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  1. 小松島市議会 2018-12-03
    平成30年12月定例会議(第3日目) 本文


    取得元: 小松島市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-08
    2018年12月06日:平成30年12月定例会議(第3日目) 本文 ◎ 議長(武田 清議員)皆さん,おはようございます。ただいまより本日の会議を開きます。  本日の議事日程については,お手元に配付いたしましたので御了承願います。 ─────────────────────────────────────────── ◎ 議長(武田 清議員)これより,本日の日程に入ります。  日程第1 議案第78号から議案第97号までについて,一括議題といたします。  議案に対する質疑及び市政に対する一般質問を続行いたします。  通告の順序に従い,順次発言を許可いたします。  1番 松下議員。               [1番 松下大生議員 登壇] ◎ 1番(松下大生議員一般質問最終日,最初の登壇ではございますが,張り切ってやっていきたいと思いますので,どうぞよろしくお願いをいたします。  実は,私ごとではございますが,昨日誕生日を迎えまして31歳になりました。まず,家族また友人,地域の皆様,お世話になった皆様に感謝の心を持って一般質問に臨みたいと思いますので,どうぞよろしくお願いいたします。  それでは,このたび平成30年12月定例会議で一般質問の機会を得ましたので,通告に従い大きく4点について順次御質問をさせていただきます。  まず1点目,防災・減災対策について,2点目に地域の経済対策について,3点目に金磯・横須地区におけるインフラ整備について,最後に市長の政治姿勢について,順次御質問をいたします。  では,まず初めに,1点目の防災・減災対策について御質問させていただきます。  さて,ことしに入り政府の地震調査研究推進本部の発表で,南海トラフ地震の発生確率が向こう30年に70%の確率から80%に引き上げられたところであり,地震発生が一歩ずつ近づいてきている感が否めません。また,先月,今月においても,徳島,和歌山を震源とし,続けて地震が起こっており,市民の間でも不安がなされるところであります。  そこでまず,発災時の避難路の安全対策についてお聞きいたします。  地震,津波発災時において,まず津波緊急一時避難場所及び高台に逃げる必要がありますが,地震が起これば避難するための道路,これが建物及びブロック塀の倒壊,橋の破損により使えず,また,避難の最中に被害に遭う可能性があります。そこで,本市として現在における避難路の安全対策の現状についてお伺いをいたします。              [危機管理課長 橋本 啓君 登壇] ◎ 危機管理課長(橋本 啓君)松下議員からは避難路における安全確保の現状についての御質問をいただきましたので,お答えいたします。  避難路は,災害時に住民が安全に広域避難場所等へ避難するための道路を市が指定するものであり,平成26年2月策定した小松島市津波避難計画において津波避難場所及び避難対象地域を考慮した避難路が指定されているところです。
     避難路に係る関係機関が取り組む事業は安全確保につながると考えられ,各道路管理者における日常の道路パトロール等の点検を初め,本市では学校,道路部局等が連携して通学路の合同点検をブロックごとに行い,児童等が安全に通学できるよう努めております。  また,ことし発生した大阪北部地震によるブロック塀倒壊事故を受けて,各課が所管する公共施設において避難路沿い等のブロック塀の点検調査が実施され,危険なブロック塀と判断された箇所については改修等の検討がされており,避難路等における安全性を高める取り組みが実施されているところでございます。               [1番 松下大生議員 登壇] ◎ 1番(松下大生議員)現状についてお聞かせいただきました。避難計画によって道路パトロール,通常の道路パトロールであったりとか学校施設等との通学路,こちらの方の点検,また市所有の各課原課の施設であったりとか,公共的なものの件についてもお聞かせいただいたのかなと思っております。  それでは,次に安全対策のうちブロック塀対策,こちらの方についてちょっとお伺いをしたいと思います。  避難路の中には,さまざま危険箇所を有してる可能性がありますが,このブロック塀については,先ほどの御答弁でもありましたとおり,ことしありました,大阪の地震,それをもって先月の27日に政府は地方自治体が指定した災害時の避難路に面しているブロック塀について来年1月から所有者に耐震診断を義務づける建築物の耐震改修の促進に関する法律の政令を閣議決定いたしました。耐震基準が強化された1981年以前に建設された民間のマンションであったりとか商業施設など大きな建物ですね。こちらの方で設置された塀,こちらについても対象といたしまして,一戸建ての住宅などは除外されるようであります。これはことし6月に起こりました,さきも申しました大阪府北部地震でのブロック塀倒壊による死亡事故を受けた再発防止策の一環で,建築物の耐震改修の促進に関する法律では既に幹線道路など緊急輸送道路や通学路といった,先ほどもおっしゃられてました通学路といった避難路沿いにある一定規模の建物に耐震診断を義務づけてはいますが,これを塀にも拡大する内容であります。診断を受けずに放置すれば自治体が指導し,従わなければ物件名を公表すると,現在国がこのような方針を出している中,本市としてブロック塀対策についてどのように取り組んでいくのかをお聞かせください。               [住宅課長 柏木義雅君 登壇] ◎ 住宅課長(柏木義雅君)御質問にお答えいたします。  耐震改修促進計画等に位置づけた避難路等に面したブロック塀が地震等の際に倒壊などして避難路を塞いだ場合は避難及び復旧の支障となる可能性がございます。このことから,避難路等に面したブロック塀等撤去の補助金制度につきまして,本市においても国や県の動向を踏まえつつ,制度の創設に向けて準備を進めていきたいと考えております。               [1番 松下大生議員 登壇] ◎ 1番(松下大生議員)政府の動向を見て補助金制度を新しく,いけるものであればやっていきたいなというふうな御回答だったのですけど,こういうのをなぜ聞くかというと,現状,またブロック塀の方針についてそういったお考えなのですけど,現状の取り組みだけではやっぱり不十分と思うところがあって,こういう質問をさせていただいております。まずきっちりとそういった調査,道路パトロール等々あると思うのですけど,それでは道路パトロールで,道路はパトロールしますけど,周辺の避難路のパトロールといいますか,調査点検て余り行われてないのかなと非常に思うところがありまして,まずきっちりと調査いたしまして危険が想定される箇所の状況,またケース,これに応じた対応が必要になってくると思います。例えば,先ほども質問させていただいたのですけど,ここからここまでは危険,リスクが少ないのですけど,ここからここ,間,この間というところがもしも危険,リスクが高かった場合,道を考える場合は端だけできても真ん中が危なかったらもうそれだけでだめなのですよね。こういった区間,この区間をまだ建物が老朽してる所,非常にある所もあります。また,ブロック塀の倒壊の危険があったり,もしくは間にかかってる橋,これが老朽で破損するおそれがあったりと,さまざまな危険,リスクを有している場合がありますが,今後,市長の掲げる安心・安全のまち小松島実現のため,本市として全般的な避難路の安全対策について具体的にはどのような施策を持って取り組んでいくのかをお聞かせいただきたいと思います。              [産業建設部長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 産業建設部長(佐藤文幸君)議員からは避難路の安全確保に向けた統括的な取り組みについての御質問で,前段関連で住宅課長より答弁もございましたので,私の方からお答えをさせていただきたいと思います。  地震の際には,沿道建築物であるとかブロック塀の倒壊,落橋,土砂災害等の影響により避難路が寸断されるなどの事象が考えられるところでございます。先ほど住宅課長も答弁いたしましたが,避難路に係るブロック塀に関する事業のほか,議員の言われるように避難路の全体的なというか,総括的な安全対策を図る必要があると考えます。  避難路の危険な箇所の把握として,平時に実施される自主防災組織や企業等の避難訓練時において,情報収集などを行い,また避難路に関する情報共有等について関係部署が連携を図りながら避難路の環境整備に努めてまいりたいと考えております。               [1番 松下大生議員 登壇] ◎ 1番(松下大生議員)お答えをいただきました。事業かくかくあるのですけど,まずなぜこのようなことを,先ほどもあれなのですけど,聞くかというと,各担当原課というのがばらばらになってくるのですよね。その取りまとめる役が必要なのかなと。避難路というところできっちり把握して,また防災訓練等々ですかね,そのときにも御意見をいただければ,いただいて,まず窓口になって,これは住宅,老朽危険空き家があれば住宅,道路の方であれば,橋であれば都市整備等々,そういった枠組み,取り組みというのが必ず必要なのかなと。ブロック塀等々は最近,今回,ことし地震もあって取り組んでるところもありますので,補助金制度,まだ本市は導入しておりません。民間等々に関しては。こういったものも,本当に検討して,何もかもではなく,まず選択と集中というところがありますので,できるところはきっちり先に定めて取り組んでいく必要があるのかなと思いますので,そういったのを原課の方で,原課というのがないのであれなので,取り組みをもって,どこかが所管して取りまとめて,本当に各原課連携をとってやっていただきたいなと思いますので,御対応いただければと思います。  それでは,次に,発災時においての市民への情報提供についてお伺いしたいと思います。  発災時においては,Jアラート,防災行政無線等々により市民の皆様へ情報提供を行っているところではありますが,防災行政無線については,よく市民の方から音が聞こえない,何を言ってるのかわからないとの声をよく聞きます。以前から各議員から御質問,御指摘を行政に投げかけ,先般の9月定例会議におきましても質問があったところでございます。防災行政無線については,今後適切な維持管理に努めていくとの御答弁だったかと思いますが,改善できるところについては調査,工夫し,改善努力をしていただきたいと思います。  今回は,情報伝達,提供の多様性,新たな取り組みといったところについてお聞きしたいと思います。  昨今情報の多様により,防災行政無線の補完機能として,また新たな情報の発信ツールとして,自治体のホームページやSNSを活用して市民へ知らせる方法や個人個人独自で民間の防災アプリですね,こちらを活用する方法などがあります。本市ではまだホームページやSNSでの活用はうまくできていないと感じます。また,民間の防災アプリなどは一定の情報提供は有しておりますが,地域独自の情報,例えば避難所の開設状況であったりその他詳細なところについては情報不足なところがあります。そこで,本市の防災全般における新たな市民への情報提供の取り組みについてのお考えをお聞かせください。              [危機管理課長 橋本 啓君 登壇] ◎ 危機管理課長(橋本 啓君)松下議員からは,発災の際,市民への情報提供への新しい取り組みについて御質問いただきましたので,お答えいたします。  防災における情報は,時系列的な推移によって多様な情報が存在することになりますが,災害発生の直前直後の防災情報の伝達については,特にその迅速性と確実性が求められるところでございます。  現在,本市における情報伝達手段として,防災行政無線緊急速報メールホームページ,広報車等により情報提供しております。防災行政無線については,身体障害者手帳の交付を受けている聴覚障害者の世帯において,希望される場合は防災行政無線の音声内容を文字として伝達できる個別受信機を貸与させていただいているところでございます。  現在,防災行政無線の内容を登録したアドレスにメールを送信する方法や,インターネット環境を利用したスマートフォンから音声が流れる方法など,現在の防災行政無線と連携したさまざまな方法が開発されていることから,本市にとってより有効な手段を研究し,情報伝達手段の多重について検討してまいりたいと考えておりますので,御理解のほどよろしくお願いいたします。               [1番 松下大生議員 登壇] ◎ 1番(松下大生議員)お聞かせをいただきました。さまざまなことをお聞かせいただいたのですけど,また新しいものというのは本当にいろんな千差万別,またできたすぐというのはあると思うのですけど,本当に見きわめて,いいものはいいで,ほんで取り組んでいく姿勢で前向きに検討して,何でも取り入れていただきたいなと思いますので,ぜひまた,こういうものがあります,こういうのができます,構築したものがあったらまた議会の方にも適宜御報告いただければと思いますので,また早い段階でそういった新しい取り組みの内容についてまたお聞かせいただきたいと思いますので,お取り組みをお願いをいたしたいと思います。  次に,地域の経済対策についてお伺いしたいと思います。  地域の経済対策についてではございますが,近年小松島市では全国の地方都市と同様に個人経営など中小規模な商店,小売店の減少,また県外資本の商店の出店などにより地域内でのお金の流れが変わってきております。地域の経済をよくするには,まず外貨,市外から小松島市内にお金を持ってくる,そして地域内でお金を地産地消し循環させること,これが非常に大切だと考えます。これらを踏まえ,まず最初に現在の本市の地域における経済対策についての取り組みがあればお聞かせいただきたいと思います。              [商工観光課長 原田真二君 登壇] ◎ 商工観光課長(原田真二君)松下議員の御質問にお答えいたします。  地域に根差した経済活動を営んでいる中小企業・小規模企業がその企業活動による地域経済への波及効果,雇用の創造,税収への貢献等により地域経済の発展にとって大きな役割を担っていることは言うまでもありません。そのため,本市におきましては,平成29年4月1日中小企業・小規模企業の振興に取り組むことを目的に小松島市中小企業・小規模企業振興基本条例を施行しております。本条例に基づき,具体的には事業拡大等に対する施策として税制優遇支援制度を設けており,既存事業所に対しては販路拡大支援補助金を,新たに創業をする方に対しては創業者育成資金保証制度中心市街地空き店舗対策事業補助金等を設けておるところでございます。  また,雇用の創造の1つとして企業誘致を推進しているところでございます。本市としては,若者世代において一定の需要があります事務的職場の創出が,雇用の切り口からの若者世代の定住につながれば地域経済の発展につながるものと考えており,引き続き企業誘致活動に取り組んでまいる所存でございます。  さらに,昨今地域経済拡大のための手段の1つとして,観光振興が挙げられております。本市におきましても,現在,地方創生交付金を活用した事業の中で広く市民の意見をお聞きするワークショップを開催しながら観光振興ビジョンの作成を進めているところでございます。また,その事業におきまして,総務省の地域力創造アドバイザーの協力のもとに商品開発講座を開催し,市内事業者や個人の方に参加いただき,小松島市の新たなお土産,特産品等の開発を進めているところでございます。               [1番 松下大生議員 登壇] ◎ 1番(松下大生議員)現状の取り組みについてお聞かせをいただきました。小松島市中小企業・小規模企業振興基本条例から始まり,それに伴って補助金,また企業誘致活動,前回も,定例会議のときにもまたお話があったのですけど,そういった企業誘致についてまたやっていってると。それと,クルーズ船に伴う観光振興であったりとか,また商品開発,お土産の開発をもって地域でものをつくって売るというふうな形の分をおっしゃられたのですけど,ちょっとこれに関したら今回の質問ではないので御質問はいたしませんが,小松島市中小企業・小規模企業振興基本条例,これ,できましたけど,そこまで市民の皆さん,事業所ですね,これができたからようなったなという実感て,まだ余り。即効性はないので,なかなか感じにくいところはあるのですけど,なかなかまだ感じ得ないところもありますので,そういったところもほかの議員さん,御質問もこれに関するものもさまざまありましたけど,こういったものをもう1回見直す必要もあるのかなと。企業誘致については,もうこれはずっと行っていくようなものではありますので,形,内容,企業等々ありますが,継続的に行う必要があるというふうに感じていますので,またもう一度見直しをしながら,本当に効果が出てるかというところも見ながら検証してやっていっていただきたいと思います。  それで,今回の趣旨といいますか,地域通貨,こちらの導入についてお伺いをしたいと思います。  まず,地域通貨といいますと,懐かしく思い出す方もいるとは思いますが,約20年ぐらい前に金融危機がありましたよね,1990年の後半に。その翌年の99年に当時の小渕内閣で景気浮遊施策の一環として地域振興券,こんな券を,皆さん配られて,20年前。僕,小学校だったのでちょっとうろ覚えなのですけど,これが地域振興券と称しまして全国の市町村,市区町村で発行された商品券があり,15歳以下の子どもがいる世帯主や65歳以上の高齢者などに1人2万円を交付した事業が地域通貨がはやったきっかけで,このアイデアをもとに,法律上は通貨ではなく各自治体であったりとか団体が発行した地域限定の商品券,これがいっときこのあと3,000以上地域通貨が流通したようですが,正確な数値ではないので確定はできませんが,近年大体600件ぐらいで,下火になってきてると。少なくなってきてるのか。いっときはブームでばっと上がって,ちょっと今,最近,使い勝手のこととかで,さまざまな要因,多々あると思いますが,使用できる店舗数が少なかったりとか,また地域通貨の発行維持ですね,こちらに関するコストというところがあるようで,また地域通貨と申しましても,さまざまな媒体,または取り組みがあるようで,自治体発行型であったりとか民間での発行であったりとかさまざまなものがあり,媒体については紙幣型,紙ですね,とか通帳記入型,小切手型,最近ではICカード型,こういったものもあるようで,また目的ですね,こちらも地域還元が主眼なのか,またボランティア振興が主眼なのか,力点を置くものがあるようです。  でも,最近下火傾向にありますが,近年,仮想通貨,皆さん最近テレビとか新聞とかで聞くことがあると思うのですけど,この仮想通貨を用いて地域通貨の導入検討が進んでいるようです。地方創生の一環として,岡山県の西粟倉村という所があるようなのですけど,こちらの所でICO,イニシャル・コイン・オファリングの略称ですね,これはIPO,新規株式公開の仮想通貨版みたいなものの分なのですけど,これは未上場の企業でも第三者を介さず資金を世界中から集めることが可能というふうな仕組みであります。また,飛騨高山では,さるぼぼコインと呼ばれるものがありまして,それは金融機関と民間企業が共同で取り扱っているものもあり,これらはお互いに主眼であったりとか性質というものは似てるようでちょっと違う。お金を集めるというタイプと使い合うというタイプで,ちょっと違うのですけど,こういった流れが出てきてるようです。大体2017年の後半ぐらいから,ことし,来年ぐらいから大体試験的に導入してる自治体とかちょっとふえてきてるかなというふうなものなのですけど,そういったものに関して本市として取り組んでいく気があるのかないのか,ちょっとお伺いをしたいと思います。              [商工観光課長 原田真二君 登壇] ◎ 商工観光課長(原田真二君)松下議員の御質問にお答えいたします。  地域通貨とは,日本の法定通貨である円とは違い,限られた地域だけで使用できる通貨のことで,お金の循環を促進することから,地域の経済を活性させるというメリットがある反面,導入費や維持費が高いといったデメリットもあります。また,以前流行し,議員からも紹介のありました地域振興券のような紙媒体で発行されるものと電子されてデータとして売買に使用できるものがあり,さまざまに展開しているようでございます。  このことから,地域通貨の導入につきましては,先進地事例等を注視する必要があると考えております。先ほど議員からも御紹介がありました,2017年に実証実験を行い,現在実用されている岐阜県飛騨高山地域電子地域通貨さるぼぼコインのように,先進地事例等を研究してまいりたいと考えております。               [1番 松下大生議員 登壇] ◎ 1番(松下大生議員)調査して,また研究していきたいと。これは,まずさるぼぼコインといって,そちらの方と,また先ほど申し上げた西粟倉村,こちらまた主眼が違うのですけど,またそれに対して行政ポイント,今,例えば健康ポイントとか健康マイレージとか多々あると思うのですけど,あとボランティアとか新たにつくって,そういった行政ポイントとまた相乗りいたしまして,このさるぼぼコインも,何か例えば下で住民票をとる場合とかそういったポイントが使えたり,行政ポイントを使えて回せる。お金も地産地消できるという。また使い勝手がいいのですよね,やっぱりそういった方が。結構スマホ普及率も高いですし,そういったものが楽しみをもってまたほかの事業もできていけるのかなと。  昨日,米崎議員さんの方からキャッシュレス,クレジットカード導入をして等々に関して使えんかとか何かそういった話があったと思うのですけど,キャッシュレスを行政が進めてもクレジットカードとか手数料というところで非常にお金が高いのでなかなか導入に向けてやっぱり足かせになるのかなというところはあるのですけど,先んじてやっていくことによって,先ほどあったクレジットカードと違ってモバイル決済というのは非常に安いです。余りお金がかからないのです。そういったので普及していってるというのがありますので,そういったクレジットカードとは違う,また独自の,何かこの自治体っておもしろいよなというふうな取り組みがあれば非常にわくわくしますし,おもしろいところ,先んじてやっていくのも,調査検討するのも,ただ単に調べるというだけではなく,本当にちょっとやっていきたいなという目線を持って取り組んでいっていただきたいと思いますので,おもしろいこと,また楽しいことであったりとか,そういった意味合いのあること,地域にお金を回すというふうな主眼を持ってやっていけば必ず取り組みは成功すると思いますので,ぜひその主眼を持って取り組んでいっていただきたいと思います。  それで,今後市としての経済施策に向けての,地域の経済対策に向けての全体的な今後の取り組みというのをお伺いをしたいと思います。              [商工観光課長 原田真二君 登壇] ◎ 商工観光課長(原田真二君)松下議員の御質問にお答えいたします。  担当課といたしましては,引き続き市内事業所への訪問等により現状の把握に努めますとともに,小松島市中小企業・小規模企業振興条例に基づき設置しました市内の各経済関係団体等で構成する小松島市中小企業・小規模企業振興会議において今後の施策展開について協議をしてまいりたいと考えております。  また,市内事業所よりもっとも要望の多い雇用対策につきましては,定住施策にもつながることから市内の教育機関との連携をさらに強め,地元企業の周知活動や新卒採用の求人依頼等を粘り強く行ってまいりたいと考えております。  さらに,先ほども申しましたとおり,企業誘致活動につきましても,市内において若者の定住につながるものと考えておりますので,引き続き取り組んでまいります。  観光振興施策につきましては,観光振興ビジョンを策定し,そのビジョンに基づき次のステップとして具体の観光商品開発や担い手の育成に努め,市域外からの人やお金の流入に向け取り組んでまいりたいと考えております。               [1番 松下大生議員 登壇] ◎ 1番(松下大生議員)お聞かせをいただきました。  先ほど,さきに御質問したことの内容をまたもう1回やっていくというふうな,引き続き企業誘致であったりとか観光商品の開発であったりというふうなところのお話だったのですけど,常にやっぱり検証していく必要もありますし,あと各課の連携,例えば企業誘致,企業誘致とこうおっしゃるのですけど,小松島市45平方キロメートル,余り広くないです。低地も多いです。