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  1. 小松島市議会 2018-06-04
    平成30年6月定例会議(第4日目) 本文


    取得元: 小松島市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-08
    2018年06月15日:平成30年6月定例会議(第4日目) 本文 ◎ 議長(武田 清議員)皆さん,おはようございます。  ただいまより本日の会議を開きます。  本日の議事日程については,お手元に配付いたしましたので御了承願います。 ─────────────────────────────────────────── ◎ 議長(武田 清議員)これより,本日の日程に入ります。  日程第1 議案第40号から議案第49号までについてを一括議題といたします。  議案に対する質疑及び市政に対する一般質問を続行いたします。  通告の順序に従い,順次発言を許可いたします。  8番 前川議員。               [8番 前川英貴議員 登壇] ◎ 8番(前川英貴議員)皆さん,おはようございます。久しぶりの質問でございます。新生クラブの前川でございます。通告に従いまして,質問をさせていただきたいと思います。  まず,1点目の部落差別解消推進法に伴う取り組みについてでありますが,この法律も含めまして,近年では人権についての関心の高まりとともに,3つの大きな法律が施行をされております。平成28年4月からは,障害を理由とする差別を解消するために,社会的障壁の除去や合理的配慮の影響を規定した障害者差別解消法が施行されました。  また,平成28年6月からは,本邦外出身者に対する差別的言動の解消に向けた取り組みを推進するための,いわゆるヘイトスピーチ解消法が施行をされました。そして,平成28年12月には,部落差別の解消に関し,基本理念や国及び地方公共団体の責務を明らかにした上で,相談体制の充実を図ることなどを規定した部落差別解消推進法が施行されております。  いわゆる差別解消三法と言われておりますが,安倍政権の大変厳しい情勢の中で,よくできたというふうに思っております。そして,部落差別解消推進法では,現在もなお部落差別が存在するとともに,情報化の進展に伴って,部落差別に関する状況の変化が生じていることを踏まえ,全ての国民に基本的人権の享有を保障する日本国憲法の理念のもとに,部落差別は許されないものであるという認識のもとに,これを解消することが重要な課題であるというふうに示されております。  この法律が施行されて,およそ1年半が経過をしておりますが,私は法律の趣旨を踏まえて,市民に対する周知並びに啓発を実施するとともに,その取り組みの最前線に立つ市職員への研修が求められているのではないかと考えております。  このようなことで,最初に質問をしたいと思いますが,本市では部落差別解消推進法の施行に伴い,市民の周知や職員への研修についてどのように取り組んでおられるのか,お伺いをいたします。              [人権推進課長 寺橋和彦君 登壇] ◎ 人権推進課長寺橋和彦君)前川議員の御質問にお答えをいたします。  部落差別の解消の推進に関する法律につきましては,先ほど議員からお示しもございましたように,全ての国民がひとしく基本的人権を享有するかけがえのない個人として尊重されるものであるという理念にのっとりまして,部落差別の解消を推進し,部落差別のない社会を実現することを目的として,平成28年12月に施行されたものであります。  この法律におきましては,部落差別の解消の推進に関しまして,国との適切な役割分担を踏まえた上で,地方公共団体に対しまして地域の実情に応じた施策の実施を初め,相談体制の充実や必要な教育及び啓発を行うよう努めるものとされているところであります。
     本市におきましては,平成14年に小松島人権条例を制定いたしまして,また平成18年には小松島人権教育啓発に関する基本計画,これを策定いたしまして,これらに基づきまして広報誌人権啓発コーナーや機関誌「松明」の発行,さらには,こまつしま市民人権のつどいや人権問題講演会などの啓発イベントを実施するなど,多様な手法による人権教育啓発活動を実施してきております。  また,市内の教育保育機関,PTA,公民館や各種企業団体等で構成をされます人権教育振興協議会におきましては,家庭教育部会社会教育部会及び企業職域部会の3つの部会におきまして,計画的に研修を実施するとともに,人権教育学級人権教育啓発研修大会などによりまして,人権教育啓発活動の充実に取り組んできております。  これらに加えまして,人権擁護委員による定期的な人権相談の実施や,隣保館活動における相談体制の充実を図るなど,本市におきましては部落差別の解消の推進に関する法律の施行前から,この法律の理念に沿ったさまざまな取り組みを進めてきているところでございます。  議員からは,平成28年12月にこの法律が施行されてから,どのように取り組んできたのかと,こういった趣旨の御質問をいただきました。  本市におきましては,法律の施行を受けまして,まずは市役所各課を初め,市内の教育保育機関,公民館などに啓発パンフレットを配布したほか,広報誌やホームページに記事を掲載いたしまして,法律の内容等の周知に努めております。  また,人権教育振興協議会が主催をいたします研修会におきましても,市職員で組織する職員人権問題研究会,これと歩調を合わせて実施をすることによりまして,市職員に対する人権意識の高揚に努めるとともに,この法律の理念を踏まえ,部落差別のない社会を実現するための教育・啓発活動を展開してきたところでございます。  このように,さまざまな取り組みを進めてきているところでございますが,今後におきましても創意工夫をしながら,取り組み内容のさらなる充実に努めてまいりたいと,このように考えてございますので,御理解賜りますようお願いいたします。               [8番 前川英貴議員 登壇] ◎ 8番(前川英貴議員)本市では,法律が施行される前から毎月11日を人権の日と定めて,人権教育並びに啓発にさまざまな取り組みをしているのは私も重々わかっております。法律では,国に対して部落差別の解消に関する施策の実施や相談体制の充実を求めております。そして,地方公共団体に対しても,国との役割分担を踏まえて,教育や啓発を行うように努めることとされております。  私は,特に相談を受ける立場になる市の職員や指導する立場にある教職員などは,しっかりと研修を受けていただきまして,認識を深めていっていただきたいと考えておりますが,法律の施行を踏まえて,本市では今後どのような取り組みを進めていくのか,お伺いをいたします。              [人権推進課長 寺橋和彦君 登壇] ◎ 人権推進課長寺橋和彦君)前川議員からは,これまでの取り組みを踏まえて,今後どのように取り組みを進めていくのかと,こういった趣旨の御質問をいただきました。  本市におきましては,部落差別の解消の推進に関する法律の施行に伴いまして,法律の内容に関する周知はもとより,法施行後におきまして,どのように教育・啓発活動を行っていくかと,こういうことが重要ではないかというふうに考えているところでございます。  今後の取り組みでございますが,まず人権教育振興協議会の本年度の基本目標部落差別の解消の推進に関する法律,この文言を加えまして,法律の趣旨を踏まえた取り組みを推進していくということを明確化するとともに,今後開催を予定してございます人権教育学級などにおきましても,この法律に詳しい講師による講演会などを計画したいと,このように考えております。  また,これに加えまして,人権問題の解決に率先して取り組むべき役割を担う市職員に対しましても,計画的に研修を実施いたしまして,役割意識の醸成に努めるとともに,市内の全ての教育保育機関で構成されます小松島人権教育研究協議会,これに対しましても人権問題の解決に向けた推進役としての役割をしっかりと果たしていただけるように,お願いをしてまいりたいと考えているところでございます。  なお,今月の22日に開催を予定してございます人権教育啓発推進者研修会,これにおきましても「部落差別解消推進法~制定の意義と活用への課題~」,これをテーマに研修を実施いたしまして,取り組みの具現化に努めることとしているところでございまして,今後も法律の理念に基づき,国や県との役割分担を踏まえつつ,計画的かつ実践的な教育・啓発活動の充実に努めてまいりたいと,このように考えてございますので御理解賜りますようお願いいたします。 ◎ 議長(武田 清議員)小休いたします。                