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令和2年3月定例会議(第3日目) 本文
令和2年3月定例会議(第3日目) 名簿

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  1. 小松島市議会 2020-03-03
    令和2年3月定例会議(第3日目) 本文


    取得元: 小松島市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-08
    2020年03月23日:令和2年3月定例会議(第3日目) 本文 ◎ 議長(前川英貴議員)議員の皆さん,おはようございます。  それでは,ただいまより本日の会議を開きます。  本日の議事日程については,お手元に配付いたしましたので,御了承願います。 ─────────────────────────────────────────── ◎ 議長(前川英貴議員)これより,本日の日程に入ります。  日程第1 市政に対する一般質問を続行いたします。  通告の順序に従い,順次発言を許可いたします。  16番 杉本議員。               [16番 杉本 勝議員 登壇] ◎ 16番(杉本 勝議員)おはようございます。  まず,質問する前に,このたび,新型コロナ感染症により多くの人々が混乱をしております。その中で感染し,亡くなられました皆様方には御冥福をお祈りしたいと思います。また,感染されました方にはお見舞いを申し上げたいと思います。  それでは令和2年3月定例会議において,発言の機会を得ましたので,順次質問してまいりたいと思います。新風はなみずきの杉本勝でございます。  まず,1番目につきましては,学校再編について,2番目は市立体育館の使用についての質問であります。以上2点を順次質問してまいりたいと思いますので,よろしくお願いいたします。  まず,学校再編についてお聞きしたいと思います。  学校再編につきましては,文部科学省が2015年1月に新たな学校統廃合に関する手引を策定し,各教育委員会の方に通知したということがございます。それ以降,国内において,各市町村でいろんな統廃合を進めてきました。その中で,今回も小松島市において再編の話が持ち上がりました。その中で,私以外の方も,この問題についてはいろいろ発言された方もたくさんおいでますが,今までこの問題について教育委員会の方から説明が,いろんな計画案の内容の案も出されました。その中で,この学校再編について今まで出された内容につきまして,私の感じたことを述べて,質問に入っていきたいと思っております。  まず,再編については,いろいろ教育委員会からの方からも説明をされておりますが,学校の問題について,適正の問題,この2点についてもいろいろ説明されたことはございますが,この問題については学校統合についていろいろ言われておりますことについては,明確な基準はないということが報道もされ,明記されておりますが,教育委員会皆様方においては,学校は2学級が正しいとか,いろいろ今,子どもの教育に関しての説明がありましたが,その中で私は今まで説明を聞き,いろいろ考えさせていただいておりますが,その中で十二分な説明がまだできてない,このように私は思います。  その中で,例えばある団体さんの方からも陳情が出て,早いのではないだろうかという問題も現実に出ております。こういう問題を見ますと,提案された方からはそれなりの説明はできて,進めていったらいいなという方向に進んでおると思いますが,やはり聞く側にいたしますと十分な説明ができてないということが多く論議され,いろんなところでもそういうお話がるる私のとこの方に耳に入ってまいります。  そういうことを考えますと,なぜそういう声に対してもう少し聞く耳を持とうという気持ちが委員会の方にはないのか。そして,説明を受けますと,今までアンケートされた数字を見る限りでは,この数字に対して適正である,何度アンケートをとっても変わることはないというような,強い姿勢が出てきます。  その中で,私は思うんですが,こういう大きな問題に対しては,もう少しもっと親切に丁寧に,またきめ細かな説明が必要でないだろうか。日ごろ市長からも言われておりますが,小松島市は安心・安全・住みやすいまちづくりを進めていきたいということも言われておりますが,先般の会議を聞きますと,市長の方からは,教育委員会の方に聞いて,またそれにあわせて進めていきたいというお話がありますが,こういう話を聞きますと,本当にそれなりの確信なり理解を得られた内容で進められておるのかなと思いますと,非常に今まで説明されたことが,私自身の心の中に疑問を感じます。  そういう形で,今,この問題について進めておられることに対して,小学校再編は市民の関係者やいろんな皆様に十分な理解が得られてないのでないだろうか,私はこのように思います。
     そういうことでこの問題について,成案はもっとじっくり考えて,日時を区切らずに,十二分に案を練られた上で,今後進めていくべきでないだろうか,このように思いますので,これにつきましての御答弁をよろしくお願いしたいと思います。              [教育政策課長 花岡武志君 登壇] ◎ 教育政策課長花岡武志君)杉本議員の質問にお答えさせていただきます。  学校再編の取り組みにつきましては,平成22年度に,小松島市立学校再編計画策定委員会を設置し,平成24年度には,小松島学校再編計画を取りまとめ,中学校の再編に関しましては,この小松島市立学校再編計画により,平成28年4月の小松島南中学校の開校をもって,小松島中学校小松島南中学校の2校体制となったことで中学校再編が完了いたしております。  しかしながら,小学校の再編に関しましては,少子化に歯どめがかからない状況の中で,策定委員会の想定を上回るスピードで児童数が減少していることや,学校施設の老朽化問題など,本市を取り巻く状況が,小松島市立学校再編計画策定時から大きく変化していることを踏まえ,平成29年10月からの小松島市立学校再編有識者会議での検討審議を経て,当初計画を見直し,平成30年1月に小松島市立学校再編基本計画案を策定いたしました。  この小松島市立学校再編基本計画案の内容につきましては,平成30年の7月から8月にかけ,11小学校区の全ての校区で説明会を開催し,また,説明会の参加者を対象としたアンケート調査も実施をいたしました。さらに,10月には個別に説明会も開催し,11月のパブリックコメントを経て,12月に小松島市立学校再編基本計画として策定したところでございます。  この基本計画をもとに,令和元年9月に小松島市立学校再編実施計画案を策定いたしました。小松島市立学校再編実施計画案の内容につきましては,昨年10月から11月にかけ,11小学校区における地域住民説明会を開催し,ことしの1月には,説明会開催の希望のあった団体に対して個別の説明会も実施をいたしました。また,小松島市立学校再編実施計画案の内容は市のホームページにも掲載をしております。昨年の12月には,広報の折り込みとして市民の皆様に配布をさせていただいております。  昨年の12月には,市民3,000人を対象としたアンケート調査を実施し,小松島市立学校再編実施計画案に対する意向や賛否等をお伺いさせていただき,教育委員会のお示しします4校再編案には,賛成の意見が約80%,また,進めた方がよいとの意見が約72%の市民の皆様から得られております。その後,ことし2月には小松島市立学校再編実施計画案に対するパブリックコメントを実施し,市民の皆様からの意見を伺ったところでございます。  このような手順を経てきており,小松島市立学校再編実施計画案を成案にするかどうかにつきましては,総合的に判断してまいりたいと考えておりますので,御理解のほどよろしくお願い申し上げます。               [16番 杉本 勝議員 登壇] ◎ 16番(杉本 勝議員)御答弁いただきました。  今,課長の方から説明されたことについては,今までもいろんな機会の場所で説明されたこととほぼ同じ説明の話です。私は,今までそういう過程を踏んできて,そのあとで,現在,ある団体の方からも陳情の文書が出されており,各地域の皆様方から,説明ができない,できていない,また,説明を,質問したことに対しても答弁ができてないことはたくさんあるというような中から,こういうふうな学校再編に対する説明が十分できていないというお話があって,そういうことに対してどのようにするかということで,今現在進めておる内容では若干早過ぎるのではないだろうかと,そういう形で,今後どのように考えていくのかなということをお聞きしたいわけです。私の質問が悪かったということで,今,従来の御答弁と同じような答弁をされたのではないかと思いますが,今申したような内容の御答弁を私はいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◎ 議長(前川英貴議員)小休します。                午前10時13分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午前10時20分  再 開 ◎ 議長(前川英貴議員)小休前に引き続き会議を開きます。  花岡教育政策課長。         (「話が違う。教育長と言うてある」と杉本議員の声あり)              [教育政策課長 花岡武志君 登壇] ◎ 教育政策課長花岡武志君)杉本議員の御質問にお答えさせていただきます。  先ほども御答弁させていただきましたとおり,議員の御指摘のようなこともございますが,アンケート調査結果については民意を反映しておるというようなことでございまして,教育委員会といたしましては,今後総合的に判断してまいりたいと考えておりますので,御理解のほどよろしくお願い申し上げます。               [16番 杉本 勝議員 登壇] ◎ 16番(杉本 勝議員)答弁していただいたのですけど,総合的にって一体どういう意味なのですか。  それと,私は通告には教育長関係部長というように答弁してくれるようにしてあるのに,なぜ課長が答弁するんですか。議長もそういうふうに手配していただけますか。どうですか,議長。 ◎ 議長(前川英貴議員)小休します。                午前10時21分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午前10時22分  再 開 ◎ 議長(前川英貴議員)小休前に引き続き会議を開きます。  小野寺教育長。               [教育長 小野寺 勉君 登壇] ◎ 教育長小野寺 勉君)杉本議員の御質問にお答えをさせていただきます。  いろいろな御意見があることは,教育委員会といたしましても認識はしております。その御意見の内容について,委員会内でいろいろと検討しながら,対応ができるものと難しいもの,ないしは将来的に対応していくものというふうな形で選択をいたしまして,それを総合的に判断していくというふうな方向で考えております。               [16番 杉本 勝議員 登壇] ◎ 16番(杉本 勝議員)答弁としてね,いろんな方向から角度からしましたという話は誰しもできる答弁なのですよ。その中でどのようなことを考えてどのように討議されたかということは言わないと,何を討議されたのか,全然説明としてわからないのです。そういう説明をするから,説明会へ行っても,住民の方が,市民の方が,答弁がはっきりわからない,言ったことについても正確な返事がもらえないという御意見が出るのではないですか。  学校を再編するのに,そういうふうな安易な答弁だけで皆さんに理解を得ようとするのは非常に難しいのと違いますか。教育委員会として,これから本当の意味で子どもの教育を本当にしようと思うのであれば,もう少し詰めた答弁なり論議がなければ,私は教育委員会としての権威がどこにあるのかなと,本当に子どものための教育は本当にできるんですかと言いたくなるような感じが出てきます。  ですから論議されました,検討しましたという話は,どこ行ってもあるお話なのですよ。しかし,これは計画案をされる時点まで来ているのですよ。それに対してもっと詰めた内容の説明があるべきであるのが私は当然ではないかと思いますが,いかがですか。これは再質問です。どうぞ。 ◎ 議長(前川英貴議員)小休いたします。                午前10時26分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午前10時27分  再 開 ◎ 議長(前川英貴議員)小休前に引き続き会議を開きます。  花岡教育政策課長。              [教育政策課長 花岡武志君 登壇] ◎ 教育政策課長花岡武志君)杉本議員の御質問にお答えさせていただきます。  このたびの実施計画案作成に向けての検討プロセスにおきましては,まず,市の上位計画関連計画との整合性を考慮いたしました。その後,北部と南部の各中学校区に分け,交通の利便性や通学支援対象者数スクールバスや校舎の建設に係るコスト,教育効果等を総合的に検討いたしました。学校の再編や再編場所もあわせて検討を行った結果,現行の11小学校を4校に再編する案を作成させていただいております。御理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。               [16番 杉本 勝議員 登壇] ◎ 16番(杉本 勝議員)私のしよる質問の内容と今御答弁いただいた内容は,私は違うと思うんですがね。どうして学校の3校とかそういう話が先に出ておいでるんですか。私は後からそういうお話をするということにしてありますが,先ほどそういう御答弁をいただいて,するということは,話としては非常におかしいなと思います。  それと,議長にもう一度お願いします。私は,発言通告には教育長関係部長ということで提出してありました。それなのに,なぜ課長がこの場所で答弁されるんですか。私が質問を出した時点で向こうが答弁してくれるのは教育長が本当だと私は思っておりますが,なぜこういうふうな答弁になるんですか,ちょっとお聞きしたいと思います。どうして議長の方から指名していただけないのですか。 ◎ 議長(前川英貴議員)小休いたします。                午前10時30分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午前10時33分  再 開 ◎ 議長(前川英貴議員)小休前に引き続き会議を開きます。  小野寺教育長。               [教育長 小野寺 勉君 登壇] ◎ 教育長小野寺 勉君)杉本議員の御質問にお答えをいたします。  先ほどの私の発言とかぶるところもあるのですけれども,アンケート説明会パブリックコメントの意見というのは,反対意見もあるし賛成意見もあるし,大変まちまちでございました。場所や数や時期等に関するような内容がたくさんございました。そのような意見を,委員会としては,当然分析をして,今後検討していける内容なのかどうかということを確認等もしております。  そのような形で,先ほど言いましたように,今後,定例教育委員会等でその内容を審議しながら協議しながら延ばしていく必要があるのか,ないしは成案としていく必要があるのかというふうなことを決めていきたいというふうに考えております。               [16番 杉本 勝議員 登壇] ◎ 16番(杉本 勝議員教育長から御答弁いただきました。ありがとうございます。  今後,論議して決めていきたいという話ですが,物事によってこれから決めていかないかない問題と,今まで論議されてきたことがあって,それについて言ったことに対してどのように答弁するかということについての位置づけはもう少しはっきり今後ともしていただかないと,質問しても何の答弁が返ってくるかでは,私の方も困ります。そして,市民の皆様方にも説明するのにも,きょうのようなお返事をいただいたのでは答弁がしかねます。  そういうことですので,もう少し今までしてきたこと,論議されたことがあるのであれば,そのことをきっちり説明していただけたら,私の方も理解できますし,その物事については皆様方にも説明ができますので,そういう方向で今後とも取り組んでいただけるように要望しておきます。  