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  1. 小松島市議会 2018-03-02
    平成30年3月定例会議(第2日目) 本文


    取得元: 小松島市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-08
    2018年03月06日:平成30年3月定例会議(第2日目) 本文 ◎ 議長(北野恒男議員)おはようございます。ただいまより本日の会議を開きます。  本日の議事日程については,お手元に配付いたしましたので御了承願います。 ─────────────────────────────────────────── ◎ 議長(北野恒男議員)これより,本日の日程に入ります。  日程第1 議案第2号から議案第33号までについて,一括議題といたします。  これより,議案に対する質疑及び市政に対する一般質問に入ります。  通告の順序に従い,順次発言を許可いたします。  10番 井村議員。               [10番 井村保裕議員 登壇] ◎ 10番(井村保裕議員)おはようございます。新風はなみずきの井村でございます。最近,暖かくなりまして,3月ということでございます。きのうの雨で田んぼに水がたまっていまして,ああ,よう降ったなあと田んぼのあぜを見ていますと,ツクシが一面に生えていました。いよいよ春だなと,春を感じる季節になりました。  平成30年3月定例会議に発言の機会を得ましたので,一般質問させていただきたいと思います。通告は,子育て支援について,小学校再編について,防衛施設周辺整備事業についてと,大きく3点についてお聞きしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  まず,保育・教育無償化についてお聞きいたします。  国は2019年,来年10月に消費税を8%から10%に引き上げられるのに伴い,国の増税分のうち,1兆7,000億円を無償化の財源に充てると報道されています。安倍内閣総理大臣は,産業界には3,000億円の拠出を求め,人づくり改革と称する2兆円規模の総合対策をつくるとも言っていますが,まさに今,働き方改革が大きく見直されようとしています。  さて,その中で消費税引き上げる増税分を,3歳児から5歳児の保育料や大学の授業料を無料になると報道されており,昨年12月に閣議決定したとも報道されています。そして,保育園や幼稚園の保育料は,先行して来年4月から実施するともお聞きしました。小松島市には,大学はありませんので,まずは保育料に関しての詳細をお聞きいたします。              [児童福祉課長 勢井孝英君 登壇] ◎ 児童福祉課長勢井孝英君)井村議員からは,保育施設,教育施設の保育料の無償化について御質問をいただきましたのでお答えいたします。  保育所,幼稚園など就学前教育,保育施設の利用児童のうち,幼児教育を実施する年齢,すなわち3歳児から5歳児の年齢について幼児教育の無償化を図っていくことは,新しい経済政策パッケージとして平成29年12月に閣議決定されたことは,報道等を通して御承知のことと思われます。  その内容については,幼稚園,保育所,認定こども園の3歳児から5歳児の全ての費用の無償化,子ども・子育て支援新制度の対象にならない幼稚園の保育料の上限額を設定した無償化,認可外保育施設に対する無償化措置の対象範囲の検討などがあるとされております。  実施時期については,消費税率引き上げの時期にあわせて,消費税増収分を見込んで2020年4月から全面的に実施,一部を2019年4月から実施するとされ,その一部というのが,報道では5歳児からであるとされているようでございます。  現在のところ,平成30年度の厚生労働省関係の事業予算につきましては,県を通して確認しても,貧困対策やひとり親家庭など,要保護,要支援児童家庭を対象とした保育料の段階的無償化や軽減以外には全面的な無償化については公表されていることはないとのことでございます。
                  [10番 井村保裕議員 登壇] ◎ 10番(井村保裕議員)ありがとうございました。  来年4月から先行してされるのは5歳児だけなんですか。0歳から2歳児までの低所得の方のというのも,一緒にするのと,3,4,5,一緒にスタートするのじゃないんですね。大学を再来年で,保育が来年と思うのは私の勘違いだったんやね。来年,まずは5歳児からスタートして,再来年に全面的にするというふうな現在の報道ということで,まだそれは確定ではないと,わかりました。  それでは,報道どおり今の仮定でいいますと,来年5歳,再来年全面的に無料化になるとしますと,当然保育ニーズはふえると思います。そうなりますと,待機児童がふえるのかな。都会では,待機児童がふえるのかな。  ただ,本市の状況を見ますと,子どもが急激に減る中で,定員枠があって,定員を超えて受け入れるというのは無理なので,そこの部分に関しては待機児童がふえるのか,キャパがどうなるのかわかりませんけれども,入りたいところに入りにくくなるのかなという懸念がいたします。  そうなりますと,よく言われるのが待機児童がふえたり,保育の質が下がるのではないかということが言われております。保育士の処遇改善や施設の充実につながっていくのかなと思うところはありますが,無料化にすることによって逆効果にならないのかというふうに指摘もされているとお聞きしています。児童福祉課の見解をお聞きいたします。              [児童福祉課長 勢井孝英君 登壇] ◎ 児童福祉課長勢井孝英君)井村議員からは,幼児教育年齢の保育料の無償化が実施された場合に,どのような影響があるかについての御質問をいただきましたのでお答えいたします。  保育料無償化による効果につきましては,教育保育にお金がかかるという不安要因を払拭し,子育て世代の出生数の増加や人口減少における生産年齢人口の労働力の低下を,保育施設に預けることによって保護者の就労機会をふやし,ひいては所得税など税収増加につながることが上げられると思います。  そうしたことが実現されますと,当然のことながら保育施設に対する保育ニーズは高まり,就学前の児童人口全体における施設利用率は現状よりも上昇し,その上昇分を見越した受け皿としての保育施設や定員数は必要になってくると思われます。  本市の将来児童数については,国立社会保障人口問題研究所推計どおり減少が進み,施設の利用率が今よりもさらに上がるとしましても,現在の施設数における定員を上回る状況にはならず,統廃合については利用状況に応じて段階的に進めていかなければならないものであると考えております。  一方で,保育の必要性がない子育て家庭で,とりあえず無料だから預けなければ損と,このような考え方にとらわれて,そのことによって単に保育施設に預けるだけのニーズが高まるとなると,施設側の保育の質という面だけではなく,家庭での保護者の子育て力の低下も懸念されることが想定されます。無償化を実施する際には,そうしたことも考慮しまして,保護者への理解を深めていくことが今後の課題になるであろうと考えてございます。  待機児童対策のための保育士,保育園の確保や施設の充実につきましては,職務の対価として賃金額が妥当なものとなっているかや,老朽化の進行による施設の更新整備の必要性がないか等,無償化にかかわらず,他の要因からも検討する必要があると考えておりますので,御理解のほどお願いいたします。               [10番 井村保裕議員 登壇] ◎ 10番(井村保裕議員)ありがとうございました。  今後,統廃合が進んでいけば当然定員数も少なくなっていく。その中で当然,今言われたように無料だから預けな損じゃということで,ゼロ歳児,1歳児,2歳児の子どもたちが預かってほしいと希望を出しても,施設の方では保育士の確保が今,大変厳しいとお聞きする中で,本当に受け入れられない,受け入れてあげたいけれども受け入れられないという状況が今後出てくるのかな。それと,そういう施設のところとか,そうした保育士の状況によって,そこも差が出てくるのかなというところはわかります。  その中でも,先日の徳島新聞に三好市さんが小学校の給食費を無料にして,子育て支援をするといった記事が載っておりました。そういったことをすることによって,三好市の魅力を出して,定住をふやしたいというふうな思いがあるとお聞きする中で,各自治体も子育て支援策としていろいろな支援策を出して,定住してもらうようにやっているとお聞きする中で,小松島市も置かれた状況は同じであると思います。  近隣自治体と同じことをしても,人口も世帯数もふえることはありません。これを機会に,市の独自策として,もういっそゼロ歳から制限なし,もうゼロ歳児から5歳児まで全て無料にするので小松島市に来てくださいといったような大胆な施策をしてはどうかということでお聞きいたします。そこの部分は,国の補助がないので市の負担になるというところでございます。それに伴う経費についても,あわせてお聞きいたします。              [保健福祉部長 山路英伸君 登壇] ◎ 保健福祉部長(山路英伸君)井村議員からは,国の幼児教育の無償化以外に,全ての年齢階層において無償化する取り組みについて御質問をいただきましたのでお答えいたします。  家計における保育教育の負担軽減や多子世帯の増加につなげる観点から,本市でも国の利用者負担軽減制度を超えた保育料の軽減を図っているところであります。現行では,所得が低い階層世帯を中心に全階層において国の基準額よりも低い保育料の設定,19歳以上の生計同一の子を含む第3子以降の保育料の無償化など,市の単独政策として実施しております。  国の制度についても,貧困対策やひとり親家庭などの要保護,要支援児童家庭を対象とした保育料の軽減や無償化を進めてきており,それに応じて本市でも制度趣旨に沿った保育料額の見直しを図ってきたところであります。  保育料の大幅な軽減については,本市でもこれまで市の独自施策として実施が可能かどうか検討してまいりましたが,現状のままの児童数が続くと想定して保育料を無償化した場合には,約2億1,000万円の市の負担が発生することになります。これが幼児教育の無償化が実現し,3歳から5歳までの保育料分を除いても,ゼロ歳から2歳までで約8,000万円の本市負担が恒常的に発生することになります。  現行の保育料軽減策本市負担分幼児教育無償化における市の負担分を合わせると,財政状況に何らかの影響を与えることになり,慎重な判断が必要なことも事実でございます。就学前施設の保育料については,まずは国の幼児教育の段階的な無償化に応じて対応し,その後,国の無償化の動向に応じて取り組んでまいりたいと考えておりますので,御理解のほどよろしくお願い申し上げます。               [10番 井村保裕議員 登壇] ◎ 10番(井村保裕議員)お答えいただきました。  全体で2億1,000万円で,もしゼロ歳から2歳までするのであれば余分に8,000万円かかるというふうな答弁でございました。  ただ,これだけをやっても,それは小松島に人口がふえるか,市外の人が住み着いてくれるか,それはないと思います。やっぱり前回の一般質問で言いましたように,徳島市,阿南市の間に挟まれて,小松島市がこれから生き残るには,ベッドタウン化した方がいいんじゃないかというふうな選択肢がある中で,インターチェンジはできるし,それを機会に住宅地が建てられる,新興住宅地ができて,小松島市で定住していただく,それの付加価値としてこういった施策によって小松島市に,じゃ住もうかなと,小松島市に住んで小松島市で事業を興そうかなとか,小松島市に住んで通勤しようかなにつながってくるのかなと。  ただ,これだけをするのじゃなくてトータルでせないかんけれども,ここについてもやったらどうかなというところで,隣と同じことをやっておっても,小松島市にしようかという選択肢にはなかなかならないのかなと思うところでございます。  次にいきます。  今度は制度になりますけれども,保育料の無償化についてお聞きいたしました。使う我々から見れば無料化と言うんですけれども,行政から見れば無償化ということで,保育料の無償化についてお聞きしてきました。市内には,幼稚園,保育所,認定こども園とあるように,1号認定,2号認定と子どもたちも分かれております。  この事業を推進することによって,小松島市の就学前教育,保育制度の体制に見直しの必要があるのかどうか,これについてはどうせ預かってくれるんだったら長い方がいいわとか思う親もおるんじゃないかなと思うところで,この部分についてお聞きいたします。              [保健福祉部長 山路英伸君 登壇] ◎ 保健福祉部長(山路英伸君)井村議員からは,保育料無償化によって利用形態等の変化や制度の変更がないかについて御質問をいただきましたので,お答えいたします。  保育料が無償であり,誰もが利用できるという前提であれば,施設の利用については利用時間の長時間化が進み,1号,2号という利用形態の垣根がなくなってくるものと想定されます。しかしながら,現状では幼児教育充実のため,教育標準時間の設定や就労などの理由による保育の必要に応じた保育標準時間,保育短時間などの利用時間を設定しており,教育保育施設が単なるサービス施設ではなく,子育て支援の施設であるという観点からは,保護者が子育て力を十分に身につけることはできるようにする必要があると思われます。  このことは,国の子ども・子育て会議でも働き方や教育の観点など,いろいろな議論がされており,本市においても子ども・子育て会議において各分野の選出委員の意見を聞き,所期の目的が達成できるよう,残す必要があるものについては現状のまま維持し,見直しの必要があるものについては,その都度見直しをしていきたいと考えておりますので,御理解のほどよろしくお願いいたします。               [10番 井村保裕議員 登壇] ◎ 10番(井村保裕議員)お答えいただきました。  なお,残すものは残して,見直すものは見直す,要するに意地悪な言い方をすれば変わりませんよと,そうなってみてからまた考えますわというふうなところなのかなと。  無料化によりまして,今度利用者側の方も,今,保育料は幼稚園は統一ですけれども,保育所は所得によって月々の保育料は決まっていますよね。所得によって違う上限,5万円,6万円も月に払っている人もあれば,何千円という方もおいでる中で,じゃそこがゼロ円になりますと,浮いた経費は今度子どもたちの習い事とか,塾とか,違う方に使っていく。またそこで,家庭によって格差が出てくるんじゃないかという指摘もある中で,本当にこの制度が今後どうなっていくのかなということは,しっかり見ていかなければいけないと思いますが,ゼロ歳から2歳児についてお聞きいたします。  平成30年度,ことしの当初予算にも出されております。昨日の市長の議案説明にもありましたけれども,このたび市内の商業施設内に新しく地域子育て支援センターが開設されます。この施設が開設されることにより,買い物のついでに立ち寄るなど,気軽な利用が可能となり,非常に利便性が高い施設になると,昨日市長さんが説明されておりました。  新たな開設により,子育て最中の親子の交流がふえたり,悩みを相談できる場所がふえるとともに,集客力も上がって商売に活気が出るのであればいいことかなと思うところもありますが,この事業は既に3つの事業所が小松島市内で実施しております。開設することによって,近隣の子育てセンターとの子どもの取り合いにはならないのでしょうか。保育所等に通園していない未就学児が対象と思われますが,本市についてのニーズはどのぐらいあるのかも,あわせてお聞きいたします。              [児童福祉課長 勢井孝英君 登壇] ◎ 児童福祉課長勢井孝英君)議員からは,地域子育て支援センター事業について御質問いただきましたのでお答えいたします。  地域子育て支援拠点事業,いわゆる地域子育て支援センター事業と申すものでございますが,この制度につきましては子ども・子育て支援新制度で,ニーズに応じて実施が義務づけられておる事業でございます。  その内容としましては,常設の専用スペースを設け,子育て中の親子が気軽に利用できる交流の場の提供や,子育てに関する相談や援助,子育ての情報発信,子育てに係る講習会の開催などを実施することが主なものとなってございます。  対象者につきましては,幼稚園,保育所など就学前施設にまだ通っていない,家庭で子育てをしておる保護者とその乳幼児でございまして,本市におきましては就学前児童数が約1,550人おりまして,保育所などの施設を利用している児童は,そのうち約65%の1,000人ございます。その残りの約35%の500人前後が利用対象児童になると想定をしております。  子ども・子育て支援事業計画策定におけるアンケート調査等で,屋内外で親子で遊べる児童遊園や地域子育て支援センターについては身近に少ない,もっとあった方がいいなどの意見が寄せられておりまして,施設の利用者負担の軽減などとあわせて高い割合を示してきた次第でございます。  本市では,認定こども園3カ所に併設して設置しているほか,類似事業として,さかの認定こども園で週2回実施している「みんなのひろば」,保健センター等で実施している「ポンポコくらぶ」などがあり,多くの子育て中の親子が利用している状況にございます。  利用につきましては,開設時間中に,好きな時間に来て,好きな時間に帰るという自由な利用が前提となってございます。利用する児童のほとんどがゼロ歳から2歳までの乳幼児になると思われまして,乳幼児の生育状態や家庭の状況などから,開設時間中,ずっと利用したり,毎日利用したりということは少なく,大抵は短時間の利用を必要に応じた日に無理のない範囲で繰り返すと,こういうような利用の仕方になってくると考えられています。  また,利用者支援専門員子育て相談などの際に利用の状況を聞いたところ,家庭での子育ての息抜きなどで,いろいろな地域子育て支援センターを日によって転々と利用しておると,そうしたことによって気分転換を図っているというような声もございまして,保育所のように施設間での競合関係にある施設とは形態が違うものであるというふうな認識をしております。  そのほか,本市の利用対象児童数と既存の地域子育て支援センターの1日当たりの受け入れ数と比較しても,まだまだ受け皿としては十分な数であるとは言えず,その面からも競合はないというふうな認識をしております。               [10番 井村保裕議員 登壇] ◎ 10番(井村保裕議員)お答えいただきました。  競合はしないというお答えでした。利用される人が通園していない35%,市内に約500人で市外からも受け入れるとなると,それなりのニーズがあって,そこが集客の目玉になっていくのかなと思うんですけれども,もう既に今されている支援センターにお話を聞きますと,申し込みがあっても,市外の方はどうしてもという方以外はもう市内の方を優先に受け入れるようにしていますよというのをお聞きしました。この事業に対して委託料が発生しております。市が,小松島市に来てもらうための魅力づくりに観光とか,そういったところにお金をかけて,予算を組んで小松島に来ていただくというのだったらわかるんですけれども,子育て支援に対して委託料が発生されて,それが市内の親子さんだけでなく,市外の親子さんも利用できるということについて,不都合ではないんかなという部分が思ったんですけれども,そういった部分に関して受け入れてもよいのでしょうか,お聞きいたします。              [児童福祉課長 勢井孝英君 登壇] ◎ 児童福祉課長勢井孝英君)議員からは,地域子育て支援センターの,市外の利用者について御質問いただきましたのでお答えいたします。  地域子育て支援センターにつきましては,制度として専ら子育て家庭の交流の拡大を意図してございまして,その面からも市内外での居住を理由とした制限は設けてございません。  また,子ども・子育て支援新制度においても,多くの事業が広域利用を前提としておりまして,市内在住者が利用を阻まれるような状況でない限りは,市外在住者の利用を制限する必要性は余りないというふうに思っております。  さらには,短時間で多くの親子が入れかわり,立ちかわりの利用となることが想定されますので,制限するほど長時間混雑が続くとは思われず,混雑が続くようであれば利用ニーズに比べて施設数が不足している可能性がございまして,施設数の増を検討する必要があると考えております。  地域子育て支援センター事業につきましては,市が事業実施主体に位置づけられ,事業者に対して委託という手法をとってございますが,委託料の使途につきましては大部分が地域子育て支援センターに配置する子育て支援員の人件費に充当され,利用者が市内外によって変動するものではないと思っております。  また,この事業を通して本市の子育て支援の取り組みをPRし,転入増や本市らしさのイメージの高陽につなげていきたいと考えておりますので,御理解のほどよろしくお願いいたします。               [10番 井村保裕議員 登壇] ◎ 10番(井村保裕議員)お答えいただきました。  広域利用なので問題はないと。説明の中で,委託料のほとんどが支援員さんの人件費と,そこの支援員の人件費だからこそ,市が負担したからこそ,市内の人を優先してあげた方がという部分があるのかなというのがあって聞いたんですけれども,広域利用が目的なので問題はないということでございます。  この施設についても,当然,先ほどに戻りますけども,ゼロ歳児から2歳児が無料になりますと,この世帯ももっと収支も変わってくるのかな,もっと保育所に預ける,希望する家庭がふえていくのかな,こちらが混雑すればというふうなお答えもありましたけれども,それよりも長時間見てくれる保育所に希望するのに流れていくのかなと察するところでございます。  そういったことで,小松島市の魅力をつけていっていただくのにもつながる,次に学童に移るんですけれども,そういったこの施設が1つの来ていただくきっかけになればいいなと思っております。  次に,学童についてお聞きいたします。  お金のことばかり聞くようになりますが,利用料についてお聞きいたします。学童保育における利用料は,日本全国各自治体で大きく差があります。国からの補助金は,施設の規模等で若干の違いはありますが,ほぼ同じであります。後は,それぞれの自治体の補助金率が大きいほど,月幾らといった保護者負担が変わってきています。中には,負担ほぼゼロといった自治体もあります。  