午前10時20分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午前10時21分  再 開 ◎ 議長(武田 清議員)小休前に引き続き会議を開きます。  小休いたします。                午前10時22分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午前10時22分  再 開 ◎ 議長(武田 清議員)小休前に引き続き会議を開きます。               [8番 前川英貴議員 登壇] ◎ 8番(前川英貴議員)今後とも同和問題の解決は国の責務であり,それと同時に国民的課題でもございます。部落差別が現存する限り,同和行政は積極的に推進をされなければならないというふうに思っております。全ての人の人権が尊重される豊かな社会の実現に向けて,取り組む必要もあります。このことも踏まえて,この法律の趣旨に関する研修を職員にしっかりと実施していただくことを強く要望をいたしまして,次の質問に移ります。  続いて,事前登録型本人通知制度についてお伺いをいたします。  私たちの知らないところで,私たちの戸籍や住民票の写しが不正に取得されているというような事件が後を絶たないようでございます。1986年,法務省は国家資格を有する弁護士や司法書士行政書士など,いわゆる八士業者の方々には職務上,戸籍謄本並びに抄本の入手資格を認め,市民の皆様の戸籍や住民票の写しなど,請求する際に職務上請求書の使用を義務づけました。  しかしながら,本来ならば不正をしてはならない立場の方々でありますが,残念ながら,この権利を悪用し,興信所や探偵事務所身元調査に協力をし,請求目的を偽り,戸籍や住民票の写し等を不正取得することにより,個人情報が売買される事案が発生をしております。平成23年には,戸籍等の大量不正取得事件,いわゆるプライム事件では司法書士の職務上請求用紙を偽造するなどして,全国の市町村から戸籍や住民票の写しなどを1万枚以上入手した件で,人権団体の調査ではプライム事件における徳島県内での不正請求の実態は94件で,うち小松島市では5件あったと聞いております。  また,昨年,大分県佐伯市において探偵業者が委任状を偽造し,住民票などを不正取得する事案が発生をしておりますが,これは事前登録型本人通知制度がきっかけで発覚したものであります。  この事前登録型本人通知制度とは,各市町村住民登録や本籍のある人が,事前に登録をすることにより,本人の住民票や戸籍などの証明書を弁護士や司法書士行政書士などの八士業に交付した場合に,交付の事実を登録者本人に通知をするものであります。この制度により,不正な戸籍謄本等の請求が発覚をする可能性が高まり,不正請求を抑止する効果が期待できます。  また,不正請求早期発見につながるため,個人情報不正利用防止や事実関係の早期究明が期待されている制度と言えます。導入自治体が年々増加をし,全国では650以上の団体で運営をされております。県内でも,年々ふえているようでございます。  そこで,小松島市でもぜひ取り組んでもらいたいと思いますが,現在の状況をお聞かせください。              [戸籍住民課長 村山温美君 登壇] ◎ 戸籍住民課長村山温美君)事前登録型本人通知制度小松島市における取り組み状況について御質問いただきました。  この制度は,戸籍や住民票の写しなどの不正請求の抑止や,不正取得による個人情報の侵害を防止するために有効な制度であると認識しており,導入に向けて調査研究を進めているところでございます。  ただし,本制度は法整備が図られておらず,統一的な基準がないため,各自治体が独自に要綱等を定めて運用するものであること,またシステム改修に600万円程度と費用がかさむことなどから,現時点では導入に至っていないところでございますので,御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。               [8番 前川英貴議員 登壇] ◎ 8番(前川英貴議員)現在のところ,本市では導入をされておりません。ちなみに,お隣の香川県では全ての市町村でこの制度が導入をされております。県内においても,阿南市を初め,半数以上の自治体がこの制度を導入しております。近年,個人情報を保護することは住民の人権を守る意味でも,重要なものであると私は考えております。ぜひとも,導入をしていただきたいと思うんですが,今後導入についてどのようにお考えでしょうか,お伺いをいたします。              [市民環境部長 内藤雅人君 登壇] ◎ 市民環境部長内藤雅人君)前川議員の御質問にお答えいたします。  事前登録型本人通知制度につきましては,県内におきましても今年度導入を予定している自治体も複数あることに鑑みまして,本市といたしましても導入に向けて,引き続き他の自治体取り組みや手法を研究した上で,本市の実情に応じた進め方の方を前向きに検討してまいりたいと,このように考えておりますので,御理解のほどよろしくお願いいたします。               [8番 前川英貴議員 登壇] ◎ 8番(前川英貴議員)どうもありがとうございました。世帯主が登録をしていれば,家族一括登録もできるという制度まで,県によっては広がっているところも数多くございます。早急に取り組んでいただきまして,ぜひとも導入をしていただきたいと思っておりますので,よろしくお願いをいたします。  それでは,通告3点目の小松島市障がい福祉計画についてでありますが,昨今の障がい者を取り巻く環境においては,旧優生保護法下での障がい者等に対する不妊手術が繰り返された問題や,また4月には高知県の障がい者施設において,施設の職員が重度の知的障がいのある入所者の下腹部を蹴り,大けがをさせるなどの痛ましい事件が連日報道をされております。  その一方で,厚生労働省の発表によりますと,企業の理解が進んだか,2018年度から障がい者の法定雇用率が前年度比0.2%増の2.2%に引き上げられたこともあり,2017年度にハローワークを通じて就職をした障がい者が前年度比4.9%増の,延べ9万7,814人と9年連続で増加をしたという明るい話題もございます。  このような状況の中で,小松島市では我が国における障がい福祉施策の進展と法制度の改革,あるいは本市の障がい者を取り巻く現状や課題などを踏まえ,障がい福祉サービス等の提供に関する体制や,サービス等を確保するための方策等を示す実施計画である小松島市障がい福祉計画があります。  この障がい福祉計画は,平成19年3月に第1期の小松島市障がい福祉計画を策定して以来,3年ごとに改定が行われており,先般,平成30年度から平成32年度までを計画とする第5期小松島市障がい福祉計画が策定されたということで,冊子もいただいております。  その内容について見ますと,計画の基本方向や本市の現状,障がい福祉サービス等見込み量,計画の推進体制などが書かれており,先ほど申し上げた国の福祉施策の動向や,本市の障がい者を取り巻く現状や課題を参考に計画を策定し,それを具体的に推進するために福祉計画を定めていると思います。  そこで,質問をしたいと思いますが,第5期小松島市障がい福祉計画についてお伺いをする前に,前期の第4期障がい福祉計画に関して,どのような取り組みを行い,どのような効果を上げられ,またどんな課題が残ったのか,その成果等についてお伺いをいたします。              [介護福祉課長 内山慎吾君 登壇] ◎ 介護福祉課長内山慎吾君)前川議員の御質問にお答えいたします。  小松島市障がい福祉計画につきましては,国の基本指針に則して障がい福祉サービスの提供の確保,その他障がい者総合支援法に基づく業務の円滑な実施を目的とする計画であり,第4期障がい福祉計画においては,施設入所者や入院中である精神障がい者の地域移行への支援,作業所などで支援を受けながら働く福祉的就労から一般就労への移行等重点目標として,平成27年度から平成29年度までの3年間取り組んでまいりました。  重点目標のうち,施設入所者や入院中である精神障がい者の地域移行につきましては,地域移行を希望しても居住場所の確保ができないという問題があるほか,バリアフリーの問題や家事を行った経験がなく,急のひとり暮らしは難しいなど,障がいの種別や程度に応じたさまざまな支援が必要な状況がありました。  このため,平成29年1月から市民税非課税世帯の知的障がい者や精神障がい者を対象として,自宅での生活に必要な住宅改修の費用について助成を行う小松島市障がい者住宅改修支援事業を実施しております。  また,平成29年4月に市内で2カ所目となる障がい者向けグループホームが,市内の障がい者施設により開設されました。