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03月25日-05号

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  1. 阿南市議会 2020-03-25
    03月25日-05号


    取得元: 阿南市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-15
    令和 2年 3月定例会 ┌─────────────────────────────────────┐ │              令 和 2 年                │ │         阿南市議会3月定例会会議録(第5号)          │ └─────────────────────────────────────┘◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇        令和2年3月25日(水曜日)午前10時    開議◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇議事日程(第5号)第1 第1号議案から第54号議案   議第1号第2 第55号議案 令和元年度阿南市一般会計補正予算(第6号)について第3 第56号議案 固定資産評価審査委員会委員の選任について 第57号議案 固定資産評価審査委員会委員の選任について 諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦について 諮問第2号 人権擁護委員の候補者の推薦について 諮問第3号 人権擁護委員の候補者の推薦について 諮問第4号 人権擁護委員の候補者の推薦について第4 閉会中の継続調査   ───────────── 本日の会議に付した事件日程第1 第1号議案から第54号議案     議第1号日程第2 第55号議案日程第3 第56号議案及び第57号議案     諮問第1号から諮問第4号日程第4 閉会中の継続調査   +++++++++++++出席議員(28名)  1番  陶  久  晃  一 議員  2番  福  谷  美 樹 夫 議員  3番  広  浦  雅  俊 議員  4番  福  島  民  雄 議員  5番  沢  本  勝  彦 議員  6番  武  田  光  普 議員  7番  幸  坂  孝  則 議員  8番  湯  浅  隆  浩 議員  9番  渡  部  友  子 議員 10番  保  岡  好  江 議員 11番  藤  本     圭 議員 12番  橋  本  幸  子 議員 13番  喜  多  啓  吉 議員 14番  平  山  正  光 議員 15番  住  友  進  一 議員 16番  飯  田  忠  志 議員 17番  星  加  美  保 議員 18番  小  野     毅 議員 19番  佐 々 木  志 滿 子 議員 20番  井  坂  重  廣 議員 21番  奥  田     勇 議員 22番  住  友  利  広 議員 23番  久  米  良  久 議員 24番  横  田  守  弘 議員 25番  山  崎  雅  史 議員 26番  荒  谷  み ど り 議員 27番  林     孝  一 議員 28番  野  村     栄 議員   +++++++++++++欠席議員(なし)   ─────────────説明のため出席した者の職氏名 市長       表 原 立 磨 副市長      山 本 俊 也 教育長      稲 村 健 一 監査委員     古 山   茂 企画部長     米 田   勉 総務部長     桑 村 申一郎 危機管理部長   山 脇 雅 彦 市民部長     長 田 浩 一 環境管理部長   富 永   悟 保健福祉部長   倉 野 克 省 産業部長     青 木 芳 幸 建設部長     都 築 宏 基 特定事業部長   森 本 英 二 会計管理者    大 川 富士夫 水道部長     田 村 和 彦 教育部長     松 内   徹 消防長      奥 田 長 次 環境管理部理事  小 松   剛 教育部理事    岸   浩 範 秘書広報課長   吉 岡 次 男 財政課長     幸 泉 賢一郎   ………………………………… 消防署長     山 田   徹   ─────────────議会事務局出席職員氏名 事務局長     細 川 博 史 議事課長     岡 部 仁 史 議事課長補佐   新 田 和 美 議事課長補佐   三 河 恭 普 議事課主査    天 川   晋  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(林孝一議員) これより本日の会議を開きます。  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(林孝一議員) この際、諸般の報告をいたします。 お手元に配付のとおり、市長から追加議案7件が提出されております。 次に、監査委員から、令和元年度定期監査結果報告書の提出がありましたので、配付いたしておりますので、御了承をお願いいたします。 以上で諸般の報告を終わります。 直ちに本日の日程に入ります。  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(林孝一議員) 日程第1 第1号議案から第54号議案及び議第1号の計55件を一括して議題といたします。 以上の各件について委員長の報告を求めます。 建設委員長 沢本議員。     〔沢本議員登壇〕 ◆建設委員長沢本勝彦議員) 議長の指名がございましたので、建設委員会の審査結果につきまして御報告を申し上げます。 本委員会は、12日に会議を開き、付託されました市長提出議案10件につきまして慎重に審査を行いました。 その結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。 以下、審査過程でありました主な質疑、意見等の内容を御報告申し上げます。 まず、第5号議案 阿南市空家等対策協議会設置条例の制定についてであります。 委員から、対策協議会の内容及びメンバー構成等について質疑がありました。 理事者からは、これまでの対策に加えて、計画的に空き家対策を進めるために空家等対策計画を策定し、市民、民間団体、行政が連携した対策を総合的に講じるための協議を行う。また、委員構成は、市長、市議会議員宅地建物取引士及び学識経験者など15人以内、年3回程度の協議を行う予定であるとの答弁がありました。 また、委員から、特定空家に該当する空き家の戸数について質疑がありました。 理事者からは、実態調査の結果、本市の空き家数は1,343戸で、そのうち老朽化が激しく、隣接地及び前面道路への危険性があると評価された空き家が141戸あるとの答弁がありました。 また、委員から、対策協議会でしっかり議論を進めて、市民生活に悪影響がない最善の方法で対応をお願いしたいとの要望がありました。 次に、第6号議案 阿南市公共下水道区域外流入分担金条例の制定についてであります。 委員から、下水道区域、工事費及び分担金等について質疑がありました。 理事者からは、富岡浄化センター処理区域は富岡町の一部を除く地域で、処理能力は1日当たり最大2,600立方メートル、1日平均の流入量は約650立方メートルであり、処理能力に余裕があることから、富岡町から七見町にある終末処理場までの隣接する土地の所有者から、処理区域外から発生した汚水を自己負担で公共下水道に接続していただくとともに、区域外流入に係る分担金等を納めていただき、公共下水道事業に要する費用の一部に充てるとの答弁がありました。 次に、第19号議案 阿南市営住宅条例の一部改正についてであります。 委員から、市営住宅の前年度の滞納金額について質疑がありました。 理事者からは、平成30年度現年の滞納額は1,341万8,900円との答弁がありました。 また、委員から、保証人制度は一定の滞納の抑止力効果があると思うが、保証人制度を廃止した場合、滞納額が増加するおそれはないのかとの質疑がありました。 理事者からは、連帯保証人の義務づけを廃止することにより、滞納家賃の支払い等に影響を及ぼすことは懸念されるが、担当課としては、督促の強化や比較的少額な金銭債権は簡易な手続で迅速かつ効果的な少額訴訟を検討するなど、滞納家賃の解消により一層努めてまいりたいとの答弁がありました。 また、委員から、滞納家賃の解消に向けて細やかな収納業務に努めていただきたいとの要望がありました。 次に、第28号議案 令和2年度阿南市一般会計予算(関係部分)についてであります。 委員から、交通安全施設整備事業カーブミラー設置基準等について質疑がありました。 理事者からは、カーブミラーの設置基準は、まず市道から国道、県道、市道へ通じる見通しの悪い交差点、次に市道の曲線部分やカーブが多い場所、次に小中学校が指定した通学路の安全施設、次に公共施設から市道への出入り口の安全施設、最後に5戸以上の団地形成された国道、県道、市道への出入り口など5つの基準のほか、交通事故等が多発している箇所に設置しているとの答弁がありました。 また、他の委員から、特定事業推進費の旅費等324万円の内容について質疑がありました。 理事者からは、阿南市高規格道路等建設促進期成同盟会に支出していた事業活動補助金を令和2年度より廃止し、阿南商工会議所が担当していた事務局を特定事業推進課へ移すとともに、これまでの補助金相当額委員報酬や旅費等を新たに予算計上するもので、これまでどおり中央省庁、四国地方整備局及び徳島県に対する要望活動の費用であるとの答弁がありました。 次に、第51号議案 都市公園を設置すべき区域の決定についてであります。 委員から、都市公園を設置すべき区域の決定内容について質疑がありました。 理事者からは、昨年度、環境管理課クリーンピュア地域振興対策事業により阿南西部公園に隣接する土地を購入しており、大型バス及び車椅子使用者の駐車場の増設を行うので、環境管理課と協議の上、公園区域として拡張することで、公園利用者の利便性の向上と将来的に利活用が見込めることなどから、区域の決定を行うとの答弁がありました。 