例えば,企業誘致をする際でもやっぱり足かせになってる,先般池渕議員からもありましたけど,都市計画というところ,そういったところの足かせになってるところもあると思います。来たんやけど場所がないとか,なかなか用途地域の問題であったりとか,そういったものもありますので,各課連携をとって,こういう需要があるんだよ,こっちの原課の方にこういった課題があって,こういった分があれば解決できるよというふうな連携が必ず必要なのですよね。やっぱり来て,来てではやっぱりない,できないという課題もありますので,そういったところを踏まえて,総体連携して企業誘致ないし課題解決に向けてやっていっていただきたいと思いますので,そういった取り組みをもってまた部長あたりが各,またいでるところもありますので,旗振り役で,また市長と,こういうふうなのが,課題があるから解決したいというふうにやっていっていただきたいと思いますので,そういった目線でまた取り組んでいっていただきたいと思いますので,お願いをいたします。  次に,金磯・横須町地区のインフラ整備,こちらについてお聞きをいたします。  この質問は,金磯・横須町の一部地域についてはインフラ整備,道路整備であったりとか浸水対策における排水路整備がほかの地域に比べおくれていると感じるところがあります。やはり,同地域の道路,排水路におけるまちの基盤整備となる整備については金磯地区基本計画に基づいたインフラ整備をもとに取り組んでいると思いますが,現在の取り組み状況についてお聞かせをいただきたいと思います。            [まちづくり推進課長 小林 潤君 登壇] ◎ まちづくり推進課長(小林 潤君)松下議員からは,金磯町及び横須町の一部からなる金磯地区基本計画の取り組み状況について御質問いただきましたので,お答えをさせていただきます。  小松島市まちづくり条例に基づき,昭和58年4月施行の金磯地区基本計画につきましては,地区の将来図を示す地区整備の方針と,道路,公園,排水施設などの公共公益施設の位置や規模を定める地区整備計画,及び整備に関して公共,民間の役割分担を設定した地区整備の実現に関する施策の方針からなる町並みなど地区独自のまちづくりのルールをきめ細かく定めた計画であります。ここではこの地区整備計画において計画的な市街を促進するためまちづくりの内容を具体的に定めた市が行う幹線道路,幹線下水路,及び都市公園施設の現在の取り組み状況について申し上げます。  まず,地区内の幹線道路として地区中央部を南北に結び,県道・徳島-小松島線に接続する市道・金磯5号線の整備についてでございますが,平成30年8月に狭隘な一部区間の道路改良とあわせて横断排水路の整備を終え,計画延長1,450メートルのうち延長約930メートルを暫定供用したところであり,円滑な通行及び緊急車両の進入が可能となりました。排水施設の整備状況についてでございますが,雨水を排除するための基幹施設である金磯南雨水ポンプ場及びポンプ場から県道・徳島-小松島線を横断し市道・金磯5号線までの区間に雨水幹線水路の整備を平成26年8月に終え,その後さらなる浸水被害の軽減に向けた取り組みとして平成29年12月に雨水幹線に接続する枝線水路延長約97.3メートル区間の整備を終え,平成30年12月から枝線水路の延伸整備に着手するなど,浸水被害の最小に向けた取り組みを進めているところであります。  次に,市街の進行に応じて整備する都市公園施設の取り組みについてでございますが,小松島市緑の基本計画に基づきまして,地区に居住する皆様が利用に供することを目的とする街区公園の設置に当たり,平成30年度当初予算に用地確保に要する費用を計上させていただくとともに,本12月定例会議に都市公園を設置すべき区域を定める議案を提出するなど,多種多様な機能や役割を持つ都市公園の設置の実現に向けた取り組みを進めているところであります。  その他,整備といたしまして,市道を所管する都市整備課と連携し,市道・幹線・月の輪-金磯線改良工事及びこれに伴う踏切拡幅工事などの取り組みも行っているところであります。  今後におきましても,金磯地区整備計画に掲げた将来目標の実現に向けまして,地区住民の皆様との連携を深めながら安全・安心なまちづくりの推進に鋭意努めてまいりますので,御理解と引き続き御支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。               [1番 松下大生議員 登壇] ◎ 1番(松下大生議員)お聞かせをいただきました。言葉で聞くと,物すごくしていただっきょんかなという,何か印象を受けるのですけど,住んでたらそこまで劇的にどんどん環境改善というのがまだちょっと追いついてきてないかなというところもありますので,そういったところも,こう。聞くと何かこうしていただきようなという気はするのですけど,やっぱりもう少しちょっとしていただきたいなというところもあって,ちょっと御質問させていただいております。  なぜかといいますと,金磯町・横須町の一部におきましては,昭和の時代に排水路,また道路などが整備されないまま宅地開発がなされてきた経緯がありまして,こういった課題を解決するために,さきも答弁いただきました昭和58年に金磯地区基本計画を策定し,今日まで金磯地区まちづくり計画に基づいてまちの基盤整備等を進めている現状があります。しかしながら,この計画については問題点,こちらなども多く,計画策定後もう30年以上経過しておりますが,整備完了の目途はおろか通常の整備すらままならない箇所,こちらも多く見受けられます。なかなか整備が進んでいないのは,整備計画の手法,開発者負担であったりとか市が先行していったりとか手法はあるのですけど,現在の課題については公共の用に供されているような道路,広くて普通の人が見たら,これ,ただの市道だろうなと,小松島市の道路だろうなと,みんな通ってるし,全然団地の行きどまりとかのこんなええ道路でない,なくてもそういった道路って個人所有のものが非常に多くあります。水路についても同様であります。こういったところがやはり整備というところに進んでいかない現実なのかなというところがあります。  また,浸水の多い地域であり,道路については,浸水,また経年の劣化により老朽した道路も数多くあり,水路においては水はけが悪く非常に汚れている箇所が多くあります。  こういった課題を解決するために,現在のまちづくり計画を緩和し,将来まちづくりでの整備後市の道路になる予定の道路などを一部先行いたしまして,市へ移管して管理地とまずして,その後,整備完了後市道認定をかけるなどして,老朽した道路等に対策を進めていく必要があると思いますが,お考えをお聞かせください。            [まちづくり推進課長 小林 潤君 登壇] ◎ まちづくり推進課長(小林 潤君)松下議員から御質問いただきましたので,お答えをさせていただきます。  初めに,金磯地区基本計画に定められた地区施設の1つであります道路整備についてでございますが,計画道路の配置及び規模等につきましては,建築基準法に基づく道路位置指定の適用を受けられることとなっております。このため,金磯地区基本計画において地区施設で定められました道路施設につきましては,計画に即して整備することで不良な街区形成の防止が図れるとともに,個別敷地の収益性はもとより,地区全体の生活環境の向上に資することを目的に整備されることとしております。  道路整備の計画につきましては,市により整備する幹線道路,開発者と共同負担により整備する主要区画道路,開発者の個別負担により整備する区画道路に大別されており,これまで道路の整備の取り組みを進めてまいりました。  その一方で,道路沿線上の開発が進んだ段階で地区内の区画道路及び排水路の整備を順次進める考えであり,将来の道路,排水路の整備費用に充てるための負担金として,金磯地区整備基金条例に基づきまして基金会計に積み立てを行っているところであります。  現状において,金磯地区整備計画に定められている未整備な区画道路につきましては,地区整備計画のもと順次整備に取り組んでいく方針であり,区画道路における基準の緩和につきましては,計画の目的及び費用負担の公平性の観点から鑑みましても難しいのではないかと考えております。  一方で,市道への移管についてでございますが,開発道路などの民間の所有道路を市の管理道路に移管する際には小松島市道編入基準を準用し運用しておりますが,これまで整備が完了した区画道路につきましては順次市管理道路として位置づけるなど適正な維持管理に努めてまいる考えであります。  今後につきましては,金磯地区整備計画における地区施設の整備の実現に向けまして,整備が加速するような新たな手法も視野に入れながら検討していかなければならないと考えております。なお,排水施設の整備についてでございますが,前段申し上げましたとおり,公共下水道事業等を活用するなど,浸水被害の低減に向けた取り組みを進めているところであります。  このような取り組みを通しまして,金磯地区の生活環境の改善が図られるよう努めてまいりますので,引き続き御支援を賜りますようよろしくお願いいたします。               [1番 松下大生議員 登壇] ◎ 1番(松下大生議員)お聞かせをいただきました。  お聞かせをいただいた中,公共下水道事業で排水路対策,これ,市長,本当よく,大変よくやっていただいてるなと思っております。ポンプ場ができて水路がこう,今,また工事も入っていってますけど,あれできて,本当つかる所とか引きがごっつう早くなったというのは,これはもう本当に実感してますので,ぜひとも,これまたどんどん,別の事業ですけど進めていって,改善していただきたいなと思っております。  また,先ほどの御答弁の中,このまちづくり条例,この中で改正は難しいというふうな御答弁があったのですけど,難しいと一言で終わられても,やっぱり30年してやっぱり市民の皆さんも負担金を払って,自分の前の道がきれいになると思って負担金を払って,待って待って待ってしてると。でも道路は私のものなのでなかなか整備もままならんと。やっぱり場所によったら物すごくひどい所があります。取り合いの所とかも,レミファルトとかでは追いつかないぐらい。もう,それもイメージとしてただの団地の私道とかだったらイメージがついて,そんなの,自分でしなはれというふうな考えもあるとは思うのですけど,本当にかなりの皆さん通られる所で,本当老朽してる所もあります。その要因の1つも,やはり今まで浸水してきて中が腐食して陥没してぼろぼろになってるというのもありますので,難しい,一言では終わらず,研究いたしましてできるところは先行してやって,何もかも一遍には無理ですけど,できることは先行してやっていくというところが必要であります。市道の編入基準で整備ができてちゃんとした道路として計上できたらそれからやっていくというふうな,やっていってるというふうなお話があったのですけど,やはりそれで改正できるものは改正して,あくまでもルールで,自分たちの一定のルールもあるのですけど,それであればルールを変える,ないし運用を変える,ないしして取り組む必要が。  本当にもう大分,見ていただいたらわかるのですけども,ぼろぼろの所,ありますので,手がつけれん,私のものには手がつけれんということが,ほかの地域と比べて非常に多くありますので。そういった所もやっていただきたいと思います。  その後,また答弁の中で,例えば新たな手法というふうなのがあったのですけど,新たな手法って何かちょっとお伺いしたいのですけど。            [まちづくり推進課長 小林 潤君 登壇] ◎ まちづくり推進課長(小林 潤君)松下議員から御質問いただきましたので,お答えをさせていただきます。  前段申し上げました金磯地区整備計画における地区施設の整備の実現に向けまして,整備が加速するような新たな手法も検討していかなければならない。このような考えを持っております。  そこで,新たな手法について御質問いただきましたので,お答えいたしますが,小松島市まちづくり条例に基づきます地区環境整備を目的とした,いわゆる金磯地区まちづくり計画につきましては,前段も申し上げましたが,昭和58年4月施行以来公共民間の役割分担のもと,道路,排水路の整備に取り組んでまいりましたが,市が整備する施設のほか,開発者負担金や,道路,排水路施設の整備負担金をその財源としてきたことなどもあり,現時点における計画,施設整備の進捗状況を鑑みますと,新たな手法も視野に入れた検討をしていかなければならない,このような考えを持っております。  こうした状況に加えまして,本地区は浸水被害が顕在していたことを踏まえ,平成26年8月から供用の金磯南雨水ポンプ場の揚水効果拡大を図るため市が整備を行う幹線水路を初めとする雨水排浄施設の整備について,公共下水道事業を活用しながら排水施設の整備を図る方針のもと下水道整備にあわせまして道路や排水路の施設整備を行うこととし,その財源については金磯地区整備基金に積み立てております道路排水路施設の整備負担金を充当するなど,こうした新たな視点に立ち,効果的かつ効率的となる取り組みを進めていく考えでありますので,御理解とさらなる御支援を賜りますようよろしくお願いいたします。               [1番 松下大生議員 登壇] ◎ 1番(松下大生議員)お聞かせをいただきました。金磯地区まちづくり計画,これに沿って,この計画だけではなくほかの事業,公共下水道事業とかそういったものも踏まえて排水路対策とかどんどんやって,直接的,間接的にやっていきたいというふうな御答弁でした。おっしゃったのですけど,まちづくり計画,30年して排水路1つなかなかできてない現状がありますので,今の状況ではまず難しいかなと。完全に形成するのは。この計画自体を。非常に難しいのかなってありますので,そういった事業,ほかでも使えるような事業がありましたら,ぜひとも排水・道路というところはきっちりと整備していただいて,住みやすい環境をぜひともつくっていただきたいと,市長にも強く要望いたしまして,推し進めていっていただきたいと思います。  それでは,次に,御答弁の中にもありましたが,金磯まちづくり計画区域に,このたびの定例会議に議案96号にて上程されている都市公園法の規定に基づく都市公園の区域面積6,245平方メートルを新たに区域指定なされようとしていますが,このまちづくり計画区域での公園整備についてはまだ何もできてない,公園1つまだ何もできてない状況であります。新たに区域だけ指定しても,整備に向けて計画,財源を持って進んでいかなければただの絵に描いた餅に終わります。この場所の区域を指定した後の計画への具体性,実効性をどのように持ってとり進めていくのかのお考えをお聞かせください。            [まちづくり推進課長 小林 潤君 登壇] ◎ まちづくり推進課長(小林 潤君)松下議員から御質問いただきましたので,お答えをさせていただきます。  金磯地区基本計画における都市公園施設の整備に向けた取り組みにつきましては,地区住民の皆様が利用に供する地区の核となる公園,及び暮らしに密着した身近な公園といった都市公園で位置づけられた街区公園として地区に必要な公園の機能を確保し,地区の特性に応じた効果的かつ効率的な公園整備を目指し,取り組む必要があると考えております。  このことから,公園整備に当たりましては,地区住民の皆様のニーズ調査等の現況調査を実施するなど,地区住民の参加のもと整備方針や維持管理方針の決定に向けた取り組みが必要不可欠でありますが,まずは現在取り組んでおります公園整備に必要となる用地確保に傾注してまいりたいと考えております。  今後におきましては,都市公園の整備方針である基本計画の策定に向けた取り組みを進め,この中で地区住民との協議の場を設けるなど都市公園の実現に向け鋭意努めてまいりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。               [1番 松下大生議員 登壇]
    ◎ 1番(松下大生議員)公園の方については,まず指定した後また用地買収,またこちらの方をまず先んじてやっていきたいというお話でありました。またその後地域の意見を聞いていきたいなというお話だったのですけど,それはそれで本当にまず第一歩として進んでいっていただきたいと。  ただ,その後についても,まずそれが第一ではあるのですけど,後についても本当に計画性,具体性を持ってやっていかなければいけないのかなと。区域を指定しました,用地買収をしました,意見を聞きました,こんなの欲しいな,住民のニーズであったりとか行政が思ってることとかあったりとか,取り組んで計画ができました,計画だけできました,また30年何もできません。これではやっぱりだめなので,そういったところに関しても本当に実行可能な計画性と具体性,また財源等々も確保しながらとり進んでいく必要がありますので,そういったところについてもまた計画性を持って,年次計画を持っていつまでに仕上げるというふうなものを持って取り組んでいただきたいと思います。  それでは,最後,市長の政治姿勢,こちらについてお伺いをしたいと思います。  まず,冒頭に申し上げますが,市長の政治姿勢というところで,ことし1年振り返るような形の内容で御質問をさせていただきたいと思います。  さて,ことしも,はや師走のもう12月となりまして,あと1カ月を切ったところであります。この1年の小松島市行政を振り返ってみますと,市長が議会で謝罪する場面が非常に多かった年であった印象であります。これ,先に言うときますと,市長が何かをして,ミスをしてというのではなく,行政全般,今回起こったことでなし,従来から起こったことも踏まえてですので,これは念頭に置いて申し上げておきます。  生活保護費の普通交付税基礎数値の誤りによる交付税額の錯誤による返還,また水道事業における給水工事関連手数料にかかわる消費税の誤り,また事務手続によるミス,介護保険料の記載誤り,また10月の新聞報道,また後で多分ほかの議員さんがこれに特して御質問されるかと思うのですけど,私自身はこれには特せず,またこの被害ですね,事故処理のまた方法ですね。その後,そういったものであったりとか,小松島市ではミスであったり余りイメージのよくない事案が数多く起こったなと思います。  また,水道事業の誤りについては返納による金利や,また国から返還されない消費税など水道事業会計からの支出や過納付金返還に伴う事務作業も発生しております。  こういった一連のことから,市民の皆様からも新聞報道,またテレビなどを見まして市への不信感,また市のイメージダウンにつながっている気がいたします。  そこで市長にお伺いをいたします。水道事業の誤りも生活保護費の誤りについても,濱田市長が市長就任前からなのですが,現在の小松島市のトップとして,事案のケースはさまざまありますが,市長は小松島市行政のトップとしてのけじめ,責任のとり方についてどのようにお考えがあるのか,お聞かせを下さい。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)松下議員の質問にお答えいたします。  職員は日々上司の指導監督のもと法令に遵守した事務の執行に努めております。市民の皆様へ御迷惑,御心配をおかけいたしましたことは大変申しわけないことであると反省しております。  コンプライアンスの徹底については,再三指示しているところでございます。このようなことが繰り返されないように,市民の皆様の御理解が得られるよう努力を積み重ねてまいりますので,御理解をよろしくお願いいたします。               [1番 松下大生議員 登壇] ◎ 1番(松下大生議員)法令の遵守であったりコンプライアンスの徹底というところで責務を全うしていくのかなというふうな御答弁でありました。  1つの責任のとり方として,職務を全うし果たす方法もあるとは思いますが,水道事業のミスでは,税ではないのですが,水道事業会計でありますが,金銭での支出を伴ったり,また事務上のミスなどこういった事案が起きている中,市民の声には今回人事院勧告に準じてこのたびの特別職の期末手当の増額条例,これを提案することが適正なのかなという声もありますが,議案提案者として市長の考えをお聞かせいただきたいと思います。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)松下議員の質問にお答えいたします。  期末手当の改正については,平成30年度の人事院勧告に準拠したものであり,市議会議員の期末手当や職員の期末手当も同じように条例案を上程しております。  私は市の長として市民の皆様のことを第一に考え,市民の皆様のために働くということを前提に市政を行っております。今後も市民の皆様のため,職員とともに注意義務を尽くして職務をとり行ってまいりたいと考えておりますので,御理解をいただきますようよろしくお願いいたします。               [1番 松下大生議員 登壇] ◎ 1番(松下大生議員)他の条例であったりとか人事院勧告に準じてというところのお話でありました。  ただ,やっぱり市民感情としたら,一市民としたら,やっぱり何でなんだろうという,こうあるのですよね。小松島市の財政というところにおきまして,決して裕福ではないです。今,まだできなかった事業,いっとき本当に苦しかったときにできなかった事業,今,濱田市長,これを推し進めていっております。これは本当にやらなければいけない,誰かがやらなければいけないところで,本当に鋭意努力されて推し進められていってるのが非常にわかるところではあります。  ただ,それがこういったところで,何か,今,こんなのが本当に適正なのかなという声がやっぱりありますので,こういったことをお聞かせをいただきました。  ただ,人事院勧告に準じて,準じてと皆さんおっしゃるのですけど,ほな,これって絶対なのですかね。例えば,これ以外でも,準じてというだけであって,市で新たに,今回市長の考えであったりとかそういったものが反映されるべきやと思いますし,そういったところも主眼に置いたり,また市民に意見を聞いたり,声を聞いて,また考えて,やっていっていただきたいなと思います。  それで,市長がよくおっしゃいます,市民の皆様が本当に住んでよかった小松島市実現のため,今後市民の皆様へ向け,さらに信頼回復に向け取り組む必要があると思いますが,今後どのように対応していくのかをお聞かせください。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)松下議員の質問にお答えいたします。  当然市民の信頼を損ねるような行為はあってはならないものと考えておりますので,法令遵守につきましては徹底していきたいと考えております。  これまで,私も常々住んでよかったと思える小松島市にしたいと考え,市政に取り組んでまいりました。その思いは職員全員同じであります。そのため,今後市が抱えている諸課題を1つずつ着実に解決していくことが大切ですので,より一層気を引き締めて業務に当たり,解決に向けて努力を続けてまいりたいと考えております。               [1番 松下大生議員 登壇] ◎ 1番(松下大生議員)お答えをいただきました。  市長というと,やっぱり小松島市の顔,行政のトップ,顔でありますので,本当にこう取り組んで,そういった気持ちを持ってきっちりとやっていただきたいなと。  責任のとり方というところ,また今回,また産業建設常任委員会とかありまして,この後またほかの,高木議員さんの方からも御質問もあると思いますが,台風の件,こちらですね,当事者等には手続の方法とかで不信感を抱いている方というのが非常にやはり多くいらっしゃいます。こういった事案をやはり一つ一つ解決し,市民の信頼をかち得,努めていくことが信頼回復の第一歩と思います。それをもって初めて市民の皆様が住んでよかった小松島と初めて思うと思いますので,そういった課題解決を一つ一つ取り組んでやっていただきたいなと。  今,市長おっしゃるように,コンプライアンスや法令や,それはもう行政であったら当たり前のラインなのですよね。でなく,今,やっぱりそれの信頼がやはりちょっと揺らいでるところがありますので,それをまずゼロに戻して,そこから一歩ずつかち得ていくというプロセスが非常に必要だと思いますので。  これ,何も市長が何かしたというわけと違うのでね。何かしたというのと違うのですけど,やはりこうイメージというもので市民の皆さん持たれてますので,これを回復できるのは逆に言うと市長しかいないというところもありましてこういった御質問をさせていただいております。  先ほども申しましたが,一つ一つ事案を解決していって,それから信頼回復できますので,そうすると市民の人が初めて住んでよかった小松島の実現,市長のおっしゃる住んでよかった小松島の実現の第一歩だと思いますので,その気持ちを持って,さらに持ってとり進めていただくことを強くお願いをいたしまして,このたびの私の一般質問を終わらせていただきます。