さて,これまで未就学児の保育料の無料化についてお聞きしてきましたが,無料化が実施されるとなると,幼稚園,保育所,認定こども園が無料化され,既に児童館も無料,そして高校の授業料や再来年から大学の授業料も無料になるとなりますと,学童保育クラブだけが月幾らといった料金が発生することになります。  学童保育は,ひとり親家庭や共働き等で放課後や長期の休みに保育を希望する子どもを預かる子育て支援施設であり,塾や習い事や社会体育とは違うと考えます。学童保育クラブの利用も無料にするべきではないかなと思いますけれども,見解をお聞きいたします。              [児童福祉課長 勢井孝英君 登壇] ◎ 児童福祉課長勢井孝英君)議員からは,放課後児童健全育成事業について御質問をいただきましたのでお答えいたします。  本市の放課後児童クラブにつきましては,各小学校区でそれぞれ独立した地域運営委員会方式をとりまして,各小学校の全校児童数で比較しますと,全校児童数の約20%から25%を放課後児童クラブの利用児童が占め,割合だけで見ますと各小学校とも大きな変化はないものとなっております。  しかしながら,各小学校の全校児童数には差がございまして,少ないところによっては当然のことながら利用児童の実数も少なく,本市からの利用人数に応じた委託料と保育料とで必要な運営費を計上するときに,利用児童数に応じて運営ができるように保育料の月額を設定しますと,クラブによっては多少の差があるというような状態になってございます。  保育料につきましては,利用者負担の観点から応分の負担をしていただくのは原則であるというふうに考えております。各児童クラブの保育料の設定が実情を踏まえた中で,適切に設定は現在のところされているというふうな認識でおります。  放課後児童クラブの利用につきましては,多子世帯やひとり親家庭など,配慮や支援を要する家庭もふえてきておりまして,そうした家庭につきましては県の補助制度などを活用し,負担軽減の拡充も図ってきてございます。  御質問の,保育料の無償化につきましては,その他の施設の保育料の無償化の動向を踏まえまして,国のこの事業に対する保育料の設定の考え方をよく研究しまして,統一的な保育料の設定や必要に応じて県を通して制度の見直し等,働きかけてまいりたいと考えておりますので,御理解のほどよろしくお願いいたします。               [10番 井村保裕議員 登壇] ◎ 10番(井村保裕議員)お答えいただきました。  国の動向を踏まえて,国の指導に従ってやります,やるのかなと。今,お聞きした中で利用料,何でもさっきの市も負担せえというのも同じなのです。やっぱり,小松島市に魅力を持ってもらう,そういった魅力づくりの1つとして取り組んでいただきたい。  ただ,今ありましたように,以前と比べて学童保育は減免措置というのですか,以前はありませんでしたけれども,子ども・子育て支援以後,そうした形で対応していただいている部分については,以前に比べればありがたいなという制度にはなってきていると思っております。  今,地域運営方式ということをおっしゃっていただきました。運営についてお聞きするんですけれども,現在本市の運営方法は地域運営方式で運営されており,それぞれ小学校単位の地域の世話人が運営委員会を立ち上げ,市から委託されて運営しています。  しかしながら,これまで何回も言ってきましたが,地域運営方式では限界があるように思われます。地域の人たちの負担と責任が大き過ぎるようにも思われます。この後にもつながってきますが,現在計画中の小学校再編した後も,学童保育クラブも併設すると基本計画にもうたわれておりました。校区はさらに広がり,生徒数もさらに多くなると,そうなりますとますます運営委員会が立ち上げにくくなることが予想されます。そんな先までは待てませんが,制度を見直してはどうかということで御提案いたします。見解をお聞きいたします。              [児童福祉課長 勢井孝英君 登壇] ◎ 児童福祉課長勢井孝英君)議員からは,放課後児童クラブの運営の方式についての御質問をいただきましたので,お答えいたします。  放課後児童クラブにつきましては,核家族化の進展によりまして地域とのつながりの希薄化や保護者の子育て力の低下が問題視される中で,保護者としての役割や地域全体で子どもたちを育てるという意識づけを行う観点から,保護者の代表や地域の方々で構成する地域運営委員会での運営を,過去には推奨してきた経緯があるということは,もう御承知のことと思われます。  そうしたことによりまして,それぞれの地域の特色を生かした子育て力や保護者同士のつながりなど,一定の成果を上げることはできたということは認識しております。  しかしながら,それとは別に施設の利用に対する児童の安全性の確保や保育支援員の質の向上に伴う雇用条件などの明確化,厳格化を求めていることも事実でございます。そうしたことを求めれば求めるほど,ボランティアで構成している地域運営委員会方式では,継続して安定運営するには限界があるということも承知をしてございます。  子ども・子育て支援新制度では,運営の方式について各市町村で条例を制定し,基準を満たしていればどのような事業所でも運営することが可能であるとして,国の事例を参考に本市の状況に応じた運営基準条例を制定してございます。  現在まで,地域運営委員会が果たしてきた役割については十分尊重しまして,地域運営委員会自体の法人組織化や他の事業者への運営委託など,市として統一的な運営方式がとれるように,各地域運営委員会とは協議を重ねていきたいと考えておりますので,御理解のほどお願いいたします。               [10番 井村保裕議員 登壇] ◎ 10番(井村保裕議員)お答えいただきました。  本当に運営委員会の負担というのは,ものすごく大きいです。支援員さんの募集,面接,給料の管理,運営,安全対策,保護者会からの苦情からその対応,全てやっているという中で,以前に比べて御答弁が前向きといいますか,ああ,やっと事情がわかってきてくれたのかなと思うところでございます。  市が独自でするというふうなニュアンスはありませんでしたけれども,各クラブでそれぞれ運営をどうにかしようかと模索した時期もあったようでございますけれども,今おっしゃっていただいたように,これ統一したところで,運営していただけるところがもしあるんであれば,そういったところもしっかり市の方で協議していただいて,制度の見直しについて取り組んでいただきたいと,ぜひやっていただきたいと,お願いいたしたいと思います。  次に,小学校再編についてお聞きいたします。  まず,実施計画についてお聞きいたします。  当初の再編計画では,小松島南中学校開校からおおむね10年で11校から5校にするという計画でございました。意地悪な言い方をしますと,見通しが甘かったのかなということになりますが,当初より大幅に少子化が進んでいるということで,現在見直しをされております。このたびの基本方針では,計画期間を平成42年まで,あと12年,再編して校舎完成までに10年かかるという説明でございました。校舎使用年数が60年という目安もあるそうですけれども,計画期間が長過ぎるのではないかと思いますが,教育委員会の見解をお聞きいたします。              [教育政策課長 西照保彦君 登壇] ◎ 教育政策課長(西照保彦君)議員からは2030年,いわゆる平成42年度までという計画期間が長過ぎるのではないかといった御質問でございました。
     本市の小学校再編に向けては,中学校再編における小松島南中学校開校までの検証を踏まえ,現状を分析する中で,児童数のさらなる減少や学校施設の更新,建てかえ時期も見据え,計画的に取り組むことが必要となっていたことから,昨年10月から有識者会議での検討審議を経て,当初計画を見直し,改めて将来を見通した学校規模,適正配置のビジョンとして本年1月に小松島市立学校再編基本計画案を策定したところでございます。  基本計画案では,今後小学校の再編を推進する上で,学校の適正配置,学校規模の適正化といった基本目標,一定の方向性を掲げる中で,その基本目標を達成するための基本方針7項目,またその他の方針2項目を明記しております。  議員からございました基本方針にある計画期間につきましては,中・長期的な視点に立ち,今後の児童数の推移や学校施設の老朽化の状況を踏まえ,2030年,平成42年度までに完了することを目途に同年度までを計画期間としているところでございます。  今後は,基本計画案をもとに,説明会,パブリックコメント等を経て,平成30年度中には小松島市立学校再編基本計画として制定を予定いたしております。  小学校の再編を具体に推進するための実施計画につきましては,前段申し上げました基本計画に基づき策定することになりますが,内容等に関しましては,現時点では基本方針7項目における計画期間,これは2030年までの具体の詳細のことでございます。それと学校数,再編内容,再編時期,再編場所などの詳細のほか,その他の方針2項目における教育内容の充実と魅力ある学校教育を推進するための方策,また地域との協働関係を生かした学校づくりの推進方策などを予定いたしております。  平成31年度中には実施計画の制定を予定いたしておりますが,実施計画の策定等に係る工程等につきましては,基本計画の制定後,整理をし,お示しをしてまいりたいと考えております。  計画期間が長過ぎるのではないかという議員からの御指摘でございますが,当初計画の見直しの必要性や今後の児童数の推計,学校施設の現状,また本市の財政状況等を踏まえ,保護者や地域住民の方々に,今後の小学校再編に向けての基本方針等について,十分な理解と協力を得るための期間が必要であると考えておりますので,御理解のほどよろしくお願い申し上げます。               [10番 井村保裕議員 登壇] ◎ 10番(井村保裕議員)御説明いただきました。  理解していただく期間と財政的な面ということで御説明いただきましたけれども,私も通告で長過ぎるん違うかということを通告したんですけれども,考えてみますと,12年の間に仮に3校に再編するとなりますと,もう校舎がもたない,校舎を建てかえないかんという前提のもとに,築60年までが限界ですよ,それまでに建てかえしなければいけないというもとに再編をする理由が1つ,まず少子化が1つ。いろんな面があって総合的にやらないかんなというところは,重々承知するところですけれども,仮に12年の間に3校建てかえるとなりますと,1校30億円ぐらいかかるのかな。仮に,適切な土地を買うとなれば,また土地代も要るし,附帯工事も入れますと,もっとかかる。12年後に3校一度に建てて再編が終わりましたとするんですかというのも,それもなかなか現実的でもない。4年に1校,5年に1校ずつ,学校を建てていくんですかというのでは,それで間に合うんですかという部分がやっぱり出てくると思うんですよね。でも,状況をお聞きすると,やらないかんという状況にはなってきていると思います。財政的なお話になるんですが,財政見通しについてお聞きいたします。              [教育政策課長 西照保彦君 登壇] ◎ 教育政策課長(西照保彦君)議員からは,学校再編に係る財政見通しについて御質問をいただきました。  前段,お答えいたしましたが,平成31年度中には詳細の実施計画の制定を予定いたしております。議員御質問の財政見通しにつきましても,実施計画の制定過程において市長部局と連携協議を図ってまいりたいというふうに考えておりますので,よろしくお願い申し上げます。               [10番 井村保裕議員 登壇] ◎ 10番(井村保裕議員)平成31年に詳細な実施計画,その中で決定していくということでございます。平成30年度中,ことしに資料をいただきました,平成30年度中に説明会なり,意見をお聞きする会を持ったり,パブリックコメントを持ったりした中で,平成31年度中に実施計画をするという説明でしたけれども,それにあわせて,その中で財源的なことも含めて,いついつどこそこをどうすると,建てかえるならここをこうするということが,来年,平成31年度に決定するということでよろしいんですよね。あと2年かけて,そこまできちっとお答えを出すということです。  それであれば,今度は再編場所ですよね。再編の場所については,以前の計画では新たな土地を確保すると,既存の校舎は使わないというふうな御説明でしたけれども,このたびの計画では逆に災害等を考慮しながら,既存の学校敷地を使う,適地がなければ新たな場所を探すと御説明がありましたけれども,本当にそれで理解が得られるのでしょうか。再編場所についてお聞きいたします。              [教育政策課長 西照保彦君 登壇] ◎ 教育政策課長(西照保彦君)議員からは,学校再編の基本方針にあります学校再編の場所について,既存の学校敷地,用地では理解が得られないのではないかといった御質問をいただきました。  基本計画案の基本方針にございます学校再編の場所につきましては,議員からも若干ございましたが,原則として既存の学校敷地から選定することとしますが,津波や浸水,土砂災害等に対して,より安全性の高い場所を確保することを念頭に,既存の学校敷地に適地が見当たらない場合は,新たな再編場所を検討することといたしております。  学校再編の場所については,安全性の高い場所を確保することを前提に検討し,詳細につきましては実施計画において決定することになりますが,今後再編場所の決定,また選定に当たりましては,保護者や地域の住民の方々に十分御理解をいただけるよう努めてまいりたいと考えておりますので,御理解のほどよろしくお願い申し上げます。               [10番 井村保裕議員 登壇] ◎ 10番(井村保裕議員)お答えいただきました。  安全性の高いところで,土地を,場所を確保するということでございましたけれども,そうなりますと,地名は言いませんけど,あの小学校とこの小学校は津波が来るけん,多分,あそこはあかんなとか,この小学校は土砂崩れの可能性があるけんあかんなとか,そうなってくるとかなり絞られるというか,逆にそれを,それだけを根拠に理解をしていくのもどうなのかなという部分があって,総合的にここになりましたというような理由で説明を,場所を決めていただきたい,理解をしていただきたい,周知をしていただきたいと思うところです。  周知についてお聞きするんですけれども,いただいた資料によりますと,ことしの5月に広報誌,6月に説明会,7月,8月に2カ月かけて11小学校で説明会及び意見交換をするとありました。さらに,10月にパブリックコメントを実施するという資料をいただきましたけれども,数年前の坂野中学校,立江中学校再編のときの説明会を思い出しますと,この説明会では足らないんじゃないか,不十分じゃないかと思っております。周知方法についてお聞きいたします。              [教育政策課長 西照保彦君 登壇] ◎ 教育政策課長(西照保彦君)議員からは,周知方法に関しまして,もっときめ細やかに説明会や意見交換会を実施するべきではないかといった御質問をいただきました。  まずは,前段議員からもございましたが,小学校再編に向けてのこれまでの経緯等を踏まえて,平成30年度に予定をいたしております市内11カ所での説明会や意見交換会,またパブリックコメントにおいて保護者の方,また地域の住民の方々から御意見等をいただきたいというふうに考えておりますが,4回開催をいたしました有識者会議の審議の過程においては,各議員からさまざまな御意見等もいただいておりますので,議員から先ほど御提案をいただきました説明会等の持ち方についても,今後十分検討してまいりたいというふうに考えておりますので,御理解のほどよろしくお願い申し上げます。 ◎ 議長(北野恒男議員)小休いたします。                午前11時00分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午前11時10分  再 開 ◎ 議長(北野恒男議員)小休前に引き続き会議を開きます。  井村議員。               [10番 井村保裕議員 登壇] ◎ 10番(井村保裕議員)お答えいただきました。  小学校再編については,中学校の再編も終わりました。小学校にかかるんですけれども,小学校の再編は中学校とはまた違うなと,地域の温度差といいますか,地域が小学校にかける思いというのは,やはり中学校のときとは違うなというのを本当に感じます。  中学校の再編のときでさえという言い方をすれば,いけないのかもわかりませんけれども,中学校のときの説明会,各小学校でやっても参加する人はほとんどいないと。1桁,中学校でやったときも思ったより全然少なかった。もうしゃあないな,しゃあないでえと,そうした考えの方は来ない。反対される方に限って,知らなんだ。そういったことをお聞きいたしました。  なので,小学校の再編について,ことし1年かけて説明会なり,意見を聞くなりパブリックコメントをとるというのであれば,やはり各世代の意見をしっかり聞いていただいて,各世代でどんな意見が分かれるのかなというのも,本当に興味があると言うたら失礼なんですけれども,各世代で思いは違うと思います。  中学校のときでも,最初,言い方が悪いんですけれども,えー,あんなところと言いよったのが,実際できたら,本当にようできた,ええ学校やなと,あのとき反対をされた方々も,今反対している人はいません。ああ,ようできておるな,きれいなと言ってくれています。なかなか再編については,大変でございます。  先月,このテーマで学校の統廃合と利活用ということで講義を受けてきました。その中で,今までお聞きしましたように,学校再編については財政面においても,教育委員会だけの問題ではないということでした。先ほど,お聞きしたとおり,新しく校舎等を建てかえるとなると,本当に大きい財源が要ります。そういった意味で,首長と教育長の強い決意と覚悟が必要であるということでした。  そこで,市長にお聞きいたします。再編に向けての市長としての見解をお聞きいたします。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)学校再編について私への質問でございますのでお答えいたします。  小学校の再編に関しましては,私が市長として2期目を迎えるに当たり,当初計画においては中学校の再編後,10年後で小学校の再編を完了することとなっておりましたが,出生数の減少が著しいこと,また他の市町村では小中一貫校を設置していることなど,平成24年度の当初計画の策定以降,社会経済情勢も変化しており,当初計画の内容を見直す必要があったことから,新たに有識者会議を立ち上げ,検討議論することを明言した経緯もございます。  小学校再編に向けては,まずは有識者の検討審議を経て,取りまとめた基本計画各案について御理解をいただく中で,施設の利活用や財政的な側面など,課題はいろいろあると思いますが,本市の将来を担う子どもたちのため,保護者や地域の方々の御意見等を伺いながら,教育委員会と連携を密にし,鋭意取り組んでまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。               [10番 井村保裕議員 登壇] ◎ 10番(井村保裕議員)お答えいただきました。  私も,これまでの経緯,そして調査されてきた答申をお聞きする中で,どうしても避けては通れない小学校の再編であると思っています。  市長にお聞きいたしましたように,同じように教育長としての見解を,覚悟をお聞きいたします。               [教育長 吉岡 誠君 登壇] ◎ 教育長(吉岡 誠君)井村議員の御質問にお答えしたいと思います。  先ほど,市長からもございましたが,教育委員会といたしましても小学校の再編は,平成27年に制定いたしました市教育大綱の基本理念である「市民一人ひとりが輝く教育の振興と創造」,これを達成するためにも必要不可欠であり,本市教育行政における根幹とも言うべき重要課題であると認識いたしております。  今後におきましても,小学校再編に係る保護者や地域住民の皆様の御意見,御要望等に耳を傾けるとともに,市長部局と十分に連携を図りながら,学校の適正配置,学校規模の適正化といった本市が目指す教育環境を実現し,子どもたちにとってよりよい小学校再編となるよう努めてまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。               [10番 井村保裕議員 登壇] ◎ 10番(井村保裕議員)お答えいただきました。  御講義の中でもあったんですけれども,議会と首長が相反する自治体はあっても,首長と教育長が相反する自治体はないと。本当に大きい事業をするには,市長部局と教育委員会が大きい決意と覚悟を持って臨まなければ絶対にできないというふうな講演の中で,本当にそうだなと思いました。大きいエネルギーを持ってやっていただかなければならない事業でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  次に,3つ目,防衛施設周辺整備事業についてお聞きいたします。  これも昨日の市長の議案説明にもありましたように,自衛隊の入り口近くにある排水機場は,昭和61年に整備され,31年が経過しています。老朽化も進み,能力も劣化しています。管理人が機械の専門家なので,これまで大きなトラブルも故障もなく,排水できたと地元の水利関係者からもお聞きしています。  また,日の出内水地区においては,地形がすり鉢状になっており,過去より排水対策が喫緊の重大課題となっていました。このたび防衛の補助金を活用して施設整備に,地元住民は大変期待をしています。まずは,実施計画の概要についてお聞きいたします。            [まちづくり推進課長 小林 潤君 登壇] ◎ まちづくり推進課長(小林 潤君)井村議員からは,防衛施設周辺洪水対策事業に関する御質問をいただきました。御答弁申し上げます。  本事業につきましては,小松島航空基地周辺地域の浸水被害を,緊急かつ効率的に軽減を図ることを目的に,防衛施設周辺の生活環境の整備等に関する法律に規定される防衛省所管の障害防止助成事業を活用し,平成26年度に浸水防除に必要となる基地周辺地域の土地利用状況や,排水系統などについての全体計画調査を行い,基地整備状況との因果関係を把握するとともに,浸水対策施設等の検討を行いました。  全体計画調査を踏まえまして,平成28年度から基地周辺地域を和田島地区,日の出地区の計画排水区域に大別し,おのおのの地区について10年に1度程度の確率で発生する,時間降雨量72.5ミリの大雨に耐え得るポンプ場及び幹線管渠等の雨水排水の基幹的施設を整備する取り組みに着手いたしました。  