令和 4年 6月
定例会 ┌─────────────────────────────────────
┐ │ 令 和 4 年
│ │ 阿南市議会6月
定例会会議録(第6号) │ └─────────────────────────────────────
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阿南市議会6月定例会を次のとおり招集する。 令和4年5月30日 阿南市長 表 原 立 磨 1 招集の日 令和4年6月6日 1 招集の場所 阿南市
議場◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 令和4年6月6日(月曜日)午前10時
開会◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇議事日程(第1号)第1
会議録署名議員の指名第2 会期の決定第3 承認第1号 阿南市
税条例等の一部を改正する条例に係る
専決処分の承認について 承認第2号 阿南市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例に係る
専決処分の承認について 承認第3号 令和3年度阿南市
一般会計補正予算(第9号)に係る
専決処分の承認について 第1号議案 災害による市税の減免に関する条例の一部改正について 第2号議案 阿南市
介護保険条例の一部改正について 第3号議案 阿南市
消防団員等公務災害補償条例の一部改正について 第4号議案 令和4年度阿南市
一般会計補正予算(第1号)について 第5号議案 令和4年度阿南市
学校給食事業特別会計補正予算(第1号)について 第6号議案 徳島県
市町村総合事務組合を組織する
地方公共団体の数の減少に伴う徳島県
市町村総合事務組合規約の変更について 第7号議案 阿南市
羽ノ浦屋内運動場建設工事のうち建築工事の請負契約の
変更請負契約について ………………………………………… 報告第1号 訴えの提起に係る
専決処分の報告について 報告第2号 損害賠償の額の決定及び和解に係る
専決処分の報告について 報告第3号 損害賠償の額の決定及び和解に係る
専決処分の報告について 報告第4号 令和3年度阿南市
一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について 報告第5号 令和3年度阿南市
水道事業会計予算繰越計算書の報告について 報告第6号 令和3年度阿南市
公共下水道事業会計予算繰越計算書の報告について ───────────── 本日の会議に付した事件日程第1
会議録署名議員の指名日程第2 会期の決定日程第3 承認第1号から承認第3号 第1号議案から第7号議案 報告第1号から報告第6
号 +++++++++++++出席議員(25名) 1番 陶 久 晃 一 議員 2番 沢 本 勝 彦 議員 4番 水 谷 あ ゆ み 議員 5番 広 浦 雅 俊 議員 6番 金 久 博 議員 7番 渡 部 友 子 議員 8番 福 谷 美 樹 夫 議員 9番 藤 本 圭 議員 10番 平 山 正 光 議員 11番 住 友 進 一 議員 12番 福 島 民 雄 議員 13番 喜 多 啓 吉 議員 14番 武 田 光 普 議員 15番 幸 坂 孝 則 議員 16番 湯 浅 隆 浩 議員 17番 佐 々 木 志 滿 子 議員 18番 奥 田 勇 議員 19番 橋 本 幸 子 議員 20番 久 米 良 久 議員 21番 星 加 美 保 議員 22番 小 野 毅 議員 23番 住 友 利 広 議員 24番 横 田 守 弘 議員 25番 山 崎 雅 史 議員 26番 荒 谷 み ど り
議員 +++++++++++++欠席議員(1名) 3番 西 川 達 也 議員 ─────────────説明のため出席した者の職氏名 市長 表 原 立 磨 副市長 山 本 俊 也 教育長 稲 村 健 一
監査委員 鈴 木 諫 政策監 松 崎 敏 則 政策監 桑 村 申一郎 企画部長 岡 田 佳 造 総務部長 吉 積 和 己
危機管理部長 岡 部 仁 史 市民部長 吉 村 茂 宏
環境管理部長 石 本 憲 司
保健福祉部長 吉 岡 泰 香 産業部長 橘 敬 治 建設部長 豊 田 一 郎
特定事業部長 倉 本 正 樹
会計管理者 木 本 祥 司 水道部長 藤 原 雅 典 教育部長 市 瀬 幸 消防長 町 田 佳 也
