で、ぜひ教育委員会主導で、そういう方向で持っていきたいと思います。石井町としては、予算をつけることについてはやぶさかではございません。 ○議長(山口性治君) 白川光夫君。 ◆6番(白川光夫君) 非常に前向きな町長のご発言、感謝いたします。今後ともよろしくお願いしたいと思います。 それと、短期留学のお話がちょっと抜けたんですが、それも踏まえて、今後ともよろしくお願いします。 次に、特別支援教育についてお尋ねをいたします。 意外と、特別支援学級という教室が目立ちました。気にかかりました。児童のお話によると、何か6%ぐらいがそういうふうな中に入っていくような話もございました。今後、ふえてきているようでもございますので、そういった、特別支援教育についての取り組み、今後の考え方をお尋ねをいたします。 ○議長(山口性治君) 教育長。 ◎教育長(村山一行君) 特別支援教育についてお答えいたします。 23年度の石井町の特別支援学級の設置状況ですけれども、知的障害、自閉症状、肢体不自由、病弱、そういった特別支援の学級がございます。小学校では11学級、中学校では5学級、特別支援の学級が本年度ございました。 特別支援教育というのはどのような概念かっと申しますと、障害のある児童・生徒の自立や社会参加に向けた主体的な取り組みを支援するという視点に立ち、児童・生徒一人一人の教育的ニーズを把握し、その持てる力を高め、生活や学習上の困難を改善するため、適切な指導及び支援を行うもの、こういうふうにして文部省は概念的にとらえていますけれども、実態はやはり、知的な障害がある子供、そしてまた情緒が不安定な子供、あるいはまた肢体不自由な子供がいるというのが実態でございます。そういった子供たちのために、県としても特別支援の教員を加配をしております。県全体の実態から申しますと、特別支援を要する子供たちがふえて、特別支援をする教員を各市町村に配置する教員が不足していると、そういう徳島県の実態があります。石井町でも来年度に向けては県からの特別支援の教員が1人減というふうなことで、現在人事異動が進んでおります。そして、町として、じゃどのようにそういった子供たちに支援をしているかと申しますと、町の加配の支援教員を本年度当初予算に小学校6名、中学校1名、1,125万6,000円を予算を計上しております。こういった特別支援の教員が本当に石井町の子供たちの支援がなされるよう、効果が上がるよう、教育委員会としても全力で取り組んでいきたいと思っております。以上です。 ○議長(山口性治君) 小休いたします。            午前10時59分 休憩            午前11時16分 再開 ○議長(山口性治君) 再開いたします。白川光夫君。 ◆6番(白川光夫君) 続きまして、学校の教育目標の首長主導と、東京大学等の秋入学についてどういうふうにお考えになってるんか、お尋ねをいたします。 それと、昨年6月議会でもちょっとお尋ねしたんですが、NIE、ニュースペーパー・イン・エデュケーション、教育に新聞をというふうなことで、の取り組みについてをお尋ねをいたします。 ○議長(山口性治君) 教育長。 ◎教育長(村山一行君) お答えします。 まず、最初の学校教育目標の首長主導ということなんですけれども、このことについては、いわゆる教育基本条例の案とかというふうなものがありまして、教育基本計画を作成するということなんですが、例えば石井町教育振興計画は昨年4月1日にこのようにつくりました。この教育基本計画を、この大阪維新の会というふうな橋下大阪市長のところでは、この教育目標を市長がつくると、そういうふうに当初は言っておりました。現在は、教育委員会と市長が協議をして教育振興計画をつくると、そういうふうになっています。これについては、大阪府議会等々で議決される、されないと、そういうような状況になっていますが、いずれにしても、学校教育の一番のポイントは教育振興計画をしっかりつくって、学校教育が公共性があったり、公平性があったり、そういうふうにすることが大切であると、そういうふうに言われておりますので、文部省の見解は、地方教育行政法で、教育には中立性、安定性が求められる。首長から独立した機関の教育委員会が教育事務の大部分を担うと、そういうふうにありますので、教育振興計画では教育委員会がつくると、現在の法律にはなっております。それ以外にもいろいろと、学校教育目標の首長の主導のことについてありますが、今は学校教育振興計画だけについてお話をいたしました。 それから、東京大学の秋入学についてなんですけれども──あっ、これ質問ありましたかね。 続いて、学校に新聞ということなんですが、各学校、小学校、中学校とも、中央の新聞は購読をしております。そしてまた、地方新聞は各校とも教材として必要ですが、先生方の情報源として必要欠くべからざるものとして購読をしております。以上です。よろしくお願いします。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) この問題は、例えば教育委員会と町長部局っていうのは基本的には独立して分離をされておりますが、例えばこういうことがありますね。この間もこの2、3日は新聞をにぎわせておりますが、例えば卒業式に国歌を歌わない、君が代を歌わない、起立をしない、こういうことが、私たちは教育委員会だからほっといてくれ、これが今までの教育委員会の姿勢なんですね。それはおかしいんじゃないですか。そういうことは、やっぱりそういう先生に対しては、町のほうからあるいは大阪市のほうから、大阪府の府から指導をして、そういう先生は改めてもらわないかん、こういうことがやっぱり根底にありますね。例えば、白川議員さん、昔ですよ。今は行われておりませんが、例えば学校の人事の中で、例えば学校の先生は何も問題がなかったら何年間はその学校でおれるわけです。問題がないっていうより、何もしなかったらということですね。それはおかしいでしょ。例えばある先生が、どっかへ転勤したい、あるいは校長先生に次になりたい。そしたら、教育長とか教育委員長のときに、お正月にそういう人がいろいろ物を持って並ぶ、そういうことが昔は行われておりました。そういうことに対して橋下市長が、そういうのはだめじゃないですか。やっぱり、行政としてもある程度口を挟んでやっていくべきじゃないですか。ですから、村山委員長がおっしゃったように、今の石井町というのは、教育委員会と石井町の町長部局というのは一体化となっていろいろな政策を進めていくところでございます。 ○議長(山口性治君) 白川光夫君。 ◆6番(白川光夫君) ありがとうございました。 先ほどの新聞を通じた教育ということでございますが、皆さん方も見られたと思うんですが、3月4日付の徳島新聞にこういうふうな形で載っております。石井町の中学校、小学校、すべて参加しておりました。この中で、高浦中学校の子が優良作品として載っております。まだ、もしごらんになってない方がありましたら、またごらんになっていただきたいと思います。非常にいい作文になっております。 続きまして、給食についてお尋ねをいたします。 1月27日に、実は高川原小学校で給食の試食会というのがございました。町長と教育長と私の3人が参加させていただいて、児童の高川原小学校2年2組の子供たちと一緒に給食を食べました。そんな中、たくさん食べる子と、非常に小食な子、また昔は食べ残しっていうんですか、御飯粒も1粒まできれいに食べなさいというふうな教育を我々は受けてきたんですが、どうも残している、御飯粒がいっぱいついてる子もいてれば、きれいに食べてる子もいてる、そういった給食を通じた食生活への教育等もあるんですが。 そして、まずびっくりしたのは給食食べるのにお茶がない。我々は御飯を食べるときにお茶がどうもないと食べれない。子供たちはお茶がないので牛乳で食べてる。例えばトーストとかベーコンエッグとかそういったもので、牛乳というんだったらわかるんですが、例えばうどんが出ても牛乳、肉じゃがに牛乳、何かちょっと違和感がございまして、給食でそういったお茶っていうのが出ないのかな。 それと、牛乳、これはカルシウムとるために当然必要でございますが、夏場は冷たい牛乳でいいと思うんですが、冬、寒いときに冷たい牛乳。いろいろ、腐ってはいけないとかいろいろ問題があるんでしょうが、ちょっと食べる前に温めて飲む。そしたら、牛乳も温めますとちょっと甘味も出ますし、嫌いな子も飲みやすいんじゃないかなあと思ったりするんですが。 それと、ことしの4月から各幼稚園、給食がスタートするわけですが、ずっと回ってまして、浦庄幼稚園だけが車が入らないというふうなことで、浦庄小学校のほうへ園児が歩いて食べに行くということでございますが、これは何とかしないと、天気のいい日はいいですが、雨の日とか風の強い日、そういった日にも小さい園児が小学校まで、距離は短いですが行くというのはいかがなものかと思いますので、それについてどういうふうに対処されるのかお尋ねをいたします。 ○議長(山口性治君) 給食センター所長。 ◎給食センター所長(近久敬司君) お答えいたします。 まず、第1点目の給食の時間にお茶を出すというようなことについてなんですけれども、給食につきましては、学校給食実施基準の施行についてという通知文書が文部科学省のほうから来ておりまして、その中に、児童・生徒の食事状況調査をした結果、通常の家庭での食生活ではカルシウムの不足が顕著に出ているということで、そのカルシウムの摂取に効果的である牛乳等の使用に配慮することとされており、学校給食に牛乳は欠かせません。お茶を出しますと牛乳を飲まなくなる可能性というんがありますので、学校給食ではお茶は考えておりません。 また、各小・中学校に問い合わせしましたところ、全小学校で水筒に水またはお茶を持ってきて、水筒に入れて持ってくるということは許可しているというようなことを聞いております。 続きまして、牛乳を温められないかというようなことでございますが、これも文部科学省より、学校給食衛生管理基準の施行についての通知がありまして、牛乳については10度C以下で保存するようになっております。牛乳は給食センターからの配送ではなく業者からの直接配送で、各学校の給食室の冷蔵庫に入れられ、給食時間にそれぞれクラスに持っていきます。したがいまして、給食の安全上難しいと思われます。 なお、牛乳の販売店に確認したんですけれども、牛乳パックを電子レンジとかで温めるというのは破裂の危険性がありますので好ましくないというふうな返事でございました。 それから、浦庄幼稚園の配送につきましては、私のほうで答えられる範囲で答えさせていただきます。 浦庄幼稚園の給食の調理については、浦庄小学校による単独校方式に準じまして、御飯を除いて浦庄小学校の調理場でつくられます。給食センターからは御飯の入った食缶を幼稚園に直接お届けしたいところでありますけれども、先ほど議員さんがおっしゃりましたように、運搬車での幼稚園に入ることはできませんので、私のほうとしましては小学校の調理室に届ける予定でございます。以上です。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) そういう答弁をするから、一つも児童たちのことを考えてないんですね。白川議員さんがおっしゃるように、本当に雨の日とか台風のときなんか、幼稚園から小学校まで児童たちを歩かせて食べに来るんですか。私は、教育委員会に一月も前から、それはだめですよと、浦庄小学校から幼稚園のほうへ運ぶことを考えてくださいということを言ってあります。どういうことを、考えてないんかいな、一つも。浦庄だけ車が入らない。大きい車は入らないでしょう。小さい車は入るでしょう。私たちの乗用車は全部入りますよ。そういうことだけ、一方的なことを考えて児童のことを考えないからそういう答弁になる。お茶でもそうです。よその学校では、特にインフルエンザがはやってるとこなんかでは、お茶を飲んでお茶でうがいをしましょうって進めてるところがありますね。それは、お茶はインフルエンザの予防にもなる、あるいは体に健康がいい、そういうご意見があるんだったら、何も牛乳をやめえっていうことは言ってないんでしょ、白川議員さんは。栄養をとる上で牛乳が要るんだったら牛乳は牛乳で提供する。あるいは、何週間に1回とかお茶の時間、やっぱり日本のこれはもっている、昔からの、御飯のときはお茶を飲むという習慣もありますから、そういうことを検討するのが教育委員会です。学校給食センターのほうも、ただ単にこういう規定があるからこれはだめです、考える余地がありませんとか、子供たちはもう単独校だからこちらでつくってこちらへ食べに来てもらいますとか、そういう答弁はだめです。私がきちっと指示してあることに対して、白川議員さんに対して、きちっとした答弁を教育委員会のほうからしてください。 ○議長(山口性治君) 教育次長。 ◎教育次長(遠藤美信君) お答えいたします。 まず、今現在浦庄幼稚園では、現実に、浦庄小学校の給食から月に1回もしくは2回給食を実施しております。私もちょっとその状況を一遍見とかな話ができんなあと思いまして、一緒に確認に行きました。また、それはちょっと報告だけしときます。一応、園長というか、学校の先生の、幼稚園の先生の車で2人乗って、後ろのドアをあけてそこにビニールシートみたいなんを敷いて、食材が返らんようにとか、臨機の措置はとっております。そして、私も考えているのは雨とか、子供に安全の支障を来すときは、今までは経験上している臨機の措置というか、幼稚園まで運んでいただけたらとはちょっとは思っていますが、基本的には、学校で食べるのも一つの教育ではないかなということも考えております。私が考えているのは以上までです。 ○議長(山口性治君) 白川光夫君。 ◆6番(白川光夫君) 浦庄幼稚園の給食の件につきましては、ぜひとも車1台用意すれば何ら問題ない話だと思いますので、ぜひとも、月に1回、2回の話じゃなくて毎日のことでございますので、ご検討といいますか、もう園児は幼稚園で給食を食べれるように、ぜひともお願いしたいと思います。 続きまして、上板町で仁木議員さんもご質問された件なんですが、太陽光発電をするということでございますが、この件につきまして、町としましては費用は今までどれぐらいかかってまして、今後こういうものを設置するについて何かメリットがあるのかどうかをお尋ねをいたします。 ○議長(山口性治君) 参事。 ◎参事(坂東範昭君) お答えをいたします。 上板町の引野の用地という形で、石井と上板の両共有地になっております。今までの費用といいますか、1年間でそこを維持管理する、草刈りの費用といたしまして13万1,000円、これが年間維持管理の費用として必要となっております。 それともう一点でございますけれども、そこに太陽光を設置してどれぐらいの収入といいますかということでございますけれども、今時点の構想では年間約315万円から320万円程度の売電による収益が町に入ってくるのでなかろうかというふうな構想でございます。 ○議長(山口性治君) 白川光夫君。 ◆6番(白川光夫君) 続きまして、石井町でも原付とか125㏄のバイクに、プレートにふじっこちゃんのついたプレートを取りつけるのは3月19日よりできるというふうになっておりますが、それについてどれぐらいの予定でどういう効果をねらっているのか、そういったことについてお尋ねをいたします。 ○議長(山口性治君) 税務課長。 ◎税務課長(吉浦理史君) お答えをいたします。 石井町のイメージキャラクターふじっこちゃんを用いまして、石井町のイメージを町内外に広く宣伝するために、原付の課税標識にふじっこちゃんのイラストを取り入れまして、新しいナンバープレートとしております。 種類につきましては、50㏄、90㏄と125㏄、それとミニカー、この4種類でございます。 それと、今問い合わせがありました件数でございますけど、今30件ぐらいの問い合わせがありました。石井町では、年間140台ぐらいの交付を見込んでおります。以上です。 ○議長(山口性治君) 白川光夫君。 ◆6番(白川光夫君) かわいらしいプレートでございますので、ぜひとも、関係のある方は取り付けていただきたいと思います。 続きまして、今度新しくわくわく観光情報課というふうなものができるということでございますが、これについてお尋ねをいたします。 そんな中、例えばその観光課で、例えば婚活イベントをやったりとか、そういった、またこのたび浦庄小学校で、「いけいけ!浦庄ほうれん草」やという、非常にかわいらしい歌をCDにしたりとかというふうなことで、けさもケーブルテレビを見てますと歌っておりました。そういったものも石井町のPRのために取り入れて、例えば「いけいけ!石井ほうれん草」にしたりとか、ツーバージョンでやったりとか、そういった、本当に石井町民が楽しくなるようなイベント等をやっていただきたいと思いますので、その観光情報課について、今までその観光課というのがなかったので、どれぐらいの規模でどういうふうにやっていこうという取り組みのその思いを、ちょっとお聞かせしていただきたいと思います。 ○議長(山口性治君) いきいき産経課長。 ◎いきいき産経課長(田中達也君) お答えいたします。 現在、私のいきいき産経課のほうで商工観光係というのがございます。今回新しくできるという形で、わくわく観光情報課についてでございますが、石井町の観光情報を一括にして情報などを発信するという機能を持たせております。石井の観光並びに催し物の関係に関しましては、適宜迅速に努めてまいります。 また、観光資源の発掘についても力を注ぐという形でございますが、現在石井町の観光につきましては、農大、天堂、前山公園と下浦の八坂の桜、それからあと地福寺、徳蔵寺、童学寺のフジ棚が結構有名ではございます。ここら辺を中心とした春のイベント、また藍畑の藍屋敷、田中家住宅、また弘法大師ゆかりの童学寺など、国指定の重要文化財をはじめとする史跡、古墳群なども、歴史的価値のある資源も多くあります。こういう形でございますが、いずれも立ち寄り型の観光という形で現在石井町はなっておりますが、今後につきましては、商、農、工が連携とした体験型観光の振興を検討するとともに、徳島東部地域との連携におきまして観光ルートの形成、官民一体となった観光戦略を展開する必要があると思われます。以上です。 ○議長(山口性治君) 白川光夫君。 ◆6番(白川光夫君) ぜひとも、子供たちを取り込んだような楽しい企画、そして石井町の広報となるようなそういったものを考えていっていただきたいと思います。 続きまして、防災訓練についてお尋ねをいたします。 1月17日の訓練、大変大きな成果があったと思いますが、その結果を踏まえ、これからの防災、また減災対策についてお尋ねします。 それと、衛星電話の活用法、また実際に災害が起きましたときには医師との連携ということで名西郡医師会との連携とか、また本当に独居老人等のご不自由な方にもどういうふうに対応していくのか、そういった面についてお尋ねをいたします。 ○議長(山口性治君) 参事。 ◎参事(坂東範昭君) お答えをいたします。 1月17日、一斉の訓練を実施をいたしました。それを踏まえまして、災害であるとか避難情報を配信する、エリアメールの説明、また啓発、それと避難所の開設とか運営の人員配置、また案内表示を含めまして、それぞれの組織との連携も力を入れまして、自主防災も含めまして進めてまいりたいというふうに考えております。 それと、衛星電話でございますけれども、現在石井町では9台購入をしとります。それぞれの小学校、中学校、ほれから石井消防署、それと役場も含めて9台でございます。今現在月1回、石井署との衛星電話を使いまして連絡等実施をしております。その他に関しましても通信訓練という形で実施もしたいというふうに考えております。 ○議長(山口性治君) 白川光夫君。 ◆6番(白川光夫君) 医師会とかの連携と、また独居老人の対応というところはちょっと抜けておったんですが、それも順次また計画なり実行できるようなそういう計画を立てていただきたいと思います。 それと、本当にこの30年間に60%以上の確率で大きな災害、地震が来ると言われております。我々、本当にいつ来るかわからないものに対してどう対応していいのかわからないというか、町民の方もたくさんいらっしゃると思いますが、まず身近なところで、まず寝るときには、布団なりベッドのところに電灯、電池に笛をつけて置いておく。また、スリッパ、靴等を置いておく。本当に地震が来てガラスが割れますと歩けない。ガラスが割れて歩けない。もうそれに最低限それぐらいのことは本当に小額で用意できるので、石井町の皆さん、そういったものもご用意してまくら元に置いておかれたらいかがでしょうか。 次に、水道管の老朽化についてお尋ねをいたします。 地震のときにもその耐震にどれぐらい耐えれる水道管なのか、また老朽化が進んできますといろいろと水漏れがしたりとか、そういった問題もあると思います。その石井町の水道管についての現状をお尋ねをいたします。 ○議長(山口性治君) 水道課長。 ◎水道課長(水口満君) それでは、お答えをいたします。 平成23年3月時点におきまして、石井町内全域で195キロの配水管が布設されております。そのうちの約67%に当たる塩化ビニール管が130キロメートル布設されております。その130キロメートルのうち、約111キロが30年以上経過しております。既設の塩化ビニール管の約85%を占めております。さらに、35年以上経過した塩化ビニール管は130キロのうち106キロ、81%になっております。以上です。 ○議長(山口性治君) 白川光夫君。 ◆6番(白川光夫君) 石井町の水道管は非常に老朽化してるということでちょっと心配でございますが、また対策等も練っていただきたいと思います。 最後になりますが、ゆめタウン対策ということで、ふじっこちゃん宝くじ等が昨年年末に行われたわけですが、それの取り組みの結果について、また今後やはり大型店に対するいろいろな取り組みが必要ではないかと思いますので、そのことについてお尋ねをいたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(山口性治君) いきいき産経課長。 ◎いきいき産経課長(田中達也君) お答えをいたします。 まず、ゆめタウン対策という形、それとふじっこちゃん宝くじの結果、これからの取り組みということで、ふじっこちゃんの宝くじの結果を先に報告をさせていただきます。 加盟店舗数が127店、抽せん券を33万枚すべて配付いたしました。期間中の加盟店の売り上げにつきましては1億6,500万円以上になったと聞いております。 引きかえの結果につきましては、高額当選の2等1本、3等2本、4等1本が引きかえ期間満了に伴いまして無効となりました。また、5等から8等、特産品についても多少の無効が出ておると聞いております。 それと、外れ券につきましては1枚10円の金券として利用できるようになっております。この分の利用率も70%弱という形の報告をいただいております。 実績報告につきましては、現状では出ておりませんので、どういう形になるかはまた商工会のほうに問い合わせをしてみたいと思います。 これからの取り組みといたしましてでございますが、今回の結果を踏まえて商工会、また実行委員会との協議、また加盟店よりの意見集約を行い、より多くの方々に、より楽しみと喜びを味わっていただきたく、石井町の定着した事業としてやっていきたいと思っとります。 なお、ゆめタウン対策という形で銘打ってこの事業を実施いたしましたが、事業自体の成果は一定の成果はあったと思われます。ただ、ゆめタウン開店後2カ月間につきましては、少なからず各店舗に影響が出ておると。1カ所につきましては、20%ぐらいの減が出たところもあると聞いております。 今後につきましては、各事業所の自主努力をお願いするとともに、商工会と町内への集客力の向上対策をする必要があると思います。以上です。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) そういう報告を聞いたら一番心配するのは、余った景品はどなんするんでしょうか。金券はどなんするんでしょうかっということですが、できましたら今これは商工会と打ち合わせをしておりますが、余った景品についてはもう商工会が買ってますので、次回の宝くじのときに上乗せをしてその賞品を提供する。 金券につきましては、石井町の補助金でございますので、金券を使用されないということはその分は補助金が少なくなる。そういうことも、補助金の返還といいますか、そういうことも今検討しとるところでございます。 最後に1つだけ、浦庄の幼稚園の方がご心配されると思いますので、これはどう考えてもよその学校は全部幼稚園に給食を持っていってそこで食べる。浦庄だけ雨の日も風の日も──雨の日とか風の日は対応しますや言うけど、こんなんできるはずないんです。これは、小さい軽トラのバン1つ買うたら済むことですね、中古で買うたら安いですから。石井町としましては浦庄幼稚園も同じように幼稚園のほうで給食をいただいてもらうように、これは私のほうでさせていただきます。 ○議長(山口性治君) 3番永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) 議長より指名をいただきまして、一般質問の最後を努めさせていただきます。 まず、冒頭におわびしなければいけないことがあるんですが、開会日、町長、武士の情けというか匿名で、勝名の議員研修会でつかみ合いまではしてないんですけれど、そういったような議会の品位をおとしめるようなことがあったという話をされました。その匿名にした、それとその後に久米議員さんというようなことを言われたもんですから、久米議員さん、あの温厚な久米議員さんやて、私の地元でもこんな声があって、それはきっちりご説明しといたほうがいいかと思いまして、この場をおかりしましておわびと、ちょっと経緯の報告をさせていただきます。 ホテル千秋閣で議員研修会がありまして、講師の先生、議員の役割、これからの議会の目指すべき道等、いろいろ他の事例等を交えてお話がありました。その後懇親会ということになったわけなんですが、当初皆さん和やかにお酒も進んであったんですけれど、その中で、ちょっと、相手というのは後藤議員なんですけれど、まず白川議員に対して、これも講師の先生が、まず、議会というのもこれからは通年議会というのが、そういうのも検討すべきではないかというような提案をされました。といいますのは、やっぱり3月、6月、9月、12月と、3の倍数のときにあるわけなんですけど、スピード感を求められることもあります。臨時議会という手続はとれるんですけれど、そういったこともご提案いただいたわけなんですが、それによって、雪国なんかではやっぱり工期がゆったりとれるということで経費の節減になるということで、それも大いに参考になる意見だったわけなんですけれど、その際に、監査委員に白川さんなられたことにいろいろ注文がおありだったのか、いろいろとその際には月例報告、監査委員が毎月出されていると思うんですが、それで、まあ何という、まあちょっとかなり乱暴な表現になったと思いますけれど、そういう注文というか、端的に言えば絡んでこられたような経緯がありまして、私もちょっとそれは苦々しい思いで見てたわけなんですが、その後に、実は私講師の先生の話を聞きまして、近藤議員が質問されたんですが、その後に私も質問いたしました。というのは、今、議会の倫理条例というのがまさに議論されている途中でありました。 それで、まず1つは議員の報酬についての質問、そして議会倫理条例の中で特に議論となっていた、町から補助金を受けている団体の役職に就任しないこと、これを入れるかどうかということで先生のご意見を、ご見解をお伺いしたわけなんです。これは、もちろん別にその方の参考のご意見ということで、その方はそこまでする必要はないというご意見やったんですけど、それはそれを参考にまた石井町議会で議論すればいいんですけれど、そうした質問は関係ないだろうという形で私のほうにも文句をつけられてこられまして、私もお酒はかなり飲んでおりました。お酒の席ということでやり過ごすことも私はできるとは思うんですけれど、ただやはり議員が議会以外でも、こういう発言をするなとか、そういったことはやはり私は看過できないと思って、何度も言いますが、つかみ合いはしておりませんし、この件では、近藤副議長をはじめ小林議員、山西議員等の懸命にとめていただいて、ただ石井町議会何だというような、そういう事態にはなったのはそれはおわびしなければならないと思います。やはり、町長も言われましたが、お酒はやっぱり楽しく飲んで、飲んでも飲まれるなと昔から言いますが、そういった議論は大いにこの議場の場でしていただいて、またその監査委員の仕事ぶりに注文があるんでしたらぜひ議場で、議案審査のほうでしていただけたらと思います。 それでは、質問のほうに移らせていただきますが、まず私ども、私も提案させていただきましたが、国旗、そして町旗、今議会から掲揚していただきまして、非常に立派な、私当初布でそれを張りつけてというようなものになるのかなあと思ったらこんな立派なものをしていただいてありがとうございます。この日本国、そしてその中の石井町の議員としてどういう貢献ができるか、そういう責任感をしっかりと自覚して、これからも議員活動を続けてまいりたいと思います。 それで、町長の所信表明、石井八策というのがありました。その石井八策なんですが、ここでちょっとじわりっとあれなんですけど、坂東参事、この石井八策というのはどういうものだったでしょうか、お伺いいたします。 ◎参事(坂東範昭君) 石井八策ということでございます。 まず1つ目が、石井町の日中人口、プラス1,000人増を目指すということが、まず1点目です。 2つ目は、防災対策の見直しということで、防災に強いまちづくりを目指す。 から、3つ目が、役場新庁舎、災害に強い役場としての新庁舎を建設すると。 から、4つ目が、農大の跡地購入という形で、その跡地の利用を考えていくと。 次が、幼・保一体化、忠勇の跡地を利用いたしまして、子育てを含めまして、幼・保の一体化を進めていく。 続きまして、石井駅の東団地の再開発事業という形で、今防災センターの建設も進めておりますけれども、特色ある防災センターづくりも含めまして、あそこの有効活用。 それから、お年寄りに優しい政策づくり、またまちづくりというのでございます。 それと最後が、子育て日本一という形で石井町の事業を継続していくというのが石井八策ということでございます。 ○議長(山口性治君) 小休いたします。            午前11時58分 休憩            午後 1時02分 再開 ○議長(山口性治君) 再開いたします。永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) では、午前に引き続きまして、一般質問を続けさせていただきます。 先ほど、参事、見事にすべて答えていただきまして、私なぜこんなテストみたいなことをしたかと言いますと、これ今後のやはり石井町を占う上で非常に重要な施策というのがこの中に入っております。それで、一般質問、当初から小林議員、山西議員等も、山根議員等も質問されていますが、幼・保一元化等、いろいろ議論になってるところもあります。 私はちょっと角度を変えて質問したいんですが、行政の手続的なところなんですが、まずやはりこの町長というのは町のトップとして石井町の未来、河野の町長のスローガンで言いますと「チェンジからチャレンジへ」、そのチャレンジがこの新年度からいよいよ本格始動するのだなと私は思っております。 やはり、前の町政のことを、何度も言われますので、町民の方もまたかという意見もありますが、やはり私前の町政、信じられないことが起こってた。これは、決して忘れてはならないし、繰り返してはならない。これは、何度でも繰り返して言うべき、またこういった事態を再び起こしてはならないと、私は強く思っております。