次に、第54号議案 大浦ポンプ場ポンプ設備工事の請負契約の変更請負契約についてであります。 委員から、少し工期がおくれているようだが、ポンプ場の供用開始の時期について質疑がありました。 理事者からは、当初、本年3月末をめどに進めていたが、土木設備工事等の工程調整などに不測の日数を要したことから、本年6月末を新たな供用開始時期と定め、鋭意進めているとの答弁がありました。 以上が審査過程における主な質疑、意見等の内容でございますが、他の議案につきましては特に質疑なく、可決すべきものと決しましたことを御報告申し上げまして、建設委員長の報告とさせていただきます。 ○議長(林孝一議員) 次に、産業経済委員長 藤本議員。     〔藤本議員登壇〕 ◆産業経済委員長藤本圭議員) 議長の御指名がございましたので、産業経済委員会の審査結果につきまして御報告を申し上げます。 本委員会は、16日に会議を開き、付託されました市長提出議案5件につきまして慎重に審査を行いました。 その結果、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。 以下、審査過程でありました主な質疑、意見の内容を御報告申し上げます。 まず、第28号議案 令和2年度阿南市一般会計予算の関係部分についてであります。 委員から、農林水産業費農業振興費に計上されている地域農業振興事業補助金3,342万5,000円について、平成31年度に比べ予算額が大きく増加していることから、事業内容と予算額の増加理由について質疑がありました。 理事者からは、県単独事業であり、企画提案型と政策推進型の2種類がある。平成31年度事業としては研修用施設の1件のみであったが、令和2年度事業については農業用機械導入が2件、施設整備が2件の計4件の応募があり、それに対応するため、予算額が大きく増加しているとの答弁がありました。 次に、第40号議案 令和2年度阿南市羽ノ浦農業集落排水事業特別会計予算についてであります。 委員から、処理施設の全体の計画戸数と現在の加入戸数について質疑がありました。 理事者からは、計画戸数と処理人口は827戸、4,295人であり、現在の加入戸数と処理人口は974戸、4,040人であるとの答弁がありました。 これを受けて、委員からは、宅地開発が進み、今後、処理施設に接続できなくなる可能性について質疑がありました。 理事者からは、現時点において処理施設の容量は既に限界に達しているため、新たな接続ができない状況となっており、現在、宅地開発をしている方には、小型合併処理浄化槽の補助金を活用し、設置していただくようお願いしているとの答弁がありました。 委員からは、その地域のほとんどの方が処理施設を使用し、一部の方が小型合併処理浄化槽を使用するというのはさまざまな問題が提起されてくると思うが、地域間での維持管理費等公平性を保ち、適正な運営に努めていただきたいとの要望がありました。 次に、第52号議案 公有水面の埋立てについてであります。 委員から、市費の負担について質疑があり、理事者からは、市費の負担はなく、国費と県費の負担のみであるとの答弁がありました。 また、委員からは、椿泊町の道幅は非常に狭く、車の通行も困難な状況にあるので、地元の方との調整を十分に行い、県と協力しながら、工事の早期完成を目指してほしいとの要望がありました。 以上、審査過程で出された主な質疑、意見等の内容について御報告を申し上げまして、産業経済委員長の報告といたします。 ○議長(林孝一議員) 次に、文教厚生委員長 星加議員。     〔星加議員登壇〕 ◆文教厚生委員長星加美保議員) 議長の指名がございましたので、文教厚生委員会の審査結果につきまして御報告を申し上げます。 本委員会は、19日に会議を開き、付託されました市長提出議案32件につきまして、慎重に審査を行いました。 その結果、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。 以下、審査過程における主な質疑、意見等の内容について御報告を申し上げます。 まず、第2号議案 阿南市学校給食費に関する条例の制定についてであります。 委員から、地方公共団体学校給食費の徴収、管理を行うことが適切であると国のガイドラインに示されているが、現状として学校のクラスの担任など、教員がその役割を担っていると見受けられる。教員の業務負担軽減のために本市としてどう取り組むのかとの質疑があり、理事者からは、給食費の徴収及び管理業務の全てを市が担うためには、担当する職員の増員や新たなシステムの導入など、体制の整備が必要となる。他市の状況などを参考にしながら検討していきたいとの答弁がありました。 この答弁を受けて、委員から、給食費の徴収に関して教員の方は多大な負担を担っていると思われる。水道料金など既にあるシステムを参考にして、一日も早く公会計化できるよう努力していただきたいとの要望がありました。 次に、第28号議案 令和2年度阿南市一般会計予算の本委員会に関係する部分についてであります。 委員から、児童福祉費のうち、10月から実施する2歳児の保育料の完全無償化について、新型コロナウイルスによる経済の落ち込みがどれほどになるかわからない。来年度の税収は大きく減少することが予想されるので、10月からの実施については一旦立ちどまって、再度検討してはどうかとの質疑がありました。 理事者からは、既存事業の見直しを行い、財源の確保に努め、無償化を進めていくが、全国的な新型コロナウイルスの蔓延による経済状況や景気の動向に鑑み、今後の社会情勢等を考慮しながら進めていきたいと答弁がありました。 また、他の委員から、清掃費のうち、電算システム保守委託料のあなんごみ分別アプリの内容と利用状況について質疑がありました。 理事者からは、あなんごみ分別アプリは、スマートフォンなどで住んでいる地域のごみ収集日などが簡単に確認でき、アラート機能による出し忘れ防止やごみの分別辞典による品目ごとの出し方、また、台風等の悪天候でのごみ収集の状況や対応等についてリアルタイムに情報を発信することができるサービスで、3月17日現在で3,461件の登録があるとの答弁がありました。 その答弁を受けて、委員から、今後、スマートフォンの普及とともに利用者もふえてくることが考えられることから、さらなるアプリの展開をお願いしたいとの要望がありました。 また、他の委員から、保健体育費のうち、給食センター費に含まれているアレルギー対応に関する予算内訳とスケジュールについて質疑があり、理事者からは、アレルギー対応に関する予算は368万2,000円で、その内訳として、食物アレルギー用の配食容器の購入代130万円とアレルギー対応に当たる会計年度任用職員の栄養士の賃金等で238万2,000円を計上している。新年度には保護者に対するアレルギーに関する調査の実施、また、アレルギーを有する児童・生徒の人数や対応食の希望等の確認を行い、保護者と給食センターと3者による面談、協議を行った上、実施していくことになるが、児童・生徒の安全を最優先に、マニュアルに基づいた実施体制により対応していきたいとの答弁がありました。 次に、第36号議案 令和2年度阿南市伊島地区生活排水処理事業特別会計予算についてであります。 委員から、コミュニティープラントの老朽化がかなり進んでいるが、予算計上している修繕料で十分対応できるのかとの質疑があり、理事者からは、修繕料の内訳として、マンホールポンプの修理や施設内の機械及び電気設備の修繕、計器類等の修繕として250万円計上している。18年が経過し、修繕が毎年多い状態にあるが、施設がとまることがないよう、注視しながら対応していきたいとの答弁がありました。 この答弁を受けて、他の委員から、次の修繕時期がいつになるかを明らかにするようなスケジュール管理をしっかりとお願いしたいとの要望がありました。 次に、第49号議案 指定管理者の指定についてであります。 委員から、平成29年度と平成30年度における文化会館情報文化センターの施設の稼働率の推移について質疑がありました。 理事者からは、文化会館の稼働率は平成29年度が29.6%、平成30年度が35.5%で、情報文化センターは平成29年度が46.1%、平成30年度が48.1%となっており、平成30年度の数値と市が直営で運営していた平成28年度の数値を比べると、文化会館で10.2ポイント、情報文化センターで21.6ポイント増加している。その理由として、指定管理者になり、各館が主催する自主事業や今まで利用されたことのない方の利用が増加していることなどが考えられるとの答弁がありました。 さらに、委員から、指定管理の期間を3年から5年に変更した経緯について質疑がありました。 理事者からは、本市の指定管理者制度導入方針では原則3年となっているが、施設の専門性から人材育成に期間を要するとの理由で5年以内で指定の期間を定めることができると規定されている。指定管理者制度検討委員会での協議において、文化芸術に精通し、講演などバランスのとれた事業展開や企画運営、また、舞台設備の運用に精通した人材の育成と確保を図ることにより、安定した事業運営と舞台管理が可能となり、ひいては市民サービスの向上や本市の文化振興の貢献につながるものと考え、指定期間を5年とする方針を決定した。全国的な動向を見ても、公共ホールにおいては期間を5年とすることが主流となっており、県内でも指定管理制度を導入している公共ホールも全て5年となっていることから、本市においても指定期間を5年としたいとの答弁がありました。 以上が審査過程における主な質疑、意見等の内容でございますが、他の議案につきましては特に異議なく、可決すべきものと決したことを御報告申し上げまして、文教厚生委員長の報告といたします。 ○議長(林孝一議員) 次に、総務委員長 幸坂議員。     〔幸坂議員登壇〕 ◆総務委員長幸坂孝則議員) 議長の指名がございましたので、総務委員会の審査結果につきまして御報告を申し上げます。 本委員会は、23日に会議を開き、付託されました市長提出議案13件並びに議員提出議案1件につきまして慎重に審査を行いました。 その結果、市長提出議案13件につきましては、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。 