秘書広報課長 佐 坂 泰 資 財政課長 山 崎 大 樹 ─────────────
議会事務局出席職員氏名 事務局長 阿 部 康 彦
議事課長 近 藤 雅 美
議事課長補佐 新 田 和 美
議事課長補佐 谷 崎 裕 理
議事課主査 天 川 晋
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○議長(
平山正光議員) ただいまから令和4年
阿南市議会6月定例会を開会いたします。
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○議長(
平山正光議員) これより本日の会議を開きます。 まず、
全国市議会議長会並びに
四国市議会議長会の表彰規程により、永年勤続表彰を受けられました議員に対して、表彰状の伝達を行いたいと思います。
事務局長がお名前を申し上げますので、代表の方は演壇までお越しくださいますようお願い申し上げます。
◎
議会事務局長(阿部康彦) それでは、お名前を申し上げます。
全国市議会議長会から、20年以上議員の職にあった者として
横田議員、
住友利広議員、林前議員が
特別表彰を受けられております。 また、
四国市議会議長会からは、28年以上議員の職にあった者として野村前議員が、24年以上議員の職にあった者として
奥田議員が、20年以上議員の職にあった者として
横田議員、
住友利広議員、林前議員が、16年以上議員の職にあった者として井坂前議員が、12年以上議員の職にあった者として
平山議長、飯田前議員がそれぞれ
特別表彰を、8年以上議員の職にあった者として
喜多議員、湯浅副議長が
一般表彰を受けられております。 表彰を受けられましたそれぞれ代表の議員に
平山議長から表彰状の伝達をしていただきます。 それでは、
全国市議会議長会被表彰者を代表いたしまして
横田議員、どうぞ演壇までお越しください。 〔
横田議員登壇〕 〔議長
表彰状朗読〕 (拍手)
◎
議会事務局長(阿部康彦) 続きまして、
四国市議会議長会被表彰者を代表いたしまして
奥田議員、どうぞ演壇までお越しください。 〔
奥田議員登壇〕 〔議長
表彰状朗読〕 (拍手)
○議長(
平山正光議員) 以上で表彰状の伝達は終わりました。なお、
代表議員以外の議員の表彰状につきましては、後ほどお渡しいたしたいと存じますので、御了承をお願いいたします。
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○議長(
平山正光議員) この際、諸般の報告をいたします。 まず、
議長会関係の報告書をお手元に配付いたしておりますので、御了承をお願いいたします。 次に、お手元に御配付のとおり、市長から承認第1号から承認第3号及び第1号議案から第7号議案の計10件と
地方自治法の規定による報告6件が提出されておりますので、御了承をお願いいたします。 また、
監査委員からは、令和4年3月から5月に実施いたしました
例月出納検査の結果の写しを御配付いたしておりますので、御了承をお願いいたします。 以上で諸般の報告を終わります。 これより本日の日程に入ります。
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○議長(
平山正光議員) 日程第1
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、1番
陶久議員、2番
沢本議員を指名いたします。
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○議長(
平山正光議員) 日程第2 会期の決定を議題といたします。 本件につきましては、去る5月30日に
議会運営委員会を開催し、協議されておりますので、その結果について委員長の報告を求めます。
横田議会運営委員長。 〔
横田議員登壇〕
◆
議会運営委員長(
横田守弘議員) おはようございます。 議長の指名をいただきましたので、
議会運営委員会の結果につきまして御報告を申し上げます。 本委員会は、去る5月30日に会議を開き、
今期定例会の会期について協議いたしました。 その結果につきましては、さきに御通知いたしましたとおりでございまして、本日から24日までの19日間の会期を予定いたしております。 以上、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げまして、
