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03月12日-02号
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  • 欠席議員(/)
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  1. 石井町議会 2012-03-12
    03月12日-02号


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    平成24年 3月定例会       平成24年3月石井町議会定例会会議録(第2号) 1. 招集年月日  平成24年3月12日(月曜日) 2. 招集場所   石井町役場議場 3. 開議     3月12日午前10時00分宣告 4. 応招議員      1  番     山 西  国 朗      2  番     小 林  智 仁      3  番     永 岡  栄 治      4  番     仁 木    孝      5  番     久 米  伸 一      6  番     白 川  光 夫      7  番     谷 脇  孝 子      8  番     後 藤  忠 雄      9  番     近 藤  忠 夫     10  番     山 根  由美子     11  番     川 端  義 明     12  番     山 口  性 治     13  番     藤 田  高 明     14  番     梶 野  利 男 5. 不応招議員   な    し 6. 出席議員   出席議員は応招議員と同じである。 7. 欠席議員   な    し 8. 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   町長             河  野  俊  明   参事             坂  東  範  昭   総務課長           中  村     聡   財政課長           田  野  芳  博   企画政策課長         黒  川     浩   税務課長           吉  浦  理  史   いきいき産経課長       田  中  達  也   建設課長           遠  藤  光  宏   福祉生活課長         薮  本     前   長寿社会課長         岩  佐  伸 一 郎   すくすく子育て課長      五 反 地  由 紀 子   保健センター所長       阿  部  義  明   清掃センター所長       瀬  部  泰  博   水道課長           水  口     満   教育長            村  山  一  行   教育委員長          河  野  英  俊   教育次長           遠  藤  美  信   社会教育課長         中  村     淳   監査委員           福  本     慶 9. 職務のため会議に出席した者の職氏名   議会事務局長         廣  野     勝   係長             坂  本  亜  紀10. 会議録署名議員      9  番     近 藤  忠 夫     10  番     山 根  由美子11. 議事日程   日程第1 一般質問            午前10時00分 開議 ○議長(山口性治君) ただいまの出席議員は14名であります。定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 一般質問 ○議長(山口性治君) 日程第1、一般質問を行います。 通告が参っておりますので、順次指名いたします。7番谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) おはようございます。谷脇でございます。 きのうで東日本大震災から1年になりました。今なお3,155人の行方不明の方がおられます。家族の方のことを思うと胸が痛みます。一日も早い救出と復興を願っております。 今いろんな意味で日本国内が混乱していると思うんですが、大阪の橋下市長はいろいろと改革をされております。また、多くの国民に支持され、賛同を得ております。大阪の橋下市長は維新八策についていろいろと掲げておられますが、町長は町政にこのようなことを取り入れられていくのか、一つずつ質問をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 まず最初に、統治機構の見直しでございます。その中には、いろいろと取り上げておられますが、道州制など、また首相公選制、参議院議員の改革、また復興大臣は被災地の首長である、代表者である人に任せておれば今の民主党のように対応がおくれるということはなかったと思っております。このことについて、坂東参事さん、町長、どのようにお考えでしょうか。よろしくお願いいたします。 ○議長(山口性治君) 坂東参事。 ◎参事(坂東範昭君) お答えをいたします。 まず、統治機構ということで、まずはじめに道州制についてということで、私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。 今、全国を10前後の広域自治体とするというふうな構想もございます。メリット、デメリット等いろいろございますけれども、メリットといたしましては、広域自治体として市町村が合併をいたしまして、自立可能な自治体という形で広域に、福祉でありますとか消防、それから交通網の整備、教育、文化、公共事業等、住民が一体となっての地域主権型の行政を行えると。また、デメリットといたしましては、市町村の自立の意義が問われるという形で、小さな自治体が切り捨てられる可能性もあるというふうな状況でございます。どちらにしても、今多くのメリット、デメリットで議論が深まっております。 地方交付税の廃止という形もございます。地方公共団体にとりましては地方交付税に頼っているというふうな状況がございますけれども、その交付税が廃止というふうな状況になるということに関しましては、やはり道州制といたしまして広域行政をするという観点から、それも進める一つでなかろうかなというふうに考えております。今言いましたように、いろんな議論が深まっておりますので、それを見守っていきたいというふうに考えております。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 今、日本は橋下市長を中心に動いてるようでございますが、谷脇議員さんにはいいご質問をいただきましてありがとうございます。 私も船中八策についていろいろ勉強しておりますが、まあ何とこの船中八策から維新八策、いろいろ調べてみましたらおもしろいですね。坂本龍馬が慶応3年6月、長崎から上洛する途中に船中で新しい政治の方針をまとめた。そういうことで、それに龍馬さんの名前を借って維新八策。石井町は私が所信表明で石井八策というのを皆さん方にご提示をしておりますが、まず1番の谷脇議員さんの質問の中で、統治機構のつくり直しということでは幅広い10ぐらいのいろいろな問題が上がっておりますが、例えば今の昨年の被災の大震災の中でいまだに復興が進まない中で、復興大臣などは被災地の首長さんに任せたらどうですかという案を言ってますね。これは本当に、非常にそのとおりですね。例えば谷脇議員さん思い出してくださいね。全国から義援金が物すごいお金で何十億円って集まってますが、被災地の方に幾ら渡ってるんですか。その渡るまでに時間がどのぐらいかかってるんですか。これを全部例えば被災地の方に一括して受け入れをしたら、本当に被災地の方はいち早くそういうお金を有効活用できると思ってますね。こういうのは非常に賛成するところでございます。 あるいは、地方交付税の廃止というのもこれこの中に入っておりますが、これは国の制度の中で税金は国へ一回納めて、それから県なり、あるいは市町村にずっと配布される。ほれを橋下市長さんはこういうことおっしゃってるんですね。各地方に直接もう納めたらいいじゃないですか。そしたら上手に使える。しかし、これはちょっと飛躍し過ぎで、国は国の国際的ないろいろな取引の援助とかそういうのがあります。だから、これは今のままでいいだろうと思いますが、例えばあとは大阪都構想とか道州制、首相公選制、参議院の廃止、ここまでいったらちょっと行き過ぎじゃないですかね。道州制というのは、これは私やは一貫して反対をしてます。何しに日本全国をそういうふうに大きい州にまとめるんですか。それだったら、はっきり言ったらこういうことですね。橋下市長は大阪府が要らない、大阪市が要らない、そういうことを統合しませんかということを言ってますが、本当だったら大阪府のほうが要らないんです。大阪市のほうに権限を持たせていただいて、市のほうに全部税収を持っていく。そしたら、大阪市あるいは石井町にしてもいろいろな行事がたくさんできます。そういうことで、ちょっとこれは異論があるところでございますが、首相公選制というのはアメリカの大統領みたいに各地域で予備選挙を行って投票ということなんですが、これも一つにはちょっと危ういところがあります。例えば一人のスターが出てくる。その人は本当に政治にたけてる人か、国民のことを考えてるのか。ただ有名なだけで、スターだから、人気だけで選ぶ、こういうとこもちょっと危ないところでございます。 参議院の廃止とかそういう問題につきましては、これから議論をしていかないかない問題と思いますが、本当に参議院の議員さんも参議院が必要でないと言われないように頑張ってもらわにゃいかんですね。今の時点では本当に橋下市長がおっしゃるように参議院なくても何の仕事しようかわからん、そういうことも感じるところでございます。 ○議長(山口性治君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 次に、2番目に取り上げております財政、行政改革についてお尋ねいたします。 いろいろと項目はございますが、その中で国会議員の定数削減、また歳費の削減等を取り上げております。石井町の担当課長の田野財政課長にお尋ねいたします。今石井町で、こういう面で改革するようなことがございましたら、課長の考えをお聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(山口性治君) 財政課長。 ◎財政課長(田野芳博君) 今、国、地方におきまして、財政はとても厳しい状況でございます。国におきましては、国会議員がみずからいろいろな削減に努めというようなことが議題になっておりますが、本町に置きかえて考えてみますと、石井町議会議員の定数につきましては、開会日に参事からのほうからの予算の説明でもあったかと思いますが、昨年の改選時に定数が16名から14名に改正されております。議員報酬が、新年度の当初予算でございますが、前年比で735万6,000円、職員手当等期末勤勉手当を考えてみますと211万7,000円というようなことで、合計で943万7,000円、約1,000万円弱の減額につながっております。また、平成15年8月の改選時には定数が20名から16名に削減されておりますので、それ以降考えてみますと6名の削減というようなことで、大きく歳費の減額につながっていると考えております。また、職員につきましても、集中改革プランに基づきまして、定員管理の適正化による人件費の削減を行っております。以上でございます。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 今、田野課長から説明がありましたが、町会議員さんの議員の定数を削減して経費がどれだけ減ったからいいという、そういう問題じゃないんですよ。14人の町会議員さんが本当に町会議員の仕事をしてるかということが問題なんです。そうじゃないですか。各地区で文化祭とかいろいろな行事が行われてる、この前も言いましたが、それに全然顔を見せない議員さんがたくさんおいでになる。特に野党の議員さん中では多い。ミニ集会しても、顔も出さない。地域の人の要望聞かないで、そういう会に出席しないで、何の議員さんですか。14人も要らんですよ、こんな議員さんだったら。給料泥棒じゃないですか。そういう議員さんは要らない。議員の質の問題なんです。10人でも、12人でも、14人でも、その議員さんがその地域のことを一生懸命意見を聞いて。例えばそうでしょう、ずっと自分の受け持ちの、谷脇議員さん、道路ずっと回ったら、こんな悪いところがある、こんなとこある、谷脇議員さん、こんなん直してくださいって谷脇さんからたくさんの要望いただきます。私たちはそれを見に行て、やらないかんとこはしていくんです。それが本当の町会議員さんじゃないですか。そういうことを全然しない議員さんがおる。それだったらそんな議員さん給料泥棒じゃないですか。 それと、政党交付金の削減というお話がありましたけど、これは本当にふざけた話です。前は企業献金がたくさんなことが行われて、それが癒着につながるということで、そういうことを廃止しませんか、そのかわり個人献金でよろしいですよ、そのかわりに政党交付金を出しましょう、340億円近いお金を国民の税金で払ってるんですね。じゃあ、そのほかにも企業からもいまだに少額の献金を何口にも分けていただいてる。政治資金パーティーというんは年がら年じゅう、1万円あるいは2万円、高いとこだったら3万円のパーティーをやる。こんなことをやるんだったら、国民の税金使って何しに政党交付金が要るんですか。こういうのを今の民主党は改革はできない。だからだめなんですよ。こういう時期ですから、政党交付金全部返上して被災地に使うぐらいのことを考えなんだら国会議員さんはあかんのじゃないですか。こういう声がどこまで届くかわかりませんけど、本当に地方が一生懸命やってる努力に対して国会議員は努力が少ない、そのように感じております。 ○議長(山口性治君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 次に3番目に、公務員制度改革についてお尋ねいたします。 給与の見直しや組合活動について大幅な改革を宣言されております。石井町はどうでしょうか。総務課長、よろしくお願いいたします。 ○議長(山口性治君) 総務課長。 ◎総務課長(中村聡君) お答えをいたします。 給与の見直しということですけども、石井町では河野町長のもと、財政再建を目指し、職員数の削減などのさまざまな改革に取り組んできました。年功序列ではない、職員の実績、能力に応じた昇任を行ってきました。これらの改革には職員組合の協力も必要です。また、町職員は、石井町の発展、町民の生活や安全の向上のため、日々職務に励んでおります。現在のところ、大幅な給与の見直し、職員組合との関係の変更などは考えておりません。 ○議長(山口性治君) 谷脇孝子君。
    ◆7番(谷脇孝子君) 同じ問題ですけど、坂東参事さんと町長のお答えもよろしくお願いいたします。 ○議長(山口性治君) 参事。 ◎参事(坂東範昭君) 今総務課長がお答えしましたように、行政改革また人員削減という形で、石井町が一体となって、組合と一体となって削減等を進めてきたということでございます。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) これは大きな問題がありまして、石井町役場も公務員というのは身分保障されております。ですから、まあ長年おったら仕事をしなくても給料は上がっていく、いつか課長になれるだろう、そういうのが今までの公務員制度なんですね。それを橋下市長は大々的に改革するということで、おもしろい記事が出ておりましたですね。大阪市長に橋下市長が就任されてから退職数、希望者が約650人、定年退職と合わすと1,300人の人が今年度にやめる予定。私はこの間、石井町の職員にこういうことを言いました。仕事をしなくて、ただ同じように年をとっていたら給料が上がる、いつの間にやら課長補佐になって課長になる、そういうことを望んでるんだったら早いうちにやめてください。本当に自分たちが石井町民のことを考えて行動するんだったら、必然的に給料も上がるし役職も上がっていきます。これは私、大阪橋下市長に非常に大賛成することがありまして、公務員は今までと認識を変えていかなければちょっと甘過ぎるんじゃないですか。どうですか、谷脇議員さん。 ○議長(山口性治君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 橋下市長が掲げております維新八策の中の4番目について、教育改革でございます。教育委員制度の廃止を含む抜本的な改革、また首長に権限と責任を持たせるということでございます。今度新しく教育委員長になられました河野さん、また教育長の村山教育長にお答えをお願いいたします。 ○議長(山口性治君) 教育長。 ◎教育長(村山一行君) お答えする前に、私、12月26日に教育長に就任しました。一生懸命務めようと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。 ただいま谷脇議員のご質問の教育委員制度についてでございますけれども、文部省は地方教育行政法で教育には中立性や安定性が求められると、首長から独立した機関の教育委員が教育事務の大部分を担うと、そういうふうな見解でございます。やはりそういうふうな見解の中で首長が教育委員制度の廃止とか、あるいはそういうふうな求めにと思っておりますが、現在は大阪府、大阪市での改革であると、そういうふうに理解をしております。大阪府議会、大阪市議会の状況等を見守りたいと思いますけれども、今答弁したように学校教育法という法律で教育委員制度というのが守られておりますので、現在のところは教育委員会制度の改廃については現状のままと、そういうふうに理解をしております。よろしくお願いします。 ○議長(山口性治君) 教育委員長。 ◎教育委員長(河野英俊君) 教育委員会制度ができまして、この前も申し上げましたように、半世紀以上たちました。それで、そのたびに数度の教育委員会制度が改革されたのですが、その改革に応じたような行政運営が一部まだできてないと、そういうふうなことで特に首長さんのほうから、例えば前志木市の穂坂市長さんなんかはいわゆる教育委員会制度を必置でなしに希望で選択制とか、あるいはなくすとか、そういうふうな意見がありました。1月の朝日新聞にも首長さんのアンケートが載っておりました。文科省も、1月16日の教育新聞には、教育委員会制度の改革というふうなことで、手をつけるというふうなことが報道されておりました。私たちの立場としましては、現状の法律で最善を尽くすと、こういうふうなことが私たちの務めだと思っております。したがって、20年の改革に掲げられました教育委員会制度を忠実に、住民本位の行政運営ができると、そういうふうなことに努めていきたいと、このように考えております。以上です。 ○議長(山口性治君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 次に、5番目の社会保障制度についてお尋ねいたします。 項目はこの中にもいろいろございますが、その中で2点お尋ねいたします。 就労義務の徹底など、またベーシックインカム最低生活保障制度の検討について、これを石井町に取り入れた場合、財政はどうでしょうか、やっていけると思いますか。担当課長の田野課長が感じたことで結構ですので、お答えをお願いいたします。 ○議長(山口性治君) 財政課長。 ◎財政課長(田野芳博君) ベーシックインカム最低生活保障制度の検討というようなことで、月額7万円ですか、そういうような話でなかったかと思いますが、年金制度とか、ほれから生活保護制度とかにも関連してまいると思います。一概にその7万円でどうこうやというようなことはちょっと私のほうからお答えしがたい案件でございます。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 田野課長はなかなかおとなしい方でございますので、お答えしないというので私がお答えをさせていただきますが、今石井町の生活保護を受けられている方、どのぐらいの方がおいでになって、どのぐらい毎月支払いをしているかということでございますけど、そういう中で、それに加えてベーシックインカムなどを導入した場合に、これは財政的にもちません。本当に生活保護が必要な人だったら、それは国が面倒見るんは当たり前なんですよ。しかし、谷脇議員さん、一回役場へ来てみてください。若い人、この人まだまだ元気で仕事できるんでないで、そういう人が生活保護をもらってるんです。じゃあ、その一部の人ですよ、もらって何をするか。朝早くから役場へ来て、それでもらってすぐパチンコ屋があくん待ってパチンコ行く、働く能力があるのに働かない、そういう人にまで今生活保護というのを出してます。