避難路に係る関係機関が取り組む事業は安全確保につながると考えられ,各道路管理者における日常の
道路パトロール等の点検を初め,本市では学校,道路部局等が連携して通学路の合同点検を
ブロックごとに行い,児童等が安全に通学できるよう努めております。
また,ことし発生した
大阪北部地震による
ブロック塀倒壊事故を受けて,各課が所管する公共施設において
避難路沿い等の
ブロック塀の点検調査が実施され,危険な
ブロック塀と判断された箇所については改修等の検討がされており,避難路等における安全性を高める取り組みが実施されているところでございます。
[1番
松下大生議員 登壇]
◎ 1番(
松下大生議員)現状についてお聞かせいただきました。避難計画によって
道路パトロール,通常の
道路パトロールであったりとか学校施設等との通学路,こちらの方の点検,また市所有の各課原課の施設であったりとか,公共的なものの件についてもお聞かせいただいたのかなと思っております。
それでは,次に安全対策のうち
ブロック塀対策,こちらの方についてちょっとお伺いをしたいと思います。
避難路の中には,
さまざま危険箇所を有してる可能性がありますが,この
ブロック塀については,先ほどの御答弁でもありましたとおり,ことしありました,大阪の地震,それをもって先月の27日に政府は地方自治体が指定した災害時の避難路に面している
ブロック塀について来年1月から所有者に耐震診断を義務づける建築物の耐震改修の促進に関する法律の政令を閣議決定いたしました。耐震基準が強化された1981年以前に建設された民間のマンションであったりとか商業施設など大きな建物ですね。こちらの方で設置された塀,こちらについても対象といたしまして,一戸建ての住宅などは除外されるようであります。これはことし6月に起こりました,さきも申しました大阪府北部地震での
ブロック塀倒壊による死亡事故を受けた再発防止策の一環で,建築物の耐震改修の促進に関する法律では既に幹線道路など
緊急輸送道路や通学路といった,先ほどもおっしゃられてました通学路といった
避難路沿いにある一定規模の建物に耐震診断を義務づけてはいますが,これを塀にも拡大する内容であります。診断を受けずに放置すれば自治体が指導し,従わなければ物件名を公表すると,現在国がこのような方針を出している中,本市として
ブロック塀対策についてどのように取り組んでいくのかをお聞かせください。
[住宅課長 柏木義雅君 登壇]
◎ 住宅課長(柏木義雅君)御質問にお答えいたします。
耐震改修促進計画等に位置づけた避難路等に面した
ブロック塀が地震等の際に倒壊などして避難路を塞いだ場合は避難及び復旧の支障となる可能性がございます。このことから,避難路等に面した
ブロック塀等撤去の
補助金制度につきまして,本市においても国や県の動向を踏まえつつ,制度の創設に向けて準備を進めていきたいと考えております。
[1番
松下大生議員 登壇]
◎ 1番(
松下大生議員)政府の動向を見て
補助金制度を新しく,いけるものであればやっていきたいなというふうな御回答だったのですけど,こういうのをなぜ聞くかというと,現状,また
ブロック塀の方針についてそういったお考えなのですけど,現状の取り組みだけではやっぱり不十分と思うところがあって,こういう質問をさせていただいております。まずきっちりとそういった調査,
道路パトロール等々あると思うのですけど,それでは
道路パトロールで,道路はパトロールしますけど,周辺の避難路のパトロールといいますか,調査点検て余り行われてないのかなと非常に思うところがありまして,まずきっちりと調査いたしまして危険が想定される箇所の状況,またケース,これに応じた対応が必要になってくると思います。例えば,先ほども質問させていただいたのですけど,ここからここまでは危険,リスクが少ないのですけど,ここからここ,間,この間というところがもしも危険,リスクが高かった場合,道を考える場合は端だけできても真ん中が危なかったらもうそれだけでだめなのですよね。こういった区間,この区間をまだ建物が老朽化してる所,非常にある所もあります。また,
ブロック塀の倒壊の危険があったり,もしくは間にかかってる橋,これが老朽化で破損するおそれがあったりと,さまざまな危険,リスクを有している場合がありますが,今後,市長の掲げる安心・安全の
まち小松島実現のため,本市として全般的な避難路の安全対策について具体的にはどのような施策を持って取り組んでいくのかをお聞かせいただきたいと思います。
[
産業建設部長 佐藤文幸君 登壇]
◎
産業建設部長(佐藤文幸君)議員からは避難路の安全確保に向けた統括的な取り組みについての御質問で,前段関連で住宅課長より答弁もございましたので,私の方からお答えをさせていただきたいと思います。
地震の際には,沿道建築物であるとか
ブロック塀の倒壊,落橋,土砂災害等の影響により避難路が寸断されるなどの事象が考えられるところでございます。先ほど住宅課長も答弁いたしましたが,避難路に係る
ブロック塀に関する事業のほか,議員の言われるように避難路の全体的なというか,総括的な安全対策を図る必要があると考えます。
避難路の危険な箇所の把握として,平時に実施される
自主防災組織や企業等の避難訓練時において,情報収集などを行い,また避難路に関する情報共有等について関係部署が連携を図りながら避難路の環境整備に努めてまいりたいと考えております。
[1番
松下大生議員 登壇]
◎ 1番(
松下大生議員)お答えをいただきました。事業かくかくあるのですけど,まずなぜこのようなことを,先ほどもあれなのですけど,聞くかというと,各担当原課というのがばらばらになってくるのですよね。その取りまとめる役が必要なのかなと。避難路というところできっちり把握して,また防災訓練等々ですかね,そのときにも御意見をいただければ,いただいて,まず窓口になって,これは住宅,
老朽危険空き家があれば住宅,道路の方であれば,橋であれば都市整備等々,そういった枠組み,取り組みというのが必ず必要なのかなと。
ブロック塀等々は最近,今回,ことし地震もあって取り組んでるところもありますので,
補助金制度,まだ本市は導入しておりません。民間等々に関しては。こういったものも,本当に検討して,何もかもではなく,まず選択と集中というところがありますので,できるところはきっちり先に定めて取り組んでいく必要があるのかなと思いますので,そういったのを原課の方で,原課というのがないのであれなので,取り組みをもって,どこかが所管して取りまとめて,本当に各原課連携をとってやっていただきたいなと思いますので,御対応いただければと思います。
それでは,次に,発災時においての市民への情報提供についてお伺いしたいと思います。
発災時においては,Jアラート,
防災行政無線等々により市民の皆様へ情報提供を行っているところではありますが,
防災行政無線については,よく市民の方から音が聞こえない,何を言ってるのかわからないとの声をよく聞きます。以前から各議員から御質問,御指摘を行政に投げかけ,先般の9月定例会議におきましても質問があったところでございます。
防災行政無線については,今後適切な維持管理に努めていくとの御答弁だったかと思いますが,改善できるところについては調査,工夫し,改善努力をしていただきたいと思います。
今回は,情報伝達,提供の多様性,新たな取り組みといったところについてお聞きしたいと思います。
昨今情報の多様化により,
防災行政無線の補完機能として,また新たな情報の発信ツールとして,自治体の
ホームページやSNSを活用して市民へ知らせる方法や個人個人独自で民間の防災アプリですね,こちらを活用する方法などがあります。本市ではまだ
ホームページやSNSでの活用はうまくできていないと感じます。また,民間の防災アプリなどは一定の情報提供は有しておりますが,地域独自の情報,例えば避難所の開設状況であったりその他詳細なところについては情報不足なところがあります。そこで,本市の防災全般における新たな市民への情報提供の取り組みについてのお考えをお聞かせください。
[
危機管理課長 橋本 啓君 登壇]
◎
危機管理課長(橋本 啓君)松下議員からは,発災の際,市民への情報提供への新しい取り組みについて御質問いただきましたので,お答えいたします。
防災における情報は,時系列的な推移によって多様な情報が存在することになりますが,災害発生の直前直後の防災情報の伝達については,特にその迅速性と確実性が求められるところでございます。
現在,本市における
情報伝達手段として,
防災行政無線や
緊急速報メール,
ホームページ,広報車等により情報提供しております。
防災行政無線については,
身体障害者手帳の交付を受けている聴覚障害者の世帯において,希望される場合は
防災行政無線の音声内容を文字として伝達できる個別受信機を貸与させていただいているところでございます。
現在,
防災行政無線の内容を登録したアドレスにメールを送信する方法や,
インターネット環境を利用した
スマートフォンから音声が流れる方法など,現在の
防災行政無線と連携したさまざまな方法が開発されていることから,本市にとってより有効な手段を研究し,
情報伝達手段の多重化について検討してまいりたいと考えておりますので,御理解のほどよろしくお願いいたします。
[1番
松下大生議員 登壇]
◎ 1番(
松下大生議員)お聞かせをいただきました。さまざまなことをお聞かせいただいたのですけど,また新しいものというのは本当にいろんな千差万別,またできたすぐというのはあると思うのですけど,本当に見きわめて,いいものはいいで,ほんで取り組んでいく姿勢で前向きに検討して,何でも取り入れていただきたいなと思いますので,ぜひまた,こういうものがあります,こういうのができます,構築したものがあったらまた議会の方にも適宜御報告いただければと思いますので,また早い段階でそういった新しい取り組みの内容についてまたお聞かせいただきたいと思いますので,お取り組みをお願いをいたしたいと思います。
次に,地域の経済対策についてお伺いしたいと思います。
地域の経済対策についてではございますが,近年小松島市では全国の地方都市と同様に個人経営など中小規模な商店,小売店の減少,また県外資本の商店の出店などにより地域内でのお金の流れが変わってきております。地域の経済をよくするには,まず外貨,市外から小松島市内にお金を持ってくる,そして地域内でお金を地産地消し循環させること,これが非常に大切だと考えます。これらを踏まえ,まず最初に現在の本市の地域における経済対策についての取り組みがあればお聞かせいただきたいと思います。
[
商工観光課長 原田真二君 登壇]
◎
商工観光課長(原田真二君)松下議員の御質問にお答えいたします。
地域に根差した経済活動を営んでいる中小企業・
小規模企業がその企業活動による地域経済への波及効果,雇用の創造,税収への貢献等により地域経済の発展にとって大きな役割を担っていることは言うまでもありません。そのため,本市におきましては,平成29年4月1日中小企業・
小規模企業の振興に取り組むことを目的に小松島市中小企業・
小規模企業振興基本条例を施行しております。本条例に基づき,具体的には事業拡大等に対する施策として
税制優遇支援制度を設けており,既存事業所に対しては
販路拡大支援補助金を,新たに創業をする方に対しては
創業者育成資金保証制度や
中心市街地空き店舗対策事業補助金等を設けておるところでございます。
また,雇用の創造の1つとして企業誘致を推進しているところでございます。本市としては,若者世代において一定の需要があります事務的職場の創出が,雇用の切り口からの若者世代の定住につながれば地域経済の発展につながるものと考えており,引き続き
