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平成30年予算決算常任委員会 本文 2018-09-26

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    平成30年予算決算常任委員会 本文 2018-09-26


    取得元: 小松島市議会公式サイト
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    2018年09月26日:平成30年予算決算常任委員会 本文                        [開会 午前10時01分]  -委員長開会宣告から議会報告書作成までを省略- ◎ 池渕委員長  それでは,再開をさせていただきます。  今回の自由討議テーマとなっておりますのは,日峯広域公園整備事業に関して,特に昨日,ご提案いただいた中には,金長さんの取り扱い,金長さんの考え方,それぞれの意見があろうかと思います。少しさきに振り返って見ていただきますと,議員個々意見の取りまとめが議員評価ファイルナンバー600のページで言うと,7番ですね。それぞれ意見をいただいております。そういった意見を再度出し合っていただいて,より議論を深めたものになればなというところが自由討議でございますので,どなた様からでも口火を切っていただいても結構でございますので,きのうの続き,あるいはこのテーマに沿って御意見をいただきたいと思います。いかがでしょうか。できれば,皆さん方全ての委員さんに御意見をいただけたら一番有り難いなと思っておりますので,どなた様からでも結構でございますので。 ◎ 高木委員  市民の方から,まして地位のあるお医者さんからお聞きしたのですけど,この日峯広域公園の存続が今,小松島市で何かかんかややこしいらしいですけど,本当に他町村の人でも,金長神社を,あんないいものをなくすのはどうかなというような意見がありました。それだけです。 ◎ 池渕委員長  ありがとうございます。 ◎ 佐野委員  私もこの維持評価のところで,この機会に全国金長文化をPRし,観光に生かす金長公園にする。記念館金長の館をつくるべきであると書かせてもうたんですけれども,神社を残すという感じではまだ書いてないのですけれども,せっかくこの金長に皆,思いがあるので,その金長神社を残すためにでも,このごろインターネットとか全国にあるので,何か全国に呼びかけて,観光に生かすための方策はいろいろ考えないかんと思っています。金長神社の方は,今の神社のハードというのですか,形のあるものを残すというのが,今の公園の中に残したいのであれば,今の日峯広域公園に隣接した土地に確保できるのであれば,そちらへ皆さん寄付を募って移設ができたら,今の公園駐車場も使えるし,日峯広域公園金長神社が両方残るというふうに考えます。ただ,その神社をするときには,誰か大きい発起人があって,私が先頭に立って皆さん寄附集めをお願いするという人が,誰がするかという,あらわれるかということが問題ではあります。 ◎ 井村委員  私も残せるものなら,残してあげたらいいのだろうなという考えの中で,この間,テレビ放送されたのですよね。あの反響というのもやっぱりありまして,私は日峯広域公園から一番遠いところに住んでおるけど,おまはん,どう思っているのという方もおいでだし,阿南市の方からもいろんなところから,小松島市に対して,苦言を呈すとか,もの申したいのだけどみたいな方もやっぱり中にはあります。事実が今の状況をきちっと把握していない人ほど,そういった感情だけで残したらいいのにという部分が多くて,実情,説明,今現状はこうですよ,こうですよ,こうですよ,だから今こうなのですよ。あのテレビ放送だけで見たら,そうとるかもわからんけど,実はこうなのですよと説明したら,ああ,そうか,なるほどなとわかってはくれるのですよね。なので,現状というのもきちっと知ってもらわないといかんなと思うのが,今の気持ちです。残せるものなら残す,いろいろ私も後援会人達と話す中で,小松島市,どうせ残すのだったら,コメントにも書いたのですけど,小松島市がこれだけ「こまポン」や,ポスターやタヌキをキャラクターに売り出ししよるのであれば,もうそれの観光資源として神社,残せるものなら残したらいいのでと。でも,中途半端に残すぐらいだったら,もう全国初小松島市がそういう観光として神社のような観光を新しくやりました。それぐらいの感覚で,全国初のことをやらなかったら,中途半端に残すぐらいだったら,せん方がいいのと違うのという御意見も中にはやっぱりありました。そんなのもあって,今,保存に向けていろいろ聞く人もおるのですけれども,その人たちも,中にはしっかり今の状況がわかって意見している人もあれば,状況がわからなくて,感情論だけでしているようなところも節,感じるところもあって,では,どういった形で残したらいいのかという部分は,今,佐野さんのところにも共感するのですけど,しっかりしたところに保存していただくのならいいけれども,決まりました,ではその人たちが1人,2人減りになっていくようなところにお任せするのはじり貧になるのであって,やっぱりそこらもしっかり後々考えたところときちっと協議して,残せたらいいのかな。やっぱり無理だったら,無理,どこかの段階でそれをきちっと報告して,説明せなんだら,今のこの宙に浮いた状態でマスコミが面白おかしく報道されていく部分の中でいかがなものかなというものがあるので,そこらも含めてしっかり対応してほしいなと思います。 ◎ 池渕委員長  ありがとうございます。ほか,どうですか。 ◎ 安平委員  これ,自由討議ということですので,今,井村委員さんからのお話,あったのですけど,ただ,一番問題なのは政教分離ということがあって,国の考えなのですね。何で国ということを言い出したかというと,これ,社会資本の2分の1,国の補助なのですね。ですから,これは用地買収も完了していますけど,この用地買収の3割も国の補助金が入っています。もし,国の言うことで,神社はだめですよという話になろうかなと,国はそういう判断するのだろうと思うのですけど,そのときにどうなるかといったら,補助金を認めませんという話になろうかと,それが一番怖いのですね。だから,今,用地買収でもう何億円か,10億円近いお金を使っているのだろうけど,それの30%,3割の補助金をもらっている,それを戻せという話,今後,社会資本整備交付金工事費の2分の1,国からもらうのですけど,それを出しませんとかいう話になるのが一番怖い状況かなというふうには考えます。ですから,神社というのをいかに国に対して,いや,違うのです。これ,神社という名前だけで,これは観光施設ですというのをいかに説明するか,それを認めてもらえるか,そういう努力をする必要もあるのではないかなというような気もします。 ◎ 出口委員  安平さんの今の後半の話ですけども,私はそれは無理だろうと思う。憲法改正せなんだら,国がなんぼそれで構わんと言うたって,必ずいわゆる文化人と称する人達憲法違反でないかと,公共自治体がそういう神社仏閣に金を使うというのは明らかに憲法違反だと。信仰の自由というのもありますし,もう一つ別に言えば,信教の自由と裏腹で,例えば今の金長神社小松島市が計画があるからといって壊しても,それも違反なの。だから,市は所有者を特定して,それで所有権を放棄してもらって,それで市の方がしかるべき団体に後の管理をお願いしてという形を,非常にめんどいのだけど,せなんだら,既にこれだけ井村さんもおっしゃったように,全国的なことになっていますので,もう私が聞くところによったら,市が鍵1つ壊したら,訴えるぞと言う人も,どうもおるようなので,そのあたりが市の方も大変難しい問題ということになっておるのやけど,結局はいろんな方法をとって,金長神社移転するしか,もうないだろうと。それを直接市がするのでなくて,奉賛会でも,守る会でも何でもいいから,そういうところの団体に市がいわゆる立ち退き補償はできるらしいから,それを出して,寄付を集めて後の維持管理をしてもらうということしかないだろうと思います。大体そういうことで,今,市の方も担当課も動きよるように聞いておるので,私は何とかなるのでないかいなと思っております。 ◎ 池渕委員長
