令和 2年12月
定例会 ┌─────────────────────────────────────
┐ │ 令 和 2 年
│ │ 阿南市議会12
月定例会会議録(第24号) │ └─────────────────────────────────────
┘◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 令和2年12月21日(月曜日)午前10時
開議◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇議事日程(第5号)第1 令和2年9月定例会第4号議案第2 第1号議案から第17号議案 請願第6号第3 議第1号 安全・安心の医療・介護の実現と国民の命と健康を守るための意見書第4 閉会中の
継続調査 ───────────── 本日の会議に付した事件日程第1 令和2年9月定例会第4
号議案日程第2 第1号議案から第17号議案 請願第6号日程第3 議第1号日程第4 閉会中の
継続調査追加日程 議第2
号 +++++++++++++出席議員(28名) 1番 渡 部 友 子 議員 2番 陶 久 晃 一 議員 3番 福 谷 美 樹 夫 議員 4番 沢 本 勝 彦 議員 5番 武 田 光 普 議員 6番 幸 坂 孝 則 議員 7番 広 浦 雅 俊 議員 8番 福 島 民 雄 議員 9番 喜 多 啓 吉 議員 10番 保 岡 好 江 議員 11番 藤 本 圭 議員 12番 橋 本 幸 子 議員 13番 平 山 正 光 議員 14番 住 友 進 一 議員 15番 湯 浅 隆 浩 議員 16番 飯 田 忠 志 議員 17番 星 加 美 保 議員 18番 小 野 毅 議員 19番 佐 々 木 志 滿 子 議員 20番 井 坂 重 廣 議員 21番 奥 田 勇 議員 22番 久 米 良 久 議員 23番 横 田 守 弘 議員 24番 山 崎 雅 史 議員 25番 荒 谷 み ど り 議員 26番 住 友 利 広 議員 27番 林 孝 一 議員 28番 野 村 栄
議員 +++++++++++++欠席議員(なし) ─────────────説明のため出席した者の職氏名 市長 表 原 立 磨 副市長 山 本 俊 也 教育長 稲 村 健 一
監査委員 尾 山 勝 敏 企画部長 松 内 徹
総務部長 桑 村 申一郎
危機管理部長 山 脇 雅 彦 市民部長 佐 野 雅 史
環境管理部長 富 永 悟
保健福祉部長 西 尾 和 洋
産業部長 青 木 芳 幸
建設部長 都 築 宏 基
特定事業部長 森 本 英 二
会計管理者 金 久 博 水道部長 田 村 和 彦
教育部長 長 田 浩 一 消防長 中 野 貴 裕
環境管理部理事 小 松 剛
教育部理事 岸 浩 範
秘書広報課長 吉 岡 次 男
財政課長 幸 泉 賢一郎 ─────────────
議会事務局出席職員氏名 事務局長 倉 野 克 省
議事課長 岡 部 仁 史
議事課長補佐 新 田 和 美
議事課長補佐 三 河 恭 普
議事課主査 天 川 晋
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○議長(
奥田勇議員) これより本日の会議を開きます。
~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
奥田勇議員) この際、諸般の報告をいたします。 お手元に配付のとおり、
議員提出議案1件が提出されておりますので、御了承をお願いいたします。 以上で諸般の報告を終わります。 直ちに本日の日程に入ります。
~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
奥田勇議員) 日程第1 令和2年9月定例会第4号議案 阿南市
土地開発基金条例の廃止についてを議題といたします。 令和2年9月定例会第4号議案は、9月定例会におきまして
総務委員会に付託され、閉会中の
継続審査に付されていたものであります。その結果について委員長の報告を求めます。
総務委員長 喜多議員。 〔
喜多議員登壇〕
◆
総務委員長(
喜多啓吉議員) 議長の指名がございましたので、
総務委員会の審査結果につきまして御報告を申し上げます。 本委員会は、9月16日並びに10月27日及び12月17日に会議を開き、9月定例会において付託されておりました第4号議案 阿南市
土地開発基金条例の廃止について慎重に審査を行いました。 その結果、本件を否決すべきものと決した次第であります。 以下、
審査過程における委員からの主な質疑、意見等の内容について御報告申し上げます。 まず、9月16日開催の本委員会における審査では、委員から、市長が掲げている
次世代光産業の集積拠点の形成拡大を実現する上でも土地の取得は必要となる可能性があると考えるが、このような観点から、将来的に
も本基金を存続する必要がないとする根拠はどこにあるのかとの質疑がありました。 理事者からは、
土地開発基金については、積み立てた資金により
用地取得に迅速かつ弾力的に対応できる
メリットがある反面、
用地取得をもって所有権は阿南市となることから、
基金会計から
一般会計への買戻しの歳出予算を編成する際に、議会に対して説明するといった事後説明がなされる場合があるなど、丁寧な説明が不足するといったデ
メリットもある。土地の価格が
右肩上がりの状況では迅速な
用地取得による経済的な
メリットもあったが、今後、
用地取得の必要性がある場合は、
公有財産購入費を予算計上するなどして対応してまいりたいとの答弁がありました。 これを受けて、委員からは、今性急に基金を廃止し、
一般会計に繰り入れることの必要性について質疑がありました。 理事者からは、
行財政改革の一環として新たな財源の掘り起こしを行い、資金を有効に活用するため、基金と同様の機能を有する
土地開発公社の解散と同じく、廃止を行うことが望ましいとの観点から、公社の解散と機を逸することなく提案させていただいたものであるとの答弁がありました。 他の委員からは、
総合計画等で今後の人口減少が示される中で、これに対する対策として、沿岸部に立地する企業の内陸部への移転等、企業立地に関する投資の必要性も鑑み、本基金の廃止については継続した議論を求めるとの意見がありました。 また、他の委員からは、理事者の説明では
土地開発基金は現金で約4億円近くあるが、この10年間活用されず、今後も活用される見込みはないとのことであり、厳しい財政事情の下で、このまま、いわゆる
塩漬け状態で基金を持っておくことは、市にとって大きな損失であると考える。
新型コロナウイルス感染症の拡大により税収が大幅に減少することが予測される今だからこそ、こうした休眠状態にある本基金を有効活用することが重要であるとの意見がありました。 また、他の委員からは、この1年間においても、羽ノ浦町の保育所の問題や小学校の問題、那賀川町の
社会福祉会館の
建て替え要望など、今後、
用地取得の可能性がある問題もあることから、継続して議論すべきとの意見がありました。 これらの議論の結果、本件を
継続審査と決した次第であります。 次に、10月27日開催の本委員会において、委員から、
基金条例が廃止された場合、現金である約4億円分は
一般会計に繰り入れられ、その後の使途等も不明確になると思われる。
新型コロナウイルス感染症対策や子育て支援等様々な使途も想定される中で、やはり繰入れ後の使途について方向性を示していただくべきであり、特に使途が決定していないなら、現状維持とすべきであるとの意見がありました。 他の委員からは、現在、市が持っている40の基金の中には見直すべき時期に来ているものもあると考える。先人が積立ててきた
当該基金を単純に廃止して一般財源化するのではなく、別の目的を持った基金に再構築すべきと考えるが、他の基金の見直しも含め検討していただきたいとの意見がありました。 また、他の委員からは、人口減少問題が深刻化する中で、これに対応する具体的な施策が欠如していると考える。将来の
住環境整備に向けて、この基金を活用して