企業誘致活動に取り組んでまいる所存でございます。
さらに,昨今
地域経済拡大のための手段の1つとして,観光振興が挙げられております。本市におきましても,現在,
地方創生交付金を活用した事業の中で広く市民の意見をお聞きするワークショップを開催しながら
観光振興ビジョンの作成を進めているところでございます。また,その事業におきまして,総務省の
地域力創造アドバイザーの協力のもとに
商品開発講座を開催し,市内事業者や個人の方に参加いただき,小松島市の新たなお土産,特産品等の開発を進めているところでございます。
[1番
松下大生議員 登壇]
◎ 1番(
松下大生議員)現状の取り組みについてお聞かせをいただきました。小松島市中小企業・
小規模企業振興基本条例から始まり,それに伴って補助金,また
企業誘致活動,前回も,定例会議のときにもまたお話があったのですけど,そういった企業誘致についてまたやっていってると。それと,クルーズ船に伴う観光振興であったりとか,また商品開発,お土産の開発をもって地域でものをつくって売るというふうな形の分をおっしゃられたのですけど,ちょっとこれに関したら今回の質問ではないので御質問はいたしませんが,小松島市中小企業・
小規模企業振興基本条例,これ,できましたけど,そこまで市民の皆さん,事業所ですね,これができたからようなったなという実感て,まだ余り。即効性はないので,なかなか感じにくいところはあるのですけど,なかなかまだ感じ得ないところもありますので,そういったところもほかの議員さん,御質問もこれに関するものもさまざまありましたけど,こういったものをもう1回見直す必要もあるのかなと。企業誘致については,もうこれはずっと行っていくようなものではありますので,形,内容,企業等々ありますが,継続的に行う必要があるというふうに感じていますので,またもう一度見直しをしながら,本当に効果が出てるかというところも見ながら検証してやっていっていただきたいと思います。
それで,今回の趣旨といいますか,地域通貨,こちらの導入についてお伺いをしたいと思います。
まず,地域通貨といいますと,懐かしく思い出す方もいるとは思いますが,約20年ぐらい前に金融危機がありましたよね,1990年の後半に。その翌年の99年に当時の小渕内閣で
景気浮遊施策の一環として
地域振興券,こんな券を,皆さん配られて,20年前。僕,小学校だったのでちょっとうろ覚えなのですけど,これが
地域振興券と称しまして全国の市町村,市区町村で発行された商品券があり,15歳以下の子どもがいる世帯主や65歳以上の高齢者などに1人2万円を交付した事業が地域通貨がはやったきっかけで,このアイデアをもとに,法律上は通貨ではなく各自治体であったりとか団体が発行した地域限定の商品券,これがいっときこのあと3,000以上地域通貨が流通したようですが,正確な数値ではないので確定はできませんが,近年大体600件ぐらいで,下火になってきてると。少なくなってきてるのか。いっときはブームでばっと上がって,ちょっと今,最近,使い勝手のこととかで,さまざまな要因,多々あると思いますが,使用できる店舗数が少なかったりとか,また地域通貨の発行維持ですね,こちらに関するコストというところがあるようで,また地域通貨と申しましても,さまざまな媒体,または取り組みがあるようで,自治体発行型であったりとか民間での発行であったりとかさまざまなものがあり,媒体については紙幣型,紙ですね,とか通帳記入型,小切手型,最近ではICカード型,こういったものもあるようで,また目的ですね,こちらも地域還元が主眼なのか,また
ボランティア振興が主眼なのか,力点を置くものがあるようです。
でも,最近下火傾向にありますが,近年,仮想通貨,皆さん最近テレビとか新聞とかで聞くことがあると思うのですけど,この仮想通貨を用いて地域通貨の導入検討が進んでいるようです。地方創生の一環として,岡山県の西粟倉村という所があるようなのですけど,こちらの所でICO,イニシャル・コイン・オファリングの略称ですね,これはIPO,
新規株式公開の仮想通貨版みたいなものの分なのですけど,これは未上場の企業でも第三者を介さず資金を世界中から集めることが可能というふうな仕組みであります。また,飛騨高山では,さるぼぼコインと呼ばれるものがありまして,それは金融機関と民間企業が共同で取り扱っているものもあり,これらはお互いに主眼であったりとか性質というものは似てるようでちょっと違う。お金を集めるというタイプと使い合うというタイプで,ちょっと違うのですけど,こういった流れが出てきてるようです。大体2017年の後半ぐらいから,ことし,来年ぐらいから大体試験的に導入してる自治体とかちょっとふえてきてるかなというふうなものなのですけど,そういったものに関して本市として取り組んでいく気があるのかないのか,ちょっとお伺いをしたいと思います。
[
商工観光課長 原田真二君 登壇]
◎
商工観光課長(原田真二君)松下議員の御質問にお答えいたします。
地域通貨とは,日本の法定通貨である円とは違い,限られた地域だけで使用できる通貨のことで,お金の循環を促進することから,地域の経済を活性化させるというメリットがある反面,導入費や維持費が高いといったデメリットもあります。また,以前流行し,議員からも紹介のありました
地域振興券のような紙媒体で発行されるものと電子化されてデータとして売買に使用できるものがあり,さまざまに展開しているようでございます。
このことから,地域通貨の導入につきましては,
先進地事例等を注視する必要があると考えております。先ほど議員からも御紹介がありました,2017年に実証実験を行い,現在実用化されている岐阜県
飛騨高山地域の
電子地域通貨さるぼぼコインのように,
先進地事例等を研究してまいりたいと考えております。
[1番
松下大生議員 登壇]
◎ 1番(
松下大生議員)調査して,また研究していきたいと。これは,まずさるぼぼコインといって,そちらの方と,また先ほど申し上げた西粟倉村,こちらまた主眼が違うのですけど,またそれに対して
行政ポイント,今,例えば
健康ポイントとか
健康マイレージとか多々あると思うのですけど,
あとボランティアとか新たにつくって,そういった
行政ポイントとまた相乗りいたしまして,このさるぼぼコインも,何か例えば下で住民票をとる場合とかそういったポイントが使えたり,
行政ポイントを使えて回せる。お金も地産地消できるという。また使い勝手がいいのですよね,やっぱりそういった方が。結構
スマホ普及率も高いですし,そういったものが楽しみをもってまたほかの事業もできていけるのかなと。
昨日,米崎議員さんの方から
キャッシュレス化,
クレジットカード導入をして等々に関して使えんかとか何かそういった話があったと思うのですけど,
キャッシュレス化を行政が進めても
クレジットカードとか手数料というところで非常にお金が高いのでなかなか導入に向けてやっぱり足かせになるのかなというところはあるのですけど,先んじてやっていくことによって,先ほどあった
クレジットカードと違って
モバイル決済というのは非常に安いです。余りお金がかからないのです。そういったので普及していってるというのがありますので,そういった
クレジットカードとは違う,また独自の,何かこの自治体っておもしろいよなというふうな取り組みがあれば非常にわくわくしますし,おもしろいところ,先んじてやっていくのも,調査検討するのも,ただ単に調べるというだけではなく,本当にちょっとやっていきたいなという目線を持って取り組んでいっていただきたいと思いますので,おもしろいこと,また楽しいことであったりとか,そういった意味合いのあること,地域にお金を回すというふうな主眼を持ってやっていけば必ず取り組みは成功すると思いますので,ぜひその主眼を持って取り組んでいっていただきたいと思います。
それで,今後市としての経済施策に向けての,地域の経済対策に向けての全体的な今後の取り組みというのをお伺いをしたいと思います。
[
商工観光課長 原田真二君 登壇]
◎
商工観光課長(原田真二君)松下議員の御質問にお答えいたします。
担当課といたしましては,引き続き市内事業所への訪問等により現状の把握に努めますとともに,小松島市中小企業・
小規模企業振興条例に基づき設置しました市内の各経済関係団体等で構成する小松島市中小企業・
小規模企業振興会議において今後の施策展開について協議をしてまいりたいと考えております。
また,市内事業所よりもっとも要望の多い雇用対策につきましては,定住施策にもつながることから市内の教育機関との連携をさらに強め,地元企業の周知活動や新卒採用の求人依頼等を粘り強く行ってまいりたいと考えております。
さらに,先ほども申しましたとおり,
企業誘致活動につきましても,市内において若者の定住につながるものと考えておりますので,引き続き取り組んでまいります。
観光振興施策につきましては,
観光振興ビジョンを策定し,そのビジョンに基づき次のステップとして具体の観光商品開発や担い手の育成に努め,市域外からの人やお金の流入に向け取り組んでまいりたいと考えております。
[1番
松下大生議員 登壇]
◎ 1番(
松下大生議員)お聞かせをいただきました。
先ほど,さきに御質問したことの内容をまたもう1回やっていくというふうな,引き続き企業誘致であったりとか観光商品の開発であったりというふうなところのお話だったのですけど,常にやっぱり検証していく必要もありますし,あと各課の連携,例えば企業誘致,企業誘致とこうおっしゃるのですけど,小松島市45平方キロメートル,余り広くないです。低地も多いです。例えば,企業誘致をする際でもやっぱり足かせになってる,先般池渕議員からもありましたけど,都市計画というところ,そういったところの足かせになってるところもあると思います。来たんやけど場所がないとか,なかなか用途地域の問題であったりとか,そういったものもありますので,各課連携をとって,こういう需要があるんだよ,こっちの原課の方にこういった課題があって,こういった分があれば解決できるよというふうな連携が必ず必要なのですよね。やっぱり来て,来てではやっぱりない,できないという課題もありますので,そういったところを踏まえて,総体連携して企業誘致ないし課題解決に向けてやっていっていただきたいと思いますので,そういった取り組みをもってまた部長あたりが各,またいでるところもありますので,旗振り役で,また市長と,こういうふうなのが,課題があるから解決したいというふうにやっていっていただきたいと思いますので,そういった目線でまた取り組んでいっていただきたいと思いますので,お願いをいたします。
次に,金磯・横須町地区の
インフラ整備,こちらについてお聞きをいたします。
この質問は,金磯・横須町の一部地域については
インフラ整備,道路整備であったりとか浸水対策における排水路整備がほかの地域に比べおくれていると感じるところがあります。やはり,同地域の道路,排水路におけるまちの基盤整備となる整備については金磯地区基本計画に基づいた
インフラ整備をもとに取り組んでいると思いますが,現在の取り組み状況についてお聞かせをいただきたいと思います。
[まちづくり推進課長 小林 潤君 登壇]
◎ まちづくり推進課長(小林 潤君)松下議員からは,金磯町及び横須町の一部からなる金磯地区基本計画の取り組み状況について御質問いただきましたので,お答えをさせていただきます。
小松島市まちづくり条例に基づき,昭和58年4月施行の金磯地区基本計画につきましては,地区の将来図を示す地区整備の方針と,道路,公園,排水施設などの公共公益施設の位置や規模を定める地区整備計画,及び整備に関して公共,民間の役割分担を設定した地区整備の実現化に関する施策の方針からなる町並みなど地区独自のまちづくりのルールをきめ細かく定めた計画であります。ここではこの地区整備計画において計画的な市街化を促進するためまちづくりの内容を具体的に定めた市が行う幹線道路,幹線下水路,及び都市公園施設の現在の取り組み状況について申し上げます。