また、議員提出議案については、委員から修正案が提出され、修正案及び修正部分を除く原案について可決すべきものと決した次第であります。 以下、審査過程における委員からの主な質疑、意見等の内容について御報告を申し上げます。 まず、第12号議案 阿南市特別職指定条例の一部改正についてであります。 委員からは、給与を56万円に上げる根拠と特別職報酬等審議会における議論の内容及び市長給与50%カットとの整合性をどう考えているのかとの質疑がありました。 理事者からは、21万円アップの根拠については、県内他市において同様に設置されている特別職の状況や本市職員の給与水準等を勘案し、事務局案として示したものであるが、県内他市については55万円から63万3,000円であること、また、本市の部長級職員の給与、諸手当の平均額が56万1,000円余りであることから56万円への改正案が適正であろうと判断されたと考えている。特別職報酬等審議会では、優秀な人材の確保という観点からそれなりの報酬が必要ではないかという意見や、国等の職員を招聘し、市のパイプ役として活躍していただくのであれば、事務局案の中でも一番高いものでいいのではないかという意見があったとの答弁がありました。 また、市長給与50%カットとの整合性については、今回の政策監の給与改正に関しては、市長の給与カットとは別に、市のさまざまな課題を解決していくために必要な人材確保に係る適正な費用として政策監にふさわしい給与額は幾らなのかという視点を持って行うものであるとの答弁がありました。 次に、第28号議案 令和2年度阿南市一般会計予算のうち、本委員会に関係する部分についてであります。 委員からは、企画費の行財政改革推進費に計上されている阿南版事業仕分け支援業務委託料について質疑がありました。 理事者からは、来年度の事業仕分け阿南版事業仕分け支援業務委託費170万円のほか、印刷製本費通信運搬費会場使用料を含めて190万2,000円を計上しており、その予算の範囲内で実施できるようにしたいと考えている。また、市民判定人の選出方法については、18歳以上の一般の市民約2,000人の方を無作為抽出するよう計画しているが、抽出後、1回の仕分けに対して20人程度の判定人を想定しているため、多数の応募があった場合については、午前、午後に分けることや、さらに多数の応募があった場合には、公平に再度抽せん等を行い選定したいと考えているとの答弁がありました。 次に、事業仕分けの対象事業の範囲とその選定方法については、当面は市民の意見を反映させた事業や課題解決のために意見を伺いたい事業などを対象にしたいと考えており、あらかじめ抽出した候補事業の中から、当該年度の予算の範囲内で実施できる件数を選定していくとの答弁がありました。 さらに、委員から、事業仕分けの際の市長の立ち位置について質疑がありました。 理事者からは、市長も基本的に事業仕分けに参加する方向で調整しているが、事業概要の説明や質疑応答については、事務事業を所管する部、課等の職員の対応を想定しており、市長みずからが議論の中に参加することは予定していないとの答弁がありました。 この答弁を受けて、委員からは、二元代表制で選ばれた議員にも丁寧な説明を求めるとともに、矢面に立たされる職員の立場も理解し、十分な配慮をお願いしたいとの要望がありました。 また、他の委員から、総務費の税務総務費に計上されているたばこ税収安定確保推進事業補助金に関して質疑がありました。 理事者からは、交付先団体である阿南たばこ販売協同組合の状況は、加入組合数が平成30年度末時点で140人であり、当該補助金による活動内容は、補助金交付要綱第2条に規定するたばこの市内での購入推奨活動、吸い殻等の拡散防止のための環境美化活動、未成年者の喫煙防止啓発及び喫煙マナーの向上に資するための啓発活動となっている。 また、5カ年度の補助状況では、平成27年度から平成30年度はいずれも77万円、令和元年度については喫煙環境等の変化などを考慮し71万6,000円に減額したところであるが、たばこ税は他の税目に比べ、地域偏在度が小さく、普遍性が大きいことから、地方自治体にとっても安定的な財源の一つであり、たび重なる税率改正にもかかわらず、大きな変動は見られず、本年度の決算見込みでも前年度並みを維持できるものと見込んでおり、一定の成果があるものと考えているとの答弁がありました。 次に、議第1号 阿南市特別職指定条例の一部改正についてであります。 まず、委員から、原案の附則には必要がない箇所が含まれていることから、これについて原案を修正した修正案の説明がありました。 その後、他の委員からは、地方公務員法第3条第3項第4号に規定する秘書の職とは、市長との特別な信頼に基づき任用され、市長を補佐する常勤特別職の秘書とされており、本来このような特別職に対し議会の同意を必要とすることは、地方公務員法の定める本来の趣旨からは大きく外れていると受けとめざるを得ない。今回、議員提案での条例改正案の提案理由は、議会が同意することによる優秀な人材の確保と活躍への応援とのことであるが、岩浅前市長が選ぶ政策監は議会の同意は必要なかったにもかかわらず、表原市長が政策監を選ぶことについて議会の同意案件とすることは、明らかに議会の権限を越え、表原市長に手かせ足かせを入れようとする行為の何物でもないと考える。 また、全国の都道府県や市町村について、政策監の選任に議会の同意を求める事例は皆無であり、特異な事例として、岡山県総社市に政策監の選任に議会の同意を求めている条例はあるが、これは副市長と同様の職務を行い、総社市の事務決裁規程に規定された決裁権を有していることから、地方公務員法第3条第3項第4号に規定する決裁権のない秘書の職としての政策監とは本質的に異なっているものである。理事者側が条例に議会の同意を規定することはなじまないとする意向を無視した条例の可決は、市議会としての誇りにはならないと考えることから、原案及び修正案について反対するとの意見がありました。 他の委員からは、行財政改革を進める表原市長から、今回、政策監の給与を月額56万円に引き上げる条例案が提出されているが、このことは重要な施策にかかわる人材を求めていく、その必要性を鑑みてのことだと推測する。それゆえ、ともに優秀な人材を確保していくことに議会の同意を必要とすることは何ら問題ないと考えており、市民の理解も得られるのではないかとの意見がありました。 また、他の委員からは、阿南市の過去の政策監は職務権限が限定されていたということだが、我々議員から見ると全ての面において調整役を担われており、実質的に特別な職であったと考えている。議会がこういう重要な職をチェックするということについては、何ら問題はないと考えているとの意見がありました。 挙手採決の結果、修正案及び修正部分を除く原案については可決すべきものと決した次第であります。 以上が審査過程における主な質疑、意見の内容でございますが、他の議案につきましても原案のとおり可決すべきものと決したことを御報告申し上げまして、総務委員長の報告といたします。 ○議長(林孝一議員) 以上で各委員長の報告が終わりました。 これよりただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。 ただいまのところ質疑の通告はありません。 質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(林孝一議員) 質疑なしと認めます。 これより討論に入ります。 通告がありますので、発言の許可をいたします。 22番 住友利広議員。    〔住友利広議員登壇〕 ◆22番(住友利広議員) 議長の許可をいただきましたので、議第1号 阿南市特別職指定条例の一部改正──先ほど総務委員長が言われましたけれども、政策監の議会の同意を得る、この一部改正に対する反対討論をさせていただきます。自民創生会会長の住友利広でございます。 今回22名の議員の皆さんから提出された阿南市特別職指定条例の一部改正に関しまして、去る3月11日、この議案が本会議に上程をされて以来、我が会派の4人メンバーそれぞれに多くの市民の方よりお声が届いてまいりました。きょうもこの議場に多くの市民の皆様が傍聴にお越しいただいております。傍聴にお越しいただいた皆様、そしてケーブルテレビを通じてこの本会議での議論を御視聴いただける皆様方に、4人それぞれが多くの視点からこの議員提案条例案の問題点と矛盾を指摘し、市民の皆さんの御理解、ひいては議員各位の御理解とお考えをいただきたい、そういう強い気持ちを持ってこの場に立たさせていただいております。そうしたことから、我々自民創生会の議員4名全員がこの議案に対し反対の立場でそれぞれの主張をさせていただきます。まずもって、御理解を賜りたいと思います。 今議会の一般質問初日、3月9日、湯浅議員より、政策監を副市長同様に議会の同意を得て選任してはどうかとの質問がされております。これに対し、担当部長からは、政策監の任用に関して、地方公共団体の長の補助機関、つまり政策監でありますが、その任命権は長の専権事項、与えられた権利でもございます。副市長のように法令で特定の定めがある場合を除いては条例により規定することにはなじまないものであると考えております、このように答弁をされました。何か聞いていて、難しいことを言よんな。違うんですよ。これは権利は権利として認めてくださいね、今までの歴代の市長もそうされておった、何も今になってそういうことを指摘しなくてもいいんじゃないかということなんです。実際に、県でも政策監という特別職を配置しております。県議会の同意事項とはなっておりませんし、鳴門市を初め政策監という特別職を配置している県内他市においても、いずれも条例によって議会の同意を求めるといったことはないと聞いております。 この議員提案の条例の提案理由説明において、こう述べられておりました。議会が同意することにより優秀な人材を確保できることに役立つ。じゃあ、今まで阿南市はこれしなかったから役に立つ人材がいなかったということなんですか。活躍できるように応援したいとの意見もございました。そういった趣旨の説明がなされておりましたが、どうして……。表原市長、これからの船出なんですよ。12月でしょ、3月でしょ、これから船出をしようとしている。新しい、市民の声で市長が誕生したんですよ。