開発行為を促進する基盤整備に取り組むなど、将来的なビジョンを構築することが重要であり、
当該基金を早急に一般財源化する必要はないと考えるとの意見がありました。 これらの意見を受けて、他の委員から、9月定例会時の本委員会においても、理事者からは、本
基金条例を廃止したとしても、
用地取得を伴う
公共事業を遂行する上では
公有財産購入費を予算計上し、議会に対して
取得理由や
事業概要を説明した上で、議会のチェックを経て、
事業推進がなされるとの説明がされている。また、現在、地価が低迷する中で、かつて地価上昇が顕著であった
経済情勢下において、本基金の持っていた
経済的メリットは消失し、基金の存続理由はなくなっている。さらに、阿南市
土地開発公社の解散に伴う
一般会計からの貸付金5億8,000万円については、
保有土地による
代物弁済という処理がなされることで、年度末に歳入欠陥を生じることとなる。このため、実質単年度収支で赤字が生じることとなることから、今使命を終えた本基金を廃止し、この負債を清算していくことが財政の健全化と持続可能な市政運営につながるとの意見がありました。 次に、12月17日に開催の本委員会において、委員からは、前回の委員会では
土地開発公社解散に伴う貸付金は
代物弁済されたとのことだが、赤字の要因となる返済されない5億8,000万円の貸付金については、基金を廃止し充当すればよいと考えている。会計上ではなく、実質目的が同じとの認識なら公社の解散と
基金条例の廃止はセットと考えるのが一般的であり、
基金条例を廃止して、赤字処理をすべきではないかとの意見がありました。 挙手による採決の結果、本件は否決すべきものと決した次第であります。 以上、
審査過程における主な意見等の内容を御報告いたしまして、
総務委員長の報告といたします。
○議長(
奥田勇議員) これよりただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。 ただいまのところ質疑の通告はありません。 質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
奥田勇議員) 質疑なしと認めます。 よって、委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 通告がありますので、発言を許可いたします。 7番
広浦議員。 〔
広浦議員登壇〕
◆7番(
広浦雅俊議員) 新生阿南の広浦雅俊です。議長より発言の許可をいただきましたので、
継続審査に係る第4号議案 阿南市
土地開発基金条例の廃止につきまして、賛成の立場から討論をさせていただきます。 長引く地価の低迷により、
公共用地を予算化する前に取得する経済的な必要性がなくなり、平成22年度以降、
土地開発基金による
用地取得は行われておりません。これは、
土地開発基金を存続させる理由はなくなったということであり、廃止が妥当であると考えます。 県内他市の状況を見ても、小松島市平成20年、吉野川市平成31年、阿波市平成16年、美馬市平成30年に
土地開発基金を廃止しております。 そのときの各議事録を見てみますと、小松島市、吉野川市は、
理事者側の
基金廃止の議案に対し、議会側は委員会などでも特に大きな議論は見当たらず、定例会では異議なしの一言で原案どお可決されております。美馬市におきましては、美馬市
公共施設等総合管理基金条例と美馬市
まちづくり基金条例という新たな取組の
基金条例を制定するに当たり、これまでの各基金を再編整理する過程の中で、美馬市
土地開発基金条例を廃止しております。 こういった流れを確認すると、なぜ
阿南市議会は他市と同様の議案に対し長い期間を要した上で反対となるのか、理解に苦しみます。 本年度の予算では、
一般会計から
土地開発公社へ5億8,000万円を貸し付けていましたが、その財源は
土地開発公社貸付金元利収入であり、年度末に現金で
土地開発公社から返済されることを予定して予算が組まれていました。それが
代物弁済という形にて土地で返済されたため、
一般会計で5億8,000万円の現金が不足することになります。例えて言うならば、当てにしていた5億8,000万円を土地で弁済され、手元にお金がないから阿南市は当面の出費を土地で支払いますというわけにはいかないと思います。 したがって、
代物弁済されたからいいじゃないかという考え方ではなく、
キャッシュフローでマイナスの要因となるところの
土地開発公社に貸付けをしているたちまち返ってこない5億8,000万円の貸付金に、
土地開発基金を廃止することにより使用可能となったお金を活用すればいいと考えます。 また、
コロナウイルスで税収が減少する中、使命を終えた基金の流動性を高めることなく、
土地開発基金のまま残すことが市民の利益につながる判断であるとは思えません。 阿南市
土地開発基金条例第3条には、市長は基金の設置の目的に応じ、基金の確実かつ効率的な運用に努めなければならないとあります。目的、使い道のない基金を廃止せず残したところで、この第3条との整合性が取れません。仮に市が効率的な運用を放置した状況があったなら、そこをただすのが議会の本来の姿ではないでしょうか。市民の方になぜ基金を存続させるのですかと聞かれても、私は説明できません。 以上の理由から、
土地開発基金条例廃止に賛成いたします。
○議長(
奥田勇議員) 以上で通告による討論は終わりました。 これにて討論を終結いたします。 これより採決を行います。 ただいま議題となっております令和2年9月定例会第4号議案 阿南市
土地開発基金条例の廃止についてを採決いたします。 +++++++++++++ このときの
出席議員氏名 1番 渡 部 友 子 議 員 2番 陶 久 晃 一 議 員 3番 福 谷 美樹夫 議 員 4番 沢 本 勝 彦 議 員 5番 武 田 光 普 議 員 6番 幸 坂 孝 則 議 員 7番 広 浦 雅 俊 議 員 8番 福 島 民 雄 議 員 9番 喜 多 啓 吉 議 員 10番 保 岡 好 江 議 員 11番 藤 本 圭 議 員 12番 橋 本 幸 子 議 員 13番 平 山 正 光 議 員 14番 住 友 進 一 議 員 15番 湯 浅 隆 浩 議 員 16番 飯 田 忠 志 議 員 17番 星 加 美 保 議 員 18番 小 野 毅 議 員 19番 佐々木 志滿子 議 員 20番 井 坂 重 廣 議 員 21番 奥 田 勇 議 員 22番 久 米 良 久 議 員 23番 横 田 守 弘 議 員 24番 山 崎 雅 史 議 員 25番 荒 谷 みどり 議 員 26番 住 友 利 広 議 員 27番 林 孝 一 議 員 28番 野 村 栄 議
員 +++++++++++++
○議長(
奥田勇議員) 本件に対する委員長の報告は否決であります。 原案についてお諮りいたします。 本件を原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
奥田勇議員) 起立少数であります。 よって、本件は否決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
奥田勇議員) 日程第2 第1号議案から第17号議案及び請願第6号の計18件を一括して議題といたします。 以上の各件について委員長の報告を求めます。
建設委員長 武田議員。 〔
武田議員登壇〕
◆
建設委員長(
武田光普議員) 議長の指名がございましたので、
建設委員会の審査結果につきまして御報告を申し上げます。 本委員会は、14日に会議を開き、付託されました
市長提出議案2件につきまして慎重に審査を行いました。 その結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきと決した次第であります。 以下、
審査過程でありました主な質疑、意見等の内容を御報告申し上げます。 まず、第7号議案 令和2年度阿南市
一般会計補正予算(第10号)について
関係部分であります。 委員から、8款3項1目
河川総務費、14節