まず,地区内の幹線道路として地区中央部を南北に結び,県道・徳島-小松島線に接続する市道・金磯5号線の整備についてでございますが,平成30年8月に狭隘な一部区間の道路改良とあわせて横断排水路の整備を終え,計画延長1,450メートルのうち延長約930メートルを暫定供用したところであり,円滑な通行及び緊急車両の進入が可能となりました。排水施設の整備状況についてでございますが,雨水を排除するための基幹施設である金磯南雨水ポンプ場及びポンプ場から県道・徳島-小松島線を横断し市道・金磯5号線までの区間に雨水幹線水路の整備を平成26年8月に終え,その後さらなる浸水被害の軽減に向けた取り組みとして平成29年12月に雨水幹線に接続する枝線水路延長約97.3メートル区間の整備を終え,平成30年12月から枝線水路の延伸整備に着手するなど,浸水被害の最小化に向けた取り組みを進めているところであります。
次に,市街化の進行に応じて整備する都市公園施設の取り組みについてでございますが,小松島市緑の基本計画に基づきまして,地区に居住する皆様が利用に供することを目的とする街区公園の設置に当たり,平成30年度当初予算に用地確保に要する費用を計上させていただくとともに,本12月定例会議に都市公園を設置すべき区域を定める議案を提出するなど,多種多様な機能や役割を持つ都市公園の設置の実現に向けた取り組みを進めているところであります。
その他,整備といたしまして,市道を所管する都市整備課と連携し,市道・幹線・月の輪-金磯線改良工事及びこれに伴う踏切拡幅工事などの取り組みも行っているところであります。
今後におきましても,金磯地区整備計画に掲げた将来目標の実現に向けまして,地区住民の皆様との連携を深めながら安全・安心なまちづくりの推進に鋭意努めてまいりますので,御理解と引き続き御支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
[1番
松下大生議員 登壇]
◎ 1番(
松下大生議員)お聞かせをいただきました。言葉で聞くと,物すごくしていただっきょんかなという,何か印象を受けるのですけど,住んでたらそこまで劇的にどんどん環境改善というのがまだちょっと追いついてきてないかなというところもありますので,そういったところも,こう。聞くと何かこうしていただきようなという気はするのですけど,やっぱりもう少しちょっとしていただきたいなというところもあって,ちょっと御質問させていただいております。
なぜかといいますと,金磯町・横須町の一部におきましては,昭和の時代に排水路,また道路などが整備されないまま宅地開発がなされてきた経緯がありまして,こういった課題を解決するために,さきも答弁いただきました昭和58年に金磯地区基本計画を策定し,今日まで金磯地区まちづくり計画に基づいてまちの基盤整備等を進めている現状があります。しかしながら,この計画については問題点,こちらなども多く,計画策定後もう30年以上経過しておりますが,整備完了の目途はおろか通常の整備すらままならない箇所,こちらも多く見受けられます。なかなか整備が進んでいないのは,整備計画の手法,開発者負担であったりとか市が先行していったりとか手法はあるのですけど,現在の課題については公共の用に供されているような道路,広くて普通の人が見たら,これ,ただの市道だろうなと,小松島市の道路だろうなと,みんな通ってるし,全然団地の行きどまりとかのこんなええ道路でない,なくてもそういった道路って個人所有のものが非常に多くあります。水路についても同様であります。こういったところがやはり整備というところに進んでいかない現実なのかなというところがあります。
また,浸水の多い地域であり,道路については,浸水,また経年の劣化により老朽化した道路も数多くあり,水路においては水はけが悪く非常に汚れている箇所が多くあります。
こういった課題を解決するために,現在のまちづくり計画を緩和し,将来まちづくりでの整備後市の道路になる予定の道路などを一部先行いたしまして,市へ移管して管理地とまずして,その後,整備完了後市道認定をかけるなどして,老朽化した道路等に対策を進めていく必要があると思いますが,お考えをお聞かせください。
[まちづくり推進課長 小林 潤君 登壇]
◎ まちづくり推進課長(小林 潤君)松下議員から御質問いただきましたので,お答えをさせていただきます。
初めに,金磯地区基本計画に定められた地区施設の1つであります道路整備についてでございますが,計画道路の配置及び規模等につきましては,建築基準法に基づく道路位置指定の適用を受けられることとなっております。このため,金磯地区基本計画において地区施設で定められました道路施設につきましては,計画に即して整備することで不良な街区形成の防止が図れるとともに,個別敷地の収益性はもとより,地区全体の生活環境の向上に資することを目的に整備されることとしております。
道路整備の計画につきましては,市により整備する幹線道路,開発者と共同負担により整備する主要区画道路,開発者の個別負担により整備する区画道路に大別されており,これまで道路の整備の取り組みを進めてまいりました。
その一方で,道路沿線上の開発が進んだ段階で地区内の区画道路及び排水路の整備を順次進める考えであり,将来の道路,排水路の整備費用に充てるための負担金として,金磯地区整備基金条例に基づきまして基金会計に積み立てを行っているところであります。
現状において,金磯地区整備計画に定められている未整備な区画道路につきましては,地区整備計画のもと順次整備に取り組んでいく方針であり,区画道路における基準の緩和につきましては,計画の目的及び費用負担の公平性の観点から鑑みましても難しいのではないかと考えております。
一方で,市道への移管についてでございますが,開発道路などの民間の所有道路を市の管理道路に移管する際には小松島市道編入基準を準用し運用しておりますが,これまで整備が完了した区画道路につきましては順次市管理道路として位置づけるなど適正な維持管理に努めてまいる考えであります。
今後につきましては,金磯地区整備計画における地区施設の整備の実現に向けまして,整備が加速するような新たな手法も視野に入れながら検討していかなければならないと考えております。なお,排水施設の整備についてでございますが,前段申し上げましたとおり,公共下水道事業等を活用するなど,浸水被害の低減に向けた取り組みを進めているところであります。
このような取り組みを通しまして,金磯地区の生活環境の改善が図られるよう努めてまいりますので,引き続き御支援を賜りますようよろしくお願いいたします。
[1番
松下大生議員 登壇]
◎ 1番(
松下大生議員)お聞かせをいただきました。
お聞かせをいただいた中,公共下水道事業で排水路対策,これ,市長,本当よく,大変よくやっていただいてるなと思っております。ポンプ場ができて水路がこう,今,また工事も入っていってますけど,あれできて,本当つかる所とか引きがごっつう早くなったというのは,これはもう本当に実感してますので,ぜひとも,これまたどんどん,別の事業ですけど進めていって,改善していただきたいなと思っております。
また,先ほどの御答弁の中,このまちづくり条例,この中で改正は難しいというふうな御答弁があったのですけど,難しいと一言で終わられても,やっぱり30年してやっぱり市民の皆さんも負担金を払って,自分の前の道がきれいになると思って負担金を払って,待って待って待ってしてると。でも道路は私のものなのでなかなか整備もままならんと。やっぱり場所によったら物すごくひどい所があります。取り合いの所とかも,レミファルトとかでは追いつかないぐらい。もう,それもイメージとしてただの団地の私道とかだったらイメージがついて,そんなの,自分でしなはれというふうな考えもあるとは思うのですけど,本当にかなりの皆さん通られる所で,本当老朽化してる所もあります。その要因の1つも,やはり今まで浸水してきて中が腐食して陥没してぼろぼろになってるというのもありますので,難しい,一言では終わらず,研究いたしましてできるところは先行してやって,何もかも一遍には無理ですけど,できることは先行してやっていくというところが必要であります。市道の編入基準で整備ができてちゃんとした道路として計上できたらそれからやっていくというふうな,やっていってるというふうなお話があったのですけど,やはりそれで改正できるものは改正して,あくまでもルールで,自分たちの一定のルールもあるのですけど,それであればルールを変える,ないし運用を変える,ないしして取り組む必要が。
本当にもう大分,見ていただいたらわかるのですけども,ぼろぼろの所,ありますので,手がつけれん,私のものには手がつけれんということが,ほかの地域と比べて非常に多くありますので。そういった所もやっていただきたいと思います。
その後,また答弁の中で,例えば新たな手法というふうなのがあったのですけど,新たな手法って何かちょっとお伺いしたいのですけど。
[まちづくり推進課長 小林 潤君 登壇]
◎ まちづくり推進課長(小林 潤君)松下議員から御質問いただきましたので,お答えをさせていただきます。
前段申し上げました金磯地区整備計画における地区施設の整備の実現に向けまして,整備が加速するような新たな手法も検討していかなければならない。このような考えを持っております。
そこで,新たな手法について御質問いただきましたので,お答えいたしますが,小松島市まちづくり条例に基づきます地区環境整備を目的とした,いわゆる金磯地区まちづくり計画につきましては,前段も申し上げましたが,昭和58年4月施行以来公共民間の役割分担のもと,道路,排水路の整備に取り組んでまいりましたが,市が整備する施設のほか,開発者負担金や,道路,排水路施設の整備負担金をその財源としてきたことなどもあり,現時点における計画,施設整備の進捗状況を鑑みますと,新たな手法も視野に入れた検討をしていかなければならない,このような考えを持っております。
こうした状況に加えまして,本地区は浸水被害が顕在化していたことを踏まえ,平成26年8月から供用の金磯南雨水ポンプ場の揚水効果拡大を図るため市が整備を行う幹線水路を初めとする雨水排浄施設の整備について,公共下水道事業を活用しながら排水施設の整備を図る方針のもと下水道整備にあわせまして道路や排水路の施設整備を行うこととし,その財源については金磯地区整備基金に積み立てております道路排水路施設の整備負担金を充当するなど,こうした新たな視点に立ち,効果的かつ効率的となる取り組みを進めていく考えでありますので,御理解とさらなる御支援を賜りますようよろしくお願いいたします。
[1番
松下大生議員 登壇]
◎ 1番(
松下大生議員)お聞かせをいただきました。金磯地区まちづくり計画,これに沿って,この計画だけではなくほかの事業,公共下水道事業とかそういったものも踏まえて排水路対策とかどんどんやって,直接的,間接的にやっていきたいというふうな御答弁でした。おっしゃったのですけど,まちづくり計画,30年して排水路1つなかなかできてない現状がありますので,今の状況ではまず難しいかなと。完全に形成するのは。この計画自体を。非常に難しいのかなってありますので,そういった事業,ほかでも使えるような事業がありましたら,ぜひとも排水・道路というところはきっちりと整備していただいて,住みやすい環境をぜひともつくっていただきたいと,市長にも強く要望いたしまして,推し進めていっていただきたいと思います。
