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12月07日-02号

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  1. 三好市議会 2018-12-07
    12月07日-02号


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    平成30年12月定例会議        平成30年三好市議会12月定例会議会議記録(第2号)             平成30年12月7日(金曜日)〇議事日程   午前10時00分開議  日程第1 一般質問        ──────────────────────〇本日の付議事件  上記議事日程と同じ        ──────────────────────〇出席議員(22名)   1番  村 中 将 治 君         2番  田 村 俊 哉 君   3番  高 橋 玉 美 君         4番  大 柿 兼 司 君   5番  竹 内 義 了 君         6番  近 藤 良 仁 君   7番  西 内 浩 真 君         8番  古 井 孝 司 君   9番  吉 田 和 男 君        10番  多 田   敬 君  11番  中   耕 司 君        12番  柿 岡 敏 弘 君  13番  並 岡 和 久 君        14番  天 羽   強 君  15番  千 葉 清 春 君        16番  平 田 政 廣 君  17番  木 下 善 之 君        18番  大 浦 忠 司 君  19番  立 川 一 広 君        20番  三 木 和 弘 君  21番  西 谷   清 君        22番  伊 丹 征 治 君        ──────────────────────〇欠席議員(0名)        ──────────────────────〇地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名  市長      黒 川 征 一 君    副市長     近 泉 裕 久 君  教育長     竹 内 明 裕 君    総務部長    宇治川 栄 治 君  企画財政部長  山 口 頼 政 君    環境福祉部長  海 道 泰 彦 君  福祉事務所長  田 中 一 幸 君    産業観光部長  大 西 裕 之 君  建設部長    松 林 修 治 君    教育次長    篠 原 伸 幸 君  総務部次長(総務課長兼務)         総務部次長(秘書人事課長兼務)          木 邨 忠 利 君            東 口 栄 二 君  企画財政部次長(地方創生推進課長兼務)   財政課長    藤 井 幸 男 君          山 口 哲 司 君  管財課長    川 原 正 治 君    市民課長    西 尾 百合子 君  長寿・障害福祉課長            環境課長    宮 岡 浩 司 君          藤 原 英 徳 君  学校教育課長  高 井 貞 行 君    管理課長    正 木 克 宜 君  東祖谷支所長  宮 地 敏 明 君        ──────────────────────〇事務局職員  事務局長    西 村 章 彦 君    事務局次長   谷   賢 二 君        ──────────────────────            午前10時00分 開議 ○議長(立川一広君)  ただいまの出席議員は22名であります。定足数を満たしておりますので、これより平成30年三好市議会12月定例会議本会議2日目の会議を開きます。 あらかじめお願いをいたしておきます。 お手元に本日の配席表をお配りしておりますが、質問の内容により会議途中で執行部側席の一部を変更することがありますので、御了承ください。 それでは、これより本日の日程に入ります。 本日の日程は、お手元に配付したとおり議事日程(第2号)のとおりでございます。        ────────────────────── △日程第1 一般質問 ○議長(立川一広君)  日程第1、一般質問を行います。 質問通告書受け付け順に順次質問を行います。 初めに、7番西内浩真議員。 西内議員。 ◆7番(西内浩真君)  おはようございます。清風政友会の西内でございます。よろしくお願いいたします。 冬とはいえ暖かい日が続いておりますけれども、この週末はもとの冬の気候に戻るようですので、執行部の皆さん、そして市民の皆様も体調には十分御留意いただけたらと思います。 また、先日2025年の大阪万博が決定しましたけども、2020年東京オリンピックも開催が決定しております。何の因果かわかりませんけども、前回の東京オリンピックが1964年、その6年後に、1970年に大阪万博がございました。今回も中5年ということで日本で万博とオリンピックが開催されますけども、前回東京オリンピック大阪万博のほうと後に日本は経済を立て直し、そして今の日本、政府、そしてもちろん三好市もそうですけども、復興、そして政治経済も進展していっております。今回もそのようなことが起きることを期待しておりますので、2025年のときの三好市民の生活、そして三好市執行部の行政がどのようになっておるのか、しっかり私も一市民として見させていただこうと思っておりますので、それまでもしっかり御尽力いただきますようよろしくお願いいたします。 今回の私の質問は、除雪作業の本年度の市道除雪作業計画はどうなっているのかと、それと第2点目として教育現場の実情についてと通告させていただいております。部局が違いますので、一問一答方式でよろしくお願いしたいと存じます。 まず1点目ですけども、除雪計画についてです。 先ほど申し上げましたが、きょう現在まだまだ暖かく、積雪の気配すら三好市では感じられませんが、きょう朝のニュースを見ましても今、積雪、また降雪の箇所も出ております、日本列島の中で。三好市も年が明ければ降雪は十分考えられることであります。そして、平成26年度に雪害が起きまして、今また雪が降るのかなとすごく不安にしておる市民がいるのも事実であります。 前回、26年の雪害のときの教訓を生かして、今回積雪があった場合はいち早く除雪し、市民の不安を一日でも早く、一分一秒でも早く取り除いていただけたらなと思い、このような質問をしておるんですが。 今回、私は、皆さん御承知かもしれませんけども、この除雪作業についてはほとんど毎年9月もしくは12月で質問させていただいております。そのときにいつも大体答弁、そして私の提言はほとんど変わらないことを申し上げておりますが、今回は少し変わった観点から質問させていただこうと思っておりますので、その点重々お知りおきください。 今申しましたように、ことしの冬場の積雪の際、本年度の市道除雪作業計画はどうなっているのか。これは市道に限りますけども、県道、国道になりますとまた変わってくると思いますけども、実際市民が一番気になっておるのは山間部の除雪作業だと思っております。その辺も含めて、まずどのような計画になっておるのか答弁をしていただきまして、その後再問させていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(立川一広君)  建設部長。 ◎建設部長松林修治君)  おはようございます。 西内議員御質問の市道除雪作業計画についてお答えします。 三好市は721.42平方キロメートルの面積を有し、市の管理する市道の総延長は1,414キロメートルとなっております。この市道を同時に除雪することは事実上不可能であることから、危機管理課と連携する中で幹線道路を優先的に除雪していくこととしています。 除雪計画におきましては、積雪が予想される場合、まず気象予報を参考に市内の建設業者と連携をとり合い、除雪の準備態勢を整えることとしています。 次に、実際に大雪となった場合には、各地域にお住まいの住民の方々と電話連絡等をとることにより各地域の正確な積雪状況の把握に努めることとしています。その上で、除雪すべき幹線道路の優先順を総合的な見地により決定し、実行することとしています。 また、除雪する際には、建設業者除雪作業を依頼し、作業完了後に業者から連絡を受けるようにしております。 なお、市道支線除雪作業につきましては、迅速な対応が困難なことから地域住民の方々の御協力のもと、各地域の集積場に置いている凍結防止剤を活用して対応している状況であります。 これからもできる限り迅速な除雪を実施することで、市民の皆様が安全・安心に生活できるよう努力してまいりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(立川一広君)  西内議員。 ◆7番(西内浩真君)  今、建設部長から答弁をいただきましたが、先ほど最初に申しましたようにこのような答弁をしていただけるだろうなというのは大体予想はついていました。 そこで、何点かお伺いしますけども、今答弁の中にもありましたが、わかりやすく言いますと積雪の予報が出ますと、計画を立て、そして積雪があった際に実態把握をし、情報を入手してから幹線道路を除雪し、そしてその後市道支線になると。その間、市道支線になる場合は、幹線道路を除雪している間は市民の方の御協力を仰ぐという理解をしました。 その上で質問させていただきますけども、最初に申しましたように私は今回観点を変えて質問させてもらいますけども、確かに幹線道路、通学路、もしくは通勤でよく使われとる道路、そこをまず除雪しなければいけないのはわかります。実情はわかります。がしかし、市道支線、山間部の方も通勤通学しているのは事実であります。 財政課長は来てない。総務部長、もしわかればお答え願いたいんですけども、当たり前のことですけども、幹線道路沿いの市民と市道支線沿線の市民は、税金、市民税が同じですか、違いますか。 ○議長(立川一広君)  総務部長。 ◎総務部長宇治川栄治君)  ただいまの御質問にお答えいたします。 同様でございます。 ○議長(立川一広君)  西内議員。 ◆7番(西内浩真君)  今、総務部長に急に振ったんですけども、もちろん皆さん御承知のとおり幹線道路沿いの市民、そして支線沿いの市民、同じ税金を払っております。ごみ問題も同様ですけども、幹線道路沿いに住んでおられる市民と山間部、支線沿いに住んでおる市民、行政サービスが違うじゃないですか、これだったらね。 わかりますよ、確かに。今答弁でおっしゃった、市道が1,414キロメートルある。そして、建設業者もなかなか手が回らない。そして、もちろん市の職員の手が回らない。わかります、確かに。でも、現実そうなんですよ。あそこの道は、例えばですけども、山間部に住んでおられる人が自分が住む山間部で下を見れば、幹線道路が見えるとしたときに、下の幹線道路は、ああ、あそこはもう雪をのけてくれとるな。でも、うちの前はまだ1メートル積もってます。あそこまで行ったらどうにかなるなというんが現状なんです、今、市民の。 ですから、矛盾するかもしれませんけども、そこを、幹線道路をするんであれば支線も同等にしていただきたい。しかし、先ほど言ったように建設業者とか市の職員のこととか考えますと、同じ時間にするのは不可能だと今部長からもおっしゃいました。 そして、支線については市民の協力を得たいということですけども、私は以前も申しましたが、確かに市民の協力を得るということは、言いかえれば凍結防止剤をまいておってほしいということだと思いますけども、各家庭に今凍結防止剤があると思われますか。各家庭に。あれ、結構持てば重たいですよね。私も何回か持ちましたけれども。ましてひとり暮らしの年配の方にあの袋を一袋持って帰ってくださいと。とても無理ですよ。そして、その凍結防止剤がどこへ行ったらもらえるかというのを御存じない方もたくさんいらっしゃいます。この本庁へ来なくてはいけないのか、建設部がある分庁へ行かないけないのか、また支所にはあるのか。 ちなみにですけど、凍結防止剤の集積場はこの三好市内に何カ所ございますか。 ○議長(立川一広君)  管理課長。 ◎管理課長(正木克宜君)  西内議員の質問に対してお答えします。 三好市全域で11カ所あります。 以上です。 ○議長(立川一広君)  西内議員。 ◆7番(西内浩真君)  11カ所ですね。三好市内全体でですね。多分この11カ所には本庁、分庁とか支所も入っておるんだろうと思いますけども、その11カ所に置いておるというのを例えば市報なりで皆、市民に伝えていってもらえたらと思います。でないと、市民の方はどこにあるのかわかってない、知らないという市民も現実にありますので。 それで、市民の協力を得るのであれば、市民に協力をしていただきたいのであれば、まずは執行部、職員の方が最大限の努力をしてください。そして、最大限の努力をした上で手がなかなかそこまで及ばないところを市民に協力していただきたい。そのようなお願いをぜひしていただきたいと思いますけども。 そして、私も昨年分庁舎へ行って凍結防止剤を幾らかいただきましたけども、昨年は災害の関係でなかなか凍結防止剤の数が足りなかったということを招いてしまいました。確かに理由をお聞きしたら仕方がないなと思うんですけども、仕方ないなでは済まされんのですよね、三好市の市民としてみたら。確かに広島とかあちらのほうが、福井とかですかね。あっちのほうが積雪が災害の後だったので、凍結防止剤が要るというのはわかります。でも、わかるんですけども、そのために三好市民が苦労されとんのも事実だったんです、去年。もちろん建設部のほうがいろんな手を尽くして入手しようとしたのもお聞きしました。でも、結果的に市民が不安になったのは事実です。 まず冒頭に申し上げましたように、平成26年の雪害があったんですから、あのような不安にもう二度と市民をしないように最大限の努力をしていただきたい。雪害、災害、なかなか我々人間というか、我々はもう無力であります。7月豪雨災害も皆さんもう大分落ちついたと思っておるかもしれませんけども、きょう現在まだまだ不安な日々を過ごしておられる市民の方もいらっしゃるんです。ですから、次は今回冬場、まだ7月豪雨の後始末ができておりませんけども、次、もしかしたら来るかもしれない雪害について三好市として、もう建設部だけに関係なくほかの部も含めまして最大限の努力をしていただきたい。そのように思いますけども、そのようなことは今この場で最大限の努力をするようにいたしますということは言えますか、言えませんか。建設部長、お願いします。 ○議長(立川一広君)  建設部長。 ◎建設部長松林修治君)  先ほども述べましたとおり、市民の皆さんが安全・安心に生活できるよう最大限努力してまいりたいと考えております。どうぞよろしくお願いします。 ○議長(立川一広君)  西内議員