それでは,次に入っていきたいと思います。  学校再編については,一番最初は3校というお話があって,それから4校に変わりました。これは3校から4校に変わったのは,当初いろんな話をされた流れの中で,どのような内容で経過として3校から4校に変わられたんですか。その物事について御答弁いただけますか。               [教育次長 石山 晃君 登壇] ◎ 教育次長(石山 晃君)杉本議員の御質問にお答えをいたします。  平成30年12月に策定をされております小松島市立学校再編基本計画において,基本方針といたしましてお示しをさせていただいた中に,学校再編による学校数として,基本計画の目標とする学校数は市内で3校程度といたしておりました。学校数におきましては,程度表示とさせていただいており,その時点で校数を決定しているものではございません。  このたびの小松島市立学校再編実施計画案の作成に当たりましては,基本計画でお示しをいたしておりました3校程度の範囲と考えられます2校案から4校案の検討を進める中で,交通の利便性や通学支援対象者数スクールバスや校舎の建設にかかるコスト,教育効果等を総合的に検討させていただいた結果,現行の4校案ということでお示しをさせていただいております。               [16番 杉本 勝議員 登壇] ◎ 16番(杉本 勝議員)御答弁いただきましたが,3校から4校になったということで,いろいろな話の中で決まったような話でございますが,ちょっと私も今の話としてはよく理解できかねるところがありますが,次に進みたいと思います。  この4校案というのは案でありますね。しかし,案であるにもかかわらず,なぜ4校案で,アンケートをとってするのか,私はこの意味がよくわからないのです。例えばアンケートをとるのであれば,4校案も5校案も別の案も含めた部門でアンケートをとるのが私は通常でないだろうか。4校案でとるということは,案であるのにもかかわらず,決めたような内容のアンケートでないのですか。そこら辺については,どのような考えで,4校案でアンケートをとられたのか,御答弁をお願いしたいと思います。               [教育次長 石山 晃君 登壇] ◎ 教育次長(石山 晃君)杉本議員の御質問にお答えをいたします。  先ほどお答えをさせていただきましたが,このたびの小松島市立学校再編実施計画案の作成に当たりましては,基本計画でお示しをいたしております3校程度の範囲というものをベースに考えております。そこから3校程度ということでございましたので,2校案,そして3校案,4校案ということで検討させていただいておりました。交通の利便性や通学支援対象者数スクールバスや校舎等の建設にかかるコスト等々の考えをいたしましても,4校案としてお示しさせていただいたということでございますので,御理解いただきますようによろしくお願いいたします。               [16番 杉本 勝議員 登壇] ◎ 16番(杉本 勝議員)今の御答弁の中に,交通の問題の話も若干出ましたが,例えば4校案でするのであるところで,私は逆に,これを5校か6校にすることによって,子どもさんの通学については,その内容的なものについて,通学はその方が非常にメリット的にはいいのではないだろうかと考えます。4校案にしますと,非常に子どもさんの通学距離は遠くなる。しかし,5校,6校にすると,通学距離も短くなる。そして,今,交通関係の中ではと言われておりますが,非常にスクールバスの運用をするのが難しいというのが,これは学校再編をする各市町村のところからでも言われておる問題です。  そういうことも考えますと,私は4校案よりも,通学のことを今教育次長の方から話されましたが,逆に,5校,6校にする方が,私はその分がメリット的にはいいのでないだろうかと思います。そこらあたりも十分考えて論議されたことだろうと思いますけれども,今そういうお話が,次長の方からありましたので,私はあえてこういうことを言うのですが,そういうふうなことに対しての考え方なり論議は十分されたのでしょうか。もし御答弁いただけるのだったらお願いしたいと思います。               [教育長 小野寺 勉君 登壇] ◎ 教育長小野寺 勉君)杉本議員の御質問にお答えをさせていただきます。  今回の学校再編の目的という部分になるのですけれども,小松島の未来を担う子どもたちのためであると,よりよい教育環境というふうなことを教育委員会としては目的とさせていただきました。その中に,1つはやっぱり集団での学習活動ができる児童数の確保と,これが1学年2学級というふうなことを目指すというふうな意味合いでございます。あと1点は,新しい施設ないしは教材整備というふうな部分があるのですけれども,もう第一義は,やっぱり集団で学習活動ができる環境づくりと。たとえ2学級が実現しなくても,1つの教室の中で,子ども同士意見交換ができて切磋琢磨できるような学習環境グループ活動ができたり班での活動ができたりというふうな環境をつくるためには,余り校数を多くするとそういうふうな体制がとれなくなってしまうと。そういうことを考えたときに,3校程度というふうな形の中で,4校というのが,これ以上広げることによるとこの学習環境というものがなかなか達成できないのではないかという判断で,4校案をお示させていただいたということでございます。               [16番 杉本 勝議員 登壇] ◎ 16番(杉本 勝議員)4校案で今現在あるのですが,その中で,4校案でアンケートをとる。その時点で,なぜ4つの学校が表面に出てくるのでしょうか。  ここらについてはどうですか。そのように4校の学校名を出す時点で,出されなかった学校の関係者に対して心情的にどのような考えを持つかということは考えられたことはあるか論議されたことはあるのですか。  4校案と言う時点で,はや学校名が先に出てくる。私はそこらの内容はよく理解できないのです。これは審議会の中でもそういう学校の名前も出て審議されて,答申されて,今,案として出ておる問題なのですか。お聞きしたいと思います。               [教育次長 石山 晃君 登壇] ◎ 教育次長(石山 晃君)杉本議員の御質問にお答えをいたします。  議員からは4校のアンケートについてたびたび御質問をいただいておるわけでございますが,4校案をお示ししたときに,具体的に学校が決まっていない。学校が決まっていないものをアンケートにする,やはりそれはかなり具体性がないのではないかということで,これまで小松島市立学校再編実施計画案を策定するに当たりまして,教育委員会で協議したものとして,4校案をお示しさせていただいたということでございます。               [16番 杉本 勝議員 登壇] ◎ 16番(杉本 勝議員)次長の御答弁を聞かしていただいて,そういう考えの方から見ますと,それはそのように感じるかもわかりませんが,逆の立場の方,学校が指名されなくて,なくなる学校の方,保護者や関係者の方から見ますと,どういう感覚的に感情を持つかということに対しては考えられたこととかそういうことは,その場所で論議されたことというのは,ないのでしょうね。  この前に議会でタウンミーティングをいたしましたが,その中で参加された方の中には,一例ですが,「私の子ども,私の孫の行く学校が今回は残った。だからこの学校再編計画はこのまま進めてくれた方がいい」と言う方がおいでるんです。また一方の方は,「私の子どもの行く学校はなくなります。子どもは遠いとこまで今度通学せないけません。大変です」。  現在は,御夫婦ともとも働きで子どもさんを学校にやる。昔の時代のように,おじいちゃんおばあちゃんがいない家庭で,子どもさんを遠くの学校にやらなければいけなくなった。そういう方の感覚と,残った学校関係の方の考え方では多く違うと思うのですよ。議会でされたタウンミーティングの中でも,そういう意見が現実に出ました。  そこらあたりの考え方として,常に右・左の論議は両方あるだろうと思いますが,双方の考え方も考えた上で論議し,考えていかないと,ただ一方的な考え方だけで,その話を説明の中に入れていきますと,必ず逆の方はどういう考え方になるかということは,私が言わずとも教育委員会におらえる皆様方だったら理解できておると思います。そういうのが教育者であって,これから再編を考える教育委員会としての,市としての責任のある,私は考え方のもとに再編をやられるのだろうと思っておりますが,そこらあたりについては,私の考え方と若干ちょっと違うところがございます。そういうふうな考え方のもとで,これからもやはり両面についての考え方を両方持っていただいて進めていただくことをしないと,いい人と悪い人の差が多く出ます。  それでは,これから再編するのにスムーズに学校再編計画が進むかということを考えますと,そのあたりについては反対される方も多く出てくるだろうし,それを理解してもらうためには,いま一度皆様方に理解いただけるような御説明があってこそ,初めてこの再編ができるんでないかなと,私はこのように思っております。  そういう意味で,今後計画を推し進めていく場合に,もう少し,先ほど言いましたように,きめの細かい丁寧な説明を十分していただいて,そういう反対なりいろんな陳情を出される方が理解できるような学校再編計画をこれからつくっていただきたい。私はこのように強く要望したいと思います。  それでは,次に進みたいと思います。  小中一貫校について,御質問をさせていただきます。  今回の学校の再編につきましては小学校再編,これが主にされております。しかし,今,国内では,小中一貫校が非常に多くされております。これは私が今述べることもなく,このメリット的なものについては,教育委員会皆様方も,それなりに勉強されておりますのでよくわかるだろうと思います。例えば5歳からの義務教育についても推し進めているところもございます。小中学校の教育をすることによって,先般もある県の方に視察に行ってまいりましたが,小学校6年,中学校3年で,中学校3年生が9年ということで,小学校1年から6年,7年,8年,9年と,こういうふうに小中一貫校をつくっております。そういう学校で聞きますと,いかに子どもの未来のために,何のために教育をどのようにしたらいいかということをよく考え,審議してつくったと言っております。  しかし,小松島市では,今,小学校再編が主の話であって,小中一貫校の話が,本当に今,教育委員会の中で論議をこれからもされるのか,今までもされたのか。これからもそれを問題としていろいろ考えるべきところに至るのか,私はわかりませんが,一貫校について今後どのように考えておるか,御答弁をお願いしたいと思います。
                  [教育次長 石山 晃君 登壇] ◎ 教育次長(石山 晃君)杉本議員の御質問にお答えをいたします。  このたびの小学校再編計画に関する小松島市立学校再編実施計画案についてでございますが,小学校を現在の11校から4校に再編する計画が出ております。そのことによりまして,小学校間,小学校,中学校の連携はとりやすくなるものと考えております。小学校と中学校の教員が互いに連携協力し,議員からも御紹介がございましたように,義務教育9年間の系統性,連続性に配慮した教育活動の重要性については認識をいたしているところでございます。今後他市の事例なども参考にしながら,子どもの学校の実態を十分に把握し,その実態に応じたよりよい教育活動が展開できるよう,準備委員会等を設置いたしまして,今後検討してまいりたいと考えております。               [16番 杉本 勝議員 登壇] ◎ 16番(杉本 勝議員)小中一貫校についても,これからの話かもわかりませんが,私は過去にも,小中一貫校についてということで,前の市長時代のときにも提言したことがありますが,そのときに小松島南中学校はできる前にそういうお話もさせてもらったことがありますが,小松島市ではそれが達成されなかった。しかし,小松島市で昔からよく言われておると思いますが,小松島市として教育に力を入れる。そして,地域住民の皆様方に喜んでいただけるような教育をしたい。こういうことは何年も前から叫ばれ,言い続けられておるにもかかわらず,今,ようよう小学校の再編が始められるのです。  しかし本当の意味で,私は先ほど言うように,子どもの将来,未来を考えて,どのような教育がいいのかということを考えてみますと,子どもの環境において,今のままで過ごすことが本当に未来の子どものために望ましいことか,私はそう思います。  そういうことで,本当に,教育者として教育委員会としてどこまでの理念を持ちながら,子どもの教育に対して,教育面の成長が望まれるような子どもにできるだろうかということに対してどのように考えているか,御答弁をお願いしたいと思います。               [教育長 小野寺 勉君 登壇] ◎ 教育長小野寺 勉君)杉本議員の御質問にお答えをいたします。  小学校と中学校がともに義務教育の一環を形成する学校として,目指す子ども像を共有して,学習指導や生徒指導において互いに協力し,責任を共有して課題を解決するという観点を持って指導に当たることは大切なことであると考えております。  他市の例にもなりますが,各中学校区において,中学校教員がその専門性を生かした授業を小学校で展開したり,児童生徒のことをよく知っている小学校教員が中学校で授業をしたりする相互乗り入れ授業の実施や,小中の教職員が授業改善について合同の研修の機会を持つなどの取り組みを行うことで,学力の向上や心を育てることにつなげている事例もございます。  本市の子どもたちの実態を把握し,子ども一人一人の資質や能力を育成できるよう,先ほども申し上げましたけれども,準備委員会や専門委員会におきまして,その内容等について検討してまいりたいと考えておりますので,御理解賜りますよう,よろしくお願い申し上げます。 ◎ 議長(前川英貴議員)11時10分まで小休いたします。                午前11時01分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午前11時10分  再 開 ◎ 議長(前川英貴議員)小休前に引き続き会議を開きます。  杉本議員。               [16番 杉本 勝議員 登壇] ◎ 16番(杉本 勝議員教育長の方から御答弁いただきまして,ありがとうございます。  子どもさんというのは,環境によって非常に左右されやすい,また,それによって環境によって,子どもさんはすごく伸びる子どもさんもおりますし,世間で言われる虐待をされますと,非常に悲しいこともあります。そういう意味で,未来の子どもをこれから教育するに当たって,やっぱり環境面が非常に子どもの成長に大きく左右されます。家庭の教育も大事であります。また,学校においての教育も大事でありますが,これからの未来に向けて,学校の再編,小中学校の問題についても,これから教育委員会の方でいろいろ論議され,そして,日本の国に羽ばたけるようなすばらしい子どもが小松島市から生まれるようなことを,教育委員会に期待して,そういうことを今後していただけるように強く要望をしておきたいと思います。  以上で,この部分については終わります。  次は市立体育館使用についてでありますが,先般の報告を聞きますと,小松島市立体育館の方に予算を組まれていろいろされておるということで,私の質問する内容を若干見透かしたわけではないのだろうがと思いますが,そのような結果的な予算が出てきまして,言うことが非常に少なくなったわけです。  まず1点,会場利用についてでありますが,あそこの赤石町の体育館にサブコート,サブの会場がございますが,そこで競技されている方が,あそこは天井から下まで大きな窓ガラスの建物になっております。それで,競技される方は非常に天気のいい日には,明る過ぎて競技をしにくいと。競技種目の球が非常に光線のもとに競技がしにくいという形で,本会場の方については黒幕がずっとぐるりにございますが,サブコートの方にはそれがないと。