約2,000万円ぐらい払ってますけどね。ほれが石井町が関与できるもんだったら、例えば前からお話をしてますけど、ボランティアなんかをしていただいて、その上に生活保護をある程度支給する、これが当たり前ですけどね。このベーシックインカムとかそういうことについては、これはどこに財政があるんですかということを橋下市長に私は聞きたいですね。 それとその中で、社会保障制度の中で保険料の強制徴収とかありますけど、こういうのは無理です。一回橋下市長さんも、例えば税金の滞納者に対して1件でも2件でも回っていただいたらわかります。何回もお話ししてますけど、豪勢な生活して大きな家がある、車も何台もある、いい犬を飼ってる、そういうとこが税金を払わないのは悪質なんですよ。だけど、本当に生活が苦しくて払えない方というのがたくさんおいでになるということがわかってない。そういう人に対して保険料を強制に徴収したらどのようになりますか。やっぱりもう少し地に着いた政策が必要なんですね。40人の例えば橋下さんにはブレーンがおるって聞いてますけど、40人のお金だれが払うんでしょうね。例えば堺屋太一さんとか有名、著名人ばっかりですよ。そういう人がいろいろな政策をつくる、それを橋下市長が取り上げて、私の政策ですって言って発表してるのがこの維新八策なんですね。感動するとこも非常にたくさんありますけど、こういうふうにちょっと生活程度の低い方、苦しんでる方のことを考えた政策も必要でなかろうかと感じとるところでございます。 ○議長(山口性治君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 次に、経済政策、雇用政策、税制についてお尋ねいたします。 まず、TPPについて、いきいき産経課長、どのようにお考えでしょうか、お答えをお願いいたします。 ○議長(山口性治君) いきいき産経課長。 ◎いきいき産経課長(田中達也君) おはようございます。 ご質問のTPPでございますが、環太平洋パートナーシップということで、昨年の3月の議会でも町長ちょっと答弁しておりますが、この維新八策の中の経済政策ということで、マーケットの拡大、自由貿易の拡大ということでTPPとFTAの推進方針が書かれております。この中で、産業淘汰を邪魔をしないということで、産業の過度な保護は禁物ということがあり、1次産業に対する十分な保護、補償が見込めないと思われております。この分につきまして、私見ではございますが、農業者の保護なしに自由化は避けるべきだと私は思っております。 ○議長(山口性治君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 今課長のほうからもお話が出ましたが、FTAとか自由貿易の拡大、また外国人の人材の活用等、今石井町も少しずつですが人口が減っております。今石井町に外国人が何人おられるかということで、ちょっと調べていただきました。131人、石井町ではおられるそうです。フィリピンの人が34名、一番多い中国の人が78名だそうです。これから先、石井町としてもそういう外国人の人の活用をどのようにしていかれるおつもりでしょうか。町長、坂東参事さんのお答えをお願いいたします。 ○議長(山口性治君) 参事。 ◎参事(坂東範昭君) お答えをいたします。 外国人の雇用ということでございますけれども、今世界全体、また日本の国の中でも非常に厳しい経済状況に追い込まれているというのが状況でなかろうかなと思います。企業も業績が悪化もしておりますし、それこそ新規大卒者の就職も厳しいというふうな状況に追い込まれております。そういう中におきまして、外国人の就労ということも含めましてでございますけれども、石井町にも131人の方の外国人がおいでるということで、石井町の企業にもそういう形で外国の方が石井町の企業に就労しているということでございますけれども、そういうことも含めまして、厳しい状況下に置かれておりますけれども、より多くの人が就労につけるように、またそれと並行しまして若い方の就労ということも考えていかなければならないというふうに考えております。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 外国人の人材の活用ということでございますが、安い労働力を求めて石井町でも、たくさんのって言うたら何なんですが、ある程度の企業の方が募集をされて、あるいは雇用されておりますね。例えば一例でございますけど、岡萬さんとかイシイフーズさん、あるいは縫製工場がありますね。そういうとこにつきましてはたくさんの外国人の労働者が石井町で働いております。これは政策上どうしてもやむを得ないところがありまして、なかなか安い労働力の確保が徳島県あるいは石井町、あるいは日本全国でしにくい。あるいは、人口が減少する中で、これは中村博彦先生がいつも言ってますけど、日本の労働力は外国の安い労働者を確保して労働力の確保をしなければ全部製造業というのが国外出ていくと、そういうことで税金はもう全部よそへ持っていかれるんじゃないかということを提唱されておりますが、石井町でもそういう人の交流を、やっぱり異国から入ってこられるわけですから、できるだけ受け入れをしていただいて、その地域になじんで、一つの生産労働者として働けるようにするというのは、これは大賛成でございます。 ○議長(山口性治君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 次の7番、8番については町長にお答えをお願いいたします。 外交、防衛について、日米同盟を基軸にして、それに加えてオーストラリアとの強化とあります。また、憲法改正について、96条を3分の2から2分の1に緩和する。直接これは石井町には関係はないんですけれども、町長はこの2点に関してどのようなお考えを持っておられるかお聞かせ願えたらと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 維新八策の中で、これは国民、町民挙げて皆さん方が一生懸命勉強するいい機会を私は与えてくださったんじゃないかと思っております。特に外交、防衛なんかにつきましては、橋下市長なんかだったら自主独立の軍隊を持つ、そういうことをおっしゃってますが、それが憲法で許されるのか、本当にそれを持つ必要があるのかどうかというとこはちょっと疑問でございますね。 あるいは、憲法改正を3分の2から2分の1にするということでございますが、何をこの橋下市長は改正したいんでしょうかね。憲法改正するというのは、やっぱり重要な国の大きな決め事でございますから、過半数とれたから、じゃあこれも改正する、これも改正する、これはちょっと早急じゃないかというふうに考えておるところでございます。 ○議長(山口性治君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 以上8点を総括いたしまして、石井町の河野町長は大阪の橋下市長に負けないくらいの改革をしてくださっております。就任以来5年近くになりますが、債費、負債、40億円以上削減をしてくださいました。大阪の橋下市長が掲げております維新八策について、石井町に取り入れるようなことがございましたら、また先日の町長の所信表明で石井八策ということもお聞かせくださいました。町民は河野町長に大変期待をいたしております。これ大阪のことを石井町政にどのように取り入れていかれるか、町民の方が多くの方が有線も見ておられます。どうか町長のお考えをお聞かせ願えたらと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 谷脇議員さん、こういうことにしていただきたいと思うんですが、今の維新八策についてはいろいろな1番から8つのご質問いただきまして、それぞれの担当課も私もお答えをさせていただきました。大阪の橋下市長について少し私の感ずるところがありますので、述べさせていただきます。 有名人ですから、いろいろなことについて幅広く取り上げられておりますね。谷脇議員さんもおっしゃってるように、私の政策というのは大阪の橋下市長よりもっと石井町民のことを考えて地道な政策をやっております。しかし、向こうは有名人で男前じゃ、私はある程度ロートルでございますので、それ以上のことしても取り上げられることが少ない。確かに共感することはたくさんありますね。しかし、橋下市長は大阪の市長なんですよ。今の政策全体を見ますと、国会議員が決めるような政策のこと言ってるんですね。じゃあ、大阪市はどんなんですか。例えば橋下さんは200%私は出ませんと言うた大阪知事に出ましたですね。改革の半ばでやめてしもた。それで、86億円もかけてWTC、大阪トレーディングセンターというんですか、市の持ってるのを議会の反対を押し切って買ったんですよ。あしこはこの間の大震災でどないなりましたか。天井はおってきて、液状化でひびが入って、到底使えないビルを買った。そういう責任はだれがとるんですか。マスコミはそういうことは一つもたたきませんねえ。橋下市長が国会へ行ったらばあっとついていて、自民党も民主党もみんな右へ倣えで、橋下さんの政策はいいことじゃ。本当にいいことですか。例えば小学生のある程度勉強についてこれない方は留年をさす。そんなことできますか。ついてこれない方はそれなりの教育をしていたらいいんじゃないですか。みんないろいろありますよ。すぐれた人もおる、中間の人もおる。だけど、そのついてこれない人が勉強はほなついてこれなくてもスポーツのほうはすぐれてるとか。だから、そういう理由だけで留年をさす。あるいは、例えば公務員のメールを全部閲覧する。だれそれが選挙応援した、そんなこと言うたって仕方ないでしょう。私19年の選挙応援したときに、石井町のほな議員さん全部、前の町長ですよ、それから石井町の組合の人も、何人かの人が一緒にお酒ごちそうなったり、徳島のスナック行ったりして、そんなん全部聞いてますよ。ほんなことを当選してから、だれが応援した、こういうことを使うたやというて、ほんなん調べてどなんするんですか。そういうことをしないようにしましょうと言うたらそれでいいんです。メールまで調べて、そういうのはちょっとやり過ぎじゃないですか。マスコミがこれは悪い。いかにも大阪の橋下さんでなければ日本全体が変わらないようなこと、全部が持ち上げる。これの恐ろしさは、谷脇議員さん、一つあります。何かで一つつまずいたら、もうマスコミは全部こぞってたたきます。今は持ち上げて一生懸命、ああ、橋下さんの言うことはいいことじゃ、そういうことを言ってますけど、今の八策にしてもどうですか。一つずつほんまに考えていたら、いろいろ問題がたくさんありますね。いろいろな政策の中で石井町が取り入れるものについては勉強させていただきたいと思います。 ○議長(山口性治君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) ありがとうございました。 次に、ごみ収集問題についてお尋ねいたします。 昨年の3月、ごみの収集が1社から3社に入札されました。しかし、1年延期になりました。町長の所信表明でも聞かせていただきましたが、改めてお尋ねいたします。 ことしはごみの入札はどのようになっていますか。まずは清掃センター所長、お願いいたします。 ○議長(山口性治君) 清掃センター所長。 ◎清掃センター所長(瀬部泰博君) お答えをいたします。 昨年、阿波クリーンに対し契約解除の手続をいたしましたが、阿波クリーン側から地位保全の申し立てがあり、高松高裁で阿波クリーン側の約600万円の減額するということで和解いたしました。阿波クリーンの契約がことしの3月31日で切れますので、ことしの1月に準備入札を行いまして、新しい業者と契約する準備ができております。以上です。 ○議長(山口性治君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) なぜ4社で入札したのでしょうか。また、阿波クリーンが入っていないのは何か理由などがありましたらお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(山口性治君) 清掃センター所長。 ◎清掃センター所長(瀬部泰博君) お答えいたします。 入札業者の最終決定権者は町長でございますので、この件につきましては町長にお答え願いたいと思います。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) どうして阿波クリーンを指名にはめなかったかということでございますが、どうしてこういう会社を指名にはめるんですか。これが一番の問題です。特に若い町会議員の方にはぜひこれは聞いといてほしい問題でございます。 石井町のごみの仕事を総合して請け負うために、藤建設や高力次良さんがつくった会社と思われます。藤建設の後藤社長と前の坂東忠之町長は親類です。高力次良さんは阿波クリーンの社長でございましたが、その人と岩佐透さんは親類です。親類の人が寄って会社をつくって、それで石井町の仕事を高い銭で請負をして、こういうこと許されますか。私は町長になって、自分の親類もたくさんおりますけど、一切こういう関与はしておりません。ところが、今まではそういうことが平気で行われておった。阿波クリーンのこの委託したという金額もおかしいですね。じゃあ、もし、谷脇議員さん、私が町長になってなかったらどなんなってると思いますか。いまだに阿波クリーンが年間2,000万円高いお金で請負をして、この広い石井町を1社で独占してるんですよ。そういうことが何しにでけたんですか、今までは。議員さん何しよったんですか、本当に。町長の親類の人が寄り、あるいは石井町の参事とかそういう人が寄ってたかって会社をつくって、ほいで年間2,000万円も高い暴利を得る。これ5年契約このまま続いとったら1億円石井町は損してるんですよ。それで、この阿波クリーンというのは、事務所というのは不法建築です。これも石井町のその当時の担当課、町長及び参事というのは見過ごし。じゃあ、町長の親類やから、家建たんとこへ建てても見過ごしですか。よく、小林議員さん、本当にこういうことが行われとったんが石井町です。こういう業者をどうしてはめるんですか。石井町はこのまま置いとったら5年間で1億円の損です。1億円のお金というんはだれのお金ですか。町民の皆さんの税金じゃないですか。こういう前の町長に関与した、あるいは前の町会議員及び前の石井町の職員、その人がつくったような会社というのは石井町は指名にはめる必要はございません。 ○議長(山口性治君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 次、質問する2点も今町長のほうからお聞きいたしました。入札したことによって以前とどのような利点があるかというか、削減がされましたかということをお尋ねしようと思うたんですけど、今お聞きいたしました。 清掃センターのごみ焼却炉はもう老朽化してると思うんですけど、所長のお考えで結構ですけど、あと何年ぐらいは使用できるとお考えでしょうか。所長、よろしくお願いいたします。 ○議長(山口性治君) 清掃センター所長。 ◎清掃センター所長(瀬部泰博君) お答えいたします。 私は専門家ではございませんのではっきりとしたことは言えませんが、もう築34年目を迎えて、いつ使用不能になってもおかしくはないと私は考えております。以上です。 ○議長(山口性治君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 町長、今年度の入札及び焼却炉のことについて、町長として今後どのような方針でいかれるのでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 石井町の清掃センターも非常に実は老朽化しておりますね。あれは最終処分場についても今閉鎖をしておりますが、清掃センターと最終処分場には物すごく多額の金額を毎年つぎ込んでおります。例えば、谷脇議員さん、最終処分場を休止してどうじゃこうじゃて、あと40%残っとんのに何しに休止したんなやて、ほんなばかな意見言ってる人がおりますけど、じゃあ続けていたらどないなるんですかということは一つも言わない。あれ23億円もお金がかかってるんですね。ほれも仕事してるのは前の町長の親類の藤建設。23億円のお金が適正なかどうかというのも疑われてるところでございますが、23億円もかけて最終処分場つくった、今6割、あと4割残ってるかって、どんどんどんどん埋めていく。そしたら、あと23億円またかけて新しい処分場つくらないかんのです。処分場を停止しても、ご存じのように水質管理で毎年4,000万円以上のお金が要ってます。清掃センターもそうです。石井町が考えるごみ行政というのは、基本的には昔はその地域から出るごみはその地域で処理をしなさい、そういうふうなことが言われておりましたが、今はもう広域でするなり民間ですばらしい施設があります。例えば今石井町は最終処分場は閉鎖して民間に委託してる。4割残ったままです。何か災害が起こったら避難場所とか、あるいは今瓦れきの置き場とか、何でも利用できるじゃないですか。そういうことに、民間で立派なものがあるのに、何しに町が高いお金を出してそういうことやるんですか。特に石井町の清掃センターというのは地元の住民たちとこういう契約書を交わしております。今回だけは認めますと。しかし、それ以後の建てかえとか新しい新築については認めませんよという合意書があるんです。それだったら今のうちに清掃センターの所長とはいろいろな打ち合わせをしてます。じゃあ、全部、可燃ごみも含めて民間に委託したらどのようになるんだろうか。その後は今の施設を残しておいて、今石井町にはこんな施設があったんですよ、もし何かの場合は使えますよということで、子供たちの見学コースにして、前山公園と一体化していく。それで、可燃ごみも含めて、あるいは不燃ごみもついて、民間の業者に委託すると。もう既に民間の業者に委託してる事例がございますので、これは瀬部所長からご報告をさせていただきます。 ○議長(山口性治君) 清掃センター所長。 ◎清掃センター所長(瀬部泰博君) お答えいたします。 2月24日付の官庁速報の中に、奈良県斑鳩町が可燃ごみの減量とごみ処理費用削減のため、老朽化が激しい町の可燃ごみ処理施設での焼却を3月末で廃止し、来年度から民間業者に委託するという記事が載っておりまして、私電話して確認しましたところ、もう準備入札をして、4月1日から民間委託するということでした。以上です。 ○議長(山口性治君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) ありがとうございました。 次に、八光海運、岩佐、坂東裁判についてお尋ねいたします。 2月24日に徳島地方裁判所で、前石井町職員、また石井町議会議員でもございました岩佐透さんと八光海運の相談役の安居さんの証人尋問がありました。私も参加させていただきました。その場に町長や参事も傍聴に参加されていましたが、感想などを聞かせていただければと思います。どうかよろしくお願いいたします。 ○議長(山口性治君) 参事。 ◎参事(坂東範昭君) お答えをいたします。 傍聴席24席に対しまして整理券を配るというふうな状況でございました。非常に住民の方の関心の高さと、それと尋問の厳しさというものを実感をいたしました。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 何ていいますか、谷脇議員さんはどなに感じたかわかりませんが、何か哀れですね。もううそで固めてるっていいますかね。昨年に2カ月捕まって、それでいろいろな供述を物すごくしてるんですね。その中で、本当に自分が悪かったと、そういうことを認めてるにかかわらず、裁判の席になったら、その当時の部下が悪かった、私には責任ない。ほれが本当に私は石井町の職員さんはかわいそうです。自分が悪いことしておりながら自分は言い逃れをして、それで部下に責任を負わす。あの人は親分とか兄貴とか言われた人なんですね。そういうことでやっておきながら、自分の身を守るだけの言い逃れ、裁判長も失笑しておりましたですね。 ○議長(山口性治君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 今町長もちょっとおっしゃられましたが、私も傍聴していて、私が聞いていたのと大分違うなあということを感じました。坂東参事さん、町長さん、どのように、私もそのような矛盾をごく感じたんですけど、今の町長がお答えくださいました部分と重複するかもわかりませんが、お答えをよろしくお願いいたします。 ○議長(山口性治君) 参事。 ◎参事(坂東範昭君) お答えをいたします。 今議員ご指摘のように、私も私の聞いている内容とは食い違う部分もあるなというのは思いました。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 田野課長から、坂東参事から、何てこう優しい人なんでしょうね。