令和 5年12月
定例会 ┌─────────────────────────────────────
┐ │ 令 和 5 年
│ │ 阿南市議会12
月定例会会議録(第17号) │ └─────────────────────────────────────
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開議◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇議事日程(第2号)第1 市政に対する
一般質問 ───────────── 本日の会議に付した事件日程第1 市政に対する
一般質問 +++++++++++++出席議員(25名) 2番 下 川 将 吾 議員 3番 西 川 達 也 議員 4番 水 谷 あ ゆ み 議員 5番 金 久 博 議員 6番 渡 部 友 子 議員 7番 武 田 光 普 議員 8番 住 友 進 一 議員 9番 福 谷 美 樹 夫 議員 10番 藤 本 圭 議員 11番 広 浦 雅 俊 議員 12番 福 島 民 雄 議員 13番 喜 多 啓 吉 議員 14番 幸 坂 孝 則 議員 15番 湯 浅 隆 浩 議員 16番 平 山 正 光 議員 17番 佐 々 木 志 滿 子 議員 18番 奥 田 勇 議員 19番 久 米 良 久 議員 20番 橋 本 幸 子 議員 21番 星 加 美 保 議員 22番 小 野 毅 議員 23番 住 友 利 広 議員 24番 横 田 守 弘 議員 25番 山 崎 雅 史 議員 26番 荒 谷 み ど り
議員 +++++++++++++欠席議員(1名) 1番 陶 久 晃 一 議員 ─────────────説明のため出席した者の職氏名 市長 岩 佐 義 弘 副市長 西 田 修 教育長 坂 本 和 裕 監査委員 桒 村 誠 政策監 東 條 盛 彦 企画部長 岡 田 佳 造 総務部長 吉 積 和 己
危機管理部長 石 本 祐 一 市民部長 吉 村 茂 宏
環境管理部長 荒 井 啓 之
保健福祉部長 吉 岡 泰 香 産業部長 吉 岡 次 男 建設部長 藤 原 雅 典
特定事業部長 田 中 修 司
会計管理者 橘 敬 治 水道部長 柏 木 邦 雄
教育部長 市 瀬 幸 消防長 中 川 恭 一
建設部理事兼
特定事業部理事 柳 川 克 一
秘書広報課長 横 手 慎 也
財政課長 山 崎 大 樹 …………………………………
建設部参事 廣 瀬 司 宜 人事課長 佐 坂 泰 資
企画政策課長 東 千代美
行革デジタル戦略課長 中 橋 俊 樹
総務課長 小 西 誠一郎 人権・
男女共同参画課長 田 中 康 博
環境保全課長 山 田 博 文
保健センター所長 高 山 秀 樹
保険年金課長 日 下 浩 之
生活福祉課長 小 坂 光 香
農林水産課長 喜 多 秀 明 野球の
まち推進課長松 下 学
工事検査課長 北 原 和 浩 土木課長 兼 任 恒 治
まちづくり推進課長清 原 正 克
特定事業推進課長 石 本 和 城
教育総務課長 田 上 浩 通
学校教育課長 阪 本 一 雄
スポーツ振興課長 田 上 毅
那賀川図書館長 松 村 信 子 ─────────────
議会事務局出席職員氏名 事務局長 岡 部 仁 史
議事課長 近 藤 雅 美
議事課長補佐 谷 崎 裕 理
議事課長補佐 宮 本 隆 文
議事課主査 天 川 晋
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○議長(
藤本圭議員) これより本日の会議を開きます。 直ちに本日の日程に入ります。
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○議長(
藤本圭議員) 日程第1 市政に対する
一般質問を行います。 通告がありますので、申合せの順序に従い、発言を許可いたします。 24番
横田議員。 〔
横田議員登壇〕
◆24番(
横田守弘議員) おはようございます。 あなん至誠会の横田でございます。議長の許可をいただきましたので、通告に従い、会派を代表して質問を行ってまいります。 まず、その前に、
岩佐市長におかれましては、11月19日に執行されました
市長選挙におきまして、激戦を勝ち抜かれ、市民大勢の信託を受け、当選の栄に浴されました。このことを心からお喜びを申し上げます。 また、同日に行われました
市議会議員補欠選挙におきましては、当選されました下川議員にも心からお喜びを申し上げます。
阿南市議会の一員として歓迎いたしたいと思います。 また、先般行われました正副議長選において再び選任されました藤本議長、副議長に選任されました武田議員には、心からのお喜びを申し上げます。 また、またばかり続くわけでございますが、今回副議長を退任されました幸坂議員には1年間
大変お世話になりました。ありがとうございました。 そして、後になりましたが、このたび就任されました西田副市長、
東條政策監には心からのお喜びを申し上げますとともに、長い行政経験を生かして、阿南市の発展に御活躍されますよう御期待を申し上げたいと思います。 私たちあなん至誠会は、今回の選挙において、
岩佐市長が公正無私な人柄であり、市政に対する理念の多くを共有できることから、選挙戦において支援をさせていただきました。今後におきましては、
二元代表制に基づき、共に市民のための代表者として、是は是、非は非として提案や議論を交わしていければと、このように思っております。 それでは、通告に従って進めてまいります。 まず、市長の政治姿勢についてお伺いいたします。 「あなたと創るアナン新時代!どないぞせなアカン!」をキャッチフレーズに、市民に訴えてこられた公約についてお聞きしてまいります。 最初に、
バランスの取れた発展についてであります。 市長は、今回の選挙で、市街地や中山間など、それぞれの地域性を踏まえた市域全般での均衡ある発展、世代や業種など
バランスの取れた施策を実施するとして、市域全体での
バランスの取れた発展を公約の一つに掲げられました。 私は、
市議会議員に当選以来、本市の発展のためには、市中央部だけでなく、それを取り巻く周辺部の均衡ある発展なくしてはあり得ないとの信念から、市域の均衡ある発展について、議会でも度々質問してまいりました。 しかしながら、本市西部の
加茂谷地区や南部の橘、新野、福井、椿地区などの地域の
人口減少はとどまることを知らず、2060年には、2020年比で現人口の20%程度にまで減少すると見込まれております。桑野地域も減少率はやや少ないとはいえ、45%の減少が見込まれており、阿瀬比町や山口町の現状を見ると、とても45%までの減少で収まるとは思えません。 本市では、平成31年度に
阿南市立地適正化計画が策定されており、議会での振興策に関する私の質問に、
市周辺部の振興については、優良農地や山林などの
自然環境を保持しつつ、
生活道路等の
生活基盤整備を進め、
自然環境との調和が取れ、地域特性に応じた施策を推進することで、それぞれの地域において、これまで育まれてきた
地域コミュニティーを守り育て、高齢者などの誰もが安心して暮らせるように、地域の皆様と共に取り組むと答弁されておりましたが、総花的で具体策に欠け、納得できるものではありません。 私は、
岩佐市長が今回、市域全域での均衡ある発展を公約の一つとして掲げ、
市周辺部の振興に焦点を当てられたことは、まさに我が意を得たりの思いであり、そこに生活する住民にとっては光明であります。市長は、さきに市内各所で開催した
市議会議員の
タウンミーティングなどに出席して、地域の実情や課題等の把握にも努められており、今後の施策の展開に大いに期待いたすものであります。 そこで、お伺いしますが、これら
人口減少が激しい中
山間地域の
人口減少を少しでも食い止め、地域を活性化させるための方針や施策をどのように考えておられるのか、お伺いいたします。 次に、積極財政に転換していくという公約の中の物価・
燃料高騰対策についてお伺いいたします。 昨年度から続くエネルギーや食料品などの価格上昇は、家庭に直接響くものが多く、市民の生活に大きな影響を与えております。 こうした中で行われたこのたびの
市長選挙において、市長は、市民の幸せをカタチにしていくという公約の一つとして、全世帯に一律10万円、子供1人につき3万円加算の
現金給付を掲げておられました。全世帯への
現金給付は、物価の上昇がいつまで続くのか見通せないまま不安になっている市民生活の今を、そしてコロナ禍で疲弊した経済を守るため、緊急かつ期待の大きい施策であり、
岩佐市長には早急に市民との約束をカタチにしていただきたいと考えているところであります。 また、市長所信や選挙後の新聞報道でも述べられておりましたが、10万円の給付については、国の支援金などを活用し、来春をめどに取り組みたいとの方針を示し、初登庁後の
市長就任会見では、
現金給付の対象を、12月1日時点で
住民基本台帳に登録されている約3万世帯とする意向を明らかにされておられますが、まだまだ市民の皆様には給付の内容等が十分に伝わっていないのではないかと感じております。 そこで、今回の給付金の内容等について、確認を含め、4点ほどお伺いいたします。 1点目は、給付の対象者であります。 市長は、給付の基準日を12月1日と示されておりますが、
給付対象者及び加算の対象となる子供の範囲をどのように考えておられるのか、お示しください。 2点目は、給付金の財源についてであります。 国は、支援金で
住民税非課税世帯に対し7万円を給付するということでありますが、市長は全世帯に対し一律10万円、子供1人について3万円を給付すると明言しておられます。 その財源については、国の支援金を活用し、不足分は市の
財政調整基金で対応するとのことでありますが、課税世帯を含めた全世帯に給付するとなると、最終的に
財政調整基金を幾ら取り崩すことになるのか、市民からは実現を不安視したり、財源悪化を心配したりする声があるとして、財源の裏づけを速やかに説明し、市民の不安を払拭することが必要であるとの報道もあることから、基金の見通しや基金を活用することに関しての市長のお考えをお伺いします。 次に、3点目として、給付時期についてであります。 先ほども申し上げましたように、
市長就任前には、来春をめどに取り組みたいとの方針を示されておりました。
市長就任以降、今議会に
給付事業に係る補正予算が提出されておりますが、給付時期等について具体的なスケジュールは決まってきたのか、現時点でお示しできる範囲でお答えください。 4点目でありますが、
給付事務の体制についてお伺いいたします。 市長は、所信の中で、給付に当たっては、まず準備室を設置し、
給付事務を進めていくとのことでありますが、全世帯への
給付事務をスピーディーに効率よく進めていくためには、庁内横断的な
給付体制の確立や人員の確保が必要となりますが、どのような
給付事務体制を考えておられるのか、御所見をお伺いします。 次に、第1次産業の振興についてお伺いします。 前段でも言いましたが、市の周辺部においては、人口の減少が激しく、高齢化の波も一段と進んでおります。こういった状況は、
市周辺部の基幹産業である農業や漁業の衰退に最もよく反映され、この10年で本市の
農業就業者は、平成22年は2,528人、令和2年は2,297人であり、10%の減少であります。同じく漁業者は、598人が427人と30%も減少しています。 市長は、選挙公約の中で、食を生み出す第1次産業の振興を掲げ、地域性を踏まえた市内全域での均衡ある発展のための施策を展開すると述べられております。御自身が農家であったことから、この施策の持つ意味は重く、市長の本気度がうかがえる施策であると評価しているところであります。 そこで、お伺いしますが、本市の
農林水産業の振興と
市周辺部における中山間地の
小規模農業の振興についてどのように考えておられるのか、また、どのような施策を展開されるのか、お伺いいたします。 次に、教育問題について、
全国学力・
学習状況調査についてでありますが、本年4月に行われた
全国学力・
学習状況調査の結果が7月に
文部科学省から公表され、徳島県内の公立学校の
平均正答率についても報道がありました。 それを見ると、中学3年は、総合順位が全国20位となり、前年度の5位から大きく下がったとあります。また、小学6年生は、国語、算数とも
全国平均を下回ったものの、総合順位は26位で、前年度の33位から上昇したとの報道でありました。また、教科ごとの分析も行われ、課題やその原因について究明していくとしております。 そこで、お伺いいたします。
全国学力・
学習状況調査の結果発表を受けて、本市でも子供の状況についてどのような分析が行われ、各教科でどういった点に課題や問題があったのか。また、その結果を、今後、どのように教科の指導や授業の改善に生かしていかれるのかをお伺いいたします。 続いて、道路行政についてであります。
徳島南部自動車道の
推進状況についてお伺いいたします。 本年9月13日、
国土交通省徳島河川国道事務所より、
徳島南部自動車道の
阿南インターから
立江櫛渕インター間の開通の見通しが、令和7年度となるとの発表がありました。本市としても、市内の渋滞緩和や
救急医療活動の支援等に大いに寄与するものとして歓迎するものでありますが、この間の一部供用ではその効果は限定的で、
徳島津田インターから
立江櫛渕インターまでの一日も早い供用が待たれるところであります。 また、
阿南インター以南の
桑野自動車道路や福井道路などの高規格道路についても、一部工事は行われておりますが、供用についてはまだ見通しが立っておりません。 これらの道路は、県南の観光振興や
農林水産物の流通、人員の交流など、
地域振興に欠かすことができないほか、災害時の代替道路の役目を果たすもので、いずれも早期の供用が待たれるものであります。 そこで、お伺いします。
徳島南部自動車道路の残された区間の供用、特に
立江櫛渕インターから国道55
号バイパスとタッチする
小松島インターまでの一日も早い供用が待たれるわけであります。供用の見通しは、国の事業である以上、時期については明らかにされないのでありますが、本市として、早期供用に向けて、どういった取組ができるのか、また、なすべきなのかをお伺いいたします。 次に、市道や
生活道路の改良や舗装の状況についてお伺いいたします。
周辺地域の道路は、市道、
生活道路にかかわらず、狭隘な道や舗装状態が悪い道路が多く見受けられます。私は、常日頃から、市域の均衡ある発展が本市の発展につながるとの思いから
議員活動を展開してまいりました。今までの行政では、人口密度の高い中心部に先行して投資されてきた傾向があったように思いますが、周辺部では、市道の拡幅、路面の整備や排水対策、農道の整備など、それぞれ小さな事業でありますが、周辺部に住む市民にとっては必要不可欠な事業であり、切実な問題であります。このような事業には、国や県の補助がないことは承知しておりますが、現状の事業費では、
地域住民の要望や願いを十分に満たすところまではいかないのであります。市長は、公約の中でも、積極予算への転換を打ち出し、道路や
各種施設整備、治水対策などを推進するとしております。私