上から下までですので,非常に直射日光が直接目の中に入ってまいりますので,競技がやりにくいという形で,できれば競技をしやすいように,また,目にも非常に,ある程度の年齢がいった方も目にひどい刺激を与えられるということで,黒幕をひとつ設置していただけないだろうかという要望が多く出されておりますので,この件についてどのようにしていただけるか,御答弁をお願いしたいと思います。             [教育委員会参事 勢井孝英君 登壇] ◎ 教育委員会参事(勢井孝英君)杉本議員からは,市立体育館の施設について,特に,トレーニング室,一般的には,サブコートと呼ばれる場所の施設についての御質問いただきましたので,お答えいたします。  市立体育館につきましては,昭和57年の供用開始以降,メインアリーナ,トレーニング室とも,多くの種目のスポーツやイベント行事等に使われてきてございます。メインアリーナにつきましては,各種スポーツ大会の主会場やコート面を広く使うバレーボールなどの競技の定期的な練習会場などに使われておりまして,トレーニング室につきましては,大会等の副会場や,卓球などの小スペースの球技や新体操などの定期利用が近年の主な使用状況になっております。こうした多くの種目の利用と施設の老朽化によりまして,雨漏りや照明器具の劣化,壁地や床板の剥離,表面のざわつきが起こっておりまして,安全な利用をするためにも,修繕または改修箇所が年々ふえつつある状況となってございます。抜本的な大改修が必要なものもございまして,現在照明器具として使っておる水銀灯が2020年末以降の製造中止や,輸出入の禁止,水銀灯器具のPCBを使っておる安定器の処分場の閉鎖期限も迫っておりますことから,新年度におきましては,そうした差し迫った状況のものから順次取りかかっていくことで,改善を図っていきたいと考えてございます。  御質問のトレーニング室への太陽光の入り込みにつきましては,トレーニング室の南面と西面の全面が総ガラスとなっており,高さもそれぞれの面で約5.5メートルほどあり,天気の具合によっては,かなり日光が入り込む日もございます。競技種目によっては,日差しがきつい場合,スポーツ器具への反射や,直接目に光が入り,まぶしさを感じ,やりにくいなどのわずらわしさを感じることはあると考えてございます。遮光対策につきましては,カーテンや,窓ガラスに直接遮光フィルムを張りつけるなどの方法が考えられますが,ガラス面の高さや防球ネット,バスケットゴール等の設備,防災上の排煙窓などを考慮した場合のカーテン設置費用の高額化や困難性,遮光フィルムを張った際のトレーニング室内への光の入り具合の低減による遮光対策を必要としない競技への影響も十分に検討する必要があると考えております。  施設につきましては,劣化等への対応のため修繕改修や,機能向上のための設備改修も含めて,快適な利用ができるよう維持管理をしていく必要があることは認識してございます。優先的に対応していかなければならないものから,予算状況を踏まえ順次進めていく中で,効果的な方法を考えていきたいと思っておりますので,御理解のほどお願いいたします。               [16番 杉本 勝議員 登壇] ◎ 16番(杉本 勝議員)御答弁いただきましてありがとうございます。  競技するのに非常に困難性を持つ方もおいでるし,ある程度の年齢をいった方については,厳しい光線が来ると目とかいろんな部分にも非常に厳しいものがあるということでございますので,財政的にも予算も非常にあろうかと思いますので,今後また検討していただいて,よろしくお願いしたいと思います。  それと,今参事の方からからお話がありましたように,予算を組んでおるということで,LEDの部門で照明の電球をこれから改修していくというお話があったわけなんですが,この件につきましても,現在使用している方が,体育館の使用料,それと電気代と両方の使用料を支払いすると,クラブによると非常に苦しい状態があるということを聞いておりましたが,今回こういうふうに予算を組んでいただいてLEDにしますと,電気代についても若干安くなるのかなと。そういう意味では,使用,利用する方も心持ちそこらの金額的な関係もあるのではないかと思いますが,そこらにつきましても,今後,改修された後,以後,料金問題につきましても的確な内容の使用料を今後徴収していただけるように努めていただけたらと思いますので,その部分についてもよろしくお願いいたします。  以上につきまして,私の今回の質問をこれで終わりたいと思います。御清聴ありがとうございました。 ◎ 議長(前川英貴議員)10番 広田議員。               [10番 広田和三議員 登壇] ◎ 10番(広田和三議員)おはようございます。新風はなみずきの広田和三です。令和2年3月の定例会議におきまして,質問する機会を得ましたので,通告に従って質問をさせていただきます。  まず最初に,全国的に,また世界的に猛威を振るっております新型コロナウイルスの関係で,2月末の政府の要請を受けて,小松島市では,3月から春休みまでの間,幼稚園,小学校,中学校が臨時休校となりましたが,これは子どもたちへの集団感染を避けるための措置であり,御理解と御協力をお願いしております。きょうの朝の報道でもありましたが,全国的にまだ感染が広がり,まだまだ予断を許しませんが,一日も早く終息し,以前の生活に戻るよう願ってやみません。  さて,3月の定例会議においての質問につきましては,私,小学校の再編計画についての質問をする次第でございます。学校再編の質問は私で4人目であり,あと本日1人,あす1人の2人の議員から学校再編の質問が待っております。前回の12月定例会議も含めて,小学校の再編について,幾度となく何人もの議員からの質問,また委員会での質問等がたくさんありました。それだけ市民にとっても一番の関心事であり,市民の方が注視しているのが学校再編です。  まず,昨年末に実施しました3,000人のアンケートからお伺いします。  昨年12月,16歳以上のランダムによる市民を対象としたアンケートを実施いたしました。改めて,アンケート実施に至った経緯からお尋ねします。              [教育政策課長 花岡武志君 登壇] ◎ 教育政策課長花岡武志君)広田議員の質問にお答えをさせていただきます。  議員御紹介のとおり,教育委員会では昨年12月9日から,無作為抽出をさせていただいた3,000人の市民を対象として学校再編に関するアンケート,市民調査を実施し,その結果につきましては,現在市のホームページ上に掲載をしているところでございます。そのアンケート調査を実施することに至った経緯につきましては,住民説明会パブリックコメントとともに,このアンケート調査を実施することで,本市の学校再編についてより多くの市民の皆様から御意見をいただくことによって,市民全体の意見の傾向を把握したいと考え,実施するに至った次第でございます。               [10番 広田和三議員 登壇] ◎ 10番(広田和三議員)アンケートの実施に至った経緯はわかりました。発送から回収に約1カ月を要しました。結果,校区,年代別にどのようなアンケートの回収率であったのか,お聞かせください。              [教育政策課長 花岡武志君 登壇] ◎ 教育政策課長花岡武志君)広田議員の質問にお答えをさせていただきます。  市民アンケートの,校区,年代別の回収率につきましては,まず校区別から申し上げますと,お住まいの校区について御回答いただけた900名のうち,小松島小学校区,27.84%。南小松島小学校校区,28.43%,北小松島小学校区,27.05%,千代小学校区,22.16%,児安小学校,37.3%,芝田小学校区,38.95%,立江小学校区,36.77%,櫛渕小学校区,23.88%。坂野小学校区,31.4%,和田島小学校区,28.69%,新開小学校区,35.08%。合計といたしまして30%という結果でございました。  次に年代別の回収率について申し上げますと,10代,21.36%,20代,18.18%,30代,25.89%,40代,30.39%,50代,31.46%,60代,38.04%,70代,45.08%,80代以上の方が25.43%。合計として30.23%という結果でございました。               [10番 広田和三議員 登壇] ◎ 10番(広田和三議員)御答弁いただきました。  内容を聞いていますと,これから子育てをする10代が21%,20代が18%,30代が約26%と,ほかの年代に比べて低いと思います。ちなみに参考までに,返ってきたアンケートは908名だったと思います。教育委員会が出しているデータの中にはせめて無効である数字の書く欄をこしらえていただいて,資料の無効欄を一番下でも結構ですので,つくっていただき,資料の中に入れるべきと思います。そうしなければ908という数字は生きてきません。これはもう教育委員会の方は一番よく知っていると思います。単にアンケートの数字が900人,907人という数字は,数字としては合っていると思いますが,総合的に返ってきたのは908人の方から返ってきていますので,資料の提示につきましてはそのような形でお願いしたいと要望しておきます。  御承知のとおりに,少ない人口の中で少しでも人口の流出を防ぐために,小松島市の教育はこんなのですよと,ほかにない小松島市の教育像を教育長さんを先頭に見せていただきたいと思います。少しでも小松島市での子育てができる環境づくりが,教育委員会だけでなく,市長部局を含めた行政が一体となって,住んでよかった小松島市にしませんか。今の状態でしたら,Uターン,Iターン,Jターンして家を建てたら学校がなくなった。小じんまりとしてでも子育てができる環境がなければ人口もふえません。1つ要望して,次の質問に移らさせていただきます。  次は,パブリックコメントについてお尋ねします。  平成30年12月に策定しました小松島市立学校再編基本計画,この基本計画に基づく具体的な取り組みとなる実施計画を策定するに当たって,市教育委員会小松島市立学校再編実施計画案を作成しました。この小松島市立学校再編実施計画案に対する市民からの意見を募るため,2月5日から2月25日まで,学校再編に対するパブリックコメントを行いました。閲覧に訪れた方もおられるし,ホームページで閲覧した方から含めて,何人の方からこのパブリックコメントの御意見が提出されたのか,お聞かせください。              [教育政策課長 花岡武志君 登壇] ◎ 教育政策課長花岡武志君)広田議員の御質問にお答えさせていただきます。  教育委員会では,ことし2月に,市の広報誌を通じまして,小松島市立学校再編実施計画案についての,パブリックコメント手続を実施することをお知らせし,2月5日から,同月25日までの約3週間にわたり,同計画案について,教育委員会,庁舎内で閲覧できるようにするとともに,市ホームページ上への掲載を行いながら,市民の皆様からの御意見を募集してまいりました。その間,教育委員会に閲覧に来られた方はいませんでしたが,ホームページにアクセスされた方は511件ございました。パブリックコメントに関しましては17名の方々から計54件の御意見を頂戴したところでございます。               [10番 広田和三議員 登壇] ◎ 10番(広田和三議員)17名の方から54件の御意見をいただいたということでございますが,どのような御意見があったのか,公表できる範囲で結構ですので,お聞かせいただきたいと思います。              [教育政策課長 花岡武志君 登壇] ◎ 教育政策課長花岡武志君)広田議員の質問にお答えをさせていただきます。  パブリックコメントの募集期間におきまして,先ほど申し上げましたとおり17名の方々から計54件の御意見をいただいております。その主な内容といたしましては,通学,通学路等に関係することが16件,教育内容に関係することが9件,施設整備に関係することが7件,学校生活に関係することが5件,アンケートに関係することが5件,学校規模に関係することが5件,防災に関係することが5件という内容でございました。               [10番 広田和三議員 登壇] ◎ 10番(広田和三議員)パブリックコメントの御意見をいただきました。一番多くの意見があったのは,やはり通学と通学路に関することでした。  昨年行いましたそれぞれの小学校区の地域説明会でも意見が一番多かったのも通学と通学路の問題でした。多くの方から意見があったことは,それだけ子どもたちの安心・安全についての関心が高いということです。教育委員会が言う,単に1.8キロメートルまでは徒歩通学と言いますが,重いランドセルと手提げ袋を持って今まで渡っていた道路の幅の2倍も3倍もある道路を何本も渡りながら1.8キロメートルを通学するのです。それは保護者,地域の方も心配します。学校を統合するのに必死になっていますが,通学と通学路の安全・安心対策をこうしたことも協議して,方向が決まってから地域説明会にやっぱり臨むべきだったと私は思います。  それぞれの会場に何カ所か出席させていただきました。参加者からの質問に対して答弁ができずに,「持ち帰って検討します」という言葉が何度もありました。「持ち帰って検討します」では説得力も何もありません。  次は,地域説明会と実施計画成案について。ここではまとめてお尋ねいたします。  小松島市の小学校の再編につきましてはなかなか難しい問題も抱えて教育委員会も大変だろうと推察します。教育委員会としましては,今年度,いわゆる2019年度中に小松島学校再編実施計画の成案を発表する予定をされていますが,いつ発表されるのか,まず先にお伺いします。              [教育政策課長 花岡武志君 登壇] ◎ 教育政策課長花岡武志君)広田議員の質問にお答えをさせていただきます。  教育委員会といたしましては,今月27日に開催予定の定例教育委員会において,これまでの住民説明会パブリックコメント,またアンケート調査などでいただいた御意見を総合的に勘案しながら,小松島市立学校再編実施計画案を協議したいというふうに考えております。               [10番 広田和三議員 登壇] ◎ 10番(広田和三議員)御答弁いただきましたが,私の質問は,小松島市立学校再編実施計画案の成案をいつ発表するかとお聞きしたつもりなのですが,3月の27日に協議したいという答弁でございました。3月27日に協議した後に,いつ成案を発表されるのか,もう一度改めてお伺いします。               [教育次長 石山 晃君 登壇] ◎ 教育次長(石山 晃君)広田議員の御質問にお答えをいたします。  議員からは,定例教育委員会で協議した後,成案の発表ということでございますが,小松島市立学校再編実施計画案を協議する中で,どのような意見が出るか,そのあたりも鑑みまして,先ほど課長の方から協議ということでお答えさせていただいております。成案につきましてはそれ以後ということで考えておりますので,御理解いただきますようよろしくお願いいたします。               [10番 広田和三議員 登壇] ◎ 10番(広田和三議員)御承知のとおり,地域説明会では反対意見やいろんな質問,提言が参加した市民から多数ありました。  児童の通学路の安心・安全対策問題,スクールバスの送迎関係など,多岐にわたり意見討論が交わされております。率直に地域説明会で出た意見やいろんな質問や提言が実施計画成案に少しでも反映されるのか,全て教育委員会に任してくださいという形で実施計画成案に持っていくのか,ちょっとそのあたりはきつい表現ですが,お伺いします。              [教育政策課長 花岡武志君 登壇] ◎ 教育政策課長花岡武志君)広田議員の御質問にお答えをさせていただきます。  地域住民説明会パブリックコメントなどの意見を成案にどのように反映させていくのかということにつきましては,まずいただいた御意見の中には,小松島市立学校再編実施計画案に賛成の方や,学校再編に伴い生じる課題を理由に小松島市立学校再編実施計画案の見直しを求められるような御意見もございました。しかしながら,学校再編に伴い生じる課題に対しましては,小松島市立学校再編計画策定後に協議することは可能なものもあり,教育委員会といたしましては,地域の方々の意見を確認しながら,小松島市立学校再編準備委員会やその専門部会,また市長部局とともに今後検討してまいりたいと考えておりますので,御理解願いますようよろしくお願い申し上げます。               [10番 広田和三議員 登壇] ◎ 10番(広田和三議員)学校再編協議に当たって,平成29年から平成30年の1月にわたって4回の小松島市立学校再編有識者会議が開催されました。その有識者会議の各会では熱心に討議がなされ,取りまとめに際して第4回のときには,この有識者会議から学校再編に係る附帯意見書というものが出されました。この有識者会議から学校再編に係る附帯意見書は,ほとんどの方は内容を見ておりませんので,改めて内容の一部分ですが,部分的に読み上げさせていただきます。  学校は,子どもたちが教科等の知識や技術を習得するだけでなく,集団の中で多様な考えにふれ,認め合い,協力し合い,切磋琢磨することを通じて,思考力や表現力,判断力,問題解決能力などを育み,社会性や規範意識を身につけるところであり,有識者会議においては,子どもたちにとってよりよい学校再編とするため,学校の規模,配置,通学支援,防災対策等々,さまざまな観点からの意見が述べられた。今後,具体的な再編内容等を明記する小松島市立学校再編実施計画案の策定に当たっては,有識者会議の意見等を尊重し,学校教育の直接の受益者である保護者や地域住民の十分な理解,協力を得るとともに,社会情勢の変化や地域の実情等に応じて柔軟な対応を図られたい。以上基本計画案とともに,小松島教育委員会学校再編に対する附帯意見とする。  というのが1月22日に小松島市立学校再編有識者会議から教育委員会の方に出されております。この有識者会議からの学校再編の附帯意見書というものを,教育委員会としては,どのような認識,取り扱いをされているのかお伺いします。               [教育次長 石山 晃君 登壇] ◎ 教育次長(石山 晃君)広田議員の御質問にお答えをいたします。  教育委員会では,先ほど御案内がございましたように,学校再編について幅広い見地から検討するために,平成29年10月に小松島市立学校再編有識者会議を設置いたしております。その中で学識経験者や教育関係者,保護者の代表者及び市民の代表者の方などに御参加をいただきまして,学校の規模や配置等に関することに関しまして検討いただいておるところでございます。その検討の際には,学校の規模や配置,通学支援や防災対策等々,さまざまな観点から御意見をいただくとともに,附帯意見の提出もいただいているところでございます。  附帯意見では,学校再編による学校数については,財政的な議論のみで決定するものではないこと。また,各中学校に2校ずつの4校案とする案もあってもよいのではないかといった御意見をいただいております。あわせまして,学校再編の場所につきましては,児童の通学距離が余り長くならないように配慮すること,また,児童が歩いて安全に登校できる場所にしてほしいなどの御意見もいただいておるとこでございます。  小松島市立学校再編実施計画案が成案となった場合は,小松島市立学校再編準備委員会とその専門部会や市長部局等とともに協議をいたしまして,学校再編有識者会議からいただいた意見を十分に参考にさせていただいた上で,より多くの方から理解を得られるよう進めてまいりたいと考えております。               [10番 広田和三議員 登壇] ◎ 10番(広田和三議員)教育委員会の方から御答弁いただきました。  市内にある小学校11校,それぞれの学校の歴史をずっと見てみました。来年度創立147周年を迎える学校があります。それに続いて,146年,145年,ずっと続いています。この147年間の間に新設の小学校は幾つかありました。しかし,再編統合の経験は今回が初めてです。なくすることは多分つくることよりも痛みを伴います。その痛みをいかに少なくするか,教育委員会ももう一度立ちどまってゆっくりと内容を精査して,成案を発表する時期を少しでも先延ばしする考えはないのか,最後に学校再編に係る教育長の考えをお聞かせください。               [教育長 小野寺 勉君 登壇] ◎ 教育長小野寺 勉君)広田議員の御質問にお答えをいたします。  教育委員会におきましては,これまでに住民説明会パブリックコメントアンケート調査などを行ってまいりました。その過程で本当に多くの皆様からさまざまな御意見を頂戴してまいりました。その中には教育委員会が示す4校への再編案に対し,御賛同いただく意見もある一方で,今ある11の小学校を全て残してほしいという意見や,2校に再編することを求める意見など,いろいろな意見がございました。  教育委員会といたしましては,そのようにしてこれまでの取り組みを経て得られた皆さんの御意見を踏まえ,今後,この計画案を成案にするべきかどうか,総合的な観点から判断していきたいと考えておりますので,御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。
                  [10番 広田和三議員 登壇] ◎ 10番(広田和三議員)学校再編を総合的な観点から協議していきたいということでございます。  教育委員会につきましては,学校再編の問題,小松島市としては取り組むべき課題は山積しています。  今回,最後になりました。12月のときに私は発言通告ができませんでしたが,市長を初め今回ほかの部局,課も一緒なんですが,指導的立場の皆さんに私は過去何回も言ってきました。今回も改めてちょっと言わせていただきます。  教育委員会も私の質問の中で「検討します」というのが3回ほど出てきました。検討ばかりで大変でしょう。お役所言葉には本音が隠れている場合が多いと書かれていました。「前向きに検討する」は何もしないこと。「対応を協議する」は先延ばしにすること。行政側は「検討します」と何回も言って言いわけを並べるよりも,この問題はどうすれば解決できるのか,こんな方法だったらどうだろうかという知恵を出して,実現することを第一に考えていただきたい。そして,1人でも多くの市民が市長の言う「住んでよかった小松島」と言えるよう,市長が先頭に立って,あくまでも「住んでよかった小松島」実現のためにも,小松島市発展のためにも,皆さんが一つ一つ積み上げていきませんか。新年度にさらなる小松島市の努力をお願いして,私の質問を終わります。御清聴ありがとうございました。 ◎ 議長(前川英貴議員)午後1時まで休憩いたします。                午前11時56分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 1時00分  再 開 ◎ 副議長(米崎賢治議員)小休前に引き続き会議を開きます。  1番 南部議員。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)この度,3月定例会議において質問の機会を得ました。至誠コマツシマ南部透でございます。  このたびの一般質問では,通告どおり3点,小松島の先を見据えた取り組みについて,コミュニティスクールの推進について,学校再編について,通告どおり行わさしていただきたいと思います。御答弁のほどよろしくお願いいたします。  今回7番目という順番ですので,先に質問された議員の皆様と内容が重なる部分がございます。予定していた内容と少し示し方が変わる部分がございますので御了承ください。  それでは早速になりますが,小松島の先を見据えた取り組みについて。  まず,新型コロナウイルス。今週末に日本国内の感染者が1,000人を超え,イタリアでは死者数が3,400人を超えると,まだまだ安心できるような状況ではございません。多方面で終息に向けて御尽力,努力をしていただく皆様に敬意を払うとともに,一日でも早くよくなることを願わさせていただければと思います。この新型コロナウイルスの質問は,橋本議員の方からもされまして,小松島市では先の見えない中,全力で尽くして頑張っていただいているということですので,これからもよろしくお願いいたします。  質問内容も重なりますので,私の方からは1点だけ質問させてください。それは中小企業や商店への支援対策についてです。去る3月19日にも新型コロナウイルスの専門者会議が開かれ,少し規制緩和への印象も私としては受けましたが,大型イベントなどは慎重な対応をお願いするなど,まだまだ経済的にも影響が広がりそうな現状です。また,内閣府では,2月に発表されました2019年度の10月から12月の国内総生産,GDP速報値では,物価変動の影響を除く実質の前期比で1.6%減,年率換算では6.3%の減と,消費税の引き上げや大型台風の一時的な落ち込みとも言われていますが,12月の景気動向指数CI値,変化の大きさを示す数値なのですが,景気の状況を示す一指数が94.7になるなど,マイナス幅で言えばリーマンショック級の大きさだったと言われています。それに加えて,今回の新型コロナウイルスです。これから発表される1月から3月期においては,この影響で2期連続のマイナスとも考えられます。  このような状況ですので,テクニカルリセッション,技術的な景気後退とは世界的に判断されたくはないですが,本日の新聞に多分載っていたと思うんですが,IOCの会長が40日以内にオリンピックをするかどうか,延期するかどうかを決めるみたいな発言もございました。このまま終息しなければ3期連続も考えられる状況だと思います。日本政府は日本政策金融公庫などに5,000億円の金融貸付保証枠を設け,中小企業を支援するなど財政措置は4,308億円,予備費として2,715億円を活用するなど,さまざまな話が出ています。徳島県でも,企業向けに新型コロナウイルス関連特別相談窓口の設置など,先を見据えた取り組みが始まっています。  そこで,聞かせてください。小松島市では地域経済のためにどのような取り組みを検討されていますか。              [商工観光課長 原田真二君 登壇] ◎ 商工観光課長(原田真二君)南部議員の御質問にお答えいたします。  議員からも紹介がありましたが,新型コロナウイルス感染症の影響を受ける事業者への関連特別相談窓口が徳島県の関係各部署に設置され,市内では経営相談窓口が商工会議所に設置されており,国や県において資金繰り等の支援策が打ち出されているところでございます。国において,自然災害等の突発的事由により経営の安定に支障を生じている中小企業者への資金供給の円滑化を図るため,セーフティネット保証4号及び危機関連保証が発動され,一般保証と合わせて3階建ての信用保証枠となっております。  セーフティネット保証4号や危機関連保証は,売上高等が減少すると経営の安定に支障を生じていることについて,その住所地を管轄する市区町村長の認定を受けた中小企業者が対象となり,特にこのたび初めて発動された危機関連保証については,実質無利子,無担保の融資制度となっております。同じく国の支援策である小規模事業者持続化補助金は販路開拓等を支援するものであり,こちらも申請する際には市区町村が発行する証明書の添付が必要となります。  また,議員から紹介がありました徳島県が補正予算において創設いたしました一時金支給制度においても,先ほど申し上げましたセーフティネット保証4号の認定を受け,金融機関から融資を受けた事業者が対象となっております。  これらのことから,市としましては,相談窓口である徳島県及び商工会議所と連携し,事業者と接する機会はもちろん,市のホームページや広報誌を通じて支援策等の周知徹底を図るとともに,金融機関と連携し,認定業務等の円滑,迅速な対応及び相談体制の強化を図ってまいります。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)先ほど御紹介がございました徳島県の中小企業向け融資制度なんですが,セーフティネット保証4号や危機管理保証に関しても各7,000万円以内での10年間,危機管理保証は無利子だということで,本当に今使える方に知っていただくためにも,小松島市として大きく広げていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。  小松島市は地方都市のため,すぐには影響が出ないかもしれませんが,必ず景気の影響は出てきます。商工会議所や経済同友会,青年会議所など各種地域団体と連携し,中小企業や商店の動向を把握していただき,現状を注視するとともに,小松島市としてもしっかり対策を打っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  では,次に移らさせていただきます。  次は,旧小松島港の活性化についてです。  小松島市にとって旧小松島港は依然として町の象徴であり,この地区の発展は小松島市にとって大変重要な位置づけになると考えています。現在の旧小松島港周辺では,地域活動などで港の倉庫を活用したイベントが行われたり,週末には行列ができる飲食店ができるなど,まだまだ潜在価値,ポテンシャルは私は高い地域だと思っています。  その中,昨年徳島小松島港区活性化プランが発表されました。  そこで,お聞かせください。その内容を教えていただくとともに,今後小松島市としてどのような活動を始められますでしょうか。              [商工観光課長 原田真二君 登壇] ◎ 商工観光課長(原田真二君)南部議員の御質問にお答えいたします。  港湾背後への高速道路延伸,新たな企業立地の動向,クルーズ船寄港の増大,トラックドライバー不足,南海トラフ地震の切迫性の高まり,港湾施設等の老朽化,陳腐化など徳島小松島港を取り巻く状況は大きく変化しております。このことから,国,県が事務局となり,産・官・学が構成する徳島小松島港中期構想・活性化検討委員会が平成30年8月2日に発足し,4回の委員会及びワーキンググループや勉強会を行い,概ね20年程度の長期的なイメージを構想し,長期的なイメージに至るまでの概ね10年程度の中期的な計画とするハード面の中期構想案とともに,中期構想と整合を図りつつ,ソフト面の小松島港区活性化プラン案が取りまとめられました。  小松島港区活性化プラン案の概要でございますが,将来の方向性としましては,人を呼び込み,昔の活気あふれる元気な港町の再生を目指すため,「みなとに来る目的をつくること」「居心地のよい空間をつくること」「目的に関連したビジネスができること」を掲げ,地域のにぎわい空間として認知してもらうこととしております。実現化方策としまして,中心となって継続的に活動していただける人,いわゆる担い手をワークショップの開催等を通じて巻き込み,既存組織等を活用し,実現に向けた方向性の支援,協力を行う仕組みをつくることを目指すこととしております。  港の活性化につきましては,徳島港区では万代中央地区において倉庫群のロケーションを生かし,積極的に既存倉庫や水域の新たな利活用を推進しており,また,沖洲地区では新たなにぎわい拠点を創出するため,公募を実施し,民間企業を誘致するなど,港を核とした活性化を進めております。  今後は,このような取り組み等を参考に,小松島港区における具体の方策として,活性化プランに基づき,協議の場を設置する予定でございます。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)内容におきましてはこれからだというようなことではないかと思うんですが,その具体的な方向性がぜひ早期に示していただけるような状況を私としてはつくっていただきたいと思っています。この地域の発展は人口増や関係人口創出においても大変重要な位置づけになるのではないかと,私自身感じております。ぜひ小松島市が本腰を入れていただき,旧小松島港周辺の活性に向けて力を注いでいただきたいと思います。  その中で,私がぜひお話しさせていただきたいのは,市民からいただいた声なんですが,小松島港に入る交差点で,商工会議所のトレピから港に向かっていただいたら右手側になるんですが,警察のもと官舎についてです。あの場所はミリカホールもあり,本当にあの地域は一等地と言っても過言ではないのではないかと私は思っています。徳島県は長年売却を試みていますが,売却費用に取り壊しの予算を乗せているなどが影響してか,なかなか進展がございません。市民の声では,小松島港に入ってすぐに目につく廃墟のような建物自身が小松島市の衰退の象徴ではないかという厳しい意見もいただいたりしております。  私は,早く売却するためにも,徳島県ではありますが,取り壊しの要望を進め,次に生かせるような状況にしていくべきではないかと考えています。  