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  1. 小松島市議会 2019-06-03
    令和元年6月定例会議(第3日目) 本文


    取得元: 小松島市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-08
    2019年06月17日:令和元年6月定例会議(第3日目) 本文 ◎ 議長(前川英貴議員)議員の皆さん,おはようございます。  ただいまより本日の会議を開きます。  本日の議事日程については,お手元に配付いたしましたので御了承願います。 ─────────────────────────────────────────── ◎ 議長(前川英貴議員)これより,本日の日程に入ります。  日程第1 議案第45号から議案第55号までについて一括議題といたします。  議案に対する質疑及び市政に対する一般質問を続行いたします。  通告の順序に従い,順次発言を許可いたします。  10番 広田議員。               [10番 広田和三議員 登壇] ◎ 10番(広田和三議員)おはようございます。新風はなみずきの広田です。  令和元年6月定例会議におきまして,質問する機会を得ましたので,実は久しぶりの質問の登壇でございまして,ちょっと緊張しております。  通告に従って質問をさせていただきます。  今回の質問につきましては,1つ目が小松島市の教育について,2つ目は市の総合管理計画について,3つ目に市道・施設の安全点検について,以上,大きく3項目について質問をする次第でございます。  1つ目の小松島市の教育についてから質問をいたします。  新しく小野寺教育長が4月から就任いたしました。新しい感性で就学前教育から生涯学習まで,多岐にわたる小松島市の教育分野を導いていただきたいと思いますので,よろしくお願い申し上げます。  では,小学校の再編計画についてからお伺いします。  これまで幾度となく何人もの議員から定例会議なり,また,委員会での質問で小学校の再編についての質問がたくさんありました。それだけ関心が大きいということです。平成29年6月定例会議で教育委員会は,幼稚園の再編を先に行うとされ,結果,幼稚園の統廃合が進むというか,子どもたち認定こども園とかそのまま保育所に残り,延長保育をお願いするなどして今年度,令和元年度には現存する幼稚園は南小松島幼稚園立江幼稚園の2園のみに至っております。坂野中学校立江中学校の両中学校が統合され,小松島南中学校が発足して3年が経過しました。小松島市の小学校の再編について,今年度に実施計画の策定を予定されているとのことですが,現在,再編の実施計画の策定はどこまで進んでおられるのか,進捗状況についてお伺いします。              [教育政策課長 花岡武志君 登壇] ◎ 教育政策課長(花岡武志君)議員からは小学校の再編についてのこれまでの取り組みに関しまして,御質問をいただきました。
     これまでの学校再編の取り組みでございますが,教育委員会では平成22年度に小松島市立学校再編計画策定委員会を設置し,平成24年度には小松島市学校再編計画を取りまとめました。中学校の再編に関しましては,この再編計画により,平成28年4月の小松島南中学校の開校をもって,小松島中学校小松島南中学校の2校体制となったことで再編が完了いたしております。しかしながら,小学校の再編に関しましては,少子化に歯どめがかからない状況の中で策定委員会の想定を上回るスピードで児童数が減少していることや,学校施設の老朽化問題など,本市を取り巻く状況が学校再編計画策定時から大きく変化していることを踏まえ,平成29年10月からの小松島市立学校再編有識者会議での検討審議を経て,当初計画を見直し,平成30年1月に小松島市立学校再編基本計画案を策定いたしております。  この基本計画案の内容につきましては,平成30年7月から8月にかけて,11小学校全ての校区で説明会を開催し,また,説明会の参加者を対象としたアンケート調査も実施いたしました。さらに10月には,個別に説明会も開催し,11月のパブリックコメントを経て,12月に小松島市立学校再編計画基本計画として策定をいたしているところでございます。  以上が小学校の再編に関するこれまでの取り組みの内容になります。御理解のほどよろしくお願い申し上げます。               [10番 広田和三議員 登壇] ◎ 10番(広田和三議員)御回答をいただきました。現在の市内11校ある小学校の再編については,なかなか難しい問題も多く抱えて大変だろうと思います。それでは,今年度に小松島市学校再編実施計画の策定を予定されておられますが,今後どのように再編作業をされるのか,スケジュール等を具体的にお伺いします。              [教育政策課長 花岡武志君 登壇] ◎ 教育政策課長(花岡武志君)議員の御質問にお答えさせていただきます。  小学校の再編に関しましては,今年度は実施計画の策定を予定しておりまして,本年4月に委託契約を結び,立地の利便性や災害リスクなどを踏まえた学校の建設候補地についての調査検討をコンサルタント会社と進めているところでございます。  今後はこのような検討結果を踏まえながら,市長部局とも十分に連携をとりつつ,本市の将来を担う子どもたちにとってよりよい教育環境を確保できるよう教育委員会実施計画案を取りまとめたいと考えております。  実施計画案では,基本計画の基本方針,考え方に基づき市内の小学校が再編によって何校になるのか,いつ開校するのか,新しい学校の場所はどこになるのかといったようなこと,また,教育環境の充実と魅力ある学校教育の推進,地域との協働関係を生かした学校づくりの推進などの具体的方策を盛り込む予定でございます。実施計画案ができ上がりましたら,改めて説明会やパブリックコメントなどを実施する予定でございます。このような手順により小学校再編に係る保護者や地域住民の皆様の御意見,御要望などに耳を傾けながら実施計画の策定につなげてまいりたいと考えておりますので,よろしくお願い申し上げます。               [10番 広田和三議員 登壇] ◎ 10番(広田和三議員)御回答をいただきました。御承知のとおり今後も小松島市の少子化がどんどんと進んでまいるものと思います。子どもの数の推移もほぼ想定できるでしょう,いかなる議論も基本的なたたき台がなければ前に進みません。再編がたとえ進んでも開校するまでの,例えば7年間,また10年間先の間にも子どもたちはその間減少をし続けます。再編した,しかしその段階で子どもの数がまた少なくなったから,また再編作業に移らなければならない,これはだめだと思います。もう少し先の20年先,30年先の長期的な展望に立って小学校の再編計画案を提示することが小松島市の教育にとってすぐれた将来を見据えた成果となるよう要望します。  次の質問に移ります。次は生涯学習の充実についてお尋ねします。  高齢化が急速に進む日本社会,小松島市も例外ではありません。小松島市では現在,高齢者に対しての教育の普及,生涯学習のあり方をどのように取り組み,進められておられるのか,お聞きします。             [教育委員会参事 勢井孝英君 登壇] ◎ 教育委員会参事(勢井孝英君)広田議員の御質問にお答えいたします。  本市の生涯学習については,家庭教育や学校教育を初めとして,人権教育,企業内教育スポーツ活動,文化・芸術活動,ボランティア活動レクリエーション活動などの社会教育を包括的に推進する生涯学習体制を構築して,幅広い年代の全ての市民にそうした環境を提供できることを目標にしております。その目標のもと,家庭教育や青少年の育成などとともに成人育成の推進についても行っていかなければならない,努力事項であると認識しております。  成人育成には,一般成人,女性及びその団体,高齢者の3つの大きな視点に立ち推進していくことにしております。特に高齢者については,人口減少に加え,長寿命による高齢者比率が高まっていることから,将来においてもそれぞれの個人が生き生きとして活躍できるように教育を推進していかなければならないと考えております。  昨今では,インターネットなどの普及による電子通信の情報化社会が進展し,こうした情報を得るためにはパソコンなどの機器の活用ができなければ対応できないものとなりつつあります。本年度につきましては,超高齢社会と言われる時代を迎え,そうした情報機器を十分に活用することができるための教育の普及に努めていきたいと考えております。               [10番 広田和三議員 登壇] ◎ 10番(広田和三議員)御答弁いただきありがとうございました。  先ほども申しました高齢化社会に思い切って進む中にあって,生涯学習の取り組みは大切なことだと考えております。今後,小松島市の教育委員会としてどのような形で,この高齢化社会の中の生涯学習に取り組むのかお聞かせください。             [教育委員会参事 勢井孝英君 登壇] ◎ 教育委員会参事(勢井孝英君)議員の御質問にお答えいたします。  国勢調査をもとに国立社会保障人口問題研究所が発表しております地域別将来人口や,本市が移住定住促進策を検討する上で住民基本台帳をもとに算定しました人口予測シミュレーションでは,本市の人口は今から30年先にはおおむね半分程度になる可能性があると推測され,以降についても減少を続けていくことが想定されております。特に若い年代ほど減少率が顕著で,14歳未満の年少人口では現在の半分以下となる予測であり,生産年齢人口と呼ばれる15歳以上,65歳未満の年齢層でも辛うじて5割を少し上回る程度の人口にしかならないことが懸念材料となっております。こうしたことは県内の大部分の市町村が同様の状況であるとも想定されており,出生率を上げるなどの自然増につながる施策や環境づくりが求められているものと考えられます。  一方で,65歳以上の高齢者数で言うと年々減少していく予測は同じでございますが,減少率は緩やかで1割から2割程度の減少にとどまると想定されており,この年代の労働への参加や後進の指導などの活躍ができる対策が重要であると思われます。年齢については90歳以上や100歳を超える人口もふえてくると想定され,それに応じて健康寿命も上がり,元気な高齢者がふえるとも考えられますが,基本的には高齢になるにつれ行動範囲は狭まってくることが言えると思われます。  こうしたことを念頭に,年齢段階に応じて現在,生涯学習センターで行っている高齢者教室のような集約型の教育方法と,みずからの足で通うことができる公民館やコミュニティーセンターなどの地域施設で,限定的な人数でも対応できる教育の手法も積極的に進めていく必要があると考えております。そうしたことを踏まえて,高齢者教育,社会教育ができる普及体制や社会教育施設の整備も検討していくつもりでおりますので,御理解のほどお願いいたします。               [10番 広田和三議員 登壇] ◎ 10番(広田和三議員)御答弁いただきまして,ありがとうございました。  高齢者教育,社会教育ができる普及体制や社会教育施設の整備も検討していくつもりと御答弁されました。検討するというよりも,さらに充実を図りますとの回答がここでは欲しかったような気がします。教育長さん,御理解を賜りますよう切に希望します。  高齢者教育とか社会教育を推進する上で,先ほども担当課長の方から申しましたが,公民館の活用が地域にとって必要な施設と考えますが,今後の公民館の整備方針はどのように進められていかれるのかお聞きします。             [教育委員会参事 勢井孝英君 登壇] ◎ 教育委員会参事(勢井孝英君)議員の御質問にお答えいたします。  公民館については最も身近な地域コミュニティー施設であり,社会教育を学習する拠点であるとも位置づけてございます。現状でも地域のサークル活動や書道,絵画など芸術や文化に大勢の人が使っていることは十分認識しておりまして,そうしたことに加え,それぞれの世代に応じた社会教育を推進する場所として今後も必要であると認識しております。  一方で,人口減少については施設の維持管理や教育を受ける側,指導する側の両面からの人的要因など,全ての面において施策の見直しを行っていくことも必要であると考えております。現状では,それぞれの施設で利用者がおり,その利用状況に対応できる施設維持が必要でありますが,将来においては施設の更新整備をする際に人口に見合った施設数や利便性の向上のための多用途施設化,複合化ですが,なども検討していかなければならないと思っております。  しかしながら,現実の問題として耐震性の満たない公民館がまだ複数存在し,この問題については現在の利用状況を踏まえ,安全で安心して利用できるよう早期のうちに解決していかなければならないことであると捉えております。各公民館は用地を取り巻く問題や改修中の代替施設の確保など,それぞれの施設で抱えている課題が違っております。個々の施設ごとにそうした課題を解決し,公民館活動が機能できるようにしていきたいと考えておりますので,御理解のほどお願いいたします。               [10番 広田和三議員 登壇] ◎ 10番(広田和三議員)きょうも傍聴席に公民館の関係者が何人かお見えになっています。公民館の改築等については,関係する文教厚生常任委員会の方で改めて細かな質問をさせていただくとして,次の質問に移らせていただきます。  2番目の市の総合管理計画についてお伺いします。  小松島市が保有する公共施設等を総合的に,計画的に管理していくことを目的に,平成29年3月に小松島市公共施設等総合管理計画が策定されました。加速する人口減少と市の財政運営など厳しい状況が問われている中,この総合管理計画では,今後40年間で全施設の総延べ床面積を20%削減する目標が掲げられています。総合管理計画に掲げられた目標の進捗状況についてお伺いします。              [総務課長 泉 由美子君 登壇] ◎ 総務課長(泉由美子君)広田議員の御質問にお答えいたします。  既に議員の方から御案内ありましたが,平成29年3月策定の小松島市公共施設等総合管理計画におきましては,今後40年間で市が保有する公共施設の総延べ床面積を20%削減するということを長期目標とするとともに,供用廃止施設の確実な除却,それと個別施設計画の策定,この2点を短期目標としております。これらは,小松島市人口ビジョンによる今後40年間における本市の人口減少率を踏まえつつ,厳しさを増す財政状況の中にあっても将来に向け持続可能な施設の管理及び運営を行い,一定の行政サービス水準を維持していくことを目的としたものでございます。  これらの目標の達成に向けた進捗状況でございますが,まず,長期目標である総延べ床面積20%削減の現時点での状況につきましては,総合管理計画における初期数値であります,平成27年度末時点の総延べ床面積18万5,758.98平方メートルに対しまして,本年3月末時点では17万8,948.84平方メートルとなっておりまして,面積にして6,810.14平方メートル,率にして3.67%の削減となっております。この削減率は先ほども申し上げましたように,本年3月末時点での状況でございまして,例えば,建築のみが実施された年度などには削減率が減少するなど,今後も年度ごとに増減をしながら進捗していくものと考えられます。  次に,短期目標の1つ目,供用廃止施設の確実な除却につきましては,老朽化し転用の可能性がないため供用を廃止した旧立江,旧坂野,両中学校の校舎等を初め,複数の施設を除却し,管理費用の削減等に努めているところでございます。  短期目標の2つ目,個別施設計画の策定につきましては,総合管理計画の基本方針をもとにそれぞれの施設種別にあった適正管理をしていくために策定するもので,令和2年度末までの策定を目指しておりますが,公共施設,これは建築物でございますが,公共施設で現在,個別施設計画があるのは公営住宅のみの状況でございます。このことから目標期間内の計画策定を目指し,総合管理計画に登載されている公共施設のうち,計画が未策定で別途,計画の策定を予定していないものにつきまして一括して専門的知見を有する業者から策定に向けた支援を受け,計画策定を推進することとしております。  現在,業者選定に向けて手続を進めているところでございまして,委託業者が決定して契約を締結した後,施設の利用,運用の実態の整理や各施設の老朽化状況の点検等,計画策定に必要な手順を進め,目標としております令和2年度末までに策定を完了できるよう取り組んでまいります。               [10番 広田和三議員 登壇] ◎ 10番(広田和三議員)御答弁いただきまして,ありがとうございました。  では,個別の施設計画を策定するに当たりまして,今後のスケジュールと内容の公表についてお伺いいたします。              [総務課長 泉 由美子君 登壇] ◎ 総務課長(泉由美子君)広田議員の御質問にお答えいたします。  個別施設計画につきましては,先ほど答弁いたしましたように,現在,策定支援業務を委託する業者の選定手続を進めており,契約締結は今のところ本年7月を予定,策定にかかる期間は令和3年3月まで,およそ1年半を予定しているところでございます。  契約締結後は順次,計画策定に向けた作業を進めていくこととしており,個別施設計画に記載すべき事項とされております,それぞれの施設の状況や対策内容,実施時期等について業者の支援を受けながら各施設所管課において内容を煮詰めていくこととなります。その中では,長寿命化を目指す施設については,いつごろ,どのような対策を講じるのか等の検討,その他の施設では利用状況や老朽化状況,また,築年数等を踏まえた施設の再編等についての検討も行われ,当面の施設のあり方に関する考え方等がまとめられます。  計画案の内容につきましては,これら計画策定の経過におきまして,必要な段階ごとに庁内組織であります公共施設あり方検討会議で審議を行い,素案を固めていくこととなります。その後,パブリックコメントを実施して成案を確定,意思決定を経て議会に御報告させていただいた後,速やかに市民の皆様にも公表できるよう取り組んでまいりたいと考えております。               [10番 広田和三議員 登壇] ◎ 10番(広田和三議員)ありがとうございました。  小松島市公共施設等総合管理計画,(冊子を掲げる)このような冊子でございますが,先ほどの質問の答弁の中にもありましたように,長期目標というのが40年という長い目標です。できるところからというよりも,思い切った判断で進めていただきたいと考えておりますので,よろしくお願いして次の質問に移らせていただきます。  最後の質問ですが,市道・施設の安全点検についてお伺いします。  その1つ,実はことし3月末に立江町の市道で自転車に乗った方が自転車ごと水路に転落した死亡事故がありました。現場は南中学校の南側であり,この道路は南中学校の通学路であり,生徒たちが登下校で利用しているところです。しかし現場は事故後,現在まで仮設のバリケードを置いた状態で対応されています。仮設でなくすぐにでも防止の柵を設置するべきと思われますが,道路の管理者として今回の対応についての見解をお伺いします。              [都市整備課長 篠村敦仁君 登壇] ◎ 都市整備課長(篠村敦仁君)御質問にお答えさせていただきます。  今回の市道での交通事故につきましては,夜間に自転車で走行中に防護柵が設置されていない箇所から水路に転落したという事案であり,事故後,直ちに小松島警察署交通課の担当者と現場で協議を行いました。