ただ、一方で、行政、これからますます厳しい時代を迎えております。やはり、坂東町政時代は税収も豊かでいろいろなこともできたかと思いますが、これからは選択と抽出、そして地方自治法では、必要最小限の経費で最大限の効果を出す、こういう努力義務も定められております。そういったチャレンジに向かう中で、まずはこの認定こども園のことについて質問をさせていただきます。 私、藍畑で地元でおります。この忠勇の跡地、広大な跡地が使われずにいることについては、早く何か開発ができたらなあという、一住民としてはそういう思いを思っておりました。これについては、前の方の質問いたした答弁でもあったかと思いますが、平成20年4月より庁内の検討委員会、そして外部の検討委員会等を経て議論を進めてきたと思います。私、先ほど白川議員が言われた、学校訪問の際にもこの説明会の話が出まして、当初は高原と石井だけの保育所だけでするという話でした。正直、部外者が行ってどうかなあというところもあって私は行かなかったわけなんですが、それは今回小林議員、山根議員が行かれていろいろ報告を受けている中で、やはり行くべきではなかったかと反省はしております。その中で、まず17日、高原保育所の説明会の議事録をいただきました。いろんな質問の中でいろいろ言われていることですが、決定事項としてこれが伝えられてしまっているというところですね。6月に公募して9月に事業者決定と、26年度開始予定と。この進め方というのは、私は実は前々からここはもう認定こども園というのは知っておりましたし、実は運動会のあいさつでもそういった話もしましたが、具体的な26年度等、やっぱり保護者の方はまだまだ知らなかったんだなあというのを、改めて思ったのと同時に、この進め方もしくはその説明の仕方、これに対しては企画政策課長とすくすく子育て課長にお伺いしたいのですが、どうだったのかというところ、ご所見をお伺いしたいと思います。 ○議長(山口性治君) すくすく子育て課長。 ◎すくすく子育て課長(五反地由紀子君) お答えいたします。 説明会の進め方、それまでの経緯も含めてどうだったかというご質問であったかと思います。町の方針をお示しし、その内容に対するご意見をお聞きするという姿勢で説明会に臨みました。しかしながら、あの説明会での皆さんのご意見は厳しい内容のものであったかと思います。保護者の皆さんの民間への不安であったり、公立保育所の閉鎖に対する不安であったり、結論ありきのような印象を与えてしまったということに対しては真摯に受けとめさせていただきました。私は、本来保護者の方々も、また行政も子供たちの幸せを願う気持ちは同じであると認識しています。 担当課としましては、今後は皆様方のご意見を踏まえて、再度新たな気持ちで説明会に臨んでまいりたいというのが今の気持ちでございます。 ○議長(山口性治君) 企画政策課長。 ◎企画政策課長(黒川浩君) お答えいたします。 今回の3回の説明会を実施させていただきまして、これまで企画政策課といたしましてはすくすく子育て課、また教育委員会、保育所長、幼稚園長とともに連携をとりまして、このように進めてきたわけでございます。 その会の中で、保護者の方々からの移行に関する、特にさまざまな不安なご意見、またさまざまなご意見たくさんいただいております。これに対し、非常に私としましても真摯にこのご意見受けとめております。 今後につきましては、住民の方々のご意見として、特に耳を傾けお聞かせいただきまして、対応ができるものについては対応していくという姿勢でも臨んでいきたいと考えております。 ○議長(山口性治君) 永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) ありがとうございます。 いろんな、行政というのは皆さんいろんな方のご意見を聞きながら進める。もちろん、すべての人が賛成する事業というのはこれはあり得ませんが、できるだけ多くの方の理解を得ていくという中で、正直申しまして、私自身は民設民営で忠勇跡地に認定こども園をつくるということについては私は賛成の立場ですが、その事業を成功させるためにもそのプロセスが、正直申しまして余りに稚拙ではなかったかと思います。 そして、実はこの件、私も少々心配しておりまして、町長にもこの17日に説明会行かれたらどうですかということも進言させていただいたんですが、これを行かれなかった町長の判断というのはどうだったんでしょうか。町長お伺いします。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) まず1番に、藍畑地域の説明会を開催いたしました。私は、すべてについて出席をするつもりでおりました。ただ、町長がいたらちょっと保護者の方が物が言いにくいんでないでって、そういうご意見が実はありました。ほおやなあ、やっぱり言いにくいだろうか。遠慮されたらどうですかっというご意見の中で皆さん方に意見をお聞きして、その意見の報告は受けてます。その中で、町長が何しに来ないんですかっというご意見もありましたですね。2回目の石井の場合は、それだったら行きますということで説明をさせていただきました。その中でやっぱり最終決定者でございますから、藍畑の場合には、町長に相談してみます、検討してみますというご意見が多かったらしいですねえ。それでは、やっぱり町民の方は、保護者の方っていうのはなかなかわかりにくい。2回目は、町長来てくれてよかったなあっというご意見があったんと、やっぱりおったら言いにくいなあっというご意見もありました。3回目のときにはどうしようかっということで、私は行く予定でおったんですが、皆さんどないしますかあって、やっぱり町長はちょっと遠慮してくださいっということで、報告は随時受けてますのでね。これからは、どしても私は行くつもりでおりますので、町民の皆さん方も町長がいたからという遠慮はなさらんと、忌憚な意見をおっしゃっていただいたらと思います。 ○議長(山口性治君) 永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) 確認のために聞いておきたいんですが、町長がいると意見が話しにくいというので遠慮いただけますかというのは担当課の意見なんでしょうか。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 2回目のときに町会議員さんもおいでておりまして、どうですかっというたら、やっぱり町長がおったらちょっと言いにくいかなあっという、そういうご意見もいただいております。 ○議長(山口性治君) 永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) ぶつかってみると、いろいろ柔軟に対応してもらえるとこもあるし、私も町長にもいろいろと進言したり、意見を闘わせたり、そういうこともあります。ですので、ぜひそこは意見を積極的に出す、出していただきたいと思いますし、そしてやはりこの政策を打ち出したトップとして出席すべきではなかったかと私は思っております。といいますのは、この件につきまして、私も担当課のほうに話聞いたり、町長に聞いたり、教育長に聞いたりとしますが、皆さんちょっと、例えば幼稚園、保育所の閉園時期とか当面継続するとか、説明が違うわけなんですね。私、先ほど石井八策について確認の意味で言いましたが、やはり石井町としてのしっかりした考えを持って説明会に臨む。町長が行かないんであれば、その担当課は、町長の意向、考えですね、町の考えというのもしっかり正確に伝える必要があったのではないかなあと思います。 それと、やはり外部検討委員会のときにも公聴会を開くとか、そういったやっぱり外部の声を聞く。やはり、学校とか保育所、幼稚園の統廃合というのは非常にナーバスな問題だと私も思います。 私も新聞記者時代に、群馬県前橋市で保育所1園が民営化するということでいろいろ取材をさせてもらいましたが、やはり保護者の方の反発、そして行政の方は非常に丁寧に説明されてました。何回も何回も説明会を開いて、そのたびに私も取材に行くわけですが、やはりそういった努力は必要だろうなと、川端議員もうなずいておられますが、そう私は思います。そういった意味で、実はこれゼロからのスタートでなく、私は残念ながらマイナスからのスタート。正直、今不信感も生まれてしまったかもと思います。ただ、そうはいってもこれ前に向けてこれを奇禍として、やはり良好な関係構築に向けて粘り強く進んでいかなければいけない。私も、五反地課長には、かつて高原保育所時代にお世話になりました。そして、藍畑幼稚園の卒園生でもあります。そして、先ほどいみじくも五反地課長言われました。目指す方向、子供たちの未来を考える。それは同じはずだということですので、しっかり、もうこれは粘り強く、忍の一字も必要なところはあると思います。そういった説明をしていく。そして、山西議員も提案されましたように、人員が足りないのであれば、適宜人材を充てると。そして、町のやはりビジョンをしっかりと皆さんにご説明してわかっていただく、そういう努力は必要だと思います。 そして、今回の件で、私も後で保護者代表の方にお話を聞いたりいたしましたが、民営化に絶対反対という、そういう、民営化はいいっという保護者もいるんです。ただ、やはり民営化っというのはどこの事業者がとるかわからない、どんな施設ができるかわからない、そういう不安があります。あとは国の政策等もあるんですが、確かに今は民主党政権綱渡りの状況で、小林議員言われたとおり、消費税の増税法案とセットにはなっているんですが、ただ自公政権時代からこの政策というのは継続して検討されてきてますので、私も仁木博文衆議院議員の秘書しておりましたが、また政権交代ということになりましても、やはりこれは継続、多少はマイナーチェンジはあるかと思いますが、これはやはり少子化として、子供未来の、担う子供をどう育てるかっという中でできた幼・保一元化、一体化というのは大きな変更はないのではないかと思っております。 そして、そのビジョンを粘り強く説明していく。それで、小林議員の説明の中で、町長も反対が多数の場合は延期も考えるという答弁もいただきました。民営化のつまり施設が見えないというのは、1つ、私も議事録見て保護者の不安の一つだと思いました。これに関しては、やはり民営施設を見る機会を提供するなり、それも1施設ではなくてやはり県外とかそういう施設を見ていただくというのがいいんではないか。それによって、加藤学園の話もされましたけれど、先進的な取り組みをされてるところ、そういった、知ってもらうというのがいいのではないかと思います。 もう一つの保護者の不安というのが、やはり地域の愛着ある施設、幼稚園、保育所がなくなってしまう、それも移行期間、石井保育所と、高原については移行期間もないということで、公立を信頼されている保護者の方もやっぱり一定割合おられると思いますので、そういった公立、やっぱり幼稚園の保護者のネットワークって、私も、私は子供はいないんで実はわからないんですけれど、結構そこのつながりが、ずっと小学校、中学校続いていくっということで、子供もそうなんですけど、親の何ていうかつながりが非常に強いなあと、私も小林議員の話聞いて思いました。そういった、地域コミュニティーというか共同体がなくなってしまうことに対する寂しさというのも私はあると思います。もちろん、そもそもの目的である施設の老朽化、そして3連動、5連動とも言われてる地震がいつ起こるかわからない中で、最少の経費で最大限の効果を上げるのが行政の責務とするならば、民営化も私は一つの選択肢としてあると思います。そして、すべてを民営化するわけではないと町長再三繰り返しておりますが、そういった不安というのは当然理解できます。 そして最後3点目は、やはり、当初申しました、いきなり結論ありきのような説明、スライドも何か誘導されるような説明だったようです。スライドだったというような声もありました。スケジュールが決まっているからそうなるんでしょうけど、ちょっと住民合意を得るプロセスに対して、ちょっと、を軽視し過ぎてないかなあと思います。 民主主義の最大のコストというのは何かといいますと、実は時間と言われています。時間をかける。それもでもいつまでもかけてもいいというわけじゃないんですけれど、やはり粘り強い話し合い、ちょっと3月に説明して6月公募化っていうのはスケジュール的にどうだったのかと思いますが、そのあたりもぜひ、再三この問題については町長も答弁いただいておりますので、私としては地域住民に望まれる形、そして公募事業者も決定、事業者も歓迎される形でできる、できることになれば、そういう条件でできるのがやはり望ましいと考えておりますので、再度、町長に答弁を求めます。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 対話集会とか話し合いっというのは、問題点や不安を解消するために意見を聞き改善していくためにこれは行っておりますね。そして、一番ベターな方向に持っていく。なぜ反対なんですか。その反対理由は何ですか。それはどのようにしたら改善されますか。民営化への不安とか地域の幼稚園がなくなっていくためとか、あるいはコミュニティーがなくなる、結論ありきっていうことをおっしゃっておりましたが、例えば反対に来られた人及び質問された議員さんのほとんどが民営の施設を見たこともない。じゃあ、1つお聞きしたいことがありますが、小林議員さんも山西議員さんも一緒にお聞きしといてほしいんですが、石井町で4歳、5歳児の方が民営の保育所なり幼稚園、あるいは町外の幼稚園、何人ぐらいいてると思いますか。知ってますか。知ってる。山西議員さんは。            (1番山西国朗君「知ってます」と呼ぶ) わかってる。永岡議員さん、知ってます。            (3番永岡栄治君「いえ」と呼ぶ) 参考までにお話をしますが、石井町の公立の幼稚園264人、石井町の保育所と保育園、4歳児、5歳児の中で52人、町外の幼稚園が38人、264人の人が石井町の公立に通われている。90人の方が民間の施設へ通われている。その中で約38人、40人近い方が町外の民設の幼稚園に通われてる。これは、どうして通われるんですか。石井の幼稚園は余ってます。幾らでもまだ入る予定がある。だけど、90人近い方が民間の保育所も選ばれる、こういう意見もやっぱり参考にするべきですね。公立がいい、公立がいい、じゃあ民間は悪いんですか。民間悪くない。それだったら、どうして公立と民間との差はどこがあるんだろうか。なぜ、石井町はこれを民営にするのですか。そういう中で、私は皆さんに再三答弁してますね。意見交換会の話し合いの中でそういう意見を1つずつ聞いていくんです。何回も言うたでしょう。例えば民営化、民営と公設とどちらでも選んでください。じゃあ、近くに保育所がなくなる。幼稚園がなくなる。じゃあ、遠いとこ行くときどないするんですか。バスを巡回させます。バスのお金どないするんですか。そういう問題を解決していくんですね。だから、これから確かに実務に入って町民の皆さん、保護者の皆さんから1つずつ問題点を提起していただく。それについてお互いに話し合いしていて、あっこれだったら解決できるな、これだったら許されるな、これはだめですよと、そういう話し合いをこれからしていきたいと思っております。 ○議長(山口性治君) 永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) ぜひ、粘り強く、そして真摯な話し合いというのをよろしくお願いいたしたいと思います。 そして、通告しておりました保育料、そして民間の場合は撤退の可能性もありますが、その辺の公募条件等、あとは忠勇跡地に予定されている民設民営施設の通園バスの運行予定等、その辺を公募条件につけるかどうかなんですけれど、その辺について、すくすく子育て課長、よろしくお願いいたします。 ○議長(山口性治君) すくすく子育て課長。 ◎すくすく子育て課長(五反地由紀子君) お答えいたします。 