そこで聞かせてください。徳島県の施設ではあるんですが,小松島市として徳島県に働きかけるなど,新しい動きはありませんでしょうか。              [商工観光課長 原田真二君 登壇] ◎ 商工観光課長(原田真二君)南部議員の御質問にお答えいたします。  議員御質問のミリカホール北側にある旧警察官待機宿舎は,未利用施設で徳島県警察本部におきまして数年来競売の手続を実施しており,現在でも先着順売払い物件として県のホームページに掲載されておりますが,購入者により建物を除却する契約としていることから,購入希望者があらわれないとのことで,今後は建物を除却して売却する方針に切りかえると伺っております。当該物件の所在地は,本港地区への入り口にあり,主要幹線道路に面しているため,景観上,治安上からも問題があるとのことから,少しでも早く除却していただき,転売による利活用が図られれば,本港地区の活性化につながることが期待されるところでございます。  市としても,当該所在地が準工業地域であり,用途地域による建築物の用途制限が最も少なく,工場や倉庫等はもちろんのこと,テナントや住宅用地として幅広く活用いただけることから,開発にかかわる問い合わせ等の情報がありましたら,徳島県とも情報共有し,本エリアの活性化につながるよう努めてまいりたいと考えております。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)取り壊しが決まったということは本当にうれしく思います。今までに御尽力いただきました関係者の皆様には,本当に感謝の思いを述べさせていただきたいと思います。官舎の跡地は周辺の車やバスの駐車場などの敷地を合わせると大変大きな地域ができます。イベントで活用するにせよ,開発を進めるにせよ,今後大きく夢が広がることができると私は考えています。ぜひ地域の活性に向けて変化を示していただき,小松島市の本気を市内外にお見せいただくことを切に願います。  では,次の質問に移らさせていただきます。  次に,災害時の要支援者の名簿化についてです。内閣府は災害時に自力避難が困難な障がい者やお年寄りのうち,河川の氾濫や土砂災害などの危険区域に住む人をリストアップするように,全国の市町村に求めていくという指針が出ました。緊急時の救援や避難行動に生かし,特にリスクの高い災害弱者の支援強化につなげると。そしてそれをことしの梅雨時期までに対応を促していきたいと示しています。  そこで聞かせてください。小松島市では,避難行動要支援者名簿はつくられているとは思いますが,浸水想定区域や土砂災害警戒区域に住む要支援者の名簿化はされていますでしょうか。お願いいたします。              [介護福祉課長 高瀬広子君 登壇] ◎ 介護福祉課長(高瀬広子君)御質問にお答えいたします。  議員の御紹介のとおり,本市でも災害対策基本法に基づいて災害発生時の避難等に特に支援を要する方の名簿として,避難行動要支援者名簿を作成し,危機管理課と情報共有を図っているところでございます。  今年度から,那賀川水系大規模氾濫減災協議会などに,危機管理課及び消防課とともに参加するなど,国や県とも情報共有を図っております。また,高齢者の支援について核となる地域包括支援センターやケアマネジャー,社会福祉協議会の職員とともに,今年度初めて那賀川河川事務所の方に出前講座を実施していただき,高齢者が災害時に適切な避難行動をとれるよう,理解促進にも努めております。  御質問の危険区域における避難行動要支援者名簿の作成につきましては,西日本豪雨や昨今の台風被害を見ておりますと,災害の軽減において重要であると考えられますことから,危機管理課等関係各課とも連携しながら対応をしていきたいと考えております。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)これもこれからだということですので,危機管理課と情報共有していただき,進めていただければと思います。  そもそも,なぜこのような発表があったかといえば,全国的に要支援者の避難方法を個別に定めた計画作成が進んでいないという現実がございます。もちろん難しい面はあると思うんですが,支援を行うのに私は3つ問題があると思っています。  まず,支援を求められる方の情報自体が個人情報ですので,どのように扱い,共有するかという問題,そしてまたそれを誰がその情報を受け取るのかという問題,そして情報をもとに災害時に地域ではどこまで行動するべきかという問題,この3つそれぞれが大変難しい問題だと思います。私自身も消防団に所属しており,また地域の自主防災組織でも活動させていただいております。私たちは地域の防災にかかわる当事者として,国の指針が出て,どの団体がどのような形で向き合わないといけないのか重要な問題だと捉えています。  そこで聞かせてください。今後進むであろう名簿化された方々に対して,小松島市はこの情報を生かし,災害時,どの団体がどのように対応するべきだと考えていますでしょうか。お願いいたします。              [危機管理課長 橋本 啓君 登壇] ◎ 危機管理課長(橋本 啓君)南部議員の御再問にお答えいたします。  災害時において,自分の身は自分で守る自助が大前提となりますが,支援が必要な方の安否確認や避難誘導,避難所での支援等には,自治会や自主防災組織,民生委員,消防団,あるいは警察等の支援関係者と避難行動要支援者名簿の情報共有等により連携を図ることが重要になってまいります。しかしながら,名簿提供に対する本人の同意,あるいは提供を受けた側の情報管理等に対する負担などさまざまな要因があり,平時からの活用が進んでいないのが現状となっております。  現時点では,介護福祉課から提供を受けた名簿を町別で整理するなど,災害時に支援関係者に迅速に提供できるよう,一定の整理はしているところです。今後においても,昨年の台風の住民避難を検証する国の中央防災会議作業部会での報告書を精査し,名簿に記載されている方がどのような危険性の場所に住まれているかといった整理や,支援関係者との情報共有のあり方など,介護福祉課等と連携を図り,地域における支援体制構築に努めてまいりたいと考えております。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)冒頭で述べていただきました,災害時においては自分の身は自身で守る,自助が大前提になると。これをまずお話ししていただいたことは本当にありがたく思います。防災にかかわる当事者として,曖昧にされることが一番困ってしまいます。  小松島市には勤勉で責任感の強い方がたくさんいていただいています。東日本大震災のときに,地震後,防波堤の門を閉めようとした消防団が亡くなられました。それ以来,自助,共助をどのように考え,どう行動するべきか議論が続いています。地域の命を守るためにも,例えば各地域,団体は平時からの活動の中で支援者に対しては避難経路の作成などを協力してもらいたいなど,ぜひ明確にしていただき,事前の活動では何を,災害時には何を協力し合うべきか,難しい判断ではございますが,一つ一つお示しいただくことをお願いし,この質問を終わらせていただきたいと思います。  次の質問です。  これからはちょっと,小松島市立学校にかかわる質問を続けてさせていただければと思っております。  1つ目になるんですが,私は学校再編で,これまで一般質問などで教育委員会に対して,明確なビジョンを示していただきたいという話をさせていただいておりました。このような子どもを育てていきたい,また,その環境を整えるためにも再編をしたいんですと,ハードとソフトという視点があるのであれば,ハード面の建物の老朽化の問題だけではなく,私はソフト面をもっと示していただきたい。教育のビジョン,つまり子どもたち,子どもが小松島市で育ったらこんな子どもが育ちますよとかこんな経験ができますよというビジョンです。  では,どのような教育するべきかというのが,私の次の質問です。  コミュニティスクールの推進です。コミュニティスクールとは,地域とともにある学校づくりを進める法律,地方教育行政の組織及び運営にかかわる法律の第47条6に基づいた仕組みづくりなんですが,まずお聞かせください。  小学校,中学校と地域住民が力を合わせて学校の運営や地域の課題に取り組むことができるこのコミュニティスクール,小松島市では推進されますでしょうか。               [学校課長 吉原稔祐君 登壇] ◎ 学校課長(吉原稔祐君)南部議員の御質問にお答えいたします。  現在,子どもたちを取り巻く環境や学校が抱える課題は複雑化,多様化しております。そのため,これらの課題を解決し,未来を担う子どもたちの豊かな成長を保障していくためには,学校だけではなく,家庭,地域も含めた社会総がかりの教育の実現が不可欠です。地域でどのような子どもたちを育てるのか,ビジョンを共有しながら,地域が一体となって子どもを育む地域とともにある学校づくりを進めていくことがコミュニティスクールを導入する目的でございます。  学校運営協議会を設置する学校をコミュニティスクールと呼び,保護者や地域の人々が一定の権限と責任を持って学校運営に参画することにより,そのニーズを迅速,的確に学校運営に反映させるとともに,学校,地域,社会が一体となってよりよい教育の実現に取り組むことがこの制度の狙いでございます。学校運営協議会の委員には,具体的には自治会代表,公民館代表,PTA代表,婦人会代表,民生委員代表,当該校長などが考えられます。  コミュニティスクールの導入による具体的なメリットとしては,主に次の3点が挙げられております。  1点目は,校長や教職員の異動があっても,学校運営協議会によって,地域との組織的な連携,協働体制をそのまま継続することができます。  2点目としましては,学校運営協議会を通して,どのような子どもを育てていくのかという目標やビジョンを関係者間で共有することができます。  3点目といたしましては,目標やビジョンを共有することで,関係者が当事者意識を持って,連携,協働した取り組みが可能となります。  このように,学校運営や学校の課題に幅広く保護者や地域住民が参画できる仕組みが,学校運営協議会制度,コミュニティスクールです。先ほど議員からありました,平成29年に地方教育行政の組織及び運営に関する法律が改正され,学校運営協議会の設置が努力義務化されております。小松島教育委員会といたしましても,令和2年度中には小松島市学校運営協議会規則を定め,令和3年度から令和4年度にかけて,市内全ての小学校,中学校への学校運営協議会設置に向け準備を進めております。引き続き,学校,家庭,地域が一丸となって,よりよい教育の実現に向けて取り組んでまいりますので,御理解のほどよろしくお願い申し上げます。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)令和3年度から令和4年度に向けて準備を始めていると。また,お話がありました導入による具体的なメリット,コミュニティスクールを行うことで,学校運営協議会を通じて,どのような子どもを育てていくのかという目標やビジョンを関係者間で共有することができるというコミュニティスクールをぜひ実現させていただきたいと思います。  教育移住という言葉がございます。小学校,中学校,高校で,進学に当たり子どもをよりよい環境で育てるために移住することでございます。首都圏や秋田県とかも大変有名な名前で挙げられると思うんですが,小松島市の子どもを持つ世代は徳島市や阿南市などへ転出が続いており,我が市の課題です。現在徳島県で勉強のために学校を選ぶとすれば,小中一貫の,また大学進学率が高い高校がある徳島市や阿南市,スポーツ環境では鳴門市,徳島市,阿南市,近隣にライバルがたくさんおります。もちろん勉強,スポーツにおいても負けてほしくはないとは思うんですが,コミュニティスクールは,これらの新しい学校選びの基準の1つになるのではないかと私は思っています。  コミュニティスクールについて,文部科学省は,「これからのコミュニティ・スクールの在り方と総合的な推進方策について」でこう述べております。全ての公立学校がコミュニティスクールを目指すべきであると。つまり,必須になる可能性があると思います。勉強スポーツだけではなく,他地域と比較されても小松島市の学校には魅力があると感じてもらえ,小松島市の教育をすごいと認識してもらう新たな可能性です。私は推進するべきだと考えています。  そこで聞かせてください。徳島県において,コミュニティスクールを導入している市町村,学校数をお聞かせください。               [学校課長 吉原稔祐君 登壇] ◎ 学校課長(吉原稔祐君)南部議員の御質問にお答えさせていただきます。  令和元年5月1日現在,コミュニティスクールを導入している小学校,中学校は,徳島県下公立小学校165校,中学校82校,計247校中,21校でございます。導入している市町村は,美波町,海陽町,北島町,つるぎ町,東みよし町となっております。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)美波町,海陽町,北島町,つるぎ町,東みよし町の21校と。徳島県でまだまだ始まったばかりの取り組みだということなのですが,では早期に始めてみませんかと言いたいところではあるのですけど,コミュニティスクールの場合は早く始めればよいというものではなく,どのような組織で何を行っていくかというのが,本当に重要だと思います。  また,全国の先進地事例では,私たち文教厚生常任委員会で視察に行かせていただきました広島県府中市など全国で注目を集めるまちの1つですが,小中一貫でも有名なまちです。聞かせていただいたお話の中で,コミュニティスクールの活動があるからこそ,再編した後も地域のコミュニティとの関係性が崩れることがなく,維持できているという話を聞かせていただきました。学校再編を抱える小松島市にとってこのコミュニティスクール,今後大変重要な意味合いを持つのではないかなと私は思っています。  また,文部科学省では,先ほど紹介しました「これからのコミュニティ・スクールの在り方と総合的な推進方策について」でもこう述べています。  どういう活動してほしいかという内容に,子どもの学びを中心に据えた共同的な活動を通じ,地域づくりに発展していく取り組みを推進していく視点も有効であることに留意すると。つまり,地域の課題と学習を総合的に生かせる取り組みを行ってほしいということではないでしょうか。ではどのようなことを進めていくべきなのか。  小松島市には,皆様も御存じだと思いますが,コミュニティスクールの先進的な事例となり得る学生ボランティアがございます。下水道もない町小松島市に,その河川を浄化したいと,小松島西高等学校と小松島高等学校の生徒が一緒に取り組んでいる活動でございます。彼らは,マイクロバブルのメカニズムをみずから学び,先進的な特許をもとに,資金をみずから集め,機器を作成し活動しています。もちろんNPO法人の協力は得ていますが,主体はあくまで高校生です。彼らの活動は全国的にも知れ渡り,国際学会,持続可能な社会を目指すシンポジウム2019年度で事例発表されたり,その国際学会の視察も受け入れました。徳島県では,本年1月に,関係人口創出事業で,全国から訪れた来県者に対し,拠点の1つとして視察を受け入れております。また,徳島県の教育委員会でも,徳島県環境・エネルギー教育発表会でも登壇しています。彼らの活動は,徳島県の広報の情報誌「徳島人」やこのような形で紹介されたり,徳島市でも徳島市市民活力開発センター発行の「PASSPORT」という情報誌でも特集を組まれています。彼らの活動は,地域の問題を解決するだけではなく,小松島市の知名度を上げ,人を呼び込み,みずからは学びの場として,大学生や大人でもできない経験をしています。これこそコミュニティスクールの目指す姿ではないかと私は考えます。