議会運営委員長の報告といたします。
○議長(
平山正光議員) お諮りいたします。 ただいま
横田委員長から御報告がありましたとおり、
今期定例会は本日から24日までの19日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
平山正光議員) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決しました。
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○議長(
平山正光議員) 日程第3 承認第1号から承認第3号及び第1号議案から第7号議案、計10件と報告6件を一括して議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 表原市長。 〔表原市長登壇〕
◎市長(表原立磨) おはようございます。 本日、令和4年6月定例会を招集いたしましたところ、
議員各位におかれましては、御多用にもかかわりませず御参会いただき、誠にありがとうございます。 そして、平素は市政各般にわたり御指導、御尽力を賜っておりますことに対しましても心から厚く御礼を申し上げます。 初めに、永年
議員表彰を受賞されました
議員各位に
一言お祝いを申し上げます。 去る5月11日、徳島市にて開催されました第84回
四国市議会議長会定期総会におきまして、野村 栄前議員が
議員在職28年以上、奥田 勇議員が
議員在職24年以上、林 孝一前議員、
横田守弘議員、
住友利広議員が
議員在職20年以上、井坂重廣前議員が
議員在職16年以上、飯田忠志前議員、
平山正光議長が
議員在職12年以上の
特別表彰を、
喜多啓吉議員、湯浅隆浩副議長が
議員在職8年以上の
一般表彰を受賞されました。 また、5月25日に開催されました
全国市議会議長会第98回定期総会におきまして、林 孝一前議員、
横田守弘議員、
住友利広議員が
議員在職20年以上の
特別表彰を受賞され、
先ほど伝達が行われたところでございます。 受賞されました
議員各位には、社会、経済各般にわたって変化の激しい時代の流れを的確に受け止められ、市政の進展と住民福祉の向上に御尽力なされました。その御功績をおたたえ申し上げますとともに、長年にわたる御労苦に対しまして心からの敬意を表し、お祝いの言葉に代えさせていただきます。 所信を申し述べる前に、
ウクライナ人道危機救援金について御報告をさせていただきます。 本市では、
ウクライナへの
人道的支援の取組として、3月18日から5月27日までの間、市役所に募金箱を設置し、市民の皆様に御協力を呼びかけてまいりました。集まりました救援金48万3,353円は、
日本赤十字社徳島県支部へ送金し、
ウクライナでの
人道危機対応などに役立てられることとなります。御協力いただきました皆様に心から御礼申し上げます。 戦火の続く
ウクライナでは、今なおロシアによる軍事侵攻はやむことなく、多くの貴い命が奪われる凄惨な状況が続いております。この現状に心を痛めている世界中の人々と共に、一日も早く
平和的解決によりこの非常事態が収束することを願うものであります。 なお、募金箱については、引き続き9月27日まで設置し、御協力を呼びかけてまいりますので、皆様の温かい御支援を賜りますようお願い申し上げます。 それでは、提出議案の説明に先立ち、本市における
新型コロナウイルス感染状況及び市政の
重要施策等について申し上げます。 まず、
新型コロナウイルス感染状況についてであります。 今年は、3年ぶりに
新型コロナウイルス対策の行動制限がない
ゴールデンウイークとなり、県内各地の行楽地でもコロナ前を思わせるようなにぎわいであり、私も幾つか直接見てまいりました。人の移動が活発になることの反動から、
大型連休明けの
感染拡大が懸念されておりましたが、全国的に急激な
感染拡大は見られず、本市におきましても、
ゴールデンウイーク以降、
児童等利用施設、学校において
感染者数の増加が見られたものの、現在、
感染者数は減少傾向となっております。 こうした中、政府は
新型コロナウイルス対策の一部緩和として、1日当たりの入国者数の上限の引上げ、イベントにおける
感染対策の徹底を前提とした人数上限及び収容率の緩和、
