阿南市議会 > 2020-08-25 >
09月01日-01号

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  1. 阿南市議会 2020-08-25
    09月01日-01号


    取得元: 阿南市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-15
    令和 2年 9月定例会 ┌─────────────────────────────────────┐ │              令 和 2 年                │ │         阿南市議会9月定例会会議録(第14号)          │ └─────────────────────────────────────┘◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 阿南市告示第92号  令和2年9月阿南市議会定例会を次のとおり招集する。   令和2年8月25日                         阿南市長 表 原 立 磨 1 招集の日  令和2年9月1日 1 招集の場所 阿南市議場◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇       令和2年9月1日(火曜日)午前10時30分    開会◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇議事日程(第1号)第1 会議録署名議員の指名第2 会期の決定第3 第1号議案 阿南市ふるさと阿南応援事業基金条例の制定について 第2号議案 阿南市職員の災害派遣手当等の支給に関する条例の制定について 第3号議案 阿南市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について 第4号議案 阿南市土地開発基金条例の廃止について 第5号議案 令和2年度阿南一般会計補正予算(第8号)について 第6号議案 令和2年度阿南介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について 第7号議案 令和2年度阿南公共下水道事業会計補正予算(第1号)について 第8号議案 令和元年度阿南水道事業会計決算の認定について 第9号議案 阿南市における総合的かつ計画的な行政運営を図るための基本構想の策定について 第10号議案 阿南市土地開発公社の解散について 第11号議案 市道の路線の認定について 第12号議案 市道の路線の変更について 第13号議案 動産の買入れについて 第14号議案 動産の買入れについて 第15号議案 動産の買入れについて  ………………………………………… 報告第1号 阿南市土地開発公社経営状況の報告について   ───────────── 本日の会議に付した事件日程第1 会議録署名議員指名日程第2 会期の決定日程第3 第1号議案から第15号議案     報告第1号   +++++++++++++出席議員(28名)  1番  渡  部  友  子 議員  2番  陶  久  晃  一 議員  3番  福  谷  美 樹 夫 議員  4番  沢  本  勝  彦 議員  5番  武  田  光  普 議員  6番  幸  坂  孝  則 議員  7番  広  浦  雅  俊 議員  8番  福  島  民  雄 議員  9番  喜  多  啓  吉 議員 10番  保  岡  好  江 議員 11番  藤  本     圭 議員 12番  橋  本  幸  子 議員 13番  平  山  正  光 議員 14番  住  友  進  一 議員 15番  湯  浅  隆  浩 議員 16番  飯  田  忠  志 議員 17番  星  加  美  保 議員 18番  小  野     毅 議員 19番  佐 々 木  志 滿 子 議員 20番  井  坂  重  廣 議員 21番  奥  田     勇 議員 22番  久  米  良  久 議員 23番  横  田  守  弘 議員 24番  山  崎  雅  史 議員 25番  荒  谷  み ど り 議員 26番  住  友  利  広 議員 27番  林     孝  一 議員 28番  野  村     栄 議員   +++++++++++++欠席議員(なし)   ─────────────説明のため出席した者の職氏名 市長       表 原 立 磨 副市長      山 本 俊 也 教育長      稲 村 健 一 監査委員     鈴 木   諫 企画部長     松 内   徹 総務部長     桑 村 申一郎 危機管理部長   山 脇 雅 彦 市民部長     佐 野 雅 史 環境管理部長   富 永   悟 保健福祉部長   西 尾 和 洋 産業部長     青 木 芳 幸 建設部長     都 築 宏 基 特定事業部長   森 本 英 二 会計管理者    金 久   博 水道部長     田 村 和 彦 教育部長     長 田 浩 一 消防長      中 野 貴 裕 環境管理部理事  小 松   剛 教育部理事    岸   浩 範 秘書広報課長   吉 岡 次 男 財政課長     幸 泉 賢一郎 監査事務局長   倉 野 美 香   ─────────────議会事務局出席職員氏名 事務局長     倉 野 克 省 議事課長     岡 部 仁 史 議事課長補佐   新 田 和 美 議事課長補佐   三 河 恭 普 議事課主査    天 川   晋  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(林孝一議員) ただいまから令和2年阿南市議会9月定例会を開会いたします。  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(林孝一議員) これより本日の会議を開きます。  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(林孝一議員) この際、諸般の報告をいたします。 お手元に御配付のとおり、市長から第1号議案から第15号議案及び地方自治法の規定による報告1件が提出されておりますので、御了承をお願いいたします。 また、監査委員からは、令和2年6月から8月に実施いたしました例月出納検査の結果の写しと令和元年度阿南水道事業会計決算審査意見書を御配付いたしておりますので、御了承をお願いいたします。 以上で諸般の報告を終わります。 これより本日の日程に入ります。  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(林孝一議員) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、8番 福島議員、3番 福谷議員を指名いたします。  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(林孝一議員) 日程第2 会期の決定を議題といたします。 本件につきましては、去る8月25日に議会運営委員会を開催し、協議されておりますので、その結果について委員長の報告を求めます。 野村議会運営委員長。     〔野村議員登壇〕 ◆議会運営委員長野村栄議員) おはようございます。 議長の指名をいただきましたので、議会運営委員会の結果につきまして御報告を申し上げます。 本委員会は、去る8月25日に会議を開き、今期定例会の会期について協議いたしました。 その結果につきましては、さきに御通知申し上げたとおりでございまして、本日から18日までの18日間の会期を予定しております。 以上、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げまして、議会運営委員長の報告とさせていただきます。 ○議長(林孝一議員) お諮りいたします。 ただいま野村委員長から御報告がありましたとおり、今期定例会は本日から18日までの18日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(林孝一議員) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決しました。  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(林孝一議員) 日程第3 第1号議案から第15号議案及び報告1件を一括して議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 表原市長。     〔表原市長登壇〕 ◎市長(表原立磨) おはようございます。 