このグループホームでは,地域移行を目指し,体験利用のための居室が設置されているほか,急のひとり暮らしは困難であっても,1,2年の訓練により,ひとり暮らしが可能な方を対象とした短期利用の居室も設置されており,県下でも例を見ない体制が整備されております。  このように,ハード面での成果は得られつつあるものの,実際の施設入所者横ばい状態であり,県南部圏域グループホーム等社会資源はまだまだ少ない現状にあり,さらなるハード面の強化と障がい者を地域で支えるという地域の理解など,ソフト面での強化が今後の課題となっております。  そのほか,福祉的就労から一般就労への移行につきましては,就労移行支援事業所を初め,相談支援事業所ハローワーク就業支援センター等関係機関の御努力により,計画期間中の3年間において,7名の方を一般就労への移行につなげることができました。  しかしながら,7名のうち3名が1年以内に退職されており,一般就労への移行だけでなく,定着につながる支援が必要という課題が残ることとなっております。  以上が,第4期計画における主な成果と課題であると考えております。               [8番 前川英貴議員 登壇] ◎ 8番(前川英貴議員)どうもありがとうございました。  グループホームの開設といった成果は上げられたようでございますが,就労に関しては定着につながる支援が必要といった課題も残ったということでございましたが,第5期計画の策定に当たっては,国の動向や今お聞きをした課題等を踏まえ,計画を見直されたことと思いますが,計画の中で新たな取り組みがあるのかどうかについてお伺いをいたします。              [介護福祉課長 内山慎吾君 登壇] ◎ 介護福祉課長内山慎吾君)第5期小松島市障がい福祉計画の策定に当たっては,国の指針において障がい児支援提供体制を確保するため,障がい児福祉計画の策定が義務づけられたほか,これまでの基本理念でありました障がい者等の自己決定の尊重と意思決定の支援,市町村を基本とした身近な実施主体と障がい種別によらない一元的な障がい福祉サービスの実施,入所等から地域生活への移行,地域生活の継続の支援,就労支援等の課題に対応したサービス提供体制の整備に加え,新たに地域共生社会の実現に向けた取り組みと障がい児支援提供体制の整備が定められました。  このことから,第5期計画の策定におきましては,保健・医療・福祉などの有識者による第5期小松島市障がい福祉計画策定協議会を設置し,前段申し上げました国の動向や,先ほど答弁申し上げました課題を踏まえるとともに,最上位計画である小松島市第6次総合計画障害者基本法に基づいて,障がい者のための施策に関する基本的な考え方や方向性を示した,平成27年度策定の6カ年計画である第3期小松島市障がい者プラン,その他本市の関連計画との整合性を図ったものであります。  第5期計画における新たな取り組みについて主なものを申し上げますと,前段申し上げました新たな基本理念に基づき,市民,事業者地域団体等に対する啓発を推進し,就労支援に関する相談体制の充実を図るとともに,新たに就労定着支援サービスを創設し,就労に伴う生活面の課題に対応できることとしております。  また,今期の計画から,障がい児福祉計画としても位置づけられたことから,療育や発達支援に関する相談体制を充実し,成長段階に応じた継続的な支援体制づくりを進めるとともに,障害児支援サービスの充実を図り,重層的な地域支援体制の構築のほか,人工呼吸器経管栄養などの医療的ケアが日常的に必要な障がい児,いわゆる医療的ケア児への支援を推進することとしております。               [8番 前川英貴議員 登壇] ◎ 8番(前川英貴議員)第5期計画において就労に関する支援,特に就労に伴う生活面での支援については,新たなサービスを始めるということでありました。  また,このたびから障がい福祉計画から障がい児福祉計画としても位置づけられたため,障がい児の成長に応じた支援や相談体制づくりを進めるとともに,日常的に医療的なケアを必要とする障がい児への支援も新たに推進するということでございます。  障がいのある方はもちろんのこと,その御家族の方も将来のことを考えると非常に不安であるということを,よくお聞きをいたします。特に,親が亡くなった後の子どもの将来がかなり気になっているということでありまして,学校へ通っている間は,小学校・中学校では特別支援学級,また高校では特別支援学校で学ぶことができますが,卒業してすぐに仕事となると,なかなか難しい部分がございます。  こういった方々に対しまして,一般企業への雇用につなげるだけでなく,会社などで長く働き続けることができるよう,就労に必要な知識や,また能力向上への支援,また就労に伴う生活面での課題に対する支援を,引き続きお願いをしたいというふうに思います。  さて,障がいのある人やその家族からの相談件数は,年々増加傾向にありまして,近年では特に発達障がいのある人からの相談が増加傾向にあると聞いております。相談内容についても,障がい者自身に関する仕事,育児,家庭,健康のほか,親や兄弟,姉妹から障がいのある子どもなどに対する接し方など,さまざまであります。  こうした外部からは見えにくい個人や家庭が内在的に抱えている課題の発見や,さまざまな分野に及ぶニーズを横断的に支援する体制づくり,あるいは地域づくり,また必要なサービス社会資源が存在しない,機能しないといった場合の新たな社会資源の開発,地域住民の潜在能力の引き出しなど,複雑化,多様化する障がい者支援に対応するための体制が必要かと思いますが,第5期小松島市障がい福祉計画において推進体制はどのようになっているのかについてお伺いをいたします。              [保健福祉部長 壽満靖司君 登壇] ◎ 保健福祉部長(壽満靖司君)第5期小松島市障がい福祉計画推進体制について御質問をいただきましたのでお答えいたします。  障がい者福祉の増進を図るために必要な関係機関のネットワークの構築,地域の社会資源の開発・改善,困難事例への対応などについては小松島市,阿南市,那賀町との広域での取り組みの中で,障がい者支援に関係する保健・医療・福祉関係者,行政関係者などの約30カ所の関係機関の職員で構成され,毎月定期的に開催している南部I障がい者自立支援協議会において協議をいたしております。  また,この協議会は障がい者の地域移行,退院促進等に向けての住宅確保や入居の準備,入居後の支援などを行うための居住部会や障がい者の育児などを支援するためのはぐくみ部会を設置しており,障がい者の地域生活などをサポートするため,関係機関が連携して支援できる体制を整えております。  複雑化,多様化する障がい者のニーズへの対応につきましては,こうした協議会,部会を活用し,障がいのある人やその家族,関係団体,地域住民,サービス提供事業所,企業,行政などの役割を明確にしながら,相互の連携強化を図り,地域を挙げた生活支援体制の確立を図ってまいりたいと考えております。  また,庁内におきましても,障がい者施策に関係する保健・医療・福祉・住宅・教育・就労などの関係部局との連携,調整強化を図り,引き続き,総合的かつ効率的な取り組みを進めてまいります。  今後におきましても,計画の推進に当たっては,障がい福祉に係る施策や事業の実施状況について,点検・評価を行うとともに,幅広く市民の意見の把握に努め,施策,事業のなお一層の推進を図るなど,「ひとりひとりが輝けるまちづくり」の実現に向け取り組んでまいりますので,御理解と御支援を賜りますようよろしくお願いいたします。               [8番 前川英貴議員 登壇] ◎ 8番(前川英貴議員)ありがとうございました。  計画の推進に当たっては,事業等の実施状況について点検,また評価をし,市民ニーズの把握に努め,施策の一層の推進を図るということでございます。障がい福祉政策は,障がいのある人だけのための施策ではないというふうに思います。障がい者自身やその家族,また障がいのない人もお互いを認め合い,地域社会を構成する一員としての役割を担うことで,障がい者が住みなれたまちで安心して自立をした生活を送ることができるまちづくりにつながり,ひいては子育てをする親や高齢者など,誰もが住みやすく地域社会で安心をして暮らせるまちづくりにつながる,まちづくりの姿勢が問われる施策であります。  計画を立て,目標を掲げた以上は,日々努力をし,取り組んでいかなければならないというふうに思います。私も,できる限りの支援をさせていただきたいというふうに思っておりますが,市当局におかれましても,行政としての役割を果たしていくための努力をお願いいたしまして,私の質問を終わります。どうも御清聴ありがとうございました。