マスク着用に関しては、屋外で十分な距離がなくても会話が少ない場合は不要、2歳以上の未就学児の着用を一律には求めないなど新たな考え方を示すなど、
日常生活における規制が、少しずつではありますが、緩和の方向へと向かっております。 本市といたしましても、コロナ前の
日常生活を一日も早く取り戻せるよう、希望される方への
ワクチン接種や基本的な
感染防止対策の継続を図りながら、
感染抑制と
社会経済活動の両立に向け、一歩前に進んでまいりたいと考えております。 具体の取組として、まず
感染予防、
重症化予防のための
ワクチン接種につきましては、阿南市医師会をはじめとする
関係機関の御協力により進めてまいりました結果、5月末日時点で、2回目接種は5万7,146人、人口の79.6%が、3回目の
追加接種におきましては4万2,317人、人口の58.9%が接種を完了しているところであり、現在も3回目までの接種が完了していない方に対しまして、
市内医療機関における
個別接種をはじめとした接種機会を提供しているところでございます。 また、4回目の
追加接種につきましては、国の方針に基づき、
新型コロナウイルス感染症にかかった場合の
重症化予防を目的といたしまして、3回目の接種完了から5か月以上が経過した60歳以上の方及び18歳以上60歳未満で基礎疾患を有する方、その他
重症化リスクが高いと医師が認める方を対象に、
特例臨時接種として実施することとしております。 去る5月25日より60歳以上の対象者に4回目の接種券を順次発送しており、原則市内の
個別接種会場または
集団接種会場におきまして接種を受けていただくこととしております。 今後におきましても、阿南市医師会をはじめとする
関係機関と連携を図りながら、
ワクチン接種を希望される全ての方が速やかに接種を完了できるよう努めてまいります。 また、
新型コロナウイルス感染症による
日常生活への影響が長期化していることから、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、
感染抑制と
社会経済活動の両立に資する独自の取組を進めてまいります。 1つ目として、本市独自の
子育て世帯独自応援金を創設し、令和3年度
子育て世帯への
臨時特別給付金の支給が受けられなかった方のうち、一定の要件を満たす世帯について、養育する子供1人につき10万円を支給することといたします。 具体的には、令和3年9月30日の
基準日時点でゼロ歳から高校3年生までの児童及び令和3年10月1日から令和4年3月31日までに出生した新生児で、令和2年中の所得額が
所得制限限度額を超えていたことにより令和3年度
子育て世帯への
臨時特別給付金が支給されなかった方のうち、令和3年中の所得額で判定すれば支給要件を満たす方が養育する児童を支給対象といたします。 支給時期等につきましては、令和4年10月振込の児童手当と併せて支給を開始する予定としており、
児童手当受給者については申請不要といたしますが、高校生のみ養育されている方や公務員の方は申請書を提出していただく必要がございますので、詳細につきましては、「広報あなん」及び市のホームページを通じて、8月初旬までに案内してまいりたいと考えております。 2つ目は、
学校給食における地産地消
推進事業として、阿南市産の畜産物や水産物、野菜等を
学校給食に活用することとし、長引く
新型コロナウイルス感染症の影響により需要の減少など影響の長期化が懸念されている地元の生産者の皆様を支援するとともに、児童・生徒等の阿南市産食材への関心を高め、
地元特産品及び地域の産業について学ぶ食育を推進してまいります。 そのほか、保育所、幼稚園、小学校等の
新型コロナウイルス感染拡大の
防止対策事業や
コロナ禍における原油価格・物価高騰の中でも、
栄養バランスや量を保った
学校給食が実施されるよう、直面する保護者の給食費の負担増を軽減する施策を実施いたします。 3つ目に、市内の北の
脇海水浴場及び
淡島海水浴場の開設についてであります。 両
海水浴場は、
新型コロナウイルス感染症の影響により2年間にわたり開設を見合わせており、今年こそは何とか開設してほしいとの声が寄せられていました。 私といたしましても、阿南の夏の象徴でもあるスポットを開放すべく前向きに検討を重ねた結果、今夏におきましては、県下の他の
海水浴場に先駆け、
感染症対策並びに安全対策をより強化した上で開設を行い、
アフターコロナに向けた地域の経済回復と魅力発信の契機にしたいと考えております。 次に、阿南駅