現在の取り組みでございますが,和田島地区及び日の出地区において雨水排水の基幹的施設でありますポンプ場の基本設計を終え,ポンプ場建設用地の取得が完了したことから,平成30年度よりポンプ場等の整備に必要となる詳細設計に取り組む予定といたしております。  今後におきましても,防衛施設周辺地域の皆様方が,安全・安心で快適に暮らせるまちづくりの実現に向け,国を初めとする関係機関,地域の皆様方との連携を深めながら事業推進に努めてまいる考えでございますので,御理解と御協力をよろしくお願いいたします。               [10番 井村保裕議員 登壇] ◎ 10番(井村保裕議員)お答えいただきました。  ここの地域は,本当に昔から大雨に悩まされてきました。昭和の時代では,大雨が降るたんびに消防車が2台出て,排水をお手伝いしたりしておりましたし,今,吉見議員さんがおいでますが,吉見議員さんが議員さんになられる前からも,地域の世話人と沿線住民とで負担して排水対策も講じてまいりましたけれども,ここ最近の大雨対策は,それを上回っており,抜本的な解決策にはなかったという中で,本当にこのたびの計画というのはありがたいなと,自衛隊の防衛,今まで私もちっちゃいころからいろいろよく聞かされていましたけれども,和田島に基地があって,基地があって和田島のために何もしてくれんでないかというのをよく聞いておりました。  その中で周辺,何十年前に公民館が建ったきり,一切してくれとらんでないかと,小学校の防音施設をしてくれただけでないか,何もしてくれなんでないかというのをお聞きする中で,周辺整備事業で横の側溝がボックスカルバートできれいな道になりましたし,このたびの公民館の完全リフォームも出していただいた。その中で,また今度排水機対策についても防衛の方が御理解いただいて,本当に地元はありがたいなというところで感謝しております。  計画は,決まった限りは早くしていただきたいというのが本音でございまして,今後の計画,実施計画はいつごろ完成するのか,どういった規模でやれるのか,お聞きいたします。            [まちづくり推進課長 小林 潤君 登壇] ◎ まちづくり推進課長(小林 潤君)井村議員の御質問にお答えをさせていただきます。  防衛施設周辺洪水対策事業の実施でございますが,雨水の排除施設は概して規模が大きくなり,施設整備には多大な時間と費用を要することから,早期の整備効果の発現に向け,段階的かつ効率的な事業の展開を図る必要があります。  このことから,現時点では全体計画のうち,第1期の目標期間を5年から7年に設定し,おのおのの排水区域の特性に応じて,ポンプ場及び幹線管渠等の基幹的施設を重点的に整備する計画といたしております。  この方針のもと,和田島排水区域につきましては,平成28年度から平成33年度までの6カ年を第1期の目標計画に設定し,平成30年度にはポンプ場の詳細設計を進めるとともに,平成31年度からは排水能力,毎秒3.6トンを有する新たなポンプ場の建設に着手する計画でございます。  また,日の出排水区域におきましては,平成28年度から平成34年度までの7カ年を第1期の目標計画に設定し,平成30年度にはポンプ場の詳細設計を進めるとともに,平成31年度からは排水能力,毎秒0.7トンを有する新たなポンプ場の建設に着手する計画であります。  今後におきましては,防衛施設周辺地域の一日も早い浸水被害の軽減,解消に向け,安定的かつ十分な事業予算の確保を図るべく,引き続き防衛省に対し積極的な要望活動を行うなど,鋭意事業の推進に努めてまいりますので,御理解と御協力,引き続く御支援を賜りますようよろしくお願いいたします。               [10番 井村保裕議員 登壇] ◎ 10番(井村保裕議員)お答えいただきました。ありがとうございました。  市内の排水機場,本当に老朽してきた中で,ずっと更新してきた経緯がありまして,このたびこの施設も更新していただける。  ただ,ここは補助率がいいので,市の負担はほかの排水機場よりは負担が軽いということで,ありがたい補助だなと思っております。  今回,一般質問をしてきた中で,現在,民生費なり,義務的経費なりがなかなか削減できない中で,投資的経費というのがここ10年で一気に膨らむんだろうなと予想されます。広域ごみも二,三日前の新聞に金額が載っていましたけれども,その中で市の負担額は今後幾らぐらいになるんだろうなと。それと,脇谷地区も大きい金額が要るよね,小学校を何校か再編して建てなおしたら,また100億円からのお金が要るよねと。  そうなると,本当に一言で言えば,いけるんかいな,大丈夫なんかいなと思うところが1つと,そう言いながらも絶対やらないかんところはやらないかんなというところがありまして,そこらも財源の中でしっかり見ながら取り組んでいただきたいというのが1点と,それと無料化についても何でも安うにせえ,安うにせえ,無料にせえと言うんじゃなくて,思いはやっぱり,中にも言いましたけれども,まちづくりの中で小松島市の置かれた立場,同じことを言いますけれども,徳島市と阿南市の間に挟まれて,これから小松島市が生き残っていくのはベッドタウン化を目指した方がいいんじゃないか,それもインターチェンジができるのが1つのきっかけであって,周辺に魅力のあるまちづくりができれば,本当に小松島市に住み,住んでよかった,来てよかったと思っていただけるようにせないかんと思います。  保育料を無料にするだけでは,それだけでは人口はふえないとは思っておりますけれども,そういった全体の中で来ていただければ,ゼロ歳から2歳であれば8,000万円と言っていましたけど,定住していただければ,その分全く持ち出しばっかりじゃないですよね。市税も入れば,住民税も入れば,そこで商売していただければ所得税も入れば,全く入る部分もやっぱり出てくるわけであって,全く持ち出しということじゃないと思います。  そういったバランスの中で,魅力を持ったまちづくりに今後取り組んでいただきたいなということを御提案いたしまして,私の一般質問を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍 手) ◎ 議長(北野恒男議員)12番 吉見議員。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)平成30年3月定例会議で質問の機会を得ましたので,通告の順序に従って質問させていただきます。  大きく分けて葬斎場について,2番目にごみの収集について,3番目に公民館について,4番目に中央会館について,5番目に防災について,6番目に施設の改修について,以上6項目についてお尋ねいたします。御答弁よろしくお願いいたします。  初めに,葬斎場における火葬後の残骨灰についてお伺いします。  先日,日経新聞で「火葬後の灰,自治体苦慮」と報道されていました。全国では,残骨灰を売却しているところと,また処理を委託している自治体があるそうです。  「残骨灰が注目されるようになった背景には,有価金属が高騰していることがある」と書かれています。「例えば金は2000年代初めには1グラム1,000円以下が,現在は4,500円前後に上昇。灰に含まれる金や銀,インプラントに含まれるレアメタルを取り出して売却すれば,0円で請け負っても利益が出るようになった。このため,処理を掲げる業者が急増。適正な処理の啓発に取り組む業界団体,全国環境マネジメント協会によると全国で15社程度だった業者数が,異業種からの参入で30を上回るまでになった」。  各自治体の例を挙げますと,山形県長井市,人口2万8,000人では業者の入札額は全て1円でくじ引き。山形県天童市,人口6万2,000人は平成17年度の委託を凍結。3月末までに売却を含め,対応方針をまとめることにした。福岡県福岡市,人口156万人は売却で業者の買い取り価格は1トン当たり,平成14年まではおおむね40万円,平成15年度は88万円,平成17年度は136万円まで上昇。他の比較と計算すると,私の計算では年間4,870万円,横浜市,人口373万人は年間60万円から80万円支出して業者に処理を委託していたが,平成17年度6月より業者への売却を始めた。業者による金属の抽出を前提とした金額で売却し,利益を公益に役立てる方が望ましいと判断。平成17年度は残骨灰約50トンの売却額が7,800万円になる見通し。北九州市,人口95万人では,かつて売却していたが,苦情が相次ぎ,1991年に残骨灰は遺体の延長で,敬けんに処理すると方針を転換した。京都市,人口147万人は,おろそかに扱うことはできないと全量を市の葬斎場で保管している。このように各自治体は,報道されていました。  本市において,旧葬斎場があったときには,近接して慰霊碑があり,ここに残骨灰が一時的に置かれ,その後供養されていたとお聞きしました。  また,現在は新葬斎場が完成し,旧葬斎場の建物は撤去され,慰霊碑もなくなっております。現在,本市では火葬後の残骨灰はどのように行っているか,また今後の考え方についてお聞きいたします。            [環境衛生センター所長 尾山 正君 登壇] ◎ 環境衛生センター所長(尾山 正君)吉見議員の御質問にお答えいたします。  議員からもお話がありましたとおり,旧葬斎場で火葬を行っていたときには,火葬後の残骨灰を慰霊碑裏の保管庫に一時的に保管しておりました。その後,専門業者へ委託して適切に御供養をしていただいておりました。  議員も御承知のとおり,昨年6月に新葬斎場が完成し,7月1日からは炉前業務,いわゆる火葬受付等の業務を指定管理,また炉後ろ業務,いわゆる火葬炉運転業務,火葬炉保守点検業務を炉のメーカーにそれぞれ業務を委託契約し,現在では火葬全般の業務を民間業者で運営管理をいたしております。  議員御質問の,新葬斎場においての火葬後の残骨灰に関しましては,施設内に残骨灰収納用の保管倉庫を設けており,火葬後の残骨灰は一時的にはこの場所で保管をいたしております。その後,ある程度の期間,約2カ月の周期で残骨灰が多くなってきますが,この時点で本市と火葬業務の委託契約をしております業者が専門業者を通じて,石川県にありますお寺で個人の尊厳と御遺族の感情を考慮し,全国火葬場残骨灰諸霊供養を行っております。
     今後の方針といたしましては,残骨灰は御遺体の延長であると考え,おろそかに扱うことはできません。  また,現在施工中の駐車場整備工事の中で,新たに慰霊碑の建立を予定いたしております。  こうしたことから,引き続き,故人をしのび,御遺族の感情も配慮した上で,適切に御供養することが大切であると考えておりますので,御理解賜りますようお願いいたします。 ◎ 議長(北野恒男議員)午後1時まで,休憩いたします。                午前11時40分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 1時20分  再 開 ◎ 副議長(前川英貴議員)休憩前に引き続き会議を開きます。  吉見議員。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えをいただきました。  故人の尊厳や遺族への感情などの配慮を踏まえ,今後もお寺での御供養を継続するとのことでありました。私も,残骨灰を有価物として売却することには賛成ではありませんが,本市の財政状況を勘案する上で,検討することも考慮すべきではないかと考えます。  しかしながら,この問題は明確な基準が国で定められていないことが原因であると思われます。今後,徳島県内の火葬場や全国の状況,国の動向にも注視していただきたいと思います。  次の質問に移ります。  ごみの収集についてお伺いします。  先日,市内で新築をして別の住所へ転居されたある市民からお話がありました。内容は,ごみをその地区のごみカレンダーのとおり出したが収集に来てくれない。  また,環境衛生センターへ電話したら,環境衛生センターに移転,移入に関する連絡,協議をされましたかと言われ,連絡がなければ収集はいたしませんとの回答であったそうです。  私は,72年間ほとんど地元で生まれて,地元で育っておりますので知りませんでしたが,新たに小松島市へ転入された方には,小松島市へ転入された方へと記載された書類を,戸籍住民課での住民票の移動手続をした際に渡しているそうです。この書類の中に,ごみ収集として,ごみを出す場所については御近所の人にお尋ねくださいとあり,括弧書きで,新築の場合は環境衛生センターまで御連絡くださいとの記載がありました。  しかしながら,住民票移動手続の際には,この書類に目を通さない方が大半であります。今後,この件に関してごみカレンダーに記載するなど,よりきめ細かな周知を考えてはどうですか,お伺いします。            [環境衛生センター所長 尾山 正君 登壇] ◎ 環境衛生センター所長(尾山 正君)吉見議員の御質問にお答えいたします。  議員からは,転居,転入された方へ,環境衛生センターへの連絡事項について,ごみカレンダーに記載するなど,きめ細かな周知を考えてはどうかとの御質問をいただきました。  議員も御承知のとおり,本年1月広報で新しくごみカレンダーを大幅に変更いたしました。昨年までのごみカレンダーは,A3サイズでありましたが,新しいごみカレンダーは,記載された文字が小さくならないよう,以前のものより倍の大きさであるA2サイズに変更いたしております。  議員御指摘の転居,転入の件についての記載を追加すれば,レイアウト的にも全体的にこれより小さい文字になることが想定されます。  また,この件に関しましては,新たに転居,転入された方につきましては,先ほど議員御紹介のありました戸籍住民課での書類を見ていただければ解決する問題であります。  それに加えまして,この書類は市ホームページの戸籍住民課の中でも閲覧,ダウンロードも可能であります。したがいまして,ごみカレンダーの記載については困難な状況でありますが,今後広報やホームページ掲載など,十分な周知を検討してまいりますので,御理解賜りますようお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。  余談ではありますが,所長が今言われた本年から改良されたごみカレンダーは,大変見やすいと私のところにも連絡がありました。ごみカレンダーのサイズ,レイアウト,文字の大きさを勘案すると困難であるとの答弁でありました。せっかく見やすくなったごみカレンダーが,文字が小さくなることで見えにくくなることは私も望んでおりません。  また,ホームページの戸籍住民課の中でも閲覧,ダウンロードも可能であります。戸籍住民課で渡された書類の確認をすれば済むことであるとのことで理解いたしました。  また,先ほど言いましたように,広報にも載せていただけるというので,よろしくお願いいたします。  次の質問をいたします。  先日,毎日新聞で家庭ごみの集積所をやめ,各家庭の前にごみを出してもらう戸別収集を導入する自治体が都市部でふえているとの記載があります。この結果,東京都品川区ではごみの量が2割削減できたそうです。本市におきましても,集積所への収集,各家庭の前での戸別収集がありますが,全ての地区を戸別収集にする考えはありませんか,お聞きします。            [環境衛生センター所長 尾山 正君 登壇] ◎ 環境衛生センター所長(尾山 正君)吉見議員の御質問にお答えいたします。  議員からは,市内全区域を戸別収集にしてはどうかといった御質問をいただきました。  現在,本市の家庭ごみ収集に関しましては,ごみを出される地域によって異なりますが,ごみ集積所での一括収集,または各家庭前での戸別収集の2種類の収集方法がございます。集積所での一括収集に関しましては,小松島市衛生組合連合会の中での組織や各町内会などの御理解,御協力のもと,責任を持って集積所の管理,周辺の環境保全などを行っていただいております。  また,現在は新たに宅地造成など開発がなされる場合は,開発行為の同意書といたしまして,開発者は管理予定者との協議経過書を添付することとなっており,この中には団地内でのごみステーションの設置が義務づけられております。  議員御質問の市内全区域の戸別収集に関しましては,集積所での一括収集の方が戸別収集より合理的であり,また近年では夏場の高温時には収集作業員が熱中症になることも懸念されており,作業の安全確保や時間短縮を図れます。  また,集積所からごみを出されますと,カラスや犬,猫などの動物に袋を破られること,それに加えまして,風などで他の場所へ飛ばされるなど,周辺環境への問題も想定され,逆に市民へ御迷惑をかけることが考えられます。  また,今後収集業務の民営化を検討するに当たって,戸別収集をすることで経費が上昇することも考えられます。  議員からは,戸別収集をすることでごみ量が削減されたとのことでありますが,これは大都市部のことであり,きちんとごみ集積所を管理していない箇所では,他の地区等からごみを集積所へ投入するなどの悪質な行為が原因と思われます。  本市の状況では,町内会などの各組織により集積所を適切に管理していただいておりますことから,地区外から大量のごみ投入は極めて少ないものと思われます。ごみ減量に関しましては,収集方法の問題ではなく,各家庭において無駄をなくし,分別を徹底していただくことなどの啓蒙,啓発により,ごみ減量,再資源化を図ってまいりたいと考えております。  こうしたことから,現時点では市内全区域を戸別収集することは考えておりませんので,御理解賜りますようお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。  市内全地域を戸別収集することは,収集時間のロス,周辺環境の保全,経費の増大などの観点から,またこれを行ったからといって,ごみ減量につながるものではないとの判断で,現時点では困難であるとの御答弁でありました。理解いたします。  しかしながら,今後ますます高齢化社会は加速してまいります。現在は小松島市衛生組合連合会など,地域のきずなによってごみ集積所の管理が保たれておりますが,今後地域のコミュニティが崩壊し,きちんとした管理ができなくなることも想定されます。高齢者や弱者などに対する新たな収集など,優しいまちづくり,住みよい,住みやすい環境の検討をお願いして,次の質問に移ります。  公民館についてお尋ねします。  運営事業の委託料について,平成28年度の主要施策の公民館費,公民館運営事業に公民館管理業務委託料と運営委託料の記載があります。  また,平成30年度の予算案には,317ページに公民館業務委託料172万800円,公民館運営委託料600万円とあります。施策の説明書ですが,内容についてもっとわかりやすい記述にすればどうでしょうか,お尋ねします。              [生涯学習課長 大粟靖裕君 登壇] ◎ 生涯学習課長(大粟靖裕君)吉見議員から,公民館費の御質問をいただきましたのでお答えをさせていただきます。  公民館運営事業の管理業務委託料につきましては,議員のおっしゃるように総額172万800円でございまして,その内訳として坂野,立江公民館の運営委員会に支払う管理委託業務及び鍵の管理人にお支払いをする委託料となっております。運営委託料につきましては,公民館主事の委託料として10公民館の委託料600万円を要しております。南小松島公民館主事は,本課の非常勤職員が兼務しており,別途の委託料は発生をしておりません。本市の場合,南小松島公民館を除く10の公民館については,主事と館長が兼任となっております。  また,議員のおっしゃる主要施策の成果の記述につきましては,わかりやすい記述の方法に改めてまいりたいと考えておりますので,御理解のほどよろしくお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。  公民館管理業務委託料約170万円のうち,2公民館に渡しているとのこと。公平な公民館管理委託料にするよう強く要望いたしまして,次の質問に移ります。  中央会館についてお尋ねします。  3階の設備について,窓から雨漏りがし,それは修理したが,クロスに染みがついています。小松島市春の展示会をするとき,よけて展示をしています。  また,照明が暗く,展示品がきれいに見えません。私が要望して,もう1年もなるのに改修していません。どのような検討をし,どのような進捗状態か,お尋ねします。              [生涯学習課長 大粟靖裕君 登壇] ◎ 生涯学習課長(大粟靖裕君)吉見議員から,中央会館の設備の改修について御質問をいただきましたのでお答えをさせていただきます。  中央会館の各種展示会に利用されています3階の集会室は,移動の点からも利用者の皆様に御不便をおかけしております。担当課といたしましては,使用頻度の高い1階住民研修室のじゅうたんの張りかえ等を新年度に実施する予定といたしております。展示会を開催されております協会等から,2階の和室での展示ができるようにできないかという御要望がございまして,展示用のレール等を設置したところでございます。  今後は,議員御指摘の3階集会室も含めて,利用者の皆様が安全・安心に利用できる施設を目指して,順次改修等に取り組んでまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いをいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。  順次やっていくということで,よろしくお願いします。  次に,展示ボードを連結する器具が壊れていて連結しにくいのですが,昨年秋の展示美術展でも修理ができていませんでした。どのような検討をしているのか,お尋ねします。              [生涯学習課長 大粟靖裕君 登壇] ◎ 生涯学習課長(大粟靖裕君)吉見議員の御質問にお答えをさせていただきます。  さきにも御答弁をさせていただきました2階の和室を改造した際に,協会等の方からパネルの塗りかえと結合場所の修繕等も御依頼がございまして,近々改修する予定にしておりますので,御理解のほどよろしくお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。ありがとうございます。  次に,2階の料理教室の設備です。水道の蛇口にホースをつけ,水が飛び散らないようにしています。20年前のうちの設備じゃないでしょうかね。今だったら,もっと使いやすいような設備にしています。使いよいシャワーのような設備に変えて,若い人が喜んで参加できるようにできませんか,お尋ねします。              [生涯学習課長 大粟靖裕君 登壇] ◎ 生涯学習課長(大粟靖裕君)吉見議員の御質問にお答えをさせていただきます。  さきの答弁でもいたしましたように,利用者の皆様が安全で安心に利用できる施設を目指し,利用頻度の高い施設及び簡易な修繕については順次改修してまいりますので,御理解のほどよろしくお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)ありがとうございます。  もう一点,車の出し入れのときに,若いときはよかったんですけど,年をとってくると入れにくいという意見があります。入り口を広くするようなことはできませんでしょうか。              [生涯学習課長 大粟靖裕君 登壇] ◎ 生涯学習課長(大粟靖裕君)吉見議員の御質問にお答えをさせていただきます。  さきも答弁いたしましたように,利用者の皆様が安全で安心して利用できる施設を目指し,順次改修をしてまいりますので,御理解のほどよろしくお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。  本当にできるんですね,お尋ねします。              [生涯学習課長 大粟靖裕君 登壇] ◎ 生涯学習課長(大粟靖裕君)吉見議員の御質問にお答えをさせていただきます。  さっきも申しましたように,利用頻度の高い施設,簡易な修繕等々から順次利用者の皆様が安全で安心して利用できる施設を目指して改修をしてまいりたいと考えてございます。御理解のほどよろしくお願いをいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)ありがとうございます。よろしくお願いします。  次に,各種講座の参加人数についてお尋ねします。  昨年,中央会館の料理とカラーセラピーを受講しました。料理では,味つけ,包丁の入れ方など参考になることがあり,うまい炊き込み御飯やおかずができるようになりました。  また,カラーセラピーでは,物事をなし遂げる力になるものは白と赤を身につけるとよいと教わり,本当に実現しております。「友人の着ている服の色が○○のときは心理状態が○○になっているために」など,感心し,生活に生かしています。  さて,昨年秋に友人がある講座で,予定定員以下のために,途中で受講を申し込みましたが,追加はだめと断られました。  そこで,質問です。各種講座で予定の定員以下で,勉強の進捗状況に関係がないのであれば,追加受講を認めたらどうですか,お尋ねします。              [生涯学習課長 大粟靖裕君 登壇] ◎ 生涯学習課長(大粟靖裕君)吉見議員から,中央会館で開催されている講座について御質問をいただきましたので,お答えをさせていただきます。  議員御質問にありますように,従前の講座については,これまで途中からの参加が困難な講座もありますことから,途中からの参加をお断りしてきた経緯もございます。今後,講座の講師の御意向を確認の後,定員に達していない講座につきましては,市民の方から途中参加の申し出があった場合,参加していただけるよう柔軟に対応してまいりますので,よろしくお願いいたします。