(拍 手) ◎ 議長(武田 清議員)小休いたします。                午前10時59分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午前11時10分  再 開 ◎ 議長(武田 清議員)小休前に引き続き会議を開きます。  4番 米崎議員。               [4番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 4番(米崎賢治議員)平成30年6月定例会議におきまして一般質問の機会を得ました。最後の登壇となりますが,新風はなみずきの米崎でございます。どうぞよろしくお願いいたします。今回は,食品ロスについて,競輪事業について,スポーツ政策についてと大きく3点を通告しまして質問させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。  まず初めに,食品ロスについてであります。  日本国内における年間の食品廃棄量は,食料消費全体の3割に当たる約2,800万トン,このうち売れ残りや期限を越えた食品,食べ残しなど,本来食べられるはずのいわゆる食品ロスは約632万トンとされています。これは,飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食糧援助量,平成26年で約年間320万トンを大きく上回る量であります。  また,日本人1人当たりに換算すると,お茶わん約1杯分,約136グラムの食べ物が毎日捨てられている計算となります。日本の食料自給率は約39%で,大半を輸入に頼っていますが,その一方で,食べられる食材を大量に捨てている現実があるのです。  食品ロスは,食品メーカーや卸,小売店,飲食店,家庭など,食べることに関するさまざまな場所で発生しています。食品メーカーや卸,小売店ではいわゆる3分の1ルールなどでメーカーなどの返品される食品や欠品を避けるために保有し,期限を越えた在庫などが該当しますが,これらは品質上,全く問題なく食べられる物です。
     また,レストランなどの飲食店でも,客が残した料理,特に野菜や穀類などが食品ロスとなっています。  また,家庭においても,食品ロス全体の約半数に当たる,年間約302万トンが発生しています。家庭から出される生ごみの中には,手つかずの食品が2割もあり,さらにそのうちの4分の1は賞味期限前にもかかわらず捨てられているものです。そのほか,調理の際で野菜の皮剥ぎや肉の脂身を取り除き,食べられる部分を過剰に捨てていることも食品ロスの原因につながっています。  食品ロスを防ぐために,自分たちができることがあります。例えば,家庭内でできることとしては,食材を買い過ぎず,使い切る,食べ切る。冷蔵庫の使い方も一工夫して,パーシャル室,チルド室,野菜室,冷凍室をうまく活用すれば,食材を余すことなく使うことができるし,中途半端に残った食材は別の料理で活用するなど,消費期限,賞味期限の違いを理解して,食べ切る工夫をすべきであると考えます。  外食時においても,小盛りメニューがあれば利用したり,注文する際にボリュームを確認し,食べ切れないと思ったら少なめでとお願いするとか,セットメニューの中に食べられないものがあれば,注文の際にあらかじめ抜いてもらう,もし量が多過ぎて食べ残ってしまった場合,持ち帰りができるかどうかをお店に確認するなど,さまざまなことが自分の意識1つで改善されていくと思います。  また,「もったいない」を合い言葉に飲食店やNPO法人,地域などでも食品ロスを減らすさまざまな取り組みが行われています。例えば,ドギーバッグ普及委員会では,個人責任で持ち帰ることを店側に証明する個人責任表明カードの普及活動により,飲食店や消費者に食品衛生上のトラブルが生じないよう,呼びかけを行っています。  また,食品メーカーや卸,小売店で発生する食品ロスには,期限が間近の食品や印刷ミスや包装破損といった規格外品などがあり,例えば小売店では品質上,問題のないことを消費者にお知らせしながら,見切り,値引きして売り切ろうとする取り組みが行われています。  こうした中,食品ロスに対応し,取り組んでいる自治体もたくさんあります。徳島県においては,昨年11月に策定した環境首都とくしま・未来創造憲章の中に,食品ロス削減に向けた項目を定めていて,県民の行動を促すために出前講座やイベントを開催しています。  そこでお尋ねしますが,本市においても平成28年12月に食品ロス対策によるごみの減量化に向けた取り組みの一環としてホームページで周知を行っていますが,啓発活動としてホームページ以外で何か行っているのか,現在の取り組み状況をお聞きいたします。              [市民生活課長 藍沢隆史君 登壇] ◎ 市民生活課長(藍沢隆史君)議員からは,本市の食品ロスへの現状の取り組みに関しての御質問がございましたので,お答えいたします。  日本における食品ロスの量は,平成27年度の推計値で約646万トンでありまして,これは国民1人当たり,毎日お茶わん1杯分の量,約139グラムに相当すると言われております。  食品ロスの削減については,平成28年12月定例会議におきましても,吉見議員からも御質問があり,より市民の皆様に周知を図るため,先ほど議員からも御紹介がありましたように,市のホームページにおいて,食品ロスの現状や削減に向けた家庭での取り組み事例等について周知を図っているほか,庁舎1階にありますパンフレットラックにおきまして,食品ロスに関する啓発チラシを設置するなどの取り組みを行っております。  また,本市の一般廃棄物処理基本計画におきましても,ごみの排出抑制,減量化に向けた取り組み事項として食品ロスの削減を掲げておりますことから,引き続き啓発に努めてまいりたいと考えておりますので,御理解を賜りますようよろしくお願いいたします。               [4番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 4番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。  本市においても,パンフレットでも周知しているし,ごみに関してもいろいろ啓発しているというお答えでありました。  全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会が平成28年10月に設立されました。この協議会は,おいしい食べ物を適量で残さず食べ切る運動の趣旨に賛同する全国の市町村が食べ切り運動を展開し,3R,リデュース,リユース,リサイクルを推進するとともに,食べられる食品廃棄物,食品ロスを減らすことを目的として設立された自治体間でのネットワークです。  このネットワーク協議会に,平成30年5月28日現在では352の自治体が参加しており,四国4県において,香川県と高松市,土庄町,多度津町,愛媛県におきましては,愛媛県と松山市を初め,11の市と9町,高知県と安芸市,徳島県においても徳島県と徳島市の参加となっております。  こういった取り組みは,1つの一例ではありますが,今後に向けた本市の食品ロスの普及啓発について,どのような取り組みを考えているのか,お聞きいたします。              [市民生活課長 藍沢隆史君 登壇] ◎ 市民生活課長(藍沢隆史君)議員からは,本市の食品ロス削減に向けた今後の取り組みについての御質問がございましたので,お答えいたします。  本年度に予定しております新たな取り組みといたしましては,徳島県が環境問題の普及啓発用に作成した食品ロスに関するパネルを,11月下旬から2週間程度,本庁舎1階ロビーに展示することで,来庁される市民の皆様に広く周知啓発を行うこととしております。  また,冒頭議員からも食品ロスの原因については詳細な御紹介がございましたが,食品ロスは製造業における規格外品や小売業における売れ残りといった事業活動によるものだけではなく,家庭での食べ残しや過剰購入による廃棄など,さまざまな要因があることは御承知のとおりであります。  本市の一般廃棄物処理基本計画におきましては,発生段階におけるごみの排出抑制や,排出段階での再利用,再資源化の推進など,資源循環型社会の形成に資するごみの減量化に向けた取り組みのため,住民,事業者,行政,おのおのの立場で担うべき役割などを位置づけておりますが,特に住民,家庭に向けた普及啓発といたしましては,ごみの排出削減という環境施策面だけではなく,消費生活や食育といった観点からの啓発も,非常に重要な役割を果たすものと考えております。  