これからやろうとしている、何もわからない、議員の皆様方が心配されること、そらようわかりますよ、大丈夫かとか、さっき言ったように。大丈夫なんです、信じてあげてください。 なぜ議会が同意を必要とし、優秀な人材の確保につながるんですか。議会として新市長を応援することになぜ同意をしなければいけないのか、皆さん、そう思いませんか。全くもってその提案理由、述べた条例改正の意義、必要性、私にはなかなか理解できません。多分傍聴者の方、それからケーブルテレビを見ているたくさんの方も「何で?」、そう思われているかもわかりません。思われていると思いますよ。多くの市民の皆さんが素直に今回の議員提案の意図するところを感じるとするならば、本来市長が持っている人事権、何とか……。 ○議長(林孝一議員) 発言の途中ですが、討論の申し合わせの時間を守っていただきたいと思います。10分間が経過いたしました。 ◆22番(住友利広議員) それでは、少し早口で言わせていただきます。今回の議員提案の条例は、市民の負託を得て選ばれた市長が、みずから権限と見識において、市政運営を行う上で、いわば右腕として、能力、実績を評価し、信頼に足りる人物を地方公務員法で定めるところの秘書の職に任命しようとするその行為に対し明らかに制限をかけようとしているものであると思われます。私はまさに議会の越権行為であり、横暴であると感じています。これから阿南市をよくしようと、幸せな阿南市を……。   〔「議長、とめてください」と呼ぶ者あり〕 ○議長(林孝一議員) 小休いたします。   ∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝    休憩 午前10時51分    再開 午前10時51分   ∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝ ○議長(林孝一議員) 再開いたします。 よろしいですか。 住友議員の発言はここで終わらせていただきます。   〔住友利広議員「御清聴まことにありがとうございました」と呼ぶ〕 ○議長(林孝一議員) 2番 福谷議員。     〔福谷議員登壇〕 ◆2番(福谷美樹夫議員) おはようございます。 議長より発言の許可をいただきました市民クラブの福谷美樹夫でございます。 議第1号 阿南市特別職指定条例の一部改正について、賛成の立場から発言をさせていただきます。 阿南市特別職指定条例の一部改正については、去る23日の総務委員会に付託され、審議され、出席委員の賛成多数で可決されたものであり、先ほど総務委員長から報告のあったとおりでございます。 政策監の必要性については、さきの代表質問で久米議員から政策監の必要性や給与の額の妥当性について質問されています。その答弁では、地方公務員法第3条第3項第4号に規定する特別職であり、市長が指定する直轄の特定重要施策について市長を補佐することを目的とし、平成21年7月から設置しているとのことであります。 これまで大きな問題でございました新ごみ処理施設エコパークの建設、公共下水道事業、阿南医療センター開設などの特命事項を担ってきたとのことであります。計画から完成まで5年を超える大規模事業のため、進捗管理を任せられる特別職として必要としているとのことでありました。 また、湯浅議員からの代表質問では、政策監の給与額の引き上げについて、職責や職務内容も含めて改正するのかとの答弁では、給与の額については社会情勢や県内他市との均衡や阿南市特別職報酬等審議会の意見を聞き、給与を35万円から56万円に改正すると驚きの21万円の引き上げであります。その職責や職務内容については、これまでどおり市長が指定する直轄の特定重要施策について、市長を補佐する役としての内容の変更はないようであります。このたびの改正で給料の額が21万円アップすることは、行財政改革の断行を掲げる表原市長の考えとそぐわないものではありませんか。自分の報酬は半額にしたけれども、政策監の給料は引き上げる。市民の皆さんが聞けば、行財政改革を政策の一丁目一番地としている表原市長、何でそうなるのと私は思いますし、市民の皆さんも不思議に思うことでしょう。また、市職員もそう感じています。その決定過程の透明性、自主性がありませんし、このお金の使い方が未来への投資に結びついていくのでしょうか。市民の皆さんの理解がなかなか得られないのではないでしょうか。 政策監が職務を遂行する場合にも、決裁権がないことから、その政策についてどのように判断し、決定していったのか、どのようにかかわったのか、経過や責任の所在がはっきりとしていません。市長の政策上の秘書というスタンスでは、現状の社会情勢を鑑みると市民の皆様の理解は得にくいのではないでしょうか。 今まで常時その役があったわけではなく、このたび山本副市長というすばらしい方に県からお越しいただき、市長の補佐役として議会議員全員が12月議会の冒頭で同意をいたしました。議会議員の同意は、イコール市民の同意でもございます。広く公平に人材を登用していくことも踏まえ、決裁権を付与するなどの改革を実施し、意思決定の手順等を明確にすることが重要だと思われます。 本議案の提出は、機関としての議会の意思を決定すべき事案であり、また、地方自治法の規定により委員定数の12分の1以上の者の賛成で提出されたものであります。子育て・教育環境の整備充実や防災・減災対策、阿南市の未来についてなどなど、これまでも私たち市議会議員もしっかりと議論をしてまいりました。 二元代表制の議会は、住民から選ばれた代表により構成する機関であり、市政の一翼を担うものであります。市民の皆様の信任を得て選ばれた表原市長の足を引っ張るのではなく、市民の皆様にとってすばらしい市長公約が実現されるよう応援するものでございます。優秀な人材を確保することにより、市民の皆様に安心・安全な市政を提供できるものであります。 一部の議員から越権行為や横暴というふうな御意見がございますが、そのような考えは毛頭ございません。 今後、市の方向性を決める上で、透明性、公平性の面から、議会の同意を得ることでその人物に対する人事案件について市民の皆様の理解が得られるのではないかと考えます。人とまちを基軸に捉えた未来への投資をこれから表原市長は進めてまいります。持続可能な財政運営を進めていくことでしょう。市民の皆様の市政運営に対する関心も高まることから、この条例の提出には多くの市民の皆様が期待しているものでございます。 以上のことから、多くの議員の皆様からの御理解、御賛同をいただきたいことを申し添えまして、私からの賛成の意見といたします。どうぞよろしくお願いいたします。
    ○議長(林孝一議員) 4番 福島議員。     〔福島議員登壇〕 ◆4番(福島民雄議員) 自民創生会幹事長の福島でございます。議長のお許しをいただきましたので、住友会長とは別の観点から、いかにこの議第1号 阿南市特別職指定条例の一部改正についてに問題があるかを指摘し、反対討論を行います。 私は、この議員提案での条例案が提出されて以降、改めて地方公務員法を読み返してみました。政策監を置くに当たっての根拠は、本市の条例にもありますように、地方公務員法第3条第3項第4号によって定められております。この条項を改めて読んでみますと、こう書いてあります。地方公共団体の長、議会の議長、その他地方公共団体の機関の長の秘書の職を条例で指定するものとなっております。 わかりやすく言いますと、地方公共団体の長、すなわち阿南市では表原市長です。表原市長の秘書の職として条例で定めるもの、それが政策監ということになります。そして、この法律に規定する秘書の職とは、市長との特別な信頼に基づき任用され、市長を補佐する常勤特別職の秘書とされております。本来市長との特別な信頼関係に基づき設置されている特別職に対して、議会の同意を必要とすることは、地方公務員法に定められる本来の趣旨から大きく外れていると受けとめざるを得ません。 これまで岩浅市長時代にも政策監はいらっしゃいました。そもそも政策監という特別職をつくられたのは、条例が制定された平成21年6月、つまり岩浅前市長の手によって阿南市において政策監という特別職を配置するようになりました。これまでの政策監、皆さんも御存じのように卓越した知見を有し、これまでの阿南市の発展に御貢献をしていただいてまいりました。これまで歴代の政策監は優秀な人材であり、立派な活躍をいただき、その手腕に対して議会も応援してきたと思います。今回の議会の同意を求める議員提案での条例改正案の提案理由は、議会が同意することにより優秀な人材が確保できることに役立つ、活躍できるよう応援したいとの意思のものでございました。岩浅前市長が選ぶ政策監は議会の同意は得られておりませんでしたが、優秀な人材として立派に御活躍をしていただきました。議会も応援してまいったと思います。 一方、市長がかわって、表原市長が政策監を選ぼうとする場合は、優秀な人材確保に役立つから、議会として活躍できるように応援したいから、議会の同意案件とする、これは一体どういうことでしょうか。私は明らかに議会の権限を越えた、表原市政に手かせ足かせを入れようとする行為の何物でもないと考えております。 私は、全国都道府県や市において政策監の選任に議会の同意を求めている事例があるかを調べてみましたが、時間の関係で全ての都道府県や市を調査できたわけではございませんが、現在のところ、一つも見つけておりません。皆無であります。ただ、全国的に見て極めて異例な事例として岡山県総社市に政策監に議会の同意を求めている事例がございました。 そこで、総社市の総務課長に電話でお伺いしましたが、総社市の政策監は、地方公務員法第3条第3項第1項による副市長と同様の職務を行い、総社市事務決裁規程に規定する決裁権を有していることから、地方公務員法第3条第3項第4号に規定する決裁権のない秘書の職としての政策監とは、職名こそ同じでございますが、全く異なります。こうしたことから、本条例の提案に当たって、議会の同意を求める自治体があるとの総社市を例に挙げての説明は当を得ない説明であります。政策監の選任について、地方公務員法では議会の同意は必要とされていませんので、地方公務員法を改正しない限り、市長の専権事項なのであります。 だから、全国どの都道府県、他の市を探しても議会の同意を必要としないのは至極当然のことであります。 