     ありがとうございます。ほか,まだ発言ない方,どうですか。 ◎ 安平委員  そこで市の方が移転補償というお話,出てきましたけど,補償するためには所有者を特定するというか,そこの作業が要るのですね。誰でもいいから移転補償費というのを払えませんので,だから,今,その作業をやっている。でも,これもかなり難しそうなニュアンスですね,ですから,誰でもいいから,あと管理してくれる人に補償金を払うという行為ができるのかというのもひとつどんなのですかねという気はしますね。 ◎ 出口委員  ちょっと語弊があるので,さっきの話,撤回しますが,誰でもいいということではないだろうと思う。だから,いわゆる奉賛会とか,そういう組織をこしらえて,その組織に対して市が交渉して出すと,観光協会でもいいだろうけども,ただ一番問題なのはやっぱり移転はできるだろうけど,後の維持管理を確実にやってもらえるような団体組織でないと意味はないだろうと思うのですけどね。 ◎ 池渕委員長  ありがとうございます。ほかはどうでしょうか。 ◎ 松下委員  私も皆さん意見に合致するところと,ほかのところもあるのですけど,今現状土地のところにこのまま今のものを単純に残すというのは,先ほど安平さんもおっしゃられたし,出口さんもおっしゃられたし,非常に厳しいのでないかなと,これ,皆さん,一緒の認識だと思います。状況もかくかく井村委員さんも言われたように,いろいろ背景もあって,ひとつ転換期なのかなと。築後もう60年以上ですか。昭和30年代にこしらえて,老朽化もひどくて,鉄筋の耐用年数も過ぎてきよって,その中で今あるところを単純に移設して保存するという考え方なのか,ただそれは行政がどこまですべきことなのかというところ,要は何かというと,税金使ってやるようになるので,この後,ないから補償どうこうという話ではないと思うので。僕の考えではなのですけど,それだけ声があるのであれば,もう2つに分かれるのかなと。どこかに同じように民間の方で移転するという作業と,行政ができるというところはそこを後押しできるような作業をするのか,もしくは佐野さんがおっしゃられたように,新しい施設として,観光施設として考えて何かこしらえるのかなと。ただ,それには単純にこしらえるだけでは,これからも税金入れて,赤字になって,このままずっと維持費もかかりながら赤字になるというのは,これは絶対にできることではないので,そういった面も含めてやっていかなかんかなと。保存というか,そのあるものと,あと新しい観光施設という2つを考えていかなかんかなと思うところです。今あるものを所有解体どうこうというようにするのは,これは多分粛々と進めていかなければいけないものなので,例えば,お金出された方もわかっているので,当時にね。それは寄附でいっているのであれば,その後,維持したところなのか。あとは裁判所に届け出て,その中,公示したりして,所有者がおるか,おらんか特定して,粛々とやっていくだけになっていくと思うので。ほかはちょっと私も絶対こうだとは言い切れんのですけど,そうやって進めていくものでないのかな思います。意見としたら,今ある所はあくまでも民間というところと,あと行政ができるところと非常に分けて考えてやっていかなかんかなと思うところの意見です。 ◎ 池渕委員長  ありがとうございます。ほか,いかがでしょうか。 ◎ 井村委員  本当に今の出口さんの意見移設ができるのだったら,多分それが一番いいのだろうなと思います。その先,本当にその後の維持管理をきちっとしていただいて,その先の話,今,マスコミでも,テレビでも言いよったけど,では,ジブリのとか,映画のとか,何かなと言うたら,聖地巡礼で今までそういう観光協定でできるのだからと,大学の先生もコメントしていましたけど,そうした人がきちっと全国からそういう聖地巡礼で来てくれるようになるのであれば,一番いい。ただ,その維持管理してくれる団体が,今は熱があるけれども,終わりました,ああ,やれやれ,ではと1人減り,2人減り,いつの間にか新しい施設でも,草が生えもぐれて,枝も剪定できぬでと,そんなになったのでは元も子もないので,やっぱりそこの,もし出口さんが言われるように移設できるのであれば,それが一番いいと思います。でも,その後の維持管理を本当にきちっとやって,その先,もう一つ盛り上がる先まで行けるのであれば,本当にいいなと思うのですけれども。では,それが言うたように,行政がどこまでできるのとなったら,それは絶対限られてくるので,そこらが本当に耳障りのいい言葉で言うたら,連携やと言うけれども,本当にそこまで言い切るのであれば,それが一番いいとは思うのですけど,難しいと思います。 ◎ 池渕委員長  ありがとうございます。どうでしょうか。 ◎ 松下委員  ちなみにちょっとお伺いしたいところがあるのですけど,今,日峯のところにある金長神社と,山の中に昔から先にある方があると思うのですけど,あっちの方は皆さん,話題にないし,人から,市民の方とか,ほかの方からとか,何か聞いたときはありますかね。あっち,どうこうとか,あっちも大分古くなってきてからあれなのですけど,何かお伺いするところがあればちょっと参考に教えていただきたいのですけど。 ◎ 池渕委員長  どなたか地元に近い方で,いかがですか。 ◎ 安平委員  本当にそれを御存じの方って少ないですね。僕,ちょっと違うところで関係していますので,向こうを本宮みたいな形で呼ぶのですけど,それが昭和初期です。伴淳三郎さんが寄附された。伴淳三郎時代映画の,松下委員伴淳三郎と言ってもわからんと思いますけど,白黒の映画時代の戦前の前の時代に第1期,狸合戦の1期目の映画を撮ってヒットしたときにつくられた神社があります。その後,2回目をやったときは戦後,昭和30年12月だったかな,あれが建てられたのが。それが2回目です。それが今言われている所なのですけど。ただ,本宮といいますか,先に建てられた所は参拝するのに,かなり厳しい山道があって,なかなか上れない厳しいところのある神社です。なかなか,それも知られてない神社ですから,5月に例大祭がありますけど,それに参加される方だったら,五,六人しかいないというような状態の本宮なのですけど。皆さん,本当にそれを知らない人が多いので,できますれば,皆さんにそういうのをPRしていただきたい。本宮ってここにありますよということをPRしていただけたらなというふうには思いますけど。これも1つの方法かなという気はしますね。 ◎ 池渕委員長  ここにはない。 ◎ 出口委員  私が知っておる限りでは,日峯の昔の登山道でしょ。あそこ,だれてしまって,行きよったら,なかなか危ないですよ。あの旧の登山道の途中にあるのでしょ。                          [発言する者あり] ◎ 出口委員  そうですか,私は今,行けんようになっておるというふうに聞いた話だけど,そうだけど,それはだから安平さん,おっしゃったように,今の今問題になっておる金長神社は,言うたら,そこから分かれた分家みたいなあれで,梅山さんの家からもともと発祥しておるのだな。