たち周辺部に住む者にとっては評価できるもので、市単独の予算を投入して積極的に取り組んでいただきたいと考えますが、御見解をお伺いいたします。 その他はありません。答弁により再問、また、要望を行ってまいります。
○議長(
藤本圭議員)
岩佐市長。 〔
岩佐市長登壇〕
◎市長(岩佐義弘) おはようございます。 本日から
一般質問を通じまして御審議いただきますことを御礼申し上げます。 それでは、
横田議員の
バランスの取れた発展についてどのように考えておられますかとの御質問について御答弁申し上げます。 市内各地では、地域それぞれの歴史、文化や資源などを基盤に様々な暮らしが営まれております。 しかし、急速に進行する
人口減少と
少子高齢化などが社会問題となっており、
人口減少を少しでも食い止め、活力のある持続可能な
まちづくりを進めていくためには、それぞれの地域の特色や個性を大切にしながら、
バランスの取れた
まちづくりを進めることが重要であると考えております。 そのため、本市の市街地では、
立地適正化計画に基づき、現在の用途地域を拠点としたコンパクトな都市構造を維持するとともに、郊外や山間部等においては、豊かな
自然環境やそれらによって培われてきた歴史、文化、産業を守り育てることにより、地域の存続、振興を図ってまいります。 そして、市街地と周辺部の拠点を既存の公共交通や公共性のある交通手段で連絡し、人や物、情報等の行き来を円滑にすることによって、市域全体の持続的かつ均衡ある発展を目指してまいります。 こうした面的な施策の推進をまちの活性化策の基軸としつつ、市内14地区ごとの個性を生かした
まちづくりを推進するため、これまでの申請方式による
補助金制度から一歩前に踏み出し、地域の事情や特色に合った使い方を工夫しながら決めることができる、より自由度の高い阿南市版わが
町予算制度を新設するための検討に着手し、
地域コミュニティーの活性化を図ってまいります。 地域にはそれぞれに固有の課題があり、それらを解決する創意工夫のよし悪しを判断できるのは住民の皆様にほかなりません。地域でできることは、地域で決めて、地域で行うという住民自治は、地域創生の源泉であり、
人口減少が進むこれからの時代において不可欠な原動力でもございます。 この取組により、
地域住民の顔の見える関係が生まれ、世代間の意思疎通や交流が深まれば、
コミュニティーの持続性が高まり、非常時への対応も含めた
まちづくりの財産となってまいります。潜在する地域力にも光を当て、
住民自治力を礎にした住民主導による
まちづくりを進めることにより、世代や地域性にも
バランスの取れた地域の個性ある発展を目指してまいりたいと考えております。 次に、物価・
燃料高騰対策として公約に掲げました
現金給付に関する御質問に御答弁申し上げます。 初めに、給付の対象者及び加算の対象となる子供の範囲についてのお尋ねでございますが、まず全世帯一律10万円の給付につきましては、給付の基準日といたしております12月1日現在において、本市の
住民基本台帳に登録されております約3万1,500世帯が対象となります。 また、1人につき3万円の加算の対象となる子供の範囲については、基本的には
給付対象者と基準日において同一世帯となっている18歳までのお子様を対象としておりますが、同年代での不公平感をなくすため、具体的には、平成17年4月2日から令和6年4月1日までに生まれたお子様を対象としたいと考えており、対象となる子供の人数は約1万600人を見込んでおります。 次に、市内全世帯への
物価高騰対策支援給付金事業と
財政調整基金についてのお尋ねにつきまして御答弁を申し上げます。 今
物価高騰対策事業につきましては、
関係予算総額35億230万円であり、事業実施に必要な
一般財源については約27億5,900万円であります。 この事業の執行費用を計上した令和5年度
一般会計補正予算(第7号)の歳入金としまして、
財政調整基金繰入金は29億4,760万円としております。 しかしながら、この金額につきましては、予算編成上の取崩し額であって、実際の基金の取崩しについては、本年度中の歳入歳出の実状況によってその金額を確定していくこととなっております。 私は、
市長就任前から常々、市政はただ1点市民の幸せのためのみにあるとの思いを肝に銘じ、市民の暮らしを守ることを考えたとき、物価、燃料の高騰に苦しむ市民の皆々様の経済的あるいは心的負担を和らげていくことが、今取り組むべき市政の最重要課題ではないかと考え、
物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金及び基金を含む
一般財源を財源とした市内全世帯への
物価高騰対策支援給付金事業を実施するとしたところでございます。 次に、
徳島南部自動車道の推進に向けた取組について御答弁申し上げます。 初めに、
徳島南部自動車道の位置づけについて申し上げますと、高
規格幹線道路である
四国横断自動車道において、
徳島ジャンクションから(仮称)
阿南インターチェンジまでの間、延長約22キロメートルが
徳島南部自動車道でございます。このうち、
徳島ジャンクションから
徳島津田インターチェンジまでは既に開通をいたしており、現時点では、
徳島津田インターチェンジから全国の
高速道路網にアクセスできる状態となっております。 今後、早期開通が切望されております
徳島津田インターチェンジより南の区間につきましては、御質問にもありましたとおり、(仮称)
阿南インターチェンジから(仮称)
立江櫛渕インターチェンジ間が令和7年度開通予定として、本年9月に国から正式に発表されたところでございます。 この区間が、先行開通することにより、
周辺道路における
交通渋滞解消に大きな効果が見込めるものと考えておりますが、議員御指摘のとおり、この区間の供用だけではその効果は限定的であり、高速道路としての真価を発揮するためには、
徳島南部自動車道の
全線開通が必要でございます。 早期の
全線開通に向け、本市としてどういった取組ができるのか、また、すべきなのかについてでございますが、
徳島南部自動車道の残り区間につきましては、新直轄方式により、国が直接事業を行っているものでございますので、まずは国に対して
事業推進に向けた予算の獲得を強くお願いをしていくことと考えております。 本市といたしましては、国への
要望活動を行っておりますが、市民の皆様からの大きな期待にお応えができるよう、
地元選出国会議員のお力添えもいただき、地元の皆様の熱意を伝え、これまで以上に効果的な
要望活動を行うことに加え、早期の
全線開通に向け、国、県と一体となって、地元の皆様の御協力が得られるよう、
事業推進に鋭意努めてまいります。 以上、御答弁といたします。以下の御質問につきましては、教育長及び各担当部長から御答弁申し上げます。
○議長(
藤本圭議員)
坂本教育長。 〔
坂本教育長登壇〕
◎教育長(坂本和裕)
横田議員の
全国学力・
学習状況調査についての御質問にお答えいたします。 本年4月に実施されました
全国学力・
学習状況調査の本市の結果につきましては、小学校では全ての教科で正答率が
全国平均を上回りました。中学校では全ての教科で
全国平均をやや下回りました。 各教科の回答状況といたしましては、小中学校とも、知識、技能に関する問題で正答率が高く、基礎学力の定着に成果が見られます。その反面、自分の考えが伝わるように書くこと、根拠を明確にして書くことなど、思考、判断、表現力を問う問題に課題が見られました。 今回の調査結果を受け、各学校では、自校の課題等を分析するとともに、改善策について全教職員で共通理解を図り、学校全体で学力向上に向けて取り組んでいるところでございます。 市教委におきましては、市の
指定研究事業の活性化を図り、主体的・対話的で深い学びを実現するためのICTを活用した授業改善に関する研究を進めております。 今後につきましても、その成果を普及することで、市全体の教員の授業力の向上に努めてまいります。 また、子供の読書活動のより一層の充実を図ることにより、問題解決能力育成の基礎となる読解力の向上にも取り組んでまいります。 以上、御答弁といたします。
○議長(
藤本圭議員) 吉岡
保健福祉部長。 〔吉岡
保健福祉部長登壇〕
◎
保健福祉部長(吉岡泰香) 物価・
燃料高騰対策に関する御質問のうち、
現金給付の給付時期等、具体的なスケジュールについてのお尋ねでございますが、今議会で予算について議決をいただきましたら、直ちにシステム改修及び受付業務等を行うための人材派遣に係る委託契約、対象となる皆様への通知文書の作成、印刷、封入等を迅速に準備を進めてまいります。 現時点では、具体的な日にちをお示しすることはできませんが、給付手続に関する通知等につきましては、2月下旬頃の発送をめどとし、給付については3月下旬頃に開始したいと考えております。詳細なスケジュールが決まり次第、市ホームページや公式LINE等において広く市民の皆様に広報してまいります。 次に、
給付事務体制についての御質問でございますが、本給付金の業務を迅速かつ正確に推し進めていくために、市長が所信で申し上げましたとおり、今月18日に保健福祉部生活福祉課内に物価高騰対策支援給付金準備室を設置いたしました。準備室には、他部局を含めた職員4名を配置し、現在、国の追加の低所得世帯向け支援策の動向を注視しながら、本市における給付金事業について、より詳細な制度設計、要綱作成等の業務を行っております。 また、来年1月には、職員を増員する予定であり、さらに混雑が予想される受付業務や書類の点検等については、業務委託により人員を確保してまいります。 市長公約である本給付金事業は、市民生活の今を守る市民の幸せをカタチにしていくお約束の一つとして早期に実現できるよう、全庁一丸となって取り組んでまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。
○議長(
藤本圭議員) 吉岡産業部長。 〔吉岡産業部長登壇〕
◎産業部長(吉岡次男) 第1次産業の振興についての御質問にお答えいたします。 初めに、本市の
農林水産業の振興についてでございますが、主な施策といたしまして、農業分野では、国際価格の変動の影響を受けづらい生産体制を確立するため、JAと連携を図りながら、国内資源活用肥料の利用拡大に対する支援を行っております。 また、林業に関しましては、森林環境譲与税を活用し、森林境界の明確化を行った上で、森林整備や間伐を行うことにより、木材生産サイクルの確立及び森林資源の循環利用を促進しております。 水産業に関しましては、漁業者団体等が行う水産資源の増養殖や漁業生産基盤施設等の保全について支援を行うことにより、市の水産業の振興を図っているところでございます。 しかしながら、これら第1次産業については、後継者、担い手不足が深刻な問題となっております。 本市では、第1次産業を持続可能なものとしていくため、現在、認定農業者制度及び認定新規就農者制度の認定を受けた農業者に対し、国の各種支援制度の活用や農業支援センターなど関係機関と連携し、研修会の開催や技術指導、相談対応等を行うことで、就農後の経営の安定化等を図っております。 また、急激な燃油高騰の中、経営継続を支援する観点から漁業者等への支援も行ってきたところです。 次に、中山間地の
小規模農業の振興施策についてのお尋ねでございますが、農業の生産条件が不利な地域である中
山間地域に対し、農業生産活動を継続するための支援として、国とともに、中
山間地域等直接支払制度を平成12年度から実施しております。この制度の中で作成される集落協定の指針である集落戦略は、令和7年3月末までに策定することとされております地域計画と連携することで、これまで地域の皆さんが守り続けてきた農地を次の世代に着実に引き継いでいくために必要な農地や担い手の確保にもつながり、小規模農家のみならず、阿南市全体の農業振興にも寄与していくものと考えております。 今後も、
少子高齢化が進む我が国の第1次産業はますます厳しい状況が続くと考えられますが、引き続き国や県、関係団体と連携を図りながら、第1次産業の振興に努めてまいる所存であります。 以上、お答えといたします。
○議長(
藤本圭議員) 藤原建設部長。 〔藤原建設部長登壇〕
◎建設部長(藤原雅典) 建設部に関係する御質問について御答弁いたします。
生活道路である市道の改良や舗装の状況につきましてでございますが、本市が管理する市道につきましては、市民の日常生活や経済活動を支える重要な社会インフラであり、その市道の改良や適切な維持管理は安全で快適な住環境整備を行う上で非常に重要であると認識しております。 これまで、市単独事業の要望につきましては、市内各地区から毎年のように数多く寄せられており、このような状況の中で、現場を確認し、利用度や緊急性など、優先すべき要素を判断した上で工事などを行っております。 今後におきましても、積極予算を心がけ、できる限り市民のニーズに沿った道路整備事業などに取り組み、少しでも市民の皆様の生活環境の改善と安全性の向上が図れるよう、有効かつ適切な予算執行に努めてまいりたいと考えております。 以上、御答弁といたします。
○議長(
藤本圭議員) 24番
横田議員。 〔
横田議員登壇〕
◆24番(
横田守弘議員) それぞれ御答弁をいただきました。要望なり再問をいたしたいと思います。 まず初めに、
バランスの取れた市域の発展でありますが、これは私がいつも思っています市域の均衡ある発展と、こういうふうに理解をしておりまして、市街地の中心ににぎわいを取り戻すコンパクトシティー構想については反対をするものではありませんが、
市周辺部の振興については、中心部の振興策と連動して取り組むことが私は必要であると思います。 特に、建物系は中心部に集めるのはいいと思いますが、若者を中心部に市内から寄せていくというようなことには私は違和感を覚えますし、やはり
周辺地域にも若者が住んで、そして子供の声が聞こえるというのが私たち周辺に住む人間の思いであります。中心部ばかり振興していくのではあまり意味がないのでは、このように思っております。 議会でも今までも議論になってきたところでありますが、いずれも具体策に欠け、実効性に欠けるものでありました。市長は、先ほど地域のことは
地域住民が考えて進めていくんだというようなことでおっしゃっておりましたが、誠にそのとおりであります。 しかし、行動するには、地域の住んでいる方々の熱量、その思いというのが大きく関係してくるわけでありまして、そういったことをリードしていくのが、やはり行政の役目でないだろうかと、このように考えております。 中山間地の所得向上支援対策などを打ち出し、中