憲法第93条では、地方自治体の市長と議員を住民が直接選ぶ二元代表制をとるよう定めていますが、本条例案は、市長の専権事項に議員が介入しようとする二元代表制の根幹を揺るがす越権行為の議案であると私は思っております。 さらに、理事者が条例に規定することはなじまないと考えている中で、理事者の意向を無視し、議員提案により本条例案が可決されることは極めて残念であります。明らかに議会の権限を越えた表原市政に手かせ足かせをしようとする行為の何物でもないと私は考えております。 多くの市民の皆さんは、この議員の手による改正条例の動きをどのように評価を下すのでしょうか。どうか良識ある判断をいただきますようお願い申し上げまして、私の反対討論といたします。ありがとうございました。 ○議長(林孝一議員) 24番 横田議員。     〔横田議員登壇〕 ◆24番(横田守弘議員) 阿南至誠会の横田でございます。 議長の許可をいただきましたので、議第1号 阿南市特別職指定条例の一部改正について、賛成の立場から討論をさせていただきます。 私たちは、多くの議員とともに阿南市議会会議規則第14条第1項の規定により、上記条例の改正案を提出いたしました。内容は、本市の政策監の任命について議会の同意を得るというものであります。 本市の政策監は、阿南市特別職指定条例に市長が指定する直轄の重要施策について、市長を補佐すると規定されております。また、今議会において、特別職指定条例の改正案が市長から提案をされております。現行で35万円の政策監の給料を56万円に上げるという内容のもので、提案理由の一つとして他市の政策監の給料との均衡を図るためとされております。 私は、他市との均衡を図るということではなく、職責の大きさに応じて改正されるべきものであると考えており、政策監は職務の内容が市民生活に及ぼす影響の大きさや職責の重要性から判断すべきもので、本市においても市の中枢に位置づけされ、その職責の大きさを考えると、給料を引き上げることに異論を唱えるものではありませんが、その際、市民の代表である議会の同意を得ることが適切であると考えるものであります。 しかしながら、政策監は地方公務員法上は長の秘書の職であるとされ、一昨日の総務委員会でも理事者の見解として、条例で議会同意を規定するのはなじまないとの見解が示されました。なじまないとはどのような意味なのでしょうか。理解に苦しみます。日本語表現辞典によりますと、しっくりとこない、違和感がなくならない、調和しない、一つに溶け合わないなどであり、このことから法令違反ではないのではと理解をするものであります。市長の秘書の職の特殊性や選任方法が任意であることから、設置自体に疑問を呈された例もあります。また、他市の議会資料などを見てみますと、政策監の設置については議会の同意など、選ばれる過程でのチェックが必要ではないかとの討議がなされている例もあります。議会にも相応の責任があるのではとの考えは、多くの議員が抱いてるのではないかと思うわけであります。 先ほどもお話がございましたが、岡山県総社市では、政策監の任命について議会の同意を得ることが条例に明文化をされております。また、事務決裁規程では、政策監は副市長の代決者として位置づけられ、財務に関する事務のうち、支出負担行為に係る決裁については政策監を経由することと規定されるなど、名実ともに市政のナンバースリーとしての認識がされております。こういった重要な職責を担う政策監であることから、その任用については議会の同意が必要とされたのではないでしょうか。本市の政策監も、市政の中枢として重要施策に関与するのみならず、それを担当していることを考えれば、総社市のように議会の同意を必要とすることについては、何ら不合理ではないと考えております。 参考までに言いますと、市長の秘書の職として特別職に指定されている例では、大阪市が月額39万3,000円、さいたま市が48万円、横浜市が42万3,000円などとなっておりまして、政令指定都市でも特別職の市長の秘書の職は意外に低額であることがわかります。逆に言えば、市長の秘書の職はその程度の給料であり、職務も我々が認識している政策監のような職責を想定しないことがうかがわれるわけであります。 特に、今回は政策監の給料を他市との均衡を図るという意味でも21万円上げて56万円にするということでありますが、どれほどの市民の理解が得られるでしょうか。昨今の市政の厳しい状況を考えると、よほどの理由がなければ理解が得られるはずではありません。私は市政の発展に大いに寄与していただける優秀な人材であれば、給料の引き上げに賛成することはやぶさかではありませんが、これだけの給料を支払うということは、既に市長の秘書の職を超えた存在、市長、副市長に次いでナンバースリーに政策監がなっていることにほかならないと思うのであります。 市長においても、議会の同意を得ることにより、政策監の任命過程が明らかになり、市長公約にある市政の透明化につながるものであると考えます。地方分権が進み、多くの権限が市町村に移譲されるにつれ、長の権限も大きくなっております。二元代表制の一翼を担う議会もチェック機能を十分に果たすことが求められており、今回の改正案の提案もその一環であることを強く訴え、私の賛成討論を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(林孝一議員) 3番 広浦議員。     〔広浦議員登壇〕 ◆3番(広浦雅俊議員) 自民創生会の広浦雅俊です。議長のお許しをいただきましたので、反対討論を行います。 私は、反対議論をするに当たり、まず市民の方々の声を聞いてまいりました。ここではその声を紹介したいと思います。 まずは、男性Aさん、「議会のわがままなのでは。政策監は決裁権がない職だが、それでも議会の同意は必要なのか。意味がわからない。」 続いて、男性Bさん、「政策監は市長の秘書的なもので、一般職と同じであり、その人選は市長単独の任命権の一つです。そもそも消防団も民生委員も特別職の一つだが、それらも今後、市議会は同意を必要とするのですか。仮に条項を改正しても、市にとってその条項はマイナス的な蛇足にしかならないと思います。」 最後に、男性Cさん、「選挙で選ばれた新市長が公約を実現するため、適切な人材をブレーンとして雇用することになぜ市議の同意が必要なのかを市民にわかるように説明すべきです。市議会議員の役割は、市長が取り組む政策について、市民の代表としてチェックすることではないのでしょうか。このたびの多くの市議会議員の皆様の政治姿勢には疑問を感じています。議論の経過をしっかり拝見し、次回の市議選における投票の参考にさせていただきたいと思います。」というような声がありました。 私自身もほとんどの他市町村で見られないこのような条例を阿南市が制定することに強い違和感を覚えますので、阿南市特別職指定条例の一部改正について、反対の立場を表明いたします。 ○議長(林孝一議員) 16番 飯田議員。     〔飯田議員登壇〕 ◆16番(飯田忠志議員) 新生阿南の飯田忠志でございます。議長からの発言の許可をいただきましたので、議第1号 阿南市特別職指定条例の一部改正について、賛成の立場から討論いたします。 市長は、若者に阿南の未来を任せるぞという市民の力強い支援を背景に、初めての当初予算に臨んできました。本会議、委員会質疑を通じて提出した案件について、原案どおり可決の運びとなるようであります。 特別職政策監について、市長は事前に議会の同意を得るという内諾の上に人事を決めていくことを原則とすべきであります。緊張感を持って仕事を遂行してもらうためにも、市民や議会議員からのチェック機能は、お互いの信頼関係を構築するためにも必要であり、議員にも相応の責任を伴うという立場で意見を述べます。 市長の施策実現のため、政策監は特定の業務課題に専念し、市長を補佐し、責任を持って事業を推進するのが与えられた仕事であります。市長が選出した政策監は、当然市長の考え方に同調され、同じ方向に施策を進めていかれます。一方、あえて客観的な立場で議論を深めていく政策監も必要であります。そのような議論を重ねるためにも、政策監は2名体制が必要であると考えます。 税収が厳しい中、市長公約の実現には行財政改革が最優先課題であり、この改革の成否が大きな鍵を握っております。子育て支援、教育環境の整備、道の駅整備、そして必ず起こる南海トラフ大地震、津波など、大きな課題が山積みであります。これらの課題の方向づけを見出していくには、発想を転換しなければなりません。今までのやり方、取り組み方の方法の見直しであります。そのためには、従来の延長線上ではなく、政策監人事もいろいろな選択肢の中から選び出していかなければ、市民は納得しないでしょう。そのための月額56万円へのアップであります。2年間という短い任期でどれだけの成果が上げられるかが問われます。成果が出せないようであれば、市民は黙っていないでしょう。市長の言われるまちそのものを経営する感覚を持った20年後の阿南を語れる若手の就任を期待するところであります。 政策監の職務は、その内容が市民生活に及ぼす影響は多大であり、職責の重要性に鑑みて、市民の代表たる議員の同意を得ることが絶対に必要と判断されるものであります。公約実現のため、改革には痛みを伴います。我々議員もこの痛みを分かち合い、ともに一歩一歩進んでまいりましょう。市長の大胆で斬新的な諸施策におくれをとらないよう、私としては勉強しなければならないと思う昨今であります。市長と議会相互に相手の信頼や期待を裏切らないように誠実に行動していかなければなりません。信頼なくして成り立つものではありません。すなわち、信なくば立たずであります。 市長は優秀な人材を推薦してくれることでしょう。そのことに期待して、市長への提言を含めた、議会同意の立場での考えの一端を述べまして、締めくくりとします。議員各位の御賛同をお願いする次第でございます。 ○議長(林孝一議員) 13番 喜多議員。     〔喜多議員登壇〕 ◆13番(喜多啓吉議員) 皆さんお疲れのことと思いますけれども、最後、この討論ということで、反対の立場で表明させていただきます。自民創生会の喜多啓吉です。 特別職指定条例の一部改正案には反対いたします。 前市長が任命していた政策監に対しては議会の同意は必要ありませんでした。同意を必要とするにはそれなりの理由が求められます。 