    ◆7番(西内浩真君)  はい、わかりました。建設部長にそうおっしゃっていただいたんで、市民も少し安心できます。もちろん市民も協力していただけるようにお願いはしてください。私ももちろん私の周りの市民の人には建設部、ほかの部もこうこうやっておりますんで、自分らでできることは自分でしましょうということをもちろん申し上げていこうと思っておりますので。また年明けぐらいに積雪があるんじゃないかなと思いますので、またよろしくお願いします。危機管理もあると思うんですが、よろしくお願いいたします。 1点目はもうそれぐらいで置きまして、次、2点目の質問に移らせていただこうと思っております。 2点目は、教育現場の実情についてであります。 皆さんも御承知のとおり、今、時代の流れに比例して教育、医療、行政、そして政治までもが変化している今日であります。その中でも、私は今回教育について幾つかお伺いしたいと思います。 教育現場において、この十数年でさまざまな変化が起きていると感じております。教職員の業務の多種多様化、生徒、教職員の人間性、また地域における学校の存在、あり方など、特に教職員の業務の多様化については一般行政職三好市職員も同様ではありますけども、業務の抜本的な見直しをする時期が来ていると考えます。 今回は教育現場への質問ですので、学校に限定して申しますが、教職員の先生方がたくさんの業務に追われ、精神的にも肉体的にも疲労こんぱいになれば誰に被害が及ぶかと考えたときに、それは間違いなく最終最後は児童・生徒に及ぶわけであります。 学校、この学校は何のための施設か。一度考えてみてください。それは、学校という施設は教職員の日常生活の場ではありません。また、行政の執行出先機関とまたちょっと違ってきます。あくまでも学校というところは子供たちが勉学を中心とした成長の場であります。いわば、児童・生徒が中心の場であります。決して教職員中心の場であってはなりません。 その児童・生徒ですけども、生徒・児童を取り巻く環境もこの十数年で変化しているのは教育委員会も御承知のことと存じます。また、竹内教育長はまさにその変化の真っただ中に教職員として奮闘されていたと思いますので、人一倍感じておられると存じます。 学校内の変化、家庭での変化、地域での変化、またさきにも申しましたが、生徒及び教職員の人間性の変化、さまざまな変化を遂げる中、子供たちが教育を受ける権利は今も昔も変わらず子供たちが持っている、誰にも侵すことのできない権利であります。 また、教職員は教員をみずからが目指し、合格困難な教員採用試験を1次、2次と突破し、徳島県教育職員として採用されているわけですから、教育を受ける権利を有する子供たちに教育をする義務がございます。先ほども申しましたが、教員は教員一人一人がみずからですよ、みずからが希望し、教員となっておるんですから、その義務を果たすのは当然だと私は考えます。 そのためには、担当している、すなわち担任している児童・生徒のことを知り、保護者とも連携をとり、地域の御協力も賜り、一人一人の児童・生徒を分け隔てなく教育し、成長を助けなければならないと考えます。人生の中で、小・中学校の9年間は非常に大切な時期であります。この9年間で一番身近な大人が先生であり、その先生の影響はかなりあり、かかわった生徒・児童の人間性が決まる場合もあります。 以上のことも含め、教職員には重い責任と義務がございます。義務を果たすためには、家庭との連携、地域とのかかわりは絶対必要であり、情報交換や実情を把握することも必須条件だと考えます。 そこで、何点かお伺いします。 まず1点目、生徒・児童がどのような場所から通学しているか把握する必要があると考えます。どのような道を通り、どのような方法で登下校しているか。また、保護者の方は学校という施設ではうまくお話しできず、御自分のおうちなら本音を話せるという方もいらっしゃいます。そこで、三好市内小・中学校家庭訪問を実施している学校は何校中何校か。これは、小学校、中学校別々でお答え願えればと思います。 あわせて、家庭訪問を実施していない学校があれば、その理由もお答えください。 次、2点目、保護者と個別に面談している回数をお伺いします。三者面談もあるでしょうし、また小学校、中学校では違うでしょうし、学年によっても違うでしょうから、進路調査がある中学校に限定し、各中学校別、学年別にお答えください。 3点目、今年度三好市内小・中学校においてお盆期間中に学校閉庁日を設けたみたいですが、これは政府が打ち出した働き方改革の一環だと私は理解しております。それで間違いないか確認させていただきます。 それに、私が調べた情報によりますと、本年度徳島県下では鳴門市や石井町を初め、19市町村でお盆期間の閉庁日を設定したようであります。そこで、三好市でお盆学校閉庁日を設けた理由及び閉庁日の教職員の扱いはどうなっていたのかお伺いします。 以上、3点、お伺いし、答弁の後再問させていただきます。 ○議長(立川一広君)  教育長。 ◎教育長(竹内明裕君)  おはようございます。 西内議員御質問の教育現場の実情についての御質問にお答えいたします。 まず、家庭訪問に関してでございますが、実施するかしないかということにつきましては各学校長の判断に任せておりまして、規則などで決まっているものではございません。最初にそのことを御理解いただいた上でお答えいたします。 市内小・中学校家庭訪問を実施しているのは何校かということでございますが、家庭訪問を実施していない学校は池田中学校のみでございます。 池田中学校は平成28年度から実施しておりませんが、その理由として教育委員会への説明は次のとおりです。 まず、近年の学区外入学の生徒の増加により三好市全域より生徒が通学しているため、4月の学級づくりの大切な時期に長期にわたって家庭訪問のための日程調整が必要になること。また、午後からの授業終了後と部活動の時間に生徒に対して目の届かない場所や時間が多く生じるようになったこと。さらに、最も大きな理由として、家庭訪問に赴く教員は公用車登録をしている自家用車を使用するわけですが、最近の交通事情と訪問する区域の広さ、さらには教員の大量退職の時期を迎え、市外から赴任した地域の状況を知らない若い教員がふえてきたことなどを考えると、交通事故の発生が大変心配されるということでした。 ただ、全くしていないかというとそうではなく、保護者の要望等、必要に応じて家庭訪問を実施しているという現状でございます。 次に、1年間で保護者との個別面談をしている回数でございますが、市内中学校6校のうち5校において、1、2年生については年に1回1学期末に実施し、3年生については1学期末、2学期末と3学期の計3回実施しております。西祖谷中学校だけは、3年生については他校と同じ3回ですが、1、2年生について1学期末と2学期末の2回実施しております。 次に、お盆期間中の学校閉庁日の設定理由と閉庁日の教職員の扱いはということでございますが、学校閉庁日の設定は文部科学省が昨年12月、学校における働き方改革に関する緊急対策で掲げたもので、教職員の年次有給休暇が確保できるよう学校閉庁日の設定を促すというものです。 また、東日本大震災の後、冷房装置を備えた学校が節電対策として導入する例が先行しておりました。そこで、本年度から8月13日から16日の4日間を学校閉庁日とし、省エネルギー対策とあわせて、連続した休暇をとることで教職員の心身の健康の保持増進を図ることを狙いとして設定いたしました。 終日勤務せず、原則として日直当番を置かないということ、ただし緊急時の連絡体制を確保し、保護者に周知することとして実施いたしました。部活動や児童・生徒の活動についても、特別な場合を除いて行わないこととしております。 その間の教職員の勤務の扱いは、夏季特別休暇年次有給休暇の取得や週休日の振りかえなどで対応をしております。 以上でございます。 ○議長(立川一広君)  西内議員。 ◆7番(西内浩真君)  ただいま答弁をいただきましたので、何点か再問させていただきたいと思います。 今の答弁によりますと、家庭訪問の実施は各中学校の校長判断に任せておるということですね。確かに家庭訪問を絶対実施しなければならないということは法的には強制されておりませんが、先ほども私は質問の中で申しましたけども、生徒・児童のことを真剣に考えるのであれば実施するほうが私はいいと考えますけども、学校長判断でしておるということは教育委員会としては実施しなくてもよいという考えですか。確認させていただきます。 ○議長(立川一広君)  教育長。 ◎教育長(竹内明裕君)  お答えします。 先ほどの答弁にも申しましたが、現状、実際には28年度私が池田中学校のときに家庭訪問はもうやめるということにしました。一番大きな理由はやっぱり最後に申しました交通事故というのが非常に心配されるということで、もちろん家庭訪問というのは学校の実情、状況とか成績などについて保護者とお話をしたり、どこから来ているかという通学状況を確認するという非常に大事なものであるというのは私も認識しております。 ただ、現実問題として家庭訪問に行った教員が接触事故を起こしたりということもぽつぽつ起こってまいりました。実際、市外から、東の方から赴任した若い先生っていうのは運転をし始めの方が多く、しかもその方が、現在山城であるとか西祖谷であるとか方々から来ております。そういうところへ4月の段階で家庭訪問に行ってこいというのはやはり校長としては言えなかったというようなことが現状でございます。 現在、池田中学校以外の学校では校長判断で家庭訪問はするべきだということで実施をしております。やはり家庭訪問に関しては校長の方針に教育委員会としては任せたいと考えております。よろしくお願いします。 ○議長(立川一広君)  西内議員。 ◆7番(西内浩真君)  ただいま教育長がおっしゃったこと、市外から初任とかで来られた若い先生が、確かに三好市は山間部ですので、なかなか交通事故が起きたらいけないとか、区域の広さもわかります。でも、池田中学校のみということですけども、この三好市には池田中学校よりよっぽど山間部から来られとる生徒さんもいらっしゃいますよね。その生徒さんの家へ、例えば山間部の学校の先生が家庭訪問をしておるのも事実ですよね。 今、教育長がおっしゃった若い先生、私、少し前に言いましたけど、22歳で大学を卒業しまして、もし仮に教員採用試験を一発で受かったとしまして、23歳になる年ですよね。その方が池田中学校へ赴任されることもあれば山城に行く方もいらっしゃるでしょうし、西祖谷、東祖谷、井川、三野、どこへ行くかもちろんわかりませんけども、先ほど私が申し上げましたように若い先生方であろうと年配の先生方であろうと自分がみずから希望してなっとる職業でしょ、これは。それを、確かに事故とかされますと担任しておれば担任の子供たちに担任の先生が3日なり1週間休むことによりまして被害が及ぶかもしれませんけども。 これ、先ほど教育長が答弁いただいた理由、まさにこれは全て教員の都合ですよね。生徒のことを真剣に考えておるんであれば、先ほども申し上げましたように子供たちがどのような道を通って学校へ来ているのか。保護者の方と子供がどのような話を夜しておるのか。昼、おじいちゃん、おばあちゃんちに行っておる、隣ですとか。そのような家庭環境を担任する先生が把握するのは当然だと思うんですよね。 そしてまた、私はこの十数年、十数年、何回も先ほど申しましたけども、この十数年で家庭環境が変わってきておるのも多分事実ですよね。ですから、そういう家庭環境を良い意味でも悪い意味でも教職員は把握をし、そして担任する子供たち、仮に30人学級としましたら30人それぞれ生活のリズムは違いますし、家庭環境も違います。また、通学する道も違うと思います。 そんなことはあってはいけませんけども、学校から帰宅しました。家に着いておりません。その通学路を探しに行こうと思うても、通学路を担任が知らん。それでは済まされないことだと思いますよ、未来ある子供たちに。これ、まさに教育現場が生徒中心でなく教員主体になっておりませんか。そこら辺、いかがでしょう。 ○議長(立川一広君)  教育長。 ◎教育長(竹内明裕君)  お答えします。 私は決して教員主体のことであるとは考えていません。実際にその時期に、これは起こってはならないことですけども、もし万一そういう中で事故が起こって教員に何かあったっていう場合には、たちまちその被害が子供に毎日の生活の中で及んできます。それを考えたりしたとき、それから池田中学校の現状を申しますと、実際にはことしも美馬のほうからも1名来ております。三野からも来ております。西祖谷の一宇からも来ております。その距離を考えたときに、1日に走る距離というのが非常に多いです。 例えば、私は山城中学校でも勤務しておりました。山城中学校でも先生方に気をつけて行ってくださいよと言いながら家庭訪問に行ってもらいました。すごかったですって言うて帰ってくるんですけども、それをそれぞれの担任は必要だと思いながら行ってきたと思います。その現状っていうのはもうわかっているつもりなんです。 ただ、先ほど申しましたけども、新任でやっと入ってくる状況になったのは今のところ池田中学校あたりまでなんです。今後、山城とか東西祖谷、初任者の場合は初任者研修っていうのがありまして、その都合でなかなか池田より奥には入れないような現状があります。逆に言えば、もし山城とか東西祖谷に初任者が配置された場合は教育委員会として学校長に家庭訪問をひとつ考慮してくれんかというふうな逆の指導が必要になってくるんじゃないかなというふうに考えております。御理解いただけたらと思います。よろしくお願いします。 ○議長(立川一広君)  西内議員。 ◆7番(西内浩真君)  後の再問にもつながってくるんで先に進もうと思うんですけども、いろんな考え方があるんですけども、例えば今教育長がおっしゃったように新任の教諭を受け入れるのは池田中学校が多い。それはそうですね。指導教諭も要りますし、ですからなかなか小さい学校ではそこら辺もできないし、初任研が年に数十回ありますんで、それも行かなければいけないというのもございますんで。でも、それだったら違う見方をすれば、私、山城中学校に赴任になったんで家庭訪問があるんよ。おまはん、池田中学に赴任じゃけん家庭訪問がないけえええなあってなるんですよ。そのレベルですよ、今学校の教員ちゅうのは。ですから、そこら辺も考えて、三好市内の学校を公平公正にまたしていっていただけたらと思います。 そして、先ほど答弁の中にありました保護者の要望や必要に応じてするということもございましたよね、家庭訪問を。そうではないと思います。私は今聞いてふと感じておるのは、特別な事情が発生すれば家庭に赴きお話を聞くというふうにとれました。それは、私が悪く捉えておるのかもしれませんけども、特別な事情が発生すればということは私は特別な指導が必要な場合だというふうに受けてしまったんですけども。小・中学校ではございませんけども、県立学校、高校でいいますと例えば特別指導のことですよね。謹慎とかですね。そういうことがあった場合のみ御家庭のほうへお伺いして、赴いて特別指導をするというふうに受けたんですけど、そうではないんですか、どうですか。 ○議長(立川一広君)  教育長。 ◎教育長(竹内明裕君)  お答えします。 ちょっと私も説明不足があったかなと思います。 家庭訪問に関しましては、実施していない池田中学校も最初に保護者のほうに案内を出して、4月当初ですので、特に入学生に関しては食事のこととかアレルギーとか体のこととかいろいろ学校に対して、いわば、逆に言えば学校からもお聞きしとかないかん内容とか、保護者からどうしても伝えとかないかんような内容があると思います。そのことに関して話があるのでぜひ一度来てくださいというような申し出があれば家庭訪問を実施すると。当然もう家庭訪問の時期にかかわらず常時、今議員が言われたように何かがあった場合には当然足を運んで家庭に赴くというようなことを実施しております。 ○議長(立川一広君)  西内議員。 ◆7番(西内浩真君)  済いません、わかりました。私の勘違いでした。 でしたら、私は中学校に勤務したことがないんでちょっと存じ上げてないんですけども、各小学校からそれぞれの児童、この子はこのようなアレルギーを持っておりますよとか、そういうふうな学年懇談会というか学級懇談会というか。中学校から高校はあるんですけどね。小学校から中学校というのはないんでしょうか、あるんでしょうか。 ○議長(立川一広君)  教育長。 ◎教育長(竹内明裕君)  当然、小学校から中学校への引き継ぎもございます。ただ、給食のこととか、そういうことはもう一度きちんとお聞きして、学校で対応しなければいけないので。体のこととか生活面とか、いろんな面での小学校から中学校への引き継ぎは当然ございます。 ○議長(立川一広君)  西内議員。 ◆7番(西内浩真君)  確かにもし家庭訪問をするとすれば、新学期が始まってすぐですから4月に行うようになりますよね。確かに中学校であれば授業の時間の変化、また小学校とは違う、教科ごとの先生がかわるとか、また人間関係も小学校とは本当に全く違ってきますよね。ですから、生徒のことを考えれば担任の先生が生徒と一緒にいてあげるというのがいいと思うし、それに先生方も新学年になり、授業の準備等々で忙しい時期と思いますけども。 でも、現に池田中学校以外の先生はそれに時間を割いて行ってもらっているわけでありますから、先ほども申しましたけども、三好市内の中学校の教員に対しても公平公正な仕方をしっかり教育委員会としては提言していっていただきたい。池中だけ家庭訪問をしていないというのは私はどうしても納得いきません。 もし家庭訪問を廃止するんであれば、市内中学校全て廃止するとか。逆に廃止するんであれば、大体夏休みにしておる三者面談の回数をふやすとか。現状では、PTA総会をした後の学年懇談会って十数年前より人数がふえているのは事実でしょう。私も現実を見たわけじゃないですけども、お聞きするところによりますと。ということは、御家庭の保護者の方は先生方と時間があれば少し我が子のことについて話しておきたいというのが、今ニーズがふえてきておると思うんですよ。ですから、開かれた学校をつくるという意味でも保護者との、個別の話ですよ。保護者10人に対して先生1人じゃなくて、1対1の話ができる回数をしっかりつくっていっていただきたいと思います。 そして、時間もございませんので、もう次の再問にさせていただきますけども、お盆中の学校閉庁日ですね。答弁の中にありました日直当番をお盆の期間中、13から16日ですかね、4日間ぐらい。終日勤務はなしで、原則として日直当番を置かないが、緊急時の連絡体制を確保し、そして先生方には夏休なり年休で対応していただいておるということですけども、その緊急時の連絡体制というのは例えば先生方にこういう、文言ではなかなか書けないと思いますけど、携帯電話では連絡をとれるようにしとってくださいよということなんでしょうか。いかがですか。 ○議長(立川一広君)  教育長。 ◎教育長(竹内明裕君)  本年度初めての実施でありましたので、この閉庁日の後、先日の小・中の校長会でも確認をさせていただきました。ほとんどの、ほとんどのというか、全ての学校で今担任との連絡先を保護者に連絡をして何かあった場合にはここに連絡をという形をとっているようです。 ただ、学校閉庁日を設けている他の市町村、それから全国的に見たときに個人情報云々のことがありますので、閉庁日の連絡先としては教育委員会が窓口にっていうのが非常に多いように思います。今後検討して、必要であればそういう形をしたいなというふうに考えております。 ○議長(立川一広君)  西内議員。 ◆7番(西内浩真君)  今、教育長がおっしゃったこと、そのものなんですよね。実際、閉庁日を設定しますよというのは国から、県から、また市の教育委員会から学校へ通達して。実際、でもこの日は休んでいいですよ、この日に夏休、年休を消化してくださいよっていう、一教諭にしてみたらうれしい提案かもしれませんけども、夏休は今5日間ですかね。昔は7日。5日ですね。夏休が5日間、そして年休が20日間、年間にありますけども、繰り越しとかもありますけれども。それを使えるのはうれしいけども、それを行使するのは一教諭の先生ですよね。そして、今教育長がおっしゃったように個人情報もありますけども、休んでくださいよ。ああ、よかった、お盆に家族と一緒にどこかへ旅行に行けますとなったときに、自分の携帯電話に保護者から連絡があれば業務になりますよね。年休じゃなくなるんですよ。休みじゃなくなるんですよ。もしそこで担任の先生が自分の担任している子供がこうなりましたっていうたら、家族をそこへ置いて帰らなければならない。完全な休みでなくなる。そういうこともあり、今教員のなり手が少なくなっている一つでもあるんですよ。全てとは言いませんけども。 ですから、今教育長がおっしゃったように窓口を教育委員会にし、そして学校長なり教頭なりは担任の先生の携帯電話を知っているという形にしなければ、校長や教頭は確かに年休や夏休でお休みのときにも連絡をとれるようにしておかなければいけないと思います。管理職ですから。ですが、一教諭については保護者から電話があるかもしれない。特に、先ほどもちょっと言いました、30人の学級を持つ、30人おれば中には体調の悪い子もいらっしゃいます。それとか、素行の余り、どうしても迷惑をかけておる生徒もいらっしゃると思います。ですから、そのことが気になるんですよ、実際は。 ですから、できれば学校長もしくは教頭先生に連絡をとれるようにして、本当に一教諭の方が閉庁日のときにしっかり、さっき教育長がおっしゃったようにゆっくり休める、体をしっかり休める機会として捉えるんであれば、そのようにしていただきたい。また来年度もしこのような閉庁日を設けるんであれば、そこら辺をしっかりしていってもらえたらと思います。 そして、これはこじつけになるかもしれませんけども、これは国からの働き方改革の緊急対策ですけども、これも結局は先ほど私が申し上げましたように先生に対してなんです。教員に対してなんですよ。生徒に対してじゃないんですよ。やっぱり僕がいろんなことを調べたり聞いたりしたら、最近学校がもう教職員の対応ばかりで子供のことをしっかりできてないなと思う。もうそれに全て何か知らん、これは僕の思い込みかもしれませんけども、そう思うんですよね。 ですから、私みたいな気持ち、教職員も何十人、何百人もいらっしゃいますから、そのような気持ちの教職員の方もいらっしゃると思います。やっぱり学校は、先ほど申しましたけれども生徒・児童中心でなければいけない。それは絶対条件なんですよ。今、きょう現在、教職員中心の施設になっていないかと私は感じます。そして、教職員の皆様、そして皆様も公務員でしょう。公務員一般職か公務員教育職かの違いであって。 竹内教育長は元学校の先生ですので、おわかりと思うんですけども、ほかの職員の方も一緒と思うんですけども、教員の服務根本基準っちゅうのがあるんですよね、御存じのとおりに。それで、採用試験にも出るはずなんです、これは。私もこれ、勉強して覚えたことがあるんですけども、教育基本法第6条第2項、「法律に定める学校の教員は、全体の奉仕者であって、自己の使命を自覚し、その職責の遂行に努めなければならない。このためには、教員の身分は尊重され、その待遇の適正が期せられなければならない」という教育基本法にのっとっております。 これは教員の法律です。これは、先ほども申しましたように採用試験にほとんどの年に出ますんで、今教職されておる先生方はみんな御存じだと思います。そして、皆さんもそうですけども、地方公務員法の第30条にも書いています。「全て職員は、全体の奉仕者として公共の利益のために勤務し、かつ職務の遂行に当たっては全力を挙げてこれに専念しなければならない」ですよ。これは採用のときに必ず覚えとるはずであります。この日本で一番大切なというか、一番上の法律、日本国憲法でも第15条の2に、「全て公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」と書いております。ですので、教職員は日本国憲法、地方公務員法、教育基本法、これも遵守、しっかり守っていただかなければならない。そのことが今、教職員の中では少し欠けているのではないかなと私は感じます。 今、教職員のことばかりを私は申しておりますけども、今私の目の前に座っておられる部長さん、課長さん、そして今職務をされておる三好市の職員の方々も同様であります。皆さんは一部の奉仕者ではなくて、全体の奉仕者であります。三好市民、そして教職員に関しましては生徒のためにしっかり市民、また子供のためを思って職務に励んでいただけたらと思います。 余りこれ以上突っ込みますとなかなか業務にも支障を来してはいけませんので、これぐらいで置いておきますけども、きょう私が申したことを真摯に受けとめていただくことを切にお願いいたします。もう時間も1分を切りましたので、これで終わりたいと思います。 寒さ、また厳しくなります。12月です。忙しい年末年始が来ますけども、市民、そして執行部の皆様にもまた来年が最良の年になることをお祈り申し上げ、私の質問を終わります。どうぞよろしくお願いします。 ○議長(立川一広君)  7番西内議員一般質問が終了しました。 議事の都合により11時10分まで休憩します。            午前10時51分 休憩            午前11時10分 再開 ○議長(立川一広君)  休憩前に引き続き一般質問を続けます。 続いて、12番柿岡敏弘議員。 柿岡議員。 ◆12番(柿岡敏弘君)  おはようございます。議席番号12番、新和会の柿岡敏弘でございます。 トップバッターの西内浩真議員がクリーンヒットで出塁したようであります。2番バッターの私、柿岡は、彼を得点圏に進めよとの送りバントのサインが出ておりますので、どうか御了承をよろしくお願い申し上げたいと思います。 それでは、一般質問通告書によりまして質問に入らせていただきます。 質問事項は、6月定例会議、9月定例会議に続きましてサンライズビルについてであります。 質問の要旨は、9月定例会議後から現在まで。9月定例会議におきまして、黒川市長が来年度早期にサンライズビルは解体するとの答弁をされました。それから現在に至るまでの三好市としての動き、特に入居されております団体との折衝、また入居予定であった団体との対応についてお伺いをするものでございます。 メモをとります関係上、優しくゆっくり答弁をお願いしたいと思います。答弁により再問をさせていただきます。 ○議長(立川一広君)  総務部長。 ◎総務部長宇治川栄治君)  柿岡議員のサンライズビルについての御質問にお答えをいたします。 まず1点目の、9月定例会議から現在までの動き、特に入居団体との折衝についてとの御質問にお答えいたします。 現在、サンライズビルには6団体がテナントとして入居しています。 9月10日の9月定例会議において、サンライズビルを解体すること及び入居テナントに対し次年度の賃貸借契約を行わないことの表明をいたしました。これによりまして、9月20日及び25日付で全入居団体に対しまして市有建物賃貸借契約の解約の申し入れについて通知をいたしました。 まず、2階三好市介護お世話センターにつきましては、三好市社会福祉協議会が運営しており、平成25年4月からサンライズビルに入居しております。 これまで3回程度の協議をし、退去先についても3カ所ほど御紹介をさせていただきました。しかしながら、希望条件が合わない状況もございました。結果といたしましては、現在の社会福祉協議会事務所に年度内に退去をしていただくことで了承をいただいております。 また、退去経費につきましては、原因者負担として引っ越し等の補助について検討しており、その結果をもって再度協議調整を進めてまいりたいと考えております。 