山間地域における基盤整備や施設整備などの総合的な支援策は、既に国がメニューとして十分に取り組んでおりました。そういうことを、市の関係、また、農業の関係者が市民を動かしていくといったような思いを持って、このまちをよくしていくんだという市職員の方々の熱量も持っていって、喚起していっていただきたいと、このように思います。 周辺部においては、内陸部の工業団地、以前は工業団地なんかを造ると、投資の大きなお荷物ということでありましたが、最近は臨海部の南海トラフ地震による津波対策等で、便利のいいところに造成をして、そういったことを誘導していくというんですか、そういった施策も必要でないだろうかと、企業誘致ももちろんここ10年ぐらい、どこそこの企業が市の行動によって設置したというような声も聞いたことは私はありませんし、企業誘致、工場誘致ということは、いつの時代も首長のトップセール、力が大きく関係するんじゃないだろうかと、このように思いますので、頑張って企業誘致、特に人を採用してくれるような、
周辺地域に向くような工場が私はいいんでなかろうかなと思ってもおります。 また、道の駅などの事業に鋭意取り組んでいただきまして、周辺人口の減少に、中
山間地域のにぎわいの創出につなげていっていただきたいと、このように考えております。 続いて、物価・
燃料高騰対策について御答弁をいただきました。 市長の物価高騰対策につきましては、
現金給付という対策の事業でありますが、厳しい物価高の中にあって、時宜を得たものであり、大いに評価するものであります。また、今回の給付については、物価高に直面する家計の負担を軽減する即効性の高い施策であることと合わせて、地域、地元に対する経済対策にもなり得る事業であります。 そこで、消費を促す広報もしっかりとやっていただきたいと思います。これは要望をしておきます。 また、その財源として、
財政調整基金を取り崩すことについて、市自身の基金というのは多ければ多いほどいいわけではなく、やはり多額の基金残高は、基金を積んだ世代に過度の負担を与えている、こういう一面もあるわけでありまして、こういった苦しい局面では、現役世代に還元するといったことは、私は理にかなった施策であると思うわけであります。 本市の財政水準は極めて健全であり、
財政調整基金も直近で約93億円が、この間、担当の方に聞きましたら、まだ積み立てられているとお聞きしております。
財政調整基金を過分に積み立てることは、ある意味、以前にもお聞きいたしましたが、宝の持ち腐れになります。今後、様々な事業に対しての蓄えも必要でありますが、これだけの基金を持ちながら、以前には切れた照明をなかなか予算がないと言って何年も放置しておいたりして、予算を切り詰めるなど、近年の緊縮財政の運営には疑問が残る場合もありました。 もちろん行財政改革や事業の見直しは不断に継続して取り組まなければなりませんが、市民満足度の低下や市民サービスに影響が出るようでは本末転倒と言わざるを得ません。 本市は、
財政調整基金、また、それを含めた基金の総額は全国的に見てもトップクラスの水準であり、その他の基準となる財政指数、どれを取ってみても標準以上の水準であります。また、地方税収が多いといった強みもあると言えます。 そこで、市長にお尋ねいたします。 初問で
財政調整基金の今後の見通しをお聞きしましたが、このような本市の財政状況を踏まえ、今後、どのような財政運営を行っていかれるのか、お聞かせください。これは再問といたします。 次に、第1次産業の振興でありますが、中
山間地域における農業の振興等について御答弁いただきました。 これらの地域は、
少子高齢化による過疎化が激しく、農業規模も小さいことから、農地の集約化も進んでいない現状であります。 国においては、令和2年5月からの
少子高齢化や
人口減少に対応した農村政策を検討するため、新しい農村政策の在り方に関する検討会を立ち上げ、令和4年に、地方への人の流れを加速化させ、持続的低密度社会を実現するための新しい農村政策の構築が取りまとめられております。中
山間地域をはじめとした農村に人が住み続けることができる条件整備が必要であるとして、集落機能の維持強化を後押しする政策をしようとしております。中
山間地域の振興の制度は、メニューは先ほども申し上げましたが、たくさんあるのであります。それがなかなか実行できていない、このことは、高齢化になっておることもありますが、事務をしていくというのがなかなかできていない、これが煩雑で面倒だということで、中山間地の事業を撤退した、やめたというようなことも聞いております。 こうしたことから、私は以前から提案しております阿南市第1次産業振興基本条例の制定について、ぜひ前向きに検討していただき、市の責務や市民の役割などを含めた総合的な施策を展開していただきたいと思うわけであります。 この件につきましては、度々質問も行っておりますが、平成30年6月議会でも質問させていただき、そのときには、制定に向けて前向きに取り組んでいく旨の御答弁をいただいておりました。 しかしながら、その後、理事者からの答弁は後退し、制定に向けての動きは見られません。
岩佐市長は、所信で、国、県と連携しながら、市内各地区に即した支援制度を検討し、第1次産業の従事者の生活を守るとともに、生きていく上で必要な職を守る施策に取り組んでまいりたいと発言しておられます。 市長は、前にも申し上げましたが、農業に取り組まれ、農家としての経験もあることから、農業施策について積極的に考えておられることがよく分かりました。このことから、私は、市民の理解を得ながら、市の責務としてこの第1次産業を守るという決意の下、条例化に向けて再び動き出していただきたいと思うわけであります。 地域の均衡ある発展には、多面的機能を有する第1次産業の振興なくしてはあり得ません。本市では、既に中小企業振興基本条例が制定されておりますが、本市の二大基幹産業の一つである
農林水産業を守るということは、阿南市の
周辺地域を守り、ひいては文化や災害に強い
まちづくりにつながるものであると考えるものであります。ぜひお取組いただきたいと、これは要望をしておきます。 続いて、教育問題でありますが、
全国学力・
学習状況調査についてであります。 全国では既に多くの市で分析結果が公表されております。中学校の学校新聞でも、学校独自の分析結果が報告されておる例もあります。本市においても、先ほどの教育長の御答弁で、学校ごとに分析が行われているということでありますので、それぞれの学校に応じた教科の指導や事業の改善に努めていっていただきたい、このように思います。 続きまして、道路行政でありますが、南部自動車道路の早期供用についてでありますが、国の事業である以上、本市としては、その必要性を国、県に強く要望していくほかはないと思うのであります。新市長には、早速来年1月末の中央要望活動を行うということで、精力的なお取組をしていかれるなと、このように思っております。今まで以上に利益を共にする近隣市町の首長や議会、関係機関、関係団体と一体となって、国、県に
要望活動を行うことが重要であります。市長がこれまでに培ってこられた国や県とのパイプを活用し、時期を逃さず、臨機応変に対応するためにも、ふだんから
要望活動ができる体制についても検討すべきでないかと、このように申し上げます。 以上で私の質問を終わることにいたします。
○議長(
藤本圭議員) 吉積総務部長。 〔吉積総務部長登壇〕
◎総務部長(吉積和己) 今後の財政運営に関する御再問にお答えいたします。 今後の財政運営につきましては、「あなたと創るアナン新時代」のテーマの下、未来への投資として、物価・高騰燃料対策、経済対策、地区ごとの個性を生かした
まちづくり、ひとに優しい
まちづくり、子育て支援、図書館の整備、スポーツで元気な
まちづくり、災害に強い安全で安心な
まちづくりの8本の柱を基軸とした事業施策を着実に推進するために、国内外の社会経済情勢を見極めながら、市民共有の財産である
財政調整基金を持続可能な市政運営に資する基金として効果的に活用するなど、市民の皆様の暮らしの向上につながるよう財政運営を行ってまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。
○議長(
藤本圭議員) 議事の都合により15分間休憩いたします。 ∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝ 休憩 午前10時49分 再開 午前11時14分 ∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝
○議長(
藤本圭議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 13番 喜多議員。 〔喜多議員登壇〕
◆13番(喜多啓吉議員) みらい阿南の喜多啓吉でございます。ただいまより代表質問させていただきたいと思います。 まずは、岩佐新市長、御就任おめでとうございます。 随分古い話なんですけれども、ここに徳島新聞、平成27年11月13日、こちらでは、当時の阿南市の
財政調整基金が平成14年度末で約137億円という記事が出ております。その際に、今後、しかし老朽化のひどい市民会館とか、そういうものの建て替えが要るよと、当然お金を使うようになりますよというときに、その5日後に、阿南市長選候補者に聞くということで、福島民雄さんが、つくる時代から使う時代を迎えている中、市民会館建設計画を中止するなど箱物をやめていただきたいと、そういうふうな主張をしております。 そして、次の市長選、ちょうど2019年9月30日、2,000席ホールを市に提案、阿南商工会議所が出しております。市民会館への代替えとして約100億円要るんだよと、確かに福島民雄さんの前の、何年前になりますかね、これが2015年ですから、これが出ているのが平成25年、2年前ですね、阿南市民会館建設基本計画、これが東京の梓設計に発注されて、計画書ができております。 そのときに、ちょうど表原前市長が、いや、流れを変えようと、これからは行財政をして、これから収入が減ってくると、基金が当時70億円と、これではいけないと、それで流れを変えようと選挙に打って出ました。自分も自ら50%カットと、4年間本当にカットしたまま、これ珍しいと思います、カットしたまま任期を終えました。その他本当にいろいろなことをしていただきまして、コロナ禍でしたけれども、31億円の基金を積み増していただきました。今月6日、退庁されました。 その前日に、支えていただいた山本副市長、それから松崎政策監、それと本当に一生懸命、任期途中でしたが、阿南市民のために闘っていただきました桑村政策監、御逝去されましたけれど、本当にお世話になりました。それを支えていただいた行政職の皆さん、4年間、表原市政を支えていただきまして、本当にありがとうございました。心より敬意と感謝を申し上げます。ありがとうございました。 それでは、質問に入ります。 市長の公約と政治姿勢について。 まず、10万円給付の公約について。 これの財源なんですけれども、先ほどから
財政調整基金について、それを取り崩すんだと、これは地方財政法第4条の4、そちらで取崩しにはきちんとルールがございます。これは経済的な大きな変動、あるいは突発的な災害、それで年度途中内に財政を出動させなければいけないと、そういうときに使うのが基金であります。今回のように物価高騰対策、こんな特定の目的のためにこの基金を使うわけにはいかないはずですし、それはルール上、地方財政法違反であります。 そしてまた、それを基にして阿南市基金条例はできております。こちらにも取崩しのルール、同じような文言が並んでおります。 まず、基金は使えない、だけれども基金を出動すると、基金が使えるという根拠をお示しください。 それから、全世帯に10万円給付なんですけれども、世帯に行くというのが不思議で、いろいろな世帯がおるんですよね、2人、3人、4人、5人、6人、それって本当にいいのかなと。住民自治から見ますと、当然一人一人が行政の役務サービス、それを受ける権利があるのが住民であります。そして、その代わり負担も負います。一人一人がサービスを受けるのです。これ世帯って一人一人に公平なんでしょうか。 そこのところは後に置いときますけれども、まずは国の支援金、電力、ガス、それから重点支援金という文言がございます、ごめんなさい、ちょっと私忘れたんですけれど、物価価格に対して対策をしなきゃいけないという、国が重点支援給付金というのを出しております。阿南市においては、今年の7月11日から11月中旬で配り終えております。これが
住民税非課税世帯3万円です。この前、全員協議会で説明を受けたのは、その3万円を配り終えている非課税世帯に、残り7万円を今後、配ります。これは、全国の地方自治体が今年度中に配れるのか、2月いっぱいなのか、3月いっぱいなのかと、そういう形で国の重点支援策なんで配っております。このお金を公約に置いた10万円に使うんだと、驚いておりまして、国の支援金と今回の市の支援金は別物だと考えておるんですけれども、一緒だと、
住民税非課税世帯にだけ国の施策をその7万円を使うんだよと、これはどうしてですか。2点目の質問です。 それから、選挙戦において、政治団体との関係についてであります。 「どないぞせな!アナン!!」という、選挙期間中に突然、投票日4日前に、市長も公報で10万円というのを打ち出しました。また、この政治団体も同じように現物支給の金額10万円ということでアナウンスしながら阿南市内を駆け巡っております。この代表者というのは、市の財政に詳しい方で、政策スタッフの一人なのか、差し支えなければ教えてください。 もう一つの質問は、突然なぜ投票日4日前の公報、それから選挙期間中になぜ10万円を公約として金額提示をしてきたのか、なぜ選挙期間中なのか、そこのところも併せて教えてください。 それから次に、STRIVE for ANAN、もう一つの政治団体ですね、これなんですけれども、こういうビラが配られております。そこでは、現職阿南市長、48歳、不公平、不透明、現阿南市長の問題点として、葬斎場問題、それから阿南市市民会館解体工事入札問題、これが出ております。9月15日、9月議会だからそうですね、私は産業建設委員会で委員としておりましたので、理事者側に大分質問いたしました、これは問題あるのかと、入札問題。市のほうは、いや、問題はないということなんですけれども、あくまでもそこで言われたのが、例えば、これなんですけれども、不可解なんだと。何が不可解なのかというと、入札価格が高いほうに落札しとるじゃないかと。 それで、お尋ねするんですけれど、これ不可解なことなんでしょうか、理事者側にお尋ねしたいんです。この総合評価方式入札制度というのは、何の問題はない、高いところに入っても、当然の入札制度であります。そこのところをまず論理的かつ明快に、不可解ということに対して、本当に不可解なのか、それをお返事いただきたい。 それと、市長自身もまたこの解体工事入札問題にどのような見識を持っておられるのか、お尋ねいたします。 それと、最後になりますけれども、この選挙戦を通じまして、市長は公平公正という旗印の下に選挙戦を戦っておられました。 それで、お尋ねするんですけれども、この選挙戦、恬として恥じることなく公平公正に戦った、そのように思っておられますか、お尋ねいたします。 以上、初問といたしまして、次には再問をさせていただきたいと思います。
○議長(
藤本圭議員)
岩佐市長。 〔
岩佐市長登壇〕