まずは、前市長が政策監を議案として提出した平成21年度6月議会の総務委員会でのやりとりに言及してみたいと思います。 その会議には、今回動議を提出した議員6人と署名しなかった議員2人の計8人が会議に参加、あるいはオブザーバーとして見守っていました。委員長は、先ほど反対の立場を表明した住友利広議員でした。その委員会で可決され、阿南市特別職指定条例として平成21年7月1日より施行されています。 その条例は、第1条で地方公務員法第3条第3項第4号の規定に基づき、市長が指定する直轄の特定重要施策について市長を補佐する職を特別職として指定するとあります。地方公務員法では、地方公務員法第3条第3項第4号は、地方公共団体の長、市長ですね、それから議会の議長、その他地方公共団体の機関の長の秘書の職であり、条例で指定するものとして、議会の同意を必要とする同条第1号に規定された特別職の副市長や教育長と明確に区分されています。条例で指定するということは、市長の場合は市長が、議会の長の場合は議会の長が指定するということです。例えば、議会の長が秘書を任命する際に市長の同意が要ると縛りをかけてきたら、議員の皆さんはどう思われますか。今回は市長の秘書の任命の話です。議会の同意は不要で、市長に専決権があるのは明白です。 当時の総務委員会に戻りますが、そこで委員から議会の同意が要らない助役のような形になろうかと思います。わかっているというのであれば、あらかじめ議会に誰だというような形のお示しをいただかなければいけないのではないかと思っていますとの発言がありました。それに対し副市長が、条例の可決をいただきましたら、これをもって人選していきたいと発言、市長は政策監というものをぜひお認めいただきたい、今までそういう意識でその方にはダイレクトに連絡できるような人脈をつくっていただいておりますので、それを活用したいというふうに考えている次第でございますと述べています。議員からは、それだったら指名したい人がいるということですねと述べられ、最後に、名前は言えないけれども、もう既に仕事をやらせるということで今よくわかりましたとの発言で締めくくっています。そして、可決されています。 以上のやりとりでわかるように、任命権は市長の専権事項であることは、当時はよく理解されていたように思います。政策監、つまり秘書の任命は市長の専権事項です。思うようにやっていただきたいと思うのが応援です。新聞紙上で議会が同意することで優秀な人材の確保に役立つ、活躍を応援する議会の意思を表したいとの言葉がありましたが、議会が同意しなければ優秀な人材は確保できないのでしょうか。また、市長の人選を不安視する市民もいるとの言葉もありましたが、表原市長を選んだのは市民です。選挙結果を重く受けとめてもらいたいと思います。 地方議会の議決すべき事項については、地方自治法第96条第1項各号に列挙されています。これは制限列挙であり、つまりは議会が議決するべきことはこれとこれですよと、そういうふうに決められています。そのことは、それ以外は議決してはだめですよということです。今回の案件は議会の議決権外の案件です。地方自治法第176条、議会の瑕疵ある議決、または選挙に対する長の処置、第4項で、「普通地方公共団体の議会の議決又は選挙がその権限を超え又は法令若しくは会議規則に違反すると認めるときは、当該普通地方公共団体の長は、理由を示してこれを再議に付し又は再選挙を行わせなければならない。」としています。今回可決されますと、議会の議決が権限を越えた、つまり越権になろうかと思います。市長の専権事項である政策監の任命に当たり、議会の同意が要ると縛りをかけるのは、議会の権限を越えたいわゆる越権であり、人様のおひつに手を突っ込むような振る舞いに思えます。 地方公務員法の目的に、地方公務員の任用の根本基準を確立し、地方自治の本旨に資することとあり、効力として地方公共団体の規則もしくは地方公共団体の機関の定める規定がこの法律の規定に抵触する場合には、この法律の規定が優先するとあります。28人中、議長を除いた議員27人中の22名が議会の同意をと条例改正案を出してきましたが、議会が可決をしても、この法律の規定が優先することから、可決案は拒否されることも明白です。 私の理解の範疇を超える、全国にも例のない越権案件が可決されるかもしれませんが、前述した地方自治法第176条第4項では議会がその権限を越えたと認めるときには、当該地方公共団体の長は理由を示して再議に付さなければならないと再議をするように義務づけされています。可決の際には再議に付し、地方自治の本旨に反する今議案可決の際には拒否していただきたいと思います。 表原新市長には、前市長が政策監を任命したと同様に、自由に人選していただきたい。自由とは、不安だとか、役立つとかの理由で縛れません。もっと広い概念です。また、その自由な人選は市長の専権事項です。私は地方自治の精神を守る議員として襟を正すべき案件だと思っています。よって、この提出議案には反対です。 以上で反対討論を終わります。 ○議長(林孝一議員) 以上で通告による討論は終わりました。 これにて討論を終結いたします。 これより採決を行います。 ただいま議題となっております各案件中、市長提出議案第1号議案から第54号議案を一括して採決いたします。 以上の54件に対する委員長の報告はいずれも可決であります。 以上の54件を委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(林孝一議員) 御異議なしと認めます。 よって、以上の54件はいずれも原案のとおり可決されました。    〔佐々木議員 退席〕  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(林孝一議員) 次に、議第1号 阿南市特別職指定条例の一部改正について起立により採決いたします。   +++++++++++++   このときの出席議員氏名  1番  陶 久 晃 一 議 員  2番  福 谷 美樹夫 議 員  3番  広 浦 雅 俊 議 員  4番  福 島 民 雄 議 員  5番  沢 本 勝 彦 議 員  6番  武 田 光 普 議 員  7番  幸 坂 孝 則 議 員  8番  湯 浅 隆 浩 議 員  9番  渡 部 友 子 議 員 10番  保 岡 好 江 議 員 11番  藤 本   圭 議 員 12番  橋 本 幸 子 議 員 13番  喜 多 啓 吉 議 員 14番  平 山 正 光 議 員 15番  住 友 進 一 議 員 16番  飯 田 忠 志 議 員 17番  星 加 美 保 議 員 18番  小 野   毅 議 員 20番  井 坂 重 廣 議 員 21番  奥 田   勇 議 員 22番  住 友 利 広 議 員 23番  久 米 良 久 議 員 24番  横 田 守 弘 議 員 25番  山 崎 雅 史 議 員 26番  荒 谷 みどり 議 員 27番  林   孝 一 議 員 28番  野 村   栄 議 員   +++++++++++++ ○議長(林孝一議員) 本件に対する委員長の報告は修正でありますので、まず委員会の修正案について起立により採決をいたします。 委員会の修正案に賛成の議員の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 ○議長(林孝一議員) 起立多数であります。 よって、委員会の修正案は可決されました。 次に、ただいま修正議決した部分を除く原案について起立により採決いたします。   +++++++++++++   このときの出席議員氏名  1番  陶 久 晃 一 議 員  2番  福 谷 美樹夫 議 員  3番  広 浦 雅 俊 議 員  4番  福 島 民 雄 議 員  5番  沢 本 勝 彦 議 員  6番  武 田 光 普 議 員  7番  幸 坂 孝 則 議 員  8番  湯 浅 隆 浩 議 員  9番  渡 部 友 子 議 員 10番  保 岡 好 江 議 員 11番  藤 本   圭 議 員 12番  橋 本 幸 子 議 員 13番  喜 多 啓 吉 議 員 14番  平 山 正 光 議 員 15番  住 友 進 一 議 員 16番  飯 田 忠 志 議 員 17番  星 加 美 保 議 員 18番  小 野   毅 議 員 20番  井 坂 重 廣 議 員 21番  奥 田   勇 議 員 22番  住 友 利 広 議 員 23番  久 米 良 久 議 員 24番  横 田 守 弘 議 員 25番  山 崎 雅 史 議 員 26番  荒 谷 みどり 議 員 27番  林   孝 一 議 員 28番  野 村   栄 議 員   +++++++++++++ ○議長(林孝一議員) 修正部分を除く部分を、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 ○議長(林孝一議員) 起立多数であります。 よって、修正部分を除く原案は可決されました。    〔佐々木議員 入場〕  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(林孝一議員) 日程第2 第55号議案令和元年度阿南市一般会計補正予算(第6号) についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 表原市長。     〔表原市長登壇〕 ◎市長(表原立磨) 改めまして、連日にわたりまして議案の御審議をいただいておりますことに対して厚く御礼を申し上げたいと思います。 さて、本日追加提案をさせていただきます補正予算案につきまして、提案理由の御説明をさせていただきます。 第55号議案 令和元年度阿南市一般会計補正予算(第6号)につきましては、新型コロナウイルス感染症の緊急対応策として、子ども・子育て支援交付金の交付要綱が改正されたことに伴い、同交付金を財源として、放課後児童クラブの特別開所費用など必要額を補正するもので、歳入歳出それぞれ2,010万円を追加し、予算総額を342億1,220万円とし、予算の一部は翌年度で執行する必要がありますことから、繰越明許費の補正をしようとするものであります。 