本日、令和2年9月定例会を招集いたしましたところ、議員各位においては、御多用にも関わりませず御参会をいただき、誠にありがとうございます。 また、平素は市政の各般にわたり御指導、御支援を賜っておりますことに対しましても心から厚く御礼を申し上げます。 所信を述べさせていただく前に、1点御報告の上、おわびを申し上げます。 去る8月7日、本市の消防職員5人が、採取が禁止されている魚介類を密漁し、徳島海上保安部事情聴取を受けるという事案が明らかとなりました。 本事案は、漁業法及び徳島県漁業調整規則に抵触するものであり、地元漁業協同組合及び関係者の方々に多大なる御迷惑をおかけいたしましたこと、市政を預かる市長として深くおわびを申し上げます。 先般の児童クラブ運営業務委託契約に係る不適正処理事案に続き、短期間のうちに再び職員が不祥事を起こし、市政に対する信頼を大きく損なう事態となったことは誠に遺憾であり、市議会の皆様方をはじめ市民の皆様に対し重ねて深くおわびを申し上げます。 事案の判明後、直ちに緊急の部長会を開催し、公私を問わず、より高い規範意識を持って行動するよう厳しく訓示するとともに、漁業法における違反行為の概要を含めたコンプライアンス研修を行うため、全消防職員を3班に分け、現在、2班までの研修を終え、再発防止の徹底に努めているところであります。 今後、違法行為を行った職員に対しては、徳島海上保安部捜査状況等を踏まえ、厳正に対処するとともに、私自身、度重なる不祥事の発生を組織全体の問題として重く受け止め、再発防止に向けたさらなる指導監督の徹底と、市民の皆様の信頼回復に努めてまいりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、提出議案の説明に先立ち、本市の新型コロナウイルス感染症関連施策及び市政の重要施策等について申し上げます。 8月1日、本市では初となる新型コロナウイルス感染者が確認されて以降、8月5日には、介護施設において県内初となるクラスター集団感染)が発生、また、去る24日にも、カラオケ店において、飲食店では県内初となるクラスターが確認されるなど、市内における感染状況は憂慮すべき事態に立ち至っております。 こうした現状を強い危機感を持って受け止めており、去る8月28日には、本市職員が県職員と合同で市内のカラオケ店舗を巡回し、感染防止対策の徹底を呼びかけるとともに、翌29日、30日の両日は、本市の新型コロナウイルス感染症対策本部が街宣車で市内を巡回し、感染拡大防止に係る注意喚起を行ったところであります。 現時点において、市内での感染リスクをゼロに抑えることは非常に困難な状況にありますが、今後におきましても、感染予防対策に万全を尽くしてまいりますとともに、WITHコロナと言われる、コロナ禍における新しい生活様式地域社会への定着、段階的な地域経済活動レベルの引上げに向け、可能な限りの対策に全力で取り組んでまいります。 特に、本市の目抜き通りである富岡商店街を含め市内各地の商店街は、新型コロナウイルス感染拡大によりまさに明かりの消えた状態となっております。 そこで、地元富岡商店街協同組合が、新しい生活様式の下、にぎわいの復活の第一歩として取り組むプロジェクトを、予備費を活用し、緊急的に支援してまいりたいと考えております。明かりの消えたまちに再び火をともすとの熱意に、市としてもしっかり応えてまいりたいと考えておりますので、議員各位の御理解を賜りますようお願い申し上げます。 また、6月議会、そして8月6日の臨時会に引き続き、今議会におきましても、阿南市版コロナ関連予算第三弾、感染症にも強いしなやかな地域をつくる未来構想予算として、次に述べます5つの施策を実施してまいります。 まず、第1点目は、感染症等に対応した避難所整備についてであります。 本市では、避難所における3密を回避した衛生対策の徹底について、避難所における感染症対策基準を策定するとともに、災害避難所用間仕切り、防護服、防護キャップ等の整備を行っているところであります。 今回、避難所における新型コロナウイルス感染症へのさらなる対応といたしまして、大規模災害発生時に3密を避ける観点から、屋外でも避難生活が送れるよう、野外で使用可能なテントや簡易トイレ等を整備いたします。 また、併せて、体育館など空調設備が整っていない施設用にスポットクーラーやサーキュレーター、ストーブなどを購入し、熱中症対策、冬場の寒さ対策にも配慮した避難所環境整備を図ってまいります。 2点目は、職員の感染を想定した分散業務体制についてであります。 