                  [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。  3月の「広報こまつしま」でも,「開講している講座で定員割れ(5人以上)の場合,定員以内であれば途中から講義受講(することが)できますので,受講を希望される方は中央会館まで御連絡ください」と書いてあります。5人以上でないとだめなんでしょうか,1人でもいけるんでしょうか,お尋ねします。              [生涯学習課長 大粟靖裕君 登壇] ◎ 生涯学習課長(大粟靖裕君)吉見議員の,講座の定員についての御質問と思われますので,お答えをさせていただきます。  さきも答弁させていただきましたように,各講座の定員に達するまで欠員があった場合,申し出をお受けできるよう柔軟に対応してまいりますので,よろしくお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)ありがとうございます。お答えいただきました。  それでは,広報に書いてあるんでなしに,1人でもいけるということで,ありがとうございます。よろしくお願いいたします。  次の質問に移ります。  それでは,防災士についての質問に移らせていただきます。  まず,避難所運営についてでございますが,私は避難所はそれまでは行政がしてくれるものという認識でしたが,防災講座を受講して,地域の自主防災組織が主体となり運営することとなっていることを知りました。今後は,大規模災害時に市民主体で,行政と協力して円滑に避難所が運営できるような体制に整えていく必要があります。避難所を自主運営するには,平時から住民みずからの避難所運営訓練の実施が必要で,まずは避難所を模擬体験するだけでも緊急時に備えて参考になると思います。  総務常任委員会では,昨年11月21日,22日と熊本県宇城市,宇土市へ避難所運営の件で視察に行きました。12月定例会では,安平,米崎両議員からは避難所運営マニュアルに基づく図上訓練実施,見直しや避難所スペース,トイレの問題,女性や子どもへの配慮について質問があり,答弁されておりましたが,私からも避難所運営についてお聞きします。  地域住民が避難所について理解できるように,次年度の市総合防災訓練に避難所運営を取り入れてはどうか,お伺いします。              [危機管理課長 橋本 啓君 登壇] ◎ 危機管理課長(橋本 啓君)吉見議員からは,市総合防災訓練において避難所運営に関する訓練を実施してはとの御質問をいただいておりますのでお答えいたします。  議員も御承知のとおり,本訓練は市民の防災意識の向上を目的として実施しております。本年度におきましても,北小松島小学校を会場として,南海トラフ地震及びそれに起因する津波災害を想定とした津波避難訓練を行い,自助のさらなる向上を図るとともに,防災に関する体験型ブースを会場内に設けることにより,防災の啓発や共助の重要性を学ぶことを目的として実施いたしました。  来年度は,和田島小学校を会場として実施予定ですが,訓練内容としては本年度行った避難訓練や防災に関する体験型ブースの設置などを考えております。  議員御指摘の避難所運営の訓練については,さきの12月定例会の安平議員にお答えさせていただいたように,まずは図上訓練から取り組んでまいりたいと考えております。  まだ,本訓練内容については,詳細に確定しているわけではありませんが,避難所となる体育館において,レイアウトの展示等,避難所運営に関する項目についても検討してまいりたいと考えております。  今後につきましても,迅速かつ適切な避難所生活の支援を実施することができるよう,職員や自主防災組織等と避難所運営についての講習等を行い,啓発を図ってまいりたいと考えておりますので,御理解くださいますようよろしくお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。  市防災訓練に避難所の運営を今後検討していくとの御答弁をいただきました。検討するだけでなしに,ぜひ市民に避難所はこうなっていると目で確認できるよう強く要望します。  次の質問に移ります。  防災士についてお伺いします。  自然災害の絶えない日本で暮らしていく上で,自助力を高める防災教育は極めて重要です。とりわけ,小松島市はいつ来てもおかしくないと言われる南海トラフ巨大地震に備えなければなりません。  しかし,まだまだ地域によって危険感も,防災対策にも違いがあります。こうした状況だからこそ,各地区における防災,減災に励む担い手の育成に積極的に取り組んでいく必要があります。  防災のポスターなどでは,自助,共助,公助の円が3つ同じ大きさで重なっています。  しかし,阪神大震災の教訓から,割合は自助7,共助2,公助1と言われています。自助が大事なら,自助力を高めるために,民間が自律的に防災に取り組むシステムとして,特定非営利法人日本防災機構が実施している民間資格の防災士を取得してはどうでしょうか。  防災士取得には,幾つものコースがあります。  1つは,シルバー大学院の防災講座の受講。費用は,入学金1万円,学生会費2,000円,教材費3,000円,受験料3,000円,登録料5,000円,合計2万3,000円。講習は153時間,51日間。  2つ目は,日赤特例防災士取得,これは小松島市消防分団員のT君が取得した講座です。費用,教材費3,200円,研修費2万7,000円,試験料3,000円,登録料5,000円,合計3万8,200円。講習は21時間,4日間。試験場は大阪までのバス代6,000円も要ります。  3つ目は,徳島県の高校生防災士育成支援,県教委は2015年に始め,18年度までに高校生防災士500人の養成を目指しています。県の28年度の予算は540万円であります。  4つ目は,徳島県が実施している地域防災推進員養成講座を受講。費用,教材費3,000円,研修費無料,試験料3,000円,登録料5,000円,合計1万1,000円。講習は3日間です。危機管理課の人たちは,この講座を受講したと思います。  防災士養成に市が費用を補助し,いろんな方々に受講してもらい,防災に対する意識と知識の向上を図っていくべきだと考えますが,いかがでしょうか。それほど費用はかからないので,防災士取得について,費用助成に取り組まれたらどうでしょうか,お尋ねします。              [危機管理課長 橋本 啓君 登壇] ◎ 危機管理課長(橋本 啓君)吉見議員からは,防災士養成の補助制度を創設してはどうかの御質問がございましたのでお答えいたします。  防災士とは,自助,共助,協働を原則として,社会のさまざまな場で防災力を高める活動が期待され,そのための十分な意識と一定の知識,技能を習得したことをNPO法人日本防災士機構により認証された人に与えられる民間資格でございます。  防災士の資格を得るために,徳島県ではNPO法人日本防災士機構が認証した県及び徳島大学が主催する徳島県地域防災推進員養成研修を受講した後に,防災士資格取得試験を受験する方法が一般的であります。  取得にかかる費用として,先ほど議員の御質問の中にもありましたように,地域防災推進員養成研修の受講料は無料ですが,教本代に3,000円,受験料に3,000円,登録料に5,000円の合計1万1,000円が必要となります。自助,共助の取り組みの促進には,正しい知識を持ったリーダーが必要となり,各地域に防災士を養成することで,発災時はもちろん,平時からの交流,訓練を通じて地域防災力の向上につながると認識しております。  防災士の資格取得は,自発的な意思によるものこそが意義があると思われますが,今後も県の施策と連携し,このような人材を1人でも多く育成できるよう,徳島県地域防災推進員養成研修への積極的な受講を,自主防災組織や職員等に周知し,防災士の資格を得るための補助制度について検討してまいりたいと考えておりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。  防災士は自助,共助,協働を社会のさまざまな場所で防災力を高めることができるよう,市が費用の補助金をつけるよう強く要望いたします。  次の質問に移ります。  朝日新聞の1月21日の報道によりますと,2017年度の消防職員の採用試験で全国の約6割に当たる消防本部が特定の色を判別しにくい色覚異常の検査を受験生に課し,うち8割が結果を採用に反映させているようです。  一方,約4割の消防本部は検査を求めておらず,対応にはばらつきがある状況であると報道されています。昨年ある団体が全国の自治体に書面で調査を行い,532消防本部から回答されています。2017年度の職員採用で色覚検査を求めたのは317消防本部に達し,このうち261の消防は採用に影響すると回答しています。採用に影響するとの理由としては,信号認識など,車の運転に関する理由が最も多かったようであります。  一方,215消防は色覚検査を実施せず,多くが色覚に異常があっても消防業務には支障がないと回答しています。  そこで,お伺いします。小松島消防も採用時に色覚検査を行っているかをお伺いします。               [消防次長 八幡將夫君 登壇] ◎ 消防次長(八幡將夫君)吉見議員からの,消防職員の採用の色覚検査についての御質問にお答えいたします。  当市消防本部の消防職員採用試験案内書に,身体基準として色覚が正常であることと明記されております。理由といたしましては,議員もおっしゃいましたが,車の運転時に信号の識別が挙げられます。消防車,救急車等の出動時には,サイレンを鳴らして出動いたします。赤信号の交差点への進入には,徐行にて通過しております。そのときに,信号の識別を間違えると事故につながるおそれがあります。一般市民及び隊員の命にかかわるような事態に陥る可能性があります。  災害現場活動におきましては,色の識別は必要となります。例えば,救急現場では,出血の色で緊急度を判定いたします。鮮やかな赤い色であれば動脈性出血を疑い,緊急処置及び搬送が必要となります。動脈性出血は,短時間のうちに大量の出血があり,命にかかわることになります。  また,火災現場では,煙の色で現場の状況を判断いたします。煙の色は大まかには黄色,黒色,白色と変化してゆきます。黄色の煙の発生時は,爆発的に炎が噴き出すフラッシュオーバーと言われる前兆となっており,危険な状態でございます。次に,黒色の煙は,最盛期または危険物等有害物質が燃えている可能性があり,一酸化中毒等のおそれがあります。最後に,白色の煙は鎮火に近づいており,水蒸気を含んだ煙となっております。  以上のことから,色の識別は重要なことと考えますので,御理解賜りますようお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。  色覚が重要なことはわかりました。では,小松島市消防では現在色覚検査を行っているとのことですが,他の消防署では行っていないところもあるが,今後はどうするのか,お伺いします。               [消防長 西本和好君 登壇] ◎ 消防長(西本和好君)吉見議員からの,消防本部として消防採用試験の色覚検査の今後の取り組みについてという御質問にお答えさせていただきます。  先般の労働安全衛生法同規則の改正や新聞報道による全国の消防本部の職員採用状況に鑑みてみますと,色覚検査の結果に対する必要性,重要性が緩和されてきていることがうかがわれます。  当消防本部といたしましては,消防業務の災害現場活動における安全性等を考慮しながら,総務省消防庁,他の省庁,国,県や他の消防本部の職員採用時の色覚検査に対する状況を踏まえながら,市人事当局とも協議いたしまして,今後の職員採用における色覚検査の実施につきまして検討してまいりたいと考えておりますので,御理解のほどよろしくお願いを申し上げます。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。  私は,右目の視力がゼロのため,進学時のとき,職業選択の幅が狭められ,希望の職に進めなくて悔しい思いをしたことがあります。何とぞ他の消防署におくれることのないよう,強く要望いたします。  次の質問に移ります。  市役所の来庁者駐車場について質問します。  現在,小松島市の市役所の来庁者駐車場は,消防署前に50台ほどしかありません。しかも,庁舎玄関まで遠いこともあり,玄関前のロータリー周辺に駐車する車が多数あります。  このため,私は平成28年9月定例会議において庁舎玄関前のロータリーを撤去し,来庁者用駐車場にすることを提案しました。そのときの御答弁は,ロータリーを撤去しても確保できるのは20台程度であるので,ロータリーは撤去せず,本庁舎の耐震化事業完了時に,ほかの方策を検討するというものだったと記憶しております。  本庁舎耐震化事業は,今年度末で完了すると思いますが,来庁者用駐車場の確保にどのような検討をされたのでしょうか,お伺いします。               [総務課長 泉由美子君 登壇] ◎ 総務課長(泉由美子君)吉見議員の御質問にお答えいたします。  議員御案内のとおり,平成25年度から取り組んでまいりました本庁舎の耐震化事業は,3月末をもって完了する見込みとなっております。  御質問の来庁者用駐車場の確保につきましては,分庁舎であります教育委員会庁舎の敷地でございますとか,競輪局所管の駐車場など,近隣の市有施設の利用なども検討いたしましたが,やはり来庁者の安全確保のためには市役所の敷地内が最適であると判断いたしまして,現在本庁舎東側の従前は職員が利用しておりました駐車場,これを来庁者の方に利用していただけるよう整備し直しているところでございます。  整理内容といたしましては,来庁者の方に安全に利用していただくために,駐車場中央の通路を広くとり,庁舎側と水路側に設置している駐車スペースを,隣との間隔を設けたラインに引き直しをし,それぞれにタイヤどめを設置するとともに,水路側には幼児等の転落防止のためのフェンスを設置することといたしております。これによりまして,50台程度の駐車が可能となり,消防署前の駐車場と合わせて,およそ100台分を確保することができます。  また,自転車置き場であります来庁者用駐輪場につきましては,現在は庁舎玄関の東側,通路を挟んだポンプ場近くの水路沿いに設置をしておりますが,庁舎東側駐車場を来庁者に開放いたしますと,庁舎玄関と駐車場の間を自動車が頻繁に出入りすることになりまして危険であるため,現在の駐輪場を撤去いたしまして,庁舎東側玄関のすぐ横に新たに来庁者用の駐輪場を設置することとして,現在工事を進めております。駐車場,駐輪場とも4月から来庁者の皆様に利用していただけるよう,整備を急いでまいりたいと思います。  以上でございます。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。  東側の駐車場は公用車をとめるのかと思ったら,あれを市民用にするんですね。すごいですね。フェンスもつくってくれて,すごく助かると思います。東側,玄関に少し遠いので今のようにロータリー前に駐車がすると思うんですよね。周知のほど,よろしくお願いします。  それと,自転車の方もちゃんと答えていただきましたので,もう質問することはございません。  でも,前に舗装したので,もっと計画を立てて仕事してほしいと思います。よろしくお願いします。  次の質問に移ります。  図書館の新駐車場の柵についてお尋ねします。  私は,朝4時30分ごろと,朝7時15分ごろに新駐車場の前を通りますが,商工会議所へ貸している入り口のチェーンの柵が上がっているのを見たことがありません。  また,このとき商工会議所の郵便局側に駐車している車をたびたび見ます。商工会議所の入り口の工事は無駄ではなかったのか,お伺いします。              [生涯学習課長 大粟靖裕君 登壇] ◎ 生涯学習課長(大粟靖裕君)吉見議員から,新しく完成しました図書館の駐車場の車両進入防護柵についての御質問と思いますので,お答えをさせていただきます。  図書館の新駐車場の進入防護柵の開閉につきましては,図書館側は早朝より狸ひろばを利用するグランドゴルフの会員様,またグランドゴルフの利用がない場合は図書館の職員が図書館の開場に合わせて開錠しております。  また,平常につきましては,図書館の利用が閉館後,利用者の車等がない場合に,進入防護柵を施錠しております。  しかしながら,議員から御指摘の開閉錠の実施が図られていない図書館と商工会議所が共有する出入り口につきましては,進入防護柵の引き上げ等で夜間不用意に使用されることのないよう,進入防護柵の活用について改善できるよう協議を進めてまいりたいと考えておりますので,御理解のほどよろしくお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。  一列に貸すのではなく,入り口に商工会議所の方を集めて,奥は図書館の駐車場にするよう改造したらどうでしょうか。車どめの移動だけでできますけど,いかがでしょうか。              [生涯学習課長 大粟靖裕君 登壇] ◎ 生涯学習課長(大粟靖裕君)さきにも御答弁をさせていただきましたように,既設の施設を改造することなく,既存の進入防護柵を活用いたしまして,夜間の不用意な使用がないよう,車両の防護柵の活用について再度協議をして理解を求めていきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。               [12番 吉見勝之議員 登壇] ◎ 12番(吉見勝之議員)お答えいただきました。  協議するとのこと,市民に不信感を抱かせないような運用を切に要望いたします。