樋門改修工事費8,950万円と8款4項2目
都市排水路整備事業費、14節
樋門改修工事費8,950万円の内容等について質疑がありました。 理事者からは、それぞれの
樋門改修工事費については同じ内容なので、一括して土木課から答弁がありました。
辰巳工業団地内の本市が管理する樋門は、
クラボウ北側にある土木課が所管する
辰己那賀川樋門と
王子ネピア南側にある
まちづくり推進課が所管する辰己派川
那賀川樋門があり、この2樋門は、地震・
津波対策ができていないため、樋門の
開閉操作は市職員が直接現地で行い、津波襲来時には極めて危険な作業と予想される。
樋門管理者としては
辰巳工業団地内の企業で働く方々の生命と財産、樋門の
開閉操作を担う職員の安全確保とともに、本市の
中核産業基盤を守るために、2課が連携し、樋門の自動閉鎖及び
遠隔手動操作設備を設置するものである。 また、本事業は、平成31年度に新設された有利な国からの
財政支援措置である
起債充当率100%、
交付税措置70%の
緊急自然災害防止対策事業債の適用対象となるが、適用を受けるためには令和2年度内に
工事請負契約を締結することが条件である。
年度内契約を行うことで、工事費に加え、
設計業務費も起債対象となり、本市にとって有利なことから、補正をお願いするものである。 今後のスケジュールは、
年度内契約を行い、工期は8か月から10か月を見込んでいるが、遅くても令和3年度中の完成を目指しているとの答弁がありました。 次に、8款1項3目急
傾斜地崩壊対策事業費の2か所の
対策工事場所等について質疑がありました。 理事者からは、8款1項3目急
傾斜地崩壊対策事業費、14節
工事請負費の
対策工事の場所は長生町と福井町の2か所である。この2か所については、昨年末に県から追加募集があり、
事業要望を行っている。
例年追加募集があった場合、財政協議を経て
事業要望を行い、12月の内示を受けて、3月補正で
予算措置を行い、次年度早期に工事を発注している。今年度はまだ県の内示はないが、12月補正をお願いする理由は、先ほどの
樋門改修工事と同様、有利な国の
財政支援措置である
緊急自然災害防止対策事業債の適用を受けるため、令和2年度内に
工事請負契約を締結することが条件となっていることから、
年度内契約を行うため、補正をお願いするものであるとの答弁がありました。 また、委員から、先ほどの8
款土木費の
樋門改修工事費の樋門の
工事費内訳及び機能等について質疑がありました。 理事者からは、計画では、市役所の7階に基地局を設け、
J-ALERTをその基地局で受信し、そこから
辰巳工業団地内の2樋門に設置する子局に信号を送り、大地震による大津波警報が出たときに、
J-ALERTを受信し、現地でスイッチが入り、自動で閉まるということになる。また、通常の管理についても市役所から
開閉操作が手動で行えることである。 工事費の内訳としては、基地局、子局の
監視制御装置など機器費が主なウエートを占めている。その他の設備として、
監視カメラ、パトライトなどを設置し、既存の樋門はそのまま使用するとの答弁がありました。 以上が
審査過程における主な質疑、意見等の内容でございますが、他の議案につきましては特に質疑なく、可決すべきものと決しましたことを御報告申し上げまして、
建設委員長の報告とさせていただきます。
○議長(
奥田勇議員) 次に、
産業経済委員長 沢本議員。 〔
沢本議員登壇〕
◆
産業経済委員長(
沢本勝彦議員) 議長の指名がございましたので、
産業経済委員会の審査結果につきまして御報告を申し上げます。 本委員会は、15日に会議を開き、付託されました第7号議案 令和2年度阿南市
一般会計補正予算(第10号)の
関係部分及び第16号議案
指定管理者の指定について慎重に審査を行いました。 その結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。 以下、
審査過程における主な質疑の内容について御報告申し上げます。 まず、第7号議案 令和2年度阿南市
一般会計補正予算(第10号)の
関係部分についてであります。 委員から、人・
農地問題解決支援事業の
農業次世代人材投資資金経営開始型補助金の内容及び農業者の
就農状況について質疑がありました。 理事者から、補助金の内容としては49歳以下の次世代を担う農業者を志す方に対し就農準備や
経営開始時の早期の経営確立を支援する資金を交付するもので、100%国から補助されるものである。就農日から最長で5年間、単身の場合は
最大年間150万円、夫婦の場合は
最大年間225万円が交付されることになっている。 農業者の
就農状況については、各年度ごとの
新規就農者数として、平成28年度が5名、平成29年度が4名、平成30年度が4名、令和元年度が2名、今年度が15名となっており、例年に比べ非常に多くの方が就農されている。コロナ禍の影響かどうかは確認していないが、農業に興味を持たれている49歳以下の方が増えてきたというのは確実であり、その中には移住就農された方がいらっしゃるということで、そのようなことも影響があるのではないかと考えているとの答弁がありました。 次に、第16号議案
指定管理者の指定についてであります。 委員から、阿南市
商工業振興センターの
建設年度及び施設の
設置目的並びに
利用状況について質疑がありました。 理事者からは、阿南市
商工業振興センターは平成12年度に建設されており、施設の
設置目的として、阿南市の商工業者の育成及び能力向上を図るために設置されている。施設の
利用状況として、2階の
展示ホールの利用が平成29年度から令和元年度までの3年間の平均で1年間の利用回数として172回、利用人数として1万282名の方に御利用いただいているとの答弁がありました。 以上、
審査過程における主な質疑の内容について御報告申し上げまして、
産業経済委員長の報告といたします。
○議長(
奥田勇議員) 次に、
文教厚生委員長 湯浅議員。 〔
湯浅議員登壇〕
◆
文教厚生委員長(
湯浅隆浩議員) 議長の指名がございましたので、
文教厚生委員会の審査結果につきまして御報告を申し上げます。 本委員会は、16日に会議を開き、付託されました
市長提出議案13件、請願1件につきまして慎重に審査を行いました。その結果、
市長提出議案につきましては、いずれも
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決し、請願につきましても採択すべきものと決した次第であります。 以下、
審査過程における委員からの主な質疑、意見等の内容について御報告申し上げます。 まず、第7号議案 令和2年度阿南市
一般会計補正予算(第10号)についての本委員会に関係する部分についてであります。 委員から、
社会教育施設災害復旧費1,100万円の内容とその他施設の修繕箇所及びその優先順位について質疑がありました。 理事者からは、
社会教育施設災害復旧費1,100万円につきましては、今年9月6日の台風10号の影響により
情報文化センターの屋根の一部が破損したことに伴う
復旧工事費用の補正額である。また、その他の施設として
情報文化センターとともに
指定管理者制度を導入している文化会館があるが、両館とも施設の定期的な点検を行い、
雨漏り等の損傷箇所については損傷の大きいところから優先的に修繕を行っている。また、
修繕工事については、軽微なものは
指定管理者が行い、大規模なものは市が行っているとの答弁がありました。 これを受け、委員からは、両館について大
規模修繕等規模の大きな事業費については市の負担とする中で、両館の営業収入は