忠勇跡地に予定しているこども園の保育料はっていう、まずその1点目から参ります。 保育料については、石井町の保育料徴収基準によりますので、原則、現在の保育料と変わりませんが、保育に欠けない方の保育料に関しましては、やはり高くなることが予想されます。 あと、次の民間の場合撤退の可能性がありますが、どのような契約条件になるかというあたりなんですが、まだ具体的な契約条件については決まっておりませんが、安定的、継続的な運営を行うことを最低条件として、契約条件を考えております。 あと、撤退の際は事前届け出予告期間の設定など、利用者の継続的な利用のための調整義務は課せられることになると聞いております。 あと、通園バスの運行予定はということですが、参考としまして、私立の幼稚園とか認定こども園ではサービスの一環として通園バスの運行をしている園も多いようでございます。今のところ未定ですけれども、必要があればバスの運行とかについてもいろいろと、その後検討しなければならないと考えております。以上です。 ○議長(山口性治君) 永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) ありがとうございました。 認定こども園という名称も定着してきたのかどうか。全国では、町長の所信表明でありました、700余りあってそのうち六百幾つが民間施設ということで、どうも国のほうも民設民営に対して補助金をたくさんつけてそちらのほうに誘導してるのかなっというふうに私は国の施策を感じているわけなんですが、そのあたりの国の動向については、黒川課長、答弁をお願いいたします。 ○議長(山口性治君) 企画政策課長。 ◎企画政策課長(黒川浩君) お答えいたします。 現在の国の動向でございます。現在につきましては、私の手元にございますのが、今資料がありますのが、2月のこれが15日付で県から送られてきたものでございます。子ども・子育て新システム取りまとめということで、ワーキングチームより取りまとめが提出されております。その内容を踏まえ、今精査をしておるところでございます。 今後におきまして、このような新システムの情報、どういうふうな内容になっていくのか、こういうことは関係各課と連携をとりまして状況のほうをつかみながら、またその内容については必要なものがあれば、これは住民のほうに対して広報なり周知のほうを事前にできればというふうに考えております。 ○議長(山口性治君) 永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) 国の動向、そしてヒアリング等もあると伺っておりますが、その辺の状況についてもちょっとお聞きしたいんですが。 それで、この予算が、補助金の実際の、いつごろまでがついて、あっそれからちょっと段階的に減っていくのとか、そういう状況はあるんでしょうか。 ○議長(山口性治君) 小休します。            午後1時32分 休憩            午後1時35分 再開 ○議長(山口性治君) 再開いたします。企画政策課長。 ◎企画政策課長(黒川浩君) お答えいたします。 2点であったかと思います。 新システムの移行に関するヒアリングということが1点、それともう一点が、新システムに関する、これは補助金といいますか、給付金というようなことかというふうに思います。ヒアリングに関しましては、企画政策課におきましては担当課の、実の担当課ということではございませんので、このヒアリングについては把握のほう全くできておりません。どのようなことになるかというのは、ちょっとこちらのほう、連絡のほうは来ておりません。ただ、今私のほうで資料で持っております補助金関係は給付金ということになります。これについては、今後新システムの導入に関しまして、子ども・子育て包括交付金、これ仮称でございます。これが交付されるということで、その中にこども園給付、これも仮称でございます。これが位置づけられるということで聞いておるところが1点です。 それから、これは情報としましては、政府の子ども・子育て新システム検討会議作業部会におきまして、2013年度から段階的に実施を目指すということで改革案が決定されたということで、15年度をめどに機能を一体化した総合こども園を創設していくことということで聞いておるところでございまして、具体的に何年度からいつできるか、そういったことについては、今のところ具体的には把握できていないところでございます。 ○議長(山口性治君) 永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) ありがとうございます。 担当課ということはすくすく子育て課になるかとは思うんですが、子ども・子育て給付金というのは、これは運営に関する給付金ということですね。 施設補助金がかなり出るというふうに伺っていますが、この補助金の額は今後減るんでしょうか。その辺、ちょっとどちらにか答弁いただきたいんですが。 ○議長(山口性治君) 企画政策課長。 ◎企画政策課長(黒川浩君) お答えいたします。 施設整備費に関しましては、保育所等の施設基準を考慮しまして設定する整備費用と、施設運営における減価償却費の全国的な状況を踏まえ、その一定割合に相当する額を組み込む形で、これを給付を行うということで、施設整備を支援するという形で聞いております。 ○議長(山口性治君) 永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) 給付に関してはそうなんですが、私は質問はそれが、今後減少等が予想されるのかというところなんですが、その辺のことはどうでしょうか。 ○議長(山口性治君) 企画政策課長。 ◎企画政策課長(黒川浩君) 申しわけございませんでした。お答えいたします。 現在の施設整備費につきましては、安心こども基金より整備費がこれが給付される、支給されるということで聞いております。現在の段階におきましたら、約200人規模におきましたら基準額が2億円、そのうちの5,000万円、4分の1、これが市町村負担、それから4分の1、これが事業主負担、それから1億円、これが基金からの支出ということで聞いております。 あと、これについて、減るかふえるかというお話でございますが、今現在把握しておりますが減価償却費相当分、そのような給付体制のみということでございまして、今のところ、具体的にこれに関する政省令というのが恐らくこれから出てくると思います。そういったこともまだ出てないところもございまして、具体的に確実にこれが減るであろう、ふえるであろうということは、今のところ不明ということでございます。 ○議長(山口性治君) 永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) 国の動向が今まさに動いているとこですので、情報収集をよろしくお願いしますという、4月以降も。企画政策係のほうですか、それは。子育て課のほうでするんですか。 ○議長(山口性治君) 企画政策課長
    企画政策課長(黒川浩君) お答えいたします。 処務規程のほうによりますと、幼・保一元化に関することにつきましては、すくすく子育て課の所管ということ、担当事務ということになっております。基本的に、4月1日以降につきましても国の動向の把握、そういったことについてはすくすく子育て課のほうで行われるというふうに、私のほう解釈をしております。 ○議長(山口性治君) 永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) 非常に、国の情報収集から住民の皆様への対応等、大変な業務が予想されますので、ぜひ人材を配置というのをよろしくお願いしたいと思います。 そうすると、確認の意味で、これあくまで可能性として考えなければ。撤退した場合、町が継続してやるのか。もちろん、ほかの事業所を公募してやるっということもあるんでしょうけど、最終的に町が責任を持つ体制になるのかどうか、そこのところを心配されている方もおられると思いますので、町長にその辺をご答弁お願いいたします。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 当然、石井町が責任を持ってきっと運営をしていきますが、そういう心配ばっかり皆さんされるんですね。私の心配は、希望者が多分たくさんあって、抽せんで漏れている方が不満が出てくるかなという、そういう心配を持っておりますが。 ○議長(山口性治君) 永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) ぜひ、そのような前向きな心配ができるように、そして地域の住民に歓迎され、子供たちの未来を担う子供たち、先ほどイマージョン教育というのもありましたが、そういった、ここ石井町に来ればこういった教育をしているこども園があると、そういうことで石井町に移り住んでくる人が出てくるような、ぜひそういった施設を目指していただきたいと思いますし、それが藍畑ひいては石井町の活性化にもなると思います。 そういう意味で、スケジュールはあるんですが、ぜひ究極目標に沿ってどういう進め方が一番いいのかというところで、ぜひここは担当課、そして町長、教育委員会とチームになってぜひ対応をよろしくお願いしたいと思います。 それでは、次、農大跡地の活用の質問に移らさせていただきます。 先日、私も伊賀市、市になってますね、今。旧阿山町というとこらしいんです。ほとんど、三重と滋賀の境ぐらいの、言ったらもう周辺に余り何もないようなところなんですが、そこにモクモク手づくりファームというのがありまして、来場者が年間50万人ですか、売り上げが50億円と。これも、最初の一歩というのは非常に小さな一歩だったということもあります。私、これ県の経済連をやめたお二人の職員さんと獣医さんが、養豚業者さんとかと一緒に立ち上げたというふうに、もう24年目ぐらいになるんですかね、と伺って、非常に有意義な視察でありました。 川端議員もこの件について質問されまして、確かに地理的な、当然これはメリットというのは非常にあると、そりゃ私も思います。ですが、やはり上勝町の彩りですね。そして、町長もよく言われてます高知県の梼原町、そういった、やはりいろんなところに学びながら、なおかつ石井町の独自性のある施設をつくっていけば、そこに魅力があれば人は私は来る。橋の料金を払っても来る。そういう思いで、そうではないかと思っておりますし、実はこれモクモクファームをつくる会というのは先日できましたけど、この活動自体は3年ぐらい前からもうされていると、民間の事業所の方がね。町内でしたらリーベフラウさんとか山のせとか。それで、もう何度もモクモクファームの方を農大に連れてきて実はもう見てもらっていると。これは、もう施設的にはもう十分ですよと。あとは、皆さんの本気度。本気だったら私たちは手伝います、応援しますという、そういう答えでした。ですから、私これは地理的に条件悪いからだめだろうとか、そういう、そう言ってしまえばもう、言ってみれば身もふたもないわけでして、いかに本気になれるかどうかと思っておりますので、この件について、これは行政がこういう施設をつくると必ず失敗します。ですから、これは民間活力、民間の創意工夫等で進めていくべきだとは私も思いますが、その辺の施設を石井町につくるということに関して、町長のご答弁をお願いいたします。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 農大約4万5,000坪、すばらしい、いろいろな環境の整った施設が石井町にありますね。これは、石井町民にとって非常に本当に捨てがたい場所でございます。当初何回も申しますように、知事と一緒に跡地利用について、石井町と徳島県と一緒にあの地域を共同に開発していきませんかっということをお話を進めました。知事のほうは、それはいいお話やなっということやったんですが、財政難っていうことでどうしても売却をしなければならない。そういう中で、ああいう施設を、例えば、永岡議員さん、私が一番心配してるのは民間の業者にあれを売ってしまって、例えば宅地開発とかあるいは老健施設とか、そういうことを開発をされた場合に、石井町のこれからの発展というのは阻害されるんですね。石井町が町のお金でいろいろ建設する必要はないです。これは、そういう民間の事業には石井町は手を出す必要がない。だけど、ある施設を格にしまして、その中で、今永岡議員さんも一緒に見にいきまして、本当に勉強になりましたですね。全然知らない議員さんが名前も知らないのに反対する、もうとんでもないですね。いろいろ勉強されていく中、地域の人との話し合いの中で、石井の重立った業者の方が、いいなあ、こんなにしたい、夢を語り合う。その中で、石井町は格になるもんを誘致をする。これはたびたび私言いましたが、例えば大学であるなり病院であるなり温泉であるなり、そういう施設を格にしてその周りにモクモクファームをつくっていく。その中で、石井町の人が、例えばあそこでは大体地元の人が500人って言ってましたですね。500人の雇用になる。県外からたくさんの方がおいでになる。そういうことが何年後、何十年後にできたらいいじゃないですか。その基本を打ち出すのが、私は石井町の役割だと思っています。 あとの運営については、もう少ししたらきちっとした大手の施設なり病院の発表ができます。そのときを中心にして石井町に農大の跡地利用の委員会というのを立ち上げますので、どうぞ議員さんも一緒に参加いただいて幅広い活用を皆さんで考えていきたいと思っております。 ○議長(山口性治君) 永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) ありがとうございます。 ちょっと名前出して悪いんですが、小林議員の選挙中のリーフレットに、「ないもの探しじゃなくて、あるものを生かしてまちづくり」ということがたしかあったと思うんです。私これすごくいい言葉だと思いますし、ちょっと感じました。まさに上勝の彩りですね。あれは、まさに地域にある葉っぱですよ、葉っぱ。それが2億円の売り上げ、信じられないですけれど、それに向けては皆さんの努力であったり、あとはきっちりとした料亭に行ってしっかり食事して、ただの葉っぱでもいけないんです。やっぱり使いやすい葉っぱ、つまものっというのがあるんですね。そういった研究をしてあれだけの売り上げ、そしてやはりそこに物語がある。地域に誇りができている。おまけに、お年寄りは元気になり過ぎて老人ホームが閉鎖されたっというような話も聞きましたけれど、ぜひそれぐらいのやっぱり地域の宝。これは、観光が4月からできますし、文化財等教育委員長の所信表明にもありましたけど、地域に誇りを持つという意味でも、ぜひ私はこの農大跡地、この可能性にかけたいと思っておりますし、民間の方も夢を語っておられました。その方、もちろんいろんな調整等は必要になると思いますが、そのための検討委員会ですから、そこはぜひ、久米議員も言われたれように地元の方も入ったり、民間の方、そしていろんな関係者の方が入ってぜひ有効活用していただきたいと思います。 そして、有事のときのバックアップ拠点。津波というのが非常に懸念されておりますが、もうそれは沿岸自治体は本当にもう今戦々恐々といったら、私ども石井町もそうなんですけれど、対策を、県も財政厳しい中で三連動地震対策、非常に打ち出しておられます。そういったときにバックアップ拠点、もしくは私も宮城県石巻に一度行きましてボランティアをしたんですが、そしたら石巻には専修大学がありまして、そこのキャンパスにずらあっとボランティアのテントが建ってるんですね。こういったボランティアを受け入れる施設というのも絶対に必要になってきます。その際に、こういった農大跡地というのは必ず使えるんでは私はないかと思いますし、そのときに必ず感謝される。例えば、私飯泉知事のいろんな、災害関係の提案等は、橋下市長やほかの有名な知事ほどは、いろいろマスコミには出ませんけれど、例えば鳥取と徳島で災害時の援護協定、もしくは宮城県と、そういうカウンターパート、これをつくりましたね。