◎市長(岩佐義弘) 喜多議員の質問に順次お答えを申し上げます。 まず、私の公約と政治姿勢についての御質問のうち、選挙戦における政治団体との関係について、順を追ってお答えいたします。 初めに、選挙期間中に公報と政治団体ビラで現物支給の金額を提示させていただいたことについてでございます。 民間企業や官公庁、そして政府機関から諸分野に関する研究業務を受託しているシンクタンクの調査では、政府の物価高対策を考慮した場合における家計の支出負担額は、令和4年度が前年度対比で1世帯当たり9万6,000円の増との試算が出ておりました。また、令和5年度では、さらにプラス4万円の支出負担増が見込まれるなど、止まらない物価上昇と家計の負担増に不安を訴える多くの市民の皆様の生の声をお伺いいたしておりました。 こうしたことから、今取り組むべき最重要課題である物価・
燃料高騰対策として、全世帯に10万円を一律
現金給付するとともに、18歳までのお子様には1人3万円を加算をして給付する公約を掲げさせていただきました。 これは、具体的に金額をお示しすることで、市民の皆様の負担感や不安感を早期に軽減するとともに、家庭や個々のニーズに合わせて、前もった計画が立てやすく、優先事項に応じた使い道を具体的、効率的に検討していただけるものと考えたからでございます。 次に、「どないぞせな!アナン!!」の代表者につきましては、この場での御答弁は差し控えさせていただきます。 また、ビラに掲載されていました内容につきまして、これは政治団体が独自で出したビラでございますので、その内容に関しまして、私がお答えする立場にないと考えておりますので、差し控えさせていただきます。 最後に、恬として恥じることなく公平・公正に戦ったと思いますかとのお尋ねでございますが、私はこのたびの
市長選挙におきまして、市民の皆様と真摯に向き合い、あらゆる立場の方々の意見に耳を傾け、お一人お一人の声を大切にするとともに、自らの信念と提案を率直にお伝えすることで、選挙戦を公平・公正に戦わせていただきました。 これからも、市政におきましては、公平かつ公正に市民の皆様の幸せをカタチにするため、阿南市を前へ前へと進めてまいりたいと考えております。 以上、御答弁とし、その他の質問に対しては、担当部長からのお答えとさせていただきます。
○議長(
藤本圭議員) 岡田企画部長。 〔岡田企画部長登壇〕
◎企画部長(岡田佳造) 10万円給付の公約についての御質問のうち、全世帯に10万円給付についてお答えさせていただきます。 このたびの全世帯一律10万円給付は、国の
物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用いたしますが、この国の交付金は、物価高に最も切実に苦しんでいる低所得者に対する国の追加支援として、
住民税非課税世帯1世帯当たり7万円を給付するものでございます。 本市の全世帯一律給付は、国と同様に、物価高騰対策として実施するもので、その制度設計といたしましては、いわゆる上乗せ、横出しによる給付としております。上乗せ、横出しとは、制度に規定された交付額や上限額等を引上げを行うものを上乗せ、対象を拡大するものを横出しというもので、今回の本市の一律給付で申し上げますと、国の制度で規定された
住民税非課税世帯に対する7万円の交付額に3万円を上乗せして引き上げ、その対象を国の制度では給付されない課税世帯にまで拡大するものでございます。 以上、お答えといたします。
○議長(
藤本圭議員) 吉積総務部長。 〔吉積総務部長登壇〕
◎総務部長(吉積和己) 10万円給付に関する
財政調整基金使用の根拠について御答弁いたします。
財政調整基金につきましては、市民共有の財産であり、市民のための財産として、行政課題に対し、事業施策を推進するための財政基盤の礎となる役割であることから、このたびの物価高騰対策につきましては市政の最重要課題と考え、
物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金及び基金を含む
一般財源を財源とした市内全世帯への
物価高騰対策支援給付金事業を実施することといたしたところであります。 御質問の根拠条例につきましては、阿南市
財政調整基金の設置、管理及び処分に関する条例の第6条(処分)第3号において、「緊急に実施することが必要となった大規模な土木その他の建設事業の経費その他必要やむを得ない理由により生じた経費の財源に充てるとき。」と規定されており、この規定により処分を行うものでございます。 以上、御答弁といたします。
○議長(
藤本圭議員) 藤原建設部長。 〔藤原建設部長登壇〕
◎建設部長(藤原雅典) 建設部に関係する御質問について御答弁いたします。 総合評価落札方式とは、国土交通省直轄工事における総合評価落札方式の運用ガイドラインの用語の定義でも示されているとおり、価格と価格以外の要素を総合的に評価して落札者を決定する方式であります。 このことから、阿南市市民会館除却工事の入札においても、阿南市総合評価落札方式の実施方針の簡易型に従って、入札価格と価格以外の要素である簡易な施工計画、企業の施工能力、配置予定技術者の施工能力、地域貢献度を総合的に評価して落札者を決定しております。 制度上、入札価格だけで落札者を決定するものではないことから、入札価格が高い応札業者が落札することもございます。 以上、御答弁といたします。
○議長(
藤本圭議員) 13番 喜多議員。 〔喜多議員登壇〕
◆13番(喜多啓吉議員) 御答弁いただきましたことに再問をさせていただきます。 まず、STRIVE for ANAN、こちらは、市長は政治団体なんで関係はないだろうということなんですけれども、このSTRIVE for ANANは、実は後援会事務所と同じ敷地内にあるんですね、住所が。それから、STRIVE for ANAN、もう一つの先ほどの「どないぞせな!アナン!!」というのとSTRIVE for ANANって、普通にストライブとか、あらがうとか、逆らうとか、言えば努力するとか、要はどないぞせなというのとストライブってよく似てる言葉なんですよ。「どないぞせな!アナン!!」とSTRIVE for ANANは一緒じゃないですかと。 後援会の会長でした副市長、それから候補者の市長にお尋ねするんですけれど、本当にSTRIVE for ANANにどれぐらいか関わっていたんですか。全く知らないということはない、それをもう一点お尋ねします。 それから、入札なんですけれど、先ほど市は何の問題もないと、不可解でも何でもないと、そういうのは高いほうが入札したっていいんだというふうに判断が出ております。このとき、入札での評価点の判断基準が分かる資料を出してくれと、それと誰が採点をしているのか出してくれというのが委員会で継続になった案件なんですよ。これ出せないんですよね。それと、出したら法律違反ですよ。情報を出せ出せと言いますけれども、情報公開にはルールがございます。情報というのは何でもかんでも出すんじゃないよと、秘匿すべき情報もあるよと、これが情報公開のルールなんですよ。 じゃあ、市長にお尋ねするんですけれど、
岩佐市長、行政の対応として、継続になったような、委員の皆さんが言うに不透明な点があったという認識に立っているのか。あるいは、このビラで拒否したんだと表現されている情報を出せるのか、出すという考えはあるのか、明確なお答えを再問でお聞かせください。 それと、阿南市
財政調整基金の設置、管理及び処分に関する条例第6条第3号ということなんですけれども、ここで緊急に実施することが必要となった大規模な建設事業の経費、そんなことが必要になったら基金を出すんだよという話なんですけれど、例えば、台風や大雨、これによって急に土木工事をしなきゃならなくなった、そういうのはこの条文の基金条例を使えるという意味なんですよね。法令ではその他ってあります、今回はその他を使おうとしてるんですけれど、この条文の前後の事柄というのが並列関係、同じような大変なことというときに使われるその他なんですよ、何でもかんでもその他というのは使える話じゃないんですよ。そういう大きな工事に出動しなきゃいけない、そら大変なことだというのがこのその他なんですよ。それで、今回の給付金、緊急に実施することが必要になった、大規模な建設事業の経費と並列なんですか、すぐに直さなきゃいけない、緊急なときの出動なんですか。 だから、これ並列というのは常識的な感覚ですよ。こんな基金、それも突然言い出して、別にそんなに皆さん困ってますか。阿南市って徳島県で所得税が一番多いんですよ。困ってるから緊急にというけれど、皆が皆困ってませんよ。そらお金くれるって言ったら、みんなもらいますよ、そら欲しいですよ。だけれど、みんながみんな困ってるわけじゃないんですよ。それを、緊急だ緊急だって、こんな基金を出してどうするんですか。これ基金って本当に大変なとき、南海トラフ地震が来ますよとか。じゃあ、どうするんだと。条例をきちんと読んでくださったら、その他ということに今回の基金出動が当たらないというのは常識の範囲で分かると思うんですよ。ここんところはどうなんですか。本当にこの基金がこれで出せるんですか、再度質問いたします。答えによりまして、再々問させていただきます。
○議長(
藤本圭議員) 議事の都合により15分間休憩いたします。 ∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝ 休憩 午前11時40分 再開 午前11時55分 ∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝
○議長(
藤本圭議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
岩佐市長。 〔
岩佐市長登壇〕
◎市長(岩佐義弘) 喜多議員の御再問にお答えを申し上げます。 私と副市長がSTRIVE for ANANという政治団体へ関わり、発行されましたビラの製作へ関与していたかとの御質問でございますが、私も副市長も一切関わっておりません。 以上、御答弁とさせていただきます。以下の御質問につきましては、担当部長から御答弁申し上げます。
○議長(
藤本圭議員) 吉積総務部長。 〔吉積総務部長登壇〕
◎総務部長(吉積和己)
財政調整基金使用の根拠に関する御再問にお答えいたします。 阿南市
財政調整基金の設置、管理及び処分に関する条例第6条第3号の必要やむを得ない理由につきましては、自治体が判断を行い、必要やむを得ないと認定すれば問題ないと考えております。 以上、お答えといたします。
○議長(
藤本圭議員) 藤原建設部長。 〔藤原建設部長登壇〕
◎建設部長(藤原雅典) 喜多議員の建設部に関係する御再問に御答弁いたします。 先ほどの御質問の件についてでございますが、可能な範囲で委員会で御説明をさせていただきたいと考えております。 以上、御答弁といたします。
○議長(
藤本圭議員) 議事の都合により休憩いたします。 ∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝ 休憩 午前11時57分 再開 午後 1時 ∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝
○議長(
藤本圭議員) 午前に引き続き会議を開きます。 理事者から、先ほどの喜多議員の質問に対する答弁について補足したい旨の申出がありますので、これを許可したいと思います。 藤原建設部長。 〔藤原建設部長登壇〕
◎建設部長(藤原雅典) 先ほどの喜多議員の御質問について補足させていただきます。 先ほど喜多議員の再問の中で、公表できないのではないかとの御指摘を受け、委員会で説明をさせていただきますと申しましたが、詳しく申し上げますと、現時点では9月議会での見解と変わっておりませんので、今後、協議を重ねてまいりたいと考えております。 以上、御答弁といたします。
○議長(
藤本圭議員) 13番 喜多議員。 〔喜多議員登壇〕
◆13番(喜多啓吉議員) それでは、再々問させていただきます。 私が再問で申し上げましたのは、今藤原部長にお答えいただきましたけれども、そこまで僕は詳しく言うつもりはなかったんですけれども、実はこのチラシの中で、非常に大事な案件でして、不可解とか、拒否とかが出ております、虚偽事項の公表じゃないかということで、阿南警察署に表原立磨後援会が告発してるというふうに一般紙の新聞で書かれてる案件なんです。その代表の方はこの議場にもおられます。これは大事なことで、本当に表原はひどいやつだなと、例えば、資料の提出を拒否したのかと、だけれども、先ほどまでのお話を聞いていると、拒否したとかというんじゃなくて、出せない話だろうと思うんですよ。それを本議会場でどうだったのかと問いたかったんですけれども、委員会がということなんで、委員会も注視していただきたいんですけれど、できましたら本会議場というのが、先ほど訂正がございましたけれども、議場が一番でございますので、委員会に持っていくという話は今後、ないようにしていただきたいなと思います。 それで、再々問なんですけれども、2点ほどございます。 基金の前に、まず本当に基金、これ解釈の問題なんですけれど、基金は最後に言わせていただきますけれども、その前に、今回のこの10万円給付が公平なのかどうか、ここが問題であります。令和4年度の阿南市民の納める個人税は33億8,197万5,000円です。それより多くのお金を給付金として出そうとしております。国は、高騰対策として、低所得者、それに向けて給付を行っております。阿南市も7月11日から11月の中旬で3万円の電力・ガス価格高騰対策の応援資金は出しております。残っているのは7万円、これをこれから出していこうと、これは全国でも出していこうと。 そしたら、この7万円を、何か先ほど聞きましたら、上乗せするんだとか、横出しするんだとか、そこに3万円だけ出して、
住民税非課税世帯は終わりなんだと。公約では10万円を全世帯と言ってたのに、