どうも御清聴ありがとうございました。(拍 手) ◎ 議長(武田 清議員)小休いたします。                午前11時07分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午前11時20分  再 開 ◎ 議長(武田 清議員)小休前に引き続き,会議を開きます。  15番 安平議員。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)皆さんおはようございます。みらいの会の安平でございます。12月定例会議におきまして,発言の機会を得ました。  まず最初に,発言通告なのですけど,訂正をさせていただきたいと思います。1番目の働き方関連法案についてというところなのですけれど,働き方改革関連法案というふうに直していただきたいと思います。  まず1番目,今,申しました働き方改革関連法案について,2番目,市営住宅のあり方について,3番目に耐寒性植物についてということで,以上3点について質問を進めていきたいと考えております。  本当に議論を深めて,小松島市のために議論を深めていきたいと考えておりますので,明確な答弁をよろしくお願いしたいと考えております。  それでは,1番目の働き方改革関連法案についてということで,質問を進めてまいりたいと思います。  働き方改革関連法案は,本年の6月29日に可決成立をいたしました。その要旨は,1つ目に働き方改革の総合的かつ持続的な推進,2番目に長時間労働の是正と多様で柔軟な働き方の実現,3番目に雇用形態にかかわらない公正な待遇の確保であります。そして,関連の法律が改正されました。  この働き方改革関連法案は,企業を対象としたものであると考えておりますが,残業規制は2019年4月から大企業を対象に施行をされます。また,同一労働同一賃金は1年おくれの2020年4月から,中小企業も2021年4月から施行されます。  そこで御質問をいたします。  働き方改革関連法案成立を受けて,本市は今,この法律をどのように受けとめられているのか,お考えをお伺いいたします。               [総務部長 豊栖弘明君 登壇] ◎ 総務部長(豊栖弘明君)御質問についてお答えいたします。  御案内いただきましたように,ことしの6月に働き方関連法案が可決成立いたしまして,その主な対象は民間労働者ということになっているところでございます。公務員に対しては一部のみの適用ということでございまして,公務員の働き方改革といたしましては,今年の8月に人事院から公務員人事管理に関する報告がなされ,その中で国家公務員の残業時間の上限規制や時間外労働の把握などに触れられたところでございます。また,先ほどの御質問の中にもございましたが,待遇格差の解消に関しましては,平成29年度の地方自治法及び地方公務員法の一部改正により会計年度任用職員制度が導入されることとなり,平成32年度から職務給の原則,均衡の原則に立ち返った運用を行うことが求められることとなってございます。  地方公務員につきましても,こうした民間労働法制やそれを踏まえた法令等の改正等を踏まえまして,適切な対応を図っていく必要があると考えているところでございます。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)ありがとうございます。  今の御答弁の中にもあって,また,これ,重複するのかもしれませんけれども,今後についてということでお伺いをしたいと思います。  公務員は対象外かもしれませんけれども,時代の流れといいますか,そのうちに公務員もこの働き方改革というのが適用されるというふうになると思います。きのうの池渕議員さんの質問でもございましたけど,徳島県教育委員会はもう既に動き始めてるというふうに思います。  それでは,今後どのように動き,展開していくという,今後,世の中どういうふうに展開してくると考えられてるのか,その辺をお伺いしたいと思います。               [総務部長 豊栖弘明君 登壇] ◎ 総務部長(豊栖弘明君)今回の法改正は,先ほど申し上げましたとおり,民間労働者を主に対象としてございます。ただ,だからといいまして公務員がそのままで,従前どおりでよいかというとそういうことでは当然ございません。公務員におきましても職員の健康保持,人材の確保の観点等から長時間労働を是正すべき必要性は民間と異なるものではなく,その縮減に積極的に取り組んでいかなければならないものと認識してございます。  国の公務員人事管理に関する報告では,働き方改革などの民間労働法制の改正を踏まえ,長時間労働を是正するために超過勤務命令の上限を人事院規則で定めることなど,働き方改革と同様の改正が一部なされることが予定されてございます。総務省からもこうした人事院規則の改正がなされた場合には地方公共団体も適切な対応を講ずる必要があるということで通知をされているところでありまして,こうした状況を踏まえ,地方公務員も,そして本市といたしましても,人事院規則の内容がもっと明らかになった場合に備えまして準備を進め,必要な例規の改正やルールづくりなど適切な対応をとってまいりたいと考えてございます。  また,同一労働同一賃金に対しましては,さきにも申し上げましたとおり,平成32年度から会計年度任用職員制度が導入され,臨時非常勤の給与体系も大幅に見直す必要が出てきてございます。本市におきましてもそうした準備作業に取り組んでいるところでございますので,御理解を賜りたいと思います。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)働き方改革関連法案の制定といいますか,国によってもうそういう意識を持たれてると。公務員も変わっていくという意識を持たれてるということだったのかなと,そのように思います。  今の御答弁の中で,会計年度再任用制度という言葉ですかね。今,言われた。                (「任用」という者あり) ◎ 15番(安平剛之議員)任用。はい。会計年度任用制度ということを言われたのですけど,ちょっとこれ,一般の人にわかりにくいので,その辺ちょっと,もうちょっと詳しく御説明を願いたいと思うのですけど,よろしくお願いします。               [人事課長 田中裕人君 登壇] ◎ 人事課長(田中裕人君)安平議員からは会計年度任用職員制度をもう少し詳しくというふうな御質問でございましたので,お答えをいたします。  まず,会計年度任用職員制度というのは,主には非正規職員を対象として新たな制度が創設されるということになってございます。現在非正規職員につきましては,本市では臨時職員と非常勤職員,主にはこの2つの職員制度がございまして,それで運用をしております。ただ,制度改正によりまして,臨時職員は,今後は正規職員の代替もしくは災害時などに限定して雇用されると,これのみに適用になるというふうなことになってきております。  また,非常勤職員につきましても,例えば審議会の委員であるとか委員会の委員,こういった特殊な知識であるとかそういうふうな方が,お持ちの方に限定されて非常勤職員として任用されるというふうなことになりますので,審議会委員会の委員としてはかなり少数な人数,それ以外の臨時職員,非常勤職員につきましては,基本的には会計年度任用職員というふうな制度に移行するということになります。  ということで,本市のほぼ大多数の臨時,非常勤職員については会計年度任用職員になるということになってまいります。  それで,従来の臨時非常勤とどのように変わるのかというふうなことでございまして,名前のとおり会計年度ということでございまして,任期は会計年度すなわち1年以内というふうな任期は変わりませんけれども,今まで処遇が曖昧でありましたり,その服務規程等も曖昧であったところが条例等できちんと根拠を定めて採用から任用,含むに至るまで明文化して,根拠を設けて採用それから雇用をしていかなければならないというふうなことが規定されておりまして,そういったあたりもまた条例で,大きな部分は条例で定めるというふうなことが決められております。  こういうふうな制度に移行するということでございます。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)御説明をいただきました。会計年度任用職員制度,これはまた新しくということかなと思うのですけど,今までにない試みなのだろうなと。これをするに当たって条例の改定から始まっていろんなことがこれから始まるのだということはよくわかりました。  そこで,次の質問に移りますけれども,同一労働同一賃金ということになろうかと思うのです。給与もこれから決めるというお話だったのですけど,この問題についてちょっと進めていきたいと思います。  今,全国で,民間の話になるかと思いますけれども,従業員から損害賠償請求の訴訟が多く出されてます。これが今,問題になってます。現在は予測の話かもしれないのですけれども,早くても2年後,3年後には公務員も同一労働同一賃金の時代が来ると僕は考えてます。そのときに,損害賠償請求の訴訟をされないような準備をしておく必要があるのではないかと,そのように考えてます。  それでは,質問をいたします。  現在本市において,同一労働同一賃金の規定に基づき改善しなければと考えられる該当者は何人ぐらいいらっしゃるのか,お伺いいたします。               [人事課長 田中裕人君 登壇] ◎ 人事課長(田中裕人君)安平議員の御質問にお答えいたします。  改善しなければならない臨時非常勤職員,同一労働同一賃金の対象になるであろうというふうな御質問でございましたけれども,本市の臨時非常勤で会計年度に移行されるであろうというふうな職員の数,該当になる者の人数でお答えをいたしますと,平成30年4月2日現在で把握している数値では250人ということでございます。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)250人もの人がこの同一労働同一賃金の対象になるというようなお話かなと思うのですけど,250人というたらすごい数なのですよね。この人たちがもし正規職員と同一賃金になるとしたら,すごい額になるのかなって気がします。幾らぐらい増額になるのかなと。幾らぐらいで結構ですけど,お答えいただけたら。難しいかもしれんですけど,お答えいただけたらなと思いますので,よろしくお願いします。               [人事課長 田中裕人君 登壇] ◎ 人事課長(田中裕人君)安平議員の質問にお答えをいたします。  会計年度任用職員制度が導入された場合の賃金の設定といたしましては,この事務処理マニュアルというのが示されておりまして,その中には会計年度任用職員の職務と類似する職務に従事する常勤職員の属する職務の給料月額を基礎として職員それぞれの職務の内容や責任の程度,職務遂行上必要となる知識,技術及び職務経験等の要素を考慮して定めるべきというようにされております。  例えば,職務経験で申しますと,その職務につくのが1年目の方と2年目の方では職務の経験による前歴加算というのが異なりますので賃金設定も異なってくるというようなことになってまいりますし,またパートタイムですね,時間が短時間の勤務の方についてはその時間単価の割り戻しから賃金を決定するというようなことが想定をされております。  こうした賃金設定を現在検討しているところでございまして,現時点で幾らぐらいの経費の増となるのかはちょっと積算が難しいというところでございますので,御理解をいただきますようよろしくお願い申し上げます。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)数字を答えるのは難しい,積算するのが難しいというお答えだったのですけれども,確かにそう思いますね。難しい。ただ漠然としてすごいお金になるでないか,すごく人件費がふえるのでないかというのだけは,理解できるといいますか,想像はできるのですよね。人件費がかなりの量,億単位になるのか何ぼになるのか知らないですけど,ふえるとなれば,今度当初予算を組むに当たっても影響が出てきますよ。そのほかいろんなところにもこの増になった人件費というのが影響が出てくると思うのですけれども,それをどういうふうに対応していくのか,対処するのか。今後来るだろうそういう増をどうやって吸収するといいますか,どうやって当初予算を組んでいくのか,対応策といいますか,それはどういうふうに考えられてるのか,お伺いしたいと思います。               [総務部長 豊栖弘明君 登壇] ◎ 総務部長(豊栖弘明君)この会計年度任用職員制度につきましては,2020年4月1日から施行されることが決定しておりまして,先ほど担当課長からも一部答弁がございましたが,現在は国から示されたマニュアルをもとに見直し作業を進めているところでございます。  項目としましては,賃金はもとより任用を含む休暇や厚生関係に至るまであらゆる項目にわたり見直しが必要となってまいります。  給与,賃金についての御質問をいただいたところでございますが,同一労働同一賃金の考え方のもと,賃金については上振れが想像されるわけでございますが,当然担っていただく職務の内容についても高度するということが想定されるところでございまして,任用する人数等も含めて,人件費,トータル的な賃金,人件費がどういうことになってくるかということをしっかりと積算した上で対応に努めてまいりたいと考えてございます。
                  [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)2年後ですか。2020年。そういうことで大変な作業というのですかね,この同一労働同一賃金というのが本当に当初予算,財政に与える影響というのはかなりのものがあろうかと思いますので,その辺は本当に充分考えられて,対策といいますか,施策を考えていただけたらなと,そのように思います。  本市は行財政改革を進めるため集中改革プラン,集中改革プラン第2幕,そして現在,行政改革プラン2015と改革を進めてまいりました。そして,定員管理の中で退職者欠員不補充を行ってまいりました。  しかし,このたびの働き方改革ということで,新しい考え方の法律ができました。先ほどの同一労働同一賃金もしかりです。また,冒頭申し上げました公正な待遇の確保の観点からも退職者欠員不補充の政策,改められたらどうですか。お伺いします。               [総務部長 豊栖弘明君 登壇] ◎ 総務部長(豊栖弘明君)議員からも御案内がございましたが,行政改革プラン2015では,職員数につきまして2020年,平成32年4月1日現在,先々,先の話でございますが,目標数値として399人を定員管理の適正として掲げてございます。本年,平成30年4月1日現在では職員数は401名ということになってございまして,目標達成まであと2名というところまで進んできているという状況でございます。  退職者不補充ということにつきましては,具体的には清掃部門などの退職者不補充の取り組みを進めてございまして,将来的なアウトソーシング,民間委託等の見きわめをしながら不補充できる部分で何とか我慢できる部分についてはそういう形で進めてきているということでございまして,退職した職員を一切補充してないというものではないということで御理解を賜りたいと思います。  さらに,今後高齢の進展によります行政サービスの増大要請,あるいは各種の大型建設事業に対応するための職員の体制を整える要請等ございまして,職員を増加させる必要というのも,これは検討していく必要があろうかと考えてございます。今まで以上に職員を採用する可能性についても検討をしてまいりたいと考えてございますので,御理解を賜りたいと思います。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)お答えいただきました。  政策の話ですので,ちょっと私の考えも当然あろうかと思いますけれども,今,お答えいただきましたけれども,本当に定員,最後ちらっと言われて,これからふやすというお話もございましたけど,もういいかげんいいのでないかというのが,今,僕の考えなのです。もうこの働き方改革ってこの関連法案ですね。読んでみますと,もう本当に働く人のための話です。極論を言いますと,政治の世界で言います弱者を救済する,そういう考えの法案。政治の理念的な話かなと思いますけれども,そういうところを受けた法案で考えますと,今,若い人が雇用に困ってる,働く場所がないとか,賃金が安いとかいうのに対応するための法案だと。そうすると,やっぱり雇用の場。先ほど,部長さん,人材の確保というようなお話もありましたけど,そのための法案ですので,定員を,まだ399人まで減らすというのじゃなくて,そういうのを,この法律の主流になるところ,そういう雇うということも含まれるのではないかというふうに考えておりますので,その辺もちょっとゆっくりと考えていただいて判断をお願いしたいと思います。  本当に退職者がいれば新卒者,新卒を雇うというのも必要かもしれんのですけど,まずは現在いる非正規職員を,今,もう仕事になれている職員さんをまた雇い入れるべきではないかと。先ほど部長さんの答弁の中でも不補充ばっかりではないのですよというようなお話もあったのですけれども,まずは非正規職員を雇うということを考えられたらどうかと思うのですけど,この辺は,部長,どうでしょうか。               [総務部長 豊栖弘明君 登壇] ◎ 総務部長(豊栖弘明君)御答弁をさせていただく前に,先ほどの答弁につきましてちょっと訂正をさせていただきたいと思います。  平成30年4月1日現在での職員数につきまして,401人と申し上げましたが,正確には402名でございます。その後1名減となりまして,現時点では401名となってございますが,4月1日現在では402名が正解でございますので,訂正をさせていただきたいと思います。  それでは,御答弁させていただきます。  正規職員と会計年度任用職員とにおきまして,要求される仕事の経験値等を踏まえて,同一労働同一賃金という方向ではございますけれども,全くその職務内容や責任が同じというものではございませんで,会計年度任用職員制度に移行して,そこからさらに正規職員に任命していく,任用していくということは,現時点では少し違うのかなというふうに受けとめてございます。経験等を踏まえまして,そういう制度を導入する必要があるかないかについては,また今後検討もしてまいりたいと考えてございますけれども,新規の正規職員の採用につきましては,もちろん会計年度任用職員の方が採用試験を受けていただくということについては何の差しさわりもないわけでございますけれども,そのことで特別に別枠を設けたりとか,あるいは会計年度任用職員としての経験年数に対してインセンティブを与えるといったことは現時点では考えてございませんので,御理解を賜りたいと思います。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)今の御答弁,よくわかりました。  確かにそうですよね。試験を正規に受けて採用していくと。それはもう本筋だと思いますね。はい,わかりました。  働き方改革関連法案ですね。制定されて,今度これから本当に公務員の方,大分こう考え方も変わっていくし,条例も変えていろんなことが変わっていくんだろうな,そういうふうに思いますので,できることなら前々に準備していただいて,考えていただいて,対応していただく。さっきも言いましたけど,訴訟をされないように前からこの準備をしていくという方向でやっていっていただきたいなと,そのように考えておりますので,よろしくお願いしたいと思います。  それでは,2つ目の質問の方に参りたいと思います。  市営住宅のあり方についてということでございます。  昭和26年6月に公営住宅法が定められました。国及び地方公共団体が協力して健康で文化的な生活を営むに足りる住宅を整備し,これを住宅に困窮する低額所得者に対して低廉な家賃で賃貸し,国民生活の安定と社会福祉の増進に寄与することを目的として制定された法律であります。  しかし,67年前の法律であります。制定後の社会情勢や経済の発展,そして国民の意識の変革など,さまざま変化が起きてきました。例えば,公務員さんで言うなれば,官舎ですね。民間で言えば社宅などはかなり数がもう少なくなってます。私は,今の社会情勢の人口の減少時代からいって,もう市営住宅は必要はないのではと,そういうふうに考えてます。  そこで,質問をしたいと思います。  市営住宅の目的についてどのようにお考えか,お伺いしたいと思います。              [産業建設部長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 産業建設部長(佐藤文幸君)議員の御質問にお答えいたします。  公営住宅の目的ということで,先ほど議員も触れられておりましたが,国と地方公共団体が協力して住宅を整備し,これを住宅に困窮する低額所得者に対して低廉な家賃で賃貸することを目的としております。これは現在においても変わっておりません。そして,近年の本格的な少子・高齢の到来によりまして,国においては以前のような住宅建設を重視した政策から住生活の質の向上を図りつつ既存の住宅ストックを長寿命の施策により有効活用する政策へと変わってきておると認識しております。  本市におきましても,人口の減少が続いておりますことから,中・長期的な視点に立って市営住宅の需要量を考慮し,効率的かつ効果的に市営住宅を運営していく必要があると考えております。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)お答えいただきました。67年前の考え方は変わらないと。法律ですから,目的を変えるわけにいかんのでしょうけども,ただ,先ほど言いましたけれども,時代の流れ,67年前は正直戦後で,地方に仕事がなくて都会へ集まる。若い人が都会へ集まったときに住む所がない。それで民間の方はどんなのだといったら,アパート,マンション,マンションは当時なかったですかね。集合住宅をつくるとかという財力もなければ材料もない。ということで国土交通省,昔でいう建設省ですね。建設省さんが大号令をかけてつくろう,で,住宅・都市整備公団,公団ができたわけですね。  でも,今,公団なんかないですよ。URですよ。機構みたいなものですけど,ほとんど管理するだけですよ。もう建設なんかやってないというふうに時代はどんどん変わってる。本来の目的はそうですよ。低額所得者のためにというところは変わらないと思うのですけどね。ただ,そういう時代の中に今の小松島市の市営住宅ということで,ちょっとそのお考えをお聞かせを,ちょっと質問をさせてもらったのですけど。  今後,本市の市営住宅を,新築をしていくとか。現在建てとるのでないですよ。今後また新築をしていくとかいう計画はあるのか,それをちょっとお聞かせください。              [産業建設部長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 産業建設部長(佐藤文幸君)御質問にお答えいたします。  今後の市営住宅の建築等について御質問でございましたが,今後の市営住宅の運営につきましては,小松島市営住宅の長寿命計画に基づきまして進めていくことになります。この計画では,計画期間内に管理戸数を削減することを目的として,維持管理を図りながら,長寿命,改善をすべき団地,用途廃止すべき団地,集約して建てかえすべき団地を定めているところでございます。  平成25年度に策定いたしました小松島市営住宅長寿命計画におきましては,3団地を新規建築,建てかえすることとしておりましたが,このうち1件の団地は現在建築中でございます。また,昨年度改定いたしました計画では,残りの2団地について,1団地の建てかえを取りやめ,1団地を,規模を縮小して建てかえをするというような現在の予定としております。 ◎ 議長(武田 清議員)午後1時まで休憩いたします。                午後 0時00分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 1時00分  再 開 ◎ 副議長(広田和三議員)休憩前に引き続き会議を開きます。  15番 安平議員。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)お答えいただきました。計画としたら市営住宅の新築,あと1件。長寿命計画だったら2つあるのだけども,そのうちの1つについて,1つはもう取りやめて1つを新築を計画してると。縮小して新築を計画しているというお答えでした。  