周辺整備事業についてであります。 阿南駅周辺の
公共空間を活用した新たな
拠点づくりに向け、昨年度、具体的な検討のたたき台となる阿南駅
周辺まちづくりビジョンを策定いたしました。 ビジョンでは、駅周辺の
にぎわいづくり、
まちなか居住の視点から、核となる
導入機能として
図書館機能及び集合住宅を位置づけております。 特に図書館は、子供からお年寄りまで幅広い世代が長年にわたって最も御利用いただく
公共施設であると同時に、
まちづくりや地域の活性化の視点においてもその役割と期待が高まっている施設でございます。 そのため、単に本を貸し借りするための施設としてではなく、例えば、
子育て支援機能や
商業機能等、様々な機能との複合化によって、施設自体の求心力を高めることで、より多くの方の利用が見込まれ、
中心市街地の魅力向上や
にぎわい創出等への効果が期待されます。 去る5月21日には、市民の皆様と共にこれからの新しい図書館の姿について考える
図書館フォーラムを開催し、約80名の方に御参加いただきました。 基調講演では、
愛知工業大学工学部建築学科の
中井孝幸教授から、様々な事例の特色や活動状況の
具体的内容について、御自身の研究成果を交えてお話しいただき、参加いただいた皆様からは、驚きとともに、阿南市の新しい図書館への夢が広がったという声をいただきました。 また、
フォーラム後に寄せられたアンケート54件のうち50人の方から、新しい図書館の計画、運営に興味を持った、あるいは少し興味を持ったなどの御回答をいただき、
中心市街地の将来像を市民の皆様と共に考えていく最初のステップとして一定の成果を上げることができたものと考えております。 本年度においては、
図書館機能を核とした駅周辺の
にぎわいづくりに向けて、
まちづくりの専門家による講演、
パネルディスカッション等を主な内容とする
まちづくりシンポジウムも予定しており、
まちづくりのイメージを市民の皆様と共有しつつ、ビジョンの方針を踏まえた
まちづくり基本計画の策定に着手し、
市民会館解体後の跡地をはじめとする
公共空間における
導入機能について、さらに検討を進めてまいります。 なお、基本計画の策定に当たりましては、都市計画、建築、環境、
図書館等、多様な視点から御意見をいただきたいと考えており、こうした分野を専門とする
有識者等で構成する阿南市魅力ある
都市づくり審議会を新たに設置し、幅広い視点から未来の
まちづくりについて検討を行ってまいります。 次に、
カーボンニュートラルへの取組についてであります。 本年4月に国連が公表した報告書では、
温室効果ガス排出削減の強化に一刻の猶予もないことが改めて示され、今すぐ行動が必要であることが強調されました。 本市は、こうした
地球温暖化に対する危機意識の高まりや脱炭素化への流れをしっかりと受け止め、昨年8月に、県下の自治体としていち早くゼロ
カーボンシティ宣言を行ったところであり、2050年
カーボンニュートラルの実現に向け、国や県の枠組みを踏まえ、他市をリードする先進的な取組にチャレンジしてまいります。 その取組の指針となる阿南市
環境保全率先行動計画(
区域施策編)の見直しに向け、去る5月20日に庁内組織である阿南市
環境保全推進会議を開催し、近年における国、県の動向や
改正地球温暖化対策推進法で規定された地方自治体が果たす役割などについて情報を共有するとともに、まずは短期的に集中して取り組む施策や指標を明確にして実践し、確実に成果を上げていくことなどを確認いたしました。 今後におきましては、庁内での議論に加え、来る7月4日には、外部の
有識者等で構成する阿南市
環境保全推進協議会を開催し、地元の主要企業をはじめ、エネルギーの専門家や金融機関、
学識経験者、
市民団体等の皆様から御意見、御提案をいただきながら、年内をめどに短期的な実践目標を取りまとめ、それらに中・長期的な視点を加えて、
区域施策編に反映してまいりたいと考えております。 次に、阿南市
行財政集中改革プランに掲げた
重点取組項目への対応についてであります。 まず初めに、
公共施設マネジメントの新たな取組である
トライアル・サウンディング事業についてでございます。
公共施設の有効活用及び市民の
利便性向上等を目的として、現在、
市役所庁舎及び
科学センター、
中林保育所の3施設を対象に、