今後,市広報やホームページ等による啓発を行うに当たっては,それぞれの啓発対象に応じまして,工夫を凝らしながら取り組んでまいりたいと思いますので,御理解を賜りますようよろしくお願いいたします。               [4番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 4番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。  本庁舎1階のロビーでパネルをいっぱい並べていただいて,特に私も最初のパンフレットも見せていただいたんですけど,やっぱり目に見える,もう本当に皆が一目でわかるような啓発活動というのが一番必要なんかなというふうに思います。  また,ごみの減量化に関してもホームページ等々でも啓発していくということでありましたので,またよろしくお願いいたします。  次に,学校給食における食品ロスについてお尋ねいたします。  小・中学校における学校給食からの食品廃棄物の年間発生量をもとに推計した場合,平成25年度では児童生徒1人当たり約17.2キログラムという調査結果が出ています。  また,残食率,残食率と言いますのは,これは給食の残食量を提供量で割った比率の分なんですが,平均値は約6.9%ということでありました。  そこで,本市の残食率についてお聞きいたします。             [教育委員会参事 西照保彦君 登壇] ◎ 教育委員会参事(西照保彦君)議員からは,学校給食における残食率について御質問をいただきました。  本市の小・中学校においては,給食の残食量を提供量で除した数値,議員からもございましたが,いわゆる残食率については欠席者の人数などは考慮いたしておりませんが,平成29年度では小学校が約4.5%,中学校では約9.5%となっておりまして,小学校児童よりも中学校生徒の残食率が高い傾向にあるといった状況となっております。               [4番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 4番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。  小学生よりも中学生の方が残食率が高い傾向にあるとのことでしたが,子どもたちの学校給食を残す理由を教育委員会としては把握をしているのか,お聞きいたします。             [教育委員会参事 西照保彦君 登壇] ◎ 教育委員会参事(西照保彦君)議員からは,給食を残す理由について御再問をいただきました。  本市教育委員会においては,昨年度,学校給食の充実を図ることを目的に,外部からの視点で学校給食の評価を行う学校給食評価委員会を開催し,評価委員会におきまして,小学校4年生,中学校2年生,保護者,学校関係者に学校給食のアンケートを実施いたしております。  この中で,給食を残すことがあると答えた児童生徒に,給食を残す理由を質問したところ,小・中学生に共通して多かった事由は,苦手な食べ物がある,また時間が足りないという回答でございました。  特に,中学生に見られる傾向といたしまして,男子よりも女子の方が給食を残すと答えた割合が高く,部活動の違いによる運動強度の差や多感な年代で完食することへの抵抗などが理由として考えられるところでございまして,現状ではこういった分析をいたしております。               [4番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 4番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。  さまざまな意見が出ていると。小学生と中学生では理由も違うと思うので,残食率を減らすことは難しいのかなとはいうふうに思いますが,教育委員会また学校現場において,それにどのような対策を行っているのか,お聞きいたします。             [教育委員会参事 西照保彦君 登壇] ◎ 教育委員会参事(西照保彦君)議員からは,残食の対策に関しまして御再問をいただきました。  小学生と中学生,また男子と女子でも給食を残す理由には違いがあり,さらに各学校ごとの特徴なども加わって,給食を残す理由は多岐にわたっております。その全てに対応していくことは,大変難しいことではありますが,現場の学校の栄養士や担任の先生は所属する学校の問題点について考え,私どもの教育委員会とも情報を共有する中で,協力して残食率を減らしていけるよう,献立の工夫や食育授業などの取り組みを行っておりますので,御理解のほどよろしくお願い申し上げます。               [4番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 4番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。  現場と教育委員会が情報を共有して,協力して残食率減少に献立の工夫や食育授業などに取り組むということでした。  環境省においては,食品ロスを含め,学校給食の実施に伴い発生する廃棄物の3R,リデュース,物を大切に使い,ごみを減らすこと,リユース,使える物は繰り返し使う,リサイクル,ごみを資源とし,再び再利用すると,3Rのさらなる推進を図る取り組みを推進しています。  食育・環境教育の観点から,学校における学習教材としてのモデル事業もあるようですので,本市として取り組んでみてはと考えていますが,どのようにお考えかお聞きいたします。             [教育委員会参事 西照保彦君 登壇] ◎ 教育委員会参事(西照保彦君)議員からは,3Rの推進について御提案をいただきました。  学校給食では,学齢に応じて必要な栄養素やエネルギーを計算し,できるだけ地場産の食材を取り入れるなどの工夫を行う中で,教育委員会栄養士や学校栄養士が献立を作成いたしております。  学校給食は,本来完食を目指すべきものでございますが,残念ながら残食が発生しているという現実がございます。全ての給食を完食してもらってこそ,必要な栄養素の摂取が可能となることから,まずは学校給食を通じて,児童生徒に食の大切さや地産地消について気づいてもらい,残食率を減らしていけるよう,鋭意取り組んでまいりたいと考えております。  議員から御提案をいただきましたモデル事業等についても,本市の現状と照らし合わせる中で,調査研究に努めてまいりたいというふうに考えておりますので,御理解のほどよろしくお願い申し上げます。               [4番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 4番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。  私,インターネットでちょっと調べたんですが,モデル事業として取り組むということはいいと思うのです。選んでくれることもなかなかできんかもしれんし,手を挙げないとできないという部分もありますので,その中で「自治体職員のための学校給食の食べ残しを減らす事業の始め方マニュアル」というのがあるのです。それを皆さん,これこそ職員さん,もしくは学校の先生とかも見ていただいて,そしたら逆にモデル事業に手を挙げる前に,そういうこともできるのかなと,ふっと思ったので提案させていただきました。  今後の取り組みに期待をいたしまして,次の質問に移ります。  2点目の競輪事業についてですが,競輪ファン,関係者等から新聞報道されてきたことを受けて,施設はもう行わないのかということをよく耳にしたところであります。そんなときは,私,そんなことはありませんよと,改修はされますよと説明はするのですが,なかなか周知されていない状況があると思います。  競輪局が平成29年11月に示した小松島市競輪施設整備の概要と,今回新たに平成30年5月に示された施設整備の概要の変更点についてお聞きいたします。               [競輪局長 尾山 正君 登壇] ◎ 競輪局長(尾山 正君)米崎議員の御質問にお答えいたします。  競輪局といたしましては,昨年12月に市議会へ小松島競輪施設整備の概要を提出させていただきましたが,その後の12月定例会議,またさきの3月定例会議におきまして,多くの議員から御質問や御意見を頂戴いたしました。  中でも,財政シミュレーションについては,直近で施設整備を行った武雄競輪場の事業費を参考に,資金不足分について借り入れを行うといった記載がございましたが,返済を完了するまでの財政シミュレーションをお示しできておらず,また収支改善計画期間中に猶予されているJKA交付金の返済も終わっていない状況で,新たな借り入れを行うのはいかがなものかといった御指摘もあり,市長からは施設整備の借り入れは行わないで,施設整備等基金の中で身の丈に合った整備を行うとの答弁をさせていただいたところでございます。  