それでは,次に,御答弁の中にもありましたが,金磯まちづくり計画区域に,このたびの定例会議に議案96号にて上程されている都市公園法の規定に基づく都市公園の区域面積6,245平方メートルを新たに区域指定なされようとしていますが,このまちづくり計画区域での公園整備についてはまだ何もできてない,公園1つまだ何もできてない状況であります。新たに区域だけ指定しても,整備に向けて計画,財源を持って進んでいかなければただの絵に描いた餅に終わります。この場所の区域を指定した後の計画への具体性,実効性をどのように持ってとり進めていくのかのお考えをお聞かせください。
[まちづくり推進課長 小林 潤君 登壇]
◎ まちづくり推進課長(小林 潤君)松下議員から御質問いただきましたので,お答えをさせていただきます。
金磯地区基本計画における都市公園施設の整備に向けた取り組みにつきましては,地区住民の皆様が利用に供する地区の核となる公園,及び暮らしに密着した身近な公園といった都市公園で位置づけられた街区公園として地区に必要な公園の機能を確保し,地区の特性に応じた効果的かつ効率的な公園整備を目指し,取り組む必要があると考えております。
このことから,公園整備に当たりましては,地区住民の皆様のニーズ調査等の現況調査を実施するなど,地区住民の参加のもと整備方針や維持管理方針の決定に向けた取り組みが必要不可欠でありますが,まずは現在取り組んでおります公園整備に必要となる用地確保に傾注してまいりたいと考えております。
今後におきましては,都市公園の整備方針である基本計画の策定に向けた取り組みを進め,この中で地区住民との協議の場を設けるなど都市公園の実現に向け鋭意努めてまいりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。
[1番
松下大生議員 登壇]
[15番 安平剛之議員 登壇]
◎ 15番(安平剛之議員)2年後ですか。2020年。そういうことで大変な作業というのですかね,この同一労働同一賃金というのが本当に当初予算,財政に与える影響というのはかなりのものがあろうかと思いますので,その辺は本当に充分考えられて,対策といいますか,施策を考えていただけたらなと,そのように思います。
本市は行財政改革を進めるため集中改革プラン,集中改革プラン第2幕,そして現在,行政改革プラン2015と改革を進めてまいりました。そして,定員管理の中で退職者欠員不補充を行ってまいりました。
しかし,このたびの働き方改革ということで,新しい考え方の法律ができました。先ほどの同一労働同一賃金もしかりです。また,冒頭申し上げました公正な待遇の確保の観点からも退職者欠員不補充の政策,改められたらどうですか。お伺いします。
[総務部長 豊栖弘明君 登壇]
◎ 総務部長(豊栖弘明君)議員からも御案内がございましたが,行政改革プラン2015では,職員数につきまして2020年,平成32年4月1日現在,先々,先の話でございますが,目標数値として399人を定員管理の適正化として掲げてございます。本年,平成30年4月1日現在では職員数は401名ということになってございまして,目標達成まであと2名というところまで進んできているという状況でございます。
退職者不補充ということにつきましては,具体的には清掃部門などの退職者不補充の取り組みを進めてございまして,将来的なアウトソーシング,民間委託等の見きわめをしながら不補充できる部分で何とか我慢できる部分についてはそういう形で進めてきているということでございまして,退職した職員を一切補充してないというものではないということで御理解を賜りたいと思います。
さらに,今後高齢化の進展によります行政サービスの増大要請,あるいは各種の大型建設事業に対応するための職員の体制を整える要請等ございまして,職員を増加させる必要というのも,これは検討していく必要があろうかと考えてございます。今まで以上に職員を採用する可能性についても検討をしてまいりたいと考えてございますので,御理解を賜りたいと思います。
[15番 安平剛之議員 登壇]
◎ 15番(安平剛之議員)お答えいただきました。
政策の話ですので,ちょっと私の考えも当然あろうかと思いますけれども,今,お答えいただきましたけれども,本当に定員,最後ちらっと言われて,これからふやすというお話もございましたけど,もういいかげんいいのでないかというのが,今,僕の考えなのです。もうこの働き方改革ってこの関連法案ですね。読んでみますと,もう本当に働く人のための話です。極論を言いますと,政治の世界で言います弱者を救済する,そういう考えの法案。政治の理念的な話かなと思いますけれども,そういうところを受けた法案で考えますと,今,若い人が雇用に困ってる,働く場所がないとか,賃金が安いとかいうのに対応するための法案だと。そうすると,やっぱり雇用の場。先ほど,部長さん,人材の確保というようなお話もありましたけど,そのための法案ですので,定員を,まだ399人まで減らすというのじゃなくて,そういうのを,この法律の主流になるところ,そういう雇うということも含まれるのではないかというふうに考えておりますので,その辺もちょっとゆっくりと考えていただいて判断をお願いしたいと思います。
本当に退職者がいれば新卒者,新卒を雇うというのも必要かもしれんのですけど,まずは現在いる非正規職員を,今,もう仕事になれている職員さんをまた雇い入れるべきではないかと。先ほど部長さんの答弁の中でも不補充ばっかりではないのですよというようなお話もあったのですけれども,まずは非正規職員を雇うということを考えられたらどうかと思うのですけど,この辺は,部長,どうでしょうか。
[総務部長 豊栖弘明君 登壇]
◎ 総務部長(豊栖弘明君)御答弁をさせていただく前に,先ほどの答弁につきましてちょっと訂正をさせていただきたいと思います。
平成30年4月1日現在での職員数につきまして,401人と申し上げましたが,正確には402名でございます。その後1名減となりまして,現時点では401名となってございますが,4月1日現在では402名が正解でございますので,訂正をさせていただきたいと思います。
それでは,御答弁させていただきます。
正規職員と会計年度任用職員とにおきまして,要求される仕事の経験値等を踏まえて,同一労働同一賃金という方向ではございますけれども,全くその職務内容や責任が同じというものではございませんで,会計年度任用職員制度に移行して,そこからさらに正規職員に任命していく,任用していくということは,現時点では少し違うのかなというふうに受けとめてございます。経験等を踏まえまして,そういう制度を導入する必要があるかないかについては,また今後検討もしてまいりたいと考えてございますけれども,新規の正規職員の採用につきましては,もちろん会計年度任用職員の方が採用試験を受けていただくということについては何の差しさわりもないわけでございますけれども,そのことで特別に別枠を設けたりとか,あるいは会計年度任用職員としての経験年数に対してインセンティブを与えるといったことは現時点では考えてございませんので,御理解を賜りたいと思います。
[15番 安平剛之議員 登壇]
◎ 15番(安平剛之議員)今の御答弁,よくわかりました。
確かにそうですよね。試験を正規に受けて採用していくと。それはもう本筋だと思いますね。はい,わかりました。
働き方改革関連法案ですね。制定されて,今度これから本当に公務員の方,大分こう考え方も変わっていくし,条例も変えていろんなことが変わっていくんだろうな,そういうふうに思いますので,できることなら前々に準備していただいて,考えていただいて,対応していただく。さっきも言いましたけど,訴訟をされないように前からこの準備をしていくという方向でやっていっていただきたいなと,そのように考えておりますので,よろしくお願いしたいと思います。
それでは,2つ目の質問の方に参りたいと思います。
市営住宅のあり方についてということでございます。
昭和26年6月に公営住宅法が定められました。国及び地方公共団体が協力して健康で文化的な生活を営むに足りる住宅を整備し,これを住宅に困窮する低額所得者に対して低廉な家賃で賃貸し,国民生活の安定と社会福祉の増進に寄与することを目的として制定された法律であります。
しかし,67年前の法律であります。制定後の社会情勢や経済の発展,そして国民の意識の変革など,さまざま変化が起きてきました。例えば,公務員さんで言うなれば,官舎ですね。民間で言えば社宅などはかなり数がもう少なくなってます。私は,今の社会情勢の人口の減少時代からいって,もう市営住宅は必要はないのではと,そういうふうに考えてます。
そこで,質問をしたいと思います。
市営住宅の目的についてどのようにお考えか,お伺いしたいと思います。
[
産業建設部長 佐藤文幸君 登壇]
◎
産業建設部長(佐藤文幸君)議員の御質問にお答えいたします。
公営住宅の目的ということで,先ほど議員も触れられておりましたが,国と地方公共団体が協力して住宅を整備し,これを住宅に困窮する低額所得者に対して低廉な家賃で賃貸することを目的としております。これは現在においても変わっておりません。そして,近年の本格的な少子・高齢化の到来によりまして,国においては以前のような住宅建設を重視した政策から住生活の質の向上を図りつつ既存の住宅ストックを長寿命化の施策により有効活用する政策へと変わってきておると認識しております。
本市におきましても,人口の減少が続いておりますことから,中・長期的な視点に立って市営住宅の需要量を考慮し,効率的かつ効果的に市営住宅を運営していく必要があると考えております。
[15番 安平剛之議員 登壇]
◎ 15番(安平剛之議員)お答えいただきました。67年前の考え方は変わらないと。法律ですから,目的を変えるわけにいかんのでしょうけども,ただ,先ほど言いましたけれども,時代の流れ,67年前は正直戦後で,地方に仕事がなくて都会へ集まる。若い人が都会へ集まったときに住む所がない。それで民間の方はどんなのだといったら,アパート,マンション,マンションは当時なかったですかね。集合住宅をつくるとかという財力もなければ材料もない。ということで国土交通省,昔でいう建設省ですね。建設省さんが大号令をかけてつくろう,で,住宅・都市整備公団,公団ができたわけですね。
でも,今,公団なんかないですよ。URですよ。機構みたいなものですけど,ほとんど管理するだけですよ。もう建設なんかやってないというふうに時代はどんどん変わってる。本来の目的はそうですよ。低額所得者のためにというところは変わらないと思うのですけどね。ただ,そういう時代の中に今の小松島市の市営住宅ということで,ちょっとそのお考えをお聞かせを,ちょっと質問をさせてもらったのですけど。
今後,本市の市営住宅を,新築をしていくとか。現在建てとるのでないですよ。今後また新築をしていくとかいう計画はあるのか,それをちょっとお聞かせください。
[
産業建設部長 佐藤文幸君 登壇]
◎
産業建設部長(佐藤文幸君)御質問にお答えいたします。
今後の市営住宅の建築等について御質問でございましたが,今後の市営住宅の運営につきましては,小松島市営住宅の長寿命化計画に基づきまして進めていくことになります。この計画では,計画期間内に管理戸数を削減することを目的として,維持管理を図りながら,長寿命化,改善をすべき団地,用途廃止すべき団地,集約して建てかえすべき団地を定めているところでございます。
平成25年度に策定いたしました小松島市営住宅長寿命化計画におきましては,3団地を新規建築,建てかえすることとしておりましたが,このうち1件の団地は現在建築中でございます。また,昨年度改定いたしました計画では,残りの2団地について,1団地の建てかえを取りやめ,1団地を,規模を縮小して建てかえをするというような現在の予定としております。