この協議で現場付近には小松島南中学校や商業施設などが立地していることから,自転車や歩行者等の通行も多く同様の事故の再発防止の点から,転落防止柵を設置することといたしましたが,応急措置として夜間灯をつけたバリケードで仮柵を設置することとし,速やかに対策を実施いたしました。  今回のように緊急に対策を要する場所につきましては,仮設柵等により対応しているところではありますが,個々の現場ごとに道路の通行量や利用状況等を勘案し,緊急性,重要性が高いと判断した箇所につきましては柔軟な対応もしてまいりたいと考えております。  今後につきましても,市民の皆様が安全・安心に利用できるよう道路の安全管理に努めてまいりますので,御理解を賜りますようお願い申し上げます。               [10番 広田和三議員 登壇] ◎ 10番(広田和三議員)御答弁いただきました。早急な対応をお願いする次第でございます。  1年前の6月定例会議での予算決算常任委員会の席で,大阪北部地震を受けて施設の安全点検で危険な箇所の報告の数字が教育委員会並びに総務課より示されました。施設の安全対策が必要とされる箇所が多くある現実がわかりました。その後,どのように安全対策を講じられてきたのか,その中で学校施設の安全対策の進捗状況についてお伺いいたします。              [教育政策課長 花岡武志君 登壇] ◎ 教育政策課長(花岡武志君)議員からは学校施設の安全対策の進捗状況に関しまして,御質問をいただきました。  学校施設のブロック塀対策でございますが,議員も御承知のとおり昨年6月に発生いたしました,大阪北部を震源とする地震によりブロック塀が倒壊し児童がお亡くなりになった件等を受けまして,学校施設の敷地周辺の実地調査を行いました。その結果,ブロック塀等の劣化・損傷が見受けられ,緊急に対策を要する危険箇所がある学校施設として,和田島小学校,小松島小学校坂野小学校千代小学校南小松島小学校小松島中学校の6校を確認いたしました。それ以降順次,安全対策工事を実施し,小松島小学校坂野小学校,和田島小学校,千代小学校では既に工事が完了し,南小松島小学校では10月末の工事完了に向け現在工事中であり,残る小松島中学校は9月末工事完了に向け,間もなく工事にかかる予定でございます。  以上が学校施設の安全対策の状況でございますが,今後も児童・生徒の安全確保のため,必要な安全対策を実施してまいりたいと考えておりますので,御理解のほどよろしくお願い申し上げます。               [10番 広田和三議員 登壇] ◎ 10番(広田和三議員)御答弁いただきました。市民への安全・安心対策などは,まだまだこれから講じていかなければなりません。報告があった委員会で,それぞれ関係する部署からの報告がありましたが,今回,質問はその委員会の方でまた追ってさせていただく予定でございますので,今回は基本的には教育委員会の分だけで質問は終わらせていただきます。ありがとうございました。  私は2年ぶりの質問で久しく質問の内容を考える組み立てがなかなかできませんでしたので,毎回,今朝も朝までかかって文章をこしらえさせていただきました。  発言の締めくくりとして市長さん初め,新しく政策監として来られました方を含めて,市の行政の主導的立場の皆さん方に強く改めて言わせていただきます。  小松島市として取り組む課題は市長の言うように山積しております。検討ばかりで大変だと思います。2日前の土曜日の新聞,地方紙ですがこんな文章表現が書かれておりましたので,御紹介します。『前向きに検討するは何もしない,対応を協議するは先延ばしにする,お役所言葉には本音が隠れている場合が多い,それも逆の意味で』と書いてありました。行政側は検討します,検討しますと言って言いわけを並べるよりも,どうすればこのことができるのか,こんな方法だったらどうかという知恵を出して実現することを第一に考えていただきたい。  弱者の切り捨てでなく弱者の目線で物事を運べば,市長の言う住んでよかった小松島になると思います。そして,一人でも多くの市民の方が住んでよかった小松島と言えるよう,住んでよかった小松島実現のためにも,小松島市発展のためみんなで一つ一つ積み上げていきましょう。さらなる皆さん方の努力をお願いし,短い時間ですが私の質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍 手) ◎ 議長(前川英貴議員)12番 吉見議員。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)おはようございます。吉見勝之です。よろしくお願いします。  令和元年6月定例会議の一般質問を通告順序に従って質問させていただきます。  大きく分けて,道路の整備と補修について,水路の整備について,ごみ収集について,非常備消防費について,市議会議員選挙について,以上,5項目についてお尋ねします。広田議員が指摘したような答弁ではなく,実施計画の答弁をよろしくお願いいたします。  まず最初に,道路の整備と補修についてのうち,1番の市有地道路の補修と草刈り,2番目,市道の草刈りをまとめて質問いたします。  皆様も御承知のとおり,この4月に市議会の選挙があり市内一円巡回した際,道路舗装の穴ぼこなどが多く点在し,危険であると感じました。また,道路に雑草が勢いよく伸びていました。市民からの依頼や要望されている路面の穴の補修,段差のすりつけ,また市道の草刈りなどについて迅速に対応していただきたいと思いますが,市道,市所有地道路の管理手法についてお聞きします。              [都市整備課長 篠村敦仁君 登壇] ◎ 都市整備課長(篠村敦仁君)御質問にお答えをさせていただきます。  本市が所有,管理する道路につきましては,道路法に基づく認定市道や民間の開発行為等に伴い寄附を受けた道路などがございますが,それらの道路で補修や草刈りの必要が生じた場合には,まず,現場確認,原因調査等を実施し,その規模に応じた手法により速やかに対応するよう努めているところでございます。  具体的に申し上げますと,路面の軽微な損傷や陥没に対する補修,また草刈りなどにつきましては,都市整備課職員の直営作業により速やかに対応を実施し,通行制限を伴うような比較的規模の大きい損傷に対する補修や,技術的に難易度が高い補修などにつきましては,土木業者等に依頼するなど,早期の現状回復に努めているところであります。  今後につきましても,引き続き市民の皆様が安全かつ快適に利用できる道路環境の維持に努めてまいりますので,御理解を賜りますようお願い申し上げます。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)御説明いただきました。事故が発生してからでは遅いので,市民生活の安全・安心を確保するよう,今後も道路の維持管理に努めてくれるよう要望します。  それにしても市民から苦情が多いんですけど,課長,もうちょっと丁寧な説明はできないのでしょうか。              [都市整備課長 篠村敦仁君 登壇] ◎ 都市整備課長(篠村敦仁君)議員の御質問にお答えをさせていただきます。  確かに市民の皆様から補修に関する苦情は多いのですが,まず電話対応,道路のパトロール等を都市整備課職員により努めて行ってまいりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)ありがとうございます。今まで以上に丁寧に対応するととりました。よろしくお願いいたします。  次に,道路は市民にとって大変身近な生活基盤でもあり,管理者の方で道路パトロールを定期的に実施されているとは思いますが,市道延長約280キロメートルに対し,担当職員の人数の面からどうしても不十分になっているのではないでしょうか。実際,この目でこれだけの数の路面の穴ぼこなどを確認したら,管理者として十分に道路パトロールができているのか疑問に感じます。この議会でも道路上の事故による損害賠償額の専決処分の報告がありましたが,原因は道路の陥没でした。このような道路上の事故に係る案件が毎年報告されています。  このような事故を少しでも減らすため,私からの提案ですが,千葉市が導入している公用車のダッシュボードにスマホをとりつけ,路面に傷んだ部分があると自動で撮影し,補修の必要性をAIで判定するシステムを導入してはどうでしょうか。この方法であればパトロール中に車からおりて路面の傷みぐあいを職員が判断する必要がないため,より長い距離のパトロールができ,少ない人員で効率的で迅速な対応につながると思いますので,導入したらと思いますがいかがでしょうか,お答えください。
                 [都市整備課長 篠村敦仁君 登壇] ◎ 都市整備課長(篠村敦仁君)御質問にお答えをさせていただきます。  議員お尋ねのスマートフォンを活用した道路パトロール支援サービスにつきましては,スマートフォンに内蔵されたセンサーやGPSなどにより,車両の走行中,道路の凹凸情報等を収集し,地図情報と組み合わせることにより路面の劣化状況を可視化できるシステムであり,確認がとれた限りでは,青森県八戸市や千葉県柏市などの中核市を初めとして,全国で約20市区町村において導入されており,国土交通省所管の新技術提供システムに登録されている新技術システムであります。  現在,本市におきましては市道を初めとした市が所有管理する道路における損傷個所等の発見方法につきましては,基本的には都市整備課職員による日常的な道路パトロールでの情報収集により対応を行っており,あわせて市のホームページを活用した市民の皆様方への情報提供のお願いや,市職員への情報提供の依頼を行っているところであります。  今後,本市におきましても職員数の減少や職員一人当たりの業務量の増大等が予測されることから,御提案いただいたシステムを含めた効率的かつ効果的な道路管理体制の構築について研究してまいりたいと考えておりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。私も日ごろから道路状況を確認し,異常に気がつけば担当課に連絡しており,職員の方が通勤中や外回りの仕事で見回るだけでも随分違ってくると思うので,ぜひともこういったことから取り組んでいただくようお願いします。  先ほど課長も言われた千葉県の方式は20市町村がやっているということですけど,部長にお尋ねします。  大津市は市民通報システムを運用しております。関東のある市では道路通報アプリ「パッ!撮るん。」を導入,ほかにネットの検索では次のところがやっています。浜松市「いっちゃお!」,宇部市「ネイティブ宇部」,ふるさと納税で有名な泉佐野市は,まちレポ泉佐野「おせチョ~」,これらは自治体が独自でシステムを開発したもので,複数の自治体に通報システムを提供する企業もあります。これらは先ほど言ったちばレポが先鞭をつけたと言われています。自治体は迅速な補修工事につながっている,また,利用者の市民からは行政に声が届く感じがすごいといった声が出ています。これこそ市長の公約,住んでよかった小松島を市民が実感できるものになると思いますが,部長,導入の検討はいかがでしょうか。              [産業建設部長 茨木昭行君 登壇] ◎ 産業建設部長(茨木昭行君)先ほど担当課長から答弁いたしましたように,御提案いただきました通報システムなどを含め,効率的かつ効果的な管理体制が構築できるよう研究してまいりたいと考えております。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。先ほど広田議員が言ったように,研究する,いつまでにできるんでしょうか。              [産業建設部長 茨木昭行君 登壇] ◎ 産業建設部長(茨木昭行君)吉見議員からは,いつまでにできるのかという御質問でございました。今回,こういった事例も含めまして今後検討していくということで御理解賜りますようよろしくお願いいたします。今後,研究をしてまいりたいと考えております。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)先ほどは研究する,今度は検討する,一緒じゃありませんか,部長。いつまでにできるかと僕は聞いているんです。何年ぐらいまでにどういうふうなことを回答できるということを聞いているんです。              [都市整備課長 篠村敦仁君 登壇] ◎ 都市整備課長(篠村敦仁君)御質問にお答えをさせていただきます。  新システムの構築等,予算の計上に係るものについては,今後,財政部局とも協議をしつつ進めていきたいと考えております。また,議員御提案のメール等を利用した内容につきましては,今後,どのように採用できるか,今年度中に採用できるかどうかの判断はしたいと考えております。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきましたけど,私は部長に尋ねています,課長に尋ねておりません。それで,メールのことはまだこれからの質問です。まだ質問しておりません。              [産業建設部長 茨木昭行君 登壇] ◎ 産業建設部長(茨木昭行君)先ほど担当課長から御答弁いたしましたが,御提案いただいた通報システムを含めまして,財政的な部分,また,システムの部分,こういったものも含めまして,特にシステムについては今年度に十分研究をして,できるかどうかの判断も含めて調査・研究してまいりたいと考えておりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。 ◎ 議長(前川英貴議員)小休いたします。                午前10時57分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午前11時10分  再 開 ◎ 議長(前川英貴議員)小休前に引き続き会議を開きます。  吉見議員。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。今年度中,令和2年3月31日までにどういうことをするかということを研究して,検討していただけるというお答えをいただきました。  道路の危険個所の発見は職員が3分の1,市民が3分の1,議員が3分の1というふうに以前お聞きしました。今,私たち議員が通報しているスマホのカメラで近景,遠景の写真を2枚,グーグルマップで通報場所を指定,Eメールで通信,通信者には返事はしない,この4点を市民の賛同者を募集し講習すればどうでしょうか,お答えください。              [産業建設部長 茨木昭行君 登壇] ◎ 産業建設部長(茨木昭行君)議員から御提案いただきました手法も含めまして,効率的かつ効果的に道路の損傷個所の早期発見,早期対応ができるよう研究してまいりたいと考えておりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。するのか,せんのか,検討するのかどうか,ちゃんとしたお答えください。              [産業建設部長 茨木昭行君 登壇] ◎ 産業建設部長(茨木昭行君)議員の御質問にお答えをいたします。  御提案いただいた手法につきましては,また,さまざまな要素も考え,また考慮に入れながら対応する必要もあろうかというふうに思いますので,可能な限り可否も含めて今後,調査・研究してまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)課長にお尋ねします。  今,議員がやっている危険箇所,こういうふうにしてくださいというやつは,うまいこと運用できているんでしょうか。              [都市整備課長 篠村敦仁君 登壇] ◎ 都市整備課長(篠村敦仁君)議員の質問についてお答えをさせていただきます。  今,議員から御質問のあったメールによる損傷個所等の報告,またその対応につきましては,速やかな対応ができていると考えております。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えありがとうございます。一部の議員がやっていることはスムーズにできていると,それを全議員,市民を募集してやるのにどういう懸念というんですか,さまざまな対応とか可能な限りとかいう言葉が出てくるのがちょっとおかしいと思うんですけど,部長,いかがでしょうか。              [都市整備課長 篠村敦仁君 登壇] ◎ 都市整備課長(篠村敦仁君)御質問についてお答えさせていただきます。  さまざまな懸念といいますか,要素といいますのは,例えば一般市民の方はこれにつきましては,私道,市道,県道,国道,その他余り区別がつかない路線が多くございます。そのような方に全て周知いたしまして,ここを直してくれ,あそこを直してくれ,仮にこういうふうな事案が起きますと,その全てに対応,ここはできます,できませんよというような対応をするのがなかなか時間もかかるということで,その辺が対応といいますか,さまざまな要素ということを捉えておりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)御答弁いただきました。そういうことですか,わかりました。ぜひとも,こうした小さな改革から取り組んで市民に行政に声が届く感じがすごいと感じてもらい,市長の公約,住んでよかった小松島を実感できるよう要望いたします。  次の質問に移ります。  本市和田島町と間新田町とのニュータウン北に市の排水処理施設が2カ所あります。この施設内にはフェンスが設置されていますが,施設内に植えてある雑木がフェンスを越えて生い茂っており,道路上に雑木の枝や草が張り出していると歩行者や自転車,車の通行に支障を来すだけではなく,交通事故の原因にもなりかねません。フェンスのないところは春と秋,自治会で大掃除をして取り除いていると聞いております。フェンスがあるため自治会では入れず困っております。また,施設の東側には水路もあり,落ち葉などが入ることで水路の適切な機能が発揮できなくなり,大雨のときの水害の原因ともなり得ます。また,夏場が来ますとニュータウン北東側の水路にいっぱいアシが生えて,抜いても毎年のように生え,なかなかいかないところがあるんですが,早急に雑木の剪定や水路の掃除を行う必要があると思いますが,いかがでしょうかお答えください。            [まちづくり推進課長 内山慎吾君 登壇] ◎ まちづくり推進課長(内山慎吾君)吉見議員の御質問にお答えいたします。  初めに,和田島団地排水処理施設及び小松島ニュータウン排水処理施設の樹木につきまして答弁させていただきます。  両施設につきましては,和田島町及び間新田町の小松島ニュータウン内にあります地域の生活雑排水を浄化処理し,公共用水域へと排出することを目的とした浄化槽の集合処理施設であり,これら施設の敷地内にある樹木等につきましては,景観の保全などを目的に建物を囲むように植栽しているものでございます。これらの樹木等の維持管理についてでございますが,これまでも不定期ではありますが剪定等を行っており,現在,隣接地に越境している枝などにつきましては,今月中を目途に剪定を行いたいと考えております。  今後におきましても,適切な施設の維持管理に努めてまいりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。              [都市整備課長 篠村敦仁君 登壇] ◎ 都市整備課長(篠村敦仁君)小松島ニュータウン北東の水路の草刈り等の清掃についてお答えをさせていただきます。  小松島ニュータウン周辺の水路については,ニュータウン造成時に整備された排水路であり,大雨時のニュータウン一帯の浸水対策として,本排水路から河川へとポンプによる強制排水を行っております。また,この通水を阻害しないよう地元自治会様の御協力を得ながら維持管理にも努めているところであります。  議員御質問の水路清掃につきましては,まず,排水路の現在の状況を確認し,除草等が必要な際にはこれまで同様,地元自治会様の御協力をいただきながら水路清掃等を実施してまいりたいと考えておりますので,御理解賜りますようお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました,ありがとうございます。  樹木の剪定,今月中に剪定するということで,次はいつかというと適切にやるということ,これも市の答弁の一つで,あなたの適切と我々の適切は時期が違います。1年に1回とか1年に2回とか期日を区切っていただけませんでしょうか。            [まちづくり推進課長 内山慎吾君 登壇] ◎ まちづくり推進課長(内山慎吾君)吉見議員からは時期を区切って剪定をしてはというような御質問をいただきました。議員からも御案内がありましたが,フェンス等から張り出している樹木等につきましては,道路や水路など,また周辺環境にも支障を来すことなどがございますので,そういったことがないよう定期的に点検を行いまして,張り出している場合には必要に応じて剪定を行うなど適切な施設の維持管理に努めてまいりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただいたんですけど,適切というのがいつかということを言ってほしいんです。小松島市内のところでカーブミラーが見えないので切ってくれと言われたら切ってくれました。1年後にまた同じように生えています。ですから,樹木というのは1年たてば伸びるんですよ。ですから,1年に一遍切るとなぜここで確約できないんでしょうか。            [まちづくり推進課長 内山慎吾君 登壇] ◎ まちづくり推進課長(内山慎吾君)議員の御質問にお答えいたします。  先ほどの答弁の繰り返しにはなりますが,定期的に点検を行いまして,支障がある場合には剪定を行うなど維持管理に努めてまいりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきましたけど,お答えになっていないように思うんですけどね。見に行って,そして悪かったらすると。じゃ,今までは見に行っていないし,危険とは思わなかったんでしょうか。            [まちづくり推進課長 内山慎吾君 登壇] ◎ まちづくり推進課長(内山慎吾君)これまで見ていなかったのかとの御質問でございました。  先ほどの答弁とも重なりますけれども,不定期で剪定等を行っているということでございましたので,今後は年に1回,2回と定期的に点検を行いまして,支障がある場合には剪定等を行ってまいりたいと考えておりますので,御理解のほどよろしくお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。1年に1回ぐらいは点検に行くということと理解します。それでは,よろしくお願いします。  水路の方ですけど,北東水路を自治会の協力でやるということでしたけど,自治会も一緒にやってくれということでしょうか,それとも,土手の方は自治会がやってくれと,水路は市がするということでしょうか。              [都市整備課長 篠村敦仁君 登壇] ◎ 都市整備課長(篠村敦仁君)議員の御質問についてお答えをさせていただきます。  従来から地元自治会の方で水路の土手に関して,自治会の方で草刈り等を行っていただいておるという状況でございまして,水路の逆側,道路と逆側の方については,また,市の方も業者発注など,みずから剪定するなど工夫しまして対応してまいりたい,そう考えておりますので,御理解賜りますようお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)ありがとうございます。それでは,土手は自治会の方で草刈りをやってくれていると,水路の方は市で適切に処理するということで理解します。今後につきましても,施設周辺の住民の皆さんや環境に配慮し,雑木の剪定や水路の雑草除去,浚渫,適切な維持管理を行っていただくよう要望し,次の質問に移ります。  続きまして,和田島町遠見の堤防脇にある排水路の掃除についてお伺いします。  この質問は平成29年12月定例会議の一般質問でいたしました。そのときの質問は,市道和田島53号から東へ600メートルの排水路に砂が堆積し排水が阻害されています。これは,和田島町の堤防を保護するため海岸に消波ブロックを起き,海岸に砂を堆積させ,堤防を守るその砂が冬の北西風により舞い上がり,堤防道路,排水路に落ちたためです。何年か前,県が150メートルぐらい掃除をしました。地元の者は600メートルを全部するのかと思っていましたが,それっきりです。特に和田島53号,自衛隊付近では悪臭がします。小松島市の主要な海産物であるチリメンジャコの生産にも影響があります。どのような対策を計画しているのかお伺いしますという内容でした。  それに対して,御指摘のありました排水路にたまった砂の除去などについては,適切に管理していただくよう県に要望してまいりますと答弁をいただきましたが,以後,何も行っていません。県に要望していただいたのか,いつ掃除していただけるのかお伺いします。              [商工観光課長 原田真二君 登壇] ◎ 商工観光課長(原田真二君)吉見議員の御質問にお答えいたします。  議員から御指摘のありました水路に堆積した砂の除去等につきまして,所管いたします県東部県土整備局港湾管理担当に確認いたしましたところ,当水路は延長も長く一度に全部は難しいので,予算の範囲内で順次対応していきますという回答でございました。  また,港湾施設を所管する県庁の本課に水路の適切な管理について要望いたしましたところ,本課からも東部県土整備局に連絡いたしますとの回答をいただいております。一度に全部は難しいとの回答であるため,今後,県の予算要望の時期等にも再度粘り強く要望してまいりたいと存じます。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。要望はしっかりしていただいているとのことで,さらに今後,粘り強く要望していただくとの御答弁,ありがとうございました。  近くには地元漁業女性部が日曜に営業する食堂に行列ができ,県内外からお客さんが訪れています。女性部の売上金は海外研修旅行の旅費代にしようと頑張っているようです。悪臭で小松島市に悪いイメージがつかないためにも,また,市長の言う安全・安心なまちづくりのためにも粘り強く要望していただければとお願いして,次の質問に移ります。  次に,ごみ収集についてお尋ねします。  1点目は,小松島市の一般ごみの収集ですが,午前8時30分から収集車を使って市内一円を収集しておりますが,この時間は通勤などで車が多く走っております。このような条件の中でごみ収集を安全かつ迅速に収集することにより,公衆衛生の保持ができていると思うのですが,路肩に置いてあるごみを収集して車道に戻らずそのまま歩道を走行しているのを何度か見かけます。きょう来ているときでも,競輪場の南側の歩道をずうっと行っているんですね,15メートルぐらい,もっとあるかな。  こうした状況について,環境衛生センターではどのような指導を行っているのかお伺いします。
               [環境衛生センター所長 舩越達也君 登壇] ◎ 環境衛生センター所長(舩越達也君)議員からは,交通ルール順守の指導・監督に関する質問がございましたので,お答えいたします。  ごみ収集における作業場所はほとんどが各家庭付近の道路上にあり,場所によっては歩道や道路幅の狭いところなど,細心の注意を払って作業を行わなければならない場所も多く見受けられます。しかしながら議員の御指摘のとおり,歩道を走行することは重大事故の発生要因となりかねないため,判明次第職員には厳重に注意をいたしております。  また,交通安全に関する研修や啓発につきましても,警察署を招いての交通安全講習会や,小松島地区安全運転管理協議会に加入し,交通安全会議やセーフティーラリーなど,安全啓発イベントにも参加して,事業所及び運転者個人の安全意識の向上に努めているところでございます。毎日の収集作業につきましては,その日の乗車予定,収集地区の割り振りとともに作業事故を起こさない,交通ルールを守るなどの注意喚起を出発前の朝礼にて実施しております。  今後におきましても引き続き,職場研修や交通安全講習会などを積極的に行い,安全管理に努めてまいりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。毎朝朝礼でやっているということですね。それで,打ち合わせが済んできょうの話ですけど,9時25分ごろ,県道小松島-徳島線ですか,競輪場の手前,ここを福祉会館から競輪場の入り口まで,歩道をずうっと行きよるんですよ。これ,朝礼をしてちゃんと指摘したと言えるでしょうか。            [環境衛生センター所長 舩越達也君 登壇] ◎ 環境衛生センター所長(舩越達也君)先ほどの議員さんの御指摘,きょう,今現在聞きましたので,今回,走っている運転手については厳重に注意をさせていただきまして,これ以上,もう危険な行為をしないように厳重に指導したいと思います。よろしくお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。うちの前に集積所があって,それから30メートルぐらい行ったところに集積所があるんです。ですから,一旦入って左に上がって行って通って,また右へ入る。歩道が3メートルか3.5メートルぐらいあるんですよ,走った方が楽なのはわかるんですよ。でも,そういうことをやっていると事故が起こる場合があると思うんですよね。毎朝やっていると,それでそれも何回もやっているんですよね。ですから,もうちょっと意識改革をしてほしいんですけどね。  ただ一点,赤石の3差路のところでいつも歩道を走っていたのは,最近2年ぐらいは見かけません,指導がよかったのかなと思っています。そのように何度も何度も言うようにしていただきたいと思います。  市民の模範となるような運転を今後ともよろしくお願いします。今後は交通ルールの完全遵守ですよ,何度も指導するよう要望します。  それでは,次にペットボトルの収集についてお尋ねします。  昨年,小松島市衛生組合連合会の視察研修で,廃プラスチック類及びペットボトルの処理を行っている施設に行く機会がありました。施設では搬入したペットボトルや廃プラスチックを手選別,磁力選別,比重分離選別のほかに光化学自動選別にて行う高度な分別を行っており,選別後,リサイクルできるものは破砕,洗浄,熱処理などの工程を経てリサイクルを行っているとのことでした。しかしながら,搬入されるペットボトルがきちんと分別されていなかったり,汚れたままであったりすると作業工程におくれが出るなどの支障が起こるとの話を聞いております。  そこでお伺いします。  小松島市のペットボトルの収集について,きちんと分別が行われているのか,また,どのように啓発しているのかお尋ねします。            [環境衛生センター所長 舩越達也君 登壇] ◎ 環境衛生センター所長(舩越達也君)議員からはペットボトルの分別収集,啓発に関する御質問がありましたので,お答えいたします。  本市でのプラスチック,特にペットボトルの分別につきましては,支障なくリサイクルが行えるようキャップ及びラベルをはがしていただき,中身を抜いて水で洗った後に指定ごみ袋に入れてペットボトルの収集日に出していただきますように,市民の皆様に御協力をお願いしております。  ほとんどの方はきちんと分別,洗浄をしていただいておりますが,まだ一部分別,洗浄ができていないこともございます。本市では汚れていたり,分別のできていないものが出ているときは袋に警告シールを張らせていただくなどして,分別,洗浄を促すように心がけております。啓発につきましても市民の皆様により一層の分別に御協力いただけますように,引き続き,ごみの分け方,出し方のパンフレットや広報などで周知徹底を図ってまいりたいと考えておりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。ありがとうございました。  まことに申しわけないんですけど,視察に行って,それから僕は,ああ,こうせんといかんのやなと思ってやっているんです。今までうちの前にごみ集積所があるんですけど,警告シールを張ったのを見たことがございません。そのまま持って帰っています。4年前に視察に行ったときに,ああ,そんなものかと思ったんです。それで今回行って,ほんまに小松島市は悪いなと思ってやりかけたんです。今までこの4年間でどのような啓発活動をやったのでしょうか,お教えください。            [環境衛生センター所長 舩越達也君 登壇] ◎ 環境衛生センター所長(舩越達也君)吉見議員の質問にお答えいたします。  分別収集につきましては,先ほど申し上げましたように,以前よりパンフレットや広報などでペットボトルを初め,さまざまな分別の収集方法を地道に啓発しております。また,衛生センターでは毎年小学校や幼稚園の施設見学を受けておりまして,その中でごみの分別,特にペットボトルの分別について取り上げ,家に帰って話し合っていただくことにより分別意識の向上につなげております。  今回の小松島市衛生組合連合会での視察につきましても,毎年施設見学を行って啓発をしていただいており,これからも引き続きこれらの啓発活動を含めまして地道に進めてまいりたいと考えておりますので,御理解のほどよろしくお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)ありがとうございます。警告シールというんですか,これをどんどん張っていったらみんなわかってくるように思うんですけど,そうはならないのかなと思っています。  それで,よそのペットボトルはごっついきれいなんですよね,小松島市のはごっつい悪いんですよね。これ,処理費の方には響かないのでしょうか,お教えください。  もう一遍言おうか,委託費。 ◎ 議長(前川英貴議員)認めます,どうぞ。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)ペットボトルは委託してやってもらっていますね,ですから,きれいなところは例えばキロ何円,汚い小松島市はそれよりキロ3円アップとか5円アップとか,そういうことじゃないんでしょうか。それがなければ誰もせんと思うんですけどね,ちょっとお教えください。 ◎ 議長(前川英貴議員)小休します。                午前11時46分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 1時00分  再 開 ◎ 副議長(米崎賢治議員)小休前に引き続き会議を開きます。  舩越環境衛生センター所長。            [環境衛生センター所長 舩越達也君 登壇] ◎ 環境衛生センター所長(舩越達也君)議員からはペットボトルの分別収集,啓発に関する御質問がありましたので,お答えいたします。  先ほど答弁いたしたとおり,市民の皆様にはペットボトルの分別をお願いさせていただいて,今現在,ほとんどのものは分別されております。ですが,一部分別ができていないものについては,袋に警告シールを張らせていただくなどして分別収集を促すようにお話をしておりますが,一部まだきちんと警告シールを張らずに持っていってしまったという事例があるという議員さんの御指摘がありました。  私どもの方でも収集員には警告シールを張るように指導いたしておりますが,これからも引き続き,前回の交通ルールの遵守とともにあわせて厳重にこれを指導していこうかと思っておりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。  それから,啓発につきましてですけれども,これから暑い時期がやってまいります。ペットボトルの方もこれからふえてくるように思われますので,これにつきましても広報等で啓発を近いうちにしていくということで,よろしくお願いいたしたいと思います。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。よその市町村に負けない分別になりますよう要望し,次の質問に移ります。  非常備消防費について。題は非常消防費についてになっていますけど,間違いです,すいません。非常備消防費についてお尋ねします。  消防団には活動実績にかかわらず支給される報酬と,出動回数に応じた手当が支払われることになっています。その金額は各自治体の条例で定められており,県内でも統一されていません。この報酬,手当をめぐっては,ある地域において消防分団員に支給される報酬など,一部の分団幹部の私的流用が発覚し,消防庁は平成17年から5回の通知を発しており,平成30年1月19日の通知では,報酬などはその性格上,本人に支給されることを踏まえ,適切に支給することという内容の通知が発令されております。  本県で発生した事例ではありませんが,この報酬などの性格を考えると,私も分団員個人に支給することが正解と思われます。県内の状況では,徳島市は平成27年から個人支給で対応しており,鳴門市は今年度から個人支給で対応する,本市では,団長,副団長においては個人支給,分団によっては一括支給を受けた後,個人支給していると徳島新聞に書かれておりました。その後の本市の状況と消防団員の報酬,費用弁償の金額をお尋ねします。               [消防次長 堀淵修治君 登壇] ◎ 消防次長(堀淵修治君)吉見議員からは消防団員の報酬及び手当の金額並びにその支給方法について御質問をいただきましたので,お答えさせていただきます。  消防団員の年報酬は階級に応じて年間1万5,000円から7万5,000円までを支給してございます。次に,費用弁償につきましては,火災等の出動に係る手当が一回2,500円,警戒訓練出動に係る手当は一回1,200円を支給しております。支払いの方法につきましてでございますが,消防団員が消防団長に報酬,諸手当の受け取りを委任し,各消防分団別に集計した後,支払い時期に各消防分団の会計口座に振り込んでおります。  市としても通知の趣旨を理解し,基本的に個人支給の考え方により対応しておりますが,今後,消防分団長会議の中で消防分団長の御意見も伺いながら,今後も適切に対応していきたいと考えておりますので,議員の御理解を賜りますようお願い申し上げます。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。分団長の意見を聞くとのことですが,現状の支払い方法は個人支給を原則としたものであるということですが,今後,個人への支給に変更するよう要望して,次の質問に移ります。  次に,消防分団の活動費と後援会費についてですが,消防分団は地域に後援会組織を持つ分団と持たない分団があり,持つ分団は地域の消防分団をバックアップするため,後援会費として地域から集めたお金で消防分団活動を支えている地域もあれば,自治会に消防費という名目の予算を持って,消防分団活動を支えている地域もあります。