こうした状況を踏まえまして,このたび修正版として議会に提出いたしました小松島競輪施設整備の概要につきましては,今後調査等,専門家の知見を仰ぐ必要のある事業費について,武雄競輪場の事業費に関する記載を全部削除するかわりに,「財源については施設整備等基金を活用し,身の丈に合った事業費でおさめる」との記載を追加するとともに,従前は「スケジュール管理を徹底する」とあったものを,「スケジュール管理,予算管理を徹底し」と表現を改めるなど,新たな事業費についての考え方を明記させていただいたものとなっております。  以上が,主な修正内容でございます。               [4番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 4番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。ありがとうございます。  いろいろ詳しいことをおっしゃっていただきました。まず,財政シミュレーションができていなかったという中で,財源は施設整備基金等を活用し,身の丈に合った事業費でおさめるということでありました。いろいろ進んでいくと思いますが,時期についてはまだはっきりとしたことは多分わからないとは思いますが,今後の流れについてどのように進めていくのか,お考えをお聞きいたします。               [競輪局長 尾山 正君 登壇] ◎ 競輪局長(尾山 正君)米崎議員の御質問にお答えいたします。  現在,6月補正予算案といたしまして,解体費用や工程スケジュールなど,基本計画策定を行う前段階として,個々の課題に対する調査業務委託料を上程させていただいております。これにより,今後既存施設の有効な施設利用が可能であるか,また全体的な改修費用の軽減や工期短縮などの可能性についても,調査検討してまいりたいと考えております。  その後,利便性や機能性,経済性,近隣周辺への対策も含めた環境への配慮といった視点から,競輪事業を取り巻く今後の見通し,施設改修の設計工事を進める上で根幹となる基本計画案を策定する予定でございます。  基本計画を受けて,提示された設計に必要となる事項を整理した上で,基本設計を策定し,建物の構造や配置,各階の基本的なレイアウト,備えるべき機能や設備,内外のデザインなどをまとめる予定です。最終的には,基本設計に基づき,工事施工等を考慮した上で,デザインなど技術の両面に当たる詳細な各事業の実施設計を進め,各施設を整備していくという流れになると考えておりますので,御理解賜りますようお願いいたします。               [4番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 4番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。  さまざまな課題があると思いますが,きのうの出口議員さんからの質問の中にもありましたが,地元周辺のやはりそれこそ理解を十分に納得できると言うぐらい,ちゃんとしていただきたいというふうに考えております。  競輪選手,ファン,競輪関係者等,さまざまな人がこの事業に対して,皆さん期待もしていますし,いろいろの形で皆さん見守っていると思います。皆さんも要望,意見を聞きながら,迷惑をかけることなく速やかに進めていってほしいなというふうに思っております。  次に,イベントについてお尋ねいたします。  皆さんも御存じかとは思いますが,ラグビーワールドカップ2019が来年日本で開催されます。  また,2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。競輪はオリンピック正式種目です。日本で生まれた世界のスポーツ,競輪の頂点を目指し,挑戦する選手たちが頑張っています。競輪局において,競輪の魅力とファン獲得のために,プロスポーツ選手を初め,お笑い芸人や若手歌手,企業,競輪ファン,一般の方々の協力のもと,グレードレースを初め,これまでさまざまなシーンでイベント等を開催されてきたと思います。  そこで,昨年度開催されたイベントの内容をお聞きいたします。               [競輪局長 尾山 正君 登壇] ◎ 競輪局長(尾山 正君)米崎議員の御質問にお答えいたします。  昨年度末に開催いたしました第6回国際自転車トラック競技支援競輪は,端的に申し上げれば,オリンピックを初めとする国際スポーツ大会を支援する目的で始まった開催でございます。このことから,開催に向けて競輪局では記念競輪終了後からスポーツにちなんだ企画を練り,3月までにさまざまなイベントを開催いたしました。  具体的には,まず1月1日,正月の本場開催におきまして,現役Jリーガーの平井将生選手,丸岡満選手の2人と,日本女子サッカーチーム,なでしこジャパンの一員でINAC神戸に所属する増矢理花選手をお招きし,トークショーを行い,その後市内の小学生サッカーチームに所属する子どもたちとのリフティング大会をバンク内において開催いたしました。  続く,西日本カップの開催中におきましては,1月10日に,元阪神タイガースの藪恵壹さんをお招きし,同じくトークショーとファンとのストラックアウトによる交流の機会を設けました。  さらに,3月の国際自転車トラック競技支援競輪の開催におきましては,元全日本バレーボール選手の藤本美加さん,旧姓山内美加さん御一家を大会のスペシャルサポーターに迎え,開催前に関西のスポーツ紙各社を表敬訪問した際に同行していただいたほか,開催最終日には小松島中学校で市内中学生を対象に,バレーボール教室を開き,指導を行っていただいた後,競輪場で夫の元プロ野球選手,藤本俊彦さんとともに,御夫婦のお子様でバスケットボール競技において活躍されている娘さんたちに関する子育ても交えたトークショーにも出演していただきました。  開催期間中には,ほかにも開催初日には,元男子マラソンの谷口浩美さんを,また2日目には,オグシオの愛称で有名なバドミントンの小椋久美子さんをお招きし,それぞれトークショーに出演していただき,開催を盛り上げていただきました。  さらに,競輪場内のサイクルシアターにおいては,東京オリンピックの東洋の魔女で一世を風靡した女子バレーボールや,ロサンゼルスオリンピックで出場した4種目全てで金メダルを獲得したカール・ルイス選手,リオデジャネイロオリンピックで桐生選手らが活躍した男子リレーなど,1964年の東京オリンピックから2020年の東京オリンピックに向かう間のオリンピック大会における50枚弱の報道写真を展示し,来場した方に好評を博しました。  以上のように,昨年度実施いたしましたイベントにつきましては,記念競輪等におけるイベントやバンクを利用したイベントのように,前年度を踏襲し,例年と同様のものもございましたが,年度末に開催いたしました第6回国際自転車トラック競技支援競輪の開催に伴い,オリンピックを意識したスポーツにちなんだイベントを数多く行った点に特徴がございます。               [4番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 4番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。  私も,東京オリンピックから2020年に行われる東京オリンピック,パネルも拝見させていただきましたし,トークショーにも参加させていただきました。かなり,イベントをやっているのかなというふうには思いました。昨年度の国際自転車トラック競技支援競輪の関係で,スポーツを重視したイベントの開催が多かったとのお答えでありましたが,今年度,国際トラック支援競輪はございませんが,そういった何かイベント開催について具体的な方向性があるのかどうかをお聞きいたします。