     私はぜひ,コミュニティスクールを,彼らお兄さん,お姉さんたちと小・中学生が一緒に行動できないかと考えています。小・中学生が一緒に活動し,小松島の課題を築いていただき,学び成長し,ふるさとを愛する人に育ってほしいと考えています。  またもう1つ,コミュニティスクールで活動することで,学生ボランティア自体に対しても,小松島市として支援を行っていただきたいのです。学生ボランティアは継続させることが難しい。学生ですので必ず卒業します。しかし,小・中学生とともに活動することで,新しいメンバーを育てていくことができる。小松島市で育ち,小松島市の高校へ進学し,徳島県で一番の経験を得ることができる。そんな生徒をふやすことをやってみたい。やっていただけないかと思っています。継続的に活動を続けられるよう,人,環境,全てにおいてコミュニティスクールを通じて小松島市として支えていただきたいんです。  最後に聞かせてください。このコミュニティスクールで,小・中学生が彼らのような高校生ボランティアと一緒に活動を行うことはできますでしょうか。また,導入することにより,学生ボランティアを支援するような取り組みが小松島市にはできますでしょうか。お願いいたします。               [学校課長 吉原稔祐君 登壇] ◎ 学校課長(吉原稔祐君)南部議員の御質問にお答えをさせていただきます。  コミュニティスクールは,小学校,中学校を対象にしていますので,地域の高校生を中心にした学生ボランティアの支援を行うことはできないと理解しております。ただし,議員がおっしゃったように,コミュニティスクールの放課後や週末の学習,体験,交流活動等を通して,現在行っている活動が小学生,中学生にも広がり,この活動がどのような子どもを育てていくのかという学校長の目標やビジョンと合致し,学校運営協議会で協議されれば,支援を行うことはできる可能性もあると考えておりますので,御理解のほどよろしくお願いします。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)大変難しい御答弁だったにもかかわらず,可能性を示していただいたことをありがとうございますと言うたらいけないんですが,ありがとうございます。  最後の質問に移らせていただきたいと思います。学校再編についてです。  この質問は,多くの議員が質問されています。私としても,今回,まず市民アンケートに正確に民意が反映できているかという問いをさせていただこうと考えております。が,こちらも多くの重なる部分がありますので,私としては一部分だけにさせていただこうかと思っております。  私は3,000人に対するアンケート結果には正確には民意が反映されていないと考えています。教育委員会では,統計学を挙げられて標本誤差をもとに信憑性を話されました。信頼性を話されました。今回の調査では,無作為に選んでいるためにガバレッジ誤差もないと私も思います。しかし1つ,教育委員会も理解されていると思いますが,非回答誤差は存在するはずです。非回答誤差とは,選ばれた人の中で回答していない人から来る誤差です。つまり,回答した人,しなかった人で,異なる考えがある場合に起こる誤差です。しかしこの誤差は,もともとどの程度の誤差が発生しているのかと数字であらわすことが難しいため,調査を行う前にできる限りの準備が必要になってきます。  ですので,根本的なお話をさせていただくと,今回,非回答誤差が生じないためには2つの点で努力をしなければいけなかった。それは1つ目,高い回収率を目指さないといけなかった。2つ目,アンケートや調査を行う前に対象者全体に内容の周知徹底を行うことが必要であった。  それでは結果的にどうなのか。  1つ目,回収率30.2%。私はこれを低い数値だと考えます。  そして2つ目,周知徹底では,3月2日に市民から反対の署名が提出されました。その数が2,709人。この数は,今回アンケートの有効回答回収率の3倍以上の方からの反対署名になります。これ自体でもアンケート結果にバイアス,偏りがあったという証明になると私は考えていますが,しかしそれ以上に,今回市民の皆様が署名提出時に意見書として出された内容,話された中身は,私はもっと重要だと考えています。今手元にあるのでその部分だけぜひ読ませていただきたいと思うんですが,この内容が,2の周知徹底ができていなかったことを示しているのではないかなと私は思っています。  署名活動を行っての感想。市民には,今回学校再編の内容が具体的に伝わっていないということです。お声がけで学校再編に話題を持ちかけても6割の方が,当初は興味を示してくれませんでした。しかし時間をいただき話をすると,9割の方はそれは知らんかったと。私たちの署名活動に協力していただき,そして近所の子どもさんがいる方に伝えてみると,さらに協力輪が広がりました。また,再編初期の対象になる4歳以下のお子様を持つ御家庭の方は,目の前の子育てに精いっぱいで,情報すら知らない方が多かった。学校再編の内容が具体的に伝わっていません。  また,議会においても,教育委員会の実施案を支持する議員の方々からも,文教厚生常任委員会や予算決算常任委員会でも,説明が足りていないという声が上がっています。周知徹底はできていないんではないでしょうか。間違いなく,非回答誤差があると思います。  聞かせてください。これまでのお話を聞いても,アンケート自体に民意が反映されていると認識されていますでしょうか。              [教育政策課長 花岡武志君 登壇] ◎ 教育政策課長花岡武志君)南部議員の御質問にお答えさせていただきます。  今回の調査に関しましては,16歳以上の市民3万3,451人のうちから無作為に抽出した3,000人を対象にアンケートの実施をいたしております。その回答は908人から調査票の提出をいただき,白紙での回答を除くと907人から回答をいただくことができました。議員御指摘にありますが,その回収率は30.2%という回答でございました。  このアンケート調査は,あくまでもその標本であります市民3万3,451人を,意向を推計するためのアンケート調査でございまして,誤差に関しましては,統計学上95%の確率で3.2%以下の誤差しか生じない精度の高い結果であると認識をいたしております。  この学校再編計画に対しての,市民への周知徹底ができていたのかということでございますが,そのアンケート調査の実施にあわせまして,12月広報におきまして,全戸にわかりやすく示し,わかりやすい学校再編に関する資料等を配布させていただきまして,周知をしてきたと考えております。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)私からも標本誤差,ガバレッジ誤差はないと私も言うてるではないですか。その中で,民意が反映しているかどうかというのを今問わせていただきました。その御回答がまだいただけてないようなのでもう一度聞かせていただきたいと思うんですが,よろしくお願いいたします。              [教育政策課長 花岡武志君 登壇] ◎ 教育政策課長花岡武志君)南部議員の御質問にお答えさせていただきます。  先ほども申しましたように,統計学的に本調査を全母集団に同じ設問をしても95%の確率で3.2%以下の誤差しか生じない回答の結果であると考えており,市民の意見が反映された結果であるものと受けとめております。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)私は,何度も言いますけど非回答誤差の話でどういうふうに民意が反映されているかということを聞かせていただいたのですが,本来ならば非回答誤差の話ですので,私が最初に述べたように,数字にあらわれにくいものですからわかりませんなどの御回答があるかなと思ったんですけど,そうではないと。もう学問的な論点で話を今していただけないというようなことですので,議論を進めても多分平行線なのだろうと思いますが,私は教育委員会には非回答誤差を再度考えるべきだと考えています。  1点,行政が慣例,通例どおりに,物事を進めるのでしたら,それが議論の場に上がったときに,後に御指摘を受けないだけの準備を行う必要は必ずあるんだと私は思っています。今回,市民の皆様に対して徹底的に説明を行っていくことが必要だったのではないでしょうか。  私は今回のアンケートには,民意は正確に反映していないと考えています。再問はいたしませんが,ぜひ考えていただければと思います。  次に,都市計画マスタープランの話です。こちらも松下議員から質問がありましたが,私が前段でお話しいただきたいことを話していただきましたので,まとめて私の思いを語らせていただきます。私は都市計画で,都市計画自体は徳島県に示されるものであり,今後簡単に変更するとしても難しいものだと考えています。まして,小松島市が示しています,将来ビジョン,コンパクトシティを目指すなら,ただその中で,松下議員の質問の中で,市の答弁で,ネットワーク型コンパクトシティなのかアジサイ型なのか,どちらなのかわからないのですが,そのようなお話もありました。それを目指していくと。いや,目指していくのはわかるのですが,私はそもそも,それは都市計画がまばらにある市街地と調整区域の色分けがある地域であれば,それはわかると思うのです。こちらの国土交通省においても「コンパクトシティの形成に向けて」という資料の中でも,その都市計画区域の中でどうコンパクトシティをつくっていくのかという議論が重要であると示されておりますし,徳島県の東部都市計画図にいくと2色にきれいに分かれております。小松島市のように,このような地域としては,都市計画に示された地域に住宅を集めるなどという施策は普遍的な認識ではないかと私は考えます。  その中で,今回,教育委員会から,都市計画マスタープランにおける拠点学校が1つになる計画が発表されました。  そこで,まず聞かせてください。学校再編に伴い,まちづくりの観点から市長部局と協議をされなかったんですか。お願いします。              [教育政策課長 花岡武志君 登壇] ◎ 教育政策課長花岡武志君)議員の御質問にお答えをさせていただきます。  このたび教育委員会からお示しをさせていただいております小松島市立学校再編実施計画案では,現行の11小学校が4校に再編する内容となっておりますが,この学校再編実施計画案の作成過程では,小松島市立学校再編連絡調整会議といった会議を設置し,市長部局から財政課や都市整備課,児童福祉課や市民生活課などの関係各課からお集まりをいただき,いろいろな御意見を頂戴しております。また,個々に関係各課を回り御意見をいただくこともございました。その際,教育委員会からは,既存校の敷地での再編を基本として検討している旨のお話はさせてはいただいてはおります。今後におきましても,市長部局と連携し協議を重ねてまいりたいと考えておりますので,御理解のほどよろしくお願い申し上げます。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)いや,だから協議をしたのですかと聞いてるのです。意見をいただいたのはわかりますと。協議はしたのですかということで,協議をしたというのであれば,何というふうな形でお話をいただいたのか,聞かせてください。              [教育政策課長 花岡武志君 登壇] ◎ 教育政策課長花岡武志君)南部議員の御質問にお答えをさせていただきます。  先ほども申しました会におきまして,教育委員会が考えております既存の施設での再編を基本に考えておるということはお示しをさせていただいておりますが,詳細な協議は行ってはおりません。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)詳細な議論をしていないということです。私はだからこの問題がすごい大きな問題だと認識しております。  都市計画が簡単に変更できるのであれば問題とは考えません。しかし簡単には変えられない。民間企業などで不動産会社や住宅分譲の開発を進める会社と少しお話しさせていただくときに,今回の発表は,小松島市は都市計画をどう考えているのだという話が出ています。家にかかわる企業にとって学校というのは重要な要素です。新しい家を建てる御家庭は子どものいる30代が最も多く,学校に上がる子どもがいる御家庭は,家探し,新築においても学校までの距離が重要な要素になると言われています。  私も企業の方に小松島市でやっぱり活動していただきたいので,悪く思ってもらいたくないと,本当にいいようにお話ししたいというつもりでお話しさせていただいても,小松島市は子どもたちのことを考えて,学校再編を形づくったのですよと。だから市長部局がかかわってないのですという話をさせていただいても,「だから何でまちづくりが関係してないんだ」という熱い御指摘を受けます。  私も子どもたちのことを一番に考えることは重要だと思います。しかしやはりそこに,まちの大きな方向性と整合性,これは杉本議員の質問の中でもあったと思うのですが,整合性があるかというような質問をされていらしたけど,整合性がとれているかどうかというのは前提だと私は思っています。  確かにマスタープランには,学校としての方向性で,小松島市立学校再編計画に基づき,適切な位置と規模を選定し,整備を推進しますと書かれています。が,適正な規模の議論はされてないんですよね。また,小松島市立学校再編実施計画案の前にある小松島市立学校再編計画,先ほど載っている小松島市立学校再編計画で発表された数種類の計画の中には,都市計画を考慮した私はよい案があったのではないかなと認識しております。違う視点で見れば,まだ都市計画内に既存の学校で30年も40年ももつ学校もあります。その中で今回実施案が成案になれば,学校数は変わらないかもしれない。場所は変わらないかもしれないと聞いています。  では聞かせてください。実施計画を早期に成案する前に市長部局と協議し進めるべきではないでしょうか。お願いします。 ◎ 副議長(米崎賢治議員)小休いたします。                午後 2時00分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 2時10分  再 開 ◎ 副議長(米崎賢治議員)休憩前に引き続き会議を開きます。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)もう一度私の方から,御質問のような形でさせていただきます。              (「指名してないで」と言う者あり) ◎ 1番(南部 透議員)いや,この場から話すことになりましたので,させていただきます。  まず,私はこの都市計画においてもう1個ちょっと深く聞かせていただきたいと思うんですが,都市計画にかかっている場所で1校になるということは本当にいいのかどうか。少ないのか多いのか,複数校あってもいいのではないか,このような議論を私はするべきなのではないかなと思っています。  実施計画を早期に成案にする前にもう一度市長部局と協議し進めていただくことはできないでしょうか。お願いいたします。              [教育政策課長 花岡武志君 登壇] ◎ 教育政策課長花岡武志君)南部議員の御質問にお答えさせていただきます。  現在の11小学校は長い歴史があり,建てられた経緯については,その当時の人口や地区の状況に応じ建設をされております。市街化区域と市街化調整区域の線引きにつきましては,昭和43年6月15日以降のものであり,今回の小松島市立学校再編実施計画案では既存の学校敷地を対象としているため,敷地の選定に当たってはそういったことは考慮していないということでございます。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)考慮しないということは,しませんということですね。  私はこのことは本当は重要なことだと思っています。市の方向性があってからのこその学校再編だと思いますので,協議するということ自体が必要なのではないかと思うのですが。  最後に,次の質問に移らせていただきます。  学校再編の予算についてです。まず小松島市の現状を聞かせていただく予定でしたが,松下議員からも質問がありましたので,小松島市の現状の話は少し省略させていただきます。本年度予算は大変厳しい現状であると。幾つもの大型公共工事が控える中,今回の事業はその中でも総額87億円という,規模にしても大変大きく,小松島市にとって大事なかじ取りが必要な事業になることは間違いないと思います。  