次に、同じく2階みよし地域包括支援センターにつきましては、平成25年4月にサンライズビルに入居し、平成29年4月からは三好市が直接運営をしております。この事務所につきましては、移転先を三好市保健センターとし、年度内の移転を予定しています。 事務所移転に伴う電話及び業務用端末等の移転経費につきましては、今定例会議におきまして3款民生費に補正予算計上をしておりますので、どうかよろしくお願いをいたします。 次に、4階三好市中央図書館につきましては、平成22年4月から入居しており、移転については教育委員会事務局と協議をしており、移転先として阿波池田駅前の市内企業が所有する建物を賃借し、年度内の移転を予定しているところでございます。 事務所移転に伴う事務機器、書棚及び書籍の移転経費につきましては、今定例会議におきまして9款教育費に補正予算を計上しておりますので、よろしくお願いいたします。 次に、5階株式会社徳島データサービスにつきましては、平成20年5月に徳島県及び三好市と3者で覚書協定を締結し、企業誘致をした経緯がございます。平成20年10月から当ビルに入居しており、9月20日の通知以降3度の協議をし、年度内退去の了承をいただいております。 せっかく誘致をしました企業でございますので、市内での営業存続を願い、移転先候補として市内7カ所を紹介し、そのうち3カ所を内覧し、うち2カ所を現在検討しているところでございます。 また、退去に伴う経費は、原因者負担として補助をすることを検討しておりまして、内容、金額につきましては今後の協議としていきたいと考えております。 残り2団体は携帯電話基地局でございまして、9月20日付で送付している解約申し入れ書で了承できており、3月31日までの退去に向けて計画を進めているとの回答を得てございます。 次に、2点目の御質問の入居予定団体への対応についてでございますが、現在入居希望の団体等はございません。 また、入居希望があった場合は、解体決定物件でございますので、基本的には受け入れをしない方針でございます。 以上、御理解いただきますようどうかよろしくお願いをいたします。 ○議長(立川一広君)  柿岡議員。 ◆12番(柿岡敏弘君)  まずは、民間企業でありますデータサービスという会社、また社会福祉協議会の介護お世話センターのことについてお伺いするんでありますが、これについては市の施設でないので、移転経費は補助という形で検討しているということですが、どの程度の補助をするのかどうかをお伺いしたいと思います。 大家がたな子に出ていけというんでありますから、相当な費用を支出すべきだろうと思います。借り主の権利は十分守られるんじゃないかと思うんですが、そのあたりの補助はどの程度で検討されるかお伺いをしたいと思います。 ○議長(立川一広君)  管財課長。 ◎管財課長(川原正治君)  議員御質問の移転の経費につきましては、市営の団体でない場合は、まず1点目、介護お世話センターが社協のほうに帰られるということで、考えております経費につきましては引っ越しに係る輸送費、それと移転先の介護お世話センターができるような執務室の改装、また当然パソコン等の移転がございますので、その移転とそれのネットワーク配線関係の補助を考えております。 それと、データサービスセンターにつきましては、現在検討されておりますところが既にコンピューター関係のOAフロアがあるところを紹介させていただいておりまして、そこを検討されております。そこにつきましても、1カ所につきましてはもうほぼパソコンの移転経費のみで営業ができるようになると。もう一カ所につきましては、パーティション関係の補助と移転の輸送費、それとOA関係、パソコンとかコピー関係の移設の費用を検討しておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(立川一広君)  柿岡議員。 ◆12番(柿岡敏弘君)  ただいまの管財課長の答弁をお聞きしておりますと、移転費のほぼ全額を市が支出するということで理解してよろしいでしょうか。 ○議長(立川一広君)  管財課長。 ◎管財課長(川原正治君)  議員おっしゃるとおりでございます。よろしくお願いします。 ○議長(立川一広君)  柿岡議員。 ◆12番(柿岡敏弘君)  ありがとうございました。大家が勝手に大家の都合で出ていけというんですから、そのあたりのことは当然、もしかするとそのほかに補償費を求められる可能性もあるんじゃないかと危惧をしておりますが。 続いて、図書館。図書館の移転先ですが、私は3週間に1回ぐらい図書館を利用しますので、駐車場がある図書館は非常に便利です。現在、計画されておるところには駐車場があるのかどうか。あるいはまた、移転を計画しておるところは仮の移転先なのか、ずっとそこで図書館を営まれるのかどちらかをお伺いしたいと思います。 ○議長(立川一広君)  教育次長。 ◎教育次長(篠原伸幸君)  駐車場につきましては、今その建物に附属する駐車場というのはございません。ですが、近隣に市の所有の土地もありますので、その辺を活用できるように今事務局間で連絡調整をしている段階でございます。 それと、移転先につきまして、これが恒常的なものになるのか、あるいは一時移転かということなんですけれども、今私どもが考えておりますのはここへ移転をしまして、一時ここで図書館を運営していくということで、その後のことについてはまた後々協議をしていくことになろうかと思っております。 以上です。 ○議長(立川一広君)  柿岡議員。 ◆12番(柿岡敏弘君)  教育次長から答弁をいただきました。一時的な移転であるということでありますが、駐車場設備、これは人が集まるところには必ず必要であります。サンライズビルが閉店した理由の中には、その会社内や組合内でのトラブルもあったと聞きますが、もう既に自動車社会になりまして、駐車場の少ない商業施設というのはどうしても下り坂になった、そんな理由もございます。 図書館も多分同じだろうと思います。私は図書館に実はきょうも行く予定でありますが、図書館利用者専用駐車場というポールが立っておりまして、その数を数えると多分図書館内にいる人よりかなり多い数の車がとまっております。駐車場の管理もしっかりとしていきたいと思いますし、また図書館というのは日本全国の他市の例を見ますと、文化施設、ホールを備えた文化施設に併設された場合が多いんでありますが、お隣の美馬市のミライズですか、私は一度しか行ったことがないんですが、とてもすばらしい施設でありまして、中に商業施設、ショッピングセンターがあるせいもありまして、美馬市の近隣の方が集まって、あちらこちらのベンチでお話をされたり、図書館を利用されたりしとるようなんですが、三好市としては今回建設の新庁舎の中にホール機能はしないということを打ち出されましたので、一時的に出されました図書館は後に建設される文化ホールと一緒になって、いろんな作品を展示するスペースを持った文化ホールに併設されるようなお考えがあるかどうかをお伺いしたいと思います。 ○議長(立川一広君)  企画財政部長。 ◎企画財政部長(山口頼政君)  この取り壊しっていうのが来年度に入って実施されていって、当然それだけの工期があって取り壊し後っていうものを見据えた基本構想、基本計画っていうものを来年度から定めてまいります。 そこには、基本構想を市のほうで考え、それをもとに民間の外部の方々も入っていただき、基本計画というものをつくっていきますが、そこの中で当然今老朽化した中央公民館であったり、中央図書館というのはどこかの場所に確保しなければならない。また、庁舎には含めないというふうな多目的ホールっていうのも別途で考えるというふうなこともございますので、そういった市が必要とするものはあくまで前提として、それ以外のものも含めたものもある程度そういったサンライズビルの跡地には建設っていうことも考えていくことになるんだろうというふうなことでございますけれども、まず基本構想、基本計画の中でしっかりと示していくことになりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(立川一広君)  柿岡議員。 ◆12番(柿岡敏弘君)  企画財政部長から前向きな答弁をいただきました。当然中央公民館も同じ施設内に入りますと、非常に市民の皆さんの使い便利がよいということになろうと思いますので、十分検討いただきたいと思います。 サンライズビルの寄附受け入れ時に、中央公民館、子育て支援拠点施設、みよし広域連合事務所、また介護保険センター等が入る必要があるという、その施設らが耐震構造になってないので、サンライズに入れるというようになったんですが、そのあたりのほうの検討はその後どうなっているでしょうか、お伺いをいたします。 ○議長(立川一広君)  総務部長。 ◎総務部長宇治川栄治君)  今いただきました御質問につきまして、先ほど企画財政部長のほうから御答弁を申し上げました。来年度より基本構想でありましたり基本計画を策定するに当たって、そういった部分も検討委員会、あるいはそれぞれの所管するところと協議をしながら精査をしていくというふうな形になろうかと思いますので、今確実にこういうふうな形で推進をするというところまでその詳細が出ていないというふうな現状でございますので、御理解をいただきたいと思います。 ○議長(立川一広君)  柿岡議員。 ◆12番(柿岡敏弘君)  ただいまの4施設が入るというのは、たしか総務部長の私の一般質問に対する6月での答弁の中にあった施設であります。これは、寄附受け入れ時に既にそういう構想があるということでお話をいただいたんですが、これらの施設が耐震化ができていないんで急ぐんであれば、まだ何の計画もないというのは非常に問題であります。 もしそうでなければ、サンライズビルの寄附受け入れのための方便でなかったのか、そんなような感じがしております。平成27年ですよ、臨時会議でサンライズをいただいたのは。そのとき既に問題だった広域連合の事務所、中央公民館の計画がいまだに進んでないというのはいかがなものかと。これを私は1点、指摘しておきたいと思います。 9月の一般質問におきまして、市長が答弁されました。来年度早期にビルは解体するという答弁をいただきまして、この時点では多分いろんな計画ができていないうちに答弁をされたんじゃないかと思うんですが、ある新聞には来年度早期に解体じゃないんじゃないかというような記事が出とったという話を聞いたんですが、そのあたり御存じでしょうか。実際に中の団体が退去する、次の場所が決まらないというんで、年度内に退去できない場合には早期に解体するというのはできないという意味でそういう記事になったと思うんですが、そのあたりのところはいかがですか。 ○議長(立川一広君)  総務部長。 ◎総務部長宇治川栄治君)  ただいま新聞記事の関連で御質問をいただきました。 その記事のコメントに対してどういうコメントをしたかというところ、私どもが実質コメントを出したというところはございませんが、報告によりますと20年度に解体工事を始める方針というふうな形で書かれていたというふうなことでございまして、説明をした過程の中でいろんな事情があるので確実にっていうふうな言い方ができてなかったというふうな、ただ方針に沿って説明するのは19年度よりかかっていくということには間違いございません。 それと、先ほどの質問に戻らせていただきますが、決定をしたものがまだ計画が進んでいないというふうなことにつきましては、基本構想の中でそこらを集約しながらどうしても進めていかなければならないというふうなことがございます。そういった部分で、議員御指摘の部分は重々踏まえておりますので、その中で今後改めて協議を進めてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(立川一広君)  柿岡議員。 ◆12番(柿岡敏弘君)  いろいろな総合的に計画を盛り込んで進めていくということでありますが、最初の総務部長の答弁の中で9月20日、25日に退去いただく団体に通知をしたということでありますので、市長が来年度早期に解体しますと答弁されたときにはまだ何の折衝もないときにされたんでないかと私は思うんでありますが、教育委員会定例会議の中でもそのようなお話、図書館に対する意見というのは教育委員さんあたりからもあったでしょうか。 ○議長(立川一広君)  教育次長。 ◎教育次長(篠原伸幸君)  その回答の前に、先ほど私が申し上げました、柿岡議員、一時的にというふうな私がそういうふうな意向というふうにおっしゃいましたけれども、それも含めてまた今後協議ということで、その後財政部長のほうからそういうふうな計画をということになりましたので、今度行くところが一時的かどうかという、私がそれを決めているわけではございません。それも含めて、私どもとしましてはとにかくあそこで一時図書館をやるということで、それが恒常的なものになるか一時的なものになるか、それは私のほうで希望をしているということではございません。それについてはまた協議をするということになりますので、よろしくお願いしたいと思います。 それで、教育委員会ですけれども、予算を出します。それで、この予算の見積もりが場所がわかりませんと予算の見積もりが出ませんので、教育委員会のほうでも予算を出すことについてその移転先も含めて提案をして了承をいただいておるというところでございます。 以上です。 ○議長(立川一広君)  柿岡議員。 ◆12番(柿岡敏弘君)  教育次長、ありがとうございました。市民本位、また利用者本位の計画を進めていただきたいと思います。 このサンライズビル、平成27年1月の臨時会議において寄附の受け入れが決定されたわけでありますが、この4年間の財政的損失というのは9月の定例会議でわかりました。維持コストが年間2,000万円ぐらいずつ、4年で8,000万円。この前の7月の説明会において、もし解体するとすれば6,500万円ぐらいかかるんじゃないかと。また、今回設計費として1,800万円。約1億5,000万円あたりの損失が出たはずでありますが、これは私の簡単な試算ですので、非常にアバウトな数字だとお考えいただいて結構です。 この寄附受け入れの事業、寄附をいただいてから耐震化が必要なことが発覚し、その後またアスベストの含有が発覚し、今回入居しておられる団体の皆さんに御退去願って、それが全て終わってがこの事業自体が終わるということで、まだ未完結ではございますが、市長、この寄附を受け入れてこういうことになったということは失策であったとお考えでしょうか。