令和 3年12月
定例会 ┌─────────────────────────────────────
┐ │ 令 和 3 年
│ │ 阿南市議会12
月定例会会議録(第17号) │ └─────────────────────────────────────
┘◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 阿南市告示第141号 令和3年
阿南市議会12
月定例会を次のとおり招集する。 令和3年11月29日
阿南市長 表 原 立 磨 1 招集の日 令和3年12月6日 1 招集の場所 阿南市
議場◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 令和3年12月6日(月曜日)午前10時
開会◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇議事日程(第1号)第1
会議録署名議員の指名第2 会期の決定第3 第1号議案 阿南市
行政財産使用料条例の一部改正について 第2号議案 阿南市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について 第3号議案 阿南市
特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について 第4号議案 阿南市
国民健康保険条例の一部改正について 第5号議案
阿南市立公園条例の一部改正について 第6号議案 阿南市
都市計画法施行条例の一部改正について 第7号議案 令和3年度阿南市
一般会計補正予算(第5号)について 第8号議案 令和3年度阿南市
一般会計補正予算(第6号)について 第9号議案 令和3年度阿南市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について 第10号議案 令和3年度阿南市
加茂谷診療所事業特別会計補正予算(第1号)について 第11号議案 令和3年度阿南市
西春日野生活排水処理事業特別会計補正予算(第1号)について 第12号議案 令和3年度阿南市
水道事業会計補正予算(第1号)について 第13号議案 令和2年度阿南市
一般会計歳入歳出決算の認定について 第14号議案 令和2年度阿南市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第15号議案 令和2年度阿南市
加茂谷診療所事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第16号議案 令和2年度阿南市
伊島診療所事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第17号議案 令和2年度阿南市
加茂谷財産区
運営事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第18号議案 令和2年度阿南市
伊島財産区
運営事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第19号議案 令和2年度阿南市
住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第20号議案 令和2年度阿南市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第21号議案 令和2年度阿南市
伊島地区生活排水処理事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第22号議案 令和2年度阿南市
学校給食事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第23号議案 令和2年度阿南市
奨学資金貸付事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第24号議案 令和2年度阿南市
春日野地域下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第25号議案 令和2年度阿南市
羽ノ浦農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第26号議案 令和2年度阿南市
豊香野地区生活排水処理事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第27号議案 令和2年度阿南市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について 第28号議案 令和2年度阿南市
西春日野生活排水処理事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第29号議案 令和2年度阿南市夜間休日
診療所事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第30号議案 令和2年度阿南市
椿診療所事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第31号議案 辺地に係る
公共的施設の総合的な整備に関する財政上の計画の変更について 第32号議案
指定管理者の指定について 第33号議案
指定管理者の指定について第4 第13号議案から第30号議案 ───────────── 本日の会議に付した
事件日程第1
会議録署名議員の
指名日程第2 会期の
決定日程第3 第1号議案から第33
号議案日程第4 令和2年度阿南市各
会計歳入歳出決算認定議案計18件
追加日程 第7