中ではいろいろ話をするんですが、こういう有線が入りましたらどうしても具体的に話ができないということで、私がさせていただきますが、どうしてこういう裁判が起こったのか。特に新しい議員さんはよく聞いといてほしいんです。これが今までの石井町の本当のやり方なんですよ。だから、私は命をかけて今改革を一生懸命やってるんです。 例えば平成18年、19年にかけてオンブズマンの前川平助が、最終処分場の委託が高いというて石井町に裁判の訴訟を起こしました。そのときに、坂東さんとかその当時の岩佐透さんが考えて、八光海運とも打ち合わせして、裁判をどなんぞ取り下げささんか、このまま進んだらまずいということで、八光海運から岩佐透さんの口座に300万円の振り込みがあった。ということは、この前川平助が起こした訴訟に対して、300万円を渡して取り下げしてくださいということですね。ところが、岩佐透さんはこの300万円を全部渡さなんだ。そのうちの50万円を抜いたと聞いて八光海運は非常に怒ってましたですね。そして、この前川平助という人、一応はオンブズマンを名乗ってますね。もう石井町政はこの人に振り回されてる。私が就任した当時も、徳島新聞、四国放送、NHKを呼んで、前川平助さんが一生懸命前の町長の味方をしよった。ところが、このお金をもらったことに対して前川平助がどういうことをしてるかといいましたら、八光海運に対してこういう覚書を出してるんです。八光海運に対し、貴社が関係するすべてのことに対して一切異議を申し立てないことを誓約し、厳守、履行します。石井町浦庄大万158-1、前川平助。何ですか、この人は。訴訟を起こしといて、銭もろて、それでその後は一切異議を申し立てしませんということを、こういう誓約書を出してる。こういうのにマスコミが踊らされて、この当時は、きょうも徳新の記者が来られてますが、いかにも石井町長が、私が悪いような記事を書く。こういう裏の記事は一切書かんでしょう。オンブズマン名乗る人とはこういう人ですか。石井町が悪い、高額で委託しとんでないか、河野さん一緒にやりませんかや。私も乗せられました。確かにおかしいですねえと。こなあに何千万円も余計払うとんておかしい。ところが、裏では坂東前の町長や岩佐透や八光海運と密約ができて、お金もろて、今度は一切異議を申し立てしませんという、こういう書類を出してる。 そして、この中で一番問題なのは、この最終処分場の委託業務というのを阿波クリーンが委託してるということです。ごみの収集も委託する、最終処分場も委託する。そして、こういうことが行われてますね。岩佐透さんが今度は自分が町会議員のときに暴力団の組長を連れていって、おまんとこようけもうかっとんでないか、わしの会社に下請させだ、こういうことしてるんですよ。そいで、八光海運から岩佐透さんの会社に毎月260万円、年間3,120万円をもらっていたことが判明をしております。その中で岩佐透さんは、毎月260万円もらっても、あしこは従業員たった2人じゃ、毎月50万円から100万円余る、ほなほのお金何に使うたんですかって検事に言われたら、高力次良さんの取り分として毎月40万円を高力次良に払うた。そして、かわいい孫のために毎月10万円を貯金をした。残りは競艇や友人、知人との飲み食いに湯水のように使っていた。皆さん、忘れてはならない。新しい議員さんもぜひ知っておいてほしいというのはこういうことなんです。前の町長と参事、あるいは高力次良さん、そういうことが一緒になってこういうことが行われとんですね、小林議員さん。これは全部町民の税金ですよ。それで、その当時の町会議員さんは何も言わなんだ。おかしいんじゃない、裁判して当たり前ですよ。 平成19年10月31日から平成22年1月29日の間、有限会社八光──これは岩佐透さんが社長をしてる会社です──に6,153万7,000円振り込まれている。当初は八光から関西住建の口座に振り込んでいた。関西住建というのも、これは高力次良さんがつくった会社で、石井町に指名願が出てます。自分やの親類一党で全部金もうけしとんじゃないですか。そのお金は町民の皆さんが一生懸命払うていただいた税金なんですよ。こういう人を公務員やくざっていうんですよ。本当にね。 例えば20年度に私がこういう業者との契約を切るって言うたときに、岩佐透さんがごみの入り口にダンプをとめましたですね。そしたら、裁判ではこういうことを言うとんですね。河野町長、嫌がらせするためだけにとめた。ところが、実際は違います。処分場の入り口にダンプをとめたらごみがもう出入りがでけんようになる。町もたまらず契約するはずじゃ。岩佐透さんは自分の利益を守るためにそういうことをしてるんです。それで、こういうことも言ってますね。夜中に暴走族が入ってこんようにダンプをとめたと言えば言いわけはでけるわ。こんな議事録は全部出てるんですよ。それのに、うそを永遠と言うていく。 それで、こういうことに対してはすべて民主党の副代表である木村弁護士に相談をしております。木村弁護士もぬけぬけとうそを言う。例えば木村弁護士に相談したときにこういうことを言ってるんですね、木村弁護士は。取り下げてくれるんだったら、岩佐、坂東、八光は2億円払うのはしゃあない。これは私が何回も言ってますが、私が、土曜日か日曜日か忘れましたが、新聞配達から家へ帰ってきた、そのときに岩佐透さんと坂東忠之の意向を受けた人がうちの家に来とったんですよ。何、どうしたん、朝早うから何の用事ですか。河野さん、八光海運の社長が来とるけんぜひ会うてくれ。それで、その席で、私は弁護士に相談しましたが、河野さん個人やないけん会うたらまずいん違いますかと。しかし、いろいろ解明ができるから私は会います。それでテープを持っていたんです。その席でどういうことを言うたか。私たちが悪いことをしました。石井町に対して2億円を払います。岩佐透は議員を辞職して退職金を石井町に寄附する。坂東忠之町長は1期分1,500万円の退職金を返還する。ほなから、どうぞ河野さんこらえてくださいって言うてきたんです。このことに対しては木村弁護士がこういうことを言っとんですね。取り下げてくれるんだったら2億円払うんもしゃあないなあ、一から出直すのも一つの方法じゃないですかということで、木村弁護士の相談のもとで私のとこへ来てそういう申し込みがあった。私が弁護士に相談しましたら、河野さん個人でないんやから2億円で和解しますやということは言えません。私が商売人だったら、いいですよ、2億円もろて、町民に戻して、ほんで和解しましょうということなんですが、あなたは町長ですよということで和解をけった。そしたら、今度は明くる日に久米議長のところへ持っていて、払うけん、久米議長こらえてもろてくれ。その書類を何か川端議員さんが破ったということを裁判で言ってますけどね。そんなこと皆さんがぐるになって、あの人たちは自分の罪逃れのことをしとんですよ。 それで、谷脇議員さん、そのときに、夕方10時ぐらいに、10時前後、私に電話かかってきました。どうしても、町長、一人で会いたいけん来てくれ。500万円を私に渡す予定だったらしいです。汚いですねえ。河野町長に500万円渡して、裁判を提起せんように。こんなん何が、木村弁護士が民主党の副代表なんですか。片や民主党、民主党、今の政権与党ですよ。その中の徳島にはそういう人が民主党の副代表でおる、そういうことをもっと知ってもらわないかんですね。木村弁護士は全部そういうことはわかってるんです。全部相談して、いろいろ意見を聞いたということを言ってます。 例えば、前川平助が裁判起こしてから突如3,000万円下がりましたですね。岩佐透さんは裁判でこんなこと言うとんですね。もうそろそろ見直しやけん3,000万円ぐらい下げないかんな、そういううそを言ってる。ところが、そうじゃないんです。その人の話では、契約の金額が高いのを問題にしているのなら金額を下げたら問題にならんだろう、3,000万円下げたれだ。簡単に下がるんですね。8,300万円から3,000万円下がってもまだ利益がある。ということは、その当時の石井町何しよったんでしょうかね。こんなもうけができるんやったら、本当に町民の方が苦労して税金を払ってるというんは何のための税金かということです。私は石井町民の方にもう一度言いたいことがあるんです。皆さんは人がよすぎる。町政を私物化して食いもんにしてる人が前の坂東町長であり岩佐透であり、その親類である高力次良さんでしょう。何しにこういう人に怒らないんですか。これだけの無駄なお金を使われて、まだそれでも、もうこらえてやったらわ、かわいそうな。かわいそうなん私たち町民じゃないですか。 非常に複雑な問題が絡んでおりまして、この訴訟につきましてはその当時の徳島県建設業協会の専務理事なんかが絡んでるんですね。これ調書でこういうことが出とんですね。これ名前言うてもいいんですけど、この人の名誉のために名前を伏せておきますが、石井町議会で松尾議員さんとかいろいろの私の答弁のテープを全部とって、この人が八光海運に送って、そのテープをもとにして、八光海運とこの建設業協会の役職員、それと岩佐透さんが対策を打ち合わせしてるんです。河野さんの会社は息子さんが建設業の仕事しとるけん何ぼでも話ができるわ。ちょっとなめとんですね。私は息子にはっきり言ってます。そういう賄賂とか誘惑に絶対乗らないように。これは石井町民のすべての財産がかかってる問題です。 それで、その当時の石井町が役場ぐるみになってるということが、いかにずさんなかっていいますと、例えば皆さん方には固定資産税とか償却資産ということで毎年たくさんの税金を納めていただく。八光海運には何千万円も高額で委託をしておきながら償却資産というのは一件ももらってないんですよ。たくさんな重機がある、それに何百万円もの税金がかかるんです。石井町の税務課何しよったんでしょうね。そしたら、石井町に、私が町長になってから石井町の職員さんが、町長、これは税金をもらわないきませんね、これだけ石井町が財政が厳しいなってるところで、もらいますという提案をいただいた。本当によくやりました、その職員さんはね。ほなけど、それも職員さんが言わなんだら、一部ではぼろもうけさせといて税金もただ、ほかの石井町民に対しては一生懸命税金納めてくれって言よる、こういう一方的な不履行なことが行われてるわけです。 岩佐透さんは最初は阿波クリーン、その後は自分が代表者となった有限会社八光を大阪の八光海運に無理やり下請をさせた。これは石井町と八光海運の契約書には下請は禁止て書いてあるんですよ。禁止て書いてあるにもかかわらず、暴力団の組長連れていって無理やり下請をさせた。1年3カ月で6,000万円を超える膨大な莫大な不当な利益を得ていた。こういうことですね。もし裁判所がこういうことを理解していただけないんだったら、悪いことやった者の勝ちじゃないですか、谷脇議員さんねえ。こういうことで石井町民は許すことができないだろうと思います。 ○議長(山口性治君) 小休します。            午前11時15分 休憩            午前11時31分 再開 ○議長(山口性治君) 再開します。谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 次に、伊賀の里モクモク手づくりファームについてお尋ねいたします。 先月、2月27日から28日にかけまして、伊賀の里モクモク手づくりファームの視察に私も参加させていただきました。いろいろと勉強させていただきました。石井町にもこのような施設ができたらいいと思うのですけれども、時間の関係で3点続けてお尋ねいたします。 視察をなぜしようと思ったかということを1点。 もう一点は、参加されていた人の顔ぶれを見ますと、町内とか、町外とか、幅広く参加されておりました。重立ったメンバーなど教えていただけると思います。 また、伊賀の里モクモク手づくりファームには50億円ぐらいの設備費用がかかったとお聞きいたしました。石井町は今後進めていく上でどのようにしていかれるおつもりでしょうか。担当課長のいきいき産経課長、よろしくお願いいたします。 ○議長(山口性治君) いきいき産経課長。 ◎いきいき産経課長(田中達也君) お答えいたします。 ただいま3点ありましたが、なぜという形で、この視察研修の目的という形で、まず町長が所信表明で掲げた石井八策の一つということで、農大跡地の有効利用施策として、6次産業の成功事例である伊賀の里モクモク手づくりファームに先進地視察を行ったという形であります。 活用方法なんですけど、これ多々あると思いますが、この一つとして体験型農業施設、この部分を誘致して観光の拠点、また農業、商業の振興が図れるかなという形で、人口の増加も見込まれ、町としては検討すべき課題と思うとります。 あと、2番目の参加者につきましては、後ほど参事より説明をさせていただきたいと思います。 また、3番目の50億円という形で、ここを作るのに当初については小さいところからという形で、だんだん大きくなって50億円ぐらいかかっとるという形でございますが、この分につきましては、参加したメンバーさん、会社の社長さんとか大分いますので、その方たちと協議の上、行っていきたいと思っております。以上です。 ○議長(山口性治君) 参事。 ◎参事(坂東範昭君) お答えをいたします。 参加された方の一応業務といたしまして、養鶏関係者の方、それから温泉施設、それから通信関係、それから農業の後継者の方、それから食品工業の方、それからおもちゃ関係、それから製めん関係、それからウインナーとかソーセージの製造関係の方、それから水関係、農園経営者、農業従事者であり有機栽培関係者等でございます。 それと、50億円等の費用がかかっておるということでございます。一応モクモクファームにつきましては、先ほど産経課長が申しましたように体験型の農業施設ということでございます。非常に広大な土地で、パンでありますとかウインナーの製造、農場、それから牧場と、長い間かかってそこまでできておるということでございます。石井町としましても、実現可能に向けまして協議をするとともに、こういう形で構想計画も進めてまいりたいと。それから、できましたら、その中のすべて全部一発にやるんはなかなか難しい状況でございますので、一つからでもと。それから、NPO法人等を立ち上げるなりをするなりして推進するという方法もあるのでなかろうかというふうに考えております。 ○議長(山口性治君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 町長、この伊賀の里モクモク手づくりファームについて、将来の見通し等お聞かせ願えたらと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 農大の跡地利用が新聞に大きく報じられたことにつきまして、石井町の有志の方から農大の跡地を利用したこういう施設ができないかということが第1番の発端でございます。もう既に2011年、昨年の11月22日に石井町にモクモクファームをつくる会というような検討会をつくっていろいろ勉強しておるところでございますが、谷脇議員さんも永岡議員さんも一緒に行っていただいてありがとうございます。与党の議員さんもたくさん一緒に行って勉強させていただきました。 その中で私が一番感じるのは、あれの施設が大体4万2,000坪、石井町の農大の跡地が4万5、6,000坪ということで、規模もある程度よく似てます。それで、第6次産業ということでございますが、年間約50億円ぐらいの売り上げがあるんですね。それで、地元の雇用というのが大体500人ぐらい。500人の雇用があって50万人の人が来て、そういうことでございますから、農大の跡の幅広い利用の一環として検討委員会に入っていただいて、これも慌ててはできませんので、じっくりと皆さん方と一緒に検討していきたいと思っております。 ○議長(山口性治君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 時間があと10分しかございませんので、シニア健康体操について、一方的ではございますが、私のお願いとさせていただきます。 先日の新聞で、徳島市佐古地区では、老人の体に見合った体操して、健康な仲間をふやしていくとありました。また、大分ふえたそうです。石井町では今、月1回、第4木曜日に、我々中高年を対象にして阿波踊り体操をしております。一度谷脇さんも参加してと言われて私も何十年ぶりに参加、1月に参加させていただきました。参加している人は私と同年代、またもしくは年上の人も大分おられました。脂肪燃焼を目的とした体操だということでしたけれども、運動についていけないというか、私自身も途中で一服せなんだらとてもじゃないけどこの体操にはついていけんなあと思いました。多くの人が、以前のほうがよかったなあ、谷脇さん、と言われます。先月、私は1月に参加させてもらって、2月には阿部所長のお力添えで大分、その1月にした阿波踊り体操よりももう少し年齢的に合ったように改善をしてくださっておりました。1カ月に1度ということで、参加される人が、これ町民の一人としてお願いしておきたいと思っております。1カ月に1度を楽しみに、次回もぜひこの体操に参加したいなと町民の一人でも多くの人が思ってもらえるように、町としても町民に奉仕の精神を忘れずに、あ、きょうも参加してよかったなと、次も絶対この運動には参加したいと思う人がふえることを私は望んでおります。そのように、年代的に中高年の人が対象ですので、保健センターと長寿社会課とが相談して、みんなが、ああ、よかったなあ、次も絶対行きたいなあと思える人がふえますことに期待いたしまして私の本日の一般質問を終わらせていただきます。どうか、両課長さん、所長さん、ご協力よろしくお願いを申し上げます。 これで私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(山口性治君) 4番仁木孝君。 ◆4番(仁木孝君) 議長の指名によりまして一般質問をさせていただきます。 はじめに、通告をしてありました前山公園のテニスコートの整備についての質問でございます。 最近の健康志向の高まりによりまして、テニス愛好家がもえております。多くの人が利用しておられると思われます。本町におきましても前山公園にテニスコート3面あるわけでございますけれども、それの利用状況につきまして、本年度だけで結構でございますので、どれだけの人が利用したのか。また、年齢的にはどのような人が何人ぐらい利用したのか、わかる範囲で結構でございますので、社会教育課長のほうからご答弁をお願いをいたしたいと思います。 ○議長(山口性治君) 社会教育課長。 ◎社会教育課長(中村淳君) お答えさせていただきます。 23年度の前山公園テニスコートの利用状況についてお答えいたします。24年1月までの分ですけれども、利用日数といたしまして229日、利用件数として676件、利用人数として3,975人、使用料といたしまして82万1,900円と現在なっております。 また、利用者の構成についてですけれども、使用許可申請書の中には年齢とか性別において記入欄はありませんが、管理人さんに聞いたところによりますと、男女の比率といたしましては6対4ぐらいの割合で、利用者の年代については小学校から60代ぐらいまで幅広く利用されていると考えております。また、利用者の多くは60代ぐらいと聞いております。以上です。 ○議長(山口性治君) 仁木孝君。 ◆4番(仁木孝君) ただいま課長さんのほうから答弁ございました。年間を通じて3,975名の人が利用しておるといったことでございます。利用料も82万1,000円の利用料があったということでございます。たくさんの人が利用しておるということでございまして、年齢の高い人も利用をしておるということでございますが、人数的にはわからないということでございました。 それで、なぜ私がこのような質問したのかと申しますと、3面のこれコートがあるわけなんですけども、2面がこれハードコートで、1面がオムニコートでございます。テニスをしている方たちによりますと、やはり両方比べたらオムニコートのほうがひざに優しいということで人気があるそうでございます。年齢の高い方にとっては、特にハードコートではひざにくるらしいとのことであります。今あるハードコート2面をひざに優しいオムニコートにしていただけないかとのコート利用者、テニス愛好家からの、また町民からの声であります。今あるオムニ仕様のコートは以前に1面、これカイヅカイブキの根がハードコートのほうへ入り込んできて、表面を持ち上げてきたために使用禁止にしてあったコートを平成19年度に河野町長にかわってから、町民からの強い要望がございまして、テニスコートの整備をしていただいて、人工芝のこのオムニコートに改修をしたといったような経緯があるわけでございますけども、あと2面につきましても整備に向けて、町民の方からの要望でございますので、2面一度に施工するには大分これ費用がかかります。