いずれにせよ,地域住民が地元消防団の活動をサポートしている地域があるということです。  そこでお尋ねしますが,現在,市は消防分団にどのような運営経費を支出していますか,また,地域の後援会費などからの負担金とでもいいましょうか,地域が消防分団に支給している金額を把握しているのかお尋ねします。               [消防次長 堀淵修治君 登壇] ◎ 消防次長(堀淵修治君)吉見議員からは消防団の運営経費と地域の消防後援会費等について御質問をいただいておりますので,お答えさせていただきます。  まず最初に,消防分団の運営に係る予算状況を説明させていただきます。  非常備消防費には,消防団員報酬や出動手当を初めとして,消防団機械器具維持委託料,消防団活動補助金,消防団燃料負担金のほかに消防団員退職報償金負担金や公務災害負担金,消防団員教育研修費,福利厚生面では福祉共済掛金負担金などがございます。また,消防団車両の修理費を初めとする維持管理費,活動服や防火衣等の安全装備品の購入費などがあり,非常備消防費の額は4,698万円となっております。  それから,消防施設費の中にも消防団車両の更新費用1,450万円がございます。これらのうち,議員御質問の消防分団に直接現金で支払われるものにつきましては,消防団機械器具維持委託料,消防団活動補助金,消防団燃料負担金で一分団当たり21万円でございます。  次に,各地域の消防後援会費につきましては,議員も御承知のとおり本市の消防団は過去から地元の御理解と御協力をいただき,市と協働して育成していただいており,地域の消防後援会,また,各自治会から消防費という形で消防分団に直接御負担をいただいている地域があることは承知しておりますが,消防後援会組織は地域組織でございまして,運営等についてはそれぞれの地域の実情にお任せしております。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。いろんな維持費がありますね。4,698万円,かなりの金額を出していると思うんですけど,やはり後援会費を地域も負担しているということは御存じのとおりであります。過去から消防分団は地域と密着して消防団活動を行っていることは私も理解しておりますが,消防団は市の管理下に置かれている組織であり,地域住民がどのような名目であるかは別として,何らかのお金を出していることは市の運営費の不足が原因ではないでしょうか。4,698万円では足らんということですね。  過去の長い歴史の中で地元とともに歩んできたことはすばらしい実績であると思いますが,時代の移り変わりもあり疑問を持つ住民もいるということを申し上げます。後援会の方はまた委員会で質問させていただきますので,よろしくお願いします。  次の質問に移らせていただきます。  市議会議員選挙についてお尋ねします。  小松島市の期日前投票については,現在,小松島市役所の1階ロビーに設けられている投票所1カ所となっております。出口議員も増設はだめかというふうに言われましたが,検討するという答えでありました。期日前投票所は現在,どの投票区からも万遍なく御利用いただいている状況から申し上げると,市域が狭くほとんどが平地であるという有権者数が3万2,000人といった本市の規模からすれば,設置が1カ所であるというのは適当なところであると考えていますとの答えでした。  万遍なくというのに僕は疑問を感じました。期日前投票の高い方,第13投票区目佐児童館25.75%,第5投票区の中郷児童館25.46%,みさき交流センター23.35%,総合福祉センター19.26%,新開会館17.66%。低い方,児安小学校9.96%,小松島中学校10.92%,小松島小学校11.95%,千代小学校13.04%,坂野公民館13.67%。目佐児童館の高いところは25.75%,一番低い児安小学校は9.96%,差は15.79%あります。これが万遍なく御利用いただいている状況と言えるのでしょうか,お答えください。           [選挙管理委員会事務局長 泉 由美子君 登壇] ◎ 選挙管理委員会事務局長(泉由美子君)吉見議員の御質問にお答えいたします。  期日前投票につきましては,一定の事由が見込まれる場合に投票できる制度でございます。また,当日の投票率を見ましても投票所ごとに投票率には差がございます。これらのことを踏まえまして,投票区ごとの期日前投票率を見たとき,市役所からの距離にかかわらず,どの投票区からも御利用いただいているという実態から万遍なく御利用いただいていると申し上げたところでございます。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)御答弁いただきました。万遍なくのちょっと考え方の相違ですね。  日経新聞2019年1月20日の記事では,期日前投票率が秋田県では52%と全国トップであった。その中でも期日前投票率72%の秋田県男鹿市は,スーパーセンターアマノ男鹿店が60%を占めると書いてあります。秋田市と男鹿市を結ぶ船川街道という一本道沿いにある同店には,平均で3,000人,週末に4,000人から5,000人が訪れる。買い物帰りの女性に聞いてみた,やはりここで投票するのが便利ですね,それもあるけど,近所の市役所,支所だとみんな顔見知りなので,こっちの方が来やすいわと書いてあります。  秋田県西部に位置する日本海に面した市,男鹿半島の大部分を占める市です。面積241平方キロメートル,人口2万6,300人,平成31年度当初予算148億円。2万6,300人で期日前投票所が2カ所,小松島市の増設は2015年6月より要望していますが,まだ実現していません。3万8,000人の我が市でなぜできないのか不思議です。答弁で必ず施設を確保できて,市域を考えたときに位置的に適切な場所はどこか,投票事務に従事する人員の確保をどうするか,選挙を執行する選挙管理委員会事務局の体制整備をどう図るかなど,クリアしなければならない課題が多いのも現実でございますと,出口議員に答えました。  それと,期日前投票ができる一定の事由がありと言いますが,期日前投票ができる一定の事由,これはウィキペディアによると,レジャー,観光,買い物などの予定,曖昧な簡素な理由でよいとあります。2016年6月の一般質問でも増設する考えはない,今回,出口議員の回答にも今後の課題とのこと。増設せずに商業施設1カ所にすればどうでしょうか,お答えください。           [選挙管理委員会事務局長 泉 由美子君 登壇] ◎ 選挙管理委員会事務局長(泉由美子君)吉見議員からは,現在,市役所に設置しております期日前投票所を商業施設へ移してはどうかといった御質問をいただきましたので,お答えいたします。  市役所設置の期日前投票所につきましては,期日前投票制度が導入されて以来,これまで市役所に設置してきております。市民の方々にも期日前投票として浸透,認識されているところでございます。また,何か確認事項等が必要な場合に,選挙管理委員会事務局の職員が対応することができ,安定的に運営できるという利点がございます。ですので,これを別の場所に移すということは現時点では考えておりませんので,御理解のほどよろしくお願い申し上げます。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)答弁いただきました。納得できません。委員会でまた質問させていただきます。  次に,各投票所ごとの投票率について,広報発表と実際で60%以上は次のところです。コミュニティーセンターみさき,広報は49.10%,期日前をプラスしますと72.44%,目佐児童館46.49%,72.24%,坂野公民館50.72%,64.39%,新開小学校47.26%,63.61%,櫛渕小学校49.11%,63.06%,芝田小学校46.59%,63.02%,立江公民館48.85%,62.54%。市の投票率は広報発表が56.26%。このように60%以上が,それよりも高いところがこれだけあるんです。これをなぜ広報で発表しないんでしょうか。           [選挙管理委員会事務局長 泉 由美子君 登壇] ◎ 選挙管理委員会事務局長(泉由美子君)吉見議員の御質問にお答えいたします。  今回の市議会議員選挙の結果につきましては,6月広報に期日前投票所を含めた各投票所ごとの投票率と全体の投票率を公表して既に発行しております。また,投票区ごとの投票率につきましては,期日前投票及び不在者投票をそれぞれ19ある投票区ごとに振り分けて集計し,各投票所の当日投票率に加算したものを市のホームページに掲載しております。  今回,市の広報紙の方にどうして掲載しないのかということでございますが,次回の市議会議員選挙の結果につきましては,広報紙の投票率の掲載方法等を工夫いたしまして,投票区ごとの投票率も提供できるようにいたしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◎ 副議長(米崎賢治議員)小休いたします。                午後 1時23分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 1時25分  再 開 ◎ 副議長(米崎賢治議員)小休前に引き続き会議を開きます。  吉見議員。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)2015年12月9日の定例会議で,広報に期日前プラスを載せたらどうだと言いましたら,当時の事務局長は,紙面を調整して掲載するというふうなお答えがありました。今のお答えでも次にはやると言うんですけど,2015年12月にも次にはやると言っています。これ本当にしてくれるんでしょうか。           [選挙管理委員会事務局長 泉 由美子君 登壇] ◎ 選挙管理委員会事務局長(泉由美子君)議員の御再問にお答えいたします。
     次回の市議会議員選挙の結果につきましては,今から提供する情報内容等の調整を考えて表を作成するなどしておき,投票区ごとの投票率も合わせて掲載できるようにいたしますので,御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えありがとうございます。それじゃ,信用していいんですね。前は信用して追及をやめたんですけど,今回は絶対やってくださいね,よろしくお願いします。  これで終わります。ありがとうございました。(拍 手) ◎ 副議長(米崎賢治議員)6番 橋本議員。               [6番 橋本 昭議員 登壇] ◎ 6番(橋本 昭議員)日本共産党の橋本 昭でございます。  私は,この6月定例会議に臨みまして4つの項目について発言通告を出しております。その1つは,小松島市役所で働く非正規労働者の待遇改善の問題でございます。2項目めは,国民健康保険税の問題,そして,3番目には小松島市を初めとする6市町のごみの広域処理計画,最後に4つ目が,小松島市内11ある小学校の統廃合の問題でございます。  それではまず初めに,市役所で働いております非正規労働者の待遇改善の問題について質問します。  全国の自治体で働いております臨時職員,嘱託員の制度が大きく変わってきます。国の総務省自治行政局では,地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律を2017年5月に公布しております。そして,会計年度任用職員制度というものを導入します。これは,2020年4月1日に施行すると言っております。この会計年度任用職員制度というのは,どういう制度なのでしょうか,その中身を説明していただきたいと思います。               [人事課長 田中裕人君 登壇] ◎ 人事課長(田中裕人君)橋本議員の質問にお答えをいたします。  会計年度任用職員制度につきまして,その概略を説明いたしますと,平成29年度に御紹介いただきましたとおり,地方自治法と地方公務員法が改正されまして,これまで臨時的任用職員,そして,非常勤職員として任用されてきた職員については,対象となる者の要件が厳格化されまして,その職の大部分は会計年度任用職員の職として新たに位置づけられるというものでございます。従来,曖昧であった臨時非常勤職員の服務,または任用根拠などについても明確に規定され,公務運営の適正確保の観点から適切な運用を図ることになります。  また,募集,採用に当たっても平等取り扱いの原則から,年齢,性別にかかわりなく均等な機会を与える必要があること,さらには給付に係る処遇面も正規職員との均衡に配意しつつ,職務給の原則,均衡の原則に基づき適切に対応をしなければならないとされております。この制度改正につきましては,これも御紹介いただきましたとおり,令和2年4月1日に施行されることとなっております。               [6番 橋本 昭議員 登壇] ◎ 6番(橋本 昭議員)それでは,質問を続けさせてもらいます。  小松島市の今現在の正規の職員数,そして,非正規職員数を教えていただきたいと思います。               [人事課長 田中裕人君 登壇] ◎ 人事課長(田中裕人君)橋本議員の質問にお答えをいたします。  平成31年4月現在での正規職員数は397人,臨時非常勤職員数は263人となっております。               [6番 橋本 昭議員 登壇] ◎ 6番(橋本 昭議員)会計年度任用職員制度導入の法律の改正の趣旨といいますのは,1点目は,地方公務員法と非正規職員の任用実態が余りにもかけ離れていることから適正な任用などを確保すること。2点目は,余りにも低い非正規の労働条件でございます。  そこでまず初めに,条例化に向けて総務省は当初,この3月までに条例化をするよう指示しておりましたけれども,小松島市ではこの条例はいつごろ議会に上程する予定なのかお伺いいたします。               [人事課長 田中裕人君 登壇] ◎ 人事課長(田中裕人君)橋本議員の質問にお答えをいたします。  この会計年度任用職員制度は申し上げましたとおり,令和2年4月1日に施行となっておりますので,今年度中には条例を制定改正する必要がございます。今後の協議の進捗ぐあいにもよりますが,現在,9月定例会議での上程を目指して作業を進めているところでございます。               [6番 橋本 昭議員 登壇] ◎ 6番(橋本 昭議員)来年度に向けての法律整備でございますが,国の調査で会計年度任用職員への移行数やフルタイムとパートタイムの振り分けの見込みなどを報告されているはずでございます。小松島市はフルタイム,パートタイム職員への移行はそれぞれ何人を想定されておりますのか,お伺いします。               [人事課長 田中裕人君 登壇] ◎ 人事課長(田中裕人君)橋本議員の質問にお答えをいたします。  フルタイム,パートタイムのそれぞれの職につきまして,現在,改めてその設定の見直し作業中でありますので,現時点での正確な数字は確定をしておりませんが,組織として住民ニーズに応えつつ,効果的・効率的な行政サービスを提供するためにどのような任用,勤務形態とすべきか検討しておるというところでございますので,よろしくお願いをいたします。               [6番 橋本 昭議員 登壇] ◎ 6番(橋本 昭議員)そもそもフルタイムであれば,任期のない常勤職にするのが当然でございますが,小松島市では,フルタイムの非正規職員を正規職員に任用する方法はないのですか,お尋ねします。               [人事課長 田中裕人君 登壇] ◎ 人事課長(田中裕人君)橋本議員の質問にお答えをいたします。  地方公務員法第22条第6項にもございますように,臨時的任用は正式採用に際していかなる優先権も与えるものではないというように規定をされておりまして,このとおりでございまして,長年任用されているからといって正規職員への採用をするというようなことはございません。  ただ,正規職員の採用試験については,広く公平・公正に募集から採用までを毎年度行っておりまして,年齢などの資格要件を満たせばその試験を受験することは可能であるということでございます。               [6番 橋本 昭議員 登壇] ◎ 6番(橋本 昭議員)総務省の資料によりますと,常勤を要する職員の解説には3つ上げております。その1つは,公務の運営は正規職員の原則を前提にするべき,2つ目は,常勤勤務を要する職は相当の期間任用される職員をつけるべき業務に従事する職であること,3つ目は,恒常的な仕事の量がある職であることと解説をされております。正規職員にするべきであると考えますが,これについての答弁を求めます。               [人事課長 田中裕人君 登壇] ◎ 人事課長(田中裕人君)橋本議員の質問にお答えをいたします。  総務省から出されております会計年度任用職員制度の導入等に向けた事務処理マニュアルというのがございまして,これによりますと,今,橋本議員御質問にありました項目などが常勤職員の要件というようにされております。  ただ,2項目めの相当の期間任用される職員をつけるべき業務といいますのは,このマニュアルによりますと,単に業務の期間や継続性のみによって判断されるものではなく,業務の内容や責任の程度などを踏まえた業務の性質により判断されるべきものというようにされておりまして,具体に申しますと,典型的には組織の管理・運営自体に関する業務とか,財産の差し押さえ,許認可といった権力的業務などが想定されるというようにされております。こういった業務については常勤を要する職員とされると考えております。               [6番 橋本 昭議員 登壇] ◎ 6番(橋本 昭議員)このたびの国の法律改正の中で,非正規職員の待遇改善で一つ,経験年数に応じた賃金改善,2つ目には期末手当の支給,3つ目は,退職金制度ができるようになっていることでございます。小松島市役所で働いております非正規職員の皆さんは,日々の仕事の中で経験を積み重ね,能力を蓄積させ,職場では欠かせない存在になっております。それでも賃金は上がらず,そのままで,官製ワーキングプアと言われる状態でございます。このような格差をなくすためには,賃金の年数加算,また,期末手当を支給する,退職金も支給する,そういう改善が必要であろうかと私は思っております。しかし,この会計年度任用職員制度を導入しますと,やはり,一定の財政増加が伴ってくるわけでございます。  そこで,私は濱田市長にお伺いいたします。  この会計年度任用職員の改善について,市長はどのように思っておられるのかお聞かせください。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)橋本議員の質問にお答えいたします。  給与の経験年数加算,また期末手当,退職手当につきましては,総務省からの方針も示されていることから,そうしたことを踏まえて適切に判断してまいりたいと考えております。               [6番 橋本 昭議員 登壇] ◎ 6番(橋本 昭議員)最近の働き方改革では,同一労働,同一賃金の問題が大きく注目されています。国会では,有期契約社員,パート社員,派遣労働者について,それぞれ正社員との間の不合理な格差を禁止する法律ができております。2020年4月から施行される会計年度任用職員制度が,小松島市役所で働く非正規労働者の待遇改善に大きく役立ちますよう要望してこの問題の質問は終わります。  次に,私は国民健康保険税の問題について質問をいたします。  