指定管理者の利益となることから、制度導入による市民への還元としてはどのようなものがあるのかとの質疑がありました。 理事者からは、今年度から5年間、徳島新聞社を代表とする夢・コスモホール運営共同事業体に両館の管理運営を委託しているが、民間事業者に委託することでその活力やノウハウを生かし、市民のニーズに対応した演劇やコンサートの開催など、よりきめ細やかな質の高いサービスを提供するとともに、開催イベントの広告を徳島新聞に掲載できるなど、開催周知のための広告代の削減にもつながっているとの答弁がありました。 次に、第17号議案 阿南市クリーンピュア施設延命化工事の請負契約の締結についてであります。 委員から、ばいじん処理設備のバグフィルターを新設することでの排出ガスの目標規制値及びその維持管理費について質疑がありました。 理事者からは、大気汚染防止法に基づく規制値は0.15ノルマル立米で、バグフィルターを設置することにより0.06ノルマル立米を目指している。躯体は20年程度対応可能であり、ろ布の交換で5年に1度、約1,000万円の費用がかかるが、排出ガス中のばいじんを大幅に削減できることから、環境保全対策の効果が十分期待できると考えるとの答弁がありました。 次に、請願第6号 安全・安心の医療・介護の実現と国民のいのちと健康を守るための請願についてであります。 委員から、感染拡大するコロナ禍において、様々な問題提起がある中で、特に医療、介護、福祉、そして公衆衛生施策の拡充は喫緊の課題であり、地方からの発信が重要であることから採択すべきとの意見があり、採決の結果、
全会一致で採択と決したところであります。 なお、本委員会から請願の審査を踏まえて、安全・安心の医療・介護の実現と国民の命と健康を守るための意見書を議長宛てに提出しておりますので、何とぞ原案のとおり可決いただきますようお願い申し上げます。 以上が
審査過程における主な質疑、意見等の内容でございますが、他の議案につきましては、特に異議なく、可決すべきものと決したことを御報告申し上げまして、
文教厚生委員長の報告といたします。
○議長(
奥田勇議員) 次に、
総務委員長 喜多議員。 〔
喜多議員登壇〕
◆
総務委員長(
喜多啓吉議員) 議長の指名がございましたので、
総務委員会の審査結果につきまして御報告を申し上げます。 本委員会は、17日に会議を開き、付託されました
市長提出議案3件につきまして慎重に審査を行いました。 その結果、
市長提出議案3件については原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。 以下、
審査過程における委員からの主な質疑の内容について御報告申し上げます。 第7号議案 令和2年度阿南市
一般会計補正予算(第10号)についてのうち本委員会に関係する部分についてであります。 委員からは、政策監2人を任用しているが、政策監給料の支出費目及び給与等の支出に伴い予算に不足が生じた場合の対応、並びに任用に伴う1年間の給与額及び共済費について質疑がありました。 理事者からは、政策監給料の支出科目については、2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費の特別職給料から支出することとなる。また、政策監2人分の年間の給与、共済費の支出見込み合計額は、令和2年度は675万5,533円、令和3年度では1,999万8,429円の支出を見込んでいる。 なお、予算に不足が生じた場合の対応としては、今年度においては補正予算を編成する時間的な余裕がなかったことから、既決予算での執行並びに予算の流用で対応したいと考えており、その流用元については、現在、執行残が見込まれる2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費の職員手当等の配当残額を想定しているとの答弁がありました。 以上が
審査過程における主な質疑の内容でございますが、他の議案につきましては
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決したことを御報告いたしまして、
総務委員長の報告といたします。
○議長(
奥田勇議員) 以上で各委員長の報告が終わりました。 これよりただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。 ただいまのところ質疑の通告はありません。 質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
奥田勇議員) 質疑なしと認めます。 これより討論に入ります。 ただいまのところ討論の通告はありませんので、討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決を行います。 ただいま議題となっております
市長提出議案第1号議案から第17号議案の計17件を一括して採決いたします。 以上の17件に対する委員長の報告はいずれも可決であります。 以上の17件を委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
奥田勇議員) 御異議なしと認めます。 よって、以上の17件はいずれも原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
奥田勇議員) 次に、請願第6号 安全・安心の医療・介護の実現と国民のいのちと健康を守るための請願を起立により採決いたします。 +++++++++++++ このときの
出席議員氏名 1番 渡 部 友 子 議 員 2番 陶 久 晃 一 議 員 3番 福 谷 美樹夫 議 員 4番 沢 本 勝 彦 議 員 5番 武 田 光 普 議 員 6番 幸 坂 孝 則 議 員 7番 広 浦 雅 俊 議 員 8番 福 島 民 雄 議 員 9番 喜 多 啓 吉 議 員 10番 保 岡 好 江 議 員 11番 藤 本 圭 議 員 12番 橋 本 幸 子 議 員 13番 平 山 正 光 議 員 14番 住 友 進 一 議 員 15番 湯 浅 隆 浩 議 員 16番 飯 田 忠 志 議 員 17番 星 加 美 保 議 員 18番 小 野 毅 議 員 19番 佐々木 志滿子 議 員 20番 井 坂 重 廣 議 員 21番 奥 田 勇 議 員 22番 久 米 良 久 議 員 23番 横 田 守 弘 議 員 24番 山 崎 雅 史 議 員 25番 荒 谷 みどり 議 員 26番 住 友 利 広 議 員 27番 林 孝 一 議 員 28番 野 村 栄 議
員 +++++++++++++
○議長(
奥田勇議員) 本件に対する委員長の報告は採択であります。 本件を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
奥田勇議員) 起立全員であります。 よって、本件は採択と決しました。
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○議長(
奥田勇議員) 日程第3 議第1号 安全・安心の医療・介護の実現と国民の命と健康を守るための意見書を議題といたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議第1号 安全・安心の医療・介護の実現と国民の命と健康を守るための意見書は、
文教厚生委員会から提出されたものでありますので、成規の手続を省略し、直ちに採決を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
奥田勇議員) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決しました。 これより議第1号 安全・安心の医療・介護の実現と国民の命と健康を守るための意見書を採決いたします。 本件を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
奥田勇議員) 御異議なしと認めます。 よって、本件は原案のとおり可決されました。
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○議長(
奥田勇議員) 日程第4 閉会中の継続調査を議題といたします。 本件につきましては、各委員長から調査中の事件について、お手元に配付のとおり閉会中の継続調査申出書が提出されております。 本件を各委員長からの申出のとおり閉会中の