事業費が必要でありますので、1面からでもオムニコートに整備していただけないかとの要望でございますので、またそういった要望が今までに教育委員会のほうにあったかなかったかお尋ねをいたしたいと思いますので、社会教育課長並びに教育長のご答弁をお願いをいたしたいと思います。 それとなお、事業のこれ設計、それから発注、施工監督につきましては、これ建設課のうが担当になると思われますので、建設課長のご所見もあわせてお聞きしたいと思います。どうかよろしくお願いをいたします。 ○議長(山口性治君) 建設課長。 ◎建設課長(遠藤光宏君) お答えいたします。 前山公園には現在3面のテニスコートがございます。平成19年度に大幅な整備工事を行いました。1面を先ほど議員さんおっしゃったようにオムニコートに、残りの2面のハードコートを整備いたしました。設計金額1,060万9,200円、請負金額732万9,000円で整備いたしました。1面のハードコートをオムニコートに整備するには約600万円の予算が必要となりますので、理事者、財政当局と相談し検討したいと、建設課のほうではそのように考えております。以上でございます。 ○議長(山口性治君) 教育長。 ◎教育長(村山一行君) お答えいたします。 整備についての要望については、教育委員会のほうには参っておりません。 それから、整備については、経費もかかりますので、理事者、財政、そして建設課と協議してまいりたいと思います。 ○議長(山口性治君) 仁木孝君。 ◆4番(仁木孝君) ただいま建設課長、それから教育長ご答弁ございまして、建設課のほうではこれオムニのコートにするんであれば600万円ぐらいかかるということでございます。これにつきましても私建設課長のときに19年度当時に担当課長でございまして、施工した記憶がございます。そういったことでの質問させていただいたわけでございます。今後につきましても検討課題として調査していくということでございます。コート利用者の意見も聞いていただきまして前向きに進めていただきたいと考えております。 また、事業費につきましてもこれかなり必要になってくると思われますので、理事者側と協議をいたしまして、そして進めてくれるようにお願いをいたしたいと思います。 そこで、最終的にはこれ町長の最終判断になると思いますので、町長さんのほうからのご所見をお願いをいたしたいと思います。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) たしか、仁木議員さん、19年度に私が就任時に一緒に現場へ見に行ったような記憶がございますが、その当時は本当に非常に芝もはがれておったり悪い状態でテニスの愛好者の方はされておりましたですね。本当は3面一緒にやりたかったんですけど、予算が高額ということで1面だけかえまして、オムニにかえて、あとの2面については補修をさせていただきました。その補修がそろそろ悪うなってるというところでございますが、根本的にはあのテニス場というのは4面あったら実は大会が開けるんですね。ところが、今3面かないということで非常にご苦労されております。石井町は長期計画の中で、飯尾川公園いしいドームのあたりを、きちっとしたスポーツの総合施設をつくりたいと考えております。そのときに総合体育館であったり、きちっとした試合ができるテニス場なんかをつくる予定でございますが、許容範囲というのがございますので、どのぐらいまでだったら辛抱していただけるのか。どうしても今の状態で補修をしなければやりにくいのかということをもう一度検討いたしまして、1面ずつでも予算の許す中で新しくかえていきたいと思っております。 ○議長(山口性治君) 仁木孝君。 ◆4番(仁木孝君) ただいま町長さんのほうからのご所見をお聞きいたしたわけでございます。このことにつきましては特に前山公園のテニスの利用している町民の方からの要望でありますので、かなり整備費もかかると思います。そうすることによってやはり利用料も多くなるといったようなことになると思いますので、どうか1面でも整備工事を進めていくことをお願いしておきたいと思います。 それから次に、通告をしてありました石井町の新庁舎建設についての質問をさせていただきます。 このことにつきましては、先般の2月29日の徳島新聞に新庁舎の建設用地を現庁舎南側の民有地にすることを決めたとしてありました。町長は用地選定理由を町民の意見などを聞き、総合的に判断したということであります。そして、今回の3月定例会に当初予算案として建設設計業務費として340万1,000円を計上したとあるわけですけども、そこでこの設計業務の内訳についてどのようになっておられるのかをお聞きしたいのと、新庁舎を建てる民有地は6,465平米、構想では3階建てで、延べ床面積は現庁舎の1.5倍の約4,500平米にする。また、駐車場にはヘリポートを設け、防災拠点機能を充実させるとあります。 そこで、お聞きいたします。 6,465平米については、今の現庁舎の敷地も含まれているのかどうかについてお聞きするのと、現庁舎の跡地についてはどのようなお考えであるのかどうかお聞きをいたします。 また、構想では3階建てで、延べ床面積は現庁舎の1.5倍にするとありますが、そこで各階の配置図はできているのかないのか。 また、新庁舎の構造はどのような建築物で施工していかれるのかをお聞きをいたします。担当課であります総務課長からのご答弁をお願いをいたしたいと思います。 ○議長(山口性治君) 総務課長。 ◎総務課長(中村聡君) お答えをいたします。 設計業務の内訳ですけども、土地購入及び開発申請に伴う測量業務、それから開発許可申請業務、それから役場庁舎実施設計業務となっております。 次に、6,465平米につきましては、現庁舎の敷地を含んでおります。内訳といたしましては、購入予定面積が4,151平米、それから現庁舎の敷地面積は2,314平米となっております。 次に、現庁舎の跡地につきましては、庁舎を取り壊しまして、来庁された方々の駐車場と考えております。 それから、新庁舎の各階の配置図及び建物の構造でございますが、3階建ての具体的な配置図はございませんが、23年度当初に5階建ての計画案を作成しておりますので、それらの資料を参考にしたいと考えております。 また、建物の構造でございますが、鉄骨構造を考えております。 ○議長(山口性治君) 仁木孝君。 ◆4番(仁木孝君) 今、総務課長のほうからるる説明があったわけでございます。設計業務の内訳につきましては、これ地質調査なんかは入っておられるのか入っておられないのか、その点はどうでしょうか。地質調査、ボーリングするとかしないとか、そういったようなことでございます。 それと、この2番目に尋ねました6,465平米につきましては現庁舎も含めるということでございましたね。 それから、跡地につきましては、現庁舎の跡地につきましては駐車場にするということを聞いております。 また、各階の配置図につきましては、まだできていないということでございます。 それから、構造はどのような構造になるかということは鉄骨づくりの構造ということでございます。 これ地質調査はどのようにしていくのか、ちょっとお尋ねいたしたいと思います。
    ○議長(山口性治君) 総務課長。 ◎総務課長(中村聡君) お答えをいたします。 地質調査については、6月議会に予算計上を考えております。 ○議長(山口性治君) 仁木孝君。 ◆4番(仁木孝君) 今回の予算要求にも入ってないといったようなことですね。はい、わかりました。これ庁舎を建築する場合に、やはりほのいうくいを打っていかれるかどうかはわからないんですけれども、地中ばりで行くか、それともくいを打って、そのくいで建てていくといったようなことがあると思いますので、ちょっとお尋ねをいたしました。 そして、そのときに、くい打ったときに、やはり近隣の住宅に振動に対する調査といったようなことも必要になってくると思いますので、今後そういったことについての見込みは、見込みによっての6月の予算要求をするのかどうかということをお尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 今度の建設地は農地でございますので、当然地質調査というのは必要だろうと思いますね。最近のくい打ちにしましても非常に騒音の少ない、振動の少ない工法というのができておりますので、当然地域住民の方に被害を与えないようなことを考えて進めていきたいと思います。 ○議長(山口性治君) 仁木孝君。 ◆4番(仁木孝君) くいを打って施工するに当たっても、やはりほのいう近隣の家に被害があっては困りますので、そういったことでヤイタを打つにしても、やはりほのいう無振動のバイブルで打つとかといったようなこともございます。しかし、くいについては鋼管ぐい、あるいはベノトぐい、いろいろくいはあるわけなんですけども、そういったくい打ちにつきましても十分注意をして、近隣の人からやはりほのいう苦情が出ないようにやっていただきたいと思うことを要望しておきます。 それと、この町の地権者への用地提供の協力を求めており、買収費は3月に土地鑑定を行い最終を決定するといったようなことでございまして、用地費を除く建設費は9億円程度を見込むとありましたが、この関係地権者との交渉もかなり進んでおられると思いますが、今までに何か問題点はあったかなかったか、また進みぐあいを坂東参事よりお聞かせを願いたいと思います。 なおまた、この事業につきましては収用法で行くのか、公拡法の適用を受けての税の控除があるのかないかを、どのようになっておるのかをお尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(山口性治君) 参事。 ◎参事(坂東範昭君) お答えをいたします。 今のところ大きな問題というのはございません。用地に関しても内諾をいただいておるということでございます。3月末に用地鑑定ができますので、税務署協議を経まして本格的な用地交渉、また金額提示も含めて交渉に入りたいというふうに考えております。 それと、この庁舎建設に関しましては、土地収用法の第3条に該当するということでございます。 ○議長(山口性治君) 小休します。            午後0時01分 休憩            午後1時00分 再開 ○議長(山口性治君) 再開いたします。仁木孝君。 ◆4番(仁木孝君) それでは、午前に引き続きましてご質問をさせていただきます。 これ庁舎の建設費でございますけども、9億円ということでございますが、積立基金だけでまあやりくりをできるのかどうかでございます。これにつきましても補助金あるいは交付金もあるのかないのか、一般財源からも流用していかなければいけないのかということで、予算措置につきましてもかなりご苦労されると思います。財政の専門である田野課長からご所見をお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(山口性治君) 財政課長。 ◎財政課長(田野芳博君) 庁舎の建設に係る費用でございますが、さきの議会でも9億円程度というような回答しておりますが、建設につきましては庁舎建設基金が現在積み立てが6億8,410万円ほどございます。それで、23年度中にさらに100万円だけ増額、積み立てする予定でございますので、6億8,510万円ほどになります。こうした建設基金の繰り入れを活用いたしまして、残る費用につきましては地方債の発行等で検討してまいりたいと考えております。 ○議長(山口性治君) 仁木孝君。 ◆4番(仁木孝君) 今、田野課長のほうからご答弁ございまして、これにつきまして、庁舎の建設につきまして、これ補助金あるいは交付金とかというんはつかないんですね。つかないということですね。はい、わかりました。財政的にやはり足らない部分ございますので、できるだけやりくりをしてやっていただきたいと考えております。よろしくお願いをいたしたいと思います。 次に、町長は現庁舎の老朽に伴う新庁舎に当たっては6月の定例会に土地購入のための予算を計上し、13年4月ごろの着工を目指すということであります。緊急時の発信基地にもなる役場庁舎は、私はこれ以前から庁舎の建てかえをするんであれば、今の場所については、今回計画してる場所が現庁舎の近くでもあり、市街化区域内での建築でありますので、ベストであると考えておりました。 そこで、今までも耐震工事をしてでも使っていったらとの議論がいろいろあったわけでございますけども、もし今のこの庁舎を耐震工事をして使っていくのであれば、やはりこの空調もやり直ししなければならないし、どの程度までやっていくのかとの思いがあるわけでございます。例えば南側の庁舎につきましても、ひさしの上に手すりというか高欄がこれあるわけでございますけれども、それまでも補修工事をしていって使っていくのか。また、この庁舎は鉄筋コンクリートづくりの2階建ちであります。築50年以上たっており、その当時には生コンがない時代にどのようにコンクリを打設したのかと思うわけでございますが、当時の鉄筋などはやはり丸鋼を使っていっての構造物であると考えております。今の異形棒鋼と違って、やはり付着が一段と違っていると思います。大きな地震によりコンクリートが剥離して、今とめてある自動車また人に落下し、当たって死亡事故また大けがする可能性があると思われますし、庁舎の中でもはりの端部では大きな力が加わるということであります。コンクリートの剥離に伴う落下による事故もあると思われます。今までに庁舎建てかえについてはいろいろ紆余曲折ありましたが、私は早い機会に庁舎建てかえを着工していただきたいと思います。そして、町長より所信表明でありました、4億円もかけて耐震構造で施工するよりも、会議室あるいは町民からの相談室等、何もかもが整った、整備された新庁舎の建築を進めていってもらいたいと思っておりますので、総合的な判断をもって、もう町長より再度のご所見をお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 当然土地の取得から含めますと10億円を超える大きな事業でございますので、石井町としては現庁舎を耐震補強する、あるいは大幅改修する中で、耐え得るのかどうか、使い勝手はどうかなど幅広いことで検討いたしております。一部の議員さんからそういうご意見もございましたが、これは仁木議員さん、例えばほなおっしゃるようにいろいろな補強をつけて改修する。例えば今の庁舎の横にアングルをつけて補強をする。あるいは、それアングルをつけた場合どういうことになるのか。あるいは、アンカーをどのぐらい打ち込んで、40年、50年たったコンクリがそれで強度がもつのか。問題は、4億円かけてそれ以上のものができたらいいわけです。ところが、それでは非常に難しいというような結論も得ております。幅広く検討する中で、これはいち早く石井町の防災拠点として整備する必要があるだろうということで、これを今回決定するわけでございます。 補助金につきましては、一部、実は県産材を使用した場合に補助金が出る場合もあるということでございますので、どのぐらいの、例えば鉄骨の周りを県産材で巻くとか、内張りについてはすべて県産材を使うとか、そこらもこの庁舎につきましてはやっぱり幅広く、議会やってそうですね。例えばこういうとこがありますが、私いつもお話ししてますが、例えば会派の控室も一つもない。議長室と、それと議員控室と、与党さんと野党さんが分かれて、何かいかにもすっきり行かんなというて思ってますね。やっぱりそういうのはきちっとした会派があって、その中でいろいろな議論をする、そういう場所も必要じゃなかろうかと思っております。幅広い面でそれは検討しておりますので、これは議員の皆さん方もどうぞご理解をいただきたいと思うんですね。私は結構そういうのに対しては慎重ですから、新築は欲しくない、どうして今の分で改修していけないかということの結論の中で新築ということに至っておりますので、皆さん方のご了解をいただいて早く進めたいと思っております。よろしくお願いします。 ○議長(山口性治君) 仁木孝君。 ◆4番(仁木孝君) 今、町長さんのほうからご答弁ございましたように、今後におきましても用地交渉もまだ残っておると思います。それも進めていくとともに、早くこの庁舎の建設に向けて早い着工を目指してもらいたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。 続きまして、通告にあります太陽光発電所、メガソーラーの誘致についてということで質問をさせていただきます。 このことにつきましては、2月29日の徳島新聞に、自然エネルギーの発電事業を行うガイアパワーが石井、上板両町の共有地──これ上板町の引野にあります土地でございますけども──に出力500キロワットの太陽光発電所の建設を計画しているとありました。両町は建設に向けて前向きで、両町議会に町有地利用の承認を求める方針で、承認が得られ次第同社は着工準備を進めるとの掲載があったわけでございます。また、この候補地である上板町の引野の用地につきましては、過去にこの場所において上板と石井町でし尿処理施設の建設予定地ということで計画していた経緯があるわけでございます。これは皆さんご承知のとおりでございます。しかし、住民の反対で建設が中止され、後30年間遊休地となっておったところでございます。この場所は両町によるシルバー人材センターによる草刈りを続けていた管理地であります。そこへ阿南市のガイアパワーが太陽光発電、メガソーラーの建設候補地を探しておって、同社が昨年12月に町有地を視察、日当たりがよい上、塩害がなく、送電用の電柱が近くにあるなどの条件を満たしているために候補地に決めたとあったわけでございますが、これが決まれば両町は町有地を発電所に提供することで投資し、稼働後に四国電力への売電による利益の配分を受けることになっております。 そこで、坂東参事にお聞きをいたします。 どのようにして、この阿南市のガイアパワーからの誘致についての働きかけがあったのか。また、今後建設に当たっての問題点はあるのかないのか、その点をお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(山口性治君) 参事。 ◎参事(坂東範昭君) お答えをいたします。 まず、県から再生可能エネルギーの利用といたしまして、風力発電でありますとか、それから水力発電、それから太陽光、メガソーラー、それから小規模のソーラーの意向調査というのが県からございました。そして、石井町といたしまして、2カ所の候補地を提示をいたしました。それが徳島県のホームページに掲載をされまして、そのホームページをごらんになったガイアパワーの方が石井町の候補地を一度視察、見学したいという形で石井町を訪れていただきました。2カ所のうち1カ所、上板の引野の用地を適当地でないかという形の判断をいただきました。そういう形で、今現在上板の引野の用地に再生可能エネルギーとしての太陽光パネルを設置したいというふうな意向でございます。そのほかまた公募もございますので、広く企業、公募を含めましてこれからも考えていきたいと思っております。そしてまた、今後におきましては、石井、上板両町の共有地でございますので、両町で協議をしながら、また業者選定というのを行ってまいりたいと思っております。 ○議長(山口性治君) 仁木孝君。 ◆4番(仁木孝君) ただいま坂東参事のほうからご答弁ございましたとおりでございます。今後、上板町と業者と含めて協議を進めていって、早い時期に着工するように要望しておきたいと思います。 それから、この阿南市のガイアパワーの誘致についての働きかけにおいては、事業者の経営能力などを審査して決めたと思われます。町長の所信表明でもあったように、町長の力、影響力がかなりあったと思われます。皆さんもご承知のとおり、東日本大震災により福島の原子力発電所の崩壊で放射能による人への影響、大変な問題になっておるところであります。県におきましても、県有地3カ所に予定をしておる大規模太陽光発電所の事業者、2社を内定したと発表しております。自然エネルギーで発電した電力の全量買い取りを電力会社に義務づけた再生可能エネルギーの特別措置法の7月施行を見据え、運転準備を進めておる予定としているとこであります。今後は自然エネルギーを利用した太陽光発電が進んでいくと思われますし、売電による収入が見込まれます。やはり本町においても税収あるいは補助金、交付金が歳入で減っている状況でありますので、大変ありがたく期待をしたいところであります。今後におきましても、企業誘致を進めていくとともに、歳出の削減も考えつつ歳入をふやしていくという町長の基本方針によるものだと考えます。 そこで、これからも企業誘致についてどのような構想を持たれておるのか。町長の所信表明でも説明があったわけでございますけども、石井町マスタープランを基本に地区計画を立てて、フジグランの西側の民有地において誘致の話も進んでおるとのことで、町長よりの説明を受けたわけでございますけども、再度総合的判断におきまして町長からのご意見を拝聴いたしまして私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 企業誘致でございますが、仁木議員さん、今までこの私の4年間というのは本当に前政権のいろいろな悪いとこの整理あるいは改革に、それだけに全力でやってまいりました。