実は,昨年度から国民健康保険の運営主体が徳島県に移管されました。徳島県は,ことしの2月6日に2019年度の一人当たり標準保険料額を発表しております。それによりますと小松島市の場合は,2018年度が一人当たりの標準保険料額が10万7,859円でありました。ところが徳島県は,2019年度は小松島市の場合7.5%の引き上げで11万5,903円を示してきております。一人当たり8,044円の値上がりになります。しかしながら,小松島市は2019年度の国民健康保険税の税率を昨年度と同じ率にすることを決定しております。市民の間からは国民健康保険の税額が高過ぎるという声が上がっております。これに対して国は,国民健康保険税の引き上げを都道府県に求めております。  この国の方針からいきますと,国保税の引き上げが毎年のように行われるのではないかと私は心配しております。そこで,国民健康保険税の市民負担がこれから毎年のようにふえていくのではないかという市民の不安について,担当課の方から考えをお聞かせください。             [保健福祉部副部長 吉岡忠則君 登壇] ◎ 保健福祉部副部長(吉岡忠則君)橋本議員からは,国民健康保険税の負担増への御質問でございます。  国民健康保険では,被用者保険に比べ高齢化が進んでおり,一人当たりの医療費が増加傾向にあります。また,加入者が年金生活者や低所得者の割合も高く,全国的に見ても厳しい財政状況であることは議員も御承知のことだと思います。  一方,昨年度からは,ただいま議員からも御発言がありましたように,都道府県が被保険者となって財政運営の責任を担い,国保運営にかかわる形となる制度改革が実施されたところでございます。この制度の概要を申し上げますと,国保税の課税や収納及び資格管理は引き続き市町村で行いますが,それまで市町村国民健康保険で負担していた医療費の全額が県から市町村に交付金として給付されることとなり,交付金の財源としては,市町村は県に納付金をおさめることとなりました。  納付金は,県が県内市町村全体で1年間に必要な医療費を推計し,国からの公費等を差し引いて県全体の納付金総額を算出した上で,市町村ごとの医療費水準や被保険者数等で案分して決定いたしております。市町村が県におさめる納付金の財源は,その大部分が被保険者からの保険税となりますので,納付金の支払いに必要となる税収の目安が県から標準保険料率として示され,市町村はこれを参考に税率を決定いたします。  今年度につきましては,議員からの御指摘のとおり,県から一人当たり標準保険税額が対前年度7.5%増と示されましたが,新制度2年目で被保険者にとって大きな負担増となることから保険税率は据え置きとしたところでございます。  なお,今後につきましては,原則的には県から示される標準保険料率に準じた税率を適用すべきと考えております。しかしながら,被保険者の負担軽減を考えていく上では,歳入歳出の適正化はもとより,特定健診の受診勧奨や保健事業の実施に係る将来的な医療費の抑制等に取り組み,保険事業の安定運営に注力してまいりたいと考えております。               [6番 橋本 昭議員 登壇] ◎ 6番(橋本 昭議員)私たち日本共産党は,国民健康保険税について次のような見解を発表しております。  国民健康保険については,全国的には保険加入者の4割が年金生活者でございます。3割が非正規労働者であり,所得の低い人が多く加入する医療保険です。ところが,平均保険料は4人世帯の場合で同じ年間収入のサラリーマンの健康保険料の2倍になるんですね。しかも,安倍政権が2018年度から開始しました国民健康保険の都道府県化によって,今でも高過ぎる国民健康保険税の負担がさらに引き上げられようとしております。  私ども共産党は,この国保税に対する国の負担を1兆円ふやすよう要求しております。これが実行されれば高い保険料の大きな要因になっております均等割,人数割ですね,それから平等割,世帯割をなくすことができます。それによって所得250万円,給与換算380万円の4人世帯の国民健康保険税は全国平均で35.4万円から20.2万円に下がります。さらに給与年収180万円のひとり者の世帯の国民健康保険税も12.8万円から7万円に下がるなど,大幅な負担軽減となります。  実は,国の国民健康保険に対する補助の増額というのは全国の知事会,全国の市長会,全国の町村会も国民健康保険の構造問題を解決するためには,国の公費投入をふやして国民健康保険税を下げることを国に要望し続けておるわけでございます。  そこで私は,濱田市長にお尋ねします。  国民健康保険への公費負担の増大を求めております,全国市長会の国への要望を,あなたは全国市長会と同じ考えなんでしょうか。それとも,全国市長会はそう言っているけど,私は国の補助は要らないというふうに考えておいでなのか,ひとつ考えを聞かせてください。よろしくお願いいたします。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)橋本議員からの御質問にお答えいたします。  国保事業安定化に関しましては,全国市長会等を通じまして要望をいたしております。               [6番 橋本 昭議員 登壇] ◎ 6番(橋本 昭議員)さきにも述べましたが,「国民健康保険税は高過ぎる」が市民の声です。私は市当局は市民のこの声に応えていただきたいと思います。  徳島県は,国民健康保険税を引き続き値上げしようとしております。しかし,値上げでなく値下げする方法があります。それは,徳島県自身がため込んでいるお金がございます。財政調整基金141億円,二十一世紀創造基金170億円の合計311億円をほんの少し切り崩せばよいのです。このため込み金の中から実は11億円を国民健康保険税のために使えば,一人当たり1万円の国保税が値下げできます。  そこで市長さん,またお尋ねいたします。  実は,この国保税の引き下げのために県のため込み金を使えということを,あなたが県知事に対して要望してくれたら非常にありがたいと思っておるのでございますが,いかがでしょうか,お答えください。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)橋本議員からの御質問にお答えいたします。  先ほどの答弁とも重複いたしますが,国保事業安定化に関しましては,全国市長会を通じまして要望してまいりたいと考えておりますので,御理解をよろしくお願いいたします。 ◎ 副議長(米崎賢治議員)小休いたします。                午後 2時02分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 2時37分  再 開 ◎ 議長(前川英貴議員)小休前に引き続き会議を開きます。  橋本議員。               [6番 橋本 昭議員 登壇] ◎ 6番(橋本 昭議員)話を前に進めます。  国民健康保険加入者といいますのは,さきにも申しましたけども,低所得者が多く,所得水準が低いことから保険料負担が重くなっております。さらに年齢構成が高いため,医療水準も高くなるわけでございます。また,保険税には医療費を賄う医療分以外に後期高齢者医療制度への支援金,40歳以上65歳未満の人の介護保険料も含まれており,後期高齢者の医療費や介護給付費がふえれば国保税が上がることになります。  徳島県が示す標準保険料率はあくまでも参考であり,保険料率は小松島市が独自に決定することができます。国民健康保険税を払える保険税とする,また,保険証1枚でいつでも,どこでも,誰でも必要な医療が受けられる国民健康保険制度とすることが求められておるわけでございます。このことをよく理解していただいて,国民健康保険の運営を行うよう要望しまして,私の国民健康保険税に関する質問は終わらせていただきます。  次に,私は小松島市を初めとして6市町のごみの広域行政計画について質問します。  小松島市田浦町の上水道水源地の近くに建設予定の大型焼却炉建設に,小松島市はなぜ反対しないのですか,御答弁ください。              [市民生活課長 藍沢隆史君 登壇] ◎ 市民生活課長(藍沢隆史君)議員からは,広域ごみ処理施設整備に係る建設工事に関しての御質問がございましたので,お答えいたします。  建設工事の選定経緯につきましては,これまでも市議会並びに市民説明会等において御説明申し上げてきておりますが,さまざまな視点を踏まえた評価に基づく一定のプロセスを経て,6市町の首長了承のもと,平成28年11月に徳島市飯谷町枇杷ノ久保が最有力建設候補地として選定されております。その後,平成29年3月30日には,関係自治体による一般廃棄物の広域処理に関する協定書を締結し,同年6月定例会議では,事業主体の徳島市と関係市町それぞれにおいて,地方自治法の規程に基づく一般廃棄物の処理に係る事務委託に関する規約が議決となった経緯がございます。  また,広域ごみ処理施設における排水処理に関しましては,新施設から発生するプラント排水については,排水処理設備で浄化した後,焼却炉や減温塔への噴霧処理など,場内での再利用を図り無放流とするとともに,生活排水については合併処理浄化槽で処理した後,限定的な水量となりますが,環境保全目標値を遵守した上で処理していくこととしております。  こうしたことに加えまして,施設建設前には新施設が稼働した場合における大気,排水等に係る影響面などの調査予測評価を行う環境影響評価を実施していくこととしておりますし,施設稼働後におきましても毎年県が公表しております水質汚濁防止法に基づく,勝浦川の水質調査結果などにより,水質保全を含めた環境面での安全性を担保していくものと認識しております。  こうしたことから今後におきましても,引き続き徳島市の事業進捗に応じ,市議会並びに市民の方々への事業理解に努めていく所存であります。               [6番 橋本 昭議員 登壇] ◎ 6番(橋本 昭議員)濱田市長にお尋ねします。
     3年前の徳島市長選挙の投票日の晩に,当選した遠藤さんの選挙事務所に濱田市長が出向いて,ごみの広域行政を進めてもらいたいと遠藤さんに濱田市長が頼んだと当時の新聞が報道していますが,それは事実ですか。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)議員からの質問にお答えいたします。  既に単独整備の方針を表明いたしておりました徳島市に対しまして,平成28年5月30日に現施設の老朽化や単独整備では交付金が該当しないことなど,同様の課題を抱える周辺4町の首長とともに遠藤徳島市長のもとに広域ごみ処理に係る協議について要望を提出し,申し入れを行ったところでございます。               [6番 橋本 昭議員 登壇] ◎ 6番(橋本 昭議員)小松島市の上水道水源地近くの飯谷町に焼却炉建設予定地が決まっても,それに反対できなかった本当の理由は,市長選挙の投票日の晩に当選した遠藤さんの手を握り,広域行政でやってほしいと頭を下げて頼んだので,その手前,その後,飯谷町に建設ということがわかっても,飯谷ではだめだと言えなかったのではないかという声が市民の間から出ておるわけでございますが,濱田市長,そうなんでしょうか。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)議員からの再問にお答えいたします。  建設候補地につきましては,平成28年5月30日の遠藤徳島市長への広域ごみ処理に係る協議についての要望書の提出以降に,前段担当課から答弁を申し上げたとおり,さまざまな視点による評価に基づく一定のプロセスを経て,6市町の首長で了承のもと,平成28年11月に選定された経過をたどってきておりますので,そういったことではございません。               [6番 橋本 昭議員 登壇] ◎ 6番(橋本 昭議員)小松島市の芝生町にあります市営焼却炉は,過去に大きな事故を起こしております。生ごみを燃やしやすくするために添加剤として油を焼却炉の中に注ぎ込んでおりました。ところが,このオイルが焼却炉からあふれ出し,付近の用水路に流れ込んだわけでございます。このオイルが焼却炉からあふれ出した原因は何であったんですか。           [市民環境部長・水道部長 内藤雅人君 登壇] ◎ 市民環境部長・水道部長(内藤雅人君)橋本議員の御質問にお答えいたします。  平成12年9月に環境衛生センター焼却施設におきまして発生いたしました事故の原因につきましては,漏電による燃料移送ポンプ系統によりますふぐあいなどが主な要因と認識しておりますが,事後処理やシステム変更などの改善も含めまして適切に対応したものと伺っており,以後,そういった事案は発生しておりません。  また,現在の小松島市環境衛生センターでは,毎年度焼却施設の機能維持を目的としたごみ焼却施設整備工事や,ダイオキシン対策としてのごみ焼却炉の24時間連続運転稼働を初め,定期的に精密機能検査を実施するなど日常的に焼却炉を含めた焼却施設全体の安全稼働に向けた運転を実施しているところでございます。               [6番 橋本 昭議員 登壇] ◎ 6番(橋本 昭議員)小松島市営の焼却炉は,このような事故を想定しておりませんでした。それでも事故は起きたわけでございます。ですから,徳島市が言っております,絶対安全で安心という言葉は信用できるのでしょうか。焼却炉ではありませんが,全国で工場や倉庫が火災や爆発を起こしております。その原因を調べて見ますと,安全・安心を守るために必要なマニュアルがあるのに,それらが守られていなかったということでございます。  ですから,事故は起きるという前提で考える必要があります。それならば,上水道水源地の近くに大型焼却炉を建設してはならないというのが原則であり,基本なのであります。広域新施設の安全について,どのような認識があるのでございましょうか,答弁お願いいたします。              [市民生活課長 藍沢隆史君 登壇] ◎ 市民生活課長(藍沢隆史君)議員からは,広域施設の安全性についての御再問がございましたので,お答え申し上げます。  前段御答弁を申し上げましたとおり,大気,水質等の安全性の確保に向け,引き続き事業進捗に応じた市民理解に努めてまいりますが,広域新施設につきましては,災害時も想定した対応マニュアルの整備とともに,新施設は24時間稼働し職員が常駐する施設として建設する予定でありますことから,そうした緊急時における早期発見や対応が可能であると伺っております。また,そうしたマニュアルの徹底や安全対策を十分に実施していくとともに,広域新施設は長期的にも安定した稼働を持続的に行える最新の技術を導入した施設として整備されるものと認識しております。               [6番 橋本 昭議員 登壇] ◎ 6番(橋本 昭議員)私は小松島市はごみの広域処理計画に参加してはならないと思っております。それは,この事業の詳細がまだ明らかになっておりません。それにもかかわらず計画はどんどんと進められております。各自治体は10項目近い財政負担がありますが,金額で明らかになっていますのは,焼却炉等建設費の34億5,000万円だけでございます。後になって膨大な財政負担が出てくるようでは困るわけであります。私はごみの減量を徹底的に進め,小松島市単独でごみ行政を進めるべきだと思っております。  そこでお尋ねいたします。  小松島市のごみの減量,これから毎年度どのように進めていくのでありましょうか,お答えください。              [市民生活課長 藍沢隆史君 登壇] ◎ 市民生活課長(藍沢隆史君)議員からは本市におけるごみの減量化等に向けた取り組みに関する御質問がございましたので,お答え申し上げます。  地球温暖化防止による温室効果ガスの削減やプラスチックごみによる海洋汚染の深刻化など,環境負荷の少ない循環型社会の構築を図る観点から,本市におきましてもさらなるごみの減量化,再資源化に向けた取り組みを推進していくことが求められております。  本市では本年度,廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づく,小松島市一般廃棄物処理基本計画の改定作業を実施することとしており,本計画は急速に進展する人口減少社会のもと,行政のみならず住民,事業所,各種団体の方々が連携し,市民の方々が安心して暮らしやすい循環型社会の構築を目指した計画として改定するものであります。  また,このたびの改定に当たりましては,さらなるごみの減量化,再資源化の推進に向けた意識啓発を促すことを目的とした市民,事業所アンケート調査の実施を初め,ごみの発生段階や排出段階の各工程において,おのおのの立場で取り組んでいただく事項等のほか,全計画での検証的要素を踏まえた,新たな目標数値の設定などの視点を盛り込み,本年度内に策定することとしております。  また,広域ごみ処理の関係6市町におきましても,ごみ排出量の抑制によるさらなる減量化の推進が求められておりますことから,本市といたしましても当該計画の改定を機に引き続き取り組みを進めてまいります。よろしくお願いいたします。               [6番 橋本 昭議員 登壇] ◎ 6番(橋本 昭議員)私はごみ減量に成功しております2つの自治体の例を紹介します。  1つは,香川県三豊市の例でございます。三豊市の人口は6万人です。ここのごみ出し量は,住民一人当たり1日のごみ出し量500グラムでございます。ですから,小松島市のごみ出し量の半分なんですね。  もう一つは,これは鹿児島県です。志布志市の例でございます。ここは人口は小松島市より少ないんです。3万1,000人です。住民一人当たり1日のごみ出し量は700グラムでございます。そういうことで,これら2つの自治体の例から見ますときに,小松島市も本当に先ほど課長が申しましたように,徹底的に市民と事業所と市当局が話し合えば,ごみの減量はできるはずなんです。もう既にやっているところがあるんですから。  そういうことで,ぜひともごみの減量化に努力していただきたいと思います。  そして,実は小松島市のごみの7割が燃やせるごみなんですね,ごみを分類していったら。この燃やせるごみ,これを分けたら資源になるんです。混ぜればごみになるんです。そのことを頭に置いて先ほど言いましたように,市当局,市民,事業所が徹底的に話し合ってごみの減量化に努力すれば,私はごみは半分に減らすことができると思っております。ごみが半分になれば,ごみの広域処理に参加する必要はありません。環境にやさしく,財政負担も軽減できます。また,広域行政では事務委託方式ですね,今回の場合。これでは市議会の機能は形骸化し,情報開示が十分でございません。密室で事が進められます。さらには,広域行政の運営に小松島市の意見が反映される保証はありませんし,市民の声が届きません。  今,徳島市の飯谷,多家良でも建設反対の声が広がっております。徳島市中心部でも,ごみ広域行政に対する関心が高まってきております。私は今後もごみ広域行政反対を貫き,問題点を明らかにしていきたいと考えております。  以上で,6市町のごみ広域行政に対する質問は終わります。  さて,次は最後になりますが,小学校統廃合の問題でございます。  教育委員会は市内に11ある小学校を3校程度に統廃合すると言っております。私は小学校の統廃合には反対でございます。小学校の存在といいますのは,地域にとって宝物でございます。小学校は児童だけのものではありません。地域の住民は小学校を中心にして動いておるといっても過言ではないと思います。