号議案 +++++++++++++出席議員(25名) 1番 陶 久 晃 一 議員 2番 沢 本 勝 彦 議員 3番 西 川 達 也 議員 4番 水 谷 あ ゆ み 議員 6番 金 久 博 議員 7番 渡 部 友 子 議員 8番 福 谷 美 樹 夫 議員 9番 藤 本 圭 議員 10番 平 山 正 光 議員 11番 住 友 進 一 議員 12番 福 島 民 雄 議員 13番 喜 多 啓 吉 議員 14番 武 田 光 普 議員 15番 幸 坂 孝 則 議員 16番 湯 浅 隆 浩 議員 17番 佐 々 木 志 滿 子 議員 18番 奥 田 勇 議員 19番 橋 本 幸 子 議員 20番 久 米 良 久 議員 21番 星 加 美 保 議員 22番 小 野 毅 議員 23番 住 友 利 広 議員 24番 横 田 守 弘 議員 25番 山 崎 雅 史 議員 26番 荒 谷 み ど り
議員 +++++++++++++欠席議員(1名) 5番 広 浦 雅 俊 議員 ─────────────説明のため出席した者の職氏名 市長 表 原 立 磨 副市長 山 本 俊 也 教育長 稲 村 健 一
監査委員 鈴 木 諫 政策監 松 崎 敏 則 政策監 桑 村 申一郎
企画部長 松 内 徹
総務部長 青 木 芳 幸
危機管理部長 豊 田 一 郎
市民部長 佐 野 雅 史
環境管理部長 富 永 悟
保健福祉部長 吉 村 茂 宏
産業部長 山 脇 雅 彦
建設部長 都 築 宏 基
特定事業部長 岡 田 佳 造
会計管理者 吉 岡 泰 香
水道部長 田 村 和 彦
教育部長 木 本 祥 司 消防長 町 田 佳 也
特定事業部理事 倉 本 正 樹
秘書広報課長 佐 坂 泰 資
財政課長 幸 泉 賢一郎
監査事務局長 倉 野 美 香 ─────────────
議会事務局出席職員氏名 事務局長 西 尾 和 洋
議会事務局参事 石 本 憲 司
議事課長補佐 新 田 和 美
議事課長補佐 三 河 恭 普
議事課主査 天 川 晋
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○議長(
平山正光議員) ただいまから令和3年
阿南市議会12
月定例会を開会いたします。
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○議長(
平山正光議員) これより本日の会議を開きます。
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○議長(
平山正光議員) この際、諸般の報告をいたします。 お手元に御配付のとおり、市長から、第1号議案から第33号議案が提出されております。 次に、
監査委員から、第13号議案から第30号議案の
決算認定議案、計18件に対する
監査報告が提出されておりますので、御了承をお願いいたします。 また、令和3年9月から11月に実施いたしました
例月出納検査の結果の写しにつきましても御配付しておりますので、御了承をお願いいたします。 以上で諸般の報告を終わります。 これより本日の日程に入ります。
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○議長(
平山正光議員) 日程第1
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第88条の規定により、6番
金久議員、7番
渡部議員を指名いたします。
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○議長(
平山正光議員) 日程第2 会期の決定を議題といたします。 本件につきましては、去る1日に
議会運営委員会を開催し、協議されておりますので、その結果について委員長の報告を求めます。
横田議会運営委員長。 〔
横田議員登壇〕
◆
議会運営委員長(
横田守弘議員) おはようございます。 議長の指名をいただきましたので、
議会運営委員会の結果につきまして御報告を申し上げます。 本委員会は、去る1日に会議を開き、
今期定例会の会期について協議いたしました。 その結果につきましては、さきに御通知いたしましたとおりでございまして、本日から12月24日までの19日間の会期を予定いたしております。 以上、御審議賜りますようお願い申し上げまして、
議会運営委員長の報告といたします。
○議長(
平山正光議員) お諮りいたします。 ただいま
横田委員長から御報告がありましたとおり、
今期定例会は本日から24日までの19日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
平山正光議員) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決しました。
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○議長(
平山正光議員) 日程第3 第1号議案から第33号議案を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 表原市長。 〔表原
市長登壇〕
◎市長(表原立磨) おはようございます。 本日、令和3年12
月定例会を招集いたしましたところ、
議員各位におかれましては、御多用にもかかわりませず御参会いただき、誠にありがとうございます。 また、平素は市政の各般にわたり御指導、御支援を賜っておりますことに対しましても心から厚く御礼を申し上げます。 所信を申し述べる前に、市民を代表して
一言お祝いを申し上げさせていただきます。 今
シーズンプロ野球パシフィック・リーグで、本市出身の
杉本裕太郎選手が32本の