住民税非課税世帯は国の制度を利用して、全国どこでもやっているのにプラス3万円、そうするとそこにいく低所得者の方たちは13万円ということになります。 これ内閣府にお尋ねしたら、今途上だそうです、給付金の計画というのは。だから、今後、いろいろと変わってくる可能性もあるんですけれども、このままいくと、例えば、均等割の方たちは国から10万円来ます。住民税は出してないんだけれども、住民税の均等割だけ納めていると、所得税出してないんだけれど、これ10万円来ます、阿南市から10万円行きます、ここは20万円なんです。そうすると、もっと収入の少ない、住民税と所得税非課税の世帯よりも、住民税の均等割の人のほうが多く受け取るんですよ。こちらで、市長、述べておられるんですよ、思いやり予算と、立場の弱い方、そういう方、収入の少ない人に対して、思いやりを持った予算を組むんだと、これ一番弱いところに行ってないような気がする。 これをやられると、例えば、市長は恐らく4万円以上の税金を払ってるとなったときに、阿南市から市長の世帯は10万円もらうんですね。後にこの計画でいくと4万円メリットが出てくる、都合14万円なんですよ。だから、非課税世帯は13万円、それより1万円多くメリットがあるのが今回の10万円給付金、これって不公平じゃないですか。 先ほども言いましたけれど、住民というのは均等にサービスを受けるんですよ、市民の税金の、これが公共サービスです。この前、ひまわりロードを富岡小学校全校児童が掃除するというので、僕は鎌を持って出かけたんです。校長先生が、トイレがきれいになったん見てくださいと、見に行きました。なぜかというたら、僕見せてくださいと、ある保護者が言われてたんです。子供がもう嫌なんよねって、小学校のトイレ、汚い、臭い、行きたくないと、放課後に慌てて家へ帰ってトイレへ駆け込むと。あるときに子供が帰ってきて、ママ、トイレがホテルみたいなんだよと、うれしいと。ええ、どうしたのったら、ホテルみたいなトイレが富岡小学校はできたというわけですね、そうするとうれしいと。お母さんが、よかったねと言うと、ママ、誰がしてくれたの、市が作ってくれたんだよと。ええ、市ってすごいね、市ってすごいね。本当にこんなきれいなトイレをいっぱい作ってくれたらいいね。これが市税の使い方。富岡小学校のトイレは誰もが使いますか、椿に住んでいる大人の方が使いますか。でも、誰も文句言わないですよ。これはなぜかというと、納得するからです。公平性という担保は、納得するかどうかなんです。今回の10万円給付は納得しますか。6人の世帯もいるんです、4人もいるんです、2人の世帯もいます。これ本当に均等に市民サービスですか。こういう税の使われ方は、僕は不公平だと思います。 こういう税の使い方をするところに基金をすると。そうすると、市長が認めたら、解釈の仕方でどうにもなるようなのが基金じゃないと思います。国の専門家の方、あるいはこういう地方財政法に、この使い方って違法な処分に当たるおそれはないのかと、そういうふうな法的解釈の違法性について国や専門家などの確認は取っておられますか。再々問で、こういった法的解釈についての専門家の確認は、あるいは国からの確認は取っておられるかどうか、まず1点お聞きします。 それと、先ほども言いましたけれども、不公平だというこの国の支援金、皆さん多分市民の方はまだ知らないんじゃないかなと。一番弱いところに一番行くのが少ないなんておかしくないですか。先ほどスライドするっていって、もっと恐ろしいのは拡大していくというと、えっ、どこまで拡大していくんだと思うんですけれど、見ますと、7万円というのは高騰支援対策の中の一部分でしかないんですよ、一部分だけつかまえてするって、何か不思議だなと思ってまして。国の事業というのは、推奨メニューというのが同時についてきているはずです。低所得者向けというお金、これは国の支援金です。推奨メニュー、これは地方自治体、各自治体で好きに使ってくださいね、これは使っていいと思います。だけれど、0.5兆円国がやっています。1.1兆円は低所得者向けです。0.5兆円のうち阿南市に内示されてる金額というのは1億3,195万2,000円です。それを使うのは分かります。そうすると、現金支給というたら、普通問題ないようにしようと思ったら、5,000円、1万円、それも公平に全住民にというのが普通の考え方だと思います。世帯というのはいかにも不公平、不思議でしょうがないんですよ。 世帯というのは日本初なんですよね。調べてみると、一人一人の市民に
現金給付をしますというのは幾つかの自治体でございます。選挙でも
現金給付を公約しているところがございます。1個だけ、世帯にというのはクーポン券というのはございます。このクーポン券は世帯にやってます。現金を支給する、この阿南市が初であります。現金支給、これはどうも僕は不思議でしょうがない、不公平だと思うんです。この不公平、市長が先ほど選挙戦は公平公正に戦った、この世帯給付、私はいかにも不公平だと思いますが、その件に関してどうなんでしょう。公平な給付の仕方だと思ってますでしょうか。それ2点目お尋ねいたします。 あとは、お答えの時間いただきたいんで、1つだけ気になっているのが、コンパクトシティー構想というのがございまして、市長もコンパクト・プラス・ネットワークを提唱されております。ただ、不思議なことに本筋が見えてないというか。基金というのは、実は表原さんは流れを変えようとして、その後、形にということで新図書館というのを計画しておりました。市長も新図書館を計画されております。 何で新図書館、先ほどある議員の方が均衡ある発展と、均衡ある発展、何だろう、懐かしいなと。これは、国土交通省が東京一極集中のときに、地方との差を解消しようとして提唱したのが均衡ある発展です。東京と地方の格差をなくそうとしました。ところが、今
少子高齢化です。いわゆる
少子高齢化というのは何かというと、もうみんな必死で生き残ってくれと、地方の人は、これが地方創生とコンパクトシティー構想であります。コンパクトシティー構想というのは、そんな地域が均衡ある発展なんかとんでもない話で、そんなことができないから地方創生なんです。たちまちいろいろなところで限界集落を迎えております。 海陽町で1月から12月、令和4年に出生した人数は28人、美波町は24人です。何と那賀町、あの広大な那賀町で18人なんですよ。これって何かというと、立地適正化でどうしようかというと、例えば、お年寄り2人が住んでて、もしそこで仕事をしてないなら、町なかへ来てください、買物もできます、便利ですと。そうすると、そこに至るライフライン、非常にお金がかからなくて済みます、水道を引かなくっていい、電気を引かなくて、そういうふうにして生き残りをかけてください。じゃあ、限界集落で人がいなくなって、年配者だけになったまちはどうするんだ。それが肝なんですけれども、それは均衡ある発展じゃないんですよ、それはそこに関係人口を増やしてください。これはコンパクトシティー構想で肝になってます、関係人口を増やすんだと。人がいなくなっても、そこに来る人を増やしてください、そういう施策をしてください。 それで、新図書館というのはなぜかと、牟岐線の唯一まだいけそうな駅である阿南市であります。ここの中核に、町なかに基本的なきちんとした集中とパイプ、これを残しておいて、利便性を高めてください。その後、地域創生、地域創生なんですよと。みんなが知恵を出して、生き残りをかけてください。そういう切実なときに、待ったなしです。これ実は待ったなしなんですよ。お金、基金を使って、いろいろな施策をしなきゃいけない。阿南市はいろいろなことをこれからやっていかなきゃいけない。そのときに、現金を皆さんに配ります。これで阿南市の行政はいけるんですか。 行政の人たちだって、投資は最少で最大の効果だと市長も言っておられますけれど、これお金がただ単に個人の、先ほども言いましたけれど、市民のお金が33億8,197万5,000円、このお金より大きいお金をみんなにただ素通りしていくだけじゃないですか。ここに知恵を出してください。市民サービスをしてください。先ほどの富岡小学校の話もそうなんですけれども、お金は市民サービスに使ってください、公平に、次の時代を見据えて。 私は、だから不思議だなと思って、阿南市の未来って書いてあるんですよ、阿南市の未来は本当にこれでいいですかと。今みんながみんな困ってないですよ。1軒の家では、確かにいいときもあります、悪いときもあります。だけれど、そこで家で一つで考えてみてください。お金がないんで、ゲームしたいんだよ、何なりしたい、この頃高くなってねって子供が言ったときに、じゃあこれ屋根を直すとか、そんなお金だけれど、崩そうかという話なんです。阿南市はごみを非常によくやられてますよ、環境を、だけれど、今後、エコパークはもう10年たってます、直しに行かないけん、大きなお金がかかるんです。電力、来年1億円上がりますよ。 それから、不思議なのが、こちらで1つ、子供の給食費の完全無償化を実施します。完全無償化って言いながら、寄附を求めるというなことを聞いたんですけれど、新聞、寄附なんて、こんなお金の使い方をするところに企業が出してくれますか。寄附を求めるなら、必死になってるところの姿勢がないと、寄附なんか集まりません。 それから、表原市長はふるさと納税をよくやっていただきました、赤字から。だけれど、こんな税金の使い方をされるんだったら、私ふるさと納税でほかのところへ税金持っていくわ。納税意識が下がるんじゃないかと非常に私は心配しております。 それから、今回の10万円だって、18日の新聞には、企業立地、それから施設売却によって財源を生むんだと。えっ、そんなまだないじゃないですかと。公会計もまだ見てないそのときに、市長が公会計も見てない人が、この10万円の原資はあります。政治団体も原資はあります。財源はあるんですって、いや、公会計も見てない、阿南市ってこれからどんな事業をしていって、どうするんだと、その計画があって初めてこのお金をどうしようかという、貯金を見ながら、財源を見ながらするのに、それを全くまだ阿南市の内訳も見てない、公会計の財源はあります、それで今度は基金出します、これはとんでもない。今それをやられたら困るなというのが私の見解でありまして、税との先ほどの2点と併せて、もう変な話、公約は分かるんですけれども、阿南市はそんなに待ったなしの状況で、行政サービスを本当に市民が均等に受けられる、本来の意味の行政サービスにお金を使う、これが一番大事だと思うんです。 今後、阿南市の未来を本当に考えていただきまして、できましたらもう少し安くして、あるいは総額に行く分があるんだったら、皆さんに公平に、均等に一人一人に行くとか、本来は使ってほしくないんですけれど、もう少し考えていただきたいと思いまして、みらい阿南の代表質問を終わります。
○議長(
藤本圭議員) 小休いたします。 ∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝ 休憩 午後 1時19分 再開 午後 1時20分 ∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝
○議長(
藤本圭議員) 小休前に引き続き会議を開きます。 岡田企画部長。 〔岡田企画部長登壇〕
◎企画部長(岡田佳造) 全世帯10万円給付について公平なのかとの再々問にお答えします。 物価高騰への影響は、所得の多寡によって影響の度合いは様々だと思いますが、燃料費高騰や物価高のダメージは全ての世帯に共通しており、支援策について様々なお考えがあることは承知しておりますが、10万円を共通して支給することは公平であると考えております。 以上、お答えといたします。
○議長(
藤本圭議員) 吉積総務部長。 〔吉積総務部長登壇〕
◎総務部長(吉積和己)
財政調整基金使用の根拠に関する再々問にお答えいたします。 その他必要やむを得ない理由により生じた経費の解釈につきましては、この規定の改正時に、参議院地方行政委員会でも審議をされており、当時の次長、財政局長の答弁で、単独事業は原則として義務に属する経費ではないが、しばしば必要やむを得ない経費になってくること、そういう判断を地方団体が認定をしていけばいいこと、建設事業に属さない補助金、その他のものであっても差し支えがないことなどが述べられており、こうした点を踏まえ、自治体が判断を行い、必要やむを得ないと認定すれば問題ないとの判断をいたしております。 以上、御答弁といたします。
○議長(
藤本圭議員) 9番 福谷議員。 〔福谷議員登壇〕
◆9番(福谷美樹夫議員) まず初めに、12月から新しく議長になられた藤本議長、武田副議長におかれましては、今後の議会運営についてよろしくお願いいたします。 また、前副議長であられた幸坂議員、大変お疲れさまでした。 皆さん、森甚五兵衛を知っていますか。阿波水軍を率いた侍です。阿南の椿泊に住まいを構え、徳島藩水軍の大将として全国に名をはせた武将です。その名は、正確には森甚五兵衛村重と言います。森家は、細川氏、三好氏の時代から、鳴門市の土佐泊を拠点に水軍として活躍し、長宗我部元親に攻められて、あわや阿波平定になるかと思われたとき、唯一これに屈しなかったのが森甚五兵衛でした。 また、森甚五兵衛は、大阪冬の陣で大阪方のとりでを攻略する大活躍を果たし、大御所徳川家康と将軍秀忠から感謝の意を記した書状を拝領しました。江戸時代には、代々徳島藩の海上の交通、警備などを担い、徳島藩主蜂須賀公が参勤交代をするときには大阪までの船旅を全て取り仕切りました。この「マンガふるさとの偉人『ジンゴベエ~阿波水軍を率いた侍~森甚五兵衛記』」という本は、日本財団の援助をいただき、阿南市が発行したものです。これをテーマに、12月3日には、情報文化会館で、徳島城博物館館長根津寿夫氏の講演が開かれました。会場となった研修室は多くの参加者で埋め尽くされていました。やはり阿南の歴史を知りたいという方が多く見えました。 森甚五兵衛の功績は、古い書物を読み解くことで明らかになり、我々は本によって甚五兵衛のことを知り、講演会に足を運ぶ、もっと知りたくなってきたら本を開きます。本は、古い歴史を今に伝え、人の知的好奇心をかき立て、たくさんの人を動かすことができるのです。本の持つ力は無限大であることをお伝えし、議長に通告している質問に入ります。 私の質問は、6問であります。 まず、1問、前市長在任期間の基金総額の推移について。 前市長在任期間である令和元年12月から令和5年12月における阿南市の基金総額の推移についてお聞きします。 事前に担当課に問い合わせたところ、年度途中での基金の額の推移をつかむのは困難であるということでしたので、令和5年度については、令和6年5月31日の出納閉鎖後、数字が出てから改めて伺いますので、今回は令和2年度決算から令和4年度決算、すなわち令和2年3月31日から令和5年3月31日までの阿南市における基金の総額の推移についてお聞かせください。 市が公表している財政資料等を調べてみますと、総額で30億円ほど増加していると拝察しますが、そのうちの増減の大きい基金についてもお示しください。 2問目、阿南医療センターにおけるサービス向上について。 阿南医療センターは、令和元年5月1日に開院して、現在に至っています。日々地域の医療に御協力をいただいていることに感謝を申し上げます。 令和5年、今年の3月29日からホームページもリニューアルし、「地域のために 地域と共に」「いつも笑顔で 真心込めて」「いつでも、どこでも、心のこもった医療を」との言葉がスクリーンいっぱいに展開されています。 そして、前田院長は、挨拶の中で、当院を受診された患者様が治療結果に十分満足され、地域から信頼される病院となることを目標として、職員一人一人が最善の医療を提供すべく努力したいと考えています。当院における全ての判断基準は、患者様のためになるかどうかです。最終的には患者様の利益につながることを目標に、様々なことを考え、判断し、実行していきたいと存じますと述べられています。 しかしながら、実際に利用している患者さんから、医療センターの改善を求める御要望をいただきました。その内容はこのようなものでした。 赤ちゃんの1か月健診に付き添って阿南医療センターに行ったときのことです。赤ちゃんにへその緒が残っていること、赤ちゃんの目やにが気になることを伝えようとしたお母さんに対し、A医師は、質問しようとしても無視、赤ちゃんを見ることなく、点眼薬の処方をするというありさまでした。仕方なく助産師に相談したところ、赤ちゃんはB医師に診てもらうことができ、親切な対応をしていただきました。 ところが、今度はお薬をもらうだけで45分待ち、調剤薬局があればこんなことはないと思います。診察もお薬をもらうのも本当に疲れました。立派な建物の医療センター、肝腎の中身はどうなっているのでしょうかというふうな御意見でした。 そこで、2点質問します。 1つ目、院内処方により薬を受け取るまでに長い時間がかかるので、どうにかしてほしいという要望があります。院外処方について検討されているのでしょうか。 2つ目、院長の言葉にあるように、ほとんどの医師の皆さんは患者の立場に立ち、対応されていることと思います。 しかし、一部診療科において、患者に対して横柄な態度が見られるとのことでありますが、市としてこの事実を把握していますか。 3問目、積極予算により阿南市に元気を取り戻そう。 コロナ禍により市民の暮らしも、市内事業者の仕事も大きな痛手を受けました。阿南市に再び元気を取り戻すためには、今こそ積極的な予算の編成が必要です。 例えば、市内の道路は老朽化が進んで、修繕が必要な箇所があちこちにあるにもかかわらず、予算の問題で年次的に対応せざるを得ない状況となっており、さらに修繕工事の発注が少ないことから、地元の工事事業者も少なくなっています。 また、各地区にある公園の遊具は、点検の結果、修繕が必要とされ、撤去したのはいいが、そのまま放置されて、新しい遊具が設置されていないところがあります。道路も遊具も全て予算がないの一言で片づけられてきました。 そこで、3点質問します。 道路舗装の整備で、過去3年間、令和2年度から令和4年度の決算ベースの支出額と各年度の施工路線数をお示しください。 2つ目、また、令和6年度の当初予算要望時における道路舗装要望のストックしている路線数は幾つですか。 3つ目、都市公園の施設長寿命化計画について、一部の公園は策定済みと聞いていますが、未策定の公園についてはどのような方式となっていますか。 また、既設遊具について、長寿命化計画に基づき改修を行った場合、どの程度の予算が必要と考えていますか。 4問目、阿南中央図書館(仮称)の建設について。