◎ 議長(武田 清議員)午後1時まで休憩いたします。
午後 0時00分 休 憩
───────────────────────────────────────────
午後 1時00分 再 開
◎ 副議長(広田和三議員)休憩前に引き続き会議を開きます。
15番 安平議員。
[15番 安平剛之議員 登壇]
◎ 15番(安平剛之議員)お答えいただきました。計画としたら市営住宅の新築,あと1件。長寿命化計画だったら2つあるのだけども,そのうちの1つについて,1つはもう取りやめて1つを新築を計画してると。縮小して新築を計画しているというお答えでした。
新築するって膨大なお金,膨大といいますか,たくさんのお金が必要になろうかと思うのですけど,それで今,市営住宅を建設して,鉄筋コンクリートですから50年使うのだろうと思いますけれども,それでその投資した多額な金額を,どういうのですか,採算性というのですかね。それが,採算がとれるのかどうか。そういう試算があるのかどうか。ちょっとその辺をお伺いしたいと思います。
[
産業建設部長 佐藤文幸君 登壇]
◎
産業建設部長(佐藤文幸君)議員の御質問にお答えいたします。
前段で申し上げましたが,市営住宅の目的等については,国と地方公共団体が協力して住宅を整備し,住宅に困窮する低所得の人に低廉な家賃で住宅を供給することでございまして,また,この家賃が所得の低い入居者の家賃は低く抑え,所得の高い入居者の家賃は高くするという応能を重視した制度となっております。そのため,住宅が建設された時点から除却するまでに要するコストのいわゆる総和でありますライフサイクルコストを住宅使用料による収入で賄うのは難しいという考えではございます。
[15番 安平剛之議員 登壇]
◎ 15番(安平剛之議員)難しいというお答えでした。採算はとれない,そういうお答えでよろしいですね。
目的の中に社会福祉の増進という言葉もありますので,そういう目的のためにも安価なというか,安い家賃でということも含まれる政策かなとは思うのですよ。ただ,そのために,どういうのですか,国も,今,どんどんいうて施策が変更してきてるわけですよね,現在。最初の目的,67年前の目的はそうだったのですよ。今,言われたとおり。でも,その目的が,どんどん社会情勢が変わって経済も変わっていく,市民,国民の考え方も変わっていくということで,どんどん変わっていってる。ですから,国交省も,国土交通省ですね,も,考え方が変わってきてますよというた話を僕はしたいわけですよ。ですから,従来の考え方を改めたらどうですかということが僕のもとにあります。下にね。そういうことです。ですから,長寿命化計画を立てられてます。だから,このとおりにするのです。と言いながらでも,先ほど言われました,住宅1つ,3つ新築というところを1つやめたわけでしょう。だから,その長寿命化計画も変えられるのでないですか。その勇気を持って,この施策も変えていくべきではないかな。そういうふうに考えてますので,よろしくお願いしたいと思います。
あと,次に,空き家等の既存の民間賃貸住宅への活用についてということで,ちょっと御質問させていただこうかなと思ってるのですけれども,これ,きのう佐野議員さんの方からこういうよく似た質問がございました。佐野議員さんは,空き家バンクですか,これ,総務省管轄の方のお話ですので,私が今,この市営住宅は国土交通省管轄のお話ということで,違う質問ということで御理解を願えたらなと思います。
今,お話しさせていただきました既存の民間賃貸住宅を市営住宅のかわりにそれを利用する,活用するというお考えはございませんか。お伺いします。
[
産業建設部長 佐藤文幸君 登壇]
◎
産業建設部長(佐藤文幸君)議員の御質問にお答えいたします。
民間の住宅を市営住宅として活用する方法といたしましては,民間の集合住宅を借り上げて公営住宅として低所得者に供給する,いわゆる借り上げ公営住宅の制度がございます。小松島市の長寿命化計画においても,民間事業者との連携方針が示されておりますが,現時点では既存の市営住宅ストックの有効活用を基本に進めていきたいと考えているところでございます。
しかしながら,今後の人口減少であるとか経済情勢の変動によっては,民間住宅を活用した公的賃貸住宅供給についても検討をしていくことが必要であると考えているところでございます。
[15番 安平剛之議員 登壇]
◎ 15番(安平剛之議員)今後検討していくというようなお話だったのかなと思いますけれど,部長ね,今後検討じゃなくて,国土交通省は今ですよ。そういう制度をもうつくっていろいろやられとるのですよ。だから,今です。検討するのなら今。実行するのも今ですよ。今後検討していくやって,こら,世の中から3歩ぐらいおくれますよ。今,検討しなきゃだめですよ,きっと。その辺,よろしくお願いしたいと思います。
次の質問に移ります。
住宅セーフティーネットの施策についてということで質問をしていきたいと思います。
平成19年に住宅確保要配慮者に対する賃貸の供給の促進に関する法律というのが制定されております。そして,平成29年7月,昨年です。新たな住宅セーフティーネット制度を国土交通省が制定をいたしました。その中に,地方公共団体は国の定めた基本方針に基づき供給促進計画を定めることができるとあります。本市において,この計画を作成されているのか,お伺いをいたします。
[
産業建設部長 佐藤文幸君 登壇]
◎
産業建設部長(佐藤文幸君)議員の御質問にお答えいたします。
平成29年10月にいわゆる住宅セーフティーネット法が改正され,低額所得者,高齢者,また障がい者,子育て世帯等の住宅確保に当たって特に配慮を要する人,すなわち住宅確保要配慮者に対しまして,賃貸住宅の供給の促進に関する施策を国及び地方公共団体が推進されることとされ,これら住宅確保要配慮者の入居に当たって入居を拒まない賃貸住宅を登録する制度が創設されたということでございます。そして,今年3月に徳島県において住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給に対しての促進に関する施策を取りまとめました賃貸住宅供給促進計画が設定されております。そのため,現在のところ,本市では策定の予定はございませんが,県の住宅支援協議会及び福祉部門との連携を行いながら進めていきたいと考えておるところでございます。
[15番 安平剛之議員 登壇]
◎ 15番(安平剛之議員)県の方ではことしの3月に計画を定められたと。本市ではまだつくっていないというような御答弁かなと思います。
部長,この,新たな住宅セーフティーネット制度というのは,それはかなり有利なといいますか,住宅確保要配慮者にとっても,また貸す側にとってもすごく有利な制度だと。私,そういうふうに思ってるわけですよ。
先ほどから言うてます目的,市営住宅の目的というところで,低額所得者の住宅の確保というような話もありましたけど,目的のところでありましたけど,これも全てこの要配慮者ということで,それ含まれてるのですよね。というのは,法の目的に書かれてることを全て含まれたセーフティーネットなのですよ,これ。だから,国は何を考えてるかと,さっきから言ってますけど,こういう形でどんどん施策を変えてきてるわけですよ。これに早く乗って,早く計画をつくって,この補助金を申請しに行く。こういうことが必要だと思うのですけど。
補助金のことを言いますと,登録住宅の改修支援,貸してもいいですよという人ですね,貸す側の人です。平成29年度ですけど,320億円の当初予算。入居者負担の軽減として98億円の予算を平成29年度は確保してました。この予算を取りに行かなあかんですよ。そのためには計画をつくらないかん。そういうことですね。この辺,どういうふうにお考えですか。
[
産業建設部長 佐藤文幸君 登壇]
◎
産業建設部長(佐藤文幸君)先ほどお答えさせていただきました県の促進計画があるということでございましたが,議員からは市でもって計画を定めて補助を取りに行くべきだということでございます。
おっしゃるとおりかと思います。現在県でも登録戸数が数件あるということで,現在の運用におきましては,この県の賃貸住宅供給促進計画の運用でもって補助を取りに行くことは可能ということで聞いておりますので,この辺についても国,県,他の自治体の動向も見ながら対応していきたいなと思っております。
[15番 安平剛之議員 登壇]
◎ 15番(安平剛之議員)動向を見ながらというお答えだったのですけど,この内容を言いますと,本当に入居者負担,最高2万円ですよ。国2分の1の地方自治体2分の1,最高2万円,家賃2万円補助してくれるのですよ。なら,登録住宅,登録した住宅の共有する側ですね,の,改修。当初予算320億円ですけど,改修工事の工事費の80%まで補助金でくれるのですよ。これ,物すごく有利ですよ。さっき,きのう言われとった,何ですか,空き家対策のマップですか。住宅マップ,空き家マップですか。バンクか。空き家バンク,あれは自分で直さなあかんけど,この制度を使えば工事費の80%補助金でくれると。物すごく有利ですよ。これを早くいただけるように,小松島市,やればええでないですか。どうです,早くやる気,ないですか。
[
産業建設部長 佐藤文幸君 登壇]
◎
産業建設部長(佐藤文幸君)議員からは,早くその取り組みを進めるべきだということでございます。
いわゆる低所得者等の住宅確保要配慮者に対する住宅セーフティーネットとしての中心的な役割を果たすのは公営住宅でもあると考えております。また,そのため,その法律,いわゆる補助制度についても,市でも要綱あたりを定めていくという必要も出てくるということですので,その辺も準備,進めていくことで考えていきたいなと思います。
[15番 安平剛之議員 登壇]
◎ 15番(安平剛之議員)お答えいただきましたけど,先ほどから言うてますけど,本当に国の考え方ですね。住宅をつくって供給するというか,建設する時代から維持管理していく,で,家賃を徴収するとかそういう事務的なことをやってた時代へ移っていって,今は,国はもう建設もしない,維持管理もしない,でも目的である住宅の確保はせないかんからということで,この平成29年に新たな住宅セーフティーネットという制度をこしらえて,こちらへ移ろうとしてるのでないですか。僕はそういうふうに感じてるのですけど。部長,そういうふうに感じません。
[
産業建設部長 佐藤文幸君 登壇]
◎
産業建設部長(佐藤文幸君)議員のおっしゃることもそのとおりであるのですが,まずは既存のストックを有効活用する,そして必要であれば,足りない場合であればそうしたメニューも活用して進めていく,いかなければならないのかなという,現時点ではそういう考えでございます。
[15番 安平剛之議員 登壇]
◎ 15番(安平剛之議員)長寿命化計画というのは,それを一生懸命守ろうとされますけれども,行政改革プラン2015では,市営住宅,平成34年度に760戸まで減しますよ。長寿命化計画,10年計画ですけど,平成39年には663戸まで減しますよとかいうような計画をつくられとうじゃないですか。なおかつ,今,持ってるものは,ほら大切にせないかん。それはわかりますよ。ただ,国の流れとして,もう建てたり維持管理するのをやめていこうという方向が目に見えてるでないですか。それを受けて市は今後どういうふうにしていくのかなと,そう思っただけなのです。
僕は将来的には市営住宅は要らないんではないかと,そこまで考えてますよ。どう思います。お伺いします。
[
産業建設部長 佐藤文幸君 登壇]
◎
産業建設部長(佐藤文幸君)議員の御質問にお答えいたします。