ホームランを放ち、自身初の
ホームラン王を獲得されました。 持ち前の体格を生かした豪快なスイングで軽々とスタンドに放物線を描く雄姿は、
プロ野球選手を夢見て日々白球を追いかける児童・生徒はもとより、市民の皆様に大きな勇気と感動を与えていただきました。 このたびの快挙に対し、
議員各位と共に、市民を挙げて心よりお祝いを申し上げます。 それでは、
提出議案の説明に先立ち、まず初めに、
新型コロナウイルスワクチン接種の現状と今後の対応について申し上げます。 本年7月中旬以降、全国において感染力が非常に強い
デルタ株による感染が爆発的に拡大し、
感染状況が過去最大となり、徳島県でもとく
しまアラートが
最高レベルに引き上げられ、飲食店への営業時間
短縮要請等が実施される中で、本市におきましても、
公共施設における徹底した
感染防止対策を講じてまいりました。 このような状況の中、
感染予防対策の切り札とされる
ワクチン接種につきましては、阿南市医師会をはじめとする
関係機関との緊密な連携の下、全国平均を大きく上回るペースで着実に進み、
接種対象者約6万5,000人に対し、11月30日時点で、1回
目接種済みの方が5万5,621人で接種率は85.3%、2回
目接種済みの方は5万4,829人で接種率は84.1%となっております。 このうち、65歳以上の高齢者の
接種状況につきましては、2回目までの接種を完了した方の割合が約95%となったところであります。 こうした中、現在、全国の
感染状況は非常に低い水準となり、徳島県においても、10月13日、とく
しまアラートが解除されましたが、新たな
変異株オミクロンが国内で初確認されたことで再度の
感染拡大も懸念されるところであり、さらなる
感染予防対策の徹底に向け、本市といたしましても、国から方針が示されました3回目の
追加接種、いわゆる
ブースター接種について、1回目、2回目の
初回接種と同様に、阿南市医師会をはじめとする
関係機関との連携の下、2回目の接種を完了した方のうち、18歳以上の方を対象として、2回目の接種からおおむね8か月の間隔を空けた12月から接種を行う体制を整えてまいりました。 3回目の
接種券等につきましては、既に11月下旬より第1弾となる
医療従事者を対象に順次発送を開始しており、原則市内の
医療機関や
職域接種会場において接種を受けていただくこととしております。 今後、
高齢者等一般の方々への
追加接種につきましても、該当となる時期に応じて、順次接種券を発送する予定としており、
ワクチン接種に関し必要な情報について、
市ホームページ等の
情報発信ツールを活用し、広く市民へ周知するとともに、接種を希望する皆様が安心して速やかに
ワクチン接種を完了できるよう、引き続き全力で取り組んでまいります。 さて、私の任期は本日をもってちょうど
折り返し地点となります。この2年間は、令和という新しい時代の幕開けを象徴する重要な期間であったと感じております。 私は、
ふるさと阿南の可能性を大きく引き出し、市民の皆様と共に新時代の阿南市を切り開きたいと決意し、「みんなで創るマチ」の実現に向け、
市長就任以来、様々な課題に取り組んでまいりました。 令和2年度に、
市政運営の羅針盤となる阿南市
総合計画「咲かせよう夢・
未来計画2028」を各層の皆様との協働により策定いたしました。 そこで、私の公約に関しての
進捗状況を
総合計画に掲げた
基本施策の取組と合わせて、申し述べさせていただきます。 まず、
基本政策の1点目のみんなが健康で自立した生活ができる
まちづくりの実現では、子ども・
子育て支援として、昨年10月から2歳児の
保育料無償化、さらに本年10月から1歳児の
保育料無償化をはじめ、
子育て環境の整備を進めております。 また、
高齢者福祉として、
買物支援・
移動支援サービスを
加茂谷地区で官民一体の取組として
モデル事業を実施し、通院、買物等に多くの利用があり、好評を得ているところです。 2点目として、安全で安心な暮らしを実感できる
まちづくりの実現では、阿南市
防災会議内水被害対策専門委員会を設置し、庁内外の
関係機関がしっかりと連携し、有事の際に迅速に対応できる体制を整え、ハード・
ソフト両面による施策の展開により、市民の皆様が安心して暮らせる
まちづくりを進めております。 3点目として、豊かな心と生きる力を育む
まちづくりの実現では、安全で安心して学べる
教育環境の整備を計画的に進めていくこととし、現在、
羽ノ浦中学校体育館と
羽ノ浦総合国民体育館の複合化による新たな体育館の
建設工事に着手しております。 4点目として、市民と共に創る持続可能な
まちづくりの実現では、厳しい
財政状況下で多様化、複雑化する
市民ニーズに対応すべく、
まちづくりの新たな担い手との連携を深化させる手段として、これまでの
出前市長に加え、
公民連携の様々な取組にもチャレンジしてまいります。 折り返し以降の2年間におきましては、
行財政改革を着実に進め、変化に対応し得る安定した財政基盤の確立に向け取り組んでまいります。 阿南市の未来をつくっていくためには、政策を市民の皆様と共有し、まちの未来を自分ごとに引き寄せることが肝腎ですので、これまで以上に対話を大切にしながら、様々な行政課題に果敢に挑戦してまいる所存です。 次に、阿南駅
周辺整備事業についてであります。
阿南駅前周辺の
公共用地・
公共施設の
有効活用を図り、駅前への人の集積とにぎわいの創出を目指す阿南駅
周辺整備構想の策定に当たりましては、去る10月15日、第2回目となる阿南駅
周辺まちづくりビジョン検討会議を開催いたしました。 第2回
検討会議では、前回の
検討会議でいただいた御意見を踏まえ、
駅周辺エリアの価値を高めていく
戦略イメージや
市民会館解体後の跡地を中心とする
公共空間における