岩佐市長は、選挙のお約束でこの冊子、先ほども誰かが使っておりましたけれども、これが
岩佐市長の選挙のお約束です。この分を抜粋したのがこれです。今回の所信では、1から8まで説明しましたけれど、6と7は抜けていました。
岩佐市長は、この阿南中央図書館(仮称)を市民会館の跡地に造るということで公約されています。 その機能としては、自主学習専用スペース、市民憩いのスペース、キッズスペース等を加えた誰もが利用しやすいアナン新時代の図書館の整備を掲げています。 一方で、本年10月に策定された阿南市立新図書館基本計画で示されている施設整備計画の4つの基本方針は、この計画書の39ページに載っています。 1つ目は、市民の多様な利用に資する施設づくり、市民の居場所としての居心地のよく「阿南らしい」施設づくり、3つ目に、機能性・効率性を備えた施設づくり、4つ目に、安心安全かつ将来にわたる利用に対応可能な施設づくりとなっており、これはまさに
岩佐市長が言われる図書館の在り方となっています。 この新図書館基本計画は、阿南市教育委員会がこれからの阿南市にふさわしい新たな図書館の姿を明らかにするとして策定したものですが、私はこの計画を見直す必要はなく、着工に向けての作業をスピーディーに進めていくことが公約の実現につながると思います。 何より新図書館の建設は、多くの市民が待ちわびているものでありますので、阿南中央図書館(仮称)を建設するという市長の考え方は大変すばらしい公約ですが、先ほども申しましたように、所信にその決意が示されなかったことは誠に残念でございますが、私がここで申し述べておきます。 そこで、1点質問します。 公約に阿南中央図書館(仮称)の建設と掲げられたことから、今後、検討していく事業実施においては、阿南駅前周辺
まちづくり基本計画に記載されているような図書館と何かを合わせて建てるだけの複合施設ではなく、様々な機能を融合した中央図書館の建設という位置づけで進めていくのでしょうか、御所見をお伺いいたします。 5問目、持続可能な消防団の再編について。 先般、12月5日付の徳島新聞に、小松島市は消防団員減少や地区の人口などを考慮して、分団の統合を進め、機能強化と持続的な運営を目指し、年度内に基本計画を策定して、時期は未定ながら、消防団を再編するとの記事が掲載されていました。 本市の消防団は、国の標準団体を大きく上回る規模で運営されているものの、
人口減少等による団員の減少が続き、各地区における消防団各班の団員数には大きな隔たりが生じてきており、班運営に支障を来しております。 このことから、消防団幹部会議において、消防団再編を検討することが決定され、検討を行っていると市議会定例会での御答弁がございました。 地域防災に欠かすことのできない消防団について、その消防力を維持し、将来にわたり持続可能な組織とするためにも、スピード感を持って検討などを行うべきと考えますが、現在、再編に向けての取組状況はどのようになっていますか、お伺いいたします。 最後に、その他であります。 阿南共栄病院跡地について。 過去に結んだ阿南市との覚書により、阿南市と十分協議しながら進めてくださいねというようなことでお願いをしておりましたけれども、何かこの土地はもう既に売れているようでございます。 私が法務局で謄本を取った日、12月19日でしたけれども、所有権は徳島県厚生農業協同組合連合会でありました。ちまたでは、どこかの議員は、いや、もう既に売れている、ちまたでも、いやいや、あれは〇〇さんと〇〇さんのところにもう売却できてますというふうな話でした。現在の真の所有者は誰なのか、お尋ねいたしまして、私の初問といたします。
○議長(
藤本圭議員)
岩佐市長。 〔
岩佐市長登壇〕
◎市長(岩佐義弘) 福谷議員の質問に順次お答えさせていただきます。 まず、阿南中央図書館、仮称でありますが、その建設についての御質問にお答えいたします。 私は、新しい図書館の整備を望むたくさんの市民の皆様の声を受け、これまで
まちづくりと合わせ取り組んでこられましたその整備の推進をさらに加速をし、阿南中央図書館、仮称でありますが、を市民会館跡地に建設することを公約として掲げました。 従来の図書館のイメージは、静かに本を読む、本を借りるというものでございますが、市民の皆様からの御意見は、それだけにとどまらず、図書館をいろいろな目的で利用できるように、多様なニーズに対応する機能を備えてほしいというものでございました。 例えば、周りに気兼ねすることなく子供と過ごせるキッズスペース、学生や社会人が自らの学びに利用できる自主学習専用スペース、様々な世代の人たちが居心地よく利用できる市民憩いのスペースなど、このような機能を備えることで、誰もが利用しやすい図書館となります。 また、図書館の整備は、阿南市の文化の発展に必須であるとともに、図書館が市民の新たなチャレンジや多様な市民活動を支援することで、未来を担う人材を育てることができるとも考えております。 新しい図書館の整備につきましては、これまで阿南駅周辺の
まちづくりの中で進めておりましたが、図書館の早期実現を望む市民の皆様の強い思いを形にすべく、まずはアナン新時代にふさわしい様々な機能を備えた中央図書館の建設に向けた取組を進めてまいります。 次に、持続可能な消防団の再編について御答弁を申し上げます。 現在、全国で年間約2万人の消防団員が減少するなど、全国的に消防団員が減少、高齢化をする中、市内1団14分団69班で組織される本市消防団におきましても、
少子高齢化による
人口減少や勤務形態のサラリーマン化による被雇用者の増加等により、団員の減少が続いている状況でございます。 直近12月1日現在の団員数は1,235人となっており、災害時等の班活動において困難が生じる可能性があるなど、将来にわたり持続可能な組織とする上で、平成30年度の消防団幹部会議において、消防団の再編に向けて検討していくことが決定をされました。特に、団員減少が著しい地域から、再編に向け検討を進めているところでございます。 また、昨年度は、団員減少に対応すべく、入団年齢上限を45歳から50歳に引き上げ、さらに団員の士気向上や消防団活動に対する家族等の理解が得られるよう、年額報酬、出動報酬等の処遇改善を検討し、本年4月より実施をしております。 現在、団幹部で構成の検討準備委員会において、適正とされる団員数の検討とポンプ車及び装備品等の在り方を含めた団運営等に係る財政負担の軽減などについて、既に消防団の再編が進んでいる他自治体の取組などを参考に検討を行っております。 今後におきましても、他自治体で検討、導入されております定年年齢の引上げや休団制度などについても情報収集を行い、市民の生命と財産を守るという重要な役割を担う消防団員の安全性の確保と消防力を維持し、将来にわたり持続可能な組織となるよう、引き続き検討してまいりたいと考えております。 以上、御答弁とし、以下の御質問につきましては、担当部長から御答弁を申し上げます。
○議長(
藤本圭議員) 岡田企画部長。 〔岡田企画部長登壇〕
◎企画部長(岡田佳造) 阿南共栄病院の跡地についての御質問にお答えします。 阿南共栄病院に関するJA徳島厚生連との相談経過でございますが、令和元年に、市で有効活用する方法を考えてほしいとの申出がありましたが、令和4年12月定例会の福谷議員からの御質問に、阿南共栄病院跡地を本市が取得し、活用することは考えていない旨のお答えをいたしております。 跡地利用につきましては、JA徳島厚生連と数回の情報共有を行い、建物の解体についての報告もございました。 その後、最近になって、JA徳島厚生連から、阿南共栄病院跡地については民間事業者に売却したと伺っております。 以上、お答えといたします。
○議長(
藤本圭議員) 吉積総務部長。 〔吉積総務部長登壇〕
◎総務部長(吉積和己) 令和元年度決算から令和4年度決算までの基金総額の推移についての御質問に御答弁いたします。 令和2年3月31日現在の定額運用分を除いた一般会計関係の基金残高についてお答えいたしますと、基金総額で約179億411万円であり、令和5年3月31日現在の基金残高については約210億6,597万円となっており、この間、31億6,186万円程度増加しております。 このうち、増加額の大きかった基金について申し上げますと、
財政調整基金が約6億7,180万円の増、減債基金が約6億7,746万円の増、輝けあなんふるさと創造基金が約12億8,150万円の増、ふるさと阿南応援事業基金が約2億8,334万円の増、
四国横断自動車道に関係する阿南市道の整備に係る日亜化学工業基金が4億円の増であります。 以上、御答弁といたします。
○議長(
藤本圭議員) 吉岡
保健福祉部長。 〔吉岡
保健福祉部長登壇〕
◎
保健福祉部長(吉岡泰香) 医療センターにおけるサービス向上についての御質問にお答えいたします。 薬局では、院内処方、院外処方にかかわらず、薬剤師が処方箋を受けてから患者さん一人一人の既往歴や薬同士の組合せ、アレルギーの有無など、様々な項目を確認しながら調剤を行っています。 また、処方箋に疑義があったときは、薬剤師法第24条の規定により担当医に確認を行う必要があり、担当医が診察中等で連絡が取れない場合には、確認までに時間を要することがあり、長時間お待たせすることもあり得ます。このような場合には、お待たせしている患者さんにその理由等を説明するなど、なお一層丁寧な対応をお願いしているところでございます。 そうした中、現在、阿南医療センターでは、正面玄関前に敷地内院外薬局を建設中であり、令和6年2月に開業する予定と伺っており、待ち時間の短縮が期待されているところです。 次に、阿南医療センター職員の利用者に対する姿勢について、本市が個々に把握することは行っておりませんが、医療センター職員の対応に問題があるなど、個別の案件について利用者等から本市に問合せがあった場合には、医療センターの関係者と情報共有をし、利用者主体のサービス向上につながるよう、本市としても必要な支援を行ってまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。
○議長(
藤本圭議員) 藤原建設部長。 〔藤原建設部長登壇〕
◎建設部長(藤原雅典) 建設部に関係する御質問について順を追って御答弁いたします。 初めに、過去3年間の道路橋りょう新設改良事業、道路舗装工事費の決算ベースでの支出額でございますが、令和2年度における支出額は約3,100万円、令和3年度は約5,000万円、令和4年度は約7,000万円でございます。 次に、各年度において道路舗装工事を実施した路線数でございますが、令和2年度における施工路線数は28路線、令和3年度は31路線、令和4年度は41路線でございます。 最後に、令和6年度の当初予算要望時における道路舗装要望のストックしている路線数でございますが、工事が単年度で完了するものから、同一路線を年次的に施工する必要のあるものまで、工事の規模や内容は要望箇所ごとに違いがございますが、106路線となっております。 以上、御答弁といたします。
○議長(
藤本圭議員) 田中
特定事業部長。 〔田中
特定事業部長登壇〕
◎
特定事業部長(田中修司) 都市公園の遊具に関する御質問についてお答えいたします。 現在、40か所ある都市公園のうち、12か所については、令和5年度から令和14年度までを計画期間とした長寿命化計画を策定し、本年度より国の交付金等を活用した長寿命化事業に着手しております。 御質問の長寿命化計画未策定の28公園についても、今後、計画を策定し、交付金等を活用した遊具の長寿命化を図ってまいりたいと考えております。 次に、既設遊具の改修に要する費用でございますが、公園において、安全で快適な利用を確保するためには、遊具だけでなく、柵や擁壁などの施設も同時に長寿命化を進める必要があると考えており、これらを含めた費用は、長寿命化計画策定済みの12公園については約4億6,000万円を見込んでおります。 また、今後、計画を策定します28公園については、策定する過程で算定してまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。
○議長(
藤本圭議員) 議事の都合により15分間休憩いたします。 ∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝ 休憩 午後 2時 再開 午後 2時15分 ∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝
○議長(
藤本圭議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 9番 福谷議員。 〔福谷議員登壇〕
◆9番(福谷美樹夫議員) まずは、要望させていただきます。 阿南医療センターにおけるサービス向上について。 先ほど私が初問のときに、大柄なと、横柄な態度ということで、ケーブルテレビさんからありましたので、横柄な態度を取られていたということであります。 阿南医療センターは、基本理念として、