                  [競輪局長 尾山 正君 登壇] ◎ 競輪局長(尾山 正君)米崎議員の御質問にお答えいたします。  先ほど御紹介させていただきました,昨年度実施したイベントにつきましては,新たな試みとしてスポーツ新聞社に協力を仰いだことから,成功した企画が多くございました。競輪局といたしましては,公営競技の中で競輪だけがオリンピック種目であることからも,スポーツの面を前面に出すことにより,競輪に親しみを感じ,新たな来場者やお客様の獲得につながるものと考えておりますし,またイベントのために来場したプロスポーツ選手と子どもたちを初め,市民が身近に接する機会を設けることは,本市の財政運営の安定に資すること以外での競輪事業の存在意義であるとも考えております。  こうしたことからも,今年度におきましても,例年開催されております高校総体や国体予選のように,将来の競輪選手の発掘にもつながる競輪場のバンクを利用したイベントの補助や,徳島県の事業である「自転車王国とくしま」との連携など,自転車に関するイベントに加えて,本年7月開催の記念競輪において,予定している元阪神タイガースの岡田彰布監督によるトークショーのように,プロスポーツ選手を講師に迎えてのスポーツ教室のような,2020年に開催される東京オリンピックを意識したイベントを実施してまいりたいと考えておりますので,御理解賜りますようお願いいたします。               [4番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 4番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。  国際支援がなくなったとしても,やはりスポーツを重視して,これから捉えてイベントを行っていただくというお答えでありました。まさにそのとおりなのです。オリンピックと言うたら,もう正式種目になっていますので,競輪はね。ぜひ,そっちの方で残していただきたいなというふうに,もっと宣伝していただきたいなというふうに思います。  これ,1つの例になるんですが,JRAさんが同じ公営競技にもかかわらず,馬の魅力だとか,広い芝の青さとか,貴族のたしなみとかというのを,うまく利用してイメージの変換に成功しています。競輪の場合,何をもってイメージを変換すればいいのかといえば,東京オリンピック・パラリンピックを見据えて,スポーツの部分をアピールすることが一番の近道であると私は考えています。  それからすれば,今お答えいただきました今後のイベントに関しましても,スポーツを重視していただくという形になりましたので,その方向でどんどん進めていってほしい。新規のお客様を獲得する,またファミリー層への呼び込みについてイベントをどんどん活用していただきたいと思います。  それを受けて,スポーツというのは競輪だけに限らず,これは市全体で取り組むことによって意義がある話だと思うので,そういった部分,競輪局が点としてやるだけじゃなく,市の施策としてスポーツについてどのように取り組んでいくのか,次の3点目のスポーツ政策についてお尋ねいたします。  スポーツ政策についてでございますが,元来スポーツは体育と呼ばれていて,学校教育の中で行われており,学習指導要綱には「心と体を一体として捉え,適切な運動の経験と健康・安全についての理解を通じて,生涯にわたって運動を楽しむ資質や能力の基礎を育てるとともに,健康の保持増進と体力の向上を図り,楽しく明るい生活を営む態度を育てる」とあります。楽しく明るい生活を営み育てることを目指して行われています。これが,近年スポーツとして呼ばれるようになり,スポーツによる地域振興や地域の活性化等にも役割を担うようになってきております。  そこで,お尋ねいたします。  本市のスポーツ政策について,現在までどのような方針で取り組んできたのか,また政策を所管する部署はどこなのか,どこになるのか,目的等の位置づけを踏まえ,お聞きいたします。              [生涯学習課長 勢井孝英君 登壇] ◎ 生涯学習課長(勢井孝英君)議員からは,本市のスポーツ政策について御質問をいただきましたのでお答えいたします。  本市におけるスポーツの普及振興につきましては,小松島市第6次総合計画で教育文化の振興,心豊かな人づくりに位置づけ,学校教育における学校体育は別としまして,文化芸術,レクリエーション活動などとともに,市民一人一人が生涯を通じて携わることのできる社会教育の一環として,普及に努めてきたところでございます。  基本的には,市民の誰もがそれぞれの体力や年齢,興味などに応じてさまざまなスポーツ活動に取り組めるように,市立体育館などのスポーツ施設や設備の充実を図りまして,もって平均寿命や健康寿命を延ばし,健康で活動的な日常生活を送ることを目標としてございます。  そうしたことを実現するため,各種スポーツ団体で構成する小松島市体育協会の協力や,文部科学省が推進してきた総合型地域スポーツクラブである,みなと小松島スポーツクラブの設置によりまして,子どもから高齢者までの幅広い年代にスポーツに携わる機会を提供してきたものと考えてございます。  また,施設につきましては,市立体育館を初めとした屋内施設のほかに,各小・中学校の屋外運動場,体育館の放課後の開放利用,県所管のJAあいさい緑地の管理運営委託を受けるなど,利用ニーズに応じて必要な措置を講じてまいってきた次第でございます。  施設の運営維持につきましては,多額の経費がかかることもございまして,全てのニーズに対応できているとは認識してございませんが,今後においても各スポーツ団体と協議や調整を重ね,可能な限り,整備や効果的な利用を図っていきたいと考えてございます。  スポーツにつきましては,大会等での優勝や個人成績を高めていくなど,競技者の育成も必要であるとは考えてございますが,本市におきましては,一人一人が自分の能力に応じて,生涯を通じて携わることができるよう,教育の一環として推進をしてきたところでございます。そうしたことから,スポーツ政策は教育委員会で推進し,教育委員会の組織編成によって,現在のところ生涯学習課にスポーツ振興室を設置して,事務に当たってきたところでございます。               [4番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 4番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。  スポーツ政策については,生涯学習課にあるスポーツ振興室で行われているとのことですが,スポーツ政策を進めていく上で,スポーツに関連した条例や推進計画等を定めているのか,また定めていないのであれば,今後制定を検討する予定はあるのか,ないのか,お聞きいたします。              [生涯学習課長 勢井孝英君 登壇] ◎ 生涯学習課長(勢井孝英君)議員からは,条例,推進計画等の策定について御質問をいただきましたのでお答えいたします。  本市におきましては,スポーツの振興を図るために法令に基づきまして,小松島市スポーツ推進方針を策定し,推進方針に沿って各種事業を実施しております。  推進方針につきましては,小松島市体育協会を初めとする各スポーツ団体や市内小中高等学校の校長等で構成する小松島市スポーツ推進審議会に毎年目標案や実践計画案などを御審議いただき,策定をしてございます。  実践計画等の中身につきましては,地域スポーツの普及や指導者の育成,現在運用しているスポーツ施設の管理運営,各種スポーツ団体との普及向上における協力体制の強化などを柱としてございます。  推進方針自体につきましては,スポーツ基本法の理念に基づいて,教育としての観点から推進していくものを取り組みとしてございますので,現在のところ特に,特別に定めなければならない事柄はありませんので,スポーツ政策全般に係る条例等の制定の予定はしておりません。               [4番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 4番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。  条例は制定されていないということだったんですが,教育の観点からその方向で進めていきたいというふうな考えであったと思います。  平成23年にスポーツ振興法が全部改正し,新たにスポーツ基本法が策定されました。それにより,スポーツの産業化,プロスポーツの育成などが新たに追加され,そうしたことに対する支援や施策が可能となったと聞いております。  本市におけるスポーツの産業化やプロスポーツの育成への支援や施策は,どのように行っているのかをお聞きいたします。               [教育次長 石山 晃君 登壇] ◎ 教育次長(石山 晃君)米崎議員の御質問についてお答えをいたします。  スポーツ基本法の制定によって大きく変わった点といたしまして,国際社会で活躍するスポーツ選手の躍進によって,スポーツを産業の1つと捉え,地域経済の発展に寄与する効果が追加されたことであると認識をいたしております。  一例を申し上げますと,プロスポーツチームの誘致によって,定期的に行われる試合の観戦入場料収入がもたらす民間事業者による施設経営等の参入拡大,スポーツにかかわる設備や用具などの製造事業,小売店舗数の増加による雇用機会の拡大等,営利を目的とした商業施策を行うことが可能になったことにあると思っております。  