ぜひ、この、これを県内でもつくってみてもどうだろうかと。沿岸の市町村と石井町と何か困った、災害時には助け合うということで、そういうことも知事にも提案したいなと思っておりますし、またご検討、庁内でもいただけたらと思います。 それで、通告しておりました質問です。 病院や観光施設、大学等を建設する場合、これ市街化調整区域にありますので、開発許可等は県の許可が要ります。原市長は西新町の再開発でかなり苦労されておりますが、今回の件は速やかにおりるのだとは思いますが、確認のために建設課長にお伺いします。 ○議長(山口性治君) 建設課長。 ◎建設課長(遠藤光宏君) お答えいたします。 農大の跡地については市街化調整区域であり、開発を制限されております。例えば、病院、観光施設、大学を建設する場合でございますが、それぞれ個別に開発許可等を受けて建設するようになります。この3施設は県の許可を受けさえすれば建設できる許可基準に該当しております。個々個別の案件として、県と十分相談して誘致事業を進めていく予定でございますが、石井町が農大跡地を買収するに至ったいきさつ等も含め、十分ご理解していただいているものと思いますので、積極的にご協力をいただけるものと考えております。以上でございます。 ○議長(山口性治君) 永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) ありがとうございます。 人事案件で、まだこれはもちろん可決されておりませんが、可決されたら4月からは県から優秀な副町長が来ていただけるということですので、ぜひ県とのバックアップ、そしてパイプ役となっていただいて事業展開をしていただけたらと思います。 それで、あそこには京大の地震観測研究所というのもありますが、そこもちょうど農大の移転に合わせて──合わせてというわけじゃないんですが、廃止予定ですが、この購入に関してはもう手続が進んでいるというふうに説明を受けております。移管ですね、町のほうへの。 それで、次にメガソーラー、上板町引野、これもし尿処理場跡地ということ、ああ跡地、済いません、用地ということで購入、上板町と共同購入したんですが、そのままになっている。これが非常に、有効活用されるということは非常に喜ばしいことだと思います。ただ、買い取り期間は10年というふうに決まっているそうです。そして、価格については今のところまだ決定してないということですけれど、太陽光、こういう原子力災害が起きた中でやっぱり自然エネルギー、太陽光というのは無限ですから、これをしっかり活用して町財政に寄与するというのは非常にいいのではないかと思いますが、この件に、パネルメーカーが、私も実はちょっとわからないんでちょっと検討しておりまして、いろいろと調べたら、何かメーカーも日本だけじゃなくて中国、韓国が最近はすごく性能が上がって追い越しているという人もいるんですが、価格も下がっていると。その辺よく比較検討していただきたいということで、坂東参事、ご答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(山口性治君) 参事。 ◎参事(坂東範昭君) お答えをいたします。 今、引野の用地で太陽光のパネルを設置という形で、今の構想でございますけれども、約2,400枚程度のパネル鋼が必要でないかというふうには思っておりますけれども、今ご質問のとおり、外国製及び日本製に関しましても発電の方法でありますとか、発電方式はいろいろございます。そしてまた、発電の効率及びまた金額にも差がございます。一例といたしまして、中国製に関しましては1キロ当たりの単価が約半額になるというふうなことも聞いてもおります。そういうことで、設置の方法であるとか、そういうことを総合的に評価する必要もありますし、また業者選定に関しても公募も含めて以後検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(山口性治君) 永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) よろしくお願いします。 それで、再三所信表明でも出て、一般質問でも答弁でも出てるんですが、小・中学校に太陽光パネルは設置される、そして24年度には耐震工事も補強も完了すると。これは、非常にやっぱり子供たち、未来の子供たちの命を守るということで歓迎すべき、喜ばしいことだと思います。この件に関しては、町長も所信表明で述べられたとおり、地元選出仁木博文議員の多大なるご尽力、そしてやはりそれが形になってこうやって出てくると、やはり私もそれは非常にありがたいし感謝しておると思います。 この太陽光パネルの出力数、また売電できるような設備になるのかどうか、その辺について、教育次長よろしくお願いします。 ○議長(山口性治君) 教育次長。 ◎教育次長(遠藤美信君) お答えいたします。 小・中学校に整備する太陽光発電設備の最大出力は、現在導入済みである石井小学校を含め10キロワットの能力で計画しております。地球温暖化、省エネルギー、省資源等、環境教育への活用を目的としているため、売電設備は備えておりません。しかしながら、これから太陽光発電設備設置工事の設計業務を行う施設については、自然災害や事故災害により停電等が発生した際においても一定の電力等の使用は可能となる自立運転機能の負荷や蓄電池の設置による防災機能の強化整備についても検討していきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(山口性治君) 小休いたします。            午後2時01分 休憩            午後2時21分 再開 ○議長(山口性治君) 再開いたします。永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) 太陽光パネルの学校への設置についてなんですが、ちょっときょう吉野川の市会議員の方、傍聴に来られておりまして、ちょっと吉野川市はもう既につけているそうなんですね。実は売電はつけてないということなんですが、今、一教室分ぐらいの電力しか確保できないということなんですが、売電すると二教室分とか、あとやっぱり電力が売れるというのは、環境教育とか、あとその売れた分を学校の経費に使うとかいろんなアイデアはできると思います。ただ、やっぱりこれ経費がかかることですし、美馬市が何か導入しているそうなんですが、これ遠藤次長、国のほうは特に売電をつけたらいけないとかそういうとこはないそうですので、ちょっと費用対効果とか環境教育の面、そしてこれもコストかかるんですけど蓄電池、これは災害時は夜間の電力等にもなりますので、ちょっと研究していただけたらと思います。 それで、次、ごみの減量化等のごみの質問に移らせていただきます。 予算の説明のときにも瀬部所長、ごみの3割減ということを町長から言われてますということで、古着に関しては、私も実は古着を集めていること知らなかったんですが、1月からごみカレンダーが配布されてからそれが周知されて非常にたくさんの古着が出てるということで、私もこの前ケーブルテレビで、ごみの再資源化の現状というのを特集して、ケーブルテレビの美人レポーターがいろんな、鳴門紙料さんとか三幸クリーンサービスさんとかいろんなとこに行って再資源化の現状、そしてこういうふうに出してほしいとか、そういったところを聞いてるんですけれど、非常に勉強になりました。 それで、その3割減の目標達成については取り組み等、あと町民の皆さんですね、こういうところを気をつけていただけたらと、そういうことがございましたら、どうぞよろしくお願いします。 ○議長(山口性治君) 清掃センター所長。 ◎清掃センター所長(瀬部泰博君) お答えいたします。 昨年7月より始めました古着、古布の収集量が2月末で約30トン回収されまして、今まで可燃ごみとされておりましたものが新しく資源として活用されております。 また、その他資源ごみにつきましても、住民の方々の理解を得まして回収されておりますが、まだ中には、不燃ごみの中に中身が残っているガスボンベ等危険物が残っている場合ございますので、今後そのようなことの起こらないように、住民啓発を進めていきたいと考えております。以上です。 ○議長(山口性治君) 永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) ぜひ分別の啓発等、瀬部所長は非常にソフトに町民の皆さんの要望にもいろいろ懇切丁寧に対応されていると、私は常々感じております。 それで、この古着については発展途上国のほうに送られているというふうに伺っておりますので、これも非常に有効な活用ではないかと思います。 そして、河野教育委員長が所信表明で言われたように、再資源で得た収入というのを、これ学校の環境の改善等に使いたいということで、町当局と調整してるということですけれど、これ非常にすばらしい試みだと思います。例えば、そういうことで町民の意識も高まるでしょうし、例えば現在800万円ちょっとというふうに聞いてるんですが、それを1,000万円を目標にというふうなこう打ち立てると非常に皆さんの意識も高まるし、それが子供たちのことにつながるというんで、非常にいいんではないかと思います。 それで、その辺の今後の実現に向けた取り組みをお伺いいたします。よろしくお願いします。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) リサイクルの石井町への売り上げっていうのは年間約1,250万円ぐらいのお金が入っております。その中で、河野教育委員長とのお話の中で、委員長がそういう提案をいただきました。じゃあ、どういうふうにするんですかっということなんですが、例えばこれは一つの私案でございますが、各小学校や中学校の児童たちの中で、石井町をこのようにしたい、学校にこんなもんを欲しい、こういうことを改善してほしいっという予算を例えば出していただきます。その予算が50万円なり100万円、上限を100万円ぐらいに設定しとった場合に、例えば児童たちのそういう意見について、使い道を自分たちで考えて学校をよくするっというような発想でございますね。これは、よその自治体でも、一部よその県で取り入れているところがあります。教育委員長からそういうご提案をいただきましたので、金額の上限を定める。それから、各学校によって、学生たち、児童たちからいろいろな意見を聞く、そういうことで今進めておるところでございます。 ○議長(山口性治君) 永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) 私も毎晩晩酌、ビール1本ぐらいは飲んだりしてるんです。ぜひそれを集めて、プルトップとは別にして、そういったことで貢献していければと思います。町民の皆さんもぜひご協力いただけたらと思います。 それでもう一つ、清掃センター、毎回、老朽化して、いつ、もう更新時期が来てるっというような答弁もあります。そして、奈良県斑鳩町ですか、民間委託という事例も報告されました。私、これもお隣、吉野川市の状況を聞きましたら、阿北、旧吉野町にできてる環境整備組合、これがまだ容量の半分ぐらいしか、つまり倍、まだ半分──半分っていうか、50%ぐらいしかごみが集まってないっちゅうか、かなり大きな設備だそうです。1つ、県外の業者に民間委託っというのもあるんでしょうけれど、ただごみというのはこれ毎日出ますし、仮にその民間事業者に何らかのトラブル等があった場合というリスクもあります。そして、この阿北の組合等のほうに参加される等のそういうお考えはあるかどうか、また民間委託に対するお考えというのを、所長、そして町長にお伺いいたします。 ○議長(山口性治君) 清掃センター所長。 ◎清掃センター所長(瀬部泰博君) お答えをいたします。 先般もお話しいたしましたけれども、清掃センターも築34年となり、いつ使用不能になってもおかしくない状況でございます。新しい施設をつくるには、広域で約40億円、単独で約60億円もの大金が必要となることが予想されます。ですから、先般申し上げました奈良県斑鳩町のように予算削減の意味を持ちまして、民間委託も視野に入れていかなければならないのではないかと私は考えております。以上です。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) まず、永岡議員さんの質問でございますが、西部のほうの広域に加入するつもりはございません。今徳島市を中心に定住自立圏構想の中で、徳島市とか近隣の市町村が新しいごみの焼却施設の構想が今進んでおります。 もう一つは、私はもう前からずうっと言ってるんですが、昔は各自治体で出たごみは自分とこで処理をしなければならないっということですが、今は民間のほうがはるかに設備が整ったいい施設を持っております。確かに、石井町の清掃センターというのは本当に非常にいつまでもつかってというような状態でございます。早いうちに、壊れてどうこうという慌てないうちに、民間のほうへ委託をしたい、あるいは徳島市との定住自立圏構想の中で新しい施設を考えている、両方で意見交換をして近いうちに進路を決めたいと思います。 ○議長(山口性治君) 永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) ありがとうございます。 それで、ごみに関連してなんですが、ごみであったり、し尿であったり、あと最終処分等、いわゆる迷惑施設等、これはどこの町でも行政でも建設等では非常に苦労するし問題だと思いますし、石井町はやはり長年し尿処理という問題を抱えておりました。それ、私もこの前、岩佐透被告等を相手取った裁判を傍聴いたしました。そして、し尿処理で八光海運という会社から、そこからまた最終処分場と、そこにまた八光海運が入ってきて、言ったら、そういうところには、やっぱりどうしても利権とか、あと反社会勢力がかかわりやすいと。私は、だからそこに、あえて言わせてもらいますけれど、岩佐透被告という、長を牛耳る怪物のような人が生まれてきた。それは、言ってみれば私たち町民一人一人にもやっぱりそういうごみですとか焼き場とか、そういうものにもやっぱりしっかり関心を持たないと、焼き場つくってほしい、でもうちの家の近くはだめですという、やっぱり町のためにどうしたらいいかというのを、職員もそうですし、町民の皆さんもしっかり考えていかないと、またこういったことが起きてしまいかねないと思います。 私、これは指摘をさせていただきますけれど、これも再三質問出ました一般ごみ収集の件、2,000万円安くなったということですけれど、やはりこの選定、阿波クリーンの従業員の方等でつくった会社もありますけれど、ごみ行政というのは今まで石井町はさんざんなことがあっただけに、やはりそこはクリーンに疑念を抱かないような形にしてほしかったというのは町長に指摘をしておきたいと思います。 とはいいましても、車もパッカー車も整備しておりますし、1年間、購入から待ったということで、直ちにこの入札を破棄しろとかそういうつもりは全くありませんが、後はしっかり町政の、町民の皆さんに役立つようなごみ収集等、そういった指導等していただけたらと思います。 次に、これも再三言われておられます、町道高原33号線なんですが、これも毎回同じような話を聞いておりますし、私もある地権者の方には、役場の方と一緒にお話を聞きに行ったりもしましたが、なかなか進捗状況は芳しくないというところです。反対されておられる方と、ちょっと土地の所有をめぐってちょっと認識が町と違うというか、本来自分が使っている土地等、その公図上の土地が違ったことによってちょっとややこしくなって、それによってその土地が確定しないために関連するところも話が進まないというような話も聞きました。