導入機能、配置案について、市側より議論のたたき台となる複数の案を御提示させていただきました。 委員の皆様からは、若者、
ファミリー層をターゲットにした
まちづくりや
教育機能の充実をはじめ、未来の社会に対応できるリニューアルを視野に入れた
拠点整備の必要性など、多様な御意見をいただきました。 また、併せまして、11月下旬には、
当該事業への参入意欲の把握や
民間活力導入に当たっての条件等の整理を行う目的で、
公的不動産の
有効活用や
公民連携事業の実績を有する事業者に対して、個別対話による
サウンディング型市場調査を行ったところであります。 今後は、
検討会議での御意見や
サウンディング型市場調査の結果を踏まえ、
ビジョン案の修正を行うとともに、
事業実現に向けた方策について検討を深め、来年1月に予定しております第3回
検討会議での御意見や
パブリックコメントによる市民の皆様からの御意見を踏まえ、また、議会での御議論もいただきながら、本年度中の
ビジョン策定に向け、取組を進めてまいります。 次に、
阿南駅前再整備の一翼を担う市道佃町
滝ノ下線の整備についてであります。
都市計画道路市道佃町
滝ノ下線は、対向2車線で両側に歩道を備えた全幅18メートル、延長340メートルの計画で、
社会資本整備総合交付金事業を活用し、平成21年度より事業に着手いたしました。
事業着手後10年余りが経過し、平成26年度には部分供用を見たものの、
延長ベースで約27%の進捗率であり、
事業進捗に遅れが生じている現状でありました。 こうした停滞した状況から脱却し、事業を加速化するべく、令和2年度からは、県との間において、
用地取得を予定している
徳島県立富岡東中学校・
高等学校敷地の
国有財産に係る
境界確定業務及び
補償業務に精力的に取り組むとともに、より有利な交付金の確保にも努め、本年度中には県からの
用地取得及び
浄化槽等の
物件移転補償を完了する運びとなりました。 来る令和4年度には、いよいよ
事業区間の拡張工事に着手し、令和5年度の
県立富岡東中学校・
高等学校西側約180メートル区間の暫定供用を目指すとともに、引き続き残る
県道交差点部の整備を進め、一日も早い全線開通を目指してまいります。 次に、県及び
周辺県南自治体と一体となって、適正な
森林管理により
温室効果ガス削減に取り組む
一般社団法人とくしま
森林バンクの設立についてであります。
森林経営管理法に基づく新たな
森林管理システムの実施に当たり、本市におきましては、
県南部地域4町と共に、とく
しま南部地域森林管理システム推進協議会を設立し、
徳島森林づくり推進機構を窓口として、
森林所有者の
意向調査をはじめ、
森林整備事業や
森林境界明確化事業に取り組んでおります。 令和元年度から実施している
意向調査では、売買や寄附により森林を手放したい、あるいは
森林管理の市への委託を希望する
森林所有者が多く、将来的には大きな社会問題として懸念される放置林の増加を防ぐ新たな取組が求められるところであります。 一方で、
温室効果ガスの削減に向けて、適正に管理された森林は、
地球温暖化を防止する上で大きな役割が期待されております。 徳島県及び本市をはじめとする
県南地域5市町では、こうした状況について共に
共通認識と危機意識を持ち、連携して所有者の管理が行き届かない森林を集約して整備し、
購入希望者とのマッチングを行う組織体として、また、
温室効果ガス削減・
吸収量分を売買できる国の
J-クレジット制度の認証団体となる新たな組織として、去る9月28日、
一般社団法人とくしま
森林バンクを設立いたしました。 ゼロカーボンシティを県下でいち早く宣言し、2050年までに二酸化炭素の
排出量実質ゼロを目指す本市といたしまして、
法人組織の一員として、県並びに関係町との緊密な連携の下、積極的な役割を果たし、放置林の
発生防止はもとより、
地球温暖化防止につながる適正な
森林管理に前向きに取り組んでまいります。 次に、
人口減少社会における
地域公共交通の在り方についてであります。 本市では、平成21年3月、
バス交通などの活性化・再生を目的に、平成30年度までを
計画期間とする阿南市
地域公共交通総合連携計画を策定し、
那賀川地区での新たなバス路線の導入などに取り組んでまいりました。 こうした中、令和2年6月、
地域公共交通の活性化及び再生に関する法律、いわゆる
活性化再生法が改正されました。 改正法では、
公共交通サービスの需要の縮小や経営の悪化、
運転者不足の深刻化などにより、
地域公共交通の確保が難しくなる中で、従来の
公共交通サービスの改善に加え、
自家用有償旅客運送、
福祉輸送など、地域の多様な輸送資源を活用して、
地域公共交通ネットワークの形成に取り組む方向性が打ち出され、新たな方針に基づく
地域公共交通計画の策定が全ての
地方公共団体において努力義務となりました。 法改正を踏まえ、本市におきましても本年8月、
交通事業者、
学識経験者、
利用者等で構成する阿南市
地域公共交通活性化協議会を設置し、第1回協議会において、法改正のポイント、前計画における重点施策の
対応状況と評価、課題について
共通認識を図った上で、
人口減少社会における持続可能な
地域公共交通の維持、再構築に向けた論点整理を行いました。 また、
公共交通不便地域にお住まいの65歳から90歳までの方を対象にした
アンケート調査及び
交通事業者ヒアリングを実施し、第2回の協議会では、
アンケート及び
ヒアリング結果を報告の上で、将来を見据えた
地域公共交通の在り方について議論を深めたところであります。 今後は、議会での御議論もいただきながら、これまでの協議会での多様な意見を踏まえつつ、また、
乗降調査等客観的データに基づく需要動向の検証に立って、