継続調査に付することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
奥田勇議員) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決しました。 以上で今期定例会に付議されました事件は全て議了いたしました。 山崎議員「議長、動議あり」と呼ぶ ただいま山崎議員から動議の発言がありました。動議の内容について簡単に説明をいただきたいと思います。 山崎議員「
阿南市議会林孝一前議長に対する問責決議案であります」と呼ぶ
○議長(
奥田勇議員) 緊急動議が提出されました。 この件に賛成者がいましたら挙手をお願いいたします。 〔賛成者挙手〕
○議長(
奥田勇議員) 所定の賛成者がございますので、動議は成立いたしました。 議事の都合により休憩いたします。 ∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝ 休憩 午前10時50分 再開 午後 2時30分 ∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝
○議長(
奥田勇議員) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 議第2号
阿南市議会林孝一前議長に対する問責決議案について、緊急動議が提出されました。この件につきましては、所定の賛成者がございますので、動議は成立いたしました。 お諮りいたします。 この際、議第2号
阿南市議会林孝一前議長に対する問責決議案について緊急動議の件を議題といたします。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
奥田勇議員) 御異議なしと認めます。 よってこの際、議第2号
阿南市議会林孝一前議長に対する問責決議案について、緊急動議の件を日程に追加し、議題とすることに決しました。
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○議長(
奥田勇議員) 追加日程 議第2号
阿南市議会林孝一前議長に対する問責決議案についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 24番 山崎議員。 〔山崎議員登壇〕
◆24番(山崎雅史議員) 議長のお許しをいただきましたので、提案理由の説明をいたしたいと思います。 まず、12月8日の徳島新聞の記事によりますと、「阿南市議長、辞職へ 「議会の対立深刻化回避」」という見出しで、中に辞職する理由を9日の本会議で詳細を説明するというような記事がありました。私は、閉会日のこの時点まで林前議長が自らの言葉で市議会に対して、そして市民の皆様に辞職の理由を述べられると、このように今日までひそかに期待をしていましたが、全議案を可決し、もう閉会の段取りになるところまで行ったのに、林前議長は言われていることを実行されなかった。それで、この議案を提出させていただきました。 提案理由の説明をするに当たり、議案を朗読させていただいて、提案理由の説明に代えさせていただきたいと思います。
阿南市議会林孝一前議長に対する問責決議案。 地方自治法第103条第2項には、「議長及び副議長の任期は議員の任期による」と書かれている。また、同法第108条においては、「普通地方公共団体の議会の議長及び副議長は、議会の許可を得て辞職することができる」とも書かれている。すなわち、正副議長の任期は4年であり、その間自ら辞職する以外は、辞めさせられることはないとされている。 つまり、今議会において林 孝一前議長が続投の意思を表明したということ自体は何ら法に抵触するものではない。 しかしながら、
阿南市議会において議長が1年ごとに交代することが申合せがなされている。 私見ではあるが、その理由は議長の責を担う識見、人格を持った議員が当然多く存在し、1年ごとの議長選挙を通じて、それらの議員方に活躍の場を提供するという配慮が底流にあったからだと思われる。その意味ではこの申合せは議員各位においても常識となっていたものと、私は理解している。 また、地方自治法第104条において、「議長は議場の秩序を保持し、議事を整理し、議会の事務を統理し、議会を代表する。」とされている。 「事務を統理する」ということは、議長には議会が開会中・閉会中にかかわらず、議会運営に伴う事務を統理する権限を、議長が有していることである。 しかしながら、林 孝一前議長は、議長の任期における先例を、一方的に「有効ではない」と判断し、地方自治法に基づく任期を全うすると表明されるだけで、特に詳細な理由について言及されることはなかった。
阿南市議会における先例・事例は歴代議員諸氏により長年積み上げてきた議会の規律、会派の在り方、過去の議事運営に関する事例等の議論を収れんした、まさに議会運営に関する事務を「統理」した規範とも言うべきものである。 議会の事務を統理する権限を持つ議長が、このような発言をし、その規範を自らほごにし、議会を混乱させた自身の非を認めないまま、今度は一転議長を辞職し、幕引きを図ろうとしたものである。このことは
阿南市議会の歴史に重大な汚点を残すものであり、その責任は重大であり、断じて許されない。 よって、本市議会は林 孝一前議長の責任をここに問い、猛省を強く求めるものである。 以上、決議する。 提案理由の説明でございます。
○議長(
奥田勇議員) 以上で提案理由の説明が終わりました。 これより本件に対する質疑に入ります。 ただいまのところ質疑の通告はありません。 質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
奥田勇議員) 質疑なしと認めます。 よって、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議第2号
阿南市議会林孝一前議長に対する問責決議案について、委員会付託を省略することについてお諮りいたします。 本件については、議事の都合により、会議規則第37条第3項の規定に基づき、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
奥田勇議員) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決しました。 これより討論に入ります。 通告がありますので、発言を許可いたします。 3番 福谷議員。 〔福谷議員登壇〕
◆3番(福谷美樹夫議員)
阿南市議会林孝一前議長に対する問責決議案について、賛成の立場で討論いたします。 残念ながら、この議場には林さんはいない、大変残念に思います。本日も、先ほど提案者からも申し述べましたけれども、弁明の機会、自分の思い、そのことをしっかりと説明してほしいと、どうして約束を破ったのかというふうなことを申し入れましたが、そういった返事はございませんでした。市民に対しても、議員に対しても、そういったような説明はないということであります。
阿南市議会議員は市民の代表として高い倫理的義務が課せられていることを自覚し、良心と責任感を持って市民の模範となるような行動をしなければなりません。また、その責務を果たさなければなりません。 林前議長は経験も長く、議会知識も豊富であり、昨年12月から議会運営、議長としての仕事に適切に取り組んでこられました。しかし、本年12月2日には、これまでの議会での申合せをしてきた事項、
阿南市議会先例・事例集、ここには正副議長の任期は1年とするも、再任を妨げないと、再任というのは再度選挙に出ればいいわけですけれども、そういうふうな運営のやり方を一方的に行い、信頼性、公平性を欠くことになり、結果的には議長の職は辞任しましたが、この間、議会運営に支障を来し、市民の皆さんに
阿南市議会が不信感を与えた責任は重いものがございます。議会が住民の立場に立ち、住民の声に耳を傾け、正しい政治判断が下せるように、民主的に議会は運営されるものであります。 これまで私たちは市議会での申合せ事項、