こうしたことを発展させることで,メジャースポーツの主要大会,国際大会などを誘致して,観光面でもその効果を得て,収入で施設整備の拡充を図るなど,独自のまちづくりとさらなる優秀な人材を多数輩出し,地域と個人の両面から,地位を向上させる効果も期待できることは十分に考えるものでございます。  しかしながら,本市におきましては,社会教育の一環として,誰もが心豊かに市民生活を送ることができるという意識を醸成する観点から,教育分野としてのスポーツを振興してきた現状がございます。スポーツ基本法に関連する営利目的の施策につきましては,教育委員会として余りなじまないものであり,まずは健康・福祉の増進や観光イベントなど,市長部局と連携できるものについては連携し,その他地域スポーツの振興やスポーツ団体との協力関係,指導者の養成や技術力の向上につながる施策につきましては,スポーツ基本法の趣旨に沿って実施をしてまいりたいと考えておりますので,御理解いただけますようよろしくお願いをいたします。               [4番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 4番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。  教育委員会の観点からして,やはり教育分野で社会教育の一環として,とり行っていくと,市長部局と連携されて,観光のイベントも行っていきたいというふうな御答弁であったかなというふうに思っておりますが,今までもスポーツは教育的な意味が強く,教育委員会が所管しているところが多いとは思いますが,市長部局において,スポーツの推進をしているまちがあります。  さいたま市を例に挙げさせていただきますと,さいたま市も本市と同じように教育委員会の中でスポーツ振興計画を立てて,スポーツ振興を中心に行っていましたが,しかし,市政全般の施策をまとめる中で,スポーツ振興及びスポーツを活用したまちづくりの推進を目指すこととなり,スポーツ政策を市長部局に移したことで,従来の教育分野に偏らない広範囲な施策の展開がなされていると聞いております。  そこで,お尋ねいたしますが,本市のスポーツ政策を市長部局へ移し,教育委員会ではできない施策の実現に取り組む考えはないのかをお聞きいたします。               [総務部長 豊栖弘明君 登壇] ◎ 総務部長(豊栖弘明君)米崎議員からは,スポーツ政策について所管を教育委員会から市長部局に変える考えはないかと,御下問であったかと思います。  全国的に見ますと,地元にプロスポーツチームがある等の強みを生かしまして,市長部局でスポーツ政策を行っている自治体もあるということは存じてございます。  しかし今,本市におきましては,そうした土壌はございませんで,これまでのところそうした検討をしてきたことはないのが実情でございます。スポーツ基本法のお話もございまして,その趣旨にのっとりまして,市長部局に置いた部分での優位性があるというふうにつきましては,一定理解するところではございますが,先ほど教育委員会からも答弁ございましたとおり,本市のスポーツ施策につきましては,生涯学習の一環としての生涯スポーツとして推進を図ってきたところでございまして,提供している施設の多くは,小・中学校の体育館,グラウンドといったような実情もございます。  今後の全国的な動向も研究する中で,教育委員会とも協議を図ってまいりたいと考えますので,御理解のほどよろしくお願いいたします。               [4番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 4番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。  全国的な動向も研究する中で,今後の課題にしたいということでしたが,今後の課題と言わずに,ぜひ前向きに検討していただきたいなというふうに思います。  先ほどもおっしゃられましたが,基本法にはプロスポーツの育成とかもございますので,やはりそれ前段にも申しましたが,競輪が全てではないんですが,やはりうちにはそういう小松島市独自に競輪場もあって,プロスポーツで選手が今活躍しているのがもう現実にあるのです。  それに,スポーツ育成というので,ガールズ競輪も始まっているんですが,特に選手を発掘するのに,はっきり言って手間も労力もかかっております。なかなか難しいというのは,まさに周知の仕方もあるんですが,そこらを観点にしながら,特に選手を含め,いろんな全ての方に協力していただきよるんですが,本市としてもうちょっとそれこそ競輪局だけに,点でやらずに,もっと大きい観点でしていただきたいというふうに,私のこれは願いであります。  いろいろ願いも込めて申しましたが,私の6月の定例会議の質問を終了させていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍 手) ◎ 議長(武田 清議員)以上で,通告による,議案に対する質疑及び市政に対する一般質問は終了いたしました。  これをもって,議案第40号から議案第49号までに対する質疑及び市政に対する一般質問を終結いたします。  ただいま議題となっております,議案第40号から議案第49号までについては,会議規則第37条第1項の規定により,お手元に配付いたしました常任委員会付託区分表のとおり,それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 ─────────────────────────────────────────── ◎ 議長(武田 清議員)各常任委員会におかれましては,6月18日,19日,20日,21日の4日間に委員会を開会され,付託案件等について審査されますようお願いいたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎ 議長(武田 清議員)次に,日程第2 請願第1号並びに陳情第1号及び第2号についてを議題といたします。 ─────────────────────────────────────────── ◎ 議長(武田 清議員)本定例会議に受理いたしました請願及び陳情については,お手元に配付いたしました請願・陳情文書表のとおりであります。  請願第1号について,紹介議員の説明があります。  10番 井村議員。               [10番 井村保裕議員 登壇] ◎ 10番(井村保裕議員)このたび提出されました請願第1号につきまして,紹介議員を代表いたしまして趣旨説明をさせていただきます。  所得税法第56条とは,白色申告者の配偶者やその家族が受け取るべき働き分である労働対価を必要経費として認めないという法律です。配偶者は年間86万円,その他家族は50万円の控除しか認められず,社会的,経済的に自立できない状況を生んでいます。  また,規定により,必要経費に算入されないということから,配偶者もさることながら,子どもら家族従事者は社会的にも経済的にも自立できないだけでなく,家業を手伝いたくても手伝えないということが後継者不足に拍車をかけています。  白色申告じゃなくても,青色申告にすればよいのではといった考え方もありますが,そうはできない事業者もあれば,家族従事者の働き分が正当に認められていないということに問題があると考えられます。  また,2015年末に閣議決定されました第4次男女共同参画基本計画において,所得税法第56条の見直しについて言及されており,このことにより全国の県及び市町村の500近い議会において意見書が提出されているようです。  今回の請願第1号は,中小企業における家族従事者の処遇改善につながるとともに,労働意欲の向上にもつながると考えられます。  よって,御賛同いただきますようよろしくお願いいたします。 ◎ 議長(武田 清議員)請願第1号並びに陳情第1号及び第2号につきましては,請願・陳情文書表のとおり,所管の常任委員会に付託いたします。 ─────────────────────────────────────────── ◎ 議長(武田 清議員)以上で本日の日程は終了いたしました。  次会の日程を報告いたします。  次会は,6月25日午前10時再開,委員長報告に引き続き,討論・採決であります。 ◎ 議長(武田 清議員)本日は,これをもって散会いたします。                午後 0時13分  散 会 Copyright (C) 2005 Komatsushima City Assembly, All Rights Reserved....