計画素案を
取りまとめの上、第3回協議会の御審議を経て、
パブリックコメントを実施し、将来の地域の姿をイメージしつつ、市民の皆様の声にしっかりと応える阿南市
地域公共交通計画の策定、そして実践に努めてまいりたいと考えております。 次に、阿南市
行財政集中改革プランに掲げた
重点取組項目への対応についてであります。 まず1点目は、未
利用不動産の売却・貸付として、
橘湾造船所跡地の
有効活用についてであります。
当該跡地の活用につきましては、
民間事業者から企画、提案を広く募集するため、去る10月20日に第1回阿南市橘湾旧
造船所跡地活用事業者検討委員会を開催し、提案いただく基本的な事項について検討いただいたところであります。 委員の皆様からは、地域の発展につながる活用をしてほしいとの思いのほか、
環境変化を不安視される声など、御意見、御要望をいただいたところであり、こうした意見を反映し、募集に当たっての要項を作成し、11月1日から
市ホームページに掲載し、広く周知に努めているところであります。 今後の予定といたしましては、来年1月17日から同月31日までの間、
民間事業者からの応募を受け付けることとしており、多くの事業者から
地域活性化につながる
活用方策についての御提案を期待いたしております。 次に、2点目は、かもだ
岬温泉保養施設の今後の在り方についてであります。 経営的な視点から抜本的な見直しを目指すかもだ岬温泉の
施設運営の在り方に関しましては、これまでかもだ
岬温泉保養施設運営審議会において、専門的な知見を交えた3度の審議を経て、去る11月25日、会長をお務めいただきました
阿南工業高等専門学校の
平山校長より答申をいただきました。 審議会の意見としては、厳しい
経営状況を放置することなく、今年度中に
既存施設の様々な利用形態を含めた民間への移管、売却、譲渡等について方針を決定され、具体化に取り組んでいただきたいというもので、多様な意見を酌み取っていただいた上で、本市として、今後、取り組むべき明確な道筋をお示しいただきました。 特に、
答申取りまとめに際して、
市事務局原案として方針の検討と記載しておりましたところ、検討の文言では今までと同じ繰り返しになるおそれがある。決定という強い意思表現や期日の明示などにより、より切迫感のある意見書にすべきではないかとの意見が交わされ、結果として、今年度中に方針を決定することとの意見をいただくに至りました。 また、
答申取りまとめの前提となる全委員の一致した認識として、市が直営する現状の温泉運営の中で収支額を黒字にするのは現実的に厳しいとした審議結果も答申に明記されたところであります。 市といたしましては、これまでの利用者の視点が中心であった議論から、今回の経営の専門的知見も交えた意見を盛り込んだこのたびの答申を真摯に、また、重く受け止め、今後、議会での御議論もいただきながら、今年度中の方針決定に向け、しっかりと取り組んでまいります。 次に、第3点目は、
公共施設マネジメントにおける新たな手法、トライアル・サウンディング事業の導入についてであります。 トライアル・サウンディングとは、市が保有する
公共施設等の暫定利用を希望する
民間事業者を募集し、
公共施設を一定期間実際に使用していただきながら、施設の活用方法等について様々なアイデアや意見等を把握する制度です。 本市においては、まず、市の
公共施設のうち、現在、使用していない施設や空きスペース等活用可能な施設を選定し、
民間事業者等及び有識者の方と現地視察の上、意見交換を行い、
公共施設の活用方針等を決定します。 次に、決定した活用方針等に基づき公募を行い、
公共施設を
民間事業者等に試験的に使用いただき、実際の使用状況についてモニタリング及び
ヒアリングを行い、当該
公共施設における
公民連携の有用性を確認します。 トライアル・サウンディング終了後は、調査結果を踏まえ、必要に応じ活用方針等を見直し、活用可能なものについては
民間事業者等による本格利用を開始し、新たな財源確保に努めるとともに、
民間事業者等の豊かなアイデアで公共の空間が魅力あるものに生まれ変わることを目指してまいります。
公共施設の
有効活用を目指す
公民連携手法の一つであるこの事業手法の導入は、庁内若手職員有志を中心とした
公共施設マネジメント推進チームからの提案に基づくものであり、失敗を恐れない若手職員の柔軟かつ挑戦的なアイデアについて、私を含め、市組織全体で全面的にバックアップし、単に施設を縮減するといった発想にとどまることなく、新たな手法にも積極果敢にチャレンジし、次世代につなぐ
公共施設の在り方を模索してまいりたいと考えております。 なお、トライアル・サウンディング事業における試験的使用期間につき、その使用料を減免できるよう、今議会において、阿南市
行政財産使用料条例の一部改正を提案させていただいているところであります。
議員各位の御理解と御賛同を賜りますようお願い申し上げます。 次に、羽ノ浦小学校の改築計画に関連した羽ノ浦第一児童クラブ及び羽ノ浦支所の移転についてであります。 羽ノ浦支所に隣接する老朽化が著しい羽ノ浦地域交流センターにおいて活動しておりました羽ノ浦第一児童クラブにつきましては、かねてより羽ノ浦老人福祉センター2階の高田集会所への移転に向け、地元協議会をはじめ関係者の御理解の下、協議を進めてまいりました。 このたび、移転及び移転後の施設の共同利用等について地元の御理解を賜り、協議が調い、11月から新施設での活動を開始いたしました。 より安全で快適な施設の提供と児童クラブの活動に対し、御理解、御協力を賜りました地元協議会をはじめ関係者の皆様に改めまして厚く御礼を申し上げます。 また、羽ノ浦支所の移転につきましては、さきの9
月定例会におきまして、
人口減少社会の到来を見据え、既存