前段でもお答えいたしました低所得者等の住宅確保配慮に対する,いわゆる住宅セーフティーネットというような国の方針,またそういった流れも来ておる,昭和40年からはそういった建設重視から最近はストック,そしてこういったセーフティーネットという流れがあるわけなのですが,先ほども申しましたように,中心的な役割を果たすのは市営住宅であると考えておって,これについても長寿命化計画に基づき,また市営住宅を運営していくことになります。
今後の国の流れ等も勘案するために,おおむね5年をめどに状況の再確認と計画の見直しをしていくこととしておりますので,その際に市営住宅のあり方等についても協議を重ねていきたいと考えております。
[15番 安平剛之議員 登壇]
◎ 15番(安平剛之議員)今後とも協議を重ねていくというお答えだったのですけど,本当に大体国の流れがそういうふうになっていってますよというのを踏まえて,ただ市営住宅,今,あるやつを全部ゼロにしろとか廃棄せえとかいう話はしてませんよ。ほら,あるストックはある,あるものはそれは大事に使えばええのですよ。今後って,さっきも言いましたけど,新築するのかとかいう話,これはもう国の流れとしてはちょっと違うのでないですかということを言いたいだけなのですよ。今後の住宅の施策として,そっちを重要視して考えていかれたらどうかなと,そういうふうに僕は思ってるだけなのです。その方がもう財政的にも絶対有利ですよ。さっき言うたやないですか。採算性という話を。採算がとれんのでしょう。さっきも言いましたけど,社会福祉の考えで,もうせないかんのだ。税金を使って,税金を投入してでもこれは埋まらないかんのだ。そういう考えもありますよ。ただ,それのかわりのものが,今,いっぱいありますよ。だから,こっち,移りましょうというのが国土交通省の考えなのかな。そういうふうに考えていますので,もう本当に早く,これは方向性を定められた方がいいのでないかな。そのように思いますので,よろしくお願いしたいと思います。
最後に1点,民間を使うということは正直市内の経済効果というのも関係してこようかなと思いますので,これも1点つけ加えさせていただいて,市内の活性化というのもあろうかなと思いますので,はい,よろしくお願いしたいと思います。
それでは,最後の質問に移りたいと思います。
耐寒性の植物についてということで,凍結解凍覚醒法という方法ですね。こういうやり方がありますよというのを,実は,先月テレビで放映されてたのです。ちょっとそれを見させていただいて,私,思いましたけども,これはおもしろい,農業が変わるのでないかなというふうに感じました。そら,これをやることによって,小松島市の農業,ひょっとしたら変わっていくのでないかな。という,感じたのですけど,私の方からこの凍結解凍覚醒法というのを説明させていただいてもいいのですけど,時間の関係がありますので,ちょっとこの辺,よろしければ行政の方から御説明いただけたらなと思いますので,よろしくお願いします。
[
産業建設部長 佐藤文幸君 登壇]
◎
産業建設部長(佐藤文幸君)議員の質問にお答えいたします。
議員もテレビ等で見られたということで,私どもの方もインターネット等と新聞等の情報をいろいろ探しまして,その情報によりますと,いわゆる凍結解凍覚醒法とは,植物の種子や成長細胞に超低温のストレスを与えることにより植物が本来その遺伝子中に持つさまざまな可能性を覚醒する技術であるとされているところでございます。具体的には,種子や成長細胞をマイナス60度という超低温で処理することで耐寒性が発現し,植物の栽培北限を大幅に変革させることができる技術と言われております。また,こうした処理後の植物は未処理の植物に比べて成長のスピードや糖度が増すなどの効果があると言われているところでございます。こうした技術をもとに,岡山県の農業法人が当地においてバナナやパパイヤを栽培しており,特にこの糖度の高いバナナは皮まで食べることができるとして,通常のバナナよりも高値で取引をされておるということで,現在テレビ等マスコミでも取り上げられているところでございます。
[統括監 坂東大介君 登壇]
◎ 統括監(坂東大介君)高木議員よりは,水道課としての意見というふうな中でどう思っているのかという御質問についてでございますけれども,重複するところはございますけれども,環境面等で問題はないということで聞いておりますので,同じ答えになりますけれども,水質等の安全性を担保していただけるということになっておりますので,そう認識しております。
そしてまた,途中で水質等に影響があった場合は対応をどうしているのかというふうな御質問についても,水道部では市民の皆様に水質基準に適合した安全で良質な水を供給するため,原水,これは水源でございます,及び浄水,これは給水栓でございます,におきまして,水質検査計画に基づく検査項目,回数,箇所についての法定検査を適正に実施するとともに,浄水場内に監視システムも整備いたしまして24時間常時水質管理を行い,緊急時には排水が停止するような遮断弁を設置するなど,安全性の確保にも努めておりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。
[3番 高木幸次議員 登壇]
◎ 3番(高木幸次議員)坂東統括監も市の職員ですから,そういうことしか言えないですね。市の中で,市長初め皆さんと討議してみてください。この場所がええか悪いかぐらい。誰が考えてもわかる。そんなのが今の現状です。徳島市は建設ありきで進めております。
ほんで,この場所的に,お伺いしたいのですけど,建設候補地の選定について,候補地が6,7,8,9とある。まして,この評価項目基準等の決定とあります。これ,わかりますかね。まず言えば活断層。もうこんな所はだめですよとか書いてある。もう一つは,ものが9キロメートルぐらいしかないので,津波,河川の洪水,その他危険地域,周辺の人口関係,教育施設との関係,医療福祉施設の関係,文化施設,また,今,言いました水道源との位置です。
次には,環境への配慮。道路の混雑しませんかってなことね。と,人口重視からの距離。他町村からの距離。ごみを持ってくるの,距離が要るわね,これ。他市からの距離。使用道路の接続状況。またこの計画的な財政運営の視点。造成工事。また,価格とか,いろいろこう書いてありますけど,これ,ちょっと市長にお伺いしますけど,徳島市でこの6から9までで最有力候補地選定と書いて,ほいで,これ,何ですか,徳島市飯谷町枇杷ノ久保採石場跡。これ,誰が決めたのですかて聞いたんよ。市長が決めてくれましたと言いよったわ。
(何事か言う者あり)
◎ 3番(高木幸次議員)本当ですよ。うそでないですよ。5人の議員がいてちゃんと聞いたのですから。
では,その場所の,場所ね,聞いてくださいよ。場所ね,ここが一番ええんじゃと。左に書いてあると右に書いてあるのは,まんで違うのやな,これ。でしょう。22項目の中と右に書いてあるのは,まんで違うわけなのですよ。でしょう。こう思いませんか。ほいで最有力候補地。この間徳島市の環境衛生部へ行って聞いたときに,これ,誰が決めたのですかて言ったら,両市長決めましたと言いよるねん。これ,そんな簡単に決められるのですか。最有力候補地。
私はおかしいなと思う。それと,その地元の住民の方に全部署名捺印していただいたのですかと言ったら,まんでそれはできておりませんて,こうやって言うとりましたよ。わかる範囲で結構ですから,お答えください。
[市民生活課長 藍沢隆史君 登壇]
◎ 市民生活課長(藍沢隆史君)議員からは,候補地が,今の最有力候補地に決まった理由についての質問であったかと思いますので,総括的に流れも踏まえましてお答えをさせていただきます。
これまでも申し上げてきてますとおり,候補地選定の経緯につきましては,まず事業主体の徳島市が施設立地が可能な地域から6カ所の候補地として抽出し,その後徳島市が第三者を含む候補地選定委員会を開催する中で,先ほど議員が22項目と言われましたが,その上に視点というのがございます。安全・安心の確保の視点,それから環境の配慮の視点,それから計画的な財政運営の視点。これらの各評価項目に基づきまして徳島市域から1カ所の候補地を選定いたしました。その後,最終的には小松島市の候補地と同条件の中での評価を行った上で協議を行い,6市町の首長了承のもと一昨年11月に徳島市飯谷町枇杷ノ久保が最有力候補地として選定された経緯となっております。
具体的な項目を羅列されて,活断層であるとか水道水源の関係であるとか,そういった評価項目を議員からは述べられておりました。それらを踏まえますと,今の候補地が適地であるかどうかには疑念があるというような御再問であったと思います。その点について答弁したいと思います。
評価項目の最終的な選定においては,何か1つの項目に特化した評価判定ではなくて,各項目での評価評点の積み上げによる総合的な評価を行った結果,最有力候補地として選定された経緯があると理解しております。こうしたことを踏まえ,事業主体の徳島市におきましても,これまでの住民説明会等におきまして他の候補地名であるとか各候補地の評点を初め評価項目における具体の定義や考え方などは,詳細などの説明については行ってないのが現状でございます。そういうことで御理解いただきたいと思います。
[3番 高木幸次議員 登壇]
◎ 3番(高木幸次議員)いろいろ説明してくれて,ありがとうございます。
評価項目とか最有力候補地とかいろいろありますけど,これには,これ,評価項目の中で最有力候補地と書いてある所が,市長にお伺いします。これ,最有力候補地になりますか。左のこの文面を見たらなりますか。これ,見てみ,これ。安全の確保,活断層,あそこ活断層,通ってまっせ。ここへ持ってきて水道の問題があるでしょう。水道源,我が市の3万何ぼの人間に我が市は皆水道を送っとんですから。そういう問題はもっと重く考えて,最有力候補地という名前はどこから出てきたのか,私はお伺いしたい。市長,お願いします。
(濱田市長の発言あり)
[市民生活課長 藍沢隆史君 登壇]
◎ 市民生活課長(藍沢隆史君)議員からは,活断層が下に通ってるとか水道水源の位置が近い,こういった項目の観点からしたら,一般的にこれらの事項の概念的で言えば,確かに今のその水源地があるという状況も踏まえますと,そういうような考え方もできるかと思いますが,先ほど答弁で申し上げましたとおり,ほかの候補地名については,もちろん5カ所については徳島市は公表しません。これはもう公言しております。はっきりマスコミ等,住民説明会でも。それから,先ほども申し上げましたが,22項目もあれば,それぞれの評点であるとか,プラスマイナスの要素がそれぞれありますよね。その中で最終的にはこちらの最有力候補地で,今,事業理解を得ようとしてるだけでありますので,だから,具体的なほかの部分との比較がわからないとはっきり1カ所で,1つの評点で見ればそういうような見方もできるかもしれませんが,横の比較,いろいろな評点評価の,それぞれの項目の比較を考慮する中で,最終的にはそういう候補地が,今,選定されてるということでございますので,御理解賜りたいと存じます。
[3番 高木幸次議員 登壇]
◎ 3番(高木幸次議員)しつこいようですけど,私が言っとんは,とにかく水源の上にそういうものが建設されたら困るということを言うとるのですよ。何遍も言います。だから,それがわからずして,さようでございますか,ありがとうございます,よろしく頼みますって,48号議案から何もかも毎年毎年,金を払うていかないかん。そういうことが何10年先まで続くやわからん。まして,大きな事故が起きるかもわからん。そこを最有力候補地と決めた市長のお考えをお伺いしたい。
[市長 濱田保徳君 登壇]
◎ 市長(濱田保徳君)高木議員の質問にお答えします。
先ほど担当課課長から申し上げましたとおり,徳島市において適切なプロセスで最優力候補地が選定されたものと認識をしております。