本当にその既得権益を守る人というのがいまだにおりまして、非常に苦労をしたわけでございますが、これからは県からも新しい副町長も来るようになります。少し自由にさせていただいて、いろいろな議員さんあるいは私のコネ、それぞれのコネを使いまして、これからは大手企業さんに実は出向いていっていろいろ工場誘致の働きかけをしていきたいと思っております。今ちょうど石井町はこの昨年の大災害の後でいろいろな企業からの問い合わせが来ております。これはこういうことを言ったら失礼ではございますが、一番企業というのは安心な場所を求めてます。それから、首都圏、徳島でいいましたら徳島市に近い近隣の市町村というのを求めております。石井町は安全で中心地に近い、そういうことでいろいろな複数の企業からも実は問い合わせがたくさん来ておるところでございます。こういうのを来るのを待っておっただけではこれからはどうしても仕方ないということで、副町長が誕生しましたら、もう少し気軽に各企業さんを訪問させていただき、石井町の企業誘致の一冊の本をつくりまして、こういうとこがあって、こういう敷地があって、石井町はこういう環境です、労働力はこのぐらいあります、具体的に説明していって、これからできるだけ石井町に企業が進出しやすい、そういう基盤づくりをつくっていきたいと思っております。 ○議長(山口性治君) 2番小林智仁君。 ◆2番(小林智仁君) 議長から指名をいただきました小林でございます。 まず、一般質問に移らさせていただく前に一言申し上げさせていただきたいと思います。 開議の際、議長からもありましたが、昨年3月11日に発生いたしました東日本の大震災から昨日で丸1年が経過いたしました。この間、休む間もなく被災地で復旧、復興にご尽力されております地元の皆様、関係者の方々に対しまして深く敬意を表しますとともに、改めて犠牲になられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。そしてまた、その方々の犠牲を無にしないよう、もう二度とたっとい生命が奪われることのないように、しっかりとした防災対策、これを石井町行政、議会、そして住民の方々が一丸となっていただきまして構築していただきますようお願いを申し上げまして一般質問に移らさせていただきます。 それでは、通告に従って随時質問のほうをさせていただきたいと思いますが、その前に、町民の方の声として、町長に確認をしといてほしいということで預かってきていることがございますので、通告にはありませんが質問をさせていただきます。 その内容はといいますと、町長はさきの12月議会での私の質問に対する答弁の中、あるいはこの前、石井保育所で幼・保の説明会、そして今議会の所信の中でもおっしゃっておりましたが、既存の幼稚園、保育所の耐震も含めた修繕をやると、新耐震基準より前の建物であるから耐震診断の対象とはなっていないが、それだけをもってやらないというのはおかしいということで、現在通所あるいは通園している幼児の安全確保の観点からも修繕を行うと言っていただいているわけでございますが、実は保護者の方から、これ本当にやってくれるのかと。先ほども申し上げましたが、東日本の大震災が起きて1年が経過し、南海・東南海地震がいつ起きてもおかしくないような状況の中、早急にやってくれな困るという意見が実はございまして、これは町長がやると言ってくれた以上、今やってくれているとは思いますが、時期というのはいつになるのか。今回の当初予算にはたしか計上されていないと思いますので、この点確認しておきたいのですが、よろしくお願いいたします。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 当然、小林議員さん、新しい施設を、幼・保一元化を進めていきます。あるいは、木造だから耐震基準に入ってない、心配ないということで診断もしてない。しかし、一方では老朽化が進んでる、あるいは大分訪問するとこによると傷みが激しいとこもありますね。その何年かの間にもし大災害が起きたら、私はお話ししましたように、小学校、中学校も当然1番です。しかし、本当はもっと小さい子供たち、幼稚園、保育所の施設というのを先改修するべきですね。当然、大規模改修とか補強はできませんけど、その新しい認定こども園の施設ができるまでに対して、いろいろ悪いとこについてはもう予算をつけて改修をさせていただく。            (2番小林智仁君「とりあえず、ほなけん、安全を確保してくれるんですね」と呼ぶ) そうです。            (2番小林智仁君「という確認です」と呼ぶ) はい。既にもう各幼稚園なんかではそれぞれに実は見積もりをとったり、保育所なんかでも業者に見積もりをとって今予算の見積書が出ておりますので、それをきちっと精査した上で6月議会には補正予算で出させていただきます。 ○議長(山口性治君) 小林智仁君。 ◆2番(小林智仁君) ただいまの答弁によりますと、6月議会には予算を計上してくれるということで安心いたしました。これはやはり今現在の子供たちの安全の確保ということでございますから、その点十分に加味していただきまして、ぜひスピーディーによろしくお願いを申し上げます。保護者の方にはそのように伝えておきます。ありがとうございました。 さてそれでは、通告しておりました幼・保一元化についてということで質問をさせていただきたいと思います。 現在、石井町において高原、石井両保育所を廃止し、忠勇跡地に民間経営による認定こども園を新設、また藍畑幼稚園においては時期を見て閉園するという方向性のもと計画が進められているようでございますが、昨日の徳島新聞にも掲載されておりました。その計画に異議を唱える高原保育所、高原、藍畑両幼稚園の保護者代表、あるいは保護者会のほうから認定こども園の整備計画の見直しに関する要望書ということで、町長並びに議会に対して提出されたと。この日付は3月9日付となっておるわけでございますが、このようなものが提出されたということで、私もけさ方、議会事務局のほうに請求をいたしまして、その要望書のコピーを受け取ったわけでございます。 そして、この要望書の内容、これを要約してみますと、石井町が住民の声に十分に耳を傾け、決して一方的かつ性急、強引に事を進めることがないよう、民営化を含めた今後のスケジュールを見直した上で、各地域において柔軟な意見交換会を開き、地域住民の理解と合意形成に十分な時間をかけて臨んでほしいという内容であると認識したわけでございますが、この要望書、これは町長サイドにも提出されておるということでございます。そして、現段階において私の手元にあるのはこの議会に対する要望書だけでございますので、企画政策課長にそのことからお伺いをいたします。 まず1点目でございますが、町長に提出された要望書、これの内容の要約を答弁していただくのと、それから2点目として、なぜこのような要望書が提出されるに至ったと思われるのか、その原因を町側としてはどのように解釈されておるのかという、この2点についてまずは答弁をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(山口性治君) 企画政策課長。 ◎企画政策課長(黒川浩君) お答えいたします。 2点についてでございますが、まず内容の要約についてでございます。 1つは、民営化を含めた今後のスケジュールの撤回ということでございました。それからもう一点、各地におけます柔軟な意見交換の開催でございます。もう一つ目が、合意形成への時間をかける、民意を伴わない幼・保再編計画に動き出さない、こういったものが内容の要約かというふうに考えております。 これがなぜ提出されたかということにつきましては、これについて、これまでの幼・保一元化の町の方向に関します住民の方々への情報提供、それから説明会、そういったものについての説明方法である、また説明の不足、そういったもの、こういったものが要因なのではないかというふうには企画政策課としましてとらえております。 ○議長(山口性治君) 小林智仁君。 ◆2番(小林智仁君) ただいまの答弁によりますと、提出団体、これは同じですね、3つ、3団体ですね、高原保育所の保護者会、それから高原、藍畑両幼稚園の保護者会ということで、合わせて3団体からの提出。また、内容についても、議会提出と同様、民営化を含めた今後のスケジュールの見直しということで、統一されているということで理解いたしました。 そして、要望書が提出された原因、これの町側の解釈については、説明不足により保護者を含めた住民の方々への理解が十分得られなかったということで認識しているというふうな趣旨の答弁ではなかったかなと思います。これ私もその原因については同様の認識をしておるところでございます。と申しますのも、私自身、高原、石井両保育所、それから藍畑幼稚園で行われた町からの説明会、けさ方町長もおっしゃっておりましたが、いわゆる地域の会に出席し、地元の方の声を、山根議員と山西議員の3名しかおりませんでしたけれども、この3名の方とすべて出席し、直接保護者の方々の意見というのを聞かせていただいたわけでございます。が、やはり保護者の方々にとっては、とにかく突然な話であり、混乱しているといった印象を受けたからでございます。確かに町側にとってみれば、2年間ですか、この幼・保再編についていろいろと協議もし、また研究も重ねられたという事実、その点については町長及び担当者の方々に対し深く敬意を表するところではございますが、しかしながら、民間委託、あるいはそのスケジュールにおいて、保護者の方々がその性急、強引なやり方に対し少し待ってくれという要望書を提出したというのも、これは尊重しなければならない一つの事実ではなかろうかなと、そう思うところでございます。 そこで、町長にお伺いいたしますが、事実この要望書が出ておるということでありますので、この要望書についてどのような対応をとられるのか。つまり、保護者、住民の方の声、これを尊重して要望書どおりにするのか。それとも、住民の声を無視してでも現在計画中のスケジュールどおりで進めていくのか。これについて、もう回りくどい聞き方はいたしません、単刀直入にお伺いいたしますが、この提出されております要望書、この内容を要約すると、民営化の部分、これを白紙にするつもりはあるのかということと、6月公募は延ばすとおっしゃったらしいですが、26年度開所、これをおくらすつもりはあるのかということ、この2点に集約されると思いますので、この点について町長に簡潔明確な答弁をお願いいたします。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) まず、1点目の民営化を撤回できるかどうかということでございますが、保護者の皆さん方は、民営化のどこがいけないんですかということに対しては、民営化自身は余り知らないということでございます。4月1日に徳島市に大きな民営化の施設ができますので、一緒に見に行きませんかという呼びかけをしましたら、大多数の人が一回見て勉強したいということでございます。民営化についての私立の保育所の見学。 26年の開所につきましては、基本的にはこの6月に公募するというのは私は延期したいと思います。これは基本的にまだ幅広く町民の皆さんのご意見を聞く必要があるだろうという意味でございます。私立の建築、これに関しては老朽化、財源、少子化なんかの問題がありまして、小林議員さん、何回もお話ししてますが、石井町が全部石井町の予算でやったらいいんです。しかし、それにはできないいろいろな問題がたくさんあります。できましたら民営化で進めていきたいと思っております。26年の開所も、できたらそういうスケジュールで進んでいきたいと思いますが、それまでに十分町民の皆さんの意見を聞きたいと思っております。            (2番小林智仁君「開所はおくらすんですか」と呼ぶ) 今はその予定、26年のスケジュールどおり、十分説明会を開いた上で合意を得られるように進めていきたいと思っております。 ○議長(山口性治君) 小林智仁君。 ◆2番(小林智仁君) ただいま答弁をいただきました。民営化については保護者の方が余り知らないということで、これを知っていただくために6月の公募は延ばすということでございます。そして、ただ、基本的に民営化の方向で行くという内容でなかったかなと思います。それと、26年の開所、これについても、できるだけその方向で行くということでございましたが、これ今の答弁で思ったんですが、住民の方々なぜこのような要望書を出したのかということ。それ先ほど町長もおっしゃられたように、民営化についてということ、こういうことがきちっとまだ十分把握できてないからこの要望書というのが提出されたということでございます。そして、この要望書の中身といいますのは、何度も言いますが、行政側、住民側、双方が協力して子供たちのよりよい環境づくりをしていこうと。そのために、今のスケジュールを白紙撤回し、柔軟な意見交換会を重ねていこうという極めて前向きな要望書でございます。何も全面反対という内容ではございません。ただ、時間を重ねて、結論ありきではなく、全く白紙の状態からお互いに信頼関係を築きながらやっていこうという内容でございます。これに対し、ただいまの答弁の趣旨によりますと、表現は少しやわらかではございますが、最終ゴールは基本的にここですよと、これは理解してください、しかし、話し合いの場は持ちます、意見は聞きますというような意味合いの答弁ではなかったかなと思うわけでございますが、これ結局意見を言っても、このゴール、これが決まっているんだったら話し合いにも何にもならないんです。話し合いというのは、お互いが意見を出し合って、そしてお互いに譲歩するところは譲歩する、これが本来あるべき姿だと思うんです。それを、ゴールはここです、ここは譲れませんと。その部分について話し合おうと言ってるんですから、それが決まっている、変更できないということであれば、それは時間をかけて話し合うというのではなく、説得というんです。ここのところをよく理解していただきたい。何が問題で、何について話し合いたいのか、意見を尊重してほしいのか、保護者は何を望んでいるのか、そこいら辺が十分わかった上での発言なのかということ。町長が今おっしゃられた民営化も含めた今後のスケジュール等は見直さないという部分、ちょっと表現はやわらかでしたが、これいかに言葉を取り繕うたとしても、結果的にやっていることというのは、住民の方々が出した要望書、これを無視するということでございます。何ら尊重などしていない。では、なぜそのようにしてまで認定こども園設立を急ぐのか。それにはやはりそれなりの理由、納得する理由というのがあると思いますので、そこをお伺いしたいと思います。ひとつよろしくお願いいたします。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 小林議員さん、なぜ急ぐのかって。なぜそれじゃ石井町が2年間の間いろいろ検討してこういう結論に出ましたかということはわかっていただけると思うでしょ。何回も申し上げてるように、幼稚園、保育所の老朽化が進んでおる中で対策が講じられない。それで、国の補助金なんかの一番多い活用、あるいは石井町の町有地である土地の活用、そういう中で何がベターかということを私はいつも考えてるんです。今小林議員さんは、この町の決めた方針は譲らないんだったら一つも意味がないじゃないですか、そういうことをお話しになりましたね。そうじゃないですよ。例えば2時間、私いろいろな実は業務が入っておりましたが、その方とは意見を交わしました。いろいろな意見が出てるんです。じゃあ、具体的に一つずつ意見を出してください、何しに反対してるんですか。例えばほな民営やったらだめだ、ほな公立だったらオーケーだ、その違いは何しにそうやっておっしゃってるんですか。例えば民営化した場合に廃止を何しにするんですか。廃止した人は公立も民営も両方選べるようにできるようにしてるんですよ。その場合はほなバスはどなんするんですか、バスの運賃はどないするんですか、保護者の方はいろいろなご意見とか不満を持っていらっしゃいます。そういうことをじゃあそれまでに一つずつ私どもに要望お聞きしますと。それについて町がベターな方向で皆さん方と話をしていきましょう。これは説得でも何でもないです。これは話し合いだと思っておりますが。 ○議長(山口性治君) 小林智仁君。 ◆2番(小林智仁君) ただいまの答弁であれば、ほな26年度開所というのにこだわってないということで理解してよろしいですか。別にほの急ぐ理由、時間をかけて話し合いするというのであれば、その最終的な合意が得られた段階で開所の方向のスケジュールに向かって進んでいくという方向で。この26年度ゴールと決められておりましたら、やはりそれなりに逆算すれば話し合いの期間というのは絞られてくると思いますので、そこいら辺のところをちょっとお願いいたします。どうしても26年度開所を目指すというのであれば、またその理由もお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) なぜ急ぐかというのは、今たびたびお話ししてますが、幼稚園と保育所の老朽化のためにどうしてもいち早く安全な施設を建築する必要がある、あるいは補強する必要があるということが一番でございます。 26年というのをどうして基準にしているかということをお話ししますが、例えば国のほうでは2013年度、ことしが2012年でございますから、来年度から段階的に子ども・子育て新システムで幼稚園と保育所の機能をあわせ持つ一体化機能の名称を総合こども園として、保育所の大半を3年程度で移行させる方針を固めているということが発表されておりますね。こういう施設というのは、国がじゃあ来年からやりますよ、来年から検討して、それから何年かかけてやっていくんでは遅いんですね。私どもはいち早くこういうことを検討しまして、この国の政策がきちっと軌道に乗ったときにもう石井町は一番早く手を挙げて補助金をいただける、そのようなことのために26年度というのは基本計画でございます。ほなって、小林議員さん、考えていただいたら、いろいろな政策をする中で、町としてはある程度のスケジュールというのを提示するわけですね。その中で皆さん方と問題点を打ち合わせしていて煮詰めていきませんか。スケジュールも何も決まってない、ほないつ開所するやらわからん、そういう中で説明はこれはできませんよ。これは町としての基本方針の中で進めていきたいと思いますので、ご協力をお願いいたします。 ○議長(山口性治君) 小林智仁君。 ◆2番(小林智仁君) わかりました。 国の施策が軌道に乗ったときに、その補助金をいただくようにするためというような感じの答弁ではなかったかなと思います。それともう一点は、いち早く安全な施設をつくらなければならないということであったと思います。 先ほど私の質問の冒頭でも町長は既存の幼稚園、保育所のとりあえず安全を確保するということで約束をしていただいておりますので、このいち早く安全な施設ということに関しては、これは期限を設ける必要はないのかなと思うところでございます。 そして、国の施策が軌道に乗ったときということでございますが、確かに今国会において総合こども園に関する法案骨子というのが提出されるようではございます。しかしながら、あの法案は消費税増税、これを前提としており、今の不安定な民主党政権下において成立されるかどうかは不透明なばかりか、もし成立したとしても、その法案の中身の詳細については現時点ではわかりかねるといったような状態ではないでしょうか。そしてまた、27年度ですか、今国会で仮に成立したとしても、新たに見直すという前提のもと提出されてある法案であると私は聞き及んでおるわけでございます。そのような状況の中において、町長おっしゃるように国の施策としてというのであれば、その法案が成立して、その中身が十分わかる段階になるまで我が石井町も自重するという方向性で臨むほうがよいと。これは当然のことながら、行政運営というのは税金で運営しておりますので、国の動向いかんによって影響を受けるおそれがあるというものについては慎重に慎重を重ねるというのが大前提だと思います。 また、よく言う私立保育所運営費の国県支出金の部分、この部分についても、この国の施策として進めているというその町長の言い分で行くのであれば、将来的には子ども・子育て支援給付ですか、仮称ですけれども、そういった名のもと一括給付、これはつまり公立、私立の区別なく給付されると、このように国からいただいた資料にも載っておりますが、これによりますと、給付の対象、これは客観的な基準を満たした施設、具体的には総合施設(仮称)、幼稚園、保育所、それ以外の客観的な基準を満たした施設と書いてございまして、ここに公立、私立の区別はないわけでございます。