梅山さんが今の神社,そうそう,だから。 ◎ 池渕委員長  よろしいか。 ◎ 松下委員  これ,もともとその当時から行きにくかったので,下へ下ろしたらしいのよね。下のところに,参拝しにくいからと,ヒットもしたしというので。それで下に下ろしてきた。そのときにおっしゃられたように,大和屋さんの所に金長さんがおったから,何か横におってといういきさつになったらしい。僕もらしいしか知らんのでね。もとは日開野の方だったので,そちらの方に移動して,縁があってこういうふうになったと。それと皆さん,おっしゃるのは,ジブリのアニメですか,「平成狸合戦ぽんぽこ」に出てきたので,今ある所もあるので,観光としてと言って,皆さん,ここを残そうよという声が大きいのかなと,私個人はお聞きするところがあるのですけど,ちょっとまとまらぬ話になるのですけど,なのであそこを残したいとともに,また新たな観光資源として僕は何かできるものはないのかなとは思うのですけど。 ◎ 佐野委員  このルーツをたどっていたりしたら,本当の神社信仰になってしまうのだけれども,本当に皆さんが思っておるのは,神社としての金長神社でなしに,観光施設というのが頭から先にあって,今ある日峯のあそこに大映という映画会社が大ヒットをして,長谷川一夫とか,京マチ子とかいうような有名な俳優がおった時代映画ヒットをようけしたので,あそこへお礼にしたという感覚で皆が金長神社の愛好というのか,信仰までいかん何ができたので,皆さんが思っておるのは,もう日峯のあそこにある金長神社だけなのよね。だから,後のルーツをたどって,本宮がどうで,またもう一つ前には日開野にあったとか,そういうようなそこまでの思い市民の誰もはないので,あそこの本当にそれから言うたら,観光のものであって,普通の神社にある,皆が一般の人が信仰してできてきたような神社ではないかいなと思うけど。だから,市も商工会も皆,バックアップを,できたときはね,してから,そういう観光施設としての歴史があると思います。だから,あまりそのルーツをずっと考えていかんでも,映画とかそういうので昭和の第2回目ぐらいに大ヒットした,どんな映画か覚えておらないけど,狸御殿とかいう映画を見たこと,私もあるのですけれども。今の平成狸のぽんぽことは全然全くああいうイメージではなかったのであります。 ◎ 池渕委員長  ありがとうございます。ほか,いかがでしょうか。 ◎ 高木委員  先ほど出口さん,言いよったけど,もうこれ,神社総代もなければ,奉賛会もない。何もないのに,これ,どないして今後,例えば神社というのは,やはり氏子がおって,それで宮司さんもおって,それには皆さんの年間の神社費用宮割りという,これを出して,神社を切り盛りしていったわけやね。ですけど,そういう方がおいでたら,今,ようあります,国道へ走っても,神社,手前にあるのに,鳥居さんが田んぼの方にあったりというような売却というのか,売ったりするということは,やはり団体があれば,こういうことはできます。うちの方の神社も,神社の真ん中からどさんと道路が通って,便利はようなっておるのやけど,そういうのにはやはり,県ないし,国はどうか知らんけど,県に改修していただいて,それで神社の切り盛りの方にお金が落ちて,神社のほこらを直すとかいうようなのがずっとやってきています。ですが,市というのは,これ,生涯学習課ですけど,この神社の中に植えてある樹木に対しては,中にはホルトノキ,昔,ズイノキと言ったかな。そういうような槇とか桜とか檜とかいっぱいあります。これは生涯学習課管理をしておるもので,枝切ることもだめです。抜いて売ることもだめです。その皆,封印してあるという話,聞いておるのだけど,それが折れて神社にどんと当たって穴が空いたという現状,このたびの台風でそんなのもありましたので,ほんまになかなか口は出してくれても,お金は出してくれんと,市はね。そんなような現状があります。だから,金長神社でも,やっぱり氏子がいないとかいうのをちょろっと聞きましたので,やっぱり今後,観光面においても,また,そういうような団体でもつくって,今後,移転,もしするのであれば,やはりそういうふうな売り買いといったらおかしいけど,その代償をもらって新しい神社をつくったらいいのではないかなと私は思います。 ◎ 松下委員  補償に関しては,多分難しいのと違うのですかね。というのが,ここは高木委員さんがおっしゃるのは,大体敷地があって,土地があって,そこに国道ないし,バイパスないしがかかって,物件補償という形になると思うのですけど,今言われよるのは,建物とかのみになってくると思うのです。言われよるところが。土地は一部市の土地,一部民間の買収の土地という形になってくるので,鉄筋が60年以上たっているような建物で,どれだけ文化的価値があるか。建物そもそもの価値といったら,そんなに再建できていけるほど,それはちゃんと粛々と法にのっとって補償はすると思うのですけど,実態的には難しいのと違うかなとは思いますけどね。 ◎ 池渕委員長  ほかございませんか。 ◎ 佐野委員  私はテレビ放送毎日放送だったのかな。は,よう見ておらんのですけれども,見た人からの感想を言うたら,市は何をしよるのなというような,市が何もせんというような感じの放送をしとるらしいのです。皆が残したいというようなその気持ちも,それを市が何もようせん,市,行政も含めて,今度は議会も何をしよるなというような,なくしてしもうたら,感覚的なことでそういうふうな感覚はあると思うので,移設とかそういうのをどういう方法でするかという方法を探さなかったら,金長神社を潰してしまうことはごっつい市民感情として,市や議会の方まで持ってこられることはありそうであります。 ◎ 池渕委員長  あと,何かぜひまだ発言されてない方はあわせて。 ◎ 四宮委員  私,市民から聞いた話なのですけど,金長神社を残すという方向で進めておる団体に共鳴する人の声なのですけど,神社云々でなくて,その裏にはやっぱり小松島市としてのまちの活性化とかいうのに,このたびのぽんぽこというのか,金長神社の今の流れというか,この運動をつなげたいというのを聞いて,そういう考えもあるのやなと私は改めて思いました。そやから,行政が実際絡むとなったら,宗教施設となれば,難しい部分もあるので,たくさんの方が言われておるように,文化施設というか,そういう意味で宗教色のない観光施設というのであれば,市は当然,前向いて進められると思うので。ただ,この神社をなくす,なくさんとかいう話は今,市の方が取りかかっておる所有者を明らかにするというような行動が順番としてはやっぱり必要だと思うので,私は宗教施設としては,市としてはさわらない方がいいと思います。 ◎ 池渕委員長  ほか,ございませんか。 ◎ 前川委員  私もあの金長神社の存続を求める方々の存続の理由として,先ほど四宮さんが発言されたように,文化的遺産としての価値がはかり知れんとか,観光の目玉になるということで存続してほしいというのは,私も共鳴しているところでございますが,行政がどのような取り扱いをするのか,まだ全く見えてない状況でありますので,早急にこの方向性とかを行政が示して,それにしたがって,市議会も対応をしていったらいいのではないかというふうに思います。 ◎ 松下委員  今,行政,ちなみに方向性,示されていますよね,まず第1案は。モニュメントつくって,上の管理棟に置いて,名残があったという。これ,今,行政の方針なのよね。今,我々に正式に示されておる方針というのは。