公共施設との統合、複合化による施設の
有効活用の方向で検討を行い、羽ノ浦公民館への移転方針案をお示しさせていただきました。 羽ノ浦公民館への支所機能移転に際しては、公民館活動に影響を及ぼさないよう、1階大ホール及び2階部分の各種サークル活動に利用いただいている部屋の改修は想定しておらず、支所機能は現在の執務室、給湯室等を活用した配置案を検討いたしております。 こうした内容につきましては、去る8月24日に公民館運営審議会で御説明を行うとともに、10月27日には利用団体の代表の皆様にも御説明を行い、利用者の皆様からは様々な御意見、御要望もいただいたところであります。 今後におきましては、こうした御意見にも真摯に耳を傾け、公民館利用者並びに支所利用者双方に可能な限り納得いただけるような対応策について検討を重ね、関係者の皆様と引き続き丁寧な対話に努めながら、将来に責任の持てる
公共施設の在り方を視野に、最善の方策を見極めてまいりたいと考えております。 次に、阿南の未来「自分ごと」会議についてであります。 去る10月30日、市役所1階あなんフォーラムにおきまして、市の事業について市民目線で評価をいただく阿南の未来「自分ごと」会議を実施し、5つの事業に対して必要性や実施方法の妥当性について、市民評価人の皆様に評価をいただきました。 その結果につきましては、「広報あなん」等で公表させていただいておりますが、5つの事業のうち、要改善が4件、現行どおり・拡充が1件という評価をいただいたところでございます。 市民評価人の皆様には、事業の在り方を我が事として捉え、評価、御意見をいただきましたことに対し改めて御礼を申し上げますとともに、評価結果につきましては真摯に受け止め、今後の事業の見直し等に生かしてまいりたいと考えております。 一方、市民評価人の皆様を対象に行った
アンケート調査では、会議に参加しての市政への関心の高まりについて、30人中25人の方から高まった、もしくは少し高まったとの御回答をいただき、会議が主眼とする市民の皆様の市政への関心を高めることに、昨年同様一定の成果が得られたものと考えております。 また、より幅広い市民に
市政運営に対する関心を高めていただく機会の提供として、ユーチューブによるリアルタイムでの配信を行い、当日の視聴回数619回と多くの方に御覧いただいたところであります。 なお、会議の様子は、来年1月から地元ケーブルテレビ番組でも放送される予定であり、多くの市民の皆様にぜひ御覧いただきますよう御案内申し上げます。 次に、阿南市立勤労青少年ホームについてであります。 勤労青少年福祉法に基づき、青少年である労働者の健全な育成と福祉の増進を図るために設置された阿南市立勤労青少年ホームは、昭和47年の開設以降、各種講座や勤労青少年の交流の場として、多くの方に御利用をいただいてまいりました。 過去においては、本市をはじめ県内6市町で同様の施設が創設され、スポーツ活動をはじめ様々な分野で県下全域で交流、連携が図られ、共に働く若者の生きがいや切磋琢磨の場として、また、働く上での悩みや喜びを分かち合う場として機能してまいりました。 しかしながら、利用者ニーズの多様化や25歳以下の勤労青少年層の減少などから、近年は利用者の減少が続いており、現在、県内においては本市と阿波市のみの設置となっております。 本市においては、これまで利用対象者を従前から本ホームを継続利用していた25歳を超える方や市外居住者にも例外的に利用を認めるなど、利用者の拡大に努め、現在に至っておりますが、設置の根拠となっておりました勤労青少年福祉法も平成27年の法改正により設置の努力義務規定が削除されるなど、社会経済情勢の変遷、働く若者の気質、ライフスタイルの変化等により活動は縮小傾向にあります。 こうしたことから、本ホームの運営に関し、廃止を含め、運営協議会で御審議をいただくとともに、利用者協議会役員会においても御意見等をお聞きしてまいりました。 今後は、お聞きした御意見、御要望を踏まえつつ、本ホームの在り方について、関係者等との協議も行いながら検討を進めてまいります。 次に、阿南市総合防災訓練及び南部圏域防災訓練についてであります。 去る10月17日、阿南第一中学校グラウンド等において、奥田前議長をはじめ
議員各位にも御臨席いただき、阿南市総合防災訓練を2年ぶりに実施いたしました。 当日は、時折雨風の強まるあいにくの天候ではありましたが、地元中学校区である長生、中野島及び大野地区の住民の皆様をはじめ、約360人に御参加いただきました。 訓練では、南海トラフ巨大地震の発生と大雨による河川氾濫が同時発生した複合的な災害を想定して行い、今回、新たな取組として、小松島市と連携し、阿南市の住民を小松島市で受け入れていただくという市町村の圏域を超えた広域避難訓練を盛り込み、より実践的な訓練を実施いたしました。 また、11月28日には、県南部総合県民局が行う四国の右下防災旬間関連事業として、南部圏域の各会場で防災訓練が実施され、本市においては、宝田小学校において、避難所開設・運営訓練を実施し、宝田地区の皆様を中心に、
関係機関を合わせて約190人に御参加いただきました。 訓練の実施に当たりまして御協力をいただきました住民の皆様をはじめ、
関係機関の方々には厚く御礼を申し上げます。 こうした訓練の積み重ねが、住民の皆様の防災意識の高揚や団結心の醸成に加え、防災
関係機関の相互連携も一層強化され、地域防災力の向上につながるものと考えており、今後とも市民総ぐるみの防災体制づくりに努めてまいります。 また、自主防災組織間相互の連絡調整や連携した防災活動の実施を目的として、阿南市自主防災組織連絡協議会を12月3日に設立したところであり、各地区が抱える災害リスクと対応策について相互の情報交換及び連携協力体制の整備を図ってまいります。 続きまして、今議会に提出をさせていただきました議案につきまして御説明を申し上げます。 今回の議案は、条例の改正案が6件、補正予算案6件、決算の認定案18件、その他の案件3件の計33件であります。 その概要と提案理由につきましては、第1号議案 阿南市