新築するって膨大なお金,膨大といいますか,たくさんのお金が必要になろうかと思うのですけど,それで今,市営住宅を建設して,鉄筋コンクリートですから50年使うのだろうと思いますけれども,それでその投資した多額な金額を,どういうのですか,採算性というのですかね。それが,採算がとれるのかどうか。そういう試算があるのかどうか。ちょっとその辺をお伺いしたいと思います。              [産業建設部長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 産業建設部長(佐藤文幸君)議員の御質問にお答えいたします。  前段で申し上げましたが,市営住宅の目的等については,国と地方公共団体が協力して住宅を整備し,住宅に困窮する低所得の人に低廉な家賃で住宅を供給することでございまして,また,この家賃が所得の低い入居者の家賃は低く抑え,所得の高い入居者の家賃は高くするという応能を重視した制度となっております。そのため,住宅が建設された時点から除却するまでに要するコストのいわゆる総和でありますライフサイクルコストを住宅使用料による収入で賄うのは難しいという考えではございます。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)難しいというお答えでした。採算はとれない,そういうお答えでよろしいですね。  目的の中に社会福祉の増進という言葉もありますので,そういう目的のためにも安価なというか,安い家賃でということも含まれる政策かなとは思うのですよ。ただ,そのために,どういうのですか,国も,今,どんどんいうて施策が変更してきてるわけですよね,現在。最初の目的,67年前の目的はそうだったのですよ。今,言われたとおり。でも,その目的が,どんどん社会情勢が変わって経済も変わっていく,市民,国民の考え方も変わっていくということで,どんどん変わっていってる。ですから,国交省も,国土交通省ですね,も,考え方が変わってきてますよというた話を僕はしたいわけですよ。ですから,従来の考え方を改めたらどうですかということが僕のもとにあります。下にね。そういうことです。ですから,長寿命計画を立てられてます。だから,このとおりにするのです。と言いながらでも,先ほど言われました,住宅1つ,3つ新築というところを1つやめたわけでしょう。だから,その長寿命計画も変えられるのでないですか。その勇気を持って,この施策も変えていくべきではないかな。そういうふうに考えてますので,よろしくお願いしたいと思います。  あと,次に,空き家等の既存の民間賃貸住宅への活用についてということで,ちょっと御質問させていただこうかなと思ってるのですけれども,これ,きのう佐野議員さんの方からこういうよく似た質問がございました。佐野議員さんは,空き家バンクですか,これ,総務省管轄の方のお話ですので,私が今,この市営住宅は国土交通省管轄のお話ということで,違う質問ということで御理解を願えたらなと思います。  今,お話しさせていただきました既存の民間賃貸住宅を市営住宅のかわりにそれを利用する,活用するというお考えはございませんか。お伺いします。              [産業建設部長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 産業建設部長(佐藤文幸君)議員の御質問にお答えいたします。  民間の住宅を市営住宅として活用する方法といたしましては,民間の集合住宅を借り上げて公営住宅として低所得者に供給する,いわゆる借り上げ公営住宅の制度がございます。小松島市の長寿命計画においても,民間事業者との連携方針が示されておりますが,現時点では既存の市営住宅ストックの有効活用を基本に進めていきたいと考えているところでございます。  しかしながら,今後の人口減少であるとか経済情勢の変動によっては,民間住宅を活用した公的賃貸住宅供給についても検討をしていくことが必要であると考えているところでございます。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)今後検討していくというようなお話だったのかなと思いますけれど,部長ね,今後検討じゃなくて,国土交通省は今ですよ。そういう制度をもうつくっていろいろやられとるのですよ。だから,今です。検討するのなら今。実行するのも今ですよ。今後検討していくやって,こら,世の中から3歩ぐらいおくれますよ。今,検討しなきゃだめですよ,きっと。その辺,よろしくお願いしたいと思います。  次の質問に移ります。  住宅セーフティーネットの施策についてということで質問をしていきたいと思います。  平成19年に住宅確保要配慮者に対する賃貸の供給の促進に関する法律というのが制定されております。そして,平成29年7月,昨年です。新たな住宅セーフティーネット制度を国土交通省が制定をいたしました。その中に,地方公共団体は国の定めた基本方針に基づき供給促進計画を定めることができるとあります。本市において,この計画を作成されているのか,お伺いをいたします。              [産業建設部長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 産業建設部長(佐藤文幸君)議員の御質問にお答えいたします。  平成29年10月にいわゆる住宅セーフティーネット法が改正され,低額所得者,高齢者,また障がい者,子育て世帯等の住宅確保に当たって特に配慮を要する人,すなわち住宅確保要配慮者に対しまして,賃貸住宅の供給の促進に関する施策を国及び地方公共団体が推進されることとされ,これら住宅確保要配慮者の入居に当たって入居を拒まない賃貸住宅を登録する制度が創設されたということでございます。そして,今年3月に徳島県において住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給に対しての促進に関する施策を取りまとめました賃貸住宅供給促進計画が設定されております。そのため,現在のところ,本市では策定の予定はございませんが,県の住宅支援協議会及び福祉部門との連携を行いながら進めていきたいと考えておるところでございます。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)県の方ではことしの3月に計画を定められたと。本市ではまだつくっていないというような御答弁かなと思います。  部長,この,新たな住宅セーフティーネット制度というのは,それはかなり有利なといいますか,住宅確保要配慮者にとっても,また貸す側にとってもすごく有利な制度だと。私,そういうふうに思ってるわけですよ。  先ほどから言うてます目的,市営住宅の目的というところで,低額所得者の住宅の確保というような話もありましたけど,目的のところでありましたけど,これも全てこの要配慮者ということで,それ含まれてるのですよね。というのは,法の目的に書かれてることを全て含まれたセーフティーネットなのですよ,これ。だから,国は何を考えてるかと,さっきから言ってますけど,こういう形でどんどん施策を変えてきてるわけですよ。これに早く乗って,早く計画をつくって,この補助金を申請しに行く。こういうことが必要だと思うのですけど。  補助金のことを言いますと,登録住宅の改修支援,貸してもいいですよという人ですね,貸す側の人です。平成29年度ですけど,320億円の当初予算。入居者負担の軽減として98億円の予算を平成29年度は確保してました。この予算を取りに行かなあかんですよ。そのためには計画をつくらないかん。そういうことですね。この辺,どういうふうにお考えですか。              [産業建設部長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 産業建設部長(佐藤文幸君)先ほどお答えさせていただきました県の促進計画があるということでございましたが,議員からは市でもって計画を定めて補助を取りに行くべきだということでございます。  おっしゃるとおりかと思います。現在県でも登録戸数が数件あるということで,現在の運用におきましては,この県の賃貸住宅供給促進計画の運用でもって補助を取りに行くことは可能ということで聞いておりますので,この辺についても国,県,他の自治体の動向も見ながら対応していきたいなと思っております。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)動向を見ながらというお答えだったのですけど,この内容を言いますと,本当に入居者負担,最高2万円ですよ。国2分の1の地方自治体2分の1,最高2万円,家賃2万円補助してくれるのですよ。なら,登録住宅,登録した住宅の共有する側ですね,の,改修。当初予算320億円ですけど,改修工事の工事費の80%まで補助金でくれるのですよ。これ,物すごく有利ですよ。さっき,きのう言われとった,何ですか,空き家対策のマップですか。住宅マップ,空き家マップですか。バンクか。空き家バンク,あれは自分で直さなあかんけど,この制度を使えば工事費の80%補助金でくれると。物すごく有利ですよ。これを早くいただけるように,小松島市,やればええでないですか。どうです,早くやる気,ないですか。              [産業建設部長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 産業建設部長(佐藤文幸君)議員からは,早くその取り組みを進めるべきだということでございます。  いわゆる低所得者等の住宅確保要配慮者に対する住宅セーフティーネットとしての中心的な役割を果たすのは公営住宅でもあると考えております。また,そのため,その法律,いわゆる補助制度についても,市でも要綱あたりを定めていくという必要も出てくるということですので,その辺も準備,進めていくことで考えていきたいなと思います。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)お答えいただきましたけど,先ほどから言うてますけど,本当に国の考え方ですね。住宅をつくって供給するというか,建設する時代から維持管理していく,で,家賃を徴収するとかそういう事務的なことをやってた時代へ移っていって,今は,国はもう建設もしない,維持管理もしない,でも目的である住宅の確保はせないかんからということで,この平成29年に新たな住宅セーフティーネットという制度をこしらえて,こちらへ移ろうとしてるのでないですか。僕はそういうふうに感じてるのですけど。部長,そういうふうに感じません。              [産業建設部長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 産業建設部長(佐藤文幸君)議員のおっしゃることもそのとおりであるのですが,まずは既存のストックを有効活用する,そして必要であれば,足りない場合であればそうしたメニューも活用して進めていく,いかなければならないのかなという,現時点ではそういう考えでございます。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)長寿命計画というのは,それを一生懸命守ろうとされますけれども,行政改革プラン2015では,市営住宅,平成34年度に760戸まで減しますよ。長寿命計画,10年計画ですけど,平成39年には663戸まで減しますよとかいうような計画をつくられとうじゃないですか。なおかつ,今,持ってるものは,ほら大切にせないかん。それはわかりますよ。ただ,国の流れとして,もう建てたり維持管理するのをやめていこうという方向が目に見えてるでないですか。それを受けて市は今後どういうふうにしていくのかなと,そう思っただけなのです。  僕は将来的には市営住宅は要らないんではないかと,そこまで考えてますよ。どう思います。お伺いします。              [産業建設部長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 産業建設部長(佐藤文幸君)議員の御質問にお答えいたします。  前段でもお答えいたしました低所得者等の住宅確保配慮に対する,いわゆる住宅セーフティーネットというような国の方針,またそういった流れも来ておる,昭和40年からはそういった建設重視から最近はストック,そしてこういったセーフティーネットという流れがあるわけなのですが,先ほども申しましたように,中心的な役割を果たすのは市営住宅であると考えておって,これについても長寿命計画に基づき,また市営住宅を運営していくことになります。  今後の国の流れ等も勘案するために,おおむね5年をめどに状況の再確認と計画の見直しをしていくこととしておりますので,その際に市営住宅のあり方等についても協議を重ねていきたいと考えております。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)今後とも協議を重ねていくというお答えだったのですけど,本当に大体国の流れがそういうふうになっていってますよというのを踏まえて,ただ市営住宅,今,あるやつを全部ゼロにしろとか廃棄せえとかいう話はしてませんよ。ほら,あるストックはある,あるものはそれは大事に使えばええのですよ。今後って,さっきも言いましたけど,新築するのかとかいう話,これはもう国の流れとしてはちょっと違うのでないですかということを言いたいだけなのですよ。今後の住宅の施策として,そっちを重要視して考えていかれたらどうかなと,そういうふうに僕は思ってるだけなのです。その方がもう財政的にも絶対有利ですよ。さっき言うたやないですか。採算性という話を。採算がとれんのでしょう。さっきも言いましたけど,社会福祉の考えで,もうせないかんのだ。税金を使って,税金を投入してでもこれは埋まらないかんのだ。そういう考えもありますよ。ただ,それのかわりのものが,今,いっぱいありますよ。だから,こっち,移りましょうというのが国土交通省の考えなのかな。そういうふうに考えていますので,もう本当に早く,これは方向性を定められた方がいいのでないかな。そのように思いますので,よろしくお願いしたいと思います。  最後に1点,民間を使うということは正直市内の経済効果というのも関係してこようかなと思いますので,これも1点つけ加えさせていただいて,市内の活性というのもあろうかなと思いますので,はい,よろしくお願いしたいと思います。  それでは,最後の質問に移りたいと思います。  耐寒性の植物についてということで,凍結解凍覚醒法という方法ですね。こういうやり方がありますよというのを,実は,先月テレビで放映されてたのです。ちょっとそれを見させていただいて,私,思いましたけども,これはおもしろい,農業が変わるのでないかなというふうに感じました。そら,これをやることによって,小松島市の農業,ひょっとしたら変わっていくのでないかな。という,感じたのですけど,私の方からこの凍結解凍覚醒法というのを説明させていただいてもいいのですけど,時間の関係がありますので,ちょっとこの辺,よろしければ行政の方から御説明いただけたらなと思いますので,よろしくお願いします。              [産業建設部長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 産業建設部長(佐藤文幸君)議員の質問にお答えいたします。  議員もテレビ等で見られたということで,私どもの方もインターネット等と新聞等の情報をいろいろ探しまして,その情報によりますと,いわゆる凍結解凍覚醒法とは,植物の種子や成長細胞に超低温のストレスを与えることにより植物が本来その遺伝子中に持つさまざまな可能性を覚醒する技術であるとされているところでございます。具体的には,種子や成長細胞をマイナス60度という超低温で処理することで耐寒性が発現し,植物の栽培北限を大幅に変革させることができる技術と言われております。また,こうした処理後の植物は未処理の植物に比べて成長のスピードや糖度が増すなどの効果があると言われているところでございます。こうした技術をもとに,岡山県の農業法人が当地においてバナナやパパイヤを栽培しており,特にこの糖度の高いバナナは皮まで食べることができるとして,通常のバナナよりも高値で取引をされておるということで,現在テレビ等マスコミでも取り上げられているところでございます。
     また,先ほど紹介の農業法人は,これも新聞記事等によりますけれども,今後凍結解凍覚醒法による技術で栽培したバナナを生産拡大を図ることとして,この苗木の供給先を2020年までには直近の,現在の4倍,100カ所にするとともに,自社栽培の果実の出荷も10倍にふやし,2020年には50億円の売り上げを目指すということで示されております。  現時点においては,こういったいろんな情報を集めさせていただきましたが,こういった情報等についてのお答えをさせていただきました。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)御説明をいただきました。  今の説明の中で,糖度が増すといいますか,バナナについても,たしか26度ぐらいまで糖度が上がるだったかな。テレビではそんなお話をしてました。確かにおいしい。価格もべらぼうに高いです。1本,インターネットでは600円でしたっけね。テレビでやってたのが480円ぐらい。1本,バナナ1本ですよ。それが飛ぶように売れてる。これってすごいことですよね。これ,絶対もうかりますよ。農家は,これ,できて売れれば絶対もうかるのかなと思うのですけども,これ,部長,どうやったら普及できますか。それ,どんな方法がありますか。ちょっと教えてください。              [産業建設部長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 産業建設部長(佐藤文幸君)御質問にお答えいたします。  この凍結解凍覚醒法による技術,生産のいわゆる普及の方法についてでございますが,現在のところ栽培方法であるとか技術ですね。その根拠などまだまだ不明な点もありまして,民間企業が持っている技術でございますので,まずは研究調査してみることが必要であるのかなというのが現状のお答えでございます。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)調査研究していくでなくて,僕はここでお答えが欲しかったのが,小松島市が手を挙げて,さあやるぞと一声出す。これが一番いい普及方法かな,そういうふうに考えているのです。日本国中自治体あります。1,700ありますけど,そんな所,1つもない。だから,小松島市が日本で初めてうちがやりますよと手を挙げたら,これ,おもしろいことになると思うのですけど。これが普及する一番早い,確実な方法ではないかと思うのです。この辺,どうですか。部長,お願いします。              [産業建設部長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 産業建設部長(佐藤文幸君)まず議員の言われるように,まず最初に取り組むということは全国にPRも含めて大変大きなことであるとは思いますが,まずはそういった,先ほども申しましたように,製法の技術であるとかそういったものの精査,また研究をまずはさせていただくということでございます。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)調査研究をしていくというお話なのですけども,例えば,個人ですね,農家さんが,これ,やりたいと思うたときに初期投資から始まっていろんなものが要りますよね。行政としてその個人の農家さんにどんな支援方法があるのか,ちょっとその辺があったら教えていただきたいと思うのですけど。よろしくお願いします。              [産業建設部長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 産業建設部長(佐藤文幸君)御質問にお答えいたします。  いわゆる凍結解凍覚醒法による農産物生産に係る行政の支援方法についての御質問であったかと存じますが,通常農産物,あと生産施設等の整備に係る補助としては,一般的なものは国の強い農業づくり交付金等がございます。これについては,農政局さんあたりに確認させていただいたところ,現在この凍結解凍覚醒法での,現在主に栽培されておりますいわゆるバナナ等については国の指定産物に入っていないということで補助対象にはなっていないということでの情報でございました。市といたしましては,本技術に基づく農産物の生産に係る各種補助等について引き続き国,県の補助制度があるのかどうか,情報収集を行ってまいりたいと考えております。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)国が指定されてないというようなお話かな。だから,国の補助制度は使えないというようなお話かなと思うのですけど,もしそうだったら,さっきも言いましたけど,日本で初めてやるのですから,小松島市が,さっきちょっと教えてもらいましたけど,この施設,ハウスですね。ハウスの建築費から始まって,最初の苗の購入から始まって,2,700万円投資金が要ると。その投資金を貸してくれる銀行もなければ何もないみたいな話があったのだけど,それを,例えば日本で初めて小松島市がやるときに市が保証してあげるとか。何でもええやないですか。そんなのでも支援できますよ。銀行から借りるときの補助をするとか,いっぱい支援方法はあるのですけど,そういう方法。だから,国の支援がないからできないのじゃなくて,小松島市独自でというようなお考えはないのですか。お伺いします。              [産業建設部長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 産業建設部長(佐藤文幸君)いろいろそういった支援方法についての御質問ですが,いわゆる長期の低金利の貸し付け,いわゆるL資金というものなのですが,そういったものであるとか,いろんなそういった方策があるか。これについてもまた検討していきたいということでございます。まずは引き続き情報収集を行いたいと思いますので,御理解いただきたいと思います。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)やっぱり調査研究ですか。でなくて,県と国とか動向を見定めてとかいうお話ばっかりされてますけど,僕が言いたいのは市が独自のという話ですよ。これも先ほどちょっと見せていただきましたけど,バナナをつくって年間売り上げが1本300円で売ったとしても4,500万円売り上げがあるそうですね。600円で売ったら9,000万円ですよ。だから,2,700万円借り入れしたってすぐ戻りますよ。すぐ払えますよ。こんなの,民間経営者やったらすぐわかりますよ。売り上げ9,000万円あったら2,700万円の借金があったってすぐ払えます。こんな商売ですわ。こんなお商売ができるのですよ。だから,これだったら安心してとは言いませんけど,そのぐらいのものがあるのだから,市が独自に県とか国とかの制度を調査研究しなくたって市の判断で保証ぐらいできると思うのですけど,その辺どうですか。              [産業建設部長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 産業建設部長(佐藤文幸君)議員の言われます市独自で取り組んでいくということは大変重要なことであるというのはもちろん認識しておりますが,現時点では市の姿勢,また取り組む方がいるかどうかなど,そういった情報,また先ほど技術であるとか栽培方法等についても引き続き研究を重ねていきたいというのがもう現時点でのお答えとなります。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)お答えいただきました。  もうやはりそういう判断しかというふうな気もします。  ただ,本当に,これ,農業が変わるのじゃなかろうかなというぐらい,大きな,話題性のある方法かなと思います。  最後に,市長にお伺いしたいのですけど,よろしいですか。  これ,本当に農業改革という,制度改革じゃなくてつくるものを変えることによって農業は変わると思うのですよね。これ,もし,もしですよ,市長,さっきも金額的なことを言いましたけど,300円で売っても4,500万円の売り上げが上がる。こんなお商売があったとしたら,東京の人が,若い子が寄ってきますよ。年収600万円入れば東京の若い子,みんな移住してきますよ。フル移住になりますよ,これ。もし小松島市がやればよ,やればですよ,これ,地方創生戦略,移住という話がありますけど,これもう全てクリアしていきますよ。