     3月定例会議の質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍 手) ◎ 副議長(前川英貴議員)小休いたします。                午後 2時14分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 2時25分  再 開 ◎ 議長(北野恒男議員)小休前に引き続き会議を開きます。  3番 高木議員。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)まず皆さんに,通告が1番は広域ごみでしたが,広域ごみでなしに,1と2が逆になりますので御了承願いたいと思います。1番目の交通安全対策から質問をさせていただきます。  3月定例会議におきまして質問の機会を得ましたので,何点かについて質問をさせていただきたいと思います。大互クラブの高木です。  1点目,子どもたちの通学の交通安全対策について,2点目,市道の認定について,3点目,県道・坂野-羽ノ浦線の拡幅について,4点目,広域ごみ処理施設建設事業についてを質問させていただきます。  まず,1点目の交通安全対策についてお伺いいたします。  子どもたちの通学の交通安全対策についてでありますが,小松島南中学校が開設して2年経過しようとしておりますが,校区も広く,遠距離の自転車での通学は暑い夏,寒い冬場は子どもたちにとっては大変厳しいものではなかろうかと私は思っております。保護者の心配の声も耳にすることもあります。和田島,櫛渕方面では6キロメートルに近い通学距離の生徒もいるとは思いますが,このような遠距離通学生に対する交通支援策としてスクールバスの運用を考えてはどうかと思いますが,教育委員会のお答えをお願いいたします。               [学校課長 前田和成君 登壇] ◎ 学校課長(前田和成君)高木議員からは,小松島南中学校の通学支援策についての質問がございましたのでお答えいたします。  議員御指摘のとおり,小松島南中学校の通学距離は遠い生徒で6キロメートル近い距離の自転車通学生もいますが,開校以来,大きな交通事故もなく,今まで来ております。中学校では,自転車の乗り方,交通マナーについての日常的な指導や教職員による通学路の点検,危険箇所の生徒への周知や指導,さらには登校時の立哨指導などにより,生徒の安全確保を行っております。  通学距離につきましては,文部科学省によりますと,徒歩,自転車による通学距離は中学校ではおおむね6キロメートル以内が妥当であると示されております。この条件に当てはめてみますと,小松島南中学校では徒歩,自転車による通学の範囲内であります。夏冬の自転車通学は生徒にとっては多少の負担,疲労もあることと思いますが,日々の体力づくりという面からしては効果があるものと考えております。  このような現状から,現時点ではスクールバスの運用等は必要ないと考えておりますので,御理解賜りますようお願いいたします。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)御答弁ありがとうございます。  次の質問に参ります。  適正距離の範囲内であると御答弁いただきましたが,今後の通学状況や交通事故等の発生状況を注視し,適切な学校支援策を検討していただくよう,今後ともよろしくお願いいたします。  次に,通学支援策に関係しまして,自転車通学生に対する災害補償についてお伺いいたしたいと思います。  自転車での遠距離の通学では,悪天候のときなど,また事故によるけがなど想定されますが,学校では生徒の安全確保にどのような対策をとっておられるか,また中学生には交通事故等の災害保険などをしているのでしょうか,お答え願いたいと思います。               [学校課長 前田和成君 登壇] ◎ 学校課長(前田和成君)議員からは,小松島南中学校の悪天候時の生徒の安全確保策と,災害保険についての質問がございましたのでお答えいたします。  学校は悪天候時,暴風雨,積雪等により生徒の登校が危険であると判断した場合には,登校前の時間帯に保護者に一斉メールを配信し,臨時休業または始業時間の遅延,注意喚起等を指示しております。  また,登下校時の事故につきましては,学校管理下の扱いとなります。全ての生徒が,独立行政法人日本スポーツ振興センター災害共済給付契約をしておりますので,治療費等は給付金として支払われるものとなっております。  教育委員会といたしましては,生徒の交通事故防止のため,今後も学校における安全教育,指導の徹底を図っていきたいと考えておりますので,御理解賜りますようお願いいたします。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)御答弁いただきましてありがとうございます。  引き続き,教育委員会といたしましても,子どもの通学の安全対策を常に考えていただきますようお願いいたしまして,次の質問に入ります。  次は,市道の認定について質問させていただきます。  市道の認定についてお伺いいたします。我が市は,市道認定がなされていない道路が大変たくさんございます。そこで,お伺いいたします。住宅地,また農地,小松島市では至るところで市道認定がされていないように思われます道路があります。市民の皆様からの要望,道路の補修などお願いをされても,補修はなかなかできない所もたくさんあります。なぜ市道認定がされないのか,お答えください。              [都市整備課長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 都市整備課長(佐藤文幸君)市道認定について御質問をいただきました。  小松島市の市道認定の現状といたしまして,1級の道路10路線,あと2級25路線,その他の路線を合わせまして669路線,総延長といたしまして約281キロメートルを現在認定しておるところでございまして,こちらについては昭和60年の大幅な認定の改定などを経て,主な路線については認定をしている状況でございます。  ただ,議員の御指摘のように,市道認定していない市管理の道路もございますが,市道編入等につきましては御案内のとおり,市所有であって,道路幅員が4.5メートル以上で,公道等に接続をし,相互連絡結合されていることなどの一定の基準を設けさせていただいて,随時認定または市の管理道路としているところでございます。  市道以外の都市整備課が管理しております道路補修等につきましても,緊急度合い等によりまして判断いたしまして,必要に応じ,補修等の対応を行ってまいります。  以上,市道認定等の状況についてお答えさせていただきました。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)例えば,認定されていない道路を通勤通学している際に,自転車と子どもの事故などが起きた際には,小松島市はどのように考えておられるのか,そこのところをちょっとお願いいたします。              [都市整備課長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 都市整備課長(佐藤文幸君)議員からは,市道認定を受けていない道路での,例えば通勤通学等の際の事故,そのときの対応についての御質問であったかと存じます。  まず,市道につきましては,道路の瑕疵に起因して生じた事故については,過失に応じて賠償等の対応をさせていただいておるところでございまして,また,市道以外の,市が所有し,管理している道路についても同様の対応をさせていただいております。今後につきましても,引き続き適正な道路管理を実施するとともに,必要に応じて道路補修等を行いながら,市民の皆さんが安全・安心に通行していただけるように努めてまいりたいと思います。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)次に,県道・坂野-羽ノ浦線の道路拡幅工事は,また地権者との話し合いがどこまで進んでおられるか,お答え願いたいと思います。              [都市整備課長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 都市整備課長(佐藤文幸君)議員からは,県道・坂野-羽ノ浦線の拡幅工事の現在の状況等について御質問をいただきました。  坂野町大場付近の現道拡幅区間については,昨年11月に徳島県において工事が着手されまして,工事期間については本年5月下旬までとし,拡幅工事完了後に舗装工事を発注する予定であると,昨年12月議会においても答弁させていただいておりまして,議員も御承知のとおり,現在工事が進捗しているところでございます。  また,地権者との交渉についてはどうかということでございますが,こちらについても大場から国道55号線間の未買収地については,現在も引き続き用地交渉中であるとのことでございます。今後につきましても,市といたしましても徳島県と連携をとりながら,道路整備がさらに進捗できるよう,引き続き,機会も捉えながら要望もしてまいりたいと考えております。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)御答弁ありがとうございます。  最後にちょっと市長さんにお伺いしたいことがございます。  県道・坂野-羽ノ浦線については,私の子どもたちが幼稚園から小学校,中学校に行くまで40年間にかかって一生懸命道路拡幅等をやってきましたが,現況といたしましては,ちょうど一升瓶にたとえると,ふたの方だけ200坪余りがなかなかイエス・ノー言わないね。  こういう問題について,市長も御存じだと思います。何遍も話にも来ておると思うんですけど,その点について私も県等についていろいろ県議会も行ってお願いもしてまいりましたけど,最終これはっきり言いまして40年間です。40年間で,県道・坂野-羽ノ浦線,4万トンからバイパスまでは,あっという間にできましたけど,大場から羽ノ浦町,そこに行くまでは本当に拡幅が過去20年,30年前には,歩道100メートルのところ,いろいろやってきましたけど,昔の地対法があったときは,次から次にできていきよったのに,この前も県に行ってお話したことがありますけど,本当に工事がとまっておると。まして,バイパスの信号等からS字カーブがあります。16メートルも7メートルもある,幅2メートル,3メートルもあるようなトレーラー3軸が通ったら,本当に人が通れない,対向車も通れないというような現状であります。  今,はっきり言うて土地価格が安い高い,田んぼも安いとか何とかいう話がありますけど,何とか道路協力をしていただけるように,前市長の稲田米昭市長に対しても,徳島県でおられますから,いろいろな話をしていただいて,当本人にもお話も聞いていただいておるんですけど,とかく価格だけでと。  そやから,市長のところも御存じだと思いますけど,大場から孫が坂野小学校とか,そういうところへ行くのに,きょうび車で送っていったらそれでしまいやと。いや,そういう問題じゃないと思うのです。ですから,もうあと一歩ですから,市長,その点について再度努力していただけないかなというような要望なんですけどね,市長はどのように思いますか。何遍も市長の前で話はしております。よろしくお願いします。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)高木議員の質問にお答えいたします。  今,担当課長からも答弁させていただきましたように,大場から国道55号線間の未買収地域につきましては,地権者の交渉につきましても,現在引き続き用地交渉中であります。今後につきましては,市といたしましても徳島県と連携しながら,道路整備をさらに進捗できるよう,引き続き,機会を捉えて県に要望していきたいと思っていますので,御理解をよろしくお願いいたします。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)ありがとうございます。今後ともどうぞ力を入れて,県道・坂野-羽ノ浦線が本当に皆さんが安全・安心で通れるような道路づくりに,市長も邁進していただきたいと思います。小松島市やから県に何も言えないと,そういう問題じゃないと思うんですよ。市民の声があってこそ初めて,市を通して県単に行くんですから,何とか今後とも努力していただきたいと私は思いますので,ありがとうございました。  続きまして,また毎度の一緒のようなことを言うと,また言われるかもわかりませんけど,広域ごみ施設建設事業について質問いたします。  ごみ施設基本計画案の策定状況について,現在施設整備基本計画はどのようになっていっておるのか,お答え願いたいと思います。              [市民生活課長 藍沢隆史君 登壇] ◎ 市民生活課長(藍沢隆史君)議員からは,広域ごみ処理に係る施設整備基本計画の策定状況に関する御質問がございましたのでお答え申し上げます。  事業主体であります徳島市が,本市を含めた関係自治体との協議等を踏まえ,一般廃棄物中間処理施設整備基本計画案の策定を進めてきておりますが,このたび施設整備基本計画の中でも,とりわけ重要となる一般廃棄物中間処理施設整備に係る基本的な事項の案の取りまとめを行いまして,事業主体であります徳島市では先般3月1日の事前の文教厚生委員会において説明を実施したとの報道がなされております。  基本的な事項の案の内容に関しましては,熱回収施設,ごみ焼却施設並びにリサイクルセンターの1日当たりの処理規模でありますとか,熱回収施設における焼却炉の処理方式を初め,環境保全目標の設定や建設候補地への搬入出計画のほか,建設費,維持管理などに係る現段階での概算事業費などが重立った内容となっておりまして,本市といたしましても今定例会議において御説明,御報告をさせていただく予定と考えております。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)答弁ありがとうございます。  続きまして,去年からいろいろ行政側にお願いしておるんですけど,市民説明会の開催時期について,現在三者合意が得られていない。行政は,現候補地ありきで物事を進めようとしている。行政が事業理解を得るためには,市民説明会はいつ開くのか,その点についてちょっとお願いいたします。              [市民生活課長 藍沢隆史君 登壇] ◎ 市民生活課長(藍沢隆史君)議員からは,市民説明会の開催に関する御質問がございましたのでお答えいたします。  前段も御答弁を申し上げました一般廃棄物中間処理施設整備基本計画に係る,施設整備の基本的な事項案をベースに,事業主体であります徳島市におきましても3月末以降,建設候補地周辺の地元説明会を開催される予定と伺っておりますので,そうした徳島市での開催状況の推移も見きわめつつ,本市におきましても新年度の早い段階において,候補地,隣接地を中心とした市民説明会の開催を予定しております。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)前年度,市民説明会,何か物を言うたら徳島市に聞いてきます。現状,市民説明会というか,ミリカホールで5月26日でしたか,それ以後は一切やりませんというような御返答もいただいたんですけど,これ私が言うておるのは,同じ事業等に,徳島市と参入してやるのにもかかわらず,何を言うても徳島市の意見を聞かないと,何にも中身がわからない,まして説明もできない。まして今現状としても,徳島市もまだ説明等もはっきりできていない。何か有識者会議みたいなことをして,その人を代表にして,今後またほんなら決めようかとかいうような。これ1年間かかって,我が市の徳島市にお願いしますと言うた事務手続ですか,48号議案の中で630万円要っておるんよね。だから,これ1年間630万円,徳島市は何しよったんだろうか。まして我が市も補助金といいますか,出して何の事務をしてそれだけのお金が要ったのか,ちょっと説明していただけませんか。              [市民生活課長 藍沢隆史君 登壇] ◎ 市民生活課長(藍沢隆史君)議員からは,平成29年度の当初予算633万8,000円の具体の中身を踏まえて,平成29年度5月26日にミリカホール開催して以降,全く市民説明会も開催していない,予算はどうなっているのかと,平成29年度予算ですね。そういう御再問がございましたのでお答え申し上げます。  先ほど,ちょっと私の方で御答弁申し上げましたとおり,今施設整備基本計画案の柱となる,いろいろさまざまな事項,先ほど言いましたような処理規模であるとか,炉の選定方式,それから環境保全目標とか,こういった具体の中身を持った基本計画の基本的事項の取りまとめが行われましたので,それをもとに市議会への説明並びにその後の新年度の早い段階での市民への説明会を本市でも開催してまいりますので,その準備のための,基本計画のための策定費用が重立った平成29年度の予算の中身となっておりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)今,課長による説明していただきましたけど,本当にこれ市民の合意が得られていないのに,こういうふうな予算等が全部計上されて,それで徳島市に1年間このお金を預けておいて,それで徳島市が我が市にこういたします,ああいたしますというのに,これ1年もかかって,ごみ問題はどないなっておるんですか。はっきり言いますけど,ごみ問題どうのこうのと,取水問題から,水道問題から,言いよったら切りがないくらいありますけど,これ市民の意向を何も聞かないで,それで何もかも行政単位で前進前進で進んでいっております。  この間の新聞を見ましたけど,徳島市の文教厚生常任委員会は,誰やら賛成反対する者もおれへんし,こんなの決めました,こんなの決めましたと簡単に徳島新聞に載せていますけど,それらの市民の意見を聞いてからしておるんだろうか。説明会も何もしていないでしょう。していないのに,そういうふうなこれ新聞にも載っていますけど,ことを現状やっておるんですか。こういうことができますよと,できて,積み木が上に重なって,できてから初めて新聞に公開するとか,おかしくないですか。  私が言うように各公民館単位で,やはり三者合意と言うんですか,そういうのが要るんじゃないですか。それがまるでできていないけん,これ1年かかっておるんですよ。もうあと9年ですよ。9年しかないんですね。だから,そういう点について再度,なぜ説明会をしなかったのかという理由を,徳島市につけたらだめですよ。我が市の意向はこうだったからできなかったということを,きちっと報告をしていただきたいと思います。              [市民生活課長 藍沢隆史君 登壇] ◎ 市民生活課長(藍沢隆史君)議員からは,5月26日以降,市民説明会がなぜ開催できなかったかといった御再問でありましたのでお答え申し上げたいと思います。  平成29年度の議会定例会議を通じまして,終始一貫して私の方から申し上げていますが,我々行政としては徳島市が事業主体で当然計画は進めますけれども,協議の間で,事務レベル,首長レベルの中で協議を行った上で,具体の対策,対応を伴った今回計画の一部ができ上がりましたので,柱となる,それをもって行政としては市民に説明をすることで事業への理解を得たいということでありまして,方法論として我々はそういう選択をしたということでありますので,新年度の早い段階で説明会を順次開催していくという意向でおりますので,御理解賜りたいと存じます。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)御答弁ありがとうございます。  では,今,藍沢課長が言いますように,3月末ですか。                (「4月」と言う者あり) ◎ 3番(高木幸次議員)4月末から各公民館において説明をするんですね。そこのところ。              [市民生活課長 藍沢隆史君 登壇] ◎ 市民生活課長(藍沢隆史君)議員からは,2点御再問がございました。  まず,公民館単位でという説明会を開催するのかというような御質問であっただろうと思います。事業主体である徳島市におきましても,一昨年12月から実施してきた住民説明会におきましては,建設候補地周辺地域以外の徳島市内での住民説明会は開催していないことから,本市におきましては,まずは最有力候補地の隣接地の町を中心とした市民説明会の開催を予定しております。  御質問の公民館単位での市民説明会の開催につきましては,これまでの市議会の一般質問の答弁や市広報でもお伝えしていましたように,まずは最有力候補地の隣接地を中心とした開催を予定しておるところでありまして,決してそれ以外の地域をしないかどうかというのは,今の段階では特に決めてはおりませんが,さきに開催する予定の本市隣接地の市民説明会の開催状況なども見きわめつつ,順次考えてまいりたいと思っています。  それから,もう一点,開催時期について,いつごろから開催するのかというような御再問があったと思います。私が先ほど申し上げましたのは,徳島市の方が開催するのが3月末以降と聞いております。これ徳島市を飛び越えていくわけにはいきませんので,徳島市の動きを見ながら,そんなに時差がなく,新年度の早い段階で開催が順次できればと思っておりますので,御理解賜りたいと思っております。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)答弁いただきました。ありがとうございます。  藍沢課長,私が思っているのは,はっきり申しますけど,何でも徳島市,中身は皆わかっているんですよ。例えば,1日360トンかな,何か知らんけど360台とかいろいろ書いてあったと思いますけど,それに対する基本の中身は,我が市はお金を出して灰だけもろうていると,そういうふうなのが基本ですよ。それと,もう一つは360トンの物を燃やして,その中の発電の電気代は徳島市の収益になると書いてあった。そんな我が市にプラスにならないような事業をしてどないするんですか,本当に。