いかがですか。 ○議長(立川一広君)  市長。 ◎市長(黒川征一君)  失策かどうかというお話でありますが、私はあの商業ビルを受け入れるということについて、もし受け入れなければどういう形に推移するんかという心配も、懸念もあったわけであります。そうした中で、三好市が所有すればこれをどういう形で利活用するか、夢と希望を持てるか、そういったことも勘案してこの問題に対応したというように思っております。 以上です。 ○議長(立川一広君)  柿岡議員。 ◆12番(柿岡敏弘君)  この点については、私は何度も質問をさせていただいたんですが、そのとき副市長からも池田の中心部にあんな大きな廃墟が残るのは悲しいことだと。そんなことはしてはならんというんですが、ただいま市長の答弁では失策じゃない。そういう推移になった。夢と希望を持てるという。これは失策を単に言いかえただけじゃないかと思うんです。これは失敗は失敗で認めるべきだろうと思います。 さきの太平洋戦争のときに、負けて逃げることを、敗走を転進と言い、全滅を玉砕と言い、敗戦を終戦と言いました。これは、日本国民のダメージを少しでも和らげるために貢献したものでありますが、そういう言いかえはやめていただきたいと思います。 ただいま三好市内で流行しております出典不明記の引用は盗用であります。詭弁でございます。失策は失策と認めていただくのが、話はなんですが、功績をたたえて顕彰碑を建てるということがよくあります。何とか先生顕彰碑というのがあちこちにあるんでありますが、愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶんであります。褒めたたえるのも結構でありますが、失敗はある意味失敗と捉えて、しっかりと認めて、将来の三好市のリーダーとなる方に伝える必要があると思います。サンライズビルの後に三好市の施設ができるのであれば、そこにこの大失策の経緯を示すものをつくっていただきたいと思います。将来の三好市のリーダーとなる方にこのことを伝えて、二度と同じような失策をしないようにお願いをしたいと思います。 黒川市長、また黒川市長以下、理事者の皆さんにそのことを強く御進言申し上げまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(立川一広君)  12番柿岡議員の一般質問が終了しました。 会議の途中ですが、ここで午後1時まで休憩いたします。            午前11時39分 休憩            午後1時00分 再開 ○議長(立川一広君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問に入ります前に、先ほどの12番柿岡議員の一般質問における発言について、発言の訂正を求められておりますので、議長においてこれを許可いたします。 柿岡議員。 ◆12番(柿岡敏弘君)  先ほど私の一般質問中、財政的損失額のくだりにおきまして、サンライズビル解体費約6,000万円と申し上げましたが、正しくはアスベスト除去費用を含めて解体費6億円でございました。おわびして訂正を申し上げたいと思います。御迷惑をおかけいたしました。 ○議長(立川一広君)  会議規則第65条の規定により、ただいまの発言訂正を議長より許可いたし、そのように取り計らうことにいたします。 一般質問を続けます。 続いて、3番高橋玉美議員。 高橋議員。 ◆3番(高橋玉美君)  3番、青空の会、高橋です。よろしくお願いいたします。 午前中に引き続き一般質問をさせていただきます。 ここ二、三日の寒くなるというニュースを聞きながら、自分の身の回りにもマフラーや手袋が目立つようになってきたなと感じるような、そういう朝を迎えました。 生まれ育ったところで人生を全うし、一人一人が大切にされたいとは多くの人が願うところでもありますが、現実はそのための条件が整備されていないと難しいということもあります。そして、この広い三好市でその地域に合った条件整備をどう進めていくかということが求められている昨今ではないかというふうに思っています。 1点目の質問は、東西祖谷の火葬場廃止に伴う問題についてです。 廃止については、公共施設の再配置計画の中で平成29年から検討がされてきたとのことですが、東西祖谷の火葬場が対象となった理由について及びこれまでの経過についてお聞きします。 また、地元への説明会の開催状況についてもお聞きしたいと思います。 ○議長(立川一広君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(海道泰彦君)  高橋議員の1つ目の御質問についてお答えさせていただきます。 祖谷火葬場は、平成9年に供用開始して以来、平成23年度までは年間10件以上ありました利用数も24年度の5件を境に激減し、25年度はゼロ件、26年度はゼロ件、27年度は3件、28年度ゼロ件、29年度もゼロ件という現状でありまして、片や池田火葬場では年間約500件の火葬を行っておりますが、そのうち東西祖谷管内で池田火葬場を利用された件数は年間約70件で、平成25年度以降100%近い利用率となっております。 また、施設も築21年経過しており、維持管理費も年間約260万円必要となっております。 このような状況を背景に、個々の施設の具体的な方針を取りまとめた三好市公共施設再配置計画が平成29年3月に策定されました。 この計画で祖谷火葬場は、施設の老朽化、利用者の激減により施設の今後の方向性として今後も利活用が見込まれず、老朽化が進み安全性が確保されない施設として地域への影響を配慮しながら廃止するとの方向性が示されております。 この方針のもとに、昨年11月には東西祖谷でそれぞれ住民説明会を開催し、祖谷火葬場の廃止について意見交換を行ってきたところでございます。 それぞれの状況につきましては、11月20日に東祖谷地区にて17名の参加、11月21日には西祖谷地区にて5名の参加をいただきました。 御意見としましては、西祖谷地区では廃止について御理解をいただけたと思っております。東祖谷では、葬祭場としての機能を有した施設として改修できないかなど存続を希望される意見もございましたが、葬祭場として運営できる業者、団体もなく、地域での運営も困難な状況であり、施設の改修、維持管理費も必要となることや改修後も今後の利用が見込めず、また特殊な施設であるため利活用も難しく、施設の廃止をお願いするものでございます。 以上、御理解を賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(立川一広君)  高橋議員。 ◆3番(高橋玉美君)  ただいま老朽化である、それから利用者が激減、それから経費の問題で維持することが困難であるということが説明をされて、31年4月1日から廃止という方向で進めてきたという説明があったかと思います。 しかし、市民の理解が得られているんでしょうか。周知が行き届いてないんではないだろうかということです。 最近でも、火葬場のことはどうなったかとか、それからお葬式をする施設がないんで現在の火葬場を利用できるようにしてほしいとか、地域の管理している祭壇を現火葬場に設置できないかという意見を今も聞きます。 廃止までまだ時間もありますので、地域の皆さんに説明が行き届くようにしていただきたいというふうに思います。自治会長会を開いて地域の皆さんに伝えてもらうとか、また地域での会合に出向いていくとか、それから地区住民福祉協議会のほうに説明をするなり民生委員さんに説明をするなり、いろんな方法で皆さんに理解していただくということへの努力をぜひお願いしたいというふうに思います。 丁寧に説明をしていただかないと、ことしも火葬はあったんですね。地区の方が火葬場を使うということはありました。費用的にも負担が大きくなってくる話ですし、そういうことについても緩和措置などがあれば、その説明も含めて丁寧に市民の皆さんにわかるように伝えていただきたいというふうに思いますので、お願いいたします。 それと、4月廃止に向けてですが、今後どういったスケジュールで進めていくんでしょうか。そのことについてお聞きしたいと思います。 ○議長(立川一広君)  環境課長。 ◎環境課長(宮岡浩司君)  ただいまの今後のスケジュールについてでございますが、今後、来年1月から3月にかけまして今議員もおっしゃいましたとおり市民への周知というのを行ってまいりたいと思っております。 周知方法としましては、市報への掲載とかホームページ、ケーブルテレビなどで周知を図りたいと考えておりますが、今後議員の御意見も参考にしながら丁寧な周知を図ってまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(立川一広君)  高橋議員。 ◆3番(高橋玉美君)  東西祖谷は高齢化率が50%以上もありますので、ホームページを見たりする方っていうのはごく一部の方になってくると思います。それよりも、さっき申しましたとおりお世話をしてくださっている民生委員さんであったりとか地区住民福祉協議会とかに話を持っていって、そこからそのことを伝えてもらうというほうが効果的なと申しますか、きちんと伝わるだろうなというふうに思っています。参考にしていただきたいというふうに思います。 それから、自宅でお葬式を行う場合、火葬場が現在のところにあった場合は安価でできていた火葬が、経費がかかるようになると思うんですね。また、憔悴している家族にとっても、池田まで往復3時間以上かかるといった地域などからでしたら、経済的にも身体的にも負担になると思います。私もこの質問をする前に、朝起きたらやっぱり大変だろうなというような思いをするわけですね。廃止するんであれば、それに伴う対応策等をお願いしたいということをこれまで同僚議員とともにお願いをしてきたところですけれども、対応策についての検討はされていますか、お聞きしたいと思います。 ○議長(立川一広君)  環境課長。 ◎環境課長(宮岡浩司君)  ただいまの支援策だと思いますが、今回、今議会で議案の御承認をいただけましたら、来年4月1日から祖谷の火葬場の廃止によりまして東西祖谷地区の区域内で葬儀、それから告別式をされる方の負担増となる部分につきましては助成措置などを検討したいと考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(立川一広君)  高橋議員。 ◆3番(高橋玉美君)  これは、東西祖谷の方で自宅でお葬式をすることに限り、そのことに対して支援をしていただけるということでいいんでしょうか。 ○議長(立川一広君)  環境課長。 ◎環境課長(宮岡浩司君)  東西祖谷の区域内で、今回の祖谷の火葬場の廃止に伴いまして費用負担がふえるということが考えられますので、その分について何か支援策を考えたいと、検討したいと思っております。 ○議長(立川一広君)  高橋議員。 ◆3番(高橋玉美君)  支援策はあるということで、具体的には廃止の条例が通ってからということだということでいいですね。 この火葬場が建設当初は、火葬ということだけに限っての目的で建設されたというふうに思います。建設当時は地域の人口も多く、地域ごとにお世話いただき、たとえ入院先の病院や施設が東祖谷、西祖谷以外であっても家でのお葬式が主流だったというふうに思います。人生の最期を送ることができていましたが、本当に人口減少に伴って県外などに出ている家族への負担や、親族が利用しやすいといった、また地域でお世話する方が本当に人口減でいないということなどで、病院や施設の近くのセレモニーホールでお葬式をとり行うという方が多くなっているのも事実だというふうには思います。 また、それぞれの事情の中で、お葬式をせず火葬だけをとり行うというケースもあるというような今の現実というのも理解できることはできますが、今後の対応策については状況を見ながら、市民の意見を聞きながら進めていただけるようにお願いをしたいというふうに思います。 2点目についてです。男女共同参画についてお伺いいたします。 6月議会では、男女共同参画プランの見直しの作業中であることはお伺いしたところです。このたびは、男女が差別なくともに生き、住みやすい社会をつくるためにどう仕組みをつくるかの議論のスタートにつながればというふうに願っているところです。 1985年に男女雇用機会均等法が制定され、働く女性が差別なく働けるよう事業主の責任がうたわれました。2015年には女性活躍推進法、2018年5月、政治分野における男女参画推進法が成立するなど、少しずつですが、日本も法整備が進んできています。 国や地方公共団体は、啓発や環境整備に向けて努力することが定められています。決定機関への女性の参画、女性活躍をより推進するために三好市としての積極的な取り組みをお願いしたいところですが、どのように考えているかお伺いいたします。 ○議長(立川一広君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(海道泰彦君)  ただいまの高橋議員の御質問につきましてお答えさせていただきます。 三好市では、2009年、平成21年4月に三好市男女共同参画基本計画を策定し、全ての人の人権が尊重され、市民がその個性と能力を発揮し、男女が生涯を通じて公平に共同参画することができる社会を目指す取り組みを進めてきました。5年ごとに計画を策定する中で、職場や地域で女性の活躍の場が拡大し、社会は大きく変化しています。 総務省が発表したことし8月の労働力調査では、女性の就業率が初の7割を超え、女性全体の就業者も2,962万人に達したことが報告されました。 しかしながら、依然として性別による役割分担意識などから習慣や価値観が固定化している現状も指摘されています。男女間の賃金格差や管理職登用率などの待遇面の格差も少なくはありません。政府は、25歳から44歳の女性就業率を2022年度までに80%にするとしており、企業にもより働きやすい労働環境をつくることが求められています。 