行政財産使用料条例の一部改正につきましては、さきに御説明いたしましたように、トライアル・サウンディング事業実施のため、公募により使用が認められた個人または法人、その他の団体が、行政財産を試験的に使用する場合に使用料を減免するため、条例の改正をしようとするものであります。 第2号議案 阿南市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正及び第3号議案 阿南市
特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正につきましては、それぞれの運営に関する国の基準の一部が改正されたことにより、それぞれ条例の改正をしようとするものであります。 第4号議案 阿南市
国民健康保険条例の一部改正につきましては、産科医療補償制度の分娩機関が支払う掛金が改正されたことに伴い、条例の改正をしようとするものであります。 第5号議案
阿南市立公園条例の一部改正につきましては、牛岐城趾公園管理棟会議室を市民の利用に供することができるよう、条例の改正を行うものであります。 第6号議案 阿南市
都市計画法施行条例の一部改正につきましては、都市計画法施行令の一部が改正されたことに伴い、条例の改正をしようとするものであります。 第7号議案 令和3年度阿南市
一般会計補正予算(第5号)につきましては、新型コロナウイルス禍における
子育て支援として、18歳以下の子供に5万円を支給する子育て世帯への臨時特別給付金事業及びANAN2021プレミアム付き商品券を追加発行する必要額を補正するもので、歳入歳出それぞれ5億7,880万円を追加し、予算の総額を327億7,010万円にしようとするものであります。 なお、この補正予算につきましては、誠に恐縮ではございますが、先議ということでお取り計らいをいただきますようお願い申し上げます。 第8号議案 令和3年度阿南市
一般会計補正予算(第6号)につきましては、新型コロナウイルス感染症に係るワクチンの
追加接種を迅速に行うための
ワクチン接種体制確保及び
ワクチン接種事業など、それぞれ関連経費を計上し、歳入歳出5億2,790万円を追加し、予算の総額を332億9,800万円とし、
新型コロナウイルスワクチン接種事業に係る繰越明許費の設定、
指定管理者業務委託に係る債務負担行為の追加などを行うものであります。 第9号議案 令和3年度阿南市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入では、繰越金を計上し、歳出では、徴税費、基金積立金などを補正し、歳入歳出それぞれ5,218万1,000円を追加し、予算の総額を79億3,718万1,000円にしようとするものであります。 第10号議案 令和3年度阿南市
加茂谷診療所事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入では、繰越金を計上し、歳出では、基金積立金を補正し、歳入歳出それぞれ320万4,000円を追加し、予算の総額を9,570万4,000円にしようとするものであります。 第11号議案 令和3年度阿南市
西春日野生活排水処理事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入では、繰越金を財源とし、歳出では、修繕料及び処理施設基金への積立金を増額するもので、歳入歳出それぞれ239万7,000円を追加し、1,539万7,000円にしようとするものであります。 第12号議案 令和3年度阿南市
水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、収益的支出では、人事異動に伴う水道事業費用の職員給与費等を1,437万1,000円増額するとともに、資本的収入では、国庫補助金から企業債への財源振替を行い、資本的支出では、職員給与費等の調整をするなど、20万7,000円を計上するものであります。 第13号議案 令和2年度阿南市
一般会計歳入歳出決算の認定から第30号議案 令和2年度阿南市
椿診療所事業特別会計歳入歳出決算の認定までの18議案につきましては、地方自治法の規定により議会の認定を求めるものであります。 第31号議案 辺地に係る
公共的施設の総合的な整備に関する財政上の計画の変更につきましては、伊島辺地における総合整備計画につきまして、市道伊島前島線(前島橋)整備事業での
計画期間の変更及び伊島簡易水道(配水池)整備事業において財源振替を行う計画の変更について、辺地に係る
公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第3条第8項において準用する同条第1項の規定により、議会の議決を求めるものであります。 第32号議案及び第33号議案
指定管理者の指定につきましては、阿南市スポーツ総合センター及び阿南ひまわり会館の管理運営に係るもので、令和4年4月1日から令和7年3月31日までの間の
指定管理者を選定いたしましたので、
指定管理者を指定することについて、地方自治法の規定により議会の議決を求めるものであります。 なお、任期満了に伴います