もし,これ,農業を変えて,もうかる農業ということを考えるなら,これ,絶対地方創生の戦略もつながっていきますし,絶対三方よしというのですか,みんないい方向へ行くと思うのですけど。もし,市長,こういうことでやろうという気持ちになられませんか。市長のお考えをお示しください。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)安平議員の質問にお答えいたします。  先ほど部長答弁でもありましたが,本技術については担当課において情報収集ということであります。  私もちょっとインターネットで調べてみますと,3カ月間の研修,そしてまた土壌改良,そしてまたその他におきましていろいろな栽培のマニュアルがまだ確立できてないということで,ただ失敗した事例も多くあると聞きました。特にバナナの場合は浸水等々に弱いということで,小松島市におきましては,安平議員も承知のとおり,ゼロメートル地帯で,浸水で,1回の浸水におきましてバナナの,こういう多年生植物ですかね。それが朽ちたという事例も多々あるとインターネットで書いておりました。そういうふうな栽培マニュアルを確立すること,それをやっぱり試験して,ほんで導入していかなければ,ほなお金だけあって,ほな投資して,ほな,それが1つの今の何千万円もうかるという話ではないと思いますので,その辺はやっぱり担当課としては情報収集していくと同時に栽培のマニュアルをつくっていくというのが最大の目標と思いますので,栽培のマニュアルができた時点でまた導入等々も検討していきたいと考えておりますので,御理解を賜りますようよろしくお願いいたします。               [15番 安平剛之議員 登壇] ◎ 15番(安平剛之議員)市長さんからお答えをいただきました。  市長さん,民間で現実に経営者でありますし,菌床シイタケ,ゼロのところから積み上げられて日本一の販売農家になられたのですけど,それは最初なんていうのは本当にゼロのところからやられた。ずっと自分で研究されて海のものになるか山のものになるかわからないものから始めて今がある。これも一緒ですよ。だから,今,そういう状態だから早く小松島市が手を挙げて小松島市の農業を変えるということで,それを積み上げていく。できたときは日本一になりますよ。もう,市長,それ,自分で経験されてるやないですか,日本一。だから,そういうことでこういうことをもしやられるんだったらおもしろいなと。そういうことで提言をさせていただきました。  本当に,きょう,ちょっと最後楽しい討論ができたのかな,そういうふうに思いますけれども,今後とも小松島市民,小松島市のために,皆さん,頑張っていただけたらなと思いながら,12月定例会議における私の質問を終わらせていただきます。御清聴まことにありがとうございました。(拍 手) ◎ 副議長(広田和三議員)2番 四宮議員。               [2番 四宮祐司議員 登壇] ◎ 2番(四宮祐司議員)公明党の四宮祐司です。12月定例会議におきまして,質問の機会を得ましたので,通告に従い3点について質問いたします。  1点目は,本市の子育て支援について,2点目は,行政サービスの向上について,3点目は,赤ちゃん先生について質問いたします。  その前に,先ほど松下議員がきのう誕生日を迎えられたということで,お祝いを申し上げたいと思います。  私ごとになりますが,私の妻が9月に誕生日を迎えまして,日ごろ大変苦労をかけてるので何か妻が喜ぶことをと思い,長年吸ってきましたたばこをやめることにしまして,禁煙をいたしました。かれこれもう3カ月たっとんですが,体は非常に調子はいいのですけど,ちょっと声が出にくくなりまして,医学的にはこれは何かのリバウンド現象といいますか,もう20本余って40本吸ってましたので,それがぴたっとやめたことで何か防御反応みたいなのがかえって起こっとるのかと思います。  ちょっとお聞き苦しいかと思いますが,よろしくお願いします。  それでは,質問に入りたいと思います。  初めに,保育料無償化についてお伺いします。  私ども公明党は,結党以来半世紀以上にわたって子育てと教育を一貫して政策の柱に掲げ,義務教育における教科書無償配布,子育て中の保護者に手当を支給する児童手当の実現に全力で取り組んでまいりました。全国的に少子・高齢が進む中で,未来をひらく青少年の教育について,教育格差是正のために教育負担の軽減を目指し,私立高校の授業料無償化,奨学金制度の拡充を推進しています。  そのような中で,政府は来年10月から消費税の増税を実施することを決定いたしましたが,増税分の税収は全世代型の社会保障に充てるとしています。その1つとして幼児保育を無償化にするとしていますが,制度開始まであと1年を切りました。改めてその内容についてどういったものになるか,お伺いしたいと思います。              [児童福祉課長 建島寿徳君 登壇] ◎ 児童福祉課長(建島寿徳君)四宮議員からは,保育料無償化について御質問をいただきましたので,お答えいたします。  来年10月から実施される保育料無償化につきましては,本年9月の定例会において井村議員からの一般質問に対してお答えしたとおり,国が認可保育所,認定こども園などに通う全ての3歳児から5歳児と,住民税非課税世帯のゼロ歳児から2歳児の保育料を2019年10月より無償化するなどとして6月15日に閣議決定した経済財政運営の基本方針いわゆる骨太の方針に盛り込んだところであります。  その後,中身の詳細な情報はまだ示されておらず,新聞報道等でわかる情報以上のことはまだわかりません。例えば,無償化に対する費用負担について,国は地方に費用負担を求める方針のようですが,報道にもありましたように,全国市長会からは国が全額負担すべきだとの意見が出ているところであります。また,それを受けて認可外保育所等に対する無償化費用の負担割合について,当初国と都道府県,市町村が3分の1ずつとしていたものを国が2分の1負担することとした等の報道もあったところであります。  このように詳細についてはまだまだ未確定なところがあるようですが,可能な限り情報の収集等に努めてまいりたいと考えております。               [2番 四宮祐司議員 登壇] ◎ 2番(四宮祐司議員)対象となる児童の範囲などについては,これまで御答弁されてきた内容と同じということでしたが,国と地方自治体の負担割合であるとか,制度の細かいところがまだ決まっていないという御答弁でした。  次の質問に移ります。  全国的な幼児教育の問題点として,子どもを預けたいけど預ける施設がない,いわゆる幼稚園,保育園の待機児童の問題が大きく取り上げられています。問題解決のために,政府は待機児童解消のための施策として保育士の育成,賃金アップ,また保育園開設についての規制緩和等の受け皿の拡大を行っています。幼児を抱えた若い夫婦の世帯では共働き世帯が多く,保育料については,世帯の収入にもよりますが,かなり高額の保育料が支払われています。今回の保育料無償化が実施されることは共働き世帯の家計においては大きなプラス材料です。経済的に多少余裕ができれば,もう1人子どもをと考える世帯もふえるのではないでしょうか。  また,都市部に比べ,地方では2世帯,3世帯が同居している世帯も多いこともあり,おじいさんやおばあさんに日中の子どもの面倒を見てもらっているケースも多いと思います。  このような状況の中で,保育料が無償になることで今まで保育所やこども園を利用していなかった家庭でも,無償化になるのであれば利用したいと入所希望者がかなりふえることが予想されます。そうなれば定員オーバーとなる施設もふえ,本市でも待機児童が発生するのではないかと心配いたします。  そのあたりの影響について,どのようにお考えなのか,お伺いいたします。              [児童福祉課長 建島寿徳君 登壇] ◎ 児童福祉課長(建島寿徳君)四宮議員からは,保育料無償化による影響について御質問をいただきましたので,お答えいたします。  保育料無償化による影響といたしましては,無償化に伴って保育施設に対するニーズが高まり,就学前の児童人口全体における施設利用率は現在よりも上昇するといったことが生じる可能性がございます。しかし,一方では,本市の児童数が国立社会保障人口問題研究所の推計どおり,あるいはそれ以上に減少が進んでいることから,利用率が上がっても利用者数は現在の全施設数の定員全てを上回る状況にはならないものであるとも考えております。  そこで,認可を受けている就学前教育,保育施設の直近の入所率を見てみますと,本年12月1日時点においては3歳児から5歳児のいわゆる1号認定,2号認定の子どもについては,概算で90%を超えており,残りの10%弱については概算で60人弱となっております。この60人弱の中には,市で把握できない,いわゆる認可外施設に入所している人数なども含まれておりますので,何らかの就学前教育,保育施設に入所している割合はもう少し高くなるものと思われます。  来年10月からの保育料無償化によって希望者がどこまで増加するかは未知数でありますが,対象のほとんどは3歳児から5歳児の1号,2号認定の子どもが占めることになりますので,先ほど申し上げましたとおり,現状でも入所率が90%を超えていることから,1号,2号認定の子どもについては保育料無償化による利用希望者の増加は限定的なのではないかと考えております。  また,ゼロ歳児から2歳児については,住民税非課税世帯のみが対象となることから,今のところ余り影響はないのではないかと考えております。  一方で,保育の必要性がない子育て家庭において,とりあえず無料だから預けなければ損といった考えにとらわれて,単に保育施設に預けるだけのニーズが高まるとなると,家庭での保護者の子育て意欲の低下が懸念されるところであります。また,保育施設の利用については,施設ごとに定員が決まっておりますので,特定の施設に希望者が集中した場合,全ての方の希望に沿えるわけではありません。その場合は,市で利用希望者の調整,利用調整を行うのですが,そのためにはそれぞれの保育の必要性があるのかどうかが重要になってきますので,このことを見きわめつつ調整していく必要がございます。無償化の実施に向けては,そういったことも含めて保護者への理解を深めていくことが課題であると考えております。  なお,待機児童対策のための保育士,保育教諭の確保や,施設の充実などについては,無償化の影響がどう出てくるかにかかわらず今後も続けて検討していく必要があると考えておりますので,御理解賜りますようお願いいたします。               [2番 四宮祐司議員 登壇] ◎ 2番(四宮祐司議員)全国の児童数の推計以上に本市は少子が進んでいるので待機児童の問題は心配ないだろうとの御答弁でした。少し寂しさを感じる御答弁でした。  また,本市では保育料無償化の対象となる3歳から5歳の子どもは今でも9割以上が保育所,認定こども園,幼稚園などのいずれかの施設を利用しているとのことでした。このような現状から,無償化による希望者の増加についても市全体の保育の量を見ると対応は可能であるとのことでした。  しかし,その一方で,現在でも特定の施設に希望者が集中する傾向があると聞いております。今回も避けられないだろうとの予測が出ています。  私もその件で,徳島市内での話ですが,知人から相談がありました。私立の保育園に孫を入れたいが,なかなか入れられないと。どうにかならないかとの相談でした。話を聞いてみますと,家のすぐ近くに公立の保育園があり,そこであればすぐに入れるのですが,どうしても人気のある私立の保育園に入れたいとのことでした。2年続けて申し込んだそうですが,入所できずに,限定先の待機児童となっています。  このような保護者の方のそれぞれの希望を聞きつつ調整をしていくのは大変ですが,本市においては待機児童がなるべく生じることのないよう,誠実な対応を望みます。  また,保育児童を受け入れる施設側に対しての情報ですが,10月末に全国の都道府県にある私立の幼稚園100の幼稚園を対象に共同通信が調査をいたしました。約4割が来年度に保育料を値上げし,一部は来年10月に予定される幼児教育,保育の無償化を見越した便乗値上げの可能性があることが明らかになりました。無償化に伴い,保育料は国が負担するため,保護者の理解を得やすいことが背景にあります。今後も制度が実施されるまでの間あらゆる動向を注視しなければなりません。  次に,学童保育についてお伺いします。  学童保育クラブは,保護者が昼間仕事をしているなどの理由で家にいない家庭の小学生が放課後や夏休みなどの長期休暇期間を過ごすための場所として運営されています。  そこで,現在市内にある学童保育クラブの現状と運営の方法についてお伺いいたします。              [児童福祉課長 建島寿徳君 登壇] ◎ 児童福祉課長(建島寿徳君)学童保育クラブの現状と運営の方法についての御質問をいただきましたので,お答えいたします。  放課後児童健全育成事業に基づいて運営されている放課後児童クラブ,いわゆる学童保育クラブにつきましては,現在小松島学童,北小松島学童,児安学童,芝田学童,和田島学童,そして南小松島第一学童から第四学童までの4学童,計9クラブがございます。  また,本市におきましては,学童保育クラブは公設民営方式により運営しております。施設については,基本的に市が設置し,運営については学童ごとに保護者や地域の代表の方々で構成する運営委員会により行っていただいております。また,運営に際しては放課後児童健全育成事業に基づく補助金のほか,学童ごとに決めている保育料等により支援員の給与や必要な経費を賄っております。 ◎ 副議長(広田和三議員)小休いたします。                午後 2時02分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 2時18分  再 開 ◎ 議長(武田 清議員)休憩前に引き続き会議を開きます。  四宮議員。               [2番 四宮祐司議員 登壇] ◎ 2番(四宮祐司議員)御答弁いただきました。本市においての学童保育は,9つの学童があり,公設民営によって運営されているとの御答弁でした。  先日,南小松島小学校に通う小学生の保護者から学童保育についての御相談がありました。  先ほど御説明いただきましたが,現在南小松島小学校では第四学童まであります。第一,第二は隣接する南小松島幼稚園の空き室を利用して運営しており,第三学童は平成28年に小学校の敷地内に新たに建設されました。引き続き,昨年も定員増により3つの学童では定員オーバーになることから,保護者からの強い要望を受けて,第四学童の開設をいたしました。  しかし,小学校等の敷地内に適したスペースがなくて,やむを得ず,敷地外ですが,小学校から約100メートル離れた空き家を賃貸して運営されています。来年度もさらに希望者がふえることが予想されており,第五学童の開設が検討されていますが,場所の選定が進まない状況です。地元の小学校の学童の立ち上げから運営まで経験されている井村議員のお話では,場所の選定から支援者の人選,就業時間の調整,配置まで,協議会の方は大変な御苦労をされているとお聞きしました。  ここで,来年度新たに開設が検討されている南小松島第五学童の詳細についてお伺いいたします。              [児童福祉課長 建島寿徳君 登壇] ◎ 児童福祉課長(建島寿徳君)御質問にお答えいたします。  南小松島学童の運営委員会,それから支援員の先生から,本年5月ごろであったかと記憶しておりますが,来年度の学童利用希望者がさらにふえる見込みで,このままいけば現在の第一から第四学童の施設ではおさまり切らないので,第五学童をふやさざるを得ないかもしれないとの御相談がありました。その後,7月と10月に保護者会の代表の方々も含めて学校敷地内での施設確保への御要望がございました。要望を受けまして関係部署で協議をしたところですが,南小松島小学校の敷地内にある施設については,現在いずれも何らかの用途で使用しており,今年度については純粋にあいているスペースがないとのことでございました。  来年度第五学童ができるとなった場合でも,学校敷地内での施設確保につきましては,今後の状況等を踏まえつつ継続して協議を行う必要があり,来年度当初からの学校敷地内における施設確保は難しいとの認識を11月にお伝えしたところであります。
                  [2番 四宮祐司議員 登壇] ◎ 2番(四宮祐司議員)御答弁いただきました。  皆さんも御存じと思いますが,南小松島小学校の周辺は特に交通量も多くて,夕方になると私ら大人が通ってても大変危険な感じがいたします。学童保育に通う児童の安全を考えると,やはり学校敷地内での開設が望まれます。再度検討いただきたいと思いますが,御答弁願います。              [保健福祉部長 壽満靖司君 登壇] ◎ 保健福祉部長(壽満靖司君)四宮議員からは,南小松島小学校における放課後児童クラブ,いわゆる学童保育クラブの学校敷地内での施設確保について御質問をいただきましたので,お答えさせていただきます。  先ほど担当課長からも申し上げましたように,本年7月及び10月に学校敷地内での施設確保について学童保育クラブの保護者会並びに運営委員会から強く要望がございましたが,まず敷地内のどこかに新しく施設を立てるためには相当のスペースが必要となりますが,現状では必要な面積の確保が難しく,例えば第一から第三学童の近く,小学校の正門に面した場所は十分な空きスペースはなく,また校庭側においてもグラウンドを囲むようにバックネット,プール,駐車スペースが配置され,現状では敷地内に空きスペースの確保は難しいとのことでございます。  また,既存施設の空きスペースにつきましては,先ほど申し上げましたとおり,今年度においては空きはないとのことでしたが,来年度の状況等によっては利用可能な施設の確保ができる可能性もあるかもしれませんので,そのことを踏まえた上で今後さらに関係部署と協議を重ねていきたいと考えております。  しかしながら,もし来年度利用可能な施設の確保ができるとなったといたしましても,学童保育クラブとして利用するためには施設などの改修が必要でありますので,来年度の早い時期からの利用は難しいのが現状でございます。  今後は担当部署といたしましてもなるべく早く学校敷地内での施設確保ができるように努めてまいりたいとの思いでおりますが,保護者会及び運営委員会の皆様にも御協力をいただきたいと考えておりますので,何とぞ御理解賜りますようお願いいたします。               [2番 四宮祐司議員 登壇] ◎ 2番(四宮祐司議員)今,部長の方からも御答弁いただきましたが,常々学童保育の運営については,運営委員会,保護者の代表の方が大変な御苦労をされています。皆さんの日ごろの献身的な行動に報いるためにも,ここで,市長の英断で施設の設営について善処していただきたいと思いますが,いかがでしょうか。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)四宮議員からは,南小松島学童の学校敷地内での施設確保について再度御質問をいただいたので,お答えをいたします。  部長も答弁いたしましたように,私としてもなるべく早く南小松島小学校敷地内で学童保育クラブがそろって運営できればとの思いは同じであります。学校敷地内での施設確保ができるよう関係各位の皆様の御協力をいただきたいと考えておりますので,御理解をよろしくお願いいたします。               [2番 四宮祐司議員 登壇] ◎ 2番(四宮祐司議員)市長からも御答弁をいただきました。  先ほども働き方改革についての御質問がございましたが,先ほどの児童保育の話もそうですが,この学童保育についても常仕事をされてる方がその時間に子どもをどうしても迎えに行かないかんということで関連することやと思いますので,一日も早い実現となるよう努力を重ねていただきますようお願い申し上げます。  次の質問に入ります。  来年平成31年は統一地方選挙の年であり,小松島市も4月に市議会議員選挙が行われます。また,統一地方選挙と参議院選挙が12年に一度重なる年でもあります。また,5月には天皇陛下の皇位継承があり,元号も変わり,平成最後の年となります。10月には消費税が8%から10%に引き上げられます。これらに伴い,地方行政においてもいろいろな面で大変目まぐるしい1年になると思われます。行政の運営に影響が出て市民サービスに支障が出ないことを議員の一人として願います。  数年前より職員も大幅に削減されており,どの部署においても大変業務量がふえているのが現状です。  そこで,合理が可能な業務については,国,県の補助金等をうまく使い,システムなどを導入し,既成概念に捉われず積極的に改善すべきと考えます。  昨年12月定例会議で吉見議員がマイナンバーカードを利用した住民票,戸籍謄本,印鑑証明等をコンビニでとることができるサービスを導入してはどうかと質問されました。また,昨日の一般質問で米崎議員から市民税のコンビニ納付についても質問されていました。今後もさらに煩雑になると思われる行政サービス,特に窓口での対応を要する業務の負担を少しでも減らすことで他の業務に時間を充てることができるのではないでしょうか。市民にとっても証明書等を取得するための受け付け時間も長く,土日も利用できることは,平日市役所の業務時間に足を運べない方には非常に便利になると思います。  昨年の答弁では,導入に当たり経費がかさむことなどがネックとなるとのことでした。まだ国からの特別交付税措置があり,来年度が最終年度であるとお聞きしました。マイナンバーカードの交付にもつながり,県内でも導入が進んでいる証明書のコンビニ交付サービスを今こそ実施するべきであると思いますが,現状をお聞かせください。              [戸籍住民課長 村山温美君 登壇] ◎ 戸籍住民課長(村山温美君)コンビニエンスストアにおける各種証明書の交付サービスについて御質問をいただきました。  まず,本市のマイナンバーカードの交付状況を申し上げますと,本年10月末時点での交付枚数は3,889枚で交付率は10.1%という状況でございます。これは徳島県平均9.7%を少し上回っている程度となっています。内閣府が本年11月30日に発表した世論調査では,11月27日時点での全国の交付枚数は約1,560万枚,人口に対する取得率は12%となっており,マイナンバーカードの普及に関しては本市に限らず全国的にも国が目標とする交付数を大きく下回っているのが現状でございます。  マイナンバーカードにつきましては,付加価値をつけることやカードを利用するサービスを提供することがカードの普及を図る手法の1つであると考えております。               [2番 四宮祐司議員 登壇] ◎ 2番(四宮祐司議員)マイナンバーカードの交付状況とカードを利用するサービスを提供することでカードの普及が図られるとのお答えをいただきました。  マイナンバーカードの普及率が依然低いということですが,従来ではできなかった新しいサービスを導入すれば市民にも喜ばれ利便性も上がるとわかっていながら,なぜ導入できないのか,お答えください。              [市民環境部長 内藤雅人君 登壇] ◎ 市民環境部長(内藤雅人君)四宮議員の御質問にお答えいたします。  マイナンバーカードを活用いたしました証明書のコンビニ交付サービスを提供するためには,システム構築のため高額な初期費用が発生すること,また将来にわたりまして継続した費用の負担を必要とすることから,導入に当たりましては事務負担の軽減が見込めるかなどについても見きわめておく必要があると,かように考えております。  このサービス導入につきましては,住民の利便性の向上,業務の効率など,さまざまな観点から検証するとともに,導入運用に係ります費用とその効果を考慮する中で慎重に検討してまいりたいと考えております。御理解のほどをよろしくお願いします。               [2番 四宮祐司議員 登壇] ◎ 2番(四宮祐司議員)余談になりますが,先月から牛丼チェーンの大手の吉野家がアルバイトの面接にAI,人工知能を活用しています。応募者はスマートフォンを使って365日いつでも面接を受けることができ,希望する店舗に出向く必要がなくなりました。店舗も面接に時間を割かなくて済むこととなりました。また,新卒採用でも昨年ソフトバンクが,ことしはサッポロビールが,志願者の提出するエントリーシートの評価にAIを導入すると発表して話題となりました。事務的な書類選考に係る人事担当者の負担を軽くし,志願者と直接コミュニケーションをとる時間をふやすのが狙いだそうです。本市の人口も減少が避けられない中で,ここ数年の間には議員定数も含め市の職員数も今以上に削減せざるを得ない状況になります。そのようなことから,人工知能いわゆるAI,またICT,情報通信技術などの導入を検討し,大いに活用すべきであると思います。  