議員御指摘のとおり、国においては2015年、平成27年に女性の職業生活における活躍の推進に関する法律、女性活躍推進法が施行され、働く場面で活躍したいという全ての女性がその個性と能力を十分に発揮できるために、採用や役職への登用等に数値を盛り込んだ行動計画の策定と公表等が事業主に義務づけられました。ことし6月には、政治分野における男女共同参画の推進に関する法律が施行され、今後さらに政策や方針を決定する過程へ女性が単に参画するだけでなく、決定権を持てるような取り組みが促進されることになります。 また、人口減少や少子・高齢化の加速、家族形態や地域社会の変容、雇用、就業をめぐる変化、経済のグローバル化等、我が国の社会経済情勢は大きく変化しております。このような変化に適切に対応し、将来にわたって豊かで活力に富んだ社会を構築するには、多様な人材の活用、新たな視点の導入、柔軟な発想等が必要です。そのためには、性別にかかわりなく家庭、地域、働く場等、さまざまな分野で個性と能力を十分に発揮できる男女共同参画社会の実現が不可欠です。 このことを踏まえて、第3次は「男女が互いの人権を尊重しつつ、生き活きと活躍するまちを目指して」を基本理念として、仕事と生活の調和の普及促進により労働者の権利の強化、仕事と子育ての両立支援等により子育て世代だけではなく、人生の各段階に応じて生き生きとした人生の選択の実現を目指して策定計画をつくり上げている段階でございます。 男女共同参画社会の実現により、全ての人が輝き、多様性に富んだ活力ある社会をつくること、市民の皆さんが豊かに、そして健やかに活気に満ちあふれた社会づくりを目指しておりますので、御理解と御協力をよろしくお願いいたします。 ○議長(立川一広君)  高橋議員。 ◆3番(高橋玉美君)  今の答弁の中にも、3次計画の中では個人の尊厳が男女共同参画を実現する上で大事であるということが強調されていました。本当にさまざまな意思決定の場に女性が加わることで、社会全体の人権意識を向上させていくことにつながるというふうに思っています。 それでは、お伺いしますが、県内での市町村の男女共同参画担当課の設置状況はどうでしょうか。 ○議長(立川一広君)  市民課長。 ◎市民課長(西尾百合子君)  県内では徳島市と阿南市のみです。 ○議長(立川一広君)  高橋議員。 ◆3番(高橋玉美君)  徳島県内で男女共同参画条例が制定されている市町村はあるんでしょうか、教えてください。 ○議長(立川一広君)  市民課長。 ◎市民課長(西尾百合子君)  鳴門市、阿南市、吉野川市の3市です。 ○議長(立川一広君)  高橋議員。 ◆3番(高橋玉美君)  条例が制定されているという市町村というのは、専任の担当者とか担当課といったことが設置されているんでしょうか。三好市の場合は市民課でされているということですが、そのあたりはどうですか。 ○議長(立川一広君)  市民課長。 ◎市民課長(西尾百合子君)  阿南市のみ設置しております。 ○議長(立川一広君)  高橋議員。
    ◆3番(高橋玉美君)  これまでに三好市では、男女共同参画室の設置などを望む声というのは市民の側からはなかったんでしょうか。 ○議長(立川一広君)  市民課長。 ◎市民課長(西尾百合子君)  第2次策定のときに、策定委員さんのほうからそのような声が上がりました。 ○議長(立川一広君)  高橋議員。 ◆3番(高橋玉美君)  そういう声があったことに対してはどのように考えられているんでしょうか。 ○議長(立川一広君)  市民課長。 ◎市民課長(西尾百合子君)  第3次策定のときにもそうですけれども、今そのような声を当局のほうに上げていかなければいけないとは思っております。 ○議長(立川一広君)  高橋議員。 ◆3番(高橋玉美君)  地方公共団体は啓発活動など、これからの役割ということでは非常に大切な役割を負うわけです。啓発の際に、ぜひ三好市以外のそういった男女共同参画の条例の制定状況であったり、担当のところの組織的な問題であったり、そういうことも内容についても紹介していただいて、男女共同参画に対する意識の底上げをぜひ図っていただきたいというふうに思っています。 まだまだやっぱり女性は家事、育児、男性は仕事というような、そういう意識が深く根づいておりますので、女性自身もそこに目を向けていって、変えていくという意識を高めていくことが必要ですし、そんなことを啓発の中でも具体的に出していっていただきたいというふうに思います。 この間、11月29日には社会福祉大会が開催されました。その講演の中で、講師が谷口真由美さんという方で、おばちゃん目線で社会に突っ込みを入れるということを話されてましたが、その話の中にも202030、これは2020年、東京オリンピックのある年ですけども、指導的な地位に少なくとも30%の女性を登用することを目標としたもので、企業や自治体が目標値を設定して取り組みを進めていますよという話でした。 三好市はどうなっているでしょうか。性別に関係なく働きやすい職場をつくるためのセクハラやパワハラの規定はあるんでしょうか。それから、研修会とかは職員に対してできているかどうかをお伺いいたします。 ○議長(立川一広君)  東口総務部次長。 ◎総務部次長(東口栄二君)  女性管理職の登用率は、今年度で29.7%でございます。 セクハラ、パワハラの規定ですが、セクシュアルハラスメントの防止に関する規定については制定してございますが、パワーハラスメントについてはまだ制定できておりませんので、今後制定に向けて協議検討を重ねてまいりたいと考えております。 あと、研修ですが、市独自ではできてませんが、県のほうで徳島県の市町村職員研修というのを実施しておりまして、その中で役職ごとに研修がありまして、その中でハラスメントに関する研修のメニューもありまして、そこへ職員が出向いて研修を行っている状況でございます。よろしくお願いします。 ○議長(立川一広君)  高橋議員。 ◆3番(高橋玉美君)  三好市としては、それに向かって女性の参画を進めているという話でしたが、女性の職場に女性の管理職がいるっていうのはとても大事なことであると思いますし、病院や保育所であったり、女性の働く職場というのは大変住民生活を直接支えるという面でも多いのではないかというふうに思いますが、議会の政策決定の場にやっぱり女性が少ない、女性の姿が見えないっていうのが今の状況だろうというふうに思っています。 これは三好市だけではないというふうに思いますけども、女性が本当に意思決定の場に出てくるというのは、環境づくりであったり、それからいろんな意味での支援が要ることではありますが、女性がそういう場にいるのが当たり前になるように引き続き環境づくりに取り組んでいただきたいというふうに思っています。 日本はなかなか目標値を設定しないと社会は変わらないというような風潮があるようでありますが、企業はやっぱり一歩先を行ってますので、三好市としてもぜひ今後とも女性の参画に対して取り組んでいただけることをお願いしたいというふうに思っています。 最後に、市長にお願いしたいんですけども、行政は男女共同参画について実態調査や情報収集、それから啓発活動とか環境づくりといった上で役割が非常に大きいというふうに思っています。幅広い連携も必要ですし、本当に地域とともに仕組みづくりが求められているところだろうというふうに思っています。 三好市も外国人が多く訪れるようになりましたが、男女共同参画については本当に中国や韓国にもおくれをとってますし、日本の共同参画の実態は本当におくれているというふうに思います。 男女共同参画の実態を地方から高めていくというような積極的な取り組みのお願いと、私自身も女性の一人として地域の皆さんの声を議会の場に発信できるように取り組んでいきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 三好市の女性連絡協議会という組織もありますし、その組織のところへもぜひ啓発を一緒に進めていくというような、そういうこともぜひ考えていただきたいというふうに思ってますので、よろしくお願いいたします。 時間が早いようですが、私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(立川一広君)  3番高橋議員の一般質問が終了しました。 会議の途中ですが、ここで13時50分まで休憩します。            午後1時34分 休憩            午後1時50分 再開 ○議長(立川一広君)  休憩前に引き続き一般質問を続けます。 続いて、9番吉田和男議員。 吉田議員。 ◆9番(吉田和男君)  昼食後の、飲み物では「午後の紅茶」っていうのがありますけれども、睡魔を誘う時間帯でありますけれども、きょう1日目のトリということで、しばらくの間御清聴をよろしくお願いいたしたいと思います。 冒頭、資料の提出について一応お願いをしておりました。非常に書き取りについては説明するのに非常に困難な部分もありますし、ということでお願いをいたしましたところ、丁重な資料を提出していただきまして、非常に時間もかかったと思いますが、まずもってお礼を申し上げます。 後ほどまた資料等を参考にさせていただいて、いろいろと質問させていただきたいと思いますが、まず議長の許可を得ましたので、一般質問をさせていただきます。 新生会の吉田和男でございます。 毎回のことで恐縮ではございますが、認識不足等により誤った点があれば訂正の上、御教示いただければと思いますので、よろしくお願いをいたします。 いまだに世界各地でテロや紛争、地震や洪水、山火事、風水害等による多数の犠牲者や難民、貿易問題等、国内外を問わず政情不安要素の多い時代であります。 一方、全国的に過疎化や少子・高齢化による人口減少が深刻で、将来にわたっての労働力や生産人口の確保等、制度設計を含め根本的な見直しに迫られております。 特に、地方においては限界集落から消滅集落へとコミュニティの形成、維持が深刻で、一定の生活水準や地域社会の基礎的条件の維持が困難になるなど問題が生じています。 国や地方においては、社会の諸問題に対処するため総合戦略に基づき移住交流促進や子育て支援など地方創生に取り組んでいますが、部分的あるいは徐々にではあります、改善されつつも、依然として厳しい現状にあります。 成熟社会と言われながら厳しい環境の中で、安心・安全な生活に向けて市民のニーズに的確に、かつスムーズに対応・対処することが必要不可欠であります。 過疎化による高齢者のひとり暮らし世帯が多く、日常生活を維持するのが極めて困難な人が増加している厳しい状況にあります。自助、共助、公助とよく言われますが、それぞれ限界なり限度がある中で、枠を超えて共生できる協力体制が重要で、そのためにも地域コミュニティの維持、醸成が重要かと思います。 今まで、前回もそうですが、関連質問をしてきましたが、ここ昨今、以前よりは関心が薄れてきとるような気がいたしますので、今回質問をいたしました。 そこで、市長にお尋ねをいたします。 前段の現状をいかに認識されて、今までどのような対策を講じてこられたのか。また、その概要、達成度、成果等も含め、それに伴う予算についてどのように反映し、今後どう取り組んでいかれるのか。具体的な説明を求めます。 以下、次の点についてもお尋ねをいたします。 1つ目は、地域おこし協力隊の主な活動と実績。これについては資料も提出をしていただいておりますが、それについてよろしくお願いをいたします。 それと2番目、集落支援員。当然市と地域とのパイプ役ということでありますので、主な活動状況と成果、問題点等。 それと3番目、特にこれは重要ですが、ひとり暮らし高齢者世帯の状況把握と問題点、対策等。 4番目、地域見守り体制の現状と課題。 5番目、他との協力体制や連携状況。 以上、地方創生と地域コミュニティの醸成について1点目、まずお尋ねをいたします。 それから、2点目。1点目と関連がありますから、続いて質問させていただいて一括答弁をお願いいたしたいと思います。 空き家対策についてでございます。 今後、過疎化による人口減少に伴い、バランスのとれた行政サービスを維持するためには公共施設の見直しや再配置等はもちろん、個人を含め、その有効利活用や対策が求められます。現況と対策についてお尋ねをいたします。 答弁によりまして再問をさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(立川一広君)  市長。 ◎市長(黒川征一君)  吉田議員の御質問の地方創生と地域コミュニティ醸成についての御質問にお答えいたします。 人口減少や高齢化が著しい我が三好市においては、地域住民の生活機能の低下が著しいことに加えて、自治会、町内会といった従来の地縁組織が担ってきた防災や見守りなどの集落の生活支援機能も低下し、地域においては高齢者の見守りや草刈り、水源地の確保といった生活支援にかかわる需要が増加するとともに、空き家等の財産管理などの新たな需要も増加しています。 一方で、人口減少に伴う経済規模の縮小を背景に地元の商店や公共交通といった民間事業者が提供する各種サービスの縮小も進み、地域生活が一層困難となることが予想されています。 さらに、今後高い確率で発生が危惧されている南海地震や、近年においては台風や集中豪雨など、たび重なる自然災害に襲われるという情勢を鑑み、あらゆる自然災害に強いまちづくりを進める上で地域住民の共助機能はますます重要となってきている状況と言えます。 市民生活の維持や市民ニーズに対応する具体的な市の取り組みといたしましては、集落支援包括事業や集落支援員事業、地域おこし協力隊事業などを現在実施しているところであります。 また、平成27年度に策定し取り組んでいる三好市まち・ひと・しごと創生総合戦略の戦略目標に掲げる「安心なくらしを守り、地域をつなぐ三好」の基本的方向としては、市民や多様な団体が主体的に地域づくりを考える対話の場づくりを進めるとともに、地区自治会組織や人材の育成の強化を行うとしており、具体的な施策としては住民による地域将来ビジョン策定事業、健康づくり支援事業、さらには元気なまちづくり支援事業などを実施しており、これらを通して市民や団体の活力ある地域づくりを支援するとともに、各集落に寄り添い、実情に応じた支援策を講じているところであります。 