監査委員の選任につきましては、後日、追加提案をさせていただくこととしておりますので、御了承賜りたいと存じます。 以上、御提案申し上げました議案の概要について御説明申し上げましたが、説明不十分な点も多いかと存じますので、今後の御審議を通じまして御説明並びに御質問にお答え申し上げたいと存じます。何とぞ十分な御審議を賜り、原案どおり御承認賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の御説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(
平山正光議員) 以上で提案理由の説明は終了いたしました。 続きまして、第13号議案から第30号議案までの計18件の
決算認定議案について
監査委員の報告を求めます。 鈴木
監査委員。 〔鈴木
監査委員登壇〕
◎
監査委員(鈴木諫) 議長の御指名をいただきましたので、
監査委員を代表いたしまして、令和2年度阿南市一般会計及び特別会計の決算並びに各基金の運用状況等の審査結果について御報告申し上げます。 関係法令の規定により提出されました決算書及び関係書類について、去る8月2日から10月25日にかけ、尾山委員、住友委員と共に審査をいたしました。 審査した限りにおきまして、各会計の決算書その他関係書類が法令に適合し、かつ正確であることが認められたものであります。 詳細につきましては、お手元の意見書のとおりでありますので、その概要を申し上げます。 一般会計の歳入総額は、財政調整基金からの繰入金6億5,000万円を含めた411億9,102万7,000円、歳出総額は408億4,232万6,000円で、歳入歳出差引き額は3億4,870万1,000円となり、翌年度への繰越財源2億4,929万4,000円を差し引いた実質収支は9,940万7,000円の黒字決算となっております。 また、一般会計の収入未済額は7億2,930万3,000円で、不納欠損額は4,561万6,000円であります。 市税、負担金、使用料等につきましては、負担の公平性と財源確保の観点から、徴収率の向上に粘り強く取り組まれることを望みます。 次に、特別会計17会計の歳入総額は181億2,256万3,000円、歳出総額は179億9,873万5,000円で、歳入歳出差引き額及び実質収支額は共に1億2,382万7,000円となり、黒字決算となっております。一般会計からの繰入金の総額は、前年度より12.1%減少の25億4,889万7,000円であります。 特別会計全体の収入未済額は3億3,634万5,000円で、不納欠損額は4,000万円であります。その縮減になお一層努められるよう願うものであります。 財政調整基金ほか41基金の当年度末現在高は、前年度より5.4%増加の200億7,650万3,000円となっております。 今後におきましては、阿南市
総合計画の指針にもありますように、将来にわたり持続可能な行財政運営の実現のため、抜本的な
行財政改革を進めるとともに、市民一人一人が幸せを実感できる
まちづくりの推進に努められるよう期待するものであります。 以上をもちまして報告といたします。
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○議長(
平山正光議員) 日程第4 第13号議案から第30号議案を議題といたします。 これより本件に対する質疑に入ります。 ただいまのところ質疑の通告はありません。 質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
平山正光議員) 質疑なしと認めます。 よって、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております第13号議案から第30号議案までの
決算認定議案計18件につきましては、13人の委員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
平山正光議員) 御異議なしと認めます。 よって、本件については13人の委員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決しました。 ~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
平山正光議員) ただいま設置されました決算審査特別委員会委員の選任を行います。 お諮りいたします。 ただいま設置されました決算審査特別委員会委員の選任につきましては、委員会条例第8条第1項の規定により、議長において指名いたしたいと思います。 なお、その氏名につきましては、お手元に配付の
阿南市議会委員会組織一覧表(案)のとおりであります。 この委員会組織一覧表(案)のとおり指名することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
平山正光議員) 御異議なしと認めます。 よって、ただいま指名いたしました13人の委員を決算審査特別委員会委員に選任することに決しました。 ただいま議題となっております
決算認定議案18件は、お手元に配付の議案付託表のとおり、決算審査特別委員会に付託いたします。
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○議長(
平山正光議員) お諮りいたします。 ただいま市長から提案のありました第7号議案 令和3年度阿南市
一般会計補正予算(第5号)についての先議を日程に追加し、議題としたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
平山正光議員) 御異議なしと認めます。 よって、第7号議案の先議を日程に追加し、議題といたします。 これより質疑に入ります。 ただいまのところ質疑の通告はありません。 質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