ただ、この話を聞きたくないとか帰ってくれとかということを言われますけれど、やはりこの道、もう今東覚円のほうも当然工事しておりますし、間だけしないということはこれはもうあり得ないと思いますので、やはりここは、これ強制収容というと言葉は厳しいですけれど、ちゃんと補償費を払った上での手続というのはとれます。建設課長に確認しますと、かなり手続煩雑になってるそうですし県の許可も要るとのことですが、やはり公共の福祉のためにはやっぱり財産権というのも多少はやっぱり制限されるというのは、これは憲法にも書いてあります。ここはやはりそういったことも視野に入れて交渉に臨むべきではないかと思いますので、課長、それと町長に答弁をお願いいたします。 ○議長(山口性治君) 建設課長。 ◎建設課長(遠藤光宏君) お答えいたします。 現在の高原33号線の現況を、まずお知らせしておきます。 高原33号線の未買収地は10件、20筆でございます。現時点での10件の内訳を説明させていただきますと、境界さえ決まればすぐにでも協力していただける方は5件、残り5件のうち、境界は問題ないが協力していただけない方が2件、あとの3件が境界も決まらないし協力もしていただけそうにない方です。このように10件のうち8件が隣接者との境界が確定できておりません。町としましても、平成22年度地籍調査において、いきいき産経課と協議しまして、スムーズな境界確定ができるよう地権者に説明してご理解をいただきましたが、協力いただけませんでした。 議員さんがご指摘の強制収容の件でございますが、たとえ収容したとしても所有権移転登記はできません。また、一部の人のみ収容することは不平等が生じます。また、収容するためには事業認定から始まり、11段階にわたる土地収用法の手続が必要となり、多大な時間を要するそうでございます。 以上の理由から、収容については現時点では考えておりません。今後もご協力をいただきますように、地権者と粘り強く交渉していきたいと、このように考えております。以上でございます。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) まず、そのお答えの前に永岡議員さん、例えばごみのいろいろな問題について、そういういろいろな暴力団が絡んだり、おかしい問題が起こりやすい。起こりやすいけど、それを起こしたのが前の町政ですね。きちっとしとったらそういう問題は起こりませんよ。例えば、火葬場どうですか。町長に1億円払うから、神山のあそこへどなんぞ建設してくれ。それに絡んだ町会議員さんが何人かおりますね。じゃあ、私が1億円もらっとったら、どうですか。きちっとした、本人が、例えば首長さんがそういうきちっと、毅然とした態度でそういうこと断る。そういうことをしとったらこういう問題は起こらないんですよ。暴力団が立ち入る余地は石井町にはありません。ところが、前の町政は暴力団の組長の威力を買ってみずから暴利をむさぶった。そこが違いですよ。町民の皆さんもよくわかってほしいんです。ごみ行政だから、火葬場だからいろいろなお金が動いておかしくなる。それは、首長さんがしっかりしとったらそういう問題は起こりません。 それと、ごみの委託について、不透明なっていうようなお話がありましたが、そういうことはないですよ。昨年にきちっとした公募をして、ある程度の業者の方を選定いたしました。そのとき、私はこういうことを言っているんです。阿波クリーンさんの従業員さんが何人か雇われているのが、その人が職がなくなる。皆さん方の中で会社をつくって応募をしてください。二組の応募の話がありましたが、一組は応募をされた、一組はやめられた。それで、今度、まだ契約をしておりませんが、新しくとられる予定の方には、できるだけ阿波クリーンさんに勤めている従業員の方を採用してください、そういうことはお願いをしております。もし何かご不明な、おかしい点があるんだったらどうぞ質問していただいても結構でございます。 33号線のこの道路の件ですが、これは何回も言っていますが、ああいうところへ土地の地権者と事前交渉、内諾も得ずに計画していること自体が問題なんです。本当は、私はあの道路についてはもう取りやめたい、しかし60%以上の工事が進んでいる、そういう中で強制収容ということなんですけど、余りにも地権者がいろいろな報告を聞く中で、永岡議員さんももう何回も行っていただいたですねえ。どうしても話し合いに乗ってくれない場合は、いろいろ手続は複雑ですけど、そういう場合もやむを得ないんじゃないかと考えております。 ○議長(山口性治君) 永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) ぜひ、道路っという公共財、強い姿勢で臨んでいただきたいと思います。 そして、これも非常になかなか難しい問題ですが、この被災地、ちょうど1年過ぎました。それで、まだ膨大な数、20年分とか40年分等のまだ瓦れきが残っているという報道を耳にします。そして、これ私9月議会にも質問して放射能の不安を感じておられる方が非常におられまして、慎重にしてほしいというようなことを要望したわけなんですけれど、これは町というより町民の皆さんにもぜひ考えていただけないかと思うんですが、本当にこの大きな妨げになっている瓦れき、そして助け合い、きずなという精神で、もちろんこれ安全性は十分に配慮した上で、石井町の場合は焼却等はせずに埋め立てるということですので、放射能、それで国のほうもそういう説明会、測定等の費用は持つという姿勢を見せております。この件につきまして、改めまして清掃センター所長、そして町長の答弁を求めます。 ○議長(山口性治君) 清掃センター所長。 ◎清掃センター所長(瀬部泰博君) お答えをいたします。 国の基準が二転三転する中で、住民の同意が得られておりません。今後、基準が定まり安全性が立証されて住民の同意が得られるならば、その時点で、もう一度検討し直してみたいと私は考えております。以上です。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 永岡議員さんのご質問でございますが、これは日本全国で考えるべきです。私が、最終処分場が今石井町が約4万トンの余裕がある。そのうちの2万トンぐらいには、国の安全基準を満たしたならば受け入れしてもよいということを表明いたしました。町外の方、町内の方から、物すごいメールなりクレームをいただきました。今現在どうですか。福島県のある小学校なんかでは、何カ月も前に私ね、児童の保護者たちが、PTAの人たちが一緒になって校庭のグラウンドの上の土を全部すいて、そういう中で、本当に不安な中で皆過ごしてるんです。何がきずなですか。本当に皆さんがそういうことを考えるんだったら、きちっと日本全国で助け合う必要があるんじゃないですか。これは国のほうがいち早く、こういう安全基準っていうのをきちっと出していただいて、それで県のほうへいただく。県のほうで、今、そろそろ、きょうですね。多分近いうちに、24市町村のを集めて県との受け入れ態勢についての打ち合わせがございます。石井町は、国が安全基準をきちっと示していただく。放射能の含まれていない瓦れきについては、2万トンについては受け入れる方向で進めていきたいと思います。 ○議長(山口性治君) 永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) 放射能が全くないというのは、これ自然界にも放射能ありますので、その辺は国のほうも基準を定めておりますし、焼却した場合に0.01ミリシーベルト以下だったと思いますが、そういったもう日常生活に支障ない、健康に支障がないというところで進めておりますが、しっかりその動向を見て、またご判断をお願いいたしたいと思います。 最後に、これどうしてもちょっと聞かせていただきたいんですが、石井町の線引きですね、これ本当に、例えば考えてほしいんですけど、バイパス沿いは、今石井町の本当にメーンロードとしてこれから発展が期待されるし、大型ショッピングセンターも来るという話ですけれど、こちらは市街化調整区域、一部地区計画はついてます。旧石井地区の国道より南側ですね、こちらは市街化区域となって、もう固定資産税やら、後で質問しますが、国保税というのも資産割になってすべてがもうかかってもう100万円ぐらい払っているというお方もおられました、年間ですね。これやはり町政の失敗だと思います、私は。だって開発するということで引いているわけですから、それで開発が進んでいない。農大跡地購入で多少状況は変わるかもしれませんが、やはりこの線引き廃止、これは仁木博文議員もこの前予算委員会分科会で取り上げていただきました。しかし、これ……。 ○議長(山口性治君) 永岡君、……。 ◆3番(永岡栄治君) 県……。 ◎町長(河野俊明君) 永岡君、永岡君、時間の制限を超えていますので、ちょっと注意しておきます。 ◆3番(永岡栄治君) これについて、建設課長、町長の答弁をお願いいたします。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 都市計画の一つの線引きによって、地域に格差が出ておりますね。今石井町には進出企業がたくさんありますが、線引きのためにそれができないっということで、非常に困難をきわめております。これは、知事との懇話会の中で私は常に言っておりますが、飯泉知事はこういうことを言われとんですね。東部地区の各地域からそういう要望がある。早いうちに線引きを廃止する方向で検討しませんかっということなんですが、非常に遅いです。これは永岡議員さんにぜひお願いしたいんですが、議員連盟か何かを立ち上げていただいて、こういうときにこそ石井町議会が一丸となって、議員さんどうぞ、石井町は、議会でも町民でも全部こういうご意見ですよと、それを廃止をしてくださいということで県に要望する。私どもも県にそういうことで要望して、早いうちにやっぱり平等な税金というのをしていくようにする必要があるんじゃないかと考えております。 ○議長(山口性治君) これで一般質問を終わります。 議事の都合により小休いたします。            午後2時49分 休憩            午後3時30分 再開 ○議長(山口性治君) 再開いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第2 議案審議 ○議長(山口性治君) 日程第2、議案審議を行います。 これより質疑の発言を許します。5番久米伸一君。            〔5番 久米伸一君 登壇〕 ◆5番(久米伸一君) 議長の指名によりまして、これより私の議案審議を行わさせていただきます。 それでは、議案書のほうをお開きください。 まず、議案第21号平成24年度石井町一般会計予算の中より、少しご質問させていただきたいんですが、先日の私の一般質問の中でも言いましたように、行政委員の日額化がこの4月1日から成るということで、それに対しましての予算計上ですね。それぞれの委員会が減額されているわけでございますが、例えば前年度、今年度比べていきますと、農業委員会が前年度は「336万4,000円」から「262万5,000円」と、選挙管理委員会が「49万3,000円」から「27万6,000円」と、教育委員会が「138万5,000円」から「108万7,000円」と、固定資産委員が「9万6,000円」から「3万7,000円」と、監査委員会が「62万2,000円」から「60万4,000円」というわけで減額の額が合計いたしますと133万1,000円と。9月の町長の所信表明の中でありました。大体、130万円から140万円ぐらいの減額になりますよという、まさにその中にすぱっとはまっているわけでございますが、これは実際、ことしの4月1日から日額制が導入されるわけでございます。それで、いわば前例のないものにこれ予算つけていかなくちゃいけないわけでございますので、まず参事にお伺いしたいのが、この額をどういうふうな基準でもって出されてきたかということでございます。ご答弁お願いいたします。 ○議長(山口性治君) 参事。 ◎参事(坂東範昭君) お答えをいたします。 額に関しましては、近隣町村及びその他類似町村との比較検討を行いまして単価の設定をしたということでございます。それに日数を掛けて概算で予算を出したということでございます。 ○議長(山口性治君) 久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) ありがとうございます。 続きまして、お聞きしたいのが、それですと、例えば農業委員会だったら262万5,000円、教育委員会だったら108万7,000円と決まっているわけでございますが、日額化の結果、まずこの額を最終的に上回ってしまった場合、上回ってしまった場合はどのように措置をなさろうとなさってるんでしょうか、ご答弁をお願いいたします。 ○議長(山口性治君) 参事。 ◎参事(坂東範昭君) お答えをいたします。 それぞれ委員会におきまして日数の増減がございます。ふえた場合は当然増額という形で補正もしますし、また減った場合は減額というふうな措置も出てこようかと思います。 ○議長(山口性治君) 久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) 上回ったときの後に下回ったときはどうするのかということもお聞きしようと思ったんですが、あらかじめ答えられてしまいましたので。 ただ、お聞きしたいのは下回ったときでございますね。下回ったときに来年度この予算を決めるときにおきまして、この下回った今度は額を基準として予算を決められるんでしょうか。それとも、ある種、ことし決めましたこの予算、これが基本となってくるんでございましょうか。どのようにお考えか、参事もう一度お願いいたします。 ○議長(山口性治君) 参事。 ◎参事(坂東範昭君) お答えをいたします。 4月1日からこの新しい制度になります。1年間を通じましてこの制度がどれだけ充実した制度になるかも含めまして、1年間検討いたしまして、次の年度にどういう日数になるかも含めまして、また検討もさせていただきたいと思っております。 ○議長(山口性治君) 久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) ありがとうございます。 一般質問でも申しましたように、何分新しい制度に取り組むわけでございますので、重々検討していただいて、いいほうに持っていっていただけたらと思っております。 続きまして、議案第1号でございますが、石井町課及び室設置条例の一部を改正する条例についてということでございます。この条例の中で、私としましては、いきいき産経課をいきいき農業振興課に改めると。企画政策課を削り、それでわくわく観光情報課というのをつくっていくと。もちろん、業務がこれで遂行しやすくなり、また石井町の役場のためにあるいは石井町民のためになるという政策でございましょうから、これに別に他意はございませんが、ただ1つここでお聞きしておきたかったのが、初日の町長の所信表明の中で、いきいき農業振興課に農業委員会を組み入れてというふうなお話が出てこられたというように思われました。 農業委員会と申しますと、一つの独立した機関でございます。教育委員会同様、会長を頂点といたしまして、非常な権限を持たされております。もちろん、これ事務局長なども実際は農業委員会会長が任命するわけでございますし、また農業委員会の総会におきましては、たとえ町長が来られてもあの会に入ることはできず横から見ておかなくちゃいけないといったふうに、ある程度、この独立した権限というのを与えてもらってるわけでございますが、そこで、それがいきいき農業振興課ですか、いきいき農業振興課に組み入れるということになりますと、これはどうなんでしょう。農業委員会はその課の中の一つの係になってしまうんでございましょうか。ちょっとこの辺参事、お願いいたします。 ○議長(山口性治君) 参事。 ◎参事(坂東範昭君) お答えをいたします。 