児童の登下校には地域の人が出て,交通整理で見守ります。小学校の運動会には学校と地域が一体になって取り組んでおります。また,学校の体育館は児童だけが使うのではありません。保護者やスポーツ団体等が体育館を使う中で交流を深めております。ですから,小学校の存在というのは地域住民を結びつけるきずななのでございます。小学校がなくなれば地域のコミュニティーが薄れてきます。小学校は地域にとって大切な宝物なのです。  考えてみてください。小学校がなくなれば若者世帯が住んでくれるでしょうか,徳島市や阿南市に移り住むのではないでしょうか。若者世帯というのは住みやすい場所を求めて移動します。小学校の削減は小松島市の人口減少に拍車がかかるのではないでしょうか。  以上,私が申し上げたことに対する教育委員会のお考えをお聞かせください。              [教育政策課長 花岡武志君 登壇] ◎ 教育政策課長(花岡武志君)橋本議員の御質問にお答えをいたします。  小学校の再編に関しましては,現在,教育委員会では子どもたちにとってよりよい教育環境を提供することを最大の目的として,教育施設である小学校の再編を進めておりますが,再編の趣旨など各小学校校区の保護者や地域住民,学校関係者等の方々に説明をさせていただくとともに,皆様から御意見を頂戴する中で,より多くの方々の理解を得られる再編になるよう取り組んでいければと考えておりますので,御理解のほどよろしくお願い申し上げます。               [6番 橋本 昭議員 登壇] ◎ 6番(橋本 昭議員)小学校の統廃合の問題については,私は市民の皆さんの声を聞いて回っております。私の聞く範囲では,やっぱり小学校は置いといてくださいという声が圧倒的でございます。そうですね,その一つ一つの小学校というのは,実は地域にとって長い歴史があるんですね,そして,いろんな思い出もあるんです。ですから,小学校は置いといてくださいという声が非常に大きいですね。  そして,私はいろいろなことが耳に入ってくるんですけど,少子・高齢化で小松島市も人口がますます減っていくでしょうと。それに伴って子どもも減るでしょうという議論を聞きます。私は若干違うんですね,まあ,そういう傾向もあります。しかし,小松島市にとって大事なのは小松島市の人口をどうやったらふやしていけるか,特に若い世帯,子育ての世帯をどうやったらふやしていけるかということを考えることも大事ではないでしょうか。評論家によりますと,人口が半分に減りますよなんていうことを言っておりますけど,外国では人口はふえておるんですよね。  ですから,私たち小松島市にとってもやはり若者世帯をふやし,人口をふやすことをもっと考えるべきではないだろうかと私は思っとるんです。多分,小松島市もいろんな都市計画の未来像というのを築いておると思うんですね。やはり,人口を増やしていくということも考えていただきたい。私もそのためにいろいろと自分の考えをこれからも発表していきたい,このように考えて,きょうは統廃合の問題についてはこれで終わります。  質問は終わりました。どうもありがとうございました。今後とも,よろしくお願いいたします。(拍 手) ◎ 議長(前川英貴議員)17番 佐野議員。               [17番 佐野善作議員 登壇] ◎ 17番(佐野善作議員)令和になって初めての定例会議におきまして,3点質問をいたします。  1点目は,地震,津波対策について。2点目,3点目は,田野川排水に係る質問をさせていただきます。新風はなみずきの佐野善作です。  まず1点目は,地震,津波対策であります。  平成の時代は災害の多い年でありました。特に大地震の活動期に入ったと思われる節があります。平成7年の阪神・淡路大震災,平成23年の東日本大震災,平成28年の熊本地震による震災,直近では昨年の平成30年6月の大阪北部地震による震災,9月の北海道胆振東部地震による震災がありました。令和の時代になったからといって大地震がおさまるとは思われません。それどころか南海トラフ大地震が今後30年以内に起きる確率が70%から80%とだんだん上がってきております。であるのに本市の危機意識はだんだん下がっていくように思えてなりません。  そこで,本市の津波避難対策は万全でしょうか。  質問1日目の松下議員の質問にもありましたが,私も避難場所は十分でない,まずは何をさておき自分の命を守るため緊急津波一時避難が大切と思っております。58カ所,100棟,3万1,950人が一時避難できるということですが,私は本当に避難ができるのか疑問の残るところであります。机上の空論ではないのか,本当にこの人数が避難できるのかと思われます。確かに,みはらしの丘あいさい広場の駐車場や日赤病院の新しいビルは大勢の避難者を受け入れることはできると思います。ただ,全市民が避難するためにはまだまだ不足しています。また,小さくてもいい,近いところに数多く避難場所がある方がよいと思います。公共施設はもちろんですが,民間施設の避難場所や山や高台の避難場所の増設を強く要望いたします。  私からは避難経路の安全確保について質問をいたします。  さて,幾ら一時避難場所ができたとして,その場所に短時間にたどり着かなくてはなりません。津波の前には必ず大地震があり,第一波の津波が来るまでに30分ないし40分と言われております。地震により避難経路にある橋梁が落ちたり,建物やブロック塀の倒壊で塞がれていては避難場所にたどり着くことができません。  まず,避難経路における橋梁についてお聞きいたします。  本市には大きな川,県の2級河川がたくさんあります。神田瀬川,芝生川,田野川,立江川,太田川などがあり,日峰山,赤石山,田野山,芝生山,能路寺山,立江山など,高台及び避難場所に避難するには必ずこれらの川にかかる橋を渡らなければなりません。橋梁の点検と耐震化は一番初めにしなければならない重要なことであります。  そこで,避難経路における橋梁の耐震は大丈夫なのかお聞きいたします。              [都市整備課長 篠村敦仁君 登壇] ◎ 都市整備課長(篠村敦仁君)御質問についてお答えをさせていただきます。  市道の橋梁につきましては,全ての橋梁で耐震調査が未実施でありますが,重要な避難経路等に係る橋梁につきましては,今後,橋梁点検の結果をもとに策定する長寿命化修繕計画に合わせ,修繕工事に係る設計段階で耐震調査を実施し,耐震化が必要と判断された橋梁につきましては,修繕工事と同時に耐震補強工事を進められるよう検討してまいりたいと考えております。  次に,市道以外の道路についてでありますが,県道につきまして市内にかかる橋梁は84橋でございますが,緊急輸送道路等に係る重要橋梁14橋について耐震化を図ることとしており,現在までに10橋が完了し,残りの4橋についても順次耐震化を進めていくと伺っております。また,市内の国道にかかる橋梁につきましては,全10橋中7橋の耐震化が完了しており,残りの3橋については今年度,調査設計を実施し,その結果により補強工事等の必要性の判断を行うと伺っております。               [17番 佐野善作議員 登壇] ◎ 17番(佐野善作議員)県道・国道では調査・耐震化ができ,あと,全部ではないんですけれども,徐々にしていくと,国道については今年度中に調査設計するということを聞いて,大きいところでは安心ですけれども,市道の橋梁は全然できていないということで,それも先ほどの話ではないんですけれども,いつまでに点検するかということを一番危惧しております。それは,いつかかるか具体的にまた教えてください。              [都市整備課長 篠村敦仁君 登壇] ◎ 都市整備課長(篠村敦仁君)御質問についてお答えをさせていただきます。  先ほどの答弁と重なるところがございますが,まず,重要な避難経路等に係る橋梁につきまして,今後,橋梁点検の結果をもとに策定する長寿命化修繕計画に合わせて,必要な箇所に対して設計段階でまず耐震調査を実施し,必要と判断された橋梁について耐震化の工事もあわせて行っていく,そういう計画でおります。               [17番 佐野善作議員 登壇] ◎ 17番(佐野善作議員)橋梁の長寿命化対策とか,いろんな点検を今していると思うんですけれども,順次早く点検をして,耐震化に問題があればすぐ修繕していくように進めていってほしいと思います。  次に,避難経路におけるブロック塀対策についてお聞きします。  避難路の安全には道路沿いの危険空き家対策も重要でありますが,1日目の南部議員の質問にありましたので,私は危険なブロック塀対策に特化して質問をいたします。  昨年6月に発生した大阪北部地震によるブロック塀の倒壊により幼い命が失われました。大阪北部地震による死者は全体で5名でありましたが,ブロック塀倒壊による死者はそのうち2名です。この大阪北部地震以前の地震でもブロック塀倒壊による死亡事故は何件かありました。また,地震によるブロック塀が倒れると,死傷者が出るおそれがあるばかりでなく,地震後の通報や救助,消火活動にも支障が生じる可能性があります。避難経路に沿ってつくられている危険なブロック塀対策はどうしているのか,お聞きします。  避難経路の中でも特に優先して通学路における危険なブロック塀の対策はどうなっているかお聞きいたします。               [学校課長 吉原稔祐君 登壇] ◎ 学校課長(吉原稔祐君)佐野議員の御質問にお答えさせていただきます。  昨年6月18日に起きた大阪北部地震の事故を受け,翌日の6月19日には,市内各幼稚園,小・中学校のブロック塀,戸棚などの緊急安全点検,安全対策を実施しております。午前中の広田議員の御質問の答弁にもあったんですが,小・中学校で危険と判断されたブロック塀は順次工事が行われ,小松島小学校坂野小学校,和田島小学校,千代小学校では工事が完了し,現在,南小松島小学校で工事をしております。残る小松島中学校も間もなく工事にかかる予定でございます。  通学路におけるブロック塀の安全点検につきましては,昨年6月25日,全小・中学校に目視によるブロック塀倒壊の危険個所について緊急に調査を依頼しました。その結果,通学路における倒壊のおそれのあるブロック塀については,学校の方からは報告されておりません。  今後は,本年6月26日開催予定をしております,小松島市通学路安全推進協議会において,危険個所の合同点検を行うなど安全対策を講じてまいります。また,通学路にてブロック塀倒壊のおそれのある情報提供や目視でのブロック塀の危険個所が明らかになった場合には,幼稚園,小・中学校に対しまして園児,児童,生徒への周知と安全指導を徹底してまいりたいと思いますので,御理解のほどよろしくお願いいたします。               [17番 佐野善作議員 登壇] ◎ 17番(佐野善作議員)学校敷地内にあるブロック塀については,順次工事が進んでいると。また,まだ未着工の箇所については早い工事着工をお願いいたしておきます。  小松島市通学路安全推進協議会の中で,防犯も含めてブロック塀の点検もしていただけると思うんですけれども,協議していくということであります。しかし,本年は小松島市通学路安全推進協議会は旧の中学校区3地区に分けてしておりますので,小松島市中学校ということですが,あと2つの旧中学校校区の市内全域の通学路にある危険なブロック塀の対策はどうするのかお聞きいたします。               [学校課長 吉原稔祐君 登壇] ◎ 学校課長(吉原稔祐君)佐野議員の御質問にお答えさせていただきます。  先ほど答弁いたしました小松島市通学路安全推進協議会では,小松島市内を3つの区域に分け,3年に1回重点的にブロック塀を含めて危険個所を点検し,通学路の安全,防犯対策を行う予定です。今年度対象ではないほかの地域につきましても,緊急の点検要請があれば協議会で取り上げることとしています。本年も別の区域ではありますが,2件ほど協議に上げる予定でございます。危険なブロック塀に対する啓発等に関しても,通学路にてブロック塀倒壊のおそれのある情報が入った場合や,目視で危険なブロック塀と判断できる場合には子どもへの周知とともに保護者にも周知し,安全指導を徹底してまいりますので,御理解のほどよろしくお願いします。               [17番 佐野善作議員 登壇] ◎ 17番(佐野善作議員)私の言っているのは,緊急の要請があったら調べてみるという話でなしに,ほかの旧中学校校区も全部点検をしてくれという話で,地元とかいろんなところから要請があったら見に行きますというんではないんです。だから,小松島市中学校校区は現場もずっと点検してきちんとするんやけれども,あとの方は要請があったら行くというのではなしに,3年に1度で一番後のところは来年,再来年まで待たないかんということがありますので,このブロック塀とか通学路に関しては別にいろいろ点検をしていただきたい,そういうことですのでお考えください。  それと昨年,大阪北部地震直後に,6月25日に教育委員会から各学校に依頼して目視による危険個所の調査報告を求めたところ,危険,倒壊のおそれのある個所はなかったという報告があったとのことですが,徳島大学環境防災センターの教授が行った和田島地区のブロック塀の耐震調査の結果では,99%が安全性に問題があるとしています。また,その年の平成30年10月に県の建築指導課より,建築基準に達しない道路沿いの民間ブロック塀に対し安全対策を講じるように指導がなされています。先生方の目視では,どのブロック塀が危険なのか判断がつかなかったのかなと思われます。危険箇所調査を依頼したのは,学校敷地内のブロック塀だけであったのですか,それと,通学路のブロック塀の安全点検は依頼してはいなかったんでしょうか,お聞きします。               [学校課長 吉原稔祐君 登壇] ◎ 学校課長(吉原稔祐君)佐野議員の御質問にお答えさせていただきます。  通学路のブロック塀の調査は,先ほど申しました6月25日に通学路のブロック塀を目視による点検を小・中学校の方に依頼いたしました。先生方の目視による調査の結果,倒壊の危険のあるブロック塀の報告は来ておりません。  また,先ほどありました3年に1回の調査で十分なのかということに関しては,1カ所を点検するのに約60カ所から70カ所ぐらいになる予定になっております。それを1地域60カ所から70カ所になりますと,全ての地域200カ所以上になりますと,なかなか重点的に点検を行うことはできません。そういう意味で重点的に3つの地域に分けて点検を行っております。               [17番 佐野善作議員 登壇] ◎ 17番(佐野善作議員)やっぱり先生方が通学路のブロック塀の点検もしてくれたということですけれども,もちろん目視ではちょっとわかりにくいことがあるとは思います。  それと私の言いよるのは,小松島市通学路安全推進協議会だけでなしに,それは1カ所ぐらいにせなんだら全部できんということでわかるんですけれども,市の全体としてほかの地域の点検もお願いすべきだということですので,この安全推進協議会の中で全部しろという話ではありませんので,お願いいたします。
     いずれにしても,子どもの通学路におけるブロック塀に対し,再度精密な調査が必要と思われます。  次に,民間所有の危険なブロック塀の安全対策に対する本市の補助金制度についてお聞きいたします。  近隣の市においては早くから既に補助金制度は実行されていますが,本市はどうでしょうか。昨年行われた県の建築指導課により建築基準に満たないブロック塀に対し,安全対策を求める文書がその当事者に送られております。その末尾に補助金制度については,当該市にお問い合わせくださいとまで書いてあります。本市の補助金制度はどうなっていますか。               [住宅課長 柏木義雅君 登壇] ◎ 住宅課長(柏木義雅君)佐野議員の御質問にお答えいたします。  耐震改修促進計画に位置づけた避難路や通学路に面したブロック塀等が地震等で倒壊すると人に危害が及ぶことがあり,また,避難や復旧の支障となる可能性もあります。そのため,国・県の補助金を活用して避難路等に面した危険性の高いブロック塀等を撤去する際に,補助金を交付する制度の創設に向けて現在準備を進めております。 ◎ 議長(前川英貴議員)小休いたします。                午後 3時33分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 3時45分  再 開 ◎ 議長(前川英貴議員)小休前に引き続き会議を開きます。  佐野議員。               [17番 佐野善作議員 登壇] ◎ 17番(佐野善作議員)市の補助金制度については調整中ということですけれども,市の対応が余りにも遅いと言いますのは,そういう県の建築指導課から指導の文書が来まして,やはり通学路の際だから,子どもの安全にも困るから直さないかんなと考えている人がいます。そのときに,やはり新築でないときにブロック塀をやりかえるというのは,大変な勇気というか思い切りがいることなので,そして,市の補助金制度は市にお尋ねくださいと書いてあるので,市の補助金制度はあるんやなということで思っておるんですけれども,業者との打ち合わせもあるし,また,早くせなんだらいつ地震が来て,子どもの安全を害してもいかんという,その人の思いがあって待っておりますので,いつぐらいに詳細が発表できるのか,お尋ねいたします。               [住宅課長 柏木義雅君 登壇] ◎ 住宅課長(柏木義雅君)佐野議員の御質問にお答えいたします。  地震におけるブロック塀等の倒壊による被害や,避難時等の通路の妨げとなることを防止するため,本年度より小松島市危険ブロック塀安全対策支援事業を創設し,募集を行う準備中であることは先ほどお答えしたとおりでございます。本支援事業は,国の事業である住宅建築物安全ストック形成事業と県の事業である徳島県危険ブロック塀等安全対策支援事業を活用した事業となります。  議員お尋ねの募集の実施時期でございますが,来月ぐらいには募集開始ができるかと準備中でございますことをお答えいたします。               [17番 佐野善作議員 登壇] ◎ 17番(佐野善作議員)来月ぐらいに募集を開始してくれるということで,それなら先に言っていただければ2回上がってこんでもよかったと思います。  そして,その事業ですけれども,全体予算として142万円,うち国県が106万5,000円,我が市の持ち出しは35万5,000円,こんな少ない予算で国県の動向を見ながらとか補助金を当てにしてというような気でおったんでしょうか。これで何件の危険なブロック塀が直せるんでしょうか。  また,国の補助金とか県の補助金を当てにしなくても,本当に市に危機意識が全くない,市としての主体性がない,そういうふうに津波避難路のブロック塀とか一番重要なことですので,そういうような何千万,何億の費用でもないですので,市は35万5,000円ですし全体としても142万円ですから,募集をしてたくさんあると思うんですけれども,それで足りないときには補正予算でも組んで,市長,考えていただきたいと思います。  津波避難路の安全の確保は一番大切であると思います。危険なブロック塀対策をどうやって推進していくのか,市全体としてのお考えをお聞きいたします。              [危機管理課長 橋本 啓君 登壇] ◎ 危機管理課長(橋本 啓君)佐野議員の御再問についてお答えいたします。  議員も御承知のとおり昨年6月に発生した,大阪北部地震ブロック塀倒壊による痛ましい事故を受けて,全国的にブロック塀の点検や改修等の対策が実施されているところです。  