万一市職員において新型コロナウイルス感染者が発生、または濃厚接触者が確認された場合での住民サービス業務等事業継続への対応として、分散業務が行える環境を整えてまいります。 具体的には、那賀川・羽ノ浦両支所と市内14か所の公民館等業務用パソコンが使用可能なセキュリティー対策を講じたネットワークを整備し、コロナ禍が深刻化した状況にも対応できる業務体制を構築いたします。 3点目といたしまして、小中学校の情報教育設備整備についてであります。 GIGAスクール構想の実現に向けた施策として、5月下旬より高速大容量の校内通信ネットワーク整備工事を進めておりますが、これに合わせ、児童・生徒1人1台のタブレット型情報端末を整備いたします。 また、タブレットを有効に活用するためのソフトウエアや教師用のタブレット型情報端末等の整備に加え、インターネット通信環境が整っていない御家庭への貸出用として、モバイルWi-Fiルーターを購入することにより、学校が再び臨時休業をせざるを得ない状況になったとしても、オンライン学習が可能な環境整備を図ってまいります。 4点目は、市立公園の3密防止対策についてであります。 子供たちをはじめ市民の皆様が、コロナ禍においても身近な場所で安心して快適に過ごすことができるよう、選定した市内4公園の遊具等の施設整備を行うとともに、市内の代表的な公園を広く周知する案内看板を設置し、市ホームページ等で周知することにより、利用者の分散化を図り、3密対策を施した新型コロナ対応公園整備を進めてまいります。 5点目は、子育て応援地域商品券給付事業についてであります。 国民1人につき一律10万円を支給する国の特別定額給付金の対象外となりました令和2年4月28日以降に出生した新生児に対し、本年12月31日生まれまでを対象に、新生児の父または母の子育てを応援するため、本市独自に新生児1人につき7万5,000円分の地域商品券を支給することといたします。 申請の受付を10月20日から開始し、この地域商品券を御利用いただくことにより、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、売上げが大きく減少した阿南市内事業者支援による地域経済活性化にもつなげてまいりたいと考えております。 以上、今議会に予算案として提案させていただいております新型コロナウイルス対策予算について御説明させていただきましたが、市内でも感染拡大の様相を呈している新型コロナウイルスの対応に関しましては、状況は時々刻々と変化をしており、対策にこれで十分というものはないと厳しい認識を持っております。 今後とも、議会の御理解と御支援をいただきつつ、感染予防対策のさらなる強化と地域経済の再生、活性化を含めた新しい生活様式確立の両面から打つべき手は全て打つとの思いで市民の皆様の声をしっかりと受け止め、必要に応じ、第4弾、第5弾も講じてまいりたいと考えております。 特に、感染予防拡大防止については、行政の取組はもとより、市民の皆様、そして事業者の方々、全ての皆様の感染予防の心がけが何よりも重要であります。市民の皆様におかれましては、お一人お一人が日々の暮らしの中で感染予防の取組を徹底いただきますとともに、歌唱を伴う飲食店をはじめとした事業所におきましては、業種別感染予防ガイドラインに基づき、万全の感染予防対策をお取りいただきますよう重ねてお願い申し上げます。 今後も、市内での感染拡大については予断を許さない緊迫した状況にあるとの強い危機感を持ち、私をはじめ職員一丸となって新型コロナウイルスへの対策に取り組んでまいりますので、議員各位の引き続きの御理解と御協力をお願い申し上げます。 次に、阿南市総合計画の策定についてであります。 本年6月定例会におきましてお示しをさせていただきました基本構想(骨子案)を基に、阿南市総合計画審議会委員の皆様をはじめ、市民各層から多くの御意見、御提言をいただき、このたび阿南市総合計画基本構想を取りまとめ、本定例会に議案として御提出をさせていただいております。 基本構想は、本市が総合的かつ計画的な行政運営を進めていくための長期的なまちづくりの指針となるものであり、目指すべき将来都市像を描き、それを実現するための政策の大綱を示すものであります。 計画期間は2021年度から2028年度までの8年間とし、2060年の阿南市の姿をイメージした長期ビジョンの下、2028年に向けたまちづくりの視点に基づき、8年後の都市像を「多様な産業が咲き誇る 生涯チャレンジ都市 阿南」と定め、その実現に向けた基本政策を体系的にお示ししております。 