農業委員会自体はそのままということでございます。制度自体も変えることはございません。今議会にも、その農業委員会に関しての条例改正というものは出しておりません。 ○議長(山口性治君) 久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) わかりました。ということは、今後も同じ状況で続けていくということでございましょうか。 1つ、私、それで気になったのが、もしこのいきいき農業振興課ですか、これにもし組み入れられるようなことになってくると、指示系統、命令系統というのはこれ2つになってしまうと、非常に中の農業委員さんが混乱するもとになってしまいます。例えば、いきいき農業振興課の課長からこういう指示があり、それに対して農業委員会の会長からこういう指示があると、こういうふうになってきますと、農業委員会の委員さん自体が非常にやりにくいといいますか、仕事に支障を来すということになってしまいますので、ですからことし1年は今までどおり何も変わらず行くというふうな形で受け取ってよろしいんでしょうか。参事、もう一度お願いいたします。 ○議長(山口性治君) 参事。 ◎参事(坂東範昭君) お答えをいたします。 農業委員会自体はそのままでございますので、指揮命令系統といたしましては農業委員会の会長が指揮命令系統を出すということでございます。 また、事務局長に関しましては、いきいき農業振興課長が兼任をするということで考えてはおります。ですので、農業委員会自体はそのまま残すということでございます。 ○議長(山口性治君) 久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) わかりました。ちょっとこの辺は正しておかないと農業委員さんにも疑問が残ったまんまになってしまいますので、ちょっとその辺正させていただきました。 続きまして、議案今度第11号でございます。議案第11号をちょっと見ていただけますでしょうか。 議案第11号は、石井町立小学校及び中学校の体育施設開放に関する条例ということでございます。 この趣旨が、この条例は、町民の体力及び健康の保持増進を図るため、石井町立小学校及び中学校の体育施設を、学校教育に支障のない範囲で町民の使用に供することについて必要な事項を定めるものとするというふうに指針がございまして、その後、第1条、第2条、第3条というふうに条文は続いていっております。そして、最後に、第10条の下に別表として料金表が出てまいりました。 まず、参事にお聞きしたいんでございますが、この趣旨とこの料金表、今まで無料であったものに料金をつけて料金を取るということでございますね。これとは、趣旨とどういうふうにつながっていくのか、まずその辺をお聞きしたいと思います。参事、お願いいたします。 ○議長(山口性治君) 参事。 ◎参事(坂東範昭君) お答えをいたします。 今までは、学校の施設に関しましては無料でお貸しをしておりました。また、このたび新しく町民体育館として、高浦中学校の体育館もできました。それも含めまして、石井町の学校の体育施設の開放に関しまして、料金を設定をして徴収をするという形でひとつ考えられないかというふうなお話もございまして、有効利用も含めまして、今まで無料でしたけれども、このたび料金を徴収をするという形で提案をさせていただきました。 ○議長(山口性治君) 久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) 何か非常に言いにくそうな、すっきりしないご答弁をいただきましたが。 それでは、ちょっと次にもう一度お聞きしたいんでございますが、例えばこの条例施行されますと、例えば少年野球のチームから壮年の方のソフトボールチーム、あるいは主婦の方々のママさんバレーのチーム、あらゆる方、その施設を利用されるあらゆる方に対して係ってくる条例だというふうに受けとめておりますが、第2条にありますように、体育施設を使用しようとする者は、あらかじめ当該学校体育施設を管理する学校長の使用承認を受け、使用する日の3日前までに石井町教育委員会の許可を受けなければならない。 そして、第6条には、今度は、使用者は別表に掲げる使用料を申し込むと同時に納付しなければならない。教育委員会は特別の理由があると認めるときは使用料を減免することができるというふうな形で記載されております。 次に、参事にお聞きしたいのは、この条例が施行されますと、この条例の管理は教育委員会がなすというふうに受け取ってよろしいんでしょうか、お願いいたします。 ○議長(山口性治君) 参事。 ◎参事(坂東範昭君) お答えをいたします。 当然学校教育の施設ですので、教育委員会が管理をするということでございます。 ○議長(山口性治君) 久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) わかりました。したがって、この条例が施行されますと、教育委員会のほうにそれが管理下に置かれ、教育委員長の裁量でもって決断されるということになっていかれることだと思います。 そこで、今度は教育委員長に少しお尋ねしたいんでございます。 この第6条に、2番ですね、教育委員会は、特別の理由があると認めるときに使用料を減免することができるという条文がございます。教育委員長、ご自分のまだ今は私見で結構でございます、まだきちっと決まってないでございましょうから、どのような場合において、減免の理由と対象となると考えられておるのか。 また、それともう一つ、使用者が、できたら減免してほしいと、できたら減免してほしいと言ったときには、どのような方法でもって、どのような手だてでもってそれを申請すればいいというふうに考えられておるのか、この点をちょっと教育委員長にお伺いいたします。 ○議長(山口性治君) 教育委員長。 ◎教育委員長(河野英俊君) お答えします。 議案第11号の第6条第2項ですが、現在のところまだ案でございますが、使用料を免除する場合、町及び教育委員会が主催する、これ共催も含めますが、主催する事業を行うとき、それから石井町体育協会が主催する大会を行うとき、それからその他、教育委員会が特に必要があると認めたとき、この3点です。 それから、使用料を減免する場合、石井町体育協会加盟団体が主催する競技を行うとき、それからその他教育委員会が特に必要があると認めたとき、こういうようなことで、各加盟団体の登録をしていただいたときに一覧表等をつくりまして、公平な行政運営ができるというふうなことに努めていきたいと思います。 また、減額等を申請していただく場合ですが、それよりか前もって申請していただいて、そして教育委員会で諮って認可すると、そういうふうな形になると思います。以上です。 ○議長(山口性治君) 久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) ただいま教育委員長には非常に前向きなご答弁をいただきましてありがとうございました。 ただ、私冒頭にも言いましたように、この趣旨と内容とのこの違い、それにも増しましてこの料金高い。例えば、今まで無料だった体育館でございます。無料だった体育館が、例えばそこにこの料金を設定した場合でございますが、例えば体育館をママさんバレーのチームが使うとします。そうすると、2時間使う。しかも、多分夜間使うでしょうから照明が要る。そうなってくると、1回使うのに1,200円かかります。週2回利用しますと2,400円。月に換算しますと1万円を超えてきます。このやはり不況の世の中、一番働かなくてはいけない我々30代、40代の世代、そしてこの30代の40代の世代の方には、もう今中学からまさに大学に入ろうしているようなそういうお子さんを抱えていらっしゃる家庭、非常に多くあると思っております。そういうふうな家庭におきましてはこれから非常に教育費もかさんでき、そしてひょっとしたら2年後には消費税も上がるかもしれない、生活費もまた大変になってくる、そんな中で、唯一の安い料金でストレス発散の場として利用していた体育施設。例えば、今までだったら無料だったから、どうでしょう、月に500円とか1,000円とか、そういう会費でいけとったはずなんですね。それが、これが有料になりこの値段になってしまいますと、1人から、もう2,000円、3,000円と集めていかなくてはいけない。町内のやはりこれどうでしょう、だんなさん方は小遣いも減らされ、たばこも値上がりしたからやめさせられ、この上好きな球技まで制限されるのか。町内の奥さん方はどうでしょう。先ほど言いました、これから生活が大変になるときだから、もう仕方がないから私の楽しみを一番に削ろうか。現に、そういうふうな方向でもって存亡の危機になっているチームも現在ございます。こうなってきますと、この趣旨と、この料金設定を行ったことによって、この趣旨から全く逆のことになってしまう。全く逆のこれ効果があらわれてしまうことになってしまいます。 第10条の後に附則がついておりますね。この条例は公布の日から施行し、平成24年6月1日以後の使用について適用する。まだ時間がございます。町長、1つ、この料金の減額、これをお考えいただけないでしょうか。ご答弁お願いいたします。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) いかにも正論みたいなことを、熱弁を振るっていらっしゃいますが、久米議員さん、石井町は例えば高浦中学校の新しい体育館ができた。前山公園の使用料は有料でございます。石井小学校からも児童たちがどうしてもナイターをする施設が欲しいということで照明もつけるようになります。高川原小学校からも要望をいただいております。その中で、例えば、今までは無料でございますから、石井中学校で一晩中ライトをつけた場合があります。これは、町民の方が私の家に投書がございまして、町長、あんな無駄なことをさっしょんでと。慌てて指示をいたしましたけど、もう少し皆さんが平等に、そういう電気代がどのぐらいかかってるか、そういう意識を持っていただきたいんです。今、久米議員さんおっしゃるように、町民の楽しみを石井町は奪うつもりはございません。いろいろこれから、例えば前山公園だってそうですねえ。久米議員さんはもう何回も行かれたと思いますが、もうそろそろあのポールの塗りかえをしなければちょっと大分傷んでいる。あれにも多額の何百万円ものお金がかかる。あるいは、今お話ししましたが、高川原小学校にも照明器具なりそういう要望がある。そういうことをしていく中で、少しは町民の皆さんにご負担をいただく。前山公園使用している人は有料、中学校とか、そういう小学校を利用している人は無料、これはちょっとやっぱりおかしいですねえ。そういう声も一部にはありました。できるだけ皆さんに公平と、これからかかる電気代のご負担をいただく。そうすると、もう少し、この石井町が高い電気代をお支払いしているので、それに対する、自分たちが、ああこういうつけっ放しにしとったらもったいないなあ。ほれから電気つけるんも、終わったらできるだけ早いうちに切っていただくとか、そういうことを考えていただいた上で、財政ができるだけ、どんどんどんどん改善していくんだったら、本当にこんなんはもう全部無料でいんですよ、私はそういうふうに思っとるんですが、少しはちょっとご負担をしばらくの間いただこうと、そういうつもりでこの改正はさせていただきました。 ○議長(山口性治君) 久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) 町のほうに負担がかかる。もちろん、私もそれは重々承知しております。電気代はいかに高いか。その中で私今お願いしたのは、無料にもう一遍戻してくれえというんじゃなくて減額する余地はないのか。できればもう一度見直していただいてわずかでも結構ですので、減額する方向も考えていただきたいということをお願いしているわけでございます。この辺を踏まえて、もう一度ご答弁お願いいたします。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 私の弱いところは、そういうふうに久米議員さんに切々と訴えられるとこが一番弱いところなんですよねえ。本当に片一方では、もう一度皆さん方に平等にいろいろな負担をいただく、それも少額ということなんですが、久米議員さんにそういうご意見もいただいておりますので、時間も今ありますね。もう一度教育委員会と打ち合わせの上で、また検討させていただきます。 ○議長(山口性治君) 久米伸一君。
    ◆5番(久米伸一君) 非常に前向きなお答えを返していただきまして、どうもありがとうございました。 私といたしましては、冒頭にも申しましたように、やはりこの趣旨と反するような内容の、もうこの議案第11号自体は反対ではございますが、賛成多数でもってこれが可決されたと。可決された場合は、もうただいまの町長のご答弁、それからさきにお伺いいたしました河野教育委員長さんのご答弁、もうこれに期待するほかございません。ですが、もう一度、この議案第11号の趣旨ですね、町民の体力及び健康の保持増進を図るというこの文面をもう一度考慮していただきたいと思いまして、この議案を少し取り上げさせていただきました。 以上で私の議案審議を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(山口性治君) 1番山西国朗君。            〔1番 山西国朗君 登壇〕 ◆1番(山西国朗君) ただいま議長にご指名をいただきました山西国朗でございます。 ただいまより議案審議をさせていただきます。 まず1点目でございますが、このたびの新年度の当初予算に計上されております点、何点かご質問させていただきます。公表できる範囲内でご説明をお願いしたいと思います。 まず1点目ですが、石井町尼寺にございます、阿波国分尼寺跡史跡整備事業でございますが、今回もことしも659万円計上されておりまして、これ例年大体これぐらいの額が計上されているかと思います。何名かの方に私もご指摘をいただきました。文化財で大変貴重な場所であることは理解をするが、一体あの施設は何をしているの、何でいつもお金をかけてるのか。そして、どういうふうに整備をしているのか。また、中・長期的にあの国分尼寺跡をどのようにしていきたいのかというようなことを、本当に疑問点を投げかけられております。どうぞこの点、担当課長からご説明をお願い申し上げたいと思います。 ○議長(山口性治君) 社会教育課長。 ◎社会教育課長(中村淳君) お答えさせていただきます。 まずはじめに、阿波国分尼寺跡史跡整備事業の当初予算の説明をさせていただきます。 24年度の当初予算の659万5,000円の主な内訳は、基盤整備を実施するための工事請負費が500万円、施工管理委託料として20万円、また発掘整理の作業員の賃金51万2,000円が主な経費で、あと残りは旅費、手数料、その他経費が88万3,000円となっております。 阿波国分尼寺跡の整備につきましては、現地の一部を先行整備するなどの計画を持っております。しかしながら、補助事業であるため、国、県を含めた財政的理由から年度事業が制限されている状況に加えまして、平成21年度から23年度につきましては、水路の改修工事など主たる部分を占めるなどの理由から、現地に大きな変化がないというのが現状であります。また、阿波国分尼寺史跡整備策定委員会におきまして、できる限り早期の一部完成を目指し、住民の方々に成果を公開したほうがいいのではないかという意見もいただいております。 担当課といたしましては、国、県への予算要望を積極的に行い、できるだけ早い成果の公開を目指していきたいと考えております。以上です。 ○議長(山口性治君) 山西国朗君。 ◆1番(山西国朗君) ありがとうございました。 続いてでございますが、語学指導等を行う外国青年招致事業、いわゆる中学校のALTの先生のことを指すと思うんですが、この点について2点ほど提案をさせていただきます。 