それを我々議会はどういうふうに判断して,どういうふうに意見を述べていくか,市民の皆様からの声を聞いてというところの,僕は今,スタンスというか,やっていかなければいけないことでないのかなと。あくまでも市の方はこの2つを出してきておる。それで,僕は終っとるという認識なんですけど,皆さん,何かほか聞いておることとか,正式に議会に公表されておることがあったら,私はこれはお聞きしたいのですけど。私はモニュメントと上の管理棟の所の一部にそういうスペースというか,そういうふうな記念館,資料館みたいなのをつくると言われておるだけなのですけど。あったら,何かお聞きしたいのですけど。 ◎ 前川委員  松下委員さん,言われて,これ,口頭で言いよったのかな。これ,私,今,この整備計画の資料を見た限りでは,何も載ってないよね,これ,金長神社の取り扱い。 ◎ 松下委員  産業建設常任委員会において,担当の所管から図面,細かいところまでは別として,その中で口頭といったら,口頭になるのですかね,ただ,正式な議事録も残る産業建設常任委員会の中でたしかお聞きしたとは思います。 ◎ 出口委員  その問題は2つ,今の金長神社をどうするかという話と,金長さんの今までの歴史的な価値とか,文化的な価値を続けるために,一応市の方は管理棟の中にモニュメントをこしらえて,そこでやると。だから,金長神社はもうとってしまって,どこへもしないのだという話では,私はないと思っておるのですよ。それと,私,産業建設常任委員でそういう話があったときに言うたのですけど,管理棟の中にそのモニュメントをこしらえて,管理棟があいておるときだけ公開するというのでは,とても市民は納得しませんよということを言うたのですけど,実際,私も何人かの方に詳しい話を聞いたのですけど,それではそれで金長神社は,今の神社は潰してしまうのですかと。それではだめですよという話が多いのですよ。だから,モニュメントをこしらえて,記念館をこしらえるという話は,それはそれでいいだろうとは思いますけども,それをもって今の金長神社を全く潰してしまって,何もほかにないというのでは,市民は,私は納得せんように思いますよ。 ◎ 松下委員  それを踏まえて私も一緒の考えなので,別に反論しているのと違うのですけど,あくまでも行政から正式な答弁としては,それ以上はもらってないのよね。近くにあった所に,駐車場にモニュメント,管理棟に資料館をつくるというだけなので,そこから先に踏み込んで,出口さんも,市民皆さんからそういう意見を聞いている。ということは,出口さんはもうそれ以上のものを行政に求めていくような,多分この判断になっていくのかなという,お話を聞く中ではね。であれば,正式に何か求めていかれるのが議会としての発言としてやるのがいいのでないかなと。委員長には多分いろいろ委員長なので,御意見をおっしゃられてないので,委員長のちょっと御所見もお伺いしたいのですけど。 ◎ 池渕委員長  いやいや,それはもう皆さん意見をまずお聞かせいただきますので,ありがとうございます。ほか,ぜひとも,では発言なり。 ◎ 杉本委員  金長神社は私の近くのとこに今現在あるのですけども,地元の議員からの意見もということで,先ほど委員長から言われたのですけども。私,いろいろお聞きすると,現在,金長神社管理する方がいない。また,金長神社をやっぱりいろいろ管理も,責任持つ方も現実にはいないという状態の今の話ですけども。市そのものは,金長神社については,さわることは,現在のところは神社としてはできないというお話を聞いています。できれば,いろんな団体さんもおいでるし,今まで奉賛会という形で子どもの行事もしてきたような内容もございますので,そこらあたりが相談なさって,やっぱり金長神社の先,末のことについて何か協議会とかをつくって,そういう中で市民に呼びかけ,また,金長神社の本当の責任のある方がはっきり私,聞いておりませんが,何かおいでるようにも聞きますので,そこらあたりとお話をして,そしてやっぱりこれから金長神社をどういうふうにするかということに対して,市民含めて盛り上げていくことが私は大事でないのかなと。そういう中から,市民の皆様方も賛同していただけるだろうし,また,今,小松島市には金長神社のまんじゅうも売っているから,お店もつくっているとこもあるので,そういうところにも協賛いただいたら,非常に話も進むのでないだろうかと。しかし,今はそういう団体皆さん方も,市に全てやってくれというお話なので,この話はなかなか進まないのかな,このように私は今思っております。 ◎ 池渕委員長  ありがとうございます。ほか,いかがですか。まだ,発言されてない方,ぜひ,お言葉をいただきたいのです。 ◎ 宮崎委員  神社というのは,基本的になかったと思うのですね。これはやはり戦後に映画で売れて,それでこの施設をつくったという感じで,だからそれに対する氏子も誰もおらないという中で,私はもう神社であって,神社でないような気がするわけで,これは逸話というか,もともと狸合戦という中で六右衛門と金長が戦ったという中の1つのそういう逸話的な話の中の神社であるものですから,あんまりその神社神社というよりは,1つの文化的なものとして,場合によったら,市が管理する,あるいはほかの人が管理しても,氏子という形でしたら,神社になってしまいますので,しないほうがいいのでないかと。金長郵便局があります,金長まんじゅうがあります,金長広場があります,もういずれもそれと,あんまり神社とは関わってないような,小松島市と言えば,阿波の金長ということで有名なわけで,やはりこれが今の神社があることによって,1つの何と言うのですかね,それがあることによって,なお一層小松島市には金鳥さんがおるというイメージが強いから,やはり今のものをもっと市が中心になって存続する方向に,早く方向を示していた方が。あくまでも観光施設ですよ。そんな思いがいたします。 ◎ 池渕委員長  ありがとうございます。いかがですか。 ◎ 北野委員  守る会とか,奉賛会とかありますけど,いわゆる今の小松島市の行政の方向性というか,それはだめですよということと思います。それで,さっきちょっと佐野さんとか出口委員が言っていたように,何か団体をつくって,そこを主にして寄付を集めて,近くへ移転するという方向でだったら,皆さん,満足すると思うのですけどね。そのためには,いわゆる資金,あるいは後の維持というか,それは課題はたくさんありますけど,そういうことで移転というか,そういう方向しか,守る会とか,そういうのは納得しないと思うのですね。 ◎ 池渕委員長  ありがとうございます。あと,いかがですか。どうでしょう,まだ。 ◎ 吉見委員  北野さんの意見に賛成ですね。そういうふうにせんとだめだと思います。 ◎ 米崎委員  やっぱり皆さん思いというか,一般の方のもともとここの場所にあるのを駐車場にしてしまうのが,やっぱり残念だという声をよく聞くのですが,法律との関係があるので,僕自身としても,観光としてのせっかくここまで小松島金長,タヌキというのがあるので,それをやっぱり残していただきたいという分もあるのですけど,皆さん,おっしゃるように移設とかできるのであれば,行政がどこまで,それこそ補助といいますか,携われる部分まではやっぱり携わっていただいて,あと,ほかはもう任せるというのではないのですけど,皆さんで協力していかな仕方がないのかなというふうにも思います。 ◎ 池渕委員長  いかがですか,あと。 ◎ 広田委員  6月のときか,議会の中では所有者の特定というのを担当課は,夏までには大体できるという話がたしかあったように,私は記憶しておるのです。