また、国連で採択された持続可能な開発目標SDGs)の理念を取り入れ、各種施策の展開を通じて、SDGsのスローガンである誰一人取り残さない社会の実現に向け、地域課題の解決に取り組んでいくことを打ち出しております。 この基本構想を具現化していくための施策や事務事業につきましては、今後、策定する基本計画及び実施計画の中で位置づけることといたしており、令和3年度から新たな阿南市総合計画をスタートさせてまいりたいと考えております。 次に、阿南版事業仕分けについてであります。 本年度から試行的に取り組む阿南版事業仕分けにつきましては、11月8日日曜日の実施に向け、現在、鋭意準備を進めております。 去る7月1日には、市の職員を対象とした研修を実施し、私を含め約140人が事業評価の必要性や先進地の取組などを学び、事業仕分けの考え方について理解を深めたところであります。 また、実施方法などを定めた要領を策定し、これに基づき、対象事業の選定や市民判定人の募集を行っているところであります。 特に、事業仕分けの大きなポイントとなる対象事業の選定につきましては、事業費がおおむね200万円以上で、3年度以上の実績のある事業を対象に、各課において選出した事業の中から、市民生活市民活動等に関わりの深い事業、あるいは市民の認知度や関心度の高いと思われる事業との観点から、約20事業まで絞り込みを行ったところであります。 また、公開の場で議論される市の事業に対し意見をいただく市民判定人につきましては、8月中旬に無作為で抽出した18歳から79歳までの700人の市民の皆様に募集案内を送付し、現在、応募を受け付けており、9月中旬に決定する予定といたしております。 今後におきましては、20事業からさらなる絞り込みを行い、対象事業を決定するとともに、9月下旬には、市民判定人を対象とした事前研修会を開催する予定としております。 新たな試みである阿南版事業仕分けが、市民の皆様の市政運営に対する関心を高めるという所期の目的を果たすことができるよう、しっかりと準備を進め、本番に臨んでまいります。 次に、行財政改革についてであります。 去る7月31日、令和2年度阿南行財政改革懇話会を開催し、平成29年度からの5か年を推進期間とする第5次行財政改革推進大綱取組実績等について御審議を賜りました。 委員の皆様からは、令和元年度の取組実績については、おおむね計画的に進んでいるとの評価をいただく一方、重点目標に掲げております民間委託等の検討・推進につきましては、十分な成果が上がっていないとの厳しい御意見を数多くいただいたところであります。 具体的な一例では、学校給食調理民間委託等の検討について、委員から、参考となる他市の取組状況民間活力の活用という視点の大切さなどについて御意見をいただき、懇話会の総括では、「民間活力の活用は非常に重要な事項であると捉えている。民間委託等を進めることで、行政サービスにおけるコスト削減効果や質の向上など市民目線に立った効率的な運営が必要である。」との御提言をいただいております。 今後は、こうした市民目線での貴重な御意見を真摯に受け止め、具体の成果をしっかりと積み上げていくよう、取組を強化してまいりたいと考えております。 一方、長期的かつ持続可能性の観点から、また、本市の強みを生かしたコスト縮減策として、新たに市道照明灯公園照明灯LED化に取り組んでまいります。 現在、本市には、道路・公園照明灯として約300基の水銀灯及びナトリウム灯が設置されており、その電気料金は年間約650万円と大きな費用負担となっております。 この水銀灯及びナトリウム灯LED化することにより、年間約300万円の電気料金が削減できるものと見込んでおります。 具体的な整備手法といたしましては、まず民間事業者と10年間のリース契約を行った上で、現在の照明灯をLEDに交換いたします。この契約は、期間内におけるメンテナンス費を含んでおり、契約金以外の費用は発生せず、契約期間終了後は照明灯の所有権が本市に譲渡されますので、整備費及び補修費等の平準化が図られることとなります。 今後とも、こうした創意工夫を凝らした取組を各部門で展開し、効率的で効果的な行財政改革について全庁挙げて積極的に推進してまいります。 次に、東京事務所の閉鎖についてであります。 東京事務所は、平成24年5月の開設以来8年半、国の政策に関する情報収集や観光・物産のPR活動人的交流拠点づくり等の活動を行ってまいりました。 