     ですから,これを私は悪いと言うてないんですよ。悪いと言うておるのは場所が悪いと言うておるだけやけん,それだけですから,とにかく我が市で徳島市の意向に沿わなくても,徳島市でそういうふうな会合等が決まって,ほな,こういうふうに進めますよと言うたら,それでうちは,うちの中でやはり市民説明会をしていくのが基本だと思います。その中で,三者合意の中でイエス・ノーを問うたらいいんじゃないですか。  徳島市にいつでもやめますわと言ってもええんで。これは,うちは文教厚生常任委員会の中でも,それは賛成の方が大変多かったですよ。でも,1年かかって何じゃ前向きしていない。挙げた拳はおろせんかった,それはそうでないと思うんですよ。さあ,もう一遍ほな,そうじゃな,ちょっと考え直してみようかなというような人も出てくるかもわからん。これまた委員会で聞きますけど,その点についてよろしくお願いします。ありがとうございます。  ほな,次にいきます。  一般廃棄物中間処理施設整備推進事業負担金について,新年度当初予算における負担金,概要についてお答え願えますか。              [市民生活課長 藍沢隆史君 登壇] ◎ 市民生活課長(藍沢隆史君)議員からは,新年度当初予算,平成30年度当初予算における一般廃棄物中間処理施設整備推進事業負担金の概要に関しての御質問がございましたのでお答えいたします。  平成30年度当初予算案に上程させていただいております,一般廃棄物中間処理施設整備推進事業負担金,予算措置額で565万7,000円となっておりますが,施設整備負担金につきましては,それぞれの協定項目に応じて負担率の算出方法が異なっているところではございますが,負担金の概要といたしましては,建設候補地までの進入ルートの確保を目的とした進入路検討経費を初め,新施設建設後との比較を目的に建設候補地周辺等における環境測定費のほか,地元説明会等経費などが負担金の主な内容となっております。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)前年度630万円。今年度また550何万円。              (「70万円」と藍沢課長の声あり) ◎ 3番(高木幸次議員)570万円だね。これ,ずっと払わないかんの。それで,さっきも言いますけど説明会もしないのに,金だけぽんぽこぽんぽこ持っていって,小松島市民には何にも知らさんと,説明会もしないで,これ一緒のことを言いよるけど,再度そういうふうな基本を自分のところでできるような相手に対してのお願いをしておるんだったら,そのぐらいの話は聞けんことはないでしょう。これは随時こういうふうな負担金が発生していくというのには,どうなんかなと思いますよ。今年度は一番,前年度ですか,前年度,今年度500何万円,前年度600何万円,これで1,000万円超えるよな。こういうふうな金が,どんどん出ていくんですよ。それに対しての行政側,また徳島市の説明等が何にもなされていない。さあ,これから,ほな,近隣地域に行って説明しましょうかと。そんなんで,これ10年間で毎年毎年,こんなことばっかり言うて。早いですよ,10年たつの。我々が生きとるやら,死んどるやらわからんけどね。だけど,実際としてはこういうことはどうかなと思いますので,補助,負担金はずっと続くんですね。どうでしょう。              [市民生活課長 藍沢隆史君 登壇] ◎ 市民生活課長(藍沢隆史君)議員からは,今後の広域事業に係る負担金が引き続き発生していく見通しなのかどうかというような御再問であったかと思います。  一般廃棄物の中間処理に係る広域ごみ処理施設整備事業負担金につきましては,前段申し上げた平成30年度の当初予算の説明でも申し上げましたが,協定項目に応じて負担率の算出方法などが異なりますが,今後におけるそれぞれの事業工程,いわゆる今は計画ですけど,今後は建設とか当然入ってきますので,9年の間に,それはそれぞれのステージというか,事業工程の進捗に応じて今後も負担金が発生していくものと考えております。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)だから,こういうふうな600万円も1,000万円もかかってきて,建設ありきでこういうふうな金を徳島市に持っていっておるんでしょう。だから,これはもう一回再度考え直しませんか。私は,これごみだけが事業どうのこうの言うんでなしに,この問題にはいろいろな諸問題がありますよ。ですから,こういうふうなお金がぼんぼこしていく,1,000万円といったらなかなか個人の家でも貯金がなかなかできません。市民の税金ですから,これが出ていっておる。それに対して,行政側は丸々1年余ってでも,まともな回答が市民にできていない,説明会もできていない。こういうふうなんで600万円も,1,000万円も持っていく,持っていくといったらおかしいね,お支払いするというのはどうかなと。徳島市に一遍聞いてくださいよ。うちがやめたならどうなるでと,そういうことです。  次にいきます。  広域新施設での排水処理について,新施設排水処理はどうなっているのか。前回もいろいろ聞きましたけど,一滴も流しませんというような回答がこれに,議会広報にもいろいろ書いておりますけど,本当にこれ一滴も流さんのでしょうかね。これ断言ができるんですか。そこのところをお願いします。              [市民生活課長 藍沢隆史君 登壇] ◎ 市民生活課長(藍沢隆史君)議員からは,広域新施設での排水処理に関しての御質問がございましたのでお答えいたします。  施設整備基本計画案に位置づける,広域での新施設における排水処理方式につきましては,新施設から発生するプラント排水,ごみ洗車排水なども含めますけども,これにつきましては焼却炉内へ噴霧し,蒸発させることや,浄化処理を行ったりした後,排ガスの冷却水として活用することなどで,場内再利用を図りまして,無放流,外に出さないということでクローズシステムを採用いたします。  また,事務所等からの,これは一般的な民間事業者であれば当然のことなのですが,生活排水等については合併処理浄化槽で処理後,公共水域へ放流することになりますけれども,放流に際しては水質汚濁防止法などの環境基準を遵守することでいたします。  また,雨水についても公共水域への放流となりますが,一部は場内利用,植栽等への散水等を考えているようなのですが,こういったもので場内利用を検討することとしております。  新施設の排水処理については以上でございます。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)それは,藍沢さんが言うように,工場ができてからの一滴も流しませんでしょう。ですけど,ちょっとお伺いしますけど,副市長,前回あなたのところに反対される方が,今現状,勝浦川にこんなものが流れていますよという写真等を持っていったように思うんですけど,その点について,そういうふうなものが流れているのに,今後そういうことがあり得たのでは困るんですよ。あれは,副市長はどのようにお考えになったのでしょうか,お伺いしたい。               [副市長 孫田 勤君 登壇] ◎ 副市長(孫田 勤君)議員の御質問の件につきましては,広域新施設での排水処理ではない,こういうふうに認識しておりますので,また本市の行政の管轄区域でもないということでございますので,本市の立場として特段言及することは控えさせていただきたいと存じます。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)副市長の今のお言葉ですが,そういうふうな水路を伝わって,その水が勝浦川まで流れて,その下に我が市の水道局がある。ですから,そういうふうな問題に,私も写真を見せていただいたけど,きょう持ってこようかと思ったけど,やめましたけど,本当に別に今の会社というか,そういうふうなものと違いますから,そやからそういうふうなものが流れてくるんであれば,先ほどのクローズシステムというのですか,これ一滴も流さんと,絶対に一滴も流さんということですね。今現状はそんなふうに言うんよね。  まして,あんた方が副市長のところに持ってきて,こんなものが流れていますよとか,名指しで書いていましたので,それが我が市の勝浦川に流れておるんですよ。だから,工場ができて,将来どうなっていくのか知りませんけど,逆にそんなん流されたら困りますわ,うちは下に取水口があるわ,水道局がありますけんなと,逆に抗議に行くのが普通でしょう。私だったらそうします。  その点は,それにおきまして,先般2月に市民団体より,2市4町村への首長に提出されました現候補地での広域ごみ処理施設建設の中止を求める反対署名が提出されたと思います。これは,徳島市,小松島市も入っておるんかわかりませんけど約2,481筆,これについて,これだけの人がと言いますけど,小松島市を入れたらまだこれ2,400筆とかとか言いますけど,小松島市を入れたら3,000筆,4,000筆,5,000筆ぐらいになっていくんですから,まだ小松島市は出ていませんけど,本当に署名に関して反対というような署名が出ておる。行政はどのような認識をしておるんかと。言うだけ言うとけだ,書くだけ書けだ,出してこいだと言うて,そういうふうな観点で物事を考えておるんか。それとも,市民の意見を重視するのかどうか,お答え願いたいと思います。              [市民環境部長 芳賀 真君 登壇] ◎ 市民環境部長(芳賀 真君)議員からは,建設候補地での広域ごみ処理施設建設の中止を求める署名,これに関しまして御質問がございましたのでお答えいたします。  先般,市内外の市民団体の方から,現計画候補地での建設中止を求める署名が,2市4町の首長宛てに提出されました。本市におきましても,私と担当課長で対応をいたしまして,そういったお声,そういった反対のお声があるという状況は,一定程度認識,把握したところでございます。  こうしたことから,今後におきましては,本市市議会に対して御説明,御報告を申し上げるということとしておりますように,一般廃棄物中間処理施設整備基本計画にかかわる基本的な事項,徳島市が発表いたしました基本的な事項案をもとにいたしまして,建設候補地,隣接地を中心に本市での市民説明会の開催等を通じまして,市民の皆様の事業への理解を深めるよう努めてまいりたいと,そのように考えておりますので,よろしくお願いいたします。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)建前ができて,それから説明しますと言われて,お金がちゃんとできて,予算ができて,それからこんなんしますわとか,それはちょっと遅いの違うかな。逆と違うのかな。  実態としては,先ほども一緒のことばかり言いますけど,我が市でできないのに,何でできんのですかね。我が市が徳島市にお願いしたけんと言うても,徳島市の方向はもう出ておるんじゃないの,もうこれ新聞に書いてある。だから,我が市としての市民説明会をどないしていくんだと。こんな金の問題にしたって,何にしたって,こういうものができますよ,ああいうのもできますよと言いもって,水の問題は心配ありませんよ,一滴も流しませんよというので,きちっと話が各公民館にするんが当たり前でしょう。これが三者合意もあるし,まして金銭的問題についても毎年毎年400万円,600万円とずっと要っていくわけですよ。これは徳島新聞も言っていますように,徳島市が減って,小松島市が銭が上がっておるんだ。だから,そういう点について市長はどない思いますか。済みませんけど,再度お願いします。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)議員の再問にお答え申し上げます。  前段,部長から答弁を申し上げましたとおり,現計画候補地での建設中止を求める署名が提出したことを踏まえまして,今後広域でのごみ処理施設整備に係る市議会並びに市民の方々に対する説明,御報告をさせていただくことで,事業への理解に努めてまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)市長はというので,今お言葉をいただきましたけど,説明とか何やかんや言いもって,はっきり申して,こういうことを言いもって,これ1年余っていますよ。何ちゃ前に進んでおらんね。進んでおるのは,市民からの反感を買うただけです。2,481名の署名が,どういうふうな重きにあるものかと私は聞いておるんですよ。はっきり言いまして。反対の人がと言うんでなしに,こういうものをしたらだめですよという人が書いておるわけですよ。だから,市の行政の皆さん,役員の皆さん,まして議会議員の皆さん,もう少し慎重になって,広域問題というのを考えないかんのじゃないですか。  例えば,今,飯谷町に決定とか何やかんやで新聞に載っていますけど,ほな,我が市が,小松島市はもう,ほな,退散しますわと言うてやめたと言うても,徳島市が飯谷町につくりますよと言うたら,ほな,今度は徳島市に向いて小松島市が,そんな所につくってもろうたら困りますがなと,うちは水道局もあれば,取水口もあるんやと,それに何が将来的に出てくるやらわからんのやから,と徳島市に言うてもらわな困るのが我が市なんですよ。今の状態は,徳島市におんぶにだっこで,補助金だけ渡して,それでよろしゅう頼みますわ。何じゃ言うことないんですよ。はっきり言います。場所が悪いのです。場所が。場所が悪うなかったら,誰も反対せんのです。我が市の委員会の中でも,阿南のクリーンセンターまで視察にも行ってきました。そういうふうな公害等のあるような会社といいますか,現場ではなかったですよ。本当に小松島市のことを考えるんだったら,市民の反対の署名がこうやって来ておるんですから,再度もう少し重視して,何かの会議でも起こしてするんが,私は基本でなかろうかと思っておるんですよ。市長,再度もう一遍お願いします。  市民の,これ一筆一筆の署名なんですから,これぐじゃっぱに書いてあるのと違うけんな。この点に対して,あなたがいつも言う,安心・安全とか言いますけど,あなたは責任を持ちますとか言うけど,こういうふうな問題でこれ市民からのこれだけの批判が来ておるのにもかかわらず,何もできない,徳島市に聞かなわからん,こういうふうな施設づくりをしていいんですか,そこのところを再度お願いします。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)議員からの質問にお答え申し上げます。  前段,広域新施設内での排水処理に関しての施設内でのプラント排水につきましては,場内再利用による無放流とするクローズドシステムによる施設建設を徳島市が行う旨の御回答を申し上げております。私自身,事業主体であります徳島市が排水処理以外の点も含め,安全・安心な施設として建設していただけるものと認識しております。施設建設後には,環境保全目標等の数値をしっかりと重視した施設管理を実施していただけるものと考えておりますので,候補地等の見直しについても考えておりませんので,御理解をよろしくお願いいたします。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)市長のお言葉ですけど,私は白紙撤回はしないということですね。                (「はい」と市長の声あり) ◎ 3番(高木幸次議員)ですが,この問題,この1年間協議その他等の人にいろいろなところで会議を開いて,皆さんの意見を聞きながら,いろいろなところへ行ってきました。私も勉強をしてきました。ですが,山や川や上ではするものでないと,うちにも大分県から教授が来て,こういうところでしたらだめですよというような意向もありましたよ。その後で,阿南市のクリーンセンターを見にいったわけです。なるほど,いいなと思いました。小松島市,徳島市は津波が来たら困るけんと言って,沿岸部はだめなんだとか言いもって,阿南市は沿岸部につくってますがな。これも15メートルほどの高い所へつくっていますよ。なぜ,見直しというのは,場所をどうして見直しができないんでしょうか,そのぐらいのことは小松島市としても負担金を出すんであれば,徳島市に意見具申できんことないでしょう。その点について,もう1回お願いします。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)高木議員の再問にお答えします。  前段申したとおり,撤回はしませんので御理解を賜りますようよろしくお願いいたします。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)今,市長は白紙撤回はしない。過去の一般質問で,私が全責任を持つ。どのような責任を持っていただけるんですか。あなたが,任期満了でやめて,責任をとるとかとらんとかいう問題と違いますよ,本当に。将来の子どもたちの飲む水,また田畑に使う水なんですから,何かが出たらどないするんですか。  先ほど,教授のことも言いましたけど,山や川でしても,やはり上には廃棄するんですよ。湯気みたいな感じで思いますけど,その中にはいろいろな廃棄物が入っておるんですよ。まして,うちがお願いしますと言うて返ってきたごみの中には,鉛から始まって,ありとあらゆる物だけ返してくれるんですよ。我が市には何の得にもならんのですよ。そういう点について,ほんまに再度どうでしょうか。お考え直ししていただくというような考えは持ちませんか。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)再々問にお答えいたします。  前段申していましたように,白紙撤回はしませんので,今の現状で理解を求めながら推進していきたいと考えております。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)一緒のことばかり言いますけど,白紙撤回はしないね,そうでしょう。そんでよろしいがな。そやけど,あなた責任とるのは,どこでとるんですか。私は責任をとらせていただきますと言うておるがな。どこでとるんですか。そこのところをはっきりしてください。 ◎ 議長(北野恒男議員)小休いたします。                午後 3時29分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 3時41分  再 開 ◎ 議長(北野恒男議員)小休前に引き続き会議を開きます。  濱田市長。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)高木議員の再々問にお答えいたします。  先ほども申し上げたとおり,白紙撤回の意向はございません。ただいま議員がおっしゃられた新施設稼働後における仮定の話にはお答えできませんので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)これ最後の通告なんですけど,一緒のことをまた言うと言われるけど,事業主体である徳島市に現実的に現計画候補地の見直しはできないものか,小松島市の市長の責任において,市民の代表ですから,先ほども言うたように,一筆の2,000何ぼの,ほんまに2,000何人の,小松島市はまだ出していないですけど,まだまだふえますよ。だから,この点について再度私はお願いしておきたいのは,徳島市に向けて場所をどないか変えれんのかという方向をとっていただいたら,いいかなと思います。再度お願いします。               (「一緒やねん」と言う者あり) ◎ 3番(高木幸次議員)やめませんと言うのと,場所を変えるのと違うで。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)高木議員の質問にお答えいたします。  先ほど答弁したとおりでございます。 ◎ 議長(北野恒男議員)高木議員,今,同じ質問内容ですから,同じ答えになります。 ◎ 3番(高木幸次議員)市長が言うたらしゃあないから,返さなあかんわ。          (「そんなん返しよったら終わらんよ」と言う者あり) ◎ 3番(高木幸次議員)返事をもろうてないけんな。              (「返事したんで」と言う者あり) ◎ 3番(高木幸次議員)いや,違うがな。責任の度合いの返事ももろうてないしな。                  (発言する者あり)               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)先ほども,何遍も申しますけど,あなたの責任の度合い度,これと考え方は変えません,白紙撤回はしませんという意味合いについて,あなたの責任,市民の代表としての責任は,あなたがやめたら済むというような問題ではないんですから,今後どういうふうな感覚を持っているかを濱田市長にお答え願いたいと思います。 ◎ 議長(北野恒男議員)高木議員,今,同じような質問。 ◎ 3番(高木幸次議員)何でや,さっき言うたけん返しただけの話やけん。どういうふうな責任のとり方をするのか聞いてくれ。口ばかりはあかん。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)高木議員の再々問にお答えいたします。  先ほど申し上げましたとおり,白紙撤回の意向はございません。議員がおっしゃられた新施設稼働後における仮定の話にはお答えできませんので,よろしく御理解をいただきますようお願いします。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)市長,1つ忘れていますよ。責任問題,あなたはここで言わない。それをお伺いしたい。 ◎ 議長(北野恒男議員)高木議員,今も同じような質問と思いますけど。 ◎ 3番(高木幸次議員)責任問題に関して。休憩か,今。休憩,議長が話しているから。 ◎ 議長(北野恒男議員)小休します。                午後 3時45分  休 憩