以上、御提案申し上げました案件につきまして御審議を賜り、何とぞ原案どおり御承認賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明にかえさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(林孝一議員) 以上で提案理由の説明が終了いたしました。 これより質疑に入ります。 ただいまのところ質疑の通告はありません。 質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(林孝一議員) 質疑なしと認めます。 ただいま議題となっております第55号議案 令和元年度阿南市一般会計補正予算(第6号)については、文教厚生委員会に付託いたします。 議事の都合により休憩いたします。   ∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝    休憩 午前11時41分    再開 午後 1時   ∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝ ○議長(林孝一議員) 午前に引き続き会議を開きます。 文教厚生委員会の結果について、委員長の報告を求めます。 文教厚生委員長 星加議員。     〔星加議員登壇〕 ◆文教厚生委員長星加美保議員) 議長の指名がございましたので、先ほど開かれました文教厚生委員会の審査結果につきまして御報告を申し上げます。 本委員会は、付託されました第55号議案 令和元年度阿南市一般会計補正予算(第6号)につきまして、慎重に審査を行いました。 その結果、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。 以下、審査過程における委員からの質疑の内容について御報告申し上げます。 第55号議案について、委員から、新型コロナウイルス感染症対策に係る物品の購入に関し、施設ごとに購入内容が異なっているが、どのような試算をしているのか。また、マスクは誰が使用するもので、いつごろ購入を予定しているのかとの質疑があり、理事者からは、試算の方法は、各施設に問い合わせを行い、必要部分について経費を積み上げた結果、今回の補正額となっている。マスクは子供用マスクで、一般に市販されている不織布の使い切りタイプのマスクを予定しているが、購入時期については、御承知のとおり、マスクは現在、市場に出回っておらず、早急な対策が難しい状況となっていることから、確保ができ次第順次配布等を行っていきたいとの答弁がありました。 また、委員から、ファミリー・サポート・センター事業の利用料と放課後児童クラブの特別開所支援事業費は人件費と考えられるが、対象となる期間と支払いの時期はいつからかとの質疑があり、理事者からは、対象となる期間は両事業とも3月2日から春休み前日までの3月24日までとなっている。支払い時期は事業終了後に実績を市に上げていただいてからの支払いとなることから、4月に入ってからの支払いとなると考えているとの答弁がありました。 以上、御報告申し上げまして、文教厚生委員長の報告といたします。 ○議長(林孝一議員) 以上で文教厚生委員長の報告が終わりました。 これよりただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。 ただいまのところ質疑の通告はありません。 質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(林孝一議員) 質疑なしと認めます。 よって、委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 ただいまのところ討論の通告はありません。 討論ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(林孝一議員) 討論なしと認めます。 よって、討論を終結いたします。 これより採決を行います。 ただいま議題となっております第55号議案 令和元年度阿南市一般会計補正予算(第6号)について採決をいたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。 本件を委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(林孝一議員) 御異議なしと認めます。 よって、本件は原案のとおり可決されました。  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(林孝一議員) 日程第3、第56号議案及び第57号議案並びに諮問第1号から諮問第4号の計6件を一括して議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 表原市長。     〔表原市長登壇〕 ◎市長(表原立磨) それでは、追加提案をさせていただきます人事案件2件、諮問案件4件につきまして、提案理由の御説明をさせていただきます。 第56号議案 固定資産評価審査委員会委員の選任につきましては、田中一成委員の任期が本年3月31日をもって満了となりますので、その後任者の選任につきまして議会の同意をお願いするものでございます。 田中一成氏は、平成23年4月に阿南市固定資産評価審査委員会委員に就任され、3期9年間の長きにわたり本市の固定資産評価審査に御尽力をいただきました。多年にわたる御労苦と御功績に深く敬意と感謝の意を表する次第でございます。 後任の委員には、新たに領家町の林 哲哉氏を選任いたしたく、地方税法の規定に基づき議会の同意をお願いするものでございます。 林 哲哉氏は、徳島県立新野高等学校を御卒業と同時に阿南信用金庫に入庫され、以来40年の長きにわたり勤められてきた方でございまして、固定資産の状況等にすぐれた識見をお持ちの方であり、本市の固定資産評価審査委員会委員として適任と考えておりますので、御同意を賜りたいと存じます。 第57号議案 固定資産評価審査委員会委員の選任につきましては、岡久正弘委員の任期が本年3月31日をもちまして満了となりますので、引き続き同氏を選任いたしたく、議会の同意をお願いするものでございます。 諮問第1号から諮問第4号は、人権擁護委員の候補者の推薦についてでございます。 諮問第1号、諮問第2号及び諮問第3号につきましては、中道栄江氏、西川孝子氏、並びに西條敬子氏の任期がそれぞれ令和2年6月30日をもって満了となることに伴い、後任候補者として引き続きお三方を推薦することといたしたく、議会の御意見を聞くものでございます。 諮問第4号 人権擁護委員の候補者の推薦につきましては、湯浅みどり氏の任期が令和2年6月30日をもって満了となることに伴い、その後任候補者として勝瀬奈奈子氏を推薦いたしたく、議会の御意見を聞くものでございます。 以上、人事案件2件、諮問案件4件でございますが、何とぞ原案どおり御承認賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の御説明にかえさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(林孝一議員) 以上で提案理由の説明が終わりました。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております6件は、成規の手続を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(林孝一議員) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決しました。 まず、第56号議案 固定資産評価審査委員会委員の選任についてを採決いたします。 本件を原案のとおり同意することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(林孝一議員) 御異議なしと認めます。 よって、本件は原案のとおり同意されました。  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(林孝一議員) 次に、第57号議案 固定資産評価審査委員会委員の選任についてを採決いたします。 本件を原案のとおり同意することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(林孝一議員) 御異議なしと認めます。 よって、本件は原案のとおり同意されました。  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(林孝一議員) 次に、諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦について採決いたします。 本件を原案のとおり同意することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(林孝一議員) 御異議なしと認めます。 よって、本件は原案のとおり同意されました。  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(林孝一議員) 次に、諮問第2号 人権擁護委員の候補者の推薦についてを採決いたします。 本件を原案のとおり同意することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(林孝一議員) 御異議なしと認めます。 よって、本件は原案のとおり同意されました。  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(林孝一議員) 次に、諮問第3号 人権擁護委員の候補者の推薦について採決いたします。 本件を原案のとおり同意することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(林孝一議員) 御異議なしと認めます。 よって、本件は原案のとおり同意されました。  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(林孝一議員) 次に、諮問第4号 人権擁護委員の候補者の推薦について採決いたします。 