阿南市議会先例・事例集を守りながら議会を運営してまいりましたが、この申合せ事項を拒否し、林前議長は議会を混乱させたわけであります。正常化のために全員協議会を開催しても、皆さんのいろいろな結論が出ようとも、私は辞任しないとの行動を取ってまいりました。このようなことですから、本人の弁明の機会、チャンスを与えたにもかかわらず、その弁明がないということは誠に残念でございます。議会の構成員の半数以上、19名から信頼を失ったものであります。 林前議長は、議会政治の原則、円滑な運営の確保の見地から、政治的道義として問題がございます。私たち28人の議員はひとしく市民から選ばれた代表でございます。市民の政治に対する信頼性に応えるためのものであります。議会というのは、地方公共団体の長の独断専行を許さず、住民の立場に立って監視をするのが議会としての重大な使命と考えます。ところが、その議会において、市議会で定めたルールを無視することに問題があります。
阿南市議会会議規則第151条は、議員は議会の品位を重んじなければならないと定めています。林前議長の行為は、市民の負託を得て、日々市民の模範となる行動を求められている
阿南市議会議員として恥じる行為でございます。また、許されるものではありません。よって、ここに林前議長の議員としての責任を問うものでございます。問責決議案について議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(
奥田勇議員) 1番 渡部議員。 〔渡部議員登壇〕
◆1番(渡部友子議員) 無所属友の会、渡部友子です。議長の許可をいただきましたので、林前議長の問責決議案について、賛成の立場から討論させていただきます。 議長の任期に関しましては、
阿南市議会先例・事例集に1年とするも、再任は妨げないと明確に記載されております。この申合せを変更するならば、議会運営委員会、各派代表者会、全員協議会といった会議に諮って議論を交わした上で、民主主義的な手続で採決をして変更していくべきものと存じ上げます。 ところが、12月2日開会日、全員協議会にて、多くの議員の皆様が前議長の御自身の進退について意見を求めたにもかかわらず、前議長から明確なお答えをお示しはいただけませんでした。また、十分な議論が展開されないまま、会を終了しておしまいになりました。 中でも、採決でどのような結果が出ても自分の行動は変えない、つまり議長職の辞任はしないという御発言は、民主主義に反するものではなかったかと大変残念に思います。このことは、地方自治法にある議長の職務である議場の秩序を保持することに反する御行為だったのではないでしょうか。 また、この件について市民の方へも実際に影響をもたらしました。長生認定こども園の早期実現の具体的な計画を求める請願は、本定例会に提出される予定でした。しかし、請願者の皆様が12月3日の「議長、辞任拒否し空転」の新聞報道を御覧になり、提出を延期されました。申合せに反し、民主主義を否定されるかのような御発言をされた前議長と、その前議長の下で開かれる
阿南市議会に不安を抱かれたことが原因にほかなりません。大事な子供たちの安全を求め、請願の提出に向けて活動してこられた市民の皆様の議会に寄せる信頼を危ういものにされたことを本当に残念に思っております。 以上、12月2日の本会議にて提出されるはずの辞表を前議長が提出されないことで議事が中断してから以降、辞表を提出されるまでの短くも貴重な時間において議会の混乱と市民の不信感を招いたことに対して、林前議長には説明責任を果たしていただきたく、問責決議案に賛成いたします。 以上で私の賛成討論を終わります。
○議長(
奥田勇議員) 15番
湯浅議員。 〔
湯浅議員登壇〕
◆15番(
湯浅隆浩議員) 阿南至誠会の湯浅でございます。議長の許可をいただきましたので、
阿南市議会林孝一前議長に対する問責決議案に賛成の立場で討論をいたします。 我々市議会議員は、市民の代表として、市民の皆様から負託を受け、市民がよりよく暮らしていけるよう様々な事案について話し合い、まちの課題などに対し具体的にどうしていくか、行政に提言を行っております。その議員の代表として、中立、公平な立場で職務遂行に努めるとともに、民主的かつ効率的な議会運営を行う立場にあるのが議長であります。また、議長は議場の秩序を保持し、議事を整理し、議会の事務を統理し、議会を代表すると地方自治法に明記されております。 その議長が、
阿南市議会を円滑に進めるため、歴代の先輩議員の方々がつくり上げてきた先例・事例集に書かれてある申合せ事項を守らない。それどころか、12月2日に行われた全員協議会の席で先例・事例集が有効なのかの確認をお願いしたところ、林前議長はこれが皆さんの賛成多数ということがありましても、今回の私の取っている行動は変更ございませんと言われました。この発言は、地方自治、民主主義の根幹に関わる発言であります。地方自治において、多数、少数に関係なく、議論を重ね、議論を尽くし、最終的に物事は議会の多数決で決まります。これを受け入れない、議会の約束事──申合せを守らないということは議員としてふさわしくないのではないか、このように思います。 また、新聞記事によりますと、今回の紛糾の原因は、議会運営委員会の委員長は最大会派から選ぶのが慣例だったと載っておりますが、そもそも
阿南市議会にはそのような慣例はございません。
阿南市議会委員会条例第9条の2には、委員長及び副委員長は委員会において互選すると明記されております。新聞記事のとおり、今回の12月定例会を混乱させた原因が議会運営委員会の委員長人事であるならば、その会派の責任は大きいと言わざるを得ない。林前議長は、この会派の方針によって
阿南市議会の正副議長の任期を1年とする申合せに従わず、議会を混乱させ、議会の正常化に向け尽力している多くの議員からの申入れを受け入れようとせず、議会を混乱させた責任は非常に大きい。 また、9日の本会議で詳細を説明するとマスコミの取材に答えているにもかかわらず、9日の本会議を欠席、いまだに説明責任を果たしていない。 以上のことにより、
阿南市議会林孝一前議長に対する問責決議案は可決すべきであると考えます。 以上、賛成討論といたします。
○議長(
奥田勇議員) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はございませんか。 8番 福島議員。 〔福島議員登壇〕
◆8番(福島民雄議員) 林前議長に対する問責決議案に反対の立場から討論をいたします。 賛成討論の皆様は、先ほど見ておりますとペーパーにして十分準備もできておったと思いますが、先ほど私聞きましたので、立派な反対討論はできんと思います。原稿がありませんので、思いつきだけを言いますが、私は林前議長とお付き合いして非常に立派な方で、今まで議事運営を立派になされてきました。そして、皆さん議長の任期とかいろいろ言っておりますが、皆さん言っておりますように、皆さんのバイブルとも言える議員必携には、議長及び副議長の任期は議員の任期によることとされている4年ということになる(地方自治法第103条の2)、なお、町村議会によって議長交代制を取っている例が見られるが、法定どおり4年とすべきである、これが地方自治法の方針であります。 そして、ある自治体で議長の任期を、ちょっと忘れましたけれど、制限した条例をこさえとったと思います、裁判の結果、これは無効とされております。 今、
阿南市議会で前例とかあると言いますが、私らが議員になる前に決めたことです。申合せ、申合せと言いますが、これは大事だと思います。しかし、これは法律で禁止されとることを申合せ書面にするんじゃなしに、皆さん議員との信頼関係の上で紳士協定として守るべきだと思います。今まで守ってきたのが守れなかった、そこに何があったのでしょうか。私の尊敬する林前議長がいっとき議員辞職をためらった理由、私はよく理解できます。 それと、林前議長にとっては極めて一生懸命議長として1年間やってきた中で、問責決議されるということは非常に不名誉なことであります。見方によれば、私は問責と書いてありましたけれども、まさしく責任を問うことであります。もしそうであるなら、私は反対討論も十分勉強してしたかったし、林前議長にもある程度の猶予をいただいて、弁明の機会を与えていただきたかったと思っております。 提案理由に十分目を通しました。ですから、以上の理由から、本議案については反対といたします。皆さんの御賛同を賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(