次の質問に入ります。  日本の平均寿命も毎年更新されていますが,高齢も進み,お亡くなりになる方も多く,私も年とともに通夜,告別式に参列することが多くなりました。残された遺族は,家族を失い,傷心の中でもろもろの手続をしなくてはなりません。まず,市役所への死亡届の提出に始まり,火葬の申し込みのほかたくさんの手続をしなくてはなりません。また,高齢者夫婦の世帯,高齢者単独世帯も多く,核家族の影響もあり,遺族の方は手続が大変です。  ここでお伺いしますが,遺族が行う死亡届提出などの各種手続の案内について,担当課の窓口での対応について,お伺いいたします。              [戸籍住民課長 村山温美君 登壇] ◎ 戸籍住民課長(村山温美君)死亡届を提出したときの戸籍住民課窓口における死亡に伴う各種手続の案内について御質問いただきました。  戸籍住民課窓口への死亡届の提出は,家族,親族のみならず葬儀会社といった代理人の方が来庁される場合があります。その場では葬祭場の使用についてなどの御説明をし,後日御遺族の方が各種手続に再度来庁されるときの参考にしていただくために死亡届手続一覧を作成し,お渡しをしております。この死亡届手続一覧には,手続項目,担当課,連絡先等を記載しており,例えば亡くなった方が国民健康保険の加入者であれば,1階5番窓口保険年金課国保担当で喪失届を提出,葬祭費の請求手続をするなどが書かれており,複数課での手続が必要となる御遺族の方々の負担軽減に努めておるところでございますので,御理解のほどよろしくお願い申し上げます。               [2番 四宮祐司議員 登壇] ◎ 2番(四宮祐司議員)死亡届手続一覧を作成しているとの御答弁でした。  けさほど窓口に行って死亡届手続一覧表というものを預かってまいりました。もう非常に小さな字で,中身を見てみますと,各課に窓口,ここへ行ってくださいというような案内なのですが,戸籍住民課,また保険年金課,また介護保険等を受けておられたら介護福祉課,税務課,固定資産税のことなんかもあるかと思うのですが,もう多種多様に種類があります。  また,一覧にある手続の担当課は複数の課にまたがっています。申請用紙もそれぞれ違うと思われます。その都度各課の窓口で一から氏名,生年月日,住所などを何回も記入する必要があり,大変手間がかかります。  ここで,先進地事例として大分県の別府市のおくやみコーナーについて御紹介させていただきます。  別府市では,死亡届提出後における各種手続を一元した窓口を設けることで市民の負担を軽減し,市民サービスの向上につなげています。具体的に申しますと,おくやみコーナーの窓口で1回必要事項を記入して申請すれば,各担当課にデータとして情報が転送され,各課の窓口ではその課で必要な事項だけ記入すればよいシステムです。このようなシステムの導入をぜひ検討していただきたいと思いますが,いかがでしょうか。              [市民環境部長 内藤雅人君 登壇] ◎ 市民環境部長(内藤雅人君)四宮議員からは,おくやみコーナーについての御質問をいただきました。  死亡に伴う手続に関しましては,先ほど課長の方より答弁させていただきましたが,死亡手続一覧を参考に御遺族の方が該当する課に赴きましてそれぞれ手続を行っていただいているというところでございますが,本市といたしましても多くの手続が1階のフロアでできるというような面で負担の軽減に努めておるというところでございます。  議員御提案のおくやみコーナーの設置についてでございますが,人員やスペースの問題,電算システムの見直し,また多くの課に関係する業務でありまして,総合的な窓口として全庁的に考える必要があると思いますので,配慮するべき課題も多くあるのが現状でございます。  しかしながら,今後さらに高齢社会が進む中で市民サービスの向上の一環として議員の御提案を踏まえまして創意工夫をいたしまして窓口サービスの充実に努めてまいりたいと考えておりますので,御理解のほどをよろしくお願いします。               [2番 四宮祐司議員 登壇] ◎ 2番(四宮祐司議員)部長からも御答弁いただきましたが,特に本市においては高齢者の単独世帯も多いということで,御葬儀の場合,県外で住んでいる遺族の方が葬儀だけのために帰省されて,限られた時間の中で申請されるケースも多いと思います。利便性向上のために今後も引き続き検討をしていただきたいと思います。  最後に,質問に入りますが,赤ちゃん先生についてお伺いいたします。  赤ちゃん先生については,ことしの3月定例会議の一般質問で地域子育て支援センターについて質問したときに触れましたが,ここで少し詳しく御説明したいと思います。  これは,実際にゼロ歳から3歳児を子育て中の母親が赤ちゃんと一緒に教育機関や高齢者施設などを訪問し触れ合うことで,赤ちゃんの持っている力で学びや癒やし,感動を共有するための人間教育のプログラムです。  けさ市役所の方へ参りますと,吉見議員から声をかけられました。四宮さん,きょう赤ちゃん先生の質問するのやけど,先週行われた人権問題の講演会でもその内容が取り上げられていたと言うていただきました。幅広い分野で貢献できる内容となっているものと思います。  このうちの教育の場では,小・中・高校生の授業の一環として,赤ちゃん授業として実際に触れ合う交流体験を通じて,乳幼児の成長や命の尊さを実感し,親の思いやりの気持ちや自分の価値や周りの仲間の命の価値への気づき,また高校生以上では将来的な育児不安の減少など親になる準備として学ぶことができます。また,高齢者施設では,最初は笑顔もなく無反応であった入居者が複数回開催するごとに笑顔がふえ,情緒も豊かになり認知症などの進行の予防効果もあるのではと期待されています。講師となる母親たちも,こうした活動は育児に追われ自宅に閉じこもりがちになる母親の社会参加を促すことにもつながります。働きたいけどまだ小さい子どもと一緒にいたい。小さい赤ちゃんがいるからできないではなく,赤ちゃんと母親だからこそできることでもあります。このことが外出するきっかけになり,周りとの交流ができ,つながることで,気持ちに余裕ができるなどの効果もあるようです。  そこで,お伺いします。本市における赤ちゃん先生の授業に対する現状の認識をお聞かせください。               [学校課長 森田 充君 登壇] ◎ 学校課長(森田 充君)四宮議員からは,本市での赤ちゃん先生による授業について御質問をいただきましたので,お答えさせていただきます。  赤ちゃん先生による授業については,小・中学生等が乳児やその保護者と触れ合うことを通じて赤ちゃんの成長や命の尊さを実感し,親の愛情に気づいてもらうこと等を目的に実施している授業のことと認識しております。  全国各地で実施されており,本県でも助産師,保健師等からなる団体やNPO法人などが取り組んでいます。また,徳島県子育て総合支援センター「みらい」もこの授業を実施する学校の募集を行っており,本市にも依頼がありましたので,市内各小・中学校にも照会をいたしました。               [2番 四宮祐司議員 登壇] ◎ 2番(四宮祐司議員)私が初めて赤ちゃん先生の授業を知ったのは,ことしの1月でした。徳島市の同僚議員から話を聞き,NPOの代表が来られるので紹介したいということでした。  お話を聞くと,既に徳島県では藍住町の全ての小・中学校で開催されており,徳島市の小学校でも開催されていました。また,高校では初めて私の母校の徳島商業でも開催されました。小松島市でもぜひ開催したいとのことでしたので,NPOの代表の方を本市の教育委員会の方に御紹介させていただきました。  その後,月日がたちましたが,千代小学校の6年生の担任の先生からの要望で先月11月に小松島市での初の開催となりました。開催前日に代表の方からお電話いただいて,学校の了解を得て授業を見学させていただきました。4人のお母さんと赤ちゃんがペアで参加され,6年生全員が4つのグループに分かれ授業が行われました。担任の先生から当日の状況は聞かれておると思いますが,担当課の所感をお伺いしたいと思います。               [学校課長 森田 充君 登壇] ◎ 学校課長(森田 充君)四宮議員からは本市での赤ちゃん先生による授業の取り組み状況について御質問をいただきましたので,お答えさせていただきます。  本市では,本年度千代小学校がNPO法人に依頼し6年生で授業を実施しております。  月齢の違う4組の乳児とお母さんにお越しいただき,60分の授業をしていただきました。子どもたちが赤ちゃんを抱かせてもらう場面があり,初めは大切な赤ちゃんを落としてしまわないかと心配でしたが,事前に抱き方の指導もあり,一回一回お母さんに返してから次の人が抱くなど丁寧に教えていただけたので,安全にできたということでございました。赤ちゃんを抱っこさせてもらったり,あやしたり,親子が触れ合うところを見せていただいたりしながら,お母さんから名前の由来や日々の成長,子育ての楽しさ,苦労,いつも気をつけていることなど,話を聞かせていただいたそうでございます。  担任の先生によりますと,6年生は赤ちゃんに癒やされながらとても楽しそうに触れ合い,かわいかった,お母さんがとてもかわいがっていた,子育ては大変そうだなと思った,私もあんなときがあったんだなと思ったなどの感想が聞かれたとのことでございました。               [2番 四宮祐司議員 登壇] ◎ 2番(四宮祐司議員)赤ちゃん先生の活用についてですが,赤ちゃんが教育現場や老人福祉施設への訪問,またイベントなどに参加する場合に,赤ちゃんの安全の確保についての不安がよぎりますが,赤ちゃん先生の講師のお母さん,同席,運営するコーディネーターの皆さんは専門的な訓練を受け,資格を持って活動していると伺っています。今後,本市でも赤ちゃん先生による授業を市内の他の学校でも開催してはどうかと思いますが,いかがでしょうか。               [学校課長 森田 充君 登壇] ◎ 学校課長(森田 充君)四宮議員からは,今後本市で赤ちゃん先生による授業を拡大してはどうかという質問をいただきましたので,お答えさせていただきます。  この赤ちゃん先生による授業は,少子等で赤ちゃんに触れる機会が少なくなった中,実際に触れ合うという体験をすることでぬくもりを肌で感じ,赤ちゃんのかわいさ,成長していくことのすばらしさや不思議さ,子育ての楽しさ,大変さに気づくだけでなく,自分もこのようにして育ったということや親の愛情の深さ,家族の絆について考える好機会ともなっています。  現在学校で行っている道徳教育,人権教育,生命教育,キャリア教育では,実体験やさまざまな人との交流を通した学びが求められており,教育委員会としましては大変意義のある授業の1つであると考えております。  現在,小・中学校で行われているどの教科の授業も,体系的,計画的に学習内容が組み込まれており,また各校で創意工夫して取り組んでいる総合的な学習の時間もさまざまなテーマでの学習を盛り込んでおります。赤ちゃん先生による授業の導入については,教育委員会としては今後も紹介してまいりますが,各校での判断となる状況でございます。御理解いただけますようお願いいたします。               [2番 四宮祐司議員 登壇] ◎ 2番(四宮祐司議員)御答弁いただきました。  教育的な意義も十分御理解いただいているとの御答弁でした。今後,本市の小・中学校で1校でも多く開催されることを望みます。  私も授業を見学して感じたことですが,最初はほとんどの児童が恥ずかしがって遠慮がちでしたが,授業が進むにつれて赤ちゃんを抱っこしたり頭をなでたりする無邪気な笑顔が印象的でした。赤ちゃん先生の授業を受けた感動は幾つになっても児童の胸のどこかに残っているものと思います。  以上で,平成30年12月定例会議における私の一般質問を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍 手) ◎ 議長(武田 清議員)小休いたします。                午後 2時59分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 3時10分  再 開 ◎ 議長(武田 清議員)小休前に引き続き会議を開きます。  3番 高木議員。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)(中国語であいさつ)小松島市の皆さん今日はお仕事ご苦労様です。私,高木幸次は今,小松島市の議員です。よろしくお願いします。私の友達が昨日,亡くなりました。今,私は寂しいです。(以上和訳)皆さん,こんにちは。中国語で言うて済みません。きのう私の同級生が,幼なじみが亡くなりまして,本当に寂しいです。ジーモウったら寂しいという意味なのです。本当に時間も時間でうまいこととってくれたのだと思いますから,あす葬儀なのですけど,私のパンヤオ,友達は,ユエ,月に,チュイ,行くだと思います。  今から12月定例会議最終のバッターですので,最後まで質問をさせていただきたいと思います。  12月定例会議におきまして,質問の機会を得ましたので,何点かにわたって質問させていただきます。  1点目は市営住宅の管理について,2点目は小集落住宅整備補修について,3番目は豊ノ本住宅の損害賠償について,4点目は広域ごみ問題についてを質問していきたいと思います。  まず1点目に,市営住宅の管理について,管理,また清掃,水路,道路についてお伺いしたいと思います。住宅課,よろしくお願いいたします。               [住宅課長 柏木義雅君 登壇] ◎ 住宅課長(柏木義雅君)御質問にお答えいたします。
     住宅課では,現在27団地,921戸の部屋を管理しております。このうち6団地,321戸につきましては用途廃止予定の団地となっており,政策空き家として新たな募集は行っておりません。残りの21団地,600戸につきましては,退去者が出ればリフォーム修繕を行い,用途廃止予定団地からの入居者移転に活用したり,新規募集を行ったりしております。  市営住宅の補修等の営繕につきましては,基本的には入居者からの連絡に基づいて適宜行っているところでございます。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)ありがとうございます。  私はこの1年間いろいろ市営住宅等を見回ってきておりますが,空き家等たくさんあります。また,本当に見られないような住宅等もたくさんありますので,私どもの方でもやっぱり67軒ぐらいは市営住宅が空き家というのもありますので,その点について今後とも募集等についてもしていただくように,そこへ入りたいという人も大変たくさんおりますので,その点についてよろしくお願いいたします。  次に,小集落住宅の整備補修が現在,今,どこまで進んでおるかということに対してお伺いいたします。               [住宅課長 柏木義雅君 登壇] ◎ 住宅課長(柏木義雅君)御質問にお答えいたします。  小集落住宅につきましては,外壁の改修工事を行っており,昨年度末までに市内の全58棟のうち35戸について改修が完了しております。  今年度につきましては,1棟の外壁改修工事を行っているところであります。  この小集落住宅外壁改修工事につきましては,今後も入居者の協力を得ながら工事を進めてまいりたいと考えております。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)柏木課長,ありがとうございます。  本当に小集落住宅についてもなかなかつけない,つかない予算をつけてやっていただいとるの,ようわかるのですけど,なかなか昔のままの住宅等もたくさんありますので,やはり入居者といろいろ話し合って,早期にその工事が進むようにお願いしておきたいと思います。  次に,豊ノ本住宅の損害賠償についてお伺いいたします。  ちょっと長くなるのですけど,平成30年10月31日水曜日,徳島新聞,小松島市産業建設部の佐藤部長は,30日,台風21号の影響で豊ノ本住宅の木々が折れ,市所有の土地に,駐車場に置いた住民の車が破損とされる問題について,市の管理には瑕疵はないと公言しておりますが,当初9月4日,財政課,住宅課長と,台風21号で破損した車の修理は市が負担するとの結論に達し,その旨を部下に伝え,修理工場に対して修理依頼を部下に指示をしております。9月4日,修理工場側はすぐに車を引き取りにまいりまして,部品,資材の手配,また修理等にかかった。しかし,突然市住宅課より9月11日作業を中止の伝達がありましたが,車の修理はこの時点では九分九厘完成しております。完成しておる状況でした。佐藤部長はその後修繕費用負担を撤回,9月11日,したことについては,初動の対応に問題があったことは認識しております。これは行政全般における重大な過失ではなかろうかと私は思っております。相手側に対して謝って済む問題ではありません。小松島市行政全般に対する大きな信用問題につながってまいると思います。  そこで,質問させていただきます。  まず,きょうは中村法務監がおいでんということですので,中村法務監のかわりに副市長,またお願いしたいのですけど,公共物について定め,国家賠償法2条に基づく賠償義務はないという御説明を市民にわかりやすく回答をお願いいたします。               [副市長 孫田 勤君 登壇] ◎ 副市長(孫田 勤君)高木議員の御質問にお答えをいたします。  この件に関しましては,本年の10月30日及び11月20日の産業建設常任委員会においてそれぞれ説明をさせていただいたところであります。その際にも中村法務監,弁護士資格を有する方でございますが,その方から国家賠償法に関する説明をいたしたところでございます。  この件に関しましては,国家賠償法の第2条の問題であるという指摘を法務監からしたというふうに聞いております。  国家賠償法の2条ですが,こういう条文でございます。道路,河川その他の公の営造物の設置または管理に瑕疵があったために他人に損害を生じたときは,国または公共団体はこれを賠償する責めに任ずる。これが今回解釈上問題になっている条文でございます。  中村法務監の方からも説明があったと聞いておりますけれども,ここの公の営造物の設置保存の瑕疵,公の営造物というのは公が有している不動産でありますとか動産でありますとか,こういうことでまず思っていただけたらなというふうに思います。その設置保存の瑕疵ですね。この瑕疵。非常に難しい日本語ということなのですけれども,一般的に申し上げますと,傷。国語の意味では傷という意味で,もう少し法律用語として平たく言いますと,ものの不備でありますとか欠陥である,こういうことをイメージした上で認識していただけたらなということを法務監から申し上げております。  こういった公の営造物の設置保存の瑕疵。瑕疵があった,そのことに関して他人に損害を生じさせた。その場合は小松島市,この場合小松島市ですね,小松島市は賠償する責任があると,こういう規定でございます。その際に,この国家賠償法の2条の典型的な事例といいますと,例えば市道に穴があいていて通行中の自転車,車,バイク,そういったものが例えばパンクした,こういったのが極めて典型的な事例かというふうに思っております。本市においてもそういった場合には保険給付の対象になったりして修理代を出すとかこういったことは議会にも御報告させていただいておるところでございます。そういうものを想定していただけたらというふうに思います。  一般的にはこういうふうな規定がございまして,請求されればこの国家賠償法の2条の責任があるかどうかということになってまいります。これは,これも第1回の10月30日の産業建設常任委員会の中でも法務監から申し上げてるのですけれども,今回の台風21号,これは過去20数年ぶりの大きな台風であるというようなことがございました。こういった,一般的に天災ですね,天災については法律上の原則としては基本的にいわば誰の責任にもないということが原則であるというようなことを申し上げております。これは,自然災害が誰の責任でもないということでございまして,その損壊等について誰かに責任を追及することができない,こういったことが法律の原則であると,こういったお話をさせていただいたというふうに伺っております。  ただし,今,申し上げました国家賠償法2条においては,たとえ転変地変ということであっても営造物の管理上に瑕疵がある場合には責任を負う。絶対的に台風だから責任を負わないというふうにまで我々は申し上げたつもりはございません。そういった内容でございます。  繰り返しになりますけれども,自然災害は誰もとめることができない,ですから等しく皆さんで負担を願います。これが原則なのですけれども,営造物の管理上の瑕疵があるということになりますと,市は責任を負うというようなことで,そういう構成でございました。  今回に関しましては,樹木が当たって,ワゴン車のガラスですか,が壊れたという,そういう主張を住民の方はされておるというふうに聞いておるのですけれども,この樹木が市の市有地の中にあって,折れて倒れてきたものであるか,そういった,倒れてきた,倒れた,そしてその倒れたというか,当たった,そのことによって,倒れたことと被害が発生したことに因果関係があってそういう損害につながった,こういうことがまず1点です。それで,次に,折れて当たったことが管理上の瑕疵に当たるのかどうか。これが問題ということで申し上げております。  ただ,今回のものに関しましては,樹木ということで同じ市有の物件ということであっても管理をきちんとしなきゃならないかどうか一般的にあるのですけれども,ここについては一定の限度もあると,こういうことを中村法務監も申し上げております。ですから,結論的に申し上げますと,こういった管理の瑕疵については,大きな台風であったから今回のこの事情の現時点で判明している資料に基づいては,市には管理上の瑕疵がなかった,したがって損害賠償の責任は発生しない。こういう説明を第1回の産業建設常任委員会の中で御説明申し上げたということでございますので,繰り返しとなりますけれども,こういったことを申し上げさせていただいたということで御理解賜りたいというふうに存じます。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)副市長,ありがとうございます。  この瑕疵という問題で,いろいろわあわあもめとるのですけど,他町村においては台風21号による県下一円の他町村において国家賠償法に基づいて,瑕疵に関して十分調査をした後,損害賠償を行っております。新聞報道にも出ております。ですから,私どもの住宅関係でそういうことがあったということは再度やはり調査する意味もあるのでないのですか。でなかったら,ただ単に瑕疵とか飛んできたとか何やかんや言うたって,管理人である市役所が管理ができてなかったというのが基本でないのですか。私はそない思っとるのですよ。ですから,豊ノ本の住宅を見に行っても,やはりいろいろ見ますと,大きな木々があって,ここにも書いてあるように半分枯れてるものが,もうこけそうなとかいうの,これ,書いてあります。ですから,やはり再度調査をして,被害者の方ともお話もして,前向きに,ただ単に瑕疵がないから知りませんというのでなしに,前向きに物事を進めていくのが私は基本だと思っておりますので。瑕疵がないとおっしゃるのだったら,再度調査してくださいよ。それが私は一番ベストでなかろうかと思います。  だから,住宅課においても,そのときの現状写真も出してくださいと言っても全然写真も持ってこないし,その木々が,どれが当たったかというのも持ってこないし,何もわからんのですよ。ただ単に口頭で瑕疵がないから払えませんと,修理もやめてよとか,そういうのが基本に書かれとんよ。だけど,行政の役人の方が言うのは,お金が出そうですから,修理もしてください。レンタルも借ってください。心配ないですよと言っとんですよ。だけど,ここで,副市長,いろいろ言ってもうてありがたいのですけど,次,佐藤部長にお伺いしますけど,佐藤部長の発言内容,市に管理上の瑕疵はない理由をお聞かせください。              [産業建設部長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 産業建設部長(佐藤文幸君)先ほど国家賠償法に関しては副市長の方が説明させていただいて,瑕疵がある場合は市の責があるということであったのですが,今回の台風21号による被害などの自然災害による被害については,原則として市に管理上の瑕疵がなくいわゆる国家賠償法上の法的な責任がないと考えられると判断したということでございます。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)課長,よう聞いてくださいよ。