本件を原案のとおり同意することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(林孝一議員) 御異議なしと認めます。 よって、本件は原案のとおり同意されました。  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(林孝一議員) 日程第4 閉会中の継続調査を議題といたします。 本件につきましては、各委員長から調査中の事件について、お手元に配付のとおり閉会中の継続調査申出書が提出されております。 本件を各委員長からの申し出のとおり閉会中の継続調査に付することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(林孝一議員) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決しました。 以上で今期定例会に付議されました事件は全て議了いたしました。 議事の都合により小休いたします。   ∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝    休憩 午後 1時11分    再開 午後 1時13分   ∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝ ○議長(林孝一議員) 小休前に引き続き会議を開きます。 この際、3月31日付で退職される職員がおられますので、お名前の報告を受けることにいたします。 表原市長。     〔表原市長登壇〕 ◎市長(表原立磨) 貴重なお時間をいただきまして、本年3月末日をもって退職を予定しております職員を敬称を略して御報告申し上げます。 議会事務局長 細川博史、消防長 奥田長次、会計管理者 大川富士夫、企画部長 米田 勉、消防署長 山田 徹、富岡保育所長 兼上公恵、平島こどもセンター所長 西本千枝子、岩脇こどもセンター所長 鈴江美江子、羽ノ浦さくら保育所長 鶴岡千絵、総務課運転主任 岡久 勇、桑野保育所給食調理員 美間律子、中央学校給食センター給食調理員 林 美恵、岩脇小学校用務員 桑田美穂、中央学校給食センター給食調理員 服部昌代、大野保育所用務員 井上由美、第二消防課長 角元正弘、水道課係長 湯浅貴文、南部学校給食センター給食調理員 花木利恵、介護・ながいき課保健主任 阿佐梨絵、橘こどもセンター保育主任教諭 大島萌美、第三消防課主事 戎谷明浩、農地整備課技師 藤原和矢、津乃峰保育所保育士 岡本有紗、以上23名でございます。 退職なされる職員の皆さんは、長年にわたり市行政の推進に力を尽くし、本市の発展に貢献なされ、公務員としての責務を立派に果たされてきた方々ばかりでございます。長年にわたる御努力、御労苦に感謝を申し上げますとともに、今後、一層の御健康と御多幸を心よりお祈り申し上げます。 以上、御報告とさせていただきます。 ○議長(林孝一議員) 引き続きまして、退職されます職員の代表の方から御挨拶を受けることにいたします。 米田企画部長。    〔米田企画部長登壇〕 ◎企画部長(米田勉) ただいま議長からお許しをいただきましたので、3月末日をもって退職する職員を代表いたしまして、大変高いところからではございますが、一言お礼の御挨拶を申し上げます。 まず初めに、厳粛な議場におきましてお別れの御挨拶を申し上げる機会を与えていただきましたことに、退職者一同心から感謝を申し上げます。 また、先ほどは市長から退職者の紹介とあわせて身に余るお言葉をいただき、まことにありがとうございました。 私たち退職者は、それぞれ勤務年数も歩んできた道も異なりますが、市職員として奉職以来、昭和、平成、令和と3つの時代にわたり、最も長い者で42年間、市政発展のため、微力ながらも与えられた職務に精励をしてまいりました。私たちがこうして今日まで大過なく勤めさせていただくことができましたのは、ひとえに正副議長を初め、議員の皆様、市長を初め特別職の皆様、また、先輩や同僚の職員の皆様、そして市民の皆様の御指導、御高配のたまものであり、改めまして深く感謝を申し上げる次第でございます。 さて、私たちは、阿南市が誕生した昭和33年の翌年、昭和34年から昭和35年にかけてこの世に生をうけ、昭和50年代からは市職員として阿南市とともに歩んでまいりました。記憶をたどりますと、石炭火力発電所の建設を初め、1市2町の合併、新ごみ処理施設の建設、公共下水道の整備、新庁舎の完成、また、阿南医療センターの開設など、市政の重要な節目が目に浮かんでまいります。時代は平成から令和へと移り、人口減少社会、少子高齢化への対応など、地方自治体をめぐる行政課題は山積いたしておりますが、行政と議会、そして市民の皆様が一体となって、持続可能で豊かな地域社会を築いていただきたいと念願するものでございます。 今後、私たちも一市民として、微力ながら本市への恩返しができればと考えておりますので、引き続き御指導と御鞭撻を賜りますようお願いを申し上げます。 結びに、阿南市の限りない発展のために、議員の皆様が御健康で御活躍されますことを心から御祈念を申し上げますとともに、市長初め特別職の皆様、また、職員の皆様の御健勝をお祈り申し上げまして、退職の御挨拶とさせていただきます。長い間本当にお世話になり、ありがとうございました。(拍手) ○議長(林孝一議員) 閉会に当たり、市長から御挨拶があります。 表原市長。     〔表原市長登壇〕 ◎市長(表原立磨) 閉会に当たりまして、一言御礼の御挨拶を申し上げます。 今議会は、去る2日に開会いたしまして、本日までの24日間でございましたが、議員の皆様方には御多用の中にもかかわりませず、連日にわたる慎重なる御審議を賜り、提出いたしました各案件につきまして全て原案どおり御承認、御可決をいただき、まことにありがとうございました。 今議会の本会議並びに各委員会での御審議の過程におきまして、議員各位から賜りました貴重な御意見、御提言につきましては、十分に検討し、今後の市政の運営に生かしてまいりたいと考えております。 さて、今議会中に、かもだ岬温泉保養センターの浴槽から基準値を上回るレジオネラ属菌が検出され、急遽営業を休止することになり、利用者の皆様には大変御迷惑をおかけしましたことを改めておわび申し上げます。 今後は、利用者の安全を第一として再発防止に努めてまいりますので、何とぞ御理解のほどよろしくお願いを申し上げます。 また、新型コロナウイルスに関する情報でございますが、今なお世界中で猛威を振るっており、国内においても問題の長期化が避けられない状況となっておりますが、私といたしましては、今こそ市民の皆様と心を一つにして、この国難とも言える難局に立ち向かってまいりたいと思う次第でございます。 なお、本市においては、小中学校を3月2日から昨日まで臨時休業といたしました。その間、小学校低学年並びに特別支援学級在籍児については正午までの登校を認めることといたしましたところ、昨日までの23日間で、小学校18校で延べ1,105人、中学校10校で延べ2,219人の児童・生徒が登校いたしております。 今後につきましては、感染防止にしっかりと配慮を行いながら、現在、お願いをしております各種活動の自粛を段階的に緩和してまいりたいと考えております。経済活動を初め、市民の皆様が一日も早くもとの生活を取り戻せることを願うばかりでございます。 そのほか、新型コロナウイルス関連情報として、各種イベントの開催情報など、各種さまざまな情報を市ホームページにおいて随時更新をいたしており、今後もコロナウイルスに関する情報はいち早くキャッチし、更新を行ってまいります。 結びになりますが、今議会中、報道関係の皆様方には、連日にわたり御協力を賜りましたこと、また、傍聴席の皆様方にも議場入り口でのアルコール消毒やマスクの励行など御協力を賜り、厚く御礼を申し上げます。 今後とも、議員各位を初め市民の皆様方の御健勝と御多幸をお祈り申し上げまして、閉会に当たりましての御挨拶にかえさせていただきます。まことにありがとうございました。 ○議長(林孝一議員) 大変高いところからではございますが、閉会に当たりまして私からも一言御挨拶を申し上げたいと存じます。 今期定例会は、去る2日から本日までの24日間にわたりましたが、議会運営に対する議員皆さん方の御配慮と御協力のおかげをもちまして、本日全ての日程を無事終了し、閉会の運びとなりましたことに対しまして心から厚くお礼申し上げます。 今議会の一般質問あるいは委員会審議を通じまして、議員から多くの意見や要望等が述べられましたが、理事者におかれましては、これらを真摯に受けとめていただきまして、今後の市政に反映していただきますようお願い申し上げる次第でございます。 さて、先ほどは本年3月末をもちまして退職されます23名の職員の御紹介がございました。皆様方におかれましては、長い間の御勤務、本当にお疲れさまでございました。皆様方は、今日まで行政の第一線で活躍され、各分野でその手腕を大いに発揮し、本市の発展に御尽力くださいました。長い間勤められました職場を去られることは、感無量のものがあると思いますが、どうかいつまでも御健康でお過ごしいただき、今後とも私ども市議会に対しましても変わらぬ御支援を賜りますようお願いを申し上げる次第でございます。本当に長い間お疲れさまでございました。 終わりに、今議会を通じまして協力賜りました全ての関係者の皆さん方に重ねてお礼を申し上げまして、閉会に当たりましての私の挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(林孝一議員) これをもちまして令和2年阿南市議会3月定例会を閉会いたします。   ∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝    閉会 午後 1時28分────────────────────────────────────────地方自治法第123条の規定による署名者                   阿南市議会議長    林   孝 一                   阿南市議会副議長   平 山 正 光                   会議録署名議員    久 米 良 久                   会議録署名議員    奥 田   勇...