[3番 高木幸次議員 登壇]
◎ 3番(高木幸次議員)市長,よそごとに持っていったらあかんでよ。あんたもな,はっきり言うけど,徳島市へよろしゅう頼みますて言うてきたのやろ。我々の中から賛成,反対,とったのでしょう。でしょう。それで48号議案の中からお金が毎年毎年行っていっとるのでしょう。将来,我々生きとるや死んどるやわからんけど,将来の孫子のために,そういうことを考えんとあなたは徳島市によろしゅう頼んますわとやったのですか。本当に。私が言いたいのはそこなのですよ。小松島市は勝浦川の水を市民に,何遍も言いますけど,供給しとるのですよ,3万8,000人。食堂から始まって,船から始まって,ありとあらゆる所へその水を供給しとんです。それに対しての,私が言うとんは場所が悪いと言うとるのですよ。場所を変えてくださいよ。場所を変えてくださいって,この間行っとった議員も言っとるのやから。国府に行ったらどうですか。論田へ行ったらどうですかと。そんなの知りまへんわと,向こうは言ったのですよ。あれ,徳島市も困っとるのですよ。多家良あたりがね。田んぼへ水が入りますとかどうやこうや言うとんですよ。再度徳島市と協議してですね。金を払うばっかりが能でないのやから。はっきり言うて,チャラにしてもええぐらいですよ。毎年,毎年,700万円も800万円も,これ,市民の税金ですよ。その点について,もう1回お願いします。
[市長 濱田保徳君 登壇]
◎ 市長(濱田保徳君)高木議員の質問にお答えいたします。
小松島市といたしましては,安全・安心を担保するために必要な環境対策,施設整備について事業主体主である徳島市において,確実,また,かつ適正に実施することとしており,本市の水道事業への影響についてはないものと認識をしておりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。
[3番 高木幸次議員 登壇]
◎ 3番(高木幸次議員)この水道問題で,よくお聞きくださいよ。市民の意見を何にも聞いてない。はっきり言うて,議会,行政側,また市民,三者合意形成かな。何遍も言うております。署名もいっぱいあります。にもかかわらず建設ありきで走るのはいかがなものでしょうかと言うとるのです。市長の今の答弁になってないよ。再度もう一遍してください。
[市長 濱田保徳君 登壇]
◎ 市長(濱田保徳君)再問にお答えいたします。
先ほど申したとおりでございますので,御理解を賜りますようよろしくお願いいたします。
[3番 高木幸次議員 登壇]
◎ 3番(高木幸次議員)市長からはそういうふうな場所的な返事が出ないということですね。徳島市にも何も言えないのやね。そういうことでしょう。あなた,徳島に行って,小松島市の焼却場,もう古いから,ここへ乗っからせと言うたのだろう。これ,金,見てみたら,あれですよ,445億円かな,うちの出す分が34億5,000万円。これだけのお金があったらよそへ頼むこと,あれへんがな。自分の所でできるわな。ちゃいますか。我々,余りそろばんはじかんから,わからんけどな。概算で言いよんやけど。どうですか。本当に。なぜ毎年毎年,1,000万円近くの事務委託費を払って,何10年も払って,できた後も払っていって,うちの小松島市に何のメリットがあるのですか。メリットがあるというのは公害等ぐらいなものなのですよ。その水源の上にこういうふうなものをつくるというのが私は許せんのですよ。簡単に物事を考えんと先ほど言うたことと一緒ですって,そんな答弁があるかいな。ちゃんとした答弁をしてください。
(「ちゃんとしたいう答弁がわからん」と言う者あり)
[市長 濱田保徳君 登壇]
◎ 市長(濱田保徳君)議員からの質問にお答え申し上げます。
前段市民生活課長並びに水道部統括監からも御答弁申し上げましたとおり,新施設は環境アセスメントの実施や水質結果の公表など排出処理対策などの面において環境基準をしっかりと重視した安全・安心な施設を徳島市が整備していくものと考えておりますので,御理解を賜りますようよろしくお願いいたします。
[3番 高木幸次議員 登壇]
◎ 3番(高木幸次議員)徳島市は,最初,1滴も水を流さん,こうやって言うとったんよ。今度,流させてもらいますと。それで安心・安全の施設ができるのですか。この間も説明を受けましたけど,煙突が90メートルじゃ,80メートルじゃった。これほど高いものをつくらんとやね,近くへ落ってくるからそんなことしてるのやろ。違いますか。だから,ものを焼くということは,いろいろな公害物が出てきます。ましてその近くの住民は本当に,何ていいますか,体の健康も悪うなるしね。そういうふうなことを考えないのですか。私がほなけん何遍も言います。もうこんで水道のことは言えへんけど,最後だけ言わせてもらいます。
飲む水の上にそういうふうな施設をつくるのにあなたが賛同するのだったら,先,困るでよ,ほんま。だから,責任者としてどこかほかへ持っていってくれませんかというぐらいのこと,言えないはずないでないですか。ほんだけ何も言えなかったら,うち,退散してやめたらは。やめても枇杷ノ久保へつくるのだったら,我々は反対しますよ。水質面において,出えへん,出えへん,言いよったって出るものは出るのやから。四日市の公害訴訟とか長崎とか,今までにそういう例が何10遍もあるのやから。そういうことを,物事を重く考えて,徳島市と話をしてくださいよ。口酸っぱく言ってますけど,もう今年度,これ,最後になるかもわからん。でも,私はとにかくそういうふうな姿勢をね。賛成したのやから我々のものや。そうでないですよ。三者合意。市民の意見も要りますよ。何もかもほんなしていきよったら,小松島市自体に市民が押しかけてきてやめてつかいというようなことになりますよ。あなたがいつも言うように,住んでよかった小松島と言うけど,住まなきゃよかった小松島になりますよ。我々の子どもや孫のためにもう少し重きになって考えていただきたい。
さっきの市長の,答弁になってないのやから。
(「ちょっと,今,わからない」と言う者あり)
◎ 議長(武田 清議員)高木議員,質問をしてください。答えやすいように質問。
◎ 3番(高木幸次議員)だから,質問してるがな。あなた,聞いてるでしょう。だから,孫子の代までそういうふうな尾を引くような施設をあなたはつくりたいのですか。その点について私はお伺いしとるわけよ。これ,質問よ。やってください。
[市長 濱田保徳君 登壇]
◎ 市長(濱田保徳君)議員からの質問にお答え申し上げます。
繰り返しになりますけど,前段市民生活課長並びに水道統括監からも御答弁申し上げましたとおり,新施設は環境アセスメントの実施や水質結果の公表など排水処理対策などの面において環境基準をしっかりと遵守した安全・安心な施設を徳島市が整備していくものと考えておりますので,御理解を賜りますようよろしくお願いいたします。
◎ 議長(武田 清議員)小休いたします。
午後 4時42分 休 憩
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午後 4時50分 再 開
◎ 議長(武田 清議員)休憩前に引き続き会議を開きます。
本日の会議時間は,議事の都合により,あらかじめ,これを延長いたします。
藍沢市民生活課長。
[市民生活課長 藍沢隆史君 登壇]
◎ 市民生活課長(藍沢隆史君)失礼いたします。
先ほど議員の御発言の中で売電収入の話がございました。これに関してちょっと御説明させていただきたいと思ってます。
売電収入に関しましては,徳島市が全部持っていくというような御発言があったと思いますが,そうではなくて,全体の維持管理費から売電収入を引いた残りに対してごみ量割に応じて各市町が負担するということになりますので,その点に関しては御訂正させていただきたいと思います。だから,メリットはあるということで御理解いただきたいと。
それから,単独の,この新聞記事をちょっと見たのですが,いわゆる広域の負担金,メリットがない,単独整備した方がという話がございましたが,この広域の負担金の最大のメリットは交付金が受けられるという部分がメリットとなって,最終的には約35億円となってるという部分ではございます。市単独でやるとなりますと,当然ながら交付金は要件的に当たりませんし,それから市債事業と,あとは一般財源で賄うということになりますので,後々の財政運営上は公債費ですね。そういった分でも影響してきますので,決してメリットがないわけではないです。
それから,一般的には単独整備にすると処理単価が,処理量が下がりますので,基本的には単価が上がるという傾向がございますので,そういった面においても財政的なメリットの観点からしても広域の負担金で整備をする方が財政的なメリットがあるものと考えております。
[3番 高木幸次議員 登壇]
◎ 3番(高木幸次議員)この445億円かな,これ。445何億円の中にも,これ,うちが34億5,000万円。これ,こんなのこれ,どうですかね,これ。(高木議員が手元の資料を掲げる)これは入っとん。入ってますの。これ,例えば道路の設備かな。何かありますけど,これ,工事費合計20億円とかいっぱい書いてある。13.5億円とか書いてあるけど。これは,この新聞紙上に書いてあるこの35億円の中とは別なのでしょう。それをお伺いしたい。
[市民生活課長 藍沢隆史君 登壇]
◎ 市民生活課長(藍沢隆史君)議員からは進入路,搬入路の経費,何か何案かあるということで,それが445億円の全体の概算事業に入ってるかということの御質問がございましたので,お答え申し上げます。
関連工事費整備ということで,今回3月にもお示しした基本的事項の中にも費用積算,内訳を書いておりますけれども,関連工事費として13億5,000万円という数字で入っておりますので,含まれておりますので,今の総事業費の中には進入路整備費は入っとるということで御理解いただきたいと思います。
[3番 高木幸次議員 登壇]
◎ 3番(高木幸次議員)この道路等について,4つあるのやけど,これはあれでしょう,現状徳島市は,飯谷とかその近辺の人に理解をもらえてないからこういうふうにこさえとるのちゃうん。違いますか。あんたの所の山,買うたるわとかよ。あんたの所の道,買うたるわとか,そういうふうな感じと違うの,これ。あめとむちかな。私はそういうふうに考えてるのやけどね。簡単に私はそうやって言いよるのやけど。その点について。
[市民生活課長 藍沢隆史君 登壇]
◎ 市民生活課長(藍沢隆史君)徳島市の進入路の部分の検討において何案か検討したという中の今のルートの部分でいいますと,先ほど費用も含まれてる分でそこの経路を通っていくのが,今のところそういうような経路で地元の理解を得るという努力をしてるだけでありますので,それぞれの長所,短所とかいろいろありますので,工期であるとか,それから橋梁をかける部分にあっては県の許可も要りますから,そういった比較論においていろんな案が出てるという理解でおります。
[3番 高木幸次議員 登壇]
◎ 3番(高木幸次議員)いろいろ説明いただきましたけど,これ,よくわかりました。
ですが,私が提案,提案といったらおかしいけどね。決められたものに提案するというのはおかしいのやけど。市長,どうですか。この問題,水質の問題もありますし,水の問題もありますから,何だったら一遍市民投票でもしたらどうでっか。行政だけが走らんと。建設ありきで走ってんのやから。どうですか。そういう点も考えていただけんだろうか。三者合意というのはそのことですよ。お願いします。
[市長 濱田保徳君 登壇]
◎ 市長(濱田保徳君)そういうことはございませんので。はい。しませんので,よろしくお願いいたします。
[3番 高木幸次議員 登壇]