新聞に車の所有者,使用していた住民2人が市に連絡,訪れた住宅課職員ら,修理とレンタルの用意は負担するとまで書いてあるのですよ。負担すると言うといて瑕疵がなかったいう,おかしくないですか。負担するのはどこから出てきたんですか。お答えください。               [住宅課長 柏木義雅君 登壇] ◎ 住宅課長(柏木義雅君)御質問にお答えいたします。  被害を受けられた方に対して当初修理費用を支払えるような説明をしていたことにつきましては,申しわけなく思っているところでございます。  今後につきましても,できるだけ丁寧な対応を行っていきたいと考えておるところでございます。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)いろいろ柏木課長,言ってくれてますけど,あなたの指示で,例えば主任等がその豊ノ本団地に行って,こうしますよ,ああしますよ,修理屋さんに持っていってくださいよ,見積書ももうてきてくださいよ,市が負担します。てなことを言いもって,裏では,法的に管理上の責任があれば修理費及び代車料についても支払うかのこともあったし,ただし支払う場合,被害者車両が軽四であるので代車軽四である必要があると。ここまで言うとんよ。ということは支払うというような気持ちがあってしたのでしょう。だから,後から法律が出てきて,あなた方が執行せなあかんと思うて,財政,住宅課で話をしてきちっとその話ができて,ほな上へ持っていった,上であきまへんと言われた,さいですかというて,あんた,そんな責任とれるの。その点言ってください。どうぞ。               [住宅課長 柏木義雅君 登壇] ◎ 住宅課長(柏木義雅君)御質問にお答えいたします。  先ほども申し上げましたが,被害を受けられた方に対して当初修理費用を支払えるような説明をしていたことについては申しわけなく思っているところでございます。  9月14日におわびにお伺いしたわけなのですけれども,今後につきましてもできるだけ丁寧な対応を行っていきたいと考えております。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)市には瑕疵ない,瑕疵ない言うて,今,あんたがこうやって説明したらやね,あんたのところに瑕疵があるじゃない。言葉の先から何もかも。瑕疵があるのは行政側でないの。あんた方が払えると言ったのでしょう。それが後から払えへんようになりましたって,誰がこういう責任,とるのですか。責任をとるというのは上へ,上へ行くものです。おわびだけでものが済むのですか。そう言うてるのです。そこをお聞きしたいと言うてんの。あんた,謝りに行くって,謝りに行くのやったら誰でも行くんじゃ,子どもでも行くんじゃ。そんなのじゃなしに,きちっとした方向を,さっきも言うたように再度調査し直して,やるのが行政側なのでないのですか。再度お答えください。(発言する者あり)               [住宅課長 柏木義雅君 登壇] ◎ 住宅課長(柏木義雅君)御質問にお答えいたします。  今回の件では,軽自動車に当たったとされる木が市の所有地内のものかどうか確認できておらず,また市の管理上の瑕疵の有無についても立証できていないことから,現在のところ自然災害による被害については市に賠償責任はないと考えておるところでございます。 ◎ 議長(武田 清議員)小休いたします。                午後 3時40分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 3時59分  再 開 ◎ 議長(武田 清議員)小休前に引き続き会議を開きます。  高木議員。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)今,押し問答をしたって,これ,前に進まん話ですから。ですから,市長,私からのお願いですけど,再度調査をしていただいて,まして市職員,部課長だろうが何だろうがその指示をした人の責任等まで問われますよ。ですから,きちっと被害者と話もせないかんの違いますかと私は言いよると。あなたが見舞いに行くじゃ何じゃかんじゃ言いもって何時になるやしらんけどまだ一遍も行ってないでしょう。やはりそのぐらいの誠意を持って物事には当たらんことには,この新聞に書いてあるように何遍も言いますけど,警察に電話しましょうか,どないしましょうか,そんなの行かんでよろしいですよと言うたのはあなたのところの部課長なのですから。ここのところの責任というものをもう少し重く物事を考えてしないと。部下の失策はだんだん上に行きますよ,市長。あなたに行くのですよ。ですから,軽うに思わんともう少し重きに考えていただきたいと思います。それについて答弁があるのなら,してください。               [住宅課長 柏木義雅君 登壇] ◎ 住宅課長(柏木義雅君)御質問にお答えいたします。  繰り返しになりますが,被害を受けられた方に対して当初修理費用を支払えるような説明をしていたことにつきましては申しわけなく思っているところでございます。現在は再度おわびに伺えないか準備をしている状況でございまして,今後につきましてもできるだけ丁寧な対応を行っていきたいと考えております。  また,先日,産業建設常任委員会で中村法務監から説明がありましたように,現在までに被害に遭われた方からの資料の提供が行われておらず,被害車両に当たったとされる木が市の所有地内のものであるかどうかの確認もできていない状況にあります。今後,被害に遭われた方から何らかの資料の提供があり,市に管理上の瑕疵があることが明らかになった場合には対応を検討することになると考えております。               [3番 高木幸次議員 登壇]] ◎ 3番(高木幸次議員)お答えありがとうございます。  瑕疵はございません。でも,あなた方の責任等はありますよ。その点についてきちっと精査して市民の皆さんにお話しください。  まして,この自動車会社の方にもそれ相応の,あなた方が行って,きちっと相手が話がわかってくれるような方向の会合もしてこないかんのちゃいますか。今,聞いたら,市長も何じゃ一遍も行ってない。もうあれから何日になりますか。ですから,責任というのは,悪い言葉ですけど,一旦出したものは飲めないのですよ。だから,新聞等に書かれても仕方がない。ですから,この問題は軽い問題でないと私は思っております。小松島市全体の行政並びに職員さん,並びに市長初め小松島市の職員が信用度というのがゼロになりますよ。本当に。きれいなことを口で言うたって,そんなの通りませんよ。市民が言うてくんのや,ほっといたらええのやって,ほんなんでは通りませんよ。あんた方,皆これ,我々も税金で飯を食わせてもうとんやから,ちゃんと精査するところはしていただきたいと,私は思います。  これで一応瑕疵じゃ,弁償じゃいう話はここで置いときます。  質問が変わります。  もうこの1年間,2年間ぐらいでいろいろ言ってますけど,広域ごみ問題について質問していきたいなと思っております。  先般徳島市市民環境部の現在のあり方について,去る10月11日,私を含めた市議会議員5人が政務調査活動の調査研究として徳島市市民環境部環境施設整備室へ行ってきました。候補地の詳細など選定の経過,また生活水,排水処分についていろいろ聞いてまいりましたが,納得の得られるような回答が得られませんでした。  徳島市の広域ごみ処理施設整備に関する事業の進め方について,我が市は委託契約の金まで出しよんですから,どのような認識をなさっとんかお答えください。              [市民生活課長 藍沢隆史君 登壇] ◎ 市民生活課長(藍沢隆史君)議員からは広域ごみ処理施設整備に関する徳島市の事業の進め方に関しての御質問がございましたので,お答えいたします。  事業主体の徳島市を初め,小松島市を含めた2市4町での広域ごみ処理施設整備事業につきましては,本市といたしましても現候補地隣接地の関係自治体として御説明,御報告を申し上げるべき事項については,これまで市議会,また市民説明会等の場におきまして事業主体であります徳島市と同様の情報を適宜お示しさせていただいているところではあります。  こうしたことから,議員御質問の件につきましては,事業主体の徳島市が出される情報をもとに徳島市と同様事業理解に努めているところでございます。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)藍沢課長ね,いろいろ説明してくれてありがとうございます。  でも,あなたね,前回もいろいろ,私,1年余りあなたに質問してきてるけど,徳島市のやり方,何にもわからん。何や言うてくれんのやと。私,言うたね。今回初めて,きのうかおとついかの新聞に載ってたけど,予算面とかね。本当今までほんなん全然わからんかったんちゃうのでしょう。最初から建設ありき,そういうことやっとったでしょう。ただ市民に言わなかっただけなのでしょう。そういう点,ちょっともう1回。              [市民生活課長 藍沢隆史君 登壇] ◎ 市民生活課長(藍沢隆史君)議員からは,これまでの広域ごみ処理整備に関して情報的なものが小松島市の方からはきちっと出てなかったのではないかというような御再問であったかと思いますので,お答え申し上げます。  私ども,徳島市が出される広域ごみ処理関係の整備事業に関する,例えば今まででしたら3月定例会議における施設整備基本計画案の基本的事項,これは柱になる事項でありまして,これをもとに市議会の方にも御説明し,その後ことし5月から6月にかけて市民説明会を開催したというような経緯もございます。また,本定例会議の開会日初日には,お時間をいただきまして,環境アセスメントの最初の手続になります環境配慮書といった説明もさせていただきました。また,今定例会議中文教厚生常任委員会の方でもちょっと予定しとるのですが,その基本計画の素案の全体版の部分の概要ということで,また必要な情報については適宜御説明させていただくことで市議会並びに市民の方々への理解に努めていくということでありまして,決して情報を出さなかったとかそういうような意図はございませんし,これからもその点につきましては,適宜,適切に行っていきたいと思っておりますので,よろしくお願いいたします。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)藍沢さん,これから,いろいろほな,徳島市,教えてくれるのやね。前回は何にも教えてくれんと言いよったのを。言いよったけど,これからは教えてくれるのやね。そうでしょう。まあ,それでいいです。それでいいです,はい,はい。  小松島市はこの広域ごみ問題に対して一番これはというところがあるわけですよ。例えば,勝浦川から,論田あたりからさかのぼってみますと,10キロメートルぐらいかな,10キロメートルぐらい,野上橋,そんなものかな。9キロメートルぐらいですね。これぐらいで,例えばそこに我々の小松島市が販売している水道部がありますね。取水口もあります。そうでしょう。その上に,例えばその焼却場ができるということなのでしょう。だから,これ,市長,よう考えてみてくださいよ。遠い将来,近い将来でない。我々生きとるや死んどるやわからんけど,子や孫のためによく考えてください。この水道局の上に1日当たり360何トンのごみを持ってきて,他町村の,償却するわけでしょう。焼却して,その焼却の中で,この前も言いましたけど,燃やして売電を興して,ほんで,何ていうのですか,収入は徳島市でしょう。これ,また違うと言うやわからんけど,まあ実際。そういうことでしょう。そうでないですか。ほんで,我が市には灰だけ持っていんでください。そんなばかな市がありますかね。ですから,この水道問題に関して,農林問題,皆一緒ですけど,お伺いしたいのは,坂東統括監,大変申しわけないですけど,あなた,小松島市の水道,命の水をあずかる,あなた,大将ですから,あなたの見解を。こんなのができたら本当に,私個人としても困ります。ほんで,株式会社水道部,市民に売ってるのですから。ちょっと答弁していただけますか。              [市民生活課長 藍沢隆史君 登壇] ◎ 市民生活課長(藍沢隆史君)申しわけございません。  議員からは広域新施設への排水処理に関して,水質面での安全性に関しての御心配の御質問がございましたので,まずは私ども事業担当課の立場から御答弁をさせていただきたいと思ってます。よろしくお願いします。  これまでも市議会本会議での一般質問並びに委員会質疑等での御質問に御答弁を申し上げているところでございますが,新施設から発生するごみピットやボイラー排水等のプラント排水につきましては,一旦排水処理設備で浄化し,洗車等に再利用するとともに,温度管理としての利用を目的に焼却炉の高温部分や燃焼排ガスの温度を下げる減温塔への噴霧処理など,いわゆる蒸気してしまうわけですね。最終的にはバグフィルターという部分で有害物質を取って外には出さないというような方法をとることで,いわゆる再利用をするクローズドシステムということで,プラント排水については流さないということで御理解いただいてると思います。  また,水洗トイレ,それから洗面所,浴室給湯などの生活排水については,合併処理浄化槽で処理後,限定的な水量を公共用水域へ放流することになりますが,放流に際しては国の水質汚濁防止法の環境保全目標値,また浄化槽法上の技術上の基準値,1リットル中20ミリリットル以下というのがありますので,こういった基準値を重視することといたしております。  加えて,施設建設前におきましては,新施設を建設,稼働した場合における大気,水質等に係る影響の調査,予測,評価などに関する,この前説明した環境影響評価,いわゆる環境アセスメントというのを実施していくことになります。  また,施設建設後,稼働後におきましても,毎年県が策定しております水質汚濁防止法に基づく公共用水域及び地下水の水質の測定に関する計画というのがあります。これらを通じまして,勝浦川の水質調査結果をホームページ等で公表していくこととしております。  以上,申し上げましたように,水質等の保全に向けた取り組みにより環境面での安全性を担保していく,立証していくというのが我々,徳島市を初め我々行政側の考えでございますので,そういう部分で水質面の安全性を担保していくというような意向でございますので,御理解賜りたいと存じます。               [統括監 坂東大介君 登壇] ◎ 統括監(坂東大介君)高木議員より御指名がございましたので,小松島市水道部の見解を申し上げます。  前段市民生活課長からの答弁がありましたように,広域新施設における排水処理対策では,施設稼働前の環境アセスメントや施設稼働後には水質調査を実施するなど,環境基準を遵守するような対策がとられるということであり,水道課といたしましては,それらの環境対策を確実かつ適正に実施されていることにより水質等への安全性を担保していただけるものと認識しておりますので,よろしくお願いいたします。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)私が聞いとることとあなたの説明,違うのですよ。市民に売ってる水ですから,そこの統括監,あなた,長でしょう。あなた,市の,さっきも言うたけど,小松島市に供給する水の株式会社,社長なのですから。社長でないですか。ですから,そういうふうな,例えば,何ですか,企業が上に来るとしたら,あなたはどういうふうな考えを持っておりますか。社内で。社内っておかしいな。この市役所の中でそういうような討議をしたこと,ありますか。ですから,そこのところ,私,聞いとるのですよ。環境アセスメントをこんなします,あんなしますや言うたって,まだできとらんもん,わからへんがな。だから,私が聞いとんは,農業委員会も皆一緒ですよ。そういうふうな水等を田んぼに入れて将来的にそういうような公害等が出たらどないするのですかということを聞いとるのですよ。ですから,今,現状は,これは別に何もなかったら何もないでいいのですよ。ですけど,そういうふうな事業が上でなされようとしとるのですよ。だから,水道部の見解はどんなのですかと。あなた,この前言っとったね。もしそういうふうな事故が起きたら,タンクローリーで小松島市中水をまいてどうのこうの言いよったな。そんな問題で済む問題とちゃいますよ。私が聞いとんは,あんたの真意を聞いとんやから。あんたが部長だったら,部長らしく,私はこう思いますという意見を言ってくれたらいいのですよ。環境じゃ,水質じゃという問題やない。前も言うとったやんか。険山の伏流水30メートルから引き揚げてそれを皆さんに供給しておりますと言うとんでえ。だから,そういうような施設が来るという想定で建設ありきでやっとんやから。その,まあ,あんたやったら水道のあれやから,懸念は持ってないのですかということを聞いとるのです。お願いします。
                  [統括監 坂東大介君 登壇] ◎ 統括監(坂東大介君)高木議員よりは,水道課としての意見というふうな中でどう思っているのかという御質問についてでございますけれども,重複するところはございますけれども,環境面等で問題はないということで聞いておりますので,同じ答えになりますけれども,水質等の安全性を担保していただけるということになっておりますので,そう認識しております。  そしてまた,途中で水質等に影響があった場合は対応をどうしているのかというふうな御質問についても,水道部では市民の皆様に水質基準に適合した安全で良質な水を供給するため,原水,これは水源でございます,及び浄水,これは給水栓でございます,におきまして,水質検査計画に基づく検査項目,回数,箇所についての法定検査を適正に実施するとともに,浄水場内に監視システムも整備いたしまして24時間常時水質管理を行い,緊急時には排水が停止するような遮断弁を設置するなど,安全性の確保にも努めておりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)坂東統括監も市の職員ですから,そういうことしか言えないですね。市の中で,市長初め皆さんと討議してみてください。この場所がええか悪いかぐらい。誰が考えてもわかる。そんなのが今の現状です。徳島市は建設ありきで進めております。  ほんで,この場所的に,お伺いしたいのですけど,建設候補地の選定について,候補地が6,7,8,9とある。まして,この評価項目基準等の決定とあります。これ,わかりますかね。まず言えば活断層。もうこんな所はだめですよとか書いてある。もう一つは,ものが9キロメートルぐらいしかないので,津波,河川の洪水,その他危険地域,周辺の人口関係,教育施設との関係,医療福祉施設の関係,文化施設,また,今,言いました水道源との位置です。  次には,環境への配慮。道路の混雑しませんかってなことね。と,人口重視からの距離。他町村からの距離。ごみを持ってくるの,距離が要るわね,これ。他市からの距離。使用道路の接続状況。またこの計画的な財政運営の視点。造成工事。また,価格とか,いろいろこう書いてありますけど,これ,ちょっと市長にお伺いしますけど,徳島市でこの6から9までで最有力候補地選定と書いて,ほいで,これ,何ですか,徳島市飯谷町枇杷ノ久保採石場跡。これ,誰が決めたのですかて聞いたんよ。市長が決めてくれましたと言いよったわ。                 (何事か言う者あり) ◎ 3番(高木幸次議員)本当ですよ。うそでないですよ。5人の議員がいてちゃんと聞いたのですから。  では,その場所の,場所ね,聞いてくださいよ。場所ね,ここが一番ええんじゃと。左に書いてあると右に書いてあるのは,まんで違うのやな,これ。でしょう。22項目の中と右に書いてあるのは,まんで違うわけなのですよ。でしょう。こう思いませんか。ほいで最有力候補地。この間徳島市の環境衛生部へ行って聞いたときに,これ,誰が決めたのですかて言ったら,両市長決めましたと言いよるねん。これ,そんな簡単に決められるのですか。最有力候補地。  私はおかしいなと思う。それと,その地元の住民の方に全部署名捺印していただいたのですかと言ったら,まんでそれはできておりませんて,こうやって言うとりましたよ。わかる範囲で結構ですから,お答えください。              [市民生活課長 藍沢隆史君 登壇] ◎ 市民生活課長(藍沢隆史君)議員からは,候補地が,今の最有力候補地に決まった理由についての質問であったかと思いますので,総括的に流れも踏まえましてお答えをさせていただきます。  これまでも申し上げてきてますとおり,候補地選定の経緯につきましては,まず事業主体の徳島市が施設立地が可能な地域から6カ所の候補地として抽出し,その後徳島市が第三者を含む候補地選定委員会を開催する中で,先ほど議員が22項目と言われましたが,その上に視点というのがございます。安全・安心の確保の視点,それから環境の配慮の視点,それから計画的な財政運営の視点。これらの各評価項目に基づきまして徳島市域から1カ所の候補地を選定いたしました。その後,最終的には小松島市の候補地と同条件の中での評価を行った上で協議を行い,6市町の首長了承のもと一昨年11月に徳島市飯谷町枇杷ノ久保が最有力候補地として選定された経緯となっております。  具体的な項目を羅列されて,活断層であるとか水道水源の関係であるとか,そういった評価項目を議員からは述べられておりました。それらを踏まえますと,今の候補地が適地であるかどうかには疑念があるというような御再問であったと思います。その点について答弁したいと思います。  評価項目の最終的な選定においては,何か1つの項目に特した評価判定ではなくて,各項目での評価評点の積み上げによる総合的な評価を行った結果,最有力候補地として選定された経緯があると理解しております。こうしたことを踏まえ,事業主体の徳島市におきましても,これまでの住民説明会等におきまして他の候補地名であるとか各候補地の評点を初め評価項目における具体の定義や考え方などは,詳細などの説明については行ってないのが現状でございます。そういうことで御理解いただきたいと思います。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)いろいろ説明してくれて,ありがとうございます。  評価項目とか最有力候補地とかいろいろありますけど,これには,これ,評価項目の中で最有力候補地と書いてある所が,市長にお伺いします。これ,最有力候補地になりますか。左のこの文面を見たらなりますか。これ,見てみ,これ。安全の確保,活断層,あそこ活断層,通ってまっせ。ここへ持ってきて水道の問題があるでしょう。水道源,我が市の3万何ぼの人間に我が市は皆水道を送っとんですから。そういう問題はもっと重く考えて,最有力候補地という名前はどこから出てきたのか,私はお伺いしたい。市長,お願いします。                 (濱田市長の発言あり)              [市民生活課長 藍沢隆史君 登壇] ◎ 市民生活課長(藍沢隆史君)議員からは,活断層が下に通ってるとか水道水源の位置が近い,こういった項目の観点からしたら,一般的にこれらの事項の概念的で言えば,確かに今のその水源地があるという状況も踏まえますと,そういうような考え方もできるかと思いますが,先ほど答弁で申し上げましたとおり,ほかの候補地名については,もちろん5カ所については徳島市は公表しません。これはもう公言しております。はっきりマスコミ等,住民説明会でも。それから,先ほども申し上げましたが,22項目もあれば,それぞれの評点であるとか,プラスマイナスの要素がそれぞれありますよね。その中で最終的にはこちらの最有力候補地で,今,事業理解を得ようとしてるだけでありますので,だから,具体的なほかの部分との比較がわからないとはっきり1カ所で,1つの評点で見ればそういうような見方もできるかもしれませんが,横の比較,いろいろな評点評価の,それぞれの項目の比較を考慮する中で,最終的にはそういう候補地が,今,選定されてるということでございますので,御理解賜りたいと存じます。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)しつこいようですけど,私が言っとんは,とにかく水源の上にそういうものが建設されたら困るということを言うとるのですよ。何遍も言います。だから,それがわからずして,さようでございますか,ありがとうございます,よろしく頼みますって,48号議案から何もかも毎年毎年,金を払うていかないかん。そういうことが何10年先まで続くやわからん。まして,大きな事故が起きるかもわからん。そこを最有力候補地と決めた市長のお考えをお伺いしたい。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)高木議員の質問にお答えします。  