だけど,これ,もう9月も終わるのですよね。だけど,まだ市,行政担当課からは明確なお話も1つも出てこないと。まだ,それが一般にも新聞報道関係にも出てこないということは,まだ特定は多分できていないと。だけど,市も口の中では濁しよるけど,あれは神社ではないと,あれは観光施設だというのをもう少し前へ出していかない限り,あくまでもこれは神社というのが,やっぱり前へ前へ進んでいくような感じであって,さっき米崎君が言いよった法律の壁で,あの公園の中へは神社はもうできないと。たとえ仮に,この文書の中に書いてあるのやけど,仮に工事の期間だけよそへ置いておいて,工事が終わったらもとのとこへ戻ってこんかということは,はっきり言ってできないと。さっき,北野さんが言いよった,どこかで土地の提供があって,そこへもう完全に移転していくというのだったら,話はわかるのやけど,これ,市の行政の方は,私としては最終的にこの金長神社観光施設であるというのをばさっと明確に言っていただく方がもう少し前へ進むのではないかと思います。 ◎ 出口委員  だから,今の金長神社観光施設であるか,宗教施設であるかということは,それは市が判断することではないと,私は思いますよ。たとえ,市が,いや,今のは神社でない,いわゆる宗教施設でない,観光施設だという形をとっても,それでは市が今の神社,今の場所では無理だから,どこかほかに土地を構えて移設をすると。その費用を観光施設だから,市がやりますと言うたって,それはおかしいのでないかと,神社移転に何で市が金を出すのだという話が必ずあるのですよ。既にありますからね。だから,それに対して,市は言いわけができんから困っておるのだろうと,私は思うのですよ。だから私,きょうも皆さん意見を聞いて思ったのですけども,もう方向性は1つしかないと思うのですよ。今の金長神社が宗教施設であるとかないとかということの話は別にして,どこかへ移転すると,移設をすると。それについて,私も詳しいことを知りませんけども,市の方は移転補償等ができるのであれば,金を出して,それと後の維持管理が確実にできる団体組織を選んで,そこにお渡しをするという形のものをとるしかないだろうと思うのですよ。今のままであそこへ残すということはもちろんできませんし,それと別に今度の公園の中に,例えば管理棟の中か外か知らんけど,そういうモニュメントをこしらえるという話はまた別な話で,それは市民もほとんど関心がないのですよ,そういうことについては。今,関心があるのは,今の金長神社はどうなるのかということが関心があるわけで,だから,移転をするのは,もう一番いい方法だろうと,それしかないと,私は思っています。ただ,今の規模,今のものをそのままそっくりどこかへ持っていくというのは,これはもう事実上無理だろうし,拝殿にしたって,天井はもう落ちてしもうて,あれ,直せと言われたらまたそれこそ直すだけで何千万もかかるというようなことを聞きましたのでね。例えば奥にある本殿というのですか,あの中に御神体が入っておるわけでしょ。だから,あの本殿と,あと由緒のあるいろいろ有名人の名前を書かれておる玉垣というのですか,石垣みたいなもの,それとできれば鳥居さんもあわせてどこかへ移設をすると。あと維持管理もできるような場所,組織に持っていくという形しかないだろうと思うのですけどね。それがなかなかまだ話,進まんから,市の方も表へよう出さんのだろうと思うのですけどね。もう所有者の特定はできていますよ。と思います。 ◎ 池渕委員長  ありがとうございます。 ◎ 安平委員  この金長神社の問題というのは最後のストーリー,結論的なのは出口委員さんの今言われたお話が一番完結しやすい,まとまりやすい,そうなるべきだと僕も考えます。ただ,本当にそのための手順として,市の方は特定するというのは移設するための契約をまく相手,公金ですから,それをきっちり書類をつくるためには特定せないかんというので一生懸命やっている,そういう事務作業を粛々とやっているという状態ですね。もうそれが特定できたのだったら,後はその人と話しして,行き先ですね。だから,新しく建てるのはまず難しいですから,補償ですから,移設する,移築するというこの移転費用を補償するという形になろうかと思うので,今は特定できたのだったら,その人と早くして,後はどこへやるか,どこへ持っていったらいいのという,そういう話にこれから進んでいくのだろうと思いますね。そういうことだと思いますね。 ◎ 池渕委員長  何か,よかったら。 ◎ 佐野委員  移転して新しいところへつくるのに,つくった場合に,3,000万円要るとかちらっと聞いたのですけども,そういう試算はしたことはあるのでしょうか。 ◎ 安平委員  3,000万円というのは,今ある拝殿,本殿でない拝殿の方の桁が折れて,屋根が崩れかけていて,屋根を葺きかえるという仕事だけで約3,000万円です。だから,さらから建てかえるやいう話ではないです。だから,その費用が問題になるのでなくて,今はそれをもしやるとしたら,寄付を集めて新しく建てないとできませんので,市の方からそれを全部建てかえ費用を出せということはとんでもない話ですから,できませんので,あくまでも寄付を集めて屋根を葺きかえるという作業が3,000万円ぐらいだろうと,そういう話でございます。 ◎ 池渕委員長  わかりました。議長,何かもしあれば,どうぞ。 ◎ 武田議長  まさに先ほど出口さんが言うてくれたのが結論に近づいていくと思うのですけども,ただ,今働きかけせないかんのは,いかにどこの人が受けてくれるかということ,その受けてくれる人に対して働きかけをするという,そこが一番詰めができてないとこかと思いますので,ぜひそちらの方で受けてくれる団体さんかどこかちょっとわかりませんけども,そこのところをやっぱり早急に探すべきと思います。
    ◎ 池渕委員長  ありがとうございました。ほか,何か。なければ,結論づけた話ではないので,自由討議でございますので,それぞれの意見をいただきました。おおむね意見の中では,現存する金長神社に関して,そのままそこへ残すべきという意見は全くありませんでした。意見の方向性としては,今,それを信仰されている方,守りたいとおっしゃられる方々の思いを酌んだ上で新たな移築なり,新たな場所でそういった施設が継続していくこと自身は,それぞれの議員も望んでいるというところがよくわかりました。それ以降,その課題解決に向けて,行政が今取り組んでいることを,次の受け皿づくりへ向けて,さらに進めていくべきというところまでは,皆さん,方向的には同じ思いだなということが明らかになったことだろうとは思いますが,これを議会評価の中では入れてません。自由討議にしようというお話でございましたので,特段,意見を集約するというような考え方は持たなくてもよろしいですか。                         (「はい」と言う者あり) ◎ 池渕委員長  では,今の意見をもって,それぞれの情報共有ができたという自由討議としたいと思いますが,これで御異議ございませんでしょうか。                        (「異議なし」と言う者あり) ◎ 池渕委員長  それでは,自由討議の方を終結させていただきます。午後1時まで休憩をいたしますが,先ほどその他所管事項において,どこかの課を呼んでちょっと聞きたい部分があるという方があれば,12時半ぐらいまでに事務局ないし私の方におっしゃっていただいたら,またその対応はそれぞれ所管課を呼んでいただけると思いますので,お伝え願います。よろしくお願いします。  それでは,小休いたします。                        [休憩 午後 0時02分]                        [再開 午後 0時59分] ◎ 池渕委員長  再開をさせていただきます。  午後よりは,まず初めに市長に対する総括質疑に入ります。質疑については,一問一答制,質問の時間の制限は設けておりません。19日午後3時に通告を締め切り,同日午後3時30分より調整会議において発言順を決定しております。iPadに発言の通知に関しては皆様方のお手元に送られているものと思いますので,その順に従って,発言を許可いたします。 ◎ 吉見委員  ふるさと納税についてお尋ねします。  ふるさと納税で一部自治体が高額な返礼品を呼び水に多くの寄附を集めているのは問題だとして,総務大臣は制度を抜本的に見直す方針を表明しました。返礼品を寄附額の30%以下の地場産品に限定し,違反した自治体には,寄附しても税の優遇措置を受けられなくなる仕組みを法制化するというものです。本市も返礼品を増やしているようですが,今後もふるさと納税の趣旨を正しく守って運用してほしいと思っています。  ふるさと納税は,その地域を応援したいという気持ちのあらわれです。その気持ちを大切にして,寄附の使い道については,もっと具体的にすべきだと思いますが,どうでしょうか。 ◯ 濱田市長  委員の質問にお答えいたします。  ふるさと納税の本来の趣旨は,地方で生まれ育ち,都会に出た人が故郷への貢献をしたいという気持ちを形にする制度でございます。寄附者が生まれ育ったふるさとや,お世話になった地域などの力になりたいという気持ちを受けとめることができるよう,寄附の使い道についてはもっとわかりやすくするなど,今後,工夫してまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。 ◎ 吉見委員  朝日新聞にも載っていましたけど,豪華な返礼品に頼るのではなく,自治体がお金の使い道を事前に限定して,その賛同者から寄附を募るガバメントクラウドファンディングと呼ばれる手法でやっているそうです。東京都文京区はこども宅食の事業に充てる寄附の募集を初め,高額な返礼品合戦の現状に一石を投じると話しています。返礼品なしで募った,それでも3カ月足らずで目標額の2,000万円を上回る3,000万円もの募集が集まったと言われています。このように,寄附の使い道について,細部に小さく分けてやっていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ◎ 池渕委員長  今のは質疑ですか。質問ですか。違いますか。  どうぞ,続けてください。 ◎ 吉見委員  次に,住宅使用料の徴収についてお尋ねします。  まず,未収金の回収対策ですが,平成29年度の徴収率について,現年度分については昨年度に比べて,少し下がっているようです。徴収率の向上に向けて,現年度分及び過年度分の今後の取組についてお伺いします。 ◯ 濱田市長  吉見委員の御質問にお答えいたします。  住宅使用料の現年度分につきまして,住宅課より定期的に督促状を行うことに加え,電話,また訪問を行うことなど,さまざまな機会を通じて,住宅使用料の納付を促しております。今後についても,よりきめ細かく対応することで徴収率の向上につなげたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。 ◎ 吉見委員  現年度分の徴収率向上がなければ,累積が増えるばかりです。100%を目指してほしいのですが,まずは95%を目指して頑張ってください。  続いて,口座の引き落としについてお尋ねします。  先日の予算決算常任委員会では,入居者の便利性を考慮して,納付書による納付と口座引き落としの両方ができるように準備を進めるとのことでしたが,いつごろから口座引き落としができるようになるか,その見通しについてお伺いします。 ◯ 濱田市長  吉見委員の質問にお答えいたします。  口座引き落としにつきましては,住宅課で来年度,住宅管理システムの入れかえを予定しております。それに合わせて口座引き落としの準備を進めることとしております。今後,金融機関との調整,入居者の意向調査等を含めて,2020年4月からの実施を目標に作業を進めているところでありますので,よろしくお願いいたします。 ◎ 吉見委員  期日まではっきり言ってくださったので,よろしくお願いします。ありがとうございました。 ◎ 池渕委員長  終わりでよろしいですか。わかりました。では,吉見委員の総括質疑を終結します。  次に,通告が出ております。 ◎ 出口委員  私は,平成29年度決算における住宅課,住宅管理費,空家等対策事業費,総計で740万3,100円,このうち空家等対策計画策定業務委託料,471万9,600円,空家等対策協議会委員報酬8万5,000円,この2つ合わせて480万4,600円というお金が,この,わずかと言うたら,言い過ぎかもわかりませんが,ページ数にして,資料も加えてですけども,42ページの小冊子をつくるのにかかった費用です。もちろん,計画ですから,調査もし,関係法令の照会,照合もなさっておりますが,要はこの計画に従って,いかに空き家対策を進めていくかというのが焦点だろうと思うのですけども,そのうち特に空家等老朽度危険度ランク割合ということで,Eランクに格付をされた109件の物件についてお聞きをしたいと思います。  いわゆる特定空き家という考え方がとられておりますが,このEランクに認定をした物件,109件について,全部が全部特定空き家になるとは,私も思いませんが,少なくとも優先的にこの109件について調査をして,しかるべき手続をまず最初にとるべきでないかと思うところから,一般質問でも質問をしましたが,担当課もいろんな仕事も抱えてのことだし,人員の問題もあるので,早急に対処することは難しいというようなお話でしたし,市長自身も全体のことをやらないかんということで,特化した対策を早急にとるつもりは,私はないというふうに受け取ったのですけども。この決算審議を通じて,私はやっぱりとりあえずは早急に109件の調査をもう一回かけて,それでマニュアルが示されております,特定空き家等に対する手続とその手順ということで,いろんな段階を踏んでいくということが書かれておりますので,この措置をできるだけ早く進める必要があるという観点から市長にお聞きをしたいのですけども,そのあたりのお考え方を再度お聞きします。 ◯ 濱田市長  出口委員の御質問にお答えいたします。  空き家等につきましては,第一義的に,所有者等が管理責任を追うものでありますが,空家等対策の推進に関する特別措置法に基づき,市が所有者等の調査を行うこと,また所有者等に必要な措置をとるよう,助言,指導等を行うことができるとされております。特定空き家等の認定を行うことは,個人の財産権の制約を伴う行為が含まれますので,慎重に手続を進める必要があると考えております。空家等対策計画では,空家等対策協議会において,空き家等の対策に関する事項を,またEランクの空き家等につきましても,協議会で協議することになります。そのため,速やかに空家等対策協議会を開催できるよう,事務を進めさせていただきたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。 ◎ 出口委員  確かに個人所有物件ですから,なかなか自治体といえども,慎重にならざるを得んというのはわかるのですけども,それなら,周りの家はどうなりますか。周りだってたくさんの,特に住宅密集地になりますと,今にも崩れそうな家がいわゆるEランクに指定しておるのだろうと思うのですけども,そういうところがいっぱいといいますか,この調査でも109件出ておるわけですよ。