また、総合こども園でなくても、これは基準を満たしておれば給付対象になるということでありますので、この点については現在でも支給対象になるのではないのかと思うわけでございますが。 それからまた、この子ども・子育て支援給付ですか、これは交付税上、交付税の中に入るんですかね、課長、わからん。交付税の中、交付税の中に算入される。交付税の中に算入されるということですので、一般財源からの持ち出しの部分、この割合が大きくなるというのは、これは容易に予想されることであると思います。ですから、国の施策としてと言うのであれば、これは今国会の行方、他に特段急ぐ理由がないのであれば、その法案が成立して、石井町がそれに伴い作成しなければならない事業計画の段階までおくらせる、その間までしばらく保護者の方々とともに民営化を含めた幼・保再編計画の話し合いを進めていくと、このように進めていくほうがいいのではなかろうかと思うのですが、再度もしまだ建設を急ぐ理由というのがあるのであればお聞かせ願いたいと思います。なければないで結構でございます。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) そもそも国の政策により保育所と幼稚園が分かれてることが問題なんですね。これは小林議員さんわかっとるでしょう。ほなやって、幼稚園は児童数が少ない、その中で保育所は待機児童がおって、石井町でも40人、50人の人が保育所に入れないで弱ってるんです。そういうことを解消するために、国が幼・保一体化ということで政策を上げてます。もう既に全国では700カ所ぐらいの認定こども園というんができておりますので、国の政策は政策です。しかし、私どもは待機児童の解消と幼稚園のもっとレベルを上げる。例えばそうじゃないですかね。幼稚園は始まりも遅いし、しまうんも早い、そういうことでしょう。また、保育所はもう7時からあいとんですね。7時から夜の7時まで、12時間預かってます。そういうことを一体化にやっていく中で、どうしてもこの総合こども園というのはこれから必要じゃないですか。            (2番小林智仁君「必要だろうとは思います」と呼ぶ) そうでしょう。小林議員さんも必要だと思われとんだったら、そういう理由で急いで進める必要があると思います。            (2番小林智仁君「急ぐ理由というのはないと思います、急ぐ理由というのは」と呼ぶ) ほなって、じゃあたちまち毎年40人、50人の人が待機児童でおいでになるんですよ、保育所で。入れないっていうて、私どもはどなんかしようと思ってもこれ以上は無理なんです。お断りしてます。そういうことだったら、そのお母さんは働きに行けないじゃないですか。それから片一方では老朽化が進んでいる。この両方を解決するためには、これは急いでやらなければ、ゆっくりしておったんでは間に合わん、そういうことと思います。 ○議長(山口性治君) 小林智仁君。 ◆2番(小林智仁君) ただいまの答弁によりますと待機児童解消のためということでございますが、これ確かに現時点において待機児童というのは石井町で発生しているというふうにお聞きしているわけでございます。しかしながら、その待機児童のこの理由というのは、保育士さんの確保、これの問題、これが大きくあろうかと思うわけでございます。そして、私立の認定こども園ができても、例えばその私立の保育所で働く人がやめた場合、仮に保育士さんがやめた場合、これは当然何ぼ施設的に受け入れるというても受けれないわけでございまして、抜本的な改革というのにはならないのかなと思うわけでございます。 そして、民営化、まずこの民営化を大前提ということで動いているということでございますが、その民営化の部分、この部分について町側の説明会の折にもありましたが、民営化すれば経費が安くなるというふうに、どこの説明会に行っても町側の説明にあるわけでございますが、この点少し納得できない部分と申しますか、その点ございますので、この点を財政課長にお伺いいたします。 まず、この認定こども園を私立化した場合、町側の説明によれば経費削減につながるということでございますが、これ必ずしもそうなのかということがお聞きしたいわけでございます。といいますのは、これ私立の場合、その運営費、これには国、県から合わせて4分の3の支出金が出ております。そして、残る4分の1を石井町が一般財源で支出しているわけでございます。つまり、認定こども園を私立化した場合、私立運営費、国県支出金の部分、これがふえた部分を例えばAとしますと、その分石井町が一般財源から負担しなくてはならないのは3分のAということになると思います。つまり、全体で1,200万円要ったら、国、県が4分の3で900万円、残る一般財源が割る3の300万円ということになると思うんですけど……            (財政課長田野芳博君「4分の1」と呼ぶ) 4分の1なんで、Aの、A割る3で3分のAちゅうことになるね。4分の1の3つ割って、ほうやね。            (町長河野俊明君「3つで割ったら300万」と呼ぶ) ということになると。            (財政課長田野芳博君「4分の1ね」と呼ぶ) 4分の1やけん、ふえた部分ね。ふえた部分を、私立、これちょっと小休お願いいたします。 ○議長(山口性治君) 小休します。            午後1時48分 休憩            午後1時50分 再開 ○議長(山口性治君) 再開いたします。小林智仁君。 ◆2番(小林智仁君) 公立保育所運営費についてはすべて一般財源からということでございますが、その中には当然交付税も含まれております。そして、その交付税の中には、社会福祉費という名目の中に公立保育所運営費というものが含まれとるわけでございます。この公立保育所を廃止するとなったらこれは当然交付税の算定のおりにその分減らされるわけなんです。そしてこの減った部分、この交付税全体の中から、この公立2カ所を廃止することにより減った金額を例えばBとします。つまり、この一方がふえて相対的に一方が減るという状況の中において、必ずしもそのAの部分、この部分が3分のAプラスBより大きくなるのかということをお聞かせいただきたいと思います。これ必ずこうなるというのでなければ、民営化にすることによって経費が少なくて済むとは言えないと思うんですが、そこのところをお伺いいたします。細かい部分は結構でございますので、必ずなると言い切れるのかどうか、そこのところをよろしくお願いいたします。 ○議長(山口性治君) 財政課長。 ◎財政課長(田野芳博君) 公立保育所、それから私立保育所に対する従来の考え方でございますが、平成16年以降にいわゆる一般財源化なっておりまして、公立保育所につきましては、交付税の基準財政需要額のほうに必要経費が算入されております。これは従来国の補助率4分の2、それから県から入ってまいりました補助率4分の1相当額が交付税のほうに算入されているということでございまして、もともと交付税の制度ですけれども、基本的に10万人規模の市の財政状況をもとに基準財政需要額に算入されております。それで、23年度の場合、公立の保育所が500人少々だったと思うんですけどね。それから、私立が1,000人を超えていたかと思います。それで、実際にその10万人の都市でどの程度財政需要があるかというようなことの算定を基本にして、この石井町の状況を加味して計算をされとるわけなんですけれども、石井町のほうは逆に公立保育所のほうの子供たちが入所数が多うございます。私立は少のうございます。そうした人数をもとに算入されておりまして、ちょっと実質的にはこの従来の国の4分の2と県の4分の1の分が算定されているというふうに理解しておりますが、具体的にほの数字がどれだけかっていうまではちょっと検証できてませんので。            (「2番小林智仁君「今のところ必ずしも民営化したら安いというのはわからんということですね」と呼ぶ者あり) はい。 ○議長(山口性治君) 小林智仁君。 ◆2番(小林智仁君) ただいま課長のほうから答弁をいただきました。詳しくお答えいただいたわけでございますが、今現段階において民営化のほうが必ずしも安いということは、これは言えないという内容の趣旨ではなかったかなと思います。であるからいたしまして、町側におかれましては、この分を十分に精査した上で、必ず何かと比較対照した上で、結果に基づいて、町営のほうが高いとか、民営のほうが安いとか、そうなるということがわかるまで、これはもし民営化のほうが高くなるということになれば行政側はうそを言よるということになりますので、住民の方々に誤解を与えるような説明は決してしないよう、町長及び担当課長のほうにはきつく指摘をさせていただいておきます。 そして、私これ時間を使って長々とこの幼・保問題について質問させていただいているわけでございますが、これなぜこのようにしつこく食い下がるのかということがございまして、これは保護者の方々から十分きつく要望があってこうさせていただいているわけでございます。つまり、最終的にその26年の開所、これと民営化の部分をこれ現段階で見直してほしいという要望が実はございまして、そこで町側のほうからこの建設を急ぐ理由等々お聞かせいただいたわけでございますが、これはやはりその26年の開所、この部分というのを特にまず延ばしていただきたいと思うわけでございます。 そして、この認定こども園の敷地となっている忠勇跡地について、この忠勇跡地については、これは町有地でありますから有効活用をしていただかなければならないと、これは私もそのように思っておりますが、しかしながら、この忠勇跡地、ここにおいて認定こども園、これを26年度開所をおくらす、例えば1年間おくらすとして、どれくらいの維持管理が要っているのかということ、これ私は知りませんので、もしそれが莫大な金額であれば、これも当然急がなければならない理由になるかと思いますが、その部分について、忠勇跡地は教育財産でございますので、教育委員会、教育次長にお伺いいたします。1年間、忠勇跡地を現状のまま維持管理するとした場合、どれくらいの費用が要るのか。あれだけの広い敷地でありますから大分かかっているとは思いますが、これをひとつお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(山口性治君) 教育次長。 ◎教育次長(遠藤美信君) お答えいたします。 23年度でございますが、草刈りを2回ほどやってまして、それと整地とかそういう維持経費の分ですが、25万円余りです。以上です。            (2番小林智仁君「えっ、25万円ですか」と呼ぶ) はい。 ○議長(山口性治君) 小林智仁君。 ◆2番(小林智仁君) ただいまの答弁によりますと、忠勇跡地の維持管理費については1年間で25万円ということでございます。これは確かに皆さんの税金でございますから一円たりとて無駄にすることはできませんが、しかしながら、このくらいの費用であれば地域住民の方々の理解と合意形成への必要経費として理解していただけるのではないでしょうか。地域住民の方々の思いを無視してまでも強引にそのように計画を進めて25万円節約するよりも、時間をかけてでも相互に信頼関係を築きながらやっていくほうが結果的な行政運営になると、本当の意味での民意を反映した行政運営になると私は思うわけでございます。 そして、これは町長自身、さきの9月議会の新庁舎検討委員会の開催に関する町長の答弁の中に、十分な話し合いを持たずに誤解を招かせたことは反省していると、今後こういうことがあった場合は十分に話し合いたいといったような趣旨の発言をされておったことを覚えてらっしゃると思いますが、今まさにこのときこそがその十分に話し合いをする場ではないでしょうか。現実問題として保護者の方々は、その民営化、いわゆるこの部分、そして26年の開所、この部分に不満を持っておるということでこの要望書というのを提出したわけでございます。そして、この問題について保護者の方からは性急過ぎると、拙速過ぎるということで意見が出ているということでございます。 また、この保育所民営化について、これは各地でいろいろと反対運動、それから裁判にまで発展しているケースというのが非常に多いわけでございますが、その中でも特に有名なのがいわゆる横浜地裁の判決でございます。これにおかれましては非常に有名な裁判でございますので、民営化を進めようとする町側におかれましては熟知されておることだと思います。そこで、このことについて企画政策課長にお伺いいたします。この横浜地裁の判決、この判決の要旨を、詳しくは要りませんが、簡単で結構でございますので、どのようなものだったのか答弁をいただきたいと思います。 ○議長(山口性治君) 企画政策課長。 ◎企画政策課長(黒川浩君) お答えいたします。 この事件に関しましては、横浜の市立保育所、4カ所と思います、そういったところを廃止して民営化ということで進めたら、この民営化については、聞いたところでは1年間の期間だったと思います。そのときに入所されておった保護者の方が横浜市に対しまして、その廃止処分の取り消し、そういった面を求めた事件だというふうに理解をしております。 ○議長(山口性治君) 小林智仁君。 ◆2番(小林智仁君) 判決の要旨についてはただいま課長から答弁ございましたが、あの判決で特に重要な部分というのを2点挙げさせていただきます。 まず1点目、小規模保育から大規模保育への環境の変化により、児童に対して移管後相当の期間にわたり相乗的な混乱が起きることは容易に想像できると。2点目、児童及び保護者には特定の保育所で保育を受ける権利が存在し、大方の保護者の承諾が得られていない状態で建設的な議論が交わされることもなく、また当計画を急がなければならないような特段の事情もない中、計画を進めたことは、その裁量の範囲を逸脱、濫用したものであり、違法であるとの判決が出ております。 これ現在の石井町の状況と非常に似通っておるわけでございますが、このような状況において、表現はやわらかいのですが、何も譲歩していただいておりません。その点において、町長は議決までいったらどないかなるけん言いたいだけ言わせとけと思うて答弁されよるんかもしれませんが、議決になったら私は負ける可能性もある。だから、これだけ必死になって言よるんです。町長の意向を変えてもらわないかんということで必死に勉強もし、そして保護者の方から聞き、今こうして議論しとるわけでございます。そして、なぜ私がここまで必死に食い下がるのかと。それは、このような決め方をされるんだったら、町民の方々を余りにもないがしろにしとるということで申し上げよんです。悪いことは悪い、あるいは見直すべきところは見直せということで申し上げております。そして、そのいいか悪いかの判断というのは町長が決めるべきものでもないし、もちろん私も、あるいは職員の方が決めるものでもございません。決めるのは民意でございます。そして、その民意と町側の意向、これらが衝突するときには、現在衝突しておりますが、お互いが誠意を持って話し合う、譲歩し合って、双方合意の上、よりよい方向性へと進んでいくと、これが本来あるべき姿ではなかろうかなと思うわけでございます。それを一方的に決まったからと、このように言ってだれが納得できますか。 庁舎建設にしてもそうです。これいつの間に決まったのかということ。検討委員会も解散した状態で、だれが、いつ、どのような議論をして、そして住民の方々の意見も聞いて、どれだけの賛成者があって、場所はここ、建設時期はここ、規模はこんだけって決まったのかということを申し上げよんです。町長は所信の中で、3階建てで1階はコンビニと、また午前中に鉄骨づくりでいろいろおっしゃっておりましたが、それらは一体だれが、いつ、どこで、何をどのように検討したのかと。いわゆる5W1Hと申しますか、その部分。庁舎などの公共施設、これらはご承知のように町民の方々の共有財産でございます。決して町長個人のものでもなければ、我々議員あるいは役場の職員の方々のものでもございません。そういったことを私は申し上げておるわけでございます。 といいますのは、今の幼・保建設にしてもそう、役場内で十分議論して、一応形だけの検討委員会、これも開き、忠勇跡地の有効活用にはここしかない、また時期についてもこれがベストじゃということで町側は話を進めていきよるわけでございますけれども、今までさんざん申し上げたように、これこういう決め方されたんではかなわんわと。何でもかんでも決定です、理解してくださいと、こんな一方的に言われたんでは何でも行政の思うままになってしまうでないかというのが実際に住民の方の声として私のところに届いておるわけでございます。ほらこんな決め方するんだったら、火葬場やて建てる建てる言よん、突然ほなここに決まりましたと、理解してくださいと言うてくるんちゃうかというのを心配されよる人、あるいは地域の人もおるんです、これは実際の話として。 そして、これちょっと話がずれますけれども、せっかく出てきましたので、実際に心配しとる人もおりますので、ちょっと確認だけさせていただきますが、火葬場、これを検討すると、検討すると常々おっしゃっておりますので検討されていると思いますけれども、突然、はい、ここに決まりましたと、住民の方々、地域の方々、こういう計画で進めていきます、意見は十分聞きますけれども、これで理解してくださいと、こういう進め方というのはまさかやりませんよね。いわゆる迷惑施設について、そこのところを少しお願いいたします。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 何か誤解をされてるようでございますが、私は石井町長でございますので、石井町全域で石井町民の皆さんにとって何が一番ベターかということを考えて提案をしてるんです。一方的に決めたりしておりませんよ。例えば町の庁舎にしてもそうですね。コンビニを併設したような施設もこれから必要じゃないですかというご提案を申し上げてるんです。郵便局もあったらいいですねえ、銀行のATMもあったらいいですねえ、そしたら役場へ来たら一カ所でこういうことができますよ。何も提案なしにそういうことを皆さん方に説明ができますか。 例えば今の幼・保の一元化にしても、町民の皆さん、それじゃ皆さんは何を望んでるんですかって私は尋ねました。現在のまま9カ所全部残してくださいっていうんが一番の皆さんの理由なんですよ。これは私たびたび言うてますね。財政が許して、予算があるんだったら9カ所を全部建てかえして補強したらいいんですよ。だけど、少子化で人数がどんどん減ってる、財源もどんどん減ってる、その中で9カ所は全部建てれません。例えばほな小林議員さん、いしいドームどうですか。あれ23億円もお金かけて、石井町が土地買うて建物建てて何をしたかっていうたら、まだ赤字の補てんをして指定管理者に渡してるじゃないですか。私が一番心配してるのは、例えば前の町政やったらこういうことやってるでしょう。もう想像できます。忠勇の跡地を石井町が無理して3億円で買った、その後へ幼・保一元化を例えば公設で建てる、しばらくしたら民営の指定管理者に委託料出してお願いする、こんなばかなことしとったら石井町の財政はもたんです。集約する中でどっかは民営化をしていかなんだら石井町の予算では全部建てれないんです。藍畑にはああいう広い土地があって、いい土地があるじゃないですか。それで、何も民間があかんあかん言うのはちょっとおかしいですよ。民間と、それと公立とでお互いに競争して、いいとこを引き出していて、石井町の子供たちに一番よい方向をそれから導き出していくのが石井町の役割じゃないですか。民間は民間のいいとこがたくさんありますよ。公立は公立のいいとこがたくさんある。それと一緒にミックスして一番いい方向に持っていきたいと思っております。誤解のないようにしてくださいね、私はあくまでも石井町民のためを一番に考えておりますので。前の町長みたいに高い銭で買うて何ぼもうけたろやというて、そういう考えは一切ございません。 ○議長(山口性治君) 小休いたします。            午後2時09分 休憩            午後2時32分 再開 ○議長(山口性治君) 再開いたします。小林智仁君。 ◆2番(小林智仁君) ただいまの答弁で、民間が悪い悪いというふうなことではなしに、もっと民間のことを勉強してくれといったような趣旨の答弁ではなかったかと思いますが、私別に民間が悪いとは一言も申したことはございません。そして、なぜ現段階で公立にこだわっているのかと申しますと、その理由というのは、現段階においてのそれが民意であるからでございます。ですから、私はそれを、住民の方々の意見を行政に伝えることが議会議員としての真の使命であり、また責務であると、私自身こう思っておるところでございますから今このように議論しておるところでございます。 そして、現段階において民営化、これの方向は譲っていただけないということでございましたが、民間にすることによって経費削減が本当になるのか、将来的に。