◎ 3番(高木幸次議員)これだけここで45分しゃべって,提案理由も何も受けられない小松島市。今後どういう考えを持って進めていくのや知らんけど,実態我が市も130億円から160,170億円の,今,現状借金もあるのでしょう。いろいろ全体にしたら。ほんで,まだまだふえるのでしょう。だから,こういうふうなお金が要っていたら,小松島市,夕張みたいにならへんので。実際,これ,財政問題はこんな所で言う気持ちはなかったのやけど,実際として本当。次から何ぼ要るやらわからんて,これ,藍沢さん,あんたこれ,書いてあるよ。ここへね。書いてあるよ,これ。読もうか。具体的,今後の各年度の予算配分において算出していくため,懇談会では事業主体の徳島市も算出できないことから回答することはできませんと書いとんよ。何ぼ要るやわからんところへずっと行くので。だからそれを言うてんですよ。
[市民生活課長 藍沢隆史君 登壇]
◎ 市民生活課長(藍沢隆史君)議員が申されたのは,私がまず34億5,000万円の根拠と,算出根拠の御説明をする中で,来年度の予算に関しては新年度予算を要求する中で,また3月に説明させていただきます。
ただ,それ以降の年度については,各年度の負担が状況によって,事業の進捗によって変わってくることもあるからはっきりした額は言えないと申し上げただけです。
それから,概算事業費についてはあくまでも処理単価から割り出したいわゆる概算費でございますので,それの範囲におさめるというような形には当然今後減量化を図ることに各市町が努力することでそのコストを抑えていくという努力は徳島市の方からも求められておりますので,我々としてもそういうことを念頭に置いていくと。だけど,各年度の負担金とかについては,まだはっきりしたことは申し上げられないということで御返答しただけでございますので。
[3番 高木幸次議員 登壇]
◎ 3番(高木幸次議員)よくわかりました,藍沢さん。
ですけど,あなたがこの2年間にわたって,先ほども三者合意とか言っとったけど,本当に市民に身近でわかる報告会なんてたった2回なのですよ。パソコンで打って送ってあるとか言うけど,年寄りは見えないのやから。だから,できれば再度市長にもお聞きします。
昔はあなたも各公民館に来ていろいろな報告会をしよったと思うのよ。ミリカホールに来なさい,あと知らんわと。こんな重たいお金のかかる事業に退散もできなければやめるということも言えない。まして子や孫のこともいうたら,将来的なことがあるのですから,再度私の気持ちとしたら,この枇杷ノ久保に建設ありきは何とか徳島市にお話しください。この間の話の中で,国府にも大きな焼却炉がありますよ,論田にもありますよ,どうしてそこへ行けないのですかというようなお話もしてきました。だけど,室長さんが言うのは,上の市長が決めたのやから,わしらそれに向いて行きようだけやと。建設ありきでと。この建設ありきっちゃ,何かあるのですか。基本として。だから,市民の意見を問うたらいいのでないですか。問うてください。そういう,各公民館において,最終的には住民投票でもしたらええのやないか。ちゃうで。私はそない思ってます。これ,小松島市もそういうことになったら困るでしょう。だから,私はそれ,言うとんですよ。市民が納得すればしたらええのじゃわ。だけど,私はそこにするのはどんなもんかいなと思いますよ。場所が悪いというのはこれです。そういうふうなもんをつくるに関して,いいもんはいいでいいですよ。ですが,場所と我々の水源とがあるわけですから,そこのところを再度徳島市にもかけ合うてください。そういうことですよ。3つぐらい言いましたけど。その点についてちょっとお願いします。
[市長 濱田保徳君 登壇]
◎ 市長(濱田保徳君)議員の質問にお答えします。
議員からは,もう少し市民の合意をとって,そういうふうな考えは今のところございませんので。先ほども言いましたように,新施設は環境アセスメント実施,水質検査の公表など,排水処理対策などの面において,環境を重視した安全・安心な設備を徳島市が整備していくということでありますので,白紙撤回の意向はございませんので,よろしくお願いいたします。
[3番 高木幸次議員 登壇]
◎ 3番(高木幸次議員)時間がないですから,もう早くしまいますけど,市長,あんた言うたように,責任はとる,撤回はしない。それで,あなた,今後小松島市の市民が何かあった場合,前も言いましたけど,あんた,責任をとると言うたね。ほな,どういう責任をとるんですか。言うてください。
[市長 濱田保徳君 登壇]
◎ 市長(濱田保徳君)議員の質問にお答えします。
議員の質問はどういった事故,問題等を指して述べているのか特定されない以上,責任の所在が明確でないことから,市長の責任をとるということは,とるのはとりますけど,その明確なことを指していただきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。
[3番 高木幸次議員 登壇]
◎ 3番(高木幸次議員)最後ね,言いますけど,再度市民報告会をやってくださいよ。各地でね。これでなかったら,あなたは政治生命あかんようになるよ。ほんまに。そやから,私はお願いしとんよ。各公民館でそんなことやりませんか。市民の意向を聞きませんか。どうですか。私はお願いしたいと思います。
[市長 濱田保徳君 登壇]
◎ 市長(濱田保徳君)今,担当課課長からも言いましたように,市民説明会は徳島市からいろいろな案件が出た時点では市民説明会もしていきたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。
[3番 高木幸次議員 登壇]
◎ 3番(高木幸次議員)市長,我が市の単独でやるぐらいのことは徳島市に聞けますでしょう。藍沢さんも。今まで何も知らなかった,教えてくれなかったと言うけど,今期この中に何もかも,みんな出てますがな。金銭的感覚においても,道路の拡幅の問題にしても橋の問題にしても,みんな出てますがな。だから,これを小松島市民にですよ,報告会をして各公民館でやって皆さんの意向を聞いたらどうですかと。なぜそれができないのですかと。行政は一旦,ほな決めたら,わしゃ知らんと。もう皆に賛成をもうたのやから。それはおかしい。そこをほんまに声を大にして言いたい。市長,責任とらんことないと言うたけど,とるとかとらんとかいう問題と違うのやな。とるとるいうて,撤回はいたしません,言うこと,私に3回物を言うなって言うけど,あんたも一緒のことを言う。だから,この点について,再度,もうこれで終わりですから。あんたがここで市民説明会も何もしませんというのだったらもうそんでいいですよ。あんた,本当,知らんぞ。もう。
(「もう言うたで,しますって」と言う者あり)
◎ 3番(高木幸次議員)しますと言わんで。
(「言うたで」という者あり)
◎ 3番(高木幸次議員)言うたかい。
(「はい,はい」と言う者あり)
◎ 3番(高木幸次議員)最後,もう一遍言って。
[市長 濱田保徳君 登壇]
◎ 市長(濱田保徳君)徳島市からいろいろな事案等々がありましたら,そのときは折々市民説明会も開催していきたいと思います。そしてまた,市民の御理解も得ていきたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。
[3番 高木幸次議員 登壇]
◎ 3番(高木幸次議員)お答え,ありがとうございます。
でも,市長,徳島市に何もかも聞いて,何も言うてくれんところやからね。ちゃんと役が行って,ちゃんと徳島市で聞いてきて,この小松島市の市民にきちっとした報告会をやってくださいよ。今,やると言ってくれはったね。各公民館ですよ。ここのところは強調させて言わせていただきます。よろしく。
(「答え,要るの」と言う者あり)
◎ 3番(高木幸次議員)返事,くれたらそれでええで。各公民館だけ。いや,しますと言ったって,徳島市で聞いて,徳島市が言うてくれたら言うて,そんなのはあかんて。
徳島市に行って,文言を聞いてきてください。藍沢さん,何や言うてるけど,そんなこと言うとったら2年が過ぎとるのやから。
[市民生活課長 藍沢隆史君 登壇]
◎ 市民生活課長(藍沢隆史君)失礼いたします。
私のこれまで出すべき情報については,徳島市と同様出してる。確かに議員がおっしゃるとおり,知識がやはり事業者でない,足りない部分がある分については,かなり勉強する中で何とか追いつこうという努力はしているというのは今後も続けていきたいと思ってます。それによって今後いろんな情報がある程度出てくれば,市民説明会も適宜開催するという意向は市長が申し上げたとおりでございますので,その点は御理解いただきたいと考えてます。
[3番 高木幸次議員 登壇]
◎ 3番(高木幸次議員)長い間しゃべらせていただきましてありがとうございます。
藍沢さん,本当に2年,もうその前田中さんね。いろいろな人と,こう,お世話になってきたけどね,私もええ勉強になりました。
ですが,やはりそういうなのは市民感覚から生まれてくるもんだと思うんでね。簡単に言うのは,これ,よろしいわとかな。こんな軽々しい気持ちを持たんようにね。徳島市にも何も言えんと。我々にこう言うのですよ。そんなところへひっついとったら,将来どないになるんかと思う。
来年度,市長,あなたまだ2年以上あるけど,12月定例会議,私やもうないけんな。そやけど,ほんまに来年この場でしゃべれるやらしゃべれんやらわからんけど,こんなうるさいおっさんもおったと思うて流してください。本当ありがとうございました。お世話になりました。(拍 手)
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◎ 議長(武田 清議員)以上で通告による質疑及び市政に対する一般質問は終了いたしました。
これをもって,議案第78号から議案第97号までに対する質疑及び市政に対する一般質問を終結いたします。
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◎ 議長(武田 清議員)ただいま議題となっております議案第78号から議案第97号までについては,会議規則第37条第1項の規定により,お手元に配付いたしました常任委員会付託区分表のとおり,それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
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◎ 議長(武田 清議員)各常任委員会におかれましては,12月10日,11日,12日,13日の4日間に委員会を開会され,付託案件等について審査されますようお願いいたします。
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◎ 議長(武田 清議員)次に,日程第2 陳情第3号及び陳情第4号についてを議題といたします。
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◎ 議長(武田 清議員)本定例会議に受理いたしました陳情については,お手元に配付いたしました陳情文書表のとおりであります。
陳情第3号及び陳情第4号につきましては,陳情文書表のとおり,所管の常任委員会に付託いたします。
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◎ 議長(武田 清議員)以上で本日の日程は終了いたしました。
次会の日程を報告いたします。
次会は,12月17日午前10時再開,委員長報告に引き続き,討論・採決であります。
◎ 議長(武田 清議員)本日は,これをもって散会いたします。
午後 5時13分 散 会
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