だから,その109件が風とか雨とか,台風とか地震とかで倒壊をして,周りの家に被害が及ぶということも十分考えられますので,それだって立派な市民の財産ですよ。だから,あまりにも慎重になるのは結構ですけども,慎重になるというのと,やらんというのは全然違いますので,慎重になおかつ早急に,スピーディーに物事を進めるというお考えにぜひ立っていただきたいと思います。  それで,もう一点,対策協議会についてお聞きをしたいのですけども,先ほど言いました,空家等対策協議会委員報酬ということで,8万5,000円が支出されておりますが,これは本年3月にこの計画ができるまでに3回程度の会合を開いておると,その委員報酬だという説明がきのうありました。それはそれで結構なのですけども,問題はこの計画が3月にできて,それ以降,もう半年以上になるのですけども,1回も開かれてない。この空家等対策協議会というのは,まさしくその仕事はほとんどが特定空き家に指定するかどうかというのが主な仕事なのですよ。その対策協議会が開かれていないということは,うがった見方をしますが,市の方で特定空き家をできるだけつくりたくないと,個人の所有物やから,またいろいろ権利関係ができてきて面倒だというようなお気持ちがあるのでないかなと,私は推察をするのですけども,そういうことではなくて,本当に危険な物件がたくさんありますので,それについてはこの手続を,ここに書かれている特定空き家等に対する手続とその手順ということをしっかり守って開くべき対策協議会もどんどん開いていってやっていただきたいのですけども,その点はいかがですか。 ◯ 濱田市長  繰り返しになりますけど,空き家等の対策に関する事項,またEランクでの空き家等109件等につきましても,この協議会でいろいろ協議することになると考えております。そのために速やかにその9件の調査をして,空家等対策協議会を開催できるよう,事務を進めさせていただきたいと考えております。 ◎ 出口委員  ぜひそういうふうに,言葉だけでなくて,実際に進めていただきたいと思います。終わります。 ◎ 池渕委員長  以上をもって,通告による市長に対する総括質疑を終了いたします。  ここで,6日間にわたって,決算の審査,あるいは事務事業評価を皆様方にも議会意見として取りまとめを委員の皆様に御協力いただきました。最終的にはきのう,昨日と本日午前中で最終案を予算決算委員の全てのメンバーの中で意見集約ができましたので,それを議長に提出をさせていただきたいと思います。  この後は議長の方の取り扱いで執行部の方に意見書として本会議で手渡されることというふうに聞いておりますので,皆様,よろしくお願い申し上げます。  それでは,これよりは議案第51号から議案第63号までについて,討論に入ります。  討論はございませんか。                         (「なし」と言う者あり) ◎ 池渕委員長  討論なしと認めます。  よって,討論を終結いたします。 ◎ 池渕委員長  これより,採決に入ります。  まず,議案第51号 平成29年度小松島市一般会計歳入歳出決算の認定についてを挙手にて採決をいたします。  お諮りいたします。  議案第51号について,原案どおり認定することに賛成の委員の挙手を求めます。                            [挙手全員] ◎ 池渕委員長  ありがとうございました。挙手全員であります。  よって,議案第51号については,認定すべきものと決しました。  次に,議案第52号 平成29年度小松島市競輪事業特別会計歳入歳出決算の認定について,議案第53号 平成29年度小松島市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について,議案第54号 平成29年度小松島市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算の認定について,以上3件についてを採決いたします。  お諮りいたします。  議案第52号から議案第54号までについて,原案のとおり認定することに御異議ございませんか。                        (「異議なし」と言う者あり) ◎ 池渕委員長  御異議なしと認めます。  よって,議案第52号から議案第54号までについては,原案どおり認定すべきものと決しました。  次に,議案第55号 平成29年度小松島市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを挙手により採決いたします。  お諮りいたします。  議案第55号について,原案のとおり認定することに賛成の委員の挙手を求めます。                            [挙手全員] ◎ 池渕委員長  挙手全員であります。  よって,議案第55号については,認定すべきものと決しました。  次に,議案第56号 平成29年度小松島土地取得事業特別会計歳入歳出決算の認定について,議案第57号 平成29年度小松島市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について,議案第58号 平成29年度小松島市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について,議案第59号 平成29年度小松島市水道事業会計決算の認定について,以上4件について採決いたします。  お諮りいたします。  議案第56号から議案第59号までについて,原案のとおり認定すべきことに御異議ございませんか。                        (「異議なし」と言う者あり) ◎ 池渕委員長  御異議なしと認めます。  よって,議案第56号から議案第59号までについて,原案のとおり認定すべきものと決しました。  次に,議案第60号 平成30年度小松島市一般会計補正予算(第2号)を挙手により採決いたします。  お諮りいたします。  議案第60号について,原案のとおり決することに賛成の委員の挙手を求めます。
                               [挙手全員] ◎ 池渕委員長  ありがとうございます。挙手全員であります。  よって,議案第60号については,可決すべきものと決しました。  次に,議案第61号 平成30年度小松島市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について採決いたします。  お諮りいたします。  議案第61号について,原案のとおり決することに御異議ございませんか。                        (「異議なし」と言う者あり) ◎ 池渕委員長  御異議なしと認めます。  よって,議案第61号については,可決すべきものと決しました。  次に,議案第62号 平成30年度小松島市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)について採決いたします。  お諮りいたします。  議案第62号について,原案のとおり決することに御異議ございませんか。                        (「異議なし」と言う者あり) ◎ 池渕委員長  御異議なしと認めます。  よって,議案第62号については,可決すべきものと決しました。  次に,議案第63号 平成30年度小松島市水道事業会計補正予算(第1号)について採決いたします。  