本市としては,住民に対して日ごろからブロック塀の安全点検を実施し,災害に備えていただけるよう昨年7月に市のホームページや8月の広報紙にて啓発を行っております。ブロック塀の点検を初め,防災対策全般について言えることですが,繰り返し啓発を行うことが重要であると考えております。  今後におきましても,広報紙や防災出前講座等で啓発を図るとともに,本年10月に芝田小学校で開催予定の総合防災訓練においても,ブロック塀の安全点検及び耐震性の確保について意識啓発を図ってまいりたいと考えておりますので,御理解のほどよろしくお願いいたします。               [17番 佐野善作議員 登壇] ◎ 17番(佐野善作議員)みんな民間に対しての危機意識というか,啓発が一番であるということで,ホームページとか広報をしてくれているということですけれども,ホームページというのは全市民の中でいろいろ聞いても,ほとんどの人が,ホームページを見ている人が何割あるか知らんのですけれども,数はごっつい現時点では少ないと思いますので,ホームページで広報したからという気持ちはあるんだろうけれども,ほとんどの人がホームページを見ておりません。  それと広報も全世帯に行きよるんですから,見てくれるんですけれども,それも万全ではない。ただ,防災訓練とかそんな中にもブロック塀の点検というのを取り入れてしてくれるということで,そういう広報啓発に努めていただきたいと思います。  ブロック塀の一つの基本的なサイズは,高さ15センチ,長さ39センチ,厚さ10センチですけれども,重さは1個で何と10キログラム,これを約210センチ積み上げたら,ブロック塀1筋でも110キロになります。10筋積み上げると1,100キロ,1トン以上になります。そんな重たいものが人間の頭に倒れてきたら一たまりもないと思われます。  そこで,安全確認が必要でありますけれども,民間でできる安全確認のチェックポイントとして5つあります。塀の高さは地盤より2.2メートル以下か,また,塀の厚みは10センチ以上あるか,また,3.4メートル以内に控え壁があるか,コンクリートの基礎があるか,5つには塀に傾き,ひび割れがないかということですけれども,ここまでは自分でできるんですけれども,控え壁があるかないかというのは,自分の家でなければ外の人がよその敷地の中まで入って控え壁を調べることはできませんけれども,自分で判断するには一番にこの安全点検があります。  あとは,塀の中に鉄筋が入っているかとかいうのは,太さや構造の問題ですので専門家に相談しなくてはなりません。道路沿いの民間所有のブロック塀の安全対策については,まずは所有者に自主点検と安全対策を講じるようにチラシ等で啓発をしていただきたい。市が先頭に立って自主防災組織,各自治会,消防団などに呼びかけて道路に面した危険なブロック塀の安全対策が進んでいくように,そして,補助金の増額も行っていただくことを強く要望いたしておきます。  次に,ことしの3月に政府の中央防災会議により,南海トラフ地震の多様な発生形態に備えた防災対応検討ガイドラインが公表されました。その中で,南海トラフ地震における半割れに対する対応が新たな課題として浮上してきました。半割れという意味と,その対応についてお聞きいたします。              [危機管理課長 橋本 啓君 登壇] ◎ 危機管理課長(橋本 啓君)佐野議員の御質問にお答えいたします。  南海トラフ大規模地震の発生する可能性が高まったとして,気象庁より臨時情報が発表された際の防災対応について,自治体や企業が事前に防災計画をつくるための防災対応検討ガイドラインが本年3月に内閣府から公表されております。これを受けて本市では半割れ,一部割れ,ゆっくり滑りの3つのケースに対する防災対応について検討することが求められております。  まず,半割れのケースとは南海トラフの想定震源域のプレート境界において,マグニチュード8以上の地震が発生した場合です。一部割れのケースとは,想定震源域内のプレート境界においてマグニチュード7以上8未満の地震や,想定震源域周辺でマグニチュード7以上の地震が発生した場合です。ゆっくり滑りのケースとはプレート境界において,通常とは異なるゆっくりとずれ動く現象がひずみ計等により観測された場合のことを言います。その中でも最も危険視されているのが半割れのケースでございます。半割れが起きた場合,震源域の反対側地域でも連動して大規模地震の発生する確率が高くなるとされております。  国のガイドラインでは,この半割れのケースにおいて避難対象者及び事前避難対象地域の検討,避難場所の選定や運営方法等の防災対策をとることが求められております。この防災対応については今年度中に検討し,来年度中に運用開始する方針が決定されております。  本市としましても,この方針に沿って徳島県や他の自治体と協議しながら策定に向け取り組んでまいりたいと考えておりますので,御理解のほどよろしくお願いいたします。               [17番 佐野善作議員 登壇] ◎ 17番(佐野善作議員)半割れとか南海トラフ地震の東海地震,東南海地震,南海地震,3つが連動した場合が南海トラフ地震なんですけれども,先に東海地震だけ起きたとか,南海地震だけ先に起きたとかいう,半分先に起きたことを半割れと言うと思うんですけれども,その半割れした記録が何回かあります。これまでの南海地震のうち,9回ある地震のうち6回は同時,南海トラフ地震のような広い地域で起きております。あと,3回,昭和,安政,康和の3つは半割れを起こして,半分地震が起こったところの後の32時間後から約2年して起きたというような半割れのケースがあります。  私は南海トラフ地震が一度に来るよりも,半割れで起きた方が心構えや備えができ,被害が少なくなると思っております。さて,半割れが起きたときに自分の起きていないところが1週間も先に避難をしておけとか,また,そのときの対応をどうするかというのを来年までに国に報告しろというようなことであると思うんですけれども,大変そういう対応は難しいと思います。それで,多分地震が起こっていないところは地震が起こったところへ救援に行くというような余裕はないと思います。次に来るかもしれない災害として,土砂災害の危険なところはないか,起きたらどうするかという準備の点検をもう一回しなければならんので,多分,よそへ救援には行けないと思うんですけれども,先に1週間避難しておけとかいうのは,それはちょっと大変難しいものがあると思います。  ただ,今年度中に策定するというので,その結果を待ちたいと思っております。  次に,地震,津波被害軽減対策アクション,行動計画についてお聞きいたします。  徳島市とか鳴門市でもみんなそういう対策の行動計画がありまして,5年計画であったり,何年度にはこのことを完成すると,できていなかったらまた,PDCAサイクルで点検をするというふうに具体的に対策を進めております。本市としての地震,津波対策はどうしているのか,お聞きいたします。              [危機管理課長 橋本 啓君 登壇] ◎ 危機管理課長(橋本 啓君)佐野議員からは地震,津波対策の取り組み状況について御質問をいただきましたので,お答えいたします。  第6次総合計画の政策の一つである,安全・安心で快適に暮らせるまちづくりの実現に向け,ハード,ソフトの両面から取り組んでおります。ハード面では学校施設等の耐震化や命山整備,金磯南雨水ポンプ場や葬斎場の建設に伴う避難施設整備や,和田島会館の改修に伴う避難施設整備,また,情報伝達手段として防災行政無線の整備等でございます。また,ソフト面では地域防災計画や津波避難計画,業務継続計画,避難所運営マニュアル,初動マニュアル等の策定や津波ハザードマップ等を作成し,住民の方々に配付いたしております。  今年度の4月1日より,市のホームページにパソコンやスマートフォンから津波災害警戒区域に係る基準水位等と避難場所等を重ねて表示したウエブ版のハザードマップを掲載しております。また,地域の避難訓練も含めた総合防災訓練を実施し,住民の防災に対する意識啓発に努めております。今年度は10月20日に芝田小学校にて開催予定でございます。  本年度の取り組みとして先ほども述べさせていただいた,総合防災訓練を初め備蓄食糧や資機材等の計画的な配備を行う予定でございます。特に災害時のトイレ対策として徳島県が策定した災害時快適トイレ計画に沿って,簡易トイレ及び携帯トイレを購入し,主な避難所に分散配備を行う予定でございます。また,洪水,土砂災害の紙形式のハザードマップを更新し,全戸に配付予定でございます。               [17番 佐野善作議員 登壇] ◎ 17番(佐野善作議員)確かに数々の対策をしております。全く対策がなされてこなかったわけではありません。しかし,十分ではありません。ほんの一部であり,大地震が現実に起こった場合,減災の効果は微々たるものであろうかと思います。そもそも地域防災計画があって,アクションプラン,行動計画がないこと自体がおかしいと思います。本気で減災対策を考えているのか疑います。徳島市にも鳴門市にも早くから行動計画があります。これは徳島の地震津波対策行動計画というものですけれども,5年間の目標を決めて,5年間でここまでにするというふうな年表が入っております。これは平成25年からできております。  私はずっと以前からこういう行動計画をつくれと言っておりますけれども,その行動計画をつくる予定はあるのか,お聞きいたします。              [危機管理課長 橋本 啓君 登壇] ◎ 危機管理課長(橋本 啓君)佐野議員からは地震,津波対策アクションプランを策定してはどうかという御再問をいただきましたので,お答えいたします。  議員御承知のとおり,地震,津波対策アクションプランとは,近年多発する多様な自然災害,特に本市に重大な影響を及ぼす大規模地震や津波の被害を最小化するために,全庁的な構造のもと取り組むべき施策を体系化した行動計画であります。現在本市は,先ほどから答弁していますように,地震,津波対策の方策を全庁的に進めてきております。今後,取り組むべき施策についても第6次総合計画や地域防災計画に大きな観点ではありますが記載されております。  今後においてもさまざまな計画やマニュアル等の作成が必要になってくることとは思いますが,現時点では地域防災計画を基本とし,関係各課と連携を図りながら減災対策を効果的かつ効率的に推進してまいりたいと考えております。               [17番 佐野善作議員 登壇] ◎ 17番(佐野善作議員)確かにつくるのに遅きに失したというところがあると思いますけれども,行動計画をつくるのはそんなに難しいものではないと思います。だからやる気の問題で,私はつくって,今までしてきた中で足らないところとか重点的にするようなところというのを目標を決めて具体的に進めるべきと思います。  でも,今の話では全庁的に協議をしているので計画としてはつくる気がなさそうでありますけれども,それならせめて本市には津波避難計画というのができております。各地域ごとに避難目標地点や避難路を示し,避難困難者が何人であるという人数まで記されております。ただ,現状を記しているだけで,そこまでどのようにしていくのか,避難路をどのようにして安全に守るか,具体的な対策,計画が含まれておりません。防災減災対策の最重要事項として,津波一時避難対策を考えてはどうでしょうか。まず,津波避難対策アクションプラン行動計画をつくるべきと思いますけれども,どうでしょうか。              [危機管理課長 橋本 啓君 登壇] ◎ 危機管理課長(橋本 啓君)佐野議員の御再問にお答えいたします。  津波避難計画は,徳島県津波浸水想定に基づき,小学校区を基本とし地区別ごとの避難対象地域や避難困難地域等を指定し,平成26年2月に策定いたしております。この計画の中には校区別に津波避難対策が記載されており,現在においても当計画に沿って進めているところでございます。  今後におきましても,先ほどの答弁と重なるところがありますが,地域防災計画を基本とし,当津波避難計画の取り組むべき施策についても各課と連携を図りながら,減災対策に推進してまいりたいと考えております。               [17番 佐野善作議員 登壇] ◎ 17番(佐野善作議員)地域防災計画とか津波避難計画があるのはわかっております。それで,その計画に従って行っていくんですけれども,目標を決めて何年にどれをしていくという具体的な行動計画をつくった方が確実に進んでいくということで申し上げておるんです。ぜひ,またつくっていただきたいと思います。  今後,30年に起こる確率が80%近くと言われて,もうあす起こるかも,来年起こるかもわかりません。危機感とかスピード感を持って,また,津波避難,一時避難というような重点目標,優先順位をつけて取り組んでいただきたい。また,自助,共助が大事だと言うんですけれども,その自助,共助を考えてくださいよというのも公助,公の仕事だろうと思うんです。だから,自助に任せてとか,共助に任せて,それがなかなか市民の方から熱が上がってこないとしたら,それで放っておくというのでなしに,どうしたらそういう自助,共助の考えが啓発できていくかというのも,やっぱり公助の役目だと思いますので,していただきたい。  また,いろんな大阪北部地震とか北海道の地震とか,地震があるたびに特に危機感はできるんですけれども,年数がたつほど市民の危機意識が薄れてきますので,そういうときに,やはり鉄は熱いうちに打てというんですか,市民の防災危機意識が薄れないうちにいろんな補助金もどんどんつけて事業もしていくべきと思いますけれども,地震津波対策に対する市長としての考えをお聞きいたします。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)佐野議員の質問にお答えいたします。  平成29年度より市政運営の指針となる第6次総合計画の政策である安全・安心で快適に暮らせるまちづくりの実現に向け,ハード・ソフト両面から全力で地震津波対策について推進をしているところであります。  本市における切迫する南海トラフ巨大地震の対策につきましては,前段担当課長が申し上げましたとおり,さまざまな政策の中で防災力の充実,強化を図っているところでございます。今後におきましても,地震津波対策を含む防災減災対策推進につきましては,これまで同様,市民の皆様の安全・安心な暮らしを念頭に置き,あらゆる災害を見据えながら取り組んでまいりたいと考えておりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。               [17番 佐野善作議員 登壇] ◎ 17番(佐野善作議員)過去の南海地震の記録では,約100年に1回起こっております。昭和南海地震が昭和21年12月に起きておりますので,ことしで73年目で,100年目としたら27年しかありません。といっても,あすとか1年先に起こるかもわかりませんので,緊張感を失うというのが一番怖い。また,対策次第ではまだまだ救える命があるということで,公の施策はどんどん進めていってもらいたい。また,先ほども申しましたが,自助共助に対しても後押し,広報啓発というんですか,そういうのも公の役目だと思いますので,だんだんとそういう津波地震対策に力を入れてほしいと思います。  次に,2点目,3点目の田野川河口にある樋門とポンプ場改築について質問をいたします。  この樋門とポンプは同じ場所にあり,排水機能としてはセットになっており,相互に連携,補完している施設であります。通告は樋門が先になっていますが,ポンプ場改築から先にお聞きいたします。  田野川は恩山寺谷川,政所谷川,天王谷川の3つの支流があり,それぞれの支流は広い山間部を抱えている河口で,最大毎秒100トンの流下量のある県の2級河川であります。皆様も御存じのとおり,田野地区では集中豪雨のたび,たびたび市道,県道が浸水のため通行どめになります。赤石町からJR勢合赤石踏切を渡り西へ,国道55号線の飲食店前交差点に通じる,県道田野勢合線は浸水のたびに通行することができません。また,この県道沿いの民家や大型スーパーの倉庫,工場には床上床下浸水がたびたびあります。また,金磯町からJR金磯町踏切,今,改良拡幅工事が行われていますが,西へ葬斎場近くを通り国道55号線の飲食店前交差点に通じる市道月ノ輪-金磯線も浸水のたびに国道へ乗ることができません。田野町,櫛淵町から小松島市街へ通じる市道南小松島田野線も通れなくなります。田野町は陸の孤島となってしまいます。  また,イチゴやキュウリのハウス,オクラやブロッコリーなどの野菜にも被害が起きております。広い整備のできた圃場ではありますが,水稲以外の野菜の産地化とすることができません。ポンプ場は毎秒9トンと毎秒6トンを排水する2つのポンプ場があります。田野川の河川整備計画では,毎秒15トンが必要と聞いておりますが,現在では9トンポンプ場が稼働しているだけで,平成2年より6トンのポンプ場はずっと休止したままであります。大雨のときはいつもポンプでくみ出さなければなりませんが,稼働していないポンプ場改築の計画はどうなっていますか,お尋ねいたします。             [産業建設部副部長 小林 潤君 登壇] ◎ 産業建設部副部長(小林 潤君)佐野議員の御質問にお答えをさせていただきます。  徳島県管理の2級河川,田野川につきましては,流域に恩山寺谷川,政所谷川,天王谷川の支川が流入しており,圃場整備事業等により整備されました水田地帯の中を緩やかに流れる立江川の一次支川であります。現在の田野川流域の河川整備の取り組みでございますが,徳島県が平成23年9月に策定しました,2級河川立江川水系河川整備計画に基づきまして,流域住民の生命や資産を洪水から守るため,おおむね30年に1回程度発生する規模の洪水を安全に流下させることを目的とする築堤,護岸工事等の河川整備が徳島県により計画的に進められているところであります。  また,田野川の河口部に設置されております,徳島県管理の排水機場につきましては,農地の淡水被害や塩害対策を目的とした毎秒6トンの排水能力を有する農業用施設の排水機場,それと高潮による被害対策を目的とした毎秒9トンの排水能力を有する河川管理施設の排水機場の2カ所の内水排除施設が設置されております。しかしながら,農業用施設の排水機場につきましては,徳島県において県営土地改良事業で建設し,昭和33年度に供用された施設であることから,経年劣化によります機器等の機能不全等によりまして,維持管理に支障が生じたこと。また,田野町及び芝生町におきまして,昭和54年度から平成7年度の期間で整備されました農業生産基盤整備,いわゆる圃場整備による客土や内水排除施設整備等によりまして,淡水被害や塩害が大幅に減少したこと,平成3年度から河川管理施設の排水機場が整備,供用されたことなどに伴いまして,平成2年度以降のポンプ運転については停止状態であります。  今後,近年の大型台風や集中豪雨などによる水害被害は非常に大きなものとなっていることを鑑みましても,現在,停止状態となっております農業用施設の排水機場の更新,改築することにつきましては,流域全体の水管理という広い視点に立ち,浸水被害の防止を図るために必要不可欠であると考えておりますので,その実現に向けまして,引き続きまして徳島県に対し粘り強く働きかけを行ってまいりますので,御理解と御協力,さらなる一層の御支援を賜りたく存じます。               [17番 佐野善作議員 登壇] ◎ 17番(佐野善作議員)ポンプ場におきましては,徳島県に対して粘り強く働きかけを行っていただくということで理解をいたしました。