今後も市民生活の維持、向上を図るとともに、新たな市民ニーズに対しても確実に対応していくことにより地域コミュニティの維持、醸成につなげてまいりたいと考えているところであります。 なお、個々の質問については担当部長より答弁させますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(立川一広君)  山口企画財政部長。 ◎企画財政部長(山口頼政君)  続きまして、個々の質問にお答えいたします。 まず、1点目の地域おこし協力隊の主な活動状況と実績についてですが、現在三好市では協力隊4名がそれぞれの知識や経験を生かし活動しており、それぞれの活動としては、和菓子を通じた拠点づくりと交流促進による地域活動、地域に伝わる伝統的な文化を紹介し、地域の活性化に寄与する活動、ジオパークの普及啓発、ウェイクボード世界大会開催をきっかけとした三好市まるごと観光といった活動を行っているところです。 実績としては、これまで離任した隊員12名中50%が三好市への定住につながっており、協力隊員の熱意と行動力が地域に好感を持たれ、大きな刺激を与え、柔軟な地域おこしにつながっていると考えております。 次に、2点目の集落支援員の主な活動状況と成果、問題点等についてですが、現在集落支援員は地域の目配りとして17名を配置しており、集落の巡回、訪問を通じて地域の目配りや地域団体との協議、話し合いの場づくりなどで各種施策を推進しておるところでございます。支所ごとに活動の割合に違いはありますが、集落の巡回を通じて地域の課題が発見できたり、戸別訪問を行うことで状況把握ができているところです。 また、地域住民が集うきっかけをつくることの活動も行っており、定期的に集まることで互いの見守りや外出のきっかけとなり、結果として地域コミュニティの維持に貢献できているところです。 しかしながら、地区によっては互いの見守りができないほど人口が減っている地区もあり、集落支援員の戸別訪問だけが人と接する唯一の機会となっており、見守り活動の支援を求める地区が増加してきているところです。 次に、3点目のひとり暮らし高齢者世帯の状況把握と問題点、対策等についてですが、地方創生推進課においては、集落支援員による地域巡回によりひとり暮らしの高齢者世帯の状況を把握しており、必要に応じて関係部署と情報共有しているところです。 また、長寿・障害福祉課みよし地域包括支援センターでは、地域の要援護者の実態把握のために開催される地区住民福祉協議会のささえあいネットワーク会議において、登録されているひとり暮らし高齢者及び高齢者世帯、支援が必要な世帯の状況について確認しているところです。 また、三好市では現在65歳以上のひとり暮らしの方で災害時要配慮者及び75歳以上の高齢者のみで構成される世帯の方などに対して、緊急通報装置を貸与し、急病等の緊急時における連絡体制を確保するとともに、その不安を解消することにより住みなれた地域での在宅生活の支援を行っているところです。 次に、4点目の地域見守り体制の現状と課題についてでありますが、集落支援員の巡回は個々の見守りにとどまらず、地域全体の見守りも兼ねて行っております。地域の人が集まる場所づくりやきっかけづくりをすることで、地域住民が互いに見守ることができる体制となっているところです。 5点目の他との協力体制や連携状況についてでありますが、まず集落支援員の活動においては、個々の訪問や地域巡回で上げられた課題を内容に応じて関係部署につないだり、情報交換を行っております。 また、福祉部署においては、市内事業所の日常業務の中で高齢者の方などを見守っていただき、異変等があった際には市に連絡していただくよう高齢者見守り協定を市内事業者と締結しております。 ほかにも、三好市地区住民福祉協議会や老人クラブにおける見守り活動、民生・児童委員の活動においても、支援が必要と思われる方については包括支援センターに連絡し、サービスの必要性を協議しているところです。 これらのさまざまな取り組みについての共通した課題としては、見守りをする方の担い手不足、サービス実施事業所のマンパワー不足や山間部での相互機能の低下が課題と認識しているところです。 続いて、空き家対策と公共施設の見直し等についての御質問にお答えいたします。 人口減少や高齢化など、さまざまな問題で社会情勢が大きく変化している中で、三好市においても適切な管理ができていない空き家の増加が問題となっております。地方創生推進課では、空き家対策の一環として空き家の利活用を促進するため、移住希望者向けに空き家バンク制度を設けております。 この空き家バンク制度は、移住促進を目的としたものであり、あらかじめ所有者に空き家を登録していただき、移住希望者に空き家バンク登録物件の見学や、所有者とのマッチングなどのサポートにより移住を促進しているところです。 課題としては、空き家と思われる物件の数に比べて空き家バンクへの登録数が少ないことにあります。 また、公共施設の再配置や見直しについては、議員御指摘のとおり少子化の影響に伴い遊休施設となった施設の一例としては、休廃校による学校施設や教員宿舎等が上げられ、これら本来の利用目的が終了となり、増加する遊休施設を有効活用していくことは大きな行政課題となっています。 これらの施設については、施設の老朽化や耐震性等の状況を踏まえ、活用可能な施設は他の行政目的への変更や周辺施設との統廃合などを検討し、組織内で活用がない場合は普通財産に移行し、施設の貸し付けや売却を推進してまいります。 また、普通財産のうち老朽化や耐震性がない危険な施設は解体を進め、土地の売却等を進めていきたいと考えておりますので、御理解をよろしくお願いいたします。 ○議長(立川一広君)  吉田議員。 ◆9番(吉田和男君)  まず最初に、先ほど集落支援員17名という答弁がありました。支所ごとにというお願いをしておりましたので、支所ごとの人数を言っていただけますか。 ○議長(立川一広君)  企画財政部次長。 ◎企画財政部次長(山口哲司君)  支所ごとの集落支援員の数でございますけれども、本庁が3名、それから山城3名、東西祖谷おのおの3名ずつ、井川が2名です。三野が3名。井川以外は3名ということでございます。 以上、17名でございます。 ○議長(立川一広君)  吉田議員。 ◆9番(吉田和男君)  久々に地域おこし協力隊、ちょっと関心が薄れてきつつありますので、今回あえて質問させていただきました。 今の資料、配付していただきましたその資料を見ますと、今、平成30年度については4名であると。それで、その活動内容もるる説明があるんですが、この中で一番最後の分については当然広くPRもされますし、テレビでも相当報道されておりますから、ある程度わかるんですが、それ以外の分についてはちょっと市民もなかなかわかりづらい点が非常に私はあるんじゃなかろうかと思います。 特に、三好市は地域資源が豊富であります。ですから、今までにも地域資源を利活用しなさいよという質問を幾度となくさせていただいたと思うんですが、その地域資源を利活用して三好市としての地域力を培っていく。つまり、今の現状からいいますと、それぞれ地域において地域力を増大させて、活用して、力をつけて、市民の生活に反映をしていく。これが非常に基本的に大事なことであります。 ですが、先ほど来質問しておりますように全国ベース、しかも加速的に人口減少が進んでいると。そういう中で、従来ですと地域のきずなを非常に大事にしてきました。お互いに助け合い、それでもって安心・安全な生活をしていく。従来はそうでしたが、御承知のように今人口減少が進んでおりますと、ひとり暮らしの世帯が多くなって、地域のコミュニティを維持しづらくなってきていると。 どうするか。もちろん自助が大事ですけども、自助も加齢をしていきますと体力も衰えていきます。いろんな面で支障を来してきます。かといって、ほんなら共助といいましても、それぞれ今まで隣人、隣家、近くにそれぞれの人がお互いに助け合う人がおりましたけれども、空き家になってお隣の生活している人、あるいは声をかけたりかけられたりするような人が非常に少なくなってきている。 そういう中で、ひとり暮らしの人、特に高齢者は物すごく心配をしております。私のとこへ耳に入ってくるのでも、これから先どうしたらいいんだろうと。当然子供さんがおります。子供さんは、だけど市外に出ております。今、生活基盤を市外に置いておりますから、特に山間部においてはそうですが、そういうとこでほんな、頼るのはどうするか。 もちろん公助があります。公助とて、先ほど冒頭でも申し上げましたとおり財政規模があります。予算があります。財布の中身です。何が何、全てが全てできるわけではありませんから、取捨選択をし、緊急度の高いものから行政サービスをしていく。これは当然でありますから、なかなか思うようにいかない。しかし、現状としては、特にここあと5年も10年もしましたら周辺部の山間部は人口が半減以上、もっとします。非常に支障を来します。 確かに、今まで市としてはいろんな行政サービスをしてきました。バスも当然、スクールバスもそうですが、それからお年寄りのタクシーの補助制度でそういう面で部分的にはしてきておりますけれども、かといってなかなか、当然全てが全てすぐに解決できるものではありませんが、目に見えて急速に高齢化が進み、ひとり暮らしの世帯が多くなり、なおかつひとり暮らしの人が亡くなられたら空き家になる。もうこれははっきり目に見えております。避けられません。 ですから、今から、もう遅いような気もしますけど、今から、従前にも説明しましたが、コミュニティバスとか、あるいはあるときにはコンパクトシティーとか集落再編成とか、いろいろ言葉が出てきましたけれども、そこの地域にしか生活できないお年寄りというのもいっぱいおるわけです、高齢者は。それをいかにして安心・安全な生活状態に変えていくかというのは、これはもう市の行政サービスの責務でありますから。 そこらを踏まえていきますと、地域おこし協力隊、これは総務省所管で、農水省にもよく似たのがあったように思うんですが、後でちょっとわかれば御説明いただきたいと思うんですが。地域おこし協力隊、それと集落支援員。それで、一番身近なのは、地域おこし協力隊は外から見た三好市、三好市の地域資源がどんなものであり、これからこれをどのように活用していくかというそういう目で見る点が多いと思うんですが、集落支援員の場合は私が知ってる限りでは地元出身の方とか、近隣の方とかがなられる方が多いですから、その地域の非常に事情を知っております。ですから、こういう人が市と高齢者とのパイプ役となって、ただ単に見守るだけでなしに、当然相談業務もあります。それから、今後の行く末もあります。本当に皆、心配しております。そこらを一つのシステムとして、緊急通報システムがありますから、それでどうのこうのという問題ではないと私は思うんですよ。 まず、集落支援員の方、いろいろ今まで活動なさってきて、いろいろ問題点が私は出てきとると思うんですけど、そういう点については聞いておりませんか。まず、それと、その内容によってまた質問させていただきますが、地域おこし協力隊、定住率が50%を超えておりますけれども、その中で主に三好市の場合は観光資源に目が行きやすいんですが、これを見ますと特産品の開発とか、いろいろそういう面でも出てきておりますので、ある程度効果があって、これからもっと力を入れないかんというものがあればぜひお教えいただきたいし、それからはっきり言わせていただきますと、必ずここ5年、10年で周辺部は人口が半減以上になります。大変なことです。これをいかに買い物なり医療なり、あらゆる面でカバーをしていくか。これは大きな課題ですから、一足飛びにできるわけでございませんから、今まで以上にぜひ力を入れて、予算化も当然していただいて。これでもって次に災害もありますから。災害なんかきますと大変ですよ、そりゃ。先般、豪雨災害で山城粟山地区、すごいです。ああいう状態になりますと、恐らく今後の維持ちゅうのが非常に難しいような状態になりましょうし、高齢者ばっかりですので。 そういう点も含めて、どういう考えがあるか、そこら辺と、集落支援員、課題は全くないのかあるのか。そこらがわかればお教えいただきたいと思います。 ○議長(立川一広君)  企画財政部長。 ◎企画財政部長(山口頼政君)  いろいろな課題について、いろんな角度からの御提言なりをいただいてますけれども、まず基本的に地域おこし協力隊なり集落支援員という部分の、市が今設置というか、その方々を置いておるものの基本的な考えというのは、地域おこし協力隊というのは定住的なこともここも50%の、12名中、定住がなされとるというふうなことでございますが、そういった方も都会のほうから受け入れて地域自身も元気になるし、そういった地域に根差した活動を通じてみずからも起業し、定住につなげていくという位置づけの部分が地域おこし協力隊にはあるということです。 一方、集落支援員というのは、議員先ほどから御提言の、非常に集落の自立というのが厳しくなってきておる中に、昔だったら、合併もしてないころには旧の町村の職員も集落のほうへも入っていろいろ、おばあちゃん、元気やでとかというふうな話もやってきたけれども、基本的に合併もし、支所の職員も少なくなってきた。しかしながら、それと同時に高齢化率も上がってきた中に、集落をどう見守りしながら集落点検をしていけるのかというときに集落支援員制度というものが総務省のほうでできて、今まで三好市も17名の配置をし、基本的に集落に入っていっていろいろなケアをしておると。先ほど来御説明したような答弁の中にもある福祉部門の中にも、包括ケアシステム等々もいろいろあります。 そういったとこでいろいろ集落の中のケアをしておるところでございますけれども、現状よりは今議員おっしゃったように5年後、10年後というのはますます厳しい環境になってくるんだろうというふうに思ってます。現状も非常に集落自身にみずから共助の中でやっていける部分がだんだん衰退というか、少なくなってきて、ある程度公助の部分が若干は上がってきておるというふうな状況でございますけれども、今後それが加速度的に進んだとしても公助という部分が100%までずっといけるか、それだけの財政力があるか、そういったことを考えたときには非常に厳しい部分があると思います。 