単年度ではなく、10年後、20年後を見据えて民営化したほうが安くなるということ、それらの民営化と公営の比較対照表、いわゆる将来的なランニングコスト比較表、それと例えば民間になった場合と公営の場合の保護者の料金の負担の比較表、これらの資料、これらを作成していただきまして、そして結果により民営化のほうが高くなるというような判断が出た場合にはまた再考のほうをしていただきたいと思っております。 そして、それらをきちんと作成した上で住民の方々が判断できるだけの資料を調え、これ石井保育所がなくなれば高川原保育所、ここにもやはりしわ寄せが行くということでございますので、各地区回っての意見交換会、これを時期を定めつつ、住民の方々の理解が得られるまで行ってほしいということが私の願いでございます。そして、理解が得られなければ、26年の開所、この部分、これは延ばしていただけないかということで、この点について答弁いただければと思うわけでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 行政というのは、財政とか町民の意見、どういう方向に持っていったほうが一番町民のためになっていいかということを全体的に私どもは考えております。小林議員さんがいろいろ子供たちに力をはめておるというのは私はよく感じております。いろいろな会にも積極的に参加をされてご意見をいただいておりますが、今の段階では石井町では26年度を民間移設ということについて進めておりますので、たくさんなご意見の中で、もしどうしてもそれが難しいというようなことになりましたら、それはその時点でまた考えらせていただきますけど、基本的にはそういう計画で進めていく上で町民の皆さんのご理解をいただきたい、そのように考えております。 ○議長(山口性治君) 小林智仁君。 ◆2番(小林智仁君) よいほうに解釈すれば柔軟に対応してくれるというような趣旨の発言ではなかったのかと思いますので、この点については十分に対応していただけますようよろしくお願い申し上げまして、幼・保についてはとりあえず終わらせていただきます。 それでは次、通告、ちょっと議案に回せるほうは回すといたしまして、その他行政全般ということで、内容について書いておりませんが、住民の方から申請のことについて議会で聞いてみてほしいということで預かってきていることがありますのでお伺いいたします。 まず、申請についてですが、例えば農地転用許可申請であるとか、補助金の申請であるとか、その他いろいろと役場では多岐にわたって申請関係を受け付けておるわけでございます。私も仕事柄、石井町役場のみならず吉野川市や徳島市役所にも書類を提出する機会というのが非常に多いわけでございますが、これどこの役所に行っても共通している点というものがございます。それは融通がきかないと申しますか、添付書類や記載事項、あるいは関係法令の基準が一つでも足りなければ許可はおろか受け付けもしてくれない点でございますが、この点については私も行く先々の役所、県庁であるとか川島土木、その他市町村役場でその理由をお聞きしているわけでございますが、各役所ともその理由については、我々は公平公正に事務を進めなければならないという責務があると。だから、そこに私的裁量が入る余地はなく、あくまで書類で審査しているので、その書類に不備がなければだれにでも出すし、その書類に不備があれば相手が総理大臣でも出さないということでありました。このことについては全くの正論であるし、またそうでなければならないと思うわけでございますが、この点について石井町ではそれが確実に守られておるのかということが1点。そして、それに付随して、もし仮に守られていないことが判明した場合、あるいは関係法令上の基準に適合していないのに許可が与えられていた場合、例えば農地転用許可が出て既に転用しているような場合でもその許可を取り消すのか。これは適合していないのだから取り消さなければならないと思うわけでございますが、一応確認のため、この2点について、これは最終責任権者である町長にお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) いろいろな証明書の発行が適正に行われているかということでございますが、私は19年5月に当選いたしましたが、それ以後は適正に行われてると私は思っております。それ以前については、いろいろ今申しましたように不法建築なり、あるいは税の徴収を怠ったり、そういう問題が多々あっただろうと思われております。農転の許可とかそういうことで、後からそういう違法が発見された場合には許可を取り消すのか。それはそのようなつもりでおります。 ○議長(山口性治君) 小林智仁君。 ◆2番(小林智仁君) わかりました。 そのようなことは19年度以降ないということで、もしそういうことが、不備があったのに許可があった場合には許可を取り消すという答弁であったと思います。一応こういった許認可手続につきまして、ある住民の方から私のほうに情報が入っているわけでございますが、この件について私自身まだ確証しておりませんので、議長に資料請求をして調査研究したいと思います。 これ、議長、許可願えますか、資料請求について。            (「何の資料請求」と呼ぶ者あり) 資料請求。            (「何の資料請求」と呼ぶ者あり) 一般廃棄物収集運搬許可申請書について。 ○議長(山口性治君) ほな、出して、出せるもんは。 ◆2番(小林智仁君) それでは、今議長の許可を得ましたので、一般廃棄物収集運搬許可申請書について、昨年度から現時点に至る変更許可申請と添付書類も含めたすべての資料について清掃センター所長に請求いたします。これすぐ、でてきますか。            (清掃センター所長瀬部泰博君「いや、今持ってきてませんので」と呼ぶ) わかりました。それでは、本日中にお願いいたします。 それでは、その資料が届き次第調査研究いたしまして、ないとは思いますが、もし仮に疑問点等が出てきた場合には議案審議のほうでさせていただきたいと思います。 それでは、通告しておりました新庁舎についてということでございますが、この点についてはちょっと後に回させていただきまして、防災について少しだけお伺いいたします。 まず、1月17日に行われた全庁挙げての防災訓練について、これは私も消防団員として訓練に参加しておりました。これについては初めての試みでありましたので、当然問題点、課題点等これから改善していかなければならないところも多々あったと思いますが、町長おっしゃられたように防災意識の向上という意味で非常に有意義ではなかったのかと思うところでございます。 そこで、防災訓練について、参加者は約3,800人と町長は所信の中で言っておりましたが、その中身について5点と、関連事項として2点の計7点ほどお伺いいたします。 1点目、発生から対策本部設置までの所要時間。 2点目、当日の対策本部の協議の場所はどこだったのか。テントの中とかですね。 3点目、対策本部の構成人員。 それから4点目、衛星電話と情報伝達はスムーズにできたのかというところ。 5点目として、被災者、避難してきた人たちはどこで待機させたのか、問題はなかったのかというところ。以上5点が防災訓練について。 それから、それに付随して6点目、これは住基台帳等のバックアップ、以前から言われておりますが、いつから始めるのかということ。 そして7点目として、データはすべて電算システムに入っておるということでございますが、そこの耐震、データ滅失の危険はないのかということ。計7点についてお伺いいたします。 ○議長(山口性治君) 参事。 ◎参事(坂東範昭君) お答えをいたします。 1月17日の防災訓練でございますけれども、災害が発生して対策本部を立ち上げるまでの時間ということでございますけれども、災害発生と同時に本部の設置をしたということでございます。その時間といいますのは、自動設置という形で、石井中学校のグラウンドにテントを設置して、そこを災害本部としたというので、すぐ自動設置という形でございます。 それと、災害本部を設置したというのはどこですかという形でございますけども、石井中学校のテントの中を災害本部といたして設置をしております。 そして、その中での本部の人員ということでございますけれども、町長を筆頭に、職員も含めまして7人ほどがその中で待機をして、本部という形をとらさせていただきました。 次でございますけれども、衛星電話と通信機器という形で、スムーズに使えたかということでございますけれども、衛星電話9台全部と無線機及び無線車、車についておりますけれども、子機5台と車載車4台で、前日にそれのテストをしておりまして、スムーズにその通信機器は使えたということでございます。 それと、中学校に避難してきた方がどちらのほうに避難されたかということでございますけれども、石井中学校の2階のほうに避難をしていただきましたということでございます。 一応私のほうからは以上でございますけど。 ○議長(山口性治君) 総務課長。 ◎総務課長(中村聡君) お答えいたします。 住基等のバックアップですけども、戸籍や住民基本台帳、税情報の住民データの保管については、この3月21日より隔週で、本庁舎とは別の公共施設のほうで保管を行います。 また、電算室が入っております教育委員会については、教育委員会の建物は昭和62年に建設されたものであり、耐震基準を満たしております。 ○議長(山口性治君) 小林智仁君。 ◆2番(小林智仁君) よくわかりました。ありがとうございました。 対策本部、協議の場所は石井中テントの中ということ。その他もろもろと答弁いただいたわけでございますが、あの訓練というのは本番さながらの災害を想定しての訓練ということであったかと思います。 そして、なぜちょっとこのようなことを聞くのかと申しますと、新庁舎、これをつくる理由というのがたしか災害に強い対策本部を建てるためだったというように記憶しておるわけでございますが、この点について、石井中の中でできるのであれば、新庁舎、防災拠点ですか、その理由というのはまあまあ薄れてくるのではなかろうかなと思うところでございますが、新庁舎について少し何点かだけお聞きしたいと思います。 まず、新庁舎建設、先ほども申し上げましたが、だれが、いつ、どこで、何をどのようにというような協議の場があると思います。これにつきまして、検討委員会も既に解散しておりますので、その建物の詳細ですか、配置図であるとか、いまだ決まっていないというような話であったかと思いますが、もし建てるとするならば、それらの中身というのは一体これだれがだれと協議をするのか、だれの意向によって決められるのかというのが一つ疑問でございますので、その点お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(山口性治君) 総務課長。 ◎総務課長(中村聡君) 中の配置ということですね。配置についてはこれから協議するわけですけども、町長含め、これから各階のどこそこへどこの課が行くというのはこれから協議をいたします。            (2番小林智仁君「だれが」と呼ぶ) 町長はじめいたします。 ○議長(山口性治君) 小林智仁君。 ◆2番(小林智仁君) ただいまの答弁によりますと、町長はじめ職員の方々がこれ配置を決めるというような感じではなかったかなと思うわけでございますが、これ先ほども申し上げましたように、庁舎というものは住民の方々全員の共有物でございます。ですから、決して役場の中とか、そのような密室の中で、これはこれがいいだろう、これはこれがいいだろうというようなことではなく、新たにまた、もし仮に新築されるとなるのであれば、その中身についての検討委員会、このようなものも検討されてはいかがかと思いますが、そうすることによって住民の方々のこれ意見、そして専門家の方々、それらも含めた意見を入れるといったほうがよりよいものができるのではないのかと思うわけでございますが、その点いかがでしょうか。よろしくお願いいたします。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 小林議員さん、きちっとしたご提案をさせていただきます。石井町の中で今こういう課があって、これをこういうふうにしたいということを設計屋さんにある程度提案します。ほれで、設計屋さんからそういうある程度の図面とか配置図をいただきます。それを議員の皆さんなり町民の皆さんにある程度見せて、できるだけご意見をもらった上で直すもんは直していきたい。ある程度基本的なひな形がないとできませんのでね。決して内部の中で町長主導に、こんなとこ全部決めてしまえやということはございません。私は議会のお話もしたと思いますが、議員の皆さんにも当然控室が要る、それやったら何ぼ要るのかとか、いろいろなことのご意見をお伺いする中で決めたいと思います。 ○議長(山口性治君) 小林智仁君。 ◆2番(小林智仁君) わかりました。 幼・保、それから新庁舎についても柔軟に検討していただけるということで理解をいたしまして、通告してありました新庁舎、それから入札について、この入札については、ただいま資料請求いたしました資料を調査研究した上で、また疑問点等が出てくれば質問のほうを議案のほうでさせていただきたいと思います。 以上をもちまして私の本日の一般質問を終わらさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(山口性治君) 小休いたします。            午後2時52分 休憩            午後3時50分 再開 ○議長(山口性治君) 再開いたします。5番久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) 議長の指名によりまして、これより私の一般質問始めさせていただきます。 まず最初に、1万5,000人以上の犠牲者と今なお3,000人以上の行方不明者を出しました今回の東日本大震災、謹んで哀悼の意をあらわしますとともに、今なおまだ34万人以上の避難者の方を出しておられますこの現状、一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。 さて、我が石井町でも、この1年間、東海・東南海・南海、これらの3連動地震、あるいは前年度に起きましたような台風12号、15号のような甚大な被害をもたらします自然災害、こういったものに対処するためにいろんな防災対策、これをなされてきたわけなんでございますが、さてそこで私の通告書の1番目の項目でございます。石井町石井の尼寺、内谷地区でございます。尼寺、内谷地区の緊急避難場所ということでございますが、先日の町長の所信表明の中に出てきましたように、今までは教育会館が一応避難場所というふうになっていたわけなんでございますが、耐震化がなされていないということで、それも廃止するということで、その後どこにするかということを承っておらない。じゃあ、ではどこにということなんですね。あの尼寺、内谷地区といいますと、石井町中央部に避難してくるということになってきますと、山が国道にまでせり出してきております。したがって、どうしても石井町中央部に向かっての避難というのは非常にしにくい。しかも、あの山というのは、補強が必要なぐらい山崩れの危険性というのもあります。しかも、あのふもとには町営住宅もあるわけでございます。したがって、あの地区は、尼寺、内谷地区独自で緊急避難場所というのが早急に必要になってくる場所でございます。 そこでまず、町といたしましては、そのことに関しましてどのようにお考えになっておりますのか、まず参事にお答えいただきたいと思います。
    ○議長(山口性治君) 参事。 ◎参事(坂東範昭君) お答えをいたします。 尼寺、内谷地区でございます。当然、最初から避難場所的に施設も非常に少ないという状況にございますけれども、あの尼寺の教育センターが耐震化なされていないということでございます。今現在の一つといたしまして、尼寺に老人ルームというのがございます。これは昭和56年の建築ということでございますので、ちょうどその耐震化のすれすれかなあと、鉄骨平家づくりということでございます。それと、内谷の公会堂、これは地区、その内谷地区の建設のものでなかろうかなと今思っておりますけれども、一部改修済みであるということも伺っておりますけれども、その2カ所が今後緊急の避難場所として指定できるかも含めて、尼寺、内谷地区でちょっと検討してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(山口性治君) 久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) そこで、その次の項目とも加味いたしまして、尼寺分校、石井小学校の尼寺分校でございますが、これが廃校になってその跡地ができるということでございます。できましたら、この跡地に地域の方々皆さんの触れ合いの場所になるような建物、これはもちろん緊急避難場所として耐震化もちゃんとできているような、そういう建物ができますと、あの跡地利用といたしましても非常に有効な活用方法ではないかと思われます。前々から地元の方々から町長のほうにもこういった要望多分来ておられると思うんですけれども、このことも踏まえまして緊急避難場所、それから尼寺分校の跡地、こういったものに関しまして、町長、どのようにお考えになっておりますか、所見のほうお伺いいたします。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 尼寺分校の跡地ということでございますが、今休校になっておりますので、一部子育てなんかに時々使う場合がありますが、あれは前から申し上げてますように、国分尼寺跡の発掘が今進んでおりますので、その例えば出てきたものの展示とか、今こんなもんが古代にありましたよという復元写真とか模型とか、そういうもんを一部展示するつもりでございますが、その時点である程度の強化もしまして、一部避難場所としても使えるように、いろいろなそういう防災の備蓄用品の場所としても使えるように考えていきたいと思いますが、今現在それをどうこうするというつもりはないんですね。もう少し国分尼寺跡の発掘調査が終わりまして、終了間際になりましたらそういうことも考えていきたいと思っております。 避難場所については参事が申し上げましたが、そのほかに消防の詰所あたりも必要だったらこれから改築して、町民の皆さんの避難場所とか憩いの場所として整備していかなければならないと思っております。 ○議長(山口性治君) 久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) はい、わかりました。 しかし、できれば、この跡地の問題といいますと、もちろんそこに物を新しく建てるといいますとかなり予算もかかってくる問題でもございます。しかし、できれば、せっかくああいう土地があるわけですから、できるだけ早急に地元の地域住民の方と話し合いの場を持たれて、そしてあの地を有効利用に使っていただきたいと要望いたしておきます。 また、避難場所についても、先ほど申しました町営住宅の南手のせり出してきてる山、あのあたりというのは大きな台風が来たりなんかしてくると非常に危ない地域になってきてるわけでございます。県とのいろいろ兼ね合わせもございますでしょうが、いろいろ話し合いをしていただいて、あの地区ももう早急にやはり補強、これを行っていただきたいと思います。 続きまして、次の項目に行かせていただきます。 農業大学校の跡地利用ということでございますが、あれほどの広大な土地でありますから、そこがこの後どのようになるかということは石井町民の皆さん非常に興味津々であるとこでございます。しかし、これは、すぐ近くに住みます地域住民の心情といたしましては非常に身近で重大な問題でございます。したがって、できるだけ詳細に、今現在どのようにこれが進められておるのか、できるだけ詳しいところを知りたい。また、私もこの地域住民の一人ですので、自治会等で説明する責任もございますので、そこで現況を幾つか質問させていただきたいと思います。 先ごろの徳島新聞に、石井町と県が農大跡地購入で覚書が交わされたと載りました。町長も先日の所信表明の中でそういうふうにおっしゃっておりましたが、この覚書でございますが、新聞に書かれている内容によりますと、石井町と県は財産売買契約を結ぶために最大限努力するというふうに書かれてあります。ということは、これは努力するというふうに書かれている文面なんであるとすれば、この覚書は農大跡地を完全に石井町に売りますというふうな土地契約の仮契約書みたいなものではなく、農大跡地の競売に石井町も参加する資格を与えますといったふうな文面であるというふうに理解あるいは思われるんでございますが、この辺は、町長、どうなんでしょうか。ご答弁をお願いいたします。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) そういう覚書ではございません。徳島県としたら、できたら石井町に買ってほしい。石井町としても、石井町民が愛着がある場所であるし、町民の方もたくさん卒業生がおります。