地域住民の健康な生活を守ることに専念し、信頼される医療に最善を尽くしますという崇高な姿勢を掲げています。本市も参加している地域医療協議会の規約の第1条では、阿南医療センター開院後の新たな円滑な協力支援関係を構築するための協議機関として、阿南市地域医療協議会を置くとなっています。協議会の所掌事務は、阿南市地域医療協議会の設置に関する協定書の第2条に掲げられている事項です。地域医療の充実強化を図るために必要な事項となっていますので、その場で市民の声はしっかりと伝えていただくことを要望いたします。 次に、3問の積極予算により阿南市に元気を取り戻そう。 先ほどはるる御答弁をいただきましたが、住みよいまちの暮らしには、安全に通行できる道路は欠かせません。子供たちが元気に遊ぶ公園には安全な遊具が必要です。市民の日々の生活を元気にするために、そして市内の事業者を元気にするために、これらの問題を解決するための予算を早急に確保し、事業を前へ前へと実施していくよう要望いたします。 4問目の阿南中央図書館(仮称)の建設についてであります。
岩佐市長が阿南中央図書館(仮称)を市民会館跡地に建設すると公約に示されたことについては多くの市民が注目しており、市長も各地で遊説された折には、図書館を望む市民の生の声をたくさん聞かれたことと思います。図書館建設事業は、スピード感を持って進めることが肝要です。そして、建設を進めていく上では、現在、多くの自治体が成果を上げているデザインビルド方式、設計・施工一括発注方式のことであり、その特徴は、施工者の技術を設計に反映できることや設計段階で資材の調達計画を立てられることで、工期の短縮を図ることができるなどがあります。 また、第三者が市と業者を調整するコンストラクションマネジメント業務を委託することにより、スピーディーに、かつスムーズに事業を進めていくことができると考えます。 デザインビルド方式は何だろうというふうな状況ですけれども、いろいろな施設を建てていくという中では、鳴門市の庁舎建設がデザインビルド方式で進められています。ほかにも県内に参考できる例があります。民間の力や国の補助金を活用し、市民の皆さんのために早期に完成する手法を早急に検討され、建設に取り組み、
岩佐市長任期中に完成をさせると、そのぐらいの意気込みを持って進めていただくことを要望いたします。 5問目の消防団の再編については、消防団や担当部署だけの検討ではなく、消防団詰所、装備品など、団運営などに係る市の予算を預かる財政担当課や自然災害の対応に当たっている危機管理担当課など、関係する部署の参画や自治会をはじめとした関係団体、学識経験者などから構成する検討会、審議会などを早期に立ち上げ、検討を進めることの一つの有効な方法であると思われます。 消防団再編により効率的、効果的に進めるために、消防団設置者である本市として、今後、このような対応をしていただけるよう要望いたします。 再問に入ります。 1問目の前市長在任期間中の基金総額の推移について。 御答弁によりますと、令和2年度から令和4年度の3年間で約31億円の基金の増加があり、そのうち増減の大きいものとその額は、
財政調整基金が約6億7,000万円、減債基金も約6億7,000万円、輝けあなんふるさと創造基金が約12億8,000万円、ふるさと阿南応援事業基金が約2億8,000万円、
四国横断自動車道に関係する阿南市道の整備に係る日亜化学工業基金が4億円の増ということでございました。 それでは、これらの5つの基金の額が大きく増加した理由をそれぞれお聞かせください。答弁によりまして、再々問をいたします。
○議長(
藤本圭議員) 吉積総務部長。 〔吉積総務部長登壇〕
◎総務部長(吉積和己) 基金残高が増加した理由についての御再問にお答えいたします。
財政調整基金につきましては、市税収入の増加等により収支状況が改善され、令和3年度及び令和4年度に積立てを行ったことによる増加、減債基金につきましては、令和3年度に国補正により臨時財政対策債償還基金費が設けられ、積立てを行ったことによる増加、輝け阿南ふるさと創造基金につきましては、新市
まちづくり計画に位置づけされた事業の財源とするため、令和2年度に合併特例債の基金造成枠を活用し、当該地方債を発行し、積み立てたことによる増加、ふるさと阿南応援事業基金につきましては、令和2年度以降のふるさと納税の増加に伴うもの、
四国横断自動車道に関係する阿南市道の整備に係る日亜化学工業基金につきましては、
四国横断自動車道に関係する阿南市道の整備等を行うため、日亜化学工業株式会社から寄附された寄附金を積立てしたことによる増加でございます。 以上、お答えといたします。
○議長(
藤本圭議員) 9番 福谷議員。 〔福谷議員登壇〕
◆9番(福谷美樹夫議員) 御答弁ありがとうございました。 それぞれの基金の増加の経緯はよく分かりました。 それでは、最後にお聞きいたしますが、この基金の総額の増加において、行財政改革の成果と言えるものは、このうちおよそどれくらいの額だと考えておられますか。事業費として人件費を除いた額でお示しください。 最後の答弁をいただきまして、冒頭申し上げましたように、令和5年度決算の数字が出てから、6月定例会以降に再度正確な数字を基に質問を続けてまいりたいと思います。そして、日々行政の最前線で市民福祉向上のために御尽力をいただいている職員の皆様方に心から感謝を申し上げまして、私の全ての質問を終わります。
○議長(
藤本圭議員) 岡田企画部長。 〔岡田企画部長登壇〕
◎企画部長(岡田佳造) 基金総額の増加において、行財政改革の成果と言えるものはおよそどのくらいの額かとの再々問にお答えいたします。 令和3年7月に策定しました阿南市行財政集中改革プランに基づき、5つの具体的な目標を設定し、14の重点取組項目の下で集中的に取組を進めた結果、効果額として把握しているものといたしましては、人件費、いわゆる定員適正化を除いた額で申し上げますと、令和3年度は約1億7,700万円、令和4年度は約12億4,100万円、合計14億1,800万円程度になると考えております。 以上、お答えといたします。
○議長(
藤本圭議員) 14番 幸坂議員。 〔幸坂議員登壇〕
◆14番(幸坂孝則議員) 議長より発言の許可をいただきましたあなん至誠会の幸坂孝則でございます。 まず、質問の前に、先月、11月に行われました阿南
市長選挙において御当選されました
岩佐市長には、心からお祝いを申し上げます。これから4年間の御活躍を御期待申し上げる次第でございます。阿南市の行政運営と阿南市民のために御尽力賜りますようお願いを申し上げておきます。 それでは、久々の登壇ですが、通告に従いまして質問をさせていただきます。 まず初めに、市長の政治姿勢についてお伺いいたします。
岩佐市長は、市長当選後の地元新聞の取材において、いろいろな場所へ出かけ、市民の声を拾い上げたい、市役所は市民のためにある場所、気軽に相談できるような体制をつくっていきたいと話されております。 そこで、お伺いいたします。 1点目は、
岩佐市長が目指す市長像、行政のトップの市長のあるべき姿についてどのように考えておられますか、お伺いいたします。 2点目は、行財政改革はいつの時代においても重要であり、今後も進めていかなければならない必要な施策であると思います。 そこで、
岩佐市長は、行財政改革を進めるに当たって、基本的なお考えをお伺いいたします。 次に、スポーツで元気な
まちづくりについてお伺いいたします。
岩佐市長は、阿南市スポーツ協会の副会長を務められているとともに、徳島県議会議員のときも、橘町にある中浦緑地公園ホッケー場の整備や県南部健康運動公園の陸上競技場の設備の充実などに御尽力をされたと伺っております。 こうしたことから、
岩佐市長の選挙公約においても、スポーツで元気な
まちづくりをすることを掲げられております。 そこで、お伺いいたします。 まずは、野球のまちの推進についてでありますが、1点目は、選挙公約の中の野球のまちの復活と進化についての
岩佐市長の考えをお伺いいたします。 2点目は、野球のまちの各種事業の中心施設にはJAアグリあなんスタジアムがあり、このスタジアムは年間を通じて各種の野球大会などが大変多く開催されております。 しかしながら、全国規模や西日本規模の大会会場としては1つの球場しかなく、多くの野球関係者からは、野球場の第2球場の整備がされればとの待望論が多く聞かれているところであります。 そこで、お伺いいたします。 第2野球場の設置へのチャレンジについて、
岩佐市長の考えを併せてお伺いいたします。 3点目は、野球のまち推進事業の一つであります野球の合宿誘致についてお伺いいたします。 阿南市と言えば、野球のまち阿南として、市民の認知度の高さや全国的にも注目度の高さから、県外から視察等の問合せが多く、その対応にも御苦労されているとお聞きをしております。 阿南市の野球を活用した様々な取組は、2007年、平成19年野球のまち阿南構想の発表やJAアグリあなんスタジアムの完成を機に、還暦野球大会、500歳野球、古希野球大会、少年野球全国大会、高校野球交流試合、社会人野球、四国アイランドリーグ、併せて野球観光ツアー、野球合宿などのほか、野球関係イベントでもスタジアムを活用しているようです。 一方で、令和5年11月から鳴門市にありますオロナミンC球場の改修工事が始まり、2026年度、令和8年度に工事完了予定とお聞きをしております。 このことから、今後、当分の間は、これまでオロナミンC球場で行われていた各種野球大会や関係イベントも県内の各野球場や関連施設に振り分けられることが予想され、JAアグリあなんスタジアムの活用もますます多くなり、阿南市が進める野球合宿や野球観光ツアー、各種大会の開催にも影響が出るのではと考えております。 そこで、お伺いいたします。 令和6年春先には、阿南市の野球のまち推進事業の一つとして野球合宿の誘致があると思いますが、令和5年度の誘致実績と令和6年春先の野球合宿誘致の予定についてお伺いいたします。 また、オロナミンC球場の改修工事に伴う県内野球場の活用における阿南市の野球のまち推進事業の実施計画や施設利用について、本市の今後の展望をどのように考えているのか、併せてお伺いいたします。 続いて、スポーツの推進と環境整備についてお伺いいたします。
岩佐市長は、選挙公約の中に、学校グラウンドや体育館の照明のLED化の加速を掲げられております。 そこで、お伺いいたします。 1点目は、市内の学校グラウンドや体育館の照明のLED化についてですが、現在、LED化の進捗状況などはどのようになっていますか、お伺いいたします。 また、市長は、LED化を加速させるとのことですが、今後、何年度をめどに、この学校グラウンドや体育館の照明のLED化をされるつもりですか、併せてお伺いいたします。 2点目は、スポーツの推進と環境整備についてであります。 新型コロナウイルス感染症の蔓延により様々なスポーツ活動やイベントが中止、延期あるいは活動自粛を余儀なくされ、市民のスポーツに親しむ機会が失われ、市民生活や社会活動に大きな影響を与えてきました。 そこで、お伺いいたします。 現在、アフターコロナに即したスポーツの推進が求められていると考えますが、本市は、今後、どのようにスポーツを推進されていかれるのか、お伺いいたします。 また、スポーツを推進していくためには、市民が利用するスポーツ施設の充実が必要だと考えますが、本市は、今後、どのようにスポーツ施設の環境を整備されるのか、お考えをお伺いいたします。 次に、教育行政のうち、学校整備・再編についてお伺いいたします。 1点目は、羽ノ浦小学校の建て替えについてですが、これまで議会においても何度も議論されてきた喫緊の課題でありますが、現在におきましても、その具体的なビジョンが見えておりません。 前市長が掲げた現地での建て替えを基本方針とした計画では、現在の学校用地に加え、羽ノ浦支所及び羽ノ浦くるみ保育所用地を活用するとしておりますが、くるみ保育所の建て替え方針が明らかとなっていないことから、具体的なスケジュールも示されないままとなっております。 また、羽ノ浦小学校の児童、保護者や学校の先生方への説明、
地域住民などへの地元説明会は明確な説明がされていない状況だと地元住民から多くの御意見が私にも寄せられています。 さらに、老朽化が進む羽ノ浦小学校の建て替え問題に端を発し、羽ノ浦の
まちづくりを考える会が発足し、本年9月に行われた第1回の意見交換会では、羽ノ浦のまち全体についても幅広い意見があり、岩脇小学校についても、校舎の老朽化にどのように対応するのか、将来展望を持つべきとの意見もあるなど、羽ノ浦小学校の建て替えについては、羽ノ浦町の将来を見据えたものにすることを要望する声が多くありました。 このような中、
岩佐市長は、羽ノ浦小学校の建て替えについて、現地建て替えがいいのか、ほかの場所がいいのか、統合の話も含めて、先を見通した学校の配置が必要で、地元の意見を聞くところから進めていくとの報道がされております。 そこで、お伺いいたします。 羽ノ浦小学校の建て替えについては、将来における羽ノ浦地区全体の教育環境を見据えた計画にすべきと考えますが、御所見をお伺いいたします。 2点目は、阿南市は阿南市立小・中学校再編基本計画に基づき、市内各地区で小中学校の再編統合について住民への基本説明と住民意見をお聞きして、令和5年度には再編計画の実施計画案を作成し、今後、実施計画案を基に、各地区住民へ御提案の上、計画推進について説明会を開催しながら、統廃合について具体化されると認識しております。 そこで、お伺いいたします。 この小中学校の再編統合の取組が進む中で、羽ノ浦小学校と岩脇小学校についてはどのように検討がされていくのか、併せてお伺いいたします。 最後に、その他で2点をお伺いいたします。 1点目は、令和5年11月5日、オロナミンC球場で、第76回秋季四国地区高校野球大会の決勝戦が行われ、阿南光高校が高知高校と対戦し、惜しくも敗れましたが、準優勝という栄誉ある成績でありました。 この結果、令和6年春の選抜高等学校野球大会の出場校が令和6年1月下旬には決定されるそうですが、阿南光高校は選抜大会に出場有力候補であると、私も含めて市民の皆さんは考えていると思います。期待をしているところでございます。 阿南光高校が選抜大会、甲子園出場が決定した際には、阿南市としてどのような応援、また、お力添えが考えられるか、お伺いいたします。 2点目は、アメリカ大リーグを代表する選手で、エンゼルスレッド、赤から、ドジャースブルー、青のユニホームに変わった大谷翔平選手から、小学校にグローブを寄附するとの報道がありました。このことに関して、報道によれば、宮城県仙台市は、市教育委員会が各小学校に希望を聞いて取りまとめ、スポーツメーカーに要望したとのことでありますが、私としても阿南市もぜひ希望もしていただき、子供たちの憧れの選手から贈られるグローブをいただけたらいいのではないかと考えるところでございます。阿南市としてどのような取扱いをされるのか、お伺いいたします。 以上、初問といたします。答弁によっては、再問、要望をさせていただきます。
○議長(
藤本圭議員)
岩佐市長。 〔
岩佐市長登壇〕