ただ、地域の中にそういった支える側の共助をする側、支える側の人も少なくなってきたときにはどうするかというところが、よく言う関係人口という言葉もあります。ただ私は、この関係人口という部分は他人というか、全然関係のないような方が地域へ入ってきて一緒にやってくれやったって、そんなことをしてくれる人間ちゅうのはなかなかおらんと。先ほど議員がおっしゃったように血縁、子供、市外に行っとるけどその方々は例えば1週間に一遍、10日に一遍、一月に一遍は帰ってきて、ばあちゃん、ことないかい、母さん、ことないかいというふうな形で、買い物もしながら帰ってきたりもする。そういった方をいかに地域の中へ一緒に入ってもろうて、一緒に考えて、やっていかんですかっていうふうなことが構築できんかなというふうに私は思っておりまして、あくまで集落の中だけではなかなか地域の方々が少なくなって共助自身ができなくなった部分を外へ出ていって、四国中央市であったり東みよし町でもええんです。そこから来て、一緒に地域でやっていかんかやというふうな形のシステムづくりというか、そういった部分をつくっていかないかんだろうと。 あくまで公助だけでどんどんどんどん肥大化するというか、大きな政府というか、そういったものばっかりを目指しても市としても限界があるということなので、そこら辺はしっかり市域の中でのやり方っていうのを今後は考えていく必要性があるんだろうというふうに考えてます。 ○議長(立川一広君)  吉田議員。 ◆9番(吉田和男君)  すぐに結論は私は出ないと思うんですが、どうしても、今の現状を言いますと大都会へ集中をする。近くにはスーパーやコンビニもある。医療体制も整っている。交通網の整備もある。便利である。都会へ集中する。半面、その地域においては非常に過疎化が加速をして、半面、都会の場合はそれがいいんですが、孤独死とか高齢者の孤立とか、こういうのが現状として問題点が出てきております。山間部とは違う意味のあれが出てきておりますけれども、都会の場合ですと今言よったようにシェアハウス等々できずなを築いていくとか、いろいろやり方もあると思うんですよね。人口が多いですから。 山間部の場合はそうはいきませんから、どうしても今ある場所、あるいは今ある人、あるいは元気な人、周辺の人、連携ですね。従来ですと一つの地域で保っていたやつが保てないから、隣の地域とも連携する。あるいはもっと大きく広域連携をする。こうせざるを得んようなってくると思うんです。 それで、お年寄りが一番心配しとるのは、ひとり暮らしの人がどこへ相談をしたらいいんか。当然行政の窓口もありますけれども、一番頼るのはいろいろな友達とか近くにおる人を頼るわけです。行政へしてもすぐに対応できる場合とできない場合がありますから、一番近くの人を頼りにすると。こういうことですので、そこらの地域のきずなというのは私は市ももちろん企業も含めて全体的に考えていかないと、これは大変なことになるというふうに思っております。 先ほど来より言いましたように、高齢化しますと水源地の問題、交通の問題、買い物の問題、お医者さんの問題、それから誰に頼ったらええかってふらふらしとるような人もいっぱいおりますから。諦めの人もおります。これを安心してできるようにするのが私は行政サービスだろうと思うんで、ぜひともそこらも含めて前向きな対応をぜひお願いいたしたいと。 そこで、ひとり暮らしの場合は、緊急通報システムの話が出ましたけれども、これの状況についてはどんなになっておりますか。希望すれば必ずいけるのかどうか。あるいは現状がどういうようになって、金額的な面、あるいは問い合わせの面とも含め、何台ぐらいあって、特に山間部が多いかもわかりませんが、そこら、ちょっと現状をお教えいただけますか。 ○議長(立川一広君)  長寿・障害福祉課長。 ◎長寿・障害福祉課長(藤原英徳君)  緊急通報体制整備事業といいまして、11月末現在で6地区別につきましての資料は今手元にないですが、現在三好市全体で271名の方が御利用になっております。 この実施内容につきましては、緊急通報装置を、機械を御本人さんに貸し出しまして、急病等の緊急時における連絡体制を確保しまして、その不安を解消する事業であります。 この対象者につきましては、65歳以上のひとり暮らしの世帯の方、または75歳以上の高齢者のみで構成される災害時要援護者、要配慮者世帯の方などが利用できます。 それで、御質問の料金につきましては、住民税非課税世帯で毎月100円、それから住民税が均等割のみの方につきましては510円、その他所得割及び均等割がかかっている方につきましてはお一人当たり毎月につきまして1,030円の料金が発生することになっております。 その業務の中身につきましては、コールセンターというものがありまして、そのコールセンターにつきましては24時間体制でオペレーターが待機しております。日常的な健康相談とか、生活相談に応じるほか、定期的な声かけ的なこともしております。それで、例えば利用者の方から緊急通報が入りましたら、登録している協力員にまず御連絡を差し上げまして、その内容につきましては重い状況ということを判断しましたらコールセンターのほうから119番通報によって対応、ほんで三好市長寿・障害福祉課にもその連絡が同時に入ってくる体制になっております。 以上です。 ○議長(立川一広君)  吉田議員。 ◆9番(吉田和男君)  確かに今言よったように便利です。それから、これで助けられた人も相当おると思います。ただ、私が耳にするあれでは緊急通報システムそのものを知っているかどうか、お年寄り、対象者がですね。年齢制限というのもありますから。ここら辺の点については、特に集落支援員さんがもし訪問するんであれば、特に山間部でひとり暮らしの高齢者の世帯が多いですから、こういうとこは十分説明して安堵感を与えてあげる。これは非常に私は大事だろうと思うとる。何もわからなかったら心配だけしておりますから、こういう制度があります。いつでも行けます。ただし今の状況によっては多少経費がかかりますと。こういう状況ですというのを例えばどういう形で市民に周知、お年寄りだけでなしに若い人が知っておればそれはまたお年寄りに言えると思うんですが、どういう形で周知をしておりますか。そこ、わかれば教えてください。 ○議長(立川一広君)  長寿・障害福祉課長。 ◎長寿・障害福祉課長(藤原英徳君)  ただいまの御質問でありますが、集落支援員さんも含めて、それから民生委員さんも含めてそういった会合とか会議につきまして緊急通報システムがあるということの、こういうシステムの内容につきましては毎年度御説明をさせていただいておるところであります。 それとまた、市報にも掲載しながら、それとか地域包括支援センターが今現在訪問している要支援者につきましてもこういうシステムがあるということをパンフレットで掲載しており、市民全員の方ができる限りこの制度があるということを周知できるような取り組みをしてまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(立川一広君)  吉田議員。 ◆9番(吉田和男君)  それぞれの地区に地区住がありますよね、地区住。それで、この地区住の役員をなさっとる方もいろんな経験を持った人が役員になっておりますけれども、私はこういう地区住の場で、十分いろんな研修なりもしておるんでしょうけれども、こういう将来を見据えて一番心配事ですよ、ひとり暮らしの高齢者っていうのは。だから、特にそういうのは重要と思うて前面に出して、いろいろと、もちろん地区住だけでなくて、ほかの社協関係や自治会関係、そういうような地区がありますから、そこらも利用するのは当然なんですけど、地区住なんかでは連合会も当然結成しておりますから、地域全体の把握もある程度できると思いますので、ぜひ地区住等となおひとり暮らし対策といいますか、これをぜひ今後進めていっていただきたいと思います。 それで、コールセンターがあって協力員によって云々という話がありましたけれども、人口が減少してお隣近所、誰もおらないということになりますと、そういう場合の協力員ちゅうのはどうなりますか。 ○議長(立川一広君)  長寿・障害福祉課長。 ◎長寿・障害福祉課長(藤原英徳君)  一応今回うちの制度につきまして、協力員につきましては地元の方々で常時その方々に接している方及び部落の自治会長さん及び民生委員さん、それから御兄弟の方、御親戚の方を登録しているんですけど、実際、その方、今5年後、10年後の人口減少とかがあって、そういう方々が、ますます支える体制づくりが少なくなってくるにつきましての課題はたくさん残っておるんですが、一応そういった地域で高齢者の方を見守っていける体制づくりにつきましてまた推し進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(立川一広君)  吉田議員。 ◆9番(吉田和男君)  今回、資料をいただきまして、地域おこし協力隊4名の方、ウェイクボードとかの薄田さんのことはよくわかるんですが、例えば加藤さんとか井上さんとか殿谷さんですか、こういう方。ジオパークについても、ちょっと説明は今まで受けたことはあるんですが、どういう方がどういう活動をしているかというのは割合見えにくい。ですから、できるだけ市報等にも掲載をしていただいて、こういう方ですよというのを、しとるんだろうとは思うんですが。 それと、協力隊のそれぞれ4名の方がおられますけども、連絡協議会というか、そういうのがあるんかないのか。あるいは、市全体としてそういう協力体制の中でいろんな協議をしたり、あるいは和菓子の問題、地元の特産品づくり、あるいは観光に基づく語学研修とかいろいろやっておりますし、将来の観光を目指しての、観光面を含めてのジオパークの形成というようなもので努力しているというのはわかるんですが、これもはっきり言うて私も全部が全部はわかりませんでした。資料をいただいて自分なりに反省しておるとこなんですけど。 特に市民の方なんかは、誰がどこへ来てどんな仕事をしたり、どんな協力をしてくれたり、三好市のために頑張っているかというのが非常にわかりづらいと思うんです。できるだけいろんな機会でぜひそういうことをしていただきたいと思いますし、議員さんの中でも、ほかの方は皆御存じかどうかわかりませんが、そういう、誰がどういう形で三好市のために頑張っていただいとるかっちゅうのをぜひ再度認識をするような、そういう場があればまた非常にええと思いますので、最後に市長でも副市長でもその点について後で所見をお伺いしたいと思うんですが。 もう時間がありませんから、もう一点だけ。 徳島新聞の8月23日付で、職員研修の中の地域の一員研修という記事が出ております。若手、40歳以下の職員約60人参加しましたというような記事が出ておりましたけれども、いまだにこれは続けていとるんかどうか。 それから、その内容について、もう時間がありませんけれども、若干今までの分、今後進めていくというような記事でございましたけれども、そこら。職員から地域の事情を知らなければ市民に対してサービスができないから研修もしましょうと。地域の実情も勉強しましょう、地域と一体になりましょうと、こういう研修ですか。非常に良い研修ですよ。これについて現状どうなっておりますか。ちょっと説明していただけますか。時間がありませんけども。 ○議長(立川一広君)  企画財政部次長。 ◎企画財政部次長(山口哲司君)  徳島新聞に掲載されましたのは第1回目だったというふうに思っておりますけれども、その後数回の会合を開きまして、若手の職員を中心にその職員個人個人が思っているいろんな行政課題であったり、それから地域の課題を持ち寄ることによってどういった解決策があるかというようなことを中心に継続的にそういうふうな話をしていくというようなことでございまして、今後についてもこういったことについては重要な場だろうというふうに考えておりますので、継続していきたいというふうに考えております。 ○議長(立川一広君)  吉田議員。 ◆9番(吉田和男君)  もう時間がありませんが、今の点については新聞の内容を見ますと、コミュニティの維持を見据えて地域に根差した意識を持ってもらうための研修ですよというふうに書いておりますから、これにつながりますからぜひお願いしたいと思います。 もう時間がありませんが、最後にこの件について総括的に市長なり副市長、所見があればお願いをしたいと思います。 ○議長(立川一広君)  市長。 ◎市長(黒川征一君)  職員も誰も一緒ですが、長い一生をどういう形でみずからを研さんしていくかということは大事であろうと思ってます。 例えば、私にとっては722平方キロが守備範囲でありますが、東みよし町の122平方キロもこれまたいろいろと関係しますし、もっと言えば四国のへそと言えば四国中央市、それから高知の嶺北地域、大豊町含めて、それから観音寺、三豊市等々、三好市の場合は四国の3県との関係もありますし、その首長さんとのつながりも当然日々交流をしながらやっているわけでありまして、それは行政の分野であり、そうでない分野もあります。 そういった意味で考えたら、誰もまさに生きとし生きる間研さんをしていくことであります。職員にとっても、入職する前から、入職し、そしてまたそれは退職し、退職した後も含めてコミュニティの問題まで大事だろうと思ってます。主体的な研修と、それからそれぞれの強制的な研修もあるわけであります。そういったもろもろについて、皆さん方が頑張っていただく。そこにはコミュニケーションが大事であります。これはそういった意味で情報を共有するということがいかに大事であるかということでありまして、あらゆる媒体、メディアがありますし、そういったところの勉強もしていくだろうと思ってます。            〔時間制限ベルの音あり〕 そうした意味で、ともに生きていく、共生、そういった意味でいかに研さんしていくかということが大事でありますから、みずからも頑張っていただきたいと思っております。 以上です。            (9番吉田和男君「ありがとうございました」と呼ぶ) ○議長(立川一広君)  9番吉田議員の一般質問が終了しました。 一般質問の途中ですが、本日の一般質問はこれにてとどめ、散会いたします。 次回は来週10日に会議を開き、引き続き一般質問を行います。 本日はお疲れさまでした。            午後2時41分 散会...