それで先ほどの質問とよく似ているかもしれませんが,この予算計画について市長部局と協議し,予算計画は立てられましたでしょうか。お願いいたします。              [教育政策課長 花岡武志君 登壇] ◎ 教育政策課長花岡武志君)南部議員の御質問にお答えをさせていただきます。  今回の整備費用は,あくまでも一般的な単価で,全て新築した場合の費用を示したものとなっておりますが,財政当局へは概算価格についてはお伝えをしておりました。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)話し合っていないと,報告はしましたということでしょうか。  今回の事業は,教育委員会が今後も予算計画を立てて行っていくはずです。私は今回のように総予算90億円にも及ぶ事業をもちろん動かしたことはありません。数億円の規模でしたら,私もさせていただきました。  民間では,予算計画は最も重要なファクターです。事業の骨格です。予算計画が中途半端では絶対に事業がうまくいきません。計画段階でどれだけ無駄な予算を省けるのか,その上でどうすればよりよい事業が行えるのかを考えるのが私にとっては当たり前でした。小松島市立学校再編実施計画という名を打つ計画予算がまだこれからだと。このこと自身も私は正直問題だと感じています。  そして今回の4校の再編計画をいろいろ調べているうちに,統合を伴う再編が2校,そうでない学校が2校のため,今回交付金の率がそれぞれ違うこともわかりました。2分の1と3分の1になるそうです。今回27億円,20億円,20億円,20億円の予算ですので,交付金比率が変われば,2校で8億円もの予算が変わってきます。  お聞かせください。このような交付金の話も知っていましたでしょうか。              [教育政策課長 花岡武志君 登壇] ◎ 教育政策課長花岡武志君)南部議員の御質問にお答えをさせていただきます。  議員御指摘の国庫補助に関しましては,複数校を統合する場合の補助率は2分の1となり,統合しない場合は3分の1となります。その差が全体で8億円になるという御指摘でございますが,国が定める基準単価や基準面積を超える部分など,これは全て補助の対象外となりますことから,学校再編を伴う建設費用の全てにその割合が適用されるものではございません。  また,先ほども少し申しましたが,今回の小松島市立学校再編実施計画案でお示しさせていただいております学校再編に伴う建設費用につきましては,比較しやすくするため,あくまでも一般的な単価で,全て新築した場合の費用を示したものとなりますが,教育委員会といたしましては,既存校舎の有効活用を念頭に置くことで,費用負担の軽減に努めてまいりたいと考えておりますので,御理解賜りますよう,よろしくお願い申し上げます。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)いや,だから質問を聞かせていただいた御回答をまたこれもいただいてないんですが,何度も言うように,これから予算が変わるのであれば,またその交付金の内容が変わるのであれば,もちろん変わってくるのはわかりますと。だからこそ,こういう交付金のお話自体も知っていましたかと。これを知っているか知っていないかによって,広域,学校をどうやって統合するか,よりよりものをつくっていくにはどうするかも含めて,根本的な大事なお話だったのではないかなと思っています。だからこそ知っていましたか,そうでないかというのを聞かせていただきたいと思うんです。お願いいたします。              [教育政策課長 花岡武志君 登壇] ◎ 教育政策課長花岡武志君)南部議員の御質問にお答えをさせていただきます。  先ほどの交付金に関しましては,補助金の所管課であります教育政策課において認識をいたしておりました。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)知っていたんですね。私としては,なおさらですわ。  確かに子どもたちのためというのは重要です。これはもう間違いないと思います。けどしかし忘れてはいけないのが,学校を建てるこの予算も含めて,全て市民の血税であるということです。1円でも無駄にせず,よりよいものをつくっていくにはどうするべきなのかというのを,考えるべきではなかったんでしょうか。歳入が少ない小松島市の場合,市民の血税を無駄にしないために,大きな公共工事は少しでも交付金を多くとり,よりよいものにしていくと,今までどの部署でも行ってきたと私は思っています。教育委員会はしなくていいですか。委員会などでも議論にも出ましたが,校舎の耐用年数が迫ってきているから早く建てないといけないために進めるべきだという議論が,私は済みません,少しやっぱりわからないです。  中身は今後つくり込んでいけばいい。90億円もの予算ですが執行しましょうというこの話。もし予算が変わるかもしれないというのであれば,実施計画と打たれる計画です。この実施計画に90億円もの予算が今示されているんです。どれだけ市民の理解が得られているかということが重要にならないですか。  最後にもうまとめに行かせていただこうと思いますが,去る3月17日,阿波市の土成町にて三木武夫元総理の実家の跡地の公園に記念碑が立てられました。その除幕式にそこの記念碑には,「人,信なくば立たず」が刻まれています。信頼なくしては成り立つものではない。今こそ考えるべきではないでしょうか。  まだまだ計画を進めるには時期尚早ではございませんか。私は着眼大局,着手大局ではなく,着眼大局,着手小局で進めていただきたいんです。大きな視点を見ていただき,小さいことから丁寧に行っていく。  最後の質問になります。聞かせてください。教育委員会は3月に成案することなく,市長部局と協議を行っていただき,計画をもっとよりよいものにしていくお考えはありませんでしょうか。お願いいたします。              [教育政策課長 花岡武志君 登壇] ◎ 教育政策課長花岡武志君)南部議員の御質問にお答えをさせていただきます。  多様な御意見があることは承知をしておりますが,教育委員会といたしましては,学校再編に関する取り組みについて,住民説明会パブリックコメント,また,市の広報誌などを通じて,学校再編の検討状況や考え方などを説明してまいりました。その上で,このたびは学校施設の再編でありますので,子どもたち教育環境をよりよいものにすることを最も大事な視点として捉えながら,今後の学校再編について総合的に判断をしてまいりたいと考えておりますので,御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)いたしませんという御回答ですかね。
     私としては,やはり,市民に対してしっかりと説明を行っていくということを本当に最後に述べさせていただき,小松島市立学校再編実施計画案を成案にする前に,再度協議,また,市民の皆様に御説明を行っていただくことをお願いさせていただき,私の質問を終わらせていただきたいと思います。御清聴ありがとうございました。 ◎ 副議長(米崎賢治議員)12番 吉見議員。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)令和2年3月定例会議において発言の機会をいただきましたみらいの会の吉見勝之です。よろしくお願いします。  まず最初に,新型コロナウイルスの感染症と闘っている世界中の医療関係者などの皆さんに感謝いたします。早くおさまり,住みよい世の中になるよう祈ります。また,私もうつらない,うつさないために,努力いたします。  さて,質問事項は,防災士について,2番目,安全で安心できるまちについて,3番目,生活習慣の改善について,4番目,公営住宅の保証人についての4項目です。市長を初め,理事者各位におかれましては前向きな心のこもった御答弁をお願いいたします。  まず最初に,防災士についての中の1つ,全職員の防災意識についてお伺いします。  2月19日の徳島新聞に「美馬市全職員を防災士に」という記事が大きく載っておりました。その内容を少し紹介させていただきます。  美馬市では,巨大地震や豪雨などの自然災害に対応できる体制を整えるため,2020年度から5年かけて,消防を除く全職員357人に防災士の資格を取得させるということでありました。  防災士は,日本防災士機構による民間資格ではありますが,1月末時点の登録者数は,全国で18万8,000人,徳島県内でも3,500人が認証を受けております。防災士になれば,その知識を生かして,災害発生時に被害拡大の軽減や被災者支援を担い,平常時には市民への防災意識啓発や,自助・共助活動の訓練に取り組むことができるようになるとのことです。私も講習を受けましたが,わかりやすく丁寧な講習と実技演習で無事認定試験に合格し,防災士になることができました。  美馬市としては,職員の防災意識を向上させるとともに,職場だけでなく,地域でも防災のリーダー的役割として活動し,地域防災力の向上を図りたいとの趣向で,全職員の防災士の資格取得を目指すとのことでした。  報道では,新年度当初予算案に関連経費441万円を盛り込んでおり,初年度は70人の取得を予定しているとのことでした。経費はかかりますが,その試行としてはとても有意義で,美馬市以外でも他の自治体で全職員に防災士の資格を取得させる動きもあるということです。  そこで質問ですが,こういった全職員の防災士資格の取得を本市でも進めてみてはいかがでしょうか,お尋ねします。               [人事課長 田中裕人君 登壇] ◎ 人事課長(田中裕人君)吉見議員からは,他市の事例を参考に,本市の全職員に防災士の資格を取得させてはどうかという御質問でございました。  防災士とは,NPO法人日本防災士機構による民間資格でありまして,自助,共助,協働の理念のもと,社会のさまざまな場で防災力を高める地域の防災リーダーを養成する目的で創設されているというものでございます。民間資格とはいえ,その趣旨や資格取得に当たって得られる知識は地域防災を考える上でも有用であり,危機管理課においては,課員が徳島県の研修を活用して,防災士の資格を取得しているという状況でございます。  しかし,全ての職員となると大きな費用負担もかかりますし,それぞれの本来業務がある上での取得はなかなか難しいことから,全職員に対しての資格取得というのは考えてはおりません。ただ,職員全体の防災に対する意識向上は当然図っていかなければならないものでございますので,職員に対しては,市の総合防災訓練への参加であるとか,徳島県などが主催するさまざまな研修,また,防災知識,対応力をより高めるような取り組みは今後とも積極的に進めてまいりたいと考えております。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。全職員の資格取得は,経費もかかるしそれぞれの本来業務もあるので難しいということですね。  それでも美馬市は行動を起こしています。市長の公約,「住んでよかった小松島」の安全面ソフトはどうなったんでしょうか。  私が防災士を取得したことについて,少し言います。  私は,災害が起これば,市役所や自衛隊などが助けてくれるものと思っていました。しかし,自助が一番大事と,防災士を勉強して初めて知りました。また,防災士になってから考え方ががらりと変わりました。歩行中,交差点では一番前に行かないし,交差点で停止しているときは,いつも周りを注意する。車内には緊急避難道具を積みました。走行中は,ここで南海トラフ地震が起こればどこへ逃げればよいかなど,いつも避難するところ,災害に遭わないようにすることを考えて行動する習慣が身につきました。  日本では,昨年も多くの台風が日本に上陸し,全国各地に多くの被害が発生いたしました。本市においては,少しのコースの違いで,雨や風による大きな被害にはならなかっただけであり,いつ災害が起こってもおかしくありません。また,このような台風以外でも,ここ30年以内に70%から80%の確率で発生する可能性があると言われる南海トラフ地震や津波に対しても備えが必要であります。  防災士の勉強過程で,災害被害の軽減は,自助,共助,公助の効率的な組み合わせで実現されると言われており,割合は,自助7,共助2,公助1であります。勉強するまでは全部33%と思っていました。特に大規模な災害ほど公的支援は減衰し,自助,共助が重要になります。阪神大震災では,野球の村山実が,周りの人に助けられて,また周りの人を助けたと言っていました。自助,共助を高めるために,防災,減災に関する知識と技能を習得した防災士が必要になってまいります。  資格取得には,いろんな方法がありますが,徳島県が主催している地域防災推進員養成講座では,研修費が無料で教材費や試験料などが必要ですが,一番安く取得できるのではと思います。  そこでお尋ねします。以前にも質問しましたが,このような防災士取得にかかわる費用の補助制度を創設して,本市の防災士をふやし,防災力向上に取り組んではいかがでしょうか,お尋ねします。              [危機管理課長 橋本 啓君 登壇] ◎ 危機管理課長(橋本 啓君)吉見議員の御質問にお答えいたします。  災害の発生直後から初期段階における活動については,特に,みずからの力と近隣住民同士の共同で切り開いていくことが重要になってまいります。この自助,共助の活動を災害発生時に実践する人材こそ,身近な防災リーダーである防災士と言われており,当資格を各地域で養成することにより,発災時は当然ながら,平時からの交流,訓練を通じて,地域防災力の向上につながるものと認識しております。  この資格を取得するためには,徳島県地域防災推進員養成研修を受講した後,受検する方法が一般的であり,取得費用として,研修の受講料は徳島県負担で無料ですが,教本,受検,登録で計1万1,500円が必要となりますので,補助制度の導入については,取得後における活動の場の整備や,補助内容等について十分検討する必要があると考えておりますので,御理解のほどよろしくお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。  取得しても,その方が活動,活躍する場がなかったら意味がないのはわかります。しかし,その人が助かっておれば,共助に役立ちます。  今会議で2月25日に発表された,議案説明会の予算反映改善書では,さらに地域防災力の向上につながる,市民の防災士取得に対する補助金制度及び資格取得後の活動の場の整備について検討してまいりますとあります。いつまでに検討して,いつからするのでしょうか,お答えください。              [危機管理課長 橋本 啓君 登壇] ◎ 危機管理課長(橋本 啓君)。吉見議員の御再問にお答えいたします。  県内で補助を行っている自治体も幾つかあることから,その制度内容を精査するとともに,先ほども答弁いたしましたが,資格を取得した人がその資格を持っているだけではなく,活動できる組織等,また,自主防災組織の未結成地区の方が取得した場合には,その方を中心に,新規結成に向けた取り組みができるような体制や補助額についても,全額等,また内訳で考えていくとかいった検討をする必要があるのかなと考えております。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)この予算改善説明書にも書いてあります。検討すると。今も検討すると。それで,精査して検討すると。  部長にお尋ねします。いつまでにやっていただけるのでしょうか。               [総務部長 西照保彦君 登壇] ◎ 総務部長(西照保彦君)吉見議員の方からは,具体的に時期を示せという御質問だったと思います。  先ほども担当課長の方から金額の話であったり,いわゆる取得後どういう形でどういう内容の業務をやっていただくのかだったりというようなことで,検討することについては複数ございます。予算決算委員会の反映改善シートのお話もございましたが,基本的には,今予算を持ってない段階で,どこかの補正予算もしくは次年度の当初予算ということになろうかと思いますが,まずはそういったことを具体に検討をする中で,どういった内容でどういう方向性でどういう金額でというような検討も当然必要でございますので,今,現時点においては,いつまでにどういったことをどういう内容で予算幾らというようなことは,現時点ではちょっとなかなか想定しきれないところでございますので,重ねて御理解のほどよろしくお願い申し上げます。