民間事業者等からの提案による暫定利用の募集を行っているところでございます。 去る4月11日から、事業への参加募集を開始いたしましたところ、数件の問合せや事前相談を受け、4月26日には、第1弾として、食育推進、農業体験に取り組む生産者と
障害者就労支援事業者とのコラボレーションによる
農福マルシェを本庁舎1階のあなん
フォーラムで開催し、新鮮な朝採れ野菜やお弁当の販売を実施いたしました。 また、5月3日から5日までの3日間、
科学センターが実施する
子ども科学フェスティバルの開催に合わせ、
キッチンカーや
市内飲食店によるお弁当の販売等を行ったところでございますが、当日は、市の
公共施設マネジメント推進チームのメンバーも数名参加し、地域のプレーヤーである
民間事業者と施設の活用方法や事業の効果的な
周知方法等について意見交換を行うなど、
公共施設を魅力ある空間とするため、積極的に関わっているところでございます。 今後は、今回の
トライアル・サウンディング事業で得られた
民間事業者の意向、市民の反応、市職員が培ったノウハウを生かし、公民連携での
公共施設の
有効活用方策の確立に向け、さらに取組を進化させてまいります。 続きまして、
ネーミングライツ制度の導入、
指定管理導入施設の検討についてであります。 本市における
公共施設への
ネーミングライツ制度導入に向けては、昨年度、
対象施設の範囲や
事業実施方法等の基本的な考え方をまとめた実施要綱及びガイドラインを新たに策定し、これに基づき
庁内検討委員会を立ち上げ、
対象施設等の検討を行ってまいりました。 その結果、第1弾として、阿南市
スポーツ総合センターへの導入を決定し、来る7月から事業者の募集を開始いたします。 8月から10月には、応募いただいた候補者の審査、選定を経て契約を締結し、令和5年4月からの
愛称使用開始を目指してまいります。 また、
スポーツ総合センターに続く第2弾となる
指定管理者制度の導入に向けて、
庁内検討委員会において、阿南市B&
G海洋センター複合型施設(うみてらす北の脇)を候補施設として検討に着手したところであります。 民間経営のノウハウや事業手法を積極的に取り入れ、市民の皆様に、より御満足いただける良質で魅力あるサービスの提供と、市民目線での効率的な運営に向け、鋭意検討を重ねてまいります。 次に、地域公共交通計画の策定についてであります。 公共交通の利用者の減少、運転手不足の深刻化等により、本市の交通事業者を取り巻く状況は極めて厳しく、今後、人口減少がさらに加速化し、一方で本市の財政状況も厳しさが増すことも想定される中、持続可能な新しい地域公共交通の最適化と移送手段の確保に向けた取組は、本市をはじめ日本全国、多くの地方の自治体にとって待ったなしの重要課題であります。 こうした厳しい現状認識に立って、昨年度より、本市の地域公共交通の在り方について、関係者等で構成する阿南市地域公共交通活性化協議会を設置し、阿南市地域公共交通計画の策定に向け、議論を深めてまいりました。 検討過程では、広く市民の皆様の御意見をお伺いするため、パブリックコメントを実施し、公共交通機関は必要であるが、利用したくても、路線や便数が貧弱で利用できないといった利便性に対する御意見や、利用者を増やすための施策についての御提案、また、公共交通機関の維持が困難であることを市民の皆様に周知し、施策に協力してもらう必要性等について御意見をいただきました。 こうした御意見も踏まえ、去る5月19日には、4回目となる活性化協議会を開催し、多様な担い手による地域公共交通ネットワークの維持、誰もが参画・協働し「乗って残す」地域公共交通、
まちづくりと連携し快適に暮らせる持続可能な地域公共交通の3点を基本方針とし、15の重点施策を位置づけた新たな阿南市地域公共交通計画を策定いたしました。 また、重点施策として位置づけた住民主体による地域内交通の担い手の育成に関する取組の第1弾として、地域の足の確保について大変前向きにお取組をいただいている住民有志によるNPO法人の立ち上げが予定されているところであり、那賀川町島尻・江野島・小延地区におけるご近所ドライブパートナー事業の導入に向け、現在、準備を進めているところであります。 今後は、新たな計画策定を契機として、市民の皆様に地域公共交通の置かれている厳しい現状と将来見通しについて御理解、御認識をいただくよう、広く周知広報、啓発活動に努めるとともに、市民の皆様の積極的な参画をはじめとする多様な担い手を創出し、交通事業者、行政がより緊密な連携の下、持続可能な地域公共交通の実現に向け、計画に位置づけた重点施策の着実かつスピード感を持った実践に精力的に取り組んでまいります。 