奥田勇議員) ほかに討論はございませんか。 26番 住友利広議員。 〔住友利広議員登壇〕
◆26番(住友利広議員) 先ほどから賛成討論をお聞かせいただきました。それぞれ言いたいことはよく分かります。この問責決議案を出された理由というのもここに提案に書かれたとおりであろうかと思います。 私は、皆さんに理解というか、もう少し阿南の市議会議員、どこの市議会議員も一緒なんですが、全国の議員というのは、先ほど
湯浅議員が言われたように、市議会は市民のために代表して出ているのだから、代表の声をよく聞いて、議会に反映さそうと、もっともでございます。それから、福谷さんが言われましたチャンスを与えたのにとか、政治的責任があるのではないか、そういうことに責任を問うものでありますとか。 私は議員になったときに、
湯浅議員が言われたように、地域の人、市民の意見を聞きながら阿南市の皆さんが幸せになるにはどうしたらいいのか、そういうことを志して議員になったんです。それは皆さんと同じですよ。 問責決議案、これってどういう意味なん。議員が議員を裁く、とんでもない話。これは
阿南市議会に事することではございません。大体法治国家でもあるまいし、いやいや、もちろん法廷の話ですよ、議員が議員を裁くということは、本当に最終的な決断なんです。私が最も嫌いなこと、議員を裁くというのは。法廷へ行ったらええんじゃないですか。こういうことをあたかも当たり前のように皆さんは思われておるんですか。ここに提案者と言いながらもいろいろ名前がつづられております、賛同者とかという声もありますけれど。これも前に言われましたけれども、もう一度二元代表制、議会議員としてあるべき立ち姿、本当によく考えていただきたい。議会議員というのは相手を責めることじゃないんです。言いたいこと、市民のことを伝えるために議員になったんですよ。私もう恥ずかしいて、議会議員なんかやっとれんわと思いましたよ。あまりこういうところで議会の批判をしたくはありませんけれども、こういう問責決議、問責という言葉の意味をあまりにも皆さんは軽んじでおると、このように思わざるを得ません。 何ですか、ここに書かれておりますけれども、ルール、申合せは議員各位において常識となっていた、こんな恥ずかしいことをよくも社会に、議会で内緒でしなければいけないことがはびこっておるんですよということを吹聴しているのと同じじゃないですか。これは夫婦げんか、内間の話ですよ。内間の話をこういうところまで引っ張り出すという根拠は一体何にあるのか。私はそういう皆さんに優しい気持ちを持っていただきたい。そう思って、こういうことを出されたのに反対の意見を述べさせていただきました。 それから、
阿南市議会の歴史に重大な汚点を残すものである、こういう今行っているようなことをすることが汚点を残す重大なものであるということをもう一度議員として、市議会として自覚をしてほしい。 以上、終わります。
○議長(
奥田勇議員) ほかに討論はございませんか。 9番
喜多議員。 〔
喜多議員登壇〕
◆9番(
喜多啓吉議員) 新生阿南の喜多でございます。議長の許可をいただきましたので、反対討論をさせていただきたいと思います。 私も今日突然の動議でしたので、何ともはやうまく言えるかどうかも分からないんですけれども、先ほど来から林議員の弁明がないということですので、私これ本人が恐らく信念を持って、もともと政治家というのは信念と、そして勇気を持って、奮起して発言せよと、恐らく林さん──私尊敬しております、言わないということは言わない理由があるんだろうと。 ただ、私なりに考えてみたのは、まず皆さん申合せ、申合せと言われております。先例・事例集、これは大切なものです。ただし、あくまでもこの先例・事例集というのは、その時々に応じてもちろん塗り替えていきます。皆さんで全員協議会で話したりして変えていきます。今回それができなかった。全員協議会で私も発言はしなかったんですけれども、恐らく林さんは、いや、いろいろ先例・事例集があるけれども、この議長に関して今回の場合はなかなか議会運営もうまくいかないというか、そういう状況を見越して、取りあえず私が残ろうと、残るなりに矢面に立ってとても大変だったと思うんですけれども。 皆さんも議員として、恐らく住民の代表としてそれぞれ皆さんリスペクトされるべき議員であります。皆さん本当に住民の負託を受けて出てきております。その大勢の皆さんが何かこういうことをしてきたということはそれなりの理由もある、それも分かります。 でも、林議員にも理由があるんだろうと思うんです。そのときに、どう言ったらいいんでしょう、行政というのは、もともと議員が出てきたときに行政に対して合理的あるいは攻撃的に、例えば、議論するときもございます。だけれども、それは批判、攻撃、そのものが目的ではないはずなんですね。私は、林さんが何も言わない、語らない、だけれども行動した、ここには林さんの議員としての矜持をもってしてやったことだと思うんです。それに対して問責決議と。先ほども住友議員が言われましたけれど、申し送り、確かにございます。だけれども、本来は議長の任期は任期中と、議員の短期交代は厳に慎むべきだという考え方が地方自治にはございます。だけれども、山崎議員がおっしゃられてるように、それはこういう申合せがあるんだよと、それも大事にしなきゃいけません。だけれども、それはあくまでも議会内で──できたらこういう本会議のところに持ち出してする、議員内の話ではなかったかなと、そんなふうに思っておりまして、もうこの問責決議案が出たと、このことに対しては私は反対、その立場で表明させていただきます。 以上で終わります。
○議長(
奥田勇議員) ほかに討論はございませんか。 19番 佐々木議員。 〔佐々木議員登壇〕
◆19番(佐々木志滿子議員) 子どもと未来の会の佐々木志滿子です。 この議第2号
阿南市議会林孝一前議長に対する問責決議案に賛成の立場から討論をいたします。 私は、昨年の議長選挙の際に林議員には投票をしていません。白紙で投票をしました。今日のことを予想までしていたわけではありませんが、問責決議案文中にあるように、議長は議長の責を担う識見、人格を持った議員がふさわしいと考えていたからです。このたびの林議員の態度、発言、それは議長にふさわしいとはとても考えられません。これからの
阿南市議会の議長の人選においては、議長の責を担える識見、人格を持った議員を、議会の代表として誇れる人を選ぶようにしていきましょう。 以上、問責決議案への賛成討論とさせていただきます。
○議長(
奥田勇議員) ほかに討論はございませんか。 これにて討論を終結いたします。 ただいま議題となっております議第2号
阿南市議会林孝一前議長に対する問責決議案についてを起立により採決いたします。 なお、起立しない議員は反対とみなします。 +++++++++++++ このときの
出席議員氏名 1番 渡 部 友 子 議 員 2番 陶 久 晃 一 議 員 3番 福 谷 美樹夫 議 員 4番 沢 本 勝 彦 議 員 5番 武 田 光 普 議 員 6番 幸 坂 孝 則 議 員 7番 広 浦 雅 俊 議 員 8番 福 島 民 雄 議 員 9番 喜 多 啓 吉 議 員 10番 保 岡 好 江 議 員 11番 藤 本 圭 議 員 12番 橋 本 幸 子 議 員 13番 平 山 正 光 議 員 14番 住 友 進 一 議 員 15番 湯 浅 隆 浩 議 員 16番 飯 田 忠 志 議 員 17番 星 加 美 保 議 員 19番 佐々木 志滿子 議 員 20番 井 坂 重 廣 議 員 21番 奥 田 勇 議 員 22番 久 米 良 久 議 員 23番 横 田 守 弘 議 員 24番 山 崎 雅 史 議 員 25番 荒 谷 みどり 議 員 26番 住 友 利 広 議 員 28番 野 村 栄 議