お諮りいたします。  議案第63号について,原案のとおり決することに御異議ございませんか。                        (「異議なし」と言う者あり) ◎ 池渕委員長  御異議なしと認めます。  よって,議案第63号については,可決すべきものと決しました。  以上で,本委員会に付託されました事件については全て終了をいたしました。  その他,委員の皆様から,所管事項について何かございませんか。 ◎ 安平委員  1点,質問をさせていただきます。  当予算決算常任委員会の事務事業評価の質疑中に地域おこし協力隊事業ということで質疑があったのですけど,その中の答弁の中で,今年の9月末をもってこの事業はやめるというようなお話があったのですけど,そのやめる理由を副市長,できましたら,お答え願えたらなと思います。 ◯ 孫田副市長  3年の任期ということで雇える制度,地域おこし協力隊という名目で一定の臨時職員なのですけれども,そういう流れの中で3年の期間,満了したということでございます。 ◎ 安平委員  次はもうやらないというようなお話だったと思うのですけど,もうこの事業はやらないのですか。 ◯ 孫田副市長  今回で一応終了ということにさせていただきたいということでございます。 ◎ 安平委員  この事業をもうやめてしまう。この事業,ちょうど事務事業評価に該当していまして,その中での質疑で答えにそういうのがあったのですけど,今回の今これから意見書としてお渡しする中でも,改善,効率化して継続という意見議会から提出するわけです。それをゆっくり読んでいただいて,もうやらないという判断は行政として,この事業はやめるのだという決定事項,そういうことで受けとめてよろしいですか。 ◯ 孫田副市長  今の形態で3年前に雇用させていただいた分については終了という形で御理解賜りたいと思います。ですから,今後,次年度,その次でもよろしいですけれども,新たに雇う余地もなきにしもあらずということで御理解賜りたいと思います。現状では一たんは終了ということでございます。 ◎ 安平委員  ということは,今,契約している人が終わると,だから事業は,これはもう終わるのだと。また,その後,これ,国の施策ですから,国の方からまた新しくお願いをして,やるということもあり得るということですか。 ◯ 孫田副市長  余地としてはあり得るということで御理解を賜りたいと思います。まだ,現状で何らかのアクションが起こっているというのでないのですけれども,可能性はゼロではない,こういうことでございます。 ◎ 安平委員  可能性はゼロではない,この事業を続けていく可能性はあるのだというようなお話,御答弁かなと思うのですけど。ただ,もう一つ今度,聞きたいのです。  なぜ,今の商工観光課が担当なのですか。僕が見ていたら,この事業というのは総務省がやっている地方創生のための事業,地域おこし協力隊。その結論としたら,派遣されてきた人がその地域に根づく,住む,移住をするというのが地方創生の中の意味合いかなというようなことを感じとっています。それでいくと,これは秘書政策課担当の事業でないかな。だから,今の商工観光課担当の事業ではないのでないかな考えておるのですけど,その辺,副市長,どうですか。 ◯ 孫田副市長  この事業,地方創生の一環の事業というふうに位置づけられておりますけれども,私の理解では,そもそも地方創生の機運といいますか,そういう計画の前からあった制度というふうに理解しております。地方創生の方が後から出てきて,この事業についても,国費を充ててもいいよというような理解でございます。今おっしゃられるように,この中身を見てみますと,やっぱり地域の観光ですとか,商工的な要素,それから農林の要素,こういった中で,本市としては当時の産業振興課の方でこの事業に着手した上で,3年間雇ってみようということで手をつけたということでございます。  おっしゃられるように,3人の方,おられたのですけども,1名はたしか地元の方へ就職なさって,3人のうち1人なのですけども,目的は達成したかなというふうに私は捉えております。ですから,今後についても,先ほど言ったように,可能性,もちろんゼロでないので,考えていくのですけれども,ただ,所管の件,おっしゃられたように,秘書政策課でないかという御議論なのですけれども,これもいろんな考え方があると思うのですが,地域に根づいてくれたらいいという目的ももちろんあるのですけれども,まずは何をしていくのか,何をしていただくのかということから入っていくべきであって,地域に根づくのは後ですので,まずは観光ですとか,商工系のお話ですとか,農林系のお話ですとか,そういった中で商工であるとか,農林の方で捉えるのが今の時点では適切でないかというふうに考えております。 ◎ 安平委員  今,僕ら,端から見ていて,イベントの要員といいますか,お祭りがあったときに増員させる,人が足らんから手伝ってもらうとか,そういうふうにしか見えないのですよね。そういう使い方しかしてないのではないかなというようなことを感じます。本人さん,地域おこし協力隊で来ていただいて,本人さんが将来,例えば小松島市に住み着いていただくというところではちょっとかけ離れているのかな。ですから,今の商工観光課でなくて,秘書政策課の方で小松島市の,極論を言いますね。阿南市さんが他団体,違うとこの団体さんに出向させたり,いろんなことをやられていますよ。だから,そういう面も含めて,一遍考えてみたらどうですかということを言いたいのです。だから,もう農林とか何とかだって,本人は農林のとこに従事したくない人が農林に行かされるや,それ,嫌でないですか。だから,そういうふうに決めつけてしまわないで,いろんなことを検討してみてはどうですか。 ◯ 孫田副市長  募集するときには,こういうお仕事ですと,こういう役割分担ですということをお示しした上でたしか公募をかけたというふうに記憶しております。委員,おっしゃるように,必ずしも本市の担当課に配属するということがなくても可能な制度というふうには捉えておりますので,そういった面も含めて,今後の検討課題であるかなというふうに考えております。 ◎ 安平委員  検討課題ということでございますので,今回,意見書で改善効率化して,継続ということで意見書を出させていただきますので,前向きに事業存続という形で検討していただけたらなと思います。よろしくお願いします。 ◎ 池渕委員長  ほか,ございませんか。                         (「なし」と言う者あり) ◎ 池渕委員長  それでは,特にないようでございますので,閉会に当たり,市長より御挨拶をいただきます。 ◯ 濱田市長  9月13日から本日まで予算決算常任委員会を開催され,平成30年度補正予算案,また,平成29年度の決算について熱心な御審議を賜りました。9月28日の散会日におきましてもお認めいただきますよう,よろしくお願い申し上げます。お世話になり,ありがとうございました。 ◎ 池渕委員長  委員の皆様には6日間,長きにわたり,大変お疲れさまでございました。審査の方も無事,終結し,委員会の中での報告書も皆さんの御議論ができたものは大変成果があったものと思っております。ありがとうございました。  これをもって,予算決算常任委員会を閉会いたします。  お疲れさまでございました。                        [閉会 午後 1時32分] Copyright (C) 2005 Komatsushima City Assembly, All Rights Reserved....