    ───────────────────────────────────────────                午後 4時02分  再 開 ◎ 議長(北野恒男議員)小休前に引き続き会議を開きます。               [3番 高木幸次議員 登壇] ◎ 3番(高木幸次議員)この前の新聞に,広域ごみの問題が出ております。この問題について,444万4,000円か,6,000万円,また本市の負担額というのは6市町村で約2億円とかいうようなことが書いてありますので,大変申しわけないですけど,今後の委員会できちっとした支出報告をお願いしたいと思いますので,ひとつよろしくお願いいたします。私の質問をこれで終わりますので,ありがとうございました。(拍 手) ◎ 議長(北野恒男議員)1番 松下議員。               [1番 松下大生議員 登壇] ◎ 1番(松下大生議員)このたび,平成30年3月定例会議で一般質問の機会を得ましたので,通告に従い,大きく4点について御質問させていただきます。一般質問初日最終登壇ですが,元気よくいきたいと思いますので,ひとつどうぞよろしくお願いをいたします。  それではまず1点目,市営住宅について,2点目に市道整備等工事について,3点目に側溝及び水路清掃について,最後に市財政についてを順次御質問いたします。  では,まず初めに1点目の市営住宅について御質問させていただきます。  まず,本市の市営住宅を取り巻く現状をお聞きしたいと思います。現在,本市には27団地,合計923戸を所有,維持管理しております。たびたび議会でも取り上げられておりますが,これだけの数,全体の市営住宅における使用料の未収金の状況,また市営住宅の入居率,稼働率及び市営住宅の維持管理に係る予算面であるコストについて現状はどうなっているかをお聞きいたします。               [住宅課長 石山 晃君 登壇] ◎ 住宅課長(石山 晃君)松下議員からは,3点ほど御質問をいただきましたので順次御説明をさせていただきます。  住宅使用料の未収金につきましては,平成29年4月1日の過年度滞納繰越額は4億1,600万円となっております。これまで督促状の発送,収入申告時における納付指導及び納付誓約書の提出に加えまして,平成29年度からは徴収業務の一部を弁護士に業務委託をしているところでございます。この取り組みによりまして,平成30年3月1日時点の過年度分の収入済み額は,平成28年度決算額998万円より400万円余り増額の約1,400万円となっております。  次に,市営住宅の稼働率でございますが,管理戸数923戸のうち,用途廃止予定の政策空き家が224戸あり,平成29年4月1日時点の入居戸数は566戸となっております。昨年度の同時期と比較をいたしましても,52戸減少いたしておりまして,近年の人口減少に伴い,市営住宅の入居者も減少傾向になっております。  最後に,市営住宅の維持管理に関する予算についてでございますが,昭和24年以降に建設をされました木造住宅と,将来的には除却廃止予定の団地にも補修費用を要する状況でございます。  また,今後も維持管理する団地に対しましては,国,県の補助金を活用し,長寿命化につながる改善事業として予算を執行していることから,住宅の営繕,団地内の浄化槽点検等々,27団地の維持管理全般といたしましては,年間約6,200万円となっております。               [1番 松下大生議員 登壇] ◎ 1番(松下大生議員)現在の状況についてお聞かせいただきました。  弁護士さんに委託して,今,未収金の回収に努めているだとか,政策空き家の空き家の状況を含めて,まだ住宅使用料の未収金,こちらの方が現在4億1,600万円,また年間の維持コストに関しましたら6,200万円等々かかっているという現状についてお答えをいただきました。  それでは,答弁いただいたことを踏まえて,本市としては市営住宅を取り巻く現状に対して,まずどのような認識をお持ちなのか,お聞かせください。               [住宅課長 石山 晃君 登壇] ◎ 住宅課長(石山 晃君)松下議員の御質問にお答えをいたします。  住宅使用料の未収金については,前段御説明をいたしましたように,弁護士への徴収業務の一部業務委託につきましては,今後も継続し,未収金の圧縮に努めてまいりたいと考えております。  次に,市営住宅の維持管理に関しましては,平成24年度に小松島市営住宅長寿命化計画を策定いたしておりまして,本年度の見直しにおきましては,小松島市第6次総合計画等の上位計画をもとに,急激な人口減少等に対応するため,管理コストの削減を目指しているところでございます。  具体的には,平成39年度に管理戸数を660戸程度とし,目標を達成させるため,前回の計画では規模を縮小し,建てかえとしていた団地を除却廃止予定にするなど,計画を見直した内容となっております。  今後も維持管理する団地に対しましては,社会資本整備総合交付金を活用いたしまして,大規模改修が実施できるよう,各団地の長寿命化計画を盛り込んでいるところでございます。  このように,社会状況の変化に対応するよう計画を見直すことによりまして,今後も市営住宅の適切な維持管理に努めてまいりたいと考えております。               [1番 松下大生議員 登壇] ◎ 1番(松下大生議員)お答えをいただきました。  未収金については弁護士に引き続き,委託を依頼し,また回収に努めると。その中で,また現在,人口減少を鑑みまして,小松島市営住宅長寿命化計画の5年に一度の見直しをしていると。その中,計画から変更があり,建てかえ予定であった団地を除却廃止する方向で,平成39年度には管理戸数を660戸程度を目標にするとのことですが,私はもっと減らしていくべきではないかなと考えます。  なぜなら,現在ですら先ほど御答弁でもありました平成29年4月1日現在の入居戸数,こちらの方が566戸に対し,さらなる人口減少が予想されます。9年後,平成39年に660戸も本当に必要なのか,またこれからの時代,人口減少等により税収,また交付税などの市歳入が減っていくことが予想される中,依然厳しいであろうと予想されます財政状況も考え,今後新設建てかえの市営住宅建設はやめた上で,さらに管理戸数を削減にすべきだと考えますが,いかがお考えでしょうか,お聞かせください。               [住宅課長 石山 晃君 登壇] ◎ 住宅課長(石山 晃君)松下議員の御質問にお答えをいたします。  先ほど御説明をいたしました小松島市営住宅長寿命化計画では,管理戸数を現在の923戸から660戸程度まで削減することを目標といたしております。目標管理戸数660戸につきましては,人口ビジョン推計をもとに,市営住宅の入居要件に適合した世帯数を算定し,市営住宅の需要量を推計した上で設定をいたしているところでございます。  今後の人口減少に伴い,市営住宅需要量も減少すると推測をされているところでございます。小松島市営住宅長寿命化計画では,5年ごとを目途に計画の見直しを行った際には,目標管理戸数もさらに減少しているものと想定をいたしておりまして,その場合には建築年度等を参考に,団地の用途廃止,除却を進めてまいりたいと考えております。               [1番 松下大生議員 登壇] ◎ 1番(松下大生議員)先ほどの御答弁でもありました5年ごとの見直し時期には当然まだ下がっているだろうと,人口減少等々で人口ビジョンをもとに,困窮年収未満の世帯数を算定した上の設定数とする推定値,減少見込みで管理目標数も下がっているであろうということなんですけど,本当これからの時代,多額の建設費用,建設にかなりお金がかかってきます。1億円,2億円,1棟建てるとなったらかかってきます。これだけの費用をかけて,まだ建てた後においても,先ほどの御答弁の中にもありましたけど,毎年年間6,200万円,多額のかなり大きい金額のランニングコストを要しながら,さらには本市の状況,先ほどのこれも御答弁の中にありましたけど,4億円以上の住宅使用料の未収金を抱えている現状を見てみますと,本市,また自治体としてたくさんの住宅を保有する時代ではもうないのかなと考えております。  そこで,ただゼロにはできません,一応趨勢値をもとにというところで,必要最低限の数は要ります。そこで,1つ提案なのですが,日本が急激な人口減少社会を迎え,その中で全国的に問題として空き家,今本市でも空き家対策,こちらの方を進めておりますが,これが非常にふえていっており問題となっております。そこで,新しい公営住宅のあり方としまして,空き家や民間の賃貸住宅を活用してはと御提案いたします。  茨城県にあるひたちなか市さんでは,市営住宅への入居資格がある市民を対象といたしまして,民間賃貸住宅に入居した場合に,家賃の一部を補助する制度を導入しておりまして,老朽化した市営住宅の用途廃止に伴う住居不足の補完といたしまして,民間賃貸住宅の空き室を活用しているとのことです。  また,平成29年に新たな住宅セーフティネット制度という制度ができておりまして,この制度はまず都道府県市区町村が住宅確保要配慮者向け賃貸住宅の供給促進計画という計画を策定した上で,貸し主が住宅確保要配慮者の入居を拒まない賃貸住宅として登録いたしますと,その住宅の改修に係る費用に対して補助がありましたり,また低額所得者の入居負担軽減のための支援措置といたしまして,家賃低廉化に要する費用であったりが受けれる制度であります。このような制度が新たにできていっている中,新しい公営住宅のあり方として空き家問題を解消し,また利活用する意味であったり,財政に係るコスト面からの観点からも,現在の民間住宅の活用をしてみてはどうでしょうか。いかがでしょうか,お聞かせください。               [住宅課長 石山 晃君 登壇] ◎ 住宅課長(石山 晃君)松下議員からは,ひたちなか市の取り組みについて御案内がございました。  ひたちなか市の状況でございますが,これは市単独の補助事業でございまして,市が全て賄っているような状況でございます。内容といたしましては,公営住宅の老朽化や将来的な住宅需要を見据え,民間賃貸住宅の空き家を活用し,家賃の一部を補助する制度を導入しているというところでございます。  また,これとは別に住宅セーフティネット法の改正が平成29年10月25日に施行されております。内容といたしましては,高齢者,低所得者,子育て世帯等の住宅確保,要配慮者の入居を拒まない賃貸住宅の登録制度など,民間賃貸住宅や空き家を活用した新たな住宅セーフティネット制度が始まっているところでございます。  議員からもお話がございましたが,民間賃貸住宅への家賃補助につきましては,制度の内容を把握し,本市の実情に適用可能なものか,制度の導入による効果等を十分に見きわめた上で,他市の導入状況にも注視をしながら今後研究をしてまいりたいと考えております。               [1番 松下大生議員 登壇] ◎ 1番(松下大生議員)他市の状況を見ながらでしたり,研究していきたいということなんですけど,いつもよくお聞きするんですよね,研究,検討と。まず,研究,検討は必要なんですけど,本当にこれから,また1回建てると,またその先も50年,60年と建物自体もまた見ていかなければいけない,もうこういった時代は終わりつつあるのかなと思っておりますので,ぜひとも新しい公営住宅のあり方といたしまして,他市より一歩進んで,研究して横の足をそろえるのではなく,一歩,本市が進んで制度導入に向けて研究からまた検討,そして導入へ向けていただきたいと思います。  それでは,現在あります市営住宅の中で,長寿命化計画の中で先ほども触れておりましたが,用途を廃止し,除却する予定がある住宅,これを除却した後,跡地についてお聞きしたいと思います。  これ,先ほどから何回も申し上げるんですけど,私はもう自治体が多数の不動産であったり,土地というものを所有していく時代ではないんじゃないかなと考えております。人口減少もあり,地方の地価,ずっと下落していっている中で,一部持ち直しでしたり,地方の中ででも県庁所在地であったりとか,持ち直し傾向とかあるかとは思うんですけど,それはもう今一部的なものです。本当に,もう下落していっているというのが今の実情なのかなと考えております。  その中で,特に利活用する予定がない,その後,除却した後に,いやこういう用途で使うんじゃ,こういうのに使う予定があるんじゃ,そういったものは別ですよ。別なんですけど,ないものは早い段階でもう民間に売却いたしまして,民間で活用していただくと。そして,またその中で固定資産税を納めていただいた方が得策ではないのじゃないのかなと考えますが,お考えをお聞かせください。               [住宅課長 石山 晃君 登壇] ◎ 住宅課長(石山 晃君)松下議員の御質問にお答えをいたします。  松下議員より御案内がございましたように,市営住宅を除却した跡地につきましては行政財産から普通財産とした上で,ほかに用途が見込まれない場合には売却する方向で進めたいと考えております。               [1番 松下大生議員 登壇] ◎ 1番(松下大生議員)使用用途が特段予定がないような場合は,売却の方向で進めたいとのお答えで,ぜひその方向でいっていただきたいと思います。持っているだけで,何も使わないとか,非常にもったいないですよね。使わなければ,最近言われている負動産,負けるの方の負動産,負になるというところもありますので,そういった活用というのをしっかりしていっていただきたいと思います。  それでは,次の質問に移ります。  市道整備等工事について,これについてお伺いをしたいと思います。  これは,最近特に市内を見回すと道路の舗装工事であったり,狭隘箇所改良の道路工事であったりしているところを目にいたします。  ただ,道路改良をするのは非常にいいです。舗装するのは,非常に市民の皆さんは喜びます。  ただ,1つちょっと残念に思う点がありまして,例えば道路改良で水路にぶつかる場は,ふたをかけて道を拡幅,今まで狭隘箇所解消のために拡幅していた。  ただ,ここまでは拡幅しているんですね。ただ,ここの1区間だけは広げず現状でおいていると。その中で,見る際に非常に急に道幅が狭くなったりして,広くなったんですけど水路等がある所等でしたら,危なく感じるような所,具体例は申しませんが,そういう所がありました。  また,別の箇所では,せっかく多額の費用を用いて道路を掘削,オーバーレイ,舗装工事をしているにもかかわらず,その区間の側溝が一部未整備であったり,つながっていない所とかがあったんですけど,本市は低地が多く,市街地はもう浸水被害が非常に多い地域でありますことから,そこまで費用をかけて工事するんであれば,もうあと少し周辺の状況を把握して,考えて機能の向上性であったりでしたり,利便性の向上性というところにも,もう少し目を向けて今後事業を行っていただきたいと思いますが,いかがお考えですか,お聞かせください。              [都市整備課長 佐藤文幸君 登壇] ◎ 都市整備課長(佐藤文幸君)議員からは,現在市が行っている市道整備路線,ちょっと残念なことがあるとかということで,例えば舗装工事のみのときには,側溝がその際に未整備の所は整備されなかったりとか,いろいろ計画を立ててはどうかというような趣の質問であったかと思います。  それで,現在本市において実施させていただいております主な市道の整備については,基本的には通行の円滑化を図ることを目的といたします現道の拡幅工事と,あと道路機能の維持を目的とさせていただいております道路修繕工事であって,それぞれおのおのの整備計画の内容に応じて,交付金などを活用して整備を行っておるところでございまして,御質問の中に,側溝の整備についても言及されておりました。  例えば,舗装オーバーレイ,舗装のみの工事については,既に道路側溝が整備されている路線であるとか,あるいは計画策定時で道路に農地が隣接している道路など,道路の整備状況であるとか,道路周辺の土地利用状況などを勘案して,経済的に高い整備効果があらわれるように,現在工事を行っているところではあります。  しかしながら,本市が管理する市道については,側溝等,道路施設の未整備の路線や区間も存在すること,このようなことから,議員が言われるいわゆるもうワンランク上というか,そういった整備を行うために,今後整備計画を策定する段階において,道路隣接地における現状の土地利用状況だけでなく,将来的な土地利用も考慮いたしまして,側溝などの道路施設の必要性について,工事内容をさらに精査するなど,道路を通行する方へ,周辺の方にとって,より利用しやすい道路となるよう,引き続き努めてまいりたいという考えでございます。               [1番 松下大生議員 登壇] ◎ 1番(松下大生議員)お答えをいただきました。  道路工事と1つ言っても拡幅改良であったりでしたり,通行の道路の整備といいますか,現状の改良というふうな形でやったり,交付金を使ってしているので,さまざまな内容が違うからやりにくいのかなというふうにも聞こえたんですけど,市民の皆さんからしたら,事業がこうあると言っても,何でできないのという声が非常に多いんですよね。せっかくここまで工事しているんやから。それを,どう解消していくのかが行政の仕事だと思うのです。交付金がこうだとか,ああだとかというところもあると思うので,そこをどう市民のために改善していくかというところが,本当に強く思いますので,そういうところをまたしっかり見てやっていっていただきたいと思います。  それでは,次に,側溝及び水路清掃についてお伺いしたいと思います。  本市は,低地が多くて,また県全体でもですけど汚水処理人口普及率,こちらの方が全国的に見ても低いことから,水路が非常に汚れている,低地部分,低地の沿岸部は特になんですけど,非常に汚れている所が多く見受けられます。これは,本市の課題の1つだと考えております。  以前は,そこで環境衛生センター,こちらによるバキュームカー,こちら自前で持っておりまして,こちらを使用して対応しておりましたが,現在は所管が変わって,都市整備さんの方,側溝等清掃事業ということで,側溝や水路の流路の阻害をなくして,浸水被害軽減を目的にこういった事業を行っておりますが,しかしこの事業だけでは,実情なかなか進んでいないのかなと。市民の生活に直結する要望にも,なかなか応えられていないんじゃないかなと私自身は感じております。  また,業者へ今依頼する,民間へ依頼するため,時間もかかっています。なかなか対応できていないのかなという,調査ももちろんしてというのもあるんですけど,非常にかかっているんではないかなと感じておるところです。  そこで,以前のように市民の環境衛生対策,今やられているのは浸水対策,ふだんですけど,環境衛生対策として環境衛生センターによるバキュームカー,こちらを使用しての事業も再度やられるおつもりがないのかをお聞きしたいと思います。            [環境衛生センター所長 尾山 正君 登壇] ◎ 環境衛生センター所長(尾山 正君)松下議員の御質問にお答えいたします。  側溝水路清掃に関しましては,議員のお話のとおり,平成25年度までは環境衛生センター所管業務で行っておりましたが,小松島市行財政改善推進会議に諮り,他市の事例や費用対効果を検証した結果,平成26年度からは都市整備課所管業務の中で業者委託として行うこととし,現在も都市整備課で行っております。  議員からは,再度環境衛生センターでの業務を復活させてはどうかについて御質問をいただきました。環境衛生センターでは,議員も御承知のとおり,行革推進の中で退職者不補充を現在も継続中であります。  一方で,平成27年度からは新たな市民サービス向上を目的として,粗大ごみ戸別収集業務の運用を開始いたしております。こうしたことから,原課における主たる業務でありますごみ収集業務に注力することとし,側溝水路清掃業務の復活は考えておりませんので,御理解賜りますようお願いいたします。               [1番 松下大生議員 登壇] ◎ 1番(松下大生議員)お答えをいただきました。  行財政改革の一環で,退職者不補充というところで,人手もちょっと今いないからできないというふうな御答弁だったんですけど,少しぐらいできませんかね。コスト面というのも,何分おっしゃるように事業がふえたというところで,なかなか出せないというところがあるかもわからないんですけど,せっかくあるんですから使われないのかなというのが非常に思うところであります。ちょっと行って,ちょっと行ったらできるんですよね,やろうと思えば。やろうと思えばですけどね。  この中で,先ほどの中でコストという面もあったんですけど,私が見ている際に搬入量とかまだ確認はしていないんですけど,今市道側溝整備事業,こちらの方を委託した際に,例えばこの水路をしましょうと。もう結構高額なお金になるんですよね。思うように進まないのです。進んでないんじゃないかなと。この後の質問でも,もう一度お聞きしますけど,本当に費用のコストの検証とか,その後,されているのかなと。  この場合だったら,以前のバキュームカーでされている状況であれば,この金額でこれだけできましたよと。市道側溝清掃事業に移りましたら,これだけできていますよと,この金額でというところ,こういったところをまた,きょうはお聞きしませんが,委員会でまたちょっと検証というところを改めてしてお聞きしたいと思います。  それで,次に移らせていただきたいと思うんですけど,水路に関連してですけど,去年から,実は地元の協議会の方で,水路である実験をいたしました。その水路は,汚泥などがたまりまして,夏になると悪臭がしまして,また蚊などの虫,これも発生しまして,隣接,近隣にお住まいの方,こちらの方とか非常に困っているという実情がありました。  これも,市に要望しても,なかなかできないというところがありまして,しゅんせつ清掃の要望がなかなかかなわないことから,協議会独自で何かできないかと考えまして,市内在住の環境対策に詳しい方と相談いたしまして,実験的に水路へ環境微生物の配布をいたしました。私も,少しですがお手伝いさせていただきまして,水路に入ってみて作業をさせていただいたんですけど,環境微生物配布前,こちらはヘドロで,どろどろなんですね。入ったらどろどろなんですけど,重ねるにつれ,どろどろのヘドロ,こちらの方がさらさらに変わってくるのです。一気にヘドロが全部なくなるとか,そこまではいかないんですけど,さらさらになりまして,そのあたりからにおいというものがまず減ってきたと。  また,虫,ボウフラとかなんですか,あんなのも減ってきたと住民の方からお話をお聞きいたしました。ほな,この環境微生物というのは何なということなんですけど,こちらは酵母であったり,乳酸菌,納豆菌,その辺にある食べ物,糖蜜,水を用いて発酵させた,酸素を含む発酵培養液と呼ばれるもので,動物や人には無害で,環境に優しい複合微生物という話をお聞きいたしたところであります。  しかも,自分でつくることができると,先ほど申し上げたような,このあたりで売っているというのがありますので,できるものでありまして,こちらの方,四国内のある自治体で独自に製造して,一般家庭などに無料配布を行っている自治体があります。本市でも,これを導入してみてはいかがかなと思いますが,お聞かせください。              [市民生活課長 藍沢隆史君 登壇] ◎ 市民生活課長(藍沢隆史君)議員からは,側溝の衛生対策にEM菌(有用微生物群)というものですが,こういったものを活用,導入してはどうかというような御質問であったかと思います。  EM菌(有用微生物群)の活用につきましては,工場,家庭等からの雑排水等の処理対策として,水質や消臭等の向上,または議員も言われたような汚泥の削減などの効果などが報告されているところではございます。  議員提案の件につきましては,環境面の観点からも側溝などへの衛生対策の1つとは認識しておりますけれども,そういうことも含めまして今後におきましては環境衛生対策の1つとして,多角的な観点からの情報収集なども含め,研究してまいりたいと思います。               [1番 松下大生議員 登壇] ◎ 1番(松下大生議員)また,調査研究というお言葉等々が出たんですけど,これ実は類似しているもので,平成22年に後ろにおられる安平議員が御提案という形で,これもしているんですけど,そのときもこれは環境に対しても今後調査研究してまいりたいというふうなことだったんですけど,もうあれから平成22年でしたら,8年ですか,今研究も進んだころ合いじゃないんじゃないかなと非常に思うんですけど,そろそろ研究の成果というものを,ちょっと一言お聞かせいただいてもよろしいですか。              [市民生活課長 藍沢隆史君 登壇] ◎ 市民生活課長(藍沢隆史君)議員からは,平成22年6月定例会議,たしか安平議員さんから同様の趣旨の悪臭防止とか,水質浄化の観点から導入してはというような御質問があったかと思います。  それ以降の成果というか,部分に関しましては,環境微生物が与える生態系とか,水質基準への影響など,さまざまな情報は全国的な話でとれる状況ではございます。  何をもって調査かというと,やっぱり予算をかけずにすることも1つの調査であるでしょうし,議員さんおっしゃるように,確かに限定的な範囲で導入は効果があるものの,河川とか,海水とか,そういった部分で広範囲にまくに関しては,また取りやめた自治体などもあるとお聞きしております。そういった部分での情報集約の調査を含め,予算措置は伴わないものの,私なりに今調べる限りはしております。