員 +++++++++++++
○議長(
奥田勇議員) 本件を原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
奥田勇議員) 起立多数であります。 よって、本件は原案のとおり可決されました。 議事の都合により小休いたします。 ∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝ 休憩 午後 3時15分 再開 午後 3時16分 ∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝
○議長(
奥田勇議員) 小休前に引き続き会議を開きます。 以上で今期定例会に付議されました事件は全て議了いたしました。 閉会に当たり、表原市長から御挨拶があります。 表原市長。 〔表原市長登壇〕
◎市長(表原立磨) 閉会に当たりまして、一言御礼の御挨拶を申し上げます。 今議会は、去る2日に開会いたしまして、本日まで20日間でございましたが、議員の皆様方には年末を控え何かと御多用の中にもかかわりませず、連日にわたり慎重なる御審議を賜り、提出いたしました各案件につきましては、一部お認めをいただけなかったものの、他の案件につきましては原案どおり御可決をいただき、誠にありがとうございました。 今議会の本会議並びに各委員会での御審議の過程におきまして議員各位から賜りました貴重な御意見、御提言につきましては十分検討し、今後の市政運営に生かしてまいりたいと存じております。 なお、今議会におきまして新たに選任されました奥田 勇議長、藤本 圭副議長をはじめ、各正副委員長に対しまして心からお喜びを申し上げますとともに、今後とも本市発展のために御指導、御高配を賜りますよう謹んでお願いを申し上げます。 また、林 孝一前議長、平山正光前副議長には、この1年市政の各般にわたり格別の御尽力を賜りましたことに対しまして改めて御礼を申し上げる次第でございます。ありがとうございました。 さて、この際、2点御報告をさせていただきます。 まず、第1点は、令和3年1月10日日曜日に開催を予定しておりました阿南市成人式の延期についてでございますが、本市では市内14地区での分散開催としての実施とするなど、新型
コロナウイルス感染拡大防止の対策に工夫を凝らした上での開催に向け準備を進めてまいりましたが、全国的に感染の広がりが止まらず、開催に対する不安の声が高まってまいりましたことから、新成人や関係者の皆様の安心と安全を最優先に考慮した結果、成人式を延期させていただくこととしました。 分散開催を計画した夏頃と比べますと、都心部を中心に全国各地で日々感染者が過去最高を記録するなど、状況は一変いたしております。また、予定しておりました成人式には県外から約170人の新成人が参加予定であることや、分散開催とはいえ、地区によっては100人以上の新成人が集まるなど、感染リスクが高まること、加えて県内他市が相次いで成人式の延期を決定したことなど、総合的に勘案した上で、苦渋の選択をさせていただいたものでございます。成人式を楽しみにされていた御本人はもとより、御家族の皆様の複雑なお気持ちも察するところではございますが、どうか御理解を賜りますようお願い申し上げます。 また、成人式に関わる事業者の皆様におかれましても、コロナ禍による経済的ダメージも続く中、非常に困惑されていることと拝察いたしますが、こうした事情からやむを得ない決断であったことを御理解いただきたいと存じます。 なお、延期後の日程等につきましては、現在のところ、未定でありますが、今後の感染状況などを踏まえ、関係者の声にも耳を傾けながら慎重に検討してまいりたいと考えております。 第2点目は、来年1月からの職員の時差出勤の試行についてであります。 昨年10月に発足した本市の若手職員で構成する働き方改革検討チームにおいては、未来志向での新しい市役所の構築を目指すとの熱い志を持って活発な議論等を重ねているところでありますが、このたび働きやすい市役所づくりの実現に向けた第一歩として、チームから柔軟な働き方についての提案を受け、来年1月から職員の時差出勤を試行することといたしました。 市役所は、窓口をはじめ市民の皆様に直接サービスを行う業務が主であり、人員面での課題もございますが、柔軟な働き方、ワーク・ライフ・バランスの推進を目的に、まずは職員相互の協力により、対応が可能な部署から職員の希望と職場内の調整を図った上で、試験的な運用を行うこととしました。 内容といたしましては、通常より1時間前倒しで出勤をし、その分早く退庁、または1時間遅めに出勤し、その分遅く退庁するもので、1日7時間45分の執務時間に変更はございません。 また、柔軟な働き方の取組に関連いたしますが、
新型コロナウイルス感染症の感染拡大の状況に、国及び県から各自治体に対して、年末年始における業務及び行事の見直しと併せて、職員の年末年始における休暇取得の促進に係る要請がございました。 本市におきましても、例年12月28日に行っておりました仕事納め式を今年は取りやめ、また、例年1月4日に行っておりました新年仕事始め式を、今回は1月12日に永年勤続者表彰と併せて行うことで、年末年始の時期に休暇を取得しやすくし、感染拡大防止と職員の休暇取得の促進による柔軟な働き方につなげてまいりたいと考えております。 さて、今年も残すところあと僅かとなりました。この1年は
新型コロナウイルス感染症に市民生活、地域経済が脅かされ、市民の皆様におかれましては、まさに耐え忍ぶ1年であったかと思われますが、本市のコロナ関連施策等の実施には多くの方の御協力をいただき、また、民間主導でのイベント等も開催いただきましたこと、この場をお借りいたしまして、改めて御礼を申し上げます。 また、報道関係の皆様方には、1年間連日にわたり御協力をいただき、厚く御礼を申し上げます。 結びに、来るうし年の「丑」という漢字には、5本の指を固く握り締め、束ねるという意味が込められております。ね年の本年は密が殊のほか懸念され、コロナがいまだ私たちを分断しようと忍び寄りますが、今こそ議員の皆様とも心を一つに束ねることで、長く暗い夜をしっかりと乗り越えて、光のまち阿南に明るい日の出が訪れますことを心より御祈念を申し上げまして、閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。誠にありがとうございました。
○議長(
奥田勇議員) 大変高いところからではございますが、閉会に当たりまして私からも一言御挨拶を申し上げたいと存じます。 今期定例会は、本日までの20日間の長きにわたりましたが、議事運営に対する議員皆様方の御配慮と御協力によりまして、本日全ての日程を終了し、無事閉会の運びとなりましたことに対しまして、心から厚く御礼を申し上げる次第でございます。 さて、これから寒さがますます厳しくなると思いますが、皆様方におかれましては、どうか静かな年末年始を迎えるため、
新型コロナウイルス感染症対策に努めていただくとともに、健康に御留意されますよう御祈念を申し上げまして、定例会の閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。
~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
奥田勇議員) これをもちまして令和2年
阿南市議会12月定例会を閉会いたします。 ∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝ 閉会 午後 3時28分────────────────────────────────────────地方自治法第123条の規定による署名者
阿南市議会議長 林 孝 一
阿南市議会議長 奥 田 勇
阿南市議会副議長 平 山 正 光
阿南市議会副議長 藤 本 圭 会議録署名議員 飯 田 忠 志 会議録署名議員 喜 多 啓 吉...