一方で、首都圏での常設事務所の開設、運営には年間約1,500万円の経費を要していたところであり、最少投資で最大の効果を上げるとの基本姿勢に立ち、来る9月末をもって閉鎖をいたします。 東京事務所閉鎖後は、東京事務所が取り組んできたネットワーク機能関係機関との交流などを最大限継承し、未来にわたって阿南に生かせるよう、今年度企画部内に新しく設置いたしましたふるさと未来課におきまして、関係人口の創出・拡大、地域振興及び移住・定住に関する事務を一体化、戦略的にマネジメントし、有機的な地方創生関連施策に取り組んでまいります。 次に、阿南市版ふるさと納税についてであります。 ふるさと納税を活用し、地域産業の振興、環境保全関係人口の創出・深化等につなげる阿南市版ふるさと納税を本年10月からスタートいたします。 この阿南市版ふるさと納税は、行政、地域住民関係人口等とともに、環境に配慮した社会づくりに取り組む事業者を認定登録した上で、返礼品の取扱事業者とすることで、持続可能な社会づくりに参画する事業者に対して、ふるさと納税制度を介して支援していく仕組みとしており、阿南市オリジナルの制度運用方法としております。 この阿南市版ふるさと納税を強力に推進することで、新たな自主財源の確保はもとより、市及び事業者のブランディング、エシカル消費に対する意識の醸成等にもつなげてまいります。 次に、2歳児の保育料無償化についてであります。 昨年10月から、国による3歳児から5歳児の幼児教育保育無償化が実施されておりますが、本市では、さらなる支援策として、本年10月から2歳児の保育料無償化を実現いたします。将来の阿南市を担う子供たちに対し、未来への投資として子育て世帯を支援していくものであり、今後におきましても、より一層充実した子育て環境の整備に取り組んでまいります。 次に、災害への日頃からの備えに関して、2点御報告を申し上げます。 第1点目は、豪雨災害を受けた熊本県に対する被災地支援についてであります。 7月上旬、熊本県を中心に、九州や中部・東北地方などを襲った令和2年7月豪雨は、多くの人命を奪うとともに、家屋、ライフライン、さらには地域産業に甚大な被害をもたらしました。被害に遭われました皆様方に対して、衷心よりお見舞い申し上げる次第でございます。 本県においては、熊本県からの支援要請を受け、徳島県保健師チームが編成され、本市からも保健センターの保健師1名が第5陣のメンバーとして、7月19日から23日までの5日間、特に被害の大きかった熊本県芦北町にて支援活動を行いました。 現地では、被災者への家庭訪問や健康調査等に従事し、被災者に寄り添った精力的な活動を行うとともに、新型コロナウイルス感染が危惧される中での被災者支援という貴重な経験を積んだところであり、帰任後は、本市保健師に対し、自身の体験に基づく研修を行い、被災地で学んだ知識や情報の共有を図るなど、今後の本市における災害対応に向けて貴重な経験を得たところであります。 第2点は、大規模災害発生時における緊急車両等の一時避難場所に関する協定についてであります。 本市では、地元企業の皆様に御協力をいただき、大規模災害発生時の支援体制を構築しているところでありますが、このたび王子木材緑化株式会社富岡営業所様に御賛同をいただき、去る8月7日、大規模災害発生時における緊急車両等の一時避難場所に関する協定を締結いたしました。 この協定は、四国沿岸海域を震源とする連動地震の危険性が高まり、気象庁から南海トラフ地震臨時情報が発表された場合に、消防本部の大型消防車約4台分の一時避難場所をあらかじめ確保するものであり、畭町新はりの王子木材緑化様所有旧木材置場の使用を御快諾いただいております。 この協定によりまして、大規模地震発生時の初動対応となります庁舎及び周辺道路の被害確認や救急車などの車両避難を行う上で、より迅速に対応することが可能となり、消防力の維持向上に大きく寄与するものと考えております。 御賛同をいただきました王子木材緑化株式会社富岡営業所様には、改めて御礼を申し上げる次第であります。 続きまして、今議会に提出させていただきました議案につきまして御説明を申し上げます。 今回提出させていただきました案件は、条例案4件、補正予算案3件、決算の認定案1件、その他の案件7件の計15件及び報告1件であります。ただいまからその概要と提案理由の御説明を申し上げます。 第1号議案 阿南市ふるさと阿南応援事業基金条例の制定につきましては、先ほど御説明いたしましたふるさ納税に係る寄附金を一旦積み立てるために基金を設置する必要があることから、条例の制定をしようとするものであります。 