先ほど担当課課長から申し上げましたとおり,徳島市において適切なプロセスで最優力候補地が選定されたものと認識をしております。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)市長,よそごとに持っていったらあかんでよ。あんたもな,はっきり言うけど,徳島市へよろしゅう頼みますて言うてきたのやろ。我々の中から賛成,反対,とったのでしょう。でしょう。それで48号議案の中からお金が毎年毎年行っていっとるのでしょう。将来,我々生きとるや死んどるやわからんけど,将来の孫子のために,そういうことを考えんとあなたは徳島市によろしゅう頼んますわとやったのですか。本当に。私が言いたいのはそこなのですよ。小松島市は勝浦川の水を市民に,何遍も言いますけど,供給しとるのですよ,3万8,000人。食堂から始まって,船から始まって,ありとあらゆる所へその水を供給しとんです。それに対しての,私が言うとんは場所が悪いと言うとるのですよ。場所を変えてくださいよ。場所を変えてくださいって,この間行っとった議員も言っとるのやから。国府に行ったらどうですか。論田へ行ったらどうですかと。そんなの知りまへんわと,向こうは言ったのですよ。あれ,徳島市も困っとるのですよ。多家良あたりがね。田んぼへ水が入りますとかどうやこうや言うとんですよ。再度徳島市と協議してですね。金を払うばっかりが能でないのやから。はっきり言うて,チャラにしてもええぐらいですよ。毎年,毎年,700万円も800万円も,これ,市民の税金ですよ。その点について,もう1回お願いします。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)高木議員の質問にお答えいたします。  小松島市といたしましては,安全・安心を担保するために必要な環境対策,施設整備について事業主体主である徳島市において,確実,また,かつ適正に実施することとしており,本市の水道事業への影響についてはないものと認識をしておりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)この水道問題で,よくお聞きくださいよ。市民の意見を何にも聞いてない。はっきり言うて,議会,行政側,また市民,三者合意形成かな。何遍も言うております。署名もいっぱいあります。にもかかわらず建設ありきで走るのはいかがなものでしょうかと言うとるのです。市長の今の答弁になってないよ。再度もう一遍してください。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)再問にお答えいたします。  先ほど申したとおりでございますので,御理解を賜りますようよろしくお願いいたします。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)市長からはそういうふうな場所的な返事が出ないということですね。徳島市にも何も言えないのやね。そういうことでしょう。あなた,徳島に行って,小松島市の焼却場,もう古いから,ここへ乗っからせと言うたのだろう。これ,金,見てみたら,あれですよ,445億円かな,うちの出す分が34億5,000万円。これだけのお金があったらよそへ頼むこと,あれへんがな。自分の所でできるわな。ちゃいますか。我々,余りそろばんはじかんから,わからんけどな。概算で言いよんやけど。どうですか。本当に。なぜ毎年毎年,1,000万円近くの事務委託費を払って,何10年も払って,できた後も払っていって,うちの小松島市に何のメリットがあるのですか。メリットがあるというのは公害等ぐらいなものなのですよ。その水源の上にこういうふうなものをつくるというのが私は許せんのですよ。簡単に物事を考えんと先ほど言うたことと一緒ですって,そんな答弁があるかいな。ちゃんとした答弁をしてください。          (「ちゃんとしたいう答弁がわからん」と言う者あり)                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)議員からの質問にお答え申し上げます。  前段市民生活課長並びに水道部統括監からも御答弁申し上げましたとおり,新施設は環境アセスメントの実施や水質結果の公表など排出処理対策などの面において環境基準をしっかりと重視した安全・安心な施設を徳島市が整備していくものと考えておりますので,御理解を賜りますようよろしくお願いいたします。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)徳島市は,最初,1滴も水を流さん,こうやって言うとったんよ。今度,流させてもらいますと。それで安心・安全の施設ができるのですか。この間も説明を受けましたけど,煙突が90メートルじゃ,80メートルじゃった。これほど高いものをつくらんとやね,近くへ落ってくるからそんなことしてるのやろ。違いますか。だから,ものを焼くということは,いろいろな公害物が出てきます。ましてその近くの住民は本当に,何ていいますか,体の健康も悪うなるしね。そういうふうなことを考えないのですか。私がほなけん何遍も言います。もうこんで水道のことは言えへんけど,最後だけ言わせてもらいます。  飲む水の上にそういうふうな施設をつくるのにあなたが賛同するのだったら,先,困るでよ,ほんま。だから,責任者としてどこかほかへ持っていってくれませんかというぐらいのこと,言えないはずないでないですか。ほんだけ何も言えなかったら,うち,退散してやめたらは。やめても枇杷ノ久保へつくるのだったら,我々は反対しますよ。水質面において,出えへん,出えへん,言いよったって出るものは出るのやから。四日市の公害訴訟とか長崎とか,今までにそういう例が何10遍もあるのやから。そういうことを,物事を重く考えて,徳島市と話をしてくださいよ。口酸っぱく言ってますけど,もう今年度,これ,最後になるかもわからん。でも,私はとにかくそういうふうな姿勢をね。賛成したのやから我々のものや。そうでないですよ。三者合意。市民の意見も要りますよ。何もかもほんなしていきよったら,小松島市自体に市民が押しかけてきてやめてつかいというようなことになりますよ。あなたがいつも言うように,住んでよかった小松島と言うけど,住まなきゃよかった小松島になりますよ。我々の子どもや孫のためにもう少し重きになって考えていただきたい。  さっきの市長の,答弁になってないのやから。           (「ちょっと,今,わからない」と言う者あり) ◎ 議長(武田 清議員)高木議員,質問をしてください。答えやすいように質問。 ◎ 3番(高木幸次議員)だから,質問してるがな。あなた,聞いてるでしょう。だから,孫子の代までそういうふうな尾を引くような施設をあなたはつくりたいのですか。その点について私はお伺いしとるわけよ。これ,質問よ。やってください。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)議員からの質問にお答え申し上げます。  繰り返しになりますけど,前段市民生活課長並びに水道統括監からも御答弁申し上げましたとおり,新施設は環境アセスメントの実施や水質結果の公表など排水処理対策などの面において環境基準をしっかりと遵守した安全・安心な施設を徳島市が整備していくものと考えておりますので,御理解を賜りますようよろしくお願いいたします。 ◎ 議長(武田 清議員)小休いたします。                午後 4時42分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 4時50分  再 開 ◎ 議長(武田 清議員)休憩前に引き続き会議を開きます。  本日の会議時間は,議事の都合により,あらかじめ,これを延長いたします。  藍沢市民生活課長。              [市民生活課長 藍沢隆史君 登壇] ◎ 市民生活課長(藍沢隆史君)失礼いたします。  先ほど議員の御発言の中で売電収入の話がございました。これに関してちょっと御説明させていただきたいと思ってます。  売電収入に関しましては,徳島市が全部持っていくというような御発言があったと思いますが,そうではなくて,全体の維持管理費から売電収入を引いた残りに対してごみ量割に応じて各市町が負担するということになりますので,その点に関しては御訂正させていただきたいと思います。だから,メリットはあるということで御理解いただきたいと。  それから,単独の,この新聞記事をちょっと見たのですが,いわゆる広域の負担金,メリットがない,単独整備した方がという話がございましたが,この広域の負担金の最大のメリットは交付金が受けられるという部分がメリットとなって,最終的には約35億円となってるという部分ではございます。市単独でやるとなりますと,当然ながら交付金は要件的に当たりませんし,それから市債事業と,あとは一般財源で賄うということになりますので,後々の財政運営上は公債費ですね。そういった分でも影響してきますので,決してメリットがないわけではないです。  それから,一般的には単独整備にすると処理単価が,処理量が下がりますので,基本的には単価が上がるという傾向がございますので,そういった面においても財政的なメリットの観点からしても広域の負担金で整備をする方が財政的なメリットがあるものと考えております。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)この445億円かな,これ。445何億円の中にも,これ,うちが34億5,000万円。これ,こんなのこれ,どうですかね,これ。(高木議員が手元の資料を掲げる)これは入っとん。入ってますの。これ,例えば道路の設備かな。何かありますけど,これ,工事費合計20億円とかいっぱい書いてある。13.5億円とか書いてあるけど。これは,この新聞紙上に書いてあるこの35億円の中とは別なのでしょう。それをお伺いしたい。              [市民生活課長 藍沢隆史君 登壇] ◎ 市民生活課長(藍沢隆史君)議員からは進入路,搬入路の経費,何か何案かあるということで,それが445億円の全体の概算事業に入ってるかということの御質問がございましたので,お答え申し上げます。  関連工事費整備ということで,今回3月にもお示しした基本的事項の中にも費用積算,内訳を書いておりますけれども,関連工事費として13億5,000万円という数字で入っておりますので,含まれておりますので,今の総事業費の中には進入路整備費は入っとるということで御理解いただきたいと思います。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)この道路等について,4つあるのやけど,これはあれでしょう,現状徳島市は,飯谷とかその近辺の人に理解をもらえてないからこういうふうにこさえとるのちゃうん。違いますか。あんたの所の山,買うたるわとかよ。あんたの所の道,買うたるわとか,そういうふうな感じと違うの,これ。あめとむちかな。私はそういうふうに考えてるのやけどね。簡単に私はそうやって言いよるのやけど。その点について。              [市民生活課長 藍沢隆史君 登壇] ◎ 市民生活課長(藍沢隆史君)徳島市の進入路の部分の検討において何案か検討したという中の今のルートの部分でいいますと,先ほど費用も含まれてる分でそこの経路を通っていくのが,今のところそういうような経路で地元の理解を得るという努力をしてるだけでありますので,それぞれの長所,短所とかいろいろありますので,工期であるとか,それから橋梁をかける部分にあっては県の許可も要りますから,そういった比較論においていろんな案が出てるという理解でおります。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)いろいろ説明いただきましたけど,これ,よくわかりました。  ですが,私が提案,提案といったらおかしいけどね。決められたものに提案するというのはおかしいのやけど。市長,どうですか。この問題,水質の問題もありますし,水の問題もありますから,何だったら一遍市民投票でもしたらどうでっか。行政だけが走らんと。建設ありきで走ってんのやから。どうですか。そういう点も考えていただけんだろうか。三者合意というのはそのことですよ。お願いします。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)そういうことはございませんので。はい。しませんので,よろしくお願いいたします。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)これだけここで45分しゃべって,提案理由も何も受けられない小松島市。今後どういう考えを持って進めていくのや知らんけど,実態我が市も130億円から160,170億円の,今,現状借金もあるのでしょう。いろいろ全体にしたら。ほんで,まだまだふえるのでしょう。だから,こういうふうなお金が要っていたら,小松島市,夕張みたいにならへんので。実際,これ,財政問題はこんな所で言う気持ちはなかったのやけど,実際として本当。次から何ぼ要るやらわからんて,これ,藍沢さん,あんたこれ,書いてあるよ。ここへね。書いてあるよ,これ。読もうか。具体的,今後の各年度の予算配分において算出していくため,懇談会では事業主体の徳島市も算出できないことから回答することはできませんと書いとんよ。何ぼ要るやわからんところへずっと行くので。だからそれを言うてんですよ。              [市民生活課長 藍沢隆史君 登壇] ◎ 市民生活課長(藍沢隆史君)議員が申されたのは,私がまず34億5,000万円の根拠と,算出根拠の御説明をする中で,来年度の予算に関しては新年度予算を要求する中で,また3月に説明させていただきます。  ただ,それ以降の年度については,各年度の負担が状況によって,事業の進捗によって変わってくることもあるからはっきりした額は言えないと申し上げただけです。  それから,概算事業費についてはあくまでも処理単価から割り出したいわゆる概算費でございますので,それの範囲におさめるというような形には当然今後減量を図ることに各市町が努力することでそのコストを抑えていくという努力は徳島市の方からも求められておりますので,我々としてもそういうことを念頭に置いていくと。だけど,各年度の負担金とかについては,まだはっきりしたことは申し上げられないということで御返答しただけでございますので。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)よくわかりました,藍沢さん。  ですけど,あなたがこの2年間にわたって,先ほども三者合意とか言っとったけど,本当に市民に身近でわかる報告会なんてたった2回なのですよ。パソコンで打って送ってあるとか言うけど,年寄りは見えないのやから。だから,できれば再度市長にもお聞きします。  昔はあなたも各公民館に来ていろいろな報告会をしよったと思うのよ。ミリカホールに来なさい,あと知らんわと。こんな重たいお金のかかる事業に退散もできなければやめるということも言えない。まして子や孫のこともいうたら,将来的なことがあるのですから,再度私の気持ちとしたら,この枇杷ノ久保に建設ありきは何とか徳島市にお話しください。この間の話の中で,国府にも大きな焼却炉がありますよ,論田にもありますよ,どうしてそこへ行けないのですかというようなお話もしてきました。だけど,室長さんが言うのは,上の市長が決めたのやから,わしらそれに向いて行きようだけやと。建設ありきでと。この建設ありきっちゃ,何かあるのですか。基本として。だから,市民の意見を問うたらいいのでないですか。問うてください。そういう,各公民館において,最終的には住民投票でもしたらええのやないか。ちゃうで。私はそない思ってます。これ,小松島市もそういうことになったら困るでしょう。だから,私はそれ,言うとんですよ。市民が納得すればしたらええのじゃわ。だけど,私はそこにするのはどんなもんかいなと思いますよ。場所が悪いというのはこれです。そういうふうなもんをつくるに関して,いいもんはいいでいいですよ。ですが,場所と我々の水源とがあるわけですから,そこのところを再度徳島市にもかけ合うてください。そういうことですよ。3つぐらい言いましたけど。その点についてちょっとお願いします。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)議員の質問にお答えします。  議員からは,もう少し市民の合意をとって,そういうふうな考えは今のところございませんので。先ほども言いましたように,新施設は環境アセスメント実施,水質検査の公表など,排水処理対策などの面において,環境を重視した安全・安心な設備を徳島市が整備していくということでありますので,白紙撤回の意向はございませんので,よろしくお願いいたします。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)時間がないですから,もう早くしまいますけど,市長,あんた言うたように,責任はとる,撤回はしない。それで,あなた,今後小松島市の市民が何かあった場合,前も言いましたけど,あんた,責任をとると言うたね。ほな,どういう責任をとるんですか。言うてください。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)議員の質問にお答えします。  議員の質問はどういった事故,問題等を指して述べているのか特定されない以上,責任の所在が明確でないことから,市長の責任をとるということは,とるのはとりますけど,その明確なことを指していただきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)最後ね,言いますけど,再度市民報告会をやってくださいよ。各地でね。これでなかったら,あなたは政治生命あかんようになるよ。ほんまに。そやから,私はお願いしとんよ。各公民館でそんなことやりませんか。市民の意向を聞きませんか。どうですか。私はお願いしたいと思います。
                   [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)今,担当課課長からも言いましたように,市民説明会は徳島市からいろいろな案件が出た時点では市民説明会もしていきたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)市長,我が市の単独でやるぐらいのことは徳島市に聞けますでしょう。藍沢さんも。今まで何も知らなかった,教えてくれなかったと言うけど,今期この中に何もかも,みんな出てますがな。金銭的感覚においても,道路の拡幅の問題にしても橋の問題にしても,みんな出てますがな。だから,これを小松島市民にですよ,報告会をして各公民館でやって皆さんの意向を聞いたらどうですかと。なぜそれができないのですかと。行政は一旦,ほな決めたら,わしゃ知らんと。もう皆に賛成をもうたのやから。それはおかしい。そこをほんまに声を大にして言いたい。市長,責任とらんことないと言うたけど,とるとかとらんとかいう問題と違うのやな。とるとるいうて,撤回はいたしません,言うこと,私に3回物を言うなって言うけど,あんたも一緒のことを言う。だから,この点について,再度,もうこれで終わりですから。あんたがここで市民説明会も何もしませんというのだったらもうそんでいいですよ。あんた,本当,知らんぞ。もう。           (「もう言うたで,しますって」と言う者あり) ◎ 3番(高木幸次議員)しますと言わんで。               (「言うたで」という者あり) ◎ 3番(高木幸次議員)言うたかい。               (「はい,はい」と言う者あり) ◎ 3番(高木幸次議員)最後,もう一遍言って。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)徳島市からいろいろな事案等々がありましたら,そのときは折々市民説明会も開催していきたいと思います。そしてまた,市民の御理解も得ていきたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)お答え,ありがとうございます。  でも,市長,徳島市に何もかも聞いて,何も言うてくれんところやからね。ちゃんと役が行って,ちゃんと徳島市で聞いてきて,この小松島市の市民にきちっとした報告会をやってくださいよ。今,やると言ってくれはったね。各公民館ですよ。ここのところは強調させて言わせていただきます。よろしく。              (「答え,要るの」と言う者あり) ◎ 3番(高木幸次議員)返事,くれたらそれでええで。各公民館だけ。いや,しますと言ったって,徳島市で聞いて,徳島市が言うてくれたら言うて,そんなのはあかんて。  徳島市に行って,文言を聞いてきてください。藍沢さん,何や言うてるけど,そんなこと言うとったら2年が過ぎとるのやから。              [市民生活課長 藍沢隆史君 登壇] ◎ 市民生活課長(藍沢隆史君)失礼いたします。  私のこれまで出すべき情報については,徳島市と同様出してる。確かに議員がおっしゃるとおり,知識がやはり事業者でない,足りない部分がある分については,かなり勉強する中で何とか追いつこうという努力はしているというのは今後も続けていきたいと思ってます。それによって今後いろんな情報がある程度出てくれば,市民説明会も適宜開催するという意向は市長が申し上げたとおりでございますので,その点は御理解いただきたいと考えてます。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)長い間しゃべらせていただきましてありがとうございます。  藍沢さん,本当に2年,もうその前田中さんね。いろいろな人と,こう,お世話になってきたけどね,私もええ勉強になりました。  ですが,やはりそういうなのは市民感覚から生まれてくるもんだと思うんでね。簡単に言うのは,これ,よろしいわとかな。こんな軽々しい気持ちを持たんようにね。徳島市にも何も言えんと。我々にこう言うのですよ。そんなところへひっついとったら,将来どないになるんかと思う。  来年度,市長,あなたまだ2年以上あるけど,12月定例会議,私やもうないけんな。そやけど,ほんまに来年この場でしゃべれるやらしゃべれんやらわからんけど,こんなうるさいおっさんもおったと思うて流してください。本当ありがとうございました。お世話になりました。(拍 手) ─────────────────────────────────────────── ◎ 議長(武田 清議員)以上で通告による質疑及び市政に対する一般質問は終了いたしました。  これをもって,議案第78号から議案第97号までに対する質疑及び市政に対する一般質問を終結いたします。 ─────────────────────────────────────────── ◎ 議長(武田 清議員)ただいま議題となっております議案第78号から議案第97号までについては,会議規則第37条第1項の規定により,お手元に配付いたしました常任委員会付託区分表のとおり,それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 ─────────────────────────────────────────── ◎ 議長(武田 清議員)各常任委員会におかれましては,12月10日,11日,12日,13日の4日間に委員会を開会され,付託案件等について審査されますようお願いいたします。 ─────────────────────────────────────────── ◎ 議長(武田 清議員)次に,日程第2 陳情第3号及び陳情第4号についてを議題といたします。 ─────────────────────────────────────────── ◎ 議長(武田 清議員)本定例会議に受理いたしました陳情については,お手元に配付いたしました陳情文書表のとおりであります。  陳情第3号及び陳情第4号につきましては,陳情文書表のとおり,所管の常任委員会に付託いたします。 ─────────────────────────────────────────── ◎ 議長(武田 清議員)以上で本日の日程は終了いたしました。  次会の日程を報告いたします。  次会は,12月17日午前10時再開,委員長報告に引き続き,討論・採決であります。 ◎ 議長(武田 清議員)本日は,これをもって散会いたします。                午後 5時13分  散 会 Copyright (C) 2005 Komatsushima City Assembly, All Rights Reserved....