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。  でも部長,これ去年の9月に言ったのですよ。6カ月あったのですよ。その前に3カ月か6カ月前に防災士はどうですかと言って,9月の予算改善書に書いたんですよ。それで,今の答弁なんですよ。もう最低でも8カ月,僕の読みだったら1年ぐらいかかってるのですよ。それで今何にもしてないんですよ。まだよそも調べると言ってるのですよ。おかしいではありませんか。市長どうですか。職員が生ぬるいのと違いますの。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)吉見議員の御質問にお答えします。  今,課長,総務部長が答弁したとおりでございますので,御理解を賜るようよろしくお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)言い過ぎました。申しわけないです。精を出して本当にやっていただきたいと思います。  僕1人でも防災士になれば,組織も何も要らなくてそういうふうな改善ができるんですよ。それが3万8,000人全員があれば何も要らないではないですか。そういうことを考えてやっていただきたいと思います。  次の質問に移ります。  次に,生活習慣の改善について質問します。  朝日新聞の1月26日付の新聞で見たのですが,広島県府中町の小学校で週1回,朝食が無料で提供されているという記事が載っていました。この学校では,婦人会のボランティアの方が学校で調理して,十分に朝食を食べていない子どもたちを対象に,希望者全員に対して,週に1回,朝御飯を提供する取り組みを行っているということでした。この事業を始めてから,保護者からは,子どもが早寝早起きするようになった,毎朝,朝御飯を食べるようになったといった意見があり,また,担任の先生からは,遅刻が減った,朝食を供給した日は授業に熱中しているという意見があったそうです。  朝日新聞によると,東京都や大阪府でも無料または低額で朝食を提供しているところもあるようです。私は,大変よい取り組みだと思いますので,小松島市でも定期的に子どもたちに対して,朝食を提供するように働きかけてはどうかと思いますが,いかがでしょうか。              [教育政策課長 花岡武志君 登壇] ◎ 教育政策課長花岡武志君)吉見議員からは,小学生や中学生の生活改善に向けて,広島県府中市で行っている事業の御紹介をいただきました。  この取り組みにつきましては,広島県の調査において朝食を食べていない小学生,中学生の割合が増加傾向にあることを踏まえ,議員から御紹介のあった府中小学校を初め,広島県内の幾つかの小学校において県のモデル事業として実施をしているように伺っております。  具体的には,朝食を食べることにより,健康的な生活リズムや食習慣を確立し,確かな学力を育むことができる環境を整えることを目的として,町の婦人会が実施主体となって行うもので,いろいろな企業から食材の無償提供を受けて,ボランティアの方が学校でそれらを調理し,週に1回朝御飯を提供しているようであります。食育推進の面からは,栄養バランスが整った食事を規則正しくとることで集中力がアップし,学習能力が高くなると言われており,特に重要なのが朝食と言われております。  国が行った全国学力学習状況調査におきましても,朝食欠食率と学力との相関関係が強いという結果が出ており,朝食をしっかり摂取することは重要であると認識いたしております。現在徳島県内では,徳島県を初め近隣の自治体におきまして,今のところ朝食を提供する取り組みは確認できておりません。本市といたしましては,子どもの生活習慣の確立に向け,朝食をしっかりと摂取するように,学校等を通じ,食育推進に努めてまいりたいと考えておりますので,御理解賜りますよう,よろしくお願い申し上げます。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。  徳島県内ではどこでもやっていないようでありますが,朝食をしっかり食べることの重要性はわかっていただいているようです。学校などで子どもたちが朝食をきちんと食べるように周知してもらえるようですが,私が話したのは,広島県の先進地の取り組みについて研究していただき,小松島市でもできることがあれば取り組んでもらえるよう要望します。済みません,順番が間違えました。  続いて,安全で安心できるまちについての質問をさせていただきます。  テレビのニュースなどで見ておりますと,どこそこの県で何百万円の特殊詐欺の被害が出ましたというニュースを頻繁に耳にします。小松島市では耳にしないですね。特殊詐欺というのは犯人グループが電話やはがきなどで親族や公共機関の職員など名乗って,被害者をその本人と信じ込ませ,現金やキャッシュカードなどをだましとったり,医療費の還付が受け取れるなどと言ってATMを操作させ,犯人グループの銀行口座などにお金を振り込ませる犯罪の総称であります。  また,他にも,頼んでいない商品が勝手に家に送られてきて,その商品の代金を請求されたといった新聞記事などもたびたび目にします。地元新聞でも,時折,特殊詐欺などに関する被害があったという情報が掲載されておりますが,幸いにも小松島市内で被害の記事というのは最近目にしておりません。災害のことを考えた場合の避難場所の整備などももちろん重要なことであると思いますが,市民の皆さんがこうした消費者被害に遭わず,平穏に日常を過ごせるというのも安心・安全なまちをつくっていくために重要な部分を占めていると思っております。  そんな折,徳島新聞の1月31日の1面に本市の取り組みを紹介する写真が載っておりました。よく記事を読んでみますと,見守りネットワークの活動において社会福祉協議会や町内会が連絡をとり合って被害を防いだ実績などで成果を上げているという内容がありました。そこに担当課長の安全で安心できるまちというのは「住みやすいまち」につながるのではないかというコメントが,載っておりました。その点につきまして私も意見を同じくしているところでございます。  そういった安心・安全なまちづくりのための1つの取り組みとして,この消費者見守りネットワークを発足させたのだろうと思うのですが,この消費者見守りネットワークの設置の経過などについて,御説明をお願いします。              [市民生活課長 藍沢隆史君 登壇] ◎ 市民生活課長(藍沢隆史君)議員からは,本市における消費者見守りネットワーク設立までの経過に関しての御質問がございましたので,お答えいたします。  議員御紹介の消費者見守りネットワークにつきましては,正式には消費者安全確保地域協議会という名称の,消費者安全法に定められた法定の組織でございます。この組織は,高齢者や障がい者,また認知症の方など,見守りが必要と思われる方を対象に,消費者被害の未然防止や抑止を目的に,協議会の構成団体の方々が,見守り対象者の消費者被害の兆候を発見した際に,速やかに消費生活センターを紹介したり,また,場合によっては見守り対象者にかわって消費生活センターへ連絡していただくことなどを主な活動内容とする協議会でございます。  本市におきましては,この見守りネットワークの立ち上げ以前から,市民の方と消費生活センターをつなぐ橋渡し役となるボランティア組織としての小松島くらしの安全・安心サポーターを初め,高齢者の安否確認等を主とするさまざまな見守り協定の締結など,こうした見守り活動そのものの下地は備わっている状況でございました。しかしながら消費者保護の観点から,そうした方々が一堂に会し,情報共有の一元化による横の連携を図り,消費者被害防止等に向けた課題解決に当たっていくための組織が存在しておりませんでした。そうした経緯を踏まえまして,消費者被害等に関しましての情報共有と連携,並びに見守り対象者の方々の大切な財産の保護を目的に,福祉団体,金融機関,消費者団体,警察など全18の団体機関により,小松島市消費者安全確保地域協議会,いわゆる本市としての消費者見守りネットワークを平成30年7月に設置したという状況でございます。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。  それまでになかった構成団体同士の横のつながりによる被害の防止が期待できるということでありましたが,市民の皆さんに接する機会の多い官・民の諸団体が消費者被害の防止という1つの目的意識を持って取り組んでいるということにより,被害防止に向けた取り組みを進められたと思いますが,このネットワークを設置したことによる効果について,御答弁をお願いいたします。              [市民生活課長 藍沢隆史君 登壇] ◎ 市民生活課長(藍沢隆史君)議員からは,本市の消費者安全確保地域協議会,消費者見守りネットワークにおける効果に関する御質問がございましたのでお答えいたします。  消費者見守りネットワークの設置効果といたしましては,1つは協議会の構成団体の方々の連携により,本市消費生活センターへの相談を通じ,被害の未然防止につながった事例というのがございまして,こちらはこれまで7件の事案がございます。  一例を紹介しますと,事例を大まかな類型で申し上げますと,見守り対象者はひとり暮らしの高齢者が多く,注文した覚えのない商品が自宅に送られてきたというケースであったり,1回限りのつもりで申し込んだ商品が実は定期購入だったというケースのほか,申し込んでない宝くじが当選したという不審メールが来て,手数料を要求してくるケースなどがございました。これらの事案につきましては,本市協議会の構成団体の方々が,見守り対象者の方への詐欺被害の兆候に気づき,迅速に本市消費生活センターへ御相談していただいたことで,被害防止等につながった事例となっております。  また,数字にあらわれてない効果といたしましては,消費者被害対策に関する各構成団体の方々の主体的な連携強化や意識醸成が図られるようになったという側面があると考えております。  先ほどの答弁でも申し上げましたが,この消費者見守りネットワークにより,構成団体間の取り組み状況などの情報交換,並びに連携した対応がよりスムーズになったものと認識しているところでございます。加えて,徳島県などが主催する見守りネットワークに関するセミナーや研修会などについても,構成団体の方々が積極的に参加し,見守りの際の声かけの方法や消費者被害に関する知識の習得について,より主体的に取り組んでいただいている点などについても,このネットワークの効果の1つであると考えているところでございます。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。  すごいですね。目に見える部分と,また,目の見えない部分でも効果が出ているといったことでありました。  効果が出ているところを否定するつもりはありませんけども,そういった取り組みを進められているということをまだまだ市民の皆さんには伝え切れていないのではないでしょうか。市長の言う「住んでよかった小松島」がここに発揮されていると拍手いたします。せっかくこうした取り組みで成果が出ているのであるとすれば,それこそもっと市民の皆さんに周知していく方法考え,広報していくことで,市民の皆さんによって,より消費者被害に遭いにくいまちにつながっていくんだと思います。今後も取り組みの方はどんどん進めていただき,それを市民の皆さんへの広報により力を入れていただきたいということを要望いたしまして,次の質問に移ります。  公営住宅における保証人の取り扱いについて質問いたします。  令和2年1月20日付の朝日新聞の報道によると,低額所得者に割安な家賃で部屋を提供する公営住宅で,応募して当選したとしても保証人2名が確保できないために入居を拒まれるというケースがあるということです。公営住宅は,本来低所得者で身寄りの少ない高齢者など,いわゆる住宅弱者にとって最後の頼みの綱だと思われます。そこで,市営住宅に入居する際の保証人の取り扱いは現在どのようになっているか,お聞かせください。               [住宅課長 柏木義雅君 登壇] ◎ 住宅課長(柏木義雅君)吉見議員の御質問にお答えいたします。  公営住宅は,住宅に困窮する低所得者に住宅を供給することを目的としており,住宅面における最後のとりでとしての役割を担っております。その一方で,家賃を滞納した場合などに備えて,多くの自治体では,入居の際に1名以上の保証人の確保を求めております。本市でも原則として,入居の際に2名の連帯保証人を確保していただくこととしております。しかしながら,近年単身の高齢者がふえていることもあり,連帯保証人の確保が難しくなってきております。市営住宅の募集に応募して当選した場合で,連帯保証人を2名のうち1名しか確保できないといった場合,本市では,入居予定者には引き続きもう1名の連帯保証人を探していただくこととし,見つかり次第,市に届けますという内容の誓約書を提出していただくことで,入居の手続を進めることとしております。したがいまして,連帯保証人を2名確保することができないために入居をお断りしてはおりません。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。  今後の保証人の取り扱いについて,お聞きします。  同様に,朝日新聞の報道によると,国土交通省が2018年3月に,都道府県と政令指定都市に対し,保証人確保を条件から外すよう通知したこともあり,これまで入居の条件としてきた保証人確保の規定を廃止する自治体が相次いでいるとのことでした。そこで,令和2年4月以降の保証人の取り扱いはどのようになるのか,お聞きします。               [住宅課長 柏木義雅君 登壇] ◎ 住宅課長(柏木義雅君)御質問にお答えいたします。  近年,身寄りのない単身の高齢者が増加していることなどもあり,今後,公営住宅への入居に際し,保証人を確保することがますます困難になることが予想されます。このような事情もあり,国土交通省からの通知では,条例の中の保証人に関する規定を削除し,かわりに緊急時の連絡先を確保するよう促されているところでございます。  令和2年度以降の本市の保証人の取り扱いにつきましては,徳島県の方針に準拠して,原則2名の連帯保証人を求めることとしております。しかしながら,公営住宅の本来の目的は,低所得者である住宅困窮者へ住宅を供給することであり,保証人が確保できないという理由で,公営住宅に入居できなくなるといった事態は避けるべきであると考えております。したがいまして,令和2年度以降,入居予定者が努力したにもかかわらず連帯保証人を1名も確保できない場合には,国土交通省からの通知にのっとって,緊急連絡先を確保するなどの方法により,市営住宅への入居自体は拒まないという対応をとりたいと考えております。               [12番 吉見勝之議員 登壇]
    ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。  努力してもおらなければオーケーということですね。ありがとうございます。  何度も言いますが,市長の公約「住んでよかった小松島」を少しでも前進できるよう要望して,私の3月定例会議の質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手) ◎ 副議長(米崎賢治議員)小休いたします。                午後 3時04分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 3時14分  再 開 ◎ 議長(前川英貴議員)小休前に引き続き会議を開きます。  以上で,本日の日程は終了いたしました。  次会の日程を報告いたします。  次会は,24日午前10時再開,市政に対する一般質問であります。  本日は,これをもって散会いたします。                午後 3時15分  散 会 Copyright (C) 2005 Komatsushima City Assembly, All Rights Reserved....