第2号議案 阿南市職員の災害派遣手当等の支給に関する条例の制定は、国内での大規模災害の発生及び新型コロナウイルス感染症拡大の状況に鑑み、市の区域が被災し、その災害応急対策、災害復旧等のために、他の地方公共団体から職員派遣を受けた場合において、当該職員に対し災害派遣手当等を支給する措置を講じておく必要があるため、条例の制定をしようとするものであります。 第3号議案 阿南市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正につきましては、新型コロナウイルス感染症の病原体に汚染されている区域等において、感染症の患者等に接して行う診察、看護及び搬送業務等の危険性等を考慮し、現行の感染症防疫作業従事職員の特殊勤務手当に代えて、その特例の措置を講ずる必要があるため、条例の改正をしようとするものであります。 第4号議案 阿南市土地開発基金条例の廃止につきましては、長引く地価の低迷により、土地開発基金による公共用地等を先行取得する経済的な必要性が消失し、基金を存続する理由がないことから、条例の廃止をしようとするものであります。 第5号議案 令和2年度南市一般会計補正予算(第8号)につきましては、さきに御説明させていただきました国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を効果的に活用した感染予防対策の強化、地域経済の再生に係る施策に要する経費をはじめ、事務事業の執行に係る必要額を補正するもので、歳入歳出それぞれ7億250万円を追加し、予算の総額を403億6,760万円にしようとするものであります。 第6号議案 令和2年度阿南介護保険事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、介護保険システム改修に係る委託料などの補正により、歳入歳出それぞれ1億2,332万8,000円を追加し、予算の総額を86億3,132万8,000円にしようとするものであります。 第7号議案 令和2年度阿南公共下水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、収益的収入及び支出では、令和元年度の決算見込みにより固定資産評価額、減価償却費及び長期前受金戻入が判明し、予算を補正する必要があるため、83万2,000円を減額し、資本的支出では、人事異動による人件費647万5,000円を増額補正いたします。 第8号議案 令和元年度阿南水道事業会計決算の認定につきましては、令和元年度阿南水道事業会計決算について、地方公営企業法の規定により議会の認定を求めるものであります。 第9号議案 阿南市における総合的かつ計画的な行政運営を図るための基本構想の策定につきましては、地方自治法第96条第2項の規定による議会の議決すべき事件に関する条例の規定により、阿南市における総合的かつ計画的な行政運営を図るための基本構想の策定について、議会の議決を求めるものであります。 第10号議案 阿南市土地開発公社の解散につきましては、長引く地価の低迷により、公共用地等を市に代わって先行取得する経済的な必要性が消失し、公社が果たすべき役割を終えたこと等を踏まえ、土地開発公社を解散することとしたので、公有地の拡大の推進に関する法律第22条第1項の規定により議会の議決を求めるものであります。 第11号議案 市道の路線の認定につきましては、都市計画法に基づく開発道路、地域の利便性の向上に寄与する道路など、岩脇阿千田線ほか4路線について市道として維持管理をするため、道路法の規定により議会の議決を求めるものであります。 第12号議案 市道の路線の変更につきましては、市道正境線の現在の終点を農道の改修に伴い農免道路熊三線に接道させる変更を行うことを、道路法の規定により議会の議決を求めるものであります。 第13号議案 動産の買入れにつきましては、阿南市消防団富岡分団第6班及び中野島分団第1班に配備している消防ポンプ自動車について、最新鋭の装備を備えた車両に更新するものであります。 去る6月22日に特殊車両を扱う11社による指名競争入札を行い、株式会社藤島が3,196万1,500円で落札しましたので、購入契約を締結いたしたく、地方自治法の規定により議会の議決を求めるものであります。 第14号議案 動産の買入れにつきましては、GIGAスクール構想に基づき、児童・生徒1人1台の端末を購入するものであります。 