ここ、ことしもそうですが、その前の先生もそうなんですが、1年で母国にお帰りになられたというふうに伺っております。やはり、できたら少し腰を据えて石井町の中学生に生きた英語を教えていただきたいというふうに思います。個別のいろんな事情はおありになると思いますが、契約の段階で、極力複数年、石井町で仕事をしていただくというような契約、そこまできちっとした契約はできるかどうかちょっと私もわかりませんが、そういった条件を提示するのも一つなのではないかなあというふうに思っています。 それと、毎年カナダから先生を招聘しているように聞いておりますが、英語圏、カナダだけに限らず世界各国は英語圏非常に多くございますので、特定の地域にこだわらず、もちろん結果的にカナダからお越しになっていただくというのも一つの案だと思いますが、特にカナダにこだわらず広く英語圏のいろんな地域の方に来ていただくというのも一つの案ではないかと思います。この点に関して、教育次長、ご答弁をお願いいたします。 ○議長(山口性治君) 教育次長。 ◎教育次長(遠藤美信君) お答えいたします。 昨年から、去年が山本スーザンだったと思います。ほんで、ことしがピータースダイナかな。ともにカナダの特定な地域から来とんですが、本当はこちらも要望は2年続けてぐらい置いてもらいたいんですが、ことしもどうも個人の都合によって、この7月で終えたいという希望がありまして、先般、県のほうにも希望の調査の要望、調査票がありまして、ちょっとその点で、ちょっとうちの要望の理由のところを書いてあるところだけ読みます。 マニトバ州ミネドーサと石井町国際交流協会が交流を行っていることから、同州出身者がよい。2年続けて単年のために、ことしは2年以上の継続の方を希望しますと、特に注意書きでは書いとんですが、必ず2年続けてこられてくるかっというんはちょっともう本人の都合でわからんですけど、そうしたもの、ミネドーサっていうのもピンポイントで決めてますけど、これは今までの国際交流の経緯がありました、そういう系譜をして希望を出しとるつもりなんですが。以上です。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 山西議員さん、これは山西議員さんが疑問を持ってるとおりです。実は、昨年の方はちょっとホームシックにかかりまして、早く帰りたい。それで、今おっしゃるように、確かにカナダのミネドーサとは、向こうは姉妹都市、石井町は友好都市を結んでおりますが、余りにも遠過ぎる。それで、私たちの中では、ちょっと給料も高額なんですよね。もう少し幅広い中で、例えば県内の在住者及び独身でなくてもいんじゃないですか。            (1番山西国朗君「そうですね」と呼ぶ) ◎町長(河野俊明君) ねえ。やっぱり既婚者でもいいと思いますのでね。やっぱり教育委員会とよく打ち合わせの上で、やっぱりもう少し長い間継続できるような方法で考えていきたいと思います。 ○議長(山口性治君) 山西国朗君。 ◆1番(山西国朗君) ありがとうございます。 町長よりもう大変前向きなご答弁をいただけたかというふうに思います。 一応教育長にも、先ほどの次長や町長のご答弁も含めて、どのようにご対応されようというふうに思っていらっしゃるか、ご所見をお願いいたします。 ○議長(山口性治君) 教育長。 ◎教育長(村山一行君) 英語教育については今町長が答弁したようにカナダから毎年来ていますけれども、カナダという国でなくても近くあるいは県内ででもいい指導者といいますか、いい人材がいればそのような方向で考えてみたいと、そういうように思っております。 ○議長(山口性治君) 山西国朗君。 ◆1番(山西国朗君) ぜひご検討いただきますようにお願いいたします。 続きまして、新年度から幼稚園で実施をされます幼稚園の給食に関してでございます。私も12月の議会で教育次長にはご質問をさせていただいておりましたが、給食を補助する補助員さんを給食の時間だけつけてくださるように検討するということでおっしゃっていただいておりまして、今回も当初予算で計上されておりますが、どこの幼稚園に何人ぐらいあるいは何時間ぐらい補助員さんがつくように決まったのか、ご説明をいただけたらと思います。 ○議長(山口性治君) 教育次長。 ◎教育次長(遠藤美信君) お答えをいたします。 給食ボランティアというのは、私どもでは年少のクラスの補助員という形で定義づけいたしまして、この春からの年少のクラスをちょっと申し述べます。 石井幼稚園で3クラスです。浦庄では1クラスになります。高原幼でも1クラスです。高川原幼でも2クラスです。藍畑幼がちょっとふえて2クラスになっております。 以上の人員で配置したいと思っております。 ○議長(山口性治君) 山西国朗君。 ◆1番(山西国朗君) ご答弁ありがとうございました。 続きまして、これ村山教育長がもう以前から力を入れて取り組んでいらっしゃっておるかと思いますが、巡回体育指導についてお尋ねをいたします。 現在、体育の教員の免許を持った若い先生が、小学校や幼稚園、そして保育所も最近行かれてるようにお聞きをしておりますが、そういった形で専門の先生を町内の学校に派遣をして子供たちと一緒にスポーツを楽しむ、運動を楽しむというような取り組みかと思います。これについて、新年度どういう体制で、人員で続けていかれるのか、ご説明をいただきたいと思います。 ○議長(山口性治君) 教育長。 ◎教育長(村山一行君) ただいまのご質問の巡回体育指導ですけれども、本年度で巡回体育指導が3年間が終わります。これは、国の補助金をもらっての事業でございました。毎年、幼稚園と小学校に出向いていって体育の授業をするわけなんですけれども、年間大体600時間ぐらい毎年実施をしております。これの成果については、それぞれの学校、そしてまた子供たち、そして保護者に非常に好評で成果を上げたと、そういうふうに思っております。本年国の予算が切れますので、町長と相談して1名についてはこのたびの当初予算に上げて来年度から雇用して継続すると、そういうふうな計画をしております。 それから、当初予算にはないんですけれども、巡回体育指導については、文部省の別の予算で現在500万円程度の予算を文部省のほうに要求をしております。恐らく、3月末か4月はじめにその予算がつくと思いますので、これについては指導員1名と、それとそれに付随する指導者1名、2名の予算が計画しておりますので、この予算がつきますと、ことしと同じように2名の指導員が幼稚園、小学校に行って体育の巡回指導ができると、そういうことになっておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(山口性治君) 山西国朗君。 ◆1番(山西国朗君) ありがとうございます。 子供たちの教育の問題については、もう既にご承知のとおり、1年や2年で効果が出るわけではなくて、やはり中・長期的な長いスパンで継続的にやっていくことこそ効果が出たり意味が出てきたりするものかと思いますんで、このあたりは3年間、今取り組んでこられたこの巡回体育指導でありますから、今後も引き続いて充実した体育指導がなされることをお祈りをいたします。 続いてですが、たびたびくどいようで申しわけございません。認定こども園についてお尋ねをいたします。もう町長にも担当課長にもこの間いろいろとご相談を申し上げたり、またこの場で議論をさせていただいております。本当にたびたびで恐縮でございますが、あえてもう一度聞かせていただきたいことがございますので、ご答弁をよろしくお願いいたします。 昨日の私の一般質問の中で、町長は私にも私案があるというようなお話をいただきました。その私案、教えていただけないでしょうか。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 山西議員さん、これから町民の方あるいは一般住民の方にも、やっぱり幅広く統合ということを考えてますので、参加をいただいてご意見を聞く必要があると思いますね。その中で、いろいろなご意見の中で、最終的にどういうふうにしていったらいいか、どこで落ちつくのか、どういうことをしていたら町民の方はあるいは保護者の方は納得をいただけるのか、そういう中で出していきたいと思いますので、最初からぱっと出してちょっと難しいと思いますので、ご意見の中でいろいろ考えて一緒に行きませんか。 ○議長(山口性治君) 山西国朗君。 ◆1番(山西国朗君) ちょっと少し踏み込んだ質問になってしまいまして申しわけございませんが、いろいろと町長もいろんな案をお考えになっていることかと思いますが、その私案と申しますか腹案、期待してよろしいですか。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) そうですね、私の私案というよりはやっぱり保護者の方から、山西議員さんもあるご提案いただきましたですね、そういうご提案の中で、十分皆さん方と議論をしていきたいと思います。 ○議長(山口性治君) 山西国朗君。 ◆1番(山西国朗君) ありがとうございます。 ぜひ、期待をしておりますので、これからはやはり住民の方、とりわけ保護者の方、そして町長部局あるいはこれからは教育委員会も絡んでこようかと思います。いろんなご意見をお互い出し合って、一番いい方向へと導いてくださるように格段のご配慮をいただきたいというふうに、改めてお願いをしておきます。 やはり、しっかりと議論ができる、意見を出し合えるような環境をまずはつくらないといけないと思います。今、過去3回の説明会、私もお邪魔させていただきましたが、保護者の方々からいろんなご不安の声、ご不満、いろいろいろんなご意見をいただいておるかというふうに思います。 やっぱり、まずは信頼関係を構築するという意味で、きのうある方から私夜電話かかってきまして、ちょっとこれだけ聞いてほしいということで言われたことがあります。それは、保護者の説明会の中でもあるお母さんがおっしゃったことでありますし、私もよく耳にするんでありますが、民間のこども園とおっしゃるが、既に特定の業者と話ができとんかという質問がありました。私は、いやまさかそれはないと思いますということでお答えをさせていただきました。そういうことは、まだ業者選定は入っておらないということなのでそういう話はないと思いますが、一部そういううわさが充満しているというのは事実かと思います。私はぜひ町長に、今そのことはないという意味で、完全否定してしていただいたほうが、これから踏み込んだ議論ができるんではないかというふうに思いますが、その点いかがでしょうか。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) これは、山西議員さん、完全否定をできません。例えば、あらゆる事業をする場合に、決定じゃ何じゃないんですよ。こういうことを石井町は考えとんですがどうですかっというご意見は、確かに聞いてます。それは保護者の説明会の中で、この間町長室に来られたとき、私2時間お話ししましたね。その中で、名前も上がりました。確かに、石井町でそういう意欲のある方について、石井町がこういう考えがあるからどうですか、おたくやったらどないに思いますかというご意見を私は聞いてます。ご意見聞いたからその人に委託する、そういうことはもう全然ございませんね。きちっとした公募、これは私全国公募って言うてますのでね。全国には、徳島県じゃなしに物すごいろいろすごい民間の学園ございますので、そういうことを含めてきちっと皆さん方にお知らせをしますので、2社の方に聞いているんですけど、聞いたからその人に内定しとるとか、そういうことはもう一切ありませんので、ご安心してください。 ○議長(山口性治君) 山西国朗君。 ◆1番(山西国朗君) ありがとうございます。 2社の業者の方にはそういったお話はしておると。だけども、また今の段階で深い話まではいってないという理解をいたしました。ぜひ、そのことは町民の皆さん方も十分に理解をいただいたほうがいいのかなというふうに思います。 さて、当初予算の内容に入っていきますが、この一般質問で、小林議員や山根議員のご質問の中でのご答弁の中で、これから引き続いて保護者説明会等々は積極的に行っていきたいというふうに、町長も、それから担当課長もご答弁をいただいております。しかし、予算を見てみますと、一般会計予算で4万1,000円しか計上されておりません。これ、ちょっとこれから各地で説明会をしていって、恐らく資料等々も出すこともあるかと思います。この辺も含めて、少し予算が少な過ぎないかなあというふうに私は感じておりますが、町長その点いかがでしょうか。 ○議長(山口性治君) すくすく子育て課長。 ◎すくすく子育て課長(五反地由紀子君) お答えいたします。 24年度当初予算といたしまして、幼・保一元化推進事業として、説明会資料印刷製本費として4万1,000円計上しております。議員さんおっしゃったように、少し少ないかなという印象があるかと思いますが、丁寧に説明会を実施していくためには、ちょっと不十分であったかなあという思いはございます。説明責任を果たすためにも、保護者の方にわかりやすいパンフレットづくりを努めていきたいと考えております。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) そんなんは心配せんといてください。お茶と印刷代でございますので、何回もする中で、どうしても足らなんだらまた補正なり流用なりで対応していきたいと思います。 ○議長(山口性治君) 山西国朗君。 ◆1番(山西国朗君) 今、五反地課長からもお話しありました。私、これ過去3回の保護者説明会でお配りをされておった資料はこれであります。これ実はパワーポイントをそのまま印刷した分で、これ、これだけ読んでもこれなかなかこれで理解をしてくださいといってもこの資料ではちょっと理解しにくいと思いますので、もう少し、ぱっと見てよくわかる、そして町の方針もよくわかる、そういう資料をおつくりになられたほうがいいのかなあというふうに、私はそう思っております。その辺はまた今後担当課長等々でご相談をしていただいて、本当に町民の皆様方にしっかりと説明ができるような体制を整えてもらいたいというふうに思います。 きのうの一般質疑の中で山根議員もおっしゃった、私もちょっと申したんですが、今後もしかしたら、場合によってはアンケートを実施する可能性もあるかなあと。きのうは、検討するというふうにおっしゃっていらっしゃいました。このアンケート代は、これ計上する予定ありませんか。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 資料のほうはもう既に政策課のほうで、黒川課長と子育てのほうで、もう少し本当、山西議員さんおっしゃるように、総合認定こども園というんは何ですか、何しに石井町がこういうことをするんですか、いいことと悪いこと。ほれで、今までの会合では、本当に反対の人ばっかりのご意見がありますが、今私申しましたように、90人もの石井町で人が、民間のほうで幼稚園に通われている、そういう賛成の意見の方もいただいて取り入れていきたいと思いますが、アンケートについては、もう少し、もう一度アンケートをとる必要性が起こった場合には、当然それはとらせていただきますけど、もう少し考えさせてください。 ○議長(山口性治君) 山西国朗君。 ◆1番(山西国朗君) 前向きなご答弁ありがとうございました。 いろいろと今後進捗状況を見ながら、いろんな方のご意見も伺いながら、ぜひ検討を引き続きしていただきたいと思いますし、もしアンケートをとったり、資料代にいっぱいお金がかかるようだったらまた補正で組んでいただきたいというふうに思います。そのことを切にお願いをいたしまして、私の議案審議を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(山口性治君) 本日はこれで散会いたします。            午後4時27分 散会...