次に、史跡若杉山辰砂採掘遺跡保存活用計画の策定についてであります。 令和元年10月16日に、阿南市を代表する貴重な歴史文化遺産である若杉山辰砂採掘遺跡が国史跡指定を受けたことを踏まえ、この遺跡の保存活用の在り方について検討を行ってきたところであり、本年3月1日から同月10日にかけて実施いたしましたパブリックコメントでの御意見、御提案も盛り込み、本年4月、史跡若杉山辰砂採掘遺跡保存活用計画を策定いたしました。 本計画では、史跡若杉山辰砂採掘遺跡の本質的価値や構成要素を明らかにするとともに、その学術的価値を一層深め、また、地域資源として活用することによって地域の価値を高め、持続可能な地域づくりに貢献すること、さらには地域の誇れるレガシーとして次世代に継承することを目的として、さらなる調査研究、保存、整備、活用、運営体制等の基本方針を示しております。 特に活用面においては、史跡の理解、関心を高めるため、インターネットを利用した情報発信に加え、ARやVRなどの最新技術を積極的に取り入れた活用を図るなど具体的な方法を示しております。 今後は、本計画に基づき、多様な活用事業を実施するほか、本格的な史跡整備に向けた計画を新たに策定する予定でございます。 次に、阿南市パートナーシップ・ファミリーシップ制度についてであります。 本制度は、誰もがありのままに尊重され、認められる社会をつくるために、性的マイノリティーのカップルやその子供を含めた家族の関係を市が尊重する制度として、本年4月から運用を開始しております。 去る4月20日には、阿南医療センターとの間で県内初となる民間医療機関との連携協力による制度利用に関する協定を締結いたしました。 協定締結によりまして、市民の方が阿南医療センターを利用した際に家族に求められる手術同意や病状説明時に、本市が交付する届出受理証明書を提示することにより柔軟に対応していただくことで、当事者の精神的負担が少しでも軽減され、スムーズな手続等が可能となるものでございます。 今後も、市民の皆様の理解の醸成を通じ、本制度が市民生活に定着するよう取り組むとともに、様々な場面で実質的な利用が可能となるよう、事業者や関係団体と連携しながら、より効果が高まる行政サービスなどの拡充を図ってまいります。 次に、災害発生時における廃棄物処理等の実施に関する協定を、去る5月16日に一般社団法人徳島県産業資源循環協会との間で締結いたしました。 この協定は、大規模地震等に伴う津波または洪水、高潮、土砂災害等の災害が発生したときの災害廃棄物等の撤去、収集、運搬、分別、保管、処分及び仮置場の管理等に係る業務に関し、専門的・実践的知見を有する一般社団法人徳島県産業資源循環協会の御協力を得ることについて定めたものであり、
日常生活の再建に向けた行動に早く移ることが期待でき、被災後の速やかな復旧、復興につながる大変有意義な協定であると考えております。 次に、令和4年度全国高等学校総合体育大会についてであります。 第59回目となる本大会は、「躍動の青い力 四国総体2022」の愛称の下、7月23日から8月23日の期間、四国4県を会場として開催され、徳島県が幹事県となっております。 本県は、陸上、女子バレーボール、サッカー、バドミントン、弓道、ホッケーの6種目の会場となっており、そのうち、阿南市ではホッケー競技とサッカー競技が開催されます。 ホッケー競技につきましては、阿南市が幹事市に選出されており、令和4年度全国高等学校総合体育大会阿南市実行委員会を立ち上げ、開催に向けて鋭意準備を進めているところであります。 来る7月29日に阿南市文化会館にて開会式を執り行い、8月3日までの5日間にわたって、徳島県立阿南光高等学校と橘港中浦緑地公園を大会会場として熱戦が繰り広げられます。 また、サッカー競技は、7月23日に徳島市において開会式を行い、阿南市を含めた5市町で、7月30日まで大会が行われる予定となっており、JAアグリあなん陸上競技場が会場となっております。 本大会の開催により、多くの方に阿南市を訪れていただくことになりますことから、本市の魅力を全国に発信する絶好の機会であると考えており、