また,田野川樋門と一緒にセットのようになっておりますので,田野川樋門についてお聞きいたします。  この樋門は赤石駅,田野川鉄橋近くの旧国道55号線,今は県道120号徳島-小松島線に沿ってつくられている赤石港に注ぐ田野川河口にあります。この樋門は2つの樋門からできていますが,もともと流下断面が不足している上,いずれも老朽化して故障がひどく機能していない状態であります。集中豪雨のとき満ち潮や高潮で海側の潮位が高いときは,ポンプでくみ出さなければなりませんが,海の潮位が田野川より低いときは樋門を操作して,自然流下させる方がはるかに排水量は増します。時にはポンプと樋門と同時に両方で排水することも可能であります。  県の政所谷川の改修にやっと取りかかっていただきましたが,この改修が進めば,田野川河口には今までよりもっと早く,そして多い川の水が押し寄せるはずであります。県の河川整備計画にも田野川樋門の改修を行い,流下能力を拡大しなければならないとうたわれていますが,現在の取り組みをお聞きいたします。              [産業建設部長 茨木昭行君 登壇] ◎ 産業建設部長(茨木昭行君)佐野議員の御質問にお答えをいたします。  平成23年9月に徳島県において策定した,2級河川立江川水系河川整備計画の中で,支川である田野川の計画も定められており,計画中の河川の整備の目標に関する事項では,平成16年10月の台風23号と同規模の洪水を安全に流下させることを目標と定め,河川の整備の実施に関する事項では,立江川との合流点である田野川樋門の地点での計画降水流量を毎秒100トンと設定しておりますが,既設の田野川樋門は計画に対し断面不足となっておることから,樋門改築を行い,流下能力を拡大する計画となっております。  一方で,南海トラフ地震の発生が強く危惧される中,河川水門の整備は重要となっております。このことから徳島県では,平成24年10月全国に先駆けまして,最大クラスの津波における津波浸水予想を公表,平成25年3月には施設整備を行う上で根拠となる県下全域の沿岸部の設計津波の水位を公表するとともに,住民の生命を守ることを最優先に,まずは避難時間を確保する段階的な対策を行う方針を取りまとめております。  この方針に基づきまして,徳島県では津波の到達時間が短く,津波の河川遡上による大きな被害が想定される本市区域を含む河川水門について,順次計画的に整備を進めているところであります。徳島県からは引き続き,整備効果や優先度等を総合的に勘案し,順次計画的に事業着手できるよう取り組んでいくと伺っております。  本市といたしましても,早期の田野川樋門改築の事業化の実現に向け,引き続き徳島県に要望してまいりたいと考えております。               [17番 佐野善作議員 登壇] ◎ 17番(佐野善作議員)ポンプ場に関しては平成の時代から,樋門改築については昭和の時代から要望していますが,全く手つかずであったわけではありません。ボーリング調査や用地買収など事業を進めてきた経過はありますが,いまだ実現はしておりません。南海トラフ地震の津波の対策に対しても県として,河川の樋門の改築を計画的に順次進めていくということでありますので,早期に実現できるようにお願いしたいと思います。  先ほども申しましたけれども,地球温暖化の影響により,以前より集中豪雨が頻繋に起こるようになっています。大雨のたびに市道や県道の冠水や通行どめ,また家屋の床下,床上浸水があります。また,稲作だけでなく広い圃場をかんがい排水して畑地化を行い,野菜をつくってもうかる農業が行えるように,田野川樋門ポンプ場の改築を早期に着工していただけるよう県に対し強く働きかけをしていただきたい,切に要望いたします。  これをもちまして,私の質問を終わります。ありがとうございました。(拍 手) ◎ 議長(前川英貴議員)小休いたします。
                   午後 4時32分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 4時45分  再 開 ◎ 議長(前川英貴議員)小休前に引き続き会議を開きます。  なお,本日の会議時間は議事の都合により,あらかじめこれを延長いたします。  5番 井内議員。               [5番 井内章介議員 登壇] ◎ 5番(井内章介議員)皆さん,こんにちは。一般質問のトリになりましたが,令和の会,新人議員の井内章介でございます。  6月定例会議におきまして質問の機会を得ましたので,通告に従って2点について質問をさせていただきます。  1点目は,少子化の進行による人口減の対策についてであります。2点目は,大規模災害の対策についてであります。明確な御答弁をお願いいたしたいと思います。  まず,1点目の少子化による人口減の対策についてでありますが,皆さん方も御承知のように,我が国において少子化が急速に進展しておりまして,21世紀の国民生活に深刻かつ多大な影響を及ぼすものであることに鑑み,このような状態,事態に対しまして,長期的な視点に立って国あるいは地方公共団体の責務として,少子化に対処するための施策を推進することを目的に,平成15年7月30日に少子化社会対策基本法が施行されております。本市でも少子化により広い地域で過疎化や高齢化が予想されます。このような状態が続けば,あるいは少子化が進むとまちに活気がなくなり,衰退してしまうおそれもございます。少子化による人口減の対策について,いろいろな取り組みを説明していただきたいと思います。              [児童福祉課長 建島寿徳君 登壇] ◎ 児童福祉課長(建島寿徳君)井内議員からは少子化社会対策基本法に基づいた少子化対策の取り組みについて,御質問をいただきましたので,お答えいたします。  少子化社会対策基本法は,少子化社会において講ぜられる施策の基本理念を明らかにし,少子化に的確に対処するための施策を総合的に推進するため制定された法律であります。この法律には,雇用環境の整備,保育サービス等の充実,地域社会における子育て支援体制の整備,母子保健医療体制の充実等,経済的負担の軽減,教育及び啓発など,少子化に対するさまざまな基本的施策が示されておりますが,本市におきましても,これらに対応する各種の取り組みを実施しているところでございます。  例えば,保育サービス等の充実という点からは,5カ所の公立保育所と2カ所の私立保育園における保育の実施,公立1園,私立3園,合わせて4園の認定こども園の開設と,それによる就学前の教育と保育の一体的な実施,こども園等における一時預かり事業の実施,また,病児保育事業やファミリーサポートセンター事業の近隣市町村間における広域での実施などがあります。  また,地域社会における子育て支援体制の整備という点では,乳幼児とその保護者が気軽に利用し,親子同士で交流したり,子育ての悩みを相談したりできる地域子育て支援センターが私立の認定こども園において3カ所,市内のショッピングセンター内に1カ所開設されているほか,類似事業として,公立のさかの認定こども園ではみんなの広場を,保健センターにおいてはポンポコくらぶを開設するなどしております。  さらに,経済的負担の軽減という点からは,保育料の第3子無償化を初めとする就学前教育,保育に係る負担額の軽減,児童手当,児童扶養手当などの支給,また,保険年金課での子どもはぐくみ医療費助成制度などがあり,また,母子保健医療体制の充実という点からは,保健センターにおける産前産後ママサポート事業,産後ケア事業といった事業が実施されるなど,さまざまな取り組みを進めているところであります。               [5番 井内章介議員 登壇] ◎ 5番(井内章介議員)御答弁いただきましたが,少子化対策といたしまして,いろいろと取り組みがなされておるようでございますが,本市の第6次総合計画の中に,(冊子を掲げる)この冊子でございますが,19ページでございましょうか,本市発展の基本的な課題の中で,平成28年3月に本市の人口ビジョンを策定しております。2060年の目標人口を3万人に定めておりますが,少子化対策を進めないと40年先では,私が思うには2万人を切って,自治体として単独で行政運営ができない,あるいは厳しい状況になるのではないかというふうに危惧をいたしております。人口減少の課題として,子育てしやすいまちづくりを掲げておりますが,目標達成のための施策として,子育て世帯が何を求めているか把握し,子どもを産み,育てることのすばらしさや,楽しさを伝えていける地域づくりを進め,妊娠,出産,子育てまでの切れ目のないサポートを行いますと。少子化対策の推進を掲げておりますけれども,課長さん,もう少し具体の内容があれば説明をしていただきたいと思うんですが,よろしくお願いします。              [児童福祉課長 建島寿徳君 登壇] ◎ 児童福祉課長(建島寿徳君)井内議員の御質問にお答えいたします。  御指摘のとおり,第6次総合計画には基本的な課題の一つとして,人口減少社会における公共施設の適正管理,少子化による教育,保育ニーズへ対応できる子育て支援策の充実,安心して子どもを授かり,産み育てられるための切れ目のない支援,ひとり親家庭や共働き世帯の増加などによる多様な育児支援の必要性などが上げられております。  これらに対する取り組みでありますが,公共施設,特に就学前教育,保育施設の適正管理については,小松島市の就学前教育,保育のあり方についてを策定し,施設の統廃合や認定こども園化を進めるとしてきたところであります。また,子育て支援策の充実については,先ほど申し上げたさまざまな保育サービスや,地域子育て支援センター等の整備などにより対応しているほか,本年10月から実施予定であります,全ての3歳児から5歳児及び市民税非課税世帯のゼロ歳児から2歳児に対する幼児教育保育料無償化や,在宅育児応援クーポン事業などといった負担軽減策により,サービスの利用がしやすくなるなど,さらに充実が図られるものと考えております。  多様な育児支援,切れ目のない支援につきましては,児童福祉課の窓口に家庭相談員,母子父子自立支援員,利用者支援専門員を配置し,子育てに関する相談支援,ひとり親家庭への支援,さまざまな施設やサービスの案内などを行うとともに,産前産後ママサポート事業,産後ケア事業などを行っている保健センターを初めとした関係各課と連携し,妊娠,出産から子育てに至るまでの切れ目のない支援を進められる体制づくりに努めております。               [5番 井内章介議員 登壇] ◎ 5番(井内章介議員)御答弁ありがとうございました。  いろいろと取り組みがなされておるようでございますが,子どもは地域の宝ですよ,もちろん県,国の宝でございます。少子化による人口減に歯どめをかける取り組みについては多岐にわたると思いますが,要するに家庭や子育てに夢や希望が持てるさまざまな環境整備を進めて,若者が住みやすいまちづくりを実現することじゃないでしょうか。  最後に市長,少子化による人口減の問題は喫緊の課題ですよ。地方交付税の算定基準にもなりますけれども,本市の財政力にも影響を及ぼしかねません。本市の将来があるかどうか,大切な事柄でございます。市長としての将来の展望をお聞かせ願いたいと思います。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)議員の質問にお答えいたします。  先ほど児童福祉課長が答弁いたしましたように,さまざまな少子化対策の取り組みを強化しておりますが,人口減少の克服には子育て世帯の人たちが希望の持てる環境づくりに重点を置くことは非常に重要であります。人が集い,住みやすいまちづくりを目指し,安全・安心,信頼の小松島を実現するため,第6次総合計画やまち・ひと・しごと創生総合戦略に掲げた施策を着実に実行し,人口ビジョンの目標である2060年に3万人の達成に向け,持続可能なまちづくりに全力で取り組んでまいります。               [5番 井内章介議員 登壇] ◎ 5番(井内章介議員)市長から御答弁をいただきました。  小松島市の将来は明るいようですね。どこまで明るいかはわかりませんが,少しは安心しました。その実現のためにいろんな施策について積極的に取り組んでいただきたいと思います。  第1問目の質問は終わりまして,次に2点目の大規模災害の対策について,お伺いをいたしたいと思います。  これまでに多くの議員からもいろいろ質問があったように,近い将来,その発生が予想される地震や津波の被害から市民が身を守るため,各地域の自主防災組織が中心になって活動されると思いますけれども,また,今までに数多くの議員から質問があったということを申し上げましたが,これはやっぱり皆さん,心配しておるので質問されるわけでございます。本市の自主防災組織の結成率の現状を説明してください。              [危機管理課長 橋本 啓君 登壇] ◎ 危機管理課長(橋本 啓君)井内議員からは現在の自主防災組織の結成状況について,御質問をいただきましたので,お答えいたします。  議員も御承知のとおり,自主防災組織とは災害発生時に行政が行う公助には限界が生じることから,地域住民が協力して自分たちの地域は自分たちで守るという共助の考えのもと自主的に結成され,平常時には災害に備えた取り組みを実践し,災害時には被害を最小限に食いとめるための応急活動等を行う組織であります。平成31年4月現在の組織数は25組織であり,結成率は73.3%でございます。               [5番 井内章介議員 登壇] ◎ 5番(井内章介議員)御答弁いただきましたが,平成31年4月現在で73.3%ですね,25の組織ということでございますが,これまでにも担当部署の方でいろいろ努力をされていると思いますけれども,私が感じているのは10年前とほぼ達成率は変わっていない,微々たるものかな,微増の感じがしますけども,いろいろ心配もしております。  そこでお伺いしますけれども,この自主防の結成できない地域の何が問題なんでしょうか。例えば,中心になる人がいない,手間がかかる,仕事に追われて時間がないなどでしょうか,いろいろ地域によって理由はあると思うんですけども,私が常日ごろから思っているのは,とりあえず地域の消防団員が核となって,もちろん中心となって,規約等のひな型に沿って組織の骨格をつくって,徐々に肉づけをしていくということをすると,まずは組織をつくるというのも一つの方法だというふうに感じております。  これまでにも,また2日間通じて各議員からも防災,減災の関係で質問等がありましたが,災害はいつ起こるかわかりません。100%達成に向けて行動を起こしてください,どうでしょうか。              [危機管理課長 橋本 啓君 登壇] ◎ 危機管理課長(橋本 啓君)井内議員の御再問にお答えいたします。  組織を立ち上げるまでに至っていない要因としては,地域の少子・高齢化の進行,核家族がふえ,コミュニティーの希薄化,共働きで忙しく,若年層の参加が少ない,これまで大きな被害がなく自分たちの地域は大丈夫といった防災意識の低さ,負担が大きいためリーダーの成り手不足などが背景にあると考えております。  これまで新たな組織結成に向けて自治会,市職員OB,社会福祉協議会等の方々に結成の呼びかけや,さまざまな会合等の場において,自主防災組織の必要性について説明させていただいております。しかし,必要性については認識していただいているところですが,新たな結成までには至っていないのが現状でございます。  今後におきましても結成率向上に向け,自助,共助の重要性について講話等で啓発を行うとともに,各団体と連携を図り新規結成につなげてまいりたいと考えております。               [5番 井内章介議員 登壇] ◎ 5番(井内章介議員)結成できていない地域につきましては,多分,街中だろうというふうに感じておりますが,あと,27%程度ですから行動を起こしてください,頑張ってください。  災害から市民を守るため,各地域の自主防災組織はもとより,地域の消防団や地域のさまざまな団体と連携しまして,訓練や講習会あるいは出前講座等を通じまして,災害に対する正しい知識や心構えが必要であります。あらゆる物事に通じることと思いますが,1回でも多く訓練や講習会を受けておかないと,いざというときに第一歩が踏み出せないと思います。市民の防災に対する意識の高揚に努め,災害に強い安心・安全なまちづくりのため,全市に自主防災組織が早期に結成できるよう強固な取り組みをお願いいたしたいと思います。  時間が大分余りますが,最後に,皆様方も御承知かと思いますが,私,現職のときに最後の職は消防長でございました。これは皆さん方,多分知っていると思うんですけども,あえて申し上げますと,消防のおきてとして,おきてというのは守らなければならないしきたりとか定めでございます。おきてという言葉がございます。備えて待つ,もう一回言いますよ,備えて待つということです。この備えてということは訓練に訓練,あるいは講習会,出前講座,実施等の実際の体験談,いろんなものを含めての講習会等でございます。  訓練に訓練を重ねておきますと,何でもいつでも来いというふうな平常心でいられると思います。それぐらいの気構えで,継続して同時に危機意識を持っていろんな課題に取り組んでいただきたいというふうに思っております。  非常に簡単でございますが,以上で,6月定例会議の私の質問を終わりたいと思います。どうも御清聴ありがとうございました。(拍 手) ◎ 議長(前川英貴議員)以上で,通告による,質疑及び市政に対する一般質問は終了いたしました。  これをもって,議案第45号から議案第55号までに対する質疑及び市政に対する一般質問を終結いたします。  ただいま議題となっております,議案第45号から議案第55号までについては,会議規則第37条第1項の規定により,お手元に配付いたしました常任委員会付託区分表のとおり,それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 ─────────────────────────────────────────── ◎ 議長(前川英貴議員)各常任委員会におかれましては,6月19日,20日,21日,24日の4日間に委員会を開会され,付託案件等について審査されますようよろしくお願いいたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎ 議長(前川英貴議員)次に,日程第2 陳情第4号から陳情第7号についてを議題といたします。 ─────────────────────────────────────────── ◎ 議長(前川英貴議員)本定例会議に受理いたしました陳情については,お手元に配付いたしました陳情文書表のとおりであります。  陳情第4号から陳情第7号につきましては,陳情文書表のとおり所管の常任委員会に付託いたします。 ─────────────────────────────────────────── ◎ 議長(前川英貴議員)以上で本日の日程は終了いたしました。  次会の日程を報告いたします。  次会は,6月26日午前10時再開,委員長報告に引き続き,討論・採決であります。 ◎ 議長(前川英貴議員)本日は,これをもって散会いたします。                午後 5時13分  散 会 Copyright (C) 2005 Komatsushima City Assembly, All Rights Reserved....