◎市長(岩佐義弘) それでは、幸坂議員からの御質問にお答えをさせていただきます。 幸坂議員からは、私が目指す市長像と市政のトップとしてのあるべき姿についての御質問にお答えをさせていただきます。 私は、市長としての理想的なリーダー像やリーダーシップの発揮の仕方は、自身の政治信条はもとより、時代の変化や地域社会のニーズによって変革していくものと考えておりますが、未曽有のコロナ禍に続くウクライナ情勢の長期化に伴う物価高騰などの影響を受け、戦後最大級とも言える難局に直面している今、地域経済の回復を強力に牽引し、地域に元気を取り戻し、市民の皆様と共に直面する課題の解決に道筋をつけながら、希望の持てる新時代を切り開いていくリーダーシップが自治体の長に求められているのではないかと考えております。 私は、2期8年の県議会議員時代も含め、市内各地を訪ね歩き、市民の皆様の思いに触れながら、多くの方との対話を重ねてまいりました。加茂谷のハウスで、資材高騰に負けまいとチンゲンサイを栽培するお父さん、また、富岡町の商店街でまちの活性化に情熱を注ぐ中小事業者の皆さん、羽ノ浦町の子育て家庭支援センターで、育児の楽しさや悩みを共有する保護者の方々など、コロナ禍に続く物価高騰の影響や
少子高齢化、過疎化などに悩む中でも、多くの方が、それぞれの現場で明日に向かって懸命に努力をされております。 こういう現場の方々を全力でお支えをし、お一人お一人の幸せをカタチにしていくことが政治の役割であり、市民の皆様の幸せのために、市職員と一丸となって全力で汗を流すリーダーが私の目指す市長の姿、そして市政を預かる者としてのあるべき姿であると考えております。 我がまちの未来は、現在を生きる我々の決断と行動によって決まります。私は、企業を含めたあらゆる市民と行政が
まちづくりの方向性を共有し、同じ方向に向かって挑戦し続けるチームあなんのリーダーとして、次の世代への責任を果たし、全国に誇れるアナン新時代を切り開いてまいります。 そして、市民の皆様お一人お一人が持てる力を存分に発揮し、果敢に挑戦し続けることにより、阿南は前へ前へと進んでいくことができる、私はそう確信をしております。 もとより、信なくば立たず、共感なくして進めず、信頼こそが政治の基盤であり、共感こそが市政運営の推進力となることを肝に銘じ、粉骨砕身で市政運営に取り組んでまいる覚悟でございますので、市民の皆様をはじめ議員各位に御理解と御協力を心からお願い申し上げます。 以上で御答弁とさせていただきます。以下の御質問につきましては、教育長及び担当部長から御答弁を申し上げます。
○議長(
藤本圭議員)
坂本教育長。 〔
坂本教育長登壇〕
◎教育長(坂本和裕) 幸坂議員のグローブの寄附に関する御質問にお答えいたします。 このたび、メジャーリーガーとして活躍されている大谷翔平選手より、全国の小学校等にグローブの寄附の申出がありました。本市においても、11月中旬に、スポーツ庁政策課企画調整室から配付を希望する学校の取りまとめについて調査依頼がありました。本市では、市内全ての小学校からグローブの寄附への希望があり、早速申込みをしましたところ、この冬休み明けに、市教委を通じて学校に配付できる予定となっております。 世界で活躍する大谷選手から寄附されたグローブを見たり、触れたり、使ったりすることで、子供たち自身の夢もより大きく膨らむことを心から期待しております。 以上、御答弁といたします。
○議長(
藤本圭議員) 岡田企画部長。 〔岡田企画部長登壇〕
◎企画部長(岡田佳造) 行財政改革の基本的な考えについての御質問にお答えします。 市長所信におきまして、市民の皆様とお約束いたしました未来への投資の8本柱を形あるものとして実現し、将来にわたって持続可能な仕組みへと発展させるためには、財政的な裏づけが欠かせません。 議員御指摘のとおり、行財政改革は、いつの時代においても重要であり、プラスアルファの柱として着実に推進していく必要があると考えております。 現在、本市におきましては、本年度までを計画期間とする阿南市行財政集中改革プランに取り組んでいるところでございますが、計画期間の終了後には、これまでの3年間における成果につきまして、外部有識者等の御意見も賜りながら、しっかりと検証を行い、本市に今後求められる具体的な施策を描き出してまいる所存でございます。 加えて、従来の施策につきましても、これまで公共施設の指定管理者やネーミングライツパートナーとして本市とのパートナーシップにより共に行財政改革に取り組んでいただきました各事業者様との関係を大切に、チームあなんとして、一丸で取り組める関係性をしっかりと構築してまいります。 以上、お答えといたします。
○議長(
藤本圭議員) 吉岡産業部長。 〔吉岡産業部長登壇〕
◎産業部長(吉岡次男) 野球のまちの推進に関する御質問にお答えいたします。 初めに、野球のまちの今後の充実についてのお尋ねですが、本市は、平成19年のJAアグリあなんスタジアムの完成を機に、平成22年には、市役所内に野球のまち推進課を創設し、以降、野球によるまちおこしに取り組んでまいりました。 草野球の聖地として、各種野球大会や野球観光ツアー、野球合宿等を通じ、毎年、多くの方に阿南市にお越しいただいており、地域経済にも大きな効果が生まれていると考えております。 近年は、コロナの影響により、各種事業の自粛や規模を縮小しての実施など、十分な活動を行えない時期もございましたが、野球のまちの推進は本市の重要施策の一つであると考えており、今後におきましても、野球を通じたスポーツツーリズムの積極的な展開や公民連携で取り組む野球のまち阿南推進協議会への
事業推進、また、野球人口の裾野拡大を目指したティーボール教室の開催など、様々な取組において創意工夫を重ねながら、野球のまちのさらなる進化を目指してまいりたいと考えているところでございます。 次に、第2野球場設置へのチャレンジについてのお尋ねですが、本市では、毎年、少年野球全国大会をはじめ、西日本還暦野球大会、中四国古希野球大会などの大きな大会を開催しており、県内外から多くのチームに参加をいただいております。 大会会場については、JAアグリあなんスタジアムを中心に、福井、新野、羽ノ浦グラウンド等を使用しておりますが、メイン会場となるJAアグリあなんスタジアム以外の会場は、球場の規格面等において決して十分とは言えない状況であると認識しており、野球関係者等からは新たな球場設置を望む声もお伺いしております。 新たな球場の設置は、野球のまちを掲げる本市にとってより効果的な事業の推進につながり、これまで以上に野球のまちの充実が図られるものと考えております。 こうしたことから、関係者等との連携を図りながら、第2球場の設置に向けて、チャレンジしてまいりたいと考えております。 次に、野球合宿誘致の御質問にお答えしいたします。 合宿誘致については、平成21年の大阪市立大学の野球部の合宿が始まりとなっていますが、今年の誘致実績といたしましては、8月1日から4日にかけて山口県立南陽工業高校野球部の30名が合宿をいたしております。また、昨日から、石川県小松大谷高校野球部、約50名にお越しいただいており、今月29日まで合宿が行われることとなっております。 さらに、来年の2月16日から29日の14日間、人数は未定ですが、京都大学硬式野球部が合宿していただく予定となっております。 また、来年の1月26日には、選抜高等学校野球大会の選考委員会が開催され、甲子園出場校が決定する予定でございますので、現在、北信越地区の高野連と甲子園事前合宿に向けた協議も行っているところでございます。 次に、野球のまち推進事業の実施計画や施設利用について、今後の展望をどのように考えているかとのお尋ねでございますが、議員の御質問にもありましたように、現在、鳴門市にあるオロナミンC球場の改修工事が始まっており、工事完了は令和8年度の予定であると伺っております。 このような状況から、これまでオロナミンC球場で行われておりました野球大会等が県内の各球場に振り分けられることになろうかと考えておりますが、関係機関と連携し、速やかに日程調整等を行い、本市が行っております各種野球大会やイベントに影響が出ないよう努めてまいりたいと考えております。 最後に、阿南光高校が、来年春に開催される第96回選抜高等学校野球大会に出場した場合の市の応援についての御質問にお答えいたします。 御承知のように、阿南光高校は、第76回秋季四国地区高校野球大会で準優勝という輝かしい成績を収め、来年1月26日に開催される選抜甲子園出場校の選考委員会で選出される可能性が極めて高いものと考えております。 ここ数年、本市では、平成31年に富岡西高校が第91回春の選抜大会に出場し、令和3年には阿南光高校が第103回夏の甲子園大会に出場していますが、いずれも100万円の補助金を交付しております。 このようなことから、今回、阿南光高校の選抜大会出場が決定した際には、同様の支援が必要ではないかと考えております。 また、出場決定後は、横断幕を市役所庁舎に掲げるなどの応援もしてまいりたいと存じます。 以上、お答えといたします。
○議長(
藤本圭議員) 市瀬
教育部長。 〔市瀬
教育部長登壇〕
◎
教育部長(市瀬幸) スポーツの推進と環境整備について、学校のグラウンドや体育館の照明のLED化について現在の進捗状況及び今後のめどはどうなっているかでございますが、各施設の照明は、故障に応じて、照明球交換、または
LED照明への取替えによる修繕を部分的に行っている状況でございます。 照明設備の修繕におきましては、足場や高所作業車等の特別な設備を要することや、LED灯具が高額であることから、多額の費用を要するため、計画的に照明設備のLED化を行っていく必要があると考えております。 こうしたことから、本年度中に阿南市立学校グラウンド照明設備LED化計画の策定をし、五、六年をめどに、本計画に基づき、学校グラウンドを安全・安心かつ快適に御利用いただけるよう、照明設備のLED化に努めてまいりたいと考えております。 あわせて、体育館においても計画的にLED化を進め、スポーツで元気な
まちづくりの実現につなげてまいる所存でございます。 次に、アフターコロナに即したスポーツの推進について、今後、どのようにスポーツを推進していくのかについてでございますが、自分の身体状況を把握する機会と自分に合ったスポーツを提案することで、アフターコロナにおけるスポーツの推進を行ってまいりたいと考えております。 その一つとして、ネーミングライツ事業により、しんきんサンアリーナに導入いたしました体成分分析装置を活用した事業を行ってまいります。 本装置は、身体の状態を測定、分析し、その結果から、一人一人の体に合った運動指導を可能とします。本事業により、市民の健康増進や運動の習慣化が期待され、スポーツ振興計画で提唱する生涯スポーツの推進につながるものと考えております。 この運動指導を行うノウハウを豊富に有するしんきんサンアリーナの指定管理者とより連携を密にし、本事業によって、スポーツで元気な
まちづくりを進めてまいります。 また、日本体育大学との連携協定を活用し、スポーツ少年団指導者及び未就学児を含めた児童にも対象の幅を広げ、日本体育大学の知見を生かした質の高い研修及び指導を展開していきたいと考えております。 次に、スポーツ施設の環境整備についてですが、快適にスポーツを行えるよう、照明設備のLED化を進めるとともに、ネーミングライツ事業を活用した新たなスポーツ備品の設置など、市民の皆様がスポーツ施設に行きたいと思えるよう整備を行ってまいりたいと考えております。 続きまして、羽ノ浦地区の学校整備再編についての御質問にお答えいたします。 羽ノ浦小学校の建て替えにつきましては、これまで現地建て替えを基本とする改築計画を進めてまいりました。 建て替えに当たりましては、可能な限り早急に児童の教育環境の改善に取り組んでいかなければならないと同時に、議員の御指摘にもございますように、岩脇小学校を含めた羽ノ浦地区全体の教育環境の将来を見据えた上で、様々な観点から考えていかなければならないと考えております。 また、羽ノ浦地区の学校再編・統合につきましては、現在、阿南市立小・中学校再編実施計画の策定に向け、取組を進めているところであり、今年度中に再編実施計画素案を公表した後、速やかに伊島地区を含めた市内15地区におきまして、住民説明会を実施する予定としておりますので、羽ノ浦地区におきましても、その説明会を通じまして、皆様のお考えをお伺いしてまいります。 以上、お答えといたします。
○議長(
藤本圭議員) 14番 幸坂議員。 〔幸坂議員登壇〕
◆14番(幸坂孝則議員) ただいまそれぞれ御答弁いただきました。 御答弁にあったように、今後、しっかりと取組を進めていただきますよう、お願いをしておきます。 それでは、再問をさせていただきます。 スポーツの推進とスポーツ施設の環境整備についてでありますが、野球のまち阿南推進事業や市民のスポーツ活動の大きな拠点となる市内野球場の環境整備につきましては、年間を通じて各種の野球大会はもとより、中学校部活動にも利用されているところであり、また、県外の方々の利用も大変多く、本市として、この野球場の環境整備は丁寧に維持保全がされていかなければならないと考えております。 そこで、お伺いいたします。 福井球場、新野球場、羽ノ浦球場、加えて中浦グラウンドの環境整備を令和6年春に向けて、また、その後に向けてどのように環境整備を進めていかれるのか、お考えをお伺いいたします。 答弁によっては、再々問、または要望をさせていただきます。
○議長(
藤本圭議員) 市瀬
教育部長。 〔市瀬
教育部長登壇〕
◎
教育部長(市瀬幸) 野球場の環境維持及び整備についての御再問にお答えいたします。 市内のグラウンド利用においては、少年野球大会や還暦野球大会の開催、中学生の部活動等により野球場として多く利用されているとともに、サッカーやグラウンドゴルフ、陸上等の各種競技の利用もございます。 全てのグラウンドを限られた予算の中で管理する必要があることから、計画的な土の補充や施設の不具合に対する修繕を行っているのが現状であります。 今後におきましても、利用者の方が安全かつ安心に利用することができ、様々なスポーツを行う上でも快適に利用できるよう、維持管理に努めてまいる所存でございます。 以上、お答えといたします。
○議長(
藤本圭議員) 14番 幸坂議員。 〔幸坂議員登壇〕
◆14番(幸坂孝則議員) ただいま御答弁をいただきました。 それでは、要望といいますか、希望を言いたいと思います。 阿南市長、
岩佐市長には、市民のために必要な各種事業、活動について、丁寧かつ確実に実現、実践していただく市政運営を進めていただくよう要望いたしまして、私の全ての質問を終わりといたします。御清聴ありがとうございました。
○議長(
藤本圭議員) お諮りいたします。 本日の会議はこの程度にとどめ散会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
藤本圭議員) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決しました。 本日はこれにて散会いたします。 ∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝ 散会 午後 3時 6分...