     今後も引き続き,そういった部分をやっていくとともに,平成22年当時も消費者協会の方で,環境有用微生物の浄化のつくり方と使用方法とかも,講習会とかも2回ほど過去行っております。こういった部分で,広がりというか,またそういった部分の考え方も,今後も踏まえていきながら,私どもも情報は逐一とるという部分で,現在できておるところはそういうところまででございます。               [1番 松下大生議員 登壇] ◎ 1番(松下大生議員)お答えいただきました。  調査という形で,現在も課長の方も予算を使わず,どういったものでかわからないですけど,いろいろと調べられておるというふうなことですが,調べるばかりでは何もできないので,何か調べる,本当に調査研究は非常に大事なんですけど,やっぱりやるんだったらやる,やらんのやったらやらんという,はっきり区切りをつけてやられたらいいんじゃないかなと。  私自身も先ほど申し上げるのは,実際やってみて,やはり見る中でおっしゃったように,環境に与える影響もあるんじゃないかと,県だったり,自治体によってやめているところというのもあるかとは思うんですけど,実際本当にヘドロを改善しているというところもお聞きしますし,私自身もやらせていただいて,本当に変わったのかなというふうなところがありますので,こういったところもぜひ参考にしていただきまして,対応していただきたいなと思います。  それで,また環境衛生対策というところで,先ほど衛生センターさんの方からはバキュームカーも導入しませんよと。課長の方はまだもうちょっと研究するよというふうなお話だったんですけど,先ほどから申し上げているように,市民の環境衛生対策というところはまだまだ目が行き届いていないんじゃないかなと思うところであります。環境部局にちょっとほか,こういったもので対応していきたいとか,こういったものは検討しているとかがありましたら,部長さんの方から一言いただければなと思うんですけど,お願いいたします。              [市民環境部長 芳賀 真君 登壇] ◎ 市民環境部長(芳賀 真君)議員からは,市民環境部として環境部門についてどのようなアクションといいますか,施策を考えているのかということでございます。  私も,以前生活環境課長ということで,10年ほどは環境部門の行政をやらせていただいております。さまざまな施策がございますけれども,環境部門というのは非常に範囲も広く,それから決定打がないといいますか,何か道路をつくるだとか,建物をつくるだとか,そういったことがなくて,やはり日ごろの市民の皆様の努力,これを行政としてバックアップしていくというようなことが最も大事なことで,例えばごみの減量ということは,何か市の方でごみの減量をする施策といいますか,何か決定打があるということではなくて,やはり長い間,市民の皆様に啓発をして,そして市民の皆様が長い間努力をされて,ようやく実を結んでいくと,そのほかの環境美化の問題も同じでございます。地球温暖化にしても,さまざまな分野で,例えば消費者協会ですとレジ袋の削減ですとか,そういったことを長年取り組んでおられます。  市民環境部といたしましては,そういった市民の皆様の地道な努力というものを,そういうものに耳を傾け,それをバックアップしていくということを施策として盛り込んでいけれたと思っておりますので,議員からもこれからいろいろ御指導,御助言いただけたらと思っております。よろしくお願いいたします。               [1番 松下大生議員 登壇] ◎ 1番(松下大生議員)お答えいただき,ありがとうございます。  大局的なところからソフト面,ハード面,主にソフト面的なものが強かったですかね。それで,バックアップを部としてはしていきたいというお話ではあったんですけど,やはりソフト面だけでは改善しないというところもありますので,先ほども申し上げてはおりますが,ハード面,こちらについてもしっかりちょっともう一度部内で協議して考えていただいて,これが本当に何をすることによって,一番市民のためになるか,満足度を上げるか,市民にサービスを提供するかというところを,もう一度部内で再考していただいて,努めていただきたいと思います。  それで,最後に市の財政についてお聞きしたいと思います。  まず,本年度個人住民税,こちらの方は微増ではございますが,固定資産税であったりでしたり,地方交付税が減少傾向にある中,平成30年度の当初予算,こちらも昨年に引き続きまして,過去2番目の159億200万円となる大型予算となったことに対しまして,本市の認識はどのようなものがお持ちなのか,お聞きしたいと思います。               [財政課長 花岡武志君 登壇] ◎ 財政課長(花岡武志君)松下議員の御質問にお答えさせていただきます。  平成30年度当初予算につきましては,議員も御紹介にもありましたように,まず歳入では,市歳入根幹となる市税では景気の動向を考慮する中で,個人住民税については微増,それから法人市民税については事業所移転等より減,それから固定資産税についても償却資産の減などを見込みまして,総額では対前年度比1.0%減の43億2,920万円を予算計上いたしております。  また,地方交付税につきましても,普通交付税の錯誤措置分やそれから近年の交付実績等を勘案する中で,0.5%減の32億5,000万円を計上いたしております。  一方,歳出ではこれまで先送りをせざるを得なかった政策的課題であり,平成29年度からの継続事業でもあります日峯大神子広域公園(脇谷地区)整備事業,これが3億4,669万円のほか,防衛施設周辺洪水対策事業,これが1億629万7,000円,それから公民館の計画的に整備に係る公民館整備事業3,501万2,000円などの大型建設事業を見込んでおりまして,普通建設事業総額では対前年度比12.8%増の23億2,853万3,000円を計上いたしております。  このほか,物件費では住民基本台帳システムを初めとする庁内システムの更改や小学校の校務用パソコンの更新などにより対前年度比10.0%増の22億1,881万1,000円を計上いたしております。  これに加えまして,少子化子育て支援策として,産後の母などへの助産師の訪問指導を実施いたします産後ケア事業や観光産業振興策としては,地方創生推進交付金を活用した客船入港や観光イベントなどへの取り組みや,若い世代と地元企業との交流及びUターンや移住定住の情報発信も可能となる拠点の整備など,地方創生の取り組みも強化いたしております。  このようなことによりまして,平成30年度当初予算,歳入歳出総額は159億200万円となり,過去最大規模でありました平成27年度に次いで,過去2番目の予算規模となったところでございます。               [1番 松下大生議員 登壇] ◎ 1番(松下大生議員)現状について,事業名も含めてお聞かせをいただいたところではあります。  そういった状況の中,今後,先ほどもちらっと触れられてはおりましたけど,以前財政非常事態宣言を発した時期がございました。この際にできなかった公共事業,例えば先ほどの質問で,高木議員の方からもありましたけど,広域ごみ処理施設でありましたり,午前中の井村議員の質問でもありましたけど,小学校の建てかえでありましたり,また庁舎,これ今も工事中なんですけど,庁舎というのもやっぱり建てかえはかかってくるので,建てかえであったり,公民館,そしてまた現在とりかかっております日峯大神子広域公園(脇谷地区)の再整備,また市営住宅,こちらの方も等々あるんですけど,また市所有の建物の除却というものもしていかなければいけないなど,大型の事業というのが想定されてはおりますが,それらの多くは今後10年ないし15年の間に建物寿命を迎えてくるところであります。  そういったことから,必ず間等々に行っていかなければいけないと思われるのですが,それらのことについて財政部局として,それらの公共工事の見込みについてお聞かせをいただきたいと思います。               [財政課長 花岡武志君 登壇] ◎ 財政課長(花岡武志君)松下議員の御質問にお答えさせていただきます。  今後,見込まれる公共事業ということで,先ほど議員からも御紹介がありましたけれども,今後予定されている事業といたしましては,今年度7月に発足した小松島市立学校有識者会議で現在検討しております当然小学校の再編事業の関係,それから徳島市ほか5市町の広域ごみ処理施設の整備の負担金,それからそのほか今も現在も行っております日峯大神子広域公園(脇谷地区)整備事業,それから防衛施設周辺洪水対策事業,また公民館の整備の関係に加えて,耐用年数等の状況を勘案いたしますと,本庁舎建設についても一定の方向性を検討することは想定されるところではございます。 ◎ 議長(北野恒男議員)本日の会議は,議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。  松下議員。               [1番 松下大生議員 登壇] ◎ 1番(松下大生議員)お聞かせをいただいたんですけど,財政部局といたしまして,先ほどから申し上げた事業等々,想定はされているということなんですけど,費用をどれぐらい見ておるのかと言いますのが,こちらもまた次で聞かせていただきたいとは思うんですけど,今,申し上げたような事業を本当にできるのかなというところが思うところがありまして,平準化等々という考え方もあるんですけど,要は先送りというふうなところもあるんですけど,しなければいけない時期というのが確実に来ますので,そちらがちょっと危惧されるところでありまして,午前中,まだ例えば学校であったりすると,教育委員会の方からもまだ全然基本計画ができていないので上がってきていないし,内容が上がってきていない。当然ながら,財政の方にも上がってきていないと思われるんですけど,見込みというのがわかれば,ちょっとお聞きしたいんですけど,総額的なわかる範囲であればお聞かせいただければと思います。               [総務部長 豊栖弘明君 登壇] ◎ 総務部長(豊栖弘明君)松下議員からは,懸案の事業費,事業をいろいろ抱えている分についての,恐らくざっくりしたところでのということでの事業費はどれぐらいかということでございますが,実質的には日峯大神子広域公園整備事業ですと,動き出しておりますので現実22億4,300万円というような金額で出てございますが,例えば学校再編計画に係ります小学校の建てかえとかということになりますと,全くもう学校の規模とか,そういうものについてもまだ未定という段階の中で,事業費については現実では雲をつかむような状態であるというのが現状でございますので,御理解を賜りたいと思います。               [1番 松下大生議員 登壇] ◎ 1番(松下大生議員)まだ計画等々ができていないので,まだ1校も想定も上がっていないし,わからないということなんですけど,近い将来,目の先まで来ていますので,ある程度の想定でしたり,そういったもので計画性を持ってやっていくべきじゃないのかなと思っています。というのが,逆にできるのと,できないのと,計画したけどできない,財政部局もできないということも十分考えられ得ることだと思いますので,そういった点にもまた主眼を置いていただきたいなと思います。  それで,先ほどるる申し上げた公共工事,公共事業を行う際では,現在の本市の財政力では,市税だけで,例えば学校であったりすると3割ちょっと切るぐらいですか,交付税とかが入ったりはすると思うんですけど,多額の市債というのを発行していく必要に迫られてくるんじゃないかなと,ふえていくんじゃないかなと予想されるんですけど,今後,少子・高齢化であったり,人口減少の時代の中,市債残高が増大して,こちらが上がりますと公債費比率が上がりますので,上がることについて未来に負債を先送りにすることになるんじゃないかなと思うところで危惧しているんですけど,これで世代間における負担の公平性,例えば今を生きている世代,まだ次の世代についても,ふえることによって公平性が本当にいけるのかなと思うんですけど,どのように考えられているか,お聞きしたいと思います。               [財政課長 花岡武志君 登壇] ◎ 財政課長(花岡武志君)松下議員から,市債発行に伴う世代間の負担の公平性についての御質問がございましたので,お答えさせていただきます。  議員御承知のとおり,市債は地方財政法第5条の規定により,適債性のある事業への充当財源として活用しているところでございます。道路などのインフラ資産や学校などの公共施設は建設後,将来にわたって利用していただくものでございまして,市債発行自身は世代間の公平性の観点において,将来世代の方へも応分の負担を担っていただくというものでございます。  このような考えのもと,現世代と将来世代の負担のバランスを十分に考慮するとともに,過度な将来世代への負担の先送りとならないよう,計画的な借り入れ,償還に努めていかなければならないものと認識をいたしております。  なお,市債の発行に当たりましては,国の予算編成の動向や地方財政対策等を見きわめる一方,市債残高にも留意しながら,発行に当たってはこれまでと同様,交付税算入率の高い有利な市債を活用するなど,将来を見据えた財政運営に努めてまいりたいと考えておりますので,御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。               [1番 松下大生議員 登壇] ◎ 1番(松下大生議員)市債の性質というものに主に触れていただいたんですけど,市債自体が特段どうこう,世代間の公平性,建物を借金して皆で払っていくという考えのもとなんですけど,それ以外にもまだふえることは決してよくないのです。当然,市債がふえることによって,公債費比率が上がってきましたら,住民サービス等々,低下が懸念されるところもありますから,そういった観点から公平性というところを持っているところであります。  やっぱり,これ何でこんなのを言うかと申しますと,大体今までの小松島市の財政の推移ですか,どの自治体もなんですけど1回緊縮して,またそれできなかった事業がしばらく落ちついて,またしてという繰り返しが大体続いている傾向があるんですよね。その中で今度危惧されるのが,以前小松島市ではありました財政非常事態宣言と,その中で非常に苦しい思いをされたと思うんですけど,住民サービスがもちろん低下する観点から,そういったことがもうなきように努めていっていただきたい,このように考えているところであります。  それで,さきの質問でも少し触れましたけど,市の庁舎,耐震工事をしましたけど,耐震化ができても建物の寿命は延びておりません。これについても,今後,建てかえ,また移転か,こちらも先ほどのお話もあったんですけど,計画というものは多分まだ全然ないというようなところから,ただ近い将来しなくてはならない事業で,その際,多額の費用が想定されます。  また,庁舎の建設に当たっては,国でしたり,県の補助というものは当たらず,自前の資金でやっていかなければいけないのかなというところでありますことから,早い段階から計画を立てると同時に,庁舎建設に関し,基金を積み立てていく必要があるんじゃないかなと考えるんですけど,早い段階から基金の積み立てというものを行っていかないのか,市の考えをお聞きしたいと思います。               [総務部長 豊栖弘明君 登壇] ◎ 総務部長(豊栖弘明君)松下議員からは,庁舎建設に向けての基金の積み立てについての御質問をいただきました。  庁舎の建設に向けまして,一定の基金を,これを積んでおかなければ,なかなか事業化に至らないということは,議員と共通の認識をしてございます。  事業化に向けましても,残りの耐用年数等を考えると,少なくとも15年,20年といったあたりで事業化についての検討をしていく必要があるんじゃないかということも,これは当然考えざるを得ない,考えていくべきことであろうというふうに認識はいたしております。  ただ,基金ということになりますと,これは事業化に向けて財源として充当するということでございまして,できる範囲で財政調整基金に積み立てを行っていくということも,1つの基金の積み立て方でございます。庁舎建設基金というような特定目的基金を増設すべきなのか,あるいは財政調整基金になるべく積み立てを行っていくべきなのか,こうしたあたりについては十分な検討をしていく必要があろうかと思います。  特定目的基金につきましては,一旦積み立てますと,その取り崩しが非常に難しいと,いよいよ庁舎建設の事業になる前の段階では,なかなか取り崩しが難しいということがございますので,ほかの事業への柔軟な財政運営を逆に阻害するということもございますので,十分な検討をしてまいりたいというふうに考えております。               [1番 松下大生議員 登壇] ◎ 1番(松下大生議員)何が起こるかわからないときがありますものね。お金をこっちに積んでおってから,これで使えんという,急に例えば結構なお金が要るという場合もありますので,それは財政調整基金の方に積んでおきたいというふうなことではありました。財布といいますか,基金の内容はどうこうにしろ,お金をちょっと積んでいく必要があるんじゃないかなというところで,ぜひともそういった方向性でいらしていただきたいと思います。  それで,るるお聞かせいただいたんですけど,今後予算規模,例えば毎年,財政シミュレーションで渡していただいたりするんですけど,収支の推移であったりでしたり,歳入歳出といった形でいただいているんですけど,今いただいているのは平成33年分ぐらいまでですか,おつくりになられているのが,この次というのがまだ出ていないような状況なんですけど,こちらの見込みであったり,推移というところを今現状わかる範囲で,予算規模の見込みの推移であったりでしたり,財政運営の考え方について今後どのように考えられているのか,お聞かせいただきたいと思います。               [総務部長 豊栖弘明君 登壇] ◎ 総務部長(豊栖弘明君)今後の財政規模の見通しというような内容での御質問であったかと思います。  国の平成30年度の一般会計予算におきましても,6年連続で過去最大を更新ということで,97兆7,128億円という金額になってございます。主な原因としましては,高齢化を背景とした医療,年金等の社会保障費が急速に伸びているということで,こうした社会保障費は過去最大の32兆9,732億円という,歳出予算全体の約3分の1というような規模になってございます。地方におきましても,ほぼ事情は国と同じような状況でございまして,本市におきましても高齢化対策を初めとする社会保障費関連の各制度の拡充により,社会保障費が高水準で推移しております。  加えまして,先ほど財政課長からも答弁させていただきましたが,かねてかなり財政状況が厳しいときに先送りとなっておりました社会資本の整備関係の大型事業の建設が続いておりまして,平成30年度,本市の当初予算は過去2番目の規模でありました本年度,平成29年度当初予算を上回ってしまったということで,過去2番目,1番目にはなりませんでしたが,2番目を更新という予算規模でございます。  今後,しばらくの間の見込まれる事業等を勘案いたしましても,本年度程度の予算規模というのは何年か,数年間続くものと考えてございます。普通交付税の過誤調整によります減額措置もございまして,特に平成29年から平成32年までの間については本当に厳しい財政運営ということで,しのいでいかざるを得ない時期に来ているということで認識してございます。               [1番 松下大生議員 登壇] ◎ 1番(松下大生議員)お答えをいただきました。  先ほど申し上げたような大型の公共工事,これ以外でも社会保障費,これ,どことも似てはなるんですけど,そうしたものがふえてきて非常に厳しい財政運営が想定されるんじゃないかなというふうな現状についてお答えをいただきました。  この中で,その状況がありつつ,またこなしていかなければいけない事業もある中,それらの状況を踏まえて,財政運営に対する市長の考え方についてお聞きしたいと思います。                [市長 濱田保徳君 登壇] ◎ 市長(濱田保徳君)松下議員の質問にお答えいたします。  今後の財政運営については,少子化を踏まえた今後の幼保,小学校再編や一体化による施設の統廃合や集約化など,人口減少に見合った施設の適正管理等の推進を念頭に,トータルコスト削減による財政負担の軽減,平準化に向けた取り組み等を進めていく必要があると考えております。  引き続き,厳しい財政認識のもと,後年度の負担を考慮し,将来に向けた持続可能な行財政運営を推し進めながら,市民生活の安全・安心の確保に向け,行政サービス水準の維持向上を念頭に,市民が真に必要とする施策や事業に,限られた財源を重点配分することで,さまざまな政策課題への対応を進めてまいりたいと考えております。               [1番 松下大生議員 登壇] ◎ 1番(松下大生議員)御答弁をいただきました。  少子・高齢化に向けて,持続可能なまち,市長もよくおっしゃいますけど,持続可能で簡単に言えば身の丈に合うたというふうな考え方があると思うんですけど,その中できっちりとした運営をしていきながら,市民サービスを一定水準まで保ってやられたいというふうなお話ではありました。  ただ,本当これ先ほどから何回もちょっと申し上げるんですけど,大型公共工事,申し上げたようにやっていけるんかなというのが,やらなければいけないというところもあるんですけど,もう選択と集中といいますか,これ全部が全部,何もかもできるという時代じゃ,フルサービスでいける時代じゃないかなと思いますので,判断としてこれは住民サービスをどう考えるかはわからないんですけど,その中でできない事業というのが出てくると思いますので,そういった財政を将来にツケを残さない財政運営をしながら,市政のためにやっていただきたい,このように願いますのでよろしくお願いいたしまして,それでは以上をもちまして,このたびの私の一般質問を終わりさせていただきます。どうも御清聴ありがとうございました。(拍 手) ─────────────────────────────────────────── ◎ 議長(北野恒男議員)以上で,本日の日程は終了いたしました。  次会の日程を報告いたします。  次会は,7日午前10時再開,議案に対する質疑及び市政に対する一般質問であります。 ◎ 議長(北野恒男議員)本日は,これをもって散会いたします。                午後 5時16分  散 会 Copyright (C) 2005 Komatsushima City Assembly, All Rights Reserved....