購入に際しては、文部科学省が都道府県単位を基本とした県、市町村の共同調達を推奨していることから、徳島県においても、県が市町村の調達分と合わせて一般競争入札を行い、その後、落札者と個別に各市町村が随意契約を行うこととしており、今回、県の入札結果に基づき随意契約を締結するものであります。 去る8月24日、徳島県による入札の結果、四国通建株式会社徳島支店が2億2,312万1,250円で落札しましたので、地方自治法の規定により議会の議決を求めるものでございます。 第15号議案 動産の買入れにつきましては、国が示すGIGAスクール構想に基づく公立学校情報通信ネットワーク環境施設整備費補助金を活用し、児童・生徒の端末を収納・充電できる保管庫を購入するもので、去る8月24日に指名競争入札に付しましたところ、株式会社金剛阿南営業所が5,226万5,840円で落札しましたので、購入契約を締結いたしたく、地方自治法の規定により議会の議決を求めるものであります。 報告第1号 阿南市土地開発公社経営状況の報告につきましては、令和元年度事業の阿南市土地開発公社の事業報告及び決算状況について、地方自治法の規定により議会に報告するものであります。 なお、令和元年度阿南市一般会計歳入歳出決算の認定及び令和元年度18の特別会計歳入歳出決算の認定並びに人権擁護委員の候補者の推薦につきましては、後日追加提案をさせていただき、御審議をお願いしたく存じますので、御承認を賜りますようお願い申し上げます。 以上、御提案申し上げました議案並びに報告の概要について御説明を申し上げましたが、説明が不十分な点も多いかと存じておりますので、今後の御審議を通じまして御説明並びに御質問にお答え申し上げたいと存じます。何とぞ十分な御審議を賜り、原案どおり御承認賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の御説明に代えさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(林孝一議員) 以上で提案理由の説明が終了いたしました。 続きまして、第8号議案 令和元年度阿南水道事業会計決算の認定について、監査委員の報告を求めます。 鈴木監査委員。    〔鈴木監査委員登壇〕 ◎監査委員(鈴木諫) 議長の御指名をいただきましたので、監査委員を代表いたしまして、令和元年度阿南水道事業会計決算審査の結果を御報告申し上げます。 関係法令の規定により提出されました決算書、附属書類及び関係諸帳簿等につきまして、去る6月1日から7月31日にかけ、古山委員、住友委員とともに審査をいたしました。 審査した限りにおきまして、決算その他関係書類が法令に適合し、かつ正確であることが認められたものであります。 詳細につきましては、お手元の決算審査意見書のとおりでありますので、その概要を申し上げます。 総収益は16億777万6,000円で、前年度に比べ1,827万円の減となっております。これは、営業収益が1,812万4,000円、営業外収益が13万円それぞれ減少したことなどによるものであります。 総費用は12億4,118万1,000円で、前年度に比べ3,263万1,000円の減となっております。これは、営業費用が1,243万2,000円、営業外費用が1,702万7,000円、特別損失が317万2,000円それぞれ減少したことによるものであります。 総収益から総費用を差し引いた収支差引き額3億6,659万6,000円が純利益となっております。 一方、給水収益における不納欠損額は、前年度に比べ87万5,000円の減、未収金は591万3,000円の増となっております。 事業収益の根幹となる水道料金につきましては、未収金の早期回収に努められ、適切な債権管理による収益の確保とともに、経営基盤の強化と財政マネジメントの向上に取り組み、安心・安全でおいしい水を安定的かつ持続的に供給できるよう、効率的な経営を望むものであります。 以上をもちまして報告といたします。 ○議長(林孝一議員) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 次回は8日に会議を開き、市政に対する一般質問を行います。御協力よろしくお願いいたします。   ∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝    散会 午前11時21分...