でけたら知事には共同で徳島県の農産業の発展のために使いませんかということを提案いたしておりましたが、知事のほうから財政的に非常に徳島県は難しい状態であるので、できたら石井町のほうで買ってほしいというような県を通じて申し込みもあります。石井町が買いたい、徳島県は買ってほしい。そういうことで、これからいろいろな企業とか学校とか大学とかの受け入れをしていく中で、ある程度の基本了解がなかったら全然進めません。例えば今石井町にモクモクファームをつくる会とかそういうのもできてますけど、ほんまに買えるんですかという話になってくるね。そういうふうになってきたら企業からも話があります。あしこ安心なけん、ちょっと環境もいいけん、ここへ出店したい、そういうお話もある。どっちもわかりませんよというのでは進めませんということで県と打ち合わせする中で、それだったらとりあえず県と石井町が覚書を交わしませんか。2年後にきちっとしたそういう売買契約を両方の議会に承認を得た上で基本的に結びましょうと。とりあえず、まあ売ってください、買いましょう、石井町さんお願いします、県さんお願いしますというような今段階でございます。 ○議長(山口性治君) 久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) そして、その後の徳島新聞の記事には、町は売買契約の締結までに跡地利用計画を県に提出することになっているというふうにあります。ということは、石井町が県からこの農大跡地を買い受けるためには、土地の金額もさることながら、一番の条件といたしまして、この土地が地域のため、公共のために生かせるかどうか、その活用方法が一番の条件ですよということでしょうか。町長、再度答弁お願いいたします。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) そのとおりですね。県は石井町に売った。ほな、石井町がまたそれを上乗せしてよそへ転売する。あるいは、極端な話ですけど変な建物が建つ、そういうことでは県も弱ると。やっぱり県有地を石井町に売却するわけですから、いろいろ打ち合わせの中で事業計画を出してください、そういうことでございます。 ○議長(山口性治君) 久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) もう町長そこまでおっしゃったんなら、どうでしょう、私が今これ資料請求いたしましたら、その覚書のコピー、これを皆さんにお配りさせてもらってもいいんではないでしょうか。できましたらそれをここで要望したいのでございますが、よろしくお願いいたします。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 内容についてはご説明をさせていただきますが、覚書の提出ということは両方の例えば合意が要ると思いますので、県の許可もいただいておりませんので、覚書自身を提出することはできません。内容については詳しく説明することはできます。 ○議長(山口性治君) 久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) そうなってきますと、この広大な土地の跡地利用ということになってきますが、こうなりますとやはり行政の力だけでは非常に難しいものでございます。それで、民間の方々とともに知恵を出し合いまして、よりよいものをということになります。その一つの方法といたしまして、12月議会の町長の所信表明でもおっしゃっておりました伊賀の里モクモク手づくりファームでございますが、先日私も兼務しております農業委員の一人といたしまして現地へ視察に参りました。非常に広大な敷地にすばらしい生産性、そして公共の場として、触れ合いの場としても立派にかの地は立ち行かせております。12月議会で町長はモクモクファームを石井町につくる会が発足しましたということをしました。また、今回の所信表明の中でも農大跡地を考える会というのをつくられたというふうにも承りました。したがって、ちょっとここで現状での行政と民間の方々との話し合い、つながりというものはどういうふうな形になっているかということを少し詳しく町長のほうに答えていただきたいと思います。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 行政と民間のつながりということでございますが、これは4万5,000坪もの広大な敷地でございますので、跡地利用についての検討会というのはまだつくっておりません。当然、議員の皆さんも中へ入っていただき、地元の皆さん方も入っていただき、みんなでどういうふうにしていたらいいのかという話を進めていきたいと思います。その中で、立地企業が少しずつ決まってまいると思いますので、例えばその委員会の中で、こういう企業さんがこういう進出の希望がある、どうですか、ここを核にして広げていきませんか、こういう大学、こういう病院の話もありますよということで、これから明らかになっていきたいと思いますが、まだ委員会をつくっておりませんので、つくる際には当然議員の皆さん、幅広く皆さん方に参加をしていただいた、開かれた委員会にしたいと思います。 ○議長(山口性治君) 久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) 今の町長の答弁によりますと、一刻も早くそういうふうな具体的な委員会なるなり検討委員会、そういったものをつくり、議員も参加し、そしてもちろんその中に、どうでしょう、地域住民の方の代表、もちろんそこに進出したいという企業の方の代表、そういった代表の方も幅広く入っていただいて、そしてそこでの会議で決まったこと、あるいは提案されたこと、こういったものは速やかに一般の皆様方に公表する、公開すると、できるだけ開かれた検討委員会を進めていくと、そういうふうに受け取ってよろしいのでしょうか。もう一度答弁をお願いいたします。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) そのとおりでございます。 ○議長(山口性治君) 久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) 私も地域住民の一人といたしまして、あの土地にできるだけよりよいものができること、もうこれを強く望んでおる次第でございます。行政と民間、そして地域住民が一つになって話し合える場をぜひ行政のほうで用意していただき、そして同時に正しい情報をできるだけ速やかに地域住民、ひいては石井町民の皆様に公表していただくように再度お願い申し上げておきます。 続きましての項目でございます。 この4月1日より施行されます、すなわち非常勤の行政委員の報酬日額化条例でございます。非常勤の行政委員、すなわちそれは農業委員、教育委員、監査委員、固定資産評価審査委員、選挙管理委員でございますが、前年度の9月議会におきまして賛成多数で可決されましたこの条例、あれから約半年でございます。この半年間、各委員会ではどのような説明を受け、これについてこのように対処するといったような会が開かれたのでありましょうか。 まず、教育委員長にお聞きしますが、このことについて9月以降委員の方々を招集して、行政も交え、説明会を開いたのでしょうか。もし開いたとしたら、そのときある程度のマニュアルも作成し、委員の方々に承知いただいたのでしょうか。ご答弁お願いいたします。 ○議長(山口性治君) 教育委員長。 ◎教育委員長(河野英俊君) 昨年の9月9日に事務局のほうから日額制についてのお話がありました。それで、その後3月2日に私が少し、私案なんですが、こういうふうなことでなにしたらどうですかということでご提案申し上げました。それまだ最終的には決まっておりませんが、きょう本日5時から教育委員会がございます。その席でも来年度に向けてのどういうふうに、例えば教育委員の業務日誌とか、そういうふうなことも考えております。それを提出する。それから、開かれた教育委員会ということで、あるテーマについては2人、3人でそのテーマをこれから石井町の教育委員会としてはどういうふうに対応していくかと、そういうふうな勉強会も設けないけませんので、そういうふうな点についてもお話は申し上げてあります。以上です。 ○議長(山口性治君) 久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) ありがとうございました。 監査委員、固定資産委員、選挙管理委員につきましてはあらかじめお聞きしております。監査委員、固定資産審査委員の方々には行政より口頭で説明はあったが、きちんとした文書では受け取っていないということですね。選挙管理委員に至っては、去年の夏ごろそれらしい話は聞いたが、決まったことも、またその額も聞いていないと。しばらく選挙ないから、今度何かの選挙があったときにでも話したらいいかとでも思ってるんでしょうか。農業委員に関しましては、私は兼務しておりますので答えさせていただきますと、昨年中に何か話があるかなと思いましたが、昨年中には別に何も話がないと。1月の総会ではさすがに何か話があるか、これでもまだないと。2月になって、まだ入っても何にも言うてこない。さすがに2月の総会のときに問い詰めましたところ、まだほとんど手つかずの状態であると。このように、これ9月に実際議決されてることですね。半年、もうあと3週間です。実際このような現状を、参事、どのように思われますか。ご答弁お願いいたします。 ○議長(山口性治君) 参事。 ◎参事(坂東範昭君) お答えをいたします。 農業委員会のほうからは、2月24日の総会のときに、文書でという形で、日額報酬に改正しますという文書を渡したというふうに聞いております。 そのほか統一的な日誌に関しましては、統一的に日誌をつくったらどうかという形で今案を考えております。 その他の今おっしゃられました選挙管理委員会にいたしましても、そういう形で報告がないということでございますので、早急に文書等をつくりまして配付をしたいというふうに考えております。 ○議長(山口性治君) 久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) 町長、あなたは9月の議会で私の質問に何と答えたか。行政委員の皆様にもご了解いただかねばならないと思います、そのために努めますと言っております。何もせずほっておけばご了解いただけると思っていたんでしょうか。ご答弁お願いいたします。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) こういう嫌みいっぱいの質問をなさらないようにしてくださいね。何もしなくて思ってる、そんなわけございませんね。これは私の指導力不足でございます。早急にきちっと了解もらった上で皆さん方に周知をしたいと思います。 ○議長(山口性治君) 久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) ただいまの答弁で早急に納得していただけるようにというふうに言いましたが、町長は9月議会の所信表明の中で、行政委員さんの報酬は高いと、日額制にすれば年130万円から140万円程度の経費の削減になるとおっしゃっております。それも踏まえて、私の9月議会の質問の答弁に、久米議員さんにもぜひご了解いただきたい。経費の削減というのはあらゆるところからしていかないといけないんです。だから、私は自分で身を切っているんです。そうですね。だから、議員さんも報酬を下げていただいた。行政委員の方も多分私はご納得いただけるだろうと思っておりますというふうに答えております。現状で満足な説明もできていない。しかも、その上、4月から、先ほど自分で身を切っているんですとおっしゃっておりました、町長、あなたの報酬はもとに戻るんですね。せっかく行政委員さんにも身を切っていただきました。130万円の140万円の削減、これ町長の歳費をもとに戻しますと支出のほうがまた上回ってしまいます。一体これでどうやって納得していただけるんでしょうか。再度、もう一度答弁お願いします。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) だれかが質問されると思いましたら、久米議員さんでしたね。私の報酬というのは、例えば徳島県24市町村の中でどのぐらいの報酬額の地位にあるかご存じですか、久米議員さん。交際費はゼロということ私言ってますが、24市町村の中でどのぐらいの首長さんが交際費を毎月使って、毎年使ってやってるかご存じですか。答えてください。 ○議長(山口性治君) 久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) ちょっと私の質問の趣旨が上手に伝わらなかったみたいなんですが、私の質問の趣旨は、行政委員さんの報酬が削減になると130万円、140万円程度のこの経費の削減になる。だから、これを何とかしてほしい。なぜなら、議員さんにも報酬を下げていただいた。私はもともと前から削減してる、身を切っている、この現状を話しすれば委員さんは納得していただけるだろう、そういう手法でもって町長はお話をしますというふうに答えてるわけなんです。そこで、私の質問は、この4月からこれで戻ってしまうんであれば、現状で何も納得できるような説明がなされていないのに、これこの上どういうふうに納得するような説明をするんですかという、そういう質問の内容でございます。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) こういう質問をされるときは、他の市町村のいろいろ報酬とかを調べられて質問されたらもっと有効的ですね。 例えばどうしてこの特別職の報酬を削減したかっていいますと、何回もお話ししてますように、1年に1回、それも1時間ぐらいで1万8,000円とか、そういう報酬を払う必要がありますか。だれが見ても高い。私の報酬というのは、久米議員さん、一月私と一緒におってくださったらわかります。どのぐらい私は自分の身銭を切って、あるいは交際費をゼロにしてやってるか。その中で、所信表明をよく聞いた上で質問してくださいって私言ってるでしょ。新しい副町長を迎える中で、減額して副町長を迎えるのはちょっと失礼に当たる。ということで、当分の間もとへ戻させていただきたい。しかし、交際費はゼロですよ。私は自分の報酬に対して、この日額制の報酬は、1時間で1万円何ぼっていうんは高いです。しかし、私が毎日動いてる、行動してる給料については安いと思ってますよ。これがご理解もらえんのだったら、何じゃ、全部交際費もらって、それからガソリン代もらって、車の償却代もらって、いろいろな経費というのを全部町で負担する、そういうことをしたくないから私は交際費ゼロでやってるんですよ。24市町村の中で交際費ゼロというのは石井町だけです。前の町政が何ぼ使うとったかわかってますか。1年間300万円ですよ。それを今ゼロにしてやってるんです。いろいろな会合に私は日曜日だろうが土曜日だろうが夜だろうが全部出席してます。全部自分の車で運転していって、それで自分のお金を出して、石井町に対しては一つも迷惑かけてない。これを特別職の人がわからないんだったら、そういう人は委員じゃないですね。私がどれだけ削減してやってるか。それに対して、新しい副町長を県に頼んで、無理言うて今度就任していただく。その中で、どうして私が副町長今まで置かなんだかというのは、皆さん方に何回も説明してるでしょう。これからは大きな行政の仕事をしていく中で、どうしても副町長職っていうんは必要なんです。県とのパイプも必要です。そういうことで飯泉知事に私がお願いしてるんです。そのぐらい頭のいい久米議員さんやったらわかっていただけるん違いますか。 ○議長(山口性治君) 久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) 再度質問したことの答弁が今のであるということは、今の私に対しての答弁というのは、多分他の行政委員さんに対しても納得していただけるための答弁になると思います。 では、なぜ今まで町長主導で、この日に、この委員会を集めて、こういうことでこうなるから私のほうから説明する、そういうことをなぜ今まで行わなかったのでしょうか。もう一度お願いいたします。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) もう一度言いますが、私の指導力不足ですね。もう少し的確に早く委員の皆さんにお伝えはするべきだと思っております。申しわけないです。 ○議長(山口性治君) 久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) 県も行政委員の日額化に取り組んでおります。その中で、教育委員会と農業委員会は仕事の範囲を決めるのが非常に難しい委員会でございます。ですから、他の自治体もなかなかこれに踏み切れないのでございます。そこで、あえて石井町は今回これに踏み切ったということでございまして、他の県下の市町村からはひとつ注目を浴びているものであると私思っております。このような状態で施行されて、他の市町村にどのように思われてしまうのか。条例というのは、つくったら終わりじゃございませんね。つくって初めてそこに責任が生まれてくるんです。4月1日施行に向けてあと3週間、町としてはどのようにこの新制度成功に取り組むのか。もう一度参事にお聞きいたしまして、その後町長にも答弁をいただきたいと思います。 ○議長(山口性治君) 参事。 ◎参事(坂東範昭君) お答えをいたします。 今町長が申しましたように、早急にこの日額制について各委員にお伝えしてご理解をいただき、4月1日より実施をしたいと思っております。 ○議長(山口性治君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 注目していただいたらええん違いますか。永岡議員さんもそのときに賛成討論していただきましたが、農業委員さんにおいても全部が同じ活動はしておりません。久米議員さん、もう少しあなたもいろいろな委員さん調べるんだったら全部調べてください。農業委員の方には、本当に毎日毎日巡回されて日誌をつけてる方もおいでになる。ところが、日誌も全然つけてない、何の行動してるかわからない人もおいでになります。そういう人の差をつけるためにきちっとしたことをやってるわけですよ。よその市町村が導入できないというんはどうして導入できないんですか。石井町がモデルになったらちょうどいいじゃないですか。ただ、あなたがおっしゃるのは、それのきちっとした説明ができてない。だから、私の指導力不足で早く説明します。それやったらそれでもう終わりじゃないですか。それ以上何をこうやってこうおっしゃるんですか。皆さんが注目してくれたらいいじゃないですか。徳島県全域で、よそができないことを石井町が音頭とってやっている、経費節減。 私は、この話は別なんですが、特別職というのは石井町もございまして、これ第二弾で考えておりますが、例えばいろいろな問題が、同じような問題がやっぱり出ております。例えば外国語指導助手というのは今月額35万円払ってるんですね。本当にそれだけ高額なお金を払う必要があるのかとか、例えば交通指導員についても非常に高い。あるいは、社会教育委員についてもこれから考えていかないかん。皆さんおかしいですね。今例えば安いとこというのは1時間600円とか650円の工賃で働いてる方というのがたくさんおいでになります。石井町が関与するとこだからといって、1年に1回の会議で、それも1時間で終わって1万8,000円払う、これは高いん当たり前ですね。本当にその会議が1時間で終わるんだったら、半日の費用で、日額の半分で支給するというんが当たり前です。こういうことを正しているのが石井町でございます。どうぞ、このおくれて忘れとったのを、課長の責任、町長の責任、全部私の責任でございますけど、余り追及せんだって、きちっと公布しますと言うんだからそれでいいんじゃないですか。 ○議長(山口性治君) 久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) 私の質問に対しての最後の答弁といたしまして、町もおくれていたのを認めて、この4月1日、もうあと3週間ではございますが、全力でこの新制度施行に取り組むということでございます。他の市町村がこの日額制に踏み切るときの模範となるような条例に、そして何より石井町の行政委員の方々が今後も石井町の行政の少しでも手助けをしたいという、その情熱を失わないように、誠意を持ってこの新制度に取り組んでいただきたいと思います。 以上で通告書によります私の一般質問終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(山口性治君) 本日はこれで散会いたします。            午後4時11分 散会...