議員各位におかれましても、当大会への御支援を賜りますようよろしくお願いいたします。 続きまして、高校野球交流フェスティバルについてであります。 6月11日と12日の2日間にわたり、JAアグリあなんスタジアムにおいて、徳島県高等学校野球連盟主催の招待試合と高校生が開発した手作りの物品販売などのイベントを合わせた高校野球交流フェスティバルを開催いたします。 招待試合につきましては、今春の選抜高等学校野球大会に出場した奈良県の強豪校天理高校を招聘して、阿南光高校、富岡西高校、阿南工業高等専門学校、徳島商業高校と交流試合を行います。 当日来場される方には、基本的な
新型コロナウイルス感染予防対策の徹底をお願いした上で、野球観戦とイベントを満喫していただきたいと考えております。 なお、今後におきましても、にぎわいのあるイベントを継続的な事業として取り組み、地域の活性化につなげてまいりたいと考えております。 続きまして、今議会に提出させていただきました議案につきまして御説明を申し上げます。 今回提出させていただきました案件は、
専決処分の承認案3件、条例案3件、補正予算案2件、その他の案件2件の計10件及び報告6件であります。 その概要は、
専決処分の承認案につきましては、承認第1号 阿南市
税条例等の一部を改正する条例に係る
専決処分の承認、承認第2号 阿南市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例に係る
専決処分の承認、承認第3号 令和3年度阿南市
一般会計補正予算(第9号)に係る
専決処分の承認、以上3件につきまして、
地方自治法の規定により議会に報告し、承認をいただくものであります。 条例案につきましては、第1号議案 災害による市税の減免に関する条例の一部改正、第2号議案 阿南市
介護保険条例の一部改正、第3号議案 阿南市
消防団員等公務災害補償条例の一部改正、以上3件につきまして条例の改正をしようとするものであります。 補正予算案につきましては、第4号議案 令和4年度阿南市
一般会計補正予算(第1号)、第5号議案 令和4年度阿南市
学校給食事業特別会計補正予算(第1号)、以上2件につきまして、事務事業を執行するに当たり、必要額の補正などを行うものであります。 その他の案件につきましては、第6号議案 徳島県
市町村総合事務組合を組織する
地方公共団体の数の減少に伴う徳島県
市町村総合事務組合規約の変更、第7号議案 阿南市
羽ノ浦屋内運動場建設工事のうち建築工事の請負契約の
変更請負契約、以上2件につきまして、
地方自治法の規定により議会の議決を求めるものであります。 報告につきましては、報告第1号 訴えの提起に係る
専決処分の報告では、市営住宅に関する家屋明渡し請求事件を訴訟手続により履行請求することについてを、報告第2号及び第3号 損害賠償の額の決定及び和解に係る
専決処分の報告では、第2号は交通事故によるもの、第3号は道路管理上の瑕疵に基づく事故に関するもので、報告第1号から報告第3号までそれぞれ
専決処分をいたしましたので、
地方自治法の規定により議会に報告するものであります。 予算繰越計算書の報告につきましては、報告第4号 令和3年度阿南市
一般会計繰越明許費繰越計算書の報告、報告第5号 令和3年度阿南市
水道事業会計予算繰越計算書の報告、報告第6号 令和3年度阿南市
公共下水道事業会計予算繰越計算書の報告、以上3件につきまして、
地方自治法施行令または地方公営企業法の規定により議会に報告するものであります。 なお、任期満了などに伴う教育委員会教育長並びに教育委員の任命、公平委員会委員及び固定資産評価員の選任につきましては、閉会日に追加提案をさせていただくことにしておりますので、御了承を賜りたいと存じます。 以上、提案いたしました議案並びに報告の概要について御説明申し上げましたが、説明不十分な点も多いかと存じますので、今後の御審議を通じまして、御説明並びに御質問にお答え申し上げたいと存じます。何とぞ十分な御審議を賜り、原案どおり御承認賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明に代える次第でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。
○議長(
平山正光議員) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 ∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝ 散会 午前10時51分...